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富山市/臨時市長記者会見(平成 27 年 4 月 17 日)
■政策監 の任命 につ いて
市長
平 成 24 年 6 月 に 政 策 監 を 設 置 す る た め の 条 例 を 整 備 し 、 同 年 7 月 1 日
に現在の斉藤政策監を任命したところであります。
しかし、このほど 5 月 1 日付けで経済産業省に帰任されることとなりま
した。
従って、引き続き後任の方をお願いしたいと申し上げてきたところであ
り ま す 。 内 示 は 今 月 23 日 の 予 定 で す が 、 昨 日 連 絡 が あ り 、 今 日 発 表 し て
もよいとのことでしたので、お伝えします。
後任は、現在、経済産業省 商務流通保安グループ ガス安全室にご勤務
の柳原聡子(やなぎはら さとこ)室長補佐を政策監として任命すること
といたしました。
新たな政策監には、従来からの、第2期中心市街地活性化基本計画の推
進や環境未来都市のプロジェクトの推進、さらには地方版総合戦略の策定
や地域再生計画の推進及びシティプロモーションの推進と、斉藤政策監に
担っていただいた分野について、引き続きお願いすることとしております。
福井県の出身の方で、北陸には馴染みのある方でございます。着任され
次第、ごあいさつをさせていただきたいと思います。
■OEC D国際 会議 日程 及びトルコ訪問について
市長
4 月 1 日の記者会見で、OECD国際会議への出席について報告させて
い た だ き ま し た が 、 そ の た め に 29 日 ( 水 ) に 出 発 し て 、 パ リ の O E C D
本 部 へ 参 り ま す 。 4 月 30 日 ( 木 ) 11 時 か ら の 国 際 会 議 で 、 先 頭 の ス ピ ー
カーとして話をするようにと、アルター局長から要請が出ておりますので、
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富山市の取り組みについて、しっかり発表させていただこうと思っていま
す。
今日申し上げたいのは、会議の終了後5月1日にトルコ共和国に移動し、
5月2日(土)に、日本大使公邸を訪問することです。
ご 案 内 の と お り 、在 ト ル コ 日 本 大 使 の 横 井 裕 さ ん は 、富 山 市 出 身 で す 。
高校時代は私の2つ下の学年で、非常に親しくしています。
訪 問 の 理 由 で す が 、昨 年 9 月 、S E 4 A L L の 会 合 に 出 席 し ま し た 際 に 、
本店がイスタンブールにあるガランティ銀行のエブル・ディルダー・エデ
ィン上級副頭取とお話をする機会がございました。
この方は、私が発表した富山市内における小水力発電を農業に使うこと
について、大変強く興味・関心を持たれ、かなり突っ込んだ質問もあった
ところです。それで、トルコへ行くことがあれば、是非その話を詳しく知
ら せ て ほ し い と い う 要 請 が あ り ま し た の で 、 ゴ ー ル デ ン ・ウ ィ ー ク を 利 用
して横井大使にお会いし、銀行と横井大使とをつなぎ、JICA(ジャイ
カ/独立行政法人国際協力機構)などにも話をしていただきながら、上手
く計画が進んでいけば、最終的にはバリ島のタバナン県と同じようなこと
になっていくと思います。富山市の企業が持つ技術をトルコでうまく事業
化できないか。その第一歩として、今回は日程的に上級副頭取とは都合が
つきませんでしたが、同銀行のプロジェクト財務部長エムレ・ハテム氏と
いう方が大使館に来ていただけることとなりましたので、ぜひ富山市にお
ける小水力発電の取り組みや情報交換を大使館で、大使を交えてやってい
きたいと思います。
このことについては、将来につながるような強い期待を持っております。
結局、バリ島での問題も、財務を誰が担うのか、財源を誰が用意するのか
ということの難しさがあるわけです。ニューヨークで話しました際、それ
も申し上げたところ、その方は銀行の副頭取ですから、それは心配いらな
いと。ただし、トルコにもエネルギーが届いていない地域がいっぱいある
ので、農業において農業用水を使い、エネルギーが供給できるとすると、
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国家的にもたいへん良いことになるということでした。時間が掛かりまし
たけど、5 月 2 日(土)に大使とこの方を引き合わせることとなりました
ので、そのことを出発前にぜひお伝えをしておきたかった次第です。
