2013年退職者会定期総会議案書

2013 年度都高教退職者会総会次第
2013 年度 5 月 25 日(土)13:30~16:00
会場 日本教育会館7階
1
開会
2 議長選出
3 会長挨拶
4 都高教執行委員長挨拶
5 来賓挨拶
6 議事
① 2012 年度経過報告
② 2012 年度決算報告
③ 会計監査報告
④ 役員紹介
⑤ 2013 年度活動方針案
⑥ 2012 年度予算について
ア.総会宣言
イ.特別決議 ・原発の再稼働を許さず、脱原発社会の実現をめざす決議
・オスプレイ沖縄配備に反対する決議
⑦ その他
7 議長解任
8 団結がんばろう
9 閉会
都高教退職者会
千代田区一ツ橋2-6-2
日本教育会館5F都高教
電話 03-3230-216
ホームページ http://tokokyotaisyoku.dokkoisho.com
(都高教退職者会で検索できます)
2013都高教退職者会総会議案書
【Ⅰ】2012年度経過報告
1)活動日誌
4月
5月
6月
7月
8月
9月
都高退教ニュース発行/脱原発学習集会(小出裕章)/お花見/幹事会
メーデー・懇親会/総会招待状発送/幹事会
都高退教総会/日退教関東地区連絡協議会総会/日退教定期総会/幹事会
反原発集会・デモ/都退協役員会/日退教役員会/退職者連合定期総会
/地公退定期総会
都退協総会/退職者連合幹事会/幹事会
地公退高齢者集会/全国高齢者集会/囲碁大会/都高退教ニュース発行
10 月
日退教役員会/退職者連合女性委員会/五者合同学習会/歴史散歩
日退教組織活動交流集会/日退教男女共生委員会/幹事会
11 月
12 月
1月
2月
退職者連合幹事会
日退教沖縄交流団/幹事会
1.27NO OSPREY 東京集会/退職者連合幹事会/会員インタビュー
都退協役員会/都高教会計監査/幹事会
3月
退職者連合男女共同参画集会/都退協宿泊学習会/日退教役員会/
朝鮮学校無償化はずし反対集会/退職者連合幹事会/幹事会
2)総括
◇組織部
○日比谷メーデーに参加、終了後懇親会
○「日の丸・君が代」強制反対裁判等の支援
○後期高齢者医療制度の廃止を求める闘いを日退教・都退協と行った。
○7・16さようなら原発10集会に参加した。
○1・27NO OSPREY 東京集会に参加した。
○3・30朝鮮学校の生徒に高校無償化の適用を求める集会に参加した。
○会員増加対策として、退職予定者に入会勧誘文書「都高教退職者会へのご招待」を都
高教分会の協力を得て配布した。
◇財政部
○財政危機を回避するため、財政支援カンパを要請した。
◇福利厚生部
○東京歴史散歩を実施した。
○囲碁大会を実施した。
○都退教協と合同で花見を実施した。
◇広報部
○年2回ニュースを発行した。
○広告同封で送料負担を軽減した。
○ホームページを立ち上げた。
【Ⅱ】2013 年度都高教退職者会活動方針(案)
1) はじめに
① 昨年末の衆議院選挙により、安部内閣による自公政権が復活しました。通常国会冒頭
の所信表明演説で阿部首相は、憲法、原発、TPP、沖縄の普天間基地移転の問題等に一
切触れず、わずか20分の異様なものでした。出発した自公政権は、夏の参議院選挙を
意識し、課題を先送りして、その真の姿を隠す戦術をとろうとしていますが、憲法 96
条の改定にふれて、容易に改憲ができる道をつくろうと画策しています。
② 民主党政権誕生によって「年次計画要望書」は廃止され、郵政民営化も見直されるこ
とになった中で、アメリカは、自民党政権復活を機に修正を迫ってきました。安部首相
が訪米し、日米首脳会談が行われましたが、オバマ大統領との共同記者会見は行われず、
安部首相の単独記者会見となりました。安部首相は「日米同盟の強い絆が戻ってきた」
と主張していますが、原発ゼロをめざす民主党政権の方針を見直して米国が望む原発維
持を表明したこと、アメリカ軍の普天間基地を早期に辺野古に移設すること、アメリカ
製兵器購入・防衛予算の増額と集団的自衛権の行使、ハーグ条約加盟への努力、そのう
