健康生活学部

目 次
食
生
子
生
活
活
デ
ど
健
ザ
康
イ
も
学
ン
学
学
科 …………………………… 1
科 …………………………… 47
科 …………………………… 85
健 康 生 活 学 部
食 生 活 健 康 学 科
健康生活学部 食生活健康学科専門教育科目
<1年次開講科目>
<2年次開講科目>
<3年次開講科目>
<4年次開講科目>
健 康 生 活 概 論 … 1
病態生理・生化学 … 9
健 康 体 力 学 実 習 … 23
臨 床 医 学 実 験 … 37
健 康 管 理 概 論 … 1
人体構造・機能実験Ⅰ … 10
H u m a n B i o l o g y … 24
管理栄養士総合演習 … 38
公 衆 衛 生 学 … 2
人体構造・機能論Ⅱ … 10
応 用 栄 養 学 実 習 … 17
臨地実習事前事後演習Ⅰ・Ⅱ … 39
生 化 学 … 2
人体構造・機能実験Ⅱ … 11
運 動 栄 養 学 … 24
臨 床 栄 養 臨 地 実 習 … 39
生 化 学 実 験 … 3
運 動 生 理 学 … 11
栄 養 教 育 論 … 25
臨床栄養学活動臨地実習 … 40
人体構造・機能論Ⅰ … 3
臨 床 医 学 概 論 … 12
栄 養 教 育 論 演 習 … 25
公衆栄養学活動臨地実習 … 40
微
生
物
学 … 4
病 理 学 … 12
栄 養 教 育 論 実 習 … 26
セ ミ ナ ー Ⅱ … 35
食
品
学
Ⅰ … 4
食
Ⅱ … 13
臨床栄養評価・管理論 … 26
セ ミ ナ ー Ⅲ … 35
食 品 学 実 験 Ⅰ … 5
食 品 学 実 験 Ⅱ … 13
臨 床 栄 養 学 実 習 … 27
学 科 特 別 講 座 Ⅰ … 41
調 理 学 … 5
食 品 加 工 学 … 14
臨 床 検 査 医 学 … 27
学 科 特 別 講 座 Ⅱ … 41
調 理 学 実 習 … 6
食 品 衛 生 学 … 14
臨 床 栄 養 教 育 演 習 … 28
学 科 特 別 講 座 Ⅲ … 42
調 理 学 実 験 … 6
食 品 衛 生 学 実 験 … 15
臨床栄養評価・管理実習 … 28
臨 床 栄 養 活 動 論 … 42
化 学 … 7
食 事 設 計 演 習 … 15
健康栄養情報管理論 … 29
栄 養 治 療 学 演 習 … 43
情 報 処 理 演 習 … 7
身体運動のメカニズム … 16
健康栄養情報管理論実習 … 29
地 域 保 健 活 動 論 … 43
保 育 学 … 8
栄 養 学 実 験 … 16
公 衆 栄 養 学 … 30
地 域 保 健 演 習 … 44
基
学 … 8
応 用 栄 養 学 Ⅰ … 17
公 衆 栄 養 学 実 習 … 30
英 語 Ⅳ a ・ Ⅳ b … 44
栄 養 学 … 9
応 用 栄 養 学 実 習 … 17
給 食 経 営 管 理 実 習 … 31
応 用 栄 養 学 Ⅱ … 18
スポーツ障害と救急処置 … 31
カ ウ ン セ リ ン グ 論 … 18
健 康 運 動 論 … 32
カウンセリング演習 … 19
健康運動指導演習Ⅰ・Ⅱ … 32
臨 床 栄 養 学 Ⅰ … 19
臨地実習事前事後指導Ⅰ・Ⅱ … 33
臨 床 栄 養 学 Ⅱ … 20
給食経営管理臨地実習 … 33
食 料 経 済 ・ 流 通 論 … 20
食 事 介 助 演 習 … 34
給 食 運 営 論 … 21
学 校 栄 養 教 育 論 … 34
給 食 経 営 管 理 論 … 21
学 校 栄 養 指 導 論 … 35
健康運動指導実習Ⅰ … 22
セミナーⅠ・Ⅱ・Ⅲ … 35
(エアロビックダンス)
英 語 Ⅲ a ・ Ⅲ b … 36
礎
化
品
学
健康運動指導実習Ⅱ … 22
(水泳水中運動)
中 薬 食 事 療 法 … 23
新・旧カリキュラム科目対照表
新科目の名称
旧科目の名称
健康運動指導実習Ⅰ
(エアロビックダンス)
健康運動指導実習Ⅲ
(エアロビックダンス)
備考
科目名
健康生活概論
(Outline of Wellness Life)
担当者
単位数
食生活健康学科専任教員分担
2単位
授業の到達目標及びテーマ
学科の基礎科目として、1年前期に開講する。健康生活学部がかかげている教育理念を明らかにし、健康生活学を体系化
する専門教育について、各専門分野別の専任教員が概説し、目的意識をもって積極的に学問、研究に取り組む体制を促す。
授業の概要
管理栄養士としての社会的貢献を充実、推進させる基礎知識及び基礎技術をより高度な専門的知識及び技術として展開す
る事を認識させ、自らが活躍しうる専門分野の方向性を示唆する。
授業計画
<前期>
オムニバスでの担当
1.健康の問題を考える場合、人間そのものをどのように理解するかが鍵となる。この講義では、主に心と身体 二瓶
に加えてスピリチュアルな側面を含めて包括的にとらえるキリスト教の人間観について学ぶ。
2.健康増進及び疾病予防の鍵となる運動と栄養摂取のあり方についての要点を学習する。
福田
3.管理栄養士としてどの分野に進もうとも、生体内で起こる物質代謝を理解することが不可欠である。臓器に
よるエネルギー代謝の違いを取り挙げ、物質代謝を学ぶ際の要点を学習する。
4.正常な人体の構造及び機能について学ぶ。人体は細胞の組み合わせによって、器官系がつくられており、そ 井上
れらの相互作用によって全体として生命活動を営んでいる事を理解する。
5.食品学の基本的な学問分野は、化学及び生物なので、これらの科目の食品学との関係性を学び、さらに食品 伊佐
が健康な生活を営む上でどのように関わっているのかを学習する。また、本学における専門教育課程の中で
どういった位置付けにあるのかなどについて講義する。
6.管理栄養士の視点からスポーツ医学について講義する。
楠本
7.公衆栄養学分野に関する講義を行う。
山田
8.調理の意義および調理学で学ぶ内容と学科で学ぶ他の科目との関わりについて解説します。
久木野
9.発育と栄養、食生活のあり方と健康などを主として取り上げ、人間が健康な生活をおくるための最も重要な 上江洲
要素として栄養学を認識させる。
10.臨床における管理栄養士の役割を理解し、臨床栄養学に必要な基礎知識や臨床現場でのイメージを養うこと 松下
を目的として講義する。
11.栄養教育とは、現在の栄養や健康状態における問題を発見し、解決していこうとする意欲、行動力を持たせ 松永
るために援助する行為である。栄養教育の過程、方法についての認識を深め、専門基礎科目との関連につい
て理解する。
12.将来広い専門知識を持って栄養指導ができる管理栄養士養成のために必要な臨床医学の基礎知識を疾病につ 馬場
いて早期導入し、以後の勉学の動機づけとする。
13.臨床における管理栄養士に不可欠な病態別治療食の概要について紹介する。特に一般治療食から嚥下食への 池田
展開方法等を具体的に紹介し治療食への関心を高める。
14.食生活指針の内容を理解し、給食運営・給食経営管理の在り方を講義する。
山口
15.全体を通して要点をまとめる。レポートの提出について説明する。
久木野
試験・課題等の内容
講義内容をレポートにまとめる。
テキスト
プリントを配付する。
評価方法
レポート内容70%、授業中の態度・取り組み状況30%。
参考文献
必要に応じて、別途指示する。
科目名
健康管理概論
(Preventive Medicine and Health Promotion)
担当者
単位数
永田 耕司
2単位
授業の到達目標及びテーマ
1.
「疾病治療から予防」
「国の健康日本21などの生活習慣病の対策」
2.
「メタボリック症候群」
「日本人の食事摂取基準」
3.
「食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒、ストレス」
「健康診断、特定健診」
「健康管理技術」
「健康教育」などのテーマ毎に
学習して、それぞれ小テストを行う。小テストは国家試験問題から抽出して行う。その到達目標としては、国の生活習慣
病対策から、個別保健・栄養相談まで、幅広く学習して、実践的な健康管理ができるようになることが目標である。また
1年生から国家試験の問題のレベルに慣れることも目標となる。
授業の概要
1.医療費高騰や第1次予防推進のために「疾病治療から予防」
、
「健康日本21などの生活習慣病の対策」
2.より予防
に着眼した「メタボリック症候群」を統合的に学び、インシュリン抵抗性、内臓脂肪型肥満などが、様々な生活習慣病の
危険要因になっていることを学ぶ。 また、
「日本人の食事摂取基準」によって、
これからの栄養指導のあり方(カリウム、
ω3系脂肪酸、カルシウム、その他の栄養素)についても学ぶ。 3.
「食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒、ストレス」な
どの生活習慣がどのように疾病発症や予防につながるかを学ぶ。 4.
「健康診断、
特定健診」
「健康管理技術」
「健康教育」
などを通して、これからの保健・栄養相談について学ぶ。それぞれのテーマ毎に小テストを行いながら学習を行う。
授業計画
<後期>
1.健康の定義、及び生活習慣病の概念について
2.健康づくりのための法律(地域保健法、健康増進法)
3.食育基本法、学校保健安全法、労働安全衛生法等
4.国民の健康づくり:第1次、第2次健康づくり、健康日本21について
5.国民健康栄養調査と最近の動向について、小テスト
6.
「日本人の食事摂取基準」について
7.医療の確保に関する法律、特定健診について
8.特定保健指導、メタボリック症候群の概念について
9.健康管理「栄養について」
、食事バランスガイドの使い方
10.健康管理「運動について」
、有酸素運動、小テスト
11.エネルギー代謝と基礎代謝
12.メッツやエクササイズガイドの考え方
13.ストレスと健康管理、小テスト
14.喫煙や飲酒と健康管理
15.これからの健康増進のあり方、中テスト
試験・課題等の内容
授業内容について小テストを行う。
テキスト
資料を配布する。
評価方法
小テスト20%や取り組み状況20%、中テスト60%で目標水
準(60%)達していない場合に定期試験を実施する。
参考文献
国民衛生の動向
1
科目名
公衆衛生学
(Public Health)
担当者
単位数
永田 耕司
2単位
授業の到達目標及びテーマ
公衆衛生学のテーマは、
「保健・医療・福祉について」
、
「人口・保健・衛生統計」
、
「社会保障」
、
「疫学と疾病予防」
、
「母
子保健と学校保健」
、
「高齢者保健・介護保険制度」
、
「感染症と保健対策」
、
「環境衛生」
、
「産業衛生」
、
「精神保健」などで
ある。授業の到達目標は、住民の身体的・精神的・社会的健康のために、国の社会保障から地域での保健・医療・福祉に
ついて、統計的・法律的・現場の諸問題など全般的に学習していくことである。また様々な予防活動(第一次、第二次、
第三次)のついて幅広く学ぶことである。また、到達目標を明確化するために、小テストを行う。
授業の概要
高齢化社会、職場のストレス増大、糖尿病など生活習慣病や自殺の増加など、社会環境やライフスタイルの変化に伴う様々
な心身両面にわたる不健康問題が出てきている。これら、様々な心身の諸問題に加え衛生の主要指標、保健・医療・福祉
の問題、生活環境、労働衛生、学校保健、社会保障など幅広く学ぶことを目的とする。また同時にこれらの講義の中で、
小テストを行いながら、
「保健・医療・福祉について」
、
「人口・保健・衛生統計」
、
「社会保障」
、
「疫学と疾病予防」
、
「母
子保健と学校保健」
、
「高齢者保健・介護保険制度」
、
「感染症と保健対策」
、
「環境衛生」
、
「産業衛生」
、
「精神保健」などで
の国家試験などの過去問題やその傾向にも触れていく。
授業計画
<前期>
1.公衆衛生学(Pubric Health)とは、オリエンテーション
2.保健統計(衛生の指標)人口静態や人口動態指標の主要統計
3.公衆衛生の歴史、第一次予防から三次予防まで
4.健康増進(ヘルスプロモーション)の考え方
5.疾病統計、母子関係の統計について、小テスト
6.社会保障制度、年金・医療費問題
7.高齢化の諸問題、介護保険制度
8.感染症、予防接種、感染症法
9.母子保健、健診や母子保健手帳、母子保健法、小テスト
10.学校保健、学校保健安全法、食育基本法、学校給食法
11.環境保健、公害・環境ホルモン
12.大気汚染・水の問題
13.産業保健、労働安全衛生法、小テスト
14.精神保健、精神保健福祉法、障害者自立支援法
15.成人保健、まとめ、中テスト
試験・課題等の内容
授業内容について小テストを行う。
テキスト
資料を配布する。
評価方法
小テスト20%や取り組み状況20%、中テスト60%で目標水
準(60%)達していない場合に定期試験を実施する。
参考文献
国民衛生の動向
科目名
生化学
(Biochemistry)
担当者
単位数
吉井 学
2単位
授業の到達目標及びテーマ
人間の健康を維持するための栄養管理に必要な生化学的知識を身につける。
授業の概要
細胞と生体全体の生理機能は化学反応によって支えられている。次の2点に重点をおいて学ぶ。
1.栄養素、生体構成成分や生理活性物質の細胞内代謝。
2.消化管、肝臓、筋肉、脂肪、腎臓、神経系など各臓器の代謝機能の分担。
授業計画
<後期>
1.細胞の構造と機能
2.生体エネルギー、ATPの産生と利用
3.解糖系、ATPによるリン酸化、ATP産生
4.酵素の機能、補酵素としてのビタミン
5.クエン酸回路、電子伝達系、酸化的リン酸化
6.三大栄養素の消化と吸収、同化と異化の代謝
7.糖質代謝1 血糖維持と神経系
8.糖質代謝2、肝糖質代謝と筋肉蛋白
9.脂質代謝1 肝脂質代謝と脂肪組織
10.脂質代謝2 中間試験
11.タンパク質とアミノ酸の代謝1
12.ヘモグロビン、ヘム、鉄の代謝
13.タンパク質とアミノ酸の代謝2
14.ヌクレオチドと核酸の代謝1
15.ヌクレオチドと核酸の代謝2 総括
試験・課題等の内容
修得すべき内容を到達目標として配布する。到達目標に準
拠した試験をおこなう。
評価方法
中間試験45%、期末試験45%、ミニテストと取組状況10%
2
テキスト
生化学テキスト(文光堂)
毎田徹夫著
参考文献
マクマリー生物有機化学生化学編(丸善)
科目名
生化学実験
(Biochemistry experiment)
担当者
単位数
吉井 学
1単位
授業の到達目標及びテーマ
実験を行うことによって、糖質、脂質、蛋白質、酵素などについて前期と後期に学んだ事柄を確認し、さらに理解を深め
ること、生体成分の分離や定量によく利用される電気泳動法、クロマトグラフィー、比色定量法の理論と実際を学ぶこと
を目的として以下の計画に従って授業を進める。尚、この授業では実験手技の修得を目的とはしない。
授業の概要
下記授業計画に従いテーマを持って進めていく。
授業計画
<後期>
1.説明1 授業のねらい、実験に際しての注意、実験Ⅰ∼3の背景(目標)など。
2.実験1 糖質に関する実験。単糖、二糖,多糖の定性反応を行い糖質についての理解を深める。
3.実験2 アミノ酸と蛋白質に関する実験。アミノ酸の一般反応と特殊反応、蛋白質の塩析等を行い、アミノ酸、蛋白
質ついての理解を深める。
4.実験3 脂質に関する実験。各種脂質の定性反応を行い、脂質についての理解を深める。
5.説明2 比色定量法、クロマトグラフィー及び電気泳動法の原理、実験4∼6の目標など。
6.実験4 比色定量法に関する実験 血清中のカルシウムと鉄の濃度を測定し、比色定量法の理論と実際を学ぶととも
に、カルシウムと鉄の役割を学ぶ。
7.実験5 クロマトグラフィーに関する実験 陽イオンカラムクロマトグラフィーでアミノ酸を分離し、イオン交換ク
ロマトグラフィーの理論と実際を学ぶ。
8.実験6 電気泳動法に関する実験 血清の電気泳動法と血清蛋白質の定量を行い、電気泳動法の理論と実際を学ぶと
ともに、血清蛋白質の種類と役割を学ぶ。
9.説明3 ヘムの代謝、ヘモグロビンの構造と機能、クレアチニンの生成と分解、実験7と8の目標など。
10.実験7 ヘモグロビンとビリルビンに関する実験 ヘモグロビンの吸収スペクトルの測定を行い、血清中の総ビリル
ビンと直接ビリルビンを測定し、間接ビリルビンを求める。高ビリルビン血症について学ぶ。
11.実験8 クレアチンとクレアチニン 血清クレアチンとクレアチニン濃度を測定し、その生理的ならびに臨床的意義
について学ぶ。
12.説明4 酵素反応速度論、アイソザイム、臨床検査に用いる酵素、実験9∼12の目標など。
13.実験9 酵素反応の最適温度とpHに関する実験 アルカリ性ホスファターゼの最適温度とpHを測定し、それらに
ついて理解を深める。
14.実験10 酵素反応におけるVmaxとKmを阻害剤の非存在下と存在下で求め、その意味について理解を深める。
15.実験11 臨床検査に用いる酵素に関する実験 血清AST値とALT値を測定し、ASTとALTの生理的役割を復
習するとともに、臨床検査における意義を学ぶ。
16.実験12 血清コレステロールに関する実験 実験11と同日におこなう。
血清総コレステロール、
HDL−コレステロー
ルを測定し、その差を求め、3者を比較する。高脂血症について学ぶ。
試験・課題等の内容
テキスト
『生化学実験の手引き』を最初の授業で配布する。必要に
課題:
『生化学実験の手引き』に各実験ごとの課題と実験
応じて授業でプリントを配布する。
報告事項を記載してあるので、所定の用紙に答えを
記し、提出すること。
試験:上記の課題に準拠した筆答試験を中間と期末に行う。参考文献
生化学テキスト(文光堂)毎田徹夫著
評価方法
取組状況と実験態度25%、課題と報告事項の採点50%、試
験の成績25%の総合判定とする。
科目名
人体構造・機能論Ⅰ
(Structure and Function of Human Body Ⅰ)
担当者
単位数
井上 靖久
2単位
授業の到達目標及びテーマ
この講義の目的は、単に解剖学や生理学の知識を得ることではなく、ヒトの身体に起こる生命現象を真に理解しようとす
ることである。ヒトの心身が正常で健康に維持されていることの意味を論理的に説明することが出来るようになろうとす
ることである。また、健康を失ったときには専門家の説明を論理的に把握し、評価できることである。つまり、人体に対
する客観的、論理的態度を身に付けることこそが、この授業の真のねらいである。
授業の概要
身体の理解は、解剖学と生理学に始まる。要するに人体の構造と機能とは何かを具体的に知ることである。人体は多くの
細胞でできている。その細胞は4つのグループ即ち、上皮、支持、筋、神経組織を作る。これらは組み合わされて、胃や
心臓といった器官を構成する。器官はその働きによって、消化器、呼吸器、循環器、泌尿器および内分泌器とそれらを統
制している神経系などの系統に属する。系統が合わさって個体となる。この科目で、健康は細胞個々にも全体としても、
正常に栄養、代謝されて維持されていることを理解する。
授業計画
<後期>
1.人体構造・機能論概説
2.細胞の構造・化学組成と働き
3.形態形成
4.骨格の概要
5.体液の構成
6.血液の働き
7.心臓の構造と働き
8.血管系の構造と働き
9.消化管①(口腔、食道、胃)
10.消化管②(小腸、大腸、肛門)
11.消化と吸収
12.尿の生成と排泄
13.呼吸
14.内分泌
15.まとめ・テスト
試験・課題等の内容
期末試験(記述式)および1回のレポート提出
評価方法
期末試験80%、レポート10%、授業中の態度10%
参考文献
藤田恒夫・藤田尚男『標準組織学総論』第4版(医学書院)
原書19版『医科生理学展望』
(丸善)
ラングマン『人体発生学』第9版(医学書院)
シェフラー『人体の構造と機能』
(西村書店)
藤田恒太郎『人体解剖学』第41版(南江堂)
テキスト
佐藤達夫 他 著『解剖生理学』
(医歯薬出版)
3
科目名
微生物学
(Microbiology)
担当者
単位数
馬場 輝實子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
ヒトの口や鼻から多くの微生物(病原体)が侵入し、さまざまな感染症が引き起こされる。管理栄養士にとって消化器感
染症、特に食中毒の知識と理解・対策は必須である。そのためには感染症はどのようにして発症するのかを学び、理解す
ることにより、実践に役立てることを目的とする。
授業の概要
微生物(病原体)の基礎知識として分類形態、生育と環境因子などの概要を理解し、病原微生物の感染から発症、その防
御機構などについて学ぶ。授業はパワーポイントによる講義を行い、資料は提供する。
授業計画
<後期>
1.微生物の概要と基礎知識
2.微生物の種類⑴ 細菌①
3. ⑵ 細菌②
4. ⑶ ウイルス①
5. ⑷ ウイルス②
6. ⑸ 真菌・原虫
7.感染と感染症の仕組み
8.免疫
9.感染症⑴ 消化器疾患
10. ⑵ 呼吸器疾患
11. ⑶ 皮膚、泌尿器、生殖器疾患
12. ⑷ 神経系感染症、年齢と感染症、感染症の現状
13.感染症の診断・治療・対策・予防
14.消毒学
15.感染と健康、栄養と免疫
試験・課題等の内容
期末試験
テキスト
小田 紘 著『ビジュアル微生物学』整理ノート付
(ヌーヴェル・ヒロカワ)
評価方法
期末試験
科目名
食品学Ⅰ
(Food Science Ⅰ)
担当者
単位数
伊佐 隆
2単位
授業の到達目標及びテーマ
食品の各成分を理解し、食品の生育・生産から加工・調理を経て、人に摂取されるまでの過程について学び、人体に対し
ての栄養面や安全面への影響や評価を理解する。加えて、人間と食べ物の関わりについて、食品の歴史的変遷と食物連鎖
の両面から理解することを目標とする。
授業の概要
上記の目標は、厚生労働省管轄管理栄養士養成施設の「食品学」関連の教育目標でもあり、数年後の管理栄養士国家試験
をかなり意識した講義にする計画である。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.食品の主要成分の解説(水)
3.食品の主要成分の解説(タンパク質)
4.食品の主要成分の解説(糖質)
5.食品の主要成分(脂質)の解説
6.上記以外の食品の主要成分の解説
7.食品の嗜好・有害成分について
8.食品成分の化学変化について(一回目)
9.食品成分の化学変化について(二回目)
10.食品の栄養価,「食品成分表」
11.食品の各種物性
12.食品のおいしさの総合評価(官能検査)
13.以上述べた内容についての補足
14.食品学Ⅱへの導入としての講義
15.全体の総括+ミニテスト
試験・課題等の内容
記述試験を行う。担当者個人のホームページを開設してお
り、ここで、各種の連絡(試験要領、管理栄養士関連情報
など)を行うので、定期的に閲覧することを勧める
評価方法
記述試験の成績、
取組状況や受講態度などの総合判定。
(受
講態度(含ミニテスト)20%、定期試験80%)
4
テキスト
スタンダード栄養・食物シリーズ5.食品学:食品成分と
機能性 東京化学同人 2400円
参考文献
担当者個人のホームページを開設しており、ここで、各種
の連絡(試験要領など)を行うので、定期的に閲覧するこ
とを勧める http://www4.cncm.ne.jp/~isa1954/
科目名
食品学実験Ⅰ
(Experiment for Food Science Ⅰ)
担当者
単位数
伊佐 隆
1単位
授業の到達目標及びテーマ
食品成分中の各種栄養成分の定性や定量および食品成分の変化について修得することを目標とする。テーマは、必然的に
「基礎的な化学実験」ということになる。
授業の概要
上記の目標を達成するために、様々な観点から、食品に関する基礎的な化学実験を行う。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.水分・
(天秤の使い方、秤量瓶の洗浄と乾燥)
3.水分2+酸塩基滴定
4.酸塩基滴定2+酸化還元
5.酸化還元2
6.酸化還元3
7.講義・
(レポートの書き方など)
8.さらし粉中の有効塩素の定量
9.水道水の硬度測定
10.分光光度計による濃度測定
11.TLC(色素の展開)
12.代表的な糖質とタンパク質の定性反応
13.各種「簡易測定」
14.発表会
15.講評,総括, 確認テスト
試験・課題等の内容
実験項目ごとのレポート提出。ミニテスト、確認テストな
どを行う。
テキスト
食品学実験書(医歯薬出版、水谷令子ほか、2002年)2400
円
評価方法
レポートの成績、記述試験の成績、取組状況や受講態度な
どの総合判定。
(受講態度(含ミニテスト)20%、レポー
トなど80%)
。なお、期限までにレポート提出がない場合
には、遅延程度に応じて厳しく減点。
参考文献
適時適切なタイミングで、図書館やインターネットなどで
確認すること。
科目名
調理学
(Cullinary Science)
担当者
単位数
久木野 睦子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
調理は食べ物を口に入れる際の最終段階の操作であり、食品の栄養的価値や嗜好性、安全性を高める目的のほか、生活文
化としての側面も持っている。本科目では、調理の意義や各種食品の調理操作にともなう変化を栄養学や食品学とも関連
させながら理解することを目標とする。
授業の概要
この授業では、実際の調理において食品の変化を理解できるようにできるだけ実例を挙げながら講義を行う。また同時期
に開講される調理学実験で、
本講義内容を実際に確認したり関連して理解出来るように工夫して授業を進める予定である。
授業計画
<前期>
1.おいしさとは
2.食事設計の意義、調理の意義
3.調理操作と調理器具Ⅰ
4.調理操作と調理器具Ⅱ
5.植物性食品の調理性Ⅰ
6.植物性食品の調理性Ⅱ
7.植物性食品の調理性Ⅲ
8.植物食品の調理性Ⅳ
9.動物性食品の調理性Ⅰ
10.動物性食品の調理性Ⅱ
11.動物性食品の調理性Ⅲ
12.動物性食品の調理性Ⅲ
13.成分抽出食品の調理Ⅰ
14.成分抽出食品の調理Ⅱ
15.献立作成
試験・課題等の内容
筆記試験は行わない。
テキスト
未定
評価方法
レポート内容60%、授業への参加状況40%
参考文献
必要に応じて紹介する。
5
科目名
調理学実習
(Food Preparation)
担当者
単位数
久木野 睦子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
本実習では調理学及び調理学実験で学んだことを基礎に、実際の調理を通して各種食品の調理性の理解を深め、調理操作
を科学的に理解することを目的とする。また、それぞれの料理を作る作業において、どのような工程があり、どの程度の
技術や時間を要するのかを把握できるようになることもねらいとする。実習は基本的な日本料理・西洋料理・中国料理を
献立形式で行い、これらの調理をとおして基本的な調理技術や食品に対する知識を習得することを目指す。
授業の概要
本授業では最初に教員が料理の師範を行い、調理の要点を解説する。その後、グループ毎に調理を行い、実習中は各グルー
プを見て回り個々に指導する。完成後もそれぞれのでき上がりを確認し評価を行う。学生は事前に当日の実習内容を予習
し、グループで作業の計画を立て、実習を行う。完成後は互いに批評しながら試食を行う。
授業計画
<後期>
1.実習内容の概説と調理実習室の器具の使用法および清掃
2.日本料理①
3.日本料理②
4.日本料理③
5.日本料理④
6.日本料理⑤
7.西洋料理①
8.西洋料理②
9.西洋料理③
10.中国料理①
11.中国料理②
12.中国料理③
13.中国料理④
14.幕の内弁当
15.試食会
試験・課題等の内容
学期末に筆記試験を行う。
テキスト
使用しない。プリントを配付する。
評価方法
授業への参加状況80%、筆記試験20%
参考文献
必要に応じて紹介する。
科目名
調理学実験
(Experimental Cookery)
担当者
単位数
久木野 睦子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
調理は食品の調理加工特性を理解した上で調理操作を行い、栄養や嗜好性を向上させるものである。本実験では同時期に
開講される調理学の講義内容と関連させながら身近な食品の調理特性を実験により実際に確認し理解を深める。さらに、
実験で結果を実際の調理に活かすことができるようなることを目標とする。また、最初の実験科目であることから実験結
果のとらえ方についても学んでいく。なることを目標とする。
授業の概要
最初に実験の目的および実験内容を解説する。学生は毎時、事前に配布されたプリントを予習しておく。実験はグループ
で行うので、効率の良い作業を計画し、観察項目を確認してから操作を始める。実験結果は詳細に記録し、他のグループ
の結果や文献を参考にしてレポートをまとめる。
授業計画
<後期>
1.実験内容の説明、調理における衛生について①
2.味の感じ方におよぼす各種要因について、調理における衛生について②
3.各種だし汁の調理法と味の特徴
4.砂糖の調理特性
5.卵の調理特性
6.米の調理特性
7.小麦粉の調理特性
8.イモの調理特性
9.まとめⅠ
10.魚肉の調理特性
11.獣肉の調理特性
12.野菜の調理特性
13.乾物の調理特性
14.まとめⅡ
15.試食会:食品の調理特性を利用した調理の実践を試食会で学ぶ
試験・課題等の内容
筆記試験は行わない。
テキスト
使用しない。
評価方法
レポート内容60%、授業への参加状況40%
参考文献
必要に応じて紹介する。
6
科目名
化学
(Chemistry)
担当者
単位数
吉井 学
2単位
授業の到達目標及びテーマ
健康な食生活を営んで生きていくために必要な、1)栄養素、生体構成成分、生理活性物質と 2)自然環境や日常生活
で接する物質についての化学的知識を身につける。
授業の概要
1.無機化学では、
生化学の理解に欠かせない化学反応などの基本知識と、
食生活と日常生活で大切な諸元素について学ぶ。
2.生化学と病態生理の理解に欠かせない栄養素、生体構成成分や生理活性物質についての有機化学的知識を身につける。
授業計画
<前期>
1.原子の電子配置と原子価(H、C,O,N)
2.共有結合、分子式、構造式、モル濃度
3.電解質と非電解質、酸と塩基、水素イオン濃度
4.化学反応
5.pH,電離定数、極性と非極性
6.有機化合物の特徴と分類
7.糖質の化学1
8.糖質の化学2 中間試験
9.脂質の化学1
10.脂質の化学2
11.タンパク質とアミノ酸の化学1
12.タンパク質とアミノ酸の化学2
13.脂溶性と水溶性のホルモン・ビタミン
14.ヌクレオチドと核酸の化学1
15.ヌクレオチドと核酸の化学2 総括
試験・課題等の内容
修得すべき内容を到達目標として配布する。到達目標に準
拠した試験をおこなう。
評価方法
中間試験45%、期末試験45%、ミニテストと取組状況10%
科目名 情報処理演習
(Information Processing)
テキスト
生化学テキスト(文光堂)
毎田徹夫著
参考文献
視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録(数研出版)
。
プリント適宜配布。
担当者 野崎 剛一
単位数 1単位
授業の到達目標及びテーマ
今日、情報化社会の進展、変化の速さは著しい。我々は、このような社会の変化を正しく受け止め、情報化社会に正し
く対処していく能力が求められている。本講義では、インターネット接続されたWindowsパソコンを1人1台使用して、
さまざまな演習を行いながらコンピュータ、通信ネットワークおよび情報という概念を正しく理解し、それを自在に活用
する能力を身につけることを目的とする。具体的には、表計算ソフトによる統計データ処理、インターネット(Web、メー
ル、ファイル転送など)の活用、デジタル画像処理(GIMPの利用)
、プレゼンテーションソフトの利用演習、オフィス
ソフトを活用したデータ処理と文書作成を行う。
コンピュータの基本的な原理や特性を正しく理解すれば、コンピュータはどんな時に役立ち、どんなことが苦手かという
見当がつくようになる。コンピュータは万能ではない。その特性を知って、うまく使いこなすことが大切である。
授業の概要
<後期>
1.表計算ソフト利用演習:コンピュータ内でのデータ表現の理解
2.表計算ソフトによるデータ処理:関数利用、絶対参照と相対参照
3.表計算ソフト活用:
4.ファイル管理:インターネット情報検索、ファイル転送、ファイル管理
5.画像処理ソフトGIMPの利用(1)
:デジタル画像処理入門
6.画像処理ソフトGIMPの利用(2)
:画像データの加工、レイヤーとは、切り取り、拡大縮小
7.画像処理ソフトGIMPの利用(3)
:デジカメ画像の取り込み、コントラスト、解像度調整
8.画像処理ソフトGIMPの利用(4)
:画像合成、画像データフォーマトの理解
9.プレゼンテーションソフト利用演習(1)PowerPointソフトとOpenOfficeソフト
10.プレゼンテーションソフト利用演習(2)オブジェクトのグループ化、微調整
11.プレゼンテーションソフト利用演習(3)アニメーション設定
12.プレゼンテーションソフト利用演習(4)演習課題の作成
13.プレゼンテーションと相互評価
14.オフィスソフトを活用した文書作成:レポート、論文のまとめ方
15.ファイル圧縮、各種ソフトのデータ連係、情報セキュリティ対策
試験・課題等の内容
演習レポートを2回提出してもらう予定
講義の中で、レポートの提出方法を説明する。
評価方法
演習状況、レポートで評価する。
出席点はない。逆に、欠席1回につき5点減点する。
テキスト
情報処理入門(野崎剛一 著)
CDメディアによる教材と演習テーマ毎にプリントを配布
する予定
参考文献
講義の中で必要に応じて紹介する。
7
科目名
保育学
(Child Care and Health)
担当者
単位数
土居 浩
2単位
授業の到達目標及びテーマ
母子健康手帳によって母親に提供される育児等の知識を学ぶことにより、子供の育ちにかかわる職業に従事する者として
の保育の知識の充実を図る。
授業の概要
母子保健法によって交付される母子健康手帳を通じて、妊娠・胎児発育・出産・子どもの発育(成長と発達)等について
学ぶ。また、そのことを基に保育やその環境への理解を深める。
授業計画
<前期>
1.母子保健法と母子健康手帳
2.妊娠と胎児の発育1
3.妊娠と胎児の発育2
4.出産と新生児
5.子どもの病気と予防接種
6.乳児期の発達 前期
7.乳児期の栄養と離乳食
8.乳児期の発達 後期
9.幼児の発達前期
10.幼児期の発達後期
11.幼児期の栄養
12.発達障害
13.子どもの事故とその対策
14.子どもの権利と児童福祉法
15.子どもの虐待とその予防
試験・課題等の内容
選択、穴埋めを主体とする筆記テスト
テキスト
なし、資料提供
評価方法
筆記テスト60点以上を合格とする
参考文献
小林登 著『子ども学のまなざし』−「育つ力」と「育てる力」
の人間学−(明石書店、1900円)
科目名
基礎化学
(Basic Chemistry)
担当者
単位数
福島 健一郎
2単位
授業の到達目標及びテーマ
諸物質の性質ならびにこれら物質問相互の反応を学ぶことを目的とする。無機化学分野では、物質の基礎となる原子・分
子の構造と結合の性質及び酸と塩基について学ぶ。有機化学では有機分子の構造や命名法、化学結合論、化学活性等につ
いて分類・理解し、さらに生体高分子についても理解を深める。
授業の概要
大学の教養レベルとして必要な化学領域の基礎を学ぶ。
授業計画
<前期>
1.電子軌道
2.化学結合と電子(共有結合・混成軌道)
3.化学結合(共有結合以外の化学結合)
4.分子間力(極性・電気陰性度)
5.分子間力(水素結合・ファンデルワールス力)
6.酸と塩基・演習
7.有機化合物の構造式と命名法
8.糖質(1)
9.糖質(2)
10.脂質(1)
11.脂質(2)
12.アミノ酸とたんぱく質(1)
13.アミノ酸とたんぱく質(2)
14.ヌクレオチド(1)
15.ヌクレオチド(2)
試験・課題等の内容
試験・課題は、到達目標に準拠した内容とする。
テキスト
改訂版『視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録』
(数
行出版)
配布資料
評価方法
中間試験(35%)
、最終試験(35%)
、小テスト等(20%)
、
参考文献
授業中の態度等(10%)とする。
Ⅰ…John McMurry・Eric Simanek『マクマリー有機化学
概説』
(東京化学同人)
、Ⅱ…Molly M. Bloomfield『生命科
学のための基礎科学(有機・生化学編)
』
(丸善)
、Ⅲ…『化
合物命名法』
(日本化学会)
8
科目名
栄養学
(Nutritional Science)
担当者
単位数
上江洲 香代子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
栄養の基本的概念およびその意義について理解するとともに、健康の保持・増進、疾病の予防・治療における栄養の役割
を理解し、エネルギー、栄養素の代謝とその生理的意義を理解する。
授業の概要
まず、栄養と健康および疾患とのかかわり、栄養と食生活の関係、および栄養学の歴史的背景から栄養の意義を学ぶ。次
に、栄養素の生理的作用、体構成成分としてのエネルギー源などの役割、栄養素の体内相互変換およびその機能性につい
て学ぶ。さらに、摂食行動から消化・吸収および栄養素の体内運搬までを体系づけて学ぶとともに、代謝における各臓器
の特徴や臓器間の連携に焦点をあてながら体系づけて学ぶ。また、栄養現象と遺伝素因との相互作用について学ぶ。
授業計画
<後期>
1.栄養の定義、健康と栄養、食生活と健康
2.栄養学史、摂食行動、日内リズムと栄養補給
3.消化・吸収と栄養素の体内動態
4.タンパク質の栄養(1):体内代謝、アミノ酸の臓器間輸送
5.タンパク質の栄養(2):摂取タンパク質の評価
6.糖質の栄養(1):エネルギー源としての作用、体内代謝
7.糖質の栄養(2):血糖とその調節、他の栄養素との関係
8.脂質の栄養(1):体内代謝、臓器間輸送、貯蔵エネルギーとしての作用
9.脂質の栄養(2):コレステロール代謝調節、摂取脂質の評価
10.ビタミンの栄養(1):水溶性ビタミンの構造と機能
11.ビタミンの栄養(2):脂溶性ビタミンの構造と機能
12.ミネラルの栄養:分類と機能
13.水・電解質の栄養
14.エネルギー代謝
15.遺伝子と栄養
試験・課題等の内容
講義時間内に10分間程度の小テストを行うことがある。
講義内容に関する期末試験を実施。必要に応じてレポート
提出。
評価方法
期末試験 80%
小テストおよびレポート 10%
授業への取組状況 10%
科目名
病態生理・生化学
(Pahtological Physiology and Biochemistry)
テキスト
奥恒行・柴田克己 編「基礎栄養学」
(南江堂)
参考文献
脊山洋右・野口忠 編「基礎栄養学」
(東京化学同人)
小林修平/山本茂 編「人体栄養学の基礎」
(建帛社)
岸恭一・木戸康博 編「タンパク質・アミノ酸の新栄養学」
(講談社サイエンティフィク」
担当者
単位数
吉井 学
2単位
授業の到達目標及びテーマ
病院における栄養管理に必要な、先天性代謝異常や生活習慣病の成因と主要臓器の機能不全に重点をおいた病態生理・生
化学を学ぶ。
授業の概要
1.遺伝の伝達と発現、先天性代謝異常症
2.糖質代謝、蛋白質代謝、脂質代謝とヌクレオチド代謝の異常と生活習慣
3.腎、肺、肝の臓器機能不全と酸塩基平衡障害
授業計画
<前期>
1.遺伝情報の伝達と発現1
2.遺伝情報の伝達と発現2
3.先天性代謝異常症1
4.先天性代謝異常症2
5.同化(摂食時)と異化(空腹時)の代謝の調節
6.高血糖と糖尿病
7.高脂血症 1
8.高脂血症2、中間試験
9.水と塩分 浸透圧と細胞外液量の調節
10.腎機能不全 クレアチニン、尿素
11.高尿酸血症と痛風
12.肝機能不全
13.呼吸機能不全
14.水素イオン濃度の調節
15.酸塩基平衡障害、総括
試験・課題等の内容
修得すべき内容を到達目標として示し、それに準拠した試
験をおこなう。
評価方法
中間試験50%、期末試験50%の総合判定とする。
テキスト
生化学テキスト(文光堂)
毎田徹夫著と配布プリント
参考文献
ハーパー・生化学(丸善)
、
ガイトン臨床生理学(医学書院)
9
科目名
人体構造・機能実験Ⅰ
担当者
(Practice for Structure and Function of Human Body Ⅰ) 単位数
井上 靖久
1単位
授業の到達目標及びテーマ
解剖学は脳・神経解剖と肉眼解剖および組織・細胞学の3分野に分かれている。また生理学は動物機能と植物機能の二つ
に分かれている。これらの実験を通し、ヒトの構造と機能は表裏一体のものであることを理解することが目的であり、生
理状態の正常と異常の連続的な境界に、栄養と疾病が密接に関連していることもあわせて理解する。
授業の概要
人体模型や内臓模型を使いながら実際の人体解剖のビデオ観察なども行う。また顕微鏡の使用を習得し、生きた細胞や組
織標本を用いて顕微鏡観察の基礎を学ぶ。植物生理では主に循環系、呼吸器系、体温調節などの実験を行う。
授業計画
<前期>
1.授業全体の概説
2.実験1∼3の説明(実験全体の目標、実験の際の注意事項、レポートの要領、実験1∼3の説明)
3.実験1:心拍数、心音、心電図
4.実験2:血圧
5.実験3:呼吸
6.実験4∼6の説明
7.実験4:体温
8.実験5:発汗
9.実験6:組織標本観察Ⅰ
10.実験7∼9の説明
11.実験7:骨格標本・解剖ビデオ観察
12.実験8:内臓標本・身体測定
13.実験9:細胞観察
14.ワークショップ(実験で得られた結果に考察を加え発表(分担)
。発表後に質疑応答あり)
15.まとめ・テスト
試験・課題等の内容
参考文献
ブルース・アルバーツ
『細胞の分子生物学 第3版』
(Newton
実験はグループで行うが、実験結果の報告は各自でまとめ
Press)
レポート提出。レポートは通常、目的、材料、方法、結果・
藤田恒夫・藤田尚男『標準組織学総論 第4版』
(医学書院)
考察を必要とする。特に考察は重要視される。
『原書19版 医科生理学展望』
(丸善)
評価方法
ラングマン『人体発生学』第9版(医学書院)
レポート70%、実験中の態度20%、発表10%
石川春津他『標準細胞生理学』
(医学書院)
シェフラー『人体の構造と機能』
(西村書店)
テキスト
藤田恒太郎『人体解剖学第41版』
(南江堂)
初回に人体構造・機能実験の手引を配付
科目名
人体構造・機能論Ⅱ
(Structure and Function of Human Body Ⅱ)
担当者
単位数
井上 靖久
2単位
授業の到達目標及びテーマ
人体構造・機能論Ⅰでは、人体の構成すなわち細胞、組織、器官、系統および個体等概念を学んだ。同時に個体として生
きているということは構成する全ての細胞に好適な体液環境を維持することと同じであるということを学んだ。しかし、
この領域は今では分子生物学、細胞生物学、さらに神経科学などが著しい進歩を見せており、これらの分野の基本を知る
ことも人体の理解に必要な常識となっている。
授業の概要
前半は特に各系統を統制している神経系に重点を置き、後半は健康維持に対する概念の把握に必要と思われることを、栄
養との関連に重点を置いて講義する。これにより人体の構造と機能に対する客観的・論理的態度を身に付けることを中心
に講義を行う。
授業計画
<前期>
1.神経系概説・ニューロンの構造と働き
2.神経の成り立ち
3.中枢神経Ⅰ(脳幹、間脳、小脳、および脊髄)
4.中枢神経Ⅱ(大脳皮質および基底核)
5.自律神経
6.感覚Ⅰ(特殊感覚)
7.感覚Ⅱ(体性感覚)
8.遺伝と形質
9.発生
10.生殖
11.循環の正常と異常
12.免疫の正常と異常
13.呼吸の正常と異常
14.内分泌の正常と異常
15.まとめ・テスト
試験・課題等の内容
期末試験(記述式)および1回のレポート提出
評価方法
期末試験80%、レポート10%、授業中の態度10%
テキスト
佐藤達夫 他 著『解剖生理学』
(医歯薬出版)
10
参考文献
ブルース・アルバーツ
『細胞の分子生物学 第3版』
(Newton
Press)
藤田恒夫・藤田尚男『標準組織学 総論』第4版(医学書院)
『原書19版 医科生理学展望』
(丸善)
ラングマン『人体発生学』第9版(医学書院)
シェフラー『人体の構造と機能』
(西村書店)
科目名
人体構造・機能実験Ⅱ
担当者
(Practice for Structure and Function of Human Body Ⅱ) 単位数
井上 靖久
1単位
授業の到達目標及びテーマ
人体構造・機能実験Ⅰでは、解剖分野として主に模型や人体解剖のビデオ観察などを行った。また、生きた細胞を用いて
顕微鏡観察の基礎を学んだ。植物生理では主に循環系、呼吸器系、体温調節などの実験を行った。ここでは人体の形態学
を系統的に学び、さらに感覚や運動といった動物機能についての理解を目的とした実験を行う。
授業の概要
この実験では小型哺乳類を用いた実際の解剖を行う。また消化器や消化管をはじめとする主要な臓器から作製した組織標
本の観察およびスケッチを行う。さらに動物生理分野では重量感覚、二点識別、反応時間、冷点分布、平衡機能と眼振現
象、視野測定、味覚の分布と感度、錯覚と立体視・フリッカーテストなどを行う。
授業計画
<後期>
1.授業全体の概説
2.実験1∼3の説明(実験全体の目標、実験の際の注意事項、レポートの要領、実験1∼3の説明)
3.実験1:重量感覚・二点識別
4.実験2:反応時間・冷点分布
5.実験3:平衡機能と眼振・視野測定
6.実験4∼6の説明
7.実験4:味覚の分布と感度
8.実験5:錯覚と立体視・フリッカー
9.実験6:組織標本観察Ⅱ
10.実験7∼9の説明
11.実験7:ラットの解剖Ⅰ(固定)
12.実験8:ラットの解剖Ⅱ(腹部・骨盤臓器)
13.実験9:ラットの解剖Ⅲ(頭部・胸部)
14.ワークショップ(実験で得られた結果に考察を加え発表(分担)
。発表後、質疑応答あり)
15.まとめ・テスト
試験・課題等の内容
参考文献
ブルース・アルバーツ『細胞の分子生物学』第3版(Newton
実験はグループで行うが、実験結果の報告は各自でまとめ
Press)
レポート提出。レポートは通常、目的、材料、方法、結果・
藤田恒夫・藤田尚男『標準組織学総論』第4版(医学書院)
考察を必要とする。特に考察は重要視される。
『原書19版 医科生理学展望』
(丸善)
評価方法
石川春津他『標準細胞生理学』
(医学書院)
レポート50%、実験態度20%、筆答試験20%、発表10%
シェフラー『人体の構造と機能』
(西村書店)
藤田恒太郎『人体解剖学第41版』
(南江堂)
テキスト
初回に人体構造・機能実験の手引を配付
科目名
運動生理学
(Exercise Physiology)
担当者
単位数
福田 理香
2単位
授業の到達目標及びテーマ
運動によって、身体にはどのような変化が生じるのか、その仕組みについて理解する。さらに、運動生理学のエビデンス
に基づき生活習慣病の予防および改善等、健康づくりに効果的な運動の種類、強度、時間について理論的に説明できる能
力を身につける。
授業の概要
運動(身体活動)とは何か?運動(身体活動)による各身体諸機能の反応について解説する。さらに、生活習慣病の予防
および改善等、健康づくりに効果的な運動方法についても取り上げる。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション,体力とは,体力測定とその評価
2.運動と骨格筋(1)
:骨格筋の構造、筋収縮の仕組み、筋収縮の様式
3.運動と骨格筋(2)
:筋線維タイプの特徴、運動種目と筋線維タイプとの関係
4.運動とエネルギー代謝(1)
:エネルギー供給機構、運動の種目と利用されるエネルギー系
5.運動とエネルギー代謝(2)
:エネルギー代謝の測定法、呼吸商
6.運動とエネルギー代謝(3)
:有酸素能力(最大酸素摂取量、無酸素性作業閾値)
7.運動と呼吸循環器系:運動時の呼吸循環器系の適応、運動時のガス交換
8.運動と循環器系:運動時の心臓機能の適応、運動時の血流配分
9.運動と神経、感覚器系: 筋の神経支配、運動神経と運動単位
10.運動と内分泌系:運動時の自律神経系・内分泌系の適応
11.運動と発育発達・加齢:発育発達および加齢による身体機能および運動能力の変化,体力に及ぼす後天的・先天的要
因
12.運動と疲労、免疫、寿命:疲労の予防と回復方法、運動と免疫力の関係、運動と寿命の関係
13.運動と遺伝:運動・トレーニング効果に及ぼす先天的要因と後天的要因
14.運動と健康増進:エクササイズガイド2006を用いた運動指導について
15.まとめ
試験・課題等の内容
講義の内容について筆記試験を行う。これとは別に,授業時間内に「骨格筋の名称および関節の基本動作」に関する小テ
ストを行う。
評価方法
① 70% 試験 ② 20% 小テスト ③ 10% 授業への取り組み方
*携帯電話の一切の使用を禁止する。万一,使用した場合はその回は欠席とする。
11
科目名
臨床医学概論
(Introduction to Clinical Medicine)
担当者
単位数
馬場 輝實子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
管理栄養士が栄養療法を行うにあたり、臨床医学の知識と理解は必須である。そして臨床医学の概観を理解し、傷病者の
病態や栄養状態に基づいて、適切な栄養管理を行うことは管理栄養士にとって大事なことである。また、栄養治療とあわ
せて予防医学による健康を考えることを学ぶ。
授業の概要
一貫した臨床医学を理解するために、臨床栄養学Ⅱと合わせた30回を前期・後期に分けて講義する。授業はパワーポイン
トにて講義し、資料は提供する。
授業計画
<前期>
1.病気とは 医療の考え方
2.生活習慣病、臨床検査
3.代謝性疾患⑴ 基礎知識
4. ⑵ 各論
5.内分泌系疾患⑴ 基礎知識
6. ⑵ 各論
7.消化器疾患⑴ 基礎知識
8. ⑵ 各論
9. ⑶ 各論
10.循環器疾患⑴ 基礎知識
11. ⑵ 各論
12.腎・尿路系疾患⑴ 基礎知識
13. ⑵ 各論
14.呼吸器系疾患⑴ 基礎知識
15. ⑵ 各論
試験・課題等の内容
期末試験
テキスト
田中 明 他 編『栄養科学イラストレイテッド 臨床医学
(疾病の成り立ち』
(羊土社)
評価方法
期末試験
科目名
病理学
(Pathology)
担当者
単位数
馬場 輝實子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
病理学は医学の基礎をなす学問である。生化学、微生物学、臨床医学概論、臨床栄養学Ⅱで学んだ知識を基礎として、病
的状態にある組織や臓器がどのように変化しているのか、そして病気はどのようにして成立するのかについて学ぶ。
授業の概要
組織、臓器の変化をできるだけ視覚的に判りやすく、パワーポイントによる講義を行いたい。資料は提供する。
授業計画
<後期>
1.病理学基礎知識⑴ 病気、人間のからだ、生体防御
2. ⑵ 細胞の増殖、分化
3.内科系疾患⑴ 感染症
4. ⑵ 呼吸器疾患
5. ⑶ 消化器疾患
6. ⑷ 循環器疾患
7. ⑸ 腎疾患
8. ⑹ 血液疾患
9. ⑺ 内分泌・神経疾患
10.外科系疾患⑴ 創傷・治癒・消化器疾患
11. ⑵ 胸部・乳腺・心血管 他
12.整形外科・皮膚科疾患
13.泌尿器系疾患、頭頚部腫瘍
14.婦人科疾患
15.小児科疾患
試験・課題等の内容
期末試験
評価方法
期末試験
12
テキスト
岡田英吉 著『図解ワンポイントシリーズ3 病理学 疾
病のなりたちと回復の促進』
(医学芸術社)
科目名
食品学Ⅱ
(Food Science Ⅱ)
担当者
単位数
伊佐 隆
2単位
授業の到達目標及びテーマ
1年前期の食品学Ⅰが、いわば総論的であったのに対して、本講義は各論に当たる。食品の各成分をより深く理解し、食
品の生育・生産から加工・調理を経て、人に摂取されるまでの過程について学び、人体に対しての栄養面や安全面への影
響や評価を理解する。加えて、人間と食べ物の関わりについて、食品の歴史的変遷と食物連鎖の両面から理解することを
目標とする。
授業の概要
上記の目標は、厚生労働省管轄管理栄養士養成施設の「食品学」関連の教育目標でもあり、数年後の管理栄養士国家試験
をかなり意識した講義にする計画である。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.食品の分類と成分表
3.食品の機能性
4.生活習慣病と食品の機能性成分
5.生活習慣病と食品の機能性成分−2
6.おもに植物性食品について
7.おもに動物性食品について
8.成分抽出素材について
9.調味料について
10.香辛料について
11.加工食品(保存食品を含む)について
12.嗜好飲料とお菓子について
13.以上述べた内容についての補足
14.食品加工学への導入としての講義
15.全体の総括+ミニテスト
試験・課題等の内容
記述試験を行う。担当者個人のホームページを開設してお
り、ここで、各種の連絡(試験要領、管理栄養士関連情報
など)を行うので、定期的に閲覧することを勧める
評価方法
記述試験の成績、
取組状況や受講態度などの総合判定。
(受
講態度(含ミニテスト)20%、定期試験80%)
科目名
食品学実験Ⅱ
(Experiment for Food Science Ⅱ)
テキスト
スタンダード栄養・食物シリーズ 5.食品学: 食品成分
と機能性 東京化学同人 2400円
参考文献
担当者個人のホームページを開設しており、ここで、各種
の連絡(試験要領など)を行うので、定期的に閲覧するこ
とを勧める http://www4.cncm.ne.jp/~isa1954/
担当者
単位数
伊佐 隆
1単位
授業の到達目標及びテーマ
食品成分中の各種栄養成分の定性や定量および食品成分の変化について修得することを目標とする。食品学実験Ⅰから連
続する実験のため、テーマは、
「化学実験」および具体的な食品の試作も含む。
授業の概要
上記の目標を達成するために、様々な観点から、食品に関する基礎的な化学実験を行う。加えて、食品加工的な実験(実
習)も行い、より実践的に食品を理解する。
授業計画
<後期>
1.講義・
(無機物から有機物・食品へ)
2.牛乳からカゼインを分離しCaを測定する
3.タンパク・
(分解)
4.タンパク・
(蒸留)
5.アミノカルボニル反応
6.講義・
(食品加工について)
7.乳化剤を使用したスポンジケーキの加工
8.マヨネーズ・ドレッシングの加工
9.マヨネーズ(市販)のPOV測定
10 マヨネーズ(市販)粘度測定,起泡力測定
11 ヨーグルト加工実習
12 「うどん麺」加工実習 13 クッキーの加工実習
14 発表会
15 講評,総括,確認テスト
試験・課題等の内容
テキスト
毎回、基本的な内容確認のための「プチレポート」を課す。 食品学実験書(医歯薬出版、水谷令子ほか、2002年)2400
また、一連の実験終了後(要レポートと記載)にはレポー
円
トを課すので、それらの評価平均が最終的な評価の基礎資
参考文献
料となる。
適時適切なタイミングで、図書館やインターネットなどで
評価方法
確認すること。
レポートの成績、記述試験の成績、取組状況や受講態度な
どの総合判定。
(受講態度(含ミニテスト)20%、レポー
トなど80%)
。なお、期限までにレポート提出がない場合
には、遅延程度に応じて厳しく減点。
13
科目名
食品加工学
(Study on Food Processing)
担当者
単位数
伊佐 隆
2単位
授業の到達目標及びテーマ
食品学一連の最後の科目になる。今までの講義で、食品の各成分を理解し、食品の生育・生産から加工・調理を経て、人
に摂取されるまでの過程について学び、人体に対しての栄養面や安全面への影響や評価を理解してきた。本講義では、こ
の流れの中で、
「加工」に重点を置き、企業的な生産ラインを念頭に置いた講義にしてゆく予定である。
授業の概要
食品学一連の最後の科目なので、全体の総括を行いつつ、より実践的に食品を理解できるような流れで講義を行う。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション
2.食品の加工法と保存法
3.物理的な加工・生物的な加工・化学的な加工
4.新しい加工法について
5.包装と各種規格
6.農産加工品
7.水産加工品
8.畜産加工品
9.発酵食品
10.調味料、香辛料など
11.油脂類、缶詰など
12.冷凍食品、インスタント食品、遺伝子組み換え食品
13.以上述べた内容についての補足
14.
