看護学教授法特論

授業科目
科目概要・形式
看護学教授法特論
科目責任者
大串靖子
担 当 者
藤本真記子、大串靖子
2単位 30時間 必修
配当年次
1年 後期
1.科目のねらい・目標
近年の社会的なニーズの変化に対応できる看護専門職を育成する看護学教育における効果的な看護学教授
法について学習する。
主体的学習者を育むために成人教育の特徴をふまえ、Critical Thinking の概念枠組みや、PBL(Problem
based learning)、Debate等の教育方法について学習する。
看護実践能力育成の観点から臨地実習のあり方とその効果的な教育方法について学習する。
2.授業計画・内容
1.看護学教育方法の考え方と教育方法
成人教育(アンドラゴジー論)の特徴をふまえた教育方法
看護学教育の特徴をふまえた教育方法
2.看護の場におけるクリティカルシンキング
看護に何故クリティカルシンキングが必要か
3.主体的学習者を育む教育方法
・例:PBL(Problem-based Learning)、ディベート等
4.看護実践能力を育む看護技術演習における教育方法と評価
・例:客観的臨床能力試験 OSCE(Objective Structure Clinical Examination)
5.看護実践能力を育む臨地実習における教授法
・例:実習場面の教材化とは
3.教科書、参考書
・藤岡完治・堀喜久子編:看護教育講座 3、看護教育の方法、医学書院、2002、ISBN4-260-36723-4
・田島桂子:看護実践能力育成に向けた教育の基礎、第2版、医学書院、2004、ISBN4-260-33333
・安酸史子編:臨地実習教育、看護教育講座4、医学書院、近刊予定
・野地有子・牧本清子編:楽しく学ぶクリティカルシンキング-根拠に基づく看護実践のために、ヌ-ヴェルヒ
ロカワ、2001、ISBN4-567-59300-6
・ドナルドR.ウッズ著、新道幸惠訳:PBL Problem-based Learning 判断能力を高める主体的学習、医
学書院、2001、ISBN4-260-33143-4
・マルカム・ノールズ著、堀薫夫他監訳:成人教育の現代的実践-ペタゴジーからアンドラゴジーへ、鳳書房、
2002、ISBN4-900304-83-2
4.成績評価方法
出席、学習の主体的とりくみ・ディスカッションへの参加度、レポート等
5.その他
それぞれの体験や文献等(看護の在り方に関する検討会報告書含む)をもとにディスカッションしながら
理論と実践が結びつくような学習を期待します。