愛島通信 - 仙台高等専門学校

121
2014年3月18日発行
愛島通信
・学生の活動
…………………………………………………………03
・卒業特集
…………………………………………………………11
・研修旅行
…………………………………………………………24
仙台高等専門学校 名取キャンパス 広報誌 愛島通信 第121号
編 集 : 総務課図書係
印 刷 : (株)
阿部紙工
発 行 : 2014年3月18日
・国際交流
…………………………………………………………28
・新任教職員紹介
…………………………………………………………30
・事務・技術支援室だより
………………………………………………………30
卒業生・修了生へのメッセージ
仙台高等専門学校 校長 内田
龍男 昨年は高専制度創設50周年を迎えて、在校生、教職員、同窓生と共に記念シンポジ
ウム、記念式典、祝賀会などを開催しました。皆さんは、その記念すべき年の卒業生・
修了生となります。この50周年にあたって、関係者と共に高専の50年を振り返り、今
後の行く末を考える機会を得ることができました。これまでの50年で、高専は日本の
産業や経済の発展に大きく貢献してきましたが、今後は日本の産業構造が大きく変わっ
ていくと予想され、高専もどうあるべきかが大きな課題です。
一方、皆さんも、卒業あるいは修了した後、これから迎える日本社会はこれまでの常
識では予測できないような変革が進んでいくものと考えられます。時として自分がどう
進むべきか、道がわからなくなることがあるかも知れません。さらに言えば、自分は何
者で、何を目指して生きていくべきかの悩みに陥ることがあるのではないかと思います。
しかし、いつの世も未知の将来を手探りで進んでいくことは変わらぬ共通の姿です。そ
の解は、将来の目標を持つこと、それも自分のためでなく、次の時代にどうしたら組織
や地域のためになるのか、日本のためになるのか、世界のためになるのかを考えて全力
を注ぐことではないかと思います。このように考えると、好きかきらいかにかかわらず、
自分がやるべき道が見えてくるはずで、それこそが生き甲斐です。それぞれの人によっ
て、進むべき道は違って、時には長い茨の道になるかも知れません。しかし、目標を達
成するために、何を学び、何を鍛え、何を準備すべきか見えてくるはずです。それに向
かって全力を尽くしている時こそ、実は満足と幸せを感じる時です。
ただ、時にはそれが正解ではない方向の場合もあります。失敗や、裏目に出ることが
あるかも知れません。しかし、全力を尽くしたあとには悔いは残らないし、失敗しても、
不思議に次の道が拓けてくるものです。
若い諸君、君たちにはまだ失うものは無い、これこそが強みです。信じる道を精一杯
生きることの喜びを是非味わって欲しいと願っています。そして皆さんに素晴らしい未
来が拓かれることを心から祈っております。
2
愛島通信
■ №121
学生の活動
全国制覇
ラグビー部 機械工学科5年 髙野
純平
私は平成25年度仙台高専名取ラグビー部主将の髙
になり、少しずつ雰囲気はよくなっていきました。次
野純平です。今年度は全国大会で優勝することができ
に、全員がラグビーを楽しむことを考えるようになり
ました! これも今まで多大なご支援、応援をしてい
ました。ラグビーがほかのスポーツと大きく異なる点
ただいた方々のおかげです。本当にありがとうござい
は、相手にぶつかりにいくというところです。自分た
ました!
ちは体格も小さく、体重も軽いので相手とのぶつかり、
全国大会の成績は初戦の函館高専が52−14、準決
(専門用語で)いわゆる接点が弱かったので、相手に体
勝の神戸高専が31−12、そして決勝の奈良高専は5
格で負ける分、逃げずに低い姿勢で自分からぶつかり
−0でした。
にいけるよう練習しました。そして、相手との接点を
今年度の初めの頃は高校生相手にも苦戦し、大学
楽しめるようになっていきました。この成果が全国決
リーグでは全く歯が立ないという非常に苦しい時期が
勝の5−0というロースコアにつながったと思います。
あり、全国制覇はとても遠いところにありました。そ
今年度はつらい思いをすることもありましたが、最高
こで、まずは練習の雰囲気を改善することにしました。
の終わりを迎えることができてよかったです。
それまでは先生、コーチ、上級生に言われた練習をた
これからも強い仙台高専名取ラグビー部を下級生が
だやるだけだったので、この練習はなぜやるのか、こ
さらに進化させて引き継いでくれると思います。共に
の練習はどのような意図があるのか考え、一人一人が
頑張りましょう。
練習の意味や意図を考えるようになりました。ただや
今年度、そしてこれまでの5年間、本当にありがと
らされるのではなく自分からやろうと全員が思うよう
うございました!
歓喜の雄叫び
№121 ■ 愛島通信
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高専デザコン2013に出場して
専攻科(建築デザイン学コース)2年 菅 貴哉
11月9日(土)・10日(日)に全国高専デザインコ
な提案をしました。この提案はキーワードの花火、雪
ンペティッション2013 in 米子が、米子コンベンショ
の二つが揃う大曲でしかなり得ないカタチで、それが
ンセンターと米子皆生温泉を会場に開催されました。
建築のデザインにまで落とし込めているという点を評
本校の建築系の学生が3部門・合計5チームに分かれ
価して頂きました。
て出場し、各部門で入賞しました。
審査員長が一貫して推してくださったこともあり、
今回の空間部門のテーマは「未来の町家商店街」で
優秀賞を頂きました。
した。町家とは職住一体の住宅形式で、一般的には細
構造部門の課題は「4点支持構造物の耐荷力コンテ
長いものが多いです。そんな町家が連続して横に連な
スト」で、9月のエントリー時点で、耐荷力230㎏を
ることで商店街が形成されています。そういった基本
超したブリッジを制作した2チーム11名が、プレゼ
を踏まえて今回のコンペでは各対象とするまちの歴史
ンテーションと競技に参加し、
「上遠野流・手裏剣」が
的文脈や文化を調査し、問題となっている事象を見つ
4位、「X 橋」が7位となりました。出場61チーム中、
け解決策を考えていきました。ここで今回特徴的だっ
2チームが10位以内となったのは、米子高専と仙台
たのが「未来」を考えるということです。現状の問題
高専だけであり、4位ながら「上遠野流・手裏剣」が
を解決するだけでなく、そのまちが将来どうなってい
日刊工業建設新聞社賞を受賞しました。
くのか、どうなっていけばいいのかを想像しながら考
環境部門の課題は「もっと豊かな湯のまち」で、予
えていくというものでした。
選42作品の中から本選出場権を得た1チーム1名が
僕らが提案した敷地は秋田県の大曲です。ご存じの
出場し、本選では仙台−明石−有明合同チームを組ん
方も多いと思いますが花火で有名なまちです。アイデ
で、皆生温泉に泊まり込み、まつばがにを題材とした
ンティティともいえる花火とまちの未来が一体となる
皆生温泉活性化の提案をまとめ、優秀賞を受賞しまし
ような提案をしました。キーワードは花火、そして雪
た。
です。大曲は豪雪地帯に指定されるほど雪の降るまち
こういった成績を残せたのも指導してくださった先
です。雪をあえて積もらせる屋根形状であるため、構
生方や制作に協力してくれた皆様のおかげです。各部
造的にも強く作られているということが現地調査から
門の頑張りや雰囲気にも何度も助けられました。皆様
わかりました。僕らはこの特徴に注目し、雪が載るの
本当にありがとうございました。そして後輩の皆さん、
であれば人も載れるのではないかと考えました。屋根
来年も愛島通信で良い成績報告がされていることを期
が花火の客席となり、隣の町家とつながっていくこと
待しています。頑張ってください。
で花火の日だけ“屋根の上の商店街”ができる、そん
空間部門の最終プレゼン
構造部門の載荷試験
閉会式後の集合写真
4
愛島通信
■ №121
第24回全国高等専門学校プログラミングコンテスト in 旭川
建築デザイン学科3年 本郷
卓也
ソフトウエア研究部会の高専大会、全国高専プログ
あったのですが、そこでも負けてしまいました。思っ
ラミングコンテストは北海道旭川市で開催されました。
ていたようにプログラムが動かず、一勝することもで
プログラミングコンテストは課題部門、自由部門、競
きませんでした。大会では他の高専生のプログラミン
技部門の3種類あり、名取キャンパスからは競技部門
グレベルが非常に高く、
にエントリーしました。競技部門は具体的に何をする
解説を聞いてもよくわか
かというと、運営委員会が用意した問題に対して最適
らないものもあり、他の
な解を求めるプログラミングを作成し、その精度を競
高専生とのレベルの差を
い合います。
感じました。
今年度の問題は、サイコロを媒体にして与えられた
しかし、他の高専生の
文字列を正確かつ、より多く伝えるというものです。
この問題に対する考え方
この問題は思っていたよりも難しく、チームでの話し
やこれを実現させるプロ
合いや画像認識は初めての事だったので、実現できる
グラミングスキルを実感
までかなり時間が掛かってしまいました。
できて、かなり刺激にな
大会は二日間で行われました。初日は各ブロックに
りました。この経験をこ
分かれて予選を行うのですが、私達はその時点で他の
れからのプログラミング
高専よりも正解文字数が足らず負けてしまいました。
に活かしていきたいと思
二日目には敗者復活戦があり私達にもチャンスが
います。
参加メンバー
スタートゾーンを出る難しさ
メカトロニクス研究部会部長 電気システム工学科4年 大友
佳嗣
今年度私たちメカトロニクス研究部会は「アイデア
顧問の櫻庭先生がいつも私たち部員に仰っている「ス
対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト 東北地
タートゾーンを出るマシン」を作ることがいかに難し
区大会」において、A チームがデザイン賞を、B チー
いかを本当の意味で知ることが出来た一年だったと思
ムが奨励賞を頂きましたが、全国大会への出場を逃す
います。またロボットを完成に導くには部員一人一人
という結果に終わりました。
に高い意識が要求されるのだと痛感させられた一年で
今年度の競技課題である「Shall We Jump?」はロ
もありました。
ボットと人が大繩跳びを行うという非常に難易度の高
最後に今年度私たちの活動にご理解ご協力下さいま
い競技課題でした。このような競技課題にも関わらず、
した先生方や父兄の皆様をはじめ多くの方々に支えら
昨年度までの主力メンバーが卒業や引退をするなど私
れ一年間活動を行うことが出来ました。本当にありが
たちの部活は再び一からスタートしなければならない
とうございました。今後とも私たちメカトロニクス研
という厳しい状況でした。こうした状況の中でシーズ