■国連本 部にお ける『S E4ALLフォーラム』への出席並びに富
山市で開 催され る『第 5回「環境未来都市」構想推進国際フォーラ
ム』及び 『( 仮称)SE 4ALLフォーラム』について
市長
国 連 本 部 で 、 5 月 17 日 か ら 21 日 ま で 「 S E 4 A L L フ ォ ー ラ ム 」 が 開
催されます。これに、富山市として出席することといたしました。
10 月 28 日( 水 )に「( 仮 称 )S E 4 A L L フ ォ ー ラ ム 」を 富 山 市 で 予 定
し て い る と こ ろ で す が 、5 月 ( の フ ォ ー ラ ム ) に 招 へ い を 受 け ま し た の で
出 席 さ せ て い た だ き 、10 月 の 会 議 の P R を し っ か り 行 い た い と 思 っ て お り
ます。
ここには、ジョセフ・ランゾウ稲田政策参与及び本田環境部長が出席す
る 予 定 で す の で 、本 市 の エ ネ ル ギ ー 効 率 改 善 に 向 け た 取 り 組 み 、そ し て 10
月の会議のPRをしっかり行っていただこうと思います。
次 に 、『 第 5 回 「 環 境 未 来 都 市 」 構 想 推 進 国 際 フ ォ ー ラ ム 』 に つ い て 、
今 ほ ど 申 し 上 げ ま し た 10 月 28 日 の 前 日 27 日 に 、 富 山 国 際 会 議 場 で 開 催
を予定しております。このフォーラムは、内閣府及び「環境未来都市」構
想推進協議会が主催するもので、昨年は(宮城県)東松島市で開催されま
し た 。 こ れ を 、 こ の た び 富 山 市 で 開 催 す る と い う こ と で す 。「 地 方 創 生 と
環境未来都市」をテーマに、世界のいくつかの都市に出席をお願いし、環
境や超高齢化などの問題について意義のある会議を開催したいと思って
おります。
今のところ確定ではありませんが、OECD等の国際機関や日本政府、
さらに(本市)環境未来都市プロジェクトに深い結びつきのあるマレーシ
アのイスカンダル地域開発庁、インドネシアのタバナン県などの関係者の
参加を予定しているところです。
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内容につきましては、現在、主催者である内閣府と調整をしているとこ
ろです。
10 月 27・ 28 日 と 、 2 日 続 け て 環 境 未 来 都 市 関 連 の 国 際 会 議 、 さ ら に は
SE4ALLの国連も絡む国際会議を富山市で開催できることを大変良
い機会だと思っております。しっかりとした内容にしていきたいと思って
います。
■地球温 暖化対 策の 強化 について
昨 年 度 末 は エ ン ジ ン 01 で 大 い に 盛 り 上 が っ た わ け で す が 、 新 年 度 に 入
ってから、ここへ来ていろいろな形での国際会議にお声がかかるというこ
とが続いて起きています。しっかりと対応し、シティプロモーションの成
果をあげたいと思っております。
しかし、一番大切なことは、環境未来都市としてさまざまな実績を作っ
ていくこと、そしてそれを国内のみならず国外へも展開・発展させていく
ことです。これも環境未来都市の使命ですので、そのことを実績として作
っていけることを大変うれしく思っております。
一方、過日報道がありましたが、政府は再生可能エネルギーの電源比率
とCO2の削減目標について今月末にも閣議決定する、といった報道があ
ったところです。
C O 2 の 削 減 目 標 を 、仮 に 20% に 置 こ う と す る こ と に つ い て は 、省 エ ネ
や節電などさまざまなことも含めて達成されていくわけですから、国全体
の目標値として妥当で、達成可能なものとしてまとめていただくことに期
待したいと思っています。
一方、再生可能エネルギーが電源全体に占める割合については、今まで
感じていた空気よりも目標値が小さくなるのでは、と大いに懸念している
ところであります。
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申し上げましたように、環境未来都市としてはさまざまな形で再生可能
エネルギーの普及あるいは実績作りに努力をしているところですので、多
くの国々、ヨーロッパの国々などは、源(みなもと)に当たる部分での電
源全体に対し、だいたい 3 割ぐらいは再生可能エネルギーにしたい、とい
う目標を定めておられます。ぜひ日本政府としても、その辺りを目標に置
いてほしいと強く希望したいと思っております。必要であれば、国に対し
