日本語版 - 森美術館

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ル・コルビュジエ展 プレスリリース
Vol.3
2007.5.25
ル・コルビュジエ展:建築とアート、その創造の軌跡
2007 年 5 月 26 日[土]― 9 月 24 日[月・祝]
森美術館(六本木ヒルズ森タワー 53 階)
生誕 120 年となる 2007 年に森美術館で開催。
建築家であり画家であった、人間ル・コルビュジエの多様な才能に迫る。
日本で最もその名を知られ、また愛されている建築家といわれ
るのがル・コルビュジエ
(1887-1965)です。ル・コルビュ
ジエは近代建築の始祖といわれ、これまで数多くの建築作品
を手がけました。また同時に、画家でもあった彼は絵画でも独
自の感性を発揮し、建築のインスピレーションの源となったと
思われる作品を多数生み出しています。本展は、ル・コルビュ
ジエの人間としての魅力とその多様な才能に迫り、彼の建築、
絵画から家具までの総合的な業績を紹介するものです。
機械技術がめざましい進歩を遂げ、新しい産業が発展した近
代はその反面、大量生産システムや非人間的な社会を生み出
し、多くの問題も生じさせました。ル・コルビュジエはそん
な近代にあって、科学技術の可能性と人間的な生活との統合
をめざしました。建築とアートの中で追求した「新たな人間
《キャバノン(休暇小屋)》1952/2006 再制作(Cassina
の生き方」は、彼の機能的なデザインと絵画や曲線とが融合
Courtesy: Cassina S.p.A., Cassina IXC. Ltd.
S.p.A., Italy)
する建築や都市計画の中で現実化されました。
実寸大のアトリエや建築空間を再現した
本展はル・コルビュジエの全体像からスタートし、絵画、彫
刻、図面、模型などの展示物で構成します。「毎日私の生活
の一部をデッサンにあてた。デッサンすることと、絵を描く
ことを決して止めなかった。私の仕事と探求の鍵はそこにし
かない。」という彼の言葉どおり、午前中はアパートのアト
リエで絵を描き、午後は事務所に行って建築の仕事をしたル・
コルビュジエの「絵画と建築」を通して、彼の創造性を総合
的に紹介します。
体験する建築展
ギャラリー第一室にはパリのアトリエを実寸大で再現、他に
も集合住宅の代表作であるマルセイユ・ユニテの2層になっ
たアパートの一戸分を実寸で再現します。また彼の終の棲家
となった南フランスのカップ・マルタンに建つ木造の小屋も
再現し、観客はそれらの中へ出入りし、ル・コルビュジエの
空間を体感しながら、家具や絵画、彫刻作品を鑑賞すること
ができます。また写真や映像、CG をふんだんに盛り込み、
建築展としては大変ユニークな展示構成となります。
彼の生誕 120 年にあたる 2007 年、世界中でその建築や
人物そのものへの注目が高まる今、森美術館ではアートと建
お問い合わせ
広報部
担当:コーキル、高橋、田村、瀧
Tel : 03-6406-6111 Fax: 03-6406-9351
E-mail : [email protected] Web : www.mori.art.museum
106-6150 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 森美術館
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築二つの視点からル・コルビュジェの人と、創造の軌跡を辿
ります。
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ル・コルビュジエ展 プレスリリース
Vol.3
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10 のセクション構成
Section1「アートを生きる」
アーティストとしてのル・コルビュジエに焦点を当てる。ギャラリー内にパリの
アトリエを実寸大で再現し、彼の前期の絵画を中心に展示。
Section2「住むための機械」
住宅原型として提案した 4 つの住宅、近代建築の 5 原則等を模型や図面、CG で紹介。
シャルロット・ペリアン他による家具も展示。
Section3「共同体の夢」
多くのプロジェクトの中から、ソビエトパレス、国際連盟プロジェクト、ムンダ
ニウムなど未完のプロジェクトを紹介。
Section4「アートの実験」
ル・コルビュジエの仕事と探求の鍵となった、絵を描くということ。色彩に溢れ、
詩的イメージがちりばめられた、後期の絵画作品と彫刻を展示。
《女と雀》1957年
220 x 223cm
タぺストリー
Section5「集まって住む」
本展最大の見どころ、集合住宅の代表作であるマルセイユ・ユニテ・ダビダシオ
ンのメゾネットタイプを実寸大で再現。
Section6「輝ける都市」
環境が悪化する近代都市を批判し、建築物と公共スペース、都市と自然等の問題
を提起。彼の理念はその後、各地の都市計画に影響を与えた。
Section7「開いた手」
ル・コルビュジエの唯一実現した都市計画、インド・バンジャブのチャンディガー
