(3月)香美市議会定例会会議録 [PDFファイル/3.08MB]

平成25年第1回
香美市議会定例会会議録
平成25年
平成25年
香
美
2月27日
3月15日
市
議
開
閉
会
会
会
平成25年第1回
香美市議会定例会会議録(第1号)
平成25年2月27日
水曜日
平成25年第1回香美市議会定例会会議録(第1号)
招集年月日
平成25年2月27日(水曜日)
招集の場所
香美市議会議場
会議の日時
2月27日水曜日(会期第1日)
午前
9時07分宣告
出席の議員
1番
有
元
和
哉
12番
山
﨑
龍太郎
2番
矢
野
公
昭
13番
大
岸
眞
弓
3番
山
﨑
眞
幹
14番
片
岡
守
春
4番
利
根
健
二
15番
竹
平
豊
久
5番
濱
田
百合子
16番
島
岡
信
彦
6番
山
崎
晃
子
17番
石
川
彰
宏
7番
爲
近
初
男
18番
竹
内
俊
夫
8番
千
頭
洋
一
19番
前
田
泰
祐
9番
織
田
秀
幸
20番
山
本
芳
男
10番
小
松
紀
夫
21番
比与森
光
俊
11番
依
光
美代子
22番
西

成
村
欠席の議員
な
し
説明のため会議に出席した者の職氏名
【市長部局】
市
長
門

夫
福祉事務所長
岡
本
明
弘
長
明
石
猛
産業振興課長
佐々木
寿
幸
長
山
﨑
綾
子
林業事務所長
久
保
和
昭
政策企画財政課長
濵
田
賢
二
建
長
宮
地
和
彦
会計管理者兼会計課長
野
島
惠
一
上下水道課長
岡
本
博
章
管
長
岡
本
博
臣
まちづくり推進課長
今
田
博
明
支
長
二
宮
明
男
市民保険課長
山
﨑
泰
広
地域振興課長
舟
谷
益
夫
健康介護支援課長
凢
内
一
秀
税
務
課
長
阿
部
政
敏
支
長
小
松
清
貴
収
納
課
長
前
田
哲
雄
地域振興課長
和
田
ふれあい交流センター所長
髙
橋
千
恵
長
時
久
惠
子
生涯学習振興課長
田
島
教育次長兼教育振興課長
後
藤
博
明
学校給食センター所長
竹
内
副
総
市
務
課
財
課
槇
設
課
《香北支所》
所
《物部支所》
所
隆
【教育委員会部局】
教
育
【消防部局】
-1-
基
宏
敬
消
防
長
寺
田
横
谷
潔
【その他の部局】
監査委員事務局長
勝
正
農業委員会事務局長
西
村
博
之
議会事務局書記
中
村
友
紀
職務のため会議に出席した者の職氏名
議会事務局長
小
松
美
公
議会事務局書記
野
口
恵
子
市長提出議案の題目
議案第
1号
平成25年度香美市一般会計予算
議案第
2号
平成25年度香美市簡易水道事業特別会計予算
議案第
3号
平成25年度香美市公共下水道事業特別会計予算
議案第
4号
平成25年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算
議案第
5号
平成25年度香美市農業集落排水事業特別会計予算
議案第
6号
平成25年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算
議案第
7号
平成25年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)予算
議案第
8号
平成25年度香美市介護保険特別会計(介護サービス事業勘定)予算
議案第
9号
平成25年度香美市後期高齢者医療特別会計予算
議案第
10号
平成25年度香美市水道事業会計予算
議案第
11号
平成25年度香美市工業用水道事業会計予算
議案第
12号
平成24年度香美市一般会計補正予算(第7号)
議案第
13号
平成24年度香美市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第
14号
平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第
15号
平成24年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(
第2号)
議案第
16号
平成24年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予算(第
3号)
議案第
17号
平成24年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算(第
4号)
議案第
18号
平成24年度香美市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第
19号
平成24年度香美市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第
20号
香美市職員の特殊勤務手当に関する条例の制定について
議案第
21号
香美市公の施設における暴力団の利用を制限するための関係条例の整
備に関する条例の制定について
議案第
22号
香美市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について
議案第
23号
香美市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例
の一部を改正する条例の制定について
議案第
24号
香美市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定
-2-
について
議案第
25号
香美市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第
26号
香美市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第
27号
香美市通学バスの運行及び管理に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
議案第
28号
香美市立吉井勇記念館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例の制定について
議案第
29号
香美市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する
基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第
30号
香美市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営
並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果
的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制
定について
議案第
31号
香美市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制
定について
議案第
32号
定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定について
議案第
33号
こうち人づくり広域連合規約の一部を変更する規約について
議案第
34号
辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について
議案第
35号
市有財産の無償貸付けについて
議案第
36号
香美市立やなせたかし記念館の指定管理者の指定について
議案第
37号
香美市立大栃診療所の指定管理者の指定について
議案第
38号
香美市立物部歯科診療所の指定管理者の指定について
議案第
39号
香美市立佐岡診療所の指定管理者の指定について
議案第
40号
香美市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び香美市福祉医
療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について
同意第
1号
議案第
41号
教育委員会委員の任命について
平成23年度繰越明許
香美市立山田小学校・楠目小学校非構造部材
改修工事の請負契約の締結について
議員提出議案の題目
発議第
1号
香美市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
発議第
2号
香美市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について
推薦第
1号
香美市農業委員会委員の推薦について
推薦第
2号
香美市農業委員会委員の推薦について
推薦第
3号
香美市農業委員会委員の推薦について
推薦第
4号
香美市農業委員会委員の推薦について
議事日程
-3-
平成25年第1回香美市議会定例会議事日程
(会期第1日目
平成25年2月27日(水)
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
諸般の報告
日程第1号)
午前9時開会
1.議長の報告
2.行財政改革推進特別委員会委員長報告
3.市長の報告
(1)専決処分事項の報告について
報告第
1号
住宅新築資金等貸付事業に係る訴えの提起について
(2)地方自治法第243条の3第2項の規定に基づく報告について
財団法人
奥物部開発公社
・平成24年度一般会計決算報告及び森林総合利用施設等事業特別会計
決算報告
(3)行政の報告及び提案理由の説明
日程第4
議案第
1号
平成25年度香美市一般会計予算
日程第5
議案第
2号
平成25年度香美市簡易水道事業特別会計予算
日程第6
議案第
3号
平成25年度香美市公共下水道事業特別会計予算
日程第7
議案第
4号
平成25年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計
予算
日程第8
議案第
5号
平成25年度香美市農業集落排水事業特別会計予算
日程第9
議案第
6号
平成25年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)予
算
日 程 第 10
議案第
7号
平成25年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)予
算
日 程 第 11
議案第
8号
平成25年度香美市介護保険特別会計(介護サービス事業
勘定)予算
日 程 第 12
議案第
9号
平成25年度香美市後期高齢者医療特別会計予算
日 程 第 13
議案第
10号
平成25年度香美市水道事業会計予算
日 程 第 14
議案第
11号
平成25年度香美市工業用水道事業会計予算
日 程 第 15
議案第
12号
平成24年度香美市一般会計補正予算(第7号)
日 程 第 16
議案第
13号
平成24年度香美市簡易水道事業特別会計補正予算(第3
号)
日 程 第 17
議案第
14号
平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算(第
2号)
-4-
日 程 第 18
議案第
15号
平成24年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計
補正予算(第2号)
日 程 第 19
議案第
16号
平成24年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)補
正予算(第3号)
日 程 第 20
議案第
17号
平成24年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)補
正予算(第4号)
日 程 第 21
議案第
18号
平成24年度香美市後期高齢者医療特別会計補正予算(第
1号)
日 程 第 22
議案第
19号
平成24年度香美市水道事業会計補正予算(第1号)
日 程 第 23
議案第
20号
香美市職員の特殊勤務手当に関する条例の制定について
日 程 第 24
議案第
21号
香美市公の施設における暴力団の利用を制限するための関
係条例の整備に関する条例の制定について
日 程 第 25
議案第
22号
香美市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について
日 程 第 26
議案第
23号
香美市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に
関する条例の一部を改正する条例の制定について
日 程 第 27
議案第
24号
香美市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例の制定について
日 程 第 28
議案第
25号
香美市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
日 程 第 29
議案第
26号
香美市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定に
ついて
日 程 第 30
議案第
27号
香美市通学バスの運行及び管理に関する条例の一部を改正
する条例の制定について
日 程 第 31
議案第
28号
香美市立吉井勇記念館の設置及び管理に関する条例の一部
を改正する条例の制定について
日 程 第 32
議案第
29号
香美市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運
営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定
について
日 程 第 33
議案第
30号
香美市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設
備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定め
る条例の一部を改正する条例の制定について
日 程 第 34
議案第
31号
香美市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正す
る条例の制定について
日 程 第 35
議案第
32号
定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定につ
いて
日 程 第 36
議案第
33号
こうち人づくり広域連合規約の一部を変更する規約につい
-5-
て
日 程 第 37
議案第
34号
辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について
日 程 第 38
議案第
35号
市有財産の無償貸付けについて
日 程 第 39
議案第
36号
香美市立やなせたかし記念館の指定管理者の指定について
日 程 第 40
議案第
37号
香美市立大栃診療所の指定管理者の指定について
日 程 第 41
議案第
38号
香美市立物部歯科診療所の指定管理者の指定について
日 程 第 42
議案第
39号
香美市立佐岡診療所の指定管理者の指定について
日 程 第 43
議案第
40号
香美市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び香
美市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
日 程 第 44
同意第
1号
日 程 第 45
議案第
41号
教育委員会委員の任命について
平成23年度繰越明許
香美市立山田小学校・楠目小学校
非構造部材改修工事の請負契約の締結について
日 程 第 46
発議第
1号
香美市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定につい
て
日 程 第 47
発議第
2号
香美市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について
日 程 第 48
推薦第
1号
香美市農業委員会委員の推薦について
日 程 第 49
推薦第
2号
香美市農業委員会委員の推薦について
日 程 第 50
推薦第
3号
香美市農業委員会委員の推薦について
日 程 第 51
推薦第
4号
香美市農業委員会委員の推薦について
会議録署名議員
10番、小松紀夫君、11番、依光美代子君(会期第1日目に会期を通じ指名)
-6-
議事の経過
(午前
9時07分
○議長(西村成君)
開会)
改めておはようございます。ただいまの出席議員は22人で
す。定足数に達していますので、これから平成25年第1回香美市議会定例会を開会し
ます。
まず、平成25年第1回香美市議会定例会開会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げ
ます。
梅の花も咲き始めまして、早春とはいえ、まだまだ寒さが残る今日でありますが、議
員各位、執行部には年度末を控え公務でご多忙な中を今議会定例会にご出席をいただき
ましてまことにありがとうございます。
この3月11日で東日本大震災から2年になりますが、いまだに行方不明者も多くい
ますし、復旧、復興もこれからであります。新政権においては被害地域が一日も早く復
旧、復興されるように加速をしてもらいたいものであります。
香美市も合併をいたしましてこの3月1日で7年になりますが、人口減に歯どめがか
からない状況が続いており、今議会には定住人口増加促進特別委員会の設置に関する決
議案を議員提出をしていますが、議会といたしましても定住人口増に向けて積極的に調
査、研究をし取り組んでまいりたいと考えています。この特別委員会は、単に土佐山田
町の都市計画の見直しに重点を置くだけではなく、香美市全体の空き家等の活用により
農業や林業等にかかわって香美市に住んでみたい方や若者の転出を防ぐためにも、住宅
環境整備や職場の確保が重要であります。行政、議会が同じ思いであらゆる角度から調
査、研究をする必要があると考えています。
さて、本日の議会定例会に市長から提出されている議案等につきましては、平成25
年度香美市一般会計予算を含む41件であります。また、追加案件が何件かあると伺っ
ております。議員提出につきましては、発議2件、決議案1件、意見書案3件、推薦4
件が予定をされております。市長の提出ついては、後ほど市長より提案理由の説明があ
りますので、議員各位におかれましては慎重な審査と審議の上、それぞれの議案等に対
し適切な議決を賜りますようにお願いをいたします。
また、議員各位におかれましては、議会の品位を重んじ、円滑な議事運営に各段のご
協力を賜りますようにお願いを申し上げまして、開会に当たり私のご挨拶といたします。
議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則の定めるところにより、今期定例会を通じて10番、小
松紀夫君、11番、依光美代子君の両君を指名します。両君にはよろしくお願いいたし
ます。
日程第2、会期の決定を議題とします。
本件については、2月22日の議会運営委員会で協議をいただいておりますので、委
-7-
員長から報告を求めます。議会運営委員会委員長、小松紀夫君。
○議会運営委員会委員長(小松紀夫君)
おはようございます。10番、小松でござ
います。
本日招集されました平成25年第1回香美市議会定例会の運営につきまして、去る2
月22日に議会運営委員会を開催をいたしましたので協議の結果をご報告いたします。
まず、会期につきましては、お手元にお配りをしました会期及び会議(審査)の予定
表のとおり進めることに決定をし、本日から3月15日までの17日間といたしました。
なお、会議が順調に運んだ場合の繰り上げての閉会と会期の延長を必要とする場合につ
いては、議長に一任することになりました。
開会当日今議会に執行部から上程される議案等はお手元にお配りをしている提出議案
のとおりです。
続きまして、会期中の会議ですが、本日は今期定例会に付議された提出議案の提案理
由の説明までといたします。ただし、同意第1号は、人事案件であるため、また議案第
41号は、当初の契約期限の2月28日までに請負金額の変更及び工期の延長を行う必
要があるため、本日委員会付託を省略し本会議で採決まで行うことに決定しました。
会期2日目の2月28日から会期6日目の3月4日までは、休日及び議案精査のため
休会といたしました。
会期7日目の5日から会期9日目の7日までの3日間は、一般質問を予定しておりま
す。
会期10日目の8日は、議案質疑の後、各議案等は各常任委員会へ付託となります。
引き続き議案第1号及び第12号について連合審査会を行います。連合審査会終了後、
総務常任委員会において議案審査となります。
会期11日目の9日、会期12日目の10日は、休日及び議案精査のため休会といた
しました。
会期13日目の11日は、教育厚生常任委員会において議案審査となります。
会期14日目の12日は、産業建設常任委員会において議案審査となります。
会期15日目の13日、会期16日目の14日は、議案審査整理のため休会といたし
ました。
会期17日目の最終日15日は、各常任委員会の付託議案の審査報告及び採決並びに
追加案件がございますので、委員会付託を省略をして本会議で採決まで行います。なお、
この日は市内中学校の卒業式の関係で、本会議の開会を14時からといたします。また、
追加案件として議員提案の決議案、意見書案のほかに執行部から3件予定をされており
ます。2件は国の大型補正予算に伴う一般会計補正予算と公共下水道特別会計補正予算
でございます。もう1件は繁藤診療所の指定管理者の指定についてでございます。また、
状況によりあと1件追加議案の提出が予定をされているところでございます。
次に、一般質問の通告は、会期2日目の28日木曜日、午前10時までと決定をいた
-8-
しました。一般質問の通告内容でございますが、質問の要旨が十分にわかるように具体
的に記入の上、提出をお願いをいたします。
次に、請願、陳情、発議、意見書案等の議案について協議を行いました。請願、陳情
につきましては提出案件がなく、発議第1号及び第2号については議会運営委員会で審
議してきた案件でございまして、この条例等の施行日が平成25年3月1日となるため
本日委員会付託を省略し、本会議で議題とし採決まで行うことに決定をいたしました。
決議案第1号につきましても、議会運営委員会で審議してきた案件でございまして、提
出者を本委員会の委員長とし、賛成者は本委員会のあとの委員全員ということで本会議
最終日に提案ということに決定をいたしました。また、この決議案の議決後、特別委員
会委員を選任し、特別委員会を開催をして正副委員長の選出を行う予定でございます。
意見書案第1号から第3号までの意見書案につきましては、3件とも書式等が整ってお
りますので、会派代表者会議におきまして各会派が意見書に対する調整を行い、提出者
が署名を整えて最終日に追加案件として提案することになりました。
また、推薦第1号から第4号までの議案は、農業委員会委員が2月28日で任期満了
となるため本日委員会付託を省略をし、本会議で議題として採決まで行うことに決定を
いたしました。
次に、その他の協議事項についてご報告をいたします。
1点目は、3月7日本会議終了後に議員協議会を開催することといたしました。議題
は奥物部開発公社の平成24年度決算報告についてと香美市観光協会のその後の経過報
告についてでございます。
2点目は、議案審査の順番について関連をした議案等を審査する際に、審査の順番を
入れかえる必要があれば議会運営委員会で順番を変更をしていくということが確認をさ
れました。また、常任委員会での審査は、これまで議案番号順に行っておりましたが、
審査順を変更して担当課ごとに議案を審査することといたしました。
その他の協議結果につきましては、お手元にお配りをしました協議結果報告書のとお
りでございますので議員各位の格段のご協力をお願いを申し上げます。
以上、議会運営委員会の報告を終わります。
○議長(西村成君)
議会運営委員会委員長の報告を終わります。
お諮りします。今期定例会の会期は、委員長報告のとおり本日から3月15日までの
17日間にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
「異議なし」という声あり
○議長(西村成君)
異議なしと認めます。よって、会期は、本日から3月15日
までの17日間と決定しました。
なお、会期中の会議の予定につきましては、お手元にお配りしてあります予定表のと
おりであります。
【会期及び会議(審査)の予定表
-9-
巻末に掲載】
日程第3、諸般の報告を行います。
初めに、議長の報告を行います。
平成24年第7回議会定例会において決定いたしました子宮頸がんワクチン等の公費
負担の継続を求める意見書及び伊方原発を再稼働しないよう求める意見書は、衆・参両
議院議長及び内閣総理大臣並びに関係各大臣へそれぞれ送付いたしました。
次に、市長から地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分事項について報
告第1号のとおり報告がありました。
また、地方自治法第243条の3第2項の規定により、財団法人奥物部開発公社の解
散に伴う平成24年度一般会計及び森林総合利用施設等事業特別会計への精算、事業事
務決算報告書の提出がありました。
また、公的資金補償金免除繰上償還に係る公営企業経営健全化計画及び財政健全化計
画の執行状況の報告について提出がありました。
また、監査委員から例月出納検査報告書及び定期監査の実施報告書が提出されていま
す。
次に、今年の1月と2月に各常任委員会が実施しました行政視察の委員会調査報告書
の提出がありましたので、お手元に配付をしておきました。
その他の報告事項につきましては、お配りしました議長報告書のとおりであります。
これから行財政改革推進特別委員会の協議の推移、進捗状況等について委員長から報
告を求めます。行財政改革推進特別委員会委員長、山﨑龍太郎君。
○行財政改革推進特別委員会委員長(山﨑龍太郎君)
おはようございます。12番、
山﨑龍太郎です。
12月議会以降、1月15日に現地視察、2月7日に委員会を開催いたしました。1
月15日の現地視察は継続審査中の市有財産の管理・活用状況等について、市街化区域
内の土地、建物等10件について現地にて状況等の説明を受けました。2月7日の協議
事項は、1点目、市営住宅使用料等の滞納整理の状況について、2点目、市税等の滞納
整理の状況についてであります。審査の経過及び結果について報告いたします。
1点目、市営住宅使用料等の滞納整理の状況についてでは、連帯保証人の件について
審査を行いました。
最初にこの間の経過として、以前の入居時の請書の改善が特別委員会の指摘にて行わ
れ、平成17年8月より新様式となり連帯保証人として2名が入居時に必要となったこ
とで、黒土住宅建てかえ時、旧黒土住宅から黒土住宅C棟、A棟への転居に当たっては、
市営住宅の使用料の滞納のないこととあわせて連帯保証人を2名確保する点をその後の
課題としておりました。その点を踏まえこの間改善を図ってまいりましたが、現在転居
世帯のうち11世帯が2名確保済み、ほか11世帯は諸般の事情から1名のみで2名目
が確保困難な状況であります。状況改善を求めて7回訪問するも改善に至っていない今
日、審査の継続も含め委員の意見を伺いました。
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質疑では、1名のみの確保世帯の滞納については、2世帯の方におくれがあるが催告
を行うことによりおくれながらでも支払われている方と、事故入院で連絡がありおくれ
ている方があるとのこと。滞納については、一定の流れに沿って対応できている。現在
入居に当たっては2名連帯保証人確保はできている。百石住宅、前山住宅からの転居者
も同様である。入居者の世代がかわった際の対応は、新請書により契約を結ぶので2名
は確保しなければならない。質疑終了後、この間の経過と現在の状況から、委員会にお
ける連帯保証人の審査は終了すべく決しました。
2点目、市税等の滞納整理の状況についてでは、南国・香南・香美祖税債権管理機構
に移管の市税等の徴収業務を中心に審査を行いました。
説 明 で は 、 機 構 全 体 と し て 引 き 受 け 総 人 数 3 8 9 人 、 債 権 総 額 5 億 3 ,6 4 5 万 9 1
3 円 、 1 2 月 末 現 在 3 5 2 人 か ら 1 億 3 ,3 9 3 万 3 ,4 1 6 円 を 徴 収 。 本 市 移 管 分 は 7
月 3 8 件 、 8 月 6 2 件 の 合 計 1 0 0 件 、 債 権 額 1 億 3 ,2 1 5 万 6 8 9 円 、 1 2 月 末 現
在 、 9 0 人 か ら 3 ,4 7 5 万 3 ,5 9 2 円 の 納 付 あ り 。 納 付 額 の う ち 自 主 的 な 納 付 が 7
9%、滞納処分による徴収は21%、差し押さえは多岐にわたるが67件ございました。
1 月 末 時 点 に お け る 徴 収 実 績 の 対 比 で は 、 前 年 6 ,8 1 6 万 2 ,0 0 0 円 に 対 し 、 本 年 度
は 9 ,8 8 9 万 5 ,0 0 0 円 で 3 ,0 7 3 万 3 ,0 0 0 円 の 伸 び 、 機 構 の 成 果 が 実 績 を 押 し
上 げ て い る 。 1 2 月 末 徴 収 実 績 で の 費 用 対 効 果 を 見 る と 、 負 担 金 1 ,5 0 0 万 円 の 2 .3
倍の実績である。ほか完納は自主納付で5件、差し押さえにて2件。未申告等による税
額更正について、滞納処分の執行停止判定について、移管予告による納付等について説
明がございました。また、平成18年度以降の滞納整理の概要、平成24年度徴収実績
の説明を受けました。
質疑では、滞納処分の執行停止の判定については、調査、捜索により換価できる財産
もない案件が10件、現時点では執行停止予定であるが、停止決定は本市において行う。
インターネット公売については、平成21年度は額としては大きいが店舗の商品を公売
し た こ と に よ る 。 移 管 予 告 に よ る 納 付 2 ,1 6 9 万 3 ,0 0 0 円 は 、 平 成 2 4 年 度 徴 収 実
績に反映している。完納に至っていない案件は再度の移管があります。平成25年度の
移管負担金は1件当たり16万円の見通し。機構に頼らなくても可能との意見に対して
は、収納課の主業務の債権管理には債権保全、取り立て、内容の変更及び消滅という4
原則があり、高額滞納の取り立てのみに集中できない面がある。徴収の専従職員にて成
果も出ているし協力もしている。また、分納のあり方、調査対象等について学び事務改
善も行っているとのことであります。本件については、必要に応じ今後も審査を行う点
を確認いたしました。
以上で行財政改革推進特別委員会の報告を終わります。
○議長(西村成君)
行財政改革推進特別委員会委員長の報告を終わります。
ただいまの委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
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○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第4、議案第1号、平成25年度香美市一般会計予算から日程第45、議案第4
1号、平成23年度繰越明許
香美市立山田小学校・楠目小学校非構造部材改修工事の
請負契約の締結についてまで、以上42件を一括議題とします。
行政の報告及び議案第1号から議案第41号までの提案理由の説明を求めます。市長、
門槇夫君。
○市長(門槇夫君)
おはようございます。本日平成25年第1回香美市議会定例
会を招集をいたしましたところ、議員の皆様にはお忙しい中をご参集いただきましてあ
りがとうございます。また、日ごろは市政運営に対しましてご指導、ご鞭撻をいただい
ておりますことに心から感謝を申し上げます。
さて、殊に厳しかったように感じますこの冬の寒さでありますが、自然の営みはいつ
の間にか梅の花を楽しませてもくれ、このころでは光の明るさに春の訪れが三寒四温の
向こうに期待される時期となりました。このような中、本日平成25年第1回定例議会
が開催され、平成25年度の当初予算を初め多くの議案をご審議いただきますことを心
からよろしくお願いを申し上げます。
昨年の政権交代以来国の政治動向が大きく変化をしており、そのことにより本市行政
におきましても平成25年度予算への影響はもとより、国の補正予算対応としまして後
刻追加議案としてご審議をお願いすることになろうかと考えておるところでございます。
また、本年度の財源確保のために、去る2月7日には総務省へ特別交付税の要望に参
ったところでございますが、この際には中谷衆議院議員にご同行をいただき総務副大臣、
事務次官を初め多くの要職の方々に直接お会いすることがかない、本市の実情などをお
聞きをいただくことができました。現下の厳しい中での要望がどこまで功を奏するかと
いうことはあるにしましても、こうした国の要人に直接実情を訴えることができたこと
は、深く中谷議員に敬意を表さなければならないことだと考えておるところであります。
平成25年度は相当思い切った予算案を編成をいたしたところでありますが、今国あ
るいは県の力を最大限にいただきながら、合併市としての香美市の基盤づくりに努めな
ければならないと考えておるものであります。この点ご理解をいただきたく重ねてのご
審議をよろしくお願いを申し上げ、諸般の報告また施政方針と今議会に提案をいたして
おります議案等についての概要説明をさせていただきます。
お手元に冊子をお配りをさせていただいておると思いますのでご参照をいただきたい
と思います。
まず、各課関連の行政報告から申し上げます。
総務課におきましては、衆議院議員総選挙が平成24年12月16日に執行をされ、
市内79投票所で投票、中央公民館で開票が行われました。選挙当日の有権者数は2万
3 ,5 1 1 人 、 投 票 率 は 5 9 .1 8 % で ご ざ い ま し た 。
政策企画財政課から定住促進対策検討委員会につきまして、平成24年11月に香美
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市定住促進対策検討委員会を設置し、委員は各課から推薦を受けた班長や係長等28名
で構成をいたしております。検討委員会では住宅対策、子育て医療等、教育対策、産業
振興対策等の4班に分かれ、現在取り組んでいる施策の整理、検証及び新規対策につい
て定住促進につながる施策の検討を行っております。
住宅リフォーム助成事業につきましては、2月15日現在における当該事業の経過は
下のとおりでございますので、ご参照いただきたいと思います。
管財課から入札状況でございますが、平成24年11月16日から2月7日までに成
立 し た 入 札 の 総 件 数 は 5 0 件 、 予 定 価 格 の 総 額 は 3 億 6 ,4 1 3 万 2 1 4 円 税 抜 き で ご
ざ い ま す が 、 落 札 金 額 の 総 額 は 3 億 1 ,5 4 8 万 1 ,3 6 0 円 と な っ て お り ま す 。
公有財産の売り払い及び購入についてでございますが、現在の市役所本庁舎が完成す
る以前、教育委員会事務所として使用しておりました南庁舎について、ケアホーム建設
用地として社会福祉法人愛成会から購入申請があり、建物撤去を条件に加え平成24年
1 1 月 2 1 日 に 2 ,6 2 6 万 1 ,0 0 0 円 で 売 却 、 同 年 1 2 月 1 4 日 に 所 有 権 移 転 登 記 を
行いました。
また、公有車の駐車場として賃借していました旧農政事務所地域第二課庁舎の建物と
用 地 を 2 月 1 日 に 高 知 財 務 事 務 所 か ら 1 ,6 3 9 万 2 ,0 0 0 円 で 購 入 し 、 当 面 は 公 用 車
駐車場及び書庫や物品の一時保管場所として使用する予定でございます。
産業振興課から農政につきまして、村づくり交付金事業につきまして本年度に計画を
していた3地区は全て完了いたしました。なお、平成20年から5カ年計画で実施して
きた本事業は、本年度をもって完了しました。
農地・農業用施設災害について、平成24年6月から同年7月の間に発生をした豪雨
災害は、物部町久保地区の農道災害1件を除き全て完成をいたしました。残りの農道災
害1件は、工事に係る土地使用等につきまして地権者との協議を行っております。
レンタルハウス事業は、本年度に計画していました6地区全て完成をいたしました。
有害鳥獣被害対策につきましては、1月31日までの有害鳥獣捕獲頭数は、下の表の
とおり昨年度の同期より増加しており、現在も狩猟期であることからさらに捕獲数が追
加される見通しであります。
一方、狩猟者を初めとする有害鳥獣の捕獲担い手の方々は、高齢化とともに減少傾向
にあります。そこで、香美市有害鳥獣被害対策協議会が事業主体となり、狩猟者のみだ
けではなく地域全体で鳥獣被害対策に取り組めるよう、まずは香北町清爪地区住民を中
心に有害鳥獣対策に関する講習会や研修会等を実施いたしております。なお、この取り
組みは環境省からモデル地域として指定を受けております。捕獲頭数については表をご
参照いただきたいと思います。
香 美 市 観 光 協 会 に つ き ま し て 、 香 美 市 観 光 協 会 の 平 成 2 4 年 度 事 業 収 支 は 1 ,8 0 0
万円以上の赤字計上が予想されており、今後の事業を継続していくためには経営面も含
めた抜本的な改革が必要であり、べふ峡温泉を含め大幅な人員削減を柱とした組織再編
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計画を進めております。また、市民の皆様の信頼回復に努めるため、収支改善や組織の
健全化について、香美市商工会を初めさまざまな組織や団体の協力をいただきながら改
善指導を行っていきます。
建設課から土木事業につきましては、各種事業の工事進捗状況につきましては下の表
のとおりでありますが、大後入線改良工事は豪雨などの影響により工期が不足したため
繰り越して施工します。
災害復旧事業につきましては、後期査定で採択された災害箇所は年度内に施工期間が
確保できないため、繰り越して施工します。以下表のとおりであります。
都市計画につきましては、都市計画道路新町西町線の道路計画の変更と市街化区域内
の用途及び建蔽率などの見直しを行いました。
地籍調査につきましては、今年度に計画してた地籍調査区域は全て完了する予定です。
物部支所地域振興課は奥物部美術館企画展についてでございますが、奥物部ふるさと
物産館2階の奥物部美術館では、2月13日から香美市立美術館と連携し、土佐山田町
出身の美術家による「安井勝宏展―回帰・循環・再帰―」を開催をいたしております。
上下水道課からは簡易水道事業につきましては、物部町の大栃簡易水道区域拡張工事
は昨年12月末に完成し、現在は4月1日からの供用開始に向けて高知県知事に給水開
始届の準備作業を行っております。
公共下水道事業につきまして、北部分区及び中部分区の汚水管渠築造工事は3月末の
完成予定ですが、中部分区のマンホールポンプ施設整備工事につきましては、県土木部
都市計画課との協議及び認可に日数を要したため、8月末の完成に向けて工程調整を行
っております。
特定環境保全公共下水道事業につきまして、美良布地区の汚水管渠築造工事は1月末
に完成し、全体計画区域内の管路整備は完了いたしました。また、美良布クリーンセン
ター水処理施設増設工事委託の進捗は順調であり、稼働は来年4月の予定であります。
消防課から平成24年中の火災件数、救急及び救助出動件数などにつきましては、昨
年 は 火 災 件 数 1 0 件 、 損 害 額 2 ,8 0 4 万 7 ,0 0 0 円 、 救 急 出 動 件 数 1 ,5 1 8 件 、 救
助出動件数12件となっており、平成23年度比較しますと火災は16件、損害額は
7 ,9 3 9 万 5 ,0 0 0 円 、 救 急 出 動 は 5 9 件 、 救 助 出 動 は 2 件 、 い ず れ も 減 と な っ て お
ります。
消防団の活動につきまして、香美市消防団では平成24年11月25日に香北方面隊
が冬季訓練を実施、訓練後は民生委員とともに独居高齢者宅を訪問し、防火点検を行い
ました。また、昨年12月26日から30日までの全分団による年末警戒を実施し、各
分団はそれぞれの管轄区域を巡回して火災予防を呼びかけました。
消防仮庁舎につきましては、消防本部及び消防署は平成24年12月26日午後から
仮庁舎において業務を開始いたしております。
消防出初式につきましては、1月6日香北グラウンドで消防団員ら約270名が参加
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し、平成25年香美市消防出初式を開催しました。式におきましては、消防団員の表彰
に続き服装及び機械器具点検や分列行進などを行いました。
それでは、次に平成25年度施政方針を述べさせていただきます。
まず、現在の日本経済について、平成24年度は東日本大震災からの復興需要や政策
効果の影響により夏場にかけて回復傾向にありましたが、その後は世界経済の減速を背
景として輸出や生産が減少するなど、景気は弱い動きになっております。底割れが懸念
される状況となっております。
こうした状況から、政府は本年1月に日本経済再生に向けた緊急経済対策を策定し、
景気の活性化を図っている最中にあります。
1月に閣議了解された平成25年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度による
平成25年度の我が国の経済見通しは、世界経済の緩やかな回復が期待される中で日本
経済再生に向けた大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略、
いわゆる3本の矢により長引く円高やデフレ不況から脱却し、雇用や所得の拡大を目指
した施策を推進をしていこうということで着実な需要の発現と雇用創出がなされ、国内
需 要 が 主 導 と な っ て 経 済 回 復 が 進 み 、 国 内 総 生 産 の 実 質 成 長 率 は 2 .5 % と な る と 見 込
んでいる半面、先行きのリスクとしては欧州の政府債務問題など海外経済をめぐる不確
実性、為替市場の動向、電力供給の制約などに留意していく必要があるとされておりま
す。
一方、平成25年度の地方財政は、前年度に引き続き通常収支分と東日本大震災分を
区分して整理することとし、通常収支分について防災・減災事業、地域の活性化などの
緊急課題や社会保障関係費の自然増などに対応する財源を含め、地方の一般財源総額を
昨年度と同水準となるよう確保するといたしております。
また、地方財政計画においても、地方交付税による地域経済基盤強化・雇用等対策費
は前年度と同額を措置するとともに、地域経済の活性化など実情に応じた地域の元気づ
くり事業には新たに地域の元気づくり推進費の費目を設けて措置するとし、地方財政の
運営に支障が生じることのないよう一般財源を確保するとしています。
また、臨時財政対策債については、財政力の弱い自治体に配慮し財源調整機能を強化
する観点から、人口基礎方式から財源不足額基礎方式へ完全移行することになっており
ます。
こうした国の経済動向や地方財政措置のもと、香美市の平成25年度予算も限られた
財源の中で国や県の補助事業を有効に活用しながら、消防庁舎建設などの防災対策基盤
整備、学校給食センター建設などの教育環境整備や学力向上対策などの教育を充実、地
域に根差した産業の育成、少子高齢化対策を含めた地域福祉施策の充実を重点施策とし、
本市の将来像である「進化する自然共生文化都市」の実現を目指し取り組んでいきます。
特に、市民の安心安全を確保するため、住宅等耐震化促進事業や自主防災組織活動支
援事業など防災・減災を推進します。
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主な新規事業としましては、児童生徒の学力向上を図るため、電子黒板を初めとする
情報通信技術を駆使したICT整備事業や緊急雇用創出臨時特例基金事業を活用した日
本人英語指導補助員配置などを行います。
平成25年度一般会計予算規模でございますが、平成25年度の歳入歳出予算規模は
1 5 8 億 1 ,5 0 0 万 円 で 、 前 年 度 1 4 6 億 2 ,2 0 0 万 円 と 比 べ ま し て 1 1 億 9 ,3 0
0 万 円 、 8 .2 % 増 と な っ て お り ま す 。
歳入では、地方の景気は徐々に回復すると予想されていることから、住民税では増収
を見込むものの、法人税では事業所の廃止や統合の影響による減収と、固定資産税でも
減 収 を 見 込 む こ と か ら 市 税 で は 2 4 億 3 ,2 9 3 万 7 ,0 0 0 円 と な っ て お り 、 地 方 譲 与
税 や 各 種 交 付 金 で も 利 子 割 交 付 金 が 前 年 度 比 1 9 .4 % 減 と 大 き く 減 少 し て お り ま す 。
また、地方交付税につきましては、普通交付税で地方公務員の給与分が削減されるも
のの、地域の元気づくり推進費の創設による別枠で、これまでの人件費削減分を算定す
る こ と や 合 併 特 例 債 の 償 還 を 見 込 む こ と か ら 6 4 億 5 ,0 0 0 万 円 と な っ て お り ま す 。
繰 入 金 に つ き ま し て は 、 歳 入 不 足 を 補 う た め 財 政 調 整 基 金 繰 入 金 4 億 5 ,1 3 9 万
5 ,0 0 0 円 を 計 上 し 、 住 民 生 活 に 光 を そ そ ぐ 基 金 繰 入 金 が 皆 減 と な る な ど 、 基 金 繰 入
金 の 総 額 は 4 億 5 ,8 0 9 万 8 ,0 0 0 円 と な っ て お り ま す 。
市 債 に つ き ま し て は 、 交 付 税 の 振 替 財 源 と し て 臨 時 財 政 対 策 債 が 5 億 8 ,1 7 9 万
3 ,0 0 0 円 と な っ て お り 、 学 校 給 食 施 設 整 備 事 業 や 合 併 振 興 基 金 積 立 に 伴 う 合 併 特 例
債 1 2 億 7 ,1 7 0 万 円 、 超 高 速 情 報 網 通 信 整 備 事 業 な ど に 伴 う 過 疎 対 策 事 業 債 3 億
9 ,1 5 0 万 円 、 過 疎 対 策 事 業 債 、 ソ フ ト 分 で す が 1 億 4 ,9 8 0 万 円 な ど に よ り 、 総 額
は 2 4 億 7 ,7 6 9 万 3 ,0 0 0 円 と な っ て お り ま す 。
歳 出 を 性 質 別 に 大 別 し ま す と 、 義 務 的 経 費 が 7 7 億 5 ,9 9 7 万 5 ,0 0 0 円 、 投 資 的
経 費 が 2 3 億 2 ,6 9 0 万 2 ,0 0 0 円 、 そ の 他 経 費 5 7 億 2 ,8 1 2 万 3 ,0 0 0 円 と な
っ て お り 、 総 予 算 に 占 め る 割 合 は 義 務 的 経 費 が 4 9 .1 % 、 投 資 的 経 費 が 1 4 .7 % 、 そ
の 他 経 費 が 3 6 .2 % と な っ て お り ま す 。
以上で平成25年度一般会計の予算案の説明を終わります。
続きまして、今期定例会に上程しております議案につきまして、提案及び説明を申し
上げます。まずは専決処分事項の報告です。
報告第1号は、住宅新築資金等貸付事業に係る訴えの提起であります。
次に、議案第1号は、平成25年度香美市一般会計予算です。
議案第2号は、平成25年度香美市簡易水道事業特別会計予算についてです。
議案第3号は、平成25年度香美市公共下水道事業特別会計予算についてです。
議案第4号は、平成25年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算につい
てです。
議案第5号は、平成25年度香美市農業集落排水事業特別会計予算についてです。
議案第6号は、平成25年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算について
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です。
議案第7号は、平成25年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)予算について
です。
議案第8号は、平成25年度香美市介護保険特別会計(介護サービス事業勘定)予算
についてです。
議案第9号は、平成25年度香美市後期高齢者医療特別会計予算について。
議案第10号は、平成25年度香美市水道事業会計予算についてです。
議案第11号は、平成25年度香美市工業用水道事業会計予算についてです。
議案第12号は、平成24年度香美市一般会計補正予算(第7号)についてです。
今 回 の 補 正 予 算 の 規 模 は 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 か ら 6 億 4 ,6 8 6 万 3 ,0 0 0 円 を 減
額 し 、 歳 入 歳 出 予 算 そ れ ぞ れ 1 5 2 億 9 ,1 7 1 万 7 ,0 0 0 円 と な っ て い ま す 。 概 要 は
市税の減額、市有地売払収入の追加、社会教育施設整備事業債の減額、体育施設建設工
事の減額等のほか繰越明許費の設定、債務負担行為及び地方債の補正を行うものであり
ます。
議案第13号は、平成24年度香美市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)につ
いてです。
議案第14号は、平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)に
ついであります。
議案第15号は、平成24年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算
(第2号)についてです。
議案第16号は、平成24年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予算
(第3号)についてです。
議案第17号は、平成24年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算
(第4号)についてです。
議案第18号は、平成24年度香美市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)に
ついてです。
議案第19号は、平成24年度香美市水道事業会計補正予算(第1号)についてです。
議案第20号は、香美市職員の特殊勤務手当に関する条例の制定についてです。
議案第21号は、香美市公の施設における暴力団の利用を制限するための関係条例の
整備に関する条例の制定についてです。
議案第22号は、香美市防災会議条例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案第23号は、香美市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条
例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案第24号は、香美市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制
定についてです。
議案第25号は、香美市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてです。
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議案第26号は、香美市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定についてで
す。
議案第27号は、香美市通学バスの運行及び管理に関する条例の一部を改正する条例
の制定についてです。
議案第28号は、香美市立吉井勇記念館の設置及び管理に関する条例の一部を改正す
る条例の制定についてです。
議案第29号は、香美市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関す
る基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案第30号は、香美市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運
営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法
に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案第31号は、香美市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の
制定について。
議案第32号は、定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定についてです。
議案第33号は、こうち人づくり広域連合規約の一部を変更する規約についてです。
議案第34号は、辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定についてです。
議案第35号は、市有財産の無償貸付けについてであります。
議案第36号は、香美市立やなせたかし記念館の指定管理者の指定についてです。
議案第37号は、香美市立大栃診療所の指定管理者の指定についてです。
議案第38号は、香美市立物部歯科診療所の指定管理者の指定についてです。
議案第39号は、香美市立佐岡診療所の指定管理者の指定についてです。
議案第40号は、香美市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び香美市福祉
医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案第41号は、平成23年度繰越明許
香美市立山田小学校・楠目小学校非構造部
材改修工事の請負契約の締結についてです。この議案につきましては、ここで経過内容
を説明をさせていただきます。
平成23年度繰越明許香美市立山田小学校・楠目小学校非構造部材改修工事は、平成
24年10月22日に工事請負契約を締結し現在も施工中でありますが、契約内容を変
更 す る こ と が 生 じ ま し た 。 こ の た め 変 更 後 の 予 定 価 格 が 1 億 5 ,0 0 0 万 円 以 上 と な る
ことから、地方自治法第96条第1項第5号に基づく議会の議決を求めるものでありま
す 。 当 該 予 定 価 格 は 当 初 1 億 2 ,8 1 2 万 1 ,0 0 0 円 で し た が 、 変 更 後 は 1 億 5 ,2 9
9 万 2 5 0 円 と な り 、 工 事 契 約 金 額 も 1 億 2 6 4 万 8 ,0 0 0 円 か ら 1 億 2 ,2 5 7 万
2 ,7 4 8 円 へ と 変 更 と な り ま す 。 ま た 、 工 期 に つ き ま し て も 当 初 は 平 成 2 4 年 1 0 月
23日から平成25年2月28日までの工期でしたが、平成25年3月15日まで工期
延長を行うものです。工事期限が直前となるまで議会へ提案することができず、まこと
に申しわけなく深くおわびを申し上げます。今後は二度と同様の事態が起こらないよう
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に、適正かつ迅速な事務処理を徹底していく所存でありますので、ご審議のほどをよろ
しくお願いをいたします。
次に、同意第1号は、教育委員会委員の任命についてです。
以上、平成25年度香美市一般会計予算など報告1件、議案41件、同意1件の提案
及び説明を終わりますが、議案の詳細につきましてはお手元の議案細部説明書をご参照
ください。
なお、議案第41号と同意第1号は、本日採決をいただくこととなっておりますので、
重ねてよろしくお願いをいたします。どうもありがとうございました。
○議長(西村成君)
これで市長の行政の報告及び提案理由の説明を終わります。
これから、報告第1号の専決処分事項について質疑を行います。質疑はありませんか。
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
12番。
専決について少し伺いますけれども。遅延損害金の額が非常に大きいわけでして、こ
の間今回連帯保証人の方が被告ということでありますけれども、どういう接触というか
ね、されてきたのかなあと。一連のちょっと経過についてですね、期間があき過ぎてな
いのかなという危惧がありまして、遅延損害金の額から推測するにね。一連の流れでや
っているとは思いますけれども、実際のところちょっと今後行革で審査するかもしれま
せんけども、その前段として一連の流れにしてはどのようであったのか説明を求めます。
○議長(西村成君)
○収納課長(前田哲雄君)
収納課長、前田哲雄君。
山﨑議員のご質問にお答えします。
まず、遅延損害金の関係なんですけれども、この方につきましては当初貸し付けをし
まして、数年間はお支払いいただいたんですけれども、またちょっと滞ってた期間がご
ざいまして、そしてまた払っていただいてたと。この方につきましては、主債務者がで
すね平成24年の7月に亡くなるまでは、主債務者がお支払いをおくれながらしており
ました。そういう事案でございまして、連帯保証人にですね支払いは求めなかったと。
主債務者が払ってくださっておりましたので、支払いは連帯保証人に請求はしなかった
と。主債務者が払いゆうということで延滞金もですね請求してなかったということでご
ざいます。
今回こういう形になったのはですね、主債務者が亡くなれてましてその後ですね、相
続をされる方が、相続人の方が全員相続放棄をされました。それで、連帯保証人2名お
りましたが、そのうちのお一人は死亡しております。で、残った連帯保証人の方にです
ね請求をしたとこういう経過がございまして、連帯保証人の方に請求をしましたところ
ですね、連帯保証人の方は弁護士を立てられまして、主債務者の時効の援用を申し立て
てきたということがございまして、そういうことのためにですね今回提訴になりました。
提訴になった限りにおいてはですね、この主債務者が払っていたんですけども未償還元
金とそれから未償還の利息、そして訴えるということになれば今度は訴えた時点でので
-19-
すね遅延損害金も請求をさせていただくと。これは一定のルールのような形になってま
すので今回そういう形になったと。遅延損害金がこれだけ多いのはなぜかと言えばです
ね、もとを正せば平成19年の5月にですねちゃんと払っておれば終わっていたところ
が、その後ですねおくれながら払っていた関係で計算上はこれだけの遅延損害金が発生
するようになったと、こういう経過でございます。
以上です。
○議長(西村成君)
ほかに。
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
12番。
1点だけ関連して伺いますけど、その連帯保証人の方が主債務者の時効の援用を申し
立てるという、これが成り立つからやっていると思いますけど、実際私が気になったの
は遅延損害金が大きいということはその支払いから支払いまでのタイムラグですわね、
結構あったんちゃうろうかというふうな気があったものですが、そこら辺のところはこ
ちらもその部分の相談のもとに訴えの提起に至ったのかと。こちらの専門家に対して相
談をかけて訴えの提起に至ったのか、そこら辺はどうですかね。こちらが連帯保証人の
方に接触したときに相手方が弁護士を立ててきたのでこうなったというのか、その内容
の精査の部分がちょっとわかりかねますがいかがでしょうか。
○議長(西村成君)
○収納課長(前田哲雄君)
収納課長、前田哲雄君。
事務の流れとしましては、主債務者が亡くなられました
ので引き続き債権を回収せんといかんもんですから、関係者にですね主債務者が亡くな
られたというご通知をして、相続をされる方については、法定相続人につきましてはで
すねその相続割合に応じて責任が発生しますよというお知らせをしました。そしてまた、
連帯保証人につきましては連帯保証人に対してですね、亡くなられたのであなたに請求
をすることも発生し得るというご通知をしました。そういうご通知をしたところですね、
連帯保証人の方は弁護士の方と相談されて、もう債権が時効やという申し立てをしてこ
られたということでございます。そのことに関しまして、相手のですね弁護士の方から
もいろいろ資料の提出を求められまして、うちの元帳ですね収入簿の写しなんかもご提
示してです、いや時効にはなってませんよということをご説明するべく資料の提出もし
たんですけれども、その資料をもってなおかつですね時効やという申し出になったと。
そういうことでそのまんまですね沈黙をこちら側が、債権者のほうが沈黙しております
とそれが認められたというふうに向こうが理解をするものですから、いや違いますよと
いう形でこちらもですね弁護士の先生にご相談をして、顧問弁護士が住新の場合おりま
すのでこの弁護士の先生とご相談をして、で、提訴をしたとこういう経過でございます。
○議長(西村成君)
ほかにありませんか。
○議長(西村成君)
ほかに質疑なしと認めます。以上で報告に対する質疑を終わ
ります。
-20-
お諮りします。先ほど議会運営委員会委員長から報告がありましたが、同意第1号並
びに議案第41号並びに発議第1号及び第2号並びに推薦第1号から第4号までの議案
は、本日他の案件と分離し、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し、
審議に付し採決したいと思います。これにご異議ありませんか。
「異議なし」という声あり
○議長(西村成君)
異議なしと認めます。よって、そのように決定をいたしまし
た。
これから、日程第44、同意第1号、教育委員会委員の任命についてを議題とします。
まず、執行部から提案理由の補足説明を求めます。総務課長、山﨑綾子君。
○総務課長(山﨑綾子君)
同意第1号、教育委員会委員の任命について
下記の者を教育委員会の委員に任命したいから、地方教育行政の組織及び運営に関す
る法律(昭和31年法律第162号)第4条第1項の規定により議会の同意を求める。
記
住
所
香美市土佐山田町山田233番地1
氏
名
宮
地
憲
一
生年月日
昭和23年9月20日
任
平成25年5月26日から平成29年5月25日まで
期
平成25年2月27日提出、香美市長
門槇夫
提案理由につきましては、議案細部説明書のとおりです。
また、お手元に参考資料を配付しておりますのでよろしくお願いいたします。
○議長(西村成君)
説明が終わりました。
お諮りします。本案は人事案件でありますので、香美市議会運営申し合わせ事項第6
項第2号の規定により質疑、討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。
「異議なし」という声あり
○議長(西村成君)
異議なしと認めます。
よって、同意第1号は、質疑、討論を省略することに決定をいたしました。
これから、同意第1号を採決いたします。
本案を原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、同意第1号は、原案のとおり同意することに決定しました。
次に、日程第45、議案第41号、平成23年度繰越明許
香美市立山田小学校・楠
目小学校非構造部材改修工事の請負契約の締結についてを議題とします。
まず、執行部から提案理由の補足説明を求めます。管財課長、岡本博臣君。
○管財課長(岡本博臣君)
おはようございます。
議案第41号、平成23年度繰越明許
香美市立山田小学校・楠目小学校非構造部材
-21-
改修工事の請負契約の締結について
平成24年10月18日付けで指名競争入札に付した標記の工事に係る請負契約の締
結について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第5号の規定に基
づき、次のとおり議会の議決を求める。
平成25年2月27日提出、香美市長
1
契 約 の 目 的
門槇夫
平成23年度繰越明許
香美市立山田小学校・楠目小学校非
構造部材改修工事
2
契 約 の 方 法
指名競争入札
3
契約締結金額
金 1 億 2 ,2 5 7 万 2 ,7 4 8 円
4
契約の相手方
黒岩工業株式会社
代表取締役
5
支 出 科 目
野村俊博
平成23年度繰越明許一般会計予算
10款
教育費
2項
小学校費
1目
学校管理費
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(西村成君)
説明が終わりましたのでこれから質疑を行います。質疑はあ
りませんか。
11番、依光美代子君。
○11番(依光美代子君)
11番、依光です。
少しお尋ねをいたします。先ほど市長のほうからもこのご説明がありましたが、この
変更、どういった変更がどこの、山小と楠目両方でこの合計ですよね。どちらの学校で
どういった変更、当初からいうとどういった変更がどの部分にどういった予算が要り、
総額でこうなったというようなご説明をお願いいたします。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
お答えいたします。
箇所数にしますと両校で12カ所。まず、山田小学校の校舎におきましてはガラスと
建具工事、それから同じく同校におきましてはバルコニーの防水塗装、それから屋上シ
ート防水固定金物の追加、それから昇降口の屋根シート防水工事、それから同じく山田
小学校の外壁改修工事、同じく山田小学校のガラス、建具工事、それから同じく山田小
学校で校舎内の備品固定金物取りつけ、飛散防止フィルムの工事、それから同じく山田
小学校の休憩室の飛散防止フィルム工事、山田小学校正門東側境界塀の改修工事、それ
から楠目小学校の屋根及びガラス工事、それから楠目小学校校舎屋体の外壁工事、楠目
小学校塗装工事、それから同じく楠目小学校グラウンド内の老朽倉庫の解体工事でござ
い ま す 。 そ れ で ト ー タ ル し て 2 ,0 0 0 万 円 余 り の 追 加 で ご ざ い ま す 。
○議長(西村成君)
ほかに。
11番、依光美代子君。
○11番(依光美代子君)
今いろいろとご説明がありましたが、その山小において
-22-
もその飛散防止のためのフィルムだとかそういうのは当初からこうわかってませんでし
たか。その当初に入札をかけたときにこことこことっていうような状況が出てなかった
んでしょうか。
それともう1点、楠目小学校の屋根瓦が追加になってますけれどこれの基準、私も一
度お聞きしましたが、設計屋さんが変更したほうがいいというようなことで変更したよ
うなことを聞きました。そのことでちょっとわかりましたらもう一度詳しくお聞かせく
ださい。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
大部分の飛散防止のフィルムにつきまし
ては当初設計に入っておりますが、その工事途中でですね細部しておる中で、新たに出
てきたものの追加でございます、飛散防止。それから、楠目小学校におきましては屋根
瓦の部分につきましては、当初予算に載っておりますので当初の設計でやっております。
それから、今申し上げました屋根というのはですね、屋根の軒先の鋼板の張りかえとか
そういった部分でございますので、屋根瓦そのものではございません。
○議長(西村成君)
ほかに。
13番、大岸眞弓君。
○13番(大岸眞弓君)
13番、大岸です。
その変更内容については今詳しくご説明いただきましたが、この変更が生じた日とか
時期とかいうのが、だんだんということでしょうか順々にということかと思うんですが、
一番直近のその変更時期などありましたらお聞きします。
それと、楠目小学校のグラウンドの老朽倉庫の解体のことを言われておりましたが、
これグラウンドの隅にあります以前から危険視されておりました倉庫のことでしょうか。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
今回の変更におきましては、その都度都
度工事進捗の状況に応じまして、現場で現場管理しておる工事責任者、それから学校、
それから設計監理、それから委員会の担当という中で、話の中で順次変更をかけていっ
たと。最終的にですね、まず経過を申し上げますと、11月から1月上旬におきまして
定例的な打ち合わせなどを順番にしておりました。その中で1月20日、今年の1月2
0日でございますが、いろんな部分の数量を連絡されまして、最終的に1月の22日に
ですね工事内容最終変更という形でお願いしたわけでございますが、その時点では1億
5 ,0 0 0 万 円 を 超 さ な い と い う 概 算 の こ と で ご ざ い ま し た 。 そ れ で 、 今 議 会 へ お 伺 い
したのは2月の15日ですね、変更設計の精査を完了いたしまして再確認したところ1
億 5 ,0 0 0 万 円 を 超 し た と い う 結 果 と い う こ と で 今 な っ て お り ま す 。
それと、楠目小学校の老朽倉庫と言いますと、これは南のほうにありました飼育の小
屋、鳥小屋とかいろいろありましたけど、あの老朽部分を解体したと。
○議長(西村成君)
ほかに。
-23-
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
12番。
今から12カ所、もうやっているわけです?実際3月15日までが工期の完了ですわ
ね、実際のところね。ほんで市長も言われていたけど、直前ですわね。後々私は課題が
ないかなというがを非常に心配するがです。これ結構実質的な地方負担は13%ばあで
済むばあの財政措置もされた、国の国庫補助も3分の1あっていう部分、それから交付
税の基準財政需要額にも53%ぐらい歳入される。そういう部分で気になるのはやっぱ
り直前のこの議会での議決ですね。工期が残り少ないという部分であと12カ所やらん
といかんというところで、そこら辺が非常に気になるがですわ。気になるとしか言いよ
うがないがですが。それは気にするにようびませんと言われたらそれまでかもしれませ
んけど。その点についてお答えをお願いします。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
お答えいたします。
先ほど申し上げました12カ所につきましては、これは随時変更の中でやってきてお
ります。既にもう工事も進んでおります。現在進捗率は97%で、いわゆるあとは工期
を変更して現在工事はとめておりますが、工期を変更して15日の間にできる分という
ことで、バルコニー等の防水加工が残っておるという形でございます。
○議長(西村成君)
○12番(山﨑龍太郎君)
12番、山﨑龍太郎君。
関連。そしたらもしこれが可決されなかったらそのお金
どうなるがですか。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
本工事におきまして、現在既に1億
5 ,0 0 0 万 円 以 内 と い う こ と で 契 約 し て い る こ う い う も の に つ き ま し て は 、 工 事 請 負
契約の分でお支払いすると。今回当然これ追加がありますので、追加分につきましては
工事請負契約費ではなく損害賠償の請求になります。
○議長(西村成君)
○12番(山﨑龍太郎君)
12番、山﨑龍太郎君。
12番。最後ですけど。
まあおっしゃるとおりだと思いますけども、現実問題はそうはいかないから1億
5 ,0 0 0 万 円 超 し た と い う こ と で 、 こ う い う 工 事 の た て り の と こ で 、 こ れ 山 田 小 と 楠
目小と2カ所ですわね。場所的に離れているけども一括発注したというレベルの問題が
1点と、それとそれが問題という、私それが分散したほうがよかったんじゃないろうか
という、地元業者の仕事興しから言うたら2カ所が請けられますのでね。そういう部分
の視点が1つあるということと。
それともう1点、何を言おうとしてたのか。実際改めてここでこの工事は最初の1億
何ぼで落としてましたわね。それはそれと。別として新たに入札をかけるというふうな
発想ですわね。まあ関連しているからそうはいかないからこういうのになったと思いま
-24-
すけれども。実際そういう損害賠償とかいうリスクをしょうということについてはいか
がなもんかという部分で聞かせてもらっているわけですが、そこら辺について見解を求
めます。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
まず初めに、山田小学校、楠目小学校工
区を2カ所に分けるということも検討をいたしましたけど、諸経費いろいろな部分を考
えますと一括でやったほうがいいという結論で今回に至っております。
それと、この部分につきましては当初9月の20日入札を予定しておりました。この
時点でですね、新聞紙上で出ておりました国土交通省のあの問題が発生しましてですね、
指名業者につきましてちょっと検討を要するということで延期をしております。基本的
にこれくらいの工事になりますので、工期がだんだん少なくなってきたということです。
それとですね、この途中でですね先ほど申し上げましたように変更箇所が随時出てき
ております。これを先送りしてですね最終的にもう一度入札するということになります
と、この工事におきましては国の交付金を使っております、それから平成23年の繰越
事業でございますので、3月31日まで完了が認められないということで今回の結果に
なっております。
以上です。
○議長(西村成君)
ほかに。
11番、依光美代子君。
○11番(依光美代子君)
11番です。質問ではありませんが、ぜひお願いしたい
です。
議会でお願いするべきでないというけど、細部説明書の中にぜひこういった変更があ
ったときはどこがどう変更されてこうなったという、その詳細をぜひつけていただきた
いと思います。
○議長(西村成君)
ほかに。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
ほかに質疑はないようでありますので、これで質疑を終わり
ます。
これから討論を行います。討論はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第41号を採決いたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございます。全員起立であります。よって、
議案第41号は、原案のとおり可決されました。
-25-
暫時休憩します。
○議長(西村成君)
(午前10時23分
休憩)
(午前10時35分
再開)
正場に復します。
休憩前に引き続き会議を行います。
次に、日程第46、発議第1号、香美市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定
についてを議題とします。
提出者から提案理由の補足説明を求めます。10番、小松紀夫君。
○10番(小松紀夫君)
10番、小松でございます。
発議第1号、香美市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第112条及び香美市議会会議規則第14条
の規定により提出します。
平成25年2月27日提出、香美市議会議長
小松紀夫、賛成者
同
西村成殿、提出者
香美市議会議員
千頭洋一、竹平豊久、織田秀幸、山﨑眞幹、利根健二、山﨑龍
太郎、大岸眞弓
提案理由をご説明いたします。
今回の香美市議会委員会条例の改正につきましては、昨年9月の地方自治法の一部を
改正する法律の公布に伴い、委員の選任方法や在任期間に関する規定が地方自治法から
削除されましたので、その削除された内容を香美市議会委員会条例に盛り込むため改正
をするものでございます。
また、この条例は、平成25年3月1日からの施行といたします。
以上ご審議よろしくお願いいたします。
【発議第1号
○議長(西村成君)
巻末に掲載】
説明が終わりました。これより質疑を行います。質疑はあり
ませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これから、発議第1号を採決をいたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、発議第1号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第47、発議第2号、香美市議会会議規則の一部を改正する規則の制定に
-26-
ついてを議題とします。
提出者から提案理由の補足説明を求めます。10番、小松紀夫君。
○10番(小松紀夫君)
10番、小松でございます。
発議第2号、香美市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について
上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第112条及び香美市議会会議規則第14条
の規定により提出いたします。
平成25年2月27日提出、香美市議会議長
小松紀夫、賛成者
同
西村成殿、提出者
香美市議会議員
千頭洋一、竹平豊久、織田秀幸、山﨑眞幹、利根健二、山﨑龍
太郎、大岸眞弓
提案理由をご説明いたします。
今回の香美市議会会議規則の改正は、議会の調査権について昨年9月の地方自治法の
一部を改正する法律の公布に伴い、本会議においても公聴会の開催及び参考人の招致を
行うことができるようになりました。香美市議会もこの制度を取り入れることとし、議
会会議規則中にこれらの手続についての規定を盛り込むことといたしました。
また、議員提出の議案に対する賛成者などの人数につきましても、議員定数が合併時
から減少していることもあり、県内の他市の規定も参考として3人以上となっておりま
すところを2人以上に改正をしようとするものでございます。
また、この規則は平成25年3月1日から施行をいたします。
以上ご審議よろしくお願いいたします。
【発議第2号
○議長(西村成君)
巻末に掲載】
説明が終わりましたのでこれより質疑を行います。質疑はあ
りませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これから、発議第2号を採決をいたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、発議第2号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第48、推薦第1号から日程第51、推薦第4号までの香美市農業委員会
委員の推薦についてを一括議題とします。
提出者から提案理由の補足説明を求めます。12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
推薦第1号、香美市農業委員会委員の推薦について
-27-
上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第112条及び香美市議会会議規則第14条
第2項の規定により提出します。
平成25年2月27日提出、香美市議会議長
山﨑龍太郎、賛成者
同
山﨑眞幹、賛成者
西村成殿、提出者
同
香美市議会議員
島岡信彦
趣旨説明
村上
榮氏が議会推薦の香美市農業委員会委員として適当な人物であると認めて推薦
するものです。
議会推薦の香美市農業委員会委員の推薦
農業委員会等に関する法律第12条第1項第2号の規定による議会推薦の香美市農業
委員会委員として下記の者を推薦する。
記
氏
名
村
上
榮
以下別紙含めご参照ください。
推薦第2号、香美市農業委員会委員の推薦について
上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第112条及び香美市議会会議規則第14条
第2項の規定により提出します。
平成25年2月27日提出、香美市議会議長
山﨑龍太郎、賛成者
同
山﨑眞幹、賛成者
西村成殿、提出者
同
香美市議会議員
島岡信彦
趣旨説明
小松
和啓氏が議会推薦の香美市農業委員会委員として適当な人物であると認めて推
薦するものです。
議会推薦の香美市農業委員会委員の推薦
農業委員会等に関する法律第12条第1項第2号の規定による議会推薦の香美市農業
委員会委員として下記の者を推薦する。
記
氏
名
小
松
和
啓
以下別紙等を含めてご参照ください。
推薦第3号、香美市農業委員会委員の推薦について
上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第112条及び香美市議会会議規則第14条
第2項の規定により提出します。
平成25年2月27日提出、香美市議会議長
山﨑龍太郎、賛成者
同
山﨑眞幹、賛成者
西村成殿、提出者
同
香美市議会議員
島岡信彦
趣旨説明
坂本
節氏が議会推薦の香美市農業委員会委員として適当な人物であると認めて推薦
するものです。
議会推薦の香美市農業委員会委員の推薦
-28-
農業委員会等に関する法律第12条第1項第2号の規定による議会推薦の香美市農業
委員会委員として下記の者を推薦する。
記
氏
名
坂
本
節
以下別紙等も含めてご参照ください。
推薦第4号、香美市農業委員会委員の推薦について
上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第112条及び香美市議会会議規則第14条
第2項の規定により提出します。
平成25年2月27日提出、香美市議会議長
山﨑龍太郎、賛成者
同
山﨑眞幹、賛成者
西村成殿、提出者
同
香美市議会議員
島岡信彦
趣旨説明
佐々木
永明氏が議会推薦の香美市農業委員会委員として適当な人物であると認めて
推薦するものです。
議会推薦の香美市農業委員会委員の推薦
農業委員会等に関する法律第12条第1項第2号の規定による議会推薦の香美市農業
委員会委員として下記の者を推薦する。
記
氏
名
佐々木
永
明
以下別紙含めてご参照ください。
○議長(西村成君)
説明が終わりました。
お諮りします。本案は人事案件でありますので、香美市議会運営申し合せ施事項第6
項第2号の規定により質疑、討論を省略したいと思います。
これにご異議ありませんか。
「異議なし」という声あり
○議長(西村成君)
異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
これから、推薦第1号を採決をいたします。
本案を原案のとおり推薦することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、推薦第1号は、原案のとおり推薦することに決定をいたしました。
次に、推薦第2号を採決をいたします。
本案を原案のとおり推薦することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、推薦第2号は、原案のとおり推薦することに決定いたしました。
次に、推薦第3号を採決いたします。
-29-
本案を原案のとおり推薦することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、推薦第3号は、原案のとおり推薦することに決定しました。
次に、推薦第4号を採決をいたします。
本案を原案のとおり推薦することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、推薦第4号は、原案のとおり推薦することに決定しました。
これで本日の日程は全て終了しました。
次の会議は3月5日火曜日の午前9時から開会をいたします。
本日はこれで散会いたします。
(午前10時45分
散会)
地方自治法第123条第2項の規定による署名者
議
長
署名議員
署名議員
-30-
平成25年第1回
香美市議会定例会会議録(第2号)
平成25年3月5日
火曜日
平成25年第1回香美市議会定例会会議録(第2号)
招集年月日
平成25年2月27日(水曜日)
招集の場所
香美市議会議場
会議の日時
3月5日火曜日(会期第7日)
午前
9時00分宣告
出席の議員
1番
有
元
和
哉
12番
山
﨑
龍太郎
2番
矢
野
公
昭
13番
大
岸
眞
弓
3番
山
﨑
眞
幹
14番
片
岡
守
春
4番
利
根
健
二
15番
竹
平
豊
久
5番
濱
田
百合子
16番
島
岡
信
彦
6番
山
崎
晃
子
17番
石
川
彰
宏
7番
爲
近
初
男
18番
竹
内
俊
夫
8番
千
頭
洋
一
19番
前
田
泰
祐
9番
織
田
秀
幸
20番
山
本
芳
男
10番
小
松
紀
夫
21番
比与森
光
俊
11番
依
光
美代子
22番
西

