ARTIST IN RESIDENCIES AROUND THE WORLD Production Someone's Garden WE LOVE ARTISTS ARTIST IN RESIDENCIES AROUND THE WORLD WE LOVE ARTISTS WE LOVE ARTISTS ARTIST IN RESIDENCIES AROUND THE WORLD Copyright © 2009 SOMEONE'S GARDEN Published in 2009 by BNN, Inc. 35 Sankyo Bldg., 3-7-2, Irifune Chuo-ku, Tokyo 104-0042 Japan E-mail: [email protected] URL: www.bnn.co.jp Pro duction S omeone's Garden (D aisuke Nishimura, Asako Tsurusaki) Design D aisuke Nishimura Translation D aisuke Nishimura, Kikuyo Machinaga, Lucile Dupraz, Contributors Ian L. Cofré(America), Junko Hirai(Yamaguchi, Japan), Motoko Yoshizawa Office 339(Shanghai), Yoshie Miyazaki(France and others), Yuki Kojima(America), Yung-lin Wang(Taiwan) Sp ecial contributor The Japan Foundation Editing Kazutaka Koga (BNN) Co op eration Trans Artists, Res Artis All rights reserved. No part of this b o ok may b e used or repro duced in any manner whatsoever without written permission except in the case of brief quotations emb o died in critical articles and reviews. ISBN: 978-4-86100-669-2 Printed in Japan Preface はじめに 「ユートピア」- それは差別も悲しみもない自由な創造と夢に満たされた世界。もしか したら「アーティスト・イン・レジデンス ( A I R ) 」こそ、その理想に一番近いものなのかも しれないと思い、私たちは A I R を見つける旅に出かけました。そして、その旅の途中で は、たくさんの魅力的なアーティストたちと、彼等を暖かく見守る人たちに出会うことが できました。世界中にあるたくさんの A I R の活動が、私たちがいま住んでいる世界の良 き手本となり、いつしか人種や国家を分け隔てているものが取り除かれ、誰もが理解し 合える日がくれば…。そのときはじめてこの世界に、本当の「ユートピア」が実現するの かもしれません。 まだアーティストになる前の人も、すでに活躍している人も、自分を見つけたいと思って いる人も。少しの勇気と夢見る心、そして理解しようという気持ちがあれば、きっと新し い世界が開かれるはずです。そしてそこには、見たこともない素晴らしい考えを持った 人たちが待っています。 この本では、世界中から選んだ 9 0 件ほどの A I Rと、100 名以上のアーティストを紹介 しています。巻末には 5 2 0 件の厳選した世界中の A I R の連絡先が掲載されています。 アーティストはなにを考え、A I R はなにを求めているのか。それを知ってから、あなた の手で自分に合った A I R を探してみてください。あなたが本当に行きたい場所が、必 ず見つかることでしょう。 サムワンズガーデン Utopia -- a world of freedom and creativity fuelled by dreams and exchanges. "Artist-InResidence" (AIR) programmes around the world have an air of utopia about them. Intrigued, we've set out on a journey to find the people who participate in these programs. Through that journey, we've met many artists and the people who offer space and support to their creativity. Could the cultural exchanges happening through AIRs offer us a glimpse into a different organisation of the world, a world where global connections benefit local communities and foreigners are invited with open arms? Established and emerging artists, as well as practitioners just starting out or entering a new sphere of artistic creation – creative people can all benefit from AIRs around the globe, provided they have a vision they want to share and the guts it takes to embark on a journey of discovery. Through that journey they might meet people with the most wonderful ideas they have ever encountered – read on, and you too will find out about these. We've also had quite a journey… We've compiled information on over 90 AIRs the world over, and to features an identical number of participating artists: about 100 of them share their experiences in the following pages. In addition, you will find a directory containing contact details for 520 carefully selected AIRs, at the end of the book. Please read through to find out about the special identity and vibe of each AIR, through the unique voice of one of their recent guest artists. What drives the people who run AIRs? If you are an artist thinking of participating in AIRs, you will want to find out before applying. And for anyone else, we hope this survey will prove as inspiring to read as it was to research. SOMEONE'S GARDEN Contents Maleonn "Book of Taboo, No.1", 2006. Introduction What is an Artist In Residence program? Maleonn "My Circus, No.10", 2005. Residences & Artists 008 アーティスト・イン・レジデンスとは? ASIA EAST ASIA SOUTHEAST ASIA History of Artist In Residence Programs SOUTH ASIA 012 アーティスト・イン・レジデンスの歴史 OCEANIA Interviews EUROPE インタビュー Makoto Aida 会田誠 INDEX 368 LIST DATABASES 125 & RESOURCES 370 149 NORTH EUROPE 014 SOUTH EUROPE WEST EUROPE Artist アーティスト Mario A. Caro マリオ・A・カロ 025 016 EAST EUROPE Director of Res Artis Res Artis 会長 Fumio Nanjo 南條史生 018 Director of Mori Art Museum 森美術館館長 AMERICA 283 NORTH AMERICA Zhen Weimin ツェン・ウェイミン 020 SOUTH AMERICA Director of DDM Warehouse 『DDM Warehause』ディレクター Stuart Bastik スチュワート・バスティク 022 Manuel Tardits マニュエル・タルディッツ 022 Artist & director of "ART GENE" アーティスト・ 『ART GENE』代表 A r c h i t e c t ( M i k a n ) 建築家(みかんぐみ) AFRICA & MIDDLE EAST AFRICA MIDDLE EAST 343 383 *How to use this book 本書の使い方 ARTIST NORTH AM RESIDEN ERICA Are M okkelb アー・ Area Color* IS CP » N ew 地域カラー モッケル ボスト Yo rk , th e U ni te d St at es of ~6 M ost Information* 10 /90 基本情報 Am er ica NORTH AM Area Name ARTIST 地域の名前 NORTH AM ERARTIICST A NORTH AME Residency Resume* IS C P » N ew Yor k, th 経験レジデンス Profile 1 プロフィール 2 PR OF N o. 1 N o. 2 Yor k, the Un e U n it ited Sta tes of Am eri ca te s of A m er ic NORTH AME RICA 地域の名前 ARTIST A 3 国際性 豊かに アート An un を育 ique RESIDEN ~6M 10 /90 * 2007. NORTH AM ERICA ARTIST Artists's Background* IL E o では政府 が文化プ ロジェク フィルハ トを支援 3 ーモニー N .3 xxxxxxxx していま のような クメタルの xxxxxxx N .4 す。 4 5 高尚なも xxxxxxxx ライブま xxxxxxx N .5 のからブ xxxxxxxx で、あら プロ 応募 化プ tem 機 2008 47」 関『O CA( っと 幸運 ラッ pora ry ロジェク Kind ness で行 われ 年の ジェクトが xxxxxxx フィルハ して ゆる文化 Art) Offic e 、 トを支援 た ね。 3 「A Wee 」にて、 ーモニー いた 何度も、 』 に応 『O エリーゼ for ク をつ の して 一緒の展示で k Of 募しま あるんで のような を横 断し いろんな CA います。 ・ストル メタルの かん した』 の文 高尚 は他 。そ だと 発表さ スヴィ プロ ですが今 す。つま4 5 化的生活 ライブま れまで た ーンと れている。 Are Mo グラムに いうなも にも のからブ 形で 回やっと リオ デジ で、あら 、ベル プロ 応募して kke lbo り、ノル と社会は ジェクリン 重要な側 ゆる文化 す ラッ 、幸運をつ ね。『O いたの トがある ャネ st live 性に ウェ やブ を横 He is me CA』 かん 、政府の支 面です。 んでリ の文化的 s and 断した 包まれて ー は他にも だというイロ 、北京 す。 ュッ Are Mokmb 界中 wo rks つまセル リオ デジ 生活と社 形です 、ベルでレ り、ノル、 同じように kelb er 重要援と いるんで るアーテ イス リンやブ of the ost lives in Os lo. ャネイロ 会は、政府 な側面で 性に 、 ウェー いう ジデ He is mem Un it タン リカの場 リュッ bands 、北京、 ィストは大 す。 安全 すね。そるアーテ ンス 感じ、活動 の支 界中 and ber the and work セル を企 包まれている ブー 同じように s in Oslo KILL 合、マー んですね ルな援と いう Unit and ARof リカ画し M. 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The interviews have been translated with care. 生まれる。