えで TPP(環太平洋連携協定)交渉への正式参加表明に見られるように、アメリカの主
張をことごとく受け入れました。
③ 生活保護費の切り下げ、子供手当の廃止、高校授業料無償化の見直し等々、格差が拡
大する政策が打ち出されています。年金の切り下げ、消費税の導入、高齢者医療費の切
り上げの路線が敷かれ、高齢者や弱者への攻撃が続きます。
④ 自民党は、教育再生本部を発足させ、「5歳児教育の義務化と6・3・3・4制の見
直し」
「大学入試・大学教育の見直し」「高校卒業から大学入試のギャップタームの導入」
「公教育を国の責任下に置く教育委員会制度の抜本見直し」「教科書検定基準の改定」
等それぞれ分科会を設け、参議院選挙を待って「教育再生」を一気に具体化しようとして
います。
⑤
現在、日本にある米軍基地の約 75%が沖縄に集中しており、日本にいる約4万人の
アメリカ兵のうち、60%以上が沖縄に駐留しています。県下41市町村のうち21市町
村に米軍基地があり、米軍基地の沖縄本島に占める割合は、約5分の1を占めています。
中でも嘉手納町には東アジアで最大の基地があり、町面積の約 83%を基地で占められ
ています。基地による生活破壊や、米兵による事故や犯罪は深刻なものがありますが日
米地位協定があり、犯罪者は日本に引き渡されることなくひそかにアメリカ本国に送還
されるケースは少なくありません。
⑥ アメリカ国防総省は 2012 年 10 月沖縄県宜野湾市の普天間飛行場に、ヘリコプター機
CH-46 にかえて MV-22・オスプレイの配備を強行しました。さらにオスプレイを、2015
年 3 月までに 24 機を導入する計画であると発表しています。墜 落 事 故 が 絶 え ず 、米
国 の メ デ ィ ア も「 空 飛 ぶ 恥 」「 未 亡 人 製 造 機 」と 揶 揄 さ れ る オ ス プ レ イ 。こ の
配備に反対していくとともに、日米地位協定の見直し、普天間基地の辺野古
への移転に反対し、米軍基地の国外移転へのとりくみを進めていく必要があ
ります。
⑦ 突如引退した前石原知事にかわり、猪瀬氏が都知事に就任しました。猪瀬新都知事は、
初めての予算編成にあたって、「東京が心臓であり、東京が日本を支えていくというメ
ッセージを発して知事になったとして、国や民間を動かし、新たな東京モデルを発信し
ていく、先駆的な取り組みや都民の安心安全を守る取り組みに財源を重点的に投入する
こととした」として胸を張っていますが、都税収入増分は基金として残し、実行にスピ
ードを求めても、新たな施策の提案はありません。教育政策についても、これまでの姿
勢で臨む態度です。
⑧
3.11大震災による被災地の地元産業の再建・復興は進まず、人口の流出は止まっ
ていません。津波の被害が大きい石巻市や陸前高田市など沿岸部では、住民は県外に、
あるいは内陸部に移動していき、人口は減少しつづけています。地域住民の定着、日本
の食を支える地域産業の一刻も早い復興が望まれます。
⑨ 福島第一原発事故により放出された放射性物質は、大きく地球を汚染しました。とり
わけ福島県の受けた被害は甚大で、県外への避難民全員が住民票を移すと想定すると、
2040年の人口は、約40%減少し、高齢化率は25%から39%になると朝日新聞
デジタル版は伝えています。
⑩
爆発事故を起こした福島第一原発の1号機から3号機の原子炉は全て溶けて落ちて
しまい、核燃料の存在すらいまだわかりません。4 号機の燃料プールにある 1535 体と
いう膨大な使用済み燃料は、取り出し作業が始まるまでに今後1年はかかるという状態
です。
⑪ 大飯原発の再稼働に続き、四国電力伊方原子力発電所、九州電力川内原子力発電所を
動かそうとする動きがみられます。世界では、脱原発を決めたドイツをはじめ、アメリ
カからは、『米電力最大手デューク・エナジーは、フロリダ州にあるクリスタルリバー
原子力発電所を廃炉にすると発表した。同原発は補修中だったが、費用が巨額で再稼働