成
村
欠席の議員
な
し
説明のため会議に出席した者の職氏名
【市長部局】
市
長
門

夫
ふれあい交流センター所長
髙
橋
千
恵
長
明
石
猛
福祉事務所長
岡
本
明
弘
長
山
﨑
綾
子
産業振興課長
佐々木
寿
幸
政策企画財政課長
濵
田
賢
二
林業事務所長
久
保
和
昭
会計管理者兼会計課長
野
島
惠
一
建
長
宮
地
和
彦
管
長
岡
本
博
臣
上下水道課長
岡
本
博
章
管財課管財班長
西
本
恭
久
まちづくり推進課長
今
田
博
明
支
長
二
宮
明
男
市民保険課長
山
﨑
泰
広
地域振興課長
舟
谷
益
夫
健康介護支援課長
凢
内
一
秀
税
務
課
長
阿
部
政
敏
支
長
小
松
清
貴
収
納
課
長
前
田
哲
雄
地域振興課長
和
田
長
時
久
惠
子
生涯学習振興課長
田
島
教育次長兼教育振興課長
後
藤
博
明
学校給食センター所長
竹
内
副
総
市
務
課
財
課
槇
設
課
《香北支所》
所
《物部支所》
所
隆
【教育委員会部局】
教
育
【消防部局】
-1-
基
宏
敬
消
防
長
寺
田
潔
監査委員事務局長
横
谷
勝
正
農業委員会事務局長
西
村
博
之
【その他の部局】
選挙管理委員長
松
尾
禎
之
議会事務局書記
山
本
絵
里
職務のため会議に出席した者の職氏名
議会事務局長
小
松
美
公
議会事務局書記
野
口
恵
子
市長提出議案の題目
な
し
議員提出議案の題目
な
し
議事日程
平成25年第1回香美市議会定例会議事日程
(会期第7日目
平成25年3月5日(火)
日程第1
日程第2号)
午前9時開会
一般質問
①
7番
爲
近
初
男
②
4番
利
根
健
二
③
21番
比与森
光
俊
④
6番
山
崎
晃
子
⑤
1番
有
元
和
哉
⑥
2番
矢
野
公
昭
⑦
9番
織
田
秀
幸
⑧
16番
島
岡
信
彦
⑨
5番
濱
田
百合子
⑩
12番
山
﨑
龍太郎
⑪
13番
大
岸
眞
弓
⑫
3番
山
﨑
眞
幹
⑬
18番
竹
内
俊
夫
⑭
20番
山
本
芳
男
⑮
8番
千
頭
洋
一
会議録署名議員
10番、小松紀夫君、11番、依光美代子君(会期第1日目に会期を通じ指名)
-2-
議事の経過
(午前
9時00分
開会)
○議長(西村成君)
おはようございます。ただいまの出席議員は22人です。定
足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。
日程第1、一般質問を行います。通告順に従いまして順次質問を許します。
7番、爲近初男君。
○7番(爲近初男君)
皆さんおはようございます。7番、爲近です。通告に従いま
して質問をいたします。
まず、旧岡ノ内小中学校の関連施設の管理について質問をいたします。
中学校舎は木造2階建てで63年を経過しております。この建物は岡ノ内集会所と隣
接しております。壁板が朽ちているところもありますし、台風や地震において崩壊する
おそれもあるのではと心配をしています。集会所は災害時の避難場所となっていますが、
安全な状況とは言いがたいのではと思います。
小学校校舎は鉄筋木造2階建てで45年を経過しております。壁が落ちて鉄骨がむき
出しとなっているところも見られます。といが強風に飛ばされて国道近くまで飛散して
いたと聞いています。この小学校の隣には水のたまっていないプールと50年を経過し
た体育館があります。今後どう管理していくのかをお聞きいたします。
○議長(西村成君)
物部支所長、小松清貴君。
○物部支所長(小松清貴君)
おはようございます。爲近初男議員の地域整備につい
てのご質問にお答えします。
物部町岡ノ内地区には、旧岡ノ内小中学校関連の施設として校舎2棟、体育館として
も使用していた僻地集会所1棟、中学校の特別教室2棟、屋外便所1棟、教員住宅1棟
の計7棟と25メートルプールが現存し、これらの施設は築45年から築62年が経過
し、老朽化が顕著であります。
施設の管理状況ですが、旧中学校校舎と特別教室1棟は、公会堂及び附属施設として
地元自治会が使用し通常の管理を行っております。また、旧小学校校舎及び僻地集会所
は、10年ほど前に衣料関係企業の配送センターが撤退して以来空き家状態となってお
ります。7棟の中には、ドアや窓の施錠が十分でない箇所や窓ガラスの破損、雨どいの
崩落、外壁
離や空洞化が見られ、内部に侵入可能な建物もありました。今後施錠の徹
底を初め屋根材やとい等の飛散防止、窓、外壁の簡易補修等に努め管理してまいります。
よろしくお願いいたします。
○議長(西村成君)
7番、爲近初男君。
○7番(爲近初男君)
今後管理、簡単な補修等をしてくれるということですが、こ
の学校内は集会所への通路にもなっております。また、グラウンドは子どもたちの遊び
場でもあります。危険のない環境の整備が必要であると思います。十分な管理ができる
-3-
のかお尋ねをいたします。
○議長(西村成君)
○物部支所長(小松清貴君)
物部支所長、小松清貴君。
現時点で考えておりますのは、先ほど申し上げたよう
な管理方法で実施してまいりたいと思います。
○議長(西村成君)
7番、爲近初男君。
○7番(爲近初男君)
また、ここはヘリポート設置の候補地と聞いております。グ
ラウンドが広くあり、そこに照明設備もついております。ここの体育館を撤去して、2
5メートル5コースありますが、このプールを埋め立てればヘリポートが確保されると
考えます。この岡ノ内地区より別府にかけての広い地域にはヘリポートがなく、住民も
ヘリポート設置を待ち望んでいると感じる状況があります。ぜひそれに向けての早い対
応が必要であると考えますが見解を問います。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
おはようございます。爲近議員の岡ノ内地区
の旧学校関連施設のヘリポートの件につきまして答弁をさせていただきます。
大栃地区から別府地区に至る間へのヘリポートの設置につきましては、孤立対策や救
急搬送対策の視点からも重要であるというふうに考えます。しかしながら、この路線沿
いにつきましては、急峻な地形による不安定な気流等により候補地を選定しても消防航
空隊の了承を得られず、整備に至ってないのが現状でございます。
この岡ノ内地区につきましては、この区間のほぼ中間点に位置するためヘリポートを
整備するには適地の1つであると考えておりますが、現状の旧学校のグラウンドは、孤
立時や緊急を要する場合には臨時的に活用することは可能であっても、風圧や砂じん等
による付近の住宅への影響が懸念されるところでございます。このため専用ヘリポート
として活用することは難しいとは考えますが、仮に現在の旧学校関連施設が取り壊され
た場合、敷地は南に大きく広がるため住宅等への影響は随分緩和されるのではないかと
いうふうに考えます。しかし、その場合も全く影響が出ないわけではないことから、整
備につきましては周辺住民の同意を得る必要もあるのではないかというふうに考えます。
担当課としましては、この施設の取り壊し及び周辺住民の同意が得られ、また消防航空
隊の承認が得られるようであれば、整備を進めていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
7番、爲近初男君。
○7番(爲近初男君)
ここにはどうしてもヘリポートを設置していただきまして、
住民のね救急のときの体制として必要性が高いと思います。また、広い範囲をエリアと
しておりますので、何とぞ優先順位を上げていただきまして設置に向けてスタートがで
きますようによろしくお願いしたいと思います。
次の質問に移ります。
21世紀は人権の時代と言われ経過してきましたが、人権をめぐる課題は児童虐待、
-4-
いじめ、高齢者虐待、夫婦間のDV、同和、パワハラ、セクハラ等まだまだ多く残され
ています。自他の生命を尊重して他の人を思いやる心を育むとともに、家庭や地域、学
校、行政それぞれが一体となって人権を守り尊重する市として、教育や啓発活動の推進
が必要と思います。ふれあい交流センターは人権に関して施策実施事業の多くの部分を
担っていますが、その現状と今後の取り組みについてお聞きいたします。
○議長(西村成君)
ふれあい交流センター所長、髙橋千恵君。
○ふれあい交流センター所長(髙橋千恵君)
爲近議員の人権擁護の1点目、ふれあ
い交流センターの人権関連実施事業の現状と取り組みについてお答えいたします。
ふれあい交流センターは地域社会全体の中で福祉の向上や人権啓発の住民交流の拠点
となるコミュニティセンターとして、生活上の各種相談や人権課題の解決のため各種事
業を総合的に行っております。
人権関連実施事業としまして、ふれあいじんけん学習会を5回、子どもふれあい教室
8回、デイサービス事業33回のうちデイサービス人権学習会2回、人権ポスターや毛
筆作品の募集及び展示、そして人権擁護委員さんとともに人権の花運動やパレード、祭
りでの啓発、じんけんフェスティバルの開催などを行っております。
本年度は災害やいじめなどを主体として学習会を行いました。そして、女性の人権か
ら男女共同参画推進事業を5回実施するなど、関係各課、団体、委員さんと連携しまし
て事業を行っているところでございます。
今後の取り組みにつきましては、人権のまちづくり審議会や運営審議会、男女共同参
画推進委員会など委員の皆様の提言をいただきながら、住民の皆様に人権の意識を広く
啓発していきたいと考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
7番、爲近初男君。
○7番(爲近初男君)
新しく災害に対する取り組み等も始めたということですが、
あらゆる機会において人権に関する学習の提供を行っていただきまして、効果的な事業
を推進して市民の人権意識の高揚を目指してほしいと考えます。特に今後重点とするこ
とや新しい取り組み等がありましたらお聞きしたいと思います。
○議長(西村成君)
ふれあい交流センター所長、髙橋千恵君。
○ふれあい交流センター所長(髙橋千恵君)
お答えいたします。
先日、人権のまちづくり審議会でも提言をされましたけれども、じんけんフェスティ
バル等催し物に参加者が少ないということが課題として挙げられております。またマン
ネリ化についても課題と考えておりますので、それを打開するよう考えていきたいと思
います。
また、人権教育及び啓発の推進に関する香美市行動計画、これは平成21年11月に
作成されたものですけれども、これが平成25年度に5年目になるために現況に沿うよ
うな見直しを行ってはどうかという提言もいただいておりますので、その見直しも検討
-5-
をしていきたいと考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
7番、爲近初男君。
○7番(爲近初男君)
市民の人権意識の高揚に向けてですねしっかり頑張っていっ
てもらいと思います。お願いします。
次の質問に移ります。まず、いじめ問題についてお尋ねをいたします。
昨年9月、文科省はいじめ問題への対応強化について子どもの命としっかり向き合う
べく、「いじめ、学校安全等に関する総合的な取組方針」として、「学校・家庭・地域
が一丸となって子どもの命を守る」「学校・教育委員会との連携」を強化する」「いじ
めの早期発見と対応を促進する」「学校と関係機関との連携を促進する」という行動計
画が示されました。本市において学校や教育委員会はどのような取り組みを行っている
かお聞きいたします。
○議長(西村成君)
○教育長(時久惠子君)
教育長、時久惠子君。
爲近議員のいじめ問題に対しての取り組みについてのご質
問にお答えいたします。
まず、いじめ問題に関しては、楽しく安全であるべき学校において、いじめによるつ
らい日々を過ごす子どもが1人でもあってはならないと強い責任を感じています。いじ
め根絶のために、学校では温かい学級・学校づくりに最も力を入れています。教職員が
子ども一人一人を大事にするとともに、子ども同士の温かい人間関係づくりに力を注い
でいます。
教育委員会、教育研究所、学校が一体となった取り組みとしまして、平成24年度、
平成25年度は県教育委員会指定の不登校・いじめ等対策小中連携事業を受け、Q-U
アンケート、人間関係づくりプログラム、中1仲間づくり合宿、小6仲間づくりプログ
ラム等の実践に取り組んできました。
香美市では現在2名のスクールカウンセラーが配置をされており、1名は鏡野中学校、
山田小学校に、そしてもう1名は香北中学校、大宮小学校に、ともに年間27日、月一、
二回程度各校で児童生徒、保護者、教員から相談を受け、それに対し適切なカウンセリ
ング、助言、援助を行っています。スクールソーシャルワーカーにつきましては現在1
名教育支援センターに配置し、不登校児童生徒への家庭訪問や別室登校の支援等に、ま
た家庭の経済状況など家庭環境に起因する場合もあり、関係機関と連携し家庭への支援
をしています。やはり課題のある学校には少しでも多くの人の配置を考えて支援できる
数をふやし、課題解決に向け取り組んでいきたいと思います。
以上です。
○議長(西村成君)
7番、爲近初男君。
○7番(爲近初男君)
温かい学校・学級づくりに努められているということで、そ
のね方向を進んでもらいたいと思います。
-6-
先般、高新の記事に載っていましたが、西部中学校においては平成22、23年度に
試験的に元警察官が配置されました。それにより生徒と教員の緩衝材になり、両者の関
係がやわらかくなったと感じ、変化が出たとしています。家庭教育を放棄している親も
います。親にかわる大人が子どもに寄り添ってやることが必要であるとし、この取り組
みは今年度より県下に教員等のOBを17人配置する事業としてスタートしようとして
います。いかに教室を安定さしまた温かい教室にするか、それがいじめ問題の解決につ
ながるものと思います。いじめにより不登校につながることも考えられる中で、未然に
防止することが重要です。いじめは自分たちの問題と捉えさせることが大切ではないで
しょうか。
先進地では、小中の連携を強めるために中学校が小学校を訪問し、いじめ根絶集会を
実施したり、全ての子どもがいじめに向き合う取り組みを推進しています。また、小中
学校でいじめに関するアンケートや教育相談を実施するなど早期発見、早期対応の徹底
に努め成果を上げています。
北海道議会の議員団はノルウェーの小学校などを訪問、報告書を公表しています。問
題が起こったとき7名の児童が仲裁員で話し合いを進めるという形式で、問題にかかわ
る児童の間で話し合いを通して互いに理解を深め、早期解決を目指しているそうです。
こういう取り組みを参考にしてもらい、危機感を持っていじめのない学校づくりに取り
組んでほしいと思いますが、考えをお聞きいたします。
○議長(西村成君)
○教育長(時久惠子君)
教育長、時久惠子君。
はい。お答えいたします。
先ほどの爲近議員のおっしゃるとおりで、本当にいじめ問題につきましては私たちが
誠心誠意取り組んでいかなければならないと思っています。各地で本当にたくさんの営
みがなされていまして、そこからいいものを学ばせていただきながら取り組んでいきた
いと思います。
実は、いじめの調査に関しましては、以前はかなりこう県に報告する数が大きなもの
に限られていたという経過がございます。けれども、文科省の先ほどのような方針とか、
そして県のほうも小さなものも見逃さないというそういう視点を持って取り組まない限
りいじめは根絶できないということで、本当に小さなものまで全部拾い上げて対応をし
ていこうという方向に変わってきています。
それで、今年4月から12月末現在までの数もはね上がるように小さなものが入りま
したので小学校で合計11、中学校が153という数が挙がってきています。これはい
じめられた側がこのことがつらかったというものは全部入っていますので、かなり細部
にわたって拾い上げていると思います。これに対して学校は、学校を挙げて取り組んで
いるというのが今の実態でございます。早期発見、早期対応に努めていきたいと思いま
す。
○議長(西村成君)
7番、爲近初男君。
-7-
○7番(爲近初男君)
一生懸命ね取り組んでいただきたいと思います。
人権擁護ではSOSミニレターもやっております。ぜひこのSOSミニレターも活用
していただきたいと思います。
次に、携帯電話等の普及によるいじめについて質問いたします。
携帯電話等の普及によりまして最近のいじめは複雑化、潜在化していると言われてお
ります。多くの裏サイトが確認され、このようなネット上でのいじめに対してどう対応
していこうとしているのかお聞きいたします。
○議長(西村成君)
教育長、時久惠子君。
○教育長(時久惠子君)
お答えいたします。
携帯電話によるネット上のいじめにつきましては、本当に社会問題となっていますの
で、これも予防的な対策に一番力を入れています。文部科学省や警察からの指導資料を
使いながら、各小中学校ともに教科や情報教育の授業において、情報モラルについて計
画的に指導しているところです。
○議長(西村成君)
7番、爲近初男君。
○7番(爲近初男君)
このようないじめに対して予防がね一番大事と思います。そ
の予防の未然防止を図るように、やっぱりネットを見よる体制づくりというのを進めて
いかなくてはいけないと思います。また、啓発活動を行っておる、しっかり行っている
地域もあります。早期発見、早期解消に努めてほしいと思いますが、ご意見をお願いし
ます。
○議長(西村成君)
教育長、時久惠子君。
○教育長(時久惠子君)
現在教育委員会でつかんでおりますそのネット上のいじめ
につきましては、それがあったという学校が1校です。これは少ないと思っています。
このネット上のいじめ等につきましては、学校の中だけじゃなく家庭の携帯電話とかそ
のものが家庭で使われていますので、家庭でいろいろ起こっているのではないかという
ことも心配しています。ですから、子どもたちのいろんな様子を早期にキャッチして、
学校のほうで本当に早く対応ができるようにしていきたいと思っているところです。
○議長(西村成君)
7番、爲近初男君。
○7番(爲近初男君)
よろしくお願いしたいと思います。これで質問を終わります。
○議長(西村成君)
爲近初男君の質問が終わりました。
次に、4番、利根健二君。
○4番(利根健二君)
4番、利根健二です。通告に従いまして順次質問をさせてい
ただきます。
まず、1点目でございます。未整備地域の念願でありました光ファイバーに関する予
算が来年度の予算案のほうに載っております。予算案での質疑のほうでもよかったんで
すが、今後の展開等もありますのでちょっと長くなるかもしれんので一般質問のほうで
取り上げさせていただきます。
-8-
それでは、順次質問をさせていただきます。
たしか前回自分がこの件につきまして質問させていただきましたときにエリアのお話
も出まして、そのときは香美市全域がこの事業の対象では今の時点ではないというよう
なことをおっしゃっていたように思いますが、今回のこの予算での事業の対象エリアを
お伺いをいたします。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
利根健二議員の光ファイバー接続につきまし
てお答えいたします。
今回の事業の対象エリアということでございます。まだ整備エリアが確定しているわ
け で は ご ざ い ま せ ん の で 現 在 は 図 面 で 示 す こ と は で き ま せ ん が 、 お お む ね 3 ,0 0 0 回
線程度を想定をしております。もう少し具体的には繁藤局管内では繁藤地区、美良布局
管内では美良布を中心として物部川の両岸の国道、県道に沿う形で、大栃局では大栃山
崎から大栃地区、山崎地区から下流に向けて予定している負担の範囲内でできるだけ多
くの回線を拾い上げていきたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(西村成君)
4番、利根健二君。
○4番(利根健二君)
そしたら、自分のところが対象になるとかならないとかいう
のは、通常の場合はもう回線が始まっているとこは、例えばNTTであれば自分のとこ
ろの電話番号を打ち込んだら対象になるかならないかということがわかるがですけども、
今回はそういったことの問い合わせ等をですね、それは行政のほうでしょうか。通信の
整備業者がまだ正式には決まっていないということですけども、問い合わせ先とかがわ
かりましたらお願いをいたします。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
自分のところが対象になるかならないかと、
事業者が決まればですね、その事業者の中で電話番号を打ち込んだらですね対象になっ
ているかというようなことがわかるようなそういった仕組み、今現在もそういった仕組
みなんですが同じような形になろうかと思います。市のほうで確実に把握できる場合は
市のほうでもお答えできるとは思います。
以上です。
○議長(西村成君)
4番、利根健二君。
○4番(利根健二君)
そしたら、次の質問へ移らせていただきます。
予算が今議会で多分通った場合ですね、事業の完成予定っていうかサービスの提供時
期ですね、それも多分皆さん気になることと思いますので、見通し等あればお願いいた
します。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
整備地区が香美市の場合山間地が多いという
-9-
ことから電柱の新規設置も必要となるようで、事業に着手してからはおおむね10カ月
程度を要するというふうに見込んでおります。現在は財源としまして過疎債を予定して
おりまして、事業着手は早くとも10月となる見込みとなっております。このため繰り
越しとなりますが、仮に事業着手が10月と仮定した場合、翌年度の7月ごろがですね
完成の予定となります。
○議長(西村成君)
4番、利根健二君。
○4番(利根健二君)
はい。次の質問へ移ってまいります。
念願の本当に光ファイバーというか超高速のブロードバンドでしたので、開通を心待
ちにしている方もかなりおられます。通常はですね開通が近づきましたら民間のその通
信業者が顧客を開拓するためにサービス提供の宣伝というかセールスを始めますけども、
今回香美市も負担金を出す事業でありますので、こういったことでなりますのでという
ことを広報とかホームページ等でアナウンスをしてあげたら皆さん非常に喜ぶんじゃな
いかと思いますけども、そういった予定がありますでしょうか。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
広報につきましては必要であるというふうに
思っております。今回整備するエリアの加入者をふやすことがですね、さらなる整備路
線の延長につながってくるとも考えております。インターネットだけでなくその他の活
用方法等も紹介し、住民が少しでも興味を持ってもらえるような広報に務めていきたい
というふうに思っております。
○議長(西村成君)
4番、利根健二君。
○4番(利根健二君)
今の答弁で若干出た感もありますけども、次へ移ります。
第6次実施計画にはですね今回の分しか予算としては予定に入っておりませんが、今
回どうしても予算の関係でエリアから外れる地区がかなり世帯数でいったらどれぐらい
かわかりませんけども出ると思いますけども、今後の戦略をどうしていくのか。今お答
えいただきました加入者増等あると思いますけども、先進地においてはですね、光ファ
イバーと最終は無線を併用して高速通信網の整備をしていたところもありますけども、
そういったことは検討をされたのか。今回は光だけなのか。あと今後の展開の中でです
ね、そういったことも考えていく必要もあろうかと思うがですけども、そういったあた
りのちょっと予定等ありましたらお願いいたします。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
今回の整備に要する事業費の約3割程度が局
舎内の工事でありまして、事業を実施することによりまして本市内の局舎は全て光通信
に対応できる局舎となります。このことから、今後事業者が事業展開をしやすい環境と
なるのではないかというふうに考えております。
NTTのほうではですね、2020年ごろから2025年にかけて公衆交換電話網を
IP網に切りかえるとした展望も公表しておりまして、既に局舎整備が終わっておれば
-10-
比較的早く整備が行われるのではないかと期待する部分もございます。事業者の話の中
では、未整備エリアにつきましては整備後は事業者で独自調査を行い、需要の高いエリ
アから順次整備を進めていく方針であるというふうに聞いております。
それと、光ファイバーと無線の併用につきましては、公設公営または公設民営での整
備では聞いたことがございますが、民設民営で整備した事例があるのかはですね今後ま
た調べてみたいと思います。今回は光ファイバーの整備になりますが、今後はですねそ
ういったことも含めて検討をさせていただきたいというふうに思っております。また、
情報があればぜひ教えていただきたいというふうに思います。
○議長(西村成君)
4番、利根健二君。
○4番(利根健二君)
自分も実は公設民営方式でですねやったやつは情報とかはあ
りますけど、確かに民設民営に対して、言うたら民設民営に対してこれをやってくれと
か、こういう方式でやってくれいう話を行政側から持っていった話は確かに聞いており
ません。多分今後も民設民営でいくんであれば多分そういった事業者ができるだけ黒字
化できるような方策を一緒に練っていくようなことが肝心じゃないかと思っております。
そしたら、次へ移ってまいります。
この5番ぐらいになりますとるる出てきております、答弁のほうも。業者はもちろん
本市にとりましても、接続率というか接続数が高いほど先ほど出ましたように今後の展
開、エリアをふやしていくについてもよいものと思っております。そこで、インターネ
ットとかのフェイスブックのですね利用等を含めたパソコンの講習会とかを拡大しまし
て利用者のアップを図ってはどうかと思いますが、何かプランがあればよろしくお願い
をいたします。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
まだ現在のところですね具体的なプランがあ
るわけではございませんけれども、接続数が伸びれば本市にとってもこれは喜ばしいこ
とでございまして、今後エリアの拡大も促進されるのではないかというふうに思ってお
ります。
光ファイバーといえばまずインターネットを思い浮かぶと思いますけれども、そのほ
かにもインターネットテレビによるBS放送やCS放送の受信や映画観賞、またパソコ
ンをお持ちでない方でもテレビを使いインターネットが楽しめるなど、多彩なサービス
が提供をされております。こういった部分も紹介し、加入が促進できればと考えており
ます。
インターネット等の講習につきましては、講習用のパソコンの確保や講習会会場での
通信をどうするのかといった課題はございますが、民間主催の講習会等も考えられます
ので、方法等についてまた研究してみたいというふうに思っております。
○議長(西村成君)
4番、利根健二君。
○4番(利根健二君)
その講習会で今ちらっと言いましたフェイスブックの利用等
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も含めたりとか幾つかの市でもやっておりますし、質問としましては次のほうのでちょ
っとかかわってきますのでここでは置いときます。
そして、6番目の通告させていただいております不案内な方へのプロバイダー接続業
者とか代理店等の営業がかかってくると思います、かなり今回は。相談窓口の開設等の
設置は考えていないかお伺いいたします。適切な相談対応というのはですね、利用者保
護だけでなく接続数アップにもつながるのではないかと思います。市役所にそういった
大きな窓口をつくるというよりも、市役所へ電話とか相談がかかってきたときにどこの
課へ回してどこが対応するとか、その課の人にはある程度のそのレクチャーを受けてい
ただいておくとか、そういった直接業者等をご紹介するわけにもいかんと思いますので、
基本的な対応について簡単な説明ができるぐらいのことをしていったらえいんじゃない
かと思いますけども、その辺をよろしくお願いいたします。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。利根議員もおっしゃいましたように、
なかなか専用窓口の配置は困難だというふうに考えます。まちづくり推進課及び各支所
を窓口として対応することになると思います。その場合当然我々のほうも勉強していか
なければなりませんので、今後また研究していきたいというふうに思います。
また、セールスについてですが、不適切なセールスに対応する広報、これは必要だと
思います。しかし、それを強調し過ぎると適切なセールスのほうも拒絶してしまうこと
も考えられます。なかなか難しい部分ではあるというふうに思います。しかし、悪質な
セールスが多発した場合は、警察とも連携するとともに住民のほうにもですね何らかの
方法で広報しなければならないというふうに考えております。
○議長(西村成君)
4番、利根健二君。
○4番(利根健二君)
まちづくりのほうからの答弁をいただきましたが、実はです
ね、今香美市というか土佐山田町のほうでも、既にこのあたり一帯でアナログ回線から
将来的にはもう2年ほど前から、先ほど課長答弁ありましたようにデジタル化をするよ
うなNTTのほうが猶予が5年あって15年ですかね、その時期になりますとアナログ
回線から全部光回線に変わりまして、電話機らあもデジタル対応というか電話機なのか
交換機なのかデジタル対応になるということでですね、実はかかってきております、お
店とか個人の家に。このあたり一帯でアナログ回線からデジタル回線に変わると、普通
の一般の電話の方も。それについてですね、今回線を切りかえるやったら無料でやりま
すよとかいうやつが、ネットで調べると会社名を名乗ってますので本当に悪質じゃない
かもしれませんけども、あんまり評判はそれでもよくない。違法ではないけど無理やり
変えさせるという電話がね、既に多分自分の周りで3人、4人ぐらいは相談を受けまし
て、ネットで自分が調べてそんなことはないから、その何というか実際その時期になっ
たらちゃんとアナウンスがあって、それに対して間違いなくNTTとかは無料でそうい
うことができるはずだからということで慌てないようにということは言っております。
-12-
その辺の情報がですね、まあ現在であればNTTのホームページへいったりとか、NT
Tの正規の代理店のホームページへいけばそういう事例がありますので気をつけてくだ
さいねってありますけども、お年寄りとかはですね、そういう情報が入る場所がないん
で、特に今回香美市のほうでこの光ファイバーでデジタル化になるとかっていうやつが
皆さんの耳にそれだけが入った場合にですね、そういったセールスがかかってきたとき
に、ああそうなのかなっていうてすぐ乗ってしまうお年寄りが大分おるんじゃないかと
思いますので、ちょっと早目に広報のほうでですね、総務課のほうでもちょっと対応し
ていただきまして、そういった被害というのか、そういったことに乗らないような方法
をとれるんであればとっていただきたいと思いますけどもいかがでしょうか。お願いい
たします。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。先ほども申しましたように、悪質な電
話等はかかってきていると思います。我が家のほうにもですね、山田とは違うと思いま
すけれどもいろんなプロバイダーの勧誘とかですね、そういったものの電話がかかって
きていることは事実でございます。
しかし、先ほども申しましたように余りこの強調して広報をしてしまうと、実際その
適切なセールスについてもですね拒絶反応を起こしてしまう可能性がありますんで難し
い部分ではあると思いますけれども。なおですね、そういった部分につきましては広報
の担当課のほうとも相談しまして、広報できる部分については広報をさせていただきた
いというふうに思っております。
○議長(西村成君)
4番、利根健二君。
○4番(利根健二君)
続きまして、次の質問のほうに移らさせていただきます。
香美市に、本市におきましてもSNS、ソーシャルネットワーキングサービスという
らしいですが、を効果的に使っていくべきと思いまして質問をさせていただきます。
特にですね、自分の調べたというかかかわっているってこともないですけど部分では
防犯とか防災、観光とかに強みが発揮できるように思っております。昨年6月議会にお
きまして、同僚の有元議員からWi-Fiを使ったいろんなハード、ソフトの提案の質
問もありましたけども、今回はそのハード面ではなくてですねソフト面で、特にフェイ
スブックの利用について絞って質問をさせていただいていきますのでよろしくお願いを
いたします。なかなかわかりにくいので例を幾つか、ちょっと長くなりますけども挙げ
させていただいて、それについて答弁をいただきたいと思います。
まず、防災についてですけど、例を言いますと武雄市です。武雄市では全国の中でも
ソーシャルメディアの導入を積極的に進めていることで有名な自治体です。市の職員の
大半にツイッターのアカウントを与えて職務中のつぶやきを奨励をいたしております。
その狙いは何げない情報も公開することで行政を身近に感じてもらうことだそうです。
実際に武雄市で豪雨がありまして災害が起きそうなときにですね、市の職員とか市長
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がツイッター等で道路の冠水状況、そこの現場へ行って写真を撮ったりとか、今どれぐ
らい、何センチとかそういう道路の冠水状況などの災害の情報をずっと流し続けて、そ
れを周辺の市民も現場へ行かずに見て安心もし、まあまあ不安にもなったかもしれませ
んけどそういった情報を流したそうです。これはツイッターを使ってでの例ですが、フ
ェイスブックを使えばメーンの通信手段が災害により打撃を受けたときでもですね、そ
のエリアで誰かがつながってさえいれば静止画、動画つきで情報を発信できるというこ
とになります。そして、その情報を国とか県とか自治体、消防等、どっかで情報がとま
るとかいうことなくおくれるとかいうこともなくですね、一斉に共有できて素早い対応
ができるんじゃないかと思います。写真、動画については周辺の住民も情報を共有する
ことができますので、避難勧告等においても従来のサイレンとか防災無線、そんないろ
んな情報の補完的な役目も負うようなことができるんじゃないかと思います。
そして次にですね、フェイスブックを使った防犯対策に利用できた例です。これは偶
然調べていったときにたまたま上がったことですけども、これも同じ武雄市で、つい先
日ですね次のようにアップされておりました。「武雄市で中学生に対する声かけ事案発
生」というタイトルでした。ちょっと読み上げらせていただきます。
「2月18日(月)午前8時35分ころ、武雄市武雄町の路上で、登校中の女子学生
が見知らぬ男から道を尋ねられ、持っていたバッグをつかまれる事案が発生しました。
男は、年齢30から40歳代、がっちりした体型、耳が隠れるくらいのボサボサした黒
髪、上衣が緑色迷彩柄の長袖、黒縁メガネ着用、白かシルバー色の乗用車に乗っていま
した。この事案に関する情報は武雄警察署、電話番号までお願いします。一人歩きの際
は防犯ブザーを身に着け、周囲に十分注意を払うようにしてください」こんな内容でご
ざいました。
当日これ午後にはもうアップされておりまして、何人の方が実際見られたかわかりま
せんけども、自分がこれを見た下校時刻前には2人がそれをシェアをして160人ぐら
いが「いいね!」をつけておりました。この例のすばらしさはですね、情報のスピード
アップですね、スピードが速いという。下校時にはもうアップされていたので、今は結
構モバイルとか皆さん使っていますので、そういった情報が瞬時に広まるということで
す。あと続きまして児童生徒等の被害が予想される方はもちろんですね、その保護者へ
の警報が行き渡るということ。あと情報の共有ということが素早いので周辺住民の方か
らのその情報提供とか、その地域でのこんなことが起こったっていう緊急防犯意識のそ
れが挙げられるということでございます。
例えば自分らあがぱっと見たら、近所の八百屋のおばちゃんとか数も少のうなりまし
たけどまだ店があいているとこありますので、あっ、こういうことがあるから、今度余
計気をつけちゃろねえとかいうそういう情報がすごく早く入ると。今までは子どもたち
に気をつけましょうねって、帰りにっていうことやったと思いますけども、周辺皆さん
でそういった緊急に防犯意識が高まると、瞬間的に。そういったことも考えられます。
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続きまして、観光面で例を挙げさせていただきます。まずは南島原市の例ですけども、
南島原市のフェイスブック、撮ってくれんね!南島原コンテストというのがありまして、
これはもう登録からわずか半年弱で人口の5万人を超える9万人がなんか見ていいね!
をつけたらしいです。これは熊本県の今の大流行になってますくまモンのオフィシャル
サ イ ト の 当 時 8 万 7 ,0 0 0 を 超 え ま し て 自 治 体 の 中 で 日 本 一 に な っ た 。 そ ん な に く ま
モンほど大きいキャンペーンというか何もせずにそういったことが起こっております。
これはコンテストというか写真コンテストみたいな形で情報発信をしたんですけども、
コンテストの開催に伴って、開催されたフェイスブックページには応募された写真が掲
載 さ れ 、 南 島 原 市 の 美 し さ や 心 温 ま る 風 景 が 伝 わ っ て き ま す と 。 1 枚 の 写 真 で 3 ,0 0
0人ぐらいの方がそれを見ていいね!とか押したりとか、かなりの人が住んでる方もそ
うですし、出身の方、県外へ行って自分のところのふるさとの風景をそこで見て感動す
る方とかそういうことがあったようです。
ここは市の総務部ですね、総務課というか総務部が主催で市民にフェイスブックの講
習会を行ってると。割といろいろとこう調べてみるとフェイスブックについては講習会
とかを行って、市民がその地域を盛り上げろうというようなことにつなげていくような
ことを市みずからが行っているということもあります。
これはどういうことかと言うとですね、市民からしたら全世界に向けた写真とかの発
表の場所を提供していただいているということと、市からすればですね市の財産である
生活、文化、イベントなどのさまざまな風景の取材とか掲載を住民みずからが行ってく
れると。もちろん若干の管理をする必要はございますけども、大きな労力は住民みずか
らが地域に参加してくれるという形をつくれるということでございます。
また、もう一つ観光の面で沖縄離島ガイド・プロジェクトおくなわ、沖縄じゃなくて
おくなわっていうのがあります。このフェイスブックページでは、沖縄本島の周辺に点
在する人やモノの移動が少ない離島5村が持つ自然の美しさや年間を通じて行われるさ
まざまな季節行事、島にしかない伝統文化、特産品、島だけしかないご当地自慢などの
魅力を県外に発信していくというプロジェクトでございます。
これ担当の課長さんには一応データはお渡しをしまして、もちろんもう既に知ってお
られましたが、いろんなここについては情報を、それに評価等のコメントなんかも載っ
ております。これ自体はその5島と県が、沖縄県が力を合わせて取り組むプロジェクト
でございまして、本市にとってそれが直接参考になるかどうかということは微妙なとこ
ながですけども、取り上げるとしても高知県全体の、沖縄みたいに高知県全体のプロジ
ェクトがいいのか、本市単独のプロジェクトがいいのか、一長一短あると思いますが、
これは検討していくと、参考にするにはいいんじゃないかと私自身は思っております。
また、ポータルサイト、香美市の公式みたいなやつをつくりましてですね、観光協会
とか吉井勇記念館とかやなせたかし関係ですね。アンパンマンとはちょっと言えんとこ
ろがありますが。あと美術館とか公民館等の独自のフェイスブックのページもつくりま
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して、それを連携さすことでそれぞれの関心層、別々にある関心層をですね、美術に興
味があるけんど観光にはないとかいろんなところがそういった層が割とリンクしやすい
ようなつくり込みもできますので、それぞれの関心層をリンクさせて相乗効果を上げる
こともできると思います。以上のようにインターネットを利用することでですね、訪れ
たことのない人にも市の魅力を発信することができます。
最近では、双方向のコミュニケーションができるフェイスブックやリアルタイムにつ
ぶやけるツイッター、動画を掲載できるYou
Tubeなど豊かなツールがそろって
きております。例を挙げましたとおり、その先進地においては有効に活用している例も
幾つか挙がっております。現在いる場所に関係なく感動を共有するこれらのツールの利
用は、地域の活性化にますます貢献するものと私は思います。用事がある人しか訪れな
い従来の形のホームページと違いまして、情報を周りの人たちが勝手に拡散してくれる
SNS、今回はフェイスブックでございますが、強力な情報発信のツールであるといえ
ると思います。従来のホームページや紙ベースの広報のまずは補完的な役割を期待しま
して、補完的な役割としまして、また発展していけばそれらを超えるツールとしてです
ね積極的な取り組みをしていくべきではないかと思います。まだまだ認知度はちょっと
低いかもしれませんが、姉妹都市であるあわら市や積丹町なども観光協会のフェイスブ
ックページと市の公式フェイスブックですね、市の観光協会のフェイスブックと市のフ
ェイスブック両方つくってなかなか情報は発信しております。それぞれ特徴を生かした
情報ですので、見てても楽しいし身近な情報なんかも。割とこう市本体のホームページ
で上げていくとなるとなかなか課長の決裁が要るとか、それぞれルールづくりの中でで
すねすぐ上げれんとかいうことありますけど、そのフェイスブックランクになると情報
がすごく上げやすいというようなこともありますので、また参考にしていただいたらと
思います。
あと香美市の職員の方で個人的にきれいな三嶺の写真なんかアップしている方もおり
ますし、こういったやつを公式ページをつくって上げてもらうとかですね、おいしいと
ころとか美しいところとか伝統芸能、イベントなどはもちろん日々の暮らしの中でのそ
れぞれの感動の写真や動画などをアップしていただきましてですね、その感動をみんな
で共有することはすばらしいことやないかと思っております。それは地域おこしや観光
振興にも行く行くはつながっていく方法であろうと思います。
なかなか短い時間でフェイスブックの魅力とか特徴をお伝えするのは難しいですけど、
香美市在住、出身の方でですね、香美市を愛したりとか応援してくれる方はもちろんで
すね、興味を持ってる方全ての窓口として大いに活用できるというか、身近に活用でき
るその責任、まあ無責任ということではないですけども、割と重たい責任なく参加して
香美市を盛り上げちゃろうというような方の窓口になり得るツールですので、利用して
いけばということの提案で方々の質問でございます。よろしくお願いをいたします。
○議長(西村成君)
総務課長、山﨑綾子君。
-16-
○総務課長(山﨑綾子君)
利根議員のご質問にお答えいたします。
このところ利用者数が増加をしておりますフェイスブックを市の情報発信のツールと
して、特に例を挙げられました防犯、防災、観光面での活用は確かに有効であると思い
ます。自治体での活用事例も増加していると感じております。現在、香美市ではホーム
ページの掲載情報の充実を図っておりますが、掲載情報の少ない課等への働きかけで担
当者は苦労をしているところでして、今はホームページの内容充実に力を注がなければ
ならないと考えております。
フェイスブックの活用につきましては、導入自治体等の事例からメリット、デメリッ
ト等について、まずは研究することから始めなければならないと考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
4番、利根健二君。
○4番(利根健二君)
まずは研究するところからというお話でございました。
ホームページ、たしか検討委員会みたいな委員会をつくってやっておられましたけど
も、フェイスブックをもしやるとしてですね、ソーシャルメディアポリシーというかル
ールづくりから始めんといかんと思います。行政がやる事業と、やればですね行政がや
る事業となりますので、いろんなルール、職員が守らなければならないルール、あと外
に向けてアップするんで、それに参加する市民というかの皆さんがこのルールを守って
よっていうそのいろんなルールづくりがありますので、なかなか1人、2人でこれを考
えてというのも無理だと思いますので、またそのチームを組んでですね、ぜひ一歩ずつ
でも前へ行っていただきたいと思いますが、その辺のどういう組織でどういう検討をし
ていただくかをちょっとあればお願いをいたします。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
はい。お答えいたします。
確かにおっしゃられましたようにフェイスブックを活用するということになりますと、
まず運用ポリシーの整備が必要になってきます。そして運用体制をどうしていくか、そ
してフェイスブックページを作成するということになりますと、当然保守対応も考えて
いかなければならないということになりますし、担当者を配置するにいたしましてもI
T関係にですね一定のスキルを有する者の配置は必要かと考えております。そして職員
全体の情報活用力の向上というものも必要になってこようと考えております。
今ちょうどホームページがですね従来のものとは違いまして、職員全体でかかわって
いきたいというふうに考えておりまして、それぞれにホームページ主任というのをそれ
ぞれの担当課のほうで持っております。人数はそれぞれの課によって大きな課には複数
名いるところもおりますけれども、それと当然担当課長なり班長なりがですね、その課
の決裁をいたしまして、最後ホームページの総務課の担当者が内容等を見まして最終は
私のほうが決裁をおろすということに通常のページはなっております。そういうところ
で今どういった情報がその掲載をされていくか、これからどういうふうにそのホームペ
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ージを活用してくかというところをどんどん幅を広げてですね、深く掘り下げていかな
ければならないと。結局そこをやることによって将来そのフェイスブックを活用すると
ころにつながってくるというふうに思っております。当然フェイスブックを活用するこ
とになりますと、ホームページへの掲載情報というものが同じようにアップされなけれ
ばなりませんので、そこの発信するその発信力といいますか、そういうのを高めていか
なければならないとは考えております。ですから、もし将来的にそのフェイスブックの
活用を考えるということになりますと、やはり庁舎内でですね、職員でプロジェクトチ
ームとまではいかないかもしれませんけれども、一定のそこを研究する場というのは設
けていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
4番、利根健二君。
○4番(利根健二君)
もちろんそのホームページも大事というか直したばっかりで
ね、これからどんどんどんどん前へ向いていかんといかんところでございますけども。
ホームページはホームページの役割がありまして、フェイスブックはフェイスブックそ
れぞれ特性を生かして伸ばしていくためにですね、もちろんこっちをやりゆうからこっ
ちができんとかっていうやつじゃなくて、できれば並行してちょっと考えていっていた
だきたいと。
あとですね、いろんな自治体で先ほどいったソーシャルメディアポリシーとかいうそ
ういったガイドラインとかもつくっている自治体もありますので、それを例えばですね、
今言った総務課のほうでその最終確認をして出す、ホームページなんか責任が重いです
のでそういったことになると思いますけども。それは例としてですわね、広報決裁が必
要な情報としては、市のホームページとか市役所だよりに関する情報発信を行う場合と
か、市が関与する内容でマスコミへの情報を行う場合、そういうふうにルール決めして
いるところがあります。同じルール決めしているところでちゃんとフェイスブック的な
部分もルールへ書き込んでおります。広報官の決済が不要な情報発信というところへ同
じルールづくりの中でつくっておりましてですね、ブログへの投稿、コメントの返信、
ツイッターによる情報発信のうち次のものについては広報官の決裁を得ずにできるとい
うことで既に一般的に周知されているイベントなどについてとか、イベント、競技会の
結果などについてなどとか、法令で定められている内容をお知らせする場合とか、割と
同じ尺度でホームページと並行した考え方で進んでいくとなかなか難しいですけども、
最初からもう同じでありながら別もんと、セキュリティーって外部のサーバーですので
セキュリティー自体はないと思いますけども、並行して進んでいってそれぞれの特性を
生かすにはですね、ちょっとこう別の考え方を並行してやっていくのもどうかなという、
そういうところが先進の自治体結構ありますので、それもまた参考にしていただいてで
すね、ちょっと柔軟にフットワーク軽くということを、そういう世界ですのでよろしく
お願いをしたいと思いますがいかがでしょうか。
-18-
○議長(西村成君)
総務課長、山﨑綾子君。
○総務課長(山﨑綾子君)
はい。お答えいたします。
当然ホームページとフェイスブックというのは全く別物であるというふうに考えてお
ります。ホームページのほうはですね、やはりみずからがその情報をとりにいかなけれ
ばなりませんけれども、フェイスブックのほうになりますと向こうから飛び込んでくる
情報を自動的に受けとめるということで、そして非常に情報も拡散していくということ
で、情報をその受ける側としたらですね、情報の取得が非常に容易になるということで
大変効果的なツールであるというふうには感じております。
ですから、そのポリシーをつくるときもですね、当然ホームページとは違ったポリシ
ーになろうかと思います。そこのあたりもですねやはり職員がそこのポリシーについて
十分な理解を持って発信をしていかなければなりませんので、そこのところの何ていい
ますか力を強めるといいますか、そういうことをやりながらポリシーをつくりながら、
そういったところの能力も高めるということも必要であると思いますので。
今いろいろ研修会なんかを市が開催をいたしましてもなかなか人が集まらないという
ようなこともありますので、そういったときにもですね職員がそこを積極的に発信して、
そしてまたそこへ来場されている方がですね、そういうことを発信されることによって
情報が拡散して、興味を持って市民の皆様がいらっしゃるとかいろんなことが、可能性
というのは非常に広がっていると思いますので、これから先は非常に重要になってくる
ツールだと思っております。認識はもう全く別物だというふうには思っておりますので
よろしくお願いいたします。
○議長(西村成君)
4番、利根健二君。
○4番(利根健二君)
フェイスブックをすごく勧めてまいりましたけども、ホーム
ページが立ち上がるということですごい自分も関心を持っておりますし、フェイスブッ
クですごい不得意な分野もありまして、それもホームページでしか提供できない情報と
か、そういった検索機能とかいろいろね情報を残していく、積み重ねていってというこ
となんかはホームページでしかできませんので、その辺の充実も今後期待をいたしまし
て質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(西村成君)
利根健二君の質問が終わりました。
次に、21番、比与森光俊君。
○21番(比与森光俊君)
21番、比与森でございます。通告に従いまして一般質
問を行います。
初めに、昔使われていた農機具や洗濯板、しちりんなどの生活道具の展示や、物部町、
香北町、土佐山田町の歴史を写真パネルなどで紹介する資料館の設置を強く望むことか
ら質問させていただきます。
私は去る2月12日に山田小学校3年生の社会科、今に残る昔と暮らしの移り変わり
の授業の一環でふらっと中町に展示しています昔の道具について説明をさせていただき
-19-
ました。ふらっと中町に展示してあります昔の道具は、商店街が開催しますゑびす昭和
横丁のために収集、展示しているものですが、決して多くの道具が展示されているわけ
ではございません。それでも児童からはてんびん棒やタイプライター、ガリ版印刷など
の使い方等々数々の質問が寄せられました。それらの疑問に答えさせていただき、あっ
という間の1時間でございました。
3人の先生が同行されていましたが、若い先生からは銭湯の脱衣場にありました脱い
だ服を入れる箱型の棚を「あのロッカーのようなものは何ですか」との質問もございま
した。また、後日校外学習の中で、土佐山田まつり、かかしまつりについていつから始
まったのか、誰がやっているのか、どのような目的でやっているのか等々質問を受けま
した。かかしまつりでの回答では、正しくは刃物まつりでなぜかかしまつりと言う人が
ふえたのかの説明をした後、土佐山田町は土佐打刃物の町であることや、以前は鏡野公
園ではなく商店街で開催したこともある等々知り得る限りの説明をしたところでござい
ます。
ここで香南市の教科書ですが、使っています小学校中学年3、4年の社会科の教科書
の中身を紹介させていただきます。当然のことながら山田小学校の教科書も見せていた
だきました。全国共通のものでございますが、香南市では香南市教育委員会が発行した
本を使用しています。今回の一般質問の通告後にこの香南市の教科書を目にしましたの
で、教科書の中身の是非については通告外となりますので紹介のみさせていただきます。
項目については、今に残る昔と暮らしの移り変わり、香南市では暮らしの移り変わり
という項目でございます。教育長は香南においでましたのでひょっとご存じかとは思い
ますが、例えば炊飯器でしたら、かまどから始まって今の電子炊飯ジャーですか(資料
を示しながら説明)、といったような歴史に係るものを順番に紹介しています。また、
洗濯機も洗濯板から現在の乾燥機付洗濯機等、ずっと歴史が紹介されています。山田小
学校で使っています教科書では、かまどだけが出るとか洗濯板だけを写すとかいうよう
な教科書でございます。また、歴史については、自分たちも泳ぎました山田堰の写真な
ど(資料を示しながら説明)も紹介されています。そして、驚いたのは香美市土佐山田
町はどこという場所があります。この中には土佐山田町の刃物まつりかかしコンテスト
の作品とかいう項目も出まして、特に土佐刃物流通センターの田村さんの談話、そして
鍛造業の上村さんの話、また三谷八郎染工場の三谷さん親子などのコメントも教科書の
中で香南市の子どもが土佐山田町を勉強しています。冒頭にふらっと中町での学習に少
しふれましたが、その際担任の先生に香美市には昔使っていた農機具などが数多く保管
されていることを話しますと、ぜひとも教材として活用させていただきたいとの要望も
ございました。以上を述べまして質問させていただきます。
小学生の教材として昔使われていた生活用品や農機具などを展示することや、物部町、
香北町、土佐山田町の歴史を写真パネルなどで展示することの必要性、大切さに対しど
のような認識でおられるのか見解をお尋ねいたします。
-20-
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
比与森議員のご質問にお答えいたします。
まず、民具を初めとする文化財でございますが、長い歴史の中で生まれ今日まで守り
伝えられてきた貴重な財産でございます。これらの文化財を未来へ守り伝え、伝統的な
文化を発展させていくためには、一人一人の協力が必要かと思われます。ご質問の小学
校の教材として民具などを展示し地元の歴史や文化を知ってもらうということは、重要
なことだと認識をしております。香美市の歴史をパネル展示し、誰にもわかる形にして
公開することも同様だと認識をしております。ちなみに、先ほどご質問の中にございま
した香南市の件でございますが、過日香南の職員が民具等を見学に来てございました。
○議長(西村成君)
○21番(比与森光俊君)
21番、比与森光俊君。
重要だという認識でお答えをいただきました。
1点、必要とは感じませんでしょうか、その辺の認識をお願いします。
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
生涯学習課のほうといたしましては、そういっ
たことも今後学校に限らず全ての方に認識してもらうことが必要かと考えております。
○議長(西村成君)
○21番(比与森光俊君)
21番、比与森光俊君。
済みません。認識やなしに必要か不必要かその辺をお聞
きしたい。1点、必要かそれだけでいいですので。
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
○議長(西村成君)
○21番(比与森光俊君)
必要であると考えております。
21番、比与森光俊君。
はい。必要であるということをお聞きしました。次の質
問に移ります。
次に、展示場所として個人的には休校となります佐岡小学校がよいのではないかと思
っていますが、佐岡小学校は香長小学校や大栃小学校からの距離を考えますと最適では
ないかと思うところでございます。休校となります佐岡小学校、繁藤小中学校、そして
既に休園となっています明治保育園、楠目保育園の有効活用も考えられますが、それぞ
れの各施設は今後どのような活用を考えられているのか、今後の対応をお尋ねいたしま
す。
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
現在管財課が管理している明治保育園の一部に
つきましては、旧香北町と旧土佐山田町の民具を運びまして整理作業を進めております。
また、埋蔵文化財は旧楠目保育園において整理作業をし保管をしております。ご質問に
ございました佐岡小学校等につきましての展示につきましては、関係者と協議をしなが
ら今後方向性を見出さなければならないと、このように考えてございます。
○議長(西村成君)
21番、比与森光俊君。
-21-
○21番(比与森光俊君)
有効活用を強く望んで次の質問に移ります。
これまで昔使われていた生活用品や農機具の展示、香美市の歴史を写真パネルで紹介
することへの認識等々をお聞きしました。そして、香北町、土佐山田町の民具が現在大
切に保管をされているということでございましたが、これらを踏まえ香美市にも歴史資
料館の設置を強く要望するところでございます。立派な箱物の建設でなくてもよいと思
うわけです。今後の対応をお尋ねいたします。
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
お答えします。
文化財は保護と活用があって初めて存在価値が出てくると思います。このため、新し
く歴史資料館の新設は望ましいとは考えておりますが、現段階では具体的な構想は持っ
ておりません。
以上でございます。
○議長(西村成君)
○21番(比与森光俊君)
21番、比与森光俊君。
それぞれの施設は今後検討していくという答弁もいただ
きました。そして、初めには小学生の教材としてそういった過去といいますかその歴史
をつづる文化財等の必要性もお聞きしたところですが、今後その保育園に眠っている貴
重な歴史資料、こういったものをより効果的に活用する非常に大切な教育材料ではない
かと思っているところでございます。その辺を踏まえて今後そのまだ決まっていない佐
岡小学校や繁藤小中学校の活用についての検討をする考えはないのかお尋ねいたします。
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
○議長(西村成君)
○21番(比与森光俊君)
今後検討する考えはございます。
21番、比与森光俊君。
大いに期待して次の質問に移ります。
次に、通学路の安全対策についてでございます。
通学路の安全対策では昨年文部科学省、国土交通省及び警察庁が連携し、全国公立小
学校及び公立特別支援学校小学部の通学路について、交通安全の確保に向けた緊急合同
点検が実施されましたことは周知のとおりでございます。その結果、全国では7万
4 ,4 8 3 カ 所 も の 対 策 必 要 箇 所 が 公 表 さ れ ま し た 。 香 美 市 に あ っ て は 1 5 カ 所 が 公 表
されたところですが、公表されました対策必要箇所につきましては、先日可決されまし
た国のほうの平成24年度補正予算に含まれます防災・安全交付金の対象となっていた
わけですが、香美市にあっては予算案にいち早く組み込まれ、香美市が道路管理者であ
ります必要箇所への対策がとられたことは非常に喜ばしく思っているところでございま
す。
私は去る1月17日に山田小学校5年生が校外学習の取り組みで、自分の住む町を防
災の目で探検し、防災施設や安全なところ、危険なところや問題点について情報を収集
するとの目的の学習に同行させていただきました。5年生全員が防災マップグループ9
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班に分かれ、それぞれの地域を歩きました。私は旭町グループで8人の児童の質問や疑
問を受けながら、旭町1丁目から3丁目を歩いたところでございます。ブロック塀のひ
び割れや危険ではないかと思われる看板などをチェックする一方、児童公園や広い駐車
場は緊急避難場所として適しているなどの学習を行いました。児童みずからが自分たち
の目線で安全について学習し認識していくことは実によい取り組みだと思ったところで
ございます。そして、5年生が作成しました防災マップを全校児童が共有することこそ
大切ではないかと思っております。昨日、山田小学校を訪れた際、来週11日に防災訓
練をした後この5年生の発表が行われるとお聞きいたしました。
以上のことからお尋ねいたします。
今回の山田小学校5年生の取り組みは主に地震に対する取り組みでしたが、交通安全
面も含め児童の目線で学習しながら市内全ての小学校で危険箇所の再点検を求める次第
ですが、見解をお尋ねいたします。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
比与森議員の通学路の防災、それから児
童の目線での危険箇所の再点検ということでお答えいたします。
これは通学路の危険箇所につきましては従前8月、昨年8月に一度実施しております。
これにつきましては学校が保護者の声をまとめたものとして、この中には子どもたちの
意見も保護者の声に反映されているものと考えております。
また、危険箇所につきましては、学期ごとに管理職が点検しております。小学校では
集団下校訓練のときに実施したり、また総合学習の時間等で防災学習に取り組むとき児
童の目線で通学路について点検し、また下級生に周知していく取り組みについてしてお
ります。各学校それぞれその場において点検を行っておるというのが現状でございます。
また、保護者の方につきましても児童と一緒に通学路を歩いてもらい、危険箇所につい
て報告してもらうようにしております。
具体的に言いますと、大栃中におきましては防災学習時に生徒、地域住民交え点検し、
問題点について生徒の見た視点で検証、検討し、実際の場面で生かせるようなことを計
画しております。鏡野中におきましては、保護者から交通安全の観点を踏まえ危険箇所
のアンケートをとり、必要な場合は点検、見直しをしているというふうに考えておりま
す。また、それぞれの学校の保護者会等に声をかけまして危険箇所の調査は進めていく
ようにしております。
以上です。
○議長(西村成君)
21番、比与森光俊君。
○21番(比与森光俊君)
危険箇所については万全な態勢で臨んでいるというふう
に受け取りました。
それでは、次に移ります。
その危険箇所を保護者、子どもの目線等々でチェックする中で、それぞれの校区にお
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いて防災マップ、防犯マップの作成がされているのでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
はい。お答えいたします。
まず、通学路の防災・防犯マップの作成状況につきましては、一部作成している学校
等がある状態でございます。まだ全ての学校には行き渡っておりません。
先日の3月4日校長会におきましては、こういった部分で平成25年度取り組むよう
市教委のほうから指示を出しております。
以上です。
○議長(西村成君)
○21番(比与森光俊君)
21番、比与森光俊君。
次の質問に移ります。
次に、最近は東日本大震災以降、防災面がクローズアップされていますが、通学路で
の不審者対策など防犯面での対策は決して忘れてはならないことだと思っております。
昨年12月、岡山県倉敷市で開催されました全国人権教育研究大会に参加させていただ
いた際、私が出席しました分科会の小学校では、登下校時児童の目につきやすい下駄箱
近くの壁に校区内の交通面と防犯面の地域安全マップを大きく掲示してありました。私
自身、実によい取り組みだと感心したところでございます。先ほど次長のほうからは、
平成25年度に取り組む予定だということを答弁いただきましたが、今後ますます大切
になります防災、防犯両面での通学路の安全に対する周知、どのように徹底されていく
のかも含め、それと防災マップ、防犯マップの子ども、児童に対する徹底をどのように
考えておられるのかお聞きします。
それで、先ほど言いました倉敷市の取り組みの写真を撮ってきてます(資料を示しな
がら説明)。1つが模造紙よりちょっと大きかったかと思いますが、それを2枚並べま
して下駄箱の子どもが非常に目につきやすいところに張ってありました。(資料を教育
次長兼教育振興課長、後藤博明君に渡す)そういう取り組みも含め今後の対策の答弁を
お願いします。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
はい。お答えします。
先ほど通学路の防災、防犯に関してでございますが、先ほど比与森議員が一緒に回ら
れた山田小学校の防犯マップ(資料を示しながら説明)、多分こういうもんだと思いま
す。これは縮小版でございますが、これを大きくして3月11日に発表して、これは生
徒たちの目につくところへ張り出すというふうな形をとる予定でございます。ですから、
こういった部分で各学校に基本的にそれぞれできる予定でございますので、先ほどの質
問にございましたように、下駄箱等の見えるところに張っていきたいというふうに考え
ております。
まず、通学路の防災、防犯に関しての児童生徒への周知でございますが、それにつき
ましては登下校で街頭指導や決められた通学路を通学するよう指導しております。また、
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警察等の講師を招き、防犯教室や防災学習を行い徹底しております。
次に、また一部の、全部の学校じゃございませんが、下級生に対し「あんぱんまんマ
ーク」の安全の家というような部分については、どこにあるのかというのを確認をさせ
ておるという現状でございます。
それから、今後の対応につきましては、地域や保護者の情報を収集し、互いに連携し
て対応して通学路の安全点検と安全指導の場を検討していきたいというふうに考えており
ます。
前段でお答えいたしましたが、交通安全を初め防災、防犯の通学路マップの作成につ
きましては、校長会におろしたように前向きに検討をしていきたいというふうに考えてお
ります。
以上です。
○議長(西村成君)
21番、比与森光俊君。
○21番(比与森光俊君)
○議長(西村成君)
以上で質問を終わります。
比与森光俊君の質問が終わりました。
暫時休憩をいたします。
○議長(西村成君)
(午前10時27分
休憩)
(午前10時40分
再開)
休憩前に引き続き会議を行います。
一般質問を続けます。
次に、6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
6番、くらしと福祉を守る会の山崎晃子です。私は住民の皆
さんの声を大切にし、その思いを真っすぐ届けられるよう丁寧な質問に努力いたします。
市長並びに関係担当者から率直で誠実な答弁をいただきますよう求めまして、通告に従
い質問いたします。
本日の質問は、観光協会及びべふ峡温泉に関して、職員提案制度に関して、地域福祉
計画についての3項目について一問一答形式でお伺いいたします。
初めに、再生を願って観光協会及びべふ峡温泉に関してお伺いいたします。
観光協会の専務理事による不適切な現金管理について、昨年12月21日の議員協議
会において担当課長から説明を受けました。そのときの説明によりますと、市の補助金
交付規則などに基づき11月5日に立入検査をした際、専務理事が備品購入のためなど
として仮払い名目で会計担当者から現金を受け取りながら実際には支払っていなかった
り、処理しないままだったりの使途不明金が260万円余りが見つかったとのことでし
た。このことについては12月27日の高知新聞にも掲載されました。その後多くの市
民の方から、香美市の観光を引っ張っていくはずの観光協会が1年足らずの間にこんな
ことになって一体どうなっているのかという声がありました。また、こんなことになる
前に何とかならなかったのかという疑問の声もありました。そして、べふ峡温泉は今後
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どうなるのかなど不安の声も多く聞いてきました。市のほうにもこのような声が届いて
いるかもしれませんが、この問題の発生以降、市長並びに担当課長におかれては、その
対策に大変なご苦労をされ心を痛められていることとそのご心中をお察しするところで
す。
この問題は一般社団法人という外部組織内で発生した問題であるという点で、本日の
質問で取り上げることに私自身悩みました。しかし、観光協会は市からの補助を受けて
運営されている組織であり、べふ峡温泉と香美市いんふぉめーしょんの管理を市が委託
している組織です。その組織内で今回のような補助金や指定管理費などの運用上に問題
がある場合、または施設の運営等に問題があった場合は、委託している側として市に管
理、監督、指導などの責任があると思います。そして、今回の問題、特に経理上の問題
点を精査、徹底検証した上で今後の運営に生かしていくことが、観光協会やべふ峡温泉
の今後の再生のためにはどうしても必要だとの思いから、あえて本日の質問で取り上げ
させていただくことにしました。この点をご理解いただき、私だけでなく疑問や不安を
抱えている市民が理解できるような答弁をいただきますようよろしくお願いいたします。
12月28日の高知新聞には、27日に行われた観光協会の理事会の様子が掲載され
ていました。これを読んで私は大変驚き失望もしました。その様子を受けた記事を読み
上げます。
「肩を落とすしかなかった。香美市観光協会の専務理事による不適切な現金管理問題。
協会発足から1年足らず。地域の観光振興に向け走りだした直後だけに残念でならない。
しかし、同協会理事会の対応にはさらに落胆させられた。不適切管理は市の検査で発覚
したが、協会自身では調査しない方針や、専務の辞職承認もあっさり決めてしまった。
協会は市内の観光関係者らが理事を務めるが、単なる任意団体ではなく、独立した一般
法人だ。しかも公金を扱う。理事らは運営責任者という意識を持てているだろうか。今
回の対応からも、協会は組織としてはかなり脆弱と分かる。それが専務の不適切な現金
管理を許してしまったとも言える。再発防止や運営の立て直しのためにも、できる限り
真相究明を図る姿勢を見せるべきではなかったか。第一、自ら真相究明も図れない組織
に公金を任せていいものか」
この記事を読んで、私はまさしく今の私の思いだと感じました。市長は今回の問題、
今日の状況をどのように受けとめられておられるのでしょうか。認識と見解をお聞かせ
ください。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
山崎晃子議員の観光協会の件につきまして、今日
の状況についてお答えいたします。
一般社団法人として独立し、その歩みを始めて1年にも満たない昨年11月5日に現
金不適正な支出が市の検査で判明いたしました。その後、現在観光協会においては運営
資金の不足で経営が非常に厳しくなっております。市民の皆様、関係者の皆様には大変
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なご心配をおかけしており、大変遺憾に思います。今後の事業再生に当たっても現在進
めております人員削減、これを余儀なくされている現状に大変心を痛めているところで
す。
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
担当課長からは大変心を痛めておられるということで、市長
も同様かと思いますけれども、次の質問に移らせていただきます。ちょっと具体的な質
問に入っていきますけれども。
まず、会計処理の仕方についてお聞きをいたします。
市 長 の 諸 般 の 報 告 で は 、 平 成 2 4 年 度 の 観 光 協 会 の 事 業 収 支 は 1 ,8 0 0 万 円 以 上 の
赤字計上が予想されているとのことでした。余りにも大きな数字ですが、私には会計処
理について不可解な点があります。まず、経理上の基本的な認識についてお伺いします。
具体的な点については2回目以降の質問でお聞きいたします。
当 初 の 予 算 で は 、 観 光 協 会 に 運 営 補 助 金 と し て 1 ,1 0 0 万 円 、 香 美 市 い ん ふ ぉ め ー
し ょ ん の 指 定 管 理 費 と し て 4 3 0 万 円 、 べ ふ 峡 温 泉 の 指 定 管 理 費 と し て 1 ,9 0 0 万 円
が計上されています。これらの補助金及び委託管理費は、観光協会のそれぞれの事業運
営費として計上されているはずです。しかし、観光協会、香美市いんふぉめーしょん、
べふ峡温泉とそれぞれの事業別に見て、公金の支出目的に沿って適切に使われ、どの部
門でこんな多額の赤字が出たのか、正確なところがわかりません。本来それぞれの事業
別に会計処理が行われなければならないところが、言葉は悪いですが実際は丼勘定で行
われていたところに大きな原因があるのではないでしょうか。公金を支出する側の責任
として、また、今後の経営改善指導につなげていく視点からも会計処理に問題はなかっ
たという点を徹底検証し、赤字の原因を明確にするべきではないでしょうか。まず、こ
の点の認識と見解をお伺いいたします。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。お答えいたします。
山崎議員のおっしゃるとおり、平成24年度、本年度観光協会が発足いたしまして本
当に丼勘定というふうな形での会計の処理が行われておったようです。それにつきまし
て、観光協会内部におきましてもきちっと分けて処理をするべきだという理事会の意見
もあったようでございますけれども、前専務理事がそのようなことをしていなかったと
いうふうな報告を受けております。
当然、香美市いんふぉめーしょん、べふ峡温泉、また一般社団法人香美市観光協会は
それぞれ会計処理をおのおの事業ごとに仕分けをし、母体である補助事業団体である香
美市観光協会に連結決算によって全体をまとめていくというところが通常の方法である
と考えます。
今回の問題が判明いたしまして、観光協会のほうにも市のほうといたしまして、可能
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な限り現在の一まとめにした会計を可能な限り分けてもらいたいということによって、
どこがどのような形になっているかを判明すると同時に、次年度以降事業の継続に向け
ては当然法人としての一般会計、また、インフォメーション業務、そしてべふ峡温泉、
それぞれに分けた上での連結決算を確実に実施をしてもらいたいというふうな申し入れ
しているところでございます。
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
6番。
丼勘定であったということで今後分けてということですけども、それではちょっと具
体的な部分についてちょっとお伺いをいたします。
そ の 1 ,8 0 0 万 円 以 上 の 赤 字 の 件 に つ い て で す け れ ど も 、 支 払 い 等 に 充 て る た め に
観光協会の理事の皆さんが一定額のお金を負担していると聞きました。しかし、議員協
議会で示された収支計算資料や私が調査し入手しました観光協会の収支計算資料のどれ
を見ても、それらの数百万円単位のお金に関しては幾ら入ってきて幾ら出ていったのか
という収支が全く記載されていません。本来そのようなお金の出入りがあった場合、そ
れが寄附されたものであれば収入として寄附金欄に計上されるはずです。また、借り入
れたものであれば借入金額に計上されるはずです。どんな収入であれ、何らかの形で法
人会計の収入に計上されるはずです。それらの多額のお金が計上されていなければ、そ
れらのお金は宙に浮いた状態になってしまいます。こういった多額のお金の出入りを入
念に精査されれば、市長が諸般の報告で説明された事業収支予想の金額にも変動が出る
可能性があるのではないでしょうか。認識と見解をお聞かせください。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。せんだって議員協議会でお話いたしました
資料につきましては、3月末のキャッシュフローであるということを一旦申し入れをさ
せていただいております。その後、理事会におきまして平成24年度の決算見込みの案、
概算案、失礼しました概算ということで示されておる資料の中では、例えばべふ峡温泉
に お き ま し て は 収 益 部 分 で 8 ,4 0 0 万 円 程 度 、 支 出 に お き ま し て は 事 業 原 価 が 2 ,6 0
0 万 円 、 人 件 費 が 3 ,3 0 0 万 円 、 そ し て 、 そ の 他 事 業 費 で 3 ,0 0 0 万 円 と 、 合 計
8 ,9 5 0 万 円 に よ り ま し て 5 3 0 万 円 程 度 の 赤 字 が 出 て い る と い う ふ う な 状 況 で ご ざ
います。
これ、おのおのの事業につきまして本部の観光事業部、企画営業部も同等でございま
す。そして法人会計の管理部、そちらについても同様の部分でございます。それらをお
のおの、先ほど申しましたように丼から可能な限り分けて収支を行いまして、それのト
ー タ ル が 1 ,8 2 0 万 円 程 度 の 赤 字 に な る 、 そ う い う ふ う な 概 算 と な っ て お り ま す 。
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
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○6番(山崎晃子君)
今課長のほうがべふ峡温泉のことで言われたかと思いますけ
れ ど も 、 そ の べ ふ 峡 温 泉 に 関 し て で す け れ ど も 、 人 件 費 が 先 ほ ど 3 ,3 0 0 万 円 と 言 わ
れましたかね、ということであると言われてました。私このべふ峡温泉に関して前年の
奥物部開発公社の資料等を見まして、ちょっと金額を出してみたんですけれども、前年
の奥物部開発公社の資料からは、年間の人件費は温泉従業員の給料、諸手当、法定福利
費、福利厚生費、中退共掛金とそれからキャンプ場の賃金、鹿事業の臨時雇用賃金、社
会 保 険 料 な ど を 合 計 し て 全 部 で 2 ,5 2 7 万 1 ,2 2 1 円 で し た 。 先 ほ ど 課 長 が 言 わ れ ま
し た よ う に 、 委 託 さ れ た 昨 年 を 調 べ て み ま す と 3 ,3 0 0 万 円 余 り と い う こ と で 、 大 幅
にこの部分で膨れ上がっています。これを仮に前年度と同じ条件と比較しても、その差
額は770万円余りになってくると思います。
べふ峡温泉の実態を見てみますと、職員の入れかわりはありますけれども、前年と比
べて人数がふえているわけではありません。しかも委託した4月からは職員の給料は月
額2万円、3万円と減額され、多い人では月額5万円が減額されています。詳細はわか
りませんが、7人の職員の給料の減額を換算すれば、年間に100万円単位の大きな削
減幅になるものと思います。また、退職金の積み立てもなくなりボーナスも支給されて
いません。そんな中で人件費がこんなに大きく膨らむ要因はべふ峡温泉の中にはないと
考えられます。このことから考えて、この775万円余りはべふ峡温泉の人件費以外、
つまり観光協会の人件費に持ち出されたものでないかと考えます。べふ峡温泉の赤字を
概算で530万円余りと予想されているようですけれども、観光協会、香美市いんふぉ
めーしょん、べふ峡温泉とそれぞれの事業別に適切な会計処理が行われていましたら、
べふ峡温泉そのものの事業収支は、これほどの赤字幅になるということは考えにくいわ
けですけれども、この点について見解をお聞かせください。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
山崎議員のご質問にお答えいたします。
山崎議員、先ほどべふ峡温泉は7名と言われてましたが、うちのほうに来ている資料
では12名になっております。これはうち宿直が1名入っておりまして11名プラス宿
直1名で12名、また本部から森の学校やさまざまなビアガーデン等をやるために1名
がこちらのほうから給料を支払っておりますが、当然そちらで上がった収益も宿泊ホテ
ル事業部収益として計上をされておるところで、13名の人件費となっております。
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
13名の人件費ということを言われましたけれども、その後
の事業計画にもかかわってきますけれども、これほどのその赤字を出すような状況って
いうことに関して見通しが甘かったということにはなってくるかと思いますけれども。
その12名っていうのはなぜそこでこうふえていったのかですよね。言ったら昨年開発
公社で運営していたときにはそういうことはなかった中で、ここに開発公社の時代にも
-29-
大変厳しい、べふ峡温泉の運営は大変厳しいという状況の中で、観光協会はべふ峡温泉
の運営改善を任されたという中で、そういう中でありながらべふ峡温泉に人件費を負わ
せるというかね、そこからとらなければ(後に「とるという言い方は取り下げる」と訂
正あり)ならなかったのかっていうところがどうしても私は納得がいかんわけですけれ
ども、その点についてはどのようにお考えですか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
○議長(西村成君)
内容をちょっとここへ。
(産業振興課長
○議長(西村成君)
議長、反問権を申請します。
佐々木寿幸君、議長に説明)
産業振興課長より反問権の行使がありましたのでそれを許可
いたします。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。山崎議員にお聞きいたします。
先ほどの質問でべふ峡温泉から人件費をとるという発言がございましたが、それの真
偽についてお伺いいたします。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
とるっていう言い方がちょっとよくありませんでした。その
べふ峡温泉の職員の別にそういう方を入れたということですけれども、そのべふ峡温泉
はべふ峡温泉で賄えるその人件費として計上されているということで、そこに指導が入
った場合には、観光協会のほうから人件費を出していくことになるのではないかという
ことを思いましたので、とるという言い方は取り下げさせていただきます。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
先ほどご説明いたしましたように、例えば森の学
校、森のビアガーデン等はこれは本部のほうで計画をした事業でございます。その事業
実施のために本部の職員がべふ峡のほうに張りついて、その事業の担当をしたという経
過がございまして、そちらの分の人件費、本部からの1名につきましてべふ峡温泉から
支出をしているということでございます。
そ れ で 、 3 ,3 0 0 万 円 の 人 件 費 に つ き ま し て は 、 先 ほ ど お 話 し し ま し た よ う に 1 1
名のべふ峡温泉の職員プラス宿直職員が1名で12名、これに本部職員1名を加えまし
た13名の職員の人件費でございまして、こちらから本部へ出ているというふうなこと
ではございません。
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
そしたら、その13名ということで言われてたんですけれど
も、その開発公社の時代から比べて、そしたら本部から行かれた方は1名ふえてますよ
ね。その前っていうのは変わらないというふうに私は思っているがですけれども、そこ
も人数が違っているということでしょうか。
-30-
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
お答えいたします。
うちのほうに報告のありました資料によりますと、昨年の4月以降に1名を新たに雇
用しているようでございます。それは11名の職員の中でございますので、10名の職
員はもともといたというふうな報告をいただいております。
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
そしたら、そのふえた分の人件費っていうのは1名、新たに
雇用した1名と本部から行かれた1名の2人分ということでしょうか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
平成24年度になりまして新たに行った者はその
2名と。7名からその10名になっている部分については明らかではありません。うち
のほうに報告はございません。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
そしたら、また詳しいその収支報告書がね出てみないとわか
らないところもあるかと思いますけれども。私は昨年度と同様であればこうした赤字が
出ないというふうに思ってますので、その詳しい収支をね、分けた収支を見てみたいと
思います。
では次の質問に移ります。当初の事業計画と実際の事業実施状況の整合性についてお
聞きをいたします。
事業を展開するに当たっては、年度当初に予算も含めた事業計画を作成することは当
然のことと考えます。それぞれの収入に応じてそれに見合った計画を立てて収支を計上
していくものと思いますが、それぞれの事業計画と実際の事業実施状況はどうだったの
か。先ほども述べましたように、これほどの大きな赤字が出るということ自体、事業の
見通しが適正だったのかという疑問が残るところです。事業計画とその実施状況につい
て、整合性はどうだったのかお聞かせください。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。お答えいたします。
平成24年3月30日に提出されております補助金交付申請書に添付されている資料
におきましては、観光に関する事業が7件、関連機関との連絡調整及びその他関連事業
が9件とされております。
事業内容につきましては、これに基づきおのおの体験型観光事業やカミ☆コン、また
森のフェスティバルや森の学校など多くの事業が実施されておりまして、収支を除く事
業展開では一定の整合性が図られているところでございます。
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
-31-
○6番(山崎晃子君)
収支を除く計画については整合性が大体一定図られていると
いうことでしたけれども、ではその事業に関してですよね、やっぱり事業をした場合に
はその収支がどうであったのかっていうことは非常に運営上ね大事なことになりますけ
ども、その収支についての具体的な状況をお聞かせください。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。昨年3月30日に香美市に出されました事
業 計 画 に よ り ま す と 、 支 出 で 人 件 費 総 額 は 2 ,6 9 8 万 1 ,0 0 0 円 と な っ て お り ま す 。
先ほどお示ししました平成24年度の収支の決算概算によりますと、人件費総額は
5 ,5 8 0 万 円 程 度 と 3 ,0 0 0 万 円 の 開 き が ご ざ い ま す 。 収 支 を 除 く と 言 い ま し た の は
その部分、人件費に当たる部分が非常に大きいにかかわらず、うちへの報告及びうちが
調査した中では、理事会に対しても人件費を除いた収支報告がなされていたという事実
がわかっております。
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
大変何とも言えん状況ですけれども、この人件費が大きいっ
ていうことに関してはどういった要因が働いているのか。また、さまざまなそのイベン
トなんかもされたわけですけれども、それに関しての収支の状況についてお聞きをいた
します。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。人件費につきましては先ほどのべふ峡温泉
の人数プラス本部で専務理事1名プラス職員9名で10名でございますので、トータル
22名という人件費になっております。また、その各事業につきましては、当然事業ご
とにそれにかかる人件費というのはおのおの違いますので、それを計上して当然報告す
るべきものと市としてはそういう考えを持っておりましたが、その辺の指導もいたして
おりますけれども、理事会ではそれを除いたものとして黒字決算等で報告がされてたと
いう事実がわかっております。
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
聞けば聞くほど、もう何とも言えんずさんな状況であったと。
この事業計画、それからそれに合う収支っていうの、その事業を運営していくに当たっ
て非常に大事なことですけれども、そこがもうずさんな状況、そういう認識がなかった
のかわかりませんけれども、そういう状況であるということが非常によくわかりました。
そこに問題があるということです。そのことはよくわかったわけですけれども。
では次の質問に移ります。
観光協会及びべふ峡温泉の職員解雇についてお聞きをいたします。
2月15日の議員協議会において、観光協会の組織体系図が示され職員の解雇につい
-32-
て説明がありました。説明によりますと、観光協会3名、べふ峡温泉4名の合計7人が
解雇の対象になっているとのことでした。
先ほどの質問でも申し上げましたように、私はその経理を分離して見れば、べふ峡温
泉はそれほどの赤字になっているというふうには思ってないわけですけれども、なぜべ
ふ峡温泉の職員が4名もやめなければならないのか、その疑問が残りますけれども、そ
の点について見解をお聞かせください。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。先ほど山崎議員のご質問でもありましたが、
平 成 2 3 年 度 で は 7 名 と べ ふ 峡 温 泉 が で す ね 。 そ れ で 1 ,9 0 0 万 円 の 指 定 管 理 料 に よ
って賄いができるのではないかということで指定管理料も定められてると理解をしてお
ります。現実には11名であったということで4名の削減は当然必要であるというふう
な形で考えておるところでございます。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
そしたら、その解雇ということですけれども、その整理解雇、
解雇に当たっては整理解雇の4要件を満たしていなければならないという決まりがあり
ます。整理解雇の4要件の1点目は、人員削減の必要性です。整理解雇を行うに当たっ
ては不況、経営不振などにより企業経営上の十分な必要性に基づいていること、または
やむを得ない措置と認められることが必要とされています。2点目は、解雇回復努力義
務の履行です。整理解雇を行うに際には使用者は役員報酬の削減、新規採用の抑制、配
置転換、一時帰休、出向、希望退職の募集などの手段によってできる限りの解雇を回避
するための努力をすべきであるとされています。3点目は、被解雇者選定の合理性です。
労働者の整理解雇がやむを得ないと認められる場合であっても、被解雇者の選定は客観
的な合理的な基準を設定し、公正に適用して行うことが必要とされています。最後に、
4点目として手続の妥当性です。使用者は労働者に対して整理解雇の必要性とその時期、
規模、方法等について誠意を持って協議し、その納得を得る努力をする必要があるとさ
れています。今回の整理解雇に当たっては、この整理解雇の4要件を問題なく満たして
いるとお考えでしょうか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
その件につきましては、一般社団法人観光協会の
職務権限の中でございますのでお答えすることはできません。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
済みません。観光協会のことなのでということでお答えされ
ましたけれども、その解雇に当たってですね、市民の方ですよね解雇されるのは。この
ことに関してやっぱり私はお答えできないということは確かにそうかもしれませんけれ
ども、こういういわゆる観光協会はべふ峡温泉に対してであれば、その運営の改善を図
りということが運営の改善という点も入ってたと思うんですけれども、それが改善どこ
-33-
ろかですよね、人もふえたということもあろうかと思いますけれども、その経営の見通
しの甘さからですね、奥物部開発公社のときのような運営をしていれば、ある程度の収
益も出ましてこういった解雇という状況にはならなかったのではないかというふうに思
うわけです。この解雇を受けられる方は市民の方です。このことをですね昨年2月24
日に開催された議員協議会では、財団法人奥物部開発公社の理事長として市長はべふ峡
温泉が物部地域の活性化と地元雇用も含めて大変重要な施設として取り組んできたこと
を認識されておられ、施設の今後の継続と職員の雇用確保を考えて、べふ峡温泉の観光
協会への委託を考えられたとの説明がありました。その市長の思いに反してこのような
事態になったことに対して市長はどのように受けとめられておられるでしょうか。
○議長(西村成君)
市長、門槇夫君。
○市長(門槇夫君)
山崎議員のご質問にお答えをさせていただきます。
昨年でしたか開発公社が解散をする中で、今回の観光協会へべふ峡温泉を指定管理を
するという方向になり、そうしたものは今山崎議員が述べられたとおりでございます。
また同時に、そうしたこの1年の経過を振り返った中で、まず佐々木課長がさきに今日
の状況の中で述べました人員削減が余儀なくされているという状況に大変心を痛めてい
るということは、私も同じ思いの中で共有しているものであるという、こうした現実を
直視しなければならない状況にあるということをご理解をいただきたいと思います。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
ずさんな運営管理の中で市民が仕事を失うということ、本当
に私は重く受けとめております。また、べふ峡温泉に関しては、本当に平成23年度そ
の 手 前 に で す ね 、 市 長 が そ れ ま で の 補 助 金 を 1 ,9 0 0 万 円 に し て そ れ で や れ と い う こ
とでやってきた。そういう状況のある中で平成23年度はそれほど大きな赤字を出して
いるということではなかったかと収支決算書を見て思いました。ですので、決してべふ
峡温泉が赤字になったっていうことではないというふうに私は思っておりますので、そ
の点、人員をふやしたっていうところが大きな原因であるということがわかりましたの
で、また次の質問に移らさせていただきます。
指定管理委託者としての市の管理、監督責任についてです。今回の観光協会の問題は、
専務理事の不適切な観光協会という組織の体制や運営能力、経営能力に問題があったと
いうことになるかと思いますが、そのようなところに委託した市にも、またそれを認め
た私たちにも責任があると私自身痛感しています。指定管理委託者としての管理、監督
責任についてどのような見解かお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。お答えいたします。
まず、指定管理者への市からの管理、監督につきましては、基本協定書の第17条に
おきまして、「管理運営業務の適正を期するために、管理運営業務及びその経理状況に
関し、定期的に又は必要に応じて臨時に報告を求め、実地に調査し、又は必要な指示を
-34-
することができる」と規定されておりまして、昨年11月の調査はこれに基づくもので
ありました。
指定管理の受託者におかれましては、おのおのの施設の目的に合った適切な管理運営
が求められており、それを実施できると判断された団体に指定管理委託をしております。
そこには受託団体によるさまざまなノウハウを生かした自主、独立性を重んじることを
まずは前提として今までは対応してきました。しかしながら、今回の一般社団法人香美
市観光協会の一連の事案による反省に立ち、他の指定管理施設も含めまして、管理運営、
経理状況には市として積極的に今後介入し、管理、監督に努めていきたいと考えており
ます。
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
積極的に介入して管理、監督をしていくということですけれ
ども、具体的には最初にですよね、その事業に関してのいろいろな書類なんかも提出し
ていただくということにはなってこようかと思いますけれども、そしたら具体的にこう
いう状況がありましたので、毎月どういった形で監督をされていかれますでしょうか。
毎月ということはあれですけども、どういった具体的な面をお聞かせください。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
今回の一般社団法人香美市観光協会におかれまし
ても、中でですね内部のほうで経理についての内部規程及び現金の支出規程等も既に定
めましてそれを運用していくというふうな形で現在既に動いております。今後その状況
につきましても四半期ごと程度をめどにうちのほうもそのチェック体制を入れていきた
い、チェックを入れていきたいというふうな形で考えております。また、当然事業計画
との整合性につきましては、ある一定先ほどお話ししましたようにノウハウ、自主性も
重んじるというのが必要となると考えます。けれどもその収支及びその観光協会全体の
運営等につきましても、適切な協議を持ったアドバイスを今後とも継続していきたいと
考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
そしたら、次の質問に移ります。
今後の防止策及び指導の徹底についてです。観光協会は今後も本市の情報発信の核と
して観光行政にとって大変重要な役割を担っていかなければならないと思います。そこ
で、二度とこのようなことがないよう今後の再発防止策と指導の徹底が求められるとこ
ろですが、今後どのような手だてを講じていかれるか具体的な対応策をお聞かせくださ
い。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。お答えいたします。
-35-
山崎晃子議員におかれましては、今回一般質問の最初に再生を願ってという一言を入
れていただいております。今回の観光協会の一連の事案につきまして市にも大きな教訓
をもたらしました。観光協会の再生は、経済的な基礎を立て直した上でさまざまな部分
を改築していく必要があります。全てを見直し、身の丈に合った地に足のついた運営か
ら始めること、それが必要と考えております。今までの状況からは人員削減も含め一変
すると思います。組織再編と安定した経営状況を基礎として、企業の持つ本来の姿を目
指し、べふ峡温泉の運営改善にも積極的に取り組んでいける、そういう組織になってい
くように市としてもバックアップをしていきたいと考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
本当に再生を願ってということで質問をつくりましたので、
ぜひそのようにしていただきたいというふうに考えます。
ただ、その人員削減ということがどうしても気になるわけですけれども、いつの間に
かその5名を雇ってということがあってますので、やっぱりそのあたりは慎重に対応し
ていただきたいと、そのことをどうしても私は気になりますので、ぜひその点の対応を
お願いしたいと思います。
それでは、以上で観光協会及びべふ峡温泉に関しての質問を終わります。
次に、創意と意欲をということで、香美市職員提案制度に関してお伺いいたします。
先日市民の方から電話があり、職員は研修会等に参加しているようだが、先進地のよ
い取り組みを参考に、市の施策に反映できるようなことを提案しているだろうかと聞か
れました。私はそれは日常業務などに反映されていると思いますよということでお話を
させていただきました。
また、議会報告会の中でもそういったご意見をいただいたことがあります。その後、
少し気になり香美市職員提案制度について例規集を見てみました。それによりますと、
この制度は「広く職員の提案を求めることによって、職員の建設的な提案を促進し、職
員の創意と意欲の高揚に資するとともに、市民サービスの向上を図ることを目的」とし、
職員は全て提案者となることができ、単独または共同で提案することができるとなって
いました。提案の内容は職員の創意によるもので、次の要件のうち1つ以上備えなけれ
ばならないとしています。その要件は1、事務事業の能率が向上するもの、2、市民サ
ービスが向上するもの、3、経費の節減または収入増加が期待できるもの、4、新しい
施策または事業の発想に関するもの、5、職員の能力の開発が期待できるもの、6、そ
の他公益上有益であることとなっています。
そこで質問に移ります。
職員の方々は日々研さんを積み真摯に業務に当たられていると思います。先進自治体
の研修に参加したり、さまざまな情報収集など本市にはない施策に触れる機会も多いこ
とと思います。そうした中から本市に見合った提案なども上がってきていることと思い
-36-
ます。これまでに上がってきた提案内容や件数等についてお聞かせください。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
山崎議員のご質問にお答えいたします。
提案件数は今までに2件でございます。提案内容といたしましては、1点目が広報香
美への懸賞品付クイズ問題の掲載についてと施設管理に関することでございました。
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
2件ということでお聞きしたんですけども、この数字は私は
大変少ないんじゃないかと思うんですけれども、課長としてはこの数字をどのように受
けとめられておられるでしょうか。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
はい。お答えいたします。
私もこの規程の目的から言えばですね、少ないというふうに感じております。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
そしたら、この少ないということですが、その原因ですね、
どういった、どうしてこう少ないのかっていうその分析などはされておられるでしょう
か。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
はい。お答えいたします。
現実的に申し上げますと、今回この質問をいただきましてからこの件数を調べて2件
ということを私感じておりますので、そういったところではですね、担当課長である私
の認識から非常に甘いものと考えております。
どうしてそういうふうになっているかという状況についてはまだ分析をしておりませ
んけれども、今回のこのご質問を受けてですね、ぜひそれを分析をしていきたいと思っ
ております。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
はい。またお願いします。
そしたら、その2件のうちですね両方とも提案を採用されたというでしょうか。その
採用されたのはどうだったのかお聞きいたします。
○議長(西村成君)
山崎晃子議員、2番へ移ったんですか。
○6番(山崎晃子君)
ああ済みません。はい。2番の質問に移ります。
○議長(西村成君)
総務課長、山﨑綾子君。
○総務課長(山﨑綾子君)
はい。お答えをいたします。
2件のうち採用いたしましたのは1件でございます。広報香美へ懸賞品付クイズ問題
を掲載するという提案を採用いたしました。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
-37-
○6番(山崎晃子君)
では次の質問に移ります。
この職員の方々の創意と意欲を引き出すことで、職場の雰囲気も明るくなり職員のモ
チベーションも違ってくると思います。若い人は私と違って頭もやわらかいので、いろ
いろな面ですぐれた発想があると思います。また、職員の中には自分だけにしかできな
いというような得意分野を持っている人もいるのではないかと思います。私はこの制度
を大変よい制度だと思います。ぜひ積極的に活用していただきたいと思いますけれども、
この規程の位置づけについて先ほど課長もさっき言われたんですけれども、再度この規
程をどのように位置づけていっているのかっていう点で見解をお聞かせください。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
はい。お答えいたします。
先ほど議員も申されましたが、規程の第1条で「職員の建設的な提案を促進し、職員
の創意と意欲の高揚に資するとともに、市民サービスの向上を図ることを目的とする」
とうたわれているように、職員の自由な発想や創意工夫による提案の機会を確保し、そ
れを真摯に検討、審査する制度として有効に活用すべきものであると考えております。
そして、第15条のほうに提案の奨励という項がございまして、その中で「課長等は、
職員提案の意義を十分認識し、提案しやすい職場の環境を醸成するとともに、当該所属
職員に対して指導助言及び提案の奨励に努めなければならない」とありまして、ここの
提案の奨励の部分が現在ちょっと弱いのかなというふうに感じておりますので、そこの
あたりもですね、やはり提案しやすい職場の環境というのは、課長も含めてそこをなし
遂げていかなければこういった提案がなかなか生まれないのではないのかというふうに
考えております。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
先日和歌山県田辺市のほうに視察に行ったんですけれども、
そのときに和歌山県の元気かい!集落応援プログラムの視察の中で、ゼロ予算事業で見
守り訪問をしたというような内容が書かれてたんですけれども、職員レンジャー隊って
いうのもあるということをお聞きをしまして、ちょっと詳しく聞いてみたんですけれど
も、田辺市の場合は1市4町村が合併をしたということで大変広大な面積になっている
がですけれども、その職員レンジャー隊の方たちは、地域に出て鹿のネット張りをした
り草を刈ったりっていうふうなことをされているということでした。
これはどうしてこういうものができたのかっていうことをお聞きしたところ、田辺市
の職員の方が合併をしたということもあって山のことなんかをよく知らないということ
もあって、少しでも地域に役立てることがあったらということで、職員の提案によって
このレンジャー隊ができたっていうことを言われてました。やっぱりそうしたようにこ
う職員の方も地域に目を広げていって、そういう取り組みをして地域の人と一緒に活動
することによって、地域の方がまた職員さんを信頼してっていういい状況になってます
というお話をお聞きしましたので、やっぱりそういったことすごく大事なことだと思い
-38-
ますので、ぜひ職員さんからそういった何らかのこう提案ができて、また地域住民のサ
ービス向上につながるようなっていうことが生まれてきたらすごく職員さんも生き生き
してくるというふうに感じてますので、こうしたような取り組みをちょっと紹介をさせ
ていただきたいと思います。ぜひ積極的に先ほど言われましたように提案しやすい環境
っていうのをね、ぜひつくっていただきたいと思います。
この職員レンジャー隊の方の活動もやっぱり職員その人だけじゃなくて、その課でそ
の職員さんがそういう作業に行かれるときにはすごくその課の中で認め合って出やすい
環境になってるというふうなことも言われてましたので、ぜひそういった環境も整えて
いただければというふうに感じますが、ひょっと何か今のお話でひょっと課長何か見解
がございましたらお聞かせください。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
はい。お答えをいたします。
実は人づくり広域連合という全県下の研修を担っている組織がございますけれども、
その人づくり広域連合で各市町村から職員が出まして、その中で研究をしてですねそれ
を提案に変えていく、行政への行政サービスの提案に変えていくというそういった研修
事業がございまして、それの発表をですね昨年私4件ほど聞きました。その中で本当に
それは市町村を越えてですけれども、本当にさまざまな視察、研修も行い、そして実際
に調査も行ったりアンケート調査も行ったりしてですね、いろいろな手法で提案をして
おりました。どれも興味深いもので非常に立派な最後の結果発表もですね非常に立派に
なし遂げられて感心をしたところです。うちの職員にもですねそういった場にも参加も
していただきたいというふうに強く昨年は思いました。
そういった機会なども捉えて、やはりほかの市町村の方ともそういったことも研修す
る場への参加も必要ですし、何よりもこの合併してこの新庁舎に移ったこの2年間ぐら
いはですね新庁舎に移るその作業的なこと、課の再編とか、そして昨年はですねシステ
ムの大規模な更改等があって、それに割かれる時間が非常に職員多うございました。そ
ういった中でなかなかこういった提案をする余裕というのもなかったかと思いますけれ
ども、一定それが落ちつきますとそのあたりのこともですね、ぜひ若い職員も多いです
ので、ぜひとも職員のほうからそういった提案をする雰囲気づくりというものをですね
市としてはつくり出していきたいと。そして、元気な香美市としてですね職員が地域の
中にも出向いていってですね、いろんな活動をするそういう職員でいてほしいと思って
おりますので、そこについては総務課としては努力をしたいと思っております。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
ぜひお願いしたいと思います。
以上で香美市の職員提案制度に関しての質問を終わります。
次に、地域福祉計画、地域福祉活動計画についてお伺いいたします。
地域福祉とは、誰もがその人らしく住みなれた地域で安心して暮らせるように行政と
-39-
地域住民やボランティア、民生児童委員、NPO、社会福祉協議会、社会福祉団体など
が協力して、地域課題の解決に向けて取り組んでいくことを言います。一般に福祉とい
うと高齢者や障害者、児童など特定の人のためのものというイメージを持っている方が
多いようですが、病気になったり介護が必要になったり、子育ての悩みなど日常生活の
中で手助けが必要になるときは誰にでもあります。そんなときお互いに思いやりを持っ
て支え合い、助け合う地域づくりを目指すことが地域福祉ということになります。
そこで質問に移ります。
本年度は本市の地域福祉計画、地域福祉活動計画が策定されることになっています。
計画の策定に当たって、昨年9月から11月にかけて山田、香北、物部の各地区で4回
合計12回の座談会が開催されました。私も物部地区の座談会に参加させていただきま
したが、夜間の開催ということもあってか参加者が少なかったことが気になりました。
この計画は地域に住んでいる一人一人のためのものであり、地域福祉の推進には住民同
士の支え合いや助け合いが重要な鍵となります。そのためにはより多くの市民の意見を
集約し、それが計画に反映されなければなりません。ほかにも各団体へアンケート調査
等を実施したと聞きました。地域によって困り事や不安なことなど抱えているニーズや
課題が異なると思いますが、座談会やアンケート調査等から見えてきた本市の課題につ
いてお聞かせください。
○議長(西村成君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
○福祉事務所長(岡本明弘君)
山崎議員の地域福祉計画のご質問についてお答えを
いたします。
まず、各種団体等の皆さんにご協力いただいたこと、それと地域座談会には住民の
方々に出席していただき、意見を述べていただき、ご協力いただきましたことに対しま
して感謝を申し上げます。
ご質問の本市の課題についてですが、各種団体とのヒアリング、アンケート調査も行
って、その後ヒアリングを行っております。ヒアリングについては、さまざまな課題や
問題点が出されましたが大きく8つの項目に分けてまとめています。1つ目に高齢化、
独居老人対策、2つ目に障害者施策、3つ目に地域力の低下、4つ目に個人情報保護、
5つ目に子育て施策、6つ目に拠点の確保、7つ目に後継者、リーダーの育成、8つ目
にその他というようになっています。
一方、地域座談会で出てきた不安な点や生活上の課題については、大きく6つの項目
に分けてまとめています。1つ目には集落機能、地区のつながり、2つ目に見守りにつ
いて、3つ目に防災について、4つ目に健康、生きがいについて、5つ目には地域おこ
しについて、6つ目にその他となっております。
このように各種団体等へのヒアリングと地域座談会での地域住民からの意見、考え方
では、若干の違いはあるものの地域福祉というところからすると、地域に対する無関心
さや住民同士のつながりの希薄化などは計画を推進する上で大きな課題となると思われ
-40-
ます。
そして、各種団体等へのヒアリングと地域座談会での地域住民からの意見を3つにま
とめています。1つ目には後継者不足、地域のリーダー不足という課題、2つ目には多
岐にわたるニーズによる福祉サービスの充実、3つ目には地域活動の拠点づくりが課題
というようにまとめております。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
さまざまな課題が見つかったということで、地域によってま
た抱えている課題っていうものは違ってくるかとは思いますが、大きな3つの柱という
ことで課題をお聞かせいただいたところですけれども。
では次の質問に移ります。
本市のあったかふれあいセンター事業は、交流の場として山田、香北、物部に集いの
サロンを開催し、適切なサービスにつなげるため制度のはざまを埋める支援を積極的に
展開しています。昨年8月に行われました報告会では、個人を支えるための個人支援に
加えて地域支援が重要であるということが発表されました。また、先ほどお聞きしまし
たように、さまざまな地域の課題が上がってきています。この地域の課題を解決してい
くために支え合い、助け合いの地域づくりをどのように具現化していくのか、地域福祉
計画、地域福祉活動計画の構想についてお聞かせください。
○議長(西村成君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
○福祉事務所長(岡本明弘君)
地域福祉計画の構想についてですが、現在計画につ
いては策定中でして、今ホームページに計画の素案を載せてパブリックコメントを募集
中です。これは15日までに募集をしております。
で、最終の策定委員会は今月行われる予定です。計画についてはこの日に決まると思
われますが、現在考えております重点施策としては、地域福祉コーディネーターの配置、
地域福祉を支える担い手の育成、住民主体の活動における環境整備、地域福祉の芽を地
域全体で育てるというように4つの重点施策として進めていこうとしております。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
今重点施策を聞いたわけですけれども、地域福祉コーディネ
ーターの配置ということを言われたかと思いますが、2月のときにね、高知新聞に高知
市の取り組みが掲載されていましたので課長もごらんになったかと思いますけれども、
この地域福祉コーディネーターを配置して地域のお困り事を住民みずからが解決できる
基盤づくりを目指すということで、地域福祉コーディネーターをそれぞれ4ブロックに
分けて配置されるというふうな取り組みをされるということで出ておりましたが、本市
でもそういったその地域福祉コーディネーターを実際に配置をしまして取り組んでいか
れる予定、重点施策と言ってましたのでそういう予定であるということで認識をさせて
いただいていいのでしょうか、お聞きをします。
○議長(西村成君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
-41-
○福祉事務所長(岡本明弘君)
はい。この地域…。
(サイレンにより中断)
○福祉事務所長(岡本明弘君)
この地域福祉計画、地域福祉活動計画については、
行政がつくる計画っていうのは行政の事業をしていくっていう計画なんですけれども、
この地域福祉計画、地域福祉活動計画っていうのは、住民の方々が実施をしていく計画
書ということに位置づけられております。住民が行うにはコーディネーター役、仕掛け
役という方が必要だということで、第1点目に地域福祉コーディネーターの配置という
ことを重点施策にしておりますが、基本的に行政あるいは社協が支援をいろんな事業を
やっていくときに支援をしなければならないわけで、地域福祉活動計画っていうのが実
施していく計画になるわけですが、これを担っていくのが社協の役目になろうかと考え
ております。地域福祉コーディネーターの役割っていうのは、社協が実施をしていくも
のだというように考えております。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
そしたら、地域福祉コーディネーターは別に採用するとかで
なくって、その役割は社会福祉協議会が担っていくということだったかと思いますが、
社会福祉協議会のほうではそういった専任の方がおられるのかっていうことがちょっと
気になるところなんですけれども、昨年ね行われたあったかふれあいセンター事業報告
会の中でも、やっぱりそのコーディネーターの必要性っていうのは班の意見交換会の中
でも出てきてたんですけれども、社協のほうでそういった人員がとれるのかっていうの
がとても心配するところです。というのは先ほど課長が言われたように、この計画は住
民の方々ね一人一人のための計画っていうことで、住民の方の計画ということになりま
すけども、その住民の方だけではなかなかできにくいというところで、やっぱり黒子役
となるようなそうした人員をきちっと配置していくっていうことが必要ではないかと思
いますので、そのあたりは社会福祉協議会のほうで今の人数で担えていくのかっていう
ところがすごく心配なところではありますが、その点について見解をお聞かせください。
○議長(西村成君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
○福祉事務所長(岡本明弘君)
計画については、今年度中に策定の予定で進んでは
おります。それで、実施をするのは平成25年度からということになるわけですが。こ
れまでも地域福祉の事業っていうのは福祉事務所も行政も社協も行ってきております。
改めて地域福祉事業をするということではないですので、これまで行ってきた事業も引
き続き地域福祉事業ということで行っていきますし、プラスアルファにこの計画書がで
きてなるわけですけれども、現在の人員体制でやりくりをしながら事業を進めていくと
いうことにはなろうかと思います。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
現在の人員体制ということで、現在やっていることを計画に
のせていっているということを言われたかと思いますけれども、現在なかなかそういう
-42-
地域づくり、仕組みづくりっていうのが今まで十分にできていたのかっていうところが
あると思うんです。それは人員体制なんかも、実際には本当にこの高知市なんかがやろ
うとしている本当に支え合いの地域づくりをするためには、私はそうした専任のそのコ
ーディネーター役っていうものが必要になると思うんですけれども、今の人員体制、今
の状況でそういったことができていくというふうに課長はお考えなのでしょうか。ちょ
っと今大変地域のほうは希薄化してまして、本当に前に民生委員さんにもお聞きしたん
ですけれども、地域で支えろ支えろって言うけれども、その地域は横のつながりがなく
ってもう一つ一つ点になっていると。その点をつないでいくことから始めないと地域で
支えることにはならないんだっていうふうなお話を聞いたことがあります。やっぱりそ
うだと思います。そうして地域の中でそうしたこう点と点をつないでいけるようなリー
ダーさんがいれば、またそれはそれで支え合うっていうことができてくるかと思うんで
すけれども、なかなかそうしたリーダーがいないという状況の中で、じゃあ社協のほう
でっていうことになるのかどうか。例えば物部の社協なんかは職員が1人なんですけれ
ども、そういった体制の中でこういった仕組み、地域づくりっていうものができるのか
っていうのを私はとても心配しているんですけれども。その点については課長はどのよ
うにお考えでしょうか。
○議長(西村成君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
○福祉事務所長(岡本明弘君)
計画書ができたきすんぐに事業ができるということ
ではありません。やっぱり今までの事業を醸成しながら新しい事業をつくり上げていく
ということにはなろうかと思います。格段によくなるということにはならないとは思い
ますけれども、やっぱりコーディネーター役っていうのはその地域福祉というか地域を
知っているその役割を知っている人でないとすぐには務まらないというように考えます
ので、やはり現在いる職員で平成25年度については進めていきたいというようには考
えております。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
何も変わらないと言えばあれですけども、今も現状のままで
っていうことだったというふうに受けとめていますけれども。それでしたら、高知市は
そういった取り組みをする、それから県が出した支援計画のほうに日高村の取り組みな
んかも出てたかと思いますけれども、ぜひいろんな取り組みをされてる自治体があろう
かと思いますので、そうした自治体の取り組みなんかもぜひ研究をしていただいて、こ
のままでいいんだということではなくって、より支え合い助け合ってですよね、ここに
住んでよかった、ここで安心して生活ができる香美市っていうものを目指していただき
たいというふうに考えます。ぜひ今後研究をしていただきたいというふうに考えますが、
その点ご答弁がいただけるようであればお願いいたします。
○議長(西村成君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
○福祉事務所長(岡本明弘君)
最後の4回目の座談会のときに、地域の方々に何が
-43-
できるかということで、どんなことをやってみたいかとかいうことでご質問させていた
だいていろんな事業が提案されました。そして、実行できるか、どのぐらいの確率で実
行できるかという質問をさせていただいたところ、100%実行できるという班も幾つ
かありましたので、自主的にやっていただける地域もあろうかと思います。そして、県
内のいろんな市町村のやっている事業とか、県外での事業も参加していただいた先生、
大学の先生の紹介もありましたので、そういったところ、いろんなところのやっている
事業を研究をして、自分たちの地域で何ができるかという検討もしながら、地域福祉計
画を進めていきたいというようには考えております。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
以上で私の質問を終わります。
○議長(西村成君)
山崎晃子君の質問が終わりました。
昼食のため暫時休憩いたします。
○議長(西村成君)
(午後
0時13分
休憩)
(午後
1時15分
再開)
休憩前に引き続き会議を行います。
一般質問を続けます。
次に、1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
1番、会派、市民クラブの有元和哉でございます。質問に移
る前に私の政治姿勢、大局観を明らかにし、執行部諸氏の皆様におきましては市民全体
に奉仕する立場から率直な答弁、意見を申し上げていただき、市民が将来に対し希望が
持てるような政策・施策をお示しいただきながら答弁をしていただければと思います。
さ て 、 本 市 の 人 口 は 2 月 1 日 現 在 2 万 7 ,6 4 6 人 と な り 、 旧 土 佐 山 田 町 で 2 万 3 7
3 人 、 旧 香 北 町 で 4 ,9 6 5 人 、 旧 物 部 村 で 2 ,3 0 8 人 と な り ま し た 。 合 併 し て か ら 人
口 の 減 少 は 著 し く 、 既 に 約 2 ,5 0 0 人 の 人 口 減 と な っ て お り ま す 。 ま た 、 自 主 財 源 と
し て 市 税 の 予 想 も 平 成 2 5 年 度 予 算 で は 2 2 .9 % と 平 成 2 3 年 度 決 算 の 2 7 .3 % か ら
言えば給食センターや消防本部の建てかえ等も考慮しても実に厳しい現状になっている
と思います。
ほかの市の予算が本日の朝刊に載っておりました。ほかの市は既に市税が20%を切
っ て い る 市 が 載 っ て お り ま し て 、 香 南 市 は 市 税 が 1 3 .7 % 、 安 芸 市 は 1 5 .7 % と こ ち
らも災害対策等の予算が組まれていることからの割合だと思いますが、2割程度の市税
となっているのは非常に厳しい現状かと思います。
今までであれば自主財源が少ない状況を考えれば、歳出を抑えやりくりを行うことが
望ましかったと考えます。この香美市の自主財源の状況を考えれば自主財源をふやす効
果的な投資も考えていかねばなりません。しかし、先日議会でも報告があり、本日山崎
晃 子 議 員 も 質 問 を さ れ て お り ま し た が 、 観 光 協 会 の 赤 字 が 1 ,8 0 0 万 円 を 超 え る と い
う報道があり、執行部側からも議員協議会等で説明があったものの、香美市観光に必要
-44-
な投資であったという説明もなく、人員削減、再建計画といった後ろ向きな報告が続い
ております。
このほかにも課題を抱えておりますが、これを消極的に仕方なしと捉えるのか、前向
きにチャンスと捉えるのか、この先の香美市が決まってくると思います。私は今はチャ
ンスであると考えております。現在抱えている課題を打開することは多くの類似課題を
抱える自治体が多い中、香美市のみならず県、国に貢献できるとともに、注目を浴びる
ことができれば本市の発展にも大きくつながります。何より行政施策が余り効果が上が
らない、失敗することが多くある、何もしてくれない、何をしているのわからないとい
う市民感情が少なからず存在している現在、財政的に余力がありますので、これは逆を
