UPS WEB/SNMP MANAGER Serie CS121

Version: 2008-03-17
UPS WEB/SNMP MANAGER
クイックスタート
Serie CS121
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DIPスイッチ:DIPスイッチ1と2を「OFF」にします(右図参照)。こ
のようにすることにより、アダプターが設定モードへ移行され、標準
IPアドレス10.10.10.10が使用出来るようになります。
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アダプターとUPSの接合:スロットデバイスをUPSスロットにはめ込んでください。外付けの装置等はアダ
プターの「COM1」とUPSのシリアル・ポートを繋げてください。
その後、電源プラグを差し込んでください。
3
アダプターとネットワークの接続:アダプターのLANコネクターとRJ45ケーブル(非同封)を使用してネ
ットワークにお繋ぎください。その他にもアダプターを接続する方法は様々です。例えば、配置ケーブル
を使ってコンピューターのシリアル・ポートと「COM2」を繋ぐことも出来ます(BUDGETモデルでは出来ま
せん)。詳しい説明は、CS121シリーズの説明書を参照してください。
4
接続の確認:アダプターと接続するには、ネットワークがIPアドレス10.10.10.10からの応答をローカル・
ホストに進達しなければなりません。通常は一時ルートを以下のように確保します。コマンド・プロンプ
トを開き、 「route print」と入力してください。このようにすることにより、現在のルートを確認でき
ます。さらに、「route add 10.10.10.10<お客様の個人IPアドレス>」と入力してください。
その後、アドレス10.10.10.10でアダプターにピングを送信してください。最初の起動の約1分後にUPSス
テータスランプが緑色に点灯し、ネットワーク・ステータスのLEDランプ(RJ45コネクターに結集)が点
滅します。
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HTTP接続の設定:お使いウェブ・ブラウザ(マイクロソフト・インターネット・エクスプローラとMOZILL
Aがサポートされます)を起動し、リンク先にhttp://10.10.10.10と入力し、アダプターのウェブ設定イ
ンターフェスにリンクしてください。Telnetでの設定も可能ですが、ウェブ・インターフェスでの設定を
おすすめします。まず、HTTPインターフェスにログインする必要があります。ユーザー名「admin」とパ
スワード「cs121-snmp」を入力してください。
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基本的なネットワーク設定:まず、「Network & Security」をクリックしてください。その後、「Local
Address」、「Gateway Address」と「Subnet Mask」(必要ならば「DNS-Server」にも)に必要な情報
を入力し、右下のメニュー内にある「Apply」をクリックして設定を完了してください。
メニュー「Timeserver」を呼び出し、お使いのLANもしくはWANのタイムサーバーのIPアドレスを入力して
ください。タイムサーバーの設定事項は、事象の記録や警報装置の作動した正確な時間を刻印するのに非
常に重要な事項です。万が一アダプターがタイムサーバーを検知できない場合は、1970年のタイム・スタ
ンプが使用されます。
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UPSモデル:メニュー「UPS-Model & System」を呼び出します。ドロップダウンメニューより、お
使いのUPSモデルを選択してください。選択後、「Apply」をクリックして完了してください。
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設定の保存:「UPS-Model & System」内の「Save Configuration」をクリックしてくださ
い。注意:「Configuration saved successfully」と表示されるまで、何もしないでください。
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10
通常作業モードへの切り替え:DIPスイッチ1を「ON」にしてください。この際、DIPスイッチ2は「OFF」
のままにしておきます。(スロットカードの場合、スロットより一度お出し下さい。)外付けの装置があ
る場合、再起動するためこれらの電源を一時的に切ります。再起動の際、ステータスランプをご確認下さ
い。注意:ステータスランプが赤色に点灯した場合、UPSとの接続が正しく行なわれなかったか、ブート
処理が完了していない可能性があります。この際、UPSモデルの設定をご確認下さい。(手順7参照)
ウェブ・ブラウザへの再接続:ウェブ・ブラウザに再度設定されたIPアドレスで接続します
(http://<アダプターのIPアドレス>)。応答がない場合は、ルート表に表示されるかチェックしてくだ
さい(手順4参照)。
UPS WEB/SNMP MANAGER
Serie CS121
1
シャットダウン・シグナルをネットワーク・コンピュータに送信するには
停電時にシャットダウン・シグナルをネットワークのコンピュータに送信するには、すべてのパソコンに
RCCMDクライアントがインストールされていなければならず、アダプターのイベント・セッティングのコ
ンフィギュレーションを行なわなければなりません。
RCCMDクライアントのインストール:RCCMDのセットアップ・プログラム手順は、すべてのUPS
Management
Software CDとGENEREX公式ウェブサイトwww.generex.deにてダウンロード可能です。
RCCMDセットアップ・プログラムは、一つ一つの手順を着実に案内していきます。最初のウィンドウでは、
クライアントがRCCMDシャットダウン・シグナルを得るアダプターのIPアドレスを入力します。
その後は「next」をクリックし、作業を進行します。最後のウィンドウのシャットダウン・ファイルにご注
意下さい。「Configure」をクリックし、実際のシャットダウンの手順を踏みます。その他にも、動作環境
の新規設定や変更をするのにバッチファイルを直接実行しても構いません。最後に、「Install」をクリッ
クし、コンフィギュレーションを完了します。以上でRCCMDサービスが開始されます。
すべてのRCCMDのインストールにはそれぞれ個々のライセンス・コードが必要になります。ライ
センスをご希望されたお客様にはCS121のパッケージにライセンス情報が同封されております。
追加ライセンスを取得するには、お使いのUPS製品のメーカーにお問い合わせ下さい。
アダプターのイベント・セッティングのコンフィギュレーション:アダプターのウェブ・コンフィギュレー
ションの「Events & Alarms」を呼び出してください。「Powerfail」をクリックし、「Add new job」
を選択してください。これで、CS121のJob Editorを取得できます。ドロップ・ダウン・メニューより、
オプション「Send RCCMD Shutdown to remote client」を選択し、クライアントのIPアドレスを入力
します。リスナー・ポートは通常6003です。ページの右側ではシャットダウン・シグナルが作動する条件を
、例えば、「300秒後」のように、選ぶことが出来ます。
安全性を確保するため、イベント「Powerfail」と同じコンフィギュレーションを、イベント
「Battery Low」でも行なうことをおすすめします。サーバーの電力低下時に、作業の遅れや
突然 のシャットダウンに見舞われることがあります。
CS121用のオプション
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CS121は、温度、湿度、火炎
や煙、侵入、モーション、
気圧、濃度等を監視する他
の様々なシステム環境セン
サーや測定器と接続可能で
す。さらに、DINレール・マ
ウンテン・キッド、MODBUS
RS485シリーズ、PROFIBUSモ
デル等の追加アクセサリー
もございます。詳しい情報
は、ご利用のUPSメーカーに
お問い合わせ下さい。
2007年4月以降のBUDGET以外のCS121製品は、拡張AUXポート(COM3)を装備しており、BACS(Battery
Analyse & Care System)とCS121との接続が可能になりました。