ビジネス航空フォーラム in 愛知

開会式
エド・ボーレン全米ビジネス航空協会President&CEO/渡邉俊司愛知県地域振興部
長(神田真秋知事代理)/谷寧久国土交通省航空局技術部長/片瀬裕文経済産業省製造
産業局航空機武器宇宙産業課長/ジョセフ・R・ドノバン駐日米国大使館首席公使/窪
田陽一日本ビジネス航空協会会長らによるテープカットが行われ、主催者を代表してボ
ーレン氏が『日本は経済大国であり、多くの米国人にとって日本こそ大きな成長を担う
アジアのゲートウェイである。今回のテーマは“Asia is now open”とし、今後のアジ
アにおける日本のビジネス航空にどの様な機会があるのか考えたい』と挨拶した。
来賓ご挨拶
・ ドノバン
首席公使
日本のビジネス航空の発展は、グローバルに活動する日本企業に利益をもたらす。日
本もビジネス航空に取り組む時期にきている。このフォーラムがそのためのゲートウ
エイとなることを望む。日本の人はビジネス航空はは有名人や会社長のみのものと思
われるかもしれないが、国際取引において今や重要な輸送手段となっている。
・ 谷
国土交通省航空局技術部長
首都圏の羽田・成田はなかなかビジネス航空を受け入れるだけの余地がなく、数年前
まではほとんど乗り入れることができなかった。強い要請を受け、なんとか細々と利
用して頂いている。羽田空港はまさに深夜・早朝の時間帯に数便、成田ではスロット
に余裕のある時間帯に数便を受け入れているという現状で、なかなか首都圏でビジネ
ス航空を受けいれられる飛行場がない。今後百里が民間にも共用されるとか、横田基
地が使えるようになると多少展開も変わってくるかもしれない。羽田・成田でも容量
が増えるが、どの程度ビジネス航空を受け入れられるのかまだはっきりしない。
もう一つの大きな問題は安全規制。米国・欧州ではビジネス航空用の運航規制・安全
規制が設定されている。我が国は何年か前に航空法を改正し、不定期航空事業にもエ
アラインと同じ安全規制をかけることになり、航空事業としてビジネス航空の運航を
しようとすると、色々な体制を整備する必要があり、負担をかけている。この点につ
いてはJBAAからもいろいろ要請を受けており、規制の見直しについて検討を始め
ようということで、一応、担当者を数名指名して検討を開始しようというところ。い
ずれにしてもビジネス航空協会の皆さんにも意見交換の場所を設定しようと進めて
おり、もしかすると近いうちに展望が開けてくるのではないか。
・ 片瀬
航空機武器宇宙産業課長
アジアの成長を日本の成長に、日本の成長をアジアの成長につなげるようにしており、
地方と地方を結ぶ輸送手段としてビジネス航空は新しい歴史を開くものである。 エ
アータクシーなどまったく新しい人間の移動形態になる。特に今後はVLJが大量に
製造されるようになり航空機製造のサプライチェーンを作ることが重要となる。大量
のジェット機製造の実現に向け愛知県を中心とした日本の高い製造技術が貢献しな
ければならない。 又現在ゼネラルアビエーションの普及に向けて4省庁協議会を設
置して進めている。比較にならないロットの航空機が生産されるようになる。
・ 神田愛知県知事(渡邉地域振興部長代読)
県営名古屋空港はまもなく開港2 周年を迎えるが、我が国初の本格的な小型機の拠点
空港として整備を進めている。これまで多くの方に利用して頂き、高い評価を受けて
いる。より一層ビジネス航空にとって利便性の高い空港にすべく努力していく。
基調講演
・エド・ボーレン氏
グローバル市場で競争力をつけるにあたり、全ての企業にとって生産性を上げること
がキーとなっている。 電車や民間航空では、重要な情報を話し合うことはできない
が、ビジネス機の中では何を話しても良く、移動時間も仕事ができる。また幾つかの
市場を短時間に効率よく回ることができる。定期航空便や電車が通っていない所でも、
工場や施設を置くことができ、このことは地域社会にとって雇用を引き寄せることが
できることを意味する。 1993年の米国での調査ではビジネス機を使用している
企業は使用していない企業に対して株主還元率は146%となっている。又その調査
で興味深いのは大企業だけではなく中小企業でも利用されていることである。
ビジネス航空によく理解されていないことがある、ひとつにはビジネス航空は単に輸
送手段を提供するだけではなく航空機製造や関連する多くのサービスにおいて雇用
機会を提供していることである。 二つには安全について、ビジネス航空の安全性は
は定期航空と同等またはそれ以上であるということである。 NBAAは日本のビジ
ネス航空に関する潜在能力を引き出し大きくしてゆきたいと思っている。
・ ドン・スプラストン氏
ビジネス航空は最も早い速度で成長しているが、安全の確保と一層の向上のための
戦略が重要である。IBAC(国際ビジネス航空評議会)は安全の文化を定着させ
るために国際的な規範であるISBAO(an International Standard for Business
Aircraft Operations)を策定し推進している。 最近のビジネス航空に関する安全
性の実績調査ではエアータクシーは10万回の飛行あたりの死亡事故数は1.31であ
るが自家用機(個人所有)では0.37.更に自家用機(企業所有)のものに限れば0.08
となっており定期航空のそれを上回っている。
パネル討議1“日本におけるビジネス航空の現状と将来”
添付1参照
パネル討議2
“次世代航空交通変革へ向けたビジネスジェット機に係わるわが国の技
術的取り組み”
添付2参照
ブース展示
・Boeing Business Jets
・Bose Corp.
・Elite Traveler
・中日本航空/Infinity Aviation ・伊藤忠アビエーション ・日本ビジネス航空協会
・兼松
・Rockwell Collins,Inc.
・Shadin Avionics
実機展示
・ Bombardier Inc.(GLOBAL5000)
・ CesnaAircraft Company(Citation X/Sovereign/CJ2+、SKYHAWK172R)
・ Dassault Falcon Jet Corp.(Falcon900EX)
・ Gulfstream Aerospace (G550、G450)
・ HawkerBeechcraft(Hawker850XP、Beechcraft KINGAIR C90GT)__
参加者内訳
来場者:
550名
報道関係者:
50名
NBAA・関連業者:
20名
出展参加者:
70名
共催関係者:
50名