返せば思い切った事業を展開しても今なら構わないという短いわずかな期間だというこ
とです。
今回の予算の中で光ケーブル設置のような事業は大変すばらしいと思います。そして、
さらなる一歩、工夫が必要となってくると考えております。そのためにも私たちはいま
一度我が町を見計らなければならぬときにあります。市民の英知を結集し、香美市の将
来に希望があるように節約できるところは節約し、見直せるところは見直し、専門を超
えて融合することで、解決を図れることには協力し取り組む状況をつくることに力を入
れなければなりません。香美市の主人公である市民の関心、意識の向上、専門を超えた
横の連携とそのコーディネート、課題の山積する山間部にこそチャンスが多く埋まって
いること、活性は山から里へと続くということ、行政職員の職務に対する満足度の向上
とさらなる能力向上への意欲とサポートの体制、現在のみならず未来にも責任を持って
数十年先を見据えた意味ある事業の継続と創造、我が町香美市の現在から未来へのスト
ーリーの市民、行政での共有など挙げれば切りがありませんが、今回これらを意識しま
して取り組みやすいと思われることに対し、議員の立場、市民のやりとして行政の盾と
しての立場から市の所見を一問一答方式にてお伺いをいたします。何分一問一答方式で
の一般質問は初めてですので、ふなれではございますがよろしくお願いいたします。
まず、最初の質問に移ります。
学校給食センター施設の再利用についてです。
学校給食センターの建てかえがいよいよ始まります。平成25年度の学校給食センタ
ー 建 設 事 業 費 は 9 億 8 ,5 8 0 万 8 ,0 0 0 円 と な り 、 現 在 の 学 校 給 食 セ ン タ ー か ら 言 え
ば、ガスでの運用からオール電化に移行することで多くの設備、備品が使用しなくなり
ます。さきの議会でも「炊飯器がちゃがまってしまった」という発言が非常に印象深く
覚えておりますが、新しい炊飯器も購入したばかりでございます。
さて、これらの設備、今後はただ無駄なものとして処分するのか売却されるのか、そ
れとも災害時や防災訓練、イベント等で利用はできないか所見をお伺いいたします。
○議長(西村成君)
学校給食センター所長、竹内
○学校給食センター所長(竹内
敬君)
敬君。
有元議員の質問にお答えをいたします。
-45-
今回の建てかえ工事により、調理及び消毒等の熱源が現在の蒸気とガスから電気にか
わります。また、調理や清掃作業に水を多く使用するウエットシステムという方式から
水の使用をできるだけ控えるドライシステムにかわります。以上のようなこと、またあ
るもののほとんどがさらに経年劣化や耐用年数を過ぎた器具等が多く、備品のほとんど
を入れかえる予定をしております。
備品には、厨房に設置した状態で使用する煮炊き用の蒸気回転釜、焼き物、揚げ物等
のフライヤー、炊飯器等の大がかりな物と、それら以外の物を運ぶために使う台車、ま
た給食を入れる食缶等の道具があります。建てかえ終了までまだ1年以上ありますので、
最終的にどんなものがどれぐらい使用可能な状態で残るのかわかりません。現在言える
のは、厨房に設置して使用する物は大がかりな業務用の物ですので、競売等により払い
下げが考えられます。そうでない器具でも調理に使用される物ですので、災害時や防災
訓練等での炊き出し等の活用は可能だと思います。ただ、災害時や防災訓練等での使用
となれば常時ではありませんので、衛生的にきちんとした保管をしなければ使用できま
せん。
以上でございます。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
現在では何が使えて何が使えないかがわからないという状況
にあるということで答弁いただきまして、それで常時使うものであるので、常時使うこ
とでない災害時や防災訓練等では余り向いていないというようなお話をいただきました。
しかしながら、状況によってそれらを中心として活動することで常に回すこともでき
ますし、またそういった備品についてほかの課であったり、またほかの施設、指定管理
または民間、そういった施設に問い合わせたりすることで備品をできるだけ香美市で運
用する、売却するよりかは香美市の中で運用していくことによって、何らかの香美市に
対して有効に働くのではないかと考えております。改めてその備品について今後の対応、
またどのように協議を行っていくのかを所見をお伺いいたします。
○議長(西村成君)
学校給食センター所長、竹内
○学校給食センター所長(竹内
敬君)
敬君。
現在これとした考えは持っておりませんけ
れども、これから先考えられますのは、建てかえ終了近くになりましたらそれぞれの備
品類につきまして個別に、自分たち素人ではわからない部分がありますので専門家にも
見てもらっていただいて、その時点で香美市で使え得るものであれば使う、または大き
過ぎて香美市ではちょっと難しいのであれば他の業者に売却をするというふうな方法で
考えていきたいと思います。
以上でございます。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
ありがとうございました。それでは、続いて2つ目の質問に
移りたいと思います。
-46-
各地区自治会への職員の加入に対する見解と状況についてお伺いをします。
まず、香美市として行政職員が自治会に加入することに対してどのように考えている
のか。各地域自治会の協力によって行政機能の向上を果たすことができます。行政側の
職員が自治会に所属することは賛否両論あろうかと思いますが、行政職員が自治会に参
加するメリット、また参加しないメリット両方が存在します。香美市として行政職員が
自治会に加入することに対してどのように考えているのか、ご所見をお伺いいたします。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
有元議員のご質問にお答えいたします。
自治会は最も身近な住民自治組織で、職員も地域住民の一員ですので自治会へはでき
るだけ加入すべきだと考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
はい。それでは、2つ目の質問に移ります。
確認として、現在職員が自治会へはどの程度加入しているのかお答えください。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
はい。お答えをいたします。
この質問をいただいてから可能な限り調査をいたしました。調査の職員数が285名
う ち 自 治 会 加 入 者 が 2 2 5 名 、 そ し て 未 加 入 者 が 6 0 名 で す 。 加 入 率 は 約 7 8 .9 % と
なっております。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
この加入率について高いと思いますか、低いと思いますか。
○議長(西村成君)
総務課長、山﨑綾子君。
○総務課長(山﨑綾子君)
初めて調査をいたしましたので、高いか低いかという感
想よりも自分としてはこれぐらいのものだろうというふうな感じです。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
それでは、これ以上、一応8割程度の加入率であれば十分だ
というふうな認識でよろしいでしょうか。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
認識はですねそういうことではありません。やはりもう
少し加入していただきたいと思っております。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
もう少し加入をしてほしい、その理由についてお聞かせくだ
さい。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
はい。現在ですね自治会というのは自主的な活動を通じ
て地域づくりに大きな役割を果たしております。今地域力を維持して強化していくこと
-47-
は行政課題の1つであると思いますので、やはり職員の率先した地域活動への参加とい
うのは求められていると思います。ただ、一方でその自治会が組織されてないところに
住まいを設けている職員もおりますので一概にはいきませんけれども、今加入していな
い職員に対してもですね一応その地域のほうに目を向けて、できるだけ可能ならば加入
していただきたいというふうに考えております。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
その加入していない約2割程度の職員がおられるわけですが、
こういった職員の方々はその自治会が存在してなくて入らない、そういった理由もあろ
うかと思います。できればそういった職員の皆さんにはその全体的なある一定のエリア
的なサポートをする自治会に対してサポートをするようなそういう組織を行政内でつく
ってみてもいかがかと思いますけどご所見をお伺いします。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
はい。お答えをいたします。
究極はですね職員がそのアパートの自分の住んでいるアパートでもし組織化をされて
いなければですね、組織の立ち上げに尽力をして立ち上げるということが一番好ましい
と思いますけれども、香美市においてはマンションというものではなくて大体が賃貸の
アパートですので、そこになかなか長く住み続けるというのは難しいというか、実際に
長い方も中にはいらっしゃいますけれども、やはり移動したり自分の持ち家を持ったり
とかいうことがありますので、そういうふうな希望は持ちますけれども、なかなかそこ
を組織的にそうしていくのが好ましいですけれども、そしたら方策としてはちょっと思
いつきません。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
急な質問で失礼いたしました。
できることであれば2割程度の職員が町内会に入っていないということであれば、と
りあえず町内会のあるところに引っ越すまでの間はどこかの自治会のサポートをするで
あったり、また防災活動に参加するようなそんな仕組みができればいいかなと考えてお
ります。そういうことで地域と触れ合いながら自治会の活動に参加することで市民の関
心や意欲も向上してくるかと思いますので、今後続けてお考えをしていただければと思
います。この質問についてはまたいずれさせていただきだいと思います。
それでは、次の質問に移ります。続いて3つ目の質問に移ります。
突然のような質問なので申しわけございませんが、見解をお聞かせいただきたいと思
います。市営のシェア住宅の検討について所見を伺います。
低所得者、高齢者などのために共同生活スペースを持ったシェア住宅、昔でいう長屋
のような仕組みを建設することで、現在市の抱える低所得者、無職者の住居の確保等を
行うことはできないか。また、独居高齢者なども一緒に住むことで福祉にもつながると
考えます。
-48-
これについて事例としまして、愛知県の愛知郡長久手町にゴジカラ村役場株式会社が
運営するぼちぼち長屋というものがあります。ここの入居者の条件は介護認定1以上の
方で介護保険の認定を受けており、痴呆症でないもしくは軽度で問題行動のない方とい
うことと、もう一方、ひとり暮らしの若い女性というものです。仕組みとしては、若い
女性が入居者の高齢者との会話を積極的に行ったり、共有スペースの清掃など施設の運
営に可能な範囲で協力することで家賃の一部の免除を行うというものです。決して介護
施設ではなく、それぞれがのんびりと暮せる長屋のようなものです。若い人ととの日常
的な交流で元気に楽しく老後が過ごせることができ、また若い人にとっては低価格で居
住できひとり暮らしの不安や寂しさから解放される。また町にとっては高齢者が集いや
すく若い人との交流もあり、病院へ行って交流をしようという考えもなくなってきて、
また健康についてもそれぞれがお互いを気にし合うことで病院へ通うことも少なくなり、
医療費の軽減につながってくるかと思います。
また、昨今若者の独身者はふえる中、1人当たりの平均所得も200万円前後となっ
ている高知県の現状です。さらに追い打ちをかけるのは間もなく起こるであろう南海地
震、先日友人がひとり暮らしを始めたいというので不動産屋で物件を見ておりましたと
ころ、同じ広さで類似条件だと高知県の沿岸近くのアパートやマンションの値段は香美
市よりはるかに安く、高知市内と土佐山田町でも既に変わらない値段となってきており
ました。また、地域はもちろん同じアパート、マンションで隣に誰が住んでいるかわか
らない等の状況は災害時にさまざまな課題を生み出す懸念があります。そういった点か
らもシェア住宅の建設を香美市で検討してみてはどうかと考えますが、ご所見をお聞か
せください。
○議長(西村成君)
○管財課長(岡本博臣君)
管財課長、岡本博臣君。
有元議員のご質問にお答えいたします。
一般的なシェア住宅は1つの家を複数の人と共有して暮らすことを言うようでござい
ます。キッチンやリビング、シャワーなどは住人全員で共有し、部屋は1人ずつ個室を
利用するというシステムです。メリットとしましては、敷金、礼金、保証人制度がない
こと。敷金、礼金が不要ですから短期滞在の人には向いているようです。また、必要最
低限の家具、電化製品などはそろっているところが多く、便利で効率的な賃貸住宅とい
うことになります。
現在の香美市営住宅につきましては、条例に入居資格として、「現に同居し、又は同
居しようとする親族があること」とあります。これは誰でも入居を可能にすると真に住
宅に困窮する者が入居できなくなることを防ぐためで、他人同士などの申し込みは不可
となっております。ただし、公営住宅法第45条及び香美市営住宅条例第44条では、
社会福祉法人がこうした社会福祉事業を行う場合、公営住宅の適正かつ合理的な管理に
著しい支障のない範囲で市営住宅の使用を許可することができますので、施設または団
体の申し込みは可能であると考えております。このシェア住宅は県外では事例がござい
-49-
まして、公営住宅をNPO法人が目的外利用により使用主となり、入居者はNPO法人
と入居契約を結ぶ法人によるものです。メリットとしましては、生活費の節約、孤独死
の防止などがあると考えますが、一方では人間関係のトラブル、家賃等お金の問題が発
生しているようでございます。
今のところですねこうした住宅を新たに建築する計画はございません。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
今のところは建設する予定がないということで、一応メリッ
ト、デメリットについてもご説明をしていただきました。今のところ建設する予定のな
いものに対してこれ以上の質問をしてもどうかと思いますので、できましたらそういっ
たことを今後は検討をしていただきたいと思います。
特に香美市は現在工科大があるので若者も多いことですし、また非常に低所得な人も
多くございます。そういった方々が公共の窓口に行って相談にいった際に香美市に受け
入れられなくなって高知市へ移るといったような話も時々聞かされております。できれ
ばそういった方々の受け皿としての設備を整えることを念頭に置いて今後考えていただ
きたいと思います。
次の質問に移ります。観光に対する市の考え方についてです。
まず、1点目、香美市という土地柄は、高知県でありながら海がなくて非常に日本全
体で考えると高知のイメージからかけ離れてしまったようなところでございます。国内
での観光競争では香美市は極めて不利、交通や高知にして海がないなど、そのかわり海
外規模で見れば交通の不便さは移動距離の全体から考れば大したものではございません。
現在ヨーロッパや東南アジアなど海外で日本文化が高く評価されております。本市も海
外目線での施策を行ってはどうか、ご所見をお伺いします。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
有元議員のご質問にお答えいたします。
現在香美市の観光行政を一手に担っていただいてます一般社団法人香美市観光協会は、
有元議員もご存じのように法人自体が存続の危機に立っております。よって新たな観光
施策の展開が図れる状況には現在のところありません。市民の皆様方のご尽力もいただ
きながら一定組織が落ちつく時期を見て今回いただいたご提案もつないでいきたいと考
えております。よろしくお願いいたします。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
私の質問がちょっと不十分だったように思います。観光協会
に海外進出をしてもらいたいというような気持ちは全くございません。県内であったり
また国内であったりそういった面において香美市観光協会という位置づけは非常にいい
位置づけだとは認識しております。しかしながら、その香美市の観光面を観光協会にお
願いしているという点から、この海外向けの観光については本市の行政独自で行っては
どうかと思っておりますがいかがでしょうか。
-50-
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
観光協会の設立自体が観光を一元化するというこ
とになっております。市との二重行政は考えておりません。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
通告に産業振興を入れておくべきだったと反省をいたします。
ご答弁ありがとうございます。それでは、その海外についてはもう以上とさせていただ
きまして。しかしながら、私が先ほど申し上げたとおり現在日本のブームというのが海
外でそれぞれ起こっております。産業振興面でもうまくつないでいくことでそれがいず
れ観光につながっていこうかと思われますので、今後検討をしていただきたいと思いま
す。
次に、2つ目の質問です。これについては山崎晃子議員が午前中にご質問をされまし
たので、それに関連しながら質問を行います。
まず、観光協会に対しこれからますます厳しい評価が起こってくると思っております。
現状のところまだ新聞紙面等では十分な報道がなされていないので、本質的なところが
出てくると市民の関心もますます高まってきて評価も厳しくなるかと覚悟をしなければ
ならないと思っております。
まず、質問に移る前に、私がかつて議員協議会や一般質問で、観光業に精通する人材
の必要性と、観光を担うのであれば初年度に巨額の投資、数千万円から1億円単位の投
資を行う覚悟が必要という質問をいたしました。それにもかかわらずこのような事態が
起きてしまったことに非常に遺憾に思います。既に一般質問で私が問うて予想される事
態であったと考えておりますが、まさかそのような事態が起きたのは非常につらい話で
ございます。できましたら本日の一般質問をただの一意見として聞いていただく、若造
の話だと思って聞いていただくのではなく、市民の代表である議員としての発言として
十分に捉えていただき参考にしていただきたいと思います。
観光協会が民間法人化され1年、また来年度も同様の補助金が予算計上されており、
指定管理料も計上されております。2年目の観光協会に対し市が望む、期待することは
何であるか。また、それがどのように市民に還元されるのかをお伺いいたします。現状
の状況を踏まえ市としての考えをお答えください。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。お答えいたします。
香美市観光行政を担う目的で設立されました一般社団法人香美市観光協会には今回の
危機を何とか乗り切ってもらいたいと考えます。職員削減を初め多くの傷を負った今、
まずは全てを見直し、身の丈に合った地に足のついた運営から始めることが必要という
ことは午前中山崎晃子議員のご質問での答弁をさせていただきました。山崎議員も質問
の中で述べられておりましたが、高新の飯野記者が書き残された記事の中の文には次の
言葉が続いております。「地域資源を掘り起こし、人を呼び込もうと熱心に取り組む住
-51-
民が多くいる。そうした人を束ね、仕掛け、発信する組織は不可欠だ。今後も期待と役
割を担わねばならないことを忘れないでほしい」と。これが私どもも同様の気持ちでご
ざいます。
以上です。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
関連しまして質問を続けます。
私自身は再建であったりそういったことについては今のところ何とも言いようがあり
ません。市民もこの情報を知った以上かなり複雑な心境かと思います。また、行政の長
である市長の心情に対しては非常につらく、また怒りを抑え切れないそういった気持ち
もあろうかと思います。そういった中で今回の一件の話を聞いておりますと、まず私が
先ほど申し上げたとおり、一般質問で行いました巨額の投資は必要である、観光に精通
した人間が必要である、そういった意見を言わさせていただいた上でこのような事件が
起きたということ。そういった意見があったということで行政側は真摯に受けとめ、そ
のようなことのないように努めるということで観光協会側に話をしていただいた。観光
協会の理事は初年度の事業計画を立てて、その事業報告を受け取り、それで事業が行わ
れているものと認識をしていた。ところが話を聞くと人件費を除く事業費についての報
告のみであったと。人件費が含まれていたというふうに勘違いした理事も多くいたと思
います。
そういうふうに考えていくと、我々議会は議員協議会等で追及をいたしました。そし
て指摘をしました。それで、それに対して行政側も注意を払い行うことになりました。
そして、観光協会が行ったところこんなことになりました。責任は一体、本当の責任は
どこに存在するのか。これについて今のところ誰ひとり言及をされておりません。この
責任の究明こそがまず一番重要なところだと思います。どうしてこうなったのか。誰が
悪かったのか。そうでなければこれは観光協会はただの不適切現金管理団体であり、会
計がずさんでひどい団体ということで終わってしまいます。そういうことであれば今後
の指定管理についても不適切な団体になってしまいかねません。今回の全ての一件の責
任の究明、原因の究明をしっかりと行い、それを市民に説明をしなければ今後の予算等
についても我々も厳しい態度を示さなければならないこの現状で、あやふやになってい
ることが非常に多くあるように感じます。その点について香美市としてのお考えをお聞
かせください。
○議長(西村成君)
市長、門槇夫君。
○市長(門槇夫君)
はい。有元議員のご質問にお答えをします。
大変こうした事態になったということは山崎議員のご答弁でも、るる課長のほうから
も説明させていただきました。一手にやはり責任は当然市長にあるわけでございまして、
こうした方向性をご指摘を受けた上でも観光協会に1つの役割をお願いをするという形
をつくり上げたというのは私自身の政策の中での決断の中で行ったことでございますの
-52-
で、私に一手の責任があるというふうに認識をいたしております。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
これが市長に責任があるという話で市長がしていただきまし
たが、それは私自身は認めることは到底できません。現在観光協会については人員削減
等再建についての計画が立てられております。それについていささか疑問を感じます。
本当にこの観光協会が観光業に対して香美市の観光を担うために必死でやっていたので
あれば、私はいかなる赤字が出ようともそれは構わないと考えます。なぜならば、香美
市全体の観光を担うという非常に重責でございます。これを行っていく上で当初の
1 ,1 0 0 万 円 と い う お 金 が 妥 当 で あ っ た か と い う こ と は 、 い ま だ に 謎 に 包 ま れ る わ け
でございますが。
市長としてまず責任があるとおっしゃいましたが、まず確認をさせていただきたいと
思います。その責任が本当にあるのかどうかを確認する点で重要ですので質問をさせて
いただきたいと思います。観光協会側と香美市側で十分に観光の事業に対しての打ち合
わせ等は行えていたのでしょうかお聞かせください。
○議長(西村成君)
市長、門槇夫君。
○市長(門槇夫君)
私が責任があると言ったのは最終的な責任は私にあるという
認識を持っておるということでございます。ましてやこうした事態を想定を私自身がし
ていなかったということ自体私が甘い認識であったという部分、その責任は大変重いも
のであるというふうに認識をしておりますので、私に責任があるというふうな答弁をさ
せていただきました。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
市長の責任の位置づけについては理解させていただきました。
それでは改めて質問をいたします。観光協会と香美市側で十分な観光事業に対する打
ち合わせ等は行えていたのでしょうか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。午前中の山崎晃子議員の答弁でも述べまし
たように、事業計画に基づく一連の事業の運営につきましてはほぼ計画どおりにされて
おりました。その事業につきましてもこのような事業をやりたいというふうな形での市
との協議っていうのは当然なされておりました。
以上です。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
その事業は香美市の観光を担うに当たって十分な事業であっ
たと言えますか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。十分か否かはおのおのの考え方次第だと思
いますが、初年度としていろんな仕掛けをして、例えば塩の道であるとかさまざまな仕
-53-
掛けをした中で展開をしていったと、カミ☆コンなんかもそうでございます。そのよう
な形につきましては一定の運営に対する評価というのはしております。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
済みません。厳しい発言を続けますが。
実 際 の と こ ろ 使 用 し た 予 算 的 に 考 え れ ば 約 5 ,0 0 0 万 円 、 そ れ に 相 当 す る 費 用 対 効
果を言えば十分であったと考えておりますか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
人件費については必要以上の人件費が支出をされ
たと考えます。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
人件費に対して必要以上の出費があったということです。し
かしながら、現状の人数でようやく事業を行えたのに対して、人員を削減することで果
たして今までどおりの事業を展開することは可能なのでしょうか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
山崎議員のときも答弁いたしましたが、全てを、
事業も含めて全てを見直すということでございます。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
それでは、観光協会に対するその香美市の観光事業について
は観光協会の事業を全て見直すものであって、これまで香美市が観光協会に期待をして
いた事業については削減はされないものと認識してよろしいでしょうか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
(産業振興課長
○議長(西村成君)
ちょっと反問をお願いします。
佐々木寿幸君、議長に説明)
産業振興課長より反問権の申し出があっておりますのでそれ
を許可いたします。佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
今有元議員のおっしゃられました市として観光協
会に対してお願いしていた事業っていうのは、どのような形の事業を指されるのでしょ
うか。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
はい。観光協会に対して市としてお願いをしていた事業とい
うのは、詳しくは挙げることは多分できないと思いますが、香美市の観光にとって有益
な活動をしていたかどうかです。現在まで行ってきた活動等を見ますと、その塩の道で
あったり、またさまざまなイベントへの出店等、そういったことで香美市の観光、また
香美市の名前を十分に発信ができていたかどうかというところも含めての香美市からそ
の観光協会に期待していたことは十分に今までなされていかという話でございます。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
-54-
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。わかりました。お答えいたします。
全てが十分であったというふうなまだそれほどの期間はたっておりません。さまざま
な試行錯誤をしながら観光協会自身も職員自身もいろんな形でのチャレンジをし始めた
ところというところでございますので、今後ともそういうふうなチャレンジについては
どんどん伸ばしていっていただきたいと、香美市にとってもしそれが例えばちょっと失
敗であったといってもそれはやってみないとわからない部分もあります。そこら辺も含
めた上でさまざまなチャレンジをできていけれるような組織に生まれ変わっていっても
らいたいと考えております。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
さまざまな経験を積んで新たにチャレンジをしていってもら
い た い 、 そ う い っ た 気 持 が あ ろ う か と 思 い ま す 。 そ う い っ た 点 で 考 え る と 1 ,8 0 0 万
円の赤字を背負った団体がさまざまなことにチャレンジをしていくにはこの現状の状況
では不可能ではないでしょうか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。そのための組織再編であります。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
組織再編、また再建計画によってどの程度向上するのかわか
りませんが、まずあえてもう一度言わさしていただきますと、観光を担う以上では観光
業に精通する人材の必要性と、また本当にチャレンジをするためには巨額の投資をある
程度考えたほうがよろしいかと思いますが、この件についてどのようにお考えになりま
すか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。現在香美市観光協会で今後その組織を担っ
ていこうという人材が連携をしながら観光を進めていってもらいたいと思います。また、
巨額の投資については考えておりません。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
巨額の投資も行わない、観光に精通する人材も今はいない、
その団体に観光業を任せるというふうに聞こえておりますが、観光業に精通する人間は
今いる人間の中から生まれてくるであろうという予測であって、また巨額の投資はしな
くても赤字分は返済でき、香美市の観光を十分に担える団体というふうに捉えていると
いうことでよろしいでしょうか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。現在の観光協会の職員の中にも過去観光業
に携わってきて精通している人間もおります。その人間が全面的に活動ができるような
体制を今後ともとっていきたいと、今後とっていきたいということでの組織再編でござ
いますので、その辺は見守っていきたいと考えております。
-55-
また、お金につきましては、お金があるからできるというのではございません。特に
観光行政等につきましては、さまざまなプランを立案していくには当然経験も必要です
し、チャレンジ精神も必要と。またそれに対してのお金も当然必要だと思いますけれど
も 、 現 在 補 助 金 と し て 出 し て お り ま す 1 ,1 0 0 万 円 そ こ を 基 盤 と し ま し て 、 基 礎 と し
まして、それでまずは第一歩を踏み出せれる、そういうふうな組織に再編をしていって
いただくということを期待したいと思います。
以上です。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
再建というのは立ち上げるより非常に難しいものと思います。
実際事実が発覚したのは昨年の11月でございますが、それから今月まで大体4カ月ほ
どでございます。その4カ月の間に再建計画をつくるというのは非常に難しいと思いま
すし、人員を削減してそれで新たにスタートというのもなかなか難しいかなと考えてお
ります。香美市としてもやはり十分なサポートを行っていかなければなりませんが、た
だ相談に乗るだけでは難しいかと思います。実際具体的にこの香美市観光協会が立ち直
っていく、再建していく上で、香美市として具体的にどういう取り組みを行っていくの
かお聞かせください。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
今現在の段階ではですね、観光協会から出てきて
ます再建案に関してうちのほうも積極的にサポートをしていく、助言もしていきゆうと
いうふうな状況でございます。3月1日付で観光協会の会長より市に対しての援助とい
う申し出が入っております。その辺に関しましても今度十分に検討を重ねていきたいと
考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
具体的にと申し上げましたが、まだ具体的なことがどうやら
決まっていないように感じとれました。非常にこれは大きな額になってくる話です。そ
して観光というのは香美市にとっても非常に重要なものでございますので慎重にしてい
ただきたいのと、また先ほど申し上げましたとおり責任の所在についてです。市民が納
得する回答というのが出なければなかなか厳しいものかと思います。そういったところ
に今後わずかな時間になろうかと思いますが取り組んでいただきまして、我々議員だけ
を説得すればいいというものではなく、香美市の市民全体に対して説明が十分になされ
ることを期待いたしますが、その辺についてのご所見をお願いいたします。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。おっしゃられるとおりだと考えます。香美
市観光協会ともさまざまな協議も重ねながら市民の皆様方に納得、まあ全てが納得いた
だけない部分もあろうかと思います。しかしながら納得していただけるように、ある一
-56-
定でも納得していただけるような答えを導いていきたいと。ただ、今現在観光協会の内
部はその日その日の支払いに四苦八苦している状況でございます。なかなかその再建と
いうことは将来のプランでございますけれども、現在はその日の支払いに職員が全員当
たってると、さまざまなところへ、納入先に頭を下げて支払いを待っていただいている
という作業を毎日行っております。その辺がまず一段落をすることによって反省に立て
る時期が必ず来ると思います。そこら辺も一緒にサポートしていきたいと考えますので
よろしくお願いいたします。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
できれば聞きたくない答弁を聞かされてしまいまして。その
日その日の支払いに追われていて、現在その事業がまともにできていないということは、
香美市がその観光をお願いしているという点での本来の目的を現在は完全に見失ってし
まっている状況にあるというふうに聞こえました。目的を完全に見失ってしまっている
団体に来年度も再びその予算をつけるというのはどうかなというふうに感じますが、今
後再建計画等出まして、来週には総会等が予想されておるようでございますので、そう
いった状況を今後確認させていただきながら、私としては市民の代表として対応させて
いただきたいと思います。
実際にこのようなことになってしまいまして非常に残念でなりません。観光協会で働
いていた方々が幾人か職を失いまして非常にむごいことだと思います。できることであ
れば香美市の観光にこのまま引き続いて活躍をしていただきたい、また能力を伸ばし香
美市の観光に努めていただけるそういった人材であってもらいたかったと思っておりま
す。今後はその再建計画いかんによっては人材の削減で済まない話になるかもしれませ
んので、十分にその重きを捉え、香美市の未来がかかっておる観光でございますので、
十分に取り組んでいただきたいと思います。
観光協会については以上で質問を終わります。
次に、低迷する投票率への対応についてご質問をいたします。
平 成 2 4 年 1 2 月 1 6 日 執 行 の 衆 議 院 議 員 選 挙 に お い て 投 票 率 が 5 9 .1 8 % で あ り
ました。来年度2つの選挙が予想されておりますが、投票率の向上などについて対策を
どのように考えるかについての所見を伺うものです。我々議員の立場から言えばこの投
票率の向上について質問するのもいささかどうかと思いますが、我々がもう少し十分に
市民の声を聞き、十分に市民が納得する政治をしておれば投票率も十分に伸びていくの
かなと感じております。しかしながら、選挙管理委員会という組織がございますので、
まず組織としての取り組みについてお聞かせください。
○議長(西村成君)
選挙管理委員長、松尾禎之君。
○選挙管理委員長(松尾禎之君)
それでは、有元議員のご質問にお答えをいたしま
す。
何せ課題の大きなテーマでの質問ですので、的を射た答えができるかどうかちょっと
-57-
不安なところがありますがお答えをします。それといつも答弁がちょっと長くなる傾向
があるようですので、なるべく短目にお話をしたいと思います。
投 票 率 の 問 題 で す が 、 先 ほ ど 衆 議 院 議 員 選 挙 5 9 .3 2 % と い う の が 出 て お り ま す 。
実 は こ の 年 度 内 に 参 議 院 と 市 長 選 挙 が あ り ま す が 、 前 々 回 の 参 議 院 が 6 4 .4 3 % で 前
回 が 6 3 .7 6 % と 少 し 減 っ て い る と い う 、 衆 議 院 に 比 べ ま す と 高 い と い う こ と で す が 。
有元議員もご存じだと思いますけれども、例えばですね、衆議院の選挙で平成17年の
郵 政 選 挙 で す と 6 7 .5 1 % 、 高 知 県 が 6 4 .1 2 % で す が 。 そ れ か ら 、 平 成 2 1 年 の 政
権 交 代 選 挙 と 言 わ れ た や つ も 6 9 .2 8 % と 高 知 県 が 6 7 .6 4 % と 。 今 回 の 五 十 何 ぼ か
ら見ますとですね、かなり高い投票率で推移したということですので、投票率そのもの
の問題について言いますと、その争点の明確化の問題ですとか候補者の問題だとかいろ
んな要素が大変絡みますので、なかなかそれで次回の参議院、それから市長選挙の投票
率がどう上がるかっていうのが非常に判断しにくいわけですので、あらかじめそういう
ことを申し上げておきたいと思います。
それと選挙管理委員の任務の中で公明公正な選挙を行うということと、それから政治
常識の向上っていうのが公職選挙法に書かれておりまして、おっしゃるとおりでそのた
めに日夜活動しないといけないわけですが。現在啓発活動として行っておりますのは、
けさも傍聴席に来ておりましたですが明るい選挙推進協議会という団体、今二十数名だ
と思いますがご協力をいただいております。かなりちょっと高齢なレベルになっており
ますけれども、彼ら彼女たちとともにですね選挙時の啓発活動、主にスーパーとか人の
集まるところで投票日の1週間ぐらい前にやっております。それから、こんなことはあ
れですけど、この本庁とか支所に懸垂幕をかけて参議院選挙とか衆議院選挙とかそうい
う広告をしている。それから、もちろん広報紙でも出しておりますし、香北町において
は防災無線で広報活動をやっております。それから、これは前々も言われてまして、た
くさん回ってくださいと言われた公報車の巡回も相変わらずきちっとやっております。
それから、選挙の啓発作品募集みたいなことを小学校、中学校に向けてもやっておりま
す。それから、今年の成人式では従来DVD、何かわかりにくいのを配りましたけれど
も、別冊ナタリーという選挙ガイドブック、これをお配りをしました。このナタリーと
いうのはネット上の音楽情報番組ですけれども、そこにこれと同じ内容のものが掲載を
されておりまして、主に若者向けに行われていると。香美市の問題ではございませんが
そういうこともやっているということの宣伝も兼ねて行っております。
現状やっていることがそういうことで、果たしてそれでいいかと言われるとですね、
もちろんそうとは簡単に思いませんが、今後ともいろんな形での対策を立案はしていき
たいと思います。ただ、選挙管理委員会4名おりますけれども、事務局体制としては常
時1人でございまして、あらゆることに常時何かやっていくということについての部分
では非常に厳しいものもございます。ただご提案、きょうはご提案もいただければと思
いますが、ご提案いただいた件につきましては、検討をいたしまして前向きに進めてい
-58-
きたいと思います。個別具体的なことがあんまり明確に言えないので、もしお聞きして
いただけるならまたその後お答えをしたいと思います。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
済みません。追加の質問をさせていただきますが。
いろいろと活動していただいておりまして、投票率の向上にも結びつくような活動を
していきたいということなのですが。できれば、ふと思いますのが選挙管理委員会につ
いて、できれば行政の中の組織との連携というようなものは今まで行ったことがないの
かということについてお聞かせを願いたいと思います。行政側の職員は市民と接する機
会が多くございます。そういった際に今年は選挙の月ですねというようなそういった動
きもできれば投票率につながるのではないかと考えますが、そういった活動は今までは
したことはなかったでしょうか。それともしてはいけないのでしょうかお聞かせくださ
い。
○議長(西村成君)
選挙管理委員長、松尾禎之君。
○選挙管理委員長(松尾禎之君)
はい。行政側との連携ということでございますが、
具体的な作業とか選挙そのものについては当然行政の方々にたくさん手伝っていただい
て進めているのが現状でございます。
今有元議員のおっしゃったような形で明推協ではないですけれども、行政の職員それ
ぞれが選挙の時期に地元なりで投票の呼びかけをするとかいうことは、公職選挙法にの
っとりながらということにはなろうと思いますけれども考えていきたいとは思っており
ます。
その件にもちょっと関係するかもしれませんが、現在というかこれから先の問題でで
すね、若者の低投票率っていうのがやはり全体から見るとかなり大きく出ておりますの
で、選挙における立会人ですとか選挙委員会とのインターンシップだとかいうことにつ
いて、何か方法はないかですね、検討はしていきたいなというのを選挙管理委員会でも
少し話をしております。その際にどういう形でその立会人等に20代、30代ぐらいの
方を呼んでくるかというと、公募っていうのは1つの手ではありますが、なかなか非常
に難しい問題がありますので、委員会の中で出たのは若い行政職員の方にですね、友達
関係の方をご紹介をいただくなりして、登録制度みたいなインターンシップ登録とか立
会人登録みたいなことをですね、登録制度にしてローテーションを組みながら立会人な
んかになっていただくというようなのも1つ方法かなとは思っております。ただ、先ほ
どの答弁でも申しましたとおり、事務局体制が非常に脆弱というかいろんなことに追い
かけられまくりますので、特に選挙になりますと細かくそういうことが継続的にできる
かどうかということについて、今後はもっと検討を加えないかんなということは思って
おります。ただ、期日前選挙等もありますので、回数が多いので、現在の老齢化の中に
おける立会人の確保の困難の問題もありますので同時に進めて考えていきたいというこ
とは考えております。
-59-
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
はい。よろしくお願いします。
それでは、最後の質問に移ります。利根議員が質問の中にありましたので、大体のこ
とを答えていただいております。
それで、私の質問としては光ケーブル設置負担金として3億円が計上されている。こ
れから香美市の情報インフラも大幅に進むであろうが、整備された情報インフラを利用
しなければ意味がない。整備後の市民に対する利用の促進をどのように考えているかに
ついての質問でございましたが、これについてインターネットの講習については今後研
究をしていくという答弁をいただいております。それで、その中でソーシャルネットワ
ーキングサービス、フェイスブックであったり、ミクシィであったりそういったことに
ついては、今後研究の場が必要であるというふうなご答弁がいただいておりました。こ
ういうことをやっていいのかどうかわからないですが、少しちょっと皆さんにお伺いし
たいのは、このソーシャルネットワーキングサービスについてこれを利用したことがあ
る、利用している、ある一定期間登録して利用したことがあるという方っていうのはど
れぐらいおられるかちょっと手を挙げていただいてよろしいですか。
(利用したことがある者挙手)
○1番(有元和哉君)
ありがとうございます。1名でございました。ということな
ので、まず研究段階の前に執行部管理職の皆様方がこれについてまず知ってみようとい
う努力をされてはいかがかなと思いますが、それについてご所見をお伺いします。
○議長(西村成君)
これは質問にないろう。質問に入ってないろう。通告にない
やか有元君。有元君、通告にないやか。
○1番(有元和哉君)
申しわけありません。順立ってお話をさせていただきます。
インフラの利用、情報インフラを利用しなければ意味がありません。そういった情報
インフラを利用するためには、行政側が市民に対して利用を促進するようにしていかな
ければなりません。そういったときにインターネットの講習等の話がありますが、その
前段でこの香美市庁舎内においてインターネットに対するその熟知した方が少ないよう
に受け取れます。そういった課題を解決しなければ住民側に説明するといったことにも
なかなか結びつかないと思いますが、関連しての質問でございます。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
有元議員の質問にお答えいたします。手を挙
げたのが恐らく自分だけやったんじゃないだろうかと思っております。
フェイスブック、そしてツイッター、こういったものにつきましては素早く情報発信
ができることや新設する香美市のホームページに誘導するといったことも可能でありま
して、非常に有効な手段であるというふうに思います。職員への研修については専門家
の方をお呼びするっていうことになりますけれども、これ総務課のほうが職員研修を担
当してますんで、そういった部署ともですね協議をしてみたいというふうに思います。
-60-
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
やはり市民にこれから利用していただくことでどんどんと香
美市のプラスに働いていくかと思います。まずは自分たちが知ることで、そして相手に
伝えることができると思いますので取り組んでいただきたいと思います。
また、整備後の市民に対する利用の促進についてですが、これらの利用の促進を効率
よく行うために現在考えられる範囲のことというのはどういったものがあるのかお聞か
せください。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。お答えいたします。
まず、利根議員の質問の中でもお答えをいたしましたけれども広報への掲載ですね、
それにつきましてもインターネットだけでなくさまざまなサービスがあるということを
ですねPRしていきたいというふうに思います。そして香美市のホームページの中でも
ですね、ぜひ情報発信したいというふうに思っております。
以上です。
○議長(西村成君)
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
関連してと申し上げたいところですが、十分にこのインター
ネットについてはまだご存じない方が多くございますので。質問ではございません、申
しわけありませんが一言添えさせていただきます。
職員の中でもう少し利用の促進であったり研究を試みるということは非常に今後重要
になってくるかと思います。また、市民の利用を促進するために、例えば上勝町の葉っ
ぱを使った事業といったものは、あれは独自のコンピューターのソフトを開発して行い
ました。市民の利用を促進する上で香美市の中で新たなアプリであったりソフトをつく
っての対応もできるかと思います。香美市職員の中には実は隠れた逸材というのは多く
おられると思いますので、そういった方々を掘り起こすことでさらに市民に対して情報
の発信力に努めていけるかと思います。そういったことも今後検討をしていただければ
と思いまして、所見等がございましたらご答弁をお願いしたいと思います。
○議長(西村成君)
有元君。
○1番(有元和哉君)
はい。
○議長(西村成君)
通告にないことですき、それはもう答弁ないですよ。
○1番(有元和哉君)
わかりました。済みません。
情報インフラの整備とインターネットについての私の範囲で関連しているように思え
たのですが、関連していないというふうに議長が判断されましたのでこれは質問ではご
ざいません。以上で質問を終わります。
○議長(西村成君)
有元和哉君の質問が終わりました。
次に、2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
2番、自由クラブ、矢野公昭であります。通告に従いまして
-61-
順次質問をさせていただきます。今回、私は前企画課長より、はるか以前に説明を受け
ました香美市定住対策構想案をもとに現行施策も含め質問をさせていただきます。
この構想案は職、これは仕事の面であります、住、交流、利便性、この4つが前提条
件となっておりまして、特に地域全体で地域課題や振興などを協働して主体的に取り組
む事業などに支援を行い、新しい機能を有する組織体を構築する、そのための新制度創
設に向けましたモデル事業の実施により、課題の検証をしながら市全体への拡大を図る
ものであります。
そこでお聞きをいたします。
その中に新しい自治機能づくりというものがございます。そして、水源保全、監視活
動、環境保全活動、農林水産業への従事等ございます。既に支援員制度を利用いたしま
してのモデル事業として実施をされておりまして、着々とその成果も上がっておるとこ
のようにお聞きもいたしております。議会初日にいただきました細部説明書、別添資料
も読ませていただきましたけれども、直に課長の口から課題と今後の取り組み方針を伺
うものであります。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。矢野議員の質問にお答えいたします。
新しい自治機能づくりでは、施策の具体的内容で示されております行政支援としまし
て、地域支援員制度を導入し、施策の具体的内容に沿って活動を行っております。まだ
最初の支援員を配置してから1年という短い期間ながら、水源地管理や見守り活動、新
規イベントの実施を通じ、地域の活性化や定住対策等、着実に成果が上がってきている
のではないかというふうに思っております。今後も集落の維持が困難となった自治会や
集落を上げて活性化に取り組む自治会等への配置を検討していきたいというふうに思っ
ております。また、その場合現行の支援員がリーダーとなって指導できるよう研修活動
にも積極的に参加させていきたいというふうに思っております。課題ではございません
けれども、現在この支援員制度につきましては総務省の事業を活用しておりまして、こ
の制度のですね継続を強く望むものでございます。
以上です。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
お答えをいただきました。
別添資料の中にございますとおり、その中では地域の主体ということが多く出てまい
ります。要するにこの自治機能づくりの前提条件が各地域が主体である、このように私
は理解をいたしておりますけれども、そのような理解でよろしいでしょうか、お聞きを
いたします。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。あくまでですね、やはりこの支援員が
ですねサポートしていくということで、主体はやはり地域であるというふうに私も思っ
-62-
ております。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
次に、新しい公共交通体系についてお聞きをいたします。
これも香美市公共交通対策検討委員会が既に設置をされておりまして、先日中間答申
もいただいております。これより前、平成18年から平成20年にかけて行われており
ますところの地域交通対策検討委員会、これの基本方針、厳しい財政状況に配慮した交
通のあり方、それと地域住民、特に交通弱者への福祉的な交通のあり方、この両視点に
立ったものであり、重要でありながら難題であったかとも思っております。そしてこの
答申の結びには、今後において一層の人口減少や少子高齢化の進展など香美市の状況、
情勢の変化を踏まえながら、5年をめどに再度総合的な検討を行うことが必要である、
このようにしてあります。このような背景のもと、市長から過疎化の進む中いかに市民
の生活の足を確保するのか、よりよい方向を見出すこと、このような諮問を受けまして
平成23年11月に検討委員会を設置し、検討を重ねながら昨年11月に中間答申がな
されたものであります。
そこで、この答申を受けましての今後の課題、そして見通しについてお聞きをいたし
ます。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
矢野議員の2つ目の質問にお答えいたします。
新しい公共体系の構築では、昨年11月に中間答申が出されましたけれども、今月に
はですね最終答申が出される予定となっております。今後は答申をもとに新しい公共交
通体系を構築していきたいというふうに考えております。
具体的には最もエリアが広くそして利便性の劣る物部地区で、エリア型デマンドバス
方式を県下で最初に導入し、平成26年度から実証運行を行う予定で、来年度予算に車
両購入費を予算計上させていただいております。また、このシステムが構築されれば、
将来は香北地区や山田地区にもエリアを拡大できればというふうに思っております。
また、山田地区におきましては、答申で示されておりますデマンド型乗り合いタクシ
ーの制度化につきましてもあわせて検討していきたいというふうに思っております。
課題につきましては、エリア型デマンドバス方式は新しい試みで問題点等も数多く出
てくることが想定されます。実証運行により検証を行いまして改善に努めていきたいと
いうふうに考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
課長も言われましたとおり、中間答申の中でも市営バス路線
だけでカバーするのは非常に困難があると。新しい交通システムを取り入れなければな
らない。その時点でデマンド方式のことも当然出てきております、提案もされておりま
す。ぜひこのデマンド方式を取り入れた新しい交通体系、システムを今後ともに進めて
-63-
いただきますようによろしくお願いをいたします。
次に移ります。子育て支援対策についてお聞きをいたします。
長時間保育、ゼロ歳児など低年齢児受け入れの拡大等もございます。まず、長時間保
育でありますけれども、同僚議員からも以前質問があったかとは思います。そして、だ
んだんと解消はされているようにも見えますけれどもまだばらつきがございます。時間
の統一に向けてどのように取り組んでおられるのか見解を問うものであります。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
矢野議員の長時間保育の時間の統一とい
うことにつきましてお答えします。
そもそも香美市の保育におきましては、全園で統一の長時間保育という計画は立てて
おりません。ですから、今後平成27年度から実施予定のですね香美市子ども・子育て
支援事業計画、そういった策定のときまで見直す予定はございません。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
全園で統一をする、そういう予定といいますか立てていない
とこういうことですね。じゃあ全園で立てていないその理由はなぜ立てないのかお聞き
をいたします。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
お答えします。
現在のですね保育時間の区分につきましては、香美市すこやか子育て指針、それから
その前段の香美市すこやか子育てプラン、これは保護者、保育士、それから議員の方、
それぞれの方が入られまして全体計画を立てております。その中で出てきたのはですね、
現在のあけぼの保育園の12時間保育、その他保育園の6時間保育というふうな計画で、
それに基づいて市としては運営しております。
以上です。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
わかりました。それでは次に移ります。
ゼロ歳児など低年齢児受け入れの拡大、これもございますけれども、最近低年齢児の
入所希望が多くなってきておるとこのようにお聞きをしております。兄弟姉妹で別々の
園に通うことのないような手だてを講じるべきではないか、このように考えております
が現状と課題をお聞きいたします。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
はい。お答えいたします。
現在施設定員を超える入所申し込みがある場合におきましては、やむなく選考により
入所を決定しておると。
(2番、矢野公昭君、自席から「何により」と発言する)
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
-64-
選考によりです。
○2番(矢野公昭君)
選考。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
その際におきましては、各保育所ごとに保
育時間が現在先ほど申し上げましたようにですね12時間、11時間とあります。その
中で必要とされる保育時間、それから前年度の継続入所児童に重きを置いて選考をして
おります。したがいまして、定員に余裕のある4、5歳児クラスには入所できるものの
ですね、定員を超える入所申請がある一部の保育所におきましては低年齢児クラスで希
望する保育所に入所できないケースが出てきております。
ご指摘のように、兄弟姉妹を優先して入所選考をしますと、12時間保育、また土曜
日一日保育で実施しなければ通所させられないケース、そういった方がですね入所でき
ないという状態も生まれてくる状態でございます。兄弟姉妹が同じ保育所に通えれば利
便性がよく保護者の負担は軽減されますが、一方では保育所を限定せざるを得ない方が
ですね選考で漏れて勤務時間に見合わない保育時間で対応すると、費用負担、勤務先や
勤務時間の変更等を強いられる可能性が考えられるため、より影響の少ないと考えられ
る現在の選考方法でやらせていただいております。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
大体はわかりましたけれども。このねえ、兄弟姉妹でそした
ら別々の園に通うこと、これは先ほどもお聞きをしましたいろんな事情もございましょ
う。別々の保育園に兄弟姉妹が通うことに対してどのようにお考えでありましょうか。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
先ほど申し上げましたように、兄弟姉妹
が同じ保育所に通れば利便性は非常にえいということは理解しております。ただですね、
現在の体制状況におきまして、それがかなわない状況であるというふうに考えます。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
次に移ります。保育料の軽減でございます。
構想案によりますと第何子目かによる軽減率の拡充、このようにございます。現在も
多少なり軽減はされておりますけれども、今後どのような軽減を考えておられるのかお
聞きをいたします。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
先ほど来答弁しておりますので、現在ま
での子育てにかかわる計画、その中におきましては保育料の軽減計画はございません。
現時点におきましてはそういうことは考えておりません。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
構想案にございますけれども、もうそれは考えていないと、
こういうことでしょうか。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
-65-
はい。これは構想案に載っているのみで
ございますので、教育振興課としては考えておりません。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
これねえ考えてもらいたいがですよ、本当に。これね、保育
料軽減事業といたしまして、例規集の1208ページに保護者負担金、そして1222
ページには保育料軽減事業、このようにございます。これ考えてくれるもんと思って質
問を考えてきましたけれども、考えてないということになると非常に質問をしにくいん
ですが。しかしながらこれ関連がありますのでお聞きをいたします。
特にこのねえ、特にこのと言ううちに保護者負担金これと保育料軽減事業、これが自
分としては合点がいかんがですよ。どこがいかんということは保護者負担金、これでは
ですね、2人以上が入所している場合において第2子目半額、第3子目無料、このよう
にございます。そして、この軽減事業、これにつきましては18歳未満が3人以上いる
世帯における第3子以降の児童のうち、保育所に通所する児童で、年齢が3歳未満の者
が減額対象児童であるとこのようになっております。これここにねえ、関連ですので。
ここにございますとおりどうしてこの条件をつけるかと。持ってますよね。どうしてと
いうのはね、負担金の場合は保護者負担金ですが、負担金の場合は2人以上が入所をし
ている場合とこれが条件です。そして、保育料軽減、軽減については年齢が3歳未満の
者とこれが条件です。私はそのように思っておりますので、これがどうしても合点がい
かんがですが、どうしてこのような条件をつけてあるのか。わかりますか。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
はい。お答えします。
まず、負担金につきましてはこれは国の基準、そういった部分で保護者負担金を求め
るものでございます。それから、軽減事業におきましては国の1つの制度でございます
のでそれの補助金、そういった対象の中でこういった年齢制限があるというように考え
ております。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
負担金につきましては国の基準と、で軽減につきましては制
度と。本市に限らずどこの市も一緒ではございますけれども、今定住対策ねえ、こうい
うことをやってますよね。そして、子どもを育てるのに優しい、しやすい、こういうこ
とを言ってますよね。そういう中で、じゃあ本市といたしましては、国の制度、国の基
準を絶対に守ると、そういうふうなこれからの方針で行きますでしょうか、お聞きをい
たします。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
はい。お答えいたします。
基本的にはですね国の基準、そういったものを遵守していかなければならないと思い
ます。と申しますのは、あくまでもこれはお金が伴うことでございますので、ただ先ほ
ど申し上げましたようにですね、軽減を考慮するといろんな部分で単純に試算はしてお
-66-
り ま す 。 た だ 、 こ の 中 で 年 間 5 6 4 万 5 ,0 0 0 円 ぐ ら い の 歳 出 の 減 、 そ れ と こ れ 年 間
で す ね 2 ,1 0 0 万 円 の 歳 入 減 と い う ふ う な も の が 出 て く る わ け で す 。 こ う い っ た も の
が今後ずっーと続くわけです。そういった部分を考慮するとやっぱり国の基準というも
のは遵守していかなければならないんじゃないかというふうに考えます。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
この質問まだ終わりません。もう1つあります。
この今まで言っておりますのは全部この定住構想案、先ほどこれはないと言いました
けれども、考えてないと言いましたけれども、定住構想案の中でそして現行施策に関連
しての質問ということで質問をさせていただいております。
直近の広報香美、この中に残念ながら休校となりましたけれども佐岡小、繁藤小中学
校、その検討経過の中で市長がこのような思いを言っておられます。「今後は政策的な
人口増加策を実施していくとともに、子育てしやすい環境を整え」るとこのようにござ
います。市長が言っておりますのではっきり。あくまでも国の制度というよりも、制度
はもちろんお金のことも伴うとこういうことでございましたので、守りながらも本市と
しての方向性を見出す、見出すといううちに行っていく。これが今後の人口定住増、そ
して子育てにも非常に関係してくると、このように思っております。次長、そのことに
対してはどう思いますか。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。えっ。市長、門槇
夫君。
○市長(門槇夫君)
矢野議員が私の休校に当たっての中の文章のがを出されまし
た。私は現在でも子育て支援に向けての環境については整えているつもりでございます。
ただ、先ほど次長から述べられましたこうした軽減策、そうしたものにつきましては財
源的なものが伴うわけでございますので、それには限界がございますので、そうした面
はご理解をいただきたい。ただし、そうした子育てについての全体的なソフト的な環境
は整えてきておるつもりでございますが、まだまだ十分でない点も矢野議員の思いとは
まだ満たない部分がたくさんあろうと思いますが、その辺はまた今後お互いに研究もし
て努めていきたいと思います。
以上です。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
せっかく市長から答弁をいただきましたので次に移ります。
次、医療費助成についてお聞きをいたします。
現在、医療費無料は小学6年生までに拡大をされております。構想案にもありますと
おり、中学生まで拡大すべきであると私も思っております。中学生までの拡大に向けま
しての進展ぐあい、そして課題を問うものであります。
○議長(西村成君)
市民保険課長、山﨑泰広君。
○市民保険課長(山﨑泰広君)
それでは、矢野議員の香美市定住対策構想案につい
-67-
ての5点目、医療費助成について、その進展ぐあいと課題を問うというご質問にお答え
します。
ここで言う医療費助成につきましては乳幼児医療費の助成制度についてでございます
ので、その分に特化してのお答えをさせていただきます。
議員ご指摘のように、この乳幼児医療費助成制度につきましては、平成23年7月か
ら児童医療費助成として対象をこれまでの就学前から小学生までに拡充して実施をして
おります。また、本年4月からは権限委譲によりまして、養育のため病院または診療所
に入院することを必要とする未熟児に対する養育医療費の助成を始める予定となってお
ります。
この制度の課題につきましては、やはり先ほどのこともありましたが財源確保の問題
があります。やはり対象年齢の拡充につきましては市単独の費用が必要になってきます
ので、私としましては市町村が助成をしやすくするよう県の補助制度の対象範囲を拡大
してほしいと考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
先ほどからこの子どもに対する質問の答弁では、財源確保と
いうことが当然のことながら出てまいります。私の言っておりますのは財源、財政は当
然考慮をしなければなりませんけれども、それより以前にやる気を出して定住人口増、
そして子育て、これは関連がありますけれどもそういうふうなものに力を注いていくべ
きではないかと、このように考えております。財源と言われましたので次の質問に移り
ます。
次に、教育支援について伺います。これが定住対策の核だとも言っておられますけれ
ども、施策の具体的内容の中で学力向上対策といたしまして、加力学習支援体制の整備
とございます。教員、工科大学教職課程取得者等の活用、学習塾との連携とありますけ
れども、どのように活用しまた連携をしていくのか、これを問うものであります。
○議長(西村成君)
○教育長(時久惠子君)
教育長、時久惠子君。
矢野議員の加力学習支援体制の整備についてのご質問にお
答えいたします。
現在、県の地域アクション補助事業を活用した加力学習支援員を鏡野中学校へ配置を
しています。工科大学との連携につきましては、現在工科大学学生サポート活用をし、
加力学習の補助、支援を行っています。香美市全体で工科大学からの支援は23名にな
っています。学生サポートのメンバーはほとんどが教員免許状取得課程の学生だと聞い
ていますが、教員免許取得者は少ないと思います。現在、学習塾との連携は行っていま
せん。
以上です。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
-68-
○2番(矢野公昭君)
最後の質問に移ります。
この定住対策構想案は、今日の人口減少と人口構成を想定しないままではこれからの
行政は成り立たないとの思いから、新しい手法により政策形成を構築していくそのため
の構想案であると理解をいたしております。現在行政内部で立ち上げておりますところ
の香美市定住促進対策検討委員会にも、この趣旨は当然引き継がれ生かされているもの
と思われます。
お聞きをいたします。香美市定住対策構想案全体としての現状、そして課題を問うも
のであります。
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
矢野公昭議員の定住対策構想案について、全体
としての現状と課題を問うというご質問にお答えいたします。
議員のずっとおっしゃられております定住対策構想案につきましては、平成23年7
月1日の政策会議においてこの構想案を提案をいたしまして、確認をされた後ですね7
月4日の課長会において説明をいたしました。特に庁内からの意見等もなかったことか
ら、9月2日の議員協議会においてこの案の説明を行ったところでございます。
ずっとこう言われておりますように、案は案でございますから、それをどう扱うかと
いうのはそれぞれの現場サイドの1つはスタンスの問題もあるかというふうに思います
が、石を投げたというてずっと言うてきました。そういう言い方を前提に後の話をお聞
きいただきたいがですけども。その後、その第1次香美市振興計画の後期基本計画が取
りまとめられまして、この計画におきましてもその設定を当初にされました目標人口で
ご ざ い ま す 2 万 8 ,8 0 0 人 の 数 字 と い う も の は 動 か さ な い と い う こ と が ご ざ い ま し て 、
この人口の確保の具体的施策立案のための作業に本年度着手をいたしました香美市定住
促進対策検討委員会設置ですけども、これにつきましては要綱を11月13日に制定を
行い、その後組織化のために各部署に推薦依頼を行いました。諸般の報告でも触れられ
ましたように12月18日に発足をいたしまして、これまで月1回ペースで全体会を開
催いたしました。この間には4班ごとにそれぞれ適宜班会を行ってきておりまして、現
段階では各課でのこれまでの施策で定住対策等につながる事業の洗い出しと、それから
全体への呼びかけといたしまして今後実施すべき施策提案を募りました。それぞれにつ
いての整理や分類等の作業を進めとる現段階でございます。したがいまして、従前に示
しました構想案との比較対象までには至っておりませんけれども、構想案のような施策
をそれに上乗せ、あるいは横出しされた案やあるいは違った視点での施策提案なども中
にはございまして、今後は具体的に法令等あるいは財源等の課題もしんしゃくしながら
検討を進めることになると考えております。
ここで少しそのここ最近の動向につきましてちょっと触れてみたいと思いますけども、
あの構想案で幾つか書かれております事柄がですね、ここ最近では国、県がもう既にや
ろうかということで先行していくような状況も見受けられます。特に県が施策出しをし
-69-
ているものにつきましては、産業振興策の中で移住対策、こういったものも当然その定
住対策、人口増対策につながるものでございましょうし、それから、国におきましては
子育て支援、これについてはかなりスピード感を持って対応をせないかんというような
言い方でもって補正予算は細かく見ておりませんけども、新しいその政権の中でこのこ
とが重点的に取り組まれていくんじゃないかなというふうに見ております。市の中でも
ですね、これからこの検討委員会の結果を受けてですね、当然長期あるいは短期のビジ
ョンを描きながら、このことは当然その財源的な裏づけ、あるいはそれに従事する人材
と言いますか人員と言いますかそういったものの確保をしながら、どれから順番にやっ
ていくか総合的なそういったそのプラン、あるいはビジョンを描く中で取り組んでいか
ないかんことだろうというふうに思っています。
で、構想案があるからこれが全てその基準で動かないかんというふうには初め言いま
したように認識はされないでいただきたいと。すなわち石を投げるということでこの構
想案を立てたんだというふうにあえてつけ加えて説明いたしましたので、そこのところ
はひとつまた認識をよろしくお願いをしたいと思います。
現在、その検討委員会の中でですね話をしてきましたのが、出てきた案っていいます
か事業の中で効果が大きく期待されるもの、それから、あるいは急ぐべきものがあるん
であれば全体の合意形成ができればという前提ではございますけども、予算に当然その
都度都度反映していって事業化をしていくということもありだろうというような話もし
てきた経過もございます。やはりこの計画っていうか検討を進める中でですね、職員が
一生懸命やっていることに対してのモチベーションをどう維持するかということも考え
ながら、しっかりこの香美市のあり方というものを考えていかないかんという立てりで
この検討委員会を立ち上げておりますので、そこはしっかり押さえて今後の作業が進め
ていかれることだろうというふうに思っております。
そしてですね、議会におきましても、今回その特別委員会の設置がされるようでござ
いますので、その機には両者が今後の市政における定住対策を協働しながら検討するよ
うなことになっていくのではないかというふうに思っておりますのでよろしくお願いし
たいと思います。それを見守る立場には多分タイミング的にいなくなると思いますけど
も、どうかよろしくお願いいたします。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君。
○2番(矢野公昭君)
非常に詳しく、思ったより以上に丁寧な説明を受けたわけで
ございます。
先ほど課長も言われましたとおり、我々議会といたしましても本会議最終日に定住人
口増対策といたしましての特別委員会設置の決議案を提出する予定でございます。先ほ
ど課長が石を投げただけであるとこのようにおっしゃいましたけれども、ぜひ今立ち上
げておりますところの香美市定住促進検討委員会にこれも生かされまして、市民、行政、
議会の協働によりますます発展し、本市にとって実り多くなりますことを心より願いま
-70-
して全ての質問を終わります。
○議長(西村成君)
2番、矢野公昭君の質問が終わりました。
暫時休憩します。
○議長(西村成君)
(午後
2時54分
休憩)
(午後
3時09分
再開)
休憩前に引き続き会議を行います。
一般質問を続けます。
次に、9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
9番、公明の織田でございます。議長のお許しをいただきま
したので、通告に従いまして今回3点についてのお伺いをいたします。
初めに、集落整備の件ですが、地域住民の福祉の向上や円滑なコミュニティーを図る
ため、自治会などが維持管理する集会所や教育委員会が管理する中央公民館や地区公民
館がありますが、本市には13の地区の公民館があります。敬老会など地域行事での使
用については館長の決裁により減免処置がとられていると思います。これ私が推測でご
ざいますが。そして改修や修繕への負担も地域住民にはないのではないか、そのように
も思っております。しかしながら、一般の集会所の維持、管理については月々の電気、
水道使用料を初め改修や修繕による費用負担が発生してきます。こうした事業に伴う補
助制度には個人への補助金と地域組織等への補助金制度があるわけですが、本市の集会
所整備事業補助金は新築や移転が最高補助限度額600万円となっております。私が今
回問題とする点は、この補助率が2分の1以内であるため当該地区の負担が重く、改善
や修繕を試みても実施に至らない場合、そういった場合が想定されます。高齢化等によ
り町内会の町内会員の減少で維持管理には会員の負担増加は避けられないとしても、今
後の円滑な地域行事の運営を図るため補助率の見直しは必要ではないか、そのように思
うわけであります。
以上のことからお伺いをするわけですが、①としてですね、本市には13の地区公民
館があり、教育委員会が管理し委嘱された館長及び主事で運営をされていると思います
が、地区公民館の年間使用料徴収金額を問うものであります。
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
織田議員さんのご質問にお答えいたします。
公民館の使用料でございますが、中央公民館を含めまして13館となります。平成2
3 年 度 は 2 7 8 万 1 ,3 2 0 円 、 そ し て 平 成 2 4 年 度 は 2 月 末 で 2 6 2 万 1 ,1 5 0 円 と
なっております。なお、山田の地区公民館と中央公民館が同施設の中で運営されており
ますので、その中央公民館の金額を除きます他の部分につきましては、平成23年度が
1 4 万 4 ,2 5 0 円 、 そ し て 平 成 2 4 年 度 が 2 月 末 で 9 万 9 ,7 5 0 円 と な っ て お り ま す 。
よろしくお願いします。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
-71-
○9番(織田秀幸君)
はい。ありがとうございます。
私が聞きたい点はですね地区公民館の使用料であります。これは平成23年度、平成
24年度の2月末までで14万円、9万円、これでよろしいわけですね。そして、中央
公民館を含めて13言われましたかね。
(生涯学習振興課長、田島基宏君、自席にてうなずく)
○9番(織田秀幸君)
どこがのいとる言うたんですか。この例規集には14あるで
しょう、中央公民館入れて。
(生涯学習振興課長、田島基宏君、自席から「13施設ですけど」と発言する)
○9番(織田秀幸君)
13ですか。
(生涯学習振興課長、田島基宏君、自席から「はい」と発言する)
○9番(織田秀幸君)
中央公民館入れて13です?私の例規集はちょっと古いわけ
じゃねえ。わかりました。
これは14万円、9万円という数字をいただきましたが、この数字についてですね
担当課長どんなに思いますか、多い思います、少ない思います?
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
多い少ないはちょっと判断に苦しむところです
けれど、中央公民館におきましてはサークル等定期的な利用団体がございますので、随
時各部屋が大半埋まっている状況でございます。各地区の状況はですね平成23年度が
物部が61件、香北が1件、そして佐岡が1件、片地が6件、楠目が2件、中央公民館
が652件、明治が35件、香長が2件、平山が6件、繁藤が4件、そして暁霞と岩村
は利用されてないということでございますけれど、この上がっている件数はですね地元
の婦人会とかいろいろそういったサークルについては地区公はお金をとっていないと、
こういうことがございますので、件数そのものは金額以上に利用されているかと、この
ように考えております。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
はい。これ地区の公民館長、そしてまた主事とかですね、中
央公民館主催事業謝金ということで700万円近いですね予算が入っとるわけなんです
が。ほんでそういったことから考えていったらですね、1年で十四、五万円前後と、当
然先ほどの前文で上げたようにこれ減免処置というんがとられている、そういうことで
すわね。だからまあ言うたら地域の使用する住民にはそういう使用料の負担がかかって
ないということです。これは地区公民館では午前中が大会議室で420円とかいうそう
いう細やかなこの金額表示まであるわけなんですけんど、そういうことでいろいろ地区
の公民館に対する費用対効果面から言ったらですね、予想どおりいうんか、そういう徴
収分、金額と思います。
ほんで次に2番に移りますが、この自治会等で管理運営されている集会所、1番のこ
とを踏まえていただいてですね、地区公民館とはおんなじような役目、そういった役目
-72-
に寄与しとんじゃないかとそのように思うわけですが、課長の見解をお伺いします。
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
織田議員の集会所整備事業費補助金の②自治会
管理の集会所と地区公民館の役割についての見解をお尋ねですけども、私が答えるのが
いいかどうかというのがありますけども、私にということでしたから私がお答えをさせ
ていただきます。
まず、原則的な確認をいたしますと、その地区公民館というのはその教育活動をする
場所、それから地域の集会所というのは地域活動する場所というふうに押さえてご答弁
をさせていただきます。
地域におきましては法令に基づき運営をされている公民館事業に係る経費は公費によ
って賄っているところですけども、本市ではそれ以外にいわゆる任意地域自治組織等に
よって運営されております集会所、これは公会堂とも呼ばれている施設等もございます
けども、この集会所についてはイニシャルコスト、すなわち立ち上げるときの経費につ
きましては、さまざまな行政事情により公費負担により整備されたものと、それと純粋
にその地域負担により整備されたものの2通りがありますけれども、いずれもですねラ
ンニングコスト、日常の運営経費についてですけども、これは公費負担を伴わないこと
が原則となっております。地域活動として類似をしていることや、貢献度はどの程度あ
ると思われることも多々ございますけども、負担のあり方にそれなりの思いもあるとは
承知をしておりますが、制度的な立てりにより判断をしているというのが現状でござい
ますのでご理解をいただきたいと思います。
なお、公設民営の集会所施設につきましては、指定管理制度等により管理運営をして
いるところですけども、この場合も独立採算制を原則としておりますので申し添えます。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
詳しく説明をいただきました。
これ私は地区公民館、そして集会所と同等ということでお話ししましたが、答弁で今
教育活動ということを言われましたわね。どんなことが教育活動に資するいうんか、そ
ういう内容は、事業の。
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
教育活動というご質問でございます。
地区公民館におきましては、中央公民館が主となりまして各地区の主事さんと地区公
民館長さんと協議をしまして年間の計画を立てております。それに基づきまして研修と
か講習、いろんな地区での生け花教室とかそういった文化的なものが大半になってきま
す。スポーツ活動はかなり高齢の方が地区の方は多いということで、文化的な面の活動
につきまして、講師謝金とかそういった者を呼んでの研修につきましてはこちらのほう
が負担をさせていただいてもらっております。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
-73-
○9番(織田秀幸君)
はい。講師を呼んでですね公民館でいろいろ活動をされとる
と。生け花とかいきいき体操とかそういうことは地域の集会所でもずっとどっこもやっ
ております。そういう観点からですね、そして私がこの質問で取り上げたいのは、③番
になってくるわけですので③に移りますが。
集落整備事業費補助金のこれ新年度予算300万円となっているいうことで、当該事
業対応の可否及び補助率の見直しはあるのかいうことで、これは何でこの当該事業対応
の可否いう、こういう質問をしたか言うたらですね、当初この集会所整備事業には新築
とか移転の補助の最高限度額が600万円になっとるわけなんですわ。そして、ある地
域の役員の方、町内会の役員の方は今500万円お金がたまったと、もうちょっとたま
ったらですね補助事業をいただいていう、そういう計画を立てておるいうことをちらっ
と小耳にした関係でですね、そして、この2分の1の補助いうたら前説で述べたように
ですね、かなりの地域住民への負担も伴うてくるわけであります。そして、この新年度
予算では矢野議員からもさまざまな質問がありましたが、この細部説明書のこの資料、
この中に事業内容としてですね集会所整備に300万円いう、そういう内訳が載っとっ
たということで私はここで取り上げをさせていただいたわけなんです。妙にそこらのこ
と か ら 考 え た ら 、 こ の 総 合 補 助 金 い う 形 で 1 ,1 0 0 万 円 の 補 助 金 に な っ て お り ま す 。
元気集落、地域づくり振興助成、集会所整備、集落整備事業の各補助金を統合したもん
でありますよという形になっておりますが、今までは補助率が2分の1であったり4分
の3であったりしたわけなんですが、今後どうなるのか。この資料にはそういった詳し
いことは載ってないわけで、ちょっとその点をお伺いいたします。
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
織田議員の集会所整備事業費補助金に関しての
ご質問にお答えをいたします。
これまで集会所整備事業につきましては、個別補助金制度として実施をしてきました
けれども、平成25年度は元気な集落づくり支援事業費補助金としてと、それから地域
づくり振興事業費補助金、そして集会所整備事業費補助金、また物部支所扱いとしてお
りました集落整備費補助金と集落整備事業原材料助成の2つと、それとですねまた特産
物育成事業費補助金と集落営農パワーアップ事業を統合いたしまして、香美市地域活性
化 総 合 補 助 金 に 改 編 す る こ と と い た し ま し た 。 予 算 的 に は 、 2 款 、 総 務 費 に 1 ,1 0 0
万円と6款の農林水産業費に260万円計上しております。方針といたしましては、枠
を外すことによって補助対象者や補助要件あるいは事業内容を縦割りだけでなくクロス
することも可能とすることにより、可能な限り使い勝手のよいものにしたいとの考えに
よるものです。現在、補助率あるいは補助限度額等も含め詳細な要綱づくりの作業を行
っているところですので、確たる答弁はできませんけれども、実績のないものや非常に
利用度の低かったもの、あるいは他の同類種目と平準化を図るものにつきましては、同
類項であっても事業種目によっては変えていた補助率や補助額を単一化の観点から率や
-74-
限度額は低下するものもあると考えておりますけれども、おおむね向上させることにな
ろうと考えております。なお、お尋ねの集会所整備につきましては、主な事業の事業内
容の中でこれまでの事業予算額を参考に記載したものですが、その説明が欠落をしてお
りますので補足をさせていただきます。
冒頭に申し上げましたように、区分を取り払い地域活性化総合補助金といたしまして、
2 款 で 言 い ま す と 1 ,1 0 0 万 円 を 順 次 補 助 事 業 採 択 し た 順 に 充 当 す る こ と に な り ま す
のでこの点どうかよろしくお願いをいたしたいと思います。これまでは市単事業での集
会所整備事業につきましては2分の1という補助率で来ましたけれども、補助率を4分
の3に全て引き上げるということにしております。なおですね、これまでも県費とのセ
ットの場合は4分の3で扱ってきましたので、ここは変わらないということになります。
ちなみにですね、先ほど古い例規集を使ってという話でございましたが、例えばこれま
で 集 会 所 、 県 費 を 導 入 し て や り ま す と 1 ,8 0 0 万 円 の 補 助 限 度 額 の 事 業 ま で 集 会 所 整
備ができたわけですが、この場合ですと、地元が600万円の負担をすることによって
2 ,4 0 0 万 円 の 建 物 が 建 つ と 、 こ う い う そ の 仕 組 み に な っ て お り ま し た 。 今 回 で す ね
県 の ほ う の 補 助 限 度 額 も 上 が り ま し て 2 ,0 0 0 万 円 と い う こ と に な り ま し た の で 、 う
ま く 組 み 合 わ せ ま す と 最 大 4 ,0 0 0 万 円 の 集 会 所 が 建 つ と い う こ と に な り ま す 。 こ の
場 合 、 県 が 2 分 の 1 の 最 高 の 2 ,0 0 0 万 円 が 出 る わ け で 、 市 と し て は 4 分 の 3 が マ ッ
ク ス で す か ら 地 元 負 担 と 合 わ せ ま し て 2 ,0 0 0 万 円 を つ く る と い う 理 屈 で い く と 市 が
9 0 0 万 円 、 地 元 が 1 ,1 0 0 万 円 の 負 担 を す る と 4 ,0 0 0 万 円 の 建 物 が 建 つ と い う こ
とになります。これはなかなかこんな大きな事業になりますと地元でというのは大変で
しょう。さっき議員がおっしゃってました地元に500万円あるがという話ですと、こ
こでちょっと試算をしておりますのが、地元が600万円出せばっていう前提ですけど
も 、 新 し い 制 度 で い く と 3 ,0 0 0 万 円 の 建 物 ま で オ ー ケ ー に な る と 、 こ う い う 要 綱 で
く く っ て い き た い と い う ふ う に 現 段 階 で は 考 え て お り ま す 。 3 ,0 0 0 万 円 に い た し ま
す と 、 県 が 2 分 の 1 で 1 ,5 0 0 万 円 、 そ れ か ら 地 元 が 6 0 0 万 円 出 す と 市 が マ ッ ク ス
の 9 0 0 万 円 ま で 出 ま す の で 、 合 わ せ て 3 ,0 0 0 万 円 の 事 業 が 可 能 に な る と こ う い う
想定をしておりますので、確定をしたものではございませんけれども参考までにお話を
させていただきます。
以上です。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
はい。ありがとうございます。
これ実際元気集落いうんは、もう4分の3いうことで我々も大変使い勝手のよいいう
んですかね、地域の方からもみんなが本当にこういうすばらしい補助制度があるいうこ
とで、本当に喜びの声はたくさんいただきました。また、その事業を使わせていただい
ていろいろ取り組みもさせていただきました。今回そういう形で県からの支援をいただ
い て 、 今 ま で の 1 ,8 0 0 万 円 が 2 ,0 0 0 万 円 に な る い う こ と で 、 こ れ は ま だ 1 0 0 %
-75-
確定いうそういう段階ではないいうことなんですが、ぜひともそういう流れでですね、
冒頭に申し上げましたように、これはもう地域住民の福祉の向上、またコミュニティー
を図るための自治会などがそうやって一生懸命頑張ると、そういうことに積極的に行政
のそういう応援をいただけたらと思います。
本当に今町内会でもですね、どこでもそうや思いますが、高齢化によってだんだんだ
んだん会員数も減ってきております。当然それはもうそういう中でいろいろ事業を起こ
すとなったときにはかなりのそれぞれ負担、そういったものがかかってくるわけなんで
ありますので、そういったことも含めてですね、また行政のほうからも現場のニーズに
沿ったそういう対応を今後ともお願いをしたい思います。
そしたら、次に移らせていただきます。古いものは余り役に立たんいうことでちょっ
とのけておきます。
2点目ですが、東日本の大震災から11日で満2年となるわけですが、県がまとめた
南海地震対策の検証結果からですね本市にかかわる事案を洗い出し、優先すべきものは
何かを私が取り上げさせていただきました。皆さんもご存じのように、本市はですね国
道195号は市民の生活に欠かせない交通手段であるわけなんですが、急峻な山々が連
なるため土砂崩れによる集落の孤立などに備え、また負傷者搬送と物資輸送のための緊
急用のヘリコプター離着陸場の整備、緊急情報を配信するエリアメールと通信手段の確
保による孤立化防止対策を講ずる必要が最重要ではないかとそのように思っております。
そうしたことからお伺いをしますが、①といたしまして、これは今までにも取り上げ
させていただいたわけなんですが、この推移とかそういったことも含めて今回また取り
上げさせていただきました。ため池の耐震化対策、そしてヘリコプターの離発着場の新
整備計画はどうなっているのか、その点についてお伺いをいたします。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
織田議員のため池の耐震化対策についてお答えい
たします。
まず、ため池につきましては、コンクリート構造物とは異なりまして土の構造物であ
るために、本来耐震化は非常に困難な構造物であります。地震のエネルギーに対しまし
て形状が変化する土堤、いわゆる土の堤は粘着力や摩擦抵抗力で安定している構造物で
あることから、その形状が変化した後滞水が可能か否か、ここが耐震性の判断でござい
ます。香美市で新たに予想されました震度6強から7でため池を安定させるためには、
例えば国土交通省で以前検討をされておりましたスーパー堤防のように堤頂幅が100
メートルを超すような土の構造物にするのか、もしくは岩盤に強固に固着されたコンク
リートダム形式に改修するかというふうな形となり、現実的に全てのため池を改修する
ことは非常に困難であります。
また、ため池の改修に向けてネックとなりますのが受益者負担金でございます。元よ
り農業用施設であるため池はその関係者や個人が所有しております。工事に当たりまし
-76-
ては、当然受益者負担金が必要となりますけれども、現状では高齢化による農業者の減
少やさまざまな耕作放棄等の要因に伴い、ため池本来の目的はどんどんと薄れていって
おります。また、防災の観点から受益者にこの新たな負担を求めるということは極めて
困難な状況となっております。もし、受益者負担の問題を一部クリアできたと考えまし
ても、事業を実施するためには堤体以外のいわゆる取り合わせ部、影響部の用地の確保
や工事用道路の設置等さまざまな課題が新たに存在してくることになります。
これらを踏まえまして、以前にも昨年の織田議員のご質問にお答えしたと同じような
内容になりますけれども、ため池の下流域に存在いたします住家に住まわれる方には地
震時にはまず逃げていただくこと、これをハザードマップ等を配布しましてお願いして
おるところです。そのほかに通常時、これは雨季、乾季を問わずでございますけれども
必要以上の水位とならないように斜樋を調整することによりまして堤体にかかる水圧を
減ずるということによって地震時のエネルギーに対して堤体を安定させるということも
1つの手段でございます。
このような形でため池を管理することを受益者の方々にお願いをしているところでご
ざいますけれども、先ほど申しましたように3連動による地震が想定されまして、ため
池の改修自体一層困難となっておりまして、先ほど申しましたように安全な場所に逃げ
ていただくということがまず第一でございます。なお、今後とも県、国等から発信され
ます情報の収集には当たっていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
織田議員のご質問のヘリポートの整備計画で
ございます。
本市には、現在ヘリコプターの緊急離着陸場としまして、平成22年度に物部村神池
に、平成24年度に物部町五王堂に計2カ所整備しております。手前に「物部村神池」
と言ったようですが、「物部町神池」でございます。2カ所整備をしております。
ヘリコプターの緊急離着陸場につきましては、消防防災ヘリコプターが2機体制とな
り、またドクターヘリコプターも運用しており、災害時のみならず救急患者搬送にも威
力を発揮することから計画的に整備していく必要があります。整備につきましては、県
消防政策課、県消防防災航空隊、市消防本部、地元の4者の協議による合意が必要とな
ります。また、整備につきましては県補助金、みんなで備える防災総合補助金を活用し
ております。これらにより、整備に係る準備期間を必要とするため準備期間を1年とし、
その翌年度に本体工事を実施する計画で進めてまいりました。緊急離着陸場につきまし
ては、物部町で3カ所、香北町で1カ所、土佐山田町で1カ所の計5カ所は最低必要と
考えており、消防本部を初め関係機関との連携を図りながら、今後整備を進めていきた
いというふうに考えております。
以上です。
-77-
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
はい。ありがとうございます。
ちょっと佐々木課長、災害予測のハザードマップを配布しているいうそういう話があ
りました。以前にも取り上げました51のため池のうち17カ所でですね改修の必要が
あり、また9池では住宅に影響があるいうことで、その数が120戸いう形で報道では
載っておりましたが、このハザードマップいうんはどればあのまあいうたら枚数いうん
ですか、そういう配布をしたわけなんですか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。全戸、影響範囲にある全戸に配布をしてお
ります(後日、「全戸回覧の上、ご希望された自治会は並行して全戸配布を行いまし
た」と訂正あり)。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
はい。ありがとうございます。
なかなかため池の耐震についてはですね、大変な受益者負担とか国のそういった補助
金等というてもなかなか進まないようなそういうような思いもあるかもわからんですが、
いざ地震が発生したいう段階では関連の地域住民が素早くやっぱり避難できるいう、そ
ういったことも避難訓練の場にもですねまた取り組んでいただいて、ただ、震災で家屋
の倒壊とかいうとまた若干ニュアンスが変わってくるんじゃないかと思いますが、そう
いった面からもこの地域にはハザードマップとあわせてそういうその指導性いうんです
かね、そういったものもお願いしたい思います。
ヘリコプターのほうはそういうことで、どればあの計画を予定しているかいう、そう
いう次の質問も答えていただきましたので、香美市に6カ所ぐらいの計画いうことをお
聞きしましたので、また着実にそういう計画どおりの進展を早く実現できるようにです
ね、また一生懸命取り組んでいただければとそのように思っておりますのでよろしくお
願いをいたします。
次に移りますが、これは東海、東南海、南海三連動、この地震を想定した場合、本市
は海に面してないいうことで、今いろいろ防災のことで取り上げるんも津波対策がかな
りあるわけなんですが、そういった高台とかそういう堤防の改修とかいうことはないわ
けなんですが、香南市とか南国市、周辺市の救援拠点としてですね、本市はどのように
捉えているのか位置づけをお聞きしたい思います。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。2つ目の質問にお答えいたします。
東海、東南海、南海の三連動地震が発生した場合は、静岡県から宮崎県に至る広い地
域が甚大な被害に見舞われることが予想されるところでございます。内閣府による地震
規 模 マ グ ニ チ ュ ー ド 9 と 想 定 し た 場 合 の 本 県 の 被 害 想 定 は 、 最 大 死 者 4 万 9 ,0 0 0 人 、
負 傷 者 4 万 7 ,0 0 0 人 と 発 表 さ れ た と こ ろ で も ご ざ い ま す 。 高 知 県 で は 想 定 見 直 し 後
-78-
の各市町村の被害想定を3月末には発表する予定で作業が進められております。本市に
おきましては、津波被害は想定されていないものの、人的被害や家屋被害などの数値は
前回の想定を大きく上回るのではないかと心配しておるところでございます。
地震による大規模災害が発生した場合、災害対策本部は市内の被害状況把握等迅速な
応急対策に努めなければなりませんが、周辺自治体から逃れてくる避難者対策も実施し
なければならないと考えております。まだ具体的な検討は始まっておりませんが、高知
中央広域定住自立圏の中でも南海地震対策連絡協議会が昨年設置され、構成市でありま
す4市が南海地震の対策の連携につきまして、高知市を事務局とし今後協議及び検討を
行う計画となっております。
また、高知県におきましても災害時の防災拠点を平成25年度から平成27年度にか
け整備する計画であり、近隣では香南市の県立青少年センターが総合防災拠点に、また、
南国市の高知大学医学部が地域拠点に選定されておると聞いております。今後整備が行
われますそれぞれの防災拠点の役割、規模などを踏まえ、本市がどのような対策を講じ
ていかなければいけないのか検討していかなければならないというふうに考えておりま
す。
以上です。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
はい。ありがとうございます。3番に移らせていただきます。
南海トラフ、香美市もですね震度7といったような数値が出ておりますが、これは阪
神淡路大震災、18年前の、それと同規模の震災でございます。そうした東日本という
より阪神淡路の震災をやはり教訓としてですね、香美市の場合は地震発生後学校など公
共の施設が避難場所となるが、避難所での女性や子育て世代への配慮、そういったもの
は検討されているのかいうことで、これは東日本でいろいろたくさんの方の避難所等で
検証結果の結果ですね、かなりの問題点が上がったということから質問をさせていただ
きました。よろしくお願いをいたします。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
3点目の質問を答弁させていただきます。
災害時の避難所の生活につきましては、東日本大震災の発生から間もなく2年を迎え、
避難所での過酷な生活実態が各種講演、報告書などにより明らかとなってきております。
その中で女性や子育て世代はもとより障害者、高齢者、持病を抱える方など避難所生活
における男女間の問題、災害弱者の方々の問題、課題がいろいろと明らかになってきて
おります。現状では避難所での避難生活に係る対策は大変おくれているのが実情で、避
難所生活に必要な間仕切りなどの備品につきましても未整備であるのが現状でございま
す。本市では、昨年度防災備蓄倉庫を建設しましたが、現在保有する物品でも既に7割
程度のスペースを活用しておりまして、より大きなスペースを必要とする避難所用物品
を保管するためには新たな倉庫の建設も検討をしていく必要があると考えております。
-79-
市職員の研修につきましては、香美市、南国市社会福祉協議会主催による災害ボラン
ティアセンター研修会に平成21年度から防災担当職員が参加していましたが、今年度
からは福祉事務所が窓口となっていただきまして職員5名が参加をいたしました。来年
度以降は各課職員にも参加を呼びかけまして、避難者の支援について研修を行っていく
こととしております。
また、県下に先駆け本年度より実施しております防災士資格取得補助金により、昨年
6名の皆様が防災士の資格を取得されました。今後もこの補助金を継続し、有資格者の
育成を図り、防災士の教育力を得ながら市民の知識の向上と地域防災力の向上を図り、
南海地震の発生に備えていきたいというふうに思っております。
また、東日本大震災でのさまざまな課題をもとに県が避難所の開設、運営管理マニュ
アルの作成に現在取り組んでおるというふうに聞いております。完成後はこのマニュア
ルを参考に各課と連携し、関係機関の協力も得ながら本市のマニュアル作成、そして備
品の整備を検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
大変詳しく説明答弁いただきましたんで、もう質問はありま
せん。
こういった形で対策についてはですね、もうさまざまな対策そういったものがありま
すが、今後の検討課題の中にこの私の質問をですねまた加えていただけたら、そういう
意味で一石を投じておきますので、その点よろしくお願いをいたします。
それでは、最後の質問に移ります。
昨年12月、なかなか教育長、答弁のあれがなかったわけなんですが、心なしか何か
こう教育長の顔に張りが見えんかったわけなんで今回また質問させていただきますが。
今年度におけるですね生徒及び父兄からの体罰に関する問い合わせの有無と、この対応
についてお伺いをいたします。
○議長(西村成君)
○教育長(時久惠子君)
教育長、時久惠子君。
織田議員の体罰についてのご質問にお答えをいたします。
体罰について訴えがあり、対応した数は2件ございます。2件は報告をもとに聞き取
りをし、体罰と判断をいたしました。子ども、保護者、学校との話し合いを持ち、謝罪
も行い、二度と同様のことが起こらないように教育委員会から該当の教員、学校につい
て指導をしたり、それから厳重注意ということを行いました。
以上です。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
はい。これは今年度に2件いうことでございますかね。
学校教育法によるこの体罰の禁止ということでこの第11条ですかね、校長及び教員
は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生
-80-
徒及び学生に懲戒を加えることができますと。しかし、体罰を加えることはできません
いうことで体罰の禁止いうことをこの文科省が出されとるわけなんです。そしたら体罰
とはどういうもんか。これは肉体的苦痛を与えるような懲戒でありますよと。そしたら
この学校教育法のこの体罰禁止の中に、懲戒を加えることは構いませんよと。懲戒とは
どういうことか。特別の監督関係ないし身分関係にある者に対し、一定の義務違反を理
由として課する制裁である。つまり、体罰とは親、教師、そして監督などが悪いことを
した子をたたいたり長時間立たせるなどとして懲らしめる、そういう形での指導が体罰
に当たると。これなかなか懲戒は構いません、しかし体罰はいけませんよという。なか
なか懲戒と体罰のことがですね微妙にこう難しい、線引きが難しいんじゃないかと思い
ます。
そして、私はこれ正当な理由がある場合はですね、体罰はこれは私の私見なんですが、
体罰は私は構わん思います。親が愛のむち言うて我々世代はよく親からもまた学校の先
生からもたたかれました。後になって振り返ったときにですね、なぜたたかれたか、悪
いことをしたからたたかれたわけだと。そして、今少子化で各家庭でも子どもは少ない
です実際、1人、2人、多い言うても3人。そういった家庭が多いわけなんですが、こ
れが7人も8人もおる家庭はですね、よくテレビなんかで取り上げられておりますが、
なかなか子ども同士がけんかしたり親が子どもをたたいたり、そういった場面が今よく
あるわけなんです。学校では集団生活を営んでおります、集団生活を。なかなか口で言
うてもですねわからん子どもがおったりします。そして、先生は予定のカリキュラムそ
ういったものはどんどん消化もしていかないかんわけなんです。1人の言うことを聞か
ない生徒がおるためにですね、20人、30人の生徒みんながそういった面で勉強、授
業の進展にやはりストップがかかったんじゃいけない。まあそういった状況を踏まえな
がら、その体罰は場面場面によってはですね必要ではないかと私はそのように思ってお
ります。
担任の教諭、先生はですね、家庭訪問もし家庭の状況等も逐一わかっております。ま
た、子どもの成長過程で一番子どものことを知っとんは担任の教師であるとそのように
思っております。その先生が尻をたたいた、これは体罰やと。親に言う、親から学校へ
言うてくる、また教育委員会に言ってくるとそういうような報道等もたくさんあるわけ
なんですが、私は教育委員会は学校のそういった先生方のサポート、そういったものを
しっかりしていていただきたい思います。父兄が言うてきた、それをダイレクトに受け
てですね、教員に対していろいろした場合に、やはりもう先生方も教育現場で大変な中
で子どもに対する指導過程において腰が引けたんでは私はあかんのやないかと思います。
そういったことからですね、私は現状そういった正当な理由があれば体罰も容認いうこ
とで私は思っておりますが、その点教育長はどんなに思われますか。
○議長(西村成君)
暫時時間の延長をいたします。
教育長、時久惠子君。
-81-
○教育長(時久惠子君)
はい。お答えをいたします。
私は体罰は絶対にあってはならないと思っています。学校の教職員は体罰によらない
指導ができるはずです。温かい、互いが本当ににこやかに尊重し合える学級だったり、
それから子ども同士がとてもいい関係で互いに前向きに切磋琢磨しながら頑張る部活動
であったり、そういうところでは体罰は起こりません。体罰が起こるときにはそこに学
級の状態が非常によくなかったり、それから先生が必要以上のストレスをためて、例え
ば勝敗に非常にこだわらなくてはならなくなっていたり、なんか自分の中に非常に時間
的にしんどいことが起こっていたり、何か先生がゆっくりかかわることができない、心
が少し狭くなっているときに体罰が起こる可能性があります。ですから、本人だけの努
力でできない場合もありますので、学校全体が組織的に教員それぞれが支え合い、仲間
としてのそういう温かい職員室の空間も必要ですし、教師同士が悩みを言い合えるよう
な人間関係も必要だと思います。そういう教師同士の関係と、それから子どもに対する
本当に温かい、しっかり見ていく、日ごろの見方とかかわりとそういうものを結集すれ
ば、体罰によらない指導は可能です。ですから、体罰は子どもの心の中にしっかりと残
って、これ本当にいつまでも消えない傷になって残りますので、体罰は絶対にあっては
ならないと思っています。
以上です。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
もう理想的な教育長の答弁でございます。
教室の中で1人の子どもがですね幾ら先生が注意してもそれをやめない。そして先ほ
どこの学校教育法、外へ出ときなさい、ずっと立っときなさい、そして正座しときなさ
い、それは体罰になるいうて書いとうわけなんです、これは。1人の生徒のためにです
ね、学校、教室の20名、30名、40名、そういった者がなかなか授業が前向いて進
まない、そういった現場はままあるわけなんですわ、それ。そういうことでですね、私
も冒頭に申し上げました。我々もたたかれてきて確かに時代錯誤も甚だしいわ、おまん
何を言いよらあとそんなに思とる方もおる思うんですが、実際後から振り返ってみたら、
あのときの先生の叱咤激励で横道にそれずにですね何とかいうような、そういうような
私自身の体験からそんなにも思います。時と状況、場合によってはですね、そういった
ことも必要ではないかと私はそのように思います。これ以上言うても教育長の答弁はも
う変わらんと思いますので、ありがとうございます。そしたら次に移ります。
2番目ですが、学校の窓ガラス等飛散防止対策の進捗状況、これについて教えていた
だきます。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
お答えいたします。
まず、当市におきましては、耐震改修工事とあわせて窓ガラスの強化ガラスというこ
とで順次入れかえております。本年度までに全校の窓ガラスの全部または大半を強化ガ
-82-
ラスに入れかえていくということになっております。詳細につきましては、平成16年
におきまして耐震改修工事を行った大栃小、平成21年度に同じく山田小、香北中につ
きましては外部の窓ガラスを強化ガラスにしております。それから、平成22年度にお
きましては鏡野中、繁藤小中におきましては外部、内部の窓ガラスを強化ガラスまたは
飛散防止フィルム張りを行っております。平成23年度におきましては舟入小学校、片
地小学校を外部内部の窓ガラスを強化ガラスに入れかえております。それから今年度平
成24年度には香長小学校、佐岡小学校、香北中学校の寄宿舎でございますが、これは
外部内部の窓ガラスを強化ガラスに入れかえております。また同じく今年度におきまし
ては、過去の耐震補強工事におきまして強化ガラスに入れかえていなかった部分がある
山田小、楠目小学校、大栃小、香北中、大栃中学校におきまして、非構造部材の工事に
あわせまして全部強化ガラスに入れかえました。
以上でございます。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
窓ガラスについてはですねほぼいうんか、おおむねもうでき
上がったというそういう認識をしております。それで、ただ1点、やはりまだ書棚とか
ですね、そういったことがまだできてないいうそういった声もありますので、また次長、
そういう面もまた取り組みをですね、ちょっと現場状況を聞いていただいて、また対応
のほうもまたお願いしたい思います。もう要りません。次、3番へ行きます。
図書支援員の採用で児童生徒の読書への意欲の高まりなど改善がすごく図られている
わけですが、支援員の勤務形態また見直しについてですねちょっとお伺いをいたします。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
はい。お答えいたします。
図書支援員におきましては、平成24年度につきましては常勤の支援員が1名、非常
勤の支援員を2名を配置しました。せんだってお配りしました平成25年度当初予算に
も載せておりますが、平成25年度から常勤の支援員を4名体制で行う予定でございま
す。勤務時間も6時間勤務を8時間という7時間45分、フルタイムでございますが、
それに切りかえていきたいと。これの財源の内訳といたしまして、平成25年の財源に
つきましては県の補助事業で2名、緊急雇用で2名というようになっています。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
はい。1例を挙げたらですね、楠目と片地小学校、支援員さ
ん、若い方やったですが、週に2日片地、週に2日楠目、それで水曜日がいうたらあい
とるわけなんですわ。水曜日は休みでどっこも行ってなかった思います。妙なまあいう
たら雇用形態やいうことで、ちょっとこう私も疑問に思っとった。若い方がですね、2
日間は片地へ行き、2日間は楠目へ行き、そして香長と舟入がそういうような形でもう
1人の支援員さんが。今回またいろいろ緊急雇用のそういった補助金もいただきながら
8時間体制で、まあいうたら週5日制ということでよろしいですかね、そういう勤務形
-83-
態になるいうことで。支援員さんの勤務形態が8時間で週5日、そういう形態になる、
そういうことですね。確認ですが、それは。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
はい。平成25年度におきましては、今
までの勤務時間6時間をフルタイム通常で7時間45分になります。ただしですね、支
援員は今までのとおり1人で2校を持つという形態には変わりません。ほんで7時間4
5分が5日間で、1人が2校をかけ持つというふうな形態でございます。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
要は1週間の延べいうたら従事する時間いうんは。そしたら、
交代いうことは各それぞれの学校にですね支援員さんは常時ウイークデーには図書室に
おるいう、そういうことですか。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
それぞれの学校に常時ではなくってです
ね、例えば今でしたら楠目小学校と片地が1人で受け持っております。その形態は変わ
りません。ただその方がですね、今まで4日であったのが5日、それで勤務時間が6時
間から7時間45分になったという。ただ、学校のそれぞれの校長会、それと学校現場
におきましては、1校に1名の図書支援員を配置してほしいという要望は常にあります
ので、その形態に向けてですね、今後市単独でもどういう形でもいいですが配置してい
くという計画は持っております。
以上です。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
フルタイムで交代体制があっても、図書館には常時支援員さ
んがおいでになるいうそういう捉え方ですね。はい。
それでは、最後の質問に移ります。
この質問等で教育次長もしょうもない質問をしなやとそんなに思うかもわからんわけ
なんですが、学校としてはですね、精いっぱい何らのいい案を、また改善をという形で
努力をされとるいうその思いからこの質問をさせていただくわけなんですが。
学校教育活動の一環で、当然地域の協力いうんは必要不可欠であるわけですが、教職
員は父兄や地域住民に行事計画等の取り組みを学校だよりやインターネット配信で実施
をしているわけですが、パソコンの環境が古いので、ホームページの作成が思いどおり
になかなかできないいうそういった声もあるわけなんですが、これに対する対応をお聞
きします。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
はい。お答えします。
まず、前段におきまして、学校のパソコンにつきましては、平成22年度までにおき
ましては各学校でそれぞれで購入しておりました。と申しますのは、それぞれ各学校に
-84-
予算配分されたもので購入しておったと。ですから、市教委の中でどこに何台配置され
ていることが把握できていないと。ですから、その平成23年度におきまして各学校の
状況把握を行いまして、平成24年度から、導入から5年以上経過しておりますパソコ
ンの大部分を平成27年度までに入れかえていくという計画に基づいて今進んでおりま
す。
平成24年度の新規パソコンの入れかえ実績でございますが、6校へ31台、これ舟
入小、片地小、大宮小、大栃小、香北中、大栃中というふうに導入をしております。そ
れでそのうちの5校、大宮小を除く5校におきましては最新のホームページ作成ソフト
を入れておるという状況でございます。楠目小学校におきましては、平成19年度に導
入したものをホームページに使っております。その次の分につきましては平成25年度
に28台新規パソコンの導入、それから休校になります佐岡小、繁藤小中の分を運用す
るとか、そういった部分で何とか調整が可能ではないかというふうに考えております。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
何言うんですかねOS、ホームページ環境、そういったもの
が古うて、いろいろ学校によっては工科大生なんかの応援をいただいてですねホームペ
ージ立ち上げ、また作成に協力をしていただいとる、なかなか我々も知っとったらお手
伝いに行きたいところなんですが、なかなかそういう手腕もありませんので。そういっ
た中でやはりこの古い形、それはまた平成25年度には香美市の学校全域がそういう新
しいOSに変わるいうんですか、そういう認識でよろしいでしょうか。それでいいんで
あれば私は終わりますが。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
今申し上げました平成27年度までに全
教職員そういった部分は入れかえていきますので、その途中過程でございますので、全
てがそれになるということではございません。ただ、ある部分は調整がつくところでは
早急にしていきたいということでございます。
○議長(西村成君)
9番、織田秀幸君。
○9番(織田秀幸君)
はい。ありがとうございました。以上で質問を終わらせてい
ただきます。時間が遅うなりまして申しわけありません。ありがとうございました。
○議長(西村成君)
織田秀幸君の質問が終わりました。
次に、16番、島岡信彦君。
○16番(島岡信彦君)
16番、自由クラブ、島岡信彦。通告に従いまして一般質
問を行います。
健康づくりについての質問でございますが、総括にて行います。
できるだけ長く健康で自立した生活を送ることは多くの市民の願いでもあり、健康寿
命の延伸が市と市民に共通の課題となっていると考えられます。最近ではメタボリック
シンドローム、心の健康問題、子どもの発達障害、多くのアレルギー、感染症の問題と
-85-
健康をめぐるさまざまな課題や不安も増加している現状であると考えられます。高齢者
の健康長寿が健康づくりにおいてはクローズアップされる傾向がありますが、あらゆる
年齢層において健康づくりを推進していくこと、健康なうちから取り組んでいくことが
大切であり、また住民がみずから主体性を持つ機会を支援していくことがより重要だと
考えられます。
私ども教育厚生常任委員会としまして1月に四万十市に視察へ行き、保健、医療、福
祉連携事業の取り組みを聞かせていただき、それぞれの地域での介護予防、高齢者、障
害者の生きがい事業、地域ぐるみでの健診受診促進、健康相談事業を市民と市が協働で
行い、その連携事業を通して地域づくりを推進しており、保健、医療、福祉事業が縦割
りでなく横断的に体制づくりを行っていくことでの健康づくりの推進、地域のつながり
もでてきていくような工夫がなされておりました。
そういったことから当市において健康づくりを推進していく上での住民、地域との協
働といった視点からの支援のあり方についてお聞きします。1回目の質問を終わります。
○議長(西村成君)
健康介護支援課長、凢内一秀君。
○健康介護支援課長(凢内一秀君)
島岡議員の健康づくり、住民、地域との協働の
視点ということで答弁を申し上げます。
これまで健康介護支援課におきましては、市民の健康づくり推進のために、まず介護
予防の観点から社会福祉協議会などで協働で取り組んできたものとしまして、介護予防
の集いがあります。これはみずから地域におきまして、健康のために体操をしたい、ま
た閉じこもりにならないようにしていきたいという住民グループに対しまして、その組
織づくりとその後の自分たちで運営できるようにサポートを行ってきています。この箇
所数もだんだんとふえまして、現在56カ所の地域で住民主導で活動されており、その
活動が継続できますように様子を見に行ったり、またその集まりの場で健康についての
ミニ講座を行ったり、あと広報におきまして現在行ってます集いのほうを他地域への啓
発を兼ねまして広報での紹介も行っております。
また、協働していく組織としましては、健康づくり組織として食生活改善推進協議会、
また健康づくり婦人会、そして健康づくり推進員協議会がありますが、こちらのほうで
は研修会で健康に関します情報などを提供、そしてその内容を地域に伝達をしてもらう
ようチラシや回覧で資料などを活用してもらっております。その中では、健康づくり推
進委員が中心となりましてその地域で学習会を計画している地域もありまして、自分た
ちの健康は自分たちで守るというためのきっかけづくり、また健康づくりきっかけづく
りの部分をその組織に担ってもらっています。協働という点ではこの健康づくり団体、
3つの団体との連携が大切ですので、またこの3団体が健康づくりについて目指すもの
は一緒でございますので、これまで余り開かれていなかったですがこの3つの合同の会
を開いて交流の場をつくって、つながりを強化していくように取り組みを始めています。
そんな中で、介護予防また生活習慣病予防、受診勧奨などへの取り組みを地域の実情
-86-
に合わせて進めていただくように支援していきたいというふうに思っています。
以上です。
○議長(西村成君)
16番、島岡信彦君。
○16番(島岡信彦君)
2回目の質問を行います。
課長のほうから詳しい答弁で56カ所というご答弁でありました。これは土佐山田、
香北、物部、それぞれの地域だと思いますが、その数については自治会の数は土佐山田
で123、香北で40、物部で27といった中では、それぞれまだできてない地域もあ
るのではと考えます。そういったときに土佐山田、香北、物部とそれぞれの担当の保健
師さんがおられると思いますが、そういった事業を行ってない地域への取り組みについ
てはどのようなお考えを持っておられるのかということと、その地域での健康に関する
リーダーの育成とかいうことについてはどのように考えておられるかをお聞きしたいと
思います。
○議長(西村成君)
健康介護支援課長、凢内一秀君。
○健康介護支援課長(凢内一秀君)
はい。おっしゃいますとおり56カ所というこ
とで香美市内の自治会から言いますと少ない数とはなっておりますが、やはりここので
きていない地域への取り組みというものがまだ十分ではないかとは思っております。こ
のできてない地域にもやはりこの健康づくりの団体の中で中心となっていただける方に
要請をしていって、地域への働きかけ等をしていくような形がとれればいいかなという
ふうに思っております。
以上です。
○議長(西村成君)
16番、島岡信彦君。
○16番(島岡信彦君)
○議長(西村成君)
質問を終わります。
島岡信彦君の質問が終わりました。
お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ延会にしたいと思います。これにご異
議ありませんか。
「異議なし」という声あり
○議長(西村成君)
異議なしと認めます。よって、本日の会議は延会することに
決定いたしました。
本日の会議はこれで延会します。
(午後
4時20分
延会)
-87-
地方自治法第123条第2項の規定による署名者
議
長
署名議員
署名議員
-88-
平成25年第1回
香美市議会定例会会議録(第3号)
平成25年3月6日
水曜日
平成25年第1回香美市議会定例会会議録(第3号)
招集年月日
平成25年2月27日(水曜日)
招集の場所
香美市議会議場
会議の日時
3月6日水曜日(会期第8日)
午前
9時00分宣告
出席の議員
1番
有
元
和
哉
12番
山
﨑
龍太郎
2番
矢
野
公
昭
13番
大
岸
眞
弓
3番
山
﨑
眞
幹
14番
片
岡
守
春
4番
利
根
健
二
15番
竹
平
豊
久
5番
濱
田
百合子
16番
島
岡
信
彦
6番
山
崎
晃
子
17番
石
川
彰
宏
7番
爲
近
初
男
18番
竹
内
俊
夫
8番
千
頭
洋
一
19番
前
田
泰
祐
9番
織
田
秀
幸
20番
山
本
芳
男
10番
小
松
紀
夫
21番
比与森
光
俊
11番
依
光
美代子
22番
西

