「魅力店舗誘致事業」に向けた調査・分析事業 報告書

中心市街地魅力発掘・創造支援事業
旧街道周辺商店街における
「魅力店舗誘致事業」に向けた調査・分析事業
報告書
平 成 25 年 12 月
草津まちづくり株式会社
旧 街 道 周 辺 商 店 街 における「魅 力 店 舗 誘 致 事 業 」に向 けた調 査 ・分 析 事 業
■事 業 目 的
空 き店 舗 等 の状 況 把 握 及 び消 費 者 ニーズ等 を捉 え、求 められる機 能 を反 映 した魅 力 店 舗 の
誘 致 事 業 を効 果 的 に実 施 することにつなげます。またそのことにより、賑 わいや回 遊 性 の創 出 を
図 り、今 後 中 心 市 街 地 活 性 化 事 業 により創 出 される活 性 化 拠 点 をつなぐ役 割 を果 たすことをめ
ざします。
■事 業 実 施 場 所
旧街道周辺商店街
■次 第
1.ニーズ調 査
(1)地 域 住 民 が求 める商 業 機 能 に関 するアンケート調 査
1
(2)地 域 住 民 によるグループヒアリング調 査
37
(3)空 き家 ・空 き店 舗 ・空 きスペース所 有 者 個 別 ヒアリング調 査
43
(4)地 域 住 民 のニーズのまとめ・方 向 性 について
57
2.マーケティング調 査
(1)草 津 市 の人 口
69
(2)周 辺 地 域 の人 口 等
73
(3)商 業 の状 況
76
(4)交 通 の状 況
84
(5)来 街 者 の状 況
88
(6)マーケティング調 査 のまとめ
90
3.機 能 状 況 調 査
(1)周 辺 既 存 施 設 等 の現 況 分 析
92
(2)不 足 業 種 やニーズ等 の分 析
104
(3)既 存 施 設 と新 規 施 設 による回 遊 性 等 相 乗 効 果 等 の分 析
112
(4)調 査 、分 析 等 の共 有 、「魅 力 店 舗 誘 致 事 業 」への方 向 性 の確 認
114
(5)機 能 状 況 調 査 のまとめ
122
4.まとめ
(1)中 心 市 街 地 における商 業 活 動 上 の課 題
125
(2)ニーズ調 査 、不 足 業 種 に関 する考 察
126
(3)今 後 の魅 力 店 舗 誘 致 に向 けた方 向 性
127
1.ニーズ調査
(1)地 域 住 民 が求 める商 業 機 能 に関 するアンケート調 査
①調 査 の目 的
草 津 市 中 心 市 街 地 には、過 去 20 数 年 の間 に、大 量 の民 間 分 譲 マンションが供 給 され、約 1
万 人 が居 住 しているが、その 居 住 者 ニ ーズに 地 域 商 業 が 必 ずしも 対 応 していない面 が あり、 今
後 の活 性 化 にとって、まず直 近 の市 民 の支 持 が得 られることが不 可 欠 と考 えられてきました。
また、市 外 からの来 住 者 が多 いことから、広 域 集 客 をめざす上 で、マンション居 住 者 のライフス
タ イルや消 費 行 動 は、 これからの 草 津 市 中 心 市 街 地 の商 業 活 動 を リ ードする位 置 にあ るも のと
想 定 できます。
そこで、中 心 市 街 地 エリア内 の人 口 を多 く占 める、子 育 て世 代 を含 む多 世 代 の典 型 ケースと
して、マンション居 住 者 を対 象 としたアンケート調 査 により、中 心 市 街 地 での消 費 行 動 の状 況 及
び求 める機 能 等 の把 握 、分 析 を行 いました。
②調 査 対 象 ・調 査 方 法
草 津 市 中 心 市 街 地 エリアにあるマンション 23 棟 、3,256 戸 を対 象 に、原 則 として事 前 に管 理 組
合 を通 じて協 力 依 頼 を行 い、承 諾 が得 られたマンションにポスティング。アンケート票 に回 答 記 入
後 、同 封 の返 信 用 封 筒 にて、草 津 まちづくり㈱に返 信 。
③主 な調 査 項 目
1.日 常 の買 い物 の場 所 、業 種 、重 視 する点
2.中 心 市 街 地 の商 店 街 の利 用 状 況
3.中 心 市 街 地 に求 める機 能
4.回 答 者 の属 性
5.活 性 化 まちづくりへの取 り組 み、参 加 の可 能 性
④配 布 時 期 ・配 布 数
平 成 25 年 9月 17 日 ~20 日 23 棟 3,256 戸
⑤返 信 締 切
平 成 25 年 10 月 15 日 までの投 函 有 効
⑥回 収 数 ・回 収 率
対 象 3,256 通 に対 して 858 通 を回 収 、回 収 率 26.4%
⑦アンケート結 果 (詳 細 参 照 )
1
■アンケート配 布 マンションリスト (ワンルーム、20 戸 以 下 は除 く。築 年 数 が新 しいものから選 択 )
草
津
地
区
草
津
駅
東
地
区
草
津
駅
西
地
区
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
マンション名
コスモ草津
コスモ草津弐番館
プリマヴィラ本陣
草津ロイヤルプラザ
ラフィーネ千代田
草津パークホームズ
リーデンスタワー草津Tower111
伽羅コート草津壱番館
草津ロジュマン
アウルコート大路
プレサンスロジェ草津
伽羅ガーデンスクエア
サーパス草津大路
ファインフラッツ草津
ザ・草津タワー
ローレルコート草津
ロイヤルアーク草津
シャルマンコーポ草津-Ⅰ
クサツウエストロイヤルタワー
ユニハイム草津フレッシア
ファミールハイツ草津
ロンラヴィーヌ
グランブルー草津
住所
草津2丁目5-12
草津2丁目2-15
草津2丁目11-29
草津2丁目14-14
草津3丁目10-41
草津4丁目3-26
大路1丁目7-1
大路1丁目14-1
大路1丁目1-1
大路1丁目8-24
大路2丁目1-7
大路2丁目1-27
大路2丁目9-20
大路2丁目9-40
渋川1丁目2-26
渋川1丁目1-30
若竹町1-38
西大路15-5
西大路4-32
西大路5-10
西大路10-10
西大路2-33
西渋川1丁目2-11
■アンケート配 布 マンション所 在 マップ
2
完成年月
築年数 配布戸数
平成4年6月
21
61
平成11年8月
14
87
平成22年3月
3
69
昭和60年3月
29
29
平成23年8月
2
20
平成6年8月
19
53
平成16年11月
9
262
平成15年3月
10
77
平成元年3月
25
167
平成14年8月
11
29
平成24年6月
1
236
平成19年1月
6
279
平成16年2月
9
102
平成25年4月
0
41
平成21年8月
4
314
平成9年9月
16
257
平成12年8月
13
63
昭和51年3月
37
362
平成4年5月
21
134
平成11年7月
14
87
平成8年7月
17
439
平成10年10月
15
27
平成13年3月
12
61
合計(対象23棟)
3,256
■アンケート依 頼 文
3
4
■アンケート票
5
6
7
⑦アンケート調 査 結 果
問 1.草 津 市 周 辺 で日 用 品 や食 料 品 の買 い物 でよく利 用 するお店 について
日 頃 の買 い物 は、居 住 地 に近 い駅 周 辺 の百 貨 店 、大 規 模 小 売 店 舗 の利 用 が高 い
日 頃 の 買 い物 でよ く利 用 する 場 所 に ついて は、 平 和 堂 や近 鉄 百 貨 店 、 エル ティなどの「 駅 東
口 周 辺 の大 規 模 小 売 店 舗 」が 92.7%と最 も高 く、次 いでエイスクエアなどの「駅 西 口 周 辺 の大
規 模 小 売 店 舗 」が 75.5%となっており、多 機 能 を有 する施 設 が便 利 さなどから上 位 となっていま
す。その一 方 で、イオンモール草 津 など郊 外 の大 規 模 小 売 店 舗 は比 較 的 低 いことから、日 常 の
買 い物 については居 住 地 から近 い場 所 が選 ばれていることが伺 えます。また、駅 周 辺 や旧 街 道
沿 いの商 店 街 ・小 売 店 舗 の利 用 は 17.7%と低 い割 合 になっています。
年 代 別 においても、どの世 代 も駅 東 口 、西 口 周 辺 の大 規 模 小 売 店 舗 の利 用 が高 くなっていま
す。また、草 津 駅 周 辺 や旧 街 道 沿 いの商 店 街 等 の利 用 を見 ると、70 代 が比 較 的 利 用 率 が高 い
ものの、その他 の年 代 では低 くなっています。
(数 字 は%)
92.7
1. 草津駅の東口周辺大規模小売店舗 ( 平和堂、 近鉄、 エルティ等 )
75.5
2. 草津駅の西口周辺大規模小売店舗 ( エイスクエア等 )
17.7
3. 草津駅周辺や旧街道沿いの商店街 ・ 小売店舗
1.9
4. 南草津駅周辺の大規模小売店舗 ( 西友、 フレンドマート、 フェリエ等 )
16.1
16.0
16.9
16.6
5. 郊外の大規模小売店舗 (イオンモール草津等)
6. 上記以外のスーパーマーケット
7. コンビニエンスストア
8. 生協などの宅配サービス
9. インターネットなどの通販
6.5
2.6
0.2
10. その他
11. 無回答
自由記入欄
・ハズイ食 料 品 店 (7)
・ダイソー上 笠 店
・南 草 津 駅 前 のドラッグストア
・ドラッグストア(2)
・ドンキホーテ(2)
・ニトリ
・フレンドマート、アヤハディオ
・職 場 近 くの平 和 堂
・勤 務 先 近 くの百 貨 店 ・京 都 、大 阪 のデパート
・京 都 伊 勢 丹
・大 津 、栗 東 スーパーマーケット
・滋 賀 には洒 落 た店 がないので東 京 から通 販 している
8
■世 代 別
20代
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
70.0
80.0
草津駅の東口周辺大規模小売店舗(平和堂草津店、近鉄百貨店、エルティ932など)
90.0
100.0
80.0 草津駅の西口周辺大規模小売店舗(エイスクエアなど)
75.0 草津駅周辺や旧街道沿いの商店街・小売店舗
0.0 南草津駅周辺の大規模小売店舗(西友、フレンドマート南草津店、フェリエ南草津など)
5.0 郊外の大規模小売店舗(イオンモール草津など)
40.0 上記以外のスーパーマーケット
20.0 コンビニエンスストア
25.0 生協などの宅配サービス
5.0 インターネットなどの通販
10.0 その他
0.0 30~40代
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
70.0
80.0
草津駅の東口周辺大規模小売店舗(平和堂草津店、近鉄百貨店、エルティ932など)
90.0
100.0
91.1 草津駅の西口周辺大規模小売店舗(エイスクエアなど)
73.9 草津駅周辺や旧街道沿いの商店街・小売店舗
12.5 南草津駅周辺の大規模小売店舗(西友、フレンドマート南草津店、フェリエ南草津など)
2.3 郊外の大規模小売店舗(イオンモール草津など)
19.5 上記以外のスーパーマーケット
20.7 コンビニエンスストア
15.7 生協などの宅配サービス
22.5 インターネットなどの通販
6.8 その他
3.0 9
50~60代
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
70.0
80.0
90.0
草津駅の東口周辺大規模小売店舗(平和堂草津店、近鉄百貨店、エルティ932など)
100.0
94.0 草津駅の西口周辺大規模小売店舗(エイスクエアなど)
80.7 草津駅周辺や旧街道沿いの商店街・小売店舗
22.1 南草津駅周辺の大規模小売店舗(西友、フレンドマート南草津店、フェリエ南草津など)
1.8 郊外の大規模小売店舗(イオンモール草津など)
12.6 上記以外のスーパーマーケット
12.6 コンビニエンスストア
18.9 生協などの宅配サービス
8.8 インターネットなどの通販
5.6 その他
2.1 70代以上
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
70.0
草津駅の東口周辺大規模小売店舗(平和堂草津店、近鉄百貨店、エルティ932など)
69.1 草津駅周辺や旧街道沿いの商店街・小売店舗
30.0 0.0 郊外の大規模小売店舗(イオンモール草津など)
7.3 上記以外のスーパーマーケット
5.5 コンビニエンスストア
15.5 生協などの宅配サービス
15.5 インターネットなどの通販
その他
90.0
100.0
98.2 草津駅の西口周辺大規模小売店舗(エイスクエアなど)
南草津駅周辺の大規模小売店舗(西友、フレンドマート南草津店、フェリエ南草津など)
80.0
7.3 2.7 10
問 2.草 津 市 周 辺 でよく利 用 される業 種 について
居 住 地 近 くでの利 用 は、食 料 品 店 や家 庭 用 品 店
草 津 市 周 辺 でよく利 用 する業 種 については、食 料 品 店 が 97.3%で最 も高 く、次 いで家 庭 用 品
店 62.4%となっており、毎 日 の生 活 に必 要 なものについては居 住 地 近 くでの消 費 行 動 が見 られ
ます。一 方 で、身 のまわり品 店 や飲 食 店 などは約 30%にとどまっており、衣 料 品 や文 化 用 品 で
はさらに低 い割 合 となっています。
年 代 別 で見 ても全 体 の傾 向 とほぼ同 じですが、衣 料 品 店 や文 化 用 品 などは若 い世 代 では利
用 が 低 く、 年 代 が 上 が るにつれて利 用 率 が 上 がってきており、 居 住 地 近 くでの消 費 行 動 が見 ら
れます。また、70 代 以 上 では医 療 機 関 の利 用 率 も高 くなっています。
97.3
1. 食料品店
32.9
2. 身のまわり品店
18.9
3. 衣料品店
4. 文化用品店
6.2
62.4
5. 家庭用品店
34.0
32.5
6. 飲食店
7. 医療機関
8. 文化教養施設
9. ほとんど利用しない
10. その他
11. 無回答
2.4
0.2
1.3
0.2
自由記入欄
・ドラッグストア(3)
・スポーツジム
・文 房 具 ・100 円 均 一
・理 髪 店
・基 本 的 に全 部 草 津 を利 用
・食 料 品 のみ近 鉄 百 貨 店
・スーパー
・大 型 店 では飲 食 店 も日 用 品 もありすべて揃 う
11
20代
■世 代 別
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
70.0
80.0
90.0
食料品店
100.0
95.0 身のまわり品店
35.0 衣料品店
15.0 文化用品店
0.0 家庭用品店
65.0 飲食店
45.0 医療機関
20.0 文化教養施設
0.0 ほとんど利用しない
0.0 その他
0.0 30~40代
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
70.0
80.0
90.0
食料品店
100.0
97.7 身のまわり品店
30.2 衣料品店
12.7 文化用品店
5.7 家庭用品店
64.5 飲食店
39.1 医療機関
28.6 文化教養施設
2.5 ほとんど利用しない
0.0 その他
1.8 50~60代
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
70.0
80.0
90.0
食料品店
100.0
97.2 身のまわり品店
34.4 衣料品店
26.3 文化用品店
6.0 家庭用品店
60.7 飲食店
29.5 医療機関
33.3 文化教養施設
2.5 ほとんど利用しない
0.7 その他
1.1 70代以上
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
食料品店
38.2 衣料品店
24.5 文化用品店
10.0 家庭用品店
57.3 飲食店
23.6 医療機関
49.1 2.7 ほとんど利用しない
0.0 その他
0.0 12
80.0
90.0
100.0
97.3 身のまわり品店
文化教養施設
70.0
問 3.草 津 市 周 辺 で買 い物 をする上 でもっとも重 視 することについて
重 視 するのは自 宅 から近 いこと
買 い物 に重 視 することについては、「自 宅 から近 い」が 86.6%で、次 いで「品 揃 えがよい」66%、
「価 格 が安 い」57.9%となっています。また、「遅 くまで営 業 している」「お店 を信 頼 できる」なども約
25 ~ 27 % 挙 げ ら れ て お り 、 利 用 の し や す さ や 商 品 に 対 す る 信 頼 な ど を 求 め て い る こ と が 伺 え ま
す。
年 代 別 では、30 代 以 上 が「自 宅 から近 い」ことを最 も重 視 しており、子 育 て世 代 や高 齢 者 など
移 動 などの利 便 性 を考 えていることが分 かります。また、働 く世 代 では「遅 くまで営 業 している」こ
とも重 視 しており、70 代 以 上 では「配 達 サービスがある」ことも重 視 する傾 向 にあります。
57.9
66.0
1. 価格が安い
2. 品揃えがよい
86.6
3. 自宅から近い
13.6
4. 通勤の途中でお店がある
27.0
5. 遅くまで営業している
6. 配達サービスがある
4.3
25.5
7. お店を信頼できる
8. 古くからの顔なじみである
2.6
16.4
9. 自家用車で利用しやすい
10. その他
11. 無回答
3.3
0.2
自由記入欄
・品 質 の良 い商 品 、新 鮮 で安 心 ・安 全 な生 鮮 食 品 (8)
・清 潔 にしていて、安 心 ・安 全 な商 品 を提 供 している
・従 業 員 の接 客 、対 応 、言 葉 遣 いが良 い(3)
・お店 の人 とのぬくもりある会 話 (2)
・価 格 の妥 当 性
・早 朝 からや休 日 も営 業 している(4)
・ベビーカーや子 ども連 れで利 用 しやすい(4)
・自 転 車 や徒 歩 で行 ける(3)
・地 元 経 済 に貢 献 すること・ポイントが付 く
・ブランド品 がある
・ほとんどその店 でほしい物 が揃 う
・クレジットカードが使 える
・駐 車 場 がある
13
20代
■世 代 別
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
70.0
価格が安い
80.0
90.0 100.0
80.0 品揃えがよい
65.0 自宅から近い
75.0 通勤の途中でお店がある
15.0 遅くまで営業している
45.0 配達サービスがある
0.0 お店を信頼できる
15.0 古くからの顔なじみである
0.0 自家用車で利用しやすい
10.0 その他
0.0 30~40代
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
価格が安い
70.0
80.0
90.0 100.0
61.6 品揃えがよい
66.4 自宅から近い
84.3 通勤の途中でお店がある
19.3 遅くまで営業している
30.0 配達サービスがある
1.6 お店を信頼できる
23.9 古くからの顔なじみである
1.4 自家用車で利用しやすい
19.1 その他
4.1 50~60代
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
価格が安い
60.0
70.0
80.0
90.0 100.0
53.7 品揃えがよい
67.4 自宅から近い
89.8 通勤の途中でお店がある
10.2 遅くまで営業している
23.9 配達サービスがある
4.9 お店を信頼できる
25.6 古くからの顔なじみである
3.5 自家用車で利用しやすい
15.1 その他
2.8 70代以上
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
価格が安い
0.0 20.9 配達サービスがある
14.5 お店を信頼できる
33.6 5.5 自家用車で利用しやすい
14
80.0
90.0 100.0
90.0 遅くまで営業している
その他
70.0
61.8 自宅から近い
古くからの顔なじみである
60.0
50.0 品揃えがよい
通勤の途中でお店がある
50.0
10.9 1.8 問 4.大 型 店 、百 貨 店 、スーパーマーケット等 を除 く中 心 市 街 地 の商 店 街 のお店 の利 用 頻 度
中 心 市 街 地 の商 店 街 の利 用 は少 ない
「ほとんど利 用 しない」が 26.5%であり、毎 日 の生 活 に必 要 なものを中 心 市 街 地 の商 店 街 で購
入 するという暮 らし方 をしている人 は少 ないことが伺 えます。その一 方 で、「ほぼ毎 日 」 から「月 1
回 程 度 」まで合 わせると全 体 の約 60%程 度 となることから、中 心 市 街 地 市 街 地 の商 店 街 を訪 れ
る機 会 は、頻 度 は少 ないものの定 期 的 にあると考 えられます。
問 1 の 回 答 と 合 わせ て読 み 取 る と、 エリ ア内 居 住 者 の 消 費 行 動 は、 草 津 駅 周 辺 ( 東 口 、 西 口
含 む)の大 型 店 への依 存 度 がきわめて高 く、せっかく大 型 店 と商 店 街 が近 接 して立 地 しながら、
良 い共 存 関 係 が構 築 されていない実 態 が浮 かび上 がります。
ほぼ毎日
週2~3回
2~3ヶ月に1回
週 1 回程度
月2~3回
年に2~3回
月1回程度
9.0
15.3
11.2
13.6
13.4
自由記入欄
・ハズイ(2)
15
無回答
ほとんど利用しない
6.2 3.8
26.5
1.0
問 5.中 心 市 街 地 のお店 で購 入 される品 目 ごとの購 入 頻 度 について
食 料 品 の購 入 頻 度 が高 い。外 食 の頻 度 も比 較 的 高 く需 要 がある
物 販 については、食 料 品 の購 入 の比 率 がきわめて高 く、週 1回 以 上 の利 用 で 67.4%となって
おり、月 1回 以 上 では 77.8%となっていますが、その他 の品 目 については、ほとんど購 入 機 会 が
少 なく、 衣 料 品 や文 化 用 品 では「あまり購 入 しない」が半 数 を 超 えています。一 方 で、 外 食 につ
いては 62.1%が月 1回 以 上 利 用 しており、比 較 的 需 要 があることが伺 えます。
〈食 料 品 〉
週1回
毎日
週2~3回
26.7
31.5
月2~3回
月1回
無回答
あまり購入しない
9.2
5.2 5.2
17.9
4.2
〈身 のまわり品 〉
毎日
週2~3回
週1回
月2~3回
3.8
0.1
〈衣 料 品 〉
8.6
週2~3回
週1回
月2~3回
2.0 8.3
19.1
月1回
あまり購入しない
19.3
月1回
39.9
あまり購入しない
25.5
54.2
0.2
16
無回答
9.1
無回答
9.8
〈文 化 用 品 〉
週2~3回
週1回
月2~3回
2.0 8.0
0.7
月1回
あまり購入しない
25.4
53.4
無回答
10.5
〈家 庭 用 品 〉
毎日
週2~3回
週1回
月2~3回
3.4 6.5
18.2
月1回
あまり購入しない
25.1
38.3
無回答
8.3
0.2
〈外 食 〉
毎日
週2~3回
週1回
月2~3回
4.1
8.7
月1回
21.4
27.7
0.2
17
あまりしない
無回答
30.9
6.9
問 6.中 心 市 街 地 のまちなかにおいて、ロードサイド型 の店 舗 とは違 う楽 しさや便 利 さを高 める
ために求 めるお店 について
中 心 市 街 地 の魅 力 化 に望 むのは「まちなみを彩 るお店 」
郊 外 型 、ロードサイド型 の店 舗 と差 別 化 して中 心 市 街 地 の魅 力 を高 めるために求 められる機 能
は、「まちなみを彩 るお店 」が 68.1%と高 くなっています。次 いで「文 化 ・芸 術 に触 れることができ
るお店 」「ライフスタイルを豊 かにするお店 」「多 世 代 が憩 い、集 えるようなところ」が挙 げられていま
す。
年 代 別 で見 ても全 体 の傾 向 とほぼ同 じであり、どの世 代 も商 品 や空 間 を含 め、高 感 度 でライフ
スタイルを豊 かにするお店 を求 めていることが分 かります。
27.5
28.4
1. オーガニックな食料品店、 健康や美容関連ショップ等生活の質向上を提案するお店
2. 生活雑貨、 手づくり小物、 クラフト ・ 工房などのより豊かな生活を提案するお店
19.2
3. 衣料品や装飾品、 メガネ、 時計などこだわりの商品が集められたセレクトショップ
27.5
4. 専門的な書籍、CD・DVDのショップなど教養 ・ 文化に親しむお店
68.1
5. カフェ、 ダイニング、 レストラン、 手づくりケーキ店、 ベーカリーなどでまちなみを彩るお店
21.1
6. カルチュア、 フィットネス、 エステ、 ガーデニングなど余暇を豊かに過ごす提案をするお店
38.8
34.1
32.1
7. ミニシアター、 ライブハウス、 ギャラリーなどの文化 ・ 芸術に触れることができるお店
8. 地元の新鮮な食材を味わえたり夜の時間を楽しめるバーなど、 ライフスタイルを豊かにするお店
9. 子育てや高齢者など、 多世代が憩い、 集えるようなところ
10.1
10. その他
3.8
11. 無回答
■世 代 別
20代
0.0
10.0
20.0
30.0
オーガニックな食料品店、健康や美容関連ショップなど生活の質向上を提案するお店
25.0 生活雑貨、手づくり小物、クラフト・工房などのより豊かな生活を提案するお店
25.0 衣料品や装飾品、メガネ、時計などこだわりの商品が集められたセレクトショップ
専門的な書籍、CD・DVDのショップなど教養・文化に親しむお店
40.0
50.0
80.0
90.0
5.0 85.0 カルチュア、フィットネス、エステ、ガーデニングなど余暇を豊かに過ごす提案をするお店
40.0 ミニシアター、ライブハウス、ギャラリーなどの文化・芸術にふれることができるお店
25.0 地元の新鮮な食材を味わえたり夜の時間を楽しめるバーなど、ライフスタイルを豊かにするお店
45.0 子育てや高齢者など、多世代が憩い、集えるようなところ
18
70.0
10.0 カフェ、ダイニング、レストラン、手づくりケーキ店、ベーカリーなどでまちなみを彩るお店
その他
60.0
35.0 5.0 30~40代
0.0
10.0
20.0
30.0
オーガニックな食料品店、健康や美容関連ショップなど生活の質向上を提案するお店
40.0
50.0
60.0
70.0
80.0
90.0
26.8 生活雑貨、手づくり小物、クラフト・工房などのより豊かな生活を提案するお店
26.1 衣料品や装飾品、メガネ、時計などこだわりの商品が集められたセレクトショップ
19.3 専門的な書籍、CD・DVDのショップなど教養・文化に親しむお店
29.5 カフェ、ダイニング、レストラン、手づくりケーキ店、ベーカリーなどでまちなみを彩るお店
76.8 カルチュア、フィットネス、エステ、ガーデニングなど余暇を豊かに過ごす提案をするお店
22.5 ミニシアター、ライブハウス、ギャラリーなどの文化・芸術にふれることができるお店
36.4 地元の新鮮な食材を味わえたり夜の時間を楽しめるバーなど、ライフスタイルを豊かにするお店
38.4 子育てや高齢者など、多世代が憩い、集えるようなところ
32.3 その他
13.2 50~60代
0.0
10.0
20.0
30.0
オーガニックな食料品店、健康や美容関連ショップなど生活の質向上を提案するお店
40.0
50.0
60.0
70.0
80.0
90.0
80.0
90.0
25.6 生活雑貨、手づくり小物、クラフト・工房などのより豊かな生活を提案するお店
33.3 衣料品や装飾品、メガネ、時計などこだわりの商品が集められたセレクトショップ
19.6 専門的な書籍、CD・DVDのショップなど教養・文化に親しむお店
28.4 カフェ、ダイニング、レストラン、手づくりケーキ店、ベーカリーなどでまちなみを彩るお店
63.5 カルチュア、フィットネス、エステ、ガーデニングなど余暇を豊かに過ごす提案をするお店
20.0 ミニシアター、ライブハウス、ギャラリーなどの文化・芸術にふれることができるお店
44.2 地元の新鮮な食材を味わえたり夜の時間を楽しめるバーなど、ライフスタイルを豊かにするお店
32.6 子育てや高齢者など、多世代が憩い、集えるようなところ
28.4 その他
7.4 70代以上
0.0
10.0
20.0
30.0
オーガニックな食料品店、健康や美容関連ショップなど生活の質向上を提案するお店
40.0
36.4 生活雑貨、手づくり小物、クラフト・工房などのより豊かな生活を提案するお店
26.4 衣料品や装飾品、メガネ、時計などこだわりの商品が集められたセレクトショップ
19.1 専門的な書籍、CD・DVDのショップなど教養・文化に親しむお店
20.9 カフェ、ダイニング、レストラン、手づくりケーキ店、ベーカリーなどでまちなみを彩るお店
43.6 カルチュア、フィットネス、エステ、ガーデニングなど余暇を豊かに過ごす提案をするお店
15.5 ミニシアター、ライブハウス、ギャラリーなどの文化・芸術にふれることができるお店
38.2 地元の新鮮な食材を味わえたり夜の時間を楽しめるバーなど、ライフスタイルを豊かにするお店
20.0 子育てや高齢者など、多世代が憩い、集えるようなところ
その他
19
50.0
40.0 6.4 60.0
70.0
自由記入欄
新 鮮 ・安 心 ・安 全 な地 元 食 材
・安 心 な食 品 が食 べられる店
・オーガニックで地 元 の新 鮮 な野 菜 や食 材 が安 く購 入 できるお店 (8)
・目 や耳 で感 じられる多 種 多 様 、おいしくて安 全 な惣 菜 店 (4)
大 型 店 との差 別 化
・道 の駅 のような地 産 地 消 の店
・ナショナルチェーンや大 規 模 チェーンではないお洒 落 で感 度 の高 い店
・一 般 的 な物 を売 る商 店 は大 型 に負 けている。工 夫 が必 要 だがセンスが悪 い。
・長 浜 、彦 根 、近 江 八 幡 のように歩 ける距 離 で昔 のまちなみにこだわりがあり、楽 しいお店 がたく
さんあれば良 い。
・東 海 道 の古 い街 並 みを眺 めながら休 日 を過 ごせるカフェ
まちなみとの調 和
・書 店 とカフェが楽 しめる空 間
空 間 のこだわり
・お店 より公 園 や広 場 にしてカフェなど併 設 。
・店 内 が明 るく個 性 的 な店 構 えの店 が揃 っていると、商 店 街 を散 策 したくなる。それが人 を呼 び、
そこでお金 を使 うことにつながる。
・隠 れ家 的 な雰 囲 気 で見 つけるのが楽 しい店 舗
歩 く楽 しみ
・地 元 客 や観 光 客 で賑 わうお店 (2)
・食 べ歩 きできるようなテイクアウトやイートインができるお店
・ 買 物 途 中 に 気 軽 に 立 ち 寄 れ、 食 べ 歩 きで きるお店 (ク レープ店 、 鯛 焼 き屋 、 ソフトク リーム店 、
生 ジュース店 等 )
・店 主 の顔 がよく見 え、やる気 や明 るさ、親 切 さがある。
営 業 時 間 の長 さ
・ランチ等 食 べるお店 をもっと多 くしてほしい。
・夜 遅 くまで営 業 している和 食 屋 、食 堂
店 主 との交 流
・営 業 時 間 が長 い。
・防 犯 上 でも、夜 遅 くまで営 業 している店 があればよい。
・平 日 夜 間 に利 用 できる食 料 品 、家 庭 用 品 の店
利 用 者 構 成 の多 様 性
・高 齢 者 がひとりでも入 れて楽 しめるレストラン
・一 人 暮 らしや体 が不 自 由 な方 でも買 物 や外 食 などができて人 と集 える場 所 (2)
・子 供 連 れで入 れる飲 食 店 、託 児 付 きの店 (5)
・託 児 所 、児 童 館 等 、子 供 が遊 べるところ(4)
子 どもと一 緒 に過 ごせる
・赤 ちゃん本 舗 、西 松 屋 のようなベビー用 品 店
・子 供 が小 遣 いで買 えるようなお店 (駄 菓 子 を買 って食 べられるスペースがある店 )
・子 どものおもちゃ、絵 本 のお店 。セレクトショップだと好 みに合 う店 なら頻 繁 に利 用 する。
