Red Hat Enterprise Linux 5 インストールガイド

「Visual Nexus 4.0-2」 用
3
Red Hat Enterprise Linux 5 インストールガイド
2009 年 3 月 31 日
沖電気工業株式会社
OKI ビジネスセンタ
本資料は Visual Nexus ver4.0-2 のプラットフォーム OS として、Red Hat Enterprise Linux 5 を利用する場合の OS の新規イン
ストールガイドです。
Red Hat Enterprise Linux 5 の 64 ビット版を対象とします。
1.インストール手順の流れ
インストール、セットアップ手順の流れを示します。
≪インストール、セットアップの流れ≫
Red Hat Enterprise Linux 5 インストール
インストール後の OS セットアップ
インストール後のネットワーク設定
上記手順で全てのセットアップが完了します。必ず全ての手順を行う必要があります。
以降の手順に従ってインストール、セットアップを進めてください。
2.前提条件
インストールするにあたっての前提条件を以下に示します。本条件に注意してインストールを行ってください。

日本語環境としてインストールすること。

インストール手順により、全てのパッケージグループをインストールする場合、/usr 領域を含むファイル領域として約
1.7GB の容量が必要となる。十分なファイル領域を確保するものとして 3GB 以上を確保することを推奨する。

Visual Nexus インストールモジュール展開用の領域として、100M バイト以上の空き容量が必要。例えば、/tmp 以下。
1
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3.OS インストール作業手順
以下、インストール手順作業はグラフィカルベースでの手順例となります。
インストール作業手順は、弊社が調達したサーバマシンにインストールを行った際の作業実例であり、調達するサーバ機によ
って、作業内容が若干変更になる場合もあります。
 太字部分はポイントとなる部分であるため設定に注意してください。
 パッケージコンポーネント中の “*” (アスタリスク) は、任意の数値であることを示します。
例えば、 compat-libsdtc++-33-3.*.*.i386.rpm は compat-libsdtc++-33-3.2.3-61.i386.rpm などが該当します。
No
作業内容
備考
1
Red Hat Enterprise Linux 5 インストール CDROM を入れて電源を入れます。
2
【Red Hat Enterprise Linux 5】
トップ画面が表示されたら「Next」ボタンで次へ進む。
3
【Language Selection】
「Japanese(日本語)」 を選択します。
4
【キーボード設定】
「日本語」 を選択します。
5
6
【インストール番号】
※ 省略可能。インストール番号を入力しない
インストール番号を入力します。
場合は、コアパッケージのみインストール可能。
【ディスクパーティションの設定】
※
手動でディスクパーティションの設定を行う。(※)
デフォルトレイアウトを作成します」も選択
設定例)
可能。但し左記の条件を満たすことを確認
タイプ
容量
ext3
100M
swap
1024M
Ext3
「選択したドライブ上の空き領域を使用して
37095M
マウントポイント
説明
する。
/boot
スワップ領域、目安として実メモリの2倍。
/
マウントポイントとパーティションの切り方はインストールされるパッケージにより
調整する。
Visual Nexus 及び関連パッケージは /usr/local 下にインストールされる。
⇒<条件> 容量: 1GB の空き容量が必要
Visual Nexus のデータベースは /var/lib/pgsql 下に作成される。
⇒<条件> データベース領域として: 100M 以上の領域確保を推奨
Visual Nexus 及び関連パッケージのログは /var 下に書き出される。
⇒<条件> 容量目安: 10GBの空き容量推奨
Visual Nexus インストールモジュール展開時に必要となる領域として、
100M バイト以上必要。
⇒<例> /tmp に 100MB以上の空き容量
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【ブートローダの設定】
2
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デフォルトで設定する
設定例)
・ GRUB ブートローダは/dev/sda 上にインストールされます。
8
【ネットワークデバイスの設定】
※ 「DHCP を経由で自動設定」をチェックしてイ
・
ンストールを行ってもよいが、インストール終了
「DHCP を経由で自動設定」のチェックを外して、IPアドレス、ネットマスクを設
後ホスト名などが反映されない為、インストール
定する。(※)
・
「ホスト名」で、「手動設定」をチェックし、ホスト名を入力する。
後のネットワーク設定は必須。
・
ゲートウェイのIPアドレスを設定する。
※ /etc/hosts の設定確認必須。
※ ホスト名は FQDN 形式で入力すること。
9
【地域の選択】
「アジア/東京」 を選択する。
10
【root パスワードを設定】
root のパスワードを設定する。(任意)
11
【ソフトウェア選択】
「今すぐカスタマイズする」を選択する。
12
【パッケージグループの選択】
以下のパッケージグループ(ソフトウェア)を必ず選択する。(※1)
※1 これらのパッケージを選択することで
Visual Nexus をインストールするために最低限必要なパッケージです。
Visual Nexus に必要なコンポーネントがインスト
デスクトップ環境
ールされる。
<GNOME デスクトップ環境>
開発
<開発ライブラリ>
([詳細] を開いて下記のみを選択する ※2)
※2 デフォルトでは選択されていないので、[詳
・
細]を開いて選択すること。
openldap-devel – OpenLDAP 開発ライブラリとヘッダーファイル
左記のそれぞれのパッケージ以外で不要なも
のはチェックを外す。
サーバ
<PostgreSQL データベース>
([詳細] を開いて下記のみを選択する ※2)
・
unixODBC – Linux の完全な ODBC ドライバマネージャ
ベースシステム
<システムツール>
([詳細] を開いて下記のみを選択する ※2)
・
mrtg – Multi Router Traffice Grapher (※3)
・
net-snmp-utils – NET-SNMP プロジェクトの SNMP を仕様するネットワーク
※3 いずれも VNOnline の統計情報で利用す
管理ユーティリティ (※3)
る。
・
openldap-clients – OpenLDAP 用のクライアントプログラム
