第3号 先日、十数年前の卒業生と会った。 彼女はいまどき珍しく、綿や麻で出来たフワフワとした服を着ていた。 FIFA ワールドカップがブラジルで開催されます。 日本人選手たちの活躍を期待しています。 ブラジルに関する本を紹介します。 FIFA ワールドカップ トロフィーを掲げる図 (FIFA100 周年記念切手) 「あなたは縄文時代にもそんな服を着ていましたね」と私は言った。 「私は自給自足を目指しています。1年前からお肉を食べていません。7月から 長野県に行きます。彼と一緒に自給自足のコミュニティに入るのです」 彼女はゆっくりと未来の在り方を語った。 私は「はあ?」と言おうとしたが、「それは素晴らしい!」と言った。(笑) 今、資本主義は断末魔の叫びをあげている。私は資本主義の手先のような「簿記」 を教えているが、実は資本主義はもうお仕舞いで、「これからの地球は、縄文時 代を理想とした自給自足を目指していく」と、私は友達の宇宙人から聞いている。 この世に偶然はない。彼女に出会ったのも必然で、彼女から自給自足の話を聞い たのも必要であり必然だったとしたら・・・ 『ブラジル W 杯蹴球読本 BRAZIL 2014 WORLD CUP (Sport Graphic Number PLUS) 』 文藝春秋 『ブラジル、住んでみたらこんなところでした! ようこそ!おいしい食と可愛い雑貨の国へ』 岡山裕子 文・写真 清流出版 地球の裏側、ブラジルの魅力を徹底紹介♡ 来年度、簿記部は辞めて「自給自足クラブ」でも作ってみるか。 もちろんスイーツとお肉は厳禁だ。この部活、入っても進路 は保障されないが、生命は保障される!(笑) で、自給自足をすると、自由な時間が増える。雨の日は農 作業ができないし、夜勤もない。そんな時に読む本はこれだ。 『「サバを読む」の「サバ」の正体: NHK 気になることば』 『るるぶ情報板 イグアスの滝 ブラジル アルゼンチン リオデジャネイロ サンパウロ ブエノスアイレス』 JTB パブリッシング NHK アナウンス室編 新潮文庫 上橋菜穂子 国際アンデルセン賞の作家賞受賞! 『花の佳音』 1962 年、東京都生まれ。作家。 川村学園女子大学教授。専攻は文化人類学で、オー ストラリアの先住民アボリジニを研究。 上橋さんの「獣の奏者」や「精霊の守り人」シリーズは、 世界各地で翻訳。JBBYによると、民族や国家の衝突な ど普遍性のあるテーマや、精緻(せいち)な描写が国際的 にも高く評価されているという。 『物語ること、生きること』 上橋菜穂子 講談社 受賞の連絡を受けた上橋さんは「夢を見ている よう。これまでずっと、生まれ落ちた世界で一 生懸命に生きる人々の姿を描こうとしてきた。 子どもから大人まで読んでもらいたいと思っ てきたので、私の物語が海外でも読者の胸に響 いたとしたらとてもうれしい」と話した。 (朝日新聞デジタルより 畑山敦子) 雨宮諒著 メディアワークス文庫 株式会社 KADOKAWA アスキー・メディアワークス 皆さんは人間以外の何かと会話をしたり心を通わせる ことは可能だと思いますか? 何かとは、例えば犬だったり猫だったり、野菜だったり、 はたまたぬいぐるみだったり…。 このようなことを言うと、現代では「厨ニ病だ」なんて 声があるかもしれませんが、でも本当にそんなことが 可能であったら-。 上橋菜穂子の本を展示しています 。 「獣の奏者」などのファンタジーで知られる作家で、 文化人類学者の上橋菜穂子(うえはしなほこ)さん (51)が3月24日、国際アンデルセン賞の作家 賞に選ばれた。日本国際児童図書評議会(JBBY) に同日、連絡が入った。 「児童文学のノーベル賞」と言われるアンデルセン 賞。その作家賞を日本人が受けたのは、1994年 のまど・みちおさん以来、2人目となる。 アンデルセン賞は国際児童図書評議会(IBBY、本 部・スイス)の主催。児童文学に貢献してきた作家の功績 に対し、2年ごとに贈られる。日本人では画家賞を赤羽末 吉さんと安野光雅さんが受賞している。 『獣の奏者 全5巻』 上橋菜穂子 講談社 図書委員のいちおし図書(3年3組) ちょっぴりワクワクしませんか? 私は素敵だなと思います。 『花の佳音』ではそんなことを可能にした男性が主人公になっています。 私たちの身近にあるものが非現実的なものとして存在し、けれど実在し ていてどこか安心感を得られる心温まるストーリーがそこには綴られて います。 花は何を囁き、主人公は私たちに何を伝えてくれるのでしょうか? どうか皆さんも、花に耳を近づけてみてください。 『注文の多い料理店』 宮沢賢治著 集英社文庫 人間が猫に料理してもらい食べるという話で、小学生でも楽しめる本 になっています。
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