No.B09-12 平成21年3月 検査内容変更のお知らせ 謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。 この度、下記検査項目の検査内容を変更させて頂きたくご案内いたします。 何卒ご高承賜りますようよろしくお願い申し上げます。 敬白 記 ● 実施日 : 平成 21年 4月 1日(水)ご依頼分より ● 変更項目 : 病理組織検査 細胞診検査 ● 変更内容 : 項目 コード 検査項目 ナシ 病理組織検査 酵素抗体法 凍結組織 ナシ 細胞診検査 上記以外の細胞診 変更 箇所 新 現 検査 方法 間接法 蛍光抗体法 検査 項目名 一般細胞診 上記以外の細胞診 上記以外の細胞診 ナシ 体腔液(胸水・腹水)な どの穿刺吸引液状検体 検体量 塗抹標本 4 枚 塗抹標本 3 枚 (湿固定 2 枚、 乾燥固定 2 枚) (湿固定 2 枚、 乾燥固定 1 枚) 備考 測定委託先に よる変更 「検査材料の提出方法について」におきましても以下のとおり変更させていただきます。 【病理組織検査】 変更箇所 新 現 ホルマリン固定組織の 10~20% 20% ホルマリン濃度 固定に使用するホルマ 組織が乾燥しないように十分量を 組織の10倍以上を目安として十 リン液の量 使用してください 分量を使用してください 【細胞診検査】 変更箇所 塗抹方法 引きガラス法の遠心回転数 塗抹方法 引きガラス法の 抗凝固剤の量の追加 塗抹方法 捺印法の追記 新 2000回転 (髄液は 700 回転) 現 1500回転 (髄液は 800~1000 回転) 予め検体量の1/10程度の抗凝 固剤を加え、・・・ 予め抗凝固剤を加え、・・・ 標本は可能であれば3枚以上作製 し、1枚は乾燥固定してください。 固定法 湿固定の染色法 パパニコロウ染色 パパニコロウ染色・PAS 染色・ 免疫染色など 固定法 乾燥固定の染色法 ギムザ染色・PAS 染色 ギムザ染色 変更後の検査案内 90~94 ページ「検査材料の提出方法について」 (一部抜粋) 【病理組織検査】 ■ ホルマリン固定組織 ① 摘出した組織を自己融解、乾燥から防ぐため、直ちに固定してください。 ② 固定液は、10~20%ホルマリン液を使用し、組織が乾燥しないように十分量を使用してください。 ③ 固定容器は、組織の大きさよりもかなり大きめの広口ふたのものを使用してください。(生検・小組織用 容器は当社にて準備しております。 ) (容器いっぱいに入れると、固定不良、形状保持不良となり、固定後容器から取り出せなくなります。) ④ 胃生検材料等の微小検体をご提出の場合は、ろ紙等に貼り付け10~20%ホルマリン液にお入れくださ い。(なお、複数個ご提出の場合にはナンバーをろ紙に鉛筆で記入するか、採取部位(各ナンバー)毎に 容器を分けてご提出ください。) ⑤ 臓器の異なる材料は容器を分けてご提出ください。(1 容器に 1 臓器) ⑥ 組織を固定したら、日時等を必ず依頼票(採取年月日、固定までの時間、固定液の種類の欄)にご記入く ださい。 【細胞診検査】 ■ 各種材料の塗抹方法 ②引きガラス法:体腔液(胸・腹水、心嚢液)・尿などの液体検体・洗浄液で粘稠度の低いものなど ・ 2000回転・5~10分遠心後、専用の引きガラスやカバーガラスで塗抹します。悪性細胞などの有核 細胞は引き終わりに集まるので、引き終わり部分をスライド内に確実におさめてください。 ・ 血液成分の多い検体の場合は、フィブリンの析出を防ぐ為に予め検体量の1/10程度の抗凝固剤を加え、 遠心後はバフィーコート部分を塗抹してください。 ・ 検体が多量に採取出来た時はいくつかの試験管に分けて遠心後、バフィーコート部分をまとめて再度遠心 します。 ・ 検体が髄液の場合は、細胞破壊を防ぐ為700回転、5分間の遠心を行ってください。 ⑤捺印法:各種(固形)腫瘍組織・リンパ節など ・ 新しく切った割面をスライドガラスに軽く捺印してください。なお、転移が疑われる小さなリンパ節では、 被膜を含む割面全体を捺印して速やかに固定してください。 ・ 標本は可能であれば3枚以上作製し、1枚は乾燥固定してください。 ■ 固定法 ① 湿固定 染色法:パパニコロウ染色 固定液:95%エタノール、コーティング固定剤(スプレー式、滴下式)など ② 乾燥固定 染色法:ギムザ染色・PAS 染色 固定液:塗抹後直ちに冷風にて急速乾燥させてください。 (自然乾燥では乾燥ムラが、温風では細胞変性が生じます。)
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