・子 ども向 けロボット研 究 室 等 、科 学 教 育 をするところがあればこの地 域 では教 育 熱 心 な親 が多
いので流 行 る。
・公 園 等 、憩 いの場 (7)
・本 格 的 なコーヒー店
・スターバックス(2)
・クリーニング店 ・弁 当 屋 など生 活 に密 着 したお店
・安 心 できる眼 鏡 屋
・文 具 店 (2)
20
・しっかりとした衣 料 品 店
・映 画 館 (10)
こだわりのお店
・レンタルCD・DVD店 (7)
・スパガーデン、ネットカフェ
ライフスタイルを豊 かにする
・古 本 屋
・大 型 書 店 (2)
・草 津 には靴 屋 がなくて困 る。
・アクタスのようなスタイリッシュな家 具 や雑 貨 を扱 う店
・西 口 には土 地 があるのでイケヤのような大 型 店 があればいい。
・図 書 館 (4)
・医 療 機 関 (2)
・自 転 車 屋
・ドラッグストア
・セブンイレブン、よしのや、ドトールコーヒー
・プール付 きのスポーツジム(2)
・ペット用 品 を揃 えている店 、ペットホテル、トリミング店
・ドッグカフェ
・食 料 品 、雑 貨 、日 用 品 等 品 揃 えが豊 富 な 100 円 均 一 の店
・カジュアルな安 いバー、外 国 人 バー
・外 国 人 経 営 の母 国 料 理 の店
文化的要素
・女 子 高 生 向 けのファッションビル
・陶 芸 ・日 舞 ・着 付 け・絵 付 け・生 け花 ・編 み物 等 の体 験 型 販 売 店 や教 室
・茶 道 や華 道 など伝 統 文 化 に親 しめるところ
・文 化 講 習 会 など開 催 施 設
・フリーマーケットの開 催 (2)
マルシェ、フリマなどのイベント
・滋 賀 ならではの文 化 について情 報 交 換 でき、集 える場 所
・滋 賀 県 の名 産 物 ・名 菓 やゆるキャラグッズ等 を販 売 するお店
・もうひとつ百 貨 店 がほしい。
・緑 で街 の質 を高 める。
滋 賀 の特 産 や情 報 発 信
・自 然 で自 由 に使 える空 地 があればよい。
・郊 外 の大 学 を市 街 地 に呼 び込 む。
・今 で十 分 便 利 に利 用 している。
・商 店 街 の名 物 化
・個 々のお店 より、道 路 、歩 道 の交 通 インフラの見 直 し、商 店 街 の地 味 で暗 いイメージの回 復 が
急務。
・田 舎 だから潰 れるので無 理 。滋 賀 の人 は自 分 の土 地 をバカにするようなことをよく言 うのがおか
しい。
・居 住 地 の人 より外 部 から来 てもらえる店 、催 し等 がないと繁 栄 しない。
21
問 7.ご自 身 について
〈性 別 〉
アンケートの回 答 の男 女 比 はおよそ2:8となっており、女 性 が普 段 買 い物 などを家 族 の中 で中
心 に担 っていることが伺 えます。
男
女
無回答
20.0
75.2
4.8
〈年 齢 〉
30~40 代 という子 育 て世 代 が全 体 の半 数 を占 めており、次 は 50 代 、60 代 が多 く世 代 の広 がり
がみられます。
80 代以上
20 代
2.3
30 代
40 代
50 代
60 代
21.9
29.3
15.3
17.9
70 代
無回答
9.9 3.0
0.3
〈居 住 地 〉
各 居 住 地 の割 合 としては、駅 東 口 周 辺 エリアの大 路 1~2丁 目 が 37.8%、駅 西 口 周 辺 エリア
の西 大 路 町 が 28.7%となっており、旧 街 道 周 辺 エリアの草 津 1~4丁 目 は 14.2%となっていま
す。
草津1~4丁目
14.2
大路1~2丁目
渋川1丁目 ・ 若竹町
西渋川1丁目
西大路町
37.8
17.5
1.2
28.7
無回答
0.7
〈草 津 市 での居 住 年 数 〉
10 年 未 満 が約 半 数 を占 めており、比 較 的 新 しく来 住 した住 民 が多 いことが伺 えます。
1年未満
1年~5年未満
4.4
23.2
5年~ 10 年未満
21.9
22
10 年~ 20 年未満
20 年以上
27.4
22.4
無回答
0.7
〈家 族 構 成 〉
親 子 2世 代 を含 む世 帯 が約 半 数 を 占 めており 、次 いで夫 婦 のみの家 族 構 成 が多 くなってい
ます。
ひとり暮らし
夫婦のみ
親子2世代を含む世帯
32.9
49.2
14.5
親子孫3世代を含む世帯
その他
無回答
0.9 0.6
2.0
〈職 業 〉
会 社 員 ・公 務 員 が一 番 多 く、回 答 者 の約 8割 が女 性 であることから、比 較 的 働 く女 性 が多 いこ
とがわかります。次 いで無 職 、家 事 従 事 者 となっています。
学生
パート ・ アルバイト
自営業
会社員 ・ 公務員
31.2
家事従事者
3.3
22.5
その他
無回答
無職
0.2
15.5
23.0
2.8
1.5
〈勤 め先 (世 帯 主 について)〉
草 津 市 内 が一 番 多 いものの 20.5%で、滋 賀 県 内 を含 むことで約 半 数 となります。同 時 に、京
都 ・大 阪 及 びその他 を含 めると 27%となり、勤 め先 は多 方 面 に及 んでいます。
草津市
20.5
その他滋賀県
守山市
京都市
京都府
大阪府 その他
大津市 栗東市
9.6
6.8 2.0
12.4
6.9 2.3 8.6
23
9.2
無回答
21.8
問 8.中 心 市 街 地 活 性 化 のまちづくりで、ご自 身 が参 加 できることや取 り組 めることについて
商 業 施 設 について
〈飲 食 関 係 〉
・古 くて近 寄 りがたい所 が多 く、カフェやパン屋 等 日 常 的 に利 用 できるきれいな店 があると良 い。
・中 高 年 が楽 しむ場 所 は草 津 にはないので京 都 まで行 くが、歩 いて行 ける場 所 にお洒 落 な飲 食
店 がほしい。
・質 の高 い良 い店 が増 えることが大 切 である。
・オーガニックな地 元 の新 鮮 な食 材 を使 ったレストランが少 ない。
・居 酒 屋 だけでなくカフェやパン屋 、オーガニック野 菜 等 魅 力 ある雰 囲 気 づくりが必 要 。お金 を使
いよい循 環 の力 になりたい。
・子 ども(0~2才 )連 れで気 軽 に行 けるカフェがほしい。
・気 楽 にひと休 みのできるカフェがほしい。
・おいしい飲 食 店 が少 ないので品 質 向 上 してほしい。
・まちなかを歩 いて楽 しくなるようなショッピング街 、飲 食 店 を望 む。
・良 質 のものを少 量 で購 入 出 来 る店 がほしい。
・良 質 な食 材 を提 供 する店
・ベーカリーなら早 朝 からオープンしてほしい。モーニングを提 供 している店 があるがどこも9時 か
らで遅 い。
・駅 前 なのにテイクアウト出 来 る店 は少 ない。草 津 バルは参 加 してよかったので毎 年 参 加 したい。
・食 ・健 康 ・美 に対 する興 味 、支 出 が増 えており、それらに対 応 した店 舗 が駅 周 辺 に増 えることを
期 待 する。駅 東 口 前 に空 地 があるのは景 観 的 にも悪 いので活 用 してほしい。
・中 心 市 街 地 で地 産 地 消 の物 や朝 市 など地 元 の野 菜 が買 える場 所 があると便 利 。
・町家を改装した店は坪庭があり雰囲気が良いので増やしてほしい。顔を覚えてもらえると嬉しい。
・高 齢 者 が入 りやすく歩 いて行 けて、安 くて量 が少 なめなダイニングカフェが近 くにあると良 い。
・年 を重 ねると近 くに歩 いて楽 しめる場 所 がほしい。一 人 で気 軽 に入 れ、美 味 しい食 事 ができる
場所
・夜 営 業 の店 舗 が多 いので、気 軽 にランチができる店 が、もっと増 えたらまちは元 気 になる。
・広 い公 園 のようなスペースにカフェや図 書 館 、シアターがあると、休 みの日 に徒 歩 で家 族 で出 か
けられる。
・セントラルパークのような憩 いの場 がまちなかにもほしい。その周 りにカフェやケーキ店 等 作 って
ほしい。
・駅 前 の旧 商 店 街 に洒 落 たコーヒー店 がほしい。
・駅 前 にカフェがなさすぎる。もっと充 実 させてほしい。
・東口に住んでいて食料品は困らないが、おしゃれな雑貨やセレクトショップが商店街にあればよい。
・洋 服 のお店 を増 やしてほしい。京 都 まで出 ないと良 いものに出 会 えない。
24
〈物 販 関 係 〉
・ 洋 裁 が 好 きで布 や 部 品 購 入 は 西 口 まで 行 く。 元 は 平 和 堂 や 商 店 街 にあ っ たが閉 店 。 再 びお
店 ができればよい。
・ダイコクドラッグ、ジュンク堂
・空 き家 を利 用 して宿 泊 体 験 ができる宿 の再 現 を旅 の人 に活 用 してもらう。
・おもちゃや電 気 製 品 などの修 理 ・修 復 の店
〈その他 〉
・もう少 し夜 遅 くまで営 業 していたら足 が向 くだろう。
・他 のまちにないショップや時 間 をゆっくり過 せるまちが出 来 れば人 が集 まるエリアになる。
・草 津 はチェーン店 ばかりで心 が引 かれるものがない。他 にはないまちの良 さができ、ここに来 て
良 かったと思 えるまちづくりに期 待 している。
・郊 外 店 と比 較 し多 少 遜 色 があっても、歩 ける範 囲 に施 設 があれば利 用 する。
・明 るいイメージ、誰 もが気 軽 に入 りやすい店 構 え、ユニバーサルデザインの歩 道 、建 物 を目 指 し
てほしい。
・多 世 代 が集 まれるハードを整 備 した上 、店 の中 身 を充 実 させてほしい。
・観 光 客 に笑 顔 で接 し、マナーを守 る。
・草 津 市 は滋 賀 県 の中 心 になるべき。そのためには滋 賀 にはない人 気 のあるセレクトショップ、カ
フェ、CD店 などを誘 致 し、まち全 体 のレベルアップを図 る。現 在 の商 店 街 に影 響 が出 ないよう
な店 をという考 え方 では成 功 しない。今 まで大 阪 京 都 に出 ていた人 たちが草 津 に来 ればなんで
も揃 うと感 じるようなまちになれば人 が集 まり、結 果 、商 店 街 も発 展 していく。
・観 光 については本 陣 など良 いものはあるが、他 の観 光 都 市 に比 べるとはるかに劣 っており、観
光 で人 を呼 べる街 ではないがそれは市 民 が集 まるまちになることができるという良 い面 もある。
文 化 ・交 流 ・業 務 施 設 について
・図 書 館 が遠 いので空 き店 舗 に分 館 してほしい。
・南 草 津 駅 前 のような図 書 館 を草 津 駅 前 に設 置 してほしい。
・カフェ併 設 の落 ち着 いた本 屋
・大 人 向 けのミニシアター(京 都 シネマの縮 小 版 )
・映 画 館 が近 くにあれば鑑 賞 する。コミュニティ広 場 としても活 用 。
・歌 声 ライブハウス
・カルチャーセンター
・学 生 が勉 強 できる自 習 室 や料 理 をふるまえる場 所
・高 齢 者 の健 康 保 持 的 施 設 、特 に廉 価 なジムの施 設 の充 実 を望 む。
・駅 前 で赤 ちゃん連 れで集 える場 所 が少 ないので増 えてほしい。
・草 津 市 に不 足 しているのは楽 しさよりも医 療 の充 実 。
・本 、映 画 、美 術 鑑 賞 、サッカー観 戦 、すべて京 都 、大 阪 方 面 に出 て行 かなければならないのが
残念。
・草 津 駅 周 辺 には、文 化 、芸 術 に 触 れる機 会 が少 なく感 じる。まち町 全 体 で文 化 、草 津 の特 色
を感 じる事 が出 来 る場 所 があれば積 極 的 に参 加 したい。
25
商 店 街 について
・本 陣 など趣 があり素 敵 な商 店 街 なので活 気 あるまちに。
・商 店 街 が色 彩 豊 かに魅 力 あふれるお店 が 数 多 く並 ぶよ うになれば草 津 市 もも っと活 気 づいて
良 くなる。そうなれば子 供 と一 緒 に出 掛 けたい。
・便 利 で新 しい街 ・南 草 津 よりも草 津 を住 居 に選 んだのは人 の顔 が見 える商 店 街 があったから。
出 来 るだけ、お馴 染 みの店 を作 って子 どもの顔 を覚 えてもらうなどが理 想 。
・商 店 街 にはいまどきの店 がないせいか、子 どもは全 くと言 っていいほど行 かない。もっと流 行 りの
店 を増 やし、ショッピングモールのような商 店 街 に。
・日 常 生 活 に必 要 な費 用 は地 元 で使 うべき。その為 には中 心 市 街 地 商 店 街 全 体 が一 つの大 型
店 としての機 能 と運 営 が必 要 では。
・大 路 商 店 街 が寂 れていくことが寂 しいので何 とか活 性 化 して生 まれ変 わる事 に期 待 している。
・業種 毎に色 分けするなど中心 市街 地の各商 店 の詳 細地 図 を定期 的に発行 しPRしてはどうか。
・商 店 街 にあまり足 を 運 ばないの で、どんな店 があるのか知 らない。毎 月 イベントをするなどで出
かけるきっかけを作 ったり、いろんな方 法 で商 店 街 の情 報 発 信 をしてほしい。
・年 に1~2回 で良 いので、商 店 街 のお店 紹 介 等 の広 報 があると足 を運 んでみようかと思 う。
・商 店 街 が多 く、古 い佇 まいのお店 や歴 史 的 な街 道 があり魅 力 的 な街 だが、新 参 者 には利 用 し
にくいと感 じる。
・商 店 街 に気 になる店 はあるが、入 りづらい雰 囲 気 がある。
・お店 に入 りにくく買 わないと出 られない風 が吹 いている。
・ 夜 間 はスーパー以 外 飲 食 店 し か開 いていないため家 から出 てい く気 に ならない。 商 店 街 に活
気 がなく、もっと若 者 を含 めた人 が集 まるような対 応 が必 要 。
・買 物 は仕 事 帰 りが多 いので商 店 街 は閉 まっている店 が多 く、利 用 機 会 はあまり多 くない。
・ 商 店 街 の 活 性 化 に ついて 考 え 、 参 加 した いと 考 えて いた。 草 津 市 内 の 無 農 薬 野 菜 を 生 産 販
売 している会 社 に勤 務 。それを販 売 したり食 育 に関 して子 育 て世 代 に広 く伝 えたい。また、それ
らを使 用 したカフェや講 座 ができる複 合 施 設 ができないか。商 店 街 の利 用 には駐 車 場 確 保 は
必 須 課 題 だと思 う。
・駅 前 、商 店 街 の活 性 化 。エルティ932、平 和 堂 草 津 店 の充 実 。
・商 店 街 の中 を車 が猛 スピードで入 ってくるので危 ないので、店 舗 利 用 できないのが商 店 街 衰 退
の一 因 。車 両 通 行 止 めにし、もう一 度 商 店 街 の復 活 を目 指 してほしい。
・車 が多 いと商 店 街 には足 を運 ばない。マンポから平 和 堂 の間 だけでもいいので車 を規 制 してほ
しい。
・特 に小 さい子 供 を連 れていると商 店 街 の自 転 車 の通 行 が気 になる。大 型 スーパー等 では気 に
ならない。
・中 心 市 街 地 に 店 舗 、ギャラリーを開 き、市 外 からも人 を呼 び込 む。東 海 道 や商 店 街 は自 転 車
の通 過 交 通 で危 険 で人 も安 心 して通 れない。そんな危 ない場 所 に出 店 したくない。
・交 通 面 で安 全 になれば、子 どもを安 心 して連 れて遊 びに行 ける。
・商 店 街 のアーケードは残 してほしかった。商 店 街 やトンネルの道 幅 を広 げ、ベビーカーでも通 り
やすいようにしてほしい。
・アーケードの形 にこだわらずオープンな感 じにしてほしい。
・旧 中 山 道 の商 店 街 は少 しずつ外 観 を美 化 しているが、店 舗 の商 品 や装 飾 物 が古 いままなので
26
残 念 。店 主 の考 えが変 わらなければ、購 入 しようという意 識 は持 てない。あるは土 地 を全 部 買 い
とり新 しいアイデアや古 くても多 世 代 が行 き来 できる市 街 地 をつくっていくか。
・飲 み屋 が多 く夜 うるさいので眠 れなくて困 っている。
・商 店 街 の方 に笑 顔 が少 なく、スーパーの方 が笑 顔 で接 してくれるのでそちらに行 ってしまう。
・商 店 街 のやる気 のなさをとても感 じる。草 津 駅 東 口 の発 展 のためにも世 代 交 代 に期 待 する。
・商 店 街 のシャッター状 況 と飲 み屋 の増 加 、商 店 街 の後 継 者 の不 足 が気 になる。
・新 しくできるお店 も、古 くからあるお店 も地 元 を大 切 に考 えて便 利 に利 用 したい。他 から来 られ
た方 にも良 さを伝 えていきたい。
環 境 ・まちなみについて
・駅 周 辺 に空 地 、空 き店 舗 が多 いと感 じる。
・人 口 増 加 に伴 い、華 やかさを求 めるのではなく、品 格 のある落 ち着 いたまちになる事 を望 む。
・商 業 主 義 に走 ること なく歴 史 を 感 じさせるしっかりとした街 並 みを 実 現 してほしい。 電 柱 も最 悪
である。
・街 並 みが大 切 。歩 いたり自 転 車 で街 並 みを見 てまわれる町 。まちなかでの滞 留 時 間 を長 くして
お金 を使 わせるまち。
・草 津 市 の新 旧 入 り交 ざった雰 囲 気 が好 きで転 入 してきたので、この良 さは保 ってもらいたい。
・歩 きたくなるような街 角 にするには、商 店 よりも通 る人 がストーリーの中 にいるかの様 に思 える雰
囲 気 が 漂 う まちなみが いる。 今 東 口 に 住 ん で いるが、 ア ーケ ードの 色 が 安 物 のまちに見 え、 商
人 に騙 されるのではないかと思 える。
・杖 が必 要 で、50m歩 くとベンチがほしくなる。
・草 津 は車 社 会 の為 駅 前 が寂 れると言 う人 もいるが、高 槻 駅 周 辺 が頑 張 っているので草 津 もそう
なると良 い。
・緑 が溢 れ、人 が集 まる公 園 があれば毎 日 でも行 きたい。
・子 供 が遊 べる安 全 な公 園 や多 世 代 が憩 える緑 の空 間 をつくってほしい。
・西 友 跡 地 には箱 モノを作 らず、ニューヨークのセントラルパークのようにまちなかで市 民 が憩 える
大 きな公 園 として活 用 してほしい。子 供 が遊 べる公 園 が全 くといっていいほどないので、緑 をし
っかり確 保 してほしい。
・道 路 が狭 くて危 ない。高 層 ビルの建 設 で景 観 がだんだん悪 くなっていくことが非 常 に残 念 。高
層 ビルの高 さ制 限 を実 行 すべき。
・まちなみや道路の整備、集まる人のマナーなどを向上させ、散策したくなる様なまちを希望する。
・商 店 街 の路 上 駐 車 、学 生 の自 転 車 のマナーの悪 さ。草 津 駅 西 口 の信 号 無 視 の多 さ。歩 道 に
ある自 販 機 や車 、店 ののぼりが通 行 の邪 魔 をしている。
27
子 ども・子 育 てなどについて
・草 津 市 は子 育 て世 代 が増 えているのに、駅 前 に子 供 と一 緒 に過 ごせる場 所 が少 ない。
・保 育 所 など育 児 環 境 の充 実 。
・子 育 て世 代 が 多 い街 なので、大 型 キッズスペースのある託 児 付 き施 設 があれば便 利 で、 利 用
者 も増 える。
・今 までは車 でイオンモールなどに出 かけているが、子 供 を出 産 してからベビーカーで出 かけられ
る範 囲 での買 い物 が増 えた。
・マンションが 多 く若 い 子 育 て世 代 も 増 えてきているの で、 親 子 連 れで遊 べたり、 公 園 の 場 所 は
ベビーカーで段 差 がない道 やエレベーターの設 置 場 所 など子 育 て情 報 が掲 載 されたマップな
どあると便 利 。
・空 き家 が、無 償 あるいは助 成 金 等 でまかなえる範 囲 の金 額 で借 りられるなら子 育 て支 援 の場 と
して使 いたい。
イベント等 について
・宿 場 まつりなどのイベントでステージに立 つ。大 規 模 な手 作 り市 を定 期 開 催 してほしい。(現 在
大 津 で出 店 )
・街 あかりや宿 場 まつり等 既 存 のイベントの内 容 を充 実 させ、異 文 化 交 流 フェスとまちあかりのコ
ラボ等 県 外 からも注 目 されるものにしてほしい。
・イベント自 体 を知 らなかったり内 容 がわからなかったりするので、情 報 発 信 を充 実 させる。
・フリーマーケットができるスペースがあれば参 加 したい。
・イベントがある時 、ハンディキャップのある人 へ車 椅 子 を助 ける等 の手 伝 いをする。
・草 津 でお笑 いライブや音 楽 の演 奏 があると嬉 しい。
・本 陣 や寺 社 でのイベントがあればボランティアなど参 加 したい。
・多 世 代 交 流 、異 文 化 交 流 のイベントへの参 加 をする。
・若 い世 代 に魅 力 的 な街 になるよう滋 賀 独 自 の文 化 ・芸 術 などに親 しめるようなイベントに参 加 し
たい。
・京 都 で行 われている手 作 り市 を増 やしてほしい。
・栗 東 やロクハ公 園 などで、クオリティの高 いイベントが多 くあるが、草 津 駅 前 での月 一 回 開 催 の
手 作 り市 はクオリティが低 い。
コミュニティや就 労 の場 づくり
・老 人 が働 ける場 所 やものづくりができる場 所 があればまちに出 るきっかけになると思 う。
・華 道 や調 理 師 の資 格 や小 物 作 りの趣 味 を生 かした貢 献 をしたい。
・働 ける場 所 があると良 い。
・高 齢 者 向 けのカフェや街 の情 報 がわかる市 民 カフェ等 人 が集 う場 所 を作 ってほしい。
・子 どもから高 齢 者 まで多 世 代 が集 う場 所 で手 作 り工 房 や作 品 の展 示 コーナーなど。
・駅 周 辺 に様 々な世 代 が寄 り集 まって情 報 交 換 できる場 所 がほしい。
・マンションが次 々に増 え、孤 立 してしまう家 庭 が多 いので、子 育 てなどの経 験 を生 かし合 ったコ
ミュニティの場 づくり
・趣 味 が生 かせて楽 しめる工 房 があると参 加 しやすい。
28
ボランティアなどの活 動
・まちなかの清 掃 や花 プランターの水 やりなど。
・ 草 津 駅 周 辺 の 活 性 化 のためであれば土 日 祝 ならボ ランティアできるの でポ スタ ー、チラシ等 で
呼 びかけを。
・ボランティアでお年 寄 りの買 物 等 のお手 伝 いなどをする。
・安 全 、安 心 に暮 らせるまちにするため夜 の見 回 りを行 う。
・高 齢 者 が集 える場 所 があれば手 伝 いたい。
・高 齢 者 が増 えてくる中 、健 康 を維 持 していくための健 康 な体 づくりをサポートする。
まちづくりについて
・東 口 の方 が良 い印 象 を持 っている。もっと活 性 化 してほしい。
・歩 いて便 利 、歩 いて楽 しい駅 周 辺 になる事 を望 む。
・草 津 は住 みよい街 なので活 性 化 をお願 いしたい。
・どこにでもある地 方 都 市 にはなってほしくない。個 性 的 で応 援 したくなるようなお店 がどんどん増
えて「○○通 」のようなひとつのブランドまで成 長 してくれることを望 む。
・住 みやすい街 を考 えると、駅 を中 心 としたまちづくりは重 要 。中 心 市 街 地 活 性 化 は店 舗 を取 り
込 んだ形 で、皆 が活 動 的 になれることを目 指 してほしい。
・長 浜 市 にある黒 壁 のような、人 を集 客 できるまちづくりを目 指 してもらいたい。また、草 津 の良 い
所 をもっとアピール出 来 ないか。
・地 元 に便 利 な下 町 的 商 店 街 にするのか、東 海 道 を意 識 した観 光 地 的 要 素 のある商 店 街 にす
るのか。庶 民 的 なものを目 指 すのか、高 級 セレクトショップを並 べるのか方 向 性 を決 めないとバ
ラバラな店 の配 置 では人 は集 まらない。
活 性 化 への取 り組 み・参 加 できることについて
・これから長 く住 むことになるので魅 力 あふれる草 津 市 になるよう一 消 費 者 、一 住 民 として過 ごし
ていきたい。
・地域の事に参加したい。できればまちづくり会社の会議に参加して今後の草津について話したい。
・自 分 にとって魅 力 があり、使 いやすい、おいしい、便 利 な店 ができれば利 用 する。
・現 在 他 都 市 で働 いているが、草 津 駅 東 口 によさそうな店 ができるなら働 いてみたい。
・新 しいお店 ができればまず足 を運 び、良 ければ口 コミで回 りの人 に広 める。
・地 元 での買 い物 や地 産 地 消 で貢 献 したい。
・商 店 街 を歩 くこと。
・良 いところがあれば、友 人 や家 族 等 を連 れて行 き草 津 の魅 力 を伝 える。
・適 当 な場 所 を見 つけてお店 を出 す場 合 のアドバイス、補 助 金 や助 成 金 制 度 などの充 実 があれ
ば良 い。
・実 際 に行 動 して何 かに取 組 むことは時 間 的 に無 理 だが、アンケート調 査 などには協 力 できる。
・草 津 を 大 切 にしたい、良 くしたいと思 い続 けること。アンケートやボランティア等 を依 頼 されたら
快 く引 き受 けること。
29
その他
・草 津 が観 光 都 市 として繁 栄 してほしい。草 津 川 跡 地 を草 津 の活 性 化 に役 立 てる施 策 はないか。
他 都 市 の人 に来 てもらえる何 かがあれば。
・草 津 は活 気 にあふれているがそれに応 えていない。若 者 の声 を取 込 みまちの活 性 化 へ。
・高 層 マンションを建 設 することにより人 口 が増 えるので、人 のつながりがあり、精 神 的 にも住 みや
すい街 にしてほしい。
・週 に数 回 は京 都 へ出 かけている。多 世 代 が楽 しく日 々が安 心 して過 ごせる場 所 がほしい。
・これ以 上 マンションは必 要 ない。
・マンションにいるが、まちの人 と交 流 できるきっかけがないので、地 域 の人 と一 緒 にできるものが
あるとよい。地 域 の文 化 を教 えてほしい。県 外 から来 て、滋 賀 の文 化 や昔 の姿 を残 した東 海 道
のまちなみが好 きで、 このまちに 住 も うと 思 ったので、 街 並 みは姿 を 変 えることなく、 生 かした活
性 化 を期 待 する。
・活 性 化 もよいが、草 津 市 は子 育 てがとても困 難 な市 であり、活 性 をさせる前 に市 民 の暮 らしがま
ず満 足 できているかどうかに目 を向 けて取 り組 んでいただきたい。市 民 が市 に対 して不 満 を感 じ
ているのに活 性 など実 現 できる訳 がない。
・あまり景 観 がよくない土 地 があちらこちらに放 置 してあるので何 とかならないものか。
・文 化 会 館 、芸 術 会 館 等 が草 津 市 の遠 い所 にあるが、西 友 跡 地 は何 をされるのか考 えさせられ
る。便 利 な場 所 に老 人 が行 きやすい建 物 を建 ててほしい。
・市 役 所 が中 心 街 から遠 い。
・人 口 10 万 都 市 の中 心 地 らしく大 型 の文 化 施 設 や公 共 集 会 施 設 を建 て、イナズマロックのよう
に他 都 市 から多 くの人 を呼 び込 む。
・アミカホール、芸 術 創 造 館 への駅 からのアクセスが不 便
・ 草 津 駅 が 利 用 客 の 多 さ に 対 し て 狭 く 魅 力 がない。 駅 舎 を 高 層 化 し、 多 機 能 型 施 設 を 総 合 的
駅 舎 にすれば中 心 街 の活 性 化 に役 立 つ上 、草 津 の魅 力 が一 段 と増 すのではないか。
・まめバスの本 数 を 15 分 に1本 にすれば、人 の流 れが変 わると思 う。
・草 津 線 の複 線 化 含 めた移 動 向 上 も草 津 のまちづくりに役 立 つのでは。
・この事 業 は昼 間 の集 客 になると思 うが、現 在 は一 定 の地 域 に出 店 すると補 助 金 が出 ているよう
だが食 べ物 屋 ばかりで昼 間 は休 眠 状 態 のところに税 金 の無 駄 使 いをしていいのか。
・納 税 しているのに喫 煙 者 を迫 害 している様 にも見 える。コンセプトが呈 示 されていないのに何 が
できるのか。
・奇 想 天 外 なまちづくりが必 要 。道 の駅 ではなく駅 の駅 を作 り草 津 駅 に降 りていただくようにする。
草 津 川 跡 地 の有 効 利 用 方 法 等 意 見 は沢 山 ある。
・旧 草 津 川 の徹 底 した、1号 線 、湖 岸 道 路 、湖 周 道 路 の通 行 阻 害 排 除 。草 津 駅 を南 草 津 国 道
沿 いのようなアミューズメントストリートにはしないこと。
・人 を中 心 部 に呼 び寄 せるためには車 で来 る人 をいかに集 めるかということが大 事 。草 津 川 跡 地
を使 用 して駐 車 場 にし、週 末 は無 料 にするなどで、より魅 力 的 になる。跡 地 を活 用 してスポーツ
が出 来 る公 園 を作 ることも近 隣 の住 人 には大 変 魅 力 的 。
・天 井 川 の緑 を市 民 の憩 いの場 、イベントなどに利 用 してほしい。
・草津 川 跡地 にトイレだけでも設置 してほしい。公園と一 緒 にテイクアウトできる店などあると良 い。
・草 津 川 跡 地 区 間 4の広 大 な緑 地 を活 かして、緑 の中 にオーガニック良 品 店 やカフェ、ショップを
30
つくれば出 店 したい。区 間 5は狭 くて古 臭 いので魅 力 がない。
・草 津 駅 前 には空 いた土 地 にマンションが建 ちビルばかりなので伸 び伸 びとできない。場 所 が確
保 できたとするならば、イベント等 の手 助 け、主 催 する側 としても提 供 できる物 があるなら人 との
関 わりを重 視 したいと考 える。
・中 心 市 街 地 に駐 車 場 が少 ない。せめて地 下 駐 車 場 の利 用 時 間 を延 長 すべき。
・草 津 駅 前 広 場 の若 者 を一 時 排 除 しようとしたがあれは間 違 いだ。過 疎 化 が進 むだけで、違 った
形 で指 導 すべきだった。
・駅 前 デッキの使 い方 をもっと徹 底 してほしい。いつも大 音 量 で夜 中 まで騒 いだり、昼 間 でも拡 声
器 で物 を売 っているが、マンションに住 んでいると、その音 だけで大 変 不 愉 快 。機 能 を充 実 させ
ると同 時 に、住 人 の事 を第 一 に考 えてほしい。
・草 津 駅 西 口 の信 号 が車 、自 転 車 、歩 行 者 が危 ない。
・旧 町 名 を廃 止 し、現 在 の行 政 区 画 による表 現 、活 動 に切 り替 えるようにしてほしい。
・ 路 上 喫 煙 禁 止 区 域 での 喫 煙 が 絶 えない 現 状 改 善 のため、 周 辺 地 域 での煙 草 の販 売 を 禁 止
するように。
・草 津 市 を選 んだのは駅 近 、病 院 の利 便 性 、食 料 等 買 物 の利 便 性 、マンションのバリアフリー等 、
高 齢 者 にとって住 みやすく、これ以 外 には期 待 していない。
・この地 域 には総 合 病 院 などの医 療 施 設 がなく不 便 を感 じている。
・大 型 店 の まわりは夜 間 でも 照 明 が照 らされているがその他 の地 域 は 暗 い。 今 まで様 々 な地 方
都 市 で生 活 したが草 津 市 は街 灯 が少 なく夜 間 大 型 店 以 外 に行 くことにためらう。
31
⑧関 連 する既 存 調 査 との比 較 検 討
平 成 24 年 7月 に、草 津 市 により中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 を立 案 する基 礎 資 料 とする目 的
で、全 市 民 対 象 (3,000 件 郵 送 、1,292 件 回 収 )のアンケート調 査 が実 施 されています。その調
査 結 果 と今 回 の調 査 結 果 を比 較 検 討 することで、今 回 調 査 対 象 が、市 外 からの来 住 者 が多 い
