「新法第9章「法律責任」新旧条文対照表 (472KB / 11 pages)

新法第 9 章「法律責任」 新旧条文対照表
*
改正法における改正点、現行法から削除された文言は太字で示し、重要な改正点に二重下線を付した。長文の
条文は読み易いよう適宜改行した。
2009 年現行法
2015 年改正法
主な改正内容
第84条
第122条
関連主管部門の明確
本法の規定に違反し、許可を経ずに食品の製
(1 項) 本法の規定に違反し、食品製造販売許可
化。
造・販売活動に従事、又は許可を経ずに食品添加
を取得せずに食品の製造・販売活動に従事し、又
罰金額が大幅に引き
物を製造した場合、関連主管部門が各職責に基づ
は食品添加物製造許可を取得せずに食品添加物
上げられた。
いて、違法な所得、違法に製造・販売した食品、
の製造活動に従事した場合、県レベル以上の人民
食品添加物及び違法な製造・販売に用いた道具、
政府食品薬品監督管理部門が、違法な所得、違法
設備、原料等の物品を没収する。
違法に製造・販売した食品、食品添加物の価値
が1万元に満たない場合、併せて2千元以上5万
元以下の罰金を課し、価値が1万元以上の場合、
に製造・販売した食品、食品添加物及び違法な製
造・販売に用いた道具、設備、原料等の物品を没
収する。
違法に製造・販売した食品、食品添加物の価値
併せてその金額の5倍以上10倍以下の罰金を
が1万元に満たない場合、併せて5万元以上10
課す。
万元以下の罰金を課し、価値が1万元以上の場
合、併せてその金額の10倍以上20倍以下の罰
金を課す。
(2 項) 前項に規定する違法行為への従事を承
「経営場所の違法提
知した上にもかかわらず、生産経営場所又はその
供」という違法事由
他の条件を提供した場合、県レベル以上の人民政
が追加された
府食品薬品監督管理部門は違法行為の停止を命
じ、違法所得を没収し、併せて5万元以上10万
元以下の罰金を課す。その使用により消費者の合
法的な権益に損害を与えた場合、食品、食品添加
物の製造・販売者と連帯責任を負わなければなら
ない。
第85条
本法の規定に違反し、以下の状況の 1 つにあて
第123条
本法の規定に違反し、以下の状況の 1 つにあて
はまる場合、関連主管部門が各職責に基づいて、 はまり、犯罪を構成しない場合、県レベル以上の
関連主管部門の明確
化。
罰金額が大幅に引き
違法な所得、違法に製造・販売した食品及び違法
人民政府食品薬品監督管理部門は、違法な所得、 上げられた。
な製造・販売に用いた道具、設備、原料等の物品
違法に製造・販売した食品を没収し、及び違法な
罰金より厳しい行政
を没収する。
製造・販売に用いた道具、設備、原料等の物品を
処罰である「拘留」
没収することができる。
が新たに設けられ
違法に製造・販売した食品の価値が1万元に満
たない場合、併せて2千元以上5万元以下の罰金
違法に製造・販売した食品の価値が1万元に満
を課す。価値が1万元以上の場合、併せてその金
たない場合、併せて10万元以上15万元以下の
額の5倍以上10倍以下の罰金を課す。状況が深
罰金を課す。価値が1万元以上の場合、併せてそ
刻な場合は、許可証を取り上げる。
の金額の15倍以上30倍以下の罰金を課す。
状況が深刻な場合、公安機関は、許可証を取り
上げ、又は直接責任を負う主管人員及びその他の
直接責任を負う人員に対し5日以上15日以下
の拘留を行うことができる。
(一)非食品原料を用いて食品を製造し、又は食
(一)非食品原料を用いて食品を製造し、食品添
品中に食品添加物以外の化学物質及びその他人
加物以外の化学物質及びその他の人体の健康に
体の健康に危害を与えうる物質を添加し、又は回
危害を与えうる物質を添加し、又は回収した食品
収した食品を原料として食品を製造したとき。
を原料として食品を製造し、又は上記食品を販売
したとき。
(三)栄養成分が食品安全基準に適合しない乳幼
(二)栄養成分が食品安全基準に適合しない乳幼
児及びその他の特定グループに専用供給する主
児及びその他の特定グループに専用供給する主
食・補助食品を製造・販売したとき。
食・補助食品を製造・販売したとき。
(五)病死、毒死、又は死因不明の家禽、家畜、
(三)病死、毒死、又は死因不明の家禽、家畜、
獣類、水性動物の肉類の販売、又は、病死、毒死、 獣類、水性動物の肉類の販売、又は、その製品を
又は死因不明の家禽、家畜、獣類、水性動物の肉
製造・販売したとき。
類の製品を製造・販売したとき。
1
た。
(六)動物衛生監督機関の検疫を経ていない、又
(四)規定に定める検疫が行われていない又は検
は検疫で不合格となった肉類の販売、又は検査を
疫で不合格となった肉類の販売、又は検査を経て
経ていない、又は検査で不合格となった肉類製品
いない、又は検査で不合格となった肉類製品を製
を製造販売したとき。
造販売したとき。
(八)国が、疾病防止等の特殊な必要性のために
(五)国が、疾病防止等の特殊な必要性のために
製造・販売の禁止を明文化した食品を製造販売し
製造・販売の禁止を明文化した食品を製造販売し
たとき。
たとき。
