4. 日本のプロサッカー(Jリーグ)に対する関心や考え方

4.
日本のプロサッカー(Jリーグ)に対する関心や考え方
本章では、横浜市民による日本のプロサッカー(J リーグ)に対する関心や考え方につい
て性別、年齢別に比較し、横浜市民はどれほど日本のプロサッカーに関心を持っているの
かについて検討する。
4.1 日本のプロサッカーに対する関心
まず、プロサッカーに対する関心を横浜市民全体、男女別、年齢別に検討する。
1) 単純集計の結果
横浜市民による J リーグに対する関心を示した表 4.1 および図 4.1 をみると、最も多い回
答は「スポーツニュースで見る(173 名、42.9%)
」であり、
「特に何もしていない(157 名、
39.0%)
」がこれに続く。このことから、J リーグに関心がある人が多くする行動は「スポ
ーツニュースで見る」であることがわかった。しかし、
「特に何もしていない」という人が
約4割を占めていることから、横浜市民のうち、J リーグに対して関心を持っている人は、
プロ野球に関心がある人と比較して少ないという結果となった。
表 4.1
横浜市民による J リーグに対する関心(2011 年)
%%
度数(人)
スポーツニュースで見る
42.9
173
特に何もしていない
39.0
157
テレビで観戦する
32.3
130
新聞で結果を確認する
16.6
67
スタジアムに観戦に行く
7.7
31
インターネットで結果を確認する
5.7
23
ラジオで聴く
0.7
3
その他
3.0
12
無回答
0.7
3
注:複数回答による。総回答数は 403 である。
25
(アンケート調査により作成)
(%)
50
42.9
39.0
32.3
40
30
16.6
20
7.7
10
5.7
3.0
.7
.7
0
(n=403)
図 4.1 横浜市民による J リーグに対する関心(2011 年)
注:複数回答による。総回答数は 403 である。
(アンケート調査により作成)
2)性別とのクロス表の結果
表 4.2
横浜市民(男女別)による J リーグに対する関心(2011 年)
男
女
(n=202)
(n=197)
%
度数(人)
%
度数(人)
スポーツニュースで見る
44.1
89
42.1
83
特に何もしていない
36.1
73
42.6
84
テレビで観戦する
34.7
70
30.5
60
新聞で結果を確認する
23.3
47
10.2
20
スタジアムに観戦に行く
7.9
16
7.6
15
インターネットで結果を確認する
8.9
18
2.5
5
その他
4.0
8
2.0
4
ラジオで聴く
1.0
2
0.5
1
注:複数回答による。総回答数は無回答を除いて 399 である。
26
(アンケート調査により作成)
(人) 100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
図 4.2
男(n=202)
女(n=197)
横浜市民(男女別)によるリーグに対する関心(2011 年)
注:複数回答による。総回答数は無回答を除いて 399 である。 (アンケート調査により作成)
横浜市民の J リーグに対する関心を男女別に示した表 4.2 および図 4.2 をみると、男性は
「スポーツニュースで見る(89 人、44.1%)」
、女性は「特に何もしていない(84 人、42.6%)
」
が最も多い回答だった。女性の場合、「特に何もしていない」が最も多い回答ではあるが、
「スポーツニュースで見る(83 人、42.1%)」がこれに近接していることから、女性であっ
ても J リーグに関心がある人は多くいるようである。男女ともに「スポーツニュースを見
る」および「特に何もしていない」に回答が集中したことから、J リーグに対する関心に男
女差があるとはいえないだろう。
3)年齢とのクロス表の結果
次に、横浜市民によるJリーグに対する関心を年齢別に示したのが表 4.3 および図 4.3 であ
る。J リーグに対する関心について、40 歳~59 歳、60 歳以上では「スポーツニュースで見
る(それぞれ 40.0%・63 人、47.4%・63 人)」が最も多かった。また、40 歳未満では「特
に何もしていない(43.6%、48 人)
」という回答が最も多かった。40 歳未満では「スポー
ツニュースで見る(41.8%、46 人)
」も多いことから、この行動はどの年代であっても行わ
れているといえる。一方、
「スタジアムに観戦に行く」は 40 歳未満(11.8%、13 人)
、40
~59 歳(8.4%、13 人)に多く見られるが、60 歳以上(3.8%、5 人)では回答が少ないた
め、スタジアムでの観戦は若い年代に好まれているといえる。
27
表 4.3
横浜市民(年齢別)による J リーグに対する関心(2011 年)
40歳未満
40~59歳
60歳以上