ことが想 定 され、広 域 集 客 をめざす上 で、マンション居 住 者 のライフスタイルや消 費 行 動 を把 握
する点 で絞 られていることもあり、その分 析 に考 慮 すべき点 があるかどうか検 証 しました。
1.比 較 する上 で考 えるべき前 回 調 査 との違 い
(1)前 回 は対 象 が中 心 市 街 地 エリアではなく、全 市 域 の市 民 を対 象 としています。そのうち中 心
市 街 地 の回 答 者 は約 25%ですが、今 回 は中 心 市 街 地 エリアを対 象 としています。
(2)回 答 者 の年 齢 構 成 が、前 回 は 30 代 ・40 代 が 32.4%(今 回 51.2%)、50 代 ・60 代 が 37%(今
回 33.2%)、70 代 以 上 が 20.8%(今 回 9.9%)と、今 回 の方 が年 齢 層 が若 くなっています。
(3)回 答 者 の性 別 が、前 回 男 性 40.4%(今 回 20.0%)、女 性 58.4%(今 回 75.2%)と、今 回 の方
が女 性 比 率 が高 くなっています。
(4)回 答 者 の勤 め先 については、市 内 の人 が前 回 63.8%(今 回 20.5%)となっており、前 回 の調
査 では市 内 での勤 務 が圧 倒 的 に多 く、今 回 の調 査 では市 外 への通 勤 者 が多 いことが伺 えます。
2.調 査 結 果 の主 な相 違 点 、類 似 点
(1)前 回 の調 査 では、「草 津 駅 東 口 ・西 口 周 辺 の大 規 模 小 売 店 舗 」の利 用 が多 く(各 々34.0%、
44.5%)、「草 津 駅 東 側 の旧 街 道 商 店 街 」の利 用 (3.6%)が少 ないことは、今 回 の調 査 でも同
じよ うな傾 向 にあ りますが、 前 回 の 調 査 では、 全 市 民 を 対 象 と しているため、 草 津 駅 東 口 ・ 西
口 周 辺 の大 規 模 小 売 店 舗 以 上 に、「草 津 駅 周 辺 以 外 の大 規 模 小 売 店 舗 ・スーパーマーケッ
ト」に大 きく流 れています。
中心市街地活性化に向けた市民アンケート調査(前回調査)
0.0
10.0
20.0
30.0
①草津駅東口周辺大規模小売店舗
40.0
50.0
34.0
②草津駅の西口周辺大規模小売店舗
44.5
③草津駅東側の旧街道商店街
3.6
④南草津駅周辺の大規模小売店舗
28.2
⑤郊外の大規模小売店舗
25.4
⑥上記以外のスーパーマーケット
46.4
⑦コンビニエンスストア
13.1
⑧生協などの宅配サービス
13.2
⑨インターネットなどの通販
4.3
⑩その他
0.2
不明・無回答
2.7
地域住民が求める商業機能に関するアンケート調査(今回調査)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
①草津駅東口周辺大規模小売店舗
75.5
③草津駅東側の旧街道商店街
17.7
1.9
⑤郊外の大規模小売店舗
16.1
⑥上記以外のスーパーマーケット
16.0
⑦コンビニエンスストア
16.9
⑧生協などの宅配サービス
16.6
⑨インターネットなどの通販
⑩その他
不明・無回答
32
100
92.7
②草津駅の西口周辺大規模小売店舗
④南草津駅周辺の大規模小売店舗
90
6.5
2.6
0.2
(2)買 い物 をする上 でもっとも重 視 することについては、「自 宅 から近 い」「品 揃 えがよい」「価 格 が
安 い」の順 であることは、前 回 、今 回 ともに傾 向 は同 じですが、「遅 くまで営 業 している(前 回
12.5%、今 回 27.0%)」「お店 が信 頼 できる(前 回 10.4%、今 回 25.5%)」と、今 回 の調 査 での
優 位 性 が示 される一 方 、「自 家 用 車 で利 用 しやすい(前 回 25.2%、今 回 16.4%)」と、自 動 車
利 用 の面 では、今 回 の調 査 での評 価 が低 くなっています。
中心市街地活性化に向けた市民アンケート調査(前回調査)
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
①価格が安い
50.0
60.0
②品揃えがよい
60.0
70.0
10.1
⑤遅くまで営業している
12.5
⑥配達サービスがある
7.8
⑦お店を信頼できる
10.4
1.2
⑨自家用車で利用しやすい
不明・無回答
90.0
61.4
④通勤の途中でお店がある
⑩その他
80.0
42.2
③自宅から近い
⑧古くからの顔なじみである
70.0
33.6
25.2
2.0
4.0
中心市街地活性化に向けた市民アンケート調査(前回調査)
0.0
10.0
20.0
30.0
①スーパーなどの総合的な店舗
②専門店
⑤定期的で多様なイベントを開催する店舗
19.0
8.5
7.5
⑥オープンカフェなどの解放感のある飲食店
28.6
⑦安くて手軽な飲食店
35.1
⑧高級感のあるおいしい飲食店
14.9
⑨地元の食材を使った飲食店
26.6
⑩まちなみを彩るお洒落な外観の店舗
⑪その他
不明・無回答
50.0
6.8
③こだわりの商品を提供するセレクトショップ
④教養文化に親しむことのできる店舗
40.0
26.7
21.7
4.6
10.7
(3)求 める「商 業 サービス機 能 」については、前 回 と今 回 では多 少 選 択 肢 に違 いがあるものの、類
似 している項 目 を比 較 すると以 下 のようになり、傾 向 としては大 きく相 違 していないものと言 え
ます。さらに、30~40 代 の女 性 について見 ると、一 層 今 回 の調 査 結 果 に傾 向 が近 づくことが
読 み取 れます。
また、前 回 の調 査 では都 市 機 能 全 般 についてのニーズの把 握 を目 的 としていたのに対 し、今
回 の調 査 は今 後 のテナントミックス展 開 の参 考 とすることを主 目 的 にしていることから、店 舗 の
具 体 的 な業 種 ・業 態 に及 ぶ選 択 肢 を用 意 したこともあり、より方 向 性 が具 体 的 に抽 出 できたと
考 えられます。
前回調査結果
%
③
こだわりの商 品 を提 供 するセレクトショップ
19.0
⑥
オープンカフェなどの解 放 感 のある飲 食 店
28.6
⑩
まちなみを彩 るおしゃれな外 観 の店 舗
21.7
⑨
地 元 の食 材 を使 った飲 食 店
26.6
今回調査結果
%
(3)
衣 料 品 や 装 飾 品 、 メ ガ ネ、 時 計 など こ だ わ り
の商 品 が集 められたセレクトショップ
19.2
(5)
カフェ、ダイニング、レストラン、手 づくりケー
キ店 、ベーカリーなどでまちなみを彩 るお店
68.1
(8)
地 元 の 新 鮮 な 食 材 を 味 わ え たり夜 の 時 間 を
楽 しめるバーなど、 ライフ スタイルを豊 か にす
るお店
34.1
33
■全 体
中心市街地活性化に向けた市民アンケート調査(前回調査)
0.0
10.0
20.0
30.0
①スーパーなどの総合的な店舗
40.0
50.0
60.0
70.0
26.7
②専門店
6.8
③こだわりの商品を提供するセレクトショップ
19.0
④教養文化に親しむことのできる店舗
8.5
⑤定期的で多様なイベントを開催する店舗
7.5
⑥オープンカフェなどの解放感のある飲食店
28.6
⑦安くて手軽な飲食店
35.1
⑧高級感のあるおいしい飲食店
14.9
⑨地元の食材を使った飲食店
26.6
⑩まちなみを彩るお洒落な外観の店舗
21.7
⑪その他
4.6
不明・無回答
10.7
地域住民が求める商業機能に関するアンケート調査(今回調査)
0
10
20
30
(1)オーガニックな食料品店、健康や美容関連ショップ等生活の質向上を提案するお店
40
70
28.4
(3)衣料品や装飾品、メガネ、時計などこだわりの商品が集められたセレクトショップ
19.2
(4)専門的な書籍、CD・DVDのショップなど教養・文化に親しむお店
27.5
(5)カフェ、ダイニング、レストラン、手づくりケーキ店、ベーカリーなどでまちなみを彩るお店
68.1
(6)カルチュア、フィットネス、エステ、ガーデニングなど余暇を豊かに過ごす提案をするお店
21.1
(7)ミニシアター、ライブハウス、ギャラリーなどの文化・芸術に触れることができるお店
38.8
(8)地元の新鮮な食材を味わえたり夜の時間を楽しめるバーなど、ライフスタイルを豊かにするお店
34.1
(9)子育てや高齢者など、多世代が憩い、集えるようなところ
32.1
(10)その他
34
60
27.5
(2)生活雑貨、手づくり小物、クラフト・工房などのより豊かな生活を提案するお店
(11)無回答
50
10.1
3.8
■30~40 代 女 性
中心市街地活性化に向けた市民アンケート調査(前回調査)
0.0
10.0
20.0
30.0
①スーパーなどの総合的な店舗
40.0
50.0
60.0
70.0
80.0
25.0
②専門店
10.0
③こだわりの商品を提供するセレクトショップ
19.6
④教養文化に親しむことのできる店舗
10.8
⑤定期的で多様なイベントを開催する店舗
8.8
⑥オープンカフェなどの解放感のある飲食店
37.7
⑦安くて手軽な飲食店
31.2
⑧高級感のあるおいしい飲食店
10.8
⑨地元の食材を使った飲食店
30.8
⑩まちなみを彩るお洒落な外観の店舗
22.3
⑪その他
2.7
不明・無回答
8.5
地域住民が求める商業機能に関するアンケート調査(今回調査)
0.0
10.0
20.0
30.0
オーガニックな食料品店、健康や美容関連ショップなど生活の質向上を提案するお店
40.0
60.0
70.0
80.0
28.3
生活雑貨、手づくり小物、クラフト・工房などのより豊かな生活を提案するお店
27.4
衣料品や装飾品、メガネ、時計などこだわりの商品が集められたセレクトショップ
19.4
専門的な書籍、CD・DVDのショップなど教養・文化に親しむお店
29.4
カフェ、ダイニング、レストラン、手づくりケーキ店、ベーカリーなどでまちなみを彩るお店
79.8
カルチュア、フィットネス、エステ、ガーデニングなど余暇を豊かに過ごす提案をするお店
22.4
ミニシアター、ライブハウス、ギャラリーなどの文化・芸術にふれることができるお店
36.0
地元の新鮮な食材を味わえたり夜の時間を楽しめるバーなど、ライフスタイルを豊かにするお店
34.6
子育てや高齢者など、多世代が憩い、集えるようなところ
33.2
その他
無回答
50.0
13.9
0.8
35
3.まとめ
以 上 の考 察 から、全 市 的 には、市 内 に点 在 する大 型 店 ・スーパーへの依 存 度 が高 いものの、メ
インターゲットを 30~40 代 、サブターゲットを 50~60 代 と設 定 すると、必 ずしもその傾 向 が固 定
的 なものではなく、調 査 エリアの違 いにあまり関 係 なく、ライフスタイル対 応 型 の店 舗 展 開 の有 効
性 が高 いものと考 えられます。
そのような意 味 では、前 回 調 査 と今 回 調 査 に相 違 点 があるものの、大 きな方 向 性 としては変 わ
りなく、前 回 調 査 より導 き出 された以 下 の3 点 の基 本 方 針 が、 今 回 調 査 でさらに検 証 され、その
具 体 像 を明 らかにする成 果 が得 られたものと言 えます。
「中 心 市 街 地 活 性 化 の基 本 方 針 1:まちの強 みをいかし、拠 点 形 成 とそのネットワーク化
を図 る」ことで、中 心 市 街 地 エリア内 に集 積 する集 客 施 設 間 を人 々が歩 き、楽 しく過 ごせ
る便 利 なまちを実 現 する。
「中 心 市 街 地 活 性 化 の基 本 方 針 2:草 津 の活 力 を生 み出 す新 たな事 業 者 を創 出 する都
市 環 境 の形 成 を図 る」ことで、高 質 な都 市 生 活 のための空 間 や店 舗 配 置 を実 現 する。
「中 心 市 街 地 活 性 化 の基 本 方 針 3:「子 ども」から「お年 寄 り」までの暮 らしを支 えるコミュ
ニティや都 市 機 能 の強 化 を図 る」ことで、子 どもも子 育 て世 代 の親 もお年 寄 りも身 近 な生
活 がしやすいまちを実 現 する。
36
(2)地 域 住 民 によるグループヒアリング調 査
①調 査 の目 的
アンケート調 査 により、大 筋 の傾 向 は把 握 できたことから、今 後 事 業 化 につなげるうえで、活 性
化 まちづくりに関 心 を寄 せる希 望 者 によるワークショップを実 施 し、生 の声 を集 めることでより感 度
の 高 い意 見 を 抽 出 し ました。 さらに、 具 体 的 な店 舗 展 開 につながるニ ーズやトレンド等 を 把 握 、
分 析 することで、魅 力 店 舗 誘 致 への具 体 策 を探 りました。
②調 査 対 象
アンケート調 査 と同 じ対 象 者 を含 む地 域 住 民 に呼 びかけるため、チラシ(別 紙 )を配 布 し、呼 び
かけに応 じられた方
③調 査 方 法
自 由 に意 見 を出 し合 えるワークショップ形 式 を採 用 。
家 事 や仕 事 の都 合 上 、参 加 しやすくするため、平 日 と休 日 の2回 設 定 。内 容 は2回 とも同 様 。
④実 施 日
〈第 1回 〉
日
時:平 成 25 年 11 月 6日 (水 ) 午 前 10 時 30 分 ~12 時
場
所:草 津 まちづくり株 式 会 社
出 席 者 :地 域 住 民 5名 、タウンマネージャー1名 、コンサルタント1名
草 津 まちづくり㈱2名
〈第 2回 〉
日
時:平 成 25 年 11 月 10 日 (日 ) 午 前 10 時 30 分 ~12 時
場
所:草 津 まちづくり株 式 会 社
出 席 者 :地 域 住 民 3名 、タウンマネージャー1名 、コンサルタント1名
草 津 まちづくり㈱1名
⑤内 容
・草 津 市 での中 心 市 街 地 活 性 化 の取 り組 みなどの紹 介
・他 都 市 での空 き家 ・空 き店 舗 活 用 によるお店 づくりの事 例 紹 介
・お気 に入 りのお店 やあると良 い業 種 など、みんなで意 見 交 換
・まとめ
37
⑥参 加 者 概 要
性別
年代
居住
参加理由
A
40 代
男性
草 津 2丁 目
居 住 地 に近 いので商 店 街 の活 性 化 について考 えた
い。自 分 のまちなので興 味 を持 ちたい。
B
30 代
女性
上笠
草 津 市 内 に勤 務 しているが、一 市 民 として活 性 化 に つ
いて考 えたい。
C
50 代
女性
大津市
草 津 市 内 で勤 務 しているが、若 者 や高 齢 者 向 けのお
店 は比 較 的 多 いが、子 育 てに一 段 落 した世 代 をターゲ
ットにしたこだわりのお店 が少 なく感 じている。
D
30 代
男性
大 路 1丁 目
実 家 が渋 川 商 店 街 で商 売 をしているので、中 心 市 街
地 活 性 化 について勉 強 し、参 考 にしたい。
E
30 代
女性
大 路 1丁 目
京 都 から転 居 してきたが、駅 前 のマンションに住 んでお
り、 駅 前 の活 性 化 に 注 目 してい る。 また、 子 育 てのしや
すいまちについて考 えたい。
F
60 代
男性
西大路町
京 都 、大 津 などから転 居 し 17 年 。毎 日 の買 い物 はまち
なかで行 っている。数 年 前 まで通 勤 で本 陣 ・本 町 エリア
を歩 いていたので一 緒 に考 えたい。
G
50 代
男性
草 津 2丁 目
守 山 から転 居 し 12~13 年 になる。旧 街 道 の商 店 街 沿
いに居 住 しているので活 性 化 について考 えたい。
H
30 代
女性
大 路 1丁 目
近 江 八 幡 から2年 前 に転 居 。ランチや休 日 に買 い物 を
する場 所 が少 ないと感 じている。
38
■ワークショップ呼 びかけチラシ
39
⑦ワークショップで出 された主 な意 見
〈よく利 用 するお店 〉
・パスタなどのイタリアンや気 軽 なフレンチ
・新 鮮 な野 菜 を求 めて郊 外 を利 用 。
・一 人 暮 らしなので、おいしいデリカテッセンなどを利 用 。イートインのスペースもあ
飲食・
食物販
り便 利 。
・商 店 街 の路 地 を入 ったところにある蔵 を改 装 したイタリアンは、空 間 にもこだわり
があり心 地 よい。
・路 地 に入 った町 家 を使 った飲 食 店 は、夏 は風 が通 り、町 家 の良 さを感 じることが
できる。
・食 料 品 は、歩 いて行 ける範 囲 の平 和 堂 、阪 急 オアシス、近 鉄 百 貨 店 を利 用 。
物販
・衣 料 品 は日 常 使 いはエイスクエアなどで間 に合 わせるが、それ以 外 は京 都 など
に行 く。
・遠 くても話 題 性 のあるお店 や空 間 がお洒 落 なところにはわざわざ行 く。
・わかりにくい場 所 の住 宅 街 のなかにある手 づくりパンの店 は、すぐに売 り切 れる。
利便性
食 べると幸 せな気 持 ちになるパンで、場 所 が悪 くてもおいしければ買 いに行 く。
・子 どもがいるので、出 前 してくるところを利 用
・車 で移 動 するので郊 外 のイオンなど
・車 生 活 なので駐 車 場 があるところにしか行 かない
・ハズイ食 料 品 店 (草 津 市 )
・近 江 バルナデシコ(草 津 市 )
・スイセイキッチン(草 津 市 )
・滋 味 康 月 (草 津 市 )
・はま珈 琲 店 (草 津 市 )
・アルテカフェ(草 津 市 )
・いずみや(草 津 市 )
・ミカータ(草 津 市 )
・木 波 屋 雑 穀 堂 (草 津 市 )
・魚 寅 楼 (草 津 市 )
その他
・魚 竹 (草 津 市 )
・チッチ to ポッポ(草 津 市 )
具体的
・トラットリアピウリッコ(草 津 市 )
・金 燕 の家 (草 津 市 )
な主 な
・壱 製 パン所 (近 江 八 幡 市 ・草 津 市 ) ・カフェ&ベーカリー脇 本 陣 (草 津 市 )
店舗
・アノソラノヒガシ(草 津 市 )
・アキヤマ(草 津 市 )
・ベジデジや(草 津 市 )
・手 作 りケーキの店 ポーレ(草 津 市 )
・エーデルマン(草 津 市 )
・ブティックオオカワ(草 津 市 )
・STROH(草 津 市 )
・コレット(草 津 市 )
・尾 賀 商 店 (近 江 八 幡 市 )
・親 子 カフェいちごハウス(大 津 市 ・ 現 在 は閉 店 )
40
他
〈課 題 〉
・マンションが多 く、子 育 て世 代 が多 いが子 どもと一 緒 に行 けるお店 がない。座 敷 の
店 が少 なく、幼 稚 園 のクラス会 などを開 くのに苦 労 する。
・駅 前 は居 酒 屋 やチェーン店 のみとなっている。
飲食・
食物販
・この界 隈 にはおいしいランチが食 べられる場 所 がない。
・女 性 同 士 で食 事 に行 くところがない。
・おいしい惣 菜 などの店 があっても、わかりにくい場 所 にあるので、商 店 街 沿 いなど
みんなが通 る場 所 にほしい。
・休 日 の観 光 客 などにランチの場 所 やお土 産 ものなどの質 問 があるがおすすめでき
るものがない。
・子 育 てが一 段 落 した 50 代 女 性 などを対 象 としたアパレルなどの普 段 使 いができ、
こだわりの品 が揃 うセレクトショップがない。京 都 や大 阪 に買 いに行 くしかない。
物販・
文化施設
・豊 かなライフスタイルに寄 り添 った店 がない。
・パン屋 ができてもすぐに無 くなる。
・手 土 産 や贈 り物 は近 鉄 百 貨 店 などでしか買 えないが、同 じようなものになる。
・イオンモールができて映 画 館 がなくなってしまった。
・こだわりの店 が少 ない。
こだわり
・ 近 鉄 百 貨 店 を 利 用 す るが、 どこに でも あるような同 じもの しか手 に 入 らない。 多 機
能 型 で便 利 ではあるが、一 味 違 うものが買 えない。
既存店
商店街
・以 前 は商 店 街 でフリーマーケットなどを定 期 的 に行 い、活 気 があった。
・商 店 街 に は魚 寅 楼 など既 存 の 良 い店 があるが、入 りにくさがある。もっと生 かして
活 用 されると良 い。
・良 い町 家 が減 ってきている。街 道 歩 きを趣 味 とする人 が多 く訪 れるので、その人 た
ちもターゲットにする必 要 がある。
店 づくり
まちづくり
・宿 場 まつりや街 あかりなど、イベント時 には人 出 が増 えるが、日 常 のリピーターには
なっていない。
・草 津 の 旧 街 道 は都 市 化 しすぎ ている。もっと横 丁 や路 地 を 生 かし、表 通 りは新 し
いお店 があっても、路 地 には古 い店 があるなど、入 り混 じることで良 いまちになる。
41
〈業 種 の要 望 〉
・生産 者の顔 が見 える新 鮮な野 菜販 売や、野菜 を使ったフレッシュジュースなどの店
・こだわりの食 材 を使 ったおいしい惣 菜 などのテイクアウト
飲食・
・地 元 の新 鮮 な野 菜 や食 材 など、安 くて品 質 の良 いものを扱 う店
食物販
・気 軽 に日 常 使 いできるイタリアンやフレンチ、中 華
・手 土 産 にできるこだわりの草 津 ならでは、草 津 でしか買 えないスイーツ
・こだわりの焼 きたてベーカリー
・ミドル世 代 のアパレルなどのセレクトショップ
・店 主 のこだわりの家 具 や若 手 の作 家 の作 品 が並 ぶ店
・こだわりの本 屋
物販・
文化施設
・日 常 使 いができ、メンテナンスなども出 来 るお洒 落 な自 転 車 屋
・滋 賀 の特 産 であるお米 や発 酵 食 品 を生 かし、おいしいお酒 を提 供 したり、品 種 の
違 うお米 の 食 べ 比 べ や、 本 格 的 にかまどで 炊 くなど、 店 のこだわりや文 化 的 な要
素 を取 り入 れる。
・シネコンなどでは扱 わない作 品 を上 映 するこだわりのミニシアター
既存店
商店街
・既 存 店 の店 主 の意 識 改 革 や外 から見 えるなどの入 りやすさの改 善
・何 かテーマを持 たせると若 い女 性 なども来 るのでないか。高 感 度 な情 報 が掲 載 さ
れる雑 誌 ( サヴィ、ミーツ等 )などに掲 載 されるくらいの店 づくり、まちなみにする必
要 がある。
・単 身 者 や子 育 て世 代 、高 齢 者 など、ターゲットにより違 うお店 づくりが必 要
・どこにでもある商 品 などであれば、ネットショップや大 型 店 に行 けばよい。その店 に
店 づくり
しかないものや店 主 との会 話 などが楽 しめる場 が必 要 。
ま ち づ く り ・まちなかに良 い店 が増 えれば、徒 歩 や自 転 車 圏 内 なので必 ず行 く。
・旧 東 海 道 エリアは、景 観 整 備 が遅 れている。まちなみを修 景 することで効 果 がさら
に上 がる。
・旧 街 道 沿 いの活 性 化 には、本 陣 の活 用 と宿 場 町 のまちなみを取 り入 れる。
・草 津 だけでなく、 近 江 の 国 全 体 の 顔 となることを めざ す。 草 津 は東 海 道 と 中 山 道
の合 流 点 であり、情 報 発 信 の拠 点 となるようにする。
42
(3)空 き家 ・空 き店 舗 ・空 きスペース所 有 者 個 別 ヒアリング調 査
①調 査 の目 的
魅 力 店 舗 発 掘 のもっとも現 実 的 で、ニーズの高 い事 業 化 可 能 性 を追 求 する意 味 で、本 陣 ・本
町 エリアの空 き家 ・空 き店 舗 所 有 者 を対 象 とした意 向 把 握 を実 施 し、平 成 26 年 度 以 降 のハード
事 業 展 開 の具 体 化 への道 を明 らかにすることを目 的 として調 査 をしました。そのために、以 下 の
手 順 に沿 った取 り組 みを実 施 しました。
②合 同 事 前 情 報 交 換 会 の実 施
本 陣 ・本 町 エリアの関 係 商 店 街 ・町 内 会 関 係 者 が集 まり、調 査 趣 旨 の説 明 と調 査 協 力 の依 頼
を行 いました。また、テナントミックスという事 業 手 法 や他 都 市 での事 例 を説 明 し、当 エリアでの事
業 展 開 について、共 通 認 識 を図 りました。
〈本 陣 ・本 町 エリア合 同 事 前 情 報 交 換 会 〉
・日
時
平 成 25 年 8月 12 日 (月 ) 午 後 4時 ~午 後 5時
・場
所
草 津 まちづくり株 式 会 社
・出 席 者
本 陣 ・本 町 エリア地 元 関 係 者 (8名 )、草 津 まちづくり㈱(2名 )
タウンマネージャー(1名 )、コンサルタント(1名 )
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■合 同 事 前 情 報 交 換 会 資 料
44
45
46
47
■合 同 事 前 情 報 交 換 会 記 録
中 心 市 街 地 魅 力 発 掘 ・創 造 支 援 事 業
空 き家 ・空 き店 舗 所 有 者 個 別 ヒアリングのための事 前 情 報 交 換 会 記 録
日
時 :平 成 25 年 8月 12 日 (月 )16 時 ~17 時
場
所 :草 津 まちづくり株 式 会 社
出席者:
井 上 、林 、木 村 (本 陣 )、遠 藤 ・三 宅 ・しろや呉 服 店 (本 四 )、大 久 保 (本 五 )、久 保 (本 六 )
高 田 (草 津 市 中 心 市 街 地 活 性 化 タウンマネージャー)
太 田 ・広 瀬 (草 津 まちづくり㈱)、進 藤 (COM 計 画 研 究 所 )
※敬 称 略
1.開 会
2.「空 き家 ・空 き店 舗 等 の活 用 によるテナントミックスについて」
タウンマネージャー高 田 氏 より、資 料 に沿 ってテナントミックスについての説 明 があった。
3.「空 き家 ・空 き店 舗 等 の活 用 によるテナントミックスについて」
高 田 氏 より、資 料 にそって中 心 市 街 地 魅 力 発 掘 ・創 造 支 援 事 業 についての概 要 説 明 があった。
4.出 席 者 による意 見 交 換
(1)本 陣 ・本 町 エリアをどう魅 力 ある通 りにしていくかといった全 体 構 想 と、テナントミックスの両 方 を、
市 の担 当 セクションは違 っているが、この場 でトータルに考 えていくことが大 切 である。
(2)ファサード整 備 についても、ルールづくりを行 い、そのルールに合 う計 画 には支 援 する制 度 にし
なければいけない。
(3)今 のファサード整 備 の補 助 金 は、例 えば昔 風 であれば良 いなど、ガイドラインがないまま執 行 さ
れて い る。 古 い 建 物 と新 しい 建 物 に よっても 違 い があり、ま た、 商 売 の 業 種 などに よっ ても 違 うの
で、そのルールについては厳 格 な縛 りを設 けるというものではないが、宿 場 町 の雰 囲 気 など統 一
したものは必 要 である。また、むしこ窓 を残 したり、格 子 などは草 津 宿 や京 都 でも少 しずつ違 いが
あるので、しっかり時 代 考 証 をし、もう少 しきめ細 かいルールづくりが必 要 。
(4)これらは地 元 から発 案 していかなければならない。みんなが自 己 流 にやっているとまちなみがば
らばらになってしまう。
(5)電 柱 地 中 化 なども含 め、道 路 のあり方 も考 える必 要 がある。そのためには、地 元 の合 意 形 成 が
必 要 であり、地 元 の声 で行 政 を動 かすしかない。まちづくり会 社 は地 元 の立 場 で支 援 していくも
のである。
(6)本 四 商 店 街 がアーケード撤 去 の際 に、地 中 化 を申 し出 たが、一 部 区 間 だけではだめだった。
(7)本 陣 ・本 町 エリアは通 りの東 側 が関 電 、西 側 が NTT と違 っているが、共 同 溝 という手 法 がある。
(8)逆 走 やスピードの出 しすぎなど、車 の通 行 のあり方 を考 える必 要 がある。京 都 の寺 町 ではコミュ
ニティ道 路 にしている事 例 もある。通 行 できてもスピードを出 させないような工 夫 をするなど、まち
全 体 で通 れないような雰 囲 気 づくりが大 切 である。
(9)商 店 街 としての活 性 化 は、歩 いて回 遊 してもらうことが重 要 だ。
48
5.まとめ
(1)まちなみや電 線 類 地 中 化 をはじめ、テナントミックスなど、通 りのあり方 についてトータルに考 え て
いく必 要 がある。
(2)電 線 類 地 中 化 については、次 回 のまちなみガーデンプロジェクト会 議 の議 題 に挙 げることとする。
(3)使 えそうなスペースについては、駐 車 場 も含 めることとし、現 時 点 では商 売 をしていても将 来 貸 す
可 能 性 のある予 備 群 についてもヒアリング対 象 とする。
(4)使 えそうな空 きスペースをお持 ちの方 や、現 在 は商 売 をしているが将 来 は貸 しても良 いという方 の
情 報 交 換 を町 単 位 で別 途 行 い、アプローチの方 法 などを話 し合 った上 で、まちづくり会 社 とコンサ
ルが個 別 にヒアリングを実 施 することとする。
(5) 本 陣 商 店 街 エ リア については 、 一 度 商 店 街 内 部 で アプ ロー チ 方 法 等 検 討 後 、 まちづくり 会 社 と
の情 報 交 換 の場 を持 つこととする。
(6)本 四 商 店 街 エリアについては、8月 18 日 (日 )14 時 より三 宅 邸 にて、遠 藤 氏 、三 宅 氏 を中 心 にま
ちづくり会 社 と情 報 交 換 の場 を持 つ。
(7)本 五 、本 六 エリアについては、大 久 保 氏 、久 保 氏 を中 心 に、一 旦 事 業 趣 旨 等 の説 明 を周 辺 に
行 ったうえで、まちづくり会 社 との情 報 交 換 の場 を持 つこととする。
49
■エリアごとの情 報 交 換 会 (テナントミックス事 業 の説 明 会 )案 内 通 知
平 成 25年 8月 吉 日
本 五 ・本 六 町 内 会 各 位
草 津 まちづくり株 式 会 社
代表取締役 伊勢村恭司
世話人
本五町内会 大久保 徹
本六
久保 和重
テナントミックス事業の説明会
~空 き家 ・空 き店 舗 等 の活 用 について~
日 中 の暑 さはさほど変 わりませんが、さすがに朝 夕 はしのぎやすくなってまいりました。
平 素 は、草 津 市 のまちづくり活 動 にご協 力 賜 り、厚 く御 礼 申 し上 げます。
さて、今 年 2月 に、市 民 の皆 さまや草 津 市 などの出 資 を受 けて、草 津 まちづくり株 式 会 社 が
設 立 され、4月 からは本 陣 近 くに事 務 所 を構 え、まちの活 性 化 事 業 を進 めております。
来 年 度 には旧 街 道 沿 いの空 き家 ・空 き店 舗 を活 用 し、魅 力 店 舗 を誘 致 して計 画 的 に配 置
する事 業 を予 定 しており、多 くの人 が歩 いて楽 しめる賑 わいのある通 りづくりをめざします。
そこで、今 年 度 は事 前 の調 査 として、近 隣 住 民 の方 々が求 めているお店 などのご要 望 や、
空 き家 ・空 き店 舗 所 有 者 の方 々の建 物 の有 効 活 用 などについてのご意 向 をお伺 いする予 定
です。「昔 はこんなお店 があってにぎわっていた」、「多 くの人 が歩 く通 りにしたい」、「空 きスペ
ースがあるので有 効 に活 用 したい」など、どんなことでも結 構 ですので、これからの旧 街 道 沿 い
の賑 わいづくりなどについてご意 見 をお聞 かせいただければと存 じます。
ご多 用 とは存 じますが、ぜひご出 席 賜 りますよう、よろしくお願 い申 し上 げます。
記
1.日 時 平 成 25年 8月 30日 (金 ) 午 後 7時 ~午 後 8時 30分
2.場 所 草 津 まちづくり株 式 会 社
【住 所 】 草 津 市 草 津 2丁 目 2-5-13青 木 ビル1階
ぜひお気軽に
ご参加ください。
お待ちしています!
