1 年 次 科 目 目 次

1 年 次 科 目
目 次
教 養 科 目
専門教育科目
薬学概論 ���������������2
基礎英語 �������������� 36
社会薬学 ���������������6
基礎英語 �������������� 40
薬用資源学 ������������� 10
情報処理演習 ������������ 44
機能形態学Ⅰ ������������ 12
コミュニケーション論 �������� 48
有機化学Ⅰ ������������� 16
コミュニケーション論 �������� 50
有機化学Ⅰ特講 ����������� 20
心理学 ��������������� 52
有機化学Ⅱ特講 ����������� 22
基礎数学 �������������� 54
生命・医療倫理学 ���������� 24
基礎生物学 ������������� 56
理論化学 �������������� 26
基礎生物学特講 ����������� 58
理論化学特講 ������������ 28
基礎物理学 ������������� 60
分析化学Ⅰ ������������� 30
基礎化学A�������������� 62
生化学Ⅰ �������������� 32
文学 ���������������� 66
早期臨床体験(1年次)�������� 34
福祉学 ��������������� 68
倫理学 ��������������� 70
英会話 ��������������� 72
中国語 ��������������� 76
フランス語 ������������� 78
―1―
薬学概論
前期 1 単位 専門教育科目 導入 薬学科 1年 必修
大光・岡野
薬剤師として求められる基本的な資質
薬剤師としての心構え
患者・生活者本位の視点
コミュニケーション能力
チーム医療への参画、薬物療法における実践的能力
地域の保健・医療における実践的能力
自己研鑽
一般目標 (GIO)
医療と薬学の歴史を認識するとともに、国民の健康管理、医療安全、薬害防止における役割を理解し、薬剤師として
の使命感を身につける。
人の行動や考え方、社会の仕組みを理解し、人・社会と薬剤師の関わりを認識する。
地域の保健、医療、福祉について、現状と課題を認識するとともに、その質を向上させるための薬局及び薬剤師の役
割とその意義を理解する。
生涯にわたって自ら学ぶことの必要性・重要性を理解し、修得した知識・技能・態度を確実に次世代へ継承する意欲
と行動力を身につける。
到達目標 (SBO)
A 基本事項
(1)薬剤師の使命
【①医療人として】
1.常に患者・生活者の視点に立ち、医療の担い手としてふさわしい態度で行動する。( 態度 )A(1)1-1
2.患者・生活者の健康の回復と維持に積極的に貢献することへの責任感を持つ。( 態度 )A(1)1-2
3.チーム医療や地域保健・医療・福祉を担う一員としての責任を自覚し行動する。( 態度 )A(1)1-3
4.患者・患者家族・生活者が求める医療人について、自らの考えを述べる。
SGD 形式 ( 知識・態度 )A(1)1-4
5.生と死を通して、生きる意味や役割について、自らの考えを述べる。SGD 形式 ( 知識・態度 )A(1)1-5
6.一人の人間として、自分が生きている意味や役割を問い直し、自らの考えを述べる。 SGD 形式 ( 知識・態度 )
A(1)1-6
7.様々な死生観・価値観・信条等を受容することの重要性について、自らの言葉で説明する。SGD 形式 ( 知識・態度 )
A(1)1-7
【②薬剤師が果すべき役割】
1.患者や生活者のために薬剤師が果たすべき役割を自覚する。( 態度 )A(1)2-1
2.薬剤師の活動分野 ( 医療機関、製薬企業、衛生行政等 ) と社会における役割について説明できる。A(1)2-2
3.医薬品の適正使用における薬剤師の役割とファーマシューティカルケアについて説明できる。A(1)2-3
4.医薬品の効果が確率論的であることが説明できる。A(1)2-4
5.医薬品の創製 ( 研究開発、生産等 ) における薬剤師の役割について説明できる。A(1)2-5
6.健康管理、疾病予防、セルフメディケーション及び公衆衛生における薬剤師の役割について説明できる。
A(1)2-6
7.薬物乱用、自殺防止における薬剤師の役割について説明できる。A(1)2-7
8.現代社会が抱える課題(少子・超高齢社会等)に対して、薬剤師が果たすべき役割を提案できる。SGD 形式
A(1)2-8
【③患者安全と薬害の防止】
1.医薬品のリスクを認識し、患者を守る責任と義務を自覚する。( 態度 )A(1)3-1
2.WHO による患者安全の考え方について概説できる。A(1)3-2
3.医療に関するリスクメネジメントにおける薬剤師の責任と義務を説明できる。A(1)3-3
4.医薬品が関わる代表的な医療過誤やインシデントの事例を列挙し、その原因と防止策を説明できる。A(1)3-4
5.重篤な副作用の例について、患者や家族の苦痛を理解し、これらを回避するための手段を討議する。( 知識・態度 )
A(1)3-5
6.代表的な薬害の例(サリドマイド、スモン、非加熱血液製剤、ソリブジン等)ついて、その原因と社会的背景
―2―
及びその後の対応を説明できる。A(1)3-6
7.代表的な薬害について、患者や家族の苦痛を理解し、これらを回避するための手段を討議する。(知識・態度)
A(1)3-7
【④薬学の歴史と未来】
1.薬学の歴史的な流れと医療において薬学が果たしてきた役割について説明できる。A(1)4-1
2.薬物療法の歴史と、人類に与えてきた影響について説明できる。A(1)4-2
3.薬剤師の誕生から現在までの役割の変遷について説明できる。A(1)4-3
4.将来の薬剤師と薬学が果たす役割について討議する。SGD 形式 ( 知識・態度 )A(1)4-4
B 薬学と社会
(4)地域における薬局と薬剤師
【① 地域における薬局の役割】
1.地域における薬局の機能と業務について説明できる。B(4)1-1
2.医薬分業の意義と動向を説明できる。B(4)1-2
3.かかりつけ薬局・薬剤師による薬学的管理の意義について説明できる。B(4)1-3
4.セルフメディケーションにおける薬局の役割について説明できる。B(4)1-4
5.災害時の薬局の役割について説明できる。B(4)1-5
6.医療費の適正化に薬局が果たす役割について説明できる。B(4)1-6
【②地域における保健・医療・福祉の連携体制と薬剤師】
1.地域包括ケアの理念について説明できる。B(4)2-1
2.在宅医療及び居宅介護における薬局と薬剤師の役割について説明できる。B(4)2-2
3.学校薬剤師の役割について説明できる。B(4)2-3
4.地域の保健、医療、福祉において利用可能な社会資源について説明できる。B(4)2-4
5.地域から求められる医療提供施設、福祉施設及び行政との連携について討議する。( 知識・態度 )B(4)2-5
A 基本事項
(5)自己研鑽と次世代を担う人材の育成
【③生涯学習】
1.生涯にわたって自ら学習する重要性を認識し、その意義について説明できる。A(5)3-1
2.生涯にわたって継続的に学習するために必要な情報収集できる。( 技能 )A(5)3-2
回
授業計画表
担当教員
項目
内容
方略
コアカリ SBO
番号
第1回
岡野 善郎
大光 正男
ガ イ ダ ン ス、 医 療 と 薬剤師になる前に学んでおくこと、薬剤師の活
講義
は、 薬 剤 師 の 使 命 動分野
第2回
大光 正男
岡野 善郎
薬剤師が果すべき役割
薬剤師の活動分野、医薬品適正使用、ファーマ
講義
シューティカルケア、地域における薬局の役割
A(1) ② 1~5
第3回
大光 正男
岡野 善郎
薬学の歴史と未来
医療において薬学が果してきた役割、薬物療法
講義
の歴史と人類に与えた影響
A(1) ④ 1~4
第4回
岡野 善郎
大光 正男
薬剤師が果すべき役割
チーム医療や地域保健・医療・福祉を担う薬剤
講義
師、患者を守る責任と義務
A(1) ④ 1~4
第5回
岡野 善郎
大光 正男
患者安全と薬害防止
高齢者ケアと副作用対策、医療におけるリスク
講義
マネジメント
A(1) ② 4、
③ 3~5
第6回
岡野 善郎
大光 正男
患者安全と薬害防止
高齢者ケアと医療過誤の防止、薬の特性及び疾
講義
患の理解
A(1) ③ 3~5
第7回
岡野 善郎
大光 正男
患 者 安 全 と 薬 害 防 止 高齢者ケアと医療過誤の防止、薬の特性及び疾
講義
筆
記
試
験 患の理解
A(1) ② 1~8、
③ 1~3、(5)
②
第8回
岡野 善郎
大光 正男
渡邊 宗男
地 域 に お け る 薬 局 薬剤師とは、薬局機能と業務、医薬分業、薬局
講義
の 役 割、 生 涯 学 習 の薬学的管理、在宅・居宅医療
A(1) ② 1,2
B(4) ① 1~6、
② 4,5
A(1) ① 1~8、
②6
授業概要
医療人としての薬剤師の使命、薬剤師及び薬の医療の中における果たすべき役割、薬学、薬剤師及び薬が歴史的にど
のように医療に貢献してきたかについて学ぶ。さらに、地域における薬局の役割、地域における保健・医療・福祉の
連携体制と薬剤師、医療の中における患者安全と薬害防止について学ぶ。
―3―
授業形式
教科書及びプリントの内容を利用して授業を進める。複数の学内教員及び非常勤講師・学外教員で行う。授業は講義
形式、1 コマ 90 分で行う。
評価方法
筆記試験(100%)で評価する。
教科書(ISBN 番号 )
①「スタンダード薬学シリーズ II 1 薬学総論 I 薬剤師としての基本事項」
日本薬学会編 ( 東京化学同人 ) (ISBN978-4-8079-1700-6)
②「高齢者のケア役立つ薬の大事典」
( 関西看護出版 ) (ISBN978-4-904145-33-3)
③「よくわかる学びの技法」第 2 版
(ミネルヴァ)(ISBN978-4-623-05649-1)
参考書
講義毎に、随時紹介する。
オフィスアワー ( 授業相談 )
学内教員(月~金 13 時~ 17 時 在室時は対応可能)、学外教員・非常勤講師(講義日、授業終了後)
学生へのメッセージ
皆さん方の先輩 ( 薬剤師、医療従事者 ) や人生の先輩方が体験談を含めた講義が展開されます。自分自身の卒業後をイ
メージしながら聴講して下さい。
備考
講義直前の 10 分・休憩時間に、前回の講義のプリントや資料を読み返して
ください。これは復習の第 1 歩です。必ず役に立ちます。
学外講師の講義日は変更される場合があります。予め、掲示します。
―4―
―5―
社会薬学
後期 1 単位 専門教育科目 導入 薬学科 1年 必修
大光・岡野
薬剤師として求められる基本的な資質
薬剤師としての心構え
患者・生活者本位の視点
コミュニケーション能力
チーム医療への参画、薬物療法における実践的能力
地域の保健・医療における実践的能力
自己研鑽
一般目標 (GIO)
医療と薬学の歴史を認識するとともに、国民の健康管理、医療安全、薬害防止における役割を理解し、薬剤師として
の使命感を身につける。
人の行動や考え方、社会の仕組みを理解し、人・社会と薬剤師の関わりを認識する。
地域の保健、医療、福祉について、現状と課題を認識するとともに、その質を向上させるための薬局及び薬剤師の役
割とその意義を理解する。
生涯にわたって自ら学ぶことの必要性・重要性を理解し、修得した知識・技能・態度を確実に次世代へ継承する意欲
と行動力を身につける。
到達目標 (SBO)
A 基本事項
(1)薬剤師の使命
【①医療人として】
1.常に患者・生活者の視点に立ち、医療の担い手としてふさわしい態度で行動する。( 態度 )A(1)1-1
2.患者・生活者の健康の回復と維持に積極的に貢献することへの責任感を持つ。( 態度 )A(1)1-2
3.チーム医療や地域保健・医療・福祉を担う一員としての責任を自覚し行動する。( 態度 )A(1)1-3
4.患者・患者家族・生活者が求める医療人について、自らの考えを述べる。
SGD 形式 ( 知識・態度 )A(1)1-4
5.生と死を通して、生きる意味や役割について、自らの考えを述べる。SGD 形式 ( 知識・態度 )A(1)1-5
6.一人の人間として、自分が生きている意味や役割を問い直し、自らの考えを述べる。 SGD 形式 ( 知識・態度 )
A(1)1-6
7.様々な死生観・価値観・信条等を受容することの重要性について、自らの言葉で説明する。SGD 形式 ( 知識・態度 )
A(1)1-7
【②薬剤師が果すべき役割】
1.患者や生活者のために薬剤師が果たすべき役割を自覚する。( 態度 )A(1)2-1
2.薬剤師の活動分野 ( 医療機関、製薬企業、衛生行政等 ) と社会における役割について説明できる。A(1)2-2
3.医薬品の適正使用における薬剤師の役割とファーマシューティカルケアについて説明できる。A(1)2-3
4.医薬品の効果が確率論的であることが説明できる。A(1)2-4
5.医薬品の創製 ( 研究開発、生産等 ) における薬剤師の役割について説明できる。A(1)2-5
6.健康管理、疾病予防、セルフメディケーション及び公衆衛生における薬剤師の役割について説明できる。
A(1)2-6
7.薬物乱用、自殺防止における薬剤師の役割について説明できる。A(1)2-7
8.現代社会が抱える課題(少子・超高齢社会等)に対して、薬剤師が果たすべき役割を提案できる。SGD 形式
A(1)2-8
【③患者安全と薬害の防止】
1.医薬品のリスクを認識し、患者を守る責任と義務を自覚する。( 態度 )A(1)3-1
2.WHO による患者安全の考え方について概説できる。A(1)3-2
3.医療に関するリスクメネジメントにおける薬剤師の責任と義務を説明できる。A(1)3-3
4.医薬品が関わる代表的な医療過誤やインシデントの事例を列挙し、その原因と防止策を説明できる。A(1)3-4
5.重篤な副作用の例について、患者や家族の苦痛を理解し、これらを回避するための手段を討議する。( 知識・態度 )
A(1)3-5
6.代表的な薬害の例(サリドマイド、スモン、非加熱血液製剤、ソリブジン等)ついて、その原因と社会的背景
―6―
及びその後の対応を説明できる。A(1)3-6
7.代表的な薬害について、患者や家族の苦痛を理解し、これらを回避するための手段を討議する。(知識・態度)
A(1)3-7
【④薬学の歴史と未来】
1.薬学の歴史的な流れと医療において薬学が果たしてきた役割について説明できる。A(1)4-1
2.薬物療法の歴史と、人類に与えてきた影響について説明できる。A(1)4-2
3.薬剤師の誕生から現在までの役割の変遷について説明できる。A(1)4-3
4.将来の薬剤師と薬学が果たす役割について討議する。SGD 形式 ( 知識・態度 )A(1)4-4
B 薬学と社会
(4)地域における薬局と薬剤師
【① 地域における薬局の役割】
1.地域における薬局の機能と業務について説明できる。B(4)1-1
2.医薬分業の意義と動向を説明できる。B(4)1-2
3.かかりつけ薬局・薬剤師による薬学的管理の意義について説明できる。B(4)1-3
4.セルフメディケーションにおける薬局の役割について説明できる。B(4)1-4
5.災害時の薬局の役割について説明できる。B(4)1-5
6.医療費の適正化に薬局が果たす役割について説明できる。B(4)1-6
【②地域における保健・医療・福祉の連携体制と薬剤師】
1.地域包括ケアの理念について説明できる。B(4)2-1
2.在宅医療及び居宅介護における薬局と薬剤師の役割について説明できる。B(4)2-2
3.学校薬剤師の役割について説明できる。B(4)2-3
4.地域の保健、医療、福祉において利用可能な社会資源について説明できる。B(4)2-4
5.地域から求められる医療提供施設、福祉施設及び行政との連携について討議する。( 知識・態度 )B(4)2-5
A 基本事項
(5)自己研鑽と次世代を担う人材の育成
【③生涯学習】
1.生涯にわたって自ら学習する重要性を認識し、その意義について説明できる。A(5)3-1
2.生涯にわたって継続的に学習するために必要な情報収集できる。( 技能 )A(5)3-2
回
授業計画表
担当教員
項目
内容
方略
コアカリ SBO
番号
第1回
大光・岡野
稲津佳世子
地 域 に お け る
対人サービス;患者と向き合う薬剤師業務
薬 局 の 役 割
講義
B(4) ① 1~6、
② 4,5
第2回
大光・岡野
石原 義光
地 域 に お け る
医療機器の取扱い方、コミュニケーションの取り方
薬 局 の 役 割
講義
演習
実習
A(1) ② 1,2
第3回
大光・岡野
東 千鶴
地 域 に お け る
学校薬剤師の業務と医療の中に位置付け
薬 局 の 役 割
講義
B(4) ② 1,3
第4回
大光・岡野
吉村 一博
地 域 に お け る 薬事行政と地域医療との連携、行政と医療提供施設
講義
薬 局 の 役 割 や福祉施設との連携
B(4) ① 1~6、
② 4,5
第5回
大光・岡野
九州厚生局
担当官
患 者 安 全 と
麻薬取締官の業務、麻薬の害と社会的問題点
薬 害 防 止
講義
A(1) ② 7
第6回
大光・岡野
手塚 和美
患 者 安 全 と
薬害防止について、日本における薬害の現状と対応
薬 害 防 止
講義
A(1) ③ 5~7
第7回
大光・岡野
田中 圭
医 療 と 医 学 医療人の使命、薬剤師が果すべき役割
講義
A(1) ⑤ 1~7
第8回
大光・岡野
渡邊 宗男
地域における薬局 薬局機能と業務、医薬分業、薬局の薬学的管理、在宅・
講義
の役割、生涯学習 居宅医療
A(1) ② 1,2
B(4) ① 1~
6、② 4,5
授業概要
医療人としての薬剤師の使命、薬剤師及び薬の医療の中における果たすべき役割、薬学、薬剤師及び薬が歴史的にど
のように医療に貢献してきたかについて学ぶ。さらに、地域における薬局の役割、地域における保健・医療・福祉の
連携体制と薬剤師、医療の中における患者安全と薬害防止について学ぶ。
―7―
授業形式
教科書及びプリントの内容を利用して授業を進める。学内教員及び非常勤講師・学外教員で行う。授業は講義、一部
の授業には演習・実習を取り入れて行う。1 コマ 90 分で行う。
評価方法
レポート(100%)で評価する。
教科書(ISBN 番号 )
①「スタンダード薬学シリーズ II 1 薬学総論 I 薬剤師としての基本事項」
日本薬学会編 ( 東京化学同人 ) (ISBN978-4-8079-1700-6)
②「よくわかる学びの技法」第 2 版
(ミネルヴァ)(ISBN978-4-623-05649-1)
参考書
講義毎に、随時紹介する。
オフィスアワー ( 授業相談 )
学内教員(月~金 13 時~ 17 時 在室時は対応可能)、学外教員・非常勤講師(講義日、授業終了後)
学生へのメッセージ
皆さん方の先輩 ( 薬剤師、医療従事者 ) や人生の先輩方が体験談を含めた講義が展開されます。自分自身の卒業後をイ
メージしながら聴講して下さい。
備考
講義直前の 10 分・休憩時間に、前回の講義のプリントや資料を読み返して
ください。これは復習の第 1 歩です。必ず役に立ちます。
学外講師の講義日は変更される場合があります。予め、掲示します。
―8―
―9―
薬用資源学
1 期 2 単位 専門教育科目 必修科目 化学系 薬学科 1年 必修
森永 紀
薬剤師として求められる基本的な資質
基礎的な科学力
一般目標 (GIO)
C5 自然が生み出す薬物
自然界に存在する物質を医薬品として利用できるようになるために、代表的な生薬の基原、特色、臨床応用および天
然生物活性物質の単離、構造、物性、作用などに関する基本的事項を修得する。
基原、性状、含有成分、品質評価などに関する基本的事項を修得する。
医薬品資源としての天然生物活性物質を構造によって分類・整理するとともに、天然生物活性物質の利用に関する基
本的事項を修得する。
到達目標 (SBO)
①薬用植物
1. 代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを挙げることができる。C5(1) ① 1
2. 代表的な薬用植物を外部形態から説明し、区別できる。(知識、技能)C5(1) ① 2
3. 植物の主な内部形態について説明できる。C5(1) ① 3
4. 法律によって取り扱いが規制されている植物(ケシ、アサ)の特徴を説明できる。C5(1) ① 4
②生薬由来の生物活性物質の構造と作用
1. 生薬由来の代表的な生物活性物質を化学構造に基づいて分類し、それらの生合成経路を概説できる。C5(2) ① 1
③天然生物活性物質の取扱い
1. 天然生物活性物質の代表的な抽出法、分離精製法を概説し、実施できる。(知識)C5(2) ③ 1
回
授業計画表
項目
内容
方略
コアカリ SBO
番号
第1回
薬 用 植 物 学 の 基 礎 医薬の歴史、薬の種類
講義
C5(1) ① 1
第2回
薬 用 植 物 学 の 基 礎 植物の最も基本的な名前のつけ方、学名
講義
C5(1) ① 1
第3回
植
物
の
形
態 植物の細胞の名前、役割
講義
C5(1) ① 3
第4回
植
物
の
形
態 植物の内部組織の名前、役割
講義
C5(1) ① 3
第5回
植
物
の
形
態 植物の外部形態、薬用部位となる器官の名前、役割
講義
C5(1) ① 2
第6回
植
物
成
分
の
分
類 植物の一次代謝産物の種類
講義
C5(2) ① 1
第7回
植
物
成
分
の
分
類 植物の一次代謝産物の種類
講義
C5(2) ① 1
第8回
中
第9回
伝
承
医
薬
の
種
