服飾造形学 林 仁美 1年 キャリア創造

服飾造形学
林 仁美
1年 キャリア創造
■概 要 /衣服は、「常に動作をしている人間が着装する」ということが前提であり、着ごこちの良さはもちろん、人
間の美しさをも表現するという審美性も求められています。つまり適合性の良い衣服を制作するためには、人体の各
部分の寸法や形態さらに体型や運動機構を理解したうえで、パターンメーキングを行い、平面の布を美しく合理的に
立体化するテクニックを習得しておく必要があります。
本講義では、服づくりをデザイン・設計・制作・着装評価という観点からとらえ、科学的に考察することによって、美
しく着ごこちの良い衣服制作を合理的に行うための基礎的理論の理解を目指します。
■授業計画
1、
服飾造形学とは
2、
衣服の形式と構成法
3、
衣服と人体とのかかわり
4、
衣服のための身体計測と体形観察法
5、
人体の動的変化と衣服のゆとり量
6、
衣服製作工程
7、
衣服設計について
8、
衣服原型について
9、
10、
11、
12、
13、
14、
15、
■評価方法 /受講態度、小テスト、定期試験などで評価する
■テキスト /必要 「服飾造形の基礎」 文化服装学院編
■参考書 /
■備考
/
原型の展開方法
パターンメーキングについて
デザインとパターンメーキング
縫製理論
既製衣料の生産システム
既製衣料のサイズと展開
まとめ
ファッション文化論 林 仁美
1年 キャリア創造
■概 要/ファッションは我〄の自己表現の手段として、日常の服飾や髪型、化粧、装飾品あるいは生活用具や趣味な
どに表れている。それは単に流行を意識しただけの表現ではなく、人間の生き方、暮らし方そのものである。本講義で
は、ファッションを人間が作り出した文化として捉え、歴史的、社会的にあるいは地域性や精神性といったさまざまな視点
から考察し、人間にとって「ファッション」とは何かを追究する。
■授業計画
1、
ファッション文化とは
2、
ひとはなぜ服を着るのか
3、
衣服の基本形態
4、
日本服飾史概観 5、
小袖文様の変遷 6、
近代日本の服飾の変遷
7、
西洋服飾史概観
8、
中世・近世の服飾表現
9、
10、
11、
12、
13、
14、
15、
近代ファッション(西洋から日本へ)
現代ファッションについて
民族衣装にみるファッションと精神
身体モードとファッション
ファッションデザイナーのファッション観
服飾表現性とは何か
まとめ
■評価方法 /受講態度、小テスト、定期試験などで総合的に評価する
■テキスト /不要
■参考書 /「日本・西洋被服文化史」元井能 光生館 「ひとはなぜ服を着るのか」鷲田清一 NHK出版 他
■備考
/
服飾造形実習Ⅰ
林 仁 美 1年生
キャリア創造
■概 要/服飾造形の理論をふまえ、衣服製作をしながら、人体と衣服の関係やデザインと素材、パターンについて学び、基
礎的技術の習得を目指します。まず、オリジナルポーチの製作を通して縫製用具の役割や操作方法を知り、スカートやキャミ
ソールドレスの製作を通して服作りの基礎的能力を身につけます。
■授業計画
1、洋裁道具について
オリジナル袋作成
2、オリジナル袋製作・・・縫製道具の使用法
3、オリジナル袋製作・・・縫製基礎繍練習
4、スカートについて(デザイン、パターン、素材)
5、身体計測、スカートの製図
6、スカートの製図、裁断、標つけ
7、縫製
8、
9、
10、
11、
12、
13、
14、
15、
■評価方法 /授業態度、課題作品完成度などで総合的に評価する
■テキスト /不要
■参考書
■備 考
縫製
縫製
縫製
夏のキャミソールまたはキャミソールドレスの作成
裁断、縫製
縫製
縫製
発表とまとめ
服飾造形実習Ⅲ
林 仁美
1年生 キャリア創造
■概 要 /きものは日本の気候や風土の中で生まれ、長い歴史とともに変遷し、現在では日本の伝統的な民族
衣装として人〄に認知されています。なかでもゆかたは夏のカジュアルウエアとして、老若男女を問わず愛されて
愛用されて
います。
本実習は、ゆかたの製作を通して、その構成や縫製法、着装法および和裁の基礎知識や技術について学び、
立体構成衣服である洋服と比較対照しながら、平面構成衣服の原理と実際について理解を深めます。
■授業計画
1、和服(ゆかた)の構成や素材について
2、体型と寸法設定、見積り、裁ち方説明
3、ゆかた地裁断
4、袖しるしつけ、袖縫い
5、身頃しるしつけ
6、背縫い、肩当て、居敷当てつけ
7、衽しるしつけ
8、衽つけ、縫いしろまつ
9、衿しるしつけ、衿つけ
10、衿くけ、しまつ 11、脇縫い、しまつ
12、袖つけ、しまつ
13、裾ぐけ
14、仕上げ
15、着装、評価
