平成21年第5回全体会議録

第 5回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 1日 目 )
1.開
会
日
時
平 成 21年 6月 5日 ( 金 ) 午 前 10時
1.議
事
日
程
( 第 1号 )
〇開
〇諸
会
般
〇開
日程第 1
日程第 2
日程第 3
日程第 4
日程第 5
報
告
議
会議録署名議員の指名
石
若
松
議長指名{
会期の決定
報 告 第 1号
平
議 長 発 議
平 成 20年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 繰 越 明 許 費
繰越計算について
報 告 第 2号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 事 業 計
画について
報 告 第 3号
平 成 20年 度 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 の 決 算
について
一 括 報 告
日程第 6
日程第 7
日程第 8
報 告 第 4号
平 成 21年 度 社 団 法 人 南 さ つ ま 市 農 業 公 社 事
業計画について
報 告 第 5号
平 成 20年 度 社 団 法 人 金 峰 町 農 業 公 社 の 決 算
について
報 告 第 6号
平 成 21年 度 株 式 会 社 笠 沙 恵 比 寿 事 業 計 画 に
ついて
- 3 -
日程第 9
日 程 第 10
日 程 第 11
日 程 第 12
日 程 第 13
日 程 第 14
日 程 第 15
報 告 第 7号
平 成 20年 度 株 式 会 社 笠 沙 恵 比 寿 の 決 算 に つ
いて
報 告 第 8号
平 成 21年 度 株 式 会 社 い な ほ 館 事 業 計 画 に つ
いて
報 告 第 9号
平 成 20年 度 株 式 会 社 い な ほ 館 の 決 算 に つ い
て
議 案 第 67号
過疎地域自立促進計画の一部変更について
議 案 第 68号
辺地に係る公共的施設の総合整備計画の一
部変更について
議 案 第 69号
南さつま市土地開発公社定款の一部変更に
ついて
議 案 第 70号
南さつま市立図書館条例の一部を改正する
条例
一括上程、説明
日 程 第 16
議 案 第 71号
南さつま市市道路線の認定について
日 程 第 17
議 案 第 72号
訴えの提起について
議 案 第 73号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算
日 程 第 18
日 程 第 19
日 程 第 20
( 第 3号 )
議 案 第 74号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 75号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
- 4 -
日 程 第 21
日 程 第 22
日 程 第 23
日 程 第 24
日 程 第 25
日 程 第 26
日 程 第 27
日 程 第 28
日 程 第 29
〇散
議 案 第 76号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補
正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 77号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 78号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事
業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 79号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 区 画 整 理 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 80号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正
予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 81号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム
事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 82号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 水 道 事 業 会 計 補 正 予
算 ( 第 1号 )
議 案 第 83号
平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津
病 院 事 業 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
請願等の付託
議 長 発 議
会
1.本日の会議に付した事件
〇議事日程のとおり
- 5 -
1.会議に出席した議員(27名)
1番議員
貴
島
修
2番議員
清
水
春
男
3番議員
大
迫
久
光
4番議員
大
原
俊
博
5番議員
髙
倉
正
文
6番議員
三
角
勝
嘉
7番議員
有
村
義
次
8番議員
山
下
美
岳
9番議員
諏
訪
昌
一
10番議員
野
下
寛
俊
11番議員
下
釡
清
和
12番議員
小
園
藤
生
13番議員
下
野
認
14番議員
永
山
薩
男
15番議員
室
屋
正
和
16番議員
園
田
17番議員
相
星
二三夫
18番議員
南
19番議員
平
石
一
善
20番議員
若
21番議員
鳥
居
亮
幸
22番議員
23番議員
井
料
健
造
25番議員
柳
元
拓
夫
27番議員
石
井
博
美
豊
敏
子
松
正
伸
上
園
邦
丸
24番議員
新
澤
廣
美
26番議員
古
木
健
一
1.会議に欠席した議員(0名)
1.会議に出席した事務局職員(4名)
事
務
局
書
長
田
中
茂
穂
議
記
井
上
喜
詞
書
事
係
長
金
田
鶴
見
記
宮
内
雅
史
1 . 法 第 121条 に よ る 会 議 に 出 席 し た 説 明 員 ( 2 0 名 )
長
川
野
信
男
副
市
長
相
星
完
治
長
坂
口
二
郎
教
育
長
出
口
定
昭
長
柴
田
達
朗
企画政策部長
山
口
力
三
市民福祉部長
久保薗
秀
徳
産業振興部長
上
野
哲
郎
建
設
部
長
山
下
和
隆
会 計 管 理 者
放生会
教
育
部
長
染
川
勝
夫
建設部参与兼
樋
市
副
総
市
務
部
渡
隆
千
昭
建設整備課長
監査事務局長
総務部財政課長
泊
塩
光
賀
千
彦
弘
総務部総務課長
企画政策部企画
課
市民福祉部保健
課
長
本
坊
佳
彦
- 6 -
濱
中
山
長
田
一
秀
盛
次
長
産業振興部農林
水
長
産
課
長
彰
建設部建設維持
課
長
中
村
千
尋
教育部教育総務
課
- 7 -
長
末
永
茂
△
〇議長(石井博美)
開
会
午前10時00分
た だ 今 か ら 平 成 21年 第 5回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 を 開 会 し ま す 。
ここで諸般の報告を行います。まず、南さつま市監査委員から例月出納検査の結果について
報告がありましたが、その都度写しを送付してありますので、御了承願います。
次 に 、 3月 定 例 会 以 降 の 諸 般 事 項 に つ い て は 、 お 手 元 に 配 付 の プ リ ン ト の と お り で あ り ま す
が 、 こ の う ち 若 干 補 足 い た し ま す と 、 4月 9日 、 鹿 児 島 県 市 議 会 議 長 会 定 期 総 会 で は 、 本 市 と
枕 崎 市 及 び 日 置 市 共 同 提 出 の 「 国 道 270号 の 早 期 整 備 促 進 に つ い て 」 と 本 市 ほ か 4市 共 同 提 出
の 「 国 道 226号 の 早 期 整 備 促 進 に つ い て 」 な ど 20件 の 議 案 を 審 議 、 決 定 し 、 そ の 実 現 に 向 け て
運動を進めることになりました。
また、九州市議会議長会定期総会への本県提出議案として「南九州地域の交通網の整備促進
について」、「地方交付税の増額について」、「地域医療の確保について」の 3件を決定し、 4月
22日 開 催 の 九 州 市 議 会 議 長 会 定 期 総 会 に お い て 各 支 部 提 出 議 案 23件 を 原 案 可 決 い た し ま し た 。
そのうち「 地域医療体 制の充実に ついて」、 「日本の農 業再生につ いて」、「 九州におけ る高速交
通網の整備充実について」、「地方交付税の復元・増額について」を全国市議会議長会定期総会
への提出議案として決定し、「市議会議員年金制度に関する要望書」及び「不発弾等の処理に
関する決議」を採択いたしました。
次 に 、 5 月 27 日 、 東 京 都 で 開 か れ た 全 国 市 議 会 議 長 会 定 期 総 会 で は 、 部 会 提 出 議 案 25 件 と
「 北 朝 鮮 の 核 実 験 に 抗 議 す る 緊 急 決 議 案 」 を 含 む 会 長 提 出 議 案 3件 を 可 決 し 、 専 門 委 員 会 に 付
託して実現に向けて運動を展開することになりました。
ま た 、 こ の 席 上 、 議 員 等 の 表 彰 が あ り 、 本 市 か ら は 、 30年 以 上 の 相 星 二 三 夫 議 員 を は じ め 、
12名 の 議 員 が 表 彰 を 受 け ま し た 。 先 ほ ど 議 長 室 に お き ま し て 議 員 表 彰 の 伝 達 を 行 い ま し た こ と
を御披露申し上げ、今日までの御精進に対し、深甚なる敬意を表するとともに、今後の御活躍
を御祈念申し上げます。
以上、議会の諸般報告について補足して説明を終わります。
△
〇議長(石井博美)
議
これから本日の会議を開きます。
△
〇議長(石井博美)
開
日程第 1
会議録署名議員の指名
日 程 第 1、 会 議 録 署 名 議 員 の 指 名 を 行 い ま す 。 会 議 録 署 名 議 員 に 平 石 一 善
議員と若松正伸議員を指名します。
△
〇議長(石井博美)
日程第 2
会期の決定
次 に 、 日 程 第 2、 会 期 の 決 定 を 議 題 と し ま す 。 本 定 例 会 の 会 期 に つ い て は 、
- 8 -
5月 29日 に 開 か れ た 議 会 運 営 委 員 会 で 本 日 か ら 6月 26日 ま で の 22日 間 と す る こ と に 意 見 の 一 致
をみています。そのように決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 本 定 例 会 の 会 期 は 本 日 か ら 22日 間 と
決定しました。
〇議長(石井博美)
△
日程第 3
報 告 第 1号 か ら
△
日 程 第 11
報 告 第 9号 ま で
次 に 、 日 程 第 3、 報 告 第 1号 、 平 成 20年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 繰 越 明 許 費
繰 越 計 算 に つ い て か ら 日 程 第 11、 報 告 第 9号 、 平 成 20年 度 株 式 会 社 い な ほ 館 の 決 算 に つ い て ま
で の 9件 を 一 括 議 題 と い た し ま す 。 市 長 の 報 告 を 求 め ま す 。
[川野信男市長登壇]
〇市長(川野信男)
それでは、本日提案いたしました報告について御説明申し上げます。
報 告 第 1号 、 平 成 20年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 繰 越 明 許 費 繰 越 計 算 に つ い て は 、 年 度 内 完 成 が
困 難 な 事 業 に つ い て 、 地 方 自 治 法 第 213条 の 規 定 に 基 づ き 予 算 の 繰 越 し を 行 っ た の で 、 同 法 施
行 令 第 146条 第 2項 の 規 定 に よ り 報 告 す る も の で あ り ま す 。
報 告 第 2号 か ら 報 告 第 9号 ま で は 、 地 方 自 治 法 第 243条 の 3第 2項 の 規 定 に 基 づ く 南 さ つ ま
市が出資している法人の経営状況についての報告であります。
ま ず 、 報 告 第 2号 及 び 報 告 第 3号 は 、 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 に つ い て の 報 告 で あ り ま す 。
報 告 第 2号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 事 業 計 画 に つ い て 、 公 有 地 取 得 事 業 の 用 地
取 得 事 業 で は 、 網 揚 地 区 用 地 3,677.99平 方 メ ー ト ル の 取 得 を 計 画 し て お り ま す 。
用地売却事業では、天文潟地区用地、旧鹿児島交通線用地などの処分可能な土地の売却を行
う予定であります。
土地造成事業では、ハーモニータウン関連事業用地などの用地取得事業及び用地売却事業を
行うこととしております。
報 告 第 3号 、 平 成 20年 度 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 の 決 算 に つ い て 、 公 有 地 取 得 事 業 の 用 地 売
却 事 業 で は 、 火 葬 場 建 設 用 地 な ど 1万 2,638.56平 方 メ ー ト ル を 売 却 し て お り ま す 。
土 地 造 成 事 業 の 用 地 売 却 事 業 で は 、 内 山 田 駅 跡 地 宅 地 造 成 事 業 用 地 な ど 3,429.43平 方 メ ー ト
ルを売却しております。
平 成 20年 度 の 経 理 状 況 に つ い て は 、 当 期 は 436万 4,488円 の 利 益 と な っ て お り ま す 。
平 成 20年 度 末 の 保 有 土 地 は 26万 9,110.44平 方 メ ー ト ル で 、 金 利 を 含 め た 素 地 価 格 は 12億 4,075
万 4,321円 と な っ て お り ま す 。
次 に 、 報 告 第 4号 及 び 報 告 第 5号 は 、 社 団 法 人 南 さ つ ま 市 農 業 公 社 に 関 す る 報 告 で あ り ま す 。
報 告 第 4号 、 平 成 21年 度 社 団 法 人 南 さ つ ま 市 農 業 公 社 事 業 計 画 に つ い て 、 営 農 の 効 率 的 支 援
- 9 -
や新規就農希望者の生活基盤の確立へ向けた研修を支援する農地保有合理化事業の営農の効率
的 支 援 で は 約 61ヘ ク タ ー ル の 農 地 を 担 い 手 へ 集 積 す る な ど の 流 動 化 を 行 い 、 ま た 、 新 規 就 農 希
望者の生活基盤の確立に向けた研修の支援では、就農相談会への参加を積極的に行い、研修生
の農業技術習得などに向けて各関係機関と連携しながら研修等を実施するとともに、農地保有
合理化事業により農地の斡旋を行い生活基盤の確立を図る計画であります。
農村地域の活性化支援としての農作業受委託事業では、地区毎の受託者部会の育成を図ると
と も に 、 受 託 者 部 会 と の 連 携 に よ り 約 26ヘ ク タ ー ル の 農 作 業 受 委 託 事 業 を 推 進 し 、 地 域 の 活 性
化に努めることとしております。
環境の保全や自然環境を保護する農業の支援事業では、良質堆肥の生産・販売に努め、環境
にやさしい保全型農業の推進による堆肥製造販売事業の充実を図ることとしております。
報 告 第 5号 、 平 成 20年 度 社 団 法 人 金 峰 町 農 業 公 社 の 決 算 に つ い て 、 農 地 保 有 合 理 化 事 業 で は
約 45ヘ ク タ ー ル の 農 地 集 積 を 行 う な ど 農 地 の 流 動 化 に 努 め て お り ま す 。
研 修 等 事 業 で は 、 2回 の 新 規 就 農 相 談 会 に 参 加 し ま し た が 、 資 金 不 足 等 の 事 情 も あ り 、 新 規
就農者等の確保に至っておりません。
農 作 業 受 委 託 事 業 で は 、 受 委 託 作 業 体 制 を 確 立 す る た め 、 約 28ヘ ク タ ー ル の 受 委 託 を 行 っ て
おります。
集 落 営 農 の 育 成 支 援 対 策 で は 、 9地 区 で ア ン ケ ー ト 調 査 や 意 見 交 換 会 を 実 施 し た ほ か 、 白 川
地区の受委託組織「白川清流農作業受託部会」が設立しました。
環境負荷の少ない農業支援対策では、堆肥センター「ゆうきの郷」において生産された約
2,500ト ン の 良 質 堆 肥 を 散 布 等 し 農 業 の 支 援 を 図 っ た と こ ろ で あ り ま す 。
平 成 20 年 度 の 公 社 経 理 状 況 は 、 一 般 会 計 当 期 で は 、 経 常 収 益 3,961 万 3,804 円 、 経 常 費 用
4,027 万 5,605円 で 、 差 引 の 当 期 一 般 正 味 財 産 増 減 額 は 66 万 1,801 円 の 減 額 と な っ て お り ま す 。
また、特別会計の堆肥センター「ゆうきの郷」の良質堆肥販売・製造事業の当期は、経常収
益 2,545万 4,434円 、 経 常 費 用 2,645万 1,939円 で 、 当 期 一 般 正 味 財 産 増 減 額 は 99万 7,505円
の減額となっております。
次 に 、 報 告 第 6号 及 び 報 告 第 7号 は 、 株 式 会 社 笠 沙 恵 比 寿 に つ い て の 報 告 で あ り ま す 。
報 告 第 6号 、 平 成 21年 度 株 式 会 社 笠 沙 恵 比 寿 事 業 計 画 に つ い て は 、 「 顧 客 満 足 の 追 求 」 を 課
題とした食事・体験などの各種事業展開や、売上原価、販売管理費の削減を徹底して一層の経
営 改 善 を 図 り 、 総 売 上 0.2パ ー セ ン ト 増 を 目 指 す こ と と し て お り ま す 。
報 告 第 7号 、 平 成 20年 度 株 式 会 社 笠 沙 恵 比 寿 の 決 算 に つ い て は 、 売 上 高 が 1億 5,684万 9,586
円 で 前 年 度 比 95.6パ ー セ ン ト と な っ て お り ま す 。 売 上 高 か ら 売 上 原 価 、 一 般 管 理 費 等 を 差 し 引
い た 営 業 利 益 は 40万 1,126円 の 損 失 と な り ま し た が 、 営 業 外 利 益 を 加 え た 最 終 的 な 当 期 決 算 は
100万 962円 の 黒 字 決 算 と な っ て お り ま す 。
次 に 、 報 告 第 8号 及 び 報 告 第 9号 は 、 株 式 会 社 い な ほ 館 に つ い て の 報 告 で あ り ま す 。
- 10 -
報 告 第 8号 、 平 成 21年 度 株 式 会 社 い な ほ 館 事 業 計 画 に つ い て は 、 各 種 プ ラ ン を 重 点 に 営 業 活
動を展開し、利用者の拡大に努め、健康・福祉増進の取組み、市産品の展示・販売、味楽来館
を 活 用 し た 加 工 品 の 販 売 拡 大 の 取 組 み 、 従 業 員 の 意 識 改 革 な ど に よ り 総 売 上 9.9パ ー セ ン ト 増
を目指すこととしております。
報 告 第 9号 、 平 成 20年 度 株 式 会 社 い な ほ 館 の 決 算 に つ い て は 、 売 上 高 が 3億 62万 28円 で 、 前
年 度 比 94.1パ ー セ ン ト と な っ て お り ま す 。 売 上 高 か ら 売 上 原 価 、 一 般 管 理 費 を 差 し 引 い た 営 業
利 益 は 4,155万 5,353円 の 損 失 と な り ま し た が 、 営 業 外 収 益 を 加 え た 最 終 的 な 当 期 決 算 は 1,156
万 4,730円 の 黒 字 決 算 と な っ て お り ま す 。
以上で報告についての説明を終わります。
〇議長(石井博美)
〇議長(石井博美)
次に進みます。
△
日 程 第 12
議 案 第 67号 か ら
△
日 程 第 28
議 案 第 83号 ま で
次 に 、 日 程 第 12、 議 案 第 67号 、 過 疎 地 域 自 立 促 進 計 画 の 一 部 変 更 に つ い て
か ら 日 程 第 28、 議 案 第 83号 、 平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津 病 院 事 業 会 計 補 正 予 算
( 第 1号 ) ま で の 17件 を 一 括 議 題 と い た し ま す 。 提 案 理 由 の 説 明 を 求 め ま す 。
[川野信男市長登壇]
〇市長(川野信男)
平 成 21年 第 5回 定 例 市 議 会 の 開 催 に 当 た り 、 こ れ ま で の 諸 般 の 経 過 、 当 面
する市政の諸課題について御説明申し上げます。
平 成 21年 5月 の 政 府 月 例 経 済 報 告 で は 、 「 景 気 は 、 厳 し い 状 況 に あ る も の の 、 こ の と こ ろ 悪
化 の テ ン ポ が 緩 や か に な っ て い る 。 」 と 3年 ぶ り に 上 方 修 正 を い た し ま し た 。
しかしながら、「生産活動が極めて低い水準にあることなどから、雇用情勢の一層の悪化が
懸念され、加えて、世界的な金融危機の影響や世界景気の下振れ懸念など、景気をさらに下押
しするリスクが存在することに留意する必要がある。」とも付け加えております。
これまで、市においては、市内経済の安定化を図るため、昨年末緊急経済対策本部を設置し、
市 内 の 経 済 団 体 等 で 組 織 す る 「 南 さ つ ま 市 緊 急 経 済 対 策 会 議 」 等 の 意 見 も 聴 き な が ら 、 1月 の
「 第 1次 緊 急 経 済 対 策 」 に 続 き 、 3月 に は 「 第 2次 緊 急 経 済 対 策 」 、 さ ら に は 4月 の 「 第 3次 緊
急経済対策」について予算措置を講じて参りました。
これまでの緊急経済対策に係る予算措置は、雇用確保対策、市内事業者等支援対策、市民生
活 支 援 対 策 、 公 共 事 業 等 に よ る 市 内 経 済 活 性 化 対 策 な ど 総 額 18億 円 余 り と な っ て お り ま す 。
こ れ ら の 事 業 の 実 施 状 況 に つ い て は 、 定 額 給 付 金 は 5月 末 現 在 6億 1,129万 円 を 支 給 し 、 支
給 率 は 93.8パ ー セ ン ト と な っ て い ま す 。 900世 帯 余 り が 未 申 請 と な っ て い ま す の で 、 今 後 は 未
申請者の状況確認や再通知を行い、早めの手続を促す予定であります。
幼 児 教 育 期 ( 小 学 校 就 学 前 3年 間 ) の 第 二 子 以 降 の 子 一 人 に つ い て 3万 6,000円 を 支 給 す る
- 11 -
子 育 て 応 援 特 別 手 当 支 給 事 業 に つ い て は 、 5月 末 現 在 、 対 象 世 帯 数 464世 帯 の う ち 440世 帯 、
94.8パ ー セ ン ト の 世 帯 に 支 給 し て お り ま す 。
南 さ つ ま 市 地 域 活 性 化 商 品 券 に つ い て は 、 4月 30日 か ら 本 庁 ・ 各 支 所 に お い て 1万 セ ッ ト を
販 売 し 、 5月 13日 に は 完 売 し た と こ ろ で あ り ま す 。
ま た 、 取 扱 店 と し て 市 内 約 360の 事 業 所 に 登 録 し て い た だ き 、 現 在 、 事 業 所 か ら 随 時 換 金 の
請求を受け付けているところであります。
子 ど も す く す く 商 品 券 交 付 事 業 に つ い て は 、 5月 末 現 在 、 対 象 世 帯 数 2,787世 帯 の う ち 2,399
世 帯 、 86.0パ ー セ ン ト の 世 帯 に 支 給 し て お り ま す 。 ま た 、 商 品 券 取 扱 店 か ら の 請 求 に つ い て は 、
1万 8,115枚 で 1,811万 5,000円 と な っ て お り ま す 。
平 成 21年 度 第 1号 補 正 予 算 で 追 加 し た 2月 2日 以 降 の 出 生 者 に 対 す る 商 品 券 の 交 付 に つ い て
は 、 6月 10日 か ら 交 付 す る 計 画 で 事 務 作 業 を 進 め て い る と こ ろ で あ り ま す 。
雇 用 確 保 対 策 に つ い て は 、 市 の 直 接 雇 用 と し て 本 年 2月 に 6名 雇 用 し ま し た 。 4月 以 降 も 引
き 続 き 雇 用 し 、 9月 末 ま で 雇 用 す る 予 定 で す 。
ま た 、 民 間 事 業 者 等 に 雇 用 を 条 件 と し て 委 託 す る 事 業 に つ い て は 、 現 在 2名 が 雇 用 さ れ て お
り 、 こ れ か ら 7月 に か け て 、 さ ら に 8名 程 度 が 雇 用 さ れ る 予 定 で あ り ま す 。
公 共 事 業 等 に よ る 市 内 経 済 活 性 化 対 策 の 公 共 事 業 の 発 注 率 に つ い て は 、 現 在 25.3パ ー セ ン ト
となっております。
ま た 、 国 に お い て は 、 平 成 21年 度 の 補 正 予 算 と し て 、 国 民 の 「 安 心 と 活 力 」 を 実 現 す る た め
に、各分野における政策を総動員するとして、地方公共団体への配慮から「地域活性化・公共
投資臨時交付金」及び「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」の制度を創設しております。
このようなことを踏まえ、本市においては引き続き緊急経済対策会議を開催し、さらに関係
機関等と連携しながら総合的かつ機動的な取組みを進めるとともに、本市独自の施策による地
域 に 応 じ た 事 業 を 積 極 的 を 展 開 す る 必 要 が あ る こ と か ら 、 昨 日 、 当 面 2年 間 の 総 額 35億 円 規 模
の 第 2期 緊 急 経 済 対 策 を 決 定 し ま し た 。 本 対 策 の 予 算 措 置 に つ い て は 、 国 会 に お け る 予 算 関 連
法案の審議等を踏まえ、適宜予算編成を行って参ります。
3月 28日 、 29日 の 2日 間 、 金 峰 町 レ ク の 森 公 園 の 特 設 コ ー ス に お い て マ ウ ン テ ン バ イ ク 南 さ
つ ま 市 大 会 が 開 催 さ れ ま し た 。 28日 の 3時 間 耐 久 レ ー ス 大 会 に 37チ ー ム 、 29日 の J 1大 会 に 全
国 31都 道 府 県 か ら 142人 の 参 加 が あ り 、 J 1の 一 流 選 手 の 技 術 の 高 い 競 技 に 応 援 者 は 堪 能 し て
いました。
地元からは、かせだサイクリング倶楽部が参加年齢の合計が二百歳以上の部に参加し準優勝
し た ほ か 、 小 学 校 低 学 年 ・ 高 学 年 ・ 中 学 生 男 子 の 部 に 4人 が 参 加 し ま し た 。
´09吹 上 浜 砂 の 祭 典 は 、 5月 2日 か ら 6日 ま で 開 催 さ れ 、 期 間 中 、 天 候 に も 恵 ま れ 、 県 内 外 か
ら 15万 8,000人 の 来 場 者 が あ り 、 芸 術 性 の 高 い 砂 像 群 と 会 場 を 彩 る 2万 本 の 花 々 の 美 の 共 演 や
音と光のファンタジーなどが多くの人に感動を与えたところであります。
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今 回 で 22回 目 を 迎 え た 砂 の 祭 典 は 、 雄 大 な 自 然 を 活 用 し 「 住 民 参 加 型 を 柱 と し た 、 楽 し み ・
遊び・学ぶイベントづくり」をコンセプトに開催され、本地域の情報発信や交流促進、観光振
興など地域資源を活用したイベントとして各方面から高い評価をいただいているところであり
ます。
4月 10日 、 南 さ つ ま 市 国 際 交 流 員 と し て 中 華 人 民 共 和 国 江 西 省 出 身 の 黄 瑩 ( ホ ワ ン ・ イ ー ン )
さんが着任いたしました。国際交流を広く推進するため、講演や中国語講座の開催、学校訪問
など、市民との多様な交流を図る計画であります。
5月 2日 か ら 開 催 さ れ た 吹 上 浜 砂 の 祭 典 で は 、 青 年 海 外 協 力 O B 会 と と も に 、 国 際 交 流 ブ ー
スにおいて来場者との交流を通じて国際交流の推進に努めたところであります。
なお、前任者の兪水(ユ・スイファン)さんの「再見(さらば)・南さつま!」と題した講
演 会 と 送 る 会 が 4月 13日 、 ふ れ あ い か せ だ で 開 催 さ れ 、 市 民 な ど 約 120人 が 出 席 し 、 そ の 労 を
ねぎらいました。
5月 3日 に 「 サ イ ク リ ン グ フ ェ ス テ ィ バ ル I N 南 さ つ ま 」 が 開 催 さ れ 、 熊 本 や 宮 崎 か ら の 参
加 を 含 む 106人 が 日 置 市 ま で の 吹 上 浜 砂 丘 自 転 車 道 の 往 復 42キ ロ コ ー ス で サ イ ク リ ン グ を 楽 し
んだところであります。
また、吹上浜砂の祭典期間中「貸し自転車コーナー」や「おもしろ自転車体験コーナー」を
設け、自転車に親しみ、体力づくり等の普及推進に努めたところであります。
市及び各種団体・機関で構成する「海と大地の資源を活用した産業創生モデル事業推進協議
会」では、海道八景等の周遊PRなどの一環として砂の祭典の来場者に入場料を半額助成する
「海と大地のツアー商品化助成事業」を実施し、ゴールデンウィーク時の本市観光地への誘客
を図る取組みを行いました。
こ の 事 業 に よ る 祭 典 へ の ツ ア ー 参 加 者 数 は 1,453人 と な っ て お り 、 今 後 も こ の よ う な 機 会 を
通して本市の魅力を発信しながら、ソフト及びハードの整備を進めつつ、旅行商品の実現化を
図って参ります。
ま た 、 半 島 特 定 地 域 元 気 お こ し 事 業 の 補 助 制 度 を 活 用 し た 「 と る ぱ 226整 備 構 想 」 の 一 環 と
し て 案 内 看 板 設 置 や フ ォ ト コ ン テ ス ト 及 び 周 辺 環 境 整 備 に 加 え 、 年 12回 の 観 光 周 遊 バ ス ツ ア ー
等を実施するなど魅力ある観光地づくりの推進に努めて参ります。
4月 21日 付 で 、 県 か ら 社 会 福 祉 法 人 大 笠 会 に 対 し 、 は ま ゆ う 建 設 に 係 る 平 成 21年 度 分 の 補 助
内 示 が あ り 、 5月 1日 に は 工 事 設 計 業 務 委 託 業 者 が 決 定 し て お り ま す 。
養 護 老 人 ホ ー ム 敬 老 園 と の 統 合 施 設 と し て 、 平 成 22年 度 の 完 成 を 目 指 し 計 画 を 推 進 し て い ま
す。
新 型 イ ン フ ル エ ン ザ に つ い て は 、 世 界 保 健 機 関 ( W H O ) が 4月 29日 、 フ ェ ー ズ 5を 宣 言 し 、
世界的大流行(パンデミック)の危機であると発表しました。
本 市 は 、 5月 1日 、 南 さ つ ま 市 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 対 策 本 部 を 設 置 し 、 5月 8日 に は 「 南 さ つ
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ま市新型インフルエンザ対策行動計画」及びこれに基づく「新型インフルエンザ対策行動マニュ
アル」を策定いたしました。その後、国内でも感染者が確認されたことから、県や関係機関と
連携を密にし、対策行動計画警戒に当たってきました。
また、市民への広報として、市ホームページなどで相談窓口等の連絡先について掲載すると
と も に 、 6月 号 の 市 報 で そ の 予 防 対 策 に つ い て 広 報 を 行 い ま し た 。
さらに、感染防御対策として、マスクの備蓄、消毒作業等に必要な防護服の備蓄などに努め
ております。
今年の秋から冬にかけて新たな新型インフルエンザの発生が懸念されていることから、行動
計画の見直しや感染拡大防止のための対策など、市民の安心、安全な生活を確保するため、危
機管理体制の充実に努めて参ります。
4月 24日 、 金 峰 町 浦 之 名 西 の 水 田 に お け る 油 の 流 出 に つ い て は 、 直 ち に 油 の 拡 散 防 止 策 を 実
施し、専門業者による水田内の油の吸引除去、搬送、処理を行いました。
現在、油分離槽により油と水の分離処理を行い、水質汚濁防止法による河川等への排出基準
で あ り ま す 5p p m 以 下 の 処 理 水 を 側 溝 へ 放 流 し て い ま す 。
5月 29日 、 6月 3日 の 両 日 、 油 流 出 の 原 因 解 明 の た め 、 学 識 経 験 者 で 構 成 す る 「 農 地 へ の 油 流
出事故調査委員会」を開催いたしました。委員会の見解は、「重油の解析結果や附近ではいな
ほ館以外でA重油が使用されていないことなどから、油流出の発生源はいなほ館で間違いない
と思われる。」とのことでありました。
また、油漏れのあった送油管については、原因究明のための鑑定を県工業技術センターに依
頼しているところであり、今後、施工上の問題等含めて調査を進めることとしております。
今後、油がどの程度の期間流出するか判断が難しいことから、ボーリング調査等を実施して
汚染拡散防止策を検討するとともに、梅雨時の大雨対策を施すなど、安全管理に努めて参りま
す。
平 成 21年 4月 開 設 し た 認 定 こ ど も 園 坊 泊 保 育 所 に は 、 現 在 2名 の 短 時 間 保 育 児 童 を 含 む 39名
の児童が入所しております。短時間保育児童と長時間保育児童の集団生活は混乱もなく円滑に
行われています。
認定こども園では、教育・保育を一体的に行うほか、すべての子育て家庭を対象に子育て不
安に対応した相談活動や親子の集いの場の提供などの役割も担うこととしています。
る ぴ な す 観 光 農 園 の 収 穫 祭 が 5月 17日 、 観 光 農 園 オ ー ナ ー 、 関 係 者 約 100人 が 参 加 し て 行 わ
れました。
収穫祭では、砂丘ラッキョウの収穫や加世田地域生活研究グループによるラッキョウ料理の
紹介・試食が行われました。
平 成 20年 度 は 、 鹿 児 島 市 を は じ め と し て 7割 超 が 市 外 の オ ー ナ ー で あ り 、 植 え 付 け か ら 収 穫
までの農作業を体験できる観光農園として利用されており、都市と農村の交流となっておりま
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す。
本市の第三セクターである「株式会社いなほ館」、「株式会社笠沙恵比寿」については、現下
の経済悪化の環境の中で厳しい経営状況が続いております。
それぞれの株式会社おいては、まず、単年度黒字化を図りながら、過去の累積赤字の縮減に
努めることとしているところであります。
両 株 式 会 社 の 20年 度 決 算 報 告 に よ る と 、 市 の 特 別 な 財 政 支 援 策 等 も あ り 、 単 年 度 黒 字 と な っ
ておりますが、残された累積赤字解消について、指定管理の在り方も含めて抜本的な改善策を
講じなければならないと考えており、それぞれの株主間で協議も進めて参りたいと考えており
ます。
なお、いなほ館については館内での油漏れや木花館の改修、笠沙恵比寿については外壁等の
改修等も必要となっており、施設全体の運営の在り方についても検討の必要に迫られていると
考えております。
平 成 20年 度 本 市 で の ス ポ ー ツ 大 会 ・ 合 宿 に よ る 宿 泊 は 、 353団 体 、 延 べ 2万 1,391人 と な っ
ております。
特 に 県 外 か ら の 宿 泊 は 、 180団 体 、 延 べ 1万 2,586人 と な っ て お り 、 前 年 度 と 比 較 し て 延 べ
1,976人 の 増 加 、 対 前 年 度 比 18.6パ ー セ ン ト 増 と な っ て お り 、 さ ら に 16年 度 の 延 べ 人 数 と 比 較
す る と 4.9倍 の 増 と な っ て お り ま す 。
増加の理由として、人工芝サッカー場の開設、宿泊施設の整備等により合宿環境が整ってき
たことや、九州・全国レベルの大会等の誘致により本市の知名度が高まってきたことが考えら
れるところであります。
このようなスポーツ大会・合宿を誘致することにより、新しい産業興しにつながっていると
考えております。
公 共 下 水 道 計 画 に つ い て は 、 2月 5日 に 計 画 区 域 内 住 民 代 表 事 前 説 明 会 を 開 催 し 、 そ の 後 、
計 画 区 域 内 住 民 説 明 会 を 3月 7日 か ら 5月 23日 ま で 9箇 所 で 延 べ 14回 開 催 し 、 ま た 、 計 画 区 域
内 事 業 所 等 説 明 会 を 3月 20日 と 4月 の 23日 に 2箇 所 で 延 べ 4回 開 催 い た し ま し た 。
今後、公共下水道計画について計画区域内の住民や事業所等に御理解をいただくよう努めて
参りますとともに、受益者代表や学識経験者等で構成いたします公共下水道事業受益者負担金
等検討委員会を設置し、受益者負担金等の在り方について検討いたしたいと考えております。
津貫中学校と加世田中学校の統合や坊津地区の小中学校一貫教育に係る再編については、学
校や地域の関係者等と一体となって検討協議するために、学校、PTA関係者、地域住民代表
者及び教育委員会再編プロジェクトメンバーからなる「再編準備委員会」をそれぞれ設置し、
諸課題解決に向けた取組みを行っております。
さらに、学校跡地利用対策を含め学校再編事務をより円滑に推進するため、全庁的な組織
「 南 さ つ ま 市 学 校 再 編 推 進 会 議 」 を 設 置 し ま し た 。 当 面 の 課 題 で あ る 平 成 22年 4月 か ら の 津 貫
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中学校と加世田中学校の統合と坊津地区の施設の一体型の小・中学校一貫教育校の開設の前段
階 の 取 組 み と し て 、 平 成 22年 4月 か ら 四 つ の 小 学 校 を 現 在 の 坊 泊 小 学 校 に 、 二 つ の 中 学 校 を 現
在の坊泊中学校にそれぞれ再編し、新しい施設が完成するまでの当分の間、施設分離型の小中
一貫教育の実施に向けて作業を進めているところであります。
コミュニティの推進については、自治会の再編促進や地域元気づくり事業等を推進するため
に全庁的な組織として「コミュニティ推進本部会議」を設置するとともに、自治会再編促進方
針に沿った自治会間の自主的な再編を促進するため、各地域の自治公民館連絡協議会等におい
て再編の方針や市の支援制度等について説明を行ったところであります。
ま た 、 本 年 4月 か ら 小 学 校 区 を 単 位 と す る 地 区 公 民 館 を 新 た に 11箇 所 設 置 し 、 既 存 の も の と
併 せ て 全 22箇 所 に 設 置 い た し ま し た 。 新 し く 設 置 し た 地 区 公 民 館 に お い て は 、 館 長 や 主 事 の 配
置も終わり、現在活動拠点施設である公民館の整備を進めているところであります。
本 市 の 生 涯 学 習 を 一 体 的 に 推 進 す る た め 、 5月 30日 に 「 第 4回 南 さ つ ま 市 民 大 学 合 同 開 講 式 」
をいにしへホールで開催しました。今年度は新たに「南さつまの歴史」、「楽しい韓国語入門」
な ど が 開 講 し 、 37の 市 民 大 学 講 座 で 全 市 的 に ス タ ー ト し ま し た 。
ま た 、 6月 23日 に は 、 生 涯 学 習 の 推 進 に よ り 、 人 づ く り や ま ち づ く り に 寄 与 す る こ と を 目 的
に生涯学習推進会議を開催し、生涯学習の推進体制を確立することとしているところでありま
す。
そ れ で は 、 本 日 提 案 い た し ま し た 議 案 第 67号 か ら 議 案 第 83号 ま で の 17議 案 に つ い て 提 案 理 由
を御説明申し上げます。
ま ず 、 議 案 第 67号 、 過 疎 地 域 自 立 促 進 計 画 の 一 部 変 更 に つ い て は 、 新 た に 漁 業 経 営 構 造 改 善
事 業 等 を 計 画 に 追 加 す る た め 、 過 疎 地 域 自 立 促 進 特 別 措 置 法 第 6条 第 6項 の 規 定 に よ り 議 会 の
議決を求めるものであります。
次 に 、 議 案 第 68号 、 辺 地 に 係 る 公 共 的 施 設 の 総 合 整 備 計 画 の 一 部 変 更 に つ い て は 、 大 坂 白 川
辺地に係る公共的施設の整備計画等を変更するため、辺地に係る公共的施設の総合整備のため
の 財 政 上 の 特 別 措 置 等 に 関 す る 法 律 第 3条 第 5項 の 規 定 に よ り 議 会 の 議 決 を 求 め る も の で あ り
ます。
次 に 、 議 案 第 69号 、 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 定 款 の 一 部 変 更 に つ い て は 、 公 益 法 人 制 度 改 革
による民法及び公有地の拡大の推進に関する法律の改正に伴い所要の変更を行おうとするもの
であります。
次 に 、 議 案 第 70号 、 南 さ つ ま 市 立 図 書 館 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 に つ い て は 、 南 さ つ ま 市
立金峰図書館の移転に伴う所要の改正を行うため、本条例を制定しようとするものであります。
次 に 、 議 案 第 71号 、 南 さ つ ま 市 市 道 路 線 の 認 定 に つ い て は 、 加 世 田 本 町 地 内 の 県 道 加 世 田 停
車場線を市道路線に認定するため議会の議決を求めるものであります。
次 に 、 議 案 第 72号 、 訴 え の 提 起 に つ い て は 、 公 営 住 宅 の 他 の 入 居 者 に 対 し て 迷 惑 行 為 を 繰 り
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返し行っている入居者に対し、公営住宅の明渡し等を求める訴えの提起を行うため議会の議決
を求めるものであります。
次 に 、 議 案 第 73号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 3号 ) に つ い て 御 説 明 申 し
上げます。
今回の補正は、歳入歳出予算、債務負担行為及び地方債の補正であります。
ま ず 、 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で あ り ま す が 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 6,157万 5,000円 を 追 加 し
ようとするものであります。
補正予算の内容について歳出から主なものを申し上げます。
総 務 費 で は 、 減 債 基 金 積 立 金 4,300万 円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
次 に 、 民 生 費 で は 、 障 害 者 自 立 支 援 総 合 対 策 事 業 607万 8,000円 、 地 域 介 護 ・ 福 祉 空 間 整 備
等 施 設 整 備 事 業 3,121万 3,000円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
次 に 、 衛 生 費 で は 、 金 峰 地 域 に お け る 油 流 出 事 故 対 策 費 1,246万 6,000円 、 内 鍋 清 掃 セ ン タ ー
火 災 復 旧 の た め の 特 別 負 担 金 1,719万 4,000円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
次に、農林水産業費では、加世田市漁業協同組合が実施する漁業経営構造改善事業に対する
補 助 金 823万 9,000円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
次 に 、 土 木 費 で は 、 公 営 住 宅 の 明 渡 等 請 求 訴 訟 に 要 す る 経 費 66万 円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
次 に 、 教 育 費 で は 、 一 般 コ ミ ュ ニ テ ィ 助 成 事 業 250万 円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
ま た 、 人 件 費 に つ い て は 、 特 別 職 及 び 一 般 職 の 給 与 削 減 に よ る 減 額 、 4月 の 定 期 異 動 に 伴 う
増 減 分 等 を 合 わ せ 6,925万 7,000円 の 減 額 補 正 で あ り ま す 。
一方、歳入については、国県支出金、寄附金、諸収入及び市債の特定財源については歳出補
正予算に対応する額を計上し、一般財源としては財政調整基金繰入金を見込み計上いたしまし
た。
債 務 負 担 行 為 に つ い て は 、 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 が 平 成 21年 度 事 業 資 金 と し て 金 融 機 関 か
ら 借 り 入 れ る 7億 3,672万 円 に 対 す る 債 務 保 証 で あ り ま す 。
地方債の補正については、漁港整備事業に係る地方債を追加するとともに、林道整備事業に
係る借入限度額の変更であります。
次 に 、 議 案 第 74号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
て御説明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 15万 3,000円 を 追 加 し よ う と す
るものであります。
補 正 予 算 の 歳 出 の 内 容 に つ い て は 、 人 件 費 40万 7,000円 の 減 額 の ほ か 、 医 療 費 適 正 化 対 策 事
業 費 56万 円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
一方、歳入については、人件費に係る一般会計繰入金を減額するとともに、前年度繰越金を
見込み計上いたしました。
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次 に 、 議 案 第 75号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
て御説明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 2,062万 3,000円 を 追 加 し よ う
とするものであります。
補 正 予 算 の 歳 出 の 内 容 に つ い て は 、 平 成 20年 度 の 医 療 給 付 費 等 の 実 績 に よ る 精 算 と し て 国 及
び 社 会 保 険 診 療 報 酬 支 払 基 金 へ の 返 納 金 2,062万 3,000円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
一 方 、 歳 入 に つ い て は 、 平 成 20年 度 の 医 療 給 付 費 等 の 実 績 に よ る 精 算 と し て 県 支 出 金 、 一 般
会計繰入金及び前年度繰越金を見込み計上いたしました。
次 に 、 議 案 第 76号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い て 御
説明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 142万 1,000円 を 追 加 し よ う と
するものであります。
補 正 予 算 の 歳 出 の 主 な 内 容 に つ い て は 、 人 件 費 122万 8,000円 の 減 額 の ほ か 、 介 護 保 険 制 度
周 知 事 業 費 262万 5,000円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
一方、歳入については、人件費に係る一般会計繰入金を減額するとともに、介護従事者処遇
改善臨時特例基金繰入金を増額し、介護給付費準備基金繰入金を減額いたしました。
次 に 、 議 案 第 77号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
て御説明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 486万 3,000円 を 追 加 し よ う と
するものであります。
補 正 予 算 の 歳 出 の 内 容 に つ い て は 、 人 件 費 45万 3,000円 の 増 額 の ほ か 、 赤 生 木 ・ 大 浦 地 区 の
簡 易 水 道 を 統 合 す る た め の 変 更 認 可 申 請 業 務 委 託 費 441万 円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
一方、歳入については、人件費に係る一般会計繰入金を増額するとともに、財政調整基金繰
入金を計上いたしました。
次 に 、 議 案 第 78号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
について御説明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 か ら 13万 1,000円 を 減 額 し よ う と
するものであります。
補 正 予 算 の 歳 出 の 内 容 に つ い て は 、 人 件 費 13万 1,000円 の 減 額 補 正 で あ り ま す 。
一方、歳入については、人件費に係る一般会計繰入金を減額いたしました。
次 に 、 議 案 第 79号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 区 画 整 理 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
て御説明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 か ら 15万 6,000円 を 減 額 し よ う と
するものであります。
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補 正 予 算 の 歳 出 の 内 容 に つ い て は 、 人 件 費 15万 6,000円 の 減 額 補 正 で あ り ま す 。
一方、歳入については、人件費に係る一般会計繰入金を減額いたしました。
次 に 、 議 案 第 80号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い て 御 説
明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 か ら 76万 6,000円 を 減 額 し よ う と
するものであります。
補 正 予 算 の 歳 出 の 内 容 に つ い て は 、 人 件 費 76万 6,000円 の 減 額 補 正 で あ り ま す 。
一方、歳入については、人件費に係る一般会計繰入金を減額いたしました。
次 に 、 議 案 第 81号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム 事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1
号)について御説明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 550万 1,000円 を 追 加 し よ う と
するものであります。
補 正 予 算 の 歳 出 の 内 容 に つ い て は 、 人 件 費 550万 1,000円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
一方、歳入については、前年度繰越金を見込み計上いたしました。
次 に 、 議 案 第 82号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 水 道 事 業 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い て 御 説 明
申し上げます。
今 回 の 補 正 は 予 算 第 3条 の 収 益 的 支 出 の 予 定 額 を 補 正 す る も の で 、 職 員 の 給 与 削 減 に 伴 い 職
員給与費を減額するものです。
次 に 、 予 算 第 4条 で は 、 本 文 括 弧 書 き を 改 め 、 資 本 的 収 入 及 び 支 出 の 予 定 額 を 補 正 す る も の
で 、 老 朽 管 更 新 事 業 に つ い て 平 成 21年 度 水 道 施 設 整 備 費 補 助 金 の 内 示 に 伴 い 、 国 庫 補 助 金 及 び
補助対象路線の布設替工事費を増額するものです。
その他議会の議決を経なければ流用することのできない経費である職員給与費について改め
ようとするものであります。
次 に 、 議 案 第 83号 、 平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津 病 院 事 業 会 計 補 正 予 算 ( 第 1
号)について御説明申し上げます。
今回の補正は、職員の給与削減による給与費の減額及び入院者の過年度分個人負担金の返戻
に 伴 い 、 予 算 第 3条 に 定 め た 収 益 的 支 出 の 給 与 費 を 減 額 し 、 雑 損 失 を 増 額 し よ う と す る も の で
あります。
その他議会の議決を経なければ流用することのできない経費である職員給与費について改め
ようとするものであります。
以上で提案理由の説明を終わりますが、詳細については関係部長から説明をさせますので、
よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。
〇建設部長(山下和隆)
そ れ で は 、 議 案 第 72号 、 訴 え の 提 起 に つ い て 補 足 説 明 を 申 し 上 げ さ し
ていただきます。
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お手元に参考資料といたしまして、訴えの提起に至った公営住宅迷惑行為経過説明及び提訴
する相手方が入居しております公営住宅の玄関ドアに書かれた内容の写真を配付をさせていた
だきましたので、併せて御覧いただきたいと思います。
相 手 方 は 、 平 成 20年 3月 に 本 市 公 営 住 宅 へ の 入 居 を 申 込 み 、 書 類 審 査 の 上 、 同 年 4月 7日 に
入 居 を し た も の で す 。 そ の 後 、 入 居 か ら 約 3か 月 後 の 同 年 7月 頃 か ら 他 の 入 居 者 か ら 相 手 方 に
対する苦情が市に寄せられるようになり、実態を調査したところ、他人を大声で怒鳴る。隣室
に響くような大きな物音を立てる。通行人に向かって笛を吹く。他人に向かって石を投げる。
駐車場利用者に大声で怒鳴るなど迷惑行為を行っている状況が判明をしました。
そこで別紙公営住宅迷惑行為経過説明に記載してあります内容をもって本人に迷惑行為を行
わ な い よ う 2回 に わ た る 是 正 指 示 を 行 い ま し た が 、 全 く 聴 く 耳 を 持 た ず 、 一 切 話 し 合 い が で き
ない状況でございます。
また、お手元の参考資料のドアの写真につきましては、本人が入居している住宅玄関のドア
に黒マジックで書かれたものです。これも消すように指導しましたが、現在も書かれたままで
ございます。
このように是正指示を全く無視し、他の入居者に精神的な苦痛を与えるなど多大な迷惑を掛
け 続 け て お り ま す の で 、 南 さ つ ま 市 公 営 住 宅 条 例 第 24条 、 迷 惑 行 為 の 禁 止 及 び 第 41条 、 住 宅 の
明 渡 し の 指 示 並 び に 南 さ つ ま 市 公 営 住 宅 等 迷 惑 行 為 指 導 要 領 に よ り ま し て 平 成 21年 3月 30日 付
で 相 手 方 に 明 渡 期 限 を 平 成 21年 6月 30日 と す る 住 宅 明 渡 請 求 を 行 っ た と こ ろ で す 。 し か し な が
ら、現在におきましても自主退去する様子がないため、裁判所に建物明渡し等の訴訟を行おう
とするものです。
御 審 議 の ほ ど よ ろ し く お 願 い し ま し て 、 議 案 第 72号 の 訴 え の 提 起 に つ い て の 補 足 説 明 を 終 わ
ります。
△
〇議長(石井博美)
日 程 第 29
請願等の付託
次 は 、 日 程 第 29、 請 願 等 の 付 託 を 行 い ま す 。
去 る 3月 定 例 会 後 、 締 切 日 ま で に 受 理 し た 請 願 及 び 陳 情 に つ い て は 、 お 手 元 に 配 付 の 文 書 表
のとおり所管の委員会に付託いたします。
以上で本日の日程はすべて終了しました。
こ こ で 念 の た め 申 し 上 げ ま す 。 次 の 本 会 議 は 8日 か ら 開 き 、 一 般 質 問 を 行 い ま す 。
本日はこれで散会いたします。
散
会
午前10時54分
- 20 -
第 5回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 2日 目 )
1.開
会
日
時
平 成 21年 6月 8日 ( 月 ) 午 前 10時
1.議
事
日
程
( 第 2号 )
〇開
議
日程第 1
一般質問
日程第 2
決 議 案 第 1号
日程第 3
鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙
1
健造議員
井料
通
振り込め詐欺撲滅に関する決議
(学校統廃合、避難所について
2
室屋
等)
正和議員
(レクの森の再検討課題・海岸の浸食対策
3
貴島
等)
修議員
(元気づくり事業、米飯給食、鯨標本について
4
山下
美岳議員
(休耕田の活用策について
5
下野
等)
認議員
(市の各種の業務委託契約について
〇散
等)
会
1.本日の会議に付した事件
〇議事日程のとおり
- 21 -
等)
告
順
趣旨説明、質疑、付託
省略、討論、表決
1.会議に出席した議員(27名)
1番議員
貴
島
修
2番議員
清
水
春
男
3番議員
大
迫
久
光
4番議員
大
原
俊
博
5番議員
髙
倉
正
文
6番議員
三
角
勝
嘉
7番議員
有
村
義
次
8番議員
山
下
美
岳
9番議員
諏
訪
昌
一
10番議員
野
下
寛
俊
11番議員
下
釡
清
和
12番議員
小
園
藤
生
13番議員
下
野
認
14番議員
永
山
薩
男
15番議員
室
屋
正
和
16番議員
園
田
17番議員
相
星
二三夫
18番議員
南
19番議員
平
石
一
善
20番議員
若
21番議員
鳥
居
亮
幸
22番議員
23番議員
井
料
健
造
25番議員
柳
元
拓
夫
27番議員
石
井
博
美
豊
敏
子
松
正
伸
上
園
邦
丸
24番議員
新
澤
26番議員
古
木
美
健
一
1.会議に欠席した議員(0名)
1.会議に出席した事務局職員(4名)
事
務
局
書
長
田
中
茂
穂
議
記
井
上
喜
詞
書
事
係
長
金
田
鶴
見
記
宮
内
雅
史
1 . 法 第 121条 に よ る 会 議 に 出 席 し た 説 明 員 ( 2 8 名 )
長
川
野
信
男
副
市
長
相
星
完
治
長
坂
口
二
郎
教
育
長
出
口
定
昭
長
柴
田
達
朗
企画政策部長
山
口
力
三
市民福祉部長
久保薗
秀
徳
産業振興部長
上
野
哲
郎
建
設
部
長
山
下
和
隆
会 計 管 理 者
放生会
教
育
部
長
染
川
勝
夫
建設部参与兼
樋
市
副
総
市
務
部
渡
隆
千
昭
建設整備課長
総務部総務課長
長
濱
一
盛
総務部財政課長
塩
賀
千
弘
総務部税務課長
有
馬
安
行
企画政策部企画
中
山
秀
次
橋
口
一
郎
課
企画政策部地域
政策推進室長
成
田
清
長
市民福祉部市民
生
- 22 -
活
課
長
市民福祉部保健
課
産
課
佳
彦
課
長
田
彰
川
野
重
美
課
長
建設部建設維持
輝
久
建設部建築住宅
課
教育部学校教育
課
長
今
村
徳
幸
村
千
尋
橋
口
和
行
末
永
茂
長
育
部
加世田学校給食
センター所長
- 23 -
中
長
教育部教育総務
教
仁
長
課
田良島
尾場瀬
長
課
長
道
市民福祉部福祉
課
長
建設部都市整備
水
坊
長
産業振興部農林
水
本
藤
崎
信
一
△
〇議長(石井博美)
開
午前10時00分
ただ今から本日の会議を開きます。
△
〇議長(石井博美)
議
日程第 1
一般質問
日 程 第 1、 一 般 質 問 を 行 い ま す 。 発 言 通 告 者 は 13人 で あ り ま す 。 本 日 か ら
6月 9日 、 6月 10日 の 3日 間 に 分 け て 行 い ま す 。 質 問 者 、 答 弁 者 と も 簡 潔 に 御 発 言 く だ さ る よ う
お願いいたします。通告順に発言を許可いたします。まず、井料健造議員の発言を許可します。
[井料健造議員
〇23番議員(井料健造)
一般質問席]
午前10時00分
おはようございます。新型インフルエンザも終息宣言が出ましたけ
ど、あれだけ大騒ぎせんといかんのかなあというのを思ったりしました。日本人のいい面でも
あるし、悪い面でもあると思いますけど、通告順に従って質問さしていただきます。まず学校
統廃合その後の動向ですけど、加世田幼稚園は次に質問しますので、その他の幼稚園、小学校、
中学校で、津貫地区、坊泊、あの辺は動き出てるわけですけど、そのほかに何か動きがありま
したら、答弁願います。
〇教育長(出口定昭)
その後の加世田幼稚園の民間移譲等の検討の状況でございますけれども、
年度が変わり、幼稚園の保護者にも多少の入替わりがございまして、PTAの新役員体制が決
定 し た 後 の 5月 12日 で ご ざ い ま し た が 、 P T A 役 員 や 保 護 者 の 代 表 の 方 々 と こ れ ま で の 協 議 の
経緯の説明や今後の協議の進め方などについて話し合いを行ったところでございます。今後も
引き続き、まず幼稚園からですよね。失礼いたしました。ほかのということからですね。失礼
いたしました。学校再編についてその後の推進の状況等についてでございますけれども、現在
要望書が出ておりました津貫中学校と加世田中学校の統合、それから坊津地区の四つの小学校
と二つの中学校の小中一貫に係る再編については、学校関係者や地域住民と一緒になって再編
を実現するための再編準備委員会をそれぞれに設置いたしまして諸課題解決に向けた取組みを
行っております。さらにより円滑な学校再編事務を推進するために副市長を委員長とする全庁
的な組織南さつま市学校再編推進会議を設置しているところでございます。推進会議では、当
面 の 課 題 で あ り ま す 平 成 22年 4月 か ら の 津 貫 中 学 校 と 加 世 田 中 学 校 の 統 合 、 坊 津 地 区 の 施 設 一
体 型 の 小 中 一 貫 校 の 開 設 の 前 段 階 の 取 組 み と い た し ま し て 、 平 成 22年 4月 か ら 四 つ の 小 学 校 を
現在の坊泊小学校に、二つの中学校を現在の坊泊中学校にそれぞれ再編し、新しい校舎が完成
するまでの当分の間、施設分離型の小中一貫の実施に向けて作業を進めているところでござい
ます。一方、その他の地域につきましては、地区の自治公民館連絡協議会の総会や振興会の総
会などでプロジェクターを使って当該地域の児童・生徒の推移や津貫中学校及び坊津地区の取
組 み な ど を 先 進 の 例 と し て 紹 介 す る な ど の 説 明 を 実 施 し た り 、 学 校 再 編 だ よ り を 第 1号 を 作 っ
ておりますけれども、配布したりしているところでございます。以上です。失礼いたしました。
〇23番議員(井料健造)
落ち着いて答弁をお願いします。それは別にしまして、津貫中と坊
- 24 -
泊 地 区 は で す ね も う 既 に 早 い 段 階 で 答 え が 出 て て 、 津 貫 中 と 加 世 田 中 は 来 年 の 4月 か ら 同 じ 所
で 勉 強 す る わ け で す け ど 、 南 さ つ ま 市 が 小 学 校 は 学 年 二 ク ラ ス で 合 計 12ク ラ ス 、 中 学 校 が 学 年
3ク ラ ス の 9ク ラ ス で す か 、 そ う い う 方 針 を 打 ち 出 し て 、 今 の 答 弁 を 聴 い て ま す と 、 そ の 他 の
地区については、例えば、これから説明会とか、そういうのを開いて、分かりやすく言えば、
これだけの方針を打ち出していながら、今から説明会を開くということは、津貫、加世田、坊
泊は別にして、いつぐらいに学校再編成が出来上がると思ってるんですか。
〇市長(川野信男)
具体的なことについては教育長から答弁させますが、今御質問ありました
けれども、学校再編をどうするかということについては、これまで教育委員会が、既に決定し
ておる津貫中学校あるいは加世田中学校、あるいは坊津地域以外の地域も同じように地域の皆
さんに御説明しながら、推進をしてきた経緯がございます。ただ現段階で言いますと、来年
4月 か ら 具 体 的 に ス タ ー ト を す る の が 、 今 御 指 摘 の あ っ た よ う な そ う い う 地 域 で ご ざ い ま す 。
その他の地域についても引き続き実態を住民に理解していただきながら、今後どうするかとい
うことについての検討を住民自らもやっていただきたいということで先ほど教育長答弁がされ
たとおりでございます。この問題については学校の子どもたちが激減してきているという実態
が あ る わ け で ご ざ い ま す 。 実 は 平 成 10年 か ら 平 成 20年 度 ま で の 間 の 学 校 の 子 ど も た ち の 減 少 状
況 と い う の は 、 小 学 校 の 場 合 は 既 に こ の わ ず か 10年 の 間 に 三 十 数 パ ー セ ン ト も 減 っ て お る と い
う実態がございます。これは総体でございます。そして個々の学校ごとに言いますと、小学校
単 位 で 言 い ま す と 、 こ の 10年 間 で ピ ー ク の 時 と 一 番 、 20年 の 数 字 と 比 較 を し ま す と 激 減 、 子 ど
も の 数 が 減 る 割 合 の 大 き い 所 は 80パ ー セ ン ト を 超 え て お る と 、 こ う い う よ う な 実 態 も あ る わ け
で す 。 そ し て 、 ま た 、 50パ ー セ ン ト を 超 え て お る 学 校 は 確 か 9校 も あ っ た と 思 い ま す 。 中 学 校
の場合は少しタイムラグがあるようでございます。じゃあ今後どうなるのかと言いますと、な
かなか、今後の動態について十分把握ができるかどうかは別といたしまして、やはり同じよう
な傾向というものは続いていくのではなかろうかと、こういうようなことをば感じております。
例 え ば 、 今 申 し 上 げ ま し た 10年 間 の 人 口 の 異 動 に つ い て 言 い ま す と 11パ ー セ ン ト 程 度 の 減 で あ
りますが、学校の子どもたちは三十数パーセント減っておると、こういうような実態でござい
ます。こうした状況を住民も一緒になって理解して、子どもたちの将来の教育ためにいかにあ
るべきかということをば住民の皆さんも一緒になってこれから検討し、そしてどのような学校
の在り方がいいのかということをみんなで考えようじゃないかということで、教育委員会とい
たしましてはそれぞれのデータを含めて地域住民にさらに説明をしよう。こういうようなこと
であるという御理解をいただきたいと思います。
〇教育長(出口定昭)
その他の地域においてまだ説明の段階かというような御質問でございま
したけれども、説明もAの段階、初期の段階は終わりましてですね、初期の段階と言いますの
は、総合振興計画あるいはその他のことにつきましてこのような考えであるというような説明
につきましてはPTAの総会等でやってきたところでありまして、その後のですね発展した形
- 25 -
の、言わば坊津地区、それから津貫の在り方ですね、ことにつきましてただ今こんな学校のや
り方もありというようなことで金峰地区、大笠地区に説明をしておるところでございまして、
6月 中 に で す ね 新 し い 学 校 づ く り を し て い る 他 県 の 研 修 視 察 も た だ 今 計 画 中 で ご ざ い ま し て 、
具体的な話が今後また進むというふうに思っております。
〇23番議員(井料健造)
私はいつ頃まで終わるのかって、いや、目処、いつ頃その学校再編
成を目処にして動いているのかっていう質問でしたけど、市長の答弁にもあったように、そら、
はっきり申し上げて、これから先南さつまの要するに学校に行く生徒って、子どもの数が増え
る な ん て 、 も う 極 端 に 言 え ば 100パ ー セ ン ト あ り 得 ん わ け で す か ら 、 こ れ だ け の 、 例 え ば 、 小
学 校 が 二 ク ラ ス の 12ク ラ ス 、 中 学 校 で 全 体 で 9ク ラ ス と い う 方 針 を 打 ち 出 し て お き な が ら 、 今
から、例えば、説明会なんか開いてですよ、言えば蛇の生殺しじゃないけど、かわいそうなの
は子どもですよね。ということでいつぐらいを目処にしているんですか。例えば、今年の小学
校 の 入 学 者 を 見 て も 、 や 、 一 人 入 っ て き た な ん て い う 学 校 も い れ ば 、 入 学 者 0だ っ た と い う 所
もあったわけですけど、実際目処はいつなんですか。計画がある以上、先の最終地点もあると
思うんですけど。
〇教育長(出口定昭)
再 編 の プ ロ ジ ェ ク ト と し ま し て は 当 初 23年 度 、 5年 計 画 の 、 18年 度 か ら
ス タ ー ト は し ま し た の で 、 5年 と い う こ と に こ う し て お り ま し て 、 5年 の 期 限 が 23年 度 で す が 、
それぐらいまでにまとまればいいなあというふうに考えているところでございます。
〇23番議員(井料健造)
今 21年 度 で す か ら 、 21年 度 は ス タ ー ト し て 、 あ と 3年 あ る か 、 な い
かですが、まとまればいいなあということは、まとまらん可能性もあるわけですよね、ね。う
なずきましたけど、多分、今の調子だったら、例えば、私も金峰町に大分長い間住んでおりま
したけど、金峰町の状態をどう捉えるかは別にして、阿多小、田布施小という大きな学校が、
大きな学校と言うと、ほかの小学校の方には失礼ですけど、メインになる学校があって、その
他大田、白川とか、大坂とかあるわけですけど、あれを果たしてどういうふうにまとめていく
の か な あ と た ま に 考 え る ん で す よ 。 要 す る に 1校 新 し い の を 造 る の か 。 ど っ か の 学 校 に 集 め る
のか。ところが、金峰町の何人かの住民に聴いてみると、なかなかこうお互いのこう、何と言
うんですかね、言い分っていいますかあって、そう簡単にまとまるような雰囲気じゃないなあ
と。要するに今の市側のやり方見てれば、何とか向こうからいい案が出てこないかなというふ
うに私には映るんですけど、ねえ市長、ここまで方針を打ち出していながらですよ、かわいそ
うなのは子どもだと思うんですけど、もうちょっとこう、ある程度行政主導型でもうちょっと
速いスピードで、それは地元の意見を聴くなってことじゃないですけど、この小学校、中学校
の 再 編 成 と い う の は で き な い も ん で す か ね 。 23年 度 ま で 終 わ る っ て い う 今 の 調 子 だ っ た ら 、 今
から説明会開いてチンタラチンタラやってたら私は終わらんと思うんですけど、その辺はどう
ですか。もうちょっとこう市長独自のリーダーシップを発揮してできないもんですかね。
〇市長(川野信男)
学校再編というのは大変難しい問題なんです。また、地域住民の御理解が
- 26 -
いただかなければ、市の方がこうあるべきだということをば申し上げて、それでうまくいった
例ってほとんどない、過去ない。こういう実績もございます。そこでいかに実効性のあるよう
なものにするかということについては住民も一緒になって答えを出していこう。ただその期間
に つ い て は 、 教 育 長 が 答 弁 申 し 上 げ ま し た と お り 、 23年 を 目 処 に し て 具 体 的 な 方 策 を 考 え て い
きましょう。こういうようなことで進めておるわけです。チンタラチンタラということではご
ざいません。その中で、先ほど答弁申し上げましたとおり、津貫中学校については加世田中学
校に、そして坊津地域については小中一貫教育を目指して、当面の間は施設分離型の方でとい
うような結論が得られたというわけでございます。早い段階で地域の皆さんの合意、理解が得
られますならば、当然それは早い段階に施行と、こういうことになるわけでございますが、た
だ住民の理解が得られないままに、こうあるべきだ、あああるべきだということだけを行政の
方から言って失敗した例はもういくつでもあるわけでございます。そうした轍を踏まないよう
に、実効性のあるものにするように、あらかじめ住民との間の理解、合意が得られるような、
少々時間はかかっても、私はそれはやるべきだと、こういうような認識をいたしておるところ
でございます。ただあくまでもある程度の目処というものは持っていなければなりませんので、
こ れ を 23年 度 と い う こ と で い た し て き た 経 緯 が ご ざ い ま す 。
〇23番議員(井料健造)
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 の 教 育 の 冊 子 見 ま し て も 、 例 え ば 、 再 編 準 備
委 員 会 、 2地 区 で 5回 と か 、 い ろ い ろ 書 い て あ り ま す け ど 、 ま あ 私 は な る べ く こ の 小 ・ 中 学 校
の編成というのは早い段階で進めるべきだと思いまして。もうその点はまた他の議員の質問の
中でも出ると思いますけど、是非それは早急にやっていただきたいと思います。
3月 議 会 で も 質 問 し ま し た 加 世 田 幼 稚 園 の 俗 に 言 う 民 営 化 報 道 が 出 ま し た け ど 、 そ の 件 に つ
いて質問します。今年度の、新年度になって保護者との話し合いが持たれたものかどうか。そ
してその内容はどのようなものであったかお尋ねします。
〇教育長(出口定昭)
先 ほ ど も ち ょ っ と 答 弁 し か け ま し た け れ ど も 、 5月 12日 に で す ね 第 1回
目の会議を持ったところであります。PTAの新役員の体制が決まったということもありまし
てPTAの役員の方、保護者等の代表の方々と話し合いを持ったということでございます。ど
のような民営化の方法があるのかどうなのかということにつきましてもですね今後も引き続き
保護者との協議を重ねながら民間移譲等の在り方等について参りたいと。ただまた議会の委員
会の審議状況も見守ってやらなきゃなりませんので、そのことも勘案しながら話を進めていく
ということでございます。
〇23番議員(井料健造)
ただ今「議会の審議会の様子を見守りながら」という、ということ
は、今、文教厚生委員会の中に付託されて、あとは議会の決議というのが出てくるわけですけ
ど、議会で審議中という、委員会で審議中ということは、その間は見守るだけで、例えばです
ね、保護者側から要求が出るけど、それには議会で審議中だから答えられないということです
か。
- 27 -
〇教育長(出口定昭)
内容によってはそういうこともあるかもしれませんけれども、先ほど申
し上げましたように、協議を進めて参りますけれども、併せてというようなことで御理解をい
ただきたいというふうに思っております。
〇23番議員(井料健造)
内容によってはそういうことがあるということは、ああ、なるほど、
そうだなというふうにとれるんですが、例えばですよ、議会で審議中だからというのは、一種
のこれ逃げになるんじゃないですか。そしたら文教厚生委員会で民営化しないで、今の公立の
まま残してくれて仮に採択されて、それが議会で採択なったら、それに従うっていうことです
かね。
〇教育長(出口定昭)
改革のプロジェクトとしていろいろ考えておりますことは、私たちがい
ただいた宿題・課題というのは、民営化の在り方を検討されたいということをいただいており
ますので、そのことについて会議を進めていくということで、それをどうだったかということ
を審議しなければ役目を果たしたことにならないというふうに思いますので、そのことについ
ては進めて参りたいということでございます。
〇23番議員(井料健造)
日本語の便利さ、曖昧さ、審議、要するに改革ということは進めて
い か な け れ ば な ら な い と い う こ と で す ね 。 さ っ き 言 っ た 南 さ つ ま 市 の 教 育 の 21年 度 版 に こ う 書
いてあります。「幼稚園、重点施策、民間移譲(民営化を含む)の検討」、それと事業計画の中
にですね「加世田幼稚園の民間移譲等の検討に向けたPTA役員及び保護者会との協議の開催
を随時行う。」、それと「幼稚園移譲先の公募の実施(一定の方向がなされた後に実施する。)
と、給食センター」、ああ、これ給食センターはちょっとこれから外れますけど、そういうふ
うに書いてあるということは、公募の実施、ある程度この役員、保護者会との協議が何回か進
んだら、その結果はともかくとして、公募先を募るということになるんですか。
〇教育長(出口定昭)
私たちが与えられた課題というのは民営化ということでございますので、
公募をという形をとらなくて、じゃあやりましたかと、検討しましたかということになると、
やはり公募という形をとらさしていただきたいと。その上で公募の状況次第で後のやり方とい
うのはまた話し合いで違ってくるのではないかと。やはりこの公募ということは是非やらして
いただきたいというふうに思っております。
〇市長(川野信男)
私の方から基本的な考え方だけを申し上げておきたいと思います。民間で
できるものについては民間にしてもらう。これがもう基本的な考え方でございます。これは幼
稚園だけではございません。保育園もそうでございますし、ほかの民間施設、その他いくつか
ございます。これまで公がいわゆる具体的な業務をやっておったものについては、民間ででき
なかった時代に民間に代わってといいましょうか、行政がやってきたと、こういうふうに私は
理解をいたしております。社会が大きく変わってきた今日、民間で可能なものについてはでき
るだけ民間に移譲する。これが基本的な方針として決定がされてきておるわけでございます。
その中の一つとして公立の市立幼稚園、これも当然に民間移譲の一つの中に入っておるわけで
- 28 -
ございます。ただ具体的にどのような形で移譲するかということについては、保護者等を含め
ていろんな人の御意見等も踏まえた上で実行に移さなければならない課題でございます。ただ、
今、保護者の間で大変御心配になっておる向きというのは、子どもたちが今通園をしておる。
途中でほかん所に変わるんじゃないかというような御心配もあるようでございますけれども、
これは私どもはそういうことを考えておるわけではございませんで、子どもたちが、今、入園
しておる子どもたちが別な幼稚園に変わらなければならないとか、そういうことを考えておる
わけではございません。将来にわたって現在のいわゆる公立の幼稚園がそのまま存在しなけれ
ばならないのかどうかという観点から検討をいたしてございます。この問題の一つの課題と言
いますのは、公立の幼稚園の保護者の負担と私立の幼稚園の保護者負担が非常に大きな差があ
るということも一つございます。なぜそのような差があるかと言いますと、いわゆる公立の幼
稚園でございますれば、経費がそれだけ掛からないということじゃなくって、いわゆるその差
額の大半は市民からいただいておる税金で負担をしていただいておると、こういうことでござ
います。そのようなことがいいのかどうか。こういうことも議論をした上で、いわゆるまた行
財政改革を進める上でいかにあるべきかという観点でこのことについての議論をいたしておる
わけでございますので、やはり実行する過程におきましては、当然にいつからするのか、どう
いう形でやるのかということなどを含めて地域住民の皆さん、あるいは保護者の皆さんの御理
解もいただかなければならない。こういうようなことで今、教育委員会の方では説明会等をし
ながら御理解に努めておると、こういうふうに私は認識をいたしておるところでございます。
〇23番議員(井料健造)
今、市長の答弁で今通ってる子どもたちがいる間は、いる子どもた
ち は そ の 途 中 で 、 何 と 言 う の か 、 ど っ か 変 わ る こ と は な い っ て い う こ と は 、 例 え ば 、 3年 間 と
い う こ と で 入 っ て る 方 は 3年 後 ま で 公 立 が 存 在 す る っ て い う こ と で す よ ね 。 う な ず い た か ら 、
ああ、なるほど、それは確認なんですけど。ただですね、今、答弁の中にもありましたように、
保育料、要するに月謝の問題があるんですよ。確かにその私立と公立の場合は、市が負担して
いるから公立の所はもう月謝が安いという理屈はよく分かるんですけど、例えば、御存じのよ
う に 、 去 年 の 10月 頃 か ら 吹 き 荒 れ て る 不 況 の 中 で で す よ 国 も 必 死 に な っ て こ の 景 気 浮 揚 対 策 打
ち出してて、もちろん南さつまの中にもリストラに遭ったりして職を失った人もいるし、こう
いう中でこの保育園の民営化とか、幼稚園の民営化とか、そういう話が出てきたりしてるとい
うのも、何かこう今の時点ではこう時代に合わないなというような気もするんですけど、ただ
世間を見回してみますと、公立を民営化するというのは、確かこう世の流れといいますか、そ
ういう傾向はものすごい強いです。ところが、公立を公立のままいかにして残せるかっていう
方向を探るのも私は一つの手じゃないかと思うんですよ。今年の園児の入園者は、去年ちょっ
と募集が遅れたり、一種のこの民営化の新聞報道があったりして保護者の間にいろんな不安が
走 っ た り し て 入 園 者 が や や 減 っ て 、 今 48人 で す か ね 、 そ れ ぐ ら い で す か 、 全 部 で 。 た だ こ こ 10
年 ぐ ら い 見 て る と 大 体 50人 か ら 60人 ぐ ら い の と こ ろ で 園 児 の 数 も 推 移 し て い る し 、 そ れ だ け の
- 29 -
需要があるということは、私は何とかして公立の方向で残せないかというのも、そういうのを
探るのも一つの手じゃないかなと思うんですよね。だから、さっき教育長の答弁の中にあった
ような議会に預けてあるて、議会でも審議中だからとかというそういう言葉を吐かずに、もう
ちょっとこう突っ込んだ話をしてですね、じゃないと、そういうことを言ってしまえば、それ
は話し合いには私はならないと思うんですよね。確かにその話に同席するわけでもないですけ
ど、本当の話し合いというのは、そういうもんじゃなくて、もうちょっとこう突っ込んだ話と
いうのも必要じゃないかなと思って、今の時代こそこう公立の私は存在価値というのは問われ
る時代じゃないかなと思いますし、何とかしてほんならこの公立、幼稚園に限らず、残せない
かなあというのを探るのも一つのこれは役目じゃないかなと思います。この件は何か言い足り
な い 面 も 自 分 で も あ る よ う な 気 が す る ん で す け ど 、 思 い 出 し た ら 、 ま た こ の 4番 目 の 質 問 が 終
わるまでに質問しますけど。
次の学校・家庭・地域の連携について移らしていただきます。質問紙には現状(問題点)と
解決策ってあるんですけど、よく公民館長とか、嘱託員においては地域の人に対してですねア
ンケートをたまに取っていらっしゃるようですけど、特にこう学校と対家庭・対地域との連携、
連携って言いますけど、今つかんでるのでそれぞれどのような問題点が、うまくいってるって
言うんなら別に問題点はないと思うんですけど、問題点があると思うのか。それに対してどう
いう解決方法っていいますか、対処をしているのか答弁願います。
〇市長(川野信男)
私から基本的なこれも問題を申し上げます。あとの具体的なことについて
は教育長から答弁させます。今、教育の中で一番大きな課題というのは、私は学校と家庭と地
域、この連携だと、こういうふうに思っております。学校と家庭との連携というのはPTAな
どの組織があって十分な連携できる体制はあるというふうに認識をいたしておりますが、ただ
地域と一緒になった連携体制というのは必ずしも十分でないのではなかろうか。こういうよう
な認識をいたしてございます。しかも今の教育の中で大きな課題と言いますのは、地域の人た
ちがもう子どもが小学校、中学校を卒業すると学校とは関係ないんだよと、こういうような意
識が強過ぎる。子どもたちに指導をするという観点が、子どもが義務教育の課程にある時は一
生懸命なるけれども、それを卒業するとどうもそこが薄らいでしまっておると、こういう問題
が私は随所にあるのではないかなと、こういうふうに思っております。そのために学校と家庭・
地域、これが連携する体制づくりというものが大変重要なことだと認識をいたしてございます。
ただこの中で地域につきましては実は学校を単位とした地域づくりというのが組織的に必ずし
も十分でなかったということの反省も私はしなければならないと、こういうふうに思っており
ます。そういう意味で先般、各校区ごとに地区公民館というのを設置をいたしまして校区を単
位とした組織づくりというものはできてきた。そして、また、活動する体制もできてきた。こ
ういうような状況の中でいかにして学校と保護者あるいは地域の人たちの連携する体制をとっ
ていくかということがこれからの大きな課題でもあるという認識をいたしてございます。実は
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かつて旧加世田地区におきまして教育懇談会というものをば実施をいたしました。この狙いと
言いますのはまさにそこにあったわけです。学校と家庭だけの話というのはPTAという組織
の中で対応が可能でございますけれども、地域との関わりについては必ずしもそういう体制が
なかったので、学校と、それから保護者、地域一緒に集まった教育懇談会というものをば実施
をしようということで、現在でも実施されておりますが、ただ合併後全地域にそれがまだ広がっ
ていないという実態もございます。広がっていない実態の中には、さっき申し上げましたとお
り、学校を単位とした地域づくりができていなかったという面もありましたので、いよいよそ
ういう組織もできましたので、こうしたことを通じて三者がいわゆる連携ができる体制づくり
というものをばこれから私は積極的に進めていく必要があると、こういうふうに思っておりま
す。ただこれまでの教育懇談会のいわゆる進め方について反省はなかったかどうかということ
については、これはもう当然、教育委員会の方で具体的にこれまで実施状況等を踏まえて検討
はしておると思いますけれども、最初の段階からいたしますと、どっちかというと学校が主導
すると、こういうようなやり方がこう先に立っておるような気がするなという気もいたします。
当時、この制度を作った時は地域が主導するような教育懇談会にしてほしいということを私は
常々申し上げてきましたけれども、だんだんだんだん、そうじゃなくて、学校が会議の進め方
はこうよ。発言は誰がするのよ。こんな進め方をするのよと、余りにも学校主導になっておる
嫌いはないかどうかという反省を私自身はいたしてございますが、これから、問題は三者が連
携し、一体化するための体制づくり、対応というものをば積極的に進めていく必要があるとい
う認識をいたしてございます。
〇教育長(出口定昭)
地域の行事その他につきましてですね子どもたちが参加が少ないのでは
な い か と い う よ う な こ の 御 指 摘 は い ろ い ろ こ う 聴 い て お る わ け で す け れ ど も 、 100パ ー セ ン ト
で す ね 、 ほ ぼ 100パ ー セ ン ト 地 域 の 行 事 に 子 ど も た ち が 参 加 し て い る 所 が ご ざ い ま し て 、 調 査
を し ま し た と こ ろ で す ね 3点 ほ ど 共 通 点 が あ り ま し た 。 ち ょ っ と 述 べ て み ま す と 、 1点 目 は 、
年度初めに年間の地域行事の日程について学校と地域で綿密に話し合い、相互に年間の計画を
し っ か り 共 通 理 解 し て い る こ と 。 2番 目 が 、 学 校 行 事 と 地 域 行 事 と が 重 な っ た 場 合 に は 、 相 互
の 行 事 日 程 を 調 整 す る な ど に し て 子 ど も が 参 加 で き や す い 体 制 を 整 え て い る と い う こ と 。 3番
目が、機会あるごとに子どもや保護者へ周知し、積極的な参加を呼び掛けるなど学校と地域の
関係団体が協力し合って継続的な情報発信をしているというような事柄でございます。このよ
うなことから学校と地域の情報の共有化、情報の周知、情報の発信等を柱に綿密な連携を双方
向で行っていることが活性化の共通点であるように思われます。学校と地域の連携でさらにこ
の活性化が図られるよう学校にも要望しますけれども、例えば、行事への参加が少ない場合は、
どこに原因があるのか。活性化を阻害している要因を課題として受け止めた上で活動日程等を
地域代表者と話し合うなど的確な解決の方法を確立するよう支援もして参りたいというふうに
考えております。
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〇23番議員(井料健造)
市長の答弁の中で教育懇談会の在り方っていう問題点とか出ました
けど、確か、ずうっと参加してて思うのは。最近なくなりましたけど、まず、小学校、中学校
の校長のあいさつが長いこと。そして肝心のこの話し合う時間がなかったんですよね。それは
大分よくなりました。今言われたように、確か学校主導型になってますよね。市長の思いとは
逆なんでしょうけど、もうちょっとその辺をうまくできないかなあというのを感じるのは私も
同感です。これは質問じゃありません。教育長、今、子どもの参加がうまくいっている地域の
特徴で日程調整というのが出ましたけど、これはもう当然やらなければできないことでありま
して、去年の一般質問ですか、私その中で市のスケジュールが決まったら、早くそれを各地区
に配れないかというようなことをお願いしたことがあって、その時、市長の答弁で県との絡み
が あ る か ら ど う の こ う の と い う 答 弁 は い た だ い た ん で す け ど 、 私 が 申 し 上 げ た い の は 、 3月 末
には、例えば、小学校の運動会がいつある。中学校の体育祭がいつあるというのは大体分かっ
てきますよね。入学式がいつとか、卒業式がいつ、そして学校全体の主な行事、その辺をです
よ決まった段階でこの南さつま全地域の自治公民館なり、そういう所へ配れないもんなんです
か 。 私 は 1回 要 求 し た ら 、 「 上 司 と 相 談 し て ま た お 電 話 し ま す か ら 」 っ て 、 何 で こ う い う こ と
を上司と相談しなきゃいけないのかなって疑問に思ったことあるんですけど、その辺は、例え
ば、行事が全部決まった段階で配布っていいますか、それこそ嘱託員の使送便を通じてそうい
うことはできないんですかね。
〇教育長(出口定昭)
学校には教育課程というのを作るようになっておりまして、それは前年
度 ま で に 作 り 上 げ な け れ ば 4月 か ら の ス タ ー ト は 切 れ な い わ け で ご ざ い ま し て 、 1年 間 4月 か
ら 翌 年 の 3月 ま で す べ て も う 何 月 何 日 の 何 時 か ら 何 が あ る と い う こ と は も う す べ て 決 ま っ て お
り ま す 。 そ の こ と に つ き ま し て は で す ね 行 事 の 調 整 会 と い う の を 2月 頃 に や り ま し て 、 も う す
べて学校においては市教委の方から何月何日こういうような行事を市はやると。そして、また、
学校行事はこうだと。それでもなおかつ調整が必要なものについては、最終的には二次、三次、
四次ぐらいまで行事の調整を重ねましてですね学校にはこの周知しているところでございます
が、各学校におかれましては、学校の年間行事はこうであるというようなことにつきましては、
も し 地 域 の 方 々 に 配 布 が な け れ ば で す ね 、 そ れ は す る よ う に し ま す け れ ど も 、 す べ て も う 4月
ス タ ー ト す る 段 階 の 前 か ら 行 事 は 1年 間 も う す べ て 決 ま っ て お り ま す の で 、 配 る よ う に で き れ
ばまた申し添えたいというふうに思っておりますが。
〇23番議員(井料健造)
それは是非やっていただきたいと思います。対家庭の問題ですけど、
これずばり核心に入りますけど、いろんな人間考え方がありまして、何年か前から問題になっ
てるのが、要するに学校に対して理不尽な要求、要するに筋の通らない要求をする親が学校と
家庭の関係を壊してる原因の一つだというのをよく耳にするんですけど、いつから使われ出し
たか知らないけど、モンスターペアレントと、モンスターというのは、辞典引いてみると「怪
獣」とか書いてある。ペアレントというのは「両親」かなあっていうような気がするんですけ
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ど、そういう保護者というか、家庭の存在というのが南さつまに、私は多分あるんじゃないだ
ろうかと思っている。そういうのをつかんでたら、また、そういう人に対してどういう学校側
で対処をしているのか。分かっている範囲内で答弁願います。
〇教育長(出口定昭)
一般的にいわゆるモンスターペアレントということに関しましては、先
ほどおっしゃいましたように、偏った思い込みや一方的な教育観、教師観に基づく明らかに理
不尽あるいは無理難題と言うほかない苦情や抗議を執拗に繰り返す親や住民のことであるとい
うふうに定義付けられておりますが、本市では昨年度の例として近距離の通学距離でありなが
ら 自 転 車 に よ る 通 学 を 強 く 要 求 す る な ど 3件 ご ざ い ま し た 。 今 年 度 に 入 り ま し て か ら は ま だ 1
件もございません。教育委員会といたしましては次のようなことを重視して理不尽な意見や無
理難題と思われるようなことに対しまして学校に対しましては次のような指導をしているとこ
ろ で あ り ま す 。 ま ず 1番 目 に 丁 寧 で 誠 実 な 対 応 に 心 が け 、 し っ か り と 相 手 の 意 見 や 言 い 分 も 聴
き、適切な対応に努めること。そして、また、記録に残すということでございます。記録に残
すということは、今後もあり得るであろうということに対しましてですね適切な対応を心がけ
るあるいは共通理解するためであります。次に、学校として譲れない部分や不当な要求には毅
然と対応をするということであります。さらに、一人の職員で抱え込むのでなく、学校全体で
組織として取り組むということでございます。これらを基に対応の在り方を各学校でも研修で
きるよう管理職研修会等を通しての指導や資料提供も行っているところでございます。
〇23番議員(井料健造)
昨 年 度 3件 と 、 私 は も っ と あ る よ う な 気 も す る ん で す け ど 、 い ろ い
ろ 、 例 え ば 、 「 う ち の 子 ど も を 劇 の 主 役 に し て く れ 。 」 と 言 っ た ら 、 浦 島 太 郎 が 3人 に な っ た
りしたりですよ。そして義務教育だから給食費は払わんでいいと。学校の教科書がただなのに、
何で給食費だけお金取るのとか、旅行に行くから、先生、うちの子ども預かってくれないとい
うような、これはほかの、南さつまじゃなくて、ほかで実際あった話でございまして、よくそ
ういうことを聴いて、今、教育長の答弁にあったようにですね、教育委員会は学校に対してそ
ういう教育をしてる、指導をしているかもしれませんけど、いざ学校の現場になったら、その
先生たちが果たして今言ったような、方針は説明できても、毅然とした態度をとってるのかな
というのを私非常に疑問に思うんですよ。学校の先生ももちろんそれは教育者ですけど、ある
意味ではサラリーマン、そしてましては親に嫌われたくないというようなことで何となくこう
保身的になるというのか、ほんとに学校の先生がすべてそういう態度をとってると思いますか、
今のこう世間の状態を考えて。
〇教育長(出口定昭)
南 さ つ ま は 先 ほ ど 3件 と 言 い ま し た け ど 、 お っ し ゃ る よ う に で す ね 、 い
ろんなことがありまして、モンスターペアレントによる言わば無理難題のことを突き付けられ
てですね休職になった先生も、続けられないと、あるいはですね退職する先生、もういろんな
ことが出てきまして、鹿児島県もですね「学校に対する意見、要望への対応、誠意ある対応を
するために」というですねマニュアルを出しておりまして、これはもう県全体、そして、また、
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文科省を中心とするですね日本全国のこの課題でありまして、また自治体によりましては専任
のですね弁護士を付ける。あるいは警察OBを配置するなどしておりますが、鹿児島県におい
てはそういう例は聴いておりませんけれども、そのような段階になっているということは言え
るかと思います。毅然として対応できているかということに関しましてはですね、誠に理不尽
なことを声高らにおっしゃるもんですから、教員としてはそれに対抗術がないと。俗な例で言
い ま す と 、 私 は 校 長 先 生 方 に で す ね あ る 研 修 会 で 教 員 が 1回 か ら 野 球 で 言 え ば 9回 ま で 守 備 ば っ
かいではのさんというようなことも言うわけですが、もうかなり無理難題を強いられていると
いうのが現状でございます。そのようなことは御理解いただきたいというふうに思っておりま
す。
〇23番議員(井料健造)
マニュアルを配ってそのとおりできればいいんですけど、「マニュ
アルがなかったからカヌーが流された。」っていう新聞記事が出てたけど、ああいうのは、天
候を見るような経験積んでればあるいは自然体験をしていれば、カヌーを出していいかどうか
分かるのが普通であって、あんなのにマニュアルが要るのかなあと思ったりもします。この問
題というのは何かこう根が深いような気がしてですね、よく変な話とか、そういう話を聴くん
ですよね。何とかして、一番学校の難儀する点かもしれませんけど、解決できる方向に持って
いければなあと思います。ちなみにこれを質問するに当たってモンスターペアレントのことを
あ る の に 書 い て あ り ま し た け ど 、 共 通 一 次 テ ス ト で 育 っ た 俗 に 言 う 新 人 類 の 人 で 47歳 以 下 に こ
のモンスターペアレントというのが存在すると、嘘か、ほんとか知りませんよ。要するに特徴
として物を大事にしない傾向があるということらしいんです。もちろん例外もおります。
3番 目 の 避 難 所 の 在 り 方 で す け ど 、 昨 年 で す か 、 公 民 館 の 調 査 と か 、 い ろ ん な の が き ま し て 、
多分あれも公民館の調査したということは避難所との関係もあっただろうと思うんですけど、
その他避難所の調査もされたと思いますが、南さつまでそういう調査をした結果、避難所とし
てですね不適当な所がなかったか。そして避難所の数というのも高齢化に伴って当然これ増や
す方向に出てくるんじゃないかなと思いますけど、その辺をどう考えているか答弁願います。
〇総務部長(柴田達朗)
避 難 所 に つ き ま し て 、 昨 年 の 10月 に こ の 避 難 所 の 関 係 で 調 査 を 行 っ て
おります。その内容についてでございますが、まず風水害に対応できる施設であるのか。それ
から危険区域に指定されていないか。それから安全な避難経路が確保されているのか。それか
ら一般電話の設置、それから携帯電話のエリア内での連絡手段が確保されているのか。それか
ら職員の配置ができるか。こういったことを基本的な項目として調査を行ったところでござい
ます。避難所の見直しを行ってきたところでございますが、見直しの結果、今年度は第一避難
所 か ら 第 二 避 難 所 へ の 変 更 が 11施 設 、 第 二 避 難 所 か ら 第 一 避 難 所 へ の 変 更 が 1施 設 、 ま た 、 大
雨時に施設が浸水するおそれがあるもの、消防団の詰所となっているもの、避難所が隣接して
整 理 統 合 し な け れ ば な ら な い も の な ど の 理 由 で 27避 難 所 の 指 定 解 除 を 行 っ て い る と こ ろ で ご ざ
い ま す 。 避 難 所 数 に つ き ま し て は 、 第 一 避 難 所 が 現 行 の 51箇 所 か ら 40箇 所 に 、 第 二 避 難 所 が 82
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箇 所 か ら 66箇 所 に 現 在 見 直 し を し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 そ こ で 避 難 所 の こ の 指 定 に つ き
ましては、大規模災害時に対応できるような量的な確保、人的な確保に努めるとともに、可能
な限り耐震性にも優れた施設を指定をすると、こういうことに計画の中でなっております。そ
の中で第一避難所につきましては、多くの人数を収容をできる施設、それから早くですね早期
に避難をしていただく場所ということで考えております。それと第二避難所につきましては、
災害等が発生をした場合に、その発生した地域に近い所を避難所としてまた開設をいたします
ので、そういった場所とか、あるいは避難勧告、避難指示をする場合のその地区の一番近い場
所、これは第一も入る場合もございますが、そういった区分けをした中で避難所をこれからも
運営をしていきたいというふうに考えているところでございます。
〇23番議員(井料健造)
答弁が抜けているんですけど、避難所として不適当な所は、いろい
ろ指定替えをしたというのは答弁ありましたけど、なかったんですか。そして数を、例えばで
すね、今、避難所が南さつまに全体で何箇所あるか分かりませんけど、高齢者が増えて避難す
るのに不便だと。もうちょっと近い所にあったらいいなというような地域もあると思うんです
けど、今後その避難所の数というのを私はこれ減らすわけにはいかないと思うんですよね、どっ
ちかというと、地域にもよりますけど。そういう所はどのように考えているんですか。
〇総務部長(柴田達朗)
避難所につきましては、先ほども申し上げましたけれども、第一避難
所 が 今 回 の 見 直 し で 11箇 所 減 っ て い る こ と に な り ま す 。 そ れ か ら 第 二 避 難 所 が 16箇 所 減 っ て い
るということになります。この中には調査をする中で大雨の時に浸水の危険があるとか、それ
から箇所が非常に狭いとか、そういったこともございまして指定の解除をしているところでご
ざいます。それで議員言われますとおり、確かに避難所はそれぞれ一番近い場所にあれば一番
便利なのは確かでございます。ただ先ほども言いましたとおり、この避難所につきましては、
その施設の強固な施設ですとか、それから建っているその場所ですとか、そういったものを十
分吟味をしながらこれまでも指定をしてきているところでございますので、避難所を増やすこ
とについて私は異論はございませんけれども、ただそういった施設がそれだけあるのかですね。
現在は調査の中では減ってきている状況にあるということでございますので、今後増やせる状
況であればですね、そういった施設を見つけてできるのであれば、それは増やすことについて
は私はやぶさかではないというふうに考えております。
〇23番議員(井料健造)
南さつまの人口動向を考えた場合ですよ、指定解除ということは減
らしたということですけど、人口動向を考えた場合にですね、建物の条件とか、丈夫であるこ
と と か あ り ま す け ど 、 い ざ ほ ん な ら 、 15年 間 大 し た 水 害 も 今 ん と こ は な い で す け ど 、 軒 先 ま で
水がきて仏壇が浮かぶようなああいうような水害とか、いろんな土砂崩れとかあった場合に、
減った避難所の所に誰がその不自由な体の人を連れて行くかという問題も出てきますよね。だ
から、避難所を減らして、それで果たして対応できるのかという、いざという場合に、そこの
問題なんですよ。そんなあっちこっちに僕は避難所を作れと言うんじゃないけど、果たしてこ
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の避難所を解除した場所で、残った避難所がほんなら各地域便利な所にあるのかどうか。そこ
の問題だと思うんですけどね。どう、だから、その辺をもうちょっと考えないと、避難所とい
うのはいざという場合に短時間で行ける所にないと意味がないんですよね。だから、その辺を
もう少し考えてやってこの避難所の在り方というのを考えていただかないと、私はあっても何
もならない場所というのは結構あると思うんですよ。よくコワダヤの近辺の人が言うけど、す
ぐ道路が冠水して渡るに渡れない所、そういう地域もあったりしますし、その辺を考えて避難
所というのはやらないと何の意味もないと思います。それとですね避難所へのこの案内板と言
うんですか、そういうのは考えてないですか。
〇市長(川野信男)
部長から答弁申し上げましたけれども、若干説明が不十分な点もあったか
もしれません。避難所を減らしたというような話がありましたけれども、これは合併前と合併
後、合併前それぞれのまちの避難所についての考え方がまちまちでございましたので、これを
合 併 4年 目 に な り ま し た の で 、 そ ろ そ ろ 整 理 を し よ う と い う こ と も あ っ て 先 ほ ど 答 弁 し た よ う
な数字になったわけでございます。また、避難所と言いましても一概にすべての状況ではござ
いませんで、第一避難所とか、第二避難所、あるいは、また、災害が現に発生して移動等がで
きなくなった場合の対応をどうするかということとは若干区分をいたしておるわけでございま
す。今、部長が答弁申し上げましたのは第一避難所、これは災害がまだ発生する以前の段階か
ら自主的な避難をされる。こういう状況がございます。例えば、明け方、明日の明け方台風が
きそうだというような場合ももうその前の夜明るいうちに自主的な避難をしたいと、こういう
ような方々も現にあるわけでございます。そうした方々の避難所として第一避難所というのは
早い段階に設置をいたします。そういうことを前提として第一避難所考えておるわけでござい
ますが、そうした避難所については多くの避難所を設置するということはなかなか難しゅうご
ざ い ま す の で 、 考 え 方 と い た し ま し て は 、 例 え ば 、 校 区 に 1箇 所 と か 、 あ る い は 地 形 的 な 状 況
も あ り ま す け れ ど も 、 2箇 所 と か 、 そ う い う よ う な 対 応 を い た し て お る の が 現 状 で ご ざ い ま す 。
避難所まで来るまでの時間、距離というものもあるかと思います。これも私は合併してから経
験したことでございますけれども、早い時間に自主避難をするための避難所開設をいたしまし
た。ここの市民センターの所を避難所に開設いたしておりますが、どっから避難に来たかと言
いますと、笠沙の方が何回か、何世帯か避難、早い時間にいたしてございます。このように早
い時間の避難を望まれるような方というのも、現在の実態の中で高齢化をしたとか、あるいは
近所に親戚がいないとか、寄り合いがいないとかという方の場合はあるわけでございます。確
か昨年もそうでございましたけれども、敬老の日に私は回りましたところが、まだ日が明るく
ていわゆる太陽も出ておる。ところが、台風が近まってきておる。もうそういうことを踏まえ
てもう既に避難をしておりますと、こういうようなことでございます。家庭事情というのはこ
んなに変わってきますというと早い時間の自主避難をするような体制づくりというものも必要
でございますので、それに備えたような第一避難所の設置というのは必要でございます。一方
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また第二避難所、現実に災害が発生した場合は、先ほど御指摘もありましたとおり、川を隔て
て渡れんじゃないかと。これは通常考えられるような場合もありますし、予想できないような
事態の場合も出てくると思います。その時は臨機応変に避難所は指定すると、こういうような
やり方もとっておりますので、現実の高齢化社会を迎えた上での対応というものについては、
それに即したやり方を考えていかなければならない。こういうふうに思っております。今、第
一避難所、もう少し数を増やしてあるいはもう少し近くにと、こういうようなこともこれから
私は検討課題だとは思っておりますが、ただここで課題になりますのは、避難所を開設したら、
必ずそこに職員が配置をしなければならないというふうになりますというとどうしても制約を
受けますので、その体制をどうするかということを含めて併せて避難所開設、避難所体制につ
いての検討は今いたしておる段階でございます。取りあえず今年については先ほど答弁申し上
げたような状況でございます。
〇総務部長(柴田達朗)
避難所のこの案内看板のことでございますが、これにつきましてもそ
れぞれ案内看板がないという御指摘もいただいているところでございまして、一定の見直しが
今年終わりましたので、その辺についても十分検討していきたいというふうに考えております。
〇23番議員(井料健造)
検討するということは実施するということでしょう。日本語の曖昧
さ、いい加減さじゃないですけど、検討するとか、研究しますとか言われても、ああ、そうで
すかって聴き逃せる問題と。どうなんですかね。後ろ向きじゃない、実際市長。
〇市長(川野信男)
部長が検討するということは実施をすることを前提としての答弁だったと、
こう御理解いただきたいんですが、ただ私は、避難所がここに看板が作ることよりも、あらか
じめどこに避難所があるんだということをばもっと周知させなければ、その避難する時にそこ
を、場所を探してというような状況じゃないと思います。あらかじめ避難所はどこにあるんだ
ということをば周知していただく。もちろんあの辺にあるんだということは分かっとっても、
現場は知らないというそういう面がありますけれども、そういう面については看板ということ
は大事でございますが、あらかじめ周知しておく。そういう体制づくり、より大事じゃないか
なというふうに思っております。
〇23番議員(井料健造)
確かに事前周知というのは、それは大事だと思いますけど、それで
う ま く い か な い 場 合 も あ る ん で す け ど 、 4番 目 も そ の 件 に 入 っ て お り ま す 。
戸籍届出の時間外受付についてですけど、今、時間外受付でこの市役所っていいますか、が
やってるその業務の種類、内容と、それが市民への認知度はどんなものか。また、出生、死亡
の新聞掲載はできないか。その辺を、もうこれはもう何回も質問してますけど、答弁願います。
〇市民福祉部長(久保薗秀徳)
お答えいたします。縁組等の届出と言われる認知届、養子縁組、
養子離縁、婚姻届、離婚届の不受理の申出以外の戸籍届出につきましては時間外でも、本庁、
支 所 問 わ ず 、 受 付 を 行 っ て お り ま す 。 出 生 、 死 亡 、 婚 姻 届 等 も こ れ に 当 た り ま す 。 平 成 20年 1
月 か ら 12月 ま で の 土 ・ 日 ・ 祝 祭 日 、 年 末 年 始 休 業 日 120日 の 受 付 件 数 は 、 死 亡 届 が 203件 、 出
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生 届 が 6件 、 婚 姻 届 が 54件 、 離 婚 届 が 2件 、 養 子 縁 組 が 2件 、 転 籍 が 1件 で あ り 、 本 庁 、 支 所
合 わ せ て 268件 で あ り ま し た 。 休 業 日 1日 当 た り の 平 均 約 2.2件 の 受 付 で あ り ま す 。 死 亡 、 出
生の事実に基づき医師の死亡診断書や出生証明書の記述によりまして、届け出される報告的届
出 の 死 亡 届 は 死 亡 の 事 実 を 知 っ た 日 か ら 7日 以 内 、 出 生 届 は 出 生 の 日 か ら 14日 以 内 と い う 提 出
期限の規定がありますが、とりわけ社会通念上休業日を問わず届け出なければならない死亡届
出等には支障のないように万全を期しているつもりでございます。法律的に提出期限に拘束さ
れない創造的届出の婚姻届件数が比較的多いのは、届出日が入籍日となることから休日に多い
結婚式当日を希望する傾向があるものと思われ、住民の認知度はある程度あるものと認識をい
たしております。しかしながら、この他の戸籍届出も休業日、時間外にできることの認知がさ
れていないとすれば、今後周知に努めて参りたいと思っております。次に、休業日、時間外に
受付をした出生届、死亡届に基づきまして随時新聞掲載等はできないのかというお尋ねでござ
いますが、特に掲載希望の多い南日本新聞社の「うぶ声」、「おくやみ」欄への掲載は行政等の
公的機関からの申出でないと受け付けないとしています。現在戸籍届出と同時に、依頼人押印
のある書式 、市報、新 聞の「うぶ 声」、「お くやみ」欄 掲載依頼書 を受けて南 さつま支局 へファッ
クス送信しています。一民間業者の読者サービスの一環であることから、依頼書にはファック
ス送信者である南さつま市名と枚数のみに留めまして、あくまでも掲載希望者からの書式とし
ては個人の依頼書式となっております。しかしながら、住民の身近で大切な社会情報であると
捉え、依頼者が自署した掲載内容に誤りがないかの確認作業を電算システムで行っております。
このような手順を踏まえることから休業日明けの業務日にファックス送信しているのが現状で
ございます。
〇23番議員(井料健造)
ということは、その新聞掲載ですけど、要するに、これ当然の話で
すけど、ちゃんとした言えば市役所側の確認されたものがないと新聞社側も受け付けられないっ
ていうのは、これ当然なんですよね、こんなのを受け付けてたらいくらでもいたずらもできる
し。前回いただいた答弁では、市の職員が休日にいないから要するに新聞掲載はできないとい
う よ う な 答 弁 い た だ い た ん で す け ど 、 例 え ば 、 5月 の ゴ ー ル デ ン ウ ィ ー ク が 5連 休 と か 、 9月 に
も 何 か 4連 休 み た い な の が あ り ま す け ど 、 市 民 と し て 知 る 情 報 と い う の は 極 端 に 言 え ば 新 聞 し
かないわけなんですよ。その新聞広告出す人は別ですよ。その辺を何とかできないかなという
のが私のいつものお願いというかなんですけど、今の段階ではどうしようもないっていうこと
ですかね、市長。
〇市長(川野信男)
受付をする新聞社の方が市を経由したものでないと駄目だと、こういうよ
うな言い方をしておるようでございます。となりますというと休みはなく担当の者は出てきて
チェックをしなければならないというようなことでございます。これは「おくやみ」欄以外の
新聞広告の方はもうそれこそ個人でやっていらっしゃるわけですよね。一番下の所にずっと書
いてございます。これは全く個人のいわゆる申出いたしてございます。どこがどう違うのか私
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もよく分かりませんけれども、なぜそういうようなやり方なのかどうかということは少し分か
りませんけれども、要するに今のシステムでございますれば休みの期間はいわゆる掲載はでき
ないというこういう問題があるのではないかと、こういうふうに思っております。市町村によっ
てはそうした取扱いをしない所もございます。新聞社等とも話をしながら、どういうようなや
り方がいいのかどうか。例えば、今ちょっと言葉が出ましたけれども、これがなかったらいた
ずら云々とか、こういうような話、これはそれを防ぐ方法て私はあると思っておるんです。だ
から、これはどういうようなやり方をされるのか。これはやられておる新聞社の私は方針じゃ
なかろうかと、こういうふうに思っております。
〇23番議員(井料健造)
それこそいい意味で検討をしてください。是非これは実現してもら
い た い と 思 う ん で す け ど 。 そ れ と で す ね 先 ほ ど の 24時 間 体 制 で 例 え ば 死 亡 と か 、 そ う い う の は
もう、生まれたのにしても受け付けてるわけですよね。ところが、受け付けるとしたら、これ
は市の職員がいないわけですから、当日の裏っ側から入っていってあそこの窓口に行くわけで
すか。宿直担当者いらっしゃいますよね。そしてそこで受け付けて、どういう手順で市民生活
課 の 方 に 回 っ て い く ん で す か ね 。 例 え ば 、 日 曜 日 に 来 た 分 5件 な ら 5件 あ っ た と 。 そ れ が 、 分
かりやすく言えば何時頃それが市民生活、担当課に回っていってどういう処理がなされてるん
ですか。
〇市民福祉部長(久保薗秀徳)
土・日の受付につきましては警備の方でやっております。そし
て土・日の受付分を月曜日の朝に戸籍の方の担当の方に渡すということで、戸籍の方で受け取
って、それを確認して新聞社の方にファックス送信するという手順で行っているところでござ
います。
〇23番議員(井料健造)
念のために、新聞社へのファックスの最終時間はいつですか。何時
ですか。
〇市民福祉部長(久保薗秀徳)
〇23番議員(井料健造)
月 曜 日 か ら 金 曜 日 ま で 午 後 6時 と い う こ と に な っ て お り ま す 。
了 解 し ま し た 。 今 年 の 4月 か ら 、 3月 と い う か 、 春 の 異 動 時 期 の で
すね窓口業務の延長が今年から実施されまして、それこそまだ認知度は低いですけど、結構評
判が良かったなというのが私の実感ですけど、それと併してこの死亡、出生の新聞掲載ができ
ればいいなあというのが今の実感なんですけど、それを要望、要望というか、希望しまして一
般質問を終了します。
〇議長(石井博美)
次に、室屋正和議員の発言を許可します。
[室屋正和議員
〇15番議員(室屋正和)
一般質問席]
午前11時06分
これまでの質問の復習の意味合いも含めましてですね通告いたしま
し た 5項 目 質 問 を い た し た い と 思 い ま す 。 市 長 を は じ め 、 担 当 職 員 の 明 快 な 答 弁 を お 願 い い た
し ま す 。 ち ょ っ と 順 序 を 入 れ 替 え ま し て 、 申 し 訳 な い で す け れ ど も 、 5点 目 の で す ね 副 市 長 の
定数条例等を改正する考えはないかと、こういうことからちょっと質問をいたしたいと思いま
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す 。 合 併 し て か ら 今 日 ま で 3年 半 、 行 財 政 改 革 及 び 効 率 化 を 目 指 し て 積 極 的 に 諸 改 革 に 取 り 組
ん で 市 長 が き た わ け で す け れ ど も 、 当 市 の 人 口 も も う 4万 人 を 割 り そ う に な っ て お り ま す 。 こ
れから先いろいろな面におきまして問題の多い時を迎えると思っております。前々回でしたか
ね、前にも申したと思いますけれども、今の南さつま市の経済状況は天気予報で言えば雨か土
砂降りの雨と、こういうふうに申したと思っております。今日厳しい経済状況・環境というの
はもうどこでも言われておりますけれども、我が南さつま市非常に厳しいんじゃなかろうかと
思 っ て お り ま す 。 そ こ で 平 成 18年 の 1月 、 当 時 助 役 の 選 任 で す ね 、 当 時 は 助 役 で す か ら 、 助 役
の二人体制の選任について、市長の提案理由としましてですね「複雑多岐にわたる市政の課題
に迅速かつ的確に対応するため二人必要だ。」と、こういうことで提案しております。それで
議員の質問にはですね、なぜ二人が必要かという質問なんですけれども、「融和を図るため、
新しい市が合併するためにいろんな課題が残っており、早急に一体化を図るために助役は二人
体 制 が 必 要 で あ る 。 」 と 、 こ う い う ふ う に 議 員 の 質 問 に は 答 え て お る わ け で す 。 既 に 現 在 3年
半経過したわけですけれども、現在ですね、今の考えですけれども、副市長の二人体制はまだ
必要なのか。いや、それとも一体化もほとんどできたから、今後はもう一人でもいいんじゃな
いか。二人、一人、どちらか。お願いいたします。
〇市長(川野信男)
御答弁申し上げます。今お尋ねもございましたけれども、合併後新たに助
役を選任する。当時助役という名称でございましたので、当たりまして二人制の助役を必要と
する条例を提案したわけでございますが、その際、二人制の助役については、合併という特殊
な事情の下、合併市の円滑な推進を図るために融合・一体化ということもしなければならない。
また、合併という特殊な事情の下での改革というものも進めなければならないということから
当分の間二人制にしたいということを申し上げたつもりでございます。改革の方向性ができれ
ば一人でも良いと当時も私は申し上げたというふうに思っております。そこで、一体化はまだ
現時点で残されてはおりますけれども、かなり進んできたとも判断をいたしてございます。ま
た、改革については、一般的な改革はこれからも続けなければなりませんけれども、いわゆる
合併に伴う改革については方向性は見えてきておると、こういうような認識もいたしてござい
ます。もちろん民間移譲の問題でございますとか、三セク改革の問題でありますとか、学校の
統廃合などむしろ具体化に当たっての課題はいくつか残っておりますが、ただ方向性というも
のはできておるので、厳しいけれども、今後は、今後はと言いますのは、現在の副市長が在任、
いわゆる任期後はという意味でございます。一人制でも対応できると、こういうような判断を
い た し て ご ざ い ま す 。 た だ 現 在 の 副 市 長 の 任 期 は 来 年 1月 ま で に な っ て お り ま す の で 、 こ れ に
関わる条例改正というものをしなければならないわけでございますが、状況について一番分かっ
ておるのは現在の議員の皆さんでございますので、議員の皆さんが在任しておる間に条例改正
等の手続は進めて参りたいと、こういうような認識をいたしてございます。
〇15番議員(室屋正和)
一人体制でもいけるんじゃないかというような非常に前向きな答弁
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でございますけど、それで一人体制という考えでまたいきますけれども、そこで現在のですね
副市長の仕事の分掌事務ですけれど、分担ですけれども、条例に決まっておりまして、配付さ
れました組織の機構図もあるわけですけれども、各部は両副市長が担当しておりますし、また、
教育関係は教育長がやっているわけですけれども、会計管理者はですね独立しているような気
がしますけれども、どこの分野に、どこの副市長が充てるのかですね。そこをお願いいたしま
す。
〇市長(川野信男)
会計管理者については坂口副市長に担当をさせてございます。
〇15番議員(室屋正和)
組織機構図を見ればですねそういうのが全然はまってないもんです
からちょっと私は聴いたんですけれども、坂口副市長の方は分掌がですよねやっぱしこの産業
振興部、建設部になるわけですけれども、ちょっと技術の方であると考えば、何か会計という
のはそぐわないんじゃないかなあと、こういうふうに私は思うわけですけれども、そこでです
ね 自 治 法 の 改 正 で す ね 、 18年 度 ぐ ら い だ っ た で す か ね 、 収 入 役 に 代 わ る 会 計 管 理 者 と い う こ と
でなっとるわけですけれども、市民にすれば会計管理者というのは何やろかいと。余り聞き慣
れない言葉ですから、私どもも実際何すったろかいと思っているわけですけれども、仕事の内
容をですね分かりませんけれども、自治法決まっているわけですけれども、実際管理者を置か
なくちゃならないのかですね。昔の収入役ですよね、代わる人になるわけですけれども、実際
管理者を置かなくちゃならないのか。それとも会計課長と兼務はできないのかですね。その付
近はどうなんでしょうか。
〇市長(川野信男)
法律が変わったことによって会計管理者というのはどういうものをするん
だろうかということがまだまだ一般的に知られていないという面は確かにあると思います。前
は出納長とか、そういうような表現が、収入役とかというような表現であったわけでございま
す。ただこれは当時のいわゆる制度改正の時も私は申し上げたと思いますけれども、執行をす
る市長の立場と、これをチェックする立場、これはきちっとしておかなければ適正な執行がで
きない。こういうようなこともあって会計管理者の制度ができたと、こういうような認識をい
たしてございます。現在の法制度から言いますと会計管理者というのは置かなければならない
わけでございます。ただ会計課長と兼務できないかどうかということについては、これは業務
の内容、それぞれの地域の状況等によって兼務できないことはないということを申し上げてお
きます。
〇15番議員(室屋正和)
兼務できるんであればですね、私はやっぱしこう改革の意味も含め
てですね、みんな改革してやっていくわけですから、やっぱいそういう、その会計課が果たし
て何人いるか御存じありませんけれども、知りませんけれども、わずかな人数だろうと思うん
ですけれども、何かやっぱし会計管理者を会計課長なんか兼務してもいいんじゃなかろうかと、
こういうふうに改革の意味も含めてですね思っておりますので、その付近はまた今後検討をし
ていった方がいいんじゃなかろうかと、こういうふうに思っております。そこでですね、ちょっ
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とまた二人体制に戻りますけれども、今最近ですね県内でも二人体制の自治体の見直しの自治
体 が 多 い わ け で す け れ ど も 、 ち ょ う ど 5月 に 四 国 の 方 に ち ょ っ と 研 修 に 行 っ た 市 で し た け れ ど
も 、 ち ょ う ど 私 ど も の ま ち と 同 じ よ う な 平 成 17年 の 4月 頃 合 併 し た 市 で ご ざ い ま し た 。 そ れ か
ら 4年 経 つ わ け で す け れ ど も 、 ち ょ う ど 選 挙 を 終 え た 後 で し た け れ ど も 、 そ こ 辺 り も で す ね も
う市長がもう一人でいいと、もうそこもですねいいということで副市長は一人体制でございま
した。そういうことで鹿児島県の自治体もちょうど見直し等もあるようですけれども、先の
5月 に 日 置 市 も あ り ま し た け れ ど も 、 日 置 市 も 一 人 体 制 に や っ て い く よ う な こ と を 聴 い て お り
ますけれども、そこでですね、市長はですね「今後こういうことを考えた場合に一人体制でも
やっていけるんじゃなかろうか。」ということを先ほど申しましたけれども、そこで条例になっ
て お り ま す の で 、 そ の 条 例 の で す ね 、 条 例 を で す ね 、 今 回 11月 に 選 挙 が 行 わ れ る わ け で す け れ
ど も 、 そ の 9月 議 会 で も で す ね 定 数 の 条 例 を で す ね 改 正 す る 考 え は な い か お 聴 き い た し ま す 。
〇市長(川野信男)
市長と、先ほど答弁申し上げましたとおり、状況を一番分かっていらっしゃ
る の は 、 合 併 を 共 に 進 め て き て 、 ま た 、 こ の 4年 間 合 併 市 の ま ち づ く り 推 進 し て き た 現 議 員 さ
んがいらっしゃる間に条例改正についての提案は申し上げたい。こういうふうに思っておりま
す。
〇15番議員(室屋正和)
それでは、そういうことでお願いしたいと思いますけれども、もち
ろん副市長の人事提案というのは市長が持っているわけですけれども、市長でなくちゃもう全
然できないわけですけど、そういうことでですね市長の任期もちょうど半年を切ってきたわけ
で す け れ ど も 、 3月 議 会 で の 一 般 質 問 の 時 に は で す ね 意 欲 が あ る よ う な 発 言 で ご ざ い ま し た 。
私 も 聴 い と っ て 、 表 明 ま で は し て な い わ け で す け れ ど も 、 ち ょ う ど 3月 議 会 の で す ね ち ょ っ と
会 議 録 を ち ょ っ と 見 て み ま す と 、 「 任 期 は 11月 ま で だ け れ ど も 、 そ れ 以 降 も 基 礎 づ く り の 課 題
は残されている。」と、こういうことですね。「基礎づくりの課題は残っていると。それで現在
の任期以降も残された課題を解決するまで私に与えられた区間であり、天命であると思ってお
ると。市民の理解をいただくならば、天命を全うしたい。」と、こういうことを申しておりま
す け れ ど も 、 さ っ き 申 し ま し た よ う に 、 い ち き 串 木 野 が 11月 、 10月 で す か ね 、 霧 島 市 が 11月 の
我々と同じような時期の改選になると思うんですけれども、もういちき串木野市、それから霧
島市、現職、現職でも、新人の方でももうどこの地域も表明をしておるわけですけれども、こ
こ半年切った中でですね、さっきの副市長の選任も市長に権限があるわけですから、その付近
も 踏 ま え て で す ね 次 期 11月 の 選 挙 に で す ね 出 馬 の 意 向 を で す ね 表 明 は ど う だ ろ う か 。 お 願 い い
たします。
〇市長(川野信男)
ま ず 副 市 長 の 選 任 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ れ は 任 期 が 明 け て 1月 で ご ざ
いますので、その後ということになりますし、その前に条例改正をどうするかということがあ
りますので、そのことについては触れないと、こういうふうに思います。それから、私の進退
と い う お 言 葉 を お 使 い に な り ま し た け れ ど も 、 3月 の 議 会 で 私 の 考 え 方 に つ い て は 申 し 上 げ た
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とおりであり、そのことについて変わりはないということだけはまず申し上げておきたいと思
います。実は私の美学といたしまして、公私を混同してはならないというのが私自身の美学で
ございます。私的なこと、私が市長に立候補するかどうかということはまさに私的なことだと、
こういうふうに思っておりますので、この議場でそういうことを申し上げることは避けたいと、
こういうふうに思っております。そもそも私は首長というのは駅伝のランナーと一緒だといつ
も思っております。市民から与えられた区間を完走することが私の役割とも思っております。
駅 伝 に は 8キ ロ の 区 間 も あ り ま す 。 10キ ロ の 区 間 も 、 12キ ロ も 、 16キ ロ も ご ざ い ま す 。 私 が 今
ま で 任 さ れ た 区 間 と い う の は こ の 11月 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 駅 伝 に 例 え た 区 間 と い う の は 11
