愛島通信 117号 - 仙台高等専門学校

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2012年3月14日発行
愛島通信
・震災復興関係
…………………………………………………………03
・学生の活動
…………………………………………………………06
・卒業特集
…………………………………………………………10
仙台高等専門学校 名取キャンパス 広報誌 愛島通信 第117号
編 集 : 総務課図書係
印 刷 : (株)
阿部紙工
発 行 : 2012年3月14日
・研修旅行
…………………………………………………………23
・インターンシップ
…………………………………………………………27
・国際交流
…………………………………………………………29
卒業生・修了生諸君へ
仙台高等専門学校 校長 内田
龍男 仙台高専の学生生活も残り少なくなって、卒業生・修了生の諸君は忙しい日々を送っ
ていることと思います。
さて、今年の卒業生・修了生諸君は、特別の年の卒業生・修了生になると思います。
3.11の大震災に見舞われて、1月遅れの授業再開に始まり、夏休みなど圧縮されたス
ケジュールで1年を過ごしてきました。電力不足による電力節減の要請に応えて、エア
コンの使用制限が行われましたが、例年以上に暑い夏や寒い冬にもよく耐えて過ごして
きました。また、一部の建物や体育館、運動場などが使えなくなり、近隣の施設を借り
たりしながら不自由な中で体育の授業や部活動を行ってきました。しかしその結果は、
ロボコンではロボコン大賞と優勝のダブル受賞、野球や柔道では何年来の団体優勝を果
たし、その他、個人戦や各種のコンペなどでも多くの成果をあげてくれました。学生諸
君や教職員の並々ならぬ努力の結果による快挙と思います。このような苦労の経験は、
学生諸君のこれからの人生において、必ずや大きな成長の糧になるものと確信していま
す。
地震で被害を受けた建物の大部分は昨年9月に修復を終え、グランドや周辺の法面の
大規模な修復工事と武道場の建て直しが進行中の状態です。これも今年度中あるいは遅
くとも来年4月ごろには完成の予定です。このように、来年度から仙台高専はほぼ元
通りの活力を取り戻すことができると思います。また、仙台高専が取りまとめ役となり、
東北の6高専が連携して提案していた震災復興の大型プロジェクトが国に採択されまし
た。これを通して東北地域の復興・発展にも尽力していく予定です。さらに、震災で一
部中断された高度化統合の実質化を進め、一歩進んだ高専へと進化していく所存です。
加えて、仙台高専は、皆さんが社会に出てからも支援していく仕組みを作りたいと考
えています。皆さんには、仙台高専の卒業生であることに自信と誇りを持ち、一生を通
して成長し続けていって欲しいと願っているためです。一方、卒業生の皆さんも後輩の
ために高専へのご支援をお願いしたいと思います。そして共に成長し、発展し続けてい
こうではありませんか。
2
愛島通信
■ №117
震災復興関係
東日本大震災による被害及び復旧状況について
名取キャンパス総務担当副校長 丹野 顯
2011年(平成23年)3月11日(金)午後2時
の一部破損、高学年棟の内装の大きな破損、体育館の
46分、東北地方から関東地方の太平洋沖を震源域と
土台の沈下による床破損がありました。武道場は全体
するマグニチュード(Mw)9.0の東北地方太平洋沖
がゆがんでしまい、グランドには大きな亀裂が入りま
地震が発生しました。この地震により、宮城県栗原市
した。また、教室棟と専門棟の外壁には小さい亀裂が
の震度7をはじめ、宮城・福島・茨城・栃木の各県で
無数に入りました。
震度6強を観測するなど、東日本の各地で強い揺れを
授業再開を5月9日(月)と決め、高学年棟の復旧
観測するとともに、太平洋沿岸部を巨大な津波が襲い、
に時間が掛かることから総合科学教育棟の修理を進め、
名取市閖上地区など東北の太平洋沿岸部は壊滅的な被
4年生を総合科学教育棟、5年生を専門棟に教室を移
害を受けました。東日本大震災と名付けられたこの大
し、座学を中心に授業を組み替えて、予定通り授業を
規模地震災害による死者・行方不明者は約2万人、建
再開しました。10月からは高学年棟に教室を戻し、授
築物の全壊・半壊は合わせて37万戸以上、ピーク時
業形態、年間行事も通常通りとなりましたが、グラン
の避難者は40万人以上と言われています(2012年
ド等は復旧工事が続き完全復旧は2012年5月の予定
2月10日時点)。
になっています。
仙台高専名取キャンパスの位置する名取市では震度
3月19日(土)に予定していた卒業式・修了式は、
6強を記録し、強い揺れが2分強続きました。当日は
場所の確保が困難なため中止となりましたが、10月
既に授業・試験等が終了し、また入試合格者の決定も
22日(土)に高専祭の日程に合わせて開催された仙
済んだ後で、学校に残っていた学生は多くはなかった
台高専ホームカミングデーのなかで「卒業会・修了
のですが、全員グランドに避難することができました。
会」を実施することができました。「卒業会・修了会」
その後、建物・施設の被害確認と在学生及び入学予
は仙台市内を会場とし、平成22年度の卒業生・修了
定者の安否確認が進められました。非常に残念ですが、
生208名が出席しました。会の後は各キャンパスの同
在学生1名と入学予定者1名が津波の犠牲者となって
窓会や懇親会が開催され、歴代の同窓生及び教職員と
しまいました。建物の被害は、総合科学教育棟の階段
懇親を深めることができました。
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№117 ■ 愛島通信
3
東日本大震災による被害及び復旧状況について
図書館 大量の図書が落下
北側法面 崩落
武道場 地盤沈下
自転車置場 地盤沈下
駐車場地割れ及び南側法面崩落
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愛島通信
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運動場 地割れ
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高学年棟 クラック補修工事
南側法面 復旧工事
北側法面 復旧工事
南側法面 復旧工事
陸上競技場 復旧状況
図書館 学生ボランティアによる落下図書の整理
自転車置場の工事に伴う臨時駐輪場
武道場 改修工事
№117 ■ 愛島通信
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学生の活動
優勝・ロボコン大賞の2冠を達成!
アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト 2011“ロボ・ボウル”
メカトロニクス研究部会 OR チームリーダー 建築学科 4 年 櫻井
伸之介
仙台高専 名取キャンパス OR(オーアール)
2011年11月20日(日)、東京・両国国技館で開
きな袋を展開し、ボールの弾道と相手の視界を妨害す
催された「アイデア対決・全国高等専門学校ロボット
るディフェンス・ロボットです。
コンテスト2011全国大会」に参加した仙台高専名
東北地区大会では、ボールを飛ばすためのゴムが切
取キャンパスのメカトロニクス研究部会が製作したロ
れるというアクシデントに見舞われ準決勝で敗退。し
ボット OR(オーアール)が優勝及びロボコン大賞を
かし、推薦校として全国大会に出場することが出来ま
受賞しました。2冠同時受賞は高専ロボコン史上2回
した。
目です。本校では、2度目の全国優勝、ロボコン大賞
全国大会では1つもミスすること無く安定したタイ
は昨年に引続き2年連続しての2度目の受賞となりま
ムで勝ち進むことができました。準々決勝では、奈良
した。
高専と対戦し、チームの全員が落ち着いて、それぞれ
今年の課題は「ロボ・ボウル」、人とロボットが協
の役割を果たすことだけに集中した結果、1秒差で勝
力してアメリカンフットボールを行うという競技です。
利することが出来ました。決勝戦では福島高専と東北
各高専はオフェンス及びディフェンス・ロボットの2
地区同士の対決となりましたが、特に、ディフェン
台を製作します。競技は攻守交代制で、2足歩行のオ
ス・ロボットの活躍で投球を全て阻止し、勝利に大き
フェンス・ロボットが、学生から受け取ったボールを、
く貢献しました。
相手ディフェンス・ロボットをかいくぐり、チームメ
さらに、大会最速記録8秒を記録したこと、1回戦
ンバーの学生に向けてノーバウンドでタッチダウンパ
から決勝までの5戦全ての競技で、タッチダウンパス
スを送ります。それぞれタッチダウンパスが届くまで
を10秒以内で決めたことが評価され、ロボコン大賞
の時間を競う競技です。今年のロボコンでは初めて競
も受賞することが出来ました。
技に人間が参加することになりました。
ロボコンに取り組んできた者としてこれ以上うれし
私たちが製作したロボット OR の特徴は、速く安定
いことはありません。チームリーダーとして、自分も
した2足歩行、2台の投球機を備え確実にパスが出来
精一杯頑張ってきましたが、いたらない自分を支えて
るオフェンス・ロボットと、空気を送り込むことで大
くれたチームメンバー、ピットクルー、そしてメカト
ロニクス研究部会の全員に感謝しつつこの
喜びを分かち合いたいと思います。
また、ロボコンは学生だけでできる活動
ではありません。特に今年は3月の震災に
より大会に出場することすら危うい状況で
した。そのような中、顧問の先生をはじめ
とする学校関係者、地域の皆様に支援して
いただきました。練習のための体育館が被
災して使えなかったため、名取市の西増田
公民館をお借りした練習では「頑張って!」
とたくさん声もかけていただきました。
地区大会、全国大会では OB、OG を含め、
たくさんの人が応援に駆けつけてくれまし
た。本当にいろんな人たちに支えられてい
優勝旗と大賞旗を掲げて。メインメンバー&ピットクルー
6
愛島通信
■ №117
たのだと実感しました。
今年は、昨年のロボコン大賞受賞高専として皆様の
ります。今後ともメカトロニクス研究部会をよろしく
期待も高く、それに答えるべく良いロボットを作りた
お願い申し上げます。
いという一心でがんばってきましたが、このような成
最後にもう一度、私たちメカトロニクス研究部会を
績を残すことができ、応援していただいた多くの皆様
支えて下さった皆様、そして応援してくださったすべ
のご期待に添えたかと思っております。
ての皆様に御礼申しあげます。本当にありがとうござ