(n=110)
(n=149)
(n=131)
度数
%
(人)
度数
%
(人)
%
度数
(人)
スポーツニュースで見る
41.8
46
40
63
47.4
63
特に何もしていない
43.6
48
40.3
62
33.8
45
テレビで観戦する
28.2
31
32.5
50
36.8
49
新聞で結果を確認する
10.0
11
15.6
24
24.1
32
スタジアムに観戦に行く
11.8
13
8.4
13
3.8
5
インターネットで結果を確認する
8.2
9
7.8
12
1.5
2
ラジオで聴く
0.0
0
1.3
2
0.8
1
その他
1.8
2
3.2
5
3.8
5
注:複数回答による。総回答数は無回答を除いて 390 である。
(アンケート調査により作成)
(人) 70
60
40歳未満
(n=110)
50
40
40~59歳
(n=149)
30
20
60歳以上
(n=131)
10
0
図 4.3
横浜市民(年齢別)による J リーグに対する関心(2011 年)
注:複数回答による。総回答数は無回答を除いて 390 である。
(アンケート調査により作成)
28
4)本項のまとめと分析
本項ではアンケート回答者がプロサッカーにどれほど関心を持っているかについて概観し
た。その結果以下のような特徴が確認された。第一に、横浜市民はプロ野球と比較した場
合、プロサッカー(Jリーグ)にはあまり強い関心を持っていないという結果となった。
プロ野球に関心があり行動を行う人が 7 割なのに対し、プロサッカーは 6 割しかいなかっ
たことからも、プロサッカーに関心がある人が多いとは言えない。
第二に、プロサッカーに関心のある人が行う行動では「スポーツニュースで見る」が多く
行われていた。これは「スタジアムに観戦に行く」に比べると時間や労力がかからず、気
軽にすることができる行動だからではないかと考えられる。また、年齢別で見ると高齢に
なるほど気軽に行える行動が好まれている傾向にあった。60 歳以上では約半数が「スポー
ツニュースで見る」と回答しており、さらに「テレビで観戦する」
「新聞で結果を確認する」
も他の世代と比べて回答が多くみられた。一方で 40 歳未満では「特に何もしていない」が
最多で 43.6%を占めたものの、
「スタジアムに観戦に行く」については 40 歳未満が 60 歳以
上よりも多かった。このことからも高齢になるほど気軽に行える行動を好む傾向があり、
若年者ほど積極的な行動を好むという傾向が見られることがわかった。
最後に、プロサッカーに関心があるかないかについては男女差が見られなかった。プロ野
球に関心がある人は男女で差があり、女性よりも男性の方がプロ野球に強い関心を有して
いた(詳細は 3 章を参照のこと)
。しかし、プロサッカーに関しては男性も女性も行動では
大きな差は見られないことから、プロサッカーは男女ともに好まれているといえるのでは
ないだろうか。
このような結果となった背景として、プロ野球と比較してプロサッカーは横浜市民によ
る関心が低いため、プロサッカーに対して行動を起こす人数自体が少ないからではないか
と思われる。しかしプロ野球と違う点はプロサッカーに関心がある人は年代差も男女差も
少ないということである。
4.2 日本のプロサッカー(Jリーグ)で好きなチームがあるか
本項では、横浜市民に日本のプロサッカーチームで好きなチームがあるかを問い、ある
場合にはどのチームが好まれているのかについて尋ねた結果を性別、年齢別に検討する。
29
1) 単純集計の結果
表 4.4
横浜市民のプロサッカー(Jリーグ)における
好きなチームの有無(2011 年)
%
度数(人)
好きなJリーグチームがある
23.1
93
好きなJリーグチームがない
74.2
299
無回答
2.7
11
100.0
403
合計
(アンケート調査により作成)
無回答
2.7%
ある
23.1%
ない
74.2%
(n=403)
図 4.4 横浜市民によるプロサッカー(Jリーグ)における好きなチームの有無(2011 年)
(アンケート調査により作成)
横浜市民に対して、日本のプロサッカーで好きなチームがあるかを尋ねた表 4.4 および図
4.4 をみると、299 名(74.2%)がプロサッカーで好きなチームが「ない」と答えており、
プロサッカーに関心があったとしても特に好きなチームがあるわけではないという人が多
いという結果となった。
次に、好きなチームがあると答えた人(93 名)に対して、好きなチーム名を尋ねた結果が
表 4.5 および図 4.5 である。回答者のうち 59 名(63.4%)が横浜 F・マリノスを好きであ
ると答えた。これは好きなチームがあると答えた人の過半数を越え、高い割合を示してい
30
る。このことから、プロサッカーに関心のある横浜市民には横浜 F・マリノスが好きな方が
多いということがわかる。