月 で は な い と 、 こ う い う よ う な 認 識 も い た し て ご ざ い ま す 。 た だ 11月 と い う の は 、 い わ ゆ る 5
キ ロ と か 、 10キ ロ と か 、 15キ ロ と か 、 そ う い う 区 間 に 過 ぎ な い と 、 こ う い う ふ う に 思 っ て お り
ます。当然どっかでいろんな次のランナーというのが出てくるわけでございますけれども、次
のランナーがもうウォーミングアップが済んだから、区間は途中でいいからという話じゃ、こ
れは私は市政というのは務まらないというふうに認識もいたしてございます。残された区間に
は課題が山積いたしてございます。これはこの議会でも再三申し上げておりますけれども、集
落再編をはじめとしたコミュニティ体制の確立の問題がございます。また、本議会でもいろい
ろ議論なっておりますけれども、幼稚園や福祉施設の民間移譲の問題もございます。三セクの
改革もございます。中でもいなほ館については早急な対応が迫られておる実態でございます。
学校再編については今朝ほどの議論の中でも出て参りました。またこれについては多額の財源
も必要でございます。緊急経済対策についてはこの一、二年が大変重要な時期でもございます。
公共下水道は本市の将来方向を決めるための大変大事なことだと認識をいたしてございます。
これらの課題を早急に解決するには、区間途中でランナーが替わると、こういうことがいかが
なもんだろうかというふうな認識をいたしております。気力も、体力も大変充実をしていると、
こういうふうに思っておりますが、何よりも私は市民に混乱や不安、不信が広がらないように
することがまた私の務めでもあると、こういうふうに思っておるところでございます。お尋ね
の答えについては別途別な場所ですると、こういうことになるかと思います。以上でございま
す。
〇15番議員(室屋正和)
3月 議 会 の 時 は で す ね 私 は 出 る ん だ ろ う と 、 こ う い う ふ う に 受 け 取 っ
た わ け で す け ど 、 今 回 は さ ら に 3月 議 会 と 変 わ り は な い と い う こ と で す か ら 、 い ろ い ろ な 諸 問
題はもうあるのはもう分かり切っておりますけれども、意欲はますますあるんだろうと、ある
だろうと。だから、ここで表明をしたようなことで私は受け取りたいというふうに思っており
ます。それで先ほどいろいろな諸問題があるということを申しましたけれども、そらもう誰が
なってもずうっと続くと思うんです、諸問題は。市長の時代で片付くわけじゃないわけですか
ら 、 も う そ れ は も う み ん な 引 き 続 い て い く わ け で す 。 だ か ら 、 任 期 中 4年 、 8年 、 12年 、 そ の
間にですねいろんな問題出てきますし、それが片付くわけじゃない。その中で、いろんな問題
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ある中でちょっといなほ館の問題を大変だということを申し上げましたので、続きましていな
ほ館の問題にちょっとそれでは入りたいと思います。
い な ほ 館 の 20年 度 の 事 業 計 画 で す ね 、 去 年 の 事 業 計 画 で す ね 、 こ の 時 は で す ね 売 上 げ を 3億
4,000万 円 ぐ ら い 計 画 を 見 て い る わ け で す け れ ど も 、 結 果 と し て は 3 億 62 万 円 余 り だ っ た と 、
4,000万 弱 の 結 局 見 込 み 減 と い う こ と に な っ て お る わ け で す け れ ど も 、 前 年 度 比 べ る と 1,900
万ぐらいの何かマイナスということであったと決算が報告されておるわけですけれども、いな
ほ館に限らずですね、市長は決算については毎年毎年この単年度黒字を目指して社長としてやっ
てきてるわけですけれども、ちょっと私として考えが違うんですけれども、去年もちょっと申
し ま し た よ う な が し ま す け れ ど も 、 や っ ぱ し 、 去 年 は 第 10期 で す か ら 、 10期 の で す ね 固 定 資 産
なんかの償却もしないでですね、補助金とか、指定管理料入れたわけですね。それでも償却も
し な い で 88万 8,000円 余 り の 去 年 は 単 年 度 黒 字 を 出 し た わ け で す け れ ど も 、 今 年 は で す ね 、 今
年 は 11期 で す ね 、 11期 の 決 算 は 、 補 助 金 と か 、 指 定 管 理 料 、 そ れ か ら 3月 に あ い し ま し た 温 泉
利 用 の 利 用 者 の 券 で す ね 、 そ う い う 市 だ け の 、 市 だ け だ け で 補 助 金 を 5,315万 結 局 入 れ と る わ
け で す ね 、 市 だ け で で す ね 。 そ う し た 場 合 に で す ね も う 5,315万 入 れ て 一 千 い く ら の 黒 字 を 出
したと。これは全然純然たる黒字じゃないわけで、補助金の入れればどひこでん黒字は出るの
は当たり前のことでございます。ですから、売上げそのものの黒字じゃないということですね。
だから、もうこれはもう補助金を入れれば誰でも分かることですよ、金を入れさえすれば赤字
は帳消しになって黒字になるのは、転嫁するのは当たり前ですから。そこでですね今年も決算
の報告を見てですね去年と一昨年こう比較してですね売上げも大分減少しているわけですけれ
ども、今年の決算を見てですね、決算を見て市長はどういうふうに思われたか。お願いいたし
ます。
〇市長(川野信男)
決算報告については議会にも報告をいたしておるわけでございます。運営
補 助 金 、 い な ほ 利 用 券 、 あ る い は 指 定 管 理 料 な ど 5,300万 余 り の い わ ゆ る 市 か ら の 支 援 等 が あ っ
て 決 算 と し て は 単 年 度 の 黒 字 と し て 1,156万 円 を 計 上 す る と 、 こ う い う よ う な 結 果 に な っ て お
るわけでございます。ただたくさんの累積赤字がございます。この累積赤字を解消するために
はまだまだ多くの課題が残っておるというような認識をいたしておるわけでございます。決算
を見てどうかということでございますけれども、大変原油の値上がりでございますとか、ある
いは、また、最近におけるこのような景気動向等を踏まえて総体の売上げが大幅に下回ったと、
こういうことが一つの理由になっておるわけでございます。一方また、御指摘ございましたと
おり、市が補助金をすれば黒字になるのは当たり前よというようなお話でございますが、もと
もとこの会社というのは市からの運営をいわゆる任されておるわけでございます。運営を任さ
れる会社といたしましては、赤字になるような運営をいわゆる受託をすること自体が一般的に
はあり得ないわけでございます。設置者でございます市は赤字にならないような社会的な情勢
等も踏まえて必要な経費のいわゆる指定管理料ということがいわゆる支払いがされて初めて私
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は成り立つものと、こういうような認識をいたしてございます。いなほ館についていわゆるそ
うした指定管理料といいましょうか、委託料といいましょうか、あるいは補助金も含めて全く
独立した形で運営ができる状況に最初からあったのかどうかと言いますと、私はそうでなかっ
たという認識もいたしてございます。いわゆる健康推進等するために市がいわゆる、あるいは
当時町でございますけれども、町として財政負担をするんだと、これが前提であったというふ
うな認識をいたしておりますし、また、そのことについては、もう一方の株主に対してはいわ
ゆる町の方で財政負担はするんだと、こういうことを明確に表示をしておりますので、そのこ
とはやはり当時から認識されておったものと、こういうふうに私は考えておるところでござい
ます。ただそういう中でいかに経営を改善しながら赤字にならないようにするかということは
会社のいわゆる経営責任でもあります。一生懸命努力をしながら、私はこの会社引き継いだ後、
実質的に、これはもう形式的とおっしゃるかもしれませんけれども、黒字にしたというふうな
認識をいたしてございます。ただ累積赤字をどうするかということについては、大変多額な累
積赤字でございますので、いろんな対策を講じなければ、この累積赤字の解消というのは正直
言って難しい実態であるということを申し上げておきたいと思います。
〇15番議員(室屋正和)
市長は黒字をということを言いますけれども、実際オープンしてか
らですね、オープンしてから、ああいう第三セクの施設ですから、私も儲かっていけばいいと
いうような考えは持っておりませんけれども、それはそういうふうになればなったほどいいわ
けですけど、それは無理なことですから。今までですねオープンしてから旧金峰町時代には大
体 、 平 成 14年 頃 か ら い ろ ん な 項 目 で 大 体 指 定 管 理 料 大 体 入 れ と る わ け で す ね 、 14年 度 ぐ ら い か
ら で す ね 、 合 併 前 。 そ れ で 合 併 ま で は 約 7,000万 で す よ 、 金 峰 町 時 代 は 。 だ ん だ ん だ ん だ ん 年
が 経 つ ご と に 営 業 は 振 る わ な く な る わ け で す ね 。 数 値 は 悪 く な る わ け で す け れ ど も 、 平 成 17年
の 合 併 し て か ら 今 日 ま で で す ね 南 さ つ ま 市 と し て は 9,100万 、 も う 9,100万 ほ ど の 南 さ つ ま 市
が入れとるわけですね。それまでその経営陣は何しとったろかいと言いたくなるわけですね、
こっちはですね、やっぱし一つの会社ですから、株式会社ですから。もう総額、温泉入浴券ま
で 、 3月 の で す ね 、 あ れ ま で 入 れ れ ば 合 計 1億 6,000万 で す よ 、 1億 6,100万 ぐ ら い 。 と い う こ
と は 、 こ う い う 指 定 管 理 料 が 、 普 通 の 会 社 に 例 え れ ば 、 こ う い う 1億 6,000万 を 入 れ な け れ ば 、
も う 2億 6,000万 ぐ ら い が 赤 字 に な っ て い る と い う こ と で す ね 、 こ れ を 入 れ な け れ ば で す ね 。
もうこのような数値になっているわけです。ですから、そらまあこういう御時世でああいう施
設で大変、経営状況というのは大変だということは分かりますけれども、今からこういういろ
んな民営化の問題も話になってくるわけですけれども、非常に後々が大変だということは私も
分かっております。しかし、これを補助金を入れさえすれば黒字になるというもんじゃ私はな
いと思うんですね。だから、やっぱし経営陣の方々がそら経営改善策をしていかんと、いつま
でも同じような状況を保っていっても増える一方だと思うんですよね。その付近はやっぱし経
営 陣 の 方 々 が や っ ぱ し 、 去 年 の 9月 の 議 会 で も 1,450万 を 入 れ た 時 も 言 わ れ た と 思 う ん で す け
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れども、やっぱりそれと同じだと思うんですね。それはまた今からちょっと質問に入りますけ
れ ど も 、 だ か ら 、 昨 年 の 9月 議 会 の あ の 1,450万 の 運 営 補 助 金 と い う の は す っ た も ん だ に な っ
た議会でしたね。だから、その時ですね経営 改善策ということで四つのですね点を示したと思
うんですね、四つの点を。もう市長も覚えていると思うんです。だから、その四つの、去年の
9月 で す か ら 半 年 あ っ た わ け で す か ら 、 今 期 の 決 算 ま で で す ね 。 そ の 点 四 つ の 点 を 示 し て 、 ど
のようにですね改善されたか。その付近をお願いいたします。
〇市長(川野信男)
先ほど合併時は累積赤字七千いくらと、こういうような話がございました。
私が社長引き受けた時は確か、決算期がずれておりますので、正確な数字は出せませんけれど
も 、 9,000万 円 を 超 え て お っ た と 、 こ う い う よ う な 認 識 を い た し て ご ざ い ま す 。 そ し て 引 き 受
け た 後 3期 、 2年 半 と い う こ と で し ょ う か 、 3期 に な り ま す が 、 累 積 い た し ま す と 、 こ れ は も う
形式的とおっしゃるかもしれませんが、黒字で終わっておるということだけは申し上げておき
たいと、こういうふうに思っております。また、今御指摘ございましたとおり、四つの条件と
いうことでございます。これについてはまず組織及び正社員の数、給与の見直しについてでご
ざ い ま す け れ ど も 、 こ れ は 21年 1月 か ら 職 員 数 を 11名 か ら 1名 削 減 を い た し ま し て 現 在 10名 と
な っ て お り ま す 。 ま た 、 12月 の 賞 与 に つ い て も カ ッ ト を い た し て お る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 次
に 、 プ ー ル 部 門 の 委 託 内 容 の 見 直 し で ご ざ い ま す が 、 21年 度 か ら ト レ ー ニ ン グ ジ ム の 業 務 委 託
を中止をいたしました。レストラン、宴会部門の見直しについては、料理長の指示により係員
を忙しい係に配置するようにし、また、使用料の見直しにつきましては、プールの利用料を 5
月 か ら 300円 を 温 泉 と 同 じ 360円 に 決 定 を い た し た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 こ う し た 改 善 の 結 果
と 言 い ま す の は 多 く は 21年 度 の い わ ゆ る 決 算 で 反 映 さ れ る こ と に な る と 、 こ う い う よ う な 認 識
をいたしてございます。
〇15番議員(室屋正和)
21年 度 に は も ち ろ ん 反 映 さ れ る わ け で す け れ ど も 、 去 年 の 9月 の 時
に四つの改善策を申したわけですから、その時に改善したのがですね、その職員の給与とか、
賞与とか、それは余り、私もこういう一生懸命働いている方をですねあんまりカットするのも
ちょっとどうかという気持ちもしますけれども、それはもう売上げが上がってないわけですか
ら、その付近はもうやむを得んところもありますけれども、プールの保健事業ですね、ああい
うとこなんかもばしばし私はしていかんといかんと思うんですよね。だから、プールの料金も
今 年 の 5月 1日 か ら 、 条 例 改 正 に よ り ま し て 5月 1日 か ら 上 げ て る わ け で す け れ ど も 、 だ か ら 、
レストランの民間委託、これはも料理長のということを言いましたけれども、実際は民間委託
は さ れ て な い と 、 こ う い う こ と で す け れ ど も 、 だ か ら 、 去 年 の 9月 に 四 つ の 条 件 を 出 し た ん で
す け ど 、 今 か ら 動 い て い く と い う こ と で 理 解 し た い と 思 い ま す 。 で す か ら 、 今 年 の 21年 度 の 決
算状況というのはどうなるか分かりませんけれども、非常に、楽しみと言えばおかしいですけ
れども、そういうふうに期待してですねおきたいと、決算状況についてはですね。あと、この
後もどうせ報告事業がありますから、その付近でまた詳しく聴きたいと思います。次に、先ほ
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ど 申 し ま し た 民 営 化 で す け れ ど も 、 い な ほ 館 の 民 営 化 に つ い て は で す ね 、 3月 の 全 協 で 一 応 来
年 の 4月 を 目 処 に 民 営 化 の 方 針 と い う 説 明 が あ っ た わ け で す け れ ど も 、 こ の こ と が 新 聞 に 報 道
されまして、市民の方々、いなほ館を利用する方々ですね、それから職員の方々、働いている
方ですね、非常に心配しております。それはもちろん我が身のことですから心配するのは当然
で す 。 そ れ で 平 成 20年 度 の で す ね 決 算 を 行 う 時 に い ろ ん な 役 員 会 、 株 主 総 会 あ っ た だ ろ う と 思
う ん で す け れ ど も 、 そ の 時 に で す ね 、 そ の 21年 度 以 降 ま で は 今 の 状 態 で や っ て い く わ け で す け
れ ど も 、 そ の 来 年 の 22年 度 で す ね 、 そ う い う 民 営 化 の 話 は で す ね ど の 付 近 ま で 進 ん だ も の か 。
お願いいたします。
〇市長(川野信男)
民営化の問題については、私は意向として民営化をすべきだと、こういう
ことを申し上げておるわけでございますけれども、株主は市とJA日置農協さんでございます。
両 株 主 の 合 意 と い う も の が 必 要 で ご ざ い ま す 。 再 三 話 し 合 い も い た し て ご ざ い ま す が 、 特 に 20
年度の決算を見なければ先に進まないというような問題もございます。さらに、また、設置の
当時いろんないきさつもあっておるようでございますので、そうした問題等の解明、整理、こ
ういうものもございます。今現在協議をいたしておる段階であるということだけを申し上げて
おきたいと思います。
〇15番議員(室屋正和)
はい、分かりました。民営化はそういう行いたいと、気持ちはです
ね、そういうことですけれども、十分その付近はですね、民営化にしろ、第三セクターでやる
にしろですね、しっかりと考えてものを進めていただきたいと、こういうふうに思っておりま
す 。 続 き ま し て 油 の 件 に 入 り ま す け れ ど も 、 油 の 流 出 事 故 で す ね 、 4月 の 24日 流 出 以 来 、 市 長
は 専 決 を 行 う 時 に で す ね 市 民 の 安 全 確 保 と い う こ と で 対 策 費 と い う こ と で 予 備 費 を 595万 円 、
そ れ か ら 専 決 で 2,125万 円 の 専 決 を し た わ け で す け れ ど も 、 さ っ き の ち ょ う ど 、 こ の 前 の 臨 時
会での質疑では原因はまだ不確定だと、こういうことでございました、臨時会ではですね不確
定だと。それからちょうど先週金曜日の議会の開会の当日のあれでは「発生源はいなほ館で間
違いないと、こういうことで委員会の見解であった。」と、こういうことを述べたわけですけ
れども、また、そういうことで今回の補正にもまた一千いくらかの補正を組んであるわけです
けれども、今後どのような規模になるかもう私も察しは付きませんけれども、再度聴きますけ
れども、今現在ですね原因とですね今の進捗状況ですね、どういう調査を行っているか。そこ
をお願いいたします。
〇市長(川野信男)
調査の状況については関係の部長から答弁をいたさせますが、その前にい
なほ館の問題について若干補足をさしていただきたいと思います。株式会社でございますので、
いわゆる株主であります日置のJA日置さんとの協議をするわけでございますが、日置の農協
さ ん に 私 の 方 で 申 入 れ を い た し て ご ざ い ま す の は 3点 ご ざ い ま す 。 一 つ に は 、 早 い 時 期 に 解 散
をし、業務は民間に委託する。累積赤字については解散時までにできる限りの軽減に努める。
3番 目 と い た し ま し て は 、 解 散 時 に お け る 累 積 赤 字 に つ い て は 出 資 者 の 出 資 割 合 に 応 じ て 負 担
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をする。こういうことを申し上げてございます。このことについてJA日置農協さんの方がど
のような理解をされるのかどうか。これからの協議でございます。ただこれまでいろんな形で
お話がございますのは、「設置当時あるいはその後含めて『負担については町がやる。』と、こ
う言っておるじゃないか。」というようなことなどもありますので、そうしたことを含めてこ
れから協議を深めていく必要があると、こういうような認識をいたしてございます。それから、
油の流出の問題についてでございますけれども、今後どういう調査をするかについては具体的
には部長の方から答弁させますが、原因についてはまずいなほ館にあったということについて
は調査委員会の方で結論をいただいたわけでございます。じゃあいなほ館のいわゆる送油管と
い い ま し ょ う か 、 こ れ か ら 油 漏 れ が あ っ た と い う こ と は 2月 に 判 明 を い た し て ご ざ い ま す 。 た
だその量がどれぐらいなのか。また、いつ頃からだったのか。あるいは管から漏れた原因はど
ういうようなものであるのかということについては専門的にこれから調査しなければ解明でき
ない事情でございます。現在いわゆる送油管につきましては専門的な立場からの分析を依頼を
いたしてございますので、それらの結果を待って今後の対応については検討をいたしたいと、
こういうふうに思っておる段階でございます。
〇市民福祉部長(久保薗秀徳)
6月 3日 の 油 流 出 事 故 調 査 委 員 会 に つ き ま し て は 、 2月 の 20日 ぐ
ら い に ピ ン ホ ー ル か ら 油 漏 れ が 確 認 を さ れ た と い う こ と と 、 そ れ か ら 24日 の 水 田 で A 重 油 で あ
るということが確認をされたということ。そしてA重油を使っている所が付近にないというこ
とから、いなほ館で間違いないというふうに結論付けられたところでございますが、これにつ
きまして梅雨時期の対応とか、そういう対応と、それから専門的に調査をしなければいけない
というそういうことがございます。そして、また、その油の拡散の防止ということでボーリン
グ、そういうものをば、この前臨時議会等でも申し上げましたとおり、そういう調査をしなが
ら汲み出すという、ボーリングをした所から油が混入した水を汲み出すというそういうボーリ
ング調査をしなければいけないということで今準備をしているところでございます。ピンホー
ルからなぜ起こったかという、これにつきましては、工業技術センターとか、そういう所の専
門家に委託をする。それから油の配管の再度チェックをして取り替える必要がある所、そうい
う所をば調べて、それに対応をする。そういうことで今対応しているところでございます。
〇市長(川野信男)
原因がいなほ館のいわゆる送油管から漏れた油だと、こういうことが想定
されましたので、さらに現場の状況を調査するため既に作業を進めておる状況でございます。
そして、また、これがいなほ館であるということが判明いたしましたんで、所管、これは今、
市民福祉部が窓口、いわゆる全体の窓口になっておりますが、所管についてもこれから主に産
業振興部の方、原因になったと思われる産業振興部の方が主に対応すると、こういうような対
策も進めたいというふうで今現在作業を進めておる段階でございます。
〇15番議員(室屋正和)
ち ょ っ と さ っ き J A の 申 入 れ を 3点 ほ ど し た と い う こ と で す け れ ど
も 、 赤 字 を 軽 減 し て や り た い と 、 こ う い う こ と で す け れ ど も 、 今 赤 字 を 大 体 9,000万 ぐ ら い あ
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るわけですけれども、その赤字をどれほどに軽減してJAと話をやりたいか。お願いいたしま
す。
〇市長(川野信男)
現在あります赤字をどこまでということを申し上げておるわけではござい
ませんで、これは何年にどうするかということもあるかと思います。ただもともと株式会社で
ございますから当然いわゆる出資をした株に応じて責任を持つというのは、これはもう当然で
ございますけれども、当時のいろんないきさつもあるようでございますので、そうした状況も
踏まえた上で対応をしたいというようなことを考えてそういう文言になったわけでございます。
具体的に数字をどうということじゃございません。
〇15番議員(室屋正和)
今のですね赤字を維持するためにはですね大体私は年間やっぱし管
理 料 を 5,000万 程 度 入 れ な い と で す ね 今 の 数 字 は 保 て な い と 、 こ う 思 う ん で す よ ね 。 今 よ ー く
や っ ぱ し 検 討 し て あ い し た 方 が い い と 思 っ て お り ま す 。 そ の 油 で す け れ ど も で す ね 、 4枚 の 田
ん ぼ の 補 償 も で す け れ ど も 、 4枚 の 田 ん ぼ も 後 も あ り ま す 。 4枚 の 田 ん ぼ も で す ね 、 い ろ い ろ 地
主さん、耕作者おりますから、この前は買上げをしたいというようなことでしたけれども、やっ
ぱしその付近はですね地主さん、耕作者と十分話し合っていただきたいと。私もちょっと一部
の耕作者と語ったらですね、そん買上げてもらっても困るというような話でした。だから、やっ
ぱいその付近はですね補償の関係になりますけれども、十分していただきたいと。それから、
2月 に 、 ま た 元 に 戻 り ま し て 、 2月 26日 に 油 が 漏 れ が 発 生 し た わ け で す け れ ど も 、 そ の 時 の で す
ね修繕したわけですけれども、その時に工事受注者の九電工さんからですねこの油漏れは当初
の工事段階に起きとったんじゃないかと、そういう指摘とか、それから今後はこのようにした
方がいいとか、そういう何か指摘とか、指導とか、そういうのはなかったかお聴きしますけれ
ども、また、九電工はその時の工事を四十何万やっているわけですけれども、その金はどこか
ら 出 た の か 。 2点 ほ ど お 願 い い た し ま す 。
〇産業振興部長(上野哲郎)
2月 の 油 漏 れ で ご ざ い ま す け ど も 、 2月 の 油 漏 れ に つ き ま し て は 26
日の日に、議員おっしゃいますように、臭いがするというようなことから、エレベーターホー
ルの方の臭いが強いというようなことからエレベーター業者を呼びましてエレベーターの油が
漏れているんじゃないかというのが第一であったようでございます。それによりましてエレベー
ターではないというようなことが分かりまして、それなら油がほかにある。何かということが、
タンクがあるというようなことから念のために掘ってみたというようなことで、この場合につ
き ま し て は タ ン ク の 一 番 近 く に 90度 の エ ル ボ が ご ざ い ま す け ど も 、 い や 、 エ ル ボ じ ゃ な い で す
ね 。 90度 角 に な っ た 所 を 掘 っ て み た ら 、 そ こ に 油 が あ っ た と い う よ う な こ と で 、 こ れ に つ き ま
してはすぐにその部分のパイプの取替えをされております。金につきましては市の予算で補修
をしておる状況でございます。それから、話が前後しますけども、今パイプに穴が空いていた
ということで、鋼蝕と言うんですかね、鋼管の穴が腐蝕によるものであるというようなふうに
お聴きしておりますが、これによる鋼蝕の原因、これは一般論で、すいません。インターネッ
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トで引いた分の中でお答えをさしていただきますけども、鋼蝕が何で起きるのかというような
ことがちょっと調べてみましたら、溶接の処理により鋼管の温度が上がり、その部分が弱くな
り、鋼蝕が発生する。溶接部にビニールテープによる被覆、そうですね。大体そういうもの、
溶接あるいは、すいません。どっかのまちの水道課の方で、これはデータで、これもホームペー
ジからでございましたけども、これがいつ発生するかというようなこと等については、市民の
方 が 御 質 問 さ れ て る 中 で お 答 え が あ り ま し た け ど も 、 8年 も あ れ ば 、 5年 も あ る 。 あ る い は 12年
もあるというようなこと等が鋼蝕として発生することがあるというようなことでその地域の市
民に喚起するというような意味でホームページに出されたものです、出ておりましたので、こ
れは鋼蝕てそういうものだという私も含めての認識でということでお知らせをさしていただき
ます。それから、補償の関係につきまして、御質問だったかどうか分かりませんが、耕作者の
方々とはですね一応の一定のもう御協議をさしていただいております。水稲補償料、管理費、
土地改良区との賦課金との関係もございますが、これらを考慮しまして、また、水稲の補償料
につきましては、JAさつま日置の金峰地域におきます水田の生産水準をベースにして算定を
さ し て い た だ い て お り ま す 。 で き る だ け 早 い う ち に 、 も う 少 し し ま す と 、 7月 、 8月 に は 米 が で
きますので、できるだけ早い時期に補償費のお支払いをさしていただきたいというふうに思っ
ているところでございます。以上でございます。
〇15番議員(室屋正和)
原因等はですね今から解明されると思いますけれども、私も、土曜
日ですか、ちょっと行ったら業者さんがおりまして、そんでいろいろ話をする中でですね、ちょ
うどマンホールがありますけど、マンホールの中にいろんな線が通っておりますけど、行った
時点でもですねその、何と言うのかなあ、黒いあれで線が通っております。そこからやっぱし
ぽたぽたマンホールの方に落ちてました。だから、今でもそういう状況なんですね。ですから、
やっぱし、それはもう問題はもうあそこということはもう間違いないわけですけれども、それ
はもう早く解明してですねしていかんと、もうそらいくら掛かるか分からんような状況になり
ますから、早くしていただきたいと。そこでこの油流出の責任がどこにあるかということです
けれども、市はですねいなほ館を、旧金峰町ですけれども、今、市ですけれども、市が設置を
したわけですね、いなほ館は。市が設置をして、その管理を株式会社いなほ館に委託している
わけですけれども、今回のような問題が生じた時ですね、管理委託としてですよ、今のような
問 題 、 管 理 委 託 と し て 契 約 上 ど の よ う に な っ て い る か で す ね 。 定 め て あ る か 。 そ の 付 近 を 1点
お聴きします。それから、当初のですね工事段階の施工ミスで、当時の施工ミスとなった場合
ですね、瑕疵の問題とか、その契約上保証期間等もあるだろうと思いますけれども、施工業者
に で す ね 損 害 賠 償 等 が 請 求 で き る の か で す ね 。 そ の 付 近 ち ょ っ と 2点 ほ ど お 聴 き し ま す 。
〇市長(川野信男)
管理委託の文言の内容については、ちょっと私まだデータ持っておりませ
んけれども、一般論で言いますけれども、施設を設置した者がその施設の設置責任はあるわけ
でございますので、運営管理、運営については、当然運営をする上での瑕疵の問題の問題につ
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いては、これは会社が負うべきことであるかもしれませんが、設置まで会社が負うということ
は、これは難しいんじゃなかろうかと、こういうふうに思っております。それから、施工ミス
の問題でございます。瑕疵の問題、いろいろあるかもしれませんが、まだ原因が分かっており
ませんので、ここでお答えできる状況ではございませんが、またこれからいろんな法律上の問
題もあるかと思いますので、踏み込んだ答弁は差し控えさしていただきたいと思います。
〇15番議員(室屋正和)
管理委託の場合は、私ももちろん設置者が、それはそうだろうと思っ
ておりますけれども、管理契約を結んでいるわけですから、そういう問題が生じた場合にどう
なるかと、そういうことも契約上結んであると思うんですね。その付近をちゃんとはっきりと
明快にしていただきたいと思っております。
〇議長(石井博美)
〇議長(石井博美)
こ れ よ り 休 憩 し ま す 。 再 開 を 午 後 1時 と し ま す 。
休憩
午前11時56分
再開
午後
1時00分
再開します。
〇15番議員(室屋正和)
1番 に 返 り ま し て レ ク の 森 を い き た い と 思 い ま す 。 南 さ つ ま 市 の ま
ちづくり計画の中で金峰地域の重点施策であるレクの森ですけれども、これまでにいろいろと
一 般 質 問 が な さ れ て き ま し た 。 昨 年 の 9月 議 会 に お い て 市 長 は 「 レ ク の 森 構 想 に 農 村 文 化 公 園
的な要素を取り入れた計画への可能性を再検討すること。」ということで答弁しております。
また、施政方針にも同様なことを述べておるわけですけれども、投資額もですね目安を大体
6億 円 程 度 と 、 こ う い う こ と で や っ と る わ け で す け れ ど も 、 今 検 討 に 一 生 懸 命 な は ず だ と 思 っ
て お り ま す け れ ど も 、 昨 年 の 9月 以 降 で す ね そ う い う 文 化 的 公 園 的 な 要 素 の 検 討 を し て い る わ
けですけど、今どのようにですね検討がなされているか。まずお伺いします。それとですね昨
年 の 9月 議 会 で 再 検 討 に 必 要 な 予 算 と い う こ と で ル ピ ナ ス の 実 証 栽 培 を や っ て る わ け で す け れ
ども、それと先進地視察の研修費等を計上しやったわけですけれども、そのルピナスの結果等
ですね、どのように花の植え付け等を行ってきて、どういう結果が出たか併せて質問をいたし
ます。
〇副市長(坂口二郎)
レクの森のことにつきましては再三質問も出てるわけですけれども、前
回 か ら 9月 以 降 ど う い う 形 で 進 ん で い る か と い う こ と で ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ れ に つ き ま し
て は 作 業 部 会 を 設 置 し ま し て こ れ ま で 3回 ほ ど 検 討 を 進 め て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 昨 年 の
12月 18日 に 第 1回 を 開 会 し て こ れ ま で 3回 実 施 し て い る の が 実 情 で ご ざ い ま し て 、 農 村 文 化 公
園計画の背景とするのは、もう前も御説明申し上げましたように、近隣に砂丘地農業、農地開
発 で 約 100町 歩 の 農 地 開 発 農 地 が あ る と 。 そ れ と 六 十 何 町 歩 に 及 ぶ 広 大 な 面 積 で あ る と い う こ
とから農外法人による土地利用型の農業経営が考え方によっては可能性があること。そして農
業開発センターや農業大学校が近くにあると。新たな技術経営の、技術革新の見込みもあると、
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そ う い っ た こ と か ら 、 そ れ に 四 つ 目 が と る ぱ 226の 構 想 へ の 動 線 上 に あ る と 、 こ の よ う な こ と
を総合しまして観光資源との融合が考えられるというようなことで、これらを加えまして作業
部 会 で 検 討 を し て い る と 、 こ れ ま で 3回 実 施 し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 作 業 部 会 の 検 討 事
項につきましては、鹿児島森林管理署の担当の皆さん方とも連絡調整を図ってこれまで調整し
て き て い る と こ ろ で す が 、 今 回 、 鹿 児 島 森 林 管 理 署 の 署 長 さ ん が 4月 の 異 動 で 替 わ っ た と い う
ことで、これまでの経過も踏まえてこのレクの森の変更計画につきましては、これまでの経過
を 説 明 し 、 協 力 要 請 を す る と い う 形 で 5月 の 14日 に 私 ど も 、 森 林 管 理 署 と 打 合 せ を し て き て い
るのが実態でございます。その時にこれまでの経過でかなり、署長さんがおっしゃるには、も
う 認 可 の 期 日 が 2年 ほ ど 経 過 し て い る と 。 だ か ら 、 か な り 思 い 切 っ た こ と で 局 と の 協 議 が 必 要
で あ ろ う と い う よ う な 署 長 さ ん の 見 解 で ご ざ い ま し て 、 5月 の 20日 、 21日 に 九 州 管 内 の 各 署 長
会議というのがありまして、そこで局長と森林管理署と打合せをするというようなことでござ
い ま し て 、 せ ん だ っ て 署 長 か ら 連 絡 が あ り ま し て 、 先 ほ ど 議 員 の 方 か ら お っ し ゃ い ま し た 6億
の話もありましたけれども、こういう情勢であるからかなり思い切ったことをしないとおそら
く、行革絡みで今財政も厳しいから、そのようなことを考えて私もできるだけ早めの解決をし
たいというようなことで改めてまた営林局との打合せを皆さん方に連絡するというこのような
状 況 で あ り ま す 。 そ れ か ら 、 ル ピ ナ ス の 試 験 栽 培 の こ と で す が 、 こ れ に つ き ま し て は 約 2反 ほ
どの、通常のこの辺にある在来の黄色い花のルピナスと、それから傘咲きルピナス、さらに北
海道よりギャラリーレッド、ギャラリーブルーという四つの品種の試験栽培をしたところです
が、在来の黄色いルピナスにつきましては非常に生育も良くて、ついせんだって種の採取をし
たという契約者からの報告も受けております。それから、傘咲きのルピナスにつきましては、
これは紫の花が付く、かなり黄色い花のルーピンよりも大型種のルーピンですが、これについ
てはある程度の成績を得ていると。まだ種は確保してないということでございます。ギャラリー
レッドとギャラリーブルー、これは私も花がとうとう見れませんでしたので、どういう花なの
か。実際はパンフでないと分かりませんけれども、それにつきましては栽培の期間等もあり、
あるいは栽培適地が北海道からというようなことで、こちらの気候に合ったのか、合わないの
か。その辺も問題だろうと思いますけれども、さらに根粒菌がですね、やはりこういったマメ
科の植物というのは根粒菌があるか、ないかでかなり生育も違いますので、その辺は継続して
種を同じ圃場に栽培するというのが一番のベターなやり方じゃないかと、このように考えてお
り ま す 。 そ れ か ら 、 研 修 に つ き ま し て は 、 大 分 と 熊 本 に 研 修 に 行 っ て お り ま す 。 し か し 、 120
ヘ ク タ ー ル の 大 型 の も の と 、 そ れ か ら 20ヘ ク タ ー ル ぐ ら い と い う よ う な こ と で か な り 規 模 的 に
も違うわけですけれども、今回の参考には、いろんな形で営林署との話し合いの中で向こうの
意向も聴きながら新しい考え方を反映していきたいと、このようなことで今検討しているとこ
ろでございます。
〇15番議員(室屋正和)
今 で す ね 、 そ の 60ヘ ク タ ー ル を ど う す る 、 こ う す る と い う 本 題 じ ゃ
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な く て 、 局 と の 調 整 が 主 な み た い で す け れ ど も 、 私 も そ の 5億 、 6億 掛 け て で す ね そ れ を せ え
とは、もう全然そういう考えはないんです。もうただそういう今までの局との契約上のあれに
なっておる。ですから、今さらですねそういう農村文化的公園が果たして必要なのかですね。
もうその付近は私も考えるんですけれども、今どういう検討をされているかということになれ
ば、もうそれは局との調整が主みたいですけれども、そらそれで進めていってもらってですね。
そのルピナスの花ですね、私ももう数回、何回も見に行きましたけれども、副市長が言われた
とおり、ルーピン、黄色い花ですね、あれは普段咲いてる花ですから、あれは結構いい花になっ
ておりまして、それから傘咲きの方もある程度はですねでした。それと言われたルピナスギャ
ラリーのレッド、それからブルー、これはですねもうあんまり見る目もないようなそれはもう
散々なもんでした。だから、これはもう全然物にならんのじゃないかなあと、こういうふうに
私も感じましたけれども、そういうことで実証栽培もやっておりますけれども、なかなか、そ
のレクの森の地域にその花を植えるというのもですねなかなか大変じゃないかなあと、こうい
うことで思っておりますけれども、市長がやっぱし農村文化的な公園が頭にあるだろうと思っ
ておりますけれども、このような似たような施設がですね今現在県内でですねどの辺りにある
のかですね。また計画をされているのか。鹿児島市がですよ喜入の一倉にですね観光農業公園
ということで整備の計画を持っておりますけれども、内容がどのようなことだということが分
かればですね、知っていましたら、お願いいたします。
〇副市長(坂口二郎)
私もその県下の今、公園的なそういう状況については余りそう詳しくは
ありませんけれども、鹿児島に犬迫町にあります都市農業センター、それに同じく鹿児島市が
この前、もう何月でしたかね、ついせんだって出ておりましたけれども、観光農業公園整備計
画というのが喜入町に計画をしているというのが出ておりましたけれども、近隣にあるという
のはそれぐらいかなあと思っております。
〇15番議員(室屋正和)
喜入の一倉のですね公園の規模というのはですね、私が教えますけ
れ ど も 、 大 体 面 積 的 に は で す ね 40ヘ ク タ ー ル で す ね 、 面 積 は 。 大 体 造 成 を 18億 円 、 そ れ か ら 施
設 に 15億 円 、 計 33億 円 で す ね 。 そ れ で 21年 度 、 今 年 で す け れ ど も 、 造 成 の 実 施 設 計 に 入 っ て 、
24年 度 の 供 用 を 目 指 し て い る と 、 こ う い う 観 光 農 業 公 園 で す ね 。 そ れ か ら 、 い ろ ん な ゾ ー ン が
ありまして、体験ゾーン、地域交流ゾーン、民間参画ゾーンですね、こういういろんな施設を
造 り ま し て 年 間 30万 人 を 見 込 ん ど る と 、 も う こ う い う 施 設 で す 。 で す か ら 、 こ う い う 施 設 が で
す ね 、 喜 入 は 40分 ぐ ら い で 行 く わ け で す け れ ど も 、 こ う い う 施 設 が 近 辺 に 計 画 さ れ て る の に 、
今さらここに造ったってですね、もうそら何もならんと思うんですよ。もうそれこそ最初だけ
で、あと管理をどげんすっかという。もうそれはそれにまた莫大な金が要るだけのことじゃな
いかなあと思うんですね。ですから、その付近をですねやっぱし十分考えてですねやってもら
わないと、ただこういう最初のレクの森の条件等がこういうあったからせんないかんというこっ
じゃなくてですね、その付近を十分、今後検討・研究するんであればですね、その付近も踏ま
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えて、金があるわけじゃありませんから、その付近を十分踏まえて検討していただきたい。い
つも検討、検討と。先ほど井料議員の問題でも検討、検討がありましたけど、検討あるいはすっ
たろかいと。そういう、私はもうせんでいいと思っているんですけれども、そういうことです。
それとですねちょっとある一部の話を聴きますけれども、来年砂の祭典をですね金峰グリーン
ドーム付近でやって、砂をあのレクの森の地域から持ち出すと、こういう話を聴くんですが、
そのような話がですね、検討委員会か、実行委員会か知りませんけれども、そういう話がある
話なのか。嘘の話か。その付近をちょっとお願いいたします。
〇産業振興部長(上野哲郎)
砂の祭典の関係でございますけども、砂の祭典に関わります協議
につきましては、砂の祭典の実施本部会議での本年の反省あるいは来年に向けての検討を行う
こととなっております。最終的には機関・団体から実行委員会により決定をすることとしてお
り ま す 。 現 在 事 務 局 に お い て い ろ い ろ 整 理 を し て ご ざ い ま す け ど も 、 7、 8月 に 実 行 委 員 会 の 開
催を予定してございますけども、これにつきましては来年度の開催も含めて協議がされるとい
うふうに認識しております。したがいまして、私どもそういう話は全然伺っていないところで
ございます。以上でございます。
〇15番議員(室屋正和)
協 議 は 7月 頃 さ れ る と い う こ と の よ う で す け れ ど も 、 実 は あ る 人 が
ですね、「わや何でそういう話を知っとるのよ。」と、こう言うたら、「おや実行委員会のメン
バーやっでや。」と、こういう人がいたんですね。ですから、私もそれを聴いてびっくりしま
して、今回こういう話があるのかということをちょっと聴いただけで、それは当局がそういう
ふうにおっしゃるんであれば、それが正しいだろうと、こういうふうに思っております。
続 き ま し て 2番 目 の 人 口 の 問 題 に 入 り ま す け れ ど も 、 合 併 時 は 4万 2,645人 、 も う 今 3年 経
ち ま し て 4万 692人 、 市 報 で す ね 、 市 報 に よ り ま す と 。 650人 ぐ ら い 減 を し て お り ま し て 、 今
年 の 4月 で は 市 報 は 、 異 動 の 関 係 が あ り ま し て 4万 人 を 割 り ま し て 3万 9,840人 と 。 そ れ で 5
月 の 市 報 は ま た 4万 人 台 を 回 復 し ま し て 4万 268人 と 、 こ う い う こ と に な っ て お り ま す 。 平 成
18年 の 南 日 本 新 聞 の 人 口 が 載 っ と っ た ん で す け ど も 、 こ れ と で す ね 合 併 時 の 人 口 の 、 ま ち づ く
りの合併時の人口があったんですけども、大体似たい寄ったりの人口、高齢化率、そういうこ
とになっておりますけれども、もうもちろん全国人口は減少時代に入っておるわけですけれど
も 、 人 口 を 、 今 の 人 口 を で す ね 維 持 で き る 率 が 、 出 生 率 が 2.07と 、 こ う い う こ と に な っ て る よ
うですけれども、今のですね我が市のですね出生率が大体分かっとればいくらぐらいなもんな
の か で す ね 。 こ の 前 も 、 何 日 か 前 も 県 内 の 出 生 率 が 1.5い く ら と か 、 日 本 全 国 が 1.3い く ら と
か、こういう発表もありましたけれどもですね、我がまちは大体どひこばっかいなのかですね。
それとこれからの少子高齢化の問題ですけれども、対策をですねどのように考えておられるか。
その付近をお願いいたします。
〇市長(川野信男)
まず、合併前に想定したまちづくり計画における予測した人口との今日の
状況でございます。合併前に策定いたしましたまちづくり計画におきまして予測した市の人口
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でございますが、今の状況は想定の範囲内であるのかどうかということのお尋ねもあったかと
思います。当まちづくり計画における人口の推移につきましては、国勢調査の数値を基に出生
者や死亡者また転入者、転出者といった人口変動による推計をいたしたものでございますが、
22年 で 3万 8,994人 と 、 こ う い う よ う な 推 計 を し て お り ま す し 、 ま た 、 27年 で は 3万 6,489人
と 、 こ う い う よ う な 予 想 を い た し て お る わ け で ご ざ い ま す 。 な お 、 平 成 21年 5月 1日 現 在 の 県
の 推 計 人 口 及 び 人 口 動 態 に よ り ま す と 南 さ つ ま 市 の 人 口 は 3万 9,243人 と な っ て お り ま す 。 若
干 月 に よ っ て 変 動 が あ り ま す の で 、 5月 が い い の か 。 6月 が い い の か 。 い ろ い ろ あ り ま す が 、 取
り あ え ず 5月 1日 の 状 況 で は そ う で ご ざ い ま す 。 予 測 を い た し ま し た 人 口 よ り も 若 干 早 い 人 口
減がきておるのではなかろうかと、こういうふうに思っておりますが、かなり、数字的にはそ
う 大 き な 開 き は ご ざ い ま せ ん 。 ま た 、 15歳 未 満 の 年 少 人 口 の 割 合 あ る い は 65歳 以 上 の 高 齢 者 人
口の割合を見ましてもやや速いスピードで少子高齢化が進行しておるのではなかろうかと、こ
ういうふうに予測をいたしておるところでございます。次に、南さつま市における出生率でご
ざ い ま す 。 平 成 17年 が 6.7、 18年 が 6.3、 19年 が 7.3、 20年 が 6.7と 、 こ う い う ふ う に な っ て
おります。今後の少子高齢化の問題をどう捉えるかというようなことでございますけれども、
今後具体的な対策をどのように講じていくのかということになるわけでございますが、少子化
対策につきましては、国はもとより、本市においても大きな課題でございます。国においても
平 成 2年 の 1.57シ ョ ッ ク を 契 機 に 出 生 率 の 低 下 と 子 ど も の 数 が 減 少 傾 向 に あ る こ と を 問 題 と し
て認識をし、エンゼルプラン、新エンゼルプランに続いて子ども子育て応援プランを策定をし、
様々な角度から施策を行ってきておる状況でございます。また、各市町村におきましても平成
15年 に 制 定 さ れ ま し た 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づ き ま し て 次 世 代 育 成 支 援 の た め の 行 動
計画を策定し、国と一体となった少子化対策を推進をいたしておるところでございます。市と
いたしましては本年度は次世代育成支援のための南さつま市次世代育成支援行動計画の見直し
を 行 い 、 平 成 22年 度 を 初 年 度 と す る 5年 間 の 後 期 行 動 計 画 を 策 定 を す る こ と と い た し て お る と
ころでございます。また、この行動計画の策定に当たりましては、子育て活動を行っている団
体や保健・福祉関係、一般公募者などで構成する地域協議会を設置をいたしまして多様な議論
をいただくことといたしてございます。地域協議会の議論なども踏まえた上で具体的な対策の
検討も行って参りたいと、こういうふうに思っております。市といたしましては、少子高齢化
対 策 を よ り 積 極 的 に 推 進 す る た め に 4月 の 人 事 異 動 に よ り ま し て 課 長 級 の 職 員 を 新 た に 配 置 し 、
庁内における少子化対策の総合的な対策の取りまとめをいたしたいと、こういうふうに考えて
おるところでございます。以上でございます。
〇15番議員(室屋正和)
積極的な推進ということですが、私はですねやっぱし労働者のです
ね働く場所、少子高齢化は労働者人口がないということなかろうと思うんですね。働く場所が
ないということ。労働者人口がいないというこれがやっぱい少子高齢化につながるんじゃなか
ろうかと思っております。時間がないんですけども、以前ですね団塊世代の受入れの問題でス
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ローライフタウンということを立ち上げているということを言ったようですけれども、どのよ
うな今検討・研究をしているかですね。その付近をお願いいたします。それと最近市の職員で
すね、市内全域にですね市の職員、病院の方々を含めてですね何パーセントぐらいが市外から
来るのか。それと教職員の方々が何パーセントぐらい市外から通勤される。そこをお願いしま
す。
〇市長(川野信男)
職員の市外からの通勤などについては関係の部長などから答弁させます。
スローライフタウン南さつまネットワーク会議のことについてのお尋ねでございます。これま
での会議の中では、本市に移住してきた経験を持つ委員の方々との意見交換などをいたしまし
て移住や定住策としての本市の受皿づくりを進める上において必要な情報発信の在り方や住宅
の問題などについて多くの意見をお伺いをいたしたところでございます。具体的には、委員の
方々の意見を踏まえて現在の市ホームページの中に移住・定住希望者向けの専用の情報提供コー
ナーを設けることや、あるいは市内の空き家を活用し、空き家の情報提供を行う仕組みづくり、
また、本市への居住を希望する人向けに短期に本市で生活体験を行う施設の整備等について現
在検討準備を進めておる段階でございます。また、団塊の世代をターゲットとした都市部から
地方への移住・定住対策は多くの県や市町村においても現在まで講じられておるわけでござい
ますけれども、実は結果としてそれぞれの当初の計画よりも都市部から地方への定住・移住は
進んでいないと、こういうのがこれまでの実態でございます。これらの反省点も踏まえながら
様々な側面から検討をいたしまして本市への移住・定住のための受皿づくりを進めて参りたい
と、斯様に考えております。
〇総務部長(柴田達朗)
市の職員で市外から通勤している者が何パーセントぐらいかというこ
と で ご ざ い ま す が 、 今 年 の 5月 末 日 現 在 で 36名 の 方 、 職 員 が 市 外 か ら 通 勤 を し て お り ま す 。 内
訳 と し ま し て は 、 鹿 児 島 市 か ら 15名 、 枕 崎 市 か ら 10名 、 南 九 州 市 か ら 7名 、 日 置 市 か ら 3名 、
い ち き 串 木 野 市 か ら 1名 と い う 状 況 で ご ざ い ま す 。 今 年 の 4月 現 在 の 職 員 数 が 約 580名 ぐ ら い
で す の で 、 そ れ か ら い き ま す と 6パ ー セ ン ト 前 後 に な る ん じ ゃ な い か と い う ふ う に 考 え て お り
ます。
〇教育部長(染川勝夫)
市 内 の 30の 小 ・ 中 学 校 に 勤 務 す る 教 職 員 で 市 外 か ら の 通 勤 者 数 で あ り
ま す が 、 市 全 体 で 市 外 か ら の 通 勤 者 は 160人 で 、 全 体 で 348人 い ら っ し ゃ い ま す の で 、 全 体 の
45.9パ ー セ ン ト と な っ て い る と こ ろ で あ り ま す 。
〇15番議員(室屋正和)
この付近の数字もですねやっぱし今後検討すべき問題じゃなかろう
かと。もう非常に、学校の先生なんかは特にですね地域と密着があるわけですからなおさら必
要じゃなかろうかと、こういうふうに思っておりますので、その付近の、異動時期にですねそ
の付近を徹底してやっぱし市内に住むようにですねしていただきたいと。次に、集落再編整備
ですけれども、県内で先駆けまして集落再編整備基本方針というのを立ち上げましてやった状
況があるわけですけれども、以前市長はですね新聞記者とのやりとりでですね「高齢化率を下
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げるとかですね、定住促進をするというのは簡単であると。全国が同じような取組みを進めて
競い合う中、現実的でない。」と、こういうことを言っているようですね。「ですから、もっと
現実的にやろう。」ということを述べておるわけですけれども、その現実的にやろうというの
は何なのかですね。そこをちょっとお願いいたします。
〇市長(川野信男)
簡単であるというようなことを言っておるわけじゃございませんで、おっ
し ゃ っ て お り ま す の は 昨 年 1月 末 に 南 日 本 新 聞 に 掲 載 さ れ た 記 事 の こ と じ ゃ な か ろ う か と 思 い
ま す 。 ま ず こ の 記 事 に つ き ま し て は 、 平 成 19年 12月 に 策 定 い た し ま し た 集 落 再 編 整 備 基 本 方 針
について南日本新聞の取材に対して回答した内容がここに掲載されておるものでございます。
この中で集落再生に取り組む理由の一つといたしましては、全国で同じような定住促進などの
取組みを進めましても根本的な解決策にはならない。もっと現実的な取組みとして集落再生に
取り組んでいく必要がある。こういうような趣旨のことを申し上げたわけでございます。それ
は定住促進に力を入れるべきだとか、企業を誘致して雇用を増やすべきだとか、これはもう当
然なことなんです。ただそういう議論だけをしておっても現実的な解決策にはなかなかつながっ
てこないと、こういうことから申し上げたわけでございます。そこで今日の状況を具体的に考
えた段階で集落再編の現実的な取組みということが必要じゃなかろうか。自治会の標準的なモ
デルを示すということによってそれを達成する。こういうようなことをば申し上げたわけでご
ざいます。モデル的な自治会の再編促進方策といたしましては、方針として具体的に示すこと
で自主的な自治会再編を促進しながら、標準的な自治会の基準を満たせない集落については同
様の状況にある隣接した集落と集落群として再編をし、再生に向けた取組みを進めたい。こう
いうようなことを申し上げたつもりでございます。今あります集落を若い者を連れてくれゃい
いじゃないかとか、あるいは企業を持ってきて、そこに人を住ませるようにすれゃいいじゃな
いかと、こういうことは確かに必要なことでございますけど、なかなか現実的にそこまでいく
ということは大変厳しい状況下でございますので、今あります集落を、いくつかの集落を再編
をいたしまして、これは再編にはいろんな方法がありますけれども、共同作業ができるような
体制づくりをすることによってそれぞれの地域が限界集落にならないようなそういうような対
策を講じたいと、こういうことが新聞に載った記事の中身でございますので、そういうふうに
御理解をいただきたいと、こういうふうに思います。
〇15番議員(室屋正和)
なかなかですね、自主的な再編と申しましてもですね、なっかなか
田舎に行けばですね難しいのはいっぱいあります。もううちの地域もほんの隣近所もう同じ地
域ですけど、それでも合併しないわけですからなかなか厳しい。何が根本的に難しいかと言え
ば、やっぱし嘱託員報酬ですよ。だから、これが引っ掛かってですねやらない。やるわけない。
だって同じように報酬をもらうわけですから、合併したってなくなるということで、そらいろ
ん な 5年 間 は 補 助 金 が あ り ま す け れ ど も 、 な か な か 、 嘱 託 員 の 報 酬 が で す ね 均 等 割 の 3万 900
円があるから、これをずっともらっとった方がいいと、こういう考えなんですね。だから、難
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しいんです、実際。だから、再編、再編と言っても、厳しいのはほんとあるようです。今、市
長が今からやっていかんないかんというこっですけれども、私たちもそん難しい中で合併はせ
んないかんないねえという話はするけれども、実際問題になればそこに引っ掛かってくると、
こういうのが実情であります。
次に、時間もありませんけれども、万之瀬川の河口の問題にいきますが、これはもう以前、
下野議員からも質問があったわけですけれども、今ですね、いっつも言われるのがどういうこ
と で 、 18年 度 の 答 弁 で は 「 学 識 経 験 者 の 助 言 等 得 な が ら 砂 の 移 動 の メ カ ニ ズ ム を 把 握 し 、 そ の
対策を研究したい。」と、こういうことで、また、市長はですね「そんな砂の動きは航空写真
を見る限り余りない。」と、こういうことで言うとるわけですけれども、やっぱし実情があん
まり分かってないんじゃないかなあということで思っているんですけれども、やっぱしその学
識経験者等の助言、研究、原因究明ですね、その付近はどうなっているかお聴きいたします。
〇市長(川野信男)
具体的なことについては担当部長から答弁させますが、あんまり移動はな
かった云々というのは、これはそれぞれ専門的な立場といいましょうか、そういう所で、これ
は少しレンジが長いんですけれども、長いレンジの中でいわゆる航空写真等で判断するととい
うようなことのいわゆる条件付きでございますので、そのことについては御理解をいただきた
いと思います。具体の内容については部長の方から答弁させます。
ただ先ほどの御質問の中で、御質問ではなかったんでしょうけども、嘱託員報酬の問題がい
わゆる合併の阻害要因になっておると、こういうようなことでございました。嘱託員報酬とい
うのは嘱託員一人に対する報酬でございます。したがって、それがいろんな課題になっておる
ことも事実でございますけれども、要はその自治会が、集落がこのままで果たしていいのかど
うかということを私は真剣にみんなで考えていただきたいな、こういうふうに思っております。
大変難しいことはもう承知のとおりでございます。学校再編にしても同じでございます。ある
いはもっと大きく言いますと市町村にいたしましても合併いたしました。合併いたしますとい
うと町長も、助役も一人になるじゃないかと。そんなのは馬鹿らしいとか、そういうようなこ
とを言っておりますというと、いつに経ってもいわゆる合併といいましょうか、改善はできな
いということでございます。将来的なその集落が、自治会がどうなるんだということをお互い
に真剣に考えた上で、嘱託員報酬ががんになると言うんであれば、これはそれをやめるという、
これはもう単純な方法かもしれませんけど、私は、そういうことだけじゃなくて、いろんな課
題があると思いますので、これからやっぱり現実の問題といたしまして既にいわゆる言われて
おるような限界集落的なそういう地域もありますので、そういうことにならないような対策を
これから早めにしておこうと、こういうようなことが趣旨でございますので、是非御理解と、
そして、また、地域の皆さんの御理解もいただきますようお願いもいたしておきたいと思いま
す。
〇建設部長(山下和隆)
具体的な原因究明の件についてお答えいたします。吹上浜につきまし
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て 平 成 8年 の 台 風 災 害 を 受 け て 吹 上 浜 全 体 の 保 全 を 図 る た め に 海 岸 浸 食 の 調 査 を ば 国 ・ 県 が 実
施をしております。これらの報告により原因や対策を検討するためには広範囲でかつ中長期的
に 継 続 的 な 調 査 が 必 要 で あ る と の 内 容 で ご ざ い ま し て 、 さ ら に 平 成 16年 3月 に は 薩 摩 沿 岸 海 岸
保全基本計画が県によって定められております。現在はこの保全計画に沿った施策をば立案実
施しているという状況でございます。さらに吹上浜の砂の移動形態の変化については、県が平
成 10年 以 降 南 さ つ ま 市 か ら い ち き 串 木 野 市 ま で の 約 33キ ロ に つ い て 空 中 写 真 撮 影 、 さ ら に は 深
浅 測 量 、 こ れ に つ い て は 年 2回 で ご ざ い ま す が 、 実 施 を し て そ の 変 化 の 把 握 に 努 め て い る と こ
ろです。現在は鹿児島地域振興局日置支所において引き続き観察を続けている現状にございま
す。結果として南さつま地域で考えると北部、新川河口付近で砂が減少し、南部、小湊付近に
砂が堆積をしている状況を把握しておりますけれども、大きなオーダーで捉えた段階では海岸
線そのものに大きな変化はないという判断でございます。原因につきましては、風、潮流、気
象等の複合的な要因、砂の供給の減少等が考えますけれども、それについては、先ほど申し上
げましたとおり、中長期的に調査をするということで、その原因究明までには現在至っており
ません。以上でございます。
〇15番議員(室屋正和)
まあ毎度の答えで原因究明に至っていないと、もういつもの答えで
ございます。市長、昔、上ノ山海岸は海のそこまで車を駐車できて貝掘り、魚捕りできていた
んですね。もう今は全然もう立って行けるあれじゃないですね。それと高橋海岸もですね今で
すね海岸に行くにははしごを架けて下りて行く。そういう状況なんですね。市長は大体航空写
真を見てこうそんな関係ないという、大体何メートルぐらい、上ノ山海岸の新川河口辺りでで
すね何メートルぐらい浸食されていると思っていますか。
〇市長(川野信男)
多分お尋ねの趣旨は海岸の高さのことだろうと思いますけれども、幅もあ
るんでしょうが、具体的に私は何メートルという数字は申し上げられませんが、よく私も、全
然行ったことのないわけではございませんし、私がさっき申し上げましたのは、長い何十年の
間のレンジの中で航空写真があって、その航空写真も私も見せてもらいました。何年前にはこ
ういうもの、こういう状況ですよと、こういうような話でのお答えを申し上げたわけでござい
ます。
〇15番議員(室屋正和)
私はですね、浸食された延長が、メーターがですよ、昔の地籍図か
らいけばですね今の満潮面の所が何メートルぐらい削られているかということをちょっと聴い
た ん で す 。 大 体 、 上 ノ 山 の あ そ こ ら 付 近 で で す ね 30メ ー ト ル ぐ ら い 浸 食 さ れ て い る 。 何 で 私 が
知っているかと言うとですね、私がちょっとうちの者を使ってGPSで測らしたんです。それ
を 地 籍 図 に 入 れ て み た ん で す 。 そ し た ら 30メ ー ト ル ぐ ら い 全 部 欠 け て い る ん で す 、 今 の 満 潮 面
の位置がですね。それぐらい、だから何らかのですねやっぱい手を打たんといかんと思うんで
すよ。いっつもこういう調査研究やってる。国・県にですねもうちょっと強く申すべきだと思
うんですよ。だから、この前、私はこの質問通告を出した後、指宿で砂のシンポジウムがあっ
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たということで、砂の再生ということがあったということは新聞記事にも載っておりました。
や っ ぱ し 指 宿 辺 り は そ う い う こ と で 、 砂 の 再 生 で と い う こ と で シ ン ポ ジ ウ ム に 1,300人 が 参 加
したということで新聞に報道されておりましたけど、やっぱいそれぐらいですねやっぱい市の
方もですね立ち上がってせんといかんと思うんです。ただ人げんこっのごっですね、いくら削
られたか、浸食されたか分からんようじゃですねちょっとやっぱいいかんと思うんですよ。だ
から、その付近はですねやっぱい指宿みたいにですね、護岸も指宿はありますけれども、護岸
もちょっとずれとるようですね。それが浸食されている。砂の量も今なくなっているわけです
けれども、それに対して砂の再生をということでシンポジウムをしたということでございます
ので、もうちょっとですね市もですねそういう面を強く県と国に訴えるべきだと思うんですね。
いっつも県任せにですね、それは中長期的に検討せんないかん。そいばっかいじゃ年中同じよ
うな状況になると思うんですね。その付近はどうでしょうか。
〇市長(川野信男)
これは浸食が大変進んできた段階で、もう御案内のとおり、国ひっくるめ
ましていろいろ議論をし、検討した経緯もあるわけでございます。県の方もあそこで実験的な
事業をやったりとか、そういうようなこともいたしてきておりました。ただ現実に有効な手立
てといいましょうか、現実に現在そこまでいってないというのも実態でございます。ただあそ
この実態につきましては、上ノ山もそうでございますけれども、対岸の方につきましてもかつ
てサンドクラフトができたようなあの広い砂浜がほとんど跡形もないような状況でございます。
こうした海岸線の保護については擁浜を含めて国の方にもいろんな形で要請もいたしてござい
ますけれども、なかなか現実的に進んでいないというのが実態でございます。もちろんこれか
らも含めてそうした要請活動については、これは直接的には国がいたす事業でございますので、
是非対応して参りたいと、斯様に考えております。
〇15番議員(室屋正和)
〇議長(石井博美)
終わります。
次に、貴島
修議員の発言を許可します。
[貴島
〇1番議員(貴島
修)
修議員
一般質問席]
午後
1時39分
一 昨 日 の 夜 11時 過 ぎ か ら あ り ま し た サ ッ カ ー の ワ ー ル ド カ ッ プ 予 選 で
無 事 日 本 代 表 が 4回 連 続 の 南 ア フ リ カ の ワ ー ル ド カ ッ プ に 出 る こ と が 決 定 い た し ま し て 気 持 ち
がいいここ二、三日を送っているわけでありますが、市長もサッカーファンの一人として喜ん
でいらっしゃると思います。そこでテンポ良く聴いていきますので、テンポのいい御答弁をお
願 い を し た い と 思 い ま す 。 私 た ち の 任 期 も あ と 5か 月 で あ り ま し て 、 こ の 任 期 の 中 で 市 長 が 公
約のとおり養護老人ホームはまゆうの建設に道筋を付けていただいたことに関しましては深く
敬意の念を表すもんであります。また、スポーツ観光に対する様々な施策については、南さつ
ま市を訪れたねんりんピック、西日本高校サッカー、デンソーカップ等の多くの選手団に対し
ましてもおもてなしの心を十二分に発揮されまして我が市のイメージアップにも十分貢献され
ました。市長と同じ時期に議席をいただいたこと誇りに思うわけでありますが、お互いあと五、
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六か月後はどうなっているか分からない身でありますので、残りの任期を精一杯市民のために
頑張らなきゃいけないと思っているわけでありますが、前回も申し上げましたが、私は南さつ
ま市をよりよくして次の世代に引き継ぐ義務が市民全体にあると思います。私どもは市民の代
弁 者 で あ り ま す 。 そ の 意 味 の み で 6点 通 告 書 に 従 い 質 問 い た し ま す 。 ま ず 、 元 気 づ く り 事 業 に
つ い て で あ り ま す が 、 本 年 度 か ら 旧 4町 に も 広 げ ら れ た と 思 う わ け で あ り ま す が 、 こ の 事 業 は
旧加世田市で実施されていた事業をそのまま本年度から市全体に広げられたと思うわけであり
ますが、当初この事業を始められた時の原点をお伺いしたい。それと今までの旧加世田市にお
ける主立った事業の内容をまず質問をいたします。
〇市長(川野信男)
まず、元気づくり事業についてのことでございます。原点は何かというよ
うなことであったかと思います。地域に住む人たちが自ら自主的に自立をいたしまして自らの
地域の歴史や伝統・文化などの地域資源を活かし、共同で地域の活性化を図る。これが私は元
気 づ く り の 原 点 で あ る と 認 識 を い た し て お り ま す 。 平 成 4年 か ら 加 世 田 市 で 始 ま っ た 事 業 で ご
ざいますけれども、それぞれの地域が自ら共同で地域の将来像を考えまして企画をし、自ら実
行する。まさに自立自興によるものでございます。行政はそれを手助けをする立場であり、主
役はあくまでも地域であると、こういう認識をいたしてございます。市内のどの地域であれ、
校区を単位とするミニ行政区、これが私は元気づくりの原点である校区だと、こういう認識を
いたしてございます。市街地ではそこに住む人たちが市街地にふさわしい元気づくりに取り組
む。山間部では山間部にふさわしい取組みをする。こういうことが私はこの原点ではないかと、
こういうような認識をいたしてございます。主な事業ということでございますけれども、若干
これまで少し時間が経って変遷をいたしてございます。まず最初は校区コミュニティ推進モデ
ル事業、こういうことをば企画をし、事業を実施いたしてございますが、これは校区民が自ら
校区を意識して知恵を出し合った自主的なふるさとづくりと、こういうものをいたしておると
こ ろ で ご ざ い ま す 。 さ ら に 元 気 む ら 計 画 策 定 支 援 事 業 と い う の を ば 平 成 7年 か ら 9年 に い た し
てございますけれども、これにつきましても地域の人たちが自ら企画をしながらいろんな事業
を 実 施 し て き た と い う 経 緯 が ご ざ い ま す 。 さ ら に 平 成 8年 か ら は 元 気 む ら 推 進 モ デ ル 事 業 、 あ
る い は 平 成 11年 か ら は 元 気 む ら サ ポ ー ト 事 業 、 地 域 コ ミ ュ ニ テ ィ 育 成 事 業 、 こ う い う よ う な 事
業をそれぞれ年度ごとに実施をしてきておると、こういうような経過でございます。
〇1番議員(貴島
修)
今四つか、五つぐらいいろんな事業を答弁いただいたわけですが、校
区コミュニティ推進事業、元気むら計画何ですか、推進モデル事業とかいろいろあります。そ
ういうのが具体的にどういう事業だったのか。どういうことをされたのかをお聴きします。
〇企画政策部長(山口力三)
そ れ で は 、 平 成 4年 度 か ら 始 ま っ て お り ま す 元 気 づ く り 事 業 に つ
いて校区ごとに何点かずつ申し上げてみたいと思います。まず長屋校区でございますけれども、
ここにつきましては、内布そば活性化事業、それから長屋山拝賀登山事業、長屋炭焼き部会
(まっくろ会)事業等々がございます。次に久木野校区でございますが、ここにつきましては、
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ホタルとメダカのふる里事業、花とみどりの里事業、それから伝承芸能保存事業とバス停の整
備事業等がございます。次に小湊校区でございます。伝統芸能保存事業、小湊だより発刊事業、
それから福祉の輪モデル事業、防災林保護育成事業等がございます。次に川畑校区でございま
す。川畑校区につきましては、駐車場及び登山遊歩道設置、それから桜の植栽事業、桜公園整
備事業、郷土史刊行事業等がございます。それから、次は津貫校区でございます。津貫校区に
つきましては、あいさつ運動推進事業、伝統行事等活性化事業、特産品活性化事業、応援旗制
定事業等がございます。次に益山校区でございます。ヤングワンダーホーゲル事業、益山ジョ
ギング・マラソン事業、バードウォッチング事業、それから日本一の案山子まつり実施事業等
がございます。次に加世田校区でございます。「加世田の杜」造成事業、農産加工活性化事業、
知ろう、学ぼう私たちの校区の史跡事業、それから貝掛ひょうたんむら支援事業等でございま
す。次に内山田校区につきましては、立神地区等整備事業、「内山田時報」刊行会支援事業、
それから内山田キッズわくわく塾推進・支援事業、内山田郷土史の発刊事業等がございます。
次に万世校区でございます。ふれあいサイクリング大会事業、三世代交流ゲートボール大会事
業、それから二世観音整備事業等がございます。以上でございます。
〇1番議員(貴島
修)
今いろいろ説明いただいたわけですが、全部は聴き取れなかったんで
すけども、やはりこのような事業をされてきてて実績、内布のそばなんかはですね今もあるで
しょうから非常にいい事業で、やはり小さい、人口の小さい校区というのがやはり実際、何と
言うんですかね、その人口の大きい校区よりも、何と言っていいのか、何と言っていいんです
かね、私から考えれば非常に地域に根ざしたことをされているなあという気がするわけであり
ま す 。 今 後 で す ね 、 2番 目 の 今 後 で す ね こ の 事 業 は ど の よ う に 、 ず っ と 続 け て い か れ る の か 。
今 の ス タ イ ル で ず っ と 続 け て い か れ る の か 。 そ の 方 向 性 を で す ね 、 こ れ 平 成 4年 か ら 自 ら 考 え 、
自ら実施する自立自興の考え方を基に地域資源の活性化を図るんだということで計画されてい
る わ け で す が 、 実 際 今 ま で 具 体 的 に 話 し し ま す と さ れ て い る わ け な ん で す が 、 平 成 4年 か ら で
す か ら 、 今 平 成 21年 で す の で 、 も う 17年 、 16年 経 過 し た わ け で あ り ま す が 、 今 後 ど の よ う な 形
で、このまま続けていかれるのか。もし変遷されるんだったらどんな形で変わっていくのかを
お尋ねします。
〇市長(川野信男)
この事業を今後どうするかというお尋ねでございます。先ほども若干説明
申 し 上 げ ま し た け れ ど も 、 旧 加 世 田 市 に お き ま し て も 平 成 4年 か ら 経 過 を し な が ら 、 事 業 の 中
身につきましても適宜変更しながらやってきたと、こういうふうに思っております。合併いた
しましてまだ浅うございますので、これからは、地域のそれぞれの実情等もございますので、
また事業の内容についても、例えば、具体的にどれぐらいの規模をやるのか。あるいは、また、
今ちょっと触れられましたけど、いわゆる配分について一律がいいのかどうか。いろんなこと
も あ る だ ろ う と 思 い ま す 。 当 面 は 現 在 運 営 費 と し て 50万 と い う こ と に い た し て ご ざ い ま す け れ
ども、これらを今後の事業を推進する中で反省といいましょうか、経過を見ながら次の対策は
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この次に考えていくと、こういうことで、現時点では当面の間今の事業をしばらくは続けてい
く。こういうような認識を持っておるところでございます。
〇1番議員(貴島
修)
これは、私はですね大浦での産業と交流の部会、元気づくりの事業、
産業と交流の部会の部長をですねさしていただいているわけなんです。よくこういう元気づく
り事業の集まりがある時必ず言われることはですね、大浦は人口が二千数百の校区であると。
そ し て 過 去 1町 1校 の 校 区 で あ っ た ん だ と 。 と こ ろ が 、 ほ か の 所 は そ う で は な い ん で あ る か ら 、
こ の 50万 円 の 問 題 で す よ ね 、 を も っ と 違 っ た 形 で 出 し て も ら う こ と は で き な い ん だ ろ う か と 。
全体でもうパイが決まっているんだったら、何か非常にですね、もちろん大浦以上にですね大
きい、人口の大きい校区があるわけですね、益山とかですね、加世田とかいろいろあるんだけ
ども、そういう方々もそういう思いはないのかなあと。実際ですね自ら考え、自立自興、自分
で実施して、その大浦の資源をですね活性化するということをですね考えた場合ですね、この
事業を深く考える。追求して地域の人たちのために実際役立つようにですねやっていこうと考
えるとですねなかなか難しいなあと思って、その集まりの度にもですね多くの人たちがもっと
こ れ は ど う か な ら な い も ん な の か 。 例 え ば 、 3番 目 に 書 い て あ り ま す よ う に 、 「 人 口 割 と 均 等 割
のどっちか、併用してですねこの先この補助金を、補助金の問題を考えてもらうことはできな
いんだろうかと。それを聴いてくれないか。」と言うもんですから、今日は、いや、言われる
もんだから、今回お聴きしているわけなんですが、実際どうなんですかね。ほかの所でもこう
いう審議会等においてですねこういう話はないですか。この元気づくり事業においてだけで結
構ですので、その均等割じゃなくて、人口割と均等割とその併用の補助金を考えていただけな
いかとか、そういう話はなかったもんですかね。
〇市長(川野信男)
これはいろんな考え方があると思います。人口割をするとか、あるいは、
また、均等割をするとか、これはいろんなことがあると思うんですが、最初申し上げましたと
おり、この原点は自立なんです。自主的な事業なんだ。自分たちの事業なんだ。自分たちが地
域をどうするんだということが原点だと思っております。ただそのために市の方は支援をする。
手助けをする。自分たちでやるということになりますと自分たちで出費がある場合もありましょ
う。労働力の提供ということもありましょう。たくさん人口がおる所はそれだけ、同じ、各戸
に 均 等 割 で あ り ま し て も 、 1万 人 お る 所 は 、 例 え ば 、 一 人 100円 で あ っ て も い く ら 集 ま っ て く
る か 。 10戸 お る 所 は ど う な ん だ 。 こ れ を 同 じ よ う な 均 等 割 と い う よ う な 認 識 を い た し ま す と い
うと、おそらく人口の小さい所はもうまさにだからこそいわゆる限界集落に陥ってくる。行政
がやるべきことというのは、そうじゃなくて、自立でなかなかできにくい所をどのようにして
支援をしていくかと、こういうようなことじゃなかろうかと、こういうふうに思います。多分
おそらくおっしゃっておる話というのは、人口の大きい所と小さい所は全く逆の考え方がある
だろうと思います。私もそう思います。東京は人口が多いから自立できるんです。じゃあ、東
京には交付金をやる必要はないんです、東京にはですね。同じようなことだと思うんです。自
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立できるような所はやっぱり自立してもらえばいいんです。ところが、どうしても財政的にも
自立できないような所については支援を多くする。これが私は行政の姿だと、こういうふうに
思っております。ただその場合にすべてをいわゆる均等割にする方がいいのか。おっしゃった
ように、半分ずつという手もあるじゃないかとか、いろんな手法はあると思いますけれども、
やっぱりこの事業の私は原点というのはそれぞれの地域が自立できるような手助けを市はする
んだと、均等に同じずつの金額を配付をするんだと、そういう趣旨ではないんだということは
御理解をいただきたいと、こういうふうに思います。
〇1番議員(貴島
修)
そのことは理解しているんです。ですから、最初にですねこの事業の
原点はということで御質問を差し上げたわけなんですが、ただし、それにおいてもですね、も
う 過 去 平 成 4年 か ら 旧 加 世 田 市 で 実 施 さ れ て き て お り ま し て 、 4年 か ら で す か ら 十 五 、 六 年 経 っ
ているわけですよね。そん中でいろいろ変遷もしているわけですので、この先、私が申し上げ
のは均等割と人口割のそれがどういう割合になるか。それはいろいろあるでしょうけれども、
そういうことを考えていただく余地はないのかということをお聴きしているわけですが、いか
がでしょうか。
〇市長(川野信男)
これは人口割、その人口の密集しておる所につきましては社会資本の整備
というものも私はかなりいわゆる行政的に進んでおると、こういうような認識もいたしてござ
います。一つの例をとって申し上げますというと、今、地区公民館というのを整備をするよう
にいたしてございますけれども、かつて加世田校区の場合は加世田校区には地区公民館も置い
てございませんでした。その理由は、加世田校区には地区公民館は置かなくても、いろんな社
会資本の整備がされておるから、それはそれを活用していただけゃいいいんじゃないかという
のが原点であったわけでございます。しかし、その他の地域には人が集まるにしてもあるいは
運動をするにしても場所がないということで、その分はやはり行政が負担をしてやりましょう
と、こういうことが原点であったと、こういうふうに思っております。そうしたことがやはり
こうしたものの中の動きにあるというふうに思っております。ただこれから大変大事なことは、
私は自主的な自立というようなことを申し上げましたが、全地域を一律にこうした交付金とい
いましょうか、補助金をということがいいのかどうか。自主的に自分たちの計画を持っておる
所、自主的なそういうような運営をしようという所、そういう所に別個にといいましょうか、
特別に補助金なり、交付金を交付するのがいいのか。これは私は課題があると、こういうふう
に 思 っ て お り ま す 。 今 回 は 一 律 50万 と い う こ と に い た し て ご ざ い ま す け れ ど も 、 今 後 は む し ろ 、
そういうようなやり方だけでいいのか。自主性のある所については、これはもう国の方も今そ
れぞれの地方が提案をした所については助成もやりましょうと。しかし、提案ない所はやりま
せんよと、こういうようなことをばいたしておるわけでございますので、むしろそうした傾向
というのはこれから出てき得ると、こういうふうに思っております。併せて申し上げますとい
うと、先ほど加世田の例がありましたけれども、加世田でスタートをする場合は全部が一律に
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や っ た わ け じ ゃ な い ん で す 。 い わ ゆ る 計 画 が で き た 所 を 、 確 か 最 初 は 3地 区 ぐ ら い だ っ た と 思
い ま す が 、 計 画 が 進 ん だ 所 を そ れ ぞ れ 3年 間 ず つ で や り ま し ょ う と 、 こ う い う よ う な こ と を ば
やってきた経緯があります。どういうようなやり方が一番いいのかということはこれからの課
題であるかと思いますが、何といいましてもやっぱり地域がそれぞれ自主的な活動ができるよ
うなことをば行政は支援をすると、そういう立場でなければならないのではなかろうかと、こ
ういうふうに思っております。一律にやるのは、例えば、市道を造るとか何とかというのは、
これはもう、一律というわけじゃありませんけれども、市が直接行うわけでございますので、
それとは別の立場で行う事業についてはやはり地域の自主性というものをば尊重するような形
で実施することの方が私はよろしいんじゃなかろうかと、こういうような認識をいたしてござ
います。
〇1番議員(貴島
修)
私もそのとおりだと思います。やる気のある地域にはどんどん予算を
つけていただきたい。つける方向性で考えたいというように受け止めました。実際それがです
ね、それがほんとの公平な地域の発展に結び付くんじゃないかと、平等じゃありません。公平
に発展に結び付くんじゃないかと思っております。
2番 目 の 問 題 に 移 り ま す 。 米 飯 給 食 に つ い て な ん で す が 、 以 前 も こ の 件 に つ い て は 質 問 い た
しましたわけですが、まずですね市全体の小・中学校の年間の給食での米の消費量をお聴きい
たします。なぜこういうことを聴くかと言いますと、我が市は一次産業が基幹産業であるとい
うことはもう皆さん御承知のとおりでありますが、しかし、過去ですね一次産業は儲からない
んだと。その家がですね農林漁業を営んでおりまして、営んでいたんだけども、そこが儲から
ないと。だ から、子ど もに「百姓 なんかすん な。」と。 「魚捕いな んだすんな 。」と。「 勉強をせ
んと百姓しかなかど。」と言われたこともあったわけですね。実際そうあったわけであります。
私たちの世代や私たちの先輩たちの世代はそのように子どもに言ったことがあるんではないか
と思います。きつい仕事の割には、一次産業は儲からないし、家族も養えない。しかし、家業
はですね、二次産業であろうが、第三次産業の場合は、加世田の本町辺りにおきましても利益
があったんでしょうね。子どもさんに家業を引き継がれてる所が多いわけであります。しかし、
一次産業の人口の流出でそれもこの頃ままらなくなっておりまして店を閉じる方も多いわけで
あります。大浦の木連口の辺りにいたしましてもですね人口が減ってるもんですからなかなか
商売が成り立たないと。木連口以外のまだ大浦の周辺でですね、所の店というのはなかなか後
継者もいなくて畳んでいる所が多いというのが現状であります。ですから、一次産業が再生産
できる利益があって、じゃあおまえも、自分の子どもにですね、今の一次産業をやってる方々
がうちもこんなに利益があるから、再生産できるからおまえも何とか引き継いでくれんかと、
我が家業を引き継いでくれんかということになれば、もう我がまちのですね経済問題のほとん
どが解決するんだと私は思うわけであります。その意味でですね質問するわけです。やれる所
からやろうじゃないかという意味で質問するわけであります。年間の小・中学校の米の消費量
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をお聴きします。
〇教育部長(染川勝夫)
小・中学校の学校給食米の年間使用量についてお答えいたします。平
成 19年 度 の 年 間 使 用 量 は 3万 2,889キ ロ グ ラ ム で あ り 、 そ の う ち 南 さ つ ま 市 産 の 使 用 量 は 5,663
キ ロ グ ラ ム で 、 使 用 率 は 17.2 パ ー セ ン ト と な っ て お り ま す 。 平 成 20 年 度 の 年 間 使 用 量 は 3 万
1,876 キ ロ グ ラ ム で あ り 、 そ の う ち 南 さ つ ま 市 産 米 の 使 用 量 は 7,958 キ ロ グ ラ ム で 、 使 用 率 は
25.1パ ー セ ン ト と な っ て お り ま す 。 平 成 21年 度 に つ き ま し て は 年 間 使 用 量 を 3万 1,635キ ロ グ
ラ ム 予 定 し て お り ま す 。 そ の う ち 南 さ つ ま 市 産 米 の 使 用 量 を 9,084キ ロ グ ラ ム 予 定 し て お り ま
し て 、 使 用 率 は 28.7パ ー セ ン ト に な る よ う で あ り ま す 。 米 の 年 間 使 用 量 は 児 童 ・ 生 徒 数 の 減 少
によりまして減って参りますが、南さつま市産米の使用率は上がっているところであります。
これからも南さつま市産米の取扱業者と価格等を協議しながら、南さつま市産米の使用を進め
て参りたいというふうに考えているところであります。
〇1番議員(貴島
修)
以前質問しました時、加世田地区においては非常に地元産米の使用量
が少なかったわけでありますが、これを見ますと多分増えているんじゃないかと思うわけであ
ります。年間、これは、今ですね週、平均で結構なんですが、週何回の米飯給食ですかね。
〇教育部長(染川勝夫)
週 3回 使 用 し て お り ま す 。
〇1番議員(貴島
政 府 は 週 4回 の 米 飯 給 食 を 見 送 っ た わ け で す が 、 今 、 週 3回 と い う こ
修)
と で 、 多 分 、 こ の 21年 度 の 予 定 を 見 ま し て も 多 分 週 3回 で は な い か と 予 想 す る わ け で あ り ま す
が、先ほど申しましたようにですね、フードマイレージの問題から考えましても地産地消をど
ん ど ん ど ん ど ん 推 進 し て い か な き ゃ い け な い と 思 う ん で す 。 今 ま で も で す ね こ の 3年 間 で 17.2
パ ー セ ン ト か ら 28.7パ ー セ ン ト と 11ポ イ ン ト 以 上 の 増 加 を 見 て い る わ け で す け ど も 、 こ れ は ほ
んとに地産地消を考えて、その給食センターの方もですね考えておやりになっていることだと
思うんです。今後もこの方針は変わらないと思うんですけども、これをもっとですね急激に、
米 の 単 価 の 問 題 な ん か も あ る と 思 い ま す が 、 単 価 の 問 題 で す か ら 、 100パ ー セ ン ト 南 さ つ ま 市
の米を使いたいから給食費をボンと上げろということも、これもまたできないですよね。非常
に難しい問題だとは思うんです。しかしですね、私たちが育った頃、小学校に入った頃ですね、
あの頃パンの、ほとんどパンの給食だったですね。まずいパンだったなあと。あるいは中には
たまにおいしいのもあったなと。ジャムなんか、ジャムをつけないとですね食べられないよう
なパンだったですね。私の友達の悪いやつらはですねコッペパンをほじってスリッパにすると
いうようなですねほんとに不届きなことをやった子どもたちもいたわけです。そのぐらいまず
かったということだと思うんです。しかしですね、私たちはあのおかげで小麦の味に目覚めた
と思うんですよね。ですから、私のあの年代以降小麦の消費量がブンと上がったわけですよね。
それはアメリカの戦略であったかもしれません。ですから、私どももこの日本の、日本人の戦
略としてですねやはり、今の子どもたちがいずれもっとお米をたくさん食べるようになるよう
に戦略的にも米飯給食を増やす。あるいは地元の地元産米を子どもたちに食べていただく必要
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があると思うんです。それはちょっと高く付くかもしれないですね。しかしですね、そういう
ことが大切だと思うんですよね。私の友達がこう言いました。東京にいる友達がですね「確か
に新潟で採れる魚沼産のお米はうまいと。しかし、我げ家たっから、我が家で新米のつき立て
を送ってもらったのも、それも、それはそれでうまいんだよと。なぜかと言うと、多分僕たち
はその地元産のお米を小さい頃から食べ慣れてるからおしいんだろうな。」と言うわけですよ
ね。これは実際そうだと思うんです。私もですね出張の折買ってきまして、その魚沼産の、南
魚沼産の米を、お米をいただいたことがあるんですけども、それはそれでうまいんだけど、我
が南さつま市で採れた金峰のこしひかりにしてもですね、大浦のこしひかりにしても早期米は
それはそれで私はうまいと思いますよ、それは実際。それはよその地域の人たちはどうか分か
りません。私たちが小さい頃から食べ慣れてる米に含まれてる、何と言うんですかね、割合で
すかね、それが口に合ってるからうまいんじゃないかなと思うわけであります。ですから、今
の子どもたちに、せめて我が市の在校する子どもたちにはですね我が市のお米を、早期も、あ
るいはそうでないお米もあるわけですので、是非ですね戦略的にもですね地産地消のことを含
め推進していっていただきたいと思うんですが、今後ですねどのような方針でいかれるのか。
こ の 割 合 で 、 28.7パ ー セ ン ト ぐ ら い で い か れ る の か 。 も っ と も っ と 、 消 費 量 は 減 っ て い く わ け
ですので、そのパーセンテージを上げていかれたいのか。あるいは先ほど新聞でも見ましたけ
ど、政府が言っておりましたように、電気炊飯器の補助金を出すんだということもありました
けども、そのことも含めましてですねこれから先どういう方針でいかれたいのかお聴きします。
〇教育部長(染川勝夫)
先ほど議員もおっしゃったとおり、学校給食法によりまして食材料費
は児童又は生徒の保護者の負担となっております。そういうことで南さつま市産米の取扱業者
とですね価格を協議しながら南さつま市産の米の使用をですね進めて参りたいというふうには
考えているところであります。
〇1番議員(貴島
修)
その方針をお聴きするだけで十分です。その方針をですね是非ですね
我が市の一次産業の振興のためにもですねお願いしたいと思うわけであります。そしてですね、
それを、例えばですねこういう提案もしてもらいたいと思うんですよね。南さつま市産のお米
を 子 ど も た ち に 100パ ー セ ン ト 食 べ さ せ る に は 給 食 費 が こ う な る よ と い う 話 は で す ね 、 例 え ば 、
今 三 千 い く ら で す か 、 二 千 い く ら で す か 、 私 も こ の 間 聴 い た ん で す が 、 そ れ が 、 例 え ば 、 100
パーセント南さつま市産のお米を使った場合はどのぐらいになるという試算はされてるのか。
されてなかったらされてないで結構です。
〇教育部長(染川勝夫)
今 、 今 年 が 28.7パ ー セ ン ト と い う 使 用 率 を 見 込 ん で お る わ け で す け ど 、
こ れ を 100パ ー セ ン ト に し た 場 合 の ま だ 試 算 に つ い て は し て い な い と こ ろ で ご ざ い ま す 。
〇1番議員(貴島
修)
是非ですねそれをしていただきましてPTAの方に投げ掛けていただ
きたいと思うんですよね。そして、いや、駄目なら駄目、いいならいいと。このぐらいだった
ら い い で す よ と い う 答 え が 返 っ て く る か も し れ な い と 思 う ん で す よ ね 。 例 え ば 、 お 米 が 28.7パ ー
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セ ン ト を 100パ ー セ ン ト に し た ら 、 給 食 費 は こ の よ う に 値 段 が 月 に こ れ だ け 上 が り ま す よ と い
う試算をですねされて、是非ですね親御さんたちにですねこうなるけど、どうだろうかと。南
さつま市の一次産業の振興のためにこれぐらいは上げてもいいんじゃないかなという答えが出
てくればですね、またそれが指針になるんじゃないかと思うわけです。是非ですねそういうこ
ともしてみられる価値は十分あると思います。
次 、 3番 目 に 移 り ま す 。 14頭 の マ ッ コ ウ ク ジ ラ が 冬 の 寒 い 日 に 座 礁 し た わ け で あ り ま す 。 世
界にも類のない座礁、いわゆるクジラ騒動であったわけであります。これもですねなぜ私がこ
の座礁クジラの標本についてをお聴きするかと言いますと、これがまた展示方法によっては一
次産業の発展に、振興につながるんではないかと思うもんですからお聴きするわけであります
が、今までいろんな先進地の事例なり、あるいは展示方法などを調査されてこられたと思うん
ですが、いろいろ調査されましてどのような印象を持たれたかをお聴きします。
〇企画政策部長(山口力三)
座 礁 し た ク ジ ラ の 件 に つ い て お 答 え 申 し 上 げ ま す 。 平 成 14年 1月
に 集 団 座 礁 し 、 骨 格 標 本 用 と し て 埋 設 し た ク ジ ラ 1頭 に つ き ま し て は 、 平 成 19年 3月 に 掘 出 作
業を行いましたが、現在京都市の専門業者の所で脂抜きなどの処理作業も終わり、骨格標本と
しての加工処理を終えたところでございます。本市の貴重な資源でありますクジラの骨格標本
につきましては、地域振興策につなげるためのより効果的な展示方法等の調査が必要であるこ
と か ら 、 平 成 19年 3月 に 和 歌 山 県 太 地 町 立 ク ジ ラ の 博 物 館 、 平 成 20年 8月 に 長 崎 県 上 五 島 町 立
鯨賓館を視察し、運営状況等の調査をそれぞれ行ったところでございます。両町とも捕鯨で栄
え、クジラとの関わりが大変深い町でございます。博物館、鯨賓館のそれぞれの施設は、これ
までの歴史や伝統、地域の特性を観光面に活かしながら、新しいクジラの町としての活性化を
図るための目的で建設され、運営がなされております。いずれもクジラの館を観光交流の拠点
として位置付け、他の観光ゾーンとの融合による誘致対策を図り、まちおこしに努めておりま
すが、オープン当初と比較いたしますと年々入館者も減少し、誘客対策や維持管理費の捻出に
苦慮している状況でございました。このような調査状況等を踏まえ、館等の建設につきまして
は、他の観光施設とのネットワーク化や観光ルートとの連動性、拠点観光施設との複合化、費
用対効果など十分な検討が必要でありますので、今後このことを考慮して地域の活性化につな
がるような整備計画を検討して参りたいと考えているところでございます。
〇1番議員(貴島
修)
私 も 20年 の 上 五 島 の 調 査 に は 御 一 緒 さ し て い た だ い た わ け な ん で す が 、
課長と同じような、失礼、部長と同じような印象を持ちました。あんなもん造ったらですね我
がまちの財政を圧迫するだろうなと、何回も見に行くもんじゃないしなあと思います。それは
ですね全く同意見なんです。しかしですね、また違った切り口で、せっかくあるわけですので、
太地とか、上五島というのは捕鯨で栄えた町ですよね。ところが、我が市においては捕鯨なん
か全くない。たまーに定置網に、笠沙町とか、定置網に入るぐらいで、クジラの産業というの
はほとんどない地域だと思うんですよね。ですから、そういう所があのようなまた建物を、上
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物 を 造 っ て も で す ね 全 く お 話 に な ら な い だ ろ う と 思 う わ け で あ り ま す 。 こ の 、 し か し 、 14頭 の
マッコウクジラが座礁したというこの事例というのが世界にないわけですよね。これを何とか
我が市の産業の振興に貢献させなきゃいけないと思うわけであります。私もどうしていいか分
からないですからお聴きしているわけですけども、実際ですねあのクジラの標本単体だけをどっ
かに展示してもですね、これは全く無意味だと思います。しかし、例えばの話、例えば、例え
ば、大浦の農産物の直売所がふるさと館があるわけでありますが、あそこの売上げを増やすた
めに利用するとか、あるいは笠沙恵比寿の何とかのために利用するとか、あのクジラの標本を
何かのために二次的にその利用することを考えられればいかがだろうかと思うわけであります
が、いかがでしょうか。
〇企画政策部長(山口力三)
今後の方策についてお答え申し上げます。旧大浦町が計画いたし
ました満ケ崎公園整備計画のクジラ資料展示館の建設につきましては座礁クジラの骨格標本と
その記録媒体の展示となっているところで、広域的なクジラに関わる諸施策の展開、利活用な
どについては明確に示されていないようでございます。先ほども申し上げましたが、本市の貴
重な資源であるクジラ骨格標本の展示につきましては、希少価値も高く、地域の特性を活かし
た観光交流基盤の一つとして位置付け、魅力ある観光の推進や都市と農村の交流などクジラ骨
格標本の展示による観光及び産業振興の波及効果を高めていく一つの財産でもあると思ってお
ります。このようなことから展示場所や方法等につきましては、先進地の事例を踏まえ、本市
の地域特性にも十分配慮した集客性が高く、持続性のある観光施設との複合化などについて検
討する必要がございます。このようなことから骨格標本の展示計画につきましては、庁内にク
ジラ骨格活用構想策定委員会を設置し、協議、検討を行うことで現在その作業を進めていると
ころでございます。
〇1番議員(貴島
修)
こ の 件 に つ い て は 最 後 に 1点 だ け お 尋 ね し ま す が 、 今 言 わ れ ま し た そ
の委員会ですね、骨格標本の何とか委員会、聴き漏らしましたが、いつぐらいまでに立ち上げ
て、いつぐらいにこの展示の方法が具体化されるのか最後にお聴きします。
〇企画政策部長(山口力三)
クジラ骨格活用構想策定委員会でございますけれども、これにつ
い て は 企 画 政 策 部 を 担 当 し ま す 副 市 長 を 委 員 長 と し た 12名 か ら な る 検 討 委 員 会 、 さ ら に 企 画 課
長 を 班 長 と し た ワ ー キ ン グ 班 の 、 こ れ は 9名 で ご ざ い ま す が 、 一 応 こ の 二 つ の 組 織 を 予 定 し て
ございます。この組織については、議会中若しくは議会終了後早々にこの会を立ち上げまして
早いうちに検討会を重ねながら、最終的なクジラ骨格標本の活用策について検討していきたい
と考えております。
〇1番議員(貴島
修)
4番 目 の 一 斉 メ ー ル の 発 信 に つ い て で あ り ま す が 、 こ れ は で す ね な ぜ
質問するかと言いますと、人工芝サッカー場でサッカーをしてたんですが、リーグ戦がありま
し て 、 私 ど も の 40歳 以 上 の リ ー グ 戦 な ん で す が 、 も う 私 も 58で あ り ま す の で 、 出 場 時 間 は 限 ら
れてきているわけですが、そこに種子島からですね来られるんですよね。私はですね我がまち
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に 生 ま れ て で す ね サ ッ カ ー が で き て 良 か っ た と 思 う の は で す ね 、 年 間 10、 40歳 以 上 の リ ー グ 戦
が 10試 合 あ る ん で す け ど も 、 そ の う ち の 8試 合 ま で が で す ね 南 さ つ ま 市 の サ ッ カ ー 、 天 然 芝 と
人工芝で行われるわけです。遠い所はですね種子島とかですね、出水とかですね、あるいは大
隅 の 方 か ら 来 ら れ る わ け で す 。 私 は 家 か ら で す ね た っ た 15分 で 行 く こ と が で き る ん で す よ ね 。
ほかの方たちは何時間もかけて来られるわけです。よく種子島からですね試合の度にトッピー
に乗ってですね来て、目的はまたほかのことかしれませんですけどですね、前の日に来るそう
ですから。その日に来ても間に合う人たちもいるんですけども、前の日に来てどっか泊まって、
その後サッカーをして、またトッピーで帰るということをですね毎月のように繰り返している
方がいらっしゃるわけです。種子島の西之表のドクターの方なんですが、その人がですねパッ
と私に携帯を見してくれまして、消防団員なんですね。こうやって火事が起こったけど、来れ
るんだろうかと、出動できるのかといういわゆる案内が来ているわけですね。パッパッとやっ
て、いや、もう今は行けないと。南さつま市に来ているから行けないということをされるわけ
ですけども、ああ、いいシステムだなと思って聴きましたところ、私もうっかりしてましてで
すね、これはもう予算化されていたんだということを聴きまして、そこでですね具体的に私は
予算化したらどうだということをほんとは聴くつもりだったんです。インタビューの中でです
ね課長からそういうことを、私うっかりしてたなあということで自分の恥を申し上げるようで
申 し 訳 な い ん で す が 、 こ の で す ね 1次 補 正 予 算 で 一 斉 メ ー ル 発 信 の シ ス テ ム の 予 算 が 計 上 さ れ
たわけでありますが、この事業がどこまでですね今進捗され、研究されているのか。調査をさ
れて研究されているのか。またですねどのような事案が今後ですね発信する予定なのか。いろ
いろあると思うんですよね。いろんな事案を発信、配信する予定があると思うんですが、まず、
一遍に言っても無理かもしれないですが、徐々にですね浸透、システム化される必要があると
思 う ん で す が 、 プ ラ イ バ シ ー の 問 題 で 何 が 1番 大 切 で 、 2番 目 、 3番 目 、 重 要 な 問 題 か ら 解 決 さ
れていかなきゃいけないと思うんですが、どのようになっているのかをお聴きします。
〇総務部長(柴田達朗)
消防のこの一斉メールシステムでございますが、今、議員言われまし
たとおり、予算計上をもう既に終えておりまして、これにつきまして間もなく発注をする予定
で ご ざ い ま し て 、 シ ス テ ム 構 築 に つ い て 約 2か 月 ぐ ら い で 完 成 を す る 予 定 で あ る と い う こ と で
ございます。このシステムにつきましては、災害、事故、事件等が発生した時にこの関係者の
携帯電話等へ連絡することを主な内容としております。主な配信先につきましては、現在のと
ころ市の職員、消防職員、消防団員、その他消防、防災、事故、事件、こういったものを取り
扱う関係機関を予定をしているところでございます。また、この防災以外の情報も当然可能で
ございまして、市民の方も登録すれば受信ができるシステムを計画をしているところでござい
ます。
〇1番議員(貴島
修)
是非ですね早期の運用をですね、何ですか、できやすい、やりやすい、
もらった方がですね、そのメールをもらった方が実際すぐ動ける、すぐ理解できるようなです
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ねやりやすいシステムで作られることを意見として申し上げておきます。
次にですね、道路の草払い等の作業についてお聴きします。道路のですね維持作業をですね
集落や集落営農組織あるいはこれからできるであろう集落営農組織に業務委託する考えはない
かをお聴きします。これはですね集落の財源というのがかなりこの頃ですねきつくなっている
所 も あ る わ け で す ね 。 そ れ と 集 落 内 に 結 構 も う 60過 ぎ て で す ね 時 間 は あ る と い う 方 も い ら っ し ゃ
るわけです。中にはシルバーに行っている方もいらっしゃるし、そうでない方もいらっしゃい
ます。それと集落営農組織のですね予算もですねかなり、今、私が今実際集落営農組織を立ち
上げようじゃないかということで仲間と共に頑張っているんですけども、結構予算を組んでい
くのがすごくタイトなもんですから、そういうことを解決するためにも、こういう軽微なです
ね道路の草払作業等を集落とか、そのような組織にですね随契なり何なりで、要望があれば、
そういう作業をさせる、していただくことはできないのかをお聴きします。
〇副市長(坂口二郎)
道路には、農道、それから公共の道路、河川あるわけですけれども、農
道 に つ き ま し て は で す ね 、 管 理 農 道 に お け る 部 分 と い う の に つ き ま し て は 年 1回 13路 線 の 伐 採
業務委託を実施しているところでございまして、また、砂利散布等による原材料を受益者の申
請により支給しているところでございます。議員御承知のように、土地改良事業で実施される
事業につきましてはもちろん土地改良区が申請者でありまして、土地改良法手続に最初の申請
する時に基本的には管理する、土地改良区が管理するというような約束事ができるようになっ
ております。その他の農道につきましては維持管理についてはほとんどが受益者の方々で管理
を行っていただいているというのが実態であります。現在農地・水・環境保全向上対策事業の
中でも基礎活動の一つになっておりまして、市からの補助金を含めて活動組織の方々が管理を
行っているところであります。市が行っています伐採業務委託につきましては管理農道を中心
として実施しておりますので、集落への委託ではなくて、業者への委託を現在も行っておりま
すので、そういった考え方であります。市が行っていないいわゆる管理農道以外の農道につき
ましては今後も受益者の皆さんに管理をしていただくと、こういった基本方針であります。そ
れから、道路の、建設部に関する道路の維持作業あるいは河川についてのことですが、伐採作
業が、市民の皆様の参加による道路愛護作業もついせんだっても私どもの集落でも実施されま
したけれども、河川愛護作業とかですね、それにつきましてはいろんな方、集落の方々に協力
をいただいて感謝しているところでありますが、市道や河川の管理につきましては、市の管理
で あ る 延 長 が 、 市 道 延 長 が 大 体 700キ ロ 以 上 、 722キ ロ 、 そ れ か ら 主 に 河 川 愛 護 作 業 が 行 わ れ
る 県 管 理 の 2級 河 川 延 長 が 122キ ロ あ り ま し て 、 市 や 県 に よ る 管 理 作 業 だ け で は 財 政 的 に も 非
常に対応困難な状況であるということでございます。これまでも、道路や河川は生活に密着し
た公共施設でありまして、自分たちの環境は自分たちで守るということから伝統的に地域の方々
の協力による愛護作業が行われてきております。今後におきましても引き続き愛護作業の趣旨
に御理解と御賛同をいただき、市民の皆様の自主的な参加をお願いして参りたいと、このよう
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に考えます。このようなことから現在愛護作業を実施していただいております箇所につきまし
ては集落や集落営農組織に業務委託することは考えていないというところでありますけれども、
集落によっては過疎高齢化により、おっしゃるように、愛護作業に支障を来している所も生じ
ていますので、今後集落営農組織を含めた業務委託の在り方についても検討して参りたいと、
このように考えております。
〇1番議員(貴島
修)
今回はですね、私も愛護作業の件に関しましては何回も質問さしてい
ただいたことがあるんですが、今回はですね、先ほど副市長おっしゃったその管理農道の件に
ついての質問だと思っていただければ結構なんですが、いわゆる業者の方に農免農道とか、そ
ういう所の伐採作業を依頼されてるわけであります。もちろん業になるわけですから草払い、
刈払機とか、あるいはチェーンソーにしてもそれなりの講習を受講して免許を持った者でない
とできないわけなんですが、例えば、集落営農組織であるいはこれからできるであろうその集
落営農組織でですね受講して、この間、私が関係している所で去年刈払機の講習をやったわけ
で す が 、 30名 以 上 で な い と 林 災 防 の 方 が 来 て く れ な い と い う こ と で し た け ど も 、 六 十 何 名 集 ま
りましてですね笠沙町のある施設で行ったわけであります。それは全部業にする、業の業務に
される方が集まっていただいたわけであります。それだけですね免許を、講習をまだ受けてい
なかったということなんですよね。それはただですね大浦、笠沙両町だけでありました。それ
だけのその業にしている方がまだそんだけもいたんだということなんです。びっくりしました
で す ね 。 今 回 チ ェ ー ン ソ ー の こ と も 、 チ ェ ー ン ソ ー は で す ね 、 失 礼 、 草 払 機 は 1日 だ っ た ん で
す け ど も 、 チ ェ ー ン ソ ー は も っ と 危 険 ら し く て 2日 間 の 講 習 が 必 要 で 1万 2,000円 の 講 習 料 だ
そ う で す 。 草 払 機 は 8,000円 で あ り ま し た 。 そ う い う こ と を 、 例 え ば 、 そ う い う こ と を 実 施 し
て、そして必要であれば指名願もお出しすることが、お出しして、そして随契でなければ、指
名していただければ入札にも参加するわけでありますが、いろいろそういう門戸をですね開い
てその集落営農あるいは集落の財政に役立つと。その専門知識が必要なわけではないわけです
ね。今までしょっちゅう草払機とか、チェーンソーは握っている人たちなんですよね。そのよ
うな組織にこの管理農道の、市道とまで、市道もなんでしょうが、そこまでいくとですね業者
の方また大変ですので、言いませんけども、その管理農道というのはしょっちゅう見てる、自
分たちでですね軽トラで走ってる所なんですよね。ああ、あそこは今、草、あそこの水上げを
すれば、今度雨が降った時もいいんだがなあと。ですから、年間、年間の管理業務をですね委
託するには一番ふさわしい組織だと私は思うんですけども、そういう所がすることが、しょっ
ちゅう見て回る所がするのが一番効率的でいいんじゃないかと思うわけです。例えば、旧大浦
町時代もありましたけども、トラフの水路の管理がまずいばかりに、たった何万円で済む作業
を し な く て 、 200万 、 300万 と い う 道 路 の 補 修 の 費 用 が 掛 か っ た と い う 事 例 も 、 こ れ は 多 分 大 浦
町だけでなくてですね、ほかんとこでもあったんではないかと思うんですが、いかがなんです
かね。そのような方向で検討してもらうことはできないんですかね。
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〇副市長(坂口二郎)
おっしゃるような、今、法人というのは、生産法人というのはかなり市
内 に も 数 が 少 の う ご ざ い ま す 。 だ け ど 、 農 地 ・ 水 ・ 環 境 の 保 全 の 活 動 組 織 と い う の は 29あ り ま
すかね。ですから、その辺で、今おっしゃるようなああいう今現在行われている管理作業につ
きましても特別講習を受けてやっている方々だけではないわけですね。ですから、今のところ
は、もちろんこのどういう講習があるかというのも調べてみましたけれども、林業・木材製造
労働災害防止協会という所がそういった講習をやってるようですが、チェーンソーについては、
おっしゃるようなことで専門的な知識が必要かと思います。それと危険防止のためにですね是
非そういう講習も林道関係については必要かなと思いますけれども、一般農道につきましては
今のところこれから検討さしてもらうと。おっしゃるようなことも重々検討してみる価値が十
分あると、このように考えております。
〇1番議員(貴島
修)
続 き ま し て C A S に つ い て 質 問 い た し ま す 。 確 か 3月 議 会 で 同 僚 議 員
がCASについて一般質問をされたと思うわけでありますが、その後調査されましたかという
ことをお聴きします。それと今後どのようにお考えになっているのか。これはですね、これも
一次産業振興のためなんであります。価格が魚価にしてもですねあるいは農産物にしても、山
で採れるもんにしてもですね価格が低迷しているわけです。低迷しているわけであります。旬
の、このCASというのは旬の物をずうっと、旬に採れた物をずうっと保管しておけるわけで
すね。それをそのまま解凍すればほとんどそのままの状態で食することができるということで
あります。まさにですね科学の恩恵をこれでまた、また一つですね新たな科学を恩恵を受ける
ことができると思うわけであります。冬はですね、漁業においては冬はおいしい寒ブリをです
ね捕ったら、そのままですねCASを通して冷凍しといて、またいつの時期でも解凍すればそ
のおいしい寒ブリを食することができるというわけであります。それと新米がですね、新米が
炊けたら、そんまま冷凍して、また、それがそんままでまたおいしいそんままの、香りのまま
食べることができると。お餅にしてもですね、新米をお餅にして、そんままですねできるとい
うことでですね、よく市長おっしゃってます六次産業のもう最たるもんだと思うんです。とに
かく生産だけで、生産だけで終わってはですねやはり今の一次産業は立ち行かないと思います。
いかに再生産できる付加価値を付けるかだと思うわけであります。そん中でですねCASとい
うのは一つの素晴らしい科学の恩恵を受けられる道具だと思うわけであります。ひとつですね
六次産業、一次産業、六次産業の振興のためにもですね大切なことだと思いますので、お聴き
するわけであります。
〇産業振興部長(上野哲郎)
い わ ゆ る C A S 、 C A S で ご ざ い ま す け ど も 、 3月 に も 御 質 問 を
い た だ い て 、 そ の 効 能 的 に つ い て は 御 説 明 も さ し て い た だ い た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 平 成 20年
におきましてテレビ等でも鮮度保持について高い技術を紹介されている株式会社アビーの急速
冷凍施設につきまして実際設置され、運用されております水産会社を訪問して冷凍システムや
加工・流通における問題等について研修し、開発者のアビーの社長よりCASシステムの特徴
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についても詳しく説明を受け、これらを基に漁協と連携をしながら検討をしているところでご
ざいます。技術的には、これまでの冷凍技術と違いまして、議員おっしゃいましたように、細
胞破壊が起こりにくいと。いわゆる魚だけで申し上げますとドリップといいますか、そういう
ものが出ないということで、凍結前の状態に戻る技術であるということを確認してございます。
ただ通常の急速冷凍施設と比較しましてかなり高価でございます。当地区で水揚げされます漁
獲の出荷形態や今後取り組める加工販売予測等総合的に検討する必要がございます。現在資料
収集と加工販売促進計画を検討中でございます。CASシステムの装置その物は場所を取るも
のではないわけでございますけども、後付けでも可能でございます。コスト面を考えて規模決
定をする必要もございます。そのためには具体的な利用計画を検討する必要があることから、
魚種、漁獲量、季節性、魚肉の特性、販売価格帯などの調査研究を進めていくこととしている
ところでございます。以上でございます。
〇1番議員(貴島
修)
以前ある流通会社の方からお聴きしたわけでありますが、今の中国に
輸出されているそうでありますが、まだ、その日本からの魚の輸出の恩恵に関わっている人た
ちは中国のまだほんの沿岸部の一握りであると。これが中国の中まで浸透していくと莫大な売
上げになるだろうということで、各流通業界はそれに非常に注目しているそうであります。そ
の中でこのCASというのは避けて通れないというぐらいのことを聴いております。先ほども
部長からおっしゃいましたように、私はもっとのんびりされてるのかと思ったら、かなり突っ
込んで勉強、調査されていることがうかがえまして安心しました。早くですねこの今おっしゃっ
たことを具体化されてどこにどういう物を設置するということを決めて、その補助なり何なり
ですねしていただきたいと思うわけでありますが、今ある箱物を十分利用できるということで
ありますので、おっしゃったとおりですね、笠沙恵比寿の再活性化にしてもであります。ある
いは小湊にしても、片浦にしてもですね、坊津にしても、秋目にして、どこにもですね置くこ
とはできるわけであります。ひとつですねこのCASの重要性をもっともっとですね庁舎内で
も 煮 詰 め て い た だ き ま し て 1日 も 早 い で す ね 、 1年 も 早 い 導 入 あ る い は 補 助 な り を で す ね し て
いただくことを期待いたしまして一般質問を終わらしていただきます。このCASにつきまし
てはほんとにですね素晴らしいシステムですので、市長もですねもっとよく勉強をされまして
ですねもっと重要性を気づいていただけれはありがたいと思います。以上で一般質問を終わり
ます。
〇議長(石井博美)
次に、山下美岳議員の発言を許可します。
[山下美岳議員
〇8番議員(山下美岳)
一般質問席]
午後
2時41分
先ほど新型インフルエンザも終息に向かったという話もございました
が 、 当 初 通 告 書 を 出 す 約 1か 月 ほ ど 前 は 連 日 連 夜 報 道 さ れ て 大 変 心 配 も し た わ け で 、 今 回 、 遅
ればせながらも、一般質問に入れておりますので、よろしくお願いします。新型インフルエン
ザ、当初は豚インフルエンザということでメキシコに発生し、その後南米、南北アメリカ大陸、
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そしてヨーロッパ、アジア、感染が広がっていき大変、BS等のニュースでも連日外国でも放
送されておりました。私個人としましては、最初豚インフルエンザと名前を聴いて、鶏インフ
ルエンザとか、豚コレラは知ってましたが、豚からインフルエンザが移るのかなといろんな心
配もしたわけです。特に鹿児島県は有数の畜産県でもございますし、養豚業者もたくさんおり
ます。そして、さらに、また、その豚の加工業者、はっきり言えばスターゼンとか、コワダヤ
さん、あるいはそのまた豚肉を使った焼き豚で全国展開している会社等もございまして、もし
この豚にまつわるインフルエンザということで風評被害が出れば大変なことになるんじゃない
かと思っておりましたが、その後報道等で豚による風邪、インフルエンザの感染蔓延は影響は
ないということがございました。その後「豚」の文字を取って、今でも現在「新型(豚)イン
フルエンザ」と書いてる新聞もございますが、大体「新型インフルエンザ」ということで報道
さ れ て お り ま す 。 世 界 各 国 蔓 延 し た わ け で す が 、 世 界 各 国 で は 今 100人 以 上 死 亡 者 が ご ざ い ま
すが、弱毒性ということで、日本も厚生省を中心に飛行場等など防疫体制を万全を期して布い
たわけでございますが、そのうち関西等で発症し大騒動になったわけです。「学校等が閉鎖さ
れ、休校ですね、あるいは修学旅行や各種ツアー等はほとんどできなくなり、スポーツ大会あ
るいは有名歌手等のイベント等も中止になり、延期された。」というのが報道がありました。
中には、関西の旅行社ですね、ツーリストはこのあおりを受けて倒産したという報告もあった
ようであります。幸い鹿児島県ではこのような被害はなく、本市でもないと思っておりますが、
これに対して本市におけるですね保健所あるいは県等との連携、さらに医師会等とのですね連
携対策、インフルエンザ対策はどのようなものであったかお聴きしたいと思います。
〇市長(川野信男)
お答え申し上げます。新型インフルエンザ対策でございますけれども、市
の 予 防 対 策 と い た し ま し て は 、 5月 1日 、 市 対 策 本 部 を 設 置 を い た し ま し て 、 こ れ ま で 3回 の
対策本部会議を開催をいたしました。また、南さつま市新型インフルエンザ対策行動計画及び
行動マニュアルというものをば作成をいたしてございます。それに基づいた対策として市ホー
ムページ、お知らせ版及び市広報紙により発熱相談センターの連絡先やうがい、手洗い、マス
クの着用の励行、市の相談窓口を設置したことなどの予防対策についての広報を行ったところ
でございます。さらに感染防御対策といたしましては、予備費を流用いたしましてマスクを
800枚 、 予 防 服 キ ッ ト 5セ ッ ト を 緊 急 に 購 入 を い た し ま し た 。 さ ら に 小 ・ 中 学 校 の 学 校 閉 鎖 及
び休校措置前後の児童・生徒の感染防御用としてマスクを備蓄をいたしております。防御服キッ
ト、抗体マスク、防御手袋、消毒用スプレー、長靴カバーの購入契約もいたしたところでござ
います。納入につきましては、品不足となっておりますことから、品物が入り次第随時納入を
して備蓄をすることといたしてございます。県や地元医師会との連携については、県からの情
報については随時加世田保健所を通じて健康推進係へ情報が提供されるようになっており、地
元医師会につきましては、地域医療懇談会での意見交換や南さつま市新型インフルエンザ対策
行動計画を配布をいたしまして周知、連絡を図っていくことといたしておるところでございま
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す。
〇8番議員(山下美岳)
現在大分暖かくなり、もうほんと終息に向かっておるということで安
心はしておりますが、一部報道等によりますと、日本の北半球と違いまして、反対側のオース
トラリアですかね、あちら辺は今から秋から冬に向かい、このインフルエンザのウイルスが広
まると大変な事態になるんじゃないかと一応心配もしております。そこでですね、とある新聞
等、新聞からの記事なんですが、例えば、この、私も、名前がスペイン風邪というのがちょう
ど 90年 ぐ ら い 前 で す ね 、 1918年 か ら 20年 流 行 っ た と 。 名 前 だ け は 知 っ て ま し た が 、 内 容 を 知 ら
ず に 、 読 ん で み ま す と 、 「 90年 前 の 3月 に 第 一 波 の ス ペ イ ン 風 邪 が 流 行 っ て 十 数 名 が 亡 く な っ
た そ う で す 。 そ れ で ほ っ と し て お り ま し た ら 、 6か 月 後 の 秋 に で す ね 9月 頃 第 二 波 の イ ン フ ル
エ ン ザ が 大 流 行 し ま し て 、 日 本 だ け で も で す ね 45万 人 が 死 亡 、 世 界 で は 当 時 25億 人 、 20億 人 で
す か ね 、 の 人 口 程 度 で し た が 、 3分 の 1が 感 染 し 、 そ の う ち 人 口 20億 に 4,000万 人 以 上 が 死 ん
だ。」とあるわけですね。これはもちろんアフリカとか、中国とか、ちょっと後れた所の統計
が 入 っ て な い ん で す が 、 4,000万 人 と 言 う と 、 20億 人 中 で す ね 50人 に 1人 で す か ね 、 い え 、 50
人 に 1人 で す よ ね 、 亡 く な っ た 、 世 界 中 。 こ の よ う な 報 告 が あ る わ け で す 。 現 在 弱 毒 性 と は 言
うものの、いろんな研究者の間ではこのウイルスが増殖する過程で突然変異等を起こして怖い
狂 暴 化 し た ウ イ ル ス に な っ て こ の よ う な ス ペ イ ン 風 邪 が あ っ た と 。 ち ょ う ど 90年 前 で す よ ね 。
現在はいろいろタミフルとか、いろんな薬品、あるいはその防ぐためのマスク、消毒器、その
他いろいろありますので、このようなことはないと思いますが、「今後ですねそのようなこと
が実に起こる可能性が非常に高いということで心配、用意しなければならない。」と報道があ
ります。さっき、今、市長が言いましたとおり、いっぱいマスクを買い込んだとか、いろいろ
あ り ま す の で 、 今 後 も で す ね 、 今 6月 で す け ど 、 も う あ と 3か 月 、 4か 月 し ま す と 秋 口 に 始 ま
り、このようなスペイン風邪ではございませんが、「起こる可能性も十分ある。」という報道で
ございますので、この対策についてはですね今後も万全にシフトを布いておいてほしいと思い
ます。
続 き ま し て 2番 目 の 定 額 給 付 金 の 配 布 状 況 に 関 す る 質 問 で ご ざ い ま す が 、 一 昨 日 の 市 長 の 話
で は 95パ ー セ ン ト の 配 布 が 済 ん だ と 。 残 り 5パ ー セ ン ト に つ い て は 今 後 鋭 意 配 布 に 向 け て 努 力
していきたいということでありました。考えてみれば、この定額給付金につきましても与党と
野党の綱引きで、片や「選挙対策のばらまきである。将来に借金を残すだけである。」という
野党は言い張り、与党としては景気対策として満遍なく配布していきたい。いわゆる景気対策
として消費を伸ばすためには定率減税あるいは定額減税もありますが、その減税をするにして
は、課税額がもう極めて少ない人はその定率あるいは定額をしても恩恵が少ない面があると。
だから、定額給付金の方を実施したという与党側の説明で、衆議院、参議院ねじれの中ですっ
た も ん だ の 挙 げ 句 、 ど う に か こ れ が 決 ま り ま し て 、 本 市 で も 6億 余 り の 配 布 を し た と 聴 い て お
り ま す 。 現 在 95パ ー セ ン ト と い う こ と で ご ざ い ま す が 、 中 に は で す ね 、 通 知 書 で す か 、 あ れ が
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来て通帳の口座番号とか、その通帳の開けた所ですかね、そのコピーを出しなさいとか、そこ
ら辺がなかなか理解できずに困った方等がおりますし、また、新聞報道ではDVですよね、ド
メスティクバイオレンス等による配布をですね、例えば、もう旦那がほがないといいますか、
DVを行ってもう実質別居して親元に帰っていたりするけども、なかなか離婚が成立しなけれ
ば、世帯主は、そのまま、やっぱり旧来のまま夫婦ということであるわけですので、そのよう
な給付の時にその旦那の、いや私の、女性でしょうね、ほしいということで、そのような処理
はできないかというような要望、苦情があると新聞等で見たんですが、現在の時点で本市にお
いては配布状況と、また、そのあと数パーセントをできない理由、あるいはDV等このような
要望がなかったかはどうでしょうか。
〇総務部長(柴田達朗)
定 額 給 付 金 の 交 付 状 況 で ご ざ い ま す が 、 5月 末 現 在 で 1万 7,462件 、
金 額 に し ま し て 6億 1,129万 円 を 支 給 を し て お り ま す 。 支 給 率 は 金 額 で 94パ ー セ ン ト と い う こ
と に な っ て お り ま す 。 あ と 未 申 請 者 が 約 900世 帯 余 り と い う こ と で ご ざ い ま す 。 次 に 、 D V の
関係でございますが、苦情、要望はなかったかということでございますが、これまでこのDV
に 関 す る 特 段 の こ の 相 談 と か 、 そ う い う も の は ご ざ い ま せ ん 。 そ れ か ら 、 あ と の こ の 900世 帯
ぐらいあるんですが、これにつきましては今後この未申請者の状況の確認、あるいは、また、
再通知、こういうものをしながらですね早めにこの申請を促していく予定でございます。
〇8番議員(山下美岳)
定額給付金のもうこの性格についてはいろいろ議論もあったわけです
がですね、政府もしたし、我々巷間、酒席というか、飲ん方の席でもあったわけですが、実際
で す よ あ と 6パ ー セ ン ト ぐ ら い が あ る と い う 中 で 、 一 般 的 に は で す よ お 金 を も ら っ て は ら け る
人がいるんだろうかとか、インフルエンザを移されてもらうとはらけるでしょうけど、お金を
もらってはらけるやつがいるんだろうかなと、そんなやつはいないだろうという話でしたが、
6パ ー セ ン ト の 中 に は 、 い ろ い ろ そ う 宛 先 不 明 と か 、 要 ら な い と 、 さ っ き 言 っ た で す ね 。 そ の よ
うなのもあったのかどうかお尋ねします。
〇総務部長(柴田達朗)
あ と 約 900世 帯 と い う こ と を 先 ほ ど 申 し 上 げ ま し た が 、 そ の 中 に は 要
らないと言った人がいるのかということで、具体的にですね電話等で直接もう要らないと、そ
ういうことを言って来られた方については現在は聴いておりません。それから、おそらく、最
初ですねすべての世帯にこの郵送で送っておりますので、おそらく届いている方、あるいは住
所だけあってですね帰ってきている方もいると思います。ですので、そういった方については
ですね再度、先ほど言いましたとおり、この特定記録と言うんですかね、こういった方法で、
