連結事業概況 放送事業 当第2四半期連結累計期間における放送事業の売上 高は、 1, 047億1千7百万円で前年同期に比べ0. 2%の 増収となり、 営業利益は6千6百万円で、 前年同期に比 べ12億6千8百万円改善しました。 当第2四半期連結累計期間 (平成25年4月1日から 9月30日まで) における日本経済は、 4月に実施された 日銀の金融緩和などを受けて円安・株高が進み、 企業業 績が改善しました。 また、 政策効果により公共投資の増 加が続いたほか、 個人消費も堅調に推移しました。世界 経済を巡る不確実性は依然大きいものの、 海外経済の 持ち直しなどを背景に、 輸出も持ち直し傾向にあります。 放送業界におきましては、 景気が緩やかながらも回 半沢直樹 テレビ部門 復基調を維持し、 企業業績が改善に向かうなか、 テレビ 地上波テレビのタイムセールスにおきましては、 レ このような状況のもとで、 当社グループは、 基幹とな セールスも 「世界陸上モスクワ」 が売上に寄与しました スポットの広告量は引き続き増加傾向を示しました。 る地上波テレビ番組の一層の強化に注力するとともに、 広告主のニーズに応えた積極的かつきめ細かな営業活 動を展開してまいりました。 当第2四半期連結累計期間における当社グループの 連結業績は、 売上高が1, 718億3百万円で前年同期に ギュラー番組セールスが前年並みで推移し、 単発番組 が、 「ロンドンオリンピック」 、 サッカー 「EURO2012」 など の大型スポーツ番組が相次いだ前年同期の実績には届 きませんでした。 スポットセールスにおきましては、 第1四半期、 第2四 半期いずれも前年同期の実績を上回るなど総じて堅調 比べ0. 4%の減収となりました。 また、 経常利益は56億 に推移しました。業種別では、 猛暑の影響で 「酒・飲料」 、 たが、四半期純利益は28億9千9百万円で、投資有価 サ) 関連で 「金融」 が前年同期の実績を大きく上回りまし 6千4百万円で前年同期に比べ3. 2%の減益となりまし 証券評価損が大きく減少したことなどもあり、 前年同期 に比べ88億4千6百万円改善しました。 来年からスタートする少額投資非課税制度NI SA (ニー た。 このほか、 「精密機器・事務機」 「外食」 といった業種も 前年同期を上回りましたが、 「 医薬品」 「 化粧品・ トイレタ リー」 は前年同期の実績を下回りました。 当第2四半期連結累計期間における地上波テレビの 平均視聴率は、 全日が6. 3%と前年同期を0. 2ポイント下 回りました。 しかし、 ゴールデンタイムは前年同期を0. 7 ポイント上回る9. 9%、 プライムタイムも0. 6ポイント上 4 空飛ぶ広報室 ぴったんこカン・カン 爆報!THE フライデー 炎の体育会TV 回る9. 9%と、 両時間帯の視聴率は大幅に改善しました。 “ドラマのTBS” の底力をあらためてアピールすることが たんこカン・カン」 「 中居正広の金曜日のスマたちへ」 が ラマの 「TAKEF I VE∼俺たちは愛を盗めるか∼」 「なるよ バラエティでは、 金曜夜の 「爆報!THE フライデー」 「ぴっ できました。 このほか、 日曜劇場 「空飛ぶ広報室」 や金曜ド 依然好調を維持しています。土曜夜の 「炎の体育会TV」 うになるさ。」 といった連続ドラマも、 2桁台の平均視聴 は、 週末に家族で楽しめる番組を目指し、 さらなる企画の 樹立40周年を記念して、 ベトナムテレビジョン (VTV) と 「ジョブチューン∼アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」 強化に取り組んでいます。 また、 火曜夜の 「もてもてナイ ンティナイン」 は、 地方を舞台にした “お見合い大作戦!” 率を獲得しています。