究部会をよろしくお願い申し上げます。
ンが始まったために、ロボットを作る上で重要なチー
ム力が足りない状態で、大会に向けてロボットを製作
していかなければなりませんでした。実際に今年度は
シーズン途中で部員の多くが低学年ということもあり、
チームの維持や部員の意識の共有など実際に「もの」
としてのロボットを作り始めるまでに多くの時間を費
やさなければなりませんでした。また完成したロボッ
トも私たち自身が納得のいく状態には達することが出
来ないまま大会に臨むこととなってしまいました。
こうして今、今年度のシーズンを振り返ってみると、
製作したロボットと
№121 ■ 愛島通信
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金属学会に参加して
専攻科(生産システム工学コース)2年 佐々木
雅弘
昨年9月に石川県で開催された、第153回日本金属
ういう考え方もあるのか」と研究の参考になりました。
学会秋期大会に参加し、優秀ポスター賞を頂きました。
自分の発表時間外に見た他の研究も、興味深いものが
この場をお借りして、共同研究者および関係各位の皆
多かったです。結果的には、優秀ポスター賞を頂き幸
様に厚く御礼申し上げます。
多き経験をすることが出来ました。
「Mn-Ga-Cu3元合金の磁気特性におよぼす時効熱
また、前回の日本金属学会秋期大会において研究室
処理の影響」というタイトルで研究内容を発表しまし
の先輩が優秀ポスター賞を受賞しており、我が伊東研
た。これは、新しい磁石材料の開発に関する研究です。
究室では2年連続の受賞となりました。次回は後輩が
現在、強力磁石として希土類磁石が工業製品に広く使
発表予定なので、個人的には3年連続の受賞を期待し
われています。しかし、希土類磁石の原料である希土
ています。
類元素(レアアース)は、産出地が限定的、精製コス
最後に、学会参加の機会を与えて下さり、日々研究
トが高いことなどから、今後、安定した供給が困難に
の指導を頂いている伊東航先生に深く感謝致します。
なる恐れがあります。そこで、希土類元素を用いない
磁石材料の開発が求められています。私が研究する
Mn-Ga-Cu 合金は、希土類元素を含まず、希土類磁石
に匹敵する強力な磁石になる可能性を秘めた材料です。
そのため、希土類磁石にかわる強力磁石として期待で
きます。
金属学会のポスター発表では、有意義な時間を過ご
校長室にて受賞報告
しました。自分の発表に対して専門知識を持った他大
学の教授や学生が様々な反応を示してくれるので、
「こ
ポスター発表の様子
電気学会優秀論文発表賞を受賞して
専攻科(生産システム工学コース)2年 酒井
平成25年3月20、21、22日に愛知県の名古屋大
へ参加を決めたあとは緊張しました。とにかく自分の
学東山キャンパスで電気学会全国大会が開催されまし
研究を理解してもらえるように準備を進め、発表当日
た。今回参加した全国大会は年に一度行われ、全国か
は程よい緊張感の中で堂々と発表することができまし
ら研究発表を行うために多くの人が集まり、一般講演
た。その結果として優秀論文発表賞を頂き、この学会
数は1,428件ありました。その中で電気学会では発表
を通じて自分の行ってきた研究の価値を再確認するこ
部門ごとに35歳以下の若い研究者、技術者の中から
とができました。今後の研究に対する意識が高まりと
優れた論文発表を行った方を選出して表彰する制度が
ても良い経験となりました。
ありました。この優秀論文発表賞にマグネティクス生
またこの学会を機に、海外での発表も経験したくな
体磁気で発表を行った私が選ばれました。
り、2013年に香港で行われた ISTS2013国際シン
私は、
「チタンケースを介する非接触給電における充
ポジウムに参加しました。このシンポジウムでは英語
電状況推定の検討」というテーマで発表を行いました。
での研究発表であったため、電気学会とは違った緊張
私の研究室では、非接触給電技術を用いて体外側から
感で臨み、初めての英語発表でしたが何とか無事に終
体内に埋め込まれた充電式心臓ペースメーカへ非接触
えることができました。
で充電を行う研究を行っています。バッテリーは体内
に埋め込まれているため、端子電圧や充電電流は測定
することができず充電の推移を把握することができま
せん。そこで私は、体外側(一次側)パラメータの変
化から体内側のバッテリー充電の状況を推定する方法
について研究を行っています。
これまで高専シンポジウムなどでポスター発表を
行った経験はありましたが、大きな学会でパワーポイ
ントを用いた口頭発表を行った経験がなく、電気学会
6
紀元
愛島通信
■ №121
電気学会全国大会にて
学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ
機械工学科5年 佐藤
亮太
この夏、リカレンジャーは一大プロジェクトに向け
よくありませんでした。後半は要領を得て、今までの
て準備していました。
最高の公演になったと思います。
それは、学都「仙台・宮城」サイエンス・デイでの
そして、後日の結果発表。なんと、またしても4冠!
最多受賞を目指すことです。
この時の感動は忘れられません。
サイエンス・デイは、科学の不思議さに触れ、科学
最多受賞は逃してしまいましたが、それでも2年で
をもっと好きになってもらうイベントです。
合わせて8つも受賞できたことを誇りに思います。リ
リカレンジャーは、去年のサイエンス・デイにも出
カレンジャー全員の力が無ければ受賞できなかったと
展させていただき、賞を4ついただきましたが、今回
思います。
は更に上を目指し、全団体中1位になることを目標に
最後になりますが、リカレンジャーはこれで終わり
出展しました。
ません。これからも子供達に夢と科学の面白さを届け
リカレンジャーの目的は、子供たちに理科の面白さ
るため、日々精進して参ります。これからもリカレン
を伝えることなので、このイベントはまさにうってつ
ジャーをよろしくお願いします!
けだと思い、いつも以上に気持ちが昂っていました。
出展のテーマは、光の実験でした。サイエンス・デ
イに向けて、何度も実験の確認や器材の作製など、入
念に準備を行いました。当然、上手くいかないことも
あり、何度か壁に当たりました。夜遅くまで準備する
ことも多く、とても濃い内容になっていきました。
いよいよサイエンス・デイ当日。実験の進行役は5
年生でしたが、皆異様なハイテンションで、とにかく
お客さんに楽しんでもらおうと必死でした。他の団体
には、仙台第二高等学校や仙台市天文台など有名な団
体も多く、正直勝てるかどうか不安でした。公演は4
回あったのですが、最初の2回は調子が悪く、出来は
リカレンジャー登場!
第5回(平成 25 年度)読書感想文コンクール
読書感想文コンクールにおいて、審査の結果、応募
<努力賞>
総数162編の中から9名が入賞し、平成26年1月20
1年3組(建築デザイン学科)
佐藤愛理奈 日(月)
に表彰式が開催され、内田校長より賞状並びに
1年4組(建築デザイン学科)
岩渕 友弥 副賞が授与されました。
1年4組(機械システム工学科)
菊池 大輝 1年4組(建築デザイン学科)
庄司 友貴 ● 表彰者 ●
<優秀賞>
1年2組(建築デザイン学科)
笠原 緑子 1年2組(建築デザイン学科)
村上 幸音 <佳 作>
1年1組(建築デザイン学科)
武田 菜緒 1年2組(マテリアル環境工学科) 渡部 由佳 1年3組(マテリアル環境工学科) 佐々木智香 №121 ■ 愛島通信
7
第 8 回 仙台高専・発明コンテスト
知財関連学生支援室 伊藤
昌彦
平成18年度に文部科学省から採択された現代 GP
案の出願を行う予定になっています。ぜひ頑張ってほ
プロジェクト『早期創造性教育と知財教育の連携と統
しいと思います。
合』の一環として高専祭で開催を始めた発明コンテス
次年度以降も仙台高専・発明コンテストを開催しま
トですが、今年度で第8回目を迎えることができまし
すので、学生諸君はぜひ応募してほしいと思います。
た。さらに今年度は、高専制度創設50周年の節目で
(問合せ先:知財関連学生支援室<地域イノベーショ
あることから、この記念事業の一つに位置付けられま
した。
ンセンター(名取)1階>)
表1 第8回仙台高専・発明コンテストの審査結果
発明の募集は、
「全くフリーのアイディア」を募集す
<アイディア部門>
るアイディア部門と「学生生活、寮生活、その他日常
最優秀賞 ペン式はんだごて PE4 大友佳嗣、伊藤敦弥、有見芳敬
生活」を意識した課題部門の2部門で行いました。募
優 秀 賞 Tag Clip
集の結果、電気システム工学科4年のテクニカルライ
ティング(担当:野角光治先生)から、アイディア部
門3件、課題部門9件で合計12件の応募がありました。
PE4 渡部唯人、今野巧也、下塚翔矢
<課題部門>
トイレットペー
PE4 尾形理央、石山百合香、佐藤功汰
パーメーター(仮)
優 秀 賞 振動雨傘
PE4 五十嵐拓郎、佐々木真哉、永沢宏介
最優秀賞
発明コンテストの運営組織である知財関連学生支援
室で中間審査結果を行い、合格した4つのアイディア
について、高専祭で来場者からの投票による本審査を
行いました。発明コンテストには、2日間で311名の
来場者がいらっしゃいました。
表1に審査結果を示します。また、図1に表彰式の
様子を示します。受賞者には、内田校長先生から賞状
を授与していただきました。
賞状の授与だけではなく、受賞したアイディアの中
から、特許出願に向けて弁理士さんと打合せをしても
らって、平成26年3月末までに3件の特許/実用新
図1 第8回仙台高専・発明コンテスト表彰式
軽音楽部 ロビーコンサート
電気システム工学科3年 外崎
8
花純 マテリアル環境工学科2年 伊藤 大輔 建築デザイン学科2年 星 幸乃
私たちは、昨年12月13日に軽音楽部の活動のひと
雰囲気でした。演奏が始まると、知っている曲は一緒
つとして、仙台高専のお隣の宮城県立がんセンターに
に歌ってくださったり、手拍子をしてくださったりし
てロビーコンサートを行いました。演奏したのは季節
てこちらも温かい気持ちになって、とても嬉しかった
に合わせたクリスマスソングや、幅広い年層の方々が
です。コンサートの終わりには、花束と感謝状をいた
楽しめる童謡などの曲です。軽音楽部の3名で歌とア
だきました。集まってくださった方々に喜んでいただ
コースティックギター・ピアノでの45分程度のコン
けて本当に良かったです。
サートでした。
3月には仙台の施設でのコンサートも控えているの
本番の1か月前くらいから個人練習と3人合わせて
で、がんセン
の練習を放課後に行い、コンサートを聴いてくださる
ターでの演奏
方に満足していただけるような演奏を目指しました。
の反省を生か
軽音楽部小山コーチのご指導のもと、演奏する曲に
して、聴いて
よってピアノと歌だけにしてみたり、歌とギターの組
くださる方々