確かに相手に届いたというようなそういった郵送方法があるんだそうですが、そういったこと
をしながら、個々のですね状況、例えば、一人しかいないで病院に入院しているとか、そういっ
た 方 も い ら っ し ゃ る ん じ ゃ な い か と 思 い ま す 。 期 間 が 6か 月 と い う こ と で ご ざ い ま す の で 、 こ
の間にそれぞれその世帯を全部潰してですね申請ができるような方法になるようにしていきた
いと、そういうふうに思っております。
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〇8番議員(山下美岳)
あ と 残 り 6か 月 、 900世 帯 の た め に な る べ く 配 布 で き る よ う に し て 是
非地元でしっかり使うように指導の方をお願いしたいと思います。
続 き ま し て 3番 目 の 地 域 活 性 化 商 品 券 で ご ざ い ま す 。 こ れ も 緊 急 経 済 対 策 と し て 全 国 各 地 で
実施されております。内容につきましてはいろんな方法があるんだなと驚いたりしていますが、
1万 円 の プ レ ミ ア ム あ る い は 15パ ー セ ン ト 、 20パ ー セ ン ト あ る わ け で す 。 中 に は プ レ ミ ア ム と
いうですね、おまけと言った方が私たちは分かるんですが、おまけにですね宝くじ券付き、富
くじといいますか、そのようなのを付けた所もあったと。それぞれそのパーセンテージは違い
ますが、いろんな方法で活性化商品券を配布したんだなと。それがまた地元の消費につながれ
ば、そして地産地消に役立てば素晴らしいことだと思っておりますが、現在もう売り切れたと
聴いていますが、その発売当時ですねその商品券に対する評判というか、売行き、そしてその
後の利用状況はどのようになっているかお尋ねいたします。
〇産業振興部長(上野哲郎)
緊 急 経 済 対 策 の 一 環 と し て 発 行 し ま し た 地 域 活 性 化 商 品 券 は 1万
セ ッ ト を 、 1億 円 で ご ざ い ま す が 、 4月 30日 か ら 発 売 い た し ま し た 。 4月 30日 、 5月 1日 の 2日 で
81.7パ ー セ ン ト の 販 売 を 終 え ま し て 、 約 6日 間 で 完 売 を い た し ま し た 。 大 変 好 評 を 得 た と こ ろ
で ご ざ い ま す 。 商 品 券 の 利 用 状 況 に つ き ま し て は 、 現 在 市 内 357店 舗 が 登 録 を い た だ い て お り
ます。各地域で幅広くできるようになっております。また、現在各店舗から換金請求がなされ
ま し て 、 6月 3日 現 在 で 108店 舗 、 5,714万 7,000円 の 請 求 が あ っ た と こ ろ で あ り ま す 。 そ う い
う意味では非常に人気が良かったのかなというふうに思っております。以上でございます。
〇8番議員(山下美岳)
3番 ま で 終 わ ら そ う か と 思 っ て お り ま す 。 6月 3日 現 在 で 5,740万 の 利
用があったということで、大変いい数字じゃないかと思っております。実はですね先月、行政
調査に行きまして、新潟のある市でございましたが、うちよりはるかに財政状況もいい関係か、
そ の お ま け 部 分 が で す よ ね 20パ ー ぐ ら い あ る わ け で す よ ね 。 15パ ー も あ れ ば 、 10パ ー も あ る と
いうことだったんですが、全国でですね。それはそれでいいとして、その内容がねユニークだっ
た で す よ ね 。 い わ ゆ る 1万 円 買 う と 、 半 分 は 1,000平 米 以 下 の 店 で 使 い な さ い と 。 半 分 は 1,000
平米の大型店ですね、一般にスーパーで使うように、そして区分けして発売したんです。商品
券を、金券をですね色を変えればいいわけですので、そんな柄とか、デザインは一緒でできる
ん で す が 、 そ の よ う な こ と ま で し た 所 も あ る わ け で す よ ね 。 今 か ら 10年 ぐ ら い 前 で し た か ね 、
何ですか、地域振興券ですかね、それもした時には結果的にはほとんどが大型店舗の方で使わ
れたというのがあったわけですが、このような緊急経済対策というのは、大手のメーカーとか、
都会もですが、この地域、我々が地域がそれぞれ消費を伸ばしてもらい、売上増進を図って景
気 付 け を し た い と い う こ と で あ る な ら ば で す ね 、 こ の よ う な 方 法 で す ね 、 今 1次 が 済 ん で 、 2
年間やるという市長の一昨日のあれでしたが、今後ですねまたこの地域活性化商品券の販売に
取 り 組 む 気 が あ る の か 、 な い の か 。 ま ず 1点 お 尋 ね し ま す 。
〇市長(川野信男)
今現在までの発売状況あるいは換金状況御答弁申し上げたところでござい
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ます。大変私どもが予想したよりも早い販売がされた。あるいは、また、かなり早い換金状況
で も ご ざ い ま す 。 今 後 の 経 済 状 況 を 見 な が ら 、 さ ら に 第 2期 対 策 の 中 で 再 度 の 販 売 を す る か ど
うか。これから少し検討をしてみたいと、こういうふうに思っております。要は切れ目ない経
済対策を進めるということでございますので、早い時期の販売によってもうかなりが換金をさ
れ た と い う こ と を 考 え ま す と い う と 、 こ の 1年 あ る い は 2年 と い う こ と で 考 え ま す と い う と 、
このままでいいのかどうかということなども含めて検討はいたしたいと、こういうふうに思っ
て お り ま す 。 な お 、 ま た 、 こ の 中 で そ の 販 売 の 傾 向 と い た し ま し て 大 型 店 舗 が 換 金 と し て 8割
程度を占めておると、こういうような実態もございます。通常のいわゆる大型店舗の占める割
合がどれぐらいあるかということもありますので、そうしたことも念頭に置きながら、次にど
ういうような対策をするか検討をいたして参ります。
〇8番議員(山下美岳)
総 額 18億 、 そ し て 、 さ ら に 合 計 35億 の 投 入 し て い き た い と い う こ と で
すね、一昨日のあれで。是非ですねこの地域活性化支援金につきましてはですね早めに実施し
て ほ し い と 。 一 番 地 域 活 性 化 に 役 立 つ ん じ ゃ な い か と 。 先 ほ ど 言 い ま し た と お り 、 10パ ー セ ン
ト で も い い で し ょ う け ど も 、 で き る な ら で す ね 、 普 通 の そ こ ら 辺 の 、 108店 舗 あ る ん で す か ね 。
ちょっと忘れましたけど、近所で使えるように、大型店だけではなく、小型の一般の商店でも
使 え る よ う に 、 さ っ き 言 い ま し た で す ね 色 分 け を す る 。 6・ 4で 分 け て 是 非 す る と か 、 印 刷 の あ
れを掛けるわけですから、そら簡単なんですよね。そこら辺もですね是非、是非お願いして商
品 券 の 発 売 を で す ね 早 い う ち に 、 11月 に 選 挙 も あ る と 思 い ま す し 、 早 い 方 が 効 果 が あ る ん じ ゃ
ないかなと私は、市議会議員で選挙で苦労する皆さんもそう言えるんじゃないかなと思ってお
ります。是非、研究・検討じゃなくて、実施をお願いしたいと思います。
〇議長(石井博美)
〇議長(石井博美)
こ れ よ り 休 憩 し ま す 。 再 開 を 3時 20分 と し ま す 。
休憩
午後
3時02分
再開
午後
3時21分
再開します。
〇総務部長(柴田達朗)
先ほどの定額給付金の答弁の中で誤りがございましたので、訂正をさ
していただきたいと思います。先ほど定額給付金のこの中で「定額給付金をもらわないと、要
らないという方について聴いてない。」というような答弁をしましたが、確認をいたしました
ら、お一人だけそういう要らないということで意思表示をされた方がいるということでござい
ます。すいません。訂正をさしてください。
〇8番議員(山下美岳)
そ れ で は 、 4番 目 に 入 り ま す 。 ´09吹 上 浜 砂 の 祭 典 は 5月 、 ゴ ー ル デ ン
ウィーク中に、本年度はガリレオ・ガリレイを称えて「星空ゆめ物語~ガリレオ・ガリレイと
世 界 天 文 年 に よ せ て ~ 」 と い う テ ー マ の 下 に 盛 大 に 開 催 さ れ ま し た 。 5日 間 で 延 べ 15万 6,000
人の来場者があり、各イベント、砂像、花火、イルミネーション、ほんと来場者に楽しまれた
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と 聴 い て お り ま す 。 振 り 返 れ ば も う 二 十 数 年 の 年 月 が 流 れ 、 今 年 は も う 既 に 22回 目 と な り ま し
た。取り組んだ当初は加世田JC等が中心となり、本当に自然豊かというか、田舎というか、
白砂青松を活かしたまちおこしの起爆剤に取組み、いろいろなアイデア、知恵を出し、また、
実行委員会の組織化を進め、市民、企業の協賛、寄附、ボランティア等をいただきながら今日
の ス タ イ ル に な っ て お り ま す 。 年 々 進 化 し 、 最 初 の 頃 は 前 之 浜 に 吹 上 城 と な る 砂 の 城 が 1個 あ っ
ただけでございますが、年々改善されまして現在素晴らしい砂像群であり、また、フラワーフェ
スタということで花も飾り、来場者に喜ばれておるようでございます。現在、この経済効果に
しても今まで積算されたことはございません。確かサイクルサッカーの世界大会では鹿児島総
研 に お 願 い し て 3億 を 超 す 効 果 が あ る と い う の が 発 表 さ れ 、 ま た 開 催 に ア ド バ ル ー ン 的 に 役 立 っ
たわけですが、今後そのようなこともすると経費が掛かりますので、申しませんが、この祭典
もほんとに今定着し、地域おこしに役立っておると思います。現在日本砂像連盟の本部を南さ
つま市に設置し、全国にその支部ができ、現在鳥取等では数億円を掛けて砂のイベントが開か
れております。また各地でも開催されておるのは御存じかと思います。さて、このような砂の
祭典でございますが、本年度その成果について仮の収支状況などの中間報告はどのようなもの
だったかお尋ねしたいと思います。
〇 産 業 振 興 部 長 ( 上 野 哲 郎 ) ´09吹 上 浜 砂 の 祭 典 に つ き ま し て は ゴ ー ル デ ン ウ ィ ー ク 期 間 中 の 5
月 2日 か ら 6日 ま で か せ だ ド ー ム 及 び そ の 周 辺 を メ イ ン 会 場 と し て 開 催 を い た し ま し た 。 期 間
中天候に恵まれ、また高速道路料金のETC休日特別割引等による相乗効果もあったものと考
え て お り ま す け ど も 、 昨 年 よ り 7,000人 多 い 15万 8,000人 も の 来 場 者 が ご ざ い ま し た 。 砂 像 と
春の花々との共演や各種の催しを楽しんでいただいたところでございます。収支の状況につき
ましては現在精算中でございますけども、収入の主なものであります入場パスポートの販売収
入 に つ き ま し て は 、 当 日 券 が 約 3,370万 で 、 昨 年 と 比 べ ま す と 約 5パ ー セ ン ト の 収 入 増 と な っ
てございます。また、前売券につきましては、まだ売上額が確定しておりませんけれども、
1,250万 円 程 度 の 売 上 げ に な る も の と 思 っ て お り ま す 。 ま た 、 各 企 業 等 か ら の 協 賛 金 に つ き ま
し て は 、 寄 附 協 賛 金 が 437万 5,000円 、 広 告 協 賛 が 1,362万 3,000円 と な っ て お り ま す 。 合 計
で 1,799万 8,000円 、 昨 年 よ り 82万 円 の 減 と な る 見 込 み で ご ざ い ま す 。 こ の ほ か 市 の 負 担 金 が
530万 と な っ て お り ま す 。 収 入 総 額 で 昨 年 と 比 べ る と 約 150万 円 程 度 の 減 と な る 見 込 み で ご ざ
います。支出につきましては現在精算中でございますが、厳しい経済状況の中、企業からの協
賛金の目減りなど収入の減少を想定して予算を編成してございます。全体的に経費の節減に考
慮して運営したところでございます。収支についてはプラスになるんではないかというふうに
考えております。以上でございます。
〇8番議員(山下美岳)
当日券等増えておりますが、厳しい経済状況の折、企業等の協賛ある
いは寄附が減ったというのもございました。その他経費まで分かって単純な収入と支出の減が
分かれば良かったんですが、今できてないということでございますので、それはそこでもう我
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慢したいと思いますが。そのほかですね、例年いろんな来場者にアンケートを取ったり、いろ
んな聴き取りをして苦情等もあろうかと、苦情あるいは要望等があるかと思いますが、本年度
はそのようなことをしたのか、しないのか。あったら、そのような主な内容ですね、駐車場問
題とか、交通渋滞、店の設置あるいは配置ですか、そこら辺あったら、お聴きしたいと思いま
す。
〇産業振興部長(上野哲郎)
アンケートについては実施してございますが、まだ、それぞれの
部会が中心になってしておりますので、その部会の方からの報告を待っているところでござい
ます。苦情等につきましては、いろんな苦情等、苦情、あるいはお礼の言葉等々もあるわけで
ございますけども、苦情という意味では、これは初めて来た方、いろいろいらっしゃると思い
ますけども、本年は会場への道案内というのが少なかったというような御批判をいただいてい
るところでございます。これにつきましては主要道路のちょっと考え方の違いもあったのかな
と思いますけども、その辺についてのぼり旗の設置等々がというのがございます。それから、
現 在 砂 像 を 残 し て ご ざ い ま す け ど も 、 メ イ ン 会 場 1箇 所 、 そ れ か ら 海 浜 公 園 に 残 し て ご ざ い ま
すが、これについては非常にその時期来られなかった方々からは喜んでいただいているという
状況でございます。以上でございます。
〇8番議員(山下美岳)
次にですね一番聴きたい確信に入りたいんですが、先ほど同僚議員の
室屋議員が質問をされたんですが、私も砂の祭典に行ってですね仲間と一緒に生ビールとか飲
んでるうち話題が出まして、何か来年はですね、今年実行委員会等で検討委員会をつくり、来
年の実施するか、しないか。あるいは場所等、そのスケール等いろいろ検討してするか、しな
いかを決めると。さらには場所においてはレクの森等も考慮に入れながら、ひょっとかすると
来年はしないかもしれないという話を聴いてびっくりしたわけです。私個人につきましては最
初からずっと関わっておりまして、もうそんなことは絶対あってはならないと思っているんで
すが、先ほどの答弁ではですね、市長は答弁しなかったような気がするんだけど、本当にやる
か、やらないかですね。私としてはもう是非、やめるなんて言語道断じゃないかと思っている
ん で す が 、 そ こ を で す ね 明 確 に し て ほ し い と 思 い ま す 。 と い い ま す の が 、 ち ょ う ど 20年 ぐ ら い
前 で す ね こ の よ う な 問 題 が 起 き ま し た 。 そ の 当 時 は ま だ 砂 の 祭 典 が 始 ま っ て 2年 目 、 3年 目 と
いうことでなかなか認知もされず、いろんな無駄遣いだとか、ないなっとか。効果はないとか、
いろんなのがある方もおりました。もちろん素晴らしいもんだという方もいる中、当時吉峯市
長がですね、会長が本坊鶴吉さんという商工会議所の会頭で、副会長が私と吉峯市長だったん
ですね。当時議会の方も余り砂の祭典に対してはいい印象もない方も多かったらしくていろい
ろ取りざたされている中、来年はどうするのかというもう、半年前から取り掛からんといけな
いわけですので、大変実行委員会を開いて喧喧諤諤の意見があったわけです。そのような中、
もう最後にですね我々青年会議所はもう是非、言い出しっ屁であるし、やりたい一心でですね、
一番財政面である、財政面で一番大きな柱の旧加世田市長のですね吉峯さんに問い詰めたわけ
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ですね。そしたら市長も大変困りまして、「議会等いろんな方の御理解を得られなければなら
ず、市長としては今ここで即断するわけにはいけない。」と申されたわけですが、しかし、も
う市長そんな時間もないし、もうそんなら、もう市長じゃなくて、吉峯良二個人としてはどう
思いますかと形を変えて質問しましたところ、「公的立場では市長としては言えないが、吉峯
良二個人、私としては是非やりたい。」というような発言がございまして、それでもうそのま
まもうずるずると来年もすることになったわけですが、今回ですね非常にそのような話が、さっ
き も お っ し ゃ っ た と お り 、 あ る わ け で す ね 。 果 た し て 、 以 前 も で す よ 、 6年 前 で す か 、 場 所 を
変 え て 今 の ガ ン バ リ ー ナ 地 区 で や っ た 時 も 検 討 委 員 会 を 開 い て 1年 間 休 止 し て 始 め た わ け で す
ね。そしてまあいろいろ時期も、昔は本当にもう暑くて暑くて大変な時期でした。台風の災害
もある中で、やっぱり時期を外してゴールデンウィーク、家族の客も見込め、そして砂像制作
等 も で す ね 、 も う 砂 浜 に 行 き ま す と 50度 ぐ ら い な る わ け で す け ど も 、 今 大 分 涼 し い 中 で 、 砂 像
制 作 も 砂 浜 で や る 頃 と す れ ば も う 大 分 楽 で ご ざ い ま す 。 そ の よ う な 中 で も や っ と 1年 休 止 し て
今の場所で再開し、結果的にはいろんな意味で成功に至っていると思うんですが、さっきも言
い ま し た と お り 、 本 当 に で す ね そ の 検 討 委 員 会 等 で 1年 も 休 止 す る 。 ひ ょ っ と か す れ ば 検 討 委
員会の結果では休止する。そのようなことがあるんだろうか、ないんだろうか。私は、場所的
にですね狭いとか、砂が足りない。それ等のあれは聴いていますが、レクの森、そこら辺もで
すね利用できる。その場所を活用でき、いろんなふさわしい条件であれば、別にそこまでも、
そ こ ま で は こ だ わ ら な い わ け で す が 、 次 は ´10で す か ね 、 ´10吹 上 浜 砂 の 祭 典 を で す ね ど う 考
えているか。市長の考えを聴きたいと思います。
〇市長(川野信男)
砂の祭典を来年実行するのか。あるいは来年以降も実行するのかというこ
との質問だったと思います。このことについてはこれから実行委員会において本年度の反省を
踏まえながらどうするかということについては例年検討をいたしております。これは今回初め
てということではないわけでございます。それぞれの委員の中には、これは公式の場ではなく
ても、じゃあ隔年置きでいいじゃないとか、いろんな御意見があることも事実でございます。
ただお話聴かれたのはどういう場で聴かれたのかは分かりませんけれども、公式な場所で来年
どうするかということについてはまだ具体的に議論もしておりませんので、今後議論をするこ
とになると、こういうふうに思っております。申し上げましたとおり、場所の問題あるいは長
期的に今の所でいいのかどうかというようなことなどの意見もあることについても私も承知を
いたしております。しかし、例えば、レクの森にいたしましても今すぐ移れるような状況では
私はないと、こういうような判断もいたしてございますし、長期的な問題としてどう捉えるか
と い う こ と は あ る か と 思 い ま す 。 た だ 私 は 考 え て お り ま す こ と は 、 今 、 新 幹 線 が 23年 に 全 面 開
通 を い た し ま す 。 こ の 23年 の 新 幹 線 開 通 に 向 け て 、 こ れ ま で は ど ち ら か と い う と 福 岡 辺 り が 限
度であったかもしれませんけれども、開通することによってもっと岡山とか、広島とか、こう
いう所の人を呼び込める。こういう私はチャンスがあるわけでございますので、そうしたこと
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も前提としながらこれからどういうふうな開催のやり方をするのかということは十分議論をし
ていかなければならないことだと、こういうふうな認識をいたしてございます。今、来年どう
するかということについては、実行委員会を開く前に私が先走ることはいかがと思いますので、
そういう程度のお答えにさしていただきたいと思います。なお、また、私はかつて、これはも
う加世田市長の時代でございましたけれども、私が市長をしておる限りこれを中止することは
ありませんという趣旨の御答弁は申し上げたことはあるというふうに記憶をいたしてございま
す。
〇8番議員(山下美岳)
定かではないが、川野信男個人としてはやめないだろうというような
決意を聴いたと思っております。面白い話ですね。巷間では、巷ではですね、もし市長が替わっ
たらどうなるんだろうかと、そういう話も出まして、本坊さんか、川野さんかどっちかが市長
になればするだろうと。笠沙の方がなったらしないかもなとか危惧している、酒の、酒席の上
ですけどね、そのような話も出ます。というのはですね、あそこに出店している業者さんです
よね、グルメ通りの、相当の売上げを出すわけですね、はっきり申しまして。半年分ぐらい、
小 さ な お 店 を や っ て い る 方 な ん か は 「 も う あ た い な ん か も う あ そ こ で 5日 間 で 3か 月 分 ぐ ら い
収益が上がってもう本当にありがたいことだ。」という方々も結構いらっしゃるわけですね。
それだし、いろんな旅館、宿泊関係等も結構満杯状態で潤っている。そのような中で是非、ま
ちおこしでやっと全国的に知られ、ユニークなイベントですよね。例えば、合併前、金峰町が、
何ですか、金峰夏まつりとか、笠沙フェスタとか、川辺町も、何ですかね、二日市に数百万出
しておるようですね、あの二日市にかけて。さらにその隣の知覧町辺りはねぶたを青森から持っ
て き て 展 示 し て 練 り 歩 い た り し て ま ち お こ し を し て い ま す け ど も 、 あ れ も 1,000万 以 上 の 補 助
を出しているわけですよね、現実に。それからするとうちが、人的な経費は別にしてですね、
600万 、 700万 程 度 だ っ た ら 十 分 ま ち お こ し と し て 、 そ の ユ ニ ー ク 性 、 独 自 性 、 全 国 に 名 を 知 ら
れてですね、今後も是非やっていってほしいと思っております。
続 き ま し て 5番 の 休 耕 田 の 活 用 策 で ご ざ い ま す 。 米 と 言 え ば 、 私 た ち が 小 さ い 頃 は 米 を 残 す
と 、 御 飯 粒 を 残 す と 大 変 怒 ら れ た も ん で す 。 「 米 一 粒 に 88の 手 間 暇 が か か っ て い る ん だ か ら 、
そんな残すといけない。」と叩かれたりしたもんですが、日本にとってはもう昔からですね農
耕民族ということでもう神代の時代から米イコール命の糧であったわけです。江戸時代には米
が採れないといって餓死したり、あるいは子どもたちを口減らしのために殺したりした時代も
あったそうです。また、昭和に入ってからも米が、人口増で米が足りないということで、この
近隣では大浦の遠浅の浜を埋めて水田を作ったり、あるいは八郎潟その他全国各地で米を得ん
がために水田の拡大行ってきたんですが、もう戦後やっぱり食の嗜好が変化して今日日は全然
料理とか、食べ物が違うわけですね。米ばっかりだったのが、パンとか、麺類、パスタ、その
他いろいろ豊富な食材も出てきまして、もう今、日本では米が余っていると。もうこれももう
実 際 40年 ぐ ら い 前 か ら だ そ う で す が 、 い わ ゆ る 休 耕 田 で す ね 、 生 産 調 整 の た め の 。 そ の 度 に 農
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林省の政策が変わり、猫の目農政などと言われてきましたが、またこの頃なって石破農林水産
大臣になりましてからまたこの見直しに取り組まなければならないということでいろんな議論
があるわけです。確かに、先ほど貴島議員も言いましたけど、農業後継には大変何とかかんと
かという話もございましたが、ほんとに農業を取り巻く環境は、別に鹿児島県だけではなく、
全国各地でもそのような状況であると聴いております。そのような中ですね、南日本新聞でし
た か ね 、 こ れ 、 近 頃 豚 に 米 を 食 べ さ せ る と す ご く い い と い う こ と で 、 「 と う も ろ こ し よ り 1.5
倍 ぐ ら い す る が 、 肉 は 成 長 が 速 く 、 2倍 の 食 肉 の 値 段 が 付 き 、 全 国 か ら 注 文 が 引 き も 切 ら な い 。 」
と い う よ う な 報 道 が ご ざ い ま し た 。 こ れ も 20年 前 か ら あ る 畜 産 農 家 が 取 り 組 ん だ 成 果 で あ り 、
現 在 そ の 遊 佐 町 で す か ね 、 山 形 県 の 、 稲 作 の 4分 の 1が も う こ の 米 を 、 ふ く ひ び き と い う 品 種
ですかね、飼料用米を作っているそうです。それで大分成功しているということです。また、
青森県ではですね鶏に米を食わすという、食わせるというか、与えるわけですが、卵黄は、卵
黄ですかね、黄身が大分白っぽいけども、いろんな栄養値が高いということで高価で引き取ら
れ、なかなか、それで軌道に乗っておると。いわゆるもう昔なら貴重な米をですね豚や鶏に食
わすなんてとんでもない話だったんですが、このように食料余りの時代ではこのような生産が
行われているわけですね。片や減反政策も曲がり角にきたというような中でですね、一体全体、
もう今年南さつま市の農家はもうほとんど、あと来月の末には収穫の時期もあるんですが、現
在までにこの米の農政ですか、米の政策に関してはどのように取り組んできたのかお尋ねした
いと思います。
〇産業振興部長(上野哲郎)
いろいろ御質問がございましたけども、お答えをさしていただき
たいと思いますが、国内におきます主食用米の需要、年々減少してきているわけでございます。
古 い 数 字 で ご ざ い ま す が 、 昭 和 37年 頃 は 大 体 一 人 当 た り 118キ ロ 食 べ て た と 。 現 在 で は 60キ ロ
と 言 わ れ て お り ま す 。 そ の 結 果 、 全 国 の 水 田 の 面 積 の 6割 程 度 で 国 内 の 米 需 要 が 賄 え る よ う な
構図になっているところでございます。このことは水田を活用していくために米以外の麦や大
豆等の作付け、議員の方からもございましたが、主食以外の用途であります米の粉、飼料用米
といった他用途米の作付けを推進する必要がありますが、これらの水田の有効活用に取り組ん
でいる農業者に対しましては作付品目に応じて助成金が交付されているわけでございます。平
成 20年 度 に 続 き ま し て 今 年 度 も 生 産 調 整 の 達 成 可 能 な 農 業 者 に 対 し て 水 田 フ ル 活 用 推 進 交 付 金
と し て 10ア ー ル 当 た り 3,000円 が 交 付 さ れ て い る わ け で ご ざ い ま す 。 南 さ つ ま 市 に お き ま し て
は 10万 4,698ア ー ル に 対 し て 3,140万 9,000円 が 農 家 に 対 し て 支 払 わ れ て い る と い う よ う な 状
況 で ご ざ い ま す 。 本 市 に お き ま す 水 田 農 業 の 現 状 で ご ざ い ま す が 、 平 成 20年 産 の 水 稲 の 生 産 状
況 を 作 型 別 に 申 し 上 げ ま す と 、 早 期 作 が 1,005ヘ ク タ ー ル 、 生 産 量 で 4,600ト ン 余 り 、 生 産 額
に い た し ま し て 9億 2,800万 と な り ま す 。 普 通 期 が 65ヘ ク タ ー ル 、 生 産 量 288ト ン 、 3,900万
の 生 産 額 と な っ て ご ざ い ま す 。 本 市 の 水 田 面 積 が 1,570ヘ ク タ ー ル で あ り ま す こ と か ら 水 田 の
68パ ー セ ン ト で 水 稲 が 作 付 け さ れ て お り ま す 。 今 後 の 水 田 農 業 の 推 進 の 方 策 に つ い て で ご ざ い
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ますが、販売米地帯では米生産の受委託が進みつつあることから、引き続き今申し上げました
水田フル活用対策交付金あるいは耕作放棄地再生利用緊急対策、それから水田等有効活用促進
交 付 金 、 こ れ に つ き ま し て は 21年 度 か ら 23年 度 の 事 業 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 米 粉 、 飼 料 用 米 、
麦 、 大 豆 、 飼 料 作 物 等 に 一 定 の 10ア ー ル 当 た り 、 米 粉 、 飼 料 米 で ご ざ い ま す と 5万 5,000円 、
麦 、 大 豆 、 飼 料 作 物 で ご ざ い ま す と 3万 5,000円 と 、 こ う い う よ う な 補 助 も つ く よ う で ご ざ い
ますので、これらを、国の制度を活用しながら水田の有効活用と経営支援に向けた取組みを進
めていく考えでございます。また、米の自給米地域や米専作地域以外の地域につきましては休
耕田に陥ってしまう傾向も高うございます。米作に代わる野菜グループの育成や裏作物の奨励、
米作の兼業型集落営農グループの育成などに努めて参りたいというふうに考えております。以
上でございます。
〇8番議員(山下美岳)
米余りの状況の中、生産調整をやってですね、いわゆる減反ですが、
実際その目的というのは、需給関係で米が余れば余るほど相場が下がる。そしたらもう苦労さ
れて農業をされても大変だということも背景にあるかと思います。いわゆる豊作貧乏で、以前
もありましたが、古米、古々米等があり、また、さらにはミニマムアクセス米等もですねWT
Oの関係で仕入れなければならないと。ほんとに厳しい状況なんですが、先ほど申しました飼
料用の米を作って豚とか、鶏にやってる方法もございますが、現在ですね県内でもですねいわ
ゆる焼酎ですね、焼酎と言えばからいも焼酎なんですが、一般的に焼酎を生産するには米がか
な り 使 わ れ る わ け で す ね 。 か ら い も の 4に 対 し て 米 が 1、 い わ ゆ る 薩 摩 酒 造 、 白 波 で す か ね 、
そ こ に お き ま す と 米 が 40万 ト ン も 使 う そ う で す ね 。 か ら い も は そ の 4倍 使 う と い う 日 本 一 の 乙
類の製造メーカーですが、このように米もかなり使われてるわけですよ。もういわゆる麹菌を
さつまいもに抱かすために触媒的に使うわけですが、近年ですね本格焼酎、いわゆる焼酎もい
ろいろ今、韓国産からあっちこっち造っておりますが、いわゆる薩摩独自の伝統の本格焼酎な
るブランドをつくりました。つくっておるわけですね、酒造組合で、鹿児島県の。それは条件
としてはさつまいもも、水も鹿児島県産、そして工場も鹿児島県内にあるものだけを「本格焼
酎」という小さなラベルを貼れるわけですね。それでブランド化して差別化を図って展開して
いる。なかなかこれもうまくいってるようで、やっぱり本物の鹿児島のいも焼酎を飲みたいと
いうことで評価を受けているそうです。しかしながら、現実的にはこの米の部分はですね昨年
問題になりましたミニマムアクセス米の不正流通等を使っているわけです。たまたま隣のある
メーカーがその汚染米を使ったということで大変な被害を受けたこともございますが、本市の
メーカーはそのようなことに至らなかったんですが、もう本格焼酎なるブランドをつくるんだっ
た ら 、 さ ら に で す ね 、 私 が 思 う に は も う 米 も で す ね 国 産 米 を 使 え ば い い ん じ ゃ な い か と 。 4対
1の 割 合 で 4分 の 1は 米 な ん で す よ ね 、 原 料 が 。 そ し た ら も う つ い で に 、 国 産 米 で 造 れ ば も ち
ろんコストも高く付きますが、それなりの値段を付けて売ればいいわけです。現実に本坊酒造
では同じいも焼酎なのに、何ですかね、あれは、貴匠蔵というブランドがありますが、それは
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さつまいもの原料が違うんですね、さつまいもの原料が、からいもが違うんです。普通は黄金
千貫ですが、あれは何とか、紫、何ですかね、赤っぽい、知覧紅とか、いろいろ紅さつまとか
あるんです。そういうのを使っております。ちょっと香りがいい分もちろん値段は高いわけで
すね。それなりに売れるそうです。からいもが高いからもちろん高く売るわけですね、実際。
だったらもうついでに米も、その外米のそんなのを使わずに、国産米を使えばブランドとして
売 れ る ん じ ゃ な い か と 思 う ん で す ね 。 実 際 日 本 酒 で は 、 日 本 酒 は も う ほ と ん ど 米 100パ ー セ ン
ト、米ですが、いわゆる山田錦という日本酒用の高い米がございますが、この「山田錦使用」
というラベルを貼ると高い値で売れるそうです。このように今後メーカーもどんどん増える。
過当競争になる中ですね、もし米を活用、米を絶対使うわけですので、このような米を活かす
方法、例えば、金峰町でも今二人ほどやっているそうです。いわゆるあの消防団長をしている
方 も 2町 歩 作 っ た そ う で す が 、 試 験 的 に 、 振 興 公 社 あ る い は 酒 造 メ ー カ ー 等 の 依 頼 が あ っ て 試
験的に今年から始めたそうですが、そのようなですね今後、ほんとに今、食用米だけではなく、
飼料用あるいは焼酎原料用、このようなこともですね図っていくべきじゃないかと。もちろん
市に言うだけではとても無理でして、県とか、JAさん、あるいは酒造メーカーともですねタ
イアップしてこのような活路を図るべきではないかと思うんですが、大変いろんな問題も出る
と、あるわけですが、このような新しい米に対する取組みについて市長どう考えておりますか。
〇市長(川野信男)
「地産地消」という言葉がありますけれども、これは私どもが直接食をす
る場合に地元産をというようなことが「地産地消」という言葉になっております。今お話のと
おり、いわゆる材料としても地元産の物をば活用するということ、これは大変重要なことだと、
こういうふうに思っております。ただ、今、焼酎の場合にそこまでいってないのは、やっぱり
製造過程における価格の問題だった。あるいは、また、かつてはそうしたその米が手に入りに
くいということもあったかと思いますし、あるいは、また、聴くところによりますと、必ずし
も、国内の米よりもむしろ使いやすいんだとか、いろいろ事情もあるようでございます。こう
したことが解決をされて国内産の米がそういうものに活用できるようなその開発ができるとす
れば、それはもう当然にといいましょうか、地元産のいわゆる産業開発という面でも、新しい
産業興しという面でも大変重要なことでありますので、私どもも研究をするなり、あるいは、
また、業界とのタイアップ、もちろんこれは国とか、県とか、そういう所の強い指導も必要で
ございますので、研究をさしていただきたいと、こういうふうに思います。
〇8番議員(山下美岳)
最後になりますが、言ったとおりですね、焼酎用の米というのは、我々
が食べるいわゆるこしひかりとか、ひのひかり等はいわゆる水分が多くてある、粘りがないと
おいしくないわけですが、焼酎を造る場合には粘り気のないですねパサパサしたのがいいんだ
そうです。いわゆる長粒米、長い粒の米ということで、反収当たりもですねたくさん採れ、普
通の米よりは採れるそうですし、また、韓国産のユメトイロとかいうのもあるそうですし、そ
れなりに今こう品種改良の段階であるそうですので、案外手間が要らずらに反収も上がり、さ
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らにメーカーが造って県内独自のほんとの本格焼酎、県内産のいも、水、米で県内の工場、杜
氏を使うならばですね差別化して日本一、もともと日本一ですが、いも焼酎に関しては、さら
に 全 国 展 開 で き る よ う に な る と 。 と り わ け で す ね こ の 南 さ つ ま の 縁 の あ る 焼 酎 メ ー カ ー も 3社
ありますかね。宇都酒造さん、吹上酒造、本坊酒造、白波の薩摩酒造ですね。これらはですね
もう当地に、本縁は深いわけですね。実際薩摩酒造は実際本坊酒造の昔は子会社だったんです
よ。今はあっちが、子会社が大きくなったんですけども、そのようなですね連携を、市長もほ
らもちろん薩摩酒造の社長とも同級生でよく存じ上げ、そこら辺ともですね是非、言わないと、
農家だけじゃできないわけですね。行政、県、酒造メーカー、農家、その供給体制のJA等も
ですね連携して、今後、一朝一夕にできる問題ではないですが、是非ですね稲作農家の明日の
ために頑張ってほしいと思います。以上です。
〇議長(石井博美)
次に、下野
認議員の発言を許可します。
[下野
〇13番議員(下野
認)
認議員
一般質問席]
午後
3時56分
それでは、通告書に基づいてですね質問をさせていただきます。ま
ず初めにですね業務委託の内容についてと、このようなことについて質問をするわけですが、
委託件数と契約年数ということについてですが、契約については市内においては大小言えば何
十とあるんじゃないかと、このように思っております。その中でですね、普通契約をするとな
れば単年度契約が普通のやり方ではないかと、このように思っております。聴くところによれ
ば、複数年の契約もしているというようなことを聴いておるんですが、それはどのようなもの
が複数契約をしているもんか。まずその点についてお伺いいたします。
〇総務部長(柴田達朗)
ま ず 、 業 務 委 託 の 件 数 か ら 申 し 上 げ ま す 。 平 成 20年 度 の こ の 指 名 推 薦
委 員 会 の 中 で 審 議 し た 中 で 378件 ご ざ い ま す 。 そ の う ち 8件 、 こ れ が 今 言 わ れ ま し た 長 期 契 約
というふうになっております。この長期契約につきましては、自治法、それから市の条例、そ
れから規則に基づくものでございまして、内容といたしましては、まず物品の借入れに当たる
ものとしまして事務用の機器、情報機器、電機機器、医療機器等がございます。それから役務
の提供を受けるものとしまして施設の機械警備、施設の清掃業務、浄化槽の点検業務等がござ
います。この契約の締結につきましては長期契約に慣れ親しむもの、そういうものでなければ
いけませんので、的確にそういったものを見極めながら、この経費の節減、良質なサービスの
提供、こういったものを受ける者と契約を締結をしていきたいと、そういうふうに考えている
ところでございます。
〇13番議員(下野
認)
その長期にわたる委託契約というのがいろいろ今話をされたんです
が、その契約年数というのは最高何年間の契約になるのか。また、長期的に契約をすれば、ほ
か に 業 者 が 指 名 願 等 が 出 た 場 合 は 、 4年 も 、 5年 も 契 約 を し て も ら え ば 、 5年 間 は も う そ の 業 者
でずっと決まるというふうになるんですが、最高長期契約というのは何年契約をしているもん
かをお伺いします。
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〇総務部長(柴田達朗)
この長期契約につきましては、例えば、事務機器等につきまして、そ
の 償 却 年 限 と い う こ と で 最 高 、 条 例 ・ 規 則 の 中 で は 5年 間 と い う の が 最 高 の 契 約 年 数 と い う ふ
うになっているようでございます。
〇13番議員(下野
認)
委託業務の契約には業務委託とですね管理委託というようなのがあ
るんですが、その業務委託と管理委託とした場合に、こう振り分けてみればどっちが多いもん
かをお伺いしたいんですが。
〇総務部長(柴田達朗)
先 ほ ど 委 託 関 係 で 20年 度 378件 と い う こ と で 申 し 上 げ ま し た が 、 こ の
中 で こ の 業 務 委 託 と い う こ と で 件 数 的 に は も う 315件 と い う こ と に な っ て お り ま す の で 、 内 容
としてはやっぱり業務委託の方が多いというふうに考えております。
〇13番議員(下野
認)
こ の 業 務 委 託 を 契 約 を す る 場 合 で す ね 、 市 内 に 1社 し か な い 場 合 、
もうこの場合のですね委託契約というような場合はどのような、他市町から資料等を寄せて、
そしてそれに基づいてやるもんか。それとももう前年度にもう単価が決まっちょっで、同じよ
うなやり方で前年と同じような契約をするというふうにやるものか。それらについてはどのよ
うにやっているもんかをお伺いいたします。
〇総務部長(柴田達朗)
ま ず 、 1社 し か な い 場 合 は と い う こ と で ご ざ い ま す が 、 当 然 こ の 契 約
をする場合には市に登録をしました業者の中から選定をして、そこと、基本的には指名競争で
す る わ け で ご ざ い ま す 。 た だ そ の 中 で 市 内 に 、 先 ほ ど 言 わ れ ま し た と お り 、 1社 し か な い 場 合
で す ね 、 こ の 場 合 に つ い て は も う 1社 の 中 で 随 意 契 約 と い う 形 に な っ て 参 り ま す 。 た だ こ の 単
価につきましては、毎年度見積りですとか、それから直接市の方でこの設計等を行う場合もご
ざいます、内容等について。あるいは近郊のそういった市の契約の状況ですとか、そういうも
のを見比べながらですね均衡がとれた額になるような中で契約をしていると、そういうふうに
考えております。
〇13番議員(下野
認)
1社 し か な い 場 合 の 随 意 契 約 で す ね 、 そ の 場 合 、 そ の 協 会 と か 、 い
ろいろあろうと思うんです。単価があると思うんですが、それに基づいてもう業者が、協会等
でもう単価が設定されれば、それに基づいて、ほかにはもう資料は取らないと。それだけでも
う随意契約と、このようなやり方をやるもんか。それについてお伺いします。
〇総務部長(柴田達朗)
1社 し か な い 場 合 で 、 協 会 と い う こ と で ご ざ い ま す が 、 電 気 保 安 協 会
等 に つ い て は 確 か に 1社 で ご ざ い ま す 。 そ の 中 で で す ね こ の 取 扱 い が 確 か に 協 会 の 中 で も う 決
まっている額というものがございます。これにつきましては県内その取扱いのできる業者とい
うものがそこの業者しかないというふうに考えているところなんですが、そこの中で決まった
額を競争でということには当然ならないわけでございますので、言われた額で、言われた額と
いいますか、毎年度これも見積りを徴しながらですね、ほかの、先ほど言いましたほかの市町
村 と の そ う い っ た 比 べ て 非 常 に 高 い と か 、 も う そ う い う も の が な け れ ば で す ね 、 1社 の そ の 中
で契約をしている状況にあるというふうに思っております。
- 88 -
〇13番議員(下野
認)
その場合ですね、電気保安のこの委託なんですが、今先ほどもう 1
社しかないというようなことですが、電気保安協会というものについては鹿児島県電気保安協
会若しくは鹿児島県電気技術保安協会というのもありますので、今この保安協会の委託はもう
ずっとそのままにしてあるんですが、ほかのそのような資料等を寄せてやったことがあるもん
か、ないもんか。そうでなければ、もう向こうさんの言いなりであって、いや、もうこれで決
まりもしたどと。それで良いもんか。私の考えではですねこの電気保安協会についてはですね
2社 あ る と 思 う ん で す が 、 調 査 し た こ と が あ る も ん か を お 伺 い し ま す 。
〇総務部長(柴田達朗)
電気保安協会につきましては、以前旧加世田市の中ではですねその資
格 を 持 っ て 業 を さ れ て い る 方 が お り ま し た の で 、 そ の 時 点 で は 2社 を 指 名 を し て 競 争 を す る 中
で し て い た 経 緯 が ご ざ い ま す 。 た だ 、 今 、 議 員 が 言 わ れ ま し た そ の も う 1社 に つ い て は ち ょ っ
と私存じておりません。
〇13番議員(下野
認)
そのほかですね警備保障というようなやつも年何百万も払って本所、
支所やっているわけですが、それらについても言えばもうほとんど同業者がそのまましている
と。浄化槽も点検もそのような方法でやっているが、やはりそれらについては他のですね会社
とも何か資料を取ってやったことがあるもんか、ないもんかをお伺いします。
〇総務部長(柴田達朗)
まず、警備につきましては、今、本所、支所入れて、金峰支所以外は
同じ業者ということで現在契約をしております。この警備につきましては、ここの中の機械警
備とか、そういうものを設置をした中での人を配置して警備とか、そういうものをやっており
ますので、なかなか途中でですね、例えば、競争をするとなりますと、そこの新しく来る業者
については、まず機械警備等のその設置とか、そういうものがまず出て参りますので、どうし
ても先にいる所が安くなる傾向にあるということのようでございます。それと浄化槽につきま
しては、確かにですね県内にいろんなこの浄化槽の管理をする業者がございます。ただ市内に
は 今 あ り ま す の は 2社 で す か ね 、 市 内 の 許 可 を 受 け て い る 業 者 と い う の は 2社 、 た だ こ の 坊 津
地 域 を 1社 、 そ れ か ら そ れ 以 外 の 南 さ つ ま 地 域 が 1社 と い う 形 で 現 在 や っ て お り ま す 。 こ の 今 、
議員が言われますのはその浄化槽の管理の部分ですので、これについては確かにその業者でで
すね単価が違っているのも私ども存じております。これはその業界が一つのこの単価というも
のを揃えるというのは、なかなかこれできることではございませんので、それぞれの業者の中
で増減が確かにございます。ただ、今、私どもが契約をしております業者については県内の中
ではですねそんな、資料等の中でもそんな上の方に、高い方にいるという認識は私ども持って
おりません。ただこの近辺でいきますと、ちょっと聴いた中ではですね、枕崎と比べますと少
し高いのかなと、単価的にはですね。そういう状況でございます。
〇13番議員(下野
認)
次にですね、先ほど言われた随意契約のことについてなんですが、
確 か そ う い う 1社 し か な い 場 合 は 随 意 契 約 と い う ふ う に な る と 思 う ん で す け れ ど も 、 そ れ 以 外
にですね随意契約ということをやっているもんか。そのことについてちょっとお伺いしたいん
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ですが。
〇市長(川野信男)
業務の委託契約の中の随意契約というようなお尋ねかと思いますけれども、
委託契約に限らず、随意契約じゃなくて、競争入札、これはもう原則でございます。ただ先ほ
ど の 答 弁 も い た し て ご ざ い ま す と お り 、 い わ ゆ る や れ る 業 者 が 1社 し か な け れ ば 随 意 契 約 を せ
ざるを得ないということもございます。また、随意契約でないと、競争入札に馴染まないよう
な業務だってあり得ると、こういうふうな認識をいたしてございます。ただその場合に、先ほ
ど部長の方からも答弁申し上げましたとおり、契約内容については積算を私どももいたしまし
て、その額が、契約に必要な額はいくらになるかということはあらかじめあるいは見積りを取
るなりとか、そういうようなことをしながら、こちらの方でも額を決めて、その中で随意契約、
いわゆる入札執行をいたしまして額を決定すると、こういうようなやり方をしておるわけでご
ざいます。要は競争入札ができる状況であるかどうかということでございますけれども、これ
も、例えば、市内にそういうような受入れをする業者があるのかどうか。あるいは県内にある
のかどうかなどなど検討しなければならないわけでございますが、そうしたことを検討した結
果、随意契約やむを得ないという判断をしたものしか随意契約はしてないと、こういうふうに
理解をいたしてございます。国内あるいはもっと、例えば、県内でだったら契約に参加できる
所はあると言いましても、額によったりしまして、そうした所を入れることが果たして現実問
題として可能なのかどうか。さらに、また、地元企業の育成と、こういうようなことなども考
えますというと、当然そこに範囲というものは限定をせざるを得ない。こういうふうな認識を
いたしてございます。
〇13番議員(下野
認)
この随意契約のことなんですが、その随意契約の額というものは、
通常小さなものですれば、何と言うんですかね、少ない金額、小さい金額では、もう入札はせ
んで、随意契約というようなものがあるもんか。もう小さなもんも全部やはりその見積書を取っ
て や る も ん か 。 50万 円 な ら 50万 円 以 下 の も ん に つ い て は も う 随 意 契 約 と 、 こ の よ う な こ と で や
るものか。その点についてお伺いしたいんですが。
〇副市長(相星完治)
こ の 随 意 契 約 に つ き ま し て は 、 地 方 自 治 法 施 行 令 第 167条 の 2第 1項 に
該当するということで随意契約をしているところでございますが、これにつきましては契約規
則 、 そ れ 等 で 金 額 を 定 め て あ り ま す 。 言 い ま す と 、 物 件 の 貸 付 け で あ れ ば 30万 円 以 下 、 財 産 の
売 払 い 、 物 件 の 借 入 れ 、 失 礼 し ま し た 。 財 産 の 売 払 い 30万 、 物 件 の 借 入 れ 40万 、 財 産 の 買 入 れ
80万 と 、 こ の よ う な 金 額 が 決 め ら れ て お り ま し て 、 そ れ 等 に つ い て は 2社 以 上 か ら 見 積 り を 取
りまして随意契約をやっているところでございます。
〇13番議員(下野
認)
次 に 入 り ま す が 、 2番 目 の で す ね 市 税 ・ 使 用 料 等 の 徴 収 率 と 不 納 欠
損及び固定資産のですね課税標準のですね手法についてですが、不況になり、各種の税収が現
か 年 、 5月 31日 を も っ て 出 納 閉 鎖 さ れ て い る わ け で す が 、 そ れ に し た 場 合 に 前 年 度 と 比 較 し た
場合ですねどのぐらい徴収率が下がっているもんか。また、嘱託員を二人委託しているんです
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が、その二人については大体何パーセントぐらいの徴収を上げたもんか。ほかですね法人税に
つ い て は 、 今 、 テ レ ビ 、 ラ ジ オ 等 で 放 送 し て い る ん で す が 、 「 法 人 税 に つ い て は 全 国 で は 17パ ー
セントぐらい減である。」ということを報道をしているが、本市においてはどのような状況で
あるかをお伺いします。
〇総務部長(柴田達朗)
ま ず 、 市 税 の 徴 収 率 が ど う だ っ た か と い う こ と で ご ざ い ま す の で 、 20
年度のこの徴収率につきまして税目ごとにまず申し上げたいと思います。市民税の個人の現年
課 税 分 で ご ざ い ま す が 、 98.64パ ー セ ン ト 、 昨 年 度 に 比 べ ま し て 0.21パ ー セ ン ト の 減 で ご ざ い
ま す 。 滞 納 繰 越 分 が 34.78 パ ー セ ン ト で 14.67 パ ー セ ン ト の 減 、 法 人 市 民 税 の 現 年 課 税 分 が
99.3パ ー セ ン ト で 0.35パ ー セ ン ト の 減 、 滞 納 繰 越 分 が 1.55パ ー セ ン ト で 10.97パ ー セ ン ト の 減
と い う ふ う に な っ て お り ま す 。 次 に 、 固 定 資 産 税 の 現 年 課 税 分 が 98.31パ ー セ ン ト で 0.32パ ー
セ ン ト の 減 、 滞 納 繰 越 分 は 19.61パ ー セ ン ト で 7.98パ ー セ ン ト の 増 、 次 に 軽 自 動 車 税 の 現 年 課
税 分 で ご ざ い ま す が 、 98.87パ ー セ ン ト で 0.02パ ー セ ン ト の 減 、 滞 納 繰 越 分 は 29.83パ ー セ ン
ト で 0.55パ ー セ ン ト の 減 と い う ふ う に な っ て お り ま す 。 市 税 全 体 の こ の 徴 収 率 は 現 年 課 税 分 で
98.62パ ー セ ン ト と な り ま し て 、 昨 年 度 に 比 べ ま し て 0.27パ ー セ ン ト の 減 と い う ふ う に な っ て
お り ま す 。 滞 納 繰 越 分 は 22.16パ ー セ ン ト で 1.73パ ー セ ン ト の 増 と い う ふ う に な っ て お り ま す 。
そ れ か ら 、 徴 収 嘱 託 員 の 実 績 と い う こ と で ご ざ い ま す が 、 市 県 民 税 を 868万 5,000円 、 固 定 資
産 税 が 797万 2,600円 、 軽 自 動 車 税 105万 5,900円 、 国 民 健 康 保 険 税 983万 7,662円 、 介 護 保
険 料 128万 2,600円 、 後 期 高 齢 者 医 療 保 険 料 146万 8,700円 、 合 計 で 3,030万 2,462円 と い う
ふ う に な っ て お り ま し て 、 口 座 振 替 を 除 き ま し た 市 税 に 関 わ る 徴 収 割 合 、 こ れ が 1.06パ ー セ ン
トというふうになっております。それから、法人市民税のこの状況でございますが、調定額が
2億 6万 4,100円 で ご ざ い ま し て 、 19年 度 と 比 べ ま す と 4,989万 4,300円 、 19.65パ ー セ ン ト の
減 と い う ふ う に な っ て お り ま す 。 こ の う ち 均 等 割 額 が 7,898万 1,200円 で 、 295万 9,700円 、
3.89パ ー セ ン ト の 増 と な っ て お り ま す が 、 法 人 税 割 額 が 1億 2,508万 2,900円 と 5,285万 4,000
円 、 29.7パ ー セ ン ト の 減 と 大 き く こ の 減 少 を し て お り ま し て 、 景 気 低 迷 の こ の 影 響 が 表 れ て い
るというところでございます。
〇13番議員(下野
認)
各種税について徴収対策においていろいろ徴収率が上がってきて分
かったんですが、滞納をしてですね県外の方に行ったと。どこどこには住んでいると。その滞
納金額は非常に大きいと。そのような人については、県外だから、そのような対策というんで
すか、徴収方法というんですか、そのようなのはどのような扱いをしているか。ちょっとお伺
いしたいんですが。
〇総務部長(柴田達朗)
県外のこの徴収対策はどのようになっているかということでございま
すが、これにつきましては毎年度この計画を立てまして、九州管内、それから関西、中部、関
東 方 面 へ 2名 体 制 で こ の 出 張 徴 収 を 行 っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 平 成 20年 度 に つ き ま し て
は 、 本 年 の 1月 、 中 部 地 方 の 滞 納 者 5名 、 ま た 、 同 じ 1月 に 九 州 管 内 、 福 岡 、 熊 本 方 面 の 滞 納
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者 8名 に 徴 収 対 策 を 行 っ て お り ま す 。 県 内 の こ の 徴 収 対 策 に つ き ま し て は 鹿 児 島 市 を 中 心 に 随
時行っている現状でございます。
〇13番議員(下野
認)
次にですね、何と言うんですかね、税の不納欠損というわけですか
ね 。 税 に つ い て は 5年 を 経 過 す れ ば 税 で は な い と 、 も う 入 れ て も 雑 入 し か な ら な い と 、 こ の よ
う に な ろ う か と 思 う ん で す が 、 こ の 不 納 欠 損 と 、 税 に つ い て は 5年 を す れ ば 不 納 欠 損 に な る ん
ですが、そのほかですねその住宅使用料についてはですねもう非常に滞納をしている人が多い
と。それについては税法の適用を受けない関係で不納欠損はできないと。そのような分につい
てはどのような扱いをしているかお伺いいたします。
〇建設部長(山下和隆)
住宅の使用料の件でお答えを申し上げます。滞納者の中には、既に退
去 し て 5年 以 上 住 所 不 明 と な っ た 者 も お り ま す 退 去 者 で ど う し て も 徴 収 で き な い も の に つ き ま
し て は 、 平 成 19年 の 10月 30日 に 制 定 を し ま し た 家 賃 滞 納 整 理 等 事 務 処 理 要 綱 に 基 づ い て 本 年 度
から不納欠損分も視野に入れて適正に対処をしたいと考えておりますが、実質上まだこの不納
欠損処理部分を明確に決定して事務手続に入ってない現状でございます。
〇13番議員(下野
認)
その住宅使用料についてはちょっと分かったんですが、旧金峰町で
ですね住宅新築資金というようなものも貸付けをしてあるわけですが、そのような人でですね
未だにですね返納してないと。その後どのようになったか分からないというようなことを聴く
んですが、そのような人が何人いて、いくらぐらいの額になっているもんかをお伺いしたいん
ですが。
〇建設部長(山下和隆)
住 宅 新 築 資 金 等 の 貸 付 金 に つ き ま し て は 現 在 3名 の 方 が 返 済 を 行 っ て
い ま す 。 う ち 1名 の 方 が 平 成 17年 3月 か ら 滞 納 が 発 生 を し て 、 滞 納 額 は 本 年 末 で 180万 9,485
円となっております。この方につきましては南さつま市内で飲食店を経営をしていましたけれ
ども、店が倒産ということで、南さつま市を現在離れ、姶良町に住んでおります。貸付けを受
けた住宅については既に担保として競売で他人の所有となっているところでございます。この
ような現状からこれまでも数回にわたり協議をして参りましたけれども、本人については返済
の意思がございますので、最近職も見つかり働き始めたところで、なるべく返していきたいと
い う よ う な こ と で ご ざ い ま す 。 よ っ て 、 返 済 期 限 に つ き ま し て は 平 成 29年 と な っ て お り ま す の
で、今後も協議、要求をして参りたいというふうに考えます。
〇13番議員(下野
認)
次にですね、水道使用料についてですが、水道使用料についてはそ
の条例改正等をして不納欠損できるものはやるというようなことであったんですが、これも今
度 の 5月 31日 を も っ て ま た 出 納 閉 鎖 が く る の で 、 も う そ れ に つ い て 、 閉 鎖 に 伴 っ て で す ね ま た
その不納欠損というものがあるもんか、ないもんか。あるとしたらいくらぐらいあるもんかを
お伺いしたいんですが。
〇建設部長(山下和隆)
水 道 の 分 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。 使 用 料 に つ い て は 調 定 額 5億 1,138
万 4,466円 に 対 し て 収 入 済 額 5億 411万 6,800円 で 徴 収 率 に つ い て は 98.58パ ー セ ン ト と な り
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ま す 。 こ の う ち 過 年 度 分 の 不 納 欠 損 に つ い て は 146万 7,074円 を 不 納 欠 損 処 分 と し て 取 扱 い を
さ し て い た だ き ま し た 。 よ っ て 、 こ れ ら を 含 め た 未 収 金 額 は 、 過 年 度 分 が 1,039万 2,100円 、
現 年 度 分 で 726万 9,773円 、 合 計 の 1,766万 1,873円 と い う こ と に な っ て お り ま す 。
〇13番議員(下野
認)
次 に で す ね 、 固 定 資 産 税 の 評 価 替 え と い う こ と で 、 5月 に そ の 納 付
書が発布されておるわけなんですが、その中でですねこの固定資産、土地のですね評価につい
てですね、各市町村ポイント数をですね何十箇所ぐらいずつ取って、各旧市町村において一番
高い字というんですか、それが分かっておれば、お願いしたいと。またですね、それを、評価
のですね委託を受ける会社というんですか、協会というんですか、どこがやっているもんかを
お伺いしたいんですが。
〇総務部長(柴田達朗)
固定資産のこの評価替えのことでございますが、南さつま市になりま
し て 実 質 的 に は 1回 目 の 評 価 替 え の 年 と い う こ と で ご ざ い ま し て 、 納 税 者 の 方 に と り ま し て は
影響の大きいこの宅地の評価につきましては、基準となります標準宅地の選定、価格の決定が
重要となって参ります。今回は社団法人鹿児島県鑑定士協会に鑑定委託をし、標準地価格を基
に宅地の評価を行ったところでございます。旧市町ごとの状況類似区分の見直しによりまして
標 準 宅 地 の ポ イ ン ト 数 は 、 加 世 田 地 区 が 143点 、 笠 沙 地 区 が 23点 、 大 浦 地 区 が 16点 、 坊 津 地 区
が 26点 、 金 峰 地 区 が 56点 の 全 体 で 22点 増 の 264点 と 状 況 類 似 区 分 の 細 分 化 に よ り ま し て 地 域 性
を反映をしましたこの課税につながっているところでございます。それから、一番高い字はと
いうことの御質問がございましが、少し時間をいただきたいと思います。
〇13番議員(下野
認)
その評価替えのことなんですが、土地についてですね土地台帳上は
山というようなことで、現況は雑種地みたいな所もあるわけですが、例を引いてみますれば、
畜産を飼っているその人の土地と。その家屋を建ててある所については宅地課税だということ
は 分 か る わ け な ん で す が 、 そ れ 以 外 に で す ね 家 畜 が 運 動 を す る 場 所 、 も う 面 積 で 言 え ば 1反 も 、
2反 も あ る わ け で す が 、 そ れ ら に つ い て も 、 雑 種 地 課 税 や れ ば 宅 地 課 税 の 3分 の 1の 標 準 し か
上がらないけれども、それをば宅地課税というような見直しをしてあるんですが、その点につ
い て 、 1町 歩 あ っ た 場 合 に 、 5反 歩 、 5反 で も い い ん で す が 、 半 分 は そ の 宅 地 課 税 、 あ と は 雑 種
地というようなふうに見ているんですが、実際の土地台帳上を見れば畑か山林になっておるん
ですよ。それらについてですね今度合併して初めて評価替えがあって、そのような異議申立て
があると思うんですが、そういうような異議申立てがあったもんか、なかったもんか。その点
についてお伺いいたします。
〇総務部長(柴田達朗)
今年評価替えということで、今言われるこの雑種地につきましてもそ
れぞれ旧市町村ごとに取扱いが違っていたということもございまして、今回の評価替えの中で
ある程度考えを統一した中で評価替えというようなものも実施をしてございます。その中で今
言われましたようなその異議申立てということについてはですね、いろいろとこの内容につい
ての電話で聴き取り、どういうことで上がったとか、そういうのはあると思いますが、異議申
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立てについては来てないということでございます。
〇13番議員(下野
認)
それからですね、家屋の課税についてなんですが、以前は家屋の異
動があれば、調査をして、そして課税をするというのが一般のやり方なんですが、最近その航
空調査をしてですね、そしてその課税をすると。このようなことを聴いておるんですが、これ
については何年前から、一、二年前からだと思うんですが、これらについて、家屋については
ですね、中古の家屋若しくは各畜産の人たちが牛舎等を持ってくる場合、中古であれば、柱等
については土中に打ち込んだのもあるし、屋根についてはその波入りのプラスチックのやつを
張ってあるもんだから、上から写真を撮れば新品同様に見えると。そのようなことでですね課
税をする際において不都合が私は生ずると思うんですが、それらについての調査はどのような
方向で持っているか。ちょっとお伺いしたいんですが。
〇税務課長(有馬安行)
家屋の課税の状況でございますが、今、航空写真の活用との関係もご
ざいましたが、家屋につきましてはそれぞれ実際現地でその家屋をば実際見て評価をしている
と い う こ と で ご ざ い ま す 。 ま た 、 こ の 航 空 写 真 、 平 成 20年 度 航 空 写 真 を 撮 影 い た し ま し た 。 そ
れと、今回これが市内全域を撮った航空写真初めてでございますが、それ以前に旧加世田地区
を撮った写真等がございました。これらについてはそういった補助的なものには利用してござ
いますが、その写真でもってこの評価をするというようなことはやっておりません。ただこの
滅失家屋等の確認については、前回撮った写真と今回撮った写真見比べると、前回の写真には
載ってるけども、今回の写真では出てない。こういうことであれば、その滅失の関係について
はそういったことで確認ができる。こういったこと等には利用をされて、活用がなされている
と、こういった現状でございます。あくまでも家屋の評価は実際その家屋を現地で見て評価は
やっているということでございます。
〇総務部長(柴田達朗)
先ほど字の所で一番高い評価はということでございますが、加世田の
本 町 の 43番 地 2と い う 所 で 5万 1,800円 、 こ れ が 一 番 高 い 評 価 に な っ て お り ま す 。
〇13番議員(下野
認)
次にですね、生活保護受給者の内容についてということですが、こ
の 生 活 保 護 と い う の に つ い て は 保 護 費 が 国 が 4分 の 3と 4分 の 1が 自 治 体 と い う ふ う な 負 担 を
しておるわけなんですが、その中でですね医療扶助・教育扶助の現状についてなんですが、現
在本市においてですね医療扶助だけ受給している世帯の人員、何人いるもんか。また、教育扶
助だけを受給している世帯は何人いるもんか。まず最初お伺いしたいんですが。
〇市民福祉部長(久保薗秀徳)
お 答 え い た し ま す 。 平 成 21年 4月 末 時 点 で の 状 況 で ご ざ い ま す 。
生 活 保 護 の 受 給 者 で 医 療 扶 助 を 受 け て い る 世 帯 は 204世 帯 で 230人 、 教 育 扶 助 を 受 け て い る 世
帯 は 13世 帯 19名 で 、 対 象 者 は 、 小 学 生 8名 、 中 学 生 11名 で す 。 こ の う ち 医 療 扶 助 だ け 受 給 し て
い る 方 は 8世 帯 8名 で 、 教 育 扶 助 だ け 受 け て い る 世 帯 は な い と こ ろ で ご ざ い ま す 。
〇13番議員(下野
認)
こ の 教 育 扶 助 を 受 け て い る 世 帯 が 19世 帯 で す か 、 そ う い う 中 で す ね 、
教育扶助を受けたいんだけど、教育扶助を受けられないというような人はですね、旧金峰町に
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おいては準要保護選定委員会というようなものも開かれておったんですが、今はそれに代わる
ものも何かあるというんですが、それはどのような会なのか。また、その選定委員の委員とい
う人はどのような人なのかをお伺いします。
〇教育部長(染川勝夫)
準要保護に対する選定委員会でございますが、準要保護につきまして
は、学校から提出された申請書について、関係各課と連携しつつ、教育委員会で設定してある
認定基準に照らし、そのいずれかに該当する者を学校教育課で認定しております。このような
手続で認定しておりますので、特別に選定委員会は設けていないところでございます。
〇13番議員(下野
認)
その各学校からそん申出があって出てきた場合、それらについては
も う ほ と ん ど も う 100パ ー セ ン ト 受 給 を 受 け ら れ る と 、 こ の よ う に 理 解 し て い い わ け で す か ね 。
〇教育部長(染川勝夫)
準 要 保 護 に つ き ま し て は 7月 に 認 定 が 決 定 い た し ま す の で 、 昨 年 度 の
人 数 で お 答 え い た し ま す 。 昨 年 度 申 請 者 数 は 、 小 学 校 264人 、 中 学 校 160人 、 計 424人 で し た 。
そ の う ち 認 定 者 数 は 、 小 学 校 233人 、 中 学 校 133人 、 合 計 366人 、 率 で 言 い ま す と 86.3パ ー セ
ントでございました。
〇13番議員(下野
認)
そ の 準 要 保 護 を 受 け て い る と い う 人 が 小 ・ 中 366人 い る と い う こ と
でありますが、その準要保護を受けている人はどのような免除があるものか。その内容ができ
ればちょっと教えてもらえんですか。
〇教育部長(染川勝夫)
援 助 の 内 容 に つ き ま し て は 、 学 用 品 費 、 通 学 用 品 費 、 こ れ は 新 1年 生
を除きます。校外活動費、これは宿泊を伴わないものでございます。新入児童・生徒学用品費、
すいません。給食費、修学旅行費、医療費でございます。
〇13番議員(下野
認)
次 に 、 4番 目 の で す ね 火 災 報 知 器 の 現 状 に つ い て な ん で す が 、 普 及
状況と今後の推進策の考え方というようなことでお伺いしたいんですが、大事な生命・財産を
守 る た め に で す ね 、 新 築 に つ い て は 平 成 18年 6月 1日 か ら 、 既 存 の 住 宅 に つ い て は 23年 5月 31
日までに住宅の寝室に設置が必要でありますよというようなことがなっているんですが、設置
状 況 に つ い て は で す ね 、 こ の 前 消 防 署 か ら 資 料 を も ら っ て お る ん で す が 、 旧 加 世 田 で は 22.4パ ー
セ ン ト と 、 旧 坊 津 町 で は 90.5パ ー セ ン ト と 、 こ の よ う な 状 況 で あ る が 、 こ う い う 状 況 の 中 で で
すね市としては今後どのような推進策を考えているか。これについては市長にお伺いしたいん
ですが。
〇市長(川野信男)
お答え申し上げます。今例をとってお話もありましたけれども、法律でこ
れは設置しなければならないと、こういうふうになっておりますが、現在の状況で申し上げま
す と い う と 、 20年 の 11月 現 在 で 加 世 田 地 域 で 22.4パ ー セ ン ト 、 笠 沙 地 域 が 23.9パ ー セ ン ト 、 大
浦 地 域 が 42.5パ ー セ ン ト 、 坊 津 地 域 が 90.5パ ー セ ン ト 、 金 峰 地 域 が 22.5パ ー セ ン ト 、 か な り ば
らつきがございます。このばらつきと言いますのは、やはり地域でいろんな取組みがあると思っ
ております。集落あるいは自治会の方で補助金を出して実施した所もあるようでございますし、
また、消防団関係の皆さんが一生懸命取り組んでいらっしゃる。そういうようなこともござい
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ます。まだ期限としてはありますが、できるだけ早く、法律の期限もありますので、実施がで
きるようにそれぞれの消防団の皆さんとか、あるいは地域の皆さんに私どもも具体的に御相談
やらお願いもいたしておる状況でございます。まだこういうような状況でございますので、非
常 に こ の 、 何 と い い ま し ょ う か 、 80パ ー セ ン ト 近 い 所 が 未 設 置 と い う よ う な 状 況 も ご ざ い ま す
ので、何らかの形で推進方を進めて参りたいと、斯様に考えております。
〇13番議員(下野
認)
テレビやら新聞等を見ておればですね市においてですね助成をして
い る と い う よ う な 所 も あ る ん で す が 、 こ れ は 1個 が 大 体 単 価 で す れ ば 5,000円 か ら 高 い の で 1
万円ぐらいというようなことなんですが、市としてはですねこれを今後推進していきたいとい
う市長の考えであるので、こう助成金という形でですねやるというような考えはないもんか。
〇市長(川野信男)
これまでもいろんな形で内部的にも議論をいたして参りました。ただ先ほ
ど も 申 し 上 げ ま し た と お り 、 既 に 設 置 が ば ら つ き が ご ざ い ま す 。 90パ ー セ ン ト を 超 え る 所 も ご
ざいます。しかもそういう所におきましては集落、自治会といいましょうか、という所で一緒
になって設置をしようじゃないか。あるいは地域内での助成をしてきたと、こういうような経
緯もございますので、この辺のことを考えますというと、市が別途助成することの善し悪しと
いうものもありますので、直接助成するということについては考えておりませんが、これはも
う法律でございますので、法律の趣旨にのってできるだけ早く設置するように推進をして参り
たいと、こういうふうに思います。多分議員の皆さん全部設置をしていらっしゃると、こうい
うふうに思いますが、どうぞ推進してそういうような対応をしていただきますよう、また、私
も職員に対してもやっぱり職員自らがやるべきだと、こういうような指示もいたしてございま
すので、たくさん、市民のとにかく早い段階での設置、自分の安全を守るんですよねというこ
とを奨励もいたしておきたいと、こういうふうに思います。
〇13番議員(下野
認)
その助成はちょっと考えられないということですが、新築において
はですねもう義務付けられるものであるので、もう新築だけでも今後家を建てる人については
で す ね 考 え て い け な い も ん か 。 そ の 点 で も う 1回 お 伺 い し た い ん で す が 。
〇市長(川野信男)
新築の場合に助成はということでございます。新築の経費がいくら掛かる
で し ょ う か 。 こ の 中 で 5,000円 と い う こ と を 考 え た 場 合 に 、 果 た し て そ う し た こ と が 制 度 と し
て有効な手段であるかどうかということも考えなければならないと私は思っております。
〇13番議員(下野
認)
新築の方にももうできないということなんですが、そうすると何ら
かの方法でですねやれば進むんじゃないかというふうに考えているんですが、またいい方向に
考えてお願いしたいということで質問を終わります。
〇議長(石井博美)
こ こ で お 諮 り い た し ま す 。 た だ 今 発 言 通 告 者 13人 中 5人 の 質 問 が 終 わ り ま
た。申合せにより本日の一般質問は以上で留めたいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御異議ありませんので、本日の一般質問は以上で留めることに決定しまし
- 96 -
た。
あらかじめ本日の会議時間は審議の都合上延長いたします。
△
〇議長(石井博美)
日程第 2
決 議 案 第 1号
振り込め詐欺撲滅に関する決議
次 は 、 日 程 第 2、 決 議 案 第 1号 、 振 り 込 め 詐 欺 撲 滅 に 関 す る 決 議 を 議 題 と
いたします。提出者の趣旨説明を求めます。
[下釡清和議員登壇]
〇11番議員(下釡清和)
そ れ で は 、 決 議 案 第 1号 に つ い て は 、 決 議 を 朗 読 し て 趣 旨 説 明 に 代
えさせていただきます。
振り込め詐欺撲滅に関する決議
本県における振り込め詐欺(オレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺、還付金詐欺)
による被害がここ数年急増し、市民生活を脅かす大きな社会問題となっています。
本 年 4月 ま で の 本 県 の 振 り 込 め 詐 欺 に よ る 被 害 総 額 は 8,000万 円 余 り に も 達 し 、 南 さ つ ま 市
に お い て も 215万 円 と い う 市 民 の 大 切 な 財 産 が 振 り 込 め 詐 欺 に よ っ て 奪 わ れ て お り 、 今 後 さ ら
なる被害の拡大が懸念されています。
安全で安心して暮らすことができる地域社会を実現することは、市民の負託を受けた我々の
重大な任務であります。
振り込め詐欺は、人々の不安に付け込み、家族への愛情を悪用して市民の財産を奪う卑劣な
犯罪であり、特に高齢者や女性を標的にするなど決して許すことができません。
よって、本市議会は、市民の安全で安心な暮らしを守る立場から、警察や関係機関と連携し、
市民と一体となって振り込め詐欺撲滅に対する姿勢を明確に示すとともに、すべての市民がそ
の被害に遭わないための防止策を積極的に推進することを決意するものであります。
以上、決議します。
平 成 21年 6月 8日
鹿児島県南さつま市議会
こ の 決 議 に つ き ま し て は 、 南 さ つ ま 市 議 会 会 議 規 則 第 13条 の 規 定 に よ り 、 南 さ つ ま 市 議 会 議
員下釡清和、柳元拓夫、大原俊博、三角勝嘉、小園藤生、相星二三夫、平石一善、鳥居亮幸、
上 園 邦 丸 の 9名 に よ り 発 議 す る も の で あ り ま す 。
よろしく御審議の上、御賛同していただきますようにお願い申し上げます。
〇議長(石井博美)
質疑に入ります。御質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
質疑を終わります。ここでお諮りいたします。本件は委員会付託を省略し
たいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
- 97 -
〇議長(石井博美)
御異議ありませんので、本件は委員会付託を省略することに決定しました。
討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
討論を終わります。採決に入ります。本件は原案のとおり決定することに
御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 決 議 案 第 1号 は 原 案 の と お り 可 決 さ
れました。
△
〇議長(石井博美)
日程第 3
鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙
次 は 、 日 程 第 3、 鹿 児 島 県 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 議 会 議 員 の 選 挙 を 行 い
ます。鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員は、県内市町村の長及び議員のうちから、市
長 区 分 6人 、 市 議 会 議 員 区 分 6人 、 町 村 長 区 分 4人 、 町 村 議 会 議 員 区 分 4人 か ら 構 成 さ れ て い
ま す 。 今 回 市 議 会 議 員 区 分 に 2人 の 欠 員 が 生 じ た た め 、 候 補 者 受 付 の 告 示 を 行 い 、 届 出 を 締 め
切 っ た と こ ろ 、 3人 の 候 補 者 が あ り ま し た の で 、 広 域 連 合 規 約 第 8条 第 2項 及 び 第 9条 第 3項
の 規 定 に よ り 選 挙 を 行 い ま す 。 こ の 選 挙 は 広 域 連 合 規 約 第 8条 第 4項 の 規 定 に よ り す べ て の 市
議会の選挙における得票総数の多い順に当選人を決定することになりますので、南さつま市議
会 会 議 規 則 第 31条 の 規 定 に 基 づ く 選 挙 結 果 の 報 告 の う ち 当 選 人 の 報 告 及 び 当 選 人 の 告 知 は 行 い
ま せ ん 。 そ こ で お 諮 り い た し ま す 。 選 挙 結 果 の 報 告 に つ い て は 、 南 さ つ ま 市 議 会 会 議 規 則 第 31
条の規定にかかわらず、有効投票のうち候補者の得票数までを報告することとしたいと思いま
すが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御異議なしと認めます。したがって、選挙結果の報告については、南さつ
ま 市 議 会 会 議 規 則 第 31条 の 規 定 に か か わ ら ず 、 有 効 投 票 の う ち 候 補 者 の 得 票 数 ま で を 報 告 す る
ことに決定しました。選挙は投票で行います。議場の出入口を閉めます。
[議場閉鎖]
〇議長(石井博美)
た だ 今 の 出 席 議 員 数 は 27人 で す 。
次 に 、 立 会 人 を 指 名 し ま す 。 南 さ つ ま 市 議 会 会 議 規 則 第 30条 第 2項 の 規 定 に よ り 、 立 会 人 に
平石一善議員と若松正伸議員を指名いたします。投票用紙を配付します。
[投票用紙配付]
〇議長(石井博美)
投票用紙の配付漏れはありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
配付漏れなしと認めます。投票箱を点検します。
[投票箱点検]
- 98 -
〇議長(石井博美)
異常なしと認めます。ただ今から投票を行います。念のため申し上げます。
投票は単記無記名であります。点呼に応じて記載台で投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、
投票をお願いいたします。なお、白票は無効票として取り扱います。事務局長が議席番号と氏
名を読み上げます。
[投票]
〇議会事務局長(田中茂穂)
そ れ で は 、 議 席 番 号 と 氏 名 を 読 み 上 げ ま す 。 1番 貴 島
修議員、2
番 清 水 春 男 議 員 、 3番 大 迫 久 光 議 員 、 4番 大 原 俊 博 議 員 、 5番 髙 倉 正 文 議 員 、 6番 三 角 勝 嘉 議 員 、
7番 有 村 義 次 議 員 、 8番 山 下 美 岳 議 員 、 9番 諏 訪 昌 一 議 員 、 10番 野 下 寛 俊 議 員 、 11番 下 釡 清 和 議
員 、 12番 小 園 藤 生 議 員 、 13番 下 野
認 議 員 、 14番 永 山 薩 男 議 員 、 15番 室 屋 正 和 議 員 、 16番 園 田
豊 議 員 、 17番 相 星 二 三 夫 議 員 、 18番 南
敏 子 議 員 、 19番 平 石 一 善 議 員 、 20番 若 松 正 伸 議 員 、 21
番 鳥 居 亮 幸 議 員 、 22番 上 園 邦 丸 議 員 、 23番 井 料 健 造 議 員 、 24番 新 澤 廣 美 議 員 、 25番 柳 元 拓 夫 議
員 、 26番 古 木 健 一 議 員 、 27番 石 井 博 美 議 員 、 以 上 で 点 呼 は 終 わ り ま す 。
〇議長(石井博美)
投票漏れはありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
投票漏れなしと認めます。投票を終わります。開票を行います。立会人は
開票の立会いをお願いします。
[開票]
〇議長(石井博美)
選 挙 の 結 果 を 報 告 い た し ま す 。 投 票 総 数 27票 、 こ れ は 先 ほ ど の 出 席 議 員 数
と 一 致 し て い ま す 。 有 効 投 票 26票 、 無 効 投 票 1票 で す 。 有 効 投 票 中 、 崎 田 信 正 議 員 11票 、 榎 元
一 已 議 員 10票 、 濵 之 上 大 成 議 員 5票 、 以 上 の と お り で す 。 議 場 の 出 入 口 を 開 き ま す 。
[議場開鎖]
〇議長(石井博美)
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。
散
会
午後
- 99 -
5時04分
第 5回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 3日 目 )
1.開
会
日
時
平 成 21年 6月 9日 ( 火 ) 午 前 10時
1.議
事
日
程
( 第 3号 )
〇開
議
日程第 1
一般質問
1
寛俊議員
野下
(自治体のリスク管理について
2
清水
通
等)
春男議員
(市民が安心して暮らせる南さつま市の振興を
3
髙倉
正文議員
(南さつま市これからのまちづくりは
4
諏訪
昌一議員
(介護サポーター、少子化の主要因
〇散
等)
等)
会
1.本日の会議に付した事件
〇議事日程のとおり
- 100 -
等)
告
順
1.会議に出席した議員(27名)
1番議員
貴
島
修
2番議員
清
水
春
男
3番議員
大
迫
久
光
4番議員
大
原
俊
博
5番議員
髙
倉
正
文
6番議員
三
角
勝
嘉
7番議員
有
村
義
次
8番議員
山
下
美
岳
9番議員
諏
訪
昌
一
10番議員
野
下
寛
俊
11番議員
下
釡
清
和
12番議員
小
園
藤
生
13番議員
下
野
認
14番議員
永
山
薩
男
15番議員
室
屋
正
和
16番議員
園
田
17番議員
相
星
二三夫
18番議員
南
19番議員
平
石
一
善
20番議員
若
21番議員
鳥
居
亮
幸
22番議員
23番議員
井
料
健
造
25番議員
柳
元
拓
夫
27番議員
石
井
博
美
豊
敏
子
松
正
伸
上
園
邦
丸
24番議員
新
澤
廣
美
26番議員
古
木
健
一
1.会議に欠席した議員(0名)
1.会議に出席した事務局職員(4名)
事
務
局
書
長
田
中
茂
穂
議
記
井
上
喜
詞
書
事
係
長
金
田
鶴
見
記
宮
内
雅
史
1 . 法 第 121条 に よ る 会 議 に 出 席 し た 説 明 員 ( 2 5 名 )
長
川
野
信
男
副
市
長
相
星
完
治
長
坂
口
二
郎
教
育
長
出
口
定
昭
長
柴
田
達
朗
企画政策部長
山
口
力
三
市民福祉部長
久保薗
秀
徳
産業振興部長
上
野
哲
郎
建
設
部
長
山
下
和
隆
会 計 管 理 者
放生会
教
育
部
長
染
川
勝
夫
建設部参与兼
樋
市
副
総
市
務
部
渡
隆
千
昭
建設整備課長
総務部総務課長
長
濱
一
盛
総務部財政課長
塩
賀
千
弘
総務部税務課長
有
馬
安
行
企画政策部企画
中
山
秀
次
橋
口
一
郎
課
企画政策部地域
政策推進室長
成
田
清
長
市民福祉部市民
生
- 101 -
活
課
長
市民福祉部保健
課
坊
佳
彦
産
課
課
長
田
彰
長
建設部都市整備
市民福祉部福祉
課
長
産業振興部農林
水
本
川
野
重
美
藤
崎
信
一
水
長
教育部加世田
学
校
給
食
センター所長
- 102 -
仁
長
産業振興部農地
整
尾場瀬
備
道
課
課
谷
川
茂
洋
田良島
輝
久
長
長
△
〇議長(石井博美)
開
午前10時00分
ただ今から本日の会議を開きます。
△
〇議長(石井博美)
議
日程第 1
一般質問
日 程 第 1、 一 般 質 問 を 行 い ま す 。 ま ず 、 野 下 寛 俊 議 員 の 発 言 を 許 可 し ま す 。
[野下寛俊議員
〇10番議員(野下寛俊)
一般質問席]
午前10時00分
おはようございます。通告順に従ってと言いたいところですが、今
日は地域安全等の問題をお尋ねします。どこに質疑が、質問が飛んでいくか分かりませんので、
よろしくお願いいたします。まず最初に確認事項でございますが、南さつま市のリスク管理に
つ い て 、 南 さ つ ま 市 地 域 防 災 計 画 の 目 的 は 何 か 。 そ れ か ら 、 避 難 計 画 の 目 的 は 何 か 。 こ の 2点
を伺います。
〇総務部長(柴田達朗)
お答えいたします。まず、南さつま市の地域防災計画でございますが、
市域に係るこの災害対策に関しまして防災関係機関がその有する全機能を有効に発揮し、災害
発生を未然に防止し、災害時の被害を最少限に止めるための災害予防対策、迅速で円滑な災害
応急対策及び速やかな災害復旧対策を実施することによりまして市域並びに市民の生命、身体、
財産を災害から保護することを目的としております。それから、避難計画につきましては、災
害が発生をし又は発生する場合において災害から住民を保護するため、危険区域内の住民を適
切に安全地域に避難をさせ、人的被害の軽減を図るものでございます。以上でございます。
〇10番議員(野下寛俊)
そ れ か ら も う 1点 、 あ と 二 、 三 点 確 認 し ま す 。 こ の 災 害 防 災 計 画 、
南 さ つ ま 市 の で す ね 、 こ れ を お 持 ち で す か 。 こ れ の 3の 60の 所 の エ 、 「 警 戒 態 勢 に 入 り 、 周 囲
の状況から判断し危険が予想される時の各河川の氾濫注意水位は下記のとおりである。」とあ
るんですが、こやどういうことですかね。
〇総務部長(柴田達朗)
河 川 の こ の 水 位 に よ り ま し て 、 例 え ば 、 万 之 瀬 川 の 場 合 は 2メ ー タ ー
60の 水 位 に な り ま す と 消 防 団 の 待 機 、 そ れ か ら 4メ ー タ ー の 水 位 で 危 険 水 位 、 そ れ ぞ れ の 水 位
でこの態勢、警戒態勢をとるための水位が一応ここの中で基準として定められておりますので、
そのことがここに書かれているということでございます。
〇10番議員(野下寛俊)
〇総務部長(柴田達朗)
その「下記のとおり」、下記というのはどこですか。
こ の 計 画 書 で い き ま す と 水 防 計 画 と い う こ と で 3の 138、 こ の 中 に 書
かれているというふうに思います。
〇10番議員(野下寛俊)
私 も 3の 138を 一 生 懸 命 探 し ま し た よ 。 だ け ど も 、 そ れ に 水 位 と い
うのはないんですよ。水位というのは、例えばですよ、この地点からはどんぐらいというのが
そういう河川ごとに書くのが水位でしょう。そうじゃないんですか。
〇総務課長(長濱一盛)
3の 142ペ ー ジ に そ れ ぞ れ の 河 川 の 規 定 水 位 が あ り ま し て 、 水 防 団 待
機 水 位 、 例 え ば 、 万 之 瀬 川 で い き ま す と 2.6メ ー タ ー 、 氾 濫 危 険 水 位 、 氾 濫 注 意 水 位 4メ ー タ ー 、
- 103 -
こういうのを基準にして避難若しくは消防団の待機というふうに今しているところでございま
す。
〇10番議員(野下寛俊)
それから、そういう言い方だとこういう文面じゃないでしょう。
「各河川の氾濫注意は下記のとおりである。」と。そうであれば、例えばですよ、万之瀬川はい
くら、何メーター、大浦川は何メーターと、この観測地点からですよ。そういう一覧表が付い
て初めて下記のとおりであるというふうになるんじゃないんですか。
〇総務課長(長濱一盛)
はい、そのとおりになるんですが、この書き方が「下記のとおり」と
い う の を 、 い わ ゆ る 次 の ( 2) の 勧 告 の 基 準 、 指 示 の 基 準 の 所 の 中 で 一 応 2の 勧 告 の 基 準 の ウ の 所
の米印してあります。ちょっと分かりにくいような表現になっておりますので、この辺はちょっ
と検討さしていただきたいと思います。
〇10番議員(野下寛俊)
そうであれば大浦川はどうなんですか。大王川、大浦川はどういう
ふうに判断されるんですか。
〇総務部長(柴田達朗)
この河川の水位につきましては、水位計を設置をしてあります加世田
川、万之瀬川を一応基準にしておりまして、今言われました大王川、大浦川はもう目視という
ことで、特に水位がいくらというところまでは載ってないというふうに思っております。
〇10番議員(野下寛俊)
そ い じ ゃ お か し い で し ょ う 。 142ペ ー ジ を 見 て く だ さ い 、 142ペ ー ジ 。
観測位置、加世田川、万之瀬川、加世田川、大谷川、立神川、花渡川、武田川、いろいろある
んですよ。載ってないですか。
〇議長(石井博美)
暫時休憩します。
休憩
午前10時10分
再開
午前10時12分
〇議長(石井博美)
再開します。
〇市長(川野信男)
今御指摘の話でございますけれども、この防災計画、こういうことで作っ
てございます。もともとはと言いますのは、それぞれ合併前の市、町の段階からこうした整理
をしながら、合併後まとめてこういう整理をいたしたわけでございます。ただどういう所を観
測位置をするのかということなどについては、それぞれ専門の立場から、またそれぞれ地域の
御意見等も、これは消防団員とか、そういう方も入っておりますので、方々の意見を聴いて毎
年必要なものについては修正をしてきておると、こういうような状況でございます。ただ、今
ここを見てみますとおっしゃる箇所については入っておりませんが、ただ入っていないことに
ついては、いっぱいたくさんある中で全部入っておるわけではありませんので、そうしたいわ
ゆる会議等の判断の中ではそこは入ってないことについて、了承されたと言うのはおかしいん
でしょうけれども、こういうような計画に今なっておるということで了解いただきたい。そし
てその必要性があるかどうかについては、改めて、これはもうこの前本年度の分については協
- 104 -
議が終わっておりますので、さらにその段階で挿入できるかどうかは別といたしまして、協議
はさしていただきたいと思います。
〇10番議員(野下寛俊)
そ う い う 市 長 逃 げ を 言 わ ん で で す よ 、 漏 れ で ご ざ い ま す と 。 こ れ 18
年 の 、 18年 に も 1回 こ れ 出 て い る ん で す よ 。 19年 、 18年 、 19年 か な 。 2回 目 で す よ 。 6月 1日 で
3回 目 で す 。 大 浦 川 は そ ん な に 安 全 な ん で す か 。
〇市長(川野信男)
個々に私が安全であるかどうか判断できるわけではありませんが、関係の
人がもうたくさん集まってそれぞれ新しく修正する時はどうなんだということを議論してやっ
てきておりますので、今個々にここは安全だ、どうだとか、そんな判断ができる、今ここでで
きるわけではないんです。これはもう、例えば、事務的に係の者がそれぞれチェックして、も
ちろんチェックをしますけれども、個々の状況をすべて承知をしておるわけじゃなくして、関
係 の 人 が 皆 さ ん た く さ ん 集 ま っ て こ の 計 画 と い う の は 策 定 い た し て お り ま す 。 今 、 2年 、 3年 と 、
こういうようなお話ございましたけれども、その間十分それぞれの立場で検討もされ、あるい
は、また、実行もされてきておるわけでございます。そうした過程の中にございます。必ずし
もこれが全部十分網羅されておるかどうかということは申し上げませんけれども、そういう前
提で私どもは作っておるんだと、こういうことで御承知をいただきたい。ただ入れるべき所が
ここで印刷漏れで抜けておったとか、そういう話じゃないんだということを申し上げたいわけ
です。
〇10番議員(野下寛俊)
それだったらよ、この、それだったらですよ、エの「周囲の状況か
ら判断し、危険が予想される時の各河川の氾濫注意水位は下記のとおりである。」と書っ切っ
ているんですよ、「各河川」と。漏れたとか、そういう見直しがどうこうという問題じゃない
でしょう。こいだけ書っ切ってて「下記のとおり」とあるのであれば、大概の川はここに一覧
表として出すべきでしょう。
〇市長(川野信男)
ここにも書いてございますとおり、「各河川の氾濫注意水位」というのは
いくつかあると思います。それでここで計上いたしてございますのは特にこれこれについてと
いうことで、各河川の中でも、これはもうたくさんあるわけでございますので、その分で特に
こういう「氾濫注意水位」ということで注視してございますのはここ、ここですよというふう
に私は書いておるというふうに認識をいたしておるわけでございます。今おっしゃった地域が
全く問題にならんような場所であるかどうかについては、今、私が即断、判断できるわけでは
ございませんが、さっき言いましたとおり、いろんな方がここにその、この会にも参加しなが
らこの内容については検討をいただいた数字だというふうに理解はいたしてございます。ただ
それがもし不十分でございますれば、それを改めることについてはやぶさかではないわけでご
ざいます。
〇10番議員(野下寛俊)
改めるんじゃなくて、前もって記載しているのが当然の措置でしょ
う。そいじゃあ防災会議の議長は誰ですか。
- 105 -
〇市長(川野信男)
私でございます。
〇10番議員(野下寛俊)
防災会議の議長が改めて掲載するとか、そういうのはないでしょう。
そいでいいでしょう。その後のあれは、処置はよろしくお願いします。それから、その次に、
同じこの防災会議の本ですけども、計画書ですけども、その中に食料調達や生活必需品ですよ
ね、の物資供給計画の中にですよ赤生木にある民間の貯蔵施設が編入されていないのはどうい
うわけですか。
〇議長(石井博美)
〇議長(石井博美)
休憩します。
休憩
午前10時20分
再開
午前10時35分
再開します。
〇総務部長(柴田達朗)
この食料供給関係の所に笠沙の備蓄基地が入ってないじゃないかとい
う 御 指 摘 で ご ざ い ま す 。 確 か に 平 成 18年 に で す ね 市 の 方 と 協 定 を 結 ん で い る と い う こ と で 、 そ
の備蓄の中に穀物も入っているということを今確認しました。ということは、私どもの方がこ
のここに、計画の中に載せるのが漏れていたということでございます。早急に是正をしたいと
いうふうに思います。
〇10番議員(野下寛俊)
よろしく、早期な是正をよろしくお願いします。せっかくの施設で
すからね、発電機とか、いろんなのが入ってますよ。はい、相当の資材が入ってます。次に入
りますが、避難所の指定基準と開設基準というのはどういうふうになっていますか。それから、
第一避難所と第二避難所の位置付けですね。
〇総務部長(柴田達朗)
まず、避難所の指定でございますが、指定に当たりましては、大多数
の住民が避難をすることを想定をしまして量的な確保を図るとともに、大規模災害等時にも対
応ができ、可能な限り耐震構造に優れた施設を指定をすると、こういうことにしております。
避難の準備、勧告、指示、気象情報等による風速、雨量、河川の水位等を基準に発動をするわ
けでございますが、それと同時に避難所を開設することを基本としておりますが、過去の避難
所開設の状況につきましては、主に台風接近の場合では、第一避難所において風雨が強まらな
い前に開設をしまして市民が安全なうちに避難をできるように対処をしてきたところでござい
ます。それから、第一避難所と第二避難所ということでの御質問もございました。基準の中で
も申し上げましたけれども、施設の強固な施設、耐震基準にも優れた施設ということで、これ
は第一、第二についても同じでございますが、第一避難所につきましては、多人数を収容がで
きて風水害時に対応できる施設で公共施設ですとか、公民館等のこの地域の中核的な施設とし
て 一 校 区 に 概 ね 1か ら 2箇 所 を 設 置 を し て お り ま す 。 そ れ か ら 、 第 一 避 難 所 は 台 風 等 の 事 前 に
この被害が予想される場合に最初に開設をする避難所であると。それから、避難所の開設につ
きましては、市民が安全に避難ができるように風雨等が強まる前に開設をする施設ということ
- 106 -
でございます。それから、第二避難所の設置でございますが、第二避難所につきましては、風
水害時等に対応できる施設で公共施設、公民館等の施設、これは第一と同じでございますが、
一校区内に数箇所を設置をすると。それから、第一避難所に収容できない場合に、災害がさら
に拡大するおそれがある場合等に随時この第二避難所については開設をしていくと。それから、
例えば、この災害でこの住民が住宅等を失った場合には、これは第一・第二避難所にかかわら
ずですね、避難に最も適した避難所を指定をして開設をすることとしております。以上でござ
います。
〇10番議員(野下寛俊)
私が持ってる書類ではですよ、こらもうどことは言いませんけども、
第一避難所は大規模災害や一部地域への甚大な被害が発生した場合に開設される。ああ、違っ
た。ごめんなさい。「暴風、暴雨、洪水等により災害発生の危険が予想された場合、事前に開
設される避難所が第一避難所である。」と。これは間違いないです。そうですね。第二避難所
はですね、「大規模災害や一部の地域への甚大な被害が発生した場合に開設される避難所が第
二避難所です。」というのをこう教えてもらったんですよ。教えてもらったというか、文章で
もう載ったのをもらったんです。これ間違いないですか。間違いですか。
〇総務部長(柴田達朗)
第二避難所は、今、議員言われましたとおり、例えば、避難勧告、避
難指示が出る場合に第一避難所まで遠い場合はですね、随時この第二避難所を指定をして開設
する場合がございますので、議員言われたこと、間違いではないというふうに思っております。
〇10番議員(野下寛俊)
そいでですよ、小さいことで申し訳ないですけど、私は大浦町出身
ですのでですね大浦町のことについて聴きますがですね、この私が持ってる文章ではですよ
「 大 浦 地 域 は 、 一 部 を 除 き 、 支 所 か ら ほ ぼ 半 径 5キ ロ 以 内 に ほ と ん ど の 集 落 が 包 含 さ れ て お り 、
支 所 へ は 車 を 使 え ば 10分 以 内 で 来 る こ と が 可 能 な た め 、 第 一 避 難 所 は 地 域 の 中 心 部 に 1箇 所 の
みと指定し、早めの避難をお願いすることで対応が可能ではないかということになり、大浦中
央公民館を指定することになりました。」というのをもらったんですよ。そいでこの第一避難
所の指定に関してですよ防災会議前に本所から支所へはどんな通知文を発送しましたか。
〇総務部長(柴田達朗)
避難所のこの見直しにつきましては、これは私ども本所の担当、それ
から各支所と連携をとり合いながらしておりますので、特に本所の方からこういった指示をと
いうことではなくて、見直しについては双方協議の中でそれぞれ見直しをしておりますので、
本所から一方的に文書でということはなかったというふうに思っております。
〇10番議員(野下寛俊)
そいじゃあ市内全域についてですけども、第一避難所の安全性とい
うのは十分確保されていますか。これはよく考えて答えてくださいよ。大変なことになります、
また。
〇市長(川野信男)
今のお尋ねには部長から答弁させますが、若干部長の方で基準、第一避難
所はこういう、第二避難所はこういうというような説明申し上げましたけれども、若干これに
ついては少し補足が必要でございます。といいますのは、合併前のいわゆる避難所の在り方等
- 107 -
それぞれまちによって対応が違っておりました。したがって、今それを早急に同じような基準
で統一する必要が必ずしもあるかどうかということもありますが、一応のその目処としてはそ
ういうような対応をいたしておりますけれども、現在でも必ずしも、特に金峰町の場合は第一
避難所を開設しますけれども、そこには職員も配置をいたしてございません。そういう体制づ
くりがずうっとできておりますというようなこともあって若干その整備、第一避難所の具体的
な対応の仕方というのは違っておると、こういうような経緯もあるわけでございます。そうし
た中でじゃあ今度の計画の中でどういうふうに織り込むかということで若干、同じような統一
した基準だけになっていないと、こういうことは前提の上に私どもはこの計画書を作成してお
るんだということについての御理解もしておいていただきたいと思います。
〇総務部長(柴田達朗)
第一避難所はすべて安全なのかということでございますが、災害、暴
風、それから豪雨、あと洪水、高潮、地震、いろいろあるわけでございますが、全体的に調査
をする中で私どもとしましては施設のこの耐震、そういったものを含めて公共施設の中では安
全性という面からいけば、ほかの施設よりはいいのかなということで第一避難所ということで
の指定をしております。ただ先ほど言いましたとおり、それぞれの被害の中にありましては必
ずしもその場所が、例えば、実際のその災害のその状況の時を見ておりませんので、雨で道路
が冠水をするとか、そういった場合もその地域の中では出てくる場合もあるかもしれません。
そういった場合には臨機応変に、先ほど言いましたとおり、第二避難所を開けるとか、そういっ
たことで対応をしていかなければならないというふうに思っております。ただ先ほど言いまし
たとおり、全体的なこの施設の中では安全性の高い施設ということで第一避難所ということで
指定をしているところでございます。
〇10番議員(野下寛俊)
ど っ か の 旧 町 に 1箇 所 だ け 危 険 な 箇 所 が 第 一 避 難 所 に な っ て い ま す
よ。はい。ここでは言いませんけども、調査して解除するなり、処置をするなりやられた方が
ベストでないかと思いますので、よろしくお願いしときます。それでは、大浦地区公民館ので
すよ第一避難所の指定の根拠は何ですか。
〇総務部長(柴田達朗)
大浦避難所をこの第一避難所とした根拠ということでございますが、
先ほど議員の方からもありましたけれども、大浦地区におきましてはこれまで合併の中ではす
べての避難所を開設をしておりました。その中でその避難所の運営といいますか、運営につい
ては、聴いている中では消防団が回ったりとか、そういう中でしていたということも聴いてお
ります。この計画の中で、私ども今、避難所については職員を配置をしながらその避難所の運
営というものをしていきたいということでこれまで見直しをしてきているところでございます
が 、 全 体 の 中 で は ま だ 統 一 を さ れ て い な い と い う こ と で ご ざ い ま す 。 そ れ で 大 浦 地 区 を 1箇 所
にした理由ということでございますけれども、大浦につきましては地形的にも非常にこうまと
まった地域でございまして、支所の所にあります公民館、中心的な場所でもありますし、概ね
大 体 5キ ロ 以 内 ぐ ら い と い う こ と で 車 で 10分 以 内 で 来 れ る 場 所 で も あ る と 。 そ れ で 第 一 避 難 所 、
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先ほど言いますように、自主避難の場合には、まだ風雨とか、そういうものが強まる前の段階
での避難所開設ということもございまして、建物のその構造とか、そういうものを含めまして
大 浦 公 民 館 と い う こ と で 1箇 所 指 定 を し た と 、 そ う い う こ と で ご ざ い ま す 。
〇10番議員(野下寛俊)
やり方がこうごちゃごちゃというか、何か、統一性がないんですよ
ね 。 金 峰 町 で は 周 辺 部 が 水 に 浸 か る 、 冠 水 す る と い う こ と で 1箇 所 第 一 避 難 所 を 解 除 し た で し ょ
う、今度。ほいで大浦の中央公民館も冠水するんですよ。それが何で第一避難所なんですか。
周辺部がですよ、周辺部が冠水する。
〇総務部長(柴田達朗)
確かにですね合併をいたしましてから地域審議会なり、そういった中
で避難所のことにつきましていろいろ御意見もいただきました。さっき議員が言われましたと
お り 、 金 峰 の 1箇 所 に つ い て は 大 雨 の 時 に は 冠 水 を す る と 、 そ う い っ た こ と が 審 議 会 の 中 で 出
ま し て 、 今 回 そ れ を 見 直 し を い た し ま し た 。 大 浦 の こ の 公 民 館 に つ き ま し て は 建 物 が 2階 建 て
でございます。だから、先ほども申し上げましたが、冠水をということ、確かに以前あの地域
の道路が少し冠水したという情報も聴いたことがございます。先ほども申し上げましたとおり、
第一避難所の開設につきましては、まだそういった災害とか、そういうのが起こる事前の自主
避難の段階での早い時点でのこの開設でございます。もしそういった道路の冠水とか、そういっ
た場合につきましては、先ほども申し上げましたとおり、その地域の近くの第二避難所なり、
そういった所を臨機応変に開設をして避難の方はお願いをしたいと、そういうふうに考えてお
り ま す 。 今 、 第 一 避 難 所 で し て あ り ま す の は 2階 も ご ざ い ま す し 、 そ う い っ た こ と で 内 容 と し
ては安全でないかということでの指定ということでございます。
〇10番議員(野下寛俊)
冠水をしてですよ、周辺が冠水して出入りができないんですよ。そ
う い う 所 が 安 全 、 2階 が あ る と 言 っ て も 、 そ れ が 安 全 な ん で す か 、 出 入 り が で き な い 状 態 の 場
所がですよ。
〇総務部長(柴田達朗)
先ほど申し上げましたが、冠水をですねする前の避難です。ですから、
冠水をしてから第一避難所であったにしても行けない場合は、先ほど申し上げましたとおり、
そうじゃない第二避難所なり、そういった所を臨機応変に開けて対応をしたいと。今、冠水の
ことが言われましたので、私どもがその第一避難所に最初避難をする時には、そういった冠水
の状況とか、そういった中での避難ということは考えておりません。ですので、避難をした後
にそういった状況が出ることがあるとすればですね、またその辺も検討をしていかなければな
らない。これは十分考えといけないということになりますが、あの地区、あそこに保健センター
と 2箇 所 あ る ん で す け れ ど も 、 そ こ が も し 冠 水 で 駄 目 だ と い う こ と に な り ま す と 、 ま た 、 別 な
所をまた探さないといけないのかなと、そういうことも出てくるんですが、今のですね中では
私どもは冠水をする前の避難でございますので、冠水をしてからその第一避難所に避難をとい
うことは考えておりませんので、その辺については御理解をいただきたいなあというふうに思っ
ています。
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〇10番議員(野下寛俊)
避難所というのは出入りができなきゃあいでしょう。冠水して出も
入いもならん状態の所が避難所に適当かと聴いているんですよ。避難するのはいいでしょうよ、
前もって避難すればいいから。これ避難したら出れないんですよ。孤島ですよ。それが安心、
住民の安心を守れるあなたたちの立場で総務部長やることですか。
〇市長(川野信男)
お答え申し上げます。お話のように、浸水をして出入りもできない。これ
は特殊な事情の時のことだろうと思います。一般的に私どもが議論する中では、役場付近がい
わゆる冠水をしてというようなそういう認識を持って、じゃあ避難所として不適当だという御
意見というのはほとんど聴かれなかったままでこういうような指定をいたしたわけでございま
す。冠水をいたした後出入りができない。あるいはそういう状況というのはそう頻繁に出てく
るわけではないかもしれませんけれども、まただとしたらじゃあ。
〇議長(石井博美)
静かに。
〇市長(川野信男)
だとしたら一体どこに避難所を持っていくのかというようなことなどもあ
ると思います。やはり地域の実情を踏まえた上で、より地域の安全の確保ができるようなそう
いう所をば選択して避難所としてこれまで指定をしてきたと、こういうふうに思っております。
箇所をどうするかというのは別といたしまして、旧大浦町時代もあそこについては避難所であっ
たと私どもは理解をいたしておるわけでございます。その後あそこが非常に頻繁に冠水がする
ような状況になったと、こういうような状況でもございませんので、踏襲したということを言
えば別ですけれども、そういうこれまでの経緯を踏まえた上で避難所指定というのは、関係の
皆さんの御理解を得た上でこのような避難所指定というものがされたという経緯がございます。
〇10番議員(野下寛俊)
踏襲していればかみ付きませんよ。変えたからかみ付いているわけ
で す 。 何 で あ そ こ が 、 あ そ こ に 1箇 所 だ け に し た の か と 。 そ い じ ゃ あ そ の 防 災 会 議 の 議 員 の 会
議のメンバーとその時の発言内容をお伺いします。
〇総務部長(柴田達朗)
メンバーについては後ほど申し上げます。発言内容でございますが、
この避難所の見直しの際の発言ということでございますけれども、特にこの避難所についての
質疑応答はなかったというふうに記憶しているところでございます。ただ今年のこの防災会議
におきましては、金峰町が現在まだ駐在員という形になっておりますので、そのことについて
の質疑が出されているところでございます。メンバーについてはしばらく時間をいただきたい
と思います。
〇10番議員(野下寛俊)
そいじゃあ廃止に当たってのですね住民への周知はどうなされまし
たか。
〇総務部長(柴田達朗)
住民への周知ということでございますが、去年のこの防災会議を経ま
し て か ら 、 直 接 話 を し た の は 、 今 年 の 4月 の 地 区 の 役 員 会 の 中 で 話 を し た と い う ふ う に 聴 い て
おりまして、誠に申し訳ないことなんですが、住民へは直接その間はされてないというふうに
思っております。
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〇10番議員(野下寛俊)
〇総務部長(柴田達朗)
それが防災計画ですか。
去 年 の 6月 に な り ま し て か ら こ の 防 災 計 画 書 を 印 刷 を し ま し て そ れ ぞ
れ関係機関の方にはお配りしてございますが、これで市民の方へ十分周知ができたかと言うと、
それはされてないのと同じのような格好でございます。今、避難所につきましてはですね市報
等でも広報はされているんじゃないかという、ちょっと今確認をしておりますので、そのこと
については後でまた申し上げたいと思いますが、確かに現時点では地域に変わった部分につい
ての説明というものが非常に遅い段階でされたということについては十分反省をしなければい
けないことだと思っております。
〇10番議員(野下寛俊)
私が持ってる本が「議員ナビ」という本があるんですけども、この
中 に 自 治 体 の リ ス ク 管 理 と い う こ と が 6回 で 連 載 で 掲 載 さ れ る よ う に な っ て ま す け ど も 、 こ の
中にですね、もう最後の方なんですが、リスク管理の視点ということでですよ「自治体行政に
すべてに共通する基本視点として住民の視点がある。」と、住民の視点ですよ。「自治体のリス
ク管理の目的は、住民の生命、身体、財産を守り、不安を除去し、住民からの信頼を確保する
ことであると。この基本を忘れ、リスク管理のテクニックに走ると行政の論理が優先し、組織
防衛の色が濃くなる。」と。全くそのとおりですよね。大学の教授が書いたとおり、これは北
海道大学の木幡さんという人だったですかね、書いているんですが、全くそのとおりです。市
長この点についてどう思われますか。
〇市長(川野信男)
私どもが一番大事なことは、「リスク管理」というお言葉でしたけれども、
私どもは危機管理と、こういうようなことをよくこう使っておりますが、大変重要なことでご
ざいます。そのために組織的にもそうした体制づくりを今どこでもそうやっておりますし、私
どもももちろん専門の課長級の職を置きながら対処いたしておるところでございます。ただこ
れは体制をつくりゃそれでいいというもんではございませんで、個別の危機が生じた時に具体
的にどうするかというようなことが一番大事でございます。そうしたことについては、これは
もう当然でございますけれども、トップが現場現場できちっと指揮をすると、こういうような
ことじゃなかろうかと、こういうふうに思っております。通常的な管理をするための組織をつ
くりながら、具体の実証につきましては、それぞれの場でトップがきちっとした指示をする。
こういうことが重要なことだと、こういうふうに思っております。また、そういうことを私自
身も心がけをいたしておると、こういうふうに思っております。ただ、今、何度も御指摘があ
りましたけれども、こうした計画策定、あるいは職員に対する管理、あるいは住民に対する情
報提供、こういうものが個々については抜けておるという御指摘もありましたけれども、そう
したことについては十分意を用いて参りたいと、斯様に考えております。
〇10番議員(野下寛俊)
ほいじゃですよちょっと論点を変えてですよ、各市町に、旧各市町
ですよね、投票所は何箇所ありますか、各市町ごとにですよ。そいと第一避難所、指定の避難
所は何箇所ずつですか。
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〇総務課長(長濱一盛)
先ほど答弁が漏れておりました防災会議委員でございます。会議委員
に つ き ま し て は 、 県 の 職 員 か ら 南 薩 地 域 振 興 局 の 部 長 を 4名 、 そ れ と 警 察 署 長 、 そ れ か ら 市 の
職 員 か ら 副 市 長 と そ れ ぞ れ の 部 長 、 そ れ か ら 各 4地 域 の 支 所 長 、 そ れ と あ と 教 育 長 、 そ し て 消
防 団 か ら 各 方 面 隊 の 団 長 を 含 め た 隊 長 5名 で す 。 そ れ と 公 共 機 関 の 方 か ら 九 電 、 郵 便 事 業 株 式
会社、それから医師会からそれぞれ代表者、そのあと消防の署長、それから農協、それから加
世田市の漁協、笠沙町の漁協、南さつま漁協、坊泊の久志漁協の協議会の会長、商工会議所の
会 頭 、 建 設 同 友 会 の 会 長 、 商 工 会 の 会 長 、 以 上 36名 委 員 と し て 組 織 さ れ て お り ま す 。 そ れ ぞ れ
の 避 難 所 で ご ざ い ま す が 、 今 回 21年 度 見 直 し た 後 の 避 難 所 で 申 し 上 げ さ し て い た だ き た い と 思
い ま す 。 加 世 田 地 域 が 第 一 避 難 所 が 12で 、 第 二 が 30で す 。 そ れ か ら 笠 沙 地 域 が 第 一 が 4箇 所 、
第 二 が 11箇 所 、 そ れ か ら 大 浦 が 第 一 が 1箇 所 で 、 第 二 が 9箇 所 、 坊 津 が 第 一 が 8箇 所 で 、 第 二
が 11箇 所 、 金 峰 が 第 一 が 15箇 所 で 、 第 二 が 5箇 所 、 第 一 が 全 体 で 40、 第 二 が 66と い う ふ う に 今
回見直しをしたところでございます。
〇10番議員(野下寛俊)
こういう見直しも職員を配置するからというふうにしか私はこう見
えないんですよね。住民が安心だから見直しをしても大丈夫だというふうにはとても見えない。
行政の論理、先ほど申し上げました行政の論理が先走ってて、住民の安全・安心はその次に見
えますよ。先ほどのその防災会議のメンバーですけども、失礼ですけども、多士済済ですよね。
それは認めますよ。だけども、その多士済済の方がですよ地域をどれだけ知っているかと言う
と、なかなか知らないと思うんですよ。ほいでその、例えば、見直しについてですよ非常備消
防団員ですよへ等の事情聴取はしましたか。
〇総務課長(長濱一盛)
〇10番議員(野下寛俊)
特に行っておりません。
だから、単に、簡単に、その話も余り出なかったと。出ないはずで
す よ ね 。 2箇 所 が 1箇 所 に な る 。 余 り 冠 水 し な い ん だ と 。 そ う い う ふ う な 全 く 目 も 当 て ら れ な
い。防災会議に至っては、防災会の計画に至っては仏作って魂入れずというふうに見えますよ。
それからですよ、その避難所の減についてですよ、今、地球の温暖化で集中豪雨、局地的な集
中豪雨というのと、それから低気圧の強大な低気圧の発生ということが心配されている中での
第一避難所の減ですよね。これをどういうふうに整合性を持って説明されるんですか。
〇総務部長(柴田達朗)
確かに言われるとおり、いろんな条件の中で今、雨とか、そういった
ものも非常に心配をされる中でございますが、先ほど来申し上げておりますとおり、この第一
避難所の開設につきましては、まだそういった風雨についても強くない時期、雨についてもそ
ういった冠水とか、そういったものがない時期の第一避難所の開設ということでございます。
今言われるとおり、冠水があるとか、被害が出るとか、そういった場合につきましては、これ
はもう十分その地域の第二避難所なりを充てて避難所は新たに開設しなければならないわけで
ございますので、災害が出た時の避難所は第一だけではございませんので、その辺については
御理解をいただきたいというふうに思います。
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〇10番議員(野下寛俊)
災害が出る前に避難される方はものすごい弱い方というか、例えば、
独居老人とか、そういう方が多いと思うんですよね。普段は大概のところまでは我慢しますよ、
自分の家にいて、まだ大丈夫じゃろ、大丈夫じゃろと。それが通常だと思うんですよ。ほいで
第一避難所まで行けない状態というのはたくさん出てくると思うんですよね。だから、第二避
難所の開設基準というのがピシャッと決めてないと、その第一避難所に避難できない場合に第
二避難所を開設しますと。ほんなら大浦の第二避難所はすべて開設するんですか。
〇総務部長(柴田達朗)
第二避難所につきましては、先ほども申し上げましたが、災害が発生
が予想される、災害が出る。そういった場合に市の方で避難勧告あるいは避難指示、そういっ
たものを出していきます。そういった場合についてはその地域の一番近い避難所、これが第一
であれ、第二であれ、私どもはそこを指定をして開設をし、そこに職員を配置していきたいと、
そういうふうに考えております。
〇10番議員(野下寛俊)
昨日の答弁で「第一避難所を増やすことはやぶさかでない。」とい
う答弁をしてますよね。ほいでもって今度、今は「第二避難所に職員を配置する。」と。もう
その時点で、第二避難所を開設する時点で職員が配置できますかね。その辺のルートというの
はつかんでおられますか。多分つかんでないでしょう、部長、そこまでは言いませんけどねえ。
だから、その第二避難所を開設する、しなければならない状態、例えば、大浦であれば、柴内
とか、永田とかというふうにあるんですよ。その辺の状況をつかんでないと避難所開設という
できないと思うんですよ。その辺をよくもうちょっとこう勉強をしてですねしっかいしたもの
に魂を入れていただきたいと、防災計画に。次に入りますが、先ほど言いました投票所とです
よ 、 大 浦 に は 3箇 所 あ る ん で す 、 投 票 所 が 。 3箇 所 あ っ て 、 避 難 所 が 1箇 所 で す よ ね 。 言 い 方
を 変 え れ ば で す よ 、 1票 の 方 が 重 い の か と 、 住 民 の 命 よ り 。 そ う 言 い た く な り ま す よ 。 投 票 所
は 3箇 所 あ る ん で す か ら ね 。 そ の 辺 を ど う 考 え ら れ ま す か 。
〇市長(川野信男)
若干、避難の場合は避難を、例えば、常時というわけではありませんけれ
ども、よく避難が必要な場所とほとんど避難の必要でない場所もあると思います。投票という
のはすべての住民が参加していただくということでございますので、若干ニュアンスは違って
くるのではなかろうかと、こういうふうに思っております。私も合併してから避難所開設、こ
れは総務部長の方からも答弁いたしてございますとおり、台風等が接近いたしますと早い時間
に避難所というのはほとんど全市的に開設をいたします。若干、例えば、坊津を、金峰、台風
の接近度合いが違うとか、そういう実態もございますけれども、早い時点で開設をし、そこに
は一応基本的には職員を配置をすると、こういうようなことをいたしておるわけでございます。
若干昨日も御答弁申し上げたと思いますけれども、明日の明け方台風が接近するという場合で
も 、 夜 の 12時 と か 、 1時 ま で は ほ と ん ど 危 険 は な く っ て も 、 そ の 日 の 夕 方 に は も う 避 難 所 を 開
設して自主避難ができるようなそういう体制づくりをいたすわけでございます。そこで若干こ
れまで問題がございますのは、そこに、職員を全地域に配置するということになりますという
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と大変な数にもなりますし、ということで第一避難所についてはかなりの数の制限というもの
をさしていただいておるというのが現状でございます。ただこれも職員を配置しなくてもいい
体制、やり方はないのかどうかということについてはこれから検討もいたしたいというふうに
思っております。その例といたしましては、金峰町ではかつて大変大きないわゆる死者を出し
たような被害がありましたので、住民組織を含めていわゆる避難態勢が整っておりますので、
そうしたことになりますというと避難所を増やしてもいいんじゃないかと、こういうことも可
能になるというふうに思っておりますが、まだそこまでいってないのが実情でございます。今
後そうしたことについても十分検討をしながら、特にやはりこうした災害時におきましては自
主防災会の組織の活用というのは大変重みがございますので、できるだけ自主防災会の設置等
をまだ設置されていない所については促しながら対処すると、こういうことを考えていかなきゃ
ならない。こういうふうに思っております。それから、第二避難所でございますが、これは現
に災害が目前に発生しておる。そういう状況の中での開設になりますが、これは全市的に一遍
にということじゃないと思います。部分的な箇所になります。それにつきましては一遍にその
全地域の第二避難所を開設すると、こういうことでございませんので、職員の対応というもの
も可能であると。そういうようなやり方を考えなければならないということで、その辺のかみ
合わせといいましょうか、やり方についてまだ合併後きちっと整理が付いてないというのも事
実でございますので、今後の課題とさしていただきたいと、こういうふうに思っております。
〇10番議員(野下寛俊)
早急な改善策と申しますか、をお願いしておきます。それからです
よ 、 大 浦 地 域 は で す ね 地 形 的 に 言 っ て で す ね 3箇 所 ぐ ら い に や る の が ベ ス ト で あ ろ う と 私 は 思 っ
て い ま す よ 。 下 手 に 1箇 所 、 そ れ か ら 中 に 1箇 所 、 上 手 に 1箇 所 と 、 そ ん ぐ ら い や っ て あ る と
何も言いませんよ。行けないんですから、とにかく。私の前の川も川の上が欄干よりまだ上が
るんですよ、水位がですよ、ひどい時は。そういうとこからどうして避難できるんですかね。
それはそいでいいでしょう。次入ります。高齢者やですよ独居老人等の要援護者の把握と災害
時の対応をどのようになされるお考えですか。
〇総務部長(柴田達朗)
高齢者やこの病弱者あるいは身体障害者等の災害時に迅速な行動がと
り に く く 被 害 を 受 け や す い 災 害 時 の 要 援 護 者 に つ き ま し て は 、 平 成 21年 1月 27日 現 在 に お き ま
し て 加 世 田 地 域 が 193名 、 笠 沙 地 域 が 48名 、 大 浦 地 域 が 37名 、 坊 津 地 域 が 133名 、 金 峰 地 域 が
101名 、 市 内 で 512名 の 方 が 登 録 を さ れ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 災 害 時 に お け る こ の 避 難
につきましては、要援護者に早めにこの自主避難を呼び掛けるとともに、避難誘導につきまし
ては、消防署、消防団をはじめ、自主防災組織や避難支援者の協力を得るなど地域ぐるみで災
害時の要援護者の安全確保を図りたいと、そういうふうに考えているところでございます。こ
の 災 害 時 の 要 援 護 者 の 避 難 支 援 者 に つ き ま し て は 市 内 に 398名 の 方 が 登 録 を さ れ て い る と こ ろ
でございます。この要援護者の情報等につきましては、今言いましたとおり、私どもの方と、
それから消防団、それから消防署、自主防災会、そういった方々に御本人の了解をいただきま
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して情報を提供しておりますので、避難となった場合はまずそういった方々を最初に避難をし
ていただくと、そういう体制をとっていきたいというふうに考えております。
〇10番議員(野下寛俊)
自主防災組織とこう度々出ますけどね、確かにあるんですよ、規約
は。だけども、大浦町で自主防災組織が活動している所はどこもありません。規約は全部、全
集落が持ってます。ほいで今度そのまちづくりでそれを勉強をして、勉強会を開いて活動がで
きる状態に高めていこうということは計画してますけども、全然頼りにならんのが自主防災組
織ですよ、現在は。そいでですよ、今その個人、要援護者の問題がですよ、今うるさく言う個
人情報保護法ですね、これがものすごい邪魔になると思うんですよ。その辺を何かこの災害に
限ってですよ、災害時ののに限ってうまくやるような方策は何か持ってないですか。
〇総務部長(柴田達朗)
確かに議員が言われましたとおりですね、この要援護者の方々の情報、
これが福祉の民生委員さんの方の協力をいただきまして調査をいたしました。その中で、これ
はどうしても個人情報を、先ほど言いましたその行政、消防団、自主防災、消防署、そういっ
た所に情報提供をすることから、個人情報を本人さんが了解していただかないとどうしようも
できないということもございます。そういった中で了解をいただいた方が今先ほど申し上げま
し た 市 内 で 512名 と い う こ と で 、 ど う し て も や っ ぱ り そ の 個 人 情 報 と い う の は 引 っ 掛 か っ て く
るというふうに私ども考えております。
〇10番議員(野下寛俊)
そこでこれは私からの提案なんですがね、この緊急医療情報キット、
こういうの、こういう見られましたか。
〇市民福祉部長(久保薗秀徳)
救急医療情報キットのことでございますが、この導入につきま
し て は 、 ア メ リ カ 合 衆 国 の ポ ー ト ラ ン ド 市 が 20年 前 か ら 実 施 を し て お り ま し て 、 高 齢 者 等 の 救
急 対 応 に 有 効 な 事 業 で あ る こ と か ら 、 平 成 20年 度 か ら 日 本 で も 実 施 を さ れ た も の で あ り ま す 。
事業内容といたしましては、高齢者や障害者等がかかりつけ医、服薬内容、緊急連絡先など救
急措置に必要な情報を容器に、救急医療情報キットに納め、冷蔵庫にあらかじめ保管をし、急
病等で救急車の措置を受ける際、救急隊員がその情報を活用し、迅速かつ適切な救急対応に結
び付けようとするものでございます。この事業効果については、迅速な救急活動に役立ち、本
人保管のため、最新の情報に変更が可能であり、個人情報の外部流出のおそれが低いというこ
とであります。この事業の導入に当たっては情報の正確性の確保や消防や医療機関との連携が
不 可 欠 で あ る と い う こ と で あ り ま す 。 国 内 に お い て は 平 成 20年 度 か ら の 実 施 で あ る こ と か ら 、
この事業の実績効果や課題についてさらに情報収集に努めるとともに、関係機関との調整を行
い事業の検討を行っていきたいと考えているところでございます。
〇10番議員(野下寛俊)
市長、検討じゃなくて、導入されたらどうですか。緊急経済対策に
はならんかもしれんですけどね。
〇市長(川野信男)
この医療情報機器と言うんでしょうか、私も勉強をさしていただきました。
なかなか、例えば、冷蔵庫を使うとかというようなことで、少し一般的なこう感覚では分かり
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にくいなと、こういうようなものもありますけれども、もう少し勉強をさしていただきたいと
思います。まだ全国的にもそこまで普及してないということ。これはまだ、まだまだというこ
とかもしれません。その性能、機能あるいは利用の仕方、いろいろあると思いますので、勉強