成
村
欠席の議員
な
し
説明のため会議に出席した者の職氏名
【市長部局】
市
長
門

夫
福祉事務所長
岡
本
明
弘
長
明
石
猛
産業振興課長
佐々木
寿
幸
長
山
﨑
綾
子
林業事務所長
久
保
和
昭
政策企画財政課長
濵
田
賢
二
建
長
宮
地
和
彦
会計管理者兼会計課長
野
島
惠
一
上下水道課長
岡
本
博
章
管財課管財班長
西
本
恭
久
まちづくり推進課長
今
田
博
明
支
長
二
宮
明
男
市民保険課長
山
﨑
泰
広
地域振興課長
舟
谷
益
夫
健康介護支援課長
凢
内
一
秀
税
務
課
長
阿
部
政
敏
支
長
小
松
清
貴
収
納
課
長
前
田
哲
雄
地域振興課長
和
田
ふれあい交流センター所長
髙
橋
千
恵
長
時
久
惠
子
生涯学習振興課長
田
島
教育次長兼教育振興課長
後
藤
博
明
学校給食センター所長
竹
内
副
総
市
務
課
槇
設
課
《香北支所》
所
《物部支所》
所
隆
【教育委員会部局】
教
育
【消防部局】
-1-
基
宏
敬
消
防
長
寺
田
横
谷
潔
【その他の部局】
監査委員事務局長
勝
正
農業委員会事務局長
西
村
博
之
議会事務局書記
山
本
絵
里
職務のため会議に出席した者の職氏名
議会事務局長
小
松
美
公
議会事務局書記
野
口
恵
子
市長提出議案の題目
な
し
議員提出議案の題目
な
し
議事日程
平成25年第1回香美市議会定例会議事日程
(会期第8日目
平成25年3月6日(水)
日程第1
日程第3号)
午前9時開会
一般質問
①
5番
濱
田
百合子
②
12番
山
﨑
龍太郎
③
13番
大
岸
眞
弓
④
3番
山
﨑
眞
幹
⑤
18番
竹
内
俊
夫
⑥
20番
山
本
芳
男
⑦
8番
千
頭
洋
一
会議録署名議員
10番、小松紀夫君、11番、依光美代子君(会期第1日目に会期を通じ指名)
-2-
議事の経過
(午前
9時00分
開会)
○副議長(比与森光俊君)
ただいまの出席議員は21人です。定足数に達していま
すので、これから本日の会議を開きます。
議事日程に入る前に報告します。22番、西村成君は、通院のため午前中欠席とい
う連絡がありました。
執行部から発言の申し出があっておりますのでこれを許します。産業振興課長、佐々
木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
おはようございます。昨日の織田議員の一般質問
の答弁の中で、ため池のハザードマップの配布につきまして「全戸配布」という形で答
弁をさせていただきましたが、「全戸回覧の上、ご希望された自治会は並行して全戸配
布を行いました」という形に訂正をお願いいたします。
○副議長(比与森光俊君)
産業振興課長から答弁の訂正がありました。
お諮りします。先ほどの産業振興課長からの答弁訂正の申し出を許可することにご異
議はございませんでしょうか。
「異議なし」という声あり
○副議長(比与森光俊君)
異議なしと認めます。したがって、佐々木寿幸君からの
答弁訂正の申し出を許可することに決定しました。
議事日程は、手元にお配りしたとおりでございます。
日程第1、一般質問を行います。通告順に従いまして順次質問を許します。
5番、濱田百合子君。
○5番(濱田百合子君)
おはようございます。5番、濱田百合子です。通告に従っ
て一問一答で質問をさせていただきます。
まず、最初に移住促進のために住宅対策をについてお尋ねいたします。
県は、昨年移住促進による経済活性化を産業振興計画のテーマに加える方針を掲示し、
県庁内に検討プロジェクトチームを組織し、本県の強みや課題を協議してきています。
また、2013年度から移住促進策を産業振興計画の柱に据えて抜本強化を図る計画が
示されています。
東京都にあるふるさと回帰支援センターによりますと、帰宅困難者があふれた震災以
降、都会での生活に疑問を持ったり福島第一原発の影響を考えてか、中四国への移住相
談がふえているということです。同センターは毎年来訪者へのアンケートを実施してお
り、移住先の希望地ランキングを作成しています。これによると、2012年の調査で
は中四国を含む7県が上位10県に入り、本県も12位で20位圏外だった一昨年より
大きく躍進しています。
また、2002年センター発足当時のターゲットは団塊世代だったのが、近年は子育
て世代を含む若年層の相談もふえているということです。20代から40代の相談者は
-3-
2011年、2012年はいずれも50%を超えているということであります。同セン
ター代表理事の話では、リーマン・ショックと東日本大震災、移住をめぐる動向は、こ
の2つの山を境に大きく変化をし、特に震災後は安心、安全が大きなテーマになってい
ると述べています。このように移住希望者の目が西日本に向く今、津波被害の少ないと
思われる本市からの情報発信や受け入れ態勢の充実が必要ではないかと考えます。この
ことに関して質問をさせてもらいます。
まず、2011年の3月の東日本大震災、福島第一原発事故後、本県への移住者数と
本市への移住者数をお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
濱田議員のご質問にお答えいたします。
東日本大震災後ということでございますので移住者の位置づけは非常に難しいわけで
すけれども、震災という言葉が出てきておりますので、震災の影響で移住された方と捉
えて数字をご報告させていただきます。
まず、高知県の移住につきましては、高知県東日本大震災支援対策本部の情報で2月
26日現在、58世帯140人の被災者等の方を受け入れておるとのことでございます。
また、本市への移住につきましては、把握している範囲となりますが震災地からもしく
は影響を考えて移住された方は5世帯13人と把握しております。なお、本市への移住
者のうち2世帯3人は既に他県へ転出しております。なお、震災後の平成23年4月か
ら 本 年 2 月 ま で の 本 市 へ の 転 入 者 数 は 1 ,3 7 0 人 で 、 転 出 者 は 1 ,3 6 3 人 で ご ざ い ま
す。
以上です。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
はい。課長のお答えでは、震災後に5世帯13人がこちら
に入って、既に2世帯はもう他市へという答弁でございましたけれども、それについて
県下では58世帯140人、本市には5世帯13人ということのその数字的なことです
けども、それを見てどのような見解をお持ちでしょうかお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
多いか少ないかと言われればですね、高知県
の人口比の割合から見たら少し多いかなというふうには思いますが、なかなかこの数字
で比較することは難しいんではないかというふうに思います。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
今2世帯が他市へということで、今3世帯いらっしゃると
いうことだと思いますけれども、この方たちは今現状ですけれどもわかっている範囲で
現状が報告できることがあればお願いします。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
現状はちょっと把握はいたしておりません。
-4-
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
はい。県のほうがですね今年のこの3月の県議会の初日に、
県知事のほうが移住促進策について昨年度から推進するということで、今年はなおそれ
に力を入れて移住・交流コンシェルジュを2人ふやして6人体制にすると、そして庁舎
内に移住促進室を設置して推進体制を強化をする、年間の移住者を2015年度末には
500組以上にするという新たな目標を掲げています。震災後5世帯、何らかの理由が
あり2世帯は他市へということでございますけれども、課長もおっしゃってましたよう
に人口比からすると多いかなということをお聞きしました。本市においても移住者をふ
やすために具体的な数値なども挙げて、今後推進していく方向がいい形ではないかと思
いますけれども、具体的な数値なんかはお考えでしょうか。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。本市にとりましてもできるだけ多くの
移住者が香美市に移住してくれることは好ましいことだとは思っておりますが、現時点
では数字等のものはですね示してはおりません。できるだけ多くの方に移住してもらえ
るような環境を今後つくっていきたいというふうに考えております。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
次の質問に移ります。
香北町吉野にありますお試し移住体験住宅の利用状況についてお尋ねいたします。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。平成21年度からの利用状況でござい
ますが、延べ10組15人の方が利用されております。本年度備品整備を行った結果、
昨年度まで1室のみの提供であったものが3室の提供となっております。現在は3室全
てに入居されております。なお、昨年度入居されていた方1名が物部町内で定住されて
おりまして、本年度も1世帯2名の方が本市の土佐山田のほうで定住することとなりま
した。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
はい。お試し移住体験住宅は1室が3室になり、そして利
用もされているということで、そこからまた定住のほうに、物部のほうにもということ
でお伺いいたしました。非常に利用されているということで、その反対にですねこのお
試し住宅は1カ月ごとの単位でということだと思うんですけれども、最長1年間で途中
でですね、何らかの理由はあると思いますけれども移住をして、それでここに定住をし
たというケースと、それと定住はしなかった、いたけれども何らかの理由で市外にもま
た出られたというようなケースはございますか。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
先ほど定住につながった方をご紹介しました
けれども、それ以外の方は何らかの理由により定住されなかった方々です。やはりその
-5-
仕事の問題とか環境の問題とか、あくまでお試し住宅ですので香美市に住んでいただい
て香美市を気に入っていただける、それを試していただくのがお試し住宅でございます
んで、全ての方が定住につながればえいのですけれども、なかなかそのようにいかない
のが現状でございます。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
今年度はですね、その予算的なことですけれども、県から
移住促進事業費補助金いうのが来ていると思うんですが、それでお試し移住体験住宅と
して3室整備をされたと思いますけれども、来年度も同じ補助金が県から、県の補助金
も活用しながら継続をされるということでしょうか。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。来年度につきましては備品の整備は予
定しておりませんけれども、定住にかかわります臨時職員の雇用をこの補助金を活用し
たいというふうに思っております。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
今お試し住宅は3戸だと思いますけれども、これをふやす
というような計画は当面はないということで、移住促進事業費の補助金は賃金に使うと
いうことです、ちょっと確認ですけどお願いします。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。今現在活用しております香北町吉野に
あります企業局の宿舎でございますが、2階はですね5室あります。そのうち3室を活
用しておりまして、まだ2室ありますんで利用者が多いようであればですね、その2室
につきましても備品整備等をですね今後行っていくことは考えていきたいというふうに
思っております。
なお、来年度の補助金につきましては、現在その空き家調査を行っておりますけれど
も、そういった業務に携わる職員の賃金に活用する予定でございます。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
そしたら、次の質問に移ります。
次に、今年度空き家調査を行っていますが、現在までの進捗状況と見えてきた課題や
情報発信をしていることなどをお尋ねいたします。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。空き家調査につきましては本年度調査
員1名を配置しまして物部町から1次調査を始め、現在は香北町の調査を行っておりま
す。進捗状況は物部地域は全域の1次調査は終わり、324軒の空き家を把握すること
ができました。また、香北町におきましては40自治会のうちの37の自治会で調査が
終わっておりまして、現在のところ245軒の空き家を把握しております。調査した空
き家はすぐに住める状態のAランクから廃屋のDランクまでに分類しておりますが、少
-6-
し手を加えれば住める状態のBランクを加えた数値は物部町で75軒、香北町で70軒
となっております。
なお、先ほど1次調査と申しましたが、1次調査は空き家の把握調査でございます。
2次調査は1次調査で住居可能と判断した家屋の中で所有者特定できたものにつきまし
て賃貸等の意向を問う調査でございまして、これは来年度から行いたいというふうに思
っております。
そして、課題につきましては大きく分けて3つあります。
まず、1点目は、家屋の所有者が貸したり売ったりすることを不安に思いちゅうちょ
をすることでございます。これにつきましては、契約の際は不動産会社が仲介すること
を説明し、安心して契約できる旨を説明をしております。
2点目は、家屋に残された荷物でございます。この件につきましては、高温多湿の高
知県でそのまま住宅を放置すると短い期間で大幅な改修が必要となることや、荷物もい
ずれは整理が必要となること。また、発想を変え、それならばお金を払って管理しても
らうんではなく家賃をいただきながら管理してもらうというような考えに、そういった
発想の転換でですねご理解をお願いするような状況でございます。
3点目は、地域の受け入れ態勢でございます。移住希望者が早く地域に溶け込むこと
が移住期間を長くするのではないかと考えます。そして、この地で一生暮らしたいと思
う気持ちが強くなれば、みずからの住宅の建築にもつながるのかもしれません。そのた
めには移住者に対する地域の皆様のご理解とご協力が必要だと思っております。
情報発信につきましては、高知県の移住対策のホームページより本市のホームページ
にリンクを張っております。本市のホームページでは現在4件の物件を紹介しておりま
す。どうかよろしくお願い申し上げます。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
はい。私も昨日夜ですね、この県のホームページの移住対
策を開かせてもらいまして、そして香美市のほうにリンクされているということで見て
みました。3月5日、きのう付でですね、香美市空き家情報登録制度、空き家バンクが
アップされていまして、実際岩改とか日ノ御子とかの空き家の状況とかがアップされて
いまして、大変空き家バンクのこの登録制度、いい制度だなと思っております。やはり
その家を空き家のままで置いておくというよりも、やはり有効に使っていただける方に
改修をしてでも使っていただきたいと思ってる方もいらっしゃいますので、やっぱりこ
ういうような制度で広く移住促進という形でご案内できたら非常に喜ばしいことだなと
思っております。
この空き家調査でございますけれども、先ほど県の移住促進事業費補助金を使って空
き家調査の1人分の人件費にということをお伺いしましたけれども、今年の予算書を見
ますと県の移住促進補助金が150万円になっていたと思うんですけれども、人件費が
そのうちの100万円が人件費のほうに、どのような形でこの150万円が移住促進に
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実際使われるようになるのかお伺いいたします。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。ちょっと済みません。予算の関係の資
料が手元にないもんで申しわけありませんが、移住促進の補助金という形で現在緊急雇
用で雇用しております調査員、来年度はですねその補助金を活用したいというふうに思
っておるところでございます(後に「100万円を家屋調査費に充当する予定」と説明
あり)。
なお、またそれとは別にですね、空き家の改修に対する補助金もですね、別に予定は
しております(後に「50万円を住宅改修の補助に充当する予定」と説明あり)。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
そしたら、その空き家改修というのは、またその移住促進
事業費補助金とはまた別建てということでございますか。ちょっとごめんなさい。確認
します。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
メニューが幾つかありますのでその中の1つ
ということで、確かその補助金を活用しての事業やというふうに記憶しております。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
その空き家改修への補助金が来年度ですけれど予算化され
ているように思っています。その額は100万円出てますけれども、これ需要があれば
ですね今後増額していくような計画も視野に入れているのでしょうかお伺いします。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。あくまで県の補助金を活用しての事業
でございますので県の調整が必要となろうかと思いますけれども、ニーズが多くあれば
ですね、また県にもですね相談してみたいというふうに思っております。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
そしたら、次の質問に移ります。
県は予算でシステムをつくることはできるけれど、運用には市町村や地域との連携が
鍵となるとしています。県との連携をどのようにしていますでしょうかお伺いします。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
県との連携でございますが、昨年5月に香美
市への移住促進に関する協定書を交わし、これにより住宅等の不動産情報の提供を市、
県、担当不動産業者が官民共同で行うことができるようになりました。具体的には県を
通じて不動産業者を紹介していただき、現地確認から移住希望者の現地案内、そして契
約までの一連の作業をお願いしております。
また、手前でも申し上げましたが、ホームページのリンク、また移住に当たっての相
談等につきましては、高知県移住コンシェルジュとの連携も行っております。
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以上です。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
そのように県との連携をしてるということですけれども、
やはり香美市の魅力ですよね、香美市に住んでもらいたいというその香美市の売りはこ
んないいところがある、自然環境とか交通状況、そして子育て支援、そういうのをひっ
くるめて香美市の売りはこうなんだ、こんな魅力が香美市にはあるということを同時に
ですね発信をしていかなければならないと思います。その点の工夫はどのようにされて
ますでしょうか。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
香美市のホームページもですね近々更新され
るようになってますんで、今までよりももっと多くの情報をですね外に出せるようにな
るのではないかというふうに思います。
また、やはり香美市に移住するに当たってはですね、ぜひこのお試し住宅を活用して
いただきまして、香美市の魅力を身を持って体験していただけることがですね一番では
ないかというふうに考えております。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
はい。そしたら、次の質問に移ります。
本市の昨年の人口推移を表にしてみました。お手元に資料が届いているかと思います
けれどもごらんください。
これ棒グラフと折れ線グラフにしています。昨年の1月の人口ですけれども、人口は
折れ線グラフになってます。そして、出生数と死亡数を棒グラフにしてみました。昨年
1 月 で す け れ ど も 人 口 が 2 万 7 ,8 2 5 人 で 、 1 2 月 が 2 万 7 ,7 0 9 人 と な っ て い ま す 。
116人の減少ということになります。出生数が年間で138人、死亡数が年間で43
6人です。2005年の合併直前、合併前ですね3万257人でした。それが2010
年 に は 2 万 8 ,7 6 6 人 で 、 5 年 間 で 1 ,4 9 1 人 減 少 し て い ま す 。 こ の よ う な 本 市 の 人
口推移を見て、どのように思われるか見解をお伺いするものです。よろしくお願いしま
す。
○副議長(比与森光俊君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
おはようございます。濱田百合子議員のご質問
にお答えいたします。
本市の人口推移を見てというところでのお尋ねですけども、けさお示しをいただきま
した資料を見ましてもご承知のとおり自然減が進んでおるということが、片側で社会減
も同時に進んでおるというような現状ですけれども、この現状を受けてですね、第1次
振 興 計 画 で の 設 定 目 標 人 口 と し て お り ま す 2 万 8 ,8 0 0 人 の 確 保 は な か な か そ の 容 易
ならざるを得ん状況であるというふうに考えるわけですけども、その片側で日本全体が
人口の減少が進んでいるということがあるにしましても、中ではやっぱり増加をしてお
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るところも現にあるわけですので、そこら辺を考えてこれからのまちづくりをどうして
いくかということ、これは基本、人口に直結していく話だろうというふうに考えており
ます。このまちづくりの部分で言いますと、やはり人口が少なくとも行政の上から見ま
してもまちづくりのその基軸である。交付税算定なんかもですね、人口がやはり一定算
定の根拠になっておるということからすると、まちづくりに人口が直接影響するという
ことは確かなことであるという認識でございます。
その中でどうしていくかということにつきましては、やはりその自然増対策、それか
ら社会増対策を立てないかんろうということはもう私どもの課題であるということはず
っと議会でも言われてきておることでございますので、そこについて今回その香美市定
住促進対策検討委員会を立ち上げたというところでございます。先ほど質問にもござい
ました香美市の売りというものにつきましては、今田課長のほうからもお答えされたと
ころですけども新しい売りという香美市の独自性もやはりつくっていかないかんだろう
ということ、これがその検討委員会の中でやはり念頭に置かれてですね、これからの香
美市のあり方について検討されとるということもちょっと申し添えておきたいというふ
うに思います。ひっくるめて言いますと、人口問題を抜きにまちづくりは語れないとい
うところにあるという認識です。
以上です。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
はい。香美市のほうも定住対策検討委員会を立ち上げて、
本市のことを前向きに検討をされていくという方向が見えました。県が移住促進に向け
て推進体制を積極的に進めなければならない。人口減、県レベルで人口が下がっていま
すのでそれは当然かと思いますけれども、県の予算ではそのお試し滞在住宅の整備、そ
してその相談員の活用などにも、市町村が行うその移住促進事業に1億300万円の予
算を計上しているということでございます。そういうふうに県が予算も上乗せして積極
的にやっていますので、今までと同様にお試し住宅もあり、そして空き家バンクもホー
ムページにも開設しやっている姿勢はすごく前向きで評価できることでございますけれ
ども、まちづくり推進課がその窓口に今現在はなっています。少ない人数の中で一生懸
命されているのが本当にわかるんですけれども、やはりこう県との連携をするためにも
推進窓口というのを今のまちづくり推進課の中にでも推進窓口を開設して、直接市役所
に来られる方の相談者の対応、そして県下のほかの市町村または県外のいろんな同じよ
うに香美市等の人口問題を抱えている市町村たくさんあろうかと思いますけれども、そ
ういうところの市町村とのその情報交換も行う。そして、ホームページもそれをすぐに
素早くアップしていくというようなことのそれができるような人材をですね、相談員と
いいますかそういう方を、県のコンシェルジュの方とかも常に連絡をとり合えるような
状況も含めて、そういうこう窓口を設置するというお考えはないでしょうか。
○副議長(比与森光俊君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
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○政策企画財政課長(濵田賢二君)
ご質問の部分で言いますと、現段階でですねそ
ういった専任の職員まで整えてできるかということはどうでしょうか。ただですね、現
段階でもですね、まちづくり推進課のほうでは本当にこう皆さんが積極的に対応してい
ただいてますので、当面はこれで状況を見ていくことで事が足るというたらあれかもわ
かりませんけれども進むことになるというふうに思います。先ほどの出ましたこの話の
中でもそうですけども、県の事業あるいは国の事業もですねどんどん動いていっていま
すので、ここらもにらみながら組織としてどう対応していくかということは1つは考え
なければならないだろうというふうに思っています。
一方で、きのうもお答えしたわけですけども、これまで香美市がこのまちづくりをど
うしていくかというところでその一石を投げました定住構想案もですね、これはもう国、
県が上回ってどんどん行き出したということがありますんで、このこともこれからの検
討委員会の中では考える分になっておるということをお話をいたしましたけども、ここ
ら辺もこの検討委員会の結果を踏まえてですね、組織としてどう対応していくかという
ことをあわせて考えなければならないのかなというふうに考えています。
以上です。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
はい。わかりました。そしたら、次の質問に移ります。
定住人口の増加と地域経済の活性化を促進するため、他市でもいろいろな事業を行っ
ているところがございます。
私 が 調 べ ま し た 石 川 県 か ほ く 市 は 、 人 口 が 昨 年 末 で 3 万 5 ,1 3 5 人 の 市 で す 。 総 務
部企画情報課の中に定住促進係を置きまして定住人口増加プロジェクトを実施していま
す。子育て支援策や買い物、交通網、自然環境など市の魅力を掲げ、住宅への補助制度
をアピールしています。合併後人口減で出生数も減少していましたが、2012年度中
の出生数が最多だった合併翌年度の2004年度と同数の290人までふえる見通しに
なったと報道されていました。定住促進制度が奏功したと述べております。
その制度の中身ですけど、若者マイホーム取得奨励金制度、これは市内に住宅を新築
また購入し、生活する人を対象に最大100万円の奨励金を交付する制度です。市内在
住者には限度額が30万円、市外からの転入者には限度額が80万円、またその市内の
建築業者から住宅を新築または購入する場合には20万円の加算がされるようになって
おります。対象者が45歳未満の方です。この制度は2010年度から実施しておりま
して、初年度の需要は81件で、2011年度も81件の需要が上がっておりまして、
来年度も実施する予定をしております。また、新婚さん住まい応援事業ですけれども、
これは40歳未満の新婚夫婦が、市内の民間の賃貸住宅または特定公共賃貸住宅に入居
した場合に月額1万円を補助する制度です。1世帯当たり月1万円を最大24カ月補助
をします。2011年度は50件の対象者が利用したということです。
このように若者定住に向けていろんな政策があると思うんですけれども、他市のこう
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いう事例、そしてうまくいっているので続けてやっているというようなこういう制度を
活用して、また本市でも、本市のやり方がまたあると思うんですけれども、本市に見合
ったそのやり方での導入なんかの検討を今後してみてはどうでしょうか伺います。
○副議長(比与森光俊君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
お答えをいたします。
1つの提案をいただいたというふうに受けとめております。
住宅対策につきましては、今この町に住んでいる人を出さないための部分、それから
外から呼び込んでくるための施策として非常に重要な部分ですから、これも先ほど言い
ましたような検討委員会の中では議論をされておるところでございます。一定の提案が
そこから出てくるものであるというふうに期待をしておりますけども、ここでその検討
しております部分はもとよりですけども、この検討につきましては議会も新たにその特
別委員会を立ち上げるということでございますので、その中で、両者の中でですね具体
的施策として実現すれば大変喜ばしいというふうに思うところでございます。
以上です。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
はい。前向きに検討していかれるということです。
それとちょっとお尋ねしたいことは、一昨年でしょうか2011年に和歌山県の紀美
野町に定住策で視察にまちづくり推進課のほうが行かれたとお聞きしていますが、その
ときに視察内容いろいろあったと思うんですけれども、定住人口増、若者定住なんかに
本市で活用できそうな施策はございませんでしたでしょうかお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。お答えいたします。
昨年度でしたか、和歌山県の高野町とそれから紀美野町のほうに視察をさせていただ
きました。視察の目的が主に地域支援員制度についての視察でございまして、両町ので
すね実績をもとにですね香美市のほうも支援員制度の導入につながったものと思ってお
ります。また、定住対策等につきましては、空き家等を活用したですねお試し住宅等も
ですね拝見させていただきまして、こういった取り組みもですね今後検討していかなけ
ればならないというふうに考えたところでございます
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
そしたら、次の項目の質問に移りたいと思います。子ども
たちの生きる力を育む教育に移らせていただきます。
その前に済みません。文章の訂正をお願いいたします。上から2行目に、全ての教科
などで「新しい学習指導要綱」って私が書いてますが、これは「要領」ということで
「領」に…。
「なってます」という声あり
○5番(濱田百合子君)
なってますかね。恐れ入ります。済みませんでした。
-12-
それでは、質問に入らせていただきます。子どもたちの生きる力を育む教育について
です。
小学校では2011年度から、中学校では2012年度から、全ての教科などで新し
い学習指導要領による教育が始まっています。
この新学習指導要領のポイントその1は、学校で学ぶ内容が充実すること、具体的に
は道徳教育の充実、理数の力を育む、外国語教育の充実、健やかな体を育てる、体験活
動の充実、伝統や文化に関する教育の充実、思考力・判断力・表現力を育む、社会の進
展に対応した教育を行うとしています。
ポイントその2は、授業の時間数が増加しています。従来の総合学習の時間は減り、
国語、算数、数学、理科、社会、体育、保健体育の時間はふえています。
ポイントその3は、子どもたちの生きる力をより一層育むことを目指しています。
ポイントその4は、子どもたちの生きる力を育むためには、学校・家庭・地域の連携、
協力が必要で、社会全体で取り組むことが不可欠だとしています。
子どもたちの生きる力をより一層育むと掲げていますが、授業時間数は増加し、全国
学力テストや単元ごとのテストなど点数で評価されることが多くなることが目に見えて
きます。教師がそれぞれの自主的な教育実践で生徒と教師の信頼関係を築いていくため
には、教えなければならない主義ではゆとりある教育実践はできにくいように思います。
人を育てる教育は喜びであり、教師自身がその喜びを感じられる実践ができなければ、
子どもたちにその喜びを伝えることができません。各学校で独自に授業展開ができる総
合学習の時間が減ることになると、生きる力をどのように育んでいくのでしょうか。点
数にあらわれない子どもたちの生きる力をどのように育もうとしているのか。児童・生
徒の数が減少し、小学1・2年、中学1年生は30人学級になっていますが、支援を必
要とする子どもたちもふえている中で、子ども一人一人に対応した生きる力をどう育て
ていけるのかお尋ねするものです。順次質問をいたします。
①各学校に任されている総合学習の時間の取り組み状況について伺います。
○副議長(比与森光俊君)
○教育長(時久惠子君)
教育長、時久惠子君。
濱田議員の総合的な学習の時間の取り組みの状況について
お答えいたします。ご質問ありがとうございます。生きる力はとても大切だと思ってい
ますのでお答えをいたします。
総合的な学習の時間では、創設時より生きる力を育むためにみずから課題を見つけ、
みずから学び、みずから考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力の
育成を重視してきました。現在各校では体験活動を大事にしながら、追求していく活動
をすることにより、地域の自然やふるさとのよさに触れ、自分たちを取り巻く自然や環
境を大切にしていく態度を育てることができるよう取り組みを進めています。
例えば、山田小学校や大栃中学校では、自主防災組織と連携しながら防災学習を行っ
ています。どの学校も地域の方に来ていただいたり、または出向いたりして環境や自然、
-13-
食育、防災、修学旅行の事前学習としての平和学習や職場体験学習等を行っています。
総合的な学習の時間は減少しましたが、それに伴い各教科の内容も基礎基本からより実
社会へとつながるような工夫がされています。したがって、総合的な学習の時間では基
礎的、基本的な知識、技能の定着やこれらを活用する学習活動は教科で行うことを前提
に、体験的な学習に配慮しつつ教科等の枠を超えた横断的、総合的な学習、探求的な活
動となるよう充実を図っています。
以上です。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
はい。総合学習の時間、大変今体験学習を主にいろいろ取
り組みをされていることがわかりました。
私が大変好きな作家さんで宮澤賢治という方がいらっしゃいます。37歳の短い生涯
を閉じて今年で80年がたちました。教師でもあり農村で若者たちを教え育てる実践に
献身しました。賢治はだめな者はいない、全ての人はかけがえのない価値を持っている
という教育観、人間観を発言し続けました。それはさまざな作品の中にあらわれていま
す。セロ弾きのゴーシュは、ゴーシュが小動物の助けをかりて成長していきます。賢治
の勉強を実生活と結びつけて学ばせようとしたことは、まさに生きていく力を子どもら
に伝えてきた実践教育であったと思います。
来年度総合学習の時間の各校創意の実践を期待したいところです。来年度に向けまし
て今後の予定等ありましたらお伺いいたします。
○副議長(比与森光俊君)
○教育長(時久惠子君)
教育長、時久惠子君。
はい。お答えをいたします。
来年度は実はキャリア教育を大きく香美市の各校の実践の柱にしたいと思っています。
このキャリア教育は社会に貢献できる人材の育成を目指して、つまり生きる力をしっか
りと持った子どもの育成を目指して取り組んでいくものです。中核に総合的な学習の時
間の充実は欠かせません。それと学力の定着、向上、人とのかかわり力の向上など。本
当に総合的に社会でしっかりと力を出し切れる子どもを目指して取り組んでいきたいと
思っています。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
そしたら、次の質問に移ります。
本年度は小学校、中学校の夏休みが5日間短縮されました。部活動の事情で短縮期間
を分散した鏡野中学校以外は、2学期が8月27日に始まりました。この取り組みでの
教員、子ども、保護者たちの反応についてお伺いいたします。
○副議長(比与森光俊君)
○教育長(時久惠子君)
教育長、時久惠子君。
本年度から夏休みを5日間(後に「平成25年につきまし
ては4日間」と訂正あり)短縮し、そして授業日としたことについての教員、子ども、
保護者の反応ということですのでお答えをいたします。
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各校では、総合的な学習の時間の充実を図るために実施している体験活動や、地域と
連携した行事等に当てる時間を確保できるといった評価が多かったです。また、子ども
たちが夏休みの長期休業から2学期の始業に円滑に移行できるように午前中は授業を行
い、午後に体験活動や水泳、宿題の加力指導を取り入れる等、各校が内容について工夫
して実施をしてきました。そのためか子ども、保護者からも大きな混乱はなく実施する
ことができたと聞いております。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
9月から授業に入りやすいように各校でこの5日間を有効
に使うことができたということで、保護者、教員、子どもたちからも評価がよかったと
いうことでお聞きしました。
私どもも9月1日の新聞の紙上で楠目小学校の6年生が屋外授業の中で地元住民から
話を聞いている様子が載っていましたので、それで改めてああこんなことしたんだなと
いうことがわかりまして、地域を知る活動を実際子どもたちが歩いて実践していること
が、本当にやっぱり体験として残ると思いますので、すばらしいと感じたところです。
このように各校で創意工夫を期待したい、これからもこの各校でのいろいろ創意工夫
を期待して、教科とともにその総合学習の時間を有効に使って外へ出向いていくと。で、
地域の人の話を聞くという、そういったこと本当にすばらしいと思いますので、このよ
うな取り組みをまた来年度ですね、この取り組みを今年の取り組みを評価して、また来
年度にこの5日間同じようにまた短縮して始めるとは思いますが、どのように生かして
いくような意向でしょうか。
○副議長(比与森光俊君)
○教育長(時久惠子君)
教育長、時久惠子君。
お答えいたします。
平成24年度は5日間授業日数をふやして、内容的には各校が工夫をしてまず1年や
ってみようということでさまざまな実践をしてきたところです。校長会等を通じまして
各校の反省点等も出し合って意見交換をし、他校のよさなんかも取り入れながら平成2
5年度につきましてはさらに内容が工夫されたものになっていくと思います。今のとこ
ろその5日間について市として同じことをしようという考えは持っておりませんで、各
校が一番各校の実態に応じてやりやすい授業日5日間の使い方をしたいと考えていると
ころです。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
はい。わかりました。それでは、次の質問に移ります。
1月29日の新聞紙上で、安芸郡田野町の田野小学校6年生の19人が自分たちで調
べた問題点などを執行部に投げかける子ども議会が議場で開催され、南海地震対策や観
光振興などを求めたと記載されていました。同校では2006年から開催しているとい
うことです。昨年6月から総合学習の時間に町を歩いて問題点や疑問点を話し合い、そ
して街灯の設置や滞在型観光の掘り起こしなどもいろいろ9つぐらいテーマに入れて、
-15-
それをまとめて発表、質問ということをされたということで聞いております。このよう
なことを本市でも計画できないものかと思いまして質問をいたします。いかがでしょう
か。
○副議長(比与森光俊君)
○教育長(時久惠子君)
教育長、時久惠子君。
子ども議会についてお答えをいたします。
子どもたちがこの議場で議員さんの役になっていろんな提案ができるということはす
ばらしいことだと思っています。本当にいいことですので実践したいと思いますが、実
は来年度についてはまだそこを考えていません。なぜかと申しますと、昨年度11月に
各校の子どもたちの代表が集まって市民憲章について小中学生意見交換会を行いました。
子どもたちと香美市のまちづくりについて活気ある意見交流ができ、大変有意義であっ
たと思っています。
それで、来年度につきましては策定中の教育振興基本計画について、この香美市がい
かにあるべきかいうことについて子どもたちの意見を聞く意見交換会を持ちたいと計画
をしています。郷土を愛し未来を開く子どもの育成のためにも、子どもたちが積極的に
まちづくりに参画する場を設定することは大切であると考えますので、来年度は意見交
換会、そして今後につきましては子ども議会等、子どもたちが意見を言える場があると
いいと考えています。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
わかりました。それでは、次の質問に移りたいと思います。
子どもたちの生きる力を育てるには新指導要領のポイント3と4で述べましたけれど
も、学校・家庭・地域の連携、協力が必要なのがもちろんです。子どもたちは自分が必
要とされたら、十分その力を発揮できるだけの素地を持っています。子どもたちみずか
らが持っている力を発揮できる場をつくってあげることが必要ではないでしょうか。子
どもは遊びの天才と言われています。しかし、この言葉は今余り聞きません。本来遊び
の天才なのですが、その能力を発揮できる環境が制限されていたり、時間が制約されて
いたりすれば発揮できないままで終わってしまうと思います。遊びを発揮できる環境は
大人たちがつくってあげなければならないのではないでしょうか。私たち大人が数年間
の間に子どもたちの遊べる環境を奪ってきたことのつけは、今大きく子どもたちの負の
財産として残っているのではないでしょうか。生きる力を育てるには、休息、余暇、遊
び、レクリエーションが必要です。そうして自由な時間を保証する中で自他ともに分か
ち合える、認め合える関係づくりができてきます。健康な体と心を育てるには健康な遊
びが要ると思いますが、地域と学校の連携も含め遊びをどのように捉えているのかお尋
ねします。
○副議長(比与森光俊君)
○教育長(時久惠子君)
教育長、時久惠子君。
遊びについての捉え方のご質問でしたのでお答えいたしま
す。
-16-
全体的な考えは濱田議員のおっしゃるとおりだと思っています。特に健康な体と心を
育てるには健康な遊びが必要だと思います。最近外遊びや集団での遊びが少なくなって
いる子どもが目立つようになり気がかりです。遊びの天才と言われる子ども本来の創造
力、チャレンジ力、行動力、社会性を伸ばすためにも、みずから考え仲間とともに楽し
む健康な遊びを重視したいと思います。
学校では外遊びや集団遊びを奨励しています。地域の催しには多くの子どもが参加を
しているのを見かけたりもします。今後、学校、地域が連携し、子どもたちが健康な遊
びを通してたくましく成長できるように支援をしたいと思います。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
本当にそのとおりだと思います。学校の中に支援の先生も
入り、そして障害のある子どもたち、発達障害の子どもたちも学校の中にはいます。そ
の交流も子どもたち自身もしていると思いますし、先生たちもそれに支援をして、とも
に学びともに遊びということを現場でもされていると理解しています。
障害のあるなしにかかわらず子どもたち一人一人に目を向ける。たくさんの子どもた
ちの中で先生たちは本当に日々忙しくて大変だとは思っておりますが、子どもたち一人
一人、自分の思いを聞いてもらいたいんだっていうこの子どもたち一人一人の思いを受
けとめていく、そのことが子どもたち一人一人の生きる力を育てていくことにつながる
のではないかと考えます。子どもたち一人一人の、障害があるなしにかかわらず一人一
人の子どもたちの生きる力を育てていくために、最優先に取り組まなければならないと
今思っていることは何でしょうかお伺いします。
○副議長(比与森光俊君)
○教育長(時久惠子君)
教育長、時久惠子君。
はい。お答えいたします。
子どもたちにとって本当に大事なことは、みずからチャレンジしていく力だと思いま
す。例えば、総合的な学習の時間というのは自分で課題を見つけ自分で考えチャレンジ
していくという時間です。つまり、今の子どもは一番課題そのものが見つけにくくなっ
ています。いろんな事情はあると思いますけれども、余りにもお世話をされ過ぎている
というか、自分で考えて動くということが小さいころから習慣づいていないということ
もございます。ですから、この総合的な学習時間の大切さっていうのは、まず子どもが
やってみたいことを出してくるところから始まります。子どもがやってみたいと思うこ
とを時間も場も子どもたちにきちっと与えて、そこで子どもたちが自由に発想して自由
にチャレンジして…と経験をさせてあげますと、総合的な学習の時間の学びから子ども
たちはふだんの生活も自分でやるようになってきます。
私が非常に印象的に思っている光景が1つあるのですけれど、楠目小学校でこの総合
的な学習の時間を本当に子どもたちの手づくりで思い切りやった時期がございます。や
り始めて1年もたたないうちに、放課後とか土曜とか日曜に背中にリュックサックをし
ょった子どもたちが、中にお弁当を入れて自転車や徒歩で何人も集団になって田んぼや
-17-
畑に出かけていって、そこで集団遊びをするということが起こってきました。それまで
は家庭の中で大事にされて、外へ余り出なかった子どもたちが、あっちにもこっちにも
出かけていって本当に自然も満喫するし、友達同士の関係もつくるし、地域の人にも声
をかけるしと、そういう形に変わってきたことが、そのきれいな畑の縁を子どもたちが
何人も並んで出かけているっていう光景が忘れることができません。そういう子どもに
したいと思っています。本当に子どもたちは遊びの天才ですし、それから内に、大人が
考える以上に伸びる大きな素質をたくさん持っています。それを大人の小さな世界の中
でこれをしましょうみたいな型にはまったものではなくて、教科等で主に先生が教える
教育と、もう1つは、総合的な学習の時間などで子どもが自由に発想してどんどん展開
していって、それが生活の中にも生きていくそういう教育をしながら、この香美市の子
どもが本当にこの地域を大事にし、そして大人になったときにこの地域をみんなと力を
あわせてみんなでつくっていくという、そういう人間にしていきたいという熱い思いを
持っています。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
はい。大変元気をもらいました。はい。じゃあ、次の質問
に移りたいと思います。
最後の質問は健診についてでございます。これの先訂正をお願いいたします。②です。
四万十市の脳ドック検診のことを書いていますが、その人数の訂正をお願いします。括
弧書きにしております平成23年度「200人」と書いておりますが「190人」でお
願いします。そして、平成24年度が240人と書いてますが、これは確定ではないの
で予定ということでご理解のほうをお願いいたします。
そしたら、質問に入らせていただきます。
現在、香美市健康増進計画は2009年度から2013年度まで5年間の計画で施行
され、健康増進法に基づく各種がん検診や40歳から74歳までの特定健診や特定保健
指 導 、 人 間 ド ッ ク 健 診 が 実 施 さ れ て い ま す 。 特 定 健 診 受 診 率 は 2 0 1 0 年 度 3 5 .6 % 、
2 0 1 1 年 度 3 6 .2 % と 少 し ず つ 上 昇 し て き て い ま す 。 し か し な が ら 、 4 0 歳 か ら 6
4歳までの受診率は男性で平均約21%、女性で平均約29%で働き盛りの若い世代の
受診率の低さは問題視されなければと思います。特定健診での異常は生活習慣病の早期
発見につながり、病気の重症化を防ぐことができます。面倒くさい、自覚症状がないか
らと放っておくと、突然発作が起きたりします。本人はもとより家族の身体的精神的な
ストレスも大きなものです。重症になればなるほど多額の医療費がかかります。日ごろ
からの健康生活で元気な家庭を維持するためにも、この健診への勧奨はとても大切です。
2010年の高知県国保のすがたから医療費を見ると、県内全ての34市町村のうち
本市は9位、1年間に1人が35万円ほど使っていることになっています。費用額の上
位5位を見ると、1位は統合失調症、2位は高血圧性疾患、3位は乳房の悪性新生物、
4位は歯肉炎・歯周疾患、5位は糖尿病となっています。高知県は40歳代、50歳代
-18-
の男性の死亡率が高く、死因はがん、心疾患、脳血管疾患などが50%を超えており、
高知県健康増進計画よさこい健康プラン21の第3期2013年から2017年を心疾
患、脳血管疾患死亡の減少を施策の重点的な取り組みと位置づけています。
お手元に資料を配付しております。B4の資料でございます。縦にごらんください。
グラフ19は脳血管疾患の病型の内訳です。
グラフ20は脳血管疾患発症者の有病と喫煙の状況です。本県の脳卒中患者調査によ
りますと、脳血管疾患の病型別の内訳は高血圧が大きく影響する脳内出血や脳梗塞が男
性52%、女性49%と半数を占めています。また、脳血管疾患発症者に占める高血圧
服薬治療中または未治療であった人の割合は、男性が72%、女性が71%を占めてい
ます。男性は喫煙歴、これは現在の喫煙している人と過去の喫煙経験のある人を含めて
喫煙歴のある人の割合が44%を占めています。
そして、その下段のグラフ21ですけれども、これは血圧レベルとADL低下との関
連です。NIPPON
DATA80の対象者における壮年期の血圧レベルと19年後
のADL低下リスクとの関連では、表の高血圧2のタイプの方は正常血圧の方に比べて
約3倍の危険度となっています。2010年度の国民生活基礎調査によると、要介護状
態となる原因として脳血管疾患が最も多く、介護予防対策としても血圧管理が重要とい
うことがわかりました。以上のことから質問を進めます。
①本市の特定健診の受診率は年々少しずつ上昇しているものの、40歳から65歳の
若い世代の受診率は低いままです。健康管理意識の向上と健康促進を図ることが重要と
思います。どのような対策を講じていますか伺います。
○副議長(比与森光俊君)
市民保険課長、山﨑泰広君。
○市民保険課長(山﨑泰広君)
濱田議員の健診についてどのような対策を講じてい
るかというご質問にお答えします。
本年度の特定健診の受診率向上に向けての取り組みにつきましては、訪問、電話、は
がき等による受診勧奨、通院者を受診につなげるための医師会や医療機関との連携、健
康づくり団体との協働、本年度からの自己負担額の無料化及び休日健診、がん検診との
セットでの健診等を実施しております。その結果、受診率はご指摘のように上昇傾向に
あります。
以上です。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
はい。医師会とかそれから地域の健康づくり推進員とか婦
人会の方とかの連絡をとって受診勧奨をされているということ、そして休日健診も行っ
ていると。訪問をしたり電話をしたり、それからはがきでの勧奨を進めているというこ
とを伺いました。それで、今年特定健診が無料になったということで受診率も徐々にま
た上がっているという総合的なことだと考えます。このように、行政が地域づくり推進
員とか婦人会と連絡体制をとって受診勧奨のネットワークですよね、それぞれがこのネ
-19-
ットワークをとって受診勧奨に向けて進めていくと、そういうことは非常に大事なこと
だと考えます。受診勧奨をして受診をした、そしたらその後のやはり特定健診後の今度
保健指導ですね、それも非常に大切なことだと思います。検査結果がちょっとよくなか
っても自覚症状がないから行かなくてもいいやと思う方も、仕事が忙しくてという方も
いらっしゃると思いますが、やはりそこでもう一度保健師さんとかが地域に出向いてき
たりして、地域の公民館とか集会所で特定健診の結果説明とかを受けたらですね、やっ
ぱり行ってこうかという気持ちになる住民の方もできるかと思いますが。そのようにこ
う結果返しといいますか「結果はどうやった?何か心配なことはない?」とかいうふう
に声かけをするようなそういう体制もとっていったらいいかなと思うんですが、それが
住民の健康意識の向上につながるのではないかと考えますが。その辺のその地域に出向
いてそういう保健指導をするための勧奨活動といいますかね、それも必要じゃないかと
思います。それに対してやっぱり栄養士さんとか保健師さんが行って説明をするという
ことも食生活の改善にもつながりますし、いいんじゃないかなと思うんですけれども。
その辺の保健師さん等の配置ですね、地域に出向いてそういう特定健診後の保健指導、
保健指導への勧奨活動をすることについての体制はいかがでしょうか。
○副議長(比与森光俊君)
市民保険課長、山﨑泰広君。
○市民保険課長(山﨑泰広君)
まさにご指摘のとおり、受診率の向上を保健指導に
つなげていくことは非常に大切なことだと考えております。
平成25年度、来年度の取り組みにつきましては、これまでの取り組みのほかに新た
に生活習慣を改善して健康を維持し、生活習慣病を予防するための保健事業を予定して
おります。具体的に言いますと、特定健診受診者を対象に特定健診の結果説明会を計画
しております。結果説明会では食事、運動の両面からのアプローチから必要であること
から、結果説明とあわせて管理栄養士による栄養講座及び健康運動指導士による運動講
座をワンセットとして、体験型の健康教室を開催する予定となっております。
また、継続的な受診に向けて毎年受診の必要性について理解を促すとともに、申込者
の中で特定保健指導の対象者がいた場合は、教室終了後に特定保健指導の利用を促す予
定となっております。
以上です。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
来年度保健指導を徹底して、栄養士さんとか運動療法士さ
んとか体験型の指導をしていくということで、非常にいいことだと思います。
そしたら、次の質問に移ります。
高齢者に多いとされる脳梗塞でございますが、30歳代でも発生をしています。専門
医によりますと、若年者の脳梗塞は決して珍しいことではないということです。脳梗塞
の原因は、高血圧や糖尿病など生活習慣病による動脈硬化によって起こる場合や解離性
動脈瘤、リウマチといった自己免疫疾患、不整脈の一種の心房細動、もやもや病などの
-20-
原因で発症します。脳腫瘍やくも膜下出血などの脳卒中は働き盛りの年齢にも発症する
ものです。
今回、四万十市に視察に行きました。脳ドック検診の事業について取り組みをお聞き
しました。市民病院と連携し、検診費用の助成事業を行っています。検診内容はMRI、
MRA、頸動脈エコーで、50歳以上の希望者には認知症の簡易判定も行っています。
昨年度の検診受診者へのアンケート結果では、何らかの指摘を受けた人のうち11%の
人が通院治療を開始し、9%の人が生活改善を始め、また63%の人が定期的な確認を
するということを回答しておるということです。多くの人が脳ドックの受診を契機とし
て疾病予防の行動に結びつけていることがわかりました。
この取り組みに対する見解を伺います。
○副議長(比与森光俊君)
健康介護支援課長、凢内一秀君。
○健康介護支援課長(凢内一秀君)
濱田議員の質問にお答えいたします。
視察のほうには自分のほうも一緒に行かさせていただきました。どうもありがとうご
ざいました。
四万十市のほうでは、この脳ドックの助成につきましては健康・福祉地域推進事業と
いうことで、保健、医療、福祉連携事業の一環としてこの検診費用の助成を行っておる
ようです。この検診につきましては、どこの健康保険も同じだと思いますが、通常の一
般的な健診に脳ドック検診を追加してと、希望する方が申し込みを行ってされるという
ことになると思いますが、経費のかかる検診でもありますし、受診する方にとっては経
費的に助かると思いますし、また軽症のうちに発見されれば大変よいことだというふう
に思っております。
以上です。
○副議長(比与森光俊君)
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子君。
はい。課長とは同行させていただきました。いろんな四万
十市の健康づくりについてのお話を聞く中で、私は脳ドックという名前は知ってました
けれども、実際県内でこういう形でやっているというのを初めて聞きまして、四万十市
の場合は市民病院がございます。その中でやられているということで非常に連携ができ
やすかったということだと思いますけれども、本市の場合も健診センターには脳ドック
検診ができるような設備がございまして、人間ドックには行かれている方が毎年いらっ
しゃいます。人間ドックももちろん大事でございますけれども、気になる方は人間ドッ
クまたは脳ドックも健診センターで受けれるということにもなると思います。
四万十市の場合はそこに何人受けたかいうことは書いておりますけれども、非常に需
要は高かったということで、殺到したというようなことをお聞きしました。それだけ非
常に住民の関心は高いということでございます。脳血管疾患の早期発見、早期治療は
前々から言われておりますけれども、やっぱり脳ドックを、その脳ドックを通して、そ
れでやっぱり自分の健康に気をつけるようになったという働き盛りの方が非常に多くな
-21-
ったという事実が四万十市では言われておりました。実際全く自覚症状がなくて、ある
日突然倒れて意識がなくなった。意識が戻っても麻痺を伴うような後遺症で非常に仕事
に復帰できないと、家族の方も介護をしなければならないという状況にもなります。そ
れによって医療費のほうも月数十万円かかるということがあります。もう本当に長く後
遺症に苦しみ、家族も心労は大変なもので、それを知ってるからこそやはり脳ドック検
診、「お父さん。忙しいけど働き盛りで今倒れられたら困る。脳ドック検診受けてきて
や」と、やっぱり家族の人もそれはすごい気遣っていらっしゃると思います。こういっ
た検診を香美市のほうでも積極的に進めていくことが健康で長生きする、ただの平均寿
命が長いということだけではなくってADL、自分で自分のことができる、自分らしく
生きていけるという部分で健康寿命を延ばすことが大事だと考えます。健康寿命を延ば
すために若いときに、働き盛り、子育てで大変なときだけど脳ドック検診を香美市がや
ってくれてる、お父さん行ってきてよとそういうふうなことをやっぱり家庭の中でもね、
そういう話になるんじゃないかと私は思っておりますが。初期投資は大変高うございま
す 。 四 万 十 市 の 場 合 に は 、 2 万 5 ,0 0 0 円 で 2 万 円 の 補 助 を し て い る の で 、 大 変 初 期
投資は高いですけれども長い目で見るとずっと香美市で住んでもらうために、元気で健
康寿命を延ばしてくためには、やはりこういった政策も必要ではないかと考えますが、
その辺いかがでしょうか。
○副議長(比与森光俊君)
健康介護支援課長、凢内一秀君。
○健康介護支援課長(凢内一秀君)
この脳ドックにつきましては、やはりその時点
の結果がわかるということで、病気の軽重といいますか重さ軽さもわかってそれに対処
した治療方法もとっていけるというふうには考えております。
言われましたように、四万十市につきましては直営の病院がありまして大変連携もと
れてやっておるということで、体系的な事業として行われているところでした。今後の
香美市の取り組みを考えていく上におきましても参考になるとは思います。視察でいた
だいた資料も課のほうで回覧もしまして、全員のほうにも見ていただいております。そ
の中での脳ドックの検診の助成を香美市でもということですが、何分検診費用というの
が多額な経費もかかります。これについては慎重に判断をしていかなくてはならないと
いうふうに思っております。
先ほど血圧等のお話も出ましたが、やはりこのような状態にならないようにやはり特
定健診も受けていただく、やはりそこの受診率の向上というもんを目指しながら、また
それによって要精密とか要指導という状況になればやはり特定保健指導も受けていただ
くということがまず前提にはなると思いますので、やはりそちらのほうの高揚というも
んを目指していきたいというふうにも思います。
以上です。
○5番(濱田百合子君)
市民の健康づくりのためになお一層ご努力していただきた
いと思いまして、私の以上の質問を終わります。
-22-
○副議長(比与森光俊君)
濱田百合子君の質問が終わりました。
答弁の補足説明の申し出があっております。まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
失礼します。先ほどの濱田百合子議員の移住
促進のための住宅対策の答弁の中で、平成25年度予算要求をしております移住促進事
業補助金について不明確な部分がありましたので補足をさせていただきます。
この補助金、県からの補助金でございますが、150万円を予算化しておりますけれ
ども、このうちの100万円を家屋調査費に、そして50万円を住宅改修の補助に充当
する予定となっております。
以上です。
○副議長(比与森光俊君)
次に、言葉の訂正を時久惠子教育長より申し出があって
おります。
○教育長(時久惠子君)
言葉の訂正をさせていただきます。
濱田議員の夏休みの5日間短縮の部分で、私のほうが授業日増でお話をさせていただ
きました。平成24年については5日間の授業日増ですけれども、平成25年につきま
しては、火曜日から始まると思いますので4日間の授業日増になります。そこの箇所が
答弁の中に出てきたと思います。済みません。よろしくお願いいたします。
○副議長(比与森光俊君)
教育長から答弁の訂正がありました。
お諮りします。先ほどの教育長からの答弁の訂正の申し出を許可することにご異議は
ございませんでしょうか。
「異議なし」という声あり
○副議長(比与森光俊君)
異議なしと認めます。したがって、時久教育長からの答
弁訂正の申し出を許可することを決定しました。
10分間、10時35分まで休憩いたします。
(午前10時25分
休憩)
(午前10時35分
再開)
○副議長(比与森光俊君)
正場に復します。
休憩前に引き続き会議を行います。
次に、12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
12番、山﨑龍太郎です。通告に従い順次質問いたしま
す。一問一答方式であります。
最初に、行政改革に関してお尋ねしてまいります。
第1次行政改革大綱では、重点事項として事務事業の再編、整理、廃止、統合や定員
管理の適正化、ほかにもありますが8項目を掲げまして取り組んできました。そして、
現在第2次行政改革大綱のもと、1次に引き続き市民本位の行政運営を行うため市民の
ニーズを把握し、あらゆる分野で徹底的な行政運営を見直し、単に予算、経費を削減す
るだけでなく、財源、資源を有効に活用し、職員、組織が一丸となって前例にとらわれ
-23-
ない新しいシステムの構築を目指しますとのことで取り組んできたところでありましょ
う。その取り組みの中で課等再編が新庁舎建設を機に一定のコンセプトのもと行われた
ところであります。また、支所においてはそれ以前に課等の統合も図られ、私どももあ
る程度の説明は受けてきたところであります。
そこで、まずお尋ねします。
大課制や支所の機構見直し等について、スケールメリットを強調されていたはずであ
ります。現在数年たってその点についての見解をお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
山﨑龍太郎議員の行政改革に関してのご質問の
うち、まず本庁の大課制あるいは支所の機構見直し等について、スケールメリットが期
待されていたが見解をというお尋ねについてお答えをいたします。
期待をしておりました1つにはワンストップサービスに関してですけども、これはお
おむね効果があっていると判断をしております。そして、お尋ねのスケールメリットで
すけども、大世帯になった分相互協力の総力というか総体が大きくなったことから、特
別なケースでない限り単一部署で自己完結していると見ておりますけれども、制度や仕
組みはそれをどう使い生かすかということは、使い方次第であるということは言うまで
もございません。一言で言ってしまうとそういうお答えになります。
例えば、その支所の機構につきましては2人の課長の部分を1人にしたわけですけど
も、そういう意味ではなかなかそれまで相互間で調整をということが、1人の課長でで
きるということになるということでご説明を申し上げてきました。現実的にはそういう
運営、運用が支所の中ではなされているというふうに見ております。
以上です。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
ワンストップサービスについては、効果については後で
話をさせてもらいますけれども、今課長の見解については意見集約されたものであるの
か、それとも個人的な見解なのか、ちょっとその点を確認しておきます。
○副議長(比与森光俊君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
特に意見集約をする機会を持ってということで
はございません。私なりに感じた感想であると、今のご質問のあり方についてはそうい
うお答えなのかと思います。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
それでは、2点目に移ります。
業務を職員個々が受け持ついわゆる係制方式から行政事務が複雑多様化していること
と、職員減の中で班制、グループ制が導入され、複数職員での業務分担により融通性が
保て、市民サービスの確保の維持が担保されるとのことでありましたが、現在その趣旨
が生かされた形となっているのかお尋ねします。
-24-
○副議長(比与森光俊君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
これも先ほどの答えと同じようにですね、要は
何がその求められて制度改正されたのかということが明確に認識されなければ、趣旨が
生きないということであるというふうに思います。改正からほぼ2カ年を経過いたしま
したけれども、班長を中心に班としての業務が執行されていると見ております。それま
で担当がいないのでとかいうことだけでの対応はなくなっていると見ております。少な
くとも対応が係担当個人ではなく、班単位でなされているというふうに見ております。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
少し確認ですけれども、第1次で業務マニュアルの作成
はオーケーの状況ということを伺ってます。班制を敷くということになれば、そのマニ
ュアルをみんなが見合わせて班の中で中心に議論されて生かされているのか。また、そ
れ以降ここはこう変えたらというふうな点検とか整備ですわねそういう状況、その点は
どういうふうにチェックされてるでしょうか、政策企画財政課としては。
○副議長(比与森光俊君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
お答えいたします。
私の課ではというお尋ねだと思いますので我が課に限ってお答えいたしますけども、
班長2人のもとですね、それぞれ財政あるいは政策調整、行革の部分が政策調整の中に
班としては入っておりますけれども、班長のもとで協議、調整というものが行われてお
りまして、業務が円滑に進んでおるというふうに認識をしております。業務マニュアル
はそれぞれ細かくその仕事をしていく上で必要な分ですから、当然それが前提となって
調整、協議がされておるというふうに見ております。我が課に限って言えば、業務が円
滑に進んでおるというお答えです。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
政策企画財政のほうはそういうことですが、これは各課
においてはやっぱり温度差という部分が実際はあろうかとも思いますけれども。我々議
員のレベルでもですね、やっぱりこのことは誰それに言ったらという結構エキスパート
化しているという部分はあります。現実やっぱり昔の係制のイメージがありますので。
やはりこの事務に対してはこの人、ただ、それに次ぐ人が育っているのか、また育てて
いるのかというレベルについては、我々の認識としてもちょっとまだまだかなというふ
うな思いもあったりもしますけれども。そこの全体的な部分では実際これ班制というが
をしいたという、グループ制というがをしいたのは私は大事な視点と思います。やはり
過重負担等で病欠なんかになられたときに、やはりそれをどういうふうに補完していく
かと、その部分ではやはりかなりの温度差が存在するというふうには思いますが、その
点の認識をお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
お答えいたします。
-25-
まだこの形をとってから2カ年という時間、この時間が短いか長いかというところで
受けとめ方もあろうと思いますけども、一定その物事が成熟をしていくためにはそれな
りの時間が必要かなっていうふうには思います。
もう1つ、その時間とともに大切なことが、そこでどうマネジメントしていくかとい
うことだろうというふうに思います。この2つが相まって業務が円滑にいくかどうかと
いうことだろうと思いますけども、議員さんがおっしゃるようなその温度差があるとし
たら、ここはやっぱりご指摘をもってですね、お互いにしっかり考えていかなければな
らないことだろうというふうに思います。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
今回具体的なことは聞きませんので、それはまた後の議
論に残しておきたいと思いますけれども、次、3点目に移ります。
集中改革プランの組織、機構の充実における取り組み概要では、今後は業務内容を検
証しつつ、適時見直しを実施する新たな行政需要等に対応するために、本庁及び支所の
組織機構についても適時見直すとともに、施策推進のために必要な場合には各課を横断
するプロジェクトチームを設置する。また、窓口の改革としては本庁、支所間のローテ
ーション勤務の導入や地域の実情に応じた体制づくりのために、地域担当者制度の拡充
を検討するとなっております。この検討は平成24年度、平成25年度に取り組むべき
と規定されていますが、内部検証等は行われているのか、その点についてお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
まず、集中改革プランですけども、組織再編も
ですね、この見直しの時期には基本的に見直すということは1つのテーマだろうという
ふうに思います。じゃあ、その各年度ごとこのプランについてはどう対応しておるかと
いうことですけども、これはご承知のとおり、以前はこの行革につきましては計画を策
定していただいたらそれなりになっておりましたけども、委員さんには後の検証までし
ていただくということがございまして、本年度も3月下旬にこの会議を開催するように
予定をいたしておりまして、その中で各課からこの1年間の成果等について出していた
だくような今手続をとって作業を進めておるところです。
片側でその全体的にこの検証についてですけども、非常に今言いましたような2年と
いう期間が短いこともございまして、現段階では特段のその検証作業は行っておりませ
んけれども、そこでその支障等についても特に聞き及んではおりません。また、組織と
人事は表裏一体にあると考えると、総務課におきましては人事ヒアリングを実施してお
りますけども、そうした機会を通じての見直しに関する情報は、そちらのほうから私は
いただいてはおりません。どう言いましょうか、組織間でのそのかかわりについては、
いろいろ声は私も直接聞くところではございますけども、各課と個々の組織運営にてつ
いては、「しょうこの組織は業務ができん」というようなことは私自身は直接耳はして
おりません。
-26-
これまでもずっと言いましたように、もとより組織については生き物でございますか
ら、仕事のあり方とか組織の事情、これは職員定数にかかわることもございますけども、
そういった事情等によってですね、今後においても見直していくことにこれはなってい
くと言えます。
以上です。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
課長の認識としてはおおむね良好に推移をしているとい
うふうな部分で、ただ検証自体については3月の下旬に委員に集まってもらってやると
いうふうなことだったか思いますけども。そこに対して職員個々からはいろいろかいろ
話は出てるかもしれませんけど。それを課内でですわね、ここはこうやとかいう部分、
先日の山崎晃子議員の部分で提案のことの職員の部分の話も出てましたけれども、実際
ですね、やっぱりみずからが仕事してる場について、やっぱり課員の皆さん方がグルー
プ制のもとにおいてですね、どうなのかということを話しゆう、それを持ち寄るという
ことについて3月末やき、もうそろそろ準備にかからんといかんと思いますけど、ぽっ
とこの会をするきということで、ただその委員だけが来てというレベルでよいのかとい
う部分についてはいかがお考えでしょうか。
○副議長(比与森光俊君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
委員さんには事前に資料をお送りをしたいと思
ってます。したがいまして、それまでにその関係課から必要な資料、データというもの
は上げていただかないかんというふうに思います。そこで各課の中でですね、これをこ
のデータ情報をつくっていくために、どうそのそれぞれの部署で対応するかということ
もそこでまさに課長がですねマネジメントをもってつくっていただくということをお願
いせないかんというふうに思います。
どういいますか、何をしても百点満点ではないがゆえに、その生き物であるが百点満
点ではない、すなわち生き物ということもあわせてですね、折に触れチェックして必要
があれば変えていくということになりますので、その点をちょっと補足しておきます。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
それでは、4点目に行きます。
住民サービスの観点から言えば、来庁者にはワンストップサービス化を目指した関連
業務の統合編制と同一フロアへの配置にて市民等の動線を極力短縮するとともにたらい
回しを防止する、またサービスが担保された適正な規模であるか、あわせて市民への積
極的な情報発信という面で、市民からの評価や意見等はいかがであったのかお尋ねして
いきます。
○副議長(比与森光俊君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
お答えいたします。
組織機構に関してはですね、特段の苦情等は承知をしておりません。総務課のほうが
-27-
管理をしております住民の声、意見箱なんかにもそういったものは寄せられてないとい
うことです。
以上です。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
組織機構については苦情はないけれども、よかったとい
う声もまあ今んとこはないという、えい部分を評価してもらいたいですわね、実際はね。
ちょっと私が聞いたちょっとえい部分について言わせてもらいます。これはちょっと
来庁者の部分とは関係ないかもしれませんが、サービスが担保された適正な規模である
かという点では、職員対応のうれしい話を聞きましたので紹介させてもらいます。
先週末のことでしたが、水道の閉栓の関係で水道料金の督促が届き、81歳の高齢者
の方が意味がわからずパニックになって近所の方に相談したところ、その方がすぐに所
管課に連絡したところ、2名で時間を置かず訪問され、状況の改善と近所の方にも感謝
の意を伝え、すごく対応もよかったし感じもよかったと褒められておりました。
私は今回この質問をするので、ぜひそのことを報告しちょってくれというその当事者
からの話でありました。これがスケールメリットなのかグループ制の効果なのか、以前
からそうなのか、それについてはわかりませんけんど、そのような評価が議員に聞こえ
てくるのは大変うれしいことです。
1つ提案ですけれども、来庁者の方に対して、特に高齢者等ですわね、が来られたと
きに総合案内もありますけれども、また中身によっては別課へと行かんといかんという
こともあると思います。そういうときにエレベーターまでご案内するとか隣までご案内
するとか、そういう心がけとか対応とか、職員さんによってはそういう心がけもされて
る方もおろうかと思いますけども、これ総務の範疇になるかもしれませんけども、実際
そういう市民感情をねよりよくする。先ほど言ったようにこのことをぜひ伝えてほしい
というふうな、それはやっぱり対応がよかったからやっぱりそういう声が私どもに上が
ってきたわけですわね。そういうことが来庁者の中にもやっぱりそういう声が生まれる
ような、先ほどのような苦情がないという発想やなくて、いい評価をいただくような市
民からね、そういう部分のところについてどういう見解をお持ちなのかお尋ねいたしま
す。
○副議長(比与森光俊君)
総務課長、山﨑綾子君。
○総務課長(山﨑綾子君)
職員対応ということでお答えをさしていただきます。
後にほかの議員の方からも総合案内につきましては質問も受けておりますけれども、
やはり総合案内がですね、そこにとどまってただ座っているだけではなくてですね、常
に動く総合案内であってほしいというふうに私は職員のほうに話をしております。当然
エレベーターへの案内もそうですし、高齢の方で本当に初めて来庁された方はですね、
まずどこに何の課があるかということもわからないし、そして非常にその窓口へ自分で
行って聞くということをためらわれる場合もありますので、そういうときは積極的にで
-28-
すね総合案内のほうでお話を、ご用件をできるだけ聞き出す努力をして、そしてそのお
客様をその該当のところへご案内をし、できればですね要件を手短に伝えるということ
をしていただきたいと思っております。そこはなかなか職員で温度差がございまして、
非常によくできてる場合とですね、一方では来庁した者に対して挨拶すらしないという
苦情も一方ではいただいておりまして、今組織編制についてその課の組織についてはで
すね、いろいろご意見はありませんけれども、職員対応につきましてはいいことのお褒
めの言葉もいただきますし、そして一方ではそういう対応の悪さということをご指摘す
る声というのも相変わらずございますので、そこについてはもう継続して職員に対して
そういった研修といいますか、やはり職員一人一人の心がけといいますか、そこの本人
のところにどうしてもよるところが多いですので、そこのところの職員全体のスキルを
上げていきたいというふうに考えております。
以上です。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
それでは、次に移ります。5点目です。
私は常々職員定数削減については限界に来てるのではと考えているところです。同規
模自治体と比較して、超過している現状は本市の特殊要因から来るもので、また本市の
将来を予測するとき、定住促進を進めていき何とかしなければという中で、市役所内の
年齢構成がいびつになってくるのはいかがなものかと考えるところです。
第1次終了時に合併時435人から414人に超過達成されたことが、本当の意味で
成果と言えるのかということです。職員定数管理の現状と今後についてお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
総務課長、山﨑綾子君。
○総務課長(山﨑綾子君)
山﨑議員のご質問にお答えいたします。
職員の定員管理につきましては、議員がおっしゃられましたように、第2次香美市行
政改革実施計画(集中改革プラン)の定員管理の適正化の取り組みの中で数値目標を立
て管理しており、職員総数は目標どおり推移をしております。今後につきましては、集
中改革プランは3年目に見直しを行うことになっておりますので、平成25年度には実
績をもとに検証し、事務事業ごとの適正な職員配置を念頭に置いて検討を行わなければ
ならないと考えております。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
計画どおり現状のところはやってきたしやっていくよう
なお話でありますが、平成25年度3年目の見直しということですので少し発言できる
チャンスがあるかなということで再度聞いていくわけですけど、これも集中改革プラン
の中の職員の意識改革と人材育成の推進ということで、人材育成の推進という項目にこ
のように書かれております。
現状は、「長期低迷する地域経済、過疎化・高齢化など厳しい情勢は、市民生活に深
刻な影をおとしている。このような中で、行政に対する多様なサービスや真に市民の暮
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らしを理解した行政運営を求める声が大きくなっている。住民と密接な関係にある基礎
自治体として、住民本位の行政を推進する職員の資質向上、人材育成は根幹的な課題で
あり、具体的な実効ある取組みが必要となっている」ということで、取り組み概要とし
ては「人材育成面は、職場内研修で住民サービス向上や、市民の暮らしを考える等の研
修、職場外研修では、こうち人づくり広域連合等の専門機関での受講により、スキルア
ップや各分野におけるエキスパートの養成を計画的に実施する。また、大規模な自然・
事故災害が発生した際には、迅速な住民対応が行えるよう、危機管理能力の向上に努め
る」と。人材育成の推進という部分ではこういう部分をもちろん推進しなければなりま
せんけども、こういうことをしていけば、先ほど言ったようにどんどん外へも出ていか
んといかんというふうなレベルになると、市民との接触もふえて職員一人当たりの事務
量はどんどん増加してまいります。
私どもにも余り職員を減らし過ぎてもという声がだんだん聞こえてまいりました。昨
日の高知新聞の記事ですけども、これ高知市の例ですけれども、ごらんになったと思い
ますけども、「事務量増
マンパワー不足懸念」ということで書かれています。「岡崎
市政は財政健全化を見据えて打ってきた布石が具現化する段階に入った。だが、増大す
る事務量に対し、「徹底した行政改革」による人員削減、マンパワー不足を懸念する声
も広がる」ということで、この間財政の部分も大変ということでかなり減らしてきてい
ます、高知市はね。そういう中で現実問題として「12年度3月補正と13年度当初に
盛り込んだ事業量に対し、市幹部の一人は「口の中に頬張るだけ頬張った状態だが、消
化できなければ意味がない」と心配する。市議会にも「今の市役所にそれだけの仕事量
をこなせるのか」との指摘がある」と。だから、人というのはすぐ育ちませんわね。だ
から、そこの部分で本市の場合でもずっと取り組んできた中で、かなり2分の1補充と
いうこともありましたけれども、平成22年の4月1日現在では採用者が5人ですか、
そして平成23年は5人と。そういうふうに実際はその年代の人っていうがはいびつで
すわね、はっきりと言ったら5人しかいないということは。将来的に20年後、30年
後を見たときにね。そういうことをどういうに捉えているのかなあというふうな思いが
私はすごくあるんです、実際のところ。やっぱりそこのところはどういうに考えてるの
か。それとあわせて東日本の大震災も受けて、やはりこの最終的に南海大地震が予測さ
れている今日、市民の生命、財産を守るべく立場に立つ市職員は、財政面からのみ見る
のではなく本市の将来像を描いたとき、現状何人が市民の理解が得られる職員数と考え
るのか。その点について再度見解をお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
総務課長、山﨑綾子君。
○総務課長(山﨑綾子君)
はい。お答えをいたします。
確かにプランどおり削減を進めてまいりました。その中で毎年人事ヒアリングを担当
課長のほうにしておりますけれども、やはり押し並べてどこの課もですね人手不足とい
うことを私のほうにヒアリングのときにどうしても話になります。そこの中で何とか臨
-30-
時職員とかですね、非常勤職員を充てて対応をしていただいてきているところですけれ
ども。確かに合理化というのは本当に図ってこられたと思います。本当に限界かどうか
ということは、今すぐ限界であるというふうには申し上げられませんけれども、少なく
とも平成25年度で見直すときにはですね、本当にその事務量というものをできるだけ
正確にはかる努力をして、それにどれぐらいの人が必要かということを丹念な形で検証
はしていきたいと思っております。やはりどうしてもその事務量というのは増大をして
おりまして、一方でシステム化もしておりますけれども、システムを入れたとしても事
務量が減るということでは決してございませんので、その中でお客様対応とかいろんな
事務を推進していく上においては、どうしても一定量の職員が必要だということは非常
に感じております。そして、今休職者、ぐあいの悪くなって休む方なんかもいらっしゃ
いますので、そういった職員の稼働率の向上とかいうことも考えながら、職員として採
用されたからにはですね、本当に職員として健康な状態で働ける環境なんかもできるだ
け整えながら稼働率を上げてやっていきたいというふうに思っております。
その職員の今まで私がずっとその地方公共団体の定員管理調査というのを毎年総務省
が行っておりますけれども、その中でうちのその職員数が類団より多いというのはです
ね、やはり民生部門と農林業部門というところが挙げられております。民生部門という
のはですね、もちろん保育ということもありますけれども、市になりまして福祉事務所
でやはりケースワーカーなんかも市で持たなければならない、そこの純然たる増員とい
うのもございますし、そして、何といってもその農林業の部門はですね、この広大な市
の面積を抱えておりますので、そこは類団と単純に比較するわけにはいかないし、この
比較というのは何をもって比較しているのかということがちょっと私の中でもこの調査
を見てもわからないところがありますので、それで一方ではですね、ほかの部門におき
ましては類団よりも少ない現状というのもやはり出ております。そこで、やはり平成2
5年度の検証というものはかなり丹念に行って、適正な人員配置というのを念頭に置い
てですね、プランの見直しを行っていきたいと考えております。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
正確な分析をしていくという努力をされるということは
もちろん大切なことでありますし、先ほど課長が言った民生とか農林の分野、確かに多
いかもしれませんが、私は最初特殊要因からくるということを言いましたけれども、そ
の部分をやっぱり我々の目指す方向と、本市の目指す方向というがが明確になっている
ときには、その部分が単純に数的に他市からは多いかと率的に多いかというレベルの議
論じゃなくて、本当のやっぱり先ほど言われたようなその稼働率の問題とかね、そうい
うことも分析をされることを期待しておきますが。
1点聞きますけど、その100人削減目標ですわね、それを以前聞いたことがありま
すけど、そのことについては現在も到底私は考えられないと思いますが、追及している
という認識でよろしいのかお尋ねします。
-31-
○副議長(比与森光俊君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
お答えいたします。
100人削減につきましては、合併協議の段階で合併後20年かけて100人減して
いくということで協議の確認がされておるわけですけども。その後ですね、ご承知のよ
うに地方分権の流れの中で業務が大変増大をしてきました。その観点からすると、当時
確認をされた100人減ということがそのまま通用するかというたら、そういう認識は
持てないだろうというふうに認識してます。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
はい。了解しました。だから、先ほど来課長も話をされ
ました方向、私も提案さしてもらいましたけども、そういう方向でやはり本来に本市の
状況を正確に分析されて、定数管理ということについては平成25年度見直すというこ
とですので、それについて再度の答弁を求めたいと思いますけども、課長。
○副議長(比与森光俊君)
総務課長、山﨑綾子君。
○総務課長(山﨑綾子君)
はい。お答えいたします。
その100人という数にとらわれるのではなくてですね、見直し作業というのは、や
はり現実の事務事業がどうであるかということに特化した形でやりたいと思っておりま
す。ただ、その財政面とかいろんなところを考慮したときに、その数値目標をその検証
で出した目標をまたさらにどう言いましょうか、それが全てではないと思いますので、
将来的な財政面と、そしてその現実のその事務事業の事務量というところとあわせもっ
て考えていかなければならないとは思っております。ただ、検証作業としてはですね、
その100人を念頭に置いて検証するのではなくてですね、もうあくまでも事務事業に
おける適正化というのを、担当としてはそういうことを念頭に置いて考えて検証作業は
進めていきたいと思っております。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
それでは、次の質問に移ります。
次に、老年者の障害者控除の取り扱いについて順次伺ってまいります。
振り返りますと土佐山田町議会時代10年前でありますけれども、私が初質問させて
いただいた7項目の中の1つに、要介護認定者に税法上の障害者控除を適用すべきとい
うことで答弁をいただいた記憶があります。それ以来何人かの議員さんが質問を重ねて
きたわけですが、結局のところ本市においては見送られたままの状況であります。それ
ならその見解を受けて何ができるかということで、題目を変更して老年者の障害者控除
の取り扱いについてということでチャレンジャーの気持ちで質問をさせていただきます。
この間の議論の最終回答は、平成19年第5回定例会での久保議員への答弁に集約さ
れております。その後大岸議員にも答えられておりましたが、ポイントを整理させても
らってから質問に入っていきます。
まず、本市の障害者であることの認定は独自に定めて運用している。国会での質問か
-32-
ら、要介護認定があっても障害者控除とは直接リンクしない。その他るる答えられてお
りましたが、私は市民への情報提供すらも福祉事務所としては行わないことを前提とし
た答弁であったと受けとめております。
そこで最初にお尋ねします。
本市独自の障害者及び特別障害者であることの認定についての基準を、以前の説明と
は変化はないと思いますが、資料もいただいておるところですが念のためにお尋ねいた
します。
○副議長(比与森光俊君)
○福祉事務所長(岡本明弘君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
山﨑議員の老年者の障害者控除の取り扱いについて
のご質問にお答えします。
本市の障害認定の基準については、本日お手元にお配りをさせていただきました。障
害者と特別障害者の2種類あり、その中で障害者は2種類、特別障害者は3種類ありま
す。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
5つに分類されるということで変化はないと以前と全然。
確認の意味で伺いますけれども、障害者の認定は介護認定審査会等に基づく情報をも
とに認定するということが下に書かれております。ということは、直接はリンクしない
けれども間接的にはリンクしているというふうに私は判断しておりますけど、かかわり
はあるというふうな認識でいいのかお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
○福祉事務所長(岡本明弘君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
直接のイコールではないということはご理解はして
いただいているとは思いますけども、この基準に基づいて判定をするということですの
で、部分においては関係をしているということではあります。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
平成12年から介護保険制度がスタートし、介護サービ
スの提供度合いを判断すると言いつつも数十項目調べさせていただくわけでありまして、
参考にしていくということで、参考にしないほうが逆に言うたらおかしいというふうに
私は思っております。
次に移ります。
それでは、現在の障害者控除対象者への認定証の発行状況についてお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
○福祉事務所長(岡本明弘君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
障害者控除対象者認定証の発行状況については、平
成20年度5件、平成21年度2件、平成22年度5件、平成23年度7件、平成24
年度、今年度ですが2月末現在で8件です。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
平成20年度から数字を個々にお示しいただきました。
-33-
合計で5件、2件、5件、7件、8件ということで27件ということになろうかと思い
ますが、それ以前の累積された数字はいかがなんでしょうか、おわかりですか。
○副議長(比与森光俊君)
○福祉事務所長(岡本明弘君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
申しわけありません。そこ平成20年度以前の数字
についてはちょっと把握をしておりません。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
それでは、この27件の中で特別障害者の方、障害者に
準ずるといったらいいんですかね、その件数の内訳をお示しください。
○副議長(比与森光俊君)
○福祉事務所長(岡本明弘君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
障害者が3名で特別障害者が24名です。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
関連して、その方々の要介護度はおわかりでしょうか。
○副議長(比与森光俊君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
○福祉事務所長(岡本明弘君)
平成24年度、今年度の分についてはちょっと様式、
それと若干医師の意見書のみで足りるということで、介護度まではうちのほうまではわ
かっておりません、そこまで調べてないですので。平成23年度までの分でしたらわか
りますので、それまでちょっと調査をしましたので。つまり平成23年度までで言うと
19件が全体ですけれども、その内訳ですと支援1が1名、それから介護1が3名、介
護3が7名、介護4が2名、介護5が6名で19名になっております。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
当時の所長はこう答えてます。「香美市の中では認定を
受けたいという状況にあったら、そういう方に声をかけてやっております。これまでも
控除を求めて証明を求めて来られております」。その状況が継続して、先ほど平成20
年から数字を人数を示していただきました。その数字からいったらどうかなあという感
覚が私どもはあります。実際のところ所長の認識としてこの現状27名、平成20年か
らとってね、ほんで毎年10名までという認定証の発行状況についてはどう捉えてます
でしょうか。
○副議長(比与森光俊君)
○福祉事務所長(岡本明弘君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
数の多い少ないという意味でしょうか、ちょっとわ
かりませんが。恐らく所得税、住民税がかかる方が必要ということでとっているという
ことだと思いますので、そういうことからすれば適当な数字ではないだろうかというよ
うに考えております。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
もちろん税が発生する方が認定証が欲しいと言って来る
ことは当然でありましょうが、実際のところは福祉事務所として、そしたら要介護状態
である方がどんだけ税が発生するかというがはわかってはないと思いますわね、実際の
-34-
ところはね。恐らく適当な数字というのは適当な所見であるというふうに私は思ってお
りますけれども。現実問題として…。ほいたら、次に移らせてもらいます。
3点目ですけども、税の控除に使用するわけでして、3月15日までの一定の期限が
あります。現在のところ認定証を発行してもらいたい旨の話があったときですね、先ほ
ど来の基準に当てはまるとしたらその要する期間です、どれぐらい見ていたらいいのか
お尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
○福祉事務所長(岡本明弘君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
認定証発行までの期間ですが、おおよそ申請後1週
間で発行しておりますが、遅くとも10日以内で認定証は発行できております。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
1週間から遅くても10日ということは医師の意見等も
伺うわけですわね、そういう中では一定のレベルかなというふうには思いますが。医師
の意見というのは具体的にですねここに書かれてる、診断じゃないでしょう?意見とい
うのは何に基づいて意見を出してもらうのかちょっとお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
○福祉事務所長(岡本明弘君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
4番目の質問ともダブるかと思いますが、認定申請
の際に関係機関への調査に同意をしていただきます。それによって関係書類を福祉事務
所として取り寄せて、認定の基準に照らして認定の可否決定を行っております。
それが介護認定をする場合に医師の意見書が必要ですので、その医師の意見書を取り
寄せというか関係機関から取り寄せて判定をしているわけです。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
ということは、介護認定をされたときの医師の所見等が
参考にされるということで再度確認します。
○副議長(比与森光俊君)
○福祉事務所長(岡本明弘君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
はい。お見込みのとおりです。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
12番。それでは、4点目に移ります。
1点目に伺った基準でありますけれども、厚生労働省がその後事務連絡で障害認定方
法などについては踏み込んで例示をしております。所長も知ってるかと思いますけど。
その中で市が有している申請者の状況、要介護認定に係る情報等も参考にすることも考
えられますと書かれておりますが、その点についての見解を求めます。
○副議長(比与森光俊君)
○福祉事務所長(岡本明弘君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
先ほどお答えをさせていただきましたとおりですが、
要介護認定の情報を参考にさしていただいております。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
そのときの事務連絡ですけども、参考として「要介護認
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定と障害認定は、その判断基準が異なるので要介護認定の結果のみをもって一律に身体
障害者の何級に相当するかの判断は困難なものと考えられます」と書かれています。と
いうことは、逆に言えば介護と認定されれば何級かは明確ではないけれども、身体障害
者と認められるわけであります。ゆえに先行市町村では要介護認定者にそのまま障害者
認定証を送付しているところもございます。そのことによって住民にも喜ばれておりま
す。
伺いますが、要介護認定に係る情報を参考にして障害認定ができなかったケースはあ
るのか、その点をお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
○福祉事務所長(岡本明弘君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
平成20年度から数字を示させていただきましたが、
27件全て認定をしておりますので、否というか却下になった分はありません。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
それでは、次に移ります。
私は今回の質問で明確にしたいのは、直接リンクはしなくても現状要介護状態の方は
100%障害者控除の対象であるということです。障害の等級は調査を行う必要がもち
ろんあるでしょう。税の申告は自主申告権が貫かれております。ただ、その背景には控
除の部分でも的確な情報開示があって控除可能かどうか申告する方が判断するものであ
ります。
少し脱線しますが、せんだってこんな例がありました。同居でないけれども収入が少
なく、所得としては全くないので面倒を見させてもらっているけれども、そういう親類
が、親族がおられました。扶養控除では扶養にとれるのは税務署の説明の「生計を一に
する」このことがイコール同居とその方は思っておられましたが、今年6親等以内で生
活、医療費等を援助しているので、それも生計を一にするということで、そのことがわ
かり扶養に入れることができました。これも本人が知らなかったゆえの出来事です。
話を戻しますが、税務署が出している確定申告の手引きは、障害者の適用の第1項に
は、「65歳以上の方で障害の程度が障害者に準ずるものとして市町村長の認定を受け
ている方」となっております。
税務署サイドの周知はオーケーです。ただし、このことをすぐに理解できる市民は少
な い と 思 い ま す 。 本 市 の 要 介 護 と 認 定 さ れ て い る 方 は 1 ,8 0 0 人 強 と 伺 っ て お り ま す 。
要介護4・5の方で約500人近いですか?介護サービスに対する必要度が増していっ
ている。このことは負担がふえている現状を示しております。障害者の状況にあるとい
うことは費用負担が発生する。だから、税法上障害者控除があり、課税の公平性を保っ
ているということです。今までのやりとりで市としても最低限やるべきことは、要介護
の方々に、あなたは障害者控除対象者認定証の発行の申請が可能である旨の通知をすべ
きであります。見解をお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
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○福祉事務所長(岡本明弘君)
市民への情報提供として、要介護状態の方には認定
証を求める申請が可能との通知を行うべきであると、見解をとのことですが、介護保険
法の要介護認定の有無にかかわらず、要介護状態の方は認定証の発行ができる場合が高
いと思われます。納税相談時期前に税務課が申告について広報で香美市全体に知らせる
ときに合わせて、福祉事務所として広報に掲載を検討したいと考えます。
また、ホームページに障害者控除対象者認定申請書の様式を載せてダウンロードでき
るようにするなど啓発していくよう検討していきます。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
検討というよりもやってもらいたいと、そのことをまず
ね。そのことの答弁を求めることと、全市民向けには広報、ホームページ、大事なツー
ルであると思いますし、特に税務課が出すときというのは的を射た時期というふうに判
断しますけれども。
実際本市での実態が明らかになったわけであります。要介護の方は等級は別として障
害者の状態にあると証明されたわけです。税がかかっておればのことですけれども、本
人、配偶者、扶養、どの立場であるかは抜きにして控除として有効活用できます。ただ、
かかってなかったらその資料については必要ないとなりますけれども、実際そこまでの
資料提供は少なくとも要支援の方もおられましたわね、実際は。少なくとも現時点では
要介護の方に申請書と説明書を送るぐらいのサービスは行ってしかるべきと思いますが、
再度お尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
○福祉事務所長(岡本明弘君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
広報については載せていきたいと思っておりますし、
ホームページについても近年ホームページの充実ということも言われてますので載せて
いきたいとは考えております。
3点目の、その個人個人への通知ということについてはいかがなものかというように
は考えております。全く関係のない方についても文書等全員に送るわけですので、混乱
を招くのではないかというように考えますので、全体としての周知ということでいきた
いと考えております。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
少し反論させてもらいますけども、混乱を招くというふ
うなことをおっしゃいましたけど、実際税の控除をして受けれるような、そういう情報
提供を市が、担当部署が行うということが、それで聞き合わせがあっても税金かかって
ますか、かかってません、ああ、そしたらとれませんねという。それはやはり市の市民
に向けてのサービスとして、混乱を招くという表現は私はいかがなものかというふうに
逆に思いますけれども。現実問題は、もちろん税務課と連携してということはなかなか
ね個人情報の手前もあるから難しいかと思いますけど、そういうことも踏まえてですね、
実際要介護の方を扶養で見られている方というがは扶養控除の税務課に資料があります
-37-
ので、それができるんやったらそういう方を対象にピックアップすることはできますわ
ね。ただ、事務量がふえますきどうかとも思いますけど。それやったら先進市町村は要
介護の方に対してですわね、全てに認定証を送っているわけです、進んでいるところは。
そうじゃないところは申請書を送っているわけです、やっているところは。やっていな
いところはうちみたいなところも現状あったわけですけれども。実際そのことも踏まえ
て今後調査、検討するぐらいのことはおっしゃることはできないのかお尋ねします。
○副議長(比与森光俊君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
○福祉事務所長(岡本明弘君)
介 護 の 認 定 の 方 が 今 1 ,8 0 0 人 ぐ ら い お ら れ る と
思うんですけども、その中で現在5年間でも27名が該当ですので、その他の人はほと
んど該当でないというようには考えております。全員に送るというのはやっぱり必要に
ないものを送ってきてというようなお叱りも受けますので、全体に知らせていくという
ことでいいのではないかというようには考えます。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
所長の話は推測の話でありまして、実際お叱りを受ける
ということは私は絶対にないというふうに思いますし、そこに情報をきれいに明示しち
ょったら税金がかかる方、広報に載せたらお叱りを受けますか、実際のところは。現実
問 題 と し て ね 、 1 ,8 0 0 人 の 方 で 2 7 名 っ て い う こ と は あ り 得 ん わ け で す わ 、 現 実 問
題としては。私はやっぱりそこの部分のところが所長の話は私は推測であるというふう
に思ってます。だから、それやったら調査をすべきと思いますし、現実問題はやはり担
税力の部分から言ったときに、そういう障害に準じる状況の方の部分では、その部分費
用負担も発生する、先ほども述べましたけれども。そこのところでその部分をやっぱり
税金の部分のこの控除が使えるという部分の周知については、確かに高齢者、独居の方
なんかはわかりにくい部分があるかもしれませんけど、その部分は親切な対応等で補え
るというふうに私は思いますが、再度の答弁を求めます。
○副議長(比与森光俊君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
○福祉事務所長(岡本明弘君)
税務課の発行しております申告の手引き、これにも
載っておりますし、平成25年度においては福祉事務所として別立てで広報をしていき
たいと思いますので、それで十分かなというようには考えております。
○副議長(比与森光俊君)
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
それでは、そこから始めていただきたいと思います。今
回はこれで終わります。
○副議長(比与森光俊君)
山﨑龍太郎君の質問が終わりました。
次に、13番、大岸眞弓君。
○13番(大岸眞弓君)
13番、大岸眞弓です。私は住民こそが主人公の立場で一
般質問を総括方式で行います。
質問に先立ちまして通告の字句の訂正を1カ所お願いいたします。通告の9ページで
-38-
すけれども、いじめ対応のところの①ですが、「現代の子ども感」のこの「感」が観点
の「観」になりますので訂正をお願いをいたします。
それでは、順次質問に移っていきます。観光協会の運営についてからです。
一般社団法人香美市観光協会は平成24年2月1日に設立されました。昨年1月25
日の香美市観光協会臨時総会の資料によりますと、具体的な業務は公益事業部門と収益
事業部門からなり、べふ峡温泉の指定管理を受けることにより、観光協会の要望額であ
っ た 1 ,1 0 0 万 円 が 補 助 金 と し て 出 さ れ て い ま す 。 べ ふ 峡 温 泉 の 指 定 管 理 受 託 に つ い
ては理事の間からは異論もあったようですが、観光協会の自立には収益事業の確保が必
要との結論に達したと推測されます。
発足して、観光協会の活動が新聞等でも取り上げられたりしてこれからというときに、
昨年末議員協議会で会計処理について驚くような報告を受けました。問題が発覚して以
来、市民の方々からどうなっているのかと聞かれ、また、議会は何をやっているのかと
いう厳しい声も寄せられました。香美市観光協会は公金を扱う団体です。同協会の運営
に関し経緯を明らかにするとともに、今後の対応策を示す必要があるのではないでしょ
うか。
以上を述べてお聞きをいたします。昨日も質問にあり重複する部分もございますが、
省略できるところは省略してお聞きしますのでよろしくお願いいたします。
まず、1点目ですが、市長の諸般の報告で、香美市観光協会の平成24年度の事業収
支 が 1 ,8 0 0 万 円 以 上 の 赤 字 計 上 の 見 込 み と い う こ と で 昨 日 の 質 問 で も 明 ら か に さ れ
ましたが、なぜそのような事態に至ったのか、経緯を明らかにされるよう求めます。同
僚議員へのご答弁では、11月7日に市が調査に入ってからのことをお伺いをいたしま
した。それ以前の一般社団法人香美市観光協会が発足するに当たって、なぜ雇用創造協
議会がそのまま引き継ぐ形になったのか、当初からの経緯をお聞かせください。また、
赤字計上となった事業に対する観光協会の認識と市の見解をお聞かせください。
次に②です。
市は前専務理事がかかわった事務の仮払い支出の不明金について調査中であります。
香美市地域雇用創造協議会の雇用創造実現事業の平成21年度から平成23年度までと、
高知県緊急雇用創出臨時特例基金事業の平成22年度、平成23年度分について、議員
協議会において判明している限りの説明は受けました。その中で高知県緊急雇用のほう
で平成22年度分がまだほとんど解明されておらないとのことでした。これらは過去の
年度の分でございますので、このほかに前専務理事あるいは観光協会がかかわり収支の
合わない事業があるのでしょうか。不明金がこれ以上発生するおそれがないのかお聞き
をいたします。
次に③です。
今資金ショートで観光協会の観光協会の存続そのものが危ぶまれている状況であり、
各方面対応に追われています。前専務理事のずさんな金銭管理、また独断専行の経営手
-39-
法がもたらした結果であると言わざるを得ませんが、しかしながら独断専行に歯どめを
かけられなかった、言いかえればこのような事態になるまで手を打つことに思いが至ら
なかった、さらに言えば公金を扱う団体でありながらチェックするシステムがなかった
ことが今日の事態を招いています。それについては理事会の責任が問われるのではない
でしょうか。市の監督責任については、先日のご答弁で市長が明確に「責任は最終的に
は市長にある」と述べられましたので、そう受けとめておりますのでご答弁は結構です。
次に④です。
昨年末専務理事の処遇扱いで、理事会が専務職を解雇でなく辞職扱いとし、協会は調
査や処分などをしないと決定したことについて、協会の対応を疑問視する記事が新聞に
掲載されました。観光協会は赤字で再建のめどが立たないとして現在職員の整理解雇に
着手し進めておりますが、理事会の感覚が観光協会自立以前のままであり、経営当事者
意識が希薄だったのではないでしょうか。どのように感じておられるかお聞きをいたし
ます。
次に⑤です。
市民感覚からして一連の事態を打開して再出発するためには、前専務理事や理事が経
営責任をとり、収支をきれいにした上で退陣するのが通常のやり方ではないでしょうか。
平成25年度予算では昨年同様の額が計上されています。どのような団体に補助を出し
管理委託をするのか、市の姿勢が問われている問題として見解をお聞きをいたします。
昨日の同僚議員の質問同様、私も観光協会が解散していいとかいうふうには思ってお
りません。再生を願ってお聞きをするわけでございます。それにはまずわかっている限
りの事実を解明して明らかにするだろうという立場で、そして、このことに関しまして
は市民感覚からしてどうなんだ、社会通念上どうなんだ、この観点からお聞きをしてお
りますのでよろしくお願いをいたします。
以上が観光協会に関する質問です。
次に、鹿の食害対策についてお聞きをいたします。
過日鹿の食害対策を考えるシンポジウムと物部川の濁水を考えるシンポジウムに相前
後して参加いたしました。2つのシンポジウムは主催団体こそ違いますが山の荒廃、川
の濁水というのは不可分に結びついており、生活に直結する問題です。シンポジウムで
は三嶺稜線部のクマザサの枯死、ウラジロモミの幹が表皮を
がれ、倒木、表土むき出
しの裸地化が広がっている様子など痛々しい場面がスクリーンで紹介されました。山の
荒廃は物部川の長期濁水の原因ともなっており、流域は思ったより深刻な事態です。両
シンポジウムでは何とかこれを食いとめたいと頭の下がるような活動をされている市民
団体や専門家の報告がございました。中でも下流域のニラ農家の方が川の濁水で畑のス
プリンクラーが目詰まりをするという話をされたとき、こんなところにも影響があるの
かと驚きました。鹿の食害対策については、本市は先進的な取り組みをされているのは
周知のことですが、到達点も踏まえた上で公費で展開される必要性について以下の点を
-40-
お聞きいたします。
まず、①です。
これまで個々の市町村で対策していたときは県境や環境省、国土交通省などのエリア
の壁がありました。また、県ごとに取り組みの温度差もありました。効果的な鹿の食害
対策にはそれらを乗り越えて広域での連係プレーが欠かせない、それは関係者の間で共
通認識になりつつあると思います。そして、国土保全の面からもやはり国が乗り出して
国直轄で総合的に進める必要があると考えますが、これについての見解をお聞きいたし
ます。
次に②です。
これまで、本市からは鳥獣被害の問題では国に対する意見書など数回にわたって上げ
てきました。また、担当課におかれましても農政局と直接交渉するなど積極的に動かれ
てきました。地方の実情と思いが通じつつあり、国は平成24年度の補正で鳥獣被害防
止 緊 急 捕 獲 対 策 と し て 1 2 9 億 3 ,8 0 0 万 円 を 予 算 化 い た し ま し た 。 添 付 資 料 の 1 枚
目にその補正予算の概要が載っていますのでごらんください。被害の深刻化、広域化に
対して集中的かつ効果的な対策を早急に講じるためとしていますが、国の予算はここに
ありますように一旦基金として都道府県協議会にプールされまして、緊急捕獲等計画を
作成した市町村に支援がなされます。これにつきましては、昨日の朝刊に補正対応され
た鳥獣被害対策事業の受け皿として県内の5団体、JA高知中央会や県森連、県猟友会
などが鳥獣被害防止対策推進連絡協議会を設立した旨の記事が掲載されておりました。
これを受けて県鳥獣対策課が緊急捕獲計画の策定、更新を市町村に呼びかけるなどと書
かれております。
以上述べてお聞きいたします。本市においてこの事業計画に手を挙げ、広域連携で効
果的に捕獲する事業を展開すべきではないでしょうか。そのことを四国4県に呼びかけ
るべきではないでしょうか、お尋ねをするものです。
次に③です。
これまでの質問でも述べてきましたように、森林動物との共生にはその生態や特性な
どの正確な把握が不可欠で、科学的な知見に基づく対応が必要です。資料の2枚目をご
らんになってください。これは以前兵庫県の森林動物研究センターに独自に調査に出か
けましたときの資料、以前もこれをご紹介しておりますが、これをこういうそのネット
ワークといいますか体制がぜひとも不可決で、こういうことが視野に入りつつあるので
はないかという想定のもとにお聞きをするわけです。兵庫県では、専門の研究機関と実
動部隊が互いにこの資料の真ん中のその囲みですが、この3つのその研究センター、県
民局、各市町村が連携をしてフィードバックしながらですね、つまり生態の研究、捕獲
方法の指導、地域ぐるみでの実施、実験を繰り返しながら、ここでは個体数の管理にほ
ぼ目標数成功しているわけですね、捕獲ができているわけです。組織図を見ていただき
ますと、それぞれに森林動物専門員、左の端ですが森林動物指導員などを配置をしてお
-41-
ります。
そこでお聞きします。四国に兵庫県森林動物研究センターのような体制をつくり、マ
ンパワーも配置して、四国全域で集中的かつ効果的な対策をとっていくことが必要であ
ると考えますがいかがでしょうか。
食害対策では以上です。
次に、いじめの対応でお伺いをいたします。
いじめが深刻化しています。子ども時代に一過的にそんなことがあったという時代で
はなくなってきております。ターゲットを変えながら陰湿さを増し、時には人の命を奪
うまでにエスカレートしています。これには教育現場だけでなく社会的対応が求められ
ていると思い質問に掲げました。解決にはまず関係者が起きた事象だけを捉えるのでは
なく、いじめの起きる背景について共通認識を持つ必要があると考えます。以上述べま
して順次お聞きします。
まず、①です。
私は自分の子どものころや息子の子ども時代のころのこと、また接触のある現在保護
者の方から伺う子どもの様子などを見聞きをして思いますのは、今の子どもはとても周
囲に気を使いながら、言いかえればその輪からはじき出されないように周囲の空気を読
んで自分の立ち位置を確保することにきゅうきゅうとしている。腐心しながら生きてい
るのではないかという感想を持ちます。また、子どもの遊び環境の変化や家庭の貧困な
ど、子どもを取り巻く環境は厳しさを増しています。国連子どもの権利委員会からは、
過度な競争教育が子どもたちの成長発達を阻害していると勧告され、国際的な調査にお
きましても日本の子どもたちの自己肯定観の低さが数字であらわれております。子ども
たちは私たちの時代とは比べ物にならないほどのストレスを抱えながら生きているので
はないか、いじめ問題の背景を考えるときにこのようなことが浮かびました。長く現場
で子どもたちの教育に携わってこられました教育長の現代の子ども観をお伺いいたしま
す。
また、いじめの定義をどのように捉えられるか。言いかえれば、いじめとして周囲が
対処しなければならない状態とはどういったときとお考えなのか、お聞きをいたします。
次に、②です。
いじめへの対応として、いじめる子の出席停止や転校させるなどの意見が出ていると
報道されております。また、大阪市ではいじめや体罰が学校で起きた際の市長の教育行
政への関与を強化する条例が成立しています。いじめ対策の条例化は滋賀県の大津市で
もありましたが、この2つに共通していますのは教育委員会に問題の根本がある、教育
委員会無能論を言いまして教育委員会の頭越しに市長主導で問題解決を図ろうとしてい
ることです。また、大津市の条例案では、子どもたちにいじめの相談、通報を義務づけ
するなどしていますが、このことは運用を間違えれば根本的な解決につながらないばか
りか事態を悪化させるリスクがあるのではないでしょうか。条例化が必ずしも悪いとは
-42-
言いませんが、子どもの生活や気持ちを理解せずに原因究明も諸法も上から手を突っ込
んでやるようなやり方は、乱暴だし教育にはなじまない、また現場に解決力がつかない
のではないかと危惧いたします。見解をお聞きします。
次に、③です。
一人一人の子どもに居場所があって他者から必要とされていると実感できているなら
ば、いじめや自殺は随分減ると思います。どんな子でも1個の人間として大切にされる
教育が必要と思いますが、学校や教育者に一人一人の人権を守るという観点が醸成され
ておりますでしょうか。いじめ問題の対応では、とにかく何とかしなければならないと
いうことで先生方が当面目の前のことに追われてしまうわけですが、その対応に当たり
ましては、やはりこの一人一人の子どもの命や人権を守るというその観点が基本にある
ことが最も大事と考えてこの質問でございます。よろしくお願いします。
次に、④です。
いじめ解決のプログラムをどのように描かれるでしょうか。いじめが発覚したときの
個別対応も必要ですが、子どもを取り巻く人間関係の中で解決に導くことが欠かせない
