統合を成功に導く人事DD 株式会社こーぽらんて 1 M&Aがビジネスツールとして普及する中、組織の統合は当事者への 「変化(チェンジ)」を起こし、予測以上の大きな痛みを伴います。 しかし、その痛みは統合への「取組み方」次第で軽減が可能です。 弊社デューデリジェンス(DD)サポートサービスでは、M&Aの可否/条件を 決めるためのDDに加えて、買収後の統合を視野に入れたリスクアセスメントを 行います。即ち、あらかじめ、買収時のみならず統合におけるリスクを実務面 も含めすべて洗い出し、そのリスク対応の準備を始めます。 そして、実際の統合プロセスにおいては、統合計画へのメニューを提示、プラ ンの策定や進捗管理/報告業務をサポートし、実務面を含むクライアントの痛み の軽減のお手伝いをいたします。 統合を成功に導く人事DDサービス Cooperante, Inc. 2 人事DDプロセス Cooperante, Inc. 3 始めに、ディールの背景や内容を確認します。事業会社が事業展開のためにM&Aを検討しているとき は当該会社の業界における立ち位置やディールの狙い、プライベートエクイティ(PE)が投資目的で ディールを検討しているときはその出口戦略などです。 更にディールのタイプや統合モデルの確認により、ディールの課題やブレーカーが見えてきます。 ストラクチャー チェック項目やポイント(例) 株式譲渡 人(雇用契約)は「包括継承」されるので、人材の個別精査の比重は低くなる 親会社からの出向者が事業運営に重要な役割を担っている場合は、当該出向者の特定と処遇に 関する精査(人件費・転籍促進策)がポイント 事業譲渡 人(雇用契約)は「個別継承」されるので、雇用契約書(転籍同意書)を作成し従業員本人の同意の 取り付けが必要 現在の処遇の個別精査、移行措置に関わる情報、転籍を促す上で鍵となる従業員の特定などが ポイント 会社分割 分割対象に主として従事している人は「包括継承」されるが、従として従事している人は分割計画 書に名前が記載されても転籍を拒否することができる 後者では、必要な従業員の特定と、転職促進、同意が得られない場合の対応などがポイント こうして浮かび上がっていた組織・人に関わる課題(仮説) を検証すべく、 必要な情報を入手、検討・分析し、関係者へのインタビューを行います。 Ⅰ. M&A 人事DDプロセス 1/5 Cooperante, Inc. 背景/内容理解 課題の把握 情報収集・分析 インタビュー 4 次に、人件費を以下の財務の観点から把握します。 ❶ 直近の報酬データに基づく年間人件費 ❷ 適正な人件費を把握するための調整項目 ❸ M&Aの実施や統合に伴う付随費用 人件費の構成要素(報酬、福利厚生、退職給付など)毎の詳細については、お問合せ下さい。 Ⅱ. 人件費 人事DDプロセス 2/5 Cooperante, Inc. 人事DDと 統合リスク アセスメント 5 次に、「経営環境の目まぐるしい変化に対応できるか」「人の能力を伸ばして十分活用できる仕組み があるか」「人が安心して働ける環境か」など複数の観点から『組織・人』を分析し、合わせて統合 後を視野に入れたリスクを洗い出します。 組織 人材 人事制度 労務管理 詳細につきましてはお問合せ下さい。 人事DDプロセス 3/5 Cooperante, Inc. Ⅲ.組織と人 人事DDと 統合リスク アセスメント 6 続いて、会社法や労働法令に基づくコンプライアンス審査を行います。現状の「法違反」や「主要 な告示・通達により行政指導のおそれのある事項」は勿論のこと、統合後のビジネス継続にあたっ てバリアになる可能性のあるものも洗い出します。 対象となる法律 会社法関係 労働基準法関係 労働安全衛生法関係 男女雇用機会均等法関係 育児介護法関係 労働者派遣法関係 高年齢雇用安定法関係 障害者雇用促進法関係 入国管理法関係 パートタイム労働者法関係 労働保険関係/社会保険関係 詳細につきましてはお問合せ下さい。 人事DDプロセス 4/5 Cooperante, Inc. Ⅳ. 労働法等 人事DDと 統合リスク アセスメント 7 最後は統合プロセスです。 新会社の人事戦略・ビジョン・企業理念の確認 統合作業を進めていくと、これまで「当たり前」だと思っていたことがそうではないと気付か されます。両社の意見が噛み合わず険悪なムードが漂うことも少なからずあります。そんな時 の拠り所が「人事戦略」「ビジョン」「企業理念」です。これが明確でない場合は、「統合の目的」 で代行します。 課題の特定とグルーピング これまでに「人件費」「組織・人」「労働法等」という観点から統合リスクを洗い出しました。これ に基づき、新会社の課題を特定しグルーピングをします。 優先順位付けと期限の設定 優先順位の高中低を決め、各々に対して節目と完了日を設定します。想定外なことが起きます が、目的遂行のために何が必要になるか常に確認しながら修正していくことが肝要です。 進捗管理 誰でもできると思われがちですが、いざ始まってみるとその難しさを痛感します。 客観性、交渉力、迅速性が求められます。 Ⅴ. 統合 人事DDプロセス 5/5 Cooperante, Inc. 人事戦略確認 課題の特定 優先順位付け 進捗管理 8
© Copyright 2024 Paperzz