来年度においても、更なる発展のため努力してまい
いました。
活躍するディフェンス・ロボット。
操縦は磯崎崇志(マテリアル環境工学科2年)
快調な動きのオフェンス・ロボット。
操縦は部長の橋本昂樹(電気工学科4年)
ラグビーを通じて
電気工学科5年 小畑
毅道
「二連覇」を目標に新チームのキャプテンに就任し
勝」という目標に変わり、チーム一丸となって闘いま
た2日後に、千年に一度の大震災が起きてしまいまし
したが勝てませんでした。悔しかったですが、精一杯
た。テスト期間だろうが練習するあのラグビー部でさ
頑張っての結果だから清々しい気持ちです。
えも練習する事ができませんでした。
この大変な年だったからこそ皆に「感謝」を言いま
何とかグランドを使えるようになったのは6月半ば
す。まず、一緒にチームを牽引してきてくれた同級生、
くらいからでした。そこからあっという間に夏休みを
勉強との両立で大変でも文句を言わずに必死について
迎え、あっという間に終わってしまいました。ラグ
きてくれた後輩たちに「感謝」
、ありがとう。また、決
ビー部の夏休みと言えばもちろん「地獄」ですが、今
勝の舞台まで進むことができたのは、日々私たちの為
年は短すぎてそこまで行けなかったのが心残りになっ
に指導してくださる柴田先生、数多くのコーチの方々、
ています。そこから全国までラストスパートをかけ満
常に様々な支援をしていただく OB や後援会の方、そ
足の行く仕上がりで全国大会に臨みましたが、結果
して応援してくださる家族のサポートがあったからで
は準優勝に終わってしまいました。今年の目標であ
す。本当に「感謝」
、ありがとうございます。
る「二連覇」は震災から「今年は東北の為に絶対優
最後にラグビーができたことに「大感謝」
。
全国大会
№117 ■ 愛島通信
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吹奏楽部の活動
吹奏楽部部長 建築学科3年 松川その美
私達吹奏楽部は、現在5年生が引退してから部員約
音のありがたさをあらためて感じました。大きな地
20名で活動しています。吹奏楽部として人数は少な
震が来る前の地鳴り、何かが崩れたり倒れたりする音、
めですが、活動は盛んです。ここで、昨年度の吹奏楽
サイレンの音等の普段聞き慣れない音の中では不安が
部の主な活動を紹介したいと思います。
膨らみ、体が強張りました。しかし、復旧作業が進み、
5月 新入生歓迎演奏会
テレビの音や子供の遊ぶ声、電化製品の音、そして部
7月 コンクールプレ演奏会
活が再開になったときの楽器の音を聞いたとき、自然
8月 全日本吹奏楽コンクール出場 夏季合宿
と心と体が楽になり、道路や建物がひび割れたままで
10月 高専祭ミニコンサート
も恐怖や不安は和らいでいきました。コンクールの課
12月 第3回仙台高専名取キャンパス定期演奏会
題曲のマーチを演奏していると、明るい気持ちになる
1月 追い出しコンサート
ことができました。このとき、日常の音のありがたさ、
特に昨年は震災があり、コンクール・定期演奏会共
心を明るくすることができる音楽の力を感じました。
に開催が危ぶまれましたが、その分音楽ができる幸せ
音楽の力は大きくて、音楽を奏でることはとても大
や喜びをより実感できた年でした。コンクールに向け
変なことです。私達は音楽の素晴らしさを伝えられる
ての練習では、今までの練習方法を見直したり、課題
ようこれからも努力し、聴いてくれる人の心を良い方
曲と自由曲の2曲だけに集中することでより丁寧に曲
向に動かせるような演奏ができるようになりたいと思
を仕上げることを心掛けたり、作曲者の気持ちや曲の
います。
景色についても考えさせられ、これからの演奏に繋が
る貴重な経験ができました。 また、12月に行われた
定期演奏会は例年とは異なる会場での演奏となり、苦
労したことも多々ありましたが、部員の努力や先生
方・コーチのご指導、学校や学生会等の方々の協力、
そしてお客さんのおかげで成功させることができまし
た。本当にありがとうございました。
震災が起こったとき、音の力やいつも通りの生活の
リカレンジャーの活動紹介
材料工学科5年 佐藤
私たち理科体験教室研究部会(通称:リカレン
てリカレンジャーを5年間続けてきてよかったと思い
ジャー)は平成19年度に研究部会として発足し、主に
ました。
県内の小学校や子供会に行き出前のサイエンスショー
今後は学生主体となって出動先の調整、出動先との
を行っています。主な実験のテーマとしては液体窒
実験内容についての話し合い、新規実験テーマの開発
素・ドライアイスを使った低温実験、身近なものを
などができるようになればいいなと思っています。
使った音の実験、静電気の実験、光の実験、気流・大
理科の実験に興味があったり、リカレンジャー面白
気の実験、磁石の実験…など多数ありそれぞれの実験
そうだなと思ったりした方は、是非活動に参加してみ
のテーマに合わせてアイス作り、ブーメラン作り、分
てください! いつでも隊員は募集中です。
光器作りなどワークショップ形式で子供たちに体験し
てもらい理科に対して理解を深めてもらうようにして
います。子供たちからも学ばされることもあり、工夫
するところもたくさん見つけさせられました。
今年は震災の関係もあり、出動回数は激減してしま
いました。それでも毎年通り多くの学校、子供会など
から依頼がありましたが、すべての団体に行くことが
できなくとても残念でした。しかし、出動できた学校
などではいつもと変わらない子供たちの笑顔が見られ
8
龍彦
愛島通信
■ №117
高専祭での様子
アマチュア無線部の活動について
材料工学科3年 佐々木幸登
アマチュア無線部は、現在10名で電気棟2階オープ
ンスペースにて活動しています。活動内容はおもにアマ
チュア無線業務です。アマチュア無線業務と聞くと難し
く聞こえるかもしれませんが、簡単に言うとほかのアマ
チュア無線家との交信のことです。最近の交信のうちで
一番遠い場所は広島でした。条件次第ではもっと遠くま
で交信できるかも知れません。さらにコンテストにも参
加しています。アマチュア無線のコンテストは交信局数
を競うもので、どれだけ多くの局と交信できるかで順位
が決まります。より多くの局と交信するため、見通し距
離の稼げる山の上で運用することもあります。最近の成
績で一番よかったのは、マルチオペジュニア部門で東北
2位でした。アマチュア無線業務のほかにミニ FM 放
送局の運営も行っています。いままでは音楽を流してい
ただけでしたが、これからは番組をつくっていこうと
思っています。番組については現在作成中ですが、アイ
ディアのある方、番組作りに協力したい、放送に出演し
てみたいという方は是非協力をお願いします。聞こえる
範囲はまだまだ狭いのですが、これから広げていき、最
終的には校内のどこでも聞こえるようにしていきたいと
思います。FM ラジオがあればどなたでも聞けますので
83.8MHz、84.3MHz を是非聞いてみてください。
写真部物語「写真部って、どこだ!?」
写真部部長 機械工学科3年 阿部
私が写真部に入ろうとしたとき、そもそもこの部は活
動停止中だった。
私は部長としてもぐりこみ、立て直しを図った。
最初の活動はモヘンジョ=ダロのごとき惨状だった部
室の発掘であった。5年間の活動空白期間。月日という
ものが部室に大きくのしかかっていた。発掘作業は中途
のまま現在も現場に残されている。
次の活動は「あの」六魂祭の撮影会。顧問の武田先生
と待ち合わせの上、部員一同撮影をして回る予定だった
が、いつまでたっても先生は来ない。痺れを切らす私た
ちへ一本の電話が入った。先生だった。
「私のカメラがないんですよー(泣)」
後日カメラは無事見つかった。
年末、吹奏楽部クリスマスコンサートの撮影があっ
た。私は先生と待ち合わせの上、朝から会場入りしていた。
やがて吹奏楽部のリハーサルが始まったが、先生は来な
い。またもや痺れを切らす私の携帯に連絡が入った。先
生からだった。
「駐車場が見つからないんですよー(泣)」
将典
約1時間後に先生は現れた。王者の風格を纏っていた。
撮影の合間に見せてもらった、先生のコンサートの写真
は風格どおりに実にすばらしかった。
部室の清掃、六魂祭撮影、七夕撮影、高専祭の展示と
続き、年末に吹奏楽部クリスマスコンサート撮影会を迎
え、平成23年の活動は最好調のまま幕を閉じた。
現在の部員数は約15名。日々楽しく活動している。
今日も武田先生の声が響く。
「私のカメラ知りませんか!?」
平成23年度 読書感想文コンクール
読書感想文コンクールにおいて、審査の結果、応募総数224編の中
から下記の7名が入賞し、平成24年1月18日(水)表彰式が開催され、
内田校長より賞状並びに副賞が授与されました。
表彰者 〈優秀賞〉
マテリアル環境工学科 1年 佐藤 直樹
建築デザイン学科 1年 伊藤 真弓
〈佳 作〉
マテリアル環境工学科 1年 守谷日向子
建築学科 3年 栗原 風太
〃 3年 松川その美
〈奨励賞〉
建築デザイン学科 1年 白井 貴大
マテリアル環境工学科 1年 迫中あやめ
№117 ■ 愛島通信
9
卒業特集
機械工学科
寄せ書き
相原 貴志
5年間ありがとう(^−^)ゝ
高子 貴仁
ロボコンオモシロー★ 5年間ありがとう
阿部 紘嵩
つかれたなーそろそろ
高橋 直己
GO!! GO!! Chance!!
阿部耀太郎
やっちゃえ∼! ドンッ!
高橋まどか
5年間支えて下さった方々に、心からお礼
市川 隆祥
マックポテト テレリ♪ テレリ♪
伊藤 祐
5年間お疲れ様∼∼
井上 朋哉
5年間ありがとうございました
大濱 奨真
館腰駅から20分。
武山翔太朗
5年間ありがとうございました。
小野 靖晃
いろいろありましたが、楽しかったです!
田村 塁
割となんとかなるもんだよ。
シャウエッセン美味しそう♪
豊田 俊一
高専に入り、僕の体重は10キロ増えまし
申し上げます! 筋肉!
武内 亮
ましたー。
た…今度会うときまでには痩せるぜ!
加藤 智大
お疲れー
加羽沢 優
キタ━━━━(゜
∀゜)━━━━!!!!
吉川 貴之
花月の響の復活熱望してます。
日下 直人
五年間楽しかったです。
新里 佳英
5年間あっという間でしたね。
工藤 星矢
ザ・ジャージとスウェットの男
長谷 卓実
普通に浮気されてたわ。
小室 亮太
お世話様でした∼ こうせん のだやま 蜂須賀健悟
5年間収支−65万、5年間彼女23人,
長山 国弘
これからが人生だよ みんながんばろ
う!;−)
もう疲れた……,
名取 みやぎ
5年間すいませんでした。
ファイサル
3年間暮らして楽しかった!!(:
佐々木 怜 普通に普通高校行けばよかった∼普通に。
藤田 翔平
また〆切ブッチギるところだったぜ!