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<レガシーなソフトウェアのサポート>
([詳細] を開いて下記のみを選択する ※2)
・
compat-libstdc++-33 – 標準 C++互換の共有ライブラリ
言語
<日本語のサポート>
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【パッケージのインストール】
インストールを開始する。
途中、インストーラからの要求に従い CD を入れ替える。
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【インストール終了】
再起動後、必ず項目「4.OS 設定手順」を行う
「再起動」ボタンを押下し、システムを再起動する。
4.OS 設定手順
No
1
作業内容
備考
【ようこそ】
起動トップ画面が表示されたら「進む」ボタンで進む。
2
【ライセンス同意書】
ライセンス同意内容に同意する場合には
「はい、私はライセンス同意書に同意します(Y)」を選択する。
3
4
5
【ファイアウォール】
※CUI でインストールした場合にも、コマンドで
「無効」を選択する。
「無効」に設定すること。
【SELinux】
※CUI でインストールした場合にも、コマンドで
「無効」を選択する。
「Disabled」又は「Permissive」に設定すること。
【日付と時刻】
システム用の日付と時刻を設定する。
必要に応じて NTP の設定を行う。
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【ソフトウェア更新の設定】
登録を行う。(任意)
7
【ユーザの作成】
ユーザーアカウントを作成する。(任意)
作成しない場合はそのまま「進む」ボタンで進む。
8
【サウンドカード】
サウンドカードの設定がある場合には行う。
設定がなければそのまま「進む」ボタンで進む。
9
【追加の CD】
「次へ」を選択する。
10
【セットアップ終了】
再起動後、「5.ネットワーク設定手順」を行う
「行われた選択を有効にするためにはここでシステムを再起動する必要がありま
4
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す」というメッセージ表示後、「OK」ボタンを押下し、システムを再起動する。
5.ネットワーク設定手順
* OS のインストール、設定後の GUI ベースでのネットワーク設定例を示します。
本作業は Visual Nexus Meeting Server を稼動するにあたって必要となりますので、必ず設定作業、確認を行ってください。
No
1
作業内容
備考
メニューからネットワーク設定ツールを起動する
手順: 「システム」 → 「管理」 → 「ネットワーク」
2
ネットワーク設定ツールにて、デバイスの状態を確認し、アドレス、サブネットマス
※
DHCP を使用している場合、IP アドレス、
ク、デフォルトゲートウェイアドレスの設定を行う。
サブネット、ゲートウェイの取得が正しく行
<設定例: 図 1>
われているか確認する。
手順: ① 「デバイス」タグを選択
② 「編集」ボタンを選択
③ イーサネットデバイス画面にて、必要に応じて IP アドレス、サブネット、
ゲートウェイの設定を行う。(※)
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ネットワーク設定ツールにて、ホスト名の設定を行う
※
<設定例: 図 2、図 3>
必ずホスト名を FQDN 形式で設定するこ
と。
手順: ① 「ホスト」タグを選択
② 「新規」ボタンを選択
③ 「ホスト登録を追加/編集」画面にて、自ホストのエントリ(IP アドレス、
ホスト名、エイリアス)を追加する。
④ 「DNS」タグを選択
⑤ ホスト名を追加する。
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ネットワーク設定ツールにて、必要であれば DNS の設定を行う
<設定例: 図 3>
手順: ① 「DNS」タグを選択
② DNS 設定画面にてホスト名、DNS エントリを追加する
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<ネットワーク設定ツール設定例>
① 「デバイス」タグ
デバイスを確認し、「編集」で IP アドレス、サブネット、ゲートウェイのネットワーク設定を行ってください。
図 1
② 「ホスト」タグ
自マシンのホスト名を FQDN 形式で必ず設定してください。
ホスト名設定の確認
してください!!
図 2
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③ 「DNS」タグ
ホスト名の設定は必須です。(FQDN 形式で設定してください。)
DNS の設定は必要であれば入力してください。
このホスト名は、DNS
を使用しない場合で
も、必ず設定してくだ
さい!!
図 3
6.不要パッケージの削除 【重要】
OS インストール後、Visual Nexus Meeting Server をインストールする前に本項を確認・実施してください。
Visual Nexus Meeting Server を利用する場合には、Visual Nexus インストール CD 内に同梱された PostgreSQL を利用します。
そのため、OS 標準でインストールされた PostgreSQL を事前に削除しておく必要があります。
<削除対象の PostgreSQL パッケージ>
・
postgresql-libs-8.1.11-1.el5_1.1
・
postgresql-8.1.11-1.el5_1.1
・
postgresql-server-8.1.11-1.el5_1.1
<実行手順>
(1) 下記のコマンドを実行して、削除対象のモジュールがインストールされているかどうかをご確認ください。
# rpm –aq │ grep postgresql
※ 本 手 順 書 に 沿 っ て 必 要 パ ッ ケ ー ジ の み を イ ン ス ト ー ル し た 場 合 に は 、 postgresql-libs-8.1.11-1.el5_1.1 、
postgresql-8.1.11-1.el5_1.1 が既にインストールされています。
(2)
PostgreSQL がインストールされている場合、以下の手順でアンインストールしてください。
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# rpm –e postgresql-server-8.1.11-1.el5_1.1 (インストールされている場合のみ)
# rpm –e postgresql-8.1.11-1.el5_1.1
# rpm –e postgresql-libs-8.1.11-1.el5_1.1 --nodeps
7.インストール後の確認事項 【重要】
インストール終了後に、以下の項目を必ず確認してください。