■評価方法 /課題作品、 授業態度などで総合的に評価する。
■テキスト /プリント配布
■参考書 /
■備考
/
ユニバーサルファッション演習 林 仁美
1年 キャリア創造
■概 要/「ユニバーサルファッション」とは、年齢やサイズ、性別、障害の有無にかかわらず、誰もがファッションを楽しめ
る社会環境作りの概念である。これからの高齢化や多様化した社会の幅広いターゲットに向けて、高齢者や障害者の特性
を理解し、ユニバーサルファッションの実現のために人と衣服と社会環境との関係について考える。演習では、ユニバーサ
ルファッションの現状を知り、具体的なデザイン提案を試み、実際に作品制作を行なう。
■授業計画
1、
ユニバーサルファッションとは
2、
生活と衣服
3、
衣服の分類
4、
衣服と体型
5、
衣服の構成要素
6、
ユニバーサルファッションの試み
7、
デザイン
8、
制作
9、
10、
11、
12、
13、
14、
15、
制作
制作
制作
制作
制作
制作
まとめ、合評
■評価方法 /授業態度、レポート、作品制作などで総合的に評価する
■テキスト /不要
■参考書 /「ユニバーサルファッション―だれもが楽しめる装いのデザイン提案―」田中・見寺 中央法規出版
■備考
/
服飾造形実習Ⅲ
林 仁美
2年生 キャリア創造
■概 要 /きものは日本の気候や風土の中で生まれ、長い歴史とともに変遷し、現在では日本の伝統的な民族
衣装として人〄に認知されています。なかでもゆかたは夏のカジュアルウエアとして、老若男女を問わず愛されて
愛用されて
います。
本実習は、ゆかたの製作を通して、その構成や縫製法、着装法および和裁の基礎知識や技術について学び、
立体構成衣服である洋服と比較対照しながら、平面構成衣服の原理と実際について理解を深めます。
■授業計画
1、和服(ゆかた)の構成や素材について
2、体型と寸法設定、見積り、裁ち方説明
3、ゆかた地裁断
4、袖しるしつけ、袖縫い
5、身頃しるしつけ
6、背縫い、肩当て、居敷当てつけ
7、衽しるしつけ、衽つけ
8、衽つけ縫いしろしまつ 9、衿しるしつけ、衿つけ
10、衿くけ、しまつ
11、脇縫い、しまつ
12、袖つけ、しまつ
13、裾ぐけ
14、仕上げ
15、着装、評価
■評価方法 /課題作品、 授業態度などで総合的に評価する。
■テキスト /プリント配布
■参考書 /
■備考
/
服飾造形実習Ⅳ
■概
要
林 仁美
2年生
キャリア創造
/服飾造形実習Ⅰ・Ⅱで学んだ衣服製作の基礎知識と技術をさらに応用発展させ、ジャケットの製作を通して、
裏付き重衣料の製作方法について理解を深めます。そして、さらに高度な服作りの知識や技術を習得し、応用能力
を高めることを目標としています。
■授業計画
1、ジャケットの原型調整、袖原型
2、ジャケットパターンメーキング
3、袖 〃
4、各自デザインパターンメーキング
5、裁断パターン作成
6、本布裁断、芯接着、しるしつけ
7、仮縫い補正
8、裏地、部分パーツ裁断
9、縫製
10、縫製
11、縫製 12、縫製
13、縫製
14、縫製
15、仕上げ、評価
■評価方法 /実習態度、課題作品で評価する。
■テキスト /適宜プリント配布
■参考書 /ジャケットの縫い方の基礎 八角節子 文化出版局
■備考
/
パターンメーキング演習
■概
林 仁美 2年生
キャリア創造
要 /衣服製作の工程は、デザイン、素材選定、製図(作図・パターンメーキング)、縫製という工程から成り立って
いる。 美しいシルエットを保ちしかも着心地の良い衣服は、デザイン的な要素だけでは
なく、身体の機能や運動、あるいは素材の特性を理解したうえでパターンメーキングをする必要がある。
本授業はパターンメーキングの基礎理論および手法を習得し、自分がデザインした衣服のパターン作製がで
きる基礎的能力を養うことを目的としている。また、パターンメーキング技術検定3級の資格取得も視野に入れ
て授業を行う。
■授業計画
1、 パターンメーキングの手法と要因
2、 身体の特性と衣服原型
3、 スカートパターンの基本製図
4、 スカートのデザイン展開
5、 上身頃原型の基本製図
6、 上身頃原型のパターン展開
7、 デザインパターン応用
8、衿パターンの製図
9、袖パターンの基本製図
10、袖デザインパターン応用
11、シャツブラウスデザインパターン
12、ワンピースデザインパターン
13、ジャケットデザインパターン
14、パンツ原型とデザインパターン
15、まとめ
■評価方法/課題レポート、授業態度、提出物で評価する
■テキスト /不要 適宜プリント配布 ■参考書 /「パターンメーキング技術検定試験3級ガイドブック」〈財)日本ファッション教育振興協会
■備考
/