第8号(平成19年12月17日)

人 と 環境にやさしい
環境 にやさしい農法
にやさしい 農法を
農法 を 推進しよう
推進 しよう!
しよう !
有機・
有機 ・ 特栽 で 農産物 の ブランド 化 を !
ふくしま オーガニックだより
オーガニック
オーガニックだより
だより
オーガニックだより
( 全県版)
全県版 )
№19-8
平成19年12月17日
有機農産物マーク
農業総合センター有機農業推進室
http://www4.pref.fukushima..jp/nougyou-centre/
特別栽培農産物マーク
TEL ( 024) 958-1719
<有機・特別栽培紹介>
ゆい(
ゆい ( 結 ) を 通 して 有機農業に
有機農業 に 取 り 組 む
山都町
さくらの結
さくらの 結
代表 小川
光氏
喜多方市山都町在住の小川光氏は、知る人ぞ知る、独自
の有機農法と独特の「結」組織によって、有機農業と若者
の就農を促す活動に奮闘されています 。97 年から今年まで 、
計 40 名もの若者を山都町に導き、農業を実体験させる取り
組みを行っています。その結果、そのまま町内に定住した
り、さらには地元の農家に嫁ぐ若い女性も生まれ、年々地
域とのつながりを深める効果がでてきました。
「さくらの結」は、小川氏が所有するハウスや資材を新
規参入者に無償で提供して、作物を栽培し収入を得てもら
います。その代わりに、労働力をみんなで提供しあう仕組
みに なっています 。「さくらの結」のいわれは、有機農業に
さくらの結の皆さんと小川氏(右側)
使用する堆肥を桜の落ち葉で造ることにちなんでいるそう
です。今年は4名の若者が中玉トマト、メロン、インゲンなどを実際に栽培して生協やスーパー等へ
販売しています。小川氏は、若い新規参入者ががこうした形で農業を体験することで、農業や地域へ
の愛着を格段に深める効果があるとおっしゃいます。若い新規参入者が農業(有機農業)を通じて地
域に定住することはすばらしいことで、今後も小川氏の活動は注目されます。
「 第 2 回有機農業技術セミナー
回有機農業技術 セミナー」
セミナー 」 が 農業総合センター
農業総合 センターで
センター で 開催される
開催 される
12月7日に関係機関、農業者、酒造メーカー等、約20
0名が参加して開催されました。今回は独立行政法人農業環
境技術研究所からアレロパシー研究の第一人者である藤井義
晴 博士 をお招 きし て 、「 アレロ パシー 活性の ある 作物を 利用
した有機農業技術」と題した基調講演を頂きました。アレロ
パシーとは植物から分泌される天然化学物質が、植物、動物
相互間に、生育を阻害あるいは促進させる作用を言います。
有機農業分野においても、水稲栽培におけるヘアリーベッチ
の利用の事例など、非常に興味ある研究成果や事例が数多く
紹介されました。
藤井先生による基調講演の様子
さ らにセンター職 員の研究発表も行 なわれ、午前中は「水
稲有機栽培における雑草の生態および防除と害虫の侵入阻止技術」として水田雑草に関する2題とイ
ネミズゾウムシ関連が1題、計3題が発表されました。さらに午後は「個別の有機栽培技術」として
会津農林事務所農業普及部職員が下郷町で実施したミニトマトの実証事例を報告し、またセンター職
員がぼかし肥料の利用について発表しました。
<基調講演の要旨>
主にヘアリーベッチの抑草効果に注目して、果樹を含めた多くの作目での抑草事例が紹介されまし
た。抑草効果はヘアリーベッチに含まれるシアナミドに起因されるとし、果樹では棚物(ナシ、キュ
-1-
ーイフルーツ等)の下草管理に、またスイカ、カボチャ、サツマイモ、スイートコーンなどの畑作の
除草に使用され高い効果があることが示されました。
ヘア リーベッチの簡 単な畑作地での使 い方は①秋(9-10月)に3~5 Kg/10a 、 ばら播きする。