て働きかけもしていきたいと思っています。
例 え ば 、 農 業 用 水 を 使 っ た 小 水 力 発 電 は 、 平 成 27 年 度 だ け で も 市 内 の
土地改良区が 4 カ所、自分達の事業として予定していらっしゃるわけで、
この事業が可視化していけば、今後ますますそういうものが増えていくと
いう流れだと思います。
こ の 包 蔵 エ ネ ル ギ ー 量 と い う も の は 大 変 大 き く 、( 多 く の ) 遊 休 落 差 の
包蔵地というものがあるわけですから、こういうものをしっかり進めてい
く上でも、国に再生可能エネルギーの全体量の目標を大きく掲げてほしい
と思っています。
また、これはエネルギーだけの問題ではなく、結果的に地方創生にもつ
ながると思っています。
石炭火力ばかりを視野に入れていたのでは、エネルギー源の輸入につい
て 28 兆 円 と も 30 兆 円 と も 言 わ れ る も の が 、国 外 に 流 出 し て い る わ け で す 。
しかし、再生可能エネルギーを地域内で作るという取り組みに関しては、
それが地域内経済に流れていくわけです。
確かに、FIT(固定価格買取制度)の単価が、今は石炭火力より高い
かもしれません。しかし、その対価は地域経済に循環していくことを同時
に考えていく必要があることを強く主張していきたい。従って、GDP全
体にプラスになり、また、地域内GDP全体にもプラスになることだと思
っています。
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再生可能エネルギーの導入、省エネあるいはコンパクトなまちづくりな
ど、さまざまな形で地球温暖化対策を行うことによってCO2の削減目標
の達成につなげていく。そのための一つである再生可能エネルギーの部分
についての目標も、高く掲げてほしいと思います。
具 体 的 に は 、2030 年 に は 電 力 の 3 割 ぐ ら い を 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー と す る
導入目標を他の国々のように置き、政策を進めていただくことを強く望み
たいと思います。今月末にも決まるというところまで時間がありませんの
で、環境未来都市の富山市として、強くそのことを本日主張させていただ
き、週明けにも国に対して申し入れをしたいと思っております。
■質疑応 答
記者
冒頭にありました新しい政策監の任命に関連して、斉藤政策監から退任
にあたりひと言お願いしたいのですが。
斉藤政策監
異動により初めて(市長)記者会見に出席された記者の方もいらっしゃ
ると思いますが、5月1日で経済産業省に戻ることになりました。
メディアの皆さまには、直近ではエンジン01(文化戦略会議)での市
民・県民への周知・PR等で大変お世話になり、おかげさまで2万人を超
える聴衆及び講師陣に集まっていただき、概ね満足のできる大成功の大会
になったと思っております。ありがとうございました。
今回の会見でも話題となった環境未来都市などに携わらせていただき、
ようやく今年、富山で国際フォーラムが開催というタイミングの前に離任
しなければならないことは、心残りではあります。
異動先の部署がまだ分からないので、はっきりと今後富山市とこの部分
で云々と明言できないことは、もどかしくもありますが、経済産業省とい
う役所である以上、何かしらのつながりは持てると思われますので、引き
続き富山市と共にいろいろ取り組めたらと思っています。
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記者の皆さまにもお世話になりました。どうもありがとうございました。
記者
再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー の 電 源 比 を 、2030 年 時 点 で 3 割 ぐ ら い に す べ き で な
いかという提言は、富山市として行うのか、あるいは北九州市など他の環
境未来都市と横並びで行うのか、どうイメージすればよいでしょうか。
市長
まず、環境省では方針として 3 割ぐらいとおっしゃっているので、ぜひ
それを実現してほしいという思いで申し上げたものです。
例 え ば 、 ド イ ツ や イ ギ リ ス な ど ヨ ー ロ ッ パ の 国 々 は 、 30% と い う 目 標 値
を置いておられます。それを、石炭火力が安いからということに引っ張ら
れていくと、国が対外的に約束してきた方向性が後退する印象を持ちます。
環境未来都市としては、いろいろなことに積極的に取り組んでいるので、