「特許」関係
15.全体の総括+ミニテスト
試験・課題等の内容
記述試験を行う。担当者個人のホームページを開設してお
り、ここで、各種の連絡(試験要領、管理栄養士関連情報
など)を行うので、定期的に閲覧することを勧める
評価方法
記述試験の成績、取組状況や受講態度などの総合判定。
(受講態度(含ミニテスト)20%、定期試験80%)
科目名
食品衛生学
(Food Hygienics)
テキスト
食品学Ⅱ 同文書院 2400円
参考文献
担当者個人のホームページを開設しており、ここで、各種
の連絡(試験要領など)を行うので、定期的に閲覧するこ
とを勧める http://www4.cncm.ne.jp/~isa1954/
担当者
単位数
山田 加奈子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
我が国は食生活が豊かになり、健康に対する意識が高まっている。しかし日々摂取する食品には健康維持に役立つものと
は逆に汚染や変質など、様々な健康障害を引き起こす可能性がある。これら健康上の問題を未然に防ぎ、食生活を安全か
つ安心に送ることが大切である。本科目では食品・食物の安全確保に必要な手段となる知識の習得を目標とする。
授業の概要
はじめに食品衛生行政・食品衛生関連法規についての基本的な内容を講義する。また食中毒や食品による感染症、食品中
の汚染物質、食品添加物などの食品と微生物・汚染物質の関連について正しく理解できるよう詳しく解説する。
授業計画
<前期>
1.食品衛生行政と法規①:対象と範囲、食品衛生監視員と食品衛生管理者
2.食品衛生行政と法規②:安全性の考え方、食品衛生関連法規、コーデックスについて
3.食中毒①:食中毒の定義、発生状況
4.食中毒②:食中毒細菌の種類1
5.食中毒③:食中毒細菌の種類2
6.食品による感染症・寄生虫症
7.食品中の汚染物質(かび毒、化学物質、混入異物など)
8.食品の変質①:腐敗、酸敗
9.食品の変質②:変質の防止法
10.食品添加物①:メリット・デメリット、種類と用途
11.食品添加物②:1日摂取許容量(ADI)
、安全性評価
12.食品の器具と容器包装
13.食品衛生管理(HACCAP、家庭における衛生管理など)
14.新しい食品の安全性問題:新しい食品の安全性問題、遺伝子組換え食品、放射線照射食品など
15.まとめ
試験・課題等の内容
記述試験
テキスト
『食べ物と健康 食品の安全』
(南江堂)
評価方法
授業態度20%、期末試験80%
参考文献
『食べ物と健康Ⅱ(食品衛生学)
』
(第一出版)
『新入門食品衛生学』
(南江堂)
14
科目名
食品衛生学実験
(Food Hygienic Practice)
担当者
単位数
吉井 学
1単位
授業の到達目標及びテーマ
食品衛生とは、飲食物(食品添加物を含む)および飲食に関係ある食器やその他の器具、容器包装などによって引き起こ
される健康上の危害を未然に防ぎ、食生活を安全に保つことである。本科目では、食品衛生管理者、食品衛生監視員、管
理栄養士、栄養士の職場における食品の安全性確保のために必要な知識や技術、すなわち、調理器具類、食器、飲食物の
微生物検査(特に細菌検査)およびそれらの衛生評価や管理に関する知識や技法の習得を到達目標とする。
授業の概要
上記の目標を達成するために様々な視点から食品衛生に関する基本的操作・実験を行う。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション、授業計画
2.食器の衛生管理:食器の食品成分や中性洗剤の残留検査
3.食器の有害物質溶出試験①:溶出試験検量線作成
4.食器の有害物質溶出試験②:溶出試験結果のデータ処理
5.加工食品の保存料検査①
6.加工食品の保存料検査②
7.飲料水の細菌検査
8.微生物検査の基本操作①:滅菌法、培地調製法、培養法
9.微生物検査の基本操作②:培養した結果の観察と記録
10.食品の細菌検査①:平板培養法とペトリフィルム法
11.食品の細菌検査②:コロニーの計測、生菌数の算出
12.調理器具類の細菌検査:ペタンチェックによるまな板の汚染検査
13.調理器具類の洗浄度検査:ATP測定法ルモネラ属菌、腸炎ビブリオの検査
14.食中毒細菌の検査:食品の黄色ブドウ球菌、サルモネラ属菌、腸炎ビブリオの検査
15.総括
試験・課題等の内容
実験テーマごとにレポートを提出
テキスト
プリント配付
評価方法
授業態度20%、取組状況20%、レポート60%
参考文献
実験テーマごとに紹介する
科目名
食事設計演習
(Planning for food manegement)
担当者
単位数
松永 知恵
1単位
授業の到達目標及びテーマ
管理栄養士国家試験出題基準の「食べ物と健康」のうち、
「食事設計と栄養」の内容に準拠している「食事設計」を、
栄養サー
ビスを受ける側の状況を的確に把握した上で、献立立案や栄養価、摂取形態などに反映させることととらえ、単に献立作
成や調理技術にとどまらない総合的な活動に発展させることを目指す。
授業の概要
食材に関する知識を深め、食事設計の基本的な知識を習得し、食事の基本条件である安全、栄養、嗜好のバランスを踏ま
えた献立作成能力を高める。ならびに対象者の生活状況(ライフステージとライフスタイル)を的確に判定する能力と、
それを献立に反映させる応用力を高める。
授業計画
<前期>
1.授業全体の概説および実施計画、食事設計の基本知識
2.食品成分表・栄養価計算
3.調理器具・調理操作と栄養
4.食素材の調理と栄養
5.献立作成と栄養:基礎知識・考え方
6.献立作成と栄養:献立作成条件、献立作成手順
7.献立作成演習:成人期(青年期・大学生)
8.献立作成演習:成人期(青年期・大学生)
9.献立作成演習:成人期(中年期)
10.献立作成演習:成人期(中年期)
11.献立作成演習:高齢期(行事食)
12.献立作成演習:高齢期(行事食)
13.自作調理:高齢期(行事食)
14.自作調理:高齢期(行事食)
15.総括
試験・課題等の内容
課題ごとのレポート・自作献立表
評価方法
レポート・自作献立表80%、授業への取組状況20%
テキスト
『最新 日本食品成分表』医歯薬出版,
『調理のためのベー
シックデータ』女子栄養大学出版部
参考文献
菅野道廣・上野川修一・山田和彦『健康・栄養科学シリー
ズ 食べ物と健康Ⅱ食事設計と栄養』南江堂、食べ物と健
康Ⅱ(各出版社)
、赤羽正之他著『給食施設のための献立
作成マニュアル』医歯薬出版
15
科目名
身体運動のメカニズム
(Mechanism of Physical Exercise)
担当者
単位数
福田 理香
1単位
授業の到達目標及びテーマ
身体の運動に使用される運動器(筋、骨格)のしくみと働きを理解し、効果的な運動・トレーニング法、障害予防の観点
から、運動の適切な指導をする上で必要な基礎知識を習得する。
授業の概要
身体の運動に使用される運動器(筋、骨格)のしくみと働き、歩・走・跳・投などの基本的動作のバイオメカニクスを取
り上げ、効果的な運動・トレーニング法、障害予防の観点から、運動の適切な指導をする上で必要な基礎知識について解
説する。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.骨の種類、骨格筋の種類
3.主な関節運動、主な骨の名称
4.主な骨格筋の名称
5.股関節の構造と機能
6.膝関節の構造と機能
7.足関節の構造と機能
8.体幹の構造と機能
9.肩関節の構造と機能
10.肘・手関節の構造と機能
11.運動の力学①(歩く・走る)
12.運動の力学②(跳ぶ)
13.運動の力学③(投動作・打動作)
14.運動の力学④(空気抵抗・水抵抗)
15.まとめ
試験・課題等の内容
全講義の内容について試験を行う。
評価方法
毎時のミニレポート、受講態度、試験などを総合的に評価
する。
科目名
栄養学実験
(Experiment for Nutrition)
テキスト
身体運動の機能解剖(医道の日本社)
健康運動実践指導者用テキスト(財団法人 健康・体力づ
くり財団)
参考文献
目でみる動きの解剖学(大修館書店)
目でみる筋力トレーニング(大修館書店)
担当者
単位数
上江洲 香代子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
栄養の基本的概念およびその意義について理解するとともに、健康の保持・増進、疾病の予防・治療における栄養の役割
を理解し、エネルギー、栄養素の代謝とその生理的意義を理解する。
授業の概要
栄養学で得た知識に基づき、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの機能に関する実験や消費エネルギー
の測定を行うことにより、健康な生活と栄養との関係を身体の営みを通して学ぶ。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーションおよび栄養学概論
2.唾液によるデンプンの消化
3.タンパク質効率とアミノ酸の補足効果(1):ラットの飼育を開始
4.消費エネルギーと摂取エネルギーの測定
5.タンパク質効率とアミノ酸の補足効果(2):体重増加量や摂餌量の集計、タンパク質の栄養評価
6.尿素・クレアチニン比の測定
7.血糖値の変化
8.食事脂肪が血清脂質に及ぼす影響(1):ラットの飼育を開始
9.食事脂肪が血清脂質に及ぼす影響(2):ラットの血清中性脂肪測定
10.食事脂肪が血清脂質に及ぼす影響(3):ラットの血清総コレステロールおよびHDL-コレステロール測定
11.血中ヘモグロビン・ヘマトクリットの測定
12.唾液中カルシウムの測定
13.尿中ビタミンB2の測定
14.尿中N-メチルニコチン酸アミドの測定
15.まとめ
試験・課題等の内容
実験内容に関するレポートを提出。
実験講義に関する小テストを行うことがある。
評価方法
授業の取組状況 60%
レポート、小テスト 40%
16
テキスト
プリントを配布する。
参考文献
適宜紹介する。
科目名
応用栄養学 I
(Applied Nutrition I )
担当者
単位数
上江洲 香代子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
身体状況や栄養状態に応じた栄養管理の考え方を理解する。妊娠や発育、加齢など人体の構造や機能の変化に伴う栄養状
態等の変化について十分理解することにより、栄養状態の評価・判定(栄養アセスメント)の基本的考え方を修得する。
また健康増進、疾病予防に寄与する栄養素の機能等を理解し、健康への影響に関するリスク管理の基本的考え方や方法に
ついて理解する。
授業の概要
人の一生の各時期における身体的・生理的特徴および栄養状態の特徴について学び、各対象の正常な身体状況や栄養状態
を評価し、適切な栄養管理を行うことができる基礎知識を学ぶ。
授業計画
<前期>
1.栄養管理の基礎(1):栄養ケア・マネジメントの概念、栄養アセスメント
2.栄養管理の基礎(2):栄養ケア計画の実施、モニタリング、評価、フィードバック
3.成長・発達・加齢:人の一生と体の変化
4.妊娠期の生理的特徴
5.妊娠期の栄養アセスメントと栄養ケア
6.授乳期の生理的特徴
7.授乳期の栄養アセスメントと栄養ケア
8.新生児期・乳児期の生理的特徴、栄養アセスメントと栄養ケア
9.幼児期の生理的特徴と栄養ケア
10.学童期・思春期の生理的特徴、栄養アセスメントと栄養ケア
11.成人期の生理的特徴
12.成人期の栄養アセスメントと栄養ケア
13.更年期の生理的特徴と栄養ケア
14.高齢期の生理的特徴
15.高齢期の栄養アセスメントと栄養ケア
試験・課題等の内容
講義時間内に10分間程度の小テストを行うことがある。
講義内容に関する期末試験を実施。必要に応じてレポート
提出。
評価方法
期末試験 80%
小テストおよびレポート10%
授業への取組状況10%
科目名
応用栄養学実習
(Practice for Applied Nutrition)
テキスト
近藤和雄・鈴木恵美子・脊山洋右・藤原葉子 編「応用栄養学」
(東京化学同人)
参考文献
戸谷誠之・藤田美明・伊藤節子 編 「応用栄養学」
(南江堂)
日本健康・栄養システム学会 編「栄養ケア・マネジメン
トのリーダーになるために」
(厚生科学研究所)
第一出版編集部 編「厚生労働省策定 日本人の食事摂取
基準<2010年版>」
担当者
単位数
上江洲 香代子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
身体状況や栄養状態に応じた栄養管理の考え方を理解する。妊娠や発育、加齢など人体の構造や機能の変化に伴う栄養状
態等の変化について十分理解することにより、栄養状態の評価・判定(栄養アセスメント)の基本的考え方や方法につい
て理解する。
授業の概要
応用栄養学Ⅰ・Ⅱで得た知識に基づき、女子大生における栄養スクリーニング、アセスメント、栄養ケア計画と実施、モ
ニタリング・評価・フィードバック、総合評価の流れを実際に行うことにより、栄養管理の基本的方法を学ぶ。また、乳
児期から高齢期を対象に献立作成・調理実習を行うことにより、各ライフステージに適応する適切な栄養管理を行う方法
を学ぶ。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション、栄養評価・管理概論
2.女子大生の栄養管理(1)(栄養アセスメント:問診、身体計測、臨床検査、食事調査)
3.女子大生の栄養管理(2)(栄養ケアプログラム作成、献立作成)
4.女子大生の栄養管理(3)(栄養ケア実施:調理実習、栄養評価)
5.乳児期の栄養管理(栄養アセスメント、献立作成)
6.乳児期の食事(調乳および離乳食調理)
7.女子大生の栄養管理(4)(モニタリング:問診、身体計測、食事調査)
8.幼児期の栄養管理(栄養アセスメント、献立作成)
9.幼児期の食物アレルギー対応食(調理実習、栄養評価)
10.妊娠期の栄養管理(栄養アセスメント、献立作成)
11.妊娠高血圧症候群予防の食事(調理実習、栄養評価)
12.高齢期の栄養管理(栄養アセスメント、献立作成)
13.高齢期の嚥下障害者の食事(調理実習、栄養評価)
14.女子大生の栄養管理(5)(総合評価:問診、身体計測、食事調査)
15.栄養評価・管理総論、まとめ
試験・課題等の内容
実習内容に関するレポートを提出。
実習内容に関する小テストを行うことがある。
テキスト
竹中優・土江節子 編「応用栄養学 栄養マネジメント 演習・実習」(医歯薬出版株式会社)
評価方法
授業への取り組み状況および実習態度 60%
レポート、小テスト 40%
参考文献
厚生労働省「日本人の食事摂取基準[2010版]」
(第一出版株
式会社)
東愛子・原田まつ子 編「応用栄養学実習書」
(講談社サ
イエンテイフィック)
大里進子・城田知子 他著「ライフステージ 実習栄養学」
(医歯薬出版株式会社)
熊沢昭子・湯浅康江 著「栄養学実習書」
(医歯薬出版株
式会社)
17
科目名
応用栄養学II
(Applied Nutrition II )
担当者
単位数
上江洲 香代子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
身体状況や栄養状態に応じた栄養管理の考え方を理解する。ライフスタイルの変化に伴う栄養状態等の変化について十分
理解することにより、労作時や運動・スポーツと栄養、ストレスや特殊環境下における栄養ケアのあり方を修得する。ま
た「日本人の食事摂取基準2010年版」の基本的考え方や策定理論について理解する。
授業の概要
人のライフスタイルにおける身体的・生理的特徴および栄養状態の特徴について学ぶ。また生活習慣病予防の見地から、
健康保持と栄養の大切な関連性や疾病発症と栄養の因果関係を学ぶとともに、エネルギー・栄養必要量の科学的根拠につ
いて学ぶ。
授業計画
<後期>
1.生活活動と栄養
2.運動・スポーツと栄養
3.ストレスと栄養ケア
4.飲酒・喫煙と栄養ケア
5.特殊環境と栄養ケア
6.栄養必要量の科学的根拠
7.食事摂取基準(1)総論
8.食事摂取基準(2)エネルギー必要量
9.食事摂取基準(3)タンパク質
10.食事摂取基準(4)脂質
11.食事摂取基準(5)炭水化物
12.食事摂取基準(6)ビタミン
13.食事摂取基準(7)ミネラル
14.食事摂取基準(8)ライフステージ
15.食事摂取基準(9)まとめ
試験・課題等の内容
講義時間内に10分間程度の小テストを行うことがある。
講義内容に関する期末試験を実施。必要に応じてレポート
提出。
評価方法
期末試験 80%
小テストおよびレポート 10%
授業への取組状況 10%
科目名
カウンセリング論
(Counseling)
テキスト
近藤和雄・鈴木恵美子・脊山洋右・藤原葉子 編「応用栄養学」
(東京化学同人)
第一出版編集部 編「厚生労働省策定 日本人の食事摂取基
準<2010年版>」
参考文献
戸谷誠之・藤田美明・伊藤節子 編「応用栄養学」
(南江堂)
日本健康・栄養システム学会 編「栄養ケア・マネジメン
トのリーダーになるために」
(厚生科学研究所)
担当者
単位数
永田 耕司
2単位
授業の到達目標及びテーマ
栄養現場でのカウンセリングの方法、
・コーチングの仕方、コミュニケーションの理論・及びうつ病などの精神障害への
理解と対応について実践について学んでいく。授業の到達目標は特定保健指導などの時に相談者への支持・理解的態度に
ついて学び、保健・栄養面談のときに生かせるカウンセリング、コーチングスキルの向上にある。具体的なテーマとして
は1.カウンセリング・コミュニケーションの理論 2.コーチング 3.コミュニケーション 4.実際の声かけにつ
いてグループワークやロールプレイを交えて実践的に行う。
授業の概要
栄養現場でのカウンセリングの理論・演習全般にわたって学んでいく。カウンセリングの知識や技術について、具体的な
事例を紹介しながら、また生活習慣病予防のための行動科学やヘルスカウンセリングなど栄養現場でのカウンセリングの
理論や行動変容のためのコーチングの技法についても学んでいく。コミュニケーションについては1.言語的・非言語的
コミュニケーションについて学んでいく。さらに、うつ病・統合失調症・心身症・認知症など、カウンセリングが必要な
精神障害者への理解と対応法についても学んでいく。
授業計画
<前期>
1.カウンセリングの定義、オリエンテーション
2.栄養現場でのカウンセリングの方法について
3.栄養相談と5つのコミュニケーション
4.カウンセリングマインド、白いボールを投げ返す意味について
5.カウンセリングの技術について、受容と共感、自己一致について
6.共感と同情の意味の違いについてグループワーク
7.学生同士のロールプレイ演習
8.コーチングの技法について、枕詞を使った栄養指導
9.コミュニケーションと対人関係、非言語的コミュニケーションについて
10.自己を知らせるコミュニケーション、自己を操作するコミュニケーション
11.カウンセリングに必要な理論、行動療法など
12.うつ病者へのカウンセリング
13.統合失調症・認知症へのカウンセリング
14.生活習慣病者、メタボリック症候群へのカウンセリング
15.カウンセリング・コミュニケーションと集団、まとめ
試験・課題等の内容
配布資料や授業を参考にしながら、ノートにまとめる。試
験は自記筆ノートのみ持参可能
評価方法
期末試験 80% 授業への取組状況 20%
18
テキスト
資料を配布する。
参考文献
カウンセリング練習張(ブレーン社、水野修次郎)カウン
セリングワークブック(創元社、ジェラード・イーガン),
栄養指導のためのヘルスカウンセリング(医歯薬出版、宗
像恒次)
、栄養指導のための行動療法入門(医歯薬出版、
足達淑子)
科目名
カウンセリング演習
(Experimental work of Counseling)
担当者
単位数
永田 耕司、堀口 智美
2単位
授業の到達目標及びテーマ
ここではコミュニケーションとカウンセリングの実践的技法について学んでいく。授業の到達目標は日常や人前で話すな
どのコミュニケーション技法の向上、及び栄養相談でのカウンセリング技法の向上である。具体的なテーマとしては1.
臨地実習でのコミュニケーション 2.集団の場で自己を開示するコミュニケーション 3.学生同士でのカウンセリン
グ 4.模擬患者や相談者とのロールプレイ(栄養士役や観察を通して、実際のやりとりの中でのカウンセリング技法に
ついて学ぶ。
)
授業の概要
コミュニケーションについて、非言語的言語的コミュニケーションに分けて演習を行う。次いで、日常会話の中での、言
語的コミュニケーションについて、具体的やりとりなどの資料を用いながら、演習を行う。また日常感じているコミュニ
ケーションに関する様々なテーマについて個人発表も実施していく。具体的なカウンセリング技法についての傾聴演習を
2人組、3−4人組など組んでロールプレイやグループワークを交えて基礎的演習を7回行う。さらに患者役として模擬
患者との面談を行い、できるだけ栄養相談や指導の場面での利用できるように応用演習を実施する。また模擬患者や観察
役からの振り返りを行い、
栄養相談で必要なカウンセリングにおける態度や技法が身に付くように実践的に学習していく。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション、非言語的コミュニケーション
2.実習のあいさつ1 病院・保健所2ケースでの電話あいさつ
3.実習のあいさつ1 病院・保健所2ケースでの実習事前あいさつ
4.個々の発表のグループ内ロールプレイ、テーマ決定
5.集団の前での個別発表1
6.集団の前での個別発表2
7.集団の前での個別発表3
8.手紙の書き方など
9.シナリオありの栄養相談ロールプレイ演習
10.学生同士のロールプレイ演習
11.事例紹介、役割分担、栄養相談のための資料づくり
12.模擬患者(職員)との栄養相談ロールプレイ演習1
13.模擬患者(職員)との栄養相談ロールプレイ演習2
14.模擬患者(職員)との栄養相談ロールプレイ演習3
15.模擬患者(職員)との栄養相談ロールプレイ演習4、まとめ
試験・課題等の内容
相手の話の聞き方、キャッチボールの仕方、媒体を使った
説明の仕方、敬語の使い方、あいさつの仕方、話すときの
態度やしぐさなどをロールプレイ演習を繰り返しながら学
んでいく。
評価方法
ロールプレイでの栄養相談評価 3割、集団の前での発表
等 3割、授業態度 2割、レポート提出 2割
科目名
臨床栄養学Ⅰ
(Clinical Nutrition)
テキスト
配布資料
参考文献
カウンセリング練習帳(ブレーン社、水野修次郎)
、カウ
ンセリングワークブック(創元社、
ジェラード・イーガン)
、
栄養指導のためのヘルスカウンセリング(医歯薬出版、宗
像恒次)
、栄養指導のための行動療法入門(医歯薬出版、
足達淑子)
担当者
単位数
池田 晴美
2単位
授業の到達目標及びテーマ
本教科では、疾病者の病態や栄養状態の特徴に基づき、適切な栄養管理(栄養マネジメント)を行うために必要な理論を
学習する。栄養ケアプラン作成、実施、評価に関する総合的なマネジメントの考え方を理解し、具体的な栄養状態の評価・
判定・栄養補給法、食品と医薬品の総合作用について基礎的に学ぶ。
授業の概要
臨床栄養管理の基礎知識を学習し、疾病者を対象とした栄養アセスメント・栄養評価の手法を理解する。また病態に応じ
た栄養補給法の理解について学習する。
授業計画
<後期>
1.臨床栄養学の基礎(意義と目的)
2.臨床栄養学の基礎(疾患と栄養)
3.栄養ケアマネジメントの概要
4.傷病者の栄養アセスメント
5.身体計測・食事調査によるアセスメント
6.栄養必要量の算定(エネルギー・蛋白質)
7.栄養必要量の算定(脂質・ビタミン・ミネラル)
8.栄養補給の方法(経口栄養補給)
9.要介護高齢者の栄養アセスメント(摂食嚥下)
10.栄養補給法(経腸栄養法)
11.病態別経腸栄養剤の使い方
12.栄養補給法(経静脈栄養法)
13.薬と栄養・食物の相互作用
14.栄養ケア計画と実施、記録
15.栄養ケアの評価
試験・課題等の内容
定期試験
テキスト
本田佳子他「臨床栄養学基礎編」
(羊土社)
評価方法
定期試験60%、レポート20%、取組み状況20%
参考文献
随時通知する
19
科目名
臨床栄養学Ⅱ
(Clinical Nutrition II)
担当者
単位数
馬場 輝實子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
管理栄養士が栄養療法を行うためには、基本的に臨床医学を理解しておくことは必須のことであり、傷病者に対して適切
な栄養管理を行うことは栄養管理士にとって大事な役割である。そして、予防医学による健康の大切さを考えることを学
ぶ。
授業の概要
一貫した臨床医学を理解するために、臨床医学概論を合わせた30回を前期・後期に分けて講義する。また授業はパワーポ
イントにて講義し、資料を提供する。
授業計画
<後期>
1.血液・造血器系疾患⑴ 基礎知識
2. ⑵ 各論
3.免疫・アレルギー系疾患⑴ 基礎知識
4. ⑵ 各論
5.骨・歯科系疾患
6.精神・神経系疾患
7.外科と栄養⑴ 栄養補給法
8. ⑵ 術前・術後の栄養管理
9.悪性腫瘍
10.小児疾患⑴ 基礎知識
11. ⑵ 各論
12. ⑶ 各論
13.婦人科疾患⑴ 基礎知識
14. ⑵ 各論
15. ⑶ 各論
試験・課題等の内容
期末試験
テキスト
田中 明 他 編『栄養科学イラストレイテッド 臨床医学
(疾病の成り立ち)
』
(羊土社)
評価方法
期末試験
科目名
食料経済・流通論
(Food Economics and distribution theory)
担当者
単位数
ガンガ 伸子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
ひとは生きていくために毎日多くの財(商品)やサービスを消費するが、なかでも食料は生存のためになくてはならない
基本的な消費財である。わたしたちが健康で豊かな食生活を維持していくためには、食料の生産・流通・消費に至るさま
ざまな領域で起こっている問題について考えてみる必要がある。この講義では、食料に関する理論と現実の問題について
理解し、望ましい食生活を実現するために、わたしたちが改善していくべきことを考える。
授業の概要
食料の流れを、消費者から生産の方向にたどり、総合的にとらえようとするフードシステムの仕組みと、フードシステム
の経済学を学ぶ上で欠くことのできない基礎的な概念と事実について解説していく。
授業計画
<前期>
1.イントロダクション(フードシステム)
2.食品の商品としての特徴
3.食品選択の理論
4.食品需要の価格弾力性
5.所得弾力性とエンゲル係数
6.食生活の成熟
7.食料消費パターンの変化
8.食料の安全保障と食料自給率
9.家族の変化と食生活
10.食品工業の構造
11.食品流通業の革新
12.外食・中食の成長
13.世界の人口と食料
14.食生活と政府の役割
15.まとめ
試験・課題等の内容
試験(教科書及びノート等の持込みは不可)
評価方法
定期試験80%、授業中の小テスト20%
20
テキスト
時子山ひろみ、荏開津典生著「フードシステムの経済学」
医歯薬出版
科目名
給食運営論
(Food Service Management)
担当者
単位数
山口 尚美
2単位
授業の到達目標及びテーマ
管理栄養士の実践面につながる科目である。給食管理者として栄養計画の作成から食事の生産と提供,調理従事者の教育
指導,食事環境の整備,採算性を考慮した給食経営があり,基本的な知識と技能を修得する。
授業の概要
給食運営について栄養・食事計画を中心に行うために,計画・生産・安全・サービスの基本的な知識と技能が修得できよ
うに学ぶ。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション:講義の概要・授業計画,テキストの説明,管理栄養士の役割
2.給食の概要,定義,歴史,目的,法規等
3.栄養・食事管理:食事計画,給与栄養量の設定,食品構成
4.栄養・食事管理:食事計画,給与栄養量の設定,食品構成
5.栄養・食事管理:献立作成の手順 献立作成演習
6.栄養・食事管理:献立作成の手順 献立評価
7.衛生安全管理:食中毒,人・食品・施設整備の衛生管理
8.食材料管理:食材料分類,購入計画,食材料管理の評価
9.施設・整備管理:給食施設の要施設・整備管理:給食施設の要点,施設機器・器具,設備のレイアウト
10.作業管理:調理作業計画,調理作業工程管理,洗浄・清掃管理
11.施設別給食の概要:病院給食
12.施設別給食の概要:病院給食
13.施設別給食の概要:学校給食,福祉施設
14.施設別給食の概要:事業所,その他
15.総括
試験・課題等の内容
テキスト
学期末試験を講義内容や管理栄養士国家試験を参考に行う。 「給食経営管理論 第2版」外山健二・幸林友男編(講談社)
評価方法
参考文献
定期試験(70%)
,
課題・提出物(20%)
,
授業中の態度(10%) 「日本人食事摂取基準 2010年版」
(第一出版)
「日本食品成分表」
(医歯薬出版)
「献立作成マニュアル」赤羽正之著(医歯薬出版)
科目名
給食経営管理論
(Food Service Business Management)
担当者
単位数
山口 尚美
2単位
授業の到達目標及びテーマ
近年食環境の変化で,アウトソーシング化が進み,給食運営の委託化など大きな変化がある。このような中で,喫食者の
栄養アセスメントの把握を基に栄養管理を行い,マーケティングの構築などの経営手段を取り入れた経営管理ができる管
理栄養士が求められる。そこで,フードサービス全般のマネージメントの考え方や方法などを修得する。
授業の概要
特定給食施設での栄養・食事管理を目標とした運営のあり方や,栄養教育に関する専門技術,給食経営管理者としての技
術やマネージメントの考え方を学ぶ。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション:講義の概要・授業計画,テキストの説明,管理栄養士の役割
2.給食の経営:給食の概念,栄養・食事管理
3.給食管理の基本:経営管理,経営体の構造と職務権限,経営組織の編成
4.給食管理の基本:経営管理手法の変遷,経営資源の有効活用,給食経営の計画と管理
5.給食管理の基本:給食経営システム,給食経営管理評価
6.人事管理:人事管理と関係法規,人材育成,コミュニケーション,従業員の評価,カウンセリング
7.給食経営のアウトソーシング:委託給食の概要,給食における委託経営,関連法規,委託経営上の問題と対応
8.給食経営情報・活用:マーケッティング情報,顧客管理
9.給食経営情報・活用:給食メニューのマーチャンダイジング,給食の危機管理
10.給食経営管理の展開:栄養・食事管理と生産管理,提供サービス計画
11.給食経営管理の展開:品質管理と評価,システム化と施設・設備
12.給食経営の実際:各種給食施設の経営
13.給食経営の実際:病院,学校,保育所
14.給食経営の実際:高齢者福祉施設,事業所
15.総括
試験・課題等の内容
テキスト
学期末試験を講義内容や管理栄養士国家試験を参考に行う。 「給食マネージメント論」鈴木久乃他著(第一出版)
「給食経営管理論 第2版」外山健二・幸林友男編(講談社)
評価方法
定期試験(80%)
,
課題提出物(10%)
,
授業中の態度(10%) 参考文献
「給食経営管理論」富岡和夫 編著(医歯薬出版)
21
科目名
健康運動指導実習Ⅰ(エアロビックダンス)
担当者
(Practice of health exercise leading Ⅰ(Aerobic dance)) 単位数
福田 理香
1単位
授業の到達目標及びテーマ
エアロビックダンスの特性と効果、指導上の留意点について理解を深める。運動プログラムを作成し、自ら実践し、年齢
や体力の異なる様々な対象者に適した指導法を身につける。さらに,自重あるいはマシンを利用したレジスタンス運動に
ついても実習する。
授業の概要
健康運動実践指導者認定実技試験を見据えた授業の展開を行う。エアロビックダンスの基本ステップを身につけ、音楽に
合わせてプログラムを構成し、実技・指導能力を養う。さらに、自重を用いたレジスタンス運動の実技能力、指導能力も
身につける。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション、エアロビックエクササイズの特性と効果、エアロビックダンスの体験
2.ローインパクト,ハイインパクトの基本ステップ
3.基本ステップを用いたスムーズな動きの展開(フリースタイル)
4.エアロビックダンスにおけるウォーミングアップの作成
5.LCMを組み込んだ8×4のプログラム作成
6.エアロビックダンスプログラムの作成①:8×4のプログラム作成
7.エアロビックダンスプログラムの作成②:8×4のプログラム作成
8.課題プログラムの展開方法(レイヤリング)
9.課題プログラムの指導:実技発表に向けての総合練習
10.課題プログラムの指導:実技発表に向けての総合練習
11.発表会
12.自重によるレジスタンス運動
13.マシンを用いたレジスタンス運動①
14.マシンを用いたレジスタンス運動②
15.フリーウェイトを用いたレジスタンス運動
試験・課題等の内容
テキスト
健康運動実践指導者認定実技試験で課されている内容で、 『健康運動実践指導者用テキスト』
(財団法人 健康・体力
指導プログラムを作成し、指導を行う。
づくり事業財団)
評価方法
①実技発表 70% ②授業への取り組み方 30%
科目名
参考文献
必要に応じて紹介する。
健康運動指導実習Ⅱ
担当者
(Practice of Health Exercise Leading Ⅱ(Swimming & Water exercise)) 単位数
小森 大輔、井上 博光
1単位
授業の到達目標及びテーマ
浮力・抵抗・水圧・水温といった水の性質について理解を深める。さらに、水泳・水中運動の特性と効果、指導上の留意
点について理解を深める。また、指導実技試験で求められる課題運動を正確に実践することで、対象者に対する動きの修
正・動機づけをできるようにする。
授業の概要
健康運動実践指導者指導実技試験を見据えて、水泳・水中運動の特性と効果を解説し、水泳・水中運動を体験した上で、
年齢や体力の異なる対象者に適した運動プログラムの作成および指導実践を行う。
授業計画
<前期>
オムニバスでの担当
1.オリエンテーション
小森
2.水泳・水中運動の理論(水中の性質)
小森
3.水泳・水中運動の理論(水中運動特性)
小森
4.水泳・水中運動の実践(水中ウォーキング・泳法)
井上
5.水泳・水中運動の実践(水中ウォーキング・泳法)
井上
6.水泳・水中運動の実践(水中レジスタンス①)
井上
7.水泳・水中運動の実践(水中レジスタンス②)
井上
8.水泳・水中運動のプログラム作成方法
小森
9.水泳・水中運動のプログラム作成
小森
10.水泳・水中運動の指導実践①
小森
11.水泳・水中運動の指導実践②
小森
12.水泳・水中運動の指導実践③
小森
13.水泳・水中運動の指導実践④
小森
14.水泳・水中運動の指導実践⑤
小森
15.実技模擬試験
小森
試験・課題等の内容
課題に対する運動プログラムを作成し、指導を行う。
評価方法
受講態度と実技模擬試験および運動プログラムを総合的に
評価する。
22
テキスト
健康運動実践指導者用テキスト(財団法人 健康・体力づ
くり事業財団)
参考文献
必要に応じて適宜紹介する。
科目名 中薬食事療法
(Diet Based on Kanpo Method)
担当者 手嶋 敏子
単位数 2単位
授業の到達目標及びテーマ
東洋医学では、薬食同源を根源とするところから食事療法の一つに、中国医学の伝統的な薬膳の考え方を取り入れて、体
のバランスを正します。その教えをもとにして病気の回復を計るという食養生を指導します。中国4000年といわれる伝統
的な医薬学、世界最古の医学書と言われる黄帝内経より、陰陽五行説を応用した食養生の教えを明らかにして人間の舌に
感じる味により体調を整える等、体のバランスをとるために、食材独自の薬味、薬性を基本に考えて、季節の食養生を考
慮します。漢方理論をベースに、暮らしの中で無理なく自然に身につく新しい感覚の食養生に取り組む能力を養います。
授業の概要
下記授業計画に従いテーマを持って進めていきます。
授業計画
<前期>
1.東洋医学(漢方)の食養生で「薬食同源」
「食は大薬なり」の教えを教えを基本にして食生活のバランスを考えます。
食生活のバランスの崩れを正して病気を未然に防いでいく総論的な学習をします。
(食養生の基本解説)
2.東洋医学の学習に当たっては、まず第一に自然界の植物と接することが大切です。植物の生命を燃やす春の時期に野
外研修をして芽生えた植物を採取し、テンプラにして頂く。直接自然界の植物と接する機会を得て野外学習します。
3.五味調和(食材の薬味、薬性)をマスターしましょう。
4.陰陽五行を薬膳に応用する解説。
5.春、夏、梅雨時の食養生。
6.秋、冬の食養生。
7.生活習慣病は食生活のバランスを正すことで改善しましょう。
8.老化を防ぐ食養生。
9.女性のための養生法。
10.風邪に対しての食養生(漢方対処法)
。
11.アレルギー体質改善の食養生。
12.薬と食べ物の恐い食べ合わせを学習する。
13.薬膳についての解説。
14.薬膳試食会(ホテル:ニュー長崎)
。
15.まとめ。全体を通して要点をまとめる。
試験・課題等の内容
内容をレポートにまとめる。
テキスト
プリントを配布する。
評価方法
定期試験は行わないので、出席状況やレポート内容で評価
する。
評価:授業への参加状況30%、レポート70%
参考文献
必要に応じて、別途指示する。
科目名
健康体力学実習
(Experiment for Health and Physical Fitness)
補足
毎時限の出席は最低条件であるが、レポート作成のための
時間を要する。
担当者
単位数
福田 理香
1単位
授業の到達目標及びテーマ
下記のテーマについて、検者・被験者両方の立場から実施することによって、その測定方法、測定機器の取り扱いおよび
データの解析方法を習得し、測定の意義を十分理解した上で、健康づくりの現場で実践できる能力を身につける。
授業の概要
健康づくりのための運動処方の手順として、チェック(評価)
・プラン(計画)
・DO(実行)の流れが重要である。この
ことを踏まえ、健康・体力評価および運動・トレーニング効果の把握等に必要とされる体力学・運動生理学的手法を用い
た実験・実習を行う。
授業計画
<前期>
1.本授業の概要、学習目標、授業計画、レポートの書き方および注意事項などについて説明する。健康と体力について
(全身持久力,筋力を中心に)
2.第Ⅰクール(実験1∼3)の説明(目的、方法、器具の使い方 等)をおこなう。
3.実験1:形態、体型の測定
4.実験2:重心の測定
5.実験3:体力・運動能力の測定
6.第Ⅱクール(実験4∼6)の説明(目的、方法、器具の使い方 等)をおこなう。
7.実験4:運動中の循環応答
8.実験5:安静時および歩行時の代謝の測定
9.実験6:乳酸性作業閾値の測定
10.第Ⅲクール(実験7∼9)の説明(目的、方法、器具の使い方 等)をおこなう。
11.実験7:最大酸素摂取量(間接法)の測定
12.実験8:最大酸素摂取量(直接法)の測定
13.実験9:体力・運動能力の測定結果の活用法(データ分析,フィードバック用紙の作成)
14.運動処方の作成
15.まとめ,理解度チェック
試験・課題等の内容
テキスト
Nブック『運動生理・栄養学』
高松薫・山田哲雄 編(建
実験・実習は各グループ単位で実施。実験・実習日は授業
帛社)
。適宜、プリントを配布する。
の最初に実験・実習の手順および内容に関するミニテスト
を実施する。出席した日の実験・実習結果は各自で処理し、
テーマごとに提示された課題をレポートとして提出するこ 参考文献
栄養科学シリーズNEXT『運動生理学』
岸恭一・上田伸
と。
男 編(講談社)
評価方法
①ミニテスト15%、②レポート・課題 50%、④筆記試験
30%、⑤授業への取り組み5%
*携帯電話の一切の使用を禁止する。万一,使用した場合
はその回は欠席とする。
23
科目名
Human Biology
(Human Biology)
担当者
単位数
井上 靖久
2単位
授業の到達目標及びテーマ
食生活健康学科の学生にとって今後ますます英語に接する機会が増えてくることが考えられる。しかし自然科学系の書物
や学術論文などを読むとなると大学の教養で学習している英語の授業では対応に苦慮することも事実である。また、この
分野の大学院の受験では必ず生命科学特有の英語表現に習熟しておく必要がある。そこで、将来海外での仕事や外国企業
での就職、大学院受験などを目指している学生に受講して頂き、科学英語に慣れることを目標とする。
授業の概要
実際にヒトに生物学関連の英文の書物に慣れるとともに、専門用語を紹介する。さらに実際の栄養学関連の英文での記述
を経験する。さらに英文で記述された科学論文を実際に講読する。最後に科学英語に独特な言い回しやニュアンスを学び
ながら英作文を試みる。このような経験を通して各自が独力で進学などの準備をする端緒にしたい。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション
2.細胞について
3.組織について
4.講読Ⅰ 人類の誕生
5.講読Ⅱ ヒトと環境
6.講読Ⅲ 消化と吸収
7.講読Ⅳ 唾液線と胃
8.講読Ⅴ 小腸と大腸
9.講読Ⅵ 膵臓と肝臓
10.講読Ⅶ 栄養
11.論文講読Ⅰ 目的・材料と方法
12.論文講読Ⅱ 結果と考察
13.英作文 慣用句
14.英作文 論文構成
15.まとめ・テスト
試験・課題等の内容
毎回、予習課題がある
テキスト
指定しない。プリント配付
評価方法
筆記試験(ノート、辞書持込可)60%、予習課題40%
参考文献
Human Biology
科目名
運動栄養学
(Sports and Exercise Nutrition)
担当者
単位数
福田 理香
2単位
授業の到達目標及びテーマ
栄養学、運動生化学の知識をもとに、運動(身体活動)に対する各栄養素の役割について理解する。これをもとに運動の
効果を最大限に高めるための食物摂取の重要性について学習する。
授業の概要
運動と栄養は、健康増進および疾病予防の重要な鍵となる。本授業では、運動時の各種栄養素の役割、運動を効果的に実
施するための栄養摂取内容、タイミング等について解説する。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション:授業の概要、学習の目標、授業計画の説明。運動と栄養素について。
2.運動と糖質①
3.運動と糖質②
4.運動とたんぱく質
5.運動と水分・ミネラル①
6.運動と水分・ミネラル②
7.運動と脂質
8.運動とビタミン
9.骨の健康とカルシウム摂取
10.貧血予防と鉄・たんぱく質摂取
11.
「エクササイズガイド2006」とは。身体活動目標。
12.
「エクササイズガイド2006」を活用した身体活動量の評価、および運動指導
13.身体活動および運動時のエネルギー代謝計算①
14.身体活動および運動時のエネルギー代謝計算②
15.まとめ
試験・課題等の内容
講義の内容について筆記試験をおこなう。
評価方法
①試験 90% ②授業への取り組み方 10%
*携帯電話の一切の使用を禁止する。万一,使用した場合
はその回は欠席とする。
24
テキスト
樋口 満 著『コンディショニングとパフォーマンス向上
のスポーツ栄養学』
(市村出版)
必要に応じてプリントを配布する。
参考文献
下村 吉治 著『スポーツと健康の栄養学』
(NAP)
山崎 元 監訳『エクササイズと食事の最新知識』
(NAP)
伏木 亨 他著『スポーツと栄養と食品』
(朝倉書店)
科目名
栄養教育論
(Nutrition Education)
担当者
単位数
松永 知恵
2単位
授業の到達目標及びテーマ
健康・栄養状態、食行動、食環境等に関する情報の収集・分析、それらを総合的に評価・判定する能力を養う。栄養マネ
ジメントの意義・方法およびライフステージ、ライフスタイルに応じた栄養教育のあり方、栄養教育を実施するために必
要な情報の取り扱い方などについて理解を深める。
授業の概要
栄養教育の概念から教育方法、対象者別の食生活における問題点、世界の動向などを含め、健康や生活の質(QOL)の
向上につながる主体的な実践力形成の支援に必要な健康・栄養教育の理論と方法を学習する。
授業計画
<前期>
1.栄養教育の概念
2.栄養教育のための基礎知識
3.行動科学理論と栄養教育
4.食行動変容と栄養教育
5.栄養教育マネジメント
6.栄養教育アセスメント
7.栄養教育計画
8.栄養教育の方法
9.栄養教育の実施
10.栄養教育の評価
11.ライフステージ別の栄養教育Ⅰ
12.ライフステージ別の栄養教育Ⅱ
13.ライフステージ別の栄養教育Ⅲ
14.食環境づくりにおける栄養教育
15.まとめ
試験・課題等の内容
講義内容の理解を問う期末試験を記述式で行う。また、適
宜小テストを行う。
テキスト
丸山 千寿子・足達 淑子・武見 ゆかり 編『健康・栄
養科学シリーズ 栄養教育論』
(南江堂)
評価方法
試験(小テストを含む)90%、授業への取組状況10%
参考文献
春木 敏 編『エッセンシャル栄養教育論』
(医歯薬出版)
斎藤 禮子・豊瀬 恵美子 編『栄養教育論 −栄養の指
導−』
(学建書院)
沖田 千代『栄養健康データ集』
(化学同人)
科目名
栄養教育論演習
(Seminar for Nutrition Education)
担当者
単位数
松永 知恵
1単位
授業の到達目標及びテーマ
対象者に応じた栄養教育プログラムの作成・実施・評価を総合的に行うための基礎知識と技術を学習する。効果的な教育
方法、媒体の利用、評価方法等、実際に栄養教育を実施したときに留意すべき点についても演習を通じて体験し修得する。
授業の概要
栄養教育・指導に必要な基礎知識および計画・実施・評価方法についての演習を行う。
授業計画
<前期>
1.授業全体の概説および実施計画、栄養教育の目的・目標
2.栄養教育・指導の基礎知識
3.基礎演習:実態把握
4.基礎演習:栄養管理
5.対象別 栄養教育方法Ⅰ
6.対象別 栄養教育方法Ⅱ
7.対象別 栄養教育方法Ⅲ
8.生活習慣病予防のための栄養教育基礎知識
9.生活習慣病予防のための栄養教育プログラム立案
10.生活習慣病予防のための栄養教育媒体
11.栄養教育プログラム立案
12.栄養教育プログラムの指導案・媒体作成
13.栄養教育プログラムの実施準備
14.ワークショップ:集団栄養教育の実施・評価
15.総括
試験・課題等の内容
課題ごとのレポートおよび発表
評価方法
レポート40%、発表40%、授業への取組状況20%
テキスト
下田妙子編著 『栄養教育論演習・実習 ライフステージ
から臨床まで』化学同人
参考文献
『栄養指導・教育マニュアル 改訂4版』
(南山堂)
『生活習慣病予防マニュアル 改訂4版』
(南山堂)
『食に関する指導の実際』小学館
『新・栄養ってなあに?見て・書いて・楽しく学ぶ 1∼
6年生』
(全国学校給食協会)
『栄養士必携』日本栄養士会 編(第一出版)
25
科目名
栄養教育論実習
(Practice for Nutrition Education)
担当者
単位数
松永 知恵
1単位
授業の到達目標及びテーマ
個人および集団栄養教育の実際を、常に対象者の目線で状況に応じて判断できるように、模擬体験を通して学習する。行
動科学やカウンセリングなどの理論を応用し、対象者にあった効果的な教育法、媒体利用、評価法等、実際に栄養教育を
実施したときに留意すべき点について模擬場面を通じて体験し修得する。
授業の概要
対象者別に栄養教育マネジメントサイクルを学習する。テーマ別に計画から模擬指導を実施し評価するまでの一連の流れ
を数回実施する。
授業計画
<後期>
1.授業全体の概説および実施計画、集団栄養教育計画について
2.集団栄養教育における効果的な教育方法、教材・媒体の選択と作成
3.対象者別 集団栄養教育プログラムの立案
4.対象者別 集団栄養教育プログラムの計画
5.対象者別 集団栄養教育の実施・評価Ⅰ(模擬栄養教育)
6.対象者別 集団栄養教育の実施・評価Ⅱ(模擬栄養教育)
7.対象者別 集団栄養教育の評価分析
8.対象者別 集団栄養教育の評価・報告会
9.栄養教育プログラムの立案(ケースⅠ)症例別 個人栄養教育
10.栄養教育の実施および評価(ケースⅠ)
11.栄養教育の実施および評価(ケースⅡ)
12.栄養教育の実施および評価(ケースⅢ)
13.栄養教育の実施および評価(ケースⅣ)
14.栄養教育の実施および評価(ケースⅤ)
15.総括、演習問題
試験・課題等の内容
課題ごとのレポートおよび発表、演習問題
評価方法
レポート40%、発表40%、演習問題10%、授業への取組状
況10%
科目名
テキスト
下田妙子編著 『栄養教育論演習・実習 ライフステージ
から臨床まで』化学同人
参考文献
宗像恒次『実践ヘルスカウンセリング』
(医歯薬出版)
『食
、
事バランスガイドを活用した栄養教育・食育実践マニュア
ル』
(第一出版)
、
『生活習慣病予防と高齢者ケアのための
栄養指導マニュアル 第2版』
(第一出版)
臨床栄養評価・管理論
担当者
(Assessment and Management for Crinical Nutrition) 単位数
松下 七寶惠
2単位
授業の到達目標及びテーマ
傷病者の栄養ケア・マネージメント全般の理論について学習する。患者の病態を理解し、栄養状態を的確に評価・判定し、
さらに適切な栄養管理すなわち栄養補給方法の選択や効果的な栄養教育が行える管理栄養士の養成を目的とする。
授業の概要
臨床栄養管理の基礎知識を学習し、傷病者を対象にした栄養アセスメント(栄養評価)の手法を理解する。病態に応じた
栄養管理を理解し、栄養補給法、栄養教育の理論について学習する。
授業計画
<前期>
1.臨床栄養評価・管理論概要
2.疾患別栄養管理(消化器疾患1)
3. 〃 (消化器疾患2)
4. 〃 (内分泌代謝疾患:肥満症)
5. 〃 (内分泌代謝疾患:糖尿病)
6. 〃 (内分泌代謝疾患:脂質異常症等)
7. 〃 (循環器疾患1)
8. 〃 (循環器疾患2)
9. 〃 (腎臓疾患:腎炎・ネフローゼ・CKD)
10. 〃 (腎臓疾患:腎不全・透析療法)
11. 〃 (消化器疾患3:肝臓病1)
12. 〃 (消化器疾患4:肝臓病2、膵臓・胆のう疾患)
13.ライフステージ別臨床栄養管理(乳幼児期)
14. 〃 (学童期・思春期)
15. 〃 (妊娠授乳期・成人期)
試験・課題等の内容
期末試験(筆答)
評価方法
期末試験 60% 課題・提出物20% 授業への取組状況
20%
26
テキスト
渡邊早苗 松崎正三 寺本房子編著「臨床栄養管理」建帛
社
参考文献
随時通知する
科目名
臨床栄養学実習
(Experiment for Clinical Nutrition)
担当者
単位数
池田 晴美
1単位
授業の到達目標及びテーマ
疾病者の病態や栄養状態に基づいて、適切な栄養管理を行うためには、栄養評価、栄養補給、栄養教育についての知識と
技術を習得することが必要である。本教科では病態別の栄養補給の実際について学習する。即ち疾患の予防、改善、治療
を目的とした栄養管理の実践能力を習得する。
授業の概要
臨床における栄養補給の実際について学習する。経口栄養については疾病者の病態に即した疾病別献立作成から調理実習
まで行う。経腸栄養、経静脈栄養についても学習する。
授業計画
<前期>
1.臨床栄養学概論
2.一般治療食論(献立作成)
3.特別治療食概論:易消化食(献立作成)
4.特別治療食:エネルギーコントロール食概論
5.特別治療食:エネルギーコントロール食(献立作成)
6.一般治療食の調理実習
7.特別治療食概論:易消化食の調理実習
8.特別治療食:エネルギーコントロール食の調理実習
9.特別治療食:食塩制限食(献立作成)
10.特別治療食:蛋白質コントロール食(献立作成)
11.特別治療食:展開食(献立作成)
12.特別治療食:食塩制限食の調理実習
13.特別治療食:蛋白質コントロール食の調理実習
14.経腸・経静脈栄養演習
15.特別治療食:展開食の調理実習
試験・課題等の内容
献立表提出、レポート提出
評価方法
献立表、レポート60%、取組み状況40%
科目名 臨床検査医学
(Laboratory Tests)
テキスト
玉川和子・口羽章子・木戸詔子編著「臨床栄養学実習書」
(医
歯薬出版株式会社)
参考文献
「糖尿病食品交換表」
(文光堂)
担当者 吉井 学
単位数 2単位
授業の到達目標及びテーマ
病気の診断、状態程度、治療効果の判断に重要かつ必須である、臨床検査の意義を理解し、検査データの正確な解釈をす
ることで、患者の現在の状態を把握し、患者指導ができる知識を身につける。
授業の概要
各疾患の診断のための臨床検査、および症状や疾患からみた臨床検査について講義し、NSTへの参加・貢献ができるよ
う講義する。
授業計画
<後期>
1.総論:臨床検査とは?(歴史、臨床検査の種類、基本的検査の進め方)
2.循環器疾患の臨床検査(診断のための検査、疾患からみた検査)
3.呼吸器疾患の臨床検査(診断のための検査、疾患からみた検査)
4.消化器疾患の臨床検査(診断のための検査、疾患からみた検査)
5.肝・胆道疾患の臨床検査(診断のための検査、疾患からみた検査)
6.腎・尿路系疾患の臨床検査(診断のための検査、疾患からみた検査)
7.血液・造血器疾患の臨床検査(診断のための検査、疾患からみた検査)
8.内分泌疾患の臨床検査(診断のための検査、疾患からみた検査)
9.代謝性疾患の臨床検査(診断のための検査、疾患からみた検査)
10.神経・筋・骨疾患の臨床検査(診断のための検査、疾患からみた検査)
11.免疫疾患・感染症の臨床検査①(診断のための検査、疾患からみた検査)
12.免疫疾患・感染症の臨床検査②(診断のための検査、疾患からみた検査)
13.遺伝性疾患の臨床検査(診断のための検査、疾患からみた検査)
14.臨床検査とNST(各種検査の基準値とNST)
15.疾患と健康食品
試験・課題等の内容
疾患のメカニズムと臨床検査の原理・意義について
評価方法
定期試験70%、レポート20%、授業への取組状況10%
テキスト
奈良信雄 編著『看護・栄養指導のための臨床検査ハンド
ブック』
(医歯薬出版株式会社)
参考文献
三村邦裕 著『疾病と臨床検査』
(株式会社ユート・ブレーン)
金井正光 編著『臨床検査法提要』
(金原出版株式会社)
加藤亮二 編集『健康食品学総論』
(健康食品管理士認定協会)
『人体の構造と機能』
(医歯薬出版株式会社)
27
科目名
臨床栄養教育演習
(Study for Clinical Nnutrition Education)
担当者
単位数
池田 晴美
1単位
授業の到達目標及びテーマ
臨床栄養教育は、疾病者の栄養管理にとって治療・予防の両面から重要不可欠な領域である。3年前期に学習した臨床栄
養評価・管理論および栄養教育論の理論を基礎に、臨床における栄養教育の実際について病態別に演習し、実践力を養成
する。
授業の概要
臨床における栄養教育の実際について学習する。集団栄養教育では、媒体の活用法及びプレゼンテーション法の演習、個
人栄養教育では、外来・入院指導の実際及び指導記録方法について多角的に学習する。
授業計画
<後期>
1.臨床栄養教育概論
2.集団栄養教育1:糖尿病の食事療法及び媒体作成
3.集団栄養教育2:糖尿病食品交換表の使い方
4.集団栄養教育3:糖尿病指導媒体の活用
5.集団栄養教育4:高血圧指導媒体作成
6.集団栄養教育5:高血圧指導媒体活用
7.個人栄養教育1:栄養指導の進め方・記録の方法
8.個人栄養教育2:脂質異常症の食事療法について
9.個人栄養教育3:脂質異常症媒体作成
10.個人栄養教育4:脂質異常症媒体活用
11.個人栄養教育5:2型糖尿病媒体作成
12.個人栄養教育6:2型糖尿病媒体活用
13.個人栄養教育7:CKD・透析の食事療法について
14.個人栄養教育8:CKD・透析療法媒体作成
15.個人栄養教育9:CKD・透析療法媒体活用
試験・課題等の内容
定期試験
評価方法
試験50%、課題記録内容30%、取組み状況20%
科目名
テキスト
第3版「新しい臨床栄養管理」渡邉早苗 他(医歯薬出版
株式会社)
参考文献
随時通知する
臨床栄養評価・管理実習
担当者
(Exercise Assessment and Management for Clinical Nutrition) 単位数
松下 七寶惠
1単位
授業の到達目標及びテーマ
傷病者に対する栄養アセスメント・ケアマネジメントの意義を理解し、その実施法、活用方法を修得する。
授業の概要
臨床における栄養アセスメントの実際(アセスメントシート記入、身体計測、食事調査等)を学習し、栄養評価・管理の
実習を行う。さらに具体的な症例から病態別の臨床栄養管理の計画および実践について学習する。
授業計画
<後期>
1.チーム医療における管理栄養士の役割
2.栄養アセスメントシートの記入 SGAについて
3.身体計測および栄養必要量算出
4.食事栄養摂取量調査実習
5.栄養アセスメントシートの記入 ODAについて
6.栄養管理に必要な検査値の読み方
7.糖尿病の栄養アセスメントと栄養管理1
8.糖尿病の栄養アセスメントと栄養管理2
9.術前・術後の栄養アセスメントと栄養管理
10.栄養補給法(投与ルート:栄養剤組成等)
11.腎臓病の栄養アセスメントと栄養管理1
12.腎臓病の栄養アセスメントと栄養管理2
13.COPDの栄養アセスメントと栄養管理
14.肝臓病の栄養アセスメントと栄養管理
15.クローン病の栄養アセスメントと栄養管理
試験・課題等の内容
期末試験(筆答)
評価方法
期末試験50% 課題・提出物40% 授業への取組状況10%
28
テキスト
本田佳子編「新臨床栄養学(栄養ケアマネジメント)
」医
歯薬出版株式会社
参考文献
随時通知する
科目名
健康栄養情報管理論
(Information Care Theory to Health Nutrition)
担当者
単位数
山田 加奈子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
地域住民の健康増進や疾病予防についてきちんと把握しておくことは、管理栄養士を目指す上で非常に重要である。公衆
栄養の実践において必要な健康と栄養に関する情報の収集・分析に関わる基本的な理論の理解を深める事を目標とする。
授業の概要
「国民健康・栄養調査」の報告内容および食事摂取基準を中心に、食事・栄養、健康に関する情報の種類、収集方法、な
どの基本的な理論と手法を講義する。
授業計画
<前期>
1.健康・栄養に関する情報の概要
2.肥満度の評価とエネルギー代謝
3.血圧、血清脂質の管理ガイドライン
4.食事調査方法
5.国民健康・栄養調査(1)
6.国民健康・栄養調査(2)
7.国民健康・栄養調査(3)
8.国民健康・栄養調査(4)
9.国民健康・栄養調査からみる健康栄養の現状と問題点
10.食事摂取基準(1)
11.食事摂取基準(2)
12.特定健診・特定保健指導(1)
13.特定健診・特定保健指導(2)
14.健康日本21(第2次)
(1)
15.健康日本21(第2次)
(2)
試験・課題等の内容
筆記試験
評価方法
授業態度20%、筆記試験80%
科目名
テキスト
『国民健康・栄養の現状 平成20年厚生労働省国民健康・
栄養調査報告より』
(第一出版)
参考文献
『日本人の食事摂取基準2010』
(第一出版)
健康栄養情報管理論実習
担当者
(Practical Information Care Theory to Health Nutrition) 単位数
山田 加奈子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
栄養や運動、健康に対する情報・知識をただ習得するだけではなく、得られた情報を表計算ソフト(Excel)や栄養価計
算ソフト『エクセル栄養君』を用いて収集、集計、解析し、結果を見やすい形で掲示、説明できるようになることを目標
とする。
授業の概要
栄養価計算ソフト(エクセル栄養君)を用い、
栄養価計算方法を習得する。またデータベースソフトによるデータの集計・
分析、栄養指導におけるプレゼンテーションソフトの応用操作、そして媒体・イラストのデジタル化を目的とした画像処
理も取り入れる。
授業計画
<後期>
1.講義概要、オリエンテーション
2.栄養価計算ソフト基本操作①:ダイアログボックスの操作方法
3.栄養価計算ソフト基本操作②:栄養計算処理方法
4.栄養価計算ソフト基本操作③:グラフ、表の作成
5.栄養価計算ソフト基本操作④:結果およびレポートの作成、印刷方法
6.栄養価計算ソフト応用操作①:マクロ、ピボットテーブルの操作方法
7.栄養価計算ソフト応用操作②:展開食の献立
8.栄養価計算ソフト応用操作③:3日間食事調査のレポート作成
9.栄養価計算ソフト応用操作④:疾病別食事療法:献立・レポート作成
10.データベースソフト基本操作:アンケートフォーム作成・入力
11.データベースソフト応用操作:アンケートフォーム集計
12.媒体・イラストのデジタル化①
13.媒体・イラストのデジタル化②
14.プレゼンテーション応用操作:栄養指導におけるアニメーション・グラフの使い方
15.総括
試験・課題等の内容
テーマごとにレポートを提出
テキスト
配付資料
評価方法
授業態度20%、取組状況20%、レポート60%
29
科目名
公衆栄養学
(Public Health Nutrition)
担当者
単位数
山田 加奈子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
公衆栄養学とは、集団の健康維持・増進・疾病予防を目的とする公衆衛生活動の一環であり、特に食生活習慣の改善を第
一義においている学問分野である。この講義では、国や地域が実践している公衆栄養活動の基礎理論を理解することを目
標とする。
授業の概要
健康・栄養上の問題点を解決するための公衆栄養活動の進め方、栄養行政、食事摂取基準の基本、生活習慣病と食生活と
の関連、日本と世界の健康・栄養の現状と問題点などについて講義する。
授業計画
<前期>
1.公衆栄養学の概念
2.公衆栄養活動の総論
3.公衆栄養活動の進め方1
4.公衆栄養活動の進め方2
5.栄養疫学の総論:疫学手法
6.栄養疫学における栄養・食事に関する情報収集
7.公衆栄養の現状と問題点
8.栄養行政1:管理栄養士・国民健康・栄養調査
9.栄養行政2:健康日本21(第2次)
10.栄養行政3:健康作りのための食生活・運動・休養指針
11.日本人の食事摂取基準
12.公衆栄養活動の事例1
13.公衆栄養活動の事例2
14.公衆栄養と関係法規
15.世界の健康・栄養問題と栄養政策
試験・課題等の内容
筆記試験
テキスト
『ウエルネス公衆栄養学 第8版』
(医歯薬出版)
評価方法
授業態度20%、筆記試験80%
参考文献
『日本人の食事摂取基準(2010年版)
』
『国民健康・栄養の現状 平成20年厚生労働省国民健康・
栄養調査報告より』
(第一出版)
科目名
公衆栄養学実習
(Public Health Nutrition Practice)
担当者
単位数
山田 加奈子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
公衆栄養活動の実践に必要となる、公衆栄養アセスメント、公衆栄養プログラム、公衆栄養マネージメントサイクル、集
団レベルにおける情報収集の方法、データ集計と解析方法についての実践的な知識を習得する。
授業の概要
地域の健康政策の具体例を実習題材として、健康・栄養事業の立案から評価までを自ら問題提起し解決する問題解決型実
習を行う。さらに、身体状況調査、生活習慣調査、栄養摂取状況調査を実際に行い、実測データをエクセルで処理し、食
事摂取基準への活用方法、栄養疫学への応用方法などを実習する。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション、公衆栄養学実習の目的、公衆栄養アセスメント(1)既存資料活用
2.公衆栄養アセスメント(2)社会調査法とアンケート調査票作成
3.公衆栄養アセスメント(3)食事調査、生活習慣調査
4.公衆栄養アセスメント(4)身体状況調査
5.公衆栄養アセスメント(5)FFQデータ処理・エネルギー補正
6.公衆栄養アセスメント(6)FFQデータ処理・食事摂取基準の応用
7.公衆栄養マネージメントPlan:目標設定(1)目標の種類とアプローチの種類
8.公衆栄養マネージメントPlan:目標設定(2)目標設定のための国民健康栄養調査結果の活用
9.公衆栄養マネージメントPlan:事業計画立案−市町村、国都道府県における計画立案例
10.公衆栄養マネージメントPlan do:事業計画シート作成、栄養教育のための媒体の種類
11.公衆栄養マネージメントSee:評価の種類と評価計画、評価の流れ、モニタリング
12.公衆栄養マネージメントSee:疫学・栄養疫学・研究デザイン
13.公衆栄養マネージメントSee:調査・研究レポートの作成実習
14.国の公衆栄養政策(1)
:健康日本21(第2次)
15.国の公衆栄養政策(2)
:特定健康診査・特定保健指導
試験・課題等の内容
テーマごとにレポートを提出
テキスト
今木雅英 編著『公衆栄養学実習 学内編』
(南山堂)
評価方法
授業態度20%、取組状況20%、レポート60%
参考文献
沖増 哲 編集『ウエルネス公衆栄養学』第9版
『国民健康・栄養の現状 平成20年厚生労働省国民健康・
栄養調査報告より』
(第一出版)
『日本人の食事摂取基準(2010年版)
』
(第一出版)
30
科目名
給食経営管理実習
担当者
(Practice of Food Service Business Management) 単位数
山口 尚美、杉本 洋子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
管理栄養士として給食のマネージメントをする際に必要な内容を理解し,給食の運営上必要な知識と技術を修得する。実
習を通して管理栄養士と調理従事者の業務内容や連携の重要性を理解し,給食は栄養教育の教材であることも認識する。
授業の概要
大量調理・衛生管理技術(HACCPシステムに基づいた大量調理施設衛生管理マニュアルの沿った実習)の実習はグルー
プ分けを行い100食以上の給食サービスを実施する。給食に関する計画・行動・評価(測定)
・活動などすべての作業をグ
ループで分担し,調理機器の使用法や管理方法を自主的に実習する。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション(実習内容,機械器具説明,帳票作成マニュアルの説明)
2.献立作成,試作,材料の発注,その他
3. 〃
4. 〃
5.実習準備(機械器具の確認,材料の発注・在庫確認等,食券販売,栄養教育資料作成,実習用帳簿の作成・整理)
6. 〃
7.実習(Ⅰ)実習班1
8. 実習班2
9.実習(Ⅱ)実習班1
10. 実習班2
11.実習(Ⅲ)実習班1
12. 実習班2
13.まとめ
14.実習の評価・報告・発表
15.実習の評価・報告・発表
試験・課題等の内容
学期末試験を講義内容や実習内容を参考にして行う。実習
ノート・実習レポートの提出。
テキスト
「給食経営管理論第2版」外山健二・幸林友男編(講談社)
「給食マネージメント実習」斉藤貴美子 編集(学建書院)
評価方法
定期試験(40%)
,実習ノート・実習レポート(30%)
,実
習への取り組み態度(30%)など総合的に評価する。
参考文献
後日指示する。
科目名
スポーツ障害と救急処置
(Athletic Injuries & First Aid)
担当者
単位数
楠本 欣司、中西 秀二
1単位
授業の到達目標及びテーマ
運動・スポーツを実践する上で必要なリスクマネージメント(安全管理および指導上の留意点)について理解する。また
緊急時の対応として必要な心肺蘇生法や一般的な応急処置法を取得する。
授業の概要
・運動とスポーツに関連する内科的・外科的障害の自覚症状と他覚徴候について理解し、その対処方法を習得する。
・運動とスポーツを実施する上で必要なリスクマネージメント(安全管理および指導上の留意点)について解説する。
・単なる専門知識の理解だけでなく、実際のスポーツ現場でも実践できるように実技を含めた演習形式で授業を展開する。
授業計画
<前期> オムニバスでの担当
1.運動を行う上での安全管理、運動中止の判定
楠本
2.運動時における内科的障害(1)
3.運動時における内科的障害(2)
4.運動時における外科的障害(急性的な障害)
中西
5.運動時における外科的障害(慢性的な障害)
中西
6.マッサージの意義・効果、マッサージの実際(上肢) 楠本
7.マッサージの実際(下肢)
楠本
8.マッサージの実際(腰背部)
楠本
9.テーピングの意義・効果、アンダーラップの使い方
楠本
10.テーピングの実際(足関節)
楠本
11.テーピングの実際(膝関節)
楠本
12.救急救命の基礎理論
楠本
13.救急救命法(CPR)
楠本
14.救急救命法(AED)
楠本
15.運動(体育)施設における危機管理体制
楠本
試験・課題等の内容
授業内で学習した基本事項について定期試験を行う。
テキスト
「健康運動実践指導者養成用テキスト」
(財団法人健康・体
力づくり事業財団)
評価方法
受講態度および取組状況(10%)
、
救急救命講習会(20%)
、 参考文献
・岩崎由純著「図解最先端テーピング術」
(東邦出版)
筆記試験(70%)
・増田雄一著「DVDでよくわかる!スポーツマッサージ
&テーピング」
(新星出版社)
31
科目名
健康運動論
(Theory of Wellness & Physical Activities)
担当者
単位数
楠本 欣司
2単位
授業の到達目標及びテーマ
「競技力向上のため」にトップアスリート達は継続的にトレーニングを実施している。一方で「健康の維持増進を目的」
とした身体活動についての関心も年々高まっている。
このような背景からより専門的なエクササイズやトレーニング方法、
体力測定・評価、指導上の安全管理などを正しく実践できる指導者の存在が必要とされている。本講義では運動生理学、
バイオメカニクス、トレーニング理論などの専門知識に基づいて幅広い運動レベルの選手やクライアントに対応できる指
導力の習得を目標とする。
授業の概要
テキストに基づいて授業内容を展開する。従って場合によっては演習形式で授業を行うこともある。さらに現場で通用す
る実践力育成のためにNIE(Newspaper In Education)を導入したプレゼンテーションおよびグループディスカッショ
ンも実施する。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.スポーツリスクマネージメント及びトレーニングの原則
3.ウォーミングアップ&クーリングダウンの理解
4.有酸素運動と無酸素運動の理解(1)ウォーキング、レジスタンストレーニング
5.有酸素運動と無酸素運動の理解(2)プライオメトリック、サーキットトレーニング
6.トレーニングプログラムの立案(運動目的、頻度、強度、回数、セット数)
7.トレーニング効果の測定と評価
8.トレーニングプログラムの作成(1)アスリートおよび一般人対象
9.トレーニングプログラムの作成(2)高齢者、妊婦、子ども対象
10.実社会における健康運動講座の実例
11.運動実践に関わる心理学的基礎の理解
12.行動変容理論・モデルに基づく運動指導
13.健康医療福祉分野におけるNIEの理解と導入
14.プレゼンテーション及びグループディスカッション(1)
15.プレゼンテーション及びグループディスカッション(2)
試験・課題等の内容
・小テスト
・トレーニングプログラムの作成及び提出
・プレゼンテーション
評価方法
取組状況および受講態度(15%)
、
小テスト(30%)
、
トレー
ニングプログラム(25%)
、プレゼンテーション(30%)
テキスト
「健康運動実践指導者養成用テキスト」
(財団法人健康・体
力づくり事業財団)
参考文献
「特定保健指導における運動指導マニュアル」
(NPO法人
に本健康運動指導士会編集)
*授業中の携帯電話の使用は一切認めない。
(万が一、規
則に違反した場合は教室から即退出していただく。なお
その際は欠席扱いとする。
)
科目名
健康運動指導演習Ⅰ・Ⅱ
(Seminar of health exercise leading Ⅰ・Ⅱ)
担当者
単位数
福田 理香、小森 大輔
各1単位
授業の到達目標及びテーマ
演習Ⅰでは、健康運動実践指導者認定実技試験種目に必要な体力、技術、指導能力をさらに確実なものとして身につける。
実技試験後は、筆記試験対策の授業を行う。演習Ⅱでは、健康運動実践指導者認定筆記試験科目について、これまで学ん
だ内容を確実な知識として身につける。認定試験に合格することを最終目標とする。
授業の概要
健康運動実践指導者認定実技および筆記試験対策の授業である。指定された種目の実践に必要な体力、技術、指導法につ
いて再確認し、試験形式で繰り返し練習し、試験に備える。また、筆記試験についても分野毎に要点をまとめ、本試験と
同様の形式の模擬試験を行い、試験に備える。
授業計画
<後期>
オムニバスでの担当
1.オリエンテーション,実技試験の概要
福田
福田
2.