(六)薬品を添加した食品を生産・販売したとき。 2009 年現行法 86 条
(4)と同内容
(2項) 前項に規定する違法行為の従事を明確に
追加された条文。
認知しているにもかかわらず、その製造・販売場
「劇毒、高毒性農薬の
所又はその他の条件を提供した場合、県レベル以
違法使用」に対し拘
上の人民政府食品薬品監督管理部門は違法行為
留を適用。
を停止するよう命令し、違法な所得を没収し、か
つ、併せて10万元以上20万元以下の罰金を課
す。その使用により消費者の合法的な権益に損害
を与えた場合、当該食品の製造・販売者と連帯責
任を負わなければならない。
劇毒、高毒性農薬を違法に使用した場合、関連
法律、法規規定に基づき処罰を与える他、公安機
関は第1款の規定に基づき拘留を行うことがで
きる。
第85条
本法の規定に違反し、以下の状況の 1 つにあて
第124条
関連主管部門の明確
(1 項) 本法の規定に違反し、以下の状況の一つ
化。
はまる場合、関連主管部門が各職責に基づいて、 にあてはまり、犯罪を構成しない場合、県レベル
罰金額が大幅に引き
違法な所得、違法に製造・販売した食品及び違法
以上の人民政府食品薬品監督管理部門は、違法な
上げられた。
な製造・販売に用いた道具、設備、原料等の物品
所得、違法に製造・販売した食品、食品添加物を
「食品添加物」が追
を没収する。
没収し、及び違法な製造・販売に用いた道具、設
加された。
違法に製造・販売した食品の価値が1万元に満
備、原料等の物品を没収することができる。
たない場合、併せて2千元以上5万元以下の罰金
違法に製造・販売した食品、食品添加物の価値
を課す。価値が1万元以上の場合、併せてその金
が1万元に満たない場合、併せて5万元以上10
額の5倍以上10倍以下の罰金を課す。状況が深
万元以下の罰金を課し、価値が1万元以上の場
刻な場合は、許可証を取り上げる。
合、併せてその金額の10倍以上20倍以下の罰
金を課す。状況が深刻な場合は、許可証を取り上
げる。
(二)病原性微生物、残留農薬、残留動物用薬品、 (一)病原性微生物、残留農薬、残留動物用薬品、 「生物毒素」、「食品
重金属、汚染物質及びその他人体の健康に危害を
生物毒素、重金属等の汚染物質及びその他人体の
添加物」が追加され
与える物質の含有量が食品安全基準の制限量を
健康に危害を与える物質の含有量が食品安全基
た。
超える食品を製造・販売したとき。
準の制限量を超える食品、食品添加物を製造・販
売したとき。
(二)品質保証期間を過ぎた食品原料、食品添加
追加された条文。
物を用いて食品、食品添加物を製造し、又は上記
食品、食品添加物を販売したとき。
(三)範囲を超え、限度量を超過した食品添加物
追加された条文。
を使用した食品を製造・販売したとき。
(四)腐敗変質、油脂酸化、カビ生虫、不潔汚染、 (四)腐敗変質、油脂酸化、カビ生虫、不潔汚染、 「食品添加物」が追
異物混入、不純物が混ざった食品、不純物、品質
異物混入、不純物が混ざった食品、不純物、品質
の悪い物を混入・混合させた又は感覚的に性状が
の悪い物を混入・混合させた食品、食品添加物又
異常な食品を販売したとき。
は感覚的に性状が異常な食品、食品添加物を製
加された。
造・販売したとき。
(七)品質保証期間を過ぎた食品を販売したと
(五)虚偽製造日付を付けた食品、食品添加物、 「 虚 偽 製 造 日 付 」、
き。
又は、品質保証期間を超過した食品、食品添加物
「食品添加物」、「品
を製造・販売したとき。
質保証期間」等の事
由が追加された。
2
(六)規定に基づいて登録されていない保健食
追加された条文。
品、特殊医療用途の配合食品、乳幼児調製粉乳の
製造・販売、又は登録された製品原料配合、生産
工芸等技術要求に従わずに製造を行ったとき。
(七)個別包装の形で乳幼児調製粉乳を製造し、 追加された条文。
又は同一企業の同一配合で異なったブランドの
乳幼児調製粉乳を製造したとき。
(九)新しい食品原料を用いて食品の製造に従
(八)新しい食品原料を用いて食品を製造し、又
「食品関連製品の新
事、又は食品添加物の新品種、食品関連製品の新
は食品添加物の新品種を製造したが、安全性の評
品種」が削除された。
品種を製造したが、安全性の評価を経ていないと
価を経ていないとき。
き。
(十)食品の製造・販売者が、関連する主管部門
(九)食品の製造・販売者が、食品薬品監督管理
関連主管部門の明確
から食品安全基準に適合しない食品のリコール
部門から食品のリコール又は販売停止を命ぜら
化。
又は販売停止を命ぜられた後にもリコール、又は
れた後にもリコール、又は販売停止していないと
販売停止していないとき。
き。
(2項) 前項及び本法第123条、第125条に
追加された条文。
規定された状況を除いて、法律、法規又は食品安
全基準に適合しない食品、食品添加物を製造・販
売した場合、前項規定に照らして処罰する。
(3 項) 食品関連製品の新しい品種の製造に従
追加された条文。
事しているにもかかわらず、安全性の評価を経て
いない場合、又は食品安全基準に符合しない食品
関連製品を製造した場合、県レベル以上の人民政