ノルウ 知り す。ニュー チャーライフにおいェーの退屈になり ヨークの て重 要 ェー なことで と自 然 アートラ に魅 力 イフ 、 的な The ratio between local artists, 音楽シ The programs included were selected with the help of specialist AIR directories つながりandはinternational ーン をもって いること が、 この本は、アーティスト・イン・レジデンスと、アーティスト・イン・レジデ Period of Stay 滞在期間 ンスを経験したアーティストにインタビューし、原則として、彼らの言葉 AIR の滞在期間を表しています。 をそのまま翻訳して掲載しております。 セレクションに関しましては、編 集部が独自のリサーチと世界的な AIR 機関である Trans Artists、国際交流 基金、Res Artis のデータベースをもとにして選んだものです。 Artists's Background 国内外作家の割合 l tim es hav ing afte r tha t for con I did n´t cer ts exp erie nce a cul tur e 4 5 N o. 3 N o. 4 N o. 5 * * Area Color 地域カラー Type of AIR レジデンスの種類 Youko bo Art A Address Zen puk uji 3-2 -10 Links Youko bo Art , Sug inam Res Arti s, Tran s EAST ASIA RESIDEN CE i-ku, Tok yo, 167 -00 41 Web ww japa n w.yo uko Tel +81 Arti sts, bo.c o.jp -03 -59 Inta ra Email 30- 500 Asia Net info @yo 9 wor k, uko bo.c J-A IR o.jp netw ork and mor e. internation ational ibility of We intro al busin organizat getting esses. duced ion Res a long-term We beca Artis in 2002 me a mem internship ber of the system and bega board n acce pting foreig n 4 No.2 Grou p 5 du Vent , 2008 6 4 No.2 Group 5 du Vent, 2008 6 場となり 、レジデン います。 ス・アー ティスト との交流 を積極的 に実施し 滞在アー て inter ティスト ns in 200 、プロジェ 身近なプ 7 to main クトにつ presenta ログラム tain and いて tion spac として、 develop 数年がか e mainly フィンラ internatio their expe りで for youn ンドの作 nal activ rience with g domestic N Yのアー 同様のA IRを ities. Our 家が本国 internation 立ち上げ artists, ティスト gallery に帰った al resid and thes た例があ space が自律的 援を得て ence artist 後、 AN e artists is a ります。 活動する な活動と s. actively INSIDER そのほか 例や、東京 exchangin 優秀な能 'S RECOLLE して、欧州 、 A Finni g 力で、継続 の四季の CTION との比較 sh & PRO JECT crea 光線 もしなが 家の例も した支 tor who を生かし S ら生き生 has esta having あります た創造活 returned blished 。 き活動し 動を using a simila home. ているス r AIR prog An Ame his auto イス人の rican crea ram, whic nomous 作 tor Leo van der Kleij, 2007 Function* RESIDENCE pages レジデンスの役割 ational rnationa ibility of organiza l busines getting tion Res ses. W d a long Artis in e beca -term in 2002 me a m ternship ember system of th e board and be gan ac cepting foreign 07. W e introdu ce xxxxxx xxxxxx xxx xxxxxx xxxxxx xxx xxxxxx xxxxxx xxx Foundation Year 設立年度 2行で表記がある場合、上が「施設の設立年度」、下が「AIRの開始年度」です。 d ot he r th ing s, vin g es after that for I did n´t nc er ts の開始年度」 1行表記の場合は、 「coAIR を意味しています。 ex pe rie nc の基準で分類しました。 We've created several categories to define different types of AIRs according to In the event of a gradual birth process, two lines have been drawn instead of Picked up on residence program from artist's experienced residences and their operating mode. The organisations have ticked their corresponding box for one, with the top line defining the birth date of the AIR's hosting organisation and 27 categorized the artist in the area where the residence extists with color. themselves. bottom line representing that of the AIR program itself. タイプ2. 7 102 国内のアーティストが次のステージへ進めるための橋渡しと して機能している。 タイプ3. 国内と海外のアーティストがバランスよく混ざり合い、アー トを中心に国際交流する機会を作っている。 タイプ4. 国内の伝統文化を広く世界へと広め、伝統文化の豊かさを守 る役目を担っている。 タイプ5. 国内外を問わず、世界のアートシーンのなかで意味のある活 タイプ6. その他 Type-1 We bring international art to a local audience. Type-2 We help develop the careers of local artists on a regional basis. Type-3 We foster international cultural exchanges through a program which Type-4 We promote local artists at international level, thus promoting a wider Type-5 We facilitate projects with an international outreach. Type-6 Other 動を産み出す役目を担っている。 balances residencies by local and foreign artists. e a cu ltu re No.1 recognition of our region's current artistic and cultural production. Leo va n der Kl eij, 2007 タイプ1. 地方自治体と共に成長してきた地域密着タイプ * そのアーティストが経験したレジデンスです。 タイプ2. 国レベルの大きな芸術政策のなかで成長してきたタイプ AIR の役割や目的などを、レジデンス自身が選んだ回答に基づき、独自の基 Each artist's range of experience with AIR programs タイプ3. 見識ある財団やスポンサーと共に築き上げてきたタイプ 準で分類しました。 タイプ4. アーティストが育ててきたアーティスト・ラン・スペース These categories aim to group and differentiate AIRs according to their declared ンス側から送って頂いた場合のみ、掲載しています。 タイプ5. 国を超えた国際的なプロジェクトで運営されているタイプ mission and values, depending on the focus of their contribution to art production, All captions for images on residency pages are given by each residence. タイプ6. 一般の有志たちの手により運営されているタイプ practitioners and audiences. タイプ7. 大学、教育機関、美術館などで運営されているタイプ タイプ8. その他のタイプ Type-1 Strong links with community from surrounding area, receives * 経験レジデンス Information 基本情報 連絡方法や所在地などの情報です。Links は、それぞれのレジデンスが連 携しているほかの組織や人物について記載しています。 Contact details for AIRs and a condensed profile for each. "Links" lists people and organisations that are part of the AIR's network of collaborators. support from local government-related bodies. Space アートス は200 を、自ら local NCY の実体 1 年です scene も次世 験がも In 1989 代の若 たらす貴 。長期 , we ac 刻シンポ 者に与 滞在 ou 重な機 cepted ジウムで え ら 会 rselves artists れたとの を実現 の海外 機会な st Yo ay で uk 思 in 滞在経 きる ou obo Ar g here いから ど )海 t Space 験、海外 for the 始めまし 外から rselves ティスト first tim and star wanted でのエ の滞在・ た。 (彫 e. In 20 ted AIR とのトー ンジニア to give 創作の to expe the next officially 01 we クや交 アーティ としての rience 与えてい . We st named ge 流 ne cr 実 ス を ea ra トと、展 習 a lo arted th ます。 tion of yo 通して、 ting wor is beca ng stay ks and 示の国 un 双方の g peop use we . (Stayin commun 内アー その後 le th e precio g abro の活動 icating abroad ad us w に op ith for a sc as an en 選考基 好影響 portunity other cr ulpture 準・募集 gineer, を crea eators sympo etc.) Th abroad につい ting wor sium or アーティ rough ha through て ks here having ストの東 ving talks and Ja good in practical betwee panese 京での fluence 大事に training n foreig 滞在・創 artists w on their してます n artists hose w works af 作に関 。 そし staying orks ar で、アー terward. するモ て、当方 and e exhibi チベー ティスト のアート APPLIC ted, bo ションを の希望 AT ス 期は、6 th IO ペ ha N に 、 ースの ve a PROCES 一番 かなう 月末日 場と機 We pu S & SELE べく調整 限の申 t the st 会との 1 2 月末 CT 請 の IO に 上 N ro 照合 対し次 CRITER ngest em 決定 はその 場と し in Toky IA 年度の ま なり 後の変 phasis すデン 、レジ 。ス募 o. We 滞在ア います。 動分の on mot ・アー 集ティ のスト時 make a ーティス ivating 補充見 との交流Ar decision the artis を積t 極的 Spa ト 直し程 レジデ に実ce ts to st after ch 施して aninte 度です滞在アーティストを決めます。 