と思います。それは教職員はもとより、保護者や当事者の子どもたちのチームプレーが
欠かせないと思いますがいかがでしょうか。
以上がいじめについてでございます。
次に、体罰の問題でお聞きします。
大阪桜宮高校の生徒が教諭から体罰を受け自殺した問題で、体罰に関する議論がさま
ざまに起きています。私はいじめも体罰も暴力だと捉えています。体罰の根絶を願いな
がら質問をいたします。
まず、①です。
地元紙が街頭で中高生に体罰について取材をしましたところ、複数の生徒が「練習の
手を抜くと竹刀でしばかれた」、「キャプテンが何度も平手打ちされるのを見た」など
の回答が寄せられています。記事によると、取材した34人中7人が「教員に暴力を受
けたことがある」と答え、5人が「友人らが暴力を受けるのを見た」と答えています。
依然部活などで体罰が横行しているのかと愕然とする思いですが、これは放置していい
問題ではありません。
そこでお聞きします。本市の学校での現状について把握をされていますでしょうか。
また、調査の必要性があるのではないでしょうか。多分文科省や県からそういう指示も
来ていると思うのでお聞きをいたします。
次に、②です。
体罰によるけがや生徒の死亡はこれまでにも起きています。問題化すると、指導の行
き過ぎがあったなどと暴力行為を合理化して済ませる、また家庭における体罰死でもし
つけるためにやったなどと自分の行為を正当化させ、周囲もそのような風潮を曖昧にし
てきた部分があります。学校教育法では、体罰が禁止されているにもかかわらず問題が
-43-
後を絶たないのは、体罰イコール暴力という位置づけがはっきりできていないのではな
いでしょうか。昨日教育長もこの立場ではっきりお答えになりました。少し安心をいた
しましたが教育長の立場、教育委員会として現場に何らかの指示を行っておられるかど
うかお聞きをいたします。
次に③です。
この間2人の精神疾患の方にお会いすることがございました。人間関係をうまく結べ
ないで就職もできない。その方は成長過程でクラスメートからいじめを長期にわたって
受けていたという話をしてくれました。もう1人は幼少時に親から虐待を受けた経験を
持つ人です。中学生のとき転校先で過酷ないじめに遭い不登校になりました。時々いじ
められたときのことがフラッシュバックして苦しみます。社会にうまく対応できず、や
はり精神疾患と診断され現在治療中です。因果関係などについて詳しく述べることは控
えますが、多感な時期に受けるいじめや体罰は、人一人の人生を大きくゆがませること
があります。私は今、日常的にいじめや体罰を受けながら育つ子どもたちが、こうした
事例を見たときに将来どんな社会を形成していくだろうかと本当に心配でなりません。
そこでお聞きします。以上のような実例からも特に学校での体罰は根絶しなければな
らないと考えますが、教育長のご見解をお聞きします。
次に、④です。
日本体育学会理事会は、体罰のない指導を総力挙げて社会に訴えるとして緊急声明を
発表いたしました。それにつきましては資料の3枚目に全文が載ったものを添付してご
ざいますので、なお、ここにいらっしゃる皆様にもお目通しをしていただきたいと思い
ます。それによりますと、「運動部における体罰が指導上の「禁じ手」であることは過
去も、現在も、そして未来も自明の理」である。桜宮高校における体罰事件で、「運動
部の指導において体罰は用いてはならないことが必ずしも徹底されていない現状を認識
し、あらためてこの問題を直視して真摯な対応を行うべきである」と述べています。日
本体育学会理事会は、体罰をこのように位置づけています。資料の3段目の後ろ4行目
からですが、体罰による運動部の指導は、顧問教員が動物の調教のように生徒を自在に
操ろうとする手段であり、決して容認できるものではない。実験心理学の研究成果が示
すように、閉じられた空間の中で人を罰することができる権限を持たせると、その権限
は次第にエスカレートしていき、他方で罰受ける側もそれを甘受するようになる。同様
に無気力で無抵抗な人間をつくり出すという実験結果も見られるとしております。また、
別の専門家の研究では、体罰やいじめを受け続けると脳が萎縮するという、そういう科
学的な治験もございます。しかし、この宣言に戻りますが、一方で、競技スポーツでは、
ここも問題にしなければならないと思うんですけども、学校運動部に多くの課題、責務
を負わせている。勝たなければならないとかですね、そういう環境にもやはりあるので
はないか。それにも触れまして体育、スポーツの本来的な姿を、本来スポーツとは楽し
いものであるというそういう姿を改めて確認することも体罰根絶につながると述べてい
-44-
ます。
そこでお聞きします。教育委員会として体罰根絶のプログラムをつくるお考えがない
でしょうか。学校が子どもの命と人権を守り、子どもの成長発達を促す場となるために
暴力は一掃されなければなりません。具体例の1つとしまして、先ほど述べました緊急
声明の趣旨を全市的に普及させてはいかがでしょうか、お聞きをいたします。
次に、⑤です。
大阪桜宮高校の事件で大阪市のとった対策は、入試間近になって体育課の募集中止や
教員の総入れかえを指示したことは保護者や生徒らからも批判があり、入試を実施して
ほしいと市長に申し入れるなどをしましたが聞き入れられませんでした。体育課をなく
したら体罰がなくなるでしょうか。大阪市長はそればかりでなく、記者会見などで生徒
たちに対して「自分たちが違ったは許されない」、「当事者意識を」などと体罰問題に
関して被害者の生徒側の責任を強調し、そのことによる影響が出ています。同校の生徒
が街で体罰問題の責任を問われるような罵声を浴びたり、自転車置き場で同校のステッ
カーを張った自転車のサドルが抜かれるなどの嫌がらせ、また桜宮高校生徒へのインタ
ーネットの誹謗中傷も広がっており、深刻な2次被害となっています。入試の中止も受
験生たちにとっては2次被害です。同じ学校の生徒が体罰を受けて自殺をするというこ
とでは、当事者の生徒たちには大変なショックだったろうと思われます。別の事件にお
いても被害者が非難の的になるということを見聞きしますが、どういう病理かと思って
しまいます。そこまで社会全体にクッションがなくなっている、社会全体でいじめが社
会化しているのかと暗たんたる気持ちになります。
そこでお聞きします。今どの学校であれ何が起きても不思議でない状況にあります。
マスコミの対応を含め大阪でのことを1つの教訓とする必要がありはしないでしょうか。
児童・生徒に2次被害が及ばないようにする対策のことについてでございました。
以上が体罰問題でございます。
最後に、学童クラブの質問です。
本市では支所庁舎の耐震、建築計画に伴い、待たれていた大宮、大栃小の学童クラブ
の施設建設が検討される段階に入りました。早期の実現が待たれますが、市内には改善
の必要な学童クラブがまだまだ残されています。順次着手されるように望みますが、今
回緊急案件としてお聞きいたします。
まず、①です。
資料に4枚目、写真をつけておりますので参考にごらんください。これは全部がたけ
のこ児童クラブの写真でございます。たけのこ児童クラブの北側の窓に転落防止柵の設
置を要望します。資料のその上左側ですが、窓に子どもたちが近づくと危ないですので
机をずっと並べて置いています。仕方なしにそうやっておりますが、外から見ますとこ
の右側の状態ですので、机からこの下をのぞき込んだらもう、間違うともう下に転落す
るわけですね。大変危険でございます。転落防止柵の設置を要望します。
-45-
また、この児童クラブには障害のあるお子さんが登録されております。今休んでおら
れますが夏休みには来られるとのことです。児童は仮置き場の左下ですがポータブルト
イレを写真右側のこのトイレにおいて使用していますが、いかにも狭いです。健常児で
はありませんので配慮し改善されるよう求めます。
次に②です。
児童数の減少で運営の継続が危ぶまれる片地児童クラブへの指導、アドバイスを含む
支援の検討ができないかお聞きをしまして、私の1回目の質問を終わります。
○副議長(比与森光俊君)
○議長(西村成君)
1時15分まで昼食のため休憩といたします。
(午後
0時11分
休憩)
(午後
1時15分
再開)
休憩前に引き続き会議を行います。
一般質問を続けます。
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
大岸議員の観光協会の運営についてのご質問に対
しての答弁をいたします。
ま ず 、 ① で ご ざ い ま す 。 1 ,8 0 0 万 円 の 赤 字 計 上 の 見 込 み の 経 緯 説 明 と い う こ と で
ございます。
平成24年度に香美市観光協会から出されました事業計画は、当初計画におきまして
は 市 に 出 さ れ た 人 件 費 は 2 ,6 9 8 万 1 ,0 0 0 円 、 き の う 山 崎 晃 子 議 員 に ご 説 明 さ せ て
い た だ き ま し た 部 分 で す が 、 決 算 見 込 み で は 約 5 ,6 0 0 万 円 と 約 2 ,9 0 0 万 円 の 乖 離
がございます。要約いたしますと、多くの事業を実施し多くの人に来てもらい多くの収
入を得る、これによって必要な多くの職員を雇用するというふうな計画をされたものと。
それも市のほうに提出された計画とは異なるものを実施をされてたという形となってお
ります。非常に残念な結果となります。実際には多くの人に来てもらうことができず、
また多くの収入も得ることができず、ただ多くの職員の給与は必要であったと、これが
大幅に経営を圧迫している主因でございます。
次に、前専務理事のかかわった事業でございます。ご質問の中に高知県緊急雇用創出
臨時特例基金事業、平成22年度分はまだほとんど明らかになってないとございますけ
れども、こちらにつきましてはせんだっての議員協議会のほうで説明をさせていただき
ました。ここはほぼ終了しているという認識をしていただければと思います。この平成
22年度分でまだ一定使途がわかっていない部分は、雇用創造協議会の中の実現事業の
平成22年度の部分でございます。間もなくこれは明らかにして、皆様にご報告できる
機会があると思いますのでよろしくお願いいたします。前専務理事がかかわった事業に
つきましては、この雇用創造協議会での先ほど申し上げました実現事業と緊急雇用の事
業、それと今回の一般社団法人香美市観光協会での事業でございます。
次に、理事会の責任も問われるのではないかということでございます。もちろん理事
-46-
の皆さん、理事会での責任の大きさというのは十分に承知をされておりまして、現在経
営改善に向けて理事の皆様が全力で取り組んでいただいているというふうなところでご
ざいますのでご報告をさせていただきます。
次に、④でございますが、観光協会自立以前のままの経営意識ではなかったかという
ことでございます。昨日の山崎晃子議員の答弁でも説明をさせていただきましたが、現
実問題として、9月までに執行されました理事会で前専務理事から出された資料は全て
人件費が抜かれて黒字となっていたと、その場で配られましてすぐに決議がされたとい
うふうなことも伺っており、真実が知らされないままに理事のほうに説明がされたと。
これをもとに経営が継続されておりまして、今回のこの検査以降市もこの資料をいただ
いたわけでございますけれども、執行理事及び会長のほうからは前専務理事に任せっ放
しであったと、非常に残念であるという報告をいただいております。非常に責任も感じ
られております。
また、この11月の検査以降開催された12月の理事会まで市のほうも招聘をされて
おりませず、4月以降市のほうも今回の検査、7月に一度本部のほうの経理検査に入っ
たわけでございますけれども、また当時7月には経理システムが確立されておらず、現
金支出等も見受けられましたがそれの使途等についても全く不明の状況であったという
ことで、経理システムが確立されます9月末予定ということでございましたので、それ
以降に再度検査をしたいということによりまして、11月にこれは指定管理のほうであ
るべふ峡温泉のほうへ検査に入って、同時に本部のほうの経理も全て検査をしたところ
でございます。
次に、経営責任をとり退陣をという⑤の部分でございますけれども、企業が単年度収
支で赤字決算となった場合、例えばすぐに取締役を含む経営陣が私財をなげうって赤字
を補填し、かつ退陣するということはあり得ないことです。特に一般社団法人香美市観
光協会は、前専務理事を除く全ての理事は無報酬の理事でございまして、今回のように
緊急事態に一時的に資金の補填をいただくことはあっても、まずは再生に向け組織編成
を行い、収支を安定させ、将来に向けこの香美市の観光行政の担う組織としての基盤を
つくっていただき、また組織としての赤字の返済を果たしていくということが最も重要
な責務であると認識をしております。
次に、鹿でございます。効果的な鹿の食害対策への国直轄方式でのというふうな①の
ご質問でございます。
三嶺周辺におきましては、国指定の剣山山系鳥獣保護区及び国有林等でございまして、
捕獲規制や地理的条件等で非常に捕獲圧がかかりにくい場所でございます。また、これ
によってニホンジカの生育には非常に適した環境となっております。このことから、昨
年も行いましたが剣山系の周辺の市町村、いわゆる徳島県を含む周辺の市町村からなり
ます協議会も開催されまして、国のほうに直轄による有害鳥獣の駆除も要望していると
ころでございますけれども、国ほうからのご返事といたしましては、②のほうにありま
-47-
すようなこれが具体化されたわけでございますけれども、県とか市町村に対しまして補
助事業を検討したいというふうなご返事が昨年あっておりました。そうは言いましても、
補助事業を実施したからといって鹿は減るわけではございませんので、今後ともこの国、
森林管理局及び環境省になろうと思いますけれども、そちらのほうに対しまして直轄事
業を要望は継続していきたいと考えております。
次に、②の平成24年度補正の緊急捕獲活動でございます。
既に市のほうにこの緊急捕獲活動事業へのいわゆる手を挙げないですかっていう問い
合わせがあっております。これは大岸議員の資料にもありますように、緊急捕獲活動と
して平成27年度までの3年間、全国で30万頭の鹿を緊急に捕獲、これを目標といた
しまして侵入防止柵の機能向上も含め補助金として交付する事業というたてりとなって
おります。詳細についてはまだ未定な部分がありますけれども、市といたしましては1
頭当たり現在1万円出しております報奨金に単純に上乗せすることができれば非常に事
務の簡素化にもつながりますし、また事務量も増加しないということもありましてその
ような要望もいたしておるところです。なお、県のほうが県下で取りまとめた上で国の
ほうに要望していくということで、香美市のほうも手を挙げておりますので、またその
節にはよろしくお願いいたします。
3番目の森林動物との共生でございます。
非常に難しい分野でございます。当市といたしましても当然専門的な知識を有する部
署の設立ということは当然お願いしていきたいと思いますが、国による専門部署の設置
という形を検討していただければ非常にありがたいということで、これは剣山系の会議
のときも要望として他の市町村からも上がっておりましたので、今後ともこのような要
望も続けていきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(西村成君)
○教育長(時久惠子君)
教育長、時久惠子君。
大岸議員のいじめの対応についての1つ目、現代の子ども
観といじめの定義についてのご質問にお答えをいたします。
現代の子ども観につきましては、一般的に規範意識や自尊感情の低さ、他者への思い
やりの心や生命尊重や人権尊重の心の低下、基本的な生活習慣の乱れ、人間関係の形成
力の低下ということが言われますが、本市の子どもたちにつきましても決して例外では
ないと捉えています。
いじめの定義につきましては、いじめかどうかの判断を決して表面的に、形式的に行
うのではなく、いじめられた児童・生徒の立場に立って行うものであり、いじめとは当
該児童・生徒が一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことによ
り、精神的な苦痛を感じているものだと捉えています。
2つ目のいじめの対応としての条例の検討などの動きについて考えを述べさせていた
だきます。
-48-
ご指摘のとおり、いじめた子の出席停止や転校させること、目撃者からの通報の義務
化等は、場合によってはますます状況を悪化させるおそれもありますし、一時対処にし
かならずいじめの根本解決にはなりません。やはり日々学校、家庭、地域で子どもをし
っかりと見守ることが大事であり、そのために学校では日ごろから学校全体で教職員が
児童・生徒にかかわり、学習、生活の両面において子ども一人一人が大事にされる学級
経営、学校経営が基本になります。また、自他ともに大事にされる仲間づくり、そして
子どもたちの自尊感情を育て将来の夢や希望を持たせるキャリア教育等に力を入れてい
くことではないかと思っています。
3つ目の学校や教育者に一人一人の子どもの人権を守るという観点が醸成されている
かというご質問にお答えをいたします。
各校においては、年度当初の学校長の学校経営方針の中で、必ずその1つに子ども一
人一人が大事にされた楽しい学校づくりをしていくことを職員会で確認し、新学期がス
タートされています。全教職員、学校全体でそれぞれ一人一人の子どもをしっかり見守
り育てることに努めています。体罰やいじめは明らかに人権侵害です。教職員一人一人
が人権意識を高く持ち、小さな人権侵害も見逃さないことに努めなければならないと思
っています。
4つ目のいじめ解決のためのプログラムについてでございます。
いじめ解決は予防的な事前指導の充実が最も重要だと考えています。学校では日ごろ
から学校全体で教職員が子どもにかかわり、いじめの早期発見に努め、いじめに気づい
た場合には即対応するということを主に行っています。やはり日々学校、保護者、地域
で子どもをしっかりと見守ることが大事であり、そのために学校では日ごろから学校全
体で教職員が子どもにかかわり、信頼関係のもと子どもと保護者ともつながっておくこ
とで学校で相談しやすい環境をつくることがいじめ防止に有効だと思います。
また、いじめが家庭の経済状況など家庭環境に起因する場合もあり、スクールカウン
セラーやスクールソーシャルワーカーにより家庭支援を強化することも有効だと思いま
す。学校と子ども、保護者、地域、関係機関がしっかりと連携することが大事だと考え
ています。
次に、体罰の根絶の1つ目、本市の学校現場での現状についてのご質問にお答えをい
たします。
体罰については大岸議員が言われるとおりで、いかなる理由があったとしても子ども
が教員から暴力を受けるということは絶対あってはならないことです。現在文部科学省
より「体罰禁止の徹底及び体罰に係る実態調査について」という依頼があり、体罰禁止
の趣旨を周知徹底し、教職員のさらなる意識向上を図っているところです。現在各校に
おいては、全児童・生徒、保護者、教職員に体罰の実態についての調査中です。
2つ目の体罰に関し、教育委員会として現場に何らかの指示をしているかというご質
問にお答えをいたします。
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大阪市での体罰問題後、従来よりより強く私のほうから学校長を通じて教職員への体
罰禁止の徹底について指導をしています。先ほどもご説明いたしましたように、いかな
る理由があったとしても、子どもが教員から暴力を受けるということは絶対あってはな
らないことです。これからも体罰は暴力であり、人権侵害であり、教職員一人一人の人
権意識を高め、体罰は絶対あってはならないことを全教職員に徹底し、共通理解に努め
ます。
3つ目の成長過程で受ける暴力やいじめは、人一人のその後の人生を大きくゆがませ
る。特に学校での体罰は根絶しなければならないことについての私の見解をお答えいた
します。
この件につきましても全くそのとおりでありまして、成長期の子どもが受ける暴力や
いじめは、その後の成長において大きな影響を与えてしまうと思います。体罰の根絶に
向けて全力で取り組みます。そのためにはできるだけ多くの目で子どもをしっかりと見
守ることが必要であるため、市で配置いただいています支援員さん、そして全教職員が
一丸となり、解決に向け取り組んでいきたいと思っております。
4つ目の体罰根絶のプログラムをつくる考えはということについてお答えをいたしま
す。
体罰根絶は当然のことですが、なかなか根絶ができていないため国からも県からも大
変よくまとまった指導書や資料が配布され指導を求められています。ご存じのように、
県下では運動部活動における体罰をなくそうと、県中学校体育連盟と県高校体育連盟が
両団体名で体罰根絶宣言をまとめ、2月13日に中澤県教育長に宣言文を手渡していま
す。これらの宣言また指導資料等を活用し指導する方針ですので、市独自でのプログラ
ム作成ということについては今は考えておりません。
5つ目の学校で問題が起きたとき、周りの児童・生徒に2次被害が及ばないように対
策する必要があることについてのご質問にお答えをいたします。
大阪市の今回の事件に関しての対応につきましては賛否両論あるようですが、学校で
何らかの問題が起こってしまったとき、周りの児童・生徒に次の被害が及ぶことは絶対
に避けなければならないと思います。そのためには学校が危機管理意識を常に持ち、即
行動、即対応することにより決して2次被害は出さないことだと考えています。
以上でございます。
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
大岸議員のご質問にお答えいたします。
学童クラブの中でたけのこ児童クラブの安全性についてのご質問を受けたわけでござ
います。このたけのこ児童クラブは宝町集会所の部屋を使用して利用され運営されてお
るところでございますが、今のところたけのこ児童クラブからは管理運営を行っていま
す私どもの課に相談とかご要望はなかったわけでございまして、このことまで私どもも
知らない状況もあったわけでございます。それで、ご質問を受けまして過日指導員さん
-50-
のほうと現場を確認してまいりました。写真などもここで資料としていただいちゅうわ
けですが、この机を並べることによってこの上へ上がって危ないような状況が生まれて
いるということでございました。この高さは一定あるわけです。それと3人の指導者が
常時管理をされているということですので、早急に危ないというわけではございません
けれど、やはりそういったことが危惧されるということでございますので、なお今後児
童クラブの指導員さん、また利用されている児童の保護者のなどとも協議をしながら安
全面を図っていきたいとこのように思います。
また、障害者が利用しやすいトイレの改修につきましてですが、私が行ったときは利
用されている児童は今のところないと、それと今後もちょっとないようにおっしゃって
いましたけど、先ほどのご質問では8月に入所されるようなご質問を受けましたので、
そのあたりも再度確認いたしまして、これも同様に関係者の方々と協議をして、そのあ
たりを進めていきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
大岸議員の学童クラブにつきまして、そ
の②、児童数の減少で運営の継続が危ぶまれる片地学童クラブへの指導、アドバイスを
含む支援ということにお答えいたします。
この質問につきましては平成23年6月に同じような質問をされております。そのと
きもお答えしておりますが、基本的に児童数の減少により運営が困難な、香美市におき
ましては片地学童クラブにおける支援は検討が必要というふうに認識しております。
また、運営費におきましても現在国の基準額、片地におきましては10人から19人
の枠に入ってまして、一番低いランクの範囲で委託しております。これにつきましては
市単独の加算も現在行っておりません。今後は運営委員会とも連絡をとりまして、利用
児童数をふやす取り組みと、それから運営法の協議などに具体的な支援の方法を検討し
ていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
○13番(大岸眞弓君)
13番、大岸眞弓君。
13番、大岸です。2回目の質問を行います。
昨日ご答弁で課長おっしゃいましたようにその人件費、その当初の計画、予算書では
2 ,6 9 8 万 1 ,0 0 0 円 で 済 む は ず で あ っ た も の が 、 決 算 の と き に は 5 ,6 0 0 万 円 に
膨れあがっていたと。それが理事会等にも異なるその人件費を抜いた収支報告がされて
おって、そのままで任せっきりで11月に検査に入るまで、また今日に至るまでわから
なかったというのは非常に残念というふうに課長おっしゃいましたが、何かこう残念の
域を通り越しておりまして、通常考えたら本当に考えられない対処ではないかというふ
うに思いました。その点につきましてはもう昨日も大分やりとりがありましたので置き
ますけれども。このことに関しますその観光協会の認識、それは課長直接お聞きに、市
に対してですね、あるいはその市民に対して観光協会のほうではこんなふうに現在の事
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態を認識していますと、そういうふうなことが課長とのやりとりの中でありましたでし
ょうか。対応に追われているというようなことでございましたけれども、とりあえずそ
の赤字を何とかしなければいけないということで走り回っておられるというふうなこと
でございましたけれども。そのあたりの観光協会の認識がどうであるか、そこをもう一
度確認をさせていただきたいと思います。
それから、こういうふうにこじれた、こじれかえっているわけですが、これを言って
ももう過ぎたことだからもうこれ以上何も出ないというふうに言われているわけですけ
れども、観光協会の理事会がですね前専務理事に対して調査もしないことを決めて、事
実が不明瞭のままで再出発をしようとしていることが、また懲戒でなく専務職の辞職を
認めた、そういうふうなことが余計その後の対応を周囲からもこじらせているんではな
いか、市民の間に要らん憶測を呼んでいるんではないかと。そのことが全体として観光
協会への不信を招いている。こういう認識が観光協会の理事会のほうにあるか、課長に
そういうふうに読み取れるか、それについてお聞きします。
それから、経緯の今ご答弁がございましたけれども、私が1回目にお聞きをしました
のは、11月7日以降の経過については先ほどのようなことをお聞きしました。ただ、
その観光協会が自立する時点でですね、申しましたように雇用創造協議会からそのまま
引き継いだ形になっていることについてですね、それがどうしてそうなったのかから始
まって、それから直近の議員協議会以降の動きなどですね、その辺の経緯をもう一度お
聞きしたいのでございますけれどもよろしくお願いします。
それから、2番目のその不明金の件でございますけれども、間もなく解消するという
ことでありますが、事業名をちょっと勘違いしておりまして失礼をいたしました。ほか
にはもう事業がなくて大体もう間もなく解明されるということで、およそですが幾らぐ
らいになりそうでしょうか。それがわかりますでしょうか。
それから、理事会も責任を感じておられるからというご説明がありました。ちょっと
今本当に大変な状況、事態だと、期限を限ってお金を払わないかんもんがあって、でも
足りなくてそっちのほうに本当にばたばたされておられる様子ですが。その前にですね、
やっぱり立ちどまってといいますか、限られているのかもしれませんけれども公金を扱
う団体でございますから、その事業体というのはお金の出し入れ、経営計画に全体で責
任を持つ体制がやはり要るのではないでしょうか。これまでの経過から見まして、公益
事業部門と収益事業部門の会計を一緒にしたことが収支を不明瞭にした1つの原因では
ないかというふうに私は推測をします。したがって、独断を許さないシステムと職員が
自由に提案して発言のできる風通しのよい職場になる必要があると思います。そういう
ふうに今の時点で課長、お見込みになりますか。
それともう1つ、市の責任についてでございますが、組織再建の指導、フォローはも
ちろんのことですが、そのフォローとともに大変私気になりますのがやめられました職
員さんです。それから、解雇されようとしている職員さんです。職員さんには瑕疵がな
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いわけです。瑕疵がないのに解雇あるいは辞職となった職員の方々に、せめてよくよく
説明をして、新しい仕事のあっせんとかそういうものをする必要も手だてとしてはあっ
たのではないでしょうか。それは観光協会にもいえることでございますが、そのあたり
の対応はどうなっていますでしょうか、お聞きをいたします。そういうことも含めてで
すね、理事会の経営当事者意識についてお聞きをしたわけでございます。
それから、7月に入って経営システムがまだ確立されていなかったからと、市側がね。
9月に何とかできるということで結局その11月に検査に、そこまで延びてしまったと
いうことではやはりもう少しこう丹念に入る、入って様子をうかがうなり指導をするな
りする必要が、今にして思うことですけれどもあったのではないでしょうか。そういう
ふうに感じますが、その点についてはいかがでしょうか。
それから、一連の事態の打開のことでございますが、市民感覚としてというふうに申
しましたところ、その理事の方は一切無報酬であるからということでこういう対応にな
っているということでございました。それもそうであるかとも思いますけれども、1つ
抜けているように思いますのはですね、まず関係機関とか関係者らへの謝罪と説明責任
がちゃんと果たせているか。少なくともその辞職解雇した職員さんに、前専務理事筆頭
に三役がきちんと謝罪をしているか、市はそのことについて指導伝達をされているか、
そのことについてお聞きをいたします。説明責任を果たすということは説明するだけで
は終わりません。相手の納得が得られて説明責任が果たせたというふうに考えるわけで
すので、そのあたりに私はこの一連の経過、またいろんな情報が寄せられますので見聞
きをしておりまして、そういうその人として大事な部分にうんと手抜かりがあったんじ
ゃないかというふうに思うんですね。その点はいかがでしょうか、お聞きをいたします。
鳥獣被害対策でございます。
課長からご説明がだんだんありました。とりあえず補助事業で対応ということで報奨
金に上乗せというふうな、新聞のほうにもそういうふうに載っていたわけですが、①、
②とも観連づけてお聞きをしますが、鹿の食害対策、総合的に進めるには、やはり四国
4県の連携が条件になってきます。猟師の高齢化等も課題になっている中で、その報奨
金の上乗せがどれぐらい効果があるかなあというふうに、全く効果がないとは申しませ
んけれども思うわけですが、この補正が3年間で集中してということでございますので、
その期間にですね各県の代表が集まって、その地形とか狩猟方法の違いとか温度差とか
エリアなんかの問題を出して、よりその効果的な捕獲方法を検討する機関を四国に1カ
所設けるようなそういう方向づけができないでしょうか。その機関を国が各省庁を越え
て指令できるような体制ができれば、よりその展望が開けるのではないかと思いますが
いかがでしょうか。全国で30万頭を緊急に目標というふうに国のほうは考えているよ
うですが、実際物部のほう、香美市の鹿の頭数も正確にはつかめてない状況の中でです
ね、30万頭の確保が全国的にどういうふうに実現、なし遂げられるかなあというふう
に思うわけですがお聞きをいたします。
-53-
実は、先月の22日に中四国の私たちの議員がそろいまして、岡山にある農水省、環
境省なんかの出先に鳥獣被害対策問題で交渉に出向きました。その際に以前四国では鳥
獣被害防止特措法の制定を受けて、地域によっては中四国の農政局が主体で地域野生鳥
獣対策ネットワークが発足して、大分大きな役割を果たしていたんだと。ところが新鳥
獣保護法によってその対応が市町村に下げられたということがあって、それを農政局も
認めております。こういうその団体もあったわけですので、そういうものを足がかりに
して、そして県にも鳥獣被害防止対策連絡協議会が発足しましたので、四国で連携でき
る条件が整いつつあるのではないかなと、目下のところそういうふうな感覚を持ちまし
た。そうしたことを先進を行っております本市の呼びかけでネットワークづくりができ
ないか、そういう構想がおありかどうか再質問といたします。
いじめの問題です。
教育長のご答弁をいただきました。いじめを許さない、そういうその教育長の思いが
伝わってまいりました。やはり根絶すべきものというふうに私も思います。
そのいじめの定義でございますけれども、これはいじめへの対応の上で非常にそこの
入り口が大事になってきますので、ちょっとこれは教育の専門誌なんですが、「いじめ
問題の深層にあるもの」というその中央大学の教授が論文を書かれております。その中
で本当にこのとおりだと私思うんですけれども、1986年に東京の中野区の中学校で
起きた男子生徒の自殺以降4度繰り返されていることがある。1つは事件の発覚、学校
教育行政の隠蔽体質や責任逃れの姿勢への批判、学校教育行政関係者の謝罪、そして2
つは事件の発覚、緊急のいじめ総点検、いじめの発生、認定件数の急増、こういう事態
がこうサイクルで繰り返されているんだと。ということは、いじめ問題にきちんとやは
り根本から手の届くところまで行ってないわけなんですね。大騒ぎをするけれども一旦
収束したかに見えてまた起こっていくと。そこでいじめの定義をやはり考え直す必要、
いじめの認定・否認定基準の甘さ。今教育長のおっしゃった定義ですが、2007年に
文科省が自分よりも弱い者に対して一方的に心理的、身体的な攻撃を継続的に加え、相
手が深刻な苦痛を感じているものから、多分さっき教育長のおっしゃったほうに何とな
く変わっております。これがやはりその事実確認を困難によりさせたのではないかとい
うふうにこの指摘をされているわけですが。一定の人間関係の範囲が不明瞭なんですね。
何かその当事者に丸投げされたような格好になっておりましてですね。その今回の大津
市の被害者もですね、その1994年に起きた愛知県西尾市の中学校で起きた事件の被
害者も、最後まで苦痛を表明することができなかった。それが被害者がヘルプを出せな
い状況をつくり出すのが現代のいじめだと。ですので、この定義はやはり検証をする必
要があると思います。子どもが声を上げたとき、誰かにちょっとでも相談したときはも
う緊急事態と考えて対応に当たらんといかんというふうに私は考えますが、教育長、い
かがでしょうか。
それと、おおむね教育長も同じ認識を持たれて、もう学校全体でかかわり、そのあっ
-54-
たかいクラスづくりから始まっていじめの予防をするというのは本当にそのとおりだと
思います。文科省もいじめ対策を強めるとしておりまして、昨年の12月にこういうこ
とを文科副大臣が言われてます。「いじめ問題では学校に怖い人、武道家がいるほうが
いい。一番いいのがボクシング、空手、プロレスも。いなかったら警察のOB」と発言
したことが報じられています。このようなやっぱり腕力で押さえつけていくという議論
がね、根強くあることが否めません。でも、腕力で威嚇しても一時は静まりますが、余
計にいじめを見えなくさせて解決をおくらせる。教育的な指導とは相入れないと考えま
すが、教育長、この点いかがでしょうかお聞きをいたします。
その学校全体で教師もチームプレーでというふうに言われましたが、特にそういう体
制がとれる環境下にございますか、香美市の学校がですね、お聞きをいたします。
それから、解決のプログラムですが、特に具体的にはおっしゃらなかったわけなんで
すけれども、この際せーので呼びかけて、いじめを根絶しようじゃないかということで
特別にやはり呼びかけて、今までと変わらないことをやるかもしれないけども、こう意
識を醸成させていくということが今やはり必要じゃないでしょうか。徹底的に子どもを
に寄り添うこと、子どもがなぜそうなるか理解を示すことから始まっていくと思います。
それから、やはり当事者で考えさせる、当事者の中で解決をしていく、子どもたちも
先生も解決の力をつけていく。これがやはり一番遠回りのようでより効果的と思います。
教育長、いかがでしょうか。
体罰に関してです。
体罰イコール暴力との認識、同じでございましたので先日からご答弁を聞いておりま
してよかったなあと思いました。この体罰問題、いじめ問題で去年からですね、大阪市
で起きてから以降いろんなその新聞、これ3紙ぐらいあるんですが、これぐらい(資料
を示しながら説明)ありました。この中で読んでおりまして、ああ、まだ健全かなあと
思ったのが、まず元巨人軍の桑田さんのコメントが高知新聞に載りまして、いじめはひ
きょうだと、たたいても強くならないというふうな、おおむねこの大体9割ぐらいがそ
ういう体罰否定の意見、実際の子どもさんを体罰で失ったという保護者も出てきまして
勇気のある発言をされています。やはりそういうその社会に根強くある容認論を一掃す
ることも一緒にやらなければいけないし、1問目で申しました運動部をそういうふうに
こうさせていく周りの雰囲気、それも。それからきのうの織田議員のご発言にございま
したけれど、先生がもうそういうふうにでもせんと、とりあえず目の前のことが大変、
追い込まれる、そういう状況を、やはり環境を整えていくことも、プログラムは特に持
ってないと言われましたけれども、そういう中澤教育長にも提出をしてというふうなこ
とがあったわけですが、環境整備から整えていくというふうなことを力を入れてやって
いかないかんのではないかと思います。
体罰については以上です。
たけのこ児童クラブの件で、ちょっと早急に危ないということではない、先生もいら
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っしゃるしということでしたが、この認識は改めていただきたいと思います。危ないで
す、やはり。そこの指導員さんが危ない、何かあったらどうしようっておっしゃりゆう
わけですので、危ないんですよ。本当に机の上に上がってですねふざけたりしよったら。
もうすぐに落ちますので、窓あいたら。どうぞその、そんなに危なくないという認識は
改めていただきたいと思います。まず、市がしなければならないことは、即防護柵をつ
けることだと思います。再度見解を求めます。
片地の児童クラブ、その人数の足りないその学童クラブについての、この間教育委員
会のほうでは本当に児童クラブには細かく心を砕いていただきまして、指導員さんも一
緒になって一生懸命子どもたちのために頑張っておられる様子は常々見聞きをしており
ます。その市の加算をつけていただくのが一番いいんですけれども、具体的に支援を検
討をしていく、何か別の方向でというふうにおっしゃいました。感じますのは、クラブ
の指導員さんごとの、その学校ごとにちょっとしたこう学童に対する温度差があります
ね。ですので、例えば指定管理をする契約をするときに、その指導員さんの学童に対す
る認識を高めていただいた上で専門性を持って安心して子どもたちが預かれる学童クラ
ブにするためにですね、指定管理するときに、何らかのカリキュラムを時間を決めて受
けることを条件とするとかですね、そういうことが考えられないでしょうか、お聞きを
いたしまして私の2回目の質問といたします。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。大岸議員の2回目のご質問にお答えいたし
ます。
まず、観光協会の認識でございますけれども、まず理事会の中でもやはり先ほど申し
ましたようにさまざまな、はっきり言いまして虚偽の報告を受けた上で運営されてたと
いうことがはっきりいたしましたので、当然前専務理事の行ったことでありますけれど
も、理事会として当然それを認めてきたということによる責任、そこを十分に認識を持
って今後の解決に当たりたいというふうな共通認識を持っておられます。
次に、専務の辞職を簡単に認めたという、当然新聞記事にもございました。せんだっ
てこの分につきましても理事会のほうで協議をされました。その場で決まりましたこと
は刑事訴追、いわゆる刑事告訴はしないけれども民事による損害賠償を含めた追及を行
っていきたいというふうな方向性で進めたいというふうな形で理事会で協議がなされて
おります。
次に、雇用創造から協会への経過でございますけれども、雇用創造で実現事業等で担
当をしておりました観光部門を伸ばしていくというふうな目的、いわゆる実現事業では
さまざまな事業も行われておりますので、その部門を含んだものとして伸ばしていくと
いう目的で移行が行われたものと認識をしております。
また、議員協議会で説明させていただきました以降の経過でございますけれども、3
月の4日、今週の月曜日現在でございますけれども、先ほどお話しにありましたように
-56-
非常に経費、いわゆる観光協会への運営経費が非常に少ないということで理事個人から
の負担が8名600万円を超す部分、また銀行からの再度の借り入れが500万円とな
っておるところでございます。
雇用創造協議会におきます返還に係る分でございますけれども、概算といたしまして
約22万円程度と、22万円弱になると思いますけれども、そちらの分を労働省のほう
に返還をいたしまして事業の精算を上げたいというふうな形で現在進めておるところで
ございます。こちらにつきましては間もなくご報告をできると考えております。
経営の明瞭化また風通しのよい職場ということで、当然経理システムにおきましても、
今年度につきましては前専務理事の指示によりまして一本化が図られていたところでご
ざいますけれども、それはおかしいということを当然もう認識も、職員も認識をされて
おりました。再三分割するようにという提案も職員からも出されたようでございました。
出されたようですけれども、専務理事のほうによってそれが否決されていたというよう
な経過でございます。今後につきましてはそういうふうな形できちっとした経理システ
ムの明瞭化、経理の明瞭化も図っていきながら、また、さまざまな意見も若い職員から
上がったようでございますけれども、それも全てほとんどことごとく却下をされていた
というふうな報告をいただいております。当然今回も理事職は現場には置かないという
ことで、専務理事は置かないという形になりまして、事務局長及び事務局長補佐という
職員の中で執行理事と協議をしながら進めていくという中でですね、職員同士の風通し
のよい職場づくりというのを当然事務局長も一番に目指したいということで今後進めて
いきたいというふうな報告をいただいております。
また、解雇者、指名解雇をした人、また希望退職した人に対しての新たな職場へのあ
っせん等でございます。理事会の中でも理事の会社で雇用ができないかっていう問いか
けもなされておりました。また、別個に龍馬関係の施設である一定15名程度の求人が
あるということも情報に入りまして、すぐそちらのほうも解雇者のほうへですねお知ら
せをして、同じような観光の部分でございますのでいかがですかっていう紹介はなされ
たというふうな形で聞いております。
11月の検査が遅かったと。4月に始まったものでございますので、当然5月、6月
に入って検査をして早く見つけておればこのような事態には至ってなかったと。結果か
ら見ればそうでございます、そのとおりでございます。先ほどお話ししましたように、
7月、これは4分の1四半期が終わった、4月、5月、6月が終わった7月に一旦本部
のほうへ経理のほうで検査に入りました。先ほど申しましたように経理システムがまだ
確立されておらず、一定現金の支出っていうのがありましたけれども、そちらの現金が
どちらに行っているのかっていう支出先が明瞭にされてなかった状況でございました。
一定その部分で、そのときに奥物部開発公社っていう字が出てきましたので、そちらの
ほうも当然視野に入れながら、市のほうとしまして9月末には経理システムが確立でき
るというふうな返事もいただいておりまして、また同時にそのころには奥物部開発公社
-57-
が精算業務が終了するというふうな情報も入っておりましたので、それをにらみ10月
もしくは11月に検査に入りたいと。今回の11月の検査につきましては、実は会計を
目指したものではなく、会計ももちろんですけれども実際鹿の解体の施設がございます
ので、そちらの施設の管理状況等を主としまして入ったところでございますけれども、
7月に経理状況を一定その辺を情報として仕入れてましたので、そちらについても当然
追調査として入るというふうなことで入りましたところ、べふ峡温泉の金庫からの現金
の持ち出しという形が判明したものでございます。
次に、関係者への説明責任、特に解雇者、解雇される方への責任ということでござい
ます。当然理事会でも理事の中からも当然経営者の方がたくさんおいでますので、誠実
に対応するようにという言葉も何度も出されておりました。なかなか解雇される側とい
たしましては当然納得まではなかなかいかないのではないかとは思いますけれども、4
要件による十分な説明責任は必要でありますよということは、市からも執行理事のほう
にもお話しもいたしまして、可能な限り詳細な説明をお願いしますというふうな形では
お願いはしておったところでございます。ただ、市のほうはそちらのほうの現場へは当
然当事者ではございませんので入ることはできませんので、事後は報告のみを受けとっ
ております。
次に、変わりまして鹿の関係です。四国におけるネットワークづくりと、こちらにつ
きましては現在阿佐地域の部分としまして那賀町とうちのほうが提携をいたしまして、
鹿の捕獲圧を高めていくというふうな形での協議会も持っているところでございますけ
れども。
大岸議員もご存じのように、高知県と徳島県では大きく狩猟の方法が異なります。と
いいますのは、高知県は犬を主として用いて谷に追い込んでそこを猟銃でしとめるとい
うふうな方法とわな、これを行っているところですが、徳島のほうはですね、道ぶちに
餌をまくことによってそこへ鹿を集める。で、集まってきた鹿を飼いならしておいて、
そこへ集まってくることを常態化させておいて、それを鉄砲でどんと撃つと。やはり高
知県の人間性からはちょっと考えられないこう非常に気の長いところでございましてで
すね、私も含めましていられな人間にはちょっと無理な猟の方法でございます。
で、いろいろこう話をしますけれども、やはりその辺がですね非常に徳島の方と高知
の方との、言うたら高知のほうはどんどん犬で追い込んで、山の上で待ちよってもろて
撃ったらえいじゃないかみたいな話もされてるようですが、いや、里へおりてきたもの
を餌で飼いつけておいてとんと撃ったら、ひとっつも動くにようばんと、ちゃんと鹿の
ほうが寄ってきてくれると。まあそういうふうなことでですね、これは狩猟に対する気
持ちが薄いとかいうことじゃなくって、あくまでそういうふうな歴史があって、そうい
うふうな狩猟方法をとってると。それを犬を飼え、追えっていうふうなことはなかなか
ですね高知からは言えない部分もありまして、簡単に、両方を見比べますと熱が低いん
じゃないかと思われる方もおるかもしれんですが、徳島の方に言わすと高知の方法はち
-58-
ょっと野蛮ではないかというふうなことも会議の中では出てきております。
その辺も含めましてですね、やはり一定の統一した時期にですね一緒にやりましょう
と。当然剣山系でございますので、雪深い冬はなかなか困難でございますので3月、も
う間もなくうちも始まりますけれども、3月から11月ぐらいまでにかけてというよう
な中で何度か期日を調整してですね、一緒にやっていくというふうなことは阿佐地域で
もやっておりますので、今後ともそのような形でのネットワークを広げていければとい
うようなことで対応をしていきたいと考えます。
以上です。
○議長(西村成君)
○教育長(時久惠子君)
教育長、時久惠子君。
大岸議員の2回目のご質問にお答えをいたします。
まず、いじめに対する定義のことですけれども、実は大岸議員が言われましたように、
従来いじめとは自分より弱い者に対して一方的に身体的、心理的な攻撃を継続的に加え、
相手が深刻な苦痛を感じているものというのでずっと定義をされていました。今は新定
義として、当該児童・生徒が一定の人間関係のある者から心理的、物理的な攻撃を受け
たことにより精神的な苦痛を感じているものとなっています。
ここ部分を一定の人間関係のある者からというわけですので、近辺の子どもたち同士
というふうなことになってくるわけですけれども。本当にささいなものも全部拾いなが
ら対応していこうというそういう方向性に変わっていて、発見される数も昨日申しまし
たようにたくさんの数が拾えているということになっています。
それで、被害者がヘルプを出せない状況というお話が先ほどございましたけれど、こ
れはいろんな理由があると思います。けれども、いじめは徐々に進んでくるということ
もございます。ですから、とてもつらいけれども、急にきょうたくさんなんかいじめら
れたというふうなことではなくて、何か本人もいじめられていることが麻痺してくる場
合もあるでしょうし、なんかきのう言わなかったのできょうもなぜか言いにくいとか、
多分いろんな心情が働くと思います。それから、仲よしだった仲間で、ある日からいじ
めの対象になったということも起こっていると思います。ですから、いろんなことで子
どもたちがその大変な状況を発信ができないということもありますので、本当にこれは
最終的に命にかかわる大変なことですので周りが早く気がついてあげて、子どもにかか
わっていってあげるということをしない限り、このいじめが思ってもみなかったという
状態で出てくるということがあると思いますので、もう本当にみんながありとあらゆる
ところから見ていないといけないと思います。そして、誰かが声を上げたときに手を伸
ばす必要があるというのはもうまさしくそのとおりで、もうその小さな声を見逃さない、
聞き逃さないというそういう感性が周りの者に絶対に必要だというふうに思っています。
それから、2つ目の文科副大臣のほうの学校には腕力で押さえる者が必要だというふ
うなお話がございましたけれども、学校教育は一人でするものではありません。たくさ
んの先生がいて、たくさんの人がかかわっていく教育ですので、学校組織として教職員
-59-
一丸となって取り組む、そういう中でいじめが起こらないようにできるし、そしてもし
起こっても早い対応ができるというふうに思っています。だから教育的な指導をすると
いうことは、マンパワーに任されているわけではなくて学校そのものにあなたの学校に
はそういう視点がありますかと突きつけられていることですので、学校を挙げてこれは
取り組んでいく必要があると思います。
3つ目のいじめが解決できる環境下にあるでしょうかということですけれども、ここ
は学校だけでは苦しい部分がありまして、そこのところを少しお話をさせていただきま
す。
実は子どもの中には本当に悲惨な状況も見受けられます。それは家庭の経済状況だっ
たり不十分な家庭教育であったり周辺の大人のモラルの低下であったりと、いろんなこ
とが子どもに影響していまして、もう子どもが不安定なぎりぎり状態で生活をしている
ということがあります。多くというわけではありませんが、やはり子どもたちの中には
そういう状況下の子どもがいます。
例えば、指導している教員への対教師暴力があります。それで、平成24年の12月
末までには小学校で2件、中学校で7件ございます。これは指導中に子どもが蹴ってく
るとか、それから殴りかかってくるとかいろいろありますけれども、教員のほうが治療
が必要になったケースもございます。それでも先生たちは子どもに意図をわかってもら
おうと必死になって子どもと対面しながら一生懸命に指導しているということです。こ
れは本当に一部の子どもではありますけれども、子どもの不安定さがもう通常ではない
というケースがございまして、正当防衛とかそういう話ではなくて、何とかそういう暴
力を押さえながら話を聞いてもらおうと必死で子どもにぶつかっているということです。
こういう子どもに対しては、地域を挙げて子育て支援が必要だと思っています。中学生
になって大変なひずみのできている子どもにとっては、もう本当にそこで心を開いてい
ろんなことを教師と語り合ってというのが非常に難しくなっているケースもありますの
で、できるだけ早いうちに、できれば生まれてすぐぐらいの本当に本当に小さいうちに
地域の人がかかわってあげていただきたいというふうに思います。
これまで学校、教育委員会のほうでは、学校間とか行政の各機関とか医療機関とか、
それからスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、それから児童相談所、
警察とかいういろんなところとのチーム支援に取り組んできましたし、これからもそこ
はとても大事にやっていこうと思っています。けれども、子どものこのしんどさの後ろ
には家庭状況のしんどさがございまして、私たちもかかわるときに子どもが表面に見せ
ているものの裏には家庭があるということで、子どもより先に家庭にかかわることもご
ざいます。そういう意味で、例えば家庭の状況のしんどさというのは近所で多分見てい
てわかると思いますので、そういう意味で本当に議員さん方も含めて地域の方々に、こ
この家庭はこのままいったら大変とか、ここちょっと何か支援してあげないと後で子ど
もが困ったことになりやしないかという状況を感じるところについては、もう本当にほ
-60-
っておかずに、一刻も早くその方々とのかかわりを持って子どもをいい状態に持ってい
ってあげていただきたいと、これは切に願うものです。
今後、民生・児童委員さん方ともできるだけこの子どもたちの状況を共有し合いなが
ら少しでもいい状況をつくっていきたいと思っています。
それから、4つ目のいじめ解決のプログラムということですけれども、いろんな指導
資料だったり、いろんな方策とか方針とかいうのは、国から県から関係機関からという
ふうにたくさんございます。そういうものを使いながら学校の意識改革、意識を高めた
り、それから子どもへの指導、支援をしたりというふうなお話をさせていただきました
けれども、実は思春期の子どもたちの揺れというのが大きくて、各学校がその地域に応
じた、子どもたちの状況に応じた教育を今どんどんつくり上げていっているところです。
例えば、中学校で言えば大栃中学校は地域とかかわりながら子どもたちの心が本当に
満たされる、自分たちが地域のために何かするんだというそういう教育をつくっていま
すし、香北中学校は子どもの状態をぐっと落ちつけて、もう見に行っても授業が今わか
っているというそういう授業をしています。ですからここは学力向上に取り組んでいま
すけれども、その底には子どもたちの仲のいいそういう仲間関係づくりだったり本当に
部活の充実だったりというものがございます。
鏡野中学校につきましては、この秋10月ぐらいから「鏡野中あったかプロジェク
ト」ということでどこよりもよい学校をつくる、それを子どもとともにつくるという、
そういうことで今4つの授業、生徒会、行事など、そういうふうなブロックに分かれて
子どもとともに鏡野中をよくしていくという、よくしていくだけじゃなくてもう本当に
最もよくしていくという、そういうことを目がけて今動いています。そういうことがそ
のままこのいじめ解決のプログラムだと私は思っているところです。各小学校も同様で
す。
それから、体罰のことに関して、桑田さんの体罰はひきょうだというのはそのとおり
だと思います。体罰をしない指導イコール弱い指導ではなくて、体罰をしなくてもです
ね子どもに熱くかかわっていく指導はいろいろできます。教師は教員免許を取得してい
る専門家ですので、教育の方法はたくさん知っています。ですから、体罰による指導で
はなくて、心を込めて教育技術を駆使して、そして温かく子どもに入り込んでいって子
どもを育てていくべきだと思います。学校の体制のことを初め申しましたのは、一人一
人がそういうふうに工夫してやっていきますけど、それが学校として一丸となっていな
いと、やっぱり一人一人ばらばらになって苦しい先生が出てきたりします。だから教員
同士でいい関係をつくっていい状況をつくって、子どもたちに本当に温かくかかわって
いけれる学校をつくらなければならないと思っています。
以上でございます。
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
大岸議員さんの2回目の質問にお答えいたしま
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す。
たけのこ学童クラブの問題でございますが、非常に危ないということを再度強調され
ましたので、指導員さんと今後またお話しもしながらですね、実際設置が必要というこ
とになれば私どももそのほうへ取り組んでいきたいと思っております。ただ、現状個人
的な見解ですけれど、机を置いて結局この一段高い高さがある中へ子どもが上がってい
る状況なので、ちょっと私自身が危惧しているのはここにどれくらいの高さの柵を設け
るかということになってくるかと思いますが、それを今度登ってまたこの机に上がって
落ちるということになってきだすと、全面柵をするということになってくると、またち
ょっと児童さんへの圧迫感が出てきて解放感がなくなり、ちょっと子どもさんにとって
はかわいそうなことでもないかなと思います。それである程度学校生活を学んで児童ク
ラブに延長されておりますので、そういった観点からそこを利用されている子どもさん
にもマナーを守ってもらうとか、そういった形をやっぱし指導員さんにもやはりそうい
った面でも指導をしていただきたい部分もございます。そういったこともございますの
で、柵を設置するということはこちらのほうも考えていきたいと思います。ただ、ほん
でその柵の高さの問題もございますので、利用される保護者さんがあんまり圧迫感とか
感じられても困りますので、そのあたりの高さも出てきます。それと、この取りつけが
実際ここに可能かどうかということも専門家に見てもらわなきゃなりませんので検討を
していきます。そういったことが可能であると、それから高さも決まるということにな
れば、予算の要求をこちらとしても行っていきたいと、このように思っております。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
はい。大岸議員の2回目の質問にお答え
します。
確かにこれ平成23年6月にもお答えしました。申し上げましたけどこのときにも同
じようなご返事してます。その後ですね、この最低ライン、国の基準の最低ラインが1
0人なんですよね。この10人は確保していきたいと。とすれば今のいわゆる委託料が
確保できるという部分。それとですね、先ほど申されました確かに各学童間での温度差、
それから成り立ちそれぞれが違います。そこのところも既に事務局のほうではちょっと
危惧しておりまして。余りにもスピード感がないわけでございますが、平成23年6月
からいろいろ検討したけど、この平成25年の2月24日にですね、初めて香美市独自
で学童の指導員さんを集めまして、学童保育の実践というこういった教科書ですねをも
とに研修会を朝の10時から午後3時まで行いました。これにつきましては、同じよう
な問題を抱えております近隣、その他に呼びかけまして、遠くは須崎市、土佐市、それ
から香南市、南国市というところからも指導員さんが集まりまして約40人の研修会を
行いました。これにつきましていろいろ再認識をさせられたところもあるし、それぞれ
の指導員さんのいわゆる重要さというのも再確認されたということであります。
この中にちょうどありましたように、この学童保育そのものは以前にも申し上げまし
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たように成り立ちがですね、いわゆる乳幼児の保育とは全然違います。これはいわゆる
鍵っ子対策とかこういった部分で起こってますので、国の基準もですね児童福祉施設と
児童福祉の事業というので大きな違いがあります。施設ですと国家の資格が要るとかい
ろんな設置基準がありますけど、学童保育につきましては設置基準も何もありません。
ですから、指導員についても資格も何も必要じゃないというのが今までの通説でござい
ました。ただ、この研修をもとにですね、その中で新たな情報としましてちょうど今N
POで3法人がありますけど、そこでは既に2009年あたりから放課後児童指導員資
格認定講習会というのを全国各地でやっておるようです。その分につきまして香美市に
おきましてもこれに取り組んでいきたいと。これは年間10回のカリキュラムをずーっ
と組んだ指導員の養成講座です。これちょうどおいでてくれてました指導員講師の方に
お伺いしますと、1カ所で30人が集まればそれぞれの協議会から派遣してくれるとい
うような情報も得ておりますので、ただ予算も伴います。ただ今後ですね、この香美市
の学童保育ということの位置づけをどうするかと考えた場合に、こういった資格のカリ
キュラムが必要であるというふうに考えています。こういった側面的な部分で各学童の
支援をしていきたいというふうに考えています。
以上です。
○議長(西村成君)
○13番(大岸眞弓君)
13番、大岸眞弓君。
13番、大岸です。3回目の最後の質問を行います。
観光協会の問題ですが、最後に1点だけ確認をさせていただきたいと思います。
課長が明らかにされましたその22万円ぐらいのその不明金ですが、労働省に返還す
る分はもうこれだけで終わり、これで最終ということで確認させていただいてよろしい
でしょうか。
それと、最後に申し上げたいことは誰が見ても市民感覚からして相当だろうと、そう
いう一連の打開策に落ちつきますように願っております。これにはもうご答弁は結構で
すが、その不明金のことについて1点確認をさせてください。
それと、教育長からのご答弁で、その教育長のいじめ対応のそのご認識が香美市の教
育界全体の認識にはなっていると思うんですけれども、なおその徹底を、いじめという
こういうね本当に重大な問題ですので、徹底をしていただきますように要望をいたしま
す。
それと、教育長もおっしゃいました子どもの背景ですね、本当に困難な経済状況も大
変、あんまりご飯も食べさせてももらえない子どももいる。そういう親御さんから私た
ちも相談も受けたりするわけですが、それはそれで対応しておりましたらいろんなこと
が出てくるんですね、その1人をめぐりましてね。貧困が主な原因と思うんですけど、
そういうことの対応はもちろん一生懸命させてもいただきますし、また教育長は教育長
のお立場からそういう対応をされると思いますが、今地域に何ができるかと、地域ごと
困難な子どもさんを見守っていただきたいという教育長のその今のご答弁ですが、でき
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ることは本当に地域もさせていただくというようなことはどの地域にもあると思います。
そんな方も今現在具体的に活動していらっしゃる方がありますが、具体的にこんなこと
をお願いできないかとそんなことを投げかけていただきましたらですね、地域も応えて
子どもたちを見守っていくと思います。子どもを見守ろう、地域で見守ろうって言葉が
けはされましても、具体的にね何をするのかというところもあると思いますので、ぜひ
その発信をしていただきたい、具体的に学校からでも結構ですが投げかけていただきた
いと思います。そうすると子どもたちも安心感を持てるんじゃないかと。いじめとかい
うことへのそのひずみが少なくなっていくんじゃないかというふうに思っております。
片地の学童クラブの件はその方向でぜひ進めていただきたいと思います。
それで、たけのこの学童ですが、もう今のその生涯学習振興課長のご答弁によります
と柵をつけても危なそうなとか言ったら、もうもともとこの施設は学童クラブの施設と
しては本当に不向きな施設というふうに言わざるを得ません。そういう現実があるわけ
ですけれどもね。ただすぐに新築とかいうわけにはいかないわけですから、緊急にあの
ときあんなに言ったのに議会でも出ていたのにというふうにならないように、早い目に
危険防止対策に取り組んでいただきたいと思います。
以上申し上げまして、私の質問を全て終わります。ありがとうございました。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。大岸議員の3回目のご質問にお答えいたし
ます。
雇用創造協議会におきます労働省高知労働局への返還につきましては、修正精算の協
議も行いまして、今回のその22万円弱のお金で終了するということとなっております。
以上です。
○議長(西村成君)
市長、門槇夫君。
○市長(門槇夫君)
大岸議員から観光協会への件につきましてご質問をいただき
ました。昨日から何名かの議員の皆さん方に大変ご心配をいただいておるわけでござい
まして、私のほうから十分な答弁ができず、課長に大変重い答弁をしてもらっておるわ
けでございまして、まことに担当課長、そして担当職員には申しわけなく思う次第でご
ざいますが。私自身として大変こうした事態が起きたことに対して、なぜ、どうしてと
いう域からなかなか抜け出せなくて、まことに私からはっきりした答弁ができないこと
をおわびを申し上げる次第でございます。
ただ、この観光協会の組織というものの重要性、このことにつきましては大岸議員、
そして昨日の山崎議員にもそうした発言もございました。私自身も大変香美市としては
この組織の重要性というものを十分認識をした中で、今回、昨年でしたか昨年の春に立
ち上げをしたわけでございます。今後もこの組織の重要性は変わらないと思っておりま
す。何らかのやはり施策を講じて、この運営を維持してゆかなければならないとそうい
う思いをしております。議員の皆様方にもご協力を賜らなければならない部分が出てま
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いりますがどうぞよろしくお願いいたしまして、私からの答弁ではございませんが、お
願いをしたいと思います。
以上です。
○議長(西村成君)
教育長、時久惠子君。
○教育長(時久惠子君)
大岸議員の3回目のご質問にお答えをいたします。
地域で具体的に子どもたちを支援するのにどういうことができるだろうかというご質
問だったと思います。実はただいま平成24年度、平成25年度に教育振興基本計画を
策定中でして、この次の会議ぐらいからだんだん本質に迫る協議が行われていくように
なっています。その中でこういう大きな問題については根本的な解決と今後の方策につ
いてご議論もいただきながら、委員さん方に方向性やご意見もいただきたいというふう
に思っているところです。とりあえずの形で先ほど民生・児童委員さんの協力の依頼と
いったことも申しましたが、今までちょっと後追いが多くて予防的なことは学校では取
り組んではいますけれども、地域への予防的な投げかけが委員会からは少なかったと思
っています。ですから、民生・児童委員さん方と子どものことについては一度こうきち
っとお話をして協議ができるような場をできたらこう持てたらいいなと。そんな中でや
っぱり地域で気になるご家庭を何とかこういい状態にできないものかというそういう思
いがございます。それから、急ぐこともたくさんあります。特に個別の事例については
非常に急ぎますので、学校や市教委のほうから地域の方とかいろんな関係機関の方に直
接お願いをするということは今までどおりたくさん行っていきたいというふうに思って
います。
以上でございます。
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
3回目のご質問にお答えいたします。
転落防止の柵につきましては、その改修工事が可能であれば安全面が第一ということ
で思いますので、柵の高さは別として予算要求を今後していきたいと思います。
○議長(西村成君)
大岸眞弓君の質問が終わりました。
暫時休憩いたします。
○議長(西村成君)
(午後
2時41分
休憩)
(午後
2時55分
再開)
正場に復します。
休憩前に引き続き会議を行います。
一般質問を続けます。
次に、3番、山﨑眞幹君。
○3番(山﨑眞幹君)
3番、山﨑眞幹でございます。議長の許可をいただきました
ので、通告に従いまして順次質問を行っていきたいと思います。
本日の議論でもありました定住、移住ということでございますけれども、実は私も2
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5年前は一移住者でございました。その折にですね、この話は何回もしましたけども、
まず住所をですね変えるというときにですね、町民課、そのころは町民課と言うたのか
ようわかりませんが来たときにですね、僕に親しく声をかけてきた方がおりまして、
「住所変更ですか」とこういうふうに言われました。それで「はい」ということで、そ
のころはですね、今も初めて見る方はなかなか風体がですね恐ろしいとかですね、そう
いうことで予断を持って見る方がいるかもしれませんけれども、その方は全くそういう
そぶりもなくですね、先ほど総務課長も言われてました山﨑龍太郎議員のね81歳のお
ばあちゃんが困ったよというときにすぐ対応してくれたというふうな、まさにですね窓
口対応がすばらしくにこにこと対応をしてくれました。このことがまずきっかけとなり
まして、それ以降保育、その方が福祉課長になったときは保育問題、そして合併問題も
含めてですね、お互いに同じ場にいてそのことがまあ普通見れば偶然と言えますけれど
も、それをお互いの立場でこれは偶然じゃないんだと、ここにいることが必然であると、
皆さん同じ立場だと思いますけどもその中で努力をしてきて、できる努力はしてきたと
いうふうに思います。今回のこの質問、最後の質問というのはですね、僕は最後じゃな
いですけども答弁する方が最後なんですけれども、その方がですね、ここで私の質問に
対して香美市議会の一課長として答弁をする最後の機会になったということはですね、
これは私は多分偶然ではないんだろうと、必然であるだろうというふうに思いますので、
そういうことも含めてですね本日の質問も行いたいと思います。質問の内容はいつもの
話なんですけども。
平成23年3月のですね、「ウサギ年、ピョン!とアンパンマンをめぐって」という
ことから始まりまして、今回の「やなせたかし先生の記念館のあるまちづくりをめぐっ
て」とちょっとかなりもう地に足がついた感じになってきましたけども、これまで2年
間、主にですね新聞情報とか著書を引用しながら行ってまいりました。自分自身もです
ね、その方と同じようにですねそろそろこの質問から卒業したいというふうにも思って
ますけれども、やはりそれでもこれまでにお尋ねしてきたことにつきましても、今回お
尋ねをすることにつきましてもですね、まあなかなかこれが実現するかしないかは別と
いたしまして、そこの緒につくまでにもなお一層の工夫とか努力、そして時間の経過と
いうものが必要だと思われます。今回の問題というのは質問は至ってシンプルでですね
40分ということで議長にも届けてありますので、その時間を目安にやりますけれども、
先ほども言いましたように、お互いの中で偶然が必然であるということ、そして未来に
向けてのですねぜひ展望が開けて、いいはなむけの質問になるようにですね私もやりま
すので、ぜひわかりやすく、長い答弁は必要はございませんけれども丁寧な答弁で未来
につなぐようによろしくお願いしたいと思います。
ロケットの1段目は終わりですけれども2段目がちょっとありまして、今年のですね
2月の2日のオイドル絵っせい、いつも私が引用をさしてもらいますやなせ先生の書か
れてるオイドル絵っせいなんですけども、その「眼は見えなくても」という中にですね
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こういうふうに書かれてます。「今年は香美市の美良布にある「詩とメルヘン館」がオ
ープンして15周年である。そしてアンパンマンのテレビアニメと映画が25周年とい
う事になる。現在アンパンマンミュージアムは全国に4館あるが今年の4月には5番目
のミュージアムが神戸にオープンする」云々とありまして、「「詩とメルヘン館」は
「アンパンマンミュージアム」を建てた時にアンパンマン以外の絵を展示する小さな美
術館も欲しいと思った。そしてこんな田舎の山の中でも原画が見られるというのは、絵
の好きな子どもたちにはとってもいいのではないかと思っていた。なぜならばぼくがそ
うだったから」と言われています。
4つふえるんですけども、アンパンマンミュージアムが。でもほかのアンパンマンミ
ュージアムにつきましては、かつて天野さんというフレーベル館のアンパンマン室長が
いらっしゃったときにですね説明をしていただきました。それによるとですね、いわゆ
るアンパンマン関連の商品管理者がライセンシー、いわゆるライセンスを持ってそれを
商品化してライセンスを行使するというライセンシーに声かけをして、有限責任事業組
合をつくって運営しているアンパンマンこどもミュージアム、こどもミュージアムなん
ですけど&モール、もしくはパークというような形で運営をされています。そして、今
年の4月にですね、神戸のハーバーランドにオープン予定のアンパンマンミュージアム
&モールのですね責任者、担当者の方が1年前ぐらいの新聞なんですけどもこのように
述べています。「アンパンマンの世界に入ってみたいという子どもの夢をかなえた施設
なので思いっきり楽しんでほしい」ということですね。このような目的を持ってつくら
れているわけです。
そして、その中身ですけれども、中身をちょっと見ますとですね、仙台の例を見ると、
例えば「おみやげをさがそう」「おもいでをつくろう」「いっぱいたべよう!」とかい
うことで、アンパンマンのキッズコレクションであるとか、おかしのくにのビスケット
屋さんとか、アンパンマンテラス仙台。これは仙台の例ですけども、森の本屋さん、ア
ンパンマンフレンズ、そしてアンパンマンヘアサロン、床屋さんみたいなのがあるんで
すね。カーニバル王国、そして食べるほうはジャムおじさんのパン工場、フルーツ島の
ジュース屋さん云々、ずーっとそういうふうにライセンスを持った方々が集まってそこ
で営業をしているということがほかのミュージアムでございます。ということは、やは
りロイヤリティーというものを支払った販売ライセンスを持つ事業者が子どもを中心で
娯楽要素を多く持ったテーマパーク的な営業形態ということでございます。
このことからもわかりますように、本市のアンパンマンミュージアムのほかのいわゆ
る施設にないですね本市独自性の最たるものというのは、やなせたかし記念館、アンパ
ン マ ン ミ ュ ー ジ ア ム や 詩 と メ ル ヘ ン 絵 本 館 、 そ し て 原 画 作 品 や 絵 本 な ど の 約 2 ,0 0 0
点をおさめると言われている作品収蔵庫、この存在であってですね、そしてまたそれら
のほぼ全てのものがそのライセンシーがつくったんじゃなくて、やなせ先生みずからが
自費でつくって、そして本市に寄附をされたもんであるという点がですねやはりどこに
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もない特徴でして、このことを考えてみてもですね、やなせたかし先生の記念館のある
まちづくりというこの検討を推進するということについては、本市の本当に目指すべき
まちづくりのゆめゆめおろそかにしてはならないかなめの1つであるというふうに考え
るわけです。
そこで、今回のお尋ねなんですけれども、平成24年、去年の9月議会で朴ノ木の施
設、ここは今回メモリアルパーク、私が仮称しますということで書いていますけれども、
この件について幾つか権利関係とかその後の管理どうするとかいう話を含めお聞きしま
した。そのときの答弁で「個人的な財産であって、市の関与すべき事案ではない」とこ
うおっしゃられた一方で、相手方から何らかのアクションがあればこれは応えないかん
ろうと、応えなければならないということであったわけです。
前回も同じオイドル絵っせいの中での日ノ御子という文の中のその言葉を引用しなが
らですねおつなぎもしたわけですけれども、再度ここを読んでみますとですね、「僕は
ここに自分の骨を埋める石碑を建て設計図も完了した」ということを言っています。そ
ういうふうなことがあるわけで、今までの経過から言うと、これはなかなかほってはお
けないと、この位置づけが非常に大事なことではないかということもございます。後の
質問のいわゆる回遊性をというところにも少し関連がしますので再度ここでお聞きする
わけですけれども、相手方のですねアクションというものがいまだなくて市の関与すべ
き事案ではない状態のままなのか、何かあってそれに対してアクションを起こしている
状況なのか、その点について少しお尋ねをしたいと思います。
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
山﨑眞幹議員と出会ってもう25年になりまし
ょうか。本当にこう随分長いおつき合いをいただいておりますけども、やはりリスペク
トする先輩の1人であるという位置づけで私の中にありますし、その方から最後の私の
議会答弁の場をいただきまして大変光栄に存じます。ありがとうございました。やめま
してもまた今後ともご指導よろしくお願いいたします。
お答えをいたしますけども、特に先ほど出ましたように相手方からですね何かアプロ
ーチがあっておらんかということにつきましてはございません。あそこのことにつきま
して少し問い合わせをいたしましたところですね、現在は農地転用手続を行っていると
いうような状況のようでございます。
以上です。
○議長(西村成君)
3番、山﨑眞幹君。
○3番(山﨑眞幹君)
はい。何か過大な過分な言葉をいただいたような気がして、
どうなのかなと思いながら、そんなに自分自身はそんなもんじゃないと思いながらも質
問を続けますけれども。その総括はまた後でしますが。
ないとね。これはさっきも言いましたようになかなかね時間の経過とかいろんな状況
が整うことが当然必要ですので、それはそれで、はい。わかりました。じゃあ、次の質
-68-
問に移ります。
2番目ですけれども、質問の前段、ちょっとロケットの2段目でお話ししました本市
のほかにないですねそういう計画案も含めた、ほかはこどもミュージアムで子どもの娯
楽ということが中心になっています。こっちはやなせ先生の作品をしっかりとですね置
きながらこれから先ということです。アンパンマンというのはやなせ先生が54歳のと
きに書かれて、最初は人間の格好をしたもんが飛んできて、パンを配りながら行ったん
だけど、国境を越えて撃ち落とされたというね、そういうことから始まって1969年
のアニメ、これでブレークしたというもんでして、それはやなせ先生のなさった業績の
ほんの一部である。でも、本市にはその全てが残るということをやっぱり考えながらい
ろいろとそのことについて知恵を出なければいけないというふうに思います。
それはさておいてですね、この仕事全般についてのいわゆるそのやなせたかし記念館、
アンパンマンミュージアムとそして詩とメルヘン絵本館を中心としながらですね、やっ
ぱりさっきも言いましたこの「骨を埋める」と言っているんですよね。これ新宿のほう
も何か分骨は、わかりません。ほかの人のことですから、やなせ家のことですからわか
らないんですけども。「僕はここに自分の骨を埋める石碑を建て設計図も完了した」と
こう言われているわけですから、このことから見てもやなせ先生のふるさとに対する思
いに応えるとともにですね、先ほども言いました業績や功績をしっかりと顕彰して、そ
してそのアンパンマンをきっかけとしながらもこの地にやなせさん、来たら何か全体が
わかっていたよというふうなことも含めて訪問者の満足度を高め、そしてその満足度を
満足度に置かずに、やはりその香美市に何か経済的な波及効果というものをしかけてい
くという、その波及効果というものを現実のものとするためにはですね、一定のそのハ
ードの追加整備と、そしてソフトを工夫することで回遊性を高めるとこのことがとても
大切で、そのことをやることによってそのやなせ先生のふるさと香美市に対する思いに
応えることができるのではないかというふうに思うわけです。
まず、最初の2番の1番目ですけれども、やなせ先生はですね、先ほどご紹介しまし
たオイドル絵っせい「眼は見えなくても」の中でですね、このようにもおっしゃってい
ます。「あれやこれやとやっているうちにいつの間にやら年が過ぎて気がついてみると
先輩も後輩もいなくなり、全く誰からも期待されていなかったぼくは、自分では絶対か
けないと思っていた幼児向け絵本でヒットして2月6日でついに94歳になる」94歳
になられました。「どういうわけか本を出版することが多くなり昨年から今年にかけて
10冊以上の新刊が出る。その中に詩集が2冊ある。これは何と54冊目になる。詩人
の数も多く画家で詩集を出した人も多い。例えば竹久夢二とか」、何やこりゃ、難しい
ですけども、「蕗谷虹児とか加藤まさを等の諸氏である。しかし54冊も出した人はめ
ったにいない。しかもぼくは詩人ではない。妙な事になったものだ」というようなこと
であります。たくさんの詩集をこれまでに出されて、そして30年間その詩とメルヘン
というね雑誌をですね、自分も投稿しながら投稿されてきたのを選びながら、そして数
-69-
え切れない作品を残されているわけです。ですから、それらの作品の中からもしかすれ
ば94歳ですからね、お年がちょっと厳しいかもしれませんけれども、新たな書きおろ
しでやなせ先生を代表するキーワードである愛とか勇気、正義、希望、生きる等々をで
すねテーマとした先生の詩を刻んだ碑もしくはモニュメントを、後背の今福留さんのね
寄贈した自然公園がありますよね、福留さんが寄贈していただいたもんだというふうに
お聞きはしているような気がしますがその自然公園や、今の段階で美良布の商店街はア
ンパンマンの像は立ってますけどもそれ以上の何かがあるわけではないんですが、そう
いう商店街等にもですね像じゃなくって言葉がそこにあると、を配置したそういうふう
な形での施設周辺の修景、修景の中にはアンパンマンワールド、周りの少しの山を少し
修景しながら、うさぎのミミ先生の学校のあるような何か、そこに行くと詩碑があると
かいうふうな形も多分おもしろいとは思うんですが、あの周辺の修景と回遊場所の面的
な拡大、このことがすごくいいんじゃないかな、全体に言いました目的のためにねと思
われるわけなんですけれども。その点について見解等があればお伺いしたいと思います。
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
お答えをいたします。
アンパンマンにつきましては、その著作権の問題がありまして大変そのいろんなこと
に取り組むのは難しいということについて議員と一緒に行動もしながらいろんなことを
探ってきましたけども、なかなか思うに任せないような状況があって今日に至っていま
す。
で、今回1つその提案をいただきゆう分ですけども、自然公園につきましてはですね、
寄附者、先ほどお話にございました福留さんからの寄附による公園ですけども、寄附者
の思いに沿ってその整備をしておりまして、隣接しておるとはいいましても彼が望まれ
ることかどうかも大変ちょっと聞きにくいということがあって、このことについてはで
すねわきまえた対応が必要じゃないかなというふうに思っております。
またですね、商店街等につきましてはこれまでの取り組み、商店街には石の像といい
ますかそれがありますし、街路灯といいますかそれにもアンパンマンを意匠しておった
りしてるわけですけども、そういったしてきた事業、この成果を踏まえて考えることが
必要ではないかというふうに思います。また、その設置をどこにするかという場所の問
題も含めて、それをどう生かすかということをまず考えるということが肝心だろうなと
いうふうには思ってます。
以上です。
○議長(西村成君)
3番、山﨑眞幹君。
○3番(山﨑眞幹君)
はい。そのアンパンマンが難しいからやなせたかしという切
り口にしたつもりなんですけれども、アンパンマンにこだわらずにですねやなせたかし
という人を全体像を、アンパンマンにつられて来たら、あっ、もっとすごかったんやと
いうふうにね。あっ、もっと楽しかった、もっといろんなことを考えてた。殺しちゃい
-70-
けませんけれども、考えている方だというふうなことをわかっていただけるようにする
ということなんです。はい。その今のご答弁はそれでいただいておきます。
次ですけれども、カリオン時計ね、1億円、3億円の話とかいろいろこれまでやりま
したね。やっぱりねえ、これも今回のそのテーマ、隠れテーマというかちょっと言って
なかったかもしれませんけれどもつなぐというテーマでございます。僕たちはさっきも
言いましたけど偶然にこの場でいるわけです、普通に見たら。でも、その偶然を偶然じ
ゃないという生き方をすることが、結論になりますけど、この何のために生まれてきた
のっていうことの答えになるというふうにやなせ先生はおっしゃってますので、これは
また後の最後のほうで言いますけれども、そのために自分もここで質問させていただい
ているという私は認識ですので。何の話でしたかね、カリオン時計。これね、この間、
今年の1月の15日に公益財団法人やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財
団発足記念パーティーがありましたよね。あのときにフレーベル館の天野さんがいらっ
しゃってまして、久々にその天野さんにお会いして、最初僕はわからなかったんですけ
ども、よくお話しすると、あっ、天野さんだった。で、僕もつい調子に乗りまして、
「天野さん、実はカリオン時計おもしろいと思いませんか」って。「やなせうさぎがぴ
ょんと出てですね、13キャラクターがくるくる出てですね、場合によってはやなせ先
生のつくった曲が流れてですね、ただいま何時ですよっていうふうな。どうですか」っ
ていう話をしたら、「山﨑さん、それおもしろいですね」って、「何の問題もないです
よ」っていうふうには。でも僕は説明しましたよ。「ただね、これね、費用がめちゃめ
ちゃかかるんですよ」って。それをだから担当課にもねお願いもしましたけども、その
点でねという話はさせていただきました。天野さん、アンパンマンだめよっていう話の
中で、でもやなせうさぎオーケーよというお話でしたので今回の質問があるわけですけ
れども。それも踏まえてですね、ちょっとその後、見解の変化みたいなものがあるかな
いかをちらりとお聞かせをいただければと。
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
あるかないかということでお答えすると変化は
ございません。
○議長(西村成君)
3番、山﨑眞幹君。
○3番(山﨑眞幹君)
なかなかねえ、本当に次にその場に立つ人のことを一生懸命
考えてですね、できることとできないことをさび分けながらご答弁しているなというふ
うに思います。ということは、この次もやめたいと思う、卒業したいと思う質問からま
だ僕は卒業できないのかなという気もしますが、それはそれとして。
じゃあその次に、この件も実はそのときに天野さんにお聞きしました。「ナンバープ
レートどうですか。やなせうさぎの」、「いやあ、それいいですよね」って。香美市は
それを使うことができる、ある種堂々と使えるのはね、やなせうさぎを堂々と使えるの
は香美市だけですよねっていうお返事でした、そのときは。それも含めてお尋ねをする
-71-
わけですけれども、ご当地ナンバープレートについてはですね、これも平成23年度の
ウサギ年、ピョン!で突然アンパンマンが自分におりてきたときからずっと続けている
わけですけれども、平成23年の3月、6月、そして平成24年の6月議会とずっと継
続的にやってきました。そしてその後ですね、実はご当地ナンバーの提唱者という方が
いらっしゃいまして、この方は高知の出身らしいです。その方が平成24年の4月の2
4日の高知新聞紙上に“ホーム”のある風景をということでこの記事を、取材したのは
ね東京支社ですけども載っていました、その方の記事が載ってました。その中をちょっ
と抜粋してみますとですね、こういうことです。日本経済研究所専務理事、傍士銑太さ
ん、高知市出身、56歳。「自動車やミニバイクのナンバープレートに、地元が希望す
る地名などを表示する「ご当地ナンバー」の提唱者だ。自動車と違い、市町村が独自に
作製できるミニバイクのご当地ナンバーは、全国109カ所で導入(日本経済研究所集
計)されており、全国に広がりを見せている。本県では導入例がないが、「徳島市」は
阿波おどりの踊り子のシルエットを描いたり、愛媛の「道後・松山市」は、小説「坂の
上の雲」にちなんで、雲の形をプレートの形状に取り入れた」。
直近で高知新聞に取り上げられたのは2月の13日、高松市がご当地ナンバー、屋島
のデザインをというのがこれがありました。最後にですね、この記事の最後が重要なこ
とだと思うんですが、傍士さんはこのように結んでいます。「「ご当地プレートは、自
分の街をどう表現できるかを考える“テスト”のようなもの。『自分たちの町には何も
ない』と言っていては、何も生まれない」と言う。自分たちの町の誇りが、日々の日常
に溶け込む「HOME(ホーム)」のある風景」づくり。それこそが、国に頼らない、
自立した地域への第一歩と考えている」とこのように結ばれています。
やはりですね、そしてこれが1点と、なぜやなせうさぎをという話になるわけですけ
れども、13キャラクターじゃなくてですよ。これ市民憲章の話になるわけですが、
「市にふさわしい理想像や、市民が一体感を持って取り組める共通の目標などを掲げた
もの」としてですね、4月1日ですね去年のね制定、告示がされました市民憲章の前文
はこのようになってます。「私たちの香美市は、美しく、豊かな自然に育まれています。
先人が築き上げた尊い文化や伝統を受け継ぎ、人々が愛と勇気を心に持ち、誰もが幸せ
を感じられるまちを目指し、ここに市民憲章を定めます」というものでございますけれ
ども、愛と勇気という言葉を聞いた誰もが多分すぐにアンパンマンというものをイメー
ジすると思います。つまり、愛と勇気はアンパンマンがそこに存在するということのメ
タメッセージです。そして、それと同じようにそのやなせうさぎのご当地ナンバープレ
ートというものは、本市がやなせたかし記念館のある世界で唯一の町であるということ
についての本当に効果的な強烈な、本市しか出せないメタメッセージであるというふう
に考えます。ですから、先ほども言いましたように、天野さんもですね先ほど紹介しま
したように何の問題もないと、すばらしいですよと。やなせさんの了解は必要ですけれ
ども、やなせうさぎを堂々と使えるのは香美市だけですよねというお話でございました。
-72-
前回の質問の際ですね、前回というのは平成24年6月ですけれども、税務課長に答
弁いただきまして、13キャラクターはちょっと考えによっては可能性があるのかなと
いうふうな答弁だったような気はするわけですけれども、先ほど来、るる述べています
ように、香美市の果たすべき役割というか、それとメタメッセージという点からもです
ね、やはりご当地ナンバープレートはやなせうさぎ、一度相談をされてやなせうさぎに
するのがやっぱりやなせさんのそのふるさとに対する思いに一番応えれることなんじゃ
ないかというふうに思いますので、その1日でも早い実現を本当に望んでいるわけです
けれども、今後のですね、平成24年6月議会以降のですね変化と、また今後の見通し
等あるならばお聞きをしたいと思います。
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
お答えいたします。
私自身はですね、議員はそのやなせうさぎにこだわったお話をされるわけですが、私
自身はやなせ先生が合併をしてからつくってくださった13のキャラクター、これも先
生が香美市がこのキャラクターを育ててほしいというお話をいただいてますんで、やっ
ぱり私の関心はこの13体キャラクターに本当はあるんですけども、やなせうさぎにつ
いてのお尋ねですからそこに向けてお答えしていきたいですけども。
アンパンマンほどの著作権に係る問題はやなせうさぎに関してはないと考えておりま
す。要はやなせ先生にお許しをいただければ可能であるというおっしゃられるとおりだ
というふうに今考えておるところですけども。ご当地ナンバーの標識につきましては、
これは日経研の調べですけども、ご当地プレート、全国原付ご当地プレートの紹介情報、
ネットで出てくるやつだろうと思うんですけども、それで見るとですね、昨年11月1
日時点では随分全国的に拡大しておりまして151の市区町村で導入をされておるよう
でして、四国ではその段階では高知県が唯一採用のない状況のようでございます。この
件に関しましては営業も受けておりまして、そして資料等もいただいておりますことか
ら、今後導入の是非を含めて検討についてですね申し送りをしていきたいというふうに
考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
3番、山﨑眞幹君。
○3番(山﨑眞幹君)
よろしく申し送りをお願いをしたいと思います。
今回はやなせたかし先生の記念館のあるまちづくりということでですね、13キャラ
クターはカリオン時計で育てられますので、ぜひその辺も考慮に入れてください。
それであと名誉県民のね1号になられたときのですね、やなせ先生のコメントもです
ね、これはまたなかなか、ちょっとあれですけどそれもいいもんでした。きょうちょっ
とご紹介できない、置いてきたかもしれませんから残念ですけれども。そういうことで
す。
では、そのナンバープレートは次にしてですね。あっ、ありますね。ありました、あ
-73-
りました。これこのときにもね、尾﨑知事は「愛と正義の心から生まれた多彩な作品が
世代を超えて親しまれ、ふるさと高知と全国の人々に大きな大きな夢・希望・勇気・感
動を与えた」ということで名誉県民証を手渡されました。そのときにやなせ先生は「土
佐はアンパンマンの故郷です。命のある限りは仕事を続けて名誉県民に恥じない作品を
残していきたい」とこのようにおっしゃった。うさぎは分身ですからね。やっぱり香美
市がこの堂々と使えて、本当に市民にも貢献できるキャラクターはやなせうさぎかなと
いうふうに、気持ちは変わりませんのでぜひ検討をしてください。
4番目に移ります。
この最初で言ったことの続きなんですけれども、訪問者がアンパンマンをきっかけに
こう訪問してするわけですけれども、でもやなせ先生は先ほど来紹介しますようにもっ
とたくさんの守備範囲を持ってまして、それがあるために詩とメルヘン絵本館があった
り収蔵庫があるわけですけれども。そういうことも含めてですね、訪問者の満足度を高
めながら経済的波及効果を現実のものとするための方策の1つとしては、やっぱり食の
部分も外せないというふうに思います。隣接するピースフルセレネの活用はですね、現
在その指定管理者が違うということがありましても、やはり一体的に検討すべきである
というふうに考えているわけです。この件については、昨年の9月議会でしたかね、そ
のときにホールディングカンパニーみたいな話をちょっと、まあ千頭議員、最終日に、
あしたになると思いますけどもちょっと関連のような質問がありますけれども、そこで
一体的にやっぱり検討を、管理するのがどうかなと思いますし、それからピースフルセ
レネのメニューにつきましては、平成23年3月議会でもその提案をさせていただきま
した。その3月議会のときはですね平成23年、2年前ですけれども、そのときはテー
マが「ウサギ年、ピョン!アンパンマンをめぐって」ということでしたので、質問につ
いては「山の学校の給食をピースフルセレネのメニューにするのはどうか」というふう
にお聞きをしますとですね、答えがおもしろかったんですけど、「しょくぱんマンは給
食用の食パンを配達している」というふうなねお答えをいただきまして、ありゃ、妙に
かみ合わんよと思いながらも、ああそうですかというふうになったわけですけれども。
今回のテーマにつきましては、何度も言ってますがやなせたかし先生の記念館のあるま
ちづくりということでありますから、これも昨年の11月15日の高知新聞紙上で取り
上げられておりますけれども、「規則正しい食事と体操
93歳やなせさん
意気軒
高」ってこれですね(資料を示しながら説明)、この記事に紹介されておりましたこの
本ですけれども、「93歳・現役漫画家。病気だらけをいっそ楽しむ50の長寿法」と
いう本の中でですね、これ食の部分を結構紹介されているんですよね。ここにちょっと
紹介してますけれども、たまねぎの酢漬けであるとか特製野菜スープ、そば粉ドッグ、
グリーンスープ。これも全部ね一つ一つ一言があるんですよ。例えば特製野菜スープに
ついてはですね、「20年来、続けている「特製野菜スープ」のおかげで、老人斑も、
帯状疱疹の痕も消えて、医者もビックリ」というふうなこういうふうにコメントもつい
-74-
てます。そういうふうなですねやなせ先生に関連するものを、前はアンパンマンだから
アンパンマンだったんですけども、少しメニューに積極的に取り入れてですね、ちょっ
とある種のテーマを持った経営というか、運営というものを考えてみたらどうかなあと
いうふうに思うわけです。ほかにもですね、「気になる脂分は波型ホットプレートでカ
ットしてはんぺんとビーフのしまうま焼き」とかね、「水は、故郷、四国の深層水。コ
ーヒーはブルーマウンテン」とかいろんな使えそうなのはたくさんあるんですが、この
ような戦略を立てて経済波及効果を狙うというふうな取り組みについてはどうでありま
しょうか。そのことについて見解をお伺いします。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
山﨑眞幹議員のピースフルセレネのメニューの件
についてお答えいたします。
ご提案いただいたことを早速支配人のほうと協議をいたしましたところですね、定期
的ではありませんがメニューの見直しは随時行っておるということで、やなせたかしさ
んの料理については本を読んでいないのでわからないけれども、見直し時に取り入れる
ことのできるものがあれば、料理長とも相談して検討をしたいというご返事をいただい
ております。
○議長(西村成君)
3番、山﨑眞幹君。
○3番(山﨑眞幹君)
はい。ぜひ検討してですね、多分ね、この本隣に売っている
と思いますよ。ミュージアムに売っていると思いますんで、見ればねすぐわかるんです
よね。ぜひ検討をいただいてですね、まずやらなきゃだめなんで、それはねどこでも一
緒なんです、やらなきゃだめなんです、やり続けなければだめなんです。これは後で紹
介いたしますけどもそのことについてのその言葉もあります。
じゃあ次に移ります。さっきのメモリアルパークのことにも関連しますけれども、や
はりですねその訪問者の満足度を高めて経済的な波及効果を現実のものとするためには
ですね、回遊性の向上ということが必要であると思います。そして、幾つかの小さなテ
ーマでの周遊ルートですね、例えばアンパンマンミュージアムから商店街にありますア
ンパンマン図書館へ行って、それからメモリアルパークを回って、そしてまたミュージ
アムへ帰ってくるとか、やなせうさぎの公園を通ってミュージアムに帰ってくるという
のをね。ちょっとそのアンパンマン号をつくるのは無理かもしれませんけれども、それ
に類したようなものでですね、少しスペシャルなメニューとしてお客様をずっと案内す
るとかそういうものとか。そして、もし先ほど提案しましたようなやなせ先生の詩碑、
モニュメントのようなものがどっか主要なところというか、ここを見てもらいたいとか
ここへ行ってもらいたいというふうなところに配置できるのであるならば、それと例え
ば詩とメルヘン絵本館をめぐるちっちゃなそのスペシャルなエクストラのコースですよ
ね、そういうコースというのも必要だと思いますし。それも必要は必要なんですけれど
も、やっぱり何と言いましてもその町であるという、やなせたかし記念館のある町であ
-75-
るというその全体像ですね、ここがそうですよという把握した出発点の設定というもの
がやっぱり重要じゃないかなと思います。どっから出発するかですよね。
それで、出発点を決める場合にはこれから先の検討がされる、どっかでされる場があ
るというふうに考えた中で、いろんな戦略的なハードやソフトの追加というものを展望
した中でもですね、やはり一番の候補地というものはアンパンマン列車、JRのアンパ
ンマン列車がとまって、アンパンマンバスの乗り場がある土佐山田駅からのスタートが
私は一番ベストではないかなと。そして、それをなぜそういうふうに思うかというと1
つには列車、バスということがあります。それよりも何よりもですね、香美市いんふぉ
めーしょんオープニングのときにやなせ先生がお越しになりまして、それでそこへさら
さらさらとですね、実は直筆のアンパンマンをお描きになりました。そして、香美市に
じ ゃ な く て 商 店 街 で す ね 、 笑 う 山 田 (笑 )店 街 と い う ね 商 店 街 の テ ー マ ソ ン グ み た い な や
つもいただいたりしてですね、そこに1つのスタートにふさわしいものが、そして今回
テーマの1つになっているやなせうさぎもあそこにいるわけですよね。がいるわけで、
そういうことから考えると香美市いんふぉめーしょんというものをそのやなせたかし記
念館のあるまちづくり、いわゆるやなせたかし先生の聖地と、それをめぐっていく大き
な1つの出発点。そして、行く先々でちっちゃな少しずつのスペシャルなメニューがあ
りますよというふうな位置づけをしてですね、そこに行かなければ手に入らないやなせ
先生に特化した観光情報、これが私すごい大事やと思うんですね。
きのう産業振興課へちょっと香美市のガイドブック、どんなのがあるかなと思ってパ
ンフレットを見にいきました。そして、ちょっと香美市いんふぉめーしょんに行く時間
がなかったんでそこでどんなのが配られているかなと思ったんですけど、これカミスタ
イルですね(資料を示しながら説明)、これは香美市全般を紹介しています。これは塩
の道単独、そして記念館の場合はですね、これ記念館ニュースというのがあって、その
記念館の関連のことは載ってますけども、もうちょっとこれ今私が議論している幅広い
ものではないと思います。ですからですね、ここにも書いてますけれども、質問でも書
きましたやなせ先生に特化した観光情報、例えばメモリアルパークを初めとした施設、
記念碑、モニュメントの紹介、それらをめぐるための順路、さっき言いました大きな順
路、小っちゃな順路、そしてゆかりの食べ物やおいしいもの。
あのね、きょうは持ってきてませんけど、やなせさんってすごく食べるということを
大事にしてまして、アンパンマンをなぜあんぱんを主人公にしたかというと、子どもは
食べなきゃいけないということがあるようです。なぜキャラクターに食べ物が多いかと
いうと、そういうことも含めてですね、食パンであったりメロンパンであったりという
キャラクターをつくってきた経過があるということも本の中で言っています。だからそ
ういうものを、その中でホオノキ餅っていうのをほかの本でも紹介もされてました。そ
んなものとかですね、今はちょっとお客さんがね、かつてほどじゃないっていうことで
駐車場はちょっと余っているような気もするわけですけれども、でもそういうのも含め
-76-
ていろんなそのやなせ先生に特化した観光情報を、例えば私でしたらやなせうさぎの招
待状というふうな形でここへ、まあこんなもんですよね(資料を示しながら説明)、や
なせうさぎの招待状をあけて、この観光情報をもらった人がスタンプラリー、それはス
タンプラリーなのか何なのかよくわかりませんけども、それ特化したような情報をそこ
に行かなければ、香美市いんふぉめーしょんに行かなければそれが手に入らないという
ふうな工夫をしながらですね、それを生かすことによって訪問者の満足度を高め、波及
効果を現実のものとし、回遊性を向上するという手だても将来的にはねいいのではない
かなというふうに思いますので、その点について見解をお尋ねしたいと思います。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。お答えいたします。
香美市いんふぉめーしょんにつきましては、山﨑議員のおっしゃられたとおり、さま
ざまなあそこにはですねやなせ先生の原画及びやなせうさぎ、また周りをアンパンマン
のキャラクターが囲っているというふうな非常によい施設であると。たまたま今回の経
営改善によりまして、香美市いんふぉめーしょんの中に本部機能も集約するという予定
で現在進めておりまして、多機能性を有することが今後可能になってくると。非常にこ
う厳しい状況の中ではありますけれども、1つの新たな踏み出すための材料としてよい
機会とも捉えてですね、この部分を一定の時間が経過し、業務が落ちつきを取り戻した
ときには、ぜひこの今回いただいたご提案も検討をしながらですね、新しい観光協会の
歩みの中に加えていっていただければとつないでいきたいと考えます。
○議長(西村成君)
3番、山﨑眞幹君。
○3番(山﨑眞幹君)
はい。それでは、次に6番目に移ります。
かなりスピードをもってやっているつもりなんですけど、ちょっと議長の目線が気に
なる時間帯になりましたけども、スピードアップしてやりますのでよろしくお願いしま
す。
6番目です。
今年のですね実は2月19日、昨年のですね7月16日にNHKのBSプレミアムで
放送されましたやなせ先生の「100年インタビュー
ものをもとに単行本化されました「希望のありか
漫画家・やなせたかし」という
何のために生まれてきたの?」とい
う本が出版されました。NHKの100年インタビューっていうのはですね、見たこと
がある方もいるとは思いますけれども、「残したい言葉がある。伝えたい生き方があ
る」ということで、「各界一流のプロの半生を、インタビュー形式で解き明かす人物ド
キュメント」で、「100年後の視聴者の心にも届く珠玉のことばを語ってもらう」と
いうことでですねやられているもので、直近が3月4日ですから、きのう、おとといぐ
らいかな、哲学者の梅原
猛先生、そしてスタートが平成19年の2月5日、萩本欽一
さんからスタートしているNHKの番組でございます。この本がですね100年インタ
ビューということで、中身がですねすごく簡潔でして10章で構成されて、例えば何の
-77-
ために生まれてきたの?という本なんですけど、1章目が「前向きに考えよう」、これ
も今のその香美市の状況に勇気をくれるのかなというふうに思います。「現在と未来し
かないの。そうすると、現在とその未来をなるべく楽しく、なるべく面白く、生きたほ
うがいいんです。過去のことを、いくら考えてもしょうがない」。これとかですね、あ
と例えば「おしゃれは気力です」とか、「父に寄せる思い」、「アンパンマンが生まれ
た背景」、「正義を行う覚悟」、「生きているからかなしい」、「人生は「運・鈍・
根」」、「“やなせメルヘン”を貫く」、「復興への思い」、「九十三歳が見つめる希
望」ということで物すごく簡潔にいろいろと94年間の人生、考え方が凝縮されたいい
本になっています。ちょっと時間があれですので詳しい中身の紹介は省かせていただき
ますけれども、ぜひね機会があれば皆さんもお読みになったら、すぐ読めます、1時間
ぐらいで読めますのでいいと思いますが。
やはりですね、この中に紹介しませんでしたけれども、メッセージはですねこの記念
館のあるまちづくりの核となり得るものであると思います。そして、そのアンパンマン
を初めとしたですねやなせ先生の数々の業績、功績、それを守って高めて伝えていく使
命というものが、これは香美市、その使命は香美市にやなせ先生によって託されている
というふうに私は思いますので。現実そうですよね、客観的に見たら僕はそうだと思い
ます、私は。だからやなせたかし記念館のあるまちづくりというものは、本市の大きな
テーマでありますみんなで築くまちづくりの最たるもんであるというふうに私は確信を
します。
しかし、一方でですね、このまちづくりについては、官民をまたいでですね本当にた
くさんの関係者があり、ライセンスの問題も場合によってはあり、そのことでだからこ
れをやるときに非常に重要なのは、やるとすればですけども、やらなきゃいけないと思
っていますが、アンパンマンのライセンサーがアニメのアンパンマンの世界を大事にし
て、そして事業の可否判断を常に行っているということを天野さんからお聞きしました。
それと同じようにある一定のですね、トータルイメージというものをやなせたかし記念
館のあるまちづくりとは一体何ぞやということを、トータルイメージというものを共有
しながらこの事業は推進をして行かなければならないというふうに思います。そして、
これ以外のまちづくりと呼ぶにふさわしいですね、いろいろとそのものについても、こ
れまで自分としてはですね、事をできるだけいろいろと円滑に推進するためには協議の
場があるにこしたことはないんじゃないかというようなことで、テーマごとのまちづく
り協議会の設置というものをですねずっと提案もし、まちづくり委員会についてはこの
前の議会でもですねほぼお互いの終着点というか、現在までの認識はあそこだなという
とこに行き着いたわけですけれども。例えばこのような場合ですよね、翻って協議は要
るということは多分そこはうんと言うと思いますけれども、どういう形態が一体考えら
れるのかそこら辺をお示しをいただいてですね、つなげるもんであるならば後輩にね、
つないでいただきたいというように思うんですけれども。
-78-
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
お答えをいたします。
まず、このような場合のその調整役としてはですね、私はその観光協会が中心的役割
を担うことが適当じゃないかなというふうに考えております。そこでですね、山﨑眞幹
議員とこれまでずっとやりとりをしてきましたまちづくり委員会、今話題にも出ました
けども、これについてはなかなかその方向性すらよう定めずに自分が職を離れるという
ことについて多少じくじたる思いはあるわけですけども。なかなかこの全国あちこちを
見てもですね、いろんなその形態があってやっていることも違うし、はてどれがいいだ
ろうといううちに日がたってしまったという、非常に煮詰まらない状態であって申しわ
けないと思っております。
このまちづくり委員会がどこまでのその役割を担うかということにもよりますけれど
も、例えばそのこうした事案を協議することにあるといたしましたら、部会的な対応で
と想定をするわけです。ピンポイント的にそれぞれの事業あるいは業務に係ってまちづ
くり委員会を設置をするとかいうことではなくって、ずっと言ってきましたように、香
美市のまちづくり全体をどうするかっていう網羅的なものを組織して、その中で必要に
応じて部会的な扱いで協議をしていただくというのが、私のまちづくり委員会に対する
自分なりのイメージとして持ってましたんで、そのことをずっと言ってきました。それ
がなかなかかみ合わんところであったわけですけども。そんなことで自分の中で言いま
すと、やっぱりやるとしたら部会的な中でまちづくりを立てて、あればすることになる
んだろうなというふうに思いますけども。
今回その6つの項目、施設からあるいはそのピースフルセレネのメニュー、料理、食
ですか、それに至るまで。それから、あるいはその回遊性とかいったこの項目を挙げら
れての事業展開については、具体的にその提案等をされておるわけですけども。あくま
で私見ですけども、現下のその事情を抜きにすればですね、観光協会の事業として位置
づけたほうが、案づくりから事業実施までのいわゆる入り口から出口までの対応の適任
者でないかというふうに考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
3番、山﨑眞幹君。
○3番(山﨑眞幹君)
はい。私もそう思うわけです。ぜひこの件についてはね、そ
ういう視点が必要だと思いますので、先ほど大岸議員の答弁ではなかったですけども、
市長が言われたことをですね、本当に今それで佐々木課長も言われました、事が落ちつ
いた場合にはというお話がございました。ぜひですね、この場で僕が言うことじゃない
かもしれませんけれども、同僚議員のですね本当に前向きの気持ちをもって観光協会を
よろしくお願いをしたいと思います。
それではですね、これでこの件は終わりかな。この件終わりまして、次2番目の市民
憲章をめぐってのお話というか質問に移りたいと思います。
-79-
これも、この市民憲章もさまざまな分野から委員さんがお集まりになりまして、そし
て教育長言われたようにね、小中学校の子どもたちとかいろんなアンケート調査も含め
てたくさんのその思いの中、思いを集結してつくったもんでした。たまたま私も、これ
も偶然ですけれども商工会のメンバーとしてこの策定に参画をさしていただきまして、
これは私は偶然というかその偶然を必然にしようとですね私なりに微力を尽くさせてい
ただきました。
その中でですね、これが4月1日に定められて、そのときに4月に早速広報香美の中
でね、これが初回ね、「特集おーい市民憲章ができたで~」という紹介があってですね、
この最後のところにですね、「おわりに」ということで、「制定にあたって、市民公
募・パブリックコメント・小中学生との意見交換など、市民の皆さまから貴重なご意見
をいただきましたことを、誌面をおかりしてお礼申し上げます。今後は、香美市民憲章
の普及を進め、多くの市民の皆さまの参加により、推進活動に取り組んでいただければ
と考えております」とこのように結ばれています。この推進活動こそね、やっぱりそれ
に、その策定に携わって、思いをその言葉1つずつにこういろいろ載せていった方ので
すね、思いが確かに実現されるというか運営されてさっきの話になりましたけども、自
分がここでたまたま委員としてそこに参加さしていただいてやったけれども、それがち
ゃんと推進されて、あっ、自分もやっぱりその場所にいて少しはお役に立てたなという
その気持ちがね、委員さんのほうにもしっかりと持てるような形にぜひねえ、すること
がこれから先一つの課題ではなかろうかというふうに思っています。
そこでお尋ねをするわけですけれども、ほぼ1年近くになりましたけども、この間の
普及推進状況についてお尋ねをしてみたいと思います。
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
山﨑眞幹議員の市民憲章をめぐっての中で、こ
の間の普及推進状況についてのお尋ねですけども、現在は市のホームページにアップを
しております。それと広報紙については可能な範囲ということで掲載をしていただくと
いうことにしております。ちなみに直近では1月号に掲載をされておるところでござい
ます。
なかなかその香美市としてほかにその市民に知らしていくツールを持っていないもの
ですから、可能な範囲内でという現段階での対応になっておりますけども、後の質問に
もなってくるんでそのときにお答えいたしますが、聞かれとる部分についてはこういう
お答えにさせていただきます。
○議長(西村成君)
暫時時間の延長をいたします。
3番、山﨑眞幹君。
○3番(山﨑眞幹君)
なかなかね、何て言いますかね、その龍太郎議員のあれもあ
ったんですけども、ちょっとこれ余談言うと怒られますんでやめます。
今後の推進に対してですよね。実はこれ前にもちょっとご紹介したと思うんですけれ
-80-
ども、高知市がね市民憲章をつくってまして、それで推進についてですねさまざまな工
夫をしてます。これが全部当てはまるのかなというふうには思うんですが、この協議会
のメンバーがまたお歴々がねメンバーに名を連ねてまして、例えば知事であるとか、議
会議長であるとか大学の学長だとかいうことですね。役員には新聞社の代表取締役であ
るとか青年会議所、いろいろこうお歴々がおるわけですよ。その中での事業としては、
例えばこれは平成22年度ですけれども、アースデイズ高知、初夏のまちを美しくする
運動、浦戸湾・七河川一斉清掃、連絡協議会の全国大会、旭東小校区、横内小校区一斉
清掃を初めですね、南国土佐観光びらき清掃とかね、鏡川一斉清掃とかいろいろやられ
てます。これをやっぱり引き継ぐということになると思いますけれども、ぜひねえ、先
ほど紹介しましたけど、前文を紹介しまして、「豊かな自然を守り、美しいふるさをと
未来に届けましょう」と5つのねすばらしい、委員そしてさっきも言いましたさまざま
の方の思いがこもったもんですから、何とか推進をしていただきたいと思いますし、何
かこういう文化的な行政、いわゆるその地域にお役に立てるようなことをですね、ちょ
っと私もやりたいというような地元のですね、これはスーパーというか何でしょうね、
スーパーの大きなようなもんですけども、方もですね、もしそういうものがあるのだっ
たら店内に掲示したいというふうなお話も、これは商工会の会の中でしたけれどもお聞
きもしました。ですから、できるところからね少しずつでいいと思うんで、そのような
推進にぜひですね一歩踏み出していただきたいなというふうに思って質問をするわけで
すけれども。そのあたりについてつないでいくという観点から言うと、どのような見解
をお持ちでしょうか、お尋ねをしたいと思います。
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
お答えいたします。
その前にですね、ちょっとおつなぎをしておきたいですけども、実は市民の方から市
長にお礼を言いたいということで幾つか項目があるわけですけども、その中の1つにで
すね、「市民憲章は言葉が美しくすばらしい。災害に向けてのきずなや人を大切にする
内容となっておりよい」という市長にお礼を言いたいという中で伝わってきておる言葉
があるんですけども。こういった市民をたくさんふやしていくということからもですね、
もっともっとその手だてをせないかんということだろうと思います。今後は市が主催す
るもの、あるいはその市内の団体等がですね主催するものさまざまあると思いますけど
も、そういったイベントとか会議等で使われる資料等にも掲載をしていただけるように
依頼をしていきたい。そのときに何か立て看板的にとか表示ができるようなものがあれ
ば、それもそれで工夫ができるんじゃないかなというふうに思っております。
あわせて、常設的なものになりましょうか看板等での表示により市民の目線に届くよ
うな工夫をしたいというふうに考えております。特にこの市民憲章制定に関しましては、
この町のその未来を担う子どもたちとともにつくってきたことからも、何としても子ど
もたちにはしっかりつないでいってほしいというふうに思っておりまして、先日教育長
-81-
とも少しお話をさせていただきましたけども、学校現場でさまざまに取り組んでくださ
っているようですけども、なおより一層のその工夫をしていただけたらなあというお願
いをしたことでございます。こんなことも含めてですね、考えれることみんなで知恵を
出し合いながらこの市民憲章を市民に届けていきたいと、伝える工夫が要るだろうとい
うふうに思っております。
以上です。
○議長(西村成君)
3番、山﨑眞幹君。
○3番(山﨑眞幹君)
はい。ぜひそのようにしていただければというふうに思いま
す。
ただ、1点ですけど、確かに言葉的なもの、標語的なものを掲示するのはそれはそれ
で結構なんですけれども、やはり行動というものがね、ないとなかなか。ごみが多いと
いう話が実はアンケートの中でね、アンケートというか子どもたちのアンケートの中で
あったんですよいっぱいね。だから、そういった子たちに対する、日常のごみ拾いって
いうのはやるかもしれませんけれども、1つ市民憲章というものの中にくくり込んでね
やるというような工夫とか、先ほど子ども議会の話があって、ここへ子どもたちが来て、
来年はということじゃなかったんですけども、やるということはすばらしいことだとい
うふうな答弁もあったわけですけども、でも、やはり出た意見に対してはレスポンスを
しないとですね、もうだんだん出すのがしんどうなるというかね、つらくなっていくと
いうことが世の中ままありますので、少しでいいんですよね、少しでいいんです。さっ
き紹介できなかったんですけどね、それに関連しますので1つこれやなせさんの言葉を
ね紹介しますけどね。「人生は「運・鈍・根」」という章なんですが、こういうことな
んですよね。運ということで言ってますけども、「人生にムダなことは、何一つありま
せん。全部、自分に役立つ、そして、やり続けることが大事」ということです。そして、
これも結構含蓄に富んでるんですけど、「満員電車に乗っていても、いずれ席は空く。
自分の座る席が必ずどこかに空くんで、その時、座ればいいんです」っていう。それか
ら、ここなんですけど、「「運」は自分でつかまなくちゃいけない。このつかむという
ことは、例えば漫画を描いているとすれば、仕事がこなくても、絶えず描いていなくち
ゃいけないんです。そうしないと、運は巡ってきません。やめてしまえば、そこで終わ
り。必ず続けていなくちゃいけない。すると、何かしら運というのはやってくるんです。
その時にパッとつかむんです。ただ、つかむためには、自分がやり続けていないといけ
ない」、やり続けるということが必要なんで、やるということはだから大げさにやる必
要はなくて少しでいい。その言葉はいいですけど、何かこう1つ、じゃあ次の人やって
やというふうな、それはちょっとねえ、やれということは言えませんので、そこら辺の
ことについてちょっと見解があればお尋ねをします。
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
市民憲章につきまして、行動規範でございます
-82-
ので、これをもとにですねいろんな取り組み、さまざまなその事業につながっていくこ
とが当然期待されないかんわけですけども。そこはですね、やはりまず市民憲章という
ものをしっかり覚えていただくことからまず始めないかんのかなと。それプラス今山﨑
議員がおっしゃるような小さな行動でも生まれてきたら、それはそれで大変市民憲章か
ら発したものだということであれば、この市民憲章が生きるんじゃないかというふうに
は思っております。言葉だけ並べて終わりということならば行動規範ということにはな
らんと思いますので、そこはそういうように認識をしておるというふうにご理解をいた
だきたいと思います。
○議長(西村成君)
3番、山﨑眞幹君。
○3番(山﨑眞幹君)
はい。どうも。それでは、はなむけの質問にしてはちょっと、
もうちょっと食い足りなかったかもしれませんけれども。お互いここにいるみんなそう
ですけど、見る見方によればね偶然ここにいるように見えますけれども、みんなあそれ
ぞれ役目を持ってここに、ここの場に必然的に集っているわけですから、お互いに香美
市のために努力ができればというふうに思います。
通告時間より大分オーバーしまして、いつもの時間になりましてまことに申しわけご
ざいませんでした。これで私の質問を全て終了します。
○議長(西村成君)
山﨑眞幹君の質問が終わりました。
お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ延会にしたいと思います。これにご異
議ありませんか。
「異議なし」という声あり
○議長(西村成君)
異議なしと認めます。よって、本日の会議は延会することに
決定しました。本日の会議はこれで延会します。
(午後
4時05分
延会)
-83-
地方自治法第123条第2項の規定による署名者
議
長
副 議 長
署名議員
署名議員
-84-
平成25年第1回
香美市議会定例会会議録(第4号)
平成25年3月7日
木曜日
平成25年第1回香美市議会定例会会議録(第4号)
招集年月日
平成25年2月27日(水曜日)
招集の場所
香美市議会議場
会議の日時
3月7日木曜日(会期第9日)
午前
9時01分宣告
出席の議員
1番
有
元
和
哉
12番
山
﨑
龍太郎
2番
矢
野
公
昭
13番
大
岸
眞
弓
3番
山
﨑
眞
幹
14番
片
岡
守
春
4番
利
根
健
二
15番
竹
平
豊
久
5番
濱
田
百合子
16番
島
岡
信
彦
6番
山
崎
晃
子
17番
石
川
彰
宏
7番
爲
近
初
男
18番
竹
内
俊
夫
8番
千
頭
洋
一
19番
前
田
泰
祐
9番
織
田
秀
幸
20番
山
本
芳
男
10番
小
松
紀
夫
21番
比与森
光
俊
11番
依
光
美代子
22番
西