はこれからさしていただきたいと思います。ただ緊急経済対策の中ですぐできるかどうかとい
うことについては今即答できる状況ではございません。
〇10番議員(野下寛俊)
そいじゃあ逆から聴いていきましょう。今、救急車が出てですよ、
要請されてですよ現場に到着するまで平均どんぐらいかかってますか。
〇市長(川野信男)
消防署の方では把握しておりますが、少し、正確な情報は持っておりませ
ん。ただ若干緩和されたといいましょうか、消防組合の方が合併いたしましたことから、例え
ば、私の生まれた久木野地区については、枕崎とか、坊津からやってくるとかということで四、
五分程度はもう時間が、所要時間が短くなったということでかなり緩和されておる状況ではご
ざいます。ただ正確にはちょっとお答えできない状況です。
〇10番議員(野下寛俊)
何でその時間を聴いたかというと、これを、この情報キットを導入
すればですよもたもたしなくて、救急車が来た時に玄関を見ればステッカーが貼ってある。そ
うすっと冷蔵庫を見ればステッカーが貼ってある。そん中を開けてそい、情報を取り出してす
ぐ走りながらでも対応できると、救急車がですよ。もうものを言わん人はどうしようもないで
すからね。そうすると救命率が上がるんじゃないかと。だから、この情報キットを導入された
らどうですかという提案をしたわけですよ。研究されるということですから、私もその次出る
か 、 出 な い か 。 9分 9厘 出 な い と 思 い ま す け ど も 、 あ と 1厘 は 出 馬 す る 気 持 ち も あ り ま す 。 だ
か ら 、 9月 が 最 後 と い う こ と に な り ま す 。 9月 に も う 1回 聴 き ま す の で 、 そ れ ま で に そ の 導 入 の
是非ですねを教えていただきたいと思います。
次 に 入 り ま す 。 2番 目 の 元 気 づ く り 委 員 会 提 出 書 類 の 簡 素 化 と 返 却 に つ い て で す け ど も 、 大
浦 元 気 づ く り 委 員 会 の 21年 度 の 総 会 が 5月 16日 に 終 わ り ま し て そ れ ぞ れ の こ と を 決 定 し た わ け
で す け ど も 、 私 ん 所 で 20年 10月 27日 に 仲 組 自 治 会 営 農 飲 雑 用 水 給 水 施 設 改 良 事 業 の 補 助 金 の 申
請を設計図、見積りまで添えて申請したわけですけども、不採択となりました。理由は、同じ
簡易水道の施設が大浦町内にもあるということで二重に整備しなきゃならないということが大
きな理由だったように書いてありましたけども、この申請する場合にですよ、この自治会組織
には、そういう設計図とか、見積りとかですよできる人は少ないと思うんですよ。それを分かっ
ててなおかつ見積りとか、設計書まで添えて申請しなさいと。これは能力以上のものをばその
自治会に求めてませんか、市長。
〇市長(川野信男)
今手続に関することでございますけれども、具体的な事例、どういうよう
なやり方をしたかまで調査をしておりませんけれども、一般的に申し上げますというと、申請
する前に事前にこういうものをばというような話が通常的にはいたすわけでございます。その
上でじゃあこれだったら制度的に乗っかるからというようなことで一般的にはそういたすわけ
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でございますが、最初の段階で実施設計書までということは一般的にはございませんけれども、
どういう経緯であったか存じませんが、ただおっしゃいますとおり、実施設計書、かなり膨大
なものあるいはかなり専門的なものということになりますというと、おっしゃるとおり、費用
も掛かりますし、時間もかかりますし、こういうようなことはあるかと思います。目的として
おりますのは、そういうことに時間や費用を掛けることが目的ではございませんので、地域の
皆さんがこの地域にとって必要な事業だと、こういうような判断ができる、判定できるもので
あればいいというふうに思っております。ただ、今おっしゃったことについては、簡易水道区
域内に簡易水道を使わないような施設補助でやりましょうということについては、若干やはり
このことについては、そういう方法を良しとするかどうかについては、不許可になった話とい
うことでございますけれども、そういう経緯からであるということについては御了解をいただ
きたいというふうに思います。
〇10番議員(野下寛俊)
そいとですねこの制度ができてですよ支所というのはものすごい忙
しくなったと思うんですね。そういう事業を申請するのに総務、総務ですかね、が担当するん
ですか。とにかく忙しくなっていると思うんですが、その支所機能とですよ元気づくり事業の
機能ですね、すみ分けといいますか、どの辺に求められているんですか。
〇市長(川野信男)
若干、具体的な質問の趣旨を十分理解してないかもしれませんけれども、
元気づくり事業というのはあくまでも地域の人たちが自らやるということが前提でございます。
なかなかそういうことについては精通してないと、こういう面もあるかと思います。そのため
にサポーターというものを付けまして十分支援をすると、こういうようなことをいたしておる
つもりでございます。支所が具体的に全部やるんだったら、これはもう私は正直言いまして元
気づくり事業じゃないと。やっぱり地域の人たちが自ら発想し、自ら企画をしというような体
制というのがこれから求められておる元気づくりの事業だと、こういうような認識をいたして
ご ざ い ま す 。 例 え ば 、 今 、 大 浦 の 例 で お 話 ご ざ い ま し た け れ ど も 、 例 え ば 、 9、 一 番 校 区 の 多
いのは加世田でございますが、九つのいわゆる校区がございます。全部役所が携わっておるわ
けじゃないんです。全部それぞれの地域の人たちが自分たちで知恵を出して、自分たちでいろ
んなことをその企画をしている。こういうようなやり方でございます。ただ計画書を作るとか
何とかということになりますというと不慣れでございますので、その分は四、五人のいわゆる
サポーターを付けておりますので、その人たちが支援をすると。これは必ずしも四、五人と限
定しておるわけじゃありませんけど、できるだけ職員にはそういうサポーターとしての役割を
果たすようにという指示もいたしてございます。
〇10番議員(野下寛俊)
それは軌道に乗ればそういうふうにいくでしょうけども、軌道に乗
るまではどうしてもその支所の職員の手を煩わさざるを得ないんだと、そうすると仕事量が増
えてくると。迷惑だろうなと思っていますけども、努力して軌道に乗せるようにしたいとは思
い ま す 。 そ い で で す よ 先 ほ ど 私 の そ の 集 落 の 簡 易 水 道 事 業 と い う の は 45年 ぐ ら い も う 前 に つ く っ
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てですね運営している。大浦町の簡易水道よりずっと早かったですね。そいで夏場の渇水期に
は十分役立っていると思うんですよね、その機能がですよ、簡易水道のですね。そこでですよ、
この前のあれはいつだったですかね。補正予算で秋目と、それからどこだったかな。今岳、そ
れ か ら も う 1箇 所 ど っ か あ っ た で す ね 、 坊 津 町 に で す ね 。 そ れ の 最 初 の 事 業 の 導 入 は ど う い う
ふうになっていますか。
〇市長(川野信男)
今の御質問の中身についてはちょっと私も承知いたしておりませんが、先
ほど私が申し上げましたのは、簡易水道区域ということで市が責任を持って水の供給をいたし
ましょうと、そういうふうに指定した所に、それは使いませんよと、別なやり方をしましょう
よと、こういうことについては二重補助ということになりますので、それはいたしませんとい
うことに申し上げたわけでございます。ただ簡易水道の区域でない所を水の供給をどういうふ
うにするかということについては、一般的には飲雑用水でございますとか、いろんな方法がご
ざいます。市民の水の確保については、これは当然市の役割が大きゅうございますので、そう
したものを他の補助制度を導入するなどして実施をする。こういうことはいたしておるわけで
ございます。例えば、私の記憶である所でも申し上げましても、例えば、小原地区につきまし
て は 飲 雑 用 水 を 、 こ れ は も う 当 時 ま だ 合 併 前 で ご ざ い ま し た け ど 、 3町 で 共 同 し て 実 施 を す る
と。あそこを簡易水道区域にできませんので、そういうようなやり方については助成をすると、
こういうことはいたしておるわけでございます。
〇10番議員(野下寛俊)
〇議長(石井博美)
〇議長(石井博美)
そいじゃあ大浦町の簡易水道の区域を図示してくださいよ。
休憩します。
休憩
午前11時30分
再開
午前11時31分
再開します。
〇水道課長(田良島輝久)
大浦地区の簡易水道の区域につきましては、簡易水道設置条例の中
に記入してありますが、集落であります。榊、木連口、宮園、福元、平原、大木場、野下、仲
組、久志地、永田、有木、上之門、小浜、干拓、久保、柴内、柴内については落水地区を除く
と。原(小原地区を除く)、越路(皮籠石地区を除く)、字米山、字小越路、字、ちょっと名前
については、下小越路ですかね、字上越路、字尾ノ畠、字尾ノ畠後、字駄ケ峠下、字坂ノ下、
字小サン、竹迫、字坂下下堀、字フイゴラの一部ということでそれぞれ地域を指定してござい
ます。
〇10番議員(野下寛俊)
補助金申請をして、同一の区域内に同じような施設があるから、そ
れは駄目だということですから、その、これは確認ですが、今の区域内であればどこに家を造っ
ても簡易水道が使えるということですね。確認しておきます。
〇水道課長(田良島輝久)
水道の配水管については、この集落内であれば配水区域ということ
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で、そこに家ができた時には、そこに給水管を引くことはできるということであります。
〇10番議員(野下寛俊)
再度確認しますよ。この給水、取水池のもし、側にですよ市道が走っ
てます。その側に家を建てたとすれば、そこまで水道を引っ張ってくれますね。これを否定し
たわけですからね。
〇水道課長(田良島輝久)
その簡易水道区域内であって、その本管が近くにあった場合ですね、
当然そこには給水を引くことはできるわけでございますので、当然その事業を利用することは
できる、事業の水道を利用できるということになります。
〇10番議員(野下寛俊)
ほいじゃあおかしい。今のその本管があればというのはおかしいじゃ
ないですか。これには「簡易水道の事業区域内にあります。」と書いてあるんですよ、書っ切っ
てあるんですよ、「この施設は大浦町の簡易水道事業区域内にあります。」と。だから、その二
重の補助はできませんと。だから、確認する意味でその区域内であったらできるんですねとい
うことですよ。
〇水道課長(田良島輝久)
区域内であればできるということになります。
〇10番議員(野下寛俊)
間違いないですね。
〇市長(川野信男)
上水あるいは簡易水道区域というのを設定をいたします。その区域につき
ましては、市が上水なり、簡易水道の措置をすることを前提とした姿勢でございますので、そ
ういう努力をするのが当然であると認識をいたします。
〇10番議員(野下寛俊)
これは私もある程度は分かりますよ。だけども、今やろうとしてい
る、今からやろうとしている加世田地区の公共下水道事業ですねとその区域内に設置されてい
る合併浄化槽ですね、は同じような施設だと思うんですけども、二重のそういうダブったのに
はならないんですか。
〇市長(川野信男)
これは個々の話で二重になるかどうかということでありますが、今の合併
浄化槽と公共下水道、これはもう機能も、対応も違いますので、これをもってすぐ二重と、こ
ういうようなことには私はならないと、こういうふうに思います。特に今申し上げております
の は 、 全 地 域 、 そ の 区 域 内 の 全 地 域 が 合 併 浄 化 槽 が あ る わ け で は ご ざ い ま せ ん 。 確 か 2割 と か 、
1割 と か 、 そ う い う よ う な 程 度 の 所 も あ る わ け で ご ざ い ま す の で 、 地 域 の 環 境 あ る い は 将 来 の
ことを考えるときに、これから合併浄化槽で普及するかどうかということでなくて、やはり公
共下水道を普及させた方がより地域の環境面になると、こういうような判断をした上でいたし
ておるわけでございます。これはもう御案内のとおり、ここだけの話じゃございませんで、公
共下水道をこれまでやった所は、すべてそこに合併浄化槽がなかったかと言いますと、すべて
あるわけでございますので、そうしたものが二重だという判断はこれまでした例は私はないと
いうふうに思います。
〇10番議員(野下寛俊)
私は大して変わらんように思いますけどね。それから、この先ほど
の元気づくりの委員会のことですけども、自治会の財政力によってですよそのなお格差ができ
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るんじゃないかと。例えば、お金を持ってない自治会というのは、そういう補助金を申請しよ
うとしても、原資がないわけですから事業ができないというおそれもあるんですよね。その辺
の解消をどう、どのように考えられますか。均一性というのがあるでしょう、行政には。そう
すっと元気づくり事業でやっていけば、当然そういう事業はやりたいんだけども、金がなけれ
ばできないというのがあるわけでしょう。その辺をどのように考えられますか。捉えられます
か。
〇市長(川野信男)
行政の均一性と言いますのは、もうもちろん当然ございます。ただそれは
具体的には、例えば、市が直接事業をやると、こういうようなことで地域のアンバランスを是
正すると、こういうようなことだと私は思っております。したがって、今ここでやろうという
元気むら事業というのは、それはそれとして、地域の人たちが自分たちの地域を自分たちでど
うしようかということに対して行政としての支援をしようと、こういうようなことだと、こう
いうような認識をいたしてございます。均一性をいわゆる、何といいましょうか、排除する。
こういう意味ではないという認識をいたします。
〇10番議員(野下寛俊)
いや、その地域に格差が出るんじゃないかということですよ。国は
格差が出らんようにちゃんと地方交付税でカバーしてくれるでしょう。ねえ。そういう制度ま
で作れとは言いませんけども、その辺を加味した制度の持って行き方というのは考えられない
もんですか。
〇市長(川野信男)
できるだけそうしたことにならないようにというのが、例えば、いろんな
御 議 論 は あ る と 思 い ま す け れ ど も 、 元 気 む ら 事 業 に 対 し ま し て い わ ゆ る 均 一 50万 と 言 い ま す の
は、人口割で多い所はたくさんとか、少ない所は少ないとか、こういうようなことをしていな
いのがまさに、むしろその小規模な所に対しましても、手厚いという表現がいいかどうか分か
りませんけれども、支援ができるようなそういうような趣旨でやっておると、こういうふうに
思っております。ただ若干昨日申し上げておりませんでしたけれども、ハード事業につきまし
ては地域の皆さんのいわゆる希望によってあるいは自主的な計画によって必ずしも一律にいた
しておるわけでございませんので、地域にはいろんな事情があると思いますので、そうした事
情を踏まえた上で対処して参りたいと、こういうふうに思います。
〇10番議員(野下寛俊)
大好きな農業問題に入っていきます。茶業振興についてですけども、
2009年 産 の 1番 茶 は 、 1月 下 旬 か ら 3月 上 旬 の 高 温 に よ り 前 年 よ り 生 産 開 始 が 早 ま り ま し た け
ど も 、 3月 下 旬 か ら の 寒 の 戻 り に よ り ま し て 生 育 が や や 抑 え ら れ 、 低 温 障 害 や 晩 霜 害 で 色 沢 、
水 色 不 良 の 1番 茶 に な っ て お り ま す 。 中 で も ゆ た か み ど り な ど の 早 生 品 種 の 影 響 が 大 き く 、 県
の 1番 茶 平 均 単 価 は 1978年 の 1,967円 以 来 の 31年 ぶ り の 1,676円 な ん で す よ 。 前 年 比 82パ ー セ
ン ト で す 。 本 茶 の 平 均 単 価 は 2,001円 で 、 対 前 年 比 86パ ー セ ン ト で 、 リ ー フ 茶 の 消 費 低 迷 に よ
る繰越在庫の過多や問屋の慎重買いも価格の低迷の原因と見られているようです。生産者自ら
の 努 力 で 県 平 均 の 2倍 超 を 上 回 っ た 農 家 も あ り ま す 、 根 占 町 の 方 で す が 。 し か し 、 事 こ こ に 至 っ
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てはですね指導の徹底等を含めてですよ、行政も含めて、JAも含めて、茶業農家のさらなる
努力は言うまでもないんですけども、側面からの援助が必要な農家もあるのではないかと考え
て お り ま す 。 そ こ で 平 成 21年 度 の 1番 茶 の 情 勢 を 踏 ま え 、 市 と し て 現 状 を ど の よ う に 分 析 し て
おられますか。
〇市長(川野信男)
お茶のことについてでございます。るるお話もありましたけれども、本年
度 の 1番 茶 の 情 勢 に つ き ま し て は 、 気 温 が 1月 か ら 高 め に 推 移 し た こ と で 生 育 が 大 変 進 ん で お
り ま し た 。 そ の 後 は 3月 下 旬 か ら 4月 上 旬 に か け て 気 温 が 低 め で 推 移 し た こ と か ら 最 終 的 に は
平 均 よ り も 5日 程 度 早 い ス タ ー ト と な っ て お る と 、 こ う い う よ う な 状 況 で あ っ た と 思 い ま す 。
価格につきましては前年度を大きく下回っておりますが、本市の県茶市場におきますところの
本 茶 価 格 で 1,460円 台 か ら 1,860円 台 と い う 結 果 に 終 わ っ て お る よ う で ご ざ い ま す 。 ま た 、 私
が承知しておるところでは、価格も必ずしも一律でなくて、産地によってかなりの違いもある
と、こういうようなことも聴いておるところでございます。このことは、新茶ムードが高まら
ない中でのスタートとなったこと。買手の慎重買い、選択買いが見られたこと。また、一部地
域では桜島の降灰が確認され、洗浄、脱水を余儀なくされた製造となったこと。こういうよう
ないろんな要素が本年度は重なってきておると、こういうような認識をいたしておるところで
ございます。
〇10番議員(野下寛俊)
それらを踏まえてですよ、それでは、市として、市の施策としてど
のようなものが具体的にこう考えられますか。何か考えがあったら、提示していただければ、
ありがたいと思いますが。
〇市長(川野信男)
このような状況を踏まえて市がどういう対応をするかということでござい
ますけれども、今後も現在の状況では市況の急激な回復は大変難しいのではなかろうかと、こ
ういうような判断も私どももいたしてございます。茶業振興会の役員会等におきましても生産
現場、製造段階の産地の問題点の整理や方向性の検討も行っております。また、JA等関係機
関・団体などとも十分に協議をしながら、短期的な経営支援や、あるいは、また、長期的な視
野に立った消費拡大対策運動を講じていくべきだと、こういうようなことで今、JAさんなど
とも協議、検討をいたしておる状況でございます。
〇10番議員(野下寛俊)
今朝ですね来る前にテレビを見てたらですよ、空から降ってくるべ
きでない物が降ってくる、オタマジャクシが降ってきたそうですよ、うん。それをファフロッ
キーズ現象と言うんそうだそうですね。空から降ってくるべきでない物が降ってくる。この市
の安全対策というのはですよ降ってくるもんじゃないですよ。自分たちでつくって、自分たち
で実施してやっていくわけです、住民のためにですね。ファフロッキーズ現象ではないんだと、
少なくともですね。その長にいるのが防災会議の長ですから市長ですよね。
そいで再度最初からいきたいんですけども、もう皆さん飽きがきているようですので、最後
に 緊 急 経 済 対 策 に つ い て お 伺 い し ま す け ど も 、 第 3回 の 会 議 で 委 員 か ら 出 た 、 今 後 の 対 策 に 対
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するどんな内容のものが委員から出ましたか。
〇市長(川野信男)
第 3回 の 会 議 と い い ま し ょ う か 、 緊 急 経 済 対 策 、 こ れ ま で 3回 ほ ど 実 施 い
た し て お り ま す が 、 そ の 3回 目 で 出 て き た 内 容 に つ い て の 御 意 見 か と 思 い ま す 。 意 見 交 換 の 内
容 に つ い て 主 な も の を 紹 介 い た し ま す と 、 農 林 水 産 業 関 係 に つ き ま し て は 、 今 回 特 に 1番 茶 の
収入が落ち込んだことなどを例に挙げまして農家への支援対策として金利の助成等について要
望が出され、また、その段階では私も検討さしていただきたいと、こういうようなことをお答
え申し上げたところでございます。そのほかたくさんございます、水産関係とか、それも全部
ですね。はい。また、水産関係、水産白書により日本人が魚を食べなくなり、肉の消費の方が
多くなったことを受けて、消費者が望む供給をしていかなければならないということから、市
内の漁協が共同で利用できる加工施設の整備について提案がなされたところでございます。さ
らに遊休農地の対策につきましては、収穫時期等に対処するための人材センターの設置対策や、
地球温暖化の問題と併せて森林の整備を推進するため、補助事業の活用により作業道の整備を
すべきではなかろうかと、こういうような意見も出されております。また、少子高齢化対策に
ついては、一時的な支援ではなくして、恒久的な視点に立って若者が定着できる環境づくりを
進めるために保育料の支援や安価な住宅の提供などの拡充といった意見も出されております。
さらに一時預かり要請にも応えるための対策として子ども同士間の交流、大人との交流の機会
ということで遊休施設を利用した未就学児とお年寄りとのふれあいの場の設定などが提案がさ
れたところでございます。これらに対しましては、わんぱくらんどの充実とか、福祉施設、学
校開放等により子どもたちが集える体制づくりを推進していきたい。こういうような答弁もい
たしたところでございます。そのほか道路整備等に伴う用地買収の在り方や企業誘致など雇用
の場の確保をしてほしいなどの要望も出されておるところでございます。
〇10番議員(野下寛俊)
いろんな要望が出されてなかなか大変でしょうけども、この緊急経
済対策事業がですよ及ぼす市への財政の影響、例えば、事業をすれば、過疎債を発行したり、
辺地債を発行したりするわけですけども、どのぐらいの影響を考えられておられますか。
〇市長(川野信男)
今 、 第 1期 の 緊 急 経 済 対 策 で 20億 と い う 枠 を 設 定 を い た し ま し た 。 こ れ に
つ い て は ほ と ん ど も う 予 算 化 も い た し た わ け で ご ざ い ま す 。 こ れ か ら 第 2期 の 緊 急 経 済 対 策 を
ば 講 じ な き ゃ な ら な い と 思 っ て お り ま す が 、 今 枠 と い た し ま し て 35億 を セ ッ ト い た し て ご ざ い
ま す 。 こ の 35億 の 中 の い わ ゆ る 財 源 を ど う 確 保 す る か と い う こ と で ご ざ い ま す 。 一 つ に は 国 の
臨 時 交 付 金 と い う も の が ほ ぼ 8億 程 度 確 保 で き る の で は な か ろ う か と 、 こ う い う ふ う に 思 っ て
おりますし、また、公共事業関係等につきましては国の補助あるいは県の補助、そういうもの
が考えられておりますが、これについてはまだ箇所の決定とか、そういうものがございません
ので、とにかくいろんな国の有利な制度を導入しながら、裏負担にこうした交付金を充てる。
こういうことで、できるだけ市の一般的な持ち出しといいましょうか、につながらないような
そういう対応をいたしておきたいと、こういうふうに思っております。国も今日の緊急経済対
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策につきましては、大変地方が疲幣しておるので、このことについては地方が自己負担をする
というのは大変難しいだろう。こういうことからこれまでの国のいわゆる補正予算が計上され
た背景にはそういう内容になっておりますので、できるだけ地方が別途負担にならないような
いわゆる枠内での対応を考えていきたいと、こういうふうに思っております。
〇10番議員(野下寛俊)
最後にお願いとしてですね、この仏作って魂入れずの防災計画をで
すよ、仏を魂を入れて運営するような方向に早急に持っていただきたいと。それが行政の最た
る仕事だと思うんですよ。私は一番の、一番の仕事だと思うんですね。そいでその責任者たる
市長は、まだやり残しもあるとか、いろいろ言っておられますけども、どうですか、市長。気
持ちよく自分の本音を吐露されたらどうですか。
〇市長(川野信男)
私はいつも自分の本音で話をしておると、こういうふうに思っております。
それぞれ思いやらそれぞれ意見があると思います。それはもうそれぞれの皆さんの御判断でご
ざいます。これを他の人にどうだ、こうだと、こういうことじゃ私はないんじゃなかろうかと、
こういうふうに思います。今緊急ないわゆる危機管理のことについてありました。これは大変
重要なことでございますので、そのことはきちっと整理をしていかなければならない。こうい
うふうに思っております。
それから、茶の関係で先ほど、この次の御質問があるのかと思って答弁を控えておりました
けれども、若干、茶については大変私は危機を感じておるんです。といいますのは、若干地域
ごとの差異もございますけれども、地域によっては大変厳しい情勢下にございます。このまま
放っておくというわけにはいきませんので、何とか緊急経済対策の中でも対応できないのかど
うかということで今内部で検討もいたしてございますが、例えば、茶業農家の緊急対策特別融
資事業、このことについてはJAさんとも十分協議をしながら、どういうような対応をするか
ということもございます。それから、国庫補助事業等を活用いたしまして老朽化した茶の生産、
製造ラインの一部更新と、こういうことについても検討いたしてございますし、さらに、また、
今非常に大事なことは、茶が非常に売行きが悪い。価格が安いということは売行きが悪いとい
うことです。在庫をいっぱい抱えておるということです。この消費拡大というのをどうするの
かということ。大変現実には難しい問題かもしれませんが、それにつなげるような対応策とい
うのはないかどうか今作業を進めておる段階でございます。次の予算編成の中で御提案申し上
げればというような段階でございます。
〇10番議員(野下寛俊)
いつも本音でしゃべっているそうですが、私が言いたいのはですよ、
何 か 考 え 違 い を し て い ま せ ん か 。 次 期 の も う 選 挙 も す ぐ 近 く で す よ ね 。 私 は 先 ほ ど 9分 9厘 出
な い だ ろ う と い う こ と を 言 っ て 、 ま だ 1厘 は 持 っ て 、 出 馬 の 意 欲 が あ る ん だ と い う こ と を 申 し
上げました、うん。市長は本音でどんぐらい出馬の意欲がありますかね。
〇市長(川野信男)
昨日でしたか、もお話申し上げたと思います。私は私的なことと公的なこ
とを混同すべきでない。これがもう私の美学であります。ここで私がいわゆる立候補するとか、
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しないとか、これは私的なことだと思います。こういう議場を使ってということは、私は、今
ここにおるから私はできますけれども、ほかの人はできないんですということを、私だけがそ
ういうことの場を使うということについては、私は良しとしないから昨日あのような発言をい
たしたわけでございます。その気持ちには変わりはございません。
〇10番議員(野下寛俊)
ちょっと専門的になりますけども、課長に伺いますけども、こので
す ね 今 現 状 の こ の お 茶 を 打 開 す る に で す よ 、 1回 焼 酎 飲 ん で 話 を し た こ と が あ る ん で す け ど も 、
加世田の茶はものすごう昔は良かったんだと。それが収量に走り過ぎたと。それと同時にその
乗用摘採機が入った関係でなおその収量に走るようになったという話をする茶の生産農家もい
たんですよね。ほいでその辺をですよ打開するにはですね、私がいつも言ってる技連会の予算
が少ないから思うように動けないという部分もあるんじゃないかと思うんですがですね、緊急
経済対策があるからちょっと技連会の予算をちょっと組んでですよ本音でその茶の生産農家の
意見とか、そういうのを聴いてですねその次の生産に役立てるということは考えられませんか
ねえ。
〇農林水産課長(長田
彰)
議員おっしゃるように、非常に厳しい状況が来年度以降も続くだ
ろうという状況に我々も把握しておりますが、ただ先ほども答弁でありましたように、生産段
階、製造段階のいろんな課題、議員おっしゃるように、その収量に走ってきたという部分も多
分原因の一つにあるんじゃないかなあというふうに我々も思っております。そういうことで技
連会が中心となってこの活動を、問題点整理をしながら解決策を見出していくということにつ
いては、非常に我々も技連会が中心となった形で議論もしておりますし、そういう話も非常に
有意義なことだというふうに思っております。ただそこの予算についてどうのこうのというの
は今即答はできないと思います。
〇10番議員(野下寛俊)
私が以前その茶の消費に関してですね小手先では駄目なんだと。も
う時間はかかってもいいから小さいうちからお茶に馴染ませる。そういう努力が必要なんだと
いうことで、うがいをする、学校でうがいをする機械を造ったらどうかと、茶を使ってですね。
それはその後どうなりましたか。
〇農林水産課長(長田
彰)
茶の給茶機等の設置の話かと思いますが、それについては内部で
いろいろ議論しておりますが、リースがいいのか、購入がいいのかという部分でまだ検討して
おりまして、学校等との詰めもまだそれからなされていない状況でございます。
〇10番議員(野下寛俊)
もう先ほども申し上げましたが、もうこのお茶の消費低迷ですよね。
これはもう小手先ではどうしようもないと思うんですよ。だから、その辺を踏まえてですね、
どうしても子どもの小さいうちからお茶に馴染ませるという努力を行政もですね一体となって
やっていただくことをお願いしまして一般質問を終わります。
〇議長(石井博美)
こ れ よ り 休 憩 い た し ま す 。 再 開 を 午 後 1時 と し ま す 。
- 124 -
〇議長(石井博美)
休憩
午前11時58分
再開
午後
1時00分
再開します。
次に、清水春男議員の発言を許可します。
[清水春男議員
〇2番議員(清水春男)
一般質問席]
午後
1時00分
先 日 25日 に 北 朝 鮮 が 核 実 験 を 行 い ま し た 。 北 朝 鮮 が 核 実 験 を し た の は
2006年 10月 9日 に 続 い て 2回 目 で す 。 い か な る 核 実 験 又 は 核 弾 頭 ミ サ イ ル の 発 射 も こ れ 以 上 実
施しないと要求した国連安保理決議や一切の核兵器及び現在の核計画を放棄すると合意した六
か国協議の共同声明に違反するもので、北朝鮮が世界に公約をしたことを一方的に踏みにじる
ことは許されるものではありません。今、アメリカではオバマ大統領が「核兵器のない世界の
実情を目指して行動をする。核使用国としての道義的責任がある。」と表明しました。こうし
た核兵器廃絶の気運が高まる中での今回の核実験は核兵器廃絶の動きに水を差すものであり、
北東アジアの平和と安定に反するものです。私たち日本共産党は、北朝鮮の行動に対して厳し
く抗議するとともに、これ以上の核実験は中止すること。核兵器及び核兵器開発を放棄するこ
と。無条件に六か国協議に復帰することを強く求めます。
私 は 日 本 共 産 党 の 議 員 と し て 市 民 の 平 和 と 安 全 、 暮 ら し を 守 る 立 場 か ら 通 告 し た 7項 目 を 質
問 い た し ま す 。 川 野 市 長 の 明 快 な 答 弁 を 求 め ま す 。 ま ず 1番 目 に 第 一 次 産 業 ( 農 業 ・ 漁 業 ) の
振興と後継者対策について質問します。この問題は、前日、また、本日も質問がありましたが、
農 業 、 漁 業 を 取 り 巻 く 環 境 は 大 変 厳 し い 現 状 で す 。 お 茶 農 家 か ら は 「 今 年 は 1番 茶 の 価 格 が 大
変安くなって大変だ。」という声を聴きます。農業や漁業の経営を続けるには再生産できる価
格がないとやっていけない。第一次産業は振興させるためには価格補償と所得補償が是非必要
だと考えます。その制度を作る考えはないか質問をします。
〇市長(川野信男)
お答えを申し上げます。茶の現状については先ほども答弁いたしましたの
で、省略をいたしますけれども、茶についての価格補償制度など何らかの支援制度を創設する
考えはないかというような御質問だったと思います。茶に対しましては整備に対する支援が主
流でございます。永年作物でありながら、果樹のように樹種の転換や品種更新のためのソフト
事業の支援がほとんどなく、霜の害などで一時的に収入が減った際の臨時的経営再建資金導入
など支援内容でありました。その背景にはこれまで価格形成が再生産価格を維持してきたと、
こういうことも背景にあったと思います。どちらかといいますとお茶については、表現はいい
かどうか分かりませんが、右肩上がりのそういう状況だったと、こういうことが背景にあった
と思っております。御提案の価格補償制度の導入ですけれども、現在、国の制度や市の単独で
制度化がなされている野菜、果樹の価格補償制度は、国や県、市町村、JAなどに加え、生産
者自らも負担金を造成し、一定の再生産価格は維持されながら、価格が一時的に下落した際に
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一定基準に基づいて補給金を支払う制度でございます。長期的な価格低迷の場合に価格補償制
度の創設導入はその資金源等の維持等まだまだ検討課題が多いのではなかろうかと、こういう
ふうに感じております。むしろ短期的な経営支援やあるいは消費対策が現在求められておるの
ではなかろうかと、こういうふうに思っております。長期的な問題としてはこれからまだまだ
国など含めて検討の余地はあるかと思います。また、利子補給事業に対する利子補填率を上げ
るとか、いろんな方法等も議論されておりますので、そうしたことを踏まえてJAさんなどの
対応についても協議をしながら対処して参りたいと、こういうふうに考えております。
〇2番議員(清水春男)
先ほども言いましたけれども、農業生産は自然の制約を大きく受ける
産業ですよね。そういう点でいけばやはりこの価格というのがですねやはり再生産をできるよ
うな価格を維持するというのはほんと並大抵のものではないと。ほんと農家にしても、漁民に
しても努力をするけれども、先ほどありましたように、お茶にすれば消費が増えない。また、
漁業にしても食べる人が以前よりは少なくなってきた。だから、そういう点での消費を増やす
という点での問題というのは是非ですね早急に話し合いをですね始めて私はいかないとですね
ほんとならないと。今はもうその時期にもうきてるというふうに思います。ですから、市長は
先ほど農協との協議ということも言われましたけれども、やっぱり私は、職員の皆さんは職員
の皆さんでやっていただきますけれども、やっぱり市長からもですね自らやっぱりね、本市の
一次産業と言ったら、いや、主産業と言ったらやっぱり農業、漁業だと私は自負してます。で
すから、そういう点ではねこの後継者を育てるという、後にもいきますが、その点からも大事
な問題だと考えるんですが、市長自ら農協との話し合いをして言えば早期な何かこう対策をね
とるというような考えは持てないのか。その点をお願いします。
〇市長(川野信男)
これまでJAさんの方からもいろんな提案も来ております。私も直接職員
に対しまして方向としての指示も出してございます。そうした方向で、具体的な現実的な問題
もあろうかと思いますし、また、JAさんの管内、これはもう広うございますので、そうした
管内の調整ということもあるようでございます。現在そういう作業をいたしてございますので、
私の意図は十分伝わっておるものと、こういうふうに思っております。
〇2番議員(清水春男)
あと一つ、次にいきますが、農業には農業後継者自立支援事業で一人
当 た り 100万 円 を 限 度 に 一 部 助 成 が あ る の に 、 漁 業 者 に は 就 業 奨 励 金 と し て 30万 円 し か あ り ま
せ ん 。 南 さ つ ま 市 の 第 一 次 産 業 の 振 興 と 後 継 者 育 成 を 真 に 考 え る な ら ば 漁 業 者 に も 100万 円 の
助成をするべきと考えますが、その考えはないか質問します。
〇市長(川野信男)
御 質 問 の 内 容 は 、 農 業 者 へ の 助 成 金 が 100万 円 な の に 対 し て 、 漁 業 者 に は
30万 円 の 奨 励 金 し か な い 。 漁 業 者 に も 農 業 並 み の 助 成 金 を 100万 に 引 き 上 げ る 。 こ う い う よ う
な考えはないかということだったかと思います。農業者の場合は農業後継者自立支援事業補助
金 交 付 要 綱 に 基 づ い て 農 地 や 機 械 の 購 入 及 び 施 設 に 要 し た 経 費 の 2分 の 1以 内 の 補 助 金 交 付 と
い う こ と に な っ て お り ま す 。 そ し て 最 高 額 が 100万 円 ま で を 限 度 と し て お る 。 こ う い う の が 現
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在の制度でございます。漁業者の場合は漁業新規就業者育成確保対策事業就業奨励金交付要綱
に 基 づ き ま し て 、 市 内 に 住 所 を 有 し 、 か つ 組 合 員 で あ り 、 50歳 未 満 の 新 規 就 業 者 で あ れ ば 30万
円の交付が受けられる奨励金であって、補助金と違い、自由に使える利点があり、漁業に従事
するための支度金的性格のものであるというふうに理解をいたしてございます。就業形態がも
と も と 違 う ん だ と い う こ と で ご ざ い ま す 。 農 業 者 へ の 100万 円 と 漁 業 者 へ の 30万 円 は 、 金 額 だ
けを見ますとこのような開きがありますけれども、補助金と奨励金の交付といった制度そのも
のの違いというものも、これはいわゆる漁業と農業との違いと、これが根本的に違うというこ
とからこういう制度になっておるものであると理解をいたしてございます。漁業者への設備投
資の補助につきましては、交付要件を組合員であることとせざるを得ないことから、補助金の
交付要件を満たす前に漁船購入や機械整備が既に終わっていることが多く、補助を受けられな
いケースが出てくると考えられ、現在は奨励金として交付をしておると、こういうのが現在の
制度でございます。ただ漁業への新規就業は、漁船購入、機械設備等多額の資金を必要とする
ことから、補助事業創設についても今後さらに検討しなければならない課題だと、こういうふ
うに思っております。
〇2番議員(清水春男)
今、市長も「漁業者と農業者とは言わば根本的に違うんだと。だから、
言えばもう漁業者の場合は船を買ってる。」ということも言われますが、しかし、ほんと今、
漁業者の若い方とお話をした時に、やはり農業者の場合には結構いろんな事業が国の方でもあ
るし、県の事業としてもあるわけですよね。融資制度とかですね、要は近代化資金とか、畜産
にしても畜産事業資金とか、やっぱりほんといろんな事業があるんですが、漁業の場合にはそ
う い う の が 言 え ば も う ほ と ん ど 少 な い と 。 だ か ら 、 「 ほ ん と 1回 船 を あ れ し て 言 え ば 漁 業 を 始
めるけれども、やっぱい機械が壊れてしまうと、エンジンが壊れて、中古とか言えば買うにし
てもやっぱり何百万という金が要ると。だから、そういう点では小規模な言えば補助とかです
ね、言えば融資とか、そういうのがあれば助かるのになあ。」という漁民の皆さんのね声を聴
くんですね。だから、そういう点では言えば、先ほど市長も融資のための補助に対する検討と
いうことを言われましたけれども、是非そういう点では早期なねやはり動きと言うかですね、
市の積極的な動きで早期に事業を確立していくと。やっぱり漁民のために使えるような事業と
して作っていくという点では時期はやっぱり早め、短めに検討と言うかですね、だから、十分
せえという意味ですよ。十分してですね早期にこう実現できるような方向性というのをばつくっ
てほしいなあと思うんですが、そのためにはやはり漁業者、また、市入れた何かこう組織的な
部分というのも議論をするですね、漁協も入らんといかんでしょうし、そういう施策をね是非
作ってほしいと考えるんですが、その点どうでしょう。
〇市長(川野信男)
先ほど申し上げましたとおり、農業と漁業との違いと言いますのは、やり
方あるいはその最初スタートをする時の必要な資金かれこれすべて違うわけでございます。私
が 違 う と 申 し 上 げ ま し た の は 、 後 継 者 自 立 支 援 事 業 、 こ れ が 100万 と 比 較 し て 30万 、 こ れ が 違
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うと、こういうようなことであって、漁業者の場合は、いわゆる新規参入する場合の漁船購入
とか、あるいは機械設備、大変たくさんの資金を必要といたします。もちろん農業もそうでご
ざいますけれども、農業の場合は、例えば、土地を新たに購入しない場合もありますし、いろ
んなやり方もあると思います。制度そのもの、やり方そのものが違いますので、漁業者には漁
業者にふさわしいようなどういう対応策が必要であるかということについては検討の余地があ
ると、こういうふうに申し上げたわけでございます。
〇2番議員(清水春男)
答弁が、今の違いはね分かりましたけれども、先ほど言いましたけれ
ども、今言う検討するためのその組織的な部分ですね、漁協も入れた、漁民も入れたやっぱり
そういうふうな組織がないと十分にやっぱり有効な施策というのは私はできないと思うんです
よね。だから、そういう点ではやっぱり早期にそういう組織をね立ち上げて、それを進めてい
くと、話を進めるべきだと考えるんですが、その点どうでしょうか。
〇市長(川野信男)
制度を作るために漁業関係者との話の場が必要じゃないかというようなこ
とのようでございますけど、これは今までもいろいろやっております。ただ、今、市内に漁協
がたくさんございます。これらのお互いの連絡調整をするための場を設けておりますけれども、
できれば私は、一つの一緒の組織になって一体的な動きをすることがより私は効果的なもので
はないかと、こういうふうにも思っておりますが、それはまた次の段階といたしまして、現在
あります漁業協同組合の間でのいわゆる連絡調整をする場はございますので、私もいろんな場
でそうした組合長さん方ともお会いし、一緒のまた共同活動もしておる面もありますので、十
分連絡調整というのはできると、こういうふうに認識をいたしてございます。御意見等も聴き
ながら対処して参りたいと思います。
〇2番議員(清水春男)
こ の 100万 と 30万 の 違 い と い う の は 言 え ば 、 市 長 が 言 わ れ る よ う に 、
これまでのやり方がというか、いろいろ組織も違ったし、こういう形になっていったんだとい
うことなんですけれども、やはりさっき言いましたように、漁業者の皆さんにしてもやっぱり
こうほんと天気に大きく左右、農業よりも左右をされる漁業だと、いや、職業だと私は思って
いるんですよね、いい天気であっても海は荒れとれば出られんわけですから。そういう点から
すればですねやはり私は、同じ南さつま市の第一次産業を担う後継者と言うかですね、そうい
う 人 た ち を 育 て る と い う 意 味 か ら も ね 私 は こ の 額 を や っ ぱ り 、 ほ ん と 一 方 は 100万 、 一 方 は 30
万、それは余りにもこう差が開き過ぎるような私は認識をするんですけれども、だから、そう
いう点でいくとやはり漁業者が農業者よりも後継者が少ない今の現状の中でねやっぱりそれだ
け厳しさがあるから難しいというのもあるんでしょうけれども、だから、それを少しでもやる
気を持って、言えばほんと一時的な分だけでは、長い人生の中でそれだけでは足りないという
のはもう事実あるんだけれども、やっぱりそのきっかけをつくる一つの策としてはね私は漁業
者の方ももう少し金額を増やすということは考えていいんじゃないのかなあというふうに思う
んですけれども、その点どうでしょう。
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〇市長(川野信男)
再 三 申 し 上 げ て お り ま す と お り 、 100万 と 30万 を 比 較 す る と 、 こ れ は な か
な か 比 較 の し よ う が 私 は な い と 思 っ て お る ん で す 。 100万 と 言 い ま す の は 、 い わ ゆ る 設 備 を 準
備 を す る と か 、 そ う い う も の に 対 す る 補 助 金 的 な も の で あ り ま す 。 30万 と い う の は 奨 励 的 な も
のでございます。ただ漁業者の場合に、先ほども申し上げましたとおり、船を購入するとか、
いろんなことが、必要な物がございますので、そうした物にどういうような制度対応するかと
いうことについてはこれから検討の余地があると、こういうふうに申し上げておるわけでござ
い ま す 。 100万 と 30万 、 い わ ゆ る 比 較 で き な い も の を 比 較 し て 違 い が あ る じ ゃ な い か と い う こ
とではなくって、やっぱり内容によって比較をしていかなければ御不満が出てくるのではない
かと、こういうふうに思います。
〇2番議員(清水春男)
今「内容を知らなければ不満もまた出てくる。」と。それは事実ある
でしょう。しかし、普通の漁民に、言えば新規であればなおのこと、新しく漁業にしても、農
業にしても取り組もうという人たちがですよそういう中で中身を十分知って入らないとならな
いというのもあるんだけれども、ほんとそうしたときに、事業はちょっと違ったにしても、金
額が違えば、やっぱり農業者と漁業者どっちを言えばするかと言ったら、やっぱり漁業の方は
難しいなあというふうなね方に私は陥っていくと思うんですよね。ですから、今、市長が言わ
れるように 、中身が違 うんだと。 「中身が違 うからこの 額なんだ。 」と言うけ れども、そ れであっ
たら、中身が違うけれども、額はじゃあもう少しじゃあ違う方向での上乗せとかですね、それ
を活かすための上乗せをやるというふうな考えというのも私はできると思うんですよね。その
点はどうなのか。あと一つは、ファームサラリー制度というのが農業者の方ではあると聴いて
ますが、今のこの制度が本市の場合、どういう形で進められているのか。また、対象者が何人
ぐらいいらっしゃるのか。その点。
〇産業振興部長(上野哲郎)
御質問の前に、まず奨励金と補助金でございますが、補助金全員
がもらうわけではございませんので、事業をされた方に対して私ども、適切な事業であるとす
る な ら ば 補 助 金 を 100万 円 限 度 と し て し て い る わ け で ご ざ い ま す の で 、 奨 励 金 に つ い て は 、 漁
業 を す る こ と に よ っ て 奨 励 金 と し て 無 条 件 、 無 条 件 と い う 言 葉 は 失 礼 か も し れ ま せ ん が 、 30万
円ということでございますので、そこは御理解をいただきたいと思います。ファームサラリー
でございますけども、正式には南さつま市の農村農業人材育成確保事業という形でさしていた
だいておりますが、一般的には通称ファームサラリーという形でしてございます。これにつき
ま し て は 21年 度 4月 か ら は 3名 の 方 が 受 給 を し て い る 状 況 で ご ざ い ま す 。 こ れ ら に つ き ま し て
は農業後継者あるいはIターンの方もいろいろいらっしゃるわけですけども、それぞれにおき
まして補助金を交付をしているということでございます。また、長い方では研修内容によって
は 2年 ま で お 支 払 い す る と い う 形 も と っ て ご ざ い ま す が 、 最 近 は 全 部 、 ほ と ん ど 1年 で 終 わ っ
ているという状況でございます。
〇2番議員(清水春男)
今 「 1年 で 終 わ っ て い る 。 」 と い う こ と な ん で す け れ ど も 、 農 業 者 に し
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て も 農 業 と い う 仕 事 も 1年 で は 私 は 、 農 業 高 校 を 出 る と か 、 農 業 大 学 校 を 出 た 人 で あ れ ば そ れ
なりの技術をありますから大丈夫かなという部分もあるでしょう。しかし、それでもやっぱり
天気は、やっぱり大きく天気に左右されるという点からすれば難しい部分があると思うんです
が 、 そ う い う 点 で は 、 今 、 全 国 を 見 た 時 に 新 規 就 農 事 業 と い う の が 月 15万 で 3年 間 や っ て る 地
域 も あ る と い う ふ う に 聴 く ん で す け れ ど も 、 こ う い う や は り 3年 間 も し そ れ が あ る と す れ ば や っ
ぱり十分、言えばいい時ばっかいじゃなか。逆に大変な時を経験して、次にいい経験を積んで
前 に 進 む と い う 点 か ら す れ ば 、 私 は 、 1年 で は な く て 、 3年 ぐ ら い の 期 間 の 延 長 と 言 う か で す ね 、
そういう期間で支給して後継者を育てていくという考えがあるんですけれども、そういう考え
というのは市長持てないでしょうか。その点。
〇産業振興部長(上野哲郎)
先 ほ ど も 申 し 上 げ ま し た け れ ど も 、 支 給 期 間 は 12月 を 限 度 と す る
と い う よ う な こ と に な っ て お り ま す 。 た だ し 、 研 修 を 必 要 と す る 方 に 対 し て は 24か 月 を と い う
こ と で す が 、 先 ほ ど 御 報 告 を 申 し 上 げ ま し た よ う に 、 ほ と ん ど の 方 が 1年 で 終 了 し て い る と い
う状況でございますので、私どもとしてはそういう機会はつくってあるというふうに思ってお
りますので、この制度の中で運用して参りたいというふうに思っています。
〇2番議員(清水春男)
今 ん と こ ろ は 3年 を 要 求 す る 人 は い な い と 。 2年 が あ っ て 、 1年 し か 、
そ れ も 利 用 さ れ て い な い と い う こ と で い く と 、 本 当 に 私 は そ れ で 、 言 え ば 、 今 、 今 回 3名 の 方
が そ れ を 利 用 さ れ て い る と い う こ と で す け れ ど も 、 し か し 、 ま だ ま だ 、 3名 だ け で 本 当 に 南 さ
つまの農業をね将来を見たときに支えられるのかなあと。やはりそういう点でいくとやはり今
の、私はこの前、農大生の卒業した方と話をする機会がありました。やはり農大生の皆さんは
一生懸命言えば農業を勉強してほんと言えば就農したいと。しかし、残念かな、今この不景気
の 中 で 言 え ば 就 職 が な い と 。 だ か ら 、 そ う い う 点 で は こ う い う 制 度 が ほ ん と 、 私 は 3年 、 今 1
年 、 い や 、 2年 だ け ど 、 最 高 2年 だ け れ ど も 、 1年 で も う 卒 業 し て 言 え ば 利 用 を 終 え て い る と い
う ふ う な 方 も も い ら っ し ゃ る と い う こ と で す け れ ど も 、 や っ ぱ り そ う い う 3年 の 期 間 が あ り ま
すよと。そういう点でいくと十分さっきも言ったような研修を受けて言えば就農にこう就いて
長 く こ う 続 け ら れ る な あ と 私 は 考 え る ん で す け れ ど も 、 そ う い う 意 味 か ら の 3年 間 と い う 考 え
ですけど、そら今、担当部長はそういうことなんですけど、市長としてはやっぱりそういう点
で は ど の よ う に 考 え る で し ょ う か 、 3年 の 期 間 。
〇市長(川野信男)
部 長 が 答 弁 し た と お り で ご ざ い ま す 。 今 、 1年 、 2年 、 い ろ ん な 技 術 習 得 の
期間というのは必要かと思います。農業の場合は独立して自立をすると、こういうようなこと
で ご ざ い ま す の で 、 そ れ が 1年 で 可 能 な の か 。 2年 で 可 能 な の か 。 3年 で 、 い ろ い ろ あ る と 思 い
ま す 。 た だ 現 在 の 制 度 の 中 で 、 今 先 ほ ど 答 弁 申 し 上 げ ま し た と お り 、 2年 と い う 制 度 も あ り な
がら現実にどうか。こういうような実態等も踏まえて考えますというと現在の制度をまず十分
活用すると、こういうことが大事なことではなかろうかと、こういうふうに思います。
〇2番議員(清水春男)
今 、 ほ ん と 今 の 制 度 が 2年 と い う 制 度 を 、 言 え ば 延 長 で 2年 と い う の
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が あ る け れ ど も 、 1年 で 終 わ っ て る と い う 点 で 、 そ れ で は 、 こ の 1年 で 終 わ っ た 方 々 が 言 え ば 、
今後言えば全部、その研修を終えた後の就農、また、それから、これまでも何人とおられたと
思うんですが、就農状況とすればどういう形をやられているのか。結果を是非、成果というん
ですか、経過を是非聴かしていただきたい。
〇産業振興部長(上野哲郎)
このファームサラリー制度につきましては、確か平成十四、五年、
加世田市時代から始まったと思っております。このしていく中で農協の合併というようなこと
等でありまして、その中で範囲を広げていったかというようなふうに記憶をしてございますが、
現在までちょっと、何人が就農されたというのをここにちょっと手持ち持っておりませんが、
それぞれ相当数の方が就農をいたしてございます。また、研修がといいますか、ファームサラ
リーが終わった段階、これはファームサラリーにつきましてはですね、御案内かと思いますが、
農業後継者の中でも二通りございます。いわゆるIターンがございます。それから農業後継者、
いわゆる家の同じ作物を引き継ぐ方、こういろんな方がおりますけども、今まででちょっと数
は分かりませんが、中にはですね離農をされた方も確かにいらっしゃいます。それから、先ほ
ど か ら 1年 、 2年 、 3年 と い う 話 も ご ざ い ま す け ど も 、 J A 南 さ つ ま あ る い は 市 の 農 業 公 社 の 方
ではですね研修生の受入れというのもやっておりますので、こういう中でしておりますので、
3年 、 そ の 中 か ら す る と 3年 と い う 方 も 中 に は い ら っ し ゃ る か と 思 い ま す が 、 数 字 は ち ょ っ と
分かりませんが、それ相応の新規就農者を含めた農業後継者の方が就農しているというふうに
思っております。
〇2番議員(清水春男)
このファームサラリー制度というのはJAと市と、農家も出すんだっ
たですよね、これは。そうするとやはり農家の受け入れる態勢という点ではやっぱりこう大変
さがあって長くこうつながらないというのも一面あるんじゃないのかなあというふうに思うと
こ ろ で も あ り ま す 。 や は り ほ ん と 農 業 を 1年 で や る と い う 。 先 ほ ど も 言 い ま し た け れ ど も 、 天
気 が い い 年 に こ う 当 た れ ば 1年 と い う の は あ っ と い う 間 で す し 、 ま た そ れ で 実 績 を 、 喜 び も 得
られるかもしれないけれども、今度は就農した明くる年が天気がガクッと悪かった時にはもう
ほんと厳しさがもうバーッと出てきて残念だけど離農者を考えざるを得ないという方向性も出
て く る と い う ふ う に 思 う と こ ろ も あ る ん で す よ ね 。 で す か ら 、 私 は 3年 を ね 、 最 低 で も 3年 を
目処としたことをやる方が一番いい研修になるかなあと。だけど、これは、先ほど市長が言わ
れ る よ う に 、 今 2年 と い う 、 延 長 2年 と い う の が あ る ん だ か ら 、 そ れ を 十 分 活 か し た 中 で や っ
ていこうということもあります。だから、この点ではですね私ももう少しこれを勉強してです
ね 再 度 や っ て い き た い 。 私 の 基 本 と す れ ば 、 や っ ぱ り 3年 又 は 月 15万 と い う ね 姿 勢 は 私 は 制 度
的には活かすべきだなあと、その方向に進むべきだと考えているところです。
次 に い き ま す 。 2番 目 に 旧 坊 津 町 の 指 定 保 護 木 あ こ う の 木 の 管 理 に つ い て 質 問 を し ま す 。 旧
坊津町ではあこうの木を指定保護木として助成金を交付していましたが、合併して助成金はな
くなりました。町の指定保護木だったので、枝を切るにも町に申請しなくてはならずに、今で
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は木が大きくなり、個人では枝の伐採もできなくなっています。個人で伐採するとしたら多額
の資金が必要です。交通安全上も市が道路に覆い被さっている枝だけでも伐採するか、助成を
するべきと考えますが、その考えはないか。お願いします。
〇建設部長(山下和隆)
お答え申し上げます。今言われましたとおり、旧坊津町では坊津町自
然保護条例、これによりまして景観を高める樹種の優れた樹木等を対象に修景樹木等指定金交
付規則によって所有者に対しまして年額で指定金を交付して保存に努めてきた経緯がございま
す が 、 平 成 19年 度 以 降 指 定 金 は 交 付 を し て な い と い う 状 況 で ご ざ い ま す 。 お 尋 ね の あ こ う の 木
でございますが、事前取材によりまして市道下平原線に隣接して生えているものであるという
ふうに思われます。市道上に覆い被さった樹木につきましては、市道を通行する車両の支障に
ならないように枝打ち、伐採を行う必要がありますけれども、民地内にある樹木が道路にはみ
出して通行車両等の支障となる場合、この分につきましては、個人の財産権や管理の問題、さ
らに他の市道上における個人管理上との均衡などもございまして、現制度においては基本的に
は所有者自らによる伐採をお願いせざるを得ないというふうに考えているところでございまし
て、御理解方をお願いいたします。
〇2番議員(清水春男)
市 道 に あ る の は 一 応 今 言 わ れ た 1箇 所 だ と い う こ と な ん で す け れ ど も 、
あこうの木の場合には、市道だけでなく、県道の、国道ですね、今の国道とか、またほかにも
あるわけ、民地から道路に、市道にこう覆い被さっている木もあるんですけれども、やっぱり
そういうものが、言えば個人の財産だから所有者自らが処分をするべきだと、これが基本であ
るというのは理解をしますけれども、やはりあこうの木というのはもうほんと巨木ですね。普
通の木よりも大きな大木になる。また鋸で切っても言えばもう切れない。やにが出るとかです
ね、やっぱりそういう点では個人ではほんと難しい伐採になってしまう。だから、さっきも言
いましたけれども、民間業者に頼まざるを得ない。だから、そういう点でいくと多額なやはり
資金を出さざるを得ないということで、これまでがさっきあったような保護木という形で生息
をしていたものだけにですねやはりそれだけこう大きくなっていったというのもあるし、是非
助成と言うかですね、そういうのは考えられないものかと、再度お聴きしますが。あと一つは、
やはり県に言えば来てる、関する言えばあこうの木、また、民有地に係る分でもですねほんと、
ある久志の地域ではほんと民有地から市道の方にこう枝が伸びてきているんだけれども、所有
者と言うかですね、その人がこう理解を示してくれないと、私たちの言うことを聴いてくれな
いということで切れないという話も聴いたりするんですが、そういう点に関してはやはり市の
助言と言うかですね、やはり市としても市道が塞がることで緊急的な緊急、消防車とかですね、
そういうのが通れないとなればやっぱり災害を未然に防ぐということができないこともあると。
そういう点でいくとやはり市の方から持主に対して伐採を申請というんですか、いや、指導と
いうか、そういうふうに私はすることもできるんじゃないのかなあと考えるんですが、その点
はどうか。また、県に対しては県道、国道にですね隣接するそういう場所での伐採というのは
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要 請 を 是 非 し て ほ し い し 、 こ れ ま で も し て る と は 思 う ん で す が 、 そ の 点 も う 1回 確 認 を し ま す 。
〇建設部長(山下和隆)
個人的な意見を言うわけじゃないんですが、これまでこの景観木、指
定 木 と い う こ と で や っ て き て お る 部 分 が 、 19年 度 か ら は な い わ け で ご ざ い ま す の で 、 こ の 辺 の
補助の在り方については全市を含めて検討をしなければならないというふうには考えます。さ
らに、市道、県道問わずに、協力してもらえない人への対処でございますが、これにつきまし
ては、市の方では、それぞれこの市道上に覆い被さって交通上又は通行上支障となる分につい
ては、権利者若しくは地権者の方にお願いして参ります。そこで協力をいただける分について
は地権者の方で伐採をしていただくわけですけれども、そうでない部分については、これにつ
きまして判例上、どうしても市が勝手に切るわけにいかないというようなことで裁判に負けて
おりますので、勝手に伐採はできないというふうには考えます。そういうことで御理解を賜り
たいと思いますが。県に対しての要請につきましては、当然市の方からも県に対して要請を申
し上げているところでございまして、今後も引き続いてそういう分については早急に対応をし
ていきたいというふうには考えます。
〇2番議員(清水春男)
市の方から地主の方に協力要請を出して、しかし、地主が拒否をすれ
ば、判例で負けたということもあるんですが、そういうのを今言われましたけれども、ほんと
久志の港の側にある木なんかはですねほんともう消防車も入らないと。そうなるとほんと、そ
の先の方に消火栓があるんですね。そこがほんと住民としても是非切ってほしいというのがあ
る ん だ け れ ど も 、 難 し い と い う 点 で い け ば 、 是 非 市 と し て も で す ね 1回 要 求 、 じ ゃ な く て 、 ご
めんなさい。地主に対する要請と言うかですね、を是非やっていただきたいと思います。あと
一つは、このあこうの木がこれまでは保護木ということになってましたけれども、南さつま市
になって自然の保護植物ということで保護をするあこうの木にこうなっていったと。指定木と
言ったらもう言えば限られた、指定をした木だけがだったものがですね、今回はもう全部がそ
の対象になっていったという点からすれば、やはり保護木という点からすると、市としてもで
すね強くやっぱりこう市が指導権を持っていかないと、個人ではやっぱり難しさがあるなあと
いうふうに考えるんですけれども、その点の見解を、言えば保護木と、保護植物というふうに
なった時の言えば地主の管理とかですね、何かそういう点でのこれまでのあこうの木の管理と
ど う 変 わ っ て く る の か で す ね 。 そ の 点 を 1点 お 願 い し ま す 。
〇市民生活課長(橋口一郎)
それでは、ただ今の御質問に対してお答えをいたしたいと思いま
すけれども、議員おっしゃるようにですね、旧坊津町の指定保護木につきましては、樹種ある
いは木その物をですね保護木として指定するものではなくて、個々の木を、どこそこに生えて
るこのあこうの木、この泰山木という形でそれを指定をしておりました。これについてもいろ
いろとその条件が旧坊津町時代定められておりまして、その条件に合った木をですね指定をし
ておりまして、この指定木に対して指定金を交付をするというような制度でありましたけれど
も、現在の市の保護植物につきましては、南さつま市の自然保護条例の規定に基づきまして植
- 133 -
物の種類ですね、これを指定しているということでございまして、旧坊津町時代みたいにです
ねそれに対していわゆる補助金といいますか、これを定めている内容にはなっておりません。
非常に珍しい種類であるとか、そういう貴重価値のあるですね植物を保護するために、内容と
してはですね、植物の場合に、それを採取してはならないというような内容になっておりまし
て、今までの旧坊津町時代の保護の内容とするともう大分様相が違ってきております。先ほど
から議員おっしゃいますようにですね、そしたらその個々の木についていろんなまた問題とい
うのが生じてくるわけですけれども、現在の条例の中ではそれに対してそのための補助金を出
すというような内容になっておりませんので、そこのところは御理解をいただきたいというふ
うに思います。
〇2番議員(清水春男)
それでいくとこの枝を切るとか何とかというのはもうやっぱり申請を
して切る。これまでと変わらないというふうにはなるんですか。その点。
〇市民生活課長(橋口一郎)
指定をされている植物については原則としてですね採取をしては
ならないという内容になっております。したがいまして、旧坊津町時代には、その木を枝を切
るとかという場合についてはですね、それを旧町の方に申請をして、申請を受けてから伐採を
するというような内容になっておりますけれども、現在の市の自然保護条例の中ではですねそ
の木を採取してはならないという内容になっておりますので、その枝を切るという規定は今の
ところうたってないというようなことでございますので、それについてはその都度判断をして
いかなければならないのかなあというふうに思っております。
〇2番議員(清水春男)
じ ゃ あ 次 に い き ま す 。 3番 目 に 基 盤 整 備 を し た 農 地 の 荒 れ 地 解 消 に つ
いて質問をします。坊津秋目藤山地区や坊馬庭地区は基盤整備をした土地であるのに荒れ地が
多い地区になっています。荒れ地となっているために整備地の道路も草が覆い被さって通りに
くくなっています。道路の草払いと荒れ地解消や作付けする作物の選定をどのように今後考え
ていくのか。お願いします。
〇産業振興部長(上野哲郎)
基盤整備地区の荒れ地の対策でございますけども、藤山地区、馬
庭地区を例で申し上げましたけれども、馬庭地区で若干経過報告といいますか、さしていただ
き た い と 思 い ま す が 、 馬 庭 地 区 に つ き ま し て は 基 盤 整 備 が 終 わ り ま し た 後 も 耕 作 状 態 が 100パ ー
セ ン ト と い う よ う な こ と は な か っ た ん じ ゃ な い か と い う ふ う に 思 い ま す 。 現 在 で も 約 2割 ぐ ら
いが耕作をされている状況ではなかろうかというふうに思います。そこで道路の草払い、こう
いうことを申されましたけども、一般的に農地整備サイド、いわゆる農林水産サイドで行いま
すこういう基盤整備等々につきましてはですね基本的には、受益団体という組織があるわけで
すけども、こういう所が責任を持って管理をしますからこういう整備をしてくださいというよ
うな形で基盤整備等の事業をさしていただいております。そういうことから当然にそういう畑、
あそこは畑でございますので、畑を利用される方々が草払い等にはしていただくと、これがも
う基本原則でございます。したがいまして、市の方でこれをどうこうということは基本的には
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ないというふうに思っております。あと荒れ地の解消のことでございますけども、耕作地の放
棄地の現状につきましては昨年度農業委員会が中心になりまして抽出調査をしたところでござ
います。耕作放棄地の解消と再生利用のための関係機関と連携した耕作放棄地委員会を設置し、
営農が定着できるよう導入作物の検討を図っているところでございます。ただあそこの地域に
つきましては今までも、旧坊津町時代といいますか、もいろいろな関係者による努力がされて
きたものというふうに理解しておりますが、そのような状況の中でも今のような状況でござい
ます。まして今、私どもがこの耕作放棄地でモデル的にというようなことも考えないわけでは
ございませんけども、今の現状からいたしましてこれをすぐにどうこうと言える状況にないと
いうふうに思います。ただ議員はその近くにお住まいですので、御案内かと思いますが、道路
等の草等に、草といいますか、トッガといいますか、それらについては、秋の頃になりますと、
茶業農家の方々がですねお茶の敷きわら、これに、全部じゃございませんけれども、農家、い
わゆる地権者の理解のされた所あるいは道路の法等についてはですね草払いをして、それを茶
の敷きわらに利用していると、こういう状況にあるというふうに思っております。
〇2番議員(清水春男)
秋になったら茶農家が切ってくれるということですが、そこで茶農家
の方々も自分たちの都合、都合のいいというか、使いやすい草は切ってくれるんだけれども、
やっぱい木とか、そういうのがこうあると切ってくれないというのもあります。そういう点で
はやっぱりその辺の問題というのもあるなあというふうに考えるところです。あと一つ、要は
各、この秋目にしても、ここに、馬庭にしてもですが、今言われるように、個人、基本的には
個人が刈るというのがあるだけれども、組織が、残念ですが、できてないがためにそこまでこ
う難しいところなんですけれども、この組織育成という点ではどういうふうに考えておられる
のか。
〇産業振興部長(上野哲郎)
私ども正式に、その基盤整備組合が解散したのかどうかも、正式
届といいますか、その辺もお聴きしておりませんから分かりませんけれども、ただ藤山地区に
つきましては、ちょっと入口の方は今現在草が茂っているかと思いますが、圃場の、ちょっと
中に入った圃場の方に行きますと耕作されている方がきれいに草払いされているというふうに
認識しております。そういう意味で耕作される方がいらっしゃる所についてはそういう草払い
がされているというふうに思いますが、その受益者団体の組織がどうしてなくなったかよく分
かりませんけれども、当初からはあったんだろうというふうに推測をしておりますが、それら
については今後調査をして参りたいと思いますが、基本的には、先ほど申し上げましたように、
農地、農道といいますか、そういう部分についていけば、広域的なものは別といたしまして、
一般的なその圃場内等々の道路等につきましてはですね耕作者の方々が管理をしていただくも
のというふうな認識を持っているところでございます。
〇2番議員(清水春男)
次 に い き ま す 。 4番 目 は 梅 雨 時 期 を 前 に し た 防 災 対 策 に つ い て で あ り
ます。市内の防災点検も終わったと思いますが、昨年指摘して未整備の箇所が何件で、新たな
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危険箇所が何件あったか。市民への周知はどのような形でやる考えか。お願いします。
〇市長(川野信男)
防 災 点 検 の こ と に つ い て で ご ざ い ま す 。 昨 年 の 防 災 点 検 の 箇 所 は 151箇 所
点 検 を い た し ま し た 。 そ の う ち 28箇 所 に お い て そ の 対 策 を 施 し た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 今 年 は
161箇 所 を 点 検 を い た し て ご ざ い ま す 。 こ の う ち 新 た な 点 検 箇 所 は 29箇 所 ご ざ い ま す 。 点 検 箇
所については緊急度の高いものから低いものまで様々あるわけでございますけれども、点検を
いたしまして即座に整備ができるというものでもございませんので、場所によっては経過観測
をしていもの、あるいは国・県に要望等をお願いするものなどございます。防災点検につきま
しては、点検後の検討及びその対策をまとめることが大切でございます。今後対策の方向性を
検討いたしまして優先度の高いものから順次整備を進めていきたいと、斯様に考えております。
市 民 へ の 周 知 の 方 法 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 19年 に 防 災 マ ッ プ を 各 戸 に 配 布 を い た し て ご ざ い
ます。御質問は個々の危険箇所における周辺住民への周知だろうと思いますが、場所によって
は、整備できるまで大型土のうを積んだり、立入禁止の表示等で周知に代えておるわけでござ
います。また、防災点検は地元からの要望に基づくものが多く、周辺住民の方々はある程度こ
こは大変危険だと、こういうような箇所については御案内ではなかろうかな、こういうふうに
思っております。
〇2番議員(清水春男)
今「土のうを積んだり」とか言われましたけれども、この防災マップ
の更新というのは何年ごとというふうにもう決まっているのか。その点を。
〇総務課長(長濱一盛)
防災マップの更新については特に決められておりません。ただいろい
ろと内容によっては、今朝ほども出ました避難所等も明記してございますので、それといろん
な危険箇所等も随時付け加えられたりする場合がありますから、その辺の時期を見て変えない
といけないなというふうには思っているところでございます。
〇2番議員(清水春男)
是非、防災マップというのは住民にとってもですね一番大事なやつで
す か ら 、 是 非 整 備 は で き る 時 に は パ ッ と や る と い う ふ う に お 願 い し た い 。 2番 目 に い き ま す 。
泊川の河川改修の現状はどのように進んでいるか。農協の前の橋の改修をしたり、市道側の石
壁を高く嵩上げしたり、川底を深くすることで水害対策になるという考えがありますが、県に
提案をするなどして早期解決を図る考えはないか。お願いします。
〇建設部長(山下和隆)
泊川の内容についてお答えいたします。泊川の河川改修事業につきま
し て は 、 昨 年 の 12月 に 地 元 説 明 会 を 開 催 さ し て い た だ い て 、 対 象 者 や 関 係 者 か ら の 現 在 の 計 画
で 進 め る こ と の 同 意 を 受 け 、 20年 度 に 2軒 の 家 屋 調 査 と 2筆 の 用 地 が 買 収 さ れ た と こ ろ で あ り
ま す 。 21年 度 も 引 き 続 き 家 屋 調 査 と 泊 橋 の 詳 細 設 計 が 計 画 さ れ て い る と こ ろ で ご ざ い ま し て 、
今後本格的な工事着工に向けて用地交渉を進めていく予定であります。質問の護岸の嵩上げ若
し く は 河 川 の 側 溝 を 下 げ る 方 法 に つ き ま し て は 、 泊 川 の 計 画 断 面 は 、 30年 確 率 の 降 雨 を 想 定 し
た 場 合 、 現 状 の 約 2倍 の 河 積 断 面 が 必 要 で あ る と さ れ て お り ま す 。 こ の た め 、 現 状 の 幅 で 約 2
倍の断面を確保するためには一般的に護岸の増上げや河川の底盤を下げるという方法も考えら
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れますけれども、改修区間そのものが海に近く、河川水に対する潮位が影響するために、底盤
を下げても河川容量の拡大にはつながらないと判断します。また、護岸の嵩上げにより泊川沿
線で起きている浸水被害、このことをば助長するというような考えのことから、現在では川幅
を広げる改修方法で計画をし、実施しているところでございます。
〇2番議員(清水春男)
今、部長が言うような形で進んでるわけですけれども、この前、県の
担当者からお聴きをするとやはりスムーズにこういかない現状があると。そうしたときにやは
りまた梅雨が、もう今日梅雨入りをしました。そういう点でいくといつ大きな災害がくるか分
か ら な い 。 平 成 12年 の 6月 の 大 雨 で こ の 地 域 は ほ ん と 大 き な 被 害 を 受 け た 。 し か し 、 そ の 間 、
降雨ですね、あんまりそう大きな大雨というのがなくて幸い助かってるわけですけれども、ほ
んとにそういう点でいくと先ほど言ったような難しい今のこう情勢の中で果たしていつになっ
たら改修がほんとに進むのかと。だから、そういう点ではですね是非私はこういうさっき言っ
たような形での案というのもひとつ考えてほしいなあ。そこで、地域民との言えば説明会とい
う の は あ っ た ん で す け れ ど も 、 や っ ぱ り あ の 平 成 12年 の 大 雨 の 時 に は 床 下 浸 水 が 41棟 と い う こ
とで、その地域、広いほんと地域がやられた。そういう点ではその影響を受ける地域の皆さん
への説明というのはいつ頃間やろうとしているのか。その点をお願いします。
〇建設部長(山下和隆)
現在水害に対する地元への説明という部分の日程等については県と打
合せをしておりません。
〇2番議員(清水春男)
是非ですね県と打合せをして私はやるべきだと思います。それから、
この防災訓練という点で、先ほど防災の質問があったわけですが、そういう点でいくとこの地
域での防災訓練というのは何かこう計画があるものか。その点。
〇総務部長(柴田達朗)
防 災 訓 練 に つ き ま し て は 毎 年 9月 に 今 そ れ ぞ れ の 地 域 で 実 施 を し て お
りまして、坊津地区につきましては一昨年実施をいたしておりますので、小さな単位での防災
訓練確かに必要な所もあるかもしれませんが、まだ現段階そこまでの体制ができておりません
ので、また検討さしていただきたいと思います。
〇2番議員(清水春男)
是 非 検 討 を し て で す ね や っ て い た だ き た い と 思 い ま す 。 3番 目 い き ま
す。久志川の久志橋近くの護岸の改修計画はどうなっているのか。住民から「数年前から要請
をしているが、写真は何回も撮るが、一向にやってくれない。」という厳しい声があります。
早急に県と協議をして改修を進める考えはないか。また、本年度計画があるものかどうか。
〇建設部長(山下和隆)
今 、 議 員 お っ し ゃ い ま す と お り 、 県 の 管 理 す る 2級 河 川 に つ い て は 、
私もじれったいほど、写真を撮ってお願いに行くわけですが、なかなかやってくれないのが現
状であります。この護岸につきましては石積護岸の浸食防止対策として根固工が施工されてお
りますけれども、経年経過や豪雨等によりまして一部の根固工と護岸が崩壊している現状にあ
ります。市としましてはその後の被害の拡大が心配されるために河川等防災事業により要望を
重 ね 、 21年 中 に お き ま し て も 引 き 続 き 要 望 を 行 っ た と こ ろ で あ り ま す 。 こ の こ と に よ っ て か 、
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よらざるか、当初予算で要望を上げたわけですけれども、この部分が確保できなかったという
こ と で ご ざ い ま し た が 、 6月 補 正 に よ り ま し て 当 該 箇 所 の 根 固 工 40メ ー タ ー の 整 備 を 県 の 方 で
要 望 し 、 計 画 を し て い る と の こ と で ご ざ い ま す 。 6月 県 議 会 の 結 果 を 終 え て 対 処 す る 予 定 で あ
るということで、内示後は速やかに発注して単年度で整備を完成させたいと、このような意向
でございました。
〇2番議員(清水春男)
是非いい方向で進めていただきたいと思います。次いきます。笠沙野
間池岬地区の第一治山ダムの土砂排出について、この問題は未だに土砂の排出がなされておら
ず、住民の不安の声を聴きます。これまでの土砂排出の取組みの経過とその後の対策はどうなっ
ているか。また、ロラン基地道路の排水もダムの方に流れ込む構造になっています。これを後
浜側に流すことでダムの危険度も和らぐと考えます。県にこれらの対策を要請をする考えはな
いか。お願いします。
〇産業振興部長(上野哲郎)
野間池岬地区の治山事業のダムの関係でございますけども、これ
に つ き ま し て は 平 成 12年 度 か ら 14年 度 に か け ま し て 県 営 治 山 事 業 で 施 工 さ れ た わ け で ご ざ い ま
す。これらにつきまして先般の議会の御答弁でも県の方に要望するというようなことで御答弁
をしたと思いますが、県の方等の中で要望しておりましたけれども、緊急を要する箇所が優先
された現段階では局としての確定ができなかったというようなことでございます。以上でござ
います。
〇2番議員(清水春男)
あの箇所は、ほんと大雨と言うかですね、雨がほんと少し降ると、排
工口というんですか、下の排工口が土砂で埋まって、もう上の方からこう滝みたいにこう落ち
てくると。だから、それを見た住民がやっぱり不安感を持つわけですけれども、そこで溜め枡
的な部分の土砂の排泄をほんとこれまでも何回もお願いをしたわけですけれども、今そこがで
すね草が生い茂ってなおこう草でこう水が急にこう流れ出すおそれがあると思うんですが、そ
の辺の草払いを是非要請をするべきと考えるんですが、その点はどうでしょう。
〇産業振興部長(上野哲郎)
土砂が若干堆積しております。これは私どもも確認しております
が、草払いをしてもらうようにというようなことでございますけども、基本的には県の方とし
てはですね、私どもも基本的はそういう考えを持ってますが、軽微な、軽重なものにつきまし
ては、地権者さんあるいは、地権者あるいは集落の方々がですね実施をしてほしいと。これは
もうそういうことで最初申し上げがあったんじゃないかと思いますけども、大掛かりな案件に
つきましては県の方で対応をして参りたいというようなこと等でございます。地域の方、地域
といいますか、それを恩恵をあずかる方々でですね草払いをしていただければというふうなこ
とでございます。それから、その土砂の方につきましても、ここの容量というのがございます
けども、「これからすると、そんなに急激に取り除く必要があるというふうな状況では県の方
の判断としてはない。」ということで回答をいただいております。
〇建設部長(山下和隆)
このロラン基地道路、これにつきましては市道野間岬線でありますこ
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とから私の方でお答えします。現地につきましては、おっしゃいますように、勾配のかなりき
つい市道野間岬線の道路排水を集水枡で受け、治山ダムの方へ流すようになっておりますが、
県による治山ダム工事の実施設計段階でもダム方向に排水を流すような流量計算の下にこの側
溝断面も決められており、下流につきましてはそのオーバーフロー水のみが流れるような構造
となっております。このようなことからダム容量若しくは流路工の設計が当初このような計画
でなされておりますことから、ダムの方向への流路については現流水方向を確保したいという
ふうに考えます。おっしゃいますように、仮に流水方向を、後浜側と言うんですかね、こっち
の方へ変更しますと、先ほど申し上げましたとおり、側溝断面が上流側より小さい。さらには
流末がないと、このようなことから大幅な側溝断面の改修による事業費も必要となりますこと
から、現状での流下方向の変更は考えていないというところでございます。
〇2番議員(清水春男)
次 い き ま す 。 5番 目 に 坊 津 平 原 集 落 上 平 原 地 区 の 排 水 対 策 に つ い て 質
問をします。平原集落上平原地区は道路に沿って排水路が整備されていますが、住宅が建ち生
活水や雨水がスムーズに流れにくくなり、排水路の変更を集落からも要望を上げていると聴き
ますが、未だに整備されていません。この地区は梅雨時期になると山の水が流れ出し、耕作し
ている畑を洗い流す被害を度々出ています。早急な整備が必要と考えますが、その考えはない
か。お願いします。
〇建設部長(山下和隆)
市道上平原線と言うんですかね、これの側溝整備についてでございま
す 。 こ れ に つ き ま し て は 平 成 19年 11月 に 公 民 館 長 よ り 要 望 書 が 提 出 さ れ て お り ま し て 、 こ の 対
策 に つ い て は 平 成 20年 度 以 降 の 道 路 維 持 補 修 工 事 に よ っ て 流 末 水 路 の 整 備 を 計 画 し て お り ま す
けれども、御承知のように、道路維持補修工事には限られた予算の中でございますので、未だ
整備をしていないところでございます。我々も当地区の側溝整備の必要性は十分認識しており
ます。今後維持予算により年次的に整備して参るように計画をしているところでございます。
〇2番議員(清水春男)
あの地区は是非、住宅も建ち出してですねやっぱり生活排水が畑にこ
う流れ込む。そういう点では整備を急いでいただきたい。
6番 目 に い き ま す 。 国 保 税 の 引 下 げ に つ い て 質 問 を し ま す 。 こ の 問 題 は 度 々 質 問 し て い ま す
が、不景気の影響で自営業者や農業・漁業者の経営は大変厳しく、「国保税が高くて払えない、
国保税を引下げて。」という声を聴きます。税の滞納者を増やさないためにも国保税を引き下
げて払いやすい税額にする考えはないか。お願いします。
〇市民福祉部長(久保薗秀徳)
国保税の引き下げる考えはないかという御質問でございますが、
本市における医療費は年々増加する傾向にあります。また、他の団体と比較しても医療費が高
い地域となっておりますので、医療費の状況、国保制度の動向を見据えながら、安定した国保
の運営ができるように努めているところでございます。その財源としての国保税につきまして
は 、 平 成 20年 度 に 従 来 の 医 療 分 の 税 率 を 医 療 分 と 支 援 分 に 按 分 し 、 税 率 を 据 置 き 、 ま た 、 不 均
一課税してきた坊津地域におきましても本年度から均一課税になったところでありますが、平
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成 20年 度 当 初 予 算 ベ ー ス に お き ま し て は 不 足 し た 財 源 を 基 金 か ら 繰 入 金 で 賄 う よ う 予 算 措 置 し
たところであります。国保財政は、医療費が年々増加し、今後ますます厳しくなることが予想
される状況にありますので、国保財政の基盤を安定強化するための基金につきましても、年に
よ っ て は 医 療 費 も 変 動 し ま す の で 、 不 測 の 事 態 に 備 え る 必 要 も あ り ま す 。 ま た 、 平 成 20年 度 は
保険制度も大きな見直しがなされ、当面は今後の推移を見ていく必要もございますので、御質
問いただきました基金を取り崩して保険税を引き下げるということについては考えてないとこ
ろでございます。また、国保税につきましては相互扶助を基に国保加入者の方に世帯構成や所
得状況等により負担をいただいているところでありますので、国保税の滞納は、国保財政はも
とより、国保加入者の税負担に直接影響を与えることになりますので、引き続き収納率の向上
に努めていく考えでございます。
〇2番議員(清水春男)
今、医療費が高くなってるという点で、一番医療費が高くなっている
原因、言えば病気であればどういう病気が多くて医療費が上がる原因になってるのか。どう分
析をされてるのか。その点を。
〇市民福祉部長(久保薗秀徳)
医療費が高くなっている原因につきましては多受診が多いとい
うところがございます。それにつきましては訪問指導等をしているところでございます。また、
医療費を下げるための広報活動や検診等によりまして早期発見・早期治療に努めているところ
でございます。
〇2番議員(清水春男)
ほんと病気になって病院にかからざるを得ないがために言えば医療費
が上がるという点での国保税が下げられないんだというふうに言われますが、しかし、やはり
この国保税というのが、自営業者、また、農業・漁業者、所得が安定しない方々が加入をして
いるがために滞納者がやっぱりこう増えてきているというふうに思うんですが、当初の時には
「 488名 滞 納 者 が い る 。 」 と 言 わ れ ま し た が 、 そ の 後 変 化 が で す ね 言 え ば あ っ た も の か ど う か 。
そ し て 、 ま た 、 や は り 法 定 減 免 と い う こ と で 7割 、 5割 、 2割 減 免 制 度 も あ る わ け で す が 、 こ れ
の利用が言えば何名いるのか。また、申請減免という本市の中での申請減免を受けてる人が何
人なのか。その点をお願いします。
〇総務部長(柴田達朗)
滞 納 に つ い て お 答 え 申 し 上 げ ま す 。 5月 31日 現 在 の 状 況 で ご ざ い ま す
が 、 現 年 分 に つ き ま し て 487名 、 滞 納 繰 越 分 に つ き ま し て 428名 と い う ふ う に な っ て お り ま す 。
そ れ か ら 、 法 定 減 免 に つ い て で ご ざ い ま す が 、 7割 軽 減 が 2,788世 帯 、 5割 軽 減 481世 帯 、 2割
軽 減 976世 帯 と な っ て お り ま す 。 そ れ か ら 、 申 請 減 免 の 状 況 で ご ざ い ま す が 、 学 生 が 2件 、 失
業 に よ る 収 入 減 が 6件 、 疾 病 に よ る 生 活 困 窮 の 1件 、 計 9件 の 申 請 が あ っ た と こ ろ で ご ざ い ま
す。
〇2番議員(清水春男)
今、ほんと滞納者の数というのはもうほんと変わっていない数ですよ
ね。そして、また、法定減免にしても多く、言えば所得が低いがためにそういう申請を、法で
も言えば決まった中での減額をしてくれてるという点もあります。また、この申請減免の学生、
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失業者ともう一つ言われましたが、その点での数というのの変化というのは分かりますかね。
増減、増か、減か。その辺。
〇総務部長(柴田達朗)
20年 度 の 先 ほ ど 申 し 上 げ ま し た の は 申 請 減 免 が 9件 と い う こ と で ご ざ
い ま す 。 19年 度 の 数 字 と い う こ と で ご ざ い ま す 。 し ば ら く お 待 ち い た だ き た い と 思 い ま す 。
〇2番議員(清水春男)
あとですね、これまでもうちの場合は保険証を持ってない加入者とい
うのはおられなかったんですが、短期保険証の交付者というのは何人かいたと思うんですが、
これも是非、今現在の時点での数というのが分かれば、是非聴かしていただきたい。あと、ほ
ん と 国 保 の 関 係 、 前 の 議 会 で も 質 問 を し た 時 に で す ね 、 今 回 で も 基 金 が 3億 8,100万 で す か ね 、
前回よりも額が増えて、基金の額がですね増えてきているわけですけれども、やはり本市、そ
の 5パ ー セ ン ト あ れ ば 、 こ れ ま で の 緊 急 の そ の 医 療 費 の 動 向 、 そ れ に も こ う 対 応 で き る と い う
ふうにこう見てるんですけれども、そういう点でいくとその分のあとの分はやっぱり国保加入
者に軽減のためのこう還付と言うかですね、言わば国保税を引き下げる財源として使えるんじゃ
ないかと私は考えてるんですけれども、その点はどうでしょうか。
〇市長(川野信男)
現在ある基金を国保税を引き下げるために使ったらどうだと、こういうよ
うなお尋ねかと思います。御案内のとおり、基金につきましては国保財政の基盤安定化を図る
ための措置でございます。年によって医療費というのは非常に大きな変動もございます。今年
も新型インフルエンザ、これは本市にはございませんでしたけれども、いつ、いかなる時にこ
のようなものが急に発生するか分からない。こういうような状況等を抱えておるわけでござい
ま す 。 こ の よ う な 不 測 の 事 態 に 備 え る た め の 基 金 で ご ざ い ま す 。 今 あ り ま す 基 金 3億 8,100万
円でしょうか、これをいわゆる税の税率を引下げをするためにと言いますともう一遍の話でご
ざいますので、まだまだそういう余裕は私はないと、こういうふうに思っております。国保運
営の安定化のためにこうした基金は大事にしておく必要があると、こういうような認識をいた
してございます。
〇市民福祉部長(久保薗秀徳)
保 険 証 を 持 っ て い な い 人 で す け れ ど も 、 116世 帯 210人 、 短 期
保 険 証 の 交 付 を し て い る 方 は 193世 帯 381人 で ご ざ い ま す 。
〇2番議員(清水春男)
保 険 証 を 持 っ て な い 人 が 116世 帯 で 210人 と い う 、 ほ ん と こ の 方 々 に
とってみればもし病気になった時にほんとどうするのかと。これはやっぱり国保制度の皆保険
という国保制度が最初できた時のその基本からすればですね、やはり国保保険証がないという
のは命をほんと危ぶまれるおそれもあると。事実全国的にもですね保険証がないがために病院
に行けなくて命を落としたという事例もありますね。そういう点からするとやはりこの問題は
改善をやっぱりするべきだと思うんですけれども、市長としてどう思いますか。
〇市長(川野信男)
この問題の改善はまず税金を払っていただくということなんですよ。もう
答えは簡単なんです。いろんな事情があって払えないという方も確かにあるんだろうと思いま
す。そのことについてはそれなりの措置というものもいたしてあるわけでございますので、こ
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れは決めていただいた、決められた税金がやはり払っていただくということをまず基本に考え
ながら、それができない者をどうするかということについては、現在ある制度の中で運用をさ
していただきたいと。
〇2番議員(清水春男)
払ってもらえないからないんだと。しかし、この払う、払いたいけれ
ども、払えないというのも一方はあるわけですよね。ですから、そういう点でいけばですね是
非やはり、この国保制度の、さっきも言いましたが、皆保険という点、また、この国保制度と
いうのは、一般の保険、言えば共済とか、職員が入っているその制度と違ってですね、やっぱ
り 国 が 一 方 で は 負 担 を す る と い う こ の 制 度 で す よ ね 。 そ れ が 1984年 の 国 保 改 悪 で こ れ ま で の 国
庫 負 担 を 45パ ー セ ン ト か ら 38.5パ ー セ ン ト に 減 ら し た 。 こ れ が や は り 大 き な 国 保 会 計 を 苦 し く
している原因だというふうに私たちは認識しています。ですから、そういう点では市長として
ですねやはり国にこの補助金を元に戻してくれということを強くやっぱり要請をするというこ
とが一つだと私は考えるんですけれども、その考えは持てないのか。
〇市長(川野信男)
国保制度につきましては抜本的な制度改正を含めて私も市長会で再三再四
こういうような要請はいたしてございます。医療制度についていろんな改正も進んでおるわけ
でございますが、まだまだ十分な改正であるとは思っておりません。補助率にいたしましても、
やはりこの国民健康保険制度の場合は所得の低い方が加入しておるという実態、そして、また、
高齢者等がいわゆる加入者であるという実態、こういうようなことを踏まえますというと、先
ほ ど 答 弁 も あ り ま し た け れ ど も 、 7割 と か 、 5割 と か 、 2割 と 、 そ う い う よ う な 軽 減 措 置 は あ り
ますけれども、やはり根本的な制度云々ということについては十分私は国の方で検討をしてい
ただく必要があると、こういうふうに思っております。特にこの制度については市町村がいわ
ゆる国保会計の運営主体になっております。果たしてこういうやり方でいいのかどうかという
ことは再三再四、国の方にも要請をしておる。国あるいは少なくとも県単位ぐらいのやり方、
こういうものがあるべきじゃないかということの主張、要請はいたしておるところでございま
す。
〇2番議員(清水春男)
先 ほ ど 「 保 険 証 を 持 っ て な い 人 が 116世 帯 210人 」 と あ っ た ん で す が 、
この中には小学校、中学生はいないというふうに認識をしていいですか。
〇市民福祉部長(久保薗秀徳)
短期保険証の交付の中に中学生以下の世帯があるかということ
でございますが、ないです。ありません。
〇2番議員(清水春男)
次いきます。最後に学校給食センターについて質問をいたします。こ
の 問 題 は 3月 議 会 に 引 き 継 い で 質 問 を し ま す が 、 集 中 改 革 プ ラ ン で は 平 成 22年 度 ま で に 統 合 ・
民営化の計画ですが、その話し合いの現状はどこまで進んでいるか。既存の給食センターは地
元食材の活用と働く場の少ない地域での雇用の場として大きな役割を果たしています。民営化
することで働く場を守ることができるでしょうか。残すべきと考えますが、その考えはないか
伺います。
- 142 -
〇教育部長(染川勝夫)
給食センターの再編に当たりましては、新しい学校づくり検討委員会
の最終報告を参考にしながら、児童・生徒数の減少を見添えて既存の給食センターの有効利用
を図りながら、行いながら、教育的・財政的に最も有利な方法について今検討しているところ
であります。また、給食センターの運営に当たっても効率化を推進するため、調理業務や配送
業務について民間委託を検討しているところであります。地元食材の活用につきましては、野
菜、果物等は、季節により品質や生産量を考慮し、地元産、県内産、国内産と指定して入札し
て、安易に輸入品や冷凍食品に頼ることのない献立を工夫することによって地元産の食材の活
用ができるのではないかと思っております。雇用につきましても市内一円から雇用することに
よって働く場を確保できると考えているところであります。
〇2番議員(清水春男)
ま ず 、 今 の 言 わ れ た 22年 度 で 統 合 を や っ て い こ う と 、 い や 、 そ の 集 中
改革プランですね、この中では統合して一つの新たなセンターを造ろうというわけですけれど
も、こういう点でいくと教育という立場ですね、今、各まちに一つずつあって、栄養士の先生
も、言えば坊津であれば四つの学校を日を違えてこう、教育指導というんですか、給食指導が
できると思うんですよね。それが要は大きくすることで今度は給食の栄養士の先生も減るわけ
ですから、そういう点での食育という教育をする面からやっぱりこう弱まっていくんじゃない
かという懸念がありますが、その点はどうでしょうか。また、栄養職員など現場で働く職員を
入れた今回の問題に対するですね会というのがこれまで何回ぐらい持たれているものかですね。
やはりこういう大きな転換をするわけですから、そういう点でいくと、教育現場だけの話とい
うのじゃなくて、やはりPTA、また、子どもたち、地域、そういう人たちのやっぱり声もね
私は聴く必要があるというふうに考えるところです。それは今度の教育の冊子の中でもですね
教育、栄養教諭の食に関する指導の推進とか、また、学校給食週間に特色ある給食指導の実施
とかという点でねやっぱり栄養士が占める部分というのはたくさんあるわけです。それがやは
り弱まってしまってはならないと私は考えるところですが、その点はどうなのか。また、あと
一つは、アルマイト食器の使用というのはどういうふうに、本市では五つの給食センターあり
ますが、もう既に更新をされているものなのか。また、これも昨日ありましたが、米食給食の。
〇議長(石井博美)
清水議員に申し上げます。質問時間を超えましたので、発言をやめていた
だきたいと思います。
〇2番議員(清水春男)
答弁をお願いします。
〇教育部長(染川勝夫)
児童・生徒の教育につきましては、子どもたちが豊かな人間性を育み、
生きる力を身につけていくためには食が重要であり、食育は生きる上での基本であって、知育・
徳育・体育の基礎となるものと位置付けて取り組んでいるところであります。学校給食センター
におります栄養教諭が学校と連携を図り、学級活動等の時間に学級担任と一緒に食に関する指
導を行っているところであります。この栄養教諭についても複数の配置がなることから今まで
と変わらない運営がされるというふうに思います。次に、施設を建設する時には、栄養教諭等
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の、その他の関係者の意見を十分に取り入れたいと考えておりますが、現在は方法について今
検討中でありますので、現段階では参加を考えていないところであります。次に、本市におけ
るアルマイトの食器の使用はないところであります。
〇総務部長(柴田達朗)
先 ほ ど の 国 保 税 の 申 請 減 免 の こ と で 御 答 弁 申 し 上 げ ま す 。 平 成 19年 度
が 申 請 減 免 5件 で ご ざ い ま す の で 、 20年 度 に 4件 増 え て い る と い う こ と で ご ざ い ま す 。
〇市民福祉部長(久保薗秀徳)
先ほどの御質問の中で資格証明書を小・中学生に発行している
かとの御質問でございましたけれども、その中で「短期」と答弁申し上げましたけれども、
「資格証明書の誤りはない。」ということですので、御訂正をさしていただきたいと思います。
〇議長(石井博美)
次に、髙倉正文議員の発言を許可します。
[髙倉正文議員
〇5番議員(髙倉正文)
一般質問席]
午後
2時27分
南 さ つ ま 市 こ れ か ら の ま ち づ く り に つ い て 通 告 し て あ る 4点 に つ い て
質 問 い た し ま す 。 先 ほ ど も あ り ま し た よ う に 、 我 々 議 員 、 市 長 共 に 残 さ れ た 任 期 は 5か 月 と な っ
て 参 り ま し た 。 川 野 市 長 は 南 さ つ ま の 初 代 市 長 と し て 今 日 ま で 旧 1市 4町 の 一 体 化 、 事 務 事 業
の一元化、さらには行財政改革に今日まで取り組んできたところでございます。言わばこの
4年 間 は 南 さ つ ま 市 の こ れ か ら の 地 域 づ く り を つ く る 上 で の 基 礎 づ く り で あ っ た と 、 こ の よ う
に 思 い ま す 。 し か し 、 市 長 は 先 ほ ど こ の 基 礎 づ く り が こ の 4年 間 で は 終 え て い な い と 。 ま だ 基
礎づくりの課題が残っていると、こういうことで再選への意欲を示したところでございます。
そ う い う こ と を 踏 ま え ま し て 質 問 の 1点 目 で ご ざ い ま す け ど も 、 九 州 新 幹 線 全 面 開 通 に よ る 地
域活性化戦略、広域連携による産業基盤等の確立等についてですが、この問題は鹿児島県挙げ
て取り組んでいかなければならない大きな課題だろうと思っております。本市も今日まで海道
八 景 、 と る ぱ 226構 想 を 含 め て い ろ い ろ と こ の 地 域 の 豊 か な 自 然 を 情 報 発 信 し 、 成 果 も 上 が っ
ていると、このような状況でございます。しかし、これからこの成果をもっと上げるためには
近隣の市との連携も大事じゃなかろうかと思っております。特にこの地方分権施行一括法以来
大 き な 地 域 づ く り が 叫 ば れ て お り ま す 。 こ の 2011年 の 新 幹 線 の 全 線 開 通 を 目 の 前 に 広 域 的 な 連
携、いわゆる観光協会も吹上浜観光協会、あるいは、また、南薩地区の観光協議会とあるわけ
でございますけども、それらと連携を図って近隣の市との連携、あるいは、また、薩摩半島一
体となった情報を発信すべきではないかなあと思っております。産業基盤のルートの整備、あ
るいは、また、本地域の農業、漁業、そういったいろんな物産等を含めた情報を発信すべきで
はないかなあと、このように思っていますが、市長の考えをお尋ねいたします。
〇市長(川野信男)
九州新幹線、博多までの全線開通、大変私は期待をいたしてございます。
と い い ま す の は 、 平 成 16年 3月 に 部 分 開 業 を い た し ま し た 九 州 新 幹 線 、 こ れ は 鹿 児 島 中 央 駅 か
ら 新 八 代 ま で の 所 要 時 間 が 1時 間 30分 短 縮 を さ れ ま し た 。 こ の こ と に よ っ て 沿 線 を は じ め 、 鹿
児島市を中心に経済活動あるいは通勤状態など大変大きな変化があり、そして、また、大きな
経済波及効果があったと、こういうような認識をいたしてございます。特に中央駅付近におけ
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る開発状況、もう御案内のとおりでございます。大変私どもが想像外のことではないかなとい
う思いもいたしてございます。このようなことから博多まで全線開通をいたしますことによっ
て新幹線開業効果はさらに私は大きくなってくる。沿線だけではなくして、あるいは、また、
一部地域だけでなくして、県下各地に波及効果が広がってくると大きな期待をいたしてござい
ま す 。 県 で は そ う い う こ と も あ っ て 20年 3月 に 新 幹 線 効 果 活 用 プ ラ ン を 策 定 を い た し て ご ざ い
ます。観光とか、交通分野、あるいは産業分野、まちづくりイベント分野、こういうものに分
けた取組みあるいは地域別の取組みの方向性というものも出してございます。本市といたしま
しても開業を契機といたしまして本市の持つ観光資源あるいは豊富な食の資源、スポーツ観光
等を活用し新たな産業の創造を図って地域の活性化に努めて参りたい。こういうふうに思って
おります。本市といたしましては、全線開通を見据えて既に、御指摘もありましたとおり、と
る ぱ 226構 想 の 推 進 も い た し て ご ざ い ま す 。 海 道 八 景 の 整 備 も も う 既 に や っ て お る 段 階 で ご ざ
います。また、本市を中心に豊富な食の魅力を都市に広めるということも考えていかなければ
なりませんし、これについては観光農園とか、あるいは新たなブランド品の開発、さらにこれ
らを広めるために国に対しましても九州新幹線開業効果創出モデル事業、こういうものを提案
をいたしてございます。まだこれの採択の決定はされておりませんが、こうしたことをば提案
し事業化を図っていきたい。さらにスポーツ観光の面では、御案内のとおり、先般も新聞出て
おりましたけれども、かなり県外からの観光、スポーツ客というものも増えてきておると、こ
ういう状況でございます。今後このような観光客の受入れに当たって、おっしゃるとおり、広
域連携というのはどうしても必要なことでございます。現在、いちき串木野市、それから日置
市、南さつま市で構成いたしております吹上浜地域観光振興協議会というのがございます。一
方また枕崎市、南さつま市、日置市、南さつま市で構成する南さつま観光開発協議会というの
がございますが、これを、ばらばらじゃなくて、是非早く統一をして体制づくりをする必要が
ある。これはもう過去私も何度もそういうような提言をいたしておりましたけれども、まだ実
現 い た し て お り ま せ ん が 、 22年 度 に は こ れ が 合 併 し て 統 一 で き る の で は な か ろ う か と 、 こ う い
うふうに思っております。さらに指宿市を含めた薩摩半島地域開発協議会というものもござい
ますが、このような広域の場でいろいろ協議をし、連携をとって新幹線の全線開通に備えて参
りたいと、こういうふうに思っておるところでございます。
〇5番議員(髙倉正文)
今、市長もありましたように、今日の南日本新聞にも九州・山口の中
で 泊 ま り た い 観 光 地 と い う こ と で 鹿 児 島 県 が ト ッ プ 10に 3地 域 入 っ て い ま し た 。 指 宿 市 が 3位 、
霧 島 は 5位 と い う こ と で 、 種 子 ・ 屋 久 ・ 奄 美 が 6位 と い う こ と で 鹿 児 島 県 が 持 つ 魅 力 を 九 州 の
中では認識されているんだなと、そういうデータが出ているところでございます。今、市長も
ありましたように、とりわけやはりこういう全線開通を見据えて薩摩半島を一つにした、先ほ
ど市長ありました「指宿市とも連携を図りながら」と、こういうこともありましたけれども、
指宿市からやはり西回り高速の日置市まで見据えたいろんな広域連携を図っていろんな食、ス
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ポーツ、いろんな観光、そういったもののルート整備をして情報を発信すべきだろうと、この
ように思っております。このゴールデンウィークでもETC利用の土曜、日曜、祝日で海外ナ
ンバーが多かったのもその成果ではないかなと思っていますし、それと併せて全線開通すれば
より相乗効果があると期待をするところでございます。
いち早くそういった構想をまとめて情報を発信していただきたい。こういうことを申し上げ
て 次 の 2番 目 の 各 種 イ ベ ン ト の 在 り 方 に つ い て 、 活 性 化 の 手 段 で あ る べ き だ が 、 開 催 が 目 的 に
なっているのではと、こういうことで質問を出してございます。イベントにもスポーツ、ある
いは、また、伝統、文化、歴史、いろんなイベントがたくさんあるわけでございますけども、
ここでは今、スポーツということに捉えてのイベントで質問したいと思います。既に市長は、
今もありましたように、これまでもサッカーによる経済的波及効果、これは私も認めるところ
でございますし、そのとおりだろうと、このように認識しております。しかし、いろんな行事
が、サッカーに限らず、まだたくさんあるわけでございますけども、また、この第三日曜日に
は サ ッ カ ー 大 会 、 あ る い は 、 ま た 、 マ ウ ン テ ン バ イ ク も 開 催 さ れ る よ う で ご ざ い ま す 。 3月 に
あ り ま し た 、 金 峰 レ ク の 森 で あ っ た マ ウ ン テ ン バ イ ク の 3時 間 耐 久 レ ー ス 、 素 晴 ら し い 大 会 だ っ
た と 私 も 思 っ て い ま す 。 初 め て 目 の 当 た り に 一 流 選 手 の あ の 3時 間 耐 久 レ ー ス を 見 る に つ け て
感動した覚えがございます。しかしながら、残念ながら、ああいう素晴らしい大会が見てくれ
る人が少ない。いるのは関係者のみと思ったのは私一人ではないと思っております。これは何
なのかと。このマウンテンバイクに限らず、いろんなこれまでサイクルサッカー、あるいはい
ろんな野球等についても韓国の合宿もあったり、先日は、先週はこの南薩地区の野球大会の決
勝ということで神村学園と頴娃高校の試合もあったようでございますけども、誰一人見る人は
いない。非常に寂しい限りといいますか、そういうことで現状はございます。いい部分は、先
ほど言いましたけれども、そこらから見ると非常に見る人がいない。これが何なのか。行事が
多いから来ないのか。PRが足らないのか。市民がそういったのに興味がないのか。とにかく
市民と市長に開催するこのイベントが遊離しているのではないかというのを感じる時がありま
す。そういうのが市民のいろんな言葉の端々に「市長はイベントが好きだよねえ。」、「イベン
ト市長やらい。」と、こういうのがそういったことになっているのではないかなあと思ってお
ります。そういうことでこれから市民にこのイベントをやはりあるよということの開催の案内、
あるいは、また、そういう市民がスポーツを、市民が歓迎、いろんなイベントが歓迎されるよ
うなイベントの在り方、そういった市民への周知というものが、今いろんな防災無線等で「明
日、明日、教育委員会からですと、こういう大会があります。」というのは流れますけれども、
なかなか耳を傾けてくれている実情ではないと、こういうふうに思っています。そういう市民
への周知というものを市長はどのように考えているか質問いたします。
〇市長(川野信男)
イベントという表現でされましたけれども、今お話のありましたような大
会等をイベントということで表現するのがいいのかということもあるかと思います。「まるご
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とスポーツランド」を推進すると、こういうようなことで今一生懸命努めておるわけでござい
ますが、その裏には、市民のいわゆるスポーツ振興ということだけでなくして、外からたくさ
んの人を誘致をしよう。いわゆるスポーツ観光、スポーツ産業と、こういうふうに私は申し上
げておるわけでございます。今お話もございましたとおり、スポーツ観光、スポーツ産業とい
う 面 で は か な り 効 果 が 出 て き て お る と 、 こ う い う よ う な デ ー タ が 出 て お り ま す 。 こ の 平 成 16年
か ら 20年 度 ま で の 統 計 数 字 に よ り ま し て も 県 外 か ら の 宿 泊 客 の 、 ス ポ ー ツ 関 係 の 宿 泊 者 約 5倍
に増えてきておると、こういうようなデータも出て参っております。ということはそうした大
会に県外から宿泊を伴うものとしてこちらの方にやってきておると。その経済波及効果と、こ
ういうものは大変私は大きなものがあると、こういうふうに認識をいたしてございます。宿泊
だけでございませんで、弁当もございますし、あるいは、また、夜宿泊をすることによって関
連するいろんな産業への影響、こういうものもございますので、そういう意味では経済波及効
果十分出ておると、こういうふうに思っておりますが、ただそうした度にこの地域の人たちが
どういうような関心を持ち、関わりを持っておるのかということでございます。先のねんりん
ピックにおきましては大変市民の皆さんも協力をいただきまして大歓迎をいたしました。しか
しながら、個々の例えば何とか大会がある。あるいは先ほども御指摘ございましたとおり、韓
国からプロの選手がキャンプを張ったよ。あるいは今年も大学の選手がキャンプを張ったよ。
あるいは、また、大学の、全国の大学のいわゆる大会があったよ。じゃあそういうときに市民
がどれだけ足を運んだかと言いますと、必ずしも、おっしゃるとおり、そうたくさんの人が足
を運んで応援してくれるという状況でなかったことについては私も十分を承知をし、また反省
もいたしております。これから市民の皆さんにもより周知徹底を図り、そして、また、市民の
皆さんが歓迎をすると、そういうようなことがなければこれから長く続かないんだと、こうい
うことも肝に銘じながら、どういうやり方をしたらいいのかということについても十分検討も
さしていただきたいと、こういうふうに思います。お話もございましたけれども、マウンテン
バ イ ク の J 1大 会 と い う の が ご ざ い ま し た 。 開 幕 戦 で ご ざ い ま す 。 た だ マ ウ ン テ ン バ イ ク の 大
会と言っても誰も中身がまだ知らないと、こういうこともあるかと思います。ただあの競技を
見て感動したというようなお話もありましたけれども、これは若い人たちを中心にああした大
会が全国的に広まっておるというこういうことを考えますというと、もっともっとたくさんの
人にPRをするとか、こういうようなことが必要であるかと思いますが、ただあの大会、御覧
いただいたとおり、中身ではほんとに、自立してといいましょうか、ほとんど自前でやってお
る大会でございますので、こうしたことがまだまだ普及することによっていわゆる大会の面白
みあるいは大会の意味というものも理解していただけるものと、こういうふうに思っておりま
すので、今後とも市民へのPRについては十分意を用いて参りたいと、斯様に考えております。
〇5番議員(髙倉正文)
今 、 市 長 が 「 宿 泊 も 増 え た ん だ 。 」 と 。 先 日 の 6月 7日 の 新 聞 に あ っ
たとおりですよ。それは私も認めると、こういうことを再三申し上げたところで、やはり市民
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がいわゆる自立したイベントであって、当局に余り無理もお願いしてないと、そういう関係者
のイベントと、行事と、こういう捉え方はしてもいいんですけども、やはり地元で開催するか
らにはやっぱい地元も歓迎ムードといいますか、やっぱいその市民がそのこと、その行事に関
心を寄せることによって次の大会があると、継続につながっていくと、このように思うんです
ね。そういうことからしましてやはり市民に対してのムードづくり、そういったものは是非必
要だと、このように感じております。それと同時に、今言うように、市長が言うように、本市
は「まるごとスポーツランド」ということで、サッカーだけじゃないんだということもありま
すけれども、私は前回も申し上げたんですけども、なかなか、サッカーに掛ける予算はつけら
れても、ほかに対する予算がなかなか関係者が三拝九拝してもつかないと、こういうのが実情
で ご ざ い ま す 。 ち な み に 1点 申 し 上 げ れ ば 、 や は り 選 手 が 思 い 切 っ て プ レ ー し や す い そ う い っ
た環境整備というのが先なんですよね。やはり怪我があってはならない。今、緊急経済対策と
いうことで非常にいい事業を打ってますけども、そういったことで予算措置を期待しているも
のの一つに野球場のラバーフェンスもございます。これはもう先に薩南工業高校の生徒が大怪
我をした実例もございます。思い切って選手がプレーできるようなそういった環境整備、そう
いったものも、野球場に限らず、これはただほんの一例で申し上げましたけれども、この間あっ
たレクの森のコースでももっと日頃手入れをしとけばまだまだいいコースができるのになあと
思っております。そういったものの整備というものも是非、「まるごと」ですからすべての分
野 に 360度 目 を 回 し て い ろ い ろ 耳 を 傾 け て い た だ き た い な あ と い う こ と を 申 し 上 げ て お き た い
と思います。
次に、公共下水道についてでございますけども、区域内説明会の総括と今後の考え方という
ことで通告してございます。これにつきましては特別委員会でも多くの議論が出ておりますし、
さらには区域内の説明会も先の地頭所の説明会で一通り終わったというふうに認識しておりま
す。私も地域内の説明箇所に何箇所か参加をさしていただいて、そこで聴いた意見、あるいは、
また、そういったものを踏まえて、市長が答弁したこと等を踏まえて二、三お聴きしたいと思
います。特に汚水事業についてはこれまで非常に厳しい意見の所もあったわけですね。撤退す
る考えは、勇気ある撤退は考えていないのか。あるいは経済が上向くまでしばらく見守っては
どうかというような意見も出、さらには負担金等について一番多くの議論が出たんじゃないか
なと、意見が出たんじゃないかなあと、このように思っています。負担金が高過ぎると、重い
と。とりわけお年寄りにとっては負担金を払うのができないと。負担軽減はできないのか。負
担の方法は、土地割だけでなくって、もっといい方法はないのか。いろいろ出たところでござ
いますし、さらには雨水に関しましては、内水排水でなくって、いわゆる上流の砂防ダム等を
含めた水の抑止力の事業はできないのかと、こういった問題、あるいは、また、中洲、寄洲の
除去をやって水の流れを早急にするべきでないかとか、河川改修を含めてのいろんな御意見が
上 が っ た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 そ こ で 市 長 は こ れ ま で 土 地 の 割 で と い う こ と で 平 米 450円 と い
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うことで議会にも対し、また、それぞれの地域にもそのことで説明をしてきたところでござい
ま す 。 事 業 費 の 5パ ー セ ン ト 、 3億 円 は 受 益 者 負 担 と 、 こ う い う 形 で 、 そ の 3億 円 の 配 分 が 、
徴 収 が 平 米 450円 と 、 こ う い う こ と で 説 明 し て い る わ け で す け ど も 、 な か な か こ の 負 担 金 に 関
し て 平 米 450円 、 土 地 割 で と い う こ と で は 今 の と こ ろ 理 解 が さ れ て い る よ う に は 感 じ て お り ま
せん。そこでそういったいろんな御意見を踏まえて市長は今後このこれから審議会も設置して
その負担金の徴収方法等について検討していただくと、こういうことで言っているわけでござ
いますけども、その負担金の問題を今までの説明会等を踏まえて現在どのように考えているか
の が 1点 、 そ れ と 仮 に 審 議 会 を こ の 7月 設 置 し た と す る な ら ば 、 こ れ ま で の 説 明 で す と 二 月 に
一 遍 ぐ ら い 開 催 し て い く と 、 5回 ぐ ら い 開 催 し て ま と め て も ら う ん だ と 、 こ う い う こ と か ら す
れ ば 21年 度 中 に そ の 審 議 会 等 の 結 論 も 出 な い の で は な い か と 。 そ う し ま す と 今 、 市 長 が 進 め て
い る 23年 度 着 手 も 大 幅 に ず れ 込 む の で は な い か と 、 こ の よ う な こ と も 思 う ん で す け ど も 、 市 長
の見解をお伺いします。
〇市長(川野信男)
公共下水道に関しましては区域内の方々に対する説明会、これいたしたわ
け で ご ざ い ま す 。 説 明 会 に つ い て は 3月 7日 か ら 5月 の 23日 に か け ま し て 計 画 区 域 内 22自 治 会
で 14回 実 施 を い た し て ご ざ い ま す 。 ま た 、 事 業 所 等 を 対 象 と し た 説 明 会 に つ き ま し て も 4回 を
実 施 い た し ま し た 。 出 席 状 況 は 地 区 に よ っ て 若 干 の 差 が あ り ま す け れ ど も 、 区 域 内 全 体 で は 25
パーセント程度の方が御出席をいただいております。この中でアパートなど一時居住者の多い
所 に つ き ま し て は 10パ ー セ ン ト 台 と い う 所 も ご ざ い ま す 。 こ れ に つ い て は ア パ ー ト な ど に お い
てお住まいの方は直接受益者負担と、こういうこともございませんので、あるいは関心も薄かっ
た の か な と 、 こ う い う よ う な こ と も 感 じ て お り ま す 。 一 時 居 住 者 の 少 な い 所 に つ き ま し て は 65
パ ー セ ン ト を 超 え た 。 こ う い う 所 も ご ざ い ま す 。 ま た 、 事 業 所 の 場 合 は 出 席 状 況 は 42パ ー セ ン
トと、こういうような状況でございます。説明会で出された意見につきましては、もうお話も
ございましたとおり、大変いろんな意見が出ております。特にその中で、これも御指摘ござい
ましたけれども、受益者負担の問題、これは大変多くの意見が出されてございます。負担金を
宅地の面積割で積算するのは納得いかないというような御意見とか、あるいは経済的に厳しい
状況にある特に年金暮らしの方とか、高齢者の方からは負担金を安くしてほしいとか、負担金
に耐えられない。こういうような話もあったわけでございます。さらに、また、管は必ずつな
がんといかんのか。こういうような質問もございましたし、一方、「他の都市の事例からいた
しまして下水道の整備がまちの発展につながっておるんだ。早く造るべきじゃないか。」とい
うような声もございます。現在の浄化槽の改修をしなければならないけれども、個人で、現在
持っておる浄化槽を改修しなければならないけれども、個人でそうした改修をすると多額の費
用が必要になってくるので、早く整備をしてほしい。こういうような御意見等もございました
し、一方、また、雨水対策については待ったなしなんだと。先行して実施をしてほしいなどな
どたくさんの意見が今お話もあったことを含めてあったわけでございます。このような御意見
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等を踏まえまして、受益者負担金につきましては、受益者代表や専門家の方々で構成する受益
者負担金等検討委員会を設置をいたしまして、この場でどういうようなやり方がいいのかとい
うことなどについて検討をしていただこうと、こういうふうに思っております。このような経
過を踏まえますというと、これまで示した今後のスケジュール、若干ずれ込むこともあり得る
のかなということを現時点では考えておるところでございます。
〇5番議員(髙倉正文)
負担金の考え方は言ったですかね。私は先ほど負担金の考え方もお聴
き し た つ も り で し た け ど も 、 こ れ ま で 、 今 言 っ た よ う に 、 5パ ー セ ン ト 、 事 業 費 の 5パ ー セ ン
ト 取 る ん だ と 。 だ か ら 、 3億 は 受 益 者 負 担 だ と 。 そ れ が 土 地 割 の 450円 で 今 説 明 し て い る 。 こ
れがいろんな地域住民の理解が一番得られていない部分じゃないかなあと、こう思ってそのこ
ともそのままかなということでお尋ねしたところでございます。併せまして雨水対策について
は、今あったように、早急に着手すべきだと、こういう意見があった、多いわけですね。これ
は多くの市民がそう思っていると思いますし。しかし、これまで市長は雨水対策のためには公
共下水道事業でやるのが一番なんだと、こういうことで、市長就任以来このことできたわけで
す ね 。 そ れ が 今 日 ま で き て い る 。 幸 い 平 成 5年 か ら あ の よ う な 大 災 害 が 起 こ っ て な い と い う こ
とが幸いでございますけども、今ありましたように、水害はいつ発生するか分からないこうい
う 気 象 状 況 で ご ざ い ま す 。 昨 年 の 愛 知 県 の 岡 崎 市 で 1時 間 に 120ミ リ と い う ゲ リ ラ 豪 雨 が ご ざ
いました。予想も付かないこういった集中豪雨がいつ発生するか分からない。今の計画でもゲ
リラ豪雨には対応できる計画は示せないというような状況でもありますけれども、いつ何時降
るか分からないこういう状況でございます。そういうことを考えますと水害を担保に取ってい
ると、そういった感じで公共下水道事業をやると、こういうことに今しているわけですけども、
果たしてこれでいいのかなあというのを思うのは私だけでしょうか。そういうことでいずれどっ
ち に し て も そ の 問 題 等 い わ ゆ る 地 権 者 に 説 明 す る た め に は 、 も う 1回 理 解 を 市 民 か ら も ら う た
めには負担軽減が一番、まずそのことがあってその次に進むのかなと、このように考えるわけ
ですけども、お尋ねします。
〇市長(川野信男)
失礼をいたしました。水害を盾にとってやっとるわけじゃございませんが、
専門家の意見も聴きながら、どういうやり方がいいのかということを長い間研究した結果、雨
水、汚水一緒にした方が市民の負担が少なく済むんだと、こういうような結論からこのような
計画にしてきたという経緯がございますことについては御理解をいただきたいと、こういうふ
う に 思 い ま す 。 そ こ で 負 担 金 に つ い て で ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ れ ま で 事 業 費 の 5パ ー セ ン ト
程度を負担金としていただくと、こういうことを申し上げております。これは先進の例でござ
い ま す と か 、 国 の 指 導 な ど を 基 に し て 算 出 を し た 額 と い う の が 5パ ー セ ン ト と い う こ と で ご ざ
い ま す 。 こ の 5パ ー セ ン ト を 前 提 と い た し ま し て 一 つ の 例 と し て 宅 地 の 面 積 割 で 算 出 し た 場 合
はどうなんだと、こういうことをお示ししておるわけでございます。いろんなやり方があるん
です。そのやり方についてはもうたくさんの方法がありますので、これについては先ほど申し
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上げました検討委員会の方で検討していただくと、こういうことですが、分かりやすいように
ということで面積割にした場合はどういうふうになりますということをば当時の資料の中で出
したわけでございます。ところが、算出方法として面積割だけになりますと広い宅地の人は大
変負担が重くなるじゃないかというような御意見等がたくさん出されております。そういうこ
ともあって負担方法につきましては受益者負担金等検討委員会で検討をしてもらおうと、こう
いうことで今いたしておるわけでございます。そうした検討委員会で検討する中で事業の円滑
な実施を図っていただきたいと、こういうふうに思いますが、スケジュールなども考えた場合
に、例えば、雨水問題もございますので、できるだけ早く結論を得たいと、こういうこともあ
るもんですから、あるいは、また、一方、加入者の促進もしなければならない。加入率も上げ
なければならない。こういうこともございます。そこで本市内で実施した漁業集落排水事業と
か、農業集落排水事業、こういうものがございます。これは本市内でと言いますのは、合併前
に坊津町でございますとか、笠沙、大浦、そういう所でこうした事業を実施した例もございま
す。このような事業の時の負担金の状況はどうだったか。あるいは近隣の市、町などで実施し
た同じような類似した事業はどうなったのか。こういうようなことなども考えながら、やはり
5パ ー セ ン ト と い う 負 担 金 に つ い て は 軽 減 を す る 方 法 で 私 は 検 討 し た い と 、 こ う い う ふ う に 思 っ
ております。この場合に具体的にどういうようなことにするかということについてはこれまで
の検討課題にしなければなりませんが、個人の場合、個人が自宅を持っておられる場合でござ
い ま す け れ ど も 、 こ れ は 面 積 だ け で な く し て 、 い ろ ん な こ と を 検 討 し な が ら 、 1戸 当 た り 、 自
分 の 住 宅 を 持 っ て お る 場 合 で 1戸 当 た り 10万 円 以 下 程 度 で 抑 え る 方 法 に つ い て 検 討 を し た い と 、
こういうふうに思っております。もちろんこれは個人が住宅の場合でございます。病院とか、
事業所とか、いろんなアパートとか、そういうものは別でございますけれども、住宅として個
人 で 持 っ て い ら っ し ゃ る 場 合 に つ い て は 10万 程 度 と い う こ と で 対 応 で き な い か と い う こ と を 考
えております。薩摩川内市等が結果として大体そういうような数字になっておるようでござい
ます。
〇5番議員(髙倉正文)
負担軽減と加入率というのは切っても切り離せない関係だと思うんで
す よ ね 。 今 、 「 軽 減 す る 方 向 で 個 人 の 住 宅 で は 10万 円 以 下 を 考 え て い る ん だ 。 」 と 。 10万 円 を 今
の 平 米 450円 で 単 純 で 割 れ ば 二 百 二 、 三 十 平 米 で す か ね 。 と な り ま す と 六 十 七 、 八 坪 の 面 積 に
今 の 450円 で 試 算 す れ ば な る ん で す よ ね 。 450円 の 220平 米 と す れ ば 大 体 10万 ぐ ら い な る と 思
う ん で す け ど も 、 い わ ゆ る こ れ ま で 特 に 宅 地 面 積 を 広 く 持 っ て い る 地 域 で は 、 う ち は 300平 米
あるんだとか、いろいろなそういう部分で負担金が大きいと、こういう話が出てたところでご
ざいます。今、個人住宅を申し上げましたけども、個人の中にもやはり店舗付個人住宅もあり
ますし、そういったもろもろのまだまだ細部にわたってはそういった部分はたくさんあるんで
しょうけども、そういったものをまとまれば早い時期にいろんな示すべきではないかなあ。そ
して理解をもらうような努力をすべきじゃないかな、このように思います。さらにはいわゆる
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浄化槽の意識高揚のためには、南さつま市市営住宅もたくさんございます。この市営住宅の中
にも簡易水洗、単独浄化槽もいっぱいございます。やはりそういったものを合併処理浄化槽に
替えることも浄化槽の意識高揚になるのかなと、このように思いますので、そういったものも
含めて検討していただければと、このように考えております。