府品質監督部門が第1項の規定に照らし処罰す
る。
第86条
本法の規定に違反し、以下の状況の 1 つにあて
第125条
関連主管部門の明確
(1 項) 本法の規定に違反し、以下の状況の 1 つ
化。
はまる場合、関連主管部門が各職責に基づいて、 にあてはまる場合、県レベル以上の人民政府食品
罰金額が大幅に引き
違法な所得、違法に製造・販売した食品及び違法
薬品監督管理部門は、違法な所得、違法に製造販
上げられた。
な製造・販売に用いた道具、設備、原料等の物品
売した食品、食品添加物を没収し、及び違法な製
「食品添加物」が追
を没収する。
造・販売に用いた道具、設備、原料等の物品を没
加された。
違法に製造販売した食品の価値が1万元に満
収することができる。
たない場合、併せて2千元以上5万元以下の罰金
違法に製造販売した食品、食品添加物の価値が
を課し、価値金額が1万元以上の場合、併せてそ
1万元に満たない場合、併せて5千元以上5万元
の価値金額の2倍以上5倍以下の罰金を課す。状
以下の罰金を課し、価値金額が1万元以上の場
況が深刻な場合は、製造停止、営業停止を命じ、
合、併せてその価値金額の5倍以上10倍以下の
ひいては許可証を取り上げる。
罰金を課す。状況が深刻な場合は、製造停止、営
(一)包装資材、容器、輸送器具等により汚染さ
(一)包装資材、容器、輸送器具等により汚染さ
「食品添加物」が追
れた食品を販売したとき。
れた食品、食品添加物を製造・販売したとき。
加された。
(二)ラベルのない包装食品、食品添加物、又は
(二)ラベルのない包装食品、食品添加物、又は
ラベル、説明書が本法の規定に合致しない食品、
ラベル、説明書が本法の規定に合致しない食品、
業停止を命じ、ひいては許可証を取り上げる。
食品添加物を製造・販売したとき。
食品添加物を製造・販売したとき。
(三)遺伝子組み換え食品を製造販売する際、規
追加された条文。
定に従って表示を行わなかったとき。
(三)食品製造者が、食品安全基準に合致しない
(四)食品製造・販売者が、食品安全基準に合致
食品原料、食品添加物、食品関連製品を購入、使
しない食品原料、食品添加物、食品関連製品を購
用したとき。
入、使用したとき。
(四)食品製造・販売者が食品中に薬品を添加し
2015 年改正法の 123
たとき。
条(6)に同様の規定
(2 項) 製造販売の食品、食品添加物の表示、説
明書に瑕疵があるものの食品安全に影響を及ぼ
さず、かつ消費者の誤解を招かない場合、県レベ
ル以上の人民政府食品薬品監督管理部門が改善
を命じる。改善を拒んだ場合、2千元以下の罰金
を課す。
3
追加された条文。
第87条
本法の規定に違反し、以下の状況の 1 つにあて
第126条
関連主管部門の明確
(1 項) 本法の規定に違反し、以下の状況の 1 つ
化。
はまる場合、関連主管部門が各職責に基づいて、 にあてはまる場合、県レベル以上の人民政府食品
罰金額が大幅に引き
改善を命じ、予め警告する。改善を拒んだ場合、
薬品監督管理部門が、改善を命じ、予め警告する。 上げられた。
2千元以上2万元以下の罰金を課す。状況が深刻
改善を拒んだ場合、5千元以上5万元以下の罰金
な場合は、製造停止、営業停止を命じ、ひいては
を課す。状況が深刻な場合は、製造停止、営業停
許可証を取り上げる。
止を命じ、ひいては許可証を取り上げる。
(一)購入した食品原料及び製造した食品、食品
(一)食品、食品添加物製造者が規定通り購入し
「食品関連製品」が
添加物、食品関連製品に対して検査を行わなかっ
た食品原料及び製造した食品、食品添加物に対し
削除された。
たとき。
て検査を行わなかったとき。
(二)食品製造販売企業が規定に基づいて、食品
追加された条文。
安全管理制度を構成せず、又は食品安全管理人員
の配置又は育成、審査を行わなかったとき。
(三)食品、食品添加物の製造・販売者が入荷時
追加された条文。
に許可証及び関連証明文書を確認せず、又は規定
に基づいて入荷確認記録、及び出荷検査記録、販
売記録制度の構築並びに遵守していないとき。
(四)食品製造企業が食品安全事故処置案を制定
追加された条文。
していないとき。
(五)食器、飲用食器及び直接口に入る食品を盛
追加された条文。
る容器は、使用前に洗浄、消毒せず若しくは消毒
が不合格であり、又は飲食サービスの施設、設備
を定期に保護、洗浄、チェックしないとき。
(二)確認記録制度、及び出荷検査記録制度の構
条文が削除された。
築並びに遵守していないとき。
(三)食品安全企業基準を制定したが、本法の規
条文が削除された。
定に基づいて届出していないとき。
(四)規定の要求に基づいて食品の保管、販売又
条文が削除された。
は在庫食品の整理を行っていないとき。
(五)入荷時に、許可証及び関連証明書の確認を
条文が削除された。
行っていないとき。
(六)製造した食品、食品添加物のラベル、説明
条文が削除された。
書が疾病予防、治療の効能に言及しているとき。
(七)本法第34条に示した疾病者を、直接口に
(六)食品製造販売者が、健康証明を取得せず、
入る食品に触れる作業に従事させたとき。
