オムロン セーフティ・インフォメーション 第46号

46号 1/2
2010年9月
発行元:オムロン株式会社 オートメーションシステム統轄事業部 セーフティ事業部 セーフティ・インフォメーション担当
豆知識 非常停止回路のプログラマブル化
非常停止回路がプログラマブル機器※1でも構成できるようになりました。
過去、JIS B 9960-1:1999※2の停止カテゴリー 0を使用する場合は、非常停止回路はハードワイヤーによる電気
機械部品だけで構成しなくてはいけないと記載がありました。
現在、JIS B 9960-1:2008※2の停止カテゴリー 0を使用する場合は、前述の条文が削除されたために、下記の安
全要件にて非常停止回路にプログラマブル機器を使うことが可能になりました。
ここではオムロン製品が行っている方法を紹介します。
※1. 主に設計者側がプログラムできるセーフティコントローラを指します。
※2. JIS B 9960-1 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部 一般要求事項
1. 認証されたファンクションブロックの使用
安全機能(例えば、非常停止用押ボタンや両手操作押ボタン)を認証されたファンクションブロックとして
提供し、
ファンクションブロック単体では安全性を確保しています。
( 実際の認証にあたっては、
ファンクショ
ンブロックの組み合わせで安全性を確保できているか第3者機関への確認が必要です。)
●ファンクションブロックの例
2.予見できる外部配線の故障モードを検出可能
外部配線異常、例えば、誤配線・地絡・短絡・断線の検出および内部回路故障の検出を行います。
3.設計者が意図した設計データかを照合する
ユーザが入力したパラメータが正しくプログラマブル機器に転送・設定されることを確認(照合)
してから、
自動
的に始動が許可されます。
4.管理者以外のシステムへのアクセスの防止
プログラマブル機器に対してパスワードを設定し、管理者以外はパラメータや動作モードが変更されることを
防いでいます。
安全関連部の組み込まれているソフトウェアや自ら安全用途のPLCを使用して設備・装置などの設計をする場合に、
ソフトウェアのライフサイクルの全て
の活動(例.
ソフトウェアの開発、安全回路の設計、
ソフトウェアの変更など)の工程において、障害の回避を第一に考慮する必要があります。
障害を回避するために、ISO13849−1:2006では「Vモデル」
という手法を掲載しています。
詳細は、セーフティインフォメーション42号の安全関連システムのソフトウェア開発について
(Vモデル)をご覧ください。
・IEC 61508、
IEC/EN 62061
(電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全)のSIL(Safety Integrity Level:安全度水準)3 の要求事項を満たしています。
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2010年9月
発行元:オムロン株式会社 オートメーションシステム統轄事業部 セーフティ事業部 セーフティ・インフォメーション担当
豆知識 セーフティレーザスキャナにおける基準点監視機能(RBM)の紹介
基準点監視機能(RBM)
検知エリアの境界にある防護壁や扉などの位置を
基準点として設定、監視することができます。
この仕
監視基準点
組みを基準点監視機能(以下、RBM と呼びます)と
呼び、通常は垂直検知に使用します。
本機能によりレーザスキャナの設置位置を許可無
く移動することを防止します。
国際規格IEC 61496-3 にしたがい、侵入角度が検
出面に対して±30度を超える用途で使用する場合
基準点監視機能
は、RBMにより検知エリアの境界部を監視する必要
があります。
その場合、RBMの許容誤差は100mm
セーフティレーザスキャナ 形OS32C
を超えてはなりません。
EN ISO13849-1: 2008への移行について
EN ISO13849-1:2008が、正式発行され、
すでに移
行しております。
EN954-1:1996は、2011.12.31まで有効(予定)
とさ
れていますが新たに機械を設計する場合、正式な
規格であるEN ISO13849-1:2008の適合が必要と
考えられます。
08
09
EN954-1:1996
10
11
12
EN ISO13849-1:2008
EN954-1:1996
2009.9.8
置き換え
2011.12.31
失効
セミナーのご案内 :オムロンでISO13849-1のセミナーを実施しています。下記案内をご覧ください。
セーフティコンポ 新商品のお知らせ
セーフティコントローラ 形G9SP
簡単なプログラムで複雑な安全回路にも最適
さまざまな入力機器が接続可能
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お近くのオムロンセーフティ担当へご連絡ください。
安全規格セミナーのご紹介【有償】
これからの安全設計 ISO13849-1:2006実践セミナー
制御システムの安全関連部の性能を示す指標が「カテゴリ」
から、パフォーマンスレベル(PL)
に変更されました。上記に対
応する必要な手順および各種パラメータの解説を行います。
PL計算ツール(PLE lite)
および演習を用いたPL評価手順が
体験できます。
詳細はWebをご覧ください。
http://www.fa.omron.co.jp/seminar/regular/detail/507.html
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(PL)
が計算できる
「PL Evaluator Lite」
をWebサイトで公開中です。
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