エステティック事業者が知っておくべき 関連法令とエステティック業統一

エステティック事業者が知っておくべき
関連法令とエステティック業統一自主基準
一般社団法人日本エステティック業協会
エステティック業と法令の関係①
・エステティック業は、その施術サービス内容や契約内容に関して、
独自の法令により規制されている訳はなく、エステティックに関連
する法律により、間接規制されている。
・反面、エステティック業は、「施術行為を通じて、人が健康で美しく
あることに貢献する業」として、2002年3月、日本標準産業分類
に、独立したサービス業として、定義・登録。(分類番号:7892)
定義:手技又は化粧品・機器等を用いて、人の皮膚を美化し、
体型を整えるなどの指導又は施術を行う事業所をいう。
エステティック業
独立したサービス業 (日本標準産業分類)
エステティック業法 エステティシャンの身分(国家資格)
エステティック業と法令の関係②
エステティック業に関連する法令③
・1999年施行の訪問販売法(現・特定商取引法)、割賦販売法の
改正により、エステティック業は「指定業種」とされ、営業に関し、直接
規制を受けることになった。
・継続的役務提供業者に対する「禁止事項・義務事項」が強化。
・特定商取引法及び割賦販売法が大幅改正、2009年12月より
施行。( その間、2002年4月、個人情報保護法が施行。)
強化
安心
安全
消費者保護
コンプライアンス
(法令遵守)
*関連法令
*自主基準
サロンのトラブル Q&A
【Q1】
契約書面を交付し、受領書にも署名・捺印したお客様が、契約書
を持ち帰るのを忘れてしまった。この場合、クーリングオフ期間の起算
日はいつになるのか?
【Q2】
10万円以上の契約をした新規会員には、キャンペーンとして通常3
万円の化粧水を1万円で販売したところ、エステコースのみクーリング
オフするとの通知が届いた。エステコースを解約するならキャンペーンの
適用外として化粧水の差額2万円を支払うよう請求できるか?
【Q3】
通常30万円のエステコース(30回分・1回:1万円)をキャンペーンとし
て、15万円で契約した顧客が、10回の施術を受けた時点で中途解
約の申し入れを行った。 サロン側はどのように清算をするのか?
【Q1】
契約書面を交付し、受領書にも署名・捺印したお客様が、契約書を持ち
帰るのを忘れてしまった。この場合、クーリングオフ期間の起算日はいつにな
るのか?
・特定継続的役務提供契約に当たる。 (特商法41条1項1号)
・契約書面を受領した日が起算日となり、この日から8日以内に契約を
解除できる。=クーリングオフ(特商法48条1項)
ここがポイント
特商法が契約書面の受領日を起算日としたのは、クーリングオフできることを
伝えたことを客観的に確認できるからであり、契約書面を交付し、きちんとク
ーリングオフできることを伝えたからには、仮にそれを持ち帰らなかったとしても
交付した日が起算日となる。
単に契約書面を交付するだけでなく、その内容の説明をきちんとすることが
肝要。
【Q2】
10万円以上の契約をした新規会員には、キャンペーンとして通常3万円の化粧水を1万
円で販売したところ、エステコースのみクーリングオフするとの通知が届いた。エステコース
を解約するならキャンペーンの適用外として化粧水の差額2万円を支払うよう請求でき
るか?
・特定継続的役務提供契約に伴い商品がセット販売されることが多いため、健康
食品、化粧品、石鹸、浴用剤、下着、機器等については「関連商品」としてクーリ
ングオフできるとされている。(特商法48条2項)
・エステコースの契約とは別に関連商品の契約についてもクーリングオフできるので、
通常は2つの契約を解除するが消費者によっては、一方だけを解除することも有り
うる。
ここがポイント
・サロン側としては、エステコースを解約するのであれば『キャンペーンの適用外』と
して、販売価格との差額を請求したいところだが、エステコースと関連商品販売
は別個の契約のため差額の請求はできない。
・仮にエステコースを解約した場合は差額を負担してもらうと契約書に記載し、消
費者からの了承を得ていたとしてもクーリングオフや中途解約を不当に制限する
合意とみなされ無効とされる可能性が高い。
・サロン側はエステコースのみ解約されるリスクを考えてキャンペーンや関連商品の
価格設定をすべき。
【Q3】
通常30万円のエステコース(30回分・1回:1万円)をキャンペーンとして、15万円
(30回分)で契約した顧客が、10回の施術を受けた時点で中途解約の申し入れ
を行った。 サロン側はどのように清算をするのか?