又は国務院衛生行政部門が規定した食品安全を
妨害する疾病に罹患した人員を、直接口に入る食
品に触れる作業に従事させたとき。
(七)食品販売者が、規定の要求に基づいて食品
追加された条文。
の販売を行っていないとき。
(八)保健食品の製造企業が規定通り食品薬品監
追加された条文。
督管理部門に対して届出せず、又は届出された製
品配合成分、製造工芸等技術要求に従って製造を
行わなかったとき。
(九)乳幼児配合食品製造企業が、食品原料、食
追加された条文。
品添加物、製品の配合、表示等について食品薬品
監督管理部門に対して届出しなかったとき。
(十)特殊食品製造企業が規定に基づいて製造品
追加された条文。
質管理体系を構築し、有効な運行を保持すること
をせず、又は定期的に自己調査報告を提出しなか
ったとき。
(十一)食品製造販売者が食品安全状況について
定期的に検査、評価をせず、又は製造・販売条件
が変更したときに規定通りに処理しなかったと
き。
4
追加された条文。
(十二)学校、幼稚園機関、老人ホーム、建築工
追加された条文。
事現場等の集団給食単位団体が本法規定に基づ
いて食品安全管理責任を履行しないとき。
(十三)食品製造企業飲食サービス提供者が規定
追加された条文。
に基づいて、製造・販売過程コントロール要求を
制定、実施しなかったとき。
(2 項) 食器具・炊事用具を集荷して消毒業務を
追加された条文。
行う団体が、本規定に違反し、水、洗剤、消毒剤
を使用し、又は出荷する食器具・炊事用具に、規
定に基づいて検査に合格しておらず、かつ消毒合
格証明の添付が行われず、又は規定に基づいて個
別包装において関連の内容を明記していないと
き、県レベル以上の人民政府衛生行政部門が前項
規定に基づき処罰を課す。
(3 項) 食品関連製品製造者が規定に基づいて
追加された条文。
製造した食品関連製品を検査しなかった場合、県
レベル以上の人民政府品質監督部門が第1項の
規定に基づき処罰を課す。
(4 項) 食用農産物販売者が本法第65条の規
追加された条文。
定に違反した場合、県レベル以上の人民政府薬品
監督管理部門が第1項の規定に基づき処罰を課
す。
第127条
第88条
本法の規定に違反し、食品事故発生後に事故を
加工小工場、食品露
した処罰は、省、自治区、直轄市が制定した管理
店等への処罰規定は
弁法に照らして執行する。
地方政府に委ねる。
第128条
罰金額が大幅に引き
本法の規定に違反し、食品事故発生後に事故を
起こした団体が処理、報告を行わなかった場合、
起こした団体が処理、報告を行わなかった場合、
関連主管部門が各職責に基づいて、改善を命じ、
関連主管部門が各職責に基づいて、改善を命じ、
予め警告する。
予め警告する。
関連証拠を隠滅した場合、製造と営業の停止を
関連証拠を隠匿、偽造、隠滅した場合、製造と
命じ、併せて2千元以上10万元以下の罰金を課
営業の停止を命じ、併せて違法所得を没収し、1
す。
0万元以上50万元以下の罰金を課す。
深刻な結果が生じた場合は、もとの許可証発行
追加された条文。
食品製造加工小工場、食品露店等違法行為に対
上げられた。
深刻な結果が生じた場合は、許可証を取り上げ
部門が許可証を取り上げる。
る。
第89条
第129条
管轄部門は「輸出入
本法の規定に違反し、以下の状況の 1 つにあて
(1 項) 本法の規定に違反し、以下の状況の 1 つ
検査検疫部門」であ
はまる場合、本法第85条の規定に基づき処罰す
にあてはまる場合、輸出入検査検疫部門から本法
ると明確化された。
る。
第124条の規定に基づき処罰する。
(一)わが国の食品安全国家基準に合致しない食
(一)虚偽の材料を提供し、わが国の食品安全国
「虚偽材料の提出」、
品を輸入したとき。
家基準に合致しない食品、食品添加物を輸入した
「食品添加物」が追
とき。
加された。
(二)食品安全国家基準がない食品を輸入し、又
(二)食品安全国家基準がない食品を輸入した場
は食品添加物の新品種、食品関連製品の新品種を
合、実行されている基準を提出せず、国務院衛生
初めて輸入するのに、安全性の評価を得ていない
行政部門の審査を受けずに、又は新規食品原料を
とき。
利用して製造した食品、食品添加物の新品種、食
品関連製品の新品種を輸入するのに、安全性の評
価を得ていないとき。
(三)輸出業者が本法の規定を遵守せずに食品を
(三)本法の規定を遵守せずに食品を輸出したと
輸出したとき。
き。
「輸出業者」の限定
が削除された。
(四)輸入業者が関連主管部門より本法規定に基
追加されたリコール
づき輸入食品のリコールを命じられた後に、依然
規定。
として拒絶しリコールを行わないとき。
(2 項) 本法の規定に違反して、輸入業者が食品
(2 項) 本法規定に違反して、輸入業者が食品及
「食品添加物」が追
の輸入及び販売の記録制度を構築、並びに遵守し
び食品添加物の輸入及び販売の記録制度、輸入食
加された。
ていない場合、本法第87条の規定に基づき処罰
品国外輸出者又は製造企業の審査制度を構築、並
「輸入業者審査制度
5
を課す。
びに遵守していない場合、輸出入検査検疫部門が
を構築しない場合」