d ンスの m ay and rns inak ecking 。なプログ 、プロジェクト 200in g 身近 applicat 現況に produc the plac intainar について ions dupresentation spa7ceto maan ラムとし andra 独自活 ついて ng e works dev 数年がか e and elopem て、フィ eir exp mainly for interna en the 動として りで同様 by ンランド t the oppo toivitiem thewithend young domest tional act erience の AI Rを の作家が ye本国 N Yのアー ar s. ee 国 . inte t ic Ou 立ち rtunity of In artis of rna 内 th r ティ gall tion 上げた例 ts, and に帰った Dec 金 援助 Juidenne ストが自 erye の公 的 al res spaar 援を得て these artis ce tis がありま 後、em 律的な活 ce artis w is a ts ' re our be e 活動する AN の可能 ts 資金の ts. de r, act す。 INS 動と優秀 ar wREC quirem IDER'S cide up ively exchanging そのほか e OLL 例や、東京 して、欧州 onECTlyIONreex 性を探 な能e 支 ch 、 A Finn en 力で 援 on の四季の an との比較 ts 、 展 のた は ge ish th . 継続 している For the e artists s hav creator who has & PROam 望みが 家の例もあり もしながら生 光線を生かし した支 JECTSine and recr め、2 0 ing retu establishe た創造活 き生き活 who will 薄く、海ます。 のが 現 rned hom d a sim 動してい 動を usin uit addi 0 2 年か e. An ilar AIR st 状 外 るスイス ay g his aut そして Am pro で か tio th eric gram, wh ら国際 nal artis らの資 e next an creato す。 国 人の作 onomo ich took 2 0 0 7年 us activitie r in NY creating ts if nece several 際 的な 機 関の C who s and works CHALLE から理 ssary if 継 続事 Res A NGES ones in Europe. by making use of the fouexcellent skills. A Swissworks with continuousyeasuprs after ため、海 事に就 there 業発 creator r-seaso r ti s に port 外から n light of who act 任してい We have 加盟し s vigorou Tokyo and の長期 sly compar ま す。ギ て す litt ing い イ le 。 the ます。 m to the ンターン hope of 国際活 ャラリー independ 動の維 receiving 受入制 103 スペース 持発展 ent activ 度を2 0 pu は、主と bl ic fund ity orga の finan 0 7年か s from して国内 nization. cing he ら始め the Japa103 の若手 Current lp from ていま nese go 作家の ly, we ar abroad to deve vernmen 新作の . We jo e lookin lop cont t as an g into th 発表の ined an アーティスト・イン・レジデンスのページ in uo us inte e poss intern in 20 ある地域を色分けしています。 Residency Resume CE after chec s to stay and mak 度です。 デンスの ます。 ing an and prod king the applicatio 現況につ arrangem place and uce work 独自活動 ns due いて ent to by the s the oppo として国 year. In meet the end of rtunity of 内の公的 Decemb 金援助の June we artists' our er, we only 資金の支 decide requirem 可能性を are chan upon the ents. For 援は望み reexamin 探してい 展のため ges artists who e and recru the が薄く、 るのが現 、20 02年 will stay it additiona 海外から 状です。 そして2 から国際 the next l artists の資 CHA 国際 的な 0 07年 機関の if necessar から LLEN 継続事業 Res A ため、海外 理事に就 GES y if there r tis に加 発 We 任してい からの長 盟してい have little ます。国 す。ギャ 期インタ ます hope 際活動の ラリース 。 inde ーン受入 of rece pendent iving publ ペースは 維持 発展 制度を2 activity ic fund 、主として 0 07年 の finan organizat s from から始め cing help 国内の若 ion. Curr the Japa ていま from abro 手作家の ently, we nese gove to deve ad. We are looki 新作の発 rnment lop cont ng into joined an as an 表の in inuous the poss intern アーティストが経験したレジデンスから1カ所を選び、そのレジデンスが * RESIDEN Space inte の東京で g talks and Japa g prac rnational sibility good influence between tical train 大事にし rnation nese artist of get We intro al の滞ines organiz foreign ing ting on their works ・創作 s whose ation Res artists stayi ducedてます。 そし bus在 sesに関 works afterward で、 . We するモチ ng and アーティa long-terて、当方 are exhib ArtisAPPin . becam ベーショ ストの希 m inte のアート ited, both 200 LICA e a me ンを、一番 2 PRO 期は、6月 TION 望にかな rnship スペース have a mber of We CESS & 末日限の うべく調 system の場と機 SELE theput 申請に対 整の上決 and the stron 12月末は boa rd gest emp CTION CRITERIA beg会と し次年度 定します その後の an の照 in Toky acc合 hasis の滞在ア 。募集の o. 変動分の ept on moti We mak ーティス 時 ing foreign vating the 補充見直 e a deci Art Spa トを決め sion artist し程 ce レジ 重要な 側面で す。同じ るアーテ ように感 ィストは じ、活動 大勢い してい ると思い 良いこと ます。 Nation-wide audience and support. Type-2 も良くな 『IS CP いことも 』でのプ 経験で 、全ては ロジェク した。 『IS CP とても大 トについ 有 名な 』 に滞在 る 施設ほ 切な Program developed as part of a foundation's mission or with the Type-3 もの は て する前に ど、展 覧 人々は 少なか した。で 、 成 っ 会 委 た 功 か 託 りします 流の機 を求め すので ら得 の仕 事 会が多く てハイプ 滞在中 が、その リカンド を受けま ました。 はその ありまし になり過 sponsoring. リームが かわり交 help private ノルウェ 作品を た。 ぎて、ア 転がっof ー 作 探してい の小 学 ってい タレーシ ていると メ 校に寄 る。この ョン作 AI Rの重 信じて必 贈するイ 街 は、短 品 です しり詰ま 要性に 死に をもとに ン 。 ス 期間滞 つ ス っ いて Type-4 た情報Artist-run residency. キャンし コラージ 良い旅 在して、 を た か 吸 ュ 所 イ ら 収 を ぎっ メ だ はいろい 拡 大し するには 作り、そ ージ と思 いま 、プレキ ち れ ろ 素 す と に を 晴 教 。 ノ な ら ルウェー えられ、 シガラ ですが れます。 しい場 かかりす 置しまし ス上 に 、あまり 豊かな Type-5 で こ 自分自 ぎるので Trans-national た。『IS 転 写し 気持 にもコスproject with an international leadership. からやっ 身つ い 、若いア 学校に CP 』で の人 達 トが てや、自 てきたの ナルの ーティス 設 さ は、この がここで コラージ 分がど かにつ トやまだ せられる 作 品の 生活す いて、い ュをひき いません まだ ことにな オリジ るのは 彩で背 Management staffs are non-artist volunteers. やでも考 Type-6 つづき制 ね 、 り 景を描 ベ 。 影 ま ス す 響 トだとは え 。キャリ 作し続け があるか いたり、 ビエンナ 思 ア ノルウェ 、水 あ は に 一 ど 言では れだけ ーレ『M ーで開 えず、今 言えませ WHY DI om en tu 催される も連絡 直しまし Part of a cultural institution's activities, such as a school, university Type-7 D YOU CH んね。 m 』向け をとりあ た。滞在 アートの と OO り SE に う アレンジ I ap pli 仲 間が ISCP? 中はライ 世界が プ展に ed to a できまし し 知 どのよう ブも行っ 参加する No rweg ってい た。 for に動 い たり、グ こともあ ian るつもり ororgmuseum. Contemp ている ルー an izatio りました ですし、 orary Ar か 良く n, OCA いか、い 。 この先ど t), which artists go (O ffice ろいろ考 インartists in percent. Local deals う進 め スピレー are ing abroa えさせら つくらな ば ションの 良 Type-8 d andOther with Norweg れもしま Norway. くてはい Internati ian 源につい 大きなス し た I け ha onal art 。 ないし、 ve appli 新作も えていく タジオで て ists visitin ed for ma 新しいア for seve こともキ 長期間 appear on the right. んな人達と g ny of the ral years イデアを ャリアに 制作す す。ニ ir reside ディスカ without ることや 考 th is とっては ューヨー ncies str iking ッション を買った 、いろ tim e. Th 大切なこ クで感じ go ld, すること り、美術 ey じように とで Ist but got als o of たことは 、そして 館で面 生きるの lucky anbul, Be fer re sid ることか 、いつも 本 評 白い展 が一番 en cie s jing, Rio らインス の同 覧会を見 価の良 良 in de い Be Ja ピレーシ と い作 品 rlin , neiro an いうこと たりす を知るこ ョンを得 d Br usse であり、 かりまし とが正し ls. たりしま * EC A SP た。あり いことだ IFICITY す。 ク がちなこ OF THE と分 Ha という街 とですが LOCAL vin g go は過大 CREATIV 、ニュー ne to Am 評 価され E SCEN ヨ ー er E? ていると ica n hig visite d the US h sc ho 思 います ol an d seve ral 。 an ha tim 運営方法や経営基盤などを、レジデンス自身が選んだ回答に基づき、独自 EAST ASI i-k u, Tok yo, 16 7-0 04 Web ww 1 jap an w.y ou Tel Art ists kob o.c , Int ara o.j p Em +81-03-593 0-5 00 As ia Ne ail inf 9 o@ you tw ork , kob o.c J-A IR o.j p ne tw ork an d mo re. 