社会 09 NO. 〈解答〉 1 1 茨 a:エ b:ア(両解) c:ウ d:イ 芋 御成敗式目〔貞永式目〕 鰯 ウ 允 ア 印 エ 咽 B 2 茨 化政文化 芋 ア 配点 各1点 10点満点 〈解説〉 1 1 茨 カードAの鎌倉時代に国ごとに守護を,荘園や公領ごとに地頭をおくことが 認められ,地頭が土地や農民を勝手に支配することが多くなり,荘園領主との争 いがたびたびおこった。カードBの室町時代には守護が国司の権限を吸収して 守護大名として国内の武士をまとめ,独自の支配をするようになった。また, カードCは,織田信長より室町時代末期から安土桃山時代,カードDは,徳川家 康が幕府のしくみをつくることから江戸時代初めとなる。 芋 御成敗式目(貞永式目)は,1232年に北条泰時が定めた法律で,武士の慣習 にもとづいて定められた。武士の最初の法律で,その後も長く武家政治の手本 となった。 鰯 国司が地方の国に派遣されるようになったのは,唐の法律にならった大宝律 令がつくられ,全国を支配するしくみが定められたころである。 允 織田信長が登場する 16世紀は,ヨーロッパでは,ルターやカルバンによる宗 教改革やアジアの豊かな物産を手に入れようとする大航海時代になる。その動 きの中でフランシスコ=ザビエルがキリスト教を伝えるために来日した。イの 十字軍の遠征は 11世紀から 13世紀にかけて行われ,ウの高句麗が隋と対立した のは6世紀末のことであり,エのフランスやイギリスが東南アジアを分割し植 民地としていくのは 19世紀のことである。 印 大名が1年おきに領地と江戸を往復する参勤交代を制度として定めたのは, 第3代将軍徳川家光である。 咽 室町時代は有力な農民を中心に村ごとにまとまり,惣がつくられ,寄合を開い て村のおきてを定めた。団結を固めた農民は荘園領主や守護大名にも抵抗する ようになり,土一揆をおこすこともあった。 2 茨 江戸時代は 17世紀末ごろから上方を中心に元禄文化が栄え,18世紀末から 19 世紀初めに文化の中心は江戸に移り,化政文化として栄えた。1図は,化政文化 のころの浮世絵師葛飾北斎がえがいた風景画の「富嶽三十六景」の一つである。 芋 アの歌川広重は葛飾北斎とともに優れた風景画を残した浮世絵師で「東海道五 十三次」はその代表作品である。イ,ウ,エは,元禄文化のころに活躍した人物 で,イの近松門左衛門は,人形浄瑠璃の台本を書き,義理人情のからみ合いや, 人間の愛と憎しみをえがいた。ウの松尾芭蕉は,俳諧(俳句)で自己の内面を表 現する新しい作風を生み出し,文学として高めた。エの井原西鶴は,武士や町人 の生活をもとに浮世草子(小説)を書いた。
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