本法第126条の規定に基づき処罰を課す。
という事由の追加。
関連主管部門の明確
化。
第90条
第130条
関連主管部門の明確
本法の規定に違反し、集中的な取引市場の開設
(1 項) 本法の規定に違反し、集中的な取引市場
化。
者、売場貸主、展示会主催者が、許可を取得して
の開設者、売場貸主、展示会主催者が、法に基づ
罰金額が大幅に引き
いない食品販売者に市場での食品販売を許した
き許可を取得していない食品販売者に市場での
上げられた。
場合、又は検査、報告等の義務を履行しなかった
食品販売を許した場合、又は検査、報告等の義務
「連帯責任」が追加
場合、関連主管部門が各職責に基づいて、2千元
を履行しなかった場合、県レベル以上の人民政府
された。
以上5万元以下の罰金を課す。深刻な結果が生じ
食品薬品監督管理部門が改善を命じ、違法所得を
た場合は、営業の停止を命じ、もとの許可証発行
没収し、併せて5万元以上20万元以下の罰金を
部門が許可証を取り上げる。
課す。深刻な結果が生じた場合は、営業の停止を
命じ、ひいてはもとの許可証発行部門が許可証を
取り上げる。消費者の合法権益に損害を与えた場
合、食品販売者と連帯責任を負わなければならな
い。
(2 項) 食用農産物卸売市場が本法第64条の
追加された条文。
規定に違反した場合、前項の規定に照らして責任
を負う。
第131条
追加された条文。
(1 項) ネット食品取引第三プラットフォーム
ネット事業者の責任
提供者が、本法の規定に基づきネットに登録した
が強化された。
食品販売者に対して実名登記の実行、許可書の審
査をしていない、又は報告義務の履行、ネット取
引プラットファームサービスなどの提供を停止
する場合、県レベル以上の人民政府食品薬品監督
管理部門が改善を命じ、違法所得を没収し、併せ
て5万元以上20万元以下の罰金を課す。深刻な
結果が生じた場合は、営業の停止を命じ、ひいて
はもとの許可証発行部門が許可証を取り上げる。
消費者の合法的な権益に損害を与えた場合、食品
販売者と連帯責任を負わなければならない。
(2項) 消費者がオンライン食品取引第三者プラ
ットフォームを介して食品を購入し、その合法的
な権益に損害が生じた場合、ネットワーク参入食
品販売者又は食品製造者に賠償を求めることが
できる。オンライン食品取引第三者プラットフォ
ームの提供者がネットワーク参入食品販売者の
真実の名称、所在地、及び有効な連絡方法を提供
することができない場合は、オンライン食品取引
第三者プラットフォーム提供者が賠償する。オン
ライン食品取引第三者プラットフォーム提供者
は、賠償した後、ネットワーク参入食品販売者又
は食品製造者に求償する権利がある。オンライン
食品取引第三者プラットフォーム提供者が消費
者にとってより有利な約束をした場合、当該約束
を履行しなければならない。
第91条
本法の規定に違反し、要求に基づかず食品の輸
送を行った場合、関連主管部門が各職責に基づい
て、改善を命じ、予め警告する。並びに改善を拒
第132条
本法の規定に違反し、要求に基づかず食品の貯
関連主管部門の明確
化。
蔵、輸送及び積み卸しを行った場合、県レベルの
罰金額が大幅に引き
人民政府食品薬品監督管理部門が各職責に基づ
上げられた。
いて、改善を命じ、予め警告する。並びに改善を
んだ場合、製造・ 販売の停止、営業停止を命じ、 拒んだ場合、製造・ 販売の停止を命じ、併せて
1万元以上5万元以下の罰金を課す。
併せて2千元以上5万元以下の罰金を課す。
状況が深刻な場合、許可証を取り上げる。
状況が深刻な場合、もとの許可証発行部門が許
6
可証を取り上げる。
第133条
追加された条文。
(1 項) 本法の規定に違反し、関連部門、機構及
びその作業人員が法に基づいて行う食品安全監
督検査、事故調査処理、リスクモニタリング及び
リスク評価を拒絶、妨害、干渉した場合、関連主
管部門は各職責に基づき生産停止・営業停止を命
じ、併せて、2千元以上5万元以下の罰金を課す。
状況が深刻な場合は、許可証を没収する。治安管
理違反行為を構成する場合は、公安機関が法に基
づいて治安管理処罰を与える。
(2 項) 本規定に違反し、通報者の労働契約を解
除、変更し、又はその他の方法で通報者に復讐し
た場合、関連法律の規定に基づいて責任をおわな
ければならない。
第134条
食品製造販売者が本法規定の違反によって、一
年以内に生産停止、許可証取消以外の処罰を累計
追加された条文。
「累犯」に対する罰則
の追加。
して3回受けた場合、許可証が没収されるまで
は、食品薬品監督管理部門が生産停止を命じる。
第92条
第135条
「法定代表者」、「安
(1 項) 許可証が没収された食品製造・販売者、
全管理人員従事禁
没収された団体、直接責任を負っていた主管者
その法定代表者、直接責任を負う主管人員、その
止」の追加。
は、処罰決定が下された日から5年間、食品の製
他の直接責任者は、処罰決定が下された日から5
造・販売の管理業務に従事してはならない。
年間、食品の製造・販売許可を申請し又は、食品
食品の製造、流通又は飲食サービスの許可証を