最後の質問でございますけども、中心市街地の活性化対策についてですが、このことについ
てはこれまで大原議員含め同僚議員からたくさん質問が出ているところでございます。南さつ
ま市の顔であるべきこの中心商店街がなかなかこれといった手立てがないまま今日に至ってお
ります。それぞれ振興組合を含めいろんな関係団体もそれなりに努力はしているんですが、こ
れといったあれがないということで商店街もドーナツ化現象で居住人口は少ない。これまでも
人が集まる集合施設、あるいは、また、居住施設、そういったものを含めた複合施設はどうか
と、こういった意見等もあったわけでございます。特に総合福祉センターいにしへホールを造
る時はどこに造るべきかと、街に極めて近い所に造るべきだと、こういうこともあってこの位
置になったという経緯もございますし、これまで行政の方もいろんなハードの事業の整備もやっ
たと、こういうこともあるわけでございますけども、なかなかこれといった手立てがない。ち
なみに大きな行事と言えば、振興組合の方で取り組んでいます七夕祭り、あるいは、また、歳
の市、青年団による十五夜の大綱引き、かせだまつり、南日本女子駅伝のゴールなどといろん
な 人 が 集 ま る よ う な 行 事 、 イ ベ ン ト も あ る わ け で す け ど も 、 最 近 で は 百 縁 市 も こ の 13日 ま た 第
2回 目 が 開 催 さ れ る と い う こ と で 、 参 加 店 も 増 え た と い う こ と で 結 構 な こ と だ な と 思 っ て お り
ますけども、これが起爆剤になればいいなあと、このように思いますけれども、併せてこういっ
た商店街に農産物、畜産物あるいは漁業の産物、そういった物も一緒にアンテナショップみた
いな感じで参加できればより相乗効果が出るのかなあと、このようにも思いますけれども、な
かなかあそこの所の関係機関との連携もままならない。こういう状況でございます。そこで市
長に質問ですけども、やはりこの中心商店街をどげんかせんないかんどな商店街というような
ことでですね活性化対策委員会、そういったものを組織して広く意見を集約していろんな支援
事業ができればと思うんですけども、そういった検討はできないものか質問いたします。
〇市長(川野信男)
今、商店街を活性化するということに対する委員会をつくったらというよ
うな話でもございます。ここの街の商店街というのはやはり地域の顔でもあると思っておりま
す。ところが、今日のようないわゆる商業形態が変わったことによっていろんな問題が生じて
おることも、ここだけじゃございませんが、御案内のとおりでございます。そこでこれからど
うするかということもありますが、その一つとして地域の活性化委員会等をつくって検討する。
あるいはいろんな行事に対応する。こういうことは私はもうこれはもう素晴らしいことである
と思いますが、それを発案し、動くのはやっぱり地域の人でないといけない。そうした動きが
ありますならば、市としてのいわゆる協力応援、これはもう当然でございますが、まず地域の
方々がどうするんだと、こういうことの動きが私は必要じゃなかろうかと、こういうふうに思っ
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ております。
〇5番議員(髙倉正文)
今日、都市と地方の格差、大型ショッピングセンターと個人商店の格
差は広がるばかりでございます。そういうことでいろいろ、先ほどありましたように、関係団
体もそういった活性化に向けていろいろ取り組んでおります。一つには恵比寿講というのがあ
りますけども、すし松さんの横に事代主神社というのが商売の神様ということで★ってありま
す け れ ど も 、 主 に 歳 の 市 を 、 そ う い っ た 関 係 を 取 り 仕 切 っ て お り ま す け ど も 、 こ こ で も 3年 前
からそういった活性化事業に何か寄与できないかというようなことで商売繁盛のお札を作って、
3,000円 、 5,000円 、 1万 円 と 、 こ う い っ た 形 で 、 あ る い は 紙 札 を 1,000円 と 、 こ う い っ た 形 で
作って、いろいろそういう関係する企業にお願いして浄財を集めて歳の市を盛り上げようと。
かつてはこの歳の市も加世田の名物であったわけでございまして、そういった非常に並並なら
ぬ努力もしております。そういうことで、今、市長はそういった受ける、「地元がそういう体
制が整えば協力は押しまない」と、こういうこともあったわけで、是非、これからはやっぱい
行政のお力も借り、商工会議所あるいは関係団体の連携を図りながら、この南さつまの顔であ
るべき商店街が再生しなければという気持ちでいっぱいでございます。そういうことで、市長
は今ありましたように、そういう素地ができればということがありましたんで、そのことを見
据えたいろんなあれが出ればというふうに思っております。
最後に、今、市長はこの百年に一度というこの非常に厳しい経済状況を克服、打破するため
に 1次 補 正 で 、 1期 補 正 で 18億 5,000万 、 さ ら に 先 日 は 第 2期 と い う こ と で 2か 年 で 30億 円 の
経 済 対 策 を 講 じ よ う と 、 こ う い う こ と で 考 え れ ば 3年 間 で 53億 と 、 1年 間 の 予 算 の 、 南 さ つ ま
の 1年 間 の 予 算 の 4分 の 1を つ ぎ 込 む と 、 こ う い う こ と で 、 そ の 効 果 が や は り 地 元 の 業 者 に 、
あるいは、また、それぞれの産業分野にうまく水が流れるように、その効果が期待できること
を期待しまして質問を終わります。
〇議長(石井博美)
〇議長(石井博美)
こ れ よ り 休 憩 し ま す 。 再 開 を 午 後 3時 30分 と し ま す 。
休憩
午後
3時07分
再開
午後
3時29分
再開します。
次に、諏訪昌一議員の発言を許可します。
[諏訪昌一議員
〇9番議員(諏訪昌一)
一般質問席]
午後
3時29分
本日は、出してしまいましてから、ちょっとたくさん、内容が大きかっ
た 、 多 か っ た と い う か 、 深 か っ た も ん で す か ら 4項 目 に 絞 り ま し た と こ ろ が 、 後 か ら 時 間 を 測
り ま し た ら ま だ や り た か っ た こ と を あ と 2項 目 ぐ ら い 出 し た 方 が 良 か っ た か な あ と 思 い ま し た
け れ ど も 、 出 し た こ と で あ り ま す の で 、 4項 目 、 ま ず 最 初 に 1番 目 の 質 問 を 全 部 4項 目 全 部 通
りまして、それから今度は逆順に質問をさせていただきます。
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ところで、午前中の質問でですね「住民の視点」という言葉があったわけであります。足利
事件で無期懲役を言い渡された方が冤罪と分かって、これが冤罪と分かった時点で釈放されな
いのが実に不思議な国だなあと思うわけですけれども、高検が決定を下して解放されたわけで
すが、アリバイ調べという基本的なこともされずに、ただ当時のDNA鑑定と自白だけに頼る
というそういうやり方をしておきながら、当時の警察官が「当時としては正しいことをしたん
だ 。 」 と 。 裁 判 官 が 同 じ よ う な 発 言 を す る と 。 し か も 12年 前 に 、 12年 前 の そ の 、 い わ ゆ る 18年
前のDNA鑑定のレベルではなく、それよりも進んだDNA鑑定でもはや別人であるというの
が分かった時にも、本人の毛髪かどうかは断定できないということで門前払いにしたというこ
こにですね、当時のシステム、マニュアル的なことから言いますと正しかったんでしょうけれ
ども、人間として果たしてどうなのか。これはもう間違いではなくて、犯罪ではないかなとい
うふうな感想を抱いているのは私一人ではないと確信いたします。近年、松本サリン事件も含
めて、大きなものではですね、行政、司法、立法、マスメディアまで含めて、マスメディアは
謝罪しまし たけれども 、「改まる に憚ること なかれ」と 。子どもた ちには「ご めんなさい は。」、
厳しく言い付けて教えるくせに、自分たちがいろいろな住民の意見を聴いた時に、ああ、しまっ
た。間違えていたと思っても、いや、これはこうこういう意味でこうですからという言い方に
終始するのは、霞ケ関から桜田門、ありとあらゆる所にはびこっているのではないのかなとい
うことを悲しく思いながら、そういう観点に立っての答弁をよろしくお願いを申し上げて本題
に入らしていただきます。
まず最初に介護の悩みを聴くボランティア(サポーター)の必要性ということでありますが、
これはもう再三これまでも言って参りましたが、なぜまた改めてここで取り上げましたかと言
いますと、介護の悩みからうつ病になったらしい元タレントの清水由貴子さんが父親の墓前で
自 殺 さ れ た と 。 2006年 10月 に 母 親 が 家 の 中 で 転 倒 を し て 腰 の 骨 を 折 っ て 歩 け な く な っ て 要 介 護
度 4と い う こ と で 認 定 を さ れ た 。 そ し て 回 復 し て 要 支 援 2と 今 度 は 判 定 さ れ た 。 2008年 8月 再
び転倒して肋骨を折りまして、その時の入院中に、入院というのはなかなか自由が奪われます
からよくこういうことはあるんですが、認知症にかかったと、進行したと。車いすの生活となっ
て 要 介 護 度 5と 認 定 さ れ た 、 判 定 さ れ た と 。 じ ゃ あ 行 政 は 何 も し て い な か っ た の か と 言 い ま す
と 、 自 殺 の 4日 前 に も ケ ア マ ネ ー ジ ャ ー を 中 心 に 介 護 サ ー ビ ス 関 係 者 の 方 々 6人 が 由 貴 子 さ ん
の家に集まって担当者会議を開いている。武蔵野市の担当者の方も非常にこの朗らかな笑顔だっ
たのになあということで「残念です。」ということをおっしゃってらっしゃいます。介護はそ
れだけ周りがしっかりとした、いわゆる行政とか、仕組み、制度的な体制を整えておりまして
も、実際は、実際携わっている者にとりましてはいつ終わるともなく果てしなく続くような気
がその時点ではするものであります。そういう気がしない、介護、看病というのはそういう気
が し な い 限 界 が ほ ぼ 3か 月 で は な い か な と 思 い ま す 。 3か 月 ぐ ら い し ま す と そ ろ そ ろ 疲 れ が 出
てくると。情としては当然家族ですからしっかりと看ていきたいですし、しかし、介護度によ
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りましては誰かが付きっ切りにならないといけない。付きっ切りになると収入が減ります。心
労は増えます。そうした中でケアマネージャーをはじめといたしまして、私も何回も経験あり
ますが、私の、私は自分の親の介護、看病の時にはまだ今の制度がありませんでしたけれども、
ほかのいろんな方々の時に付き添いました時にケアマネージャーをはじめとして介護支援セン
ターの方々非常に親身になって相談に乗ってくださいます。乗ってくださいますけれども、そ
れはあくまでもやっぱり介護の相談だったり、今の状況についての聴き取りだったりの域をな
かなか出られないわけであります。大切なことではあるんですけれども、介護者の思いという
のはそれでは晴れませんし、よく病院なんかである光景ですが、被介護者はよく病院出たり入っ
たりしますけれども、病院なんかである光景といたしましてお互いに「私の家はねえ。」と言っ
て一緒にこう語って、そして「どうだね。大変ねえ。」とか言いながらお互いにお互いの傷を
嘗め合って慰め合って、そして、また、よし、じゃあ、あの人も大変なんだから、私も頑張ろ
うという力をいただいてまた頑張っていくわけであります。ともかくそういった状況にない場
合、誰かに愚痴をこぼしたい。あるいはどこまでいけばこの思いが消えるのか。そのどこまで
という線を知りたい。これは経験者じゃないと分からないと思います。今この事件から各マス
メディアも盛んにこの介護に関する特集を組むようになりまして、その中で盛んに共通して言
われているのが、今、私が申し上げました悩みや愚痴を聴いてくれる人が近所にいたらねえ死
ななくて済んだのかもねえという話が盛んに出て参ります。そういう観点に立っての質問です
が、以前から質しておりますけれども、そういうことを聴く人、介護サポーターのグループ、
ボランティアグループというものを今必要だなと感じられないでしょうか。その必要性につい
て ど う 思 わ れ る か 。 答 弁 を い た だ き た い と 思 い ま す 。 2番 目 に 、 別 に 市 に 対 し て そ の シ ス テ ム
を作って何らかの予算措置をしてくれというお願いしているわけではないわけで、その仕組み
を作って登録して、問い合わせが来た時に、ああ、おたくの近所でしたら、ちょっと離れてい
ますけど、誰々さんがいますよ。電話でもして困った時には相談してみられたら、愚痴でもこ
ぼ し て み ら れ た ら ど う で す か と い う こ と を 周 知 す る 。 そ れ だ け で も 1ミ リ で も 違 っ て く る ん じ ゃ
ないのかなというふうに思うわけですが、その辺りのシステム作りについてどう考えられるか
お尋ねをいたします。
次 に 、 大 き な 2番 目 、 少 子 化 の 主 要 因 は ど こ に あ る と 考 え る か と い う こ と で あ り ま す が 、 こ
れにつきましても様々なことがこれまでも上げられて参りました。どれか一つという原因では
ないと思います。しかしながら、私自身が子育ての時を思い起こして、また、その頃周囲の方々
の 声 と い う も の を 思 い 起 こ し て み ま す と 、 1番 は や っ ぱ り 教 育 費 が 高 い こ と に あ り ま す 。 こ の
こ と は 国 立 社 会 保 障 ・ 人 口 問 題 研 究 所 の デ ー タ で も 明 ら か に な っ て お り ま す 。 1番 が 教 育 費 が
高 い 。 2番 が 経 済 的 に 余 裕 が な い か ら 、 3番 が 仕 事 を し な が ら 子 育 て を す る の が 困 難 だ か ら 、 4
番目にようやく結婚年齢が上がっているから、教育費が高いと経済的に余裕がないから、両方
とも、これは複数回答ですけれども、二人に一人がそういうふうに答えています。それから仕
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事をしながら子育てをするのが困難、これもいわゆる経済的な問題、時間的な問題ですけれど
も 、 こ れ も 約 50パ ー セ ン ト で す 。 50パ ー セ ン ト 弱 で す 。 結 婚 年 齢 が 上 が っ て い る か ら は 25パ ー
セントです。ですから、一般的に指摘されてる、まあこの頃は結婚が遅かでよというのは何と
そんなに高い理由ではない。理由の大きなものの一つには違いありませんけれども、そんなに
大きな理由ではない。市としても母と子の教室とか、わんぱくらんどとか、大いに努力してお
られる。そのことは正しく評価しているつもりでありますが、そこで質問ですけれども、少子
化 の 1番 目 の 要 因 に 教 育 費 の 負 担 が あ る と い う こ と を き ち っ と 市 と し て は 捉 え て お ら れ る か ど
うか。このまず捉えるということが先にあると思いますので、いわゆるなかなかいろんなこと
が進まない時の愚痴ではないでしょうけれども、そういったことの言い訳に未婚化傾向や生ま
な い 人 の 責 任 に 転 嫁 す る と い う 傾 向 は な い か ど う か 。 そ の 点 に つ い て 1番 目 に お 尋 ね し ま す 。
それから、出産一時金の増額というのがありましたけれども、こういう一時金的なものでは少
子化には歯止めがかからないと思うわけでありますが、その辺りの捉え方はどうなのかお尋ね
をいたします。
次 に 、 大 き な 3番 目 で ご ざ い ま す が 、 フ ァ ー ム サ ラ リ ー の 拡 充 に つ い て 、 午 前 中 も こ の こ と
に関してチラッと出ましたけれども、午前じゃなかった、先ほどですかね。世界市場の未曾有
の大不況によりましてリストラはこれまで以上に進められましたし、雇い止め、内定取消し、
枚挙に暇がないほど雇用に関する不安が広がっております。政府はこの雇い止めなどの人たち
に対して第一次産業への参入を勧めるなどしていますけれども、これも相当一時期特集がされ
ましたが、現実はなかなか進まない。それは当然働く側にもいろいろな抱えている問題がある
とはいえ、第一次産業がこれまでの産業政策によって疲幣し続けてきているということも大き
な要因にあると思います。一方で私どもの周辺を見ますと、農業者の減少、高齢化は進む一方
で 、 10年 後 の 本 市 農 地 を 考 え た と き に 非 常 に 暗 た ん た る 思 い に 襲 わ れ る わ け で あ り ま す 。 そ こ
で質問ですが、雇用拡大と将来の農業に展望を開くための一石二鳥とそんなに簡単には言える
わけではありませんけれども、未来への投資と言えるファームサラリーを本市だけの、よそに
も当然あるわけですけれども、本市が本市のためには本市だけでやっているよという感覚の仕
事の進め方じゃなくて、もっともっとほかのまちとも協力をして連携とり合って、そして、例
えば、各地の職業安定所とタイアップをして進めていくと、参入を強化するというような取組
み方というのはできないものかということをお尋ねいたします。
大 き な 4番 目 に 移 り ま す 。 私 が こ れ を 出 し ま し た ら 、 国 道 270の あ れ は 巨 大 架 橋 で は な い ん
だと、下に土を盛るんだという話があります。あっ、そうですかと言い方でしたけれども、私
はこの必要性というのは大いに認めているわけであります。必要性は認めておりますが、もっ
とゆとりのある時代ならですが、もっと周辺のアメニティーをつくり出すことに、快適性をつ
くり出すことに、安全性をつくり出すことに公共事業というのはもっと進めていった方が当面
いいのではないかという観点から、しばらくそういった方向性で県辺りに意見具申していく考
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え は な い も の か ど う か と い う 点 だ け お 尋 ね を し て 1回 目 の 質 問 を 終 わ り ま す 。
〇市長(川野信男)
御答弁申し上げます。私から答弁しない点については、関係の部長などか
ら答弁をいたさせます。まず、介護の悩みを聴くボランティア(サポーター)の必要性はとい
うようなことに関する質問でございます。介護をしている方の悩みにつきましては、市といた
しましては、福祉課、保健課、地域包括支援センターなどでそれぞれ対応をいたしておるわけ
でございますが、特に地域包括支援センターにおきましては、社会福祉士、保健師、介護支援
専門員などといった専門職を配置をいたしまして相談業務を行っている状況でございます。相
談内容の中で認知症の方の処遇やその家族の悩みについては大変苦慮している状況もあり、介
護者が集まり、同じ立場を経験しておる者同士でお互いの悩みや情報を分かち合い、相談でき
る場が重要だとも考えております。本年の施政方針の中でも申し上げておりますけれども、福
祉の充実として、地域住民をはじめ、行政や関係機関などが一体となって高齢者などを地域で
支援する体制づくりを構築する地域ケア体制の整備を掲げ、現在準備を進めておるところでご
ざいます。介護経験者によるボランティア相談員や介護者が集う場の確保などを含めた地域ケ
ア体制づくりについても併せて今後協議、検討して参りたいと、斯様に考えております。この
体制の具体的方策の一つとして高齢者等暮らし安全安心ネットワーク事業の推進母体である在
宅福祉アドバイザーによる介護者との交流等についても事業実施に向けた検討を行って参りた
いと、斯様に考えております。
次 に 、 少 子 化 対 策 に つ い て 3点 の お 尋 ね で あ っ た か と 思 い ま す 。 ま ず 少 子 化 の 要 因 及 び そ の
対策についてでございますけれども、少子化の主要因といたしましての話でございますが、教
育 費 の 負 担 、 こ れ は も う 御 案 内 の と お り で ご ざ い ま す 。 平 成 19年 12月 の 子 ど も と 家 族 を 応 援 す
る日本重点戦略会議取りまとめにおきましても「国民の希望する結婚や出産には大きな乖離が
存在する。」とされておるところでございます。このうち出産については第三子以降において
教 育 費 の 負 担 感 が 上 げ ら れ て お り ま す 。 1970年 代 以 降 生 ま れ の 世 代 で は 、 一 人 目 、 二 人 目 か ら
についても負担感が強く意識される傾向でございますが、特に若い世代においては強い負担感
が見られるようでございます。このことは当然に本市においても同様の実態であるという認識
もいたしてございます。特に義務教育を除く就学前の幼稚園や保育園等の授業料や保育料、ま
た、高校や大学などといった高等教育に要する経費など多くの方々からそうした話も直接伺っ
ておるわけでございます。先に行った次世代育成支援に関するニーズ調査、ここでも自由意見
いろいろ書いていただいておりますが、多くの方が触れられておるのがやはり保育料が高い。
こういうことが指摘をされておる状況でございます。次に、未婚化傾向や生まれない人の責任
に 転 嫁 し て お る の で は な い か と い う よ う な 御 質 問 で あ っ た か と 思 い ま す 。 平 成 20年 度 の 少 子 化
社 会 白 書 の 少 子 化 の 現 状 で は 、 平 成 17年 国 勢 調 査 に お い て 生 涯 未 婚 率 を 30年 前 の 昭 和 50年 と 比
較 を い た し ま す と 、 男 性 は 2.1 パ ー セ ン ト か ら 15.4 パ ー セ ン ト 、 女 性 は 4.3 パ ー セ ン ト か ら
6.8パ ー セ ン ト へ 上 昇 し て お り ま す 。 結 婚 し な い 人 の 割 合 が 増 加 す れ ば 出 生 数 の 減 少 に 直 接 的
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な 影 響 を 与 え る こ と に な る 。 ま た 、 平 成 18年 の 平 均 初 婚 年 齢 は 、 夫 は 30.0歳 、 妻 が 28.2歳 で 、
昭 和 50年 と 比 較 を い た し ま す と 、 夫 は 3.0歳 、 妻 は 3.5歳 上 昇 し 、 初 婚 年 齢 が 上 昇 す る 晩 産 化
の傾向にあり、高齢者になると出産を控える傾向にあることから晩婚化や晩産化は少子化の原
因になるとされておるわけでございます。ただ現在の少子化をそうした方々の責任に転嫁する
ことは考えておりませんけれども、未婚化や晩婚化が国の少子化の要因であるということは周
知 の と お り で ご ざ い ま す 。 次 に 、 3番 目 の 質 問 で ご ざ い ま す が 、 少 子 化 対 策 と し て 市 と し て 何
が で き る か と い う こ と で ご ざ い ま す 。 平 成 15年 に 制 定 さ れ た 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づ
く 南 さ つ ま 市 次 世 代 育 成 支 援 行 動 計 画 に お い て 本 年 度 見 直 し を 行 い 、 22年 度 を 初 年 度 と す る 5
年間の後期行動計画を作成することといたしてございます。この後期行動計画の作成に当たり
ましては、子育て活動を行っている団体や保健・福祉関係者の一般公募者などで構成する地域
協議会を設置をいたしまして多様な論議をいただきたいと、こういうふうに思っております。
議員が冒頭で言われましたとおり、教育費の負担感の解消等についても市としても何ができる
のか。あるいは行動計画策定の中で地域協議会の議論等も踏まえて具体的な検討も図って参り
たいと、斯様に考えております。ただこの後期行動計画は、現在子育て中の方々のニーズ調査
を行い、国において示されている施策目標や地域における施策目標、具体的事業目標を定める
とともに、毎年度点検、評価を行うものでございます。議員からお話のあった子育て支援は現
在子どものいる人の支援が中心になるものでもございます。これまでの少子化対策は、結婚し
ている方々を対象として子どもを持つ希望の実現を阻害している要因を取り除き、その希望が
実現できるようにすることが中心となっておりますけれども、少子化の背景には未婚者や晩婚
化などがあることから、そうした対策だけで少子化の傾向に歯止めをかけることは大変難しい
のではなかろうかと、こういうようなことも感じておるところでございます。少子化対策につ
いてはできるだけいろんな方々の御意見を聴きながら今後も積極的に対応して参りたいと、斯
様に考えております。
〇産業振興部長(上野哲郎)
3番 目 の フ ァ ー ム サ ラ リ ー の 拡 充 に つ い て お 答 え を さ し て い た だ
きます。現在、南さつま市が関連するファームサラリー的な制度といたしましては、南さつま
市農村農業人材育成確保事業、それからJA南さつまが主体となっております、南さつま農協
のグリーンファームが主体となっております南さつま市地域拠点農場人材養成サポート事業、
それから金峰農業公社の方、すいません。名称が変わりまして南さつま農業公社が行っており
ま す 農 業 担 い 手 研 修 事 業 、 こ の 3種 類 で 現 在 取 り 組 ん で お る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 い わ ゆ る 南
さ つ ま 市 が や っ て お り ま す フ ァ ー ム サ ラ リ ー に つ き ま し て は 、 平 成 17年 か ら 14名 の 方 が 受 講 と
いいますか、制度を利用していただいているところでございます。これにつきましては、Iター
ン 者 に つ き ま し て は 、 独 身 の 方 で 15万 、 そ れ か ら 夫 婦 と い い ま す か 、 世 帯 を お 持 ち の 方 に 20万 、
そ れ か ら 後 継 者 に つ き ま し て は 、 独 身 の 方 で 7万 円 、 そ れ か ら 妻 帯 者 で 12万 と い う 毎 月 こ う い
う 支 給 で す 。 そ れ か ら グ リ ー ン フ ァ ー ム の 方 で や っ て お り ま す の が 月 10万 、 そ れ か ら 南 さ つ ま
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農 業 公 社 が 月 10万 、 そ れ か ら 妻 帯 者 で 月 15万 、 そ れ か ら 後 継 者 の 場 合 は 6万 と い う よ う な 形 で
農業後継者というような部分も含めあるいは新規就農者も含めて農業従事者といいますか、確
保に当たっているところでございます。そこで各市町と連携して、あるいは安定所等のという
ことでございました。現在、就農希望者の研修に向けた研修先の負担を軽減いたしますために
農の雇用事業により就農希望者に対しまして技術経営のノウハウを身につけさせ、農業生産法
人 で の 就 業 の 促 進 を 図 っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 南 さ つ ま 市 管 内 で は 、 平 成 20年 度 に 有 限
会 社 金 峰 フ ー ズ に 1名 、 有 限 会 社 六 反 農 園 に 1名 が 農 の 雇 用 事 業 を 活 用 し て い る と こ ろ で ご ざ
います。また、南さつま市農業公社では離職者等就農促進緊急対策事業を活用いたしまして新
規 参 入 者 、 こ れ は 7月 か ら の 予 定 で ご ざ い ま す け ど も 、 大 阪 か ら 、 今 、 大 阪 在 住 の 方 で ご ざ い
ますが、雇用することで計画をしているところでございます。農業生産法人組織を利用しまし
た雇用活動対策につきましては南さつま市の第一次産業の経営基盤強化にもつながる重要な課
題として認識をしていることから、今後も就農相談等を通じまして新規参入者の希望の把握に
努めながら、法人化されている組織との意見交換等により受入れ態勢の準備を、整備に努めて
参 り た い と い う ふ う に 思 っ て お り ま す 。 10年 後 の 耕 作 者 が 激 減 す る と い う よ う な こ と で 非 常 に
高齢化等により離農する方が増えるものというふうに思っております。これといった手立てと
いうのがすぐにあるわけではございませんけれども、いろんな方策をとりながら荒れ地解消等
にも、解消等も含めた中で研究・検討をして参りたいというふうに考えております。以上でご
ざいます。
〇建設部長(山下和隆)
国 道 270号 線 で 現 在 バ イ パ ス 的 整 備 が 進 め ら れ て い る 内 容 に つ い て 申
し 上 げ ま す 。 薩 摩 半 島 を 縦 貫 す る 国 道 270号 に つ い て の 重 要 性 に つ い て は 議 員 も 御 承 知 の こ と
と思います。このような道路としての重要な性格を持った国道の整備の部分改築事業として現
在金峰町地域内において工事が行われているわけですが、このバイパスの必要性につきまして
は、主要幹線となっております主要地方道鹿児島加世田線との供用及び阿多交差点と宮崎交差
点が連続することによる交通混雑、さらには金峰町付近の道路幹線の解消を図るために計画を
されたという目的を持った道路でございます。そこでこのような大きな事業についてもっとこ
のアメニティーの向上の整備に向けての県への意見具申といいますか、そういう部分について
の お 尋 ね で ご ざ い ま す 。 こ の 道 路 に つ き ま し て は 平 成 15年 頃 旧 金 峰 町 や 地 元 に 計 画 内 容 の 説 明
会を開催して意見を聴取した上で、最終的には国交省との協議を経て整備が進められている状
況です。現状での市の対応としましては、このバイパスの道路の早期開通を県に要望してこれ
までも参っているところでございます。そこで、今後このような、ちょうど時期との関わりも
ございますけれども、このような事業に対しましては市として何ができるかということですけ
れども、例えば、申し上げましたとおり、地元説明会等々を交えながら、是々非々の立場で県
との十分な意思疎通を図りながら県と協議、検討を行って参りたいというふうに考えておりま
す。
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〇9番議員(諏訪昌一)
直接市がやるわけではない。なかなかこの苦しい部分の答弁を非常に
前向きにしていただきまして、その姿勢を是非保っていただきまして、これは例として申し上
げたわけでありまして、多くの事業がほんとに、必要だから地方と、この辺りの地方としては
出しているものも多いわけですが、やっぱり取捨選択していかなければならない時代になった
わけですし、それからその中から急ぐもの、最も急ぐものは何か。もうちょっと先でもいいも
のは何かということをきちっと考えて、どっかからか陳情したから、上で決まったから、その
時代背景はそうだったから、じゃあこれからもと言うんじゃなくて、やっぱりその時代時代に
応じて優先順位を考えながらやっていくことも必要なんじゃないのかなと、すべての事業に対
してそうなんではないのかなという立場で申し上げておりますので、是非そういうことで、こ
れはあくまでも例として、ほかにも感じているのもありますが、過去にも言ってきております
ので、もう具体的には申し上げません。そういうことでお願いをしてこの件については終わり
ます。
その前のファームサラリーですが、実は先日、厚生労働省鹿児島労働局の方々とちょっとお
会いしてお話をする機会がありまして、その時ですね、いろいろな話をしたんですが、その時、
座して待てば、雇い止めやら何やからでその雇用保険を受け取る人は期間が過ぎてずうっと消
えていくと、ずうっと消えていくと。ずうっと消えていくのを待てば、それでもう終わりよと。
あとは本人の責任で就職探しなさい。そんなきついことは私は言いませんでしたけれども、
「そういうずうっと消えていくというような形で大量の失業者を増やすことにつながっちゃい
けないですよねえ。」と言うと、向こうも「そうですね。」とおっしゃるわけです。「であれば
各市町村と協力して、第一次産業に今」、当然先ほど私が申し上げたような問題もあるわけで
すけれども、「もっと集中させていく方策、例えば、雇用保険を支払う分を、もしそれに乗っ
た人があれば、そこで雇用保険打切りというのじゃなくて、その人が受け取れる期間の分の雇
用保険分を、例えば、地方にファームサラリー交付金とかですねいような形で交付していくよ
うな形でもでき、それはまさに、その上から下へじゃなくて、地方から中央へというような形
での意見具申と、国の出先から国の中央へと、本庁へというような意見具申としてものの考え
方というのはできないんでしょうか。」と言ったら、「ああ、そういう考え方もこれから先はし
ていかんなすまん時代になっているでしょうね。」とは言われましたけど、なかなかそうはな
らないだろうとは私も思ってはおります。ただそういったことを繰り返し繰り返しいくつも、
いくつもしていくことで、今すぐはできなくても、本当にこの地方にとってこれから先の農地
を考えたとき、農業を考えたとき、必要なものについてこういったアイデアはどうかというこ
とをどんどん上げていくことが、やっぱり地方分権という中では本当に地方に必要なものを本
当に地方から要求して、交付税がいくらですよ。おたくはいろいろやってます。特交がいくら
ですよじゃなくて、国としても助かると思うんですよね。雇用保険でただやって、期間が過ぎ
て本人が就職が見つかればいいですけど、見つからなくて終わりましたというのよりも、そっ
- 160 -
ちに回した方が実利があるわけですから、何かどうもODA予算も含めて日本は金出しました。
はい、終わりですというのが非常に多いような気がしますので、そういう観点の政策立案的な
国への意見の出し方というのは今はまさに、ここ数年来、そしてこれからしばらくはチャンス
なのではないかと思いますので、そういう先行投資的な施策をどんどんどんどんやっぱりもっ
と、もっと職員の方々も含めて出していただきながら意見具申していくという中で、まずは私
のこのファームサラリー交付金というアイデアなんかはどんなもんなんだろうかと。せめて茶
飲ん話でもいいから出してもらってやっていただく考えはないのかなということを、市長のこ
ういう、一般質問というのは具体的に皆さんがやっていることを具体的にお尋ねする場ではな
いと私は思っていますので、それぞれ捉え方が違いますから、私はそう思ってますので、空中
戦みたいになりますが、市長はどういうふうにお考えになるかちょっとお尋ねをしたいと思い
ます。
〇市長(川野信男)
今、国の方もいわゆる縦割り行政の欠陥と、こういうものをばよくこう認
識をされまして、それぞれの地方から提案事業をしてほしいということで毎年そういうような
対応もいたしてございます。本市としてはできるだけそういう場に提案をいたしておる状況で
ございます。おっしゃるようなことなども、実は市としては今年もいくつかのそういった提案
事 業 の 項 目 は あ っ て お り ま し た が 、 現 在 2件 ほ ど 出 し て お り ま す 。 そ う し た 中 に 職 員 も い ろ ん
なアイデアを出して、おっしゃるようなことを含めてできるだけ提案をする。この提案事業の
場合は内閣府が一元管理をしておるもんですから非常に全体的な調整といいましょうか、そう
いうことができるシステムになっておりますので、できるだけそういう機会を捉えて、おっしゃ
るようなことを含めていくつかの提案等をいたしながら、本地域のいわゆる振興に努めていき
たいと、こういうふうに考えます。
〇9番議員(諏訪昌一)
ようやく一般質問が一般質問たりうる時代がきたのかなあというふう
な感想を今思いました。まさに、今までは私どもが一般質問する際でもいろんな制度を申し上
げましても、やっぱり私たちの質問も、どっちかといいますと、この事業は、こういう地域で
こういう願いがあるから、こういう制度を作ってはどうかと。私たちの考え方もややもします
と縦割り的な考え方になってしまう。だから、厚生労働省と農林水産省が協力しましたよと。
そして地方の農林水産課がつながりましたよ。出先の職業安定行政がつながりましたよという
ような発想というのも是非必要じゃないかな。いつか、この前申し上げました基準監督署が持っ
てる建物を教育委員会が借りたというような発想というのも大事じゃないのかなと。そういう
発想を是非これからも、いい時代になったと、なりつつあると、そういう発想についてはいい
時代になりつつあると思いますので、出していきたいと思いますから、よろしくお願いを申し
上げます。これは終わります。
では、少子化の要因について質問を続けたいと思います。確かに一つだけでは歯止めは難し
いかと思います。実はですね少子化社会、難しい、長い名前が国は好きですけどね、そんなに
- 161 -
長 く も あ り ま せ ん 。 少 子 化 社 会 対 策 基 本 法 と い う 法 律 の 第 12条 に 「 国 及 び 地 方 公 共 団 体 は 、 地
域において子どもを生み、育てる者を支援する拠点の整備を図るとともに、安心して子どもを
生み、育てることができる地域社会の形成に係る活動を行う民間団体の支援、地域における子
どもと他の世代との交流の促進等について必要な施策を講ずることにより、子どもを生み、育
てる者を支援する地域社会の形成のための環境の整備を行うものとする。」と、釈迦に説法み
たいなことを申し上げてるわけですけれども、と書いてあります。今、本市は市立の幼稚園・
保育所を整理する方向を打ち出しております。確かに今、本市は非常にこう財政も厳しい。そ
して民間も含めて、私立も含めて各幼稚園・保育園の経営が苦しいのも事実であります。そう
し た 中 で ま た そ れ に 対 す る 客 観 情 勢 は ど う か と 言 う と 、 平 成 20年 中 に 誕 生 し た 子 ど も の 数 が 確
か 266名 と 。 3年 保 育 と し て 約 750名 、 定 員 が 大 体 60名 定 員 で 割 り ま す と 12.5、 40名 に し た に
し ま し て も 18.75、 非 常 に 苦 し い な あ と い う ふ う に 思 う わ け で あ り ま す 。 保 育 園 で は 3歳 未 満
児がいるということを考慮にしましても非常に苦しい、厳しいということは分かります。しか
しながら、そういう経営という観点からだけでなく、各園にはそれぞれの保育方針があります。
私の子どもは聖母幼稚園だったわけですが、モンテッソーリ教育という、そら何ですかと思い
ましたけれども、入って神父さんやシスターといろいろと話をする中からいろんなことを学ば
してもらった。そしてその素晴らしさに非常に感銘を覚えたことを今でもしっかりと覚えてお
り ま す 。 当 時 は ま た P T A の 役 員 と し て 6年 間 働 か さ し て い た だ き ま し た お か げ で 他 の 園 の 良
さも非常に、一部でしたけれども、知ることがでました。そうした中で子どもの自発的な遊び
を中心に据えた保育を行っております市立幼稚園の在り方、市立幼稚園の在り方というのには
非常に共感を覚えました。その保育方針、そしてもう一つは保育料の安さ、今も選択の大きな
位置を占めているというふうにお聴きします。もし市立幼稚園を民営化したとするならば、そ
の当然経営面で厳しくなってきますから、どっか引き受けた所は。いろんな方策を考えます。
経営的に成り立つ方策になっていく。勢いその自発的な遊びを中心に据えた保育ということに
きちっとやっていけるのかどうか。あるいはその安い保育料というのは、若干上がったにいた
しましても、守っていけるのかどうか。結果的に廃園ということになりかねないというふうに
思うわけですね。保育料が大きな理由の家庭にとっては、じゃあ保育園にお願いすればですね
どうなるかと言うと、片方の稼ぎはもう全部保育料に持っていかれると。非常に苦しいと。で
も、働かなければ保育園には預けられない。じゃあ幼稚園に預けようか。幼稚園に預けると今
度はその後のお預かりにやらないといけないとかですね、いろんなのが出てくるわけで、逆に
今度は働かなければ保育園に預けられない。働けば持っていかれるというジレンマに陥るわけ
です。ともかくこの保育料の高さということも大きな問題であり、このこともまた大前提にな
るわけであります。そこで質問ですけれども、こうした状況にあってですね子育て世代のその
今のそのただ働かなければ、ジレンマでグルグルグルグルっとなっていくそういう状況に追い
込むことが少子化をまさにますます助長することにつながっていく、あと一人ぐらいはと思っ
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ているけれども、うーん、でも、お父さんこれで養っていけるっていうことになるんじゃない
のかなと。そうなりますとまさに助長することにつながると思いませんでしょうか。いかがで
し ょ う か 。 そ れ が 1点 目 で す ね 。 二 つ 目 、 親 の 選 択 肢 を 大 き く 狭 め る 方 向 性 を 出 す こ と が 少 子
化社会対策基本法の趣旨に沿っているんでしょうか。それから、昨日答弁の中で安いというこ
とは、税金をそこに使っているわけで平等性がないというような形の趣旨の答弁がありました。
そんなら、過去にも私は実はですねずうっとその当時保育園に通っている方々の世帯とどの階
層でというのを人数だけずうっと調べました。それに対してある家庭が「うちは」、三千当時
い く ら で し た か ね 。 「 3,800円 だ け ど も 、 給 食 費 ぐ ら い は 払 い た い よ 。 」 と い う 方 が い ま し た 。
じ ゃ あ 給 食 費 い く ら 、 4,500円 だ っ た で す 、 当 時 。 じ ゃ あ そ こ を 4,500円 に し た と し て 、 そ し
て 少 し ず つ こ う し て い っ て 、 上 限 を 、 当 時 私 立 幼 稚 園 が 大 体 2万 掛 か っ た と い う 時 に 、 じ ゃ あ
一 番 高 い 所 を 、 6万 じ ゃ な く て 、 3万 ぐ ら い に せ め て な る よ う に し よ う と い う こ と で ず う っ と 割
り 振 っ て い っ た ん で す 。 そ う し た ら 市 の 持 ち 出 し 0だ っ た ん で す ね 。 下 の 上 げ 幅 を も う ち ょ っ
と 抑 え た 場 合 で 市 の 持 ち 出 し 70万 と い う 計 算 が 出 ま し た 。 そ う い う 計 算 を し て や り ま し た け れ
ども、なかなかほげませんで、当時大きな保育園と小さな保育園と保育料が違ったのを、同じ、
大規模な所に保育料を合わせるというようなことしかできなかったというのを記憶しておりま
す。この際、そういう答弁があったので、昨日の答弁があったのでありますならば、そういう
観点に立ってやっぱい保育料を軽減措置ということはどうにかならんのかなというふうに思う
わ け で す が 、 こ の 3点 、 こ れ を 3点 目 の 質 問 と し て 一 応 3点 、 い か が 考 え ら れ ま す か 。 お 尋 ね
いたします。
〇市長(川野信男)
今二つのお話だったと理解いたします。まず公立の幼稚園を民間に移すこ
とに対する、是非の問題言われたかどうか分かりませんけれども、一方においては幼稚園のい
わゆる保育料が高い、民間の場合が高いということと関連であったかと思います。まず公立の
保育園を、幼稚園を民間移譲と、民間にするということについては、これはもう今までもいろ
んな場所で申し上げておりますけれども、民間でできることについてはできるだけ民間でいた
しましょうと、こういうようなことを申し上げてきておると思います。これまでの社会の実態
からいたしまして民間における保育園、非常に私はそれなりに育ってきておると、こういうふ
うに思っております。民間でありましてもそれぞれ民間の幼稚園でのいわゆる方針というのが
あってそれぞれ違います。また、保育料につきましてもそれぞれの幼稚園においてのいわゆる
保育料は違っております。その中で住民は選択をしておると、こういうような状況でございま
す。中で市の公立の方の保育園・幼稚園の保育料が安いと、こういうのが現在の状況でござい
ます。民間に移譲することによってその分は高くなるのではなかろうかと、こういうような懸
念もあるかと思いますけれども、あるいは、また、実態としてそういうことになるかもしれま
せんけれども、これは昨日も申し上げましたけれども、いわゆる公立の場合はその分のいわゆ
る人件費を含めて税金を投入しておると、こういうような実態でございます。民間と公立の場
- 163 -
合の差についてはやはり一般的には不平等感もあるんだと、こういうようなことを申し上げた
わけでございます。できるだけ民間でできるものについては民間に移行しようと、こういうこ
とで方針としては考えておるわけでございますが、具体的にどうするかということについては、
先ほども答弁もありましたけれども、今それぞれ保護者をはじめお話を聴きながら進めておる
段階である。こういうことで御理解をいただきたいと思います。今、保育園の保育料の軽減を
どうするかということでございますけれども、保育園の保育料のこともあったかと思います。
失礼いたしました。今、子育ての段階で大変大きな課題になっておりますのは、問題になって
お り ま す の は 保 育 園 の 保 育 料 で ご ざ い ま す 。 実 は こ の 3月 に ま と め た わ け で ご ざ い ま す が 、 次
世代育成支援に関するニーズ調査というのをばいたしました。この中に自由意見ということで
ずうっとそれぞれの方の御意見を出してございますが、これずうっと私読んでおりまして、ほ
とんどの人が保育料は高いというのが指摘されておる状況でございます。子育てをする過程の
中 で 特 に 2人 、 3人 子 ど も が お り ま す と い う と 、 保 育 料 が 大 体 2歳 と か 、 3歳 間 隔 で お り ま す の
で 、 2人 と か 、 3人 お り ま す 。 非 常 に 生 活 を 圧 迫 す る と 、 こ う い う よ う な 実 態 が あ っ て 、 そ の こ
とが結果としていわゆる子どもを、少子化の原因にもなっておるのじゃないかと、こういうこ
とをば考えるときに、何とかやはりこの保育料について検討をしなければならない時にきてお
るのかな、こういうようなことも感じておるわけでございます。今、保育料につきましては国
の 基 準 が 示 さ れ て お り ま す が 、 こ の 国 の 基 準 に 対 し ま し て 約 15.2パ ー セ ン ト 程 度 の 軽 減 措 置 を
実際はいたしてございます。国が示した基準よりもこのような額で保育料はいただいておりま
すが、それでも、先ほど申し上げましたとおり、「保育料が高いじゃないか。」、こういうよう
な声でございます。したがって、現下の経済状況等も考え、また、子育てを応援する意味で大
幅な軽減措置を図る必要があるいはあるのではなかろうかと、そういうような認識もいたして
ございます。実はある市長さんとお会いして話をいたしましたら、こんなことを言いました。
「自分の所は子どもが生まれる数が前の年に比べて相当増えたんだと。それは何かというと、
実は保育料を下げたからだ。」と、こういうようなことを言われました。すぐ私も調べてみま
し た 。 確 か に 保 育 料 は か な り 安 い 額 で セ ッ ト さ れ て お り ま す 。 た だ 1年 で ご ざ い ま し た ん で 、
でありますので、それが結果、それに結び付いておったかどうかということについてはまだ実
証する状況ではございませんけれども、こうしたことを考えたときにやっぱり大幅な保育料の
軽減措置をやることの必要性を私も痛感をいたしてございます。ただそのために財源をどっか
ら持ってくるのかということが一つございます。幸いにいたしまして国の方の緊急経済対策の
中でいろんな財源の確保の道がありますので、これは今、保育料につきましては収入をいただ
いて、いわゆる保育料として市が収入でいただいておりますので、財源は、プラス財源という
のは要らんわけなんです。いわゆる収入が減るということになるわけですが、こういうものに
いわゆる臨時交付金が対応できるのかどうかということについては課題はありますけれども、
国は今、玉突きとか、いろんなことを言っておりますので、いろんな知恵を出して財源に充て
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る方法を研究をいたしておる段階でございます。しかし、今、国がやっておりますそうした事
業 と い う の は せ い ぜ い 2年 間 で ご ざ い ま す の で 、 そ の 後 ど う す る か と い う 財 源 確 保 対 策 と い う
ものも考えなければなりませんが、これについては保育園を、今の保育園を民間移譲すること
に伴って若干の財源が少なく済む。こういうような数字も出ておりますので、そうしたことを
補填財源と将来的にはしようかと、こういうようなことで今詰めをしておる段階でございます。
〇9番議員(諏訪昌一)
大変前向きな答弁ではありますが、痛し、痒しだなあというのを感じ
ますね。この国ほど未来への先行投資をしない国はないと。ヨーロッパ諸国は、一部の国です
らほとんどあれですが、例えば、大学が無料ですよね、一部の国若干取りますけれども。イギ
リスがサッチャー首相の時にちょっと取りやったようですが、ドイツが一時金取りますですか
ね。でも、ほとんど金が要らない。でも、奨学金がある。その奨学金は、日本みたいに貸与じゃ
なくて、くれっ切いですね。何でか。それは生活費に使ってください。生活費に使う。生活費
やらほかの自分の自由な研究に使ったりするということでですね。日本は、かつてありました
特別奨学金、半分返せばいいですよ。それがなくなって、なくなったばかりか、それがどっち
かという、その特奨が一般奨学金になって、一般奨学金が利子付奨学金になったというような
形になってますよね。今は何て言いますか、日本学生支援機構と言いますかね、かつての日本
育英会、それでもう先進諸国中非常に悪い教育環境にあると。その中で子育てをしてきたお互
いは偉いもんだなあと思いますけれども、ほんとにものすごい、「だから、そういった中では
すごい我々みんなは感心だなあ。」と私に言った人がいましたけれども、本当にそうだなと思
い ま す 。 や っ ぱ り 教 育 と い う の は 本 当 に 未 来 に 対 す る 先 行 投 資 、 266人 、 250人 前 後 で 生 ま れ て
る子どもさんが八十四、五まで生きたとしますと大体人口が、それだけでいったとしますと 2
万 数 千 人 で す よ ね 。 と い う こ と は 、 今 人 口 4万 前 後 と い う こ と は そ の 二 百 数 十 人 の 子 ど も さ ん
は受け入れられる余地があるわけですよね。それでも出て行かれる方は多いでしょうけれども、
受け入れられる余地があると。ということは、その受け入れられる余地のある数の子どもたち
に先行投資をするということは南さつま市に役に立つ先行投資である確率が今までよりも高く
なったと。今までは都会に対して労働力を供給する田舎であったと。今からは自分たちの所の
ために先行投資できる教育費だということになってくるわけで、それはやっぱりきちっと捉え
てやっていく必要はないのかなあと思うわけですが、その点も含めて大幅、つまりここを民営
化したら、この浮いた金をこっちに回すというんじゃなくて、もっといろんな所、少しずつ、
さっき言ったような、急がないわけではないけれども、少し先送りすれば何とかなる事業は少
し ず つ 、 3年 で 済 む 事 業 を 5年 に し た り し な が ら 生 み 出 し た お 金 で そ こ を や っ て い く と い う こ
とも考えられないのかどうか、市長。
〇市長(川野信男)
大変ぎりぎりな財政運営をいたしておるのが実情でございます。行財政改
革をする所以は、むしろ、今大変厳しい状況下でありますので、その運営をできるだけいわゆ
る正常に戻すための行財政改革をする。したがって、民間移譲とか、いろんなことを言ってお
- 165 -
りますけれども、それは生み出したお金をば何か別に使うという目的もありますけれども、む
しろそうしたいわゆる、何といいましょうか、改革によって出てきたお金というのは、過去の
累積赤字の解消とか、そういうものにせざるを得なかったというのが今日の状況でございます。
お話のように、本来は長期的な投資ということを念頭に置いて財政運営あるいは市政運営すべ
きだと思います。米百俵の推進、これはやっぱり大変大事なことであり、私どもといたしまし
てはなかなか、いわゆる教育費にそう金を掛けるということについてあんまり努力してなかっ
たと言えば語弊がありますけれども、そういう状況もあったかもしれませんけれども、今日の
少子社会の状況を考えますというと、どうしても子育て支援というものについては思い切った
やっぱり財政投資と、こういうものが必要じゃないかと、こういうふうに思っております。現
在 第 2期 の 緊 急 経 済 対 策 事 業 を 予 算 編 成 中 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 そ の 中 で も 思 い 切 っ て 子 育
て支援、少子化対策については力を入れていきたいということで今作業を進めておる段階でご
ざいます。
〇9番議員(諏訪昌一)
先ほどの答弁で、今、市立の例えば幼稚園につきましては、市立の幼
稚園につきましては保護者との協議中と、話し合い中ということでありましたけれども、新し
い 学 校 づ く り 検 討 委 員 会 の 最 終 報 告 に で す ね 、 4ペ ー ジ に 幼 児 教 育 の 重 要 性 と い う の を い ろ い
ろ書いてあります。その下に「出生率の低下や核家族化の急激な進行、就労女性の増加、生活
様式や価値観の多様化への対応、さらに保護者の教育に対する様々なニーズや幼児教育を取り
巻く環境の変化に伴い、今後の幼稚園教育の在り方についての見直しが必要とされている。」、
確かに必要な、重要な視点だ、大切な視点だと私も思います。しかし、その視点の中に加世田
幼稚園がどれだけそのニーズに応えてきてたかという分析、その幼児教育に対してどんな役割
を果たしてきたかという分析は何も載ってないということはちょっと、ちょっといかがなもの
かなと私は首捻ったんですよね。だから、そこの点について教育長どういうふうに考えられま
すでしょうか。言えんでしょうけど、なかなか、深く踏みこんで。いいです。続けます、議長。
自分所が諮問をした委員会の答申に対してああだ、こうだというのは言えないでしょうから、
続けます。ではですね、保護者の意見を聴くと、とてもとても民営化というのは考えられない
というふうに私は捉えているわけですが、それならば市長、財政的にきついことが最大の要因、
そしてその中でいかに市民平等なその高いものを低くするための財政運営をしていくためだと
言うのであるならば、保育料をどこまでならば保護者が耐えられるのかとかですね、その市立
幼稚園の保育料がいくら、どこまでなら今の保護者の方々も耐えられるのかとか、私もそんな
たくさんの方の声を聴いたわけじゃないですけれども、二、三聴いてみますと、二、三じゃな
い 。 三 、 四 ぐ ら い で す ね 聴 い て み ま す と 、 「 も う 民 間 に 入 れ る し か な く な れ ば 、 3年 保 育 の つ も
り が 、 1年 保 育 に し ま し ょ う 。 」 と い う 方 は 結 構 い ら っ し ゃ い ま す 。 だ か ら 、 い ら っ し ゃ る そ う
です、その聴いた話では、その聴いた人から聴いた話では。それがまた少子化対策にまたつな
がっていくのかなと。それは結局やっぱり公としての受皿なんじゃないのかな、そこはと、一
- 166 -
つのというふうに思うわけですね。そのことはじゃあ定数をどうしていこうかなとかですね、
そういったことを具体的に話し合いの際に教育委員会の方は出しているんでしょうかね。具体
的、こちらの方からじゃあこれだったらどうですか。これだったらどうですかということが提
起されないで、ただ、いや、もう民営化の方針が出されましたから、皆さん御意見をお聴かせ
くださいでは、前へも、後ろへも行かない。そうこうするうちに痺れが切れて、そのうちに足
が痺れて麻痺をして、保護者の意見を聴きながら進めるというのは、保護者の意見を聴くけれ
ども進めるという意味なのか。聴きながら進めたところが、聴いたところが、進められなかっ
たとなるのかどうか。そこのところがやっぱり聴いたけれど、進めるなのかどうか。その辺り
をちょっとお尋ねしたいんですが。
〇市長(川野信男)
保育園と幼稚園、若干システムが違いますんで、保育園の場合は民間も、
公立もいわゆる保護者の負担というのは、これは一緒でございますので、幼稚園についてはま
た別個でありますから教育委員会の方で答弁させます。
〇教育部長(染川勝夫)
新しい学校づくり検討委員会の方から最終報告が出されまして、その
後 全 体 会 と し て は 1回 、 今 年 度 に な っ て 新 し く P T A の 役 員 が ほ と ん ど 替 わ り ま し た の で 、 5
月 12日 に P T A 役 員 の 保 護 者 の 代 表 の 方 に で す ね こ れ ま で の 経 緯 と か 、 そ う い う こ と を 説 明 し
ないといけないということで、集まっていただきまして今までの経緯について説明したところ
でありまして、今後そういう話し合いをしていこうということになっております。
〇9番議員(諏訪昌一)
今後ということでありますので、取りあえず保護者の意見を聴けば、
とても私はそういった方向にはなっていかないんじゃないのかなと。つまり受皿的な部分があっ
て 、 ど う し て も よ そ に 出 し た ら 1年 保 育 し か で き な い よ と い う 方 々 等 も 含 め て の で す ね 受 皿 的
な部分というのは行政としてはやっぱり必要なわけで、じゃあ角度を変えて、あっちに数人ぱ
ら ぱ ら 、 こ っ ち に 数 人 ぱ ら ぱ ら 、 こ っ ち に 数 人 ぱ ら ぱ ら 、 市 内 300平 方 キ ロ の 中 に 子 ど も が ぱ
らぱらしかいなくなった時にバスで送り迎えしても耐えられる保育園・幼稚園は激減すると思
うんですね。そうしたときに通えない子どもが出てくる。通えない子どもが出てきたら、先ほ
どの基本法に則って行政は責任を果たさなければならない。一旦手放した園を造らなければな
らない。そういうことをやっぱいきちんと考えて、そして、また、先の、じゃあ今そういうこ
とを話し合って、どうしても、保護者の意見を聴きましたけれども、保護者の意見を聴いて進
める。保護者の意見を聴いて進めるなのか。保護者の意見を聴いて進めるなのか。そこのその
聴いての「て」の部分が非常にこのこだわりが私はあるんですね。そこのところを、国語の時
間 じ ゃ あ り ま せ ん け れ ど も 、 も し そ れ で も 進 め る と す る な ら ば 、 き ち っ と ど っ か の 1冊 に 、 一
文 に も し も と い う 時 代 が き た ら 南 さ つ ま 市 は き ち っ と 公 立 で も う 1回 園 を 造 り ま す と い う こ と
を明記して私はやるべきではないかなと。そこまでの腹をくくってやるんだったらやる覚悟で
話し合いは進めていくべきだということを申し上げておきたいと思います。
最後に介護の悩みのボランティア(サポーター)のことでありますが、大切なのは共感です
- 167 -
ね。先ほど地域ケア体制の準備を進めているということで、ボランティアや安心安全ネットも
併せて検討していく。その中で是非検討していただきたいと思うわけですが、大切なのは共感
であります。思いやりは多くの人ができます。誰でも思いやりはできる。でも、共感というの
はなかなか難しいわけで、その人の気持ちが自分のものにならなくちゃいけない。だから、そ
このところを、それをしたからといって、じゃあその介護者が救われて、死にたいというとこ
ろまでいってる人が、ああ、やっぱり死なないでおこうというふうなところまで戻ってくれる
のかどうかというのは自信はありませんけれども、少なくとも、いないよりは、いた方がいい
と思いますので、是非登録組織化を早急に考えていただきたいと思いますが、その辺りについ
てどう考えられるかお尋ねをいたします。
〇市民福祉部長(久保薗秀徳)
今、議員おっしゃるとおり、多くの人が関わることで介護者や
相談者の悩みを軽減するということができるということで、今、地域ケア体制づくりというこ
とで今進めているところでございます。県におきましても認知症支援体制構築とか、そういう
事業もやっておりまして、そういう会議等にも出席さしていただいたところでございます。具
体的に言いますと、この地域ケアの構成のメンバーでございますかかりつけ医、それから介護
支援専門員、通所サービス、訪問サービス、それから入所施設、民生委員、福祉団体グループ、
行政、それから認知症介護支援指導者、そういった方々とこの情報を共有しながら、そういう
多くの人がその介護者の悩みというか、介護している人の話を聴くというそういう体制をつくっ
て い く こ と に よ っ て 介 護 者 の 悩 み の 何 分 の 1か で も 軽 減 で き る と い う 体 制 が 必 要 で は な い か と
いうふうに考えております。
〇9番議員(諏訪昌一)
すごい素晴らしい陣容で素晴らしい方向性だとは思います。が、そこ
にもし登録されたボランティアが取り込まれたら息が詰まって私はボランティアをやめますと
言うと思います。それはあくまでもボランティアであって、仕組み作って、そこでみんなで協
議をして、そこで、ああだ、あそこの人が大変だから包み込んでいきしょうねえワアワアワア
ワアとやることではなくて、共感を持つということはそっと寄り添うことなんです。そこに来
てちょっとだけ話聴いていただけますかと言ってやってきて、あるいは電話でもちょっとだけ
話 の つ も り が 、 1時 間 も 、 2時 間 も 話 を し た 結 果 、 ボ ロ ボ ロ 泣 い て 帰 る と 。 思 い 切 り 泣 い た ら 帰
る時はすっきりして帰れると。また重い仕事が待ってるけど、重い役割が待ってるけど、少な
く と も 心 に 溜 っ た 重 荷 だ け は 流 し て か ら 、 空 に な っ た か ら 、 も う 1回 こ こ 満 タ ン に で き る よ ね
と言って帰っていけるのがボランティアだと思うんですね。そういう捉え方で是非考えていた
だけたらな。今検討中でしょうから、ですよ。どう思いますかと言っても、そうですかとかし
か言えないでしょうから、是非そういう観点でボランティアというのは捉えていただいて、やっ
ぱ り 、 実 は こ の 問 題 は 24年 ほ ど 前 に も 提 起 し た ん で す 。 市 の 担 当 の 方 々 ト ン チ ン カ ン 、 チ ン プ
ンカンプンでした。分かりませんでした、どういう意味なのか。今これだけ社会問題化してやっ
と分かるようになってきたかなあと思います。でも、それは市の職員が悪いんじゃないんです、
- 168 -
分からないんですから。分かろうとしないことはやっぱりちょっと問題ですけども、分からな
いことは責められないと私は思うんですね、分からないことは分からないわけですので。そこ
のところは仕方ないなあ。まだなかなかそこまで、まだ介護保険制度もない時代でしたから仕
方ないよなと思いましたけれども、そういったことを共感していく、共有していく思いという
ものが介護にとっては一番大事だ。まだ日本の介護保険制度は後退する、できた時から欠陥だ
らけでしたけれども、後退する一方ですが、仕組みだけはいっぱいできましたけれども、仕組
みだけはいっぱいできましたが、後退、中身的には後退する一方ですが、じゃあできない部分
を何とか気持ちとして補える部分として何かないのかなあという部分がそこですので、是非お
願いを申し上げて私の一般質問を終わらせていただきます。
本当はもう少し少子化対策の所を申し上げたかったのですが、いろいろ資料も調べてきまし
たが、なかなか、今ようやく保護者の方々、役員が替わったので、話し合い、今までの経過を
話されたばかりだということでありますし、今後の中でやっぱりある程度お互いに踏み込んだ
論議をしなければできないなということ等を申し上げていくところに留まるしかないなと思い
ましたので、その点よろしくお願い申し上げて終わらせていただきます。
〇議長(石井博美)
こ こ で お 諮 り い た し ま す 。 た だ 今 発 言 通 告 者 13人 中 9人 の 質 問 が 終 わ り ま
した。申合せにより本日は以上で留めたいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御異議ありませんので、本日は以上で留めることに決定しました。
本日はこれで散会いたします。
散
会
午後
- 169 -
4時33分
第 5回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 4日 目 )
1.開
会
日
時
平 成 21年 6月 10日 ( 水 ) 午 前 10時
1.議
事
日
程
( 第 4号 )
〇開
議
日程第 1
1
園田
一般質問
通
豊議員
(緊急経済対策・保育料の軽減について
2
古木
健一議員
(本庁周辺の駐車場と環境整備について
3
有村
鳥居
等)
義次議員
(砂の祭典の今後・農業振興
4
等)
等)
亮幸議員
(実態に応じた介護認定が確保される対策は
〇散
会
1.本日の会議に付した事件
〇議事日程のとおり
- 170 -
等)
告
順
1.会議に出席した議員(27名)
1番議員
貴
島
修
2番議員
清
水
春
男
3番議員
大
迫
久
光
4番議員
大
原
俊
博
5番議員
髙
倉
正
文
6番議員
三
角
勝
嘉
7番議員
有
村
義
次
8番議員
山
下
美
岳
9番議員
諏
訪
昌
一
10番議員
野
下
寛
俊
11番議員
下
釡
清
和
12番議員
小
園
藤
生
13番議員
下
野
認
14番議員
永
山
薩
男
15番議員
室
屋
正
和
16番議員
園
田
17番議員
相
星
二三夫
18番議員
南
19番議員
平
石
一
善
20番議員
若
21番議員
鳥
居
亮
幸
22番議員
23番議員
井
料
健
造
25番議員
柳
元
拓
夫
27番議員
石
井
博
美
豊
敏
子
松
正
伸
上
園
邦
丸
24番議員
新
澤
廣
美
26番議員
古
木
健
一
1.会議に欠席した議員(0名)
1.会議に出席した事務局職員(4名)
事
務
局
書
長
田
中
茂
穂
議
記
井
上
喜
詞
書
事
係
長
金
田
鶴
見
記
宮
内
雅
史
1 . 法 第 121条 に よ る 会 議 に 出 席 し た 説 明 員 ( 2 3 名 )
長
川
野
信
男
副
市
長
相
星
完
治
長
坂
口
二
郎
教
育
長
出
口
定
昭
長
柴
田
達
朗
企画政策部長
山
口
力
三
市民福祉部長
久保薗
秀
徳
産業振興部長
上
野
哲
郎
建
設
部
長
山
下
和
隆
会 計 管 理 者
放生会
教
育
部
長
染
川
勝
夫
総務部総務課長
市
副
総
市
務
部
総務部財政課長
塩
賀
千
弘
企画政策部企画
課
企画政策部地域
成
田
清
政策推進室長
市民福祉部保健
課
長
本
坊
佳
彦
活
課
- 171 -
一
盛
中
山
秀
次
橋
口
一
郎
長
市民福祉部福祉
課
濱
長
市民福祉部市民
生
長
隆
長
尾場瀬
仁
産業振興部農林
水
産
課
彰
産業振興部商工
観
川
野
重
美
長
教育部学校教育
課
田
長
建設部都市整備
課
長
村
徳
課
幸
長
- 172 -
田
末
永
親
久
長
教育部教育総務
課
今
光
園
長
茂
△
〇議長(石井博美)
開
日程第 1
一般質問
日 程 第 1、 一 般 質 問 を 行 い ま す 。 ま ず 、 園 田
[園田
〇16番議員(園田
午前10時00分
ただ今から本日の会議を開きます。
△
〇議長(石井博美)
議
豊)
豊議員
豊議員の発言を許可します。
一般質問席]
午前10時01分
お は よ う ご ざ い ま す 。 私 は 4点 の 項 目 に つ い て 質 問 を 行 っ て 参 り た
いと思います。市長並びに当局の明確で前向きな御答弁をよろしくお願いを申し上げたいと思
います。昨日梅雨に入ったということでですね今回の場合は防災関係の質疑等も多いようであ
りますけれども、執行部並びに、また関係機関、そして地域がですね連携を図りながら災害の
ない梅雨が明けることを御期待を申し上げたいと思います。昨日も隣の・倉議員の方からもあ
り ま し た け れ ど も 、 議 員 、 私 ど も に と り ま し て も 、 市 長 に と り ま し て も 平 成 17年 の 合 併 後 よ り
で す ね 4年 間 の 任 期 も ほ ん と あ と 5か 月 と い う こ と で 、 過 ぎ 去 っ て し ま え ば ほ ん と 「 光 陰 矢 の
ごとし」で早かったなあという感がいたしております。市長もそうじゃないですかね。さて、
同僚議員の答弁の中でも合併後融和と一体化が図られてきたという自らの感想を述べられたわ
けでありますけれども、ただ市民と市長の思いにですね同様の感があったんだろうかという部
分 も な き に し も あ ら ず で は な い か と 思 う わ け で あ り ま す 。 私 も 4年 間 、 地 域 の 格 差 が な い よ う
に と い う こ と で で す ね 叱 咤 激 励 さ れ た 4年 間 で あ っ た の で は な い か な あ と い う ふ う に 今 、 回 顧
するところであります。そうした中ですね国内外、また市内外におきましても景気並びに雇用
のですね情勢というのは先行きがほんと厳しい状況であるということはもう誰しもが分かって
い る こ と で あ り ま す け れ ど も 、 本 市 に お き ま し て も 緊 急 経 済 対 策 と い た し ま し て 本 年 1月 よ り
18億 5,700万 余 り の で す ね 経 済 対 策 を 打 ち 出 し て 予 算 措 置 を 行 っ て 実 施 し て き て お り ま す が 、
経済対策を実施している中でですね、本市の雇用状況等を踏まえた中でですね経済状況また並
びに動向をですね、市長は昼の会、夜の会、お茶を飲みながらの会、アルコールを入れての懇
親会等様々な会にも御出席でありますけれどもですね、市民の生の声というか、自らが感じ取っ
たですね本市の経済状況というものをですねまずどのように捉えていらっしゃるものかという
ことをまずお伺いをいたしたいと思います。
〇市長(川野信男)
経済状況、市民の受け取っておる生の声を、こういうようなお話でござい
ま す 。 全 国 的 に 言 い ま す と 、 5月 の 25日 に 5月 の 政 府 の 月 例 経 済 報 告 が 発 表 さ れ た わ け で ご ざ
います。「景気は厳しい状況にあるものの、このところ悪化のテンポが緩やかになっている。」
と 3年 ぶ り に 上 昇 修 正 が さ れ ま し た 。 「 生 産 活 動 が 極 め て 低 い 水 準 に あ る こ と な ど か ら 雇 用 情
勢の一層の悪化が懸念され、なお厳しい状況が続くと見られておる。」というふうなこういう
ような表現であったかと思います。地方の経済状況はさらに悪化が懸念がされておるところで
ございます。本市におきましてもなお厳しい状況下であると感じているところでございますが、
- 173 -
加世田公共職業安定所管内の求人状況を見ますと、求職者は増加しておるものの、求人は減少
をいたしております。雇用情勢は厳しさを増しておる。さらに特にこの製造業を中心とした求
人が不足しておると、こういうような状況が出ておるところでございます。さらに市内事業者
で国の中小企業緊急保証制度に伴う融資制度を受けるための市への認定申請につきましても平
成 19年 度 は 2件 ご ざ い ま し た 。 平 成 20年 度 が 125件 で ご ざ い ま す 。 昨 年 11月 か ら 3月 ま で は 特
に こ の う ち 105件 と 急 増 を い た し て お る 状 況 で ご ざ い ま す 。 本 年 度 に 入 り ま し て も 、 今 、 4月
と 5月 の 分 し か 分 か っ て お り ま せ ん け れ ど も 、 4月 、 5月 で 既 に 20件 に 達 し て お る と 、 こ う い う
ような状況が出ておるわけでございます。本市の場合は、景気悪化の先端を担ったといいましょ
うか、製造業、とりわけ自動車や電機関連の企業の占める割合が必ずしも多いわけではござい
ませんが、市民の意識が先行しておる面も私はあるのではないか。こういうようなことも感じ
ておるところでございます。こういうことから買物などへの影響も出ている。あるいは今後の
国内景気の動向に大きく左右される面、そういうものもあると感じておるわけでございます。
幸いにいたしまして本市の場合は、食品加工とか、農産物の価格につきましては、お茶の場合
非常にこう価格低迷いたしておりますが、そのほかの物については、らっきょうとか、かぼちゃ、
最近ではそうでございますけれども、必ずしも価格低迷と、こういうような状況になっていな
い。そういう面もございますけれども、私はやっぱりこの市民の意識が、意識過剰ということ
が景気悪化につながらないようなそういうことをしなければいけないと、こういうような思い
をいたしてございます。そういう意味で緊急経済対策事業を通じまして市民が景気に対する余
りにも大きな過剰不安というものがないように、これを和らげると、こういう意味からこうし
た事業も展開しておると、こういうようなつもりでございます。以上でございます。
〇16番議員(園田
豊)
6月 の 5日 の 日 の 本 会 議 の 初 日 の 時 に で す ね 市 政 の 諸 課 題 に つ い て
で す ね 効 果 に つ い て も 説 明 が あ っ た わ け で あ り ま す け れ ど も 、 具 体 的 に で す ね 18億 5,700万 余
りのですね予算が投入されてですね今、鋭意実施されているわけですけれども、すくすく券と
かですね、商品券並びにいろんな商品券等も出され、また、公共事業等も発注されているわけ
でありますけれども、この辺についてですね、この説明書以外と申しますか、どのような効果
が具体的な部分でですね上がって、市民の声と申しますか、その辺についてですねどういうふ
うに捉えていらっしゃるものかについてをお伺いしたいと思います。
〇市長(川野信男)
経済対策の事業各種やっておりますが、景気が非常に悪くなる。これに対
する不安がある。じゃあすぐ景気が今この地域だけで上がってくるとか、そういうような状況
でございませんので、若干市民が景気に対する反応といいましょうか、意識といいましょうか、
どういうふうに変わったかということの判断というのは難しい面もあるかと思いますが、これ
ま で 3次 に わ た り ま し て 総 額 18億 5,782万 余 円 の 事 業 を 予 算 化 を い た し ま し て 逐 次 事 業 を い た
しておるわけでございます。既に執行したものもございますし、そのことによって直接的に効
果が表れておるもの、あるいはまだまだそこまで出てないものというものがございます。その
- 174 -
効果については徐々にこれから表れてくるのではなかろうかと、こういうような認識もいたし
てございます。なお、効果についての具体的な数値については、なかなかこれは困難で申し上
げることは難しいわけでございますが、例えば、開会初日にも申し上げましたけれども、定額
給 付 金 に つ い て は 5月 の 25日 現 在 で 6億 1,116万 2,000円 が 支 給 さ れ 、 購 買 増 に つ な が っ て お
ると、こういうふうに思っております。また、子どもすくすく交付券事業や、あるいは地域活
性化商品券については、市内の事業者など支援対策として実施したものでございますけれども、
既に商品に転嫁され、換金もなされておると、こういうような状況でございます。雇用確保対
策 に つ き ま し て は 市 の 直 接 雇 用 と し て 本 年 2月 に 6名 雇 用 い た し ま し た 。 4月 以 降 も 引 き 続 き
雇 用 し 、 9月 ま で 雇 用 す る 予 定 で ご ざ い ま す 。 ま た 、 民 間 事 業 者 な ど に 雇 用 条 件 と し て 委 託 す
る 事 業 に つ い て は 6月 か ら 7月 に か け て 事 業 委 託 を す る 予 定 で ご ざ い ま す 。 県 下 の 厳 し い 雇 用
状況に少しでも対処できればと、こういうふうに思っております。「県下」、「現下」でござい
ま す 。 な お 、 第 3次 に わ た る 80の 事 業 と か 、 18億 五 千 余 万 円 の 執 行 状 況 は 、 着 手 済 事 業 が 既 に
37事 業 ご ざ い ま す 。 比 率 に い た し ま す と 46.3パ ー セ ン ト 、 発 注 額 は 9億 9,200万 円 余 で ご ざ い
ま す 。 そ の う ち 完 了 済 み は 17と 、 こ う い う ふ う に な っ て お り ま す 。 今 後 の 見 込 み に つ い て で ご
ざ い ま す け れ ど も 、 本 年 9月 ま で に 29の 事 業 が 完 了 予 定 で ご ざ い ま す 。 残 り 44事 業 は 、 今 後 発
注をし、本年度末までに完了する。こういうような予定をいたしておりますので、こうした事
業は実施される過程で徐々に経済効果が出てくると、こういうふうに思っております。また、
今回の緊急経済対策の効果として公共事業などの実施につきましては、実施事業の執行時期を
早 め る と か 、 あ る い は 22年 度 以 降 の 実 施 を 前 倒 し し て 実 施 で き た こ と も 大 き な 効 果 に つ な が っ
ておると、こういうような判断をいたしておるところでございます。
〇16番議員(園田
豊)
緊急経済対策ですから、計画を立てて事業の実施と執行を迅速に行っ
て緊急に対応して、それがまた市民の方にですね早急にこう波及がしていくということが主眼
で あ ろ う と 思 い ま す け れ ど も 、 5日 の 説 明 の 中 で は 公 共 事 業 に お き ま し て も 25.3パ ー セ ン ト と
いうことでですね、予算は来る。事業の執行をしようにも、なかなか事務的な手続がですね煩
雑化し、また、そういう部分で遅れが生じるという部分もありますけれども、このようなです
ね今の順調に行って実施がいってるということの市長の御説明でありますけれども、実際です
ね、先日のあの新聞ではございませんけれども、緊急経済対策においてですね危険家屋の解体
補 助 と い う の が あ っ た わ け で す け れ ど も 、 4月 の 28日 だ っ た で す か ね 、 議 決 し た の が 、 確 か 28
日だったと思いますけれども、その後ですね早急にですね地域の方々が協力しながらですねも
う そ の 1棟 は で す ね 今 回 の こ の 補 助 金 等 を 利 用 し な が ら で す ね 、 経 済 が 活 性 化 す る と い う こ と
も主眼でありますけれども、その地域の生活環境がですね整備されて住みよいまちづくりにな
るというのがですね大前提ではないかと思うわけです。そうした中でですね完工率と申します
か 、 今 こ う 25.3パ ー セ ン ト と い う こ と で 発 注 が な さ れ て い る わ け で す け れ ど も 、 や は り 効 果 が
十 分 、 今 、 今 回 が そ う い う よ う な 危 険 家 屋 が 1棟 は 、 ほ か に は ま だ 今 か ら だ ろ う と 思 い ま す け
- 175 -
れども、立地条件等もありますから、梅雨、また台風時期等を踏まえてですね早急に行わなけ
ればならないという地域の強い要望等があったもんですから実施したわけですけれども、今回
の 今 18億 5,700万 円 の う ち の で す ね 大 体 ど れ ぐ ら い の で す ね 最 終 的 に は こ の 進 捗 率 、 完 工 と 申
しますか、実施が完全に終わったという額というのはですねどれぐらいの数字であるのか。お
およそでですねその辺のですね数字をつかんでいらっしゃったら、御答弁いただきたいと思い
ますが。
〇市長(川野信男)
商品券のお話とか、あるいは子どもすくすく券、こういうものにつきまし
ては既に完成をいたしましたと、こういうようなことを申し上げたわけでございますが、先ほ
ど も 御 答 弁 申 し 上 げ ま し た と お り 、 80の 事 業 を こ の 18億 の 中 で 計 画 を い た し て お る わ け で ご ざ
い ま す 。 着 手 済 み の 事 業 が 37事 業 、 比 率 で 46.3パ ー セ ン ト 、 ま た 発 注 済 み が 9億 9,000万 、 そ
の う ち 完 成 済 み は 17事 業 で あ る 。 こ う い う ふ う に 先 ほ ど 御 答 弁 申 し 上 げ た と こ ろ で ご ざ い ま す 。
今 後 の 見 込 み は 、 本 年 度 9月 ま で に 29の 事 業 が 完 成 を す る 予 定 、 残 り の 44の 事 業 は 今 後 発 注 を
すると、こういうふうに先ほど御答弁申し上げたところでございます。
〇16番議員(園田
豊)
すいません、ちょっと聴き漏れをいたしまして。それとですよ今回
のこの、今後もですけれども、今後のことについてお伺いをいたしたいと思いますけれども、
今 後 6月 、 そ れ か ら 、 ま た 2か 年 に わ た り ま し て 21年 、 22年 と い う こ と で で す ね 35億 程 度 の で
すね景気対策がまた今後組まれていくわけでありますけれども、そうした中でですね、事業を
発注していく中でですね基本的な、基本的に特殊なこともあるだろうと思いますけれども、基
本的にはこれは地元景気対策でありますから地元事業者への発注であるというようなふうに理
解してよろしいものかどうかをお伺いしたいと思います。
〇市長(川野信男)
今 後 の 、 こ れ は 第 2期 と い う よ う な こ と だ ろ う と 思 い ま す け れ ど も 、 実 は
第 1期 の こ と も 、 事 業 の 中 で も で き る だ け 地 元 の 、 し か も 中 小 の 企 業 も 発 注 で き る よ う な と い
うような配慮をいたしたつもりでございます。また緊急でございましたので、急に大規模な事
業をというような状況ではございませんでした。道路とか、河川とか、いわゆる小さな箇所の
整備、あるいは公の施設の整備にいたしましても非常にごく規模の小さいそういうものが優先
されて事業化をしたつもりでございます。当然に発注につきましても地元企業優先、地元企業
以外でというのはほとんどないんじゃないかと思いますが、そうしたことについては個々のケー
ス で 十 分 配 慮 を い た し た つ も り で ご ざ い ま す 。 ま た 、 第 2期 、 こ れ か ら 事 業 計 画 等 を 作 っ て い
か な き ゃ な り ま せ ん 。 予 算 措 置 等 も し て い か な け れ ば な り ま せ ん が 、 た だ 第 2期 の 場 合 の 方 向
付け、これからでございますけれども、でききるだけ私はこれまでの政策につなげるような、
一時的なものだけじゃなくして、将来の政策につながるようなものを事業化しようと、こうい
うふうに思っております。ただこれも全くその緊急でございますので、長期的な計画がなけれ
ば急にできるようなものではありませんが、できるだけ将来政策につなげるようなものをば優
先的に採択していこうと、こういうふうに思っております。先ほど御指摘ございましたけれど
- 176 -
も、廃屋の話がございました。これは緊急経済対策ということで急にいたしましたけれども、
実 は こ れ が 必 ず し も 急 で あ っ た わ け じ ゃ な い ん で す 。 3年 ぐ ら い 前 か ら 準 備 は ず う っ と い た し
てございました。現地の調査をしながら、どういう所がどういう状況であるのか。また、これ
に対する対応をどうするのかというようなことはデータとして準備をいたしておったわけでご
ざいますが、ただ財政的な問題、あるいは、また、当初予算の段階ではそこまで、一般財源の
中で対応するということについては踏み込みができなかったものについて、こうしたいわゆる
財源を活用いたしまして対応をいたしたわけでございますが、特に地元におきましてもすぐ応
えていただいてあのような早期な対応をしていただいたこと、大変私はありがたいことだと、
こういうふうに思っております。まだあのような廃屋はあちこちあると思いますので、予算化
もいたしてございますので、そうした事業ができるだけ早く円滑に進むよう、これは私の方か
らのお願い、希望でもございます。
〇16番議員(園田
豊)
それでは、今後の計画ということでですね先日いただきましたこの
協 議 会 資 料 の 中 に も あ り ま す け れ ど も 、 緊 急 経 済 対 策 の 内 容 で で す ね 8項 目 が 述 べ ら れ て い る
わ け で す け れ ど も 、 こ の 中 で で す ね 実 質 で す ね こ の こ と だ け は 想 定 内 で 、 6月 の 末 か 、 7月 の 初
め に は ま た 補 正 等 も 出 て く る だ ろ う と 思 い ま す け れ ど も 、 そ う し た 中 で 、 8番 目 は そ の 他 で す
け れ ど も 、 7項 目 の 中 で こ れ だ け は で す ね 35億 の 使 途 と し て で す ね 、 使 い 道 と し て 政 策 的 に も
市民の要求に対してですねこれだけは実施していきたいと、メインであるというようなお考え
がですね今後の計画の中であられれば、御答弁をいただきたいと思いますが。
〇市長(川野信男)
先ほど私が 完成済みの 事業を「17事業」と答 弁したよう でございま す。
「7
事 業 」 で ご ざ い ま す 。 訂 正 を さ し て い た だ き ま す 。 今 度 の 2期 対 策 の 中 で ど う い う よ う な も の
をば政策的に考えておるかという趣旨のお尋ねであったかと思います。実は国におきましても
21年 度 の 補 正 予 算 と し て 、 国 民 の 安 心 と 活 力 を 実 現 を す る た め に 各 分 野 に お け る 政 策 を 総 動 員
するとして、地方公共団体への配慮から地域活性化公共投資臨時交付金及び地域活性化経済危
機対策臨時交付金の制度、こういうものが創設されたわけでございます。この地域活性化経済
危機対策交付金、臨時交付金、これは前の時も若干これに類したような事業がございました。
どちらかというと地方が使いやすい発想の下に組み立てる事業になっておるようでございます。
一方、地域活性化公共投資臨時交付金と言いますのは、国の方があるいは県が補助事業として
地域の箇所付けをしながら実施をすると、こういうようなことになっておりますので、まだま
だその分については見えてこない部分がございますが、市の単独事業として実施ができる地域
活性化経済危機対策臨時交付金事業については今、鋭意内容を詰めておる状況でございます。
国 の 方 で は 当 初 の 予 定 で は 国 と の 協 議 を 6月 の 初 め に す る と い う よ う な こ と で あ り ま し た け れ
ども、最近になって若干これを遅らせると、こういうような状況も出てきておりますので、少
し時間をかけながら私どもも内容については詰めていきたいと、こういうふうに思っておりま
す 。 し た が っ て 、 6月 議 会 あ る い は 議 会 が 終 わ っ た 7月 に 臨 時 会 で も 招 集 さ し て い た だ い て 事
- 177 -
業を提案すると、こういうようなことになりそうでございます。その場合でも、先ほども申し
上げましたけど、できるだけ私は政策につなげるような内容のものを重視したいと、こういう
ふうに思っております。臨時的に、例えば、何といいましょうか、定額交付金みたいなばらま
きになるようなそういうようなものでなくて、これまで課題になっておるような事業をできる
だけ政策につなげるような、将来に効果につながるようなそういうようなものに意を用いて参
りたいと、こういうふうに思っております。例えば、いい例えであるかどうかは分かりません
けれども、家庭生活で言いますと、少し財源が入ったから、じゃあ今夜の夕食を少し豪華なも
のにしようとか、そういうことじゃなくて、やっぱり子どもの教育のためにどうしたらいいの
かとかというそういう政策につながるようなものということを考えたいと、こういうふうに思っ
ておりますが、ただそのためには少々時間もかかるもんですから、今申し上げましたとおり、
補正の時期は少しずらせることもあり得るのかなというような思いがいたしてございます。そ
の中で最もやはり配慮しなければならないことというのは、昨日、一昨日の議会の皆さん方の
御質問の中にもありました。それから、また、民間の方々の御意見等も聴いた中で、やっぱり
子育てをどうするんだと、少子化対策をどうするんだと、こういうことが一番大きな課題になっ
ておりますので、そうしたことへのいわゆる長期的な配慮ができるような予算化はできないの
かどうか。さらに、また、高齢者が大変いろいろ御苦労しておる面もありますので、そうした
ものへの対策をどうするかということ。さらに本市にとってはやはり新しいその産業を興して
何とかしなければならないと、こういうような分野がありますので、そうしたものへのできる
だ け の 予 算 の 配 分 が で き る よ う に 、 さ ら に こ れ は 具 体 的 な 問 題 と い た し ま し て は 新 幹 線 が 23年
に開通する。そのための対策について、これはもう今から具体的に動かなければなりませんの
で、この際、財源を確保しながら、できるだけそうしたものへの事業化ができるようにという
ことで今、職員にはもうハッパをかけておるところでございます。若干当初のスケジュールよ
りも提案をする時期は遅くなるかもしれませんが、やはり長期的なことを考えますというと少々
の遅れは差し支えないんじゃないかと、こういうような判断をいたしておりますので、再度事
業内容については内部的な検討をしながら、また、民間の方々の御意見等も聴きながら対応を
していきたいと、こういうふうに思っております。
〇16番議員(園田
豊)
緊 急 経 済 対 策 の 今 後 の 35億 に つ き ま し て は で す ね 内 部 検 討 を 行 い な
がら、ただ国としては総額いくらあるから、これを使ってくださいと言っても、なかなか末端
の自治体におきましてはそれをどういうふうに使うのか、使途という部分でですね。ただ箱物
でありましてもドンと造っても、後の管理的な部分とか、そういう部分でですね支障を来して、
それが後々負担になってくるようではいけませんし、ただ先ほど市長が言われますとおり、一
過性のものではなく、総合振興計画と沿った形のですねそういう部分に準じて運用ができれば
と い う こ と で あ り ま す け れ ど も 、 な か な か 、 35億 で す か ら 、 一 般 会 計 の 部 分 と 並 行 し な が ら で
すねその事業を進めていかなければならないわけですけれども、戦国の武将加藤清正が「戦局
- 178 -
に応じて能力を見極めて作戦を立てる。」というようなことを申されておりますけれども、や
はりそうだろうなと。現況のこの景気の悪化の中でですね現況を見ながら能力に応じた部分で
作 戦 を 立 て て 、 そ れ を 実 行 し て い く と い う こ と な ん だ ろ う と 思 い ま す 。 35億 の で す ね 事 業 が や
はり緊急ですから早い段階でですね執行されて、それが市民の生活に行き届くということをば
期待を申し上げたいと思いますけれども、これの内容について、使途、こういうのもいかがで
す か と い う の に つ き ま し て は 、 2番 、 3番 、 4番 の 中 で で す ね お 話 を 申 し 上 げ た い と 思 い ま す 。
そ れ で は 、 続 き ま し て 2点 目 の で す ね 保 育 料 の 軽 減 に つ い て と い う こ と を 申 し 上 げ た い と 思
い ま す け れ ど も 、 本 市 に お き ま し て は 平 成 21年 の 4月 1日 現 在 で 公 立 、 私 立 合 わ せ ま し て 16の
施 設 が あ り 、 園 児 数 が 703名 と い う 保 育 所 、 保 育 園 の で す 、 保 育 所 を 利 用 し て い る 状 況 に あ り
ま す 。 こ の 16の 保 育 園 ・ 保 育 所 は 地 域 に 密 着 し た 形 で で す ね そ の 役 割 を 果 た し て お り ま す 。 女
性の社会進出がですね今増えてきている中でですねこの保育園・保育所のですね施設の必要性
というのはですね今後高いものが維持されていくのではないかと思います。さらには子育て支
援策として子育てしやすい状況をつくる中で保育料を軽減し、減額していくということは、先
ほど来、市長が緊急経済対策的な部分でもですね考慮していかなければならない一分でもある
というようなことを述べられたわけでありますが、まず初めにですね本市のですね保育料は県
内市の中でですね、市で結構ですので、市の中でですねどれぐらいの保育料の位置を占めてい
るのか。その辺についてですね御答弁をいただきたいと思います。
〇市長(川野信男)
現在の本市の保育料でございますけれども、実は保育料につきましては国
が毎年基準を示してございます。この基準に対してどういうようなやり方をしておるのかとい
うことについての御説明を申し上げますが、本市の地域実態を含めて、国が決めているいわゆ
るそれぞれの階層ごとの区分がございますけれども、この区分を本市独特の基準を設けてござ
います。総じて申し上げますというと、国の基準から算定した総額と本市で実際いただいてお
る 総 額 を 比 較 を い た し ま す と 、 軽 減 率 で 15.2パ ー セ ン ト が 軽 減 が さ れ て お り ま す 。 こ れ は 18市
の 中 で 13番 目 と な っ て お り ま す 。 1番 軽 減 率 の 高 い 所 は 40.3パ ー セ ン ト 、 こ れ が 本 市 の 現 在 の
状況でございます。本地域といいましょうか、本市を含めた状況でございます。
〇16番議員(園田
豊)
私の目に前にいらっしゃる執行部の皆様方、市長を含めてですね保
育園というのはもう孫の時代の保育料のことだろうと思いますけれども、当時を思い起こして
いただきたいと思います。皆様方は社会保険でありますけれども、もう一番重税感があるのが
ですね、先日もありましたけれども、国保税、そして次に子育て支援の中でですね、私が当時
を回顧して振り返ってみたときにですね保育料なんです。保育料はもう誰しも、多分公務員の、
お 二 方 と も 、 二 人 と も 公 務 員 で あ る と い う 家 庭 に お い て は で す ね 多 分 7万 か ら 8万 円 、 旧 市 町
村の中ではですね。そして、また、今でもそういう方もいらっしゃる、もう最高の保育料を納
めていらっしゃる方は。ですから、先日の話ではありませんけれども、奥さんの給料は保育料
に吹っ飛んでしまうと。ただ働かなければならないというのが本当の現実なんです。こうした
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中でですね保育園にいたしましても、幼稚園にいたしましても現在運営につきましてはですね
陳情等が来ておりまして、その結果の有無によってですね今後の進むべき、ただ集中プランに
お き ま す と 22年 の 、 22年 で す ね 、 度 か ら 保 育 園 の 一 元 化 と 申 し ま す か 、 そ う で す ね 。 23年 か ら
で す か ね 、 23年 か ら 実 施 し て い き た い と い う こ と で あ り ま す け れ ど も 、 こ う し た 中 で で す ね 、
私もそうなんですけれども、当初出す時にですね、子どもを出す時に一人でやっぱい四、五万
ぐらい払いおったです、保育園に、私立の、私立の保育園だったですけど。これはもう下手な
私立のですね高校に出すのと同じぐらい掛かるわけなんです、保育料というのが。だから、こ
れはもう所得に応じてという部分もありますけれども、夫婦で共働きしとりますとですね自ず
とそういうような数字になってくるわけなんですよ。こうした中でですね、市長も先ほど来申
さ れ て お り ま す け れ ど も 、 こ の 保 育 園 の で す ね 保 育 料 と い う こ と で 、 13番 目 と 申 さ れ ま し た で
す か ね 、 40.3パ ー セ ン ト と い う こ と で 。 た だ で す ね 、 南 さ つ ま 市 は あ り が た い こ と か な 、 出 生
者数が、先日のあいでもありました、報道等でもありましたけれども、微増ながら出生者数は
全国的に増えている傾向にあると。本市もその状況でですね、子育て支援策がですねある意味
に お い て は で す ね 功 を 奏 し て い る ん だ ろ う な と 。 19年 よ り も 20年 が 出 生 者 数 が 、 率 じ ゃ な く て 、
数 が 増 え て る わ け で す ね 。 19年 よ り 、 18年 よ り も 19年 が 18名 程 度 増 え と っ た み た い で す け れ ど
も、ですから、そういうことを考えますと、住みやすい、また、子育てしやすいまちではない
かという部分もそういう意味からするとですね、その数字から量りますとそういうことも言え
るのではないかと思いますけれども、この子育て支援策をですね保育園の軽減というのはです
ねもう最たるものの一つではないかと思うわけです、保育園で育児をしていくということは。
こ れ に つ い て で す ね 、 40.3パ ー セ ン ト 軽 減 策 と い う の は 、 国 の 基 準 額 に 応 じ て 保 育 料 と い う の
は算定されているわけですけれども、ただ各市町村によって軽減率というのがあるわけですけ
れ ど も 、 40.3パ ー セ ン ト 、 県 内 で 1番 、 言 え ば 50パ ー セ ン ト ぐ ら い で す ね 。 一 過 性 の も の で あ っ
て も で す ね 保 育 料 を 50パ ー セ ン ト ぐ ら い 2年 間 だ け で も や っ て み よ う か と い う よ う な で す ね 、
市長のこの緊急経済対策等を利用してですね。そういうような考えというのは思い浮かばない
ものかどうなのか。いかがですか。
〇市長(川野信男)
保育料が大変高いということについては、昨日も答弁申し上げましたとお
り、市民の特に保護者の御意見の中にあることについては十分私も承知をいたしてございます。
また、保育料につきましては全国的に国が基準を示しましてこういうような数値ですよと、こ
ういうような全国ベースの基準がございます。本市の財政状況から言いますと、その基準より
も下回るようなことができるような財政状況である状況ではございませんことはよく御案内の
とおりでございます。しかし、また、一方、今、国を挙げて少子化対策を進めなければならな
い。その少子化になっておる要因何であるかということについては、必ずしもこれは答えがあ
るわけではございません。また、こういうやり方をすれば少子化ができるだけ少なくできると
いうような本当に名案といいましょうか、そういうものをあるわけではございませんけれども、
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要は私どもは子育てをする家庭が子育てをして安心できるような子育てができるようなそうい
う環境をつくることが大変重要なことだと、こういうような認識をいたしております。多分、
子育てに関する環境づくりについては、私ども市といたしましては一生懸命やっておりますの
で、おそらくこの保育料の問題以外についてはほかに引けが取っておるとは私は思っておりま
せ ん 。 た だ 保 育 料 に つ き ま し て は 、 先 ほ ど も 申 し 上 げ ま し た と お り 、 現 在 国 の 基 準 よ り も 15.2
パ ー セ ン ト 減 ら し て ご ざ い ま す 。 県 下 で 1番 高 い 所 は 40パ ー セ ン ト と い う よ う な 状 況 で ご ざ い
ますが、これはそれぞれの地域の特性があってでございますけれども、本市の場合は、こうい
う の を 順 位 取 る の が い い の か 分 か り ま せ ん け れ ど も 、 18市 の 中 で 13番 目 に な っ て お る と い う 状
況でございます。昨日も申し上げましたけれども、保育料を引き下げることによって子どもの
出生状況がどう変わったかというのは、これは正確なデータはないんです。ただある市長さん
がこういうことを申し上げたということを私は申し上げましたけれども、そういうことももし
あるとすれば、それはやっぱりできるだけ保育料を安くすることによって少子化対策にブレー
キをかけるようなことができるならばというふうに思っております。今どれぐらい下げられる
のか。財政状況等も踏まえて検討をしておる状況でございます。ここではっきりと申し上げて
おきたいことは、できるだけ大幅な、大幅という数字も問題ですけれども、引き下げができる
ような作業を今、職員にも指示をいたしておる状況でございます。ただ先ほどの民間移譲とも
関連いたしますけれども、これは今できることは緊急経済対策ということで財源確保ができる
という側面もありますが、これを長期的にするということになればどのような財源確保をする
かということのこのことを解決をしておかなければ、ただ一時的なものではございません。 1
年 、 2年 は 下 が っ た け れ ど も 、 じ ゃ あ そ の 後 は ま た 上 が る の か と い う よ う な こ と に な っ ち ゃ い
けませんので、長期的な財源確保ということも睨んだ対策をしなければならないわけでござい
ますが、これは先ほどの話もありましたけれども、公立の保育園と私立の保育園がございます。
公 立 の 保 育 園 を 今 、 市 が 運 営 す る こ と に よ っ て 、 こ れ を 民 間 に 移 譲 い た し ま す と 約 1億 4,000
万程度のいわゆる財源が出て参ります。ただこれについては交付税措置がなくなるとか、ある
いは、また、民間に移譲することによっていろんな課題もありますので、そういうものを総体
差 し 引 き ま す と 5,000万 程 度 と 、 こ う い う ふ う な 数 字 を 持 っ て お る わ け で す が 、 将 来 的 な い わ
ゆる財源ということも踏まえた上でじゃあどうするかということについては、次に提案します
緊急経済対策の中で具体的に数字を示して参りたいと、こういうふうに思っております。
〇16番議員(園田
豊)
市長の方からですね、お伺いしようかなと思ってました。どうしよ
うかなと思いながらですね、聴いたことが足かせになってですね、今、陳情等も出ております
け れ ど も 、 今 、 市 内 の 公 立 の 保 育 園 の で す ね 平 成 20年 度 の で す ね 収 支 等 も 出 て い る わ け で す け
れ ど も 、 多 分 1億 4,000万 ぐ ら い の 財 源 的 な 確 保 が で き る 。 た だ こ れ は ま た 民 間 に 移 譲 し た 場
合にですね財政的なまた負担金の部分で措置されていくわけですから、最終的にはですねした
と仮定した場合ですね、プランのとおりですね、どれぐらいのですね数字的なその措置費を、
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民間の保育園の方に移譲したらどれぐらいのその財源的な有余というのができるものなのか。
そ の 有 余 と い う 部 分 が で き た 部 分 を 保 育 料 の 軽 減 に 使 う と い う こ と で あ り ま す と 、 15.3に 対 し
ましてあと二、三十パーセントは、市長もこの今後ですねこの緊急経済対策のですね財政的な
措置のですね基準、この交付金を運用する中でこのことが可能なのかどうなのかというのは今
後 検 討 さ れ る だ ろ う と 思 い ま す け れ ど も 、 1億 4,000万 ぐ ら い の 収 支 だ ろ う と 思 う わ け で す 。
今までの保育園の言えばちょっと赤字であるという意味だろうと思うわけです。そうした中か
ら最終的にですね財政的にこう軽減に回せるような金額というのがどれぐらい確保できるもの
なのかについてお伺いしたいと思います。
〇市長(川野信男)
こ れ は 今 、 公 立 で 運 営 を し て お る 段 階 で 1億 4,000万 の い わ ゆ る 予 算 を 必
要としておるというような状況でございますが、民間移譲した場合に交付税措置が減ります。
それから、また、民間移譲した場合にいろんな措置費が必要でございますので、それをどうい
うふうに算定するかということもございます。細かな算定はまだ終わっておりませんが、およ
そ 5,000万 程 度 に な る の で は な か ろ う か と 、 こ う い う よ う な 試 算 は い た し て お る と こ ろ で ご ざ
います。
〇16番議員(園田
豊)
最後にお伺いしたいと思いますけれども、保育園、多分今の利用対
象 者 と 申 し ま す の が 、 南 さ つ ま 市 に は 5歳 未 満 、 1,600人 か ら 700名 ぐ ら い い ら っ し ゃ る だ ろ
うと思います。保育園、幼稚園を運用をされていくわけですけれども、今後のですね、こうい
うような保育料の軽減についてお伺いをいたしましたけれども、私立、それから公立と保育園
あるわけです、幼稚園につきましてありますけれども、今後の考え方として、先般も申されま
したけれども、保育園児、それから幼稚園児の募集についてですね、今、協議がまとまらない
と集中改革プランどおりにはですねいかないという部分もあるのか。それとも市長として軽減
策も図りながらもう民間移譲へのですね道をまっしぐらに考えているというふうに思っていらっ
しゃるのか。この件について最後お伺いしてこの保育園の軽減については終わらしていただき
たいと思います。
〇市長(川野信男)
保育園の民間移譲につきましては、まだ、今既にそれぞれお話もいたして
おるところでございます。御理解をいただいておる所もあるという認識もいたしてございます
が、まだこれから十分な協議をしなければならない所もあると、こういうような認識をいたし
てございます。基本はやはり民間に移譲することによって保育がどうなるのかということでご
ざいますが、今の民間の実態からいたしますというと民間移譲しても私は十分対応できると、
こういうような認識をいたしてございます。公立で実施した場合のいわゆる財政負担は、どう
い う よ う な 評 価 を す る か は 別 と い た し ま し て 、 先 ほ ど 5,000万 と か 、 1億 4,000万 と 、 こ う い
うような数字を出したわけでございます。その経済的な数字だけじゃなくして、既に民間でい
わゆる保育園事業をやることが可能な社会的実態になっておるのかどうかということを判断い
たしますと、それは十分可能だと、こういうような判断をいたしておりますので、是非地域住
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民の方、保護者を含めて御理解をいただくようにこれからも努めて参りたいと、こういうふう
に思っております。
〇16番議員(園田
豊)
であるとすれば、終わったと申しましたけれども、今後のこの軽減
策 に も つ な が っ て 参 り ま す か ら 、 22年 の 、 こ の プ ラ ン の と お り 22年 度 の 4月 の 1日 の 言 え ば 園
児募集、それから幼稚園の園児の募集というのは極力もう考えていないというふうに理解して
いいもんだろうと考えたわけですけど、いかがですか。
〇市長(川野信男)
これはまだたくさんございますんで、それぞれの地域ごとの御理解をいた
だかなければ、今ここで全部そうしますというようなお答えをする状況ではございませんが、
今 話 し 合 い を い た し て お る 状 況 で ご ざ い ま す 。 気 持 ち と い た し ま し て は 22年 4月 か ら の 移 行 と
いうことをば基本的に考えていきたいと、こういうふうに思っております。
〇16番議員(園田
豊)
保育園・幼稚園というのは子育て支援の最たるもんだというふうに
考えておりますので、その辺はよく地域と検討していただきたいと思います。
そ れ で は 、 3点 目 に 移 ら さ し て い た だ き ま す 。 次 に 、 ジ ャ ン ボ タ ニ シ の 駆 除 に つ い て で あ り
ますけれども、本年度もですね大量に発生をいたしております。今後もですねこういう、大分
こう稲の方も、水稲の方も大きくなって参りましてですね被害というのも少しずつ薄れてくる
のではないかというような部分でありますけれども、現在のですねジャンボタニシの状況とい
うのをですねどのように把握していらっしゃるものかについてまずお伺いをいたしたいと思い
ます。
〇産業振興部長(上野哲郎)
ジャンボタニシでございますけども、ジャンボタニシ、いわゆる
スクミリンゴガイというふうに言われておりますが、分かりづらいので、ジャンボタニシで御
答弁さしていただきたいと思います。昨年の被害状況につきましては、ジャンボタニシが侵入
して何らかの被害を受けている水田面積、これは地域によって異なりますけれども、笠沙地区
と 大 浦 地 区 が 2割 強 、 加 世 田 地 区 と 金 峰 地 区 で は 1割 程 度 と 推 定 を し て い る と こ ろ で ご ざ い ま
す。被害の予想額につきましては、侵入圃場の被害発生は水の取入口周辺が主体でございます。
被 害 予 想 額 は 市 全 体 の 粗 生 産 額 の 1パ ー セ ン ト 程 度 以 下 、 約 900万 程 度 を 予 想 し て い る と こ ろ
で ご ざ い ま す 。 次 に 、 今 年 で ご ざ い ま す け ど も 、 4月 中 旬 に 少 々 低 温 で 推 移 し た こ と で ジ ャ ン
ボタニシの動きが鈍かった地域がございますけども、強風や低温で深水管理をした所は逆に欠
株等の被害が発生をしております。慨しまして田植えが遅れた所について被害が発生しており
ますが、被害額につきましては昨年を下回るという予想をしているところでございます。以上
でございます。
〇16番議員(園田
豊)
今現状について部長の方から御答弁がいただいたわけですけれども、
それに対してですね現在どのような駆除対策というのをばですね講じていらっしゃるものかに
ついてお伺いしたいと思います。
〇産業振興部長(上野哲郎)
駆除対策につきましては、基本的にはジャンボタニシの控除の防
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除対策といたしましては、行使的防除法として冬場のロータリー耕によります殺害あるいは田
植え後の浅水管理、それから物理的な防除法といたしましては捕獲ですね、それから化学的防
除といたしましては今年度から農薬として登録されましたメタルアルデヒド系の殺虫剤による
駆除が行われ、これは効果が上がっているというふうに認識しております。
〇16番議員(園田
豊)
いろんな駆除法もあると思いますけれども、多分この農地と水・環
境保全向上対策等も運用しながらですねそういうのもなさっていらっしゃるんだろうと思いま
すけれども、ただ、今、今年度からですね農薬の利用ということもありますけれども、今、安
心・安全な食べ物と申しますか、残留農薬的な部分もあるだろうし、収穫期前何か月前までが
散布の条件とか、そういうのも専門的にはあるだろうと思いますけれども、そうした中でです
ね、これは倉敷市でですねジャンボの、これは御存じだろうと思いますけれども、ジャンボタ
ニシ駆除をですね雇用対策の一つとしてですね実施していらっしゃいます。倉敷市、それから
小野市とかありますけれども、そうした中でですね、もうなかなかその駆除をやっても、先ほ
ど耕うんして、最初植え付ける前に耕うんしたりとか、昔は、石灰ですかね、そういうのなん
かも散布しながらやりおったということでありますけれども、後々のですね作物の生育とか、
いろんなことを考えたときにですねもう捕るのが一番安全で、そういう形として見えてくると。
ただそれが量的にやはり多いもんですから、これどうしたらものかというようなことでですよ、
そん倉敷市の例がですね、今回の緊急経済対策ではありませんけれども、雇用対策の一環とし
て で す ね 市 が 実 施 し て い る わ け で あ り ま し て で す ね 、 8月 と 、 あ っ ち は 普 通 作 で す か ら 8月 10
日 ま で 手 作 業 で 卵 の 除 去 を 15人 の 作 業 員 が 行 っ て い る と い う よ う な こ と で も あ り ま す 。 た だ で
すね米を作付けしている地域地域がありますけれども、本南さつま市においては日本一早いこ
しひかりという銘柄等でですね全国に今後そういう部分を広めていこうとしていく中で安心・
安全な作物を作るという意味合いからですねこういうような、手作業とは申しませんけれども、
雇用対策の一環にもなるんじゃないかと思うんです。こんだけ公共事業等も減ってきた中でで
すねそういうようなことというのは考えられないものか。ただジャンボタニシだけをこうやっ
て申し上げましたけれども、キオビエダシャクにしてもしかりだし、そういうような病害虫の
駆除というもんに関してはですね今後行政としてですね今まで以上にもう一歩足を踏み入れた
ですね取組みを行っていかないとですね、市民のでき得る自己努力の範囲をもう超えてきてい
るだろうと思うわけです。ですから、その部分においてですね今後そのような雇用対策も含め
た中でですね、ただジャンボタニシだけかと言われれば、そうかもしれませんけれども、今後
の一つのそういうような切り口としてですね、今こんだけ叫ばれてる中で、例といたしまして
今その倉敷市を申し上げましたけれども、当初溝にこうピンク色の卵がいっぱいこう付いてい
る。何だろうかななんて私も思ったことがありました。きれいなのが付いてるなあと思う程度
でしたけれども、これが一つの病害虫と申しますか、そういうような部分でですねはびこって
きて、基幹産業である稲作についてですね収穫と、それから、また、今後のことを思ったとき
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にですねそういうような雇用対策の位置付けとしてまずこのジャンボタニシのですね駆除とい
うものをほかの市町村の例に倣ってと申しますか、そういうようなことを考える余地はないも
のかどうなのかについてお答えいただければと思います。
〇産業振興部長(上野哲郎)
緊急経済対策として取り組む余地はないかということでございま
すが、余地はあるというふうに思っております。
〇16番議員(園田
豊)
明快で前向きで非常に、作付けを行っている方々については、部長
の答弁であったと思っております。以上でこの件につきましては終わりたいと思います。
次に、市民農園の開設についてでありますが、現在のですね市民農園等の利用状況を踏まえ
てどのような利用状況、また、今そういうような市民農園の活用法というのがあるものかにつ
いてお伺いしたいと思います。
〇産業振興部長(上野哲郎)
市民農園についてでございますけども、南さつま市には市民農園
といたしましては、るぴなす観光農園、あるいは大浦ふれあい農園、それからコープかごしま
さんがやっております協同農園加世田農場というのがございます。るぴなす観光農園はらっきょ
う の オ ー ナ ー 制 に よ る 一 区 画 20平 米 を 約 180区 画 設 置 を し て ご ざ い ま す 。 平 成 20年 度 は 103オ ー
ナ ー の 137区 画 の 貸 付 け が あ っ た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 こ れ に オ ー ナ ー の 状 況 を 見 ま す と 市 外
の方が非常に多い状況でございます。それから、大浦ふれあい農園がございますけども、ここ
に つ き ま し て は 一 区 画 30平 米 で 30区 画 を 設 置 し て ご ざ い ま す け ど も 、 こ れ に つ き ま し て は 借 受
者が作物を選択して植付けをして、収穫するまでを行う形の市民農園でございます。これにつ
き ま し て は 30区 画 の う ち 約 10区 画 が 利 用 さ れ て い る と い う こ と で ご ざ い ま す 。 あ と 観 光 農 園 と
いたしましては、今現在行っております桃のもぎ取り農園、それからブドウのもぎ取り農園、
こ れ は 2農 家 で ご ざ い ま す け ど も 、 あ る い は み か ん の も ぎ 取 り 農 園 な ど を 運 営 し て い る と こ ろ
でございます。以上でございます。
〇16番議員(園田
豊)
振興計画の中でもですね今後食育とか、農業・農村に対する理解を
深める意味でもですね市民農園の在り方というのも今後の進め方というのもうたわれているよ
うでありますけれども、大浦、加世田、金峰という所につきましてはですね隣に農地がありま
すから自分たちで我が家ん荒れとっ所をちょっとでもやってみようかということもあるわけで
すけれども、坊津地区にしましても、上の方は、上場の方はいいですけれども、海岸沿いとか、
私ども、私が住んでおります笠沙にいたしましてもなかなかですねこの土に親しむということ
がなくてですね、ひとつですね遊休農地のですね、なかなか高齢者になりますと耕作するとい
うのが大変でありましてですね、こういうのも今後ですね元気づくりとか、そういう部分でで
すね高齢者の生きがい対策というような感じで校区もやはり足を踏み入れてですねこういうよ
うな市民農園の在り方というのも考えていかなければならないのではないかと思うわけですけ
れども、市長としてですねこういうような高齢者健康づくりというような、そん大々的にやる
わけじゃないんですよ。買って食った方が安いんですよ、今の農作物というのは、あっちこっ
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ちこう売場もありますし。ただ楽しみの一つとしてですね、今、市外の方も多いということで
ありますけれども、そういう位置付けからもですねそういうような農地、耕地が余りないよう
な所にですね農園的なそういうような整備というのも一つの言えば健康づくりの一つにもなる、
また生きがい対策の一つにもなるんではないかと思いますけれども、高齢者対策の中でですね。
市長の御所見はいかがですか、このことにつきまして。
〇市長(川野信男)
市民農園については、若干観光農園と市民農園と区分というのか、必ずし
もそういうのがされていない状況も私はあるのではなかろうかなあと思います。特に我々の地
域は耕作放棄地がいっぱいたくさんあるわけです。そこにじゃあ市民農園を開設をしてどうな
ん だ と 、 こ う い う こ と も あ る だ ろ う と 思 い ま す 。 先 ほ ど 部 長 の 答 弁 の 中 に も 大 浦 に は 30区 画 あ
る け れ ど も 、 3分 の 1し か 活 用 さ れ て い な い 。 こ れ 何 だ と い う よ う な こ と も あ る か と 思 い ま す 。
実はこの加世田地域の民間の方がそうした農園を開設をいたしました。何年だったんでしょう
か。ほとんどもう荒れて利用されておりません。ということはやっぱり地域には自分でいわゆ
るちょっとした菜園をしようと、そういう場所というのはすぐ近くにあるんだというのが私は
やっぱり地域の実情じゃなかろうかと思います。そうした中で、おっしゃるように、お年寄り
の皆さんが云々、お年寄りの皆さんも場所によっては、ほとんど農家の方でありますから、そ
の人たちが市民農園に行ってじゃあ何かするかと言いますと、必ずしもそうでないんじゃない
かという私は思いもいたしてございます。実は市民農園の場合の大きな課題と言いますのは、
ほとんど毎日のようにそこに行って耕作をしなければならない。作業をしなければならない。
こういう課題がございます。特に市民農園の場合に野菜なんかを作るわけでございますけれど
も 、 野 菜 は も う 2日 、 3日 放 っ と け ば あ ん ま り 意 味 が な い と 、 こ う い う よ う な こ と も あ っ て 、
やっぱり作業のしやすい作物というものが一体何があるのかというようなことだと思います。
先ほど部長が答弁申し上げましたらっきょうの観光農園、観光農園の場合も私は二種類あると
思うんです。作業を自らする観光農園もあります。ただもぎ取りだけをする観光農園もござい
ます。先ほど話のありましたらっきょうについては自分で作業をする観光農園です。これは非
常 に 盛 況 で す し 、 こ の 前 も 収 穫 祭 が あ り ま し た け れ ど も 、 7割 ぐ ら い で す か 、 7割 、 鹿 児 島 市 が
多 い ん で す 。 と い う の は 、 1週 間 と か 、 あ る い は こ こ に 来 て 作 業 を す る の は 、 毎 日 で な く て 、
かなりの間隔を置いて作業をすればいいというのは、これは私はらっきょうの観光農園がうま
くいっている証拠だと、こういうふうに思います。ナスビを観光農園で作っていいかと言うと、
これはおそらく駄目だろうと思います。同じようなことを考えた場合に、じゃあどういう人た
ちをターゲットとして市民農園を開設をするかという課題は私は残っておるだろうと思います。
鹿児島市が開設しているいわゆる市民農園、私も何度も見に行きました。なかなか運営が難し
い。といいますのは、あそこの市街地はもう農地を確保できない人はいっぱいおりますけれど
も、それでも、犬迫にありますけれども、あそこまで行くのが大変だと、朝早く行かなきゃな
らんとかというような課題があるようでございます。そうしたことを整理しながらどうするか
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ということが私は大変重要なことではなかろうか。こういうふうに思っております。観光農園
についてはまだまだ普及しなければならないと思いますが、市民農園の場合はじゃあどういう
やり方をすればいいのかということ。鹿児島市の中心地に近いまちでありますと鹿児島の人を
ばいわゆる呼び寄せるようなそういうような市民農園というのはあちこちで成功しておる例も
あ り ま す け れ ど も 、 我 々 の よ う な 地 域 、 鹿 児 島 か ら 1時 間 な い し 1時 間 半 か か る 所 の 市 民 農 園
の場合に鹿児島市の人たちをいわゆる対象とした市民農園というのが果たして具体的にどうい
うふうにできるのか。これは私は研究課題であると、こういうふうに認識をいたしてございま
す。
〇16番議員(園田
豊)
ほんと観光農園につきましてはですね一番は高齢者にとりましても
身近にあるということがですねあれで、市長もお分かりのとおり、鹿児島市だと犬迫ですと市
街地にこうありますから、なかなか身近にそういう部分でですね利用ができないというのもあ
ると思います。ただ耕作地も多い中でですね一考してみる価値もあるのではないかなあという
思いからですね質問をいたしていただきました。今回スピーディーに、前向きな御答弁等もあ
る 中 で で す ね 、 初 め て 1時 間 を 切 っ た 中 で の 質 問 と い う こ と で 終 わ ら さ し て い た だ き た い と 思
います。ありがとうございます。
〇議長(石井博美)
次に、古木健一議員の発言を許可します。
[古木健一議員
〇26番議員(古木健一)
一般質問席]
午前10時59分
一 般 質 問 の 初 日 か ら 市 長 、 議 員 の 任 期 が あ と 5か 月 で あ る と い う こ
とで次への政策のつながりが質されているところであります。川野市長は答弁の中で市民の負
託 を い た だ い て そ の 認 に 次 も 当 た り た い と い う 100パ ー セ ン ト の 信 念 を 言 外 に 垣 間 見 た よ う な
気 持 ち で あ り ま す 。 こ の 議 場 に 52名 の 有 権 者 が お ら れ ま す の で 、 全 員 の 方 に で す よ ね マ ニ フ ェ
ス ト の 1ペ ー ジ が こ う 透 け て 見 え る よ う な 明 快 な 答 弁 を お 願 い し た い と 思 い ま す 。 1、 緊 急 経
済 対 策 に つ い て で す が 、 本 市 に お け る こ れ ま で の 緊 急 経 済 対 策 と し て 1月 に 8億 5,200万 円 、
3月 に 8億 3,065万 円 、 4月 に 3億 5,517万 円 、 合 計 し ま す と 18億 5,782万 7,000円 が 事 業 化 さ
れ て お り ま す 。 質 問 は 第 4次 の 緊 急 対 策 と し て ど の よ う な 事 業 を 期 待 し て い る か と い う こ と で
ありますが、先ほどの園田議員への答弁で大方理解しましたので、そのほかこのことは再度答
弁しておきたいということがあれば、伺います。なければ、次にいきますが。
〇市長(川野信男)
あればということでございますが、御質問の趣旨は何か言えと、こういう
ことだろうと思いますけど、基本的なことは先ほども申し上げたとおりでございます。政策に
つながるような予算編成にしていきたいと。ただ従来やっておることをばどっか補修するとか
何とかと、そういうことだけじゃなくして、これまで進めてきている振興計画、あるいは、ま
た、私どもが皆さんと一緒にこうあるべきだといういろんな政策があるわけでございますが、
その延長線上に、あるいはそれが実施できるようなものにしたいということを思っております
が、その中で特に、もう重複になるかもしれませんけれども、子育ての応援、このこと。それ
- 187 -
から高齢者対策、これは是非予算の中で重点的な配分したいと、こう思っておりますし、それ
からもう一つは産業振興、これは農業、漁業、林業それぞれございますが、中でも今緊急にや
らなければならない課題と言いますのは、お茶の価格低迷、これをどうするかということにつ
いて、どのような方策が可能なのかどうかということもありますが、それらについて十分検討
しながら予算編成に間に合うよう対処していきたいと、こういうふうに思います。
〇26番議員(古木健一)
言葉を変えるならば将来の再生産につながっていくような事業を今
後展開していきたいということでありますし、農業問題も出ましたけど、是非ですね、農林水
産業に関する事業というのは再生産につながっていきますので、毎年毎年らっきょうを植えれ
ばらっきょうは毎年植えていけるわけです、今お話がありましたようにですよね。そういった
意 味 で 一 次 産 業 問 題 は 再 生 産 に つ な が っ て い く と 。 道 路 等 は 1回 造 っ た ら で す よ ね 、 利 用 は し
ていくけど、また目的が若干違ってきますので、是非一次産業に関する緊急対策事業というの
をですよね真剣に考えていただきたいと思っております。例えば、ある面では、木花館とか、
いなほ館とか、ふるさと館とか、笠沙恵比寿とか、にいななまる等話題になっておりますが、
こ れ ら の 売 上 げ を で す ね ト ー タ ル し ま す と 6億 2,000万 円 に な り ま す が 、 も し 、 こ の 施 設 は 公
設したわけですが、あそこの施設がなければですね、代替の施設はありませんので、本市にとっ
て 6億 2,000万 と い う 売 上 げ は で す よ ね な い わ け で す 。 こ れ は ほ か の 物 で あ れ ば ほ か ん と こ に
買いに行くということでありますけど、今申し上げた施設というのは、もうそこに行かないと
満 足 を 得 ら れ な い と い う 施 設 で あ り ま す の で で す ね 、 こ う い っ た こ と も 一 つ の 1.5次 産 業 の 範
疇に入りますので、これらのこともまた伸ばす面から考えていただいてですね今後緊急経済対
策事業で可能なものは実施していただきたいと考えております。次に、緊急経済対策事業がな
ければ質問の予定ではなかったんですが、緊急経済対策事業がありますので、本庁周辺の駐車
場と環境整備に取り組む考えはないかということであります。市長は駐車場を利用することは
あ り ま せ ん し 、 職 員 は 8時 前 後 に 出 社 し て 5時 以 降 に 退 社 し ま す の で 、 役 所 の 営 業 時 間 中 に 個
人の車を出し入れするってことはほとんどないわけです。ところが、市民が駐車場スペースが
なくて困っていることに対する実感というか、定められた時間に会合等に参加する時に焦る気
持ちに対する実情の理解がですね若干温度差があるんじゃないかなと考えております。本庁裏
のことを申し上げてきましたが、本庁裏の庭園が必要であれば、その部分は残した上でですね、
ここは市民球場跡ですので、石垣もそんなに歴史的に価値のある物ではありませんし、杉は台
風の時には倒れていきますし、加世田大橋からこの庁舎裏の市道区間はほとんど利用もされて
おりませんのでですね、そこも含めて駐車場にできたらなと考えているところであります。本
庁 裏 の ま た こ の 場 所 に 古 い プ レ ハ ブ が 5棟 建 っ て い ま す 。 現 在 も 活 用 さ れ る て い る の か な と 。
先日も見ましたけど、活用はされてないんじゃないかなと。極めて本庁のですねこの中心部に
違和感のあるプレハブであります。もしあそこの中に置いてある、備品を置いてあるだけだと
いうことであれば、備品の置場として必要であればですね、支所等の空き部屋を活用していけ
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るんじゃないかなと。この際、庁舎周りの環境整備の一環としてこのことも含めて取り組む考
えはないのか。また、河川跡地は第一義的には豪雨時の遊水池でありますが、通常自己責任で
車を置くことは可能でありますので、市民、職員も利用しております。しかし、現在は高い草
が 生 い 茂 り 、 水 溜 り も あ り 、 ま る で マ ム シ が 出 そ う な 所 で あ り ま す 。 面 積 の 3割 ぐ ら い し か 有
効利用されてないんだと思っております。他の都市においては、まちの中を流れる川の河川敷
は、ミニゴルフ場とか、ゲートボール場とか、テニスコートとか、あるいは公園等に整備され
て市民に親しまれております。せめて砕石を敷くと草も生えにくくなり、駐車場としても利用
しやすいわけですが、最低そのようなことをする考えはないか伺います。市民の方からは「機
能性を考えて、駐車場が停められないから、正面の池やレンガ敷きの所を駐車場にすべきであ
る。」と、こういったことを述べられる方もおられます。これまでの答弁では、「今後の駐車場
利用状況、工事の費用等総合的に勘案しながら、新たな駐車場の必要性について検討・研究し
たい。」というのがこれまでの答弁でありました。金がないということもできない理由だとい
うふうに解釈しておりましたので、この緊急経済対策事業としてこれらを取り組む考えはない
か伺います。
〇副市長(相星完治)
本庁周辺の駐車場の整備でございます。本庁周辺の駐車場利用につきま
し て は 、 本 年 4月 か ら 農 業 委 員 会 事 務 局 、 南 薩 介 護 保 険 事 務 組 合 事 務 局 が 庁 外 に 移 転 を し た こ
とから若干の余裕は出てきており、平常時駐車が不足するようなことはさほどないと思ってお
ります。ただし、庁舎周辺会場で多数の会合等が開催される場合は確かに駐車場の不足が生じ
ております。この駐車場不足を解消するために、ただ今、議員から二つの提案があったと思っ
ております。まず庁舎裏の市道並びに石垣を廃止して駐車場に整備する案についてであります
が、現在使用されている市道の廃止や歴史を感じさせる石垣等を撤去するには市民の皆さんの
やはりコンセンサスを得ることが必要であります。整備に当たっては多額の経費等が予想され
ることから現状では難しいものと考えております。次に、旧河川敷を駐車場に整備する案であ
りますが、旧河川敷は大雨時に市街地の浸水を防止するために一時的に雨水を貯留する防災用
調整池として整備しているものであり、市常設の駐車場として整備することは、整備した市の
責任あるいは管理責任等が生じ、難しいものがあります。しかし、臨時的に駐車することので
きる駐車スペースを確保し、一時的に駐車できるように整備することは、庁舎に用事のある市
民の駐車場不足を解消する一助としては必要であると考えております。ただ旧河川敷は低地で
あり、地下水があることから、現在整備の方向、必要経費等について検討をしているところで
ございます。
〇26番議員(古木健一)
いわゆる砕石もいろいろありましてですね、経費的なことを言うの
であれば、土砂コンでもいいしですよね、敷き詰めたらああいう水溜りもいっぱいできません
し、また草もそんなに生えませんのでですね管理もしやすくなりますし、金の掛からない方法
はあると思いますので、是非前向きに早急に検討していただきたいと思います。
