愛島通信 119号 - 仙台高等専門学校

119
2013年3月12日発行
愛島通信
・高専制度創設50周年
…………………………………………………………03
・学生の活動
…………………………………………………………04
仙台高等専門学校 名取キャンパス 広報誌 愛島通信 第119号
編 集 : 総務課図書係
印 刷 : (株)
阿部紙工
発 行 : 2013年3月12日
・卒業特集
…………………………………………………………12
・研修旅行
…………………………………………………………25
・国際交流
…………………………………………………………29
卒業生・修了生諸君へ
仙台高等専門学校 校長 内田
龍男 高専が設立されてほぼ50年を迎えます。戦後、高度成長を続けた日本が、製造業を
さらに強化するために真の実践力を持つ技術者を養成する目的で高専は設立されました。
そして諸先生や学生諸君の努力と卒業生の社会での活躍が見事に花を開き、日本の経済
成長に大きく貢献してきたこの半世紀です。教育のシステムが完成し、それが実を結ぶ
には少なくとも20年を要すると言われています。この意味で、今日の高専の素晴らし
い発展は20年以上前の成果の現れと言うことができます。
一方、諸外国も日本の独走を許すことなく、必死の努力を続けており、特にものづく
りにおけるアジア諸国の台頭には目を見張るものがあります。これらの国々の中には高
専に高い関心をもち、それを手本にしようとするところも少なくないようです。このた
め、私達は20年先の次なる進展のために、今、手を打ち、学生諸君と共に新たな道を
歩み始めなければなりません。その基本となるものは、これまでもしばしば述べたよう
に、
基礎学力とその実践的応用力
責任感と人間力
国際性・グローバル性
の3つです。さらに、これにもう一つ加えるとすれば、社会が大きく変わる中でその変
化を柔軟に受け止め、変化を先取りしていくイノベーション力です。
これらを全て完成させることは容易なことではありませんが、一般に、高専生はこれ
らの基本を良く学んでいると言われています。在学中にその基本的なところを身につけ
ておけば、社会に出てからでも得意とするところから一つずつ深めていけば良いと思い
ます。努力し続けることによって、次第に身についていくものと思います。
今後も、日本が発展を維持し、世界に貢献し続けていけるか否かは、一にも二にも人
材です。若い卒業生・修了生諸君が正にその重要な役割を担っており、諸君が成し得な
ければ、それを成せる人はいないと思います。
仙台高専の卒業生であることに自信と誇りを持ち、ゆっくりでも良いので、一歩ずつ
前進して、皆さん一人一人が素晴らしい人生を切り拓いて欲しいと願っています。
2
愛島通信
■ №119
高専制度創設50周年
高専制度50周年記念事業のお知らせ
仙台高等専門学校50周年記念事業実行委員会 名取キャンパス総務担当副校長 丹野 顯
宮城工業高等専門学校は1963年に設置され、
2013年はちょうど設置後50年にあたります。また、
記念事業の内容は、
「記念シンポジウム」
、
「記念式典」
、
「記念誌の発行」、
「記念コンテスト」、
「記念ホームカミ
2012年は高専制度創設50周年となっており、国立
ングデー」等を計画しています。2011年からはホー
高等専門学校機構として大きな記念事業が開催されま
ムカミングデーを高専祭に合わせて開催してきました。
した。
また、「高専制度50周年記念募金」を募集開始しまし
この高専制度創設50周年である2012年の前後3
た。今後、記念シンポジウム等の事業も順次開催して
年の期間は、仙台電波工業高等専門学校(1971年設
いきます。
置)の設置後40年、さらには、仙台電波工業高等専
記念事業は、同窓生、在校生、教職員さらには地域
門学校の前身である東北無線電信講習所(1942年設
の方々がともに集い、交流をより親密に深め、お互い
立)設立後70年を数え、両高専が高度化再編されて
の発展を考える場となるよう、多くの方々の参加をお
設置された仙台高等専門学校にとって大きな節目とな
待ちしております。
ります。
この節目にあたり、多くの先輩方が築かれた輝かし
主な記念事業の開催日程(予定)
い伝統に思いを馳せ、地域と共に仙台高等専門学校の
2013年5月23日(木)
記念シンポジウム・記念講演
更なる進化を考える刻とするために、仙台高等専門学
2013年度
記念誌発行
校同窓会並びに仙台高等専門学校後援会との共催によ
2013年10月11日(金) 記念式典・記念祝賀会
り記念事業を開催します。
2013年高専祭開催日
記念ホームカミングデー
H24年度高専祭における
ホームカミングルーム
№119 ■ 愛島通信
3
学生の活動
第18回高専シンポジウムの発表に参加して
専攻科(生産システム工学コース)2年 内山
裕貴
高専シンポジウムは、高専の準学士課程・専攻科学
りがちでした。そういった中で、高専シンポジウムで
生の研究発表および、教員相互の連携の場として、高
の意見交換は、研究分野の理解を深め、それまで見え
専シンポジウム協議会と担当高専の主催で毎年開催さ
なかった新しい考え方を得られた良い機会となりました。
れています。第18回高専シンポジウムは、仙台高専
会場が慣れ親しんだ母校だということも、忌憚ない活
名取キャンパスを主会場として開催されました。
発な意見交換を後押ししてくれたように思います。
私はポスター形式で発表に参加し、多くの学生・教
“シンポジウム”は、研究発表会という意味の他に、
員の皆さんと意見を交わす事ができました。しかしそ
討論会という意味を持っており、共に意見を出し合っ
の中で、自分の研究を人に発表する難しさを再確認す
て議論を深める会のことでもあるようです。その語源
ることとなりました。例えば、
「セルオートマトン」と
は、古代ギリシャ語の“饗宴”から来ており、本来は
いう言葉について、私にとっては研究において基本要
酒を酌み交わしながら討論をしたのがその起源とされ
素なので、ポスターでは詳しい解説を省いてしまいま
ています。時には、皆さんも仲間との“シンポジウム”
したが、それを予備知識の無い人に説明することは想
を開催し、議論を深めてみてはいかがでしょうか。
像以上に難しいことでした。各分野の専門学会であれ
ば、ある程度の基本要素は割愛できますが、高専シン
ポジウムのように、工学全般を取り扱う発表会の場合
は、基本的な部分から丁寧に説明することが必要であ
ると気づかされました。
また私は、専攻科に入学してから研究テーマを数値
シミュレーションに変更したため、研究内容の理解が
不十分な部分も多かったように感じていました。さらに、
シミュレーションの研究は、1人でコンピュータに向
かって行う事が多かったため、1人よがりな研究にもな
ポスター発表会場の様子
第18回高専シンポジウムの学生スタッフを経験して
専攻科(生産システム工学コース)1年 佐野
4
文香
高専シンポジウムのスタッフをして大変だったこと
本科5年生)により会場設営や、当日配布された要旨
などを書いていこうと思います。1月26日に行われ
集の準備などが行われました。会場設営後は大多数の
た高専シンポジウムは、準備期間が短かったために開
スタッフはそこで仕事が終了したのですが、私を含め
催まで非常に慌ただしいスケジュールで行われました。
数名の学生スタッフと先生方は準備期間が短すぎたこ
シンポジウムの数日前から学生が書類作成などを行い、
とによるしわ寄せで夜遅くまで居残ることになりまし
総合棟教室の机運びなど大掛かりな作業が必要だった
た。やはり次の日の朝は起きるのが辛かったです。
前日の準備では、学生スタッフ(専攻科1、2年生、
シンポジウム当日は、私は会場内のトラブルに備え
名取駅での送迎バス誘導の様子
受付会場の様子
愛島通信
■ №119
る役割だったのですが、特にスケジュールを大幅に変
な学生スタッフと優秀な教員スタッフにより、全国の
えるような大きなトラブルはありませんでした。です
高専の方々に東日本大震災により被災し、全国より支
が、トラブルは全く無かったわけではなく、私が聞い
援を受け復旧した仙台高専の姿を見せることができた
ただけでも、口頭発表にてパソコンが動かなかったり、
と思っています。
バスのバッテリーがあがってしまったりなど数件あり
私はこれまで高専シンポジウム等の研究発表会に参
ましたが、どれも他のスタッフの迅速な対応により解
加したことがなく、どのような雰囲気かも全然わから
決されました。また、受付業務も少しだけ手伝いまし
ないままスタッフとして働くことに不安がありました。
たが、受付担当の学生が優秀で、混雑するかと思われ
今回の高専シンポジウムを通して、研究発表会の雰囲
た受付業務をすんなりとこなしていたのが印象的でし
気を感じつつ、スタッフとして運営の手伝いができた
た。今回のシンポジウムでは、仙台高専らしい真面目
のは良い経験になったと思います。
「第18回高専シンポジウム in 仙台」を終えて
マテリアル環境工学科長 佐藤
友章
組み、加えてシンポジウム前日から開催準備に向けて
名取キャンパスの教職員と学生スタッフが一致団結し
て何とか開催当日まで辿り着くことができました。
開催に向けて、準備期間も少ない中、学生スタッフ
は前日の会場・受付準備から当日の名取駅送迎、受付、
会場係、など協力的に熱心に取り組む姿が印象的でし
た。普段の授業で見られれば良いと思う“学生の底力”
を覗かせる高専シンポジウムでもありました。
当日は、前日夜からの積雪で交通事情に不安がよぎ
要旨集表紙のデザイン
(情報デザイン学科5年
る中、北海道から沖縄までの国公私立高専47校および
長岡技術科学大学ならびに豊橋技術科学大学の学生・
高成田祐依さん、監修
教職員による計395件(口頭発表265件、ポスター
酒井聡 先生)
発表130件)の研究発表が行われ、名取キャンパスで
は46件(口頭発表29件、ポスター発表17件)の学
生・教員が参加発表しました。一般参加も含め542名
高専シンポジウム協議会・仙台高等専門学校の主催
の参加者があり、材料・化学・生物、機械、電気電子、
のもと、学協会および官公庁機関28団体からの協賛・
情報通信、土木建築、環境、工学教育の分野の研究発
後援の支援を受けて、平成25年1月26日(土)
に仙台
表において活発な討議が行われ盛大なシンポジウムと
高等専門学校名取キャンパスにおいて、「第18回高専
なりました。
シンポジウム in 仙台」が開催されました。
本校の名取キャンパスを会場としながらも、昨年度
高専シンポジウムは、平成7年度に第1 回が久留米
を上回る発表件数と参加者数で高専シンポジウムを無
で開催されて以来、全国の高専の有志教員で構成され
事閉会することができましたのは、学生の研究成果発
る高専シンポジウム協議会と開催校との共催により毎
表に常日頃からご指導していただきました教職員の皆
年持ち回りで開催されている草の根運動的な活動とな
さま、企画・運営に携われました名取キャンパスの教
ります。第1回当初は材料・化学系分野で小規模なも
職員と学生スタッフの皆さまによるご尽力の賜物であ
のでしたが、年々、分野が拡大し加えて発表件数も増
り、心から感謝と敬意を表したいと思います。
加し、昨年度の第17回(熊本)では高専の専門学科
の分野を網羅するまでに発展して発表件数も389件に
まで拡大していました。
このような中、高度化再編高専の流れで第18回(平
成24年度)は本校が担当することになりました。最
近の高専シンポジウムは、開催場所がホテルや市民
ホールなど盛大で豪華になっている傾向がありますが、
震災の影響や予算の関係で8年ぶりに準備校の校舎を
会場とせざるを得ませんでした。申込受付、要旨集編
集、会場準備などの企画準備では学科教員総出で取り
口頭発表会場の様子
№119 ■ 愛島通信
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5年間を終えて
ラグビー部 電気工学科5年 鈴木
敦士
2013年1月9日、僕たちの全国制覇の夢は準優勝
かった。本当に楽しかった。なぜなら僕にはラグビー
