油溶性鉄・銅用防錆剤 チオライトB-1001 【チオライトB-1001の特徴】 鉄、銅に防錆効果あり。 ギヤー油、作動油及びグリース等潤滑剤に添加使用しすぐれた 鉄・銅への防錆効果あり。 硫黄、燐系極圧剤の活性抑制には顕著な効果あり。 【一般的性状】 外観 密度(15℃) 動粘度(40℃) 全酸化 引火点 溶解性 黄褐色透明液体 0.908~0.948 47.5~52.5mm2/S 115~135 170℃ 潤滑油類、ケロシン、動物油、植物油、キシ レン、トルエン、トリクレンなどに可溶。 水に不溶。 【包装】 (缶) 18kg 入 (ドラム) 170kg入 【用途及び使用方法】 ① 表面処理剤として溶剤に対して0.5~3%添加して使用して下さい。 ② 腐食防止剤として ギヤー油、作動油、グリース等に対し0.05~0.5wt%添加することにより、接食金属表面に対す る腐食を防止します。特に最近多く用いられている硫黄、燐系極圧剤の活性抑制効果はチオライトB- 1001の最も得意とするもので、添加量によって極めて優れた腐食防止効果を示します。 又、活性硫黄型切削剤油には0.5~1.0wt%で腐食を防止します。 Page 1 【鉄防錆試験】 (塩水噴霧試験) ・処理条件 ・基材:SPCC(8×6cm) ・防錆剤 ① B-1001(グリースに対して3%添加) ② 無添加 ・前処理方法 #400耐水ペーパーで研磨→n-ヘキサンに浸漬し超音波洗浄 (室温×5分) ・処理方法:各防錆剤を添加したグリースを基材表面に塗布し、ガラス棒にて グリースの膜厚が均一になるように引き伸ばす。 ・ 結果 6 時間後 24 時間後 48 時間後 無添加 発生無し 20%発錆 30%発錆 B-1001 発生無し 発生無し 発生無し *エッジ部から1㎝内部を評価対照とした。 (発錆%は、目視にて判定) 【銅腐食試験】 ・銅板腐食試験結果(JIS K-2513に準拠) B-1001の添加量(%) 極圧添加剤と添加量(%) 塩素化パラフィン 塩素化合物 ペンタクロロラムリル酸 硫化鯨油 硫黄化合物 ジベンジルダイサルファイト トリプチルフォスフェート 燐 化合物 トルフェニールフォスフェート 多 種 類 を 含 塩素化アルキル、チオカーポネイト 有する化合 トリハラクロルベンジルダイサルファイト 物 1 0.1 1b 0.3 1a 0.5 1a 3 1 1b 1b 1a 1a 1a 1a 3 3 1b 1a 1a 1a 1a 1a 3 3 1a 1a 1a 1a 1a 1a 3 1b 1a 1a Page 2 (判定法) 変色番号 変色度 1a 僅かに変色 (薄いオレンジ色) 1b 僅かに変色 (濃いオレンジ色) 2 中程度に変色(ピンク) 3 濃い変色 (赤茶色) 4 腐 (青紫ないし黒) 蝕 Page 3
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