食品流通部門 - 食品産業センター

≪食品流通部門 (5点)≫
受賞者名称(氏名)
あさひかわぎ ょ さ い しょうぎょう
きょうどうく み あ い
旭川魚菜商業協同組合
お お の
のりとし
大野 憲俊
業種(種類)
青果小売業
所在地
主な功績の概要
北海道
・同組合は、北北海道の特産品の道内・道外共同配送の運営に取り組み、商品配送の合理化を推進し、組合員の経営の
安定に資している。一方、組合の組織活動単位である公区(支部)の見直しを進め、約半数の5公区に再編統合し事務の
合理化と組織力の強化・活性化を推進した。
・観光客の農水産物に対する本物志向に応えるため、各委員会での情報交換等により、顧客サービスについての啓発を
図るなど、地域農水産物の安定供給、特産品を食材とした加工品や調理食品の提供等、地域振興に多大に貢献する。
・道東、道北の農水産物を主体とした多種多様な地域特産物を積極的に全国へ紹介し、販路を開拓すると共に、全国の
消費地の顧客ニーズに応じた商品を配送、販売することにより、地域の農水産業の発展に寄与。
福岡県
・氏は、福岡大同青果㈱の役員として、卸売市場の集荷力及び販売力を高め、効率的な物流を行ってコスト低減を図るた
め、市場間の情報網を整備し、共生市場の構築を図る「生鮮流通ロジスティックス構築モデル事業」(H11農水省補助事業)
を活用し、共同配送・共同仕入れを行う受発注システムの開発に尽力。
・栄養学専門大学との産学共同事業に積極的に取り組み、調査研究を受託し、成果を消費者に向け「野菜果物の健康面
における効能」として広めている。また、地域住民等を対象とした講演会を開催し、青果物の消費拡大に尽力。
・博多・地野菜のブランド化を目指し地場産品の産地育成を行い、福岡市消費拡大推進委員会を通じて学校給食関係者
へ地場野菜の消費を訴える等、学校給食への地域農産物の提供を行っている。
東京都
・氏は(協)セルコチェーン理事長として、中小食品小売業の協業化を推進し、高知県下に展開するVCサンシャイングルー
プの共同物流センターを企画・検討する委員会の立ち上げから、計画樹立、設立、実稼働に貢献。これにより、会員店へ
の商品供給は定時一括納品が、伝票レス・検品レスでスムーズに行われ、物流コストの大幅な削減によるサービス向上
等地域に密着した中小食品小売店の活性化と地域生活者の生活向上に大いに貢献した。
・氏が、理事長をつとめる(協)セルコチェーンでは、生鮮食品流通コストの縮減に寄与することにより売価を下げ、消費者
に還元した。また、牛肉トレーサビリティー法の前倒し実施や青果物への生産履歴の導入を、いち早く行った。
富山県
・氏は富山魚商業協同組合の役員として、共同購買・販売事業等で組合員の経営安定・合理化等に貢献すると共に、購
入代金を共同精算所を通じて決済する精算所役員として適切な運営に尽力。
・多様化・高度化する食生活の中心は日本型食生活にあり、その核となる食材は野菜や魚にあるとの強い信念の下、特
に魚料理の普及のため、包丁使い・捌き方・旬の情報の紹介等、多彩な取り組みに積極的に取り組む。
・富山県お魚普及協議会副会長(現常任理事)として、「県のさかな」の選定や「シンボルマーク」の決定を推進するほか、
県下一円で主婦・男性・親子を対象とした「お魚料理セミナー」や高校生・大学生を対象に「学校教育お魚料理セミナー」、
首都圏でのPR活動等多彩な行事を実施。富山湾で獲れるさかなの消費拡大に努める。
62歳
(福岡大同青果株式会
青果中央卸
社)
たいら
とみお
平 富郎
67歳
ボランタリーチェーン
(株式会社エコス)
なかたに
ひろし
中谷 弘
69歳
水産小売業
(有限会社なかや商店)
や ま だ
まさひろ
山田 昌宏
67歳
(横浜魚類株式会社)
水産中央卸
・氏は(社)全国中央市場水産卸協会理事として、地方都市における会員会社の集荷力強化により、全国的な水産物安定
供給ネットワークの構築に尽力。
・水産物の需給に関する情報を、IT技術活用により集約することを推し進め、首都圏の建値市場として安定した卸売価格
神奈川県 を形成するために尽力。また、出荷情報を的確に集約することによって、効率的な集荷の実現が可能となり、卸売市場内
へ計画的に大型トラックを誘導し、市場内の環境改善、場内物流の効率化、流通コストの低減に貢献。
・(社)大日本水産会の評議員として、水産物の約6割を取り扱う卸売市場の必要性を説き、流通コストの低減化に向けた
課題について提言する等水産業界全体の振興と発展に尽力。