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1年間ありがとうございました 校長 尾後貫 智 3.17 卒業証書授与式 3月

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学校だより
ふうしゃ
平成28年3月18日
アムステルダム日本人学校
No.31
http://www.jsa.nl/
1年間ありがとうございました
校長
尾後貫
智
3.17 卒業証書授与式
3月17日、素晴らしい春の息吹を感じるこのよき日に本校小学部第37回、中学部第
36回卒業式が挙行されました。小学部22名、中学部14名が、思い出いっぱいのアム
ステルダム日本人学校を巣立っていきました。式には、多くの保護者の皆様方のご列席を
賜りまして、本当にありがとうございました。卒業生の輝く未来に幸多かれと祈念いたし
ます。本年度で本校を巣立った卒業生は、小学部は1037名、中学部が508名となり
ました。
やわらかな春の陽ざしに誘われて、校庭の桜のつぼみもそのふくらみを増してきました。
今日は平成27年度の修了式です。卒業生から「最高学年のバトン」を受け取った小学部
5年生と中学部2年生が、早速胸を張って整列し、下級生に手本を示していました。どの
学年も、一年の締めくくりの日を迎え、またひとつお兄さんお姉さんになるんだ、という
意識の高まりが感じられました。
残念ながら、本日で小学部20名〈1年~5年〉、中学部4名〈1,2年〉の友だちとお
別れすることになりました。
さて、明日からは春休みです。春休みはこの一年間でどれだけ達成できたかを振り返る
とともに、この一年間頑張れたのは、多くの人が支えてくれたからであることを自覚し感
謝の心を持つ、「振り返り」と「感謝」の機会であってほしいと思います。そして、『一年
の計は春休みにあり』という気持ちで、新学年の準備にあたることを期待しています。
この一年間、本校教育にご理解ご協力いただきましたことに感謝申し上げます。
次年度も引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願いいたします。
〈卒業式の式辞から〉
日本の高度成長時代の話です。パナソニックの創始者で、今は無き松下幸之助さんが自
分の経営している工場を視察にまわった時の話です。その工場では朝から晩までただひた
すら小さなソケットのついた電球を磨くだけの仕事をしていました。単調でつまらない仕
事にあきあきしていた工員さん達はその不満を言うつもりで、社長の松下さんが視察に来
るのを待っていました。
松下さんは工場に入ってしばらく彼らの作業を眺めていたかと思うと、いきなり「え
え、仕事やなあ。」と言ったそうです。すると、みんなびっくりして手が止まりました。
「電球を磨くだけの仕事のどこがいい仕事なんだ。」とみんな疑問に思っていたからで
す。
すると、松下さんは彼らにこう言い出したのです。
「ええ仕事や。あんたらが磨いている電球は、どこで光るか知っとるか。」
たぶん電球磨きの工員さん達はそんなことを考えたことはなかったと思います。今、自
分が磨いているこの電球が、どこでどういうふうに光っているかなんて考えて磨いていな
いわけです。戸惑っている彼らに松下さんはこう続けたのです。「日本の山間部の村の中
には、まだ電気が行き渡っていないところがいっぱいある。そういうところに子ども達が
いっぱいおる。そこに住む子ども達は夜になって暗くなったら、外で遊ぶことも本を読む
こともできなくなる。本というのは人間の心を豊かにするわな。その本を読んで彼らが未
来を夢見て、心を躍らせ「ああ僕も大きくなったらこうなろう、ああなろう」と、そう考
えさせてくれる読書も日暮れとともにページを閉じなくてはいけないんや。もう少し続き
が読みたい。でも、もう暗くて読めない。そんな時、みなさんが磨いた電球がポッととも
りよる。その電球の下には彼らがこれから読みたいと思っていた活字がはっきりと見え
る。子ども達はその本を開いて、また心を夢の世界に踊らせ続けることができるんや。あ
んたらのしている仕事は子ども達の夢と未来を育むええ仕事や。ほんまにええ仕事やな
あ。」
松下さんにそう言われてさっきまで不満を言おうとしていた工員さん達がポロポロと涙
をこぼし始めたそうです。
この世の中に意味の無い仕事はないのです。この話から私たちが学ばなくてはいけない
ことは、自分のしていることの意味をしっかり理解していないといけないと言うことで
す。松下さんの話から工員さん達は、自分たちの仕事はたんなる電球を磨いているのでは
なく、日本の子ども達の夢と未来を育んでいるとその意味を自覚できたから、熱い涙があ
ふれてきたのだと思います。
4 月から始まるみなさんの学校生活も全く同じです。その学校に通う意味、授業を受け
る意味を心の深いところで自分なりに理解して意味づけしていかないと、学校生活の単調
な繰り返しに、人はいつの間にか「こんなものでいいだろう」というルーチンにはまって
いってしまうものです。惰性で仕事をすれば良い結果が期待できないのと同じで、惰性で
学校生活を繰り返してしまうとよい成長は望めなくなるものです。私はみなさんにこれか
らの学校生活を粗末に扱わないでほしいのです。時間を大切にして、しっかり勉強して、
ただ憶えるだけではなく、よく考えて、視野を広げて、物事の価値を考え直してみること
で、自分にとって本当に大切なことが見えてくるはずです。〈抜粋〉
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