単発企画では、 日本・ベトナム国交 共同制作したスペシャルドラマ 「The Pa r t ne r∼愛しき 百年の友へ∼」 を放送しました。史実にもとづく、 明治期 が人気を呼んでいます。単発企画では、 今年も大型音楽 における日本・ベトナム両国の絆を描いたストーリーは、 豪華アーティスト陣の競演で、 音楽ファンの期待に応え など高い評価をいただき、 両国の友好にも貢献すること ドラマでは、 多くのメディアで取り上げられ社会現象に スポーツでは、 「世界陸上モスクワ」 が、 プライムタイム 番組 「音楽の日」 を編成し、 総放送時間13時間を超える ました。 もなった日曜劇場 「半沢直樹」 が平均視聴率28. 7%を記 録したほか、 最終回の平均が42. 2%、 瞬間最高視聴率 46. 7%の驚異的な高視聴率をマークして歴史的なヒッ ト作になりました。最終回の42. 2%という視聴率は、 民放 のドラマとしては、平成に入ってトップの記録であり、 ベトナムフィルムフェスティバルのドラマ部門大賞に輝く ができました。 枠における平均視聴率13. 0%を記録し、 過去の海外開 催の大会と比べても好成績を収めました。なかでも、 男 子マラソンは23. 1%の視聴率を記録して、 注目度の高さ をうかがわせました。 このほか、 サッカー 「キリンチャレン ジカップ 日本vsウルグアイ」 が17. 1%、 「世界バレー ア 5 テレビ部門 もてもてナインティナイン ひるおび! Nスタ NEWS23 ジア最終予選」 もゴールデン・プライムタイムで放送した 女子の試合すべてが2桁台の視聴率をマークするなど 健闘しました。 報道部門では、 「Nスタ」 が、 メインの堀尾正明キャス ターに加えて取材経験豊富な竹内 明記者をキャスター に起用し、 パワーアップを図りました。 また、 「NEWS23」 も、 新たに岸井成格アンカーを迎えてニュースの本質に 鋭く切り込むなど、 「Nスタ」 と 「NEWS23」 の二枚看板が 中心となり、 日々良質なニュースの発信に努めました。 情報系ベルト番組では、 「ひるおび!」 が、 最新の情報 や時事問題を分かりやすく伝えることに努め、 着実に支 持を広げています。 “未来に語り継ぐべき大切なメッセージ” をテーマに、 今年4月から新たにスタートした大型特別番組シリーズ 「テレビ未来遺産」 は、報道・スポーツ・科学など様々な ジャンルでスケールの大きな企画に取り組んでいます。 当第2四半期連結累計期間においては、 「いのちの輝きS P (スペシャル) 「家族のチカラが奇跡を呼ぶ 」 スポーツ “夢” 6 報道ドラマ 「生きろ」 ∼戦場に残した伝言∼ 日本の名峰・絶景探訪 (BS-TBS) SP (スペシャル) 」 や、 太平洋戦争・沖縄戦に焦点を当てた 「 “終戦” 特別企画 報道ドラマ 「生きろ」 ∼戦場に残した伝 言∼」 といった多彩なラインナップを放送して、 多くの視 聴者から高い評価をいただきました。 BSデジタル放送は、 視聴習慣が定着し認知度が向上 して、 市場は着実に拡大しています。 しかし、 その反面、 こ れまで順調に増加してきた視聴世帯数の伸びが鈍化傾 向を示すなど、 楽観は許されない状況にあります。当社 グループの株式会社BS−TBSは、 ブランドイメージの一 層の向上に努めるとともに、 衛星基幹放送局として総合 機能の強化を図りました。 さらに、 今年4月には、 「湯のま ち放浪記」 「日本名曲アルバム」 「日本の名峰・絶景探訪」 といった番組をスタートさせるなどコンテンツの強化に も取り組み、 一段と魅力ある番組編成を推進する一方、 営業・編成一体となったセールス活動を展開して、 当第2 四半期連結累計期間においては過去最高の売上を達成 しています。 *視聴率は世帯視聴率。ビデオリサーチ調べ (関東地区)
© Copyright 2024 Paperzz