物流の効率化/物流におけるCO2排出量低減/ 梱包・包装資材の使用

環境とのかかわり
生産
物流の効率化/物流におけるCO2排出量低減/
梱包・包装資材の使用量低減
●物流の効率化
物流の効率化を図るべく、便数の削減や積載方法の効率化、
主な改善事例
ルート短縮などによって、製品輸送におけるCO2排出量の低減
に努めています。また、物流における梱包・包装資材の使用量
低減に取り組み、資源の有効利用を進めています。
カーペット収容数アップによる物流の
CO2排出量低減
高岡製造管理部 高岡工務室 堤管理G 吉川 努
毎日堤工場から納入先に、4tトラック3台でカーペットを納品して
●物流におけるCO2排出量低減
います。走行距離は片道250km。1日あたり0.4t-CO2 のCO2
毎月輸送計画を立案し、効率的な物流を行うように努めて
を排出していました。そこで物流の効率化を図るため、積荷であ
います。2007年度は6,691t-CO2 の目標に対し、5,879t-
るカーペットの荷姿の改善に取り組みました。結束によってムダ
CO 2(対目標比88%)と、目標を達成しました。これは工場
間物流で積載率を向上させ、便数を削減したことが大きく寄与
しています。2008年度は走行距離の削減、積載率の向上な
どに取り組み、CO2排出量5,936t-CO2以内を目指します。
なスペースをなくしたことで収容数を15枚から25枚にアップ、
その結果トラックを2台に削減することができ、1日あたりのCO2
排出量を0.32t-CO 2にすることができました。削減量は1日あ
たり0.08t-CO2、年間で19t-CO2です。
改善前
《収容数:15枚》
改善後
《収容数:25枚》
〈物流部門のCO2排出量〉
(t)
8,000
6,445
6,700
5,879
6,000
4,000
2,000
製品が水平にならないため、
無駄なスペースが発生
0
2005年度
2006年度
変形防止保護材を
設置して品質確保
2007年度
変形防止ダミーを
設置して品質確保
●梱包・包装資材の使用量低減
フレームアッセンブリーの包装仕様を改善
簡易包装化など包装仕様の改善を行い、資源ロスの低減を
生産管理部 補給部品管理室 片本 龍也
図っています。2007年度はバンパー梱包材のエアキャップ
これまで複数部品で使用していた包装材を部品
資材への変更を進めたほか、ダンボール資材の改善等を実施
に合わせて形状変更。部分包装仕様に変更し
しましたが、実績は3,538tで、2010年環境取り組みプラン
目標値3,721tは達成したものの、より高い自主目標3,529t
はわずかながら目標を達成することができませんでした。
環
境
と
の
か
か
わ
り
た こ と で 、包 装 材 使 用 量 を 1 か 月 あ た り
1,175kg、年間で4.33t削減しました。
改善前
改善後
全面包装
部分包装
2008年度は、フレーム包装サイズの縮小やエアキャップ
資材への変更をさらに進めるほか、
「包装改善・自主研究会」に
よる改善活動を促進させ、新規改善の摘出と改善実施、横展
のスピードアップなどを図り、使用量の低減に努めます。なお、
梱包・包装資材使用量の自主目標は3,456t( 2010年環境
取り組みプラン目標値3,706t)に設定しました。
〈梱包・包装資材使用量〉
(t)
4,000
3,287
3,380
3,538
2,000
0
2005年度
2006年度
2007年度
TOYOTA BOSHOKU REPORT 2008 Our Environmental Involvement
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