が困難と判断した。11 年3月の東日本大震災以降、原発に対しては安全性やコスト面
で逆風が強まっている。米原発の廃炉決定は、昨年 10 月にドミニオン・エナジーが決
めたウィスコンシン州の原発に続く』と伝えてきています。地球上の大きな地震の4割
が集中する日本で、原子力発電所の稼働は危険極まりなく、脱原発社会の構築が強く求
められます。
⑫
社会保障・税一体改革の名のもとで進められる年金改悪は、厚生年金への統合で共済
年金の 3 階・職域部分が削られて、恩給部分が削減されました。特例水準の解消で、今
年 10 月から 2015 年 4 月にかけて2.5%・7万円を超える年金削減が行われようとし
ています。特例措置が解消される 2015 年以降、基礎年金部分にもマクロ経済スライド
を適用する動きもあり、年金受給者へは厳しい状況がひかえています。高齢者の中で、
収入を年金だけにたよる割合は70%を超えています。防貧機能を持つ年金の切り下げ
に強く反対していきます。
⑬ 厚労省社会保障審議会保険部会では、70歳代前半の医療費一部負担について、現在
の1割から2割負担にする方向で結論が出されようとしています。70歳~74歳の医
療負担が一人当たり4.7万円から7.6万円に増えると、厚労省は試算しています。こ
うした世代の健康管理は、その後の健康維持・生活維持にとって重要です。安心して老
後を送るために、医療制度の改善を求めていきます。
⑭
私たちは、政府・厚労省の言う世代間格差の是正ではなく、所得格差の是正、所得再
分配機能の強化を求めていきます。所得格差の是正には雇用の安定が最も大切であり、
労働者派遣法の改正を求めます。
⑮ 都高教退職者会は、首都圏という立地条件から、政府・国会など関係機関への請願・
要請行動等の動員が求められます。日退教をはじめ退職者諸組織や日教組と連携して積
極的に取り組みます。
⑯
年金制度の改悪後、原則的に定年イコール退職とはならず、退職者会への新規加入者
は減少し、高齢者の死亡は増えて、会員数は漸減傾向にあります。そのため、財政はも
とより、諸活動・運動が次第に停滞しつつあることは否めません。会員数を増やすには
どうしたらよいか、各県単会の経験を学び、現職組合に協力をお願いし、智恵をしぼり、
アイデアを出し合って組織拡大に努めます。
2)2013 年度の重点目標
◇憲法改悪阻止!
○憲法を破壊する「96条改定」に反対し、憲法改悪を許さないとりくみをすすめます。
○日の丸・君が代」強制に反対し、裁判闘争を支援します。
○米軍再編・基地強化を許さず、普天間基地の撤去、海外移設をめざしてとりくみをす
すめます。
◇原発の再稼働を許さず、エネルギー政策を転換させ、脱原発社会をめざしてとりくみま
す。
◇社会保障の充実をめざします。
○後期高齢者医療制度廃止を実現し、年金・医療・介護などの福祉制度や税制の改善に
とりくみます。
○格差社会の是正を求め、社会保障を充実させ、消費税に反対します。
◇会員の親睦・交流を深め、組織の拡大にとりくみます。
3)具体的な取り組み
◇組織部
○退職予定者に勧誘リーフ「都高教退職者会へのご招待」を配布する等、会員拡大にと
りくみます。
○憲法96条の改悪を阻止し改憲を許さないため、憲法学習会を企画するとともに、憲
法改悪阻止集会等への参加、
「憲法理念の教育基本法の会」運動を日退教の仲間ととも
に進めます。
○危険で実現不可能な高速増殖炉は直ちに廃止し、すべての原発を停止し、廃炉にする
よう求め、脱原発学習会を企画するとともに、集会等に積極的に参加します。
○オスプレイ配備・飛行訓練に反対し、普天間米軍基地の固定化を許さず、
撤去を強く要求し、辺野古新基地建設に反対します。沖縄との連帯を深めるため日退
教の沖縄交流団派遣に積極的に参加します。
○「日の丸・君が代」強制反対裁判闘争等を支援します。
○日比谷メーデーに参加します。
○「都立高校の自由をとりもどす会」を支援します。
○日退教・各県退教・都退協と連帯してとりくみます。
◇財政部
○財政難対策として、都高退教ニュースの広告主を開拓します。