そ う い う 意 味 で も ベ ー ス を ブ レ さ せ な い た め 、明 確 に 30% と い う 目 標 を 打
ち出してほしいということを、国に向かってお伝えしたいということです。
環境未来都市の各都市が、おそらく同じような感覚をお持ちだと思って
います。必要であれば横の連絡を取ることもありますが、まずは富山市と
して、環境省に対し働きかけをしたいと思います。
記者
ということであれば、市長としては、その辺りを重要なものと考えてい
らっしゃるわけですから、OECDの会議においてどのようなテーマで話
されるかは勿論調整中だとしても、再生エネルギーの電源比などの問題を
俎上に乗せたいというお考えなのでしょうか。
市長
環 境 未 来 都 市 の 国 際 フ ォ ー ラ ム も 含 め て で す け れ ど 、( 北 海 道 ) 下 川 町
や ( 宮 城 県 ) 東 松 島 市 な ど で 行 い 、 今 回 5 回 目 と い う こ と で 10 月 に 富 山
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市で行うわけですから、そこでの議論の対象としては、当然そういうこと
をテーマの一つに挙げていくことになると思っています。
今月末のOECDの会議に関して言うと「高齢社会における持続可能な
都市づくり」がテーマですので、機会があればそういった内容を他の参加
者と議論することはあるかもしれませんが、今のところの予定としては、
テーマに挙がっていません。
ただ、先程言いましたトルコでの取り組みも含め、小水力発電について
富山市はかなり積極的に取り組んでいます。その立場からも世の中が「い
や 、石 炭 火 力 で 賄 う か ら( 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー に 頼 ら な く て も )い い の だ 」
という空気になるのではなく、きちっと将来を見据えた再生可能エネルギ
ーの充実について、絶えず発信をしていくことが役割だと思っています。
記者
市長に説明いただいた「地方創生と環境未来都市」というテーマ設定に
ついて、具体的な中身については調整中ということですが、魅力的なタイ
トルだと思う反面、どう読み解くか難しく感じる部分もあります。サジェ
ッション(示唆)していただけないでしょうか。
市長
例えば小水力発電で売電をしていくということは、その売り上げがこの
地域に「落ちる」というわけです。先程言った土地改良区の場合だと、そ
の運営費に充てられます。
売上が増えていけば、いろんな再投資にもつながります。3 月末に婦中
町の吉谷で完成した、民間企業が造られた大規模な植物工場も、域内にあ
る廃棄物の焼却炉で発生する熱を使って電気を起こし、それを新しい形の
農業としてつなげていく。それが県外に売却されるわけですから、地域創
生という意味では、売却益というものが地域内に循環していくということ
です。さらには雇用を生みます。そういう意味で、環境未来都市計画の中
で 計 画 し て き た も の が 、少 し ず つ 具 体 化 し て き た 。今 の 流 れ の 中 で 言 う と 、
まさに環境未来都市計画が地域創生につながっているということだと思
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います。
これから進めるエゴマの大規模圃場整備についても、出来あがったエゴ
マ油をソフト・カプセルに充てんする工場を同時に造っていく計画です。
これも地域再生計画で交付金の対象としてもらいました。そうすると、新
たに圃場を整備して近所や多くの人達に雇用が生まれ、生産されたエゴマ
のオイルが酸化を防ぐソフト・カプセルに充てんされ、地場産業である薬
業の皆さんがお作りになるサプリメントなどに使われていく。入口から出
口まで一貫した計画が動き出すことによって、まさに環境未来都市計画が
地方創生につながることになっていくと思います。そこにも新しい雇用が
生まれてきます。
記者
そこにコンパクトシティが関わってくるのでしょうか。
市長
今言ったのは郊外型の農業という例えで申しましたが、それと同時に富
山型のコンパクトシティ政策が質を高めていき、それでは郊外はどうなる
のかということについては、農業という形でさまざまな環境未来都市計画
の中での事業が具体化してきているわけですから、全体として地方創生に
つながっているだろうと思っています。
いちばん大きなことは、域内に売上が「落ちていく」ということです。
富山市内のGDPはおそらく 2 兆円ぐらいだと思いますけど、それを作る