【事 務 局 】
草 津 まちづくり株 式 会 社 担 当 :広 瀬
TEL:077-564-5888 FAX:077-564-5885
50
③各 エリアごとの情 報 交 換 会 の実 施 (テナントミックス事 業 の説 明 会 )
各 商 店 街 ごとに 集 まり、 空 き家 や空 き店 舗 等 の 所 有 者 情 報 に ついての 情 報 交 換 を 行 い、 所
有 者 ヒアリング対 象 者 を抽 出 しました。また、挙 げられたヒアリング対 象 者 については、個 人 情
報 等 も絡 むことから、まちづくり会 社 ・コンサルタントを中 心 に、個 別 にヒアリングにあたることを
確 認 しました。
〈本 四 商 店 街 〉
・日 時
平 成 25 年 8月 18 日 (日 ) 午 後 2時 ~午 後 3時 30 分
・場 所
ギャラリー草 津 宿 (本 四 )
・出 席
本 四 エリア地 元 関 係 者 (8名 )、草 津 まちづくり㈱(1名 )、コンサルタント(1名 )
〈本 五 ・本 六 エリア〉
・日 時
平 成 25 年 8月 30 日 (金 ) 午 後 7時 ~午 後 8時 30 分
・場 所
草 津 まちづくり株 式 会 社
・出 席
本 五 ・本 六 商 業 者 、町 内 会 関 係 者 計 8名 、草 津 まちづくり㈱(1名 )、コンサルタント(1名 )
〈本 陣 エリア〉
本 陣 商 店 街 については、商 店 街 役 員 より、まちづくり会 社 へ空 き家 や空 き店 舗 の所 有 者 情 報
が寄 せられました。
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④空 き家 ・空 き店 舗 ・空 きスペース所 有 者 個 別 ヒアリングの実 施
各 商 店 街 より情 報 が寄 せられた所 有 者 ヒアリングの対 象 者 について、一 旦 まちづくり会 社 より
テナントミックス等 事 業 の説 明 等 を行 ったうえでアポイントを取 りました。まちづくり会 社 を中 心 に、
タウンマネージャー及 びコンサルタントと共 に個 別 ヒアリングを実 施 し、「テナントミックスの手 法 」、
「店 舗 と住 居 スペースの隔 離 などを含 む改 修 工 事 等 について」、「補 助 金 の仕 組 み及 び事 業 の
スケジュール」、「まちづくり会 社 との賃 貸 借 契 約 の考 え方 等 について」などの説 明 を行 ったうえで、
所 有 者 の質 問 への対 応 や意 向 を伺 いました。
ヒアリング実 施 は 14 件 (そのうち3件 は平 成 24 年 度 に実 施 済 み)で、うち、事 業 の仕 組 みを理
解 されたうえで、まちづくり会 社 であれば安 心 して貸 すことができるとの意 向 を示 され、活 用 の可
能 性 のある物 件 は5件 (6店 舗 分 )となっています。
今 後 、まちづくり会 社 での事 業 計 画 や収 支 計 画 を組 み立 て、活 用 を考 えている所 有 者 と賃 料
や出 店 業 種 等 、具 体 的 な条 件 の協 議 を行 っていくこととなっています。
■所 有 者 ヒアリング実 施 個 所 及 び活 用 の可 能 性 がある物 件
A.本 陣 エリア約 18 ㎡
B.本 陣 エリア約 32 ㎡+約 45 ㎡
C.本 陣 エリア約 40 ㎡
D.本 四 エリア約 22 ㎡
E.本 六 エリア約 48 ㎡
■活 用 に前 向 きな所 有 者 の主 な意 見
(2店 舗 可 )
地 域 の活 性 化 に役 立 てたい
店 舗 と居 住 スペースの
分 離 ができるなら良 い
間 にまちづくり会 社 が入 るなら
テナント募 集 、賃 貸 契 約 等 、
安 定 するので安 心
52
■個 別 ヒアリングの状 況
所有者
A
所在地
本 陣 エリア
建物形態
1階 ・空 き店 舗 ・築 20~30 年 ・約 18 ㎡
希望
まちづくり会 社 に貸 しても良 い(今 後 条 件 等 協 議 を進 める)
・対 象 物 件 を含 め、5軒 続 きの借 家 。奥 4軒 は入 居 中 。
・スナックの前 はお菓 子 屋 、質 屋 、カメラ屋 など物 販 が入 居 していた。
内容
・現 在 不 動 産 屋 に頼 んでいるが、問 合 せはあるが入 居 までには至 らない。
・空 き店 舗 のままでは商 店 街 としても良 くないと思 っている。
・まちづくり会 社 が間 に入 るのであれば安 心 して貸 せる。
実施日
ヒアリング:平 成 25 年 9月 25 日
現 場 計 測 :平 成 25 年 10 月 23 日
所有者
B
所在地
本 陣 エリア
建物形態
1階 ・事 務 所 約 32 ㎡+店 舗 約 45 ㎡(1階 奥 ・2階 は居 住 スペース)
希望
まちづくり会 社 に貸 しても良 い(今 後 条 件 等 協 議 を進 める)
※活 性 化 ニュースを見 て本 人 からまちづくり会 社 へ相 談 あり
・父 親 が入 院 中 で事 務 所 は長 らく閉 めたままになっている。
・事 務 所 と北 隣 の商 品 類 を置 いているスペースを貸 すこと可 能 。
内容
・まちづくり会 社 であれば安 心 して貸 せる。
・以 前 から貸 したいと思 っていたが、住 居 への動 線 やトイレが奥 に一 つだけなどの
問 題 があった。
実施日
ヒアリング:平 成 25 年 10 月 3日
現 場 計 測 :平 成 25 年 10 月 12 日
所有者
C
所在地
本 陣 エリア
建物形態
1階 ・空 き店 舗 (1階 奥 ・2階 は居 住 スペース)・約 40 ㎡
・8年 前 に両 親 が亡 くなり商 売 をやめた。事 業 内 容 は概 ね理 解 している。
・少 しでもまちづくりに役 立 つなら前 向 きに考 える。条 件 面 を具 体 的 に詰 めていき
たい。
内容
①居 住 スペースのプライバシー等 の確 保 ②入 口 ・トイレの隔 離
③不 要 な荷 物 の処 分
④こちらの負 担 について
⑤賃 料 設 定
⑥宿 場 街 らしい店 づくりを希 望
⑦将 来 的 に草 津 に戻 るという考 えもある
実施日
ヒアリング:平 成 25 年 10 月 8日 、10 月 23 日 、11 月 13 日
53
所有者
D
所在地
本 町 エリア
建物形態
1階 ・ギャラリー(1階 奥 ・2階 は居 住 スペース)・約 22 ㎡
・今 年 春 にファサード整 備 を行 い、1階 の一 部 を事 務 所 兼 貸 ギャラリーとして改
内容
装 。居 住 スペースとの分 離 も実 施 済 み。
・テナントミックスに協 力 し、出 店 希 望 者 がいれば全 部 貸 しても良 い。
・飲 食 店 は不 可 。物 販 店 は可 。
実施日
ヒアリング:平 成 25 年 8月 18 日
所有者
E
所在地
本 町 エリア
建物形態
1階 ・空 き店 舗 (1階 奥 ・2階 は居 住 スペース)・約 48 ㎡・昭 和 6年 築
・3年 前 に後 継 者 等 の問 題 で店 を閉 めた。
内容
・空 き店 舗 対 策 としてテナントミックス事 業 に貢 献 したい。
・まちづくり会 社 であれば安 心 して貸 せる。
・店 舗 改 修 に際 し、自 宅 部 分 の改 装 費 など自 己 負 担 金 の概 算 が知 りたい。
実施日
平 成 24 年 10 月 19 日
所有者
F
所在地
本 陣 エリア
建物形態
空 き店 舗
・ テナントに 貸 す 場 合 、 自 分 が 利 用 する 駐 車 場 を よ そに借 りること に なるため、 駐
内容
車 場 代 とテナント賃 料 を差 し引 いて利 益 が出 ないようなら難 しい。
※お互 いに動 きがある場 合 は連 絡 を取 り合 うことで同 意
実施日
平 成 24 年 9月 27 日
所有者
G
所在地
本 陣 エリア
建物形態
空 き店 舗
・店 舗 と居 住 スペースの分 離 などの問 題 があり、家 族 の意 向 も含 め貸 すのは難 し
内容
い。
※今 後 、説 明 会 等 の通 知 は了 承
実施日
平 成 25 年 10 月 4日
54
所有者
H
所在地
本 陣 エリア
建物形態
空 き店 舗
内容
・現 在 は車 庫 として使 用 。家 族 が多 く、他 にもガレージを借 りている状 態 。
・今 のところ貸 す予 定 はない。
実施日
平 成 25 年 11 月 13 日
所有者
I
所在地
本 陣 エリア
建物形態
1階 ・住 宅 内 空 きスペース(隣 は居 住 スペース)
・以 前 は店 舗 だったが現 在 は空 いているがトイレは無 い。
内容
・ファサード整 備 は実 施 済 み。
・まちづくり会 社 であれば貸 しても良 いと思 っているが、今 後 事 業 の詳 細 について
聞 かせてもらい、家 族 の意 向 なども聞 くこととする。
実施日
平 成 25 年 10 月 7日
所有者
J
所在地
本 陣 エリア
建物形態
空 き店 舗
・かなり古 く、トイレもないので改 装 して使 うのは難 しい。
・裏 の建 物 は解 体 し、その奥 の土 地 は農 園 として貸 している。
内容
・先 祖 代 々の土 地 であり今 すぐには売 るつもりはないが、相 続 税 も高 いので、将 来
的 には売 る可 能 性 はある。
・高 齢 なため長 期 で貸 すことも難 しい。
・賃貸や買取を希望する人がいるなら、近くに所有しているビルがあり相談に乗れる。
実施日
平 成 25 年 9月 17 日
所有者
K
所在地
本 陣 エリア
建物形態
店舗
内容
・貸 す意 向 はない
実施日
平 成 25 年 10 月 9日
55
所有者
L
所在地
本 町 エリア
建物形態
空 き家 ・築 70~80 年
内容
・古 くから商 売 を続 けてきたが高 齢 のため閉 めた。
・戦 時 中 の建 物 で築 70~80年 、屋 根 も傷 んでおり、不 要 な荷 物 も多 い。
実施日
平 成 25 年 11 月 22 日
所有者
M
所在地
本 町 エリア
建物形態
空 き家 ・約 115 ㎡・築 70 年
・沿 道 は築 70 年 、奥 は築 50 年 で 20 年 前 から空 き家 の状 態 。幼 少 時 代 の荷 物 が
内容
残 っている。間 口 が狭 く奥 に長 い。下 水 道 も通 っていない。
・地 震 などで近 隣 に迷 惑 を掛 けないよう解 体 したいと考 えている。
・名 義 は親 のままで兄 弟 との相 続 の問 題 もあり、貸 す可 能 性 は極 めて低 い。
実施日
平 成 25 年 9月 13 日
所有者
N
所在地
本 陣 エリア
建物形態
蔵
・草 津 川 跡 地 の整 理 がつくまでの間 、所 有 する空 地 (駐 車 場 50 台 位 )を開 放 し、
内容
市 内 の活 性 化 に役 立 てたいと考 えている。
・県 道 沿 いの蔵 の活 用 も考 えたい。
実施日
平 成 24 年 11 月 24 日
56
(4)地 域 住 民 のニーズのまとめ・方 向 性 について
地 域 住 民 を対 象 としたアンケート調 査 及 びグループヒアリング調 査 を踏 まえ、求 められる機 能
について、以 下 のキーワードが考 えられます。
1 こだわりがある
日 常 の 買 い物 は、駅 周 辺 の 大 規 模 小 売 店 舗 の 利 用 が 高 く、百 貨 店 やショッピングモール、ス
ーパーなど一 か所 であらゆるものが揃 う多 機 能 型 の施 設 であることが支 持 されています。しかしそ
の一 方 で、それらの施 設 は全 国 画 一 的 な商 品 を扱 っている傾 向 があることから、物 足 りなさを感
じている声 が多 く、「ナショナルチェーンや大 型 店 ではない」、「こだわりのある上 質 なもの」が求 め
られています。この考 えは、食 材 から店 舗 の空 間 にまで至 っており、実 際 にそれらを満 たす店 舗
が新 規 出 店 すると、多 くの人 に支 持 されていることからも分 かります。
また、駅 周 辺 ではマンション供 給 などによる人 口 増 加 がみられる一 方 、散 策 したり、子 どもがの
びのびと遊 べるような公 園 や緑 地 が少 ないことから、こだわりの店 舗 展 開 をする場 所 について、公
園 や緑 地 など自 然 のなかでのカフェやショップを希 望 する声 もあり、これらのニーズは、今 後 中 心
市 街 地 活 性 化 事 業 として挙 げられている「草 津 川 跡 地 賑 わい空 間 整 備 事 業 」にも生 かすことが
可 能 と考 えられます。
・オーガニックで地 元 の新 鮮 な食 材 が買 える
・店 主 のこだわりが感 じられる商 品 がある、店 主 と顔 なじみになり会 話 が楽 しめる
・そこでしか買 えないものがある
・食 材 から食 器 、ファニチュア、内 装 に至 るまで上 質 なお店
・ライフスタイルに寄 り沿 い、豊 かにしてくれる
・入 りやすい店 構 えや空 間 、接 客
・外 観 や店 内 が街 道 沿 いの古 いまちなみと調 和 している
■業 種 例 ■
・新 鮮 な野 菜 や食 材 を扱 う食 料 品 店
・オーガニックで新 鮮 な食 材 で作 られた惣 菜 、デリカテッセン
・草 津 にしかない贈 り物 として使 えるスイーツ
・食 材 から食 器 、ファニチュア、内 装 にまでこだわりが感 じられる日 常 使 いのできるレストランやカフェ
(カジュアルレストラン、フレンチ、中 華 など)
・ブックカフェ
・ミニシアター
・手 づくり衣 料 や雑 貨 などのセレクトショップ
・若 手 作 家 の家 具 などの工 房 型 ショップ
・お洒 落 な自 転 車 やパーツを扱 い、日 常 のメンテナンスもしてくれる自 転 車 屋
・隠 れ家 的 な雰 囲 気 で見 つけるのが楽 しいお店
57
等
■ イメージ事 例 ■ ■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■
新 鮮 、オーガニックな食 材 を扱 うお店
食 器 や家 具 、照 明 などこだわりが感 じられる店 内
58
ライフスタイルに寄 り添 ったお店
59
2 営業時間
国 勢 調 査 によると、昼 間 人 口 と夜 間 人 口 の比 率 は 109%となっており、昼 間 人 口 の多 さが周 辺
自 治 体 ではトップとなっていますが、特 にJR草 津 駅 東 口 周 辺 エリアでは、チェーン店 や居 酒 屋 な
ど夜 間 人 口 向 きの店 が大 多 数 を占 め、空 き店 舗 が出 ても同 じ業 種 ですぐに埋 まる状 況 にありま
す。
その一 つの要 因 として、賃 料 の関 係 やまちとしての回 遊 性 、集 客 力 の問 題 などにより、チェー
ン店 など体 力 のある業 種 で循 環 する構 図 が考 えられます。結 果 として、夜 間 の騒 音 などをはじめ、
昼 間 のシャッター通 り化 傾 向 など、まちとして様 々な問 題 を抱 えています。
ニーズ調 査 では、それらを危 惧 する声 が多 く、また、ライフスタイルにこだわりを持 つ層 の意 見 と
して、定 住 者 層 にも対 応 する、「早 朝 利 用 」、「昼 間 利 用 」、「夜 間 利 用 」といった、暮 らし方 に沿
った営 業 スタイルを望 んでいます。
・朝 の出 勤 途 中 に立 ち寄 れる
・おいしいモーニングやランチが食 べられる
・仕 事 帰 りなどに空 いているのは居 酒 屋 や大 型 店 やスーパーしかない
・ショッピングモールなどではなく、休 日 に家 族 でゆっくり買 い物 やくつろぎができる素 敵 なお店
■業 種 例 ■
・焼 きたてベーカリー
・出 勤 前 に立 ち寄 れるように、早 朝 からモーニングが食 べられるお店
・夜 遅 くや仕 事 帰 りに立 ち寄 れるおいしい食 材 で作 られた惣 菜 店 や新 鮮 な食 料 品 店
・一 人 でも、友 人 や家 族 とでも気 軽 に行 けるおいしいお店
等
■ イメージ事 例 ■ ■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■
焼 きたてベーカリー
60
仕事 帰りなど遅い時間 にも立 ち寄 ることが出 来る、おいしい食 材で作 られた惣 菜 や新 鮮な食 料品
モーニングやランチで、一 人 や友 人 などと気 軽 に行 ける居 心 地 の良 い空 間
61
3 あらゆる年 代 層 ・利 用 者 構 成 に対 応
上 記 2の居 酒 屋 など夜 間 営 業 の業 種 が多 いことにもつながりますが、一 部 の年 代 や利 用 構 成
に限 定 することなく、一 人 で、女 性 同 士 で、子 ども連 れや家 族 、高 齢 者 一 人 で、といったあらゆる
年 代 層 や利 用 構 成 に対 応 した店 舗 展 開 を望 む声 が多 く聞 かれます。
今 後 の店 舗 誘 致 にあたっては、計 画 性 のある、バランスある店 舗 展 開 により、せっかくすぐ近 く
に多 くの生 活 者 がいる強 みを生 かし、「まず街 の人 が出 かける」、そして「その賑 わいがより広 域 か
らの集 客 を呼 ぶ」、といった好 循 環 を生 み出 すことが望 まれます。
4 子 どもとの利 用
アンケート調 査 では、30~40 代 の子 育 て世 代 が約 半 数 を占 めており、中 心 市 街 地 における年
齢 階 層 別 人 口 でも 30~40 代 の人 口 が最 も多 くなっています。それにより、子 どもと一 緒 に過 ごせ
るお店 や場 所 、 子 育 て 世 代 が 集 い、 情 報 交 換 できる場 所 などを 求 める要 望 が 多 く、 これらに対
応 した店 舗 展 開 が重 要 となります。
また、上 記 1でも述 べたように、 子 どもをのびのびと遊 ばせることのできる公 園 や緑 地 を 求 める
声 が多 くあり、「草 津 川 跡 地 賑 わい空 間 整 備 事 業 」でも「子 ども」をキーワードとした取 り組 みが考
えられます。
・子 どもと一 緒 に気 軽 に入 れる
・子 どもと一 緒 でも安 心 して食 事 ができる
・子 どもを預 けられたり、子 育 ての情 報 交 換 ができる
■業 種 例 ■
・子 どもと入 れ、安 心 して食 事 ができるレストランやカフェ
・幼 稚 園 のクラス会 などで利 用 できる座 敷 など靴 が脱 げるお店
・託 児 付 のお店
・子 どもが遊 べたり、学 習 できる児 童 館 やキッズスペース
・上 質 な子 どものおもちゃや絵 本 、衣 料 品 のお店
等
■ イメージ事 例 ■ ■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■
62
5 文 化 的 要 素 ・コミュニティ機 能
店 が、単 なる消 費 行 動 の場 所 としてだけではなく、そこに行 けば何 か新 しい発 見 があったり、情
報 を得 ることができたりするなど、趣 味 や自 己 実 現 に合 致 する付 加 価 値 が求 められています。そ
れらのニーズに対 応 することで、大 型 店 やチェーン店 とは違 うこだわりが生 まれ、その店 ならでは
の独 自 の良 さを発 揮 することができ、リピーターを獲 得 ることにもつながります。
また、習 い事 など教 養 を身 につけられたり、人 とのつながりやコミュニケーションの場 となる機 能
や、就 労 を生 み出 す場 となることを求 める声 も見 られます。
■事 業 例 ■
・定 期 的 な質 の高 い手 づくり市 やマルシェなどの開 催
・滋 賀 の特 産 や情 報 などを発 信 する場 づくり
・店 主 が講 師 となり、商 品 についてや食 べ比 べなどの講 座 の開 催
・知 識 や教 養 を身 につけられる教 室 や、子 育 て世 代 や高 齢 者 などが集 う情 報 交 換 の場
・高 齢 者 が就 労 できたり、経 験 を生 かしたものづくりや、手 作 り工 房
等
■ イメージ事 例 ■ ■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■ ■■■■■■
手 づくり市 やマルシェ
63
店 主 によるワークショップや講 座 などの体 験
情 報 交 換 の場 や趣 味 などを生 かす場 づくり
64
6 既 存 店 舗 の魅 力 化 ・情 報 発 信
かつて本 陣 ・本 町 エリアの商 店 街 では、宿 場 町 の賑 わいを継 承 し、近 代 に入 っても数 多 くの業
種 ・業 態 が軒 を連 ね、賑 わいを見 せていました。近 年 の郊 外 開 発 によるロードサイド型 の大 型 シ
ョッピングモールをはじめ、駅 周 辺 エリアでの大 規 模 小 売 店 舗 の進 出 などにより、品 揃 えの豊 富
さや安 さなどで、人 の流 れが商 店 街 から消 えていっているのが現 状 です。
しかし、アンケート調 査 やグループヒアリング調 査 から、消 費 者 は全 国 画 一 的 ・標 準 的 な商 品 や
サービスの提 供 のみに満 足 しておらず、商 品 ・サービスに「独 創 性 やこだわり」があったり、「店 主
との会 話 や顧 客 同 志 のコミュニケーションを 楽 しむこと」などを 求 めている声 、 また、 既 存 商 店 街
や小 売 店 舗 が抱 える課 題 が解 決 されていくことで、商 店 街 に行 きたいといった「商 店 街 の再 生 ・
活 性 化 に期 待 」する声 が多 いことが見 えてきました。
また、徒 歩 や自 転 車 圏 内 での買 い物 を望 む声 も多 いことから、居 住 地 最 寄 りの商 店 街 でのテ
ナントミックス事 業 による魅 力 ある店 舗 の配 置 とともに、既 存 店 舗 との連 携 や情 報 発 信 を図 ること
で、歩 いて楽 しい通 りを創 出 することができ、商 店 街 に足 を運 ぶきっかけづくりにつながります。
・古 くからのお店 は閉 鎖 的 で接 客 も含 め、初 めての人 は入 りにくい。ほしい商 品 がない
・どんなお店 があるのか情 報 発 信 してほしい
・店 主 との会 話 を楽 しみたい
・その店 でしか買 えないものがあればわざわざ行 く
・既 存 店 舗 には魅 力 的 なお店 があるがうまく生 かせていない
・自 動 車 や自 転 車 の往 来 を規 制 できれば、安 心 して子 どもと一 緒 に行 きたい
■事 業 例 ■
・商 店 街 マップの発 行 などの情 報 発 信
・質 の高 いイベントなどの開 催 により、商 店 街 に来 るきっかけづくり
・店 主 の意 識 改 革
・交 通 問 題 等 課 題 解 決 に向 けての取 り組 み
■レトロな雰 囲 気 を醸 し出 す既 存 店 舗 例
65
等
■商 店 が軒 を連 ね、賑 わいを
見 せる 1977 年 の本 陣 ・本 町
エリア
旧
中
山
道
草
国指定史跡
草津宿本陣
津
川
跡
地
旧
東
海
道
1977 年当時の事業所 ・ 店舗
現在も営業を続けている
事業所 ・ 店舗 (業態変更含む
66
7 まちなみの整 備
旧 街 道 沿 いや周 辺 エリアには、国 指 定 史 跡 ・草 津 宿 本 陣 をはじめ、高 札 場 や追 分 道 標 、草
津 宿 街 道 交 流 館 などといった歴 史 を感 じることができる施 設 や数 多 くの神 社 仏 閣 のほか、太 田
酒 造 ・道 灌 蔵 や登 録 有 形 文 化 財 である吉 川 芳 樹 園 、八 百 久 、魚 寅 楼 などの建 築 物 などを有 し
ており、「街 道 ウォッチャー」の来 街 も多 くみられます。また、全 国 に誇 れる天 井 川 ・旧 草 津 川 も広
がっており、草 津 市 の歴 史 や自 然 が凝 縮 された通 りとなっています。
しかし近 年 、商 店 街 の空 き店 舗 が増 えたことによりシャッター通 りの傾 向 を感 じさせることとなり、
昔 の風 情 ある町 家 も新 しく建 て替 わるなど、宿 場 町 としてのまちなみが変 わりつつあります。
アンケート調 査 やグループヒアリングでは、市 外 からの転 居 理 由 のひとつとして、駅 前 の新 しい
まちなみと旧 街 道 沿 いの古 いまちなみといった新 旧 の両 方 の良 さが感 じられることや、居 住 地 か
ら歩 いて行 ける距 離 に、宿 場 町 など歴 史 を感 じられることに魅 力 を感 じていることが挙 げられてい
ます。
商 店 街 でのテナントミックス事 業 では、単 なる店 舗 の誘 致 だけではなく、これらのまちなみを守
り、生 かすこと、それと調 和 する店 舗 展 開 を望 む声 が多 くなっています。
・品 格 ある落 ち着 いたまちなみ
・歴 史 を感 じさせるまちなみ
・電 柱 が気 になる
・歩 く楽 しみがある通 りづくりにより、滞 在 時 間 を長 くする
・新 旧 入 り混 じったまちなみが気 に入 っているので、それらを保 って活 性 化 してほしい
■事 業 例 ■
・まちなみ・ファサード修 景 等 のガイドラインづくり
・電 線 類 地 中 化 の検 討
・サイン計 画
等
67
8 テナントミックス事 業 やまちづくりに期 待 する声
マンション増 加 による住 民 の孤 立 化 や隣 近 所 との交 流 の希 薄 化 、安 心 ・安 全 なこだわりの商 品
を扱 う店 やその情 報 の少 なさ、ゆっくりと多 世 代 が安 心 して憩 うことのできる場 所 の少 なさ、宿 場
町 固 有 の景 観 の薄 れなど、暮 らしを取 り巻 く環 境 に大 きな不 安 を抱 えている声 が多 く寄 せられて
います。
そ れらの 声 は、 単 なる 施 設 整 備 や 空 き 店 舗 対 策 と して の店 舗 誘 致 を 求 めて いるだ けで なく 、
人 と人 とのつながりや、安 心 して商 品 が買 えたり、歩 く楽 しみや、ゆっくりと時 間 が過 ごせる場 所 な
ど、草 津 市 でのより充 実 した暮 らしを実 現 するためのテナントミックス事 業 やまちづくりに多 くの期
待 を持 っています。
ま た 、 空 き 家 ・ 空 き 店 舗 ・ 空 きス ペ ー ス 所 有 者 に つ いて も 同 様 の 傾 向 が 見 ら れ ま す 。 こ れまで
所 有 しているスペースについての具 体 的 な活 用 検 討 がなされてこなかったり、不 動 産 業 者 等 から
の売 買 や 賃 貸 の 紹 介 があ っ ても 断 っ てきたケ ースが 多 くみられました。 しかし、 今 回 の ヒアリング
調 査 を通 し、まちづくり会 社 が間 に入 ることによる信 頼 性 、そして何 より活 性 化 に寄 与 することが、
活 用 の可 能 性 へとつながってきました。さらに、単 なるスペースの賃 貸 借 の関 係 だけで終 わるの
ではなく、誘 致 するテナントの業 種 ・業 態 への要 望 や空 間 づくり、外 観 等 まちなみへの配 慮 など
に至 るまで、まちづくりとしての事 業 への期 待 も寄 せられています。
・車 で郊 外 に行 くのではなく、徒 歩 や自 転 車 圏 内 に素 敵 な店 がほしい
・多 少 場 所 が悪 くても、良 い店 なら利 用 し、口 コミで広 げたり、家 族 や友 人 を連 れていく
・ほかのまちにはない個 性 的 なショップや時 間 をゆっくり過 ごせるまちになれば人 は集 まる
・多 世 代 が楽 しく日 々安 心 して過 ごせる場 所 がほしい
・どこにでもあるような都 市 にはしてほしくない。個 性 的 で応 援 したくなるようなお店 づくりで、
草 津 のブランドになってほしい
・他 都 市 で働 いているが、良 い店 ができれば自 分 のまちで働 きたい
・滋 賀 の文 化 や歴 史 を感 じられる宿 場 町 のまちなみを変 えることなく活 性 化 してほしい
68
商圏の状況を把握するため、地域の人口規模、行動範囲や
商業量等の統計や通行量等のデータ調査、分析
2.マーケティング調査
(1)草津市の人口
○人口の推移(S45~H22:国勢調査)
■平成 22 年国勢調査による草
1.38倍
(人)
津市の総人口は 130,874 人で、
140,000
人口
一貫して増加傾向にあります。
1.13倍
世帯数
121,159
115,455
120,000
■人口増加率は、平成 12 年から
平成 22 年までの 10 年間で約
77,012
80,000
70,000
60,000
50,000
40,000
34,813
64,873
年までの 20 年間で約 1.38 倍
57,287
45,300
87,542
1.13 倍、平成 2 年から平成 22
130,874
49,778
101,828
94,767
100,000
(世帯)
29,012
60,000
30,000
25,473
22,275
に増加しています。
40,000
16,905
20,000
10,000
20,000
0
0
S50
S55
S60
H2
H7
H12
H17
H22
○人口の予測(国立社会保障・人口問題研究所 H25.3 予測)
■草津市の総人口は、今後も増加傾向が続き、平成 47 年に 145,603 人でピークを迎え、その後は
減少に転じ、平成 22 年から 30 年後の平成 52 年で 145,136 人になると予測されています。