・特定継続的役務提供であるエステコースはいつでも中途解約できる。
この場合、請求できる損害賠償金(又は違約金)は原則2万円
役務提供開始後であれは、2万円と契約残額の10%のうち何れか
低い額(特商法49条1項、2項)
ここがポイント
○ 5,000円×10回
× 10,000円×10回
■清算の計算式
①契約残額=契約総額-既に提供済・10回=150,000円- 50,000円
=100,000円
この金額の10%
②違約金 =20,000円と契約残額の10%のうち何れか低い額=10.000円
③清算金額=契約残額-違約金
=100,000円-10,000円=90,000円
エステティック業に関連する法令
エステティック業に関連する法令①
■保健医療関係法令
■一般民事関係法令
・医師法
・民法
・あん摩マッサージ指圧師
・商法、など
はり師きゅう師等に関する法律
■社会・経済関係法令
(あはき法)
・消費者基本法
・理学療法士法及び
・消費者契約法
作業療法士法
・割賦販売法
・栄養士法、など
・特定商取引法
・不当景品類及び不当表示防止法
■生活衛生関係法令
(景表法)
・美容師法
・個人情報保護法、など
・理容師法
・公衆浴場法、など
■薬務関係法令
・薬事法
・薬剤士法、など
■不適正取引防止等に関する条例
・消費生活条例、など
エステティック業統一自主基準とは
統一自主基準は、各エステティック業界団体に加盟する事業所が
中心となり、
エステティックに関連する法令を遵守し、適正な営業を行い、
消費者が安心して施術サービスを受けられるサロンを目指し、
エステティック産業全体の健全な育成・発展に寄与する
ために定めたもので、エステティック業の特徴と関連する法律を踏まえ、
業界全体が主体的に
①関連する法律の理解を深め、これを遵守し、
②消費者の安心・安全を確保し、
③契約等のトラブルを防止し、取引の適正化を図り、
④人材育成や自己研鑽の必要性、
などを明文化したもの。
エステティック業界団体構成図
所管
(2013年11月現在)
指導
サロン・機器・
エステティシャン
試験制度の各
認証事業
指導
支援・協力
協力関係
統一自主基準の策定
試験制度
認証付与
協力
10
日本エステティック
協会
日本エステティック
業協会
日本エステティック
工業会
日本全身
美容協会
日本エステティッ ソワントータルビ
ク試験
ューティ試験セ
センター
ンター
エステティック業統一自主基準の内容①
Ⅰ エステティックの定義
Ⅱ 日本エステティック振興協議会 倫理綱領
Ⅲ エステティック業に関連する法令
Ⅳ サロン遵守事項
1.営業に関する事項
(1)継続的役務提供の契約内容
*期間、回数、金額
*未成年者との契約
*クーリング・オフ
*中途解約
(2)誘因、販売に関する遵守事項
*広告表示
*その他の誘因、販売
特に重要
エステティック業統一自主基準の内容②
営業
Ⅳ サロン遵守事項
2.施術に関する事項
3.施設、設備に関する事項
4.衛生に関する事項
5.教育に関する事項
(1)事業者
(2)エステティシャン
施術
衛生
サロン
遵守事項
施設・設備
教育
Ⅴ 統一自主基準違反又はその恐れのある場合の対応
消費者契約法
・商品やサービスの契約をめぐるトラブルから消費者を守ることを目的とし、
2000年に制定。
・2001年4月1日施行以降に締結された全ての消費者契約に適用。
・消費者の利益を一方的に害する契約条項は、一定の場合無効になる。
・契約の際、事業者が消費者の自由な意思決定を妨げた場合、その契
約を取り消すことができる、
■契約取り消しの対象となる行為
*不実告知
契約を締結する上で、重要なことについて嘘をつく。
*断定的判断提供 将来どうなるかわからないことについて、確実である
という説明を行う。
*不利益事実の不告知 消費者にとって有利な点ばかりを強調し、
不利益になることを伝えない。
*不退去
自宅や職場に押しかけ『帰ってくれ』等と言った
にも関わらず帰らない。
*退去妨害
『帰りたい』等と言ったにも関わら帰さない。