3.
福田
エアロビックダンス,陸上でのレジスタンス
4.
福田
運動
5.
福田
6.
福田
7.
小森
8.
小森
9. 水泳・水中運動,水中でのレジスタンス運動 小森
10.
小森
11.
小森
12.最終確認,認定試験受験上の心得
福田
13.模擬試験(1)
福田
14.模擬試験(2)
福田
15.模擬試験(3)
福田
試験・課題等の内容
認定実技試験の課題
評価方法
①課題提出 30%、②授業への取り組み方 70%
<後期>
オムニバスでの担当
1.健康づくり施策概論
福田
2.運動生理学①
福田
3.運動生理学②
福田
4.機能解剖とバイオメカニクス
福田
5.栄養摂取と運動
福田
6.体力の測定と評価
福田
7.健康づくりのための身体活動・運動量と体力向上の指導法 福田
8.運動指導の心理学・社会学的基礎
福田
9.健康づくり運動の実際①
福田
10.健康づくり運動の実際②
福田
11.健康づくり運動の実際③
福田
12.健康づくり運動の実際④
福田
13.運動障害と予防・応急処置
福田
14.模擬試験(4)
福田
15.模擬試験(5)
福田
テキスト
『健康運動実践指導者用テキスト』
(財団法人 健康・体力
づくり事業財団)
参考文献
必要に応じて準備する。
補足:演習Ⅰにおいては、集中授業で行う場合がある。水
泳・水中運動は学外で実施。
32
科目名
臨地実習事前事後指導Ⅰ・Ⅱ
担当者
(Guidance for Food Service Business Management Training Ⅰ・Ⅱ) 単位数
松永 知恵、山口 尚美、山田 加奈子
各0.5単位
授業の到達目標及びテーマ
指導Ⅰ(前期)では、実習の目的や目標、実習施設について周知させ、実習の動機付け、心構え、知識の整理、研究課題
についての準備などにより、実習効果を高めることをねらいとする。
指導Ⅱ(後期)では、実習施設における実習内容、研究課題の報告、実践の場で学んだ事柄などの情報交換などにより、
学内での学習と学外での実習をより有機的に結びつけ、知識と技術の統合に努める。
授業の概要
指導Ⅰ(前期)
:事前教育として実施する。臨地実習に向けての指導、準備を行う。
指導Ⅱ(後期)
:事後教育として実施する。臨地実習内容と反省などを報告する。
また、4年次での臨地実習へ向けての事前教育も行う。
授業計画
<前期> オムニバスでの担当
1.授業の概略説明、実習の目的、目標の理解
2.実習にあたっての心構え
松永
3.給食の運営・給食経営管理における管理栄養士業務について 山口
4.関連する法規について
松永
5.衛生管理・調理作業中の注意
山口
6.演習(給食の運営・給食経営管理)
山口
7.パソコン演習(栄養価計算)
山田
8.パソコン演習(栄養価計算)
山田
9.演習(栄養教育)
松永
10.事前講義:学校給食
山口
11.事前講義:福祉給食
松永
12.事前講義:自衛隊・事業所給食
松永
13.実習配当表の配布、グループワーク
14.事前挨拶訪問・実習中・実習後の諸注意
15.総括(直前指導、書類等の受渡し、送り出し)
試験・課題等の内容
課題ごとのレポートおよび発表
評価方法
Ⅰ:レポート・発表50%,授業への取組状況50%
臨地実習に対応できる一定レベル以上に到達しない場合は
「給食経営管理臨地実習」を履修できないこともあるので
注意すること。
Ⅱ:レポート・発表50%,授業への取組状況50%
科目名
<後期> オムニバスでの担当
1.授業の概略説明、実習施設への礼状作成および確認
2.実習ノート・研究課題作成、報告会説明、報告会準備 松永
3.報告会準備(グループ討議)
松永
4.各施設の実習報告、質疑応答(学校、福祉、自衛隊等) 松永
5.各施設の実習報告、質疑応答(学校、福祉、自衛隊等) 松永
6.各施設の実習報告、質疑応答(学校、福祉、自衛隊等) 松永
7.各施設の実習報告、質疑応答(学校、福祉、自衛隊等) 山口
8.各施設の実習報告、質疑応答(学校、福祉、自衛隊等) 山口
9.各施設の実習報告、質疑応答(学校、福祉、自衛隊等) 山口
10.各施設の実習報告、質疑応答(学校、福祉、自衛隊等) 山口
11.各施設の実習報告、質疑応答(学校、福祉、自衛隊等) 山口
12.病院・行政における管理栄養士業務
松永
13.4年生による実習報告・質疑応答(病院)
山口
14.4年生による実習報告・質疑応答(行政)
山口
15.総括
テキスト
木戸 詔子・福井 富穂 編『臨地・校外実習のてびき』
(化
学同人)
参考文献
日本栄養士会 編『栄養士必携』
(第一出版)
給食経営管理臨地実習
担当者
(Practical Training Food Service Business Management) 単位数
松永 知恵、山口 尚美
1単位
授業の到達目標及びテーマ
学外の施設(小・中学校、病院、福祉施設、自衛隊、事業所など)において給食の運営や関連の資源を総合的に判断し、栄養面、
安全面、経済面全般のマネジメントを行う能力を養う。学内で習得した知識・技術を実践の場に適用し、視野を広げ、理
論と実践を結び付けて理解できることをねらいとする。
授業の概要
実習期間は設定された月の月曜日から金曜日までの5日間とし、実習施設によりその内容は異なる。
PDCAサイクルに基づき、計画、行動、評価、活動の実際を実習する。
授業計画
<後期>
実習計画は受け入れ施設と協議して決定する。
期間、実習施設については後日通知する。
試験・課題等の内容
実習施設からの課題および評価
実習後の課題レポート
評価方法
学内での取り組みおよび実習先からの評価に基づく総合評
価
テキスト
実習ノート,給食の運営・給食経営管理論のテキスト
参考文献
栄養士必携 日本栄養士会編 第一出版
木戸 詔子・福井 富穂 編『臨地・校外実習のてびき』
(化
学同人)
補足
各実習施設への提出物は指定された期日を厳守すること。
3年次で学生全員に実施する。
33
科目名
食事介助演習
(Study on Food Assistance)
担当者
単位数
西本 千都子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
口から食べることの重要性を認識し、嚥下のメカニズムを理解した上で、体に必要な栄養を摂るための身体のしくみ、食
べる機能に応じた食事内容、食形態、食べさせ方など食事介助の基本について学び介助計画を立てることができるように
なることを目的とする。
また実際に食べる機能の訓練や介護食の調理実習を行い知識を深めていく。
授業の概要
下記授業計画に従いテーマを持って進めていく。
授業計画
<前期>
1.噛んで飲み込む機能を体験し嚥下の実際を身体で覚える。
2.摂食・嚥下のメカニズム及び口腔、咽頭の構造を理解した上で、摂食嚥下障害について学ぶ。
3.誤燕性肺炎とはどういうものか、さらに嚥下障害のスクリーニング、検査方法について学ぶ。
4.摂食・嚥下訓練についてDVD視聴し、実際にアイスマッサージ、食べさせ方を体験する。
5.栄養アセスメントの実施(身体計測の手技)についてビデオ視聴。実際にベッドに臥床し、寝たきりの人の身長・体
重の推定の仕方、必要エネルギーの求め方について学ぶ。
6.高齢者への食事介助のポイントを学ぶ。ベッドを使用してポジショニング、食事介助の実際を体験する。
7.介護食の作り方のポイント、介護食作りに役立つ調理器具、材料について学ぶ。
8.介護食について、調理実習(なめらかプリン、ホタテとエビのムース他)
9. 〃
10.介護食について、調理実習(肉じゃが、ピーチ入りミルクゼリー他)
11. 〃
12.介護食について、調理実習(柔らかかつ丼、かるかん他)
13. 〃
14.介護食について、調理実習(ミートローフ、春ゼリー他)
15. 〃
試験・課題等の内容
課 題:本講義で学んだことのレポート提出
定期試験:行わない
評価方法
レポート内容 :40%
授業への取り組み状況:60%
科目名
学校栄養教育論
(School of Nutrition Education)
テキスト
テキストなし、プリント配布
参考文献
手嶋 登 藤島一郎著「口から食べる嚥下障害Q&A」
、藤
谷順子ほか著「嚥下障害食のつくりかた」
、藤島一郎ほか
監修「摂食・嚥下リハビリテーション」
、
田中弥生ほか著「お
いしい、やさしい介護食」
、金谷節子監修「嚥下食ピラミッ
ド」
担当者
単位数
山口 尚美
2単位
授業の到達目標及びテーマ
栄養教諭は,子どもたちが将来にわたって健康に過ごせるように創設された。学校では,
「食に関する指導」と「学校給
食の管理」を一体的に行うために,学校給食を生きた教材として活用する。食に関する指導の充実を図るために,職務内
容や校務分掌を理解し,教育に関する専門性を身に付ける。
授業の概要
学校教育おいて,栄養教諭として給食管理と栄養指導(食に関する指導)のあり方を修得する。食環境の実態を把握し,
安全で望ましい食習慣の形成と食行動の方策を検討し,学校や地域において食のコーディネーターとしての役割も認識す
る。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション:栄養教諭ガイダンス
2.栄養教諭の役割と職務内容
3.学校給食の意義と役割
4.子どもの発育と発達
5.学習能力の発達と食に関する指導
6.食に関する指導における行動科学の理論と応用
7.子どもの健康・栄養に関わる現状と課題
8.食文化の変遷と学校教育
9.学校給食の意義と栄養管理・衛生管理の実際
10.学校給食における個別対応の進め方
11.食に関する指導の全体計画
12.給食時間における食に関する指導・演習Ⅰ
13.給食時間における食に関する指導・演習Ⅱ
14.食生活学習教材の活用とその指導方法
15.給食時間における指導の手引き・演習
試験・課題等の内容
課題ごとのレポート提出。演習・模擬授業の資料作成や演
習。
テキスト
「栄養教諭のための学校栄養教育論」笠原賀子他(医歯薬
出版)
「食に関する指導の手引き」文部科学省(東山書房)
評価方法
課題レポート・提出物(60%)
,演習・模擬授業(20%)
, 参考文献
授業中の態度(20%)で総合的に評価する。
「栄養教諭は何をすべきか」川戸喜美枝編 ぎょうせい
「栄養教諭とはなにか」
女子栄養大学栄養教諭研究会編
34
科目名
学校栄養指導論
(School of Nutrition Guidance)
担当者
単位数
久木野 睦子、山口 尚美
2単位
授業の到達目標及びテーマ
「生きた教材」としての学校給食を活用し、管理栄養士としての資質を生かした授業を組み立てる。教諭として教壇に立
つための基本的な教育力を高めることをねらいとする。
授業の概要
栄養教諭の実践演習として「食に関する指導」についての指導案を作成する。学生が作成した指導案に基づき模擬授業を
行い、発表後相互評価を行う。授業における教材(学習材)づくりとその活用と指導計画を検討し、指導効果の向上を目
指す。
授業計画
<後期>
1.食に関する指導にあたっての全般的な心得
2.個別指導の実際と演習Ⅰ
3.個別指導の実際と演習Ⅱ
4.児童生徒が楽しく学ぶ学習指導案・教材作り(給食時間)
5.実践・演習Ⅱ(指導案の発表・討議)
6.実践・演習Ⅲ(模擬授業・討議)
7.実践・演習Ⅳ(模擬授業・討議)
8.児童生徒が楽しく学ぶ学習指導案・教材作り(教科の授業)
9.実践・演習Ⅰ(指導案の発表・討議)
10.実践・演習Ⅱ(指導案の発表・討議)
11.実践・演習Ⅲ(模擬授業・討議)
12.実践・演習Ⅳ(模擬授業・討議)
13.児童生徒が楽しく学ぶ学習指導案・教材作り(教科外の授業)
14.実践・演習Ⅰ(指導案の発表・討議)
15.まとめ
試験・課題等の内容
課題提出と模擬授業への取り組みや授業への参加意欲など
を総合に評価する。
評価方法
課題レポート(70%)
・授業への取組状況(20%)
、授業態
度(10%)で総合的に評価する。
科目名
セミナーⅠ・Ⅱ・Ⅲ
(Technical Seminar in a Department I・II・III)
テキスト
文部科学省『食に関する指導の手引き』
(東山書房)
笠原賀子 他『栄養教諭のための学校栄養教育論』
(医歯薬
出版)
参考文献
川戸喜美枝 編『栄養教諭は何をするべきか』
(ぎょうせい)
女子栄養大学栄養教育研究会 編『栄養教諭とはなにか』
金田雅代『栄養教育論』
(建帛社)
担当者
単位数
食生活健康学科専任教員分担
1単位
授業の到達目標及びテーマ
専門教育の集大成として、自らの立案・計画・実行による研究を通して教育の全貌を把握するとともに、さらに高度な学
術的専門知識を深め、データ処理・表現・考察・総合的判断・問題解決などの能力を高める。
授業の概要
Ⅰ:研究の進め方、先行研究などの文献の収集方法など、研究活動に必要なことを身に付ける。その上で、文献研究を通
して、研究計画の立案を行う。
Ⅱ:研究計画に従って調査・研究を行い、データの処理および論文の作成を行う。
Ⅲ:データの処理および論文の作成を行う。また、研究成果について、口述あるいはポスターで発表を行う。
授業計画
<前期>
1.伊佐 隆 :食品への植物細胞培養生産物の応用について 納豆の有用成分および有効活用についてなど、基本的
に学生持ちこみのテーマとし、面談の上決定
2.井上靖久 :消化管上皮細胞の機能と形態の相関について 微量栄養素強化飲料の効果に対する生理学的評価 脳
内肥満細胞の機能と動態に関する解剖生理学的研究
3.上江洲香代子:栄養と脳機能に関する研究(動物の学習記憶について)食事がヒト睡眠に及ぼす影響 食品の抗酸化
作用または抗アレルギー作用に関する研究
4.久木野睦子 :調理にともなう物性および組織構造の変化 食教育に関する研究
5.楠本欣司 :メタ認知的トレーニング指導方法の開発と実践 ラーニングスタイルを考慮したフィジカルパフォー
マンスの考究
6.小森大輔 :伸張-短縮サイクル(ssc)能力の実態に関する研究∼女子大生に着目して∼
7.福田理香 :各種運動時のエネルギー代謝に関する研究 機能食品やサプリメントがエネルギー代謝に及ぼす影響
運動トレーニングおよび栄養が骨量・骨形態に及ぼす影響(動物実験)
8.松永知恵 :青年期の栄養摂取に関する研究 貧血改善に関する研究 摂食調節物質と生理機能に関する研究
9.山田加奈子 :精神衛生と栄養に関する研究
試験・課題等の内容
研究成果をレポートにまとめる。必要に応じて、各担当教
員より別途指示する。
評価方法
受講・研究への取り組み状況および研究成果で評価する。
必要に応じて、各担当教員より別途指示する。
テキスト
プリントを配付する。
参考文献
各担当教員より、別途指示する。
35
科目名
英語Ⅲa
(Englishi IIIa)
担当者
単位数
濵﨑 大
1単位
授業の到達目標及びテーマ
特にReadingに関してバランスのとれたスキルアップを目指します。日本語訳、英語訳の対応力、判断力、そして応用力
をつけていきます。日本語に対しても、英語に対しても、言葉の 「深み」 を意識しながら、他の教科にも利用できる思考
力もつけていきます。
授業の概要
Unitの内容にそって、受講生に発言の機会を出来るだけ多く設けて進めていきます。テーマは世界情勢について多く取り
上げられているTextですが、広い視野、Globalな感覚を身につけることができるTextです。Phrase Reading、SkimmingScanning, Listening, 意訳の仕方、また、多種多様な単語、会話表現、従来とは違った角度から考える文法など、大学生
に必要なSkillをTextで習得します。
授業計画
<前期>
1.Introduction
2.Unit 1 Mt.Everest Trash
3.Unit 2 Palestinian Ensemble
4.Unit 3 Zambian Children
5.Unit 4 Plan Calls for Brazilian Schoolkids
6.Unit 5 U.N.Member States
7.Unit 6 Jewish, Muslim Students Live Together
8.Unit 7 Bosnian Soccer Club
9.Unit 8 Aceh Students
10.Unit 9 Palestinial Rappers
11.Unit 10 Beijin Suggests Rooftop Lawns
12.Unit 11 Start of School Year
13.Unit 12 Tiny Chilean Clarinet Maker
14.Unit 13 U.N.Vet
15.Unit 14 Environmentalist Offer Tips
試験・課題等の内容
期末試験
テキスト
Messages to Our Future 金星堂
評価方法
Class Attendance and Participation: 30%
Examination: 70%
科目名
英語Ⅲb
(EnglishⅢb)
担当者
単位数
井石 哲也
1単位
授業の到達目標及びテーマ
「食」をトピックとする、新聞、雑誌の記事を読む。まず、記事を読むために必要な基本的練習をおこない、次に実際に
オンライン配信されているカレントな記事を読んでみる。最終的には、内容理解と同時に、意見を述べることができるこ
とを目指す。
授業の概要
下記授業計画に従って、毎回のトピックごとに英文読解、トピックの背景理解のための演習をおこなう。
授業計画
<後期>
1.導入、以下、各回のトピックを示す。
2.新聞、雑誌英語の特徴について
3.新聞英語の基礎①
4.新聞英語の基礎②
5.新聞英語講読①
6.新聞英語講読②
7.新聞英語講読③
8.新聞英語講読④
9.新聞英語講読⑤
10.雑誌英語講読①
11.雑誌英語講読②
12.雑誌英語講読③
13.雑誌英語講読④
14.コラムとエディトリアルを読む
15.まとめ
試験・課題等の内容
定期試験、適時課題を出す。
評価方法
定期試験60%、中間テスト20%、授業への取り組み(発表)
20%
36
テキスト
コピーを配布する予定。
科目名
英語Ⅲa・Ⅲb
(English IIIa・IIIb)
担当者
単位数
大坪 有実
各1単位
授業の到達目標及びテーマ
Ⅲaでは、文学作品に出てくる「食」にまつわるエピソードに焦点を当て、様々な食文化への関心を広げることをねらう。
精読することで、正確に英文を読み、理解を深めていく。
また、Ⅲbでは、自国、他国のテーブルマナーや食文化について理解を深めていくことをねらいとする。
授業の概要
Ⅲaでは、既習文法を再確認しながら、英文を正確に読むことに重点を置く。
Ⅲbでは、歴史的背景、宗教等の関連でタブーとなっている食材、マナーなど、Ⅲaで得た知識をさらに深めて、食文化
の違いを理解し、説明できることを目標とする。
授業計画
<前期>
1.Introduction
2.Harry Potter and Chocolate Frogs
3.Peter Rabbit and Pie
4.Mrs. Rabbit and Herb Tea
5.Winnie-the-Pooh and Honey
6.Daddy-Long-Legs and Ice Cream
7.Kenji Miyazawa and Tomatoes
8.O. Henry and "Witches' Loaves"
9.The Old Man and Fish
10.East of Eden and Lettuce
11.Laura and Cheese-Making on the Prairie
12.Breakfast and Tiffany's
13."Mujina" and "Soba"
14.Bridget Jones and Dieting
15.Agatha Christie and Apples
試験・課題等の内容
定期試験、適時課題を出す。
評価方法
定期試験…60%、授業への取組状況…40%
<後期>
1.English Tea
2.The Culture of the Knife and Fork
3.Chinese Cuisine
4.The Sphere of Bread Culture
5.Food Taboos
6.Soy Sauce and Fish Sauce
7.China, the Cradle of Tea
8.The Culture of Chopsticks
9.French Cuisine
10.The California Roll
11.The Culture of Milk
12.Spices−Treasures of the Far East
13.Tea Ceremony
14.The Culture of Eating with the Fingers
15.Japanese Cuisine
テキスト
<前期>A Taste of English : Food and Fiction(朝日出版社)
<後期>A GLOBAL TOUR OF DIETARY CULTURE(成美
堂)
参考文献
授業中に適宜紹介します。
科目名
臨床医学実験
(Experiment of Clinical Medicine)
担当者
単位数
馬場 輝實子、吉井 学
1単位
授業の到達目標及びテーマ
「臨床医学概論」
「臨床栄養学Ⅱ」で学んだ臨床医学を基本にした実験を行い、その意義をより深く理解し、実践の場で役
に立ててもらうために行う。
授業の概要
自分自身を対象として、身体計測、体力テスト、医学的検査を行い、その結果を分析・評価し、自分自身の健康状態を知
り対策を考える。これらをまとめてレポートし、発表する。授業は実験について、またそれに関する講義をパワーポイン
トあるいはDVDを使って行い、その後実験する。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.身体計測⑴
3. 〃 ⑵
4.体力テスト
5.細菌検査⑴
6. 〃 ⑵
7.血糖・尿検査
8.アレルギー・血液像
9.血液型・止血検査
10.遺伝・染色体
11.腎機能
12.肝機能
13.自己分析まとめ
14.分析・評価の発表⑴
15. 〃 ⑵
試験・課題等の内容
期末試験
①実験結果の分析・評価の発表
②レポート
③実験結果の記録提出
テキスト
奈良信雄 著「看護・栄養指導のための臨床検査 ハンド
ブック」
(医歯薬出版)
評価方法
期末試験
37
科目名 管理栄養士総合演習
(Practice for All Study)
担当者 馬場 輝實子、松下 七寶惠、山口 尚美、
松永 知恵、池田 晴美、山田 加奈子
単位数 1単位
授業の到達目標及びテーマ
臨地実習では、その実習先として臨床栄養実習での医療機関、公衆栄養実習での保健センター・県立保健所・政令市保健
所、給食経営管理実習で小中学校、福祉施設、自衛隊、事業所など多方面に渡っている。そのような中で対象者は入院患
者、入所高齢者、地域住民、児童・生徒、自営隊員や職員など多岐に渡る。そのような様々な対象者への栄養・健康づく
りのためのはたらきかけは総合的・包括的・多面的に、あくまで対象者の特性にあったアプローチをできる技術や知識が
必要である。ここでのテーマは、そのような臨地実習先での多様なニーズに応えられるような、総合的な技術や知識、態
度を修得し、管理栄養士の国家試験に合格するために総合的に学習するものである。よってその到達目標は、管理栄養士
国家試験に合格する水準に達することである。そのため、ここでの演習は過去の国家試験問題を繰り返し行い、全員がそ
の到達目標である6割以上の正答率を得ることである。
授業の概要
臨地実習の前の事前学習の場と共に、試験問題の説明を講義形式で行い、過去の国家試験問題を中心に繰り返し模擬試験
を行っていく。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーションおよび専門基礎分野の試験問題の解説
2.公衆栄養実習先での法的根拠について、健康増進法、地域保健法、母子保健法、老人保健法、介護保険法などについ
て学ぶ。
3.公衆栄養関係の試験問題の解決
4.臨床栄養・医療機関での実習のための総合演習1
5.臨床栄養・医療機関での実習のための総合演習2
6.臨床栄養・医療機関での実習のための総合演習3
7.臨床栄養・医療機関での実習のための総合演習4
8.臨床栄養・医療機関での実習のための総合演習5
9.臨床栄養・医療機関での実習のための総合演習6
10.臨床栄養関係の試験問題の解説
11.給食経営管理・特定給食施設実習のための総合演習(小中学校)
12.給食経営管理・特定給食施設実習のための総合演習(福祉施設)
13.給食経営管理関係などの試験問題の解説
14.その他専門科目分野の試験問題の解説
15.まとめと講評
試験・課題等の内容
担当教官による課題の内容呈示
参考文献
これまでの教科書、参考図書、その他担当教員が適宜紹介
する。
評価方法
授業への参加状況や模擬試験、定期試験などを総合的に判 補足
授業への参加状況は演習終了後にとる。演習の中でグルー
定する。
プワークなどを行いたい。また質問などについては、不在
のことも多いので事前に連絡することが望ましい。
テキスト
各担当教官が配布資料する。
38
科目名
臨地実習事前事後演習Ⅰ・Ⅱ
担当者
(Practice of Clinical Nutrition Hospital and Public Health Serviced Ⅰ・Ⅱ)
単位数
松永 知恵、馬場 輝實子、松下 七寶惠、
池田 晴美、山田 加奈子
各0.5単位
授業の到達目標及びテーマ
演習Ⅰ(前期)では、実習の目的や目標、実習施設について周知させ、実習の動機付け、心構え、知識の整理、研究課題
についての準備などにより、実習効果を高めることをねらいとする。
演習Ⅱ(後期)では、実習施設における実習内容、研究課題の報告、実践の場で学んだ事柄などの情報交換などにより、
学内での学習と学外での実習をより有機的に結びつけ、知識と技術の統合に努める。
授業の概要
演習Ⅰ(前期)では、実習の目的や目標、実習施設について周知させ、実習の動機付け、心構え、知識の整理、研究課題
についての準備などにより、実習効果を高めることをねらいとする。
演習Ⅱ(後期)では、実習施設における実習内容、研究課題の報告、実践の場で学んだ事柄などの情報交換などにより、
学内での学習と学外での実習をより有機的に結びつけ、知識と技術の統合に努める。
授業計画
<前期>
1.授業の概略説明、実習の目的、目標の理解
2.実習にあたっての心構え
3.病院における管理栄養士業務について
4.衛生管理・調理作業中の注意
5.演習(給食経営管理)
6.演習(給食経営管理)
7.演習(臨床栄養学)
8.演習(臨床栄養学)
9.演習(公衆栄養学)
10.演習(公衆栄養学)
11.事前講義:病院
12.事前講義:保健所
13.事前講義:市町村役場
14.事前挨拶訪問・実習中・実習後の諸注意
15.総括(直前指導、書類等の受渡し、送り出し)
松永
池田
松永
松永
松永
松下
松下
松永
松永
池田
松永
松永
松永
試験・課題等の内容
課題ごとのレポートおよび発表
評価方法
Ⅰ:レポート・発表50%,授業への取組状況50%
臨地・校外実習に対応できる一定レベル以上に到達しない
場合は4年次の「臨地実習」を全て履修できないこともあ
るので意すること。
Ⅱ:レポート・発表50%,授業への取組状況50%
科目名
臨床栄養臨地実習
(Laboratory of Clinical Nutritional in Hospital)
<後期>
1.授業の概略説明、実習施設への礼状作成および確認
2.報告会説明、報告会準備
3.報告会準備(グループ討議)
4.各施設の実習報告、質疑応答(臨床栄養学)
5.各施設の実習報告、質疑応答(臨床栄養学)
6.各施設の実習報告、質疑応答(臨床栄養学)
7.各施設の実習報告、質疑応答(臨床栄養学)
8.各施設の実習報告、質疑応答(臨床栄養学)
9.各施設の実習報告、質疑応答(臨床栄養学)
10.各施設の実習報告、質疑応答(臨床栄養学)
11.各施設の実習報告、質疑応答(臨床栄養学)
12.各施設の実習報告、質疑応答(公衆栄養学)
13.各施設の実習報告、質疑応答(公衆栄養学)
14.各施設の実習報告、質疑応答(公衆栄養学)
15.後輩への指導、まとめ
松永
松永
松永
馬場
馬場
馬場
松下
松下
池田
池田
池田
松永
松永
松永
松永
テキスト
日本栄養士会 編『栄養士必携』
(第一出版)
木戸 詔子・福井 富穂 編『臨地・校外実習のてびき』
(化
学同人)
参考文献
臨床栄養学、給食経営管理論、公衆栄養学(各テキスト)
担当者
単位数
馬場 輝實子、松下 七寶惠、池田 晴美
2単位
授業の到達目標及びテーマ
実践活動の場での適切なマネジメントを行うために、実習を通して専門知識及び技術の統合性を理解し、管理栄養士とし
ての具備すべきことは何かを修得することを目的とする。臨床の場でしかできない実践活動を病院や介護老人保健施設で
行う。
授業の概要
実習施設で学び、その内容は実習先の施設ごとに異なる。
授業計画
<後期>
実習計画は受け入れ施設と協議して決定する。
期間、実習施設については後日通知する。
試験・課題等の内容
実習施設よりの課題および評価
実習後の課題レポート
評価方法
学内での取り組みおよび実習先からの評価に基づく総合評
価
テキスト
実習ノート
参考文献
栄養士必携 日本栄養士会編 第一出版
木戸 詔子・福井 富穂 編『臨地・校外実習のてびき』
(化
学同人)
補足
4年次学生全員に実施する。各実習施設への提出物は指定
された期日を厳守すること。
39
科目名
臨床栄養学活動臨地実習
担当者
(Practical Training of Clinical Nutritional Services in Hospital) 単位数
馬場 輝實子、松下 七寶惠、池田 晴美
1単位
授業の到達目標及びテーマ
栄養ケア・マネジメントの充実が、傷病者の重症化および要介護状態の予防を介して、ヘルスケア・サービスの質の向上
と効率化に大きく寄与している。臨床栄養学で学んだ知識と技術をもとに病院や介護老人保健施設で実際にかかわり理解
することを目的とする。
授業の概要
実習施設で学び、その内容は実習先の施設ごとに異なる。
授業計画
<後期>
実習計画は受け入れ施設と協議して決定する。
期間、実習施設については後日通知する。
試験・課題等の内容
実習施設よりの課題および評価
実習後の課題レポート
テキスト
実習ノート
『臨床栄養学活動論』(同文書院)
評価方法
学内での取り組みおよび実習先からの評価に基づく総合評
価
参考文献
栄養士必携 日本栄養士会編 第一出版
木戸 詔子・福井 富穂 編『臨地・校外実習のてびき』
(化
学同人)
補足
4年次臨床栄養系の学生に実施する。各実習施設への提出
物は指定された期日を厳守すること。
科目名
公衆栄養学活動臨地実習
(Practical training of Public Health Services)
担当者
単位数
松永 知恵、山田 加奈子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
テーマは、
「行政で働く管理栄養士」
、
「活動の場として保健所、市町村保健センター」
、
「保健栄養に関わる様々なスタッ
フとの連携、特に保健師や食生活改善推進委員」
、
「特定健康診査、及び特定保健指導での情報提供、動機づけ支援、積極
的支援のサービスの多様化」
、
「メタボリック症候群)
」等である。到達目標としては、管内における現状や保健所や市町
村保健センター業務の概要を把握して、実習を通じて、様々なスタッフとの連携や、住民との関わり、1歳半・3歳児健
診、特定健康診査・特定保健指導などを通じて集団や個人に対する保健・栄養の健康づくりの企画・教育や相談について
総合的・実践的に学んでいくことである。
授業の概要
住民への身近なサービスとしての市町村保健センター、政令市保健所、対物サービス中心の県立保健所のそれぞれの施設
や業務の概要、及び役割とその相違について学習する。また、そのバックグラウンドとなっている法律や行政での健康づ
くりと行政で働く管理栄養士の役割について学習する。また、これからの生活習慣病予防としての健康づくりの必要性や
その難しさについても実践的に実習を通じて学習していく。
また住民に対する生活習慣病予防教室など健康教育への企画・
実施などでの参画、および母子、成人、一般、高齢者などへの一般的栄養相談へのかかわり等を通して、実践的能力を身
に付けていけるようにしていく。
授業計画
<後期>
実習計画は受け入れ施設と協議して決定する。
期間、実習施設については後日通知する。
試験・課題等の内容
実習施設からの課題および評価
実習後の課題レポート
評価方法
学内での取り組みおよび実習先からの評価に基づく総合評
価
補足
4年次公衆栄養系の学生に実施する。各実習施設への提出
物は指定された期日を厳守すること。
40
テキスト
実習ノート,公衆栄養学のテキスト
参考文献
栄養士必携 日本栄養士会編 第一出版
木戸 詔子・福井 富穂 編『臨地・校外実習のてびき』
(化
学同人)
科目名
学科特別講座Ⅰ
(Advanced Lecture in a Department I)
担当者
単位数
食生活健康学科専任教員分担
2単位
授業の到達目標及びテーマ
管理栄養士国家試験の大分野である社会・環境と健康、人体の構造と機能及び疾病の成り立ち、食べ物と健康、基礎栄養
学について国家試験に対応できる学力を身につけることが目標である。
授業の概要
公衆衛生学、生化学、人体構造・機能論、病理学、食品学、食品加工学、食品衛生学、調理学・調理科学、栄養学の各科
目について、これまで学んだ内容を再確認し、知識を確実なものにする。
授業計画
<前期>
オムニバスでの担当
1.公衆衛生学:保健(衛生)統計や地域保健法、健康増進法などの衛生行政、また疫学や母子・学校保健、感 永田
染症、産業・環境保健、精神保健、生活習慣病対策などの成人保健・老人保健などの様々な保健活動や統計
について学習する。また、食・運動・休養の健康についての健康管理概論も学習していく。
2.公衆衛生学:食・運動・休養の健康についての健康管理概論について学習する
永田
3.生化学:上記「授業の到達目標」に基づいて、生体分子(糖質、脂質、蛋白質、核酸)
、酵素(構造・機能・ 吉井
活性調節、補酵素とビタミン)
、生体エネルギー(ATPの生産と利用)についてまとめる。
4.生化学:3回目に続き糖質、脂質、アミノ酸、ヌクレオチド、ヘムなどの代謝、ホルモンの作用機構、遺伝 吉井
情報の保管・伝達・発現、細胞膜と細胞内小器官の構造と機能についてまとめる。
5.人体構造・機能論:植物生理機構を中心に、特に体液・循環や消化吸収に重点をおいて国家試験対策を行う。 井上
6.人体構造・機能論:動物生理機構を中心に、特に脳の機能局在や自律神経等に重点をおいて国家試験対策を 井上
行う。
7.人体構造・機能論:人体構造・機能の分野において総合的に国家試験対策を行う。
井上
8.病理学:病理学は総論と各論に分かれます。第8回目は総論のまとめ、すなわち代謝障害、循環障害、病的 馬場
増殖、炎症、免疫、腫瘍、先天的異常(奇形)などについて説明します。
9.病理学:各論のまとめです。循環器疾患、呼吸器疾患、消化器系疾患、泌尿器疾患、生殖器疾患、脳神経疾 馬場
患の主要なものの要点について説明をし、国試対策を行います。
10.食品学:新カリキュラムに合わせて、
「旧」と照らし合わせつつ、どこが重要ポイントか?などの総まとめ 伊佐
を行い、加えてミニテストによって確認する予定。
11.食品加工学:上記と同じ。
伊佐
12.食品衛生学:食品と微生物、食中毒、食品衛生管理などについて解説する。
山田
13.調理学・調理科学:加熱調理操作における調理器具および調理にともなう栄養成分の変化について解説する。 久木野
14.栄養学:栄養学の歴史、炭水化物、脂質、タンパク質の栄養について解説する
上江洲
15.栄養学:ビタミン、ミネラルの栄養などについて解説する。
上江洲
試験・課題等の内容
各授業内および最後に行う。
テキスト
必要に応じて、別途指示する。
評価方法
授業への取り組み状況および授業態度30%、試験70%。
参考文献
必要に応じて、別途指示する。
科目名
学科特別講座Ⅱ
(Advanced Lecture in a Department II)
担当者
単位数
食生活健康学科専任教員分担
2単位
授業の到達目標及びテーマ
管理栄養士国家試験の大分野である応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、給食経営管理論について国家試
験に対応できる学力を身につけることが目標である。
授業の概要
応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、給食運営論、給食経営管理論の各科目について、これまで学んだ内
容を再確認し、知識を確実なものにする。
授業計画
<後期>
オムニバスでの担当
1.応用栄養学:各ライフステージに応じた身体的・生理的特徴および食事摂取基準などに関してその要点を学 上江洲
習する。
2.応用栄養学:各ライフステージにおける疾病の特徴、疾患と栄養との関連性、疾病予防に寄与する栄養素の 上江洲
機能などに関してその要点を学習する。
3.栄養教育論:行動科学理論を中心に栄養教育・指導における重要点を復習する。
松永
4.栄養教育論:食環境づくり、栄養教育の国際的動向、栄養教育分野の最新情報などに重点をおいて国家試験 松永
対策を行う。
5.臨床栄養学:臨床医学における疾患を病態学的視点で講義する。
馬場
6.臨床栄養学:臨床栄養学分野の基礎知識を復習する。
松下
7.臨床栄養管理論・評価論:栄養管理が必要な疾患に対する病態栄養の知識および栄養補給法について学習す 松下
る。
8.臨床栄養管理論・評価論:総合的な栄養状態の評価・判定について学習する。
松下
9.臨床検査医学:生活習慣病を中心に病気の診断と治療経過を判断する上で必要な検査について述べる。
吉井
10.公衆栄養学:公衆栄養活動、公衆栄養のための活動指針、国民健康・栄養の現状と課題、栄養行政等につい 山田
ての要点を講義する。
11.公衆栄養学:栄養疫学、公衆栄養関連法規、食事摂取基準等についての要点を講義する。
山田
12.給食運営論:給食管理法規、食事計画(栄養給与量、献立)
、食材料管理、組織、各種給食などの管理の要 山口
点を講義する。
13.給食経営管理論:給食経営の資源である「人」
・
「物」
・
「金」
・
「情報」やマネジメントの基本、品質管理の基 山口
本、原価管理、災害時給食への対策などの要点を講義する。
14.応用問題:各科目の内容を統合し、より実践的な応用力を身に付ける。
松永
15.応用問題:国家試験の応用力試験対策を行う。
松永
試験・課題等の内容
各授業内および最後に行う。
テキスト
必要に応じて、別途指示する。
評価方法
授業への取り組み状況および授業態度30%、試験70%。
参考文献
必要に応じて、別途指示する。
41
科目名
学科特別講座Ⅲ
(Advanced Lecture in a Department III)
担当者
単位数
食生活健康学科専任教員分担
2単位
授業の到達目標及びテーマ
学科特別講座Ⅰ・Ⅱで各科目について学んだ内容を再確認し、管理栄養士に必要な総合的知識を習得する。さらに管理栄
養士国家試験に向けての各分野の知識をより確実なものにする。
授業の概要
科目ごとに、管理栄養士国家試験模擬問題に対してミニテストを取り入れながら、問題に対する解説を講義形式で行う。
授業計画
<後期>
1.公衆衛生学
2.生化学
3.人体構造・機能論
4.病理学
5.食品学・食品加工学
6.食品衛生学
7.栄養学
8.応用栄養学
9.栄養教育論
10.臨床栄養学
11.公衆栄養学
12.給食運営論・給食経営管理論
13.応用問題
14.総合問題
15.総合問題
オムニバスでの担当
永田
吉井
井上
馬場
伊佐
山田
上江洲
上江洲
松永
松下
山田
山口
松永
吉井
吉井
試験・課題等の内容
各授業内で小テストを課す。
学外模試を定期的に課す。
テキスト
必要に応じて、別途指示する。
参考文献
必要に応じて、別途指示する。
評価方法
管理栄養士国家試験レベルと同等の試験の成績で評価する。
科目名
臨床栄養活動論
(Operation of Clinical Nutrition)
担当者
単位数
池田 晴美
2単位
授業の到達目標及びテーマ
臨床現場では栄湯小野ケア・マネジメント(Nutrition Care Management:NCM)が行われる。NCMは①栄養スクリー
ニング②栄養アセスメント③栄養ケアプランの立案④栄養ケアプランの実施⑤モニタリング⑥評価の6つのステップがあ
る。臨床栄養学において履修したその基礎概念をもとに、臨床現場におけるNCMの実際のシステムおよび管理栄養士に
よるNCMの実践活動やその対象となる症例像を学習し、理解を深める。
授業の概要
下記の授業計画に従いテーマを持って進めていく。
授業計画
<前期>
1.栄養ケア・マネジメントの概念とシステム
2.栄養ケア・マネジメントにおける管理栄養士業務
3.栄養ケア・マネジメントのためのコミュニケーションとコーディネーション
4.栄養ケア・マネジメントの評価
5.栄養ケア・マネジメントのための基礎知識
6.外来における栄養ケア・マネジメント
7.症例における栄養ケア・マネジメント(糖尿病)
8.症例における栄養ケア・マネジメント(脂質異常症)
9.症例における栄養ケア・マネジメント(高血圧)
10.症例における栄養ケア・マネジメント(腎臓病)
11.症例における栄養ケア・マネジメント(肝臓病)
12.症例における栄養ケア・マネジメント(炎症性腸疾患)
13.症例における栄養ケア・マネジメント(妊婦・乳児∼学童)
14.一般病院の栄養ケア・マネジメント
15.要介護高齢者の栄養ケア・マネジメント
試験・課題等の内容
レポート提出
テキスト
配布資料
評価方法
レポート60%、授業態度20%、取組み状況20%
参考文献
随時通知する
42
科目名
栄養治療学演習
(Practice in Nutritional Treatment)
担当者
単位数
松下 七寶惠
2単位
授業の到達目標及びテーマ
「栄養治療学演習」では臨床栄養学の学習(栄養管理・栄養教育等)を基礎に傷病者の治療や病態改善、予防と栄養の関
係を主体的、総合的に学習する。臨床において効果的な栄養治療(栄養補給・栄養教育・チーム医療)に貢献できる管理
栄養士としての実践力養成を目的としている。
授業の概要
栄養補給法および栄養障害性疾患の病因、病態、検査、栄養療法(栄養補給・栄養教育)等の栄養治療に関する知識を復
習し、最新情報を加え検討・発表する。検討・発表は個別・グループ別の学習とする。
授業計画
<前期>
1.栄養治療学概論
2.栄養補給法の検討1(経口、経腸、経静脈栄養)
3.栄養補給法の検討2(整理・報告)
4.栄養補給法の検討3(整理・報告)
5.疾患別の栄養治療(代謝疾患:糖尿病について1)
6.疾患別の栄養治療(代謝疾患:糖尿病について2)
7.疾患別の栄養治療(代謝疾患:糖尿病について3)
8.疾患別の栄養治療(DM以外の代謝疾患について1)
9.疾患別の栄養治療(DM以外の代謝疾患について2)
10.疾患別の栄養治療(循環器疾患について1)
11.疾患別の栄養治療(循環器疾患について2)
12.疾患別の栄養治療(腎臓疾患について1)
13.疾患別の栄養治療(腎臓疾患について2)
14.乳幼児の栄養治療(先天性代謝疾患等1)
15.乳幼児の栄養治療(先天性代謝疾患等2)
試験・課題等の内容
期末試験(筆答)
評価方法
期末試験50% 課題30% 授業への取組状況20%
科目名
地域保健活動論
(Community Health)
テキスト
本田佳子編「新臨床栄養学(栄養ケアマネジメント)
」医
歯薬出版株式会社
参考文献
随時通知する
担当者
単位数
永田 耕司
2単位
授業の到達目標及びテーマ
地域保健活動論のテーマは、
「地域保健の活動の場として保健所、市町村保健センター」
、
「地域保健の法的根拠となる地
域保健法、健康増進法、高齢者の医療の確保に関する法律(旧 老人保健法)
、母子保健法、労働安全衛生法、学校保健法」
、
「特定健康診査・特定保健指導(情報提供、動機づけ支援、積極的支援)
」
、
「生活習慣病対策(健康日本21、日本人の食事
摂取基準、メタボリック症候群)
」等である。到達目標としては、市町村保健センターや保健所など保健機関での健康づ
くりの必要性について学ぶこととする。さらに国家試験出題問題である、公衆栄養、栄養教育、公衆衛生学、栄養学、栄
養指導論の中から、地域保健関連問題を抽出して小テストを行い、国家試験問題レベルの問題の修得も目標となる。
授業の概要
地域保健活動がこれまでの疾病発見のための健康診断や事後指導から、疾病予防の健康づくり「特定健康診査・特定保健
指導」にシフトしていく意味について学習していく。地域とは、地域に生活する者に影響する様々な健康問題の解決を担
う保健活動である。このような保健活動、公衆衛生活動は、地域によってそのニーズは多岐にわたる。そのような実践的
活動のための法的根拠、人口動態統計、疫学統計、保健所・保健センターの比較、様々な地域保健などについて学習する。
また保健所や市町村での実践的保健活動の紹介とその評価、および評価の仕方、展開と課題など地域保健活動を「評価」
という視点から総合的に学習していく。また国家試験問題から抽出した地域保健関係の問題を中心に小テストを行う。
授業計画
<前期>
1.地域保健の活動の場として保健所、地域保健センターの役割について
2.地域保健の法的根拠となる地域保健法、健康増進法、医療確保に関する法律
3.母子保健法、労働安全衛生法、学校保健法について
4.国・都道府県などでの健康づくり事業(健康日本21)
5.栄養素摂取量、食品群別摂取量の年次推移、性別比較、小テスト
6.生活習慣病対策(健康日本21、メタボリック症候群について)
7.保健所における活動・・・感染症対策、食品衛生、水道、国民健康栄養調査
8.地域保健に用いる保健統計・疫学
9.推奨量、耐用上限量、目標量などの考え方
10.個人や集団の栄養評価としての日本人の栄養摂取基準、小テスト
11.個人内変動と個人間変動の考え方
12.エネルギー所要量と運動指導、エクササイズガイド
13.特定健康診査・特定保健指導(動機づけ支援、積極的支援)について
14.特定保健指導に使える食事・運動・ストレス対処など保健・栄養指導や相談
15.これからの地域保健、まとめ、中テスト
試験・課題等の内容
授業内容について小テストを行う。
テキスト
資料を配布する。
評価方法
小テスト20%や取り組み状況20%、中テスト60%で目標水
準(60%)達していない場合に定期試験を実施する。
参考文献
国民衛生の動向、事例から学ぶ保健活動の評価(医学書院
平野かよ子 編集)
、地域保健(第一出版 大谷 藤郎編)
43
科目名
地域保健演習
(Regional Health Care Education Maneuver)
担当者
単位数
久岡 操
1単位
授業の到達目標及びテーマ
地域における行政栄養士(地方公共団体における地域住民に対する栄養指導等に従事する管理栄養士等)による施策は、
地域保健法及び健康増進法、食育基本法、高齢者の医療に関する法律等に基づき実施されるものである。健康づくり及び
栄養・食生活改善の主要な担い手である市町村並びに保健所栄養士の役割を学び、法的根拠に基づいた、地域の実態やニー
ズにあった活動のあり方を理解する。
授業の概要
地域保健関連法を理解するために、
「栄養調理六法」を授業の中で確認していく
下記授業計画のテーマに従い進めていく
プレゼンテーションはグループ単位で実施する
授業の理解度の確認のために小テストを実施する
授業計画
<前期>
1.行政栄養士の業務の概要(保健所、市町村)
2.妊婦相談・乳児相談の実際
3.幼児健診(1.6歳・3歳児・歯科健診)の実際
4.集団栄養指導媒体作成(母子関係)
5.国民健康栄養調査の実際
6.プレゼンテーション(1)
(母子関係)
7.プレゼンテーション(2)
(母子関係)
8.食生活改善推進員の養成・育成・活用
9.健康増進計画と食育推進計画
10.食育推進事業の実際
11.集団栄養指導媒体作成(栄養関係)
12.プレゼンテーション(3)
(栄養関係)
13.プレゼンテーション(4)
(栄養関係)
14.特定健診と特定保健指導の実際
15.地域保健演習総括・地区組織の活用・育成・連携
試験・課題等の内容
2回の小テスト、栄養指導用資料提出
テキスト
「栄養調理六法」
(新日本法規栄養調理関係法令研究会編集)
必要に応じプリント配布
評価方法
レポート、グループ発表、2回の小テスト、授業への取組
状況等を総合的に判定する
レポート、グループ発表、2回の小テスト・・70%
授業への取組状況・・・・・・・・30%
科目名
英語Ⅳa・Ⅳb
(English IVa・IVb)
担当者
単位数
上野 葉子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
社会文化、科学文化について書かれた英語のエッセイを読み、英語の文章の論理構成を学ぶ。それと共に、基本的な英語
表現を習得する。
授業の概要
英文のエッセイの内容を把握する問題を解いて論理構成を理解し、重要な表現、構文についての練習問題を解く。
授業計画
<前期>
1.Body Language in Peanuts
2.Lucy's Psychiatry Stand
3.Friends Forever
4.Peanuts as a Social Group
5.schroeder the Music Lover
6.Girls in Peanuts
7.Sally and her Legal Beagle
8.Linus's Security Blanket
9.Crabby Lucy
10.Someday My Great Pumpkin Will Come
11.Good Grief! It's Valentine's Day
12.The Life and Work of Charles Schulz
13.プリント
14.プリント
15.プリント
試験・課題等の内容
定期試験、授業中の小テスト、課題。
評価方法
定期試験 70%、授業での取り組み、小テスト、課題 30%。
44
<後期>
1.Reasons / Conclusions
2.Analysis
3.Analysis
4.Controversy
5.Comparison / Contrast
6.Classification
7.Chronological Order
8.Cause & Effect
9.Process Analysis
10.Explanation (Theory)
11.Definition
12.Explanation (Experiment)
13.Graph Analysis
14.New Business
15.プリント
テキスト
外山晴子『
「ピーナッツ」で学ぶ英語と比較文化』(Enjoy
English with Charlie Brown and Friends)(南雲堂)
石谷由美子、スザンヌ・エンブリー『構造で読む自然科学
エッセイ』(Outlook on Science and Technology)(南雲堂)
科目名
英語Ⅳa
(English Ⅳa)
担当者
単位数
井石 哲也
1単位
授業の到達目標及びテーマ
授業の前半は英米文学作品の中に描かれている「食」をトピックとしたエッセイを読み、英文読解力の向上を目指す。後
半は、同じテーマを基本として、今度は実際の新聞、雑誌からの記事を読むレベルにまで読解力を向上させたい。
授業の概要
下記授業計画に従って、テーマごとに英文読解、トピックの背景理解のための演習をおこなう。
授業計画
<前期>
1.導入、以下、各回のトピックを示す。
2.Harry Potter and Chocolate Frogs
3.Peter Rabbit and Pie
4.Mr. Rabbit and Herb Tea
5.Winnie the Pooh and Honey
6.Daddy Long Legs and Ice Cream
7.導入、新聞・雑誌英語の特徴
8.新聞英語の基礎①
9.新聞英語の基礎②
10.新聞記事講読①
11.新聞記事講読②
12.雑誌記事講読①
13.雑誌記事講読②
14.コラムとエディトリアルを読む
15.まとめ
試験・課題等の内容
定期試験、適時課題を出す。
テキスト
A Taste of English: Food and Fiction(朝日出版社、2013)
評価方法
定期試験60%、中間テスト20%、授業への取り組み(発表)
20%
科目名
英語IVb
(Englishi IVb)
担当者
単位数
濵﨑 大
1単位
授業の到達目標及びテーマ
日常英会話に必要な構文をより多く学ぶ機会を増やし、日本語訳、英語訳の対応力、判断力、そして応用力をつけていき
ます。
授業の概要
Unitの内容にそって、受講生に発言の機会を出来るだけ多く設けて進めていきます。テーマは健康問題について多く取り
上げられているTextですが、Phrase Reading、Skimming-Scanning, Listening, 意訳の仕方、また、多種多様な単語、会
話表現など、大学生に必要なSkillをTextで習得します。
授業計画
<後期>
1.Introduction
2.Unit 1 Singapore's Love Potion
3.Unit 2 Bird Flu
4.Unit 3 Foreign Staff
5.Unit 4 Two Languages
6.Unit 5 Experts Will Feed Infected Brains
7.Unit 6 New Alcohole-Flavored Biscuits
8.Unit 7 Tea Drinking
9.Unit 8 Melatonin
10.Unit 9 Fat Kids
11.Unit 10 Air Worse in Smoky Bars
12.Unit 11 Charch Candloes and Incense
13.Unit 12 How Much Water Is Enough
14.Unit 13 Woman Listed as World's Oldest Person
15.Unit 14 Losing the Bay Fat
試験・課題等の内容
期末試験
テキスト
Reading from Health and Nutrition News 金星堂
評価方法
Class Attendance and Participation: 30%
Examination: 70%
45
健 康 生 活 学 部
生 活 デ ザ イ ン 学 科
健康生活学部 生活デザイン学科専門教育科目
※建築士資格関連の
開講予定科目
<1年次開講科目>
<2年次開講科目>
<3年次開講科目>
学 科 基 礎 セ ミ ナ ー … 47
CADオペレーション … 57
プロダクトデザイン論Ⅱ … 69
デ ザ イ ン 論 … 47
プロダクトデザインⅠ … 58
プロダクトデザインⅡ … 70
デ
ン … 48
陶 芸 実 習 … 58
芸 術 ・ 文 化 論 Ⅱ … 70
環 境 論 … 48
C G デ ザ イ ン Ⅱ … 59
染
基
図 … 49
インダストリアルデザイン … 59
長 崎 の 染 織 … 71
室 内 環 境 学 … 49
ハ ン ド ク ラ フ ト … 60
ファッションコーディネート論 … 72
空 間 設 計 Ⅲ … 75
基
学 … 50
テキスタイルマテリアル実習 … 60
ファッション製作実習 … 62
空 間 デ ザ イ ン 論 Ⅰ … 54
プロダクトデザイン論Ⅰ … 50
染 色 学 … 61
カラーコーディネート演習 … 72
空 間 デ ザ イ ン 論 Ⅱ … 55
C G デ ザ イ ン Ⅰ … 51
染 色 学 実 験 … 61
構 造 力 学 Ⅱ … 73
空 間 デ ザ イ ン 実 習 … 62
芸 術 ・ 文 化 論 Ⅰ … 51
ファッション製作実習 … 62
建
産 … 73
空 間 デ ザ イ ン 演 習 … 63
造
習 … 52
空 間 デ ザ イ ン 実 習 … 62
建 築 生 産 実 験 … 74
建 築 の 歴 史 Ⅰ … 63
テキスタイルマテリアル … 52
空 間 デ ザ イ ン 演 習 … 63
建 築 問 題 と 法 規 … 74
建 築 の 歴 史 Ⅱ … 64
テキスタイルデザイン実習 … 53
建 築 の 歴 史 Ⅰ … 63
空 間 設 計 Ⅱ … 75
室 内 環 境 学 … 49
ア パ レ ル 科 学 … 53
建 築 の 歴 史 Ⅱ … 64
空 間 設 計 Ⅲ … 75
住 空 間 設 備 … 64
カラーコーディネート論 … 54
住 空 間 設 備 … 64
環 境 デ ザ イ ン 論 … 76
構 造 力 学 Ⅰ … 65
空 間 デ ザ イ ン 論 Ⅰ … 54
空 間 構 造 学 Ⅱ … 65
環 境 デ ザ イ ン 演 習 … 76
構 造 力 学 Ⅱ … 73
空 間 デ ザ イ ン 論 Ⅱ … 55
構 造 力 学 Ⅰ … 65
イ ン テ リ ア 材 料 … 77
空 間 構 造 学 Ⅰ … 55
空 間 構 造 学 Ⅰ … 55
空 間 設 計 Ⅰ … 66
インテリアコーディネート … 77
空 間 構 造 学 Ⅱ … 65
空
図 … 56
イ ン テ リ ア 史 … 66
環 境 論 演 習 … 78
建 築 生 産 実 験 … 74
家 庭 経 営 学 … 56
インテリアデザイン … 67
環 境 測 定 法 … 78
建
海 外 生 活 研 修 … 57
インテリアの設計演習 … 67
家 庭 電 気 ・ 機 械 … 79
建 築 問 題 と 法 規 … 74
食 物 学 … 68
看 護 ・ 介 護 概 論 … 79
インテリアの設計演習 … 67
調
習 … 68
デザインと英語Ⅰ・Ⅱ … 80
家 族 関 係 学 … 69
学 科 専 門 セ ミ ナ ー … 80
ッ
礎
礎
形
間
サ
製
科
実
製
理
実
保 育 学 … 8
色
築
実
生
習 … 71
基
礎
製
図 … 49
空
間
製
図 … 56
CADオペレーション … 57
空 間 設 計 Ⅰ … 66
空 間 設 計 Ⅱ … 75
築
生
産 … 73
<4年次開講科目>
ファッション製作実習 … 62
科目名
学科基礎セミナー
(Fundamental Seminar)
担当者
単位数
宮本 達夫、吉田 大介、津田 礼子、
寺田 貴子、石神 忍、浜谷 信彦
1単位
授業の到達目標及びテーマ
生活デザイン学科における様々な分野の基礎的な内容を少人数のセミナー形式で受講し、生活デザイン学科のカリキュラ
ムの体系を理解する。また、各分野の教員の助言を受けながら自分が進むべき方向とその目的に合った学びの方法を探る。
授業の概要
・建築物の構造原理と有名建築の意匠を体感的に学ぶ。(石神)
・デザイン学習の基礎について講義し、色彩についての演習を行う。(津田)
・生活素材の審美性を高める加工技術のひとつである染織工芸の基礎的技法を学ぶ。(寺田)
・建築界の基礎知識や諸問題について学ぶ(宮本)
・天然資源とゴミ問題を例に挙げ、生活と環境及び共生という問題を考える。(吉田)
・デザインとは何か、デザイナーの実際の仕事や学びの方法を学ぶ。また、素材演習も行う。(浜谷)
授業計画
<前期>
1.結んで強い構造物を造る
2.世界の有名建築を造る
3.デザインの造形的要素−形態(フォルム)
、色彩(カラー)
、素材(マテリアル)について
4.カラー・スタディ(模写)
5.型染めについて
6.更紗について
7.手織りの基礎技法について
8.住宅問題について
9.住宅事情について
10.建設業界について
11.活水周辺の自然環境
12.ゴミ問題を考える
13.天然染料による染色について
14.デザイン業界の実際の仕事と就職活動
15.プロダクトデザイン素材演習、プロダクトデザイン素材演習
試験・課題等の内容
授業終了時に各担当教員がそれぞれのテーマに沿ったレ
ポート等の課題を出します。
評価方法
レポートと授業への取組状況で評価します。
科目名
デザイン論
(Introduction to Design)
テキスト
各教員から提示されます。
参考文献
各教員から提示されます。
担当者
単位数
浜谷 信彦
2単位
授業の到達目標及びテーマ
私たちの生活を取巻く身近なデザインの例を通して、人と人・人とモノ・人と社会の間でデザインによるコミュニケーショ
ンなどを理解する。また、各デザイン領域に共通する感性と論理や技術の基礎を捉えて、デザインの見方、考え方など身
につける。
授業の概要
モノ・情報・空間のデザイン領域を中心に、グラフィックやプロダクトなど、各領域のスタンダード・デザインを画像と
共に紹介して事例研究をする。デザインの魅力を探り、企画やコンセプト、変遷、市場展開、ブランドなどデザインの背
景にある物語について考察していく。また、理解を深めるため短時間のワークを取り入れることもある。
授業計画
<前期>
1.デザインとは、各領域と概要
2.コミュニケーションとデザイン
3.CIと企業理念
4.VI(ビジュアル・アイデンティティー)
5.ロゴタイプ、シンボルマーク、キャラクタ
6.広告 CM、ポスター、コピー
7.パッケージ、編集、ディスプレー
8.生活雑貨
9.キッチンツール
10.家具、玩具
11.家電製品 三種の神器
12.自動車、交通
13.クラフト
14.デザインにおける現代の課題
15.まとめ
試験・課題等の内容
レポート
テキスト
プリント等(担当教員が随時作成し配布する。
)
評価方法
レポート 50%
学習状況(出席・課題提出)50%
47
科目名
デッサン
(Drawing)
担当者
単位数
津田 礼子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
陰影法と透視図法(パースペクティヴ)による三次元の立体、空間を描く技法を学び、造形・デザインの基礎的構成力を
養う。形体の把握とモノトーンの階調、異なるマティエール(質感)を描き分けるセンスとテクニックを習得する。最後
により複雑な形体のデッサン力をつける。
授業の概要
初めに基礎として、陰影法と透視図法(パースペクティヴ)による幾何形や空間のデッサンを行う。次に布、果物、ガラ
ス、金属などの異なるマティエールのモチーフ、さらに人物や樹などの複雑な形体のデッサンを行う。
授業計画
<前期>
1.幾何形体のデッサン(1)
2.幾何形体のデッサン(2)
3.幾何形体のデッサン(3)
4.樹の模写
5.樹のデッサン(1)
6.樹のデッサン(2)
7.りんごと布のデッサン(1)
8.りんごと布のデッサン(2)
9.ガラスの瓶と紅茶の缶のデッサン(1)
10.ガラスの瓶と紅茶の缶のデッサン(2)
11.ガラスの瓶と紅茶の缶のデッサン(3)
12.人物の模写
13.人物のクロッキー(1)
14.人物のクロッキー(2)
15.批評会
試験・課題等の内容
作品(デッサン)により採点
評価方法
授業への取組状況 20%
作品(デッサン)80%
科目名
環境論
(Environment)
テキスト
なし
デッサン実例、デッサン集の提示
プリント配布
参考文献
画集、デッサン集を適宜提示
担当者
単位数
吉田 大介
2単位
授業の到達目標及びテーマ
今,私達を取り巻く『環境』において色々な問題が話題となっている.地球温暖化をはじめとする、いわゆる環境問題で
ある.