○活動継続のために会員にカンパを呼びかけます。
◇福利厚生部
○高齢者医療制度改革をすすめ、後期高齢者医療制度の廃止をめざします。
○年金制度の改善にとりくみます。
○「介護共生社会」をつくりあげる社会的介護をめざし、介護保険法の改善にとりくみ
ます。
○囲碁大会・東京歴史散歩・お花見を行います。
◇広報部
○ホームページの内容充実にとりくみます。
○都高退教ニュースを年2回発行します。
○都高教新聞を都高退教ニュースに同封します。
○「会員の声」を増やします。
○広告同封で送料を減額する取り組みを続けます。
3)
都高教退職者会 2013 年度役員名簿
会
長
副 会 長
事務局長
幹
事
会
計
会計監査
平岡
拝田
寺井
愛甲
山田
上田
良久
明・菅 豊
律子
哲郎・小野 啓一・川口
進
実・柿沼美紀江
名誉会長
担当執行委員
川上
小嶋
淳
広行
政利・河野
亮玄・後藤
康彦
総会宣言
昨年 12 月総選挙は、改憲を掲げる自民党が圧勝し、日本維新の会とあわせると衆議院の3分の
2議席を大きく超える結果となりました。7月の参議院選挙で彼らの議席を増大させてしまえば、
改憲が政治日程に登場することは必至です。すでに、安倍政権は、改憲発議を3分の2から過半数
に引き下げる憲法 96 条改定に積極姿勢を見せています。
日本国憲法は、すべての人々が個人として尊重されるために、最高法規として国家権力を制限し、
人権保障をはかるという立憲主義の理念を基盤としています。憲法には、国民に保障される様々な
権利が明記され、その権利を侵害させないため政府・国会議員・公務員に対してだけ憲法尊重義務
が求められています。しかるに、安倍政権は、憲法理念を形骸化し、三大原則である「恒久平和主
義」
「国民主権」
「基本的人権の尊重」を事実上否定する憲法「改正」に向けて大きく動き始めてい
ます。「自民党憲法草案」は、天皇の元首化、国防軍の創設、集団的自衛権の行使、日の丸・君が
代の遵守義務、「基本的人権の抑制」、「公益および公の秩序」の強調など前近代的内容です。
私たちは、「9条を守るたたかい」と同時に「96 条改定阻止のたたかい」の輪を早急に広げてい
くことが必要です。
東電福島原発の大事故から2年。大規模な被害は、福島県にとどまらず東日本の広い範囲に及び、
今なお進行中であり、いつ終息するとも知れない深刻な状況が続いています。さらに、福島県の子
ども 38000 人中、3人が甲状腺がんと確定され、さらに7人に悪性腫瘍の疑い(確立90%)があ
ります。まだ 142000 人の検査結果はだされていません。また、新聞報道によれば、この夏の電力
は、原発を再稼働しなくても余力があります。
にもかかわらず、財界の要請を受けた安倍政権は、「原発ゼロを見直す」と公言し、原発再稼働
に前のめりの姿勢をみせています。エネルギー基本計画を議論する総合資源エネルギー調査会総合
部会を改悪し、15 人の委員の中で脱原発派はわずか2名という露骨な原発推進シフトにしました。
安倍政権は、7月の参議院選後は、原発の再稼働に邁進することは確実と思われます。わたした
ちは、東電福島原発事故の教訓を生かし、未来ある子どもたちに、安心して暮らせる原発のない社
会を作っていく責任があります。
私たちの年金は、厚生年金への統合で共済年金の 3 階・職域部分が削られて、恩給部分が削減さ
れました。特例水準の解消で、今年 10 月から来年4月にかけて 2.5%・7万円を超える年金削減が
行われようとしています。特例措置が解消される 2015 年以降、基礎年金部分にもマクロ経済スラ
イドを適用する動きもあり、厳しい状況がひかえています。高齢者の中で、収入を年金だけにたよ
る割合は70%を超えています。防貧機能を持つ年金の切り下げに強く反対していきます。
厚労省社会保障審議会保険部会では、70歳代前半の医療費一部負担について、現行の1割から
2割負担にする方向で結論が出されようとしています。70歳~74歳の医療負担が一人当たり4.