不当景品類及び不当表示防止法(景表法)①
・商品やサービスの品質、内容、価格等を誤認させる表示を規制することに
より、消費者が適正に商品・サービスを選択できる環境を守る。
■対象となる表示とは
・事業者が消費者に対して行う表示であって、販売している商品、サービス
の取引に消費者を誘う際に用いる広告、その他を指す。
・商品名等の商品本体の表示も対象となる。
■不当な表示の禁止
・商品、サービスの品質や価格について、実際より著しく優良又は有利と見
せかける表示は禁止されている。
⇒ 消費者の適正な商品、サービスの選択が妨げられる。
不当表示の種類は大きく分けて3つ
優良誤認表示
有利誤認表示
(第4条第1項第1号)
(第4条第1項第1号)
その他誤認される恐れ
のある表示(第3号)
不当景品類及び不当表示防止法(景表法)②
優良誤認
商品、サービスの品質や内容等について、著しく優良であると
示す不当表示
【指導事例】「●●●」と称する美容機器を使用することで細胞の活性化、脂肪分解効果、殺菌
効果、肌の汚れの除去効果又は肌への美容成分の浸透効果が得られると認識される表示を行っ
ていたが、消費者庁が裏付けとなる合理的根拠を示す資料の提出を求めたところ、当該表示の裏
付けとなる合理的な根拠を示すものとは認められなかった。 この場合は、不実証広告として優良誤
認表示とみなされる
有利誤認
価格や取引条件等に関して、実際よりも著しく有利であると
誤認させる不当表示
【指導事例】 「特別お試し価格3,980円(税込)」、「11月末日まで」、「各サロン先着30名様」等
と記載し、3,980円という価格は、表示された期限までに申し込んだ各サロン先着30名に限って適
用されるかのように表示。 ⇒ 実際には、当該価格は表示された期限を過ぎても、期限を変えて
記載し、継続して適用されている価格であった。
その他誤認
上記の他に、特定の商品、サービスについて、消費者に誤
認される恐れがあるとして、内閣総理大臣が特に指定(告
示)し、禁止する不当表示
消費生活条例
・条例とは、地方公共団体等が国の法律とは別に定めた法律。,
・消費生活条例は、地方公共団体等の事情や状況により定めら
れた内容に違いがありますが、現行法を補完する条例であるので、、
現行法に違反する多くの行為は同様に、条例違反として、指導や
罰則を科せられることになる。
・管轄する地方自治体の条例についても正しく理解する必要がある。
特定商取引法①
・訪問販売、通信販売、連鎖取引販売(いわゆるマルチ商法)など、
特殊な販売形態の取引によるトラブルの増加を背景に1976年、当
初は「訪問販売等に関する法律(訪問販売法)」として制定された
法律。消費者保護を図るために、不公正な勧誘行為などを規制
すると共に、クーリングオフなどのルールを定めた。
・規制対象の拡大、規制内容の強化が繰り返され、1999年エステ
ティックが「特定継続的役務提供」として規制対象に加えられた。
・翌年「特定商取引に関する法律(特定商取引法)」に名称を変更、
厳しい規制内容があり、違反事例には罰則を設けた。
エステティックサービス
規制
対象
特定継続的役務提供
特定商取引法②
■『特定継続的役務提供』 とは
※役務(えきむ)=サービス
特定継続的役務提供に該当する役務内容の定義
*役務の提供を受ける者の身体の美化、又は知識、もしくは技術
の向上、その他のその者の心身、又は身上に関する目的を
実現させることをもって誘引が行われるもの。
*役務の性質上、前号に規定する目的が実現するかどうか確実で
ないもの。
特定継続的役務提供の指定6業種
1999年
エステティックサロン
外国語会話教室
学習塾
家庭教師派遣
2004年
パソコン教室
結婚相手紹介サービス
特定商取引法③
(1)特定継続的役務提供に対する規制
エステティックは、長期・継続的な役務の提供と、これに対する
対価を約する取引として、“特定継続的役務”に指定。
規制対象
となる取引
エステティックにおける「特定継続的役務」とは
「期間が1ヶ月を超え、かつ金額が5万円を超える契約」
