あなたと基金をホットに結ぶ

あなたと基金をホットに結ぶ
基金だより
山崎製パン企業年金基金
第14回代議員会が去る平成22年11月18日(木)、山崎製
パン企業年金基金会館3階「陽光の間」で開催され、平成23年
度の事業計画と予算の審議が行われ、全会一致で承認可決されま
したのでご報告いたします。
【重点実施事項】
①効率的な資産運用による必要収益の確保
②予定利率の見直しの検討継続
③企業会計基準変更に合わせ、母体企業と連携
した諸対策の実施検討
④教育・広報活動の推進による業務の円滑運営
と福祉サービスの充実
⑤会館運営の活性化と収益確保への取り組み
上記5事項を掲げ、加入者及び受給権者の皆さんの安定的な老後福祉に寄与すべく、更に強固な
体制づくりに務めて参ります。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 年 金 経 理 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
年金・一時金の給付額は6,925百万円、一方掛
金等収入は5,844百万円を見込んでおります。60
歳到達者の人員減により一時金の給付は減少見
込みですが、基金の成熟化の進行により、給付
額が掛金収入を上回る見通しです。
年金資産の運用利回りは4.80%の収益予測で
978百万円の剰余金見込みですが、累計ではま
だ若干の不足金となります。
予定貸借対照表(資産状況)
予定損益計算書(収支状況)
【平成23年1月1日∼平成23年12月31日】
【平成23年12月31日】
未償却過去
勤務債務等
減少額
2,462
未償却過去
勤務債務
残高等
25,211
運用報酬・
業務委託費等
256
【単位:百万円】
掛金等収入
5,844
費用 収益
給付費
6,925
当年度剰余金
978
数理債務
123,310
資産 負債
10,621
運用収益
4,500
数理債務減少額
277
純資産
97,331
繰越不足金
1,746
124,288
当年度剰余金
978
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 業務経理・業務会 計 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
業務経理・業務会計は基金業務の運営に関す
る会計で、収入はその大半を事業主より納めて
いただく事務費掛金により賄われていますが、
平成23年度は約2億2,480万円を予定しています。
支出は、基金業務の充実強化のため、パソコ
ンの更新や事業所事務担当者の研修・会館を含
めたホームページの作成の他は、前年並の費用
を予定し、その結果、当年度剰余金を3,340万円
を見込んでおります。
■予定損益計算書
■予定貸借対照表
【平成23年1月1日∼平成23年12月31日】 (単位:千円)
【平成23年12月31日】 (単位:千円)
収 益 勘 定
費 用 勘 定
推 計 額
科 目
事
務
推 計 額
科 目
115,300 掛 金 収 入
費
流 動 資 産
固 定 資 産
1,300 雑
入
400
業務委託費
7,200 基本金戻入金
3,600
繰
入
金
62,300
雑
支
出
9,300
余
金
剰
科 目
224,800
代議員会費
収
負 債 勘 定
資 産 勘 定
推 計 額
推 計 額
科 目
144,755 流 動 負 債
8,528 基
34,939
金
16,043
繰越剰余金
68,901
当年度剰余金
33,400
合 計
153,283
本
33,400
228,800
合 計
228,800
153,283
合 計
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 業務経理・福祉事業会 計 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
業務経理・福祉事業会計は次の2会計に細分化して管理しています。
●一般福祉会計…中短期貸付金・遺児育英資
金・住宅転貸融資・基金だより等の広報に
関する会計
中短期貸付金の利息・剰余金の運用利息の
収入2,140万円と、業務会計からの受入金290
万円で、基金だよりの発行費用、遺児育英金
の給付等を賄っており、当年度剰余金を900
万円見込んでおります。
●会館会計…山崎製パン企業年金基金会館
(サンシティー)の運営に関する会計
宿泊料・会議室料・市川クラブ・テナント賃
料等の施設収入 1 億3,730万円と、業務会計か