国際性 豊かに Tokyo アート « Jap An un an を育む ique reside 元診療 『遊工 ncy p 房』につ rogra 所兼結 m い て w h 核療養 最初に ich n urture 滞在ア 所のユ ーティス art in ペースと ニーク intern トを受 名乗り ation 入れた なレジ 、公式に al art のが 1 9 を通し デンス comm A IR を 8 た創作 9 年 unity 。 THE RE 始めた や、交流 遊工 房 and SIDE の 所 内、右側の数字が海外からのアーティストの割合を示しています。 represented on the left hand side, other artists Tra ns 3 1989 2001 滞在アーティストの国内外の比率(%)を示しています。左側の数字が国 and networks Trans Artists, The Japan Foundation and Res Artis. , Su gin am Re s Art is, h took creating activities in NYC several works by who work and exce years after making s with cont llent skills ones in use of . A Swis inuous Europe. the foursupport s creator season who acts light of Tokyo and vigorously comparin g them to the 277 3 kuj i 3-2 -10 Links 3 Leo van der Klei j, 2007 Zen pu FUNC 3 設立年度 2 4 Address IA 2 No.1 102 Foundation Year Email TYPE EAST AS 2 レジデンスの種類 ウェブサイト CE 2007. 国内外作家の割合 o o o N .3 N o. 4 N o. 5 Website To kyo « Japan Youko bo Art Space reside む元診 『遊工房 ncy p 療所兼 rogra 』について m wh 結核療 最初に滞 ich n urture 養所の 在アーテ art in ユニー ィストを ペースと intern 受入れた クなレ 名乗り、 ation al art 公式に のが 19 ジデン を通した comm AI Rを 89 年。 創作や、 unity ス THE 始め 遊工 RESIDE たのは and l 交流の実 房アート 所を、自ら NCY ocal s 20 01 年で 体 験が ス In 198 も次世代 cene もた す。 長期 9, we の若者に らす貴重 刻シンポ accept 滞在 our 与えられ ジウムで な機会を ed artists selv の海外滞 たとの思 es You 実現でき 機会など staying kobo Art いから始 在経験、 る our here for )海外 Spa selv めま the 海外 から ce es wan ティスト first tim and sta した。 でのエン の滞在・ ted to give (彫 e. In 200 rted AIR とのトー 創作のア ジニアと to experie the nex officially 1 we nam クや交流 しての実 ーティス 与えてい nce cre . We sta t genera ed を通して トと、展示 習 a lon ating wo ます。 tion of you rted this 、双方のそ rks and g stay. becaus ng peo の国内ア commu (Staying e we ple the の後の活 ー abr nicating preciou abroad oad as 動に好影 s opportu with oth for a scu 選考基準 an eng er creato 響を cre nity lpture sym ineer, etc ・募集につ rs abroad ating wo .) pos Thr RES アーティ いて ium ough hav through rks her IDENCE or having ストの東 e and EAST ASIA ing talk good influ practical Japane s betwe 京での滞 大事にし ence on se artis training en fore 在・創作 their wo てます。 ts whose ign artis rks afte に関する ts staying そして、 works で、アー rward. are exh モチベー and 当方のア ティスト ibited, TYPE FUN APPLIC ションを ートスペ の希望に both hav ATION PRO~6M 期は、6月 C 、一番 ースの場 ea かなうべ CES S & 4 末日限の We put と機 会と く調整の SELECT3 申請に対 the stro 12 月末 ION CRI の照合 上決 定し 198 9 nge はその後 し次年度 TERIA st em 10 /90 in Tokyo. ます。募 200 pha の変動分 1 sis の滞在ア on We 集の mo make a の補充見 ーティス tivating 時 Art decisio 国際性豊 the artis Space トを決め 直し程度 n after レジデン ts to sta and ma Tokyo ます かに です che スの現況 。 applica king an ckin アーyトを 。 and pro « Jap A ng uthe an n i q uplac arrange duce wo tions due について 独自活動 育む e r ee ment to s i dand 元診療所 rks 『遊 e n c ythe by 工房 として国 the 』につ p r oopp year. In meet the gram 兼結核療 ortu いて of Jun 内の公的 w hnity Decem 最初に滞end 金援助の i c h of artists' n u rour ber, we 在アーテ e we decide 養所のユ 資金の支 ture a require 可能性を are cha rt in ments. ィストを upon the ペースと only reexam ニークな 援は望み intern nges 探してい 展のため 受入れた For the 名乗り、 ation artis ine and が薄 a レジ ts 公式 l るの のが art co 、20 02 who will を通した recruit add に AIR く、海外 198 9 年。 デンス が現 状で mmun 創作や、 staTHE を始めた 年から国 そして2 ity an y the 遊工房ア からの資 RESI 交流の実 す。 国際 のは 20itional artis 所を、自ら d loca DENtCY nex ート 際 機関 0 07 年か ts l scen 体験 01年 if necス In 1989, も次 CHALLE 的な e の Re s ら理事に NGES 刻シンポジウ 世代の若者に与えがもたらす貴重な です。長 期滞在essary ため、海外 if thewe A r tis に加 継続事業発 re accepted artists 機会を実 就任して ourselves られたと ムでの海 からの長 We hav 盟してい います。 e little hop機会など )海外から 外滞在経験、海外 の思いから始めま 現できる ourselves Youkobo Art Spa staying here for the す。ギャ 期インタ ます。 ce and 国際活動 ティ first time した。 wanted でのエン の滞在・ e スト ラリース ーン受入 of receivi started (彫 indepen . In 200 to give 創作のア ジニアと の維持発 AIR offici to expe ペースは the next 制度を2 ng dent act 与えていとのトー 1 we nam クやpub ally. We rience しての実 ーティス 交流lic generation 展の creating ed を通 、主として ivity org ます。 started 0 07年か トと、展示 習 a long fun して ds、双方 of youn works and this beca financin anizatio fromのそ の国内ア g peop stay. (Stay ら始めて 国内の若 use we commun theの後 g help n. Curren le the prec ー abro Jap ing abro の活 icating from ane いま to 手作家の ious oppo 動に ad for ad as an tly, with othe se abr 選考 好影 we gov a oad rtunit sculpture 基準・募集 engineer are look develop r creators 響を ernmecrea 新作の発 . We y , symposi nt ting abroad ing into について joined an continu aswork アー 表の in um or through ans here etc.) Through havin ティスト the pos ous havin inte 滞在期間 xxgggggg xxxxxxxx xxgggggg xxxxx xxxxxxxx xxxxx o インタビュー EAST ASI FUNC 19 89 20 01 Period of Stay a オスロ を拠 点 に 活 動。 Sin gle IN TE RV バ ンド 1 2 Un it、 N の KI LL IE W xxggggggxx AR アー・モッ N ..21 また xxxxx や Mの xxxxxx メン xxggggggxx ケルボス バーでも xxxxxx 『I SC P』 トはxxxxx ある。 野の方法 音楽とデ を選んだ 論に影響 ザイン2 理由につ を受け、 つの分 ていPRO ノルウェ る。FIL 常に作品 いて 200E 0 年、 ー 人ア に取 オス り入れ シリオーズ ー ティスト ロの在学 スロ ロ グ ラム 「I を拠 中にコラ ON 点 に」 の 海 外と 活 を始 動。 バ を ージ INT le Unit 行っ て 春にSing め、 ンド ュ ERV ・ IEW この 、また ARM の KIL オス の交流 アー Co nte mp いる 機 ロの L やは ・モッケ 「0 047 のメンバーで 作品 プ 200 ルボストは音 関『O CA 」 『IS 8 年の Kin野の方 で行 われ もある。 ora ry Ar CP』 dn ess 楽とデザイン を選んだ 法論に影響 (O ffic e た 「A 」にて t)』 理由 何度 2つの を受け に応募し Weノル 、エリ について 分 、 ーゼ for も、いろ ウェー人 ek Of 一緒ている 00 年、オスロ 常に作 品に取 の展。20 ました。そ ・ アー り入れ スト シリー んな 示で の在学 ティスト ズ 「IO N」 発表 プロ 中にコラージ ルスヴィロ グ ラム の 海 外と れまで を始めされてい ーン を行って ですが今 グラ では 春にオスロ 、この作 る。 ュ・ 政府が文 ムに の 交 流プ Con と いる 回や 品は の 「00 Interview 4 Area Name ボスト ed S ta ARTIST 地域の色 RICA アー・モ ッケルボ スト » Ne w TYPE Area Color Are M okkelb Are M o k k eols tb o アー・モ ッケル st ISC P ERICA CE Function レジデンスの役割・目標 タイプ1. 海外のアーティストを招聘することで、その地域の文化・芸術 性を豊かにする役目を持っている。 *** レジデンスページの画像についてのキャプションは、基本的にレジデ INTRODUCTION INTRODUCTION What is an Artist In Residence program? アーティスト・イン・レジデンスとは? 西村大助 Daisuke Nishimura アーティストのためのユートピア - AIRの実態 ARTIST IN RESIDENCE AS AN UTOPIA FOR ARTISTS アーティスト・イン・レジデンス(Artist-in-residence =通称『AIR』)か ら多くの才能が産まれてきているという実態は、あまり知られていないよ うだ。たとえば、 『冷血』などで知られる作家のトルーマン・カポーティ、 名指揮者のレナード・バーンスタイン、ピューリッツァー賞ジャーナリスト のアン・ポーター、画家のピート・モンドリアン、そして現代アート界から はミランダ・ジュライやリタ・アッカーマン、ルナ・イスラム、フィオナ・タン などなど、多くの巨匠を産み出してきたAIR は、実はアーティストのため のユートピアだといっても過言ではない。