書面交付義務
①事前説明書(概要書面)
②契約書
(2)事前説明書(概要書面)に記載しなくてはならない事項
(全11項目)
(3)契約書に記載しなくてはならない事項 (全14項目)
特定商取引法④
営業場面では項目ごとに説明し、消費者が
理解したことを確認することが重要
(4)消費者に対する注意事項
・書面をよく読むべきことを 赤字赤枠 で記載する。
・契約書面におけるクーリング・オフの事項について赤字赤枠 で
記載する。
・書面の文字を8ポイント以上で記載する。
(5)禁止事項(全11項目)
1. 誇大広告
2. 不実( 事実と違うこと)告知
3. 重要事項の不告知
4. 威迫・困惑
5. 契約に基づく債務や契約解除に伴う債務不履行や履行の
不当遅延
特定商取引法⑤
6. 契約の締結や解除について迷惑を覚えさせるような仕方で勧誘を
したり、又は妨げること。
7. 老人その他の者の判断力の不足に乗じ、契約を締結すること。
8. 顧客の知識、経験及び財産の状況に照らして不適当と認められ
る勧誘をする。
9. 契約書面に、年齢、職業その他の事項に虚偽の記載をさせる。
10. 関連商品の契約解除を妨げるため、当該商品の一部又は全部
を消費させる。
11. 関連商品販売契約に基づく債務又は関連商品販売契約の解
除により生ずる債務の全部又は一部の履行を拒否し,不当に遅
延させる。
これら11の行為については、関連する別の法律や都道府県条例
でも同様に禁止されています。
概要書面の記載事項 (全11項目)
1. 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号、法人は代表者氏名
2. 役務の内容
3. 購入が必要な商品がある場合にはその商品名、種類、数量
4. 役務の対価、その他支払わなければならない金銭の概算額
5. 上記の金銭の支払い時期、方法
6. 役務の提供期間
7. クーリング・オフに関する事項
8. 中途解約に関する事項
9. 割賦販売法に基づく抗弁権の接続に関する事項
10. 前受金の保全に関する事項
11. 特約のあるときには、その内容
契約書面の記載事項 (全14項目)
1. 役務の内容、購入が必要な商品がある場合にはその商品名
2. 役務の対価、その他支払わなければならない金銭の額
3. 上記の金銭の支払い時期、方法
4. 役務の提供期間
5. クーリング・オフに関する事項
6. 中途解約に関する事項
7. 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号、法人は代表者氏名
8. 契約の締結を担当した者の氏名
9. 契約の締結の年月日
10. 購入が必要な商品がある場合には、その種類、数量
11. 割賦販売法に基づく抗弁権の接続に関する事項
12. 前受金の保全措置の有無、その内容
13. 購入が必要な商品がある場合には、その商品を販売する業者の
氏名(名称)、住所、電話番号、法人は代表者の氏名
14. 特約があるときには、その内容
■抗弁権の接続
クレジットやローン等を利用し分割払い契約を
事業者が倒産したり、商品、
した場合3つの契約が成り立つ
サービスに欠陥があった場合等、
①サービスの提供ができない
①消費者と事業者間の契約が
消費者
②支払請求を拒否
成り立たなくなっていることを
役務提供
クレジット契約
理由に、
①
②
契約
(立替払契約)
②クレジットの支払いを拒否でき
る権利であり、事業者に対する
サロン
クレジット
抗弁権(請求を拒否する権利)
会社
事業者
がクレジット会社に対しても主張
加盟店
できること。
契約
■前受金の保全措置
・前受金=サービスの提供をする前に消費者から代金。
・保全措置=万一、倒産し、代金を支払ったのにサービスを受けられなくなる事
態に備え、金融機関に保障委託契約などを結び、前受金の全額又はその一
部を安全にかんりすること。この場合、通常の預金とは異なり、保全措置された
資金は、それ以外の用途には使えない。
エステティック業統一自主基準 サロン遵守事項①