柴田 文也
本文は Twitter にて無料公開中! 基本使
藤原 香菜
バスケ部機械科ありがとー。
用量無料!→@ gakusei_b
保坂 裕貴
長かったですね∼
楽しく過ごせました。ありがとうございま
武藤 勝也
さよなら いがぐり頭の研究室
した。
本宮 裕太
卒業という格好を迎えられて良かったっす。
斉藤 寛樹
菅井 康太
鈴木 和宏
仙石 稜
愛島通信
みなさんお疲れ様でした。まずは連絡まで
大変な事もありましたが、いろいろな経験
ができて楽しかったです。
10
五年間お疲れ様でした。ありがとうござい
五年間お疲れ様でした。
■ №117
結城 翔太
ゆいにゃん(* ´ー`*)
卒業論文
氏 名
卒 業 研 究 題 目
相 原 貴 志
プレート式三流体熱交換器の熱流動特性解析
阿 部 紘 嵩
Theo Jansen 機構を用いた歩行マシンの開発
阿 部 耀太郎
熱硬化樹脂はすば歯車の騒音について
市 川 隆 祥
FeCrCo 系非晶質合金の物性測定
伊 藤 祐
サーモグラフィーによる固体高分子形燃料電池の作動温度計測
井 上 朋 哉
模型スターリングエンジンの自走化 ー過去に製作した模型のまとめ及び設計
大 濱 奨 真
縦型スリットノズルから噴出する気液二相流の液滴分布について
小 野 靖 晃
縦型スリットノズルから噴出する気液二相流の液滴分布について
加 藤 智 大
四足歩行ロボットの設計・制作
加羽澤 優
四足歩行ロボットの歩行パタン解析
吉 川 貴 之
竹繊維成形体の引張り強度特性
日 下 直 人
プレート式三流体熱交換器の熱流動特性解析
工 藤 星 矢
FeCrCo 系非晶質合金の物性測定
小 室 亮 太
微細気泡の生成法について
齋 藤 寛 樹
ボールねじ系の力制御に関する基礎研究
佐々木 伶
剣道の打突時における「骨導マップ」の作成と難聴発生起因の解明
柴 田 文 也
遊星歯車機構のペーパークラフトの開発
菅 井 康 太
遊星歯車機構のペーパークラフトの開発
鈴 木 和 宏
微細気泡の生成法について
仙 石 稜
Theo Jansen 機構を用いた歩行マシンの開発
高 子 貴 仁
四足歩行ロボットの歩行パタンの実装
高 橋 直 己
竹繊維成形体の引張り強度特性
高 橋 まどか
剣道の打突時における「骨導マップ」の作成と難聴発生起因の解明
武 内 亮
2リンクアームの力制御に関する基礎研究
武 山 翔太朗
サーモグラフィーによる固体高分子形燃料電池の作動温度計測
田 村 塁
四足歩行ロボットの開発・設計
豊 田 俊 一
蝸牛模型の作成と周波数弁別機能の解明
長 山 国 弘
Theo Jansen 機構を用いた歩行マシンの開発
新 里 佳 英
動力循環構造を有する機械装置系の振動制御に関する基礎研究
長 谷 卓 実
熱硬化樹脂平歯車の耐久性について
蜂須賀 健 悟
熱硬化樹脂平歯車の耐久性について
モハマド ファイサル
ビン アブ サタル
模型スターリングエンジンの自走化 ー試作および評価
藤 田 翔 平
模型スターリングエンジンの自走化 ー過去に製作した模型のまとめ及び設計
藤 原 香 菜
骨導デバイスによる骨導伝達特性の評価
保 坂 裕 貴
外乱オブザーバを用いた速度制御系の特性について
武 藤 勝 也
模型スターリングエンジンの自走化 ー試作および評価
本 宮 裕 太
熱硬化樹脂平歯車の耐久性について
結 城 翔 太
骨導デバイスによる骨導伝達特性の評価
進路一覧
ANA フライトラインテクニクス㈱、コマツ郡山工場、ダイキン工業㈱、マクセルファインテック㈱、
㈱パイロットコーポレーション、㈱フォーラムエンジニアリング、㈱リコー、㈱原田伸銅所、㈱椿本チエイン、
㈱日立ビルシステム、関東自動車工業㈱、三菱電機ビルテクノサービス㈱、東京エレクトロン宮城㈱、
東日本旅客鉄道㈱、東燃ゼネラル石油㈱、東北セキスイハイム工業㈱、東北電力㈱、日進工具㈱、
日清紡ブレーキ㈱館林事業所、日本ハム食品㈱、日本ビソー㈱、富士通㈱、㈲高橋鉄工設備、横浜市職員、
岩手大学、仙台高専専攻科、筑波大学、東京農工大学、豊橋技術科学大学
№117 ■ 愛島通信
11
電気工学科
寄せ書き
12
愛島通信
■ №117
卒業論文
氏 名
安 部 香 織
蟻 坂 亮 介
石 田 達 也
伊 藤 翼
大 内 保 博
小 畑 毅 道
片 岡 裕 希
叶 内 慎 吾
橘 内 大 輔
熊 谷 駿
古 積 良 宣
齋 藤 倭佳子
酒 井 紀 元
佐 藤 一 也
佐 藤 翔
佐 藤 元 揮
菅 原 知 恵
鈴 木 康 平
鈴 木 亮
瀬野尾 航
髙 橋 拓 暉
髙 橋 僚 太
立 谷 琢 朗
田 中 雄 介
丹 治 春 菜
中 島 翔 太
平 間 和 樹
三 浦 祐 貴
宮 本 素 紀
門 馬 紫 苑
吉 村 亮 毅
渡 部 敬 亮
卒 業 研 究 題 目
太陽追尾型太陽光発電システムの研究
小口径Ne−N2混合放電における分光測定
安定化補償器を用いた予測制御の設計
AR将棋アプリの開発
杖を使用した歩行動作に関する研究
非接触電力伝送システムにおけるスケーリング則の検討
希ガス弱電離プラズマ中の電子エネルギー分布
RFスパッタ法によるZnOを用いた半導体薄膜の作製
実空間の光源に対応したARオブジェクトの生成
腕の動作に関する研究
ARにおけるマーカ検出精度の向上
加速度センサによる歩行動作計測に関する研究
充電式心臓ペースメーカのチタンケースを考慮した充電状況推定システムの検討
小口径Ne−N2混合放電における中性ガス温度測定
電気工学の面白さがわかるパチンコ台の開発∼マイコンによるモータ制御∼
化合物半導体におけるルミネッセンスの温度依存性
シーケンス制御に用いる教材についての研究
電気工学の面白さがわかるパチンコ台の開発∼電子回路による射出制御∼
電気工学の面白さがわかるパチンコ台の開発∼磁場による軌道制御∼
ピコ水力発電システムの研究
アキシャルギャップ型発電機の研究
充電式心臓ペースメーカの携帯型非接触充電器の試作
交互式歩行器を用いた歩行動作に関する研究
RFスパッタ法によるZnOを用いた半導体薄膜の作製
電気工学の面白さがわかるパチンコ台の開発∼光センサについて∼
電子素子の電気的特性の温度依存性
アナログアンプとディジタルアンプの製作及び性能比較
CMOSインバータの高効率化
振動力発電システムの研究
モデル追従型サーボ系の制御性能について
小口径Ne−N2混合放電におけるプラズマパラメータ測定
非接触電力伝送システムの大電力化に向けた検討
進路一覧
出光興産㈱、NEC フィールディング㈱、㈱エヌ・ティ・ティ・エムイー、キャノン㈱、サンリツオートメイション㈱、
ソニーセミコンダクタ㈱、ダイキン工業㈱、タカハタプレシジョン㈱、中部電力㈱、月島食品工業㈱、
東燃ゼネラル石油㈱、東北電力㈱、日陽エンジニアリング㈱、東日本旅客鉄道㈱、㈱ヤクルト福島工場、矢崎総業㈱、
横浜市職員、埼玉大学、仙台高専専攻科、東北大学、長岡術科学大学、山形大学、琉球大学、甲陽音楽学院
№117 ■ 愛島通信
13
建築学科
寄せ書き
相澤 憂
この5年間、とても楽しかったです! クラスメイトの皆、先生方もこの先お元
気で。お世話になりました!
會田耕平
1年なんて短いとよく言いますが、本当
にそうですね。それもこのクラスあって
のことだと思います。
相原聡介
高専ってすごいね。5年間短かかったけ
どいっぱい経験しました。今は本当に幸
せです。そーすけぴーす。
青木冬輝
ぶー。おなかすいたぶー。ほけんしつで
ねるぶー。卒業するぶー。ぶー。
青山 匠
鶴さん、申し訳ありませんでした。
石川裕貴
先生方には大変お世話になりました。勤
務先でも目標を持って頑張ります。
上田愛葵
笠松先生ごめんなさい。
遠藤裕紀
5年間お世話になりました。ここには入
りきらないほどの大きな感謝を皆さんに。
大井夏希
第45期生建築! 人生で一番楽しいク
ラスだったよ! 定期的に集まろうね!
ありがとう、みんなだいすき!
岡崎渉平
昨年は大変お世話になりました。今年も
よろしくお願いします。
岡崎 大
ここまで支えてくれた皆様に最大級の讃
辞と感謝を送りたいです。
奥山佑亮
笠松先生、大変お世話になりました。ご
ちそうさまでした。
梶原一輝
笠松先生あけましておめでとうございま
す。5年間お世話になりました。専攻科
でもよろしくお願いいたします。
勝田賢悟
今回成人を迎えたので、一人の社会人と
して責任感を忘れずに頑張っていきたい
と思います。
加藤光平
高専での5年間、色々とお世話になりま
した。まだ地に足がついていない状態な
のであと少し頑張ります。
郡山真幸
私が無事に卒業できたのは、偏に笠松先
生のお力添えがあったからだと思ってお
ります。本当に5年間おりがとうござい
ました。
齋藤慎平
仙台高専出身であるという誇りを持って、
来年度からも勉学に励みます。
齋藤佑太
今までいろんな方にお世話になりました。
崎廣ゆうか 卒業できてよかったなあ。いつまでも仲
良くしてね。
佐藤千鶴
5年間で一番やらかしたのが A5だと思
うな。一番馬鹿騒ぎしたのも。最高だよ
ね。
14
愛島通信
■ №117
佐藤みずき 長い間お世話になりました……が、もう
2年間よろしくお願いいたします。
佐藤由幸
笠松先生をはじめ、たくさんの先生方に
お世話になりました。5年間ありがとう
ございました。
柴田正見
高専で過ごした5年間は、自分の人生の
中で最もかけがえのない時間になりまし
た。先生方、今まで本当にありがとうご
ざいました。
笠松先生をはじめとした先生方、友達み
菅 貴哉
んな本当にお世話になりました !!
鈴木菜摘
笠松先生ありがとうございました。お世
話になりました。
高島健司
みなさんお世話になりました! 楽しい
クラスだったなあ。
髙橋 望
みんなより1番宮城から遠いけど、広島
で頑張ります!