という形で幕を閉じました。
で出会ったたくさんの仲間がいるからです。仲間がい
決勝戦…ノーサイドのホイッスルがピッチに響き渡
るから辛い時も乗り越えることが出来ました。仲間が
り準優勝が決まった時、とてもとても悔しくて、泣か
いるから楽しいことは何倍にもなりました。笑ったり
ないと決めていたのですが涙が出ました。しかし、な
泣いたりしながら一緒にラグビーをしてきた仲間たち
ぜか清々しさも覚えました。何とも言えない不思議な
は僕の一生の宝物です。
気持ちでありましたが、この気持ちは全国制覇をする
優勝こそ出来ませんでしたが、この最高の仲間たち
ために日々培ってきた自分の持てる力を試合で全部出
と最高のチームでラグビーができたことに心の底から
したからだと思っています。だからこそ、優勝出来な
誇りに思います。このチームのキャプテンを務めるこ
かったことを除けば、ほとんど悔いはありません。
とができて本当に僕は幸せ者です。本当にありがとう
今思えばラグビー漬けの5年間でした。平日は夕方
ございました。
から夜まで練習し、休日も朝から夕方まで練習に明け
最後に、僕らがラグビーをする上で監督やコーチの
暮れ、青春と呼べるものをほとんどラグビーに費やし
方々、OB会の方々、保護者の方々、その他にも書き
てきました。擦り傷や打撲なんてしょっちゅうでした
きれないほどの多くの皆様に支えていただきました。
し、骨も折ったりもしました。練習は辛くて、泣きな
本当にありがとうございました。
がら練習したこともありました。でも、それでも楽し
決勝戦を終えて
優秀ポスター賞を受賞して
専攻科(生産システム工学コース)2年 丹野
6
敦子
9月17、18日に愛媛県の松山大学で日本金属学
め、様々な応用が見込まれている材料です。私はこの
会の秋期講演大会が開催されました。そこで優秀ポス
メタ磁性形状記憶合金の基礎研究を行っています。
ター賞を受賞しました。
金属学会がどれほど大きな学会かわかっていなかっ
私は「Mn50Ni50-xCox 合金のマルテンサイト変態と
た私は、会場に到着してまず人の多さに圧倒されてし
磁気特性」というテーマで発表しました。この合金は
まいました。ポスター発表は初日の午後からだったの
メタ磁性形状記憶合金という磁場で形状回復を示す形
で、午前は他の方の発表を聞きに行きました。しかし、
状記憶合金のベースとなる合金です。メタ磁性形状記
緊張のあまり興味のある分野のセッションに行っても
憶合金は優れた応答性と大きな応力、歪み量を持つた
あまり頭に入ってこず、ずっとそわそわしていました。
愛島通信
■ №119
ポスター発表の集合時間になり、会場へ向かうと既
げです。また、この賞を受賞したことで恩返しができ
にたくさんの人が集まっていました。急いでポスター
たと思っています。
を貼ろうとしましたが、緊張でパネルにポスターを貼
伊東先生、ありがとうございました。
るのが一苦労でした。先生方に手伝っていただいて、
ようやく貼り終えました。開始時間前にポスター発表
会場は満員状態でした。ポスターを貼るとすぐに説明
を聞きに来てくれた方もいて、90分間ずっと説明し
ていたので、発表時間はあっという間に終わりました。
発表途中に研究のアドバイスなどもいただき、とても
勉強になる時間でした。
伊東先生と共に校長報告
私は専攻科に入学してから伊東航先生の研究室に変
えたため、最初は本当に伊東先生に手取り足取り実験
を一から教えていただきました。着任一年目だったに
も関わらず、専攻科の私を所属させてくれた伊東先生
にはとても感謝しています。このポスター賞を受賞で
きたのは毎日遅くまで指導してくれた伊東先生のおか
発表風景
人と場所との繋がり
建築学科5年 熊谷 雄
この度私は、東北地方の大学や専門学校の学生を対
この課題ではいつも以上に現地を訪れ、その場所で
象にして行われた「JIA 東北建築学生賞」という審査
考えるということに重点を置きました。そして、現地
会において、最優秀賞を受賞しました。
を訪れるなかで風景の見え方も変わり、地元の人に話
この審査会は、2段階に分けて行われました。1段
を聞く中で提案の方向性も変わっていきました。また、
階目はプレゼンボードを用いて作品を発表し、そこで
先生方や先輩たちと意見交わす中で自分だけでは見つ
多くの票を得た作品が次の段階へ進みます。2段階目
けられないアイディアが生まれ、最終的な作品を作り
では発表の補足と質疑応答を行い、その後最終審査が
上げることが出来ました。
行われるという形です。
今回の設計のプロセスの中で建築というものが、人
大学3、4年生も出展しているということもあり、
や場所との「繋がり」によって大きな力を生むという
設計の密度や表現のレベルが高い作品も多くありまし
ことが再認識できました。私は来年度から大学に編入
た。その中で審査されたことや、メディアテークの1
学しますが、今回学んだことを忘れず積極的に課題に
階という開かれた場所で、多くの審査員の方や他校の
取り組んでいきたいと思います。
学生に見て頂けたことはとても刺激的な経験になりま
した。
私の作品は、東日本大震災によって被災した名取市
閖上のまちに丘をつくるという提案です。閖上のまち
で建物の基礎や塀だけが残っている状態を目の当たり
にし、その状態こそが、津波の事実を鮮明に物語り続
けるのではないかと感じました。負の記憶である震災
の傷跡と、復興していくまちが距離を置いてしまうの
ではなく、そばに見守るようにそこにあることで、震
災の悲劇を繰り返さないでほしいという思いで設計し、
震災後の地表の状態を残す空間をまちの記憶であるが
れきを用いた緑の丘によって包む提案をしました。
JIA 東北建築学生賞1次審査の様子
№119 ■ 愛島通信
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プレコン全国大会
専攻科(情報デザイン学コース)2年 中井
彬人
みなさんは、高専オリ
オ審査による予選があります。
ジナルの4大コンテスト
昨年11月、私は地区予選である第4回東北地区高等
をご存知でしょうか。
専門学校英語スピーチコンテストを首位で通過し、1
最も有名なのは、ご
月の全国大会に参加しました。
存知ロボットコンテス
全国大会で驚いたのは、低学年の参加者の多さです。
ト(ロボコン)だと思い
ロボコン、プロコン、デザコンでは専門性が問われま
ます。実はその他に、プ
ログラミングコンテスト
すが、プレコンでは英語の基礎力が問われます。
スピーチ発表
つまり、低学年でも同じ土俵に立って高学年や専攻
(プロコン)、デザインコンテスト(デザコン)、そし
科の学生と渡り合えるのです。実際に、プレゼンの部
てプレゼンテーションコンテスト(プレコン)という
で優勝したのは2年生が2人と5年生が1人のチーム
コンテストが存在します。いずれのコンテストも参加
でした。またスピーチの部で優勝したのは東京高専3
者は全国の国公私立高専の学生たちです。仙台高専の
年生でした。そして広瀬キャンパス3年生の大瀧くん
皆さんには、この記事を通してプレコンについて詳し
は特別賞である COCET 賞を受賞しました。このよう
く知っていただきたいです。プレコンとは「英語が使
に、低学年でも実力を発揮できるコンテストなのです。
える高専生」のキャッチフレーズで知られている、英
低学年の皆さん、どうか1日でも早く全国大会のビ
語運用能力を競うコンテストのことで、
「プレゼンテー
デオを見てください。
ションの部」と「スピーチの部」の2部門に分かれて
そこには十分なチャンスがあります。覚えるだけの
競われます。全国大会の様子については web ページ
英語学習から、英語が使えるように変化するきっかけ
COCET.org で、記録ビデオを見ることができます。
を掴むことができます。興味が少しでも湧いたら、ぜ
プレコンの全国大会に出場するためには、スピーチ
ひプレコンに挑戦してみてください。Let s try the
部門については地区予選を勝ち抜いて上位2位に入賞
PRECON ! !
する必要があります。また、プレゼン部門では、ビデ
インターンシップで得たもの・学習したこと
専攻科(生産システム工学コース)1年 豊田
俊一
10月21日、高専祭の2日目に私は宮城シマダヤ
思いがけないヒントをいただき、問題解決へと繋がり
株式会社様から感謝状をいただきました。インターン
ました。他にも、こちらから積極的に話しかけることで、
シップにおいて、与えられたテーマに対して機械的だ
現在の不満点、至らない点など、一般的な企業説明で
けではなく、化学やライン周囲の環境などの観点から
は知ることができない内容も教えてもらえました。
考察し、発表した内容について評価をしていただいた
昨今、コミュ障などと言って、他人と触れ合うこと
からです。2週間という短い期間でしたが、工場見学
を苦手とする学生が増えています。しかし、社会に出
や生産性向上のために、生産科や品質管理などの分野
がどのように働いているのか、また製品開発、生産の
現場の実際に触れることができ、非常に有意義に過ご
せました。
今回のインターンシップから学んだ中で、非常に関
心を受けたのが、技術者としてのコミュニケーション
能力を鍛える、ということです。実は当初は機械的
な観点からのみ、つまり私の専門のみで解決できるだ
ろうと考えていましたが、少々行き詰まり気味でした。
しかし、毎日ライン管理の方々と話し合いをする中で、
8
愛島通信
■ №119
宮城シマダヤ株式会社 伊藤社長と筆者
た場合、必ずコミュニケーションを取らなければなり
た場合はもちろん、こちらから積極的にアクションを
ませんし、今回の件でその重要性を痛感しました。本
起こすこと、これら2つを意識することが良いと思い
科生や専攻科に入学予定の学生は、必ずインターン
ます。
シップを経験することになりますが、先輩ぶってアド
最後になりますが、この場をお借りして、宮城シマ
バイスするとしたら、必ず企業に行って出会った人に
ダヤ株式会社様や、先生方、関係各位に御礼申し上げ
はあいさつを忘れないこと、向こうから話しかけてき
ます。
仙台高専 名取 キャンパス ササリー
メカトロニクス研究部会 ササリー チームリーダー 建築学科5年 櫻井
伸之介
2012年11月25日(日)、東京・両国国技館で開催さ
全国大会では八代高専と対戦し、1回戦で敗退しまし
れた「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテ
たが、
「ササリー」のペットらしさを十分にアピール出来
スト2012全国大会」に、仙台高専名取キャンパスのメ
ました。結果として特別賞(田中貴金属グループ様)を
カトロニクス研究部会が製作したロボット「ササリー」
受賞し、エキシビジョンによって一般のお客様に操縦体
が参加し、特別賞を受賞しました。
験をしていただきました。
今年の課題は「ベスト・ペット」、人とペットロボッ
今年度は優勝・ロボコン大賞の2冠を受賞した次の年
トが協力して玉入れを行う競技です。フィールドに散ら
であり、再びこのような結果を残したい一心で部員一丸
ばったボールを拾い、9個のゴールにボールを入れて得
となって努力してきました。
点を競います。競技を素早く完遂すると同時に、人と
そのような中で、顧問の先生をはじめとする教職員の
ペットロボットの関係をアピールし、
「ペットらしさ」を
皆様やご父兄の皆様には、私たちが高専ロボコンに参加
表現します。更に、今年は高専ロボコン史上初となるコ
する環境を整え、部員たちの活動を支え、更には私たち
ントローラー無しで競技を行います。
の活躍を期待していただきました。私たち自身とても励
メカトロニクス研究部会が製作したロボット「ササ
みになりました。本当にありがとうございました。
リー」は、ダックスフンドをモチーフにした犬型ロボッ
最後になりましたが、来年度におきましても、今年度
トです。ボールを回収する子機とボールを得点する親機
叶わなかった全国大会優勝・ロボコン大賞を再び受賞出
に分離します。ボールを回収する子機は、大きさ、形状
来るよう更なる努力をしてまいりますので、今後ともメ