み合わせにしてみたりと、曲の雰囲気を作ることにも
により楽しん
力を入れ、最後まで楽しんでもらえるよう試行錯誤し
でいただける
ました。
よう、さらに
本番は12月ということで少し寒い中でしたが、が
練習を重ねて
んセンター内の患者さんや看護師さんをはじめ、コン
いきたいと思
サートを見に来てくださった方々でロビーは賑やかな
います。
愛島通信
■ №121
お客様と一緒にクリスマスソングを熱唱♪
感謝
吹奏楽部部長 建築デザイン学科3年 西浦
祐希
吹奏楽をやっていると、とても多くの方たちに支え
ちを伝えることはできませんが、今年一年、部長とし
られていることに気付かされます。曲を1曲完成させ
ての仕事をしっかりとこなしていくことで、少しずつ
るにも、部員全員の力がなくてはなりませんし、ひと
でも恩返しをしていければと思います。
つのステージを成功させるには、部員の力はもちろん、
最後になりますが、吹奏楽部を支えてくださってい
たくさんの方々の協力が必要です。
るすべての皆様、本当にありがとうございます。感謝
吹奏楽部は1年を通して行事が多いですが、その中
をお伝えできる場面が少ないので、この場をお借りさ
でもこのことを最も強く感じるのは、やはり、12月に
せていただきます。これからも、部員一同一丸となっ
行われる定期演奏会です。昨年度から、コンサートを
て、全ての行事に全力で取り組んで参りたいと思いま
開催するための資金を、パンフレットに広告を掲載さ
す。今後も、私たち吹奏楽部の活動を、温かく見守っ
せていただき、スポンサーという形で、地域のお店や
ていただければ幸いです。
病院から支援していただいています。また、コンサー
トを運営するに当たり、ブラスバンド実行委員の皆さ
んや、会場スタッフの方々、照明スタッフの方々に協
力をいただいています。そして何より、コンサートを
見に来てくださるお客様がいてこそ、コンサートを開
催することができるのです。ひとつのコンサートを成
功させるために、こんなにも多くの方々のご支援、ご
協力をいただいていることに、心から感謝しています。
また、日頃の部活動では、いろいろな場面で部員や、
顧問の本郷先生に支えられているなと感じます。それ
は、演奏面での指摘やアドバイスだったり、部活の仕
事をする上でのサポートだったりします。1月から、
部長をやらせていただくことになり、改めてその力の
大きさを実感しています。普段はなかなか感謝の気持
コンサート会場
アマチュア無線部の活動について
機械システム工学科3年 山田
怜音
アマチュア無線部は、現在12名で電気棟2階オー
をおねがいします。聞こえる範囲はまだまだ狭いので
プンスペースにて活動しています。活動内容は主にア
すが、広げていけるようにがんばりたいです。
マチュア無線業務です。簡単に言うとほかのアマチュ
最後になりますが、まだ私も無線の資格を取り約1
ア無線家との交信のことです。うまくいけば、かなり
年でまだまだ分からないことも多いのですが、部活動
遠くまで交信できると思います。さらにコンテストに
をよりよいものにできるようにがんばりたいです。
も参加しています。これは、交信局数を競うもので、
どれだけ多くの局と交信できたかで順位が決まります。
フィールドデイコンテストのように山に登って交信す
ることもあります。最近出た大会では32局と交信す
ることができました。もちろん、無線業務を行うには
資格が必要ですが、しっかり勉強すれば取れるので興
味のある方は、一度部室まで足を運んでもらえるとあ
りがたいです。
またこういった活動の他にミニFM放送局の運用も
行っています。音楽を普段は流しているのですが、番
組も将来的には流せるといいです。番組については現
在作成中ですが、アイディアのある方、番組作りに協
力したい、放送に出演してみたいという方はぜひ協力
6m コンテストにて
№121 ■ 愛島通信
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学生会執行部から
高専祭
学生会執行部副会長 マテリアル環境工学科2年 佐藤
10月26日、および27日に高専祭が開かれまし
に展示され、たくさんの人に見ていただくことができ
た。今年のテーマは「革新∼To rainbow color 」。
ました。
2014年度で旧高専9学科から仙台高専7学科に変
また、高学年による専門出展も、子供たちも楽しめ
わります。両キャンパスで協力し7学科(rainbow
るような体験教室が開かれていたり、高専入学希望者
color)の仙台高専になるような思いが込められてい
のために各学科の高学年生による説明なども聞くこと
ます。
ができました。
今年の名取キャンパスの高専祭の一番の盛り上がり
毎年恒例のビンゴ大会も最終日に行われ、たくさん
はなんといってもステージ発表だったと思います。吹
の参加者で中庭が埋め尽くされました。
奏楽部のショートコンサート、Abe project のダンス、
今年は超豪華賞品ばかりでテレビやディズニーペア
リカレンジャーの実験、女装した男だらけのミスコン
チケット、3DS、ホームベーカリーなどなど……後
♂さらには bluesboys などの外部からのゲストライ
半は続々とビンゴになる人が出てきたため突然のじゃ
ブ等、様々な企画が行われました。中でも軽音楽部ラ
んけん大会と豪華品を巡って大接戦が繰り広げられま
イブは高専生の盛り上がりが激しく、とても面白い物
した。
でした。
なんと今年は2日合わせて約2,000人ものお客様に
各クラス、部活、有志の出展も大変盛り上がり、玉
来場いただきました。学生が作る屋台の食べ物を食べ
こんや焼きそば、たこ焼き、水ギョーザなどを販売し、
歩きするもよし、ライブで思いっきり盛り上がるもよ
どの出展団体も心地よい忙しさでした。高専祭のため
し、ビンゴ大会で運試しするもよし、あなたはこれか
に時間をかけて制作した文化部の作品も総合棟の教室
ら高専祭をどう楽しみますか?
ステージ発表の様子
屋内出展
合宿研修所のライブ
10
悠希
愛島通信
■ №121
卒業特集
機械工学科
寄せ書き
№121 ■ 愛島通信
11
卒業論文
氏 名
浅 利 拓 哉
阿 部 将 典
石 田 幹
石 幡 進之介
岩 間 綾 太
浦 川 隆 平
惠遍主 克
尾 形 健 慈
小 黒 翼
片 倉 大 介
片 倉 悠 貴
後 藤 逸
小 林 和 広
佐々木 和 也
佐々木 祐 人
佐々木 慶 喜
佐 藤 啓 太
佐 藤 富士明
佐 藤 亮 太
志 賀 倫 哉
四 條 大 暉
鈴 木 紘 彬
清 野 史 崇
清 野 優
髙 野 純 平
高 橋 哲 哉
高 橋 佑太朗
髙 山 友 希
角 田 圭 佑
内 藤 史 奈
中 村 友 哉
西 浦 和 孝
西 田 涼
平 間 敏 夫
福 岡 承太郎
福 田 賢
星 龍 貴
前 田 泰 明
八 木 俊
横 山 澄 晴
吉 沢 良 兼
渡 邉 翔 太
渡 邊 正 法
卒 業 研 究 題 目
竹粉末押出しにおける押出し温度の影響
非鉄材料を用いたハサミの試作および評価
木質粉末を用いたプレス成形体の強度特性
小型ガソリン機関を用いる省燃費競技用車両の製作
可視化ガソリンエンジンの性能試験
非鉄材料を用いたハサミの試作および評価
電気を使わない冷却装置 Zeer Pot の容器寸法の影響に関する実験
ボールねじ駆動系の力制御に関する基礎研究
ランニングフォームの個人特性の評価と最適化
ボールねじ駆動系の位置制御に関する基礎研究
衝突防止のための車両間距離計測手法の開発
垂直衝突する中空ゴムボールの接触時間と準静的理論
ボールねじ駆動系の速度制御に関する基礎研究
非鉄材料を用いたハサミの試作および評価
透明樹脂表面の微細欠陥検出のための画像処理アルゴリズム
可視化ガソリンエンジンの性能試験
乗用体験用小型燃料電池車の開発
垂直衝突する中空ゴムボールの接触時間と準静的理論
木質粉末を用いたプレス成形体の強度特性
木質粉末を用いたプレス成形体の強度特性
2リンクアームの動作制御に関する基礎研究
サーモグラフィーを用いた樹脂材料の非破壊検査に関する研究
自走スターリングエンジンの性能向上
デモ用立形ホブ盤の設計
樹脂と金属を接合した部材の熱応力疲労に関する実験的研究
樹脂と金属を接合した部材の熱応力疲労に関する実験的研究
乗用体験用小型燃料電池車の開発
車載カメラによる居眠り検出システムの開発
電気を使わない冷却装置 Zeer Pot の容器寸法の影響に関する実験
一様流中の旗のはためきと不安定性
デモ用立形ホブ盤の設計
一様流中の旗のはためきと不安定性
竹粉末押出しにおける押出し温度の影響
サーモグラフィーを用いた樹脂材料の非破壊検査に関する研究
高速度撮影による一様流中の球の抵抗係数計測
ドライヤー空力騒音の計測と評価
監視カメラによる人物認識
回流水槽を用いた振動流の可視化と制御
レンズ表面の微細欠陥検出のための画像処理アルゴリズム
竹粉末押出しにおける押出し温度の影響
ボールねじ駆動系の力制御に関する基礎研究
小型ガソリン機関を用いる省燃費競技用車両の製作
垂直衝突する中空ゴムボールの接触時間と準静的理論
進路一覧
㈱ IHI 相馬工場、曙ブレーキ工業㈱、㈱アルプス技研、㈱ NTT-ME、花王㈱、協立機電工業㈱、㈱ケーヒン、
JX 日鉱日石エネルギー㈱仙台製油所、㈱ JM エンジニアリング、ダイキン工業㈱、東燃ゼネラル石油㈱、㈱ TONOX、
新潟原動機㈱、ニッカウヰスキー㈱仙台工場、日進工具㈱、日本クロージャ㈱、日本トーカンパッケージ㈱、
日立交通テクノロジー㈱、本田技研工業㈱、三菱重工環境・化学エンジニアリング㈱、大和製罐㈱、
群馬大学工学部、仙台高専専攻科、千葉大学工学部、東京農工大学工学部、豊橋技術科学大学、山梨大学工学部
12
愛島通信
■ №121
電気工学科
寄せ書き
中川 巧也
電気科が男だけで良かったです♥
畑井健太郎
大地、亮太、就職してもよろしく
大友 皓文
育毛剤は経費で落ちますか?
蜂谷 翔
コバ研勢!俺矢島舞美と結婚してっから
小澤 佑介
5年間ありがとう ! アデュー!
朴澤 圭人
日韓戦だぁぁぁぁ!
菅家 皓平
KenKen
松井 洸介
僕が HIKAKIN です。
菅野光太郎
頭デカくね?
森 大地
畑井、斎藤、就職しても遊ぼう。
木村 洋介
働きたくないでござる。
横山 晃
ミキティ―――!!!!!!!!
朽木 駿介
最高のクラスでした。みんなありがとう
横山 竣平
森君、それロンね!
齋藤 郁
とても充実した貴重な5年間でした。
渡邊 尚照
活かしてえなー、あご。
斎藤 亮太
畑井、森、就職してもよろしく!
天野 英実 『オタクは高専で生まれました。
坂井 良
卒業したら先生方逮捕しますワ。
石田 湧紀
笹木 亮樹
なに見てんだ、あ?
大友 章平 『快適でしょう?んああおっしゃらないで。
佐藤 悠太
木村のパーが憎い。
齋藤 泰悟
庄司 浩基
さらば、みんな。
佐藤 直樹 『留年はするし、課題は多いし、教官は
菅原 北斗
電気工学科中に卒業できる……
鈴木 照太
最高のクラスだった!
