募集要綱≪選考方法≫

募集要綱≪選考方法≫
1. 募集対象の国際機関・専門分野
(1)UNHCR
プロテクション:法律学修士号及び関連分野(プロジェクトマネジメント経験を含む)におい
て2年以上の職歴を有する方
(2)UN-HABITAT
(イ)再生エネルギー:建築学,エンジニアリング,都市計画分野等その他関連の修士号及び
エネルギー開発分野又は人間定住関連の職歴を有する方
(ロ)都市の水衛生:環境科学,水資源,水衛生等その他関連の修士号及び2年以上の都市
開発・プロジェクトマネジメントの経歴を有する方
(ハ)都市政策:経済学,政策分析,社会学,都市計画,公共政策等その他関連の修士号及
び都市政策展開・住宅と貧困等の分野においてリサーチ経験を有する方
(3)UNICEF
(イ)児童保護:人権/人道法,人権教育,国際開発等その他関連の修士号及び関連分野
(プロジェクトマネジメント経験を含む)において2年以上の職歴を有する方
(ロ)コミュニケーション(External Relations):コミュニケーション,メディア,ジャーナリズム,広
報等その他関連の修士号及び関連分野において2年以上の職歴を有する方
(ハ)M&E:社会科学,統計学,計画開発等その他関連の修士号及びM&Eを含むプログラ
ムマネジメントの経験を2年以上有する方
(ニ)WASH(Water Sanitation & Hygiene):社会科学分野の修士号及び関連分野(プロジェ
クトマネジメント経験を含む)において2年以上の職歴を有する方
(ホ)WES(Water, Environment and Sanitation):衛生工学,公衆衛生等その他関連の修士
号及び関連分野(プロジェクトマネジメント経験を含む)において2年以上の職歴を有す
る方
(4)WFP
(イ)Nutrition:栄養学等その他関連の修士号及び関連分野(プロジェクトマネジメント経験を
含む)において2年以上の職歴を有する方
(ロ)ロジスティクス:MBA,国際経済,国際開発,エンジニアリング等その他関連の修士号及
び関連分野(プロジェクトマネジメント経験を含む)において2年以上の職歴を有する方
(ハ)緊急支援:経済学,国際関係,MBA,人道支援等その他関連の修士号及び関連分野
(プロジェクトマネジメント経験を含む)において2年以上の職歴を有する方
(5)UNDP
貧困削減:経済学,MBA,国際開発等その他関連の修士号及び3年以上の職歴を有する
方
(6)環境(気候変動、自然災害等)
(7)財務
(8)調達
(9)人事
(10)広報/渉外
(11)法務
※(6)~(11)の派遣先機関は第1回募集合格者及び上記(1)~(5)のポストへの派遣予定
者との兼ね合いを考慮して決定します。
2. 選考方法
《第1次審査:書面審査》
日本政府がJPOを派遣するにあたり、募集要綱<概要>の1.の応募資格を満たしている
かどうか、そして国際公務員として今回の募集対象となっている各国際機関及び専門分野
において、ふさわしい経歴等を持ち合わせているかを総合的に判断し、合否を判定します。
審査は応募書類を基に行います。
(注)第1次審査では、TOEFL、TEF等のスコアを審査対象としないので、
応募時に提出する必要はありません。
《第2次審査:面接審査》
第1次審査合格者に対し、それぞれの経歴、専門性、資質等が将来国際機関の正規職員
として勤務するのにふさわしいかを判定するための面接を行います。
第1次審査合格者は、面接日までの過去1年以内に受験したTOEFL又はTEFのスコア、
あるいは国連英検特A級を合格した際の第1次及び第2次試験結果通知書(いずれも原本
のみ有効)について、面接当日に提出いただきます。
(注)原本の提出がない場合には,面接審査を受けることはできません。
面接は東京(外務省)で行います。
面接は基本的には日本語で行いますが、受験語を用いて職務を行う能力を判定するた
め、一部受験語による応答等を取り入れます。
《最終結果》
第2次審査終了後、募集対象となっている各国際機関及び専門分野の中で、JPOとしての
経歴や専門性が十分あるかどうかについて改めて判断した上で、今年度に外務省として各
国際機関へ各専門分野で派遣するJPOの人数の全体的なバランス・適切性を考慮して、
最終合格者及びその人数を決定し、各候補者へ合否通知を行います。
第2次審査を合格した者に対しては、合格通知書とともに、外務省の方で内定した派遣先
国際機関を通知します。
外務省が内定する派遣先国際機関は、受験者の経歴、専門性、資質、希望等に加え、当
該国際機関においてJPOとして実績を残せるかどうか、将来的な残留の可能性があるか
どうか等について、他の候補者と比較の上、総合的に勘案した結果で決まるものであり、
当該国際機関が受入れを拒否した場合を除き、変更は認めません。これを拒否した場合に
は,合格を取り消すこともあります。
派遣先機関は、該当する国際機関から正式にポストをオファーされた段階で正式に決定し
ます。
派遣地域(派遣国,派遣事務所)に関しても,各国際機関の国事務所からの派遣要請や,
JPO空席の有無,国際機関人事担当部局の判断等を勘案して決定されますので,当該調
整の結果,外務省から提示された事務所のポストは,やむを得ない事情がある場合を除き
原則として拒否することはできません。
3. 注意事項
(1)合格後は、内定した派遣先機関への推薦を順次行っていきますが、国際機関側からのポ
ストオファーは合格者の経歴、専門性、資質、希望等を踏まえた上で行われますので、こ
のポストオファーを断った合格者は合格が取り消され、JPO派遣候補者としての資格を失
うこととなります。
(2)2010年度試験の合格者の派遣開始時期は、2011年4月1日~2012年3月31日まで
となります。この間にJPOとしての勤務を開始できない場合には、JPO派遣候補者の資格
を失うことがあります。
(3)派遣先国際機関によっては、JPO受け入れに際して年齢制限を設けている機関もあるた
め、その機関を希望していても派遣できない場合があります。