らの受入金等5,720万円を主な収入源として、支
出は職員給与、設備・警備の保守費用・ベッド
メーキング等の外部委託費、光熱水費等となっ
ております。
今年度も客室・会議室を中心に既存設備の維持
補修を計画し、設備投資を1,000万円見込むため、
経常収支で1,940万円程度の赤字が見込まれます。
■予定損益計算書
■予定貸借対照表
【平成23年1月1日∼平成23年12月31日】 (単位:千円)
【平成23年12月31日】 (単位:千円)
収 益 勘 定
費 用 勘 定
推 計 額
科 目
事
務
費
福祉施設費
福祉給付費
科 目
166,813 施 設 収 入
427 貸 付 金 利 息
科 目
979,226 流 動 負 債
4,511,686 固 定 負 債
9,000
固 定 資 産
入
金
60,100
当年度不足金
入
金
10,000 雑
収
入
18,300
雑
支
出
53,660 戻
入
金
5,000
足
金
不
合 計
推 計 額
科 目
流 動 資 産
9,200 受
240,100
推 計 額
137,300
繰
合 計
負 債 勘 定
資 産 勘 定
推 計 額
762,845
58,095
金
3,754,068
繰越剰余金
926,304
10,400 基
本
10,400
240,100
合 計
5,501,312
合 計
5,501,312
平成23年度の資産配分計画について
当基金では、リーマンショック後の世界経済
の先行きが不透明な状況の中、安定的な基金財
政を今後も維持していくため、昨年度は従来の
政策アセットミックスよりも期待収益・リスク
を低く見積もった年度アセットで運用を行いま
した。
平成23年度についても、世界経済の先行きは
依然として不透明であり、引き続き昨年度の資
産配分を継続して行います。
短期資金
オルタナティブ
(代替投資)
2%
9%
生保一般勘定
国内債券
10%
37%
外国株式
17%
外国債券
9%
国内株式
16%
平成23年度資産運用委託機関と内容
本年は、下記の運用委託機関に資産運用を委託し、収益の確保に努めて参ります。
運用委託機関
みずほ信託銀行
信 住友信託銀行
託
三菱UFJ信託銀行
運用スタイル
内外債券
パッシブ・コア
・ 株 式
外国債券 ヘッジ付外債
国内債券 アクティブ
オルタナ プライベート・
ティブ
エクイティ
DIAMアセットマネジメント 国内債券 アクティブ
損保ジャパン日本興亜
アセットマネジメント
国内債券 アクティブ
ニッセイアセットマネジメント 国内債券 変動利付債
投 大和住銀投信投資顧問
資
顧
問 みずほ投信投資顧問
会
社
国内株式 バリュー
国内株式 グロース
外国債券 ヘッジ付外債
野村アセットマネジメント 国内株式 コア
外国株式 コア
ピムコ・ジャパンリミテッド
外国債券 アクティブ
運用委託機関
新生インベストメント・
マネジメント
モルガン・スタンレー・
アセット・マネジメント
MFSインベストメント・
マネジメント
ラザード・ジャパン・
アセット・マネージメント
運用スタイル
エマージング債
券
エマージング株
外国株式
式
外国債券
外国株式 バリュー
外国株式 グロース
投
オルタナ 日本株マーケッ
資 ガートモア・アセットマネジメント
トニュートラル
ティブ
顧
オ ル タ ナ グローバル・ア
問
会 ブラックロック・ジャパン ティブ
ルファ
社
ゴールドマン・サックス・ オ ル タ ナ グローバル・マ
ルチ
アセット・マネジメント ティブ
BNPパリバインベストメント オ ル タ ナ 日本株ロングシ
・パートナーズ
ョート
ティブ
オ ル タ ナ グローバル・マ
BFCアセットマネジメント
クロ
ティブ
ウエリントン・インターナショナ オ ル タ ナ
外債ロングショート
ティブ
ル・マネジメント
生 日本生命保険
命
保 第一生命保険
険
会
社 明治安田生命保険
一般勘定 固定利回り(+配当)
一般勘定 固定利回り(+配当)
一般勘定 固定利回り(+配当)
平成23年度の再評価率に関する件
平成23年度の再評価率が下記のようになりま
再評価率は基金規約により、10年国債の過去
す。「再評価率」とは、あらかじめ定められた
5年の平均利回りに0.5%を加えた率(上限
経済指標をもとに、毎年再評価する給付利率を
5.5%、下限2.0%)と定められています。
いいます。
【再評価率】 平成23年度 2.0% (変更なし)
平成23年度再評価率適用期間
〔平成23年4月∼平成24年3月〕
(平成22年度 2.0%)