鈴木 大
森君には一回も負けなかった ^ ^
清野 貴寛
多動症です
寺島 康平 『高専で一番気に入っているのは……』
髙橋 寛周
おれ以外、みんなばか♥けど嫌いじゃない♥
新沼 光 『何です?』
千葉 諒
ぱりおーん きーとくしゃ!!!!
山崎 仁士 『就職率だ(ゲス顔)』
中森 雄貴
NOT AFRAID
高専のニューモデルです』
大学受験がない高専なんて見かけだけで』
入院するわ、ろくなことがない』
武田 祥史 『どうぞ入学してみてください。いい学
校でしょう』
№121 ■ 愛島通信
13
卒業論文
氏 名
卒 業 研 究 題 目
天 野 英 実
非接触給電の大容量化にむけたコイル設計の検討
石 田 湧 紀
高品位分光イメージング用液晶波長可変フィルタの特性解析に関する研究
大 友 章 平
不可視情報の光学的識別システムに関する研究
大 友 皓 文
CMOS アンプの高出力化に関する研究
小 澤 佑 介
非接触電力伝送時の二次側パラメータ推定システムの検討
菅 家 皓 平
中間気圧グロー放電陽光柱における中性ガス加熱特性
菅 野 光太郎
磁気浮上を用いたエッジレス・ダンパレススピーカの製作
木 村 洋 介
混合ガス直流グロー放電における電位及び電界特性
朽 木 駿 介
画素値の分析による歩行者信号機の青点滅の検出
齋 藤 郁
オブジェクト検出器を用いた歩行者用信号機の青点滅の自動検出手法の開発
齋 藤 泰 悟
振動力発電システムに関する研究
斎 藤 亮 太
Zn(0,S)粉末を用いたワイドギャップ半導体薄膜の作製 ∼液体撹拌法による原料の混合と評価∼
坂 井 良
小口径直流グロー放電における電界特性
笹 木 亮 樹
投球動作に関する研究
佐 藤 直 樹
不可視情報の光学的識別における評価指標に関する研究
佐 藤 悠 太
楽曲の特徴量抽出を用いたカテゴライズシステムに関する研究
庄 司 浩 基
動画像処理を用いて囲碁の棋譜をリアルタイムで自動作成するシステムの開発
菅 原 北 斗
単一光子分光ユニットを用いた時間分解測光システムの構築
鈴 木 照 太
歩行動作及び立ち上がり動作に関する研究
鈴 木 大
音声認識プログラムに関する研究
清 野 貴 寛
ヒートポンプ式床暖房用ブラシレス DC モーターに関する研究
髙 橋 寛 周
接触充電式 EV 車のメカ機構による伝送効率改善
武 田 祥 史
液晶セルギャップの高精度測定手法に関する研究
千 葉 諒
Combine Quuppa positioning system with Unity
寺 島 康 平
高品位分光イメージング用液晶波長可変フィルタの設計に関する研究
中 川 巧 也
化合物半導体におけるルミネッセンスの温度特性 ∼紫外線 LED を用いた励起光源の検討∼
中 森 雄 貴
Simulink を用いた車両モデルのシミュレーション
新 沼 光
渦電流ディスクブレーキによる発電に関する研究
畑 井 健太郎
Zn(0,S)粉末を用いたワイドギャップ半導体薄膜の作製 ∼回転型粉末混合機の製作と評価∼
蜂 谷 翔
ブースターコイルの設計手法に関する検討
朴 澤 圭 人
回転打出型シャトル射出機の製作
松 井 洸 介
海外長期インターンシップの成果 ∼小型電動機制御の基礎検討∼
森 大 地
化合物半導体におけるルミネッセンスの温度特性 ∼TMP による真空引きの高効率化∼
山 崎 仁 士
ピコ水力発電に関する研究∼自然水流の利用∼
横 山 晃
ピコ水力発電に関する研究∼館内水流の利用∼
横 山 竣 平
小口径直流グロー放電における中性ガス温度特性
渡 邊 尚 照
方形波を用いた非接触電力伝送システムの検討
進路一覧
出光興産㈱、NEC トーキン㈱、㈱エヌ・ティ・ティ エムイー、㈱ NTT ファシリティーズ東北、グローブライド㈱、
サッポロビール㈱仙台工場、ジェイアール東日本ビルテック㈱、シャープ㈱、㈱中央製作所、中部電力㈱、
月島食品工業㈱、東亜レジン㈱、東北電力㈱、ニッカウヰスキー㈱仙台工場、ニプロ㈱、日本電設工業㈱、
㈱フォーラムエンジニアリング、ミカド電装商事㈱、宮城県警察官、㈱明電舎、ライオン㈱、リコー光学㈱、
仙台高専専攻科、東北大学工学部、豊橋技術科学大学、日本大学工学部
14
愛島通信
■ №121
建築学科
寄せ書き
相澤 良祐
安倍 海
高専で得たものを社会で活かし、立派な
したが楽しく過ごせました。本当にあり
そうだね。みんなで行った研修旅行よ
がとう。
員に感謝。今までありがとうございまし
いします。
5年間色々な事をやってきた。これから
もいろいろやっていくワイヤ!
鈴木 義彬
みんな Thanks! おれの夢はシャンク
ス!
やせたいし、ドルヲタやめたい……。そ
高野 昌洋
笠松先生、いろいろ迷惑かけてすみませ
効率、コスパはとても大切。その点、コ
んでした。これからは立派な大人になり
バケンは最高でした。
ます。
大内 瞬
社会人になったら絶対遅刻はしません。
大塚 拓実
豊橋技科大で勉学に励み、立派な教師と
大槻 琢磨
鈴木佑璃奈
ディズニーランドにたくさん行きたいで
んなもんかなあ。
遠藤 紀英
この5年間笠松先生と過ごせて良かった
です。今後は保証人としてよろしくお願
す。
遠藤 丞
佐藤 拓
研究室の先生、先輩、そしてメンバー全
た。
岩田 香菜
笠松先生や研究室の皆には迷惑をかけま
人間になります。
かったネ! そうだよね、古山くん。
阿部 雄太
佐藤 駿太
苫米地花菜
泣いて笑って、いろいろあった5年間で
した。本当にありがとうございました。
なって母校へ戻ってきます。
野村 広道
野村建設をよろしくお願いします。
すばらしい高専生活を送れました。飯藤
八森 渉
卒研担当の藤田先生や他の先生方、研究
先生、アマ無線の皆さんありがとう。
室の諸兄のおかげで楽しい学生生活を送
尾形あゆみ
拳太さん。将来養ってね。
れました。
奥山 大翔
この5年間、問題ばかり起こしすみませ
長田竜之介
古山 忠之
先生方、クラスのみなさん、5年間あり
んでした。これからはまっとうな人間に
がとうございました。毎日楽しかったで
なります。
す。
初任給でアゴヒゲ永久脱毛します。オナ
星 歩美
寮あるある。真っ昼間 大きな声で「こ
んばんは」!! 恥ずかしかったなあ。
シャス!!
(照)
海和 宗人
東京でしっかりと洗われてきます。
木田 智之
僕も入社2年目までに結婚します。……
星 和成
僕、このクラスで一番優秀でした。
何て言うか!!!
松尾 大
4年生から編入した私に良くしていただ
久保田剛司
栗原 風太
きありがとうございました。
フォー! マヂで楽しい5年間だったよ
ね。ね! 海くん?
松川その美
噛み砕かれても、尚 暴れまわる。
5年間、色々ありましたが楽しかったで
松田 龍介
楽しい5年間でした。お世話になった先
生方、本当にありがとうございました。
す。今後の専攻科でもよろしくお願いし
ます。
小林 優作
嶺岸 知輝
村上 美穂
偏差値が低くても高専卒の学歴がもらえ
ました。ありがとう。
5年間楽しかった。高専大会にもう一度
出た ―― い。
ます。
佐藤 拳太
卒業後もどこかの高専にいると思います。
会ったら話しかけてください。
研修旅行、初日の事件が今だに頭に残っ
ています。(笑) 専攻科では本気を出し
℃-ute の矢島舞美と結婚することにな
りました。
いつかは伝説になる。しかし今は、ただ
のハーン。
酒井 俊史
丸山 裕紀
若松 尚輝
5年間お世話になりました。毎日、楽し
かったです。
№121 ■ 愛島通信
15
卒業論文
氏 名
相 澤 良 祐
繊維補強モルタルの物性および凍結融解抵抗性に関する実験的検討
安 倍 海
プレファブ内の温熱空気環境に関する研究(窓の開閉による温湿度変化と CO2 濃度)
阿 部 雄 太
鉄骨置屋根構造の地震被害に関する基礎的研究 −Fram-D による検討−
岩 田 香 菜
プレファブ内の温熱空気環境に関する研究(WBGT と不快指数について)
遠 藤 丞
気密性能に基づく部位別開口特性の現場測定法の開発
遠 藤 紀 英
5室系モデルを用いた開口特性の置換方法に関する実験的研究
大 内 瞬
プレファブ内の温熱空気環境に関する研究(エアコン稼働時の環境実測調査)
大 塚 拓 実
慣性質量効果を有する液流ダンパーの抵抗性特性に関する基礎的研究
大 槻 琢 磨
オープン解析ソフトによる専攻科棟の構造解析
尾 形 あゆみ
過去の震災のプロセスと比較した福島県中山間地域における集落再生課題について
奥 山 大 翔
5室系モデルを用いた開口特性の置換方法に関する実験的研究
長 田 竜之介
金物補強をした木質柱の曲げ強度実験
海 和 宗 人
家庭菜園に関わる物の配置特性 −2つの調査事例から−
木 田 智 之
気密性能に基づく部位別開口特性の現場測定法の開発
久保田 剛 司
プレファブ内の温熱空気環境に関する研究(ブラインドの開閉による室温と照度について)
栗 原 風 太
現代住宅における廊下の使われ方の基礎的研究
小 林 優 作
東日本大震災による建物被害とその復旧工法の調査
酒 井 俊 史
柴田町優良田園住宅における現状と問題点の把握
佐 藤 拳 太
16
卒 業 研 究 題 目
金物補強をした木質柱の曲げ強度実験
佐 藤 駿 太
鉄筋コンクリート梁の曲げ耐力に関する実験的研究
佐 藤 拓
常時微動に基づく層間変位と固有周期の関係
鈴 木 佑璃奈
モノから見た玄関の役割に関する基礎的研究
鈴 木 義 彬
公共ホールにおける経年変化分析と長期マスタープランの検討
高 野 昌 洋
表面含浸材の塗布方法の違いがコンクリートの改質効果に及ぼす影響
苫米地 花 菜
東日本大震災における被災者の自力再建に関する意向