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2、 地 域 元 気 づ く り 事 業 に つ い て で す が 、 こ の こ と に つ い て は 旧 加 世 田 市 の 平 成 4年 度 か ら
の校区コミュニティ推進モデル事業をはじめ、それぞれの町においても類似の事業が展開され
て お り ま し た 。 ち ょ う ど 平 成 元 年 に ふ る さ と 創 生 事 業 と い う の が あ り ま し て 1億 円 、 3,000弱
の い わ ゆ る 市 町 村 に で す よ ね 一 応 1億 円 ず つ 配 分 さ れ た わ け で す が 、 い わ ゆ る 大 き な 東 京 都 で
あ っ て も 、 1,270万 の 東 京 都 で あ っ て も 1億 円 、 本 県 の 三 島 村 の 450人 で あ っ て も 1億 円 と い
うような形で、ふるさと創生という形で平成元年にあって、そういうことも参考になっておそ
ら く こ の 平 成 4年 か ら ス タ ー ト し た わ け で す が 、 そ こ で 質 問 の ① で す が 、 22校 区 に お け る 平 成
20年 度 の 実 績 あ る い は 21年 度 の 事 業 計 画 を 総 合 し て 現 在 ど の よ う な 事 業 の 特 徴 が 見 出 さ れ て い
るのか伺います。次に、②この事業は、地域住民が自ら主体的に考え、実行する全くフリーハ
ンドの事業の面がありますが、行政としてこういったことを期待、こういった事業を期待して
いきたいとか、あるいは今後はこういったことを検討・研究してほしいというような事業とい
う も の が 、 今 ま で の 20年 度 、 21年 度 の こ の 事 業 の 実 績 、 計 画 を 見 て あ っ た も の か 。 そ の 2点 を
伺います。
〇市長(川野信男)
お 答 え 申 し 上 げ ま す 。 20年 度 の あ る い は 21年 度 の 計 画 の 状 況 は ど う か と い
うようなことだったと思います。地域元気づくり事業の特徴でございますけれども、地域元気
づくり事業は、地域の自主的な課題解決、あるいは、また、地域の特性、資源を活かした身近
なまちづくりを地域住民が取り組むことによってそれぞれの地域の活性化や住みよい環境づく
りなど共生・協働のまちづくりを推進することを目的として取り組んでいただいておるわけで
ございます。各元気づくり委員会が実施している事業の特徴、これはどっちかといいますとそ
れぞれの地域のものでございますので、特徴があると言えばある。ないと言えばないと言った
方がいいのかもしれません。ただ具体的にあった事例を少し紹介申し上げますというと、これ
はどこ地区でという言い方をすると語弊があるかもしれませんから、事業の名前だけを少し言
いますが、例えば、文化少年団山の学校、それから独居老人への花の苗プレゼント、キッズわ
くわく塾、まっくろ塾、梅園の管理あるいは加工グループ、河川浄化活動とか、ホタルとメダ
カのコンサート、ほのぼの塾、わくわく塾、味噌、ヨモギ団子開発なんでしょうかね。ビン玉・
エギ作り指導、ふるさと祭りイルミネーションとか、農産物の品評会でありますとか、イカダ
下りとか、声掛け安否確認とか、いろんなそれぞれの地域の課題があるいは地域ごとに出され
て お る よ う で ご ざ い ま す 。 こ れ は 今 申 し 上 げ ま し た の は 20年 度 の 事 業 の 主 な 事 業 で ご ざ い ま す
が 、 た だ 20年 度 の 場 合 は 加 世 田 地 区 以 外 は 初 め て の ケ ー ス で ご ざ い ま し た の で 、 ま だ ま だ 十 分
な中身の活動があるいはできていない面もあるかもしれませんが、こうした先進事例を参考に
し な が ら 是 非 進 め て い た だ き た い な と 、 こ う い う よ う な 思 い も い た し て ご ざ い ま す 。 平 成 4年
から実施をいたしました。「これまでの歩み」、こうした冊子の方に全部網羅してございますの
で、こうしたものを参考にしながらやっていただければありがたいかなと、こういうふうに思っ
ております。また、期待される事業、これはもう個々に行政の方があれをせえ、これをせえと
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言わんための事業がこれなんです。したがって、こういうことと、こう言っちゃいますとかえっ
てプレッシャーになるかもしれません。地域にはそれぞれの特徴がございます。要するに地域
の皆さんが自発的・自主的に自分たちの地域ではこういうことが必要なんだ。こういうことが
やりたいんだと、こういうようなことをば是非やっていただくこと、このことを期待をいたし
ます。行政の方でこの中身はどうだ、ああだとか、こういうふうに言いますというと自主的が
損われることになりますので、そのことについては行政としてはできるだけ、チェックをしな
いといいましょうか、関与しないといいましょうか、ただ支援はいたします。支援をする中身
についてはそれぞれサポーターを置いております。そのサポーターはそれぞれの地域出身の方
が主になっておると思いますので、地域の実情というものも十分分かっておると、こういうふ
うに思います。ただサポーターの活用の仕方について地域において若干の温度差があるようで
ございますが、是非私はお願いを地域の人にしたいことは、是非サポーターはできるだけ有効
に、できるだけ活用していただきたい。職員にも申し上げております。これは業務としてじゃ
なくして、サポーターで、職員であっても、その地域で生まれ、育っておるんだから、その地
域で一緒に活動をするのはもう当然のことじゃないか。こういうようなことを申し上げており
ますので、もしそれができないという人がおったならば、それはまた別途考えますけれども、
是非職員はそうあるべきだと私は認識をいたしてございます。
〇26番議員(古木健一)
市 長 の 今 の 答 弁 を お 聴 き し て て 思 い 出 し た こ と が 1点 あ り ま す が 、
20年 ぐ ら い 前 に 菱 刈 町 の 久 保 町 長 の 所 に 研 修 に 行 っ た こ と が あ る ん で す が 、 あ の 人 は 職 員 は 必
ず集落でですよね一役必ずしなさいと、会計でもいいし、書記でもいいし、長だけはするなと
いうことでですよね、そういうことをしてないのはもう絶対に役職には就けないというような
大変いろいろと久保語録を持っておられる方でユニークな方でしたから研修に行った記憶があ
るんですが 、そういっ たことで、 ただ、是非 ですね、今 「サポータ ーをうまく 使ってくだ さい。」
ということでありましたけど、サポーターの方々もですよね、すべてのことが旧加世田地区が
いいとは申しませんけど、旧加世田地区のサポーターはこういうとこまでこうしているんだと
いうことを聴かれてですよね、逆にサポーターがリードして、場合によってはですよ。ほかの
地域のことは存じませんけど、もしそういう問題があれば、サポーターが地域の方をリードす
べ き だ と 思 い ま す の で で す よ ね 、 そ の よ う な こ と も 考 え て い た だ き た い と 思 い ま す 。 私 は 5月
に行政調査で北海道の千歳市に行きましたけど、今、全国的にもこのような事業というのは展
開されているわけですが、最近はですよね。この千歳市ではですねいわゆるまちづくりにつな
がる市民提案型の事業を募集しますよということで募集形式をとっておりました。だから、今、
本 市 み た い に あ る 程 度 も う 校 区 別 に 予 算 を 50万 と 決 め て と い う こ と じ ゃ な く て で す よ ね 、 市 内
全域を網羅してまちづくりにつながる市民提案型の事業募集という形でやっておりましたが、
件数としてはですよね、本市は若干予算をこう割り振ってるもんですから本市の方が、ある面
で言ったらやむなくやってる面もあるかもしれませんけど、千歳市の場合は件数的には少ない
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と、こういうことでのような状況でありました。逆に千歳市では、北海道の深川市ではですね
合併した関係もあって備品の貸出事業というのをやってましたけど、市にあるいろんなコピー
からですよね、ネームプレートから市民に貸し出しますよというような、軽トラまでですね貸
し出しておりましたけど、何かそちらの、勉強に行きましたけど、そちらの方が魅力があった
なと、こういう感じたところであります。話がそれましたが、③、質問に入りますが、この事
業は公民館と深く関連する部分がありますが、社会教育法の中の公民館活動とは若干違います
し、今後場合によっては収益を伴うケースも考えられます。例えば、ある地域でブルーベリー
を特産品にして植えようと。そしたらブルーベリー狩りをするとか、あるいはブルーベリーの
ジャムを作るとか、元気づくり事業として特産品を考えていったら自ずとそういうですねいわ
ゆる収益も伴ってくると。また、場合によっては、何というか、そういう経費面の負担も、責
任も伴ってくるという事業もですよね考えられるわけです。そういったことを考えるときに公
民館活動も包含するですね拠点を再度考える必要はないかというふうに思っているところであ
ります。「名は体を表す」という言葉がありますように、冠が「公民館」であるとどうしても
意識として事業の広がりがその方向になりますし、あるいは方向が歪曲あるいは縮小する面も
考えられますが、そういった意味で事業展開が、既に旧加世田の長屋校区においてはですよね
元気づくり事業から発展してそばの部会がもうそばの事業としてですよね発展していっており
ますし、炭焼きの事業も独立してるのかなと。どんな会計をやってるかは存じませんけど、そ
ういったことも考えられる。そうした場合に元気づくり事業の中で最後までやっていくという
ことを考えたら収益も伴いますので、そうすると公民館の中で収益事業をするということは、
これはいかがなものかということにもなりますが、今直にということは申しませんけど、そう
いったこういう冠の在り方というのをですよね今後再度検討していく考えはないか伺います。
〇市長(川野信男)
地域の元気づくり事業で北海道の例少し、これは質問じゃございませんで
したけれども、御紹介ありましたけれども、今、私は活動拠点としていわゆるコミュニティの
充実というのがどうしても早急にしなければならない。そしてこのことは全地域だと、こうい
うような思いをしておるもんですから、すべての地域を対象にということで現在の仕組みはい
たしてございます。いずれそうしたコミュニティが充実されてきますというと自発的にやるこ
とに対するやはり支援策とか、そういうようなことについて考えていく必要があると思ってお
りますが、今やっておりますこの事業は、いわゆる地縁といいましょうか、地域を対象とした
事業でございます。しかし、今日の経済活動あるいは人々の行動範囲を考えますというと地域
を離れて活動するケースが非常に多くなってきております。そうしたことの活動支援をすると
いうこともこれからの方向付けとして必要であるという認識をいたしておりまして、そのため
に 当 初 予 算 の 中 で も 、 1件 50万 で し た か 、 30万 の 5箇 所 、 こ う い う よ う な 予 算 を 計 上 い た し て
ございます。地縁を離れていろんな地域活動をするための事業活動というものをば促進しよう
と、こういうようなものでございますので、これらがさらに広がっていくことを希望をいたし
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ておるわけでございます。そこでお尋ねの件でございますけれども、地域元気づくり事業の拠
点施設に対する御質問でございました。地域元気づくり事業と同様の取組みである地域むら事
業 に 平 成 4年 か ら 取 り 組 ん で き た 加 世 田 地 域 に お き ま し て は 、 各 小 学 校 単 位 で 設 置 し て あ る 地
区公民館を活動拠点として地区民が一体となって事業を展開いたしておるわけでございます。
このことから今まで地区公民館がなかった小学校区につきましては、本年度新たに地域コミュ
ニ テ ィ と 生 涯 学 習 の 拠 点 施 設 と し て 地 区 公 民 館 を 設 置 す る と 、 こ う い う こ と で 4月 か ら 地 区 公
民館長と主事を配置をいたしたわけでございます。お尋ねございましたけれども、公民館活動
につきましては、社会教育法の中で「教育、学術及び文化に関する各種事業を行い、地域住民
の生活文化の振興と社会福祉の増進に寄与する。」と、こういうことになっておりますが、地
区公民館の設置目的として今申し上げたようなこういうようなことになっております。また、
地域元気づくり事業におきましては住民が自ら主体となって行う事業でございますので、地域
の方々が地域元気づくり事業と公民館活動を区別して活動するのではなく、地域の自治会活動
の中に公民館活動は私は包括されるべきものだと、こういうふうに思っております。公民館の
中に自治活動があるんじゃなくて、自治活動の中に公民館活動を包括するような、将来的には
そういうふうに考えていくことが必要じゃなかろうかと、こういうふうに思っております。し
たがって、私も活動の拠点施設を公民館という名称でいつまでもいいのかどうか。こういうこ
とについては検討の余地があると、こういうふうに思っております。すなわち「名は体を表す」
わけでございますので、できるだけ早い時期にこの名前がどういうような名前がいいかという
ことも検討いたしたい。その時はもちろん、今申し上げましたとおり、公民館活動の中に自治
活動があるんじゃなくて、地域活動の中に公民館でいわゆる求められているような活動も、公
民館法でといいましょうか、すりゃいいじゃないか。こういうような認識でございます。庁内
の組織についても実は地区公民館の管理運営、自治公民館の指導育成をはじめとする社会教育
関係業務については現在教育委員会になっておりますけれども、これを早い時期に市長部局に
移管する方向で既に内部的には検討も終わっておるところでございます。
〇26番議員(古木健一)
「名は体を表す」と申し上げましたように、是非この事業がですね
広がりのある名称、いわゆる館の場所としては公民館でいいわけですけど、そのようなことを
包含して、また公民館の活動と両輪になってですよね活動できるようなふうに発展していくこ
とをば期待しております。
次 に 、 3、 合 併 の 効 果 に つ い て で す が 、 ① 合 併 し て 足 掛 け 4年 に な り ま す 。 「 地 域 間 の 融 合 と
一体化」、「改革と創造」、「夢を創造する年」、「新しく創造する年」と、こういった形で年次的
に推進してこられましたが、今日の多種多様な住民のニーズの違い、地形や産業の違い、それ
ぞれ独自の地域性の、それぞれの地域性の中での合併でありました。何といっても、いわゆる
正の財産、プラスの財産も、負の財産、マイナスの財産もすべてそのまま持ち寄ってするのが
対等合併であるという大前提の下で合併したわけですが、昨今話題になっておりますように、
- 193 -
いなほ館の問題、あるいは笠沙恵比寿の問題、加世田の敬老園の問題、養護老人ホームのはま
ゆうの問題、レクの森の問題、下水道の問題、また、いきなり降って湧いてきた油流出の問題
等 々 、 1市 4町 の 首 長 を は じ め 、 関 係 者 は 今 日 の 現 状 を 十 分 理 解 さ れ て い た こ と で は あ り ま し ょ
うが、市民レベルで考えるならば想像以上のですねいわゆる財政課題を抱えているなというふ
うに感じているところであります。今日一歩判断を間違うと大きな負の財産に落ちていく事業
もあり、合併の基礎づくりは道半ばであるとも言われますが、総合的に現在の進捗状況を伺い
ます。
〇市長(川野信男)
合併後の現在の進捗状況、私は総合的に簡単に言いますとかなり順調に進
ん で お る と 、 こ う い う よ う な 判 断 を い た し て ご ざ い ま す 。 平 成 17年 11月 の 合 併 後 、 市 政 の 運 営
に当たりましては、私はまず地域の融合と一体化を図るために施策の展開を図りますとともに、
新しいまちづくりの方向を示していくための総合振興計画を策定し、市民一丸となって市政運
営に当たる。こういうようなことで目標を定め今日までやってきたわけでございます。また、
聖域なき改革を進めるために行政改革大綱や集中改革プラン策定による改革の推進も図ってき
たと、こういうふうに思っております。私は、これまでの事業の実現に向けて段階的に市政運
営を図るため、まず初年度を「地域間の融合と一体化」と、こういうことを目標として申し上
げました。また、「改革と創造の年」、「夢を創造する年」としてそれぞれ位置付けをいたしま
し て 年 次 的 に 目 標 を 定 め な が ら 進 め て き た と こ う い う ふ う に 思 っ て お り ま す 。 4年 目 の 今 年 度
は、施政方針でも申し上げましたとおり、これまでの課題として残された施策の解決に向けた
取組みを行うために「新しいまちづくりへの挑戦の年」と、こういうような位置付けをいたし
ました。課題解決や施策の具体化を、具現化を図る。こういうことで本年度の運営に当たるこ
とにいたしておるわけでございます。この結果、団体等の再編でございますとか、定員適正化
計画による職員の削減でありますとか、行政組織の改編をはじめとする行財政改革、安心・安
全なまちづくりの構築やコミュニティ推進の基礎づくり、消防、衛生の一部事務組合による広
域 的 共 同 処 理 に 加 え 、 ス ポ ー ツ 観 光 や 南 さ つ ま 海 道 と る ぱ 226整 備 構 想 の 推 進 に よ る 産 業 振 興
など幅広い分野において地域資源等を活かした事業の推進はほぼ順調に進んでいると、こうい
うような判断をいたしてございます。
〇26番議員(古木健一)
私自身は今答弁いただいたようなことも理解はしますが、先ほど申
し上げましたようにですよねいわゆる財政問題がですよね大きくのし上がってるなあと、のし
かかっているなあと思うところであります。確かにいわゆる、触れませんでしたけど、合併時
に 600、 消 防 を 除 く と 671名 お ら れ た 職 員 は 584名 と い う こ と で 87名 い わ ゆ る 職 員 の 減 も な さ
れてですよね、そういったいわゆる行政の体制としては、例えば、いわゆる市の部課も係等
234あ っ た の を 135に し た り と い う こ と で 体 制 は 大 き く 進 ん で る な あ と い う ふ う に は 理 解 し て
い る と こ ろ で あ り ま す が 、 ま だ ま だ 私 が 考 え て も 道 半 ば 、 ま だ 6割 程 度 か な あ と 、 総 合 的 に で
すよ、こう思っているんですが、これからの、現状を踏まえてこれからの行政の推進の方向と
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いうのをどのように考えておられるかですよねお伺いしたいと思います。
〇市長(川野信男)
合併した時の初代市長として私に残された課題、これはもう合併の時にこ
う し な け れ ば な ら な い と い う い く つ か の 課 題 が あ っ た わ け で ご ざ い ま す が 、 古 木 議 員 は 今 6割
し か い っ て な い と 、 こ う い う こ と で す が 、 も う ち っ と 7割 ぐ ら い か な と 私 は 思 っ て お り ま し た
けれども、まだ課題は残されております。これは私がやり残しておるという意味だけじゃござ
い ま せ ん で 、 合 併 協 議 を す る 時 に こ の 合 併 に 当 た っ て の 調 整 事 項 と か 何 と か と い う の は 4年 間
じゃ済まんよと、こういうことであったわけです。例えば、水道の料金などにいたしましても
5年 間 は 据 え 置 く ん だ と 、 そ の 後 で 調 整 す る ん だ と 、 こ う い う よ う な こ と が い く つ か 残 っ て お
るわけでございますので、これまで市民の皆さんのほんとに協力をいただきながらでございま
したけれども、これまでは順調に進んでおりますが、残された課題というのはまだいくつかご
ざいます。例えば、議場でもいろいろ議論なっておりますけれども、幼稚園、保育園あるいは
給食センターの問題等もございます。方向については、幼稚園にいたしましても、保育園にい
たしましてもいわゆる可能なものは民間に移譲するんだというような方向は出しておりますけ
れども、大事なことはこれを具体的にどういうふうに具現化をするかということなんです。目
標というのは誰でも簡単にできます。しかし、それを実行しなければ何の意味もありませんの
で、これから、これを具現化することがこれからの課題でございます。老人福祉施設の民間移
譲、これもはまゆうについては既に方向として進んでおりますが、これで終わったわけではあ
り ま せ ん の で 、 ま だ 残 さ れ て お り ま す 。 学 校 再 編 に つ き ま し て も 一 部 来 年 4月 か ら ス タ ー ト を
すると、こういうこともできておりますけれども、全市的にまだ終わったわけでなくて、むし
ろこれからが大きな課題というものが残されておるというふうに思っております。さらに、ま
た、いつも私が申し上げておるのは、コミュニティの育成というのはこの合併によってほんと
に大きな課題だと、こういうようなことを申し上げてきておりました。その中で自治会の再編
というものがございます。このことについては今、方向としてはこういう方向でやりたいとい
う と こ ろ ま で き て お り ま す が 、 具 体 的 に 進 ん で お る 状 況 で は ご ざ い ま せ ん 。 こ の 1年 が 、 こ こ
一、二年がといいましょうか、大きなこれを進めるための時だと、こういうふうに思っており
ます。消防団の再編もございます。それから坊津病院や第三セクターの経営健全化の問題もご
ざいます。特に三セクについては大変大きな課題を抱えており、しかも早急に解決をしなけれ
ば、これは時を置きますことによってもっともっと累積赤字が大きくなると、こういうような
ことが今あるわけでございます。しかも、また、古木議員もおっしゃったとおり、予期してい
なかったことが発生いたしました。油の流出の問題、これをどうするのかということ。かなり
の民間補償などを含めて経費もございますし、あるいはこうした状況を踏まえた上で将来運営
をどうするかという課題が残されたわけでございます。そうした課題解決を早急にしなければ
ならない。こういうふうに思っております。もちろん市政というのは悠久でございますので、
ど っ か で か 全 部 終 わ る と 、 こ う い う わ け で は ご ざ い ま せ ん 。 こ れ は 10年 経 ち 、 20年 経 ち 、 50年 、
- 195 -
市政運営はそれぞれの課題を解決しなければなりませんが、今申し上げましたような課題とい
うのは合併に伴って生じた課題でございます。したがって、合併に伴ってどう解決をするかと
いうことをしなければ、別な課題、別な観点の中で処理をするということになるとかなり長時
間を要すると、こういうようなことになりますので、私の与えられた任務でございますので、
最善を尽くしてこれらの解決に当たって参りたいと、こういうふうに思っております。
〇26番議員(古木健一)
4年 間 の 問 題 を 論 議 し よ う と 思 っ た ら 時 間 は い っ ぱ い 要 る 、 ま だ ま
だ か か る わ け で す の で 、 一 つ の 意 見 だ け を 申 し 上 げ て 終 わ り に し ま す が 、 や っ ぱ り 6割 で す よ 、
やっぱし。と申し上げるのはですよね、組織の一つ問題をとってみましても、たまたま今そこ
で 7月 の 1日 に 衛 自 連 の 総 会 が あ る と い う 資 料 を 見 た ん で す が 、 こ れ も 衛 自 連 の で す ね 連 合 会
に な っ て い る ん で す よ ね 。 果 た し て 衛 自 連 が で す よ ね い わ ゆ る そ ん な 1市 4町 に で す よ ね そ れ
ぞれあって会長を置いてですよねなさなくちゃいけないものか。まさしく、これはただ一例と
して申し上げてるわけですよ。まだ統合をしましたよと言ってもですよね連合体になってるわ
けですよ。あるいは体協にしましてもですよね、体協にしましても種目別のものはですよね、
テニスとか、野球とか種目別のいわゆる市民体育大会というのはほぼ一本化されました。だけ
ど 、 い わ ゆ る 9月 に 行 わ れ て お り ま し た で す よ ね 陸 上 を 中 心 と し た こ の 市 民 祭 り に つ き ま し て
は 1市 4町 で 行 わ れ て る わ け で す 。 そ れ は そ れ で い い ん で す け ど 、 た だ せ っ か く 一 緒 に な っ た
のにですよね一緒にスポーツとして一緒に集う場がなくていいのかなあと。「一体、融合」と
お っ し ゃ っ て る け ど 、 「 ほ ぼ で き た 。 」 と お っ し ゃ っ て る け ど で す よ ね 、 7割 じ ゃ な く て 、 や っ
ぱ し 6割 で す よ 。 市 が や っ て る 、 今 申 し 上 げ た よ う に 、 衛 自 連 で あ っ て も で す よ ね や っ て る こ
とはみんな一緒なんですから、そういう屋上屋を重ねてる組織がですよねまだいくつかあるわ
けですよ。だから、こういったことももう早急に取り組んでですよね一体化は図らないと、
「 一 体 化 が な さ れ た 。 」 と お っ し ゃ っ て ま す け ど 、 4割 残 っ て る 分 を で す よ ね ど う や っ て い く か
と い う こ と は 是 非 で す よ ね 、 1割 は カ ッ ト し て も う 1回 真 剣 に 考 え て い た だ き た い と い う こ と
を申し上げて終わります。
〇市長(川野信男)
6割 と 7割 、 そ れ ぞ れ 評 価 、 こ れ は 当 然 違 う と 思 い ま す が 、 ま だ ま だ 、 お っ
しゃるとおり、「融合、一体化」と言いましても残された課題いっぱいございます。おっしゃ
るようなことがあります。例えば、今その衛自連にいたしましても、スポーツにいたしまして
もどうあるべきかということについてはいろんな議論もあると思います。ただじゃあどうある
べきかという議論をする時に、今合併した途中、間近でございますので、ああでもない、こう
でもないという議論はあるかもしれませんが、もし前から一つの市であったらどうしたんだと
いうことが私は一つの判断の基準でもあると思います。衛自連の方も前から一つであった場合
にじゃあ連合体と、連合会と、そういうようなやり方の方がいいのかどうか。あるいはそうい
う所は現にどこでもあるのかどうかとなりますと、必ずしも私はそうでない。こういうふうに
思っております。スポーツにしても、いろんな面もそうだろうと思います。ただ、今までの過
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程があったから現時点ではそこまで踏み込んでいないと、こういうのが一つあると思います。
それから、目標というのはいろんな掲げ方がございます。どちらかというと目標というのはホッ
チキスを持ってきて目標を掲げる方法だってあるんです。問題はこれを具体化、具現化するの
がどうしてやるんだということじゃないかと思います。私もマニフェストを作ってこういうふ
うにやりますよと。そんなことを言うのは簡単なんです。ところが、現実にそれをどういうふ
うにして実現するかということが一番大きな課題で、問題でございます。具現化したことによっ
て初めて実現をしたということになりますので、古木議員おっしゃったように、方向性はでき
た け れ ど も 、 そ れ は 100点 じ ゃ な く て 、 ま だ 方 向 性 だ け で は 50点 と か 、 40点 の 話 か も し れ ま せ
ん 。 具 現 化 し て 初 め て 100点 と 、 こ う い う こ と に な れ ば 60点 と い う 評 価 も あ り 得 る か な と 思 い
ながら聴いておりました。
〇議長(石井博美)
次に、有村義次議員の発言を許可します。
[有村義次議員
〇7番議員(有村義次)
一般質問席]
午前11時41分
いよいよ梅雨入り宣言が出ました。いよいよと言いますかね、ちょっ
と今年は遅れてるんですかね。今年も大雨による水害あるいは台風の時期もきますけども、災
害がなくてですね、年末には今年は大過なく市民の皆さんにとってですね良い年であったと言
われるようにこれから今年の後半を精一杯お互いに頑張りたいと思います。そして私たちはこ
の 4年 の 任 期 も あ と 少 し で あ り ま す 。 市 民 の 思 い を い か に 実 現 す る か 。 そ し て 市 政 に 伝 え る か 。
悔いのないように努力していきたいと思います。
それでは、まず吹上浜砂の祭典について伺います。百年に一度と言われているこの景気の悪
い中、もう非常に悪いと言いますかね、厳しいを通り越したものがあります。その中、特に市
民の行政に向ける視線というのはですねそのような状況を反映してかなり厳しいものがあると
思っております。そしてイベントとなればなおさらですね厳しく見られるということでありま
す。そのような点に留意してですね今後の砂の祭典運営も厳しい見直しがしなければならない
あるいは要求されると思っております。そこで今年を振り返って来年以降のことについて伺い
たいと思います。まず今年の反省点は何かということで、先に同僚議員がこのことについては
質問していますので、重なるかもしれませんけども、今年の砂の祭典をどのように総括し、反
省点をどう考えているのか伺いたいと思います。
〇産業振興部長(上野哲郎)
今年の砂の祭典をどのように反省しているかというようなことで
ご ざ い ま す け ど も 、 22回 目 を 迎 え ま し た 今 年 の 砂 の 祭 典 に つ き ま し て は 、 砂 像 制 作 な ど の 準 備
期間から本番まで概ね天候にも恵まれ、かせだドームを中心としますメイン会場とサテライト
会 場 の 県 立 吹 上 浜 海 浜 公 園 合 わ せ ま し て 15万 8,000人 が 来 場 す る な ど 成 功 裡 に 終 了 す る こ と が
できたと思っております。今年も多くの市民やボランティアの方々の熱意を持って取り組んで
いただいたところでございます。また、実行委員会をはじめ、実施推進本部、委員会、各部会
の皆さんの大変な御尽力や近隣市町村をはじめとする後援団体、協賛をいただく多くの方々の
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御協力の賜物であると深く感謝しております。今年の砂の祭典の特徴といたしましては例年に
比べますと県外からの来場者が多かったことにあると考えております。宮崎県や熊本県など隣
県はもとより、九州各県からあるいは中国や関西方面からのお越しの方々も見受けられました。
これは高速道路料金のETC休日割引、特別割引による相乗効果もあると考えておりますが、
砂の祭典が遠方より見に来ていただける魅力あるイベントであるという証でもございます。こ
れ ま で 22年 間 市 民 と 協 働 し 、 手 作 り に よ り 運 営 し て 参 り ま し た が 、 市 民 の 方 々 の 自 信 に も つ な
が っ て い る も の と 考 え て お り ま す 。 2年 後 は 九 州 新 幹 線 が 全 線 開 通 い た し ま す 。 地 方 に お い て
も創意工夫による都会からの誘客を行い、まちの賑わいづくりや元気づくりにつなげることが
課題でございます。砂の祭典はそのことを実現できる可能性を持った魅力あるイベントだと確
信しております。今年の祭典はそのことを感じさせてくれたと思っております。反省点という
ことで、今述べましたように、県外などから車で来られた来場者が多かったこともあり、会場
までの案内板の不足や会場周辺における渋滞など今後の課題も残りました。なお、現在委員会、
各部会において次回に向けての課題や反省点を取りまとめておりますので、今後関係各機関と
も連携し、改善に向けて努力して参りたいと考えております。次に、開催することが消化的と
なり、本来の目的は何かを考える必要はないかということだったと思いますけども、今年の砂
の祭典も検討の段階から民間を中心とした実施推進本部や委員会、各部会の活発な活動をはじ
め、本番に向けた花の準備から会場内の花の装飾、清掃活動、祭典期間中の運営に至るまで市
内の各団体・機関や多くの市民ボランティアの手に支えられ開催できました。砂の祭典は携わ
る方々の熱意と御協力がなければ開催することは不可能でございます。このことが消化的であ
るとするならば今日のように多くの来場者を数えるイベントにはなれないと考えております。
イベントは一定の目的を達成するための手段でございます。開催が目的であってはならないわ
けですが、砂の祭典は地域の資源である吹上浜の自然を活用して地域おこしを実現しようとい
う市民の熱い思いからスタートしたイベントであり、これまでの継続的な取組みの中から多く
の人と人との出会い、交流が生まれ、郷土愛が生まれ、人づくり、地域づくりに大きな成果を
上 げ て い る と 考 え て お り ま す 。 22回 目 を 迎 え ま し た 現 在 に お い て も そ の 目 的 は 変 わ っ て い な い
というふうに考えております。以上でございます。
〇7番議員(有村義次)
何かすべて答弁してもらいまして、あと何を言おうかなと思っており
ますけども。成果があったと、素晴らしい成果があったということで、総括すればそういう感
想を受けましたけども、良かった、良かったではですね次のステップはないんでありましてで
すね、できればたくさんのですね反省点、さらに一歩進んだ反省点がですね出てくれば来年以
降はもっといい砂の祭典になるんじゃないかなと私は思っているんですけども、どっちかとい
うと良かった、良かったになってしまったような答弁でありました。ただ市民からですね言わ
れるのが、「本当に市のためになっているのかい。」ということをよく言われます。いろんな視
点があると思いますよ。あそこの、場所はまたあれでいいんでしょうけども、市民が何人行く
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んだとかですね、あと本当に市の産業のためになっているのかといういろんな意見もあります。
だから、そういうことを十分考えてですね本当に砂の祭典というのが役に立っているんだと、
市民のためになっているんだということが言えるのかなあと。いろんな意見を私聴きます。市
長は聴かないのかもしれませんけども、良かった、良かったで今のような答弁で済んでるのか
もしれませんけども、結構市長自身が市民と語る会といいますか、話す場を持っているという
ことで聴いておりますけども、私もそういう場と言いますかね、で結構話をするんですけど、
やっぱり何とかならないかとか、いろんな市民の砂の祭典に対する評価とですね、評価という
のが思ったようにはいいんだというような評価は私はあんまり肌では感じられない面もあるん
で す 。 22回 な っ て お り ま す ん で 、 今 後 で す よ 専 門 家 を 交 え て で す ね や っ ぱ り 全 く 新 し い 、 今 ま
でのやつは、チャラと言ったらおかしいですけども、置いといて、新しい視点でですね今後ど
うやっていくかという時期にきているんじゃないかなと私は思っているんですけども、その辺
はいかがでしょうかね。最初に言いましたけども、非常に景気が悪くてですねそういう市民と
してはイベントかよというようなところもありますんで、経費を削ったりですね、あるいは市
民のためにおおなっているなあというようなことがですね目に見えるようなことをやっぱいし
ていかんとですね、もっともっと目に見えるようなことをしていかんといかんと思っているん
ですけども、いかがでしょうかね。
〇市長(川野信男)
祭典に対する評価、いろんな評価があると思います。またいろんな御意見
もあるということも十分承知をいたしてございます。私はこの砂の祭典、地域おこし、あるい
は地域の活性化を図る手段だという認識をいたしてございます。さらに、また、地域にたくさ
んの人を呼び込む、これも手段だと、こういうふうに思っております。さらに、また、市民が
一体化を図るための手段だと、こういうふうに思っております。そうしたことを考えた場合に、
こ れ ま で 22回 に わ た っ て し た こ れ が ど う い う よ う な 効 果 を 果 た し て き た か と い う こ と に つ い て
は、いろんな評価はあると思いますけれども、私はかなり高いを評価をいただいてもよろしい
んじゃないかと、こういうふうに思っております。といいますのは、市民に支えられなければ
こ の よ う に 長 い 間 、 22年 も の 間 続 け る こ と は で き な か っ た と 、 こ う い う ふ う に 思 っ て お り ま す 。
たくさんの人が、市民も参加をいただいております。それはただ見に来るだけではなくして、
1,000人 を 超 え る ボ ラ ン テ ィ ア の 人 た ち が あ れ ほ ど 汗 流 し て 参 加 す る こ う い う イ ベ ン ト と い う
のはそうほかには私はないんじゃないか。こういうような認識をいたしてございます。さらに、
また、これは既に、県内だけでなくして、全国的にも高い評価をいただいた中での現在の状況
でございます。ただその効果をやはりより広く、より市民に広げていくということ、これはた
ゆまない努力をしなければならない。こういうふうに思っております。もちろんこれから生ず
る経済効果、市民並べて一緒にというようなことにはなかなか難しい面もあると思いますが、
例えば、一つ例をとって申し上げましても、あそこでいろんな物品販売等をいたしてございま
す。北海道からもやってきております。新上五島からもやってきております。北海道の人たち
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が採算に合わんようなものをばこんなに何年も参加するのか。新上五島が採算に合わんような
ことをばこんなに長く参加するのかと言いますと、採算に合っておるかどうかよく分かりませ
んけれども、少なくともここに参加していいというぐらいの判断はしていただいておると思い
ます。そのことは地元の人たちが参加しておる人たちも同じだと思っておるんです。あそこに
行って馬鹿らしいよというふうに思ったら、これはもう参加はいたしません。今年も、今年は
新しい期日でそれぞれの旧市、町のいわゆるグループの人たちも参加していただいております
が、こうしたことが一つ一つ言いますといろんな御意見があるかと思いますけれども、私は、
本市のPRだけでなくして、大きな効果をもたらしておるというふうな認識をいたしてござい
ます。ただ毎年毎年やる中身については、これはもう見直しをしていかなければ、人を呼び込
むということについてのいわゆる観客の動員数に影響がありますので、いろんな工夫があって
いいと思っておりますし、またこれまでもそうしたやり方もしておったと、してきておると思
います。最初の頃は、例えば、シャ乱Qを呼んでとにかく人を集めりゃいいじゃないかとか、
そういうようなことから、今ではそうした、ああした催しもできるだけ、そんなそのいわゆる
何といいましょうか、どっかでか名の上がったというような人たちだけでなくして、地域の人
を中心としたというようなやり方をしてきておる。こういうことがまさにこのサンドのいわゆ
る変遷ではなかろうかと思いますし、特にまた、いつでしたか、二、三日前の新聞に出ており
ますけど、ああ、新聞じゃなかった。ある雑誌に出ておりました。これは宇宙関係の方の雑誌
でありましたけれども、子どもたちが一生懸命なってあそこで砂像を作っておる。砂像を作っ
ておるというか、遊んでおる。あの姿が出ておりました。人気のある中身というのは、あれは
非常に人気があるんです。こうした役割も私は果たしておるというふうに思っております。た
だ こ れ に も か な り 多 額 の 経 費 を 出 し て ご ざ い ま す 。 今 予 算 規 模 で い き ま す と 600万 と か 、 700
万 で ご ざ い ま す が 、 こ う い う 表 現 は 良 く な い か も し れ ま せ ん が 、 こ う し た 規 模 の 事 業 で 600万 、
700万 の 市 の 財 政 負 担 で で き て お る と い う の は ほ と ん ど 私 は な い ん じ ゃ な い か と 思 い ま す 。 ほ
とんどがいわゆる寄附金でありますとか、あるいは協賛金でありますとか、多くの方方の御協
力をいただいておる。そういうような結果でもございます。これから私は、これまでの実績を
踏まえた上で、中身については工夫をしなければなりませんが、すぐやめるとか、そういうよ
うな状況ではないと思っておりますし、特に、昨日も御答弁申し上げましたとおり、新幹線開
業に向けてどういう工夫をするかということを考えていく。そういうときにきておるという認
識を持っております。
〇7番議員(有村義次)
何か答弁を聴いておりますとですね、私がこの砂の祭典はもう何も、
市民のために何もならんからやめろと言っているのかというような意味の答弁をされてたと思
いますけども、何かそういうふうに聞こえましたけどね。私は別にこれは悪いと言ったことは
ないんですよ。いろんな見方もありますし、何か、何かちょっと、私がもう市民のために何も
なってないと言ってんのかというふうにとられてちょっとあれなんですけども、私はこの砂の
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祭典に関してはですね一生懸命自分のできる範囲ではやっておりますんで、そんな何もならん
のにですね一生懸命やるつもりはありませんから、何かちょっと、もうちょっとこうちょっと
私の質問の意味はちょっと考えていただきたいなと思います。言い方が悪いと言えば、それま
で で す け ど ね 。 で す か ら 、 22回 が 失 敗 だ と は 言 っ て な い ん で す よ 。 も っ と 前 進 す る た め に ど う
あるべきかと。それから市民の中にはいろんなことを言う人がおりますから、いろんな意見が
ありますから、それをどうやって酌み上げて、少しでも市民にさらに納得してもらって、いい
イベントと言いますかね、祭典にしていくかということを考えていただきたいよということを
私は言ってるんであってですね、だから、良かった、良かっただけでは駄目じゃないんですか
ということです。では、取りあえず。
〇議長(石井博美)
〇議長(石井博美)
こ れ よ り 休 憩 し ま す 。 再 開 を 午 後 1時 と し ま す 。
休憩
午前11時58分
再開
午後
1時00分
再開します。
〇7番議員(有村義次)
砂の祭典のことについては以上で終わりますけども、何かちょっと消
化不良の所が、心残りがあるんですけども、次にいきます。
こういう景気が悪くなりますとですねやっぱり第一次産業に今度はまた目がいってですね農
業、水産業とか何とかにこう活路を見出したいという気持ちが出るようでありましてですね、
そして一般質問などもちょっと増えてくるのかなあという感じがしているんですけども、そこ
で農業振興についてですけども、耕作放棄地についてということで調査結果と今後について伺
い た い と 思 い ま す 。 4月 の 南 日 本 新 聞 に よ り ま す と 、 全 国 で 耕 作 に 使 え な い 農 地 が 28万 4,000
ヘ ク タ ー ル 、 そ の う ち 草 刈 り 、 整 地 で 復 旧 で き る と い う 所 が 8万 2,000ヘ ク タ ー ル 、 そ れ か ら
大 規 模 基 盤 整 備 す れ ば 復 旧 で き る と い う 所 が 6万 7,000ヘ ク タ ー ル 、 も う 既 に 森 林 化 、 原 野 化
し て い て 復 旧 で き な い 所 が で す ね 13万 5,000ヘ ク タ ー ル あ る と 。 そ し て 鹿 児 島 県 の 中 で 森 林 化
あ る い は 原 野 化 し て い る 面 積 が 1万 1,000ヘ ク タ ー ル あ る と い う こ と で 全 国 1位 と な っ て お っ
たようでありますけども、そこで本市の調査結果について伺いたいと思います。また、その耕
作放棄地の増加や減少についてどのような取組みを考えているのかですね。これについてはま
た今後の計画作りと言いますかね、今後どういうふうな対応をするんだという計画も必要だと
思うんですけど、その辺について伺います。
〇産業振興部長(上野哲郎)
耕作放棄地の現況調査結果についてでございますけども、市内全
体 で 4,961ヘ ク タ ー ル の 耕 地 が ご ざ い ま す 。 こ の 中 で 1,986ヘ ク タ ー ル の 耕 作 放 棄 地 が 認 め ら
れております。内訳としましては、人力、農業機械で草刈り等行うことにより耕作可能な土地
が 270ヘ ク タ ー ル 、 草 刈 り 等 で は 耕 作 す る こ と は で き な い が 、 基 盤 整 備 等 を 実 施 し て 農 業 利 用
と し て す べ き 土 地 と い う の が 457ヘ ク タ ー ル 、 森 林 ・ 原 野 化 し 、 農 地 に 復 元 し て 利 用 す る こ と
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が 不 可 能 と 思 わ れ る 土 地 が 1,258ヘ ク タ ー ル と な っ て お り ま す 。 現 在 農 地 復 元 が 不 可 能 と 思 わ
れる土地につきましては再調整をしているところでございます。耕作放棄地の増加を防ぐには
解消後の営農推進が不可欠であると考えておりますけども、そのため、解消土地については関
係 機 関 と 十 分 な 連 携 を と る こ と と し て お り ま す 。 な お 、 平 成 20年 度 に つ き ま し て は 実 証 再 生 試
験 事 業 で 田 0.7ヘ ク タ ー ル 、 畑 3.6ヘ ク タ ー ル を 解 消 し た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 こ れ に つ き ま
してはどのぐらい金が掛かるんだということを調べるというような国の意向もございまして試
験的に実施をしたところでございます。市といたしましては、耕作放棄地対策委員会を設置し
まして耕作放棄地の現状を的確に把握しながら、耕作放棄地の再生利用の検討を進めながら、
営農が定着できるよう各種事業の導入を図りながら耕作放棄地の減少に努めて参りたいと思っ
ていますが、なかなか面積が多うございますので、厳しい現実があるというふうな認識を持っ
ております。以上でございます。
〇7番議員(有村義次)
また、その放棄地をどうするかということで今後計画作りと言います
かね、その日程についてちょっと聴いたんですが、またお願いします。非常にいろんな意味で
この放棄地が増えて困ってるわけですけども、イノシシがですね里まで出てきたりするのも一
つはそのせいもあるのかなと私は思ってるんですけども、あらゆる面で弊害と言いますかね、
出ておりまして、何とかせないかんとは思っているんですけども、なかなかこのいいアイデア
もなく私自身も困ってるんですけども、この今後どうするんだというのは、いろんな農業振興
についていろんな対策を講じながらですよどうやっていくんだというのを、これはもう総合的
な計画を立ててですよ、市役所全庁関係はあると思いますんで、挙げて取り組むような意気込
みはないかどうか伺いたいと思います。
〇農林水産課長(長田
彰)
今の議員の御質問は総合的な南さつま市の土地利用計画の話も入っ
てるのかなあと思っております。議員おっしゃるとおり、耕作放棄地解消対策事業ということ
で単発的に行うという形で去年から実証試験ということでやっておりますが、我々も総合的な
そのここの土地はこういうふうな営農をして生産を活動を開始したいというようなもくろみを
含みながらですね総合土地利用計画という部分で内々には検討しなければならないというふう
に感じているところでございまして、耕作放棄地というのは、御存じのように、今、目に見え
る耕作放棄地というのをいかに解消するかという部分が大事でございまして、長期的な利用計
画に基づくところのその大規模な基盤整備、そういう部分に関してはまた関係部署との調整も
図りながらですね是非この計画の策定に向けて検討して参りたいというふうに思っております。
〇7番議員(有村義次)
是非ですね、市役所を挙げてと言ったらオーバーなのか知りませんけ
ども、ほんとにみんなでですよ、このどんどん荒廃していく農地をどうするんだというのはみ
んなで考えていただきたいと思います。これはもう市役所だけじゃなくて、関係機関全部入れ
てですねやっていただきたいということをお願いしておきたいと思います。それから、集落営
農についてですけども、推進の考えと取組みの現状ということであります。本市の現状はどう
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なっているのか。団体数とあるいは関係する面積、あるいは団体の構成員数ですね、それから
国の集落営農のこれは条件があると思いますけども、どのような条件でなっているのか伺いた
いと思います。
〇産業振興部長(上野哲郎)
集落営農の組織の関係でございますが、南さつま市の集落営農組
織 は 3団 体 、 舞 敷 野 集 落 、 有 限 の ア グ リ サ ー ビ ス な か ん の 、 尾 下 下 受 託 部 会 で ご ざ い ま す 。 3
団 体 と も 活 動 対 象 作 物 は 水 稲 で 、 活 動 対 象 面 積 は 、 舞 敷 野 が 7.6ヘ ク タ ー ル 、 ア グ リ サ ー ビ ス
な か ん の が 20.4ヘ ク タ ー ル 、 尾 下 下 受 託 部 会 が 4.2ヘ ク タ ー ル で 、 全 体 で 32.2ヘ ク タ ー ル で ご
ざ い ま す 。 構 成 人 員 と い た し ま し て は 、 舞 敷 野 集 落 が 46名 、 ア グ リ サ ー ビ ス な か ん の が 19名 、
尾 下 下 受 託 部 会 が 20名 で 、 全 体 で は 85名 で ご ざ い ま す 。 活 動 内 容 と い た し ま し て は 、 集 落 営 農
の研修会の開催、話し合い活動の推進などによります集落営農組織のリーダーの育成などに取
り組んでおる状況でございます。集落営農組織として取り組む水田所得安定対策の規模要件と
い た し ま し て は 11.4ヘ ク タ ー ル で す が 、 小 規 模 な 農 家 に つ き ま し て は 、 こ れ ら の 認 定 農 業 者 等
の営農活動を補完する受委託組織等の育成や地域の特色ある農産物の生産加工への取組み、学
校給食への食材提供グループの活動等役割に応じた支援を行っているところでございます。今
後とも情報収集に努めながら小規模農家等も含めた組織化を図り、幅広い推進を推進いたしま
すとともに、認定条件についても県とも十分協議しながら国への要望等も考えて参りたいとい
うふうに思っております。以上でございます。
〇7番議員(有村義次)
国の方は一律なこの集落営農の指定と言いますかね、条件があると思
いますけども、非常にこの南さつま市の一部の地域だけしかもうこの集落営農というのは、な
かなかその規模に合わないということで表立って集落営農というのはできないんですけども、
だけど、各地域地域で小規模と言いますかね、営農組織はつくれるんじゃないかと思っており
ま す 。 そ れ を ど う や っ て こ う 育 成 し て い く か と い う の が で す ね 大 事 で あ り ま し て 、 先 ほ ど 3団
体が今、本市にはあるということですけど、これは面的にも相当条件が整っている所でありま
し て で す ね 、 そ れ 以 外 に た く さ ん ま だ 20も 、 30も つ く れ ば 、 つ く る と 言 い 方 は お か し い で す か
ね、推進していけば小規模の集落営農できると思うんです。それを進めていく、市独自のです
ねことで進めていく考えはないかということを伺いたいと思います。それから、どっちかとい
うと農業のためのあるいは農地のための集落営農かということが言われるんですけど、言われ
るとか、そういう意見もあるんですけども、そうじゃなくって、前講演をふれあいかせだでし
た、熊本大学の徳野教授でしたっけ、ありましたけど、農業のために人間が農村で生きている
のではないと。人間が生きていくために農業・農村があるんだということでですね、人間が主
なんだよという言い方、あと集落営農については、農地保全、農業振興のための制度ではない
と。集落を維持するために、それを軸にして、集落維持を軸にしてですね総合的地域政策とし
て展開すべきであるよと、集落営農はですね。そういうような言い方をしている講演だったと
思っておりますけども、私もこういう基本的な視点が大事かなあと思っております。どちらか
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というと、何というんですか、農業振興のためのじゃなくて、地域振興のためのですね、人間
が主人公であるよというそういうような政策と言いますかね、推進をしていくべきじゃないか
なあと思っておるんですけれども、その辺については考えがありましたら、お伺いしたいと思
います。
〇産業振興部長(上野哲郎)
今先ほど御答弁いたしましたのはいわゆる認可を受けたといいま
すか、そういう形でございますけど、あと任意団体として益山の受託部会あるいはアグリネッ
トワーク赤生木、大浦町農業機械利用組合、平野茶生産組合、大浦の大豆生産組合、こういう
もの等もあるわけでございますので、こういうものをばさらに育てていきたいというふうに思っ
ております。今、水田等につきましては農地整備課の方の事業の中でみどりネットの関係とか、
いろいろやっているわけでございますけども、これらにいたしましても、すべてもう農業者だ
けだということじゃなくて、その地域としてのいろんな活動をしていただいております。これ
については水路の作業とか、あるいは農道、あるいは集落道の場合によっては整備等、草払い
と、こういうものもしていただいておりますので、こういった地域と一体となったといいます
か、農業だけじゃないという部分でそういうものもそういう広がりといいますか、そういうも
のも推進をして参りたいというふうに考えております。
〇7番議員(有村義次)
私 ど も も 実 を 言 う と 10人 ぐ ら い で で す ね 今 ち ょ っ と 遊 休 農 地 を 解 消 し
よ う か と い う こ と で グ ル ー プ を つ く っ て や っ て お る ん で す け ど も 、 田 ん ぼ が 20ア ー ル ぐ ら い 、
畑が二、三十アールぐらい、今年から始めて少しずつ広げていこうということでやっているん
ですけども、こういうようなグループをつくると言いますかね、そういう育成をしていく。そ
ういうのも大事じゃないかと思います。別に補助金をくれとか、そういう意味じゃなくて、やっ
ぱい、何と言うかな、バックアップする方法はいろいろあると思いますんで、是非そういう方
面の行政のバックアップの仕方も考えていただきたいと思います。それから、考え方として、
農業振興の集落営農についても全部ですけども、先ほど言いましたように、農業が主じゃなくっ
て、人間が主だということですね。これは答弁なかったわけですけど、是非、視点的にはです
ね、基本的 にはそこに 、そこを、 そういう気 持ちでやっ ていただき たいと。言 ってること がちょっ
と分かんないかな。どちらかというとその実績的にこんだけのことをしましたという面的なも
んとか、いろんなのを成果として出てくるんですけども、そうじゃないんじゃないかと思うん
ですね。その地域が、何と言うのかな、みんなで取り組んで元気がある地域になったとか、そ
ういうような方向性の、何と言うのかな、その基本的な考え方というのをですね、若干説明で
きないところがもどかしいんですけども、考えて今後もやっていただきたいと思います。次に、
グリーン・アンド・ブルーツーリズムについて伺いたいと思いますけど、本市の現状と今後に
ついてということで、本市の実績についてと、それから農家あるいは漁家も関係するかもしれ
ませんけど、関係者の組織体制について伺います。あと今後の取組みとしてですね、今、担当
部署は農林水産課というふうに聴いているんですけども、どちらかというと旅行業と言います
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かね、食品業とか、いろいろ関係がある所が多くて、どっちかというと農林水産課ではないん
じゃないかなという気もするんですけども、その辺について伺います。
〇副市長(坂口二郎)
先ほどの農業振興についてもツーリズムは関係すると思っておりますけ
れども、先のことでちょっと後になりましたけれども、ツーリズムは後にしまして、さっきの
質問に少しだけ、ツーリズムと関係がありますので、やはりツーリズムというのは、そうです
ね、終戦後の戦争に負けた頃は「国破れて山河あり」と言いましたけれども、今は実態として
世 界 経 済 第 2位 の 国 に な り ま し た け れ ど も 、 経 済 が 発 達 し て 豊 か に な っ た け れ ど も 、 山 河 な し
というのが今の実態だと、それが遊休農地の実態だというふうに私は捉ています。ツーリズム
の基本というのは、やはり美しい自然、美しい農村の中でそういった癒しの旅行体験とかとい
うのがツーリズムの本体かなあと、このように解釈をしております。質問に直接関係ないかも
しれませんけれども、私の考え方を述べまして質問にお答えしたいと思います。南薩地域での
昨 年 の 受 入 実 績 と し ま し て は 、 関 東 、 関 西 地 域 の 中 学 校 、 高 校 生 を 合 わ せ て 2,339名 受 け 入 れ
て お り ま す 。 そ の う ち 南 さ つ ま 市 管 内 で は 1,500名 を 受 け 入 れ て い る の が 実 態 で ご ざ い ま す 。
それから、農家の態勢としてどのような受入れ態勢になっているかということですが、これに
つきましては受入農家や制度に関する情報の集約を図って相互の連携した活動推進が図れるよ
う に 去 年 12月 に 南 さ つ ま 市 グ リ ー ン ツ ー リ ズ ム 協 議 会 の 設 立 を 支 援 し た と こ ろ で ご ざ い ま す 。
さ ら に 、 1市 だ け で で き な い と い う 関 係 で 、 南 薩 摩 地 域 と い い ま す か 、 日 置 、 南 九 州 市 、 枕 崎
市を含めて体験型修学旅行の多様なニーズに対応するための南薩摩地域グリーンツーリズム協
議会というのを暮れに立ち上げております。それぞれのこういった広域にするというのは、や
はり一定の狭い地域では、大体農家、林家、あるいは漁家の皆さん方が受け入れますので、広
範囲にならないと大規模の受入れができないということでそういった組織を立ち上げていると
ころでございます。主管課の話、確認しますが、主管課の話だったですかね。おっしゃるとお
り、今のところは農林水産課で取扱いを主体に、やはり農家、漁家が中心ということで今推進
として取り扱っているところでございます。
〇7番議員(有村義次)
担当部署としてはですね本当に農林水産課がいいのかなというのは思っ
て お り ま す 。 先 日 、 南 魚 沼 市 、 新 潟 県 の で す ね 、 行 っ た ん で す け ど も 、 そ こ で は 1万 2,000人
ぐらい来ておりまして、確か商観が担当しておったんですけども、あそこは割とスキーで有名
な所でありましてですね観光地と言いますかね、そういうのがあって商観でやってるのかなと
いう気がしますけども、ただやっぱり旅行といいますか、あるいは食品なども関係してくるん
で農業の分野じゃどうかなあと、担当がですね、いうふうには思っております。それとあと事
件・事故の対応ということで、今この受入れをした所でいろいろトラブルがあるというふうに
聴いております。これは今始まってそんなこの辺でも歴史が長くないんですけども、いろいろ
また出てくると思います。ただやっぱい行政も進めていく以上はですよ、事件・事故がないよ
うに研修とか、いろんなことをする必要があるんじゃないかと。法的ないろんな問題もありま
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すよね、宿泊の問題とかですね。その辺をどうするのか。先進地ではもう相当進んでやってい
る所もありますけども、そういう所を研修とかですね、研究も十分やっていただきたいと思っ
てるんですけども、事件・事故がないようにというふうに思ってるんですけども、その辺につ
いては何か考えていましたら、お願いします。
〇副市長(坂口二郎)
今おっしゃるようなことでかなり課題も抱えているわけですけれども、
旅行業者のJTBの皆さん方ともいろんな連携をとりながらですねそういったことに対応する
いわゆる安全管理とか、衛生管理、さらには今おっしゃったような損害賠償等についてのお互
いの、こういったときの農家体験におけるあるいは漁家体験におけるそういった対応の仕方と
かですね、その辺の研修もお互いに連携をとりながら事故のないように、せめて法的に対処で
きるような形というのを早めにやりたいと思っています。
〇7番議員(有村義次)
次に、農産品の加工について伺います。この件についてはもうそれこ
そ 古 い 話 で で す ね 1.5次 加 工 は で き な い か と い う こ と を 昔 か ら 言 っ て お る ん で す が 、 な か な か
見えてこないんですけど、この開発状況について伺いたいと思います。また今後どのような推
進と言いますかね、推進計画を考えているか併せて伺います。
〇産業振興部長(上野哲郎)
若干先にグリーンツーリズム関係でもうちょっとお答えをさして
いただきますが、南さつま市グリーンツーリズム推進協議会というのをつくってございますけ
ども、これらにつきましては、そういう先ほどございましたように、事故とか、その辺のこと
も ご ざ い ま す 。 せ ん だ っ て と い い ま す か 、 20年 度 に な り ま す が 、 研 修 会 も 実 施 を し た と こ ろ で
ございます。これにつきましてはこのグリーンツーリズム協議会が主催いたしまして、この中
にはそれぞれの地域の実践者団体の代表者、あるいは協力団体といたしましては、市といたし
ましては、農林水産課、商工観光課、この時点では新産業創造室というものも含めて、あるい
は教育委員会、こういう方々にも入っていただいてその組織と一緒になって動くというような
形をとらしていただいてるところでございます。このように会とですね連絡を密にしながらさ
らに、お客さんといいますか、修学旅行の誘致と、こういうものも進めて参りたいというふう
に 思 っ て お り ま す 。 そ れ で 1.5次 産 業 の 関 係 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 農 水 産 物 の 地 域 資 源 を 活
用いたしました加工品の開発に向けた取組みについてでございますけども、坊津地区では、玉
川大学の農学部や県農業開発総合センターとの連携を図りながら、特産品のぽんかんにつきま
しては乾物品等の試作に取り組んでおります。また、笠沙地区では、市漁業振興連絡協議会、
加世田常潤高校との連携によります塩ブリの改良品の開発を進めようとしているところでござ
います。また、JA南さつまでは冷凍きんかんの量産の可能はどうか検討を進めておりますが、
これにつきましてはサンドの時に試供品という形で、農産物のお買上げいただいた方に試供品
と い う 形 で 、 1袋 に 3個 入 り で し た か 、 を 試 験 的 に お 配 り を さ し て い た だ い て 、 そ の 評 判 と い
いますか、それをしたところでございます。また、商工会議所では流通あるいは販売の面から
の切り口で農商工連携によります商品開発に取り組みますソフト面での事例研究やコンセプト
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づくりを進めているところでございます。今後の推進計画でございますけども、現在はどちら
かといえば各グループ等が独自に開発を進めているケースが多うございます。津貫の清木場農
園が製造販売しているきんかんジャムについては、南さつま市のアンテナショップである大阪
天王寺のメルカートピッコロでは全国から集められている特産品の中でもトップの売れ筋に商
品欄がランクされております。理由といたしましてはジャムの食味に消費者からの要望を取り
入れているからと言われております。売れる商品作りのためには、どんな素材がどれだけある
か。どんな仕様が消費者に好まれるのか。そのためにはどういった製造技術が必要なのか。ど
ういった商品管理やマーケティング販売戦略で効果が上がるかなどの的確な情報が必要である
と考えております。そこで売れる商品作りのためには、生産サイドが今後どういった商品が売
れ筋になるかといった的確な情報を共有する必要がありますことから研究、そのための研究機
会の創出、提供、開発された商品について消費者がいつでも入手できるような情報提供や、量
販 店 と の 連 携 や ア ン テ ナ シ ョ ッ プ と の ネ ッ ト ワ ー ク 等 も 考 慮 に 入 れ な が ら 1.5次 産 業 の 振 興 を
進めて参りたいと考えております。以上でございます。
〇7番議員(有村義次)
いろいろやっているのかもしれませんけど、要は、ちょっと実績的に
まだよく見えてこないんですけども、どういうことをやってる。あるいはどういう物を作って
ほしいとかですよ、いろんなのがやっぱりこの、何と言うのかな、みんなから知恵をもらうと
いうか、出してもらいたい。今やってるのは農林水産課でやってる分とJAでやってる分も入っ
てるんですけども、何をやってるのかな実際よく見えないんですよ。だから、今後こういうこ
とをやりたいんだというですね何かよく、推進計画と言いますかね、一番ネックになっている
のが、農業というのは、作ったはいいけど、全部人が値段を、市場とか決めて、こいじゃいか
ん と い う こ と で 1.5次 産 業 を 言 っ て る わ け で す け ど ね 。 だ か ら 、 何 と 言 い ま す か ね 、 そ う い う
意 味 で 取 り あ え ず 1.5次 産 業 を し て 何 か を 加 工 し て 、 そ れ で 値 を 付 け 、 自 分 で 値 を 付 け て 売 っ
ていくというのをですねやってもらいたい。その計画をちゃんと作ってほしいと思います。そ
れから、次にいきます。地産地消についてですけども、本市の現状と今後はということで、学
校給食の状況は先日もあったんですけども、米はあったんですけども、そのほかはどのように
なってますかね。あと市民への呼び掛けといいますか、市民向けのPRは何か地産地消のこと
でしてるのかどうか。あと地産地消について推進計画は何か持ってるのかどうか伺います。
〇市長(川野信男)
地 産 地 消 に つ き ま し て は 、 平 成 19年 度 に 策 定 を い た し ま し た 南 さ つ ま 市 食
育推進計画の中で基本施策として「農山漁村の活性化と食料自給率の向上を資するよう推進す
る。」と、こういうことで位置付けをいたしておるわけでございます。市といたしましては、
この推進計画に基づいて学校給食における取組みとして加世田地域において旬の時期にかぼちゃ、
らっきょうの食材提供を行っているほか、冬場のみかん、ぽんかん、たんかん、きんかん、さ
ら に は シ ラ ス 干 し 、 煮 干 し な ど の 水 産 加 工 品 を ほ ぼ 100パ ー セ ン ト 地 元 の 食 材 を 利 用 し て お る 。
こういう状況でございます。また、地産地消を推進するには生産者と消費者との交流促進が必
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要でございますことからグリーン&ブルーツーリズム事業により都市、主に鹿児島市を中心で
ございますけれども、居住する消費者を対象に農林漁業体験バスツアーを行いまして農村の良
さを体験させ、利用促進に努めておるところでございます。地元農山漁村の活性化を図るため
に地産地消の果たす役割は大変大きいものがあると思っております。今後地元生産者、学校給
食関係者などとの協議を推進しながら食育や地産地消に努めて参りたいと、斯様に考えており
ます。
〇農林水産課長(長田
彰)
具体的なこれからの地産地消の取組みについて計画があるかとい
うことでございますが、現在、我が南さつま市の農産品、水産品を定期的にどれだけの供給量
をもって学校給食に提供できるのか。また、学校給食の要望とは何かということを今聴き取り
を行おうとしているところでございまして、具体的な計画というのはまだできておりませんが、
是非スポット的にも小・中学校の生徒からその御両親たちに今日は南さつま市の地産地消の給
食があったというような感じで喜ばれるような取組みを推進していきたいというふうに考えて
おります。
〇7番議員(有村義次)
学校給食について米がですね、これは魚沼市がやってるんですけど、
有 名 な 魚 沼 産 の こ し ひ か り を 学 校 給 食 に 取 り 入 れ た い と 。 先 月 行 っ て き た ん で す け ど も 、 11小
学 校 と 6中 学 校 が あ っ て 、 全 部 地 元 産 の こ し ひ か り に し て る ん だ そ う で す 。 年 間 4万 5,688キ
ロ 使 う ん だ そ う で す け ど 、 大 体 週 に 4か ら 4.5食 ぐ ら い 使 う ん だ そ う で す け ど も 、 そ の や っ ぱ
り 高 い も ん で す か ら 846万 5,117円 年 間 掛 か る と 、 差 額 分 は 市 が 持 つ ん だ と い う こ と で や っ て
る ん で す け ど も 。 う ち で は 、 先 日 の 答 弁 で は 3万 1,635キ ロ で し た か ね 、 使 っ て い る と い う こ
とでありますけども、これ全部地元産に変えたらどのくらいになるかというのは計算してない
と い う こ と で し た か ね 。 こ の 846万 と い う こ と は な い と 思 い ま す ん で 、 ま だ 大 分 安 い ん じ ゃ な
いかと思いますんで、検討していただければありがたいのかなと思っています。それから、地
産地消の推進計画については、この魚沼市の物をちょっと参考に差し上げたんですけども、素
晴らしい物と思っているんですけど、作っておりますんで、是非参考にしてですね作っていた
だ き た い な と 思 っ て お り ま す 。 地 産 地 消 で 言 う と 、 御 飯 1杯 い く ら す る か 分 か り ま す か 、 市 長 。
大 体 普 通 の こ の 辺 で 採 れ る 米 で で す ね 御 飯 1杯 お 茶 碗 で で す ね 20円 ぐ ら い だ そ う で す 。 お に ぎ
り に す る と 大 体 、 売 っ て る も ん で 100円 、 レ ス ト ラ ン で ラ イ ス と し て 頼 む と 200円 す る と い う
こ と で で す ね 。 パ ン 1個 が 大 体 100円 ぐ ら い で す ん で 、 非 常 に こ の 米 と い う の は 安 い ん で す ね 。
だから、是非この、米についてだけではないんでしょうけども、こういう、何というのか、P
Rと言いますかね、米も食べましょうというPRも、パンは、パンの原料はうちではあんまい
作ってないと思いますんで、是非米をたくさん食べましょうやというようなですねそういうよ
うなPRも必要じゃないかなあと思いますんで、そういう視点からもですね頑張っていただき
たいと思います。次に移りますけども、農業基本計画や条例制定の考えはということで、この
提 言 と 言 い ま す か ね 、 こ れ は 平 成 14年 か ら 何 回 も も う 質 問 を し て き た わ け で す 。 や る 気 が あ り
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ませんかということで質問してきたんですけども、まだ検討の緒にもついてないと。今回の質
問に取材が ありました んで、「何 かしてるの 。」と言っ たら、「何 もない。」 ということ でしたん
で、このような市長が余り気の進まないことはですね、しつこく何回も何回も言わないとなら
な い と 思 っ て 出 し た ん で す け ど も 、 も う 質 問 は や め ま す 。 も う で す ね 4年 の 任 期 も 残 り 少 な い
ですので、今から言ったってしようがありません。いや、意見だけにしておきたいと思います。
市長もですね「方向性としてはそういう方向を検討しなければならないと思っている。」とい
う答弁はずうっとしてるわけですけども、必要性は認めているようなことを言ってるんですけ
ども、今ですね、今さら言うまでもないんですけど、国・県をはじめ、どこの地方自治体でも
ですねこの環境問題というのは避けては通れません。環境を抜きにしたまちづくりというのは
考 え ら れ な い こ と で あ り ま す 。 私 は こ の 合 併 し た こ の 4年 で で す ね ほ ん と は じ っ く り 三 、 四 年
かけてまちづくりの素晴らしい方向性を決めていただければというふうに思っておったんです
けども、残念ながらできませんでした。一番、合併して一番いい、これからのまちはどうやっ
てつくるんだということで一番いいチャンスじゃなかったかと思っております。合併した当初
その検討と言いますかね、かかっとればですね、今頃はその大体方向性あるいは基本計画がで
きてですね、じゃあ市民みんなでこの方向で頑張ろうやというようなものができていたんじゃ
ないかと私は思います。そういうことで私自身の心の中ではこの件は非常にこの南さつま市が
で す ね 、 失 わ れ た 4年 間 と 言 い ま す か ね 、 も っ た い な い 4年 間 で あ っ た ん じ ゃ な い か な あ と 思
います。今頃この方向でいこうとみんなで、ちょうどいい、何と言うんですかね、気持ちのま
とまりが、団結ができたんじゃないかなあと思っております。残念でならないわけですけども、
私の気持ちは以上です。意見として申し上げます。
次に、公共下水道事業について、昨日も質問があったわけですけども、最終判断はいつまで
にするのか。また、その判断基準などについて伺います。現在の問題点についても伺います。
〇市長(川野信男)
公共下水道のことについてのお尋ねでございます。昨日も詳しく御説明申
し上げたと思います。今、地域住民の皆さんにずうっと説明会をいたしました。いろんな課題
も提起をされました。こうした課題を受けて最終的な調整をもちろんしなければなりませんが、
特に受益者負担金の問題がいろいろ課題になっておりますので、この受益者負担金について方
向を出すために地域の方々を含めて検討委員会をつくって、そこで方向性を考えていきたい。
そうした手順を踏むことによって若干、当初計画よりも少し遅れることになるのではないかと、
こういうようなことを申し上げたわけでございます。受益者負担金につきましてはこれまで事
業 費 の 5パ ー セ ン ト 程 度 を 負 担 し て い た だ く と 。 こ れ は ど の 地 域 で も 同 じ よ う な こ と を や っ て
お り ま し て 、 国 の 方 も 受 益 者 負 担 に つ い て は 5パ ー セ ン ト 程 度 と 、 こ う い う よ う な こ と を 示 し
ておるもんですから、そうしたことを基にいたしましてじゃあ土地面積割だったらどうなんだ
という一つの例を示してございますけれども、御意見によりますというと面積割ではいかんじゃ
ないかと、こういうような御意見もたくさんございますので、こうしたことを踏まえた上でど
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ういうような方法があるかということをこれから案として作ってまたお示しをしたいと、こう
いうふうに思っております。昨日も申し上げましたとおり、土地を広く持っていらっしゃる方、
そうでない方、いろいろございます。広く持っていらっしゃる方は、この公共下水道をするこ
とによって土地の評価が変わってきますので、そのことも受益じゃないかと、こういうような
意見もあるわけでございますが、現実にいわゆる住宅地として使っておる物と必ずしもそうで
ない物、いろいろな形態があるようでございますので、その辺の負担の在り方については再度
私 ど も も 検 討 し て み た い と い う こ と を 申 し 上 げ な が ら 、 1戸 当 た り の い わ ゆ る 住 宅 部 分 に つ い
て は 10万 円 以 下 の 負 担 と い う こ と で 収 ま る こ と を 前 提 と し て 検 討 も し た い と 、 こ う い う ふ う に
申し上げたわけでございます。早くたたき台を作りまして、そのことによってどういうふうに
変わってくるのかということもございますので、具体的な整理をいたします。特にこの説明会
でも大きく問題になりましたのは、いわゆる公共下水道が通っても、それに接続をしなければ
意味がございませんので、できるだけ接続といいましょうか、加入率を高くするためにどうい
う手法・手段があるのかということを含めて検討をいたしたいと、こういうふうに思っておる
ところでございます。
〇7番議員(有村義次)
最終判断はいつまでにするのかということとその判断基準について伺っ
たんですけども、勝手に解釈しろということなのかな。その判断基準というのは受益者負担の
問題が片付けば済むということですかね、今、受益者負担のことを主に申し上げたようであり
ますけども。いつまでこうこの問題を結論を出さないで引きずるのかなという思いで、市長の
腹積りと言いますかね、心積りというのはどうなってんのかということでお聴きしたんですけ
ども、それについてちょっと答弁できましたら、お答えいただきたいと思います。
〇市長(川野信男)
私は計画案を出しております。やることを前提として出しておるわけです
から腹積りはあるわけです。ただ実行するためにはやはり地域の皆さんの御理解がないといか
ん。もちろんこれは議会もそうですけれども、そういう手順を今踏んでおるんだと、こういう
ことを申し上げておるわけでございます。計画を出すのに腹積りがなくて計画を出すわけでは
ございませんので、そのことについてはこういう方向でやりたいということの計画案というの
はお示しを申し上げておるとおりでございます。
〇7番議員(有村義次)
何かかみ合わないんですけども、最終判断的にですね、これは市民の
理解が得られなければということがあるわけですよね。それをいつまでにはちょっともう結論
出したいというように思ってることがあるのかということで伺ったんですけども、答えられな
い と い う こ と で 。 そ れ で で す ね 、 こ の 公 共 下 水 道 と い う の は 平 成 13年 に で す ね 確 か 計 画 策 定 を
し ま し て 、 17年 度 に 、 残 念 な が ら 、 市 町 村 合 併 の ち ょ っ と 支 障 と 言 い ま す か ね 、 差 し 障 り が あ
るということで凍結をしたわけですね。ただこれそこまでは、そういう流れで私なんかもしよ
うがなかろうと思っておったんですけども、今後どうなるか分かんないですけども、これだけ
の市街地を抱えてて生活排水が、言い方は悪い、垂れ流しと言いますかね、なってるわけです
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ね。これをいつまで続けるのかという市民の意見、それから、あと、たまたまその後、計画、
凍結した後ですね水害も何もなくって良かったんですけども、もしまだこの工事が終わらない
うちに水害が出てですね被害があった場合どうするんだよと、誰の責任になるんだよという気
持ちも、意見もあります。それから益山の田んぼの水質の問題と言いますかね、それもいつま
でこうやっているんだよということも出ておる、特別委員会の中でも出ているんですけども。
それから地頭所付近の悪臭と言いますかね、これについては加世田市時代にもこの議会の中で
も取り上げられておりましてですね、確かにあの辺を通ればそういう問題もありまして衛生的
にはもう最悪な所だなあという所もありまして、非常にこんままでいいのかなというふうに私
自身は思っております。先ほども出ましたけど、受益者負担等検討委員会ですか、これの立ち
上げというのがちょっと遅いと言いますかね、もっとスピーディーにですねやって早く市民の
理解と言いますかね、やられるような努力をせんないかんのじゃないかなあと私は思ってるん
です。だから、ちょっとそういう意味でこの立ち上げやら対応が遅いと思います。早くやるべ
き だ と 思 い ま す 。 平 成 17年 の 凍 結 の 判 断 は 良 か っ た の か 。 合 併 な の か 。 あ る い は 水 害 と か 、 そ
ういう生活環境の向上なのか。どちらを優先すべきだったのかということもあるんですよね。
そん時そのまま進めておれば、もう今頃着工して、あるいは一部供用をしてるかもしんない。
あるいは排水、雨水の対策はもうできてんのかもしんないということもありまして、これは今
何とも言えないんですけども、判断が誤ったことにならなかったのかという、後から思えばで
すね。オーバーに言えば歴史的な検証が必要という言い方になるのかもしれませんけれども。
そういうことを考えますとですねいろんな問題がありますけども、やっぱり協力と言いますか
ね、いろんなこの市民の生命・財産を守るためにはですねこれは進めていかなければいけない
と思っておりますんで、これは意見ですけども、今後ですねまずその第一に負担金等の検討委
員会からですね始めて早急にやっていただきたいということを意見として申し上げて終わりた
いと思います。
〇市長(川野信男)
今それぞれの地域に説明をいたしましていろんな意見もいただいておりま
す。先ほど受益者負担のことを申し上げました。さらに一方におきましてはこういうような大
変厳しい財政事情の時になぜやるんだとか、こういうような意見もございました。しかし、こ
れは今、景気がこういう状況だから、これをずらせばいいじゃないかという話は私は違うと思
い ま す 。 期 間 と い う の は 25年 間 の 話 で す 。 こ の 25年 間 の 間 に 景 気 が ど う い う ふ う に 変 わ る か と
いうことがございますので、じゃあしばらく待ったら景気が良くなる。じゃあまた景気がどう
だ。こういう話ではございませんので、そうした景気の動向とは直接的に関係なく早い着工が
できるようにいたしたいと、こういうふうに思います。ただ、今までの説明の中で再三申し上
げておりますとおり、受益者負担についていろんなお話がございます。仮に着工いたしまして
も管に接続していただかなければ、これは効果が出て参りませんので、できるだけ地域の皆さ
んの御理解がいただけるような形で着工をすると、こういうような方向で今準備をいたしてお
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るところでございます。そういう意味で地元の意見を聴く。このことも私は大事でもあると思
いますし、また、一方、議会でもいろいろ御審議をいただいておるようでございます。是非議
会の方の方向性、どういうような御審議をされるか分かりませんけれども、是非やはりこのこ
とに対する議会での審議も早くしていただきたいなと、こういうような思いもございます。一
方また合併がなけりゃもう着工しておったじゃないか。多分これは着工してかなり進んでおっ
ただろうと思います。あるいは今日の景気のこの動向の中で、緊急経済対策の中でかなり進捗
度は早くできたのかもしれません。しかし、それはそんなことを今言ってもしようはないわけ
でございます。合併の時の判断といたしまして私はやはり合併優先だと、こういうことが前提
であり、そのことは多くの当時の加世田市民理解をいただいたと、こういうふうに判断をいた
してございます。その後どうするかについては、合併後すべての市民の皆さんの理解をいただ
いた上でいわゆる着工し、着工したならば、それが円滑に事業が実施できるようにすること、
このことが私の務めだと、こういうふうに認識をいたしてございます。
〇議長(石井博美)
次に、鳥居亮幸議員の発言を許可します。
[鳥居亮幸議員
〇21番議員(鳥居亮幸)
一般質問席]
午後
1時49分
二大政党づくりの世論操作が強まる中、二大政党が政治の場で何ら
希望のある暮らし、雇用、平和などの将来像を国民に示すことができない現在、国民の大多数
が 求 め て い る 将 来 像 で あ る い わ ゆ る 1、 財 界 、 大 企 業 の 横 暴 と 勝 手 を 抑 え 、 国 民 の 生 活 と 権 利
を守るルールある経済社会をつくること。二つ目は異常な軍事同盟絶対の政治から抜け出す。
憲 法 9条 を 活 か し 、 世 界 と ア ジ ア の 平 和 に 貢 献 を す る 。 い わ ゆ る 自 主 自 立 の 平 和 外 交 を 進 め る
と 、 こ う い う こ れ か ら の 21世 紀 の 日 本 と 郷 土 の 針 路 を 照 ら す 二 つ の 旗 印 を 、 進 む べ き 道 を 照 ら
す二つの旗印を示しております日本共産党の議員といたしまして、住民の皆さんの切実な要求、
御意見のいくつかを、ほんの一部を取り上げて一般質問をいたします。住民は主人公の立場で
答弁をお願いいたします。
第 一 は 、 10年 目 を 迎 え る 介 護 保 険 制 度 に つ い て 、 誰 も が 安 心 で き る 、 家 族 も 、 受 け る 人 も 安
心できる介護保険制度に改善を図る問題であります。これまでもお聴きしてきたことでありま
す け れ ど も 、 そ の 1は 経 済 的 理 由 で 介 護 を 受 け ら れ な い 人 が 生 じ な い よ う な 対 策 の 必 要 性 を 感
じておられないか。その点をお尋ねします。内容としては利用料の負担というようなことで、
暮らしが大変という方々が、認定は受けても、利用料が払えないということでプランが制限受
けられる。そういうような事例がですね全国には出てきている。そういう立場からであります。
少 な い 年 金 暮 ら し の 御 夫 婦 が 、 夫 週 2回 の デ イ サ ー ビ ス で 入 浴 さ せ る 費 用 を で す ね 捻 出 さ せ る
と。そのために妻が夕食を食べずに暮らしていると、こういう深刻な生活破壊がですね既に起
きてる。これはNHKの教育テレビの放送です。「福祉ネットワーク」の中であったシーンで
あります。こういうようなことになってきていると。これはもうまさにですね、低所得の方々
はいろいろ福祉を受けるのは無料であったわけですよね。それをみんなで支える。介護が選べ
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る と い う こ と で 作 っ た こ の 10年 目 の 姿 で す 。 「 介 護 認 定 が 設 定 さ れ た に も か か わ ら ず 、 サ ー ビ
ス を 利 用 し な い 人 が 約 2割 だ 。 」 と 述 べ て お り ま し た 。 91万 人 も 上 っ て い る 。 こ れ は 国 保 連 の
介 護 費 の 動 向 調 査 で す ね 、 08年 11月 分 で で す 。 こ う い う 人 た ち が 受 け ら れ な い と い う こ と で す 。
介護の現場の声としてはですね、どういう介護が必要かということではなくて、まずお金をい
く ら 負 担 で き る か と い う の が 先 に き て 、 そ の 負 担 能 力 か ら 逆 算 し て 、 例 え ば で す ね 、 月 1万 円
でケアプランを作ってほしいと、こういうような逆な現象が多く出てきているということがあ
る わ け で あ り ま す 。 今 回 ま た 新 し い 4月 か ら の 制 度 の 行 き 方 で す ね 。 こ う い う ふ う な こ の 低 所
得者の対策というのが、利用料のことも言いましたですけど、これを必要性はないのかという
の が 1点 で す 。 二 つ 目 は 、 介 護 取 上 げ で 必 要 な 介 護 を 受 け ら れ な い 。 こ う い う 人 た ち の 支 援 対
策、また入所ができていないという人たちの早期解決対策でありますけれども、家族の介護な
ど を 理 由 に 離 職 す る 人 が で す ね や っ ぱ り 1年 間 に 14万 4,800人 あ っ た と 、 こ れ は 総 務 省 の 就 業
構 造 基 本 調 査 で す 。 2006年 10月 か ら の 1年 間 で す ね 。 こ う い う 職 を 離 れ な き ゃ な ら な い と い う
ような状況がですね出てきていると。その中でも自分の必要な介護が受けられない。その必要
なものについては、やっぱり最高限度以上の利用する場合自己負担、全額自己負担ですからね、
そういうような事例も出てきていると。それでやはり家庭での、在宅での老老介護というもの
が増大してきている。施設入所待ちも深刻というのが報告されております。本市でも前回答弁
い た だ い た の は 560人 ぐ ら い じ ゃ な い か と 、 老 老 介 護 の こ と を 言 わ れ ま し た で す け ど 。 そ う い
うものの、自分で選べるサービスなんだから、もちろん施設の整備ですね、これはしなきゃい
け な い ん じ ゃ な い か 。 10年 目 と し て そ う い う の を 痛 感 す る わ け で す け ど も 、 ② に つ い て 対 策 と
してどういうふうに考えておられるのかというのをお尋ねいたします。三つ目は、機械的なこ
の介護認定、機械的な介護認定ということにしないでですね、現場をよく知っている人たちの
意見を聴いて適正な介護を提供してほしいという要求が、声が出されております。すなわち認
定 の 方 法 に つ い て で す ね 今 度 新 し く 変 わ り ま し た 。 も う 3月 議 会 で も 答 弁 い た だ い て お る わ け
ですけれども、市長の答弁といたしましては「適正なですね、結果としては適正な判断が、よ
り専門的な立場で適正な判断ができるようになるんだ。」ということをおっしゃいましたです
けど、実際事実としては重い人がですね軽く判断されるケースが約、重くなる人も若干ありま
したが、軽くなる人が増えてきているということです。それは当然、そのコンピュータ判断の
い わ ゆ る そ の 項 目 が で す ね 1次 判 定 と 2次 判 定 と あ る わ け で す け ど 、 コ ン ピ ュ ー タ の 1次 判 定
の 調 査 項 目 を 82か ら 74に 減 ら し た と い う こ こ が 出 て き て い る ん じ ゃ な い か と 。 こ れ ま で の 答 弁
では「特記事項でですねその特殊事情は活かされるんだ。」ということだったですけれども、
実際問題としては低く出されてきている。暴言を吐くとかですね、暴行、行いの方の暴行です
ね。それから火の不始末、これがあるかどうかということなんかは認知症の関係を中心にして
大幅なこの項目削減がなされたということです。たまったもんじゃないと思うんですね。さら
に認知調査員の指針となるテキストの内容も変更しましたので、これまで全介助というものが
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介助されていない。いわゆる以前は自立だと言って私はお尋ねしたと思います。「自立」とい
う言葉はさすがに使わなくなったようです。「介護されていない。」という言葉だそうです。実
態は一緒のことです。そういうふうな調査項目の判断基準が非常に大きく変えられているとい
う こ と で 、 2次 判 定 で そ の 認 定 の 変 更 の 活 用 に し て い た 資 料 、 類 似 状 況 の 事 例 集 と い う の が あ っ
たんですよね。それをもう今年からなくすという。こうなれば自然にこの認定について軽く判
断をする基準になってくるというのは当然のことですよね。だから、そういう制限が結果が出
てくるというふうに思います。介護が受けられなくなって介護する家庭が増えるということに
な り ま す と 、 今 回 の こ の 認 定 の 制 度 の 変 更 と い う の は 、 国 の 言 い 方 と し て は 要 介 護 2と 要 介 護
3と 認 定 さ れ る 者 が 増 加 が 余 り 大 き い と 、 そ う い う の が 理 由 に さ れ て い る よ う で す 。 そ れ で よ
り軽い認定 に引き下げ るというこ とで、「も う狙いはも う国の介護 費用負担を 軽減するた めだ。」
と、こういうふうに国も言っているようであります。それで介護認定の変更、それから項目の
変更、判断基準をより厳しく、より軽い認定というようなことを計画している。それが具体化
されたというわけであります。当初の場合は、重度で寝たきりで移動の機会がないという人は、
重度で寝たきりですけれども、この人は介助されていないという表現になっているようです。
寝たきりだから動かさない限りですね介助されていないんだと、こういう理屈ですね。もう実
際受ける側としては考えられない理屈です、介助されていないというそういうような表現変え
て 。 し か し 、 コ ン ピ ュ ー タ の 判 断 と し て は 47項 目 に 減 っ た わ け で す か ら 、 こ の 変 更 に よ り ま し
て利用者の費用もまた負担が増えてきているというふうになります。サービスの上限が決まっ
て お り ま す の で 、 介 護 1が 要 支 援 2に な る と 場 合 に は 、 月 16万 で す か ね 、 16万 円 ま で は 上 限 が
あ っ た の が 、 10万 に 減 り ま す と い う こ と で す か ら 、 利 用 者 は 減 る サ ー ビ ス を 減 ら す こ と に な り
ます。今までと同じサービスを受けようとしたら上限額を超える。全額自己負担ということを
しなきゃ仕方がないわけです。それがなければ受けられません。自立と判定されればもうサー
ビスの対象はもう全然ないわけですから、こういうことになっております。それで「余りにも
ひ ど い じ ゃ な い か 。 」 と い う 国 民 の 声 で 、 4月 か ら ま た 通 知 を 出 し た よ う で す 。 認 定 に つ い て で
す ね 経 過 措 置 と し て は 、 4月 の 段 階 で 実 施 し た そ の 認 定 が 以 前 の 場 合 と 違 っ て い た と い う 場 合
は、更新する人に希望を聴いてですね、あなたは認定が変わりました。更新前のこの介護認定
によるサービスを受けることができるようになってきたというふうになっているようです。私
は 4番 目 に も そ こ に 書 い て お り ま し た で す け ど も 、 こ れ は 内 部 文 書 で 明 ら か に な っ た こ と で ご
ざいますので、認定の事務組合とか、各市町村には来ていないんじゃないかと思いますが、 4
の厚生労働省のこのいわゆる「制度見直し」という内部文書ではですね大変な検討をしていた
ということが明らかになったんです。これは部内資料ですから、市町村には来てないというの
は先ほど言ったとおりです。国庫負担を削減するため、運用による縮減対策、それから制度見
直 し に よ る 縮 減 対 策 、 こ の 両 面 で 検 討 し て で す ね 利 用 者 の 負 担 を 1割 か ら 2割 に 引 き 上 げ よ う 。
給 付 範 囲 の 重 点 化 し て 要 介 護 2以 上 の 人 だ け 給 付 す る 。 要 介 護 1と 支 援 は も う カ ッ ト で す ね 。
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こ う い う こ と を 検 討 し て い た こ と が 明 ら か に な っ た わ け で す 。 こ う す れ ば で す ね 3,300億 円 削
減できるんだ。これはもう政府の偉い人たちが行ったことです。これはもう明らかにですね制
度そのものの狙いを物語っているものだと私思うんです。それでこのように削減をするために
いわゆる運用、それから制度という面から変えてきたというわけですから、そういう文書があっ
たわけですから、大体こういうような方向をですねまだ進めようとしている。これについては
ですね市長としてはこれ阻止して、こういう方向はですね絶対してもらいたくないというふう
に申入れしてもらたいというのが私の質問の趣旨でございます。
そ れ で は 、 2番 目 、 後 期 高 齢 者 制 度 に つ い て の 廃 止 を 求 め る 声 が 強 く な っ て お り ま す 。 市 長
の 行 政 姿 勢 に つ い て お 尋 ね し ま す 。 こ れ は も う こ れ ま で 1年 間 で 制 度 の 問 題 点 に つ い て は い ろ
いろ論議をしてきたところでありますが、実施をされてきている状況であります。その中にい
ろいろな住民の声、世論に押されてですね手直しもありましたですけども、本質は一緒です。
高齢者の声ですけども、「わずかな年金から高い保険料が取られる。」、これはもう困るという
こ と な ん で す ね 。 そ れ か ら 「 75歳 を 過 ぎ た ら 国 賊 か 。 」 と い う こ う い う 人 が 、 意 味 が よ く 分 か
らないんですけど、これは医療費を食うからと、医療費をいわゆる消費する対象者だと見た。
そういうふうな私は解釈しました。「うば捨て山、うば捨て制度はとにかくやめてほしい。」、
そのような声が非常に高かったわけであります。それでこれについてはですね名前も変えまし
た、余り使われてませんが。それから保険料の徴収猶予、軽減、天引きのいわゆる選択制、い
わ ゆ る 包 括 制 と 言 わ れ る こ の 差 別 医 療 の 凍 結 で す ね 。 70か ら 74歳 の 2割 の こ れ も 凍 結 で す ね 。
こういうふうなのを実施しましたですけれども、その本質的なものは変えようとしておりませ
ん。それでこのような、参議院でもですね既に廃止の法案が可決されているところであります
しですね、大多数の国民の意見だと思いますので、いわゆるこの制度そのものの廃止を市長と
しても要請するお考えはないものかお尋ねします。二つ目に現時点でのこの後期高齢の未納者
ですね、未納者数としては現在いくらであるのか。そのような人に対して今後はどういうふう
な 対 策 を と る の か を お 尋 ね し ま す 。 そ れ か ら 、 3番 目 で す け ど も 、 1年 以 上 滞 納 し ま す と 保 険 証
を取り上げるという法律です。これはもう非常に非人間的な制度でありますが、本市としては
この対象者、実態はどういうふうな実態になっているのか。本市としてですね対応策といいま
すか、対策をどのようにお考えになるのか。例えばですねもう本当に納めることができない人
なんかもいらっしゃると思うんです。そういう方々にはもっと温かい対応ができないかなと思っ
ているわけです。要求しますとそうたくさんの人数じゃないと思いますので、事例といたしま
してはやはり実態をよく話し合ってですね対応していくべきことですよね。ほんで数とその対
応策についてお願いをしたいと思います。
三つ目の問題では新型インフルエンザの感染防止対策についての質問であります。これはも
う せ ん だ っ て の 質 問 で 答 弁 が あ り ま し た の で 、 そ の 点 に つ い て は 省 略 い た し ま す 。 「 5月 1日 に
既 に 対 策 本 部 を 設 置 し て 3回 開 い た 。 」 と 言 わ れ ま し た の で 、 私 は お 尋 ね し た い の は で す ね 、
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世界の、WH機構もですね「今後大流行は将来確実に起こり得る出来事です。」と、こういう
ふうに述べているわけです。それで現在の農産物の輸入の点検の在り方もですね非常に、抜取
検査だけで非常に甘い。外国の農薬がフリーパスというような状況、それから水際対策でいく
ら患者を防いでもですね、船とか、いろんな旅行者の中でもうウイルスを持っている場合があ
るということで、これはもう起こり得る対策として準備しなきゃならないということだと思い
ます。それで行動計画の内容としてはですねどういうものを考えておられたのか、考えておら
れるのかですよ。「行動計画マニュアルも作った。」ということですけど、どういうような計画、
行動計画を作っておられるのか。それと発熱した場合に自覚症状があったという時には医者に
行くなということですね。それで本市でも今回の場合はどうだったかと言いますと、「やはり
24時 間 体 制 を と っ た 。 」 と 言 わ れ ま す け ど も 、 保 健 所 の 相 談 の 南 薩 地 域 の 相 談 件 数 と し て は 大
体 198件 ぐ ら い の 問 い 合 わ せ が あ っ た と 、 発 熱 相 談 で す ね 、 そ れ が あ っ た と い う こ と で す 。 そ
れでそういうものに対しては人的な配置がですね、制度的にもですね合理化でそれに携わる人
あるいはそれに携わる組織というものが非常に、この合併などもよく一つの例ですけども、そ
の制度がこう、何といいますか、リストラされているというような状況があります。それで人
的な体制の強化というのも必要だと思います。そこで先進地の池田市ののを見てみますとです
ね、市民に対してその新型インフルエンザどういうものかというのを周知ですね、これを図る。
それと各家庭での食料、水、衛生用具の備蓄、咳をする時のエチケットの徹底、感染拡大の防
止のマニュアルと医療マニュアルを確立してですねパニックになることを未然にもう防止して
いるというそうであります。それと子どもと高齢者などの救済方法を考えているということで
す ね 。 病 院 、 医 療 機 関 、 保 健 所 、 市 、 そ れ ら の 連 携 の 行 動 計 画 と い う の は 、 も う 1回 作 っ た か
ら、それでいいということじゃなくて、実際この頭上練習をやってみたりしたりして練り上げ
ていくということがこの池田市では進められていたようです。それでそういう行動計画になっ
ているのかということと、この備品対策あるいはマニュアル、冊子化してですね各家庭に周知
を図る。そういうようなお考えはないのかをお尋ねしておきたいと思います。
第四、戸別合併処理浄化槽の整備についてお尋ねします。せんだって八幡浜市の市設置型合
併処理の事業を調査いたしました。ここでは下水道地域あるいは農水・漁集地域以外全地区を
対象にしたいわゆる市設置型戸別合併浄化処理事業ということ、これはもう詳しくは報告書を
見 て い た だ け れ ば 分 か り ま す が 、 平 成 12年 か ら も う 既 に 始 ま っ て き て お り で す ね 非 常 に 効 果 が
上 が っ て る 。 そ れ に つ き ま し て は 規 模 と し て も 本 市 と 大 体 変 わ ら な い 、 3万 人 ぐ ら い の 人 口 の
まちです。だから、そういうような所でできている問題で、その住民の負担としてもそう大き
なものではないと。そしていわゆる市の財政状況に合わしてですね弾力的な事業推進ができる。
もちろん国の制度もありですね、これを今の下水道計画、本市の下水道計画、地域の必要性の
ある所はまた見直してですねこの方法を取り入れていった方がいいのではないかということを
痛感したわけです。市設置型ですので、保守点検とか、法定検査の手続ですね、そういうもの
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もやっていただけますので、非常に市としては負担が少ないというような在り方、しかも環境
としては非常にいい水が出るということで環境の学習にもなるという問題であります。そうい
うような、これを推進すればですね全地域的な生活排水対策の理解が得られやすいのではない
かというふうに思いますが、ここでは推進する考えはないかということで書いておりますので、
ニュアンスとしてはそういう意味の質問でありますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
第 5点 で ご ざ い ま す が 、 地 球 温 暖 化 防 止 に 対 す る 本 市 の 取 組 み 状 況 で す ね 、 今 後 の 方 向 性 に
ついてお尋ねをいたします。公共施設あるいは学校においてどのような対策を進めてきておら
れ る の か 。 今 後 の 推 進 対 策 を お 尋 ね い た し ま す 。 2番 目 、 環 境 教 育 と 、 環 境 教 育 を 充 実 さ せ る
とともに、学校のエコ改修の推進をしていくという基本的なお考えはないでしょうか。伊予市
の翠小学校においては、この環境教育というものでこの学校建築をこの視点から見てですね利
用している、小規模の学校でしたけれども、その国の制度を利用しながらですね学校改築を進
めておりました。もちろん自然のエネルギーを使ったいろいろな施策、それから教育の材料と
いうものもありました。大変感銘を受けたわけですけども、翠小学校というのは非常に小規模
の 学 校 で で す ね 二 十 数 名 の 5学 級 と い う 所 で 改 築 が 行 わ れ て お り ま し た が 、 や は り 自 然 を 取 り
入れたエコ改修事業ですね、これを思い切った予算をつけてですねやっているようです。これ
らも参考にして基本的にはですね学校の改修、エコ改修を今後進める方向がいいんじゃないか
と思いますが、お尋ねしておきます。
次ですね、第六、水害対策でございます。雨期を前にした河川堤防の決壊防止の対策として
ここで出しているのは天文潟上流付近の道ですが、これは堤防と関係があるんですけど、路面
の補修としてここでは説明しておきたいと思います。通勤者、通学者が非常にたくさん通る所
でありますが、路面が沈下してですね川の方に沈んでいる。それのひび割れた状況、補修して
いくということも大事であり、当面の対策としてですねこれを進めるお考えはないのかお尋ね
します。
第七、これも水害対策ですが、雨期を前にした対策として排水の整備、路肩の補修というよ
うなことから、「万世小学校の駐車場前の入口では人家に対する床下浸水が起こっている。」と、
こういう声があります。内布大崎線の路肩の改修も含め道路排水の改善をする必要があるんじゃ
ないか。主にこの学校排水がですね大きな問題になってきているようでありますけど、ここで
はその総合的な対策、改修するお考えはありませんか。
第八、雇用不況、派遣切りが進む中、生活保護の母子家庭の母子加算が打ち切られて参りま
した。北海道の東川町では福祉給付金としてそれを補っているということであります。このよ
うな制度を創出する考えはありませんか。現状と対策もお願いいたします。
第九、針本地区などのゴルフ場計画跡地の企業参入の増減状況はどうなっているのか。この
抜本的な排水対策について、推進対策についてお願いをいたします。
第十、高齢者の福祉対策で高齢者住宅の改修事業として枠拡大、上乗せ助成というのは考え
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な い の か と お 尋 ね し ま す 。 福 祉 の 関 係 で は 6件 か ら 12件 、 介 護 制 度 で は 120件 程 度 の 給 付 実 績
があります。やはり高齢者社会ですので、バリアフリーに対しまして転倒防止、そういうのを
前もってやりたい人にもこう枠を広げるというのが今必要じゃないかということです。お考え
をお聴かせいただきたいと思います。
第十一、夏季休業中の学校プールの開放と事故防止対策です。それと水質浄化装置の設置に
ついての、全校設置についてですねお考えをお尋ねします。プールの開放に当たっての指導、
指導者の設置、それから水害、水遊び、水害、貝取り、そういうものに対する水の防止ですね、
そういうようなことも学校のプールの開放が重要であり、安全対策が必要であると思いますの
で、お尋ねします。
第十二、市の有形文化財に対する補修、助成の対策の強化の考えはないのか。お願いします。
市条例におきましては、修理あるいは技術的な指導・助言を行うと、助成もするというふうな
のがありますけれども、最近、大崎公民館も指定を受けたと。指定とか、それから文化財とし
ていろいろ市の段階もあるし、国の段階もあり、それぞれの段階があるわけですが、それに応
じた補修対策ですね、維持補修対策についての強化の考えはないかお尋ねします。
第十三、児童や自転車の転落防止対策を優先する考えは、一般的なお考えをお尋ねします。
なお、ここではですね転落防止対策が一番危険度の高い所からすべきじゃないかと。天神蕨ノ
窪線の加世田小学校ののもありました。それから高城線の向江公民館の公園付近も非常に危険
である。「こういう点はですねやはり優先して行うべきじゃないか。」という声がありますので、
お考えをお願いします。
〇議長(石井博美)
こ れ よ り 休 憩 し ま す 。 再 開 を 午 後 2時 40分 と し ま す 。
休憩
午後
2時25分
再開
午後
2時40分
〇議長(石井博美)
再開します。
〇市長(川野信男)
多岐にわたる質問でございますので、私から答弁しない点については、副
市長ほか関係部長から答弁をいたさせます。まず私から答弁をいたしますのは介護保険関係で
ございます。これの④の方からお答えを申し上げたいと思います。今回の制度見直しの背景と
いたしましては介護保険対象者である被保険者が大幅増で推移しておるということでございま
す 。 こ れ に 伴 い 介 護 費 用 に つ き ま し て も 2000年 に 3兆 6,000億 か ら 2008年 に は 7兆 4,000億 と
なっております。今後も団塊の世代が高齢者層に移行することで介護費用の増加は一層加速す
るものと予想されております。また、介護関係職の人材不足も深刻な問題となっております。
介護職の人材不足は、介護サービスの量だけでなく、質にも深刻な影響を与えることが予想さ
れておるところでございます。そこで今回の改正の基本的な考え方として、国民の老後におけ
る介護の不安に応える社会システムとして定着している介護制度を存続するため、将来の急速
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な高齢化の進展を見据え、給付の効率化・重点化を図る。また、明るく活力ある超高齢化社会
を築く観点から要介護状態の予防改善を重視した予防重視型システムへの転換を図る。さらに
社会保障の総合化の観点から介護、年金、医療等の各制度間の機能分担を明確化し、相互の調
整を進めることが求められておるわけです。これにより効率的・効果的な体系へ見直しをして
いくということとされております。厚生労働省の介護報酬見直しを進めた内部文書については
本市では入手をいたしておりませんが、今後は介護保険制度の成果を活かしつつ、良質なサー
ビスが提供されるよう、制度の維持を図っていけるよう対応して参りたいと、斯様に考えてお
ります。若干いろんな御意見等がありましたので、これは直接④に関係がないかもしれません
が、申し上げておきますが、この制度についてはまだ改善しなければならない所はたくさん私
もあると思っております。そういうことについては機会あるごとに市長会等を通じて要請等も
いたしておりますが、何といいましてもこういう制度についてはやはり持続可能なものにしな
ければならない。朝令暮改であってはいかんと私は思っております。特に負担とサービス、こ
れについてはやはり均衡のあるものにしなければ、これは制度の持続的に運用していくという
こと、このことは難しいと、こういうふうに思っております。特に負担をする側といたしまし
ては、今直接介護を受けてないような若い人たちも負担をすることになっておるわけですが、
この人たちもやはり理解いただけるような内容でないと、現にサービスを受けておる人たちだ
けの、その人たちがこうサービスがあってほしいということだけでは持続可能なものにはなら
ないと、こういうふうに私は思っております。そういう観点で幅広く国民の理解が得られるよ
うな制度に持っていくということ、このことが大変大事なことだと、こういうふうに思ってお
ります。さらに、また、判定業務についていろんな御意見もあったと思いますが、重い方が軽
くなった。軽い人が重くなった。この判定をするのは判定審査会でございます。これは役所の
職員はいたしません。審査会、数人の人たちで判定をいたします。これがどうのということに
なりますというと、じゃあ誰がどうして判定するのかということになるわけでございます。当
然に重い人が軽くなるケースもあると思います。それはもう一遍見直しをする過程の中でやっ
ぱり均衡を保つためにはこれはもう少し軽くていいじゃないかと、こういうような判定が出る
場合もありますし、あるいは介護を続けることによって症状の変わるということもあり得るわ
けでございますので、一遍判定したものがそんままだと、こういうことにはならないし、逆に
年をとることによって軽かったものが重くなるということ、こういうことも私はあり得ると、
こういうふうに思っております。ただやはりどの審査会でも同じような判定が出るような、目
揃えといいましょうか、そういうことがきちっとするようなシステムというものは大事じゃな
いかなあ、こういうふうに思っておるところでございます。
次に、後期高齢者の問題でございます。長寿医療制度のことでございますけれども、後期高
齢者医療制度そのものを廃止要請する考えはないかというような御質問であったかと思います。
この制度につきましては長期間にわたり検討と準備を重ね、老人医療を中心に医療費が増大す
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る中で医療水準や国民皆保険を将来にわたり維持していくためにできた制度でございます。制
度発足からこれまでに発生した問題点については改善見直しがなされ現在に至っておるものと
思っております。今後においても問題がある部分は改善をしていくということが一番良いので
はなかろうか。そういうふうに思っておりますが、制度そのものを今直ちに廃止するというこ
とになりますというと、私はこれはむしろ大変混乱を招くのではないか。こういうような認識
をいたしております。
それから、ずうっと飛びまして戸別合併処理浄化槽の件でございます。合併処理浄化槽は、
公共下水道と同様に、生活環境の改善、公衆衛生の向上、そして公共用水域の水質保全という
目的を達成するために設置されるものでございますが、御質問にもございましたけれども、市
町村設置型の浄化槽市町村整備推進事業につきましては、これまで市内各地で行われた個人設
置型と呼ばれる浄化槽設置整備事業と異なり、市が事業主体となって合併浄化槽の整備及び維
持管理を行う事業でございます。戸別の家庭に今個人が設置をしておりますが、それを市が設
置をすると。いわゆる戸別の浄化槽、これは市の施設と、こういうことになるわけでございま
す。この事業を実施するためには、下水道法の許可を受けた事業計画に定められた予定処理区
域内以外の地域であって、市町村設置型では原則として一定区域内の全戸に浄化槽を面的に整
備 す る こ と や 事 業 年 度 内 に 20戸 以 上 整 備 す る こ と な ど の 事 業 条 件 が ご ざ い ま す 。 ま た 、 市 町 村
設 置 型 事 業 は 、 浄 化 槽 設 置 費 用 の 個 人 負 担 が 10パ ー セ ン ト 、 残 り 90パ ー セ ン ト を 3分 の 1の 国
庫負担と下水道債、これは直接的な市が負担あるいは設置する町が負担と、こういうことにな
るわけです。この事業の導入によって確かに市民の個人負担が少なくなり、下水道事業債の元
利 償 還 金 の 50パ ー セ ン ト は 交 付 税 措 置 も さ れ る わ け で ご ざ い ま す が 、 適 正 な 維 持 管 理 の た め に
住民等の協力態勢や受益者から適正な料金が徴収されることも必要な条件となっております。
個人設置者との格差や市の負担が飛躍的に増えるなど先に導入した自治体においても導入後財
政的な問題などが生じているやに聴いておるところでございます。これらのことから市町村設
置型事業の実施については今後十分検討をしていく必要があると、こういうふうに思っており
ますし、また、公共下水道域にこれを持ってくる。それは部分的な話なんでしょうが、という
ことになりますというと今度は雨水対策はもうできっこないと、こういうようなことになるわ
けでございまして、若干今直ちにこれを導入するか、できるかどうか十分な研究が必要だと、
こういうふうに思っております。私どもが承知しておる限りでは、八幡浜市でしたか、何かう
まくいっておると、こういうような御報告だったというようなことでございますけれども、私
どもが聴いておる限りではかなりいろんな問題があるんだと、こういうような報告も聴いてお
りますし、また、私自身も各個人の所に設置した合併浄化槽を市が管理するということ、これ
はなかなかいろんな課題があるんじゃなかろうかなというふうに思っておりますので、こうし
た制度の運用については十分研究をしなければならない問題だと、こういう認識をいたしてご
ざいます。
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〇副市長(相星完治)
私 の 方 か ら は 5番 目 の 本 市 に お け る 地 球 温 暖 化 防 止 に 対 す る 取 組 み 状 況
のうち公共施設における取組みについて御答弁をいたします。地球温暖化をもたらすと言われ
ております温室効果ガス、一酸化炭素、メタンガス等でございますが、この削減について、平
成 17年 2月 に 京 都 議 定 書 が 発 効 さ れ 、 地 方 公 共 団 体 は 自 ら 地 球 温 暖 化 防 止 対 策 に つ い て 事 業 所
や家庭に先駆けて率先して取り組み、社会全体への普及を牽引することが求められているとこ
ろであります。このことから市では、合併前に旧加世田市、旧笠沙町が策定していました地球
温 暖 化 防 止 活 動 実 行 計 画 や 、 平 成 20年 6月 に 定 め た 経 費 削 減 対 策 マ ニ ュ ア ル に よ り 市 の 公 共 施
設から排出する温室効果ガスの削減に努めてきたところであります。しかし、地球温暖化対策
の推進に関する法律において、すべての地方公共団体は自らの事務及び事業に関し、温室効果
ガ ス を 抑 制 す る た め の 実 行 計 画 を 策 定 す る こ と が 義 務 付 け ら れ て い る こ と か ら 、 本 年 3月 、 南
さつま市役所、南薩地区衛生管理組合地球温暖化防止実行計画を策定をいたしました。この計
画 で は 、 平 成 19年 度 の 温 室 効 果 ガ ス 総 排 出 量 5,619ト ン を 基 準 に 平 成 21年 度 か ら 平 成 25年 度 ま
で の 5年 間 に 6パ ー セ ン ト に 当 た る 337ト ン を 削 減 す る 計 画 目 標 を 設 定 し た と こ ろ で あ り ま す 。
この計画目標達成のためには、これまで実行してきた取組みはもちろんのこと、水の節約、ご
みの減量化と併せてリサイクル資源化や太陽光発電、風力発電等自然エネルギー設備の導入な
ど温室効果ガスの抑制に直接・間接的につながる取組みが必要となりますことから、その具体
的な進め方として南さつま市地球温暖化防止活動実行委員会を設置、計画の周知徹底、進捗管
理を図るとともに、活動区分、部局ごとに削減目標を定め、全職場、全職員一丸となって取り
組むこととしているところでございます。以上でございます。
〇市民福祉部長(久保薗秀徳)
私 の 方 か ら は 、 大 き な 1の 1か ら 3、 大 き な 3の 2、 大 き な 8、
10に つ い て 御 答 弁 申 し 上 げ ま す 。
まず、介護保険について、経済的理由で介護を受けられない人を生じさせない対策の必要性
についてでございます。全額自己負担することが経済的に難しい人のために介護サービスの軽
減 措 置 と し て は 、 同 じ 月 に 利 用 し た サ ー ビ ス の 1割 の 利 用 者 負 担 の 合 計 が 高 額 に な り 、 あ る 一
定額を超えた時は、超えた分が後から給付され、負担が軽くなる高額介護サービスの制度があ
り ま す 。 ま た 、 施 設 サ ー ビ ス で は 、 保 険 料 段 階 が 第 1段 階 か ら 第 3段 階 ま で の 場 合 に は 、 申 請
することにより食費と居住費の負担額が基準より減額される制度もあります。保険料は原則と
し て 収 入 に 応 じ て 決 定 し ま す が 、 低 所 得 者 に 配 慮 し 、 6段 階 に 細 分 化 し 、 保 険 料 を 納 め て い た
だいております。このように経済的な負担を軽減する制度もありますので、そういう方がおら
れたら、市に相談いただきたいと思います。次に、介護取上げの件についてでございます。今
年 4月 か ら 要 介 護 認 定 制 度 が 改 定 を さ れ ま し て 認 定 調 査 で の 基 本 項 目 が 82項 目 か ら 74項 目 に 減
り 、 項 目 の カ テ ゴ リ ー も 7群 か ら 5群 に 集 約 さ れ て お り ま す 。 こ の 改 定 に よ り 介 護 度 に 変 更 が
ある方については経過措置として、更新申請時に本人若しくは家族の方に対して、従来より軽
度になった場合又は重度になった場合、従来の介護度に戻すかどうかの希望聴取を取るように
- 221 -
なりましたので、介護を受ける方が望む必要な介護サービスが受けられるように選択をしてい
ただいております。在宅の寝たきり高齢者、重度認知症高齢者又は重度の身体障害者の介護者
及び介護認定者で在宅において介護保険サービスによる介護サービスを利用しなかった者に対
し、介護手当を支給することによりこれらの者に福祉の増進を図ることを目的に寝たきり高齢
者 等 介 護 手 当 年 額 6万 円 、 要 介 護 者 在 宅 慰 労 手 当 年 額 4万 円 を 支 給 し て い る と こ ろ で ご ざ い ま
す 。 こ の 介 護 手 当 に つ い て は 要 援 護 者 の 増 加 に 伴 い 年 々 増 加 傾 向 に あ り 、 平 成 19年 度 は 277人
で 835万 円 、 平 成 20年 度 は 338人 で 1,019万 円 で 22パ ー セ ン ト 伸 び て い る 状 況 で あ り 、 将 来 的
にも増加していくものと考えられます。このようなことから現在の福祉水準を後退させること
な く こ の 慰 労 金 手 当 の 制 度 を 堅 持 し て い き た い と 考 え て い ま す 。 次 に 、 3番 目 で ご ざ い ま す 。
介護度が引き下げられ、受けたいサービスを受けられない人がいるということについてでござ
いますが、要介護認定は、訪問調査員による認定調査と主治医による主治医意見書の結果をコ
ン ピ ュ ー タ に 入 力 し 、 1次 判 定 の 結 果 を 基 に 介 護 認 定 審 査 会 で 2次 判 定 を 行 い 介 護 度 を 決 定 し
ております。これまでの認定は訪問調査員の基本調査や主治医の主治意見書に負う部分が多かっ
たところですが、今回の改定で、調査員や主治医が判断が付かない場合は、具体的に特記事項
に 記 入 し 、 2次 判 定 を 行 う 認 定 審 査 会 に 判 断 を 委 ね る こ と に な り ま す 。 特 に 一 部 介 助 や 全 介 助
といった大まかな切り分けでは十分に把握できない特殊な介護の手間などについては、特記事
項 に 記 載 さ れ て い れ ば 、 2次 判 定 に お い て 評 価 す る こ と に な っ て お り ま す の で 、 こ れ ま で よ り
専門性の高い認定審査会での判断が増えるのではないかと思われ、より一層精度の高い介護認
定ができるものと考えております。
次 に 、 大 き な 3の 2で ご ざ い ま す 。 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 感 染 防 止 対 策 の 市 と し て の 対 応 で ご
ざいますが、患者発生の場合の対応と防止対策についてでございます。現在のところ鹿児島県
においてはまだ感染者が発生しておりませんが、患者発生の場合は、まず発熱相談センターで
ある加世田保健所に電話することになります。疑いのある患者については、感染症指定医療機
関であり、発熱外来が設置されている県立薩南病院で検査を受けることになります。そこでも
し感染者と確認された場合は入院処置などすべて薩南病院で対応することになります。また、
患者接触者については、今回の新型インフルエンザについては弱毒性であることから自宅での
外出自粛の措置が保健所からとられることになると思われます。さらに学校等の休校について
は、学校間の距離が離れている場合など地理的な条件が整えば、特定の学校のみの臨時休校で
感染拡大を防止することができることもあることから、地域の実情に応じて判断されることに
なります。このようなことから今回の新型インフルエンザについての患者発生の市の対応とし
ては、患者拡大防止のため、不要不急の外出自粛の要請やうがい、手洗い、外出時のマスクの
着用の励行等について市民への広報活動が主になると思われます。しかしながら、今回の新型
インフルエンザが今後どのような流行をするのか分かりませんが、仮にこれが一旦終息したと
しても、また今年の秋から冬にかけてさらに強い弱毒の新型インフルエンザが再流行するおそ
- 222 -
れがあることから、行動計画及び行動マニュアルを基本に市民の健康と安全を守るため、感染
防止のための訓練の実施やマスクなどの感染防御品の備蓄等を随時行って感染防止につないで
いく考えであります。マニュアルの内容等につきましては、主に発生段階に応じて、国外、国
内、県内外、市内外の発生状況に応じた対応策について作成してあります。また、市民へは、
市のホームページ、お知らせ版等で予防の対応等について広報し、市民に周知するよう作成し
ております。刻一刻状況の変化が予想されますので、新しい状況をその都度市民に提供してい
きますので、行動計画書の各戸への配布は考えていないところでございます。
次 に 、 大 き な 8の 生 活 保 護 の 母 子 加 算 廃 止 に 伴 う 市 の 独 自 対 策 で ご ざ い ま す 。 生 活 扶 助 の 母
子加算については、母子加算を含めた生活扶助の基準額が一般の母子世帯の平均的な消費水準
を上回っていたことから、生活保護を受ける母子世帯と一般の母子世帯との公平性の観点等を
踏 ま え 、 平 成 17年 度 か ら 一 律 機 械 的 な 母 子 加 算 を 段 階 的 に 廃 止 さ れ 、 一 方 で 新 た な 給 付 を 創 設
し、世帯の自立に向けた給付に転換することになったところです。この転換事業を一つとして
平 成 19年 度 か ら ひ と り 親 世 帯 就 労 促 進 費 が 創 設 さ れ 、 就 労 し て い る 又 は 就 労 支 援 プ ロ グ ラ ム に
参加するなど職業訓練を受け自立に向け努力している母子世帯等に対して新たな給付金が支給
さ れ て い ま す 。 平 成 21年 4月 末 に お け る 本 市 の 母 子 世 帯 は 14世 帯 で す が 、 そ の う ち 9世 帯 が 月
額 1万 円 の ひ と り 親 世 帯 就 労 促 進 費 を 受 給 し て い ま す 。 今 後 も 本 市 に お き ま し て は 国 が 示 し た
生活保護基準に合わせて生活に困窮しているすべての方々に対しましてその困窮の程度に応じ
て必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長して参りたい
と考えております。
次 に 、 10番 目 の 、 大 き な 10番 目 の 高 齢 者 住 宅 改 造 推 進 事 業 の 適 用 は 、 拡 大 と 上 乗 せ 助 成 の 考
えについてでございます。高齢者等住宅改造推進事業は、在宅の要援護高齢者及び身体障害者
がいる世帯に対し、住宅改造に必要な経費を助成することにより要援護高齢者の自立促進、寝
た き り 防 止 及 び 介 護 者 の 負 担 の 軽 減 を 図 る こ と を 目 的 に 県 費 3分 の 1、 市 費 3分 の 1の 事 業 と
し て 実 施 さ れ て き ま し た が 、 平 成 20年 度 か ら こ の 事 業 を 県 が 廃 止 い た し ま し た け れ ど も 、 市 費
3分 の 1の 単 独 事 業 と し て 実 施 し て い る と こ ろ で あ り 、 介 護 保 険 や 身 体 障 害 者 日 常 生 活 用 具 給
付事業で補完できない要援護者の住む住宅の改修を行い、要援護高齢者等やその介護者の利便
や安全を図るため、現在も継続して実施されているところでございます。以上です。
〇総務部長(柴田達朗)
私 の 方 か ら は 大 き な 2番 で ご ざ い ま す 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 の 御 質 問 の
中の未納者数と今後の対応策ということについてお答えを申し上げます。後期高齢者医療制度
に つ き ま し て は 20年 4月 か ら 施 行 さ れ ま し て 現 在 2年 目 を 迎 え て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 未
納 者 数 に つ き ま し て は 、 平 成 20年 度 の 決 算 期 の 3月 末 の 状 況 を 申 し 上 げ ま す と 、 被 保 険 者 数 が
8,622人 の う ち 平 成 20年 度 の 未 納 者 数 は 30人 で 、 年 額 保 険 料 の 2分 の 1以 上 の 滞 納 が あ る 場 合 、
短 期 被 保 険 者 証 等 へ の 移 行 さ れ る こ と に な っ て お り ま す が 、 そ の 対 象 者 は 21人 と な っ て お り ま
す 。 こ の う ち 納 税 相 談 に 応 じ 、 分 納 納 付 誓 約 者 は 1人 、 一 部 納 付 者 3人 、 未 相 談 者 は 17人 の 実
- 223 -
態となっております。これまでも法によります督促、催告書、電話や再三訪問にお伺いし対処
を し て き た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 現 在 の 被 保 険 者 証 の 有 効 期 限 は 今 年 の 7月 31日 ま で で ご ざ い
ま す 。 8月 の 1日 に 被 保 険 者 証 の 更 新 が 行 わ れ る こ と に な っ て お り ま す が 、 こ の 対 象 者 に つ き
ましては更新日前までにできるだけ本人と接触をいたしまして納付相談、納付誓約、特別な事
情があるときには、特別の事情に関する届出書の提出などに応じていただくように説得をいた
しまして、できるだけこの短期被保険者等への移行にならないよう努力をして参りたいという
ふうに考えているところでございます。以上でございます。
〇教育部長(染川勝夫)
私 の 方 か ら 5の ② 番 、 11番 、 12番 に つ い て お 答 え い た し ま す 。
ま ず 、 5の 2番 、 本 市 に お け る 地 球 温 暖 化 防 止 に 対 す る 取 組 み 状 況 と 方 向 に つ い て 、 ② 環 境
教育の充実でありますが、環境教育は小・中学校において総合的な学習の時間に取り扱う課題
の一つとして示され、総合的な学習の時間及び教育活動全体を通じて取り組むこととしており
ます。環境教育に関して各学校では、環境と人間との関わりを実践させたり、環境に関わる問
題を客観的かつ公平に捉えさせたりして発達の段階に応じて行動できる力を育てるために環境
教育を推進しているところであります。地球温暖化防止の内容につきましては、総合的な学習
の時間や理科・社会科の学習内容に関連し、小まめに電気を消す節電や節水、待機電流のカッ
トも含めすべての学校で実践しているところであります。学校によってはヘチマの学習に関連
して教室に緑のカーテンを設置している学級もあります。いくつかの活動例を挙げてみますと、
生き物についての学習から発展させてリサイクルや地球環境を追求する実践を行う学校、身近
にある風車を回して省エネの学習を展開する学校、ごみの分別や空き缶、ペットボトルの回収
から発展させて環境学習を展開する学校、エネルギー源や排気ガス等についてテーマを見つけ
て省エネを考える活動を推進する学校、牛乳パックの回収、リサイクル活動を行う学校など様々
な取組みが行われているところであります。
次に、学校エコ改修の推進でありますが、現在行われている学校エコ改修には、冷暖房負荷
の低減を図るため、断熱改修や太陽光発電等の自然エネルギーの導入、屋上緑化等があるよう
であります。本市においては、事業導入の目的とは異なりますが、エコ改修につながるものと
し て 平 成 11年 度 に 実 施 し た 太 陽 光 発 電 導 入 が 2校 、 平 成 17年 度 に 実 施 し た 校 庭 の 全 面 芝 生 化 及
び ビ オ ト ー プ の 設 置 が 1校 な ど あ り ま す 。 学 校 エ コ 改 修 に つ い て の 基 本 方 針 で す が 、 教 育 環 境
の整備充実への取組みとして文部科学省をはじめ、農林水産省、経済産業省及び環境省などが
