※ 帰国後15 日以内に提出してくださ い。 九州大学海外派遣留学生 最終報告書 ※ 提出された情報は、海外留学HP に掲載します。(色のついた部分 は掲載しません) 留学先大学名 留学先学部名(またはプログラム 名) ライプニッツ ハノーファー大学 ) 部局間留学 留学期間 学部/学府・年次 (国名: ドイツ 2013 年 9 月 総合理工 ~ 2014 年 2 月 学部/学府 留学により卒業または修了が遅れる見込みの有無とその期間 修士1年次 有 ・ ○ 無 (期間: ) 1.4年次に留学したため 2.単位が不足するため 3.新卒で就職したいため 遅れる見込みの方はそ の理由を書いてください (NO.に○印をつける) 卒業を遅らせないために どのような配慮や工夫を しましたか? 4.その他(具体的に記入) 修士1年の前期で卒業に必要な単位数を全て取得した。 1 .就職 ○ 進路の予定 前項で1と答えた方は、 就活時期と方法を教えて ください(予定を含む) ( 時期: 4月から /( 2015 )年 ( 4 )月から) 2.大学院進学( 大学 学府/研究科 ) 3.その他(具体的に: ) 帰国直後から就活を本格的に開始する。留学期間中も日本にいる友達に周りの就活状 況を尋ねたり、インターネットからの情報収集をした。気になる企業には連絡をとりドイ ツまでパンフレットを郵送していただいたこともある。 進学先や就職先の選定に、留学経験が影響しましたか? 留学経験は就職活動の際に役立ちましたか? 1.留学先大学について 授業(カリキュラ 研究室の教授と留学期間中何を研究するかを話し合い(大まかな部分は留学前にメールで相談 ム等)の概要につ 済)、最後の研究報告プレゼンを目標に実験を行った。 実験装置の設置から関わることになったので、他の学生と共に作業をメインに行った。授業も受 いて けようと思ったが、専門分野ではドイツ語の授業しか行われておらず、ドイツ語の授業は抽選で 外れて受講することが出来なかった。 留学先大学のサ ポ ー ト 体制に つ いて (語学面/勉学面 /精神面/住居・ 生活面など) 研究室に私のスーパーバイザー兼サポーターがいたので、手続き関係でわからないことがあ れば逐一相談しに行き、彼女も親身に相談にのってくれた。また語学面や勉学面については、 留学生課や大学の事務室に行き授業の取り方などを尋ねた。 大学として留学生のために特別サポートがあるとは感じなかったが、わからないことや困った ことがあれば研究室の人、留学生課、大学の事務室、ルームメイト等に尋ねればほとんどスム ーズに解決できた。 留学先大学に対 ハノーファー大学はハノーファーの中心地からトラムで5分程のところで立地もよく、広い学生食 堂で安く昼食をとれる。留学生も多く、留学生課の主催するイベントで様々な国から来た留学生 する感想 達と仲良くなることができた。また大学の発行する学生証を持っているとハノーファー市内のト ラムやバス、ハンブルクまでのローカルトレインが無料で乗れることもとてもよかった。 ハノーファー大学は総合大学なので、様々な分野を専攻している友人と出会う機会が多く様々 な話をすることが出来て面白かった。また私は利用しなかったが、大学の体育学部に所属する 様々な施設を一般の学生も学生証で利用することができ、そこではダンス、武道、ウィンタース ポーツなど様々なスポーツを授業としてとることも出来る。夕方から行われる授業も多く趣味の ひとつとして授業をとる学生も多かった。充実した学生生活を過ごすにはとてもいい大学だと思 う。 ハノーファーの街も、田舎すぎず都会すぎずとても過ごしやすい街だった。北部ドイツの中心に 位置しているので、週末は学生証を使って無料で様々な街に出かけることが出来た。 同じ大学への留 学を希望する人 たちへのアドバイ ス 授業を取ろうと思っていたが、ドイツ語の授業は抽選で外れ、工学系の授業は全てドイツ語で行 われるということで授業が取れなかった。私は毎日研究室に通っていたためそこで色々学べた が、工学部系の学生で授業をとって単位互換等に使おうと思っている場合は厳しいかもしれな い。(文系の授業は英語の授業も準備されている。) 私がドイツ語の授業の抽選に外れたとき、 周りの人からはプライベートスクール(恐らく日本でいう塾のようなもの?)で授業が簡単にとれ ると勧められた。私は学費の高さを理由に断念したが、それを利用している人も多いようだ。 また、私のように研究メインで留学する場合は、教授やスーパーバイザーと限られた時間でど こまでやるかをしっかり話し合ってから研究に着手するといい。