Ⅰ.営業に関する遵守事項
1.継続的役務提供の契約に関する遵守事項
(1)期間、回数、金額のに関する遵守事項
*継続的役務提供の契約期間は、1年以内とする。
*継続的役務提供の契約及び支払金額の総額は、
消費者の支払能力を超えない金額を設定する。
*支払方法については、都度払い、一括払い、いずれか
消費者の負担のない方法を、消費者自身が選択できるよう
にすることが望ましい。
*前受金は、いったん「前受金」、「預かり金」として計上し、
役務を消化した時点で、消化分のみ売上計上することが
望ましい。
エステティック業統一自主基準 サロン遵守事項②
(2)未成年者との契約に関する遵守事項
*親権者の同席の下、その同意を得るものとする。
*親権者の同席が難しい場合は、親権者の「同意書」を受領の
上、電話等により親権者の意思確認をおこなうものとする。
(3)クーリング・オフに関する遵守事項
①消費者は8日以内ならば、特定継続的役務提供等契約の
解除ができる。
②契約に伴う関連商品の契約も同時に解除できる。
上記①②のによる解除は、それぞれ当該の解除を行う旨の書面
を発行した時に、その効力を生ずる。
エステティック業統一自主基準 サロン遵守事項③
*適法なクーリング・オフの申し出があった場合は、速やかに解約
の手続きをおこなう。
*クーリング・オフの申し出を受けた日から1ヶ月以内に消費者へ
精算金を返還するものとする。
*クーリング・オフの要件は、契約書面を受領した日から8日内で
あること。但し、クーリング・オフ妨害がなされた時は、クーリング・
オフ期間の進行は停止する。
金銭の返金 契約に関連し受領している金額がある場合は全てを返金
する。違約金や既に提供した役務の対価も請求できない。
関連商品
政令で指定された消耗品で既に使用、消費されたものを
除き、関連商品代金も返金。但し、事業者側が解除を妨
げるために使用、消費させた消耗品代金は除外。
エステティック業統一自主基準 サロン遵守事項④
■契約解除できない関連商品 (=いわゆる消耗品)
消耗品=その一部を使用又は消費しただけでもその商品価値が
全くなくなってしまうものとして政令で指定された一部の商品⇒健
康食品、化粧品、石鹸(医薬品を除く)及び浴用剤については使
用又は消費してしまった場合は、クーリングオフの対象とはならない。
●「使用又は消費」していない場合でも「使用又は消費」に該当
正味量表記商品のように密閉されていること自体に意味のある
商品を開封した場合、等
● 「使用又は消費」に該当
単に商品の包装を開けただけ
エステティック業統一自主基準 サロン遵守事項⑤
(4)中途解約に関する遵守事項
①消費者は、特定継続的役務提供等契約から8日を経過しても、
契約を解除することができる。
②上記の契約に伴う関連商品の契約も同時に解除できる。
*中途解約の申し出があった場合は、速やかに解約の手続きを
行い、法令で定められた計算方法により返還金額を算出する。
*算出された金額は、解約合意書締結日から1ヶ月以内に消費
者へ返還するものとする。
エステティック業統一自主基準 サロン遵守事項⑥
■中途解約における違約金の上限
*役務提供開始前 ・2万円
*役務提供開始後 ・2万円又は、
・契約残額(契約総額から既に提供した役務
代金を差し引いた残額)の10%の金額の内
低い額
■関連商品の販売・清算 (自主基準 解説編 33~35P)
・返品、解約は原則として契約期間内に限り受け付ける。
・返金額については、関連商品の商品価値を査定し算出する。
・それぞれの商品の特性等を考慮し、査定の基準を商品別に設定
する。
・トラブルを避けるためにも返品、解約等の受付期間と査定基準を
必ず事前に提示(説明)し、関連商品とそれ以外の商品とを明確に
し、消費者が十分に理解したことを確認した上で販売する。
関連法令
コンプライアンス
認証制度
ガバナンス
(法令遵守)
(組織内の
統治・管理)
自主基準
関連法令
自主基準
サロン事業者
見える化
仕組み化
認証制度
業界全体
社会から信頼される産業