ル。35 ものプロジェクトを配した壮大な計画を大型模型と最新映像で紹介。
Section8「空間の奇跡」
代表的な宗教建築であるロンシャン礼拝堂、ラ・トゥーレット修道院。そして
2006 年に完成した最後の作品フィルミニ教会を紹介。
Section9「多様な世界へ」
日本とル・コルビュジエの関係、また世界に点在する作品を紹介。ル・コルビュ
ジエは彼の弟子であった前川、坂倉、吉阪等をはじめ多くの日本人に影響を与えた。
Section10「海への回帰」
終の棲家フランス・カップ・マルタンに建つ休暇小屋 キャバノン を再現(日
本初公開)。地中海を前にしたこの小さな小屋、愛用品、彼と妻の墓を紹介。
《マルセイユのユニテ・ダビタシオン(フランス)模型》ル・コルビュジエ財団、パリ
2/5
c
FLC
《赤いバイオリンのある静物》
1920 年 100 × 81cm
ル・コルビュジエ
《トーテム》
1950 年 c FLC
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ル・コルビュジエ展 プレスリリース
Vol.3
主催:森美術館、ル・コルビュジエ財団、NHK、読売新聞東京本社
企画:森美術館
後援:フランス大使館、スイス大使館、東京日仏学院、日本建築家協会、
日本建築学会
協賛:大成建設株式会社、株式会社大林組、鹿島建設株式会社、
清水建設株式会社、株式会社竹中工務店、ソニー株式会社、
リーマン・ブラザーズ証券株式会社、ロエベ ジャパン、セコム株式会社、
株 式 会 社 日 建 設 計、 株 式 会 社 日 本 設 計、 SAINT-GOBAIN 、
株式会社建築設備設計研究所、株式会社入江三宅設計事務所、
株式会社きんでん、三機工業株式会社
協力:日本航空、カッシーナ S.p.A.、株式会社 カッシーナ・イクスシー、
株式会社キャドセンター、株式会社 IMAGICA TV、hhstyle.com、
奥の松酒造株式会社、キリンビール株式会社、真野ガラス株式会社、
株式会社レントラックジャパン、有限会社ロングライド、株式会
社リミックスポイント、株式会社竹尾
特別顧問:槇 文彦(建築家)、磯崎 新(建築家)
、黒川紀章(建築家)、
安藤忠雄(建築家)、ミシェル・リシャール(ル・コルビュジエ財
団ディレクター) ほか
企画委員:南條史生(森美術館館長)、山名善之(東京理科大准
教授、建築家)、千代章一郎(広島大学大学院准教授)、林 美佐(大
成建設ギャルリー・タイセイ学芸員)ほか
企画協力:Echelle-1、大成建設ギャルリー・タイセイ、建築・
文化財の都市(博物館)、フェルナンド・マルサ建築事務所
開館時間:10:00 − 22:00 |火 10:00 − 17:00 |いずれ
も入館は閉館時間の 30 分前まで
入館料 ( 円 ):一般 1,500、学生(高校・大学生)1,000、
子供(4 歳以上−中学生)500
*表示料金に消費税込 *本展のチケットで展望台 東京シティ
ビューにも入館可 *開館時間、入館料は展覧会ごとに異なる場
合あり。
お問い合わせ:Tel: 03-5777-8600(ハローダイヤル)
前売りチケット発売中
前売りチケット [4 月 1 日より発売 ] 入館料 ( 円 ):一般
1,200、学生(高校・大学生)900、子供(4 歳以上−中学生)
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パブリックプログラム
■レクチャー「ル・コルビュジエの絵画世界」
*日英・手話同時通訳付
展覧会に携わった専門家が、ル・コルビュジエと彼の絵画世界に
ついて語ります。
日時: 6 月 23 日(土)18: 00 -20:00
出演 : 山名善之(東京理科大学准教授、建築家)、林 美佐(大成
建設ギャルリー・タイセイ学芸員)、南條史生(森美術館館長)
会場:六本木アカデミーヒルズ 49 オーディトリアム
定員:150 名 *日英・手話同時通訳付
料金 : 一般 1,500 円 学生・MAMC メンバー 1,000 円
主催:森美術館、アカデミーヒルズ
■レクチャーシリーズ 「ル・コルビュジエと私」
*日英・手話同時通訳付
ル・コルビュジエについてさまざまな建築家が語ります。
第 1 回「ル・コルビュジエについて語る」
出演:槇 文彦(建築家)、富永 譲(建築家、法政大学教授)
日時:6 月 29 日(金)18:30 − 20:00
第 2 回「私とル・コルビュジエと住宅建築」
出演:安藤忠雄(建築家)
日時:7 月 20 日(金)18:30-20:00
第 3 回「ル・コルビュジエとは誰か」
出演:磯崎 新(建築家)
日時:7 月 29 日(日)14:00-15:30
第 4 回「ル・コルビュジエの精神と近代」
出演:黒川紀章(建築家)
日時:8 月 5 日(日)14:00-15:30
会場(各回とも):六本木アカデミーヒルズ 49 タワーホール
定員(各回とも):500 名
料金(各回とも)
:一般 1,500円 学生・MAMC メンバー 1,000円
主催:森美術館、アカデミーヒルズ
協力:六本木ヒルズクラブ
500
チケットぴあ[P コード:687-308]にてご購入いただけます。