研究室の生活については、人 によって様々である。私はディプロマ論文(修士論文に値するドイツの学位)の研究を進めてい る学生一人について、一緒に実験を行った。その学生と一緒に朝 9 時から大体夕方の 5 時まで 毎日研究を行ったが私のようなケースは恐らく特殊で、シミュレーション計算を研究していた交 換留学生の友人は一日のスケジュールは自分で決めて、自由に研究室を出入りし自分のペー スで黙々と研究をしていたそうだ。ドイツ人の学生達も大半が1テーマを一人でこなすのが主流 で、研究室にいる時間も人によって異なり研究スタイルは様々だった。研究に対してはわりと柔 軟性があるので、自分がしたいことを積極的に主張するといいと思う。 2.事前手続き(ビザ申請など) ビザの種類 学生ビザ ビザ申請先 必要書類、手続き ドイツに長期滞在する場合、ビザは日本ではなく現地で申請する。 方法 住民登録を行った日にその場でビザ申請のアポイントメントをとる。必要書類は申請用紙、パス ポート、学校または研究室からの Invitation Letter、銀行の証明印、証明写真、学生証、健康保 険証。パスポートと Invitation letter 以外は全てドイツ到着後準備した。 手続きに要した時 ビザ申請自体は申請してから 2 週間程で完了するが、ビザ申請のための銀行口座の開設や保 間 険登録に手間取り、最初の住民登録から 1 ヶ月半ほどかかった。 その他必要な事 前手続き 3.日常生活 日 常 生 活 の 概 ドイツに来てまず感じたのは人が親切であるということ。地図を見ながら立っているとほとんど の場合通りすがりの人が声をかけてきてくれ、周りに助けを求めれば力になってくれようとす 要、感想 る。また英語が話せる人が多いので、手続き等も一人で行うことが出来た。電車の乗り方やス ーパーでの買い物等、日本との細かい違いを上げたらきりがないが、1 ヶ月もあればすぐ慣れ るだろう。トラム(路面電車)、U バーン(地下鉄)、バスでほとんどどこにでも行くことができ、全て 学生証で無料で利用できる。またハノーファーは自然が多く公園もたくさんあるので、フリーマ ーケットで自転車を安く手に入れると行動範囲も広がると思う。 私の研究室の場合は朝 9 時から夕方 5 時がコアタイムで、昼ご飯はみんなで学食に毎日食べ に行った。休日は近くの街まで小旅行をしてみたり、近くの大きい公園を散歩したりした。学生証 を持っていると、博物館や美術館、オペラ等が安く利用できるので、私もたまに利用していた。 夏期は平均温度が 25 度ぐらいで湿気も少なく過ごしやすいそうだが、冬期は氷点下を下回るこ とは当たり前で雪も積もり福岡と比べるととても寒い。 生活費(月額)及 生活費計 63,000 円/月 びおおよその内 (生活費内訳)住居費: 32,000 円(光熱水料、インターネット代込)、 訳(円換算で) 通学費: 0 円、 食費; 9,000 円、 電話代: 1,000 円(プリペイド携帯を購入) その他:(具体的に) 保険料:10,000 円 交際費:6,000 円 雑費(日用品等):5,000 円 (ビザを取得するために必ず保険に加入しなければならない。) 日本から持参し PC(寮等ではまだ無線 LAN が普及してないところも多く、有線 LAN が使えるものをお薦めす る)、耳かき、ナイロン製ボディタオル、日本食(ハノーファーは日本食ショップはない。インター た方がよいもの (PCや変圧器等 ナショナルショップが一軒あるが品揃えはあまり良くない) 電圧は日本と異なる。コンセントのタイプが違うのでアダプタが必要。PC は電圧は対応してい の要不要も) たが、充電のケーブルが電圧に対応してないとのことだったのでドイツで購入した。 これから留学す る人への、日常 生活(治安対策を 含め)に関するア ドバイス お金の管理や受 け取り(銀行口座 開設や海外送 金,またはクレジ ットカード持参な ど)について,貴 方の留学先国で 最も適当な方法 を 教え て く だ さ い。 ドイツはヨーロッパの中でも治安が良いと言われており、荷物を置きっぱなしにして席を立たな い等、最低限のことに気を付けておけば盗難等に対してそこまで周りを警戒する必要はないと 思う。ただクリスマスマーケットのような人の集まる場所では用心した方が良いとドイツ人の友 人から言われた。またドイツには自分の母国語を教える代わりにドイツ語を教えてもらう”タンデ ムパートナー”というものがある。大学の留学生課を通して探してもらったり、インターネットで探 すことができる。