表 4.5
横浜市民が日本のプロサッカー(Jリーグ)で好きなチーム(2011 年)
%
度数(人)
横浜 F・マリノス
63.4
59
横浜 F・マリノス以外
35.5
33
無回答
1.1
1
合計
100
93
(アンケート調査により作成)
無回答
1.1%
横浜F・マリノス
以外
35.5%
横浜F・マリノス
63.4%
(n=93)
図 4.5
横浜市民が日本のプロサッカー(Jリーグ)で好きなチーム(2011 年)
(アンケート調査により作成)
2)性別とのクロス表の結果
次に、性別とのクロス集計結果を検討する。まず、日本のプロサッカーで好きなチーム
があるかという設問の解答を男女別でみると(表 4.6 および図 4.6)、
「ある」と答えた男性
31
は 59 名(30.1%)
、女性は 34 名(17.4%)だった。プロサッカーに好きなチームがあると
答えた男女の数で比較すると男性は女性の約2倍の割合でプロサッカーに好きなチームが
あるということがわかった。このことから、プロサッカーに好きなチームがあるのは男性
のほうが多いということが言えるだろう。
表 4.6
横浜市民(男女別)による日本のプロサッカー(Jリーグ)
における好きなチームの有無(2011 年)
男
女
(n=196)
(n=195)
%
度数(人)
%
度数(人)
好きなJリーグチームがある
30.1
59
17.4
34
好きなJリーグチームがない
69.9
137
82.6
161
合計
100
196
100
195
(アンケート調査により作成)
100%
90%
80%
70%
60%
50%
ない
40%
ある
30%
20%
10%
0%
男
女
(n=391)
図 4.6 横浜市民(男女別)による日本のプロサッカーにおける好きなチームの有無(2011 年)
(アンケート調査により作成)
次に、プロサッカーで好きなチームがあると回答した男女に好きなチーム名を尋ねた結
果(表 4.7 および図 4.7)をみると、横浜 F・マリノスを好きな男性は 34 人(58.6%)
、女
性は 25 人(73.3%)であった。好きなチームがあると答えた男性の数は女性に比べると多
いが、横浜 F・マリノス以外を好きな人も多い。しかし、女性は好きなチームがあると答え
た人の7割が横浜 F・マリノスを好きであると答えたことから、横浜市に住んでいてかつ好
32
きなチームがある女性の多くは男性よりも横浜 F・マリノスを支持していると言えるだろう。
表 4.7
横浜市民(男女別)が好きなプロサッカーのチーム(2011 年)
男
女
(n=58)
(n=34)
%
度数
%
度数
横浜 F・マリノス
58.6
34
73.5
25
横浜 F・マリノス以外
41.4
24
26.5
9
100
58
100
34
合計
(アンケート調査により作成)
100%
90%
80%
70%
60%
50%
横浜F・マリノス
40%
横浜F・マリノス以外
30%
20%
10%
0%
男
図 4.7
(n=92)
女
横浜市民(男女別)が好きなプロサッカーのチーム(2011 年)
(アンケート調査により作成)
3)年齢とのクロス集計の結果
表 4.8
横浜市民(年齢別)によるプロサッカーでの好きなチームの有無(2011 年)
40歳未満
40~59歳
60歳以上
(n=108)
(n=149)
(n=131)
%
度数
%
度数
%
度数
ある
29.6
32
20.1
30
23.6
31
ない
70.4
76
79.9
119
76.4
100
合計
100
108
100
149
100
131
(アンケート調査により作成)
33
100%
90%
80%
70%
60%
50%
ない
40%
ある
30%
20%
10%
0%
40歳未満
図 4.8
40歳~59歳
(n=388)
60歳以上
横浜市民(年齢別)によるプロサッカーで好きなチームの有無(2011 年)
(アンケート調査により作成)
日本のプロサッカーで好きなチームがあるかについて年齢別では、40 歳未満が 32
人、40~59 歳が 30 人、69歳以上が 31 人だった(表 4.8 および図 4.8)
。どの年
代も同程度の割合でサッカーを好きな人がおり、年齢によってプロサッカーで好き
なチームがあるかどうか大きな違いは見られなかった。
表 4.9
横浜市民(年齢別)が好きなプロサッカーのチーム(2011 年)
40歳未満
40~59歳
60歳以上
(n=31)
(n=30)
(n=31)
%
度数
%
度数
%
度数
横浜 F・マリノス
54.8
17
63.3
19
74.2
23
横浜 F・マリノス以外
45.2
14
36.7
11
25.8
8
100
31
100
30
100
31
合計
(アンケート調査により作成)
34
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