髙橋真紀
みんな愛してる。ちゅーしたい。
髙橋薫乃 「こ」ば研、最高♡ 建築最高♡ 女バレ
最高♡ いつもうるさくてすみませんで
した(笑)
千葉紫季乃 「ば」たばたと過ぎて行った学生生活で
した。長らくお世話になりました。成長
できた?
千葉 樹 「け」んちくの皆と出逢えてよかった !! 5年間ありがとう!
蜂屋佑季 「ん∼」、あっという間だったなあ。みん
なありがとう、忘れません。
本多祥平
建築学科、サッカー部、内海研究室の皆様、
楽しい毎日をありがとうございました。
増子翔太
2年間担任をしてくださった笠松先生を
はじめとする先生方、お世話になりまし
た。
松浦洋佑
5年間あっという間でした。立派な社会
人になれるよう頑張ります。
松本健治
5年間 ラグビーやって 良かったな 詠んでしまうなあ。
大和頌広
5年間、毎日が退屈しない日々でした。
本当にありがとうございました。
横山 翔
笠松先生ありがとうございました。奥山
君はもう少し自重して下さい。
若松大義
笠松先生、こんなクラスだけど見守って
やって下さい。
渡邊芙峰子 みんな5年間ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
渡邉康広
この5年間は一言で表せないくらい波乱
万丈だった。またあの桜の木の下で会お
うね。
卒業論文
氏 名
卒 業 研 究 題 目
相 澤 憂
簡易透気試験によるコンクリート表層の耐凍害性評価に関する実験的研究
會 田 耕 平
応力作用下におけるコンクリートのスケーリング性状に関する実験的研究
相 原 聡 介
東日本大震災における仮設パブリックスペースの種類と傾向
青 木 冬 輝
地震動の違いにおける建物被害の比較検証
青 山 匠
自己修復コンクリートのスケーリング抵抗性改善効果に関する基礎的研究
石 川 裕 貴
宮城県内における 2011 年東北地方太平洋沖地震の加速度記録に関する考察
上 田 愛 葵
ブレース接合部におけるガセットプレートの力学性状に関する研究
遠 藤 裕 紀
ペルチェ素子の特性を用いた装置開発に関する研究
大 井 夏 希
災害時の救援物資に関する基礎的研究
岡 崎 渉 平
名取市における応急仮設住宅のコミュニティー移転に関する研究
岡 崎 大
著名地震の記録と 2011 年東北地方太平洋沖地震の記録の比較検討
奥 山 佑 亮
木質構造用合板の釘接合に関する一面せん断耐力について
梶 原 一 輝
応力作用下におけるコンクリートのスケーリング性状に関する実験的研究
勝 田 賢 悟
環境に配慮した建築改修工法の現状と分析
加 藤 光 平
名取市内の児童福祉施設の屋外各所における放射線量の測定およびその傾向分析
郡 山 真 幸
簡易透気試験によるコンクリート表層の耐凍害性評価に関する実験的研究
齋 藤 慎 平
省エネルギーのための空調システムの最適制御に関する研究
齋 藤 佑 太
大地震を受けた建物の劣化状況に関する記録地震動を用いた検討
崎 廣 ゆうか
省エネルギーのための空調システムの最適制御に関する研究
佐 藤 千 鶴
自己修復コンクリートのスケーリング抵抗性改善効果に関する基礎的研究
佐 藤 みずき
ペルチェ素子の特性を用いた装置開発に関する研究
佐 藤 由 幸
災害時の救援物資に関する基礎的研究
柴 田 正 見
地震計 QDR と E キャッチャーで収録された加速度記録の同一性の検証
菅 貴 哉
東日本大震災における公共文化施設の被害状況と復旧プロセスに関する研究
鈴 木 菜 摘
木質構造用合板の釘接合に関する一面せん断耐力について
髙 島 健 司
名取市内の児童福祉施設の屋外各所における放射線量の測定およびその傾向分析
髙 橋 望
省エネルギーのための空調システムの最適制御に関する研究
髙 橋 真 紀
ブレース接合部におけるガセットプレートの力学的性状に関する研究
髙 橋 薫 乃
簡易的な換気量設計ツールの開発に関する研究
千 葉 紫季乃
簡易的な換気量設計ツールの開発に関する研究
千 葉 樹
簡易的な換気量設計ツールの開発に関する研究
蜂 屋 佑 季
簡易的な換気量設計ツールの開発に関する研究
本 多 祥 平
省エネルギーのための空調システムの最適制御に関する研究
増 子 翔 太
1994 年以降の建築系論文を通してみた仮設住宅の問題点
松 浦 洋 佑
大地震を受けた建物の劣化状況に関する記録地震動を用いた検討
松 本 健 治
東日本大震災における応急仮設住宅の居住性に関する研究
大 和 頌 広
名取市内の児童福祉施設の屋外各所における放射線量の測定およびその傾向分析
横 山 翔
環境に配慮した建築改修工法の現状と分析
若 松 大 義
ブレース接合部におけるガセットプレートの力学性状に関する研究
渡 邊 芙峰子
東北の中山間地域における廃校の利活用に関する研究
渡 邉 康 広
建設業に必要な資格試験の出題傾向と分析(一級建築施工管理技士)
№117 ■ 愛島通信
15
卒業設計
氏 名
卒 業 研 究 題 目
相 澤 憂
役所建築 Region Government
會 田 耕 平
書架公園
相 原 聡 介
天空への回廊 ―仙台空港増築プロジェクト―
青 木 冬 輝
新・八木山動物公園駅前広場
青 山 匠
Biker s service Area
石 川 裕 貴
震災記憶と哀悼
上 田 愛 葵
長町中学校改築計画
遠 藤 裕 紀
海のまち 閖上
大 井 夏 希
丘の上の幸 ―新たな結婚式の在り方―
岡 崎 渉 平
豊かであるということ
岡 崎 大
現代的茶室
奥 山 佑 亮
やすらぎのメンタルクリニック
梶 原 一 輝
幼稚園
勝 田 賢 悟
JR 館腰駅改築計画
加 藤 光 平
人口が減少していく町においての駅周辺計画
郡 山 真 幸
BIOMASS POWER PLANT
齋 藤 慎 平
小中一貫教育を行う学校
齋 藤 佑 太
和
崎 廣 ゆうか
みんなのいえ
佐 藤 千 鶴
パレットおおさきの再計画
佐 藤 みずき
いしのまき子育て支援センター計画
佐 藤 由 幸
学生寮 + 食 =
柴 田 正 見
石巻における仮設住宅民のための共同住宅
菅 貴 哉
灯 ―tomoshi―
鈴 木 菜 摘
南仙台駅
髙 島 健 司
パセオ通りをつなぐ
髙 橋 望
いぶき ―みちのく石巻市の文化伝承と発展―
髙 橋 真 紀
幼保一体型保育施設
髙 橋 薫 乃
Green Mall
千 葉 紫季乃
natori 6 ―昔を今に伝え、そして未来へ―
千 葉 樹
田園×建築
蜂 屋 佑 季
路地からできる職人街
本 多 祥 平
閖上 環境学習・史科館
増 子 翔 太
石巻駅周辺の再開発
松 浦 洋 佑
国見町役場再建計画 ∼道の駅との複合化∼
松 本 健 治
増殖する復興住宅 ―同じかたち、違うかたち―
大 和 頌 広
wonder around ―もう一つの観光路― 松島町再開発計画
横 山 翔
高齢者福祉施設ユニットケア群
若 松 大 義
JR 浜吉田駅舎および駅周辺再開発計画
渡 邊 芙峰子
Yatsumori Art Gallery
渡 邉 康 広
専門学校 ―福島の復興と共に―
進路一覧
㈱浅沼組、阿部建設㈱、㈱ NTT ファシリティ−ズ、大阪ガス㈱、㈱建築工房「零」、㈱鴻池組、三機工業㈱、
ジョンソンコントロールズ㈱、新日本製鉄㈱、新菱冷熱工業㈱、東日本旅客鉄道㈱、セコムテクノサービス㈱、田中土建工業㈱、
東北電力㈱、戸田建設㈱、㈱間組、宮城県、三菱電機ビルテクノサービス㈱、マクセルファインテック㈱、仙台高専専攻科、
呉高専専攻科、筑波大学、豊橋技術科学大学、長岡技術科学大学、札幌市立大学
16
愛島通信
■ №117
材料工学科
寄せ書き
あなたたちと出会えたことが僕にとって最高の幸せでした。
いつまでもこの5年間を忘れない
(佐久間)
(大貴)
まー趣味三昧だったよね 笑
(雅弘)
さようなら! また会いましょう!
(杏香)
しょぼーん(現在体温38℃)
(笹野)
だぁ! 一緒に卒業したかった。
(藤元)
たけのこ派です
(絢香)
せい天の霹靂
(アベ犬)
!な5年間でした。これから2年間頑張らないと…。
(龍彦)
んー、頑張って!
(阿部山)
まかふしぎマテリアル☆
(佐野)
っぱ詰まったときはチャンス、逆に人間だもの
(荒川)
たっくるのお陰で卒業式できました
(理史)
でみつを。
(駿介)
いろいろなことがあった…
(高木)
にしこりベスト8おめでとう
(篤史)
つらいこと、苦しいこと… でも…
ねるねるねーるね
(茉実)
かならず夢は叶うお☆
(千葉)
ん?(・ω・)
(寛季)
お世話になりました。ありがとうございます
(トー)
かきんしなきゃー
(友理)
あしたてんきにな∼れ!
(中山)
ん∼っ☆ S5のみんなだーいすき♪(*͡∀͡*)(頌子)
いらん人とかみんな知ってるよ、小林
(新田)
あべけんとレンズあつすぎ
(大庭)
しがつからまた高専生
(橋本)
りかれんじゃーなついね!
(小形)
まつじゅん派? 二宮派?
(狭間)
っかりだよ、僕の頭皮…
(小島)
しんがくでは大変お世話になりました。ありがとうございます
(幹)
(村田)
とうほくさようなら
(櫛田)
うらん人じゃないよイラン人だよ
(小林)
よみちを歩くときは崇に気を付けて
(吉田)
ご指導下さった先生たちありがとうございました
(紺野)
うん○のように流れてった日々だった
(吉村)
ざざむしで検索 !!