『環境』を利用することなしでは生きられない人間が,その利用のために自ら作り出した社会的,経済的制度のた
めに生活の存続の危機にさらされているというのはどういう事なのか.人間と環境とを含む動的なシステムを理解し,環
境を単に,外にあるもの,与えられたものにすぎないとする見方から,
「環境と共に生活する人間」を考えてみる.
授業の概要
この講義では、まず、地球環境の変遷を理解し、現在の自然環境が生物の進化や繁栄とどのような関係があるかを学ぶ。
また生物の中でのヒトの閉める位置についても確認する。次に、文明の発達と環境の変遷の関係について学び、とくに、
我々の生活を取り巻く大気環境,水環境、土壌環境などに起こっている問題や地球規模の環境問題についても考察する。
また資源開発と環境や未来の生活と環境についても考える。
授業計画
<後期>
1.環境をどう学ぶか
2.地球環境の変遷1
3.地球環境の変遷2
4.生物と環境1
5.生物と環境2
6.人間と 他の生物
7.環境問題と生活1 ─ 大気環境 ─
8.環境問題と生活2 ─ 大気環境 ─
9.環境問題と生活3 ─ 水環境 ─
10.環境問題と生活4 ─ 水環境 ─
11.環境問題と生活5 ─ 土壌環境 ─
12.地球規模の環境問題1
13.地球規模の環境問題2
14.資源開発と環境保全
15.まとめ ─ 未来の生活と環境 ─
試験・課題等の内容
筆記試験等。また、クイズ(小問題)をおこなう。
評価方法
レポート,クイズおよび試験(70%)
,授業への取組状況
および受講態度(30%)による総合評価
テキスト
プリントを配布する。
48
参考文献
岩槻紀夫 編,
“生活環境論”
,南江堂
河村武 他,
“環境科学”
,朝倉書店
アメリカ合衆国政府,
“西暦2000年の地球1,
2”
,家
の光協会
M.Eisenbud,
“ヒューマンエコロジー”
,産業図書
ルネ.デュボス,
“人間と適応”
,みすず書房
雑誌“Newton”
,教育社 など
科目名
基礎製図
(Drafting Practice)
担当者
単位数
平野 啓子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
デザインしたり、製品づくりを円滑に進めるための製図法を十分にマスターするために、本授業では、肉筆による基本的
な製図能力を身につけることを到達目標とする。
授業の概要
製図の基本事項(意義、用具の必要性と使用法)の説明の後、線の引き方・文字の書き方など実際に用紙に描く練習を行い、
次に、製図法(三角法・軸測法・透視図等)を学び、最終的に、木造・鉄筋コンクリート造等の図面模写を通して、建築
図面の基本技法を学ぶ。
授業計画
<前期>
1.製図教育の意義・用具確認・課題説明
2.線の引き方・文字の書き方
3.寸法線・記号の引き方
4.規格・記号・建具の描き方
5.三角法の基本1
6.三角法の基本2
7.軸測図の描き方(等角投影法による室内表現)
8.透視図の描き方(1点透視投影法による室内表現)
9.透視図の描き方(2点透視投影法による建物外観表現)
10.縮尺と図面密度(開口部・壁・その他)
11.模写(木造平面図1)
12.模写(木造平面図2)
13.模写(鉄筋コンクリート造断面図1)
14.模写(鉄筋コンクリート造断面図2)
15.模写(木造基礎・土台部分の軸測図)
試験・課題等の内容
期末試験は実施しない。
評価方法
毎回の出席は当然のこと、提出課題及び授業姿勢を勘案し
て評価する。
科目名
室内環境学
(Building Environment)
テキスト
「新しい建築の製図」編集委員会『新しい建築の製図』
(学
芸出版)
日本建築学会『コンパクト建築設計資料集成』
(丸善)
参考文献
日本建築学会『構造用教材』
(丸善)
担当者
単位数
石神 忍
2単位
授業の到達目標及びテーマ
ヒトが快適に居住するための室内環境条件を理解することを第一の目的とします。そして、望ましい環境条件を確保する
ための概念的手段を会得することを第二の目的とします。
授業の概要
ヒトの周囲を取り巻く環境要素、すなわち光、空気、熱、音等のエネルギーをキーワードとして、快適な室内環境条件に
ついて解説した後、講義内演習を実施して数値演算処理による合理的な室内環境の創出方法について会得させます。
「空
間デザイン実習」の前段階となる講義科目です。
授業計画
<後期>
1.序論(居住環境を整える意義)
2.光環境を整える1(日照・日射1)
3.光環境を整える2(日照・日射2)
4.光環境を整える3(照明)
5.光環境を整える4(色彩)
6.光環境を整える5(安全色、識別色)
7.空気温熱環境を整える1(指標)
8.空気温熱環境を整える2(換気)
9.空気温熱環境を整える3(熱貫流)
10.空気温熱環境を整える4(結露)
11.音環境を整える1(音の概念、計測)
12.音環境を整える2(騒音)
13.音環境を整える3(音響)
14.数値計算総合演習1
15.数値計算総合演習2、総括
試験・課題等の内容
期末試験を実施します。
テキスト
日本建築学会:建築環境工学用教材[環境編]
(丸善)
評価方法
期末試験100%
参考文献
日本建築学会:建築環境工学用教材[設備編]
(丸善)
,田
中穀弘:ポイントで学ぶ建築環境・設備読本(技術書院)
49
科目名
基礎科学
(Fundamental Science)
担当者
単位数
寺田 貴子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
科学技術の進展に伴って日常の生活の中に入り込んできた人工物質の構造と性質、消費や廃棄、あるいは環境問題などを
理解する上で必要な科学の基礎理論を学ぶ。
授業の概要
日常生活に関連した基礎的な科学理論について、演習も交えながら講義を行う。
授業計画
<前期>
1.本授業の目的
2.科学の歴史(1)
3. 〃 (2)
4.科学の基礎理論(1)
5. 〃 (2)
6. 〃 (3)
7. 〃 (4)
8. 〃 (5)
9. 〃 (6)
10. 〃 (7)
11.生活の科学(1)
12. 〃 (2)
13. 〃 (3)
14. 〃 (4)
15.まとめ
試験・課題等の内容
学期末の定期試験において科学の基礎知識を問う筆記試験
を行う。
評価方法
試験80%、授業態度20%で評価する。
科目名
プロダクトデザイン論Ⅰ
(Product Design TheoryⅠ)
テキスト
指定はしない。プリントや資料を適宜配布する。
参考文献
授業をとおして適宜紹介する。
担当者
単位数
浜谷 信彦
2単位
授業の到達目標及びテーマ
プロダクトデザインの歴史や背景を知り、デザインの理念と実践例からモノのデザインと生活との関係を理解する。コン
セプトや製品開発のプロセス、社会や環境との関係の観点からもデザインを考えることが出来る基礎を身につける。
授業の概要
北欧デザインの名作家具や雑貨から、現代の情報機器まで様なプロダクトの理念と実践例を映像で紹介し、歴史や時代背
景、デザインと社会との関係を理解し、人とモノとコトという観点から、移動機器、家電、食器、家具などのプロダクト
デザインを考察していく。
アイデア発想方法の短い演習を行うこともある。
授業計画
<後期>
1.Ⅰプロダクトデザインの歴史と背景
2. 産業革命∼バウハウス
3. デザインと工芸
4.Ⅱ家具デザイン
5. 北欧デザイン
6. ミッドセンチュリー
7.Ⅲノーマライゼーション
8. ユニバーサル・デザイン
9. バリアフリー・デザイン
10.Ⅳ環境とデザイン 11. エコロジーデザイン
12. サスティナブル
13.Ⅴ情報とデザイン
14. アフォーダンス
15. 情報化・デジタル化、インターフェイス
試験・課題等の内容
レポート課題(試験)
評価方法
レポート課題(試験)50%
授業の提出物・参加状況50%
50
テキスト
JIDAプロダクトデザイン商品開発に関わるすべての人に
科目名
CGデザインⅠ
(CG DesignⅠ)
担当者
単位数
浜谷 信彦
1単位
授業の到達目標及びテーマ
今日、デザインの現場ではコンピュータグラフィックスが導入されている。この講座ではCGによるデザイン表現を習得
する。ドロー系とペイント系アプリケーション・ソフトそれぞれのデータの特性を理解し基礎技術を習得する。CGの特
性を活かしてデザインできるようにする。
授業の概要
デザインにおけるCGの種類と用途を解説し、二次元CGドロー系(Illustrator)アプリケーションソフト及びペイント
系アプリケーションソフトの基本ツールを中心とした基礎技術演習を行う。その応用演習として、課題制作をアイデア展
開から実制作までCGで行う。
授業計画
<後期>
1.CGデザイン2次元基礎
2.ドロー系(Illustrator)
3. ツール使用方法
4. ツール使用方法
5. ツール使用方法
6.ペイント系(Photoshop)
7. ツール使用方法
8. ツール使用方法
9.CGデザイン制作Ⅰ
10.CGデザイン制作Ⅰ
11.CGデザイン制作Ⅰ
12.CGデザイン制作Ⅱ
13.CGデザイン制作Ⅱ
14.CGデザイン制作Ⅱ
15.プレゼンテーション
試験・課題等の内容
課題作品提出
テキスト
データ・プリント等(担当教員が随時作成し配布する。
)
評価方法
提出作品 70%
授業の参加状況 30%
科目名
芸術・文化論Ⅰ
(Art and Culture I)
担当者
単位数
津田 礼子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
ヨーロッパでは地中海沿岸の地域とアルプス以北の北方とでは、
風土と文化が大きく異なる。ラテン系民族の「石の文化」
とケルト・ゲルマン系民族の「木、森の文化」を対比させ、文化が地域の気候、風土と人間との関係によって育まれると
いう側面を知る。
授業の概要
絵画、その他のイコノロジーを通して、主にヨーロッパの生活様式と文化について、風土との関係から考える。前近代社
会に主眼を置き、ヨーロッパ文化の二つの型ム①地中海型文化の例として「古代ギリシア」の生活文化、②北方ヨーロッ
パ型文化の例として「中世ヨーロッパ」の生活文化を選ぶ。
授業計画
<前期>
1.ヨーロッパ文化の二つの型と風土(1)
2.和辻による風土の分類
3.地中海型文化と「古代ギリシア」の生活文化
4.古代ギリシア(1)
:石の文化、明朗な光
5.古代ギリシア(2)
:壺絵の神話と生活、霊魂観と死生観
6.古代ギリシア(3)
:ディオニュソスとアポロン、ヘルメス
7.北方ヨーロッパ型文化と「中世ヨーロッパ」
8.中世ヨーロッパ(1)
:木と森の文化、陰鬱な光
9.中世ヨーロッパ(2)
:未開の時代
10.中世ヨーロッパ(3)
:農業の時代、ヨーロッパの原形
11.中世ヨーロッ(4)
:都市の時代、商業の発展
12.自然との共生と祭祀(1)
:春の運び込み、アドニスの園
13.自然との共生と祭祀(2)
:冬にかつぎだし、冬至祭
14.地中海型文化と北方ヨーロッパ型文化のまとめ
15.生活文化の民族的特性、環境順応の原則
試験・課題等の内容
試験により授業の内容(風土と文化・芸術の関係、文化の
型と特徴など)を理解しているかどうかを問う
テキスト
和辻哲郎「風土」岩波書店
他にプリント配付
評価方法
授業への取組状況 10%
期末試験 90%
参考文献
日本家政学会編「生活文化論」朝倉書店
太田秀道「生活の歴史3 ポリスの市民生活」河出書房新
社
C. ブルック「中世社会の構造」法政大学出版局
51
科目名
造形実習
(Plastic Art)
担当者
単位数
津田 礼子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
ラフスケッチから完成までを通し、イメージやアイディアをフォルム(形体)
、色彩、マティエール(質感)などの造形
的記号で表現することを学ぶ。基礎的なデザイン力と方法を学ぶことを目的とする。
授業の概要
平面構成、立体構成によりイメージ・トレーニングを行いながら、作品を制作する。主に自然をモチーフとし、自然の中
からイメージやよい形や色を探し造形にすることを試みる。
授業計画
<後期>
1.平面構成 イメージ・トレーニング
2.平面構成 イメージ・トレーニング
3.平面構成 イメージ・トレーニング、プレゼンテーション
4.平面構成 月の光、水(音楽を聴いて)
5.平面構成 月の光、水(音楽を聴いて)
6.平面構成 月の光、水(音楽を聴いて)
、プレゼンテーション
7.立体構成 月の光、水(音楽を聴いて)
8.立体構成 月の光、水(音楽を聴いて)
9.立体構成 月の光、水(音楽を聴いて)
、プレゼンテーション
10.キャンドル彫刻
11.グリーティン・カード制作
12.プレゼンテーション
13.自由課題
14.自由課題
15.プレゼンテーションとまとめ
試験・課題等の内容
作品により採点
評価方法
授業への取組状況 10%
授業態度 10%
作品 80%
科目名
テキスタイルマテリアル
(Textile Materials)
テキスト
なし
作品実例、図版などの提示
プリント配布
参考文献
内容に応じて提示
担当者
単位数
吉田 大介
2単位
授業の到達目標及びテーマ
現代において『衣』はファッション化,個性化的要素への指向がますます高まり,あまりにも社会環境,風習,職業,流
行などからの制約や影響が大きく,ともすれば『衣』本来の目的である,自然環境への対応がなおざりにされがちである.
この解決のためには,デザイン的な工夫とともに,材料の果たす役割を学ぶことが大切である.
授業の概要
授業計画に従い、講義形式でおこなう。この講義では被服材料である繊維,糸,布等の基礎的な性質,性能について学び,
それが『衣』の性能にどのように関係づけられるかを考察する.また,繊維製品であるカーペット,カーテン等のインテ
リア材料についても十分な考察をしたい.
授業計画
<後期>
1.被服の機能
2.繊維とは何か
3.天然繊維1 ─ セルロース系繊維 ─
4.天然繊維2 ─ たんぱく質系繊維 ─
5.化学繊維1 ─ 再生繊維,半合成繊維 ─
6.化学繊維2 ─ 合成繊維 ─
7.繊維の鑑別
8.糸
9.織物と編物
10.被服材料性能1
11.被服材料性能2
12.インテリア材料としての繊維
13.繊維製品の利用1
14.繊維製品の利用2
15.まとめ
試験・課題等の内容
筆記試験をおこなう。
テキスト
林雅子監修,
“被服材料学”
,実教出版,改訂版
評価方法
レポートおよび試験等による総合評価70%
授業への取組状況・授業に対する取り組み方30%
参考文献
日本家政学会編,
“被服の資源と被服材料”
,朝倉書店
熨斗秀夫他,
“現代被服材料学”
,朝倉書店
木戸猪一郎,
“繊維材料各説”
,三共出版
吉川和志,
“新しい繊維の知識”
,鎌倉書房
その他
52
科目名
テキスタイルデザイン実習
(Experiment on Textile Design)
担当者
単位数
寺田 貴子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
衣服の素材である洋服地や着物地のほか、カーテンやテーブルクロス、クッションなどのインテリア用品、ネクタイやハ
ンカチなどの小物や雑貨など広範に用いられるテキスタイル(布帛)に関する、基本的な組織の種類や構造について作品
試作を通して理解し、オリジナルの応用作品を製作する。
授業の概要
卓上手織機を用いて種々の基本的な織組織の小作品を試作した後、足踏式手織機を用いてオリジナルの応用作品を製作す
る。
授業計画
<後期>
1.平織・無地組織の基礎作品製作
2.平織・横縞組織の基礎作品製作
3.平織・縦縞組織の基礎作品製作
4.平織・格子縞組織の基礎作品製作
5.平織・綴組織の基礎作品製作(1)
6. 〃 (2)
7.添毛組織の基礎作品製作(1)
8. 〃 (2)
9.綾織組織の基礎作品製作(1)
10. 〃 (2)
11.応用作品の製作(1)
12. 〃 (2)
13. 〃 (3)
14. 〃 (4)
15. 〃 (5)
試験・課題等の内容
学期末の定期(筆記)試験は行わない。
テキスト
指定はしない。プリントや資料を適宜配布する。
評価方法
作品50%、授業態度50%で評価する。
参考文献
授業をとおして適宜紹介する。
科目名
アパレル科学
(Apparel Science)
担当者
単位数
寺田 貴子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
衣服の起源や、衣生活で用いられる材料全般の種類や性質、それらが入手されて廃棄に至るまでについて科学的に理解し、
合理的で快適な衣生活を構築するために必要な知識を習得する。
授業の概要
アパレルの歴史と科学的な基礎理論について、テキストを中心に、適宜ビデオやパワーポイント(スライド)などを用い
て講義を行う。
授業計画
<後期>
1.本授業の目的
2.衣生活の歴史・アパレルの変遷と役割(1)
3. 〃 (2)
4.アパレル材料(1)
5. 〃 (2)
6. 〃 (3)
7.アパレルデザイン(1)
8. 〃 (2)
9.アパレルと生理・衛生(1)
10. 〃 (2)
11.アパレルの管理(1)
12. 〃 (2)
13.現代の衣生活(1)
14. 〃 (2)
15.まとめ
試験・課題等の内容
学期末の定期試験において、衣生活全般に関する基礎理論
の知識を問う筆記試験を行う。
テキスト
松生勝 編著「アパレル科学概論」朝倉書店 ISBN4-2546022-2C3377
評価方法
試験80%、授業態度20%で評価する。
参考文献
小林茂雄 他 共著「衣生活論」弘学出版
53
科目名
カラーコーディネート論
(Color Coordination)
担当者
単位数
津田 礼子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
光学的・生理学的にみた色彩の基礎的な知識について説明した上で、色彩の系統的分類について、また、色彩感情や色彩
の象徴的意味など、心の目で見た色彩がどのようなものであるかについて理解する。
授業の概要
光学的・生理学的にみた色彩、色彩の表わし方、見え方、色彩と感情、色彩調和について講議する。スライドにより事例
を紹介し、色票を用いての簡単な実験、
「PCCSハーモニックカード」を用いての演習を行う。
「PCCSハーモニックカード」
を用いての演習では色彩の対比・同化現象などの演習の他、色彩調和のトレーニングを行う。
授業計画
<後期>
1.色彩とは何か(光学的性質について)
2.色彩とは何か(光学的性質、生理学的性質について)
3.色彩の表し方(西洋、日本の伝統色)
4.色彩の表し方(系統的分類:マンセル、オストワルト他
5.PCCSハーモニック・カラーによる演習
6.色彩の見え方〈残像、対比現象他〉
7.色彩の見え方(対比現象、プルキニエ現象他)
8.PCCSハーモニック・カラーによる演習
9.PCCSハーモニック・カラーによる演習
10.色彩と感情
11.色彩と感情
12.PCCSハーモニック・カラーによる演習
13.色彩と歴史、地域
14.色彩調和論
15.PCCSハーモニック・カラーによる演習
試験・課題等の内容
試験問題は授業の内容を理解しているかどうかを問う
レポート提出
評価方法
授業への取組状況 10%
試験 90%
科目名
空間デザイン論Ⅰ
(Space Design I)
テキスト
なし
PCCSハーモニック・カラー
プリント配布
参考文献
授業中に提示
担当者
単位数
宮本 達夫
2単位
授業の到達目標及びテーマ
初めて学ぶ住空間に関する基礎的な考え方や専門用語を学び、上級学年における建築関係科目に対する授業の理解力を高
めます。
授業の概要
住居の意味、その発生および発展など住居に関する基本的な知識並びに現代における我々の住居の特徴およびその伝統と
変遷過程について学びます。次に現代の住宅事情や住宅問題及び都市問題など住居を取り巻く基礎的な知識を学び、さら
に、それらの知識にもとづき、現代における我々の住生活の問題点を把握し、より良い住生活の方向へ改善する技術と考
え方を把握します。
授業計画
<前期>
1.初学者のためのガイダンス
2.住空間の意味および住居の発生と発展
3.日本の住空間の特徴(1)
4.日本の住空間の特徴(2)
5.木造住宅に関する基礎知識(1)
6.木造住宅に関する基礎知識(2)
7.住空間に関する伝統の継続、消滅および変化
8.住宅改良および居住水準の国際比較
9.住空間の機能(1)
10.住空間の機能(2)
11.集合住宅(1)
12.集合住宅(2)
13.独立住宅(1)
14.独立住宅(2)
15.まとめ
試験・課題等の内容
筆記試験を実施します。
評価方法
試験およびレポートで評価します。
54
テキスト
適宜プリントを配布し、かつWEB上で講義資料を公開し
ます。
参考文献
第3版コンパクト建築設計資料集成(日本建築学会)
科目名
空間デザイン論Ⅱ
(Space Design Ⅱ)
担当者
単位数
宮本 達夫
2単位
授業の到達目標及びテーマ
空間デザイン論Ⅰでは、主として住宅について学びました。本講義では、その知識をもとに小住宅や店舗付き住宅および
オフィスビルを題材にして建築計画の基礎を学びます。
授業の概要
小住宅、店舗付き住宅の計画およびオフィスビルの具体的な計画について学びます。さらにそれらが建つ都市についての
一般的な知識や整備計画さらに現代の都市空間がどのような歴史をたどって成立したかを歴史的な都市を題材にして学び
ます。
授業計画
<後期>
1.小住宅の計画(1)
2.小住宅の計画(2)
3.小住宅の計画(3)
4.店舗付き住宅の計画(1)
5.店舗付き住宅の計画(2)
6.店舗付き住宅の計画(3)
7.オフィスビルの計画(1)
8.オフィスビルの計画(2)
9.オフィスビルの計画(3)
10.都市についての一般的知識(1)
11.都市についての一般的知識(2)
12.住環境整備計画(1)
13.住環境整備計画(2)
14.歴史都市と近代都市のデザイン(1)
15.歴史都市と近代都市のデザイン(2)
試験・課題等の内容
筆記試験を実施します。
評価方法
試験およびレポートで評価します。
科目名
空間構造学Ⅰ
(Building Structure I)
テキスト
適宜プリントを配布し、かつWEB上で講義資料を公開し
ます。
参考文献
各種建築雑誌、第3版コンパクト建築設計資料集成(日本
建築学会)
担当者
単位数
石神 忍
2単位
授業の到達目標及びテーマ
建築学、住居学分野の科目を学び始めるにあたって、主要構法である木構造の部材構成と架構方法を理解することを第一
の目的とします。そして、地震や台風などの自然災害に対する備えをはじめとする構造計画の初歩について理解すること
を第二の目的とします。
授業の概要
空間構造全般に関する内容と在来木造構法に対象を絞った内容を、交互に組み合わせて授業を進行します。
「空間構造学
Ⅱ」の前段階として位置付ける授業です。
授業計画
<前期>
1.建築構造を学ぶ意義
2.身近な建築物の構造(学外見学:長崎県美術館、長崎出島ワーフ)
3.建物の構造形式と成り立ち
4.建築構造の進化
5.木構法と材料
6.基礎(在来木造)
7.軸組(在来木造)
8.床組(在来木造)
9.小屋組(在来木造)
10.外装と内装(在来木造)
11.部材名称とディテール(在来木造)
12.外力への備えに関する考え方
13.構法計画の初歩
14.木造住宅の簡易構造計算
15.数値計算総合演習、総括
試験・課題等の内容
期末試験を実施します。必要に応じて、宿題を出します。
評価方法
期末試験100%
テキスト
内田詳哉:建築構法(市ヶ谷出版社)
,鈴木秀三:図解 建築の構造と構法
(井上書院)
,
建築のテキスト編集委員会:
初めての建築一般構造(学芸出版社)
55
科目名
空間製図
(Space Drafting)
担当者
単位数
石神 忍
2単位
授業の到達目標及びテーマ
デザインしたり、製品づくりを円滑に進めるには、製図法を十分にマスターする必要があります。本授業では「基礎製図」
で習得した技法を礎に、
「空間構造学Ⅰ」で学んだ木造住宅の建築図書一式(極めてベーシックな小規模建築)を完成させ、
製図技量と図面読解力を磨きます。
授業の概要
授業の前半は、平行定規板を駆使した製図をおこないます。後半は、小規模模型を作って各部材の名称と役割について体
感的に理解を深めます。
授業計画
<後期>
1.建築設計・施工と設計図書(解説)
、課題説明
2.平面図の作成
3.配置図の作成
4.断面図の作成
5.立面図の作成
6.矩計図の作成
7.展開図の作成
8.伏図の作成(基礎、床)
9.伏図の作成(天井、屋根)
10.透視図の作成
11.読図と模型製作(基礎、土台)
12.読図と模型製作(1階床組、柱、梁)
13.読図と模型製作(2階床組、
壁)
14.読図と模型製作(小屋組)
15.読図と模型製作(詳細部分)
試験・課題等の内容
期末試験は実施しません。
評価方法
建築図書:60% 模型:40%
科目名
家庭経営学
(Home Management)
テキスト
新しい建築の製図(学芸出版)
,日本建築学会:構造用教
材(丸善)
,
日本建築学会:コンパクト建築設計資料集成(丸
善)
担当者
単位数
谷村 賢治
2単位
授業の到達目標及びテーマ
われわれの日々の営みは今日、リスクに満ちている。このような生活リスクの抑制に資する生活力を培うこと、これが本
講義のテーマである。そのためにはまずもって、
小さくてもいいから自分の<生活知(環境知)のプール>をつくること、
これを目標にしたい。
授業の概要
以下に示す「授業計画」に従って、生活経営に関する基礎知識の修得ならびにデータの適切な分析力の獲得に取り組む。
授業計画
<後期>
1.なぜわれわれは環境知に着目するのか
2.生活リスクと環境知の理論的考察(1)
−近代家族とは−
3.生活リスクと環境知の理論的考察(2)
−家庭経営の基本的な枠組み−
4.高齢化 −超高齢な地域社会と向き合う−
5.国際化・情報化が暮らしに何をもたらしているか(1)
6.国際化・情報化が暮らしに何をもたらしているか(2)
7.サービス、その特性
8.地域のサービス経済化と消費生活リスク
9.フリーターは社会を映す鏡
10.多重債務リスクを考える
11.ライフスタイルの変容と地球環境問題(1)
12.ライフスタイルの変容と地球環境問題(2)
13.サスティナブル・シティをつくる
−環境イノベーションとしてのエコ商店街の場合−
14.長崎の家庭ごみ問題を考える
15.まとめ
試験・課題等の内容
期末小テストを行う。
テキスト
講義中に適宜、プリントを配付する。
評価方法
テスト 50%
学習状況 50%
参考文献
谷村賢治『生活リスクと環境知』
(昭和堂)
56
科目名
海外生活研修
(Overseas Seminar)
担当者
単位数
寺田 貴子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
前回「イタリア∼フランス研修」の例
ミラノとパリは、偉大な歴史的芸術が存在すると同時に、現代おいても有名なサローネやコレクションが開かれ世界のデ
ザインをリードし続けている。ルーブル美術館をはじめ世界的な作品と出合い、教会のステンドグラスや彫刻など街並み
に刻まれた芸術を肌で感じ取ることができる。それらの香り高い文化・芸術に触れてそれぞれの見聞を広め深める。
授業の概要
パリでは、ルーブル美術館やオルセー美術館などを見学する。ミラノでは、テーブルウェアーなどのプロダクトデザイン
で有名な企業アレッシ−のデザインミュージアムやファッションデザイン工房イプシロン等を見学する。また各自のテー
マに基づいて自主研修をする。研修後にレポートを作成する。
試験・課題等の内容
参加状況およびレポート提出
評価方法
参加状況およびレポートを総合的に判断する。
科目名
CADオペレーション
(CAD Operation)
担当者
単位数
宮本 達夫
1単位
授業の到達目標及びテーマ
JWW−CADを用いて住宅の平面図を作成できる能力を身に付けます。
授業の概要
「インテリアの設計演習」 や 「空間設計Ⅱ、Ⅲ」 で用いるCADソフトの操作に習熟し、同時に三面図や透視図法など建
築物やインテリアの作図法の基礎を学びます。使用するソフトは、JWW−CADで、多くの設計事務所や建設会社で使
用している汎用性が高く、高機能なソフトです。
授業計画
<前期>
1.CADの説明
2.基本操作(1)直線、矩形、曲線を描く。
3.基本操作(2)簡単な複合図形を描く。
4.基本操作(3)図形をコピーする。
5.基本操作(4)図形を移動する。
6.基本操作(5)図形を消去する。
7.基本操作(6)複線と伸縮
8.基本操作(7)中心線と2線を描く。
9.基本操作(8)連線と寸法線を描く。
10.基本操作(9)文字を記入する。
11.住宅の構成要素の作成(1)畳を描く。
12.住宅の構成要素の作成(2)フローリングを描く。
13.住宅の構成要素の作成(3)窓と出入口を描く。
14.住宅図面の作成(1)
15.住宅図面の作成(2)
試験・課題等の内容
試験は実施しませんが、5回程度の課題を課します。
テキスト
特にテキストはありません。適宜プリントを配布します。
評価方法
提出課題で評価します。
参考文献
第3版コンパクト建築設計資料集成(日本建築学会)
57
科目名
プロダクトデザインⅠ
(Practice of Product DesignⅠ)
担当者
単位数
浜谷 信彦
2単位
授業の到達目標及びテーマ
生活の中の身近なプロダクトをデザイン制作する力を養う。課題制作を通して、アイデアの抽出・展開の方法を身につけ、
素材と技法の特性を理解し作品制作を行う。
授業の概要
木製スプーンや、生活の中の身近なプロダクトをデザインし制作する。
他、ランプシェードなど陶磁器雑貨の制作を行う。
また、短時間でアイデアの抽出し展開する課題演習を行う。
授業計画
<後期>
1.プロダクト制作Ⅰ(木製スプーン)
2. アイデア抽出・展開
3. アイデア決定
4. 作図(型紙 手描またはCG)
5. 制作
6. 〃
7. 仕上げ
8.プロダクト制作Ⅱ(陶磁器雑貨など)
9. アイデア抽出・展開
10. 制作
11. (素焼 施釉 本焼 上絵)
12. 〃
13. 〃
14. 仕上げ
15.撮影まとめ
試験・課題等の内容
課題作品提出
テキスト
プリント等
評価方法
課題作品提出 70%
授業参加状況 30%
科目名
陶芸実習
(Practice of Ceramic Art)
担当者
単位数
浜谷 信彦
2単位
授業の到達目標及びテーマ
陶磁の実習を通し、素材や技術の物理的な制限や制約の中で機能や造形美のバランスを見つけ出し、素材と技法の特性を
活かして生活雑貨デザイン制作する。陶磁素材が持つ独自の表情の豊かさ、良さを理解する。
授業の概要
陶磁器の素材と技法を用いて、手びねりによるカップ制作のほか、陶板時計等の生活雑貨を制作する。
収縮率やゆがみを考慮し、素材と技法の特性を活かしてデザイン制作する。
授業計画
<前期>
1.陶磁造形の工程・技法・素材
2. ディテールとテクスチャー
3.手びねり技法 カップ
4. 成形
5. 素焼き
6. 染付技法 施釉
7. 本焼き
8.プロダクト制作(生活雑貨1)
9. タタラ成型
10. 〃
11. 素焼焼成
12. 施釉・本焼焼成
13. 組み立て
14.まとめ
15. 撮影・プレゼンテーション
試験・課題等の内容
課題作品提出
評価方法
課題作品提出 70%
授業参加状況 30%
58
テキスト
プリント等配布
科目名
CGデザインⅡ
(CG DesignⅡ)
担当者
単位数
浜谷 信彦
1単位
授業の到達目標及びテーマ
この講座は、CGデザインⅠで習得した基礎的技術をもとに、更にデザインの表現を深める。DTPにおけるアプリケー
ション・ソフトの連携やレイアウト技術、3D(立体)表現などCGを活かして、グラフィックデザインからパッケージ
デザインプロダクトデザインに応用する力を習得する。
授業の概要
印刷物のレイアウトなどDTPの基礎的技術およびCGの3D表現について演習課題をする。応用課題として、イラスト
レーションやポスター等のグラフィックデザイン、パッケージデザインや立体雑貨等をCGを用いてデザイン制作する。
授業計画
<前期>
1.DTP基礎
2. 写真補正(Photoshop)
3. レイアウト 印刷データ
4.3D表現(Illustrator)
5. イラストレーション
6.CGデザイン制作Ⅰ
7. (グラフィック等)
8. 〃 9.CGデザイン制作Ⅱ
10. (パッケージ等)
11. 〃
12.CGデザイン制作Ⅲ
13. (プロダクト立体雑貨等)
14. 〃
15.プレゼンテーション
試験・課題等の内容
課題作品提出
テキスト
データ・プリント等(担当教員が随時作成し配布する。
)
評価方法
提出作品 70%
授業の参加状況 30%
科目名
インダストリアルデザイン
(Industrial Design)
担当者
単位数
浜谷 信彦
1単位
授業の到達目標及びテーマ
企業における商品開発のプロセス、マーケティングからデザイン、生産工程、商品化されるまでの流れを理解し、プロダ
クトデザイナーとして素材、加工技術、成型方法など理解する。企業における量産デザインに対応した、より実践的なザ
イン力を養う。
授業の概要
企業における商品開発のプロセス、企画から商品化されるまでの流れを事例研究や演習を通して研究する。CGを用いて
就職活動等に用いるポートフォリオにまとめる。
授業計画
<後期>
1.Ⅰ商品企画開発 企業戦略
2. 事例研究
3. 事例研究
4.Ⅱ素材と加工
5. 素材の特性
6. 加工法
7.Ⅲ商品企画課題
8. サーベイ/マーケティング
9. 調査と分析(シナリオ法、ペルソナ法)
10. コンセプト設定
11. アイデア抽出展開
12. レンダリング
13. 三面図
14.Ⅳプレゼンテーション
15. ポートフォリオ
試験・課題等の内容
課題作品提出
テキスト
データ・プリント等(担当教員が随時作成し配布する。
)
評価方法
提出作品 70%
授業の参加状況 30%
59
科目名
ハンドクラフト
(Handcraft)
担当者
単位数
寺田 貴子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
飾品に、さらに加飾を行うことでその美しさをより効果的に表現する手法である手工芸(ハンドクラフト)が、歴史的に
世界各地で多種多様に展開されてきたことを理解し、代表的な手工芸である刺繍と編み物の技法の種類と特徴について、
基礎作品の試作をとおして理解するとともに、オリジナルな応用作品を製作することで技術の習熟をはかる。
授業の概要
基礎的な手工芸の種類と技法の特徴について実習をとおして学習する。
授業計画
<前期>
1. 欧風刺繍の歴史と基礎技法(1)
2. 欧風刺繍の基礎技法(2)
3. 〃 (3)
4. 鈎針編の歴史と基礎技法(1)
5. 鈎針編の基礎技法(2)
6. 〃 (3)
7. 棒針編の歴史と基礎技法(1)
8. 棒針編の基礎技法(2)
9. 〃 (3)
10.応用作品の製作(1)
11. 〃 (2)
12. 〃 (3)
13. 〃 (4)
14. 〃 (5)
15. 〃 (6)
試験・課題等の内容
学期末の定期(筆記)試験は行わない。
テキスト
指定はしない。プリントや資料を適宜配布する。
評価方法
作品50%、授業態度50%で評価する。
参考文献
授業をとおして適宜紹介する。
科目名
テキスタイルマテリアル実習
(Textile Materials Lab.)
担当者
単位数
吉田 大介
2単位
授業の到達目標及びテーマ
「テキスタイルマテリアル(講義)
」で学んだ繊維材料の性質,性能について実験を通してよりよく理解し,さらに身近な
ものにしていく.
授業の概要
授業計画に従い、
実験形式でおこなう。そのためには,
前もって「テキスタイルマテリアル(講義)
」の履修が必要である.
授業計画
<前期>
1.繊維の鑑別(1)
2.繊維の鑑別(2)
3.繊維の鑑別(3)
4.繊維の太さの測定
5.ナイロン66の合成
6.糸の太さ,撚り数,強度の測定
7.織物の測定(1)
8.織物の測定(2)
9.ハ−トル−プ法による剛軟度測定
10.布の引っ張り強さ,布の撥水性試験
11.未知の試料の分析1
12.未知の試料の分析2
13.未知の試料の分析3
14.織物シミュレーション
15.まとめ
試験・課題等の内容
毎回レポート提出
テキスト
櫻田一郎監修,
“現代被服材料実験”
,化学同人
評価方法
レポートおよび試験等による総合評価80%
授業への取組状況・実験に対する取り組み方20%
参考文献
日本家政学会編,
“被服の資源と被服材料”
,朝倉書店
熨斗秀夫他,
“現代被服材料学”
,朝倉書店
木戸猪一郎,
“繊維材料各説”
,三共出版
吉川和志,
“新しい繊維の知識”
,鎌倉書房
その他
60
科目名
染色学
(Science of Dyeing)
担当者
単位数
吉田 大介
2単位
授業の到達目標及びテーマ
生活を彩り豊かなものにしている染色について,染料・染色物の色とその表示法,染料の種類と特性,染色性および染色
法,染色物の堅牢性とその評価方法を学び,染色に対する興味・関心を深める。
授業の概要
授業計画に従い、講義形式でおこなう。そのために,前もって「テキスタイル・マテリアル(講義)
」の履修が望ましい。
授業計画
<前期>
1.染色とは何か
2.染料・染色物の色1
3.染料・染色物の色2
4.染料と染色法の分類1
5.染料と染色法の分類2
6.タンパク質繊維の染色1
7.タンパク質繊維の染色2
8.セルロース系繊維の染色1
9.セルロース系繊維の染色2
10.合成繊維の染色1
11.合成繊維の染色2
12.染色堅牢度と評価1
13.染色堅牢度と評価2
14.染色速度論1
15.染色速度論2
試験・課題等の内容
筆記試験
テキスト
未定
評価方法
レポートおよび試験等による総合評価70%
授業への取組状況・授業に対する取り組み方30%
参考文献
矢部章彦 他,
“染色概説”
,光生館
近藤一夫 監修,
“染色の化学”
,建帛社
黒木宣彦 著,
“染色理論化学”
,槇書店
その他
科目名
染色学実験
(Science of Dyeing Lab.)
担当者
単位数
吉田 大介
2単位
授業の到達目標及びテーマ
「染色学(講義)
」で学んだ内容を,さらに,実験を通して学び,染色の知識および技術を深める。また伝統的な染色技術
である,絞り染や臈纈染、くわえてシルクスクリーンによる小作品製作もおこなう
授業の概要
授業計画に従い、実験形式でおこなう。そのためには,前もって「染色学(講義)
」の履修が必要である.
授業計画
<後期>
1.ガイダンス,実験を行う上での注意。
2.酸性染料・含金属染料の染色法1(浸染法)
3.酸性染料・含金属染料の染色法2(調色)
4.酸性染料・含金属染料の染色法3(染色評価)
5.酸性染料・含金属染料の染色法4(緩染・均染,染色速度)
6.直接染料の染色法
7.建染染料の染色法
8.分散染料の染色法1
9.分散染料の染色法2
10.ピグメントレンジの染色法
11.混合染色法
12.捺染(シルクスクリーン)1
13.捺染(シルクスクリーン)2
14.染色ファクターの測定
15.まとめ
試験・課題等の内容
毎回レポート提出の予定
テキスト
その都度、プリントを用意。
評価方法
レポートおよび試験等による総合評価70%
授業への取組状況・授業に対する取り組み方30%
参考文献
矢部章彦 他,
“染色概説”
,光生館
近藤一夫 監修,
“染色の化学”
,建帛社
黒木宣彦 著,
“染色理論化学”
,槇書店
その他
61
科目名
ファッション製作実習
(Clothing Construction)
担当者
単位数
林田 裕子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
・人体と被服の構造の関係を理解する。
・人体の動きに必要なゆとりを理解する。
・用途に応じた、被服素材を選択できる。
・基本的な衣服を製作する技能を身につける。
授業の概要
立体構成法による衣服の製作を通して、人体と被服の構造の関係やゆとり量、素材のもつ特性等を考察しながら、ファッ
ション造形の基礎理論と製作技術を習得する。さらに、製作を通して、着用目的や体型に合い、個性を表現できる既製服
の選択能力をも習得する。また、布に独自の装飾をほどこした手芸品の製作を通して、時間をかけた手作りの作品の価値
を見直す。
授業計画
<後期>
1.被服の目的・機能
2.着衣する人体、人体計測、被服のゆとり
3.スカート製作 スカート原型、パターン設計
4. 〃 用布の地直し、裁断、印しつけ
5. 〃 仮縫い
6. 〃 補正、裏地裁断
7. 〃 本縫い(ダーツ、脇縫い)
8. 〃 本縫い(ファスナー、スリット)
9. 〃 本縫い(裏布の縫い方、裏とじ)
10. 〃 本縫い(ベルトつけ、裾の始末)
11.スカート仕上げ、作品着装
12.手芸技法を取り入れた幼児用グッズ製作
13. 〃
14. 〃
15.まとめ
試験・課題等の内容
作品(スカート、幼児用グッズ)
、作品に関するレポート
を課す。
テキスト
文化服装学院 編『婦人服1.
2.
3.