類 漢方薬の成り立ち、配合される生薬(薬用植物)
講義
C5(1) ① 1
第 10 回
伝
承
医
薬
の
種
類 アユルベーダ医学の歴史、利用される植物
講義
C5(1) ① 1
第 11 回
植物成分生合成経路の種類
酢酸・マロン酸経路、シキミ酸経路、イソプレノイド
講義
経路から生合成される植物成分
C5(2) ① 1
第 12 回
植 物 成 分 生 合 成 経 路 の 種 類 複合経路、アミノ酸経路から生合成される植物成分
第 13 回
間
試
験 中間試験と解説
講義
C5(2) ① 1
薬 用 植 物 と 健 康 食 品
食品安全基本法、薬用植物の品質評価、健康被害・相
講義
互作用
C5(1) ① 4
第 14 回
薬用植物のバイオテクノロジー
薬用植物の枯渇問題、品質の不均一性、植物バイオテ
講義
クノロジー
C5(1) ① 1
第 15 回
天
薬用成分の分離精製・単離、構造決定法、薬理活性(生
講義
理活性)
C5(2) ③ 1
然
物
の
研
究
法
授業概要
薬用植物は、医薬品開発のなかでも重要な位置を占めており、本教科では、基礎的な科学力として自然界に存在する
物質を医薬品として利用できるようになるために、代表的な生薬の基原、特色、臨床応用および天然生物活性物質の
単離、構造、物性、作用などに関する基本的事項を修得する。基原、性状、含有成分、品質評価などに関する基本的
事項を学び、生薬学、天然物化学、漢方薬を学ぶ上での基礎となる薬用植物について修得する。
―10―
授業形式
教科書の内容を中心に、適宜パワーポイントを利用した講義形式で行う。これら資料は事前に学事システムへ収納する。
評価方法
中間試験 40%、定期試験 40%、平常点 20%(小テスト、レポート、受講態度など)で評価。
教科書(ISBN 番号 )
薬用植物学(改訂第7版)、水野瑞夫監修(南江堂)(ISBN978-4-524-40307-3)
参考書
カラーグラフィック薬用植物(第3版)、滝戸・指田編(廣川書店)(ISBN978-4-567-41004-5)
オフィスアワー ( 授業相談 )
水曜日 午後 1 時~ 5 時
学生へのメッセージ
高度化・複雑化する社会の医療ニーズに対応できる薬剤師を目指すために、医薬品、漢方薬、健康食品などに使用さ
れる薬用植物について、基原植物の学名、科名、薬用部位、内部・外部形態、薬用成分等についての基礎的知識を修
得することを目標とする。また、本学の薬用植物園で身近な薬草を観察し、その名前や科名、薬用成分が説明できる
ようになることも目標とする。薬用植物の観察や課題レポートの作成では、積極的に図書館を利用し、薬用植物に関
する図書資料を使って調べ、幅広い知識の修得に努めて欲しい。毎回の講義前にはシラバスの確認を行い、学事シス
テムに収納した講義資料に目を通しておくこと。小テストや中間試験前には講義内容の復習を十分行ってから受験す
ること。
―11―
機能形態学Ⅰ
通年 3 単位 専門教育科目 必修科目 生物系 薬学科 1年 必修
講師 清水 典史
薬剤師として求められる基本的な資質
○人体の基本構造を理解するために、各器官系の構造と機能に関する基本的知識を修得する。
○ホメオスタシス(恒常性)の維持機構を個体レベルで理解するために、生体のダイナミックな調節機構に関する基
本的知識を修得する。
○生体のダイナミックな情報ネットワーク機構を物質や細胞レベルで理解するために、代表的な情報伝達物質の種類、
作用発現機構などに関する基本的知識を修得する。
到達目標 (SBO)
○ヒトの身体を構成する臓器の名称、形態および体内での位置を説明できる。C8(1)1-1
○ヒトの身体を構成する各臓器の役割分担について概説できる。C8(1)1-2
○細胞膜の構造と性質について説明できる。C8(2)2-1
○細胞膜を介した物質移動を説明できる。C8(2)2-3
○細胞集合による組織構築について説明できる。C8(2)1-1
○臓器、組織を構成する代表的な細胞の種類を列挙し、形態的および機能的特徴を説明できる。C8(2)1-2
○細胞内情報伝達に関与するセカンドメッセンジャーおよびカルシウムイオンなどを、具体例を挙げて説明できる。
C9(5)5-1
○細胞膜受容体から G タンパク系を介して細胞内へ情報を伝達する主要な経路について概略できる。C9(5)5-2
○細胞膜受容体タンパク質などのリン酸化を介して情報を伝達する主な経路について説明できる。C9(5)5-3
○代表的な細胞内(核内)受容体の具体例を挙げて説明できる。C9(5)5-4
○神経系の興奮と伝導の調節機構を説明できる。C8(3)1-1
○シナプス伝達の調節機構を説明できる。C8(3)1-2
○神経系、感覚器を介するホメオスタシスの調節機構の代表例を列挙し、概説できる。C8(3)1-3
○モノアミン系神経伝達物質を列挙し、その生合成経路、分解経路、生理活性を説明できる。C9(5)3-1
○アミノ酸系神経伝達物質を列挙し、その生合成経路、分解経路、生理活性を説明できる。C9(5)3-2
○ペプチド系神経伝達物質を列挙し、その生合成経路、分解経路、生理活性を説明できる。C9(5)3-3
○アセチルコリンの生合成経路、分解経路、生理活性を説明できる。C9(5)3-4
○自律神経系の構成と機能の概要を説明できる。C8(1)2-3
○体性神経系の構成と機能の概要を説明できる。C8(1)2-2
○筋収縮の調節機構を説明できる。C8(3)1-4
○主な骨格筋の名称を挙げ、位置を示すことができる。C8(1)3-2
○中枢神経系の構成と機能の概要を説明できる。C8(1)2-1
○体温の調節機構を説明できる。C8(3)6-1
○眼、耳、鼻などの感覚器について機能と構造を関連づけて説明できる。C8(1)11-1
○皮膚について機能と構造を関連づけて説明できる。C8(1)4-1
○主な骨と関節の名称を挙げ、位置を示すことができる。C8(1)3-1
○骨髄、脾臓、胸腺などの血液・造血器系臓器について機能と構造を関連づけて説明できる。C8(1)12-1
○血液凝固・線溶系の機構を説明できる。C8(3)3-3
○心臓について機能と構造を関連づけて説明できる。C8(1)5-1
○血管系について機能と構造を関連づけて説明できる。C8(1)5-2
○リンパ系について機能と構造を関連づけて説明できる。C8(1)5-3
○血圧の調節機構を説明できる。C8(3)3-1
○エイコサノイドとはどのようなものか説明できる。C9(5)2-1
○代表的なエイコサノイドを挙げ、その生合成経路を説明できる。C9(5)2-2
○代表的なエイコサノイドを挙げ、その生理的意義(生理活性)を説明できる。C9(5)2-3
○主な生理活性アミン(セロトニン、ヒスタミンなど)の生合成と役割について説明できる。C9(5)2-4
○主な生理活性ペプチド(アンギオテンシン、ブラジキニンなど)の役割について説明できる。C9(5)2-5
○一酸化窒素の生合成経路と生体内での役割を説明できる。C9(5)2-6
○代表的な増殖因子を挙げ、それらの役割を概説できる。C9(5)4-2
○代表的なケモカインを挙げ、それらの役割を概説できる。C9(5)4-3
―12―
回
授業計画表
第1回
担当教員
清水 典史
項目
内容
細 胞 機 能 の 基 礎 細胞と組織、細胞膜の構造と機能・プリント
細胞内情報伝達系・プリント
第2回
第3回
細 胞 の 興 奮 発 生、
静止電位、活動電位、興奮伝導・プリント
興 奮 伝 導・ 伝 達
シナプス伝達の特徴、神経伝達物質・プリント
第4回
方略
コアカリ SBO
番号
講義
C8(2)1-1、
C8(2)1-2、
C8(2)2-1、
C8(2)2-3
講義
C9(5)5
講義
C8(3)1-1
講義
C8(3)1-2、
C9(5)3
第5回
末 梢 神 経 系 自律神経の構造と機能・プリント
講義
C8(1)2-3
第6回
自律神経の構造と機能・プリント
講義
C8(1)2-3
第7回
体性神経の構造と機能・プリント
講義
C8(1)2-2
筋の種類と構造、骨格筋の収縮、興奮収縮連関・プ
講義
リント
C8(3)1-4、
C8(1)3-2
第8回
骨 格 筋 の 収 縮
第9回
中 枢 神 経 系 脊髄の構造、脊髄反射・プリント
講義
C8(1)1、
C8(1)2-1、
C8(3)6-1
第 10 回
脳の構造、脳幹、小脳・プリント
講義
C8(1)1、
C8(1)2-1、
C8(3)6-1
第 11 回
大脳基底核、間脳・プリント
講義
C8(1)2-1、
C8(3)6-1
第 12 回
大脳半球、脳波と睡眠、学習と記憶・プリント
講義
C8(1)2-1、
C8(3)6-1
第 13 回
感
覚
器
第 14 回
系
感覚総論、痛覚、味覚、嗅覚、聴覚、前庭感覚・プ
講義
リント
C8(1)11-1
眼の構造、網膜の光受容・プリント
講義
C8(1)11-1
第 15 回
皮 膚、 骨 格 系 皮膚の構造と機能、骨の構造・プリント
講義
C8(1)4-1、
C8(1)3-1
第 16 回
血
液 赤血球、白血球、血小板、血漿、造血・プリント
講義
C8(1)12-1
講義
C8(3)3-3
循
心臓の構造と機能、心臓の自動性、心臓の神経支配・
講義
系
プリント
C8(1)1、
C8(1)5-1
血液凝固、線溶系・プリント
第 17 回
第 18 回
環
器
第 19 回
心筋の膜電流、心筋の収縮・プリント
講義
C8(1)5-1
第 20 回
心電図、心臓周期、心機能の調節・プリント
講義
C8(1)5-1
第 21 回
血管系の構造と機能、血管平滑筋・プリント
講義
C8(1)5-2、
C8(1)5-3、
C8(3)3-1
第 22 回
血圧、循環調節、リンパ循環・プリント
講義
C8(1)5-2、
C8(1)5-3、
C8(3)1-3、
C8(3)3-1
講義
C9(5)2、
C9(5)4-1
講義
C9(5)2、
C9(5)4
第 23 回
第 24 回
オ ー タ コ イ ド 生理活性アミン、生理活性ペプチド・プリント
エイコサノイド、一酸化窒素・プリント
授業概要
病気とは、生体機能が正常状態から逸脱した状態といえる。また、現在使用されている薬の多くは、生体機能を調節
することによって治療効果を示す。従って、生体機能の理解なくして医療分野の学問を理解することは不可能である。
本講義では、生体の機能および形態に関する基礎知識を身につけさせ、今後医療分野を学んでいくための礎とする。
授業形式
プリントおよびスライドを用いて、講義形式で行う。
評価方法
前期中間試験(25%)、前期定期試験(25%)、後期中間試験(25%)および後期定期試験(25%)によって評価する。
―13―
教科書(ISBN 番号 )
指定しない。
参考書
「シンプル解剖生理学」 河田光博、樋口隆 著(南江堂)
「生理学テキスト」 大地陸男 著(文光堂)
オフィスアワー ( 授業相談 )
在室中は常時可能
授業用 E-mail
[email protected]
―14―
―15―
有機化学Ⅰ
通年 3 単位 専門教育科目 選択科目 専門関連 薬学科 1 年 選択必修
准教授 白谷 智宣
薬剤師として求められる基本的な資質
○基本的な無機および有機化合物の構造、物性、反応性を理解するために、電子配置、電子密度、化学結合の性質な
どに関する基本的知識を修得する。
○脂肪族および芳香族炭化水素の性質を理解するために、それぞれの基本構造、物理的性質、反応性に関する基本的
知識を修得する。
○脂肪族および芳香族炭化水素の性質を理解するために、それぞれの基本構造、物理的性質、反応性に関する基本的
知識を修得する。
到達目標 (SBO)
○ 基本的な化合物を命名し、ルイス構造式で書くことができる。
○ 薬学領域で用いられる代表的化合物を慣用名で記述できる。
○ 有機化合物の性質に及ぼす共鳴の影響について説明できる。
○ エタンおよびブタンの立体配座と安定性について説明できる。
○ 基本的な炭化水素およびアルキル基を IUPAC の規則に従って命名することができる。
○ アルカンの基本的な物性について説明できる。
○ アルカンの構造異性体を図示し、その数を示すことができる。
○ シクロアルカンの環の歪みを決定する要因について説明できる。
○ シクロヘキサンのいす形配座と舟形配座を図示できる。
○ シクロヘキサンのいす形配座における水素の結合方向(アキシアル、エクアトリアル)を図示できる。
○ 置換シクロヘキサンの安定な立体配座を決定する要因について説明できる。
○ 有機反応における結合の開裂と生成の様式について説明できる。
○ 基本的な有機反応(置換、付加、脱離、転位)の特徴を概説できる。
○ ルイス酸・塩基を定義することができる。
○ 有機反応を電子の動きを示す矢印を用いて説明できる。
○ 構造異性体と立体異性体について説明できる。
○ キラリティーと光学活性を概説できる。
○ エナンチオマーとジアステレオマーについて説明できる。
○ ラセミ体とメソ化合物について説明できる。
○ 絶対配置の表示法を説明できる。
○ Fischer 投影式と Newman 投影式を用いて有機化合物の構造を書くことが出来る
○ 有機ハロゲン化合物の代表的な性質と反応を列挙し、説明できる。
○ 反応の進行を、エネルギー図を用いて説明できる。
○ 求核置換反応(SN1 および SN2 反応)の機構について、立体化学を含めて説明できる。
○ ハロゲン化アルキルの脱ハロゲン化水素の機構を図示し、反応の位置選択性(Saytzeff 則)を説明できる。
○ アルケンへの代表的なシン型付加反応を列挙し、反応機構を説明できる。
○ アルケンへの臭素の付加反応の機構を図示し、反応の立体特異性(アンチ付加)を説明できる。
○ アルケンへのハロゲン化水素の付加反応の位置選択性(Markovnikov 則)について説明できる。
○ カルボカチオンの級数と安定性について説明できる。
○ アルケンの酸化的開裂反応を列挙し、構造解析への応用について説明できる。
○ アルキンの代表的な反応を列挙し、説明できる
○ 炭素原子を含む反応中間体(カルボカチオン、カルバニオン、ラジカル、カルベン)の構造と性質を説明できる。
○ アルコールの代表的な性質と反応を列挙し、説明できる。
○ エーテル類代表的な性質と反応を列挙し、説明できる。
○ オキシラン類の開環反応における立体特異性と位置選択性を説明できる。
○ フェノール、チオール類の抗酸化作用について説明できる。
―16―
回
授業計画表
項目
第1回
有
第2回
有
第3回
C4-(1)-1-2
物 官能基 , 代表的化合物名と慣用名
講義
C4-(1)-1-2、
C4-(2)-11,C4-(3)-11,C4-(3)-1-2
有 機 化 合 物 の 構 造 化学結合 , ルイス構造式、共鳴
講義
C4-(1)-1-1、
C4-(1)-1-3
第4回
炭 化 水 素 の 構 造 シグマ結合とパイ結合 , SP3 混成 , SP2 混成、SP 混成
講義
C4-(1)-1-3,
C4-(1)-1-2
第5回
ア
シグマ結合と結合の回転、ブタンの配座解析 , Newman 投
講義
影式 C4-(1)-2-7,
C4-(2)-1-1
環の安定性とひずみ、シクロへキサンの立体配座、置換シク
講義
ロヘキサンの立体
C4-(2)
-1-2,C4-(2)-14,C4-(2)-1-5,
C4-(2)-16,C4-(2)-1-7
機
学
化
ル
序
コアカリ SBO
番号
講義
第7回
化
方略
論 有機化学とは、有機化合物の分類、
第6回
機
内容
合
カ
ン
シ ク ロ ア ル カ ン
立
体
C4-(1)-21,C4-(1)-2-2,
C4-(1)-24,C4-(2)-1-3
化
エナンチオマーの性質と命名法、Fischer 投影式、環式化合
講義
学
物の立体異性
C4-(1)-23, C4-(1)-25,C4-(1)-26,C4-(2)-1-7
第8回
立
第9回
有
機
反
応
序
論
酸性度・塩基性度、ルイス酸・塩基、構造と酸性度、塩基性
講義
度の関係
C4-(1)-1-6
第 10 回
有
機
反
応
序
論
結合の開裂 ( ホモリシスとヘテロリシス ) と生成、炭素原子
講義
を含む反応中間体
C4-(1)-14,C4-(1)-1-7
第 11 回
有
機
反
応
序
論 有機反応(置換、付加、脱離、転位反応)
講義
C4-(1)-1-5
第 12 回
有
応 有機反応の機構
講義
C4-(1)-1-9
第 13 回
有 機 ハ ロ ゲ ン 化 合 物 命名法、物性、反応性 講義
C4-(3)-21,C4-(1)-1-8,
第 14 回
求
核
置
換
反
応 SN 2 反応 講義
C4-(3)-2-2
第 15 回
求
核
置
換
反
応 SN 1 反応 カルボカチオン 講義
C4-(3)-2-2
第 16 回
求
核
置
換
反
応 競合反応、SN 1、SN 2 反応の反応速度に 影響する因子 講義
C4-(3)-2-2
第 17 回
中 間 試 験 お よ び 解 説 第 18 回
脱
講義
C4-(3)-2-3
講義
C4-(2)-2-1、
2,C4-(2)-23,4, C5-(2)-21
第 19 回
ア
体
化
構造異性体と立体異性体 , キラリティーとキラル分子 , メソ
講義
学
体とラセミ体
機
反
離
反
ル
ケ
応 E 2 反応、E 1 反応と反応機構 ン 命名法、物性、反応性、付加反応 第 20 回
ア
ル
ケ
ン 付加反応、アルケンの反応と合成 講義
C4-(2)-2-6
C5-(2)-22,C4-(2)-2 C5-(1)-1
第 21 回
ア
ル
キ
ン アルキンの反応と合成 講義
C4-(2)-2-7 C5-(1)-1-2
命名法、物性、反応性、合成、アルコールの良い脱離基への
講義
ル
変換 C4-(3)-21, C5-(1)-14,C4-(3)-22,C5-(1)-1-3
第 22 回
ア
ル
コ
ー
第 23 回
エ
ー
テ
ル 命名法、物性、反応と合成 講義
C4-(3)-3-1,2、
C5-(1)-1-6
第 24 回
チ
オ
ー
ル 命名法、物性、反応と合成 講義
C4-(3)-3-3
―17―
授業概要
前期
炭素原子がその4個の価電子で他の炭素またはヘテロ原子と結合する際、その結合の仕方と結合する原子で、多種多
様の有機化合物の物性や反応性が生じ、生体内においても多様な有機反応が生命をささえている。基本的な炭素原子
の化学と有機反応等を学ぶのに必要な基礎知識を修得するために、掲げている到達目標にそって講義する。
後期
有機反応が如何にして起るのか、反応種や、分子の構成原子から生起する構造上の性質と電子の挙動、それに基づく
反応を論理的に講義し、医療の専門領域につながる本質的な基盤である有機化学の知識の修得を目的とする 授業形式
教科書を用いる講義、分子模型による演習
評価方法
前期定期試験30%、後期中間試験30%、後期定期試験40%
教科書(ISBN 番号 )
ソロモンの新有機化学 T.T.W.Graham Solomons 著 花房昭静他監訳
廣川書店
9784567235037
大学生のための有機反応問題集
山口泰史 著
三共出版
教材:HGS 分子構造模型 C 型セット
丸善
参考書
前期
全有機化合物名称のつけ方
廖 春栄 著
三共出版
わかりやすい化合物命名法
山本郁男、細井信造、夏苅英昭、高橋秀依 著
広川書店
[現代化学シリーズ 6]立体化学 大木道則 著 東京化学同人
後期
基礎有機化学
大嶌 幸一郎 著
東京化学同人 オフィスアワー ( 授業相談 )
火曜~金曜
15:00 ~ 18:00
―18―
―19―
有機化学Ⅰ特講
2 期 1.5 単位 専門教育科目 選択科目 専門関連 薬学科 1年 選択必修
准教授 白谷 智宣
薬剤師として求められる基本的な資質
基礎的な科学力,教育能力
一般目標 (GIO)
C1 物質の物理的性質
「基礎的な科学力として物質の物理的性質を理解するために、原子・分子の構造、熱力学、反応速度論などに関する基
本的事項を身につける。」
(1)物質の構造
「物質を構成する原子・分子の構造、および化学結合に関する基本的事項を修得す
る。」
C3 化学物質の性質と反応
「化学物質を理解できるようになるために、代表的な有機化合物の構造、性質、反応、分離法、構造決定法、および無
機化合物の構造と性質に関する基本的事項を修得する。」
(1)化学物質の基本的性質
「基本的な有機化合物の命名法、電子配置、反応、立体構造などに関する基本的事項を修得する。」
(2)有機化合物の基本骨格の構造と反応
「有機化合物の基本骨格となる脂肪族および芳香族化合物の構造、性質、反応性
などに関する基本的事項を修得する。」
到達目標 (SBO)
C1 物質の物理的性質
(1)物質の構造
【①化学結合】
1. 化学結合の様式について説明できる。 C1(1) ① 1
2. 分子軌道の基本概念および軌道の混成について説明できる。 C1(1) ① 2
3. 共役や共鳴の概念を説明できる。 C1(1) ① 3
4. 有機化合物の性質と共鳴の関係について説明できる。 C1(1) ① 4
C3 化学物質の性質と反応
(1)化学物質の基本的性質
【①基本事項】
1. 代表的な化合物を IUPAC 規則に基づいて命名することができる。C3(1) ① 1
2. 薬学領域で用いられる代表的な化合物を慣用名で記述できる。 C3(1) ① 2
3. 基本的な化合物を、ルイス構造式で書くことができる。 C3(1) ① 3
4. 有機化合物の性質と共鳴の関係について説明できる。C3(1) ① 4
【②有機化合物の立体構造】
1. 構造異性体と立体異性体の違いについて説明できる。 C3(1) ② 1
2. キラリティーと光学活性の関係を概説できる。 C3(1) ② 2