野 村 広 道
透気性を指標としたコンクリートのスケーリング抵抗性評価に関する研究
八 森 渉
長周期地震に対する免震システムの長周期化の可能性に関する基礎的研究
古 山 忠 之
住宅用簡易すべり免震システムの開発に関する研究
星 歩 美
東日本大震災による災害公営住宅入居者の暮らしの変化と満足度
星 和 成
鉄筋コンクリート梁の曲げ耐力に関する実験的研究
松 尾 大
鉄骨置屋根構造の被害に関する基礎的研究 −Abaqus による検討−
松 川 その美
石巻市における東日本大震災による文化芸術活動への影響
松 田 龍 介
微動測定に基づく建築棟の層間変位と固有周期の関係
丸 山 裕 紀
5室系モデルを用いた開口特性の置換方法に関する実験的研究
嶺 岸 知 輝
混和材混合型自律治癒コンクリートの自己修復性能に関する実験的研究
村 上 美 穂
プレファブ内の温熱空気環境に関する研究(温熱環境計測システムの構成)
若 松 尚 輝
防災を視点とする仙台高専における東日本大震災前後の学生の生活変化に関する研究
愛島通信
■ №121
卒業設計
氏 名
卒 業 研 究 題 目
相 澤 良 祐
南仙台駅改築案
安 倍 海
広瀬住宅再構築案
阿 部 雄 太
南仙台駅 改築案
岩 田 香 菜
マリンゲート塩釜・改築案
遠 藤 丞
十符の里プラザ移転案
遠 藤 紀 英
白川公民館再建計画
大 内 瞬
宮城球場・改築案
大 塚 拓 実
石巻コミュニティーセンター ∼石巻に必要なもの∼
大 槻 琢 磨
気仙沼市立病院 新築案
尾 形 あゆみ
児童・高齢者のための複合福祉施設
奥 山 大 翔
多賀城市総合体育館・新築案
長 田 竜之介
仙台市立 山田・人来田中学校統合計画
海 和 宗 人
風化を止める震災記念館
木 田 智 之
あすと長町 駅前施設計画案
久保田 剛 司
見える、「さいち」
栗 原 風 太
石巻市文化センター
小 林 優 作
名取市復興住宅
酒 井 俊 史
富沢の集合住宅
佐 藤 拳 太
五城中・再構築案
佐 藤 駿 太
柴田町図書館
佐 藤 拓
仙台市立向山小学校 新築計画
鈴 木 佑璃奈
育む公園
鈴 木 義 彬
石巻文化施設 新築案
高 野 昌 洋
地域にとけこむ集合住宅
苫米地 花 菜
トンネルで逢いましょう
野 村 広 道
江東区立江東図書館 新築案
八 森 渉
仙台市体育館改築案
古 山 忠 之
桑折町老人複合施設
星 歩 美
低所得者向け高齢者住宅
星 和 成
多賀城市図書館・新築案
松 尾 大
光あふれる小学校 ∼蒲町小改築案∼
松 川 その美
こども部屋
松 田 龍 介
岩沼駅の改修案
丸 山 裕 紀
東京競馬場改築案
嶺 岸 知 輝
あすと長町・仮設住宅型集合住宅
村 上 美 穂
名取市図書館
若 松 尚 輝
place ∼それぞれの居場所∼
進路一覧
㈱淺沼組、阿部建設㈱、㈱ NTT ファシリティーズ、㈱エネ・グリーン、空新日本調㈱、国立高等専門学校機構、
佐藤工業㈱、JX エンジニアリング㈱、㈱第一ヒューテック、大東建託㈱、大和ハウス工業㈱、大和ライフネクスト㈱、
高砂熱学工業㈱、電源開発㈱、㈱東栄住宅、東京ガス㈱、東芝エレベータ㈱、東北発電工業㈱、東洋建設㈱、
三菱電機ビルテクノサービス㈱、㈱横河ブリッジホールディングス、
首都大学東京、仙台高専専攻科、豊橋技術科学大学
№121 ■ 愛島通信
17
材料工学科
寄せ書き
青田 昇哉
selfish!!!
齋藤 樹
卒業やだーみんなこのまま専攻科行こうよ
秋元 裕太
床にこすりながら登校してました。さーせ
佐々木幸登
5年間あっという間でした。進学先でも5
安藤 成美
ん。
年間で学んだことを生かして進んでいきた
S5大好き! 女バレ大好き!! みんな
いと思います。
ありがとう!! フィンフィン♪
佐藤 圭吾
石川 正貴
5年間ありがとうございました
経験人数、経験回数 #km_goose のつぶ
石田 奈月
夜の三冠王 ... 成功率、経験人数、相手の
やき晒す
満足率 #km_goose のつぶやき晒す
氏家 智美
私は selfish な女。
江尻 達也
一度きりの夏 ... ネバーエンディングサ
佐藤 大暉
仙台高専で技術やそれに関する知識を多く
身につけることが出来ました。
佐藤 匠 「こんなのはじめてだよ!」っていつかは
マーできるわけ?
女の子に言わせたい。
遠藤 寛子
伊東先生、ありがとうございます!
大江 周太
なんだかんだで、楽しめました
大坂 悠平
利府中央店からの、卒業。
佐藤 宏紀
つきあいたい!!!
大場 大地
お疲れさんでした。
佐藤 稜真
卒業した?
小野 瑞希
私のお気に入りは ...
志賀 直仁
高専生活で学んだことはたくさんあるね。
小野寺 諒
5年間楽しかったです。就職先でも頑張り
鈴木 岳樹
俺のアカウント Tommy だけど質問あ
佐藤 哲哉
藻と SEM のアライメントにエロスを感じ
る。
ます!
る?
加藤くるみ
らぐびーらぶ
寺島 慶起 「トイレどこ?」
菊地 信哉
そういえば生きてた途中だった気がする。
中島 賢也
あわてんぼうのサンタクロース 何も言わ
#ryo_ma10のお気に入り晒す
ずに抱きしめた♡ #ryo_ma10のお気に
後藤 匠
マコちゃんとラブホで飲みする予定だった。
入り晒す
小林 一貴
恋人がいるときのバレンタインって、優越
西村 啓
みかん欲しかったらあげる(和歌山産)
感に浸れて僕は好きですね。
村岡 慶美
研究に対しては愛しかなかったです!←
#km_goose のつぶやき晒す
盛 晃一
材料科最高です! ありがとう!
進先生の娘になりたかった。
渡邊 忍
死ぬまでみんなと一緒にいたかったー
今野 里緒
18
なーきーのコメント訂正。お相手 GET 率、
愛島通信
■ №121
卒業論文
氏 名
卒 業 研 究 題 目
青 田 昇 哉
フレキシブル基板を用いた2元系透明導電膜の作製と特性評価
秋 元 裕 太
TBBPA の加熱分解時における Ta の熱的挙動に関する研究
安 藤 成 美
TBBPA の加熱分解時における Ta の化合物形態に関する研究
石 川 正 貴
確率シミュレーションを用いた酵素反応機構の推定
石 田 奈 月
電解質溶液内移動現象のセル・オートマトンモデルの構築
氏 家 智 美
鉄鋼リサイクル材料中の極微量元素の定量分析に関する研究
江 尻 達 也
エレクトロクロミック材料の合成
遠 藤 寛 子
時効熱処理を施した Mn-Ga-Cu 合金の微細組織と磁気的性質
大 江 周 太
Ni-Mn-X(X=In, Sn)メタ磁性形状記憶合金の微細組織に及ぼす B 添加の影響
大 坂 悠 平
炭酸塩 /γ-Al2O3を固体触媒としたバイオディーゼル燃料の合成と成分評価
大 場 大 地
Fe-W-Cr 合金の組織と硬さに及ぼす Cr 濃度の影響
小 野 瑞 希
PCS 法で作製した Al/CNT 複合材料における Al/CNT 界面の微視組織観察
小野寺 諒
Al-Fe-Si 複合材料の摺動摩耗特性評価
加 藤 くるみ
Mg-Zn-Al-Gd 合金における長周期積層構造と凝固冷却速度の関係
菊 地 信 哉
ブルー相の発現とそれに伴う温度制御ユニットの設計・製作
後 藤 匠
遊星ボールミル・SPS を用いた Al-CNT 焼結体の作製及び特性評価
小 林 一 貴
金属微粉末を用いて作製した FeNi 合金粉末の組織
今 野 里 緒
実用刃物における熱処理プロセスの評価
齋 藤 樹
窒化焼入れにおける浸窒機構の研究
佐々木 幸 登
溶融液晶性ポリエステル薄膜を用いた初期配向技術の開発
佐 藤 圭 悟
鉄系合金への窒化処理と Cr の影響
佐 藤 大 暉
希土類添加 Li2SrSiO4の作製と光学特性評価
佐 藤 匠
ボールミル法による Mg/CNT 複合材料の作製と水素吸蔵特性
佐 藤 哲 哉
光触媒 WO3/TiO2複合微粒子の合成と水質浄化に関する研究
佐 藤 宏 紀
Folic Acid 誘導体の合成による医療分野への応用
佐 藤 稜 真
残光蛍光体の光電導特性
志 賀 直 仁
レーザー援用微粒子ジェット噴射法による Cu 導線の形成
鈴 木 岳 樹
残光性蛍光体のサーモルミネッセンス特性
寺 嶋 慶 起
ナノカーボン含有ポリマー系ナノコンポジットの開発
中 島 賢 也
TBBPA の熱分解時に発生する有機化合物の熱的挙動に関する研究
西 村 啓
Al-SiC 複合材料のX線による残留応力測定
村 岡 慶 美
MWNT/PA6 ナノコンポジットの開発と強度評価
盛 晃 一
鋳造 Mg-(Zn, Al)-Gd 合金におけるシンクロ LPSO 相の組成変化
渡 邊 忍
光触媒複合微粒子の作製を目的とした液相法による酸化銀(Ag2O)粒子の合成
進路一覧
出光興産㈱、㈱エイアンドティー、㈱エヌ・ティ・ティ エムイー、オオバ ・ リキヤ事務所、花王㈱、㈱クレハ、JX日
鉱日石エネルギー㈱川崎製作所、タカハタプレシジョンジャパン㈱、㈱多加良製作所、チェスト㈱、東燃ゼネラル石油㈱、
東北特殊鋼㈱、㈱豊田中央研究所、㈱原田伸銅所、北海道旅客鉄道㈱、㈱北光、
岩手大学工学部、仙台高専専攻科、東京工業大学、豊橋技術科学大学、長岡技術科学大学、東日本医療専門学校
№121 ■ 愛島通信
19
情報デザイン学科
発足 22 年目、17 回生のこのクラスが我が国初の情報デザイン学科の最後のクラスとなりました。
寄せ書き
青柳 和喜
サメちゃんさいつよ
瀬野尾 亮
スガツカラガスガスキデガスガイシャデガス
池田 萌香
村田家のやきとりが美味しく育ちますように。
髙橋耕二郎
D 棟に自販機が置かれなかったのが心残り
伊藤 大樹
高専から車で帰る時に駅前で事故りました。
髙橋 幸太
学生のうちは、遊ぶべし!