横浜F・マリノス
横浜F・マリノス以外
40歳未満
図 4.9
40歳~59歳
60歳以上
(n=92)
横浜市民(年齢別)が好きなプロサッカーのチーム名(2011 年)
(アンケート調査により作成)
好きなチームでは横浜 F・マリノスを好きなのが 40 歳未満では 17 人(54.8%)、
40~59 歳では 19 人(63.3%)
、60 歳以上では 23 人(74.2%)となっている(表
4.9 および図 4.9)
。どの年代層も横浜 F・マリノスを好きな割合が高いが、年代が
上がるにつれて好きな人の数も増加していることがわかった。
4) 本項のまとめと分析
本項では、プロサッカーで好きなチームの有無、好きなチーム名を聞き、その回答につい
て分析した。その結果以下のような特徴がみられた。
第一に、プロサッカーに好きなチームがあると答えた割合は野球と比較して少ないとい
うことである。プロ野球に好きなチームがある人は回答者のうち 5 割なのに対し、プロサ
ッカーに好きなチームがある人は約2割ととても少ないことが分かった。また、年代別に
みた場合、野球は年代が上がるにつれ好きな人が増えるのに対し、プロサッカーが好きな
人は年代別でも大きな差がないのが特徴である。これはプロサッカーが世代に関係なく支
持されているとも言えるが、プロ野球に比べるとプロサッカーはまだまだ浸透していない
ということでもある。
第二に、プロサッカーに好きなチームがあると答えた横浜市民の多くが「横浜 F・マリノ
ス」の名前を挙げたということである。
「横浜 F・マリノス」は好きなチームがあると答え
た人の約6割が支持しており、他のチームと大きな差がある。このことから、「横浜 F・マ
リノス」は横浜市民に支持されているということがわかる。また、男性が好きなチームは
「横浜 F・マリノス」以外にも多いが、女性の場合は約7割が「横浜 F・マリノス」の名前
を挙げている。横浜市民の女性がプロサッカーでチームを選ぶ基準の中に「自分の住んで
いる地域のチーム」が含まれているのではないかと考えられる。さらに、年代が上がるほ
ど「横浜 F・マリノス」ファンが増えている。プロサッカーで好きなチームの有無を聞いた
35
際には年代による差がほとんどなかった。しかし、好きなチーム名を聞くと 40 歳未満は 17
人、40~59 歳は 19 人、60 歳以上は 23 人と「横浜 F・マリノス」を好きなチームとして挙
げる数が増えている。このことからも「横浜 F・マリノス」は性別・年代の垣根なく支持さ
れているチームであるということがわかった。
4.3 特定のチームを好きな理由
本項はプロサッカーに好きなチームがあると答えた回答者がなぜそのチームを支持して
いるのかについて分析する。
1) 単純集計の結果
表 4.10
横浜市民がプロサッカーのチームを好きな理由(2011 年)
40歳未満
40~59歳
60歳以上
(n=32)
(n=30)
(n=30)
%
度数
%
度数
%
度数
地元のチームだから
50.0
16
53.3
16
76.7
23
昔から応援しているから
21.9
7
23.3
7
10.0
3
好きな選手がいるから
21.9
7
3.3
1
3.3
1
その他
6.2
2
20.1
6
10.0
3
合計
100
32
100
30
100
30
(アンケート調査により作成)
家族が好きだか
ら
好きな選手がい 6.5%
るから
9.7%
その他
6.5%
昔から応援して
いるから
18.3%
地元のチームだ
から
59.1%
(n=92)
図 4.10
横浜市民がプロサッカーのチームを好きな理由(2011 年)
(アンケート調査により作成)
36
プロサッカーで好きなチームがあると回答した横浜市民に対して、そのチームを好きな理
由を尋ねた結果が表 4.10 および図 4.10 である。最も多かったのは「地元のチームだから」
という回答で、55 人であった。これは全体の 59.1%と高い割合を示している。このことか
ら、J リーグで特定のチームを応援するきっかけとして地元というのは大きく影響している
ということが言える。また、その次に回答が多かったのは「昔から応援しているから」と
いう回答で、17 人(18.3%)が当てはまった。
2)性別とのクロス集計の結果
表 4.11
横浜市民(男女別)がプロサッカーのチームを好きな理由(2011 年)
男
女
(n=58)
(n=34)
%
地元のチームだから
度数
%
度数
62.1
36
56
19
強いチームだから
1.7
1
0.0
0
好きな選手がいるから
8.6
5
11.7
4
家族が好きだから
0.0
0
17.6
6
22.4
13
11.7
4
なんとなく
1.7
1
0.0
0
その他
3.4
2
2.9
1
合計
100
58
100
34