3. エナンチオマーとジアステレオマーについて説明できる。 C3(1) ② 3
4. ラセミ体とメソ体について説明できる。 C3(1) ② 4
5. 絶対配置の表示法を説明し、キラル化合物の構造を書くことができる。( 知識、技能 ) C3(1) ② 5
6. 炭素―炭素二重結合の立体異性( cis, trans ならびに E,Z 異性)について説明できる。 C3(1) ② 6
7. フィッシャー Fischer 投影式とニューマン Newman 投影式を用いて有機化合物の構造を書くことができる。( 技
能 ) C3(1) ② 7
8. エタン、ブタンの立体配座とその安定性について説明できる。C3(1) ② 8
(2)有機化合物の基本骨格の構造と反応
【①アルカン】
1. アルカンの基本的な性質について説明できる。 C3(2) ① 1
2. アルカンの構造異性体を図示することができる。( 技能 ) C3(2) ① 2
3. シクロアルカンの環のひずみを決定する要因について説明できる。 C3(2) ① 3
4. シクロヘキサンのいす形配座における水素の結合方向(アキシアル、エクアトリアル)を図示できる。( 技能 )
C3(2) ① 4
5. 置換シクロヘキサンの安定な立体配座を決定する要因について説明できる。C3(2) ① 5
―20―
回
授業計画表
担当教員
項目
内容
方略
コアカリ SBO
番号
第1回
白谷 智宣
有 機 化 学 序 論 有機化学とは、有機化合物の分類
講義
C1(1) ① 1
C3(1) ① 1
第2回
白谷 智宣
有 機 化 合 物 官能基 , 代表的化合物名と慣用名
講義
C3(1) ① 1
C3(1) ① 2
第3回
白谷 智宣
有機化合物の構造 化学結合 , ルイス構造式、共鳴
講義
C3(1) ① 3
C3(1) ① 4
C1(1) ① 3
第4回
白谷 智宣
炭化水素の構造
シグマ結合とパイ結合、sp3 混成 , sp2 混成、sp 混
講義
成
C1(1) ① 1
C1(1) ① 2
第5回
白谷 智宣
ア
ル
カ
ン シグマ結合と結合の回転、ブタンの配座解析
講義
演習
C3(2) ① 1
C3(2) ① -2
第6回
白谷 智宣
ア
ル
カ
ン ニューマン投影式、フィッシャー投影式
講義
演習
C3(1) ② 7
C3(1) ② 8
第7回
白谷 智宣
シ ク ロ ア ル カ ン 環の安定性とひずみ、シクロへキサンの立体配座
講義
演習
C3(2) ① 3
C3(2) ① 4
第8回
白谷 智宣
シ ク ロ ア ル カ ン 置換シクロヘキサンの立体
講義
演習
C3(2) ① 5
第9回
白谷 智宣
立
体
化
学
構造異性体と立体異性体、キラリティーとキラル分
講義
子
C3(1) ② 1
C3(1) ② 2
C3(1) ② 3
第 10 回
白谷 智宣
立
体
化
学 キラリティーとキラル分子、メソ体とラセミ体
講義
演習
C3(1) ② 4
C3(1) ② 5
授業概要
基本的な有機化合物の命名法、電子配置、反応の分類・過程、立体構造及び、有機化合物の基本骨格となる脂肪族お
よび芳香族化合物の構造、性質、反応性などに関する基本的事項を修得する。有機化合物は、炭素原子がその4個の
価電子で他の炭素またはヘテロ原子と結合する際、その結合の仕方と結合する原子で、多種多様の有機化合物の物性
や反応性が生じる。また,生体内においても多様な有機反応が生命をささえている。この事実を理解するために、基
本的な無機および有機化合物の構造、物性、反応性について学び、電子配置、電子密度、化学結合の性質など基本的
知識を修得する。
授業形式
教科書の内容を中心に、パワーポイントを利用して講義を進める。資料は事前に学生ファイルサーバー内のフォルダ
へ収納する。また、教科書の問題や分子模型等を利用して演習形式の授業も導入する。
評価方法
定期試験 100%で評価。
教科書(ISBN 番号 )
ソロモンの新有機化学 I(第 11 版) T. W.Graham Solomons 著 花房昭静 他監訳 廣川書店(ISBN:978-4-56723506-8)
化学系薬学Ⅰ(スタンダード薬学シリーズⅡ -3)日本薬学会編 東京化学同人(ISBN: 978-480791705)
教材:HGS 分子構造模型 C 型セット 丸善(ISBN: 978-4902897036)
参考書
全有機化合物名称のつけ方 廖 春栄 著 三共出版(ISBN: 978-4782704011)
わかりやすい化合物命名法 山本郁男、細井信造、夏苅英昭、高橋秀依 著 廣川書店(ISBN: 978-4567203302)
オフィスアワー ( 授業相談 )
火,水曜日 午後 3 時~ 6 時
質問は可能な限り随時受け付けます。講義で解からなかったところはすぐに解決してください。
学生へのメッセージ
現在使われている “ くすり ” のほとんどが有機化合物であるために,薬剤師にとっては有機化学を理解することが極め
て重要なことになります。薬剤師は,「くすりの化学構造式から物性,安定性,安全性,作用機序などを予測し,医薬
品を適切に使用することができる」ということが,医師や看護師などの他の医療従事者とは大きく異なるところであり,
薬剤師の医療硯場における存在価値となっています。当然,新しいくすりをつくる “ 創薬 ” には有機化学が必要不可欠
です。有機化学を学ぶことによって,くすりを化学的に理解できる能力を身につけ,人類の健康や福祉に貢献できる
ような薬剤師になれるよう期待しています。
―21―
有機化学Ⅱ特講
4 期 1.5 単位 専門教育科目 選択科目 専門関連 薬学科 1年 選択必修
准教授 白谷 智宣
薬剤師として求められる基本的な資質
基礎的な科学力,教育能力
一般目標 (GIO)
C3 化学物質の性質と反応
「化学物質を理解できるようになるために、代表的な有機化合物の構造、性質、反応、分離法、構造決定法、および無
機化合物の構造と性質に関する基本的事項を修得する。」
(1)化学物質の基本的性質
「基本的な有機化合物の命名法、電子配置、反応、立体構造などに関する基本的事項を修得する。」
(3)官能基の性質と反応
「官能基を有する有機化合物の性質、反応性に関する基本的事項を修得する。」
到達目標 (SBO)
C3 化学物質の性質と反応
(1)化学物質の基本的性質
【①基本事項】
5. ルイス酸・塩基、ブレンステッド酸・塩基を定義することができる。 C3(1) ① 5
6. 基本的な有機反応(置換、付加、脱離)の特徴を理解し、分類できる。 C3(1) ① 6
7. 炭素原子を含む反応中間体(カルボカチオン、カルボアニオン、ラジカル)の構造と性質を説明できる。 C3(1)
①7
8. 反応の過程を、エネルギー図を用いて説明できる。 C3(1) ① 8
9. 基本的な有機反応機構を、電子の動きを示す矢印を用いて表すことができる。( 技能 )C3(1) ① 9
(3)官能基の性質と反応
【①概説】
1. 代表的な官能基を列挙し、性質を説明できる。C3(3) ① 1
【②有機ハロゲン化合物】
1. 有機ハロゲン化合物の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。C3(3) ② 1
2. 求核置換反応の特徴について説明できる。 C3(3) ② 2
3. 脱離反応の特徴について説明できる。C3(3) ② 3
【⑥電子効果】
1. 官能基が及ぼす電子効果について概説できる。
【⑦酸性度・塩基性度】
1. アルコール、フェノール、カルボン酸、炭素酸などの酸性度を比較して説明できる。
2. 含窒素化合物の塩基性度を比較して説明できる。
回
授業計画表
担当教員
項目
内容
方略
コアカリ SBO
番号
C3(1) ① 5
C3(3) ⑥ 1
C3(3) ⑦ 1
C3(3) ⑦ 2
結合の開裂 ( ホモリシスとヘテロリシス ) と生成、
講義
炭素原子を含む反応中間体
C3(1) ① 7
第1回
白谷 智宣
酸性度・塩基性度、ルイス酸・塩基、構造と酸性度、
講義
有 機 反 応 序 論
塩基性度の関係
第2回
白谷 智宣
有 機 反 応 序 論
第3回
白谷 智宣
有 機 反 応 序 論 有機反応(置換、付加、脱離、転位反応)
講義
C3(1) ① 6
第4回
白谷 智宣
有
講義
C3(1) ① 9
第5回
白谷 智宣
有 機 ハ ロ ゲ
命名法、物性、反応性 ン 化 合 物
講義
演習
C3(3) ① 1
C3(3) ② 1
第6回
白谷 智宣
求 核 置 換 反 応 SN 2 反応
講義
演習
C3(1) ① 8
C3(3) ② 2
第7回
白谷 智宣
求 核 置 換 反 応 SN 1 反応 カルボカチオン
講義
演習
C3(3) ② 2
機
反
応 有機反応の機構
―22―
競合反応、SN 1、SN 2 反応の反応速度に 影響する 講義
演習
因子 第8回
白谷 智宣
求 核 置 換 反 応
第9回
白谷 智宣
脱
離
反
応 E 2 反応、E 1 反応と反応機構 講義
C3(3) ② 3
第 10 回
白谷 智宣
脱
離
反
応 アルケンの合成(セイチェフ則とホフマン則) 講義
演習
C3(3) ② 3
C3(3) ② 2
授業概要
有機反応は生命構造体を形成する重要な反応であり、また我々の身の回りの化学工業品は、様々な有機反応を応用し
て製造されている。有機反応が如何にして起るのか、反応種や、分子の構成原子から生起する構造上の性質と電子の
挙動、それに基づく反応を論理的理解し、医療の専門領域につながる本質的な基盤である有機化学の知識の修得を目
的とする。具体的には、脂肪族および芳香族炭化水素の基本構造、物理的性質、反応性に関する基本的知識を修得する。
授業形式
教科書の内容を中心に、パワーポイントを利用して講義を進める。資料は事前に学生ファイルサーバー内のフォルダ
へ収納する。また、教科書の問題や分子模型等を利用して演習形式の授業も導入する。
評価方法
定期試験 100%で評価。
教科書(ISBN 番号 )
ソロモンの新有機化学 I(第 11 版) T. W.Graham Solomons 著 花房昭静 他監訳 廣川書店(ISBN:978-4-56723506-8)
化学系薬学Ⅰ(スタンダード薬学シリーズⅡ -3)日本薬学会編 東京化学同人(ISBN: 978-480791705)
教材:HGS 分子構造模型 C 型セット 丸善(ISBN: 978-4902897036)
参考書
基本有機反応機構 Peter Sykes 著 , 奥山 格 訳 東京化学同人(ISBN: 978-4807904464)
基礎有機化学(第 2 版) 大嶌 幸一郎 著 東京化学同人(ISBN: 978-4807907182)
オフィスアワー ( 授業相談 )
火,水曜日 午後 3 時~ 6 時
ただし,質問は可能な限り随時受け付けます。講義で解からなかったところはすぐに解決してください。
学生へのメッセージ
有機化学は,ただ反応式を暗記するのではなく,反応機構に基づいて電子の移動を正確に把握する必要があります。
有機化学Ⅱの講義を通じて,反応の基質から生成物にいたる過程を,カーブをした矢印を用いて反応機構を正確に記
述できるようになって下さい。とにかく構造式,反応式,反応機構を書いてそれぞれの反応を理解してください。
―23―
生命・医療倫理学
後期 1 単位 専門教育科目 選択科目 専門関連 薬学科 1年 選択必修
(非常勤)講師 井上久美子
薬剤師として求められる基本的な資質
薬剤師としての心構え
患者・生活者本位の視点
チーム医療への参画
研究能力
自己研鑽
一般目標 (GIO)
・終末期医療のホスピス緩和ケアを通して、人の生と死にこれ迄、医療がどのように関わってきたか、又これからどう
関わるべきかを考察し、生命・医療倫理の意義について学ぶ。
到達目標 (SBO)
・生命倫理の諸原則について説明できる。 A(2)① -1、2
・医療倫理学について説明できる。 A(2)① -1、2
・人の生死に医療がどう関わってきたか、どう関わるべきか生命の尊厳をふまえ、自らの考えを述べることができる。
A(2)① -1、3
・各研究分野での「死」のとらえ方について説明できる。 A(2)① -4
・身近な人、又はペットの死の体験を通して、生命の尊さについて又医寮の進歩に伴う倫理的問題について、自らの言
葉で表現できる A(2)① -1、② -3
・具体的事例を通して、医療に関わる倫理的問題を指摘し、何が問題であるか、ジュネーブ宣言に則り説明できる。 A(2)① -1、2,3 ② -1,2,3 ③ -1,2,3,4
・死の仮想体験を通して、終末期医療に大切な事柄を指摘することができる。 A(2)③ -1、2、3,4
・患者の基本的権利(リスボン宣言)、自己決定権、インフォームドコンセント、治療者側の守秘義務等について説明
できる。 A(2)③ -1、2、3,4
・ホスピスの歴史を理解し、ホスピス緩和ケアの目指す事柄を説明できる。 A(2)③ -1、2,3,4 ④ -3
・尊厳死と安楽死の違いが説明できる。 A(2)① -1、2,3 ③ -3,4 ④ -1,2
・ヘルシンキ宣言について説明できる。 A(2)④ -1,2、3
・インフォームドコンセントが患者、家族の納得の上での「説明と同意」でなければならないことが説明できる。 A(2)③ -2,3,4 ④ -3
・薬剤師が遵守すべき倫理規範について説明できる。 A(2)② -2
・モルヒネ等の薬剤効果をふまえ、身体的痛みのコントロールについて説明できる。 A(2)② -2、3
・コミュニケーションが果たす役割について表現できる。 A(2)① -1,2,3
・魂の痛みの意味と、そのケアが何故必要か説明できる。 A(2)③ -1,2,3
(関連事項)
・医療、福祉、医薬品に関わる問題等に目を向け、自己研鑽することが出来る。 A(5)① -1 回
授業計画表
項目
内容
方略
コアカリ SBO
番号
第1回
生 命・ 医 療 倫 理 学 と は 生命倫理と医療倫理 生命倫理の諸原則
死
と
は 各分野での死のとらえ方
講義
A(2)①
-1,2
A(2)① -4
第2回
身
講義
A(2)① -1
② -3
第3回
終 末 期 患 者 の 事 例 ホスピス緩和ケアの本質をさぐる
講義
A(2)①
-1,3
第4回
事 例 検 討( 医 療 倫 理 の 医療倫理規範(ジュネーブ宣言)、患者の基本的権利内容(リ
講義
視 点 で ) 死 の 仮 想 体 験 スボン宣言)をふまえて
A(2)①
-1,2,3 ②
-1,2,3 ③ -1,2,3,4
第5回
ホ ス ピ ス 緩 和 ケ ア 人としての尊厳ある死(人間らしい死)とは
A(2)③
-1,2,3,4 ④ -3
近
な
死 悲嘆を乗り越える為のプロセス
―24―
講義
定 尊厳死 安楽死
講義
A(2)①
-1,2,3 ③ -3,4 ④
-1,2,3
ム
末期患者への告知とインフォームドコンセント
ト
講義
A(2)③
-2,3,4 ④ -3
講義
A(2)② -2、
3
講義
A(2)①
-1,2,3
第6回
死
の
意
思
決
第7回
イ
ド
ン
コ
フ
ン
ォ
セ
ー
ン
第8回
身 体 的 痛 み の 緩 和
第9回
精
的
第 10 回
魂 の 痛 み の 緩 和
神 的、 心
痛 み の 緩
モルヒネなどの薬剤効果と使用方法
薬剤師が遵守すべき倫理規範
理
言葉で癒す 他
和
シシリー・ソンダースの全人的痛み キュブラ -・ロスの「死
講義
の五段階説」
A(2)③
-1,2,3
A(5)① -1
授業概要
・主に終末期医療を通して、人の生死に医療がどう関わってきたか、関わるべきかという考え方など、生命・医療倫理
について学ぶ。
・ホスピスケア(ターミナルケア、緩和ケア、終末期ケア)の歴史的意味、また日本での変遷、その医療に求められる
「ケアの本質」について理解する。
・「死」の意味そのとらえ方の違い、ホスピス緩和ケアの理解等を通して、自らの死生観を明確化する。
授業形式
・教科書及び、プレゼンテーション資料等を用いて、主に講義形式で行う。
評価方法
・定期試験 80% ・受講態度(発表など)、 出席 20%
教科書(ISBN 番号 )
・医療倫理学 第2版 丸山マサ美 編著 (中央法規)
ISBN 978-4-8058-3163-2
参考書
・ホスピスという力 死(いのち)のケアとはなにか 米沢 慧 (日本医療企画)
・バイオエシックス・ハンドブック 生命倫理を超えて 木村利人他 編集 (法研)
―25―
理論化学
通年 3 単位 専門教育科目 選択科目 専門関連 薬学科 1年 選択必修
准教授 田畠 健治
一般目標 (GIO)
前期
化学物質の基本的性質を理解するために、原始・分子の構造、熱力学、反応速度論などの基本的知識を修得し、それ
らを応用する技能を身につける。
後期
前期に学んだ電子配置、電子密度、化学結合の性質などに関する基礎的知識を応用して、主として無機化合物の構造、
物性、反応および錯体の構造と反応を理解する。
到達目標 (SBO)
○化学結合の成り立ちについて説明できる。
○軌道の混成と分子軌道の基礎概念について説明できる。
○ファンデルワールス力について例を挙げて説明できる。
○水素結合について説明できる。
○分子の分極と双極子モーメントについて説明できる。
○エンタルピー、エントロピー、自由エネルギーについて説明できる。
○酸・塩基平衡を説明できる。
○代表的な典型元素を列挙し、その特徴を説明できる。
○代表的な遷移元素を列挙し、その特徴を説明できる。
○代表的な無機医薬品を列挙できる。
○代表的な錯体の名称、構造、基本的性質を説明できる。
○錯体の反応性について説明できる。
○医薬品として用いられる代表的な錯体を列挙できる。
回
授業計画表
項目
内容
方略
コアカリ SBO
番号
第1回
原子の構造と周期表 (1) 原子の構成と性質、電子の粒子性と波動性
講義
C1(1)1
第2回
原子の構造と周期表 (2) 原子軌道と量子数、電子配置
講義
C1(1)1
第3回
原子の構造と周期表 (3) 有効殻電荷と遮蔽、周期表
講義
C1(1)1
第4回
元 素 の 一 般 的 性 質 (1) 元素の基本的性質、原子の大きさ
講義
C1(1)1
第5回
元 素 の 一 般 的 性 質 (2) イオン化エネルギー、電子親和力
講義
C1(1)1
第6回
元 素 の 一 般 的 性 質 (3) 電気陰性度とその応用
講義
C1(1)1
第7回
化 学 結 合 (1) イオン結合、共有結合、ルイス構造、原子価結合法と混成軌道 講義
C1(1)1
第8回
中
第9回
化 学 結 合 (2) 分子軌道法、分子間力
講義
C1(1)2
第 10 回
化 学 平 衡 (1) 化学平衡と化学反応速度
講義
C1(2)3-5
第 11 回
化 学 平 衡 (2) 酸塩基平衡、ルイス酸塩基、HSAB理論
講義
C2(1)1-1
第 12 回
化 学 平 衡 (3) 酸化還元平衡
講義
C2(1)1-1
第 13 回
元
素
の
化
学 (1) 典型元素
講義
C4(1)3-1
第 14 回
元
素
の
化
学 (2) 遷移元素
講義
C4(1)3-2
第 15 回
元 素 の 化
学 (3) 窒素、イオウ、リン、ハロゲンの酸化物とオキソ化合物
講義
C4(1)3-3 ~ 4
第 16 回
元 素 の 化
学 (4) 無機医薬品
講義
C4(1)3-5
第 17 回
錯 体 (1) 錯体の構造と基本的性質
講義
C4(1)4-1
第 18 回
錯 体 (2) 錯体の配位結合に関する理論
講義
C4(1)4-2 ~ 6
第 19 回
錯 体 (3) 医薬品として用いられる錯体
講義
C4(1)4-7
第 20 回
中間試験および解説
第 21 回
生 体 無 機 化 学 (1) 生体内で機能する金属イオン
講義
C6(1)3-1
第 22 回
生 体 無 機 化 学 (2) 生体内で機能する無機化合物(活性酸素と一酸化窒素)
講義
C6(1)3-2 ~ 3
第 23 回
生 体 無 機 化 学 (3) 生体内で機能する錯体
講義
C6(1)3-2 ~ 3
第 24 回
生 体 無 機 化 学 (4) DNA塩基と反応する錯体(医薬品としての錯体)
講義
C6(2)5-1
間
試
験
―26―
授業概要
最初は大学に入学するまでに学んだ事柄の復習を含めるが、最終的には大学1~2年生が知っておくべきことを十分
に学ぶ。
電子の状態や原子の性質に基づいて無機物質を理解する。また、生体内での無機物質の重要性と錯体化学の発展によっ
て生まれた「生物無機化学」についても、その成果に触れる。
授業形式
講義。プリントを用いた演習形式も導入する。
評価方法
出席点 10%と定期試験 90%で評価する。
教科書(ISBN 番号 )
「ベーシック薬学教科書シリーズ4 無機化学」 青木 伸編著(化学同人)
参考書
「大学生の化学」 大野 惇吉 著(三共出版)
「新版 化学-「もの」を見る目」 大野 惇吉 、安井 伸郎 著(三共出版)
「薬学のための無機化学」 桜井弘 編著(化学同人)
「無機化学-そのその現代的アプローチ」 平尾 一之 ほか(東京化学同人)
―27―
理論化学特講
後期 2 単位 専門教育科目 選択科目 専門関連 薬学科 1年 選択必修
(非常勤)講師 白木原康雄
薬剤師として求められる基本的な資質
S4 物質の物理化学的性質を理解し、説明する。 E1 物質間の相互作用を理解し説明又は予測できる。
一般目標 (GIO)
化学物質の基本的性質を理解するために、原子分子の構造、化学結合の基本的知識を習得し、それらを応用する技能
を身につける。
到達目標 (SBO)
原子と原子核の量子力学的振る舞いについて説明できる。C1(1)1 1)
化学結合の成り立ちについて説明できる。C1(1)1 1),2)
軌道の混成と分子軌道の概念について説明できる。C1(1)1 2)