■年齢別にみると、平成 22 年から 30 年後の平成 52 年には、若年人口(0~14 歳)と生産年齢人口
(15~64 歳)はそれぞれ 0.2 万人、0.3 万人減少することが予測されています。
■その一方で、高齢人口は一貫して増加傾向にあり、平成 22 年から 30 年後の平成 52 年には前期
高齢人口(65~74 歳)は約 0.7 万人、後期高齢人口(75 歳以上)は約 1.2 万人、合計で約 1.9 万人
に増加する予測となっています。
(人)
160,000 140,000 120,000 H32 総人口
140,867 人
H22 総人口
130,874 人
9,117 12,648 H47年が
総人口は約 ピーク
1.5 万人増加
H47 総人口
145,603 人
H52 総人口
145,136 人
11,502 14,823 18,845 20,596 20,600 21,164 16,047 16,099 13,524 13,527 16,253 19,774 100,000 前期高齢人
口は約0.7万
人増加
80,000 60,000 後期高齢人
口は約1.2万
人増加
90,324 90,236 90,951 92,845 18,784 19,270 18,994 18,264 17,378 17,024 16,836 H22
H27
H32
H37
H42
H47
H52
93,563 91,726 87,362 40,000 20,000 0 若年人口(0~14歳)
生産年齢人口(15~64歳)
前期高齢人口(65~74歳)
後期高齢人口(75歳以上)
69
生産年齢人
口は約0.3万
人減少
若年人口は約
0.2 万人減少
○地域別人口(H17~H22:国勢調査)
■地域別に人口増減をみると、平成 17 年から平成 22 年の間に人口が 300 人以上増加しているエ
リアは、JR 草津駅周辺、JR 南草津駅周辺、東海道新幹線沿線を中心とした郊外住宅地等とな
っています。
■一方、JR 草津駅の北西地域、琵琶湖に面した北西地域、南側の丘陵地域の一部において人口減
少している地域がみられます。
■また、平成 22 年の人口密度をみると、JR 草津駅周辺、JR 南草津駅周辺をはじめ、JR 草津駅の
北西側・南西側の郊外住宅地、JR 東海道本線(琵琶湖線)と東海道新幹線の間のエリアで比較的
人口密度が高くなっています。
■人口増減(H17-H22)
■人口密度(H22)
JR 草津駅周辺で、300
人以上増加している
エリアがみられる。
JR 南草津駅周辺で
は、300 人以上増加
しているエリアが
集中してみられる。
JR 南草津駅周辺で
は、人口が増加し、
人口密度も高いエ
リアがみられる。
人口が増加し、人口
密度も高い郊外住
宅地がみられる。
70
JR 草津駅周辺では、
人口密度が高い郊外
住宅地がみられる。
○中心市街地の人口(各年草津市統計書(各年 10 月 1 日時点の総人口))
■中心市街地の人口は、
平成 23 年時点で 21,687 人(市全体 124,595 人の約 17.4%)となっており、
一貫して増加傾向にあります。
■その一方で、平成 23 年までの人口増加率は、平成 18 年(市全体 116,411 人の約 17.9%)からの
5 年間で約 1.04 倍、平成 13 年(市全体 113,335 人の約 17.0%)からの 10 年間で約 1.12 倍、平
成 8 年(市全体 102,531 人の約 15.4%)からの 15 年間で約 1.37 倍の増加となっており、近年、
人口増加率が低下しています。
草津市全体に占める割合
は、平成19 年がピーク
(人)
40,000
18.1%
17.0%
16.8%
35,000
17.5%
(%)
20.0%
17.9%18.2%
17.9%
17.4%
15.4%
16.0%
30,000
1.12倍
1.04倍
25,000
20,000
18.0%
20,118
19,247
17,645
21,687 12.0%
21,227
20,790
14.0%
10.0%
1.37倍
15,799
8.0%
15,000
6.0%
10,000
近年、人口増加傾向
が鈍化(中心市街地
以外のエリアでの人
口増加傾向が高い)
5,000
4.0%
2.0%
0
0.0%
H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23
中心市街地人口
市全体に占める割合
■中心市街地内のエリア別にみると、平成 23 年時点で、駅東(大路)エリア(大路 1~2 丁目)は 4,154
人、駅東(渋川)エリア(渋川 1~2 丁目、若竹町)は 4,013 人、駅西エリア(西渋川 1 丁目、西大路町、野村 1~3
丁目・6 町目)は
9,472 人となっており、これらの3エリアで人口が大きく増加しています。
■一方で、本陣・本町エリア(草津 1~4 丁目)は、平成 23 年時点で 4,048 人(15 年間の増加率約 0.93
倍)となっており、平成 13 年以降、緩やかな減少傾向となっています。
25,000 (人)
15 年間の増
加率1.34 倍
20,000 15,000 9,531 8,875 7,064 10,000 5,000 9,684 9,736 3,321 3,363 2,627 1,770 3,132 3,407 1,750 1,845 2,801 4,338 4,382 4,464 4,312 9,472 9,481 15 年間の増
加率1.53 倍
3,935 4,013 3,465 4,168 4,154 4,226 4,018 4,048 加率2.35 倍
0 H8
H9
H10
H11
本陣・本町エリア
H12
H13
H14
H15
駅東(大路)エリア
71
H16
H17
H18
駅東(渋川)エリア
H19
H20
H21
駅西エリア
H22
H23
15 年間の増
○中心市街地の年齢階層別人口(H12~H22:国勢調査)
■中心市街地における年齢階層別人口をみると、30 歳代・40 歳代の人口が多く、平成 22 年時点
で、男性では 35~39 歳、40~44 歳、女性では 35~39 歳が 5 歳階級人口で 1,000 人を超えてい
ます。
■また、男女ともに 35~39 歳、40~44 歳、45~49 歳の年代の人口がこの 10 年間で大きく増加し
ており、中心市街地内の大規模マンションを中心として、30 歳代・40 歳代が中心市街地内に転
居していることがうかがえます。
■一方で、男女とも 20~24 歳、25~29 歳の年代の人口は、平成 12 年以降、年々減少しています。
平成 22 年、30 歳
代・40 歳代で人口が
大きく増加。
平成22 年、40 歳
代では 200 人以
上の人口増加。
20 歳代の人口は
年々減少傾向。
19 歳以下の年代も、
30 歳代・40 歳代と同
様に増加傾向。
○中心市街地の高齢化率(H12~H22:国勢調査)
0.0%
■中心市街地の高齢化率は、平成 22 年
時点で 15.8%となっており、平成 12
5.0%
10.0%
15.0%
20.0%
本陣・本町エリア
21.7%
19.1%
年よりも 2.8 ポイント増加し、草津
市全体よりも高齢化率が低くなって
駅東(大路)エリア
います。
■エリア別にみると、本陣・本町エリ
駅東(渋川)エリア
アが最も高く、平成 22 年点で 24.7%
駅西エリア
となっていますが、他の3エリアで
は中心市街地全体よりも低い高齢化
中心市街地全体
率となっています。
市全体
72
25.0%
30.0%
24.7%
13.0%
11.5%
11.5%
12.3%
11.4%
9.5%
15.2%
13.5%
11.7%
15.8%
14.1%
13.0%
16.4%
13.8%
11.3%
H22
H17
H12
(2)周辺地域の人口等
○滋賀県・県内市町の人口(H22:国勢調査)
■平成 22 年国勢調査による滋賀県の総人口は 1,410,777 人となっており、平成 17 年よりも 30,416
人増加しています。
■県内各市町(19 市町)の人口についてみると、
隣接する大津市が 337,634 人で最も多く、
次いで、
草津市(130,874 人)、長浜市(124,131 人)、東近江市(115,479 人)、彦根市(112,156 人)となっ
ています。
■大津市(337,634 人)、草津市(130,874 人)、守山市(76,560 人)、栗東市(63,655 人)、野洲市
(49,955 人)、湖南市(54,614 人)による湖南地域全体の人口は、713,292 人となっており、滋賀
県全体の 50.5%に及んでいます。
■長浜市
人口:124,131 人(-367 人)
■高島市
人口:52,486 人(-1,464 人)
■米原市
人口:40,060 人(-949 人)
■彦根市
人口:112,156 人(2,377 人)
■野洲市
人口:49,955 人(469 人)
■多賀町
人口:7,761 人(-384 人)
■守山市
人口:76,560 人(5,737 人)
■甲良町
人口:7,500 人(-603 人)
■草津市
人口:130,874 人(9,715 人)
■豊郷町
人口:7,566 人(148 人)
■大津市
人口:337,634 人(13,915 人)
■愛荘町
人口:20,118 人(389 人)
■東近江市
人口:115,479 人(-1,318 人)
■近江八幡市
人口:81,738 人(1,128 人)
■竜王町
人口:12,916 人(-364 人)
■栗東市
人口:63,655 人(3,786 人)
■甲賀市
人口:92,704 人(-1,149 人)
■日野町
人口:22,870 人(61 人)
■湖南市
人口:54,614 人(-711 人)
※人口は平成 22 年度国勢調査。
(
73
)内は平成 17 年からの増減
○主要都市との位置・距離
■草津市は、滋賀県南部に位置し、JR 東海道本線や名神自動車道などの交通利便性が高く、10km 圏内に湖南地域、20km 圏内に京都市、60km 圏内に大阪市、100km 圏内に神戸市や名古屋市を含んでいます。
60km 圏内で県内
の主要都市のほ
とんどをカバー
名古屋市もほぼ
80km 圏内で、新幹
線利用で 60 分以内
でアクセス可能
10km 圏内で湖南
地域のほぼ全域
をカバー
20km 圏内には京
都市を含み、アク
セスは30 分以内
60km 圏内には大
阪市を含み、アク
セスは60 分以内
百貨店の焦点距
離 80km 圏内には
神戸市を含む
74
○昼間人口(H22:国勢調査)
■平成 22 年国勢調査による草津市の昼
表
間人口は 142,677 人、夜間人口は
130,874 人となっています。
■昼間人口比率は 109.0%となってお
り、県全体や近隣市町よりも大きく
なっています。
■草津市に常住する就業者・通学者は、
滋賀県
大津市
草津市
守山市
栗東市
近江八幡市
周辺自治体の昼夜間人口
昼間人口
(人) (A)
1,363,302
310,912
142,677
69,654
64,183
74,153
夜間人口
(人) (B)
1,410,777
337,634
130,874
76,560
63,655
81,738
昼間人口比率
(B/A)
96.6
92.1
109.0
91.0
100.8
90.7
(H22:国勢調査)
平成 22 年時点で 73,098 人となって
おり、その内、他市町村で就業・従業する者は 34,745 人(47.5%)となっています。
■また、草津市で就業・通学する者は、平成 22 年時点で 85,104 人となっており、その内、他の
市町村に住む者は 45,437 人(53.4%)となっています。
■方向別にみると、隣接する大津市との繋がりが最も強く、平成 22 年時点で、13,422 人(15.8%)
の流入、9,152 人(12.5%)の流出があり、4,270 人の流入超過となっています。
■次いで、京都府(6,567 人(7.7%)の流入、7,107 人(9.7%)の流出)、栗東市(5,564 人(6.5%)
の流入、4,808 人(6.6%)の流出)、守山市(4,327 人(5.1%)の流入、2,673 人(3.7%)の流出)
など、隣接・近接する自治体との繋がりが強くなっており、京都府を除き、いずれの自治体に
対しても流入超過の状況となっています。
図
方向別通勤・通学状況(H22 国勢調査)
※周辺都市のみ掲載
75
(3)商業の状況
○小売業の商店数・従業者数・年間販売額(H6~H19:商業統計調査)
■小売業の商店数は、草津市全体で、平成 19 年時点で 805 店舗(平成 6 年から 91 店舗減少)とな
っており、平成 11 年以降、減少傾向となっています。
■小売業の従業者数は、平成 19 年時点で 7,927 人(平成 6 年から 2,478 人増加)となっており、平
成 16 年をピークに減少しています。
平成16 年
がピーク
商店数
(店)
(商店数)
1,200
平成6年から平
成 11 年に掛け
て大きく増加
1,000
800
(人)
7,906
8,345
8,050
7,927
6,425
7,000
5,449
896
6,000
ピーク時の平
成 11 年から
176 店舗減少
928
9,000
8,000
600
400
従業者数
981
932
5,000
4,000
900
805
2,000
平成11年から
一貫して減少
200
3,000
1,000
0
0
H6
H9
H11
商店数
H14
H16
H19
従業者数
■小売業の年間販売額は、従業者数とほぼ同様の傾向にあり、平成 19 年時点で 1,457.9 億円(平
成 6 年から 519.4 億円増加)となっており、多少の増減はあるものの、平成 6 年以降、一貫して
増加傾向にあります。
平成11年以降、
増加傾向は緩
やかになる
(億円)
1,600
1,400
1,406.0
H11
H14
1,457.9
1,357.4
1,138.5
1,200
1,000
1,383.1
938.5
平成6年から平
成 11 年に掛け
て大きく増加
800
600
400
200
0
H6
H9
76
H16
H19
○小売吸引力指数(H19:商業統計調査、H17:国勢調査)
■草津市全体の小売業吸引力指数は、平成 19 年時点で 1.22 となっており、湖南地域では栗東市
に次いで大きな値となっています。
※小売吸引力指数
市民一人当たりの小売販売額を県民一人あたりの小売販売額で除したものであり、1.0 を上回る都
市は、周辺都市から購買客を吸引している状態となっています。
表 小売吸引力指数(H19)
年間小売販売額(百万円) 一人当たり販売額(万円) 小売吸引力指数
大津市
279,619
86.38
0.88
草津市
145,792
120.33
1.22
守山市
74,401
105.05
1.07
栗東市
76,816
128.31
1.30
野洲市
35,849
72.44
0.73
湖南市
44,296
80.07
0.81
県全体
1,360,774
98.58
1.00
(資料)年間小売販売額:商業統計調査、人口:国勢調査(H17)
■業種別についてみると、平成 19 年時点で、
「各種商品小売業」が 1.91 で最も高く、次いで「織
物・衣服・身の回り品小売業」が 1.55、「飲食料品小売業」が 1.26 となっています。
■一方で、
「自動車・自転車小売業」については 0.95 となっており、周辺自治体に依存している
傾向となっています。
表
業種別年間小売販売額の推移(単位:百万円)
H6
H9
H11
H14
H16
H19
18,945
21,801
32,119
32,785
31,380
26,901
小売吸
引力指数
(H19)
1.91
5,959
7,217
6,850
9,411
8,851
9,023
1.55
30,723
36,340
38,991
39,731
39,609
43,384
1.26
自動車・自転車小売業
9,184
11,581
14,186
12,674
12,917
16,785
0.95
家具・じゅう器・機械器具小売業
5,207
7,560
8,876
12,165
9,441
10,371
1.00
23,836
29,350
37,283
33,837
33,541
39,327
1.06
各種商品小売業
織物・衣服・身の回り品小売業
飲食料品小売業
その他の小売業
(資料)年間小売販売額:商業統計調査、人口:国勢調査(H17)
77
○中心市街地の商業の状況(H19:商業統計調査、H17:国勢調査)
■中心市街地内の商店街は、JR 草津駅を中心に形成されており、以下のような構成となっていま
す。
エリア名
エリア内の商店街
本陣・本町エリア
本陣商店街、本四商店街
駅東(大路)エリア
一番街商店会、北中町商店街、夢大路商店街、栄町商店街、
エルティ・ガーデン商店会、Tower111 商店会
駅東(渋川)エリア
渋川商店街
駅西エリア
草津駅西口商店街、エイスクエア(草津駅西口商店街加盟店)
78
■中心市街地内の商店街の事業所数は、平成 19 年時点で 212 店舗となっており、平成 9 年から
136 店舗の減少、増加率は 60.9%となっています。また、年間商品販売額については、平成 19
年時点で 48,345 百万円となっており、平成 14 年から 8,393 百万円減少しています。
■エリア別に平成 9 年から平成 19 年までの増加率をみると、事業所数は全てのエリアで減少して
おり、駅東(渋川)エリアが 45.8%、本陣・本町エリアが 63.2%となっています。また、年間商
品販売額は、駅西エリアで 121.4%となっていますが、他の3エリアでは減少傾向にあり、そ
れぞれ駅東(渋川)エリアは 28.0%、本陣・本町エリアは 58.6%となっています。
表
中心市街地内の各団体の事業所数と年間商品販売額
事業所数(店)
H14
51
37
H9
本陣商店街
元町商店街
本一商店街
本二商店街
本三商店街
本四商店街
本五商店街・本六商店街
本陣・本町エリア合計
一番街商店会
北中町商店街
栄町商店街
夢大路商店街
大宮町商店街
栄町・草津中央・中ノ町商店街
トンネル街商店街
エルティ・ガーデン商店会
Tower111 商店会
草津駅前商店街
駅東(大路)エリア合計
渋川商店街
駅東(渋川)エリア合計
草津駅西口商店街
エイスクエア(草津駅西口商店街加盟店)
駅西エリア合計
中心市街地合計
H19
28
年間商品販売額(百万円)
H9
H14
H19
1,440
712
922
6
-
-
353
-
-
10
-
-
575
-
-
20
-
-
288
-
-
15
-
-
224
-
-
12
13
76
34
21
5
54
13
11
61
4
31
5
45
10
10
48
10
23
5
23
237
344
2,021
6,703
3,426
301
2,367
184
133
1,029
272
6,243
243
1,749
150
113
1,185
649
4,367
114
711
11
-
-
747
-
-
19
-
-
582
-
-
24
-
-
1,038
-
-
43
20
34
-
14
6
5,549
4,626
3,075
-
411
178
20
-
-
4,626
-
-
177
23
23
28
44
72
348
119
21
21
30
49
79
280
81
17
17
16
50
66
212
22,972
1,026
1,026
2,353
19,618
21,971
47,990
11,582
15,625
15,625
1,311
27,191
28,502
56,738
6,430
14,062
14,062
918
25,750
26,668
48,345
(出典:各年商業統計調査)
■事業所数
■年間商品販売額
(店)
400
350
(百万円)
348
300
72
250
23
200
150
177
50
50,000
76
40,000
79
212
21
H9 の
91.7%
H9 の
45.8%
61
0
H9
47,990
280
119
100
56,738
60,000
H14
66
17
81
48
H19
28,502
21,971
30,000
1,026
H9 の 20,000
73.9%
10,000
22,972
H9 の
63.2%
2,021
0
48,345
H9
26,668
H9 の
121.4%
15,625
H9 の
1,370.6%
14,062
11,582
1,029 H9 の
28.0%
H14
6,430
1,185
H19
本陣周辺エリア合計
本陣・本町エリア合計
駅東(大路)エリア合計
本陣・本町エリア合計
駅東(大路)エリア合計
駅東(渋川)エリア合計
駅西エリア合計
駅東(渋川)エリア合計
駅西エリア合計
79
H9 の
58.6%
○大規模小売店舗の立地状況(H19:商業統計調査、H17:国勢調査)
■延床面積 5,000 ㎡以上の大規模小売店舗は、
平成 22 年現在、
JR 草津駅周辺や JR 南草津駅周辺、
主要地方道大津草津線・主要地方道草津守山線((都)大津湖南幹線)沿道に集中しており、特に、
近江大橋周辺には敷地面積約 86,000 ㎡、施設全体延床面積 177,000 ㎡の大規模複合施設が立地
しています。
■一方、延床面積 5,000 ㎡未満の大規模小売店舗は、その他の幹線道路沿道に立地しています。
1,000~5,000 ㎡の
大規模小売店舗
10,000 ㎡以上の
大規模小売店舗
5,000~10,000 ㎡の
大規模小売店舗
80
名
称
(キーテナント)
住
所
主な取扱い商品
開 店 日
店舗面積(㎡)
1
くさつ平和堂
大路 1-10-27
食料品、衣料品
1968 年 9 月
9,243
2
エルティ 932
大路 1-1-1
食料品、家庭用品
1989 年 4 月
13,925
3
KINSHIN 近江大橋店
新浜町 55-1
家具類
1994 年 11 月
9,138
4
マツヤスーパー矢倉店
東矢倉 4-555
食料品、家庭用品
1995 年 1 月
1,565
5
エイスクエア
(平和堂アル・プラザ草津)
西渋川 1-23-30
総合
1996 年 3 月
55,089
6
近鉄百貨店草津店
渋川 1-1-50
総合
1997 年 9 月
21,700
7
平和堂フレンドマート
追分店
追分町 1236
食料品、衣料品
1997 年 10 月
2,300
8
ヒマラヤスポーツ草津店
木川町 91
スポーツ用品
1997 年 12 月
3,629
9
ケーズデンキ草津本店
木川町 302-1
家電
1997 年 12 月
3,400
10
エイスクエア・ノース
(ディオワールド草津店)
西渋川 1-23-1
食料品、家庭用品
1999 年 2 月
13,435
11
SEIYU 南草津店
野路 1-13-36
食料品、衣料品
2000 年 6 月
6,428
12
フェリエ南草津
野路 1-15-5
衣料品、身の回り品
2002 年 7 月
5,422
13
スターグリーンヒル店
若草 1-2-1
食料品、家庭用品
2004 年 12 月
1,607
14
サンミュージック DELIGHT
草津店
木川町 72
書籍・雑誌、音楽ソフト
2005 年 6 月
2,646
15
平和堂フレンドマート
南草津店
南草津 5-1-1
食料品、家庭用品
2005 年 10 月
1,750
16
ホームセンターコーナン
草津店
木川町 389
DIY 関連用品、
家庭用品
2005 年 12 月
18,482
17
平和堂フレンドマート
志津東草津店
追分町 5
食料品、家庭用品
2007 年 6 月
2,980
18
マックスバリュ駒井沢店
駒井沢町 78
食料品、家庭用品
2007 年 10 月
4,510
19
イオンモール草津
(イオン草津)
新浜町 300
食料品、家庭用品
2008 年 1 月
39,001
20
J.J.TOWN kinokawa
(ドン・キホーテ草津店)
木川町 311-1
食料品、家庭用品
2008 年 4 月
3,089
21
BOOKOFF 滋賀草津駒井沢店
駒井沢町 33
書籍・雑誌、音楽ソフト
2009 年 7 月
1,312
22
ハイパーブックス
かがやき通り店
追分町 1519
書籍・雑誌、音楽ソフト
2009 年 8 月
2,388
23
スーパーマーケットバロー
草津店
草津町 1986
食料品、家庭用品
2010 年 5 月
1,759
関西西友草津店
(※2000 年 2 月閉店)
大路 2 丁目
衣料品、家庭用品、食品
1973 年 11 月
7,351
※網掛け:中心市街地内の大規模小売店舗
※ゴシック体:店舗面積 10,000 ㎡以上の店舗
81
■小売業全体に占める大規模小売店舗の割合は、平成 19 年時点で、事業所数が 13.8%、従業者
数が 38.1%、年間商品販売額が 46.8%、売場面積が 68.3%となっており、従業者数、年間商
品販売額、売場面積は周辺自治体よりも大きくなっています。
■特に、年間商品販売額は小売業全体のほぼ半数を占めており、消費者の商品購入場所として、
大規模小売店舗が多く選択されていると言えます。
表
大規模
小売店
舗数
小売業全体からみた大規模小売店舗の状況
大規模小売店舗内
小売業全体に占める割合
小売事
業所数
(店)
従業者
数
(人)
年間商品
販売額
(万円)
売場
面積
(㎡)
事業所
数
(%)
従業者
数
(%)
年間商品
販売額
(%)
売場
面積
(%)
滋賀県
183
1,278
25,867
47,057,145
1,013,784
11.0
30.5
34.6
56.7
大津市
34
363
6,228
10,401,845
223,428
15.9
33.2
37.2
61.7
草津市
18
111
3,021
6,822,185
128,083
13.8
38.1
46.8
68.3
守山市
11
63
1,133
2,545,961
43,167
11.0
27.4
34.2
49.9
栗東市
10
42
955
2,029,419
42,436
10.7
25.6
26.4
64.2
近江八幡市
13
112
1,848
3,611,984
81,162
15.2
32.2
38.0
59.1
(出典:平成 19 年商業統計調査)
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 (%)
11.0 30.5 滋賀県
34.6 56.7 15.9 33.2 大津市
37.2 61.7 13.8 38.1 草津市
46.8 68.3 11.0 27.4 守山市
34.2 49.9 10.7 25.6 26.4 栗東市
64.2 15.2 32.2 近江八幡市
38.0 59.1 事業所数
従業者数
82
年間商品販売額
売場面積
図
草津市と周辺都市の大規模小売店舗の分布
83
(4)交通の状況
○鉄道の利用状況
■草津市内には、JR 草津駅と JR 南草津駅の 2 駅があり、中心市街地に立地する JR 草津駅の一日
当たりの乗車人員は平成 24 年時点で 27,692 人であり、滋賀県内で最も多くなっています。
■JR 南草津駅も開業以降、年々一日当たりの乗車人員が増加し、平成 24 年時点では 25,763 人と
なっています。
■JR 西日本駅別乗車人員(一日平均)ランキングによると、平成 24 年時点で、JR 草津駅は 27 位
(27,692 人)、JR 南草津駅は 29 位(25,763 人)となっており、関西圏において主要な鉄道駅とな
っています。
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
(人)
17,040
近江八幡
17,293
13,002
野洲
13,673
14,468
守山
15,607
4,816
滋賀県下最大
の乗車人員
栗東
12,817
27,195
草津
27,692
9,014
南草津
25,763
16,013
駅開業以降、
大きく増加
瀬田
17,106
24,851
石山
24,700
11,942
膳所
12,965
19,022
大津
17,510
4,127
貴生川
4,239
H7
H12
H17
84
H22
H24
○バスの利用状況
■中心市街地においては、JR 草津駅がバスの発着拠点となっており、7~21 時の間は毎時間当た
り 10 本以上のバスが発着しています。
■東口のほうが西口よりもバスの発車台数が多くなっており、通勤時間帯の 7 時においては合計
28 台、8 時においては合計 32 台のバスが発車しています。
35
ピーク時では、2
分に1台が発車
西口
東口
30
8
25
昼間でも、東口で
10 台以上、西口で
4 台以上が発車
8
20
4
15
4
4
24
10
4
4
5
5
11
11
6
8
7
6
4
20
2
5
4
15
7
14
11
12
15
10
15
15
12
11
10
2
4
0
6時
7時
8時
9時 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時 18時 19時 20時 21時 22時
■コミュニティバス「まめバス」は、以前は 9 路線で、中心市街地内をはじめ、草津市内全体を