広報用の写真画像をお貸し出しいたします。
詳しくは下記広報部までお問い合わせください。
お問い合わせ
広報部
担当:コーキル、高橋、田村、瀧
Tel : 03-6406-6111 Fax: 03-6406-9351
E-mail : [email protected] Web : www.mori.art.museum
106-6150 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 森美術館
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上記レクチャー、レクチャーシリーズの取材をご希望の場合は、
広報部までお問い合わせください。
* このほかギャラリートーク、学校プログラム、ワーク
ショップなどを予定。詳しくはお問い合わせください。
お問い合わせ:森美術館学芸部 パブリックプログラム
Tel: 03-6406-6101
E-mail: [email protected]
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ル・コルビュジエ展 プレスリリース
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関連情報
本展関連の書籍、家具のほか、オリジナルグッズを販売いたします。
■展覧会カタログ
ソフトカバー
A4 変形版/ 360 頁(日英併記)/森美術館・株式会社リミックスポイント制作
発行:株式会社リミックスポイント/ 3.990 円(税込み)
■森アートコレクション作品
オリジナルグッズ
T シャツ 2 種(サイズ:レディース M・L/ メンズ M・L・XL )(6 月下旬より発売、価格未定)、
ポストカードセット(1,050 円)、ポスター(1,260 円)を販売いたします。
■本展特別グッズ
展覧会のタイトルグラフィックを使用した T シャツ5種、トートバッグ(ともに価格未定)などの
オリジナルグッズを販売いたします。
本件のお問い合わせ : 森アーツセンターミュージアムショップ
Tel: 03-6406-6270
E-mail: [email protected]
Web: www.macmuseumshop.com
カルチャーや食など、六本木ヒルズではル・コルビュジエに親しむ
多彩なフェアやコラボレーションを実施。
Rojak
&
IDÉE CAFFe
『LE CORBUSIER avec IDÉE』
六本木ヒルズ内の Rojak と IDÉE CAFFE では、食や空間を通してさらにル・コルビュジエ世界観を味わっていただける、
『LE CORBUSIER avec IDÉE』
を開催します。
アジアン・エスニックフードのレストラン『Rojak』では、ル・コルビュジエが都市計画を担ったインド、チャンディガール、アーメダバード
の建造物写真のパネルを店内に展示し、ル・コルビュジエゆかりのスペシャルメニューをご提供します。
日常空間にアートが入り込んだような雰囲気が心地いい、『IDÉE CAFFE』では、ル・コルビュジエの絵画作品のパネルを店内に展示し、ル・コル
ビュジエへのオマージュを込めたフレンチスタイルのメニューをお楽しみいただけます。展覧会の余韻に浸っていただけます。
期間中、各店でスペシャルメニューをご注文頂いたお客様に、ル・コルビュジエ展オリジナルのポストカードをプレゼントいたします。
開催期間: 5/28 〜
9/24
Rojak 営業時間: 11 : 00 〜 25 : 00 ( 17 : 00 〜 18 : 00 はクローズ)
TEL : 03-5770-5831 http://www.idee.co.jp/food/66rojak
IDÉE CAFFE 営業時間: 11 : 00 〜 24 : 00 (土、日、祝日 10:00 〜 24:00)
TEL : 03-5770-5280 http://www.idee.co.jp/food/66caffe
プレスお問い合わせ:株式会社イデー 企画室 プレス 速水 TEL : 03-5431-5720
B bar Roppongi
期間限定オリジナルカクテル「ルミエール・ド・ロンシャン」
期間:7/14 〜 8/31
フランスの最高級ブランド「バカラ」が提案する世界初の直営バー、B
bar Roppongi ではフランスが誇る建築の巨
匠、ル・コルビュジエへのオマージュを込めて創作されたオリジナルカクテル『ルミエール・ド・ロンシャン』
をご提供いたします。
ル・コルビュジエの代表的な宗教建築である「ロンシャンの礼拝堂」の輝きを、バカラを代表する伝統的なグラス
「アルクール」に込めた一杯。
夏の夜長、展覧会のあとのゆったりとしたひととき、ラグジュアリーな空間で、時間をともに輝きを増すカクテル
をお楽しみ下さい。
B bar Roppongi
営業時間:月〜土
16:00 〜 28:00
Tel: 03-5414-2907
4/5
(日・祝〜 24:00)
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ル・コルビュジエ展 プレスリリース