7万円から7.6万円に増えると、厚労省は試算しています。安心して老後を送るために、医療制
度の改善を求めていきます。
7月に予定されている参議院選挙は、日本の将来を決する極めて重要なものです。私たちは、平
和憲法を守り、脱原発社会の実現、参議院選挙における改憲勢力過半数阻止のために取り組みます。
以上宣言します。
2013年5月25日
都高教退職者会定期総会
オスプレイ沖縄配備に反対する決議
アメリカ軍は、技術的に完成されたとはいえない垂直離着陸機( VTOL)通称オスプレイ
を、昨年 10 月、沖縄に 12 機、強行配属しました。オスプレイは事故が多いといわれてい
ますが、事故情報は十分に公開されているとはいえません。また、オスプレイは回転翼(プ
ロペラ)を垂直から水平にするとき、揚力がなくなる瞬間が存在する飛行機です。そのた
めアメリカ本土では人口密集地域での飛行訓練はなされていません。ところが、今回、配
属が強行されたのは、住宅地域のど真ん中にあり、世界一危険だといわれている普天間基
地です。
日米政府は、揚力がなくなる瞬間のある訓練は市街地上では行わない約束を交わしまし
た。しかし、約束に反して、市街地の上空でこの危険な訓練飛行が繰り返し行われていま
す。もし墜落事故が発生した場合、大惨事になることは必至です。
このような危険な訓練は沖縄だけでなく、本土でも 3 月から訓練が始められ、低空飛行
訓練が目視されています。十分な情報がないまま、なし崩し的に配備、訓練が進められて
います。
また、オスプレイの配備によって、米国海兵隊の行動半径は現在の 4 倍に拡がります。
このことは、東アジアの緊張をさらに高めることにつながります。
沖縄県民大会実行委員会は、1月27日午後、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂で、
オスプレイ配備撤回を求める集会を開きました。この集会には、沖縄41市町村の全首長
と議会議長、県議らが参加し、全員がオスプレイの配備の不安を訴え、反対を表明しまし
た。
集会後は銀座へデモ行進し、オスプレイの危険性と沖縄配備による基地負担増の実態を
全国に訴えました。
私たちは、沖縄をはじめとする地元住民の反対運動を支援し、危険なオスプレイの配備
と訓練強行に反対をします。
以上、決議します。
2013 年 5 月 25 日
都高教退職者会定期総会
原発の再稼働を許さず、脱原発社会の実現を目指す決議
東京電力福島第一原子力発電所の事故は福島県民の意識を変えました。私たちと世界の
人々の意識を変えました。
原発と人間は共存できないこと、原発は安全でないこと、原発事故は大量の放射能を放
出すること、原発事故は多くの犠牲者を生み出すこと、原発事故は癌など多くの病気を引
き起こすこと、原発事故は排水処理・廃炉など長期に困難な作業が必要になること、原発
は不経済であること、電力会社も政府も原発を運転する能力がないこと、原発は一斉に止
まる不安定な電源であること、原発は大地震・津波そして戦争、テロに弱いこと、原子力
ムラの学者がいいかげんなこと、原発は情報を隠さざるをえない非民主的存在であること、
原発がなくても電気は足りていることなど、東電福島第一原発事故は白日の下に明らかに
しました。
それでも、原子力ムラはゾンビのごとく蘇えろうとしています。原子力ムラは巨大産業
である原発に寄生してきました。彼らは原発を推進してきた自らの責任を放棄し、再び原
発推進の立場から原子力規制庁を批判しています。原子力規制庁は5月 10 日にパブコメを
終了し、7月の新規制法の施行を急ぎ、再稼働に向けての準備を進めています。自民党安
倍政権は、原子力規制庁をけん制しつつ、東京電力の誤りを容認し、責任を一切追及しま
せん。安倍政権は自らが原発を推進し、事故を引き起こした責任に全く頬かむりし、参議
院選挙後の原発の再稼働に向けて牙を研ぎつつ、トルコなどへの原発輸出を先頭になり推
進しています。
彼らは国民の福島原発事故と脱原発意識の風化を待っています。私たちは福島原発事故
の教訓に学び、子供たちの未来を守るために、脱原発社会を一刻も早く実現しなくてはな
りません。
まず、大飯原発を止めましょう。事故続きの危険で不経済な高速増殖炉もんじゅと再処
理工場を止め、核燃料サイクルを止めさせましょう。再生可能なエネルギーへの転換を進
め、抑圧的で人間の尊厳と両立しない原発を止め、自然と共存する社会を実現しましょう。
以上決議します。
2013年5月25日
都高教退職者会定期総会