運行していましたが、現在では 4 路線で運行されています。
■月別の利用状況をみると、平成 24 年 9 月現在で 7,724 人となっており、料金が無料の運行開始
4 ヶ月間(平成 22 年 4~7 月)を除き、多少の増減はあるものの概ね 7,000~8,000 人程度を推移
しています。今後、高齢化も進み、買い物や通院などでバス等の公共交通機関の役割が大きく
なると考えられるため、料金も含めたコミュニティバスのあり方を検討する必要があると考え
られます。
※の期間は料金が無料。その他は料金が1回 200 円。
平成22 年
8 月が最多
平成23 年
1 月が最少
無料期間
85
○歩行者通行量
■平成 20 年から平成 25 年の推移をみると、調査地点①・②・③・④・⑤・⑩・⑪・⑬・⑭・⑮
で歩行者通行量が増加し、調査地点⑥・⑦・⑧・⑨・⑫で歩行者通行量が減少しています。
■特に、平成 25 年の歩行者通行量は、駅西側の調査地点①で 330 人、調査地点②で 1,314 人とな
っており、人口や事業所数、店舗数、従業員数等の増加傾向と同様の結果となっています。
■また、JR 草津駅と駅西側を結ぶ駅東側の調査地点④は 1,242 人、調査地点⑤は 2,277 人となっ
ており、特に、調査地点⑤においては 700 人以上の増加となっています。
■一方で、調査地点⑥は 3,036 人、調査地点⑦は 1,494 人、調査地点⑧は 1,413 人となっており、
JR 南草津駅の開業に伴って、矢倉や本六周辺などの周辺地域の人の流れが変化したこともあり、
事業所数や店舗数、従業員数等と同様に減少傾向となっています。
※平成 20 年は 8 月第 1 水曜日の 10:00~20:00(連続 10 時間)、平成 25 年は 8 月 7 日第 1 水曜日の 8:00~20:00(連
続 12 時間)
86
0 ■平成 25 年時点の自転車
通行量をみると、調査地
点⑥が最も多く 4,297
2,000 4,000 歩行者
1,871 1,314 調査地点③ 84 84 調査地点④
1,242 98 調査地点⑤
2,277 合計
2,840 人
となっています。
■調査地点⑥・⑦では、歩
行者通行量が減少して
調査地点⑥
が歩行者通行量よりも
多く、合計して 5,000
人を超える歩行者・自転
車利用者が通行してい
調査地点⑦
1,494 調査地点⑧
1,413 調査地点⑨
1,478 合計 7,333
人で調査地
点中最大
563 4,297 3,036 いますが、自転車通行量
自転車
歩行者+自転車利用者
合計3,185 人となり、
調査地点⑤を上回る
調査地点⑦の 3,716 人、
調査地点⑨の 1,789 人
8,000 (人)
調査地点① 330 987 人となっており、次いで、 調査地点②
調査地点②の 1,871 人、
6,000 3,716 合計
5,210 人
812 1,789 ます。
■旧東海道・旧中山道の調
査地点⑪・⑮では、絶対
調査地点⑩
調査地点⑪
数は比較的少ないもの
の歩行者通行量は増加
傾向にあり、自転車通行
量も 1,000 人を超えて
います。
2,182 1,540 665 調査地点⑫ 433 531 調査地点⑬
調査地点⑭
1,049 554 1,239 1,373 ■調査地点②・⑩では、歩
行者通行量が増加して
調査地点⑮ 399 1,410 いるとともに、自転車通
行量が 1,300 人を超え、
合計すると 3,000 人を
上回り、調査地点⑤を上
回る通行量となってい
ます。
87
1,334 歩行者+自転車利用者
合計3,516 人となり、
調査地点⑤を上回る
(5)来街者の状況
○既存施設への来街者に関するヒアリング調査
88
(平成 25 年 7 月)
■エリアや業種を踏まえて既存施設へのヒアリング調査を行った結果、それぞれ周辺住民のほか、
近隣市町から多様な年代層の来店者が見られます。
①エイスクエア
○来街者は老若男女の方が来られるが、年齢層としては、消費世代の 30~40 歳代が多い。立地
上、10~20 歳代も多い。周辺地域の年配の方も来られる。
○性別的には、平日は女性 60%、男性 40%の割合。休日は女性 55%、男性 45%の割合。
○広域的な商圏を持つ業種もあるが、基本的には 1 時間圏と想定している(北は野洲川、南は瀬
田川、水口方面からは来ない)。食料品など、頻度が多い来街者は 30 分圏。
○自動車が 60%、JR 等が 40%(JR は 10%程度)。自転車は最近多い。
○目的は買い物がほとんどであり、飲食や ABC クッキングなど、買い物以外は 10%程度。
○平均滞在時間は 1 時間+α程度。
②BE-SPORTS25
○スポーツ施設は、平日、草津や栗東を中心に、小学生や子ども連れの利用者が多い。草津保
育園・守山保育園の園児に午前中プールを開放している日もある。バス送迎が中心だが、JR
利用者の大人もいる。
③SUISEI KITCHEN
○女性の来店者が多く、平日は周辺の母親層(ランチ)や周辺で働く方(夜のディナー)が多い。
休日は、2~3人の女性グループが多いが、ファミリー層も来られる。
○THE 草津タワー全体で、飲食店は専業主婦が多く、クリニックモールは周辺の住民が多い(待
合場所も広めに取ってある)。
④エルティ 932
○休日よりも平日のほうが来店者は多い。テナントの中では阪急オアシスが一番多い。
○周辺に近鉄百貨店や平和堂、フレスコが立地しているため、商圏は比較的狭いと思われる。
安い商品を狙って来られているイメージで、周辺の住民が中心。
○アクセス手段は徒歩や自転車が多い。駐車場は改修したが、狭く、入ろうという気になりに
くい入口というイメージが強い(特に、女性には難しい)。
○入居しているテナントからは、本屋や洋菓子・ケーキ、靴屋などの業種の入居ニーズがある。
⑤ベーカリー&カフェ脇本陣
○年齢層は幅広く、男女ともによく来られる。
○平日は幼稚園のママさんが、特に雨の日などはよく来て、ママさんから娘さん、その友だち
といったように口コミで広がって、いろんな人が来る。周辺で働く男性の方もランチに来る。
○周辺の住民が多いが、雑誌に取り上げられてからは彦根など、割と遠方からも来られる。
○休日は、本陣への観光客等(東北や関東、関西が多い。リピーターもいる)が、よく来られる。
落ち着くと評判。周辺のファミリー層の来店者も増えている。
⑥松利老舗
○来店者は市内が中心。何代も続いているので、男女問わず来られている。若い人も来られる。
○水羊羹が出来るとわざわざ来る人もいる。男性が神物を買いに来る。お供え物のほうが多い。
○平日は小学生(4~6 年生)や中学生も来る。
○街道を歩く人も増えてきたが、土・日は午前中が中心で、日曜午後はほとんど来ない。
○自動車が中心だが、近くの人は自転車で来られる。
89
(6)マーケティング調査のまとめ
○人口からみた魅力店舗誘致に関する採算性・継続性の評価
ほぼ1時間
圏(県内)
■草津市は、平成 22 年から 25 年後の平成 47 年
まで人口増加傾向が続き、平成 52 年には現在
人口は
増加傾向
の約 131,000 人から約 1.5 万人増加し、市全
体で約 145,000 人になると予測されています。
■また、中心市街地においても、大規模マンシ
ョンの立地を背景として市全体の傾向と同様
に人口増加傾向にあり、平成 23 年時点の人口
は約 21,687 人となっています。
人 口 は
H47 まで
増加傾向
人口は
増加傾向
人口は
増加傾向
■さらに、滋賀県内の湖南地域も人口増加傾向
にあり、平成 22 年時点で約 713,000 人となっ
人口は
増加傾向
ており、今後も湖南地域の人口増加は続くも
のと予測されています。
■湖南地域を中心として草津市に通勤・通学す
る人も多く、平成 22 年時点で 45,437 人が草
人口は唯一
減少傾向
津市に流入しています。
45,437 人が
他の市町から
通勤・通学
(H22)
■このように、人口の観点からみると、多くの
人が住み、通勤・通学で流入していることは、
誘致する魅力店舗の業種・業態に関わらず、
取り組みの採算性や継続性のメリットと言え
ます。
○都市の成り立ちや交通の状況からみた魅力店舗誘致に関する採算性・継続性の評価
■草津市は古くから交通の要衝にあり、特に
中心市街地は、江戸時代には東海道・中山
道の宿場町として栄え、明治時代には鉄道
駅を中心に商店街が形成され、周辺住民の
生活を支えてきた歴史があります。
■近年においては、国道 1 号をはじめ、名
県内最大の乗
車人員(H24:
約28,000 人)
草津宿本陣
など、多く
の観光資源
神高速道路や新名神高速道路が開通し、
JR 琵琶湖線の JR 草津駅では湖南地域や
甲賀地域を繋ぐ JR 草津線が乗り入れるな
ど、広域的な交通ネットワークが整備さ
れています。
■このように、都市の成り立ちや交
通ネットワーク網の観点からみて
も、宿場町から続く商店街の歴史、
広域的な交通結節点を担う JR 草
津駅の立地や JR 草津駅を拠点とした市内バスネットワークなど、多くの人が集まる素地は、誘
致する魅力店舗の業種・業態に関わらず、取り組みの採算性や継続性のメリットと言えます。
90
○商業環境からみた魅力店舗誘致に関する事業規模・採算性の評価
■全国的には厳しい商業環境にある地方都市が多い中で、周辺他都市からの購買もあり、草津市
全体では平成 11 年以降、年間販売額は緩やかな増加傾向にあり、平成 19 年時点で約 1,500 億
円となっています。
■しかしながら、中心市街地では、平成 9 年から増加傾向にあった年間販売額が平成 14 年に減少
に転じ、特に本陣・本町エリアにおいては、平成 19 年時点で、事業所数が平成 9 年の 63.2%、
年間販売額が平成 9 年の 58.6%まで減少しています。
■また、中心市街地内では本陣・本町エリアを除く、駅西エリア、駅東(渋川)エリア、駅東(大路)
エリアに大規模小売店舗が立地していますが、全体としては、大規模小売店舗の郊外立地が進
み、大規模小売店舗が市全体の年間販売額に占める割合は 46.8%に及んでいます。
■大規模小売店舗の出店が今後もある程度、継続することが予測される状況においては、採算性
とのバランスに配慮しながら、まちなみ景観との調和や歴史・文化資源との連携など、大規模
小売店舗との差別化、比較的小規模な旧街道周辺商店街ならではの事業規模にしていく必要が
あります。
■また、旧街道周辺商店街においては、郊外のロードサイド型商業施設のような大規模な店舗形
態は、物理的・空間的に不可能に近いため、個々の取り組みを単独ではなく、複数のパッケー
ジとして連動的に誘致し、かつ中心市街地内各エリア間の回遊性を高める取り組みが、比較的
小規模な事業規模でも採算性を確保する上で効果的と言えます。
■なお、事業規模は地域住民の意向や資金力などに大きく関係しますが、地域住民や民間主体の
商業活動やまちづくり活動を継続的に誘発できる事業規模とすることが必要です。
歩行者・自転車
通行量3,000人
/日を超える
事業所数は減少、
年間販売額は増
加(H9→H14)
歩行者・自転車
通行量5,000人
/日を超える
事業所数・年間
販売額ともに
減少(H9→H14)
歩行者・自転車
通行量は7,000
人/日を超える
事業所数・年間販売額
ともに減少(H9→H14)
91
事業所数・年間
販売額ともに
減少(H9→H14)
3.機能状況調査
周辺の既存の商業施設等と機能分担が図られているなど、取組を
実施する場所として適切であることを確認するための調査・分析
(1)周辺既存施設等の現況分析
○全体の立地状況
(本陣・本町エリア・大路エリア:平成25 年10 月現在。その他は平成24 年8 月現在)
92
■一般的な商業施設(小売店・コンビニエンスストア・飲
食店・その他サービス等)は、中心市街地内の駅東側エ
リア全般で約 350 店舗(大規模小売店舗内の店舗を含
めると、約 620 店舗)が立地しています。
■小売店舗は、総小売店舗数の過半数が大規模小売店舗
(近鉄百貨店・エルティ 932)にあり、中でも、特に、
近鉄百貨店に集中しています。
■飲食店舗は、駅近くの大路エリアを中心に集積してお
り、大規模小売店舗内よりも路面店立地の傾向が強く
なっています。
■エリア別にみると、大路エリアは、小売店舗は 65 店舗
(20.5%)と比較的少ない状況ですが、飲食・中食店は
95 店舗(58.6%)、その他のサービス店は 65 店舗
(49.2%)と多く立地しています。
■一方で、本陣・本町エリアでは、飲食・中食店は 7 店
舗(4.3%)、その他のサービス店は 16 店舗(12.1%)と
なっており、飲食店については全体の 10%を下回る割
合となっています。
■空店舗総数は 43 件で、一般的な商業施設全体の 12.2%
となっており、
事業所等を含む店舗総数でみると 8.1%
にとどまっています。
■空店舗は、大路エリアで 9 店舗(20.9%)、本陣・本町
エリアで 15 店舗(34.9%)となっており、この他は JR
草津駅から西友跡地へのブロックにまとまって点在し
ている感もあります。
(大路エリア) (本陣・本町エリア)
65(
2(
2(
95(
65(
32(
10(
2(
0(
2(
9(
20.5%)
66.7%)
33.3%)
58.6%)
49.2%)
29.9%)
33.3%)
66.7%)
0.0%)
8.3%)
20.9%)
40( 12.6%)
0( 0.0%)
1( 16.7%)
7( 4.3%)
16( 12.1%)
16( 15.0%)
4( 13.3%)
0( 0.0%)
0( 0.0%)
5( 20.8%)
15( 34.9%)
※大路エリア、本陣・本町エリアは
平成25 年10 月現在。
93
○飲食店・女性向け店舗の立地状況
(本陣・本町エリア・大路エリア:平成25 年10 月現在。その他は平成24 年8 月現在)
94
■飲食店は、まちなかの路面店が多く、その多くは、大
路 1 丁目周辺など JR 草津駅近くに集中しています。
■形態として、飲酒を伴う飲食店など、男性向けの飲食
店が多い傾向にあり、夜間のみ開店する店舗が増えて
います。
■女性向け店舗(サービス系・物販系)は、大規模小売店
舗内に集中していますが、現役世代でも若干高め(40
歳代後半~)の顧客層をターゲットにした店舗立地と
なっています。
■路面立地型・女性向け店舗も、同様にその過半の店舗
顧客層は高めとなっている一方、飲食店同様、地区内
の新しいビル等の 1F部分で新規の店舗立地がみられ
ます。
■本陣・本町エリアでは、町屋活用をしたわずかの例を
除いて、女性向け店舗がほとんどない状況にとなって
います。
・まちの「集積度」が高まり、
「都市化」が一定程度にまで達して成熟した地区は、近年~今後の低成長・
人口減少化において生き残るためには、地区の「サービス化」と「女性化」度合いを高める必要があ
ると言われています。
・草津市全体では人口の増加傾向が今後も続き、その傾向は、今後は緩やかになると予想されています。
また、地区内においても定住人口が増加していますが、今後は一定水準に落ち着くものと思われます。
そうした状況においては、一般的には、「日常小売販売」、「男性客向け飲食店」がメインのまちから、
「サービス系店舗」や「女性向け店舗」にシフトしていくことが必要と考えられます。
・そのサービス系店舗の代表は、
「日常+α」の飲食店であり、女性向け店舗の代表は、リラクゼーショ
ンや美容に関するものが最初に立地することになります。それに類する店舗を含めて、
「飲食店」と「女
性向け店舗」としてピックアップをしています。
※女性をメインターゲットとした飲食店は数店立地していますが、絶対数がまだ少ないため、
「飲食店」
に含めています。
(大路エリア) (本陣・本町エリア)
86( 57.7%)
41( 36.0%)
6( 4.0%)
0( 0.0%)
※大路エリア、本陣・本町エリアは
平成25 年10 月現在。
95
○テナントビルの空き室階高の状況
(本陣・本町エリア・大路エリア:平成25 年10 月現在。その他は平成24 年8 月現在)
96
■JR 草津駅付近のテナントビル・床は、大路エリアの商
店街沿道に低層(2~3 階)のものが、道路沿道(サンサ
ン通り、県道草津停車場線)に 3F以上の中層ビルがそ
れぞれ立地しています。
■テナントビル・床は、平成 24 年 8 月時点では、渋川エ
リアに立地する数棟を除き、2 階までは比較的埋まっ
ている状況となっており、大路エリア、本陣・本町エ
リアともに 1 階が空室となっているテナントビル等は
0 件となっています。
■3 階以上の階高がある比較的古いビルは、立地場所に
関わらず、3 階以上に空きフロアがみられる状況にあ
り、階高の高い空きフロアは、事業所利用(業務系)で
あったものが多くなっています。
■1 階部分から空いているものは、旧西友跡地付近・渋
川エリア周辺で、用途が業務系・店舗系に関係なく空
いています。
・駅東(大路・渋川)エリアは、郊外型ショッピングセンタ
ーの立地する時期より以前(湖南エリアの商業・業務の中
心地であった時期)に、商店街沿道と JR 草津駅から国道
1号に至る道路沿道において、テナントビル・床が一定
程度立地しています。
・今後、テナントビル・床の空室問題が地区・エリアの課
題になるものと想定し、現況調査を行っています。
(大路エリア) (本陣・本町エリア)
0(
4(
4(
21(
0.0%)
36.4%)
40.0%)
63.6%)
0(
2(
0(
0(
0.0%)
18.2%)
0.0%)
0.0%)
※大路エリア、本陣・本町エリアは
平成25 年10 月現在。
97
○テナントビルの空き室割合の状況
(本陣・本町エリア・大路エリア:平成25 年10 月現在。その他は平成24 年8 月現在)
98
■JR 草津駅付近のテナントビルのフロアは、数的には 5
フロア以下のものが約半数で、比較的小規模なビルが
多くなっています。
■ビルフロアに駐車場を併設しているところが少なく、
商店街の沿道だけでなく、車道に接しているビルでも、
その傾向が強くなっています。
■大路エリアにおいては、業務系事業所用のテナントビ
ルは、最近建設されたビル(駐車場を併設しているビル
を除く。)は、全体的に空きフロアのあるものが多くな
っています。
■県道草津停車場線沿道、渋川エリア内のテナントビル
について、空フロア率が高くなる傾向があります。
(大路エリア) (本陣・本町エリア)
0(
5(
1(
25(
0.0%)
41.7%)
14.3%)
65.8%)
0(
1(
1(
0(
0.0%)
8.3%)
14.3%)
0.0%)
※大路エリア、本陣・本町エリアは
平成25 年10 月現在。
99
○月極駐車場・一時貸駐車場の状況
(本陣・本町エリア・大路エリア:平成25 年10 月現在。その他は平成24 年8 月現在)
100
■JR 草津駅東口には、市営地下駐車場、エルティ 932 駐
車場、近鉄百貨店駐車場の 3 つの大規模駐車場が立地
しており、うち市営地下駐車場とエルティ 932 駐車場
は、一時貸・月極ともに利用されています。
■月極駐車場は、大路エリアで 14 件、本陣・本町エリア
で 29 件となっています。
■周辺居住者や店舗利用者用のニーズが高く、特に、大
路エリアにおいては、旧街道や商店街沿道の後背地に
立地しているものが多くなっています。
■本陣・本町エリアにおいては、旧家屋の取り壊しなど
の後、月極駐車場に用途が変更され、周辺居住者を中
心に利用されるケースも多くなっています。
■一方で、一時貸駐車場は、全体的に少ない状況にあり、
立地としては、JR 草津駅近くに小規模なものが 2~3
あるのみで、比較的大規模なものは 2 ヵ所(タワー111
駐車場、小汐井神社駐車場)がありますが、立地場所が
分かりにくい状況となっています。
・駐車場は、
「駐車場=商業店舗ではないスペース」の多
数立地による衰退感の増長というマイナスの側面と、
商業立地や利用を促進する「一時貸駐車場」
、平地であ
るために新たな事業の展開や商業・住居立地につなが
る可能性のある「青空駐車場」というプラスの側面の
双方を併せ持っていると言えます。
(大路エリア) (本陣・本町エリア)
2( 6.9%) 3( 10.3%)
14( 5.7%) 29( 11.8%)
4( 28.6%) 0( 0.0%)
※大路エリア、本陣・本町エリアは
平成25 年10 月現在。
101
○青空駐車場・立体駐車場の状況
(本陣・本町エリア・大路エリア:平成25 年10 月現在。その他は平成24 年8 月現在)
102
■青空駐車場は、大路エリアに 16 件、本陣・本町エリア
に 29 件となっています。
■立体駐車場は、平面駐車場に比べて少なく、大路エリ
アには 2 件、本陣・本町エリアには 0 件となっており、
まとまった一時貸駐車場の数が少ないことと一致して
います。
■一時貸駐車場、月極駐車場ともに、そのほとんどが用
途を変更しやすい青空駐車場となっており、立地や土
地形状、大きさによっては、新たな投資や活用がなさ
れる可能性があります。
■特に、2 つの市有地(アニマート跡地・旧西友跡地)の
周辺にある青空駐車場については、その用途からも今
後の市有地活用によっては、大きく用途が変化する可
能性があります。
(大路エリア) (本陣・本町エリア)
2( 6.9%) 3( 10.3%)
16( 6.3%) 29( 11.4%)
2( 33.3%) 0( 0.0%)
※大路エリア、本陣・本町エリアは
平成25 年10 月現在。
103
(2)不足業種やニーズ等の分析
○消費者の購買動向(平成 18 年滋賀県消費購買動向調査)
■消費者の購買動向をみると、草津
市全体の地元購買率は 76.8%で、
湖南地域においては、守山市の
78.8%に次ぎ、(旧)大津市地域と
同じ割合となっています。
■草津市全体において高い地元購買
率となっていますが、(旧)大津市
地域で 8.8%、栗東市で 4.7%、京
都府で 3.5%の割合でそれぞれ消
費購買を依存しています。
■一方で、草津市全体では、(旧)大
津市地域から 8.2%、守山市から
8.9%、栗東市から 34.4%、(旧)
中主町地域から 5.2%、(旧)野洲
町地域から 7.6%の消費購買があ
ります。
■なお、草津市の周辺市町で地元購
買率が 70%以上を占めている市町
は、守山市(78.8%)のほか、旧大
津市地域(76.8% )、近江八幡市
(79.7%)となっており、合わせて
近隣市町からの流入超過傾向とな
っています。
表
購買先
居住地
(旧)大津市
(旧)
大津市
(旧)
志賀町
76.8
草津市
周辺各市町の地元購買率の状況
守山市
栗東市
4.7
1.7
0.2
76.8
2.1
守山市
8.9
78.8
栗東市
34.4
(旧)中主町
5.2
(旧)野洲町
7.6
近江八幡市
1.8
草津市
8.8
(旧)
野洲町
近江八
幡市
京都府 大阪府
通販
8.2
34.2
(旧)志賀町
(旧)
中主町
0.3
46.9
17.9
50.0
79.7
104
3.5
0.6
2.4
■草津市全体で全商品の地元購買率
が 76.8%となっており、すべての
0.0
■食料品類
86.1
一般食品類
85.9
酒類
パン・菓子・飲料類
86.6
アクセサリー・装身具類
化粧品類
66.8
66.8
64.5
64.5
医薬品類
84.4
■衣料品類
男性外出着・おしゃれ着類
65.4
65.4
女性・子ども外出着・おしゃれ着類
65.1
65.1
室内着・普段着類
76.6
下着・肌着・靴下類
66.8%、「化粧品類」は 64.5%と
呉服類
78.2
58.6
■文化品類
■「衣料品類」についても、地元購
書籍・CD・ゲームソフト類
買率が 69.5%で全体の地元購買
家庭用電気機器類
80.6
74.6
時計・メガネ類
率を下回っており、特に、
「男性外
スポーツ・レジャー用品類
出着・おしゃれ着」が 65.4%、
「女
家具・インテリア類
性・子ども外出着・おしゃれ着類」
が 65.1%、呉服類が 58.6%となっ
70.2
70.2
靴・履物類
「アクセサリー・装身具類」は
70%を下回っています。
生鮮食品類
87.3
高くなっています。
元購買率を下回っており、特に、
100.0
■身のまわり雑貨類
中分類の中では地元購買率が最も
地元購買率が 71.9%で全体の地
80.0
86.4
超え、全体で 86.5%となっており、
■「身のまわり雑貨類」については、
60.0
惣菜・弁当類
ています。
ての品目で地元購買率が 85%を
40.0
(%)
項目で地元購買率が 50%を超え
■最も身近な「食料品類」は、すべ
20.0
日曜大工・園芸用品類
78.2
74.1
67.2
67.2
78.4
■家庭用品類
日用雑貨額
ています。
贈答用品類
■「文化品類」も地元購買率が
75.1%で全体の地元購買率を下回
81.8
74.9
全商品の地元購買率
76.8%
っていますが、大きな差はなく、
「家庭用電気機器類」が 74.6%、
図
「スポーツ・レジャー用品類」が
分類ごとにみた地元購買率の状況
(平成 18 年滋賀県消費購買動向調査)
74.1%、
「家具・インテリア類」が
67.2%となっております。
■「家庭用品類」は地元購買率が
78.4%で全体の地元購買率よりも
大きくなっていますが、
「贈答用品
類」は 74.9%で全体の地元購買率
を下回っています。
※「食料品類」、
「身のまわり雑貨類」、
「衣料
品類」、
「文化品類」、
「家庭用品類」の地元
購買率は、加重平均で算出しているため、
各小分類の合計による単純平均の値とは
異なる。
105
■「靴・履物類」や「アクセサリー・装身具類」など、全体の地元購買率 76.8%を下回る品目に
ついては、(旧)大津市地域への購買率が 10%以上になっているものが多く、この他については、
「アクセサリー・装身具類」と「女性・子ども外出着・おしゃれ着」が京都府へ 12.2%、「呉
服類」が京都府へ 19.2%、
「化粧品類」が通販へ 17.1%、それぞれ購買を依存しています。
表
小分類別に見た地元購買率の状況
草津市
(旧)大津市
栗東市
守山市
京都府
通販
「食料品類」
生鮮食品類
86.1
6.0
3.6
1.9
0.1
1.6
一般食品類
85.9
6.3
3.6
1.9
0.1
1.5
惣菜・弁当類
87.3
6.2
3.4
2.0
0.2
0.4
酒類
86.4
5.3
3.6
3.0
0.3
0.6
パン・菓子・飲料類
86.6
5.7
3.4
2.5
0.2
0.8
小計
86.5
5.9
3.5
2.2
0.2
1.0
靴・履物類
70.2
10.6
3.1
2.3
8.7
2.1
アクセサリー・装身具類
66.8
10.3
2.7
2.0
12.2
2.3
化粧品類
64.5
7.5
4.0
1.1
4.2
17.1
医薬品類
84.4
6.9
4.9
2.0
0.4
0.7
小計
71.9
8.6
3.8
1.8
5.8
6.0
65.4
65.1
76.6
78.2
58.6
69.5
14.6
2.5
2.3
9.7
1.2
10.1
3.2
2.0
12.2
3.6
8.5
4.1
1.9
3.1
4.1
7.1
3.9
1.9
1.6
5.9
8.5
2.0
1.7
19.2
0.7
9.8
3.2
2.0
8.5
3.3
書籍・CD・ゲームソフト類
80.6
8.8
4.8
2.6
1.4
0.9
家庭用電気機器類
74.6
11.8
9.9
1.7
0.4
0.3
時計・メガネ類
78.2
7.8
2.5
2.8
4.9
1.0
スポーツ・レジャー用品類
74.1
11.8
8.6
3.2
0.8
0.7
家具・インテリア類
67.2
15.7
8.8
1.5
1.6
3.2
日曜大工・園芸用品類
78.4
9.6
8.9
2.1
0.2
0.2
小計
75.1
11.2
7.5
2.3
1.5
1.1
日用雑貨額
81.8
8.3
6.5
1.8
0.4
0.7
贈答用品類
74.9
8.2
3.9
1.5
8.3
1.9
小計
78.4
8.2
5.2
1.7
4.3
1.3
76.8
8.8
4.7
2.1
3.5
2.4
「身のまわり雑貨類」
「衣料品類」
男性外出着・おしゃれ着類
女性・子ども外出着・おしゃれ着類
室内着・普段着類
下着・肌着・靴下類
呉服類
小計
「文化品類」
「家庭用品類」
合計
※赤字は、10%を超える他市町への依存率
106
○日用品や食料品の買物でよく利用する店舗(中心市街地活性化に向けた市民アンケート調査)
■日頃よく買物する場所は、居住
0.0 地からの最寄りのスーパーマ
①草津駅東口周辺大規模小売店舗
ーケット等の「上記以外のスー
②草津駅西口周辺大規模小売店舗
パーマーケット」が 46.4%で最
も高く、次いで、エイスクエア
10.0 20.0 30.0 (%)
44.5 3.6 ④南草津駅周辺大規模小売店舗
28.2 ⑤郊外の大規模小売店舗
⑥上記以外のスーパーマーケッ ト
大規模小売店舗」が 44.5%、く
⑦コンビニエンスストア
13.1 ⑧生協などの宅配サービス
13.2 46.4 ⑨インターネットなどの通販
4.3 ⑩その他
模小売店舗」が 34.0%となって
中心市街地
内の店舗
25.4 等が立地する「草津駅西口周辺
立地する「草津駅東口周辺大規
50.0 34.0 ③草津駅東側の旧街道商店街