連携協力して環境に配慮した学校施設のモデル的整備を推進していることから、本市において
は学校再編計画や学校の大規模改修及び耐震化等を考慮した上でより有利な補助事業等の活用
を含めて検討を行いたいと考えております。
次 に 、 11番 、 夏 季 休 業 中 の 学 校 プ ー ル 開 放 と 事 故 防 止 対 策 及 び 水 質 浄 化 設 備 の 設 置 に つ い て
お 答 え い た し ま す 。 夏 季 休 業 中 の プ ー ル の 設 置 に つ き ま し て は 、 学 校 プ ー ル の あ る 市 内 26の 小 ・
中 学 校 の う ち 19の 学 校 で 実 施 し て お り ま す 。 7月 の 下 旬 か ら 8月 の 上 旬 に か け て 5日 か ら 19日
- 224 -
程度の期間実施しております。中学校につきましては開放を実施している学校はありません。
プール開放に当たりましては何といいましても児童・生徒の生命の安全確保が第一であります。
教育委員会といたしましても例年研修会において事前の指導を徹底しております。具体的には
市内の教職員を対象にして水難事故防止のための心肺蘇生法の実技講習会を実施しております。
また、管理職研修会におきましてもプール開放マニュアルやプール監視員の心得を作成し、管
理職への指導の徹底を図って参りました。各学校では教育委員会の指導を基にプール開放が始
まる前に学校保健委員会やPTA等で水難救助法訓練やAED使用を含む心肺蘇生法講習会を
実施しております。なお、排水口に係る吸込事故防止に関しましても、南さつま市内の学校か
ら 1件 の 事 故 も 発 生 し な い よ う に 全 校 厳 重 な ネ ジ 止 め を 行 い 、 定 期 的 に 点 検 し て い る と こ ろ で
あります。実際のプールの監視に際しましては、マニュアルに基づいた監視を実施するととも
に、多方面から監視できるような監視員の配置の工夫、万が一の場合に備えた浮き輪やロープ
の配置などを行わせております。その他市の水難事故防止連絡会も開催し、水の事故が多くな
る時期の水難事故防止のための具体的な対策について指導するとともに、全学校・園の共通実
践 を 図 っ て お り ま す 。 次 に 、 水 質 浄 化 設 備 の 設 置 で あ り ま す が 、 プ ー ル の あ る 26の 小 ・ 中 学 校
の う ち 浄 化 設 備 が あ る も の は 、 あ る 学 校 は 17校 で あ り ま す 。 そ れ 以 外 の 学 校 に お け る 水 質 管 理
の方法につきましては、薬剤の投入、水の入替えやオーバーフローによって行っているところ
であります。
次 に 、 12番 、 市 の 有 形 文 化 財 に 対 す る 補 助 等 の 助 成 対 策 の 強 化 の 考 え の ま ず 大 崎 公 民 館 の こ
と で あ り ま す が 、 大 崎 公 民 館 、 旧 報 公 義 會 舘 は 昨 年 の 4月 に 国 の 登 録 有 形 文 化 財 と し て 登 録 さ
れました。この登録有形文化財に対する優遇制度につきましては、固定資産税の軽減や低利の
融資、修理の設計管理費の補助に限定されております。しかし、大崎公民館は現在自治公民館
として使用されていることから、御指摘の雨漏りに対しては市の元気づくり事業における集会
施設の補助事業として整備することが可能となりますので、これらの事業を活用していただけ
ればと考えております。また、市指定文化財につきましては条例により保存管理又は修理につ
き特に必要と認める場合には補助金を交付できることとなっております。市民の皆さんが身近
に残された文化財に触れ、郷土の歴史に関心を持たれることが郷土への理解を深め、郷土を愛
する心を育むとともに、本市のさらなる文化の向上発展に必ずや寄与するものと考えておりま
す。本市では、先人の方々が我々に残した貴重な文化財を壊したり、なくしたりして失うこと
がないように、その保存や修復に努めるとともに、市民の皆さんの生涯学習や学校教育の場、
さらには本市の文化の向上や創造に役立てるようにその活用に一層努めて参りたいと思ってい
るところであります。以上です。
〇建設部長(山下和隆)
6、 7、 13に つ い て 説 明 を 申 し 上 げ ま す 。
ま ず 13か ら 申 し 上 げ ま す 。 加 世 田 地 区 向 江 公 民 館 前 の 側 溝 並 び に 加 世 田 小 裏 の 水 路 へ の 転 落
防止につきましては、いずれの場所も安全確保の必要があると判断されますので、早急に対処
- 225 -
をいたします。
次 に 、 6番 、 唐 仁 塚 川 天 文 潟 橋 上 流 付 近 の 河 川 堤 防 決 壊 の 路 面 補 修 で ご ざ い ま す が 、 こ の 御
指摘の場所につきましては以前から幾度となく路面補修を実施してきた箇所でございます。原
因としましては、議員もおっしゃるとおり、河川護岸の老朽化で潮の干満による背後の土砂が
吸い出されて、結果、道路部にひび割れ、陥没等が生じているものです。対策としましては河
川 改 修 に よ る 護 岸 の 整 備 で あ り ま す け れ ど も 、 唐 仁 塚 川 は 昨 年 度 ま で 整 備 さ れ た 河 口 よ り 200
メーター上流の網揚中央橋までで一応終了をし、以後上流の改修計画はなされていないところ
であります。よって、河川改修がなされるまではこの状態が続きますことから、御指摘の場所
については維持等により年次的に補修を実施して参ります。
次 に 、 7、 万 世 小 学 校 駐 車 場 入 口 の 排 水 改 善 並 び に 市 道 内 布 大 崎 線 の 路 肩 改 修 に つ い て 申 し
上げます。万世小学校駐車場入口の道路側溝につきましては大部分小学校敷地雨水が流入し側
溝が溢れる状況が発生しております。この対処法としましては小学校敷地雨水を排水能力の高
い市道潟村線の道路側溝に導き、御指摘の排水施設の改善を図ります。道路の路肩改修につき
ましては、小さな陥没等が生じている箇所はございますけれども、緊急な改修工事の必要性は
ないと感じております。今後については状況を見守り、必要があれば対処していきたいと思い
ます。
〇産業振興部長(上野哲郎)
9番 の 関 係 を お 答 え を さ し て い た だ き ま す 。 岩 崎 針 本 地 域 に お き
ま す 企 業 参 入 の 状 況 で ご ざ い ま す け ど も 、 平 成 16年 度 に 12社 が 参 入 し て ご ざ い ま す 。 平 成 17年
度 に 1社 、 平 成 19年 度 に 3社 が 撤 退 を し て お り ま す 。 こ の 撤 退 の 理 由 に つ き ま し て は 会 社 に よ
りいろいろ事情があるようでございまして、経営者の方の方針転換というようなものなどが主
なものだというふうに感じております。それから、採算が取れるものかということですが、作
物によって採算が一応は取れているものと思いますが、天候等に左右されますので、甘しょ等
の植え付けをされたところが、若干これについては後の草取りといいますか、この管理の状況
もございましたので、その辺でいきますと採算ベースに若干合わない部分が出てきたんではな
いかというふうに思いますが、基本的には作物管理をしていかないことには、農業の場合、作
物ができませんので、その辺のことがあったんではないかというふうに思います。それから、
2点 目 で ご ざ い ま す け ど も 、 基 盤 整 備 事 業 で ご ざ い ま す け ど も 、 こ の 地 域 に つ き ま し て は 平 成
20年 度 か ら 25年 度 で 受 益 面 積 が 31.8ヘ ク タ ー ル の 圃 場 整 備 を 計 画 し て 現 在 進 行 中 で ご ざ い ま す 。
排水対策でございますけれども、この事業計画によりこれから実施されるわけでございますの
で、県、土地改良区、換地工事委員会等で協議を行いながら進めていきたいと考えております
けども、排水対策は重要でございますので、客土の嵩上げや地域全体の排水系統を考慮しなが
ら事業を進めて参りたいというふうに考えております。以上でございます。
〇21番議員(鳥居亮幸)
介護の関係で再度お尋ねします。本市においては新規の認定申請数、
そ れ か ら 更 新 の 申 請 と い う よ う な こ と で 月 々 見 ま し て 大 体 316件 ぐ ら い の 認 定 が あ る わ け で す
- 226 -
け ど も 、 こ れ が で す ね 差 が 出 て 、 4月 か ら で す ね 差 が 出 て く る と い う こ と は お か し い こ と じ ゃ
ないかと。もう市長のお考えをお聴きします。詳しくはもう時間がないから申し上げませんが、
今 年 3月 ま で は 自 分 で は 全 く で き な い こ の 移 動 ・ 移 乗 で す ね 、 移 乗 と い う の は 「 乗 る 」 と い う
字 の 移 乗 で す 。 こ れ が 全 介 助 で あ っ た も の が で す ね 、 今 年 4月 か ら は 介 助 さ れ な い の 中 に 入 り
ます。もう明らかに軽くなるのは当たり前ですね。それから食事摂取、中心静脈の栄養、これ
はすべてこれは介助を受けている、全介助だったんですけれども、中心静脈の栄養のみの場合
は食事を摂取してないから介助されていないと、これになるんですよ。非人間的と言えばもう
そのとおりです。歯磨き、洗剤、「これは習慣が行われていない場合は、対象者の能力を総合
的に勘案して判断する。」とあったのが、「習慣がないから介助されていない。」と、こういう
ふうになるんですね。整髮についてはですね、「頭髪がない場合は、対象者の能力を総合的に
勘案して判断」というのが今までだったのが、「頭髪がない。短髪の場合は介助されていない
にする。」というわけです。薬についてもですね飲む時間を忘れた。飲む量も分からない人は
全介助だったわけです。当たり前ですよね。これをですね適切に薬を飲めていない場合でも介
助されない。介助されていないのに入れると。飲む量の指示など介助が行われている。量の指
示をしている場合は一部介助だ。こういうようなことになってですねますますこの判定基準厳
しくなってくるというのはこれから示されてくると思うんですよ。それで先ほど言いましたよ
う に 、 今 300件 ぐ ら い 申 請 、 更 新 が あ っ た 場 合 に で す ね 、 こ れ ま で 、 余 り に も こ の 批 判 が 多 か っ
たもんですから、これまでの認定の人は、その人に実際変更した場合は尋ねますと、介護度が
変更になった、軽くなったら尋ねますという。それで元のとおりでしたら、それでいいですよ
と な る ん で す ね 。 今 度 は 4月 か ら 新 し く 新 規 に 申 請 し た 人 は そ う い う こ と は な い ん で す よ ね 。
こ の 4月 か ら の 基 準 で や ら れ て し ま う 。 だ か ら 、 そ こ に 矛 盾 が 出 て き ま す ね 。 だ か ら 、 こ う い
う認定の方法はやめるように市長言っていただくお考えはないのかどうかですね。そこをお尋
ねします。
〇市長(川野信男)
認定の基準についてはどういうような基準にした方がいいのかということ
については専門の立場からいろいろ議論して私は決めたものと、こういうふうに思います。一
つ一つについては、ああすりゃどうだ、こうだとあると思いますけれども、そうしたことを総
合的に専門的立場からの判断をしたものが今回改められた基準だと、こういうふうに思ってお
ります。そしてその結果、その結果といいましょうか、具体的にどういう結果が採用したのか
分かりませんけれども、件数が少なかったという話でございますが、これも既に同じような基
準でありましても地域によって件数大分変わっておるんですよね。なぜなんだということも私
はあると思います。最初申し上げましたとおり、大変大事なことは、持続可能な制度にしなけ
れば、国民が納得するような制度にしなければいかないということ、この基本は私は忘れては
ならないことだと、こういうふうに思っております。そのためにどういうようなことがあるべ
きか、基準であるべきかということを含めて毎年必要な改善なり、改正はいたす。また、その
- 227 -
ことについて基本的なことについて私どもも制度改正についての要請等もしておると、こうい
うことで御理解をいただきたいと思います。
〇21番議員(鳥居亮幸)
高齢者の福祉の問題については、この制度ができればですねできる
ほどこの国の出すお金を削ってくるというのがこれまでの骨太の方針です。社会保障費の自然
増 分 が 毎 年 2,200億 円 ず つ 削 減 し て き て お る と 。 こ こ に 問 題 が 、 問 題 の 根 源 が あ る と 。 先 ほ ど
も申しましたようにですね、内部文書では、認定の適正化ということはいいんですけど、それ
に よ っ て 284億 円 か ら 384億 円 の こ の 縮 減 を し て い く た め だ と 、 そ の た め に コ ン ピ ュ ー タ 判 定
の仕組みを調整しているんだということをですねこの内部文書は書いているんですね。だから、
こういうことが根底にありますので、今後ですねやはり社会の功労者としての高齢者、もちろ
ん後期もですけど、この介護については安心して、介護できる人も安心する、介護を受ける人
も安心するという制度の方にですね変えるように市長としては今後の最大限努力していく必要
があると思いますが、その御決意をお聴かせいただきたい。
〇市長(川野信男)
2,200億 の 話 と 言 い ま す の は 、 こ の ま ま 放 置 し て お り ま す と い う と そ ん な
に増えてきますよと。じゃあその分を誰が負担するのかということのやはり負担とサービスを
調合、調和をとれるということだと思います。その分をじゃあほかの教育費を減るのか。ほか
の福祉の予算を削るのか。そういうことがなければ、あるいは、また、税を増やすとか、そう
いう方法がなければ、これは持続可能でないわけでございます。その具体的な方法について、
私も国全体の財政状況は分かりませんので、こうだ、ああだと、こういうようなことは言えま
せんが、この制度については、高齢者の皆さんが大変厳しい環境下にあるものについては、必
要なサービスは十分行えるようにというふうな制度改正については毎年申し上げておると、こ
ういうことでお答えにさしていただきたいと思います。
〇議長(石井博美)
これで一般質問を終わります。
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
こ こ で 念 の た め 申 し 上 げ ま す 。 12日 の 本 会 議 は 、 議 案 な ど の 質 疑 等 を 行 い ま す 。
本日はこれで散会いたします。
散
会
午後
- 228 -
3時24分
第 5回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 5日 目 )
1.開
会
日
時
平 成 21年 6月 12日 ( 金 ) 午 前 10時
1.議
事
日
程
( 第 5号 )
〇開
日程第 1
日程第 2
日程第 3
日程第 4
日程第 5
日程第 6
日程第 7
日程第 8
議
報 告 第 1号
平 成 20年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 繰 越 明 許 費
繰越計算について
報 告 第 2号
質
疑
同
上
同
上
同
上
同
上
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 事 業 計
画について
報 告 第 3号
平 成 20年 度 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 の 決 算
について
報 告 第 4号
平 成 21年 度 社 団 法 人 南 さ つ ま 市 農 業 公 社 事
業計画について
報 告 第 5号
平 成 20年 度 社 団 法 人 金 峰 町 農 業 公 社 の 決 算
について
報 告 第 6号
平 成 21年 度 株 式 会 社 笠 沙 恵 比 寿 事 業 計 画 に
ついて
報 告 第 7号
平 成 20年 度 株 式 会 社 笠 沙 恵 比 寿 の 決 算 に つ
いて
報 告 第 8号
平 成 21年 度 株 式 会 社 い な ほ 館 事 業 計 画 に つ
いて
- 229 -
日程第 9
報 告 第 9号
平 成 20年 度 株 式 会 社 い な ほ 館 の 決 算 に つ い
て
日 程 第 10
議 案 第 72号
訴えの提起について
日 程 第 11
議 案 第 67号
過疎地域自立促進計画の一部変更について
議 案 第 68号
辺地に係る公共的施設の総合整備計画の一
日 程 第 12
日 程 第 13
日 程 第 14
日 程 第 15
日 程 第 16
日 程 第 17
日 程 第 18
日 程 第 19
表決
質疑、総務委員会付託
部変更について
議 案 第 69号
質疑、付託省略、討論、
南さつま市土地開発公社定款の一部変更に
ついて
議 案 第 70号
南さつま市立図書館条例の一部を改正する 質疑、文教厚生委員会
条例
付託
議 案 第 71号
南さつま市市道路線の認定について
議 案 第 73号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算
( 第 3号 )
議 案 第 74号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 75号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 76号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補
正 予 算 ( 第 1号 )
- 230 -
質疑、産業建設委員会
付託
質
疑
同
上
同
上
同
上
日 程 第 20
日 程 第 21
日 程 第 22
日 程 第 23
日 程 第 24
日 程 第 25
日 程 第 26
日 程 第 27
〇休憩
議 案 第 77号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 78号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事
業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 79号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 区 画 整 理 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 80号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正
予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 81号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム
事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 82号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 水 道 事 業 会 計 補 正 予
算 ( 第 1号 )
議 案 第 83号
平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津
病 院 事 業 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
予算特別委員会の設置、付託及び委員の選任について
疑
同
上
同
上
同
上
同
上
同
上
同
上
議 長 発 議
(B組)
予算特別委員会正・副委員長の互選
〇互選の結果報告
〇散
質
議
会
1.本日の会議に付した事件
〇議事日程のとおり
- 231 -
長
1.会議に出席した議員(27名)
1番議員
貴
島
修
2番議員
清
水
春
男
3番議員
大
迫
久
光
4番議員
大
原
俊
博
5番議員
髙
倉
正
文
6番議員
三
角
勝
嘉
7番議員
有
村
義
次
8番議員
山
下
美
岳
9番議員
諏
訪
昌
一
10番議員
野
下
寛
俊
11番議員
下
釡
清
和
12番議員
小
園
藤
生
13番議員
下
野
認
14番議員
永
山
薩
男
15番議員
室
屋
正
和
16番議員
園
田
17番議員
相
星
二三夫
18番議員
南
19番議員
平
石
一
善
20番議員
若
21番議員
鳥
居
亮
幸
22番議員
23番議員
井
料
健
造
25番議員
柳
元
拓
夫
27番議員
石
井
博
美
豊
敏
子
松
正
伸
上
園
邦
丸
24番議員
新
澤
廣
美
26番議員
古
木
健
一
1.会議に欠席した議員(0名)
1.会議に出席した事務局職員(4名)
事
務
局
書
長
田
中
茂
穂
議
記
井
上
喜
詞
書
事
係
長
金
田
鶴
見
記
宮
内
雅
史
1 . 法 第 121条 に よ る 会 議 に 出 席 し た 説 明 員 ( 2 3 名 )
長
川
野
信
男
副
市
長
相
星
完
治
長
坂
口
二
郎
教
育
長
出
口
定
昭
長
柴
田
達
朗
企画政策部長
山
口
力
三
市民福祉部長
久保薗
秀
徳
産業振興部長
上
野
哲
郎
建
長
山
下
和
隆
教
染
川
勝
夫
建設部参与兼
樋
渡
千
昭
総務部総務課長
市
副
総
市
務
設
部
部
育
部
長
長
濱
一
盛
建設整備課長
総務部財政課長
塩
賀
千
弘
総務部財産管理
室
企画政策部企画
課
長
中
山
秀
次
- 232 -
口
幹
男
橋
口
一
郎
長
市民福祉部市民
生
橋
活
課
長
市民福祉部保健
課
産
課
佳
彦
市民福祉部福祉
課
長
田
彰
橋
口
和
行
水
長
病院事務局長
木
場
義
人
- 233 -
尾場瀬
仁
長
産業振興部商工
観
長
建設部建築住宅
課
坊
長
産業振興部農林
水
本
光
道
課
課
園
田
親
久
長
長
田良島
輝
久
△
〇議長(石井博美)
△
日程第 1
〇議長(石井博美)
開
議
午前10時14分
ただ今から本日の会議を開きます。
報 告 第 1号
平 成 20年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 繰 越 明 許 費 繰 越 計 算 に つ い て
日 程 第 1、 報 告 第 1号 、 平 成 20年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 繰 越 明 許 費 繰 越 計
算についてを議題といたします。質疑に入ります。御質疑ありませんか。
〇21番議員(鳥居亮幸)
20年 度 の 補 正 予 算 に つ き ま し て で す ね 非 常 に 多 額 の も の が あ る と い
う特徴があるんですが、当初予算の執行とですね足がもつれるとか、そういう、何といいます
か、支障というのはないかどうかですね。実施時期あるいは事業内容というものも全体的に、
基本的なことをお尋ねしますが、その実施時期、内容、事業内容についてですね非常に大きな
支障があるとか、あるいは事務量の支障があると、そういうことはないのかどうかお尋ねした
いと思います。
〇市長(川野信男)
基本的なことを申し上げます。年度内に執行することを予定いたしまして
予算編成をいたしておるわけでございますので、遅れて支障がないとは申し上げられませんけ
れども、ただ執行段階で用地の問題でありますとか、あるいは、また、中身によりましては予
算計上した時期が、今のいわゆる年度という単年度予算編成のこうした制度の中で言いますと
いうとどうしても執行できなくなると、こういうようなものは、これに限らず、あっておるわ
けでございます。特に緊急経済対策など大変急いで措置したものなどにつきましては、なかな
か現実的な問題として年度内に執行ができなくなると、こういうようなこともあってのことで
ございますので、そのことによっては支障が全然ないというわけではございませんけれども、
この事業を円滑に執行するためには繰越しをして執行せざるを得ないと、こういうような状況
になったものと、こういうふうに理解をしていただきたいと思います。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
〇議長(石井博美)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 報 告 第 1号 に つ い て は 以 上 で 終 わ り ま す 。
△
日程第 2
報 告 第 2号 及 び
△
日程第 3
報 告 第 3号
次 は 、 日 程 第 2、 報 告 第 2号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 事 業 計
画 に つ い て 及 び 日 程 第 3、 報 告 第 3号 、 平 成 20年 度 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 の 決 算 に つ い て の
2件 を 一 括 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
〇2番議員(清水春男)
1点 お 伺 い い た し ま す が 、 開 発 公 社 の 事 業 報 告 の 資 料 を い た だ い た ん
ですけれども、この中で言えば用地として購入した用地で言えば使用目的とかですね、そうい
う計画性があるものが大部分だと思うんですけれども、言えばこの中に計画は、いや、計画を
- 234 -
してない土地、言えばいろいろ条件の中で買った土地で使用ができないというような土地があ
る も の か ど う か 。 そ の 点 1点 聴 か し て い た だ き た い 。 使 用 、 言 え ば こ う し て 用 地 取 得 す る と い
うのは、目的があって用地を取得されると思うんですけれども、しかし、言えばいろんな、先
ほど市長も言われました用地交渉とかいろいろあってそれがこうできなくなったとかですね、
そういうのも出てきて大まかにしたときに未使用地とかですね、そういうのは抱えていないも
のかどうかということでの提起です。
〇市長(川野信男)
過去来のすべての土地のことについてだろうと思います。いろんな経緯の
中で公社の方で取得をしておる事業がございます。もともと公社が土地を取得するにつきまし
ては、市あるいは当時の町の依頼によって取得をすると、こういうことになりますが、ただそ
の取得をする経緯の中でいつまでとか、あるいは具体性についても抽象的な具体性とか、いろ
いろ過去来あったと思います。そういう意味で現時点で具体的にこれが利用が云々というもの
は確かにあるかもしれません。例えば、河川改修をする時に用地が、どうしてもその土地をば
確保しなければ河川改修の方がうまくいかない。こういうような場合にその目的のために取得
したものも確かにあると思います。じゃあそれを、現時点で言いますと今すぐそれをどういう
ふうに利用するかということについては、市民に売却をするとか、そういうような方法等はあ
りますけれども、公で具体的に使用する計画を今持っておるというものがすべてではないとい
うことだけは申し上げておきたいと思います。
〇2番議員(清水春男)
今、市長が言われたとおりの問題というのはね発生すると思うし、や
はり今後、今日言いましたから、いくらというのはちょっとこう出てこないでしょうけれども、
是非これは私は、そういう土地がね、旧坊津地区でも言えば観光開発という形で購入をした土
地がですね、やっぱり観光開発が難しくなって、できなくてそのままの土地というのは事実あ
りますよね。そういう点の土地が全体で南さつまでいくらぐらいあるのかというのは是非調査
をしていただきたいということをお願いをして終わります。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
〇14番議員(永山薩男)
大変な、私に言わすれば大変な問題だろうと思いますけど、去年の
や り と り を し て も 大 し た こ と は な い と い う こ と で す の で 、 お 尋 ね し て 参 り ま す け れ ど も 、 21年
の 3月 31日 末 で で す ね 4億 7,000万 資 本 準 備 金 が あ り ま す よ 。 こ れ は 財 産 管 理 室 か な 。 と い う
こ と は 上 の 資 産 部 分 が 12億 7,000万 、 12億 7,000万 の 内 現 金 は 3,700万 な ん で す よ ね 。 引 き ま
す と い う と 10億 、 持 っ て る 土 地 を 10億 で 売 っ た 時 に ね え 初 め て 4億 7,000万 出 ま す よ と い う こ
とであって、普通民間の場合はこういうことしないですよね。公営企業法はこういうふうにし
てるんですけれども、含み損か、含み益かということですけども、含み益であったとしても、
株は下がれば含み損になっていくし、上がれゃ、ということはすぐ換価が可能なんです、含み
益、含み損というのは。しかし、この土地は、市が買い取らない限り、未来永劫に開発公社は
持 っ て い な き ゃ な ら な い と い う こ と で す 、 年 間 80万 ず つ の 金 利 を 払 っ て で す よ ね 。 年 間 80万 と
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言 い ま す け ど ね え 、 小 さ い 金 額 じ ゃ な い で す よ 。 福 祉 協 議 会 の 理 事 長 が 1年 に 値 す る 報 酬 で す
よ、言えや。あれは名誉職じゃないか。市民福祉部長か、副市長あたりを当てればいいじゃな
いかということも指摘をしたけれども、天下りのやっぱい一環でしょうね、ああいうふうにし
て す る と い う の も 。 そ れ は 置 き ま す よ 。 問 題 は で す ね 、 こ の 4億 7,000万 に つ い て 、 い つ も こ
れだけの儲けがあるんですということをずっと言い続けていらっしゃる。それから、もっとも、
なるほどなと思ったのはですね、私どもが買い取った土地全体から言いますと決して、これは
余りないんですが、決してマイナスになることはあり得ません。開発公社がマイナスにはなら
ないんです、ねえ。頭のいい人だったらすぐ分かるんです。どこがマイナスなのか。市がマイ
ナスになるんですよ。市でしょう。総経費、人件費、それに含めて、金利を含めて、必ず最終
的 に 清 算 し ま し ょ う と な っ た 時 に は 、 12億 7,000万 、 約 10億 で 全 部 引 き 取 っ た 時 に 初 め て 数 字
と し て 4億 7,000万 が 残 る と い う こ と で あ っ て 、 4億 7,000万 の 金 が あ る と 言 う ん じ ゃ な い ん
ですよ。数字が残るというだけなんです。何でかと言うと、負債の部を見れば分かるでしょう。
6億 4,700万 短 期 で 借 り て 、 長 期 で 借 り て る 1億 4,800万 と い う の は 開 発 基 金 で し ょ う 。 だ か
ら 、 単 純 考 え が し た と き も そ う い う こ と な ん だ け ど 、 未 だ に や っ ぱ り 4億 7,000万 円 が 儲 け だ
というふうに考えておられるのかどうかということと。資料を要求しましてですね、大変だっ
ただろうと思うんですけど、非常に、ああ、来年からはあんまり質問もなくなるんじゃないか
とは思うんですけどね。大体、これは市長がよく言われるようにですね、いろんな経緯があっ
てこうなっていることだから、それは理解します。理解しますけれども、開発公社に先行取得
を さ し て で す よ 30年 以 上 も 引 き 取 ら な い と い う の は 常 識 的 に 考 え ら れ な い 。 市 長 あ な た も そ う
思いませんか、自分でも。ということは将来的にはもう市も要らないということなんですよね、
極 端 な 言 い 方 を す り ゃ 、 悪 い で す け ど 。 例 え ば 、 は ま ゆ う が 5,000万 ぐ ら い で し た 。 こ れ も や
がて要らなくなるだろうと。それはそれでそういうときにそのまちが先行取得したいきさつで
すから、それはいいと思うんですよね。しかし、問題はどうして早く引き取っていくかという
計 画 を 市 側 は 立 て て る の か と い う こ と な ん で す 。 10億 の 土 地 を で す ね 年 間 に 2億 ず つ 引 き 取 っ
て 5年 間 で 0に し よ う と か と さ れ な い こ と に は 、 80万 ず つ は ど ぶ に 捨 て る よ う な ふ う に 捨 て て
い く ん で す よ ね 。 そ れ が 、 先 ほ ど 言 っ た よ う に ね 、 4億 7,000万 最 終 的 に 、 12億 7,000万 で 売 っ
て 4億 7,000万 残 る ん だ っ た ら い い ん で す よ 。 金 は 残 ら な い ん で す か ら 、 実 際 に は 。 だ か ら 、
こ の 30年 と か で す ね 。 そ れ か ら 加 世 田 小 学 校 用 地 と か と い う の は 、 加 世 田 小 学 校 は ま だ 生 徒 が
増えていくんですかね。拡大する必要があるんですかねえ。あと小さい所は、今日大きな図面
はいただいたんですけども、小さい、例えば、鹿児島交通の跡地、線路伝いとかというのはやっ
ぱい考えなけりゃいけないだろうと思うんですね、早急に。いい所は内山田みたいにあの宅造
で す ぐ 売 れ る と い う 可 能 性 も あ り ま す け ど も 、 で な い 所 は や っ ぱ り 年 間 に せ め て 1億 ぐ ら い ず
つでもですね引き取っていくという計画をなぜとられない。坊津町なんかはそういうことで、
御承知のように、ほとんど引き取ってきましたですよね。残っとったのはわずかなもんでした、
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はっきり言ってですね、それも開発基金がありましたから。だから、そういった所の計画性と
いうものについてですね、任期はあともう少しなんですけれども、最初からの問題は私は、先
ほ ど 言 っ た よ う に 、 29年 、 30年 、 30年 過 ぎ て る わ け で す よ ね 、 53年 で す か ら 。 昭 和 64年 ま で で
す け ど 、 63年 で 10年 、 も う 今 年 は 21年 平 成 が 、 64年 と ダ ブ り ま す か ら で す ね 。 だ か ら 、 も う こ
れはしようがないぞと。将来的にも民間に売却する目的、団地なんか民間に目的する、団地に
造成をされますから、それはそれでいいと思うんですけれども、問題はそういったもう将来的
ないなというようなのなんかですね手を着けないと、網揚なんかにしてももうこれ以上の売却
というのが可能なんだろうか。何か公共施設でも造らない限りは私ちょっと難しいような気が
するんですよね。農園の問題、観光農園の、市民農園の問題も出てきたんですけども、そういっ
た所をどういうふうに総合的に判断されてるのか。やっぱり数字だけでもてあそんでおこうと
いう。これは管理室の方だな。だから、そこでもうちょっと、今度は財政の方にあいして、財
政から金を引き取って早く引き取る方法を考えないといけないんじゃないかと私は思うんです
けど、総合的にどう思っておられるか。
〇市長(川野信男)
それぞれ開発公社が設立をされ、旧町の場合は、それぞれというよりも、
町村会を中心としたそういう組織であったと思いますが、その段階でそれぞれの行政目的を持っ
て こ う し た 制 度 が ス タ ー ト を し て き た 。 結 果 と し て 、 お っ し ゃ る よ う に 、 20年 と か 、 30年 と か
利用されていないこういうものもあると思います。ただこれらについては当時なぜそのような
措置がされたかと言いますと、やっぱり行政目的を達成するためにそのことが必要であったと。
しかもそれは、まちの方で取得すりゃそれで良かったんでしょうけれども、方法として公社に
取得させることの方がより今後の運営上効果的であるとそれぞれ判断をしてきたいきさつがあ
ると思います。今まだ未買収の土地についてじゃあ市が引き取ればいいじゃないか。これはも
う市と公社は私は一心同体だと、こういうふうに思っておりますので、じゃあ市が引き取った
からすぐ何かができるとか、そういうようなものでなければ、じゃあどこが所有した方がいい
かと、こういうようなことで現在も置かれておると、こういう実態でございます。そこで開発
公社の正味財産でございますけど、これはもちろん試算の方法がございます。現在持っておる
土地をどういう評価をするか。しかも土地評価というのは年によって若干変わって参りますし、
場所によっては相当変わるものもあるかもしれません。ただこれは通常のやり方によって資産
の評価をいたした結果、こういうふうな数字になりますと、こういうことを申し上げておるわ
けでございます。今持っておる土地を即売却した場合にどれぐらいなるのかということの試算
からいたしますというと、まだ負債よりも資産が多いという数字が出てきておるわけです。こ
れをじゃあすぐ売ったら、それだけ売れるかと言いますと、必ずしもそうでないかもしれませ
ん。あるいは、また、個々の土地について言いますと計算した額よりも高く売却できる所もあ
るかもしれません。総体といたしましてこのような数字を出しておるわけでございますが、じゃ
あそれならば市が早く買い取ったらというようなことにもいろんな意見もあるかと思いますが、
- 237 -
私はやはり総合的に土地の利用開発、こういうものを考えた場合に、せっかくございますこう
いう制度でございますので、公社をして総体的な維持管理をさせるということ、この方がこれ
までの経緯を踏まえた上で妥当じゃなかろうかと、こういうような判断もいたしてございます。
それから、鹿児島交通線跡のことにも若干お触れになりましたけれども、これにつきましても、
鹿児島交通線跡につきましては、これは地域的には、場所的にはほとんど利用価値が考えられ
ないような所もございます。一方また大変利用価値の高い所もございます。これを総体といた
しまして鹿児島交通の方から実は一括して、全部じゃなかったんですけど、購入した経緯がご
ざいます。といいますのは、そうでないといわゆる土地の取得が困難であった。そして、また、
そのまま置いておきますというと地域開発に大きな支障があるということから市の方で開発公
社を通じて取得をさせたという経緯がございます。まだ全部は売れておりませんけど、処分さ
れておりませんけれども、これまで購入した額と販売した額と考えますというと、決して赤字
になっておる状況ではないというふうに私は思っております。今後残された土地についても有
効な販売をしなければなりませんが、例えば、これも先ほど例出ましたけれども、内山田の駅
跡、これはもう宅地として販売いたしました。こんなに早く私も売れるとは思っておりません
けれども、全部完売をいたしました。そのほかの土地につきましても逐次販売などをしながら
対処していきたいと、こういうふうに思っております。特に大きな土地につきましては万世駅
跡の土地がございます。これはいつでも販売却をしても差し支えないような状況でございます
けれども、若干あの辺の土地につきましてはいろんな開発が進んでおりまして宅地が分譲され
ておる経緯があるもんですから、一遍にそういうことをやった方が市全体としていいのかどう
かということを判断しながら、いつ販売するかについては今具体的にそうした状況等を踏まえ
て検討しておる。こういう状況でございます。
〇財産管理室長(橋口幹男)
報 告 8ペ ー ジ の 前 期 繰 越 準 備 金 4億 7,000万 に つ い て 利 益 と 考 え
ているかということでございますが、前期繰越準備金につきましては今までの利益が積み上げ
ら れ た も の で あ り ま す 。 こ の 繰 越 準 備 金 が す べ て 現 金 と い う わ け で は あ り ま せ ん 。 報 告 8ペ ー
ジ の 平 成 21年 度 末 の 貸 借 対 照 表 で ご ざ い ま す け ど も 、 こ の 表 に つ き ま し て は 、 現 金 、 預 金 や 公
有地等のこの資産が、調達しました借入金等の負債、資本金、準備金等の資本がどのように運
用されてるかというものを対照したものでございます。この財産目録が貸借対照表になって参
り ま す 。 そ う い っ た こ と か ら 報 告 21ペ ー ジ の 貸 借 対 照 表 で 説 明 を さ せ て も ら い た い と 思 い ま す 。
ただ今説明をいたしましたとおりに現金、預金、また、公有地等の資産が、調達された借入金
の負債と資本金、準備金等の資本がどのように運用されているかというようなことで示した表
で 、 対 照 し た 表 で ご ざ い ま す 。 ま ず 、 資 産 の 部 の 流 動 資 産 の 3か ら 6の 公 有 地 等 の 保 有 地 が あ
り ま す が 、 こ れ は そ の 用 地 に 掛 か っ た 経 費 を 積 み 上 げ た 素 地 価 格 で 、 こ れ が 12億 4,000万 ぐ ら
い あ り ま す 。 こ れ に 負 債 の 部 の 短 期 借 入 金 と 長 期 借 入 金 を 合 わ せ た 7億 9,500万 円 を 充 て て い
る も の で す が 、 こ の 不 足 し て お り ま す 4億 4,500万 円 ぐ ら い に つ き ま し て は 、 資 本 の 部 の 準 備
- 238 -
金 4億 7,000万 円 の 中 か ら 自 己 資 金 と し て 充 て て い る も の で ご ざ い ま し て 、 借 入 金 を な る べ く
少なくしていこうということで借入金の縮減を図っているところでございます。準備金として
の 現 金 は 、 保 有 土 地 に 充 て た 残 り の 2,500万 円 が 、 こ の 資 産 の 部 の 現 金 、 預 金 の 方 に 入 っ て い
る と 、 こ れ を 含 め ま し て 3,700万 円 に な る も の で ご ざ い ま す 。
〇14番議員(永山薩男)
2回 目 、 私 は そ う い う こ と 聴 い て る か 。 聴 い て な い で す よ 。 そ れ は
あんた誰だって、素人だって見たら分かるのよ、そういうふうになるというのは、ねえ。だか
ら、去年の質問や何やかんやを総合していってこういうふうにあなた方は言っているが、この
4億 7,000万 と い う 数 字 は 何 な の か と い う こ と で す よ 。 未 だ に そ う い う こ と で 、 素 地 価 格 に し
て も 説 明 書 を 見 れ ば 分 か る わ け だ か ら 、 12億 い く ら に な っ て ま す よ と い う の は ね 。 そ し て 現 金
だ け が 3,700万 円 あ る か ら 、 3,700、 約 10億 ぐ ら い で 、 極 端 な 言 い 方 を す れ ば 、 3,700万 、 12億
い く ら で 土 地 を 全 部 売 っ た 時 に 借 金 を 返 し て 、 開 発 基 金 も 返 し て 、 ね え 、 資 本 金 の 845万 円 を
返 し て 、 そ し て 4億 7,000万 の 収 益 が 出 る ん で す よ 、 ね え 。 だ か ら 、 そ れ が 12億 7,000万 と い
う 土 地 が 、 12億 3,000、 ご め ん な さ い 。 正 式 に は 12億 4,075万 4,321円 だ 、 ね え 。 そ う い う こ
と を 言 う ん だ っ た ら 、 去 年 の 上 園 議 員 の 質 問 に 対 し て 46パ ー セ ン ト が 塩 付 け 状 態 だ と 認 め て る
ん だ よ 。 そ れ に 今 度 は 5,000万 が 上 乗 せ さ れ る か ら 、 ね え 、 約 3億 近 い 土 地 が 塩 付 け 状 態 な ん
ですよ。その評価をやっぱい素地価格で金利を含めてしていくでしょう。普通民間はそういう
ことをしませんよと言うんですよ。これを含み益と言うんですよ、株式会社の株が上がってね。
実際その時売ってみなけりゃ分からないんですよ。ましては開発公社から買うのは市だけであっ
て、ねえ、開発公社自体が造成事業をしてやってするんだったらいいけど、市が先行取得をし
て公共用地とした分が市が買わないといけないはずなんですよ。公共の目的のために買ってく
ださいって開発公社にお願いするわけでしょう。学校用地、道路用地、将来的には特老の用地
もあったかも分かりません。だから、市長もおっしゃいますけれども、確かに現在の数字では
赤字じゃないんです、チャラができれば。できるわけがないから質問者はしているんです。で
き る よ う だ っ た ら 何 で 30年 間 も 土 地 を 持 っ と る ん で す か 、 網 揚 の 土 地 な ん か 。 相 当 な る 金 額 で
す よ 、 計 算 し ま す と い う と 、 1億 近 く な る ん じ ゃ な い ん で す か 。 失 礼 で す け ど 、 こ の 53年 、 全
部 、 1億 7,000万 の う ち 6,000万 ぐ ら い を 、 9,000万 か 、 9,000万 と 、 全 部 、 4億 2,600万 で す ね 、
素地価格がですね、網揚地区、今残ってるのがですね、高く売れるか、売れないかは別として
だ よ 。 そ し て こ れ に 実 際 掛 か っ た 用 地 補 償 費 何 関 係 は 1億 7,000万 、 だ か ら 、 こ れ 万 歳 と 売 れ
た 場 合 は 2億 7,000万 の 儲 け と い う 数 字 、 こ れ 誰 だ っ て 分 か る と 思 う ん で す よ 。 そ の 現 状 の 段
階 で 網 揚 に 今 度 は 公 共 用 地 、 何 か さ れ る ん で す か と 言 う 、 ね え 。 中 に は 14年 と い う の も あ り ま
す か ら 、 こ れ は 抜 い て も い い で す よ 、 14年 。 し か し 、 53年 の か ら の は ね え あ と 公 共 目 的 は 何 な
ん で す か と 今 度 は 質 問 す る の 、 永 山 が す る 時 は ね え 。 17年 の 公 園 と か 何 と か と い う の は い い と
し て 、 全 部 公 園 な ん で す よ 、 53年 か ら 買 わ れ て る 分 、 あ あ 。 中 に は 2,100万 と か 大 き い の も あ
り ま す よ 、 平 米 、 2,000平 米 、 1,000平 米 、 1,600、 ね え 、 お そ ら く 全 部 こ う な っ て い る ん だ ろ
- 239 -
うと思うんですけども。だから、そういったのをね公園、なぜそんなら公園を造らないんです
か と 質 問 し た ら 、 市 長 ど う し ま す か 。 30年 間 も 公 園 を 造 る 、 31年 間 も 公 園 を 造 る と 言 っ て 先 行
取得さして、なぜ造らないんですか。金がないから造らないんですか。今、金がなけりゃ将来
的にできるわけないんですから、はっきり言って。こういう財政健全化計画の中ですよ、あと
何 年 か は 。 そ こ を 質 問 者 は 言 っ て る だ け な ん で す 。 バ ブ ル 景 気 が も う 1回 き ま し て 、 そ ら お そ
ら く 3倍 、 4倍 、 10倍 で 売 れ る か も 分 か り ま せ ん 。 し か し 、 も う そ う い う 判 断 を す る こ と 自 体
間 違 い な ん で す よ 。 加 世 田 小 学 校 用 地 に し て も 、 加 世 田 の 小 学 校 だ け を 1校 に し て 、 そ こ で 広
げてという計画もないでしょう、はっきり言って。そういう計画でもあるんだったら早く引き
取りなさいよということなんですけど、そういった中でこのままこういう運営をするというの
はおかしいでしょうと言っているんですよ。おかしくないんだったら、おかしいないと言えば
い い ん で す よ ね 。 毎 年 80万 ず つ ど ぶ に 、 ど ぶ 川 に 金 を 捨 て て で す よ 、 80万 以 上 な ん で す よ ね 、
基 金 の 方 は 基 金 の 方 へ 行 く だ け だ か ら 。 だ か ら 、 計 画 を 立 て て 1年 に 1億 ず つ で も 引 き 取 っ て
い け ば 10年 ぐ ら い で 引 き 取 れ ま す が ね 。 そ し て 初 め て 4億 い く ら が 。 し か し 、 金 と し て は 返 っ
てこない、数字だけで返ってくるだけですよ、はっきり言って、ああ。そのことを聴いたの。
それからねえ市長はいいことをおっしゃったなあと思うんですけど、その全体の、去年、橋口
財産管理室長ですかね、あなた、違う。橋口さんですね。去年自分で答弁されてるでしょう。
「 全 体 の 27万 6,000平 米 の う ち に 7万 何 平 米 が 全 体 の 26パ ー セ ン ト を 占 め て お り ま す 。 」 と 、 ね
え 。 「 10年 を 大 体 基 準 と し て 26パ ー セ ン ト 、 4分 の 1ぐ ら い は も う 塩 付 け に な っ て い る よ う な も
んですかね。」という。あなたは「塩付け」とは言ってない。こっちが言ってるわけだなあ。
しかし、現実的に常識を考えれば、塩付けじゃなくて、泥付けなんですよ、ねえ、塩付けとい
うのは生きますから。市長の言われるようにねえ、しまいにはなるんですよ、おっしゃるよう
にね、帳面上は。しかし、市だけが損をするということ。それは間違いないんじゃないですか
ということを言ったんですよ。市はそんだけの、無駄銭とは申しませんけれども、だから、先
行取得をされる時に、公共団体は割と融通があって、開発公社なんかもそうなんですけども、
後からつくる。結局先行取得をさせさえすれば、何年以内に引き取りなさいとかないんですよ
ね。それをその全部引き取らなきゃならない。その目的に沿ってしなけりゃならないというの
がないわけ、法律的にないもんですから、こうなってるんだろうと思います。経緯はあってと
いうのは理解しますというのは言ったよね。しかし、それならそれなりに計画を立てて引き取
らないといけないんじゃないですかということです。鹿児島交通の線路沿いの土地なんか特に
そうですよね、もう細長いのなんか。だから、やっぱい市で引き取ってですよちゃんと。それ
から売れない団地、一区画残ってる。開発公社じゃなくて、市が持ってる所なんかも発想の転
換をするべきだと思うんですよ。地区の自治会に何とかするとか、維持管理費も大変ですよね、
はっきり言って、ああ。年に何回か清掃もやってるみたいです。草刈りもする。せにゃしよう
がないですわな。もらった土地もそうですよ。もらわなくてもいい所も坊津町時代はもらわれ
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てるからですね。私は莫大なもんだと思う。そういった所も何か方法を、発想の転換をしてで
すね。上の方はですけど、県道沿いとか、市道沿いとかというのは、集落に公園でも造りませ
んとかですねえ。シルバーに払う金の伐採料をそこに払えばですよ、今度は公園になるかも分
からない。そういったこと、これはもう市の問題ですけども、開発公社から引き取るというこ
とについての考え方ですね。
〇市長(川野信男)
今 、 開 発 公 社 が 持 っ て お る 土 地 な ど を 含 め て 財 産 状 況 に つ い て は 報 告 の 21
ペ ー ジ に ご ざ い ま す け れ ど も 、 資 産 と し て 12億 7,700万 、 そ れ か ら 負 債 と し て 7億 9,800万 、
こういう数字でございます。資産と負債とを差し引きするとどうなるかというのは出てくるわ
けでございますが、下の方に書いてございますけれども、土地というのは変動が非常に大きい
ので、そのための対応といたしまして、ここに準備金という項がございます。今後の土地の変
動に対応できるような準備金というものをば準備をいたしまして将来の対応ができるようにし
ておると。これはそのことがなければ、資産と負債がイコールであれば問題はないんですけれ
ども、実は、おっしゃるとおり、土地についてはなかなか流動的なものがありますので、健全
運営をするためには必要な準備金というものをこれだけ置いて、その上で運用をいたしましょ
うと、こういうことをいたしておるわけでございます。土地については一定時期に現在の時価
評価ということをば試算をし直しながら現在により近い数字で対応をいたしておりますが、た
だ試算と実際売却できるかどうかということとは必ずしもイコールでございませんので、将来
の こ と を 考 え な が ら 準 備 金 と い う こ と を ば 、 4億 7,000万 い く ら で す か 、 こ う い う も の を ば 置
きまして、その上で全体として採算が合うような運営をいたしておるというのが状況でござい
ます。そこでじゃあ今もう売れないような土地については市が買い取ったらどうだというよう
な御意見でもあったかと思いますが、市と公社は一体でございますので、市が買い取ったら、
それで何か運用ができるのかあるいは利用ができるのかということではございませんので、運
用の仕方といたしましては、直接市が買い取っていろんな公園整備をするとか、あるいは道路
整備等に充てるとか、こういうときに市が買い取ると、こういうようなやり方をいたしてござ
いますし、あるいは、また、この開発公社の本来の目的にほんとに合致するかどうかは別とい
たしまして、市が必ずしも直接買い取らなくて、民間に譲渡をさせると、こういうような手法
もとっておるところでございます。工業団地でございますとか、分譲の用、いわゆる宅地分譲
の土地でございますとか、それぞれの従来の市、町におきましてもそうした目的でもって取得
した土地があると思います。坊津もございます。それから笠沙、大浦も全部ございます。当然
加世田市もございます。金峰もあるかと思います。それぞれの時点で町が、当時町が、市が直
接市の財産として取得をして、そういう処理が良かったかどうかという判断は、これはもう当
時判断をいたしたわけでございます。例えば、レクの森について言いますと、町が町の土地と
して処置をいたしてございますが、じゃあこれがどうなんだということになりますと、これも
同じようなことでございまして、町でそういうような行為をするのか。分身である公社の方に
- 241 -
するのか。これは設置当時それぞれの町において、市において判断をした経緯でございますの
で、その経緯を踏まえた上で今運営をいたしておると、こういう状況でございます。直ちにこ
れを市が買い取るということになりますと必要な資金をどうするかということになります。現
在では公社でございますので、民間のいわゆる銀行等から借入れ等の措置をいたしてございま
すが、市が買い取るとなりますと新たな財源措置というものを講じなければなりません。これ
についてはなかなか国とか、県とか制度でそういうものはございませんので、公社に抱えても
らっておると、こういうようなこともございます。それからまだいろんな公社に抱えてもらっ
ておる方が財政運営的にもよろしいなというようなものもあるわけでございまして、意識的に
そういうような方途も講じておるものもございます。可能な限りこの土地が早く売却できるよ
うな算段というのは、もう毎年公売等もいたしておりますので、できるだけ早く処理ができる
ような対処はいたして参りたいと、斯様に考えております。
〇財産管理室長(橋口幹男)
この繰越準備金は今までの利益の積上げということでございまし
て、これを借入金等に充当してこの土地の借入金からの不足分を充当しているということと、
それの残りは現金の方に、残りは現金の方にあるというようなことで今までの。いえ、この繰
越準備金は、いえ、これはこの中から資産の部の中の公有用地に入っている分、その残りは現
金としてあります。
〇14番議員(永山薩男)
あなたはそういうことを言うとねえ、この貸借対照、決算書は嘘か
と い う こ と に な る ん だ よ 。 現 金 は 3,700万 し か あ り ま せ ん と 言 う ん だ よ 、 3月 31日 に は 。 現 金
があったら、ここに全部出てこんにゃ駄目なんですよ、退職給与積立金であろうと何であろう
と。そういうのが決算書じゃないの。あなたの言い方をすればね、あっちにも現金があります。
こっちにも現金があります。そんなのはインチキ決算と言うんですよ。それで騙される所もあ
るんですよ、ねえ。私が言ったのはねえ、そういう考え方の運営をするんですかというのを言っ
た 。 4億 7,000万 円 が 金 が あ る ん で す と い う こ と で 、 そ う い う 考 え 方 の 運 営 を さ れ て い る ん で
すかということを言っただけですよ、ねえ。損益計算書、貸借対照表は、あなたよりか、私が
分かるかも分からんよ、はっきり言って。だから、これでいきますというとねえ、難しい質問
を す る と 、 12億 7,000万 て 、 12億 4,000万 の う ち の あ な た の 去 年 の 答 弁 か ら し ま す と い う と 26
パ ー セ ン ト ぐ ら い が 駄 目 だ と い う こ と で 約 3億 い く ら 、 今 年 の は ま ゆ う を 5,000万 と し た と き
3億 6,000万 、 3億 7,000万 ぐ ら い が 動 か な い 土 地 で す よ と い う こ と な ん で す よ 、 ね え 。 す る と
12億 4,000万 か ら 引 き ま す と い う と 残 り は 8億 ぐ ら い で し ょ う 、 馬 鹿 で も 分 か る 計 算 。 そ し て
今 年 の 決 算 書 で 約 8億 負 債 の 合 計 が あ る の 。 引 い た 時 は 0じ ゃ な い で す か 。 ど う し て 収 益 が 出
て く る ん で す か 、 ね え 。 残 り の 8億 を 丸 々 8億 で 売 っ た 時 に 初 め て 資 本 金 の 845万 が 残 る か 、
残らないかというだけなんですよ、ねえ。素人でも分かる。だから、市長が言われるのは、そ
ら調整する。結局これはですね上の土地が思った数字で売れなかったら調整する。それは分か
る ん で す よ 、 数 字 、 調 整 で き る わ け で す か ら 、 あ あ 。 株 式 の 含 み 益 と 一 緒 な ん で す よ 。 100円
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す る 紙 が 1,000円 し た と 、 1億 あ る と 。 し か し 、 実 際 売 っ た 時 に は 90円 に な る か も 分 か ら な い
わ け で す か ら ね え 。 だ か ら 、 こ れ が 4億 い く ら あ っ た ら ね 、 あ な た が 言 わ れ る 、 管 理 室 長 、 ね
え 、 4億 7,000万 も あ る の に ね 、 無 理 し て あ ん た 6億 4,000万 借 ら ん で も い い ん だ よ 、 金 が あ
るんだったらだよ。ないからこういうふうにして毎年繰り繰りしていくわけだから、ねえ。そ
れ ぐ ら い 、 あ な た 方 は プ ロ な ん だ か ら 、 僕 ら は ね え 1年 に 3か 月 に 1回 出 て 来 て 何 回 か も の を
言いさえすればもらう人と違うんだから、もっとそういうところを勉強をしてくださいと言う
ん で す よ 、 ね え 。 い い で す か 。 今 言 っ た よ う に 、 あ な た が 答 弁 さ れ た よ う に 、 26パ ー セ ン ト を
占 め て お り ま す と 、 10年 以 上 と 。 と い う こ と は 10年 以 上 経 っ て る と い う こ と は 大 体 塩 付 け で す
ねと質問しているんですよ。ということはね動かない。私も極論だから謝るところは謝るけれ
ど も 、 平 均 に し た と き に 12億 4,000万 の 26パ ー セ ン ト を 掛 け て 3億 い く ら だ な あ と 出 て く る か
ら言う。それは分からんですよ、高い、低いがありますからねえ。低い所だけが残っているの
かも分からん、ああ。しかし、平坦にしたときそうなる。ということは今度はまゆうも残ると、
5,000万 足 す と 約 4億 だ 、 な あ 。 そ し た ら 残 り は 8億 い く ら し か な ら な い 。 8億 い く ら か ら 、 今
年 の 場 合 計 算 す る と 、 来 年 は 1,700万 い く ら か 赤 字 に な る み た い だ け れ ど も 、 計 算 し ま す と い
う と 残 っ た 土 地 を 8億 で 売 っ て 負 債 が 全 部 消 え る ん で す よ 。 こ れ は 誰 だ っ て 分 か る 、 計 算 し た
ら 、 ね え 。 今 言 っ て る の は 12億 4,000万 の 土 地 が 100パ ー セ ン ト 12億 4,000万 に な る と い う こ
とで論争をしてるんだよ、そちら側はね。おっとどっこい、こちらはそういうわけじゃない。
こ う い う 資 料 を 出 さ れ て 、 「 10年 以 上 動 か な い 土 地 は も う 駄 目 な ん で す よ 。 」 と 専 門 家 が 言 っ て
る、もう。だから、市は早く引き取らないと。「一体だ。」と。一体じゃないんですよ、開発公
社は別なんですから、債務保証をして一体だという考え方はある。そのために開発公社をつくっ
てるんです。でなけりゃ市が、一体だったら市がやればいいんですよ。それは隠れ蓑なんです
から、市長よく御存じでしょうが。ということは、金を出さなくて別会計でやれるわけですか
ら、はっきり言って。でなけりゃ毎年これが一般の当初予算に上がってきてですね喧喧諤諤やっ
たらこんな買い方もしてなかっただろうと思うんですよ。当然、岩崎交通の枕崎でも問題にな
りましたけれども、しかし、あの場合はやっぱい一体化して買っていただか、上げないといけ
ないという面もあったんだろうと私も思いますですね、いろんな意味がありますから。そういっ
たところも置いとるんです。だから、市長は「一体ですから」とおっしゃいますけど、一体は
分かるんですよ。金は市の金だからいいですね。全部債務保証もしてます。損失補償じゃなく
て、債務保証をしてますから。だから、できるだけ引き取っていかないと膨れますよねえ、風
呂敷がと言うだけなんですよ、うん。だから、あなたのそういう考え方であれば、それで結構
で す 。 た だ 1年 に 80万 を 超 え る 風 呂 敷 を 縫 っ て く く っ て い か な い と く く れ な く な る と い う こ と
です。だから、もうちょっと早くこの資料をいただければですねずうっと引き抜いていって数
字 が 出 て き た だ ろ う 、 正 式 に 。 し か し 、 今 大 体 概 算 で し か 、 概 算 で 計 算 を し て も 4億 ぐ ら い が
も う 動 か な い と い う の が 確 実 に 90パ ー セ ン ト ぐ ら い 、 残 り 10パ ー セ ン ト は 、 気 違 い が お っ て 、
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そ れ を 俺 が 5億 で 買 っ て や る と 出 て く る か も 分 か ら ん か ら ね 。 そ れ は 認 め ま し ょ う 。 し か し 、
計 算 上 、 い た だ い た 資 料 で 計 算 上 い っ た と き に 早 く 残 っ て る 土 地 を 8億 で 売 っ て 初 め て ト ン ト
ンですよというのが、そうなるというふうに理解できるか、できないか、管理室長は。
〇市長(川野信男)
ま ず こ の 21ペ ー ジ の 報 告 の 資 料 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 資 産 と 負 債 の 部 が
ございます。資産の部は、土地の評価をいたしまして、これだけ現在の評価をして数字を出し
てございます。負債の部はこれは現実の負債でございます。その差額というのが出てくるわけ
でございますが、そしたらそれだけ儲けなのか言いますと、そういう表現はしていないと思い
ます。準備金として、こういう将来への流動的なことがありますから準備金としてこれだけは
準備してございますよ。したがって、少々土地価格の変動がありましても、全体として資産と
負債というのは数字的に整合性が出てきましょうと、こういうようなことを申し上げておるわ
け で ご ざ い ま す 。 今 、 課 長 の 方 か ら 4億 7,000万 は 現 金 と 、 こ う い う よ う な 言 い 方 、 そ う い う
言い方だったかはっきりとしませんでしたけど、現金というのは、ここに書いてあるとおりの
のが現金でございます。ただ計算として資産の部はこれだけですよ。負債の部はこれだけです。
差額はこうありますよ。しかし、差額がすぐ利益というふうに考えられてはいけませんので、
将来のこともありますから、準備金としてこの額は準備をいたしてございますよと。したがっ
て、少々の、おっしゃるように、塩付けになって売れないような土地が仮にあるかもしれませ
ん け れ ど も 、 そ う し た こ と を 踏 ま え た 上 で こ の 4億 7,000万 の 準 備 金 で 対 応 い た し ま す よ と 、
こういう数字であると理解をしていただきたいと、こういうふうに思います。
〇議長(石井博美)
〇議長(石井博美)
休憩します。
休憩
午前11時03分
再開
午前11時03分
休憩
午前11時05分
再開
午前11時09分
再開します。
休憩します。
〇議長(石井博美)
再開します。
〇財産管理室長(橋口幹男)
今の貸借対照表で御説明しますと、この前期繰越準備金のほとん
どは土地の中にもう含まれているということです。それでその中で、わずかではございますけ
ど も 、 2,500万 ぐ ら い は そ の 土 地 に 充 て た 残 り が 出 て き て お り ま す の で 、 現 金 の 方 に 残 っ て い
るということでございます。
〇議長(石井博美)
休憩します。
- 244 -
〇議長(石井博美)
休憩
午前11時10分
再開
午前11時12分
再開します。
〇財産管理室長(橋口幹男)
そういった長期保有土地等が今の財政状況の中で引取りができな
いような状況であります。今後長期保有資産の早期解消、また借入金の縮減でありますが、ま
ずは設立団体による公有地の取得が最優先でありますが、早急に解決するということは非常に
難しい状況があります。そういうことから少しでもこの分譲あるいは民間等への売却というよ
うなことの中で縮減を図って経営の健全化を図って参ります。ただ今、議員がおっしゃいまし
たとおりのそういった残っている土地についてのその負債といいますか、それの分を差し引く
と利益は残らないということについてはよく理解をできたところです。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
〇22番議員(上園邦丸)
ただ今、土地開発公社もなかなか厳しい運営を強いられてるようで
すけども、ほんと今、社会情勢、経済情勢ほんとに厳しいところなんですけども、今、先ほど
もありましたようにですね、この価格の関係ですね、実勢価格というのがこれ示されてないわ
けであってですね、これ特に民間サイドに言わすればですね市が持ってる土地には固定資産税
も何も掛からんわけですよ。だから、こうやってあいができるかと思う。この全体の土地ので
すね、ちなみにこれ課税評価はなされてるかと思うんですけど、課税評価額で言ったらどの程
度の金額になるものかですね。今、というのがですね、今、民間で、一般的にはですね今、課
税評価額で売れない土地も結構あるんですよね。それがもう実態なんですよ。昔はですね土地
というのは、これこれで売りたいという、売りたいという、値段は大体売る側が決めるもんだっ
たですけど、今はもう買う側がですね値段を決めるような、野菜市場と一緒でですね買手が値
段を決めるような社会情勢になってきているわけなんですよね。だから、そういった中でこう
やって開発公社でこう素地価格、いろいろ入れたところでですね、これ価格はほんとそれこそ、
さっきから捕らぬ狸の皮算用をしてるようですが、そいじゃなくして、ほんとに売れるかと言
うと、ほんと売れないのが実態だと思うんですよ。二、三、この資料の中でですね二、三言わ
し て も ら え れ ば で す ね 、 こ の 3号 の 報 告 書 、 保 有 に 関 す る 事 項 の 中 で 一 番 最 初 の 加 世 田 小 学 校
関 連 用 地 の 中 に で す ね 1,600平 米 、 大 体 400坪 ぐ ら い だ と 思 う ん で す け ど 、 4,000万 ぐ ら い で
購 入 し て ま す よ ね 。 こ れ し か も 地 目 は 現 在 は 田 ん ぼ で す よ 。 田 ん ぼ だ っ た ら 畝 当 た り 10万 、 20
万 で も 買 う 人 は い な い と 思 う ん で す よ 。 そ う い う こ と を 考 え て 素 地 価 格 大 体 坪 10万 を 超 え る ぐ
ら い の 金 額 に な っ て る わ け で す け ど も 、 こ の 地 域 が 果 た し て 10万 で 売 れ る か と 言 う と 、 か な り
厳 し い と 思 う わ け で す ね 。 そ れ と で す ね も う 1件 言 わ し て い た だ け れ ば 、 ど こ や っ た か な 。 こ
の 9ペ ー ジ の 分 の こ の 川 畑 の 杉 本 寺 で す か 、 こ う こ こ も で す ね 、 こ れ は ど う い う こ と 、 宅 地 と
い う こ と で 昭 和 60年 で す よ 坪 10万 で 大 体 、 概 ね 買 っ て ま す よ ね 。 そ し て 今 、 素 地 価 格 坪 20万 で
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すよ。川畑の杉本寺、大体昔の加世田高校のあの辺かと思うんですけども、今、その近くだと
思 う ん で す け ど 、 坪 20万 と 言 う た ら 、 一 等 地 で も 20万 で 売 れ ま す か 。 こ の 前 、 一 番 、 南 さ つ ま
で 一 番 評 価 額 の 高 い 所 は 確 か 坪 十 六 、 七 万 だ っ た で す よ ね 。 17万 だ っ た で す か ね 。 そ こ よ っ か
んな高い素地価格になってるんですよね。だから、全体が、ここの、何と言うんですか、固定
資産評価額の総体の評価額はどの程度になってるもんかですね。かなりな開きがあるかと思う
んですけど、どんなもんかですね。それとうちなんかの方は、内山田はですね、先ほども話が
あったように、おかげさまで開発公社が事業をやってくださった関係でですね全部完売してま
た 内 山 田 の 人 口 も 増 え る わ け な ん で す け ど も 、 よ う 考 え て み れ ば で す ね 内 山 田 が 確 か 坪 5万 ぐ
らいだったと思います。そうした場合にですね、また内山田の場合はですねやっぱいこう人気
があるのかですね、うちなんかの方にどっかまた土地はないかというようなことで問い合わせ
もあったりするわけなんですけども、そいだけ自然環境にしてもですね、生活環境もいいし、
人間環境もいいのかなあと思うんですけども、そういうようなことでですね内山田。だから、
これを見てみますとですね住みやすいというとこですよ、内山田は、南さつまではですね。そ
れ と で す ね 、 こ れ は 議 案 書 の 中 の 報 告 7号 で す か 、 こ れ を 見 て み ま す と で す ね 、 例 え ば 、 津 貫
とか、久木野とか、この辺はもう長いこと眠ってるんじゃないですかね。だから、地元の議員
さんなんかもちった頑張ってですよいろんな形でですよやっぱいこう売却に努力をしないとい
けないと思うんですよ。その辺もですねこの場を借りてお願いしたいと思うんですけど、そう
いうようなことでですねちょっと全体の評価額あるいは実勢価格はどのようになっているもの
かですねお尋ねしたいと思います。
〇財産管理室長(橋口幹男)
課税評価をしているかというような御質問でございますが、今、
土地開発公社の評価につきましては、税務課の方の評価がされていないというようなことから、
評価額の調査はできないところで行っておりません。固定資産の評価は行っておりませんけど
も 、 保 有 土 地 の 時 価 評 価 と い う よ う な こ と で 平 成 18年 度 に そ れ ぞ れ の 保 有 地 を 資 産 の 評 価 を 行 っ
ております。保有地によっては、素地価格よりも時価評価が高い所、あるいは、また、安い所、
あ る い は 、 ま た 、 同 じ よ う な 状 況 の 所 と い う 状 況 で あ り ま す 。 こ の 18年 度 の 結 果 と 素 地 価 格 を
比較しますと、若干ではございますが、総体的には素地価格よりも評価額が上回っているとい
うところでございます。ただ毎年この資産の評価を行うということは困難でありますけども、
近年地価も下落しているということから時価評価額も下がっていることは予想されるところで
ございます。
〇22番議員(上園邦丸)
現実的にはですね、今、「この素地価格よっかな評価額が高い。」と
いうことを今申されたわけなんですが、先日もですねうちの所に税務署が実は来たんですよ。
こんだけの価格で取引がされてるけど、それはですねやっぱいこう近い関係で取引をした関係
で贈与があるんじゃなかろうかというようなことでですね話があってだったんですけど、現実
問題としてじゃあそいで売れるかと言うと、売れないんですよね。だから、市役所の場合は税
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務署等の評価基準に基づいて評価をして、それ以下であればある程度こうチェックがされるわ
けなんですよね。だから、それで調べてみてもですね、実際ほんならそういうことであっちこっ
ちこう二、三今までの事例を見てみまして税務署の方が納得されてですね帰られたですけど、
そ の よ う な こ と で で す ね 、 評 価 額 は 以 前 は で す ね 、 や っ ぱ い 評 価 額 の 大 体 30パ ー セ ン ト プ ラ ス
が 一 般 的 な 取 引 額 だ と い う こ と で 今 も あ る ら し い ん で す け ど 、 実 際 は 評 価 額 の も う 30パ ー セ ン
ト落ちなんですよね、一般的には。それぐらいの状況なんですよ、あの路線価なんにしてみれ
ばですね。実際今、開発公社が出してる、何と言うんですか、都市計画区域内の土地なんかも
実際もうほんと売れないのが多いですよね。だから、ほんと思い切ってですね、やっぱい今ま
での取引をされた人との事例等もあるからなかなか、その辺のですね矛盾等も発生するからな
かなか思うようにはいかないですけど、思い切ってですねやっぱいこう値段を落とした形でで
すね、もう買ってくれる値段で売るような形である程度やっていかんとですね、僕はもうほん
と 処 分 は 難 し い と 思 う ん で す よ ね 。 そ れ と 今 こ う 報 告 7ペ ー ジ の 方 な ん で す け ど 、 ハ ー モ ニ ー
タウンとか、万世跡地のこのあれで土地取得事業が入っているわけなんですけども、これも確
か、また市営住宅かなんかを造る予定で取得をされたわけですよね。市営住宅、住宅にしても
ですね、今、民間のアパート関係、借家関係はたくさん空いてるんですよね。だから、この辺
もほんと慎重にして考えていただかないとですね。だから、このハーモニータウンと、その万
世 駅 の 跡 地 利 用 に つ い て で す ね 2,900万 、 一 方 は 2,300万 で す か 、 こ の 目 的 を も う 1回 再 度 お
尋ねしたいと思います。
〇財産管理室長(橋口幹男)
ハーモニータウンにつきましては県の住宅供給公社が分譲を行っ
て き て お り ま し て 、 全 区 画 処 分 が で き た と い う こ と か ら 、 開 発 公 社 と し ま し て も 平 成 21年 度 で
造成を計画しているところでございます。ハーモニータウンの場所でございますけども、ハー
モ ニ ー タ ウ ン の 南 さ つ ま 健 康 プ ラ ザ K i t の 隣 接 地 で あ り ま し て 約 4,600平 米 で ご ざ い ま す が 、
こ こ を 分 譲 を し ま し て 15区 画 ぐ ら い の 造 成 を 計 画 し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 万 世 駅 跡 地 宅
地 造 成 用 地 に つ き ま し て も 平 成 21年 度 で 造 成 を し て 分 譲 を し て い く と い う こ と で 計 画 し て お り
ま す 。 万 世 駅 の 中 で も 一 部 と い う こ と の 中 で 約 3,500平 米 を 分 譲 し て 10区 画 ぐ ら い を 計 画 し て
おるところでございます。
〇22番議員(上園邦丸)
分かりました。分譲をされるということですね。あとですよ予算書
の 中 の 報 告 6ペ ー ジ で す ね 、 今 年 は も う 借 入 金 が 7億 7,600万 で す か 、 借 金 返 済 に 6億 4,700
万 と い う こ と は 1億 3,000万 ぐ ら い の 裏 を 返 せ ば 若 干 増 え る と い う こ と に な る ん で す か ね 。 だ
から、基本的にはやっぱいこう借入金が増えること自体はあんまり好ましいことではないと思
うんですよね。それとこれ借入金の関係、今、JA南さつまさんの方で融資をなさっているよ
うですけど、その辺の利息と。というのがですねほかの金融機関は場合によっては、今、開発
公社には融資はあんまいこう積極的にしてない金融機関も多いらしいんですよね。だから、そ
ういった意味で南さつまの場合は指定金融機関でもある関係で融資をせざる得ないんでしょう
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けど、その辺のことなんかも考えればですね、ほんとやったら金利かれこれも含めてですね、
ほんとこう内容が良ければですねあっちも、こっちもというようなことでいろいろこう貸して
くれる人もいるんでしょうけど、その辺はいくつぐらいの金融機関からその融資をですねやっ
ぱ い こ う 、 何 と 言 う ん で す か 、 利 息 等 も 決 め て る も の か で す ね 。 こ こ に 「 利 率 は 4パ ー セ ン ト
以内」となっていますけど、どの程度の金利で借入れがなされてるのかですね。その辺につい
てお尋ねしたいと思います。もう最後ですから、あれですけど。あとはそうですね。以上、お
願いします。
〇財産管理室長(橋口幹男)
お 答 え し ま す 。 今 の 借 入 金 に つ き ま し て は 、 市 内 の 8金 融 機 関 の
方に利息等の見積りをお願いしまして、そこの一番安かった所からの借入れをいたしておると
こ ろ で ご ざ い ま す 。 利 率 に つ き ま し て は 、 平 成 20年 10月 の 借 入 れ に お き ま し て は 1.10パ ー セ ン
ト 、 そ れ と 20年 の 3月 に 借 り 入 れ た 分 に つ い て は 0.75パ ー セ ン ト で ご ざ い ま す 。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
〇15番議員(室屋正和)
私 は で す ね ち ょ っ と 報 告 11ペ ー ジ の で す ね 大 野 団 地 が 売 れ た と い う
ことで非常にこれはほっとしているわけです。もう金峰町時代にお願いしましてですね、ちょ
う ど 10年 ぐ ら い か か っ て 最 後 の 一 区 画 が 売 れ て ほ ん と あ り が た く 思 っ て お り ま す 。 そ れ は そ れ
と し ま し て で す ね 。 12ペ ー ジ に で す ね 役 職 員 に 関 す る 事 項 で 理 事 が 10名 、 監 事 が 2名 、 12名 と
い う こ と で 、 そ れ か ら 職 員 は 市 の 職 員 の 兼 務 を 含 め ま し て 7名 と 、 こ う い う こ と に な っ て お る
わけですけれども、そこでですね、もう二人の方がですねこの貸借対照表、いろんなあれには
も う 申 し ま し た の で 、 私 は で す ね こ の 報 告 20ペ ー ジ の で す ね 人 件 費 で す け れ ど も 、 こ の 1,574
万は、この市の職員の兼務を除いて二人分の人件費になるのか。それともこの役職員のですね
報酬関係もですね含んでいるのかですね。そこをちょっとお聴きしたいと思います。含んでお
ればですね、その役職員の方々がですねいくらぐらいずつに年間がですねなっておるのか。お
願いいたします。
〇財産管理室長(橋口幹男)
報 告 20ペ ー ジ の 人 件 費 1,574万 で ご ざ い ま す け ど も 、 こ れ に つ き
ま し て は 、 市 の 職 員 の 協 力 費 と 、 そ れ と 嘱 託 職 員 の 2名 、 そ れ と 理 事 、 監 事 の 報 酬 等 が 入 っ て
お り ま す 。 報 酬 の 内 訳 で ご ざ い ま す が 、 理 事 に つ き ま し て は 3名 分 で ご ざ い ま し て 6万 円 、 そ
れ と 監 事 が 1人 分 2万 円 、 8万 円 が こ の 中 に 入 っ て お り ま す 。 そ れ と 市 の 職 員 の 協 力 費 で ご ざ
いますが、これにつきましては市の方へ、市の方からの請求に基づいて支払っております。理
事 の 内 訳 で 、 失 礼 し ま し た 。 3名 と 申 し ま し た け れ ど も 、 理 事 が 10名 お り ま し て 、 市 の 職 員 が
7名 、 そ し て 民 間 の 方 々 を 3名 お 願 い し て お り ま し て 、 そ の 3名 分 の 理 事 の 報 酬 と い う こ と で
6万 円 で あ り ま す 。 そ れ と 監 事 に つ き ま し て は 2人 で ご ざ い ま す が 、 1人 は 会 計 管 理 者 の 方 が 行 っ
て お り ま し て 、 1人 分 と い う こ と で 民 間 の 方 に 1人 分 で 2万 円 、 合 計 8万 円 支 払 い を し て い る
と こ ろ で ご ざ い ま す 。 市 の 職 員 の 給 与 負 担 と し ま し て は 約 1,000万 支 払 い を い た し て お り ま す 。
そ の 残 り が 2人 分 の 人 件 費 と い う こ と に な っ て 参 り ま す 。
- 248 -
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 報 告 第 2号 及 び 報 告 第 3号 に つ い て は 以 上 で 終 わ り ま
す。
〇議長(石井博美)
△
日程第 4
報 告 第 4号 及 び
△
日程第 5
報 告 第 5号
次 は 、 日 程 第 4、 報 告 第 4号 、 平 成 21年 度 社 団 法 人 南 さ つ ま 市 農 業 公 社 事
業 計 画 に つ い て 及 び 日 程 第 5、 報 告 第 5号 、 平 成 20年 度 社 団 法 人 金 峰 町 農 業 公 社 の 決 算 に つ い
て の 2件 を 一 括 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。 あ り ま せ ん か 。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 報 告 第 4号 及 び 報 告 第 5号 に つ い て は 以 上 で 終 わ り ま
す。
〇議長(石井博美)
△
日程第 6
報 告 第 6号 及 び
△
日程第 7
報 告 第 7号
次 は 、 日 程 第 6、 報 告 第 6号 、 平 成 21年 度 株 式 会 社 笠 沙 恵 比 寿 事 業 計 画 に
つ い て 及 び 日 程 第 7、 報 告 第 7号 、 平 成 20年 度 株 式 会 社 笠 沙 恵 比 寿 の 決 算 に つ い て の 2件 を 一
括議題といたします。質疑に入ります。御質疑ありませんか。
〇21番議員(鳥居亮幸)
報 告 40ペ ー ジ の 販 売 ・ 一 般 管 理 費 に つ い て 修 繕 費 の こ と が 載 っ て い
ますので、この内容説明をしていただきたい。何か規模的なものあるいは金額的なものという
ので何か協定があるものかどうか。お願いします。
〇商工観光課長(園田親久)
この修繕の関係でございますが、指定管理の中で定めておりまし
て、細かい修繕等につきましては株式会社の方で一応やると、大きなものにつきましては市の
方 で や る と い う こ と に な っ て お り ま す 。 あ と 修 繕 の こ の 130万 の 中 身 で ご ざ い ま す が 、 こ れ は
市 の 方 で や る 分 、 あ と 株 式 会 社 の 方 で や る 分 と い う こ と で 整 理 を し て お り ま し て 、 21年 度 で ご
ざいますので、いろんな修繕等が出て参ります。そういうもの等を一応計上してあるというこ
とでございます。
〇15番議員(室屋正和)
ここの笠沙恵比寿のですねまず指定管理があるか、ないかに、あれ
ば、いくらの金かお伺いいたします。
〇商工観光課長(園田親久)
笠沙恵比寿の指定管理料の関係でございますが、指定管理はござ
い ま す 。 こ れ に つ き ま し て は 笠 沙 恵 比 寿 売 上 げ の 方 に 計 上 い た し て お り ま し て 1,480万 で ご ざ
います。
〇15番議員(室屋正和)
も う そ れ は 指 定 管 理 料 は 1,480万 あ る と い う こ と は 分 か っ て お る ん
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ですが、私が聴いたのはですね何でかと言いますとですね、昨年もですね杜氏の里でちょっと
お聴きしました。杜氏の里はその時もですね指定管理料を入れてなかったわけですね。ちょう
どその時に市長はですね「指定管理料は営業外収益と記入すべきであった。」と、昨年はです
ね、「記入すべきであったと。それで報告書は不十分であってお詫びを、訂正する。」というこ
とで訂正したと思うんですね。それで今回この資料を見るとですね、決算書を見ますと売上高
に入ってるわけですね。ですから、昨年もそういうようなことを申しているのに、また今年も
売 上 げ に 入 れ て あ る と 。 そ ん で こ の 売 上 げ は で す ね 、 こ の 事 業 報 告 を 見 る と 売 上 高 が 1億 5,680
万 9,586円 、 前 年 比 95.6パ ー セ ン ト だ っ た と 。 だ か ら 、 1億 5,000万 じ ゃ な く て 、 こ れ を 引 か
んないかんわけです、当たり前の売上げはです。だから、こういうところをですねやっぱししっ
かりとですねしていただかないとですね、あっちの決算書はこうだ。こっちの決算書はどうだ。
大体同じ人がやるんじゃないかと私は思うんです、このスタイルが同じですから、大体、いな
ほ館に関しても。だから、こんな、あっちはこうだ。こっちはこういうあれじゃですねちょっ
といい加減な決算書になるんじゃなかろうかと、こういうふうに思ったりしますので、そこは
意見として今後気をつけていただきたいとお願い申し上げます。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
〇2番議員(清水春男)
まず雑収入の関係で、後のいなほ館の方では詳しくこう書かれている
んですけれども、こちらの雑収入の関係というのは具体的にどういうものがこう雑収入として
上 げ ら れ て い る の か と い う の が 1点 と 、 ペ ー ジ 42ペ ー ジ の 、 ご め ん な さ い 。 39ペ ー ジ の 計 画 の
中で、料理のことなどを行い、ごめんなさい。この人件費の削減として、仕事の流れをスムー
ズにすることにより人件効率の向上を図り、労力の無駄を徹底的に言えばなくして環境づくり
を進めるということなんですけれども、ほんとそういう点では具体的にどういう形で削減とい
う形をこうやろうとしているのかですね、その点。また、料理の工夫という点でいくと、やは
りここの場合の、あそこの地域ではマグロという言えば特産品を開発、いや、やろうというこ
とで一生懸命努力されてるんですけれども、そういうのがもう少しこうこういう料理にこう工
夫的に利用されているものなのか。しようとするまた計画があるものか。その点。
〇商工観光課長(園田親久)
ま ず 1点 目 の 雑 収 入 の 関 係 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ れ は 44ペ ー
ジ の 雑 収 入 の こ と で よ ろ し い で し ょ う か 。 こ の 中 身 に つ き ま し て は 157万 5,724円 と い う こ と
でございます。まず電気代、これは南さつま漁協協同組合から入って参りますが、市場前にあ
る 活 魚 施 設 の 電 気 代 、 こ れ が 47万 程 度 で ご ざ い ま す 。 あ と あ そ こ で 使 用 し ま し た ビ ー ル 缶 、 ビ ー
ル 瓶 と か 、 そ う い う 引 取 代 、 そ れ が 37万 ぐ ら い 入 っ て く る と い う こ と 。 そ れ か ら 左 側 の 、 正 面
左側のあのドックの所に、ドックがございますけれども、あそこは個人で使用するドックでご
ざ い ま し て 、 そ こ の 電 気 代 が 入 っ て く る と 、 そ れ が 34万 程 度 と い う こ と 。 そ れ か ら 支 配 人 の 家
賃 負 担 分 、 半 額 を 支 配 人 の 方 か ら い た だ い て お り ま す の で 、 こ れ が 31万 程 度 と い う こ と で 、 あ
と 諸 々 ち ょ っ と 細 か い の が あ り ま す け れ ど も 、 157万 程 度 に な ろ う か と 思 い ま す 。 そ れ か ら 、
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39ペ ー ジ の 人 件 費 の 削 減 の 関 係 で ご ざ い ま す が 、 具 体 的 に は 人 を 切 る と か 、 そ う い う こ と で は
ございませんで、仕事の流れをスムーズにすることによって超勤、パートさんの超勤等をでき
るだけ短くするとか、少なくするとか、そういうことでございます。それから料理の関係でご
ざいますが、今、恵比寿さんの方でもいろいろ、この売上げが落ちておりますので、そういう
料理等、マグロはどうかちょっと私承知しておりませんけれども、一応そういうことで一応い
ろ い ろ と 工 夫 を し た い と 。 そ れ と あ と 結 婚 式 等 も 昨 年 3件 ぐ ら い だ っ た で す か ね 、 一 応 や っ て
おりまして、そういうもの等も充実をさせたいということのようでございます。以上でござい
ます。
〇市長(川野信男)
補足して御答弁申し上げますが、マグロの話でございます。あそこで近く
で養殖マグロをいたしておりますが、市販としてマグロ販売はいたしておりませんけれども、
去 年 、 今 年 に な り ま す か 、 結 婚 式 の 時 に あ そ こ の マ グ ロ を 1頭 結 婚 式 用 と し て 活 用 す る と 、 そ
ういうようなこともやっておりますので、今後もそういうような対応というのはあり得ると、
こういうふうに思っております。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
〇14番議員(永山薩男)
もうやめるなということで、どうしても合点がいかないからね。笠
沙 恵 比 寿 の 報 告 の 40ペ ー ジ 、 21年 の 損 益 計 算 書 で 管 理 手 数 料 、 売 上 高 に 入 っ て る 。 先 ほ ど 出 た
ん で す け ど 、 そ し て 今 年 の 決 算 書 で も 1億 5,800万 の 中 の 中 に 入 れ て あ る 。 ど う し て 売 上 げ に
計上できるのかということですね。
〇商工観光課長(園田親久)
この勘定科目につきましては、私どもの、株式会社の方の税理士
さんが一応適正な科目に振り分けているということで考えておりまして、昨年度から一応この
勘定科目の中にも入っているようでござい、昨年、以前からもしれませんけれども、昨年もこ
の科目に入っているようでございまして、今後御指摘の点につきましては税理士さんとも協議
をさせていただきたいと考えております。
〇14番議員(永山薩男)
税理士は、公認会計士と違って、私が聴きたかったのはね、だから、
何を売り上げたんだろうかと思ったんです、ねえ。指定管理手数料というのは売上げじゃない
ですよね、手数料で入ってくるわけだから。絶対「売上げ」という言葉には入らんと思うんで
すよ。だから、当然売上高に入れようと思っても、ここは管理手数料というふうに下に書いて
あるな。だから、どうして売上げに入るのか。研究課題でしょうから答弁は難しいところも。
ここはあれがないんですよね。しかし、下の方には、決算書の方ではね営業外収益、営業外費
用というのがあるんですよね。だから、税理士も、弁護士も二通りあるのと一緒で、ねえ、税
理士も、幼稚園の先生もおればですねえ、赤ん坊もおるのかも分かりませんけれども、普通考
えたときに勘定科目で営業外が出くるのに、どうして予算段階でも営業外費用ということ。職
員の皆さんもやっぱいそれぐらい分かってですね税理士と論争をしていただきたいと思うんで
すよね。そしたらこういうわけだから指定管理者料は売上げにできるんですよということがあ
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ればね、分かりましたと言うけど、何を売り上げるんだろうかな、どげん考えてもですねえ。
検討してください。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
〇23番議員(井料健造)
1点 だ け 、 報 告 40ペ ー ジ の 売 上 原 価 の 中 で 廃 棄 損 の 所 が 空 欄 に な っ
て る と い う 、 こ れ 多 分 0か な と 思 う ん で す け ど 、 そ も そ も こ の 廃 棄 損 っ て ど う い う も の を 指 す
の か 。 ま ず そ れ を お 聴 き し ま す 。 そ し て こ れ が 空 欄 に な っ て る 理 由 、 0に な っ て る 理 由 。
〇商工観光課長(園田親久)
この廃棄損の関係でございますが、当然料理等いろいろ入れるわ
けですけれども、それとか、また、品物ですね、そういうもの等を入れた中で賞味期限とか、
そういうもの等を含めて廃棄をすると、そういうもの等になろうかと思います。
〇23番議員(井料健造)
〇商工観光課長(園田親久)
ということは全然そういう廃棄というのはないということですか。
今 回 の 、 こ れ は 21年 度 の 損 益 計 算 書 の 案 で ご ざ い ま す け れ ど も 、
今回は入れてないということでございます。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 報 告 第 6号 及 び 報 告 第 7号 に つ い て は 以 上 で 終 わ り ま
す。
〇議長(石井博美)
△
日程第 8
報 告 第 8号 及 び
△
日程第 9
報 告 第 9号
次 は 、 日 程 第 8、 報 告 第 8号 、 平 成 21年 度 株 式 会 社 い な ほ 館 事 業 計 画 に つ
い て 及 び 日 程 第 9、 報 告 第 9号 、 平 成 20年 度 株 式 会 社 い な ほ 館 の 決 算 に つ い て の 2件 を 一 括 議
題といたします。質疑に入ります。御質疑ありませんか。
〇15番議員(室屋正和)
事 業 計 画 の で す ね 報 告 48ペ ー ジ で す け ど 、 今 年 は 1,000円 単 位 で 計
算書を作って誠にシビアにありますから、来年もこういう結果に上がってくるだろうと、こう
いう予測をしますけれども、売上高の中でですね、私はあんまりいい加減だと、この数字はで
すねいい加減だと思うんです、シビアに作っておられても。なぜかと言いますと、この上から
1、 2、 3、 プ ー ル の 下 の 売 店 売 上 で す ね 、 こ れ が 1億 352万 。 1億 352万 と 申 し ま す と 、 大 体 あ
そ こ が 360日 ぐ ら い 営 業 を す る わ け で す け れ ど も 、 大 体 ザ ッ と 計 算 し て も 30万 、 1日 30万 の 売
上 げ で す 。 こ う い う こ と が 果 た し て あ り あ げ 、 1日 3万 な ら 分 か り ま す よ 。 30万 の 売 上 げ を 計
上しとる。もうこんなのはいい加減もいい加減です。それとですねその下の今度は木花館です
よ 。 こ こ は 30万 売 り 上 げ る と い う の は 分 か る ん で す け ど 、 こ や 2,700万 、 も う こ ん な い い 加 減
な 数 字 を 持 っ て き て で す ね 、 今 年 は 、 47 ペ ー ジ に 返 り ま す と 売 上 げ 3 億 3,025 万 2,000 円 と
1,000円 単 位 で 、 9.9パ ー セ ン ト の 増 を 見 込 ん で 利 益 を 571万 出 す と 、 こ う い う 事 業 計 画 の 報 告 、
こらもう自治法で決まっちょるんです、事業計画書を出しなさいと。だから、余りですねこう
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いういい加減な報告書を、いや、これが正しければ、もう私は謝りますけれども、こんな私に
すればいい加減なこん数字をですね持ってきてですね数字合わせみたいなことをマジックをし
て い る よ う に 考 え た ん で す 。 そ こ を 、 さ っ き 申 し ま し た 売 店 売 上 の こ の 1億 300万 、 そ れ か ら
木 花 館 の 2,700万 、 こ の 根 拠 を ば ま ず お 願 い し ま す 。 そ れ と 決 算 に つ い て 、 今 年 は 経 常 利 益 が
1,174万 出 た と 。 そ れ か ら 当 期 利 益 は 1,156万 だ っ た と 、 こ う い う こ と で あ り ま す け れ ど も 、
ここはもう御存じのとおり、いなほ館、味楽来館、木花館、三つの施設が一緒になってこの決
算が出とるわけですけれども、いなほ館、味楽来館、木花館ですね、その三つのですね経常利
益あるいは損失ですね、それから当期利益・損失ですね、どうなるか分かりませんけれども、
そ こ の 数 値 を で す ね 施 設 ご と に お 願 い を い た し ま す 。 そ れ か ら で す ね 、 報 告 51ペ ー ジ に 、 私 が
去 年 も こ の 固 定 資 産 で 、 固 定 資 産 を 償 却 を し な い で 88万 の 決 算 を 作 っ て お る ん じ ゃ な い か と 、
こういうふうに申し上げましたけれども、今年はですねこれは去年と同様償却をしてないのか、
したのか。そこを確認いたします。
〇商工観光課長(園田親久)
ま ず 40、 失 礼 し ま し た 。 売 上 げ 、 失 礼 し ま し た 。 売 上 げ 、 売 店 売
上の関係でございます。この売店売上につきましては、取締役会で一応いなほ館全体での数字
は非常に分かりづらいということから、木花館、いなほ館、味楽来館と、そこの売店をそれぞ
れ 上 げ た 方 が 分 か り や す い と い う こ と か ら 、 今 回 売 店 売 上 を 木 花 館 が 決 算 で は 5,899万 5,000
円 、 そ れ か ら い な ほ 館 が 3,245万 3,000円 、 そ れ か ら 、 合 計 で い な ほ 館 全 体 で 9,144万 8,000
円というような形で分けた関係でこういった数字になってるということで御理解いただきたい
と思います。また、木花館の、木花館他売上ということになってますけれども、これは木花館
のすべて売店等含めての売上げではございませんで、これにつきましても先ほど木花館の部分
で言いましたら売店売上を言いましたけれども、そのほかにレストラン売上、それから木花館
の純然たる売上げということでそれぞれ分かれておりましてこういう決算の数字になっている
と い う こ と で 御 理 解 い た だ き た い と 思 い ま す 。 そ れ か ら 、 そ れ か ら 、 3施 設 ご と の 利 益 で ご ざ
い ま す が 、 も う 当 期 純 利 益 だ け で よ ろ し い で し ょ う か 。 味 楽 来 館 事 業 部 が 92万 4,575円 、 木 花
館 事 業 部 、 こ れ が 514万 2,517円 、 そ れ か ら い な ほ 館 事 業 部 が 549万 7,638円 、 合 計 で 株 式 会
社 い な ほ 館 と い た し ま し て は 1,156万 4,730円 と い う 内 訳 に な っ て お り ま す 。 そ れ と 固 定 資 産
の 減 価 償 却 の 、 経 常 利 益 で す ね 。 経 常 利 益 で ご ざ い ま す が 、 味 楽 来 館 が 92万 5,361円 、 そ れ か
ら 木 花 館 が 、 木 花 館 事 業 部 が 522万 328円 、 そ れ か ら い な ほ 館 事 業 部 が 560万 1,541円 、 総 体
の 株 式 会 社 い な ほ 館 と し ま し て は 1,174万 7,230円 と い う こ と で ご ざ い ま す 。 固 定 資 産 の 減 価
償却についてのお話でございましたが、これは引いてないものと考えております。
〇議長(石井博美)
こ れ よ り 休 憩 し ま す 。 再 開 を 午 後 1時 と し ま す 。
休憩
午前11時55分
再開
午後
- 253 -
1時00分
〇議長(石井博美)
再開します。
〇商工観光課長(園田親久)
先ほどの室屋議員の質問の中でちょっと説明不足の分がございま
し た の で 、 お 答 え を さ せ て い た だ き た い と 思 い ま す 。 報 告 の 48ペ ー ジ 、 売 上 高 の 所 で 売 店 売 上
1億 352万 2,000円 、 そ れ か ら 木 花 館 他 売 上 2,757万 円 に つ い て 御 説 明 を さ せ て い た だ き た い
と思います。まず売店売上でございますけれども、これにつきましては木花館の売店売上、こ
れ が 6,463万 1,000円 、 そ れ か ら い な ほ 館 事 業 部 の 売 店 売 上 が 3,889万 1,000円 、 合 わ せ て 1
億 352万 2,000円 と い う こ と で ご ざ い ま す 。 ま た 、 木 花 館 他 売 上 2,757万 円 と い う こ と で ち ょ っ
と紛らわしいんですけれども、これにつきましては木花館の売店、それからレストラン売上を
除いた売上高でございまして、中身的には、イベント、新そば祭り、春祭り、それから出店料、
そ う い う も の を 含 め て 2,757万 円 と い う こ と で ご ざ い ま す 。 以 上 で ご ざ い ま す 。
〇15番議員(室屋正和)
ち ょ っ と 先 ほ ど 3部 門 の 当 期 利 益 と 経 常 利 益 を お 聴 き し ま し た け れ
ど も 、 木 花 館 は 20年 度 は 514万 ほ ど の 黒 字 が 出 と る わ け で す ね 。 そ れ を い な ほ 館 に 持 っ て い っ
て る と い う こ と な ん で す ね 。 そ う い う こ と に な っ て 木 花 館 は 今 ま で も 、 去 年 も 700万 ほ ど 黒 字
が出とったわけですけれども、これをいつもいなほ館のために加勢をしているということになっ
ておるわけですけれども、これだけいなほ館は助かってるということになるわけです。そこで
今、課長からも説明がありましたけれども、来年民営化をするのにですね今さらこう分ける必
要もないと思うんですね。私は、こういう今説明がありましたけれども、こういう分け方をす
る と い う こ と は 、 今 ま で 木 花 館 の 売 上 げ は 1億 4,000万 ぐ ら い 見 と っ た わ け で す け れ ど も 、 そ
の分を、いなほ館がこの売上げをこっちの方に持ってくれば黒字が出てくると、こういう計算
が立つんじゃなかろうかと、こういうことでこういう分け方をしたんじゃなかろうかと、こう
思うんです。木花館のプラス分をわざわざ売上げとして売店、いなほ館の売店売上に入れてい
ると、こういうことなんです。わざわざそこまでする必要があったのかなあと。来年民営化を
するのに今さらこういう、ちょっと悪く言えば強かさですよ。こういうことをせんでもいいの
に な あ と 、 た だ 1年 に な っ て か ら 、 思 う わ け で す け ど も 、 こ う い う 分 け 方 を し た の を ば 了 解 し
てくれと言ってもですね、なかなか了解できるもんじゃありません。私はそういうふうに考え
るわけです。ですから、今までどおりの、その計画も昨年と同じように売店の売上げは、ただ
い な ほ 館 の 売 店 と か 、 木 花 館 の 売 上 げ で 1億 い く ら 上 げ れ ば 良 か っ た ん じ ゃ な い か な あ と 思 う
んです。だから、余りこういう姑息なことをするからちょっと不思議に思うんです。それはも
う計画がこういうふうに立てたんであれば、これでやっていって、来年は、さっきも申しまし
た よ う に 、 3 億 3,000万 の 売 上 げ を 上 げ て 当 期 利 益 を 571万 売 り 上 げ て い け ば 、 そ ら そ れ に こ
したことはないと、こういうふうに、私がまた来年この立場にいましたらまたその付近を追及
し よ う と 思 っ て お り ま す 。 そ れ と で す ね 、 今 年 の 、 報 告 51ペ ー ジ の 貸 借 対 照 表 の 固 定 資 産 の 件
ですけれども、これは去年と変わってないということでございましたけれども、私はこれも数
字 を で す ね い じ く っ て い る ん じ ゃ な い か な あ と 思 う ん で す 。 な ぜ か と 申 し ま す と 、 昨 年 の 9月
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議 会 で 市 が や る べ き こ と だ っ た と い う こ と で 1,450万 の 金 を 予 算 を 組 ん だ わ け で す け れ ど も 、
こ の 時 は で す ね 固 定 資 産 の 総 額 は も う 1,507万 、 こ れ で 変 わ ら な い わ け で す 。 構 築 物 が で す ね 、
今 年 は 141万 っ て な っ て ま す け ど 、 こ れ 126万 、 去 年 の 9月 の 1,450万 を 要 求 し た 時 の 固 定 資
産 の 償 却 残 り が 126万 3,258円 だ っ た ん で す 。 そ れ と 機 械 装 置 が 187万 9,596円 だ っ た ん で す 。
こ れ で こ う い う こ と で 市 が す る べ き だ っ た 。 そ れ で 補 正 の 予 算 を お 願 い し た ん で す 、 1,450万 。
今になってくればこういうふうに固定資産の数字が変わってくる。頭は合っておるんです。こ
ういう、私に言えば、何がどういうふうになったか知りませんけれども、予算を要求した時の
我々に資料として出した固定資産の償却の値とこういう数値が、金が違ってきてるんです。だ
から、私に言わせばもういい加減な決算だと。だから、去年も黒字を出するために償却もしな
いでこういうことをやったと。今年も償却はしてないと、さっき「してない。」と課長は言う
た わ け で す か ら 。 し か し 、 去 年 の 決 算 を 見 て も 、 去 年 の 決 算 書 を 見 て も 126万 3,000円 、 そ れ
か ら 187万 9,500円 と な っ て い る ん で す 。 今 年 は こ う い う 変 わ っ て き て い る ん で す 。 何 が 変 わ っ
たかと。構築物は、こういうふうに変わったということは、ここは償却をして二十何万償却を
し ま し た と 。 あ と 機 械 装 置 は 、 こ れ が ま た 15万 ぐ ら い 増 え と る わ け で す け れ ど も 、 い や 、 機 械
をまた新しく買ったから増えた分だと、こういうふうに答えを出せば簡単なんですけども、そ
の 1円 単 位 ま で 合 っ て る と い う こ と は 不 自 然 で す 。 こ こ の 説 明 を お 願 い い た し ま す 。
〇商工観光課長(園田親久)
固定資産の関係でございます。固定資産につきましては総額で昨
年 度 と 同 じ 1,507万 5,907円 と い う こ と で ご ざ い ま す 。 有 形 固 定 資 産 に つ き ま し て も 同 額 で ご
ざいます。建物、付属設備、これにつきましては昨年度と同額でございます。それから構築物
の 141万 5,000円 、 昨 年 度 が 126万 3,258円 で ご ざ い ま し て 、 そ れ か ら 機 械 装 置 費 が 本 年 度 は
172万 7,744円 、 昨 年 度 が 187万 9,596円 と い う こ と で 、 ち ょ う ど 15万 1,852円 ず つ 、 こ こ に つ
いては、この機械装置費ですね、それから構築物の方に振替えをしたということで御理解いた
だきたいと思います。以上でございます。
〇15番議員(室屋正和)
い や 、 い や 、 だ か ら 、 私 も そ の 15万 1,852円 は 操 作 を し た ん だ ろ う
と 、 入 れ 替 え ん だ ろ う と 。 そ れ は 分 か っ て る ん で す 。 分 か っ て る け れ ど も 、 去 年 の そ の 1,450
万を要求した時の資料と違うから、そんないい加減なもんじゃないと私は言うんです。それが
何で違うかと。決算、決算を行ってるから言うんです、償却もしてないから。だから、こうい
うふうに数字が変わってくるのがおかしいと私は言うんですよ、だから。償却でもしていれば
数 字 は 変 わ っ て き て 当 然 で す よ 。 だ か ら 、 去 年 の 決 算 も 、 9月 の 議 会 の 時 の 要 求 し た 時 の 決 算
もこの数字だったんです、私が今言うたような決算ですね、数値。だから、答えだけは合って
ると言うんです、頭だけは合ってる。だから、こういうふうに数値が変わるのがおかしいと言
うんです。組み替えただけだと、そら簡単に言うてもですね、何でそんなら今まで組み替えん
かったかと言いたくなるし、こっちは。その付近はどうでしょうか。
〇商工観光課長(園田親久)
ここの組替えにつきましては税理士さんの方でお願いをして一応
- 255 -
やっているわけでございます。確かに昨年のお出しした数字とは違うということで、そういう
反省も含めて今後税理士さんの方にも一応その辺をお話をして対処をして参りたいと考えてお
ります。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
〇14番議員(永山薩男)
来 年 の 4月 か ら 民 営 化 と い う こ と 。 今 、 今 年 は ま だ 4、 5、 6、 3か
月過ぎてないんですけども、どういうような計画の、まだ今からだと言われれば終わりですけ
ども、計画の下に民営に、払下げでもいいし、移譲でもいいんですけれども、考えておられる
か で す ね 。 何 で か と 言 い ま す と で す ね 、 今 は 、 先 ほ ど か ら 出 て い る よ う に 、 今 年 は 1,100万 出
ま し た よ と 言 っ た っ て 、 1,100万 出 す た め に 市 が 助 成 を し て い る ん で す よ ね 、 は っ き り 申 し ま
して。市長自身も室屋議員の一般質問の中で「私がなってからは赤字ではありません。」と。
赤字でならないだけ持ち出しているというだけなんです、逆に考えれば。だから、金峰町時代
からもそれだけ持ち出しさえすれば赤字になってなかったという理論は言える。それじゃなく
て で す ね 、 や っ ぱ い 経 常 利 益 分 、 経 常 部 分 で 100円 で も 黒 字 が 出 る よ う に す る 努 力 と い う の を
しない理由ですね。去年もいろいろ決算書を読んだんですけれども、これ室長が全部答えられ
るかどうか知りませんがねえ。おそらくされないと思う。どうしたらですね単年度で経常部分
の黒字が出るというふうに考えられるのかですね。私流に言わすりゃですね、今年は総売上げ
が 1億 6,600万 な の に 、 一 般 販 売 管 理 費 で 2億 700万 掛 か っ て 4,100万 赤 字 が 出 ま し た と 。 考
えてみたとき、坊津町立病院と一緒だとは申しませんけれども、人件費が約八千数百万ですね
え 。 単 純 に 考 え て 1億 6,600万 し か 売 り 上 げ な い わ け で す か ら 、 人 件 費 が も う 半 分 以 上 超 え る
と 。 誰 が 見 た っ て 7,000万 、 8,000万 、 八 千 数 百 万 、 残 り 半 分 は 何 か と 言 い ま す と 、 水 光 熱 費
が 5,500万 と 施 設 管 理 費 で 2,000、 こ れ 8,000万 に な り ま す よ ね 。 あ と の こ と を や ら な け れ ば
収支トントンになるんですよ。誰が考えたってこれ簡単なんですよ。前は、何か、産業室長か
何とかといのがおって答弁しおったけどねえ。だから、どういう考えを持っておられるかとい
う。ということは、こんだけの赤字が出る所をですね民間に払い下げますと、おいそれといな
いだろうと私は思う。だから、そこいらを考えたときに、いつも市長が口酸っぱく言われるよ
うに、単年度黒字、単年度黒字ということをおっしゃる。純粋に経常部門で、経営部門で黒字
を出すためにどういう努力が必要だと市長は思うか。また事務担当局はどう思うかってことで
すね。それを市長は社長並びに向こうの従業員にどういうふうに伝達しようと思われるかとい
うこと。大きな問題だと思うんですよ。次にですね、その民間に委託、委託と簡単に、移譲、
移 譲 と 簡 単 な ん で す け ど も 、 私 は 今 の 状 態 で あ れ ば 固 定 資 産 税 を 10年 間 減 免 し た っ て い な い ん
じゃないかと思うんです。ということは、建物も起債関係かれこれあったとしても無償に近い
状態でないと受ける人は出てこないだろうと。それを考えたときに、金峰町の方々に、NPO
かな、非営利団体みたいなのをおつくりになっていただいて、もう全部やると。それにプラス
ア ル フ ァ を 付 け な い と 経 営 は 成 り 立 ち ま せ ん よ ね 、 御 承 知 の よ う に 、 指 定 管 理 料 2,400万 。 だ
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から、振興基金の中から、それは皆さんが、こちらの皆さんもどう言われるか分かりません。
振 興 基 金 の 中 か ら 毎 年 2,000万 は 補 助 し ま し ょ う と 。 一 方 法 論 で す よ 。 そ れ ぐ ら い で 初 め て 、
と い う こ と は 、 2,000万 も ら っ た っ て で す ね 、 あ れ を 、 宿 泊 部 分 を ど う さ れ る か 分 か り ま せ ん
け れ ど も 、 5,400万 水 光 熱 費 が 掛 か る わ け で す よ ね 、 ど う し た っ て で す ね 。 私 ザ ッ と 見 て 言 っ
たのはそれの半分ぐらいかなあという考え方をした。施設管理費がですね、指定管理者料が
2,480、 確 か 2,480万 だ っ た 。 こ こ で は 今 度 は 施 設 管 理 費 が で す ね 2,644万 円 、 そ れ を オ ー バ ー
して施設管理費が要ってるんですよね。本当は施設管理費というのは、それを踏まえた上の人
件費まで入って考えるのが本当の指定管理者料だったと思うんですけれども、こういったとこ
ろ の 意 味 が 分 か ら な い と い う 。 次 に 、 雑 費 の 439万 、 ち ょ っ と 昼 休 み 上 が っ て き お っ た ら で す
ね、「項目ずい聴っでやねえ。」と言う職員がおったけどもね、科目明細表というのが普通出て
く る ん で す よ 、 雑 費 の 内 訳 と い う の が 、 ね え 。 そ し た ら 質 問 し な い の 。 し か し 、 雑 費 、 430万
も 雑 費 、 何 な ん だ ろ う か と 思 わ な い の が 私 は お か し い と 思 う か ら 聴 く の 。 賃 貸 料 の 700万 と い
う の も 何 な ん だ ろ う か な と 、 ね え 。 広 告 宣 伝 費 も 220万 掛 け た 上 に し て は 売 上 げ が 上 が ら な か っ
た な あ と 。 そ れ と ね あ え て 言 わ し て い た だ け り ゃ ね え 、 市 か ら 、 入 浴 は 別 と し て 、 1,500万 も
ね え 補 助 金 を も ら っ と っ て ね 、 賞 与 を 620万 も 出 す と い う の は ね え 、 市 民 の 税 金 か ら 出 す と い
う、株主は向こうもいらっしゃるんですけれども、ほとんどこちらが負担しているわけですが、
こう許容の範囲かなあという気もしますよね。去年もこの件を申し上げたんですけれども、今
年は、そう言えばですね、今年は一千百いくら黒字だったからということ。その半分が職員賞
与 手 当 と し て 出 て る と い う こ と で す よ ね 、 1,100万 だ か ら 、 ち ょ う ど 半 分 ぐ ら い の 。 し か し 、
考えようによっては市民の税金ですよね。お金に、これは市民の税金、これは風呂の上がり賃
と 言 っ て レ ッ テ ル が 付 い て な い か ら 言 え る こ と で あ っ て で す ね 。 だ か ら 、 私 は ね え も う 1点 だ
け 最 後 に 市 長 に 聴 き た か っ た の は で す ね 、 今 年 、 20年 度 の 予 算 、 決 算 ま で は こ う し て 入 浴 券 も
打ったとですね。来年赤字が出るのはもう決まってるんですから、はっきり言ってですね。ど
ういった手立てで処理しようというふうに市長は考えておられて、そして、また、社長にどう
いうふうに指示をされようと思っているのかということですね。それと最後にいなほ券利用券
はどうして営業外収益、これまた税理士かな。先ほど税理士が、笠沙恵比寿で税理士がという、
勘定科目、私はそうじゃないと思うんですよね。職員がそういう勘定科目にしていると思う。
税理士が勘定科目までねえする税理士はあんまいないですよ。だから、どうして、それはそれ
でいいですよ。今度は報告書は、いなほ館の今、責任者は何と言うのかな。前は社長だったけ
ど、法でもいいし、聴きたい。しかし、指導団体であるわけだから、来た時に、営業外収益、
いなほ館の利用券というのは営業収益だと思うんですよね。どうして今度は営業外なのかなあ
という、その考え方。以上。
〇市長(川野信男)
たくさんの項目がございましたので、私から答弁漏れた点については、関
係の課長などから答弁をいたさせます。まず単年度黒字の話でございますけれども、私は社長
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就任以来、とにかく累積赤字が溜っておるので、この累積赤字というものをば少なくしなけれ
ばならない。ただそれには大変厳しい条件がたくさんございますので、まず単年度の黒字化を
目指そうじゃないか。そのために何をすればいいかということを職員とも、従業員とも一緒に
なっていろいろ改革案等も検討し、進めてきたところでございます。もとよりこのいなほ館の
運営につきましては、もともとと言うんでしょうか、非常に大変厳しい状況下にございます。
例えば、いつもこう言っておりますけれども、いわゆる市の管理委託料、指定管理料と、こう
いうようなことになりますか。あるいは、また、補助金とかのための支援と、こういうことも
今しておりますけれども、例えば、プール一つをとってみましても、プールの管理委託をさら
に い た し て ご ざ い ま す が 、 こ の 管 理 委 託 、 私 が 当 時 引 き 受 け た 時 は 1,800万 だ っ た と 思 い ま す 。
こ の 1,800万 を プ ー ル の 利 用 者 か ら 徴 収 す る と 、 こ う い う こ と は も う ほ ぼ 私 は 不 可 能 に 近 い よ
うなこういうような状況、数字でございます。ところが、このことはやはり健康管理というよ
うなことから行政が補填するんだと、こういうことが設置当時から私はあっておると、こうい
うふうに思っておるんです。相手の株主でございますJAさんの方では運営による赤字につい
ては、表現は違うかもしれませんけれども、別途町の方でいわゆる責任を負うようなそういう
ようなこともされておったというようなことを考えますというと、少なくともやはり設置当時
からある程度の経費については行政が負担するんだと、こういうようなことが私はされておっ
たというふうに思っております。現在累積赤字がありますのは、そうしたことが毎年されてい
なかったということと併せて経営がきちっとされておったのかどうか。両方併せて現在の累積
赤字というものは出てきておると、こういうような認識をいたしておるわけでございます。そ
こでこれはやはり毎年黒字化をするためには、単年度黒字化をするためにはどうしたらいいの
か。人件費の問題あるいは売上げの問題、るる内部検討をいたしまして毎年の目標数字を上げ
ながら運営をいたしておると、こういうような状況でございます。昨年ここに対する助成をす
る 時 に じ ゃ あ 今 後 の 改 善 目 標 に つ い て 御 説 明 申 し 上 げ た 中 に つ い て も 、 こ れ は ど う し て も 21年
度 の 4月 以 降 し か 効 果 が 表 れ な い よ う な も の も ご ざ い ま す の で 、 そ う し た こ と が 21年 度 の 段 階
ではできるだけ改善の効果が上がるように努めていきたいと、こういうような思いもいたして
おるわけでございます。さらに、また、民間移譲のことの、移譲の話もございました。この民
間移譲につきましては、やはり株式会社を運営しております市とJAさん、株主両方がまず話
をしなければならないというのが第一でございます。これまでも何度も話をいたしてございま
す が 、 そ の た め に は 一 つ に は 、 20年 度 の 決 算 が ど う な る ん だ と い う よ う な こ と も 一 つ の 次 へ の
ス テ ッ プ の 判 断 材 料 で も あ る と い う ふ う に 私 は 認 識 を い た し ま し た の で 、 20年 度 の 決 算 の 状 況
を踏まえた中で具体的にこれからの話もしていきたいと、こういうふうに思っております。も
ちろんこれまでも進めております。ただその中でJAさんのおっしゃるような中身というのは、
いわゆる会社を解散をした時にどういうような負担をするのか。法律上のといいましょうか、
商法上のといいましょうか、いわゆる出資割合に応じていわゆる負担をするんだということに
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対して若干JAさんとしては異論を持っておるようでございます。といいますのは、当時町の
方からいわゆるいろんな説明とか、いろんな資料とか、あるいは覚書とか、そういうものがあっ
ておるじゃないか。このことにどうするんだというようなことも若干今までの話の中で出てお
りますので、それらをクリアしながら対処していかなければならないことだと、こういうふう
に思っております。また、このことに対する考え方については、私ども行政だけでの判断はい
かないと思っておりますので、専門の弁護士とも相談をしながら手続を今後どうしたらいいの
かということについても検討をいたしておる状況でございます。それから、売上増、これは大
変重要なことは、売上げを増やさなければ、これはもう利益が上がりませんので、どういうこ
とで、方法で売上増につなげるかということについては、一つにはやはりこの売店の売上げの
問題でございます。売店の売上げの問題につきましては、やはり売店にいわゆる品物を持って
こられる納入者といいましょうか、これまで納入をされる方々の組織はございましたけれども、
もっとこの組織を強固なものに、もっと現実に農産物を持ってくる方々等もたくさん入れた形
で売上増につなげるようなことをしなければならないというような過去の反省から、そうした
組織づくりも今できた段階でございます。ただ具体的に、組織ができたばっかりでございます
ので、例えば、農産物を定期的にどういう格好で納入していただくかというようなことなどの
具体的なことは、これからそれぞれの農産物ができる段階を含めて具体的な作業というものを
ばしていかなければならないことだと、こういうふうに思っておるところでございます。それ
からもう一つは、民間移譲と言いましても、これを引受けをする所があるのかどうか。これは
大変私は大きな課題だと、こういうふうに思っております。現在二、三そういう所に当たって
おりますけれども、おっしゃるとおり、大変厳しい状況下でございます。こんなに赤字が出て、
こんなに累積赤字があるのをば、どういう条件だったら引受けをしてくれるのかということは
なかなか並大抵なことでないということを肌に感じております。しかし、今のような経営状態
でございますれば、やはり民間でなければ、なかなか行政が関与した形での運営というのは大
変難しいと私は思っておるんです。といいますのは、社長である私と市長である私が一緒の立
場でああせ、こうせと、こういうようなことの限界というのはもう当然感じております。純然
たる民間というようなことで運営をするような方向を考えていかなければならないというふう
に思っております。近隣の地域におきましてもそのような民間移譲をしておる例などもござい
ますので、こうしたことなども参考にしながらこれから進めていきたいと、斯様に考えておる
ところでございます。
〇商工観光課長(園田親久)
単年度黒字の関係で事務方としての考え方でございます。今、市
長の方からもありましたとおり、当然黒字になるには売上げが伸びないといけないと考えてお
ります。これらの施設を維持する中で固定経費というのは当然掛かるわけでございますので、
売上げが伸びないとなかなか黒字にはならないというふうに考えております。その中で売店、
それからレストラン、そういう所につきましては今後増の可能性は非常に多いのかなというこ
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とで考えておりまして、今、いなほ館の方でも春のわくわくプラン、グラウンドゴルフプラン
とか、スポーツ遠征合宿プランとか、遊楽プランとか、いろいろ、会社の方でもいろいろこう
いうプラン等を考えながらPRもしているところでございます。そういうことが少しでも売上
げ に つ な が る も の と 考 え て お り ま す 。 そ れ か ら 、 雑 費 の 関 係 で 430万 の 内 訳 で ご ざ い ま す が 、
こ れ は 木 花 館 の 方 が 248万 9,104円 、 そ れ か ら い な ほ 館 事 業 部 の 方 が 187万 6,200円 、 合 計 で
439万 904円 と い う こ と で 、 こ の 内 訳 に つ き ま し て は 今 ち ょ っ と 調 べ て お り ま す の で 、 し ば ら
くお待ちいただきたいと思います。それから営業外の勘定科目の話でございます。私ども、こ
この勘定について私どもが指示をしたことではございません。先ほどの笠沙恵比寿も含めてこ
の勘定について適正なのか今後検討して参りたいと考えております。以上でございます。一つ
答 弁 が 漏 れ て い た よ う で ご ざ い ま す が 、 賃 借 料 の 関 係 で ご ざ い ま す 。 709万 9,410円 で ご ざ い
ま す 。 こ の 内 訳 に つ き ま し て は 、 木 花 館 事 業 部 が 145万 2,446円 、 そ れ か ら い な ほ 館 事 業 部 が
561万 9,736円 、 ト ー タ ル で 709万 9,410円 と い う こ と に な っ て お り ま す 。 こ れ ら に つ い て は
施設内の機械等のリース料というふうに考えております。
〇14番議員(永山薩男)
75パ ー セ ン ト ぐ ら い し か 返 っ て き て な い で す よ 。 賞 与 に つ い て も 一
言も誰も言わん、なあ。都合のいい所はみんな、多いからと言われれば終わりだけど、それは
そ れ で い い で し ょ う よ 。 し か し ね 、 1,450万 も ら っ て 1,100万 し か 収 益 が 出 な い の に 、 ト ー タ
ル で す か ら 、 ね え 。 そ し て 600万 賞 与 を 払 う 。 考 え ら れ な い と い う こ と で す よ 、 市 民 の 税 金 を
ねえ。だからね努力をせな、企業というのは努力をせんな賞与はないというもんなんですよね、
会社が潰れるんですから。しかし、ここは市が大株主ですから成り立ってるんでしょうけども。
報 告 52の ね 2,953万 4,715円 の 内 訳 、 ち ょ っ と 理 解 に 苦 し む か ら 。 そ れ と で す ね 市 長 も 、 課 長
も「売上げ」、「売上げ」とおっしゃいますけれども、売上げを伸ばすためには、いなほ館が中
心になるんですけど、質問がですね、木花館とか、味楽来館は別にして。いなほ館の売上げを
増やすために入浴者を増やさんことにはどうしようもないんですよね、言えば。だから、その
ための方法というのを会社が考えなけりゃいけない。しかし、ちょっと難しいでしょうね、あ
あいう体制の中。それと市長も自分でも言われましたけれども、市長と社長が一緒だという。
だから、私は社長は別に民間からでも持ってくればいいじゃないですかというですね。そうい
う社長を持ってこないからこういう状態なんですよね。一緒だからなあなあなで、まあいいわ
て、足らなくなりました。出してください。はいと。独立をした人だったら、あんたも努力を
せんねとか。だから、今度はいなほ館自身でも借入れもしなさいよとか。だから、そこいらが
ねえいつもかみ合わない原因になるんですけれども、そういったところの考え方ですね。だか
ら、いくら収益が出たって営業外でカバーするようじゃ何にもならないんです、はっきり言っ
て。営業外で儲かる会社だったら営業をしない方がいいということですから。そうでしょう。
営業では全部赤字ですと。営業外だけで儲かるんですと言うんだったら、営業はするなという
ことですよ、経費が要らないから。営業外というのはほとんど関係のないところなんですよね、
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補 助 金 と か 、 指 定 管 理 者 料 と か と い う の 。 そ し て 管 理 だ け し と け ば 、 6,000万 も ら っ て 管 理 だ
け し と け ば 2,000万 で 済 む 、 2,400万 で 済 む わ け だ か ら 、 単 純 計 算 し て 3,400万 儲 か り ま す と 、
単 純 計 算 し て 。 こ れ 誰 だ っ て 、 幼 稚 園 の 生 徒 だ っ て 、 今 の 幼 稚 園 の 、 あ の 13歳 で 大 学 を 、 短 大
を出たという子がおるぐらいですかねえ。今、幼稚園でもあんたこれぐらいの計算できるよ、
正直言って。だから、私が言ったのはね、人件費が八千何百万、八千数百万要る会社の営業上
の売上げというのはいくらぐらいかというのを考えれば自ずから出てくるわけですよ。大体経
費 が 2億 1,000万 要 る の に 人 件 費 が 50パ ー セ ン ト ぐ ら い 、 四 十 何 パ ー セ ン ト 、 し ま す と い う と
で す ね 、 今 言 っ た よ う に 、 一 番 肝 心 な 営 業 で あ る 費 用 の 部 分 を 8,000万 や っ ぱ い 要 る ん だ か ら
対等だということですよね。そしたらこの会社は潰れにゃならんと。だから、そういうところ
まで分析しないと企業というのは成り立たないし、進んでいかないんですよ。そして払い下げ
るにしても、経営を移譲するにしても、株、私はですね、株主には悪いですけど、株はもう 0
円 で す よ ね 、 は っ き り 言 っ て も う 0円 。 1,600万 ぐ ら い 残 る よ う に な っ て い ま す け れ ど も 、 1,600
万 を 49対 51で 割 り ま し ょ う な ん て 考 え お っ た っ て 、 私 は 論 争 に な ら な い と 思 う ん で す 、 は っ き