ためのエネルギーや原材料は域外に対価が払われているわけです。だから
地域全体のことを考えると、なるべく域内のエネルギーや原材料を使いな
がら売上を域外にしていくことで、地方のGDPが膨らんでいくというこ
とであり、そのために例えば小水力発電などは非常に有効だと思われます。
そして、再生可能エネルギーを増やしていくことが、地方創生につながっ
ていくと思っています。
記者
冒頭の政策監のことについて伺います。政策監のポストは、副市長級あ
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るいはそれに準ずると言ってよいものでしょうか。
市長
そうです。議場の座り方を見ていただくと最前列の市長の並びで座って
いただいていますが、そういうポストだということです。これまで富山市
議会の議場で、当局側に女性が座ることはなかったと記憶していますが、
そういう意味では、幹部に女性が登用されるという意味もあるのかなと個
人的には思っています。
記者
副市長あるいは旧の助役も含め、こういうポストに女性の職員が就くの
は、今回が初めてということですね。
市長
はい。かつ歓迎すべきことだと思っています。
記者
重要なポストに女性が就いたことで、市長としてどういったことを期待
されますか。
市長
昨年度、女性だけのプロジェクトチームを初めて作り、シングル・マザ
ーの暮らしやすいまちづくりというテーマでさまざまな新規事業を提案
してもらって、それを予算化できたわけです。あるいは、福祉保健部に女
性の次長が昔から登用されていますけど、どちらかと言うと保健師の方だ
とか専門職出身の方に就いていただいていたわけです。
そろそろ、一般行政職として採用された女性職員の中からも、幹部職員
として活躍してもらう時代に入ってきたという人事に、昨年あたりからな
ってきた中で、政策監として同じく女性の方が活躍していただくというの
は、一般の職員に対しても意欲につながったり励みになったりすると思っ
ていますので、全体の組織力が上がるような形につなげて行かなくてはと
思います。
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もう数年で、女性の部長、次長、課長がかなり出てくる時代に入ってい
くと思っています。
記者
政策監の任命は、議会の承認が要るのでしょうか。
市長
要らないです。ただし、根拠は条例に規定してあるということです。
記者
10 月 27 日 と 28 日 の 国 際 会 議 に つ い て 、S E 4 A L L フ ォ ー ラ ム の 方 は 、
参加者や内容がどうなるのか、ある程度想定はされているのでしょうか。
市長
それはまだ判りません。
環境部長
国連の方は時間が掛かりますので、まだ内容については未定です。
記者
も う 1 点 、場 所 と 時 間 が 非 常 に 近 接 し た と い う か 連 続 し た と い う こ と で 、
ネットワークや相互乗り入れの効果も期待できるかと思いますが、その点
についてはどうお考えでしょうか。
市長
ぜひ、そうなっていけば良いなと思っています。
昨年秋の会議に出ていただいた、例えばリスボン(ポルトガル)などの
都市にも参加要請をしていきたいと思います。今月末のOECDの会議で
も 、リ ス ボ ン の 副 市 長 や ヘ ル シ ン キ( フ ィ ン ラ ン ド )の 副 市 長 と い っ た 方 々
に も お 会 い す る 予 定 で す の で 、 そ う い う 機 会 に も 、 ぜ ひ 10 月 の 会 議 に 参
加 し て ほ し い と 申 し 上 げ た い と 思 い ま す 。2 日 連 続 し ま す の で 、 宿 舎 で す
とか同じところになることが多いと思われるので、両方の会議に出ていた
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だきたいと声を掛けていこうと思います。
記者
パリのOECD会議に市長が参加されるのは何回目になりますか。
市長
パリの本部は 2 回目だったと思います。パリで 1 回、あとカナリア諸島
(スペイン)とかマルセイユ(フランス)とか、OECDですが本部以外
の都市で開催された会議にも出席しています。ですから、パリでの会議は
今回が 2 回目、OECD会議の通算で 4 回目になります。
※ 発 言 内 容 を 一 部 整 理 し て 掲 載 し て い ま す 。・ ・ ・ 富 山 市 広 報 課
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