薬用植物学 講 義 選 択 1 単位 10 講 3 年 後期 1 クラス Pharmaceutical Botany 科目担当者 小松 健一 授業概要 一般目標 (GIO) 漢方薬や健康食品に使われている薬用植物の名称、形態を学ぶとともに、その有用性ならび に問題点、副作用等を学ぶ 1. 薬として用いられる動物・植物・鉱物由来の生薬の基本的性質を理解するために、それら の基原、性状、含有成分、歴史的背景などについての基本的知識、およびそれらを活用する ための基本的技能を修得する。 1. 代表的な薬用植物の形態を説明できる。(技能:独自) 2. 代表的な薬用植物の外部形態的特徴を説明できる。(独自) 3. 代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。(独自) 4. 代表的な生薬の基原植物学名、薬用部位、薬効などを挙げることができる。(独自) 到達目標 5. 代表的な薬用植物に含有される薬効成分を説明できる。(独自) (SBO) 6. 動物、鉱物由来の医薬品について具体例を挙げて説明できる。(独自) 7. 薬用植物の利用法を列挙できる。(独自) 8. 植物利用による副作用について説明できる。(独自) 9. 健康食品の有用性と問題点を列挙できる。(独自) 10. 健康食品制度について説明できる。 (独自) 区 分 1 項 目 1. 序論 2. 薬用植物の基礎知識 授 業 内 容 1. 授業の進め方 2. 薬用植物の利用 3. 植物の分類 4. 植物の形態 (対応 SBO 2) 1. 伝統医学 2. 代替医療の役割と問題点 3. 健康食品制度 (対応 SBO 7,8,9,10) 1. 生薬含有成分 2. 食薬区分 (対応 SBO 5,10) 2 1. 利用の現状 3 1. 医薬品素材としての 利用 4 1. かぜ症候群に用いる 1. クズ、マオウ、ケイ、ショウガ、セッコウ他 植物 2. オタネニンジン、トウキ、センキュウ、ハナスゲ他 2. 体質改善に用いる植物 (対応 SBO 3,4,5,6,7) 5 1. 強心に用いる植物 2. 鎮痛、鎮痙、鎮静に 用いる植物 1. ジギタリス、センソ他 2. ケシ、ハシリドコロ、コウボク、オンジ他 (対応 SBO 3,4,5,6,7) 6 1. 炎症性疾患に用いる 植物 2. アレルギー性疾患に 用いる植物 1. カンゾウ、ミシマサイコ、カワラヨモギ、ボタン他 2. オウゴン、シソ、チンピ、ナンテン他 (対応 SBO 3,4,5,6,7) 7 8 9 10 1. オウレン、ゲンチアナ、ハッカ、ダイオウ、アサ他 1. 胃腸疾患に用いる植物 2. シコン、ヨモギ他 2. 皮膚疾患に用いる植物 (対応 SBO 3,4,5,6,7) 1. 薬用植物と生薬の観察 1. 植物観察 (1) (対応 SBO 1,2,3) 1. 薬用植物と生薬の観察 1. 植物観察 (2) (対応 SBO 1,2,3) 1. まとめ 1. まとめ (対応 SBO 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10) テキスト 原島広至 著「生薬単(改訂第2版)」(NTS) 参 考 書 1. 木島正夫 他著「薬用植物学(総論・各論)」(廣川書店) 2. アンドルー・ワイル 著「ナチュラルメディスン」(春秋社) 成績評価 定期試験(100%)により評価する。 オフィス アワー 授業終了後、当日の夕方までとする。ただし、不在時はメールにて対応する。 教員室:B412、メールアドレス: komatsu(at)hokuyakudai.ac.jp *(at)は@に置き換えてください。 事前学修・ 1. 講義前に教科書の該当部分を予習しておくこと。 事後学修 2. 前回授業に関する振り返りを次回の授業の初めに実施するので、復習をしておくこと。 関連科目 備 考 1. テキストを補完するために標本を回覧する。 2. 桂岡キャンパス薬草園で採取した標本植物について観察する。
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