』
(文化出版局)
評価方法
課題・提出物(80%)
、授業への取組状況(20%)
科目名
空間デザイン実習
(Practice in Space Design)
担当者
単位数
石神 忍
2単位
授業の到達目標及びテーマ
「室内環境学」に関連する種々の実験を通して、ヒトが快適に過ごすために必要な環境条件について理解を深めることを
第一の目的とします。そして、この知識を基盤にしてヒトが快適に居住できる空間づくりに応用できる能力を養うことを
第二の目的とします。
授業の概要
授業の前半は、環境原理に関する実験をおこないます。後半は、床面積50㎡程度の小空間(※自室と考えて良い)の中で
快適に過ごすための工夫、すなわちゾーニング、建築環境、ヒューマンファクター等を考えながら空間計画の素養を会得
します。
授業計画
<前期>
1.序論(概要説明、小空間の設計課題提示)
2.光環境(大チャペルの照度分布)
3.光環境(内装仕上げと照明方式)
4.空気温熱環境(温熱感覚に影響を及ぼす物理量)
5.空気温熱環境(発熱と換気)
6.音環境(室内外の騒音)
7.音環境(大チャペルの音圧レベル分布ならびに残響時間)
8.小空間の環境設計(基本計画① 構造計画、ゾーニング)
9.小空間の環境設計(基本計画② 採光・照明計画、通風計画、建築設備計画)
10.小空間の環境設計(室内模型の制作① スケルトン)
11.小空間の環境設計(室内模型の制作② 間仕切壁、通路)
12.小空間の環境設計(室内模型の制作③ 開口部と人間工学)
13.小空間の環境設計(室内模型の制作④ 設備機器と人間工学)
14.小空間の環境設計(室内模型の制作⑤ 家具と人間工学)
15.小空間の環境設計(設計の趣旨説明、講評)
試験・課題等の内容
実験レポートおよび設計成果物の提出を要します。
評価方法
実験レポート50%、設計成果物50%,※実験・実習科目の
性格上、現に体験しなければ意味がない。欠席、遅刻の場
合は、大幅に減点されるので皆勤のこと。
62
テキスト
日本建築学会:建築環境工学用教材[環境編]
(丸善)
,日
本建築学会:構造用教材(丸善)
参考文献
日本建築学会:建築環境工学用教材[設備編]
(丸善)
,日
本建築学会:コンパクト建築設計資料集成(丸善)
科目名
空間デザイン演習
(Space Design Exercises)
担当者
単位数
宮本 達夫
1単位
授業の到達目標及びテーマ
実際の家具や部屋を実測することにより、実測技術や建築物に用いられている寸法体系を学びます。また、同時に建築物
の部材や材料についての知識を深めます。
授業の概要
家具及び室内空間のスケッチと実測を行い野張を作成します。そのデータをもとにしてCADによる実測図面を作成しま
す。
授業計画
<後期>
1.実測調査法(1)OAデスクのスケッチ
2.実測調査法(2)OAデスクの実測
3.実測調査法(3)OAデスクの作図
4.実測調査法(4)部屋の平面図のスケッチ(1)
5.実測調査法(5)部屋の平面図のスケッチ(2)
6.実測調査法(6)部屋の平面図の実測(1)
7.実測調査法(7)部屋の平面図の実測(2)
8.実測調査法(8)部屋の平面図の作図(1)
9.実測調査法(9)部屋の平面図の作図(2)
10.実測調査法(10)部屋の平面図の作図(3)
11.実測調査法(11)部屋の平面図の作図(4)
12.実測調査法(12)アルミサッシュの立面図<スケッチ>
13.実測調査法(13)アルミサッシュの立面図<実測>
14.実測調査法(14)アルミサッシュの立面図<作図(1)>
15.実測調査法(15)アルミサッシュの立面図<作図(2)>
試験・課題等の内容
実測を行った上で実測図面を作成する課題を課します。
テキスト
特にテキストはありません。適宜プリントを配布します。
評価方法
提出課題で評価します。
参考文献
各種建築雑誌、第3版コンパクト建築設計資料集成(日本
建築学会)
科目名
建築の歴史Ⅰ
(History of Architecture Ⅰ)
担当者
単位数
宮本 達夫
2単位
授業の到達目標及びテーマ
今後のデザイン活動のために日本および外国における各時代の建築様式の流れを理解する能力を身に付けます。
授業の概要
日本独自の宗教建築である神社について知識を深め、さらに外国における古代、中世及び近代の建築の歴史について学び
ます。
授業計画
<前期>
1.日本の住居形式
2.神社建築(1)
3.神社建築(2)
4.神社建築(3)
5.神社建築(4)
6.神社建築(5)
7.古代エジプト建築(1)
8.古代エジプト建築(2)
9.古代エジプト建築(3)
10.中世ロマネスク建築(1)
11.中世ロマネスク建築(2)
12.中世ゴシック建築(1)
13.中世ゴシック建築(2)
14.近代の住居(1)
15.近代の住居(2)
試験・課題等の内容
筆記試験を実施します。
評価方法
試験およびレポートで評価します。
テキスト
適宜プリントを配布し、かつWEB上で講義資料を公開し
ます。
参考文献
第3版コンパクト建築設計資料集成(日本建築学会)
、日
本建築史図集(日本建築学会)
63
科目名
建築の歴史Ⅱ
(History of Architecture Ⅱ)
担当者
単位数
宮本 達夫
2単位
授業の到達目標及びテーマ
建築の歴史Ⅰに引き続き、日本および外国における各時代の建築様式の流れを理解する能力を身に付けます。
授業の概要
現代における西洋の建築の基礎となった古代ギリシャ建築とルネサンス建築について学び、続いて日本独自の建築である
茶室を取り上げます。さらにストリートファーニチャー、近・現代建築としてスカイスクレーパーの成立および都市の街
路計画について学びます。
授業計画
<後期>
1.古代ギリシャ建築(1)
2.古代ギリシャ建築(2)
3.古代ギリシャ建築(3)
4.近世ルネサンス建築(1)
5.近世ルネサンス建築(2)
6.茶室建築(1)
7.茶室建築(2)
8.茶室建築(3)
9.都市の構成要素
10.ストリートファーニチャー
11.近・現代建築
12.スカイスクレーパー(1)
13.スカイスクレーパー(2)
14.都市の街路計画(1)
15.都市の街路計画(2)
試験・課題等の内容
筆記試験を実施します。
評価方法
試験およびレポートで評価します。
科目名
住空間設備
(Housing Equipment)
テキスト
適宜プリントを配布し、かつWEB上で講義資料を公開し
ます。
参考文献
日本建築学会編 西洋建築史図集、同 西洋建築史図集
担当者
単位数
平野 啓子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
安全で健康で快適に暮らすための居住空間に必要な設備に関して、その知識を習得する。テーマは、
「住空間の動脈と静
脈を知ろう」である。
授業の概要
住空間(建築)設備に関する歴史や考え方及び設備の基礎事項と保全・管理や将来の方向性や課題などを学ぶ。
「室内環境
学」及び「空間デザイン実習」で得た知識を踏まえて進行する。
授業計画
<後期>
1.住空間設備の基礎事項と概要
2.給排水衛生設備Ⅰ(基礎事項と給水・給湯設備)
3.給排水衛生設備Ⅱ(排水・通気設備とガス設備)
4.給排水衛生設備Ⅲ(衛生器具と設備図面)
5.空気調和設備Ⅰ(基礎事項と方式・システムの1)
6.空気調和設備Ⅱ(方式・システムの2)
7.空気調和設備Ⅲ(換気・排煙設備と設備図面)
8.電気設備Ⅰ(基礎事項と受変電・幹線・動力設備)
9.電気設備Ⅱ(照明・コンセント設備と設備図面)
10.電気設備Ⅲ(情報・通信設備と防災設備)
11.搬送設備(搬送設備と高齢者向けの設備)
12.エネルギー利用と住空間設備
13.住空間設備から考える住宅の設計Ⅰ
14.住空間設備から考える住宅の設計Ⅱ
15.住宅における設備設計事例
試験・課題等の内容
期末試験を実施する。講義内演習を行う。
テキスト
大塚雅之著『初学者の建築講座 建築設備』
(市ヶ谷出版)
評価方法
期末試験 35%、講義内演習 35%、授業への取組状況 30%
参考文献
建築設備学教科書研究会編『建築設備学教科書』
(彰国社)
64
科目名
空間構造学Ⅱ
(Building Structure Ⅱ)
担当者
単位数
石神 忍
2単位
授業の到達目標及びテーマ
「空間構造学Ⅰ」に続いて、
主として鉄筋コンクリート構造及び鉄骨構造の部材構成と架構方法を理解することが目的です。
授業の概要
各構造形式に関する解説と、それらの構造形式を活用して大型の構造物を構築することに関する解説を組み合わせて授業
を進行します。また、各構造形式の納まり図を描いて理解を深めます。
授業計画
<前期>
1.大型構造物を構築する意義と喜び1
2.鉄筋コンクリート構造1(材料)
3.鉄筋コンクリート構造2(配筋)
4.鉄筋コンクリート構造3(型枠)
5.基礎構造
6.鉄骨構造1(材料)
7.鉄骨構造2(架構)
8.鉄骨鉄筋コンクリート構造
9.組立コンクリート構造
10.プレストレストコンクリート構造
11.ディテール1(RC)
12.ディテール2(S)
13.ディテール3(SRC)
14.混合構造
15.数値計算総合演習、総括
試験・課題等の内容
期末試験を実施します。必要に応じて、宿題を出します。
テキスト
日本建築学会:構造用教材(丸善)
評価方法
期末試験100%
参考文献
アンガス・J・マクドナルド:建築の構造とデザイン(丸
善)
,宮元健次:初めての建築構造デザイン(学芸出版社)
,
日本建築学会:構造パースペクティブ(技報堂)
科目名
構造力学Ⅰ
(Structural Mechanics Ⅰ)
担当者
単位数
石神 忍
2単位
授業の到達目標及びテーマ
構造計算の初歩的素養を会得することを目的とします。すなわち、構造物に作用する力を定量的に算定する手法について
会得します。
授業の概要
力学に関する初歩的な事項を学んだ後、単純モデル化した構造骨組(梁、ラーメン)に作用する力・反応する力について
学びます。暗記するのではなく解ける力を養う必要性から講義内演習を実施します。
「構造力学Ⅱ」の前段階と位置付け
る授業です。
授業計画
<後期>
1.力学に関する基礎知識①(力の概念)
2.力学に関する基礎知識②(合力と分力 ※図式解法、算式解法)
3.構造力学に関する基礎知識①(モーメント)
4.構造力学に関する基礎知識②(つり合いの条件)
5.構造力学に関する基礎知識③(支点反力)
6.構造物の安定・不安定①(安定の条件)
7.構造物の安定・不安定②(安定・不安定の判別)
8.梁部材の構造力学①(軸方向力図、せん断力図、曲げモーメント図)
9.梁部材の構造力学②(集中荷重と応力)
10.梁部材の構造力学③(等分布荷重と応力)
11.ラーメンの構造力学①(軸方向力図、せん断力図、曲げモーメント図)
12.ラーメンの構造力学②(門型ラーメンへの水平加力と応力)
13.ラーメンの構造力学③(門型ラーメンへの鉛直加力と応力)
14.ラーメンの構造力学④(ヒンジ付き門型ラーメンへの加力と応力)
15.数値計算総合演習、総括
試験・課題等の内容
期末試験を実施します。必要に応じて宿題を出します。
テキスト
浅野清秀:やさしい構造力学(学芸出版社)
評価方法
期末試験100%
参考文献
宮島正栄:初めて学ぶ建築の数学(オーム社)
,二見秀雄:
構造力学(市ヶ谷出版)
,
日本建築学会:構造用教材(丸善)
65
科目名
空間設計Ⅰ
(Space Design Practice I)
担当者
単位数
中野 善弘
2単位
授業の到達目標及びテーマ
小規模住宅又はセカンドハウスの設計を試みて設計製図の習得と建築デザインへの理解を深める。
授業の概要
小規模住宅又はセカンドハウスを対象に、生活を取り巻く様々な環境を考慮した住宅プランの作成を行い、建築空間の要
素・構成・広がり・デザインの魅力などを学びます。そして建築設計製図の進め方を理解しながら具体的なドローイング
やプレゼンテーションを行います。
授業計画
<後期>
1.建築設計の基本事項
2.居住空間の構成、プログラムの整理、エスキス開始
3.エスキス1、講評
4.エスキス2、講評
5.小規模住宅又はセカンドハウスの実施設計1
6.小規模住宅又はセカンドハウスの実施設計2
7.小規模住宅又はセカンドハウスの実施設計3
8.小規模住宅又はセカンドハウスの実施設計4
9.プレゼンテーション1、講評
10.模型製作1
11.模型製作2
12.模型製作3
13.模型製作4
14.まとめ1(プレゼンテーション)
15.まとめ2(プレゼンテーション)
試験・課題等の内容
試験はなし。小住宅またはセカンドハウスの設計を課題と
して授業中に作成するが、各人の進捗状況によっては持ち
帰り完成させる。
テキスト
新しい建築の製図(学芸出版社)
必要に応じてプリントを配布する。また建築の理解を深め
るために写真・DVD等を活用する。
評価方法
課題提出物の内容及び完成度で評価する。
参考文献
第3版 コンパクト建築設計資料集成(日本建築学会編・
丸善株式会社)
補足
1年次の「基礎製図」及び「空間構造学Ⅰ」の修了者が望
ましい。
科目名
インテリア史
(History of Interior Design)
担当者
単位数
津田 礼子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
インテリアとは、建築の内部空間、および、その内部を装飾する家具、照明、タピスリー、絨緞、花瓶その他のオブジェ
等全てを総称し、
その概念は極めて広い。そして、
それは時代によって、
地域によって様々な様式(スタイル)をもつ。ヨー
ロッパでは古くから室内建築や家具の様式について学ぶことが教養のひとつと考えられてきた。授業では、室内建築と家
具の様式を中心に、主にヨーロッパのインテリア様式の歴史についてスライド等を用いて概説し、その背景にある文化や
美意識、ライフスタイルについて考える。また、インテリアのデザインを考える上での原理についても触れたい。
授業の概要
下記授業計画に従い、各時代の様式(スタイル)の特徴を見ていく。
授業計画
<後期>
1.インテリアの概念について
2.古代(1)−エジプト、メソポタミア、ギリシア、ローマ
3.古代(2)−エジプト、メソポタミア、ギリシア、ローマ
4.中世(1)−ビザンチン、ロマネスク、ゴシック
5.中世(2)−ビザンチン、ロマネスク、ゴシック
6.近世(1)−ルネッサンス
7.近世(2)−バロック
8.近世(3)−ロココ
9.近世(4)−ネオクラシック
10.近代(1)−19世紀後半、アーツ・アンド・クラフト
11.近代(2)−19世紀後半、アール/ヌーボー他
12.近代(3)−デ・Sティール他
13.近代(4)−バウハウス他
14.前近代と近代の比較
15.現代
試験・課題等の内容
試験により授業の内容を理解しているかどうかを問う
評価方法
授業への取組状況 10%
試験 90%
66
テキスト
なし
プリント配布
参考文献
豊口克平監修「インテリアでザイン事典」理工学社
科目名
インテリアデザイン
(Interior Design)
担当者
単位数
松田 美奈子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
デザイン力のある美しい空間を作る為の基本力を身につける
授業の概要
テキストや実例写真などを参考にしながらの講義 及び 簡単な演習
授業計画
<前期>
1.インテリアスタイル1
2.インテリアスタイル2
3.インテリアスタイル3
4.インテリアスタイル4
5.カーテン・家具・照明1
6.カーテン・家具・照明2
7.カーテン・家具・照明3
8.カーテン・家具・照明4
9.マテリアル計画
10.マテリアル計画2
11.インテリアデザイン計画
12.生活デザインからの空間計画
13.生活デザインからの空間計画2
14.ユニバーサルとサスティナブルについて
15.まとめ
試験・課題等の内容
講義内容により簡単なレポート及び演習有 又、理解度確
認の小テストが有ります。
テキスト
井上書院の“図解テキスト インテリアデザイン”を使用。
他にプリントを用意の予定。
評価方法
試験無し。課題提出状況40% その内容20% 小テスト
20% 取組状況20%
参考文献
図解住まいとインテリアデザイン(住まいとインテリア研
究会編著)
生活文化とインテリア(第1分冊∼第3冊)
(インテリア
産業協会)
世界で1番やさしいインテリア (建築知識)
科目名
インテリアの設計演習
(Interior Planning)
担当者
単位数
宮本 達夫
1単位
授業の到達目標及びテーマ
「インテリアデザイン」で学んだ基礎的な知識を基にしてCADを使った実践的なデザイン演習を行うことによって快適
な住空間を構成する知識と技術を身に付けます。
授業の概要
三面図の概念を学び、その後、実際にテーブル、椅子などを各自がデザインし、図面化します。さらに室内の床・壁・天
井・幅木のカラーコーディネートを施し、自分がデザインした家具を配置する演習を行います。
授業計画
<後期>
1.インテリアデザインの製図(1)
2.インテリアデザインの製図(2)
3.インテリアデザインの製図(3)
4.家具計画(1)
5.家具計画(2)
6.室内の床・壁・天井の色彩調節(1)
7.室内の床・壁・天井の色彩調節(2)
8.ルームアクセサリーのデザイン(1)
9.ルームアクセサリーのデザイン(2)
10.住居の家具配置(1)
11.住居の家具配置(2)
12.椅子のデザイン(1)
13.椅子のデザイン(2)
14.リフォーム(1)
15.リフォーム(2)
試験・課題等の内容
試験は実施しませんが、10回程度の課題を課します。
テキスト
特にテキストはありません。適宜プリントを配布します。
評価方法
提出課題で評価します。
参考文献
第3版コンパクト建築設計資料集成(日本建築学会)
、各
種インテリア雑誌
67
科目名
食物学
(Food Technology)
担当者
単位数
柿山 章江
2単位
授業の到達目標及びテーマ
日本人の食生活の現状を把握し、健康な食生活を営む上で必要となる栄養・食品・調理の基礎的知識を理解させる。また、
各ライフステージの特性を考慮した食生活について理解を深める。
授業の概要
食生活における課題を文化・歴史・栄養・科学の広い視野から考察する。また、現在の食生活の現状と問題点を理解する
とともに、今後の食教育のあり方についても考察する。
授業計画
<前期>
1.食生活の変遷
2.食生活と文化
3.栄養素とその機能Ⅰ
4.栄養素とその機能Ⅱ
5.食品の性質と調理Ⅰ
6.食品の性質と調理Ⅱ
7.食品の安全
8.食べ物と嗜好
9.食生活と生活習慣病
10.ライフステージと食生活
11.日本人の食生活の現状と問題点
12.食生活指針、食事の摂り方
13.食中毒
14.食品の表示
15.まとめ
試験・課題等の内容
学期末に講義の内容について筆記試験を行う。
テキスト
プリントを配布する
評価方法
期末試験60%、課題・提出物30%、授業への取組状況10%
参考文献
必要に応じて紹介する
科目名
調理実習
(Food Preparation)
担当者
単位数
柿山 章江
2単位
授業の到達目標及びテーマ
①調理操作・技術の基礎を習得する。
②食品素材の特性や調理科学の理論を実際の調理操作を通して理解する。
③日本料理・西洋料理・中国料理を通して食文化の違いや調理様式の特色を理解する。
授業の概要
日本料理・西洋料理・中国料理の調理様式の特徴、使用する食品材料の特性を学ぶとともに、調理における基礎的技術を
身につける。さらに、行事食、郷土料理を通して食文化を理解させると共に、調理操作の応用操作を身につける。
授業計画
<後期>
1.実習の概要、実施計画、実習室の器具類の基本的扱い方の説明
2.基礎調理:計量、包丁の使い方「サンドイッチ」
3.日本料理①「白飯、味噌汁、炒り鶏、茶わん蒸し」
4.日本料理②「炊き込み飯、かき玉汁、みぞれ和え、フルーツ白玉」
5.日本料理③「蛤の潮汁、鯵のたたき、カステラ」
6.西洋料理①「コンソメジュリエーヌ、マセドワーヌサラダ、チーズケーキ」
7.西洋料理②「冷製クリームスープ、ハンバーグステーキ、マドレーヌ」
8.西洋料理③「スパゲティミートソース、ミモザサラダ、アーモンドクッキー」
9.中国料理「涼拌茄子、腰果鶏丁、珍珠丸子、鮮貝玉米羹」
10.長崎の郷土料理
11.クリスマス料理「鶏あぶり焼き、オニオンスープ、ブッシュ・ド・ノエル」
12.正月料理
13.製パン
14.シュガーデコレーション
15.実習のまとめ
試験・課題等の内容
学期末に調理実習の内容について筆記試験を行う。
テキスト
実習用プリントを配布する
評価方法
調理実習の取組状況50%、期末試験50%
参考文献
必要に応じて紹介する
68
科目名
家族関係学
(Studies of Family Relation)
担当者
単位数
石川 由香里
2単位
授業の到達目標及びテーマ
家族についての固定観念を取り払い、客観的に家族を見る目を養うとともに、現代家族の抱えている問題について理解を
深める。
授業の概要
未婚化・晩婚化、少子・高齢化が進む中、家族はどこへ進もうとしているのか、これからの家族の在り方について過去の
歴史と現状とを踏まえながら探っていく。
授業計画
<前期>
1.家族の多様性
2.近代家族の成立
3.日本型近代家族
4.近代家族から現代家族へ
5.婚姻制度
6.夫婦関係
7.親になること
8.親であること
9.子どもであること
10.離婚とワンペアレントファミリー
11.ポスト青年期の親子関係
12.高齢期家族
13.現在の家族制度
14.社会が排除している家族
15.家族が抑圧している個人と開かれた家族
試験・課題等の内容
学期末に試験を行う
評価方法
学期末試験の結果80%および毎回のコメント・ペーパーへ
の記述内容20%から評価。
科目名
プロダクトデザイン論Ⅱ
(Product Design TheoryⅡ)
テキスト
神原文子・杉井潤子・竹田美知編著『よくわかる現代家族』
ミネルヴァ書房
参考文献
講義中に適宜指示する。
担当者
単位数
浜谷 信彦
2単位
授業の到達目標及びテーマ
モノとヒトとコト、文化や社会との関係からデザインを捉え、デザインが生活に与える影響や責任、文化的社会的意義を
理解する。感性工学的・人間工学的なデザインの考え方を身につける。また、それらを基にデザインされてきたプロダク
トやWebのインターフェイスについて理解を深める。家具と人体や姿勢との関係などを理解する。
プロダクトデザイン論Ⅰを履修している事が望ましい。
授業の概要
モノとヒトとコトの関係性という観点から、
地域や文化、
社会とデザイン関係を捉え考察する。
また、
視覚・聴覚・触角といっ
た五感を中心とした知覚と身体スケールを学び、GUIなど様々なインターフェイスのデザインについて研究し、ワーク
ショップで理解を深める。
授業計画
<前期>
1.Ⅰモノとヒトとコトの関係
2. 地域・文化・教育・環境・福祉
3.Ⅱ身体と知覚
4. 五感と身体スケール
5.Ⅲインターフェイス
6. GUI
7. 様々なインターフェイス
8.Ⅳワークショップ
9. (デザインプロジェクトなど)
10. 〃
11. 〃
12. 〃
13. 〃
14.Ⅴまとめ
15. プレゼンテーション
試験・課題等の内容
レポート
評価方法
レポート課題 50%
授業の提出物・参加状況 50%
69
科目名
プロダクトデザインⅡ
(Practice of Product DesignⅡ)
担当者
単位数
浜谷 信彦
2単位
授業の到達目標及びテーマ
陶磁器デザインを通して、量産を前提とした型を用いたデザインプロセスを理解する。
また、プレゼンテーションする力も養う。
陶磁実習等を履修し、基本的技術を習得している事が望ましい。
授業の概要
陶磁器素材と技術を用いて、各自デザインした製品を陶磁器石膏型鋳込成型により量産する。
(制作するアイテムは、テーブルウェアー、時計、カップなど、授業はじめに決める。
)
鋳込用磁器粘土の調整から陶磁器上絵付け等の加飾技法まで行う。
作品やプロセスをまとめる。プレゼンテーションを行う。
授業計画
<前期>
1.プロダクト制作Ⅰ
2. 〃
3. 〃
4.プロダクト制作Ⅱ(量産陶磁器)
5. コンセプト
6. アイデア
7. 制作計画
8. 石膏原型
9. 鋳込用磁器粘土の調整
10. 型成形
11. (素焼 施釉 本焼 上絵)
12. 〃
13. 仕上げ
14.Ⅲまとめ
15. 撮影・プレゼンテーション
試験・課題等の内容
課題作品、プレゼンテーション
テキスト
プリント等
評価方法
課題作品提出 70%
授業参加状況 30%
科目名
芸術・文化論Ⅱ
(Art and Culture II)
担当者
単位数
津田 礼子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
美術における人間の表現、風景の表現には宇宙観、世界観、人間観が反映されている。特に、古代ギリシアからロマン主
義に至るまでの西洋において、宇宙や世界、及び人間はどのように捉えられていたのかを知る。また、東洋、特に日本と
の違いをみる。
授業の概要
西洋の人物画を通し、西洋における人間観の変遷を、西洋の風景画を通し、西洋における世界観の変遷をみる。また、日
本の風景画、工芸装飾文様を通し、花鳥風月など、自然の情趣を愛し生きてきた日本人の生活と美意識、自然観をみる。
授業計画
<後期>
1.人物画と西洋の人間観の変遷(1)
:ギリシア、ルネッサンス
2.人物画と西洋の人間観の変遷(2)
:ギリシア、ルネッサンス
3.人物画と西洋の人間観の変遷(3)
;15、16世紀ネーデルラント
4.人物画と西洋の人間観の変遷(4)
:17世紀オランダ
5.人物画と西洋の人間観の変遷(5)
:美と醜の表現
6.日本の美意識と自然の情趣(1)
:大和絵、絵巻物
7.日本の美意識と自然の情趣(2)
:陶磁器の文様、絵
8.風景画と西洋の自然観の変遷(1)
:プッサン、ロラン
9.風景画と西洋の自然観の変遷(2)
:牧歌的風景画
10.風景画と西洋の自然観の変遷(3)
:オランダ風景画
11.風景画と西洋の自然観の変遷(4)
:ターナー、フリードリッヒ
12.風景画と西洋の自然観の変遷(5)
:優美と崇高
13.人間観と自然観の変遷(1)
14.人間観と自然観の変遷(2)
15.まとめ
試験・課題等の内容
試験により授業の内容を理解しているかどうかを問う
評価方法
授業への取組状況 10%
作品鑑賞ノート10%
レポートまたは期末試験 80%
70
テキスト
なし
プリント配布
参考文献
ケネス・クラーク「芸術と文明」法政大学出版局
ケネス・クラーク「風景画論」岩崎美術社
源 豊宗「日本美術の流れ」思索社
科目名
染色実習
(Practice of Textile Dyeing)
担当者
単位数
寺田 貴子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
染料の種類と特徴および各種繊維への染色性に対する基礎的理論を理解し、天然染料と合成染料を用いた伝統的な染色技
法による作品を製作する。
授業の概要
天然染料や合成染料が各種繊維へどのように染着するか、また、効果的な染色を行うためには染料濃度、水質、温度、時
間、染色前後の処理などの諸条件が発色効果に与える影響について学ぶ。さらに、捺染や浸染、絞り染、型染め、更紗な
ど、染色技法の違いによってさまざまな作品表現ができることを理解し、オリジナルの応用作品を製作する。
授業計画
<前期>
1.染料の基礎知識
2.染色の基礎知識(1)
3. 〃 (2)
4.型染め(1)
5. 〃 (2)
6.絞り染め(1)
7. 〃 (2)
8.応用作品の製作(1)
9. 〃 (2)
10. 〃 (3)
11. 〃 (4)
12. 〃 (5)
13. 〃 (6)
14. 〃 (7)
15.まとめ
試験・課題等の内容
学期末の定期(筆記)試験は行わない。
テキスト
指定はしない。プリントや資料を適宜配布する。
評価方法
作品50%、授業態度50%で評価する。
参考文献
授業をとおして適宜紹介する。
科目名
長崎の染織
(Textiles of Nagasaki)
担当者
単位数
寺田 貴子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
日本の伝統的な染織品(更紗、絣、絞りなど)は、かつて出島を窓口として海外からもたらされたものが多いことを認識
し、長崎の地で伝承されている染織品の基礎技法に基づいた作品を製作する。
授業の概要
長崎ゆかりの染織品である「長崎刺繍」
、
「長崎更紗」
、
「島原木綿」の特徴について理解し、作品の製作を通して、基礎的
技法を習得する。
授業計画
<後期>
1.長崎の伝統的染織品の特徴
2.長崎刺繍の基礎技法による作品製作(1)
3. 〃 (2)
4. 〃 (3)
5. 〃 (4)
6. 〃 (5)
7. 〃 (6)
8. 〃 (7)
9.長崎更紗の基礎技法による作品製作(1)
10. 〃 (2)
11. 〃 (3)
12.島原木綿の基礎技法による作品製作(1)
13. 〃 (2)
14. 〃 (3)
15.まとめ
試験・課題等の内容
学期末の定期(筆記)試験は行わない。
テキスト
指定はしない。プリントや資料を適宜配布する。
評価方法
作品50%、授業態度50%で評価する。
参考文献
授業をとおして適宜紹介する。
71
科目名 ファッションコーディネート論
(Fashion Coordination)
担当者 船橋 芳信
単位数 2単位
授業の到達目標及びテーマ
ファッションの視点から、音楽、文学、芸術、文化を再考察する事でファッションの必然性を探究する。
イタリアに於けるファッション活動の紹介
創造性への追求
授業の概要
下記授業計画に従いテーマを持って進めていく。
授業計画
<集中>
1.ファッションとどうコミュニケートするか、「観」
「聴」「読」「食」とファッションと関わる視点を探る。
2.「観」映画、オペラ、舞台、演劇、TV、に観るファッション
3.舞台監督、映画監督、ルキノ ヴィスコンティと衣裳
4.舞台衣裳デザイナー ピエロ トージとヴィスコンティ
5.「聴」音楽とファッション
6.ビートゼネレーションが生み出したジャズとロックミュージックとファッション
7.1950年代戦後、日本に影響を与えたアメリカポップミュージックと日本のファッション
8.リバプールミュージックが生み出したロックミュージックとビートルスとファッション
9.「読」文学とファッション
10.マルセル ブルーストの“失われた時を求めて”に見いだすファッション
11.アメリカビートニック文学に見いだすヒッピーファッション
12.芥川賞受賞作品に見るファッションの流れ
13.「食」メニューに見るファッションの流れ
14.ファーストフード、コカ・コーラ文化とファッション
15.その時代、時代の商品、ファッションの流れの中に、その時代の感覚が潜んでいる。
感覚のデザイン化、商品化へのアプローチ。
※長崎のショップの市場調査をする。
試験・課題等の内容
制作作品、若しくはレポート
科目名 カラーコーディネート演習
(Practice of Color Coordination)
評価方法
授業への参加状況60%・制作作品若しくはレポート40%
担当者 砂 素子
単位数 1単位
授業の到達目標及びテーマ
プロダクトデザイン・空間デザイン・ファッションデザイン・インテリアデザイン等々にわたって、それぞれの専門技術
の中で「色彩」が生かされ、活用されている。
「色彩」を理解し、各分野のなかで利用できる実力を習得することを目標とする。
授業の概要
下記の授業計画に従い、色彩理論の下に演習を通して学ぶ。また同時に、カラーコーディネーター検定の試験対策も行う。
授業計画
<後期>
1.社会における色彩の役割(デザイン活動・建築分野の現場と色彩)
2.自然界の色と情報
3.色の知覚
4.照明光源(1)ものの色が発生するメカニズム
5.照明光源(2)光の演出効果
6.混色(絵の具等による混色)
7.等色(色彩計による測定)
8.色の表示方法(色立体の活用)
9.色の知覚的効果(負の残像・対比・同化・視認性等)
10.色彩心理
11.色彩調和(配色形式)
12.色が伝えるカラーイメージ
13.色の歴史
14.風土と色彩
15.まとめ
試験・課題等の内容
課題作品・レポート提出
テキスト
プリント
評価方法
課題作品 50%、レポート 50%
参考文献
授業時に適宜紹介する。
72
科目名
構造力学Ⅱ
(Structural Mechanics Ⅱ)
担当者
単位数
石神 忍
2単位
授業の到達目標及びテーマ
「構造力学Ⅰ」に引き続いて、構造物に作用する力を定量的に算定し、初歩的な部材断面設計法をマスターすることが目
的です。
授業の概要
単純モデル化した構造骨組(トラス)に作用する力・反応する力および部材各部分への影響、不静定構造物に関する基礎
的解法について学びます。暗記するのではなく解ける力を養う必要性から講義内演習を実施します。
授業計画
<前期>
1.トラスの構造力学①(トラスの力学的特徴)
2.トラスの構造力学②(小屋組トラスへの加力と応力)
3.トラスの構造力学③(庇型トラスへの加力と応力)
4.荷重と許容応力①(常時荷重・臨時荷重と許容応力・許容応力度)
5.荷重と許容応力②(材料と許容応力度)
6.部材断面設計①(部材に作用する荷重)
7.部材断面設計②(圧縮荷重、引張荷重、せん断荷重への備え)
8.部材断面設計③(曲げ荷重への備え、断面二次モーメント、断面係数)
9.部材断面設計④(柱、梁の断面設計)
10.力学に関する基礎知識①(座屈係数、座屈荷重)
11.力学に関する基礎知識②(たわみ、たわみ角)
12.不静定構造物の解法①(基礎的解法)
13.不静定構造物の解法②(崩壊と崩壊荷重)
14.不静定構造物の解法③(崩壊と保有水平耐力)
15.数値計算総合演習、総括
試験・課題等の内容
期末試験を実施します。必要に応じて宿題を出します。
テキスト
浅野清秀:やさしい構造力学(学芸出版社)
評価方法
期末試験100%
参考文献
宮島正栄:初めて学ぶ建築の数学(オーム社)
,二見秀雄:
構造力学(市ヶ谷出版)
,
日本建築学会:構造用教材(丸善)
科目名
建築生産
(Building Production)
担当者
単位数
石神 忍
2単位
授業の到達目標及びテーマ
建築施工と材料に関する基礎知識を育むことを目的としています。
授業の概要
各種建築工事を実施する上での要点を解説します。特に、木質系工事、鉄骨系工事、コンクリート工事については、使用
材料の物性(強度・耐久性・化学的性質等)
、工事要領、品質管理等のあらゆる面から深く掘り下げて検証します。
授業計画
<前期>
1.序論(建設業の歴史、施工儀式と安全意識・施工集団内の円滑化、建築材料の歴史的変遷)
2.木質系工事①(概要、物性、品質管理)
3.木質系工事②(建方、造作工事)
4.鉄骨系工事①(概要、鋼材の物性、接合と品質管理)
5.鉄骨系工事②(工場作業、現場作業)
6.コンクリート工事①(概要、用途、セメント、骨材、化学混和剤)
7.コンクリート工事②(コンクリートの物性と施工不良・事故の関連)
8.コンクリート工事③(鉄筋工事・型枠工事と品質管理)
9.コンクリート工事④(打設工事・養生と品質管理)
10.防水工事、湿式仕上工事、乾式仕上工事
11.仮設、足場、重機
12.発注と請負、施工と品確法
13.施工管理(主として施工計画と安全衛生管理)
14.工事費用と積算・見積
15.数値計算総合演習、総括
試験・課題等の内容
期末試験を実施します。必要に応じて、宿題を出します。
テキスト
建築施工教科書研究会:建築施工教科書(彰国社)
評価方法
期末試験100%
参考文献
日本建築学会:建築材料用教材(丸善)
,日本建築学会:
構造用教材(丸善)
73
科目名
建築生産実験
(Experiment in Building Production)
担当者
単位数
石神 忍
2単位
授業の到達目標及びテーマ
「建築生産」で学んだことについて、実験を通して更に理解を深めることを第一の目的とします。また、建築測量及び地
盤調査に関する理解を深めることを第二の目的とします。
授業の概要
建築行為の前段階であるフィールド計測、
すなわち測量と地盤調査をおこないます。一方、
建築主要材料であるコンクリー
ト、木材、鋼材についての材料実験をおこない、機械的性能を会得します。
授業計画
<後期>
1.序論(報告書作成要領、測量概説、測量器具の確認)
2.測量(平板測量)
3.測量(角測量)
4.地盤調査(簡易貫入試験)
5.コンクリート試験(骨材試験)
6.コンクリート試験(調合計画、試料調整)
7.コンクリート試験(試験練り、フレッシュ時の品質検査)
8.コンクリート試験(圧縮強度試験)
9.コンクリート試験(引張強度試験)
10.鋼材試験(引張強度試験)
11.木材試験(圧縮強度試験)
12.木材試験(引張強度試験)
13.木材試験(曲げ強度試験)
14.木材試験(木材の種類と養生)
15.非破壊試験(コンクリートの強度推定、鉄筋の探査)
試験・課題等の内容
実験レポートの提出を要します。
テキスト
日本建築学会:建築材料実験用教材(丸善)
評価方法
実験レポート100%,※実験・実習科目の性格上、現に体
験しなければ意味がない。欠席、遅刻の場合は、大幅に減
点されるので皆勤のこと。
参考文献
日本建築学会:建築材料用教材(丸善)
,日本建築学会:
構造用教材(丸善)
科目名 建築問題と法規
(The Housing Problem and Regulations)
担当者 陣川 好髙
単位数 2単位
授業の到達目標及びテーマ
建築基準法、建築士法をはじめとする関連法規を学び、健全な建築設計を行う資質を養う。
授業の概要
都市における様々な建築問題に着眼し、建築関連法規との関連を照合しながら理解を深めさせる
授業計画
<後期>
1.今日の建築事情
2.建築を取り巻く環境
3.建築(法規)とは何か
4.建築と法規の関わり(概要)
5. 〃 (用途地域)
6. 〃 (道路との関係)
7. 〃 (建ぺい率)
8. 〃 (容積率)
9. 〃 (高さ制限)
10. 〃 (避難規定)
11. 〃 (構造規定)
12. 〃 (建築協定と地区計画)
13. 〃 (その他の規定)
14.都市の景観
15.まちづくりへの対応
試験・課題等の内容
期末試験を実施します。
テキスト
なし(必要に応じて資料配布)
評価方法
期末試験 80%、授業への取組状況 20%
参考文献
『ポケット版建築関連法規集』
日本建築学会『コンパクト建築設計資料集成』(丸善)
74
科目名
空間設計Ⅱ
(Space Design Practice Ⅱ)
担当者
単位数
宮本 達夫
2単位
授業の到達目標及びテーマ
CADを用いて将来の自邸(カフェ兼用住宅)を設計し、それを基に模型を制作します。その過程を体験することによっ
て実際の建築設計業務について学びます。
授業の概要
住居に関する科目や関連する科目で学習した知識をもとにして機能、意匠及び構造などの面から将来の自分にとって夢の
ある住居のコンセプトを考え、
そのコンセプトをCAD使って平面的に表現します。
さらに完成した設計図面をもとに様々
な材料を用いて模型を作成し立体的な表現を試みます。
授業計画
<前期>
1.CADの復習(1)
(「CADオペレーション」 で学んだ基礎的な操作の復習)
2.CADの復習(2)
(同上)
3.CADの練習(1)
(小課題をCADで描く)
4.CADの練習(2)
(同上)
5.コンセプトの検討
6.エスキス
7.CADによる図面作成(1)
(配置図、平面図、立面図)
8.CADによる図面作成(2)
(同上)
9.CADによる図面作成(3)
(同上)
10.CADによる図面作成(4)
(同上)
11.模型製作(1)
12.模型製作(2)
13.模型製作(3)
14.模型製作(4)
15.模型製作(5)
試験・課題等の内容
住宅設計・模型制作の課題を課します。
テキスト
特にテキストはありません。適宜プリントを配布します。
評価方法
提出課題で評価します。
参考文献
各種建築雑誌、第3版コンパクト建築設計資料集成(日本
建築学会)
科目名
空間設計Ⅲ
(Space Design Practice Ⅲ)
担当者
単位数
宮本 達夫
2単位
授業の到達目標及びテーマ
CADを用いて20階建程度のオフィスビルを設計し、模型を制作します。
授業の概要
オフィスビルを設計することにより、RC造や鉄骨造の設計手法を学ぶと同時に都市における建築物の形状やファサード
が街並空間にどのような影響を与えるかを検証します。また、オフィスビルで使用される建築材料のテクスチュアの影響
についても考えます。
授業計画
<後期>
1.オフィスビルの歴史(1)
2.オフィスビルの歴史(2)
3.オフィスビルのプランニング
4.オフィスビルのファサード
5.デザインコンセプトの構築
6.オフィスビルのエスキス(1)
7.オフィスビルのエスキス(2)
8.CADによる図面作成(1)
9.CADによる図面作成(2)
10.CADによる図面作成(3)
11.CADによる図面作成(4)
12.模型制作(1)
13.模型制作(2)
14.模型制作(3)
15.模型制作(4)
試験・課題等の内容
オフィスビルの設計・模型制作の課題を課します。
テキスト
特にテキストはありません。適宜プリントを配布します。
評価方法
提出課題(図面、模型)で評価します。
参考文献
各種建築雑誌、第3版コンパクト建築設計資料集成(日本
建築学会)
75
科目名
環境デザイン論
(Urban and Exterior Design)
担当者
単位数
津田 礼子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
人間を取り巻く生活空間、環境の中で、屋外−街並み、庭園、公園など−のデザインについて考察する。特に、人間が自
然とどのように関わり、自然との調和を求めてきたかという視点からみる。建築物と道や広場といった建築物周辺環境の
集合としての街並みの形態と色彩、またそれらと切り離せない庭園や公園の形態について概説する。
授業の概要
中世の囲郭都市が砂漠の風土にその起源をもつなど、人間が自然とどのように関わり、自然との調和を求めてきたかとい
う視点から、古代、中世、ルネサンス、バロックなどのヨーロッパの歴史的都市建築と街並み、イタリア式、フランス式
の整形庭園やイギリス式風景庭園などの特徴について概説する。日本や他の地域のものと比較しながら、その地域的特徴
について考える。
授業計画
<前期>
1.都市景観の形態と自然の風土
2.都市の発達 ̶ パリの例(古代から現代)
3.道と広場 ̶ ヨーロッパと日本の構造的な比較
4.囲郭都市と外壁 ̶ 古代、中世、ルネッサンス
5.拡がるヴィスタ ̶ バロック
6.求心的な構造と遠心的な構造 ̶ 城塞と日本の場合
7.江戸と東京
8.幾何学式建築庭園 ̶ 古代、中世、ルネッサンス、バロック
9.風景式庭園 ̶ イギリス
10.浄土式庭園
11.枯山水と禅宗庭園
12.茶庭
13.中国、インド、イスラムの庭園
14.公園 ̶ 近代化の装置(フォルクス・ガルテンからフォルクス・パルク)
15.身近な街並みを考える
試験・課題等の内容
試験により授業の内容を理解しているかどうかを問う
テキスト
芦原義信「街並みの美学」岩波書店
評価方法
授業への取組状況 10%
試験 90%
参考文献
レオマルド・ベネーヴォロ「図説 都市の世界史」相模書房
横山 正「ヨーロッパの庭園」講談社
森 蘊「作庭記の世界」日本放送出版協会
科目名
環境デザイン演習
(Practice for Urban and Exterior Design)
担当者
単位数
津田 礼子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
街並み、庭園、公園などの屋外空間をデザインするセンスと方法論を学ぶ。
授業の概要
ヨーロッパの街並み、庭園、公園について、中世、ルネッサンス、バロックの基本的な形態と空間を把握し、中世の街並
みと広場の模型を平面図より制作する。ヨーロッパの幾何学式庭園の花壇の模型を制作する(中世、
ルネッサンス、
バロッ
ク)
。
日本の庭園と周囲の地形の模型を平面図より制作する。
自由なデザインで平面、模型を制作する。
授業計画
<前期>
1.ヨーロッパの基本的な形態と空間を把握(中世、ルネッサンス、バロック)
2.チスティルニーノ、アルベロベッロの街並みの模型製作(1)
3.チスティルニーノ、アルベロベッロの街並みの模型製作(2)
4.チスティルニーノ、アルベロベッロの街並みの模型製作(3)
5.チスティルニーノ、アルベロベッロの街並みの模型製作(4)
6.幾何学式庭園 − 結び目式花壇の模型製作(1)
7.幾何学式庭園 − 結び目式花壇の模型製作(2)
8.幾何学式庭園 − 刺繍式花壇の模型製作式(3)
9.日本庭園(浄土式庭園と周囲地形〉− 浄瑠璃寺庭園模型製作(1)
10.日本庭園(浄土式庭園と周囲地形〉− 浄瑠璃寺庭園模型製作(2)
11.日本庭園(浄土式庭園と周囲地形〉− 浄瑠璃寺庭園模型製作(3)
12.日本庭園(浄土式庭園と周囲地形〉− 浄瑠璃寺庭園模型製作(3)
13.自由制作 − 平面または立体
14.自由制作 − 平面または立体
15.自由制作 − 平面または立体
試験・課題等の内容
制作作品により採点
評価方法
授業への取組状況 20%
制作作品 80%
76
テキスト
なし
プリント配布
画集、写真集の提示
参考文献
芦原義信「街並みの美学」岩波書店
レオマルド・ベネーヴォロ「図説 都市の世界史」相模書房
横山 正「ヨーロッパの庭園」講談社
森 蘊「作庭記の世界」日本放送出版協会
科目名
インテリア材料
(Materials for Interior)
担当者
単位数
吉田 大介
2単位
授業の到達目標及びテーマ
建築物内部の仕上げ材料、すなわち、床材、開口部材、壁紙等の取り扱い方法や加工・施工技術について理解を深めるこ
とを第一の目標とする。そして、これらの素材である天然高分子や合成高分子、金属などの化学的・物理学的性質やそれ
らの機能、安全性について理解を深めることを第二の目標とする。更に、インテリアの構成要素である照明、電気製品、
家具等についての知識を習得することを第三の目標とする。
授業の概要
建築物内部の仕上材料、すなわちインテリア素材の物性や機械的性質について解説をおこなったのち、部位ごとの取り扱
い手法、加工技術、選択方法等について説明をおこなう。更に、健康と安全性に力点を置いた解説を横断的に加え、理解
を深化させる。
授業計画
<後期>
1.はじめに
2.素材の物性・機械的性質(天然高分子材料)
3.素材の物性・機械的性質(合成高分子材料)
4.素材の物性・機械的性質(金属材料)
5.開口部材(カーテン・ブラインド:採光と遮熱のメカニズム)
6.開口部材(カーテン・ブラインド:加工・施工技術と選択手法)
7.床材(加工・施工技術と選択方法)
8.床材(健康配慮型弾性床、固定伝搬騒音対策床等の機能床について)
9.壁材(加工・施工技術)
10.壁材(意匠と選択手法)
11.建築化照明器具、建築化電気製品、造作家具の概要
12.防火性・防炎性・難燃性
13.臭気と健康(シックホーム対策建材について)
14.福祉住環境化住宅における建築仕上材料及び色彩の工夫
15.まとめ
試験・課題等の内容
数回レポート提出の予定
期末試験の予定
評価方法
レポートおよび試験等による総合評価70%
授業への取組状況・授業に対する取り組み方30%
科目名
インテリアコーディネート
(Interior Coordination)
テキスト
プリント等
参考文献
そのつど示す。
担当者
単位数
松田 美奈子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
インテリアの基本構成要素を学び自分のイメージどおりの空間提案ができる力をつける。
授業の概要
主にカタログ写真やグラビアを使っての空間イメージの作製演習。
又、それにスケッチ等を利用した 空間イメージのプレゼンテーション法を学ぶ。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション イメージスケールの考え方
2.コンセプトボード(イメージボード)作成法 (インテリアイメージボードの作成実習)
3.こんな部屋に住みたいな…を提案しよう1
4.こんな部屋にすみたいな2 プレゼンテーションボード作成法
5.プレゼンテーションボード作成法2
6.こんな部屋 プレゼンテーション仕上げ
7.スケッチ パースを利用しての提案法
8.スケッチ パースを利用しての提案法2
9.スケッチ パース 仕上げ
10.住宅のトータルコーディネート1
11.住宅のトータルコーディネート2
12.住宅のトータルコーディネート3
13.住宅のトータルコーディネート4
14.プレゼンテーション(発表会)
15.まとめ
試験・課題等の内容
試験はありませんが、数枚の課題の提出があります。
評価方法
課題提出状況25% 提出内容45% 取組状況30%
補足
資格試験受験者はインテリアコーディネーターハンドブッ
ク(技術編・販売編)が必要
テキスト
必要に応じてプリントを用意
新しい建築の製図 及び コンパクト建築設計資料 があ
れば参考に使います。
参考文献
生活文化とインテリア(第1分冊∼第3冊)
・インテリア
コーディネーターハンドブック
77
科目名
環境論演習
(Seminar in Environmental Science)
担当者
単位数
吉田 大介
1単位
授業の到達目標及びテーマ
我々の生活と環境の関係をさらに理解を得るために、
『生活と環境』で学んだことを基礎として、現在の環境問題の要因、
メカニズム、政策、対策について事例研究を通して解析する。
授業の概要
授業計画に従い講義形式でおこなう。またこの講義では浄水場、下水処理場、ゴミ処理場、研究施設等の見学も予定し、
生活環境を向上させるための具体的な知識を得る。
授業計画
<前期>
1.もう一度、
「環境」とは何か?
2.なぜ環境を守るべきなのか?(1)
3.なぜ環境を守るべきなのか?(2)
4.事例研究(1)
5.事例研究(2)
6.環境施設見学(1)
7.事例研究(3)
8.事例研究(4)
9.環境施設見学(2)
10.事例研究(5)
11.事例研究(6)
12.環境施設見学(3)
13.発表会(1)
14.発表会(2)
15.まとめ
試験・課題等の内容
毎週レポートまたは課題を提出
評価方法
レポートおよび課題等による総合評価70%
授業への取組状況・授業に対する取り組み方30%
テキスト
必要に応じてプリントを配布。
科目名
環境測定法
(Method of Environmental Measurement, Lab.)
参考文献
『環境倫理のラディカリズム』
、谷本光男、世界思想社、
2003
『地球白書1998−99』
、レスター・R・ブラウン、ダイヤモ
ンド社、1998
『限界を超えて−生きるための選択』
、ドネラ・H・メドウ
ズ他、ダイヤモンド社、1992
『成長の限界−ローマクラブ』
、ドネラ・H・メドウズ他、
ダイヤモンド社、1972
『エミール(ルソー全集)
』
、ジャンジャック・ルソー(樋
口謹一訳)
、白水社、1980
『清貧の思想』
、中野孝次、草思社、1992
『ランチタイムの経済学』
、スティーブン・ランズバーグ、
ダイヤモンド社、1995
『どれだけ消費すれば満足なのか−消費社会と地球の未
来』
、アラン・ダーニング、ダイヤモンド社、1996
担当者
単位数
吉田 大介
1単位
授業の到達目標及びテーマ
環境には構成要素と状態と体系の問題があり、これら環境の測定には定量できるものもあるが定性しかできないものもあ
る。また、その精粗に様々な相違があり、測定や評価のための方法や成果に関する誤差や信頼性などについてはそれぞれ
の学問分野の間で違いがある。ここでは大気環境、水環境を中心に気象、気候、大気質の計測法、水文現象と水文観測、
生物系の関連などをできるだけ学際的に学び、これらを統合した大気環境、水環境の評価について考える。
授業の概要
授業計画に従い、演習形式でおこなう。この講義はフィールドワークを含む。
授業計画
<後期>
1.ガイダンス,この演習を行う上での注意。
2.機器測定法概説(1)
3.機器測定法概説(2)
4.機器測定法概説(3)
5.数値の取り扱い(1)
6.数値の取り扱い(2)
7.数値の取り扱い(3)
8.大気環境の測定(1)
9.大気環境の測定(2)
10.大気環境の測定(3)
11.水環境の測定(1)
12.水環境の測定(2)
13.水環境の測定(3)
14.まとめ(1)
15.まとめ(2)
試験・課題等の内容
毎回レポートの予定
テキスト
そのつど指定、プリントなど
評価方法
レポートおよび試験等による総合評価60%
授業への取組状況・授業に対する取り組み方40%
参考文献
そのつど示す。
その他
78
科目名
家庭電気・機械
(Home Electricity and Machinery)
担当者
単位数
濱谷 雄二
2単位
授業の到達目標及びテーマ
家庭で用いられる電気器具や機械類は、年々、多様化かつ拡充の方向にある。それらは単独の機器として用いられる場合
もあるが、建物に組み込まれて建築化設備として用いられることも多くなってきている。このような現状に鑑み、①電気
及び機械に関する基本事項、②単独の機器に関する事項、③建築化された設備としての事項について教授し、居住空間内
外に存在する電気機械類の導入、運用、更新等について会得される。
授業の概要
講義内演習を適宜取り入れながら授業を進行する。
授業計画
<後期>
1.電気・機械を支える諸工学の歴史と技術革新
2.発電所から家屋への送電・受変電及び共同購入
3.建物と一体化する電気・機械類と住環境・住生活
4.家屋の電気配線
5.衣食住に関する単独機器の過去、現在、未来
6.居住空間における照明設備の導入計画、運用、更新
7.家屋への水、ガス、下水の導入及び台所水回り機器
8.水回り機器(便所、洗面所、浴室)の選定と運用
9.家庭の換気機器導入計画(換気計算含む)
10.家庭の空調機器の導入計画(冷暖房負荷計算含む)
11.居住空間におけるホームエアコンその他機器の選定
12.情報機器設備(AV、情報回線、インターホーン)
13.情報機器設備(防犯、室内外からの遠隔操作)
14.福祉住環境設備(ホームEV、高齢者対応機器)
15.省エネと自家発電、蓄電による住宅のエコ化計画
試験・課題等の内容
全体を網羅した内容の試験を実施する。
テキスト
特にテキストは指定しないが、適宜プリントを配布する。
評価方法
期末試験を実施して評価する。
参考文献
建築環境工学用教材(環境編)日本建築学会
建築環境工学用教材(設備編)日本建築学会
科目名
看護・介護概論
(Nursing・Care Outline)
担当者
単位数
梶原 恭子、井上 高博
2単位
授業の到達目標及びテーマ
基本的な看護の概念と、看護の対象を理解し、特に、妊娠・分娩・産褥に伴う女性の身体の変化と援助の方法および高齢
者について理解し、対象に適切な援助を提供するための知識と態度を習得する。
授業の概要
ここでは、特に女性の身体の特徴と女性の健康、妊娠・分娩・産褥各期および新生児の特徴と看護、高齢者の特徴と看護、
介護にかかわる人々と介護をめぐる法や保険制度などについて学ぶ。
授業計画
<前期>
オムニバスでの担当
1.ガイダンス/看護の概念、歴史
梶原
2.ナイチンゲールとその著書
梶原
3.看護を必要とする人々の理解
梶原
4.看護理論と看護過程
梶原
5.生命倫理と職業倫理
梶原
6.女性のからだと健康
梶原
7.妊娠期の理解と妊婦への援助
梶原
8.分娩期の理解と産婦への援助
梶原
9.産褥期の理解と褥婦への援助
梶原
10.新生児の理解と新生児の看護
梶原
11.高齢者の理解
井上
12.高齢者を取り巻く環境
井上
13.高齢者を取り巻く環境/保険制度
井上
14.介護にかかわる人々
井上
15.まとめ
梶原
試験・課題等の内容
1∼5,15に関しては課題を提示し、レポートを提出してい
ただきます。6∼14に関しては講義内容に関する試験を行
います。
評価方法
授業への取り組み状況 10%
期末試験 50%
課題・提出物 40%
テキスト
なし(資料配布)
参考文献
「看護覚え書き」フローレンス・ナイチンゲール著 湯槇
ます、薄井担子、小玉香津子ほか訳 現代社
「看護学概論 看護追及へのアプローチ」
ライダー島崎玲
子/岡崎寿美子ほか編著 医歯薬出版株式会社
「看護概論」系統看護学講座専門①基礎看護学[1]
医学
書院
「介護概論」一番ヶ瀬康子 井上千津子ほか ミネルヴァ
書房
79
科目名
デザインと英語Ⅰ・Ⅱ
(Design and English Ⅰ・Ⅱ)
担当者
単位数
井石 令子
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
世界的に知られるブランド品など、世紀を超えて評価され続けるさまざまなデザインを取り上げた英文エッセイを読みま
す。デザイナーの秘話や優れたデザインを生みだす過程での苦悩、人々を惹きつけてやまないデザインの魅力についてな
ど、興味深い話題を楽しむとともに、各種アクティビティを通して英語運用能力を育成することを目指します。
授業の概要
授業は予習を前提として進められます。ペア・ワークで読解問題等にとりくむ他、発表や質疑応答、小テストなどを通し
て学習項目の定着をはかります。
授業計画
<前期>木3−4
1.Ford Model T(1)
2.Ford Model T(2)
3.Coca-Cola Bottle(1)
4.Coca-Cola Bottle(2)
5.Juicy Salif Lemon Squeezer(1)
6.Juicy Salif Lemon Squeezer(2)
7.中間テスト
8.Leica Camera(1)
9.Leica Camera(2)
10.Harley-Davidson Motorbike(1)
11.Harley-Davidson Motorbike(2)
12.Le Corbusier Chairs(1)
13.Le Corbusier Chairs(2)
14.Arco Floor Lamp(1)
15.Arco Floor Lamp(2)
試験・課題等の内容
小テスト(/課題提出)および中間・定期(期末)試験
<後期>木5−6
1.Red/Blue Chair(1)
2.Red/Blue Chair(2)
3.Coca-Cola Bottle(1)
4.Coca-Cola Bottle(2)
5.Chrysler Building(1)
6.Chrysler Building(2)
7.中間テスト
8.Bird Kettle(1)
9.Bird Kettle(2)
10.Mackintosh Ladderback Chair(1)
11.Mackintosh Ladderback Chair(2)
12.Chanel No.5(1)
13.Chanel No.5(2)
14.Swatch Watch(1)
15.Swatch Watch(2)
テキスト
J a m i e W e s t , D e s i g n M a k e s t h e Wo r l d Go ' R o u n d .
CENAGAGE Learning.
評価方法
中間・期末試験 70%
小テスト(・課題提出)
20%
授業への取り組み 10%
科目名
学科専門セミナー
(Special Seminar)
担当者
単位数
宮本 達夫
2単位
授業の到達目標及びテーマ
専門分野全体を整理し、健康で快適な生活環境の創造に要する総合的能力を養うことを目的とします。
授業の概要
興味を有する事柄および将来の職務で役立つ事柄を自分の力で調べ、問題を解決する能力を養います。さらに4年次で履
修する「卒業研究」の準備としての役割を有します。
授業計画
<4年前期>
1.オリエンテーション
2.テーマの再検討
3.テーマの調査および研究(1)
4.テーマの調査および研究(2)
5.テーマの調査および研究(3)
6.テーマの調査および研究(4)
7.テーマの調査および研究(5)
8.テーマの調査および研究(6)
9.テーマの調査および研究(7)
10.テーマの調査および研究(8)
11.テーマの調査および研究(9)
12.テーマの調査および研究(10)
13.プレゼンテーション(1)
14.プレゼンテーション(2)
15.まとめ
<3年後期>
1.オリエンテーション(1)
2.オリエンテーション(2)
3.テーマの検討(1)
4.テーマの検討(2)
5.テーマの検討(3)
6.テーマの検討(4)
7.テーマの検討(5)
8.テーマの検討(6)
9.テーマの検討(7)
10.テーマの検討(8)
11.テーマの検討(9)
12.テーマの検討(10)
13.テーマの検討(11)
14.テーマの検討(12)
15.テーマの決定
試験・課題等の内容
3年後期ではオリジナルテーマの発表を、また4年前期で
はテーマのプレゼンテーションをもって試験に代えます。
テキスト
ガイダンス時に検討した建築関係和書・洋書および適宜プ
リントを配布します。
評価方法
テーマ検討会発表内容で評価します。
参考文献
日本建築学会編「日本建築図集」
、同「西洋建築図集」
、同
「近代建築史図集」
80
科目名
学科専門セミナー
(Special Seminar)
担当者
単位数
石神 忍
2単位
授業の到達目標及びテーマ
建築学・住居学分野における研鑽を深めるために、これまでに習得した学科目での知識を基盤にして、比較的大規模な建
築物の基本計画をおこなう能力を身につけることが目的です。卒業研究を履修する学生にとっては、その助走段階である
と心得て、特に意欲的に取り組むことを望みます。
授業の概要
基本設計のノウハウを解説した後、①計画候補地の選定・調査、②建物の種類・構造形式・規模を決定します。次に、概
略模型を製作して、当初の計画が妥当なものであるかの確認作業を進めます。更に、計画の修正をおこなって、基本計画
図書を完成させます。
授業計画
<後期>
1.概要説明
2.設計計画の進め方①
3.設計計画の進め方②
4.設計計画の進め方③
5.基本計画①
6.敷地環境の調査・検討①
7.敷地環境の調査・検討②
8.敷地環境の調査・検討③
9.基本計画②
10.基本計画③
11.ラフ模型の制作①
12.ラフ模型の制作②
13.ラフ模型の制作③
14.ラフ模型の制作④
15.ラフ模型の制作⑤
試験・課題等の内容
期末試験は実施しません。課題は、開講日ごとに適宜指示
します。
評価方法
提出課題100%
科目名
学科専門セミナー
(Special Seminar)
<前期>
16.計画の修正①
17.計画の修正②
18.平面図の作成①
19.平面図の作成②
20.断面図の作成①
21.断面図の作成②
22.立面図の作成①
23.立面図の作成②
24.配置図の作成①
25.配置図の作成②
26.透視図の作成①
27.透視図の作成②
28.概要説明書の作成①
29.概要説明書の作成②
30.総括(講評)
テキスト
未定
参考文献
日本建築学会:構造用教科書(丸善)
,日本建築学会:コ
ンパクト建築設計資料集成(丸善)
担当者
単位数
津田 礼子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
選択した学生各自がテーマを設定し、調査・研究または制作を行うことを通し、主体的に問題を設定し、解決する能力を
養い、専門性を深めることを目的とする。また、卒業研究を選択する者はその導入とする。
授業の概要
美学、デザインの分野についてテーマに即して一人または少人数のグループに分け、セミナーを行う。
造形美術、デザイン、色彩を中心に研究・制作を行う。
授業計画
<3年後期>
1.研究、制作のテーマ設定への導入
2.研究、制作のテーマ設定への導入
3.テーマに即した基礎的研究−作品例の研究(画集などによる)
4.テーマに即した基礎的研究−作品例の研究(画集などによる)
5.アイディアの構築−ラフスケッチなどにより制作したいものを構想
6.アイディアの構築−ラフスケッチなどにより制作したいものを構想
7.題材の収集−画集等による
8.題材の収集−画集等による
9.アイディアの構築−ラフスケッチなどにより制作したいものを構想
10.アイディアの構築−ラフスケッチなどにより制作したいものを構想
11.アイディアと制作方法につぃての検討
12.アイディアと制作方法につぃての検討
13.アイディアと制作方法につぃての研究と計画
14.アイディアと制作方法につぃての研究と計画
15.アイディアと制作方法につぃての研究と計画
試験・課題等の内容
制作作品またはレポートにより採点する
評価方法
授業への取組状況 30%
制作作品またはレポート 70%
<4年前期>
1.アイディアの構築−ラフスケッチなどにより制作したいものを構想
2.アイディアの構築−ラフスケッチなどにより制作したいものを構想
3.題材の収集−画集等による
4.題材の収集−画集等による
5.アイディアの構築−ラフスケッチなどにより制作したいものを構想
6.アイディアの構築−ラフスケッチなどにより制作したいものを構想
7.アイディアの構築−ラフスケッチなどにより制作したいものを構想
8.アイディアの構築−ラフスケッチなどにより制作したいものを構想
9.テーマの確定
10.材料と制作方法についての計画
11.材料と制作方法についての計画
12.制作
13.制作
14.制作
15.制作
テキスト
なし
画集、写真集、関連する文献を提示
参考文献
画集、写真集、関連する文献を提示
81
科目名
学科専門セミナー
(Special Seminar)
担当者
単位数
寺田 貴子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
衣生活分野における染色、織物、刺繍(日本刺繍、長崎刺繍、欧風刺繍)
、平面構成(和裁)
、立体構成(洋裁)などにつ
いて、各自が課題を設定し、オリジナルな作品製作や調査・研究などを行うことによって専門的な技術や知識を習得する。
授業の概要
各自が設定したテーマに応じて、通年計画のもとに個別にあるいはセミナー全体で定期的に実施する。
その間に、検討会を数回実施して進捗状況や問題点などを確認する。
授業計画
<前期>
1.課題の説明と検討
2.課題の設定と前期計画の立案
3.計画の確認(材料の準備等)
4.課題作品の製作、調査・研究の実施(1)
5. 〃 (2)
6. 〃 (3)
7. 〃 (4)
8. 〃 (5)
9. 〃 (6)
10.検討会(1)
11.課題作品の製作、調査・研究の実施(7)
12. 〃 (8)
13. 〃 (9)
14. 〃 (10)
15.検討会(2)
<後期>
1.後期計画の立案
2.課題作品の製作、調査・研究(11)
3. 〃 (12)
4. 〃 (13)
5. 〃 (14)
6. 〃 (15)
7. 〃 (16)
8.検討会(3)
9.課題作品の製作、調査・研究(17)
10. 〃 (18)
11. 〃 (19)
12. 〃 (20)
13.まとめ(1)
14. 〃 (2)
15. 〃 (3)
試験・課題等の内容
テキスト
学期末の定期(筆記)試験は行わない。レポートを課する。
指定はしない。課題に応じてプリントや資料を適宜配布す
る。
評価方法
作品や調査・研究のレポート80%、授業態度20%で評価す 参考文献
る。
課題に応じて適宜紹介する。
科目名
学科専門セミナー
(Special Seminar)
担当者
単位数
吉田 大介
2単位
授業の到達目標及びテーマ
専門性を深めるために、演習を含むセミナー形式で授業を行います。
分野は、繊維化学、染色科学、染織工芸(捺染)
、塗装仕上げおよびその下地である木製品関係、インテリアの基礎的デ
ザイン構成、環境測定、環境評価関係などで、これらの分野を卒業研究に発展させていく事を視野に入れて授業を進めた
いと思います。
学生諸君には充分な予習を求めます。
授業の概要
全体で月に何度か外書購読会をおこない、最先端の研究にも触れたいと考えています。
なお、休み期間に集中的に演習等をおこなったり、自然観察等の研修を繰り込むことをします。
授業計画
<前期>
1.集中研修(1)
2.集中研修(2)
3.集中研修(3)
4.関係演習等10
5.関係演習等11
6.関係演習等12
7.関係演習等13
8.関係演習等14
9.関係演習等15
10.関係演習等16
11.関係演習等17
12.関係演習等18
13.発表等(1)
14.発表等(2)
15.まとめ
<後期>
1.オリエンテイション
2.基礎的科目1
3.基礎的科目2
4.基礎的科目3
5.基礎的科目4
6.基礎的科目5
7.関係演習等1
8.関係演習等2
9.関係演習等3
10.関係演習等4
11.関係演習等5
12.関係演習等6
13.関係演習等7
14.関係演習等8
15.関係演習等9
試験・課題等の内容
その都度、課題を提出
テキスト
その都度、示す。
評価方法
レポートおよび課題等による総合評価70%
授業への取組状況・授業に対する取り組み方30%
参考文献
そのつど示す。
その他
82
科目名
学科専門セミナー
(Special Seminar)
担当者
単位数
浜谷 信彦
2単位
授業の到達目標及びテーマ
文具や雑貨など生活の中にある身近なデザインについて研究する。デザインにおける論理、思想や哲学などを研究し専門
的な知識と豊かな感性を養う。グラフィックからパッケージ、プロダクトまでデザインにおける企画力と創造力、造形力
を身につける。各自の卒業研究への礎を築く。
(前例:ブランドデザイン、タイポグラフィー、CGアート、陶磁器、照明、オーディオ機器、ショップツール、絵本ほか)
また、産学連携などのデザイン・プロジェクトにも参加して実践力を養う。
(前例:商品企画、商品パッケージデザイン、ホテル・フロア企画デザイン)
授業の概要
4年前期 最新のデザイン・トピックスなどを研究し、各自のテーマを発見する。
デザイン課題制作しCGでまとめプレゼンテーションする。
3年後期 マーカーやCG、陶磁など素材と技術を用いて、グラフィックやプロダクトなどデザイン制作をする。
就職活動に用いるポートフォリオの制作。
例年デザイン・プロジェクトを行っている。
授業計画
<3年後期>
1.Ⅰデザイン演習
2. (グラフィック、プロダクト∼)
3. ( ∼ パッケージ、雑貨等)
4.ⅡデザインPJ
5. (商品企画プロジェクト等)
6. 〃
7. 〃