さつ平和堂や近鉄百貨店等が
40.0 0.2 不明・無回答
2.7 います。
■また、
「南草津駅周辺の大規模小売店舗」が 28.2%、
「郊外の大規模小売店舗」が 25.4%に及ん
でいる一方で、
「草津駅東側の旧街道商店街」は 3.6%と最も低くなっています。
■来街者調査では、「近鉄百貨店」が
30.9%で最も多く、次いで、
「エイス
クエア」が 29.0%となっています。
■一方で、これら以外は 10%を下回っ
ており、特に、阪急オアシス(エルテ
ィ 932)は 3.2%、商店街(西口)は
2.8%となっています。
0.0 ①近鉄百貨店
②くさつ平和堂
(エルティ932)
③阪急オアシス(Lty932)
④エイスクエア
⑤商店街(東口)
⑥商店街(西口)
⑦その他
不明・無回答
0.0 ■そこで買物をする主な理由には、
が 42.2 % 、「 価 格 が 安 い 」 が
33.6%、
「自家用車で利用しやす
⑤遅くまで営業している
最も低く、1.2%となっています。
29.0 5.7 2.8 5.0 34.1 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 (%)
33.6 42.2 ③自宅から近い
④通勤の途中にお店がある
■「古くからの顔なじみである」は
3.2 ②品揃えが良い
も多く、次いで、
「品揃えが良い」
い」が 25.2%となっています。
30.9 9.1 ①価格が安い
「自宅から近い」が 61.4%で最
30.0 (%)
20.0 10.0 61.4 10.1 ⑥配達サービスがある
7.8 ⑦お店を信頼できる
⑧古くからの顔なじみである
10.4 1.2 ⑨自家用車で利用しやすい
⑩その他
不明・無回答
立地場所等に
関する回答
12.5 25.2 2.0 4.0 ■中心市街地活性化に向けた市民アンケート調査
・調査日時:平成 24 年 6 月 28 日郵送~平成 24 年 7 月 13 日到着
・調査対象:18 歳以上の市内居住者から 3,000 人(無作為抽出)
・回収数:1,292 通(回収率:43.1%)
■来街者アンケート調査
・調査日時:平成 24 年 9 月 8 日(土)10:30~16:00
・調査対象:次の 6 地点の来街者(調査員による 1 対 1 のインタビュー形式)
・回収数:合計 317 票
①エイスクエア(ユニクロ、アカチャンホンポ付近)
③草津駅西側商店街(京都中央信用金庫付近)
⑤草津駅東口(デッキ付近)
107
49 票
50 票
65 票
②近鉄百貨店(5階駐車場連絡口付近)
④草津駅西口(階段上付近)
⑥草津駅東側商店街(餃子の王将付近)
52 票
51 票
50 票
○中心市街地に行く頻度(中心市街地活性化に向けた市民アンケート調査)
■中心市街地の利用頻度は、
「ほぼ毎日」が 19.6%、
「週に 2、3 回程度」が 21.0%、
「週に 1 回程
度」が 20.3%、
「月に数回程度」が 21.9%となっており、82.8%の方が少なくとも月 1 回程度
は中心市街地に訪れています。
■一方で、
「ほとんど訪れたことがない」は 3.3%にとどまっています。
■中心市街地内の学区(草津学区、大路区、渋川学区)の居住者については、
「ほぼ毎日」が 47.4%
で最も多く、次いで、
「週に 2、3 回程度」が 24.8%、
「週に 1 回程度」が 11.8%、
「月に数回程
度」が 7.4%となっており、草津市全体よりも中心市街地の利用頻度が高くなっています。
草津市民全体を対象
30.0 20.0 10.0 中心市街地内の学区居住者を対象
0.0 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 (%)
(%)
①ほぼ毎日
①ほぼ毎日
19.6 21.0 ②週に2、3回程度
②週に
2、3 回程度
20.3 ③週に1回程度
③週に
1 回程度
24.8 11.8 ④月に数回程度
④月に数回程度
21.9 合計で
82.8%
47.4 10.5 ⑤年に数回程度
⑤年に数回程度
⑥ほとんど訪れた
⑥ほとんど訪れたことがない
3.3 ことがない
不明・無回答
3.5 不明・無回答
■ 来 街 者 調 査 で は 、「 ほ ぼ 毎 日 」 が
30.3%、
「週に 2、3 回程度」が 18.9%、
「週に 1 回程度」が 17.0%、
「月に数
回程度」が 16.1%となっています。
合計で
91.4%
7.4 2.8 1.9 4.0 0.0 10.0 20.0 (%)
①ほぼ毎日
30.3 ②週に2、3回程度
③週に1回程度
■市民アンケート調査と比較すると、
④月に数回程度
「ほぼ毎日」は草津市民全体よりも
多く、
「週に 2、3 回程度」
、「週に 1
⑤年に数回程度
回程度」、「月に数回程度」、「年に数 ⑥ほとんど訪れたことがない
回程度」は草津市民全体よりも少な
⑦初めて
くなっています。
⑧その他
■「初めて」と回答した人が 0.9%とな
っています。
不明・無回答
108
30.0 18.9 17.0 16.1 6.3 1.9 0.9 0.3 8.2 合計で
82.3%
0.0 ■また、中心市街地を訪れる目的
が 24.9%、
「JR 草津駅の利用」
が 21.0%、
「銀行や郵便局の利
用」が 20.8%となっています。
60.0 ②飲食
24.9 7.2 ④散歩・散策
8.1 ⑤イベントや祭りへの参加
3.5 ⑥銀行や郵便局の利用
20.8 7.7 ⑧市役所など公共機関の利用
15.0 ⑨JR草津駅の利用
21.0 ⑩通勤・通学
9.4 ⑪その他
2.0 不明・無回答
3.7 0.0 10.0 20.0 ⑤イベントや祭りへの参加
⑥銀行や郵便局の利用
⑦病院への通院
■これら以外については、市民
⑧市役所など公共機関の利用
アンケート調査とは異なり、
⑨JR草津駅の利用
「飲食」が 3.8%、
「JR 草津
⑩通勤・通学
駅の利用」が 6.0%、
「銀行や
⑪その他
郵便局の利用」が 0%となっ
不明・無回答
ており、市民アンケート調査
よりも小さくなっています。
109
40.0 50.0 60.0 53.9 3.8 ③サークルや習い事
④散歩・散策
30.0 (%)
①買い物
②飲食
100.0 (%)
③サークルや習い事
■来街者調査では、市民アンケ
ート調査と同様、「買い物」
が 53.9%で最も多くなって
います。
80.0 78.3 ⑦病院への通院
■来街者調査では、次いで、
「通
勤・通学」が 10.1%となって
おり、市民アンケート調査よ
りも多くなっています。
40.0 ①買い物
については、
「買い物」が 78.3%
で最も多く、次いで、「飲食」
20.0 5.4 3.8 4.1 0.0 3.2 0.9 6.0 10.1 6.0 4.1 ○中心市街地に求める商業サービス機能(中心市街地活性化に向けた市民アンケート調査)
■中心市街地に求める商業サー
0.0 ビス機能については、「安くて
①スーパーなどの総合的な店舗
手軽な飲食店」が 35.1%で最も
②専門店
多く、次いで、「オープンカフ
③こだわり商品を提供するセレクトショップ
ェなどの開放感のある飲食店」
⑥オープンカフェなど開放感のある飲食店
⑦安くて手頃な飲食店
の食材を使った飲食店」が
⑧高級感のあるおいしい飲食店
26.6%となっており、多彩な飲
⑨地元の食材を使った飲食店
っています。
■来街者調査では、「オープン
カフェなどの開放感のある
飲食店」が 15.5%で最も多
く、次いで、「安くて手軽な
飲食店」が 14.8%となってお
り、市民アンケート調査と同
様、これら 2 つの回答が大き
くなっています。
■一方で、市民アンケート調査
とは異なり、「スーパーなど
の総合的な店舗」は 7.9%、
「地元の食材を使った飲食
店」は 6.3%となっており、
市民アンケート調査よりも
小さくなっています。
19.0 8.5 7.5 28.6 35.1 14.9 26.6 21.7 4.6 不明・無回答
0.0 40.0 6.8 ⑩まちなみを彩るおしゃれな外観の店舗
⑪その他
30.0 (%)
④教養や文化に親しむことのできる店舗
合的な店舗」が 26.7%、「地元
20.0 26.7 ⑤定期的で多様なイベントを開催する店舗
が 28.6%、
「スーパーなどの総
食店を求めるニーズが高くな
10.0 10.7 10.0 20.0 30.0 40.0 (%)
①スーパーなどの総合的な店舗
②専門店
7.9 5.0 ③こだわり商品を提供するセレクトショップ
④教養や文化に親しむことのできる店舗
⑤定期的で多様なイベントを開催する店舗
11.0 6.3 4.7 ⑥オープンカフェなど開放感のある飲食店
15.5 ⑦安くて手頃な飲食店
14.8 ⑧高級感のあるおいしい飲食店
5.7 ⑨地元の食材を使った飲食店
6.3 ⑩まちなみを彩るおしゃれな外観の店舗
⑪その他
不明・無回答
■また、「こだわり商品を提供
するセレクトショップ」が
11.0%となっており、市民ア
ンケート調査と同様、比較的
高い結果となっています。
110
8.2 17.7 35.3 ■なお、市民アンケート調査結果について、男女別・年齢別にみると、40%を超えて多くなって
いるのは、10~20 歳代女性の「オープンカフェなどの開放感のある飲食店」が 43.4%、30~40
歳代男性の「安くて手軽な飲食店」が 46.5%、50 歳代以上男性の「安くて手軽な飲食店」が
40.5%となっています。
40.0 (%)
20.0 ②専門店
8.5 (%)
11.8 17.1 ~
~
10
6.6 ⑤定期的で多様なイベントを開催する店舗
⑤定期的で多様なイベントを開催する店舗
歳代・
男性
3.9 ⑥オープンカフェなど開放感のある飲食店
⑥オープンカフェなど開放感のある飲食店
43.4 ⑦安くて手頃な飲食店
⑦安くて手頃な飲食店
36.2 34.2 ⑧高級感のあるおいしい飲食店
⑧高級感のあるおいしい飲食店
8.5 14.5 ⑨地元の食材を使った飲食店
⑨地元の食材を使った飲食店
12.8 25.0 ⑩まちなみを彩るおしゃれな外観の店舗
⑩まちなみを彩るおしゃれな外観の店舗
25.5 0.0 40.0 4.3 20.0 0.0 ⑪その他
不明・無回答
⑪その他
不明・無回答
32.9 0.0 0.0 3.9 20.0 40.0 ①スーパーなどの総合的な店舗
①スーパーなどの総合的な店舗
19.1 ②専門店
7.0 25.0 ②専門店
10.0 ③こだわり商品を提供するセレクトショップ
③こだわり商品を提供するセレクトショップ
26.1 19.6 30
10.8 ⑤定期的で多様なイベントを開催する店舗
⑤定期的で多様なイベントを開催する店舗
歳代・
男性
8.8 ⑥オープンカフェなど開放感のある飲食店
⑥オープンカフェなど開放感のある飲食店
33.8 37.7 ⑦安くて手頃な飲食店
⑦安くて手頃な飲食店
46.5 21.7 ⑨地元の食材を使った飲食店
⑨地元の食材を使った飲食店
22.3 ⑩まちなみを彩るおしゃれな外観の店舗
⑩まちなみを彩るおしゃれな外観の店舗
0.6 40.0 31.2 ⑧高級感のあるおいしい飲食店
⑧高級感のあるおいしい飲食店
11.5 4.5 20.0 ⑪その他
不明・無回答
0.0 10.8 30.8 22.3 ⑪その他
不明・無回答
2.7 8.5 20.0 0.0 ①スーパーなどの総合的な店舗
①スーパーなどの総合的な店舗
28.5 ②専門店
7.0 28.1 歳以上・
男性
5.1 16.8 ④教養や文化に親しむことのできる店舗
④教養や文化に親しむことのできる店舗
7.4 ⑤定期的で多様なイベントを開催する店舗
7.9 ⑥オープンカフェなど開放感のある飲食店
25.0 50
20.6 ⑦安くて手頃な飲食店
⑦安くて手頃な飲食店
40.5 29.7 ⑧高級感のあるおいしい飲食店
⑧高級感のあるおいしい飲食店
18.4 21.2 ⑨地元の食材を使った飲食店
⑨地元の食材を使った飲食店
20.6 ⑩まちなみを彩るおしゃれな外観の店舗
⑩まちなみを彩るおしゃれな外観の店舗
1.9 11.1 ⑪その他
不明・無回答
111
⑪その他
不明・無回答
16.8 30.9 19.4 0.5 15.6 歳以上・
女性
8.9 40.0 3.8 ③こだわり商品を提供するセレクトショップ
③こだわり商品を提供するセレクトショップ
17.1 50
②専門店
40
歳代・
女性
12.1 ~
~
④教養や文化に親しむことのできる店舗
④教養や文化に親しむことのできる店舗
8.9 20
歳代・
女性
6.4 29.8 40
②専門店
④教養や文化に親しむことのできる店舗
④教養や文化に親しむことのできる店舗
4.3 30
40.0 28.9 ③こだわり商品を提供するセレクトショップ
③こだわり商品を提供するセレクトショップ
25.5 20
20.0 ①スーパーなどの総合的な店舗
①スーパーなどの総合的な店舗
31.9 10
0.0 0.0 (3)既存施設と新規施設による回遊性等相乗効果等の分析
○草津市中心市街地活性化基本計画における位置付け
■草津市では、中心市街地活性化
基本計画において、草津駅を中
心とした 3 つのエリアと、旧街
道と草津川跡地の 2 つの軸の個
性を活かした連携を基本戦略と
して、中心市街地活性化を推進
することとしています。
■特に、旧街道と草津川跡地の 2
つの軸が交差する草津川跡地・
マンポ周辺エリアは活性化拠点
として、平成 27 年度から廃川と
なった天井川を活かしたガーデ
ン空間とテナントミックスによ
り、草津らしい賑わい空間を創
出する計画となっています。
歩
回
①
②
③
④
⑤
い
遊
て
性
の
楽
高
し
い
ま
立地を活かした集客拠点整備
草津川跡地の整備
歴史的な街並み整備
通りの特長を活かした歩行空間整備
イベント情報等の情報発信
い
個
性
的
で
魅
力
の
あ
る
ち
店
舗
が
集
積
す
る
ま
ち
①
②
③
④
等
幅
広
い
世
代
が
交
流
す
る
ま
ち
① 地域やNPO等の市民活動拠点づくり
② 市民交流拠点としての草津川跡地の整備
③ 市民・事業者・行政によるエリアマネジメ
ントの仕組みづくり
④ 中心市街地の交通利便性の強化
等
112
駅前の情報発信機能の強化
低未利用地等を活かした商業店舗整備
空き店舗等を活用した魅力店舗の誘致
歴史的な街並みの再生と魅力店舗の誘致
等
○新規事業による相乗効果の創出
■駅東(大路・渋川エリア)・本陣・本町エリアにおいては、年々、商業環境が低下しており、特
に、本陣・本町エリアにおいては緩やかな人口減少傾向にあることから、従来のまちの中心と
してにぎわいを再生していく必要があります。
■このため、駅東(大路・渋川エリア)・本陣・本町エリアの魅力を高めつつ、人口が増加し、エ
イスクエアを中心とした一定の来街者のある駅西エリアと連携を図り、多様な回遊を創造する
ことが重要であり、ひいては中心市街地全体の活性化に繋がっていきます。
■特に、本陣・本町エリアは、他のエリアとは異なり、草津宿本陣やマンポなどの固有の歴史・
文化を感じられる貴重な空間であり、減少傾向にはありますが、年間を通じて一定の観光客が
あることから、こうした資源を活かしながら、旧街道のまちなみ景観にふさわしい修景整備や
魅力ある店舗の誘致など、空間の
周辺・アニマート跡地周辺との
予定の草津川跡地の賑わい
魅力を高めていくことにより、駅西エリアや JR 草津駅
回遊性が期待でき、更に、平成 27 年度から取り組む
空間整備によって、中心市街地全体への多様な回遊が
期待できます。
113
(4)調査 、分 析 等 の共 有 、「魅力 店 舗 誘 致 事 業」への方向 性の確 認
関 係 者 による調 査 内 容 の検 討 及 び調 査 の状 況 把 握 、分 析 結 果 等 の確 認 や実 施 予 定 のまち
なみを生 かした「魅 力 店 舗 誘 致 事 業 」の方 向 性 等 の協 議 を行 いました。
①タウンマネジメント会 議 及 びテナントミックスプロジェクト会 議 の開 催
■タウンマネジメント会 議
中 心 市 街 地 活 性 化 協 議 会 の中 にあって、活 性 化 事 業 全 体 の方 向 づけや具 体 事 業 内 容 につ
いて、協 議 するとともに、事 業 者 間 の機 能 分 担 や「中 心 市 街 地 活 性 化 協 議 会 」運 営 の調 整 など
も行 う組 織 で、月 1回 のペースでこれまで開 催 し、事 業 スケジュールや活 性 化 事 業 を具 体 的 に動
かす方 法 などを話 し合 ってきました。プロジェクト会 議 において協 議 された案 件 についても、当 会
議 において報 告 ・承 認 するスタイルを取 ってきました。
■テナントミックスプロジェクト会 議
現 在 推 進 中 であ る 活 性 化 事 業 の JR 草 津 駅 東 口 前 のアニ マー ト 跡 地 で の 「 テナ ントミ ック ス 事
業 」に続 いて、毎 年 魅 力 ある店 づくりを継 続 することが大 切 であることから、まず空 き家 ・空 き店 舗
の多 い通 りを中 心 に、集 中 的 に複 数 店 舗 をオープンできるように、活 用 可 能 な場 所 探 しや、ニー
ズ・マーケ ット調 査 など、これからの草 津 に 求 められるお店 のあ り方 を探 りました。各 種 調 査 につ
いては当 会 議 において協 議 ・報 告 ・検 討 がなされました。
草津市中心市街地活性化協議会
タウンマネジメント会 議
・プロジェクトリーダー
・商 店 街
・まちづくり協 議 会
・商 工 会 議 所
・市
・まちづくり会 社
・タウンマネージャー
・コンサルタント など
テナントミックス
まちなみガーデン
情報発信
賑 わい創 出
プロジェクト会 議
プロジェクト会 議
プロジェクト会 議
プロジェクト会 議
114
②テナントミックスプロジェクト会 議 の設 置 要 綱
■設 置 の目 的
中 心 市 街 地 における空 き店 舗 等 の状 況 把 握 及 び消 費 者 ニーズ等 を捉 え、求 められる機 能 を
計 画 的 に配 置 し、魅 力 ある店 舗 等 の集 積 を効 果 的 に実 施 する。またそのことにより、賑 わいや回
遊 性 の創 出 を図 り、今 後 中 心 市 街 地 活 性 化 事 業 により創 出 される活 性 化 拠 点 をつなぐ役 割 を
果 たすことをめざす。
■主 な協 議 事 項
①中 心 市 街 地 の空 き家 ・空 き店 舗 等 の所 有 者 の意 向 把 握 を含 めた情 報 収 集
②情 報 の一 元 管 理 及 び貸 したい人 と借 りたい人 のマッチングによる利 活 用 の促 進
③ニーズの把 握 、マーケティング調 査 等 による求 められる機 能 の分 析
④求 められる魅 力 ある業 種 ・業 態 の計 画 的 配 置 (テナントミックス)の推 進
■検 討 すべき主 な事 項 (基 本 計 画 に含 まれる事 業 )
①魅 力 店 舗 誘 致 事 業
②住 宅 ・空 き店 舗 等 情 報 ストックバンク事 業
③商 店 街 テナントミックス事 業
④草 津 川 跡 地 賑 わい空 間 整 備 事 業
■構 成 員 と部 会 構 成
プロジェクト会 議 の 下 に 必 要 に 応 じて部 会 をつくり、 部 会 において具 体 内 容 に ついて検 討 す
る。
■組 織 運 営
①プロジェクト会 議 の運 営 に必 要 な代 表 ・幹 事 等 の役 員 を置 く。
②プロジェクト会 議 の運 営 は、タウンマネージャーの監 修 の下 に行 う。
■期 間
平 成 25 年 8月 から平 成 31 年 3月 頃 まで
■事 務 局
草 津 市 、草 津 まちづくり株 式 会 社 が協 力 してあたる。
115
③各 会 議 の開 催 経 過 及 び内 容
第 3回 タウンマネジメント会 議
日 時 :平 成 25 年 6月 28 日 (金 )16 時 ~18 時
場 所 :草 津 商 工 会 議 所 2階 役 員 室
内 容 :(1)テナントミックスプロジェクト会 議 の立 ち上 げについて
第 4回 タウンマネジメント会 議
日 時 :平 成 25 年 7月 25 日 (木 )15 時 ~17 時
場 所 :草 津 商 工 会 議 所 2階 役 員 室
内 容 :(1)中 心 市 街 地 魅 力 発 掘 ・創 造 支 援 事 業 の概 要 説 明
第 1回 テナントミックスプロジェクト会 議
日 時 :平 成 25 年 8月 6日 (火 )19 時 ~20 時 30 分
場 所 :草 津 商 工 会 議 所 2階 役 員 室
内 容 :(1)プロジェクト会 議 設 置 について
(2)空 き家 ・空 き店 舗 ・空 きスペース等 の活 用 によるテナントミックスについて
(3)中 心 市 街 地 魅 力 発 掘 ・創 造 支 援 事 業 について
・アンケート調 査 票 の確 認 、配 布 予 定 等 について
・空 き家 ・空 き店 舗 ・空 きスペース所 有 者 ヒアリング調 査 の進 め方 について
(4)今 後 の進 め方 について
第 5回 タウンマネジメント会 議
日 時 :平 成 25 年 8月 26 日 (月 )10 時 ~12 時
場 所 :草 津 商 工 会 議 所 2階 役 員 室
内 容 :(1)中 心 市 街 地 魅 力 発 掘 ・創 造 支 援 事 業 について
・アンケート調 査 の進 め方 について
・空 き家 ・空 き店 舗 ・空 きスペース所 有 者 ヒアリング調 査 の状 況 報 告
※第 1回 テナントミックスプロジェクト会 議 の報 告
第 6回 タウンマネジメント会 議
日 時 :平 成 25 年 10 月 3日 (木 )15 時 ~17 時
場 所 :草 津 商 工 会 議 所 2階 役 員 室
内 容 :(1)中 心 市 街 地 魅 力 発 掘 ・創 造 支 援 事 業 について
・アンケート調 査 中 間 報 告
・空 き家 ・空 き店 舗 ・空 きスペース所 有 者 ヒアリング調 査 の状 況 報 告
116
第 2回 テナントミックスプロジェクト会 議
日 時 :平 成 25 年 10 月 30 日 (水 )16 時 ~17 時
場 所 :草 津 商 工 会 議 所 2階 役 員 室
内 容 :(1)空 き家 ・空 き店 舗 ・空 きスペース等 の活 用 によるテナントミックスについて
(2)魅 力 店 舗 誘 致 事 業 について
・テナントミックス事 業 のシステムを周 知 するためのチラシ作 成 について
(3)住 宅 ・空 き店 舗 等 情 報 ストックバンク事 業 について
(4)中 心 市 街 地 魅 力 発 掘 ・創 造 支 援 事 業 について
・アンケート調 査 報 告
・グループヒアリング調 査 の実 施 予 告
・空 き家 ・空 き店 舗 ・空 きスペース所 有 者 ヒアリング調 査 の報 告
第 7回 タウンマネジメント会 議
日 時 :平 成 25 年 11 月 11 日 (月 )15 時 ~17 時
場 所 :草 津 商 工 会 議 所 2階 役 員 室
内 容 :(1)空 き家 ・空 き店 舗 等 の活 用 によるテナントミックスについて
(2)テナントミックス事 業 のシステムを周 知 するためのチラシ作 成 について
(3)住 宅 ・空 き店 舗 等 情 報 ストックバンク事 業 について
(4)中 心 市 街 地 魅 力 発 掘 ・創 造 支 援 事 業 について
・アンケート調 査 報 告
・グループヒアリング調 査 の実 施 報 告
・空 き家 ・空 き店 舗 ・空 きスペース所 有 者 ヒアリング調 査 の報 告
※第 2回 テナントミックスプロジェクト会 議 の報 告
117
④タウンマネジメント会 議 及 びテナントミックスプロジェクト会 議 の構 成 員
■タウンマネジメント会 議 構 成 員
構成員氏名
所 属 ・役 職 等
1
委員
伊藤定雄
草津商工会議所 副会頭
2
委員
金澤郁夫
草津商工会議所 専務理事
3
委員
伊勢村恭司
草 津 まちづくり株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長
4
委員
南総一郎
草 津 まちづくり株 式 会 社 取 締 役 副 社 長
5
委員
権田五雄
草 津 まちづくり株 式 会 社 取 締 役 専 務
6
委員
駒井喜行
草津市商店街連盟 会長
7
委員
小林達男
大 路 区 まちづくり協 議 会 会 長
8
委員
田中千秋
草 津 学 区 ひと・まちいきいき協 議 会 会 長
9
委員
中村繁樹
渋 川 学 区 まちづくり協 議 会 会 長
10
委員
まちなみガーデンプロジェクト会 議 リーダー
11
委員
テナントミックスプロジェクト会 議 リーダー
12
委員
情 報 発 信 プロジェクト会 議 リーダー
13
委員
賑 わい創 出 プロジェクト会 議 リーダー
14
委員
浅見善廣
草 津 市 都 市 建 設 部 特 命 監 (都 市 再 生 担 当 )
15
委員
澤田圭弘
草 津 市 都 市 建 設 部 理 事 (都 市 再 生 担 当 )
16
委員
奥村嘉英
草津市都市建設部都市再生室長
17
タウンマネージャー 高 田 昇
1
オブザーバー
草 津 商 工 会 議 所 業 務 指 導 課 、事 業 課
2
オブザーバー
草 津 市 まちなか再 生 課 、商 業 観 光 課 、企 画 調 整 課 他
3
オブザーバー
COM 計 画 研 究 所
事務局
草 津 まちづくり株 式 会 社
草 津 市 の中 心 市 街 地 活 性 化 担 当 アドバイザー
立命館大学客員教授
118
■テナントミックスプロジェクト会 議 構 成 員
所属団体
1
一番街商店会
対 象 エリア商 店 街
2
北中町商店街協同組合
対 象 エリア商 店 街
3
エルティ・ガーデン商 店 会
対 象 エリア商 店 街
4
栄町商店街協同組合
対 象 エリア商 店 街
5
TOWER111 商 店 会
対 象 エリア商 店 街
6
本陣商店街
対 象 エリア商 店 街
7
本四商店街
対 象 エリア商 店 街
8
草津駅西口商店街
対 象 エリア商 店 街
9
草 津 学 区 ひと・まちいきいき協 議 会
対 象 エリアまちづくり団 体
10
大 路 区 まちづくり協 議 会
対 象 エリアまちづくり団 体
11
渋 川 学 区 まちづくり協 議 会
対 象 エリアまちづくり団 体
10
草 津 市 中 心 市 街 地 活 性 化 タウンマネージャー
11
草 津 市 まちなか再 生 課
12
草津市商業観光課
13
草津商工会議所
14
株 式 会 社 サンワコン
コンサルタント
15
COM 計 画 研 究 所
コンサルタント
16
草 津 まちづくり株 式 会 社
事務局
119
⑤タウンマネジメント会 議 資 料 抜 粋
■テナントミックス手 法 について
1 テナントミックスとは
テナントミックスとは、商 店 街 などで従 来 からの「自 然 発 生 的 」な店 づくりではなく、計 画 的 に
店 舗 配 置 を行 う方 法 。具 体 的 には、空 地 ・空 家 等 を活 用 して、街 に不 足 している業 種 や新 た
に創 出 すべき業 種 を組 み合 わせ、同 時 に複 数 店 舗 を導 入 することで、街 としての集 約 力 を高
める。
これは、一 般 にショッピングセンターなどで行 なわれている方 法 に近 いもので、街 を
「一 つのモール」「一 つの会 社 」と見 立 てて実 行 することで、活 性 化 効 果 があがる。
2 効 果 的 なテナントミックスのポイント
(1)ターゲットの明 確 な設 定
(2)大量生産、大量消費型のショッピングセンターや標準化されたロードサイド型店舗との差別化
(3)居 心 地 の良 い空 間 、顔 の見 える心 こもるサービス、オリジナルで安 全 ・安 心 なモノの提 供
(4)できる限 り、複 数 店 舗 (3~7件 )の同 時 事 業 化
3 取 り組 み内 容
(1)空 家 ・空 町 家 の情 報 交 換
(2)所 有 者 の意 向 把 握 、まちづくり会 社 による借 上 げ、買 上 げ等
(3)まちづくり会 社 などによるエリアでの不 足 業 種 や魅 力 店 舗 の誘 致 、出 店 者 募 集
(4)まちづくり会 社 による建 物 改 修 の上 、出 店 者 に賃 貸 (サブリース)
(5)広 報 、イベント等 の連 携 など
4 活 用 可 能 な国 の支 援 制 度 (補 助 金 )
(1)中 心 市 街 地 魅 力 発 掘 ・創 造 支 援 事 業
(2)社 会 資 本 整 備 総 合 交 付 金 ・暮 らしにぎわい再 生 事 業
(3)中 小 商 業 活 力 向 上 事 業
(4)その他
■効 果 的 なテナントミックスの一 般 的 手 法
情報提供
商店街
事業協力
まちづくり会 社
アドバイザー等
設計・
経 営 アドバイス
活 用 アドバイス
借上げ
改 修 ・賃 貸
空家所有者A
出店者1
出店
空家所有者B
出店者2
出店
空家所有者C
出店者3
出店
※まちづくり会 社 等 が支 援 して、賃 貸 契 約 は直 接 当 事 者 間 で行 なうケースも有
120
■テナントミックス手 法 を周 知 するチラシ(案 )
草 津 市 中 心 市 街 地 活 性 化 協 議 会 〈テナントミックスプロジェクト会 議 〉からのお知 らせ
未利用スペースを
(空きスペース・空き家・空き店舗など)
効果的に活用しませんか?