成
村
欠席の議員
な
し
説明のため会議に出席した者の職氏名
【市長部局】
市
長
門

夫
福祉事務所長
岡
本
明
弘
長
明
石
猛
産業振興課長
佐々木
寿
幸
長
山
﨑
綾
子
林業事務所長
久
保
和
昭
政策企画財政課長
濵
田
賢
二
建
長
宮
地
和
彦
会計管理者兼会計課長
野
島
惠
一
上下水道課長
岡
本
博
章
管
長
岡
本
博
臣
まちづくり推進課長
今
田
博
明
支
長
二
宮
明
男
市民保険課長
山
﨑
泰
広
地域振興課長
舟
谷
益
夫
健康介護支援課長
凢
内
一
秀
税
務
課
長
阿
部
政
敏
支
長
小
松
清
貴
収
納
課
長
前
田
哲
雄
地域振興課長
和
田
ふれあい交流センター所長
髙
橋
千
恵
長
時
久
惠
子
生涯学習振興課長
田
島
教育次長兼教育振興課長
後
藤
博
明
学校給食センター所長
竹
内
副
総
市
務
課
財
課
槇
設
課
《香北支所》
所
《物部支所》
所
隆
【教育委員会部局】
教
育
【消防部局】
-1-
基
宏
敬
消
防
長
寺
田
横
谷
潔
【その他の部局】
監査委員事務局長
勝
正
農業委員会事務局長
西
村
博
之
議会事務局書記
山
本
絵
里
職務のため会議に出席した者の職氏名
議会事務局長
小
松
美
公
議会事務局書記
野
口
恵
子
市長提出議案の題目
な
し
議員提出議案の題目
な
し
議事日程
平成25年第1回香美市議会定例会議事日程
(会期第9日目
平成25年3月7日(木)
日程第1
日程第4号)
午前9時開会
一般質問
①
18番
竹
内
俊
夫
②
20番
山
本
芳
男
③
8番
千
頭
洋
一
会議録署名議員
10番、小松紀夫君、11番、依光美代子君(会期第1日目に会期を通じ指名)
-2-
議事の経過
(午前
9時01分
開会)
○議長(西村成君)
改めましておはようございます。ただいまの出席議員は21
人です。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程に入る前に報告します。2番、矢野公昭君は、通院のため遅刻という連絡が
ありました。
議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。
日程第1、一般質問を行います。通告順に従いまして順次質問を許します。
18番、竹内俊夫君。
○18番(竹内俊夫君)
おはようございます。18番、竹内です。通告に従いまし
て一般質問を行います。
まず、暁霞地区の公民館の今後の対応ということで質問をいたします。香美市内の旧
町村で公民館として地域の住民の…。
(マイク不調のため中断)
○議長(西村成君)
○議長(西村成君)
マイクがちょっと悪いので暫時休憩します。
(午前
9時03分
休憩)
(午前
9時08分
再開)
正場に復します。
引き続きまして一般質問を行います。
18番、竹内俊夫君。
○18番(竹内俊夫君)
おはようございます。18番、竹内です。議長の許可をい
ただきましたので一般質問を行います。
1つ目に、暁霞地区公民館の今後の対応についてをお伺いをいたします。
香美市内の旧町村で公民館として、地域の住民の文化、芸術、日常生活の向上などを
目的に地域住民が集まる施設があります。その中の1つ、香北町にある暁霞地区公民館
は、小学校の昔の講堂として昭和27年ごろに建てた建物であります。小学校廃校にな
ってから地域の公民館として使用をしております。主に利用していることは、地域の会
合、生け花、書道、子ども会、シルバー会、料理、陶芸、男の料理教室、踊りなど年間
を通じて利用をしております。備品については、旧香北町当時にスリッパやら机やら椅
子やらは構えていただきましたが、そのほかに地元の利用しておるみんなで備品を集め
たものがあります。例えば、下駄箱、下駄箱までに通じる桟、内らのスリッパ置き、机、
椅子とスリッパの補充、またさらには夏の暑いとき冬の寒いときに使うために、エアコ
ンというかそれを整備もいたしました。そのような中は精いっぱいきれいにして利用し
ょうということで、公民館館長を初め、またその利用している方の代表等で、必ず使用
した後には掃除などして次の人のために準備をしております。そのような建物でありま
すけども、はや建ててから60年余りたっておる建物でありますので、雨漏り、瓦の汚
-3-
れ、柱の腐りもあります。
また、この建物は特別な建物のように見えますが、地形に合わせて建てた建物であり
ます。1階が狭く、また2階部分が広い建物になっております。1階は湿気が多いこと
から柱が特に腐っておる状態であります。今、耐震工事もできていないし、また地区の
中心地であることから、自主防災組織で災害時の避難場所、また避難施設ともなってお
る建物であります。暁霞公民館の今後の対応についてのお考えを問うものであります。
どうぞよろしくお願いをいたします。
次に、イノシシの駆除についてをお尋ねをいたします。
イノシシの被害は市内の主に中山間部で多く出ていましたが、最近では人里に近い、
人家に近いところでも多くすんでいるのか、時期になると稲、野菜、果樹などに多くの
被害が出ております。農業生産者、農家は農作物を被害から守るためにネットを張った
りトタン板で囲いをしたり、また電柵等で田畑の作物を守る方法で管理をしております
が、イノシシの数が減ることにはつながっておりません。今は猟をする人も鉄砲、わな
等でイノシシを駆除をしておりますが、その猟をする人が年々高齢化をしておるように
思います。また、猟をする人も少なくなっていると思います。最近作業道を通ってみた
りしますと、作業道のちょっと広いところらあにおりを設置をしているのが目に見える
ようになりました。そのおりなどを置いておくとイノシシがよくとれるのか、またそれ
を設置するには誰でもできるのか、その辺をお伺いをいたします。どうぞよろしくお願
いをします。
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
竹内議員さんのご質問にお答えいたします。
暁霞公民館の建てかえ等のご質問をいただいたところでございます。ご質問の中にも
ございましたように、暁霞地区公民館につきましては、平成19年度に調理室の屋根の
改修、平成22年度に屋根の部分改修、畳がえ、カーテン交換をし、平成23年度には
エアコンを設置してございます。そして、使用者が利用しやすい、そういった設備環境
を整えているところでございます。そういった建物に関しての設備関係につきましても、
事業関係につきましても、各地区の公民館の運営につきましては毎年館長審議会におき
まして例年いつも協議をしてご要望に応えているところでございます。
現在のところ、館長審議会におきましては、先ほどのご質問にあったような建てかえ
等のことは協議の中に上がってきてはおりません。そういった意味で毎年、先ほど前段
に申しましたように設備の維持管理をしておる状況でございます。このような状況でご
ざいますので、現在のところはご質問の建てかえ等につきましては、今のところ建てか
えの考えは持っているという状況ではございません。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
竹内俊夫議員のイノシシの駆除についてお答えい
たします。
-4-
鹿の被害に加えまして最近はイノシシによる被害が急増しておりまして、竹内議員の
ご質問のとおり中山間地域における人家近くの農地で数多く発生があっております。家
屋に近い状況から猟銃による捕獲圧が低くなるため、わな猟による捕獲を拡大していき
たいと考えておるところでございます。
先ほどのご質問の中でわな猟は誰でもできるのかということでございますけれども、
わな猟も当然免許が必要でございまして、誰でもかけれるわけではございません。
また、これにつきましてですね、本年度環境省による地域ぐるみの捕獲推進モデル事
業という認定を香美市が受けまして、現在香北町清爪地区を中心にしまして地域の協働
による地域ぐるみで捕獲圧を高める事業を展開しております。この事業では、講習会、
研修会を通じてわな捕獲技術の習得や点検、また餌まきを行うことのできるわな補助員
の育成が含まれておりまして、多くの方々の参加をいただいております。
本年度この制度によりましてわな補助員免許を取得された方は、市民の方が25名、
市職員が1名、合計26名となっております。これはわな猟の免許を持った人が1人い
ればですね、他の地域の方のわな補助員の方で餌まきとか、それから、そういう点検が
できるというふうな形でございまして捕獲圧が高めることができると、地域の中に例え
ば1人免許を持っている人がいれば、地域ぐるみで捕獲圧が高めることができるという
ふうな形でございまして、今後もこのような事業を国、県からご指導をいただきながら
ですね、さまざまな取り組みをしていきたいと考えております。よろしくお願いいたし
ます。
○議長(西村成君)
○18番(竹内俊夫君)
18番、竹内俊夫君。
2回目に入ります。
公民館のことですが、今まで内装のほうはたびたび直していただきましたし、また取
りつけもしていただいた部品もありますが、要は建ててから60年という年月がたった
もんで、かなりの腐敗というか傷みというかが目立ってきております。例えば、外っか
わにはもう板、全然トタンとかなんとかじゃなしに、板を段々下から打ち上げていって、
雨が入らないような形になっておりますが、それもかなりこう雨が入るような穴があい
たりしておるように見えます。それから、1階の分は先ほど言いましたように何かこう
湿気のある土地であります。もうずーっと前から下を、合併する前には下の1階分を公
民館として地域の者が使っておりましたが、畳を敷いてありましたところが、畳も根太
というか板も全部取りのけまして、柱がいながら見えておるというような状態になって
おるところであります。そのことからか子ども会をしますと、子どもはどうしても上で
走ったりにぎやかなことをするわけですが、そうしますともう建物全体がドンドンドン
とこう音を立てて響いておるというような状態であります。
そんなようなことから、かなり古いことがわかる、傷んでおることがわかるような状
態であります。なかなか建てかえが難しいということになりますと、どうしてもこれか
らまだまだ5年やそれ以上はそのままで置くような考えであろうかと思いますが、そう
-5-
なったときには、普通の市の管理をする建物等につきましては耐震工事などもしておる
ところがありますが、先ほど私が言う公民館の建て方、また公民館の屋根までの高さ、
本当にこう普通の家とは違い、今2階でありますけども小学校の講堂の後というような
ことからして、高さはどうしても普通の家の3階建てくらいよりまだ高くはないろうか
というような高さのように思います。そんなようなことでありますので、しばらく建て
かえができないようであるならば耐震工事をしていただいて、誰もがこれなら大丈夫だ
というようなことになるようにしてもらいたいと思います。
先ほどからこう聞いておりますと、公民館の館長さんの集まりで、この公民館につい
てはまだまだ建てかえのような修繕のような話は出てないがということでありますけど
も、なかなかうんと建物に詳しいとかそういうような心配をするような人であったらも
う、私たちの地区の人はかなりの人がこれは古い、これは建てかえないかん、怖いとい
うような人の声が大分あるようですけども、その公民館の館長さんの集まりの中ではそ
ういう話が出なかったというようでありますけれども、その館長さんだけでなくほかの
人は自分も含めて危険な、もう古い、怖いというような感じで話をしておるのが今の実
情であります。そんなことからしてもう一度その方法などを考えていいただきまして、
しばらく置くようであるならば、かっちりとした耐震工事ですかねそれをして、まあ皆
さんが安心をしてそこを利用できるというような形にでもしていただきたいと思います。
自分は皆さん大抵ご承知のことと思いますけれども、集会所やら地区の方が幾らかの補
助をいただいて、地区が協力して建てて、地区が守っていくというようなそういう施設
であるならば、施設のほうもその地区その地区で管理もし、精いっぱいきれいにし丈夫
にするというようなこともあるかもしれませんけれども、今言うのは市の建物となって
おるようであります。そんなことからして、もっとこう誰が使っても心配のない建物に
してもらいたいとは思っております。
そして、この建物の建っておるところは旧の地域の中心地でありますので、その地域
に詳しくない方は、いろいろどこを目当てに来たらえいろうというようなことで聞かれ
てくる人もおります。そのときには、北岸のほうへ来たら、赤い屋根のちょっとしたら
建物が上のほうに見えるので、そこが一番の中心地であるのでそこを目当てにして、そ
こからあちこちのという案内をするわけですが、そのような建物でもあります。そんな
ことからして今の瓦の汚れ方、実際見てもらったかもわかりませんけれども、南側は比
較的赤い色で塗ってある関係で割合こう新しい、塗り方がまだきれいだと。きれいでも
ないですけれども汚れようが少ないということですけども、北側の瓦はもうほとんど元
の赤いような色はないというような状態ですので、雨漏りもしておるというようなこと
でありますので、もう一度その辺を見ていただきまして今後の対応もしていただきたい
というように思いますので、その辺をまた、質問になるかどうかわかりませんけどもよ
ろしくお願いをいたします。
鹿のことについてもう一度お尋ねをいたします。イノシシについてお伺いいたします。
-6-
最近、鹿のわなをかける人が少なくなっております。猟をする人はもちろんですが、
わな自体が少なくなっております。また、そのわなをかける人のいろいろ心配するのは、
わなをかけたら、ひょっと犬でも人でもわなへかからんとは限りませんので、そんなよ
うなことも心配をして、どこをかけても妙に嫌じゃというような人もおります。そんな
ことからして、わなもとれることはとれると思います、イノシシは。けれどもいろいろ
心配もあったり、毎日見に行かんとそのわなをかける人の、言うたら義務というかその
ような責任があるというようなことであるかと思いますが、それの補助員とした者が1
回、2回の講習を受けたら、補助員ができるというように聞きましたが。
それと同時に、私ちょうどこう香北町時代のときでありましたが、ちょうど中国地方
へ、えい、とれる、まあ言うたらその当時おりでしたが、そんなようなものでイノシシ
を多くとっておる地区があるということで、議員でありましたがそろってそこへ見に行
ったことがありました。そのときにちょうどこう場所もよかったかもしれませんが、ち
ょっとこう牛を飼っておったところの場所のところに設置をしたようなところを見せて
いただきましたので、ちょうどこう、ここではよくとれるがというようなことでありま
した。ちょうどそのようなおりが、今市内の山間部に近い作業道でいてその広場がちょ
っとあったら、そこにいて今戸をあけたり餌をやったりしてやっておるところがよく見
えます。そんなことは誰でも、それはおりですのでわなと違い危険なことはないと思い
ますが、誰でもそれが設置ができるのか、またそれをするには市のほうでそのおりのほ
うを多くつくって、とにかく誰でも多くの人が鹿の駆除をすると、できるということに
しなかったら、その鹿は、いやイノシシはどうしても数が減らないと思います。年々ふ
える一方で、大きな被害が出ておることはみんながよく知っておると思いますが、それ
の対策をするのも1つの大事な事じゃないろうかと思いまして、質問をいたしたところ
でございますが。とにかくそのおりのことについて説明をお願いをいたします。
○議長(西村成君)
生涯学習振興課長、田島基宏君。
○生涯学習振興課長(田島基宏君)
竹内議員の2回目のご質問にお答えいたします。
現状調査等も行いまして、今後暁霞地区公民館をどのように位置づけしていくかとい
うことを検討させていただきたいと思います。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。お答えいたします。
いわゆるおりっていうか箱わなだと思いますけれども、箱わな、わなにはですね、く
くりわなと箱わなとございまして、どちらもですね狩猟免許のわな猟っていう形になり
ますので、免許は必要となります。誰でも設置をしていいわけではございません。当然、
それ中に入ったイノシシとかをとめ刺しするにも当然免許が要りますので、そこは通常
は猟銃によってとめ刺しをしていくというふうな形をとっております。
今回のこの地域の協働による事業でわなの購入も認められておりまして、現在清爪地
区のほうにですね、わなもその事業で買ったやつをお貸ししてですね設置をしていただ
-7-
いているというふうな状況でございます。この事業、現在モデル事業でございましてで
すね全国で12の地区のみモデルとしてやっておる事業ですが、正式な事業になりまし
たら市域全体へも拡大はしていけるものと思いますけれども、ある一定、この効果を見
きわめるためには一、二年ぐらいのモデル期間というのが必要だと思いますので、なお、
そのような形で国、県からのさまざまな事業の取り組みがなされるようでしたら、皆さ
んのほうにお知らせしながら、捕獲圧を高めていくような事業を展開していきたいと考
えておりますのでよろしくお願いいたします。
○議長(西村成君)
○18番(竹内俊夫君)
18番、竹内俊夫君。
そのわなのことにつきましては、1日も早く広い範囲で設
置ができるようなことにしていただきたいと思います。大変こう農家は、生産物をつく
っておる皆さんは大変こう日に日にふえてくる被害、被害というかそのイノシシが道の
岸を掘ったり、小さい田ではもう今年は稲もつくれん、水がためれんというような状態
になっておる田もあります。それはいわゆる田には畦畔というのがありまして、その畦
畔は何か虫か何かおるか、イノシシが堀りよいかわかりませんが、もう今はただ畦畔は
なくなって、水をためるにはもう1回畦畔をつくり直して水をためんことには水田にな
らんというような状況のところもあります。1年でも半年でも早くそういうわなができ
るようなら急いでいただきたいというように、お願いになりますけれどもよろしくお願
いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(西村成君)
竹内俊夫君の質問が終わりました。
次に、20番、山本芳男君。
○20番(山本芳男君)
改めましておはようございます。20番の山本でございま
す。一般質問も3日目ということで、皆様方には大変お疲れであろうと存じますがひと
つよろしくお願いをいたします。
議長のお許しをいただきましたので一般質問をさせていただきます。私今回2点の質
問をいたしました。国道195号の改良についてと防災対策についての2点を質問をい
たします。それでは、通告順に質問をさせていただきます。
第1点目の国道195号の改良についてでございますが、これは大栃橋のかけかえの
件でございます。高度経済成長期に道路や橋梁などの社会インフラの整備が急速に進ん
だその高度成長期に建設されたものは、現在建設後50年を迎え老朽化が進んでいると
いわれております。国土交通省の道路橋の予防保全に向けた有識者会議の提言によりま
すと、平成20年5月の中での提言でございますが、2015年に60万橋が橋齢40
年超えとなり、建設後50年以上の橋梁が2016年には全体の20%、2026年に
は47%と約半数にもなる現状を提示いたしております。経年劣化による劣化損傷が多
発する危険を指摘しています。
今後、三連動、東海・南海・東南海地震や首都圏直下型地震の発生の懸念される中で、
地域防災力の向上等の観点からも、社会インフラの老朽化対策が急務の課題と言えると
-8-
提言をされております。このような現状の中、ご案内のように国道195号の物部町の
玄関口とも言える大栃橋は、永瀬ダムの建設に伴い昭和30年に建設され、建設後57
年余りを経過しております。橋の長さは172メートルのトラス構造の2塔橋で、国道
で あ り な が ら 幅 員 が 5 .4 メ ー ト ル と 、 大 型 同 士 の す れ 違 い が 困 難 な 状 態 で 現 在 ま で に
至っており、地域交通の最大のネックとなっております。また、今世紀前半に起こると
もいわれるその大地震に耐えれるかと地域住民は心配をしているところでございます。
国道であるこの橋が落橋すれば、まともな迂回路はなく大栃以北が孤立する、大栃町内
はもちろん以北の20集落が孤立するような状態であります。緊急輸送路である国道の
機能が全く果たせなくなり、救助、復旧活動に大きな障害となります。このような大栃
橋の現状を市長、副市長にもご理解をいただきまして、平成23年3月11日、東北大
震災発生後1年余りを経過した昨年の6月に、市長はちょうど全国の市長会へ出席され
ておるということで副市長また議長、建設課長とともに大栃橋かけかえ要望書を高知県
知事に提出、あわせて県土木への陳情後9月に現地測量を、調査をされた経過がありま
す。さきに申し上げましたように、社会インフラの老朽化対策として、昨年の12月に
自公政権に交代後、緊急防災災害事業債で橋梁やトンネルなどの老朽対策に活用できる
事業で、この事業が大栃橋のかけかえに対応できる二度とない機会であると考えます。
この件について県の対応を把握しておられるかお聞きをいたします。
次に、第2点目といたしまして、防災対策についてお聞きをいたします。
これはヘリポートの設置でございます。初日に爲近議員からも質問がございましたが、
ヘリポートの設置につきましては人命救助及び災害時の物資輸送、また特に中山間地域
は高齢化が進んでおります。緊急患者の輸送に必要な施設であり、現在まちづくり推進
課でも設置に向けて努力をしておるところでございますが、山間地は平地が少なく気流
や進入路などの問題があり、設置が進まないのが現状であろうと思います。そういう状
況の中ではありますが、物部町に平成22年5月に神池地区の学校跡地、また昨年の1
1月に五王堂の残土処理場跡地に設置されたことによりまして、緊急患者を高知市内の
病院に20分以内に搬送できる体制ができました。実際緊急患者を搬送され大事に至ら
なかったこともございます。地域住民といたしましては、不安解消が図られ安心をして
いるところでございます。が一方、槇山地域にもヘリポートの整備が強く望まれており
ます。
その思いで私は国道195号の別府までの間を調査をいたしました。国道沿いには平
地が少なく大変厳しい現状でありました。そこで私は槇山地域の中心地であります岡ノ
内地域に絞り調査をいたしました。その調査の結果、3カ所くらい可能ではないだろう
かというところが判明いたしまして、昨年の7月の9日にまちづくり推進課今田課長、
また猪野班長、物部支所の小松支所長、和田課長ともども現地に出向きまして調査をい
たしたところでございます。その調査されたところでございますが、その後消防航空隊
と一緒に調査されたかお聞きをいたします。
-9-
以上で1回目の質問を終わります。
○議長(西村成君)
○建設課長(宮地和彦君)
建設課長、宮地和彦君。
山本芳男議員の国道195号改良工事、大栃橋のかけか
えについての経過を報告をさせていただきます。
初めに、地域の重要課題として195号改良またその大栃橋のかけかえ要望にはご尽
力をありがとうございます。香美市議会、そして県議会議員の方々のご尽力、そして高
知県関係部局、県議会のご理解とともに早期の進展があることを感謝いたします。
大栃橋のかけかえについて高知県の対応状況でございます。昨年の6月の5日要望後
の動向ですが、早速の9月には管理する高知県中央東土木事務所より橋梁の調査を行い
ました。内容は橋梁の状況を含めかけかえ位置、橋の形式を検討をする予備設計です。
その後、河川管理者など関係機関と協議を行いながら、橋梁の条件整備をしています。
今年の6月末をめどに位置、形式が決定されます。質問の緊急防災による点検、そして
修繕工事などの対処では要望とする効果はないため、国道195号改築系新規事業とし
て平成25年度には事業認可を受け、大栃橋工区として進めていくよう聞いております。
非常に進展が早かったこと、また要望の成果が出たと考えております。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
山本議員の防災対策につきましてお答えさせ
ていただきます。
岡ノ内地区につきましては、昨年7月9日山本議員のお世話で現地視察を行わさせて
いただきました。本当にその節はありがとうございました。
3カ所視察をさせていただきまして、まず国道下段の残土場周辺につきましては、ヘ
リコプターの侵入経路に水道用の架空管が横断していることが大きなネックとなってお
ります。また、近くにちょっと名称のほうがわかりませんが、神社かお堂がといった建
物もありまして、また畑もあることからヘリの風圧による被害が心配されるところでも
ございます。
そして2つ目は、旧岡ノ内小中学校の西側の小高い山でございますが、ここは山の中
腹が墓地となっておりまして、頂上付近は地域の公園となっておりました。また、この
山頂への進入路もないことから、なかなか整備は難しいのではないかというふうに考え
ました。
3つ目は、先日爲近議員からの質問もありました岡ノ内小中学校でございますが、先
日の答弁のとおり民家が近いため、ここも住宅への影響が懸念されるところではありま
す。しかし、旧学校関連施設が取り壊された場合、敷地は大きく南側に広がるため、住
宅への影響は随分緩和されるのではないかというふうに考えます。しかし、その場合も
全く影響が出ないわけではありませんので、整備につきましては周辺住民の皆様の同意
を得る必要もあろうかというふうに考えております。この場所は水道の架空管の影響も
なく進入経路も確保されていることから、担当課としましてはこの場所への整備が最も
-10-
可能性が高いのではないかというふうに考えておるところでございます。ネックとなっ
ております学校関連施設につきましては、現在ほとんど活用をされてないというふうに
も聞いておりますので、行く行くは取り壊す必要があろうかと思います。取り壊しにつ
きましては物部支所で計画的に実施されておりまして、取り壊しが完了すればですね、
地域にもお話をするとともに整備を進めたいと思います。
また、消防航空隊の現地確認につきましては、昨年の調査以降ですね、まだ実施はで
きておりません。と言いますのも、ここだけでなくですね、ほかの地域も含めた場所で
ですね確認をしていただきたいという思いがあるからでございます。しかしながら、こ
の地域、ここの地につきましてですね、そういった建物の取り壊し計画等が出た段階で
ですね消防航空隊のほうにも確認をとって整備ができるような環境に努めていきたいと
いうふうに思っております。
○議長(西村成君)
○20番(山本芳男君)
20番、山本芳男君。
2回目の質問をいたしたいと思います。
大栃橋につきましては、これは念願でございましたが今回の東北大震災後の陳情をい
たしたということで、また政権がかわり、防災、減災という事業債がタイミングよくと
言いましたら何になりますけどちょうどそういう事業が入りまして、本当にこれは前向
きな橋のかけかえが進んだというふうに思います。これでまた地域の者といたしまして
は物部町の玄関口でございますので、今後は本当にこれに対しましてはさまざまな方々
のご尽力をいただいた結果であろうと存じます。この橋がまた完成すれば本当に物部町
の先ほども言いましたように玄関口となりますので、また地域がその橋とともに発展を
するような、そういうような感じもいたしております。そのいろんな面でお世話をいた
だきました方に、この場をおかりしまして厚く御礼を申し上げておきたいと存じます。
ヘリポートの件ですが、先ほど私が紹介をいたしたところが一番の候補地じゃないか
ということで現地も見ていただいたところでございますが、一番の最有力候補地になる
のは、やはり小中学校跡地というふうに私も感じているところでございます。しかし、
この小中学校につきましては、現在既存の建物が7棟ですかねありまして、これを解体
するに当たりましてはかなりの金額、数千万円規模の、解体すれば規模のお金も予算も
必要になってくるということで、物部町におきましては既に水明寮とかまた前芝団地、
支所が建てることになれば開発センター、また現在の支所の解体ということで、なかな
か事業費が重なってくるということで、支所の基本としては町のほうを先に解体してい
くということが基本のようでございますので、年間に1カ所ぐらいを解体をしておれば
もう数年先というような形になろうかと思います。これはもう地域の者といたしまして
は、なかなかヘリポートの設置が数年先というような今現在の形になろうかと思います。
それで、私は一番もう、その小中学校にできれば物すごく広くなってヘリポートが2つ
ぐらいできるような形になろうかと、それぐらいのスペースになろうかと思いますが、
先ほど言いましたような現在の障害がありますので、一番最初に見ていただきました国
-11-
道の進入路もありますので、先ほどさまざまな問題もあると言いましたけど、あそこが
まあ最短のヘリポートの設置箇所ではないかと、今現在私はそういう判断をいたしてお
ります。それにはやっぱり消防航空隊にも現地を見ていただきまして、可能か可能でな
いかはこれは消防航空隊の判断でやっていかなくてはならないと思いますので、その点
をやはり下手に水道管が確かにありますけど、ヘリは高度なところからおりてきますの
で、下手よりかは上のほうからおりれれば可能であろうと思いますので、最短で早く設
置する場合はそういう方法もあろうかと。
しかし、今現在そのヘリポートを設置するに当たりましては、現在は市有地を大体や
っておると思います。ちょうどたまたま神池と五王堂につきましては市有地であったと
いうことで条件もよかって設置ができたと思います。そういうことで、市有地になると
限界があるんです、はっきり言って。ある程度民有地も確保して造成をしてやるという
ような形をとっていかんと、香美市内6カ所を計画しちょると言いますけど、今現在2
カ所できてますわね。そういうことで、なかなか市有地となると限界があります、はっ
きり言って。本当にヘリポートをやるという思いであれば、民有地を買い上げて造成し
てやるくらいのことをしないと、特に槇山地区にはもう数年先のヘリポート設置になろ
うかと思います。
高齢化が進む中、先ほども言いましたけど、緊急患者が現在設置されてるところから
搬送されまして大事に至らなかったという例もございますので、今後はそういうことが、
高齢者がふえて緊急を要する患者が出てきます。そのときに20分以内に市内へ搬送で
きるというのは、本当に地域の者としては安心して生活ができると思います。
学校の施設につきましては、今回防災、減災事業という事業もできました。そういう
事業で何かできないか研究もしていただきたいと思います。繁藤におきましても現在調
査をされておるようですが、それもネックで進入路がないというような現状であるよう
でございます。防災でございますので、ヘリポートは。そういう事業を何かないか研究
もしていただきまして今後取り組んでいただきたいと思いますが、その点をお聞きした
いと思います。
以上で2回目を終わります。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。山本議員の2回目のご質問にお答えい
たします。
まず、昨年現場を視察しました場所につきましては、消防航空隊と連絡をとりまして
また現地の確認をしてもらうように手配をさせていただきたいと思います。
なお、消防航空隊のほうからはですね、ヘリポートの設置に関する要望が出ておりま
してちょっと紹介をさせていただきます。
まず1つ目に、ヘリは基本的にホバリングでの離陸、着陸をしない。上空から斜め方
向に飛行しながら降下、着陸し、斜めに飛び立つ飛行経路、航路をとる。そのため安全
-12-
に飛行するための空域を必要とするということが1点目です。2点目には、離着陸時に
は相当程度の風圧が地面にかかるため、ヘリポートの周辺に民家、ビニールハウス等の
工作物がなく、また高い樹木は伐採する必要がある。これが2つ目です。3点目が、地
形により気流の乱れが予想される箇所、特に急峻な山間部の谷底に当たるような箇所は
気流が不安定になりやすい。そのような箇所への整備はふさわしくない。この3点がで
すね要望で出てきております。なかなかこの槇山川沿いにはですね、本当に急峻な地形
で適地がないというのが現状でございます。山本議員のご紹介いただきましたやはり岡
ノ内の小学校のほうがですね、一番適地ではないかというふうに私は考えております。
また、ご質問にありましたように用地を購入して整備ということでございますが、こ
れは適地がありましたら用地の購入もやぶさかでないと、用地を購入してでもですね私
自身整備を進めるべきであるというふうに考えております。
そして、3点目のですね防災の視点で建物等の取り壊しに補助、国の補助がないかと
いうことでございますけれども、防災関連予算につきましては東日本大震災後さまざま
な補助制度が創設をされております。もしかしたら、こういった公共施設の取り壊し等
に対応できる補助もあるかもしれませんので、今後研究していきたいというふうに思い
ます。
被災地でですね、被災した公共施設を取り壊す補助は確認できてますけれども、こう
いったヘリポートを設置するために公共施設を取り壊すっていうのはですね、ちょっと
現段階では確認できてませんので、またちょっと研究をさせていただきだいというふう
に思います。もしその中でですね、補助制度が活用できるようであればですね非常に有
効に使えると思いますんで、また支所とも協議しまして検討をさせていただきたいとい
うふうに思います。
○議長(西村成君)
20番、山本芳男君。
○20番(山本芳男君)
なかなか条件が整わんということがもう最大のネックにな
っておることでございまして、先ほど答弁もございましたが、ぜひこの防災、減災事業
を取り入れられるか研究していただきまして、それが可能であれば岡ノ内の小中学校跡
地もまあ進んでいくと思いますので、なかなか支所では対応ができん状態で、大栃町内
も1カ所、2カ所ぐらいの解体ではなかなか岡ノ内の学校までは数年先という形になり
ますので、ぜひ、せっかく今回のその防災、震災事業がありますので、その辺をぜひ研
究していただきまして、早期に岡ノ内、槇山、国道195号沿いのところに1カ所、ど
うしても早く早期にやっていただきますようにご努力をしていただきたいと思います。
以上で、答弁は必要ございませんので、ひとつよろしくお願いをいたしまして私の質
問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(西村成君)
山本芳男君の質問が終わりました。
次に、8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
8番、市民クラブの千頭でございます。最後の15番目とい
-13-
うことの一般質問になったわけでございますが、執行部の皆さんにおかれましては、先
ほど山本議員からもありましたように3日目で大変お疲れ等ございますが、ひとつよろ
しくお願いいたします。
一般質問に入る前にちょっと通告書の字句の訂正をお願いしたいんですが、13ペー
ジ目の質問事項の1番、セレネ広場の有効活用をというところの②です。韮生の里直販
所前の「コロネート部」と書いてございますが、実際は訂正後のは「コロネード」と濁
点をつけていただきたいんでございます。「コロネード部」でございます。
通告に従いまして一問一答方式で3項目についてお伺いをいたします。
まず、第1点目でございますがセレネ広場前の有効利用についてお聞きいたします。
昨日の山﨑眞幹議員からは、やなせたかし先生やアンパンマンの思いを深く語ってい
ただきました。そのアンパンマンミュージアム、これは平成8年7月の21日に開館以
来 、 県 内 外 よ り 多 く の 入 館 者 が 来 場 さ れ て い ま し た が 、 平 成 2 1 年 度 に は 2 3 万 9 ,7
15人とこれをピークに近年は大体前年割れになっておりまして、この平成24年度、
こ れ は 1 月 末 現 在 で す け ど も 1 5 万 2 ,2 4 0 人 と 年 々 そ の 来 場 者 が 減 少 傾 向 に あ り ま
す。
また、本年4月の19日には神戸のハーバーランドに神戸アンパンマンミュージアム
&モール施設が開園予定であり、さらに来場者の減少になることが危惧されておる中で
アンパンマンミュージアム、それから健康センターセレネ、それから韮生の里直販所周
辺は、来場者にとっては一体的な1つの観光施設で捉えられておると思います。多くの
来場者でにぎわっておる中でございますが、現実にはそれぞれが指定管理を受け維持管
理をしております。その中でセレネの広場、かつてはなんか韮生プラチナ広場とか言っ
ておったようでございますが、ここは株式会社香北ふるさと公社が指定管理を受け、そ
の施設目的に基づき、利用者の安全確保を第一に市や関係諸機関、各種団体の方々と、
そしてアンパンマンミュージアムほか地域の施設と連携して有意義な関係づくりをする
とともに、地域全体の活力ある運営を目指しているということになっておりますが、こ
こは、この広場は香北いきいき合衆国と昨年より物部川こども祭だけがこのセレネ広場
を利用されてきました。そのほかには利用ができない状況であります。地域の方々から
は、多くの来場者のためにもこの広場の有効活用等ができないものかとの声もあり、そ
の利用の可否についてお伺いをいたします。
まず1点目でございますけども、この多くの来場者が予想される祝祭日、ここにはた
くさんの子ども連れの方もお見えになりますけども、ほとんどここの広場にはテント張
りも何もない、食事もなかなかできないというような状況であり、また休憩所としての
サービス提供ができないものかをまず1点お伺いいたします。
○議長(西村成君)
健康介護支援課長、凢内一秀君。
○健康介護支援課長(凢内一秀君)
おはようございます。
千頭議員のセレネ広場の有効活用の1点目につきましてお答えいたします。
-14-
この休憩場所につきましては、現在広場のほうに3棟の休憩所がそれぞれテーブルと
椅子が置かれて活用されております。この休憩場所、休憩所ができるまでは、平成18
年度までとのことですが大型のパラソル様式での休憩所であったようでございます。こ
れにつきましては、周囲からのお話もあったようで、景観が悪いというようなお話とか、
また風の強い日などは設置できない、また危険性も伴うというようなことで現在の休憩
所のほうが、アンパンマンミュージアムから寄附されたということで、現在の休憩所に
至っております。また、その平成18年9月にはこの3棟分のテーブルと椅子が寄附さ
れたということで現在に至って、現在の休憩所で活用をされております。このような経
緯があります。そして、またこの休憩所で多い日にはやはり足らない面もあるかもしれ
ませんが、やはりこの休憩所、やはり景観等を考えますと十分ではないかというふうに
思っております。
以上です。
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
ご答弁いただきましたように3棟に椅子、テーブル等がござ
いますけども、実際にこの広場、ここがなかなか有効に使えてないのが現実でございま
す。ある方の話をお聞きしますと、そこに例えばテントを張ったりしてやったら掃除が
大変だとか、例えば爪ようじ1本落ちてて、もしそこでけがしたらどうしますかとか、
そんなことも言われたこともあったようでございますが、地域としては何とかここを有
効に利用できないかということを常に思っておるわけでございます。確かに先ほど答弁
がありましたように、3棟にテーブルとか椅子等が設置されて有効には利用されており
ますけども、まだまだ本当にたくさんのお客さんが来たときには足らない現状であり、
小さな子どもさんなんかでも、全然食事するところすらないといったことで、何とかそ
のできないもんだろうかというような状況でございます。
先ほど申しましたように、またこの4月からは神戸に国内で4つ目のアンパンマンミ
ュージアムのほうが開園されるわけでございます。今までは結構京阪神からもこちらの
ほうに来ておったようでございますけども、今後ここにできるとなると、なかなかその
アンパンマンミュージアムも今までのような状況では、なかなか厳しい状況になってく
るのではないかとこのように考えまして、何とかそういった地域の方々が希望されてい
る広場の有効活用を何とか考えていただきたいと、かように考える次第でございます。
今ご答弁いただきましたほかに何かありましたら、お願いしたいと思いますけども。
○議長(西村成君)
健康介護支援課長、凢内一秀君。
○健康介護支援課長(凢内一秀君)
広場の有効活用ということですが、これちょっ
と2番の質問のほうにも関連してまいりますが、指定管理を香北ふるさと公社のほうに
していただいております。そこに指定管理しまして管理運営をしていただいているとこ
ろです。その中で使用につきましては、先ほど申されました昨年から始まりました物部
川こども祭、それから香北いきいき合衆国、こちらのほうは地域のイベントとして行っ
-15-
ていただいております。そのほかにはこいのぼりとフラフを立ててますが、そちらのほ
うも利用をしていただいておりますし、あと今年の2月ですか、これは高知工科大の定
期演奏会が行われるということで、そちらのほうのチラシの配布をさせてほしいという
こともありましたので、こちらのほうも許可をしまして使用をしていただいております。
主なものとしましては物部川こども祭のイベント、また香北いきいき合衆国としてイベ
ントして大きいものはそういうふうになっております。
以上です。
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
香北いきいき合衆国、それから物部川こども祭、そういった
もんに使われておると思いますが、そのほかの方々にここを何か、どう言うたらいいん
ですかね、ここの使用規程等のものをつくりましてですね、その利用に対して何かそう
いった使用規程等をつくって管理していただいて、多くの方々に利用していただきたい
とそういったお考えはないでしょうか、お伺いをいたします。
○議長(西村成君)
健康介護支援課長、凢内一秀君。
○健康介護支援課長(凢内一秀君)
使用規程というわけではございませんが、ふる
さと公社のほうに指定管理しております協定書の中で、香美市健康センター管理業務仕
様書の中で、使用の規定について一応仕様ということで規定しております。周辺施設は
原則として広く地域に開放するが、指定管理者以外の者が実施する下記の行為は禁止す
るということで、この中に①としまして、営利を目的とした販売行為や宣伝勧誘行為、
そして②としまして、宗教的な勧誘行為、③としまして、長期間、広範囲にわたって施
設を占有する行為、そして④としまして、他の利用者の迷惑となる行為、⑤としまして、
その他指定管理者が不適切とみなす行為ということと規定しております。これにのっと
って管理、運営をしていただいておりますので、公の施設でございますので公平性を確
保しながら管理、運営していきたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
先ほど5つぐらいの条件を申されました。営利を目的として
ないとか、宗教的なこと、長期、その他もろもろがございましたんですけども、食堂、
そういったものをすればやっぱりそこは営利になるかと思いますが、そのあたりはちょ
っと地域のためを考えればですね、また来場の方々を考えればある面は許可されてもい
いんじゃないかというふうに考えますが、ひとつご検討をよろしくお願いいたします。
2番目の韮生の里の直販所前のコロネード部でございますが、ここを夏場ビアガーデ
ン等に営利活動ができないかということでございます。
韮生の里の直販所では、毎年夏場7月から8月にかけまして月2回か3回ぐらいビア
ホールを建物の中で実施しておりますが、食堂内だけでの利用といった形で、中に多い
ときには六、七十人の方々が入ってもう混雑の中での開催とありますが、少なくとも建
-16-
物の南側というんですかコロネード部でのいわゆるビアガーデン、これはできないもの
かと。先ほどの①での答弁では営利活動はできないといったことになっておりますが、
このあたりの見解をお伺いいたします。
○議長(西村成君)
健康介護支援課長、凢内一秀君。
○健康介護支援課長(凢内一秀君)
はい。先ほど申しましたように、営利を目的と
した販売行為、宣伝、勧誘行為につきましては禁止ということで協定書の中で協定いた
しまして、それに基づいて運営していただいております。夏場にビアガーデンをされて
おるということですが、ピースフルセレネのほうも夏場に定期的にビアフェスタ等も開
催しております。なかなか広場といいましてもやはり公共の市有地でもありますので、
一部の業者さんの使用ということになれば、やはりほかの業者さんへも申請があれば許
可せざるを得ないというような状況も出てきましてなかなか管理上困難も伴いますので、
この協定に基づいた形でやらせていただきたいというふうに思います。
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
私が今質問をさせていただいているのは、広場全体じゃなく
してその直販所の前のコロネード部、いわゆる何て言うんですかね、木をずっと並べて
幅が3メーターぐらいのちょうどその直販所の前にそういった場所があるわけでござい
ますけども、そこのところを業者ははっきり言ったらその韮生の里の直販所のみでも構
わんと思いますけども、そういった例外的な条件というんですか、そういったものでも
つけて何とかできないかといったことをお伺いいたします。
○議長(西村成君)
健康介護支援課長、凢内一秀君。
○健康介護支援課長(凢内一秀君)
はい。直販所前のコロネード部分ということで
はございますが、やはりそこも広場の一部ということではありますので、やはりそこを
開放するということになれば、夏場だけでなくほかの時期にもやはりほかの業者さんか
らの申請ということも考えられますので、なかなかそうなりますと直販所また施設全体
の景観といいますか環境にもいろんな及ぼす影響もあろうかと思いますので、広場の一
部ではありますがやはりそこも広場全体の中と捉えまして、そこもこの協定書の協定に
のっとった形で管理をしていきたいというふうに思います。
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
今答弁をお聞きしますと、実際その広場の使用、これが第三
者ではなかなか厳しい状況にあるようでございますが、地域の声としてはですね、もう
ちょっとその地域のためにですねこの広場の有効活用、これをお願いしたいといった形
でございまして、その協定書の見直しもひとつ視野に入れてご検討をお願いしたいと思
います。
もうこれ以上言っても、なかなか「はい」と言ってくれる答えはないと思いますので
次に移りますが。
同じくその3番目の駐車場周辺には公衆トイレの設置の考えはといったことでござい
-17-
ますけども、子連れの、子連れといっても本当の乳幼児が多いわけでございますが、こ
ういったお子さん、お孫さんを連れてこのアンパンマンミュージアム等にいろいろ来場
された方々がですね、駐車場からトイレに行くのになかなか遠いと、行ったら混雑して
いるといった形で、平日であり、また隣の福祉センターがあいているときには、結構そ
の福祉センターのほうにも入ってきて利用されているのが現実のようでございます。そ
ういった面でもその来場者の便を図るためにもですね、ちょっと公衆トイレの増設とい
うんですか設置の考えはないかをお伺いするものであります。
○議長(西村成君)
健康介護支援課長、凢内一秀君。
○健康介護支援課長(凢内一秀君)
はい。現在駐車場の周辺には、トイレといたし
まして韮生の里の上手のほうに大きいトイレと、あと健康センターセレネの下手のほう
に2カ所国道沿いにあります。それから、建物の中にはやはりアンパンマンミュージア
ム、また健康センターセレネの中にありますので、やはりこの4カ所、割と近辺にあり
ますので、やはりこちらのほうで活用といいますかしていただければというふうに思っ
ております。また、それぞれが活用できておるというふうに思っております。
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
確かにトイレは言われましたように韮生の里とかその近辺に
はありますけども、地元の者であればよくその内容は知ってるわけでございますけども、
当日県外から来られた方ではなかなかそこまで気がつかない、また知らない方もたくさ
んおると思います。そういった面でトイレを有効に使うといったためにもですね、例え
ばトイレの設置ができないと、どうしてもということであれば、トイレのもっと看板設
置をしてですね、ここにあるといったことの案内、そういったものもひとつ考えてみて
はどうかというふうに思います。そのような考えはいかがなもんでしょうか。
○議長(西村成君)
健康介護支援課長、凢内一秀君。
○健康介護支援課長(凢内一秀君)
はい。これまでトイレについて困ったというよ
うなこと、自分のほうも3年間生涯学習振興課のほうでアンパンマンミュージアム等の
指定管理等もしておりましたが、そういうお話も聞いたことがございませんでしたが、
アンパンマンミュージアムへ訪れてますお客さんの状況はアンパンマンミュージアムの
方が一番ご存じだと思いますので、そのあたりもちょっとお聞きしながら、生涯学習振
興課等とのお話も聞きながら、またちょっと聞いてみたいというふうに思います。
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
ぜひまた検討していただきたいと思います。
次に移ります。2点目でございますが、地区自治会加入の現状とその対策についてお
伺いいたします。
今世紀の前半にも60%の確率で南海トラフの巨大地震の発生が予測されている中、
地域住民が安心、安全なコミュニティーが大事となっている中で、過疎、高齢化、疎遠
等に伴い、地区自治会の未加入者、脱退する方が多くなってきていますが、今年の2月
-18-
1 日 現 在 で は 香 美 市 に は 人 口 2 万 7 ,6 4 6 人 、 1 万 2 ,8 7 7 世 帯 が あ り ま す が 、 そ の
中で土佐山田町には123、香北町には40、物部町には28、合計191の自治会が
あります。この自治会は地域住民が集落機能の充実、みんなで助け合い、自主的に活動
する最も身近な行政の一端といいますか末端でございます。未加入者世帯の増加、脱退
等がふえ、地区によっては自治会長初め役員、世話役などのなり手がなく、自治会の存
続機能もままならないような状況になっているとも聞きます。市民一人一人が市民間で
起こるさまざまな問題、トラブル等、地域のことは地域で円満解決することが望ましい
わけでございますが、どうしてもできないものは市の行政、また市でできないものは県、
国へとお願いすることになります。先ほど申しましたように、自治会は行政の末端の最
小の組織であります。また、自治会長職務時には、自治会長は非常勤の地方公務員であ
るとも定められております。組織に入ることは何か得があるかと言いましても別段得は
ないと思いますが、お互いに助け合い、負担を共有し合うコミュニティーであると思い
ます。その現状と対策をお伺いします。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
千頭議員の地区自治会加入促進をにつきまし
てお答えいたします。
自治会の加入者の減少につきましては、これはもう全国的な課題となっておるようで
ございます。その要因はさまざまあろうかと思います。昔は大家族制でその世帯主、昔
は家長と言いよったかもしれませんが家長が自治会に出向き意見を述べ、地区内のさま
ざまな問題を解決しておりました。また、冠婚葬祭等地区内で独自の交流が図られる場
があり、そういった活動が地域のきずなを深めていたのではないかというふうにも感じ
ます。また、決して裕福でなかった時代には、飲み水等を共同で利用していた施設もあ
り、自治会に入っていなければ事実上生活ができないといった実情もあったのではない
かというふうにも思います。
そういった時代から現代になり住民の生活も豊かになり、地域に頼らなくても生活は
できるようになりました。また核家族化が進み、親から子に引き継がれていた伝統や文
化が失われつつあるのが現代社会ではないかというふうにも感じます。ご承知のように、
行政は現在も自治会にさまざまな役割を担っていただいておりますし、自治会なくして
行政は成り立たないと言っても過言ではないというふうに思っております。
さて、前置きが長くなりましたが、香美市における現状でございます。数値は住基上
の世帯数と広報の配布世帯数の比較でありまして、住基上は世帯を分けていても自治会
内では1世帯として取り扱っている場合もあると思いますし、またその逆もあるかもし
れませんのでご了承いただきたいというふうに思います。
加 入 率 で ご ざ い ま す が 、 土 佐 山 田 町 が 6 0 .4 % 、 香 北 町 が 8 2 .0 % 、 物 部 町 が 9
1 .4 % 、 香 美 市 全 体 で 見 る と 6 7 .2 % で あ り 、 山 間 部 に 行 く に 従 っ て 加 入 率 が 高 く な
っておるような現状でございます。
-19-
さて、自治会未加入者対策は大変難しい現状がございます。これは自治会への加入が
行政が強制できるものではなく、あくまで個人の意思によるものであるからでございま
す。行政ができることとしまして、まず転入者に対し自治会加入へのお願いでございま
す。これにつきましては、転入時にこういった(資料を示しながら説明)自治会に加入
しましょうといったチラシを現在配付をさせていただいております。そして、転入後も
ですね未加入者の方についてですけども、これはホームページや広報を通じての自治会
加入のお願いですが、これにつきましては現在のところ取り組みができてないような状
況でございますので、今後掲載に向けてですね検討をしていきたいというふうに思って
おります。
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
先ほど自治会への加入率を紹介していただきました。山田で
は 6 0 .4 % 、 香 北 で 8 2 % 。 物 部 で は 9 1 .4 % と い っ た 形 で 、 山 間 部 へ 行 く ほ ど 加 入
率が高くなっているということでございますが、先ほどこの件に関連してですか、初日
でしたか有元議員からの職員の自治会加入はどの程度かの質問といった形で、285人
の う ち 2 2 5 人 、 加 入 率 が 7 8 .9 % と 総 務 課 長 の 答 弁 も い た だ き ま し た が 、 私 も 大 体
80%前後ではないかなとは予測しておりました。山間部へ行くほどその実際の加入率
が高くなっているのは事実でございますが、香北でも物部でも市営住宅等がありますけ
ども、その市営住宅の方々もその地域の自治会に皆加入しているといった形でございま
す。土佐山田町でもいろいろ市営住宅等を調べてみたら、9カ所ぐらいの方がその自治
会を立ち上げておるようでございます。それと、土佐山田のほうではいわゆる賃貸の方
もおいでるようでございますし、なかなか加入率の増強には厳しいものがあろうかと思
いますが、本来ならば高齢者、それから独居老人等々が本来は入ってお互いに助け合っ
ていかなければならない、このような状況にあろうかと思いますけども、現実にはそう
いった方々がだんだん離脱していくと。私の知っているところでも地域によっては地区
費とか、それからいろいろ地区の総会にはある程度の年齢が来れば出てこなくてもいい
といったらあれですけども、それは認めておりました。ところが、本来ならばそういっ
た独居者、高齢者が本当は地域に入ってですね、やっぱしコミュニティーをお互いに助
け合っていかなきゃならないんじゃないかといった現状でございますけども、なかなか
厳しい状況があるように思います。
また、先ほど見せていただきました加入のお知らせですかお願いですか、これ私きょ
う初めて知ったわけでございますけども、合併した当時だったですかね、この自治会の
加入はどんな形でしてますかって、あるとき担当課で聞いたことがあります。そしたら、
そのときには、個人個人の自由だからこちらからは言わないと、あえてその要請もして
ないと。ただ、市営住宅なんかに加入する方については、この市営住宅等ができるのも
地域の方々のおかげであるので、地区への加入をお願いしているということを聞いたこ
とがあります。先日ある人にお聞きしたら、いや今も同じような状況やと、入るか入ら
-20-
んがはもう全く本人の自由やというたことでございました。それでこういったような質
問を出させていただきましたんですけども、今お聞きしましたところによりますと、そ
ういったように転入者に対しては加入のお願い等をされてるようでございますので、ぜ
ひまたこれを続けていただきたいということに思います。結局、自治会へ加入してなけ
ればその点行政のほうが事務量がだんだんふえてくるじゃないかということも1つ懸念
されますので、自治会がなくても行政はできると言えばそれだけかもわかりませんが、
多くの労力と事務負担がなると思いますので、できるだけ加入していただきたいと思い
ます。
また、毎年4月の末から5月の初めにかけまして行政連絡会もやられておりますが、
そんなときにもですね、ぜひ自治会の必要性とか役割等加入についてのお願いとか研修
も必要ではないかと考えますが、その点についてちょっとお伺いしたいと思いますけど
も。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
はい。自治会長会で加入促進について自治会
長さんにお願いということはですねできると思いますけれども。ただお願いするだけで
はなかなかしんどい部分もあると思いますんで、やはり、そのためには何らかの工夫を
行政側がする必要もあろうかと思います。例えば、自治会がですねその未加入者宅を訪
問する際にですね、配付できるようなチラシ類であるとか、まだ現在そういったものは
ありませんけれども、何らかの方法はですね検討する必要はあろうかというふうには思
います。
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
ぜひご検討いただきたいと思います。
次に、3項目めに移ります。職場環境の所感について2点お伺いいたしますが、まず、
第1点目で正職員の総合案内係についてであります。
平成23年5月より、新庁舎での業務開始からも従前のように1階正面玄関での管理
職を含む全職員が交代で総合案内を実施しているのは承知しておりますが、多忙な職員
に半日間案内係を従事さすことは、適材適所の人員配置、人件費のコスト面から見ても
非効率的であると考えて、外部委託とかそのような対応で実施し、職員を本来の業務に
専従できないかと思うんであります。
この件につきましては、平成23年12月議会において同僚の織田議員が質問をしま
した。担当課長の答弁では、4月より組織再編制に伴い課等の名称が変更したため、来
庁者にはどの業務がどの課になったのかもわかりづらいと思われ、継続して総合案内を
設置したものであると。また、昼休み業務をしている課以外の職員が担当をしていると。
香美市庁舎総合案内窓口設置規程を設け、業務の1つとして位置づけして管理職も含め
配置をしていると。経験の長い職員ほど案内業務が適切にできると考え、全職員がすべ
きであると答弁があった。また、市長も現在のところこれを継続するという思いには変
-21-
わりがないとの答弁がありました。確かに組織再編制に伴い課等名称の変更があり、課
の案内だけではなく、どんな要件で来庁されたかをお伺いしないとどの課に案内してよ
いかわからないこともありましたが、新庁舎の業務も2年近くになります、再度この件
について質問させていただきます。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
千頭議員のご質問にお答えいたします。
総合案内への配置につきましては、1カ月ぐらい前には職員に知らせておりますので、
それぞれ職員は案内業務に従事するべく、多忙な中にあっても担当業務に支障を来さな
いようにスケジュール管理を行っていると思っております。
以前、今議員がおっしゃられましたような答弁をいたしましたが、案内業務はやはり
職員が来庁者と直接向き合い、時には要件を具体的に聞き出し適切に案内を行う重要な
窓口業務と考えておりますので、職員にとっては非常に必要なスキルの1つであると考
えております。職員には来庁者に対して積極的に声をかけ、みずからが動いて案内業務
に当たっていただきたいと思っておりますので、当面は現在の形で案内業務を継続した
いと考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
課長も言われましたように、窓口の案内は市役所の顔でもあ
ります。行政もサービス業の一端と捉えて、庁舎に来られた方については丁寧な案内を
行い、便宜と住民のサービスの充実のためにやることは決して悪いことではございませ
んが、民間企業などでは課長等が総合窓口業務に従事するということはまず考えられな
いと思います。
私も全部の市はよう調査しませんでしたが、幾つかの市の実態、どんなになっている
かということをちょっと調べてみました。室戸市と安芸市、土佐市では特段窓口を設け
てないと。四万十市についても、特段設けてないけど市民課で全部対応しているといっ
たことでございます。香南市では、本年の2月より窓口業務を廃止したといったことを
お聞きしました。南国市では、かつてはずっと課長なんかもやられておったようでござ
いますけども、いろいろありまして課長を除く臨時職員、一般職員で対応をしていると
いったこともございます。それと、そのようなこの近隣の市の状況でございます。
また、昨日ですか山﨑龍太郎議員の行政改革に関して住民のサービスではといった形
で、職員の対応でとにかく動く総合案内でなきゃならないと。担当課まで案内をしてい
くと。職員の対応についても職員一人一人の心がけ、職員のスキルアップをすることが
必要でないかといった答弁もございました。それと、職員の定数管理の状況では、人手
不足であるといった形で事務量も多く、そういったときには臨時職員で対応していると
いった答弁もございました。そういったことを全部含めて総合的に判断した場合、私は
できるだけ職員には本来の職務に専念していただき、そういった外部委託するなりサー
-22-
ビスの向上につながるのではないかとかように考えておりますが、いかがなもんでしょ
うか。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
はい。お答えいたします。
確かにおっしゃられましたように、少ない職員で、職員の慢性的な不足と片方で言い
ながら、その半日のこの案内業務というのは相反するように思われますけれども、やは
り、そして管理職のこともおっしゃられました。しかしながら、管理職がですねその窓
口業務というのには非常にたけておるというふうに私は考えております。その管理職自
身がその窓口業務のスキルをですね、どういうふうにやってるかということをやはり若
い職員に見せることによって職員の全体的なスキルも上がるというふうに考えておりま
すので、管理職であってもですねそこを外す理由は私は考えておりません。私自身住民
課で6年間勤務しておりましたときには、職員が少ないということもありましたけれど
も窓口業務を私もしておりました。やはりそこにお客様がいて待ってらっしゃるときに
はですね、そこはもう管理職、一般の職というふうにお客様から見たときには関係はご
ざいませんので、そこはやはり来庁者の目線に立って業務は行っていきたいと思ってお
ります。ただ、それをずっと続けていくかということになりますと、またそこはですね
やはり一定期間がたったときには、一定検討もしなければならないかもしれないという
ことは考えております。
以上です。
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
現状では今の体制でいくといった答弁だと思いますが、将来
を踏まえてですね、ぜひまた再考をお願いしたいと思います。
それで、2点目でございます。次に2点目に移りますが、新庁舎の落成後もこの本所
内の所属する各課の職員等に対しては館内放送がされておりまして、この議会の状況を
知ることができるわけでございますが、また、本所の1階、それから香北支所、物部支
所では議会中継が配信されて市民等の情報提供がされている中でですね、この新庁舎落
成後も北庁舎にある上下水道課では館内放送を聞くことができない。香北、物部に配信
されるときは当然北庁舎にも議会放送が流れると思っていましたが、新庁舎になっても
新庁舎での業務開始後2年近くになりますが、いまだに放送がされてないと。なぜその
北庁舎に館内放送がされていないのか疑問に思っておりました。課長を除く11名の職
員はもう蚊帳の外に置かれている状況であり、情報の共有化がなされていないと考える
が、その所見についてお伺いいたします。
○議長(西村成君)
○管財課長(岡本博臣君)
管財課長、岡本博臣君。
千頭議員のご質問にお答えいたします。
現在上下水道課が入っております北庁舎には、館内放送設備がございませんので議会
音声の放送はしておりません。北庁舎で議会音声放送をするためには、館内設備のほか
-23-
ネットワーク回線から音声データを抽出する装置及びネットワークの設定変更などの工
事が必要となってまいります。同じ職員としまして情報の共有は必要であると考えます
が、近くにもふれあい交流センター、また中央公民館などの施設にも館内放送設備がご
ざいませんので、それら含めた全体的な問題としまして検討してまいりたいと考えてお
ります。
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
今、管財課長の答弁をいただきましたんですが、答弁をお聞
きしてますとできない理由を何か述べられているようで、できるような方向性を考える
気持ちはないかなとつくづく思いました。
本来ならば香北支所、物部支所にこの今の状況が配信されたと同時にですね、北庁舎
の職員に対しては当然するべきではないかとかように考えております。また、ふれあい、
その他いろいろのところにもということですが、中央公民館とかそういったところに配
信をされていないのでと答弁をされましたんですけども、職員数が多い少ないには関係
ないわけですが、そらできれば一番いいことですけども。まず近くからですねやって、
その北庁舎のほうに配信をされるべきではないかと、かように考えております。
昨日の山﨑龍太郎議員が行革の一般質問の中で、住民サービスの観点からですね市民
からの意見を聞く事例として、81歳のおばあちゃんに水道閉栓に対して2人の上下水
道課の職員が素早く来てくださって、その対応が非常によかったと、職員によろしく伝
えてくださいというお褒めの言葉をいただいた。こういった状況も全然上下水道課には
通じてないわけでございます。上下水道課では全然聞けなかったわけでございます。上
下水道課の職員もいつまでも上下水道課におることはなく、人事異動等でまた新たな職
場に勤務することも当然あろうと思いますが、そういったときにいろいろな情報から取
り残されることが懸念されると思いますが、その点の考えをお伺いします。
○議長(西村成君)
○管財課長(岡本博臣君)
管財課長、岡本博臣君。
お答えいたします。
実際ですね館内放送で議会の状況を知ることができますのは本庁舎のみでございます。
香北支所、物部支所ともにですね玄関入り口の部分に議会放送のテレビ画面があります
ので、執務中に議会がある場合には議会の視聴を行うのは困難となっております。また、
このテレビ画面につきましては市民の議会視聴用でございますので、職員が見るための
ものではありませんので、支所におきましても議会の視聴を行うのは実際はできません。
本当に一部窓口事務の方々は聞くこともできますけど、それ以外は館内では放送できな
くなっております。
それで、情報につきましてはですね、全体的にその迅速な情報が提供できて、職員も
それを確認できれば一番いいがですけど、そういうことも含めてですね全体的に検討し
ていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
-24-
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
確かに言われますように香北支所、物部支所の50インチの
テレビの配信については、職員のためではない市民のためだということでございます。
確かにそれはそうです。ですが、例えばその香北支所に関連する質疑、物部支所に関連
する質疑等があった場合はですね、やはり担当の職員としてはやっぱし関心して見ると
いったら、ちょっと仕事中に見るかといったことになりますけども、それは至極当然の
ことであろうかと思います。一番てっとり早い北庁舎には、ぜひとも早急にこの議会中
継なり館内放送ができることをお願いしたいと思いますが、そのあたり再度お伺いいた
します。
○議長(西村成君)
管財課長、岡本博臣君。
○管財課長(岡本博臣君)
今見積もりもですねとるようにはしております。まだ議
会までにできれば幾ら要るぐらいの確認はしておきたかったのですがちょっと間に合い
ませんでしたので、予算が幾ら要るかわかりましたらまた財政とも協議して、それから
その必要性等も判断、協議しまして検討をしていきたいと思います。
○議長(西村成君)
8番、千頭洋一君。
○8番(千頭洋一君)
確かにそれに対しては経費がかかることでありますので、ぜ
ひ見積もりをとっていただけたらと思います。必要性があるかないかは当然必要性があ
ると私は感じておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
以上で質問を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(西村成君)
千頭洋一君の質問が終わりました。
お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ散会にしたいと思います。これにご異
議ありませんか。
「異議なし」という声あり
○議長(西村成君)
異議なしと認めます。よって、本日の会議は散会することに
決定しました。
本日の会議はこれで散会します。
(午前10時56分
散会)
-25-
地方自治法第123条第2項の規定による署名者
議
長
署名議員
署名議員
-26-
平成25年第1回
香美市議会定例会会議録(第5号)
平成25年3月8日
金曜日
平成25年第1回香美市議会定例会会議録(第5号)
招集年月日
平成25年2月27日(水曜日)
招集の場所
香美市議会議場
会議の日時
3月8日金曜日(会期第10日)
午前
9時01分宣告
出席の議員
1番
有
元
和
哉
12番
山
﨑
龍太郎
2番
矢
野
公
昭
13番
大
岸
眞
弓
3番
山
﨑
眞
幹
14番
片
岡
守
春
4番
利
根
健
二
15番
竹
平
豊
久
5番
濱
田
百合子
16番
島
岡
信
彦
6番
山
崎
晃
子
17番
石
川
彰
宏
7番
爲
近
初
男
18番
竹
内
俊
夫
8番
千
頭
洋
一
19番
前
田
泰
祐
9番
織
田
秀
幸
20番
山
本
芳
男
10番
小
松
紀
夫
21番
比与森
光
俊
11番
依
光
美代子
22番
西