さらに若手となれば、ヒシャム・ アキラ・バルーチャ、ウィルヘルム・サスナル、鈴木ヒラクなど、AIRを利 用している作家も多くいる。 The fact that many talents appeared from Artist-in-residence (commonly called "AIR") is little known. AIR has produced many great masters such as Truman Capote, an author who is well known for In Cold Blood and other works, Leonard Bernstein, a world-renowned conductor, Ann Porter, a Pulitzer-prize-winning journalist, Piet Mondrian, a painter and Miranda July, Rita Ackermann, Runa Islam and Fiona Tan from the contemporary art world, so it is not too much to say that AIR is in fact a Utopia for artists. Furthermore, young artists, such as Hisham Akira Bharoocha, Wilhelm Sasnal, Hiraku Suzuki and many writers who are about the same age as their readers, use AIRs. とAIR のひとつのあり方として「公的機関や基金などが各種の美術・芸 術制作を行う人物を一定期間ある土地に招聘し、その土地に滞在しな がらの作品制作を支援することで、 ミケランジェロが工房のあるローマ に招聘されてシスティーナ礼拝堂の天井画を描いたことなど、すでに近 代以前から存在していた」 とある。1663年より始まったローマ賞までは、 AIR の記録を辿ることができるのだが、それ以前の時代については知ら れていない。このことについて森美術館館長の南條史生氏に質問して みると 「それより前になると、アーティストという概念がまだ生まれていな いのではないでしょうか。職人という発想しかない時代でしょうし」と答 えてくれた。つまり、アーティストという概念が生まれた瞬間から、AIR は 存在していたことになる。それならばその歴史は、ざっと数えて340年 ほど。長い時間と共に形を変え、現代のスタイルへと辿り着いたのだ。 artistic productions to some countries for a certain period of time and helped them produce their works staying there; for example, Michelangelo was invited to a workshop in Rome and while there he did the ceiling paintings in the Sistine Chapel." We can trace back the record of AIR back to the Prix de Rome, which started in 1663, but little is known about the age before that. I put this question to Fumio Nanjo, director of the Mori Art Museum, and he said, "Maybe the concept of art didn't exist before that age. There was only the idea of craftsmen in those days." That is, if AIR has existed since the moment the concept of the artist was born, its history is about 340 years old. It has been changing with the ages and reached the way it is now. The beginning of AIR is very simple. It was born from a natural desire to "produce AIR のはじまりはとてもシンプルである。それは、太古の昔から人間が 持つ「ものづくり」への自然な欲求に対して、それを共有する 「作業場」 と 「交流の場」を設けたことである。ただしグローバル化や多様化に伴 い、AIR にも新しい責任と役割が生まれ、時とともに形を変えてきている。 国籍も性別も信教も超えたクリエイションの現場として、流動的に変化す る社会構造を読み取り、そこにコミットしていける才能を育んでいく仕組 みとして、 これからますます、その役割が問われているだろう。 is also changing with the times, taking on new responsibilities and roles as globalization and diversification advance. AIR will become more important as a place for creation regardless of nationality, sex and religious belief, and as a mechanism to develop the talents who understand the constantly changing social structure and can be committed to it.] THE ORIGIN : BACK TO THE ERA OF Cappella Sistina はじまりはシスティーナ礼拝堂から- AIRの誕生 Information center facilities about AIR are found all over the world; the following 世 界 中の AIR の 情 報 が 集まった機 関として、海 外 で はオランダの TransArtists やアメリカの Alliance of Artists Communities、フラン スの Culturesfrance、国際的なネットワークの Res Artis、また日本で は AIRを1990年代より支援してきた国際交流基金や、ネットワーク組 織の J-AIR が広く知られている。そのうち、国際交流基金の資料による Alliance of Artists Communities in U.S.A., Culturesfrance in France, Res Artis 008 DIFFERENT STYLES OF AIR AT DIFFERENT COUNTRIES something", thus it is a "workshop" and "place for interaction". However, AIR are well known: in countries outside Japan, Tran Artists in the Netherlands, as an International network, and in Japan, the Japan Foundation, which has supported AIR since 1990, and J-AIR, a network organization. According to the Japan Foundation, "the role of AIR already existed before modern times when some public organizations or funds invited people who engaged in various 国によってまったく違う、多様なスタイルへ There are different styles in AIR. In Europe, it is constructed mainly under the ひとことで AIRといってもさまざまなスタイルがある。ヨーロッパの場合、 ゴーギャンやコローが滞在していたことでも知られている、19世紀の芸 術家コロニーの歴史、そして戦後に持ち込まれたアメリカの民主化によ る新しい仕組みが、その主な要因となっている。またオランダでは「スク ワッティング」とよばれる不使用建物の不法占拠によって、若いアーティ ストが自分たちで空間をどんどんと産み出している現状もある。 Corot are said to have stayed, and a new structure of American democratization influence of the history of the 19th century artist colonies where Gauguin and brought in after the war. Moreover, under present conditions in the Netherlands, young artists are producing more space of their own by "squatting", that is, illegal occupation of unused buildings. In the U.S.A., the Ford Foundation and others supported AIR according to the cultural policies in the country and overseas during the early stages of the idea. It アメリカで は、フォード財 団などが、かなり早 い段 階から国 内 外の 文 化 政 策のなか で AIRを支 援してきた。 『Yaddo』や『Woodstock Byrdcliffe Artist in Residence Program』は、1900年代に作られた アメリカ初のレジデンスといわれており、経済的な力の発達によって世 界に通用するアーティストをアメリカでも育てたいという気持ちが、AIR 設立の原動力であったようだ。 is said that "Yaddo" and "Woodstock Byrdcliffe Artist in Residence Program" were the first American Residences to be established in the 1900s, and the driving force of their establishment was the desire to produce world-class artists in the U.S. as it had become an economically powerful country. A similar situation to that in the U.S.A. happened in Japan, too. After the art museum construction boom in the days of the bubble economy in the late 1980s, AIR was sought after 009 ARTIST SOUTH EUROPE SOUTH EUROPE ARTIST Delphine Pouillé デルフィーヌ・プイエ HOMESESSION art project & artists' residency » Barcelona, Spain N o. 1 Delphine Pouillé PROFILE 1979年、クレルモン=フェラン (フランス)生ま れ。2002年にレンヌ美術大学のファインアート 学科を卒業。その後2003 年には、レンヌ大学で 美術修士号を取得。過去の展覧会としては、ベル ギーのブリュッセルにあるB - Galler y での個展を 始め、パリの La Ferronnerie ギャラリーでのグ ループ展など多数。現在はパリを拠点に活動して いる。 D elp hine Pouillé were b o r n in Cler m o ntferrand (FR ANCE) in 1979. She obtained national degree of ar ts at Fine ar ts school of Rennes in 2002. And then also obtained Fine arts Master at Rennes U n i v e r s i t i y i n 2 0 0 3. P a s t e x h i b i t i o n s include B - Galler y in Brussels as individual exhibition, and La Ferronnerie galler y in Par is fo r c o lle c t ive exhibi t io n and m o re. Now she lives and works in Paris w w w. d e l p h i n e p o u i l l e . c o m [email protected] 174 INTERVIEW 『HOMESESSION』に参加したきっかけ 『HOMESESSION』 のウェブサイトに作品を掲 載しませんかと連絡をもらって、せっかくだか ら 「レジデンスしてもいいならオッケーですよ」 と返事したんです。