製造販売の管理業務に従事し、食品製造販売企業
の食品安全管理人員を担当することはできない。
(2 項) 食品安全犯罪によって有期懲役以上の
追加された条文。
刑罰の判決を受けた場合、生涯、食品製造販売の
食品安全犯罪者の食
管理業務に従事してはならず、又は食品製造販売
品製造販売管理業務
企業の食品安全管理人員を担当してはならない。 又は管理人員への従
事を禁止。
食品の製造・販売者が食品の製造・販売の管理
(3 項) 食品の製造・販売者が前二項の規定に違
関連主管部門の明確
業務に従事してはならない者を雇用して管理業
反して人員を雇用した場合、県レベル以上の人民
化。
務に従事させた場合、許可証発行部門により許可
政府食品薬品監督管理部門は、許可証を取り上げ
証を取り上げる。
る。
第136条
食品販売者が本法規定の入荷審査等の責務を
追加された条文。
履行し、その購入した食品の安全要求基準への不
適合を知らなかったことを十分な論拠を持って
証明でき、かつその貨物の由来を事実通りに説明
できる場合、処罰を免除することができる。ただ
し、食品安全基準に不適合の食品については没収
しなければならない。人身、財産又はその他の損
害をもたらした場合、法に基づいて賠償責任を負
う
第137条
本法の規定に違反し、食品安全リスクモニタリ
ング、リスク評価作業を担う技術機構、技術人員
が虚偽のモニタリング、評価情報を提出した場
合、法に基づき技術機構の直接に責任を負う主管
者及び技術者を免職または、懲戒免職処分とす
る。
業務執行資格については、資格を授与した主管
部門が業務執行証書を取り上げる。
7
追加された条文。
第93条
第138条
罰金額規定が追加さ
(1 項) 本法の規定に違反して、食品検査機関、
(1 項) 本法の規定に違反して、食品検査機関、
れた。
食品検査員が虚偽の検査報告を出した場合、その
食品検査員が虚偽の検査報告を出した場合、その
「重大食品安全事故」
資格を与えた主管部門又は機関が当該食品検査
資格を与えた主管部門又は機関が当該食品検査
の責任追求が追加さ
機関の検査資格を取り消し、法に基づいて、食品
機関の検査資格を取り消し、徴収した検査費用を
れた。
検査機関の直接に責任を負う主管者及び食品検
没収し、併せて検査費用の5倍以上10倍以下の
査員に対しては免職又は懲戒免職処分とする。
罰金を課す。検査費用が1万元に満たない場合、
併せて5万元以上10万元以下の罰金を課す。法
に基づいて、食品検査機関の直接に責任を負う主
管者及び食品検査員に対しては免職又は懲戒免
職処分とする。
重大な食品安全事故の発生を引き起こした場
合、直接に責任を負う主管者及び食品検査員に対
しては懲戒免職処分とする。
(2 項) 本法の規定に違反して、刑事処罰執行完
(2 項) 本法の規定に違反して、懲戒免職処分を
了又は懲戒免職処分を受けた食品検査機関の人
受けた食品検査機関の人員は、懲戒免職処分を受
員は、刑事処罰又は懲戒免職処分を受けた日から
けた日から10年間、食品検査業務に従事しては
10年間、食品検査業務に従事してはならない。
ならない。
食品検査機関が食品検査業務に従事してはな
食品安全違法行為により刑事処罰を受け、又は
追加された条文。
らない者を雇用した場合、その資格を与えた主管
虚偽の検査報告の発行により重大な食品安全事
「食品検査業務」お
部門又は機関が当該食品検査機関検査の検査資
故を引き起こし、懲戒免職処分を受けた商品検査
従事に関する規制。
格を取り消す。
機関の人員は、生涯、食品検査業務に従事しては
ならない。
食品検査機関が食品検査業務に従事してはな
らない者を雇用した場合、その資格を与えた主管
部門又は機関が当該食品検査機関検査の検査資
格を取り消す。
(3 項) 食品検査機関が虚偽の検査報告を発行
追加された条文。
し、消費者の合法的な権益に損害を与えた場合、
食品製造販売者と連帯責任を負わなければなら
ない。
第139条
追加された条文。
本法の規定に違反して、認証機関が虚偽の認証
結論を発行した場合、認証認可監督管理部門は徴
収した認証費用を没収し、併せて認証費用の5倍
以上10倍以下の罰金を課す。認証費用が1万元
に満たない場合は、併せて5万元以上10万元以
下の罰金を課す。状況が深刻な場合、営業停止を
命令し、ひいては認証機関の承認文書を取り上
げ、かつ社会に公表する。直接に責任を負う主管
者及び直接な責任のある認証人員については、業
務執行資格を取り消す。
認証機関が虚偽の認証結論を発行し、消費者の
合法的な権益に損害を与えた場合、食品製造販売
者と連帯責任を負わなければならない。
第94条第1項
第140条
本法の規定に違反して、広告において食品につ
(1 項) 本法の規定に違反して、広告において食
いて虚偽の宣伝を行い、消費者を欺いた場合、
「中
品について虚偽の宣伝を行い、消費者を欺いた場
華人民共和国広告法」の規定に基づいて処罰す
合、又は未承認文書及び広告内容が承認文書と一
る。
致しない保健食品の広告を公表した場合、「中華
人民共和国広告法」の規定に基づいて処罰する。
(2項) 広告経営者、発布者は、虚偽の食品広告