成
村
欠席の議員
な
し
説明のため会議に出席した者の職氏名
【市長部局】
市
長
門

夫
福祉事務所長
岡
本
明
弘
長
明
石
猛
産業振興課長
佐々木
寿
幸
長
山
﨑
綾
子
林業事務所長
久
保
和
昭
政策企画財政課長
濵
田
賢
二
建
長
宮
地
和
彦
会計管理者兼会計課長
野
島
惠
一
上下水道課長
岡
本
博
章
管
長
岡
本
博
臣
まちづくり推進課長
今
田
博
明
支
長
二
宮
明
男
市民保険課長
山
﨑
泰
広
地域振興課長
舟
谷
益
夫
健康介護支援課長
凢
内
一
秀
税
務
課
長
阿
部
政
敏
支
長
小
松
清
貴
収
納
課
長
前
田
哲
雄
地域振興課長
和
田
ふれあい交流センター所長
髙
橋
千
恵
長
時
久
惠
子
生涯学習振興課長
田
島
教育次長兼教育振興課長
後
藤
博
明
学校給食センター所長
竹
内
副
総
市
務
課
財
課
槇
設
課
《香北支所》
所
《物部支所》
所
隆
【教育委員会部局】
教
育
【消防部局】
-1-
基
宏
敬
消
防
長
寺
田
横
谷
潔
【その他の部局】
監査委員事務局長
勝
正
農業委員会事務局長
西
村
博
之
議会事務局書記
山
本
絵
里
職務のため会議に出席した者の職氏名
議会事務局長
小
松
美
公
議会事務局書記
野
口
恵
子
市長提出議案の題目
議案第
1号
平成25年度香美市一般会計予算
議案第
2号
平成25年度香美市簡易水道事業特別会計予算
議案第
3号
平成25年度香美市公共下水道事業特別会計予算
議案第
4号
平成25年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算
議案第
5号
平成25年度香美市農業集落排水事業特別会計予算
議案第
6号
平成25年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算
議案第
7号
平成25年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)予算
議案第
8号
平成25年度香美市介護保険特別会計(介護サービス事業勘定)予算
議案第
9号
平成25年度香美市後期高齢者医療特別会計予算
議案第
10号
平成25年度香美市水道事業会計予算
議案第
11号
平成25年度香美市工業用水道事業会計予算
議案第
12号
平成24年度香美市一般会計補正予算(第7号)
議案第
13号
平成24年度香美市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第
14号
平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第
15号
平成24年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(
第2号)
議案第
16号
平成24年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予算(第
3号)
議案第
17号
平成24年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算(第
4号)
議案第
18号
平成24年度香美市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第
19号
平成24年度香美市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第
20号
香美市職員の特殊勤務手当に関する条例の制定について
議案第
21号
香美市公の施設における暴力団の利用を制限するための関係条例の整
備に関する条例の制定について
議案第
22号
香美市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について
議案第
23号
香美市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例
の一部を改正する条例の制定について
議案第
24号
香美市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定
-2-
について
議案第
25号
香美市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第
26号
香美市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第
27号
香美市通学バスの運行及び管理に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
議案第
28号
香美市立吉井勇記念館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例の制定について
議案第
29号
香美市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する
基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第
30号
香美市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営
並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果
的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制
定について
議案第
31号
香美市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制
定について
議案第
32号
定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定について
議案第
33号
こうち人づくり広域連合規約の一部を変更する規約について
議案第
34号
辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について
議案第
35号
市有財産の無償貸付けについて
議案第
36号
香美市立やなせたかし記念館の指定管理者の指定について
議案第
37号
香美市立大栃診療所の指定管理者の指定について
議案第
38号
香美市立物部歯科診療所の指定管理者の指定について
議案第
39号
香美市立佐岡診療所の指定管理者の指定について
議案第
40号
香美市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び香美市福祉医
療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議員提出議案の題目
な
し
議事日程
平成25年第1回香美市議会定例会議事日程
(会期第10日目
平成25年3月8日(金)
日程第5号)
午前9時開会
日程第1
議案第
1号
平成25年度香美市一般会計予算
日程第2
議案第
2号
平成25年度香美市簡易水道事業特別会計予算
日程第3
議案第
3号
平成25年度香美市公共下水道事業特別会計予算
日程第4
議案第
4号
平成25年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計
予算
-3-
日程第5
議案第
5号
平成25年度香美市農業集落排水事業特別会計予算
日程第6
議案第
6号
平成25年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)予
算
日程第7
議案第
7号
平成25年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)予
算
日程第8
議案第
8号
平成25年度香美市介護保険特別会計(介護サービス事業
勘定)予算
日程第9
議案第
9号
平成25年度香美市後期高齢者医療特別会計予算
日 程 第 10
議案第
10号
平成25年度香美市水道事業会計予算
日 程 第 11
議案第
11号
平成25年度香美市工業用水道事業会計予算
日 程 第 12
議案第
12号
平成24年度香美市一般会計補正予算(第7号)
日 程 第 13
議案第
13号
平成24年度香美市簡易水道事業特別会計補正予算(第3
号)
日 程 第 14
議案第
14号
平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算(第
2号)
日 程 第 15
議案第
15号
平成24年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計
補正予算(第2号)
日 程 第 16
議案第
16号
平成24年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)補
正予算(第3号)
日 程 第 17
議案第
17号
平成24年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)補
正予算(第4号)
日 程 第 18
議案第
18号
平成24年度香美市後期高齢者医療特別会計補正予算(第
1号)
日 程 第 19
議案第
19号
平成24年度香美市水道事業会計補正予算(第1号)
日 程 第 20
議案第
20号
香美市職員の特殊勤務手当に関する条例の制定について
日 程 第 21
議案第
21号
香美市公の施設における暴力団の利用を制限するための関
係条例の整備に関する条例の制定について
日 程 第 22
議案第
22号
香美市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について
日 程 第 23
議案第
23号
香美市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に
関する条例の一部を改正する条例の制定について
日 程 第 24
議案第
24号
香美市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例の制定について
日 程 第 25
議案第
25号
香美市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
日 程 第 26
議案第
26号
香美市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定に
ついて
日 程 第 27
議案第
27号
香美市通学バスの運行及び管理に関する条例の一部を改正
-4-
する条例の制定について
日 程 第 28
議案第
28号
香美市立吉井勇記念館の設置及び管理に関する条例の一部
を改正する条例の制定について
日 程 第 29
議案第
29号
香美市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運
営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定
について
日 程 第 30
議案第
30号
香美市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設
備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定め
る条例の一部を改正する条例の制定について
日 程 第 31
議案第
31号
香美市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正す
る条例の制定について
日 程 第 32
議案第
32号
定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定につ
いて
日 程 第 33
議案第
33号
こうち人づくり広域連合規約の一部を変更する規約につい
て
日 程 第 34
議案第
34号
辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について
日 程 第 35
議案第
35号
市有財産の無償貸付けについて
日 程 第 36
議案第
36号
香美市立やなせたかし記念館の指定管理者の指定について
日 程 第 37
議案第
37号
香美市立大栃診療所の指定管理者の指定について
日 程 第 38
議案第
38号
香美市立物部歯科診療所の指定管理者の指定について
日 程 第 39
議案第
39号
香美市立佐岡診療所の指定管理者の指定について
日 程 第 40
議案第
40号
香美市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び香
美市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
会議録署名議員
10番、小松紀夫君、11番、依光美代子君(会期第1日目に会期を通じ指名)
-5-
議事の経過
(午前
9時01分
○議長(西村成君)
開会)
改めておはようございます。ただいまの出席議員は22人で
す。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程は、お手元にお配りしたとおりです。
これから議案質疑を行います。
日程第1、議案第1号、平成25年度香美市一般会計予算、本案について質疑を行い
ます。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第2、議案第2号、平成25年度香美市簡易水道事業特別会計予算、本案につい
て質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第3、議案第3号、平成25年度香美市公共下水道事業特別会計予算、本案につ
いて質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第4、議案第4号、平成25年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計予
算、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第5、議案第5号、平成25年度香美市農業集落排水事業特別会計予算、本案に
ついて質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第6、議案第6号、平成25年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算、
本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第7、議案第7号、平成25年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)予算、
本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第8、議案第8号、平成25年度香美市介護保険特別会計(介護サービス事業勘
定)予算、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
-6-
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第9、議案第9号、平成25年度香美市後期高齢者医療特別会計予算、本案につ
いて質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第10、議案第10号、平成25年度香美市水道事業会計予算、本案について質
疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第11、議案第11号、平成25年度香美市工業用水道事業会計予算、本案に
ついて質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第12、議案第12号、平成24年度香美市一般会計補正予算(第7号)、本案
について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第13、議案第13号、平成24年度香美市簡易水道事業特別会計補正予算(第
3号)、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第14、議案第14号、平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算
(第2号)、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第15、議案第15号、平成24年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会
計補正予算(第2号)、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第16、議案第16号、平成24年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)
補正予算(第3号)、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第17、議案第17号、平成24年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)
補正予算(第4号)、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
-7-
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第18、議案第18号、平成24年度香美市後期高齢者医療特別会計補正予算
(第1号)、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第19、議案第19号、平成24年度香美市水道事業会計補正予算(第1号)、
本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第20、議案第20号、香美市職員の特殊勤務手当に関する条例の制定について、
本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
議案第20号について少しお尋ねします。
目的の第1条の第2項に「その特殊性を給料で考慮することが適当でないと認められ
るものに従事する職員に対し」というふうに書かれております。特殊勤務手当という部
分についてちょっと調べてみましたら、国家公務員の例に倣うということで人事院規則
でその業務等に対して調べてみましたが、この中のこの消防の関係が別表の関係の4か
ら記載されているんですけど、以前監査のほうでも指摘されたような記憶もあるんです
けれども、実際ですねこの消防関係が特殊性を給料で考慮することが適当でないと至っ
た判断は何なのか。国家公務員の例に倣ったら、私は確かに災害応急作業手当というが
があったんですけれども、実際のところはそれは消防の関係とちょっと違ってましてね、
実際この手当の種類の防疫手当とか行旅病人同死亡人の取り扱いとか犬、猫とか、そこ
ら辺については何の異議もないんですが、その点について少し見解を求めます。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
はい。お答えいたします。余り歯切れのいいお答えは実
はできません。
確かにおっしゃるように消防についてはですね、ここの特殊勤務手当の今議員がおっ
しゃられたところです、「給料で考慮することが適当でないと認められるもの」という
ところの非常に明確なそのお答えができなくて苦しいところなんですけども。実際の消
防についてはですね、給料表を別にしてですね給料のほうで対応をしなさいというのが
国のほうの考え方でして、高知県においてはですね高知市だけがそのようにしておりま
す。あとの市とか、そして消防組合等については一般職と同じ給料表で特殊勤務手当で
対応しているというところで、そこのなかなか給料表を別に分けてですねやるというこ
とが、ちょっとなぜ厳しいのかと言われたらあれなんですけど非常に苦しいというとこ
ろで、そこまで至っていないというところです。そのおっしゃられたことは承知をして
-8-
おりますが、現実そこまで対応し切れてないというところが本音のところです。
以上です。
○議長(西村成君)
○12番(山﨑龍太郎君)
12番、山﨑龍太郎君。
関連です。
詳しいところは総務常任委員会の審査に任せたらいいんですけれども、実際この手当
の金額ですわね、基準的に見ても国の例とかに比べても若干違うてますので、そこら辺
は何を参考にされたかなあと、この別表関係ですわね。その点を関連してお伺いしてお
きます。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
はい。お答えいたします。
今回はですね、対象となる業務に従事した場合ごとに勤務や出動の回数に応じて支給
をすることが適当であると判断して今回の提案をしておるんですけれども。確かにどこ
が一番そのしかるべき数字かというところが実は余りなくてですね、改正に当たりまし
ては、消防のほうで県内の他市の消防本部や消防組合の実態を調査するとともに、香美
市の消防の過去の実績をもとに一定試算をいたしました。そして現行の支給方法での支
給額との比較も行い、比較ではですねこの金額にしたところがほぼ同じというところで、
何をというところは確固たるものはないですけれども、他市の例とそして当市の状況等
をですね勘案しながらこの金額に落ちついたというところです。
○議長(西村成君)
ほかに。
13番、大岸眞弓君。
○13番(大岸眞弓君)
済みません。私のほうからも1点だけこの件につきまして
お聞きをします。
その別表の2の行旅病人同死亡人取扱手当、この金額の積算根拠といいますかこれを
お聞きしたいです。それから、従来はどうであったかのかも含めてですね。この3と余
り変わらない額になっているところもちょっと気になりまして。積算についてお聞きし
ます。
○議長(西村成君)
○総務課長(山﨑綾子君)
総務課長、山﨑綾子君。
はい。お答えいたします。
行旅病人とこの2と3の手当については、今回金額が全く変わっていないところでし
て、その積算を何によって積算したかというところは、もうちょっとそこの資料という
ものがございません。かなり前からこういう形で来ていたというところで。今回特殊勤
務手当の改正をするに当たりまして、いろんな市とかのところの勤務手当の条例なんか
を見たわけですけれども、非常にそこのあたりがさまざまでして、そしてときにはです
ねそこの積算根拠とかいうものをですね伺ったこともあるんですけども、やはりどこと
も な か な か 明 確 な 何 を も っ て こ の 1 ,0 0 0 円 に し た か 2 ,0 0 0 円 に し た か と い う 根 拠
が実際には余りないというか、私のほうではそれを、こういうお返事をすべきではない
-9-
ですけれども積算根拠についてはちょっと承知する資料を持ち合わせておりません。
○議長(西村成君)
ほかに。
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第21、議案第21号、香美市公の施設における暴力団の利用を制限するための
関係条例の整備に関する条例の制定について、本案について質疑を行います。質疑はあ
りませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第22、議案第22号、香美市防災会議条例の一部を改正する条例の制定につい
て、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第23、議案第23号、香美市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償
に関する条例の一部を改正する条例の制定について、本案について質疑を行います。質
疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第24、議案第24号、香美市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正す
る条例の制定について、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第25、議案第25号、香美市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、
本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第26、議案第26号、香美市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定
について、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
議案第26号についてお尋ねします。
まず1つ聞きたいのは、今の時期条例改正が出てきたわけですけど、この背景ですわ
ね、実際のところ土地については1000分の90から100分の4というふうに半分
以下という部分、それから建物については100分の12から100分の10という部
分で、説明書では遊休地の利用促進を図るということもありますけども、実際のところ
条例等を見てみますと、資材置き場とか工作物の敷地等として使用する場合ということ
で、工事現場等で貸し出したときに、その業者なんかから何らかの意見が出てきたのか
なあということを推測したりしますけども、実際この条例の一部を改正する条例の制定
-10-
に至った経過等についての説明を求めます。
○議長(西村成君)
○管財課長(岡本博臣君)
管財課長、岡本博臣君。
お答えいたします。
この市有地のですね、行政財産の貸し付け率が非常にほかの市町村に比べて高いとい
うのはずっと私も聞いて承知しておりました。それで、今回秋ノ谷ですかね、その残土
処理場で長らく長い間放置しておって、毎年草刈りとかそのお金も支払って市が管理し
ておるというふうなこともあって、今の現状ではなかなか貸し付けの率は高いですので、
借るほうとしては非常に負担が大きいということもありまして、それで今回率を下げて、
これは香南市とかそれから南国市と同じような率に下げまして、それで下げれば借るほ
うも借りやすいというところもあります。それと、市有地のですね有効利用といいます
か、それによって草刈りの費用も要らなくなりますので、有効に活用できますので、そ
のほうがよろしいということで今回条例の改正の議案を出しております。
以上です。
○議長(西村成君)
○12番(山﨑龍太郎君)
12番、山﨑龍太郎君。
経過、背景等についてはわかりましたけど、そしたら今
後のこととしてですね、こうやって下げたと、利用促進を図りたいというときにですわ
ね、どういう情報発信をしていくのか。大体普通はそこに工事等があったときに最寄り
に市有地のあいちゅうところがあったら、業者から貸してくれとかいうがが普通、秋ノ
谷は別としましてね。そこら辺のところの、利用促進についての条例改正に当たってね、
お考えはどうお持ちなのか再度お尋ねします。
○議長(西村成君)
○管財課長(岡本博臣君)
管財課長、岡本博臣君。
直接的にですね、影響がある方といいますか件数として
は、そんなになくて五、六件やったと思います。それで、多くの場合ですね、市有地を
それぞれの市町村で貸し付けてやっておりましたが、それは解約しない限りですね従前
のその貸し付け率でずっといってますので、これ今回の条例の改正があってもすぐにそ
んなに影響があるというふうには考えておりません。それで、これ周知につきましては、
またそうですね広報でするとか、そこら辺ちょっと検討していきたいと思います。
○議長(西村成君)
○12番(山﨑龍太郎君)
12番、山﨑龍太郎君。
課長の発言を受けてちょっと3回目させてもらいますけ
ども。
平成25年4月1日から施行するということですけど、継続している方については、
従前の土地に対しては1000分の90というがは適用されたままですか。普通は契約
というがは大体1年とかそういう契約で一旦満了しますわね。そしたら満了してから、
新たな契約を結ぶときには少なくても新たな率に下がると思いますし、4月1日からや
ったら4月1日から下がるというがが、契約を更改するとかいうことも踏まえて考える
のが妥当じゃないろうか。ずっと借りたままやったら、従前の土地やったら1000分
-11-
の90のままが適用されるというがはどうかなあと思いますけど。少なくとも契約が満
了したら新たな契約にするときには新たな部分、4月1日からやったら4月1日から変
わるというがも1つあるんじゃないろうかというふうに思いますけど。その点について
最後見解を求めます。
○議長(西村成君)
○管財課長(岡本博臣君)
管財課長、岡本博臣君。
単年度で1年間でやっている分につきましてはですね率
は変わってきます。ただ、その前からずっと、米何升とかで貸し付けちゅうところがた
くさんあるがですけど、そういうところはもうそれなりのその率でずっと契約が延長、
継続する場合はその契約になります。件数としたらですね5件ぐらいしかなかったと思
います、今回のこの改正による影響を受ける契約が。
以上でございます。
○議長(西村成君)
ほかには。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
ほかに質疑はないようですので、これで質疑を終わります。
日程第27、議案第27号、香美市通学バスの運行及び管理に関する条例の一部を改
正する条例の制定について、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第28、議案第28号、香美市立吉井勇記念館の設置及び管理に関する条例の一
部を改正する条例の制定について、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第29、議案第29号、香美市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び
運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、本案について質
疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第30、議案第30号、香美市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、
設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な
支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、本案につ
いて質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第31、議案第31号、香美市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正
する条例の制定について、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
-12-
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第32、議案第32号、定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定に
ついて、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第33、議案第33号、こうち人づくり広域連合規約の一部を変更する規約につ
いて、本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第34、議案第34号、辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について、
本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第35、議案第35号、市有財産の無償貸付けについて、本案について質疑を行
います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第36、議案第36号、香美市立やなせたかし記念館の指定管理者の指定につい
てを議題とします。地方自治法第117条の規定により、私は除斥となりますので退場
いたします。
ここで副議長と交代のため暫時休憩いたします。
(午前
9時24分
(22番、西村成君
(午前
○副議長(比与森光俊君)
9時25分
休憩)
退場)
再開)
正場に復します。
休憩前に引き続き会議を開きます。
本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○副議長(比与森光俊君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
西村成君の入場を許可します。
議長と交代のため暫時休憩いたします。
(午前
9時25分
(22番、西村成君
(午前
○議長(西村成君)
9時25分
正場に復します。
休憩前に引き続き会議を開きます。
-13-
休憩)
入場)
再開)
日程第37、議案第37号、香美市立大栃診療所の指定管理者の指定について、本案
について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第38、議案第38号、香美市立物部歯科診療所の指定管理者の指定について、
本案について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第39、議案第39号、香美市立佐岡診療所の指定管理者の指定について、本案
について質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第40、議案第40号、香美市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び
香美市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、本案につい
て質疑を行います。質疑はありませんか。
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
以上で日程第1、議案第1号から日程第40、議案第40号までの質疑は全て終わり
ました。各案件は、お手元にお配りました議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常
任委員会に付託します。
お諮りします。付託しました各案件は3月14日までに審査を終えるように期限をつ
けることにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
「異議なし」という声あり
○議長(西村成君)
異議なしと認めます。よって、付託の案件は、3月14日ま
でに審査を終えるよう期限をつけることに決定をいたしました。
以上で本日の日程は全て終わりました。
本日はこれで散会します。
(午前
9時27分
散会)
-14-
地方自治法第123条第2項の規定による署名者
議
長
副 議 長
署名議員
署名議員
-15-
平成25年第1回
香美市議会定例会会議録(第6号)
平成25年3月15日
金曜日
平成25年第1回香美市議会定例会会議録(第6号)
招集年月日
平成25年2月27日(水曜日)
招集の場所
香美市議会議場
会議の日時
3月15日金曜日(会期第17日)
午後
2時01分宣告
出席の議員
1番
有
元
和
哉
12番
山
﨑
龍太郎
2番
矢
野
公
昭
13番
大
岸
眞
弓
3番
山
﨑
眞
幹
14番
片
岡
守
春
4番
利
根
健
二
15番
竹
平
豊
久
5番
濱
田
百合子
16番
島
岡
信
彦
6番
山
崎
晃
子
17番
石
川
彰
宏
7番
爲
近
初
男
18番
竹
内
俊
夫
8番
千
頭
洋
一
19番
前
田
泰
祐
9番
織
田
秀
幸
20番
山
本
芳
男
10番
小
松
紀
夫
21番
比与森
光
俊
11番
依
光
美代子
22番
西

成
村
欠席の議員
な
し
説明のため会議に出席した者の職氏名
【市長部局】
市
長
門

夫
福祉事務所長
岡
本
明
弘
長
明
石
猛
産業振興課長
佐々木
寿
幸
長
山
﨑
綾
子
林業事務所長
久
保
和
昭
政策企画財政課長
濵
田
賢
二
建
長
宮
地
和
彦
会計管理者兼会計課長
野
島
惠
一
上下水道課長
岡
本
博
章
管
長
岡
本
博
臣
まちづくり推進課長
今
田
博
明
支
長
二
宮
明
男
市民保険課長
山
﨑
泰
広
地域振興課長
舟
谷
益
夫
健康介護支援課長
凢
内
一
秀
税
務
課
長
阿
部
政
敏
支
長
小
松
清
貴
収
納
課
長
前
田
哲
雄
地域振興課長
和
田
ふれあい交流センター所長
髙
橋
千
恵
長
時
久
惠
子
生涯学習振興課長
田
島
教育次長兼教育振興課長
後
藤
博
明
学校給食センター所長
竹
内
副
総
市
務
課
財
課
槇
設
課
《香北支所》
所
《物部支所》
所
隆
【教育委員会部局】
教
育
【消防部局】
-1-
基
宏
敬
消
防
長
寺
田
横
谷
潔
【その他の部局】
監査委員事務局長
勝
正
農業委員会事務局長
西
村
博
之
職務のため会議に出席した者の職氏名
議会事務局長
小
松
美
公
議会事務局書記
山
本
絵
里
議会事務局書記
野
口
恵
子
議会事務局書記
中
村
友
紀
市長提出議案の題目
議案第
1号
平成25年度香美市一般会計予算
議案第
2号
平成25年度香美市簡易水道事業特別会計予算
議案第
3号
平成25年度香美市公共下水道事業特別会計予算
議案第
4号
平成25年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算
議案第
5号
平成25年度香美市農業集落排水事業特別会計予算
議案第
6号
平成25年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算
議案第
7号
平成25年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)予算
議案第
8号
平成25年度香美市介護保険特別会計(介護サービス事業勘定)予算
議案第
9号
平成25年度香美市後期高齢者医療特別会計予算
議案第
10号
平成25年度香美市水道事業会計予算
議案第
11号
平成25年度香美市工業用水道事業会計予算
議案第
12号
平成24年度香美市一般会計補正予算(第7号)
議案第
13号
平成24年度香美市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第
14号
平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第
15号
平成24年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(
第2号)
議案第
16号
平成24年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予算(第
3号)
議案第
17号
平成24年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算(第
4号)
議案第
18号
平成24年度香美市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第
19号
平成24年度香美市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第
20号
香美市職員の特殊勤務手当に関する条例の制定について
議案第
21号
香美市公の施設における暴力団の利用を制限するための関係条例の整
備に関する条例の制定について
議案第
22号
香美市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について
議案第
23号
香美市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例
の一部を改正する条例の制定について
議案第
24号
香美市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定
-2-
について
議案第
25号
香美市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第
26号
香美市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第
27号
香美市通学バスの運行及び管理に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
議案第
28号
香美市立吉井勇記念館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例の制定について
議案第
29号
香美市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する
基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第
30号
香美市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営
並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果
的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制
定について
議案第
31号
香美市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制
定について
議案第
32号
定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定について
議案第
33号
こうち人づくり広域連合規約の一部を変更する規約について
議案第
34号
辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について
議案第
35号
市有財産の無償貸し付けについて
議案第
36号
香美市立やなせたかし記念館の指定管理者の指定について
議案第
37号
香美市立大栃診療所の指定管理者の指定について
議案第
38号
香美市立物部歯科診療所の指定管理者の指定について
議案第
39号
香美市立佐岡診療所の指定管理者の指定について
議案第
40号
香美市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び香美市福祉医
療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第
42号
平成24年度香美市一般会計補正予算(第8号)
議案第
43号
平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第
44号
一般社団法人香美市観光協会運営資金貸付条例の制定について
議案第
45号
香南香美地区障害者自立支援審査会共同設置規約の一部を変更する規
約について
議案第
46号
香美市立繁藤診療所の指定管理者の指定について
議員提出議案の題目
意見書案第
1号
自治体における防災・減災のための事業等に対する国の財政支援
の継続を求める意見書の提出について
意見書案第
2号
在日米軍の駐留経費「思いやり予算」を、被災者支援に充てるよ
う求める意見書の提出について
-3-
意見書案第
3号
TPP交渉にあたっては、国益を損なうことが明らかになった場
合、ただちに交渉から離脱することを求める意見書の提出につい
て
決議案第
1号
定住人口増加促進特別委員会の設置に関する決議について
議事日程
平成25年第1回香美市議会定例会議事日程
(会期第17日目
平成25年3月15日(金)
日程第1
日程第6号)
午後2時開会
諸般の報告
報告第
2号
専決処分事項の報告について
学校給食費滞納整理における訴えの提起について
日程第2
議案第
1号
平成25年度香美市一般会計予算
日程第3
議案第
2号
平成25年度香美市簡易水道事業特別会計予算
日程第4
議案第
3号
平成25年度香美市公共下水道事業特別会計予算
日程第5
議案第
4号
平成25年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計
予算
日程第6
議案第
5号
平成25年度香美市農業集落排水事業特別会計予算
日程第7
議案第
6号
平成25年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)予
算
日程第8
議案第
7号
平成25年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)予
算
日程第9
議案第
8号
平成25年度香美市介護保険特別会計(介護サービス事業
勘定)予算
日 程 第 10
議案第
9号
平成25年度香美市後期高齢者医療特別会計予算
日 程 第 11
議案第
10号
平成25年度香美市水道事業会計予算
日 程 第 12
議案第
11号
平成25年度香美市工業用水道事業会計予算
日 程 第 13
議案第
12号
平成24年度香美市一般会計補正予算(第7号)
日 程 第 14
議案第
13号
平成24年度香美市簡易水道事業特別会計補正予算(第3
号)
日 程 第 15
議案第
14号
平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算(第
2号)
日 程 第 16
議案第
15号
平成24年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計
補正予算(第2号)
日 程 第 17
議案第
16号
平成24年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)補
正予算(第3号)
日 程 第 18
議案第
17号
平成24年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)補
-4-
正予算(第4号)
日 程 第 19
議案第
18号
平成24年度香美市後期高齢者医療特別会計補正予算(第
1号)
日 程 第 20
議案第
19号
平成24年度香美市水道事業会計補正予算(第1号)
日 程 第 21
議案第
20号
香美市職員の特殊勤務手当に関する条例の制定について
日 程 第 22
議案第
21号
香美市公の施設における暴力団の利用を制限するための関
係条例の整備に関する条例の制定について
日 程 第 23
議案第
22号
香美市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について
日 程 第 24
議案第
23号
香美市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に
関する条例の一部を改正する条例の制定について
日 程 第 25
議案第
24号
香美市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例の制定について
日 程 第 26
議案第
25号
香美市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
日 程 第 27
議案第
26号
香美市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定に
ついて
日 程 第 28
議案第
27号
香美市通学バスの運行及び管理に関する条例の一部を改正
する条例の制定について
日 程 第 29
議案第
28号
香美市立吉井勇記念館の設置及び管理に関する条例の一部
を改正する条例の制定について
日 程 第 30
議案第
29号
香美市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運
営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定
について
日 程 第 31
議案第
30号
香美市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設
備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定め
る条例の一部を改正する条例の制定について
日 程 第 32
議案第
31号
香美市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正す
る条例の制定について
日 程 第 33
議案第
32号
定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定につ
いて
日 程 第 34
議案第
33号
こうち人づくり広域連合規約の一部を変更する規約につい
て
日 程 第 35
議案第
34号
辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について
日 程 第 36
議案第
35号
市有財産の無償貸付けについて
日 程 第 37
議案第
37号
香美市立大栃診療所の指定管理者の指定について
日 程 第 38
議案第
38号
香美市立物部歯科診療所の指定管理者の指定について
-5-
日 程 第 39
議案第
39号
香美市立佐岡診療所の指定管理者の指定について
日 程 第 40
議案第
40号
香美市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び香
美市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
日 程 第 41
議案第
36号
香美市立やなせたかし記念館の指定管理者の指定について
日 程 第 42
議案第
44号
一般社団法人香美市観光協会運営資金貸付条例の制定につ
いて
日 程 第 43
議案第
42号
平成24年度香美市一般会計補正予算(第8号)
日 程 第 44
議案第
43号
平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算(第
3号)
日 程 第 45
議案第
45号
香南香美地区障害者自立支援審査会共同設置規約の一部を
変更する規約について
日 程 第 46
議案第
46号
日 程 第 47
意見書案第
香美市立繁藤診療所の指定管理者の指定について
1号
自治体における防災・減災のための事業等に対する国
の財政支援の継続を求める意見書の提出について
日 程 第 48
意見書案第
2号
在日米軍の駐留経費「思いやり予算」を、被災者支援
に充てるよう求める意見書の提出について
日 程 第 49
意見書案第
3号
TPP交渉にあたっては、国益を損なうことが明らか
になった場合、ただちに交渉から離脱することを求め
る意見書の提出について
日 程 第 50
決議案第
1号
定住人口増加促進特別委員会の設置に関する決議につい
て
日 程 第 51
閉会中の所管事務の調査について
会議録署名議員
10番、小松紀夫君、11番、依光美代子君(会期第1日目に会期を通じ指名)
-6-
議事の経過
(午後
2時01分
開会)
○議長(西村成君)
ただいまの出席議員は22人です。定足数に達していますの
で、これから本日の会議を開きます。
執行部から提出議案の一部訂正の申し出があっておりますのでこれを許します。
総務課長、山﨑綾子君。
○総務課長(山﨑綾子君)
議案の一部訂正をお願いいたします。この最終日のこの
時期での訂正のお願い、まことに申しわけございません。
議案第20-1をお開きください。20-1です。そこにですね第1条、第2条とい
うふうにあるんですが、第1条、第2条、第4条となっております。そこは「第3条」、
「第4条」は「第3条」の誤りですので訂正をお願いいたします。よろしくお願いいた
します。
○議長(西村成君)
ただいま申し出のありました議案第20号の訂正を許可する
ことにご異議ありませんか。
「異議なし」という声あり
○議長(西村成君)
異議なしと認めます。したがって、議案第20号の訂正を許
可することに決定しました。
また、3月8日と本日、議会運営委員会が開催されておりますので、議会運営委員会
の報告を願います。議会運営委員会委員長、小松紀夫君。
○議会運営委員会委員長(小松紀夫君)
10番、小松でございます。本日の会議の
運営等につきまして、3月8日と本日議会運営委員会を開催をいたしましたので、協議
の結果をご報告申し上げます。
まず、追加議案等につきましては、議案5件、意見書案3件を追加議題とし、委員会
付託を省略し提案説明から採決まで行います。
続いて、6月定例会の会期日程及び会議、審査の予定につきまして、協議の結果、別
紙のとおり決定をいたしましたので、予定表をお手元に配付をしております。
以上、議会運営委員会の報告を終わります。
○議長(西村成君)
議会運営委員会委員長の報告を終わります。
議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。
日程第1、諸般の報告を行います。
市長から地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分事項について報告第2
号のとおり報告がありましたのでお手元にお配りしておきました。
これから、報告第2号の専決処分事項の報告について質疑を受けたいと思います。質
疑はありませんか。
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。
以上で報告に対する質疑を終わります。
-7-
日程第2、議案第1号、平成25年度香美市一般会計予算から日程第40、議案第4
0号、香美市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び香美市福祉医療費助成に
関する条例の一部を改正する条例の制定についてまで、以上39件を一括議題とします。
これから各常任委員会の委員長の報告を求めます。
総務常任委員会委員長、山﨑眞幹君。
○総務常任委員会委員長(山﨑眞幹君)
それでは、議案の審査及びその経過と結果
を順次報告をいたします。
今期定例会で総務常任委員会が付託を受けました案件は、議案第1号、議案第12号、
議案第20号、議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第2
6号、議案第31号、議案第32号、議案第33号、議案第34号、議案第35号、議
案第40号の14件です。審査の経過と結果を順次報告します。
まず、議案第1号、平成25年度香美市一般会計予算では、既に連合審査会で質疑は
終わっており、直ちに討論に移りました。
本予算は国、県の補助事業を有効に使い、消防庁舎、学校給食センターの建設、光ケ
ーブル設置、市道整備などにも積極予算が組まれている。ソフト面でも高等学校等奨学
金の拡充など福祉向上に資するものである。観光協会についてはもろもろの懸念と危惧
が残るが、市は今後観光協会を全面的にバックアップする意向を示しており、観光行政
進展のため本予算に賛成するとの賛成討論。
反対討論はなく、採決の結果、議案第1号は、全員賛成をもって原案のとおり可決す
べきものと決定しました。
次に、議案第12号、平成24年度香美市一般会計補正予算(第7号)も、既に連合
審査会で質疑が終わっており、直ちに討論に移りました。
討論はなく、採決の結果、議案第12号は、全員賛成をもって原案のとおり可決すべ
きものと決定しました。
次に、議案第20号、香美市職員の特殊勤務手当に関する条例の制定についてでは、
補足説明を受けた後質疑に入りました。
消防業務手当で連続してとあるが、その意味はとの質疑に対し、勤務途中での時間休、
日勤職員の昼の1時間、当直職員の昼の1時間プラス午後5時以降の30分、深夜の仮
眠時間等をとった場合や、タイムカードを押しての外出等があった場合は支給しないと
いう意味であると答弁。小動物の死体処理とはどのようなことを行っておるのかとの質
疑に対し、具体的は処理はまちづくり推進課で行っている。犬、猫等が個人の私有地以
外の市道等で死んでいて、市民から通報があった場合等に職員がとりに行き処理してい
る 。 そ の 作 業 に 従 事 し た 場 合 1 ,0 0 0 円 を 支 給 し て い る と 答 弁 。 タ ヌ キ は 小 動 物 に 入
るかとの質疑に対し、等小動物に当たると考えると答弁。犬、ねこ等死体処理手当と行
旅病人同死亡人取扱手当を見た場合、その金額設定に違和感を覚えるがとの質疑に対し、
今回の改正は消防業務手当に係るもので、それらについての検討は行っていない。今回
-8-
の見直しに際し他市の金額を見たが、それなりの金額が設定されている例もあり参考の
余地はあると考えるが、実際の業務は福祉事務所の所管でもあり、この手当について再
考する場合には業務内容等について確認、検討し、他市の例も勘案しながら検討しなけ
ればならないと考えると答弁。
ほかに質疑、討論はなく、採決の結果、議案第20号は、全員賛成をもって原案のと
おり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第21号、香美市公の施設における暴力団の利用を制限するための関係条
例の整備に関する条例の制定についてでは、補足説明を受けた後質疑に入りました。
質疑、討論はなく、採決の結果、議案第21号は、全員賛成をもって原案のとおり可
決すべきものと決定しました。
次に、議案第22号、香美市防災会議条例の一部を改正する条例の制定についてでは、
補足説明、質疑、討論はなく、採決の結果、議案第22号は、全員賛成をもって原案の
とおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第23号、香美市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関す
る条例の一部を改正する条例の制定についてでは、補足説明を受けた後質疑に入りまし
た。
勤務形態や給与の変更はないのかとの質疑に対し、特別職の非常勤職員の勤務時間は
7時間45分で最大16日であった。一般職の非常勤職員の勤務時間は常勤職員の4分
の3を超えない範囲でなくてはならず、7時間45分で15日勤務となると社会保険が
適用されないため、今回一般職の非常勤で雇用しようとする者は最大で7時間15分で
16日勤務となる。給与については、当該職員のいる課ごとにヒアリングによる職務内
容と勤務形態の調整を行い、原課にとって最良の状態を念頭に置きながら、7時間45
分で16日勤務である現在の金額をもとに、時間単価は下げず計算した金額となると答
弁。
他に質疑、討論はなく、採決の結果、議案第23号は、全員賛成をもって原案のとお
り可決すべきものと決定しました。
次に、議案第24号、香美市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
の制定についてでは、補足説明を受けた後、質疑に入りました。
質疑、討論はなく、採決の結果、議案第24号は、全員賛成をもって原案のとおり可
決すべきものと決定しました。
次に、議案第26号、香美市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定につい
てでは、補足説明を受けた後質疑に入りました。
これは4月1日からの施行だが、施行日が契約年度途中となる場合4月1日以降の使
用料の算定方法はとの質疑に対し、契約内容にもよるが最終的には日割り計算になるの
ではと考えると答弁。これまで使用料が高額であるという理由で使用していただけなか
ったことはとの質疑に対し、自身が担当してからはない。今回の改正に係る物件は行政
-9-
財産で5件、一般財産で3件であり、平成24年度使用料は62万30円であるが、新
基 準 で は 3 8 万 9 ,3 6 0 円 と な り 、 お よ そ 2 3 万 円 の 減 額 と な る と 答 弁 。
ほかに質疑、討論はなく、採決の結果、議案第26号は、全員賛成をもって原案のと
おり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第31号、香美市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条
例の制定についてでは、補足説明を受けた後質疑に入りました。
本市で該当する場所はとの質疑に対し、現在は仮置き場として使っているが、鏡野中
学校の近くにある粗大ごみ置き場が一般廃棄物処理場との位置づけになっていると答弁。
有資格者数はとの質疑に対し、現在1名である。本年10月にもう1名が資格適合者と
なると答弁。
ほかに質疑、討論はなく、採決の結果、議案第31号は、全員賛成をもって原案のと
おり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第32号、定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定について
では補足説明、質疑、討論はなく、採決の結果、議案第32号は、全員賛成をもって原
案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第33号、こうち人づくり広域連合規約の一部を変更する規約についてで
は、補足説明、質疑、討論はなく、採決の結果、議案第33号は、全員賛成をもって原
案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第34号、辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定についてでは、補
足説明はなく、議決後の手順はとの質疑に対し、国に平成25年度、平成26年度の事
業計画を提出、申請し、許可がおりればそれにのっとり実施すると答弁。人口は267
名ということであるが世帯数はとの質疑に対し、申請要件に世帯数は入っていないので
現段階では把握していないと答弁。簡水と上水との統合の関連はとの質疑に対し、統合
は平成29年度からだが、統合されると国庫補助金がなくなるため平成28年度まで辺
地債、過疎債等の補助金を抱き合わせて推進を図ろうとするものであると答弁。
ほかに質疑、討論もなく、採決の結果、議案第34号は、全員賛成をもって原案のと
おり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第35号、市有財産の無償貸付けについてでは、補足説明はなく、毎年の
更新だが条例の見直しで対応はできないのかとの質疑に対し、特に認めたもの等の特例
で対応できればとは考えると答弁。自立を目指すということであったと思うが現在の経
営状況はとの質疑に対し、震災以前は借入金等の返却も順調であったが震災以降放射能
関連の風評被害による価格の安値安定が生産農家の栽培意欲の減退を招き、組合からの
資料を見ると本年度末の仮決算は積立金や出資金で充当できる範囲内ではあるが、およ
そ180万円の赤字が見込まれていると答弁。
ほかに質疑、討論もなく、採決の結果、議案第35号は、全員賛成をもって原案のと
おり可決すべきものと決定しました。
-10-
次に、議案第40号、香美市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び香美市
福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでは、補足説明、質
疑、討論はなく、採決の結果、議案第40号は、全員賛成をもって原案のとおり可決す
べきものと決定しました。
以上で総務常任委員会の報告を終わります。
○議長(西村成君)
総務常任委員会委員長の報告が終わりました。
次に、産業建設常任委員会委員長、山﨑龍太郎君。
○産業建設常任委員会委員長(山﨑龍太郎君)
12番、山﨑龍太郎です。今期定例
会にて産業建設常任委員会が付託を受けた案件は、議案第2、3、4、5、10、11、
13、14、15、19、25の各号であります。3月12日に委員会を開催いたしま
した。審査の経過及び結果について報告いたします。
議案第2号、平成25年度香美市簡易水道事業特別会計予算について、質疑では、水
道使用量の減少の今後については、人口減少も影響を及ぼす一因である。現在の状況な
ら有収水量は減少の予算立てとなると答弁。ほきやま簡易水道区域拡張工事の工事請負
費は、平成25、26年度にまたがる計画。地元業者の施工については選考委員会に諮
り業者決定後の入札による。また整備後の水道使用料金の予測はできていない。給水人
口は34世帯、76人であると答弁。水質検査委託業務の委託料減少は、厚生労働省の
積 算 基 準 が 明 確 に な っ た こ と に よ る と 答 弁 。 諸 収 入 の 市 簡 易 水 道 移 設 補 償 費 3 ,8 2 0
万 円 の 内 訳 は 、 山 田 堰 簡 水 公 共 下 水 道 工 事 に 伴 う 配 水 管 布 設 替 工 事 分 1 ,8 2 0 万 円 、
同 じ く 県 道 龍 河 洞 公 園 線 改 良 事 業 に 伴 う 支 障 物 件 移 設 工 事 分 2 ,0 0 0 万 円 で あ る と 答
弁。
ほか質疑なく、討論もなく、採決の結果、議案第2号は、全員賛成にて可決すべきも
のと決定いたしました。
議案第3号、平成25年度香美市公共下水道事業特別会計予算について、質疑では、
下水道建設費の工事請負費は、北本町2丁目と談議所分である。地元発注という点では
今までの実績では地元業者が受注している。また、入札は別々の発注予定と答弁。下水
道用地購入費200万円は、マンホールポンプ設置のためであると答弁。横堀雨水幹線
整備に伴う実施設計委託業務は、新町・西町線の道路整備にあわせて建設課とすり合わ
せて同時進行と考えている。また、JRとの協議は早急に行うと答弁。緊急時発電機借
上 料 9 ,0 0 0 円 に つ い て は 、 マ ン ホ ー ル ポ ン プ の 緊 急 時 の 対 策 で あ り 、 短 期 間 を 想 定
している。長期にわたる場合は工事請負費で受け込むと答弁。
ほか質疑なく、討論もなく、採決の結果、議案第3号は、全員賛成にて可決すべきも
のと決定いたしました。
議案第4号、平成25年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算について、
質疑では、水処理施設増設工事委託業務1億円は、平成24年から25年にかけて下水
道事業団に委託にて工事を完成してもらう。同事業団が機器等も外部発注にて設置する
-11-
と答弁。管渠、取付管維持管理480万円は、修繕箇所はかなりあるが、年間予算の範
囲で対応と答弁。
ほか質疑なく、討論もなく、採決の結果、議案第4号は、全員賛成にて可決すべきも
のと決定いたしました。
議案第5号、平成25年度香美市農業集落排水事業特別会計予算について、質疑では、
受益者分担金ゼロ予算は、昨年7月完納によると答弁。今後敷地内で世帯増加時の対応
は、接続は認めるが、分担金20万円は発生すると答弁。
ほか質疑なく、討論もなく、採決の結果、議案第5号は、全員賛成にて可決すべきも
のと決定いたしました。
議案第10号、平成25年度香美市水道事業会計予算について、質疑では、新企業会
計 シ ス テ ム 構 築 委 託 料 1 ,0 0 0 万 円 の う ち 工 業 用 水 道 事 業 会 計 か ら 均 等 の 負 担 金 6 0
0万円を入れ込む点については、公営企業会計制度の改正により規定されている。上水
道で委託し工業用水から負担いただく仕組みである。1契約で委託すれば300万円の
減額となる。また、均等プラス100万円については、従来からの人件費分であると答
弁。企業会計システム保守委託料120万円は、通常の維持管理に要する分と答弁。予
備 発 電 用 燃 料 1 0 万 円 は 、 戸 板 島 に 1 ,8 0 0 リ ッ ト ル の タ ン ク に て A 重 油 を 利 用 も 期
限にて入れかえを行うためと答弁。配水池整備事業費は、2基を調査し結果により補強
するための予算と答弁。
ほか質疑なく、討論もなく、採決の結果、議案第10号は、全員賛成にて可決すべき
ものと決定いたしました。
議案第11号、平成25年度香美市工業用水道事業会計予算について、質疑では、中
国企業の進出については、確実な情報はつかんでいないが、進出しても工業用水の利用
は期待できないと答弁。起債の償還は、約半分は終わったと認識していると答弁。
ほか質疑なく、討論もなく、採決の結果、議案第11号は、全員賛成にて可決すべき
ものと決定いたしました。
議案第13号、平成24年度香美市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)につい
て、質疑では、基準外繰り入れの詳細は、決算統計にてわかると答弁。
ほか質疑なく、討論もなく、採決の結果、議案第13号は、全員賛成にて可決すべき
ものと決定いたしました。
議案第14号、平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)につ
いて、質疑では、公共下水道汚水管渠築造工事の事業費減は、12月時点で大型補正が
期待されていたが、対象外となり事業費減の結果となったとの答弁。
ほか質疑なく、討論もなく、採決の結果、議案第14号は、全員賛成にて可決すべき
ものと決定いたしました。
議案第15号、平成24年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算
(第2号)について、格段の質疑なく、討論もなく、採決の結果、全員賛成にて可決す
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べきものと決定いたしました。
議案第19号、平成24年度香美市水道事業会計補正予算(第1号)については、各
段の質疑なく、討論もなく、採決の結果、全員賛成にて可決すべきものと決定いたしま
した。
議案第25号、香美市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、質疑では、
地籍調査成果品等交付の現在の利用は、3月7日現在、公用で50件と答弁。要望者に
ついては、現在法務局は座標データが出力されていないので本市に来ていると答弁。6
月1日施行は、広報期間をとったと答弁。
ほか質疑なく、討論もなく、採決の結果、議案第25号は全員賛成にて可決すべきも
のと決定いたしました。
以上で産業建設常任委員会の報告を終わります。
○議長(西村成君)
産業建設常任委員会委員長の報告が終わりました。
次に、教育厚生常任委員会委員長、島岡信彦君。
○教育厚生常任委員会委員長(島岡信彦君)
16番、島岡信彦です。
今期第1回定例会におきまして教育厚生常任委員会が付託を受けました案件につきま
して審査の経過と結果をご報告申し上げます。議案第6号、7号、8号、9号、16号、
17号、18号、27号、28号、29号、30号、37号、38号、39号でありま
す。
議案第6号、平成25年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算について、
質疑では、基金繰入金について、毎年基金の繰り入れを行っているが今後ますます高齢
化が進む中で医療費もふえてくる。保険料を含め今後どのような資金計画を考えている
のかとの質疑に、今後も赤字の抑制に努めながら基金の取り崩しによって資金調達を行
う。基金残高が少なくなってきているため、基金が底をつく前に保険税の改正を行い、
赤字の解消をすることになるとの答弁。法定外繰入金はどのくらいあるものなのかとの
質疑に、本市において法定外の繰り入れは行っていない。財政調整基金の繰入金を繰り
入れて財政を賄っている。平成23年度決算では、基金残高は4億円ちょっとであると
答弁。次に、法定外繰入金はないということだったが、福祉医療費はそれに当たるので
はないかとの質疑に、福祉医療費については一般会計での支出であり、国保会計に繰り
入れての支出ではないとの答弁。一般被保険者国民健康保険税が減額になって医療給付
費も減額になっているが、この理由はとの質疑に、主な要因については世帯数、被保険
者数の減少と課税標準所得額の減額、すなわち収入の減少に伴い税額が減額となったと
答弁。貸付金が半額になっているがとの質疑に、貸付金の減額の主な理由は、平成23
年までは入院時にしか使用できなかった高額療養費の限度額認定証が、平成24年の4
月から外来の診察時でも使用できるようになったために、貸付金の利用者が減少という
ことで減額をしていると答弁。次に、ジェネリック医薬品の影響はどれほど分析できて
い る か と の 質 疑 に 、 保 険 者 負 担 額 は 一 般 被 保 険 者 が 約 6 9 3 万 7 ,0 0 0 円 、 退 職 被 保
-13-
険 者 が 約 7 4 万 2 ,9 0 0 円 、 合 計 で 7 6 7 万 9 ,9 0 0 円 の 削 減 を 見 込 ん で い る と 答 弁 。
療養費指定公費の対象者はとの質疑に、70歳から74歳の特例措置の分で柔道整復師
等 の 療 養 費 で あ る と 答 弁 。 次 に 、 繰 入 金 の 財 政 安 定 化 支 援 事 業 に 示 さ れ て い る 5 ,3 5
8 万 9 ,0 0 0 円 は 国 が 示 し て い る 額 か と の 質 疑 に 、 国 が 示 し て い る 算 定 基 準 額 の 8 割
が算入額であると答弁。算入額は他の市町村はほとんど10割にしているが、財政が厳
しい中でこれを10割にしていく方向づけがないのかとの質疑に、担当課としては10
割の要求をしている。その中で8割の査定が決まり、こちらで計上という形になってい
ると答弁。基金残高も年々少なくなって、そのための国からの安定化支援事業の交付金
であるが、やはりここは10割にしていくという政策にするように求めるがとの質疑に、
担当課としても10割となるよう説明にも努めていきたいと答弁。退職被保険者等療養
給付費が今年は減額になっているが、歳入の退職被保険者等保険税はふえているがこの
理由は、団塊の世代の退職者数が増加する見込みで歳入増となっている。予算について
は過去2年間の療養諸費の推移から算出した結果減少傾向となっていると答弁。加入者
がふえ歳出が減ったというのは、歳出に年齢は考慮していないのかとの質疑に、退職の
分はそういう傾向が出ているが、全体としては医療費が伸びているのでそこまで影響は
出ていないとの答弁。バスの借上料についてはどのようなことを検討していて、どんな
効果等を望んで計画をしているのかとの質疑に、健康ウオークのバス借上料で、景観の
よい場所で約40分から1時間かけウオーキングをし、その楽しさと健康への意識変容
につなげてもらい、今後自宅においてもウオーキングを実施してもらうことが目的であ
る。この事業は参加者にはおおむね好評で来年も参加したいという意見があり、有効な
保健事業の一環であるとの答弁。健康づくり補助金が減額している理由はとの質疑に、
現実的に問い合わせは結構あるが採択になるケースは限られている。実際3団体までと
いうのがここ数年の推移である。そのことから減額していると答弁。次に、事業の周知
を徹底し、採択要件を下げて使いやすいものにしてはどうかとの質疑に、周知について
は、主に広報紙を通じての周知をしている。今後は声がけをするなど努めていきたい。
採択要件の緩和については、検討は毎年行っているが、後期高齢者に加入している方が
多いということで、今後国保へ戻ってくる可能性が非常に少ない。せっかくあっても利
用されないというのは考えるところもあると答弁。人間ドック補助金の詳細と現状はと
の質疑に、国保被保険者の40歳から74歳の方が人間ドックを受診した場合には、特
定 健 診 の 基 本 項 目 に 係 る 費 用 額 を 補 助 す る も の で 、 健 診 単 価 は 平 成 2 4 年 度 は 5 ,7 8
4円であるとの答弁。国保会計と後期高齢者の会計が違うのでそれはわかるが、後期高
齢者も入って医療予防に努めるよう意識づけも必要ではないかと思うが、そういう補助
制度に変更するような検討はとの質疑に、そのことも含めてまた再度検討していきたい
と思うとの答弁。
以上討論なく、採決の結果、全員賛成をもって議案第6号は、原案のとおり可決すべ
きものと決定しました。
-14-
次に、議案第7号、平成25年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)予算につ
い て 、 質 疑 に つ い て は 、 国 庫 支 出 金 の 中 で 調 整 交 付 金 は 介 護 給 付 費 の 総 額 の 9 .0 3 %
が交付されるものとして計上したとあるが、この割合を問うとの質疑に、市町村ごとの
介護保険財政の調整を行うために交付される。現在25%が国庫負担金で5%が調整し
て 補 助 さ れ る よ う に な っ て い る が 、 香 美 市 は 高 齢 者 人 口 も 多 い た め 、 9 .0 3 % で 通 常
の5%より多目に来ているとの答弁。居宅介護サービス給付費について、国の方針が施
設から在宅へと移っている中で増額していると思うが間違いないか。また、介護保険の
事業計画を立てるときに、施設から在宅へ何%帰すとか目標はあるのかとの質疑に、施
設から在宅への復帰であるが、目標というのは特に決めていないが介護予防サービスの
ほうを充実、できるだけ重度にならないような方針で介護予防を進めていかなければな
らないとの答弁。地域支援事業費の中の介護予防特定高齢者施策事業費が前年度と比べ
て増額しているが、一般高齢者のほうは昨年度より減額になっているがとの質疑に、人
件費が約75万円ほど減額となっている。そのほかには介護予防講座とかボランティア
養成講座など実施の予定となっている。減額分は社会福祉協議会業務委託のほうへ人件
費を移した3つの委託の中で案分しているので、介護予防のほうが若干減ったという形
になっているとの答弁。委託料の健診外が増額となっているがとの質疑に、これは生活
機能の評価基本チェックリストのアンケートの委託料が主になっているとの答弁。
以上討論なく、採決の結果、全員賛成をもって議案第7号は、原案のとおり可決すべ
きものと決定しました。
次に、議案第8号、平成25年度香美市介護保険特別会計(介護サービス事業勘定)
予算についての質疑については、予備費がふえているのはどうしてかとの質疑に、これ
まで報酬のところで包括支援センターの嘱託職員を特別職非常勤職員として身分の位置
づけをしていたが、仕事の内容自体が特別なものでもないので一般職非常勤職員として
位置づけをし直した。そのため通勤手当を報酬と含めて支払ったが、通勤手当ではなく
費用弁償で支払うこととなった。包括支援センターのケアマネの方が2月末でやめられ
る方がいたので3月から募集するということになり、そこで費用弁償という項目が平成
24年度にはなかったので予備費から流用という形をとらなければいけなかったが、予
備費の費目がなく困ったので、今回平成25年度については予備費を計上したとの答弁。
以上討論なく、採決の結果、全員賛成をもって、議案第8号は、原案のとおり可決す
べきものと決定しました。
次に、議案第9号、平成25年度香美市後期高齢者医療特別会計予算について、質疑
については、債務負担行為について、後期高齢者医療システム更新業務の平成25年度
と平成26年度の金額は、今年度の歳入歳出の予算書の中のどの部分に入っているのか
との質疑に、後期高齢者医療システムの更新時期が来ていて新たに契約をするところで
ある。2カ年間の事業となっているが平成25年度については支払い予定はない。平成
26年度完了後に精算をする。
-15-
以上討論なく、採決の結果、全員賛成をもって、議案第9号は、原案のとおり可決す
べきものと決定しました。
次に、議案第16号、平成24年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予
算(第3号)について、質疑については、出産育児一時金は廃目に昨年なっていると思
うが、この額はどういう額かとの質疑に、平成23年度分が、平成24年3月に1件が
あるがその分の費用であるとの答弁。1件当たり42万円が1万円になるのか。補助額
はどうなっているのかとの質疑に、出産育児一時金については、一般会計からの繰り入
れで3分の2が交付税、3分の1が市の費用となっている。このほか補助金として1万
円入ってきたということになるとの答弁。共同事業拠出金が減額になっている。国、県
の支出金が約201万円が減額、そのうち県が約100万円減額ということだが、県が
幾ら出したというのがないがどう理解すればよいのかとの質疑に、共同事業拠出金は3
0万円から80万円までの費用に係る分を市町村が拠出して、県が3分の1を補助し、
費用を精算するもの。共同で市町村が同じ費用を出し合い、県はそれへ補助を出してい
るとの答弁。
以上討論なく、採決の結果、全員賛成をもって、議案第16号は、原案のとおり可決
すべきものと決定しました。
議案第17号、平成24年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算(第
4号)について質疑であります。保険給付費の介護予防サービス等諸費の補正の15万
円で、説明にある認定ソフトのバージョンアップというものはいかなるものかとの質疑
に、改修に伴いマークシート調査状況を読み取るシステムもバージョンアップをしなく
てはならない必要性が出てきたためと答弁。
以上討論なく、採決の結果、全員賛成をもって、議案第17号は、原案のとおり可決
すべきものと決定しました。
議案第18号、平成24年度香美市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につ
い て 、 質 疑 で は 、 一 般 管 理 費 の 財 源 振 替 に つ い て 、 予 算 で は ゼ ロ だ が 1 4 万 5 ,0 0 0
円の減額とはとの質疑に、システム上の処理がこういう形になっており、予備費を充て
た分がここへ出てきているとの答弁。予備費を利用したというのは何か特別な理由でも
あったのかとの質疑に、職員の時間外、職員手当と過年度保険料に係る歳出還付金の手
当に充てているとの答弁。予備費を充当し職員の時間外手当に充てるのは通常やってい
ることなのかとの質疑に、通常は補正予算などでやるが、緊急に対応が必要になったと
いうことがあったので予備費を使ったとの答弁。
以上討論なく、採決の結果、全員賛成をもって、議案第18号は、原案のとおり可決
すべきものと決定しました。
次に、議案第27号、香美市通学バスの運行及び管理に関する条例の一部を改正する
条例の制定について、特段の質疑もなく、討論なく、採決の結果、全員賛成をもって、
議案第27号は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
-16-
次に、議案第28号、香美市立吉井勇記念館の設置及び管理に関する条例の一部を改
正する条例の制定について、質疑については、新しい企画ということだが、要望や声が
あったのかとの質疑に、どこの施設でも全体的にやられているようなので、ここはない
のかというそういった問い合わせなどもあったので今回提案させてもらったとの答弁。
次に、学芸員の奥物部美術館との連携はできないものかとの質疑に、物部支所とも連携
をとって効果的にやっていきたいとの答弁。美術館の学芸員等と連携して研究や作品を
発表する機会を設ける等の場所で、年額のパスポートを販売する検討は今後されていく
のかとの質疑に、そういった検討はしていきたいとの答弁。
以上討論なく、採決の結果、全員賛成をもって、議案第28号は、原案のとおり可決
すべきものと決定しました。
次に、議案第29号、香美市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に
関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題としました。
特段の質疑もなく、討論なく、採決の結果、全員賛成をもって、議案第29号は、原
案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第30号、香美市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及
び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の
方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、特段の質疑もな
く、討論なく、採決の結果、全員賛成をもって、議案第30号は、原案のとおり可決す
べきものと決定しました。
次に、議案第37号、香美市立大栃診療所の指定管理者の指定について、特段の質疑
もなく、討論もなく、採決の結果、全員賛成をもって議案第37号は、原案のとおり可
決すべきものと決定しました。
次に、議案第38号、香美市立物部歯科診療所の指定管理者の指定について、質疑に
ついては、市立の物部の歯科診療所を拠点にして周辺の高齢者の口腔ケアなどできない
かとの質疑に、話をして可能かどうか聞くことはできるとの答弁。
以上討論なく、採決の結果、全員賛成をもって、議案第38号は、原案のとおり可決
すべきものと決定しました。
次に、議案第39号、香美市立佐岡診療所の指定管理者の指定について、質疑につい
ては、受診者数の減と説明があったがどのくらい減ってきているのかとの質疑に、平成
1 8 年 度 の 受 診 者 数 は 平 均 受 診 4 .0 人 で あ っ た が 、 平 成 2 2 年 度 は 平 均 1 日 当 た り
2 .9 人 、 平 成 2 3 年 度 は 3 .1 人 に な っ て い る 。 平 成 2 4 年 度 は 2 月 末 に お い て 平 均 人
数 が 2 .6 人 と な っ て い る と の 答 弁 。 町 に 出 て こ れ な い 人 が こ の 診 療 所 を 利 用 し て い る
のではないかと思うが、そういう人が困るのではとの質疑に、実際の患者さんは慢性的
な病気の高齢者でお薬をもらう程度の患者さんが中心である。地域になくなるのは不便
であるが、平成25年度からの地域交通再編によりバスの路線も入るので今回提案させ
てもらったとの答弁。
-17-
以上討論なく、採決の結果、全員賛成をもって、議案第39号は、原案のとおり可決
すべきものと決定いたしました。
以上で教育厚生常任委員会の報告を終わります。
○議長(西村成君)
教育厚生常任委員会委員長の報告が終わりました。
これから、常任委員会委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
○議長(西村成君)
5番、濱田百合子君。
反対の討論ですか。
(5番、濱田百合子君、自席から「賛成です」と発言する)
○議長(西村成君)
反対の討論はありませんので、次に賛成の方の討論を許しま
す。
5番、濱田百合子君。
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田百合子です。日本共産党とくらしと福祉を守る
会を代表しまして私は、議案第1号、平成25年度香美市一般会計予算に賛成の立場で
討論を行います。
国の方針による地方財政は、前年度に引き続き防災・減災事業や地域活性化等の緊急
課題や社会保障費の自然増に対応する財源も含め、平成24年度と同水準を確保すると
しています。
本市においては、こうした国や県の補助事業を有効に使いながら、消防庁舎の建設、
土佐山田学校給食センターの建設と順次着手するようになっています。また、新規に光
ケーブル設置の費用など情報網の整備、社会資本総合整備交付金事業では、長く待たれ
ていた地域の市道の整備などが進む計画です。ソフト面では、高等学校等奨学金の拡充
など教育面に力を入れた予算編成となっていますが、なお定住人口増を目指し、医療費
無料化年齢の拡充や太陽光発電システムへの補助額増などに今後取り組まれるよう望む
ものです。また、平成25年度から生活保護費の引き下げが具体化されるようになって
おり、従来から求めてきた就学援助基準の国基準への引き上げ、準要保護児童の学校給
食費全額補助などを早期に検討されるべきです。
本 市 の 財 政 調 整 的 な 基 金 は 、 減 災 基 金 も あ わ せ る と 合 計 で 5 3 億 4 ,3 0 0 万 円 と 県
下でトップの額になっております。昨年より議会で取り組んでいる議会報告会において
も、財政の安定化も必要だが市民のために有効に使ってほしいとの意見が数カ所で出さ
れております。低所得者対策として基金の活用を検討されるよう市長の英断を期待する
ところです。
討論最後に述べます。本予算において、7款、2目の商工業振興費の13節、香美市
いんふぉめーしょん指定管理料の430万円、4目の観光費の13節、別府森林総合利
-18-
用 施 設 管 理 委 託 料 1 ,9 0 0 万 円 、 1 9 節 の 香 美 市 観 光 協 会 運 営 事 業 補 助 金 1 ,1 0 0 万
円については、一連の経過からすればもろもろの懸念と危惧が残ります。しかし、市に
おいては今後観光協会を全面的にバックアップし、指導もしていくとの意向を示されて
おり、観光行政進展のため本予算に賛成の意を表明して討論とします。
○議長(西村成君)
ほかに討論はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
次に、議案第1号以外での討論はありませんか。
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
日程第2、議案第1号、平成25年度香美市一般会計予算を採決をいたします。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方の起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第1号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第3、議案第2号、平成25年度香美市簡易水道事業特別会計予算を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第2号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第4、議案第3号、平成25年度香美市公共下水道事業特別会計予算を採決しま
す。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第3号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第5、議案第4号、平成25年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計予
算を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第4号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第6、議案第5号、平成25年度香美市農業集落排水事業特別会計予算を採決し
ます。
-19-
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第5号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第7、議案第6号、平成25年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算
を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第6号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第8、議案第7号、平成25年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)予算
を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第7号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第9、議案第8号、平成25年度香美市介護保険特別会計(介護サービス事業勘
定)予算を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第8号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第10、議案第9号、平成25年度香美市後期高齢者医療特別会計予算を採決し
ます。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第9号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第11、議案第10号、平成25年度香美市水道事業会計予算を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
-20-
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第10号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第12、議案第11号、平成25年度香美市工業用水道事業会計予算を採決しま
す。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第11号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第13、議案第12号、平成24年度香美市一般会計補正予算(第7号)てを採
決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第12号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第14、議案第13号、平成24年度香美市簡易水道事業特別会計補正予算(第
3号)を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第13号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第15、議案第14号、平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算
(第2号)を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第14号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第16、議案第15号、平成24年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会
計補正予算(第2号)を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
-21-
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第15号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第17、議案第16号、平成24年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)
補正予算(第3号)を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第16号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第18、議案第17号、平成24年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)
補正予算(第4号)を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第17号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第19、議案第18号、平成24年度香美市後期高齢者医療特別会計補正予算
(第1号)を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第18号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第20、議案第19号、平成24年度香美市水道事業会計補正予算(第1号)を
採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第19号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第21、議案第20号、香美市職員の特殊勤務手当に関する条例の制定について
を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
-22-
て、議案第20号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第22、議案第21号、香美市公の施設における暴力団の利用を制限するための
関係条例の整備に関する条例の制定についてを採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第21号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第23、議案第22号、香美市防災会議条例の一部を改正する条例の制定につい
てを採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第22号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第24、議案第23号、香美市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償
に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第23号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第25、議案第24号、香美市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正す
る条例の制定についてを採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第24号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第26、議案第25号、香美市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
を採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第25号は、委員長報告のとおり可決されました。
-23-
日程第27、議案第26号、香美市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定
についてを採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第26号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第28、議案第27号、香美市通学バスの運行及び管理に関する条例の一部を改
正する条例の制定についてを採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第27号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第29、議案第28号、香美市立吉井勇記念館の設置及び管理に関する条例の一
部を改正する条例の制定についてを採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第28号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第30、議案第29号、香美市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び
運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第29号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第31、議案第30号、香美市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、
設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な
支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決しま
す。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
-24-
て、議案第30号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第32、議案第31号、香美市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正
する条例の制定についてを採決します。
本案について委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定するこ
とに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第31号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第33、議案第32号、定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定に
ついてを採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第32号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第34、議案第33号、こうち人づくり広域連合規約の一部を変更する規約につ
いてを採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第33号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第35、議案第34号、辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定についてを
採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第34号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第36、議案第35号、市有財産の無償貸付けについてを採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第35号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第37、議案第37号、香美市立大栃診療所の指定管理者の指定についてを採決
-25-
します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第37号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第38、議案第38号、香美市立物部歯科診療所の指定管理者の指定についてを
採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第38号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第39、議案第39号、香美市立佐岡診療所の指定管理者の指定についてを採決
します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第39号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第40、議案第40号、香美市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び
香美市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第40号は、委員長報告のとおり可決されました。
日程第41、議案第36号、香美市立やなせたかし記念館の指定管理者の指定につい
てを議題とします。
地方自治法第117条の規定により、私は除斥となりますので退場いたします。
副議長と交代のため暫時休憩いたします。
(午後
3時04分
(22番、西村成君
(午後
○副議長(比与森光俊君)
3時04分
休憩)
退場)
再開)
休憩前に引き続き会議を開きます。
これから、教育厚生常任委員会委員長の報告を求めます。教育厚生常任委員会委員長、
-26-
島岡信彦君。
○教育厚生常任委員会委員長(島岡信彦君)
16番、島岡信彦。議案第36号の審
査経過と結果をご報告申し上げます。
議案第36号、香美市立やなせたかし記念館の指定管理者の指定について、質疑につ
きましては、やなせたかし記念館の管理委託料は前年度の実績をもとにしているのかと
の質疑に、財団と協議をして企画展などによって計画をして管理料を決めているとの答
弁。指定管理の期間は公益財団法人になっても1年ごとの指定管理期間は変わらないの
かとの質疑に、昨年から公益財団法人に移行するということで1年間ということにして
いるとの答弁。
以上討論なく、採決の結果、全員賛成をもって、議案第36号は、原案のとおり可決
すべきものと決定しました。
以上で教育厚生常任委員会の報告を終わります。
○副議長(比与森光俊君)
教育厚生常任委員会委員長の報告が終わりました。
これから、教育厚生常任委員会委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○副議長(比与森光俊君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
○副議長(比与森光俊君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第36号を採決いたします。
本案についての委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決定する
ことに賛成の方は起立を願います。
(賛成者起立)
○副議長(比与森光俊君)
全員起立です。よって、議案第36号は、委員長報告の
とおり可決されました。
西村成君の入場を許可します。
議長と交代のため暫時休憩いたします。
(午後
3時06分
(22番、西村成君
(午後
○議長(西村成君)
3時07分
休憩)
入場)
再開)
正場に復します。
休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りします。日程第42、議案第44号、一般社団法人香美市観光協会運営資金貸
付条例の制定についてから、日程第50、決議案第1号、定住人口増加促進特別委員会
の設置に関する決議についてまでは追加の案件であります。会議規則第37条第3項の
規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。
「異議なし」という声あり
-27-
○議長(西村成君)
異議なしと認めます。よって、日程第42、議案第44号か
ら日程第50、決議案第1号までの9件の案件は、委員会の付託を省略することに決定
いたしました。
これから日程第42、議案第44号、一般社団法人香美市観光協会運営資金貸付条例
の制定についてを議題とします。
地方自治法第117条の規定によって、山﨑眞幹君、爲近初男君、千頭洋一君、比与
森光俊君の退場を求めます。
(3番、山﨑眞幹君、7番、爲近初男君、8番、千頭洋一君、21番、比与森光俊君
退
場)
○議長(西村成君)
まず、執行部から提案理由の説明を求めます。産業振興課長、
佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
議案第44号、一般社団法人香美市観光協会運営
資金貸付条例の制定について
平成25年3月15日提出、香美市長
門槇夫
一般社団法人香美市観光協会運営資金貸付条例
目的のみを朗読させていただきまして、以下省略させていただきます。
(目的)
第1条
この条例は、香美市の観光政策の担い手である一般社団法人香美市観光協会
(以下「香美市観光協会」という。)に対し運営資金の貸付けを行うことにより、香美
市観光協会が行う観光振興による地域おこしの活動の促進を図るとともに、将来に向け
て香美市観光協会の健全かつ安定した経営の実現に寄与することを目的とする。
以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(西村成君)
説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑はありませんか。
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
1番、有元です。質疑を幾つかさせていただきます。
香 美 市 観 光 協 会 運 営 資 金 貸 付 条 例 で す が 、 上 限 が 2 ,0 0 0 万 円 と な っ て お り ま す 。
この金額の根拠、またその貸し付ける根拠、また一般財源からの持ち出しとなりますが
無利子である根拠。市民の大切な税金でございます。無利子にするということはその無
利子分を何らかの還元を行うべきであるかと考えます。そのあたりの根拠のご説明をい
ただきたいというのと、また、目的の中には書いておられませんが、はっきりと言って
赤字を補填するための貸付金条例というように感じております。これまでの一連の結果
についての説明責任の果たし方と広報の方法についてまずご質問をいたします。
あともう1点、この条例については約2年間猶予を置きまして10年にわたり返済を
する。状況に応じては5年の延長を行うことになります。最終的に長期で17年間この
問題は続いていくことになろうかと思います。17年たちますとここの議場にいるほと
-28-
んどの方がおられなくなるような気がいたしております。責任を次の世代へ先に延ばし
というような形になり、きょう中学校を卒業した学生の中から議員になった者がこれを
審議するというような形になってくる可能性もあります。そういった先の時代にこの問
題を引き延ばしてしまうことに対するお考えについてご説明をお願いいたします。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
は い 。 ま ず 、 2 ,0 0 0 万 円 の 根 拠 か ら お 話 し い
たします。
議員協議会等でもお話しいたしました本年度の平成24年度における一般社団法人香
美 市 観 光 協 会 の 赤 字 額 は 、 1 ,8 0 0 万 円 に の ぼ る と さ れ て お り ま す 。 そ の 中 で 取 引 業
者さんへの支払い、職員の給与等がございます。また、銀行からの融資として500万
円、そして理事が赤字の補填としてご負担していただいている分が610万円で、先ほ
ど申しました取引業者さんへの支払いにつきましては約690万円程度になろうかと思
い ま す 。 こ れ を 1 ,0 0 0 万 円 か ら 1 0 0 万 円 ご と に 2 ,0 0 0 万 円 ま で キ ャ ッ シ ュ フ ロ
ーを含めてシミュレートいたしました結果、健全かつ安定した経営の実現には月末の支
払い不足、これによって資金ショートは起こすべきでないと。また、翌月10日に支払
われる職員給与、これも遅配をすべきでないと。以上のことからシミュレートいたしま
した。平成25年度、平成26年度2カ年間にわたって、平成26年度につきましては
現在計画がなされておりませんが、平成25年度と同等のものと考えましてシミュレー
ト い た し ま し た と こ ろ 、 1 ,9 0 0 万 円 ま で は 本 年 の 6 月 に 月 末 の 支 払 い 不 足 が 生 じ ま
す 。 そ の 中 で も 1 ,5 0 0 万 円 ま で に つ き ま し て は 翌 月 の 職 員 給 与 の 遅 配 が 生 じ る と い
う お そ れ が ご ざ い ま す 。 以 上 か ら 、 2 ,0 0 0 万 円 貸 し 付 け を い た し ま し た と こ ろ で シ
ミュレートいたしましたところ、月末の支払いを含め翌月10日の職員の給与の遅配も
な い と い う ふ う な シ ミ ュ レ ー ト に よ り ま し て 2 ,0 0 0 万 円 を 上 限 と い た し て お り ま す 。
次に、無利子についてでございます。観光協会におきましては、香美市の観光政策の
担い手であるという目的につきましては先ほど条例のほうで述べさせていただいたとお
りでございます。今回このような形になって非常に残念でございますけれども、市とい
たしましても全面的に観光行政を担っていただくところにつきまして、今回の資金を貸
し付けいたしました部分につきまして無利子という形で市のほうも援助をしていきたい
という思いから無利子というふうな形にしております。
次に、広報についてでございます。こちらにつきましては、昨年末から高知新聞のほ
うで何度か記事を載せていただいております。本当に応援していただける記事とありが
たく思っております。また今後この観光協会を市のほうといたしましても全面的にバッ
クアップしていく中で、当然例月の検査であるとか四半期ごとの検査等も含めまして計
画をしていく中で、また年度末の収支の報告等も含めて報告する機会がございましたら、
市民の方々に報告を順次さしあげながら健全化に向けて歩んでいる部分を知っていただ
きたいと考えております。
-29-
(12番、山﨑龍太郎君、自席から「将来にツケを回したらいかん」と発言する)
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。将来に向けてという、第5条で2年を経過
した後10年という形でございます。これにつきましては無理のない範囲、今回の
2 ,0 0 0 万 円 と い う 部 分 を ま ず 年 間 2 0 0 万 円 と い た し ま し て 、 1 0 年 間 と い う 支 払
いという形で収支の中で無理のない支払いができるというふうなことと同時に、今回の
部分につきましては銀行支払い等も含めまして多重債務の一本化を図るということも目
的といたしまして、市のほうからの部分でございます。長期にわたるわけでございます
けれども、当然長期にわたり責任を持って観光行政を担っていただくというふうにご理
解いただければと思います。
以上でご質問の答えとします。
○議長(西村成君)
ほかに質疑はありませんか。
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
有元議員の関連で1点だけ確認いたします。
課 長 の 話 で は こ の 2 ,0 0 0 万 円 の 中 に は 銀 行 融 資 分 5 0 0 万 円 、 そ れ か ら 理 事 さ ん
が出された610万円を含んでると。未払いの状況等もお示しいただきましたけれども、
実際市民が考えたら理事さん、役員さん、経営陣の部分のこの500万円とか610万
円、銀行融資の500万円、そして理事さんの出されている610万円、これというの
は経営が改善された後に通常は普通の企業は返還するということが私は基本と思います。
だ か ら 、 実 際 の と こ ろ こ の 2 ,0 0 0 万 円 を 出 す こ と に よ っ て そ ち ら の 返 還 も 同 時 に あ
るということ自体が市民の理解を得られないと思いますが、その点についての見解を求
めます。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。お答えいたします。少し説明不足で申しわ
けございません。
銀行の支払いにつきましては、利子を伴うものですので今回債務の一本化ということ
で 今 回 の 2 ,0 0 0 万 円 の 中 か ら 支 払 う と い う シ ミ ュ レ ー ト を し て お り ま す 。 当 然 取 引
業者さん、職員の給与については第一でございますので。次に、その理事さんに負担し
ていただいている610万円でございますけれども、来年度、平成25年度の決算が出
るころまではそのまま保留とさしていただきます。そして、平成25年度の決算で黒字
化が確認された後に理事さんに対して資金の中から少しずつ、いわゆる資金不足になら
ないところを考えながら順次返還をしていきたいと考えておるところでございます。
以上です。
○議長(西村成君)
ほかに。
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
理事さんの部分は了解しましたが、その銀行についてで
もね500万円の融資についても、経営責任ということから言えばですよ、実際はそれ
-30-
を無利子のお金を市のほうから貸し付けいただいたのでそれで返す。利子というのは通
常の企業はゼロ%の利子というがはないんですわ、普通はね、どこでも。ということは、
実際は経営が落ちつくまではその部分は観光協会なり理事さんなり、利子分を負担する
というふうな決意があってしかるべきと思いますが、そういうことについて観光協会の
中、もしくは市との話し合いの中ではなされたのか、確認します。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
銀行の支払いにつきましては、あくまで緊急的な
融資と、緊急の融資っていう目的によって手形によって行われております。これにつき
ましては、金利を伴うものですので先ほどお話ししましたように多重債務になるわけで
す。観光協会にとりましては、当然銀行また香美市からの融資、また理事さんへの支払
いというところは全てがもう債務という形になっていくわけでございまして、消費者行
政は非常に詳しい山﨑議員でございますので、多重債務の場合の一本化ということは
前々から一般質問等でもお話をされてたとおり、一本化することによって再建に向け一
歩を踏み出したいと。先ほどお話ししました理事さんの支払いにつきましては、1年後
以降ということで確認していただければと思います。
以上です。
○議長(西村成君)
○12番(山﨑龍太郎君)
12番、山﨑龍太郎君。
その感覚が私どもと相入れないという部分で、これ以上
話しても無理かもしれませんけど。実際ですね、金融機関、実際地元銀行ですけれども、
現実問題そういう交渉事も踏まえて手形でやっているという部分、さまざまなパーセン
テージ打たれてると思いますけど、そんなに高い利息じゃないと思いますけれども、実
際問題それが経営陣の努力と思うんですわ、私どもは実際。これについては答弁要りま
せんけど、その部分がやはり一言で言うたらやっぱり甘いんじゃないかという認識を示
させてもらいます。
○議長(西村成君)
ほかに質疑はありませんか。
13番、大岸眞弓君。
○13番(大岸眞弓君)
私のほうから条例の条文のことについてお尋ねをいたしま
す。
この議案第44号の条例の附則、1が「公布の日から施行する」となっておりまして、
2の失効の部分でありますけれども、「平成25年5月31日限り、その効力を失う」
となっております。この失うのは、ですから第1条の目的と第2条のその予算の範囲内
で貸し付けるということですね。それから貸付金等の金額、ここまでが5月31日出納
閉鎖をもって失効するとなっておりますが、この失効の1行を入れなければならない意
味が見えてきません。それと、そうすればですね、後の条文は生きるんだと。第3条第
2項及び第4条から第8条までの規定は、「同日以降もなおその効力を有する」となっ
ておりますので、第4条にあるのは目的以外に使用してはならないという規定がござい
-31-
まして、そうしますと、この第1条の目的が失効しておりますと、第4条がどうなるの
かというふうに少し疑問に思うところですが。
それともう1点、最長17年間の返還期間という、大変社会通念上といいますか長い
期間が設けられております。気になりましたのが経済的な理由により貸付金を返還する
ことが困難であるときは猶予が認められるとなっておりますが、この1をつけた理由に
ついてお伺いをします。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。まず、この附則第2項の、平成25年5月
31日限りでその効力を失うから説明をさせていただきます。
まず、本条例につきましては、平成24年度の補正予算で融資を行うということから、
平成25年5月31日の出納閉鎖までとすると。その効力を失うの部分でございますが、
第1条を残しておくと、また次も貸し付けを行うことができます。この部分は既に貸し
付けるときにこの目的は果たしたものと考えて、第3条の1項まではその効力を5月3
1日限りで失うとご理解いただければと思います。
次に経済的な理由、今後どのような経済状況が起こるか予測ができません。現在の世
界情勢から言いましても、どのような形で経済的なことが起こるか、その辺は予測不可
能な部分につきまして第6条の第1項第1号を定めておるところでございます。
以上です。
○議長(西村成君)
ほかに。
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
山崎です。
このことについてはいろいろ質疑等を経てわかったわけですけれども、本来であるな
らさまざまな経営改善を努力を行って、なおこういう状況になったということであれば
このことも理解できるわけですけれども、なかなかそうではない、放漫経営ということ
でのこういう状況になったということもありですので、経営責任という点から言ったら
本来なら前専務がその責任をとるということになろうかと思いますし、またそのチェッ
クが十分できなかった理事会のほうが責任を負うということになろうかと思うんですけ
れども、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。お答えをいたします。
せんだっての議員協議会でもお話しいたしましたとおり、前専務によります一連のこ
の事案につきまして、ほぼ全てが前専務によって引き起こされたことでございます。こ
れによっての責任は免れるものではないと考えます。また、当然それがチェックができ
なかった理事会、またそれを管理、監督のできなかった市にも最終的に責任があるもの
と考えております。この辺につきましてはせんだっての一般質問等でもお話をしたとこ
ろでございます。
-32-
以上です。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
それはわかりましたが、それに対してその今回の赤字という
部分でそうしたその金銭的な責任というものはどうなってますでしょうか。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。現在観光協会の理事会のほうでは、元専務
理事に対しまして損害賠償を含む民事的な責任を検討をしているというふうな報告をい
ただいております。
以上です。
○議長(西村成君)
ほかに。
11番、依光美代子君。
○11番(依光美代子君)
依光です。
今回の本当にこの観光協会の不祥事は大変残念に思います。先ほどから言われてるよ
うに議員協議会でもお話がありました前専務の責任は本当に重いものだと思います。そ
して、また理事会のチェックの甘さというのもある。しかしながら、そこへの市の責任、
先ほど課長からも言われました最終責任は市のほうにもあると。それから、また議場で
も市長のほうからも最終責任は私にあるということで市の責任を認められました。やっ
ぱりこういう運転資金を貸し付けることで早く再建を行い、そしてこの香美市の観光産
業発展のため地域振興のためにも頑張ってもらいたいということで、今回市の支援の1
つとしてこれが出されたということを思います。
ただ、少しその条項の中のことを聞きたいんですが、その前に少し心配というか気に
なるんですが、この観光協会を立ち上げのとき、昨年の2月の議員協議会で立ち上げに
当たっての前課長から説明がございました。そのときに、この観光協会の専務として町
田氏のことについては、3年間での実現事業での実績を見込んで適任者であるというご
説明でした。で、今回のことでいろんなことが出てきましたよね。実現事業をやってこ
られた3年間にも今回の観光事業と同じようにずさんな現金管理があったということが
判明しました。その実現事業をやっているときに、1年目にもずさん、それと同じよう
なことが2年目にも行われています。それで労働局から指導を受け、それで3年目の平
成23年6月6日に104万円余りのお金を戻入をしております。その間にもいろんな
指摘が続いていたと思うがです。それにもかかわらず私たちには適任であると、その実
績を見て。その戻入するに当たってはやはり市が担当であったり市長であったり判こを
押してると思うがですよ。そういう実情を知りながら私たちには適任であるというよう
に説明がありました。ほんで、それは何を基準にそういうことを言われたのでしょうか、
そのご説明を願いたいと思います。
そして、またそういう人を任命したにもかかわらず観光協会立ち上げのそれであるな
らばね、そういうところはちょっと心配だけど、けど彼の手腕を見込んで観光協会を何
-33-
とか立ち上げてくれるということで任命したのであれば、当初から毎月その金銭に関し
てはチェックをするべきだったと思うんです。そういうこともなされてなかったという
現実。今回調査に入ったのも平成23年度の決算報告が出て、労働局から訂正が何回か
あったと思います。そのことによって入られたのではないでしょうか。そういうもろも
ろのことがありますので、この条項の中に、先ほど当初の有元議員の質問の中で、チェ
ックは毎月例月検査や四半期ごとにやっていくということですので、第5条第2項の貸
付金や1や2の虚偽の申請とか、そういうこともそのときに確認をしていくということ
でしょうか。
そして、もう1点、8番の市長の指示に従わないときっていうのは、市長の指示とは
どういうことを指しているのでしょうか。以上お尋ねします。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
前年度のですね、どうしてその方をというのは私
ちょっと把握しておりませんので、それは市長のほうにお答えをお願いしたいと思いま
す。
次に、このチェックでございますけれども、当然例月検査におきましては当然経理を
まずやります。それから、実地としまして当然べふ峡温泉のほうへも当然行くというふ
うな形を計画をしております。また、四半期ごとの検査は全て運営も含めましてですね
全てについてやっていきたいと考えております。それによってチェックを働かしながら
観光協会を一緒に、職員と一緒にですね立て直していきたいと考えております。
また、その市長の指示に従わないときという項目もございますけれども、これは検査
の時点でこういうふうな形で改善とかいうふうな形で指導する場合がございます。その
指導に従わないと、例えば何回指導しても従わないとかいう場合につきましては、当然
このようなところに該当すると。
また、今回の検査でございますけれども、労働局からのことじゃなくってですね、前
回お話ししましたように、7月に入りましたときに経理の検査に入りましたところ、少
しおかしい部分がありました。しかしながら、経理システムができ上がってないのでそ
のお金がどちら向けに行っているのかっていうことが正確につかめなかったことから、
9月末には経理システムが整うということで、第2・四半期が終わって第3・四半期に
入って検査をしたいということで、べふ峡につきましては、また鹿肉の解体所もござい
ますので、そちらも同時にべふ峡温泉のほうに入ることによって本部の経理も一緒に、
経理システムができ上がった部分も含めて検査をしたというふうな経緯でございますの
でご理解いただけたらと思います。
○議長(西村成君)
市長、門槇夫君。
○市長(門槇夫君)
先ほどのご質問にお答えをしたいと思います。
先日の一般質問でも私のほうの責任という形のこともお話をさせていただきました。
そうしたいきさつも含めまして、最終的には責任が私にあるというふうに申し上げたわ
-34-
けでございますが、先ほどのことにつきましてもそういう思いをいたしております。
○議長(西村成君)
ほかに。
11番、依光美代子君。
○11番(依光美代子君)
そうしましたら、私たちに説明したときにはわかってた
けど、手腕か何かで彼を選んで適任と認められたんで、その部分をご説明願います。
○議長(西村成君)
市長、門槇夫君。
○市長(門槇夫君)
はい。当然そうした思いを持って、ただこうした専務という
役職についたのはやはり観光協会の中でのことでございますので、理事としてのことに
ついて私はあえてそれについてどうこう言える身分でもございませんでしたのでそうい
う思いでございました。
○議長(西村成君)
ほかに。
5番、濱田百合子君。
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田です。
今、香美市観光協会のほうは指定管理ということになってると思うんですけれども3
年間ということで、この第5条を見ますと返済、貸付金の返還については2年を経過し
た後10年以内にということになっておりますが、その指定管理についてふさわしくな
いと判断したときにはどのようなことになるのでしょうか。貸付金の返還も含めて質問
いたします。
○議長(西村成君)
産業振興課長、佐々木寿幸君。
○産業振興課長(佐々木寿幸君)
はい。指定管理とこの返還について何ら関連する
ものではございません。観光協会への貸し付けでございますので、観光協会が例えば指
定管理のほうを外れることがあっても、観光協会の営業の中から払っていただくという
ような形になろうかと思います。
○議長(西村成君)
ほかに。
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
先ほどのちょっと続きで。わかりました。要するに市にも責
任があるので貸し付けをするということだったかと思いますけれども、それにあわせて
市長は最終的に市長にも責任があるということを言われたんですが、そしたら市長とし
てはその何か責任、何かこう市長としての責任っていうのはどういうふうに考えておら
れるんでしょうか。
○議長(西村成君)
市長、門槇夫君。
○市長(門槇夫君)
はい。先ほど来から申し上げておりますように、やはり最終
的なそうした道義的責任は私にあるというふうに認識をしております。
観光協会の設立に当たりましてはずっとお話がございました。そうした中で一般社団
法人の香美市観光協会が設立をされたわけでございます。そうした中で先ほど申しまし
たように、こうしたことに至ったということにつきましては十分な市としての対応がで
-35-
きてなかったという道義的な部分、そうしたものについては先ほど来から申し上げてお
りますように、市の責任というものがあるわけでございます。その責任の一環として今
回こうした貸付制度、資金貸付条例、そうしたものを提案をさせていただくというふう
に私自身思っておりますのでご理解をお願いをしたいと思います。
○議長(西村成君)
ほかに。
○議長(西村成君)
ほかに質疑はないようですので、これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
1番、有元和哉君。
(「どちらから」という声あり)
○議長(西村成君)
討論がありますので。まず反対の方からですので、反対の方
は討論ありますか。
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
12番、山﨑龍太郎です。
議案第44号、一般社団法人香美市観光協会運営資金貸付条例の制定について、反対
の立場で討論を行います。
本議案は、香美市観光協会において一連の事態が起き、執行部と議会が一般質問、議
員協議会等において議論を積み重ねてきた上での条例制定を図ろうとするものでありま
す。このような状況のもと、議会は市民の代表としてのチェック機能を果たし判断を行
うべきであります。
最初に申し添えておきたい点は、私どもは議案第1号については観光行政の推進等に
は異論なく原案賛成の立場でありました。しかしながら、本条例案は幾つかの問題点を
抱えております。この間、観光協会元専務理事における不適切な現金管理、無計画な雇
用等により資金ショート状態となり、ほか役員、従業員に多大な迷惑をかけたところで
あります。そこから再結成を期している点は伺ってまいりました。ただ、現時点で貸し
付 け と は い え 市 か ら 2 ,0 0 0 万 円 の 財 政 支 援 に は 到 底 市 民 の 理 解 は 得 ら れ ま せ ん 。 指
摘しておきたいのは、1点目に経営陣としてあらゆる手を尽くしたかという点では、当
面の資金繰り等には努力されたようですが、一般社団法人といえども一企業であります、
今後の計画を基に公的融資等の資金獲得に努力されるべきでありますが、その動きがあ
りません。
2点目に、余りにも企業会計実務がお粗末であるという点であります。早急に改善を
図るとのことですが、一定の企業であれば日々の売り上げ、経費の積み重ねから月ごと
の集計にて総勘定元帳は整備し、月々の売り上げ目標の達成や経費削減等前年と比較し
て検討をしております。その集大成が決算書となります。観光協会は、観光企画等にお
いて多くの収益を期待するところですが、企業としての原点が整備されておりません。
3点目に、整理解雇等の手法についても今後の運営に禍根を残したと言わざるを得ま
せん。執行理事から支援の依頼があったと聞き及んでおりますが、観光政策の担い手と
-36-
し て 特 別 な 役 割 を 担 っ て い る と は い え 、 一 企 業 に 無 利 子 で 2 ,0 0 0 万 円 、 2 年 間 据 え
置いて10年以内に返還すればよい。ちまたの企業は今日の不況下、経営努力にて融資
も獲得し頑張っております。雇用や産業振興、地域おこしの活動などの面で本市に貢献
している企業は多く存在します。公平性はいかに考えているかという点であります。中
小企業支援の全体を網羅した施策を否定するものではありませんが、一企業に特化した
ものは極力避けなければなりません。
そ こ で 私 ど も の 提 案 で す 。 打 開 策 を 示 し ま す 。 3 月 末 現 在 、 3 月 末 予 測 1 ,8 0 0 万
円の赤字は、理事等の資金繰り対策で900万円を充ててきたので実質900万円の資
金状態となります。観光協会の平成25年度の予算案では600万円強の黒字予定であ
ります。先日の質疑で確認しましたが、補助金、指定管理料の前倒し支給は違法性はな
いとのことですので、年度当初の入金で当面の危機を乗り越えます。計画どおりいけば
来年3月末にはマイナス300万円の状況まで改善します。そして、再度の前倒しを継
続すれば、その翌年度末にはプラス300万円となります。そこから金融機関等への返
還を始めます。それまでは元金据え置き、利子負担のみでしのぎます。このような改善
策をとることが大切です。先日の質疑で執行部より疑問が示された補助金などの支給に
ついては、状況や結果を見てから協定書に基づき支払うという点に関しては、3年間の
指定管理は継続するわけで債務負担行為も行っております。平成24年度1年間の実績
から状況打開が必要な今、協定書の変更にて年度当初の支給を行うことは結果を見ての
決断であり、前例に固執しない柔軟な対応が必要と考えます。
以上述べたように、貸し付けありきではなく、一般社団法人香美市観光協会の危機を
乗り切るため行政として知恵の部分で全面的にバックアップを行い、観光協会が所期の
目的を達成できるよう支援を求めます。観光協会の奮起を促す意味からも本条例案に反
対の意思を表明し討論といたします。
○議長(西村成君)
次に、賛成の方の討論ありますか。
15番、竹平豊久君。
○15番(竹平豊久君)
15番、自由クラブ、竹平です。
ただいま議案となっております議案第44号、一般社団法人香美市観光協会運営資金
貸付条例の制定について、本議案に賛成する立場から討論を行います。
まず、本議案のポイントを述べますと、香美市観光協会へその運営資金として本市が
無 利 子 、 無 担 保 で 上 限 2 ,0 0 0 万 円 と し て 貸 し 付 け を 行 う と い う 極 め て 重 要 な 条 例 案
件であることから慎重を期する判断が求められます。したがいまして、少し時間がかか
りますので、まず結論を先に述べさせていただきます。
結論といたしましては、今後とも本市の観光産業の振興は本市が策定した香美市第1
次振興基本計画及び実施計画にも盛り込まれており、その推進政策に常時成長発展を望
むものとして、また、議会の取り組む姿勢としては執行部と連携し、一丸となって課題
の克服を図るべきとして本条例に賛成するものであります。
-37-
以下、論点を次の3点に整理をして賛成の趣旨を述べます。
まず、1点目といたしまして、香美市観光協会の現下の運営状況とそれに対する議会
の今後の展望への対処であります。議員諸氏もご承知のように、現下の観光協会は一般
社団法人として発足間もない期間の中で、極めて不適切な運営方法や会計処理により、
観光協会自体が継続されるのか否かの危機にあります。そうした中、協会自身も運営改
善策を示すとともに、協会長以下執行理事が議会に対し多大な迷惑をかけたという旨の
陳謝と今後の協会再起へ向けた理解を、そしてまた協力を求めております。同時に、市
長もこの件に関しては最終的な責任は市長にあると表明をしております。このことは協
会トップと行政トップがそれぞれの立場において責任を重く受けとめていることにほか
なりません。そうした中、議会のとるべき今後の展望でありますが、端的に申し上げま
すと、それぞれの立場で責任を重く受けとめ、今後の再起を思う姿勢に対し見限るのか、
それとも将来を見据えた対応を講じるのかにあります。このことを考慮したとき、前に
も述べたように、責任の所在も明らかになる中では、議会としてもいま一度執行部とと
もに将来展望に道筋をつけるべく行動するのがそのあり方と考えます。
次に、2点目といたしまして、提出議案についての内容と、それに対する議会の対処
であります。本条例は全8条からなり、それに基づく施行規則全12条から構成をされ
ております。その中で最も注視するのが、貸し付け方法とそれに関係する担保と返還期
限であります。貸付金に対する利子は、現下の観光協会の経理内容からすると一定理解
せざるを得ない中での無担保と長期の返還期限であります。この点につきましては、施
行規則にうたわれているとおり、理事の中から少なくとも5名の連帯保証人を立てなけ
れば貸し付けは実行されないということになっていることと、特段の理由もなく返還が
できない場合は、条例で罰則条項として延滞利子を課すこととしております。このよう
に、かなりの制約、俗に言う縛りをきかした条例と施行規則である限り、議会の対処も
おのずと見えてくると考えます。
最後になりますが、3点目といたしまして、この件に対する議会の立ち位置でありま
す。端的に述べますと、一時的な視点に立って物事を判断をするのか、あるいは中長期
的に物事を捉え判断をするのかにあります。同時に、判断いかんによっては他の事業分
野へも波及があることを視野に入れて態度表明を行わなければなりませんが、こうした
点については後者のほうで臨むべきと考えます。すなわち、本市が策定いたしました第
1次香美市振興基本計画と実施計画の存在であります。ご承知のとおり、この振興基本
計画書策定に当たっては、市民の代表を初め各界、各層からなる有識者や学識経験者で
審議会が構成され、それぞれのもとで仕上げた計画書でございます。このことを考察す
るとき、我々議会も市民の代表からなる組織機関であり、執行部とともに協働してこの
施策推進に臨まなければなりません。なぜこのことを強調するかと申しますと、承知の
とおりこの基本計画、また実施計画の中には、賑わいを興すという項目で本市観光産業
の振興も盛り込まれております。つまり、本議案の結果いかんによっては本市の将来の
-38-
道しるべとも言うべきそれぞれの計画書について、またそれに伴う中長期的な財政計画
について修正や変更が出てくる場合がないとは言えません。一事業の変更でも他の事業
分野と深く連動していることを認識をするとき、果たしてそのことが市民の皆さん、ま
た本市にとっての影響を考えたとき利益につながるのか疑問を持つものであります。こ
うした点を考慮するとき、一時の事象に対し消極的または否定的意思を唱えるのも結構
ではありますが、やはり議会の立ち位置としては常に中長期的な視点に立って物事を判
断をし、決定を下すのが我々議会人の務めであると認識をするものであります。
したがって、今回提出される議案は、今後の香美市観光協会の運営に関して再起を促
進する意味からも、支援体制を構築するとともに香美市観光協会はもとより執行部、議
会が一丸となって運営の立て直し、正常化、そして健全化に向けて取り組むことが肝要
であると考える次第でございます。
以上申し上げまして、本議案の賛成の討論といたします。
○議長(西村成君)
暫時時間の延長をいたします。
次に、反対の方の討論はありますか。
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
6番、山崎晃子です。私は、議案第44号、一般社団法人香
美市観光協会運営資金貸付条例の制定についてに反対の立場で討論を行います。
本条例案は、過大な事業計画により資金ショートを起こした一般社団法人香美市観光
協会に資金貸し付けを行うための条例制定です。まず、指摘しなくてはならないのが、
返還期間もさることながら施行規則においてさらに5年の支払い猶予期間が設けられて
いる点、そして、条例第6条第1項では、返還猶予の要件に経済的な理由が挙げられて
いる点です。この2点によって保証人を5人つけるとはいえ、貸付金を積極的に回収す
る意思が読み取れません。一方で、本市は5万円、10万円でも学校給食費の滞納など
を公平性を保つためとして、時には訴訟まで起こし厳しい徴収をしています。その点で
の整合性はどうでしょうか。
また、不可解なのは平成25年5月31日をもって条例の目的を定めた第1条、貸し
付けることを定めた第2条、貸付金の額を定めた第3条第1項が失効する点です。この
条文を5月末日で失効させる必要がどこにあるのか、説明を聞いてもなお理解できませ
ん。第4条との関連も整理がつきません。施行規則にも同様の失効規定が附則にありま
すが、貸し付け2度目を防止する目的であれば、施行規則も残せばよいのではないでし
ょうか。なぜなら、施行規則第2条の条文には、観光協会が条例第2条に規定する資金
の貸し付けを受けようとする場合は、貸付金申請書に掲げる書類を添え、平成25年3
月31日までに市長に提出しなければならないとあります。この条文を残しておけばそ
れ以降の貸し付けは成立しません。あえて附則で貸付金の目的や貸し付けすること、貸
付金の額を失効させる必要性は認められません。ちなみに、類似した貸し付けを行って
いる東部のある自治体はそのような失効規定は設けておらず、貸付金の返済は10年間
-39-
の期限を切って、年間の支払い額も要綱で明示されているとのことでした。また、本条
例案は返還計画はあるものの返済計画がなく、不安要素の多い条例案と指摘せざるを得
ません。
以上の理由から反対の意を表明して討論とします。
○議長(西村成君)
次に、賛成の方の討論はありますか。
1番、有元和哉君。
○1番(有元和哉君)
1番、有元和哉です。議案第44号、一般社団法人香美市観
光協会運営資金貸付条例の制定について、賛成の立場で討論行わさせていただきます。
まず、傍聴の方々、またインターネットを通じて、また庁舎内で聞かれている市民の
方に前提としてお話をしておきます。決して市民が納得できるものではないと十分に理
解をして賛成の討論に当たらさせていただきます。多くの市民の方々が怒り心頭でこの
ようなことがあってはならない、その中でも私は最も腹立たしく感じている人間の1人
ではあります。
まず、この香美市観光協会については、従来市役所の行政職員が事務局を担っており
ました。行政職員が観光協会の事務局を担うということは市民に対する公平性をうたわ
なければなりません。そうすると、この香美市にとっての非常に特化した美しい部分、
いい部分を観光として伝えていくには多くの情報があり過ぎ、世界に発信していく、日
本全国に発信していくことがなかなか困難でございました。そこで、民間化を行うこと
によって香美市の観光のすばらしい部分を特化し発信すること、そしてそのすばらしい
部分を引き立てた上でそれに付随する観光地をもっと伸ばしていく、そしてすばらしい
町につなげていこうという思いで市長の政策として法人化されたものでございます。
市長自身も最後の責任は私にあるとおっしゃいますが、市長自身もこのようにはした
くなかった。議会の一般質問で私は言いました。市長に責任はないように感じる、理事
会にも責任がないように感じる、本当に責任があったのは誰なのか。多くの議員の方々
がおっしゃるように元専務の暴走状態にあったということ、そして理事会がそれを監督
できていなかったというのも1つの責任ではございますが、理事会に提出された資料に
は事業費の中に人件費が含まれていなかった、そういった事実等もございます。これか
ら、観光協会は民事訴訟も考え追及をしていくという話がございます。私自身、市が調
査に入った7月の時点で経理システムができ上がっていなかった、本来であればその時
点で事業費をとめ、指定管理費をとめ、市としてしっかりとした指導を行わけなければ
ならない、そういう状況であるかと思いますが、1年目の観光協会で、そしてまさかそ
のようなことをするというふうには誰が思ったでしょうか。我々議会ももう少ししっか
りと監督をしなければならなかった。これから元専務に対する責任については観光協会
が民事訴訟を踏まえ検討をしていくことと思います。そして、また市も雇用創造協議会
の関係等があり責任を追及していくという話でございます。そしたら、我々市民はどこ
を向かなければならないのか。やはり香美市の未来を考えなければなりません。この観
-40-
光協会が法人として設立された当初の目的、それを考えれば私たちはここで立ちどまる
わけにはいきません。観光協会を軸に観光業を伸ばし、アンパンマンに関連する施設が
近畿地方に再びできますが、それによって観光客が減少する、それで我々市民にはどれ
ほどの影響が出るか、皆さんはそれをどのように考えたことがあるでしょうか。私たち
はこれから観光という1つの部門を伸ばし税収を上げ、皆様の福祉サービス、そういっ
たものを維持していかなければならない重要な組織でございます。
ここからは感情論になってしまい理解をしていただけないかもしれませんが、この問
題が発覚してから数度観光協会のほうの事務局に参りました。その事務局の職員の顔を
見させていただきました。このまま香美市を終わらせてしまっていいというような顔の
者はおりませんでした。必死に悲壮感を持って、立て直さなければいけないそういった
意思のもと必死に働いておりました。我々は責任を追及して、その責任の所在を明らか
にしなければいけない。それは今後も続けていただきたい。しかし、ここで足踏みをす
る、そういったことをしていてはいけない。本来であれば市の政策であるという以上、
貸付金という形ではなく事業費の上乗せをしてでもという思いもありますが、あっては
ならない事件であったということ、そして市民にこれ以上被害を及んではいけない。利
息をつけずお金は貸す、後には戻ってきます。市民の皆様のもとにこの貸付金は戻って
きます。私は先ほど言いました17年先になってしまうかもしれない、将来の子どもた
ちに対してどのように考えているのか。しかし、私たちが考えなければいけないのはこ
れから将来の子どもたちに託す香美市の観光についてです。これほど悲壮感を持って必
死に働く職員がほかの観光協会にいるでしょうか。いま一度彼らにこの観光を託してみ
たい、そういった思いで賛成の討論をさせていただいております。
諸氏議員の皆様から反対の声もありました。企業努力であったり企業の原点がおかし
い、そういった話もございますが、これからはしっかりと改める十分過ぎる経験になっ
たと思います。同じようなミスが発覚するとは到底考えたくもありません。次に発覚す
るときは完全に法人を解散するときでございます。この観光協会は香美市の観光に全て
に影響をもたらす、そして香美市の観光を引き伸ばしていく重要な組織になっていただ
きたい。そして、また、今までのさまざな起こっている問題についてはしっかりと追及
をしていただくことを執行部に申し添えるとともに、私一議員の考えとして皆様にこの
観光協会を守っていただき、そして市民の皆様もいま一度市の政策とは一体何であるか、
そして市民とは、この市の政策にどうかかわっていくのか、それを考えこの観光協会に
いま一度チャンスを与えてやるという思いでどうかご理解をしていただきたい。なかな
かこれは理解できる問題ではございません。非常に腹立たしいことです。許されないこ
とです。しかし、私たちは追い込まれている地方の都市でございます。前を向いて進ん
でいかなければならない。今後も市長の責任を持ってしっかりと観光の振興に努めてい
ただきたいと思い、議案第44号に賛成の立場で討論とさせていただきます。よろしく
お願いいたします。
-41-
○議長(西村成君)
次に、反対の方の討論はありますか。
○議長(西村成君)
賛成の方の討論はありますか。
10番、小松紀夫君。
○10番(小松紀夫君)
10番、小松でございます。議案第44号に賛成の立場か
ら討論を行います。
本 議 案 は 、 香 美 市 観 光 協 会 に 対 し 運 営 資 金 と し て 無 利 子 で 上 限 2 ,0 0 0 万 円 の 貸 し
付けを行うという、極めて異例またかつ重要な条例案でございます。本市は龍河洞やア
ンパンマンミュージアムを初めとする豊かな観光資源や数々の特産品を有しております。
これらの観光資源や特産品を一体化してコーディネートすることにより、観光産業を推
進するためには観光協会の存在はなくてはならないとの認識から本条例案に賛成をする
理由を申し上げます。
まず、議員各位もご承知のように、現在の観光協会は一般社団法人として発足後ほん
のわずかな期間で、前専務理事による極めて不適切な運営方法や会計処理により存亡の
危機にございます。そうした中、本条例案の可否は再出発を期す観光協会に対し、また
本市の観光産業の将来に対する重要な判断となります。私はいま一度観光協会の主導に
より観光振興に取り組むことが必要と考えております。本条例案を否決をするというこ
とは観光協会を失うということであり、本市の観光振興にとって大きなダメージにほか
ならないからでございます。
本条例及び施行規則の中で注目すべき点は、貸付金の額及び利子、貸付金の返還、連
帯保証人でございます。この中で貸付金を無利子とすることとか、通常の融資では考え
られない貸付金の返還の方法、また返還の猶予、これは今の観光協会の経理内容からし
ますと理解をせざるを得ないところでございます。最も注目すべきは連帯保証人でござ
いまして、協会の理事のうち少なくとも5名の理事を連帯保証人に当てなければならな
いとございます。そこで、私は執行理事のお一人の方に会う機会がございましたので、
直接お会いをしてお伺いをしたことがございます。その中で仮に議会が貸付金を認めて
いただくならば、連帯保証人の5名は準備をしており、私も連帯保証人となって観光協
会の再生に尽力をしたいとのことでございました。無報酬の理事の皆さんが大きな負担
を負いながらも観光協会の再生に立ち上がっていることに感銘を受けました。また、そ
れと同時に、貸付金の将来的な返還は担保されたと確認をしたところでございます。
最後に、今回の観光協会の問題は前専務理事の責任であることは間違いございません
が、指定管理者を指定した市の責任、それを認めた我々議会にも責任がございます。そ
の責任の果たし方は観光協会の再生に向け側面からしっかり支援し、ともに観光振興に
全力を尽くすこと、そして今回の貸付金を計画どおりに返還ができるような運営改善に
もともに取り組むこと、また今回のような問題が二度と起こらないように指導、監督を
怠らないことだと考えております。
また、唯一の収益部門でございますべふ峡温泉が当初の思惑どおりに機能をしなかっ
-42-
た、このことも今回の問題につながった一因ではないかと考えるところでございます。
観光協会の平成25年度収支予算案によりますと、経常損益がプラスの600万円余り
となっておりますが、よほど努力をしなければ人件費の削減だけでは達成できないので
はないかと考えるところでございます。べふ峡温泉の職員の皆さんには、今さらながら
ですけれどもその立場をしっかりと自覚をしていただくよう申し添え、香美市観光協会
の再生を願い賛成の討論といたします。
○議長(西村成君)
ほかに討論はありませんか。
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第44号を採決をいたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。起立多数であります。よっ
て、議案第44号は、原案のとおり可決されました。
山﨑眞幹君、爲近初男君、千頭洋一君、比与森光俊君の入場を許可します。
(3番、山﨑眞幹君、7番、爲近初男君、8番、千頭洋一君、21番、比与森光俊君
入
場)
○議長(西村成君)
続きまして、日程第43、議案第42号、平成24年度香美市
一般会計補正予算(第8号)を議題とします。
まず、執行部から提案理由の説明を求めます。政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
議案第42号、平成24年度香美市一般会計補
正予算(第8号)について説明いたします。
平成24年度香美市一般会計補正予算(第8号)
平成24年度香美市の一般会計補正予算(第8号)は、次に定めるところによる。
(歳入歳出予算の補正)
第1条
歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 歳 入 歳 出 そ れ ぞ れ 4 億 3 ,3 0 2 万 8 ,0 0 0 円 を 追 加
し 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 を 歳 入 歳 出 そ れ ぞ れ 1 5 7 億 2 ,4 7 4 万 5 ,0 0 0 円 と す る 。
2
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳
出予算の金額は、「第1表
歳入歳出予算補正」による。
(繰越明許費の補正)
第2条
繰越明許費の変更は、「第2表
繰越明許費補正」による。
(地方債の補正)
第3条
地方債の変更は、「第3表
地方債補正」による。
平成25年3月15日提出、香美市長
門槇夫
提案理由、今回の補正は国における予備費及び補正予算への対応等に伴うものです。
なお、「第1表
歳入歳出予算補正」42-3ページから42-9ページまでと、それ
と歳入歳出補正予算事項別明細書、42-12ページから同14ページまで、次に、
-43-
款・項・目・節の内訳、これ42-15ページから同20ページまで、これにつきまし
ては、議案等細部説明書の中で概要をお示しをしておりますので省略させていただきま
す。
続きまして、42-10ページ、「第2表
繰越明許費補正」につきまして説明いた
します。
2 款 、 総 務 費 、 1 項 、 総 務 管 理 費 で 1 事 業 7 ,7 2 5 万 円 。 6 款 、 農 林 水 産 業 費 、 1
項 、 農 業 費 で 1 事 業 9 4 6 万 8 ,0 0 0 円 、 同 2 項 、 林 業 費 で 2 事 業 で う ち 1 事 業 は 変
項 で 4 ,0 1 0 万 円 の 増 と あ と 1 事 業 が 追 加 で 4 ,0 1 0 万 円 。 8 款 、 土 木 費 、 2 項 、 道
路 橋 梁 費 で 1 事 業 3 ,2 1 0 万 円 、 同 6 項 、 住 宅 費 で 2 事 業 5 ,1 4 0 万 2 ,0 0 0 円 。
9 款 、 消 防 費 、 1 項 、 消 防 費 で 1 事 業 2 ,6 2 8 万 円 。 1 0 款 、 教 育 費 、 2 項 、 小 学 校
費 で 1 事 業 1 億 1 ,1 6 9 万 5 ,0 0 0 円 、 3 項 、 中 学 校 費 で 1 事 業 2 ,3 3 8 万 1 ,0 0
0円の補正といたしました。
なお、繰り越し理由につきましては、国における予備費及び予算補正対応に係るもの
です。
次に、42-11ページ、「第3表
地方債補正」につきましては、4事業について
変 更 し 、 ま ず 基 幹 集 落 セ ン タ ー 整 備 事 業 に つ い て は 3 ,4 5 0 万 円 を 、 農 業 施 設 整 備 事
業 に つ き ま し て は 8 9 0 万 円 を 、 林 道 整 備 事 業 に つ き ま し て は 3 ,2 3 0 万 円 を そ れ ぞ
れ 追 加 、 そ し て 義 務 教 育 施 設 整 備 事 業 に つ い て は 、 改 造 で 7 ,4 7 0 万 円 と 合 計 で 1 億
5 ,0 4 0 万 円 を 増 額 し 、 限 度 額 を 1 0 億 9 ,3 8 0 万 円 と い た し ま し た 。
なお、起債の方法、利率、償還の方法につきましては補正前と同じです。
以上で補足説明を終わります。ご審議よろしくお願いいたします。
○議長(西村成君)
説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑はありませんか。
13番、大岸眞弓君。
○13番(大岸眞弓君)
16ページでお尋ねします。
市債ですが、この説明のところに旧合併特例債がこのように出ておりますが、合併特
例債がこの事業に使う分を入れまして幾ら使うことになるのか。現在までのその残高と
いいますか使う額がわかりましたらお願いします。
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
今回の補正はですね、別紙でこのあたりをこう
さび分けてつけておりません。この後ろの端の42-21ページに現在高の見込みに関
する調書というのがございますけども、この中のその6の一般単独事業債の中にこれ含
まれておるわけでして、これを抜き出してやるということになってきますと第7号補正
に、今回ここに出ておりますそれぞれの細かい部分の数字を足したら合計が出るという
ことになります。合計額を手元に持っておりませんので(後に「平成24年度は合併特
例 債 に つ い て は 5 億 8 ,7 6 0 万 円 に な る 」 と 説 明 あ り ) 、 考 え 方 と し た ら そ う い う こ
-44-
とであるというふうにご理解いただきたいと思います。
以上です。
○議長(西村成君)
ほかに質疑はありませんか。
5番、濱田百合子君。
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田です。15ページでお伺いします。
2項の国庫補助金、4節の防災・安全交付金っていうのが国から来るようになってお
ります。これを説明のほうで見ますと、国庫補助金のほうが国の補正予算に対応する道
路ストック総点検委託事業というふうにも書かれておりますが、これは昨年通学路の安
全点検をされたと思うんですが、これは国側の要望で各自治体がしてたと思うんですが、
それを受けて国が道路の状況を総点検しなさいというようなことに対する委託というよ
うなこともこの防災・安全交付金の中に入っているんでしょうか伺います。
○議長(西村成君)
建設課長、宮地和彦君。
○建設課長(宮地和彦君)
はい。道路ストックというのはトンネル事故がございま
したわね。基本的には道路の橋梁とかトンネルとかそういう道路の点検の業務でござい
ます。
○議長(西村成君)
ほかに質疑はありませんか。
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
はい。6番、山崎です。17ページです。
17の民生費の障害者福祉費のほうですけど、法改正に伴うシステム改修ということ
ですけれども、障害者自立支援法から来年障害者総合支援法に改正されるわけですけれ
ども、どういった点が改正になるのかお聞きをいたします。
○議長(西村成君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
○福祉事務所長(岡本明弘君)
法改正の分とこの補正に関係する法改正の分のこと
でしょうか、ちょっとその辺が。
○議長(西村成君)
6番、山崎晃子君。
○6番(山崎晃子君)
これはその障害者自立支援法に変わりますよね、来年から。
それでこのシステムが変わるというふうに理解したがですけれども。
○議長(西村成君)
福祉事務所長、岡本明弘君。
○福祉事務所長(岡本明弘君)
はい。この法改正については、平成25年4月から
の分と平成26年4月からの分の改正がありまして、今回の分は平成25年の4月から
の改正の分です。
それで、まず1つは法律の名前が変わります。その分の改修費とそれと障害者の中に
難病の患者の方が含まれるということ、この2点が平成25年の4月からの改修の分で
す。
○議長(西村成君)
ほかに。
14番、片岡守春君。
-45-
○14番(片岡守春君)
14番、片岡です。
19ページの15節、この駐車場の整備ですけれども、これは宝町にある住宅と黒土
にある8世帯、宝町は16世帯です、この住宅について駐車場を整備するということで
すが、これは僕は数年前にも質問をさせてもらったときには、黒土については8世帯の
ところには駐車場にする用地がないのでできないということ、それから宝町については
用地はあるけれども、その駐車場として指定の区画をつくったら料金を徴収されるとい
うことで住民がそれを望んでないということでその設置はしないという答弁でしたが、
それはどういうように変わったのか。黒土についてはその用地は確保できたのかどうか。
それから、宝町についてはそういう指定してここにとめなさいということになった場合
に、料金徴収についても合意がなされたのかどうかその点。
それから、もう1つ、物部のセトル成矢というか市営住宅の改修工事が予算化されて
ますけれども、これは住民が生活をしている状態で、こういうお金でどういう改修工事
をするのか、その2点お願いします。
○議長(西村成君)
管財課長、岡本博臣君。
○管財課長(岡本博臣君)
お答えいたします。
中央1号団地、中央2号団地の駐車場につきましては、今まで特定の駐車場がござい
ませんでしたので今回中央1号団地に20台分、そして中央2号団地に8台分の駐車場
を整備しまして、入居者の利便性の向上とともに不法駐車の防止による環境整備を図る
ものでございます。その以前のことにつきましては私もちょっと承知しておりませんの
で、具体的な中身につきましてはちょっとわからないところがありますけど。いずれの
団地につきましても、今までその用地については舗装もされてなくて、その広場に駐車
はしておったけど料金もとってなかったというふうなことで今回きれいに整備しまして、
さっき説明しましたようなその環境整備を図るということでございます。ちょっとその
以前のことにつきましては、ちょっと理解をしておりませんので申しわけございません
(後に「団地の北側の公園を利用する」と説明あり)。
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
先ほど大岸議員からご質問いただきましたこと
について、ちょっと積算をいたしましたのでお答えいたします。
今 回 の 分 を 足 し ま し て で す ね 、 合 併 特 例 債 に つ き ま し て は 5 億 8 ,7 6 0 万 円 に な り
ます、平成24年度は。
以上です。
○議長(西村成君)
物部支所地域振興課長、和田
○物部支所地域振興課長(和田
隆君)
隆君。
はい。セトル成矢の改修工事でありますけ
れども、平成7年から入居が始まっておりますけれども、屋根部分とか外壁塗装、傷ん
でますのでそういう改修工事を行いたいというところです。
○議長(西村成君)
ほかに。
-46-
13番、大岸眞弓君。
○13番(大岸眞弓君)
積算をしていただきまして、ただ、その平成24年度のみ
の額をおっしゃいました。私が聞きたいのはこれまでの累積額をお聞きしたかったので
す。示されませんでしたので、もう言いたいことはおわかりと思いますけれども、交付
税の算定利率がいいとはいえ、もう一本算定になりましたら地方交付税が減り始めます
ので、その辺の返還計画といいますか大丈夫かということを言いたかったわけです。そ
れで額をどのように積算して、どういう返還計画でもってやられるおつもりかなと思っ
て。課長ですのでその辺のあたりはきちんと計算はされてると思うんですけども、その
あたりをお聞きしたかったのでございます。
○議長(西村成君)
政策企画財政課長、濵田賢二君。
○政策企画財政課長(濵田賢二君)
済みません。質問の趣旨を十分によう認識して
ませんで、平成24年度だけの累計を申し上げた状況でございます。財政運営について
のご心配をいただきゆうところですけども、こういったふうに事業をこう、今回あたり
もその国の補正対応等に対して前倒しをしたりしながらやっておるわけですけども、こ
のあたりを見てもですね、新しくその事業をつくっているんじゃなくって予定していた
事業を前倒ししておるわけでして、そこのあたりも考えながら今押さえておる数字で言
い ま す と 、 ピ ー ク 時 に 実 質 公 債 比 率 が 1 7 .3 % と 、 1 8 .0 % ま で 届 き ま せ ん の で 安 定
的な財政運営状況は維持できるという想定でやっておりますので、その点ご承知いただ
きたいと思います。
以上です。
○議長(西村成君)
○13番(大岸眞弓君)
13番、大岸眞弓君。
国の大型補正と時々何か当然補正がやってきて年度を限っ
てね使いなさいという、それで随分一般会計のほうが助けられた部分があると思うんで
すけれども。余計なことかもしれませんけど、それが巨額の基金に積み上がっているの
かなあという感想を持ちました。返還計画があるようでしたら結構だと思います。
以上です。
○議長(西村成君)
ほかに質疑はありませんか。
14番、片岡守春君。
○14番(片岡守春君)
14番、片岡です。
先ほど答弁をいただいた市営住宅の舗装のことですけど、黒土の8世帯のところは宝
町と違って駐車場にする部分が前の答弁ではとれないということでしたが、あそこには
南側に市の土地で遊休地として遊ばしているところがあるが、そこを埋めての駐車場と
いうことで判断をしたらいいのか、その点が1点と。
それから、18ページの15節、これ商店街の側溝の改修をやられていると思います。
今道路の南側を東から西向いて工事は進行していると思うんですけど、この予算でどこ
まで工事が進んで完成するのかわかればお願いします。
-47-
それから、19ページの19節、住宅等耐震化促進事業補助金ですが、この金額で何
戸分になるのかお尋ねします。
○議長(西村成君)
○建設課長(宮地和彦君)
建設課長、宮地和彦君。
はい。商店街の側溝の関係ですが、百石のほうへ行って
ですね、また南側のルートも順次、一応前にご質問にお答えしたとおりですね、商店街
の通りは全部進めていきたいというのが全体計画に上がっておりますので、順次進めて
いきます。今回の場所についてはちょっと今資料を持っておりませんので(後に説明あ
り)。
○議長(西村成君)
まちづくり推進課長、今田博明君。
○まちづくり推進課長(今田博明君)
片岡議員の19ページの住宅等耐震化促進事
業補助金の内訳についてお答えをいたします。
この補正予算で想定しておりますのが、耐震診断が60戸、そして設計、改修ともに
21戸、そしてブロック塀の改修補助が6件でございます。なお、平成25年度の当初
予算にも予算計上を一部さしていただいておりますので、あわせますと平成25年度に
実施できる事業としまして耐震診断が60戸、そして設計、改修ともに25戸、そして
ブロック塀の改修工事が10戸ということになります。
以上です。
○議長(西村成君)
片岡議員の駐車場の件は調査に行きましたので、後ほどお答
えいただきます。
ほかにありませんか。
5番、濱田百合子君。
○5番(濱田百合子君)
5番、濱田です。20ページで伺います。
教育費ですけれども、説明書のほうにもありますけど、小学校で山田、楠目小学校の
大規模改造事業、大宮小学校の防災機能強化改修事業、そして、中学校のほうでは大栃
中学校の大規模改造事業ということで委託料ということで入ってますけれども、これは
前倒しをしてやるようなこの補正でしたと思うんですけども、どんなふうな工事をする
のかお願いいたします。
○議長(西村成君)
教育次長兼教育振興課長、後藤博明君。
○教育次長兼教育振興課長(後藤博明君)
はい。お答えいたします。
まず、小学校のほうでございますが、これは山田小学校におきましてはトイレ、それ
から楠目小学校におきましてもトイレ、あともう1つ、今まで大宮小学校におきまして
は耐震、それからいろいろ設備しておりましたが、北棟と申しますかランチルーム、あ
ちらのほうの棟が全然手つかずでおりました。そこの部分の改修です。それと平成21
年9月に建築基準法の施行令が改正されましてエレベーターの改修が義務づけられてお
りまして、それにつきましてこれは駆動動装置といいまして揺れのときに制御装置、二
重の安全装置をしなさいという指示が来ておりまして、それについての改修でございま
-48-
す。それから、大栃中学校につきましては、これも障害者用のトイレを1階か2階へ設
置するという部分でございます。大体大まかな工事はそういったことです。
○議長(西村成君)
ほかに。
管財課長、岡本博臣君。
○管財課長(岡本博臣君)
お答えいたします。
中央2号団地の駐車場の件ですけど、団地のですね北側に公園があるようですけど、
そこを利用するにしております。
○議長(西村成君)
○建設課長(宮地和彦君)
建設課長、宮地和彦君。
はい。片岡議員から先ほど聞かれた商店街の場所でござ
いますが、東本町5丁目、自分もちょっと、クリーニング屋があるところをご存じでし
ょうか。あそこから起点して約300メートルぐらいを予定しています。
○議長(西村成君)
ほかにありませんか。
○議長(西村成君)
質疑がないようですので、これで質疑を終わります。
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
○議長(西村成君)
書面を添えて動議を提出したいと思います。
ただいま修正動議が出されましたので、その写しを配付いた
します。
(修正動議を配付)
○議長(西村成君)
○議長(西村成君)
暫時ここで休憩いたします。
(午後
4時34分
休憩)
(午後
4時44分
再開)
正場に復します。
休憩前に引き続き会議を行います。
本案に対して、山﨑龍太郎君ほか4人からお手元にお配りしました修正動議が提出さ
れました。この動議は2人以上の発議者がありますので成立いたします。したがって、
これを本案をあわせて議題とし、提出者の説明を求めます。
12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
12番、山﨑龍太郎です。
平成25年3月15日、香美市議会議長
発議者
同
香美市議会議員
西村成殿
山﨑龍太郎、同
片岡守春、同
大岸眞弓、同
山崎晃子、
濱田百合子
議案第42号
平成24年度香美市一般会計補正予算(第8号)に対する修正動議
上記の動議を、地方自治法第115条の3及び香美市議会会議規則第17条第1項の
規定により別紙のとおり修正案を添えて提出します。
議案第42号
平成24年度香美市一般会計補正予算(第8号)に対する修正案
議案第42号
平成24年度香美市一般会計補正予算(第8号)の一部を次のように
-49-
修正する。
第1表
歳入歳出予算補正の一部を次のように改める。
7 款 、 1 項 、 商 工 費 2 ,0 0 0 万 円 を 1 ,0 0 0 万 円 に 減 額 修 正 を 求 め る も の で あ り ま
す。
詳細については添付資料をご参照ください。
以上よろしくお願いします。
【修正動議
○議長(西村成君)
巻末に掲載】
修正案の説明が終わりました。
これより、修正案に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで修正案に対する質疑を終わりま
す。
これから討論を行います。
まず、初めに、議案42号の原案に賛成の方の発言を許します。討論はありませんか。
15番、竹平豊久君。
○15番(竹平豊久君)
15番、自由クラブ、竹平です。
議案第42号、平成24年度香美市一般会計補正予算(第8号)の原案に賛成する者
として討論を行います。
本議案の原案につきましては、議案第44号で原案を執行する際の根拠となる条例と
施 行 規 則 に の っ と っ た 額 と し て 、 香 美 市 観 光 協 会 貸 付 金 2 ,0 0 0 万 円 が 計 上 さ れ て お
ります。この予算を執行する際の根拠とする条例と施行規則をうたった議案第44号に
つきましては、先ほど可決されたところでございます。したがいまして、その額を計上
し 、 あ わ せ て 総 額 4 億 3 ,3 0 2 万 8 ,0 0 0 円 の 平 成 2 4 年 度 香 美 市 一 般 会 計 補 正 予 算
(第8号)の原案については事務の停滞を起こすことなく、ほかの計上されている市民
生活に直結する事業予算とともに早期に事務執行を行い、市民サービス向上につなげる
べきとして原案に対する賛成討論といたします。
○議長(西村成君)
次に、原案及び修正案に反対の方の発言を許します。討論は
ありませんか。
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。
次に、原案に賛成の方の発言を許します。討論はありませんか。
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。
次に、山﨑龍太郎君ほか4人から提出の修正案に賛成の方の発言を許します。討論は
ありませんか。
13番、大岸眞弓君。
○13番(大岸眞弓君)
13番、大岸眞弓です。私は、議案第42号、平成24年
度香美市一般会計補正予算(第8号)の修正案に賛成の討論を行います。
-50-
本補正予算案原案では、国の大型補正を受けて基幹集落センターの耐震、改修事業や、
林道の開設、小学校の施設改修工事など防災面からも急がれる事業が多く計上されてい
ます。全体として賛同すべき内容でありますが、その中で歳出7款、観光費の中の貸付
金 の 額 に つ い て は 同 意 で き ず 、 1 ,0 0 0 万 円 と 修 正 し た も の を 発 議 い た し ま し た 。
これにつきましては、議会はこの間観光協会の一連の経過について議員協議会や一般
質問等で説明を受けてきました。昨年末に前専務理事の不適切な金銭管理が市の調査で
発覚した際、市は観光協会理事会に対し社会通念に照らし厳正な処置を求めると指導し
た旨、議員協議会で明らかにされました。厳正な処置はと聞くと、公務員一般職なら懲
戒解雇だというご答弁だったかと思います。しかし、理事会では辞職を承認し、その後
新たに資金ショート問題が起こり、その対応に現在追われているところであります。前
専務理事はみずからのことの原因を明らかにするという態度は示されず、理事会もそれ
以上追及しないという極めて歯切れの悪い話であります。民事訴訟も辞さないと言って
おりますが、それで市民にすっきりした説明がされるでしょうか。
一方、資金ショート問題ですが、これも主な原因は前専務理事が当初の計画にない過
大な雇用をしたことにあるという報道もありました。理事会には虚偽の収支報告をし、
市に対しては途中から理事会にも呼ばず、独断で進めてきた結果資金不足に陥ったとい
うのが経過です。そのあおりを受けて解雇された職員のあることを銘記しなければなり
ません。この点では、本日の質疑の中でも、また協会側からも解雇や辞職をされた職員
さんらへの何らの顧慮も見えてこないのは本当に残念でございます。これは人道上の問
題であるのです。一般質問等を通じ、市長は責任を認めた上で今回補正で観光協会への
貸 付 金 2 ,0 0 0 万 円 を 計 上 さ れ て お り ま す が 、 議 案 第 4 4 条 の 貸 付 条 例 の 審 議 等 で も
述べましたとおり、一連の経過も含めこのような貸し付けは市民感情からして納得のい
くものではありません。
しかしながら、私たちは観光協会の立ち直りに際し、関係業者への支払いや職員の給
与 も 遅 滞 し て い る よ う な 状 態 は 回 避 し な け れ ば な ら な い と の 判 断 か ら 1 ,0 0 0 万 円 の
貸し付けは認め、残りを減額修正といたしました。観光協会におかれては、今後は公益
事業と収益事業を分けて、入りと出を明確にし、透明性のある事業運営で観光産業の発
展に尽くされるよう願うものです。今後は協会一丸となって香美市の魅力を全国に発信
していただき、たくさんのお客様が訪れる香美市となることを期待して、修正動議への
賛成討論といたします。
○議長(西村成君)
ほかに討論はありますか。
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これより、議案第42号、平成24年度香美市一般会計補正予算(第8号)を採決を
いたします。
まず、本案に対する山﨑龍太郎君ほか4人から提出された修正案について、起立によ
り採決をいたします。
-51-
本修正案に賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。起立少数であります。よっ
て、修正案は否決されました。
次に、原案について起立により採決いたします。
原案に賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。起立多数であります。よっ
て、議案第42号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第44、議案第43号、平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正
予算(第3号)を議題とします。
まず、執行部から提案理由の説明を求めます。上下水道課長、岡本博章君。
○上下水道課長(岡本博章君)
議案第43号、平成24年度香美市公共下水道事業
特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。
平成24年度香美市の公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めると
ころによる。
(歳入歳出予算の補正)
第1条
歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 歳 入 歳 出 そ れ ぞ れ 5 4 1 万 3 ,0 0 0 円 を 追 加 し 、 歳
入 歳 出 予 算 の 総 額 を 歳 入 歳 出 そ れ ぞ れ 5 億 4 ,1 8 6 万 9 ,0 0 0 円 と す る 。
2
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳
出予算の金額は、「第1表
歳入歳出予算補正」による。
(繰越明許費の補正)
第2条
繰越明許費の変更は、「第2表
繰越明許費補正」による。
(地方債の補正)
第3条
地方債の変更は、「第3表
地方債補正」による。
平成25年3月15日提出、香美市長
門槇夫
補正内容につきましては議案細部説明のとおりでございます。よろしくお願いいたし
ます。
○議長(西村成君)
説明が終わりましたので、これから質疑を行います。質疑は
ありませんか。
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第43号を採決いたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
-52-
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第43号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第45、議案第45号、香南香美地区障害者自立支援審査会共同設置規約
の一部を変更する規約についてを議題とします。
まず、執行部から提案理由の説明を求めます。福祉事務所長、岡本明弘君。
○福祉事務所長(岡本明弘君)
議案第45号、香南香美地区障害者自立支援審査会
共同設置規約の一部を変更する規約について
地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の7第2項の規定に基づき、香南
香美地区障害者自立支援審査会共同設置規約の一部を次のように変更することについて、
議会の議決を求める。
平成25年3月15日提出、香美市長
門槇夫
香南香美地区障害者自立支援審査会共同設置規約の一部を変更する規約
第1条中「障害者自立支援法」を「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援す
るための法律」に改める。
附
則
この規約は、平成25年4月1日から施行する。
提案理由は細部説明のとおりです。
以上です。
○議長(西村成君)
説明が終わりましたので、これから質疑を行います。質疑は
ありませんか。
質疑はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第45号を採決いたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第45号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第46、議案第46号、香美市立繁藤診療所の指定管理者の指定について
を議題とします。
まず、執行部から提案理由の説明を求めます。健康介護支援課長、凢内一秀君。
○健康介護支援課長(凢内一秀君)
議案第46号、香美市立繁藤診療所の指定管理
-53-
者の指定について
次のとおり香美市立繁藤診療所の指定管理者を指定するため、地方自治法(昭和22
年法律第67号)第244条の2第6項の規定により議会の議決を求める。
1
公の施設の名称
香美市立繁藤診療所
2
指定管理者となる団体の名称
医療法人大博悠会
3
指定管理者となる団体の所在
長岡郡大豊町中村大王1497番地1
4
指定の期間
平成25年4月1日から平成26年3月31日まで
平成25年3月15日提出、香美市長
門槇夫
2ページ目のほうに指定管理者の概要を載せております。
繁藤診療所につきましては、ここ数年間平成20年度あたりより平均受診者数が
0 .9 人 か ら 1 .4 人 の 1 日 当 た り で す が 、 年 に よ っ て 変 動 は あ り ま す が 少 な い 状 況 が 続
いておりました。本年度末で指定管理期間が終了するということもありましたので、平
成25年度以降の指定管理を方向性を決めていくということで、指定管理を受けていた
だいてます大杉中央病院並びに地域住民の方にご相談を申し上げながら今後の方向性を
決めてきたところです。
それで、平成25年度につきましては週1回という診療にさせていただいて、また平
成24年度の状況も見てその後のことは相談させていただくということで、本年9月に
再び地域のほうへも入らせていただきまして、平成24年度の受診状況等を説明しまし
て、ただいま申しましたように平成25年度は週1回の診療と、そして平成26年度以
降は大幅に受診者数の改善等がなければ平成26年度以降はもう廃止とさせていただく
ということでご理解をいただきましたので、指定管理期間を1年ということにいたして
おります。
以上です。
○議長(西村成君)
説明が終わりましたので、これから質疑を行います。質疑は
ありませんか。
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第46号を採決いたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、議案第46号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第47、意見書案第1号、自治体における防災・減災のための事業等に対
する国の財政支援の継続を求める意見書の提出についてを議題とします。
-54-
提出者からの提案理由の説明を求めます。12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
意見書案第1号、自治体における防災・減災のための事
業等に対する国の財政支援の継続を求める意見書の提出について
地方自治法第99条の規定により、衆・参両議院議長及び内閣総理大臣並びに関係各
大臣に対し、下記の意見書を提出します。
西村成殿、提出者
平成25年3月15日提出、香美市議会議長
山﨑龍太郎、賛成者
同
山﨑眞幹、賛成者
同
香美市議会議員
島岡信彦
自治体における防災・減災のための事業等に対する国の財政支援の継続を求める意見
書(案)
地方自治体が所有・管理する社会資本(道路橋梁、上下水道等)の整備は、高度経済
成長期の発展とともに、昭和40年代後半から加速化した背景があり、現在多くの社会
資本が建設後30~50年を迎え、経年劣化により防災・減災対策等が大きな課題とな
っています。
社会資本は生活の基盤であるだけでなく、災害時には住民の生命・財産を守る機能も
あり、住民生活の安心・安全確保のためにも、その適切な維持管理が必要ですが、近年
の社会経済情勢による税収減少や社会保障関係経費の増加による自治体財政の悪化等か
ら、思うに任せない状況です。
国土交通省の調査でも、自治体が管理する道路橋で老朽化のための補修が必要な全国
およそ6万の橋のうち89%が、厳しい財政状況などを背景に補修されないままになっ
ていることがわかったと報告がありました。
今回、「老朽化した社会インフラの整備」にも重点を置いている2012年度の補正
予算が可決されましたが、この時期の補正予算では事業の選択、そして、決定までの期
間が短く有効に活用できないことも懸念されますし、社会資本整備については、中長期
的なビジョンに基づいて行うべき課題であります。
よって、国におかれては、橋梁等の道路施設の長寿命化に資する耐震化や維持補修及
び架け替え、上下水道等の社会資本の老朽化の更新や維持補修、及び防災拠点となる施
設などの耐震化等による防災機能強化にかかる補助採択基準の緩和や補助率の引き上げ
など、国庫補助制度の拡充、交付対象事業の範囲拡大等の財政支援を拡充する等、今後
も、自治体における防災・減災のための事業等に対する国の財政支援の継続を強く求め
ます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成25年3月15日、衆議院議長
理大臣
安倍晋三殿、総務大臣
下村博文殿、農林水産大臣
高知県香美市議会議長
林
伊吹文明殿、参議院議長
新藤義孝殿、財務大臣
芳正殿、国土交通大臣
西村成
以上よろしくお願いします。
-55-
平田健二殿、内閣総
麻生太郎殿、文部科学大臣
太田昭宏殿
【意見書案第1号
○議長(西村成君)
巻末に掲載】
説明が終わりました。これから本案の質疑を行います。質疑
はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これから意見書案第1号を採決いたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、意見書案第1号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第48、意見書案第2号、在日米軍の駐留経費「思いやり予算」を、被災
者支援に充てるよう求める意見書の提出についてを議題とします。
提出者から提案理由の説明を求めます。13番、大岸眞弓君。
○13番(大岸眞弓君)
13番、大岸眞弓です。
意見書案第2号、在日米軍の駐留経費「思いやり予算」を被災者支援に充てるよう求
める意見書の提出について
地方自治法第99条の規定により、衆・参両議院議長及び内閣総理大臣並びに関係各
大臣に対し、下記の意見書を提出します。
平成25年3月15日提出、香美市議会議長
大岸眞弓、賛成者
同
片岡守春、賛成者
同
西村成殿、提出者
香美市議会議員
山崎晃子
提案理由を朗読いたしまして説明といたします。
在日米軍の駐留経費「思いやり予算」を被災者支援に充てるよう求める意見書(案)
政 府 は 2 0 1 3 年 度 予 算 案 に お い て 「 思 い や り 予 算 」 と し て 1 ,8 6 4 億 円 を 計 上 し
ています。「思いやり予算」は在日米軍の駐留経費の一部で1978年から始まりまし
たが、在日米軍基地で働く従業員の労務費のほか、基地内の映画館、ボウリング場、プ
ールなどの娯楽施設や家族住宅建設、電気、ガス、水道などの光熱水費にも充てられて
います。
在日米軍の駐留経費については、日米地位協定でさえ、「基地の提供以外は日本国に
負担をかけないで合衆国が負担する」となっており、この拠出には法的根拠がありませ
ん。
東日本大震災から、約2年が経過し、いまだに30万人以上の方々が避難生活を余儀
なくされ、住宅も仕事も再建の目途が立たない状況が続いています。
よって政府におかれては、米軍駐留経費の「思いやり予算」を、東日本大震災の被災
-56-
者支援に充てるよう強く要望します。
平成25年3月15日、衆議院議長
理大臣
安倍晋三殿、財務大臣
伊吹文明殿、参議院議長
麻生太郎殿、防衛大臣
平田健二殿、内閣総
小野寺五典殿、外務大臣
岸
田文雄殿
高知県香美市議会議長
西村成
以上でございます。同僚議員のご賛同よろしくお願いいたします。
【意見書案第2号
○議長(西村成君)
巻末に掲載】
説明が終わりましたので、これから質疑を行います。質疑は
ありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。まず、反対の方の討論を許します。
はい。竹平豊久君。
○15番(竹平豊久君)
15番、自由クラブ、竹平です。
意見書案第2号、在日米軍の駐留経費「思いやり予算」を、被災者支援に充てるよう
求める意見書について、提出に反対の立場から討論を行います。
本意見書案は、提出すること自体に意義があるのか、議会の立ち位置を考えた場合甚
だ疑問を呈するものであります。すなわち、およそ予算というものはどういった成り立
ちのものかに尽きます。国、地方自治体ともその予算計上をする場合、各事業ごとに精
査し、その結果趣旨、目的に意味や意義、そしてまた効果を勘案し、さらにその事業へ
の背景や事業成果を予測し裏打ちがされたものを予算とするとき、今回提出されている
意見書案は甚だ短絡的な発想と言わざる得ません。
なぜなら、被災者支援の財源となる復興予算にしろ、この文面で言う「思いやり予
算」は先ほど述べた予算組み立てや事情、背景に基づき予算計上されたものであります。
特に、被災者支援を含めた復興予算につきましては、ご承知のとおり全国民が被災され
た県や県民の皆様方に対し、国民合意のもと復興財源を確保すべく予算を組んでおりま
す。その中身はと申しますと、復興予算として2015年までに少なくとも19兆円余
を 支 出 す る と し 、 そ の う ち 1 0 .5 兆 円 は 復 興 増 税 で 賄 う こ と と い た し ま し て 、 こ の 内
容 と い た し ま し て は 2 0 1 3 年 1 月 か ら 2 5 年 間 所 得 税 に 税 率 の 2 .1 % 、 2 0 1 4 年
6 月 か ら 1 0 年 間 住 民 税 に 年 間 1 ,0 0 0 円 を 上 乗 せ す る と し て お り ま す 。 こ れ は 被 災
地でも例外ではないものの、震災復興に広く国民がかかわっていることを物語っており
ます。
こうした中、従来より実行されてきたいわゆる「思いやり予算」に対し、復興支援に
名をかりるがごとく削減を働きかけるようなその発想が理解しがたいのです。何の予算
であれ、その事業に係る予算の定義を称しているならば、ほかの予算へ絡めて主張する
姿勢はいかがなものかと言わざるを得ません。短絡的発想と偏狭的な視野で物事に臨む
-57-
と、果ては整合性の取れない矛盾をはらんだものになることをよく認識しなければなら
ないと考えるものでございます。
以上の点を申し上げまして、香美市議会としての本意見書案提出には反対をいたしま
す。
以上です。
○議長(西村成君)
次に、原案に賛成の方の発言を許します。討論はありません
か。
14番、片岡守春君。
○14番(片岡守春君)
14番、片岡守春です。意見書案第2号、在日米軍の駐留
経費「思いやり予算」を、被災者支援に充てるよう求める意見書の提出について賛成討
論を行います。
東日本大震災から早くも丸2年がたちました。報道によれば今年2月7日現在で死者
1 万 5 ,8 8 2 人 、 行 方 不 明 者 が 2 ,6 6 8 人 、 仮 設 や 借 り 上 げ 住 宅 で 避 難 生 活 を 送 る 人
は 3 1 万 5 ,1 9 6 人 と な っ て い ま す 。 狭 い 居 住 ス ペ ー ス や 先 が 見 え な い 状 況 の も と 、
配偶者間暴力、DVの相談件数が福島、宮城で過去最高を更新するなど、いまだにつら
い状況に置かれています。被災者生活再建支援金などの復興支援策もとられていますが、
移転先のめどが立たない、高齢化や家計の困窮で自宅再建を断念する世帯もふえつつあ
るとのことです。今被災者の方々は安心して暮らせる住まいの確保や生活費への支援を
望んでいます。
こうした中、国の復興予算は2015年度までの復興財源の枠組みを見直し、19兆
円から25兆円にふやされていますが、述べたように生活の再建は思うように進んでい
ません。一方、防衛省予算は前年度から400億円増となっており、その中に思いやり
予 算 と し て 1 ,8 6 4 億 円 が 計 上 さ れ て い ま す 。 思 い や り 予 算 で 基 地 内 の 小 中 学 校 は 2
0人から25人学級で、米軍司令官の住宅は4LDKということです。4LDKの中に
は浴室は3カ所も取りつけてあるそうです。被災者の住宅事情や生活状況と比べると余
りの落差です。予算の使い方が逆転しているのではないでしょうか。予算には政治の姿
勢があらわれます。沖縄では米軍の思いやり予算を被災者の支援へという署名運動が起
きています。国民の税金での思いやりは被災者の上にこそ示すときであることを申し述
べ、賛成討論とします。
○議長(西村成君)
次に、反対の方の討論はありますか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
賛成者の討論はありますか。
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これから、意見書案第2号を採決をいたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
-58-
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。起立少数であります。よっ
て、意見書案第2号は、否決されました。
次に、日程第49、意見書案第3号、TPP交渉にあたっては、国益を損なうことが
明らかになった場合、ただちに交渉から離脱することを求める意見書の提出についてを
議題とします。
提出者の提案理由の説明を求めます。12番、山﨑龍太郎君。
○12番(山﨑龍太郎君)
意見書案第3号、TPP交渉にあたっては、国益を損な
うことが明らかになった場合、ただちに交渉から離脱することを求める意見書の提出に
ついて
地方自治法第99条の規定により、衆・参両議院議長及び内閣総理大臣並びに関係各
大臣に対し、下記の意見書を提出します。
西村成殿、提出者
平成25年3月15日提出、香美市議会議長
山﨑龍太郎、賛成者
同
山﨑眞幹、賛成者
同
香美市議会議員
島岡信彦
TPP交渉にあたっては、国益を損なうことが明らかになった場合、ただちに交渉か
ら離脱することを求める意見書(案)
安倍首相は、オバマ大統領との会談で、環太平洋連携協定(TPP)問題について
「『聖域なき関税撤廃』が前提でないとの認識に立った」として交渉参加を表明しまし
た。
しかし、日米首脳会談での共同声明では、すべての物品が対象とされること、また、
関税や非関税障壁を撤廃するとしたTPPの輪郭を日本も達成していくことが確認され
ています。このことは聖域なき関税撤廃を前提にしたものとしか理解できません。
日米首脳会談後、各界から「関税撤廃の例外が認められるかどうかは今後の交渉次
第」という何の保証もない根拠で参加することに対し、強い懸念が示されています。
よって政府におかれては、TPP交渉にあたっては、国民に十分な情報提供を行うと
共に、国益を損なうことが明らかになった場合には、ただちに交渉から離脱することを
強く求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成25年3月15日、衆議院議長
理大臣
臣
安倍晋三殿、経済産業大臣
伊吹文明殿、参議院議長
茂木敏充殿、農林水産大臣
平田健二殿、内閣総
林
芳正殿、外務大
岸田文雄殿
高知県香美市議会議長
西村成
以上よろしくお願いします。
【意見書案第3号
○議長(西村成君)
○12番(山﨑龍太郎君)
巻末に掲載】
12番、山﨑龍太郎君。
意見書案の3行目に「正式に」と案文には書いておりま
すが、正式表明は午後6時の予定でありますので、現時点では「正式に」を省かせても
-59-
らいました。ご了承よろしくお願いします。
○議長(西村成君)
説明が終わりました。これから本案の質疑を行います。質疑
はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これから意見書案第3号を採決いたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、意見書案第3号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第50、決議案第1号、定住人口増加促進特別委員会の設置に関する決議
についてを議題とします。
提出者の提案理由の説明を求めます。10番、小松紀夫君。
○10番(小松紀夫君)
10番、小松でございます。
決議案第1号、定住人口増加促進特別委員会の設置に関する決議について
地方自治法第112条及び香美市議会会議規則第14条の規定により、次のとおり決
議案を提出します。
平成25年3月15日提出、香美市議会議長
小松紀夫、賛成者
同
西村成殿、提出者
香美市議会議員
千頭洋一、竹平豊久、織田秀幸、山﨑眞幹、利根健二、山﨑龍
太郎、大岸眞弓
決議案を読み上げまして提案理由の説明とさせていただきます。
定住人口増加促進特別委員会の設置に関する決議(案)
香美市議会は、香美市議会委員会条例第6条の規定により、下記の通り、定住人口増
加促進特別委員会を設置するものとする。
記
1.名
称
2.設置の根拠
3.設置の目的
定住人口増加促進特別委員会
地方自治法第110条及び香美市議会委員会条例第6条
現 在 の 本 市 の 人 口 は 、 約 2 万 7 ,6 0 0 人 で あ り 、 合 併 し た 平
成 1 8 年 と 比 較 す る と 、 こ の 7 年 間 に 約 2 ,3 0 0 人 の 減 少 で あ
る。
人口が減少することにより、産業・文化・教育等の衰退が進行
する一方、市財政における自主財源やまちづくり計画にも影響が
出てくる。特に若者の流出は深刻である。
-60-
以上のことから、本市においては将来の展望(後に「発展」と
訂正あり)を期し、人口増に関する施策の展開を図るための調査
・研究を行い、市長に提言することの目的を持って、定住人口増
加促進特別委員会を設置する。
4.委員の定数
8名以内
5.会
委員会は必要に応じ委員長が招集する。
議
6.設置の期間
本委員会の設置期間は、3に掲げる目的が達成される見込みが
認められるまでの期間とし、なお議会の閉会中及び各会期にわた
り、継続して付議事件について調査・研究ができるものとする。
7.施 行 期 日
平成25年3月15日
以上、決議する。
平成25年3月15日、高知県香美市議会
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
【決議案第1号
○議長(西村成君)
巻末に掲載】
小松紀夫君。
○10番(小松紀夫君)
失礼をいたしました。先ほど3.設置の目的の中で下から
4行目、本市においては将来の「発展」をというところを「展望」と言い間違ったよう
でございます。「発展を期し」でございますのでよろしくお願いいたします。
○議長(西村成君)
説明が終わりました。これから本案の質疑を行います。質疑
はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
「進行」という声あり
○議長(西村成君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これから決議案第1号を採決いたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(西村成君)
はい。ありがとうございました。全員起立であります。よっ
て、決議案第1号は、原案のとおり可決されました。
暫時休憩をいたします。
(午後
5時25分
休憩)
(定住人口増加促進特別委員会名簿を配付)
(午後
○議長(西村成君)
5時26分
正場に復します。
休憩前に引き続き会議を開きます。
-61-
再開)
先ほど決議案第1号が議決されましたので、定住人口増加促進特別委員会の委員の選
任を行う必要があります。委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定
によりお手元にお配りしました名簿のとおり議長において指名をいたしますのでご了承
願います。
【定住人口増加促進特別委員会委員名簿
○議長(西村成君)
巻末に掲載】
ただいま決定いたしました定住人口増加促進特別委員会の委
員長及び副委員長の互選のため、暫時休憩をいたします。
(午後
5時27分
休憩)
(定住人口増加促進特別委員会の委員長、副委員長を互選)
(午後
○議長(西村成君)
5時41分
再開)
正場に復します。
休憩前に引き続き会議を開きます。
報告をいたします。休憩中に行われた委員会におきまして、定住人口増加促進特別委
員会の委員長と副委員長が選任されました。
定住人口増加促進特別委員会の委員長は比与森光俊君、副委員長は山﨑眞幹君、以上
のように決定されました。
ここで、定住人口増加促進特別委員会の委員長及び副委員長にご挨拶をいただきたい
と思います。
定住人口増加促進特別委員会委員長、比与森光俊君。
○定住人口増加促進特別委員会委員長(比与森光俊君)
先ほどの委員会の中で委員
長に互選されまして、大変重い委員長の職を今後山﨑副委員長とともに進めてまいりた
いと思います。執行部のほうでも定住促進につきましては研修等を含め進めていますの
で、また歩調も合わせながら住みよい香美市、定住人口増加の香美市を目指して取り組
んでまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(西村成君)
次に、副委員長に選任されました山﨑眞幹君、ご挨拶をお願
いします。
○定住人口増加促進特別委員会副委員長(山﨑眞幹君)
はい。副委員長をいただき
ました山﨑でございます。比与森委員長をお助けしまして、微力ですが全力を尽くしま
して偶然を必然にしたいとこのように考えておりますのでよろしくお願いします。
○議長(西村成君)
ありがとうございました。両君にはよろしくお願いいたしま
す。
日程第51、閉会中の所管事務の調査についてを議題とします。
議会運営委員会、各常任委員会及び特別委員会から会議規則第112条の規定によっ
て、お手元にお配りしました所管事務の調査事項について、閉会中の継続審査の申し出
があります。
-62-
お諮りします。議会運営委員会、各常任委員会及び特別委員会から申し出のとおり、
閉会中の所管事務の調査をすることにご異議ありませんか。
「異議なし」という声あり
○議長(西村成君)
異議なしと認めます。よって、議会運営委員会、各常任委員
会及び特別委員会からの申し出のとおり、閉会中の所管事務の調査とすることに決定い
たしました。
以上で今期定例会に付された事件は全て議了いたしました。
それでは、閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。
2月27日に開会されました平成25年第1回香美市議会定例会は本日までの17日
間でありましたが、議員各位の慎重な審査と審議の結果、平成25年度香美市一般会計
予算を初め、提出されました全議案等に対しまして一部修正の動議はありましたが、そ
れぞれ適切な議決がなされました。
一般質問につきましても15名の議員が質問され、市政全般にわたって真剣な質問が
なされました。しかし、今議会でも何名かの議員より通告にない質問や関連と言って拡
大解釈した質問がありました。今後このようなことがないように通告は質問事項の要旨
を明確にしていただき、的確な答弁がもらえるように通告をしていただくように、時間
のまたロスのないようにしてほしいと思うところであります。
平成25年度の各当初予算も可決されましたので、執行部も積極的に市政発展に取り
組んでもらいたいし、議会といたしましても議会報告会を引き続き行い、市民の声を市
政に生かすように努めてまいりたいと思います。
今議会開会のときもご挨拶申し上げましたが、香美市も合併して7年を経過いたしま
したが、人口減に歯どめがかからない状況が続いており、定住人口増加促進特別委員会
が今議会で設置をされましたので、定住人口増加に向けてあらゆる角度から積極的に調
査、研究を行い、人が住んでくれる香美市を目指して、執行部とともに協議をしながら
推進してまいりたいと考えております。
さて、この3月末で濵田政策企画財政課長と阿部税務課長が定年退職され、定年では
ありませんが岡本管財課長が退職されますが、長年にわたり市政の発展に尽くされたこ
とに議会を代表しまして感謝とお礼を申し上げます。どうも長年にわたりご苦労さまで
ございました。退職後もまだまだ若いお三人でありますので、第二の人生を元気にそれ
ぞれご活躍をされ、市政発展にもご協力を賜りますようにお願いをいたしたいと思いま
す。
本日で第1回香美市議会定例会を閉会しますが、議員各位には議事運営に対しまして
格段のご協力を賜り、予定の日程どおり議会が終了できましたことに感謝とお礼を申し
上げまして閉会のご挨拶といたします。どうもありがとうございました。
次に、市長から発言が求められておりますのでこれを許します。市長、門槇夫君。
○市長(門槇夫君)
平成25年第1回議会定例会閉会に当たりましてご挨拶を申
-63-
し上げます。
2月27日に開会をいたしました本定例会も提案をいたしておりました議案に対しま
して議員各位の慎重なる審査をいただき、平成25年度一般会計当初予算を初めそれぞ
れの特別会計予算など全てに適切なるご判断を賜り、可決いただきました。心からまず
感謝を申し上げます。
さて、今回の一般社団法人香美市観光協会に対する事案につきましては、市として補
助団体であります協会の運営内容を初め事業に対する管理、監督責任があるにもかかわ
らず十分な対応がなされていなかったことに対しまして道義的責任は免れなく、改めて
深くおわびを申し上げます。
そうした中で、本日追加提案をさせていただきました議案第42号、平成24年度香
美市一般会計補正予算(第8号)、また議案第44号、一般社団法人香美市観光協会運
営資金貸付条例の制定につきましては、ご判断が分かれたところでございますが、観光
協会の受け持つ事業とその組織の重要性からして、今何としても再建を図らなければな
らないという実情に対しましての深いご理解を賜り、ここに可決成立いたしましたこと
に深く重ねて感謝を申し上げます。
また、ご議論いただきました内容はまさに今後の協会の運営のあり方に対しましての
ご指導であり、また励ましの言葉であると同時に市としての責任を戒められた発言と受
けとめさせていただきました。今後とものご指導をお願いをいたします。
さて、今期定例会中に3月6日でございましたが、在日米軍の海兵隊の普天間飛行場
に配備されておりますオスプレイ3機によりますところのオレンジルートでの飛行訓練
が行われ、そのルートにあります本市物部町上空を飛来し、また7日には県内上空で夜
間訓練も行われるなど騒然といたしました。特に、危険性を伴う低空飛行につきまして
訓練が行われたことはまことに遺憾であります。当日夜間には本所、両支所に担当職員
を配置し、住民からの情報提供や収集などのためその態勢を整え備えました。
また、今政府にあっては与党自民党内で環太平洋連携協定(TPP)参加をするのか
否かの議論の末、米、麦、牛肉、乳製品や砂糖の原材料など重要農産物と国民皆保険制
度などを例外とするよう、また、交渉過程によっては脱退も辞さないという決議が行わ
れ、そして安倍首相に提出をされようとしております。本日くしくもその交渉参加表明
をされると報道をされております。
自民党はさきの総選挙で、公約として聖域なき関税撤廃を前提とする限り交渉参加に
反対とすると言ってきました。首相は先月の日米首脳会談で聖域なき関税撤廃を前提と
せずとの参加条件が満たされたと解釈し参加に踏み切ろうとしておりますが、重要農産
物を守るというだけでは納得できません。政府の試算によりますと、農業への影響は3
兆円とされておりますが、それだけではなく農は国のもとなりと言われていますように、
農業は食料の供給はもとよりでありますが、我が国の国土を災害から守るとともに、自
然環境の保全という多くの公益的機能を果たしています。その現場の多くは中山間地域
-64-
であり、また零細農業であります。それに対する影響ははかり知れないものがあると思
われます。このようなことから、この国の農業の将来を考えると大変大きな不安を持た
ざるを得ないわけであり、政府にはしっかりとした農業政策を求めるものであります。
さて、先ほど今議長からもご挨拶がございました。この3月31日をもちまして、議
会説明員でございました3名を含めまして11名の方々が退職をされます。ご紹介させ
ていただきますが、政策企画財政課長、濵田賢二君、税務課長、阿部政敏君、管財課長、
岡本博臣君、産業振興課総務班総務係長、藤岡隆彦君、あけぼの保育園園長、鍵山いさ
子さん、あけぼの保育園副園長、永森幸子さん、あけぼの保育園主任調理員、中井すみ
子さん、なかよし保育園副園長、浜田
文さん、片地保育園主任調理員、山崎真喜子さ
ん、香北学校給食センター主任調理員、梶原みどりさん、繁藤小中学校用務員、松岡鈴
代さん、以上11名の方々であります。それぞれ本当にご苦労さまでございました。
その中、本議場にいらっしゃいます3名の課長さんには、この地方行政激動の時代に
課長という要職を長く務めていただきました。そして、その職責を十二分に発揮されま
して、合併後の香美市の早期一体化と市民が安心をして生活できる行政推進に対しまし
てご尽力をいただきました。この場をおかりしまして長い間の献身的な職務遂行に対し
まして心から改めて感謝とねぎらいの言葉を贈らせていただきます。退職後は皆さん長
い間のお勤めのお疲れを癒やしていただき、今後ともご健勝でお過ごしいただきますと
ともに、本市に対しましてのご指導、ご鞭撻を賜りますことをお願いをいたします。
また、議員の皆様方におかれましては、今議会大変お疲れさまでございました。今議
会でいただきました貴重な意見、提言は今後の市政運営に生かしてまいります。間もな
く新年度を迎えるわけでありますが、今後とものご指導をお願いをいたしまして閉会の
ご挨拶といたします。どうもありがとうございました。
○議長(西村成君)
ありがとうございました。
これをもって平成25年第1回香美市議会定例会を閉会いたします。
(午後
5時53分
閉会)
-65-
地方自治法第123条第2項の規定による署名者
議
長
副 議 長
署名議員
署名議員
-66-
平成25年第1回
香美市議会定例会会議録
巻
末
掲
載
文
書
平成25年第1回香美市議会定例会会期及び会議 (審査) の予定表
会
会 期 月日(曜日)
議
等
会議録署名議員の指名 、会期の決定、諸般の報告・議長の報告
市長の行政の報告及び議案提案・提案理由の説明まで
2月
第1日
本会議 ただし、同意第1号及び議案第41号は本会議方式で採決まで
27日(水)
また、議員提出の発議第1号及び第2号並びに推薦第1号から第4号までの
議案も本会議方式で採決まで
【一般質問通告期限(午前10時)】
第2日
28日(木)
休 会
議案精査のため
第3日
3月
1日(金)
休 会
第4日
2日(土)
休 会
第5日
3日(日)
休 会 〃
第6日
4日(月)
休 会
議案精査のため
第7日
5日(火)
本会議
一般質問① (行財政改革推進特別委員会)
第8日
6日(水)
本会議
一般質問②
第9日
7日(木)
本会議
一般質問③ (議員協議会)(会派代表者会議)
〃
休日、議案精査のため
〃
議案質疑~委員会付託 連合審査会(議案第1・12号)
第10日
8日(金)
本会議 総務常任委員会の審査
(議案1・12・20・21・22・23・24・26・31・32・33・34・35・40号)
第11日
9日(土)
休 会
休日、議案精査のため
第12日
10日(日)
休 会 〃
第13日
11日(月)
休 会
〃
教育厚生常任委員会の審査
(議案第6・7・8・9・16・17・18・27・28・29・30・36・37・38・39号)
産業建設常任委員会の審査
第14日
12日(火)
休 会
(議案第2・3・4・5・10・11・13・14・15・19・25号)
第15日
13日(水)
休 会
第16日
14日(木)
休 会
第17日
15日(金)
本会議
議案審査整理のため
〃
〃
議案採決(付託議案の報告~採決 )
追加議案の提案(委員会付託を省略し、提案説明から採決まで)
平成25年度香美市一般会計予算
平成25年度香美市簡易水道事業特別会計予算
平成25年度香美市公共下水道事業特別会計予算
平成25年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算
平成25年度香美市農業集落排水事業特別会計予算
平成25年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算
平成25年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)予算
平成25年度香美市介護保険特別会計(介護サービス事業勘定)予算
平成25年度香美市後期高齢者医療特別会計予算
平成25年度香美市水道事業会計予算
平成25年度香美市工業用水道事業会計予算
平成24年度香美市一般会計補正予算(第7号)
平成24年度香美市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
平成24年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
平成24年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予算(第3号)
平成24年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算(第4号)
平成24年度香美市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
平成24年度香美市水道事業会計補正予算(第1号)
香美市職員の特殊勤務手当に関する条例の制定について
議案第2号
議案第3号
議案第4号
議案第5号
議案第6号
議案第7号
議案第8号
議案第9号
議 案 第 10 号
議 案 第 11 号
議 案 第 12 号
議 案 第 13 号
議 案 第 14 号
議 案 第 15 号
議 案 第 16 号
議 案 第 17 号
議 案 第 18 号
議 案 第 19 号
議 案 第 20 号
件 名
議案第1号
事件の番号
1.議 案 関 係
委員会審査結果一覧表
総 務 常 任 委 員 会
産業建設常任委員会
教育厚生常任委員会
教育厚生常任委員会
教育厚生常任委員会
産業建設常任委員会
産業建設常任委員会
産業建設常任委員会
総 務 常 任 委 員 会
産業建設常任委員会
産業建設常任委員会
教育厚生常任委員会
教育厚生常任委員会
教育厚生常任委員会
教育厚生常任委員会
産業建設常任委員会
産業建設常任委員会
産業建設常任委員会
産業建設常任委員会
総 務 常 任 委 員 会
所管委員会
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
審査結果
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
備 考
香美市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改
議 案 第 23 号
香美市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定について
香美市通学バスの運行及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定につい
議 案 第 26 号
議 案 第 27 号
香美市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について
定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定について
こうち人づくり広域連合規約の一部を変更する規約について
辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について
市有財産の無償貸付けについて
香美市立やなせたかし記念館の指定管理者の指定について
議 案 第 32 号
議 案 第 33 号
議 案 第 34 号
議 案 第 35 号
議 案 第 36 号
る基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関す
香美市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定
る条例の一部を改正する条例の制定について
香美市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定め
について
香美市立吉井勇記念館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定
議 案 第 31 号
議 案 第 30 号
議 案 第 29 号
議 案 第 28 号
香美市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議 案 第 25 号
て
香美市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議 案 第 24 号
正する条例の制定について
香美市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について
条例の制定について
香美市公の施設における暴力団の利用を制限するための関係条例の整備に関する
議 案 第 22 号
議 案 第 21 号
教育厚生常任委員会
総 務 常 任 委 員 会
総 務 常 任 委 員 会
総 務 常 任 委 員 会
総 務 常 任 委 員 会
総 務 常 任 委 員 会
教育厚生常任委員会
教育厚生常任委員会
教育厚生常任委員会
教育厚生常任委員会
総 務 常 任 委 員 会
産業建設常任委員会
総 務 常 任 委 員 会
総 務 常 任 委 員 会
総 務 常 任 委 員 会
総 務 常 任 委 員 会
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
可 決
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
香美市立物部歯科診療所の指定管理者の指定について
香美市立佐岡診療所の指定管理者の指定について
香美市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び香美市福祉医療費助成に
議 案 第 38 号
議 案 第 39 号
議 案 第 40 号
関する条例の一部を改正する条例の制定について
香美市立大栃診療所の指定管理者の指定について
議 案 第 37 号
総 務 常 任 委 員 会
教育厚生常任委員会
教育厚生常任委員会
教育厚生常任委員会
可 決
可 決
可 決
可 決
全員賛成
全員賛成
全員賛成
全員賛成
発議第1号
香美市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
上 記 の議 案を 別 紙 のと お り、 地方 自 治 法第 1 12 条及 び 香 美市 議 会会 議規 則第
14条の規定により提出します。
平成25年2月27日提出
香美市議会議長
西
村