昔から応援しているから
(アンケート調査により作成)
37
40
35
30
25
20
15
男
10
女
5
0
(人)
(n=92)
図 4.11
横浜市民(男女別)がチームを好きな理由(2011 年)
(アンケート調査により作成)
特定のチームが好きな理由を男女別に示したのが表 4.11 および図 4.11 である。
チームを好きな理由では「地元のチームだから」という男性は 36 人、女性では
19 人で最も多かった。また、女性の場合、「家族好きだから」という理由が 2 番
目に多いことから女性がチームに注目するきっかけとして「地元のチームである」
こと以外に家族が関係しているということがわかった。
38
3)年齢とのクロス集計の結果
表 4.12
横浜市民(年齢別)がチームを好きな理由(2011 年)
40歳未満
40~59歳
60歳以上
(n=32)
(n=30)
(n=30)
%
地元のチームだから
度数
%
度数
%
度数
50
16
53.3
16
76.7
23
0.0
0
3.3
1
0.0
0
21.9
7
3.3
1
3.3
1
3.1
1
10
3
6.7
2
21.9
7
23.3
7
10.0
3
なんとなく
0.0
0
3.3
1
0.0
0
その他
3.1
1
3.3
1
3.3
1
合計
100
32
100
30
100
30
強いチームだから
好きな選手がいるから
家族が好きだから
昔から応援しているから
(アンケート調査により作成)
100%
1
0
90%
7
80%
1
1
1
0
3
7
2
1
0
1
70%
60%
7
50%
0
その他
3
なんとなく
1
1
昔から応援しているから
家族が好きだから
40%
23
好きな選手がいるから
強いチームだから
30%
16
16
40歳未満
40歳~59歳
20%
地元のチームだから
10%
0%
図 4.12
60歳以上
(n=92)
横浜市民(年齢別)がチームを好きな理由(2011 年)
(アンケート調査により作成)
チームを好きな理由(年齢別)をみると(表 4.12 および図 4.12)
、40 歳未満
は 16 人(50%)
、40~59 歳は 16 人(53.3%)、60 歳以上は 23 人(76.3%)で、
39
どの年代も半分以上の人が「地元のチームだから」という理由を上げていた。ま
た年代が上がるにつれて「地元のチームだから」と答える割合が増えている。逆
に好きな選手がいるからと答えるのは40歳未満が 7 人(21.9%)
、40~59 歳と
60 歳以上が共に 1 人(3.3%)となっている。このことから年代が 40 歳未満は他
の年代に比べて選手がきっかけでチームを好きになる人が多いという事がわかる。
4) 本項のまとめと分析
本項は日本のプロサッカーで好きなチームがあると回答した横浜市民がなぜそ
のチームを好きなのかについて観慨した。その結果以下のような特徴がみられた。
第一に、
「地元」はチームを好きになる上で最も重要とされているということで
ある。チームを好きな理由を尋ねたところ約 6 割が「地元のチームだから」とい
う回答を挙げた。前回答(好きなチーム名)で「横浜 F・マリノス」を好きだと
答えたのは好きなチームがあると答えた人も約 6 割であることからプロサッカー
を好きになるきっかけとして「地元」というのは大きな役割を果たしていると考
えられる。また、J リーグはプロ野球よりもさらに地域密着型をとっているが、
その中でも「横浜 F・マリノス」は地元密着のチームとして成功しているという
ことも言えるのではないだろうか。
第二に、横浜市民は地元への愛着がチーム選択に繋がっているのではないかと
いうことである。年代別でみたところ、40 歳未満、40~59 歳は約 5 割と過半数
を超えている。また、60 歳以上は約 8 割とその多くが「地元のチームだから」と
いうのを理由に挙げていた。このことから長く横浜に住むことで横浜への愛着が
湧き、チーム選びに横浜への愛着が関係しているのではないかと考えた。
4.4 本章のまとめと考察
本章では横浜市民のプロサッカー(J リーグ)に対する関心や考え方について
検討した。その結果、横浜市民はプロ野球と比較するとプロサッカーに関心を持
っている人は少ないが、プロサッカーに興味がある人の多くは「横浜 F・マリノ
ス」のファンであるという特徴があることがわかった。
これは、J リーグの地域に根差した活動やチーム運営が関係しているためではな
いかと考えられる。また、J リーグは野球と比較して、チームを選択する際にチ
ームが拠点とする「地域」が大きく関係すると考えられる。そのため、プロサッ
カーに関心のある横浜市民の多くが「横浜 F・マリノス」のファンになったので
はないだろうか。
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