ネットワーク通信が確立されていること、別途用意した WindowsPC から ping が通ることを確認する。

サーバの名前解決が出来ていること、サーバ名で別途用意した WindowsPC から ping が通ることを確認する。

/etc/sysconfig/network ファイルを開いて、サーバの名前(ホスト名)が、正しく設定されていることを確認する。

DNS を使用しない場合、/etc/hosts ファイルにホスト名と IP アドレスのエントリが設定されていることを確認する。インスト
ール直後は、ローカルホストの IP アドレス(127.0.0.1)のエントリにホスト名が追加される場合があるので、この名前を削
除し、NIC の IP アドレスとホスト名の組み合わせのエントリを登録し直す必要がある。DNS を使用する場合には、DNS 登
録名とホスト名とが合致していなければいけない。
例) # cat /etc/hosts
# Do not remove the following line, or various programs
# that require network functionality will fail.
127.0.0.1
localhost.localdomain
172.16.51.101
vnsvr1.visualnexus.com
localhost
vnsvr1
※必ず上記のように localhost も記述されていることを確認してください。

compat-libstdc++-33-3.2.*-*、libxml2-2.6.*-* がインストールされていることを確認する。

openldap-2.3.*-*、openldap-clients-2.3.*-*、openldap-devel-2.3.*-* がインストールされていることを確認する。

unixODBC-2.2.*-*、tk-8.4.*-*.el5_1.1 がインストールされていることを確認する。
8.備考
★ インストール及びパッチ情報等、より詳細な情報につきましては、下記の URL をご参照ください。
Red Hat Enterprise Linux 5: http://www.jp.redhat.com/rhel/
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