ファンデアワールス力について例を挙げて説明できる。C1(1)2 2
水素結合について説明できる。C1(1)2 5
分子の分極とモーメントについて説明できる。C1(1)2 3
回
授業計画表
項目
内容
コアカリ SBO
番号
第1回
原 子 と 原 子 核 (1) 電子と光子、粒子性と波動性
C1(1)1 1)
第2回
原 子 と 原 子 核 (2) 原子の構造
C1(1)1 1)
第3回
原子の構造と周期表 (1) 量子力学
C1(1)1 1)
第4回
原子の構造と周期表 (2) 原子軌道と量子数、電子配置 (1)
C1(1)1 1)
第5回
原子の構造と周期表 (3) 原子軌道と量子数、電子配置 (2)
C1(1)1 1)
第6回
原子の構造と周期表 (4) 有効殻電荷と遮蔽、周期表
C1(1)1 1)
第7回
元 素 の 一 般 的 性 質
第8回
中
第9回
化
学
結
合 ( 1 ) イオン結合と共有結合 , ルイス構造 (1)
C1(1)1 1)
第 10 回
化
学
結
合 ( 2 ) ルイス構造 (2)
C1(1)1 1)
第 11 回
化
学
結
合 ( 3 ) 原子価結合法と混成軌道 (1)
C1(1)1 1 2),3)
第 12 回
化
学
結
合 ( 4 ) 原子価結合法と混成軌道 (2)
C1(1)1 1 2),3)
第 13 回
化
学
結
合 ( 5 ) 分子軌道法 (1)
C1(1)1 1 2),3)
第 14 回
化
学
結
合 ( 6 ) 分子軌道法 (2), 分子間力 (1)
C1(1)1 1 2),3)
C1(1)1 1 1)7)
第 15 回
化
学
結
合 ( 7 ) 分子間力 (2)
C1(1)1 1 1)-7
間
試
元素の基本性質、原子の大きさ , イオン化エネルギー、電子親和力 ,
C1(1)1 1)
電気陰性度とその応用
験 中間試験と解説
授業概要
化学物質の基本的性質を理解するために、原子、分子の構造、化学結合の基本的知識を修得し、それらを応用する技
能を身につける。ここで得られた電子配置、電子密度、化学結合の性質などに関する基礎的知識を応用して、無機化
合物の構造、物性、反応および錯体の構造と反応を理解を容易にする。また、代表的な典型元素や遷移元素を列挙し、
その特徴を説明できる素地が形成される。また、生体内での無機物質の重要性と錯体化学の発展によって生まれた「生
物無機化学」についてもその体系的成果を理解することを可能とする。
授業形式
講義。教科書を常に参照しながら、要点、補足点を板書し、その場で理解できる形で内容を提示する。適宜演習を取
り入れる。
評価方法
定期試験 100%で評価。
―28―
教科書(ISBN 番号 )
ベーシック薬学教科書シリーズ 4 無機化学 青木伸編著 (化学同人)(ISBN978-4-7598-1254-1)
参考書
授業の中で必要に応じて紹介する。
オフィスアワー ( 授業相談 )
非常勤のためオフィスアワーはありません。授業の終わったあとに質問、相談して下さい。
学生へのメッセージ
化学結合に関する基本事項を平易に解説します。次の回の講義内容を記述する教科書のページを講義の際に言うので、
次の回までにそこに目を通していると理解が進みます。
―29―
分析化学Ⅰ
1 期 2 単位 専門教育科目 必修科目 薬学基礎 薬学科 1 年
助教 藤井由希子
薬剤師として求められる基本的な資質
基礎的な科学力
S4 物質の物理化学的性質を理解し、説明する。
E2 化学物質の分析ができる。
一般目標 (GIO)
C2 化学物質の分析
化学物質(医薬品を含む)を適切に分析できるようになるために、物質の定性、定量に関する基本的事項を習得する
(1)分析の基礎
化学物質の分析を行うための基礎知識を習得する
(2)溶液中の化学平衡
水溶液中での物質の性質を理解するため、各種の化学平衡に関する知識を習得する。
(3)化学物質の定性分析・定量分析
化学平衡の応用として、試料中に存在する物質の濃度を正確に知るために、代表的な医薬品、その他の化学物質の容
量分析法の原理、操作法等を理解する。
到達目標 (SBO)
C2 化学物質の分析
(1)化学平衡
【酸と塩基】C2(1)1
1)酸・塩基平衡を説明できる。C2(1)1,1
3)溶液の pH を計算できる。(知識・技能)C2(1)1,3
4)緩衝作用について具体例を挙げて説明できる。C2(1)1,4
5)代表的な緩衝液の特徴とその調製法を説明できる。C2(1)1,5
6)化学物質の pH による分子形、イオン形の変化を説明できる。C2(1)1,6
【各種の化学平衡】C2(1)2
1)錯体・キレート生成平衡について説明できる。C2(1)2,1
(2)化学物質の検出と定量
【定量の基礎】C2(2)2
到達目標:
3)日本薬局方収載の重量分析法の原理および操作法を説明できる。C2(2)2,3
4)日本薬局方収載の容量分析法について列挙できる。C2(2)2,4
【容量分析】C2(2)3
到達目標:
1)中和滴定の原理、操作法および応用例を説明できる。C2(2)3,1
2)非水滴定の原理、操作法および応用例を説明できる。C2(2)3,2
3)キレート滴定の原理、操作法および応用例を説明できる。C2(2)3,3
回
授業計画表
担当教員
項目
内容
方略
コアカリ SBO
番号
第1回
藤井由希子
導
入
1 分析化学への招待
講義
C2(1)1
第2回
藤井由希子
導
入
2 分析化学の基礎知識1
講義
演習
C2(1)1
第3回
藤井由希子
導
入
3 分析化学の基礎知識2
講義
演習
C2(1)1
第4回
藤井由希子
導
入
4 分析化学の基礎知識3
講義
演習
C2(1)1
第5回
藤井由希子
化 学 平 衡 1 化学平衡の基礎
講義
演習
C2(1)1
第6回
藤井由希子
化 学 平 衡 2 酸と塩基の考え方
講義
演習
C2(1)1
―30―
第7回
藤井由希子
化 学 平 衡 3 酸塩基平衡
講義
演習
C2(1)2,1
第8回
藤井由希子
化 学 平 衡 4 緩衝液
講義
演習
C2(1)2,5
第9回
藤井由希子
化 学 平 衡 5 pH と化学物質の形
講義
演習
C2(1)2,6
第 10 回
藤井由希子
容 量 分 析 1 容量分析の基本
講義
演習
C2(2)3
第 11 回
藤井由希子
容 量 分 析 2 中和滴定
講義
演習
C2(2)3,1
第 12 回
藤井由希子
容 量 分 析 3 非水滴定
講義
演習
C2(2)3,2
第 13 回
藤井由希子
化 学 平 衡 6 金属錯体・キレート生成平衡
講義
演習
C2(1)2,1
第 14 回
藤井由希子
容 量 分 析 4 キレート滴定
講義
演習
C2(2)3,3
第 15 回
藤井由希子
総
講義
-
括 まとめ
授業概要
分析化学の基礎となる水溶液中における化学平衡の例として、酸塩基平衡、錯生成平衡について説明する。また、こ
れら化学平衡の分析化学への応用として日本薬局方医薬品の定量法(容量分析法)について解説する。
授業形式
講義及び演習
評価方法
定期試験100%
教科書(ISBN 番号 )
よくわかる薬学分析化学 二村典行 他 廣川書店 ISBN978-4-567-25700-8
参考書
薬学のための分析化学 桜井 弘 他 化学同人
なるほど分析化学 楠文代 他 廣川書店
オフィスアワー ( 授業相談 )
月曜日 14:45-16:15
―31―
生化学Ⅰ
通年 2 単位 専門教育科目 選択科目 専門関連 薬学科 1年 選択必修
准教授 廣村 信
一般目標 (GIO)
生命の活動単位としての細胞の成り立ちを分子レベルで理解するために、その構成分子の構造、性状、機能に関する
基本的知識を修得する。
到達目標 (SBO)
【細胞膜】
・細胞膜を構成する代表的な生体分子を列挙し、その機能を説明できる。 C8(2)2-2
【細胞内小器官】
・‌細胞内小器官(核、ミトコンドリア、小胞体、リソソーム、ゴルジ体、ペルオキシソームなど)の構造と機能を
説明できる。C8(2)3-1
【細胞の分裂と死】
・体細胞分裂の機構について説明できる。C8(2)4-1
・生殖細胞の分裂機構について説明できる。C8(2)4-2
【糖質】
・グルコースの構造、性質、役割を説明できる。C8(2)2-1
・グルコース以外の代表的な単糖、および二糖の種類、構造、性質、役割を説明できる。C8(2)2-2
・代表的な多糖の構造と役割を説明できる。C8(2)2-3
【脂質】
・脂質を分類し、構造の特徴と役割を説明できる。C9(1)1-1
・脂肪酸の種類と役割を説明できる。C9(1)1-2
【ヌクレオチドと核酸】
・DNA の構造について説明できる。C9(2)1-2
・RNA の構造について説明できる。C9(2)1-3
【アミノ酸】
・アミノ酸を列挙し、その構造に基づいて性質を説明できる。C9(1)3-1
【ビタミン】
・水溶性ビタミンを列挙し、各々の構造、基本的性質、補酵素や補欠分子として関与する生体内反応について説明
できる。C9(1)4-1
・脂溶性ビタミンを列挙し、各々の構造、基本的性質と生理機能を説明できる。C9(1)4-2
・ビタミンの欠乏と過剰による症状を説明できる。C9(1)4-3
【タンパク質の構造と機能】
・タンパク質の主要な機能を列挙できる。C9(3)1-1
・タンパク質の一次、二次、三次、四次構造を説明できる。C9(3)1-2
・タンパク質の機能発現に必要な翻訳後修飾について説明できる。C9(3)1-3
【酵素】
・酵素反応の特性を一般的な化学反応と対比させて説明できる。C9(3)3-1
・酵素を反応様式により分類し、代表的なものについて性質と役割を説明できる。C9(3)3-2
・酵素反応における補酵素、微量金属の役割を説明できる。C9(3)3-3
・酵素反応速度論について説明できる。C9(3)3-4
・代表的な酵素活性調節機構を説明できる。C9(3)3-5
回
授業計画表
項目
内容
方略
第1回
細胞膜を構成する代表的な生体分子を列挙し、その機能を説明でき
る。:C8(2)2-2
講義
細 胞 内 小 器 官
細胞内小器官(核、ミトコンドリア、小胞体、リソソーム、ゴルジ体、
ペルオキシソームなど)の構造と機能を説明できる。
第2回
細胞の分裂と死
体細胞分裂の機構について説明できる。:C8(2)4-1
生殖細胞の分裂機構について説明できる。
―32―
講義
コアカリ SBO
番号
C8(2)3-1
C8(2)4-2
第3回
グルコースの構造、性質、役割を説明できる。:C9(1)2-1
糖 質 (1) グルコース以外の代表的な単糖、および二糖の種類、構造、性質、 講義
役割を説明できる。
C9(1)2-2
第4回
糖 質 (2) 代表的な多糖の構造と役割を説明できる。
講義
C9(1)2-3
第5回
脂
講義
C9(1)1-2
第6回
核 酸 (1) DNA の構造について説明できる。
講義
C9(2)1-2
第7回
核 酸 (2) RNA の構造について説明できる。
講義
C9(2)1-3
第8回
中
間
試
験
第9回
ア
ミ
ノ
酸 アミノ酸を列挙し、その構造に基づいて性質を説明できる。
講義
C9(1)3-1
第 10 回
タンパク質の構造 タンパク質の主要な機能を列挙できる。:C9(3)1-1
と機能 (1) タンパク質の一次、二次、三次、四次構造を説明できる。
講義
C9(3)1-2
第 11 回
タンパク質の構造 タンパク質の一次、二次、三次、四次構造を説明できる。:C9(3)1-2
講義
と機能 (2) タンパク質の機能発現に必要な翻訳後修飾について説明できる。
C9(3)1-3
第 12 回
酵素反応の特性を一般的な化学反応と対比させて説明でき
る。:C9(3)2-1
酵 素 (1) 酵素を反応様式により分類し、代表的なものについて性質と役割を 講義
説明できる。:C9(3)2-2
酵素反応における補酵素、微量金属の役割を説明できる。
C9(3)2-3
第 13 回
酵 素 (2)
講義
C9(3)2-5
第 14 回
水溶性ビタミンを列挙し、各々の構造、基本的性質、補酵素や補欠
講義
ビ タ ミ ン (1) 分子として関与する生体内反応について説明できる。:C9(1)4-1
ビタミンの欠乏と過剰による症状を説明できる。
C9(1)4-3
第 15 回
脂溶性ビタミンを列挙し、各々の構造、基本的性質と生理機能を説
講義
ビ タ ミ ン (2) 明できる。:C9(1)4-2
ビタミンの欠乏と過剰による症状を説明できる。
C9(1)4-3
質
脂質を分類し、構造の特徴と役割を説明できる。:C9(1)1-1
脂肪酸の種類と役割を説明できる。
酵素反応速度論について説明できる。:C9(3)2-4
代表的な酵素活性調節機構を説明できる。
授業概要
生化学は生命現象を化学的知識に基づき、その本質を分子レベルで理解しようとする学問である。生化学Ⅰでは、生
体を構成する物質の種類、構造、性質、機能、存在状態などについて講義し、これらの物質の動的代謝(生化学Ⅱ)
を学ぶための基礎知識を修得することを目的とする。
授業形式
教科書およびプリントを用いて講義形式で行う。
評価方法
中間試験(50%)、期末試験(50%)で評価する。
教科書(ISBN 番号 )
林典夫・廣野治子「シンプル生化学改訂第 6 版」南江堂
978-4-524-26807-8
参考書
鈴木敬一郎・本家孝一・大河原知水・藤原範子「集中講義生化学」メジカルビュー
堅田利明・菅原一幸・富田基郎「NEW 生化学(第 2 版)」廣川書店
入村達郎・岡山博人・清水孝雄 監訳「ストライヤー生化学第 7 版」東京化学同人
中村桂子・松原謙一 監訳「Essential 細胞生物学 原書第 3 版」南江堂
オフィスアワー ( 授業相談 )
講義終了後に直接質問するか、メールにてお問い合わせください。
[email protected]
学生へのメッセージ
・生化学はさまざまな薬学専門科目の基礎となる学問領域です。各単元をしっかりと理解しながら講義に臨んでください。
・講義では教科書およびプリントを使用しますが、黒板をしっかり見ながら、定期試験前にしっかりと自己学習ができ
るような、自分なりのノートを作ってください。
・講義中の飲食(ペットボトル類も含め)、私語、携帯電話やゲームの操作、居眠り等講義の妨げになるような行為に
は厳しく対処します。
・休講や補講等がありましたら、掲示板にてお知らせします。
―33―
早期臨床体験(1年次)
通年 1 単位 専門教育科目 選択科目 専門関連 薬学科・1年~2年 選択必修
准教授 大脇 裕一 助教 飯田 浩子
薬剤師として求められる基本的な資質
薬剤師としての心構え、患者・生活者本位の視点、コミュニケーション能力、チーム医療への参画、地域の保健・医
療における実践的能力、研究能力、自己研鑽、教育能力
一般目標 (GIO)
A ヒューマニズムについて学ぶ
「生命に関わる職業人となることを自覚し、それにふさわしい行動・態度をとることができるようになるために、人と
の共感的態度を身につけ、信頼関係を醸成し、さらに生涯にわたってそれらを向上させる習慣を身につける。」
(1)生と死
「生命の尊さを認識し、人の誕生から死までの間に起こりうる様々な問題を通して医療における倫理の重要性を学ぶ。」
B イントロダクション
「薬学生としてのモチベーションを高めるために、薬の専門家として身につけるべき基本的知識、技能、態度を修得し、
卒業生の活躍する現場などを体験する。」
(1)薬学への招待
「薬の専門家として必要な基本姿勢を身につけるために、医療、社会における薬学の役割、薬剤師の使命を知り、ど
のように薬学が発展してきたかを理解する。」
(2)早期体験学習
「薬学生として学習に対するモチベーションを高めるために、卒業生の活躍する現場などを体験する。」
到達目標 (SBO)
A ヒューマニズムについて学ぶ
(1)生と死
【①生命の尊厳】
5. 自らの体験を通して、生命の尊さと医療の関わりについて討議する (A(1) ① 5)
B イントロダクション
(1)薬学への招待
【②薬剤師の活動分野】
1. 薬剤師の活動分野(医療機関、製薬企業、衛生行政など)について概説できる (B(1) ② 1)
(2)早期体験学習
1. 病院における薬剤師および他の医療スタッフの業務を見聞し、その重要性について自分の意見をまとめ、発表す
る (B(2) ① 1)
2. 開局薬剤師の業務を見聞し、その重要性について自分の意見をまとめ、発表する (B(2) ① 2)
3. 製薬企業および保健衛生、健康に関わる行政機関の業務を見聞し、社会において果たしている役割について討議
する (B(2) ① 3)
4. 保健、福祉の重要性を具体的な体験に基づいて発表する (B(2) ① 4)
回
授業計画表
担当教員
項目
内容
方略
コアカリ SBO
番号
第1回
大脇 裕一
飯田 浩子
1年
第2回
大脇 裕一
飯田 浩子
1年
一 次 救 命 処 置
一次救命処置(心肺蘇生、外傷対応等)基づきその 演習
A(1) ① 5
(SGD)
重要性や課題を討議する。(1 年生と2年生合同
第3回
大脇 裕一
飯田 浩子
1年
一 次 救 命 処 置
一次救命処置(心肺蘇生、外傷対応等)シミュレー
実習
タを用いた体験学習。
第4回
大脇 裕一
飯田 浩子
1年
地域の保健・福祉 事前学習(態度と心構え)
( 1 年 生 )
早期臨床体験について
ガ イ ダ ン ス
一次救命処置(心肺蘇生、外傷対応等)を説明
一 次 救 命 処 置
―34―
講義
講義
A(1) ① 5
A(1) ① 5
B(2) ① 3
B(2) ① 4
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
大脇 裕一
飯田 浩子
1年
大脇 裕一
飯田 浩子
1年
大脇 裕一
飯田 浩子
1年
大脇 裕一
飯田 浩子
2年
大脇 裕一
飯田 浩子
2年
大脇 裕一
飯田 浩子
2年
大脇 裕一
飯田 浩子
2年
大脇 裕一
飯田 浩子
2年
大脇 裕一
飯田 浩子
2年
大脇 裕一
飯田 浩子
2年
大脇 裕一
飯田 浩子
2年
地域の保健・福祉
実習、
B(2) ① 3
地域の保健・福祉を見聞した具体的体験に基づきそ
演習
B(2) ① 4
の重要性や課題を討議する。
(SGD)
全
体
発
一次救命処置(心肺蘇生、外傷対応等)、地域の保健・
表 福祉を見聞した具体的体験に基づきその重要性や課 演習
題を討議した内容について発表
命
の
尊
厳
A(1) ① 5
B(2) ① 3
B(2) ① 4
生命の重さと尊さについて映画鑑賞後、SGD で討議 演習
A(1) ① 5
(SGD)
する。
( 2 年
生
)
薬剤師の職能と使命について映画鑑賞後、SGD で討 演習
B(1) ② 1
薬 剤 師 の 職
(SGD)
議する。
能 と 使 命
薬局薬剤師の業務 事前学習(態度と心構え)
講義
F(1) ① 1
薬局薬剤師の業務 福岡市内および実家先での薬局見学
実習
B(2) ① 2
薬局薬剤師の業務 薬局見学後の討議
演習
B(2) ① 2
(SGD)
病院薬剤師の業務 事前学習(態度と心構え)
講義
B(2) ① 1
病院薬剤師の業務 福岡市内および実家先での病院見学
実習
B(2) ① 1
病院薬剤師の業務 病院見学後の討議
薬局薬剤師の業務 全体発表(1 年生と2年生合同)
病院薬剤師の業務 見学後の討議内容の発表
演習
B(2) ① 1
(SGD)
演習
B(2) ① 1
B(2) ① 2
授業概要
医療の担い手として求められる活動を適切な態度で実践するために薬剤師の活躍する臨床現場で必要な心構えと薬学
的管理の基本的な流れを修得する。一次救命処置(心肺蘇生等)をシミュレーターを用いて実施し修得する。地域の保健・
福祉を見聞しその体験に基づきその重要性や課題を討議し地域の保健・福祉の概要について修得する。生活者の視点
に立って様々な薬剤師業務を見聞しその体験から薬剤師業務の重要性について討議し修得する。
授業形式
臨床体験学習を実施する。
臨床体験の前後に SGD 形式にてパワーポイントプロダクトまたは模造紙にまとめる。その後全体発表を実施する。
評価方法
SGD・実習等への貢献度・参加態度(50%)、レポート(50%)
教科書(ISBN 番号 )
①「よくわかる学びの技法(第2版)」田中共子 編(ミネルヴァ書房)(ISBN978-4-623-05649-1)
②「スタンダード薬学シリーズⅡ 1 薬学総論Ⅰ.薬剤師としての基本事項」日本薬学会 編(東京化学同人)
(ISBN978-4-8079-1700-6)
参考書
無し
オフィスアワー ( 授業相談 )
月曜日~金曜日 午後 1 時~午後 5 時(大脇裕一)
学生へのメッセージ
SGD や実習に積極的に参加するように心がけてください。
備考
1 年次から 2 年次の 2 年間で 1.5 単位の科目です。原則、火曜日の 3 講時に開講しますが、火曜日の 3 ~ 5 講時に開
講する等、不定期に開講する科目です。開講日時は、掲示板や大学のホームページで随時お知らせしますので、必ず
確認してください。
―35―
基礎英語
通年 2 単位 教養科目 必修科目 薬学科 1年 必修
講師 デニース エップ
薬剤師として求められる基本的な資質
コミュニケーション能力
社会のグローバル化に伴って、医学・薬学の現場でも国際感覚と英語運用能力の必要性がますます高まっています。
こうした状況に対応できるように、特に Reading, Writing, Listening, and Speaking の能力の向上を目指します。
一般目標 (GIO)
薬学分野で必要とされる英語に関する基本的事項を修得する。
English as a tool for communication and success.