バルセロナのような都会 のコンテキストは私にとって新鮮でしたし、特 WHY DID YOU CHOOSE HOMESESSION? 別なインスピレーションを感じたかったんです。 『HOMESSSION』は、私の唯一のレジデンス 経験です。 influence my work. At the moment, it’s my only Homesession contacted me to present my work on their website. Afler that, I asked them if I could come for a residency because I would like to experience a new urban context and see how the specificities of a place like Barcelona could experience of residency. A SPECIFICITY OF THE LOCAL CREATIVE SCENE? 自国との違いについて たった10日だけしか滞在しなかったので、あま り違いは感じませんでした。 I didn’t have the time to feel a difference, I stayed a very short time (maybe 10 days). YOUR PROJECT AT HOMESESSION 『HOMESESSION』 でのプロジェクトについて ひとつだけ 『Cluster』という写真作品を作りま した。柔らかくて 「すぐに着れる」オブジェを、 発砲スチロールや繊維を材料に作り、それをバ I had only one project : a photographic work of ルセロナの道端で、8人の友達にさまざまな状 況で身につけてもらいました。それを狭い道と かで撮影したのがこの写真シリーズですね。 that, I took some photos of this object worn by インスピレーションの源について 時間をゆったり持って、心地よく生きること。 WHAT DRIVES YOU, DELPHINE POUILLÉ? art (Cluster, 2008, digital picture on aluminium, 80x53 cm) I began to make a soft and » readyto-wear » object with fabric and foam. After 8 people in a very narrow street such as you can find anywhere in Barcelona. 2 3 6 4 5 7 N o. 2 N o. 3 N o. 4 N o. 5 N o. 6 N o. 7 For ten, 2006, digital picture on aluminium, 54x80 cm 2x10m hood (inside), 2006, digital picture on aluminium, 80x53 cm Cluster, 2008, digital picture on aluminium, 80x53 cm Green hood, 2006, digital picture on aluminium, 60x40 cm exhibition view / B-gallery, Brussels, september 2008 (video projection + 2 jacos) To keep one’s distance, 2008, digital picture on aluminium, 60x90 cm To have time and to feel fine. 175 ARTIST SOUTH EUROPE SOUTH EUROPE ARTIST Miguel Bonneville ミゲール・ボナヴィル HOMESESSION art project & artists' residency » Barcelona, Spain 2 3 6 4 5 7 8 o N . 2, 5 N o. 3 N o. 4 N o. 6, 8 N o. 7 N o. 1 MIGUEL BONNEVILLE #5, Performance, February 2008 MIGUEL BONNEVILLE #2, Performance, October 2006 NO REAL SEX 2006-2008, Photography, June 2008 MOM & DAD SLIDESHOW, July, 2007 Jérôme, Olivier et Moi' diary and it was taken by Cláudia Varejão. JÉRÔME, OLIVIER ET MOI Diary, August 2008 PROFILE 1985 年、ポ ル ト ガ ル の ポ ル ト 生 ま れ。 Academia Contemporânea do Espec táculo の 演 劇 学 科 と、Calous te Gulbenkian Foundation のヴィジュアルアー ト、CIES-ISCTEの 「自伝及びアーティストのライ フストーリー」コースを終了。これまでフランシス コ・カマチョやカルロッタ・ラギードらとのコラボ レーションを通して、コンテンポラリーダンスやビ デオ、クリエイティブ・ライティングなどのプロジェ クトに参加。2006 年にはソロエレクトロニカ・ プロジェクト 『BlackBambi』の活動を開始。 Miguel Bonneville was born in Porto,Portugal in 1985. Bonneville completed the Acting Course at Academia Contemporânea do Espectáculo, the V isual Ar ts Course by the Calouste Gulbenkian Foundation and t he ‘Au tobiographies, L i fe Stories and A r t ist’s L ives’ course by CIES - ISCT E. He has collaborated with artists such as Francisco Camacho, Carlota Lagido and participated in many workshops in the fields of Contemporary Dance, Video, Creative Writing and Visual Arts. In 2006 he began his solo electronica project: BlackBambi. w w w. m i g u e l b o n n e v i l l e . c o m INTERVIEW 『HOMESESSION』に参加したきっかけ の違いから来る一般的なものかもしれません 選んだわけではなく、選ばれたといえば良いで が、こういった違いを感じることが、その人の考 しょうか。 『HOMESESSION』のジェロームと え方や生活に影響を及ぼし、最終的には作品に オリヴィエが、バルセロナに住んでいる弟を通し もいろんな影響を及ぼしていくと思います。 て、僕の作品を紹介してくれたんです。そうした ら、2008 年 8月の短期レジデンス・プログラム 『HOMESESSION』のプロジェクトについて に参加しませんかと連絡がありました。ちょう 『HOMESESSION』に来るまで、なにも計画し どその1年前に、まったく逆の環境での AIRを てませんでした。過ごし始めてぼんやりとした 経験しただけだったので、願ってもないチャン 考えが浮かんできましたが、できごとをノートに スだと思いました。その前には20人のアーティ 書いていくことにしたんです。そして、初めて会 ストと一緒にひとつの美術館で過ごす体験をし うオーナーと同じ場所をシェアしていたので、そ ました。 『HOMESESSION』 は短期間に集中し の経験についての作品を作ってもおもしろいか て作品を作るというプログラムでした。 もしれないと思いました。そのような感じで、実 際のレジデンス経験が最終的な作品のスター 自国との違いについて ト・ポイントとなったんです。これは日記形式で どうしても海外にいると、いつもよりも自分や自 「自分の経験の記録」というスタイルで書いてま 分の作品が注目されます。これはどんな場所に した。 いても一緒だと思いますね。ポルトガルよりも ほかの国の方が、沢山のことが起こっています インスピレーションの源について し。私は小さな国の小さな町からやってきまし 人生、または生活そのもの。これは、決してアー たが、そこのアートの世界はとっても小さい。だ トやアーティスト、本や映画だけに影響されると からこういう感想を抱くのは、あたりまえかもし いうことではなく、それぞれが 持っている自由 れませんね。私の感じた違いというのは、文化 のなかで実体験する、生活そのものなんです。 友達や家族といった関係性そのものが、僕の 提示する疑問の原点になっています。 Homesession I would have the opportunity to work to create an impulse to work about it. So the actual more intimately and in a shorter period of time. residency turned out to be the starting point for AIR の重要性について 作品制作に集中するできることだと思います が、僕の場合は楽しいことだらけで気が散って しょうがありませんでした。きっと集中するこ とから多くのものが得られます。そして、自分 の住んでいる町から遠く離れていれば、そこで 出会う人や場所はすべて大切なんです。 A SPECIFICITY OF THE LOCAL CREATIVE SCENE? the final work – a book, a diaristic approach of this experience. One always has more attention brought to oneself because of the fact of being foreign. I believe that WHAT DRIVES YOU, MIGUEL BONNEVILLE? happens everywhere. I feel that the curiosity and My life, definitely. And this means not only being interest in the work when one's abroad is more influenced by art and artists, books, films - which are evidently pronounced. I also feel that there's always of course part of life – but actually experiencing life, more going on outside of Portugal. I come from a acting in accordance to one's possible freedom. My small town, from a small country, where the art world friends, my family, my relationships, are really what is also small, so I guess it is natural to have this make me pose questions and are the basis for all my feeling. The differences I find are always generic and work. having more to do with cultural issues. And I find that WHY DID YOU CHOOSE HOMESESSION? these differences are important to make one question WHY AIR MATTERS I didn't actually choose the residency at Homesession. oneself about ways of thinking and living which I believe that the most important aspect of a residence I would say it chose me. Jérôme and Olivier were consequently will influence one's work. program is that one can concentrate exclusively on introduced to my work through my brother who was one's work, although for me it can be tricky because living in Barcelona. They invited me to participate in YOUR PROJECT AT HOMESESSION I actually like a feeling of dispersion. But