赤松 林太郎 プロフィール (2013年12月現在) 1978年生まれ。2歳よりピアノとヴァイオリンを、6歳よりチェロを始める。5歳の時に 小曽根実氏や故・芥川也寸志氏の進行で、サンテレビの特集番組が組まれる。神戸在住の 幼少時より多くのコンサートに出演し、小学4年生の時には自作カデンツァでモーツァル トの協奏曲をオーケストラと共演する。札幌に移った翌1990年に第44回全日本学生音楽コ ンクールで全国第1位・野村賞をおさめたのを皮切りに、国内の数多くのコンクールで優 勝を重ねる。1993年には仙台市教育委員会より平成5年度の教育功績者に表彰される。 1996年の第1回浜松国際ピアノアカデミーにおいて、中村紘子、カール=ハインツ・ケ マーリング、ジャック・ルヴィエ、アリエ・ヴァルディ、ヴィクトル・リャードフ各氏の レッスンを受講、最終日のアカデミーコンクールにてファイナリストに選抜される。2001 年に神戸大学を卒業した後、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてピアノ・室内楽共に高 等演奏家課程ディプロムを審査員満場一致で取得(室内楽は全審査員満点による)。これ までにピアノを熊谷玲子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、フランス・クリダ、ジャン ・ミコー、ジョルジュ・ナードル、ゾルターン・コチシュ、室内楽をニーナ・パタルチェ ツ、クリスチャン・イヴァルディ、音楽学(西洋音楽史)を岡田暁生の各氏に師事する。 2000年に第3回クララ・シューマン国際ピアノコンクールで日本人初の上位入賞(第3位) を果たし、ドイツ国営第2テレビ(ZDF)のドキュメントが放映された際、世界的音楽学 者Dr.ヨアヒム・カイザー、マルタ・アルゲリッチやネルソン・フレイレ等に賞賛され る。その時のライブ録音はドイツよりCDでリリースされる(シューマンのピアノ協奏 曲)。その後もフランス、イタリア、スペインの国際コンクールで優勝や上位入賞を続け て、フランスの音楽雑誌"Piano"(03-04年号) でその受賞一覧が紹介される。 デュッセルドルフ、パリ、ブダペストのヨーロッパ在住中、数々の音楽祭やリサイタル に出演。これまでの主な公演は、ニューヨーク(1993)、サンクトペテルブルク(2000)、デ ュッセルドルフ(2001/2013)、台北(2002)、パリ(2003-2005)、第6回別府アルゲリッチ音 楽祭(2004)、ローマ(2005)、ブダペスト(2005-2007)、フラスカーティ(2007)、ボゴ ダ(2010)、ウィーン(2013)など10か国以上に及ぶ。 日本では2007年秋にロイヤルチェンバーオーケストラとの共演でメジャーデビュー、そ の際にはMOSTLY CLASSIC誌別冊の表紙を飾る。2008年にはロイヤルメトロポリタン管弦楽 団のニューイヤーコンサートで、西本智実氏との共演でチャイコフスキーの協奏曲をツア ー公演。NHK交響楽団や東京フィルハーモニー管弦楽団などのメンバーと室内楽も行い、 多くの公開録音で音源(YouTube)に残している。2014年にはキング・インターナショナ ルから新譜リリース予定。来春はブダペストでのリサイタルとマスタークラス講師がすで に決まっており、ヨーロッパ各地での公演も次々と予定されている。 200名近い生徒を抱えており、国内外の主要なコンクールで多くの受賞者を輩出してい る。審査員やマスタークラスの講師はもちろん、エッセイストとして新聞や雑誌にも連載 を持っている。「美しいキモノ」ではモデルも務める。日本音楽表現学会、日本フォーレ 協会、関西ハンガリー交流協会の各会員。全日本ピアノ指導者協会正会員。2010年ピティ ナ新人指導者賞、2012年よりピティナ指導者賞(特級グランプリなど輩出)。2014年より 日本リスト協会専務理事。
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