成
殿
提出者
香美市議会議員
小
松
紀
夫
賛成者
〃
千
頭
洋
一
賛成者
〃
竹
平
豊
久
賛成者
〃
織
田
秀
幸
賛成者
〃
山
﨑
眞
幹
賛成者
〃
利
根
健
二
賛成者
〃
山
﨑
龍太郎
賛成者
〃
大
岸
眞
弓
香美市議会委員会条例の一部を改正する条例
香美市議会委員会条例(平成18年香美市条例第 225 号)の一部を次のように
改正する。
第2条を次のように改める。
(常任委員の所属、常任委員会の名称、委員定数及びその所管)
第2条
2
議員は、少なくとも一の常任委員となるものとする。
常任委員会の名称、委員の定数及び所管は、次のとおりとする。
(1)
総務常任委員会
8人
ア
総務課の所管に関する事務
イ
政策企画財政課の所管に関する事務
ウ
管財課の所管に関する事務
エ
収納課の所管に関する事務
オ
まちづくり推進課の所管に関する事務
カ
税務課の所管に関する事務
キ
香北支所の所管に関する事務
ク
物部支所の所管に関する事務
ケ
会計課の所管に関する事務
コ
消防の所管に関する事務
サ
選挙管理委員会の所管に関する事務
シ
監査委員の所管に関する事務
ス
土地開発公社の所管に関する事務
セ
他の常任委員会の所管に属しない事務
(2)
教育厚生常任委員会
7人
ア
市民保険課の所管に関する事務
イ
福祉事務所の所管に関する事務
ウ
ふれあい交流センターの所管に関する事務
エ
健康介護支援課の所管に関する事務
オ
教育振興課の所管に関する事務
カ
生涯学習振興課の所管に関する事務
キ
給食センターの所管に関する事務
ク
その他教育委員会の所管に関する事務
(3)
産業建設常任委員会
7人
ア
産業振興課の所管に関する事務
イ
林業事務所の所管に関する事務
ウ
建設課の所管に関する事務
エ
上下水道課の所管に関する事務
オ
農業委員会の所管に関する事務
第6条の見出し中「設置」を「設置等」に改め、同条に次の1項を加える。
3
前 項の 委員 は 、 特別 委 員会 に付 議 さ れた 事 件が 議会 に お いて 審 議さ れて いる
間在任する。
第8 条 中第 3 項 を第 4項 と し、 第 2 項を 第3 項 とし 、 第 1項 の次 に 次の 1 項 を
加える。
2
議長は、委員の選任事由が生じたとき、速やかに選任する。
附
則
この条例は、平成25年3月1日から施行する。
発議第2号
香美市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について
上 記 の 議 案 を 別 紙 の と お り 、地 方 自 治 法 第 1 1 2 条 及 び 香 美 市 議 会 会 議 規 則 第
14条の規定により提出します。
平成25年2月27日提出
香美市議会議長
西
村

成
殿
提出者
香美市議会議員
小
松
紀
夫
賛成者
〃
千
頭
洋
一
賛成者
〃
竹
平
豊
久
賛成者
〃
織
田
秀
幸
賛成者
〃
山
﨑
眞
幹
賛成者
〃
利
根
健
二
賛成者
〃
山
﨑
龍太郎
賛成者
〃
大
岸
眞
弓
香美市議会会議規則の一部を改正する規則
香美市議会会議規則(平成18年香美市議会規則第1号)の一部を次のように改正する。
「第9節 公聴会、参考人(第 78 条-第 84 条)
目次中「第9節 会議録(第 78 条-第 83 条)
」を
第10節 会議録(第 85 条-第 90 条)
」に、
「第 84 条-第 88 条」を「第 91 条-第 95 条」に、
「第 89 条-第 105 条」を「第 96 条-第 112 条」に、
「第 106 条・第 107 条」を「第 113 条・第 114 条」に、
「第 108 条-第 119 条」を「第 115 条-第 126 条」に、
「第 120 条・第 121 条」を「第 127 条・第 128 条」に、
「第 122 条-第 132 条」を「第 129 条-第 139 条」に、
「第 133 条-第 140 条」を「第 140 条-第 147 条」に、
「第 141 条-第 145 条」を「第 148 条-第 152 条」に、
「第 146 条-第 153 条」を「第 153 条-第 160 条」に、
「第 154 条-第 160 条」を「第 161 条-第 167 条」に、
「第 161 条」を「第 168 条」に、
「第 162 条」を「第 169 条」に、
「第 163 条」を「第 170 条」に改める。
第9条第2項ただし書、第 14 条第2項及び第 16 条中「3人」を「2人」に改める。
第 17 条第1項中「第 115 条の2」を「第 115 条の3」に改め、同条第2項中「3人」を「2人」に改める。
第 18 条ただし書及び第 35 条ただし書中「3人」を「2人」に改める。
第 37 条第1項中「第 135 条」を「第 142 条」に改める。
第 57 条第2項中「3人」を「2人」に改める。
第 63 条の2中「第 121 条」を「第 121 条第1項」に改める。
第 70 条第2項、第 71 条第1項、第 76 条ただし書及び第 77 条第2項ただし書中「3人」を「2人」に改
める。
第 163 条を第 170 条とする。
第8章中第 162 条を第 169 条とする。
第7章中第 161 条を第 168 条とする。
第6章中第 160 条を第 167 条とし、第 155 条から第 159 条までを7条ずつ繰り下げる。
第 154 条第2項ただし書中「第 107 条」を「第 114 条」に改め、同条を第 161 条とする。
第5章中第 153 条を第 160 条とし、第 146 条から第 152 条までを7条ずつ繰り下げる。
第4章中第 145 条を第 152 条とし、第 141 条から第 144 条までを7条ずつ繰り下げる。
第3章中第 140 条を第 147 条とし、第 133 条から第 139 条までを7条ずつ繰り下げる。
第2章第6節中第 132 条を第 139 条とし、第 122 条から第 131 条までを7条ずつ繰り下げる。
第 121 条中「第1章第4節」を「前章第4節」に改め、第2章第5節中同条を第 128 条とし、第 120 条を
第 127 条とする。
第2章第4節中第 119 条を第 126 条とし、第 108 条から第 118 条までを7条ずつ繰り下げる。
第2章第3節中第 107 条を第 114 条とし、第 106 条を第 113 条とする。
第2章第2節中第 105 条を第 112 条とし、第 100 条から第 104 条までを7条ずつ繰り下げる。
第 99 条第2項中「第 109 条の2第4項」を「第 109 条第3項」に改め、同条を第 106 条とする。
第 98 条を第 105 条とし、第 89 条から第 97 条までを7条ずつ繰り下げる。
第2章第1節中第 88 条を第 95 条とし、第 84 条から第 87 条までを7条ずつ繰り下げる。
第1章第9節中第 83 条を第 90 条とし、第 78 条から第 82 条までを7条ずつ繰り下げる。
第1章中第9節を第 10 節とし、第8節の次に次の1節を加える。
第9節 公聴会、参考人
(公聴会開催の手続)
第 78 条 会議において公聴会を開く議決があったときは、議長は、その日時、場所及び意見を聴こうとする
案件その他必要な事項を公示する。
(意見を述べようとする者の申出)
第 79 条 公聴会に出席して意見を述べようとする者は、
文書であらかじめその理由及び案件に対する賛否を、
議長に申し出なければならない。
(公述人の決定)
第 80 条 公聴会において意見を聴こうとする利害関係者及び学識経験者等(以下「公述人」という。
)は、
あらかじめ文書で申し出た者及びその他の者の中から、議会において定め、議長から本人にその旨を通知
する。
2 あらかじめ申し出た者の中に、その案件に対して、賛成者及び反対者があるときは、一方に偏らないよ
うに公述人を選ばなければならない。
(公述人の発言)
第 81 条 公述人は、発言しようとするときは、議長の許可を得なければならない。
2 公述人の発言は、その意見を聴こうとする案件の範囲を超えてはならない。
3 公述人の発言がその範囲を超え、又は公述人に不穏当な言動があるときは、議長は、発言を制止し、又
は退席させることができる。
(議員と公述人の質疑)
第 82 条 議員は、公述人に対して質疑をすることができる。
2 公述人は、議員に対して質疑をすることができない。
(代理人又は文書による意見の陳述)
第 83 条 公述人は、代理人に意見を述べさせ、又は文書で意見を提示することができない。ただし、議会が
特に許可した場合は、この限りでない。
(参考人)
第 84 条 会議において参考人の出席を求める議決があったときは、議長は、参考人にその日時、場所及び意
見を聴こうとする案件その他必要な事項を通知しなければならない。
2 参考人については、第 81 条、第 82 条及び前条の規定を準用する。
附 則
この規則は、平成25年3月1日から施行する。
平成25年3月15日
香美市議会議長
西
村

成
発議者
議案第42号
殿
香美市議会議員
山
﨑
龍太郎
〃
片
岡
守
春
〃
大
岸
眞
弓
〃
山
崎
晃
子
〃
濱
田
百合子
平成24年度香美市一般会計補正予算(第8号)
に対する修正動議
上記の動議を、地方自治法第115条の3及び香美市議会会議規則第17条
第1項の規定により別紙のとおり修正案を添えて提出します。
別紙
議案第42号 平成24年度香美市一般会計補正予算(第8号)に対する修正案
議案第42号 平成24年度香美市一般会計補正予算(第8号)の一部を次のように修正する。
第1表 歳入歳出予算補正の一部を次のように改める。
(歳入)
(単位:千円)
款
補正前の額
補 正 額
18.繰入金
計
322,278
117,234
127,234
439,512
449,512
201,258
0
201,258
288,280
0
288,280
943,400
150,400
423,028
433,028
1,093,800
15,714,745
15,724,745
19.繰越金
20.諸収入
21.市債
歳 入 合 計
15,291,717
(歳出)
款
補正前の額
補 正 額
計
(単位:千円)
補 正 額 の 財 源 内 訳
特 定 財 源
一般財源
国庫支出金 地 方 債
そ の 他
1.議会費
172,606
0
172,606
2,040,639
77,250
2,117,889
4,728,013
1,239
4,729,252
1,219,372
0
1,219,372
96,851
0
96,851
872,535
962,203
137,931
147,931
36,000
127,931
89,668
10,000
20,000
900,394
83,515
983,909
46,500
687,094
26,280
713,374
19,575
1,366,433
135,076
1,501,509
37,473
74,700
534,356
0
534,356
2,148,685
0
2,148,685
366,808
0
366,808
155,214
150,400
2.総務費
15,666
34,500
26,834
250
3.民生費
1,239
4.衛生費
5.労働費
6.農林水産業費
7.商工費
41,200
12,468
10,000
20,000
8.土木費
37,015
9.消防費
180
6,525
10.教育費
22,903
11.災害復旧費
12.公債費
13.諸支出金
14.予備費
30,000
歳 出 合 計
15,291,717
0
30,000
423,028 15,714,745
433,028 15,724,745
27,014
90,400
100,400
意見書案第1号
自治体における防災・減災のための事業等に対する
国の財政支援の継続を求める意見書の提出について
地方自治法第99条の規定により、衆・参両議院議長及び内閣総理大臣並びに関係各大臣
に対し、下記の意見書を提出します。
平成25年3月15日提出
香美市議会議長
西 村  成 殿
提出者 香美市議会議員
山 﨑 龍太郎
賛成者
〃
山 﨑 眞 幹
賛成者
〃
島 岡 信 彦
自治体における防災・減災のための事業等に対する
国の財政支援の継続を求める意見書(案)
地方自治体が所有・管理する社会資本(道路橋梁、上下水道等)の整備は、高度経済成長
期の発展とともに、昭和40年代後半から加速化した背景があり、現在多くの社会資本が建
設後30~50年を迎え、経年劣化により防災・減災対策等が大きな課題となっています。
社会資本は生活の基盤であるだけでなく、災害時には住民の生命・財産を守る機能もあり、
住民生活の安心・安全確保のためにも、その適切な維持管理が必要ですが、近年の社会経済
情勢による税収減少や社会保障関係経費の増加による自治体財政の悪化等から、思うに任せ
ない状況です。
国土交通省の調査でも、自治体が管理する道路橋で老朽化のための補修が必要な全国およ
そ6万の橋のうち89%が、厳しい財政状況などを背景に補修されないままになっているこ
とがわかったと報告がありました。
今回、
「老朽化した社会インフラの整備」にも重点を置いている2012年度の補正予算が
可決されましたが、この時期の補正予算では事業の選択、そして、決定までの期間が短く有
効に活用できないことも懸念されますし、社会資本整備については、中長期的なビジョンに
基づいて行うべき課題であります。
よって、国におかれては、橋梁等の道路施設の長寿命化に資する耐震化や維持補修及び架
け替え、上下水道等の社会資本の老朽化の更新や維持補修、及び防災拠点となる施設などの
耐震化等による防災機能強化にかかる補助採択基準の緩和や補助率の引き上げなど、国庫補
助制度の拡充、交付対象事業の範囲拡大等の財政支援を拡充する等、今後も、自治体におけ
る防災・減災のための事業等に対する国の財政支援の継続を強く求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成25年3月15日
衆
議
院
議
長
伊 吹 文 明 殿
参
議
院
議
長
平 田 健 二 殿
内 閣 総 理 大 臣
安 倍 晋 三 殿
総
務
大
臣
新 藤 義 孝 殿
財
務
大
臣
麻 生 太 郎 殿
文 部 科 学 大 臣
下 村 博 文 殿
農 林 水 産 大 臣
林
国 土 交 通 大 臣
太 田 昭 宏 殿
芳 正 殿
高知県香美市議会議長
西 村  成
意見書案第 2号
在日米軍の駐留経費「思いやり予算」を、被災者支援に充てるよう求める
意見書の提出について
地方自治法第99条の規定により、衆・参両議院議長及び内閣総理大臣並びに関係各大臣
に対し、下記の意見書を提出します。
平成25年3月15日提出
香美市議会議長
西 村  成 殿
提出者
香美市議会議員
大 岸 眞 弓
賛成者
〃
片 岡 守 春
賛成者
〃
山 崎 晃 子
在日米軍の駐留経費「思いやり予算」を被災者支援に充てるよう求める意見書(案)
政府は2013年度予算案において「思いやり予算」として1864億円を計上していま
す。
「思いやり予算」は在日米軍の駐留経費の一部で1978年から始まりましたが、在日米
軍基地で働く従業員の労務費のほか、基地内の映画館、ボウリング場、プールなどの娯楽施
設や家族住宅建設、電気、ガス、水道などの光熱水費にも充てられています。
在日米軍の駐留経費については、日米地位協定でさえ、
「基地の提供以外は日本国に負担を
かけないで合衆国が負担する」となっており、この拠出には法的根拠がありません。
東日本大震災から、約2年が経過し、いまだに30万人以上の方々が避難生活を余儀なく
され、住宅も仕事も再建の目途が立たない状況が続いています。
よって政府におかれては、米軍駐留経費の「思いやり予算」を、東日本大震災の被災者支
援に充てるよう強く要望します。
平成25年3月15日
衆
議
院
議
長
伊 吹 文 明 殿
参
議
院
議
長
平 田 健 二 殿
内 閣 総 理 大 臣
安 倍 晋 三 殿
財
務
大
臣
麻 生 太 郎 殿
防
衛
大
臣
小野寺 五 典 殿
外
務
大
臣
岸 田 文 雄 殿
高知県香美市議会議長
西 村  成
意見書案第3号
TPP交渉にあたっては、国益を損なうことが明らかになった場合、
ただちに交渉から離脱することを求める意見書の提出について
地方自治法第99条の規定により、衆・参両議院議長及び内閣総理大臣並びに関係各大臣
に対し、下記の意見書を提出します。
平成25年3月15日提出
香美市議会議長
西 村  成 殿
提出者
香美市議会議員
山 﨑 龍太郎
賛成者
〃
山 﨑 眞 幹
賛成者
〃
島 岡 信 彦
TPP交渉にあたっては、国益を損なうことが明らかになった場合、
ただちに交渉から離脱することを求める意見書(案)
安倍首相は、オバマ大統領との会談で、環太平洋連携協定(TPP)問題について「
『聖域
なき関税撤廃』が前提ではないとの認識に立った」として交渉参加を正式に表明しました。
しかし、日米首脳会談での共同声明では、すべての物品が対象とされること、また、関税
や非関税障壁を撤廃するとしたTPPの輪郭を日本も達成していくことが確認されています。
このことは聖域なき関税撤廃を前提にしたものとしか理解できません。
日米首脳会談後、各界から「関税撤廃の例外が認められるかどうかは今後の交渉次第」と
いう何の保証もない根拠で参加することに対し、強い懸念が示されています。
よって政府におかれては、TPP交渉にあたっては、国民に十分な情報提供を行うと共に、
国益を損なうことが明らかになった場合には、ただちに交渉から離脱することを強く求めま
す。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成25年3月15日
衆
議
院
議
長
伊 吹 文 明 殿
参
議
院
議
長
平 田 健 二 殿
内 閣 総 理 大 臣
安 倍 晋 三 殿
経 済 産 業 大 臣
茂 木 敏 充 殿
農 林 水 産 大 臣
林
外
岸 田 文 雄 殿
務
大
臣
芳 正 殿
高知県香美市議会議長
西 村  成
決議案第1号
定住人口増加促進特別委員会の設置に関する決議について
地方自治法第112条及び香美市議会会議規則第14条の規定により、次のとおり決議案を
提出します。
平成25年3月15日 提出
香美市議会議長
提出者 香美市議会議員
小 松 紀 夫
賛成者 香美市議会議員
千 頭 洋 一
賛成者
〃
竹 平 豊 久
賛成者
〃
織 田 秀 幸
賛成者
〃
山 﨑 眞 幹
賛成者
〃
利 根 健 二
賛成者
〃
山 﨑 龍太郎
賛成者
〃
大 岸 眞 弓
西 村  成 殿
定住人口増加促進特別委員会の設置に関する決議(案)
香美市議会は、香美市議会委員会条例第6条の規定により、下記の通り、定住人口増加促進
特別委員会を設置するものとする。
記
1.名
称
定住人口増加促進特別委員会
2.設置の根拠
地方自治法第110条及び香美市議会委員会条例第6条
3.設置の目的
現在の本市の人口は、約2万7,600人であり、合併した平成1
8年と比較すると、この7年間に約2,300人の減少である。
人口が減少することにより、産業・文化・教育等の衰退が進行す
る一方、市財政における自主財源やまちづくり計画にも影響が出
てくる。特に若者の流出は深刻である。
以上のことから、本市においては将来の発展を期し、人口増に関
する施策の展開を図るための調査・研究を行い、市長に提言する
ことの目的を持って、定住人口増加促進特別委員会を設置する。
4.委員の定数
8名以内
5.会
委員会は必要に応じ委員長が招集する。
議
6.設置の期間
本委員会の設置期間は、3に掲げる目的が達成される見込みが認
められるまでの期間とし、
なお議会の閉会中及び各会期にわたり、
継続して付議事件について調査・研究ができるものとする。
7.施 行 期 日
平成25年3月15日
以上、決議する。
平成25年3月15日
高知県香美市議会
定住人口増加促進特別委員会委員の名簿
【 定住人口増加促進特別委員会
議席番号
議
員
名
8人 】
議席番号
議
員
名
3
山
﨑
眞
幹
10
小
松
紀
夫
4
利
根
健
二
13
大
岸
眞
弓
6
山
崎
晃
子
15
竹
平
豊
久
8
千
頭
洋
一
21
比与森
光
俊
平成25年3月香美市議会定例会議決一覧表
1.議 案 関 係
事 件 の
番
号
件 名
議決結果
議 決
年月日
議案
第 1 号
平成25年度香美市一般会計予算
可 決
25. 3.15
議案
第 2 号
平成25年度香美市簡易水道事業特別会計予算
可 決
25. 3.15
議案
第 3 号
平成25年度香美市公共下水道事業特別会計予算
可 決
25. 3.15
議案
第 4 号
平成25年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算
可 決
25. 3.15
議案
第 5 号
平成25年度香美市農業集落排水事業特別会計予算
可 決
25. 3.15
議案
第 6 号
平成25年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算
可 決
25. 3.15
議案
第 7 号
平成25年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)予算
可 決
25. 3.15
議案
第 8 号
平成25年度香美市介護保険特別会計(介護サービス事業勘
定)予算
可 決
25. 3.15
議案
第 9 号
平成25年度香美市後期高齢者医療特別会計予算
可 決
25. 3.15
議案
第 10 号
平成25年度香美市水道事業会計予算
可 決
25. 3.15
議案
第 11 号
平成25年度香美市工業用水道事業会計予算
可 決
25. 3.15
議案
第 12 号
平成24年度香美市一般会計補正予算(第7号)
可 決
25. 3.15
議案
第 13 号
平成24年度香美市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
可 決
25. 3.15
議案
第 14 号
平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算(第2
号)
可 決
25. 3.15
議案
第 15 号
平成24年度香美市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正
予算(第2号)
可 決
25. 3.15
議案
第 16 号
平成24年度香美市国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予
算(第3号)
可 決
25. 3.15
議案
第 17 号
平成24年度香美市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予
算(第4号)
可 決
25. 3.15
議案
第 18 号
平成24年度香美市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1
号)
可 決
25. 3.15
議案
第 19 号
平成24年度香美市水道事業会計補正予算(第1号)
可 決
25. 3.15
事 件 の
番
号
件 名
議決結果
議 決
年月日
議案
第 20 号
香美市職員の特殊勤務手当に関する条例の制定について
可 決
25. 3.15
議案
第 21 号
香美市公の施設における暴力団の利用を制限するための関係条
例の整備に関する条例の制定について
可 決
25. 3.15
議案
第 22 号
香美市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について
可 決
25. 3.15
議案
第 23 号
香美市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関す
る条例の一部を改正する条例の制定について
可 決
25. 3.15
議案
第 24 号
香美市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
の制定について
可 決
25. 3.15
議案
第 25 号
香美市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
可 決
25. 3.15
議案
第 26 号
香美市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定につい
て
可 決
25. 3.15
議案
第 27 号
香美市通学バスの運行及び管理に関する条例の一部を改正する
条例の制定について
可 決
25. 3.15
議案
第 28 号
香美市立吉井勇記念館の設置及び管理に関する条例の一部を改
正する条例の制定について
可 決
25. 3.15
議案
第 29 号
香美市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に
関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
可 決
25. 3.15
議案
第 30 号
香美市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及
び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防
のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部
を改正する条例の制定について
可 決
25. 3.15
議案
第 31 号
香美市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条
例の制定について
可 決
25. 3.15
議案
第 32 号
定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定について
可 決
25. 3.15
議案
第 33 号
こうち人づくり広域連合規約の一部を変更する規約について
可 決
25. 3.15
議案
第 34 号
辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について
可 決
25. 3.15
議案
第 35 号
市有財産の無償貸付けについて
可 決
25. 3.15
議案
第 36 号
香美市立やなせたかし記念館の指定管理者の指定について
可 決
25. 3.15
議案
第 37 号
香美市立大栃診療所の指定管理者の指定について
可 決
25. 3.15
議案
第 38 号
香美市立物部歯科診療所の指定管理者の指定について
可 決
25. 3.15
事 件 の
番
号
件 名
議決結果
議 決
年月日
議案
第 39 号
香美市立佐岡診療所の指定管理者の指定について
可 決
25. 3.15
議案
第 40 号
香美市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び香美市
福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定につ
いて
可 決
25. 3.15
議案
第 41 号
平成23年度繰越明許 香美市立山田小学校・楠目小学校非構
造部材改修工事の請負契約の締結について
可 決
25. 2.27
議案
第 42 号
平成24年度香美市一般会計補正予算(第8号)
「議案第42号平成24年度香美市一般会計補正予算(第
8号)に対する修正動議」を否決
可 決
25. 3.15
議案
第 43 号
平成24年度香美市公共下水道事業特別会計補正予算(第3
号)
可 決
25. 3.15
議案
第 44 号
一般社団法人香美市観光協会運営資金貸付条例の制定について
可 決
25. 3.15
議案
第 45 号
香南香美地区障害者自立支援審査会共同設置規約の一部を変更
する規約について
可 決
25. 3.15
議案
第 46 号
香美市立繁藤診療所の指定管理者の指定について
可 決
25. 3.15
同意
第 1 号
教育委員会委員の任命について
同 意
25. 2.27
推薦
第 1 号
香美市農業委員会委員の推薦について
推 薦
25. 2.27
推薦
第 2 号
香美市農業委員会委員の推薦について
推 薦
25. 2.27
推薦
第 3 号
香美市農業委員会委員の推薦について
推 薦
25. 2.27
推薦
第 4 号
香美市農業委員会委員の推薦について
推 薦
25. 2.27
発議
第 1 号
香美市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
可 決
25. 2.27
発議
第 2 号
香美市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について
可 決
25. 2.27
決議案
第 1 号
定住人口増加促進特別委員会の設置に関する決議について
可 決
25. 3.15
意見書案
第 1 号
自治体における防災・減災のための事業等に対する国の財政支
援の継続を求める意見書の提出について
可 決
25. 3.15
意見書案
第 2 号
在日米軍の駐留経費「思いやり予算」を、被災者支援に充てる
よう求める意見書の提出について
否 決
25. 3.15
意見書案
第 3 号
TPP交渉にあたっては、国益を損なうことが明らかになった
場合、ただちに交渉から離脱することを求める意見書の提出に
ついて
可 決
25. 3.15