I believe a short-term residency in August 2008. The invitation I hadn't planned anything until I was actually at you benefit from this state of concentration. And, of was very appealing since I had only experienced an Homesession. Once I was there I began having some course, if the residency takes place somewhere else artistic residency the previous year in a complete loose ideas but I started off by writing what was rather than your home town, it's always important to opposite environment – 20 artists sharing the same going on. The fact that I was sharing this place with see new places and new people. Museum space for the period of two months. At it's owners, who I barely knew, was strong enough [email protected] 180 181 ARTIST SOUTH EUROPE SOUTH EUROPE ARTIST Patrick Bérubé パトリック・ベルーベ HOMESESSION art project & artists' residency » Barcelona, Spain L'oeil de poisson » Quebec, Canada Cité Internationale des Arts » Paris, FranceCentre Europ éen d'Actions Artistiques Hangar » Barcelona, Spain Contemporaines » Strasbourg, France 1 2 3 4 N o. 1 N o. 2 N o. 3 N o. 4 "WEAKNESS" - 2007 - Digital photography - 36" X 12" - Photo credit: Patrick Bérubé "THE LARK MIRROR #2" - 2008 - Installation - Presented at Centre d'art Caravanserail and on the ice at White Space Event 3 - Rimouski, Canada - Conditioning sauna, fox shiver, light box, Engine - 8' X 6' X 8' - Photo credits: Patrick Bérubé "B.I.P. ! (Bonbon, Illusion et Perversion)" - 2007 - "in situ" Installation - Presented in the Making Real show - Under the Quebec Scene event, produced by the National Arts Center in Ottawa, Canada - Lamp, jujubes, hologram, candy, wood - 9' X 11' X 8' - Photo Credits: Patrick Bérubé "LATENT DEFECT" - 2006 - Digital Photography - Presented at OEil de poisson gallery - Quebec city, Canada - 36" X 48" - Photo credits: Patrick Bérubé 5 7 PROFILE モントリオールを拠点とし、インスタレーションや 「場所」に介在する作品などを中心に制作してい るアーティスト。写真やナラティブなビデオといっ た手法から、刺激的な文章表現にも精通してい る。2005 年、モントリオールのケベック大学に てビジュアル&メディアアートの修士号を取得。 その後、さまざまな展覧会で作品を発表、なかで も 「ケベック市現代アートビエンナーレ」 (2005) では審査員賞を受賞している。 Patrick Bérubé live and work in Montreal and his practice is mainly in installation and in "insitu" intervention. He use photography and narrative video, and he is familiar with writing evocative and disconcer ting. In 2005, he obtained a master's degree in visual arts at the University of Quebec in Montreal. He presented his work in several exhibitions, to mention only La Bienniale de Québec - Manif d'art 3 (Quebec city, Canada, 2005), where he won the Jur y Prize. w w w. p a t r i c k b e r u b e . c o m [email protected] 184 6 8 9 N o. 5 "THE LARK MIRROR #2" - 2008 - Installation - Presented at Centre d'art Caravanserail and on the ice at White Space Event 3 - Rimouski, Canada - Crow, charred wood, light box, wood - 4' x 4' x 7' N o. 6 "POINT OF OUTSTANDING" - 2005 - Digital photography - Presented at Center of Actuels Arts Skol, Montreal and at Art Gallery of Alberta - Edmonton, Canada - Photo by Patrick Bérubé N o. 7 "BUGS: SOLUTION OF CONTINUITY (detail)" - 2008 - "in situ" Installation - Presented at the gallery of Ceaac - Strasbourg, France - Neon, net, heating, wood - 10' x 24' - Photo by Charles Mathieu Audet N o. 8 "HALF-MEASURE" - 2005 - Installation - Presented at La Bienniale de Québec - Manif d'art 3 - Quebec city and Canal Lachine at Montréal, Canada - Bus, mixted ojects - Photo credits: Ivan binet N o. 9 "MOBILE" - 2006 - Public Intervention - Presented at Musée National des Beaux Arts du Québec - Quebec city and Canal Lachine at Montréal, Canada - Bus, mixted ojects - Photo by Ivan binet INTERVIEW AIR に参加したきっかけ だと思います。 パ リの『C i t é I n t e r n a t i o n a l e d e s A r t s 』 やストラスブルグの 『CE A AC』、バルセロナの AIR でのプロジェクトについて 『Hangar』など沢山の AIR に参加してきまし 『HOMESESSION』にいたときの写真作品は、 た。そうした経 験から、アート関係の人と知 安全性や快適さへの飽くなき追求へ疑問を投 り合うことが簡単ではないと気がつきました。 げかけることがテーマでした。これは、ヨーロッ 『HOMESESSON』は、ネットワークの中心とし パのお店にあるセキュリティのついたドアから て人々を繋いでくれます。望んでいる場所や人 ヒントを得たものです。そうやって常に安全性 たちの所へ、すぐに連れて行ってくれます。そし て、暖かく迎え入れてくれます。 を気にしていることが、恐怖感と弱さの犠牲に なっているという矛盾を表現しようとしました。 自国との違いについて ケベックは若さや革新性がありますが、残念な ことに世界的に重要なアート・マーケットが存在 しません。逆にこのことが地元のアーティスト には利点となっていて、アート・マーケットで認 められていなくても発表できる自由さがあると 私は考えています。だからケベックには海外か らのアーティストの作品を見せたりプロモートし たりするための支援プログラムが、一杯あるん インスピレーションの源について 作品の表現と制作過程において、場所や空間が 自分の作品にはとても重要です。空間のおかげ で制限を超えた表現が可能になり、快適な環境 で制作することから、予想を超えた次元へ作品 が進みます。またそこから新しいインスピレー ションが生まれるのです。AIR での新鮮な経 験や努力によって作品は進化し続け、独立した フォルムを持ちはじめます。私たちが持ってい る弱さや、コントロールできない状態など、さま ざまなシチュエーションにどう対応するのか、 そういったテーマを中心に研究を続けていま す。一見あまり重要ではないようだけど実は緊 張感のあるシチュエーションなど、皮肉な視点 から見た作品作りを試みています。写真や文 章、オブジェなどを複合的に用いた表現を使う ことで、小さなトラブルやアクシデントが生ま れた際の、その不器用な対応や脆弱性に焦点 A SPECIFICITY OF THE LOCAL CREATIVE SCENE? WHAT DRIVES YOU, PATRICK BÉRUBÉ? Quebec is a young creative and innovative nation Space and place are very important in my work, both that has unfortunately not the international visibility it in the process of creation as the work itself. They deserves because the art market is almost inexisant. allow my work to overcome the limitations and the This problem also has its benefits as local artists can usual comforts of the artistic process and helps to afford more experiments without worrying about ways provide an unexpected dimension.Certainly due to to satisfy an art market seems to mix and control the effects and impact of my previous residency and too many artistic practices. Therefore, Quebec offers constraints of their creation. My work evolves and many assistance programs to try to promote and takes the form of objects and components more を当てています。 