伊藤 義孝
むしゃくしゃしてやった。今は後悔している。
髙橋 琴音
わかなへの愛は20文字じゃ語れません ww
梅澤 優奈 「ほ」んとうにクソデブで
髙橋 優元
苦難を楽しみ、人生自分らしくあれ。
遠藤 功也
遠藤研の遠藤です。
千枝 諒
最上級の努力で世界を変える
大泉 蓮
そつぎょうの じゅもんが ちがいます
豊田 理乃 「ご」ねんかん!(^0^)
大内 美悠
クータス!!!!!!!!!!!!!!!!
畠山 巧幹
( ? ω ?)。○(サメちゃんってなんだ?)
大松澤光平
高専卒の誇りを持って大学生活を送りたい
半谷久瑠美
勉強教えてくれてる時のことねしは神だった
柿沼 若菜
池ちゃんへ 卒業後もお前を緑にしてやる!
久松 桐子
豪華客船の上で生活したい!!クータス!
片平賢太郎
フィンランドでうんこもらしました。
藤田 武憲
D科のみんなともっと勉強したかったです
菊地 琢真
やりたいことが見つかった5年間でした。
松下みどり
卒業したいです。クータス!
菊池麻由香
学生生活、大変お世話になりました。
三浦 綾郁 「う」めこんぶ茶大好き♡
菊地 凜
リンリンリリン……明日は卒業式だから。
村田 彩
また2人でショッピング行こうね、久瑠美♡
北村 勇喜
来年からセリエ A(専攻科)でプレーします
山下 望
卒業後も皆との繋がりが続いていくといいな
齋藤 佑有
笑顔いっぱいの5年間でした♡クータス!
横田 絢奈
楽しい学校生活を送れました!ありがとう◎
佐藤 里穂
みんなで見た東大寺忘れない!クータス!!
吉田 純一
学校も寮生活も楽しい五年間でした!
宍戸 拓也
来年からセリエ A(専攻科)でプレーします
吉田友梨恵
今までありがとうございました。
渡辺 将臣
委員長の肩書きが心地良かったです!
菅原 瑠美 「ん」ーっと楽しかった
20
愛島通信
■ №121
卒業論文
氏 名
卒 業 研 究 題 目
青 柳 和 喜
計算機端末間協調作業ツールにおける1対多通信用インタフェース
池 田 萌 香
日本の伝統色と外来色の色彩感情の比較
伊 藤 大 樹
対話的な授業のための kinect センサーの利用
伊 藤 義 孝
Kinect を用いた出席確認システム
梅 澤 優 奈
補色配色の印象に関する検討
遠 藤 功 也
ネットワークシミュレータ NS-3 のエミュレーション機能の検証
大 泉 蓮
江戸しぐさを盛り込んだ教育絵本の提案
大 内 美 悠
実写映像における音が運動速度知覚に与える影響
大松澤 光 平
認知バイアスが意思決定に及ぼす影響
柿 沼 若 菜
アウトドアで使用するための事典アプリケーションの作成
片 平 賢太郎
室内位置情報システム“Quuppa”を用いた迷路ゲームの製作
菊 地 琢 真
脱・パッケージの製品デザインの提案
菊 池 麻由香
球技におけるフォーメーションシミュレータのデータ管理
菊 地 凜
球技フォーメーションシミュレータにおける Kinect によるデータ入力手法
北 村 勇 喜
Kinect を用いたバーチャルクレイモデリングシステム
齋 藤 佑 有
アイトラッカーを用いた人間の視覚探索行動の研究
佐 藤 里 穂
ドライバーライセンス取得時の視力検査システムの二国間比較
宍 戸 拓 也
e-ラーニングにおける小テストを用いた段階的学習法の研究
菅 原 瑠 美
知覚が容易なエレベータ開閉ボタンの検討
瀬野尾 亮
マルチスピーカーとヘッドホンを用いた音響効果による高臨場化
髙 橋 耕二郎
SNS とコミュニケーションアプリについての研究
髙 橋 幸 太
学生データのスペクトラムベース可視化
髙 橋 琴 音
音声が遅れを伴う発話映像の聞き取り性能評価
髙 橋 優 元
Development and evaluation of QoS guarantee program using Linux router
千 枝 諒
体感振動調査と骨伝導イヤホン製作と評価
豊 田 理 乃
高専学生に向けた電子工作における学習教材の研究
畠 山 巧 幹
C# 言語に対応した 頭部運動感応型聴覚ディスプレイの開発
半 谷 久瑠美
VOCALOID の歌声におけるあとノリ歌唱のずれと心地よさの研究
久 松 桐 子
音楽作成のための新しい平均律音階に関する研究
藤 田 武 憲
タグを用いた音楽にあった環境映像の生成法の研究
松 下 みどり
フラッシュ錯視における音と色の影響
三 浦 綾 郁
顔イラストの色における表情認知に及ぼす影響
村 田 彩
デニッシュパンの宣伝ポスター制作に関する PCCS を用いたトーンの検討
山 下 望
聴覚ディスプレイで用いるヘッドホンの種類による音像定位の変化
横 田 絢 奈
雑音へのマスキング効果における作業効率と印象の変化
吉 田 純 一
MIDI 音楽データを用いた音楽ジャンル判定に関する研究
吉 田 友梨恵
二色配色の印象評価に関する研究
渡 辺 将 臣
広報を目的とした Web サイト管理システムの印刷機能
進路一覧
アイワビルド㈱、㈱アイソリューションズ、㈱アルプス技研、㈱ウェーブ、NEC フィールディング㈱、
㈱エヌ・ティ・ティ エムイー、㈱沖電気カスタマアドテック、オムロンフィールドエンジニアリング㈱、
オリエンタルモーター㈱、神田通信機㈱、コスモシステム㈱、㈱シーテック、東京ガス㈱、
パイオニアシステムテクノロジー㈱、㈱富士通ゼネラル、ユニチカ㈱、㈱リーブルテック、リコーテクノシステムズ㈱、
リンク情報システム㈱、
京都造形芸術大学、信州大学繊維学部、仙台高専専攻科、東北大学経済学部、長岡技術科学大学
№121 ■ 愛島通信
21
専攻科 生産システムデザイン工学専攻
寄せ書き
進路一覧
■ 生産システム工学コース
旭化成㈱、アルプス電気㈱、いすゞエンジニアリング㈱、ケイテック㈱、㈱ケイヒン、昭和電工㈱、千住金属工業㈱、
東燃ゼネラル石油㈱、東北三和鋼機㈱、トヨタ自動車東日本㈱、㈱酉島製作所、日本精工㈱、㈱フジキン、
三菱ビルテクノサービス㈱、ヤマセ電気㈱、㈱ユーテック、リコーテクノシステムズ㈱
首都大学東京大学院、東北大学大学院工学研究科、北陸先端科学技術大学院大学大学院
22
愛島通信
■ №121
専攻研究(論文)
氏 名
専 攻 研 究 題 目
生産システム工学コース
相 原 貴 志
多流体熱交換器における流路の最適配置に関する研究
阿 部 紘 嵩
レーザー処理を施したアルミニウム及び銅と樹脂の接合強度に関する研究
伊 藤 篤 史
実用合金鋼のガス窒化における超音波探傷法を用いた健全性評価法の開発
大 庭 剛
GYAG : Ce からの残光
加 藤 智 大
管楽器の発音機構とシュリーレン撮影法による流れの観測
亀 谷 翔太郎
YAG レーザ援用微粒子ジェット噴射埋め込み法による導線の作製
日 下 直 人
超音波と LDV を用いた流体の非接触測定
酒 井 紀 元
充電式ペースメーカの二次側インピーダンス変化に基づく充電状況推定システムの研究
佐々木 雅 弘
Mn-Ga-Cu 合金の結晶構造と磁気的性質
佐 藤 龍 彦
高 MnS 含有 Fe/MnS 複合材組織に及ぼすコンバージミルの影響
佐 野 文 香
TBBPA の熱分解時における Pd の臭素化挙動に関する基礎的検討
鈴 木 理 史
実用 Cr 合金鋼のガス窒化における窒化層形成過程の研究
髙 橋 拓 暉
ピコ水力発電に向けたアキシャルギャップ型発電機の研究
武 山 翔太朗
固体高分子型燃料電池に関するスタック温度解析
田 中 雄 介
Nd-Fe-B 系磁石の組織微細化および製造プロセスに関する研究
豊 田 俊 一
有限要素法頭部モデルを用いた剣道打撃シミュレーション
狭 間 徹
二元系透明導電膜を用いた混合液晶層の配向評価
橋 本 悠 希
タンク内キャビテーションによる次世代タンク材料の損傷機構の研究
三 浦 祐 貴
非接触電力伝送システムの高効率化
宮 本 素 紀
電気二重層キャパシタを用いた非接触電力伝送システムについて
武 藤 勝 也
画像処理を用いた唇形状による口話の認識
村 田 航 平
水素中メカニカルアロイングした Mg-Fe の水素吸蔵特性と添加 Fe の形態効果
渡 部 敬 亮
非接触電力伝送システムの大電力化に向けた研究
渡 邊 洋 明
GSGG : Ce, Hf 結晶の残光特性
建築デザイン学コース
公民館よりまちづくりセンターへ用途変更された施設の利用状況とその建替えの可能性
相 原 聡 介
−山形県遊佐町稲川地区および吹浦地区を事例として−
東日本大震災を通じてみたモノおよびその収納問題に関する研究
大 井 夏 希
−被災者が必要とした生活用品の把握と仮設住宅への押入棚設置活動の評価−
岡 崎 渉 平
震災復興過程における生活実態と集落再生に関する研究 −福島県中山間地域を事例として−
齋 藤 佑 太
福島県中山間地域における教育機関を中心とした集落再生支援に関する実践的研究
佐 藤 みずき
仮設住宅の温熱環境に関する研究 −仮設プレファブにおける夏季実測調査−
柴 田 正 見
常時微動ならびに地震観測に基づく仙台高専専攻科棟の固有周期変化
菅 貴 哉
東日本大震災における被災ミュージアムの再開プロセス −ネットワークを視点として−
鈴 木 敦 詞
慣性質量効果を有する液流ダンパーの応答制御特性に関する実験的及び解析的検討
髙 橋 真 紀
仙台市の都市計画道路網見直しにおける見直し区間の特性
大 和 頌 広
東日本大震災における公共ホールの被災状況と再開プロセス−広域アンケート調査による要因分析−
情報デザイン学コース
阿 部 智 樹
脳波による情動認識システムにおける特徴量に関する研究
板 垣 李 夏
音声のプライバシー保護のためのマスカー音生成法に関する研究
梅 原 悠 輝
製品の主観評価のための拡張現実感を用いたツールの提案と制作
櫻 中 史 穂
プローブパケットを用いたネットワーク負荷推定方式の研究
志 賀 勝 基
ベンチマーク問題による ABC アルゴリズムの最適解探索性能の数値実験
菅 原 さやか
錯視を効果的に使用したポスター広告の制作
髙 橋 望 美
円滑なコミュニケーションを目指したダジャレ創成システムに関する研究
千 葉 起美瑛
テキストから受ける印象に非言語情報が及ぼす影響
橋 本 開
パノラマ画像による視認性を向上したナビゲーションアプリケーション
平 間 有 紀
音楽のリズム鮮鋭度による音楽曲調判別に関する研究
村 上 夕江子
オノマトペの印象評価及び連想色に関する実験と考察
山 口 有 美
Kinect を用いたエクササイズアプリケーションの開発
進路一覧
■ 建築デザイン学コース
㈱安藤・間、㈲佐七建設、㈱竹中工務店、TOTO エンジニアリング㈱、㈱本間利雄設計事務所、
三菱電機ビルテクノサービス㈱、㈶宮城県建築住宅センター、㈱ユアテック、
東北大学大学院工学研究科、東北大学大学院ヒューマンセキュリティ
■ 情報デザイン学コース
㈱アルプス技研、NEC フィールディング㈱、京セラコミュニケーションシステム㈱、GL ナビゲーション㈱、㈱大伸社、
東北三和鋼機㈱、㈱日立情報通信エンジニアリング、富士ゼロックス東京㈱、㈱富士通エフサス、㈱富士通ワイエフシー、
㈱リーブルテック
№121 ■ 愛島通信
23
研修旅行
研修旅行概論
機械システム工学科4年 糟谷 瑛
11月の5日から8日までの4日間、研修旅行に行っ
都を観光しました。
てきました。行き先は愛知と大阪です。
USJ に行った人が多かったようです。僕はという
1日目と2日目の愛知では自動車関係の企業、トヨ
と、友達と大阪市内を水陸両用バスで巡るツアーに参
タとデンソーを訪問しました。実際の車の運転席に座
加しました。ガイドさんのお話がとてもユーモラスで、
ることができるトヨタ会館ミュージアムでは、みんな
あっという間にツアーは終わってしまいました。一緒
車に集まっていました。
に参加していた友達は旅の疲れと船の揺れとが相まっ
翌日は新幹線に乗って大阪へ行きました。エアコン
て熟睡していました。ああ、もったいない!