共に本物の犬を忠実に再現し、人の後ろを自動追尾する
カトロニクス研究部会を宜しくお願い申し上げます。
誘導方法によってペットらしさを表現しました。
地区大会後
№119 ■ 愛島通信
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全国高専デザインコンペティション 2012 in 小山 建築学科5年 白鳥
大樹
デザコンには、空間・ものづくり・環境・構造の4部
ります。空間部門の審査は建築家の栗生明さん、ランド
門の競技があります。今年のメインテーマは「デザイン
スケープデザイナーの宮城俊作さん、建築家の慶野正司
が起つ」で、本選は11月10・11日に小山市の白鴎大
さんによって行われました。結果的には優秀賞を頂きま
学で開催されました。建築系の学科では春にミーティ
したが、質疑応答において、各審査員方の質問をうまく
ングを行い、空間4、ものづくり1、環境1、構造1で
汲み取ることができたのが受賞につながったのだと認識
チーム編成をし、僕は空間部門に取り組むことにしまし
しています。
た。空間部門に参加したのは専攻科1年生3名・5年生
他の3作品は惜しくも賞を逃しましたが、各個人、僕
7名・4年生3名・年生1名の計14名でした。各チー
も含めとても貴重な経験になったと思います。今まで経
ムは学年をまたいで構成することとしました。
験したことがないような大舞台での厳しい審査は、それ
空間部門のテーマは「EARTHTECTURE 天と地の
ぞれに課題はあれ、一つの大きな壁を乗り越えた記憶と
間に」で、このテーマをどう捉えてデザインをしていく
して一つの自信につながったと感じています。
か、敷地も機能も設定されていなかったため、難解でした。
最後にこの場をお借りして、お世話になった先生方、
9月の予選作品提出に向け、7月はチームでの作業を進
模型を手伝ってもらった先輩方・友人達に感謝申し上げ
め、ぎりぎりで9月3日の提出に間に合わせました。9
ます。ありがとうございました。
月26日予選エントリー133作品中、本選出場の13作品
が発表され、我がチームの作品は、伸び代があるという
評価を受け、本選に出場できることとなりました。全体
として、本選には空間部門2作品、ものづくり部門1作品、
構造部門1作品が出場できることとなりました。
本選では10日に空間部門のプレゼンを行い、11日に
他3部門のプレゼンの後、全部門の結果発表を行います。
プレゼン会場は白鷗大学の大ホールで、予想よりも大き
い会場でとても緊張して本番を迎えました。スライドに
よる7分のプレゼンを終えて審査員による質疑応答に入
本選での登壇プレゼンテーション
第4回(平成24年度)読書感想文コンクール
読書感想文コンクールにおいて、審査の結果、応募総数
<奨励賞>
167編の中から9名が入賞し、平成25年1月8日(火)に
1年1組(マテリアル環境工学科)
深 谷 沙 紀
表彰式が開催され、内田校長より賞状並びに副賞が授与さ
1年4組(建築デザイン学科)
深 谷 華
れました。
3年 (機械システム工学科)
糟 谷 瑛
● 表彰者 ●
<優秀賞>
1年3組(建築デザイン学科) 中 村 祥 子
1年2組(建築デザイン学科) 佐 藤 未 来
1年3組(マテリアル環境工学科) 五十嵐 奈 緒
<佳 作>
1年1組(電気システム工学科) 山 崎 泰 晴
1年2組(機械システム工学科) 立 石 光
1年2組(建築デザイン学科) 吉 田 奈 菜
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愛島通信
■ №119
高専祭
広報委員会 機械工学科3年 糟谷 瑛
10月20日、および21日に高専祭が開かれました!
電気科展
今年のテーマは「friend ship」。名取キャンパスと広瀬
建物内ではイルミ
キャンパスの交流の思いが込められています。両日とも
ネーションが来た人を
好天に恵まれたおかげで、多くの方に学生の活動を見て
出迎えました。自転車
いただきました。
で発電する電車は小さ
い子にも人気でした。
環境工学科展
環境工学科では小さ
い子でも楽しみながら
学べるコーナーが多く
ありました。磁性流体
や形状記憶合金などの
最先端の材料を体験し
● 広瀬キャンパスとの交流
て学ぶことができまし
電波高専と統合して
た。
から早3年、立地が遠
いためあまり交流でき
建築展
なかった両キャンパス
建築展ではハロウィー
ですが、今年は文化祭
ンのカボチャのランタン
を同日開催として交流
やお菓子の家が展示され
出展を行いました。広瀬キャンパスからはハンドクラフ
ていました。建築の専門
ト部と茶道部が来てくれました。名取からは動画研究愛
分野としての建築模型や
好会が自作映画の上映を広瀬で行いました。両キャンパ
液状化の実験もありまし
スをまたにかけるスタンプラリーも行われ、完成させる
た。
となんと、校長先生のお顔が現れました。
クラス出展
● ステージ企画
食べものの出店はど
学生参加型の企画として大声コンテストと腕相撲大会
こも大盛況だったので
が開かれ、会場を大いに沸かせました。学生有志による
はないでしょうか。各
ABE プロジェクトそして Mr.&Mrs. コンテストは注目
クラスの出展では例年
の的でした。
通り、たくさんの出展
今年はゲストとして
がありました。
「おひつじ座流星群」がき
て、仙台高専に楽しい音
文科系出展
楽を届けてくれました!
美術部は作品展示のほかにネイルアートを、文芸部の
部誌には昨年からの続編もありました。書道部では実際
●専 門 展
にお客さんに作品を描いていただきました。他にも美し
機械科展
い写真を見せてくれた写真部や演奏で盛り上げくれた吹
なんと言っても一番盛況
奏楽部、見慣れた教室を華やかな空間に作り替えた茶道
だったのはネームプレート
部、自作のゲームでお客さんを楽しませたソフトウェア
作りでしょう。お客さんの
研究部会、自作映画を上映した動画研究愛好会。どの部
注文に合わせてネームプ
もすばらしい出展ばかりでここには書ききれない程です。
レートを学生が作りました。
№119 ■ 愛島通信
11
卒業特集
機械工学科
寄せ書き
穴澤 憲了
5年間ありがとうございました。
佐藤 卓
5年間お疲れ様です。ほんとに…
阿部 浩明
高専生活楽しかったです♪みんなありがとう
佐藤 龍人
5年間お疲れさま。
ア リ フ
先生方々、仲間達、3年間最高の思い出に
菅原 将吾
そのうちカーブは考えるのをやめた
CHEERS!!!
菅野 諒
青春し足りないけど楽しかった! 5年間
池内 智也
機械科に入ってよかった!(。-∀-)
伊藤 伸
5年間ありがとう。楽しかったです。
鈴木 健太
さよならマサヒコニャン!
上田 良次
みんな…これからも…かまって…ねっ?
鈴木 翔太
5年間お疲れ様でしたー!!
遠藤 拓
5年間たくさんの思い出をありがとう!
鈴木 正人
テストがある意味充実した5年間でした。
岡田 尊嗣
最高の青春ありがとう!トヨタ車買ってね!
清野 大紀
みんな今までありがとうございました!
尾下 泰理
あいむしんかーとぅーとぅー
関本 拓哉
5年間楽しかった! みんなありがとう!
加藤 史子
Σ (・Д・;) いつの間にか終わってた…
髙橋 祥平
5年間お疲れ様でした。
加藤 義也
また会う日まで!
照井 美和
1人ではここまで来れませんでした。感謝!
今後とも、しくよろ
二階堂成規
5年間ありがとう! これからもよろよろ !!
菊地 良和
M5のみんなと一緒でホント楽しかった
半沢 文也
フハハ! フハハハ! フワーッハッハッハ!
金 知優
次にお前は『5年間ありがとう』と言うッ!
布施 将武
5年間ありがとうございました。
古山 賢治
部活つらかった! みんなありがとう!
野 真司
木村 健志
12
『5年間ありがとう』―ハッ!
ありがとう!
五島 大
みんなありがとう! また会おうね!
増井 隆則
人外の道に手を出したら戻れなくなります。
小室 幸士
NOTHING GOLD CAN STAY
谷津 翔太
卓球用具買うときは Nittaku 推しで!
齋藤 幸太
仙台高専機械工学科ラグビー専攻だったわ
横田 雄大
制服女子高生と二人乗りで帰りたかった
斉藤 大夢
何だかんだ機械科での5年間は最高でした。
渡辺 匠
さよなら僕の青春
斎藤 卓也
5年間ありがとう! M5最高っす!!
渡邊 亮
こんにちは 僕の高専生活延長戦
齋藤 僚二
2年間ありがとうございました、バイちゃ
愛島通信
■ №119
卒業論文
氏 名
卒 業 研 究 題 目
穴 澤 憲 了
長期インターンシップ報告
阿 部 浩 明
模型スターリングエンジンの動力計の開発と評価
MOHAMAD ALIF
BIN ZULKIFLI
縦型スリットノズルから噴出する気液二相流の液滴分布について
池 内 智 也
振動試験機を用いた砂地盤の液状化実験
伊 藤 伸
FeCrCo 系非晶質合金の特性
上 田 良 次
熱硬化樹脂平歯車の強度と騒音に関する研究
遠 藤 拓
高速度カメラによる人工鼓膜破断挙動の観察
岡 田 尊 嗣
微細気泡発生器の運転特性について
尾 下 泰 理
模型スターリングエンジンの動力計の開発と評価
加 藤 史 子
新生児中耳・内耳疾患診断用スクリーニング装置の開発
加 藤 義 也
蝸牛内液粘度が基底板振動に及ぼす影響
野 真 司
縦型スリットノズルから噴出する気液二相流の液滴分布について
菊 地 良 和
縦型スリットノズルから噴出する気液二相流の液滴分布について
金 知 優
簡易双腕ロボットによる把持動作に関する基礎研究
木 村 健 志
ボールねじ駆動系の力制御に関する基礎研究
五 島 大
小型ガソリン機関性能試験装置の開発と動作検証
小 室 幸 士
振動試験機を用いた砂地盤の液状化実験
齋 藤 幸 太
小型ガソリン機関性能試験装置の開発と動作検証
斉 藤 大 夢
熱硬化樹脂はすば歯車の強度と騒音に関する研究
斎 藤 卓 也
レーザー処理を施した金属と樹脂の接合部材の熱衝撃実験
齋 藤 僚 二
微細気泡発生器の運転特性について
佐 藤 卓
熱硬化樹脂平歯車の強度と騒音に関する研究
佐 藤 龍 人
蝸牛内液粘度が基底板振動に及ぼす影響
菅 原 将 吾
温調機能を有する塗料の開発に関する基礎研究
菅 野 諒
引張りせん断試験の応力解析
鈴 木 健 太
高速度撮影による斜め衝突の反発係数の測定
鈴 木 翔 太
熱硬化樹脂はすば歯車の強度と騒音に関する研究
鈴 木 正 人
水素吸蔵合金の水素吸蔵・放出特性に及ぼす動作温度の影響
清 野 大 紀
ボールねじ駆動系の位置制御に関する基礎研究
関 本 拓 哉
熱硬化樹脂平歯車の強度と騒音に関する研究
髙 橋 祥 平
振動試験機を用いた砂地盤の液状化実験
照 井 美 和
竹粉末の押出し成形に関する基礎的検討
二階堂 成 規
レーザー処理を施した金属と樹脂の接合部材の熱衝撃実験
半 沢 文 也
レーザー処理を施した金属と樹脂の接合部材の熱衝撃実験
布 施 将 武
竹粉末の押出し成形に関する基礎的検討
古 山 賢 治
引張りせん断試験の応力解析
増 井 隆 則
高速度カメラによる人工鼓膜破断挙動の観察
谷 津 翔 太
模型スターリングエンジンの動力計の開発と評価
横 田 雄 大
高速度撮影による斜め衝突の反発係数の測定
渡 辺 匠
水素吸蔵合金の水素吸蔵・放出特性に及ぼす動作温度の影響
渡 邊 亮
ボールねじ駆動系の力制御に関する基礎研究
進路一覧
㈱ IHI、アイシーコム㈱、ANA フライトラインテクニクス㈱、出光興産㈱千葉製油所、㈱エヌ・ティ・ティ・エムイー、
花王㈱、キヤノン㈱、国立印刷局、東海旅客鉄道㈱、日進工具㈱、日本ハム食品㈱、日本車輌製造㈱、日本精工㈱、
日本卓球㈱、日立建機㈱、㈱椿本チエイン、㈱東芝社会インフラシステム社、東燃ゼネラル石油㈱、トヨタ自動車東日本㈱、
㈱パイロットコーポレーション、富士重工業㈱、三菱重工環境・化学エンジニアリング㈱、三菱電機ビルテクノサービス㈱、
仙台高専専攻科、千葉大学、長岡技術科学大学、室蘭工業大学、和歌山大学
№119 ■ 愛島通信
13
電気工学科
寄せ書き
阿部光太郎
ふぉおおおおおおお!!