Vol.3
2007.5.25
La Trilogie -La Saveur de Le Corbusier六本木ヒルズ内のハイエンドなフレンチレストラン 3 店舗「パ・マル」、「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」、「レストラン ブルディガラ」
では、ル・コルビュジエ展を記念し、ル・コルビュジエが愛した南仏を共通コンセプトに、『 La Trilogie
トリロジー
-La Saveur de Le Corbusier- 』(ラ・
- ラ・サヴゥール・ドゥ・ル・コルビュジエ - )を開催いたします。ル・コルビュジエゆかりの食材や、ル・コルビュジエの作品か
らインスパイアーされた一品など、それぞれ趣向を凝らした期間限定の特別メニューをご堪能いただけます。
開催期間:8/1 〜
8/31
パ・マル
営業時間:ランチ 11
:30 〜 LO 14 :00 / ディナー 17 :30 〜 LO 21 :00
TEL: 03-5770-8066
ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション
営業時間:ランチ 11
:30 〜 LO 14 :00 / ディナー 17 :30 〜 LO 22 :00
TEL:03-5772-7500
レストラン ブルディガラ
営業時間:ランチ 11
:00 〜 LO 15 :00 / ティー ( 土日祝 ) 15 :00 〜 LO 17 :30 /
17 :30 〜 LO 22 :00(土日祝 18 :00 〜 LO22 :00)
TEL:03-5786-7708
ディナー
六本木ヒルズ内の書店で「ル・コルビュジエ フェア」開催
青山ブックセンター六本木ヒルズ店
展覧会に先駆けて、青山ブックセンター六本木ヒルズ店では「ル・コルビュジエ フェア」を開催中です。
ル・コルビュジエ関連の書籍を青山ブックセンターのセレクトでご紹介。展覧会の鑑賞前、観賞後にぜひお立ち寄りください。
フェア開催期間:5/22 〜1ヵ月間
青山ブックセンター
営業時間:11:00〜 21:00 (年中無休)
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI
六本木ヒルズの人気カルチャースポット、TSUTAYA
Tel:: 03-5775-2151
TOKYO ROPPONGI 1 階書籍売場では、期間限定で「ル・コルビュジエフェア」を開
催中です。TSUTAYA セレクトによる、建築に関する書籍・DVD など数多く取り揃えています。ル・コルビュジエをもっと深く知りたい方は、
どうぞ展覧会と合わせてお楽しみください。
フェア開催期間:5/24 〜
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI
営業時間:7:00 〜翌 4:00
Tel: 03-5775-1515
●映画「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」相互割引キャンペーン
近代建築の奇才と呼ばれる建築家フランク・ゲーリーを題材とした話題の映画「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」。
Bunkamura ル・シネマで 6/2 より公開となるこの映画の鑑賞券(半券)のご提示で、ル・コルビュジエ展への入館料が割引になります。
また「ル・コルビュジエ展」チケットのご提示で、映画を割引料金でご鑑賞いただけます。
キャンペーン期間: 6/2 〜
9/24
※映画の割引適用は Bunkamura ル・シネマでの本作品終了までとなります。
※ 1 枚につき 1 名様 1 回までのご利用となります。他の割引との併用はできません。
<映画「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」の割引料金>
一般 1,800 円⇒ 1,600 円
学生 1,500 円 ⇒ 1,400 円
スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー公式ウェブサイト:http://sketch.cinemacafe.net/
<「ル・コルビュジエ展」の割引料金>
一般(円)1,500 円 ⇒ 1,300 円
学生 1,000 円 ⇒ 900 円
※その他相互割引キャンペーンに関しては、ウェブサイトをご確認ください。
広報用の写真画像をお貸し出しいたします。詳しくは下記広報部までお問い合わせください。
お問い合わせ
広報部
担当:コーキル、高橋、田村、瀧
Tel : 03-6406-6111 Fax: 03-6406-9351 E-mail : [email protected] Web : www.mori.art.museum
106-6150 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 森美術館
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