到達目標 (SBO)
英文の構造の分析力と読解力の向上
-To explore English through various topics for communication
-To train the ear to listen to English
-To improve vocabulary and reading skills
-To learn self-expression through basic writing and speaking
-To develop new study and research skills
回
授業計画表
担当教員
項目
内容
方略
第1回
Orientation to Class
デニース エップ How to study English
Using the internet
第2回
デニース エップ
Fuel Your Mind and Body 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Unit 1
トによる), Mini-test
第3回
デニース エップ
Fuel Your Mind and Body 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Unit 1
トによる), Mini-test
第4回
デニース エップ
What Helps Keep a Doctor 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Away Unit 2
トによる), Mini-test
第5回
デニース エップ
What Helps Keep a Doctor 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Away Unit 2
トによる), Mini-test
第6回
デニース エップ
Laughing Will Save You 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
from Going Crazy Unit 3
トによる), Mini-test
第7回
デニース エップ
Laughing Will Save You 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
from Going Crazy Unit 3
トによる), Mini-test
第8回
デニース エップ The French Paradox Unit 4
TOEIC Listening Test 1
講義
本文の説明、単語、問題研究(インタネットによる), 演習
Mini-test
第9回
デニース エップ The French Paradox Unit 4
本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
トによる), Mini-test
授 業 の 方 針・ 方 法 と 成 績 評 価 の 説 明、 自 己 紹 介 講義
演習
TOEIC Listening; research the web
第 10 回 デニース エップ
Americans’ Interest in Sushi 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Unit 5
トによる), Mini-test
第 11 回 デニース エップ
Americans’ Interest in Sushi 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Unit 5
トによる), Mini-test
第 12 回 デニース エップ
Don’t Stay Away from Natto 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Unit 6
トによる), Mini-test
第 13 回 デニース エップ
Don’t Stay Away from Natto 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Unit 6
トによる), Mini-test
第 14 回 デニース エップ
Acute Alcohol Intoxication 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Can Kill You Unit 7
トによる), Mini-test
第 15 回 デニース エップ
TOEIC Listening Test 2
Acute Alcohol Intoxication
本文の説明、単語 ,
Can Kill You Unit 7
前期定期試験の説明と復習
―36―
講義
演習
Orientation to Class
授 業 の 方 針・ 方 法 と 成 績 評 価 の 説 明、 自 己 紹 介 講義
演習
TOEIC Listening; research the web
第 16 回 デニース エップ How to study English
Using the internet
第 17 回 デニース エップ
Is Snoring a Bad Sign? Unit 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
8
トによる), Mini-test
第 18 回 デニース エップ
Is Snoring a Bad Sign? Unit 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
8
トによる), Mini-test
第 19 回 デニース エップ
G e t t i n g a G o o d N i g h t ’ s 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Sleep is a Challenge Unit 9 トによる), Mini-test
第 20 回 デニース エップ
G e t t i n g a G o o d N i g h t ’ s 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Sleep is a Challenge Unit 9 トによる), Mini-test
第 21 回 デニース エップ
Chocolate and its Magical 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Power Unit 10
トによる), Mini-test
第 22 回 デニース エップ
Chocolate and its Magical 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Power Unit 10
トによる), Mini-test
第 23 回 デニース エップ
TOEIC Listening Test 3
講義
The Health Risks of Eating
本文の説明、単語、問題研究(インタネットによる), 演習
Processed Food Unit 11
Mini-test
第 24 回 デニース エップ
The Health Risks of Eating 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Processed Food Unit 11
トによる), Mini-test
第 25 回 デニース エップ
Is Genet ically Mo dified 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Food Safe Enough? Unit 12 トによる), Mini-test
第 26 回 デニース エップ
Is Genet ically Mo dified 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
Food Safe Enough? Unit 12 トによる), Mini-test
第 27 回 デニース エップ
E nv i r o n m e n t a l H e a l t h 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
T h r e a t s U n i t 1 3 トによる), Mini-test
第 28 回 デニース エップ
E nv i r o n m e n t a l H e a l t h 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
T h r e a t s U n i t 1 3 トによる), Mini-test
第 29 回 デニース エップ
Research and Presentation
第 30 回 デニース エップ
TOEIC Listening Test 4
Review of Term 2
本文の説明、単語 ,
P r e s e n t a t i o n
前期定期試験の説明と復習
本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネッ 講義
演習
トによる), Mini-test
講義
演習
授業概要
英語力に自信を持たせ、さまざまな場面で使える英語の知識を増やし、英語をコミュニケーションの道具として使い
こなせるように指導をしています。
Classes are based on a reading topic from the textbook with a brief speaking time, followed by review or introduction
of a new topic, explanation of the main topic in English, a mini-test to check for understanding, and weekly homework.
Written tests cover topics of study for comprehension, vocabulary and basic writing. TOEIC Listening practice to
improve listening skills. Researching the Internet to find essential information in English.
授業形式
テキストとワークブックを利用し、少人数もしくはペアで、会話のスキル ・ アップができる。インタネットの薬剤師
サイトで調べて、英語力も上がります。毎週のミニーテストもあります。
評価方法
平常点 50%(小テスト 30%、リスニング・発表・受講態度等 20%)
定期試験 50%
教科書(ISBN 番号 )
テキスト:Better Health for Every Day (Kinseido)
(ISBN 978- 4-7647-3983- 3)
ワーク : Listening Breakthrough for the TOEIC Test (Nan’Un-do)
(ISBN 978-4-523-17769-2
(プリント)
―37―
参考書
a notebook ノート
file folder for worksheets プリントのファイルフォルダー
dictionary 英和・和英 辞書
オフィスアワー ( 授業相談 )
エップ: 月~金 13 時~ 17 時
学生へのメッセージ
Homework and pre-study are essential to success in this class. 宿題や予習が必要。
Participation is essential. 演習参加が重要。
Mandatory attendance. 出席必修。
Textbook and Workbook must be purchased and brought to class each time. 教科書とワークブックを購入。
―38―
―39―
基礎英語
通年 2 単位 教養科目 薬学科 1年 必修
(非常勤)講師 池間 昌典
薬剤師として求められる基本的な資質
コミュニケーション能力
社会のグローバル化に伴って、医学・薬学の現場でも国際感覚と英語運用能力の必要性がますます高まっています。
こうした状況に対応できるように、特に Reading, Writing, Listening, and Speaking の能力の向上を目指します。
一般目標 (GIO)
薬学分野で必要とされる英語に関する基本的事項を修得する。
English as a tool for communication and success.
到達目標 (SBO)
英文の構造の分析力と読解力の向上
-To explore English through various topics for communication
-To train the ear to listen to English
-To improve vocabulary and reading skills
-To learn self-expression through basic writing and speaking
-To develop new study and research skills
回
授業計画表
担当教員
項目
内容
第1回
池間 昌典
Orientation to Class
How to study English
Using the internet
授 業 の 方 針・ 方 法 と 成 績 評 価 の 説 明、 自 己 紹 介 TOEIC
Listening; research the web
第2回
池間 昌典
Fuel Your Mind and Body Unit 1
本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
による), Mini-test
第3回
池間 昌典
Fuel Your Mind and Body Unit 1
本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
による), Mini-test
第4回
池間 昌典
What Helps Keep a Doctor Away 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Unit 2
による), Mini-test
第5回
池間 昌典
What Helps Keep a Doctor Away 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Unit 2
による), Mini-test
第6回
池間 昌典
Laughing Will Save You from 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Going Crazy Unit 3
による), Mini-test
第7回
池間 昌典
Laughing Will Save You from 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Going Crazy Unit 3
による), Mini-test
第8回
池間 昌典
The French Paradox Unit 4
TOEIC Listening Test 1
本文の説明、単語、問題研究(インタネットによる),
Mini-test
第9回
池間 昌典
The French Paradox Unit 4
本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
による), Mini-test
第 10 回
池間 昌典
Americans’ Interest in Sushi Unit 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
5
による), Mini-test
第 11 回
池間 昌典
Americans’ Interest in Sushi Unit 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
5
による), Mini-test
第 12 回
池間 昌典
Don’t Stay Away from Natto Unit 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
6
による), Mini-test
第 13 回
池間 昌典
Don’t Stay Away from Natto Unit 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
6
による), Mini-test
第 14 回
池間 昌典
Acute Alcohol Intoxication Can 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Kill You Unit 7
による), Mini-test
―40―
第 15 回
池間 昌典
TOEIC Listening Test 2
Acute Alcohol Intoxication Can
本文の説明、単語 ,
Kill You Unit 7
前期定期試験の説明と復習
第 16 回
池間 昌典
Orientation to Class
How to study English
Using the internet
授 業 の 方 針・ 方 法 と 成 績 評 価 の 説 明、 自 己 紹 介 TOEIC
Listening; research the web
第 17 回
池間 昌典
Is Snoring a Bad Sign? Unit 8
本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
による), Mini-test
第 18 回
池間 昌典
Is Snoring a Bad Sign? Unit 8
本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
による), Mini-test
第 19 回
池間 昌典
Getting a Good Night’s Sleep is a 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Challenge Unit 9
による), Mini-test
第 20 回
池間 昌典
Getting a Good Night’s Sleep is a 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Challenge Unit 9
による), Mini-test
第 21 回
池間 昌典
Chocolate and its Magical Power 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Unit 10
による), Mini-test
第 22 回
池間 昌典
Chocolate and its Magical Power 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Unit 10
による), Mini-test
第 23 回
池間 昌典
TOEIC Listening Test 3
The Health Risks of Eating
本文の説明、単語、問題研究(インタネットによる),
Processed Food Unit 11
Mini-test
第 24 回
池間 昌典
T h e H e a l t h R i s k s o f E a t i n g 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Processed Food Unit 11
による), Mini-test
第 25 回
池間 昌典
Is Genetically Modified Food Safe 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Enough? Unit 12
による), Mini-test
第 26 回
池間 昌典
Is Genetically Modified Food Safe 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Enough? Unit 12
による), Mini-test
第 27 回
池間 昌典
Environmental Health Threats 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Unit 13
による), Mini-test
第 28 回
池間 昌典
Environmental Health Threats 本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
Unit 13
による), Mini-test
第 29 回
池間 昌典
Research and Presentation
第 30 回
池間 昌典
TOEIC Listening Test 4
Presentation and Review of Term
本文の説明、単語 ,
2
前期定期試験の説明と復習
本文の説明、単語、リスニング , 問題研究(インタネット
による), Mini-test
授業概要
英語力に自信を持たせ、さまざまな場面で使える英語の知識を増やし、英語をコミュニケーションの道具として使い
こなせるように指導をしています。
Classes are based on a reading topic from the textbook with a brief speaking time, followed by review or introduction
of a new topic, explanation of the main topic in English, a mini-test to check for understanding, and weekly homework.
Written tests cover topics of study for comprehension, vocabulary and basic writing. TOEIC Listening practice to
improve listening skills. Researching the Internet to find essential information in English.
授業形式
テキストとワークブックを利用し、少人数もしくはペアで、会話のスキル ・ アップができる。英語の考え方、読み方
の演習を通して基礎力をアップさせます。毎週のミニーテストもあります。
評価方法
平常点 30%(小テスト20%、リスニング・発表・受講態度等10%)
定期試験70%
教科書(ISBN 番号 )
テキスト:Better Health for Every Day (Kinseido) (ISBN 978- 4-7647-3983- 3)
ワーク : Listening Breakthrough for the TOEIC Test (Nan’Un-do) (ISBN 978-4-523-17769-2
(プリント)
―41―
参考書
a notebook ノート
file folder for worksheets プリントのファイルフォルダー
dictionary 英和・和英 辞書
オフィスアワー ( 授業相談 )
池間:授業の日
学生へのメッセージ
Homework and pre-study are essential to success in this class. 宿題や予習が必要。
Participation is essential. 演習参加が重要。
Mandatory attendance. 出席必修。
Textbook and Workbook must be purchased and brought to class each time. 教科書とワークブックを購入。
―42―
―43―
情報処理演習
通年 2 単位 教養科目 必修科目 薬学科 1年 必修
(非常勤)講師 藤岡豊三雄
薬剤師として求められる基本的な資質
薬剤師としての心構え、コミュニケーション能力、研究能力、自己研鑽
一般目標 (GIO)
デジタルデータの特徴を知り、情報伝達技術(ICT)の発展に合わせた効果的なコンピュータの利用法と必要な情報を
活用する能力を修得する。
情報伝達技術(ICT)の発展に合わせた効果的なコンピュータの利用法とセキュリティの知識を身に付け、必要な情報
を活用する能力を習得する。
到達目標 (SBO)
A 基本事項
【①基本操作】
1. コンピューターを構成する基本的装置の機能と接続方法を説明できる A ① 1
2. スマートフォン、タブレット端末などのモバイル機器を安全かつ有効に利用できる A ① 2
3. 電子データの特徴を知り、適切に取り扱うことができる。A ① 3
4. インターネットの仕組みを概説できる。A ① 4
5. 無線 LAN を使用するための注意点について概説できる。A ① 5
6. インターネットに接続し、Web サイトを閲覧できる。A ① 6
7. 検索サイト、ポータルサイトの特徴に応じて、必要な情報を収集できる。A ① 7
8. 必要な情報を的確に収集し、信憑性について判断できる。A ① 8
【②ソフトウェアの利用】
1. ソフトウェア使用上のルール、マナーを守る。A ② 1
2. ワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトを用いることができる。A ② 2
3. グラフィックソフト、化学構造式描画ソフトを用いることができる。A ② 3
4. 画像ファイルの形式とその特徴に応じて、データを適切に取り扱うことができる。A ② 4
5. データベースの特徴と活用について概説できる。A ② 5
【③セキュリティと情報倫理】
1. ネットワークセキュリティについて概説できる。A ③ 1
2. アカウントとパスワードを適切に管理できる。A ③ 2
3. データやメディアを適切に管理できる。A ③ 3
4. ネットワークにおける個人情報の取り扱いに配慮する。A ③ 4