五十嵐建太
中学校のリレーでコーナーぶっちぎりま
この5年間、名前を覚えてもらうだけで
精一杯だった。
した!!
田中 悠也
はるか大好き♡♡♡
伊藤 知人
デブ
千葉 大樹
↑↑誰?
伊藤 大悟
イちろうになりたい
千葉 恭生
チンチン電車(東日本貨物に就職しま
大庭 信相
ボクは大場です。
小野 智宙
電気科のみんな大好きです。(性的な意
丁子 和樹
ワタシ、エイゴ、ペラペラネ。
味で)
綱田 錬
すね毛が生い茂るだけの人生だった。
加藤 大貴
特になし
野地 克典
ずっとトモダチだよ !!(長友だけに)
齋藤 大幹
亀頭カットでお願いします!
橋本 昂樹
ズッ友だよ !!(はしもとだけに)
佐藤 元
元気です(元だけに)
三浦 雄太
あっという間の5年間でした(カールル
佐藤 嵩明
彼女募集中(三次元)
佐藤 竜二
女に関してはビビリです。
名生 崇悦
布団は吹っ飛ばない(普通)
柴田 雅也
女に振り回されるだけの5年間だった。
山田 彩聖
マイケル富岡になりたい
鈴木 敦士
5年間おつかれ!
山田 直道
えり GO!! えり GO!! えり
鈴木 康平
ボクのキャノンがマグナムなキャノン!
鈴木 駿平
ぶっちゃけない
渡辺 直紀
コットンです♡
鈴木 隆太
ぶっちゃけ
渡邊 涼天
会いたーくてー会いーたーくてー震える
髙橋 一生
就職とかチョロい(進学です)
髙橋 竜也
10年後のぼくへ。卓球選手になってま
すか。
14
伹野 将宏
愛島通信
■ №119
す)
イスだけに)
GOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOL!!
気持ち
卒業論文
氏 名
卒 業 研 究 題 目
阿 部 光太郎
混合ガス直流グロー放電における電位構造
五十嵐 建 太
小型電動車用ブラシレス DC モータの研究
伊 藤 知 人
電動車椅子の製作 ∼前方障害物検知編∼
伊 藤 大 悟
VHDL による教育用簡易コンピュータの設計および FPGA 実装
大 庭 信 相
ボルツマン方程式の数値解法による電子エネルギー分布関数
小 野 智 宙
杖を使用した歩行動作の研究
加 藤 大 貴
直流グロー放電陽光柱における中性ガス温度特性
齋 藤 大 幹
RF スパッタ法による ZnO を用いた半導体薄膜の作製
佐 藤 元
遠距離非接触電力伝送に向けた基礎特性の検討
佐 藤 嵩 明
連続ウェーブレット変換を用いた音声解析ソフトウェアの開発
佐 藤 竜 二
鼻歌から自動採譜する機能を有する作曲ソフトウェアの開発
柴 田 雅 也
電動車椅子の製作 ∼ハード・構造編∼
鈴 木 敦 士
小口径 Ar-N2混合ガスグロー放電におけるプラズマパラメータ
鈴 木 康 平
1kW,100kHz 級非接触電力伝送用インバータ回路の開発
鈴 木 駿 平
Ar-N2混合気体放電プラズマの発光特性
鈴 木 隆 太
声紋認証プログラムの作成と考察
髙 橋 一 生
音色信号の解析と音色の作成
髙 橋 竜 也
化合物半導体におけるルミネッセンスの温度変化
伹 野 将 宏
LED における EL 発光スペクトルの温度依存性
田 中 悠 也
中継コイルを用いた非接触電力伝送の検討
千 葉 大 樹
ピコ水力発電システムの研究
千 葉 恭 生
振動力発電システムの研究
丁 子 和 樹
マイクを用いた音声解析による防犯システムの開発
綱 田 錬
ピコ水力発電システムの研究
野 地 克 典
ブースターコイルを用いた遠距離非接触電力伝送の検討
橋 本 昂 樹
電動車椅子の製作 ∼回路とプログラム編∼
三 浦 雄 太
RF スパッタ法による ZnO を用いた半導体薄膜の作製
名 生 崇 悦
大容量電源回路の研究
山 田 彩 聖
電子制御技術教育のための教材に関する研究
山 田 直 道
立体駐車場を想定した非接触電力伝送システムの検討
渡 辺 直 紀
ウェーブソルダリングにおけるカメラを用いた観測システムの開発
渡 邊 涼 天
IH クッキングヒーターを用いた非接触電力伝送
進路一覧
㈱アルメックス、出光興産㈱、㈱ NTT ファシリティズ東北、花王㈱、キヤノン㈱、サンリツオートメイション㈱、
JR 貨物㈱東北支社、ダイキン工業㈱、東燃ゼネラル石油㈱、東北電力㈱、トヨタ自動車東日本㈱、日本電設工業㈱、
㈱日立ビルシステム、北海道電力㈱、三菱電機ビルテクノサービス㈱、㈱明電舎、矢崎総業㈱、㈱ユアテック、
レンゴー㈱、岩手大学工学部、宇都宮大学工学部、仙台高専専攻科、北海道大学工学部、横浜国立大学理工学部
№119 ■ 愛島通信
15
建築学科
寄せ書き
赤間 一起
優等生 卒業頃には パチンカス
白鳥 大樹
これからもおしゃれな俺をよろしく
阿部 拓也
今年は本気出す
鈴木 哲
すぐいく !! はしっていく !!
阿部 勇貴
幸せな人生なんていらない
多田 康平
ただ、ラグビーさえあればなんでもいい
安齋 翼
あきらめたらそこで試合終了ですよ。
千葉 大
ばーちーのいーだーねんりゅーそーしー
遠藤 卓人
充実した5年間だった! みんなありがと
う!
二瓶 辰也
風邪ひくんじゃねーぞ、コノヤロウ!
遠藤 勇気
先生、就職がしたいです。
長谷川千暁
赤間、湯葉、LOVE
大久保修平
恥の多い五年間を送ってきました。
久光 史弥
最後の最後まで寮出されなくて良かった!
長田 滉央
粗目にデータとばすのが身についた技術の
星 生馬
5年間超楽しかった! A5最高!
一つ
ロバーツ
ありがとー! ガセットプレート大好き
5年間思い出だらけの、素晴らしい日々で
大原 由貴 「け」むし触っちゃだめだよ。
した。
小野 冴子 「ん」ふんふ
小野寺雄磨
明日やろう いや今やろう 明日やろう
源島 凛己 「ち」かいうちに飲み会企画しよ
加藤 真輝
皆! 楽しい毎日を5年間ありがとう!
小泉奈緒子 「く」るしくなるまえにまただべろ!
菊地 龍弥
…留年しても友達か?
齋藤友実江 「じ」しんもって頑張ってね !!
工藤 一磨
5年間でアングラは制しました
高橋 李依 「よ」よよいよよよいよよよいよい
熊谷 雄
早くみんなも俺のとこまで上がってこいよ
弦巻 理恵 「し」ごとがんばれえみそ!
午來 嵩顕
提出物は計画的に。5年間お疲れ様。
長山 絵美 「だ」いたんなこのセクシーボデー
櫻井伸之介
建築卒業! ありがとうございました。
花井久瑠美 「い」いギャグかましてたぜ
佐藤行多朗
夢を追い 行きつく先は 夢広場
平岡 杏奈 「す」きでした。入学式からずっと(笑)
佐藤 裕
野田山、来年もよろしく∼!
藤澤 千広 「キ」ョギフ大統領の貴重な産卵シーン。
東海林 司
オーマイガットゥゲェザー
堀 優月 「♥」日立と大東で合コンしよーね !!