(摂也)
☆は☆でも一等☆になろう☆
(洋明)
№117 ■ 愛島通信
17
卒業論文
氏 名
卒 業 研 究 題 目
相 原 大 貴
Al 合金の摩耗特性に及ぼすレーザピーニングの影響に関する研究
赤 間 杏 香
真空浸炭窒化 Cr-Mo 鋼の加圧ガス焼入れ時の熱伝達率
阿 部 健 人
GSGG:Ce 焼結体の残光性
阿部山 渉
レーザー援用微粒子ジェット噴射法による樹脂基板への方形溝の形成
荒 川 智 樹
空洞内における液置換現象の数値シミュレーション
石野巻 茉 実
低温液体の沸騰によるガラス繊維強化プラスチックの損傷
伊 藤 篤 史
タンク内キャビテーションによる繊維強化プラスチック損傷の非破壊評価
伊 藤 駿 介
オリフィスからの液滴生成の数値シミュレーション
遠 藤 寛 季
プラズマ窒素イオン注入ならびに DLC コーティングした高強度鋼の面圧疲れ強さ
遠 藤 友 理
遊星ボールミルを用いた CNT と Al 複合化処理の再現性の確認
大 友 頌 子
遊星ボールミルを用いた CNT と Al 複合化処理の再現性の確認
大 庭 剛
GYAG:Ce 焼結体の光学特性
小 形 和 樹
レーザー援用微粒子ジェット噴射法によるセラミックス基板への抵抗体の作製
小 島 直 人
Li 電池用固体電解質のイオン伝導機構の解明と応用についての理論的研究
櫛 田 賢 利
溶融急冷 Mg-Y 系合金の組織と機械的特性に及ぼす Ga 添加効果
小 林 翔太郎
LIDAR による空気成分分布計測のための空気分子からのレイリー散乱スペクトル計測
紺 野 崇 聡
レーザ溶接された球状黒鉛鋳鉄−低炭素合金鋼製歯車の溶接部組織と強度特性
斎 藤 摂 也
GSO:Ce 結晶の過渡的光学変化
佐久間 直 貴
微細組織を有する W-Cu 合金の耐摩耗性と電気伝導性に関する研究
佐々木 雅 弘
メカノケミカル法を用いた希土類磁石からの有価金属回収に関する研究
笹 野 優 寿
RF マグネトロンスパッタリング法による 2 元系透明導電膜の作製および液晶分子の配向制御
佐 藤 絢 香
高強度 Cr-Mo 鋼の真空浸炭窒化加圧ガス焼入れ組織
佐 藤 龍 彦
ケイ酸ナトリウムを固体触媒としたバイオディーゼル燃料の合成
佐 野 文 香
酸化銀系光触媒の機能化に関する研究
鈴 木 理 史
Cr-Mo 鋼の浸炭焼入れ過程の計算機シミュレーション
高 木 憧 吾
固相反応法による NiAl/Al2O3複合粒子の合成
高 橋 幹
Al 粒子ビーズミル法による Al / CNT 複合材料および焼結体の作製
千 葉 泰 仁
Mg 2Si 紛体作製のためのコンバージミル処理条件の検討
サワッディ パンマニー
ミリングに伴う W-Cu 合金粉末のナノ複合化過程
中 山 亮 太
脱脂コーヒー豆殻への Ni
イオンの吸着挙動
新 田 淳
遊星ボールミルを用いた CNT と Al 複合化処理の再現性の確認
狭 間 徹
TiO2:Ag ナノコーティング膜の光学特性(海外長期インターンシップ)
橋 本 悠 希
繊維強化プラスチックの強度に及ぼすタンク内キャビテーションの影響
村 田 航 平
水素中メカニカルアロイングによる Mg および Mg-10wt.% Fe 合金の水素化過程
吉 田 むつみ
透明導電膜を利用した混合液晶層の配向制御
吉 村 仁 志
環境時系列データのフィルタリングと平滑化
渡 邊 洋 明
溶融急冷 Mg-Zn-Y 系合金の機械的特性に及ぼす Al 添加効果
進路一覧
㈱ IHI、曙ブレーキ工業㈱、㈱アルバック、出光興産㈱千葉製油所、㈱エイアンドティー、花王㈱、㈱クレハ、
コスモシステム㈱、新日本製鐵㈱、ソニー白石セミコンダクタ㈱、東洋インキ製造㈱、日鐵住金建材㈱、
日本触媒㈱、日本アトマイズ加工㈱、福島製鋼㈱、冨士ダイス㈱、三菱ガス化学㈱、Meiji Seika ファルマ㈱、
茨城大学工学部、岩手大学工学部、京都府立大学生命環境学部、仙台高専専攻科、千葉大学工学部、豊橋技術科学大学、
新潟大学工学部
18
愛島通信
■ №117
情報デザイン学科
寄せ書き
浅野恵美子 「お疲れ様でしたーっ \(^^)/♬」
阿部晃典 「五月病が治らなーい!」
阿部智樹 「awesome days by you XD
i couldn't forget this life !」
板垣李夏 「ありがとうございました )^o^( ♥」
梅原悠輝 「一週間は長いけど、一年間は短いんだなぁ」
太田夕貴 「皆さん、ありがとうございました !! 」
大山あゆみ 「打倒・橋本市長!大阪を牛耳るのは私だ !! 」
小野真未 「すすきので No.1になる♥ xoxo♥!」
志賀勝基 「5年間楽しかったよ !! …まだ 2 年残ってるけど」
神航平 「5年間お疲れ様でした。これからもよろしく」
菅原さやか 「ハンドメイドを存続させてください」
高橋英里 「吹部の部室を新しくしてください! OGより」
高橋望美 「必ずセレブになります。シロガネーゼ !! 」
田口慶 「1年毎に成長出来た。凄い5年間だったぞ ; 」
只野知美 「5年間ありがとう。お麩美味しかった。」
千葉起美瑛 「被っていた猫が逃げて五年。私は元気です。」
沼田龍典 「とても大変でした。」
勝又杏奈 「高専生活…ジェンセンを愛した5年間でした」
橋本開 「5年間楽しかった。そろそろVITA買わないとなぁ」
香味大地 「大きな大きな大きな大きな人間になります!」
原琢郎 「敦子・それを・言うな」
菅野由真 「思うことがありすぎて一言では書けません。」
飯田敦子 「原・北海道・ススキノ」
小関泰子 「なんだかんだで無遅刻無欠席だった。ふぅ。」
平間有紀 「5年間楽しかったです!ありがとう (^^)/」
後藤大和 「いろいろ勉強になりました」
布施美咲 「私 , 実は義務教育を終えた 20 歳なんです笑」
木幡竜馬 「卒業出来るといいな」
星真理奈 「 5 年間有り難うございました。ぽんぺも卒業
小林倫 「お世話になった方々に感謝を込めて、おっぱい」
小林野乃花 「人生で一番濃い5年間。高専きてよかった!」
櫻中史穂 「このクラス大好き♥絶対また会いましょっ!」
したいです…」
山口有美 「分町で No.1になる♥からの歌舞伎町進出♥」
山本結生 「銀座で No.1になる♥↑みんなありがと♥」
佐藤美月 「皆との出会い、ご縁に感謝!ありがと∼ :) 」
№117 ■ 愛島通信
19
卒業論文
氏 名
卒 業 研 究 題 目
浅 野 恵美子
ギフトボックスのラッピングの配色がもたらす心理効果の検証
阿 部 晃 典
平均場近似とαパラメータによる決定論的セルオートマトンの性質の予測
阿 部 智 樹
The Way to Improve Sound Effects in Lecure Room
板 垣 李 夏
外部雑音の種類による最小可聴値と音声明瞭度の変化
梅 原 悠 輝
拡張現実技術の応用による直感操作型仮想モニタの制作
太 田 夕 貴
色彩が形態の印象に与える影響に関する調査研究
大 山 あゆみ
音付加による映像と音の明暗における印象の変化
小 野 真 未
広報を目的とした印刷機能をもつ Web サイトの管理システム
勝 又 杏 奈
個室や公共スペースのスピーチプライバシーに関する研究
香 味 大 地
看板中の文字の高精度認識
菅 野 由 真
ピアノロールを用いた音楽の分類と検索
小 関 泰 子
拡張現実のためのスピーカー製作および評価
後 藤 大 和
プロジェクションマッピングと3D コンテンツを組み合わせた 3.5D 映像の提案
木 幡 竜 馬
球技シミュレータにおけるデータベースと連携したファイル管理
小 林 倫
交通信号機のリアルタイム検出手法
小 林 野乃花
コース管理システム Moodle における小テストを用いた学習機能の開発
櫻 中 史 穂
Linux ルータネットワークにおける遅延測定方式の基礎検討
佐 藤 美 月
光と影を用いた可視化表現方法の研究
志 賀 勝 基
ルールベースシステムを用いた購買者の商品選択支援ツールに関する研究
神 航 平
計算機端末間協調作業ツールの描画機能と通信機能の拡張
菅 原 さやか
フラッシュ錯視における色と聴覚刺激の関係
髙 橋 英 里
オノマトペの特性を活かした新造語法の提案
髙 橋 望 美
MFCC を用いた話者認識のための音響信号処理法の検討
田 口 慶
歪み系ギターエフェクターの周波数比較・分析−オペアンプ IC・クリッピングダイオードの交
換によって−
只 野 知 美
X 線透過センサデータの3次元可視化
千 葉 起美瑛
非言語情報によるテキストから受ける印象の変化
沼 田 龍 典
集団心理の性質を踏まえた議論システムの開発
橋 本 開
テレビゲーム映像・音楽の視聴が気分に与える影響
原 琢 郎
空の情景の変化を題材とした映像作品の制作
飯 田 敦 子
商品選択におけるアンカリング効果の検討
平 間 有 紀
音楽のリズム鮮鋭度による音楽ジャンルの判別に関する研究
布 施 美 咲
実写映像における音が運動速度知覚に及ぼす効果
星 真 理 奈
市民による仙台七夕の伝統継承の仕組みの提案
山 口 有 美
携帯電話のメールにおけるノンバーバル表現
山 本 結 生
ファッションショーを用いた教育機関のブランディングの研究
進路一覧
出光興産㈱、㈱エイアンドティー、NEC フィールディング㈱、㈱ NHK メディアテクノロジー、
㈱エヌ・ティ・ティ ピー・シー コミュニケーションズ、大阪ガス㈱、オムロンフィールドエンジニアリング㈱、
国際ソフトウェア㈱、(独)国立印刷局、(特)
日本放送協会(NHK)、㈱日立東日本ソリューションズ、
㈱富士通マーケティング、㈱ポイント、㈱ワンパク、岩手大学工学部、札幌市立大学デザイン学部、
信州大学経済学部、信州大学繊維学部、仙台高専専攻科、長岡技術科学大学、東北大学工学部
20
愛島通信
■ №117
専攻科 生産システムデザイン工学専攻
寄せ書き
№117 ■ 愛島通信
21
専攻研究(論文)
氏 名
専 攻 研 究 題 目
阿 部 翼
パルスレーザ照射により改質された Al 合金表面層とその摩擦耗特性
阿 部 悠
傾斜機能材料の平面応力問題の解析解
荒 川 健太郎
音楽データファイルからの楽譜作成に関する研究
板 橋 令 児
磁界型位置センサーによる3次元入力・描画システムの開発
尾 形 興 一
接合部形状の異なる RC 造ト形接合部の力学的特性に関する研究
小河原 聡
速度センサと低次元モデルを併用したモデルベースト制御の歯車装置位置制御ループへの組込み