※本年は第1退職年金額及び第2退職年金額に変更はありません。
本年も年金相談で事業所を訪問します。
当基金は「事業所年金相談会」を行っており、
多くの皆さんと直接面談のうえ種々の相談に応
じていますので、是非ご活用ください。
相談内容は、厚生年金制度や企業年金制度全
般に関するもの、個人の年金受給額や受給開始
時期、配偶者の年金に関するもの等、多岐にわ
たっております。
実施月 実施数
23年 度 実 施 事 業 所
2月
1
㈱ヴィ・ド・フランス
3月
1
㈱ヤマザキ・ナビスコ本社
5月
3
松戸工場、京都工場、神戸冷生地事業所
6月
3
埼玉第2工場、㈱ヤマザキ・ナビスコ古河、㈱サンロイヤル旭川
7月
4
千葉工場、横浜第2工場、仙台工場、大阪第2工場
8月
3
横浜第1工場、新潟工場、熊本工場
9月
3
埼玉第1工場、 福岡工場、 ㈱サンミックス
10月
3
古河工場、大阪第1工場、 名古屋工場
11月
1
安城工場
※具体的な実施日や、デイリ
ーの地区本部の方が最寄り
の事業所で相談を受けたい
ときは、事業所の人事担当
者にお尋ねください。
基金の年金給付に伴う源泉徴収と確定申告について
①基金及び国から受け取る年金は、税法上「雑
所得」として課税対象となります。
基金から 年金額×7.5%の所得税が源泉徴収される。
の年金 (金額の多寡に拘わらず一律)
国から
の年金
各種控除を受けた後に所定の税率が課税さ
れます。年金額によっては、所得税が発生
しない場合もあります。
②毎年1月頃に前年分の「公的年金等の源泉徴
収票」が企業年金基金と国(日本年金機構)
のそれぞれから送付されてきます。さらに給
基金や国の年金等からの源泉徴収
与等の収入があると、会社より渡されます。
③基金と国など2つ以上の年金を受け取ってい
たり、給与その他の収入がある場合は、「確
定申告」の手続きを、2月16日∼3月15日の
間に居住地を管轄する税務署で行ってくださ
い。確定申告により、既に源泉徴収されてい
る税額と、1年間の合計所得に基づいて計算
された税額の差額の修正(還付又は追納申告)
を行うこととなります。
1月頃源泉徴収票が届く
2月∼3月の確定申告
(差額の還付・追納申告)
−年金をまちがいなく受け続けるために−
■
◆ 年金の受給には「現況届」 の提出が必要です
基金の年金を受け取るためには「年金
(住所・電話番号・氏名・生年月日)を
記入し、提出期限までに当基金宛てご
受給権者現況届(現況届)」の提出が必要
です。現況届は年金受給者の皆さまが、
引き続き年金を受ける権利があるかどう
か(生存していること)を確認するため
のものです。
① 当基金では、毎年誕生月の前月末に、
年金受給者の皆さまのご自宅宛てに
「年金受給権者現況届」をお送りしてい
ます。
② 現況届が届いた方は、受給権者の欄
返送ください。
③ 現況届にご本人が記入できない場合は、
ご家族等が代理で記入できます。ただ
しこの場合は受給権者の欄だけではな
く代理人署名欄(住所・電話番号・氏
名・生年月日)への記入も必要です。
④ 現況届の提出が遅れますと、年金の支
払いが差し止めされますので、ご注意
ください。
①「現況届」を発行、年金受給権者のご自宅へ郵送
50円切手
を貼付
山崎製パン
企業年金基金
50円
現況届
②∼④「現況届」に記入し基金へすみやかに返送
年金受給権者ご自宅
■
◆ 「変更届出」の提出のお願い
住所変更等、皆さまに下記のような変更がありましたら、速やかに当基金まで届出をお願いします。
例えば
必要な届出
こんなとき
転居による住所変更、合併等による市区町村名・番地等の表示変
更があった場合
1
住所が変わったとき
2
振込口座が変わったとき
3
お名前が変わったとき
4
不幸にしてお亡くなりに
なったとき
退職年金受給権者変
更届(氏名、住所、
口座)
振込金融機関や口座番号を変更した場合、または金融機関の合併
等により、振込金融機関名・支店名等が変わった場合
結婚、離婚、改姓名等によりお名前が変わった場合
退職年金受給権者死
亡届
受給者の方がお亡くなりになった場合は、10日以内にご遺族の方
等より死亡届の提出をお願いします。
※届出用紙は「年金受給者のしおり」に綴じ込んでありますが、用紙が見当たらない場合は基金より送付します
ので、遠慮なくご連絡下さい。
基金だより/No.13
(2011年1月発行)
発行/山崎製パン企業年金基金 〒101−0032 東京都千代田区岩本町3-8-16
NOF神田岩本町ビル4階
TEL.03−3851−3148 FAX.03−3864−6528