しかし、特に女性に注意してもらいたいのは、一部が出会い系サイト化してい たり、タンデムを見つけても違う目的で近づいてきている場合もあるので、何か怪しいと感じた らすぐ縁を切ることをお薦めする。(と、タンデムで痛い目を見た韓国人女性の友人から言われ た。) もちろん良いタンデムパートナーを見つければ、語学だけでなく文化交流も出来て、私は タンデムパートナーに行きつけのお店を紹介してもらったりお茶しながら勉強したり楽しい時間 を過ごした。 ビザ取得のために現地で銀行口座を必ず開設しなければならない。日本からの送金にはその 口座を利用していた。 ただ銀行口座もすぐ開設できるわけではないので、日本で City Bank などで口座を作り海外でも お金が引き下ろせるキャッシュカードを持っていると便利である。 クレジットカードも持参していたが、あまり使う機会がなかった。ドイツの銀行のキャッシュカード がドイツ国内でのみクレジットカードのように使えるため、スーパーや電車の切符を買う時など そのキャッシュカードで支払いが出来る。 4.住居、生活環境 住居の種類(○印 をつける) ・○ 寮 ・ホームステイ ・民間アパート ・その他( 住所/ 電話番号 Callinstr.25, 30167, Hannover, Germany TEL:+49511-131403 費用(月額) 32,000 円 (光熱費、水道代、インターネット代込) ) どのようにして見 研究室の上司に頼んだ。最初はハノーファー大学の学生係の方と連絡をとり住居探しを依頼し つけたか たが、十分前に依頼を出したにも関わらず出発直前まで返事をもらえず、何度か催促した末あ まり条件のよくない住居を提示された。 後から言われたが、一般的にドイツでは学生が住居を探すのは困難で、頼れるドイツ人(出来 れば大学職員)に頼んだ方が圧倒的にスムーズに進むらしい。 ハノーファー大学への留学を考えているなら是非お勧めする。大学のメインキャンパス、食堂 に徒歩で行ける。最大4人のフラットシェアで、個人に一部屋、キッチン、トイレ、シャワールー ムは共同で使用する。地下にはランドリーがある。日本ではあまり馴染みのないフラットシェア だが、一人暮らし用アパートが高いドイツでは学生の間では一般的だそうだ。正直フラットメイト に当たり外れはあるそうだが(特に掃除関係で揉める話は時々聞いた)、私は気の合うフラットメ イトに恵まれ、生活の細かい所など部屋を出ればすぐ質問出来たり、たまに一緒に昼ご飯を作 ったり、一人で暮らすより現地の生活に密着できたと思う。 留学生活を送る ハノーファーは他のドイツの地域に比べて日本人が少ないらしく、留学を有意義なものにすると 上で次期留学生 いう意味では絶好の場所だ。ただ長い留学で心細くなる場合もあると思うので、どうしても日本 に伝えたい地域 人の知り合いが欲しければ音楽学校(Hochschule für Musik und Theater Hannover)に行けば、日 本人の音大生がたくさんいる。 情報、生活情報 ハノーファーは Kröpke と Hannover Hbf(ハノーファー駅)を中心に街が発達している。大学も中心 地からトラムで5分程で行くことが出来る。トラムはほとんど3,4分間隔で運行しているので、 あまりに辺鄙なとこに住まなければ通学することは可能だと思う。ただ先に述べたようにフラッ トシェア、ルームシェアが一般的なドイツでは、特に二人暮らしをする場合ルームメイトがどの ような人か確認するため事前に話をしてみたりすることが重要だ。 次期留学生に推 薦で き る か ど う か 、 お よび そ の 理由。 5.準備段階や留学中に役に立ったウェブサイト サイト名 トドくログ URL http://todokulog.blogspot.de コ メ ン ト 日本人留学生のブログ。手続きの経緯などが詳しく載っており 参考になった。 ドイツの様々な情報が載っており、更新頻度が高い。 ド イ ツ ニ ュ ー http://www.newsdigest.de スダイジェスト ドイツでみつ http://butterbrezel.blog55.fc2.com 食べ物やドイツで売っている日用品の説明が載っている。ドイ ツ語がわからない私には重宝した。 けた 出発準備、帰国手続き、銀行や郵便関連の情報等色々載って ドイツ便利帳 http://doi2.net いる。 6.その他の特記事項
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