小 山 大 地
中耳・内耳疾患診断用『新生児難聴スクリーニング装置』の開発
菅 野 友 洋
固体高分子型燃料電池の発電特性に及ぼすガス流路配置の影響
菊 池 広 将
酸化タングステン系薄膜材料の光触媒特性の評価
郡 山 和 之
サーモルミネッセンスによる酸化物残光性蛍光体の研究
佐久間 俊 徳
工業系教育空間における空間利用と東日本大震災による影響に関する調査研究
−仙台高専を事例として−
櫻 井 友 貴
管内壁を流れる細流の螺旋不安定性について
佐々木 謙 介
三流体利用型プレート熱交換器の開発
佐 藤 茂 弥
コンクリート表層部に生じる脆弱層に関する基礎的研究
佐 藤 裕 亮
ダイラタント流体のレオロジーに関する実験的研究
佐 藤 遼
SrO-CaO系固体触媒を用いたバイオディーゼル燃料の合成と評価
庄 司 佳 織
不審者・犯罪情報提供システムにおけるインタフェースの改良
庄 司 等
コンクリートの表層透気性に及ぼす空気量および表面水分率の影響
菅 井 亨
レーザ加工を応用したキャパシタの埋め込み形成
関 寛 之
アドバイス機能を持つチューニングシステムの提案
関 真 冬
残光賦活 GSGG:Ce 結晶の作製
髙 橋 航
N-1シミュレータ実現に向けたNS2の機能検証
竹 田 翔
緩衝材を用いた面防具の打撃力低減効果
玉 手 知 紀
ピコ水力発電システムの開発
千 葉 啓 介
家庭内消費電力リアルタイムモニターの開発
戸 坂 怜 央
簡易的な換気設計ツールの開発に関する研究
∼多室住宅モデルを用いた開口特性値の合成方法の検証∼
長 山 健太郎
Ni-Nb-Zr-H 系アモルファス合金の常温量子特性と蓄電性
林 政 都
タンク内キャビテーションによる織物ガラス繊維強化プラスチック積層材料の損傷に関する研究
星 野 遼
HMD、3次元位置センサを用いた AR の三次元化
松 本 若 菜
公共建物における空調機器の予測制御システムの適用に関する研究
水 野 嵩 之
木造住宅の新旧耐震診断法による評点に関する考察
森 広 薫
頭部伝達関数による音像定位を利用した拡張現実感表現
谷地舘 藍
伝送線路型薄膜磁界センサの基礎検討
渡 辺 翔 太
レーザパルス周波数変化による抵抗値の変化
進路一覧
■ 生産システム工学コース
㈱アルメックス、クラレ㈱、ケイテック㈱、㈱コマツ、サントリープロダクツ㈱、シーメンス㈱、東日本旅客鉄道㈱、
住友ベークライト㈱、大日本印刷㈱、通研電気工業㈱、東北リコー㈱、日本電子㈱、福島工業高等専門学校、
福島製鋼㈱、㈱モリタ製作所、安川エンジニアリング㈱、㈱リーブルテック、東北大学大学院工学研究科3名、
北陸先端科学技術大学大学院
■ 建築デザイン学コース
㈱織本構造設計、㈱太平エンジニアリング、㈱竹中工務店、㈱三越伊勢丹ビルマネージメント、公務員(宮城県)
、
東北地区国立大学法人、東北大学大学院国際文化研究科、北海道大学大学院工学院
■ 情報デザイン学コース
㈱アルファシステムズ、NEC フィールディング㈱、パイオニアシステムテクノロジー㈱、㈱リーブルテック
22
愛島通信
■ №117
研修旅行
平成23年度 第4学年 研究旅行行程表
学 科
実施期間
見学先
引率教員
平成23年11月8日㈫から
平成23年11月11日㈮まで
(3泊4日)
マツダミュージアム、原爆ドーム・平和祈念資料館、三菱重工
高砂製作所、神戸製鋼加古川製鉄所、インスタントラーメン発
明記念館、国立民族学博物館
(宿泊地:広島、大阪2泊)
濱西 伸治 教員
永弘進一郎 教員
〃
メリケンパーク、川崎重工業神戸工場、シャープ歴史・技術
ホール、奈良東大寺、京セラ本社、パナソニックミュージア
ム、大阪城
(宿泊地:神戸、京都、大阪)
中村 富雄 教員
山田 洋 教員
建築学科
平成23年11月8日㈫から
平成23年11月12日㈯まで
(4泊5日)
景福宮、国立博物館、秘苑、サムスン電子資料館、ソウル市庁
新築現場
(宿泊地:ソウル4泊)
李 晩 在 教員
飯藤 将之 教員
材料工学科
平成23年11月8日㈫から
平成23年11月11日㈮まで
(3泊4日)
京セラファインセラミック館、神戸製鋼高砂製作所、三菱重工
高砂製作所、三菱自動車京都工場
(宿泊地:大阪2泊、京都)
熊谷 晃一 教員
関戸 大 教員
〃
メリケンパーク、東興福寺・国宝館、東大寺(国立博物館・正
倉院展等)、清水寺、金閣寺
(宿泊地:神戸、京都2泊)
矢入 聡 教員
伊師 華江 教員
機械工学科
電気工学科
情報デザイン
学科
最高の思い出
機械工学科4年 上田
∼ 一日目 ∼
平和について学びました。
朝早く仙台空港を出発し、伊丹空港に着くもそこか
その夜みんなで宮島に行き日
らバスで五時間というハードなスケジュールから旅は
本三景を堪能した。
良次
始まった。みんな最初は文句を言っていたが、いざ旅
が始まるとテンションがあがり五時間などあっという
ま…というわけにもいかなく、バス
を降りるとみんな疲れ果て
てしまっていた。
しかし最初の目的地のマツ
ダミュージアムに着くと、さ
すが機械科といった感じでみ
∼ 二日目 ∼
んな元気になり、最新の車や、
最初に三菱重工高砂製作所に行き普段見たこともな
その内部などいろい
いようなとても大きな機械などがあり、とてもみんな
ろなものを見ること
驚いていました。
ができとても楽しそ
お昼を済ませた後は神戸製鋼加古川製鉄所という所
うだった。
に行きました。今まで色々な場所に工場見学に行って
そしてその後は原
きましたが、製鉄所の見学は初めてで、とても大規模
爆ドームを見て、平
な圧延加工機などがあり、みんなその迫力に圧倒され
和祈念資料館に行き、
ていました。
№117 ■ 愛島通信
23
この日の夜は大阪に泊まり、
世界にひとつだけのカップラーメンを作りました。み
みんな街に行って、定番の
んな疲れていて結構適当に作っていましたが、とても
グリコや、食い倒れ人形を
すばらしい記念品ができました。
見たり、真似したりしては
そして旅の最後に、国立民族学博物館と万博記念公
しゃいでいました。
園に行き、博物館では世界各国の日本とは全く違うた
くさんの文化を知ることができ、記念公園ではとって
∼ 三日目 ∼
も有名な「太陽の塔」を見ることができ、みんな感動
三日目は自由行動
していました。
だったので、各自大
阪をまわったり、京
∼ 研修旅行を終えて ∼
都の名所の清水寺や
研修旅行のおかげで、将来への新しい選択肢がとて
金閣寺、嵐山などに
も増えたのは間違いのないことだと思いますし、それ
行ったりしていまし
だけでなくクラスの絆がとても深まり、一生忘れるこ
た。
とのない楽しくすばらしい思い出になったことも間違
いないことです。
∼ 四日目 ∼
この経験を胸にこれから将来に向かって頑張ってい
最終日は、最初インスタントラーメン博物館に行き、
きたいと思います。
研修旅行の感想
電気工学科4年 大庭
私は11月8日(火)から11月11日(金)まで4
する色々な部分での違いを発見できたことや、実際に
日間に渡って神戸、奈良、京都、大阪と関西方面へ
企業が求めている「人物像」とはどういうものなのか
行ってきました。私にとっては初めて行く地方だった
を企業の方から直接聞くことができたので私の将来を
ため行く前から非常に楽しみでした。しかも移動手段
考える上でも非常に参考になりました。
が「飛行機」と今まで乗ったことがなかったのでこれ
今回の研修旅行を通じて私は、
「企業」とはどのよう
も楽しみの一つでした。
な場所か、またそこで実際に働くということについて
旅行当日、私は仙台空港アクセス線に乗って仙台空
改めて考えさせられました。この4日間は私の将来を
港まで来ました。飛行機に乗ったことがない私はもち
考える上で非常に貴重な時間であったと思います。
ろん仙台空港に来るのも初めてでした。そのため荷物
検査や金属探知機を通る事さえ楽しみました。そして
ついに搭乗した時、私の気分は非常に高揚していまし
た。離着陸時や飛行中の感覚がどのようなものになっ
ているか想像するだけでその気分は更に高鳴ります。
そして離陸した瞬間、私はそのあまりの感覚に、子供
のようにはしゃいでしまいました。
それから4日間、私は大阪のパナソニックや、京都
の京セラミック等の企業見学や奈良の東大寺や京都の
金閣等の観光をしてきました。見たもの全てが私に
とっては新しくどの場所も非常に楽しむ事が出来まし
た。特に企業見学ではそれぞれの企業の特徴を始めと
24
信相
愛島通信
■ №117
大阪城にて
研修旅行を終えて
建築学科4年 加藤
真輝
私にとって、韓国に行ったことは大きな刺激になり
日本のほうが上だと思います。相手をもてなす気持ち
ました。文化の違いを肌で感じ、外から日本を見るこ
は本当にすばらしいと思います。この能力は、日本の
とで自国の長所・短所を見つめ直すことができ、本当
文化として継承していってほしいです。
にいい経験になったと思います。異文化に触れ、すば
建築物も日本に比べるとだいぶ個性的なものが多
らしい経験をたくさんしました。外国に行くこと自体
かったと思います。見学したソウル支庁が特にそうで
が初めてだったので、日本語以外が喋れなくて過ごし
した。それよりも、遺跡などに興味があり多く見れた
ていけるか緊張と不安で胸がいっぱいでした。しかし、
ことは良い経験になりました。日本では戦争によって
韓国に着いてからは、思っていた以上に緊張せず、覚
城がなくなってしまったのでとても新鮮でした。一般
えてきた簡単な韓国語を使ってある程度のコミュニ
住宅と遺跡が混在している景観がとても美しかったで
ケーションはとることができました。しかし、私たち
す。
が韓国語をできたというよりも韓国の人達の日本語が
建築4年の仲も深まり、とても有意義で、一生の思
うまく、様々な会話をすることができました。そこで
い出に残る研修旅行となりました。
思ったのは、日本人は外国の人が観光に来た時に韓国
の人達のように対応はできるのかということです。私
だったら絶対にできません。某番組で、日本人が喋る
ことができる平均言語は1.2語で全世界で最下位でし
た。今日の世界の流れは、グローバル化です。日本の
企業はどんどん世界に進出していっています。最低で
も英語くらいは、話せなくてはいけないと思います。
そのためにもどんどん英語を書く能力ではなく、話す
能力を身につけていくべきです。ただ、負けている部