を設計・制作・公表し、消費者の合法的な権利を
侵害した場合は、食品製造・販売者と連帯責任を
負わなければならない。
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追加された条文。
第55条
(3 項) 社会団体又はその他の組織、個人が虚偽
社会団体又はその他の組織、個人は、虚偽広告
広告又はその他の虚偽宣伝において、消費者に食
の中で消費者に食品を推薦し、消費者の合法的な
品を推薦し、消費者の合法的な権益を侵害した場
権益を侵害した場合は、食品製造・販売者と連帯
合は、食品製造・販売者と連帯責任を負う。
責任を負う。
第94条第2項
本法の規定に違反して、食品薬品監督管理等の
(4 項) 本法の規定に違反して、食品薬品監督管
「懲戒免職処分」が
理等の部門、食品検査機関、食品業種協会が広告
追加された。
部門、食品検査機関、食品業種協会、消費者協会
又はその他の形式により消費者に食品を推薦し、
が広告又はその他の形式により消費者に食品を
消費者組織が費用徴収又はその他の営利目的の
推薦した場合、関連部門は違法所得を没収し、法
方法で消費者に食品を推薦した場合、関連部門は
に基づいて直接に責任を負う主管者及びその他
違法所得を没収し、法に基づいて直接に責任を負
の直接責任者に対して重大過失記録、降格或いは
う主管者及びその他の直接責任者に対して重大
免職処分を行う。
過失記録、降格或いは免職処分を行う。状況が深
刻な場合、懲戒免職処分とする。
(5 項) 食品について虚偽の宣伝を行い、かつ状
追加された条文。
況が深刻な場合、省レベル以上の人民政府食品薬
品監督管理部門は暫定的に食品の販売停止を決
定し、かつ社会に公表する。依然として当該食品
が販売されている場合、県レベル以上の人民政府
食品薬品監督管理部門は違法所得及び違法に販
売する食品を没収し、併せて2万元以上5万元以
下の罰金を課す。
第141条
追加された条文。
本法の規定に違反して、食品安全情報を捏造、
散布し治安管理に違反する行為を構成する場合、
公安機関は法に基づき治安管理処罰を行う。
メディアが食品安全情報を捏造、散布した場
合、関連主管部門は法に基づき処罰を行い、かつ
直接に責任を負う主管者及びその他の直接責任
者を処分する。
公民、法人又はその他の組織の合法的な権益に
損害を与えた場合、法に基づき影響を排除し、栄
誉を回復し、損失を賠償し、謝罪する等の民事責
任を負う。
第95条第1項
本法の規定に違反して、県レベル以上の地方人
第142条
本法の規定に違反し、県レベル以上の地方人民
「県レベル以上の地
方人民政府」の職責
民政府が食品安全監督管理の職責を履行せず、そ
政府に下記のような行為のうち一つがある場合、 が明確化された。
の行政区域で重大な食品事故が発生し、深刻な社
直接に責任を負う主管者及びその他の直接責任
会的影響がもたらされた場合、法に基づいて、直
者は重過失を記録する処分とする。状況が比較的
接に責任を負う主管者及びその他の直接責任者
深刻である場合は、降格又は免職処分とする。状
に対して、重大過失記録、降格、免職又は懲戒免
況が重大な場合は懲戒免職とする。重大な結果を
職処分を行う。
生じさせてしまった場合は、その主要責任者は引
責辞任しなければならない。
(一)当該行政地区で発生した食品安全事故につ
いて適時に関連部門との協調を手配して有効な
処置を展開せず、悪い影響又は損失をもたらした
場合。
(二)当該行政地区で多分野に係る地区的な食品
安全問題について、迅速に手配して改善しなかっ
たことで、悪い影響又は損失をもたらした場合
(三)食品安全事故の報告に、隠匿、虚偽、遅延
があった場合。
(四)当該行政地区で特に重大な食品安全事故が
発生した場合、又は連続して重大食品安全事故が
発生した場合。
9
第143条
追加された条文。
本法の規定に違反して、県レベル以上の地方人
現行法においても、
民政府が以下の行為の一つにあてはまる場合、直
監督機関が「緊急対
接に責任を負う主管者及びその他の直接責任者
策案」の制定義務を
に対して、警告、過失記録又は重大過失記録処分
規定しているが、改
を行い、状況が深刻な場合は、降格、若しくは免
正法では「緊急対策
職処分を行う。
案」に関する規定を
(一)関連部門の食品安全監督管理職責を明確化
制定しないときの罰
せず、食品安全の全過程の監督管理業務制度を実
則が具体化された。
施せず、食品安全監督管理責任制度を構築せず、
又は食品薬品監督管理制度を実行せず、又は食品
薬品監督管理等部門の食品安全業務について評
価審査を実施していなかったとき。
(二)本行政地域における食品安全事故緊急対策
案を制定せず、又は、重大な食品安全事故が発生
した後に直ちに食品安全事故処理指揮機関を設
けて、緊急対策案を実施していなかったとき。
第144条
追加された条文。
本法の規定に違反し、県レベル以上の人民政府
食品薬品監督管理、衛生行政、品質監督、農業行
政等の部門に下記のような行為のうち一つにあ
てはまる場合、直接に責任を負う主管者及びその
