「カジノ合法化法案」の廃案を求める意見書の提出について

議第20号議案
「カジノ合法化法案」の廃案を求める意見書の提出について
「カジノ合法化法案」の廃案を求める意見書を別紙のとおり、富士見市議会
会議規則第13条の規定により、提出します。
平成26年9月24日提出
富士見市議会議長
吉野
提出者
賛成者
欽三
様
富士見市議会議員
小
川
匠
同
川
畑
勝
弘
同
大
谷
順
子
同
寺
田
玲
同
加
藤
久美子
提案理由
「カジノ合法化法案」の廃案を求める意見書を、地方自治法第99条の規定
に基づき政府に提出するため、この案を提出します。
「カジノ合法化法案」の廃案を求める意見書
「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」、いわゆる「カジノ合
法化法案」が国会に提出され、審議されている。この法案は、刑法が禁じてい
る賭博場・カジノを合法化しようとするものである。
「カジノ合法化法案」には、国にカジノ施設等を設置することができる区域
の整備を推進する責務を負わせ、法施行後1年以内を目途として必要となる法
制上の措置を講じることを政府に義務付け、その整備を進めるための推進本部
を内閣に設置することとしている。
推進者は、
「国際観光、地域経済の振興、税収の増加でカジノ収益が社会に還
元される」などと主張しているが、仮に「多くの負ける人々から収奪した利益」
を社会に「還元」したとして、そのような社会がまともな社会とはとても言え
るものではない。
日弁連は5月13日にこの法案に反対する意見書を発表した。意見書では、
暴力団対策、マネーロンダリング(資金洗浄)対策、ギャンブル依存症の拡大、
多重債務問題再燃の危険性、青少年の健全育成への悪影響などカジノ解禁がも
たらす多くの問題点を指摘し、日本で初めて完全な民間賭博を認めることにな
れば「刑事罰をもって賭博を禁止してきた(刑法の)立法趣旨が損なわれ」る
として、同法案の廃案を強く求めている。
「経済効果」の名のもとに推進されている「カジノ合法化法案」だが、日弁
連の意見書が指摘しているような多くのマイナス面が想定されるなかで、法案
を強引に押し通すことがあってはならない。
よって本市議会は国に対し、刑法が禁じている賭博場・カジノを合法化する
法案は廃案にするよう強く求める。
以上、地方自治法第 99 条の規定により意見書を提出する。
平成26年9月
日
富士見市議会
内閣総理大臣 安 倍
内閣官房長官
総 務 大 臣
法 務 大 臣
経済産業大臣
衆議院議長
参議院議長
晋三
菅
義 偉
高市 早苗
松島 みどり
小渕 優子
伊吹 文明
山崎 正昭
様
様
様
様
様
様
様