分だけではありません。接客というものは群を抜いて
京都タワーのエレベーターガールとお近づきになりたい
材料工学科4年 柿崎 成
私は京都が大嫌いでした。街のいたるところに観光
客がいてうるさいイメージでしたし、セールスポイン
トが「古都」なだけなのに観光地としてとてつもない
人気を誇っているところも癪でした。なので、材料工
学科の研修旅行の行き先が京都・大阪に決まった日は、
内心激怒し、その日から私の生活は荒みました。悪い
こともいっぱいしました。研修旅行当日も空港に遅刻
しました。
しかし、京都で私を待ち構えていたのは、
「幸せ」で
した。ただただ、
「幸せ」でした。この手記には私の導
きだした幸せの答えが書いています。
一日目は、初めての飛行機搭乗に浮かれていました。
大阪城と材料4年の仲間
№117 ■ 愛島通信
25
そんなテンションで1つ目の研修先の三菱重工に行っ
と変わりました。あえてその理由は書きません。かの
たため、終始「でけー!」と言っていました。しかし、
松尾芭蕉が詠んだとか詠んでないとかという逸話があ
担当の方から、重工業というイメージからは正反対な
る、松島の絶景を詠った有名な句「松島や ああ松島
材料の細部に潜む繊細さを説明していただき、大変感
や 松島や」のように、今の私にも言葉にできない感
動したのを覚えています。
動があるのです。
二日目は、まず神戸製鋼を研修しました。すごく大
四日目は、京都を離れ、ダイキンの化学部門を見学
きくてすごく熱い鉄を間近で見学できたことがすごく
しました。個人的に興味のあった分野だったので真剣
貴重でした。その後、とうとう私は京都に向かいました。
に話を聞かせてもらいました(しかし心の大部分は京
前述のとおり京都に深い憤りを感じている私は身震い
都を離れた悲しみで埋まっていたのも事実です)
。そし
がする思いでしたが、千本鳥居が有名な伏見稲荷に着
て、研修旅行最後を飾る大阪城見学では、材料科クラ
くと、その荘厳な風景に感動し、鳥居をくぐるにつれ
ス全員で昼食をともにしたのが思い出です。そのとき
て京都に心を開いている自分がいました。そして夜、
に食べたそば(うどんだっけ?)は一生忘れられない
京都の街へ友達と繰り出し、私は京都タワーに行きま
そば(うどん?)になりました。
した。とうとう来ました。そこで私の心の奥に「もし
このように研修旅行は最高です。人生が変わります。
や京都って最高なんじゃないか?」という疑惑が生ま
現に私は将来的に京都に住むことに決めました。必ず
れました。
です。
その疑惑は、三日目の京都自主研修によって確信へ
題名のない研修旅行
情報デザイン学科4年 齋藤
仙台高専情報デザイン学科に入学し早4年…今まで
色であった。清水寺は地主神社なのでやはり人が多く、
に日帰りの研修はあったけれど、起床してから就寝す
折角だからと友人達と恋みくじなるものに挑むものの
るまで級友と過ごす公式イベントは無く、高専ライフ
大半が凶をひいた。唖然。坂やら階段がやたら急勾配
初の3泊4日神戸―京都の研修旅行には、期待に胸が
なところが多かった。店が隙間無く並ぶ様は壮観だっ
膨らむばかりだった。
た。京都の佃煮おいしい。
当日、神戸までは空路で行くとのことで意気揚々と
今回の旅行は普段あまり触れられないものを見たり
飛行機に乗り込む D4の面々と矢入先生、伊師先生。
聞いたり、夜通し友人達と語ったり、楽しい思い出を
飛び立つ瞬間と景色は感動ものであったが三半規管に
作れただけではなく、様々なことを吸収出来た、とて
トラウマを植えつけられた学生もいたようだ。
も有意義な研修になった。
神戸=お洒落シティ 明石海峡ディナークルーズで
見た夜景がとても綺麗だった。ホテルのバス
ルームが妙に広すぎることが印象に残る。
奈良の道中では町並みや言葉のイントネー
ションの違いをしかと実感しつつ、陽気なお
じさまガイドに説明をいただき、奈良公園で
は鹿に襲われ、奈良国立博物館で正倉院の歴
史を知り、その後また鹿と戯れる貴重な体験
をすることが出来た。ホテルはこれまたハイ
カラな印象。
京都の旅路は残念ながら雨がちらつく場面
があった。金閣寺を直に見たのは初めてだっ
たが、本当に360度、金である。ゴールド一
26
睦美
愛島通信
■ №117
神戸のホテルにて
その名はアマリー覚えていない*
インターンシップ
インターンシップを経験して
機械工学科
機械工学科4年 遠藤 拓
私は去年の夏、4年生のインターンシップでサント
リーの高砂工場へ行き普段コンビニなどでよく目にす
リーへ行ってきました。サントリーと言うとみなさん
る、伊右衛門やペプシ、リプトンなどが実際に作られ
も良くご存じのように、主に清涼飲料の製造を行って
ている様子を見学してきました。また、高専を卒業し
いる企業ですが、その他にも外食事業やスポーツ、花
た先輩社員の方たちとの座談会を開いていただき、先
関連など幅広く事業展開している企業です。このよう
輩社員の方の話を聞いたり、逆にこちらから質問をし
に事業内容だけを見ると、高専からなぜ飲み物の会社
たりして社員の方との交流を深めることもできました。
に? と思う人もいると思います。ですが、私は自分
今回のインターンは、5日間という短い間でしたが
の全く知らないところだからこそ行ってみたい! と
とても充実したものでした。特に、先輩社員の方たち
思ったのでサントリーを選びました。
から実際の就職活動中や就職後の話を聞くことができ
サントリーでのインターン期間は5日間で、私を含
たのが自分にとって一番良かったと思います。この貴
め全国の高専から40人の学生が集まりました。実習
重な体験を今後の就職活動に十分役立てていきたいで
の内容は主に学生をいくつかのグループに分けてのグ
す。
ループワークがほとんどでしたが、3日目にはサント
インターンシップ実習報告
電気工学科
電気工学科4年 丁子
和樹
私は、夏季長期休暇の期間中に東京に本社をおく綜
れば自分なりのインターンシップに行く目的は達成で
合警備保障株式会社(通称:ALSOK)に5日間実習
きると思っていたので、少し残念でした。ですが、今
に行ってきました。夏の東京は暑さが厳しく、慣れな
回のインターンシップを通して、防犯機器の仕組みや
いスーツでの通勤や開発センターへの移動は想像して
役割、防犯システムや警備システムの主な仕組みを理
いたよりも大変なものでした。
解し、新たに必要としている防犯技術も教えていただ
5日間の実習は、ALSOK 会社自体が顧客様の大事
きました。
な個人情報を預かっており、会社独自の警備システム
防犯カメラの画像解析や音声解析の仕組みは今後の
を使って警備・監視することを主な仕事としているの
卒業研究にも十分に活かせそうな内容だったので、参
で、一社員として扱っていただくような実践的な実習
考にしたいと思いました。
ではなく、綜合指令センターの見学や技術開発部の研
5日間という短い期間でしたが、私たちの見学や実
究内容の説明、実際に設置されている防犯カメラなど
習のために時間を割いていただいた担当の方々に心か
の防犯システムを使っての模擬的な警備実習が主な実
ら感謝しています。このインターンシップで学んだこ
習内容でした。
とは、私の今後の進路を考えるのに、貴重な経験とな
実際に他の社員の方々と一緒に仕事をすることで、
りました。ありがとうございました。
社会人として働くということを肌で感じることが出来
建築学科
建築の本質を求めて IN 建築現場
建築学科4年 佐藤 裕
私は、「建築の本質を知るためには現場を知ること」
行ってきました。
だと考え、建築現場での実習を希望しました。今回お
業務内容は建築現場の施工管理で、図面を基に現
世話になった企業は株式会社淺沼組で、2週間実習に
場を巡回したり、職人さんと作業工程を確認したり、
№117 ■ 愛島通信
27
CAD による図面の作成などを行ってきました。
力を合わせていました。建物を完成させるという目標
今回の実習を通して感じたことが2点あります。
に向かって、力を合わせて作業する監督や職人さんは
1つは、「建築は命を預かっている仕事」というこ
とても素敵でした。
とです。建築関連の技術者は人の命、お客様の命を預
私は、
「汗水流して人のために働く」という価値観を
かって仕事をしているので、曖昧な行動は命取りにな
大切にしているので、今回の実習はとても有意義なも
ります。私はよく作業中に、
「こんなもんでいいや」と
のでした。高専卒業後は、専攻科入学を予定していま
妥協する癖があるので、今回の実習を通して見直さな
すが、その後の道のりについてはまだ決めていません。
ければいけないと思いました。
しかし、ゴールは「建築現場」と決めました。現場監
2つ目は、「団結して行動することの力強さ」です。
督や職人さんのように、汗水流して働くエンジニアに
建築現場では、現場監督と様々な業種の職人さんが働
なることを目標に、日々精進していきたいです。
いていて、ひとつの建物を完成させるために、みんな
材料工学科
「インターンシップ実習報告」について
材料工学科4年 片平
私は昭和アルミニウム缶株式会社の技術センターに
研究を行うグループでお世話になりました。ここでは
て、5日間のインターンシップをさせていただきまし
実際にいくつかの測定方法で塗膜の膜厚を測定し、研
た。実習内容は、隣接する小山工場また技術センター
究しました。研究ではいくつかの測定機器を使わせて
内の見学、技術センターでの研究と報告会での研究発
いただきましたが、マイクロ単位の薄い膜厚を測るの
表でした。見学では、大型機械を使った工場内でのア
にも様々な方法があり、より正確な値を得るうえでと
ルミ缶の製造工程と、技術センターで機械内部の仕組
ても大切なのだと感じました。技術センターでは年に
みなどを教わりました。技術センターでは本当に隅々
4回、1日使って全員の研究報告会を行っているそう
まで見学させていただき、大型機械の一部だけを切り
で、最終日に私もそこで発表させていただきました。
取ったような機械がたくさんあって、詳しく仕組みを
発表の際にもたくさん指導してもらい、発表は緊張し
教えてもらえたので面白かったです。実習では、技術
ましたが、とてもためになりました。また、学校以外
開発部のいくつかに分かれたグループのうちの一つ、
で多くの大人の前で発表することなどめったにないの
表面技術グループというアルミ缶表面の塗膜に関する