5. ソーシャルネットワークサービス (SNS) の種類と特徴、留意すべき点について説明できる。A ③ 5
6. 情報倫理、セキュリティに関する情報を収集することができる。A ③ 6
回
授業計画表
第1回
第2回
担当教員
高口 寛子
項目
内容
方略
情 報 リ テ ラ
薬学生としてのリテラシーの必要性と既存の医薬系
講義
シ ー と 医 薬 系
情報システムの概要
情 報 シ ス テ ム
OS の概要と基本操作(文字入力とファイルやフォル
OS の 基 本 操 作
ダーの管理)
演習
(電子データの適
クラウド環境の活用(電子メール、Web ストレージ
切な取り扱い)
等)
コアカリ SBO
番号
A①1
A ② 1,2
A③2
第3回
ワ ー プ ロ ソ ワープロソフトの概要、基本操作
フ ト の 利 用 (日本語文字・文章の入力他)
演習
A②2
第4回
MS-Word 演習 - 1
ワープロソフトの概要、基本操作
日本語文字、文章の入力
演習
A②2
第5回
MS-Word 演習 - 2
検索と置き換え機能、ビジュアルな文書の作成、オ
演習
ブジェクトの挿入、図形描画
A②2
第6回
MS-Word 演習 - 3
報告書等の作成、段組み、数式の作成、リンク、テ
演習
キストボックス、SmartArt の挿入等
A②2
―44―
第7回
文書作成総合演習 Word による総合的ドキュメントの作成
演習
A②2
第8回
化学構造式描画
化学構造式の描画
ソ フ ト の 利 用
演習
A②4
第9回
画 像 デ ー タ 画像データの種類と特徴。
の 取 り 扱 い 画像データの編集操作
演習
A②3
第 10 回
プレゼンテーショ プレゼンテーションの基礎と PowerPoint の基本機
演習
ン ソ フ ト の 利 用 能、スライドの作成と編集
A②2
第 11 回
P o w e r P o i n t さまざまなオブジェクトの挿入
演
習 - 1 (図、写真、図形、表、グラフ、SmartArt 等)
演習
A②2
第 12 回
P o w e r P o i n t アニメーション効果、ノートの活用、スライドショー
演習
演
習 - 2 の実施、配布資料の印刷等
A②2
第 13 回
PowerPoint
課題作成
演
習 - 3
演習
A②2
第 14 回
情 報 の 概 念
講義
A①3
第 15 回
ハードウェア・ソフトウェアの基本構成と処理の仕
情 報 処 理 シ ス
講義
組み
テ ム の 仕 組 み
(機能と接続方法等)
A①1
第 16 回
表 計 算 ソ フ
表計算の概要と基本機能
ト の 利 用
演習
A②2
第 17 回
Excel 演
習 -1
セル番地と数式、簡単な関数を使った式、表の書式
演習
設定と編集操作
A②2
第 18 回
Excel 演
習 -2
第 19 回
Excel 演
習 - 3 簡単なグラフの作成と編集操作
第 20 回
電子データの特徴
(情報の単位、符号化と 2 進数)
さまざまな関数の活用
(数学 / 三角・論理・統計関数他)
演習
A②2
演習
A②2
Excel 演
薬物体内動態等のシミュレーション、様々なグラフ
演習
習 - 4 の作成
関数のグラフ表現、ゴールシーク他
A②2
第 21 回
Excel 演
データベース機能の活用
習 - 5 (並べ替え、抽出)
クロス集計とピボットテーブル
演習
A②2
第 22 回
表 計 算 総 合 演 習 Excel による総合的ドキュメントの作成
演習
A②2
第 23 回
デ ー タ ベ ー ス データベースの基本概念
ソ フ ト の 利 用 (データモデル、集合・関係演算等)
講義
A②5
第 24 回
M S - A c c e s s テーブル・フォームによるデータ入力とクエリの作
演習
演
習 - 1 成及びリレーションシップ
A②5
第 25 回
M S - A c c e s s レポートの作成とデータベースのアプリケーション
演習
演
習 - 2 化(メニュー画面の作成)
A②5
第 26 回
ネ ッ ト ワ ー IT 機器とネットワークプロトコル、無線 LAN の活用
講義
ク の 仕 組 み 法
A ① 2,5
A③1
第 27 回
インターネットの仕組みと情報検索の仕組み、学術
イ ン タ ー ネ ッ
情報の検索とその情報源及び信憑性、ホームページ 演習
ト の 活 用 1
の構造(HTML ファイル)
A ① 4,6,8
第 28 回
イ ン タ ー ネ ッ 情報倫理(医療情報の適切な取り扱い、安全管理な
演習
ト の 活 用 2 どのガイドライン)と情報セキュリティ
A③3~6
第 29 回
イ ン タ ー ネ ッ
オンラインでの医薬品情報検索
ト の 活 用 3
A ① 6,7
第 30 回
ア プ リ ケ ー
ワープロ、表計算、プレゼンテーション、図形描画
演習
シ ョ ン を 連 携
等各ソフトを連携させたドキュメントの作成
さ せ た 活 用 法
演習
A②2
授業概要
情報の概念、情報を処理するシステム及び医薬系における既存の医療情報システムの特徴について学習する。また、
情報の活用に必要な、Office ソフトの基本操作と各ソフトを連携させた効率的な利用法及び個人利用できるクラウド環
境の活用法も修得する。
―45―
授業形式
・主に演習形式で行う。演習成果物は回収し理解度等を確認する。
・演習の進行は、なるべく学生のスピードに合わせて進めていきます。また、質疑の時間もなるべく取りながら進めて
いきます。
・板書(講義録)及び資料の配布等は、講義用ホームページにて対応します。
評価方法
出席状況・授業態度 10%、 課題・講義時成果物 25%、 定期試験 65%
教科書(ISBN 番号 )
「Windows7 によるコ・メディカルのための情報リテラシー」、佐藤憲一・川上準子著、共立出版 (ISBN978-4-32012334-2)
参考書
「医療情報学入門」、樺澤一之・豊田修一著 (共立出版)
「PowerPoint2010 クイックマスター」 (ウィネット)
オフィスアワー ( 授業相談 )
・水曜日 4 限目以降 授業相談に応じます。
・メールにての相談にも応じます。
学生へのメッセージ
・操作技術に関しては、慣れることが重要です。十分に復習・練習を行ってください。
・授業の進行についてこられないケースもあると思われますので、遠慮なくオフィスアワー等を利用し質問に来てくだ
さい。
―46―
―47―
コミュニケーション論
後期 1 単位 教養科目 必修科目 薬学科 1年 必修
(非常勤)講師 服部 章香
薬剤師として求められる基本的な資質
1.薬剤師としての心構え
S1 豊かな人間性を身につける
E2 対話する機会を大事にできる。
3.コミュニケーション能力
S1 情報を収集できる。
E1 プライバシーに配慮しながら、患者、生活者の気持ち、健康状態に関する情報を引き出すことができる。
E3 医療チームの中で業務に関する適切な会話ができる。
S2 情報を提供できる。
E1 患者を理解し、信頼関係を築けるような対話ができる。
E3 患者の不安を解消するための対話ができる。
4.チーム医療への参画
S2 チーム医療に必要な患者情報を収集し活用する。
E1 患者とコミュニケーションをとることができる。
S3 他職種と連携し、チーム医療に参画する。
E3 円滑に他職種とコミュニケーションをとることができる。
E4 医療チームの中で相互に尊重することができる。
6.薬物療法における実践的能力
S3 適切な服薬指導を実践する。
E3 患者の状況に配慮することができる。
E4 患者に応じて分かりやすく説明できる。
10.教育能力
S1 社会に貢献できる後進を育成する意欲をもつ。
E3 大学生活を通じて円滑な人間関係の構築を図ることができる。
一般目標 (GIO)
社会生活を営んでいく上で人と関わることは不可欠な要素である。しかし、近年、携帯・パソコン文化の普及、核家
族化などによりコミュニケーションをとる範囲が限定されることが多く、様々な価値観をもつ他者と関わることが少
なくなっている。そのため、人間関係を築く基礎となるコミュニケーションスキルを身につけることも困難な状況に
ある。本講座は自分自身についての理解を深めるとともに、人間関係を築く上での基本を学ぶ。さらに、自分自身の
考えを適切に伝えることができる能力を育成する。
到達目標 (SBO)
①コミュニケーションの定義について理解できる。
②ノンバーバルコミュニケーションの重要性について認識できる。
③多様な価値観を受け入れることができる。
④敬語を、場面や人間関係に応じて的確に使うことができる。
⑤質問する力をつけ、会話力を向上させる。
⑥人に自分の考えを伝えることができる。
⑦基本的人権を理解し、アサーティブ行動ができる。
A(3)1 ~ 3
回
授業計画表
項目
内容
第1回
コミュニケーションとは / 自己紹介・他己紹介 コミュニケーションの定義 / 自己紹介・他己紹介のワーク
第2回
自
己
理
解
Ⅰ エゴグラム (TEG) を使って自分の性格や傾向を振り返る
第3回
自
己
理
解
Ⅱ 自分の考え方のクセを理解しよう
第4回
言
第5回
ス ト レ ス マ ネ ー ジ メ ン ト 自分自身のストレスについて振り返ろう
葉
以
外
の
自
己
表
現 コラージュ法の体験
―48―
自身の怒りの感情について振り返り、コントロールする方法
を学ぶ
第6回
ア ン ガ ー マ ネ ー ジ メ ン ト
第7回
話
を
聴
く
と
は
Ⅰ ワークを通して自分自身の話し方・聴き方について振り返る
第8回
話
を
聴
く
と
は
Ⅱ 傾聴について学ぶ
第9回
ア
サ
ー
シ
ョ
ン
Ⅰ 葛藤場面での自分の行動傾向について振り返る
第 10 回
ア
サ
ー
シ
ョ
ン
Ⅱ アサーティブな表現方法を学ぶ
第 11 回
組 織 の 中 の 人 間 関 係 を 学 ぶ
様々な立場や価値観について考える、多面的な考え方を身に
つける
第 12 回
組 織 の 中 の 人 間 関 係 を 学 ぶ
グループディスカッションを通して様々な意見の違いを知
る。
第 13 回
敬
語
Ⅰ 敬語の基本を学ぶ
第 14 回
敬
語
Ⅱ 公的な場における電話応対、メール対応などの基本
第 15 回
ま
と
め
授業概要
人間関係を築き、社会生活を営む中でコミュニケーションは必要不可欠な要素である。その基本として、まず自分自
身がどのような考え方をしているのかということを理解し(自己理解)、他者との違いを理解する必要がある。その上
で相手の話を聴く、相手に伝わりやすいよう話すということの基本的な態度や能力を体験的に身につけていく。
授業形式
講義と演習形式の授業を並行して行う
評価方法
出席・授業への参加態度 40%
レポート 60%
―49―
コミュニケーション論
後期 1 単位 教養科目 必修科目 薬学科 1年 必修
(非常勤)講師 芦刈 綾香
薬剤師として求められる基本的な資質
1.薬剤師としての心構え
S1 豊かな人間性を身につける
E2 対話する機会を大事にできる。
3.コミュニケーション能力
S1 情報を収集できる。
E1 プライバシーに配慮しながら、患者、生活者の気持ち、健康状態に関する情報を引き出すことができる。
E3 医療チームの中で業務に関する適切な会話ができる。
S2 情報を提供できる。
E1 患者を理解し、信頼関係を築けるような対話ができる。
E3 患者の不安を解消するための対話ができる。
4.チーム医療への参画
S2 チーム医療に必要な患者情報を収集し活用する。
E1 患者とコミュニケーションをとることができる。
S3 他職種と連携し、チーム医療に参画する。
E3 円滑に他職種とコミュニケーションをとることができる。
E4 医療チームの中で相互に尊重することができる。
6.薬物療法における実践的能力
S3 適切な服薬指導を実践する。
E3 患者の状況に配慮することができる。
E4 患者に応じて分かりやすく説明できる。
10.教育能力
S1 社会に貢献できる後進を育成する意欲をもつ。
E3 大学生活を通じて円滑な人間関係の構築を図ることができる。
一般目標 (GIO)
社会生活を営んでいく上で人と関わることは不可欠な要素である。しかし、近年、携帯・パソコン文化の普及、核家
族化などによりコミュニケーションをとる範囲が限定されることが多く、様々な価値観をもつ他者と関わることが少
なくなっている。そのため、人間関係を築く基礎となるコミュニケーションスキルを身につけることも困難な状況に
ある。本講座は自分自身についての理解を深めるとともに、人間関係を築く上での基本を学ぶ。さらに、自分自身の
考えを適切に伝えることができる能力を育成する。
到達目標 (SBO)
①コミュニケーションの定義について理解できる。
②ノンバーバルコミュニケーションの重要性について認識できる。
③多様な価値観を受け入れることができる。
④敬語を、場面や人間関係に応じて的確に使うことができる。
⑤質問する力をつけ、会話力を向上させる。
⑥人に自分の考えを伝えることができる。
⑦基本的人権を理解し、アサーティブ行動ができる。
A(3)1 ~ 3
回
授業計画表
項目
内容
第1回
コミュニケーションとは / 自己紹介・他己紹介 コミュニケーションの定義 / 自己紹介・他己紹介のワーク
第2回
自
己
理
解
Ⅰ エゴグラム (TEG) を使って自分の性格や傾向を振り返る
第3回
自
己
理
解
Ⅱ 自分の考え方のクセを理解しよう
第4回
言
第5回
ス ト レ ス マ ネ ー ジ メ ン ト 自分自身のストレスについて振り返ろう
葉
以
外
の
自
己
表
現 コラージュ法の体験
―50―
自身の怒りの感情について振り返り、コントロールする方法
を学ぶ
第6回
ア ン ガ ー マ ネ ー ジ メ ン ト
第7回
話
を
聴
く
と
は
Ⅰ ワークを通して自分自身の話し方・聴き方について振り返る
第8回
話
を
聴
く
と
は
Ⅱ 傾聴について学ぶ
第9回
ア
サ
ー
シ
ョ
ン
Ⅰ 葛藤場面での自分の行動傾向について振り返る
第 10 回
ア
サ
ー
シ
ョ
ン
Ⅱ アサーティブな表現方法を学ぶ
第 11 回
組 織 の 中 の 人 間 関 係 を 学 ぶ
様々な立場や価値観について考える、多面的な考え方を身に
つける
第 12 回
組 織 の 中 の 人 間 関 係 を 学 ぶ
グループディスカッションを通して様々な意見の違いを知
る。
第 13 回
敬
語
Ⅰ 敬語の基本を学ぶ
第 14 回
敬
語
Ⅱ 公的な場における電話応対、メール対応などの基本
第 15 回
ま
と
め
授業概要
人間関係を築き、社会生活を営む中でコミュニケーションは必要不可欠な要素である。その基本として、まず自分自
身がどのような考え方をしているのかということを理解し(自己理解)、他者との違いを理解する必要がある。その上
で相手の話を聴く、相手に伝わりやすいよう話すということの基本的な態度や能力を体験的に身につけていく。
授業形式
講義と演習形式の授業を並行して行う
評価方法
出席・授業への参加態度 40%
レポート 60%
―51―
心理学
前期 1 単位 教養科目 必修科目 薬学科 1年 必修
(非常勤)講師 藤元慎太郎
薬剤師として求められる基本的な資質
薬剤師としての心構え、コミュニケーション能力、チーム医療への参画、薬物療法における実践的能力、教育能力
一般目標 (GIO)
人の行動と心理に関する基本的な知識と考え方を修得する。
到達目標 (SBO)
○科学としての心理学の領域について概説できる
○錯視などの心理的環境について体感し、再確認できる
○発達について理解し、各発達段階の特徴を概説できる
○思考の発達や乳児の能力について
○生涯発達の視点から自我同一性の確立、世代性について自分の問題として捉えることができる
○臨床心理学について学問的に理解できる
○心理療法について概説できる
○性格や性格検査について理解し、科学としての心理学について概説できる
○個人と集団、社会との関わりについて理解し、自己認知を深める ○学習について理解し、日常生活で効果的な学習ができるようになる
回
授業計画表
項目
内容
方略
第1回
心 理 学 と は 心理学とはどんな学問か
講義
第2回
知 覚 と 認 知 Ⅰ 見えの不思議
講義
第3回
知 覚 と 認 知 Ⅱ 記憶の仕組み
講義
第4回
発 達 の 理 解 発達とは
講義
第5回
人
講義
第6回
臨 床 心 理 学 と は 臨床心理学とはどんな学問か
講義
第7回
無 意 識 と は 意識と無意識
講義
第8回
心
法 心理療法への理解
講義
第9回
自 分 ら し さ 性格の構造と理論
講義
第 10 回
性 格 理 解 の 方 法 性格検査の種類と特性
講義
第 11 回
社 会 心 理 学 と は 社会心理学とはどんな学問か
講義
第 12 回
対 人 コ ミ ュ ニ
社会の中でのコミュニケーション
ケ ー シ ョ ン
講義
第 13 回
集団の中での人々 集団の中での人々の行動
講義
第 14 回
学
講義
第 15 回
メ ン タ ル ヘ ル ス 心の健康について
の
理
習
一
療
と
生 発達段階とその特徴
は 学習と条件付けや動機付け
講義
授業概要
科学としての心理学とは何か、その理解を中心に心理学の基本的な概念や考え方の定着をはかると同時に、自身につ
いて考える機会を作る。内容は、心理学の領域について、知覚・認知の働き、学習、生涯発達、臨床心理学、性格、
個人と集団などである。
授業形式
主に共通教材としてプリント資料を用い、講義形式で行う。
評価方法
定期試験を中心に、確認テスト、受講態度なども考慮する。
平常点 50%( 受講態度、小レポートなど )、定期試験 50%である。
教科書(ISBN 番号 )
テキスト不要
―52―
学生へのメッセージ
日常生活や実習等に生かせる基礎的な考え方の修得を目指すため、定期試験だけでなく、出席や小レポートも重視する。
―53―
基礎数学
通年 2 単位 教養科目 選択科目 自然科学・専門関連 薬学科 1年 選択必修
井上 寛・岡崎・藤井・松延
一般目標 (GIO)
薬学を学ぶ上で基礎となる数学・統計学に関する基本的知識を修得し、それらを薬学領域で応用するための基本的技
能を身に付ける。
到達目標 (SBO)
○一次および二次関数の基本概念を理解し、それを用いた計算ができる。(知識・技能)F(6)1-1
○指数関数、対数関数の基本概念を理解し、それらを用いた計算ができる。(知識・技能)F(6)1-2
○三角関数の基本概念を理解し、それらを用いた計算ができる。(知識・技能)F(6)1-3
○微分、積分の基本概念を理解し、それらを用いた計算ができる。(知識・技能)F(6)1-4
○基本的な微分方程式の計算ができる。(知識・技能)F(6)1-5
○行列の基本概念を理解し、それらを用いた計算ができる。F(6)1-6
○順列と組合せの基本概念を理解し、それらを用いた計算ができる。F(6)1-7 授業計画表
回
授業計画表
項目
内容
方略
コアカリ SBO
番号
式 式について
講義・
演習
F(6)1-1
関
数 指数関数
講義・
演習
F(6)1-2
第3回
関
数 対数関数(その 1)
講義・
演習
F(6)1-3
第4回
関
数 対数関数(その 2)
講義・
演習
F(6)1-3
第5回
関
数 対数の応用(その 1)
講義・
演習
F(6)1-3
第6回
関
数 対数の応用(その 2)
講義・
演習
F(6)1-2
第7回
関
数 三角関数
講義・
演習
F(6)1-3
第8回
微
分
法 微分係数と導関数
講義・
演習
F(6)1-1-3
第9回
微
分
法 関数の積,商の導関数
講義・
演習
F(6)1-1-3
第 10 回
微
分
法 指数関数の導関数
講義・
演習
F(6)1-2
第 11 回
微
分
法 対数関数の導関数
講義・
演習
F(6)1-2
第 12 回
微
分
法 三角関数の導関数
講義・
演習
F(6)1-2
第 13 回
微
分
法 編微分と全微分
講義・
演習
F(6)1-4
第 14 回
微
分
法 複合的な式の導関数
講義・
演習
F(6)1-4
第 15 回
関数とその導関数 まとめ
講義・
演習
F(6)1-1-4
第 16 回
微
分
法 前期の復習
講義・
演習
F(6)1-4-5
第 17 回
積
分
法 不定積分、定積分
講義・
演習
F(6)1-4
第 18 回
積
分
法 整関数の積分
講義・
演習
F(6)1-2
第 19 回
積
分
法 指数関数の積分
講義・
演習
F(6)1-2
第1回
数
第2回
と
―54―
第 20 回
積
分
法 対数関数の積分
講義・
演習
F(6)1-4,5
第 21 回
積
分
法 三角関数の積分
講義・
演習
F(6)1-4,5
第 22 回
積
分
法 置換積分法、部分積分法
講義・
演習
F(6)1-4,5
第 23 回
微 分 方 程 式 変数分離形の微分方程式
講義・
演習
F(6)1-5
第 24 回
微 分 方 程 式 1階線形微分方程式
講義・
演習
F(6)1-5
第 25 回
微 分 方 程 式 反応速度
講義・
演習
F(6)1-5
第 26 回
微 分 方 程 式 微分方程式の応用
講義・
演習
F(6)1-5
第 27 回
微 分 方 程 式 微分方程式の薬学への応用
講義・
演習
F(6)1-5
第 28 回
行
列 行列
講義・
演習
F(6)1-7
第 29 回
行
列 行列式
講義・
演習
F(6)1-6
第 30 回
ま
め 様々な問題の演習
講義・
演習
F(6)1-1-7
と
授業概要
「数学は科学の言葉である」と言われる。科学としての薬学の言葉として、最も重要な整関数、指数関数、対数関数そ
して三角関数について、微小変化量の比である微分法を中心に学んでいく。言葉の習得に反復が欠かせないのと同様に、
数学の学習にも反復が不可欠である。このような観点で授業を進めていく。
授業形式
教科書を用いて講義形式で行う。
評価方法
定期試験(60%)と授業への参加度(40%)で評価する。
教科書(ISBN 番号 )
「わかりやすい薬学系の数学入門」 安西 和紀(他)著 講談社
ISBN:978-4-06-153699-9
「新 基礎数学問題集」 大日本図書
978-4-477-02580-3
参考書
特にはないが、授業の中で紹介することがある。
―55―
基礎生物学
通年 3 単位 教養科目 1年 選択(選択必修)
一般目標 (GIO)
薬学を学ぶ上で必要な基礎力を身につけるために、細胞、組織、器官、個体、集団のレベルでの生命現象を理解する
とともに科学的な立場からの生命倫理観を育てる。
到達目標 (SBO)
1 真核生物、原核生物、ウィルスの特徴を説明できる。
2 細胞小器官の構造と機能を説明できる。
3 細胞周期とその制御機構について説明できる。
4 体細胞と生殖細胞の細胞分裂について説明できる。
5 個体発生について概説できる。
6 細胞分化における幹細胞の役割について概説できる。
7 遺伝子の構造と形質発現の意味について説明できる。
8 遺伝子の形質発現の調節について説明できる。
9 体液性免疫と細胞性免疫について説明できる。
10 免疫のしくみを遺伝子の形質発現と関連づけて説明できる。
回
授業計画表
項目
内容
方略
コアカリ SBO
番号
第1回
細
胞
⑴ 原核生物と真核生物
講義
C8(3)① -1
第2回
細
演
胞
⑴
原核生物と真核生物
習
講義
C8(3)① -1
第3回
細
胞
⑵ 細胞小器官
講義
C6(1)② -1
第4回
細
演
胞
⑵
細胞小器官
習
講義
C6(1)② -1
第5回
細
胞
分
裂
⑴
講義
C6(7)① -1
第6回
細
演
胞
分
裂
⑴
細胞周期
習
講義
C6(7)① -1
第7回
細
胞
分
裂
⑵ 生殖細胞の形成
講義
C6(7)① -2
第8回
細
演
胞
分
裂
⑵
生殖細胞の形成
習
講義
C6(7)① -2
第9回
動
物
の
発
生
⑴ ウニ・カエルの発生
講義
C7(1)② -1
第 10 回
動
演
物
の
発
生
⑴
ウニ・カエルの発生
習
講義
C7(1)② -1
第 11 回
動
物
の
発
生
⑵ ヒトの発生
講義
C7(1)② -1
第 12 回
動
演
物
の
発
生
⑵
ヒトの発生
習
講義
C7(1)② -1
第 13 回
動
物
の
発
生
⑶ 細胞・組織・器官の分化
講義
C7(1)③ -2
第 14 回
動
演
物
の
発
生
⑶
細胞・組織・器官の分化
習
講義
C7(1)③ -2
第 15 回
試
説 細胞、細胞分裂、発生のまとめ
講義
第 16 回
遺
伝
子
⑴ 遺伝子の構造、遺伝子の複製
講義
C(4)③
第 17 回
遺
演
伝
子
⑴
遺伝子の構造、遺伝子の複製
習
講義
C(4)③
第 18 回
遺
伝
子
⑵ 転写、翻訳
講義
C6(4)③
第 19 回
遺
演
伝
子
⑵
転写、翻訳
習
講義
C6(4)③
第 20 回
遺
伝
子
⑶ 形質発現の調節
講義
C6(1)④
第 21 回
遺
演
伝
子
⑶
形質発現の調節
習
講義
C6(1)④
験
の
解
―56―
第 22 回
免
疫
⑴ 生体防衛反応
講義
C8(1)④
第 23 回
免
演
疫
⑴
生体防衛反応
習
講義
C8(1)④
第 24 回
免
疫
⑵ 免疫を担当する組織、器官
講義
C8(1)②
第 25 回
免
演
疫
⑵
免疫を担当する組織、器官
習
講義
C8(1)②
第 26 回
免
疫
⑶ 分子レベルで見た免疫のしくみ
講義
C8(1)③
第 27 回
免
演
疫
⑶
分子レベルで見た免疫のしくみ
習
講義
C8(1)③
授業概要
生物学の中でも、薬学基礎にあたる分野を中心に{生き物とは何か」を求めて基本的な事項を確認して、最近のトピッ
クを盛り込んで講義を進める。
授業形式
教科書(図説)と講義プリントを中心に板書しながら講義を進める。必要に応じて演習を行い講義内容を確認する。
評価方法
定期試験の成績(80%)及び課題提出、出席状況、受講態度(20%)を考慮し、総合的に評価する。
教科書(ISBN 番号 )
「図説生物」東京書籍、「生物研究ノート」 博洋社
参考書
「キャンベル生物学」 丸善 その他講義中に紹介する。
―57―
基礎生物学特講
3 期 1 単位 教養科目 選択科目 自然科学・専門関連 薬学科 1年 選択必修
都築・清水・香川・村山・濱村・松原
薬剤師として求められる基本的な資質
基礎的な科学力
一般目標 (GIO)
薬学を学ぶ上で必要な生物学の基礎力を身につけるために、細胞、組織、器官、個体、集団レベルでの生命現象と、
誕生から死への過程に関する基本的事項を修得する。
到達目標 (SBO)
【① 生体の基本的な構造と機能】
1. 多細胞生物である高等動物の成り立ちを、生体高分子、細胞、組織、器官、個体に関係づけて概説できる。
2. 細胞内器官の構造と働きについて概説できる。
3. 細胞膜の構造と性質について概説できる。
【②発生・分化】
1. 卵割について説明できる。
2. 個体と器官が形成される発生過程を概説できる。
3. 外胚葉、中胚葉、内胚葉から分化する組織を特定できる。
【③細胞分裂・遺伝】