他の直接責任者に重大過失記録処分を行い、状況
が比較的重い場合は降格又は免職処分を行い、状
況が深刻な場合は懲戒免職を行い、深刻な結果を
引き起こした場合その主要責任者は引責辞任し
なければならない。
(一)重大な食品安全事故の報告に隠匿、虚偽、
遅延があった場合。
(二)規定に基づいて食品安全事故を調査しなか
った、又は食品安全事故の報告を受けてもすみや
かに処理せず、事故の拡大若しくは蔓延をもたら
した場合。
(三)食品安全リスク評価によって、食品が安全
ではないという結論が出たにもかかわらず、それ
に相応した措置をすみやかに取らず、食品安全事
故又は悪い社会的な影響をもたらしてしまった
場合。
(四)条件に合致しない申請者を許可し、又は法
の定める職権を超えて許可した場合。
(五)食品安全監督管理の職責を履行せず、食品
安全事故の発生をもたらした場合。
第95条第2項
第145条
本法の規定に違反し、県レベル以上の衛生行政
本法の規定に違反し、県レベル以上の人民政府
部門、農業行政部門、品質監督部門、 工商行政
食品薬品監督管理、衛生行政、品質監督、農政等
管理部門、食品薬品監督管理部門又はその他関連
の部門に以下の行為のうち一つがあり、悪い結果
行政部門は本法が規定する職責を履行しなかっ
を引き起こした場合、直接に責任を負う主管者及
た場合、又は職権を濫用したり、職務を疎かにし
びその他の直接担当者には警告を与え、過失又は
たり、不正を働いたりした場合、法に基づいて、
重大な過失を記録する処分とする。状況が比較的
直接的責任を負う担当者及びその他の直接的責
重い場合は、降格又は免職処分とする。状況が重
任者に対し、重大過失の記録又は降格処分を行
大な場合は、懲戒免職処分とする。
う。深刻な結果をもたらした場合は、免職又は除
(一)関連する食品安全情報を知り得た後、規定
名の処分を行う。その主要な責任者は引責辞任し
に基づいて上位主管部門及び当レベル人民政府
なければならない。
への報告を行わず、又は規定に基づいた相互の報
告を行っていない場合。
(二)規定に基づいて食品安全情報の公表を行っ
ていない場合。
10
追加された条文。
(三)法の定める職責を履行せず、食品安全の違
法行為の調査に協力しない、又は職権を濫用し、
職務を懈怠し、私情により不正を行った場合。
第146条
追加された条文。
食品薬品監督管理、品質監督等の部門が食品安
全監督管理の職責を履行する過程において検査、
強制等の法執行措置を違法に実施し、食品製造販
売者に損失を与えた場合、法に照らして賠償しな
ければならず、直接に責任を負う主管者及びその
他の直接責任者は法に照らして処分する。
第96条第1項
第147条
本法の規定に違反して、人身、財産又はその他
本法の規定に違反して、人身、財産又はその他
の損害をもたらした場合は、法に基づいて賠償責
の損害をもたらした場合、法に基づいて賠償責任
任を負う。
を負う。
第97条
本法の規定に違反した場合には、民事賠償責任
を負い、かつ過料、罰金の支払い義務を負い、そ
製造販売者の財産が同時に民事賠償責任及び
過料、罰金を負うには不足しているときは、先に
民事賠償責任を負う。
の財産を同時に支払うには不足するときは、先に
民事賠償責任を負う。
第148条
「先責任負担制」が
(1 項) 消費者が食品安全基準に不適合な食品
追加された。
により損害を受けた場合、販売者に損失賠償を要
求することができ、製造者に損失賠償を要求する
こともできる。
(2 項) 消費者から賠償要求を受けた製造・販売
者は、最初に負う責任制度を実施し、先行して賠
償を支払わなければならず、責任を転嫁してはな
らない。製造者の責任に属するものは、販売者が
賠償後に、製造者に返済請求する権利を有する。
販売者責任に属するものは製造者が賠償後に、販
売者に返済請求する権利を有する。
第96条第2項
食品安全基準に適合しない食品を製造し、又は
「代金 10 倍」のほか、
食品安全基準に適合しない食品であることを知
「損失の3倍」という
食品安全基準に適合しない食品であることを知
りながら販売した場合、消費者は損害賠償を請求
事由が追加された。
りながら販売した場合、消費者は損害賠償を請求
する以外に、製造者又は販売者に対して代金の1
賠償金額が千元未満
すること以外に、製造者又は販売者に対して代金
0倍若しくは損失の3倍の賠償金の支払を請求
の場合は千元に増
の10倍の賠償金の支払を請求することができ
することができる。追加賠償の金額が千元に満た
加。
る。
ない場合は千元にとする。ただし、食品の表示、 瑕疵の表示、説明書
食品安全基準に適合しない食品を製造し、又は
第98条
本法の規定に違反して、犯罪が成立する場合、
法に基づいて刑事責任を追及する。
説明書に食品安全に影響を与えず、かつ消費者の
は賠償責任の追求か
誤解を招かない瑕疵が存在する場合は除く。
ら免れる規定。
第149条
本法の規定に違反して、犯罪が成立する場合、
法に基づいて刑事責任を追及する。
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