日本語版 - 森美術館

MAM プロジェクト 008:荒木珠奈
プレスリリース
2008.8.8
MAM プロジェクト 008:荒木 珠奈
2008 年 8 月 9 日[土]―11 月 3 日[月・祝] 森美術館ギャラリー 2(六本木ヒルズ森タワー 53 階)
MAM プロジェクトは森美術館が世界各国の才能豊かな若手アーティストを応援する
プロジェクト・シリーズです。
荒木珠奈(1970 年生まれ)は、版画、立体、インスタレーション、
アニメーションなど多様な技法を使い分けながら、シンプルでありな
がらも斬新さを感じさせる独自の表現を展開してきました。確かな技
術によって絶妙に組み合わされる色彩や形からは、居住、移動、つながり、
成長など、人間の日々の営みにかかわるテーマが連想され、見る人にさ
まざまな読みとりを促します。
荒木のインスタレーションは、しばしば複数のパーツの集合によって構
成されます。それは集団を形成するというよりはむしろ、多数の中の個
を強調しているように見えます。一見すると似通った現象の中に、それ
ぞれの個性と人生の炎が灯されているかのようです。ときに孤立し、と
きに寄り添いながら異なる道を進む生命の姿から「生きる」という根源
的な意味が想起されます。
《蛹の舟》 2007 年 再生紙、蜜蝋、布、テグス
Photo: Takeda Toshinori
Courtesy: POLA Museum Annex
これまでに繰り返しメキシコを訪れた荒木は、色彩感覚や様式におい
てその文化的影響を受けています。ときに毒々しささえ感じさせる色
や形は、原初的なエネルギーとして表現され、荒木の作品に「きれい」
なだけではない強靭さを加味しています。
今回の展示では 、メキシコの生命樹や日本の祭りの飾りなどのイメー
ジが混ざったインスタレーションを発表します。混沌から生命が生ま
れ 、成長してやがて朽ちていく 、美しくもはかない世界が 、荒木の独
創的な視点を通して展開されます。
(森美術館キュレーター 荒木夏実)
《虹蛇》 2006 年 銅版画、雁皮紙、油彩、ニス、ダンボール、不織布、鈴
Photo: Asakawa Masashi
主催:森美術館
開館時間:10:00 − 22:00 |火 10:00 − 17:00 *9/23( 火 ) は 22:00 まで|いずれも入館は閉館時間の 30 分前まで
入館料 ( 円 ):一般 1,500、学生(高校・大学生)1,000、子供(4 歳以上−中学生)500 *表示料金に消費税込
※森美術館「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」展と共通、展望台 東京シティビューへの入館料を含みます。
お問い合わせ:TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
パブリックプログラム
アーティストトーク *日英同時通訳付
おやこワークショップ「メキシコのひょうたんに絵を描こう」*日本語のみ
作家が自作について語ります。
メキシコの民芸品や楽器、飾りとして使われるひょうたん「ヒカラ」を使っ
たワークショップです。「ヒカラ」の内側を天空に見立てて絵を描きます。
日時: 2008 年 8 月 22 日(金)19:00-20:00
会場: 森美術館展示室内
定員: 100 名(当日先着順、予約不要)
料金: 無料(要展覧会チケット)
お申し込み:森美術館ウェブサイト www.mori.art.museum
お問い合わせ:森美術館学芸部 パブリックプログラム Tel:
日時: 2008 年 8 月 24 日(日)13:00-16:00
会場: 森美術館展示室内
対象: 小学生とその保護者
定員: 親子 15 組 30 名(要予約)
料金: 材料費一人 500 円(※要展覧会チケット)
03-6406-6101 Fax: 03-6406-9351 E-mail : [email protected]
掲載の画像を含む最新のプレス画像は、森美術館ウェブサイトにて申請いただけます。 www.mori.art.museum
お問い合わせ 広報部 担当:渡邉、田村
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