【 PVC配合 : 屋外曝露試験 】 (PVC-001) ・ PVCプラスチック製品は、雨樋、窓枠等にて屋外でも使用されるため紫外線劣化等が懸念される。 ・ PVC配合において1次粒子径の違いにより炭酸カルシウムが、どの程度紫外線劣化等に対し抑制 効果を示すかを検証するために「 屋外曝露試験 」を行う。 抑制効果等を視覚的に判別出来るように着色剤を使用する。 ・ 当試験では、試料(炭酸カルシウム)に弊社製品 3試料用い炭酸カルシウム無充填配合とを比較する。 1、 試験配合 (単位:重量部) ・ PVC(P=800) 100.0 ・ MBS 6.0 (強化剤) ・ ジブチル錫マレート 1.0 (安定剤) ・ ジブチル錫エステルマレート 0.5 (安定剤) ・ ステアリン酸カルシウム 0.5 (安定剤) ・ 表面処理弁柄 0.2 ・ 試料(炭酸カルシウム) 10.0 (着色剤) (紫外線劣化防止剤) 2、 試験条件 ・ 試験片 … PVC 1mm厚 成形板 ・ 時期 … 2000年3月 ∼ 同12月 ・ 曝露条件 … 南向き、45度、屋外放置 3、 試験結果 試料 曝露前 曝露9ヶ月後 ・ 白艶華 O (1 次粒子径 : 25nm) ・ 白艶華 CCR (1 次粒子径 : 80nm) ・ ホワイトンP-30 (1 次粒子径 : 1,000nm以上) ・ ブランク 紫外線劣化等に対して炭酸カルシウムが有効に機能する事を立証する結果となった。 また、弊社試料炭酸カルシウムの中でも 白艶華-O が、最も抑制効果を示す事が確認できた。 この結果より 1 次粒子径が微細であるほど抑制効果を大きく発揮できるものと考えられる。 以上 PVC-001(屋外曝露試験)
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