長田恵太郎
16
ばーやい
愛島通信
■ №119
卒業論文
氏 名
卒 業 研 究 題 目
赤 間 一 起
宮城県の応急仮設住宅の供給プロセスの問題の把握と整理
阿 部 勇 貴
箱塚桜仮設住宅団地における収納環境改善に関する研究 −押入・風除室の棚の評価と居
住者自身の収納改善事例−
阿 部 拓 也
弦 巻 理 恵
花 井 久瑠美
久 光 史 弥
簡易的な換気量設計ツールの開発に関する研究 ∼その9 5室型住宅モデルを用いた開
口特性値の合成方法の検証∼
安 齋 翼
小野寺 雄 磨
佐 藤 行多朗
省エネルギーのための空調システムの最適制御に関する研究 −地域イノベーションセン
ター2階多目的会議室における実測と検討−
遠 藤 勇 気
二 瓶 辰 也
仮設住宅の設置区域内の温熱環境に関する研究その1 温熱環境計測システムによる実測
調査
遠 藤 卓 人
慣性質量効果を有する液流ダンパーの開発に関する基礎的研究
大久保 修 平
箱塚桜仮設住宅団地で構成コミュニティの一考察
大 原 由 貴
東北地方太平洋沖地震で被害を受けた RC 校舎の解析
長 田 滉 央
都市における創造的な政策に関する研究 −フィンランドの取り組みを事例として−
長 田 恵太郎
加 藤 真 輝
鉄筋コンクリート梁の曲げ耐力に関する実験的研究(炭素繊維による補強効果)
小 野 冴 子
津山町横山地区を例として見た仮設住宅の生活とコミュニティに関する問題点
菊 地 龍 弥
東北地方太平洋沖地震による建物被害の現状調査
工 藤 一 磨
小 泉 奈緒子
転動柱基礎免震システムの振動応答特性に関する基礎的研究
熊 谷 雄
公共ホールの長期的マスタープラン作成へ向けた実態調査(その1) −宮城県の E ホール
を事例として−
源 島 凜 己
自己修復コンクリートの物質移動抵抗性に関する基礎的研究 −フライアッシュを混入し
た自己修復コンクリート−
午 來 嵩 顕
東日本大震災における公共ホールの被害状況と復旧プロセス −広域アンケート調査によ
る地域的分析−
齋 藤 友実江
震災復興過程の中山間地域における集落再生の実施と課題 −川俣町旧小島小学校を利用
したワークショップを通して−
鈴 木 哲
震災復興過程の中山間地域におけるコミュニティ拠点の形成手法 −福島県川俣町小島ふ
るさと交流館の空間利用を通して−
櫻 井 伸之介
ガス式撃込み鋲接合の接合性能に関する研究 −撃込み鋲接合部のせん断試験−
佐 藤 裕
炭素微粉末を混入したモルタルの空気浄化作用に関する基礎的研究 −炭素微粉末混入モ
ルタルの基礎物性−
白 鳥 大 樹
震災前後におけるミュージアムの運営内容に関する研究 −ネットワークを視点として−
東海林 司
震観測記録を用いた建築棟の地震時固有周期と最大変位振幅
多 田 康 平
ブレース接合部におけるガセットプレートに関する研究 −長方形形式のガセットプレー
ト−
星 生 馬
ブレース接合部におけるガセットプレートに関する研究 −台形形式のガセットプレート−
ロ バ ー ツ
ブレース接合部におけるガセットプレートに関する研究 −ガセットプレート引張試験の
三次元有限要素解析−
高 橋 李 依
地震観測記録を用いた専攻科棟の地震時固有周期と最大変位振幅
千 葉 大
高等専門学校におけるキャンパスマスタープランの策定に関する実践的研究
長 山 絵 美
東北地区における建築アーカイヴス作成に関する基礎的研究 −運営上の留意点の整理、
及び設置項目の検討−
長谷川 千 暁
堀 優 月
金物補強をした木質柱の圧縮強度実験(断面欠損による影響)
平 岡 杏 奈
応急仮設住宅における物的支援の供給プロセスに関する研究 −収納空間に関わる支援物
資における問題要因の把握−
藤 澤 千 広
高機能住宅システムの構築を目的とした低摩擦型コンクリートの開発 −コンクリートの
摩擦係数に関する基礎的検討−
№119 ■ 愛島通信
17
卒業設計
氏 名
卒 業 研 究 題 目
赤 間 一 起
地域と学ぶ複合施設
阿 部 拓 也
名取市図書館新設計画
阿 部 勇 貴
ウリカイの記憶
安 齋 翼
伝統工芸の存続のための集合住宅
遠 藤 卓 人
七北田中学校改修・改良計画
大久保 修 平
隙間と壁のむこう側
大 原 由 貴
またここからはじめよう
長 田 滉 央
Pasila urban renewal planning
長 田 恵太郎
岩沼駅新築計画
小 野 冴 子
菜園で繋がるまちと高齢者福祉
加 藤 真 輝
Heal Home Matsusima ∼癒しのホスピス∼
工 藤 一 磨
柴田町を興す
熊 谷 雄
関係性の器
源 島 凜 己
柴田町に根付く総合スポーツ施設の提案
小 泉 奈緒子
EDEN うるおい計画
午 來 嵩 顕
Culture Street
齋 藤 友実江
地域密着複合施設
櫻 井 伸之介
貝ヶ森小学校改築計画
佐 藤 行多朗
変化する中学校
佐 藤 裕
多賀城駅周辺整備プロジェクト −旧長崎屋跡地を利用した店舗プラン−
東海林 司
まち 勝山
白 鳥 大 樹
都市をまとふ、そしてそこに居るということ
鈴 木 哲
まちの骨格
高 橋 李 依
壱弐参横丁
多 田 康 平
地域と共に歩む福祉施設
千 葉 大
common
弦 巻 理 恵
育つ
長 山 絵 美
宮城県白石市立白川小学校・中学校合同校舎
二 瓶 辰 也
IT ベンチャーのための複合オフィス
長谷川 千 暁
長町交流文化センター∼地域参加型コミュニティの形成、地域学校∼
花 井 久瑠美
公営住宅への提案
久 光 史 弥
趣味をシェアする集合住宅
平 岡 杏 奈
みんなが集う場所
藤 澤 千 広
興味ある映画館
星 生 馬
亘理駅改築計画
堀 優 月
八木山市民センター
ロ バ ー ツ
カトリック元寺小路教会− restart −
進路一覧
㈱アサヒ建築設計事務所、㈱安藤・間、㈱大林組、川田工業㈱、清水建設㈱、新菱冷熱工業㈱、大東建託㈱、大和ハウス工業㈱、
高砂熱学工業㈱、㈱竹中工務店、㈱東栄住宅、東芝エレベータ㈱、TOTO エンジニアリング㈱、東北電力㈱、㈱ NIPPO、
㈱日立ビルシステム、㈱松田会、宮城県庁、㈱横河ブリッジホールディングス、ZYCC、京都工芸繊維大学、札幌市立大学、
首都大学東京、仙台高専専攻科、千葉大学、豊橋技術科学大学、長岡技術科学大学、新潟大学、三重大学
18
愛島通信
■ №119
材料工学科
寄せ書き
安齋 巧
俺の高専生活がこんなに輝かしいわけがな
佐々木朝美
陸上部! 寮生! 材料科! みんなあり
がとう!
い
楽しい5年間だったよ! ありがとうお元
佐藤 駿
なんだかんだ材料科好き! ありがとう!
気で
佐藤 純平
5年間お疲れ様でした
石川 良
ええぃ! S5の大内は化け物か!
佐藤 健
TKS は楽しかったよ\ (^^)/
石橋 遼一
本当にありがとうございました
佐藤 裕介
今までありがとうございました
伊藤 絢
ありがとう、また会えたら嬉しいです。
佐藤 芳紀
材料科、寮生の皆さん5年間ありがとー
伊藤 貴典
5年間ありがとう!
猿舘東右子
5年間ありがとうございました !!
大内 拓
お世話になりました! ありがとうござい
澁谷 臨
イットリウム ウラン カリウム ヨウ素
ます
庄司 翔太
卒業することが出来て大変喜ばしく思いま
石川 菜々
す
太田 智敬
お疲れ様でした。仕事は絶対休みません!
大宮 啓太
ありがとう! そして、ありがとう!
菅井 創
5年間ありがとうございました。
柿
叶わぬ夢 点けども燃えぬ 火口かな
髙
ありがとー!
みんな今までありがとう! 楽しかった
達久 将成
成
片平 莉香
雄太
です
よー
管野 康平
地 光昭
だてきゅうです、達久と書いてだてきゅう
5年間お世話に成りました! ありが
照井 貴大
いつか何処かで会えたらお話ししましょう。
とー!
鴇田 千奈
幸せな学生生活でした。みんなありがと
う!
5年間ありがとう! これからもよろし
く!
德冨 尚志
5年間お世話になりました。
小池 和喜
5年間ありがとう
沼田 隼
マジで5年間ありがとう!
小松 嵩
移り行く瞬間をその瞳に住んでいたい
早木 光流
またどこかで会おうぜ!
齋藤 卓也
I'm awakening in the new world!!
ファティン ファハナ 色々ありがとーみなさま! また
櫻井 香織
男バス、材料科のみんなどうもありがと
絶対に会おうね。(^_^)/
う!
水戸 智世
5年間色々とご迷惑おかけしました(泣)
櫻井 亮輔
フジモン! 先行ってるわ!
ソンタイ メンロア ありがとー!
佐々木飛鳥
5年間本当にありがとうございます
№119 ■ 愛島通信
19
卒業論文
氏 名
卒 業 研 究 題 目
安 齋 巧
高感度 CCD 検出器を用いた残光計測システムの製作
石 川 菜 々
光触媒材料による水質浄化の評価に関する研究
石 川 良
コンバージミルで作製した NiAl/Al2O3ナノコンポジットのミクロ組織観察
石 橋 遼 一
Ce 添加酸化物結晶の光利得の調査
伊 藤 絢
Nd-Fe-B 磁石用粉末に添加したステアリン酸銅の焼結時挙動
伊 藤 貴 典
LIDAR 計測による室内の空気成分分布の調査
大 内 拓
パウダージェット堆積法を用いたグラニュラー型磁気抵抗薄膜作製におけるレーザー照射
効果
太 田 智 敬
メタケイ酸ナトリウムを固体触媒として混合 MeOH-EtOH 系を用いたバイオディーゼル
の合成と不純物の分析
大 宮 啓 太
Fe-Mn-W 合金の組織と相平衡におよぼす Mn 濃度の影響
柿 絹フィブロイン担持 Pd および Rh 触媒による有機化合物の接触還元反応
成
片 平 莉 香
炭酸塩を固体触媒とした食用油からの脂肪酸メチルエステルの合成
管 野 康 平
希土類添加 Li2SrSiO4の焼成
地 光 昭
Mg97X1Y2(X=Al,Zn,Ga)鋳造合金の腐食挙動における添加元素の効果
小 池 和 喜
ナノ複合組織 W-Cu 合金の硬さ向上による低タングステン化
小 松 嵩
電子ビーム式反応性真空蒸着法による TiO2/Ag-Ag2O/WO3系多層薄膜の成膜と光触媒特性
齋 藤 卓 也
ビーズミル法による CNT 分散 Al 粒子作製に及ぼす分散剤濃度および乾燥法の影響
櫻 井 香 織
ラマン分光を用いた熱可塑性樹脂の表面損傷評価に関する研究
櫻 井 亮 輔
極低温液体タンク用繊維強化プラスチックの損傷
佐々木 飛 鳥
Al-CNT 複合粉末の焼結及び焼結体の特性評価
佐々木 朝 美
メカノケミカル法による Sm-Co 系希土類磁石からの有価金属回収に関する研究
佐 藤 駿
QCW レーザ加工機を用いた各種材料の条件に関する研究
佐 藤 純 平
2元系透明導電膜を利用した混合液晶層の配向制御
佐 藤 健
電解質溶液の流動現象のシミュレーションモデルの開発
佐 藤 裕 介
金属間化合物分散 Al 基複合材料の製作および特性評価
佐 藤 芳 紀
液滴生成過程のセルオートマトンモデル
猿 舘 東右子
MnS 微細分散 Fe 複合粒子の開発
澁 谷 臨
Mg97Zn1-xAlxGd2鋳造合金の組織における Al の置換効果
庄 司 翔 太
レイリー散乱スペクトル計測による温室効果ガスの温度に対する依存性
菅 井 創
Ni-Co-Mn-In メタ磁性形状記憶合金の低磁場駆動に関する研究
髙 雄 太
カーボンナノチューブの表面修飾による溶媒への可溶化
達 久 将 成
確率シミュレーションを用いた反応機構の推定法の構築
照 井 貴 大
ダイカスト用アルミニウム合金の表面硬化に関する検討
鴇 田 千 奈
Fe-Mn-W 合金のミクロ組織と硬さにおよぼす時効熱処理の影響
德 冨 尚 志
1, 3-dipolar cycloaddition を用いた新規 fullerene 誘導体の開発
沼 田 隼
Ni-Co-Mn-Al メタ磁性形状記憶合金のマルテンサイト変態挙動におよぼす In 置換の影響
早 木 光 流
ファティン ファハナ
水 戸 智 世
Mg-Al-Y 合金の長周期積層構造発生における凝固冷却速度依存性
金属細線・微粉末を複合化した Mg 合金の組織変化と水素吸蔵特性
Talc 中に含有する Mg,Si を ICP-MS 装置による測定で行う際の酸溶解方法
進路一覧
曙ブレーキ工業㈱、出光興産㈱、㈱エヌ・ティ・ティ・エムイー、花王㈱、JSR ㈱、JX 日鋼日石エネルギー㈱、
千住金属工業㈱、田中貴金属工業㈱、東燃ゼネラル石油㈱、東北交通機械㈱、東レ㈱、日本アトマイズ加工㈱、
福島ゴム㈱、冨士ダイス㈱、Meiji Seika ファルマ㈱、矢崎総業㈱、仙台高専専攻科、岩手大学工学部マテリアル工学科、
岡山大学理学部化学科、東北大学理学部物理学科、長岡技術科学大学工学部生物機能工学課程、
室蘭工業大学工学部機械航空創造系学科
20
愛島通信
■ №119
情報デザイン学科
寄せ書き
相澤 祐樹
齋藤 睦美
ありがとうございました
楽しい5年間でした。ありがとうございまし
佐藤 哲
長いようで長かった5年間でした。
た! )^o^(
志村 祐希
お世話になりました、ありがとうございました。
みてろよ。明日学校でたっぷりお礼してやる
鈴木 陽
天使のコスプレをした矢入先生を忘れません。
から (´_ゝ`)
髙成田祐衣
会員番号02 眞木さんの女子力が高すぎ
5年間いろんなことをしました! あと2年
ガシッ(*・ ω ・) 人 (・ ω ・*) ガシッ
はいろんなことします! 皆、ありがとう!
