げんき計画 2016年8月15日 げんき通信 <編集・発行> 南足柄げんき計画推進会議 事務局:南足柄市福祉健康部 健康づくり課 住所 :南足柄市広町 48-1 電話 :74-2517 Vol. 45 ロコモティブシンドローム 最近「足腰が弱ったなぁ。 」と感じることはありませんか? ◇ ロコモティブシンドロームとは◇ 歳を重ねると、少しの段差につまずいたり、長時間歩くことが大変になったり、足腰の衰えを 感じるようになったりします。 ロコモティブシンドローム(運動器症候群、通称ロコモ)は、骨や関節、筋肉などの運動器の 衰えによって、歩行などの移動能力が低下し、日常生活に支障をきたしている状態をいいます。 この状態が進行すると、要介護状態になったり寝たきりになったりする可能性があります。 いつまでも元気で自立した生活を送るために、ロコモティブシンドロームを予防しましょう。 7 つのロコチェック あなたは思い当たることはありますか? チェックしてみましょう。 □ 片脚立ちで靴下がはけない □ 家の中でつまずいたり滑ったりする □ 階段を上るのに手すりが必要 □ 横断歩道を青信号で渡りきれない □ 15 分くらい続けて歩けない □ □ 2kg 程度の買い物をして持ち帰 るのが困難(1ℓの牛乳パック2 個程度) 家のやや重い仕事が困難 (掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど) この項目は、バランス能力や、筋力、歩行能力、持久力をチェックするも ので、一つでもあてはまれば「ロコモ」の心配があると考えられます。 どうしてロコモになるの? 骨・関節・筋力の衰え 骨粗しょう症・骨折 変形性関節症・変形性脊椎症 脊柱管狭窄症 ※ 神経障害・サルコペニア※ など 移動能力の低下 歩行や立ち上がりなどがスム ースに出来なくなる。 痛み、バランス能力の低下など 体を動かさなくなる。 介護が必要な状態 自分ひとりで移動動作が出来 なくなり、日常生活で介護が 必要な状態になる。 ※ ※サルコペニアとは、加齢と関連し て筋肉量が低下し、筋力や身体機 能の低下が起こる状態です。 ロコモ対策は 裏面へ 日常生活に 取り入れよう ロコモを予防 運動 改善する 栄養 食生活 骨や筋肉の機能を維持するためには、自分で体を動かして適度な負荷を与えることと、 骨や筋肉を作るための十分な栄養をとることが必要です。 ※治療中の病気やケガがあったり、運動を行うのに支えが必要な人は、 まず医師に相談してから始めましょう。 運動 してから始めましょう。 ●片脚立ち 支えの必要な人は、十分注意して 両手や片手をついて行います。 背筋を伸ばします。 目を開けたまま、 片方の脚を床に 着かない程度に 持ち上げ、1 分間 保ちます。 転 倒しない よう に、必ずつかまる 物 がある 場 所で 行います。 指をついた だけででき る人は、机に 指先をつい て行います。 ●スクワット フー 肩幅より少し 広めに足を広 げて立ちます。 つま先は30 度くらい開き ます。 椅子に腰かけ るように、息を 吐きながらゆ っくり腰を下 ろす。この時、 膝はつま先と 同じ方向に曲 げます。 スクワットがで きない時は、椅 子に腰かけ、机 に手をついて、 立ち座りの動作 を繰り返しま す。 栄養・食生活 ●主食・主菜・副菜を揃えてバランスよく ●たんぱく質が不足しないように に筋肉の材料となるたんぱく質が不足しないように、 副菜 主菜 野菜、海藻、きのこ類、いも類 肉、魚、卵、大豆製品 毎食たんぱく質のおかずを必ず取り入れましょう。 魚・肉・卵などの動物性たんぱく質と、大豆・大豆 製品などの植物性たんぱく質のどちらも積極的にと りましょう。 主食 その他 ご飯、パン、麺 みそ汁、果物、乳製品 ●1 日3食、規則正しく食べましょう 肉 豆腐 卵 魚 ●カルシウム、ビタミンDをとりましょう 活動に必要なエネルギーを効率よくとるためには 強い骨を作るためにカルシウムとビタミンDを摂取 3食規則正しくとることが大切です。 しましょう。カルシウムは不足しやすいので、意識 高齢になると一度にたくさん食べられない方も多 してとるようにしましょう。 くなります。食欲のないときには、何回かに分け カルシウム ビタミンD て食べるようにしましょう。 簡単おすすめメニュー ★卵入り具たくさんみそ汁 野菜のたっぷり 入ったみそ汁に 卵を入れて加熱 します。 きのこ類 緑黄色野菜 ★しらすのチーズトースト 食パンにスライス チーズとしらすを のせてオーブント ースターで焼きま す。 牛乳・乳製品 海藻類 小魚 大豆製品 さけ・かつお等 日光にあたると体内で ビタミンDが作られ、 カルシウムの吸収を助 けてくれます。
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