8. 〃
9. 〃
10. 〃
11.Ⅲポートフォリオ制作
12. 〃
13. 〃
14. 〃
15.プレゼンテーション
<4年前期>
1.Ⅰデザインとアートの哲学
2. 時事トピックス
3. 〃
4.ⅡデザインPJ
5. (商品企画プロジェクト等)
6. 〃
7. 〃
8. 〃
9. 〃
10.Ⅲデザイン研究制作
11. (各自のテーマを見つける)
12. 〃
13. 〃
14. 〃
15.プレゼンテーション
試験・課題等の内容
課題(レポート・作品)
テキスト
プリント等随時
評価方法
課題(レポート・作品)50%
授業の提出物・参加状況50%
83
健 康 生 活 学 部
子
ど
も
学
科
子ども学科 新・旧カリキュラム科目対照表
新科目の名称
予
基 礎 公 衆 衛 生 学
論
ジ ェ ン ダ ー 論 Ⅰ
助
社 会 福 祉 援 助 技 術
祉
児
理
保
護
養
護
原
理
子 ど も の 保 健 Ⅰ
小
児
保
健
ェ
相
児
ン
ダ
談
童
保
社
医
備 考
学
ジ
防
旧科目の名称
ー
援
家
庭
育
福
会
原
的
養
子 ど も の 保 健 Ⅱ
子 ど も の 保 健 Ⅲ
小
童
育
福
児
原
祉
保
理
健
小
家
論
家
保 育 内 容 総 論 Ⅰ
保
保 育 内 容( 言 葉 )
保 育 内 容( 言 葉 Ⅰ )
保 育 内 容( 表 現 )
保 育 内 容( 表 現 Ⅰ )
支
援
乳
児
保
育
Ⅰ
乳
児
保
育
Ⅱ
障
害
児
保
育
Ⅰ
障
害
児
保
育
Ⅱ
乳
障
族
栄
習
子 ど も の 食 と 栄 養
庭
児
実
Ⅰ
育
援
助
内
容
児
害
養
総
保
児
保
論
論
育
育
社 会 的 養 護 内 容
養
護
内
容
音
楽
表
現
Ⅰ
a
音
楽
Ⅰ
a
音
楽
表
現
Ⅰ
b
音
楽
Ⅰ
b
音
楽
表
現
Ⅱ
a
音
楽
Ⅱ
a
音
楽
表
現
Ⅱ
b
音
楽
Ⅱ
b
音
楽
表
現
Ⅲ
音
身
体
表
現
Ⅰ
幼
身
体
表
現
Ⅱ
ダ
言
語
表
現
Ⅰ
言
語
表
現
法
造
形
表
現
Ⅰ
造
形
表
現
法
保
育
実
習
Ⅰ
保
育
実
習
Ⅰ
保
育
実
習
Ⅲ
日
本
文
化
論
保 育 実 習 指 導 Ⅰ
保
育
実
習
Ⅲ
保 育 実 習 指 導 Ⅲ
子
ど
も
文
化
論
楽
児
Ⅲ
体
ン
育
ス
健康生活学部 子ども学科専門教育科目
<1年次開講科目>
<2年次開講科目>
<3年次開講科目>
<4年次開講科目>
子 ど も 学 入 門 … 85
ジ ェ ン ダ ー 論 … 101
人 間 形 成 論 … 114
音 楽 Ⅳ … 133
基 礎 セ ミ ナ ー Ⅰ … 85
社 会 調 査 法 Ⅰ ・ Ⅱ … 102
保
論 … 115
保 育 実 習 Ⅱ … 133
基 礎 セ ミ ナ ー Ⅱ … 86
発 音 リ ズ ム 法 … 102
保 育 ・ 教 育 課 程 論 … 115
4年セミナーa・b … 134
栄 養 学 … 86
絵 本 学 … 103
音 楽 表 現 Ⅲ … 116
保育・教職実践演習Ⅰ・Ⅱ … 138
予
相
助 … 103
身 体 表 現 Ⅱ … 116
施 設 実 践 演 習 … 138
解 剖 生 理 学 … 87
社 会 的 養 護 … 104
言 語 表 現 Ⅱ … 117
Integrated English VII・VIII … 139
英 語 発 音 法 … 88
子 ど も の 保 健 Ⅲ … 104
算 数 … 117
英語リーディング活動Ⅰ・Ⅱ … 140
異文化コミュニケーション論 … 88
保 育 の 心 理 学 … 105
保 育 実 習 Ⅲ … 118
メディア・リテラシー … 89
幼
保 育 実 習 指 導 Ⅲ … 118
子 ど も の 平 和 学 … 89
子 ど も の 食 と 栄 養 … 106
看
社
精
健 … 106
看 護 技 術 演 習 … 119
児 童 家 庭 福 祉 … 90
家 庭 支 援 論 … 107
看 護 臨 床 実 習 … 120
保
育
原
理 … 91
保 育 内 容 総 論 Ⅱ … 107
3年セミナーa・b … 120
教
育
原
理 … 91
保育内容(健 康)… 108
幼児臨床心理学Ⅰ・Ⅱ … 124
子 ど も の 保 健 Ⅰ … 92
保育内容(人間関係)… 108
家 族 関 係 学 … 69
子 ど も の 保 健 Ⅱ … 92
障 害 児 保 育 Ⅰ ・ Ⅱ … 109
教 育 社 会 学 … 125
発 達 心 理 学 … 93
社 会 的 養 護 内 容 … 109
対人コミュニケーション論 … 125
保 育 内 容 総 論 Ⅰ … 93
保 育 相 談 支 援 … 110
救 急 法 … 126
保 育 内 容(環 境)… 94
音楽表現Ⅱa・Ⅱb … 110
健康相談活動の理論と方法 … 126
保 育 内 容(言 葉)… 94
造 形 表 現 Ⅱ … 111
カ ウ ン セ リ ン グ 論 … 127
乳 児 保 育 Ⅰ ・ Ⅱ … 95
保 育 実 習 Ⅰ … 111
健康教育活動の研究 … 127
音楽表現Ⅰa・Ⅰb … 96
保育実習指導Ⅰ(施設) … 112
Introduction to Multiculturalism … 128
身 体 表 現 Ⅰ … 96
微
生
物
学 … 4
Multicultural Education and Support … 128
言 語 表 現 Ⅰ … 97
看
護
学
Ⅰ … 112
子 ど も 文 化 論 … 129
造 形 表 現 Ⅰ … 97
Childcare English III・IV … 113
子どもの文化人類学 … 129
保育実習指導Ⅰ(保育所) … 98
学
健 … 100
外 国 人 言 語 支 援 法 … 130
公 衆 衛 生 学 … 98
言語習得とバイリンガリズム … 113
エ ス ニ シ テ ィ … 130
Childcare English I・II … 99
海
Integrated English V・VI … 131
学
防
会
校
医
福
保
学 … 87
祉 … 90
談
児
神
校
外
援
理
保
保
実
解 … 105
習 … 114
育
護
者
学
Ⅱ … 119
健 … 100
英 語 児 童 文 学 … 131
海外ボランティア活動 … 100
早期英語教育演習Ⅰ・Ⅱ … 132
英 語 絵 本 研 究 … 101
早期英語教育実習Ⅰ・Ⅱ … 132
科目名
子ども学入門
(Introduction of Child Studies)
担当者
単位数
上出 恵子、石川 由香里
1単位
授業の到達目標及びテーマ
専門科目でのコース分けの概要を紹介し、全体として何を学ぶのかを考えるとともに、適切なコース選択ができるように
導く。
授業の概要
「子ども社会臨床」コースでは、保育、幼児教育、教育、社会、養護等の各専門分野から、子どもの育つ環境の今日的な
課題について考えることになる。それに先立ち、現代の子どもの置かれている状況についてトピックをたどりながら考え
る。
「多文化教育コース」では、文化の概念の広がりを理解するとともに、グローバリゼーションの中での多文化社会の
在り方について考える。
授業計画
<前期>
1.子ども学科の成り立ちと2つのコース
2.子ども観の変化
3.子どもと教育
4.幼児教育
5.ジェンダー社会化
6.進路選択と将来設計
7.子どもとと名のボーダレス
8.子ども社会臨床の課題
9.文化とは何か
10.子ども文化
11.日本の多文化事情①
12.日本の多文化事情②
13.異文化に育つ子供たち①
14.異文化に育つ子供たち②
15.まとめ
試験・課題等の内容
学期中に2本のレポートを課すとともに、講義中に課題を
出す。
評価方法
レポート各40点×2、講義中の課題20点
科目名
基礎セミナーⅠ
(Fundamental Seminar Ⅰ)
テキスト
特に定めない
参考文献
講義中に適宜指示する。
担当者
単位数
上出 恵子、前田 志津子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
子どもに関わるプロフェッショナルになるという目標のもと、充実した大学生活を送る上で必要となる基本的態度と技術
を、実践活動を通して学ぶ。
授業の概要
大学と高校の違いについて明らかにし、学外での研修を通して、大学での学習及び研究に求められる能動的態度および技
術の基礎を、実践的に身につけていく。
授業計画
<前期>
1.大学での学びについて
2.学外研修の準備①
3.学外研修の準備②
4.学外研修の準備③
5.学外研修①
6.学外研修②
7.学外研修③
8.学外研修④
9.学外研修⑤
10.学外研修⑥
11.学外研修⑦
12.学外研修⑧
13.学外研修⑨
14.学外研修のまとめ①
15.学外研修のまとめ②
試験・課題等の内容
授業内容をふまえた課題レポート
テキスト
未定
評価方法
レポート50%、課題・提出物30%、授業への取組状況20%
参考文献
授業時に指示する。
85
科目名
基礎セミナーⅡ
(Fundamental Seminar Ⅱ)
担当者
単位数
前田 志津子、上出 恵子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
子どもにかかわるプロフェッショナルになるという目標のもと、充実した大学生活を送る上で必要となる基本的態度と技
術を身に付ける。
授業の概要
大学と高校の違いについて確認し、授業の聴き方、ノートの取り方、文献の読み方、大学および公共図書館の使い方、レ
ポートや論文の書き方など、大学での学習および研究に求められる能動的態度、技術の基礎を実践を通して学ぶ。
授業計画
<後期>
1.大学での学びについて(1)
2.大学での学びについて(2)
3.大学での学びについて(3)
4.授業の聴き方とノートテイキング(1)
5.授業の聴き方とノートテイキング(2)
6.授業の聴き方とノートテイキング(3)
7.授業の聴き方とノートテイキング(4)
8.リーディングのスキル(1)
9.リーディングのスキル(2)
10.リーディングのスキル(3)
11.リーディングのスキル(4)
12.アカデミック・ライティングの基本(1)
13.アカデミック・ライティングの基本(2)
14.アカデミック・ライティングの基本(3)
15.アカデミック・ライティングの基本(4)
試験・課題等の内容
課題提出(ノート・レポート等)
テキスト
未定
評価方法
提出物80% 授業への取組20%
参考文献
授業時に適宜紹介する。
科目名
栄養学
(Nutritional Science)
担当者
単位数
上江洲 香代子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
栄養学の基本的概念およびその意義を理解するとともに、健康の保持・増進、疾病の予防における栄養の役割を理解させ、
さらに子どもの発育・成長に伴う適切な栄養摂取についての理解を深める。
授業の概要
健康の保持・増進、疾病の予防・治療における栄養の役割を理解し、エネルギー、栄養素の代謝とその生理的意義を学習
する。
授業計画
<後期>
1.栄養の概念、健康と栄養
2.糖質の栄養
3.糖質の代謝
4.脂質の栄養
5.脂質の代謝
6.たんぱく質の栄養
7.たんぱく質の代謝
8.ビタミンの栄養
9.ミネラルの栄養
10.摂食行動、消化と吸収
11.エネルギーの摂取と消費、食事摂取基準
12.子どもの食生活の現状と問題点
13.成長期の栄養
14.調理による栄養成分の変化
15.望ましい献立、まとめ
試験・課題等の内容
講義時間内に小テストを行うことがある。講義内容に関す
る期末試験を実施する。必要に応じてレポート提出。
評価方法
期末試験90% 小テスト・レポート・授業への取組状況
10%
86
テキスト
五十嵐脩 他、基礎シリーズ「最新栄養学」
(実教出版)
参考文献
適宜紹介する。
科目名
予防医学
(Preventive Medicine )
担当者
単位数
矢野 潔子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:学校における予防医学の役割を理解し、将来、養護教諭として予防教育を実践するための知識を得ることがで
きる。
テ ー マ:ライフスタイルと疾患
授業の概要
予防医学とは、疾病の発生を未然に防ぐための医学である。本授業では、予防医学の観点から、伝染性疾患をはじめとす
る感染症や、水質汚濁や大気汚染など環境に原因を発する疾患、個人の生活習慣に影響を受ける疾患等、学校保健におい
て取り組むべき問題を中心に概説する。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション−予防医学の意義−
2.学校における予防対策
3.生活環境と疾患
4.感染症の予防,学校保健法における感染症対策
5.性感染症(STI)とその予防
6.予防接種・ワクチンで防げる疾患
7.寄生虫の予防
8.学校給食と予防医学
9.食中毒の予防
10.アレルギー疾患の予防
11.う歯・歯周疾患とその予防
12.循環器系疾患の予防:心疾患,脳血管疾患
13.糖尿病,脂質異常症,痛風,メタボリックシンドローム
14.がんの予防
15.不慮の事故,自殺防止
試験・課題等の内容
学期末に筆記試験を行う。また適宜、簡単な復習テストを
行い、習得度を確認する。
テキスト
授業において資料を配布する
参考文献
厚生統計協会『国民衛生の動向2013/2014』
評価方法
学期末テストの成績60%
復習テストの成績(10回分の平均値)40%
科目名
解剖生理学
(Anatomy and Physiology)
担当者
単位数
井上 靖久
2単位
授業の到達目標及びテーマ
1.子供が大人に成長する過程を追いつつ解剖生理学の知識を身につける。
2.母親の妊娠・出産・授乳を生理学的に理解し、母子関係や育児のあり方、母子関係の破綻としての小児虐待を学ぶ。
3.子供や患者さんとのコミュニケーション、こころと病気、栄養と病気、生活習慣病など医学概論的知識を身につける。
授業の概要
臓器の解剖生理学を縦糸、母と子の生理学を横糸に織り成した授業により、人体の構造と機能を理解するとともに人間理
解を深める。
授業計画
<前期>
1.人体の構成、細胞と遺伝、人の一生
2.血液の生理機能、誕生前後の血液変化、母乳
3.呼吸器の構造と機能、母体と胎児の呼吸
4.乳幼児の脳、運動機能の発達、母子関係
5.下垂体・内分泌系、子供と思春期の成長
6.生殖器の構造と機能、性周期、受精、妊娠
7.心臓の構造と機能 血管系の構造と血圧
8.上部消化器の構造、口腔内消化、嚥下、胃内消化
9.下部消化器の構造、小腸、大腸の消化吸収、排便
10.肝臓の機能と栄養素の代謝
11.栄養と健康、生活習慣病
12.腎臓の構造と機能、腎不全
13.脳の構造と機能
14.体性神経、自律神経とストレス
15.感覚特に視覚と聴覚、コミュニケートする脳
試験・課題等の内容
修得すべき内容を到達目標として示し、それに準拠した試
験をおこなう。自分が興味をもつテーマを1つ選び1600字
以上のレポートを書く。
テキスト
『解剖生理学』医歯薬出版(佐藤達夫 他)
参考文献
できれば系統看護学講座解剖生理学(医学書院)を購入し
てほしい。
評価方法
レポート20%、試験70%、取組状況10%の総合判定とする。
87
科目名
英語発音法
(English Phonetics)
担当者
単位数
西原 真弓
2単位
授業の到達目標及びテーマ
英語の発音の仕組みを理解し、相手に理解される発音が身につくようにする。個々の音だけでなく、英語のアクセント、
リズムやイントネーションなどが日本語とどのように異なるのかを理解する。英語の自然な発音を学ぶことは、リスニン
グ力向上にもつながる。発音クリニックとリスニング向上を同時に行う。
授業の概要
毎回の授業で、英語の発音を見直していく。教科書に従って、個々の音、音変化、リズム、イントネーションなどについ
て実践練習を通して学ぶ。自然な英語のリズムや発音をマスターすると共に、自然な英語を聞き取れるようにリスニング
練習も同時に行う。
授業計画
<前期>
1.英語のアクセント
2.英語のリズム
3.紛らわしい母音(1)
4.紛らわしい母音(2)
5.紛らわしい子音(1)
6.紛らわしい子音(2)
7.紛らわしい子音(3)と半母音
8.つながって聞こえる音(連結)
9.変化して聞こえる音(同化)
10.聞こえなくなる音(1)
(単語間の脱落)
11.聞こえなくなる音(2)
(単語内の脱落)
12.英語のイントネーション(1)
13.英語のイントネーション(2)
14.World Englishes
15.数量表現
試験・課題等の内容
筆記試験、音読試験
評価方法
筆記・音読試験70%、課題提出率20%、授業参加態度10%
科目名
異文化コミュニケーション論
(Cross-Cultural Communication)
テキスト
Miho Sugimori 他『English Sounds, English Minds』
(金
星堂)
参考文献
授業内で適宜紹介します。
担当者
単位数
西原 真弓
2単位
授業の到達目標及びテーマ
他文化の人とコミュニケーションを円滑に進めるために必要となる知識を習得する。異文化コミュニケーションで最も大
切な要素となる、自文化を含めた自分の行動・思考パターンを客観視する力を身につける。お互いに理解し合い、受容し
合えるようになるには、何が必要なのかを様々な異文衝突事例を用い考えていく。
授業の概要
異文化コミュニケーションに関わる様々な要素を考察し、なぜミスコミュニケーションが起こるのかを客観的に分析する
力をつけていく。講義の中に、
異文化トレーニングを入れ、
自分の行動パターンや思考パターンや価値観が多くのバリエー
ションのうちの一つにすぎないことを認識していく。
授業計画
<後期>
1.文化とは何か:文化の島モデル
2.コミュニケーションのメカニズム
3.高文脈文化 vs 低文脈文化
4.自己開示とコミュニケーションスタイル
5.Politeness theory
6.Face threatening Act
7.非言語コミュニケーション
8.非言語コミュニケーション
9.見えない文化:価値観と文化的特徴
10.文化の価値志向
11.文化の次元
12.異文化の認識:カテゴリー化・ステレオタイプ
13.異文化の受容:常識再考
14.友好的グループ間態度形成法:DIE法
15.カルチャーショックと異文化適応
試験・課題等の内容
学期末試験
テキスト
八代京子他『異文化トレーニング』
(三修社)
評価方法
学期末試験 90%
授業への取組状況、及び授業参加態度 10%
参考文献
適宜指示する。
88
科目名
メディア・リテラシー
(Media Literacy)
担当者
単位数
上出 恵子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
子どもたちへのメディア教育の現状を知り、批判検討能力を養う=メディア・リテラシーの必要性を学ぶ。
授業の概要
幼い頃から私たちの身のまわりに溢れているテレビやラジオ、新聞、雑誌、インターネット、携帯電話等の様々なメディ
アの特性を明らかにし、メディア理解を深める。
授業計画
<前期>
1.現代社会におけるメディア・リテラシーの必要性
2.PISA(OECD生徒の学習到達度調査)と全国学力テスト
3.日本におけるメディア・リテラシー
4.映像メディアをめぐる諸問題
5.映像メディアについて・その歴史
6.映像メディアについて・映画とテレビ
7.映像メディアについて・編集①
8.映像メディアについて・編集②
9.メディアと編集①
10.メディアと編集②
11.パーソナルメディアについて・電話
12.パーソナルメディアについて・ケータイ
13.デジタル・ネイティヴをめぐる諸問題
14.子どもとメディア
15.これからのメディア・リテラシー
試験・課題等の内容
授業内容に基づいた試験
テキスト
随時配付の資料を使用する。
評価方法
期末試験60%、課題・提出物20%、授業への取組状況20%
参考文献
授業時に指示する。
科目名
子どもの平和学
(Peace Studies for Children)
担当者
単位数
上出 恵子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
平和とは子どもたちが伸びやかに育つための環境の最たるものである。このように子どもという存在が平和と不可分であ
ることを、被爆地でもある長崎の地から考え、子どもの平和学の確立を目指すものである。
授業の概要
子どもたちの立場から平和とは何かについて学ぶ。日本において特に問題となっている「子どもの貧困」について理解し、
若者の雇用問題も視野に入れて、平和構築の基盤について考えを深める。その上で、平和を実現するためには何が重要な
のかを、長崎で行われている平和学習を参照しながら学んでいく。
授業計画
<後期>
1.平和学とはなにか
2.日本の子どもたち・子どもの貧困
3.日本の子どもたち・子育て世代の貧困
4.日本の子どもたち・若者の雇用問題
5.世界の子ども政策・フィンランドなど
6.世界の子ども政策・オランダなど
7.日本の子ども政策
8.戦争と子どもたち・子どもの権利条約の背景
9.戦争の悲惨・暴力の連鎖
10.長崎の悲劇・キリシタンの街
11.長崎の悲劇・近代化と原爆投下
12.長崎の平和学習
13.ピースメーカーとしての子どもたち
14.子どもの平和構築
15.子どもの平和学の可能性
試験・課題等の内容
授業内容に基づいた試験
テキスト
随時配付の資料を使用する。
評価方法
試験60%、課題・提出物20%、授業への取組状況20%
参考文献
授業時に指示する。
89
科目名
社会福祉
(Social Welfare)
担当者
単位数
徳永 幸子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:社会福祉の構造・理念・制度の体系や歴史について基礎的なことを把握し、各分野における実施体制および相
談援助や権利擁護、社会福祉の動向や課題について理解する。
テ ー マ:社会福祉の意義と制度・実施体制
授業の概要
社会福祉は、すべての人が人として尊重され、人間らしい生活を営むことができることを目指している。この授業では、
社会福祉の構造・理念・制度の体系や歴史的変遷を知ることを通して社会福祉とは何かについて理解し、公的扶助、障害
者福祉、高齢者福祉、児童家庭福祉、女性福祉、地域福祉などの各分野ごとにそれぞれの現状と課題について学ぶ。なお、
講義だけではなく、グループ学習、ビデオ視聴などを取り入れ、具体的理解を深める。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション
2.社会福祉と生活
3.社会福祉の構造、理念、制度体系、実施体制
4.社会福祉の歴史(欧米)
5.社会福祉の歴史(日本)
6.社会保障と社会保険
7.公的扶助(生活保護法)
8.障害者福祉の概要
9.高齢者福祉の概要
10.児童家庭福祉の概要
11.地域福祉とボランティア
12.社会福祉施設と専門職
13.社会福祉援助技術(ソーシャルワーク)
14.女性福祉の概要
15.まとめ
試験・課題等の内容
学期末に定期試験を行う
テキスト
プリント配布
評価方法
授業態度30%、期末試験70%
参考文献
『社会福祉小六法』ミネルヴァ書房、
『国民の福祉と介護の
動向』厚生統計協会、
古川孝順『福祉ってなんだ』岩波ジュ
ニア新書
科目名
児童家庭福祉
(Child Welfare in Family)
担当者
単位数
徳永 幸子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:子どもや家庭をめぐる諸問題について歴史的、社会的背景のなかで理解し、児童家庭福祉の概念・理念・仕組
みや制度・政策、実施体系に関する知識を習得し、保育士として子どもの権利保障のための社会的視点をもつ。
テーマ:児童家庭福祉と子どもの権利保障
授業の概要
児童福祉は、こんにち児童家庭福祉と呼ばれるようになってきた。児童家庭福祉がなぜ必要とされるのかについて、家族
および子ども観の変容や児童家庭福祉の歴史的変遷を知るなかで理解し、児童家庭福祉の概念・理念・仕組みや、児童家
庭福祉問題とそれへの対応を各分野ごとに整理して学ぶ。そして、少子高齢化や家族・地域の養育機能の低下を背景とす
る今後の児童家庭福祉の課題について、将来への展望を探りながら考察していく。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.現代家族と子ども
3.児童家庭福祉の概念・理念・仕組み
4.児童家庭福祉の制度・政策と実施体制
5.児童家庭福祉の歴史
6.子どもの権利と権利擁護
7.母子保健と健全育成
8.ひとり親家庭の問題と養護問題
9.子ども虐待問題とドメスティック・バイオレンス
10.保育問題
11.子育て支援
12.障害のある子どもの問題
13.非行問題
14.児童福祉施設と専門職
15.児童家庭福祉の動向と課題
試験・課題等の内容
授業の中で小テストを行い、学期末に定期試験を行う
テキスト
プリント配布
評価方法
授業態度30%、小テスト20%、期末試験50%
参考文献
高橋重宏監修『日本の子ども家庭福祉』明石書店、
『日本
子ども資料年鑑』KTG中央出版
90
科目名
保育原理
(Principles of Child Care and Education)
担当者
単位数
重成 久美
2単位
授業の到達目標及びテーマ
目 標:児童の最善の利益を考慮した保育の意義、保育の内容と方法の基本等の本質を理解し、保育実践を支える力とな
る基本原理に関する知識を獲得する。
テーマ:児童の最善の利益
授業の概要
保育の意義や保育の歴史から子ども観・保育観を学び、
保育の基本、
保育の内容・方法について事例を通して学習する。また、
児童の最善の利益を追求しながら現在の保育課題について考察する。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.保育とは何か?①児童の最善の利益を考慮した保育
3.保育とは何か?②保育の意義と保育所保育指針
4.子ども理解①子どもを見る目
5.子ども理解②発達を見る目
6.保育の基本①養護と教育の一体性
7.保育の基本②環境を通して行う保育
8.保育の基本③一人一人の発達に応じた保育
9.保育の基本④保育士の専門性
10.保育の思想と歴史①諸外国の歴史
11.保育の思想と歴史②日本の歴史
12.保育の内容と方法①生きる力の基礎
13.保育の内容と方法②遊びを通した総合的な指導
14.保育の内容と方法③保育の基本に基づいた遊びの展開
15.保育の現状と課題
試験・課題等の内容
授業レポート、期末レポート
評価方法
試験及びレポート70%、授業への取組み状況30%
テキスト
・森上史朗・小林紀子・若月芳浩編『保育原理』ミネル
ヴァ書房
・厚生労働省『保育所保育指針解説書』フレーベル館
参考文献
・文部科学省『幼稚園教育要領解説書』フレーベル館
科目名
教育原理
(Principle of Education)
担当者
単位数
田渕 久美子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
教育の仕事は、人間を人間の社会に生きる者として育てることである。その意味を、教育される者から教育する者へ移行
しようとしていることを自覚しつつ、深く考えることができるようになる。その際に、
「教育」について自らの持つイメー
ジや先入観を問い直し、考え直していくことができるようにする。
授業の概要
教育学の理論や歴史をふまえ、現代の教育課題について下記のようなさまざまな角度から論じる。教育学の専門的な用語
やこれから4年間の学びに必要となる基本的な考え方を解説していく。テキストに沿った講義が中心となるので、予習を
して欲しい(なお、予習の内容は予習ノートとしてまとめて期末に提出できるものとする。
)
授業計画
<前期>
1.教育という仕事
2.教育の営みとは何か
3.人間形成とその教育機能
4.学校の誕生
5.学校論とその課題
6.
「子ども」の誕生
7.子どもの問題が意味するもの
8.転換期の学校
9.学ぶということ
10.教育内容とカリキュラム
11.教師という専門職
12.家庭の教育力とは何か
13.社会の変化と教育課題
14.メディアと情報教育
15.教育の再生
試験・課題等の内容
①毎時間、講義へのコメントを提出してもらう。②学期末
に試験を行う。③希望者は予習ノート及び自主レポートを
提出することができる。
評価方法
受講態度や講義へのコメントの内容などを20%、期末試験
の成績を80%として評価する。予習ノート、自主レポート
についても適宜加点する。
テキスト
青木久子・磯部裕子・大豆生田啓友『教育学への視座』萌
文書林
参考文献
汐見稔幸ほか編著『よくわかる教育原理』ミネルヴァ書房、
田嶋一ほか編著『やさしい教育原理』有斐閣(アルマ)
91
科目名
子どもの保健Ⅰ
(Child Health I)
担当者
単位数
土居 浩
2単位
授業の到達目標及びテーマ
①子どもの健康増進を図る保健活動の意義を理解する。②子どもの標準的な発育、発達を理解する。③子どもの発育、発
達や健康を阻害する種々の要因と、その対応策についての概要を理解する。④子どもの発育、発達、健康にかかる家族や
社会の役割を理解する。
授業の概要
教科書(小児保健・渡辺博著)にしたがって小児保健Ⅰの講義を行う。適宜必要な資料を追加する。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション 小児保健を学ぶ
2.身体の発育
3.運動機能・精神機能の発達
4.生理機能の発達
5.栄養
6.生活と健康
7.事故とその予防
8.遺伝と健康
9.小児の症候
10.感染症
11.予防接種
12.免疫とアレルギー
13.小児で重要な病気
14.障がいを持つ子ども
15.虐待、地域とのかかわり
試験・課題等の内容
選択、穴埋めを主体とする筆記テスト
テキスト
「小児保健」渡辺 博 編著(中山書店)
評価方法
筆記テスト60点以上を合格とする。
参考文献
「図表で学ぶ子どもの保健Ⅰ」加藤忠明・岩田 力 編著
(健楽社)
科目名
子どもの保健Ⅱ
(Child Health Ⅱ)
担当者
単位数
矢野 潔子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:1.子どもの心身の健康増進を図る保健活動の意義を理解する。
2.子どもの疾病とその予防法および適切な対応について理解する。
3.保育における環境および衛生管理並びに安全管理について理解する。
テ ー マ:子どもの「養護」
授業の概要
保育所保育指針「保育のねらい及び内容」から、養護「生命の保持」に関わることを中心に授業を進める。子どもの保健
Ⅰでの学びを基礎に子どもの健康と保健の意義、子どもの疾病予防と適切な対応、保育現場における衛生管理や事故防止・
安全対策について学ぶ。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション−保育所保育指針について−
2.子どもに関する法律
3.保育の環境
4.子どもの生理的欲求
5.発達過程に応じた援助:食事
6.発達過程に応じた援助:排泄
7.発達過程に応じた援助:睡眠
8.発達過程に応じた援助:清潔
9.保育現場における事故防止(1)
10.保育現場における事故防止(2)
11.個別的な対応:慢性疾患
12.個別的な対応:アレルギー疾患
13.障がいのある子どもへの適切な対応
14.感染症の予防と対策
15.子どもの「情緒の安定」
試験・課題等の内容
学期末に筆記試験を行う。毎時間、講義のテーマに合わせ
課題を出す。
評価方法
筆記試験70%,課題30%
92
テキスト
授業において資料を配布する。
参考文献
厚生労働省
「保育所におけるアレルギー対策ガイドライン」
(平成23年3月)
厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン」
(2012年度改訂版)
科目名
発達心理学
(Developmental psychology)
担当者
単位数
土居 隆子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
人が生まれてから大人になる迄の身体・認知・ことば・人間関係等の発達を学ぶ。無力な乳児が環境と関わりながら歩き・
話し・遊び・知識を学び、一人の人間として成長してゆくかを見てゆく。日々の暮らしの中に潜む発達への関わりの大切
さに気付きながら、無力な乳児がこころを育て人やものと関わり豊かな情緒を育てて、ことばが話せるようになりながら
「自己」を育み大人になってゆくかを、これ迄の研究で明らかになった理論を紹介し、保育者として子どもの関わる知識
を身につける
授業の概要
①発達の概念を知る②発達の理論を知る③発達の道筋を知り、支援が出来るようになる
授業計画
<前期>
1.発達とは(ガイダンス)
2.発達する子どもと私の育ち
3.発達の原理
4.子どもを取り巻く社会環境
5.子どもと周りの関係
6.自己の育ち
7.自己制御
8.情緒の育ち
9.中間テスト
10.認知
11.認知の発達
12.ことばの育ち
13.幼児から学童期
14.学童期以降
15.まとめ
試験・課題等の内容
夏期休業中の体験レポート 中間試験 確認試験 等を行
う(プリント・ノート持込み可)
テキスト
「エピソードで学ぶ乳幼児の発達心理学」岡本・菅野・城
著(新曜社)
「図解雑学 発達心理学」
(ナツメ社)
評価方法
毎回の事前課題レポートと試験の総合成績で判断する
科目名
保育内容総論Ⅰ
(Comprehensive Contents of Child Care)
担当者
単位数
吉牟田 美代子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
保育所保育指針・幼稚園教育要領の各章のつながりを読み取り、保育の全体的構造を理解する。
子どもの生活全体を通して、養護と教育が一体的に展開することを具体的な保育実践につなげて理解する。
授業の概要
保育内容とは何か。それを保育という営みの中でどのように展開するのかという子どもとの生活を構造的に総合的にとら
える。保育、保育内容の構造が日々の保育実践を核にして有機的につながっていることが理解できるように指導する。
授業計画
<前期>
1.保育内容総論の意義
保育所保育指針、幼稚園教育要領に照らし合わせて
2.保育の全体構造と保育内容
3.子どもの発達の特性と保育内容
4.個と集団の発達と保育内容
5.養護と教育が一体的に展開する保育
6.環境を通して行う保育
7.遊びによる総合的な保育
8.環境構成と遊びを拡げる援助技術を学ぶ
9.保育内容の実践の計画 子どもの発達の姿をイメージして
10.実践に向けての環境構成(1)
11.実践に向けての環境構成(2)
12.現場実践・・・子どもといっしょに
13.ふり返り 計画した保育内容を5領域の視点から評価する
14.遊びや生活を通して「遊びの中で学ぶ」ということを理解する
15.自己評価 学んだことをレポートする
試験・課題等の内容
レポート…総合的な遊びの事例を通して、養護と教育が一
体的に展開することの意味を考える。
評価方法
レポート 60%
授業中の態度 20%
授業への取り組み状況 20%
参考文献
阿部和子『新保育内容総論』
(萠文書林)
増田まゆみ『保育内容総論』
(ミネルバー)
保育所保育指針
幼稚園教育要領
93
科目名
保育内容(環境)
(Child Care Studies (Environment))
担当者
単位数
篠永 洋
2単位
授業の到達目標及びテーマ
目 標:子どもと環境とのかかわりを援助する保育実践のあり方を理解し、子どもにとって意味のある環境を準備構成し
てゆくことができることを目標とする。
テーマ:
「環境による保育」
「環境を通して行う教育」の意味を知り、理解する。
授業の概要
領域「環境」のねらいと内容を理解するために、他領域との関連や、身近な環境に触れ、感覚を豊かにし、感動して何を
感じるかということの意味や重要性を学ぶ。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション
2.保育と環境
3.発達にふさわしい環境
4.領域「環境」と他領域との関係
5.人的環境としての保育者
6.自然環境
7.生き物や植物、自然の事象
8.物的環境
9.屋内・屋外環境をデザインする
10.文字や標識、数量や図形への興味
11.社会的環境
12.地域環境や地域の人々
13.身近な情報や出来事への興味
14.保育環境の構成
15.まとめ
試験・課題等の内容
授業時にミニレポートを課す
参考文献
保育所保育指針 幼稚園教育要領
評価方法
授業への取組状況 60% レポート等 40%
科目名
保育内容(言葉)
(Child Care Studies(Language)
)
担当者
単位数
前田 志津子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
ことばの獲得は人間として生きるための重要な課題である。乳幼児が生活や遊びのなかで、言葉を獲得し、自分の思いや
考えを表現する発達の姿について学ぶ。さらに子ども達が豊かな言葉の世界をつくり出していくようになるために、保育
者の援助、求められる知識、技術を学ぶ。
授業の概要
乳幼児が言葉を理解していく筋道を理解し、乳幼児の豊かなことばの世界をつくり出していくために求められる保育者の
役割について理解を深める。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション
2.ことばの前のことば乳児期前半
3.ことばの前のことば乳児期後半
4.ことばの獲得幼児期前半
5.ことばの獲得幼児期後半
6.幼児期のことばの育ち
7.ことばが育つための保育者の援助
8.遊びのなかのことば(1)
9.遊びのなかのことば(2)
10.遊びのなかのことば(3)
11.教材制作
12.教材制作
13.豊かな言語環境(1)
14.豊かな言語環境(2)
15.まとめ
試験・課題等の内容
提出物、レポート等
テキスト
特に指定しない。
評価方法
提出物40%
レポート60%
参考文献
横山真貴子編著「子どもの育ちと「ことば」
」
(保育出版)
社
94
科目名
乳児保育Ⅰ・Ⅱ
(Infant Care I・II)
担当者
単位数
石木 和子
各1単位(半期)
授業の到達目標及びテーマ
乳児からの保育は、ヒトから人間に育てていく営みである。ことに3歳までの保育は、人間として育てるために最も重要
な時期である。近年、乳児を取り巻く環境が著しく変化し、乳児保育の需要が高まっている。本講では、乳児保育の意義
や基本を押さえた上で、乳児の身心の発達と保育の実際について学習し、乳児に最善の利益をもたらす保育の在り方につ
いて考える。
授業の概要
乳児からの保育が広がりを見せている中、乳児にとって身心ともに健やかな発達を保障するための保育について理論と実
際を学ぶ。合わせて親支援について保育士の役割を学ぶ。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション 乳児保育とは
2.ヒトから人間への進化①
・生命の誕生
3.ヒトから人間への進化②
・脳は進化の記憶を辿る
4.新生児とは?①
・赤ちゃん人形制作
5.新生児とは?②
・赤ちゃん人形制作
6.乳児保育の意義
・乳児を取り巻く環境
7.乳児保育の歩み
・乳児保育の経緯と保育観の変遷
8.保育の環境構成と保育士のかかわり
9.乳児からの保育と保育園の役割
10.乳児の発達と保育①
・6カ月未満児の発達
11.乳児の発達と保育②
・6カ月未満児の保育の実際
12.乳児の発達と保育③
・6カ月から1歳3カ月未満児の発達
13.乳児の発達と保育④
・6カ月から1歳3カ月未満児の保育の実際
14.乳児の発達と保育⑤
・1歳3カ月から2歳未満児の発達
15.乳児の発達と保育⑥
・1歳3カ月から2歳未満児の保育の実際
<後期>
1.保育園見学実習 未満児保育を園で観察する
2.乳児の発達と保育⑦ 観察学習の振り返り 2歳児の発達
3.乳児の発達と保育⑧ 2歳児の発達
4.乳児保育の内容と方法① 基本的生活と睡眠
5.乳児保育の内容と方法② 保育環境
6.乳児保育の内容と方法③ 排泄
7.乳児保育の内容と方法④ リスクマネージメント
8.乳児保育の内容と方法⑤ 遊びその1
9.乳児保育の内容と方法⑥ 遊びその2
10.乳児保育の内容と方法⑦ 遊びその3 未満児の児童文化
11.乳児保育の内容と方法⑧ 遊具について考える
12.保育園見学実習 未満児保育を観察する
13.乳児保育の内容と方法⑨ 未満児の保育計画と評価
14.乳児から年長児までの発達
15.乳児保育の課題と保育士の課題
試験・課題等の内容
○授業レポート ○課題レポート
○提出物評価 ○実践授業態度
テキスト
保育所保育指針
随時 資料提供
評価方法
授業の取り組み 30%
レポート・課題 40%
見学実習 30%
参考文献
時実利彦『脳と保育』(雷鳥社)
汐見稔幸 他責任編集『乳児保育の基本』
(フレーベル館)
95
科目名
音楽表現Ⅰa、Ⅰb
(Music Expression Ⅰa・Ⅰb)
担当者
単位数
福地 友子、他非7名
各1単位(半期)
授業の到達目標及びテーマ
子どもの発達と音楽表現に関する知識と技術を学習し、保育者として豊かな感性と表現する力を育成する。保育現場に必
要なピアノ・声楽の基礎的な技能を身につけることを目的とする。
授業の概要
ピアノの実技では、各学生の進度に基づき、読譜力・基礎奏法の習得を目的に個人指導によって学ぶ。
声楽においては、呼吸法・発声法・発語法を身につけ、主に子どもの歌(季節や行事、生活に関する歌、手遊び歌)を歌
詞、音程、発声、表現に留意しながら歌う。
授業計画 ピアノは30週の個人レッスンを通して、音階・エチュード・子どもの歌の弾き歌いを課題とする
<前期>声楽
<後期>声楽
1.ガイダンス
1.ガイダンス
2.声楽基礎(呼吸、発声、発語法)
2.声楽基礎、秋・生活の歌、手遊び発表
3.声楽基礎、春の歌(詞、旋律の解釈、表現法)
3.声楽基礎、秋・生活の歌、手遊び発表
4.声楽基礎、春の歌(詞、旋律の解釈、表現法)
4.声楽基礎、秋・生活の歌、手遊び発表
5.声楽基礎、音楽理論基礎、春の歌(詞、旋律の解釈、表現法)
5.声楽基礎、秋・生活の歌、手遊び発表
6.声楽基礎、音楽理論基礎、手遊び
6.声楽基礎、秋・生活の歌、手遊び発表
7.声楽基礎、生活の歌、手遊び
7.声楽基礎、秋・生活の歌、手遊び発表
8.声楽基礎、夏の歌、手遊び
8.声楽基礎、冬・生活の歌、手遊び発表
9.声楽基礎、夏の歌、手遊び
9.声楽基礎、クリスマスの歌、手遊び発表
10.声楽基礎、夏の歌、手遊び
10.声楽基礎、クリスマスの歌、手遊び発表
11.声楽基礎、生活の歌、手遊び
11.声楽基礎、冬・生活の歌、手遊び発表
12.声楽基礎、生活の歌、手遊び
12.弾き歌い個人レッスン
13.まとめ(個人レッスン)
13.弾き歌い個人レッスン
14.まとめ(個人レッスン)
14.弾き歌い個人レッスン
15.まとめ
15.まとめ
試験・課題等の内容
テキスト
試験は、
ピアノ
(スケール、
小品曲、
子どもの歌弾き歌い他)
・
ピアノ …『新訂バイエル』
(音楽之友社)
声楽(子どもの歌、手遊び歌他)それぞれ実技課題により
『ツェルニー100番練習曲』
行う。
『ツェルニー30番練習曲』他
担当者が選ぶピアノ曲・子どものうたなど
評価方法
声楽 …いろいろな伴奏で弾ける選曲『こどものうた
100』
(チャイルド本社)
実技試験(ピアノ・声楽)90%、授業への取り組み10%
他、プリント配布
科目名
身体表現Ⅰ
(Representation of human body I)
担当者
単位数
野田 章子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
「表現あそび」
「リズムあそび」とは何かを理解し、身体表現の重要性を体得する。さらに、幼児期の子どもに適した身体
表現あそびの指導法と援助法を学び、専門的な知識と技術を身につける。身体表現あそびを通して「自己表現」と「自己
実現」について考えを深めることを最終的なテーマとする。
授業の概要
イメージ、身近なもの、ことばなどを使った表現あそび、音楽やさまざまなリズムを使ったリズムあそびを実践しながら、
身体表現活動を体験する。また、幼児期の子どもの発達を促すあそび(ボール、フープ、なわなど)を取り入れながら、
幼児期の子どもに適した指導法と援助法を考える。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション 授業のねらいと内容について
2.身体表現あそび① 表現あそび
3. 〃 ② リズムあそび
4.自由に動こう① ボール
5. 〃 ② フープ・なわ
6. 〃 ③ 紙・布
7. 〃 ④ イメージ、空想の世界
8.身体表現あそびの指導と援助①「風船になろう」など
9. 〃 ②「ひらがなにな∼れ」
「いくつくっつく」など
10. 〃 ③「トンネルシュッポッポ」
「みんなの演奏会」など
11.身体表現あそびの成果と評価① 発表会の計画
12. 〃 ② イメージづくり
13. 〃 ③ 動きづくり
14. 〃 ④ 発表会
15.まとめ
試験・課題等の内容
毎時のミニレポート、レポート
学期末に試験を行う。
評価方法
授業への取り組み(40%)
、課題(30%)
、試験(30%)等
で総合的に評価する。
96
テキスト
「あ・た・ら・し・い表現あそび」
(鈴木出版)
)
参考文献
保育と幼児期の運動あそび(萌文書林)
科目名
言語表現Ⅰ
(Language Expression Ⅰ)
担当者
単位数
前田 志津子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
幼児期言語の特徴を理解し、
子どもの遊びを豊かに展開する必要な知識や技術を習得する。言語表現活動に係わる教材
(絵
本、紙芝居。ペープサート等)制作を行い、発表、活用する。
授業の概要
子ども達の言語環境について学ぶ。保育者としてことばの世界をイメージ豊かに楽しめることを基盤とし、現場で求めら
れる言語表現の重要性を理解する。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.生活や遊びのなかのことば
3.絵本のなかのことば
4.ことば遊びワーク(1)
5.ことば遊びワーク(2)
6.視聴覚教材の語り(1)
7.視聴覚教材の語り(2)
8.視聴覚教材の語り(3)
9.教材制作(1)
10.教材制作(2)
11.教材制作(3)
12.制作発表と評価(1)
13.制作発表と評価(2)
14.制作発表と評価(3)
15.まとめ
試験・課題等の内容
教材制作及びレポート
テキスト
なし
評価方法
授業への取組40% 課題レポート60%
参考文献
適宜紹介する。
科目名
造形表現Ⅰ
(Figurative Expression Ⅰ)
担当者
単位数
篠永 洋
1単位
授業の到達目標及びテーマ
子どもの造形表現に関わる基本的な画材
(クレヨンや絵の具をはじめとした描画材の種類や様々な造形表現に関わる素材)
の使用方法や多様な技法(モダンテクニックを中心とした様々な年齢に適用出来る技法)と知識(子どもの発達段階にお
ける造形表現)を身につけ、
「つくる」
「えがく」ことを、子どもと共に心から楽しめる保育者になる基礎を習得する。
授業の概要
・保育者として必要な造形の技術や知識を習得するために様々な材料を体験し「つくる」
「えがく」活動を行う。
・発表や作品に対しての講評を行い、自ら感じたことの言語化∼伝えるトレーニングとする。
・毎回、
「10分以内に作れてあそべるちいさなうごくおもちゃ」の発表を行う。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.幼児の表現活動について
3.保育における造形表現の意味
4.造形表現の意義
5.遊びと造形表現
6.感じる・・・身体感覚を豊かにする
7.感性をみがく
8.心をひらく
9.色の探検
10.カタチの発見
11.触覚の再発見
12.平面から立体へ
13.空間を構成する
14.作品集づくり
15.まとめ
試験・課題等の内容
・授業毎にミニレポートを課す。
・作品提出
・おもちゃの発表
テキスト
なし
参考文献
槇英子『保育をひらく造形表現』萌文書林
評価方法
・授業態度 40%
・作品提出 30%
・発表 30%
97
科目名
保育実習指導Ⅰ(保育所)
(Practice of Child Care Ⅰ)
担当者
単位数
重成 久美、篠永 洋、福地 友子
2単位(保育所と施設を合わせて)
授業の到達目標及びテーマ
1.保育実習の意義・目的を理解する。2.実習の内容を理解し、自らの課題を明確にする。3.実習施設における子ど
もの人権と最善の利益の考慮、プライバシーの保護と守秘義務等について理解する。4.実習の計画、実践、観察、記録、
評価の方法や内容について具体的に理解する。5.実習の事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、新たな課題
や学習目標を明確にする。
授業の概要
保育実習(保育所)を円滑に進めるための知識・技術の習得、学習内容・課題を明確化するための実習事前指導、さらに
実習体験を深化させる事後指導を通して学ぶ。
授業計画
<1年後期>
1.実習とは何か① 実習の位置づけ、実習日程
2.実習とは何か② 保育実習の目的、意義、概要
3.保育における遊びの実践Ⅰ① 実践実習の意義と概要
4.保育における遊びの実践Ⅰ② 遊びの計画
5.保育における遊びの実践Ⅰ③ 実践実習の準備
6.保育における遊びの実践Ⅰ④ 実践実習の準備
7.保育における遊びの実践Ⅰ⑤ 実践実習の準備
8.保育における遊びの実践Ⅰ⑥ 実習直前指導
9.保育における遊びの実践Ⅰ⑦ 実践実習
10.保育における遊びの実践Ⅰ⑧ 実践実習のふり返り
11.保育における遊びの計画① 指導計画の立て方
12.保育における遊びの計画② 指導計画の作成
13.ゲストスピーカーによる講話 実習を受け入れる立場から
14.実習書類の準備
15.春休み準備実習に向けての心構え
<2年前期>
1.準備実習のふり返り
2.実習日誌の書き方
3.保育における遊びの実践Ⅱ① 指導計画の立案
4.保育における遊びの実践Ⅱ② 実践実習の準備
5.保育における遊びの実践Ⅱ③ 実践実習の準備
6.保育における遊びの実践Ⅱ④ 実践実習の準備
7.保育における遊びの実践Ⅱ⑤ 実習直前指導
8.保育における遊びの実践Ⅱ⑥ 実践実習
9.保育における遊びの実践Ⅱ⑦ 実践実習のふり返り
10.保育における遊びの計画Ⅱ⑧ 指導計画の修正
11.保育実習直前指導 子どもの最善の利益・守秘義務
12.保育実習Ⅰ(保育所)
13.保育実習Ⅰ(保育所)
14.保育実習のふり返り① 実習の総括と自己評価
15.保育実習のふり返り② 自己課題の明確化
評価方法
授業への取組み状況70%、提出物30%
テキスト
厚生労働省『保育所保育指針解説書』フレーベル館
科目名
公衆衛生学
(Public Health)
担当者
単位数
永田 耕司
2単位
授業の到達目標及びテーマ
公衆衛生学のテーマは、
「保健・医療・福祉について」
、
「人口・保健・衛生統計」
、
「社会保障」
、
「疫学と疾病予防」
、
「母
子保健と学校保健」
、
「高齢者保健・介護保険制度」
、
「感染症と保健対策」
、
「環境衛生」
、
「産業衛生」
、
「精神保健」などで
ある。授業の到達目標は、住民の身体的・精神的・社会的健康のために、国の社会保障から地域での保健・医療・福祉に
ついて、統計的・法律的・現場の諸問題など全般的に学習していくことである。また様々な予防活動(第一次、第二次、
第三次)のついて幅広く学ぶことである。また、到達目標を明確化するために、小テストを行う。
授業の概要
高齢化社会、職場のストレス増大、糖尿病など生活習慣病や自殺の増加など、社会環境やライフスタイルの変化に伴う様々
な心身両面にわたる不健康問題が出てきている。これら、様々な心身の諸問題に加え衛生の主要指標、保健・医療・福祉
の問題、生活環境、労働衛生、学校保健、社会保障など幅広く学ぶことを目的とする。また同時にこれらの講義の中で、
小テストを行いながら、
「保健・医療・福祉について」
、
「人口・保健・衛生統計」
、
「社会保障」
、
「疫学と疾病予防」
、
「母
子保健と学校保健」
、
「高齢者保健・介護保険制度」
、
「感染症と保健対策」
、
「環境衛生」
、
「産業衛生」
、
「精神保健」などで
の国家試験などの過去問題やその傾向にも触れていく。
授業計画
<後期>
1.公衆衛生学(Pubric Health)とは、オリエンテーション
2.保健統計(衛生の指標)人口静態や人口動態指標の主要統計
3.公衆衛生の歴史、第一次予防から三次予防まで
4.健康増進(ヘルスプロモーション)の考え方
5.疾病統計、母子関係の統計について、小テスト
6.社会保障制度、年金・医療費問題
7.高齢化の諸問題、介護保険制度
8.感染症、予防接種、感染症法
9.母子保健、健診や母子保健手帳、母子保健法、小テスト
10.学校保健、学校保健安全法、食育基本法、学校給食法
11.環境保健、公害・環境ホルモン
12.大気汚染・水の問題
13.産業保健、労働安全衛生法、小テスト
14.精神保健、精神保健福祉法、障害者自立支援法
15.成人保健、まとめ、中テスト
試験・課題等の内容
授業内容について小テストを行う。
テキスト
資料を配布する。
評価方法
小テスト20%や取り組み状況20%、中テスト60%で目標水
準(60%)達していない場合に定期試験を実施する。
参考文献
国民衛生の動向
98
科目名
Childcare English Ⅰ・Ⅱ
(Childcare English I・II)
担当者
単位数
政次 カレン
各1単位(半期)
授業の到達目標及びテーマ
国際化に伴い、保育園に外国人の子どもが入園する機会も増えてきた。言葉や文化の違いなどもあり、保護者は慣れない
日本での生活の中で、不安や精神的苦痛を感じることも多いことが報告されている。この授業では、そのような外国人保
護者、また、子どもとのコミュニケーションに必要な、保育園での英会話を学習する。
授業の概要
保育園にある様々な施設、道具、室内環境、遊びなどの英語を学習し、日常生活の場面において必要となる会話を勉強す
る。リスニングの力をつけ、さらに必要なことを伝えるためのスピーキング活動もたくさん取り入れながら授業を行う。
授業計画
<前期>
1.First step to Childcare English
2.First step to Childcare English
3.Welcome to Minato Nursery School
4.Welcome to Minato Nursery School
5.Time & numbers
6.Time & Numbers
7.Directions
8.Directions
9.Davy meets his classmate Takashi
10.Davy meets his classmate Takashi
11.Dropping Davy off and picking him up
12.Dropping Davy off and picking him up
13.Jobs at Nursery School
14.Jobs at Nursery School
15.Lunch Time
試験・課題等の内容
オーラル(会話)テスト、筆記試験、自主学習
評価方法
試験(会話テスト+筆記試験)
、提出物 60%、授業参加
態度、活動 40%
科目名
Childcare English Ⅰ・Ⅱ
(Childcare English I・II)
<後期>
1.Lunch Time
2.Toilet Dialog
3.Toilet Dialog
4.Fighting
5.Fighting
6.Injuries & Illness
7.Injuries & Illness
8.Telephone Calls
9.Telephone Calls
10.Field Trip
11.Field Trip
12.Baby Care
13.Baby Care
14.Graduation
15.Graduation
テキスト
赤松直子・久富陽子 著
『保育の英会話(Childcare English)
』
(萌文書林)
参考文献
適宜紹介する。
担当者
単位数
井石 令子
各1単位(半期)
授業の到達目標及びテーマ
国際化に伴い、保育園に外国人の子どもが入園する機会も増えてきた。言葉や文化の違いなどもあり、保護者は慣れない
日本での生活の中で、不安や精神的苦痛を感じることも多いことが報告されている。この授業では、そのような外国人保
護者、また、子どもとのコミュニケーションに必要な、保育園での英会話を学習する。
授業の概要
保育園にある様々な施設、道具、室内環境、遊びなどの英語を学習し、日常生活の場面において必要となる会話を勉強す
る。リスニングの力をつけ、さらに必要なことを伝えるためのスピーキング活動もたくさん取り入れながら授業を行う。
授業計画
<前期>
1.First step to Childcare English
2.First step to Childcare English
3.Welcome to Minato Nursery School
4.Welcome to Minato Nursery School
5.Time & numbers
6.Time & Numbers
7.Directions
8.Directions
9.Davy meets his classmate Takashi
10.Davy meets his classmate Takashi
11.Dropping Davy off and picking him up
12.Dropping Davy off and picking him up
13.Jobs at Nursery School
14.Jobs at Nursery School
15.Lunch Time
試験・課題等の内容
オーラル(会話)テスト、筆記試験、自主学習
評価方法
試験(会話テスト+筆記試験)
、提出物 60%、授業参加
態度、活動 40%
<後期>
1.Lunch Time
2.Toilet Dialog
3.Toilet Dialog
4.Fighting
5.Fighting
6.Injuries & Illness
7.Injuries & Illness
8.Telephone Calls
9.Telephone Calls
10.Field Trip
11.Field Trip
12.Baby Care
13.Baby Care
14.Graduation
15.Graduation
テキスト
赤松直子・久富陽子 著
『保育の英会話(Childcare English)
』
(萌文書林)
参考文献
適宜紹介する。
99
科目名
学校保健
(School Health and Health Education)
担当者
単位数
六角屋 久美子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:1.学校保健について理解する。
2.学校安全について理解する。
3.学校環境衛生に必要な知識・技術・方法を理解する。
テ ー マ:学校保健の各領域の概要や要点、養護教諭の役割について理解する。
授業の概要
養護教諭の職務である学校保健の領域や内容について理解を深め、学校保健活動の実際を学ぶ。また、学校保健上の諸問
題について対策や支援の方法を学習する。
授業計画
<前期>
1.学校保健の意義と制度、学校保健活動と関係職員、学校保健計画と学校安全計画
2.学校保健安全に関わる法律・制度
3.保健教育
4.学校における性教育
5.喫煙・飲酒・薬物乱用防止教育
6.児童生徒の健康把握(健康診断①)
7.児童生徒の健康把握(健康診断②)
8.児童生徒の健康把握(健康診断③)
9.学校における感染症の予防と対応
10.精神の健康:子どもの抱える心の問題
11.学校安全の意義と制度、学校の安全管理と危機管理
12.学校環境衛生①
13.学校環境衛生②
14.学校保健委員会:組織活動と関係職員の役割
15.学校給食と食育
試験・課題等の内容
課題レポートを課し、学期末に筆記試験を行う。
評価方法
筆記試験 50%
レポート内容 40%
授業への取組状況 10%
科目名
海外ボランティア活動
(Volunteer Activity Abroad)
テキスト
教員養成系大学保健協議会 編「学校保健ハンドブック」
(ぎょうせい)
平山宗広・岡部信彦 共著「感染症」
(少年写真新聞社)
担当者
単位数
香川 実成
2単位
授業の到達目標及びテーマ
ボランティア活動自体、意義のあることだが、世界各国から来た同世代の若者と海外で共同生活を送ったり、あるいは現
地NGOと共に活動することにより、現地の文化に触れるだけでなく、参加者各々の出身国の文化に対する理解も育むこ
とができ、二重の意味での異文化理解の場となるだろう。非英語圏のボランティア開催地も多いが、キャンプ内での共通
語は基本的に英語なので、英語コミュニケーション実践の場でもある。
授業の概要
国際教育交換協議会(CIEE)による国際ボランティア・プロジェクト(IVP)
、エコボランティア(CVA)
、及びアメリカ、
カナダ、オセアニア、アジアでのボランティア&ホームステイ・プログラムへの参加。活動内容は、古い建物や遺跡の修
繕・修復、孤児院でのケア、各種フェスティバルの開催準備、環境保全作業、動物保護、小学校での学習支援等さまざま。
原則として、プロジェクト開催地および集合場所までの手配をすべて参加者自身でおこなうプログラムばかりなので、そ
れなりの勇気と覚悟が必要になるが、だからこそ、参加する意義も大きく、人生の新たな可能性を見出すきっかけになる
ことを期待する。
授業計画
<前期・後期>
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7. 説明会、事前オリエンテーション
8. 帰国報告会、説明会での体験談発表
9. レポートの作成
10.
11.
12.
13.
14.
15.
試験・課題等の内容
事前の説明会やオリエンテーション、帰国後の報告会への
参加は必須。報告会とは別に、日本語、英語双方によるレ
ポートの提出を課す。
評価方法
説明会、帰国報告会、体験談発表会などへの参加…40%
レポート…60%
100
テキスト
なし
参考文献
参加プロジェクト、キャンプ先等が決まり次第、現地の言
語、文化、安全情報に関する情報をインターネット等で収
集する必要あり。原則として各自で責任を持っておこなう
べき作業であるが、必要に応じて資料を用意・配布する予
定。
科目名
英語絵本研究
(English Picture Book Studies)
担当者
単位数
井石 令子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
英語で書かれた絵本に数多く触れ、味わうことでその特性を知ると共に、代表的作品についての知識を整理する。絵本を
通した異文化理解や多文化教育、また読み聞かせなど早期英語教育における英語絵本の活用法についても学ぶ。
授業の概要
毎回の授業で取り上げる絵本について、取り上げられているテーマ・語彙・表現・内容を音読や内容確認(英文読解・和
訳)を通して把握するとともに、視覚的表現方法を含めたそれぞれの絵本の特性・特徴を考察・整理する。
授業計画
<前期>
1.英語絵本とその活用法
2.Pattern books(1)
3.Pattern books(2)
4.Pattern books(3)
5.Predictions(1)
6.Predictions(2)
7.Observations(1)
8.Observations(2)
9.Book walk(1)
10.Book walk(2)
11.Critical Thinking(1)
12.Critical Thinking(2)
13.英語絵本と多様な価値観(1)
14.英語絵本と多様な価値観(2)
15.まとめ
試験・課題等の内容
①読書課題レポート
②期末レポート
テキスト
外山節子、宮下いづみ『読み聞かせのための音のある英語
絵本ガイド』
(コスモピア)
評価方法
授業取組状況20%
読書課題レポート40%
期末レポート40%
参考文献
リーパー・すみ子「えほんで楽しむ英語の世界」
(一声社)
他、授業時に紹介する。
科目名
ジェンダー論
(Gender Studies)
担当者
単位数
石川 由香里
2単位
授業の到達目標及びテーマ
男性と女性のライフコースの違いから、両者の社会的位置づけについて考える。そして自明なものと思われている男性・
女性という性別カテゴリーの2分法から生じる社会的差別構造について再考する
授業の概要
ライフコース上の様々な出来事を取り上げながら、そこに存在するジェンダーの問題について解説する。
授業計画
<後期>
1.共学・別学の意味を考える
2.性別特性論
3.教育と就労の接合
4.職場での性差別
5.家事労働論
6.ケア労働①育児
7.ケア労働②介護
8.男らしさの病
9.ジェンダー・バックラッシュ
10.生殖の管理
11.セクシュアリティ
12.生命倫理
13.性犯罪と性差別
14.性の商品化
15.ジェンダー・ポリティクス
試験・課題等の内容
学期末に試験を行う
テキスト
特に定めない
評価方法
授業参加の様子20%と試験の結果80%により判断する
参考文献
講義中に適宜紹介する
101
科目名
社会調査法Ⅰ・Ⅱ
(Social Research Ⅰ・Ⅱ)
担当者
単位数
石川 由香里
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
社会調査とはなにか、その目的と方法について学ぶ。調査倫理について理解したうえで、対象に対して適した方法を取っ
た調査の立案・実施・報告に至るまでの一連の手続きを学び、実地に活用できるようにする。
授業の概要
前期社会調査法Ⅰにおいては、質的調査の方法について学ぶ。具体的には、文献調査から参与観察、インタビュー、エス
ノグラフィといった事柄について学ぶ。後期の社会調査法Ⅱにおいては、量的調査の方法について学ぶとともに、解析方
法の基礎についてExcelを用いた演習を行う。
授業計画
<前期>
1.子どもを研究する方法について
2.研究法としてのエスノグラフィー
3.研究のタイプとデータ収集法
4.参与観察
5.参与観察の過程
6.観察演習
7.子どもの遊びの質的理解
8.フィールドノーツ作成法
9.インタビューの技法
10.インタビューの勝ち得
11.量的研究と質的研究
12.研究者倫理
13.実習生の観察と記録
14.子どもに関わるものの観察と記録
15.まとめ
試験・課題等の内容
前期は、参与観察とインタビュー2つのレポートを提出す
る。後期は、調査票の作成と、学期末にテストを行う。
<後期>
1.社会調査とは
2.調査と研究の進め方
3.調査の企画
4.調査票の構成
5.調査票の作成
6.サンプリングとプリテスト
7.データ入力とクリーニング
8.単純集計表とグラフ
9.基礎統計量
10.相関係数と回帰直線
11.相関係数の検定
12.クロス集計表
13.平均の比較
14.比率の差の検定
15.分散分析表
テキスト
前期:柴山真琴『子どもエスノグラフィー入門』
、後期:
石村貞夫・加藤千恵子・劉晨『EXCELによるアンケート
処理』
評価方法
前期は授業への取り組み20%、レポート各40%。後期は、
授業への取り組み20%、調査票40%、期末テスト40%とし
て判断する。
科目名
発音リズム法
(English Pronunciation and Rhythm)
担当者
単位数
上野 葉子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
子どもに英語を教える際に必要な英語のリズムを体得することを目的とする。また、実際に子どもに教える際に使用でき
る歌、チャンツを数多く習得する。
授業の概要
子どもに英語を教える際に使用するチャンツや、マザーグースなどの歌を練習する。季節ごとの行事に関係して使用でき
る歌、チャンツも学ぶ。
授業計画
<前期>
1."Ring-A-Ring O'Roses," "Teddy Bear" など
2."Little Friends," "Who Is Sylvia?" など
3."Little Peter Rabbit" など
4."Pretty Little Dutch Girl" など
5."A Skip to My Lou" など
6."A Sailor Went to Sea" など
7."Weather Song" など
8."Open Shut Them," "I Have a Joy" など
9."Seven Steps" など
10."In a Cabin in the Wood" など
11."There's a Little Wheel a-Turnin" など
12.Halloweenに関するチャンツや歌
13.クリスマスに関するチャンツや歌
14.クリスマスに関するチャンツや歌
15.Valentine's Day に関するチャンツや歌
試験・課題等の内容
テキスト
プリントを配付。
将来「早期英語教育演習」の履修を希望する学生は履修す
ること。また、この科目の履修のためには、
「英語発音法」
を事前に履修していることが必要である。声を出したり体 参考文献
『大好き!えいごのあそびうた』
(ビデオ)
を動かすアクティビティが基本となるので、積極的な参加
Songs and Chants with Pictures(松香フォニックス研究所)
態度が必要である。
Carolyn Graham, Holiday Jazz Chants.(Oxford University
評価方法
Press)
定期試験 70% 授業への参加態度 30%
Carolyn Graham, Children's Jazz Chants Old and New.