相原 泉
石山ともみ
板垣詩都香
て眩しいです。D5のみなさんありがとう
5年間お世話になりました。ありがとうござ
(((o(*゚▽゚*)o)))
いました *^^*
遠藤 陽平
会員番号01 01はもう長野に行ってしまう
竹林 晴美
ましょう\ (^q^)/
ので、誰か00の彼女に趣味を紹介してあげ
てください。
5年間が早過ぎて夢のようでした。また会い
立谷 美里
5年間楽しかったです! 関わってくれた皆
ありがとう!:‐ )
大友亜弥佳
ありがとうございます
加藤 壮士
とくよありがとう。
千葉 春佳
5年間ありがとうございました。
加藤 涼
3年半ありがとうございました。by 安齋良平
中沢 芙美
充実した5年間でした。みんな、ありがとう!
鎌田麻亜耶
みてろよ。明日学校でたっぷりお礼してやる
根本 康平
ありがとうございましたー!!!
5年間お世話になりました。これからの皆さ
平井 志保
ありがとうございました
んのご活躍お祈りしています。
藤村 知佳
会員番号03 これからもファンクラブの一
。 +.゚ヽ(*´ ∀` ) ノ゚.+。
から (^ з ^)- ☆
姜 理紗
員として、愛することを誓います!! この
北里 愛莉 「言葉で伝わらなくても、音楽で伝わるもの
クラスで良かった!! 今までありがとう!
がある。」5年間、部活に学校…楽しかっ
た! ありがとう♪"
沓掛亜斗武
集中! 2人の執事と共にあと2年の延長戦
てもズッ友だよ!! あぁ僕は来年も一緒で
頑張る。笑
眞山 聡子
山田 尚美
会員番号7 5年間、ありがとうございまし
た。さすがに皆の名前も覚えてきました。
今野 志穂
5年間楽しかったね (*^^*) ありがとう!
齋藤 峻
矢入先生の悪魔のコスプレは小悪魔って感じ
でした。また見たいです。
5年間ありがとう☆ 関わった全ての人に感
謝カンゲキ雨嵐 (^ 人 ^)
楽しい学校生活を送ることができました。五
年間ありがとうございました。
小林 敬
会員番号00 まきしーふぁんくらぶ会員募
会員番号04 まきしぃと私たち会員は離れ
したね。
熊谷 絵理
眞木 栞
みてろよ、明日学校でたっぷりお礼してやる
から ( ・´ー・` )
山本小百合
長いことお世話様でした。安全第一に今後も
頑張りましょう。
吉川 宗志
5年間ありがとー、またいつかどこかで会え
るといいね! Tosi Kiitos!!
№119 ■ 愛島通信
21
卒業論文
氏 名
卒 業 研 究 題 目
相 澤 祐 樹
ネットワークエミュレーションによる輻輳発生方式に関する研究
相 原 泉
拡張現実感を利用したファッションの提案
石 山 ともみ
プレゼンテーション補助ツールのための描画・操作機能
板 垣 詩都香
性別と性格特性による相性の感じ方の違いに関する検討
遠 藤 陽 平
ステレオカメラによる奥行き判定を用いた画像領域抽出
大 友 亜弥佳
計算機端末間協調作業ツールの端末選択機能
加 藤 壮 士
模型映像を実写映像のように見せる撮影法
加 藤 涼
PSO アルゴリズムによる多峰性関数の最小化に関する基礎的研究
鎌 田 麻亜耶
打楽器の振動モードの分析とチャイムの製作
姜 理 紗
色彩調和の学習を促す配色支援ツール
北 里 愛 莉
形状情報を用いた屋外画像からの対象領域抽出アルゴリズム
沓 掛 亜斗武
複数音源環境における特定音源抽出法の性能比較
熊 谷 絵 理
顔イラストの表情認知に色が及ぼす影響
小 林 敬
プレゼンテーション補助ツールのための指示具抽出機能
今 野 志 穂
高専女子学生に向けた「Edutainment キットによる学習動機付け」に関する研究
齋 藤 峻
MPS 法による1次元 Burgers 方程式の数値計算
齋 藤 睦 美
電子楽器音とアコースティック楽器音の音高変化に伴う音質変化の研究
佐 藤 哲
風を表現したメディアアート作品の提案
志 村 祐 希
速報字幕の適切な表示位置の提案に向けた検討
鈴 木 陽
階層型組織向け Web サイト管理システムにおけるユーザ管理機能と連絡機能
髙成田 祐 衣
音声入力を用いたメディアアート作品の制作
竹 林 晴 美
作業時の BGM として最適な音圧と方向に関する研究
立 谷 美 里
プレゼンテーション補助ツールのための画面補正マッチング機能
千 葉 春 佳
静止画の自由再生における音の影響
中 沢 芙 美
ヘッドフォンを用いた音楽聴取時の使用条件と音量の関連性
根 本 康 平
一瞬で切り替えた顔の歪み効果に関する視覚実験
平 井 志 保
雄国の根曲がり竹細工の編み方を使った手芸の提案
藤 村 知 佳
平均顔の魅力と性格印象の関係性
眞 木 栞
ネットワーク実験システムの管理プラットフォームの開発
眞 山 聡 子
食品の「おいしさ」に関する評価実験 −市場定着率を考慮した新商品の開発に向けて−
山 田 尚 美
オリジナルロゴを用いた仙台アーケード商店街のプロモーション提案
山 本 小百合
ネットワークエミュレータを用いた TCP 輻輳制御方式の評価
吉 川 宗 志
演奏・歌唱技術向上のためのビブラート可視化システムに関する研究
進路一覧
アイリスオーヤマ㈱、出光興産㈱、㈱ NTT-ME、㈱ NTTPC コミュニケーションズ、神田通信機㈱、
京セラコミュニケーションシステム㈱、セイコーエプソン㈱、センコン物流㈱、㈱大伸社、㈱デジタルトラスト、
東京ネオン電気㈱、㈱日テレアックスオン、東杜シーテック㈱、富士通㈱、プラチナゲームズ㈱、㈱ユーメディア、
㈱リーブルテック、仙台高専専攻科、筑波大学情報学群情報メディア創成学類、豊橋技術科学大学情報・知能工学課程、
東北電子専門学校 CG クリエイター科
22
愛島通信
■ №119
専攻科 生産システムデザイン工学専攻
寄せ書き
№119 ■ 愛島通信
23
専攻研究(論文)
氏 名
石 舘 努
氏 家 裕 貴
内 山 裕 貴
及 川 喜 太
大 谷 拓 也
岡 田 康 喜
小野寺 聖 陽
片 岡 紘 平
川 村 健 祐
川 村 幸 大
岸 田 翔太郎
北 村 勇 樹
木 村 雄 太
熊 谷 卓 実
小 林 拓 也
齋 藤 孝 之
志 摩 東 吾
鈴 木 宏 介
髙 野 徹
竹 中 直 輝
谷 口 優 哉
丹 野 敦 子
千 葉 潤 輝
内 藤 陽 太
村 上 洋 平
大 内 壮
西 條 美 春
髙 橋 秀 治
髙 橋 麻由美
武 石 拡
土 屋 幸 作
桃 井 健 一
井 上 健太郎
齊 藤 はるか
菅 井 楓
杉 山 達 哉
中 井 彬 人
永 沢 龍 平
西井上 優 希
安 田 さくら
専 攻 研 究 題 目
同心2円筒間のダイラタント流体が示すずり粘化振動の解析
ダイラタント流体の表面に垂直落下する球の反発係数
流体セルオートマトンによる界面不安定現象の数値シミュレーション
1/10 スケールモデルによる 10[W] 級非接触充電システムの基礎的研究
Al-Fe-Si 金属間化合物の焼結およびトライボロジー評価
アルミ板内部の温度分布解析を目的とした超音波の検討
Mg-Zn-Y 合金における Zn の Al 置換による組織変化
コンバージミルによる Nd-Fe-B 合金の微粉化と粒子表面への Cu 分散
Cu 細線を用いて複合化した Mg 粉末の水素吸蔵特性
種々の樹脂とレーザー加工を施した金属の接合強度に関する研究
1[W] 級非接触電力伝送システムの高効率化に関する検討
窒化処理を施した歯車用鋼材の表面組織
コンバージミルによるサブミクロンβ鉄シリサイド粒子の作製
レーザ援用微粒子ジェット噴射埋込法によるコイル作製
2リンクマニピュレータの残留振動抑制制御(センサベースト制御の適用効果シミュレーション)
竹繊維・竹粉末を用いたプレス成形体の耐水強度特性
燃焼合成による Al-Fe-Si 金属間化合物粉末作製に関する研究
動力循環構造を有する機械装置系の振動抑制制御(センサベースト制御の適用効果シミュレーション)
レーザー援用微粒子ジェット噴射埋込技術によるキャパシタの作製及び特性評価
水熱ホットプレス法による竹粉 - 竹繊維成型材の機械特性
Log Tissue Cutter 製造の振動工学的研究
Ni-Co-Mn 系合金の相安定性と磁気的性質
生体計測による剣道難聴発生メカニズムの解明
レーザー加工を施した金属と樹脂の接合強度特性に関する研究
レーザ援用微粒子ジェット噴射埋め込み技術による RC 回路の複数同時作製
東北地方太平洋沖地震により被害を受けた RC 校舎の挙動解析
東日本大震災を基点としたミュージアムネットワークに関する研究
ブレース接合部におけるガセットプレートに関する研究 −長方形ガセットプレートの引張実験−
震災復興における中山間地域を対象とした既存ストック活用による集落再生の実践的研究
―福島県川俣町を事例として―
仙台キリスト教育児院における生活と空間の変遷に関する研究 その3院舎全面改築∼現在
ブレース接合部におけるガセットプレートに関する研究 −台形ガセットプレートの引張試験−
簡易的な換気量設計ツールの開発に関する研究 ∼開口特性値の結合・分離方法の検証∼
MPS 法の離散化を用いた1次元 Burgers 方程式の数値解析 − Cole-Hopf 変換法と直接法−
2次元画像からの物体抽出とその3次元再構成に対するオプティカルフローの利用
対人コミュニケーション円滑化へ向けた化粧の効果の検討
情報の可視化とその応用
頭部伝達関数の計測精度向上のための計測時無意識微動通知システムの提案
球技フォーメーションシミュレータにおけるデータ構造と管理
波線色錯視定量評価のためのインタフェースの開発
VDT 作業に適したデスクトップ背景色に関する検討と提案
進路一覧
■ 生産システム工学コース
アイリスオーヤマ㈱、旭化成㈱、出光エンジニアリング㈱、エイアンドティー㈱、㈱クラレ、㈱ケーヒン、
東日本旅客鉄道㈱、昭和アルミニウム缶㈱、東北大学大学院工学研究科、東燃化学(同)、東北電力㈱、東北リコー㈱、
㈱酉島製作所、日本精工㈱、日本電設工業㈱、大和製罐㈱、㈱レッドバロン
■ 建築デザイン学コース
㈱織本構造設計、ジョンソンコントロールズ㈱、㈱竹中工務店、㈱東北共立、東洋熱化学工業㈱、
東北大学大学院工学研究科
■ 情報デザイン学コース
NEC フィールディング㈱、大日本印刷㈱、通研電気工業㈱、パイオニアシステムテクノロジー㈱、富士通㈱、
㈱日立東日本ソリューションズ、㈱リーブルテック、東北大学大学院情報科学研究科
24
愛島通信
■ №119
研修旅行
研修旅行
機械工学科4年 櫻井
富士明
ん∼、てれて、てって、てー♪ 過去3年分の愛島
てはあんまり深く書きたくないので割愛。戦争ダメ。
通信んんん。
ゼッタイ。それからふたたび大阪に戻り、一時泊まる
これで不肖櫻井、愛島通信に掲載していただける、
ホテルを抜け出して夕食を。
流麗で、端正な文章を綴ることができる!