showcase the work of its artists abroad. independent generally related to an affect. Continuing WHY DID YOU GO AIR? YOUR PROJECTS AT AIR different situations of powerlessness and loss of After several residencies in Quebec, Canada, Inspired by security doors which can be found on the control. My works will continue to look cynically Barcelona (Hangar), Paris (Cité Internationale des front of most shops in Europe. The project that was on various details and situations of tension, which Arts), Strasbourg (CEAAC). I found it very difficult done during the residency is a photographic work may seem insignificant at first light. The idea is to to integrate and meet directly with people of the is questioning our constant search for safety and highlight our fragility and our clumsiness deal with this arts. HomeSession facilitates contacts, as already comfort. Paradoxically, photos attempt to show that kind of small troubles, often innoffensives, but very substantive part of a network. In this way they get you despite all these precautions, we remain vulnerable disturbing, through anecdotes, they are solved by the directly to people and places that match your needs. and victims of our fears and our weaknesses. associations of images and objects. my studies on our responses and our attitudes to Moreover, HomeSession is very warm. 185 RESIDENCE TYPE FUNC 6 1 1M 100 SOUTH EUROPE 2007 SOUTH EUROPE Barcelona « Spain HOMESESSION art projects & artists' residency RESIDENCE Address c/ Poeta Cabanyes 68 bajos, 08004 Barcelona, Spain Web www.homesession.org Email [email protected] Links Collaboration with galleries and curators mainly in Spain, France and the United States. Participation to curatorial and artistic open calls. バルセロナ発、クリエイターのための「家」をめざして As a home for artist i c p r o d u c t i o n a n d a w i n d o w o n t h e i n t e r n a t i o n a l c r e a t i o n 『HOMESESSION』について THE RESIDENCY 共同住宅のなかでアート・イベントをオーガナイズしたいという考えか The initial idea was to organize artistic events in a flat. The homesession residency ら始まりました。そして、アーティストの制作に深く関わるという目的 と、世界の新しいアートに対して開かれた窓を作りたいという目的から was founded in this context as a further involvment in the artistic production and a 『HOMESESSION』は作られました。バルセロナ近郊の元商業施設 started it while moving to a brand new place, which was formerly a commercial way to offer to the local area a window on the international emergent creation. We に拠点を移転した際、レジデンス・プログラムをスタートさせました。 space, in a central neighbourhood of Barcelona. 選考基準・募集について APPLICATION PROCESS & SELECTION CRITERIA 公共 / プライベートと緊密なつながりを持ち、都市へと関わるサイトスペ The artist may work on the relation public/private, on the intimacy, on site specific シフィックなプロジェクトが大切です。インスタレーション、彫刻、写真、 projects, urban intervention, which are the main investigation lines of homesession. ビデオ、パフォーマンスアート、コンセプチュアルアートなどが中心です We work mainly with installations, sculptures, photography, video, performance が、そのほかの提案も可能です。アーティストの滞在期間によりますが、 and conceptual art but we’re open to other proposals. Due to the length of the residency, we usually work with a permanent on-going selection. いつもバタバタと直前まで選考しています。 『HOMESESSION』の特長と魅力 これは共同コミュニティの経験であり、バルセロナの中心部で巨大なロ フトをシェアして活動します。この目的は、日常生活を通して、バルセロ ナのアートシーンとつながりを持つことです。ローカルな文脈への関わ り合いを、このプログラムは提供しています。 CHARACTERISTIC & ATTRACTIVE POINTS It’s an artistic residency as well as a community experience, as the artists share a big loft in the center of Barcelona. The idea is to connect the artists with Barcelona’s art scene as well as the daily life of the city. We really understand the residency as a strong involvment in the local context. KEY ASPECTS OF THE PROGRAM アーティストへのサポートについて 毎月、発 行しているニュースレターを通して交 流しています。 キュ We communicate with our network through a monthly newsletter with a local レ ー タ ー が 承 認 し た 場 合、制 作 費 の 一 部 を負 担 して い ま す。 and international mailing-list, through the web (website, blog) as well as through 1 2 3 242 4 N o. 1 N o. 2 N o. 3 N o. 4 “Jérôme, Olivier et moi” by Miguel Bonneville, August 2008 “homesession” by Mickaël Tramoy, July 2008 “studio public, project illa Robador"”, urban action by Julie Guiches, November 2007 “Minutiae” by Daniel Nevers, June 2009 5 6 7 8 N o. 5 N o. 6 N o. 7 N o. 8 “Porte serie” by Patrick Bérubé, October 2007 Main space of the residency Opening of beatrix Reinhardt's show, August 2009 “Grappe” by Delphine Pouillé, April 2008 『HOMESESSION』のレジデンスが持っているもうひとつのサポート は、地元のアーティストやキュレーターのネットワークを通して、レジデ ンス・アーティストは意見や情報をシェアできることです。レジデンス・ アーティストによっては、滞在の終わりには展覧会をすることもあれば、 出版物をリリースする場合もあります。 social networks (facebook, twitter and myspace). We can share, within reason, AIR の課題について 『HOMESESSION』はプライベートで運営しているので、一番の課題 CHALLENGES production expenses on a common agreement with the artists. One of the main added value of the residency is also to share our local artists and curators network. We usually collaborate with the artists to prepare a presentation at the end of its stay or even a publication. . Our residence is a private project and our principal challenge is the lack of time, は、時間が足りないことです。選定からキュレーション、専門家との関 係、外部資料のない段階からの広報活動など、さまざまな業務をこなさ なくてはいけません。そしてまた、プロジェクトに必要な資金の捻出も問 題です。これはすべての AIR が抱えている大きな問題です。アートセン ターでもギャラリーでもないので、公的な基金が適用されにくいという 特有の問題も抱えています。 as we have to deal with the artists’ selection, curatorial projects, relation with art 滞在アーティスト、プロジェクトについて たとえば、フランスのアーティストのデルフィーヌ・プイエは、ウェアラブ ルなテキスタイルのオブジェを作り、バルセロナの街でパフォーマンス して撮影するという、サイトスペシフィックなプロジェクトを行いました。 また、ダニエル・ヌヴェールは、個人の集合住宅というコンテキストに適 した2つのインスタレーション作品を発表しました。ミカエル・トラモイ の作品 『anthropométries』は、イヴ・サンローランに対する同性愛的な AN INSIDER'S RECOLLECTION & PROJECTS オマージュとして、スタジオ中を黒一色に変身させました。 “anthropométries” for which we transformed the whole space into a black studio. actors, press without any external ressource. The principal problem we’re facing is thus the difficulties to gather fundings for projects, expenses and operating budget, which is I think the main stake for most of the residencies. We are not indeed art centers, neither artists or galleries and most of the public funding programs are usually not adapted to our particularity. We received artists working with different medias, such as video, photography, installation, performances. For example, Delphine Pouillé (France) produced an on-site work in Barcelona: a photography of wearable textile structure as a pretext to an urban performance. We also presented two installations by Daniel Nevers with a specific adaptation to the context of a private flat. We can also mention a videoperformance by Mickaël Tramoy: a queer hommage to the Yves Klein 243
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