(Oxford University Press)
102
科目名
絵本学
(Illustrated Literature)
担当者
単位数
上出 恵子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
ブックスタートの活動に見られるように0歳児から絵本は子どもたちになじみ深い文化財である。このような絵本につい
ての理解を実践的に深め、的確な絵本選びができる力を身につける。
授業の概要
できるだけ多くの多種多様な絵本に触れ、絵本についての知識を確実にし、蓄積する。その上で、子どもたちにどのよう
な絵本が良いかについて、絵本の読み聞かせを実際に行いながら、学んでいく。
授業計画
<前期>
1.いろいろな絵本たち
2.絵本とは何か ∼絵本の仕組みと機能∼
3.絵本と子どもたち ∼ブックスタートの歴史と意義∼
4.絵本と子どもたち ∼日本におけるブックスタートの現状∼
5.絵本と子どもたち ∼ブックスタートの絵本∼
6.絵本の種類 ∼仕掛け絵本について∼
7.絵本の種類 ∼布絵本について∼
8.絵本の読み聞かせの準備
9.絵本の読み聞かせ ∼赤ちゃん絵本∼
10.絵本の読み聞かせ ∼物語絵本∼
11.絵本の読み聞かせ ∼科学絵本∼
12.日本における絵本の歴史 ∼昭和・戦前戦後の絵本の歴史∼
13.日本における絵本の歴史 ∼平成の絵本事情∼
14.絵本の今後 ∼多様化する絵本∼
15.絵本理解と絵本選び
試験・課題等の内容
授業内容に基づいた試験
テキスト
皆川美恵子・武田京子編著『児童文化』
(ななみ書房)
評価方法
試験50%、課題・提出物30%、授業への取組状況20%
参考文献
授業時に指示する。
科目名
相談援助
(Social Work)
担当者
単位数
徳永 幸子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:保育士に求められる相談援助の知識・技術を理解する。
テーマ:保育とソーシャルワーク
授業の概要
相談援助に関する諸理論を学び、相談援助の方法と技術について理解する。すなわち、ケースワーク、グループワーク、
コミュニティワークなどの相談援助の理論をを具体的事例を通して学ぶ。また、相談援助における記録や評価の方法を理
解する。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション、相談援助の意義と機能
2.相談援助とソーシャルワーク
3.対人援助技術その1
4.対人援助技術その1
5.相談援助の理論:グループワークの目的と援助過程
6.グループワークの実際その1
7.グループワークの実際その2
8.相談援助の理論:ケースワークの目的と援助過程
9.カウンセリングの技法
10.ケースワークの実際
11.相談援助の理論:コミュニティワークの目的と援助過程
12.コミュニティワークの実際
13.相談援助の理論:ケアマネジメントの目的と援助過程
14.ケアマネジメントの実際
15.相談援助の記録・評価・連携
試験・課題等の内容
授業のなかで、数回小テストを行う。
テキスト
プリント配布
評価方法
授業態度30%、小テスト70%
参考文献
黒木保博・山辺朗子・倉石哲也『福祉キーワードシリーズ
ソーシャルワーク』中央法規
103
科目名
社会的養護
(Child Care in Social)
担当者
単位数
徳永 幸子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
授業の到達目標:社会的養護の意義、現状、課題について把握し、施設養護の実際について理解する。
テーマ:社会的養護の意義と施設養護の実際
授業の概要
現代社会においては、子どもを取り巻く家庭や地域の環境が大きく変化しており、社会的養護の重要性が高まっているこ
とから、社会的養護の意義について歴史的変遷を踏まえて理解する。その上で、社会的養護の制度や実施体制等の現状を
把握し、施設養護の実際について、その基本原理、自立支援、ソーシャルワーク等について理解する。児童養護施設等では、
近年虐待を受けた子どもの入所が増加しているため、権利擁護の重要性を認識し、社会的養護の課題について考察する。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.社会的養護の意義・概念・理念
3.社会的養護の歴史的変遷
4.社会的養護の仕組みと実施体制
5.家庭的養護(里親制度)
6.家庭的養護(養子制度)
7.施設養護の基本原理と機能
8.施設養護の実際(乳児院・児童養護施設)
9.施設養護の実際(児童自立支援施設・母子生活支援施設)
10.施設養護の実際(障害児施設)
11.社会的養護に関わる専門職(専門性と倫理)
12.施設養護とソーシャルワーク
13.施設養護の運営管理
14.被虐待児への援助と虐待防止
15.社会的養護の課題
試験・課題等の内容
学期末に定期試験を行う。
テキスト
プリント配布
評価方法
授業態度:30%、定期試験:70%
参考文献
山縣文治・林浩康編著『社会的養護の現状と近未来』明石
書店、高橋重宏・庄司順一編著『福祉キーワードシリーズ
子ども虐待』中央法規、西澤哲『子どものトラウマ』講談
社現代新書
科目名
子どもの保健Ⅲ
(Child Health Ⅲ)
担当者
単位数
矢野 潔子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:1.子どもの健康および安全に係る保健活動の計画および評価について理解できる。
2.子どもの健康増進および心身の発育・発達を促す保健活動や環境について考察する。
3.子どもの疾病予防に必要な援助方法を習得する。
4.保育所における事故防止や安全管理計画を作成することができる。
テ ー マ:子どもの健康保持増進のための技術
授業の概要
子どもの成長・発達が日々の生活や環境と大きく関わっていることを理解し、子どもの健全な心身の発育を支援するため
に、保健活動における知識および援助技術を習得する。授業は、グループでの演習を中心にした学習活動を主とする。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション−子どもの保健−
2.保育者の保健衛生
3.保育環境の保健衛生
4.子どもの健康とその観察(1)
5.子どもの健康とその観察(2)
6.乳児の抱き方・背負い方
7.衣服の着脱・おむつ交換
8.沐浴
9.子どもの身体測定の方法
10.子どもの歯の健康とケアの方法(1)
11.子どもの歯の健康とケアの方法(2)
12.体調不良時の症状別対応
13.集団保育における健康管理−感染症を中心に−
14.子どもの事故と応急手当の方法
15.職員間の連携と組織的取組み
試験・課題等の内容
筆記試験は実施しない。演習科目のため、授業への参加態
度を重視する。演習のための事前課題および演習後のレ
ポート提出を求める。
評価方法
授業態度40%,課題レポート40%,演習課題20%
104
テキスト
髙内正子編『心とからだを育む子どもの保健Ⅱ(演習)
』
(保育出版社)
参考文献
授業中に紹介する。
科目名
保育の心理学
(Psychology for child care)
担当者
単位数
土居 隆子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
①子どもの心身の発達と保育実践について理解を深める②生活と遊びを通して学ぶ子どもの経験や学習の過程を理解する
③保育における発達援助について学ぶ
授業の概要
観察演習を通じて子どもの心身の状態や行動を把握する技術を高め、子ども理解に基づく適切な発達援助を行う実践力を
習得する
授業計画
<前期>
1.子ども理解における発達の把握
2.個人差や発達過程に応じた保育
3.身体感覚を伴う多様な経験と環境の相互作用
4.環境としての保育者と子どもの発達
5.子ども相互の関わりと関係作り
6.自己主張と自己統制
7.子ども集団と保育の環境
8.子どもの生活と学び
9.子どもの遊びと学び
10.生涯にわたる生きる力の基礎を培う
11.基本的生活習慣の獲得と発達援助
12.事故の主体性の形成と発達援助
13.発達の課程に応じた援助やかかわり
14.発達の連続性と就学への支援・発達援助における協働
15.現代社会における子どもの発達と保育の課題
科目名
幼児理解
(Understanding of young children)
担当者
単位数
土居 隆子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
「子どもの行動には必ず意味がある」をキーワードに子ども理解特に幼児期の子ども理解のための基礎知識と判断力を学
ぶ。幼児期は周囲の大人への信頼感に支えられ自分の世界を広げてゆく。個性あふれる幼児の豊かな育ちを保証し促すた
めに必要な保育者と幼児暖かい人間関係を作り出すための配慮を学ぶ。保育者として、気持ちを言葉で伝える事が拙い幼
児期の子どもの気持ち・思いに寄り添い適切な発達支援・情緒の安定をはかれるようになる。
授業の概要
幼児理解として以下の3項目を主要な理解の視点としてあげ、保育場面で出会う事例を通じて学習を進める。学生が出
会った保育実習の中での子どもとの関わり体験や視覚教材を活用する。①幼児が自ら周りの環境に能動的に働きかける力
を持っている。②環境に働きかけ、幼児自身が持てる能力を十分に発揮する事で育ちに必要な経験を得る③この力は周囲
に幼児自身の存在や行動を認められ、暖かく見守られる体験を通じて発揮される
授業計画
<後期>
1.幼児理解とは 保育の中で
2.子ども観について 幼稚園教育要領「総則」から
3.集団と個の関係を捉える 友達・関わりの中で育つ
4.幼児の気持ちを理解する基礎 行動を読み取る①
5.幼児の気持ちを理解する基礎 行動を読み取る②
6.幼児理解と基本
7.よりよい保育を作り出す
8.子どもの姿から考える①
9.子どもの姿から考える②
10.保育者の基本姿勢①
11.保育者の基本姿勢②
12.幼児理解と評価の方法①
13.幼児理解と評価の方法②
14.日常の保育と指導記録・小学校連携へ
15.まとめ
試験・課題等の内容
テスト 幼児理解の為のワークシートを理解したかどう
かを確認する
授業中のプリント・ノートのみ持ち込み可
テキスト
幼児理解と評価(幼稚園教育指導資料第3集)文部科学省
評価方法
テスト80% レポート20%
105
科目名
子どもの食と栄養
(Food and Nutrition for Infant)
担当者
単位数
玉利 正人
2単位
授業の到達目標及びテーマ
保育活動(教育)は、保育と食事が子どもの心身の健康づくりには最重要と考え、本授業では小児栄養の基本的理論を体
系的に理解させ、得られた小児栄養の知識をさらに保育の実際との関連において実践的な知識・理解へと発展させること
を目標及びテーマとする。
授業の概要
1.小児期の栄養と食生活は生涯にわたる健康と生活の基礎であることを理解させる。
2.保育者として、保育の中で、小児に適切な食事が提供できることの意義を理解させる。
3.保育者として、保育における食生活が心の健康にも影響することを理解させる。
4.食生活が、家族の健康や生活、地域との密接な関係にあることを理解させる。
5.食生活を通じて、生活全般や環境の望ましい姿を理解させる。
授業計画
<後期>
1.小児の健康な生活と食生活の意義
2.小児の発育・発達と栄養・食生活
3.栄養・食生活の基礎知識(1)
4.栄養・食生活の基礎知識(2)
5.妊娠・授乳期の栄養と食生活
6.乳児期の栄養と食生活(1)
7.乳児期の栄養と食生活(2)
8.幼児期の栄養と食生活(1)
9.幼児期の栄養と食生活(2)
10.学童期・思春期の栄養と食生活(1)
11.学童期・思春期の栄養と食生活(2)
12.小児の病気と食生活
13.障害がある小児の食生活
14.児童福祉施設における食生活
15.小児期の栄養教育
試験・課題等の内容
全ての授業内容が試験範囲で、試験は、全ての資料(教科
書、ノートなど)の持込み禁止とする。
テキスト
改定・保育士養成講座 第6巻『小児栄養』
(全国社会福祉協議会)
評価方法
参考文献
受験資格:全授業15回の3分の2以上(10回以上)の出席。 授業時に随時紹介する。
試験 90%、授業態度及び授業への取組状況 10%
科目名
精神保健
(Mental Health)
担当者
単位数
永田 耕司
2単位
授業の到達目標及びテーマ
精神保健では、統合失調症、認知症、躁うつ病などの、いわゆる内因性精神病の理解とともに、うつ病や神経症、心身症
など外来中心の心因性疾患の患者への対応できるような資質を身につけていくことを目指す。また、いわゆるグレイゾー
ンである広汎性発達障害(アスペルガー症候群)やいじめ・不登校・虐待など社会的な問題のあるケースへ対応できるよ
うな技術を身につけることも対象となる。さらに在宅でのケア、ホスピスケアやターミナルケア、さらに入院患者のメン
タルヘルス(リエゾン精神医学)での看護だけでなく、職場や学校でのメンタルヘルス、家庭でのメンタルヘルスなど児
童相談所での相談、自助グループなど、精神医療だけでなく幅広く様々な精神保健(メンタルヘルス)に対応できるよう
にしていく。
授業の概要
精神医療福祉をめぐる法制度を理解し、患者の生活支援の仕組みや医療サービスについて学習する。乳幼児期、学童期、
思春期、青年期、壮年期、老年期の各ライフステージ別に、家族、学校、職場、地域における心の健康(メンタルヘルス)
について考える。主なテーマはトラウマや依存症、引きこもり、知的障害、学習障害などで、それを支える援助者や自助
グループ、社会資源の活用などについて教授する。また、自我の防衛機構と、ストレス・コーピングについても教授する。
また、現場の精神保健の実践活動の特別講演(アルツハイマー病への理解について、支える側が支えられるとき)も実施
する予定である。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション、精神保健と精神医療の相違
2.自我の防衛機制とストレス対処法
3.乳幼児期の発達とメンタルヘルス
4.いじめ・不登校など児童期・思春期の発達とメンタルヘルス
5.老年期の発達とメンタルヘルスやターミナルケアについて
6.精神科病院でのケアの現状と将来について、内科領域のメンタルヘルス
7.アスペルガー症候群などの広汎性発達障害(高機能自閉症)の理解と対応
8.摂食障害や解離性障害、リストカットなどの理解と対応
9.性と心の関わり・性の逸脱、家族のメンタルヘルス
10.自殺や病気によって家族を失った人達の心理と支援
11.精神疾患(統合失調症など)を抱える人の社会復帰のための取り組み
12.アルコール依存症、薬物依存症など、それを支える援助者と社会資源
13.認知症、アルツハイマー病の理解、支える側が支えられるとき(特別講演)
14.ターミナルケア、生と死を考える会の活動について
15.今後の精神保健のあり方、まとめ
試験・課題等の内容
配布資料や授業を聞いて、ノートにまとめる。試験は自記
筆ノートのみ持参可能
評価方法
期末試験 80% 授業への取組状況 20%
106
テキスト
資料を配布する。
参考文献
精神保健の見方、考え方 精神保健入門(培風館 赤塚大
樹)
科目名
家庭支援論
(Family Support)
担当者
単位数
石川 由香里
2単位
授業の到達目標及びテーマ
保育士として勤務するうえで必要な家族支援の在り方について理解を深める。
授業の概要
子育て中の家庭の多様な姿を知り、時代の中で変化する過程、それぞれの家庭が持つ個別性、子育てに関連して過程で発
生してくる課題などについて考える。
授業計画
<後期>
1.家庭の意義
2.家庭の機能
3.家庭支援の必要性
4.保育士が行う家庭支援の原理Ⅰ
5.保育士が行う家庭支援の原理Ⅱ
6.現代の家庭における人間関係
7.家庭生活を取り巻く社会的状況
8.男女共同参画とワークライフバランス
9.子育て家庭の支援体制
10.子育て支援施策・次世代育成支援施策の推進
11.子育て支援サービスの概要
12.保育所による家庭支援
13.子育て支援と保護者の関係作りへの支援
14.地域の子育て家庭への支援
15.子育て支援サービスの課題
試験・課題等の内容
講義中に課題を出すとともに、学期末に試験を行う
テキスト
吉田真理『児童の福祉を支える 家庭支援論』萌文書林
評価方法
期末試験50%と授業中の課題50%
科目名
保育内容総論Ⅱ
(Comprehensive Contents of Child Care II)
担当者
単位数
吉牟田 美代子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
保育内容の全体構造を学んだ上で「保育の計画−実践−記録・評価−計画の修正−実践」という保育の往還関係をワーク
を通して理解する。
授業の概要
発達過程を理解した上で、子どもの園生活の実際(エピソード・現場実践等)をもとに具体的に理解する。又生活を成り
立たせている保育者の専門性についても学ぶ。
授業計画
<後期>
1.園生活をイメージして、保育所、幼稚園の1日を知る
∼子どもの心持ちと保育者の動き∼
2.
保育内容の実践計画をたて、実践につなげる
3.
発達のすがた、ねらい、環境構成、配慮・援助について徹底する
4.
5.現場実践
計画したことを、子どもを入れて実践する
6.振り返り
評価の視点をもち、振り返ったことを記録することの大切さを学ぶ
7. 保育内容を深める遊びや文化財の演習
8. ・素ばなし ・紙芝居 ・パネルシアター
9. ・昔遊び ・運動遊び ・つくる遊び等 ※保育内容の教科との連関を意識して
10. 事例で学ぶ「子育て支援と保育内容」
11. 演習で学んだことを子育て支援の現場で実践する
12.振り返る
保護者支援について学ぶ
13. 保育現場と小学校の接続
14. 事例を通して学ぶ。
「幼児期の学びの芽」を小学校につなぐ大切さを知る
15.自己評価
レポートする
試験・課題等の内容
レポート…「遊びの中で学ぶとは?」
「幼児期における教
育とは?」についてレポート
評価方法
レポート 60% 授業態度 20%
授業への取り組み状況 20%
参考文献
阿部和子『新保育内容総論』
(萠文書林)
増田まゆみ『保育内容総論』
(ミネルヴァ)
保育所保育指針
幼稚園教育要領
107
科目名
保育内容(健康)
(Child Care studies(Health))
担当者
単位数
前田 志津子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
乳幼児を取り巻く環境から身体への発達へのかかわりについて関心をもつ。保育内容「健康」の位置付け、幼稚園教育要
領、保育所保育指針の領域「健康」のねらい及び内容について理解する。乳幼児期の生活習慣の発達、身体運動の発達等
を理解する。
授業の概要
幼児を取り巻く周囲の環境のなかで、生涯にわたる健康の基盤となる幼児期の心身の健やかな成長について考える。そし
て幼稚園教育要領、保育所保育指針の領域「健康」の位置付け、ねらいと内容について、そのための保育者の援助につい
て理解する。また、乳幼児の遊びの意義を踏まえ、幼児が生活や遊びを通して育つ心身の健全な育成を図るための保育に
ついて実践を通して学ぶ。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.乳幼児の健康
3.保育内容「健康」
4.運動機能の発達
5.基本的生活習慣の自立と集団行動
6.遊びを通して育つ力
7.運動遊びの年間計画
8.運動遊び(1)
9.運動遊び(1)の振り返り
10.指導案作成と遊びの実際と評価
11.運動遊び(2)
12.運動遊び(2)の振り返り
13.指導案作成と遊びの実際と評価
14.安全指導と安全点検
15.まとめ
試験・課題等の内容
レポート提出物
テキスト
なし
評価方法
授業への取組み 30%
課題レポート 70%
参考文献
適宜紹介する。
科目名
保育内容(人間関係)
(Child Care Studies(Human Relationship)
)
担当者
単位数
石川 由香里
2単位
授業の到達目標及びテーマ
子どもの発達段階に応じて、家族、友達など周りの人と安定した関係を築けるような援助の在り方について学ぶ。また地
域の人々、異なる文化を持った人々などへの関心をはらう保育の方法を学ぶ。
授業の概要
保育所・幼稚園においては、一人ひとりの子どもが発達に応じた適切な刺激と援助を与えられることによって、能動的、
意欲的に活動できるような環境が構成されなければならない。この授業では、その中でも人とのかかわりに関する領域で
ある「人間関係」を扱う。ビデオを使用した子どもの行動観察を通じて、適切な発達援助の方法について考える。
授業計画
<前期>
1.幼児教育の目的と領域
2.幼児教育の基本
3.親との出会いとかかわり
4.保育者との出会いと関わり
5.友だちとの出会いと関わり
6.子ども同士の関係をつなぐ
7.自己主張を支える
8.遊びと子どもの育ち
9.遊びを創る
10.家庭生活を通しての人とのかかわり
11.園生活と人とのかかわり
12.個と集団の関係
13.共同性をはぐくむ
14.幼児教育の現代的課題と領域「人間関係」
15.まとめ
試験・課題等の内容
講義中にビデオ観察等についてのプリント課題を出すとと
もに、学期末には基本的な事項について確認の意味でテス
トを行う
評価方法
講義中の課題への取り組み50%、学期末試験50%
108
テキスト
武藤隆監修『事例で学ぶ 保育内容 領域 人間関係』
(萌
文書院)
参考文献
必要に応じて指示する。
科目名
障害児保育Ⅰ・Ⅱ
(Childcare for children with disabilitiesⅠ・Ⅱ)
担当者
単位数
重成 久美
各1単位
授業の到達目標及びテーマ
目標Ⅰ:さまざまな障害について理解し、子ども理解や発達援助の方法、環境構成について学ぶ。
目標Ⅱ:障害のある子どもの個別支援及び他児とのかかわりの中で育ち合う保育実践について理解を深める。また、障害
のある子どもの保護者への支援や関係機関との連携について理解する。
テーマ:障害の理解と発達援助
授業の概要
Ⅰ:事例を通して肢体不自由児、視覚・聴覚障害児、知的障害児、発達障害児等のさまざまな障害を理解し、それぞれの
障害特性に応じた子どもの理解や発達援助の方法、環境構成等について検討する。
Ⅱ:障害児保育を支える理念について学び、障害児や障害児保育の基本を理解する。その上で個別の支援及び他児とのか
かわりの中で育ち合う保育の実際について検討する。また、障害のある子どもの保護者への支援や関係機関との連携
方法についても考察する。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.発達とは何か?
3.障害の理解①(肢体不自由)
4.保育における発達援助①
5.障害の理解②(視覚障害)
6.保育における発達援助②
7.障害の理解(聴覚障害)
8.保育における発達援助
9.障害の理解(知的障害)
10.保育における発達援助
11.障害の理解(発達障害①)
12.保育における発達援助
13.障害の理解(発達障害②)
14.保育における発達援助
15.まとめ
<後期>
1.障害児保育を支える理念①
2.障害児保育を支える理念②
3.障害児保育を支える理念③
4.障害児保育の実際①
5.障害児保育の実際②
6.障害児保育の実際③
7.障害児保育の実際④
8.家庭及び関係機関との連携④
9.家庭及び関係機関との連携①
10.家庭及び関係機関との連携②
11.家庭及び関係機関との連携③
12.家庭及び関係機関との連携④
13.障害のある子どもの保育にかかわる現状と課題①
14.障害のある子どもの保育にかかわる現状と課題②
15.まとめ
試験・課題等の内容
授業レポート、試験
テキスト
伊藤健次編『新・障害のある子どもの保育』㈱みらい
評価方法
試験・レポート70%、授業への取り組み状況30%
参考文献
厚生労働省『保育所保育指針解説書』フレーベル館
科目名
社会的養護内容
(Social Residential Nursing Studies)
担当者
単位数
赤岩 保博
1単位
授業の到達目標及びテーマ
本講義は社会的養護の各施設等の概要、特徴、現状等をビデオ、当事者等を通して体感することを重視しているが、討論
やレポート等の文章化等を通して認識を深めさせる。
授業の概要
家庭養護の代替機能としての施設養護はDV、発達障害、児童虐待の増加等で近年重要性を増している。本講義では各施
設のビデオ視聴と討論、当事者の講話と討論を通して社会的養護の現状や重要性を学ぶ。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション・子どもと家庭
2.社会的養護の概要と役割
3.児童福祉施設における入所から退所まで
4.乳児院
5.児童養護施設
6.児童養護施設
7.障害児施設
8.児童自立支援施設
9.情緒障害児短期治療施設
10.里親、ファミリーホーム
11.里親を招いての講話と討論
12.障害児施設長を招いての講話と討論
13.児童虐待と愛着臨床
14.社会的養護と心理臨床
15.まとめと課題
試験・課題等の内容
ノート、参考資料をもとに課題をレポートして提出する。
テキスト
随時、レジュメ・資料等を配布する。
評価方法
講義終了後のレポート40%、毎講義でのレポート30%、授
業中の態度・取組状況30%
参考文献
鈴木力 編著『児童養護実践の新たな地平∼子どもの自立
支援と権利擁護を実現するために∼』川島書房
村井美紀 編著『虐待を受けた子どもの自立支援∼福祉実
践からの提言∼』中央法規
109
科目名
保育相談支援
(Social Work in Child Care)
担当者
単位数
徳永 幸子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:保護者支援の基本や実際を学び、保育相談支援の知識と技術を習得する。
テ ー マ:保護者支援の方法と技術
授業の概要
保育相談支援の意義、保護者支援の基本を学び、保育相談支援の内容や方法を理解する。保育所、児童養護施設、障害児
施設などにおける保護者支援の事例を通して、その実際について理解する。また、地域子育て支援における保育相談支援
の方法・技術を理解する。
授業計画
<後期>
1.保育相談支援の意義と基本
2.児童養護施設における支援その1(ドラマづくり)
3.児童養護施設における支援その2(ドラマづくり)
4.児童養護施設における支援その3
5.障害児施設における支援その1
6.障害児施設における支援その2
7.障害のある子どもの保護者への支援
8.保育所の保護者への支援その1
9.保育所の保護者への支援その2
10.保育所の保護者への支援その3
11.地域子育て支援における支援その1
12.地域子育て支援における支援その2
13.地域子育て支援における支援その3
14.自己覚知と自己活用
15.まとめ
試験・課題等の内容
授業中に数回小テストを行う。
テキスト
プリント配布
評価方法
授業態度50%、小テスト50%
科目名
音楽表現Ⅱa・Ⅱb
(Music ExpressionⅡa・Ⅱb)
担当者
単位数
福地 友子、他非7名
各1単位(半期)
授業の到達目標及びテーマ
声楽・ピアノ実技は、Ⅰa、Ⅰbに引き続き保育者に必要な演奏技術の向上を図るとともに、音楽を通して豊かな人間性
を養っていくことを目的とする。ピアノ・声楽実技では、主に子どもの歌を用いながら読譜力を身につけ、基礎技能を高
めることを目指し、豊かな音楽表現を追及する。
加えて実習に備えて保育の現場での指導に必要となる初見や、伴奏づけなどの応用力を習得するための音楽理論(楽典)
を学ぶ。
授業の概要
ピアノ …各人の進度にあわせて、ソルフェージュを含む個人レッスン形式で行う。
声楽 …主に子どもの歌(季節や行事、生活に関する歌)を歌詞、音程、発声、表現に留意しながら歌う。また、子ど
もの発達に即した歌唱指導法を習得していく。
音楽理論…音楽の仕組み、音程、コードを中心に実践に役立つ理論を学ぶ。
授業計画(ピアノは30週の個人レッスンを通して、音階・エチュード・楽曲・子どもの歌の弾き歌いを課題とする。
)
<前期>声楽・音楽理論
<後期>声楽・音楽理論
1.ガイダンス、子どものうた、手遊び
1.ガイダンス、子どものうた、手遊び
2.子どものうた、手遊び、理論(譜表)
2.子どものうた、手遊び、理論(音程復習、音階)
3.子どものうた、手遊び、理論(音名、階名 )
3.子どものうた、手遊び、理論(和音)
4.子どものうた、手遊び、理論(音符、休符)
4.子どものうた、手遊び、理論(和音)
5.子どものうた、手遊び、理論(音符、休符)
5.子どものうた、手遊び、理論(和音)
6.子どものうた、手遊び、理論(音符、休符)
6.子どものうた、手遊び、理論(和音)
7.子どものうた、手遊び、理論(省略記号)
7.子どものうた、手遊び、理論(コードネーム)
8.子どものうた、手遊び、理論(速度音楽用語)
8.子どものうた、手遊び、理論(コードネーム)
9.子どものうた、手遊び、理論(音程・長短系)
9.子どものうた、手遊び、理論(コードネーム)
10.子どものうた、手遊び、理論(音程・長短系)
10.子どものうた、手遊び、理論(コードネーム)
11.子どものうた、手遊び、理論(音程・完全系)
11.子どものうた、手遊び、理論(コードネーム)
12.子どものうた、手遊び、理論(音程・完全系)
12.子どものうた、手遊び、理論(コードネーム)
13.子どものうた、手遊び、理論(音程まとめ)
13.子どものうた、手遊び、理論(コードネーム)
14.まとめ(個人レッスン)
14.まとめ(個人レッスン)
15.まとめ
15.まとめ
試験・課題等の内容
試験はピアノ(スケール、
小品曲、
子どもの歌弾き歌い他)
・
声楽(子どもの歌、手遊び歌他)それぞれ実技課題により
行う。
理論は課題による筆記試験とする
評価方法
実技試験・受講態度・予習成果・出席回数により総合的に
評価する。
評価方法
実技試験(ピアノ・声楽)
・音楽理論30%、授業への取り
組み10%
110
テキスト
ピアノ … 『新訂バイエル』
(音楽之友社)
『ツェルニー100番練習曲』
『ツェルニー30番練習曲』他
担当者が選ぶピアノ曲・子どものうたなど
声楽 … いろいろな伴奏で弾ける選曲『こどものうた
100』
(チャイルド本社)
他、プリント配布
科目名
造形表現Ⅱ
(Figurative Expression Ⅱ)
担当者
単位数
篠永 洋
1単位
授業の到達目標及びテーマ
造形表現法Ⅰで習得した様々な技法や知識をベースとして、子どもの日常の保育における多様な経験(身近な自然やもの
の色や形、感触やイメージ等)を通した表現活動と造形表現を結びつける保育環境を提供し、
「遊び」へと展開できるこ
ころと技術を習得する。
授業の概要
保育現場で行われるイベントまわりの造形物や大型遊具、保育室内の環境を構成する造形物をつくったり描いたりするこ
とを通して子どもの造形活動についての理解を深める。また、造形表現Ⅰから継続して、発表や作品に対しての講評を行
うことで、自ら感じたことを言語化し、相手に伝えるためのトレーニングとする。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.造形表現指導の実際
3.保育者の役割
4.指導形態と自由度
5.指導形態と自発性
6.間接的な援助と直接的な援助
7.造形表現活動の動機づけ
8.描画活動の動機づけ
9.表現の意欲
10.材料と用具
11.園全体の物的・空間的環境
12.活動の計画と評価
13.指導計画と記録
14.作品集づくり
15.まとめ
試験・課題等の内容
・授業毎にミニレポートを課す。
・作品提出
評価方法
・授業への取組状況 40%
・作品提出 30%
・発表 30%
科目名
保育実習Ⅰ
(Practice of Child Care Ⅰ)
テキスト
なし
参考文献
槇英子『保育をひらく造形表現』萌文書林
担当者
単位数
徳永 幸子、重成 久美、篠永 洋、
福地 友子
4単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:①保育所、児童福祉施設等の役割や機能を具体的に理解する。②観察や子どもとのかかわりを通して子どもへ
の理解を深める。③既習の教科の内容を踏まえ、
子どもの保育及び保護者への支援について総合的に学ぶ。④保育の計画、
観察、記録及び自己評価等について具体的に理解する。⑤保育士の業務や職業倫理について具体的に学ぶ。
授業の概要
保育所や居住型児童福祉施設等でそれぞれ約10日間行われる保育実習を通して学ぶ。
授業計画
<保育所>
1.保育所の役割と機能 (1)保育所の生活と1日の流れ
(2)保育所保育指針の理解と保育の展開
2.子ども理解
(1)子どもの観察とその記録による理解
(2)子どもの発達過程の理解
(3)子どもへの援助やかかわり
3.保育内容・保育環境
(1)保育の計画に基づく保育内容
(2)子どもの発達過程に応じた保育内容
(3)子どもの生活や遊びと保育環境
(4)子どもの健康と安全
4.保育の計画、観察、記録
(1)保育課程と指導計画の理解と活用
(2)記録に基づく省察・自己評価
5.専門職としての保育士の役割と職業倫理
(1)保育士の業務内容
(2)職員間の役割分担や連携
(3)保育士の役割と職業倫理
評価方法
実習評価70%、実習日誌30%
<施設>
1.施設の役割と機能
(1)施設の生活と1日の流れ
(2)施設の役割と機能
2.子ども理解
(1)子どもの観察とその記録
(2)個々の状態に応じた援助やかかわり
3.養護内容・生活環境
(1)計画に基づく活動や援助
(2)子どもの心身の状態に応じた対応
(3)子どもの活動と生活の環境
(4)健康管理、安全対策の理解
4.計画と記録
(1)支援計画の理解と活用
(2)記録に基づく省察・自己評価
5.専門職としての保育士の役割と倫理
(1)保育士の業務内容
(2)職員間の役割分担や連携
(3)保育士の役割と職業倫理
テキスト
保育所:厚生労働省『保育所保育指針解説書』フレーベル
館
111
科目名
保育実習指導Ⅰ(施設)
(Practice of Child Care I)
担当者
単位数
徳永 幸子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:大学で学んだ知識・技術を踏まえて、児童福祉施設等の目的や役割を把握し、保育士の業務内容、職業倫理、
保護者支援等について実践を通して総合的に学び、保育士としての自己の課題を明確化する。
テ ー マ:施設保育士の専門性
授業の概要
保育実習の意義、目的、実習内容を理解し、実習計画書の作成によって実習目標を明確化し、目的意識を持って計画的に
実習に臨むことができるようにする。また、実習に際しての子どもの最善の利益の考慮、プライヴァシーの保護、守秘義
務などの留意事項を理解し、実習に必要な事前学習・準備を行うことができるようにする。実習終了後は、実習体験の共
有化と振り返りによって、保育士としての自己の課題を明確化する。
授業計画
<前期>
<後期>
1.オリエンテーション
1.ボランティア体験の振り返り・ 施設実習の内容
2.施設実習の意義・目的・手続き
2.児童福祉施設の実際① 児童養護施設の見学
3.児童福祉施設等の理解(ビデオ視聴)
3.児童福祉施設の実際② 障害児入所施設の見学
4.児童福祉施設等の理解(グループ学習)
4.実習計画書の書き方
5.ゲストスピーカーによる講話
5.実習計画書の作成(個人面談)
6.休講(保育所事前指導)
6.実習計画書の作成(個人面談)
7.児童福祉施設における生活援助(A:生活体験学習、B:ビデオ視聴)
7.実習計画書の作成(個人面談)
8.休講(保育所事前指導)
8.実習日誌の書き方
9.児童福祉施設における生活援助(B:生活体験学習、A:ビデオ視聴)
9.施設実習の心得、実習の準備
10.休講(保育所実習)
10.施設実習
11.休講(保育所実習)
11.施設実習
12.施設実習の内容
12.施設実習報告会
13.休講(保育所事後指導)
13.施設実習報告書の作成
14.実習日誌の書き方
14.個別スーパーヴィジョン
15.ボランティア体験のオリエンテーション
15.個別スーパーヴィジョン
試験・課題等の内容
未定
テキスト
配布冊子『施設実習の手引き』
評価方法
授業態度30%、実習評価70%
科目名
看護学Ⅰ
(Nursing Science Ⅰ)
担当者
単位数
矢野 潔子、六角屋 久美子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:1.人間のライフステージを理解する。
2.発達観・健康観を形成する。
3.発達過程における各期の特徴と病的変化および病態の特徴、治療法について知る。
4.子どもの発達と健康にかかわる生活について理解する。
テ ー マ:学校における保健管理
授業の概要
発達過程における各期の発達の特徴と病的変化および病態の特徴や治療方法、特別な支援を必要とする子どもへの支援に
ついて解説する。授業は、講義やグループワークで進める。
授業計画
<後期>
オムニバスでの担当 1.人間のライフステージと発達過程,発達と健康の概念 矢野
2.発達と健康への支援:ヘルスプロモーション活動 矢野
3.乳幼児期の発達の特徴と病的変化および病態の特徴・治療法 矢野
4.幼児期の発達の特徴と病的変化および病態の特徴・治療法 矢野
5.思春期の発達の特徴と病的変化および病態の特徴・治療法 矢野
6.青年期の発達の特徴と病的変化および病態の特徴・治療法 矢野
7.壮年期以降の発達・老化の特徴と病的変化および病態の特徴・治療法 矢野
8.女性特有の疾患と健康管理 矢野
9.労働者の健康問題と健康管理(教職員の健康管理) 六角屋
10.特別な支援を要する子どもの理解と支援 六角屋
11.慢性疾患を持つ子どもの学校における疾病管理(1)
六角屋
12.慢性疾患を持つ子どもの学校における疾病管理(2)
六角屋
13.慢性疾患を持つ子どもの学校における疾病管理(3)
六角屋
14.慢性疾患を持つ子どもの学校における疾病管理(4)
六角屋
15.慢性疾患を持つ子どもの学校における疾病管理(5)
六角屋
試験・課題等の内容
学期末に筆記試験を行う。
学習内容に関する課題およびレポートの提出を求める。
評価方法
筆記試験90%,課題・提出物10%
112
テキスト
岡田加奈子・遠藤伸子・池添志乃 編著『養護教諭、看護師、
保健師のための学校看護』
(東山書房)
鴨下重彦・柳澤正義 監修
『子どもの病気の地図帳』
(講談社)
参考文献
薄井垣子 著『ナースが視る病気』
(講談社)
科目名
Childcare English III・IV
(Childcare English III・IV)
担当者
単位数
政次 カレン
各1単位
授業の到達目標及びテーマ
This course will build upon listening and speaking skills learned in the first year. Students will increase their
vocabulary, improve communication skills, and develop their ability to express themselves in English in order to
communicate with non-Japanese speakers in a childcare environment.
授業の概要
Students will practice explaining and describing Japanese customs, beliefs and values while learning about those of
other cultures, particularly those relating to early childhood and childcare.
外国人と英語でコミュニケーションをとることができるように、1年次のChildcare EnglishⅠとⅡで学んだ知識とスキル
をもとに、さらに、英語のリスニング力とスピーキング力を向上させる。幼児教育に関連する事項について、他文化の考
え方や慣習などを学びながら、日本の文化、習慣、価値、慣習についても英語で説明できるように練習をしていく。
授業計画
<前期>
1.Introduction
2.Names
3.Names
4.Gestures & Body Language
5.Gestures & Body Language
6.Personal Possessions
7.Personal Possessions
8.Mid-term Oral Test
9.Drinks
10.Drinks
11.Special Occassions
12.Special Occassions
13.First Dates
14.First Dates
15.End of Term Oral Test
試験・課題等の内容
In-class quizzes, oral tests and homework assignments.
評価方法
Students will have many chances to actively participate
in pair and group activities to practice listening and
speaking, including games, role-plays, and presentations
in order to improve their English skilss. Active
participation is extremely important.
Tests & homework 60%
Participation & in-class tasks 40%
科目名
言語習得とバイリンガリズム
(Language Acquisition and Bilingualism)
<後期>
1.Review
2.Work
3.Work
4.Gift Giving
5.Gift Giving
6.Food
7.Food
8.Mid-term Oral Test
9.Personal Appearance
10.Personal Appearance
11.Customs & Taboos
12.Customs & Taboos
13.TV
14.TV
15.Final Oral Test
テキスト
L.Lee, K. Yoshida & S.Ziolkwoski J-Talk
Oxford University Press
参考文献
Teacher Handouts
担当者
単位数
井石 令子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
本授業はバイリンガリズム研究の入門として、発達心理学、社会言語学、
(外国語)教育学など広範囲にわたる領域から
のアプローチや実践に関する基礎知識を得ることを目指す。
授業の概要
各回の授業で扱うトピックについて、教科書および説明・事例等を補足する配布プリントを用いながら解説する。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション:バイリンガリズム研究とは
2.バイリンガリズムの特徴と定義
3.子どもと第一言語習得過程⑴
4.子どもと第一言語習得過程⑵
5.言語習得理論⑴
6.言語習得理論⑵
7.バイリンガリズムと認知⑴
8.バイリンガリズムと認知⑵
9.バイリンガリズムと認知⑶
10.バイリンガリズムの発達と第二言語習得⑴
11.バイリンガリズムの発達と第二言語習得⑵
12.バイリンガリズムの発達と第二言語習得⑶
13.バイリンガル教育の方法⑴
14.バイリンガル教育の方法⑵
15.バイリンガル教育の方法⑶
試験・課題等の内容
期末試験、課題・提出物
評価方法
期末試験 60%
課題・提出物 30%
授業への取組状況 10%
テキスト
コリン・ベーカー著、岡秀夫訳・編『バイリンガル教育と
第二言語習得』
参考文献
中島和子『バイリンガル教育の方法 12歳までに親と教師
が出来ること』
(アルク)
バトラー後藤裕子『多言語社会の言語文化教育:英語を第
二言語とする子どもへのアメリカ人教師たちの取り組み』
(くろしお出版)他、授業時に紹介する。
113
科目名
海外実習
(Preparation for Study Abroad)
担当者
単位数
政次 カレン
2単位
授業の到達目標及びテーマ
This class is required for students taking part in the early childhood education study abroad program at Central
Queensland University in Australia. Students will practice the language skills necessary to communicate during the
journey, in their home stay families, on campus, in schools, and daily life in Australia. They will also plan and prepare
to teach Japanese cultural activities to Australian children.
授業の概要
In-class activities will include conversation practice, group discussions and individual presentations in preparation for
the Australian classroom. Students will also learn about Australian culture and early childhood education, and practice
explaining Japanese culture and lifestyle in English. Students will prepare a portfolio about themselves to give to their
home stay family.
授業計画
<前期>
1.Introduction to the Program
2.Getting There
3.Changing Money
4.Host Family
5.Feeling Sick
6.Eating Out
7.Talking about Family
8.Talking about Japan
9.At a Pub
10.Daily Plans
11.Taking a Bus
12.Shopping
13.At the Post Office
14.Troubleshooting
15.Saying Goodbye
試験・課題等の内容
In-class presentations and discussions; online homework;
self-introduction portfolio; preparation for teaching
Japanese culture.
評価方法
In-class activities & participation: 30%.
Homework & Self-introduction file: 30%.
Completion of programme: 40%
科目名
人間形成論
(Studies of Character Formation)
長崎
東山手
東山手
東山手
長崎
長崎
長崎
東山手
東山手
長崎
長崎
長崎
長崎
長崎
長崎
テキスト
Passport (1st Edition), A. Buckingham & N. Whitney.
Oxford University Press.
参考文献
Teacher handouts.
担当者
単位数
石川 由香里
2単位
授業の到達目標及びテーマ
社会的ジレンマ問題に陥った際にどのように解決していけばよいのか、考える力の基礎を養う
授業の概要
各回に討論のポイントとなるトピックを1つ取り上げて問題提起し、話し合いやディベートを行う。出てきた意見につい
て整理し、論点を明確にしながら解説する。
授業計画
<後期>
1.アイデンティティ
2.囚人のジレンマ問題
3.共有地の悲劇
4.予言の自己成就
5.ダイバーシティ
6.自立と依存
7.規範と自由
8.公正の道徳性とケアの道徳性
9.異文化論
10.陪審制と裁判員制度
11.エスニシティ
12.ソーシャル・ネットワーク
13.若者論
14.教育する家族
15.ドラマツルギー
試験・課題等の内容
学期末に試験を行う
テキスト
山口一男『ダイバーシティ』
(東洋経済)
評価方法
期末試験の結果50%、各回の討論等への参加状況50%
参考文献
授業中に適宜指示する。
114
科目名
保育者論
(Studies of Nursery Teacher)
担当者
単位数
前田 志津子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
保育は、保育の専門的知識に加えて、保育者の人間性が大きな影響をもつ仕事である。保育者に求められる資質、知識、技
術、態度、また現代社会の多様なニーズに対応した北のあり方など、保育者に必要なことがらを身に付ける。
授業の概要
遊びや生活を通して総合的に取り組まれる保育の面白さや楽しさ、
奥深さを感じとりながらも、
保育の厳しさも含めた様々
な側面や役割を幼稚園教育要領、保育所保育指針に照らし合わせながら理解する。
授業計画
<前期>
1.保育者とは
2.子どもに学ぶ
3.保育の仕事
4.育ち合う保育者(1)
5.育ち合う保育者(2)
6.実践現場の中で求められるもの(1)
7.実践現場の中で求められるもの(2)
8.保護者・地域との関係
9.環境に込める保育者の願い(1)
10.環境に込める保育者の願い(2)
11.子どもとの関係づくりを左右する保育観(1)
12.子どもとの関係づくりを左右する保育観(2)
13.保育者への道(1)
14.保育者への道(2)
15.未来への課題
試験・課題等の内容
現場の保育者学び、望ましい保育者像を探る。
テキスト
特に指定しない
評価方法
授業への取組20%、レポート80%、
参考文献
上野恭裕編著「プロとしての保育者論」
(保育出版社)
厚生労働省編「保育所保育指針解説書」フレーベル館
文部科学省「幼稚園教育要領」
(教育出版)
科目名
保育・教育課程論
担当者
(Study of Curriculum in Childcare and Education) 単位数
重成 久美
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:①保育内容の充実と質の向上に資する保育の計画と評価について理解する。②保育課程の編成と指導計画の作
成について具体的に理解する。③計画、実践、省察・評価、改善の過程について、その全体構造を動態的に捉
え、理解する。
テ ー マ:
“環境による保育”を展開するための計画
授業の概要
保育の計画の意義について学習し、乳幼児期にふさわしい生活を目的とした環境による保育を展開するための教育・保育
課程の編成、指導計画の立案の手順について学ぶ。実際に保育実践実習と関連させながら、計画、実践、評価、改善の方
法について具体的に身につける。
授業計画
<前期>
1.保育における計画とは?
2.計画の意義
3.幼稚園教育の基本
4.幼稚園教育の目標とねらい及び内容
5.教育課程の意義と編成①
6.教育課程の意義と編成②
7.保育課程の意義と編成①
8.保育課程の意義と編成②
9.教育・保育課程から指導計画へ
10.長期の指導計画
11.短期の指導計画
12.指導計画の実際①
13.指導計画の実際②
14.保育の計画・実践・評価・改善
15.まとめ
試験・課題等の内容
授業レポート、指導案
評価方法
授業への取組み状況30%、課題70%
テキスト
・文部科学省『幼稚園教育要領解説書』フレーベル館
・厚生労働省『保育所保育指針解説書』フレーベル館
参考文献
なし
115
科目名
音楽表現Ⅲ
(Music Ⅲ)
担当者
単位数
福地 友子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
子どもの経験や様々な表現活動と音楽表現とを結び付け、遊びをより豊かに展開するための知識・技術を習得する。
授業の概要
子どもたちの意欲を駆り立てる保育者の言葉かけ・歌唱法を追求、コードなどの音楽理論を踏まえた上で、弾き歌いを学
習する。うた遊び・伝承遊び・音遊び・リズム遊びなど、より実践的な方法で、子どもの創造性を高める表現法の研究・
習得を図る。
授業計画
<後期>
1.ガイダンス
2.手遊び、幼稚園教材研究
3.手遊び、幼稚園教材研究
4.手遊び、幼稚園教材研究
5.手遊び、子どもの歌、音楽理論復習
6.手遊び、子どもの歌、音楽理論復習
7.手遊び、子どもの歌、音楽理論復習
8.手遊び、子どもの歌、子ども楽器合奏(メロディーベル)
9.手遊び、子どもの歌、子ども楽器合奏(メロディーベル)
10.手遊び、子どもの歌、子ども楽器合奏(簡易楽器)
11.手遊び、子どもの歌、子ども楽器合奏(簡易楽器)
12.手遊び、弾き歌い、伝承遊び
13.手遊び、弾き歌い、子どもの歌シアター作り
14.手遊び、弾き歌い、子どもの歌シアター作り
15.まとめ
試験・課題等の内容
毎時弾き歌い、手遊びなどの発表。
実践はその都度評価する。子どもの歌シアター発表。
テキスト
いろいろな伴奏で弾ける選曲『こどものうた100』
(チャイ
ルド本社)他、プリント配布
評価方法
実践発表80%、授業への取り組み20%
科目名
身体表現Ⅱ
(Representation of human body Ⅱ)
担当者
単位数
前田 志津子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
子どもの遊びは身体活動を伴うことが多く、そのことは子どもの心身の発達に大きくかかわっている。授業では子どもに
とっての運動的遊びとは何か、その遊びの展開はどのように進めていけばよいのか、保育者として身体を動かす表現遊び
の指導ができるように必要な知識や技能を身に付けることを目標とする。
授業の概要
身体表現Ⅱでは、身体表現Ⅰで習得した子どもの遊びを豊かに展開するための身体表現、及び身体表現活動に関する基本
的な知識や技術を発展させ、表現活動に係る遊具や用具などの教材等を活用する。そのうえで子どもの遊びのイメージを
豊かにし、保育の環境と具体的な展開のための方法を考える。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.乳幼児の発育・発達
3.身体を動かす遊びの安全な環境づくり
4.身体を動かす表現遊び
5.ルールのある運動的遊び
6.発達段階に応じた遊びの展開
7.指導案作成
8.指導の実際・振り返り
9.運動遊具を使った遊びの展開(1)
10.運動遊具を使った遊びの展開(2)
11.運動遊具を使った遊びの展開(3)
12.運動遊具を使った遊びの展開(4)
13.指導案作成
14.指導の実際・振り返り
15.まとめ
試験・課題等の内容
レポートの提出
テキスト
特に指定しない
評価方法
授業への取組30% 課題70%
参考文献
必要に応じて授業時に紹介する。
116
科目名
言語表現Ⅱ
(Language Expression Ⅱ)
担当者
単位数
上出 恵子
1単位
授業の到達目標及びテーマ
現代社会においては今まで以上に高いコミュニケーション能力が求められてきている。保育者においてもそれは同様であ
る。この授業では、書く(創る)ことを主に日本語の運用能力を高める。また、保育者としての言葉を豊かにし、言語コ
ミュニケーションのスキルアップを目指す。
授業の概要
言語の重要性を再確認した上で、日本語の特徴を学び、運用能力を高めるために課題に取り組む。また、子どもたちの言
語環境を豊かにする純度の高い言葉=文学を学び、子どもたちがそれらを楽しみ、根付かせていくためのスキルを身につ
けていく。
授業計画
<後期>
1.人間と言語について
2.子どもと言語・言葉かけについて
3.日本語の特徴①
4.日本語の特徴②
5.日本語の特徴③
6.日本語の特徴④
7.書く・挨拶文①
8.書く・挨拶文②
9.子どもたちの言語環境・絵本と子どもたち
10.子どもたちの言語環境・昔話と子どもたち
11.子どもたちの言語環境・幼年童話と子どもたち
12.創る・幼年童話①
13.創る・幼年童話②
14.創る・幼年童話③
15.子どもたちの言語環境・保育者の言語
試験・課題等の内容
授業内容をふまえた課題レポート
テキスト
随時配付の資料を使用する。
評価方法
レポート40%、課題・提出物40%、授業への取組状況20%
参考文献
授業時に指示する。
科目名
算数
(Mathematics)
担当者
単位数
平岡 賢治
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:算数科教育の目標および指導内容を理解し、算数的活動を通して算数科の指導法について理解する。
テ ー マ:算数科の学習指導の内容とその方法のあり方の理解
授業の概要
算数科の学習指導要領解説と算数科で扱われる教材を題材として算数的活動について理解を深めると同時に、算数のおも
しろさを体感し、算数科の学習指導のあり方の理解を深める。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション
2.算数科の目標と内容
3.数と計算①
4. 〃 ②
5.量と測定①
6. 〃 ②
7.図形①
8. 〃
②
9.数量関係①
10. 〃 ②
11.算数的活動①
12. 〃 ②
13.数学的な考え方①
14. 〃 ②
15.算数科の授業とまとめ
試験・課題等の内容
課題およびレポート
授業内容に対する筆記試験
評価方法
授業への取組 30%
課題・レポート 30%
試験 40%
テキスト
文部科学省『小学校学習指導要領解説算数編』
参考文献
適宜プリント配布
117
科目名
保育実習Ⅲ
(Practice of child CareⅢ )
担当者
単位数
徳永 幸子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:保育所以外の4児童福祉施設等の目的や役割について実践を通して理解を深め、保育士の専門的知識、技術、
判断力を養い、自己の課題を明確化する。
テ ー マ:施設保育士の専門性
授業の概要
保育実習Ⅰを踏まえて、自己の課題に取り組み、施設現場での実践を通して、保育士の業務内容や職業倫理を理解し、養
護、療育、ソーシャルワーク等に関する実践力を培うことができるようにする。事前指導では実習計画書、個別支援計画
等を作成し、子どもの最善の利益の考慮、プライヴァシーの保護、守秘義務などの実習に際しての留意事項を理解し、実
習に必要な学習や準備を行うことができるようにする。事後指導では実習体験の共有化と振り返りによって、自己の課題
を明確化する。
授業計画
<後期>
1.保育実習1の評価と課題
2.児童福祉施設等の目的と役割
3.実習施設の理解
4.施設利用者の理解
5.施設職員の業務の理解
6.地域社会との連携
7.施設における支援の実際
8.(1)受容し共感する態度
9.(2)子どもや利用者のニーズの把握
10.(3)子どもや利用者の特性の個別理解
11.(4)個別支援計画の作成と実践
12.(5)子どもや利用者の家族への支援
13.(6)多様な専門職との連携
14.保育士の職業倫理
15.保育士としての自己の課題の明確化
試験・課題等の内容
未定
テキスト
配布冊子『施設実習の手引き』
評価方法
事前・事後指導の授業への取り組み、実習施設における評
価、実習日誌、実習報告書等により総合的に行う。
参考文献
授業のなかで随時紹介する。
科目名
保育実習指導Ⅲ
(Practice of Child Care Ⅲ)
担当者
単位数
徳永 幸子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:保育所以外の児童福祉施設等の目的や役割について実践を通して理解を深め、保育士の専門的知識、技術、判
断力を養い、自己の課題を明確化する。
テ ー マ:施設保育士の専門性
授業の概要
保育実習Ⅰを踏まえて、自己の課題に取り組み、施設現場での実践を通して、保育士の業務内容や職業倫理を理解し、養
護、療育、ソーシャルワーク等に関する実践力を培うことができるようにする。事前指導では実習計画書、個別支援計画
等を作成し、子どもの最善の利益の考慮、プライヴァシーの保護、守秘義務などの実習に際しての留意事項を理解し、実
習に必要な学習や準備を行うことができるようにする。事後指導では実習体験の共有化と振り返りによって、自己の課題
を明確化する。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション、施設実習の意義と目的
2.保育実習1の評価と課題
3.児童発達支援センターの見学
4.施設見学の振り返りと児童発達支援センターの役割
5.児童養護施設の見学
6.施設見学の振り返りと児童養護施設の役割
7.医療型障害児入所施設の見学
8.施設見学の振り返りと医療型障害児入所施設の役割
9.障害者支援施設の見学
10.施設見学の振り返りと障害者支援施設の役割
11.施設実習報告書から学ぶ
12.施設実習報告書から学ぶ
13.課題研究発表その1
14.課題研究発表その2
15.ボランティア体験のオリエンテーション
<後期>
1.ボランティア体験の振り返り
2.実習計画書の書き方
3.実習計画書の個人面談
4.実習計画書の個人面談
5.実習日誌の書き方
6.実習日誌の書き方
7.実習の心得、事前準備
8.施設実習
9.施設実習
10.施設実習
11.実習報告会
12.施設実習報告書の作成
13.施設実習報告書の作成
14.個別スーパーヴィジョン
15.個別スーパーヴィジョン
試験・課題等の内容
未定
テキスト
配布冊子『施設実習の手引き』
評価方法
事前・事後指導の授業への取り組み、実習施設における評
価、実習日誌、実習報告書等により総合的に行う。
参考文献
授業のなかで随時紹介する。
118
科目名
看護学Ⅱ
(Nursing ScienceⅡ)
担当者
単位数
六角屋 久美子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
1.学校現場で必要とされる傷病に対する身体的支援について、理解し方法を習得する。
2.養護実践に必要な保健室の機能と、環境整備、薬品管理を考える。
授業の概要
学校・保健室での養護実践における児童生徒の身体症状への対応方法について、グループワークで学び合い、観察の仕方
やプロセスをまとめる。
授業計画
<前期>
1.学校看護概論
2.学校看護における倫理、学校看護に関わる法的側面
3.内科的事例とグループデイスカッション
4.事例への対応①(自己学習)
5.事例への対応②(グループデイスカッション)
6.事例への対応③(グループ発表)
7.看護実践のプロセス(講義①)
8.看護実践のプロセス(講義②)
9.外科的事例とグループデイスカッション
10.事例への対応①(自己学習)
11.事例への対応②(グループデイスカッション)
12.事例への対応③(グループ発表)
13.学校・保健室における救急処置①
14.学校・保健室における救急処置②
15.保健室における医薬品と管理について
試験・課題等の内容
課題レポートを課し、学期末に筆記試験を行う。
評価方法
筆記試験 40%
レポート内容 40%
授業への取り組み状況 20%
科目名
看護技術演習
(Nursing Technique Exercise)
テキスト
岡田加奈子 遠藤伸子 池添志乃編著「養護教諭、看護師、
保健師のための学校看護」
(東山書房)
鴨下重彦、
柳澤正義編著「子どもの病気の地図帳」
(講談社)
担当者
単位数
矢野 潔子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:1.アセスメント(フィジカル・メンタル・ソーシャル・生活習慣)について理解する。
2.養護教諭に必要な看護の知識と技術を習得する。
テ ー マ:養護実践を行うために必要な知識・技術
授業の概要
養護教諭に必要な看護の知識や技術の習得を目的として、根拠に基づいた看護技術について講義と演習により学ぶ。さら
に、養護実践を家庭・地域と連携しながら進めるために必要な家族支援の方法や、地域行政における保健・医療・福祉に
関連する機関についての理解を深めるために、医療関係者をゲストスピーカーとした講義も予定している。
授業計画
<後期>
1.学校看護概論
2.学校における看護的技術(1)
:ヘルスアセスメント
3.学校における看護的技術(2)
:ベッドメーキング
4.学校における看護的技術(3)
:安全安楽,体位移動
5.学校における看護的技術(4)
:罨法,包帯法
6.小児の看護−小児看護の特徴−
7.子どもの外来看護,小児科における看護師の役割
8.基本的生活習慣と支援(1)
:食事と栄養
9.基本的生活習慣と支援(2)
:排泄
10.基本的生活習慣と支援(3)
:清潔−手浴・足浴−
11.基本的生活習慣と支援(4)
:清潔−清拭−
12.急性期症状と支援
13.慢性の疾患とともに生きる子どもと家族の理解と支援
14.入院中・手術を受ける子どもと家族の支援
15.まとめ
試験・課題等の内容
学期末に筆記試験を行う。
テキスト
岡田加奈子・遠藤伸子・池添志乃 編著『養護教諭、看護師、
保健師のための学校看護』
(東山書房)
評価方法
期末試験80%、演習態度20%
119
科目名
看護臨床実習
(Nursing Clinical Practice)
担当者
単位数
矢野 潔子、六角屋 久美子
3単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:1.人間理解−発育発達および様々な健康レベルについて理解できる。
2.子どもの生理的変化と病的変化を理解できる。
3.子どもと子どもの生活の場について理解を深めることができる。
4.保健・医療・福祉の役割を理解し、医療機関との連携について知る。
テ ー マ:健康課題の把握と援助
授業の概要
授業は、学内演習および臨地実習(病院実習)によって行う。臨床実習の目的は、養護教諭養成課程に基づいて学習した
医学や看護学などの知識および技術を臨地実習により、直接観察または体験することによって、養護教諭としての専門性
の向上を図ることである。3年次後期は、基礎的知識の確認の為に演習を中心に授業を行う。臨地実習では、アセスメン
トに基づいて問題の明確化を図り、必要とする支援を判断できること。さらに、課題解決に向けた健康管理、健康教育な
どによる個別および集団への支援方法を考え実践する。4年次前期では、実習での学びを深め専門性の向上を図る。
授業計画
<3年後期>
1.オリエンテーション,小児看護について
2.記録の意義,記録の方法
3.フィジカルアセスメント(演習)
4.看護過程の展開Ⅰ−1 情報収集,分析・判断
5.看護過程の展開Ⅰ−2 健康問題の把握〈関連図〉
6.看護過程の展開Ⅰ−3 援助計画の作成
7.事例Ⅰの演習
8.看護過程の展開Ⅱ−1 情報収集,分析・判断
9.看護過程の展開Ⅱ−2 健康問題の把握〈関連図〉
10.看護過程の展開Ⅱ−3 援助計画の作成
11.事例Ⅱの演習
12.グループカンファレンスについて
13.臨床実習事前指導(全体)
14.実習施設見学
15.