2日目になっても、みんなまだまだ元気。でもね、
さて、小生から伝えるべきことを箇条書きで述べさ
次の日に大和ミュージアムって……苦笑。だが切り替
せていただきますと、
えも大切なのだった。加古川製鉄所は凄かった。鉄を
研修旅行で訪れた見学先
溶かす高炉の規模が大きくてびっくり。しかも圧延作
各所を巡った所感
業なんて耳を劈くような爆音! 後日談だが機械力学
この2つは確定事項でしょう。だって、過去3年の
を担当している H 教官も毎回驚くとおっしゃっていた。
愛島通信には書かれておられるのですもの。それなら
うんうん。宿泊するホテルが豪華すぎた。夜までみん
ば歴代の先輩方にあやかり、書き綴らなくてはなりま
な楽しんでいたと思う。
せぬ。
3日目になると自主研修が始まる。疲れたとか顔色
しかし、しかしですよ、純粋無垢で自分に正直だと
を覗く前にみんな消えてしまっていた。あれれ、問題
言って憚らないワタクシにはこのような選択肢も浮上
児が残されていいん? こういう時には担任と共に行
しました。
動するのが一番だ。ひとりでは何をしでかすか、わ
さあ反省の時間だ
かったものじゃない。だから担任と三ノ宮の博物館へ。
…………。
フェルメール『真珠の耳飾の少女』目当てに来客する
研修旅行で訪れた見学先を述べますと、
方(自分も含む)が多く、ホールに群がる人々の列に
1日目はマツダミュージアム、原爆ドーム・平和祈
五分ぐらい並んで、10秒だけ見れた。感激。担任が
念資料館。
「次のお客さまにお譲りください」とコンパニオンに
2日目に大和ミュージアム、神戸製鋼加古川製鉄所。
指摘されて、ぼくは笑ってしまう。いやいや、待った
3日目には自主研修という名のあそ……自主学習。
甲斐はあった。博物館をあとにして、お昼をとるため
最終日では酉島製作所及び大阪城を巡りました。
にちょっと歩けば、小洒落たカフェを見つける。瀟洒
それでは委細に。感情を込めるため口語的に語りま
なカフェテラスで担任と共にナポリタンとパンとミル
すね。
クティーをいただいたあと、そこで別れ、自分ひとり
1日目の空港で感じたんだけど、クラス全員が正装
で三ノ宮を巡った。問題児は今日も元気です。
でね。みーんなぴっしりしていてね、ぼくだけね、な
最終日となってもみんな元気!……ではなかった。
んかね、心にどこか疎外感。ああ、靴の選択をミスっ
疲れがちろちろ露見していたけど、酉島製作所のポン
てしまったんだ。みんな革靴なのに、うん……。
プの巨大さに驚いて、制作の厳しさを知る。うわあお。
空港からの離陸になると、ものすごく興奮気味で、
大阪城に入ると、エレベーターにビビる。こんなもの
とてもおもしろかった。これから旅行が始まる感じ。
搭載しているのか。やるな……大阪城! その後の帰
はじめて飛行機に乗られたクラスメイトもいたみたい。
空港から降りてバスに乗車して、少し移動。担任から
ぼくに「太陽の塔」が見えるよって教えていただいて、
外を注視したけど、見られずに終わる。でも見なくて
よかったとぼくは思う。また訪れる理由ができたから。
そのままたどり着いた駅で昼食をとった。新幹線でそ
のまま広島へ。観光バスでマツダミュージアムを訪れ、
そこでは機械科だからすきとかじゃなくて、単純に車
がすきだから機械科に入ったクラスメイトの浮かれた
姿を見ることができて、うれしい。原爆ドームに関し
広島 原爆ドーム前で
№119 ■ 愛島通信
25
りは多忙だった。時間があるなと思っていたら案外な
見することを楽しみにしていたのだけど……うん、掲
くて、あっという間にセスナ機で仙台空港へと到着した。
載していないね……その日は枕をぬらした。んで、な
報告は以上です。それでは反省タイム。
んでめっちゃ下っ端のぼくにはくるん? おかしいや
まさか小生に書きませんか、などとお声をかけてい
ん。うん。もしかしたらと推理して、一日一日のメモ
ただくとは思いもしなかったといえば嘘であるが……。
をとっていたならば、もっと報告をできたはずで、よ
いやはや昨年を遡れば、我が文芸部部長様の玉稿を拝
かったと思うのに……。ごめんよお。
男子39人 女子0人∼男だらけの研修旅行∼
電気工学科4年 斎藤
亮太
昨年11月6日、高専祭の余韻を残す中、私たち電
の定番ですね。友
気工学科39名は研修旅行に旅立ちました。4日間に
達とアトラクショ
渡り神戸、奈良、京都、大阪の4都市を満喫してきま
ンをこれでもかと
した。
いうほど乗り回し
初日は神戸で六甲山の夜景を観てきました。1000
ました。やっぱり
万ドルの夜景と呼ばれていて、とても絶景でした。夜
遊園地は最高です。
景を眺めながらの夕御飯もとても美味しくいただきま
まさに修学(研修)
した。ただひとついうことがあるとすれば、女子と夜
旅行してるぞーと
景を観たかったです。
ういう気分でした。
2日目の最初は東大寺にいきました。東大寺の金剛
最終日は大阪城に行きました。やはりお城はすごい
力士像は私にそっくりで凛々しく、美しく、そしてた
です。かっこいいです。お城を登りながら大阪城の歴
くましい創りをしていました。次に奈良公園にいきま
史について学べました。大阪城頂上付近からの眺めは
した。鹿せんべいを大量に買い鹿に餌付けしたことは
息を呑むほどの感動が目頭に押し寄せてきました。今
一生忘れられない記憶になりました。次に三菱重工の
まで生きてきて良かったと素直に思える瞬間でもあり
工場見学にいきました。懇切丁寧に工場の説明をして
ました。お城を降りたあとはクラス全員で集合写真を
いただき工場の仕組みがとてもわかりやすく、とても
撮ったのですが、みんなの笑顔が最高で思い出に残る
勉強になりました。次にパナソニックミュージアムに
一枚の写真となりました。
いきました。そこでは歴代のパナソニック製品ととも
4日間の研修旅行を通して我々電気工学科4年39
に創業者の一生について学び、常に挑戦し続けること
名はより一層絆が深まり、クラスの雰囲気もとてもよ
の大切さを改めて実感しました。TV 画面を虫眼鏡で
くなりました。みんなこの研修旅行で学んだこと、思
拡大し観察しましたが、赤、青、緑の三原色の集まり
い出は将来の糧に必ずなります。このことを忘れず
がディスプレイの動画をつくっていることがわかり、
日々の勉学に精進していきたいと思います。最後に研
将来の技術者を目指すものとしてとても感動しました。
修旅行を段取りしてくださった方々、山田先生、若生
3日目は自由行動でしたが、私は USJ(ユニバー
先生、そして私たちの両親に感謝申し上げます。本当
サル・スタジオ・ジャパン)にいきました。修学旅行
にありがとうございました。
二つの太陽の塔
瀬戸内海アートの旅とデザコン
建築学科4年 苫米地
26
花菜
今年の研修旅行は異例の5日間! しかも毎日違う
そんなフラストレーションのリミッターをはずして
場所で、出発は他学科よりも1日遅い11月7日。本
とりあえず出発! の7日、仙台空港から伊丹空港へ
来なら出発日であった6日、高学年棟3階は建築学科
と向かいました。大阪めぐりは、と言えば…… 梅田
だけおとなしく授業を受けていました。
スカイビルと ATC と、大阪の外側を攻めてきました。
愛島通信
■ №119
スカイビルは下から見ても、上から見ても、とにかく
(笑)
ものすごいです。建築家って、頭の中どうなっている
4日目の奈良では、鹿さんと大仏様に出会いました。
のでしょう。ATC はとにかく遠い。そして残念なが
鹿せんべいもってクラスの男の子たちが鹿と遊んでい
ら何もありませんでした。あんなに大きなビルなのに、
るのを見て楽しみ、東大寺では初の大仏様とのご対面。
商業施設は半分以上撤退。貿易センタービルとしての
いやぁ……でかい、とにかくでかい。そして、法隆寺
事務的な機能は果たしているのでしょうが、店もない、
での昼食はものすごい量でした。炊き込みご飯とうど
人もいないでとてもさみしい雰囲気でした。大阪の外
んとたくさんのおかず……あれ、これ何食分? もち
側を攻めたおかげで、あまり時間もなく、中之島の建
ろん完食しましたよ。
築をじっくりと見ることができなかったので、ぜひも
5日目のデザコンでは、あまり長時間見られません
う一度行ってゆっくりと建築を見て回りたいです。
でした。ほとんどの展示が13:30くらいには終了し、
2日目のアート巡りでは、素敵なところに連れて
片付け始めていたので、環境部門はまったく見る事が
行ってもらい、とても良い時間を過ごしました。地中
出来ませんでした。私は環境部門に提出し、予選落ち
美術館大好きです。直島での時間があまりなかった
してしまっていたので、本選の作品が見られなかった
ので、美術館も1つしか行けず、家プロやその他の屋
のは残念でした。主にものづくり部門の発表を見まし
外アートを見る時間がなかったのでとても残念でし
たが、様々なアイディアと表現方法があり、良い意味
た。犬島での見学もなかなか時間に追われるコースで
でとてもめまぐるしかったです。今後に役立ちそうな
したが、美術館ではいろいろとすごいもの ( 本当に言
アイディアをたくさんもらいました。また、デザコン
葉では言い表せないくらいすごかったです ) を見るこ
では他高専の友人や SNS で知り合った友人と会う事
とができてとても充実した時間でした。自分では知ら
が出来ました。ぜひ来年こそは本選に出場したいです。
なかった場所だし、行こうとも思わなかった場所なの
5日間の短い旅でしたが、様々な建築を周りたくさ
で、研修旅行で連れて行ってもらって、良い出会いが
んの刺激を受ける事が出来ました。
できました。豊島にも行っていないし、直島も犬島も
島も京都も大阪も絶対また行きたいなぁ(′∀ `*)
不完全燃焼なので、今度は自力で行って、じっくり見て、
島の時間の流れを肌で感じたいなぁ、と思いました。
3日目の京都はとにかく歩きました !! 京都駅近く
のホテルから、清水寺まで徒歩1時間ほど。その後、
祇園まで歩いて様々な食べ物食べて、また南禅寺まで
歩き、哲学の道を通って銀閣寺へ。時間なくて銀閣寺
見られず、なんたる不覚。清水寺では、結構ゆっくり
散策しました。
「おぉ、これが噂の清水の舞台……」と
思いながら、綺麗な紅葉を眺め、音羽の滝では、小学
生に混じってお水飲んできました。頭良くなるかな…
直島の赤かぼちゃ前にて
研修旅行を終えて
材料工学科4年 齋藤 樹
私たち、材料工学科は4日間に渡り神戸製鋼、花王、
パナソニックミュージアム、京セラを見学しました。
大企業ばかりだったので、規模が大きく広大な敷地に
圧倒されました。様々な分野の企業を見学したことで
今後の進路にも参考になりました。
また今回私たちが行ったのは京都・大阪方面だった
ということで、文化的観光地も多々周りました。自由
研修では京都の街を散策し、清水寺や金閣寺を見てき
ました。日本の古くからの文化に触れることができて
大変貴重な経験になりました。
清水寺 仁王門前で
№119 ■ 愛島通信
27
私はこの4日間で普段の授業では教わらない、様々
なことを学びました。集団行動の難しさ、事前に計画
をたてることの重要さ、それでも友達と過ごした時間
は今でも忘れられない想い出になっています。そして、
仲の良い友達とはもちろん一緒に行動などを共にした
が、昼食や夕食、ホテルの部屋に戻ったときに普段は
話さない友達ともたわいのない話をして盛り上がっ
たことも強く印象に残っています。4日間の研修旅行、
それはクラスの絆をより一層深めた期間でした。
これから受験や就職活動が始まりますが、辛い時に
はこの楽しかった経験を思い出して頑張りたいです。
仙台空港に無事到着!