1. 細胞の増殖、死について概説できる。
2. 遺伝と DNA について概説できる。
3. 遺伝の基本法則(メンデルの法則など)を説明できる。
4. 減数分裂について概説できる。
5. 性染色体による性の決定を説明できる。
6. 遺伝情報とその応用について概説できる。
【④ 生体の調節機構】
1. 生体の持つホメオスタシス(恒常性)について概説できる。
2. 生体の情報伝達系、防御機構(神経系、内分泌系、免疫系)について概説できる。
【⑤タンパク質と酵素の働き】
1. タンパク質の構造 ( 一次、二次、三次、四次構造 ) と性質を説明できる。
2. 酵素反応の特性を説明できる。
【⑥ 生体防御反応】
1. 体液性免疫と細胞性免疫について説明できる。
2. 免疫に関与する組織を列挙し、その役割を説明できる。
3. 免疫担当細胞の種類と役割を説明できる。
回
授業計画表
担当教員
項目
内容
方略
第1回
都築 稔
細 胞 の 構 造 と 機 能 核、細胞質・細胞小器官
講義
第2回
都築 稔
細 胞 の 構 造 と 機 能 細胞膜の性質
講義
第3回
清水 典史
細 胞 の 増 殖 と 死 染色体、細胞周期、細胞分裂、細胞死
講義
第4回
清水 典史
生 物 体 の 成 り 立 ち 単細胞生物、多細胞生物、動物体の成り立ち
講義
第5回
香川 正太
生
殖
と
発
生 有性生殖、無性生殖、生殖細胞の形成
講義
第6回
香川 正太
生
殖
と
発
生 発生、胚葉と分化する器官
講義
第7回
岡﨑 裕之
遺 伝 と 遺 伝 情 報 メンデルの法則、染色体、遺伝子の構造
講義
第8回
岡﨑 裕之
遺 伝 と 遺 伝 情 報 DNA の複製とタンパク質の合成
講義
第9回
岡﨑 裕之
遺 伝 と 遺 伝 情 報 遺伝情報と応用
講義
第 10 回
清水 典史
恒
常
性 体液の組成と循環
講義
第 11 回
清水 典史
恒
常
性 体液の恒常性
講義
第 12 回
村山 恵子
タンパク質と酵素の働き タンパク質の構環
講義
第 13 回
村山 恵子
タンパク質と酵素の働き 酵素の機能と働き
講義
第 14 回
松原 大
生
体
御 免疫による生体防御
講義
総
論・
め 総論・まとめ
講義
第 15 回
防
ま
と
―58―
授業概要
薬学を学ぶ上で必要な生物学的基礎力を身につけるために、細胞、組織、器官、個体、集団レベルでの生命現象を理
解する。特に薬学領域に関連する分野である細胞の構造と機能、細胞の増殖と死、生殖と発生、遺伝と遺伝情報、恒
常性、タンパク質と酵素の働き、生体防御について修得する。
授業形式
教科書の内容を中心に、適宜、パワーポイントや配布資料を利用して講義を進める。
評価方法
定期試験 100%で評価。
教科書(ISBN 番号 )
薬学を学ぶためのやさしい生物学」高野行夫、岩崎克典 編集(南江堂) (978-4-524-40266-3)
参考書
「忘れてしまった高校の生物を復習する本」大森徹(中経出版) (978-4-04-602879-2)
オフィスアワー ( 授業相談 )
金曜 13:00 ~ 17:00
その他、在室中は常時可能
学生へのメッセージ
高校生物で履修する項目のうち、薬学を学ぶ上で特に重要となる項目を中心に講義をします。本講義内容は、今後履
修していく生物系薬学および医療系薬学に必須となるので、分からない事があれば担当教員に気軽に質問し、しっか
りと知識を身につけて下さい。
―59―
基礎物理学
1 期 2 単位 教養科目 選択科目 自然科学・専門関連 薬学科 1年 選択必修
黒木・原口・安川・田畠・椿
薬剤師として求められる基本的な資質
基礎的な科学力
一般目標 (GIO)
薬学を学ぶ上で必要な物理学の基礎力を身につけるために、物質および物体間の相互作用などに関する基本的事項を
修得する。
到達目標 (SBO)
(4)薬学の基礎としての物理
【①基本概念】
1. 物理量の基本単位の定義を説明できる。
2. SI 単位系について説明できる。
3. 基本単位を組み合わせた組立単位を説明できる。
4. 物理量にはスカラー量とベクトル量があることを説明できる。
【②運動の法則】
1. 運動の法則について理解し、力、質量、加速度、仕事などの相互関係を説明できる。
2. 直線運動、円運動、単振動などの運動を数式を用いて説明できる。
3. 慣性モーメントについて説明できる。
【③エネルギー】
1. エネルギーと仕事の関係について説明できる。
2. エネルギーの種々の形態(熱エネルギー、化学エネルギー、電気エネルギーなど)の相互変換について、例を挙
げて説明できる。
【④波動】
1. 光、音、電磁波などが波であることを理解し、波の性質を表す物理量について説明できる。
【⑥電荷と電流】
1. 電荷と電流、電圧、電力、オームの法則などを説明できる。
【⑦電場と磁場】
1. 電場と磁場の相互関係を説明できる。
回
授業計画表
担当教員
項目
内容
第1回
椿 友梨
田畠 健治
安川 圭司
物 体 の 運 動
第2回
椿 友梨
田畠 健治
安川 圭司
運 動 の 法 則 と 力 運動の法則
講義
第3回
椿 友梨
田畠 健治
安川 圭司
運動の法則と力
力の法則、
運動方程式
講義
第4回
椿 友梨
田畠 健治
安川 圭司
様 々 な 運 動( 1) 衝突と運動量
第5回
椿 友梨
仕事とエネルギー
第6回
田畠 健治
様 々 な 運 動( 2) 円運動
講義
第7回
田畠 健治
様 々 な 運 動( 2) 単振動
講義
第8回
安川 圭司
波
動
現
象 振動と波、波の取り扱い方
講義
第9回
安川 圭司
波
動
現
象
第 10 回
安川 圭司
波
動
現
象 正弦波の式、波の重ね合わせ
運動の表し方、
運動を記述する量
仕事の定義
さまざまエネギー
基本的な波動の現象
(回折、反射、屈折)
―60―
方略
講義
講義
講義
講義
講義
第 11 回
波
動
現
象 波の干渉、定常波
第 12 回
電 荷 と 電 場
第 13 回
電
第 14 回
電 気 と 磁 気
第 15 回
総
物質と電荷
電荷の受ける力と電場
流 電位差と電流
磁石と磁場
電流と磁場
括 総括
講義
講義
講義
講義
講義
授業概要
高校物理で習う内容のうち、薬学部における物理系講義を受講するのに必要な内容を修得することを目的とする。す
なわち、物理学の世界が運動、エネルギー、波、光、電気、原子を基本とすることを理解するようにする。さらには、
基礎的な物理学を理解したうえで、物体の運動、熱とエネルギー、波と音と光の関係、電気と磁気などに関する基礎
から応用に関する知識を幅広く、統一的に理解できるように指導する。
授業形式
講義形式で行う。
講義の中に一部演習問題(プリント)を取り入れる。
評価方法
定期試験 80%、平常点 20%(小テスト、レポート、受講態度)で評価。
教科書(ISBN 番号 )
①「医歯薬系学生のための基礎物理」竹井巌 著 (京都廣川書店)(ISBN978-4-901789)
②「セミナー物理基礎+物理」(第一学習社)ISBN978-4-8040-4665-5
参考書
特にないが、授業中に紹介することがある
オフィスアワー ( 授業相談 )
月曜曜日 午後 1 時~ 4 時
木曜曜日 午後 1 時~ 4 時
学生へのメッセージ
本講義は複数の教官により行われますが、講義の内容でわからなかった点があったら、どの教官でもよいので気軽に
質問してください。また、講義中に出された課題は必ず提出すること。
―61―
基礎化学A
通年 3 単位 教養科目 選択科目 自然科学・専門関連 薬学科 1年 選択必修
講師 桒田 厚司
薬剤師として求められる基本的な資質
基礎的な科学力
一般目標 (GIO)
○物質の物理的性質
「物質を構成する基本単位である原子及び分子の性質を理解するために、原子・分子の構造および化学結合に関する
基礎知識を習得する。」
○化学物質の分析
「酸・塩基並びに酸化・還元に関わる基礎知識を習得する。特に電子に関わる化学変化について修得する。」
○化学物質の性質と反応
「有機物質の反応性を理解するために、代表的な反応・分離法・構造決定について基礎知識を習得する。」
○生命現象の基礎
「生命活動にかかわる糖・アミノ酸・タンパク質について、構造等の基礎知識を習得する。」
○物質の物理的性質
「物質の三態である固体・液体・気体の状態における運動エネルギーと分子間力の関わりや気体のもつ性質について
習得する。化学変化に伴う反応速度に影響を与える諸因子について習得する。」
○化学物質の分析
「気体間や液体中での酸・塩基状態での化学平衡ならびに化学平衡移動について習得する。」
到達目標 (SBO)
○物質の物理的性質
(1)物質の構造
1.原子の成り立ちについて説明できる
2.化学結合および分子の極性について説明できる
3.物質量 (mol) について説明できる
4.化学の基本法則について説明できる
5.化学変化とその量的関係について説明できる
○化学物質の分析
(1)分析の基礎
1.酸・塩基の反応について説明できる
2.水素イオン濃度と pH について説明できる
3.中和反応について説明できる
4.酸化・還元反応について説明できる
○化学物質の性質と反応
(1)化学物質の基本的性質
1.有機化合物の特性と構造について説明できる
(2)有機化合物の基本骨格の構造と反応
1.鎖状化合物であるアルカン・シクロアルカン・アルケン・アルキンについて分類できる
(3)官能基の性質と反応
1.アルコールとエーテル、アルデヒドとケトン、カルボン酸とエステルについて説明できる
(2)有機化合物の基本骨格の構造と反応
1.代表的な芳香族化合物について説明できる
○生命現象の基礎
(2)生命現象を担う分子
1.糖類の基本構造と性質について説明できる
2.必須アミノ酸の基本構造と性質について説明できる
3.タンパク質の基本構造と性質について説明できる
○物質の物理的性質
(2)物質のエネルギーと平衡
1.物質の三態についてエネルギーと分子間力の関わりについて説明できる
―62―
2.状態変化に伴う濃度・圧力・体積との量的関係について説明できる
3.ボイルの法則・シャルルの法則・気体の状態方程式について説明できる
(3)物質の変化
1.反応速度に影響を与える濃度・圧力・温度・触媒の関わりにについて説明できる
○化学物質の分析
(2)溶液中での化学平衡
1.酸・塩基での化学平衡について説明できる
2.気体間での化学平衡について説明できる
回
授業計画表
項目
内容
方略
第1回
物
質
の
構
成(1) 物質・原子の成り立ち
講義・
演習
第2回
物
質
の
構
成(2) 化学結合・分子の極性
講義・
演習
第3回
物
質
の
構
成(3) 物質の量的関係と基本法則
講義・
演習
第4回
物
質
の
構
成(4) 化学変化と量的関係
講義・
演習
第5回
物
質
の
変
化(1) 酸と塩基、水素イオン濃度と pH
講義・
演習
第6回
物
質
の
変
化(2) 中和反応
講義・
演習
第7回
物
質
の
変
化(3) 酸化・還元反応
講義・
演習
第8回
有
機
化
合
物(1)
第9回
有
機
化
合
物(2) アルカン、アルケン、アルキンの命名法と物性と反応性
講義・
演習
第 10 回
有
機
化
合
物(3) アルコールとエーテル、アルデヒドとケトンの命名法と物性と反応性
講義・
演習
第 11 回
有
機
化
合
物(4) カルボン酸とエステルおよび油脂の命名法と物性と反応性
講義・
演習
第 12 回
芳 香 族 化 合 物(1) 芳香族炭化水素の分類および命名法と物性と反応性
講義・
演習
第 13 回
芳 香 族 化 合 物(2) N や O を含む芳香族化合物の命名法と物性と反応性
講義・
演習
第 14 回
芳 香 族 化 合 物(3) N や O を含む芳香族化合物の命名法と物性と反応性
講義・
演習
第 15 回
総
講義・
演習
第 16 回
天 然 有 機 化 合 物(1) 糖類の構造と性質
講義・
演習
第 17 回
天 然 有 機 化 合 物(2) アミノ酸の構造と性質
講義・
演習
第 18 回
天 然 有 機 化 合 物(3) タンパク質の構造
講義・
演習
第 19 回
天 然 有 機 化 合 物(4) タンパク質の性質
講義・
演習
第 20 回
物
質
の
状
態(1) 物質の三態、気体の性質
講義・
演習
第 21 回
物
質
の
状
態(2)
第 22 回
物
質
の
状
態(3) 状態方程式
講義・
演習
第 23 回
物
質
の
変
化(1) 化学反応とエネルギー
講義・
演習
第 24 回
物
質
の
変
化(2) イオン化傾向と電池
講義・
演習
有機化合物の特性と分類
官能基と化学式の決定
合 物質・原子の成り立ち~芳香族化合物のまとめ
ボイルの法則・シャルルの法則
ボイル・シャルルの法則
―63―
講義・
演習
講義・
演習
第 25 回
物
質
の
変
化(3) 電気分解
講義・
演習
第 26 回
物
質
の
変
化(4) 化学反応の速さと化学変化のしくみ
講義・
演習
第 27 回
物
質
の
変
化(5) 化学平衡の原理
講義・
演習
第 28 回
物
質
の
変
化(6) 平衡状態における化学平衡移動の原理(気体)
講義・
演習
第 29 回
物
質
の
変
化(7) 平衡状態における化学平衡移動の原理(酸・塩基)
講義・
演習
第 30 回
総
合 糖の構造と性質~平衡移動の原理のまとめ
講義・
演習
授業概要
大学に入学または大学 1 年生が学ぶべき事柄の基礎学力について学習する。
各原子が陽子・中性子・電子からなりたっていることから、電子が原子と結びつくときに重要な役割を担っているこ
とを学習する。また、原子の結合によって生じた物質同士が化学反応することにより新しい性質を持った物質が生成
していることを学ぶ。中和反応や酸化還元反応の基礎原理について学習する。
特に、炭素原子が中心となり鎖状構造や環状構造、芳香族化合物の基本的な物質の構造や命名法と性質ならびに化学
反応の進み方の基本について学習する。
生命活動の基本である糖類やタンパク質の基礎となるアミノ酸について学習する。
物質の三態における運動エネルギーと分子間力との関わりについて学習する。また、理想気体の状態方程式と実在気
体について学習する。さらに、化学反応とエネルギーに伴う電池と電気分解について学習する。
物質自身にエネルギーをもち、濃度・圧力・温度・触媒等による化学反応速さや化学平衡のあり方と平衡移動の原理
について学習する。
授業形式
教科書の内容を中心にパワーポイントを利用して講義を進める。
教科書の問題を利用して演習形式の授業も導入する。
評価方法
定期試験 100%で評価。
教科書(ISBN 番号 )
化学研究ノート(博洋社)
視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録(数研出版)
参考書
授業の中で紹介することがある。
オフィスアワー ( 授業相談 )
木曜日 15 時~ 17 時
学生へのメッセージ
講義受講の心構えとして
シラバス事前チェック・予習→授業(メモを取る)→復習・まとめ等の学習生活習慣を身につけてください。
備考
特になし。
―64―
―65―
文学
通年 3 単位 教養科目 選択科目 人文科学・社会科学 薬学科 1年 選択
(非常勤)講師 吉川三恵子
薬剤師として求められる基本的な資質
1.薬剤師としての心構え
10 教育能力
一般目標 (GIO)
様々な分野の日本文学作品の主題を通して、今生きている日常を振り返る機会が得られ、日本の文化・伝統・情緒・
人生観や無常観などを深く考察することを目標とする。
人間とは何かということを深く追求でき、作品を通じて他者と向き合うことによる多様な価値観やものの見方を学ぶ
ことを目標とする。
到達目標 (SBO)
① 作品を理解し、アイデンティティの確立の前提となる論理的思考の一端を身に付けることができる。
② 死とは何か、また無常観を深く思考することができる。
③ 作品を通して、様々な生き方や考え方に触れ、社会や人生に関心を向けることができる。
④ 古典文学を通して日本の伝統文化や先人のものの見方や感じ方に関心を持つことができる
⑤ ことばのリズムや流れの美しさを感得することができる。
⑥ 宗教と人間の関係について深く思考することができる。
⑦ 文明社会や競争社会に対する弊害を理解し、改善策を思考することができる。
⑧ 弱者の立場を理解し、他者を思いやる心を育むことができる。
⑨ 自由とは何かということを認識できる。
⑩ 追いつめられた者の心の荒廃を理解できる。
⑪ 自分の力の及ばぬ事態(運命)にどう対峙するか考察することができる。
⑫ 現代社会のひずみに対しての考察を深めることができる。
⑬ 孤独を獲得するとはいかなることか考察することができる。
⑭ 真の大人になるための条件を認識することができる。
⑮ 人間の普遍性とは何かを考察することができる
⑯「安楽死」「尊厳死」について深く考察することができる。
回
授業計画表
項目
品
分
の
本 疑問点を抽出することによって自己のアイデンティティの確立
講義
演習
作
第2回
あ ま ん き み こ「 ち い ち ゃ
戦争をどう捉えるか
ん の か げ お く り 」(1)
講義
演習
第3回
あ ま ん き み こ「 ち い ち ゃ
死を受容するということ
ん の か げ お く り 」(2)
講義
演習
第4回
芥 川 龍 之 介「 蜘 蛛 の 糸 」(1) 道徳作品としての読み
講義
演習
第5回
芥 川 龍 之 介「 蜘 蛛 の 糸 」(2) 宗教と人間との関係
講義
演習
第6回
平 家 物 語「 能 登 殿 の 最 期 」
第7回
平 家 物 語「 義 仲 の 最 期 」 古典に描かれた親子・兄弟とは
講義
第8回
平 家 物 語「 義 仲 の 最 期 」 戦いの中に描かれる人間性
講義
第9回
平 家 物 語「 義 仲 の 最 期 」 無常観・盛者必衰とは
演習
第 10 回
平
演習
第 11 回
宮沢賢治「注文の多い料理店」 文明社会への批判か
講義
演習
第 12 回
宮 沢 賢 治「 よ だ か の 星 」(1) 強者と弱者―競争社会への問題提起
演習
第 13 回
宮 沢 賢 治「 よ だ か の 星 」(2) 生とは何か・解脱とは何か
講義
物
基
方略
第1回
家
析
内容
武士(男)の生き様とは
女の生き様とは
語 まとめ
―66―
講義
第 14 回
金 子 み す ず の 童 謡(1) 作者の人生と「赤い鳥」運動について
講義
演習
第 15 回
金 子 み す ず の 童 謡(2) 代表作品の分析―弱者への眼差し
講義
第 16 回
井 伏 鱒 二「 山 椒 魚 」(1) 自由とは何か
講義
第 17 回
井 伏 鱒 二「 山 椒 魚 」(2) 他者への共感
演習
第 18 回
井 伏 鱒 二「 山 椒 魚 」(3)
第 19 回
井 伏 鱒 二「 山 椒 魚 」(4)「山椒魚」まとめ
講義
第 20 回
辻 仁 成「 ミ ラ ク ル 」(1) 過去に支配されるとは
講義
第 21 回
辻 仁 成「 ミ ラ ク ル 」(2) 現実に振り回されるとは
講義
第 22 回
辻 仁 成「 ミ ラ ク ル 」(3) 真の大人になるには―「孤独を友とせよ」から読み解く
講義
第 23 回
辻 仁 成「 ミ ラ ク ル 」(4) 真の大人になることの条件とは
演習
第 24 回
中 島
敦「 山 月 記 」(1) 作者の人生
講義
第 25 回
中 島
敦「 山 月 記 」(2) 李徴の発狂の理由
演習
第 26 回
中 島
敦「 山 月 記 」(3) 人間の普遍性とは何か
講義
第 27 回
森 鴎 外「 高 瀬 舟 」(1)「知足」の境地とは
講義
第 28 回
森 鴎 外「 高 瀬 舟 」(2) 安楽死と喜助の罪について
演習
第 29 回
森 鴎 外「 高 瀬 舟 」(3) 法と自己認識との相違
講義
第 30 回
第 16 回 ~ 第 29 回 講 義 の 総 括 まとめ
まとめ
末尾削除から見えてくるもの
蛙との和解はあるのか
演習
授業概要
若年層の読書離れが取りざたされる昨今、本を読むことにより、自己の潜在意識を発見し、内蔵される自らの心の中
を掘り起こす機会を得られるような授業展開をする。作品を通して、自己と異なる見方や人生観、価値観を持つ「他者」
と対峙することは社会人として確立された大人への第一歩を踏み出すための重要な過程である。よって深く考察でき
るよう比較的平易な作品を取り上げた。多様な読み方を体得し思考力を養ってほしい。
授業形式
①講義と演習(ディスカッションや発表)を交互に進める。
②前期と後期の中間及び最終授業でまとめのレポートを提出する。
③古典・物語・小説・韻文と幅広く作品を取り上げていく。
評価方法
①定期試験は実施しない。
②各期でレポートを2~3回提出することで評価する。
③授業中のディスカッションや発表の積極性も評価の対象となる。
教科書(ISBN 番号 )
なし
参考書
なし
―67―
福祉学
通年 3 単位 教養科目 選択科目 人文科学・社会科学 薬学科 1年 選択
(非常勤)講師 郡嶋かおる
薬剤師として求められる基本的な資質
薬剤師としての心構え、患者・生活者本位の視点、コミュニケーション能力、チーム医療への参画、地域の保健・医
療における実践的能力、教育能力
一般目標 (GIO)
前期
薬剤師が社会福祉を学ぶ意味を考え、社会福祉は自分の暮らしを支える社会サービスの一つであることを理解する。
社会福祉の歴史から今日の社会福祉を理解する。
幅広い学びを通して、豊かな感性や教養、人間性、創造性を涵養する。
後期
社会福祉のイメージを豊かにする.
多様な価値観があることを知り理解できる.
ライフサイクルにおいてどのような困難に陥るのかを理解する.
患者ではなく、一人の生活者であることを理解する.
到達目標 (SBO)
前期
社会福祉の意義について述べることができる.
国際的視野で社会福祉を考えることの必要性について述べることができる.
社会福祉の定義、範囲や法体系、予算などについて述べることができる.
社会福祉分野の幅広い領域を説明することができる.
社会福祉分野の資格制度と実践分野について述べることができる.
社会資源を理解し活用する意義を説明することができる.
後期
・現代社会には、新たな社会福祉課題が起きているその背景等について説明できる.
・社会福祉の個別法を理解し説明できる.
・介護保険制度や障害者総合支援法について説明できる.
・老い(特に認知症)や障害(特に精神障害)にどのような福祉・医療サービスが必要か説明できる.
・薬剤師が行う『居宅両用管理指導』の意味を説明できる.
・対人援助職者に求められる姿勢・態度をバイステックの7原則から理解し具体的に説明できる.
10.教育能力
S1 社会に貢献できる後進を育成する意欲をもつ。
E4 ボランティア活動に参加する。
回
授業計画表
項目
内容
方略
薬剤師が社会福祉を学ぶ意味.ミニ演習「マイライフプランニング」
講義
作成
第1回
オ リ エ ン テ ー シ ョ ン
第2回
社 会 福 祉 と 社 会 保 障 定義、範囲、法体系、予算等
第3回
日本の社会福祉の歴史
明治から第二次世界大戦まで、戦後は憲法第25条の理念、福祉3法
講義
と6法、社会福祉構造改革以降の背景や動向
第4回
海外の社会福祉の歴史
日本の社会福祉に大きな影響を与えた、イギリス、ドイツ、デンマー
講義
クで生まれたノーマライゼーション思想
第5回
福 祉 の 担 い 手 と 役 割
サービス体系と提供組織、社会福祉法、活躍している領域と実践分野、
講義
資格制度等
第6回
社 会 福 祉 の 実 践 方 法 実践の目的と概念、実践の概念と体系
講義
第7回
実 践 方 法 の 中 の 諸 技 術 ソーシャルワーク、ケアワーク、直接援助、間接援助等
講義
第8回
社
会
資
源 フォーマル分野、インフォーマル分野等
講義
第9回
個
人
情
報 個人情報保護法、社会福祉法、ネットワーク等
講義
第 10 回
1 ~ 9 回 の 振 返 り 一問一答式でやってみよう
―68―
講義
講義
第 11 回
児 童 に お け る 社 会 手 当 児童手当、児童扶養手当、特別児童扶養手当等
講義
第 12 回
子 ど も 家 庭 の 理 念 子どもの権利条約が採択されるまで
と 目 的( 国 際 社 会 ) 児童の世紀、ホワイトハウス会議等
講義
第 13 回
日 本 に お け る 子 ど
児童福祉法、児童憲章、児童相談所、児童福祉施設、専門職等
も 家 庭 福 祉 の 理 念
講義
第 14 回
子 育 て 支 援・ 少 子 化 対 策
第 15 回
ま
第 16 回
社
第 17 回
児 童 虐 待 の 施 策 児童虐待の実態、背景、児童虐待防止法、通告、保護等
講義
第 18 回
母
講義
第 19 回
家
庭
第 20 回
障
害
第 21 回
障
第 22 回
精
第 23 回
精 神 保 健 福 祉 法
第 24 回
障 害 者 雇 用 促 進 雇用義務制度、給付金制度、欠格条項、自殺の動向、自殺対策基本法
講義
法・ 自 殺 予 防 対 策 等
第 25 回
難
第 26 回
高 齢 者 と 福 祉・ 介
ゴールドプラン、現在の老人保健福祉法による高齢者支援、介護保険
護 保 障 シ ス テ ム
講義
第 27 回
認知症の人を支える支援
オレンジプラン、認知症サポーター等
高齢者の権利擁護と虐待防止等
講義
と
会
的
養
子
内
保
暴
者
害
神
保
病
め 本試験に向けて一問一答で確認する
講義
護 要保護児童、要保護児童対策協議会、里親等
講義
健 母子保健法、訪問指導、保健医療、病児保育事業等
力(DV)
と
者
福
虐
健
少子化の進行、合計特殊出生率、男女雇用機会均等法、育児休業制度、
講義
育児不安、エンゼルプラン等
福
対
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(DV 防止法)、
講義
DVD 視聴
祉 障害の概念、障害者にかかわる法律と定義、実態、手帳制度等
講義
待 障害者の権利、障害者虐待の実態、障害者差別解消法等
講義
祉 精神障碍者の実態、取り巻く状況
講義
策
精神保健福祉法の概要(国民の義務、精神障碍者の社会復帰、参加、
講義
精神保健指定、入院形態等)
難病の定義、治療方法の開発と医療の質の向上と改革、難病の患者に
講義
対する医療等に関する法律の概要
第 28 回
公
的
扶
生活保護の種類・範囲・方法、セーフティネット、
生活困窮者対策、性粥保護制度の見直し等
助
生活保護の種類・範囲・方法、セーフティネット、
生活困窮者対策、性粥保護制度の見直し等
第 29 回
医
療
福
祉 医療保険の概要、地域連携、医療ソーシャルワーカー等
第 30 回
司 法 福 祉、 ま と め 本試験に向けて一問一答形式で確認
講義
講義
講義
授業概要
少子高齢社会が益々進行している今日、保健・医療・福祉の連携は必然であり、生命の誕生から死を迎えるまでのラ
イフサイクルにおいて、社会福祉は不可欠の制度といえる。前期では、生活とは何か、社会福祉制度、歴史と変遷、
法制度、実践方法などを学ぶ.