試験・課題等の内容
実習前と実習後にレポート提出を課す。
評価方法
実習施設の評価 90%
実習記録 10%
科目名
3年セミナーa・b
(Third Year Seminar a・b)
<4年前期>
1.臨床実習事前指導(個別)
2.臨床実習(小児病棟)
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.実習のまとめ(1)
(グループ毎)
13.実習のまとめ(2)
(グループ毎)
14.実習のまとめ(3)
(グループ毎)
15.臨床実習事後指導
テキスト
岡田加奈子・遠藤伸子・池添志乃 編著『養護教諭、看護師、
保健師のための学校看護』
(東山書房)
参考文献
石黒彩子・浅野みどり編著『発達段階からみた小児看護過
程』
(医学書院)
鴨下重彦・柳澤正義 監修『子どもの病気の地図帳』
(講
談社)
担当者
単位数
石川 由香里
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
各自の興味関心にしたがい、問題を探究することで、調査・研究する方法を知る。1年の間に卒論に向けてのテーマを絞
り込むことを目標とする。
授業の概要
各自が調べてきたことについてレジュメを作成し発表を行う。それについての質疑応答を通して考察を深めるとともに、
年度末にはレポートを提出する。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.調査・研究の方法について
3.文献検索について
4.論文の構成と読み方
5.レジュメの作成法
6.発表と討議
7.発表と討議
8.発表と討議
9.発表と討議
10.発表と討議
11.発表と討議
12.発表と討議
13.発表と討議
14.発表と討議
15.夏休みの課題の確認
試験・課題等の内容
発表を課すとともに、学年末にレポート提出を課す。
評価方法
発表の内容40%質疑応答の状況20%、および学期末のレ
ポート40%により評価する。
120
<後期>
1.夏休み中の課題発表と討議
2.夏休み中の課題発表と討議
3.夏休み中の課題発表と討議
4.発表と討議
5.発表と討議
6.発表と討議
7.発表と討議
8.発表と討議
9.発表と討議
10.発表と討議
11.発表と討議
12.発表と討議
13.発表と討議
14.卒論のテーマに向けて
15.卒論のテーマに向けて
テキスト
石坂春秋著『レポート・論文・プレゼン スキルズ』くろ
しお出版(1400円)
科目名
3年セミナーa・b
(Third Year Seminar a・b)
担当者
単位数
上出 恵子
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
子どもに関する現代的課題を、主に子どもと文化の面から取り上げ、子ども及び子どもを取り巻く様々な問題について幅
広い視野から見つめると同時に、自分自身の問題として捉え、理論的に考える力を身につけることを目標とする。そして、
4年次の「4年セミナーa・b」および卒業論文、卒業制作で取り組む研究テーマを各自明確にしていく。
授業の概要
各自の興味・関心・問題にそった研究発表を行い、研究調査および表現力に磨きをかける。また互いに発表を聞き、積極
的に質疑応答を行うことによって、多岐にわたる知識を得ると同時にそれぞれの問題意識を先鋭化する。
授業計画
<前期>
1.前期オリエンテーション
2.子どもと文化をめぐる諸問題・その1
3.研究テーマ、発表日程、担当者の決定
4.研究発表の準備
5.研究発表①
6.研究発表②
7.研究発表③
8.研究発表④
9.研究発表⑤
10.研究発表⑥
11.研究発表⑦
12.研究発表⑧
13.研究発表⑨
14.研究発表⑩
15.前期のまとめと後期に向けての準備
<後期>
1.後期オリエンテーション
2.子どもと文化をめぐる諸問題・その2
3.研究テーマ、発表日程・担当者の決定
4.研究発表の準備
5.研究発表①
6.研究発表②
7.研究発表③
8.研究発表④
9.研究発表⑤
10.研究発表⑥
11.研究発表⑦
12.研究発表⑧
13.研究発表⑨
14.研究発表⑩
15.後期のまとめ
試験・課題等の内容
各自のテーマについての小論文
テキスト
随時配付の資料を使用する。
評価方法
小論文50%、課題・発表30%、授業への取組状況20%
参考文献
授業時に指示する。
科目名
3年セミナーa・b
(Third Year Seminar a・b)
担当者
単位数
重成 久美
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
①卒業論文の書き方や調査・研究の方法を知る。②主に保育や発達支援等に関する各自の研究テーマを発見する。③研究
計画を立案する。
授業の概要
①論文の書き方や調査・研究の方法を学ぶ。②各自の興味・関心に応じたテーマに関する文献を読んでレジュメを作成し、
研究発表を行う。また、発表内容に関して討議をしながら考察を深めていく。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.文献の読み方
3.研究の方法
4.文献収集
5.レジュメの書き方
6.研究発表と討議
7.研究発表と討議
8.研究発表と討議
9.研究発表と討議
10.研究発表と討議
11.研究発表と討議
12.研究発表と討議
13.研究発表と討議
14.研究発表と討議
15.夏期休暇課題
<後期>
1.夏期休暇課題の発表と討議
2.夏期休暇課題の発表と討議
3.研究発表と討議
4.研究発表と討議
5.研究発表と討議
6.研究発表と討議
7.研究発表と討議
8.研究発表と討議
9.研究発表と討議
10.研究発表と討議
11.研究発表と討議
12.研究計画の立案立て方
13.研究計画の立案
14.研究計画の立案
15.まとめ
試験・課題等の内容
各自のテーマに関する文献講読や研究発表
テキスト
なし
評価方法
授業への取組30%、研究発表70%
参考文献
適宜紹介する。
121
科目名
3年セミナーa・b
(Third Year Seminar a・b)
担当者
単位数
篠永 洋
2単位
授業の到達目標及びテーマ
保育における造形活動を考える以前の準備として、各個人の「技術」の向上とともに「素材」と「道具」を使いこなし実
践してゆくことを目標とします。保育の中の造形表現活動では、一見無関係に見える様々な制作体験の積み重ねが相互接
続して別の活動形態へと転化するシーンが多々みられます。これから先、現場経験を重ねながら自分の保育を形作るため
のベース部分を再度見つめ直し、手を動かし、汚れることを厭わない人の参加を希望します。
授業の概要
前期は造形ワークショップの実践に向けての準備をグループワークを通して行います。後期は前期の活動を通しての気づ
きや学びを踏まえて各自の研究テーマ設定を行います。また、保育の中で日常的に扱われている素材はもちろん、保育者
として扱いを覚えておくことで幅を拡げることが出来る素材や道具を扱い、実践をしながらすすめてゆきます。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.表現について
3.造形表現について
4.前期の活動について
5.作業着のプリント①
6.作業着のプリント②
7.作業着のプリント③
8.造形ワークショップ用教材キットの試作①
9.造形ワークショップ用教材キットの試作②
10.造形ワークショップ用教材キットの試作③
11.造形ワークショップ用教材キットの試作④
12.造形ワークショップ用教材キットの試作⑤
13.造形ワークショップ用教材キットを使用した予行
14.造形ワークショップ用教材キットを使用した予行
15.前期のまとめ
試験・課題等の内容
各自のテーマに関するレジュメの作成や発表。試作・実践
の内容。
<後期>
1.実践のまとめ①
2.実践のまとめ②
3.各自の研究テーマについて
4.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
5.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
6.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
7.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
8.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
9.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
10.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
11.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
12.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
13.プレゼンテーション①
14.プレゼンテーション②
15.まとめ
参考文献
適宜紹介する
評価方法
授業への取組状況 40%
発表・討議 30%
事前準備の内容(試作等)30%
科目名
3年セミナーa・b
(Third Year Seminar a・b)
担当者
単位数
田渕 久美子
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
「教育」に関心を持ち、教育学的な思考を身につけてもらうことで、4年セミナーにつなげていく。また、4年次で卒業
論文を書くことを視野に入れて、文献講読を行っていきたい。なお、このセミナーでは幼児教育に限定せず、幼児から青
年期までを見通した発達の理解を基礎に、各自のテーマを持つことができるようにしていきたい。
授業の概要
前期は共通のテキストを読み、子どもの発達と教育について考える。後期は、各自のテーマを設定し文献講読と発表・討
議を行う。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.文献講読
3.文献講読
4.文献講読
5.文献講読
6.文献講読
7.文献講読
8.文献講読
9.文献講読
10.文献講読
11.文献講読
12.文献講読
13.文献講読
14.文献講読
15.まとめと課題の確認
<後期>
1.各自のテーマに基づく発表と討議
2.各自のテーマに基づく発表と討議
3.各自のテーマに基づく発表と討議
4.各自のテーマに基づく発表と討議
5.各自のテーマに基づく発表と討議
6.各自のテーマに基づく発表と討議
7.各自のテーマに基づく発表と討議
8.各自のテーマに基づく発表と討議
9.各自のテーマに基づく発表と討議
10.各自のテーマに基づく発表と討議
11.各自のテーマに基づく発表と討議
12.各自のテーマに基づく発表と討議
13.ゼミ論のまとめ
14.ゼミ論のまとめ
15.ゼミ論のまとめ
試験・課題等の内容
①文献講読・発表、②自分のテーマによる発表、③ゼミ論
のまとめ
テキスト
岡本夏木『幼児期−子どもは世界をどうつかむか−』岩波
新書
評価方法
受講態度、研究への取り組みを30%、ゼミ論の内容を70%
として評価する。
参考文献
各自のテーマに応じて紹介する。
122
科目名
3年セミナーa・b
(Third Year Seminar a・b)
担当者
単位数
徳永 幸子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:論文の書き方や研究の方法に関する知識や技術を習得する。
テ ー マ:論文の書き方と研究方法
授業の概要
論文の書き方や研究の方法を理解し、それぞれの関心や問題意識に基づいて研究テーマを設定し、それに関連する文献を
読んで研究発表を行い、討議によって内容を深める。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.研究テーマの立て方
3.研究方法を考える
4.文献収集の方法を知る
5.研究発表と討議
6.研究発表と討議
7.研究発表と討議
8.研究発表と討議
9.研究発表と討議
10.研究発表と討議
11.研究発表と討議
12.研究発表と討議
13.研究発表と討議
14.研究発表と討議
15.振り返りとまとめ
<後期>
1.研究テーマの見直し
2.研究発表と討議
3.研究発表と討議
4.研究発表と討議
5.研究発表と討議
6.研究発表と討議
7.研究発表と討議
8.研究発表と討議
9.研究発表と討議
10.研究発表と討議
11.研究発表と討議
12.研究発表と討議
13.卒業論文のアウトラインの作成
14.卒業論文のアウトラインの作成
15.振り返りとまとめ
試験・課題等の内容
各自のテーマに関連する文献の講読
テキスト
なし
評価方法
授業態度30%、研究発表70%
参考文献
論文の書き方や研究テーマに関する文献を適宜紹介する。
科目名
3年セミナーa・b
(Third Year Seminar a・b)
担当者
単位数
前田 志津子
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
子ども達を取り巻く様々な状況を把握し、現代の課題を取りあげ、理論的に考える力を身につけることを到達目標とする。
授業の概要
各自の問題意識と課題設定を行い、テーマを設定し、関連する文献を読んで発表、討議を重ねながら内容を深めていく。
授業計画
<前期>
1.前期オリエンテーション
2.子どもを取り巻く状況(1)
3.子どもを取り巻く状況把握
4.子どもを取り巻く状況把握
5.問題の発掘
6.問題の発掘
7.問題の発掘
8.先行研究の探索
9.先行研究の探索
10.先行研究の探索
11.文献講読
12.文献講読
13.文献講読
14.文献講読
15.文献講読
<後期>
1.後期オリエンテーション
2.調査と集計(1)
3.各自のテーマに基づく研究発表と討議
4.各自のテーマに基づく研究発表と討議
5.各自のテーマに基づく研究発表と討議
6.各自のテーマに基づく研究発表と討議
7.各自のテーマに基づく研究発表と討議
8.各自のテーマに基づく研究発表と討議
9.各自のテーマに基づく研究発表と討議
10.各自のテーマに基づく研究発表と討議
11.各自のテーマに基づく研究発表と討議
12.まとめと今後に向けて
13.まとめと今後に向けて
14.まとめと今後に向けて
15.まとめと今後に向けて
試験・課題等の内容
課題と研究発表によって評価する。
テキスト
特に指定しない、必要に応じてプリントを配付する。
評価方法
取組状況 30%、発表 70%
参考文献
必要に応じて別途指示する。
123
科目名
3年セミナーa・b
(Third Year Seminar a・b)
担当者
単位数
矢野 潔子
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:1.研究の進め方について理解する。
2.課題を明確にし、その課題について研究的な点で文献を読むことができる。
3.問題意識の発生に至った自分の行動や考えの背景を示しながら、研究計画書を作成できる。
テ ー マ:実践と研究
授業の概要
「子どもの健康」をテーマに論文のクリティークを行い、各自の研究テーマを決め研究計画書の作成を目指す。授業では、
調査・研究の基本について解説し、ディスカッションを中心に進める。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション−研究とは何か−
2.研究の種類・方法の特徴
3.文献検索の意義と方法
4.論文のクリティーク(1)
5.論文のクリティーク(2)
6.論文のクリティーク(3)
7.先行研究のレビュー(1)
8.先行研究のレビュー(2)
9.研究課題の設定
10.先行研究のレビュー(3)
11.先行研究のレビュー(4)
12.
13.
研究構想発表及び討議
14.
15.
<後期>
1.研究テーマの決定
2.研究計画書の作成方法
3.研究計画書の作成
4.
5.
6.
7.
8.
研究計画の発表および討議
9.
10.
11.
12.
13.
14.研究計画書の完成
15.まとめ
試験・課題等の内容
研究計画書の作成を課題とする。
テキスト
なし
評価方法
研究計画書70%,課題への取組状況30%
参考文献
テーマに関する文献を適宜紹介する。
科目名
幼児臨床心理学Ⅰ・Ⅱ
担当者
(Developmental clinical psychology on infant and childhood Ⅰ・Ⅱ) 単位数
土居 隆子
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
乳幼児とその親の様々なこころや育ちの援助を行うとき必要な知識として、
「子ども理解」
「親理解」が必要である。エリ
クソンが提唱する「社会心理的発達理論』を基に子どもの育ちの仕組みと歪みの過程を知り、
「今ここにいる子ども」の
多様な行動を理解できるようになり、子どもの健やかなその子なりの育ち援助が出来るようになる
授業の概要
幼児臨床心理学Ⅰでは人の心の働きを理解する基礎知識を学ぶ。発達の流れの中での様々な心の育ちをエリクソンの理論
に基づいて理解してゆく。それぞれの発達段階での発達課題と発達危機を学ぶ。幼児臨床心理学Ⅱでは
「親になる」
をテー
マに、子どもを育てる親を理解する為の知識を学ぶ。大人になってゆくこころの育ちを理解するために学童期・思春期・
青年期の育ちの中の課題と危機を理解し親になる難しさと積み上げる育ちを理解する。また課題として「親体験」を実施
し、
「親になる様々な出来事」を振り返り、現代の親理解を進める
授業計画
<前期>
1.幼児臨床心理学とは
2.子どもの発達段階
3.こころの見方とストレス
4.こころの働きとストレス
5.問題の見方・捉え方
6.エリクソンの理論
7.問題行動の理解
8.乳児期の育ち①
9.乳児期の育ち②
10.幼児前期
11.幼児後期
12.アトム保育所の子ども達
13.問題行動の分析
14.子ども理解を深める
15.まとめ
試験・課題等の内容
レポートや小テスト 授業内容から
評価方法
レポート 50%
小テスト等 30%
授業態度 20%
124
<後期>
1.ガイダンス
2.学童期の育ち①
3.学童期の育ち②
4.4年生の一年間
5.思春期①
6.思春期②
7.青年期
8.成人前期
9.親体験を振り返る
10.世代間伝達の仕組み
11.虐待
12.親 再考
13.事例分析
14.親になる
15.まとめ
テキスト
服部祥子「生涯人間発達論」
(医学書院)
「図解雑学 発達心理学」
(ナツメ社)
科目名
教育社会学
(Educational Sociology)
担当者
単位数
石川 由香里
2単位
授業の到達目標及びテーマ
今日の社会が抱えている教育問題について、その背景にある事柄も含めて理解する。
授業の概要
今日の取りざたされている教育問題について解説するとともに、その背景に存在する教育に対する社会的な考え方や、社
会的不平等の在り方について解説する。
授業計画
<前期>
1.教育問題とは何か
2.小1プロブレム
3.中1ギャップ
4.いじめ
5.不登校
6.学力低下論
7.早期教育
8.学歴社会論
9.再生産論
10.変貌する高等教育
11.就職の社会学
12.少年非行
13.メディアと青少年
14.教育とグローバリゼーション
15.制度としての教育
試験・課題等の内容
学期末に講義内容に関連したレポートの提出を求める
テキスト
「教育の社会学 <常識>の問い方、見直し方 新版」(有
斐閣)
評価方法
講義への取り組み20%、学期末レポート80%
科目名
対人コミュニケーション論
(Interpersonal Communication)
担当者
単位数
原田 純治
2単位
授業の到達目標及びテーマ
社会や集団の視点から人間の行動のメカニズムを理解することができる、人間の行動を社会・集団に関する法則に基づい
てより良い方向に導く方途について案出できる、ことを到達目標とする。
授業の概要
本講義では、社会的文脈における個人の行動、対人関係における人々の行動、及び集団レベルでの人々の行動を考察する。
授業計画
<前期>
1.社会心理学の学問的性質と研究法
2.対人認知①
3.対人認知②
4.社会的文脈における自己①
5.社会的文脈における自己②
6.対人魅力①
7.対人魅力②
8.態度と態度変容
9.社会的影響過程
10.社会的勢力
11.リーダーシップ①
12.リーダーシップ②
13.コミュニケーション
14.集団の心理①
15.集団の心理②
試験・課題等の内容
講義した内容に基づく試験を実施する。
テキスト
特に指定しない。
評価方法
試験(70%)、授業への貢献度(20%)、出席率(10%)
参考文献
講義中に紹介することがある。
125
科目名
救急法
(Emergency Care)
担当者
単位数
冨増 邦夫
1単位
授業の到達目標及びテーマ
学童・児童の生活、特に学校生活において発生する様々な心身の異常に対処するために必要な知識と基本的な技術を習得
する。
①緊急時のアセスメントと対処
②種々の症状に対する救急処置法
授業の概要
小児の心身の異常について、その病態生理を理解することにより合理的な対処の仕方を解説する。必要に応じて対処の実
技の練習を行う。
授業計画
<後期>
1.学校における救急処置の意義,心理的配慮
2.人体の構成と機能 生命現象と死の定義
3.体温調節機構とその異常 熱中症
4.ヒトの免疫機構
5.バイタルサインとその評価について
6.循環器の機能とその異常 対処
7.呼吸器の機能とその異常 対処
8.救命処置が必用な状態と処置 心肺停止 窒息 溺水
9.救命処置が必用な状態と処置 意識障害と痙攣
10.アレルギーとアナフィラキシー
11.学校における感染症・感染対策
12.救急処置 外傷(止血を含む) 頭部外傷 熱傷
13.救急処置 中毒 食中毒・集団食中毒時の対応
14.慢性疾患を持つ児童・生徒の急変への対応
15.学校における危機管理、災害時の対応:災害時における養護教諭の役割
試験・課題等の内容
筆記試験(期末)
緊急時の医療的処置に関する法と倫理に関するレポート
テキスト
なし
参考文献
藤井寿美子・山口昭子・佐紀久榮 編
『養護教諭のための看護学 改訂版』
(大修館書店)
櫻井淑男 編『救急隊員のための小児救急』
(メディカ出版)
評価方法
期末試験(筆記)
60%
レポート 20%
授業への参加状況 20%
科目名
健康相談活動の理論と方法
(Theory and Practice of Health Consultation)
担当者
単位数
六角屋 久美子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
養護教諭が行う健康相談活動の特徴を理解するとともに、健康相談活動に必要な理論・技能を習得し、児童生徒の心身両
面への対応のあり方や校内外の関係者との連携のあり方を考える。
授業の概要
養護教諭の職務の特質や保健室の機能を生かした健康相談活動の、基礎的・基本的な知識や技法を、講義及び演習を通し
て習得し、教育現場における児童生徒の健康課題への対応について学ぶ。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーションと健康相談活動の基本的理解
2.児童生徒の心身の健康問題の現状と背景
3.養護教諭の職務の特質及び保健室の機能と健康相談活動
4.健康相談活動に関する諸理論
5.健康相談活動に求められる資質・能力・技能
6.健康相談活動に生かすカウンセリングの理論と技法
7.健康相談活動に生かすカウンセリングの技法(演習)
8.健康相談活動のプロセス
9.健康相談活動のヘルスアセスメント
10.保健室における課題設定演習(演習)
11.健康相談活動における校内外の連携
12.保健室登校のとらえ方と対応
13.問題に応じた対応の実際
14.健康相談活動と特別支援教育
15.健康相談活動の記録と事例研究、評価
試験・課題等の内容
課題レポートを課し、学期末に筆記試験を行う。
テキスト
資料配布を行う。
評価方法
筆記試験 40%
レポート内容 20%
授業への取組状況 40%
参考文献
〔編集代表〕三木とみ子/徳山美智子「健康相談活動の理
論と実際」
(ぎょうせい)
126
科目名
カウンセリング論
(Counseling)
担当者
単位数
土居 隆子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
養護教諭が行う健康相談活動のこころの側面からのかかわりを、多様な理論から、相談・支援の技術を学ぶ。こころとか
らだの両面から子どもの心の問題にかかわる養護教諭は、常に子どもの心身両面に関心を払い、両者の深いつながりの中
で子どもたちの心の健康を守り育てる予防的カウンセリングが求められている。問題の気付きから対応へとつながる相談
活動の中で、来室する子どもたちが見せる心と体の様子から課題を把握し、学校教育の枠組みの中で、子どものこころと
からだを育む方法を学ぶ。授業では以下の3点を到達目標とする。
①児童生徒のコミュニケーション能力を育む技法を知る
②課題解決能力を育むストレスマネジメント教育の知識・臨床動作法の技術を知る
③予防的かかわりとしてエンカウンターグループの理論と技術を知る
授業の概要
健康相談活動の初期段階に必要な技術とその後の問題解決に繋がる技術等を理論と演習を通じて行う。
又学校教育の中で活かす予防的関わりとして、コミュニケーション技術・ストレスマネジメント教育・グループエンカウ
ンター等を演習形式で学ぶ。基礎技法として「傾聴」も同時に学ぶ。
養護教諭が行う健康相談活動のこころの側面からのかかわりを、多様な理論から学び相談・支援の技術を学ぶ。
授業計画
<前期>
1.心の健康を守る健康教育
2.健康相談から心の健康教育へ(不登校から考える)
3.保健室で児童生徒と関わる
4.ストレス理論とストレスマネジメント
5.適応教室見学
6.ストレスマネジメント 予防的健康相談活動の実際①
7.ストレスマネジメント 予防的健康相談活動の実際②
8.アサーション・トレーニング 伝える技術①
9.アサーション・トレーニング 伝える技術②
10.こころの問題を身体で解決する健康相談活動 ① 臨床動作法
11.こころの問題を身体で解決する健康相談活動② 臨床動作法
12.グループエンカウンター① 健康相談活動で活かす
13.グループエンカウンター② 健康相談活動で活かす
14.グループエンカウンター③ 健康相談活動で活かす
15.心理査定と危機対応
試験・課題等の内容
実習テーマごとのレポート 及び ミニテスト
テキスト
授業内でプリントを配布します
評価方法
授業ごとのレポート 50%
実習への取り組み 30%
ミニテスト 20%
科目名
健康教育活動の研究
(Study of Health Education and Activities)
担当者
単位数
田渕 久美子、六角屋 久美子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
今日、学校においては、ヘルス・プロモーションの理念に沿った健康教育の推進が進められている。ヘルス・プロモーショ
ンとは、人々が自らの健康をコントロールし、改善することができるようにするプロセスである。学校では、健康教育を
総合的にとらえ、子どもを主体として展開することが求められている。このような視点を取り入れ、学校における健康教
育の基本的な指導法を身につけることを目標とする。
授業の概要
学校行事や学級活動における保健指導、および体育科・保健体育科における保健学習の指導について、指導案の作成から
模擬授業までを行う。その際、授業設計の方法や視聴覚資料の活用も含めた指導法について、講義と演習を行う。
授業計画
<後期>
1.保健教育の領域
2.保健指導・保健学習の指導法①教授=学習過程の設計
3.保健指導・保健学習の指導法②指導案の実際・授業の技術
4.保健指導の計画と実践
5.指導案の作成と検討①
6.指導案の作成と検討②
7.
「導入」のマイクロ・ティーチング①
8.
「導入」のマイクロ・ティーチング②
9.
「導入」のマイクロ・ティーチング③
10.模擬授業①
11.模擬授業②
12.模擬授業③
13.模擬授業④
14.模擬授業⑤
15.模擬授業⑥
試験・課題等の内容
指導案の作成と模擬授業の実施
評価方法
受講態度などを20%、模擬授業への取り組みや指導案の内
容を80%として評価する。
テキスト
教員養成系大学保健協議会編『学校保健ハンドブック』第
5次改訂版(ぎょうせい)
参考文献
田中耕治編『よくわかる授業論』
(ミネルヴァ書房)
127
科目名
Introduction to Multiculturalism
(Introduction to Multiculturalism)
担当者
単位数
政次 カレン
2単位
授業の到達目標及びテーマ
Students will study about multicultural communities around the world and the different approaches to multiculturalism
taken by various nations. Students will investigate a multicultural society of their choice and present their findings in
order to deepen their understanding of the issues involved. Students will improve their ability to discuss and express
their ideas in English.
授業の概要
Students will read about and discuss multicultural societies and the issues affecting them. They will research a
multicultural society or issue of their choice, present their findings in class, and write a short research paper.
世界のマルチカルチュラリズムについて学習し、様々な国が行っているマルチカルチュラリズムへのアプローチの仕方、
内容を理解する。受講者は各自自分が選択した国に関して調査し、結果を英語で発表する。調査結果を発表することでク
ラス全員の理解が深まるだけでなく、英語でのプレゼンテーション能力も向上する。
授業計画
<前期>
1.Introduction
2.Theories of Multicultural Education
3.Case Study 1: USA
4.Case Study 2: Canada
5.Case Study 3: UK
6.Case Study 4: Australia
7.Case Study 5: Europe
8.Research Workshop
9.Case Study 6: Asia
10.Research Workshop
11.Case Study 7: Africa
12.Research Workshop
13.Presentations
14.Presentations
15.Summary & Reflection
試験・課題等の内容
Reading homework, research project, presentation and
report.
テキスト
Teacher handouts
評価方法
In-class activities & participation: 30 %. Homework: 20 %.
Research project, presentation and report: 50%
科目名
Multicultural Education & Support
(Multicultural Education & Support)
担当者
単位数
政次 カレン
2単位
授業の到達目標及びテーマ
In this seminar students will study multicultural communities living in Japan and issues affecting them. They will
investigate a community of their choice and carry out original research. Students will present their findings in order
to deepen their understanding of the issues involved. Presenting and writing a report in English will improve their
ability to discuss and express their ideas in English.
授業の概要
Students will study the multicultural communities living in Japan in order to better understand their needs and how to
support them. Students will carry out original research and take part in support activities for foreign families raising
children in the local community. Students will use English to communicate with non-Japanese speakers and gain first
hand experience of working with people from different cultures.
日本のマルチカルチュラル事情を学習し、必要とされている支援の内容を理解し、よりよい支援の仕方を考えていく。受
講生は各自で研究を行い、長崎で子育て中の外国人家族の支援活動に参加する。実際の支援活動に参加することにより、
直接的に、多文化と共存するという意味を経験を通して学ぶことができる。
授業計画
<後期>
1.Introduction
2.Multicultural communities in Japan: Case Study 1
3.Case Study 2
4.Case Study 3
5.Case Study 4
6.Case Study 5
7.Research Workshop
8.Case Study 6
9.Research Methodology
10.Research Workshop
11.Data Analysis
12.Presenting the findings
13.Presentations
14.Presentations
15.Review, Conclusions & Feedback
試験・課題等の内容
Reading homework, research project, presentation and
report.
評価方法
In-class activities & participation: 30 %. Homework 20 %.
Research project, presentation and report: 50%
128
テキスト
Teacher handouts
科目名
子ども文化論
(Child Culture)
担当者
単位数
上出 恵子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
児童文化財といわれるものについて幅広く取りあげ、日本における子どもと文化についての理解を深める。その上で、ど
のような問題がそこにあるのかを考察する。
授業の概要
子どもという概念が誕生した近代社会の問題を明らかにした上で、そのような子ども観の定着に寄与した児童文学の歴史
をふまえながら、様々な日本の子ども文化についての知識を深め、その問題を明らかにする。
授業計画
<前期>
1.
「子ども」の誕生
2.日本の児童文学・児童文学のはじまり
3.日本の児童文学・近代児童文学
4.日本の児童文学・現代児童文学
5.絵本について・子どもと絵本
6.絵本について・ポストモダンの絵本たち
7.紙芝居について
8.アニメについて
9.マンガ・コミックについて
10.唱歌・童謡について
11.ストーリーテリング・口演童話について
12.子どもと遊び・遊ぶ子どもたち
13.子どもと遊び・遊びの場と時間と仲間たち
14.子どもと遊び・現代社会と子どもの遊び
15.子どもと文化をめぐる諸問題
試験・課題等の内容
授業内容に基づいた試験
テキスト
皆川美恵子・武田京子編著『児童文化』
(ななみ書房)
評価方法
試験60%、課題・提出物20%、授業への取組状況20%
参考文献
授業時に指示する。
科目名
子どもの文化人類学
(Anthropology of Children)
担当者
単位数
石井 奈緒
2単位
授業の到達目標及びテーマ
さまざまな文化の中で子どもがどのように育っていくかを観察すると、人間の子どもはどんな社会に生まれようとも、幅
広い可能性を内包しながら成長する力を持っています。そして大人にできるのは子どもが自ら育ってゆく力を信じて手を
貸すことだけなのかもしれません。日本とは異なる文化に育つ子どもを通して子どもとは何かを考えます。
授業の概要
この時間は狩猟採集民ヘアー・インディアン、ジャナルタに住むムスリムなどを事例として子どもについて考えていく予
定です。
授業計画
<前期>
1.切ることと創ること
2.一人で生きること
3.親子のつながり
4.あそび仲間
5.
「あそび」としての子育て
6.
「親にならない」という決断
7.厳しい自然の中の子育て
8.
「子どもぎらい」の文化
9.母系制社会の子ども
10.男女の分業
11.しつけの男女差
12.離婚と子ども
13.文化の中の教育
14.見る・集める・考える
15.発見のためのフィールドワーク
試験・課題等の内容
ノートや参考書をまとめてレポートにする。
評価方法
発表内容40%、参加態度20%、学期末のレポート40%
テキスト
『子どもの文化人類学』原ひろ子 晶文社
『観る・集める・考える 発見のためのフィールドワーク』
原ひろ子 カタツムリ社
129
科目名
外国人言語支援法
(Language Support for Foreign Residents)
担当者
単位数
岩下 真澄
2単位
授業の到達目標及びテーマ
身近なところから多文化共生社会について考え, 現状を知る。その上で支援のタイプや可能性についての理解を深め,現
状にふさわしい言語支援のあり方について考える。
授業の概要
現在,長崎には様々な形で「外国人」を支援する団体やグループがあります。授業では,そこで活躍している人たちの様
子を見学したり意見を聞いたりすることで,
長崎における外国人支援の現状について考えます。また,
グループディスカッ
ションやグループワークを通して,新たな活動支援のスタイルについての考えを深めていきます。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション
2.
「外国人」とは 「言語支援」とは
3. 〃
4.地域の外国人と言語支援について考える
5. 〃
6.長崎における外国人とその現状について知る
7. 〃
8.支援のあり方について考える
9. 〃
10. 〃
11.新たな支援活動のプランニング
12. 〃
13. 〃
14.グループワーク報告会
15.全体のまとめ
試験・課題等の内容
発表・小レポート・期末レポート
テキスト
ハンドアウトを配布
評価方法
発表・小レポート 40%
授業への取組状況 20%
期末レポート 40%
科目名
エスニシティ
(Ethnicity)
担当者
単位数
石井 奈緒
2単位
授業の到達目標及びテーマ
私たちのまわりには「エスニック」という言葉があふれていますが、現代社会を考える上でこの言葉は重要な意味を持っ
ています。これは日本語の「民族」という言葉に近いと言えますが、
「民族」では言い表せない動態的な意味も含んでい
ます。
授業の概要
他文化を知り、他国を知るために、また同時に自国、自文化を知るために大切なこの概念が、どのように議論されてきた
かを検討することを通じて、社会科学的な観点からエスニシティを考える力を養います。
授業計画
<後期>
1.エスニシティと民族
2.民族とエスニック集団の差異
3.エスニック集団の定義
4.文化を担う単位としての集団
5.集団の境界
6.多エスニック社会体系
7.アイデンティティと価値観
8.相互依存
9.集団と成層化
10.状況的エスニシティ
11.境界の二重性
12.生態的観点
13.人口的観点
14.アイデンティティ変更の要因
15.文化接触と文化変容
試験・課題等の内容
学期末のレポート
評価方法
発表内容40% 参加態度20% 学期末のレポート40%
130
科目名
Integrated English V・VI
(Integrated English V・VI)
担当者
単位数
John Anderson, Andrew Gorringe,
Sergio Mazzarelli
各1単位
授業の到達目標及びテーマ
1.Developing students English proficiency in the four primary language skills of speaking, listening, reading, and
writing
2.Increasing students knowledge of the structural characteristics of the English language (phonology, lexis,
grammar, function, and discourse)
3.Developing students group discussion skills
授業の概要
This course is the third year of a four-year program in Integrated English. Students will practise the various language
skills and gain knowledge of the structural characteristics of English in a highly integrated and communicative fashion.
This is a progressive course, where each level builds on what was previously learned, and the content and tasks
become increasingly complex. In Integrated English V and VI students the focus will be on academic reading skills.
授業計画
<前期>
1.Marriage, Family, and the Home
2.Marriage, Family, and the Home
3.Marriage, Family, and the Home
4.Marriage, Family, and the Home
5.The Power of the Group I
6.The Power of the Group II
7.The Power of the Group III
8.The Power of the Group IV
9.Growing Up Male or Female I
10.Growing Up Male or Female II
11.Growing Up Male or Female III
12.Growing Up Male or Female IV
13.Gender Issues Today I
14.Gender Issues Today II
15.Gender Issues Today III
I
II
III
IV
試験・課題等の内容
Students will be expected to participate in activities and
complete all homework assignments. There will be inclass tests. Details regarding specific assignments and
the testing schedule will be given in class.
<後期>
1.Mass Media Today I
2.Mass Media Today II
3.Mass Media Today III
4.Mass Media Today IV
5.The Influence of the Media
6.The Influence of the Media
7.The Influence of the Media
8.The Influence of the Media
9.Crime and Criminals I
10.Crime and Criminals II
11.Crime and Criminals III
12.Crime and Criminals IV
13.Controlling Crime I
14.Controlling Crime II
15.Controlling Crime III
I
II
III
IV
テキスト
Jessica Williams, Kristine Brown, and Susan Hood,
Academic Encounters: Life in Society: Reading and Writing
(Cambridge: Cambridge University Press, 2012).
評価方法
Testing 70%
Participation 30%
科目名
英語児童文学
担当者
(Children's Literature in English-Speaking World) 単位数
上野 葉子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
英米の代表的な児童文学作品について基本的な知識を身につける。
授業の概要
英米の児童文学は、ファンタジー、リアリズムの2つの流れをもっている。その流れをたどりながら、時代を追って主要
な作品に触れる。また、平易な児童文学作品を英語で読み、英語力を養成する。
授業計画
<前期>
1.児童文学のはじまり
2.昔話と児童文学
3.近代ファンタジーの成立
4. 〃
5.19世紀のリアリズム児童文学
6. 〃
7.20世紀初頭の児童文学
8. 〃
9. 〃
10.2つの大戦の間の児童文学
11. 〃
12.現代のファンタジー児童文学
13. 〃
14.現代のリアリズム児童文学
15. 〃
試験・課題等の内容
定期試験のほかに、課題図書(英語)について確認テスト
を数回実施する。
評価方法
定期試験 60% 課題図書の確認テスト 30%
授業への参加態度、課題 10%
テキスト
谷本誠剛『児童文学入門』
(研究社)
L. Frank Baum, The Wizard of Oz (Puffin Classics)
その他プリントを配付
参考文献
授業中に指示する。
131
科目名
早期英語教育演習Ⅰ・Ⅱ
担当者
(Early Childhood English Education Workshop I・II) 単位数
政次 カレン
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
Students will learn and practice methods for teaching English to children in the Japanese context, from kindergarten
to elementary school. Students will increase their confidence in using English while learning activities suitable for
children s English classes.
授業の概要
This is a practical workshop-style class with the emphasis on teaching English through English. Students will
learn and practice teaching methods in class in preparation for teaching practice at local elementary schools and
kindergartens.
日本の保育園や幼稚園から小学校までの子ども達を対象に英語を教えるための基本的な教授法を学ぶ。子ども英語の活動
を組み立てる上で、対象者のレベルや年齢や発達段階に適した活動とはどのようなものかを学習する。また、教師として
の自分の英語力に自信をつけるため、英語力も伸ばしていく。
授業計画
<前期>
1.Introduction
2.Classroom English
3.Introduction to Listening
4.Listening Games
5.Holiday Activities
6.Listen & Do
7.Listening Activities Design
8.TP Planning Workshop
9.TP Planning Workshop
10.TP Preparation
11.TP Feedback
12.Introduction to Speaking/TP
13.Vocabulary Games/TP
14.Speaking Games
15.Summary & Feedback
試験・課題等の内容
Students will complete portfolio tasks, plan activities, and
prepare materials for use in teaching practice. There will
be regular reading homework.
評価方法
In-class activities & participation: 40%. Assignments and
portfolio tasks: 60%
科目名
<後期>
1.Introduction to Phonics
2.Introduction to Reading
3.Introduction to Writing
4.Storytelling
5.Story Activities
6.Literacy Activities Design/TP
7.Drama/TP
8.Craft
9.Materials Design/TP
10.Classroom Mangement/TP
11.Classroom Mangement/TP
12.Lesson Planning
13.Curriculum Design
14.Evaluation & Assessment
15.Review & Feedback
テキスト
子ども英語指導ハンドブック English for Primary Teachers
M. Slattery & J. Willis, 外山節子. OUP/Obunsha
参考文献
Teacher Handouts
早期英語教育実習Ⅰ・Ⅱ
担当者
(Early Childhood English Education Teaching Practice I・II) 単位数
政次 カレン
各1単位
授業の到達目標及びテーマ
Students will plan English lessons and teach them to children in local kindergartens and elementary schools, using
skills learned in the Early Childhood English Education Workshop classes. 早期英語教育演習で学習したことを実際に実
践する授業である。近隣の保育園や小学校で英語活動の実習を行う。
授業の概要
Students will prepare for and carry out teaching practice at local kindergartens and elementary schools. They will
observe, plan, prepare and reflect on the teaching experience. They will create a portfolio of lesson plans and teaching
materials to use in the future.
授業観察から始め、指導案作成、それにもとづいて、教材・教具の準備、そして、実習後の振り返りを行う。将来利用で
きるよう、指導案や教材はすべてポートフォリオに整理していく。
授業計画
<前期>
1.Introduction
2.Classroom English
3.Introduction to Listening
4.Listening Games
5.Holiday Activities
6.Listen & Do
7.Listening Activities Design
8.TP Planning Workshop
9.TP Planning Workshop
10.TP Preparation
11.TP Feedback
12.Introduction to Speaking/TP
13.Vocabulary Games/TP
14.Speaking Games
15.Summary & Feedback
試験・課題等の内容
Students will plan activities, prepare materials and
carry out teaching practice in local kindergartens and
elementary schools.
評価方法
In-class activities & participation: 30 %. Preparation and
completion of teaching practice: 70%
132
<後期>
1.Introduction to Phonics
2.Introduction to Reading
3.Introduction to Writing
4.Storytelling
5.Story Activities
6.Literacy Activities Design/TP
7.Drama/TP
8.Craft
9.Materials Design/TP
10.Classroom Mangement/TP
11.Classroom Mangement/TP
12.Lesson Planning
13.Curriculum Design
14.Evaluation & Assessment
15.Review & Feedback
テキスト
子ども英語指導ハンドブック English for Primary Teachers
M. Slattery & J. Willis, 外山節子. OUP/Obunsha
参考文献
Teacher Handouts
科目名
音楽Ⅳ
(Music Ⅳ)
担当者
単位数
福地 友子、他非7名
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
保育者としてふさわしい音楽性や豊かな感性、想像力を高めるとともに、現場の即戦力となる技術力・応用力の習得をめ
ざす。
就職・採用試験のためのピアノと声楽(弾きうたい)の実践的能力向上を目的とする。
授業の概要
ピアノでは、表現力を高め、さらに初見、うたの伴奏(即興)づけを中心に、リズム遊びあるいは運動のためのピアノ曲
を個人指導により学ぶ。
声楽では、保育現場を想定した模擬指導を主に、子どもと音楽の総合的なかかわり方を学ぶ。子どもの主体的、創造的な
表現活動を豊かにする働きかけ方を追求する。
クラスによる実践講座方式で行う。
授業計画 ピアノは15回の個人レッスンを行う。
<前期>
1.ガイダンス
2.子どもの歌・表現法・伴奏法、音楽理論復習
3.手遊び、保育園教材研究
4.手遊び、保育園教材研究
5.手遊び、弾き歌い(季節・生活)
6.子ども歌・模擬指導
7.オリジナル手遊び作り
8.オリジナル手遊び作り
9.初見・弾き歌い(季節・生活他)
10.初見・弾き歌い(季節・生活他)
11.子どもの歌・模擬指導
12.初見・弾き歌い(季節・生活他)
13.初見・弾き歌い(季節・生活他)
14.子どもの歌・模擬指導
15.まとめ
試験・課題等の内容
実技試験(ピアノ初見、弾き歌い、小品曲)
毎時弾き歌いや手遊び等の実践。
テキスト
ピアノ∼担当者が選ぶピアノ曲・子どもの歌など。
声楽∼いろいろな伴奏で弾ける選曲『こどものうた100』
(チャイルド本社)他、プリント配布
評価方法
実践発表80%、授業への取り組み20%
科目名
保育実習Ⅱ
(Practice of Child Care Ⅱ)
担当者
単位数
重成 久美、福地 友子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:①保育所の役割や機能について具体的な実践を通して理解を深める。②子どもの観察や関わりの視点を明確に
することを通して保育の理解を深める。③既習の教科や保育実習Ⅰの経験を踏まえ、子どもの保育及び保護者
支援について総合的に学ぶ。④保育の計画、実践、観察、記録及び自己評価等について実際に取り組み、理解
を深める。⑤保育士としての自己の課題を明確化する。
テ ー マ:保育士の専門性
授業の概要
保育実習Ⅰを踏まえ、自己課題に取り組み、保育所における実践を通して、子ども理解や保育理解を深め、計画-実践-省
察-評価を踏まえた保育実践力を培う。事前指導では、各自の実習課題を設定するともに、保育実践実習を通して養護と
教育が一体となった保育の展開について学び、それらを踏まえた保育計画を作成する。事後指導では、実習の問題を共有
し、ふり返りを行いながら実習の評価を行い、保育士としての自己課題を明確にする。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.保育実習Ⅱの意義と目的、内容
3.保育実践研究(実践実習の意義と指導案の立案)
4.保育実践研究(実践実習の準備)
5.保育実践研究(実践実習の準備)
6.保育実践研究(実践実習)
7.保育実践研究(実践実習のふり返り)
8.保育実践研究(指導案の修正)
9.実習課題の設定
10.実習の心得
11.保育所実習
12.保育所実習
13.保育所実習のふり返り
14.実習課題のまとめ
15.実習課題のまとめ
<後期>
1.自己課題の再発見
2.実習課題のまとめと個別指導
3.実習課題のまとめと個別指導
4.実習課題のまとめと個別指導
5.実習課題のまとめと個別指導
6.実習課題のまとめと個別指導
7.乳児保育観察
8.乳児保育観察
9.乳児保育観察
10.保育課題の検討
11.保育課題の検討
12.保育課題の検討
13.保育士の専門性
14.実習報告会
15.まとめ
試験・課題等の内容
実習課題など
テキスト
厚生労働省『保育所保育指針解説書』フレーベル館
評価方法
授業への取組態度30%、実習評価・実習日誌・実習課題
70%
133
科目名
4年セミナーa・b
(Seminar a・b)
担当者
単位数
石川 由香里
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
卒業論文を書き上げるために先行研究を整理し、また自らの問題関心を掘り下げる。
授業の概要
先行研究を整理し、また自らの問題関心を掘り下げ、文献その他により調査を行う。
授業計画
<前期>
1.研究計画の策定
2.テーマの確認
3.先行研究の紹介
4.先行研究の紹介
5.先行研究の紹介
6.研究方法について
7.研究方法について
8.研究計画の策定
9.研究計画の策定
10.研究計画の策定
11.発表と質疑応答
12.発表と質疑応答
13.発表と質疑応答
14.論文の構成
15.論文の構成
<後期>
1.発表と質疑応答
2.発表と質疑応答
3.発表と質疑応答
4.発表と質疑応答
5.発表と質疑応答
6.発表と質疑応答
7.構成の確認
8.構成の確認
9.構成の確認
10.発表と質疑応答
11.発表と質疑応答
12.発表と質疑応答
13.まとめ
14.まとめ
15.まとめ
試験・課題等の内容
割り当てられたときに発表を行う。卒業論文・制作を行わ
ないものは、学期末にレポートを提出する。
テキスト
石坂春秋著『レポート・論文・プレゼン スキルズ』くろ
しお出版(1400円)
評価方法
発表内容40%と質疑応答の様子20%、およびレポート40%
により評価する。
科目名
4年セミナーa・b
(Fourth Year Seminar a・b)
担当者
単位数
上出 恵子
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
今までの様々な学びを通し培ってきた問題意識をさらに先鋭化し、それぞれの研究の進化と深化を目指す。
授業の概要
絵本、おもちゃ、紙芝居、児童文学、子どもの歌、アニメやコミック等の児童文化財の研究を主に、メディアや子どもた
ちの遊びや言葉の問題等も取り上げ、それぞれの研究テーマを深め、広げていく。各自の研究テーマにそった発表とその
後の質疑応答を通して、多岐にわたる知識を得ると同時にそれぞれの問題意識に磨きをかけていく。
授業計画
<前期>
1.前期オリエンテーション
2.前期研究発表の日程・担当者の決定
3.研究発表の準備・資料の取り扱いについて
4.研究発表①
5.研究発表②
6.研究発表③
7.研究発表④
8.研究発表⑤
9.研究発表⑥
10.研究発表⑦
11.研究発表⑧
12.研究発表⑨
13.研究発表⑩
14.研究発表⑪
15.前期のまとめと後期に向けての準備
<後期>
1.後期オリエンテーション
2.後期研究発表の日程・担当者の決定
3.研究発表の準備・資料の取り扱いについて
4.研究発表①
5.研究発表②
6.研究発表③
7.研究発表④
8.研究発表⑤
9.研究発表⑥
10.研究発表⑦
11.研究発表⑧
12.研究発表⑨
13.研究発表⑩
14.研究発表⑪
15.後期のまとめ
試験・課題等の内容
各自のテーマについての小論文
テキスト
随時配付の資料を使用する。
評価方法
小論文50%、課題・発表30%、授業への取組状況20%
参考文献
授業時に指示する。
134
科目名
4年セミナーa・b
(Fourth Year Seminar a・b)
担当者
単位数
重成 久美
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
研究計画に基づき、各自の研究テーマに関する卒業論文を完成させる。
授業の概要
各自の研究テーマに基づき、ゼミ形式で発表と討議を行う。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.研究計画の確認と修正
3.研究計画の確認と修正
4.研究発表と討議
5.研究発表と討議
6.研究発表と討議
7.研究発表と討議
8.研究発表と討議
9.研究発表と討議
10.研究発表と討議
11.研究発表と討議
12.研究発表と討議
13.卒業論文の構成
14.卒業論文の構成
15.まとめ
<後期>
1.研究発表と討議
2.研究発表と討議
3.研究発表と討議
4.研究発表と討議
5.研究発表と討議
6.研究発表と討議
7.研究発表と討議
8.研究発表と討議
9.研究発表と討議
10.研究発表と討議
11.研究発表と討議
12.卒論発表会の準備
13.卒論発表会の準備
14.卒論のふり返り
15.まとめ
試験・課題等の内容
文献講読・研究発表
テキスト
なし
評価方法
授業への取組30%、研究発表70%
参考文献
適宜紹介する。
科目名
4年セミナーa・b
(Fourth Year Seminar a・b)
担当者
単位数
篠永 洋
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
このセミナーでは主に『卒業制作』を行いたい人、様々な「表現」
(主として「造形表現」
)について深く思考したい人を
対象とする。
また、各自のテーマについて討議や実践を通し「ものをみる目」
「思考する愉しみ」を養い、卒業制作・論文としてまと
めることを目標とする。
授業の概要
各自が設定した子どもの表現活動に関する研究テーマにもとづき実践を中心にすすめてゆく。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.研究テーマについて
3.研究方法について
4.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
5.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
6.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
7.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
8.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
9.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
10.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
11.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
12.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
13.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
14.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
15.まとめ
試験・課題等の内容
各自のテーマに関するレジュメの作成や発表。試作・実践
の内容。
<後期>
1.経過報告プレゼンテーション
2.経過報告プレゼンテーション
3.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
4.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
5.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
6.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
7.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
8.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
9.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
10.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
11.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
12.各自の調査・実践・試作・研究の発表と討議
13.プレゼンテーション
14.プレゼンテーション
15.まとめ
参考文献
適宜紹介する
評価方法
授業への取組状況 30%発表・討議 30% 事前準備の内
容(試作等)40%
135
科目名
4年セミナーa・b
(Fourth Year Seminar a・b)
担当者
単位数
田渕 久美子
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
教育学の視点から、これまでの学びを基に各自のテーマを持ち、卒業論文として仕上げることが目標である。
授業の概要
各自が設定したテーマに基づいて、発表と討議をしながら、卒業論文をまとめていく。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.
3.
研究方法を学ぶ
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10. 研究発表と討議
11.
12.
13.
14.
15.テーマと課題の確認
<後期>
1.論文の構成
2.
3.
4.
5.
6.
研究発表と討議
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13. 卒論発表会の準備
14.
15.まとめ
試験・課題等の内容
文献講読と研究発表
テキスト
なし
評価方法
受講態度などを20%、研究発表の内容を80%として評価す
る。
参考文献
各自のテーマに沿ったものを適宜紹介する。
科目名
4年セミナーa・b
(Fourth Year Seminar a・b)
担当者
単位数
徳永 幸子
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:卒業論文を計画的に作成していく手続きや方法を身につける。
テ ー マ:卒業論文の作成
授業の概要
各自が設定した研究テーマにもとづき、発表と討議を中心にすすめていく。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.卒論の書き方
3.研究テーマと方法の設定
4.研究発表と討議
5.研究発表と討議
6.研究発表と討議
7.研究発表と討議
8.研究発表と討議
9.研究発表と討議
10.研究発表と討議
11.研究発表と討議
12.研究発表と討議
13.卒論の構成の検討
14.卒論の構成の検討
15.前期のまとめ
<後期>
1.研究発表と討議
2.研究発表と討議
3.研究発表と討議
4.研究発表と討議
5.研究発表と討議
6.研究発表と討議
7.研究発表と討議
8.研究発表と討議
9.研究発表と討議
10.研究発表と討議
11.研究発表と討議
12.卒論発表会の準備
13.卒論発表会の準備
14.卒論の振り返りとまとめ
15.
試験・課題等の内容
各自のテーマに関する文献の講読
テキスト
なし
評価方法
授業態度30%、研究発表70%
参考文献
研究テーマに関する文献を適宜紹介する。
136
科目名
4年セミナーa・b
(Fourth Year Seminar a・b)
担当者
単位数
前田 志津子
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
卒業論文を計画的に作成していく手続きや方法を身に付ける。
授業の概要
各自が設定したテーマに基づき、発表と討議を積み上げながら論文としてまとめていく。
授業計画
<前期>
1.オリエンテーション
2.卒論の書き方
3.問題意識と課題設定
4.問題意識と課題設定
5.研究テーマと研究方法設定
6.研究テーマと研究方法設定
7.データ収集
8.データ収集
9.データ収集
10.データ収集
11.論文の構成
12.論文の構成
13.論文の構成
14.論文の構成
15.前期のまとめ
<後期>
1.中間発表
2.発表と討議
3.発表と討議
4.発表と討議
5.発表と討議
6.発表と討議
7.発表と討議
8.発表と討議
9.発表と討議
10.発表と討議
11.発表と討議
12.発表と討議
13.卒論発表の準備
14.卒論発表の準備
15.卒論の振り返りとまとめ
試験・課題等の内容
文献講読、研究発表
テキスト
なし
評価方法
研究の取組30%、研究発表70%
参考文献
論文の書き方に関する文献
各自のテーマに関する文献を適宜紹介する。
科目名
4年セミナーa・b
(Fourth Year Seminar a・b)
担当者
単位数
矢野 潔子
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:1.研究の必要性について理解する。
2.研究テーマに応じた研究デザイン、研究方法について理解する。
3.研究計画書に沿って、研究を進めることができる。
4.卒業論文を作成し、プレゼンテーションができる。
テ ー マ:養護教諭・保育士として必要な研究能力の向上
授業の概要
養護教諭が行う研究には、
実践的研究(教育活動そのものの内容を吟味するもの)と研究的実践(実践的研究の成果によっ
て見出された理論や仮説をもとに教育活動の中で再検証するもの)がある。履修者は、養護実践の研究が、実践から共通
の理論を導き出したり、その理論を実証したりするプロセスであることを理解する。養護教諭や保育士の視点でテーマを
選び、研究デザインを立て、適切な研究方法を選択し、結果の分析や考察などを行って、研究成果を実践へフィードバッ
クするという流れを踏まえた研究を行う。
授業計画
<前期>
1.研究の経過報告および研究計画の見直し(1)
2.研究の経過報告および研究計画の見直し(2)
3.研究の経過報告および研究計画の見直し(3)
4.
5.
6.
7.
8.
調査・実践等の実施
9.
10.
11.
12.
13.
14.研究経過報告(1)
15.研究経過報告(2)
<後期>
1.研究のまとめ方
2.
3.
結果の分析とまとめ
4.
5.
6.研究報告および討議(1)
7.研究報告および討議(2)
8.研究報告および討議(3)
9.研究報告および討議(4)
10.研究報告および討議(5)
11.プレゼンテーションの方法
12.卒業論文発表会の準備
13.プレゼンテーション(1)
14.プレゼンテーション(2)
15.まとめ
試験・課題等の内容
研究報告書の作成を課題とする。
テキスト
なし
評価方法
課題への取組状況30%,研究報告書70%
参考文献
研究テーマに関する文献を適宜紹介する。
137
科目名
保育・教職実践演習Ⅰ・Ⅱ
担当者
(Practical Seminar for Teaching Profession of Early Child I・II) 単位数
重成 久美、前田 志津子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
保育・教職課程における科目の履修状況を踏まえ、学生が身につけた資質・能力が、保育士・幼稚園教諭として最小限必
要な資質・能力として有機的に統合されたかについて、自らの学びをふり返り確認する。授業の到達目標及びテーマは、
次の4つの事項とする。
1.保育者としての使命感や責任感、乳幼児への教育的愛情を育てる。2.社会性や対人関係能力を伸ばす。3.乳幼児
理解を深め、学級経営の視点をもつ。4.保育内容の指導力の向上を図る。
授業の概要
使命感や責任感、教育的愛情に裏付けされた保育指導力を有する保育士・幼稚園教諭としての資質と能力を確認する。保
育所・幼稚園実習のふり返りから課題を明確にし、保育現場と連携しながら保育実践を通して、遊びによる総合的な指導
を展開する保育指導力を定着させる。さらに、現場で直面する保育問題を取り上げ、グループ討議や模擬保育、課題の検
討を通して乳幼児期にふさわしい保育のあり方に関して考察する。
授業計画
<後期>
1.オリエンテーション(これまでの学修のふり返り)
2.模擬保育
3.模擬保育
4.模擬保育
5.保育実践研究(計画)
6.保育実践研究(準備)
7.保育実践研究(実践)
8.保育実践研究(ふり返り)
9.実践課題の整理
10.実践課題の発表
11.実践課題の発表
12.保育課題の検討(乳幼児理解等)
13.保育課題の検討(学級経営等)
14.保育課題の検討(行事等)
15.まとめ
試験・課題等の内容
レポート、提出物等
テキスト
厚生労働省『保育所保育指針解説書』フレーベル館
文部科学省『幼稚園教育要領解説書』フレーベル館
評価方法
授業への取組態度70%、提出物30%
科目名
施設実践演習
(Studies of Practice in InstitutionⅠ・Ⅱ)
担当者
単位数
徳永 幸子
2単位
授業の到達目標及びテーマ
到達目標:保育実習Ⅰ(施設)および保育実習Ⅲをすでに履修している学生を対象とする。これらの実習体験を踏まえて、
施設保育士としての実践力を、実践研究という視点を入れながら培っていく。
テ ー マ:施設保育士の実践力
授業の概要
保育実習Ⅰ(施設)および保育実習Ⅲによる実習体験を振り返り、自己の課題を明らかにする。それぞれの実習体験の記
録や施設実践の記録を読むなかで、施設実践の意味を理解する。そのうえで、それぞれの課題に沿って施設保育士として
の実践力を培うことができるように、施設見学、ボランティア体験、研究活動を行う。
授業計画
<前期>
1.施設実践演習の意義
2.実習体験の振り返り
3.実習体験の振り返り
4.施設保育士としての課題
5.施設保育士としての課題
6.施設実践記録の意味
7.施設実践についての研究発表
8.施設実践についての研究発表
9.施設実践についての研究発表
10.施設実践についての研究発表
11.施設見学・ボランティア体験1
12.施設見学・ボランティア体験の振り返り
13.施設見学・ボランティア体験2
14.施設見学・ボランティア体験の振り返り
15.まとめ
<後期>
1.施設実践の課題
2.施設実践の課題
3.研究テーマと研究計画
4.研究テーマと研究計画
5.研究活動
6.研究活動
7.研究活動
8.研究活動
9.研究活動
10.研究活動
11.研究発表の準備
12.研究発表の準備
13.研究発表と討議
14.研究発表と討議
15.研究活動の振り返りとまとめ
試験・課題等の内容
研究活動
テキスト
なし
評価方法
授業態度30%、研究発表70%
参考文献
授業で適宜紹介する。
138
科目名
Integrated English VII・VIII
(Integrated English VII・VIII)
担当者
単位数
John Anderson
各1単位(通年)
授業の到達目標及びテーマ
1.Improving students English proficiency in the four primary language skills of speaking, listening, reading and
writing
2.Increasing students knowledge of the structural characteristics of the English language (phonology, lexis,
grammar, function, and discourse)
3.Further developing students discussion and presentation skills
授業の概要
This course is the fourth year of a four-year program in Integrated English. Students will practise the various
language skills and gain knowledge of the structural characteristics of English in a highly integrated and
communicative fashion. In addition to improving their overall English skills, Integrated English VII and VIII will also
help students further develop their discussion and presentation skills.
授業計画
<前期>
1.Changes
2.Australia
3.What's cooking?
4.Toys of the future
5.How rude!
6.Achievement
7.Corporate spying
8.Up in the air
9.Sunshine and showers
10.Tomorrow's world
11.How did it go?
12.Coincidences
13.Going it alone
14.Commuter blues
15.Review
<後期>
1.Small talk
2.A Star is born … or made?
3.What's in the fridge?
4.Long walk to freedom
5.Turning points
6.Looks good!
7.Just looking
8.Shaking hands
9.Growing up
10.Neat and clean
11.A winning formula
12.If only …
13.Positive thinking
14.Ice maiden
15.Review
試験・課題等の内容
Students will be expected to participate in activities and
complete all homework assignments. There will be inclass tests. Details regarding specific assignments and
the testing schedule will be given in class.
テキスト
Rost, Grace, Wileman, Clare and Wilson, World View 4,
(Pearson Longman)
Michael Rost and Karen Davy, World View 4 Workbook
(Pearson Longman)
評価方法
Testing 50%
Assignments and Presentations 20%
Participation 30%
科目名
Integrated English VII・VIII
(Integrated English VII・VIII)
担当者
単位数
Richard Bent
各1単位
授業の到達目標及びテーマ
1. To teach students advanced skills in the understanding of academic English.
2. To help students improve their listening, speaking, reading, writing and presentation skills.
3. To enable students to better participate in discussions and debates in English.
授業の概要
The course will use academic situational English to teach listening, note-taking and discussion skills concentrating on
five different areas of study: marketing, sociology, science, media studies and linguistics. DVD video of lectures will be
used to give students authentic academic listening and note-taking practice. Students will also be required to write
responses and give presentations related to topics discussed in class. This practice will prepare students for real world
English, particularly if they plan to continue their studies at an English speaking university or college.
授業計画
<前期>
1.Marketing: Gender and Spending
2.Marketing: Gender and Spending
3.Marketing: Gender and Spending
4.Marketing: Ads Are Everywhere
5.Marketing: Ads Are Everywhere
6.Marketing: Ads Are Everywhere
7.Sociology: Work Habits in the United States
8.Sociology: Work Habits in the United States
9.Sociology: Work Habits in the United States
10.Sociology: Leisure Time in the United States
11.Sociology: Leisure Time in the United States
12.Sociology: Leisure Time in the United States
13.Science: Science and Pleasure: Choosing What We Eat
14.Science: Science and Pleasure: Choosing What We Eat
15.Science: Science and Pleasure: Choosing What We Eat
試験・課題等の内容
Students will be required to actively participate in
discussions and debates on topics covered in the course.
Students will also be required to give presentations and
write short reports. Quizzes will be given throughout the
course.
<後期>
1.Science: Unique Solutions to Pollution
2.Science: Unique Solutions to Pollution
3.Science: Unique Solutions to Pollution
4.Media Studies: Getting the News in the High-Tech Age
5.Media Studies: Getting the News in the High-Tech Age
6.Media Studies: Getting the News in the High-Tech Age
7.Media Studies: Who s on TV?
8.Media Studies: Who s on TV?
9.Media Studies: Who s on TV?
10.Linguistics: What s Up with Slang
11.Linguistics: What s Up with Slang
12.Linguistics: What s Up with Slang
13.Linguistics: Global English
14.Linguistics: Global English
15.Linguistics: Global English
テキスト
Peg Sarosy and Kathy Sherak, Lecture Ready 2 (Oxford)
評価方法
Assignments 40%
Participation 60%
139
科目名
Integrated English VII・VIII
(Integrated English VII・VIII)
担当者
単位数
Sergio Mazzarelli
各1単位
授業の到達目標及びテーマ
1.Developing students English proficiency in the four primary language skills of speaking, listening, reading, and
writing
2.Increasing students knowledge of the structural characteristics of the English language (phonology, lexis,
grammar, function, and discourse)
3.Further developing students' discussion and presentation skills
授業の概要
This course is the third year of a four-year program in Integrated English. Students will practise the various language
skills and gain knowledge of the structural characteristics of English in a highly integrated and communicative fashion.
In addition to improving their overall English skills, Integrated English VII and VIII will also help students further
develop their discussion and presentation skills.
授業計画
<前期>
1.Social Networks I
2.Social Networks II
3.The Media I
4.The Media II
5.Stories I
6.Stories II
7.Review I
8.Working Lives I
9.Working Lives II
10.Challenges I
11.Challenges II
12.Into the Future I
13.Into the Future II
14.Review II
15.Conclusion
試験・課題等の内容
Students will be expected to commplete homework
assignments, participate in discussion activities, and
prepare presentations. There will be in-class tests.
Details regarding specific assignments and the testing
schedule will be given in class.
<後期>
1.Getting Along I
2.Getting Along II
3.Food Science I
4.Food Science II
5.Success and Happiness I
6.Success and Happiness II
7.Review I
8.Going Places I
9.Going Places II
10.Culture I
11.Culture II
12.Ability I
13.Ability II
14.Review II
15.Conclusion
テキスト
Mike McCarty, Jean McCarten, and Helen Sandiford,
Viewpont: Student's Book 1 (Cambridge: CUP, 2012)
Mike McCarty, Jean McCarten, and Helen Sandiford,
Viewpont: Workbook 1 (Cambridge: CUP, 2012)
評価方法
Participation 30%
Assignments and Presentations 20%
Testing 50%
科目名
英語リーディング活動Ⅰ・Ⅱ
(Reading Activities I・II)
担当者
単位数
政次 カレン
各2単位
授業の到達目標及びテーマ
Students will improve both their English reading and oral proficiency and deepen their understanding of Englishspeaking children's culture by reading children's English literature, including picture books. They will learn how to
plan, prepare and carry out reading and storytelling activities for children.
授業の概要
This will be an active workshop-style class in which students will practice reading aloud and create activities based
on the books. Students will plan, prepare and carry out reading and storytelling activities for children at Storyland,
Kwassui's international library of children's books.
授業計画
<前期>
1.Introduction
2.Planning Workshop
3.Stories & Planning 1
4.Pre-reading Activities
5.Post-reading Activities
6.Preparation Workshop
7.Reading Event I
8.Planning Workshop
9.Stories & Planning 2
10.Stories and Topics
11.Stories and Topics
12.Stories and Topics
13.Preparation workshop
14.Reading Event II
15.Review & reflection
試験・課題等の内容
Students will: read a required number of books; plan,
prepare and carry out reading activities at Storyland;
compile a portfolio of their completed work, including
reflection.
評価方法
In-class activities & participation: 30%.
Preparation and completion of reading activities 50%.
Homework & Portfolio: 20%.
140
<後期>
1.Introduction
2.Planning workshop
3.Stories & planning 3
4.Listening activities
5.Speaking activities
6.Preparation workshop
7.Reading Event III
8.Planning workshop
9.Reading activities
10.Writing activities
11.Stories & grammar
12.Projects
13.Preparation workshop
14.Reading Event IV
15.Review & reflection
テキスト
Teacher handouts
参考文献
子ども英語指導ハンドブック English for Primary Teachers
M. Slattery & J. Willis, 外山節子. OUP/Obunsha
Storytelling with Children, Andrew Wright. OUP