草 津 市 では、現 在 中 心 市 街 地 活 性 化 に取 り組 んでいるところであり、その活 性 化 事 業 のひ
とつとして、空 き家 ・空 き店 舗 を活 用 した魅 力 あるこだわりのお店 などを計 画 的 に配 置 していく
テナントミックス事 業 に取 り組 んでいきます。
これまでは、新 しいお店 ができても既 存 店 との区 別 が少 なかったり、商 店 街 としての集 客 に
繋 がらない・・・といった課 題 があります。
そこで、まちなかの活 性 化 を推 進 する草 津 市 中 心 市 街 地 活 性 化 協 議 会 では、「テナントミ
ック スプロ ジェク ト会 議 」 を 立 ち上 げ 、 空 きスペース・ 空 き家 ・ 空 き店 舗 を 活 性 化 に つなげる 方
法 を取 り入 れたいと考 えています。
■未利用スペースを所有されている方にとっては、例えば・・・
・安心して貸せる出店者やテナントの紹介、斡旋を受けられます。
・既存店にはない、魅力ある店づくりに繋がり、資産価値の向上が期待できます。
・商店街をはじめ、まちづくり協議会などにより組織される中心市街地活性化協
議会と連携することで、地域の理解が得られやすくなります。
・出店・退店が短期的に繰り返されないようにする工夫が可能となります。
まずは、ご相談ください!
まちづくりのスタッフ、専 門 家 が膝 を交 えてコンサルティングします。
(個 人 情 報 の保 護 に万 全 を期 します)
〈お問 合 せ・事 務 局 〉
草 津 まちづくり株 式 会 社
住 所 :草 津 市 草 津 2-5-13 青 木 ビル1階
電 話 :077-564-5888 FAX :077-564-5885
E-mail:[email protected]
121
(5)機能状況調査のまとめ
○魅力店舗誘致を進めていく場所としての評価
■草津市の中心市街地においては、駅東(大路・渋川)エリアや本陣・本町エリアを中心に衰退感
はあるものの、東海道・中山道の宿場町から発展してきた商店街など多くの人が集まる素地を
背景として、少しずつ飲食店や女性向け店舗の立地が見られるなど、滋賀県下においては都心
的な商業文化を持ち得る可能性があり、魅力店舗誘致を進めていく場所としてふさわしいと言
えます。
■中心市街地では、特性がそれぞれに異なる 3 つのエリアが形成されていることから、本陣・本
町エリアの「-歴史文化・交流-」、駅東(大路・渋川)エリアの「-にぎわい・おしゃれ-」、駅西
エリアの「-はいせんす・おもてなし-」を基本として、エリアごとに取り組む当初のターゲテ
ィングを明確化しやすく、中心市街地全体で既存の商業施設等との機能分担を図りながら新し
い顧客とマーケットを創造する魅力店舗の誘致に取り組んでいくことができると言えます。
○魅力店舗誘致の方向性
■中心市街地の活性化、本陣・本町エリアや駅東(大路・渋川)エリアのにぎわい再生に向けては、
安くて手頃な飲食店や解放感のある飲食店など、単に空き家や平面駐車場を活用して来街者に
求められる店舗を誘致するだけでなく、再生・新たに誘致する店舗等の一つひとつが魅力的で
あることが重要です。
■全国的にみると、鳥取県米子市まちなかの一部や大阪府枚方市の旧枚方宿など、商店街の空店
舗率が 10%を超える地方都市の中心部や、それほど商店が密集しているエリアではないにも関
わらず、魅力的な店舗が次々に立地する事例が生まれてきています。
※大手企業が経営する店舗等は、立地条件を厳選するために空店舗が発生したままの商店街等
にわざわざ立地することは、特別な理由が無い限り考えにくいと言えます。一方、店舗経営
が初めてという方も、特別な技能を持っている、顧客を既に獲得している場合を除き、空店
舗が発生している、活気がないと思われるエリアに出店するケースは少ないと考えられます。
※そうした中で、職能や顧客を既に持ち、既に店舗を1店舗以上経営し成功している方が、本
拠を移したり、事業を拡大・展開するような形で立地したことがきっかけとなり、集積する
ものと思われます。
■こうした事例は、集積している店舗の業種・業態、来店者に特徴があります。
■集積している店舗は、従来の看板(ナショナルチェーン・リージョナルチェーンブランド)の有
無や業種・業態により説明できるものではなく、来店者層にとって魅力的と感じられる共通の
特色があります。
①立地に関わらず、お客が店舗の場所を目指してくる「わざわざ店」
②お店に主張があり、オーナー(店長)が商品・サービス内容を決めている「オリジナル店」
③偶然の利用来店はほとんどなく、長期間繰り返し利用来店する愛顧客が多い「ファンづくり店」
■本陣・本町エリアや駅東(大路・渋川)エリアにおいても、こうした魅力ある店舗等を、旧街道
周辺にふさわしい規模、かつ一定の集積性のもとで、丁寧に一つひとつ誘致していくことが重
要です。
122
○誘致を図る魅力店舗のイメージ
■近年、30~40 歳代の団塊ジュニア世代を中心に消費や商
業地における文化的な要素をリードする状況が生まれ
ています。
■この世代は、衣食住を重視する価値観を持ち、そのスタ
イルは、今までの価格優先やブランド優先での商品・サ
ービス選びとは異なり、自分なりの理想の暮らし方を日
常的に重視し、それに対するアイデアやヒントを提供し
てくれる店舗やそれが集積するエリアにおいて時間を
過ごすことを重要視しています。
■このことは、商売として大量に同じものを消費させる手
法、立地や看板で勝負する手法の要素を小さくすること
から、必ずしも大規模小売店舗やショッピングセンター
の中、ロードサイドに立地する必要がなく、都市近辺の
郊外などいわゆる一等地から離れたところにも立地し
始めています。
■飲食・中食店が相対的に少ない本陣・本町エリアにおい
ても、空き店舗等をリノベーションし、旧街道との調和
を大切にした、雰囲気の良いこだわりの飲食店が見られ
るようになっています。
■こうした店舗は、一般的にライフスタイル・ショップと
呼ばれ、ショップであるため一様ではありませんが、い
ままでの業種・業態に区分できるものではなく、下記の
ような特色があるものと考えられています。
1.衣食住と生活全般にまつわる日用品を扱っている
・雑貨から食品、ファッションまで、生活のまわりのものを一つのショップ等で扱っている。
2.飲食スペースが併設されている
・ショップで売られている器を、飲食スペースで実際に使っている、同じく調味料や食材を味わ
うことができるなど、カフェやコーヒースタンドなどの飲食スペースを店内あるいは隣接スペ
ースに持つケースが多い。
3.それぞれ得意な分野を活かした店づくりが行われている
・衣食住全般を扱っている場合は、コアとなるジャンル(=ファッション、器、クラフト、家具
etc.)があり、そこから生活全体を見渡し、派生するような他ジャンルを加えた店内構成をし
ている。生活の中心に何を置くのか、ショップの主張が反映されている。
4.商品のセレクトに、店主のポリシーが貫かれている
・売れ筋でなくとも、
「これを紹介したい」という熱意優先で品物を選ぶ傾向にあるため、他では
手に入りにくいものが並ぶ場合が多い。決まったルートではなく、考えや哲学が似たものでラ
イフスタイルを豊かにすると店主が考える商品が並ぶ。
5.「学ぶ」機会が設けられることがある
・単にものを買うだけでなく、ギャラリースペースが併設されて折々にアーティストの展示会が
開かれたり、ワークショップが行われたり、学びの場が設けられる。店主のポリシーに共鳴で
きる場合、企画にも共感が持てて、学びを通じて、生活を豊かにする場となっている。
123
○魅力店舗誘致事業への取り組みの確認・気運づくり
■テナントミックスプロジェクト会議及びタウンマネジメント会議において、テナントミックスの手法について
の勉強や他都市での事例研究により、草津市での展開への理解を深めたうえで、魅力店舗誘致事業
のための前調査として、中心市街地魅力発掘・創造支援事業に取り組むことを確認しました。
その後、アンケート調査や地域住民のグループヒアリング調査の方法をはじめ、空き家・空き店舗・空き
スペースの所有者ヒアリングに向けての情報交換などを行い、また、各種調査の状況報告などを行い、
構成員みんなで取り組みの共有を行ってきました。
■また、会議のなかで、「テナントミックス事業のシステムを広く周知するためのチラシ」を作成し、所有者
一人一人に配布し、空き店舗等の活用を促す取り組みの提案がなされました。
さらには、魅力店舗誘致事業と連動し、「住宅・空き店舗等情報ストックバンク事業」をはじめ、「宿場街
道景観形成事業」や「宿場街道のれん看板プロジェクト」「商店街ガーデンストリート事業」などを推進し
ていくことで、事業の効果をより高めるための検討が行われ、賑わいづくりや歩いて楽しいまちなみ形成、
回遊性の創出などへの気運も高まってきています。
特に商店街ガーデンストリート事業については、草津市商店街連盟が主体となり、街道沿いの店舗や
住宅の軒下に統一の寄せ植えを設置し、まちなみの彩りを形成する取り組みがすでに実施されました。
コンセプトやテーマなどのガイドラインづくりから、コンテナ制作や維持管理まで、地元の商店主や居住
者が一体となり取り組むもので、歩いて楽しい通りづくりや宿場町らしいまちなみへの意識を向上させる
きっかけとなっています。
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4.まとめ
(1)中 心 市 街 地 における商 業 活 動 上 の課 題
①商 業 活 動 の背 景 からみた課 題
草 津 市 中 心 市 街 地 は、エリア内 に約 2万 人 以 上 が住 み、草 津 市 及 び隣 接 自 治 体 も緩 やかに
なりつつあるとは言 え、人 口 増 加 傾 向 が続 くという立 地 にあります。
また、特 に中 心 市 街 地 エリア内 居 住 者 の世 代 構 成 からみて、30 代 、40 代 が中 心 で、自 ずとそ
の次 世 代 も増 加 傾 向 にあります。
JR草 津 駅 をはじめ、交 通 結 節 点 を核 にしている点 も含 めて、商 業 活 動 上 、有 利 な多 くの条 件
が見 られることから、商 業 活 動 上 の背 景 には、特 徴 的 な課 題 はないものと言 えます。
②商 業 活 動 の現 状 から見 た課 題
大 型 店 と地 域 商 店 街 が、立 地 として分 かれる傾 向 が強 い中 にあって、草 津 市 においては両 者
が近 接 して立 地 し、共 存 の可 能 性 を有 しています。しかし、中 心 市 街 地 内 の商 店 街 は、事 業 所
数 (過 去 10 年 間 で約 4割 減 )で大 幅 減 となり、販 売 額 や通 行 量 でも駅 西 エリア以 外 では減 少 傾
向 が続 いています。商 店 街 の立 地 特 性 が生 かされていない実 態 が読 み取 れます。
③消 費 者 動 向 からみた課 題
人 口 の動 きをみると、草 津 市 はいずれの隣 接 自 治 体 とともに、流 出 より流 入 が多 い有 利 な状
況 が続 いています。消 費 者 が増 加 傾 向 にある中 で、地 元 購 買 の状 況 をみると、食 料 品 をはじめ、
普 段 使 いの家 庭 用 品 は地 元 で多 くの人 が消 費 している一 方 で、靴 ・バッグ・アクセサリー・時 計 ・
化 粧 品 などの身 のまわり品 や外 出 着 ・お洒 落 着 などの衣 料 品 、家 具 ・インテリアや文 化 用 品 など
といった品 目 で、地 元 購 買 率 が相 対 的 に低 下 するという傾 向 がみられます。
④エリアから見 た課 題
中 心 市 街 地 の商 業 集 積 は、駅 西 エリア、駅 東 エリア(大 路 エリア、渋 川 エリア)、及 び本 陣 ・本
町 エリアに 大 別 して捉 えることが できます。 また、本 陣 ・本 町 エリアを除 く各 エリアには、 コアの機
能 を果 たしうる大 型 店 が立 地 するという特 徴 も見 られます。
中 心 市 街 地 の 中 でエリア毎 に 一 体 と なっ て機 能 すると 同 時 に、 エリア毎 によ り商 業 活 動 上 の
課 題 は違 うことから、 全 域 と しての 回 遊 性 を 生 み出 すと いう共 通 の 課 題 と、 エリア毎 の 特 有 の課
題 という両 面 からの取 り組 みが求 められています。
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(2)ニーズ調 査 、不 足 業 種 に関 する考 察
① ニーズへの対 応 状 況
食 料 品 に代 表 される日 常 使 いのニーズには、既 存 の多 様 な大 型 店 で、大 部 分 が充 足 されて
いるものと見 られますが、最 も多 数 を占 めるメインターゲットとも言 える 30~40 代 の世 代 、子 育 て
世 代 が求 めるライフスタイルを提 案 する店 舗 や、子 ども連 れ、グループ、友 人 との交 流 といった場
にふさわしい店 舗 が極 めて限 られていることが明 らかとなりました。
また、サブターゲットとなる 5~60 代 の世 代 のニーズに耐 えられる店 舗 も不 足 しています。具 体
的 には、ミドル世 代 、シニア世 代 が求 める高 感 度 、個 性 的 魅 力 、コミュニティ、文 化 や健 康 ・趣
味 ・自 己 実 現 といった要 素 を満 たす店 舗 展 開 が求 められていることになります。
②不 足 業 種
メインターゲット、サブターゲットともに、郊 外 型 、ロードサイド型 にはない、中 心 市 街 地 でこそ必
要 とされる業 種 は共 通 しています。それは「カフェ、ダイニング、レストラン、手 づくりケーキ店 、ベ
ーカリー等 まちなみを彩 る店 」が群 を抜 いて不 足 しているとされ、次 いで「地 元 の新 鮮 なオーガニ
ック食 材 、夜 の時 間 を楽 しめる、健 康 ・美 容 等 生 活 の質 向 上 」、さらには「手 づくり、クラフトなどの
生 活 提 案 や文 化 ・芸 術 に触 れられる」といった要 素 を持 つ業 種 が求 められています。
現 状 に 見 ら れる 一 般 的 な 物 販 や、 夜 間 のみ 営 業 の 飲 食 店 な どに 偏 っ た 業 種 のみで はな く 、
商 品 や空 間 を含 め、高 感 度 でライフスタイルを豊 かにする店 や業 種 を求 める傾 向 が明 らかにされ
ています。
③ 空 き家 ・空 き店 舗 ・空 きスペース状 況
今 回 の調 査 エリアには、空 き家 ・空 き店 舗 ・空 きスペースが多 くみられますが、そのうち 14 件 に
ついてはヒアリングにより、状 況 や意 向 を把 握 することができました。もちろん空 きスペースはあっ
ても、いずれ自 己 利 用 の意 図 があったり、他 人 の利 用 には否 定 的 な捉 え方 をするところはありま
すが、これまでとは違 う新 しい可 能 性 が 生 じていることが明 らかに なりました。その主 な要 点 は以
下 の通 りです。
・単 独 では活 用 の効 果 が期 待 できないが、複 数 のテナントミックス手 法 なら期 待 できる。
・特 に活 用 の必 要 性 はないが、まちづくりに貢 献 できるのであれば、協 力 の可 能 性 がある。
・誰 彼 なしには貸 せないが、まちづくり会 社 の信 頼 性 、安 定 性 があれば考 え方 は変 わりうる。
・自 己 利 用 の部 分 と貸 す部 分 の両 立 、共 存 が可 能 な方 法 があれば、前 向 きに考 えられる。
このような条 件 ・課 題 は、これまでには無 かったノウハウと仕 組 みにより解 決 できることであり、出
来 るところからモデルを示 すこと で、 全 面 的 な展 開 への 道 が 拓 かれる可 能 性 が あるものと 考 えら
れます。
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(3)今 後 の魅 力 店 舗 誘 致 にむけた方 向 性
① 魅 力 店 舗 誘 致 の基 本 戦 略
①-1 活 性 化 拠 点 と回 遊 性 の創 出
「草 津 川 跡 地 活 用 」と いう大 きなインパク トを 持 つ活 性 化 拠 点 を 中 心 と しつつ、 国 指 定 史 跡 ・
草 津 宿 本 陣 や 神 社 と いっ た歴 史 ・ 文 化 拠 点 、 新 ・ 旧 魅 力 店 舗 の 点 在 ( 旧 街 道 沿 いと 合 わせて
面 的 配 置 )、さらには寺 院 や緑 地 、まちなみがそれらをつなぐ役 割 を果 たすことにより、拠 点 をめ
ぐる回 遊 性 を創 出 し、まち歩 きを楽 しみながらライフスタイルを充 足 させるような商 業 活 動 の場 とし
ます。
①-2 活 性 化 の行 動 プログラムとしての対 応
従 来 からの「商 店 街 」が持 つ、店 舗 が連 担 する形 態 にはこだわらず、点 在 であっても、まちなみ
や緑 といった景 観 機 能 により、街 としての一 体 感 、連 続 性 をもたらす戦 略 を基 本 とします。
そのためには、毎 回 3~4店 舗 の魅 力 店 舗 を同 時 に生 み出 すプロジェクトを、数 年 持 続 的 に展
開 しつつ、平 行 して景 観 形 成 事 業 、情 報 発 信 、賑 わい創 出 イベントなど、ソフト面 の活 性 化 プロ
ジェクトにより、地 域 イメージの段 階 的 で、継 続 的 な確 立 をめざします。
①-3 草 津 らしい特 性 を生 かす魅 力 店 舗 の創 出
伝 統 ある町 家 に代 表 される空 間 を、内 ・外 ともに生 かせるような店 舗 企 画 を共 通 のテーマとしつ
つ、草 津 はもとより、滋 賀 の素 材 を掘 り起 し、活 用 する飲 食 機 能 やモノづくり、情 報 機 能 をできる
限 り取 り入 れ、オーナーの主 張 や個 性 が明 確 に表 現 され、顧 客 にとってコミュニティや交 流 の場
ともなるような店 づくりを基 調 とすることで、人 の生 かし方 の面 でも 草 津 らしさが特 性 として魅 力 と
なる「街 ・店 づくり」を進 めます。
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② 魅 力 店 舗 誘 致 の当 面 の方 針
本 調 査 を通 じて、平 成 26 年 度 から1~2年 の間 で、中 心 市 街 地 活 性 化 への流 れを引 き出 すと
いう戦 略 に効 果 的 な店 舗 展 開 の方 向 性 について、以 下 の通 りと考 えられます。
②-1 エリアと拠 点 づくりの考 え方
草 津 川 跡 地 を境 界 に 、南 北 の機 能 分 担 をしつつ、その接 点 である草 津 川 跡 地 において、強
い集 客 力 を備 えることが効 果 的 と言 えます。
その理 由 と しては、 草 津 川 跡 地 よ り北 側 (JR草 津 駅 東 口 、 西 口 周 辺 含 む)に おいては、 すで
に全 般 的 には商 業 活 動 の勢 いが一 定 維 持 されており、今 後 は活 性 化 事 業 として推 進 中 のJR草
津 駅 東 口 前 の「アニマート跡 地 賑 わい空 間 整 備 事 業 」をきっかけとして、将 来 計 画 となっている
「西 友 跡 地 活 用 」に到 るまでの間 は、計 画 推 進 中 の「北 中 西 ・栄 街 地 区 市 街 地 再 開 発 事 業 」の
ほかには、主 にソフト面 の活 性 化 事 業 により、商 業 集 積 としての集 客 力 を 向 上 させうる見 通 しが
立 っているものと見 られます。
しかし、それだけでは回 遊 性 の創 出 にはつながらず、また、草 津 らしい特 性 を発 揮 できないこと
から、市 民 ニーズはもちろん、より広 域 の商 圏 に対 応 することは困 難 であると考 えられます。
そこで、最 も草 津 の特 性 を生 かすことの出 来 る旧 東 海 道 における商 業 活 動 を推 進 しつつ、草
津 川 跡 地 利 用 において、強 力 な回 遊 拠 点 を形 成 することが重 要 と考 えられます。
②-2 旧 東 海 道 周 辺 における活 性 化 の方 向
旧 街 道 周 辺 の現 状 と活 用 可 能 な地 域 資 源 を考 察 すると、まずは旧 東 海 道 沿 いの既 存 商 店 街
における新 しい機 能 創 造 による再 生 ・リニューアルと合 わせて、旧 街 道 から「横 丁 状 」に伸 びる路
地 や、その 背 景 に 多 く立 地 する寺 院 、 緑 地 、 歴 史 建 築 等 の 活 用 や魅 力 づけにより、 面 と しての
集 客 力 を形 成 することが可 能 であり、有 効 と考 えられます。
そのことは、今 回 のニーズ調 査 においても、「一 歩 路 地 に入 ったところにこだわりの店 が点 在 す
ることで、まち歩 き型 の店 舗 利 用 が出 来 る」との期 待 が多 く寄 せられているところです。
実 際 に も、 古 くからあ る、 あ るいは最 近 オー プンした古 民 家 を 生 か したライフス タ イル対 応 型 の
店 の支 持 が高 いという現 実 があります。
すなわち、『草 津 川 跡 地 活 用 』、『旧 街 道 沿 道 再 生 』、『旧 街 道 周 辺 資 源 活 用 』の3点 セットを、
当 該 エリア活 性 化 の基 本 的 な方 向 性 とすることが望 まれます。
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■旧 東 海 道 周 辺 の活 性 化 イメージ
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③ 誘 致 すべき魅 力 店 舗 のあり方
③-1 業 種 ・業 態 の新 展 開
中 心 市 街 地 エリア内 では、幸 い大 型 店 としてはすでに百 貨 店 、ショッピングモール、スーパー
マーケットと各 業 態 が揃 っており、利 用 率 も高 く、多 くの人 に支 持 されています。
しかし一 方 では、「大 量 生 産 大 量 消 費 型 」の商 品 、サービス提 供 のみでは満 たされないニーズ
が高 まっていることが明 らかになっています。
同 じパンやスイーツ、衣 料 や生 活 雑 貨 であっても、手 づくり感 やオーナーの主 張 ・こだわりが込
められた店 や、 飲 食 であっても「ファミリーレストラン」を 超 える専 門 性 、創 意 性 が 求 められていま
す。実 際 に最 近 オープンしているバルやカフェ、カジュアルイタリア料 理 、創 作 和 食 などのこだわ
りの感 じられる店 が高 い評 価 を得 ています。
■外 ・内 観 や食 材 に至 るまでこだわり、支 持 されているショップ一 例
近 江 バル NADESHICO
Suisei Kitchen
滋味 康月
③-2 多 世 代 への対 応
顧 客 の世 代 は 30~40 代 を中 心 に、50~60 代 と幅 を広 げていますが、衣 料 品 などについて言
えば、ナショナルチェーンといったショッピングセンターなどでは 10~20 代 の若 い世 代 をメインタ
ーゲットにしていたり、既 存 の小 売 店 舗 では高 齢 者 向 けに偏 っていたりという傾 向 にあり、最 も中
核 をなすこだわりの世 代 のニーズに対 応 する店 が、圧 倒 的 に不 足 していることが明 らかになって
います。
30~40 代 の特 に子 育 て世 代 が、親 同 士 や親 子 で入 れる店 が少 ないことも指 摘 されており、同
時 に、この世 代 や年 配 者 も一 人 で気 軽 に入 れる店 を求 めているという側 面 もあります。
例 えば、上 質 なおもちゃ、絵 本 を提 供 する店 、6~7人 のグループでお茶 や食 事 をカジュアル感
覚 で利 用 できる店 、子 ども連 れで時 間 を過 ごせるしつらえのある店 、ミドル世 代 向 けのアパレルな
ど、多 世 代 のニーズに対 応 できる多 様 な店 舗 展 開 が求 められています。
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③-3 ライフスタイルへの対 応 ・文 化 的 要 素 ・コミュニティ機 能 の充 実
健 康 や自 然 志 向 、カルチュア志 向 といったライフスタイルが、「少 数 派 」ではなくなりつつあり、多
くの人 が単 なる買 い物 、飲 食 ではなく、その消 費 行 動 を通 じて自 己 実 現 の時 間 、空 間 を求 めて
います。
草 津 ならではの新 鮮 な食 材 、オーガニックな素 材 といった要 素 や、情 報 、読 書 や工 房 ・ギャラリ
ーの 要 素 を 重 視 した 店 が 求 め られ ており、 専 門 性 のあ る 自 転 車 屋 やセレク トショップと い っ た趣
味 を支 える店 を求 める声 も聞 かれます。また、子 育 て世 代 や高 齢 者 をはじめ、多 世 代 が集 い憩 う
ことで情 報 交 換 の場 となったり、「訪 れる友 人 を伴 える」「クラス会 やグループで行 ける」空 間 づくり
など、進 化 するライフスタイルに対 応 できる文 化 的 要 素 ・コミュニティ機 能 の 充 実 が重 要 と なりま
す。
③-4 空 間 ・店 づくり・まちなみづくりの方 法
既 存 店 のなかにも、根 強 い顧 客 を有 している店 も少 なくありませんが、多 くの顧 客 は、お洒 落 さ
や感 度 の高 い空 間 を求 めています。それは、外 ・内 観 のデザインはもとより、商 品 棚 ・レイアウトや
ファニチ ュア、テーブルウ ェア、 照 明 と いっ た細 部 までトータ ルに 作 り込 まれているかどうかなど、
顧 客 は見 極 める目 をもっています。
また、外 から店 内 の雰 囲 気 が伺 える明 るさ、花 や緑 の取 り入 れ、まちと空 気 が通 じている店 が多
く展 開 され、まち歩 きが楽 しめることが望 まれています。
そ の ために は、 魅 力 あ る 店 舗 の 誘 致 と 一 体 に 、 独 自 の 歴 史 性 、 文 化 性 を 生 かし たまちなみ 環
境 の整 備 によるまちとしての特 長 や楽 しさ、魅 力 づけが不 可 欠 であり、相 乗 効 果 を上 げる位 置 に
あると考 えられます。
③-5 接 客 ・サービスの充 実
「常 連 でないと入 りにくい店 」「入 っても居 心 地 の良 くない店 」への抵 抗 感 が表 明 されています。
同 じ商 品 ・サービスを提 供 するにしても、店 主 の顔 が見 え、明 るい雰 囲 気 の中 で客 を迎 え、心 の
こもったサービスを提 供 するといった、店 としての基 本 を大 切 にすることが望 まれています。
少 なくとも、外 からの見 えやすさ、営 業 内 容 の表 現 、清 潔 感 、商 品 ・サービスのテーマ性 の明 確
化 といった、顧 客 ニーズにマッチした店 としての改 良 ・工 夫 が求 められます。
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