後期では、ライフサイクルと社会福祉を柱に、子ども家庭福祉、障害児者と福祉、難病対策、高齢者と福祉、低所得者対策、
地域福祉、社会保険では、医療保険と介護保険制度について概観していく.
授業形式
講義を基本とするが、理解を助けるために、以下の取り組みを実施する.
ミニ演習(ワークショップ)
DVD 等の視聴覚
※テーマによっては社会福祉の現場の人によるミニ講義を取り入れる.
評価方法
本試験90%
授業態度(提出物等)10%
教科書(ISBN 番号 )
コメディカルのための社会福祉概論
講談社
978-4-06-156301-8
参考書
適時、新聞の切り抜きや紙資料を配布する.
―69―
倫理学
通年 3 単位 教養科目 人文科学・社会科学 薬学科 1年 選択
(非常勤)講師 渡部 和隆
薬剤師として求められる基本的な資質
1.薬剤師としての心構え
2.患者・生活者本位の視点
一般目標 (GIO)
A ヒューマニズムについて学ぶ
生命に関わる職業人となることを自覚し、それにふさわしい行動・態度をとることができるようになるために、人と
の共感的態度を身につけ、信頼関係を醸成し、さらに生涯にわたってそれらを向上させる習慣を身につける。
(1) 生と死
生命の尊さを認識し、人の誕生から死までの間に起こりうる様々な問題を通して医療における倫理の重要性を学ぶ。
(2) 医療の担い手としてのこころ構え
常に社会に目を向け、生涯にわたって医療を通して社会に貢献できるようになるために必要なこころ構えを身につけ
る。
(3) 信頼関係の確立を目指して
医療の担い手の一員である薬学専門家として、患者、同僚、地域社会との信頼顕を確立できるようになるために、相
手の心理、立場、環境を理解するための基本的知識、技能、態度を修得する。
到達目標 (SBO)
【生命の尊厳】A (1) 1
1 人の誕生、成長、加齢、死の意味を考察し、討議する(討議・態度)
2 誕生に関わる倫理的問題(生殖技術、クローン技術、出生前診断など)の概略と問題点を説明できる。
3 医療に関わる倫理的問題を列挙し、その概略と問題点を説明できる。
4 死に関わる倫理的問題(安楽死、尊厳死、脳死など)の概略と問題点を説明できる。
5 自らの体験を通して、生命の尊さと医療の関わりとついて討議する。(態度)
【医療行為に関わる心構え】A (2) 2
3 インフォームド・コンセントの定義と必要性を説明できる。
4 患者の基本的権利と自己決定権を尊重する(態度)
【コミュニケーション】A (3) 1
3 相手の立場、文化、習慣などによって、コミュニケーションのあり方が異なることを例示できる。
回
授業計画表
項目
内容
方略
第1回
道 徳 の 原 理 的 考 察 倫理学の概観
講義
第2回
道 徳 の 原 理 的 考 察 倫理学の概観
講義
第3回
様 々 な 道 徳 学 説 自己利益による道徳学説
講義
第4回
様 々 な 道 徳 学 説 共感による道徳学説
講義
第5回
様 々 な 道 徳 学 説 義務による道徳学説
講義
第6回
様 々 な 道 徳 学 説 他者による道徳学説
講義
第7回
様 々 な 道 徳 学 説 尊厳による道徳学説
講義
第8回
様 々 な 道 徳 学 説 幸福による道徳学説
講義
第9回
正
義
論 リベラリズムと共同体主義①
講義
第 10 回
正
義
論 リベラリズムと共同体主義②
講義
第 11 回
正
義
論 リベラリズムと共同体主義③
講義
第 12 回
生
命
倫
理 生命倫理の概観
講義
第 13 回
生
命
倫
理 生命倫理の概観
講義
第 14 回
生 命 倫 理 の 具 体 的 問 題 インフォームドコンセント
講義
第 15 回
生 命 倫 理 の 具 体 的 問 題 エンハンスメントと新優生学
講義
第 16 回
生
講義
命
倫
理 生命倫理の概観
―70―
第 17 回
生 命 倫 理 の 具 体 的 問 題 出生前診断
講義
第 18 回
生 命 倫 理 の 具 体 的 問 題 尊厳死
講義
第 19 回
生 命 倫 理 の 具 体 的 問 題 ケアの倫理
講義
第 20 回
生 命 倫 理 の 具 体 的 問 題 パターナリズム
講義
第 21 回
科 学 技 術 と 倫 理 科学技術と倫理の問題
講義
第 22 回
科 学 技 術 と 倫 理 科学技術と倫理の問題
講義
第 23 回
昨 今 の ニ ュ ー ス か ら ① 経済・社会と倫理の問題
講義
第 24 回
昨 今 の ニ ュ ー ス か ら ② 経済・社会と倫理の問題
講義
第 25 回
昨 今 の ニ ュ ー ス か ら ③ 経済・社会と倫理の問題
講義
第 26 回
最 近 の 新 聞 記 事 か ら ① 自由と社会の問題
講義
第 27 回
最 近 の 新 聞 記 事 か ら ② 自由と社会の問題
講義
第 28 回
最 近 の 新 聞 記 事 か ら ③ 自由と社会の問題
講義
第 29 回
最 近 の 新 聞 記 事 か ら ④ 多文化共生
講義
第 30 回
最 近 の 新 聞 記 事 か ら ⑤ 多文化共生
講義
授業概要
倫理学(道徳哲学)は、たとえば物理学や化学、あるいは経済学や法学などが事実を対象とするのと異なり、規範(行
為の善悪)を探求する学問である。そのため、この学問に要求される思考形式や方法論は、他の事実学とは根本的に
異質なものとなり、事実と価値は異なる世界に属しており、両者は区別して取り扱う必要があることを学ぶ。講義の
要点は、道徳について意味のある結論に到達するためには何が必要なのか、具体例を引きながら、そのための問題意
識を深めていくことを目的とする。
1.倫理学とはどのような学問か① 2.倫理学とはどのような学問か② 3.倫理の基礎① 4.倫理の基礎② 5.
倫理の基礎③ 6.倫理の基礎④ 7.倫理の基礎⑤ 8.倫理の基礎⑥ 9.正義とは何か① 10.正義とは何
か② 11.正義とは何か③ 12.生命倫理とは① 13.生命倫理とは② 14.インフォームドコンセント 15.エンハンスメントと新優生学 16.生命倫理の概観 17.出生前診断(優生学、ナチス) 18.尊厳死 19.ケアの倫理 20.パターナリズム 21.科学技術と倫理① 22.科学技術と倫理② 23.人間らしい生活?
① 24.人間らしい生活?② 25.人間らしい生活?③ 26.表現の自由?① 27.表現の自由?② 28.
表現の自由?③ 29.多文化共生① 30.多文化共生②
授業形式
講義
評価方法
学期末にレポートを課す(100%)
教科書(ISBN 番号 )
プリントを随時配布する。
参考書
授業中必要に応じて指示する。
学生へのメッセージ
授業は講義形式であるが、積極的な発言や質問を希望したい。
―71―
英会話
通年 2 単位 教養科目 外国語 薬学科 1年 選択
講師 デニース エップ
薬剤師として求められる基本的な資質
患者・生活者本位の視点、コミュニケーション能力
社会のグローバル化に伴って、医学・薬学の現場でも国際感覚と英語運用能力の必要性がますます高まっています。
こうした状況に対応できるように、特に Reading, Writing, Listening, and Speaking の能力の向上を目指します。
一般目標 (GIO)
薬学分野で必要とされる英語に関する基本的事項を修得する。
English as a tool for communication and success.
到達目標 (SBO)
英文の構造の分析力と読解力の向上
-To train the ear to listen to English
-To improve vocabulary and reading skills
-To learn self-expression through basic writing and speaking
-To develop new communication skills that can be used in pharmacy
回
授業計画表
担当教員
項目
内容
Lesson 1 and 2
How are you?
Nice to meet you.
方略
第1回
Class introduction
デニース エップ Greetings
Self-introduction
第2回
A s k i n g f o r p e r s o n a l Lesson 3 and 4
デニース エップ information
Can you say that again?
Making small talk
Nice weather, isn't it?
第3回
デニース エップ
Writing and Speaking
Dialogue Creation
Review Lessons 1-4
演習
講義
第4回
デニース エップ
Likes and Dislikes
Favorites
Lesson 5 and 6
I love hip-hop!
My favorite movie is...
演習
講義
第5回
Telling time
Lesson 7
デニース エップ A s k i n g a n d g i v i n g What time is it?
opinions
Writing
第6回
デニース エップ
Family
Personality
Lesson 9 and 10
Do you have any brothers?
She's pretty smart.
演習
講義
第7回
デニース エップ
Compliments
Clothing
Lesson 11 and 12
I love your shirt!
What's she wearing?
演習
講義
第8回
デニース エップ
Routines
Asking questions
Lesson 13 and 14
When do you get up?
When do you get there?
演習
講義
第9回
Describing sequence
Lesson 15 and 16
デニース エップ D e s c r i b i n g o n - g o i n g What do you do first?
activities
What are you doing?
演習
講義
演習
講義
演習
講義
演習
講義
第 10 回 デニース エップ
Describing places
Giving Suggestions
Lesson 17 and 18
What's your place like?
Where can I get a lamp?
演習
講義
第 11 回 デニース エップ
Locations
Giving Directions
Lesson 19 and 20
Where's the mall?
Take a left.
演習
講義
Speaking Test 1
(conversation)
Practice and perform
演習
講義
Speaking Test 1
第 12 回 デニース エップ (conversation)
Practice and perform
―72―
コアカリ SBO
番号
Past Tense Verbs
Lesson 29 and 30
past
What time did you call?
第 14 回 デニース エップ
Reacting to news
Describing future plans
Lesson 29 and 30
I had a great weekend!
What time did you call?
演習
講義
第 15 回 デニース エップ
Describing features
Term Review
Lesson 24
Your phone is so cool!
Writing
演習
講義
第 16 回 デニース エップ New book introduction
Unit 1 Simple present tense
Can I help you?
Which department?
演習
講義
第 17 回 デニース エップ Application forms
Unit 2 S-V agreement;
taking personal information,
occupations, dates
演習
講義
第 18 回 デニース エップ Parts of the Body
Unit 3 present progressive verbs; What's
演習
the matter?
講義
names of body parts
第 19 回 デニース エップ Illnesses
Unit 4 simple past tense;
simple medical sicknesses,
symptoms
演習
講義
第 20 回 デニース エップ Daily Routine
Unit 5 auxiliary verbs;
time, hospital routines
and schedules
演習
講義
第 21 回 デニース エップ Hospital Objects
Unit 6 future tense, What's this? What
演習
are these?
講義
names of objects
第 13 回 デニース エップ Talk and Ask about the I had a great weekend!
Review class expectations
Hospital Departments
演習
講義
第 22 回 デニース エップ
Unit 7 progressive tenses;
Locations of Hospital
prepositions,
Objects
Where is x? Where are xx?
演習
講義
第 23 回 デニース エップ
Unit 8 directions
Hospital Directions and
and commands,
Instructions
Where do I go?
演習
講義
第 24 回 デニース エップ Review and practice
Review Units 5-8, Writing assignment
演習
講義
第 25 回 デニース エップ
Speaking Test #2
(conversation)
Write, practice, perform
演習
講義
第 26 回 デニース エップ
Unit 9 active and
Directions (outside of the
passive forms;
hospital)
Where is the pharmacy?
演習
講義
第 27 回 デニース エップ Chatting with a Patient
Unit 10 present versus perfect tense;
演習
common topics,
講義
frequency words
第 28 回 デニース エップ Taking a Medical History
Unit 11 present perfect tense;
When? How long?
Have you ever...?
演習
講義
第 29 回 デニース エップ Hospital Procedures
Unit 12 Tag questions
and answers,
giving instructions
演習
講義
第 30 回 デニース エップ
Final review
Pharmacy Dialogue
Review and consolidation of study; final 演習
講義
dialogue writing
授業概要
英語力に自信を持たせ、さまざまな場面で使える英語の知識を増やし、英語をコミュニケーションの道具として使い
こなせるように指導をしています。
This is a basic level English Conversation course in first term, moving into a higher level with hospital English for
the second term. The goals of this course are to provide students with opportunities to practice English for overall
communication, by giving the variety of activities from presentation to controlled practice, and then on to less
―73―
controlled practice. Through this practice, the course will help students build up their vocabulary and improve their
pronunciation, conversational skills, listening ability and confidence in using English in the medical setting.
授業形式
テキスト・ワークブックを使用し、ペアで、会話の練習をする。
Regular dialogue practice, plus weekly writing and mini-tests to check for learning.
評価方法
平常点 50%(小テスト 30%、リスニング・発表・受講態度等 20%)
定期試験 50%
教科書(ISBN 番号 )
前期ワーク : Speak Now 1 (Oxford)
(ISBN 978-0-19-403015-1)
後期ワーク : Vital Signs (Nan'undo)
(ISBN 978-4-523-17630-5)
参考書
a notebook ノート
file folder for worksheets ファイルフォルダー
dictionary 英和・和英 辞書
オフィスアワー ( 授業相談 )
エップ: 月~金 13 時~ 17 時
学生へのメッセージ
Homework and pre-study are essential to success in this class. 宿題や予習が必要。
Participation is essential. 演習参加が重要。
Mandatory attendance. 出席必修。
The Textbook/Workbook must be purchased and brought to class every class. 自分の教科書・ワークブックを購入。
―74―
―75―
中国語
通年 2 単位 教養科目 外国語 薬学科 1年 選択
(非常勤)講師 任 春江
一般目標 (GIO)
○中国語の基本構造を理解すること。
○簡単な中と国語を日本語に訳せること。
○自分のことを簡単に中国語で紹介できること。
○薬剤師として、漢方薬勉強の時に必要な中国語知識。
到達目標 (SBO)
○正しい中国語の発音ができること。
○中国語の構造を理解すること。
○簡単な中国語を日本語に訳せること。
○自分で中国語を書けること。
○中国人の考え方と価値観を理解すること。
○漢方薬と関連するものの表現を身につけること。
回
授業計画表
項目
内容
方略
第1回
中 国 と 中 国 語 中国とその言葉について紹介する 発音の要領と記号の習得(四声など)
中国語の発音(1)
ビデオ
第2回
中国語の発音(2) 〃 演習
第3回
挨
拶 人称代名詞
ビデオ
第4回
職
業 “ 是 ” の文、名前、国籍の尋ね方
演習
第5回
復
習 学習した内容の再確認
演習
第6回
学 校 の 施 設 述語文、疑問詞、副詞
ビデオ
第7回
日
用
品 指示代名詞
演習
第8回
数
量
詞 数の言い方、物の指し方
演習
第9回
家
族 在・方位詞など
演習
第 10 回
復
習 学習した内容の再確認
ビデオ
第 11 回
形
容
詞 形容詞述語文、前置詞
演習
第 12 回
誕
生
日 日付、曜日、時間の言い方
演習
第 13 回
自
第 14 回
作
第 15 回
総
第 16 回
前 期 内 容 復 習 単語、文法
講義
第 17 回
公
設 完了の表現、語気詞
ビデオ
第 18 回
趣
味 助動詞、可能の表現
演習
第 19 回
ス
ツ 助動詞、願望の表現
演習
第 20 回
乗
物 前置詞、時点と時量の言い方
演習
第 21 回
復
習 学習した内容の再確認
ビデオ
第 22 回
地
名 結果補語、比較級
演習
第 23 回
色 々 な 動 作 方向補語
演習
第 24 回
食
第 25 回
演
第 26 回
復
第 27 回
電
器
用
第 28 回
自
然
現
第 29 回
季
第 30 回
総
己
紹
復
共
施
ポ
ー
り
べ
復
介 日常的な動作
演習
文 自己紹介など
ビデオ
習 自分のことを話す
講義
物 動作の進行と持続
演習
習 演習
演習
習 学習した内容の再確認
ビデオ
品 強調構文、助詞の使い方
演習
象 存在の表現、自然現象
演習
節 使役、受身の表現
演習
自由作文
習 学習した内容
講義
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授業概要
中国語の学習を通して、中国の歴史・文化、漢方などの知識を紹介する。
随時ビデオ資料などを取り入れる。
(注) 1コマ 90 分の授業1コマをもって、1回の講義とする。
授業形式
21 世紀にふさわしい薬剤師になるような授業を目指す。
教科書をベースに実用例文を加味して、受講生の発表を促し、講義するとともに、演習の型を組み込む。
評価方法
普段の小テスト 40%、定期試験 50 ~ 60%、受講態度 0% ~ 10%
教科書(ISBN 番号 )
「新しいキャンパス的中国語」 渋谷 裕子 / 孟若燕 編著(同学社出版)
978-4-8102-0760-6
参考書
中日辞典(古本でも良い)
―77―
フランス語
通年 2 単位 教養科目 外国語 薬学科 1年 選択
(非常勤)講師 田中 真理
一般目標 (GIO)
初級文法の学習を第一の目標とするが、同時に視聴覚教材を活用し、
実践的に読む・聞く・話す・文を書く、それぞれの力をバランスよく養っていく。
また、日本とフランス両国の比較などを通して、文化や社会の理解に努める。
必須初級文法はフランス語I修了段階ではまだ半分に満たないため、学習を継続する。話す・聞く・書く等の力もバ
ランスよく身につけられるように努力を続ける。
到達目標 (SBO)
教科書に収録されている文や単語は正しく発音でき、意味も分かる。
既習の文を使って教室の中で実践的に相手に質問したり、質問に答えたりできる。
各自、自宅でもCDを活用するなどして聴き取りや発音の能力を強化する。
授業前の予習は必ず行い、予習時の疑問点の解明や理解したことの確認をするという授業態度を確立する。
授業後は、重要な文型はもちろん、教科書掲載文の完全暗記などを通して
フランス語の構文が自然に身につくレベルを目指す。
回
授業計画表
項目
内容
第1回
0課
フランス語とはどんな言葉?
第2回
1課
国籍を言う
第3回
2課
名前・職業を言う
第4回
0,1,2 課のまとめ
第5回
3課
持ち物を尋ねる
第6回
4課
趣味を語る
第7回
1 ~ 4 課の総復習
教科書に設定されている復習問題を解く
第8回
5課
誰なのか尋ねる
第9回
6課
したいことを尋ねる
第 10 回 5,6 課のまとめ
第 11 回 7 課
住んでいる所を言う
第 12 回 8 課
何をしているのか尋ねる
第 13 回 5 ~ 8 課の総復習
教科書に設定されている復習問題を解く
第 14 回 9 課
家族を語る
第 15 回 1 ~ 9 課全体の復習
定期試験に向けての学習
第 16 回 10 課
年齢を言う
第 17 回 11 課
時刻を言う
第 18 回 9 ~ 11 課の総復習
教科書に設定されている復習問題を解く
第 19 回 12 課
紹介する
第 20 回 13 課
日常生活の表現
第 21 回 12.13 課のまとめ
第 22 回 14 課
量を表す
第 23 回 15 課
天候を言う
第 24 回 12 ~ 15 課の総復習
教科書に設定されている復習問題を解く
第 25 回 16 課
比較する
第 26 回 17 課
過去のことを言う
第 27 回 17 課
過去のことを言う(前回の続き)
第 28 回 18 課
未来のことを言う
第 29 回 16 ~ 18 課の総復習
教科書に設定されている復習問題を解く
第 30 回 10 ~ 18 課の復習
定期試験に向けての学習
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授業概要
教科書を完全に理解することを基本的な目標とする。原則的に3回の授業で2課分を学習する。学生各自の予習は必
須である。
余力があれば、会話の練習を行ったり、フランス文化に関連する視聴覚教材や映画鑑賞などもできる可能性がある。
授業形式
学生各自が、少なくとも単語の予習をして授業に臨んでいることを前提に、
文法学習を講義と質疑応答を合わせた形式で行う。
聞き取りや発音に関しては、全体練習をしたのち、時間の許す限り 1 人 1 人行う。
評価方法
期末に行う定期試験 50%
平常で行う小テストや課題・宿題の得点40%
授業に対する取り組み姿勢(予習をしているか、課題や宿題を提出したかなど)10%
教科書(ISBN 番号 )
Pascal au Japon 藤田祐二 著 白水社
ISBN 978-4-560-06083-4 C3885
参考書
仏日辞書(必携)
一般書店で手に入るもので構わないので、必ず常に携帯することを求める
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