研修旅行の思い出
情報デザイン学科4年 渡辺
私たちは、11月6日から11月9日まで京都、奈良
た建物はとても風格がありましたが、人気だったのは
方面へ研修旅行に行ってきました。高専生活で毎年何
異人街カラーのスタバとローソンだったと思います。
度かの研修を経験しましたが、泊りがけというのは初
夜はついにディナークルージングです。明石大橋の
めてでした。研修旅行の前日から期待が膨らみ、あれ
下をくぐるコースで、あれだけ大きなクルーザーに乗
を食べよう。ここが美味しい。など、食べ物に関する
るのは初めてで感動しました。帰ってきた後は、写真
話ばかりでした。
を見せあったり、話し倒したりと遅くまではしゃいで
初日、飛行機で大阪の伊丹空港へ飛びました。着い
いました。
た先には笑顔のバスガイドさんがいて、見事な大阪弁
2日目、3日目、4日目とあっという間に過ぎてし
でした。小柄ながらも輝いていたバスガイドさんに付
まいました。東大寺、積水ハウスの納得工房、USJ を
いていき、大阪から神戸に向かいました。そして、お
まわり、夜には友人たちとディナーを食べに出かけ、
昼の時間になりタイミングよく中華街に着きました。
門限の時間が迫り、走って帰ったりと楽しい旅行にな
小籠包やももまん、餃子、肉まんなど店がずらりと立
りました。
ち並んでいました。どの店も中華街で出店されている
この有意義な研修が将来に生かせるようこれからも
だけあって美味しかったです。
頑張ります。
午後は異人街を見て回りました。
「異人」が住んでい
神戸 異人街にて
28
将臣
愛島通信
■ №119
国際交流
TOMODACHI Program
建築デザイン学科2年 會澤 由衣佳
3週間と短い期間ではあったが、アメリカで学んだ
ことは山ほどある。その多くは、人との出会いを通し
て学んだものだ。初めての海外経験で、英語も全然出
私は昨年夏、TOMODACHI SUMMER 2012
来なかったが、多くの出会いの中で人の優しさや思い
Softbank Leadership Program に参加し、アメリ
やりに触れ、支えられていたと思う。そして、その思
カ・カリフォルニア州立大学バークレー校で3週間を
いこそが、このプログラムの趣旨だ。
過ごした。海外には元々興味があり、一度は行ってみ
これからもずっと、この繋がりを大事にしていきた
たいと思っていたので、募集があると知ってすぐに応
い。私はまだ卒業まで3年あるので、少しでも多くの
募した。選考通過から出発までの3ヶ月は準備だけで
国や地域に行き、そこでの出会いを感謝の気持ちで楽
あっと言う間に過ぎた。
しみたいと思っている。
成田を出発し、約13時間のフライトでサンフランシ
スコに到着。空港を出ると雲一つない真っ青な空が広
がり、太陽の日差しはとても強かった。アメリカン・
ドリームとよく聞くが、本当にここならば何でもでき
そうな気がした。
バークレー校では25人1グループでの活動が基本で、
授業は現地の大学生が担当してくれた。ランチは寮の
カフェテリアで食べたり、校内の芝生の広場で BBQ
だったり。最後の授業では、3週間の成果を英語でプ
レゼンした。この他にも、2泊3日のホームステイや
A s の野球観戦、クルージングにダンスパーティーと
様々なイベントを経験した。これ以上ないほど楽しく、
充実した毎日だった。
ニュージーランド訪問記
マテリアル環境工学科2年 作間 春香
大学構内での記念植樹
余裕を持って行動せず、時短したがる。だが NZ は
お店でも急かされたりせず、のんびりしていて、店員
とたわいない話をしたりする。下を向いて歩いている
2013年1月、私は冬休みを使って「築こう未来プ
人などいないし、常に誰かがいるところで生活してそ
ロジェクト」に参加した。日本から飛行機で約11時間
れを息苦しいと思うことなく接し、楽しんでいる。他
のニュージーランド(以下 NZ)への旅。現地の高校
にも日本人が見習うべきところが沢山あった。外国へ
生と一緒に日本へ輸出している農家を見学したり、先
行ったからといって英語がいきなり上達するわけでも
住民族のマオリ族の生活を体験したりした。見学で驚
ないが、交流や知らないことを知ることは良い経験が
いたことは、広い畑を少ない人数で経営していること。
でき勉強になった。もっともっと英語を勉強して、外
例えば、カボチャ農園なら15人が5ヘクタールの畑に
国で様々なことにチャレンジをしたい。
あるカボチャをたった一日で収穫するという。日本の
野菜の輸入基準はとても厳しいため、日本への輸出を
諦めてしまう農家も多いそうだ。そんな中で「その厳
しさがいい」と一生懸命おいしい野菜を作ってくれて
いる人がいることを知り、とても嬉しく思った。NZ
は本当に自然も羊もいっぱいで人も温かかった。
「初め
ての海外が NZ でよかった」と心から思えた。時間に
縛られない生活は本当にすごい。例えば、日本の電車
の時間の正確さは世界でトップだと言われていて、実
際にすごいとも思うが、その時間に間に合うようにし
か人は動いていない。私だけかもしれないが、時間に
ホストファミリーと
№119 ■ 愛島通信
29
事務・技術支援室だより
保健室紹介
学生課学生生活係(保健室) 西館
恵美 保健室には、毎日様々な理由で学生の皆さんがやっ
は辛いし疲れた。そんな時、人目を気にせず弱音を吐
て来ます。風邪や腹痛等の病気はもちろん、自転車で
ける場所です。これからも皆さんが気軽に利用できる
の登下校中や体育、部活動、実験中の怪我、そして、
保健室でありたいと思っています。
学校生活や友人関係等の悩み相談、健康チェック等々。
また、特別なことがなくても「あー今日は疲れたー。
癒されに来ましたー。
」とやってくる女子学生たち。こ
んな風に気軽に利用されているのが高専の保健室です。
皆さんは、日々、授業や課題、部活動や研究に追わ
れ忙しい毎日を送っています。充実している反面、悩
んだり落ち込んだり、見えない壁に直面する年齢でも
あります。せっかく入学した学校ですから、皆さんが
少しでも楽しく、健康的な学校生活を送ることができ
るよう一緒に考えていきたいと思っています。
人前ではいつも元気で頑張っていたいけれど、本当
もうすぐ5年目になります。
教育研究技術支援室第三技術班 田中
皆さんこんにちは。私は会社員や専門学校勤務と2
いう思いがありました。ちょっとは心がけてきたつも
つの職業を経て、平成21年4月に技術職員として採
りですが、今後も情報デザイン学科の皆さんや将来関
用されました。
わる方々へ私なりのお力添えができればと思います。
現在の仕事内容は情報デザイン学科の支援です。学
科で共通に使用する物品や演習室のことを気にかけた
り、演習(プログラミング、CG 等)のサポートをし
たり等々。以前取得した情報処理の資格が役立ってい
るかもしれません。
情報デザイン学科は、高専では珍しく女子が過半数
を占めていて、私はその環境にすっかりなじんで楽し
く過ごしてきました。ですがどんなにさびしいと思っ
ても残念ながら、あと2学年でお終いとなります。
私は以前の職場で、様々な経験や周りの方々のご恩
など掛け替えのないものをたくさんいただき、だから
今度は新たに関わる方々に少しでも還元をしたい、と
30
ゆみ 愛島通信
■ №119
平成25年度 主な学校行事
<後期>
<前期>
10/1㈫
開校記念日(休業日)
10/11㈮
50周年記念式典
10/13㈰
ロボコン東北大会(一関)
実力テスト
10/18㈮
∼22㈫
ラグビー地区大会(仙台広瀬)
定期健康診断
10/19㈯
保護者懇談会(1∼5年)
10/26㈯
∼27㈰
高専祭
11/5㈫
∼8㈮
研修旅行(4年)
11/15㈮
進路ガイダンス(4年)
11/24㈰
全国ロボコン大会
4/4㈭
開寮(2年以上)
4/5㈮
入学式・入寮式
4/8㈪
始業式・授業開始
4/10㈬
4/12㈮
4/20㈯
後援会総会・保護者懇談会
(1∼4年)
4/26㈮
学生総会
5/14㈫
∼15㈬
スポーツ大会
5/23㈭
50周年記念シンポジウム
後期中間試験(1∼5年)
6/11㈫
∼13㈭
12/3㈫
∼5㈭
前期中間試験(1∼5年)
12/21㈯
閉寮
12/22㈰
ブラバンコンサート
12/24㈫
∼1/3㈮
冬季休業
1/4㈯
∼1/9㈭
ラグビー全国大会(神戸)
1/5㈰
開寮
1/6㈪
授業再開
1/14㈫
到達度試験(3年)
1/17㈮
入学試験(推薦)〈学生臨時休業〉
7/6㈯
東北地区高専体育大会
∼7㈰ (仙台広瀬・鶴岡)
7/8㈪
代休(高専祭)
7/26㈮
∼27㈯
オープンキャンパス
7/28㈰
閉寮
7/29㈪
∼8/2㈮
前期期末試験(専攻科)
7/29㈪
∼8/30㈮
夏季休業(1∼5年)
1/29㈬
∼1/31㈮
後期期末試験(専攻科2年)
8/5㈪
∼9/17㈫
夏季休業(専攻科)
1/29㈬
∼2/3㈪
後期期末試験(5年)
8/15㈭
∼30㈮
専攻科2年特別研究発表会
全国高専体育大会(開催地:東北)
2/3㈪
∼2/4㈫
9/1㈰
開寮
9/2㈪
授業再開(1∼5年)
体育大会報告会
9/10㈫
∼17㈫
前期期末試験(1∼5年)
9/17㈫
芸術鑑賞会
9/18㈬
授業再開(専攻科)
9/26㈭
TOEIC IP テスト
2/6㈭
後期期末試験
∼2/13㈭ (1∼4年・専攻科1年)
2/17㈪
入学試験作業〈学生臨時休業〉
2/26㈬
∼27㈭
5年卒業研究発表会
2/28㈮
企業研究会(4年・専攻科1年)
3/3㈪
閉寮(1∼4年)【5年は3/1】
3/18㈫
臨時開寮
3/19㈬
終業式・4年保護者懇談会
3/21㈮
卒業式・修了式
№119 ■ 愛島通信
31
119
2013年3月12日発行
愛島通信
・高専制度創設50周年
…………………………………………………………03
・学生の活動
…………………………………………………………04
仙台高等専門学校 名取キャンパス 広報誌 愛島通信 第119号
編 集 : 総務課図書係
印 刷 : (株)
阿部紙工
発 行 : 2013年3月12日
・卒業特集
…………………………………………………………12
・研修旅行
…………………………………………………………25
・国際交流
…………………………………………………………29