で有名なダイキン工業を見学した後、海遊館へ行きま
その日の夜は、最後の夜だったのでホテルの一室に
した。館内を早々に巡り終えて付近を散策する人たち
集まり、遅くまで語り明かしていました。
もいましたが、僕は友達とすべての水槽をつぶさに眺
そしてあっという間に最終日。まずはポンプの酉島
めて歩きました。おかげで遅刻しそうになってバスま
製作所、中華料理を食べた後は松下幸之助記念館へ。
で走るはめになりましたが……(笑)
。
伊丹空港で買い物をして飛行機に乗り込みました。
3日目は自主研修でした。
帰りの飛行機は眠っている人が多くて静かでした。
自主研修!
こうやってクラスの皆といられるのもあと1年と少
皆この日を一番楽しみにしていたのではないでしょ
しです。卒業までにたくさん思い出を作っていきたい
うか。数名ずつのグループに分かれて神戸や大阪、京
です。
移動中のバス車内にて
24
愛島通信
■ №121
えっ、本当に?で、台湾研修旅行
電気システム工学科4年 大泉
健太郎
僕たちは日本を飛び出して台湾に行って来ました。
午後からは企業見学へ行きました。見学させていた
僕にとってはこれが初めての海外旅行でした。
だいた企業は飛宏科技(フェイホンテクノロジー)社
空港で税関を通り抜ける時ドキドキ感は今でも忘れ
というところで、主にタッチで操作できる大型ディス
られません。未知の世界へ踏み込むわけですから。そ
プレイを作っている会社です。日本の外でも高い技術
して飛行機の振動と闘う事2時間、台湾へ到着しまし
で精密な機器が作られていることを知りました。
た。そしてその日はホテルに直行して解散しました。
3日目は1日自由行動でした。僕たちは主に台北中
しかし僕たちは解散後すぐに台湾名物の夜市へ向かい、
心部の地下街を歩き回っていました。そこで1番驚い
臭豆腐の匂いが漂う中、肉まんなど台湾の食べ物を満
たのがゲームセンターで日本製の物がほとんどを占め
喫しました。
ていたことです。日本で見たことのあるゲームがほと
翌日はみんなで史跡見学、台湾観光でした。台湾
んどで流れてくる音楽も聞いたことのあるものばかり
総督府などの有名な歴史遺産を回ったあと台北101へ
でした。僕は日本の技術力の大きさを改めて実感しま
……。展望台に登る予定でしたが、人が沢山でしたの
した。
で午後からの九份に時間を割くことにし、早々九份へ。
僕たちは台北中心部で1日を過ごしたましたが、他
九份とはみなさんご存知の『千と千尋の神隠し』の夜
にも1日で周りきれないほど大きな動物園など名所に
店の舞台となった場所です。みんな楽しみにしてたの
行ったり、港町へ出かけたりと皆楽しんでいたようで
ですが信じられないほどの大雨、さらに九份の博物館
した。
がちょうどその日が月に一度の休館日っていう…嗚
最終日は帰路のみで、午前中の飛行機に乗るために
呼…雨の九份散策となりました。それでも日本のテレ
来る時よりも明らかに膨らんだ荷物を抱えながら朝早
ビ番組で紹介されていたお店もあったり、実際に湯婆
く宿を出発し、台湾とお別れしました。帰りの飛行機
婆の屋敷があったりと大雨の中でも存分に楽しめたと
は疲れと振動でグロッキーでしたが、何はともあれ無
思います。
事みんなで帰って来られた事が一番良かったです。
次の日は故宮博物院と企業見学でした。故宮博物院
初めて海外へ行けたことは大きな経験となりました。
は世界三大博物館の一つで、中国4千年の歴史を物語
研修旅行という高専生活の中で一番大きなイベントの
る書画、工芸品、美術品を展示しています。翡翠で作
中で、異文化に学ぶものが多くありました。また一つ
られた白菜が特に有名で、長蛇の列を成します。とて
ステップを上がり、これから進路決定に向けて頑張っ
も綺麗で繊細な作品なので台湾に行く機会があれば是
て行きたいと思います。
非見てみてください。一見の価値ありです。
龍山寺
無事到着、仙台空港にて
№121 ■ 愛島通信
25
瞬く
マテリアル環境工学科4年 寺島
私たち4年マテリアル環境工学科は11/5 11/8
は感じることができない趣きや風情といったものを堪
の研修旅行で関西へ行ってきました。研修旅行で学ん
能しました。
だことや思い出を、この限られた枠の中で精一杯綴り
3日目は各自自由行動でした。事前に予定を立てて
ます。
計画に沿った一日を過ごす人、細かい行き先は決めず
初日、仙台空港にはいつもよりそわそわした私たち
思いの赴くままに一日を過ごす人。それぞれ過ごし方
の姿がありました。まるでこれから始まる光に満ちた
は違えど、ホテルに帰ってきたみんなは全身から溢れ
4日間を見通しているかのように、私たちはうずうず
出る充実感が目に見えるようでした。
した様子で飛行機に乗り込みました。伊丹空港に降り
最後に人と未来防災センターで阪神淡路大震災の爪
立った私たちは昼食をとり、東レ、京セラを見学しま
痕を目の当たりにしました。東日本大震災を経験して
した。進路を選択するうえで明らかに貴重であるこの
いることもあり、他人事とは思えず涙を流す人もいま
機会を無駄にするまいと、私たちは社員の方のお話を
した。
食い入るように聞き、質問も次々としました。またこ
この文章を書く際に改めて研修旅行を振り返りまし
れは2日目、4日目で見学した花王、三菱でも感じた
たが、何度振り返っても思うのは「一瞬」ということ
ことですが、大きな企業ほど基本的な安全管理や衛生
です。陳腐な言い回しかもしれませんが、楽しい時
管理を徹底しているという印象を受けました。
間は一瞬です。文字通り「一度瞬く間」のように短く、
2日目は清水寺も見学しました。初めてではないと
早く感じました。車より早く、新幹線より早く、飛行
いう人もいましたが、季節が景色を変えるように、仲
機よりも早い。まさに私たちの研修旅行は、瞬きまし
間が違えば見える景色も変わります。私たちはガイド
た。
さんの説明のもと清水寺を隅から隅まで見学し、普段
神戸市の「人と防災未来センター」前で
26
幸之介
愛島通信
■ №121
淡路夢舞台
建築デザイン学科4年 下川原
恵子
4日間の研修旅行で兵庫県(淡路島・神戸・姫路)、
この淡路夢舞台は見所ばかりでしたが、その中でも
大阪に行きましたが、たくさん見学をした中でも私は
私が一番印象に残っているのは百段苑です。
特に1日目に行った淡路夢舞台が印象に残っています。
百段苑はその名の通り100個の花壇が階段状に並ん
私は淡路夢舞台という名前すら知らず、全く知識のな
でいるものです。私は正直、花を見ても種類は分から
いまま、安藤忠雄さんが設計したということだけを
ないし、特に綺麗だとも思わないような人でしたが、
うっすら聞いた程度でした。
あの景色を見たら思わず綺麗と叫んでしまいました。
パンフレットをみてまず気になったのが貝の浜でし
階段や手すりなど花以外の部分の形も、全体のバラ
た。職人さんが一枚一枚手作業で敷き詰めた貝殻の上
ンスを考えて作られていてとても綺麗でした。
を水が流れているもので、流れている水が綺麗なこと
夜少し時間が空いたときに野外劇場やホテルの展望
もあって思わず触りたくなってしまうくらい綺麗でし
テラスにも行きましたが、昼間とはまた違った眺めを
た。
楽しむことができました。
夢舞台はまさに安藤忠雄さんの建築というようにほ
淡路夢舞台ばかりになってしまいましたが、もちろ
とんどが打ちっ放しコンクリートで、何気なく触ると
ん神戸も大阪もとてもいい所でした。私は大阪で携帯
とてもなめらかで驚きました。また海の教会では屋根
を無くすという非常事態に陥りましたが、それ以外は
が十字架に切られ光が差し込んでいるのを見て、思わ
とても楽しい研修旅行でした。
ず光の教会を思い浮かべてしまいました。
海の教会
百 段 苑
№121 ■ 愛島通信
27
国際交流
FFB 交流 10周年記念
現在行われている国際交流の中で、名取キャンパス
が最も古くからおつきあいをしてきているのが、ドイ
ツ連邦共和国の FFB(フェリックス・フェッヒェン
バッハ・ベルーフスコレーク)です。2003年3月
18日に正式に交流締結をしましたが、その前から両
校の先生同士の交流が行われておりました。この機会
にどのような学校かをあらためてご紹介したいと思い
ます。
現在の FFB は、金属工学、電気工学、木材技術、
フェリックス・フェッヒェンバッハ
調理−家政、ソーシャルワークの5系統から成る、日
ン新聞の記者を経て、デトモルトのあるリッペ州でナ
本の高専と職業訓練学校を兼ねたカリキュラムを持つ
チスに対する反対運動活動を展開し、最後にはリッペ
学校です。日本の高専よりも実学的で、より職業に直
でナチスに殺された人物です。ドイツでは、自国の歴
結したことを学べ、会社の技術者が学生と一緒に授業
史を反省し忘れないように、戦後、学校等の名前の冠
を受けます。
に偉人の名前を入れるようになり、フェッヒェンバッ
歴史的には、1800年代前半のデトモルトの職
ハもデトモルトの技術訓練校の冠に名前を刻まれるこ
業訓練学校に遡ります。校名の由来である Felix
とになりました。心を持った技術者育成を掲げる仙台
Fechenbach(1894−1933、写真)は、ユダヤ人
高専に通じるところがあります。
のパン屋の息子として生まれ、ドイツ憲兵、ミュンヘ
(名取キャンパス国際交流委員長 本郷 哲)
FFB 校 訪問研修
建築デザイン学科4年 佐藤
私達4年生8人、3年生2人と本郷先生、藤田先生、
学生課の山口さんの計13人でドイツにて研修を行っ
てきました。首都ベルリンをはじめ、ミュンヘン、フ
ランクフルト、ケルンの4都市を訪れ、各地の歴史
