1 2005 自動車部品生産システム展 05.6.17 東京ビッグサイト 607・608会議室 (社)日本自動車部品工業会における 間接材 e-マーケット について (社)日本自動車部品工業会 電子情報化委員会 EDI検討会 委員長 牧野 成憲 1.(社)日本自動車部品工業会とは 理事会 (社)日本自動車部品工業会……略称 部工会 JAPIA:Japan Auto Parts Industries Association 政策委員会 総務委員会 会員総数(正会員/準会員):約460社 会員の自動車部品出荷額 :約14.4 兆円 国際委員会 総合技術委員会 ※正会員:自動車部品の製造会社 ※準会員:自動車部品の販売会社ほか 環境委員会 98年設立 電子情報化委員会 幹事会 中小企業施策委員会 特定業種委員会 関東・中部・関西支部理事会 EDI検討会 CAD研究会 2 2−1.日本の自動車業界における標準化 今後 従来 3 自動車メーカー 自動車メーカー 一次部品 メーカー 二次・三次部品メーカー 業界のグローバル化に対応した ・ネットワークの標準化 ・取引き情報の標準化 がますます重要となっている。 標準(JNX) 一次部品 メーカー 二次・三次部品メーカー 関連業界 販売店 個別企業の活動では 限界がある。 業界としての取組みが 必要となってきた。 2−2.日本の自動車業界における標準化 (社)日本自動車部品工業会 部工会 部工会 一次部品メーカーを中心とした 約460社の業界団体 (社)日本自動車工業会 自工会 自工会 電子情報化委員会 電子情報化委員会 トヨタ・日産・本田など 自動車メーカー14社の業界団体 電子情報委員会 電子情報委員会 ネットワークの標準化 幹事会 幹事会 企画部会 企画部会 取引き情報の標準化 EDI検討会 EDI検討会 (UN/EDIFACT) EDI部会 EDI部会 取引き情報の標準化 CAD研究会 CAD研究会 4 (CAD情報交換) CAD部会 CAD部会 UN/EDIFACT:United Nations rules for Electronic Data Interchange For Administration, Commerce and Transport ※国連欧州経済委員会(UN/ECE)が管理する国際EDI標準 5 3.ネットワークの標準化 ・00年10月の開設以来、堅調な伸び ・自動車業界の主要企業だけでなく周辺業界も参入 接続社数 目標 1,300 1,500 1,006 1,000 738 429 500 261 60 0 00年度 01年度 02年度 03年度 04年度 05年度 00.10∼01.3 ∼02.3 ∼03.3 ∼04.3 ∼05.3 ∼06.3 4−1.JNXにおける新たなニーズ(03年度) 業界の共通(標準)ネットワークが完成 得意先別に重複していた通信費コストダウンを実現 新たなる業界標準サービスの創出 自動車メーカー 部工会 JNX JNX 一次部品 メーカ 二次・三次部品メーカ 農建機メーカー 他 6 4−2.JNXにおける新たなニーズ(03年度) “e-マーケット”による 間接材調達コストの削減 売上総額(兆円/年) 15 14.4兆円 14 直接材(材料) 8% 13 間接材 25% 2兆円 12 調達総額 9兆円 98 99 00 01 02年度 直接材(部品) 67% 7 5.間接材e-マーケットの構想 8 間接材調達サイト(e-Market place) ・JNXユーザーであれば、 安く/簡単に間接材を調達できる。 ※間接材 : パソコン、OA機器/文具 (副資材) 計測器、汎用工具など JNX JNX ・部工会主導でeMPを構築して、 調達ビジネスプロセス カタログデータベース などの標準化を推進する。 JNXの付加価値を増大し、 中小部品メーカーのJNX接続 を促進する。 社内一般ユーザー 社内購買担当 社内管理サーバー 社内一般ユーザー 6−1.間接材e-マーケット構築の活動 9 (1) 部工会e-Market Place構築の考え方 【部工会の主要メンバー】 【部工会eMP】 Step2 【仕入先】 x工場 部工会標準品 電子カタログ JNX JNX A本社 Step1 電子 カタログ化 共通仕様の品物を選定し、 低価格化を実現 製品限定 y工場 集中化 B社 Step3 利用 JNXを通じて 標準品を購入可能 【中小の部工会メンバー】 ・生産活動に直接関与しない 汎用品(間接材)が対象 ・仕入先と協調 (営業システムとの連携を主眼) 6−2.間接材e-マーケット構築の活動 10 (2) 部工会e-Market Place構築のための検討ステップ(03年度活動) 対象品目群の決定 対象アイテムの決定 購入価格の交渉 各社購入条件の把握 部工会標準品の決定 部工会見積書の作成・発信 各社コストダウンのシュミレーション 仕入先の決定 最安値の仕入先を 指定・電子カタログ化 購入 共同購買品を購入 部工会全体のコストダウンの把握 フィードバック 部工会標準のアイテム に集約 (クレンジング作業) 各社購入量・仕入先の把握 基本的な﹁E調達WG﹂の流れ ターゲットアイテムの選定 各社購入実態の調査 品目の属性の統一 フィードバック 部工会標準カタログから購入する 購入品目の選定 品目の分類方法の統一 共同購買カタログの作成 eMPシステムの検証 購入諸条件の決定 活動到達目標 7−1.04年度活動(トライアル) (1) 概要 04年度活動として、JNX上に部工会eMPを構築する。 ・04年度上期に、複数の部工会標準品を購入する トライアル(実証実験)を行う。 →電子カタログによる間接材購買 →eMPシステムによる管理(集中)購買 →部工会標準品の制定による仕入先との連携 (コピー用紙、トナー/インクカートリッジ等) ・部工会eMPシステムは、部工会の委託を受けた システム会社が提供する。 ・04年度下期の本稼動を目指す。 11 7−2.04年度活動(トライアル) (2) 推進体制 eMPトライアルWG メンバー:部工会主要21社、標準品提供業者6社、JNXセンター 取り組み事項 :部工会eMP全体の意思決定 電子カタログの維持管理規則/体制作り サプライヤSWG メンバー:トッパンフォームズ、富士ゼロックス、キャノン販売、エプソン販売 ビズネット、コクヨ 取り組み事項 :サプライヤの部工会eMP参加規約の作成 各社受注システムとのインターフェース規約の作成 バイヤSWG メンバー:アイシン精機、カヤバ工業、日本ケーブルシステム、デンソー 取り組み事項 :バイヤの部工会eMP参加規約の作成 各社経理システムとのインターフェース規約の作成 12 13 参考:部工会eMPにおけるカタログ購買機能 [買い手] 部工会eMP [仕入先] 部工会カタログ A社 標準品提供 サプライヤ ・トッパンフォームズ ・富士ゼロックス ・キャノン販売 ・エプソン販売 ●標準品カタログ アイテム数を厳選 (対象:紙,トナー,インク) ●一般品カタログ 事務用品等の約1万点のアイテムを取り扱う。 商品を選択すると各社のサイトにリンク。 B社 インターネット (リンク) 各社個別カタログ 希望会社 地場の仕入先とカタログ購買を実現 各社のニーズに応じ構築 C社 A社カタログ C社カタログ トッパンフォームズ コクヨ ビズネット 全国規模 大口eサプライヤ (3社) カタログサイト <カタログアイテム数> 1 2 3 4 5 6 7 分類 アイテム数 ファイル 1,786 筆記具・修正用品 794 デンソーの仕入先 文具・事務用品 1,549 ノート・紙製品 アイシンの仕入先 793 OA・事務用機器 1,371 パソコン関連用品 1,978 オフィス生活用品 1,235 計 9,506 14 7−3.04年度活動(トライアル) (3) 活動スケジュール ◆トライアル期間は04.4∼12月。(→05.1本稼動) ◆6月より標準品カタログ購入を開始。 10月より一般品カタログ購入を開始。 4 WG活動(全体会合) 5 6 ★4/27 ★6/1 7 2004年 8 9 10 ★7/12 ★8/5 ★9/14 11 12 ★ ★ 10/26 11/30 2005年 1 2 3 ★ 1/24 トライアル期間 本稼動(05.1∼) ■トライアル シ ス テ ム 活 用 ・システム接続準備 ①標準品(カタログ)購入 ②一般品(カタログ)購入 ■eMPシステム整備・改訂 ★購入開始 ☆実績評価 準備 ★購入開始 ☆実績評価 準備 トライアルを通じ、課題に対応したシステム改訂を実施(04.12完成) 15 7−4.04年度活動(トライアル) (4) 活動評価 商流 ⅰ:問題なし ⅱ:問題あり 物流 納期 対応 金流 システム 9社 1社 →請求書発行遅れ ⅰ:問題なし ⅱ:問題あり ⅰ:問題なし ⅱ:対応可能 ⅲ:問題あり 6社 3社 →早く納品された、遅れて納品された 4社 3社 →キメ細かいサービスはないが対応可能 2社 →守衛所で商品が止まった(配送先トラブル) ⅰ:問題なし ⅱ:問題あり ⅰ:問題なし ⅱ:問題あり 6社 1社 →請求書発行遅れ 8社 0社 致命的な課題はなく、サブライヤとトラブル防止について対応完了 8−1.本番運用について 部工会eMPの主な特徴 ・セキュアなJNX上で運営される間接材の カタログ調達システム ・部工会が監督/推奨する管理購買ツール ・安価な部工会標準品 →サプライヤーの特別価格 (部工会eMPでの中間マージンなし) →全国一律価格、配送料なし 16 17 8−2.本番運用について (社)日本自動車部品工業会 (社)日本自動車部品工業会 電子情報化委員会 電子情報化委員会 幹事会 幹事会 ・eMPの健全な運営のため、部工会内に協議会 を設置する。 ・定期的に主要ユーザーにて、部工会標準品及び 一般カタログの選定を行い、永続的/発展的なeMP 運営を目的とする。 部工会eMP運営協議会 部工会eMP運営協議会 委員:主要ユーザーの部次課長(調達部門) JNXセンター 部工会eMP運営会社 電子タグ実証実験研究会(予定) 電子タグ実証実験研究会(予定) EDI検討会 EDI検討会 CAD研究会 CAD研究会 【主要ユーザー :12社】 デンソー、ボッシュAJ、愛三工業 アイシン精機、曙ブレーキ工業 カヤバ工業、ショーワ、太平洋工業 東海理化、日本ケーブルシステム 矢崎総業、ユニプレス 18 部工会からのお願い ・部工会が推進する間接材eMP へのご参加をご検討下さい。 ※JNXユーザーであれば参加可能です。 ・業務系ネットワークとして JNXの活用をお願いします。
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