で、良い経験になったと思います。
情報デザイン学科
28
莉香
情報デザイン学科4年 山田
尚美
皆さんは「エンターテイメント」と聞くと、何を思
しかしテレビ業界は厳しいという話を耳にした事のあ
い浮かべますか。映画や音楽、漫画など、世界にはた
る方ならご想像がつく通り、非常に厳しい世界です。
くさんの娯楽が溢れていますが、
「テレビ」もその内の
スタッフは毎日早朝から夜中まで仕事が山積みで忙し
一つです。私は幼い頃から元気や夢を与えてくれるテ
く、本当に意欲がなければ続けられないと実感しまし
レビの世界に興味があり、この業界で働きたいと思っ
た。
ていました。
このインターンを通して、改めて自分や自分の夢と
日本を代表する、印刷業を中心とした事業を行って
向き合う事が出来たと思います。夢に対して自分がな
いる株式会社廣済堂ですが、テレビ番組も制作してい
ぜその職業に就きたくて、どのくらい好きで、何を成
ます。実習の中で、実際放送される番組の撮影の見学
し遂げたいのか。今まで自信を持ってきたのですが、
やロケに参加させて頂く他、カメラの操作方法を学ん
就きたい仕事を目の前にした後、現実の厳しさに少し
で自分達でロケに行き撮影・編集作業をする等、盛り
自信を無くしました。しかしその事実こそ今の自分に
だくさんで新鮮な毎日でした。
とって大切な事でした。実習で学んだ事を生かし、よ
ここまで書くと一見楽しそうに思うかもしれません。
り真剣に自分の将来を考えていきたいと思います。
愛島通信
■ №117
国際交流
はこれからより一層英語に力を入れていかなければな
日独伊三国同盟
情報デザイン5年 阿部 智樹
らないと感じました。少しですが、これからの目標が
明確になった気がします。
東北地方太平洋沖地震が起き大変な状況の中海外イ
留学前に母に「海外に行けば考えが変わる」と言わ
ンターンに参加しました。こんな大変な中海外イン
れましたが正直自分の考えがそのままなのか、どう変
ターンに行っていいのだろうかと複雑な気持ちもあり
わっていったのかはわかりません。でも確実に言える
ましたが、両親の一押しもあり決意しました。自分に
ことは、この約6か月間は自分にとってかけがえのな
とって新しい地に約6か月住むことになり、不安もあ
いものになったということです。この経験はこれから
りました。相部屋は外国人、今までならこんなことは
の自分の人生を後押ししてくれるものだと思います。
考えられない状況で、出発する前は不安に押しつぶさ
最後に、今回の海外インターンシップにおいて支え
れそうでしたが、でもその不安を取り除いてくれたの
てくださった先生方、後押しをしてくれた家族、友達、
は相部屋の学生でした。自分の相部屋はドイツ人が2
こちらで出会えた友達に感謝したいと思います。
人とイタリア人が1人の計4人部屋で、まるで日独伊
三国同盟です。この3人は英語があまり話せない自分
に対して熱心に英語を教えてくれたりいろいろな場所
に連れていってもらったりと、日本では経験できない
ような事を数えられないほど経験することができまし
た。英語を勉強しながらの研究は少し難しいものがあ
りましたが、その3人のおかげでみるみるうちに英語
が上達しました。また今回の海外インターンではフィ
ンランドの授業に実際に参加させていただき、日本と
の違いを実感することができました。また、日本から
離れて異国の地で生活することにより、日本の良い点、
悪い点を感じるようになりました。その点を感じ自分
海外インターンを終えて
機械工学科5年 阿部 紘嵩
このたび、フィンランドでの長期インターンに参加
シェアハウスにて
あちらでの指導教員の方が「生産」の分野を専門にさ
れていたので、生産者側としての意見をいただきなが
ら、より実践的な設計を行うことができました。
12月の中旬にはメトロポリアの3年生を対象にし
する機会を得ることができ、8月下旬から約5ヶ月間
の研修を行ってきました。ヘルシンキにある大学(メ
トロポリア応用科学大学)へのインターンシップでし
たので、自分の興味のある講義に参加し、卒業研究を
進めるといったことが主な研修内容となりました。
私は佐藤一志研究室におきまして、「テオ・ヤンセ
ン機構を用いた歩行マシンの製作」をテーマに研究を
行っています。テオ・ヤンセン機構とは地面を歩く動
物の足のような動きを再現できる機構のことです。そ
の機構を用いることで流動性のある砂浜の上などでも
歩行が可能になります。
メトロポリアでは歩行マシンの設計を行いました。
研究室のメンバーと
№117 ■ 愛島通信
29
たプロジェクトの説明会があり、私も参加させていた
でに決定していたことから、それらをレポートとして
だきました。私の現在の研究テーマを発表したところ、
まとめることで、彼らがスムーズに製作を開始できる
それに興味をもったフィンランド人学生2人が、彼ら
と思ったからです。
のプロジェクトとして、私が設計した歩行マシンの製
私は専攻科に進学し歩行マシンの製作を継続します。
作を行うことになりました。
その際にはこのインターンを通して出会った指導教員、
そのため1月はレポートの作成に力を入れ、引き継
それから引き継いでくれる2人の学生とも意見を交換
いでくれる学生への準備を整えました。歩行マシンの
しながら、よりよいものを目指し励んでいきたいと思
設計はもちろん、必要な材料の選定、製作手順等もす
います。
未知の道の道
ド人の友達2人と同志社大学からの留学生とは、これ
材料工学科5年 狭間 徹
らの多くの時間を共有し浅い話から深い話まで様々な
話をすることで自分の価値観と人生観は半年前とガラ
私は海外インターンで約半年フィンランドのメトロ
リと変わりました。結果的にこのような経験を積めた
ポリア応用科学大学で学生生活を過ごしました。この
のは、自分の大学だけに自分の行動範囲を制限しな
海外インターンで多くの人と出会い、様々な経験をし
かったことが大きくプラスに作用したと思っています。
たことで価値観と人生観がものすごく変化しました。
ここで得ることができた知識とそれ以上の経験をこ
その経験を書いていきたいと思います。
の先の将来に十分役立てていきます。そして私の人生
まず学習面は、授業自体はあまりなかったので主に
を変えた、あの日々を一生忘れない。
自分の研究に多くの時間を費やすことができました。
最後に、国際教育交流の皆様をはじめ、高専の先生方、
大学内に必要な研究スペースを与えてもらい主に一人
留学中もよき相談相手になってくれた友人達、いつも
で研究を進めていました。先生とは週一回研究の進み
心配を掛けながらも支えてくれた家族にこの場を借り
具合と今後の予定についてミーティングしていまし
てお礼を述べたい。本当にありがとうございました。
た。正直研究だけを考えると日本で行った方
が慣れた環境でよい研究ができ友達もいるた
め楽しく進めることが出来たと思います。特
に私の研究は暗室で光を測定するのが主だっ
たためそれはすごく感じました。でもこの海
外インターンでは学習面以外の生活面で充実
した日々を過ごすことができました。友達の
家に泊まってフィンランドの生活を体験した
り、ヘルシンキ大学のコーラスサークルに入
り老人ホームや大学のクリスマスパーティー
で発表会をしたり、一般人向けの日本語学校
で見学とお手伝いをしたり、友達の母親に頼
んでフィンランドの小中学校の授業を見学し
たり、普通の留学ではなかなかできないよう
な経験を沢山経験しました。特にフィンラン
30
愛島通信
■ №117
コーラスサークルの合宿にて
海外に少しでも興味のある皆さんは、是非、この研
ドイツ FFB 校訪問研修
建築学科4年 弦巻 理恵
修に参加してみてください。ドイツでの経験は、きっ
と皆さんに大きな影響を与えてくれるはずです。
2011年度のドイツ FFB 校訪問研修は、各学科か
らの4年生10名と飯田先生、菅野先生のお二人の先
生方、そして学生課から高橋圭さんに参加していただ
き、計13名で2週間の実施となりました。
震災の影響で 4ヶ月遅れの出発となりましたが、ド
イツ語・英語の練習、ドイツ各都市での行動スケ
ジュール作成、そして姉妹校である FFB 校で 発表す
る「東日本大震災をテーマにしたプレゼンテーショ
ン」の準備など、出発前の準備がとても大変でした。
研修ではホームステイと自主研修を行いましたが、
私のホストファミリーのジェシナは明るく優しい性格
で、初めての海外で何も解らない私を色々と気遣って
くれました。ホスト・マザーもとても気さくな方で、
彼女の作るドイツ料理はとても美味しかったです。2
週間の研修中、私はこのホームステイの期間が一番楽
しかったです。私はこの研修に行った事で自分が少し
変わったことを実感しています。特に建築への考え方
が変わり、卒業後の進路も考え直しているところです。
平成24年度 前期 主な学校行事
4/5㈭
開寮(2年以上)
4/6㈮
入学式・入寮式
4/9㈪
始業式・授業開始
4/11㈬
実力試験
4/21㈯
後援会総会・保護者懇談会(1∼4年)
4/27㈮
学生総会
5/18㈮∼19㈯
校内スポーツ大会
5/30㈬
校外研修(3年)
6/上旬
高校総体
6/12㈫∼14㈭
前期中間試験
7/7㈯∼8㈰
東北地区高専体育大会(福島・秋田)
7/9㈪
代休(高専祭)
7/27㈮∼28㈯
オープンキャンパス
7/29㈰
閉寮
7/30㈪∼8/3㈮
前期期末試験(専攻科)
7/30㈪∼8/31㈮
夏季休業(1∼5年)
8/6㈪∼9/14㈮
夏季休業(専攻科)
8/17㈮∼28㈫
全国高専体育大会(中国地区)
9/2㈰
開寮
9/3㈪
授業再開・体育大会報告会
9/12㈬∼19㈬
前期期末試験(1∼5年)
9/18㈫
授業再開(専攻科)
№117 ■ 愛島通信
31
117
2012年3月14日発行
愛島通信
・震災復興関係
…………………………………………………………03
・学生の活動
…………………………………………………………06
・卒業特集
…………………………………………………………10
仙台高等専門学校 名取キャンパス 広報誌 愛島通信 第117号
編 集 : 総務課図書係
印 刷 : (株)
阿部紙工
発 行 : 2012年3月14日
・研修旅行
…………………………………………………………23
・インターンシップ
…………………………………………………………27
・国際交流
…………………………………………………………29