的街並みや博物館を見て回りました。また、そこでの
人々との出会いや別れを経験してきました。
FFB 校との交流では、校内見学やプリンス、プリン
セス謁見、デトモルト市長訪問などを行ってきました。
交流の中で、特に印象に残っているのは、5月に受け
入れた FFB の学生が作成した「がんばろう日本」の
展示会とデトモルト市長訪問です。展示会には招待し
ていただき、
「がんばろう日本」をテーマとした東日本
28
愛島通信
■ №121
ベルリン 旧博物館前にて
春香
大震災のあらまし、被害そして復興についてのことが、
レゼンのテーマとした「環境」について意見交換をし
丁寧にまとめてありました。遠く離れたドイツでも震
てきました。震災当時と比べての復興の進み具合やド
災のことを理解し、復興を応援していただいていると
イツの環境政策への取り組み方や姿勢、デトモルトを
改めて感じるのと同時に、これからの日本を支えてい
どのような街にしたいかなど、さまざま意見を交えま
く一人として頑張らなくてはいけないと考えました。
した。とても貴重で為になるお話を伺うことができ、
デトモルト市長訪問では、震災のことや私たちがプ
良い経験となりました。
フィンランド長期インターンシップ 『海外、いつ行くの?』
情報デザイン学科5年 佐藤
里穂
私はフィンランドに半年近く長期インターンシップ
しました。ヨーロッパには、良くも悪くも日本に無い
に行ってきました。私にとって日本の外に出るのはこ
寛容さとユーモアがあり、それを直に感じられたのは
れが初めてだったので、右側を走る車、買い物のシス
とても貴重な経験でした。そして誰にも頼れない状況
テム、あいさつの仕方の違い、普通に空を飛んでいる
で生活しなければならなかったので大変でしたが、そ
鳥や虫、植物までもが初めて見る、経験するものばか
の分たくましくなれたのではないかと思います。20
りで毎日が発見の連続でした。また、フィンランド人
歳というこの時期に、海外に出るチャンスをもらえた
はもちろんスペインやアメリカなど様々な国から来た
こと、支えてくださった皆様に心から感謝しています。
留学生達と友達になり、色々な言葉や文化を教えても
もし、海外へのインターンに応募することを迷って
らいました。フィンランドでは、フィンランド人の語
いる後輩がいたら、ぜひ挑戦してほしいです! 古い
学力の高さに驚かされ、日本や日本の教育機関はあま
と言われたって『今でしょ!』と言いたい! きっと
りにも外国人と接する機会が少ないと感じました。逆
後悔しないはずです!
に日本の接客や日本製品など日本のいいところも実感
ムーミンワールドにて
№121 ■ 愛島通信
29
新任教職員紹介
母校の教員になって
マテリアル環境工学科 森
真奈美 1月にマテリアル環境工学科の助教に着任した森です。
識と思っていたことが必ずしも正しいわけではなく、異
私は、宮城高専(現仙台高専)材料工学科および専攻科
なる考え方や見方に触れることで視野が広がったような
を卒業後、岩手大学大学院工学研究科に進学しましたが、
気がします。また、仕事を進める中で色々なバックグラ
千葉晶彦教授の異動に伴い、東北大学金属材料研究所で
ウンドを持つ人々と関わりました。そのため、人の数程
研究を行いました。私はこれまで宮城高専在学中には発
様々な考えがあり、ディスカッションで誤解が生じ、意
電タービン等への応用を目指した耐熱材料、大学院在籍
見をまとめきれずに失敗した事が何度もありました。そ
時から現在までは代表的な人工股関節用材料の一つであ
れでも、問題解決のため、チームで調査内容や結果をま
る Co‒Cr 合金を対象として、金属材料の組織制御と力
とめ、限られた時間で問題を解決することは、緊張感だ
学特性に関する研究を行いました。大学院修了後は昨年
けでなく実感や達成感を感じられました。
の12月まで約5年間、民間企業にて材料解析に関する
これからは高専の教員として母校に戻り研究を行って
業務に携わっていました。就職した後も引き続き Co‒
いきますが、常に広い視野や考え方を持ち、私自身も成
Cr 合金の研究を行っていましたが、会社での主な業務は
長できたらと思っています。また、4月以降は私も学生
自動車用材料から電子部品まで、ありとあらゆる工業製
の皆さんと一緒に授業や研究を行うこととなりますが、
品において発生する不具合の原因調査・改善策の提案で
これまでの研究や会社員生活の経験を生かして取り組ん
した。私の専門である金属材料に限らずプラスチックや
でいきたいと思います。まだまだ未熟な点も多いですが、
セラミックスなど、様々な材料に触れる中で、今まで常
これからどうぞよろしくお願いします。
事務・技術支援室だより
光陰矢のごとし
教育研究技術支援室 二階堂
30
芳賞 昭和48(1973)年に宮城高専に採用され、まもな
仙台電波高専が向山から愛子に移転した年でもありまし
く41年になります。その間、組織の改編が何度かあり
た。当時は2高専の統合など誰も考えていませんでした。
ましたが、一貫して電気(システム)工学科の実験を担
その後の在任中に宮城県沖地震、東日本大震災と2度も
当してまいりました。1クラス40名として、第7回生
校内にいて大震災を経験するとは思いもしませんでした。
から数えると、1,500名を超える学生と接する機会をい
復興には長い時間が必要と思われますが、学生さんの
ただけたことに感謝しております。
若々しいエネルギーとアイディアで必ず東北の復興をし
昭和48年は現在改修中の図書館の建物がオープンし、
てくれるものと期待しております。と同時にお願いします。
愛島通信
■ №121
平成26年度 主な学校行事
<後期>
<前期>
4/4㈮
開寮(2年以上 )
10/1㈬
開校記念日(休業日)
4/6㈰
入学式・入寮式
ラグビー地区大会(八戸)
4/7㈪
始業式・授業開始
10/17㈮
∼21㈫
4/7㈪
∼8㈫
10/18㈯
保護者懇談会(1∼5年)
新入生オリエンテーション
10/18㈯
プロコン本選 ( 一関)
10/26㈰
ロボコン東北大会(本校当番校)
4/9㈬
実力試験(1∼5年)
10/27㈪
代休(高専祭)
4/11㈮
定期健康診断
高専祭
4/19㈯
後援会総会・保護者懇談会(1∼4年)
11/1㈯
∼2㈰
4/25㈮
学生総会
11/8㈯
∼9㈰
デザコン本選 ( 八代)
5/14㈬
∼15㈭
スポーツ大会
11/11㈫
∼14㈮
研修旅行(4年)
6/ ㈯
∼ ㈪
高校総体
11/21㈮
進路ガイダンス(4年)
11/23㈰
全国ロボコン大会
12/3㈬
∼5㈮
後期中間試験(1∼5年)
12/21㈰
ブラバンコンサート
12/23㈫
閉寮
7/5㈯
東北地区高専体育大会
∼6㈰ (八戸・福島 )
12/24㈬
∼1/2㈮
冬季休業
7/7㈪
代休(高専祭)
ラグビー全国大会(神戸)
7/25㈮
∼26㈯
1/4㈰
∼1/9㈮
オープンキャンパス
1/4㈰
開寮
1/5㈪
授業再開
1/15㈭
到達度試験(3年)
1/16㈮
入学試験(推薦)
〈学生臨時休業〉
1/29㈭
∼2/2㈪
後期期末試験(専攻科2年)
1/29㈭
∼2/3㈫
後期期末試験(5年)
2/6㈮
∼2/10㈫
専攻科2年特別研究発表会
2/6㈮
∼2/13㈮
後期期末試験(1∼4年・専攻科1年)
2/16㈪
入学試験作業〈学生臨時休業〉
2/24㈫
∼25㈬
5年卒業研究発表会
2/27㈮
企業研究会(4年・専攻科1年)
3/2㈪
閉寮(1∼4年)
【5年は3/1】
3/18㈬
臨時開寮
3/19㈭
終業式・4年保護者懇談会
3/21㈯
卒業式・修了式
6/17㈫
∼19㈭
前期中間試験 (1∼5年)
6/19㈭
芸術鑑賞会
7/27㈰
閉寮
7/28㈪
∼8/1㈮
前期期末試験(専攻科)
7/28㈪
∼9/5㈮
夏季休業(1∼5年)
8/4㈪
∼9/12㈮
夏季休業(専攻科)
8/15㈮
∼8/30㈯
全国高専体育大会(開催地:四国)
9/7㈰
開寮
9/8㈪
授業再開(1∼5年)
・体育大会報告会
9/16㈫
授業再開(専攻科)
9/16㈫
∼22㈪
前期期末試験(1∼5年)
9/24㈬
TOEIC IP テスト (3∼5年、専攻科)
9/25㈭
TOEIC IP テスト (1∼2年)
121号編集後記
『愛島通信』121号をお届けします。『愛島通信』としての発行はこれが最後となります。これまでご愛読いただきあ
りがとうございました。また、玉稿をお寄せくださいましたみなさま、編集や発行にご協力くださいましたみなさまに改
めて御礼を申し上げます。過去の通信をたどり、先輩方が築き上げてこられた50年の歴史の重みを思います。創刊は昭
和39年3月。表紙には宮城高専の仙台市富沢仮キャンパスの姿がありました。なお、本通信は広瀬キャンパスとの統合
版『仙台高専だより』(仮称)に引き継がれます。新しい広報誌もよろしくお願いいたします。 (図書館長 岡
久美子)
№121 ■ 愛島通信
31
121
2014年3月18日発行
愛島通信
・学生の活動
…………………………………………………………03
・卒業特集
…………………………………………………………11
・研修旅行
…………………………………………………………24
仙台高等専門学校 名取キャンパス 広報誌 愛島通信 第121号
編 集 : 総務課図書係
印 刷 : (株)
阿部紙工
発 行 : 2014年3月18日
・国際交流
…………………………………………………………28
・新任教職員紹介
…………………………………………………………30
・事務・技術支援室だより
………………………………………………………30