②翌年、春から初夏に自然と枯れて敷きわら状になって抑草効果を示す。一方、水稲では①秋に播種
(同量)して②春、移植前に入水して不耕起で成苗を移植する(雑草の発生をほぼ完全に抑える )。
この方法だと専用の移植機が必要になるため、入水前に 30cm ぐらいになった草をすき込む方法もあ
ります 。この場合は抑草効果は前者に比べかなり劣るとしています 。この他 、はっしょうまめ 、ソバ 、
ヒガンバナ等のアレロパシー効果の高い植物について、概して根の長さに比例して抑草範囲が決まる
との解説がありました。
有機栽培等「
有機栽培等 「 技術」
技術 」 実証ほの
実証 ほの 進捗状況11
進捗状況 11月分
11 月分
県内有機栽培実証ほの栽培進捗状況の概要は以下のとおりです。
水稲・
水稲 ・ ソバ : 各地方の有機実証ほにおける収量は、浜地方で慣行の 70~84 %、中通りでは 70~78 %
で、会津は 76~96 %で全地方とも有機栽培としてはまずまずの収量でした。紙マルチを導入したこと
によって抑草に成功し、収量が格段に増加した圃場もありました。現在、品質についても分析結果が
まとまりつつありますが、会津では慣行よりも高い品質であったことが分かりました。
ソバの収量は 111kg/10a と昨年の 20% 以上の増収となりました。また、品質も折から磐梯町で行わ
れたソバ博覧会での評価も非常に良かったそうです。
園芸作物 : 浜通りの双葉町のホウレンソウは、第5作目の播種がおこなわれたところで、発芽は良
好となっています。いわき市のネギは最後の土寄せが行われ、収穫を待つところです。二本松市の大
玉、中玉トマトの収量はそれぞれ 5t 前後の収量で、地域の慣行に比べて 70~86% となりました。郡山
市のニンジンは現在収穫が行われており、生産者の話によれば栽培上の問題も無く、有機栽培には非
常に向く作物であることを強く実感されたということです。白河市のブロッコリーは現在、収穫中で
すが、昨年よりも収穫時期が早まった上、収量も増加しています。
お知らせ
< 第 2 回 中通り
中通 り 方部有機栽培等推進研修会開催 >
開催時期:1月10日(木)13時から
開催場所:福島県農業総合センター多目的ホール
内容:基調講演 金子美登氏 「食・エネルギー自給循環型の町づくり」
中通り方部の有機栽培等実証ほ推進経過報告(水稲・野菜の有機栽培の今年度の報告)
情報交換会(生産者、消費者自由参加型の交流会です)
< 福島県内の
福島県内 の JAS 有機農産物生産者、
有機農産物生産者 、 生産物紹介を
生産物紹介 を センターホームページで
センターホームページ で 公開予定 >
当センターホームページ上に詳細な生産者・生産物紹介を行って、消費者、販売業者の利便を図
りたいと考えています。つきましては、対象者への掲載内容の意向調査を実施したいと思います。
近々、 JAS 有機農産物生産者の皆さんへご連絡しますのでよろしくお願い致します。なお、この件
について、問い合わせは有機農業推進室( TEL024-958-1719 )までお願いします。
県認定機関からのお
県認定機関 からのお知
からのお 知 らせ
<第3回
有機農産物認定業務講習会 の 開催>
開催 >
本年度3回目の有機認定申請に関わる研修会を開催します。JAS法、有機農産物の日本農林
規格、福島県の有機認定制度、有機認定申請書の記載方法などが説明されます。
・開催日 平成20年2月6日・開催場所 県農業総合センター多目的ホール
・講習会への参加希望者は、農業総合センター安全指導・有機認証グループに申し込み願い
ます 。(電話 024-958-1708 、 FAX 024-958-1727 )
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