『ダイキンフロン点検ツール Dfct』 を配信開始

2015 年 9 月 29 日
フロン排出抑制法対象の業務用エアコンの点検を容易にし、ユーザーや管理者の負担を軽減
『ダイキンフロン点検ツール Dfct』 を配信開始
ダイキン工業株式会社は、2015 年 4 月 1 日に施行された「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に
関する法律」(略称「フロン排出抑制法」)に対応し、業務用空調機器のユーザーや管理者に義務付けられる点
検作業などをサポートするスマートフォン WEB アプリ『ダイキンフロン点検ツール Dfct (D:ダイキン、f:フロン
点検、c:チェック、t:ツール)』を 2015 年 10 月 15 日から無償で配信します。
新たに施行された「フロン排出抑制法」は、これまでフロン類の回収や破壊を対象としていた「フロン回収・破
壊法」の内容に加えて、製造から使用、廃棄までの「ライフサイクル全体にわたる包括的な対策」が求められる
こととなりました。具体的には、フロン類が充填された業務用冷凍空調機器(第一種特定製品)の管理者には、
空調機の異常な運転音や、熱交換器の錆の有無等の項目を確認する「3 ヶ月ごとの簡易定期点検」や、「点
検・修理履歴の保管」、フロン漏えい量が多かった場合の「所管大臣への報告」などが義務付けられており、
対象機器のユーザや管理者の負担軽減が求められています。
本アプリにユーザー登録することで、ユーザや管理者は、当社が管理する 2 万機種以上のデータベースか
ら、使用している空調機の情報を把握し、定められた時期に漏れなく点検することができます。本 WEB アプリ
の配信によって「フロン排出抑制法」への対応に伴うユーザや管理者の作業をサポートし、法令遵守を促すこ
とで、フロンガスから空調機までを製造・販売するメーカーとしてフロンの排出抑制に貢献してまいります。
【ダイキンフロン点検ツール(Dfct)のおもな特長】
1. スマートフォンで撮影するだけで「機器リスト」や「点検・整備記録簿」の作成・保管が可能
2002 年以降に生産された当社製品、約 2 万機種の情報を管理するデータベースから機器情報を読み取
り※1、冷媒の情報等を自動で収集し、機器リストの作成、保管義務のある「点検・整備記録簿」の作成が
可能です。GPS 機能により登録した空調機の設置場所の特定も簡単になります。他社製の空調機につ
いては、機器情報を手入力いただく事で同時に管理できます。
2.
「自動メール通知機能」と「簡易定期点検項目」の表示で定期点検を確実かつ簡単に実施
3 ヶ月ごとの簡易定期点検を管理者にメールで通知します。また、位置情報とあわせて当該機器近辺で
点検項目が表示されるため、確実に定期点検の実施できます。
3.空調設備会社等に作業を委託した場合でも、作業者とユーザの双方で管理が可能
点検作業を設備会社等に委託した場合も、ユーザーの認可のもと、データベース内で機器情報を共有で
き、委託先とユーザの双方がオンラインで点検・修理履歴の管理を行います。
【ダイキンフロン点検ツール(Dfct)の Web サイト】
https://dfct.daikinaircon.com
2015 年 10 月 15 日より開設します。
【ダイキンフロン点検ツール(Dfct)の内容】
Dfct起動し、スマートフォンで銘版を撮影
すると、OCR機能で 機種名を読み取る(※1)
機種名入力後「簡易入力」ボタンを押すと、
機器データが表示され、定期点検要否も表示(※1)
撮影画像のGPS情報から、
機器設置場所の情報を登録
Dfct利用により、機器売却・譲渡時に、売却先への引渡しが
必要な「点検・整備記録簿」の出力も可能です。
3箇月ごとの簡易定期点検も
Dfctでお知らせします
「点検」を押すと、該当製品に必要な点検メニューが表示。
点検結果をチェックすることで、簡易定期点検を実施できます。
※1 店舗オフィス用エアコン、ビル用マルチエアコンが対象
設備用エアコン、ガスヒートポンプエアコン、チリングユニット等、ならびに他社製エアコンは手入力でリスト作成が必要です。
今後のサービスアップデートとあわせ、対応を進める予定です。
●報道機関からのお問い合わせ
ダイキン工業株式会社 コーポレートコミュニケーション室
【本社】
〒530-8323 大阪市北区中崎西二丁目4番12号(梅田センタービル)
TEL:06-6373-4348(ダイヤルイン)
【東京支社】
〒108-0075 東京都港区港南二丁目18番1号(JR品川イーストビル)
TEL:03-6716-0112(ダイヤルイン)