り 言 っ て 。 も う 株 は も う 0に し ま し ょ う と 。 赤 字 は 全 部 市 が ぶ っ か り ま す と 。 そ れ は も う し よ
うがないわけですから、ああ。そして問題は、経営だけを移譲するんじゃなくて、木花・味楽
来 館 は 別 と し て で す よ 、 い な ほ 館 は も う も ら っ て く だ さ い よ と 。 そ の 代 わ り 10年 間 は 固 定 資 産
税 を 減 免 し ま し ょ う と 。 ま だ そ れ で も 市 は 儲 か る ん で す 、 去 年 み た い に 4,000万 も 出 さ な く て
もよくなりますから、はっきり言って。心配をしなくてよくなりますから。だから、ものすご
う大きな発想の転換をして決断をされないことには難しいだろうとは思います。しかし、旧金
峰の住民の皆さん全部で非営利団体をつくって健康のためにやりませんかと。先ほど言ったよ
う に 、 ま あ 振 興 資 金 も 減 っ て き ま す か ら ね え 。 増 え る ん だ っ た ら い い け ど 、 2,000万 ぐ ら い は 、
条 例 を 了 解 し て も ら っ て そ っ ち か ら 毎 年 2,000万 あ げ ま し ょ う と 。 そ れ で も 難 し い 状 態 な ん で
す、正直言って。そして金峰の皆さんの作られたのをばそういうふうに売る売店とか何とかで
カバーする、にいななまるぐらいに努力をしてカバーしてですね収支トントンになっていけば
ですね私は将来のためにもいいんじゃないかと思うんですけど、市長が言われたように、「難
しい問題もあります。」と言うけども、そういうのも一つの考え方だなあ。よし、やってみよ
うかなと。しかし、また受ける側も問題ですよね。よしというのがいなけりゃいかないわけで
すからね、向こうの、金峰の皆さんがですね。どうですか。ひとつこの話は真剣に考えてみよ
うという気がないかどうか。
〇市長(川野信男)
おっしゃるようなことを含めて私もこの際解決するための手法というもの
をばいろいろ検討しながらまた相手とも話をしておるこういう段階でございます。その場合に、
今ここでどれだけの云々というようなことを申し上げることがいいかどうかもありますけれど
も、大変運営的には厳しい実態であるということを前提としながらこれから交渉にも臨まなけ
ればならないと、こういうふうに思います。ただ施設についてはいろんな助成事業等を受けて
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おるもんですから、これをすぐいわゆる譲るとか、こういうようなことについては制度的に若
干難しい面がございますので、その辺はどういうふうにクリアするかということはあると思い
ます。具体的な問題として私もこれまでの話の中で若干申し上げてきておりますのは、少なく
とも、プールを運営すると、こういうようなことを前提であれば、それに対してはやはり行政
がある程度の負担がなければまず引受手はないだろうと、こういうような認識を私もいたして
ございます。そうしたことを前提といたしましてそいじゃあ宿泊部門はどうなんだ。温泉部門
はどうなんだ。個々に具体に検討をしていかなければならないことだと、こういうふうに思っ
ております。また、この中で宿泊部門につきましても、当時建設をする時の経緯の中では、お
盆とか、お正月にあちこちからお帰りになった人たちを泊めると、こういうことが目的だった
と、こういうようなこともお伺いいいたしておりますが、ということであれば自ずとこれはも
う赤字になるのはもう分かり切った話でございます。ただそういうことで造っておる施設でご
ざいますので、これからこれをどういうふうにして利用客を増やす方法を講ずるかということ
でございます。幸いにいたしましてスポーツ合宿・大会等ございます。そのことがかなりいな
ほ館も利用していただいておりまして、スポーツ合宿等で市内に宿泊した者の一番多いのがさ
んぱるでございますけれども、その次が今、いなほ館になっております。できるだけいなほ館
が活用できるようなそういうような方法等も講じながら、このいわゆる立直しといいましょう
か、改善策は図っていく。そしてそうしたことをば市もこれからも協力をするんだということ
を前提として民間移譲のテーブルにも具体的に着いていきたいと、こういうふうに思っており
ます。
〇商工観光課長(園田親久)
賞与の関係の御質問が漏れておりましたので、お答えを申し上げ
ま す 。 ま ず 賞 与 の 関 係 で ご ざ い ま す が 、 こ れ に つ き ま し て は 木 花 館 事 業 部 の 方 が 203万 7,157
円 、 い な ほ 館 事 業 部 の 方 が 418万 1,695円 、 合 計 で 621万 8,852円 と い う こ と で ご ざ い ま す 。
この賞与は適正かのお話でございますが、もう私の方からは答弁は避けさせていただきたいと
思 い ま す 。 そ れ か ら 、 営 業 外 収 益 の 雑 収 入 2,953万 4,716円 の 内 訳 で ご ざ い ま す 。 こ れ に つ き
ま し て は 、 市 の 補 助 が 1,450万 、 そ れ か ら い な ほ の 入 浴 利 用 券 、 こ れ が 1,435万 1,000円 程 度
で ご ざ い ま す 。 1,435万 1,000円 程 度 で す ね 。 あ と 細 か い の が ご ざ い ま す け れ ど も 、 そ れ が 主
なものでございます。以上でございます。
〇14番議員(永山薩男)
賞与についてのということはね常識論を聴いたんですよ。今、いな
ほ館だけ、木花館は儲かってるからあんまり、だから切り離してもいただけりゃいいんだけど
も 、 「 株 式 会 社 い な ほ 館 と し て は 全 部 を ひ っ く る め て 1,156万 円 あ り ま し た 。 」 と 言 う け れ ど も 、
ね え 、 今 出 て き た よ う に 、 入 浴 券 を 合 わ せ る と い う と や っ ぱ い 2,900万 だ 。 2,900万 、 ね え 。
そ う い っ た 中 で 、 1,450万 に し て も い い で す よ 。 そ れ の 半 分 が 職 員 給 与 に 消 え る と い う こ と は 、
賞与に消えるということは、ねえ。こちらの側から、市民の側からすりゃ市民の税金なんです
よということなんです。その考え方を聴いたんです。だから、それはそのとおりですと言うの
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が当たり前でしょう。市民の税金なんだから、どう言ったって、あんた。いや、そうじゃない
と 言 う ん だ っ た ら 、 こ こ の 52ペ ー ジ の 営 業 損 失 4,100万 と い う の が 消 え て る は ず な ん で す よ 、
ねえ。本人たちが努力をしたんだと言うんだったらこれが消えるんですよ。それと何でこの雑
収入を聴いたかというとですね、日置農協補助金というのが出てきたもんだから、括弧の中に。
今 、 計 算 し ま す と い う と 2,900万 、 あ と 50万 ぐ ら い し か な い の よ ね え 。 そ れ が こ の 補 助 金 に な
る の か な 。 と い う こ と は 、 2,480万 は 指 定 管 理 者 料 で 決 ま っ て る で し ょ う 。 受 取 利 息 も 引 か に ゃ
い か ん で し ょ う 。 引 い て 今 、 今 、 あ な た が 言 わ れ た の は 2,485万 か 。 細 か く 言 え ば そ う い う 数
字しか出てこないが、ねえ。どうして日置農協の補助金は言えないんだろうかなあということ
ですよ。それから、ここでは、言うように、議案でもないし、政策的提案でもないわけですか
ら、どうこうと、お互いに、良くなるための論争しか誰もやってないと思うわけですよね。だ
から、方法論として、あと起債がいくらで、補助金がいくら残っているのか分かりません。簡
単に払下げができないのかも分かりません。しかし、方法によっては払下げをして補助金を一
括返納してもまだいいのかも分からないという計算も成り立つんじゃないかという考え方もあ
ります。それは、だから、時間をかけて検討しなけりゃ分からないことですから、こちらはた
だ単純なですね、批判して監視するだけだから、単純に申し上げるだけであって、補助金等が
残っとってもそう大した額じゃないなと私は思うんですよね、もう大体十何年ですから。しま
す と い う と あ と 、 固 定 資 産 税 を 大 体 評 価 す る と い う と 私 は 2,000万 は 上 が る ん じ ゃ な い か な と
い う 気 が す る ん で す よ ね 。 だ か ら 、 そ れ も 未 来 永 劫 に 免 除 と い う の は 考 え ら れ な い か ら 、 5年
な の か 。 10年 な の か で す ね 。 と に か く せ め て 、 蝋 燭 の 灯 籠 じ ゃ な い で す け れ ど も 、 螢 光 灯 ぐ ら
い、今はもう螢光灯ぐらいの時代になった。昔の螢光灯ぐらい明るく先が照らし出されるよう
な方向で考えていただかないとなかなかいないですよと。そこは英断をされるか、されないか
と 。 そ し て 営 業 方 針 に つ い て は で す ね と に か く 営 業 部 門 で 100円 で も 出 る と い う 方 法 を 、 ど う
したらそれができるかという研究をですね、研修と研究をしていただかないとまず。だから、
ど う い う 、 ど こ を ど う い う ふ う に 、 と い う こ と は 、 お そ ら く 5,400万 は 切 り よ う に よ っ て は 7
割ぐらいまでで止められるかも分からんですよね、水光熱費というのなんかですね。それに人
件 費 、 そ う い っ た と こ ろ を し て も お そ ら く 、 五 、 七 、 35だ っ た ら 1,500、 2,000万 、 そ れ で も
一 般 管 理 部 門 が 2,000万 ぐ ら い し か 詰 め ら れ な い 、 正 直 言 っ て 、 ザ ッ と で す よ 。 し か し 、 こ れ
を 詰 め て 1億 5,000万 ぐ ら い ま で 詰 め な い と 、 単 純 、 1億 6,000万 し か 売 り 上 げ な い ん で す か
ら 黒 は 出 て こ な い と い う こ と な ん で す よ ね 。 そ の 、 ま だ あ り ま す か ら ね 、 9月 ま で 議 会 は 。 3か
月間どういうふうに検討されるか。するか、しないか。そして市長はさせるか、させないか。
〇市長(川野信男)
まず最後の質問から、します。やらなければならないんです。具体的にこ
れから詰めの作業をしなければならない。ただそのためには相手の株主さんのまず方向として
の了解が必要でございます。その上で具体的な中身については、今度は引受けをしていただけ
るだろうあるいはそういう所と細かな詰めをしていかなければならないというふうに思ってお
- 263 -
ります。現在大変厳しい経営状況でございますので、簡単に引受けをする所が出てくるとは思っ
ておりません。おっしゃるとおり、相当な英断を振るわなければならないと、こういうふうに
思っております。ただ、今あります施設についてはまだいわゆる起債償還の残が億の単位で残っ
て お り ま す の で 、 た だ の 1億 、 2億 、 そ の 話 じ ゃ な い 。 も っ と 多 い 額 で ご ざ い ま す の で 、 今 直
ちにこれを民間移譲するということについては実態上大変厳しい状況でございます。そうした
ことを踏まえながら、どういうふうに相手、引受けをされる方が了解していただくかというこ
とについてはこれから具体に詰めていかなければならないことでございます。まず、例えば、
現 在 の 施 設 も ご ざ い ま す が 、 も う 10年 も 経 過 し て お り ま す の で 、 あ ち こ ち ほ こ ろ び も 出 て お り
ます。これを引渡しをする場合にどういうような整備をするかということもあるかと思います。
それから、先ほど来の質問の中にも施設の減価償却もしてないじゃないかというようなことも
ございます。資産としては残っておるんです。ところが、例えば、補修をいたします。何百万、
何千万補修をいたします。これは資産上は残っておるんです。これは具体的には無一文なんで
す。こういうことを考えますと、形の上では資産というのは残っておりますが、実質的には資
産として残っておるものはほんとに少ない。例えば、調度品なんかもございます。茶碗皿もご
ざいます。資産は残っておるかもしれませんが、これを買い取るという人はむしろおりません
し、むしろ処分するための経費の方が余計掛かるかもしれない。こういうものもございます。
そうしたことを考えますと、いわゆる仮に譲渡をするにいたしましても譲渡するためのいわゆ
る準備経費というものについてはかなりの経費が掛かるんだと、こういうことを認識をせざる
を得ないと、こういうふうに思っております。串木野市のさのさ荘が今、民間に譲渡いたして
ございますが、これも相当な経費をもって補修等をしたというような情報、データも私は持っ
ておりますので、そうしたことなども参考にしながら思い切って、しかも、また、早急に対応
をしていかなければならない課題だと、こういうふうに思っております。
〇商工観光課長(園田親久)
雑費の内訳につきましては今ちょっと調べておりますので、もう
しばらくお待ちいただきたいと思います。
〇市長(川野信男)
数字はちょっと記憶ありませんが、日置農協さんからの補助金をいただい
ておる分については、実はここの施設の改善をするために社長を外部から、社長というか、総
支配人を外部から輸入をいたしました。その時に農協さんと話をいたしまして、その経費につ
いては別途市と農協さんで負担をしましょうやというような話をした上で、日置農協さんの負
担しておる分については確か補助金という格好で入れていただいた。こういう経緯がございま
す。その方については既に総支配人を退任されましたので、あとの職員については市のOBで
ございますので、その分についてはいわゆる補助の対象から外しておると、こういうようなこ
とでございます。
〇商工観光課長(園田親久)
日置農協からの補助金の話でございますが、先ほど雑収入の所で
2,900 万 の 内 訳 は 主 な も の に つ い て 御 説 明 を さ せ て い た だ き ま し た 。 管 理 費 収 入 が 下 の 方 に
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2,480万 と い う こ と で ご ざ い ま す 。 こ れ が こ の 内 訳 と い た し ま し て 指 定 管 理 料 が 2,040万 円 、
そ れ か ら 味 楽 来 館 へ の 指 定 管 理 料 が 380万 、 あ と 60万 が 日 置 農 協 、 こ ち ら の 指 定 管 理 費 収 入 の
方 に 60万 、 3か 月 分 と い う こ と で 入 っ て お り ま す 。 以 上 で ご ざ い ま す 。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
〇26番議員(古木健一)
今、室屋私案とか、永山私案が良くするための方策が出されたよう
でありますが、若干方向がまた別でありますので、意見を申し上げますので、意見の意見があ
れば、御答弁いただきたいんですが、意見として申し上げます。先ほどの笠沙恵比寿の問題も
ありますので、時間的な問題がありましたので、この場で含めて意見を述べさしていただきま
すが、市全体での問題でもありますけど、指定管理団体がですね第三、第四の赤字を出さない
た め に 584名 の 職 員 の 方 々 全 員 が で す ね 是 非 共 通 認 識 し て い た だ き た い こ と が あ り ま す 。 と に
かく決まった政策はですね金太郎飴のような論拠と執行をしていただきたいということであり
ます。第三セクターは、御承知のとおり、民間の発想と経営、それから公的信用が連携するこ
とによって企業を伸ばしていく手法をということで第三セクターはあるわけなんですが、①そ
して指定管理者制度は公の施設を効果的に運営するために広く民間事業者等のノウハウを活用
し施設を管理することと。そのことによって市民サービスが上がり、コスト削減にも市として
はつながると。それから、②元来利潤を生むことが難しいので、民間が投資しない事業を市民
サービスのために現在こうやって公的に実施しているわけで、適正な指定管理料と財政負担は
前提でありますので、是非このことはですよね、適正な指定管理料と財政負担は伴うんだとい
う こ と を で す よ ね 584名 の 職 員 の 方 は 理 解 し て い た だ き た い 。 そ れ か ら 、 ③ と し て 指 定 管 理 を
受けた企業・団体は指定管理料を受けることにより、その難しい利潤のハンディの基礎として
ですね、その分を基礎分として利益を生む努力と公的サービス以上の市民サービスを行うとい
うことでありますので、しかるにこのことを前提に利潤が生まれるならば、これは大きな企業
努力でありますので、そのことはですね全職員認識していただきたい。仮にいなほ館がですよ
ね、先ほど来話がありますように、経常収支部分で利益が出てくるようになればですよ、それ
はその、そこの企業の努力でありますので、ああ、経常収支で利益が出たから指定管理料を下
げればいいんだというですよねそういうことではないということをですよね職員の方は全員分
か っ て い た だ き た い ん で す が 。 そ こ で 合 併 時 に こ の 77の 指 定 管 理 施 設 を つ く り ま し た 、 3年 前
に 。 今 年 度 は 57施 設 の 団 体 と 契 約 し て お り ま す 。 御 承 知 の と お り 、 回 廊 パ ー ク か せ だ な ど 12公
園 と 加 世 田 地 区 の 8校 区 の 運 動 広 場 の 20団 体 は 、 や っ て み た け ど 、 指 定 管 理 制 度 に そ ぐ わ な い
ということでですよね直営としております。しかし、直営はしてもですよね業務の委託をしま
すので、従来以上の経費が必要であるということであります。二重の、二重、直営にしました
けど、指定管理をしてる時よりももっといわゆる経費は、直営にしましたので、掛かってきま
す。それにもともと、例を申し上げて分かりやすいですので、例えば、大浦のふるさと館等は
ですよね直営でもないし、指定管理もしてありませんので、もともとこれは補助金としてです
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よあそこの管理についてはですね相当額を出しております。こういったことをですね市の職員
は全員理解しといていただきたいということであります。今進めて参りますので、関係がある
か ら 申 し 上 げ て お る ん で す 。 57団 体 の 指 定 管 理 料 の 総 額 は で す ね 1億 1,403万 4,000円 で す の
で、指定管理料制度を導入する前よりもですね大きな行財政改革になって おります。この金額
については制度の趣旨からですね基本的に保証されるべきでありますので、現在、いなほ館の
指 定 管 理 料 は 2,040万 で す か ね 、 2,400万 、 そ う し ま す と 、 先 ほ ど 一 般 質 問 で 、 室 屋 議 員 が 一
般 質 問 で 質 し ま し た よ う に 、 金 峰 町 時 代 に 、 金 峰 町 時 代 に 7,000万 円 、 合 併 し て 南 さ つ ま 市 と
し て こ れ ま で 9,100万 円 、 合 計 し ま す と 1億 6,000万 を 指 定 管 理 料 あ る い は 補 助 金 と し て 投 入
し て お り ま す 。 そ こ で 平 成 20年 度 ま で の 累 積 赤 字 は 8,313万 5,000円 で す の で 、 指 定 管 理 及 び
補 助 金 が な け れ ば 2億 4,000万 の 累 積 赤 字 が 出 た と い う 計 算 で あ り ま す 。 そ こ で 2億 4,000万
の累積赤字が出ておりますが、指定管理料を仮に、ちょっと計算が若干違いますが、指定管理
料 が 2,040万 と し た 場 合 に 、 こ れ が 初 年 度 か ら の 適 正 な 金 額 で あ っ た と し た ら 、 10年 間 経 っ て
お り ま す の で 、 ち ょ う ど 2億 400万 に な り ま す 、 指 定 管 理 料 が 。 そ う し ま す と 累 積 赤 字 と 相 殺
し ま す と で す ね 現 在 3,600万 の 赤 字 で あ る と 。 で す か ら 、 金 峰 町 時 代 か ら 毎 年 で す よ ね 、 毎 年 、
こ の よ う な 形 で 毎 年 毎 年 精 算 し て き て お れ ば い わ ゆ る 現 在 の 赤 字 と い う の は 3,600万 ぐ ら い と 、
こ う い う 計 算 に な り ま す 。 今 年 度 の 売 上 目 標 は 3億 3,025万 2,000円 で す が 、 5年 前 の 売 上 げ
は 4億 358万 円 で す 。 こ の 時 の お 客 様 を 呼 び 起 こ し て 、 経 費 を 、 先 ほ ど 来 お 話 が あ り ま す よ う
に 、 経 費 を 5パ ー セ ン ト 削 減 す る 努 力 を す る な ら ば 改 革 の 成 果 は で す ね 目 に 見 え て く る と 思 っ
て お り ま す 。 同 様 に 笠 沙 恵 比 寿 は で す ね こ れ ま で 1億 1,237万 1,000円 の 指 定 管 理 料 及 び 補 助
金 を 出 し て い ま す の で 、 現 在 4,994万 7,000円 の 赤 字 に な っ て お り ま す が 、 い わ ゆ る こ れ を 足
し ま す と 1億 6,231万 8,000円 の 累 積 赤 字 と い う こ と に な り ま す 。 そ こ で 先 ほ ど と 同 じ よ う に
初 年 度 か ら 毎 月 笠 沙 町 の 方 で で す よ ね 指 定 管 理 料 と し て 1,480万 円 を 計 上 し て お け ば で す よ ね
総 額 と し て は 1 億 4,800 万 に な り ま す の で 、 こ れ を 累 積 赤 字 と 相 殺 し ま す と 現 在 は 1,431 万
8,000円 の 赤 字 と 、 こ う い う 計 算 に な り ま す 。 そ こ で 今 年 度 の 売 上 目 標 を 1億 5,772万 5,000
円 と 目 標 と し て お り ま す の で 、 売 上 げ は 10年 間 大 体 、 こ の 笠 沙 恵 比 寿 に つ い て は 1億 5,000万
か ら 1億 6,000万 円 で 大 体 売 上 げ は 横 ば い で 安 定 し て お り ま す 。 そ こ で い わ ゆ る こ の 行 政 と 民
間双方のですね、双方の経営責任が問われるということになるわけですが、これは両方とも言
えることですけど、申し上げたように、毎年度赤字の有効な処理を金峰町時代、笠沙町時代に
ですよねやってこなかったことが大きな起因するものであります。現に旧加世田においてもで
すよねこのような若干赤字を出す施設が万世地区のるぴなす、いわゆる温泉を抱えておりまし
たので、あったわけですが、このことは毎年処理をしてきた関係で、一般会計の方から処理を
してきたということがありますし、現在では指定管理でですよねあの地区を総合的に管理する
方式に変えましたので、もうすべて収入も向こうに渡すように、当時は収入はこちらが受け取っ
てましたので、そういう方式じゃなくて、収入もすべてJAの方に渡してJAさんの方で経営
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努力をしてくださいということの方式に変えた関係でですよね現在ではあそこのいわゆるガン
バリーナかせだ地区はですよね赤字は市としては出てこないと、こういうことになってるわけ
ですので、そのようなことの方向にですよね是非早急に検討していただきたいということであ
ります。いなほ館と笠沙恵比寿に共通することでありますが、今一番の課題はですよね企業理
念に必着する一人の経営者と職員の不安をなくする。この二つだと思うんです。そこで具体的
に申し上げますが、参考にしていただけると幸甚なのでありますが、①現在のですね、現在、
女性がいっぱい働いておりますので、その女性をですね役員登用する。笠沙恵比寿にしまして
も、いわゆるいなほ館にしても、木花館を含めて優秀な職員がおられます。私は市役所からは
ですね、市役所からは市長だけでいいと思うんですよ、役員。スタッフは要りますけど、役員
を見ますと、市役所の職員がですね何人か役員をされてるわけですが、その人たちはスタッフ
として協力するわけですので、是非現場の女性の役員を登用していただきたい。②は地域の有
識者をですね役員に入れるということであります。やはり笠沙の笠沙恵比寿、金峰町の、金峰
町のおらが所のいなほ館だという意識からですね地域の有識者を役員に入れていただきたい。
この役員はそんなに多ければいいというものじゃ、意見が偏りますので、とにかく一人でいい
んじゃないかなと。それと前から申し上げてるようにですよね、この際トップを公募されたら
いかがですか。私は、市長はですね株主としていろんなことを行使されればいいわけですので、
いわゆるあそこに施設長とかですよね、マネージャーということじゃなくて、しっかりと社長
を公募して、そうしたら職員の中から自分がやりますと言う人もいるかもしらんし、あるいは
この議場の中からやってみようという人もですよねおるかもしれませんし、是非そういったこ
とを考えていただきたいと。参考までにですよね、参考までににいななまるの例を申し上げま
す が 、 に い な な ま る は 全 員 、 18名 と も 全 員 女 性 で 運 営 し て お り ま す 。 た だ し 、 給 料 は 平 均 5万
5,000円 で す 。 是 非 、 笠 沙 恵 比 寿 に も 、 い な ほ 館 に も 素 晴 ら し い 女 性 が お り ま す の で で す よ ね 、
その人たちの意見を聴くことが重要だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 2
番目には、とにかく地域の役員を入れて、先ほど上園議員の方から久木野の土地が残ってるこ
とに関しては久木野の議員は何をやってんだということがありましたように、やはり議場で議
を言うだけじゃなくてですよね、確かに議員としてもそういう地域の土地については、土地だ
けの問題じゃなくてですよね、金峰町の議員さんも、笠沙町の議員さんも是非この経営の黒字
化にもっと頑張っていただきたいなと、上園さん流に言いますとですね。そういうことであり
ます。そういったことでですね是非今申し上げたようなことをやっていただけるならば私は道
が開けるというふうに感じております。ちなみににいななまるは経営者はですね初代の末永さ
ん か ら 中 山 さ ん 、 そ し て 現 在 は 新 澤 さ ん と い う ふ う に で す よ ね 3年 と か 、 4年 で 替 わ っ て お り
ま す の で 、 公 募 さ れ た ら い い ん だ と 思 い ま す 。 そ れ か ら 具 体 的 な こ と で 、 先 ほ ど 数 字 の 、 48ペ ー
ジのことで、いわゆる数字のとり方が部門別のとり方と、従来はそのいなほ館とか、木花館に
なってたと。こういったことはですよねやっぱし継続的な資料を見るためにちゃんと統一して
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いただいて、資料として必要であれば部門別の資料もですよね、それは経営会議の中で出せば
いいことであって、いわゆる決算書という形ではどちらかにピシャッと統一しないとですよね、
何と言うか、継続的な数字は読めないと思いますので、そういったことで研究されたらいかが
でしょうか。とにかく赤字であるというのは金峰町時代から、そして、また、南さつま市になっ
て で す よ ね 、 大 変 申 し 上 げ づ ら い こ と で す が 、 私 は 職 員 に は 100パ ー セ ン ト 責 任 は な い と 思 っ
ております。そこの経営者のですよね、経営者の経営いかんの問題であったと思います。そう
いった意味で金峰町の経営陣の方、また現在のいわゆる経営陣の方はですよね、できないんだっ
たら受けないようにしてですよね、そういった形で公募をしていただければ、私はやろうとい
う人はいると思いますので、今申し上げことをば御意見として申し上げますが、何か反論する
御意見がありましたら、伺っておきます。
〇市長(川野信男)
質問ではないということでございましたので、若干私見を申し上げること
になるかもしれませんが、役員の中に、今の役員だけでなくして、女性の登用など、こういう
ような話もありましたし、また、トップについても公募したらどうかというようなこともあっ
たと思います。まずトップ、これは社長でございますけど、実は私もこの種のものをば市長が
社長をしておることについては良しといたしません。といいますのは、委託をする者、受託す
る者が同じ人であって改善・改革ができるわけじゃございません。ただ私が今やっております
のは、今のいなほ館にいたしましても、笠沙恵比寿にいたしましても累積赤字というのがもう
膨大なものになっておる。この時にどういうようなことをば新しい社長に、民間からというこ
とでしょうが、お願いするか。まず改革・改善の方法を示しておかなければ、ただ替わるとい
うことだけでは良くないだろうと、こういうことから今続けております。できるだけ早く私も
替わった方がいいんだと、こういうふうに思っております。特にまたなぜこの株式会社がそれ
ぞれ累積赤字をしとるかということは、進めておる経営の中身だけじゃなくして、要するに社
長と市長が一緒ですから、このことの改善というのはもうできっこないと思っておるんです、
両方の環境をですね。例えば、民間会社から言いますと赤字になるようなのをば引き受けるは
ずはないんです。これはもうおかしいんです。ところが、引き受けざるを得ない状況というの
は社長と市長が一緒だからあるいは町長が一緒だから赤字になるようなこともということが今
までずうっと行われてきたという、これはもうまさにそこにあるというふうに私は認識をいた
してございます。さっきさんぱるの話もありました。スタートの段階からやはり三セクという
ものでこのようなものを運営することは必ずと、私はそう思っておりました。赤字になるとい
うことは分かり切っておると私は思っておりましたから、そういうことはいたしませんと。施
設は市が造るけれども、運営はすべて全く純然たる第三者に委託しましょうということで最初
の建設段階から建物の使用までいわゆる引き受けていただく団体と設計はどうするんだと、こ
ういうような話もしながら、そして、また、実際引受けをしていただいた時には、当時は委託
料とか、そういうような表現でありましたので、これぐらいのことでどうなんだということを
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細かく詰めながら進めてきたと、こういうふうに思っております。造ってから、じゃあ誰か引
受けをしてくれないかということになりますと、なかなかそういう人が出てくるというのは難
しい実態でございます。しかし、それはもう現実今日の状況でございますので、これを改善す
るための方法というのは考えていかなければならないとこういうふうに思います。それからも
う一つ、地域の有識者をというようなお話がございました。これはいなほ館の場合にいたしま
しても、それから笠沙恵比寿、杜氏の里にいたしましても、何を有識者と言うか。いろいろあ
ると思います。そういう方も取締役の中には入っておるんだということは御理解をいただきた
いと思います。
〇商工観光課長(園田親久)
先ほど答弁が漏れておりました雑費についてでございます。今中
身を見ますと、浄化槽に関する費用とか、新聞代とか、いろいろその他諸々細かいものがずっ
とございまして、その積上げがこういう結果ということで御理解いただきたいと思います。
〇26番議員(古木健一)
答弁いただきましたけど、入っておられる役員の方は、私はですね
株主として入っておられるというふうに理解してるもんですから、そのような申し上げ方をし
てるところであります。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 報 告 第 8号 及 び 報 告 第 9号 に つ い て は 以 上 で 終 わ り ま
す。
〇財産管理室長(橋口幹男)
訂正をお願いいたします。午前中、上園議員の質疑の中で土地開
発 公 社 の 借 入 金 の 利 率 に つ い て 誤 っ た 答 弁 を い た し て お り ま し た 。 「 平 成 20年 度 の 金 融 機 関 か
ら の 借 入 金 の 利 率 は 、 平 成 20年 10月 の 借 入 分 が 0.9パ ー セ ン ト 、 平 成 21年 3月 の 借 入 分 が 0.38
パ ー セ ン ト 」 で あ り ま し た 。 訂 正 を お 願 い い た し ま す 。 「 0.83パ ー セ ン ト 」 で あ り ま し た 。 訂
正をお願いいたします。お詫びを申し上げます。
〇議長(石井博美)
〇議長(石井博美)
休憩します。
午後
2時11分
再開
午後
2時28分
再開します。
△
〇議長(石井博美)
休憩
日 程 第 10
議 案 第 72号
訴えの提起について
次 に 、 日 程 第 10、 議 案 第 72号 、 訴 え の 提 起 に つ い て を 議 題 と い た し ま す 。
質疑に入ります。御質疑ありませんか。
〇2番議員(清水春男)
この資料を見さしてもらったんですが、この中で一つちょっとお聴き
したいのがですね、この方がいつ頃入居されて、こういう問題が言えば発生をするまでの期間
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というのはまた何日ぐらいあったものかですね。そしてこの方の、ここを見ても何かこうこの
人がここまでいった原因というのがちょっとこう分からない、これを見ただけでは分からない
も ん だ か ら 、 何 か こ う 別 に あ っ た も の か ど う か 。 そ の 2点 だ け お 願 い し ま す 。
〇建設部長(山下和隆)
私の方から御答弁申し上げます。まずこういう議案を出すに当たりま
しては非常に努力の足りない面もあったと反省はしますが、ただ現状相手方が話に応じていた
だけないと、このような補足させて申し上げました内情もございましたことから、顧問弁護士
を通じていろいろ相談を申し上げ、今回このような提訴の訴えの提訴について出さしていただ
きました。先ほど来から非常に御迷惑を掛けていることについて担当部長として非常に申し訳
な く 思 い ま す 。 補 足 説 明 で も 申 し 上 げ ま し た が 、 入 居 者 は 20年 3月 に 申 込 み を し て 、 4月 7日
に 入 居 を し 、 こ の よ う な 事 案 に 関 わ り ま す 迷 惑 行 為 が 生 じ た の は 、 入 居 か ら 約 3か 月 後 の 同 年
7月 頃 か ら 他 の 入 所 者 か ら の 苦 情 が 市 に 寄 せ ら れ た こ と を 受 け 調 査 し た と こ ろ 、 こ う い う 迷 惑
行為が発せられているところでございます。相手方のこの原因についてでございますが、膝を
交えて協議をしておりませんけれども、とにかく一方的な言い方でございます。原因について
は掌握しかねているという現状でございます。
〇議長(石井博美)
ほかに。
〇14番議員(永山薩男)
朝言っておりますからね質問しますけれども、そのプライバシーの
公 表 の と い う の は 置 き ま す け れ ど も 、 当 然 連 帯 保 証 人 が 2名 付 い て 入 居 許 可 が 出 て い る と 思 う
んですけれども、どういった方がなっておられるのかね。そしてただの保証人、確か連帯だと
思うんですけど、連帯ということはすべてについて連帯だと思うんですけど、そこはどうなっ
て い る の か と い う こ と 。 そ れ か ら 、 1年 4か 月 で す か 、 も う 、 20年 の 3月 入 居 だ か ら 、 今 6月
で す ね 。 3、 4、 5、 6、 1年 4か 月 に な ろ う と す る わ け で す け ど も 、 面 白 い な あ と い う の は 、 こ
こで警察の悪いことを言えば、警察が私を捕まえるかも分かりませんけどね。現在の司法とい
うのはそういうもんかなあと。皆さんも御承知のように、明らかな犯罪、そこで殺人事件があっ
た 。 叩 い た と か と い う の は す ぐ 対 応 す る ん で す け れ ど も 、 こ れ も で す ね 平 成 20年 の 12月 の 、 1
月 の 20、 ご め ん 、 21年 の 1月 21日 で す け ど も 、 「 警 察 を 呼 ん だ 模 様 。 そ の と き 、 市 職 員 の 顔 を
見て」ということですけども、威力妨害もあるしですね、逮捕しようと思えばできるんです、
警察は。しかし、立証が難しいんですよね、困難なんですよ、公判維持が難しいんですよ。し
かし、逮捕して拘留することはできるんです、権限があるんですから。なぜやらないんだろう
か な と 。 だ か ら 、 相 手 が 、 結 局 入 居 者 B 、 ほ と ん ど B と い う こ と で す け れ ど も 、 2回 目 に 出 動 、
2月 の 2日 で す け ど も 、 「 相 手 方 に 自 分 の 庭 に 物 を 投 げ 入 れ ら れ て 警 察 を 呼 ん だ 。 迷 惑 を 受 け て
心労が続いている。」ということをこう威力業務の何か、威しですよね。これあるんですよ、
刑法で。なぜ警察は立証しないだろうかと、ねえ、物を投げたというのは分かってるわけです
か ら 。 次 に 、 2月 の 24日 、 「 腹 い せ に ご み 箱 の 一 升 瓶 」 、 器 物 損 壊 、 私 み た い な 男 が で す ね 背 中
に 暴 力 団 と し ち ょ っ た ら す ぐ 逮 捕 さ れ ま す 、 正 直 言 っ て 、 あ あ 。 2回 も 、 3回 も し て も 、 な ぜ 警
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察は、だから、何をしてるんだろうかと思うんですよね。悪いことに、警察のすることだとい
う こ と で す 。 今 度 は 今 年 の 同 じ く 4月 の 6日 に し て も で す よ 「 玄 関 の 柵 が な く な っ た 。 」 と 訴
えているんですよね。警察は行ってるんですよ。だから、どっちもどっちだなあという気もし
ますけれどもね、どうしてこの人がここの住宅に入らなけりゃならなかったかという経緯とそ
の連帯保証人の関係。
〇建設部長(山下和隆)
保 証 人 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。 現 在 入 居 条 件 と し ま し て 保 証 人 2名 を
連 帯 保 証 人 と し て 付 け る よ う に 指 導 し 、 そ の よ う に な っ て お り ま す 。 1名 に つ い て は 知 人 、 こ
れにつきましては笠沙の片浦の方でございます。笠沙町片浦でございます。もう一方について
は 、 こ の 相 手 方 の 妹 で ご ざ い ま し て 大 阪 府 高 石 市 在 住 で ご ざ い ま す 。 こ の 2名 に つ い て 連 帯 保
証人として入居手続の際に印鑑証明を付けて手続をされております。それと入居の経緯につい
て で ご ざ い ま す が 、 先 ほ ど 申 し 上 げ ま し た と お り 、 平 成 20年 の こ の 、 入 居 の 申 込 み は そ の よ う
にしておりましたが、実際この、これは後で気づいたことなんですけれども、事実を申し上げ
ますと、旧笠沙町の方で入居しておりました住宅をば退去した後一般住宅を借りて、その後こ
ちらの方に入居申込みをしておりますが、その段階で、私どもの情報不足と言えば、そこまで
なんでしょうけれども、その段階ではそのことに気づかずに、把握できずに、書類による入居
申込みの資格基準に該当しておりましたので、入居をば許可をいたしました。その後について
は、今申された、議員の方でも把握している、今申されたとおりでございます。また、警察の
件 で ご ざ い ま す が 、 今 現 状 把 握 し て い る だ け で 4回 ほ ど 警 察 の 方 が 、 他 の 入 居 者 か ら の 報 告 、
呼出し等を受けて来ております。ただ、この永山議員の方からもおっしゃいましたが、これは
どっちが、いい、悪いは別にしまして、非常に相手、この入居、相手方が非常にこの警察に慣
れ、慣れてると言えばおかしいんですけど、行った段階ではですね警察の方にほとんどそうい
う、私どもの方に言う言葉とは全くもう違うと言いますかね、そういう言葉遣いをされ、その
警察に対して抵抗的な部分をとっておりません。かといって、今、議員の方が申されましたと
おり、こういう現状があるんで逮捕できるかはしれませんが、私はちょっとその辺について警
察の方となぜ逮捕できないのかという部分までは協議をしておりません。非常に申し訳ないと
思っております。
〇14番議員(永山薩男)
逮捕権の行使はねあなた方が言うことじゃないんですよ。しかし、
警察はですね現行犯は、現行犯はですね憲法で誰でも逮捕できるようになっているんですよね、
その場の現行犯は。それは憲法に載ってますよね。皆さん憲法御承知でしょう、私よりか詳し
いはずですから。問題はですね、逃げますよ、警察も、はっきり言って。事実そこでそういう
のがあったというのがあればいいけど、一升瓶も割ったのもその時、警察がおる時割ればやる
んですよね。しかし、逮捕して行って、いや、違ったと言ってその人が認めん限りはですよ。
相手方は、いや、この人でしたとビデオでも、写真でも撮っとらん限りはですね。交通違反の
一時停止と一緒ですよ。今、あれもみんな逃げおったから、今ビデオで撮ります、ああ。だか
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ら、それは置きましょう。しかしね、今、部長もこう言葉を濁し、濁しながら大変言いづらい
ことを答弁していただきましたけれども、大体私はプロじゃないかなと思うんですよ、こうい
うことの、これを見たときに。おそらく家賃は滞納されていないと思うんですよね。それと、
だから、妹さんと、早いのは、私は妹さんと連帯保証人を相手取って明渡しをした方が長くも
か か ら ん な い ん じ ゃ な い か な 。 と い う こ と は 、 お そ ら く 長 引 く か も 分 か ら ん で す よ ね 。 66万 円
で す か 、 予 算 書 の 、 予 算 委 員 で も あ り ま す か ら あ ん ま り 言 い た く は な い ん で す け ど ね 、 40ペ ー
ジ 、 こ れ 多 分 そ う じ ゃ な い か な あ と 。 報 償 費 が 30万 円 、 需 用 費 が 1万 円 、 そ れ か ら 業 務 委 託 料
が 35万 円 、 合 わ せ て 66万 円 だ 、 ね え 。 最 初 概 要 説 明 を 見 る と 66万 円 、 い く ら 探 し て も 66万 と い
うのはないんですけども、なるほどな。おそらくこれじゃないかなと思うんですけども。これ
は訴訟に勝ったとしても相手からは取れないですよね。訴訟に勝ったとしても、印紙代がいく
ら で し ょ う か 。 30万 円 着 手 金 で す が 、 お そ ら く 2万 か 3万 ぐ ら い の も ん じ ゃ な い ん で す か な 。
それは支払えという判決が出てきますけども、業務委託料並びに報償費については出てきませ
んから、あとはおやりになるか、ならないは別ですよ、連帯保証人を含めて。私はそこまでぐ
らいせんと嘘だろうと思うんですけれども、損害賠償、いわゆる弁護士費用と訴訟費用これだ
け掛かったと、相手方に。日本の場合は判決難しいですね。アメリカの場合は相手方が全部払
うようになっているんですけど、負けた方が払うようになっているんですけど、日本はまだそ
うなっていませんから。だから、市がこれだけの損害を被るということですね、全額じゃない
ですけども。それとどうもこう見て、聴いて、簡単に終わりそうにない。弁護士が立証をして
1回 で 終 わ っ て 、 2回 目 で も う 判 決 を も ら う と い う と こ ろ ま で の 力 が あ る か 、 な い か と い う の も
問題ですが、長引いたときには実費はプラスされてきますから、ある程度見込んで、需用費じゃ
なくて、報償費の方に見てあるんじゃないかなと思うんですが、どっちがどっちか分かりませ
んけれども。問題はですね、その秘密とか何とかは別にしてですね、やっぱい連帯保証人とい
うのは、やっぱいこういったときのことを考えて、想定してですね、すぐにこう解決ができる
人でないとやっぱい取るべきでないんじゃないかなと思いますね。最初冒頭に事務屋として頭
にあるのは家賃を滞納しないだろうなという心配だっただろうと思うんですよ、ほとんどです
ねえ。それからするというといいなあと思われたかも分かりませんけれども、女性というとこ
ろまでは言っていいでしょうけども、これだけこう読んでですよ、それこそ個人情報法かなん
かでもいいですけども、正常かなあと。普通、普通ですよ客観的に正常かなあと。だから、か
えってしかるべき所に相談をして措置入院でも要求した方がいいんじゃないかなあと。だから、
警察自体もですよ、おそらく警察、本署が行ったんじゃなくて、駐在が行ったのかなあという
気もしますけどねえ。本署からわざわざ専門が行ったんだろうか。でないとおかしいですよね、
普通考えたときに。そう思うんですが、どうだったのか。
〇建設部長(山下和隆)
あそこそこ見ながら今の御質問を聴いておりましたので、ちょっと漏
れている分は御指摘をいただきたいと思います。まず家賃の滞納についてでございますが、現
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在までありません。それから長引くかもという部分でございますが、現在、訴訟を、今後裁判
所に明渡訴訟を弁護士を通じて行うわけですが、その後、裁判が実施をされて勝訴した場合に
は裁判所の方から明渡命令が行く。そしてそれでも退去しない分については、今度は市の方か
ら 、 も ち ろ ん 強 制 執 行 申 立 、 民 事 執 行 法 の 第 25条 と 言 う ん で す け ど も 、 こ れ の 訴 訟 を 行 わ な い
といけないという部分になりますので、そういう、そしてその上で強制執行の実施ということ
になりますんで、問題は、この訴訟を起こすだけでなくて、一番最後の退去という部分につい
て非常に懸念をしております。ただこういうことを言うと、これもちょっと生易しいと言うか
も し れ ま せ ん が 、 実 質 上 こ の 2名 の 保 証 人 に つ い て は 、 笠 沙 の 方 に つ い て は 80を 超 し て お ら れ
る御婦人の方、それと一番いいのは、この御兄弟で大阪の方にお一人と、もう一人福岡の方に
いらっしゃいます。そこで市としましては、一番この近い福岡、大阪のこの御兄弟の方に話を
した方がいいということで数回、電話でございましたけれども、話をさしていただきました。
内容については、これ電話を受けたそのままをちょっと言いますが、福岡県の筑後市に住んで
おられる妹さんの内容でございますけれども、若い頃からこのような状況があったと。カッと
なったら手が着けられない状態になることがあると。このような事案に対しておまんさあたっ、
市が言ってもなかなか言うことを聴かないでしょうと。最終的には法的な手続をとって退去を
言い渡してもらった方が親戚としてはいいと。これまでもそうすれば自分から、これ「仕方な
く」と言われましたけれども、出て行くでしょうと、こういうような妹さんからの部分を受け
て、私どもが一番懸念しましたのは、隣に住んでいらっしゃる入居者の方が非常に精神的に参っ
ておられる状況でございまして、先ほど御指摘ありましたとおり、日にちもこう長くなってい
る関係上、どうしてもある程度早急な処置をしないといけないということで、こういう事案は
したくないのはもう分かり切っておったんですけども、やらざるを得ないという判断をさして
い た だ い た と こ ろ で す 。 そ れ か ら 、 予 算 に つ い て 66万 計 上 さ し て い た だ い て お り ま す が 、 こ れ
に つ き ま し て は 報 償 費 、 こ れ に つ い て は 明 渡 訴 訟 成 功 報 酬 と し て 30万 、 こ れ に つ い て は 裁 判 が
勝 っ た 時 に お 支 払 い を す る と い う こ と 。 も う 1点 は 委 託 と し て こ の 住 宅 明 渡 訴 訟 委 託 金 を 30万
見てございます。これについては市に代わって弁護士さんの方でされるわけですんで、市の部
分 と し て 30万 で す ね 。 そ れ と 強 制 執 行 費 用 と し て 一 応 5万 円 を 組 ん で ご ざ い ま す が 、 こ う い う
こ と で 30万 に つ い て は 、 こ の 委 託 費 の 30万 に つ い て は 損 害 賠 償 と し て 請 求 は で き な い と 。 そ れ
と報酬の、明渡訴訟成功報酬につきましては費用と併せて損害賠償をするというふうに今現在、
訴状の中に書き込んでいくというようなことで顧問弁護士さんの方とは若干打合せをさしてい
ただいてるところでございます。それとこの精神的に正常かという部分ですが、先ほど言いま
したとおり、過去を含めてお話を聴く限り、通常は正常、正常といいますか、普通の方だと思
われます。ただ正常であればこういう問題は起こさないはずなんですけれども、どっか異常な
所があると。私の、こっちの方でもいろいろそういう部分があったわけで、笠沙町時代の経緯
を含め、また、さらに、こういう事案が出てから保健師にも一緒に行っていただいて状況等を
- 273 -
感覚的に見て判断してもらったんですが、極端なこの精神異常と言いますかね、何かそういう
部分ではないんじゃないだろうかというようなそういう判断をいただきながら、異常者と言い
ますかね、そういう人ではないというような判断の中から今回こういう上げ方をさしていただ
きました。
〇14番議員(永山薩男)
市営住宅が空いてるから渡りに船と言って入れるのも考え問題だな
あと考えさせられるなという事案ですが、今後も、増えるとは申しませんけれども、増えると
したら家賃を溜めて明渡訴訟をするぐらいかなと言ったんですけども、慣れていらっしゃんで
すね、今言うように、妹さんの電話の話からしますとですね。だから、おそらく判決もどこま
で出た時は出て行こうかなというようなふうに思っておられるかも分からない。もうちょっと
司法、警察が強くですね出られる状態なんだから、もうちょっと早くして収める。ということ
は、ちょっと突発的にたまにそういうふうに出るということであればですよ、正常、やっぱい
正常じゃないと思うんですけどね、おとなしくしておられるんじゃないかなと思うんですけど。
なかなか、分裂症の方なんかですね、はっきり言って、自分が檻の中に入っとってもですね、
世間を歩いてる人が檻に入っていると思うんですよね。自分はそう思わないんです。だから、
精神異常者というのは怖いなあというのはそこなんですけども、多分どっか、専門家が見たら
あれじゃないかなと。御婦人であって、その酒を飲んでどうかというのでもないですから、お
そらくどっかが、こうふっ付く所が離れたままになった時が、普通ですねこう付いているのが、
離れたままになった時が出てくるからこうなるんじゃないかなと思うんですけれども、厄介な
案を抱えたなあということは理解します。しかしながら、連帯保証人についての取扱いという
の は で す ね 、 今 言 わ れ た よ う に 、 80歳 と か 、 高 齢 と か 、 自 分 の 難 を 逃 れ よ う と か と い う よ う な
方はやっぱいやめて、できるだけ近隣のですね有識者あたりを立ててもらってですね、その人
に説得してもらうということ。そうすりゃこういうその訴えについてとか、個人保護のとかと
いう論争もしなくて済むわけですから、何とかそういったところで今後は配慮していただきた
いと思います。終わります。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
〇25番議員(柳元拓夫)
こ の 資 料 の 中 で は 5月 18日 ま で の 行 状 と い う の が 書 い て あ る ん で す
けれども、それ以降はクレームとか、そういったのは把握されてませんか。
〇建設部長(山下和隆)
詳細には今報告をしますが、基本的にはもう数回隣接する入居者の方
から電話等で苦情をいただいております。さらに、また、市の方でもこのような経緯に、その
訴訟を含めて明渡しの部分をするんで、協議をしてくださいということでドア越しに協議はす
るわけですけれども、一方的にわめくという状況でございますので、その辺の状況につきまし
ては、市の担当の方で録音等をさしていただきながら交渉を続けてきているという現状にござ
います。
〇議長(石井博美)
ほかに。
- 274 -
〇22番議員(上園邦丸)
今分かった範囲では女性の方ですよね。あと相手方の方の年齢、そ
して生活の基盤があるかと思うんですけど、もう年金生活者なのかですね。ある程度生活力は
あるそうですから、あと何かお仕事なさってるのかどうかですね。それと南さつまに来たきっ
かけと言うかですね、何か縁があって南さつまに来られたわけでしょうけど、どういう形であ
れされたのかですね。出身地、その辺も個人情報の関係で、その辺の履歴等も分かればですね。
それと交通手段ですけど、車とか、そういう自転車とか持ってらっしゃるのか。それと要はで
すねこれ、もし出て行った場合に、またいずれどっかに行かんといかんわけですよね。その辺
の考えた場合にですね、例えば、笠沙から加世田に来て、次は坊津辺に行くのか、どこに行く
か分からんですけど、どっかに、またどっか行く所を見つけてやらんといかんと思うんですよ、
相手のことを考えればですよ。どっかに、ホームレスでどっかまた、加世田中心市街地の辺に
ですねホームレスでいてもらっても困るでしょうから、その辺の対応ですね。出て行く場合は
普通一般的にはやっぱいこうもう転居費用というか、費用を出してですよ。今聴いてみれば裁
判 費 用 か れ こ れ 100万 ぐ ら い の 費 用 が 要 る よ う な 状 況 で す よ ね 。 だ か ら 、 転 居 費 用 を 出 せ ば 出
て行くのかなと思ったり、いろいろこうあいするわけなんですけど、その辺がどうなのかです
ね。普通もう、その辺も。だから、もし出て行った場合の後のことを人道的に考えて、その辺
はどういうふうに考え、ただもう出て行けばいいというものなのかどうかですね。その辺は考
えていらっしゃらないものかお尋ねしたいと思います。
〇建設部長(山下和隆)
年 齢 に つ き ま し て は 70歳 、 独 身 女 性 で す 。 き っ か け に つ き ま し て は 、
そういう状況の話をできる状態でございませんので、ちょっと把握できない現状でございます。
それから、車、自転車については、一応自転車を持っております。あと転居費用、転居費用を
出せば出て行くのではないかというところでございますが、そういう状況の、私どもが判断す
る限りそういう人間性のある方ではないと、といいますか、理解をいただけるような人物では
ないというふうに判断されます。あとの対処でございますが、確かに今おっしゃるとおり、出
て行けで済むのは、市はそうで済むんですが、あと行ったその転居先の方の所については同じ
ような事案が出れば非常に迷惑はされると思いますけれども、現状私の方でそこまで、どこに
行くか分からない部分まで追跡して行く、貸す寸前までをば、そういう状態で追跡できるよう
な状況ではないと、ないんで、その辺については御理解お願いします。生活実態につきまして
は年金生活者でございます。
〇22番議員(上園邦丸)
じゃあ、おそらく、年金ですから国民年金か、社会保険かなんでしょ
うけど、生活は十分できるぐらいの収入もあるんでしょうけど、出身地は僕は聴かなかったで
すね。出身地も、これで見れば筑後市が出てきたり、博多弁も使われるということですから博
多なのかですね。兄弟の方が大阪にもいらっしゃるということで、その辺は把握をなさってた
ら、参考までに。
〇建設部長(山下和隆)
福岡県の、出身でございましたか、福岡県の筑後市でございます。
- 275 -
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
質疑を終わります。ここでお諮りいたします。本件は委員会付託を省略し
たいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御異議ありませんので、本件は委員会付託を省略することに決定しました。
討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
討論を終わります。採決に入ります。本件は原案のとおり決定することに
御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 72号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
休 憩 し ま す 。 再 開 を 午 後 3時 15分 と し ま す 。
〇議長(石井博美)
〇議長(石井博美)
休憩
午後
2時57分
再開
午後
3時14分
再開します。
△
日 程 第 11
議 案 第 67号 か ら
△
日 程 第 13
議 案 第 69号 ま で
次 は 、 日 程 第 11、 議 案 第 67号 、 過 疎 地 域 自 立 促 進 計 画 の 一 部 変 更 に つ い て
か ら 日 程 第 13、 議 案 第 69号 、 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 定 款 の 一 部 変 更 に つ い て ま で の 3件 を 一
括議題といたします。質疑に入ります。御質疑ありませんか。
〇3番議員(大迫久光)
議 案 67号 で す が 、 漁 業 経 営 構 造 改 善 事 業 と は ど の よ う な 事 業 で あ る の
でしょうか。
〇農林水産課長(長田
彰)
今回の事業は、加世田漁協がございます小湊漁協に燃油施設等が
老朽化して参りまして、その燃油施設等の円滑な給油態勢を構築するためにカード式の給油施
設を整備するものでございます。このことによって給油時間の節減を図ることができるという
ことに期待をしているところでございます。
〇3番議員(大迫久光)
それを行うことによって経営の近代化として、近代化的なことになる
んですか。
〇農林水産課長(長田
彰)
給油時間の制限、削減を図るということで、操業時期及び操業時
間が制限されてる中で出港に対する時間的制約がなくなり、効率的な操業が実施できるという
- 276 -
ふうに思っております。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 議 案 第 67号 か ら 議 案 第 69号 ま で の 議 案 3件 は 総 務 委 員
会へ付託いたします。
△
日 程 第 14
〇議長(石井博美)
議 案 第 70号
南さつま市立図書館条例の一部を改正する条例
次 は 、 日 程 第 14、 議 案 第 70号 、 南 さ つ ま 市 立 図 書 館 条 例 の 一 部 を 改 正 す る
条例を議題といたします。質疑に入ります。御質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
△
〇議長(石井博美)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 議 案 第 70号 は 文 教 厚 生 委 員 会 へ 付 託 い た し ま す 。
日 程 第 15
議 案 第 71号
南さつま市市道路線の認定について
次 は 、 日 程 第 15、 議 案 第 71号 、 南 さ つ ま 市 市 道 路 線 の 認 定 に つ い て を 議 題
といたします。質疑に入ります。御質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
△
質 疑 を 終 わ り ま す 。 議 案 第 71号 は 産 業 建 設 委 員 会 へ 付 託 い た し ま す 。
日 程 第 16
〇議長(石井博美)
議 案 第 73号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 3号 )
次 は 、 日 程 第 16 、 議 案 第 73 号 、 平 成 21 年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算
( 第 3号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
〇2番議員(清水春男)
37ペ ー ジ の 観 光 施 設 費 の 工 事 請 負 費 の 概 要 、 ど う い う 形 の 工 事 な の か 。
そ の 点 を 1点 。
〇商工観光課長(園田親久)
37ペ ー ジ の 目 の 観 光 施 設 費 の 73万 円 の 増 額 補 正 で ご ざ い ま す 。 今
現在、坊津の丸木崎公園、あそこに展望台がございますけれども、今般、県の事業で新しく整
備をし直すことから、今までの展望所の解体等を行う経費でございます。
〇2番議員(清水春男)
今回、展望所の解体をということなんですが、今回はもうこれですが、
その後の計画というのはまたもう既にこう並行してこう進められているのかですね。また、ど
ういう、後の計画というのはどういうふうになっているのか。その点。
〇商工観光課長(園田親久)
今後のその公園の整備の方針でございますが、地域の魅力活性化
事業ということで県の方で一応整備を進めるということにしてございまして、今の施設を壊し
まして、あとボードウォーク等を整備をし、安全面に配慮した展望所を建設するというような
形で聴いております。
〇2番議員(清水春男)
安全面に対応した施設を造るということなんですが、あそこで今年も
- 277 -
多くの人が展望所から景色を眺めていたというのは私も知ってるんですけれども、施設を新た
にするということで是非こういう話はなかったのかというのは、トイレの設置の要望というの
があって、一時期坊津町時代でもトイレを設置した経緯があるんですけれども、そういう点で
の話というのは出ていないものか。設置をすべきだと私は考えるんですけれども、その点はど
うでしょうか。
〇商工観光課長(園田親久)
トイレの件につきましては、当然展望所でございまして必要かと
思いますけれども、ただ現状といたしまして水利等の関係含めて難しいという判断があったも
のと考えておりまして、今回は設置をするようにはなってないというふうに考えております。
〇11番議員(下釡清和)
議案資料でですね質問いたします。補正予算の主な事業の概要とい
う こ と で 出 て い ま す が 、 ま ず 31ペ ー ジ の 衛 生 費 の 中 の 環 境 衛 生 費 、 公 害 対 策 の 管 理 事 業 で す け
れども、具体的に今後どのようにする経費になるのかですね。内容についてお願いしたいと思
います。
次 の 清 掃 総 務 費 の 、 32ペ ー ジ で す か ね 、 南 薩 地 区 衛 生 管 理 組 合 の 負 担 金 で す が 、 こ れ の 総 経
費とその負担のですね算定の基礎といいますか、それについてお願いしたいと思います。
そ れ か ら 、 次 の 下 の 方 の で す ね 36ペ ー ジ 、 農 林 水 産 業 費 の 水 産 業 振 興 費 で す が 、 具 体 的 に 補
助というふうになっているんですが、これも総事業費と、総事業費はどういうふうになるのか
ですね。お願いいたします。
そ れ と 次 の ペ ー ジ の 中 で 44ペ ー ジ に 教 育 の 文 化 振 興 費 、 一 般 コ ミ ュ ニ テ ィ 助 成 事 業 250万 と
いうのがあるんですが、これも補助率と内容についてもっと詳細にお願いいたします。以上で
す。
〇市民生活課長(橋口一郎)
そ れ で は 、 公 害 対 策 管 理 事 業 の 1,246万 6,000円 、 こ の 内 容 に つ
い て 御 説 明 を い た し ま す 。 ま ず こ の 業 務 委 託 料 が 1,102万 5,000円 組 ん で ご ざ い ま す け れ ど も 、
これは今後の想定されます、今後梅雨、それから台風ですね、それと秋雨前線等が予想される
わけですけれども、これに備えましていわゆる油水がですねまた地下から大量に流れ出してく
るという可能性があるもんですから、これに対しての油の処理費ということで組んでいる予算
で ご ざ い ま す 。 そ れ と 借 上 料 の 126万 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ れ は 現 在 あ そ こ に 油 分 離 槽 及
び そ れ か ら 予 備 タ ン ク を 設 置 を し て ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ の リ ー ス 料 、 9か 月 分 を 見 て お り
ま す 。 そ れ か ら そ の ほ か に 重 機 の 借 上 料 と い た し ま し て 、 こ れ を 30万 円 見 て ご ざ い ま す け れ ど
も、これも今後の梅雨あるいは台風時にですね予期しない状況が生じるおそれがあるというこ
とで、これは重機でないと対応ができないもんですから、このための予算を計上しておるとこ
ろでございます。
そ れ か ら 、 そ れ か ら 、 清 掃 総 務 費 の 負 担 金 補 助 そ れ か ら 及 び 交 付 金 の 1,719万 4,000円 で ご
ざいますけれども、これは内鍋の火災に伴う南さつま市分の負担ということでございまして、
こ の 全 体 の 復 旧 費 用 に つ き ま し て は 総 額 で 7,242万 5,000円 と な り ま し て 、 こ の う ち 火 災 保 険
- 278 -
額 が 適 用 さ れ る 分 が 4,366万 7,000円 ご ざ い ま し て 、 残 り の 2,875万 8,000円 に つ き ま し て は
構成市の負担ということになっております。そのうちの南さつま市分をここに計上してござい
ます。
〇農林水産課長(長田
彰)
36ペ ー ジ 、 水 産 業 振 興 費 、 漁 業 経 営 構 造 改 善 事 業 補 助 金 で ご ざ い
ま す が 、 補 助 金 が 823万 9,000円 、 総 事 業 費 を 1,177万 と い う ふ う に 形 で 考 え て お り ま す 。 割
合 と し ま し て は 、 国 が 50パ ー セ ン ト 、 市 が 20パ ー セ ン ト 、 残 り 30パ ー セ ン ト が 地 元 負 担 と い う
形になっております。
〇教育部長(染川勝夫)
44ペ ー ジ の 教 育 費 の 文 化 振 興 費 、 一 般 コ ミ ュ ニ テ ィ 助 成 事 業 で ご ざ い
ますが、財団法人自治総合センターの助成申請を大浦の太鼓座神楽の太鼓購入事業について一
般 コ ミ ュ ニ テ ィ 事 業 に よ る 採 択 決 定 が あ っ た た め 、 歳 入 歳 出 250万 ず つ 予 算 措 置 し た も の で ご
ざ い ま す 。 こ の 大 浦 の 太 鼓 座 神 楽 に つ い て は 平 成 17年 5月 1日 に 発 足 い た し ま し て 地 域 活 動 、
地域活性化等に少しでも役に立ちたいという気持ちで地域の行事、祭礼、イベント、お祭り、
ボランティア活動、敬老園慰問等に積極的に参加して活動しております。こうした中、太鼓や
用具の不足、また、これらの太鼓の一部が中古品であったため老朽化が進んでおりまして、こ
のようなことから、特に子ども会員の日々の練習等こうした、あと練習とか、催事の実施に際
して十分な活動が行えないというような状況がございましたので、このコミュニティ助成事業
による太鼓等の整備を図ろうというものでございます。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
〇13番議員(下野
認)
予 算 書 の で す ね 28ペ ー ジ の で す ね 心 身 障 害 者 福 祉 費 の 中 の 通 所 サ ー
ビ ス 利 用 促 進 事 業 と い う こ と で 265万 6,000円 、 こ れ は 何 日 分 な の か 。
そ れ か ら 、 そ の 下 の で す ね 20の 扶 助 費 料 、 進 行 性 筋 萎 縮 症 者 療 養 等 給 付 事 業 受 給 者 激 変 緩 和
措置ということであるんですが、これは対象者は何人いるもんか。
それから、その下の老人福祉費の中のですね小規模多機能型居宅介護施設整備補助というも
のはどんなものなのか。
〇保健課長(本坊佳彦)
老人福祉費の小規模多機能型居宅介護施設整備補助、これが施設整備
補 助 で ご ざ い ま し て 、 1施 設 当 た り 1,500万 円 と い う 整 備 補 助 で ご ざ い ま す 。
〇福祉課長(尾場瀬
仁)
心 身 障 害 者 福 祉 費 で 607万 8,000円 補 正 し た 事 業 に つ き ま し て は 、
障 害 者 自 立 支 援 対 策 臨 時 特 例 交 付 金 に よ る 事 業 が 平 成 20年 度 ま で と な っ て い た わ け で す が 、 こ
れ が 平 成 23年 度 ま で 延 長 さ れ た こ と に 伴 い 、 引 き 続 き 障 害 者 自 立 支 援 総 合 対 策 事 業 を 実 施 す る
ものであります。
扶 助 費 で 計 上 し て あ る 進 行 性 筋 萎 縮 症 者 療 養 等 給 付 事 業 受 給 者 の 人 員 に つ き ま し て は 2名 で
あります。
〇保健課長(本坊佳彦)
ちょっと答弁漏れがございました。この小規模多機能型施設の内容と
いたしましては、通所サービス、ショートステイ、ヘルパー派遣、そういう内容でございまし
- 279 -
て、地域密着型施設ということで南さつま市の人が利用できるという施設でございます。
〇福祉課長(尾場瀬
仁)
申し訳ありません。通所サービスが何日分かということなんですが、
こ れ に つ き ま し て は 1回 が 150円 と な っ て い る わ け で す け れ ど も 、 こ れ に つ い て は 実 績 回 数 と
い う の が な か な か 積 算 し づ ら く て 、 昨 年 度 、 平 成 20年 度 の 実 績 が 265万 5,150円 で あ り ま し た
の で 、 本 年 度 の 予 算 額 と し て 265万 6,000円 を 予 算 計 上 し た も の で あ り ま す 。
〇13番議員(下野
認)
今 で す ね 、 も う 2回 も あ れ な ん で す が 、 小 規 模 の こ の 多 機 能 型 居 宅
施 設 整 備 、 こ は ど こ の 施 設 、 1箇 所 1箇 所 ど こ に あ る も ん か 。
〇保健課長(本坊佳彦)
今回建設しようとするものは、金峰地域で建設しようとするものでご
ざいます。
〇13番議員(下野
認)
金峰地域にもう施設するということで、例えば、土地とか、そうい
うのももう確保した上で出してあると思うんですが、場所は、金峰地域と広いんですが、大体
どの辺なのか。そこを聴きたいんですよ。
〇保健課長(本坊佳彦)
場所は中津野になりますけれども、今、居宅介護施設をやっておりま
す友輪という所が経営をするということです。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
△
日 程 第 17
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 74号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1
号)
〇議長(石井博美)
次 は 、 日 程 第 17、 議 案 第 74号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
△
日 程 第 18
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 75号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1
号)
〇議長(石井博美)
次 は 、 日 程 第 18、 議 案 第 75号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
△
日 程 第 19
〇議長(石井博美)
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 76号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
次 は 、 日 程 第 19、 議 案 第 76号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補
- 280 -
正 予 算 ( 第 1号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
△
日 程 第 20
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 77号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1
号)
〇議長(石井博美)
次 は 、 日 程 第 20、 議 案 第 77号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
△
日 程 第 21
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 78号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事 業 特 別 会 計 補 正 予
算 ( 第 1号 )
〇議長(石井博美)
次 は 、 日 程 第 21、 議 案 第 78号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事
業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
△
日 程 第 22
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 79号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 区 画 整 理 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1
号)
〇議長(石井博美)
次 は 、 日 程 第 22、 議 案 第 79号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 区 画 整 理 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
△
日 程 第 23
〇議長(石井博美)
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 80号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
次 は 、 日 程 第 23、 議 案 第 80号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正
予 算 ( 第 1号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
△
日 程 第 24
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 81号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム 事 業 特 別 会 計 補 正
予 算 ( 第 1号 )
〇議長(石井博美)
次 は 、 日 程 第 24、 議 案 第 81号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム
- 281 -
事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
△
日 程 第 25
〇議長(石井博美)
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 82号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 水 道 事 業 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
次 は 、 日 程 第 25、 議 案 第 82号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 水 道 事 業 会 計 補 正 予
算 ( 第 1号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
〇2番議員(清水春男)
ペ ー ジ 106ペ ー ジ の 配 水 、 じ ゃ な い 。 配 水 設 備 工 事 費 の 中 で の ど こ の
配水をやろうとしているのか。その点。
〇水道課長(田良島輝久)
これは上水道の加世田地区、金峰地区の今回当初予算の分で組んで
ありました配水管の老朽更新事業でありますが、これが国庫補助の、耐震化について国庫補助
の申請をしましたところ、今回内示があったもので、それについて補助金の追加とですね事業
量が少し増えるということで提案したものでございます。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
△
日 程 第 26
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 83号
平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津 病 院 事 業 会 計 補 正
予 算 ( 第 1号 )
〇議長(石井博美)
次 は 、 日 程 第 26、 議 案 第 83号 、 平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津
病 院 事 業 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
△
質疑を終わります。次へ進みます。
日 程 第 27
〇議長(石井博美)
予算特別委員会の設置、付託及び委員の選任について
次 は 、 日 程 第 27、 予 算 特 別 委 員 会 の 設 置 、 付 託 及 び 委 員 の 選 任 に つ い て を
議 題 と い た し ま す 。 お 諮 り い た し ま す 。 議 案 第 73号 か ら 議 案 第 83号 ま で の 議 案 11件 に つ い て は 、
13人 の 委 員 を も っ て 構 成 す る 予 算 特 別 委 員 会 を 設 置 し 、 こ れ に 付 託 し て 審 査 し た い と 思 い ま す
が、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 73号 か ら 議 案 第 83号 ま で の 議
案 11件 に つ い て は 、 13人 の 委 員 を も っ て 構 成 す る 予 算 特 別 委 員 会 を 設 置 し 、 こ れ に 付 託 し て 審
査することに決定しました。次に、委員の選任についてお諮りいたします。ただ今設置されま
し た 予 算 特 別 委 員 会 の 委 員 に 、 南 さ つ ま 市 議 会 委 員 会 条 例 第 7条 第 1項 の 規 定 に よ り 、 永 山 薩
- 282 -
男議員、室屋正和議員、園田
豊議員、相星二三夫議員、南
敏子議員、平石一善議員、若松
正伸議員、鳥居亮幸議員、上園邦丸議員、井料健造議員、新澤・美議員、柳元拓夫議員、古木
健 一 議 員 、 以 上 13人 の 議 員 を 指 名 し た い と 思 い ま す が 、 御 異 議 あ り ま せ ん か 。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 た だ 今 指 名 し ま し た 13人 の 議 員 を 予
算特別委員会の委員に選任することに決定しました。ここで予算特別委員会の正・副委員長互
選 の た め 、 第 1委 員 会 室 で 特 別 委 員 会 を 開 い て い た だ き た い と 思 い ま す 。
休憩いたします。
〇議長(石井博美)
休憩
午後
3時38分
再開
午後
3時46分
再開いたします。
予算特別委員会の正・副委員長互選の結果を報告いたします。委員長に井料健造議員、副委
員長に新澤・美議員がそれぞれ互選されました。以上で報告を終わります。
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
こ こ で 念 の た め 申 し 上 げ ま す 。 明 日 か ら 25日 ま で は 各 委 員 会 の 審 査 及 び 事 務 整 理 の た め 休 会
し 、 26日 に 最 終 本 会 議 を 開 き ま す 。
本日はこれで散会いたします。
散
会
午後
- 283 -
3時47分
第 5回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 6日 目 )
1.開
会
日
時
平 成 21年 6月 26日 ( 金 ) 午 前 10時
1.議
事
日
程
( 第 6号 )
〇開
日程第 1
日程第 2
日程第 3
日程第 4
議
議 案 第 67号
過疎地域自立促進計画の一部変更について
議 案 第 68号
辺地に係る公共的施設の総合整備計画の一
部変更について
議 案 第 69号
討論、表決
南さつま市土地開発公社定款の一部変更に
ついて
議 案 第 70号
南さつま市立図書館条例の一部を改正する 文教厚生委員長報告、
条例
質疑、討論、表決
日程第 5
議 案 第 71号
南さつま市市道路線の認定について
日程第 6
請 願 第 2号
農地法の「改正」に反対する請願
議 案 第 73号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算
日程第 7
日程第 8
日程第 9
総務委員長報告、質疑、
産業建設委員長報告、
質疑、討論、表決
( 第 3号 )
議 案 第 74号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会 予 算 特 別 委 員 長 報 告 、
質疑、討論、表決
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 75号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
- 284 -
日 程 第 10
日 程 第 11
日 程 第 12
日 程 第 13
日 程 第 14
日 程 第 15
日 程 第 16
日 程 第 17
日 程 第 18
日 程 第 19
日 程 第 20
議 案 第 76号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補
正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 77号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 78号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事
業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 79号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 区 画 整 理 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 80号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正
予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 81号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム
事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 82号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 水 道 事 業 会 計 補 正 予
算 ( 第 1号 )
議 案 第 83号
平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津
病 院 事 業 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 議 第 1号
南さつま市議会委員会条例の一部を改正
する条例
意 見 書 案 第 1号
上程、説明、質疑、付
託省略、討論、表決
国 道 225号 川 辺 改 良 の 事 業 継 続 と 整 備
促進に関する意見書
趣旨説明、質疑、付託
省略、討論、表決
公共下水道特別委員会報告について
- 285 -
公共下水道特別委員長
報告、質疑省略
日 程 第 21
議員派遣について
議 長 発 議
閉会中の継続審査について
日 程 第 22
〇総務委員会所管分
〇文教厚生委員会所管分
申
出
書
申
出
書
〇産業建設委員会所管分
日 程 第 23
〇閉
閉会中の継続調査について
〇議会運営委員会所管分
会
1.本日の会議に付した事件
〇議事日程のとおり
- 286 -
1.会議に出席した議員(27名)
1番議員
貴
島
修
2番議員
清
水
春
男
3番議員
大
迫
久
光
4番議員
大
原
俊
博
5番議員
髙
倉
正
文
6番議員
三
角
勝
嘉
7番議員
有
村
義
次
8番議員
山
下
美
岳
9番議員
諏
訪
昌
一
10番議員
野
下
寛
俊
11番議員
下
釡
清
和
12番議員
小
園
藤
生
13番議員
下
野
認
14番議員
永
山
薩
男
15番議員
室
屋
正
和
16番議員
園
田
17番議員
相
星
二三夫
18番議員
南
19番議員
平
石
一
善
20番議員
若
21番議員
鳥
居
亮
幸
22番議員
23番議員
井
料
健
造
25番議員
柳
元
拓
夫
27番議員
石
井
博
美
豊
敏
子
松
正
伸
上
園
邦
丸
24番議員
新
澤
廣
美
26番議員
古
木
健
一
1.会議に欠席した議員(0名)
1.会議に出席した事務局職員(4名)
事
務
局
書
長
田
中
茂
穂
議
記
井
上
喜
詞
書
事
係
長
金
田
鶴
見
記
宮
内
雅
史
1 . 法 第 121条 に よ る 会 議 に 出 席 し た 説 明 員 ( 2 0 名 )
長
川
野
信
男
副
市
長
相
星
完
治
長
坂
口
二
郎
教
育
長
出
口
定
昭
長
柴
田
達
朗
企画政策部長
山
口
力
三
市民福祉部長
久保薗
秀
徳
産業振興部長
上
野
哲
郎
建
設
部
長
山
下
和
隆
会 計 管 理 者
放生会
教
育
部
長
染
川
勝
夫
建設部参与兼
樋
市
副
総
市
務
部
渡
隆
千
昭
建設整備課長
監査事務局長
総務部財政課長
泊
塩
光
賀
千
彦
弘
総務部総務課長
企画政策部企画
課
市民福祉部福祉
課
長
尾場瀬
仁
- 287 -
濱
中
山
長
田
一
秀
盛
次
長
産業振興部農林
水
長
産
課
長
彰
建設部都市整備
課
長
川
野
重
美
教育部教育総務
課
- 288 -
長
末
永
茂
△
〇議長(石井博美)
〇議長(石井博美)
開
議
午前10時00分
ただ今から本日の会議を開きます。
△
日程第 1
議 案 第 67号 か ら
△
日程第 3
議 案 第 69号 ま で
日 程 第 1、 議 案 第 67号 、 過 疎 地 域 自 立 促 進 計 画 の 一 部 変 更 に つ い て か ら 日
程 第 3、 議 案 第 69号 、 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 定 款 の 一 部 変 更 に つ い て ま で の 議 案 3件 を 一 括
議題といたします。総務委員長の報告を求めます。
[小園藤生総務委員長登壇]
〇総務委員長(小園藤生)
それでは、総務委員会の報告をいたします。
本 委 員 会 で は 、 去 る 6月 12日 の 本 会 議 で 付 託 に な り ま し た 議 案 第 67号 か ら 議 案 第 69号 ま で の
議 案 3件 と 陳 情 第 3号 ・ 陳 情 第 6号 の 2件 に つ い て 6月 17日 審 査 い た し ま し た 。
それでは、審査の概要と結果について御報告いたします。
ま ず 、 議 案 第 67号 、 過 疎 地 域 自 立 促 進 計 画 の 一 部 変 更 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。
執行部より変更内容についての補足説明がなされました。
質疑では、最終的な計画年度について質しましたところ、現在のところ何年度までに完成と
いう計画は定めていないとのことでした。
また、歩道整備について質しましたところ、村原公民館の役員の方々に事前説明会を行い、
歩道については衝撃の少ない舗装を検討できないかという要望が出されており、後々の維持管
理を含め検討していきたいとのことでした。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 67号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
ました。
次 に 、 議 案 第 68号 、 辺 地 に 係 る 公 共 的 施 設 の 総 合 整 備 計 画 の 一 部 変 更 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。
執行部より変更内容についての補足説明がなされました。
質疑では、区間について質しましたところ、白川縦貫線の交差点から惣木場線の交差点まで
で あ り 、 全 線 改 良 で は な く 、 約 4か 年 に わ た り 、 防 護 柵 、 舗 装 補 修 、 カ ー ブ カ ッ ト 等 の 局 部 的
な改修を計画しているとのことでした。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 68号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
ました。
次 に 、 議 案 第 69号 、 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 定 款 の 一 部 変 更 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。
質疑では、市民にとって大きく変わることがあるのかと質しましたところ、監事の職務の内
容であり、市民には影響はないとのことでした。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 69号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
ました。
- 289 -
以上で総務委員会の報告を終わります。
〇議長(石井博美)
質疑に入ります。ただ今の委員長報告に対し御質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
質疑を終わります。討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
討 論 を 終 わ り ま す 。 採 決 に 入 り ま す 。 1件 ず つ 採 決 い た し ま す 。
ま ず 、 議 案 第 67号 、 過 疎 地 域 自 立 促 進 計 画 の 一 部 変 更 に つ い て お 諮 り し ま す 。 本 件 に 対 す る
委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 67号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 68号 、 辺 地 に 係 る 公 共 的 施 設 の 総 合 整 備 計 画 の 一 部 変 更 に つ い て お 諮 り し ま す 。
本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに御異議あ
りませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 68号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 69号 、 南 さ つ ま 市 土 地 開 発 公 社 定 款 の 一 部 変 更 に つ い て お 諮 り し ま す 。 本 件 に
対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに御異議ありませ
んか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 69号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
△
日程第 4
〇議長(石井博美)
議 案 第 70号
南さつま市立図書館条例の一部を改正する条例
次 は 、 日 程 第 4、 議 案 第 70号 、 南 さ つ ま 市 立 図 書 館 条 例 の 一 部 を 改 正 す る
条例を議題といたします。文教厚生委員長の報告を求めます。
[上園邦丸文教厚生委員長登壇]
〇文教厚生委員長(上園邦丸)
文教厚生委員会の報告をいたします。
本 委 員 会 で は 、 去 る 6月 12日 の 本 会 議 で 付 託 に な り ま し た 議 案 第 70号 の 議 案 1件 と 、 陳 情 第
1号 、 陳 情 第 2号 、 請 願 第 1号 及 び 陳 情 第 5号 の 請 願 等 4件 の 計 5件 を 6月 16日 に 審 査 い た し
ました。
それでは、審査の概要と結果について御報告いたします。
議 案 第 70号 、 南 さ つ ま 市 立 図 書 館 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。
- 290 -
質疑では、金峰図書館の移転により生じた変更等について質しましたところ、広さは、閲覧
室 が 43.98平 方 メ ー ト ル 、 図 書 室 が 73.09平 方 メ ー ト ル の 計 117.07平 方 メ ー ト ル と な り 、 蔵 書
数 は 、 一 般 図 書 が 5,963冊 、 幼 児 図 書 が 5,443冊 の 計 1万 1,406冊 と な っ た 。 ま た 、 今 ま で 金
峰 図 書 館 で は 不 定 期 に 実 施 し て い た お 話 し 会 を 月 1回 図 書 館 で 行 う こ と と な っ た と の こ と で し
た。以上が質疑の主なものでした。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 70号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 い
たしました。
以上で文教厚生委員会の報告を終わります。
〇議長(石井博美)
質疑に入ります。ただ今の委員長報告に対し御質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
質疑を終わります。討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
討論を終わります。採決に入ります。本件に対する委員長報告は原案可決
であります。委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 70号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
〇議長(石井博美)
△
日程第 5
議 案 第 71号
△
日程第 6
請 願 第 2号
次 は 、 日 程 第 5、 議 案 第 71号 、 南 さ つ ま 市 市 道 路 線 の 認 定 に つ い て と 日 程
第 6、 請 願 第 2号 、 農 地 法 の 「 改 正 」 に 反 対 す る 請 願 を 議 題 と い た し ま す 。 産 業 建 設 委 員 長 の
報告を求めます。
[大原俊博産業建設委員長登壇]
〇産業建設委員長(大原俊博)
産業建設委員会の報告をいたします。
本 委 員 会 で は 、 去 る 6月 12日 の 本 会 議 で 付 託 に な り ま し た 議 案 第 71号 と 平 成 20年 請 願 第 3号 、
請 願 第 2号 に つ い て 6月 15日 に 現 地 調 査 を し 、 審 査 い た し ま し た 。
それでは、審査の概要と結果について御報告いたします。
ま ず 、 議 案 第 71号 、 南 さ つ ま 市 市 道 路 線 の 認 定 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。
質 疑 で は 、 認 定 要 件 を 欠 い て い る 県 道 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 道 路 法 の 第 7条 に 「 主 要
停車場と密接な関係にある主要な道路が県道である。」という条項があり、この中の停車場と
は軌道を有する一般にいう鉄道駅であり、バスターミナルは該当しないとの判断から認定要件
を欠いているとのことでした。
本市の停車場線の引継ぎ状況について質しましたところ、薩摩万世停車場線、南田布施停車
- 291 -
場線、北田布施停車場線については既に引き継いできております。今回の加世田停車場線をもっ
て本市に存在する停車場線引継ぎは完結するとのことでした。
維持管理関係について質しましたところ、路線を引き継ぐと同時に今後は管理をしていかな
ければならないことから、引継後直ちに経費が掛からないように補修等を県にお願いし、約
470万 円 程 度 の 補 修 費 用 を 要 し 先 月 終 了 し た と こ ろ で あ る 。 な お 、 年 度 末 の 3月 31日 ま で は 県
が 管 理 し 、 平 成 22年 度 4月 か ら 本 市 の 管 理 に な る と の こ と で し た 。
引継ぎの拒否について質しましたところ、拒否はできるが、県は今後とも引継ぎの要請をし
て く る と 思 い ま す し 、 県 内 33路 線 の う ち 引 継 ぎ さ れ た 路 線 が 26路 線 、 今 年 度 が 2路 線 で 、 残 り
5路 線 に つ い て は 引 継 ぎ の た め の 管 理 を 進 め て い く こ と と し て い る と の こ と で す の で 、 御 理 解
くださいとのことでした。以上が質疑の主なものでした。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 71号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
ました。
次 に 、 請 願 第 2号 、 農 地 法 の 「 改 正 」 に 反 対 す る 請 願 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。
改正による小規模農家への影響について執行部へ質しましたところ、今回の改正で企業がそ
のまま農地を所有できないという部分を踏襲するという認識であり、所有から利用に再構築と
いうことで農地の流動化を大幅に図りながら耕作放棄地を解消するのが一つの大きな狙いであ
り、本市においても耕作放棄地の解消が進むんじゃないかなという期待はありますが、本市へ
の重要な影響という部分はまだ検証はしてないところであるとのことでした。
また、紹介議員に内容に対する質疑がされました。
討論では、「農地法の一部改正をやることで農地の荒廃が改善される状況を作ることで生産
性を上げていくことも大事である。これからは新しい制度の農業に切り替えていかなければな
ら な い こ と か ら 不 採 択 」 、 「 本 市 は 特 区 で 企 業 が 農 業 法 人 化 し て お り 、 15.8ヘ ク タ ー ル の 遊 休 化
を防止している成果もある。この改正法によりさらに企業参入が図られ耕作放棄地が減少する
ことで市の活性化や企業が農業に参入することで地元雇用の可能性も広がるなど、いろんな効
果が期待されることから不採択」という反対討論があり、挙手採決の結果、賛成者はなく、請
願 第 2号 は 不 採 択 と す べ き も の に 決 定 し ま し た 。
以上で産業建設委員会の報告を終わります。
〇議長(石井博美)
質疑に入ります。ただ今の委員長報告に対し御質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
質疑を終わります。討論に入ります。討論はありませんか。
〇2番議員(清水春男)
私 は 、 請 願 第 2号 、 農 地 法 の 「 改 正 」 に 反 対 を す る 請 願 に 賛 成 の 立 場
で 討 論 を い た し ま す 。 6月 17日 に 国 会 は 農 地 法 改 正 を 成 立 を し ま し た が 、 問 題 は こ れ か ら で す 。
外国資本の株式会社でも適正利用の契約をすれば農地を借りることができるようになるもので
す。これで荒れ地解消が進むでしょうか。現在でも特区に入植をした企業が採算が合わずに撤
- 292 -
退をした企業も数社あります。「農業委員会が監視するから良い。」という声もありますが、
「農業委員会も合併で委員の数が減らされ、活動区域が広くなり大変」といった声も聴きます。
今回の農地法改正の問題点は、企業が資金力に勝る高い賃借料で優良農地を集積して小規模農
家が農業をできなくなるおそれがある。また、農業委員会がその地域に合った標準小作料を決
め て い た が 、 こ の 制 度 が な く な る 。 三 つ 目 に 賃 借 権 、 契 約 期 間 が 20年 が 最 高 で あ っ た も の が 、
50年 ま で 延 長 さ れ る と い っ た 問 題 が あ り ま す 。 今 必 要 な こ と は 、 国 際 的 な 食 料 需 給 の ひ っ 迫 に
対応して食料自給率を向上させる農政であり、価格補償や所得補償など今頑張っている農家が
営農を継続して生活できる展望をもたらす政策こそ必要だと述べて賛成討論とします。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
〇21番議員(鳥居亮幸)
私も採択に賛成の立場で討論を行います。現在、日本の農業、食料
の 基 盤 は 610万 ヘ ク タ ー ル 、 こ れ が も う 3割 減 っ て 実 際 は 460万 ヘ ク タ ー ル に な っ て い る と 。
そ の う ち 耕 作 放 棄 地 と 言 わ れ る の は 39万 ヘ ク タ ー ル と 言 わ れ て お り ま す 。 こ の 法 律 は 、 1952年
の制定以来維持してきました耕作者主義、いわゆる自ら農業に従事する者のみに農地の権利取
得を認めること。これを根本的に投げ捨てて、財界の要求に沿った所有から利用へ農地制度を
抜本的に変えるものであります。「これは農地制度の完全解体に向けた一里塚だ。」と有識者の
皆さんが意見を述べております。農業をやるなら大企業でも、外資系の企業でも農地を借りら
れるようにする。それは口実としては、農地の効率利用をすると、耕作放棄地が増えているか
らということでありますけれども、農産物の価格が低くて農業では暮らせないから耕作放棄地
が増えたのであって、これを解決しないでおって、大企業も自由に農業、農地を利用できよう
にするということですから、これは本当の目的は大企業による農地取得に道を開こうというも
のになっているというふうに指摘をせざるを得ないと思います。これまで標準小作料も設定さ
れ て お り ま し た が 、 こ れ が 廃 止 さ れ る と い う よ う な こ と 。 50年 間 の 賃 借 権 、 そ し て 優 良 農 地 を
集めて農業をするということになりますと、これまで頑張ってきた農家の努力が損なわれると
いうふうに考えます。地域社会や集落の機能の維持も困難な状況も起こってくるだろうという
ことです。農業委員会は市町村合併によって職員も減りまして実際ちゃんと耕作しているかど
うかというものを観察するということについては非常に体制が不十分と、体制がなくなってき
て い る と い う ふ う に 思 い ま す 。 昨 年 の 米 作 り の 労 働 時 給 は 179円 だ っ た そ う で す 。 こ れ で は や っ
ていけません。農家が農業で暮らしをしていけるためには、農産物の価格補償をして所得を補
償するということが必要であり、環境にやさしい家族的な農業経営が必要であると、大事にさ
れる必要があるというふうに考えるわけで、この法律はその根本を変えるものであるというこ
とで、是非とも、これからの運営についてもですね大きな影響があると思いますので、賛成し
て討論といたします。
〇議長(石井博美)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
- 293 -
〇議長(石井博美)
討 論 を 終 わ り ま す 。 採 決 に 入 り ま す 。 1件 ず つ 採 決 い た し ま す 。
ま ず 、 議 案 第 71号 、 南 さ つ ま 市 市 道 路 線 の 認 定 に つ い て お 諮 り い た し ま す 。 本 件 に 対 す る 委
員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 71号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 請 願 第 2号 、 農 地 法 の 「 改 正 」 に 反 対 す る 請 願 に つ い て お 諮 り し ま す 。 本 件 は 起 立 に
より採決いたします。本件に対する委員長報告は不採択であります。本件は採択することに賛
成の議員の起立を求めます。
[賛成者起立]
〇議長(石井博美)
起 立 少 数 で あ り ま す 。 し た が っ て 、 請 願 第 2号 は 不 採 択 と す る こ と に 決 定
いたしました。
〇議長(石井博美)
△
日程第 7
議 案 第 73号 か ら
△
日 程 第 17
議 案 第 83号 ま で
次 は 、 日 程 第 7 、 議 案 第 73 号 、 平 成 21 年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算
( 第 3号 ) か ら 日 程 第 17、 議 案 第 83号 、 平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津 病 院 事 業 会 計
補 正 予 算 ( 第 1号 ) ま で の 議 案 11件 を 一 括 議 題 と い た し ま す 。 予 算 特 別 委 員 長 の 報 告 を 求 め ま
す。
[井料健造予算特別委員長登壇]
〇予算特別委員長(井料健造)
予算特別委員会の報告をいたします。
本 委 員 会 で は 、 去 る 6月 12日 の 本 会 議 で 付 託 に な り ま し た 議 案 第 73号 か ら 議 案 第 83号 の 議 案
11件 に つ い て 6月 18日 に 審 査 い た し ま し た 。
それでは、審査の概要と結果について御報告いたします。
質疑の主なものについて答弁を中心に報告申し上げます。
ま ず 、 議 案 第 73号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 3号 ) に つ い て 報 告 い た し
ます。
まず、歳出について申し上げます。
2款 総 務 費 、 1項 総 務 管 理 費 、 5目 財 産 管 理 費 で は 、 4,300万 円 を 、 財 政 調 整 基 金 で な く 、 減 債
基金に計上した理由について質しましたところ、経済対策を実施する中で後年度の起債の償還
などに是非充てていきたいということで減債基金に計上したとのことでした。
6款 農 林 水 産 業 費 、 1 項 農 業 費 、 9目 農 業 振 興 施 設 費 で は 、 修 繕 費 40万 円 の 内 容 に つ い て 質 し
ましたところ、大浦ふるさと館の屋根にかかる樋部分が破損して雨天時に中の方に少し浸水し
ているため、樋と排水設備を整備するとのことでした。
- 294 -
10款 教 育 費 、 3項 教 育 総 務 費 、 8目 教 育 振 興 費 で は 、 報 償 費 の 内 容 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、
ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー に 関 す る も の が 4万 5,000円 、 複 式 学 級 等 に お け る 補 助 教 員 の 配 置 が 55
万 8,000円 、 特 別 支 援 連 携 協 議 会 の 出 会 謝 金 等 が 2万 円 で あ る と の こ と で し た 。
6項 文 化 費 、 1目 文 化 振 興 費 で は 、 一 般 コ ミ ュ ニ テ ィ 助 成 事 業 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 昨
年 の 10月 に 県 の 地 域 振 興 課 か ら コ ミ ュ ニ テ ィ 助 成 に つ い て の 募 集 が あ り 、 企 画 課 が 取 り ま と め
の窓口として各課に希望の照会をかけたところ、大浦の太鼓座神楽からの申請があり、内容を
検討した結果、妥当ということで、これを県に申請したとのことでした。
13款 予 備 費 、 1項 予 備 費 、 1目 予 備 費 で は 、 予 算 の 補 正 額 173万 円 は す べ て イ ン フ ル エ ン ザ 対
策に充てたものかと質しましたところ、すべて新型インフルエンザ予防対策に対応するための
経費であるとのことでした。
予 備 費 を 600万 円 確 保 し な く て は な ら な い 理 由 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 新 型 イ ン フ ル エ
ンザの今後の流行というのはまだ分からない状況であり、今後雨期もある。また、現在年度の
早 い 段 階 で も あ る の で 、 600万 円 確 保 し て お き た い と の こ と で し た 。
次に、歳入について申し上げます。
13款 国 庫 支 出 金 、 2項 国 庫 補 助 金 、 2目 民 生 費 国 庫 補 助 金 で は 、 老 人 福 祉 関 係 の 補 助 申 請 数 に
つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 今 現 在 に つ き ま し て は 1箇 所 で あ る が 、 ま た 本 年 度 も う 1箇 所 申 請
予定であるとのことでした。以上が質疑の主なものでした。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 73号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
ました。
次 に 、 議 案 第 74号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
て御報告いたします。本件は歳入歳出一括して審査いたしました。
質疑では、医薬品適正化対策事業費の内容について質しましたところ、医療費を抑制するた
め 、 後 発 薬 品 、 い わ ゆ る ジ ェ ネ リ ッ ク 医 薬 品 の 使 用 促 進 に 向 け 、 本 年 7月 の 保 険 証 切 替 え 時 に
被保険者にパンフレット等を配布するための制作費であるとのことでした。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 74号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
ました。
次 に 、 議 案 第 75号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
て報告いたします。本件も歳入歳出一括して審査いたしました。
質 疑 で は 、 会 計 の 存 続 期 間 、 償 還 金 の 内 容 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 後 期 高 齢 者 医 療 が 20
年 4月 か ら 始 ま り 、 老 人 医 療 会 計 に つ い て は 3年 間 は 清 算 期 間 と い う こ と で 22年 度 ま で は 残 す
ということになっている。償還金利子については、医療給付費の実績に基づいた清算額で受入
額から負担額を引いた分が残ったということで国と支払基金へ返納するとのことでした。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 75号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
ました。
- 295 -
次 に 、 議 案 第 76号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い て 報
告いたします。本件も歳入歳出一括して審査いたしました。
質疑では、周知事業について質しましたところ、介護保険の仕組みや保険料等いろいろなサー
ビス内容を掲載したパンフレットを作りまして市内全世帯に配布するものであるとのことでし
た。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 76号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
ました。
次 に 、 議 案 第 77号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
て報告いたします。本件も歳入歳出一括して審査いたしました。
質疑では、業務委託料の業務内容について質しましたところ、はまゆうの建設が赤生木の並
木に建設されると決まり、赤生木の水量が不足するということで、赤生木と大浦地区の水量を
補 完 し 統 合 す る と い う こ と で 、 大 浦 の 小 浜 か ら 並 木 ま で 約 1キ ロ 連 絡 管 で 結 び 、 そ れ に つ い て
の認可業務であるとのことでした。以上が質疑の主なものでした。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 77号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
ました。
次 に 、 議 案 第 78 号 、 平 成 21 年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1
号)について報告いたします。本件も歳入歳出一括して審査いたしました。
質疑では、人件費についての質疑がありました。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 78号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
ました。
次 に 、 議 案 第 79号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 区 画 整 理 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
て報告いたします。本件も歳入歳出一括して審査いたしました。
本 件 に 関 し て 質 疑 、 討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 79号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決
すべきものと決定しました。
次 に 、 議 案 第 80号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い て 報 告
いたします。本件も歳入歳出一括して審査いたしました。
本 件 に 関 し て は 、 質 疑 、 討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 80号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り
可決すべきものと決定しました。
次 に 、 議 案 第 81号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム 事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1
号)について報告いたします。本件は歳入歳出一括して審査しました。
職 員 数 の 変 化 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 21年 度 の 当 初 予 算 調 整 時 に 定 年 退 職 者 が あ り 、 20
名 を 19名 で 予 算 を 調 整 し た が 、 そ の 後 4月 1日 付 で 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム 和 楽 苑 へ 市 立 病 院 か ら
看 護 師 を 1名 異 動 し 、 結 果 3月 31日 現 在 と 同 じ 20名 と な っ た と の こ と で し た 。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 81号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
- 296 -
ました。
次 に 、 議 案 第 82号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 水 道 事 業 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い て 御 報 告
いたします。本件は収入支出一括して審査いたしました。
質疑では、加世田、金峰地区の耐震化、路線数、延長、業務内容について質しましたところ、
加 世 田 地 区 に つ い て は 5路 線 、 内 山 田 送 水 管 、 白 亀 竹 屋 線 、 地 頭 所 1号 線 、 白 亀 団 地 線 、 網 揚
地 区 、 金 峰 地 区 に つ い て は 、 阿 多 中 津 野 線 、 尾 下 高 橋 線 の 2路 線 、 延 長 に つ い て は 、 加 世 田 地
区 が 2,817メ ー タ ー 、 金 峰 地 区 が 1,073メ ー タ ー 、 そ れ ぞ れ ダ ク タ イ ル 鋳 鉄 管 並 び に 耐 震 型 の
配水管を布設する予定であるとのことでした。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 82号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
ました。
次 に 、 議 案 第 83号 、 平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津 病 院 事 業 会 計 補 正 予 算 ( 第 1
号)について報告いたします。本件も収入支出一括して審査いたしました。
本 件 に 関 し て は 、 質 疑 、 討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 83号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り
可決すべきものと決定しました。
以上で予算特別委員会の報告を終わります。
〇議長(石井博美)
質疑に入ります。ただ今の委員長報告に対し御質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
質疑を終わります。討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
討 論 を 終 わ り ま す 。 採 決 に 入 り ま す 。 1件 ず つ 採 決 い た し ま す 。
ま ず 、 議 案 第 73号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 3号 ) に つ い て お 諮 り し ま
す。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに御異
議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 73号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 74号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
てお諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定す
ることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 74号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 75号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
てお諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定す
- 297 -
ることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 75号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 76号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い て お
諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定するこ
とに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 76号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 77号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
てお諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定す
ることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 77号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 78号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
についてお諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり
決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 78号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 79号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 区 画 整 理 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
てお諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定す
ることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 79号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 80号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い て お 諮
りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定すること
に御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 80号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
- 298 -
次 は 、 議 案 第 81号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム 事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1
号)についてお諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のと
おり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 81号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 82号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 水 道 事 業 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い て お 諮 り
します。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに
御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 82号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 83号 、 平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津 病 院 事 業 会 計 補 正 予 算 ( 第 1
号)についてお諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のと
おり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 83号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
△
日 程 第 18
〇議長(石井博美)
議 案 議 第 1号
南さつま市議会委員会条例の一部を改正する条例
次 は 、 日 程 第 18、 議 案 議 第 1号 、 南 さ つ ま 市 議 会 委 員 会 条 例 の 一 部 を 改 正
する条例を議題といたします。提案理由の説明を求めます。
[下釡清和議会運営委員長登壇]
〇議会運営委員長(下釡清和)
議 案 議 第 1号 、 南 さ つ ま 市 議 会 委 員 会 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条
例について提案理由の説明をいたします。
南 さ つ ま 市 議 会 議 員 の 定 数 を 定 め る 条 例 の 一 部 改 正 に 伴 い 、 次 回 一 般 選 挙 か ら 22人 と な る こ
とから、今回各常任委員会の委員の定数を改正しようとするものです。
次 回 選 挙 に よ り 選 出 さ れ た 議 員 の 任 期 が 始 ま る 日 か ら 総 務 委 員 会 の 委 員 定 数 を 現 在 の 9人 か
ら 8人 に 、 文 教 厚 生 委 員 会 及 び 産 業 建 設 委 員 会 の 委 員 定 数 を 現 在 の 9人 か ら 7人 に 改 正 し よ う
とするものです。
よろしく御審議の上、御賛同していただきますようお願い申し上げ、提案理由の説明を終わ
ります。
〇議長(石井博美)
質疑に入ります。御質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
- 299 -
〇議長(石井博美)
質疑を終わります。ここでお諮りいたします。本件は委員会付託を省略し
たいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御異議ありませんので、本件は委員会付託を省略することに決定しました。
討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
討論を終わります。採決に入ります。本件は原案のとおり決定することに
御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 議 第 1号 は 原 案 の と お り 可 決 さ
れました。
△
日 程 第 19
意 見 書 案 第 1号
国 道 225号 川 辺 改 良 の 事 業 継 続 と 整 備 促 進 に 関 す る 意 見
書
〇議長(石井博美)
次 は 、 日 程 第 19、 意 見 書 案 第 1号 、 国 道 225号 川 辺 改 良 の 事 業 継 続 と 整 備
促進に関する意見書を議題といたします。提出者の趣旨説明を求めます。
[大原俊博議員登壇]
〇4番議員(大原俊博)
意 見 書 案 第 1号 に つ き ま し て は 、 意 見 書 の 朗 読 を も っ て 趣 旨 説 明 に 代
えさせていただきます。
国 道 225号 川 辺 改 良 の 事 業 継 続 と 整 備 促 進 に 関 す る 意 見 書
国 道 225号 は 、 枕 崎 市 を 起 点 と し 、 南 九 州 市 を 経 て 鹿 児 島 市 に 至 る 路 線 で あ り 、 薩 摩 半 島 地
域の産業、経済、観光、文化の振興発展はもとより、地域住民の日常生活路線として大きな役
割を果たす必要不可欠な路線であります。
当該路線については、鹿児島市影原地区から川辺トンネル付近における急勾配と急カーブの
連続による見通し不良に起因する交通事故の発生や、鹿児島市下福元町影原交差点における慢
性的な交通渋滞、枕崎市と南九州市境に位置する峯尾峠における急カーブの連続に起因する交
通事故の発生などの問題解決のために整備促進を要望してきました。
そ の 結 果 と し て 、 こ れ ま で も 整 備 が 着 実 に 実 施 さ れ 、 平 成 21年 に は 川 辺 ト ン ネ ル 付 近 の 線 形
改良や鹿児島市下福元町の影原交差点の改良が完了し供用も開始され、地域住民の利便性向上
とともに地域経済にも大きな効果を及ぼしているところであり、今後の更なる改良を期待して
い た と こ ろ で あ り ま す 。 し か し 、 本 年 3月 の 3便 益 ( 走 行 時 間 短 縮 便 益 、 走 行 経 費 減 少 便 益 、
交 通 事 故 減 少 便 益 ) に よ る 費 用 便 益 比 の 点 検 に よ り 、 川 辺 改 良 の 費 用 便 益 比 が 1.0を 割 る と い
う結果を受け、事業凍結の発表がされたところであります。
本 路 線 は 、 カ ー ブ が 連 続 し 交 通 事 故 が 多 発 し て い る 区 間 や 、 防 災 要 対 策 箇 所 、 連 続 雨 量 200
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ミリの異常気象時通行規制区間に指定される区間を含む未整備区間が相当残っており、道路が
遮断された際には市民生活をはじめ地域の経済活動にも多大なる影響を与えるため、当該路線
の 事 業 凍 結 の 解 除 、 更 に は 国 道 225号 の 整 備 促 進 を 強 く 要 望 す る も の で あ り ま す 。
以 上 、 地 方 自 治 法 第 99条 の 規 定 に よ り 意 見 書 を 提 出 し ま す 。
平 成 21年 6月 26日
鹿児島県南さつま市議会
な お 、 意 見 書 案 第 1号 の 提 出 先 は 、 国 土 交 通 大 臣 及 び 国 土 交 通 省 九 州 地 方 整 備 局 長 で あ り ま
す。
こ の 意 見 書 に つ き ま し て は 、 南 さ つ ま 市 議 会 会 議 規 則 第 13条 の 規 定 に よ り 、 南 さ つ ま 市 議 会
議員大原俊博、南
敏子、三角勝嘉、有村義次、山下美岳、野下寛俊、園田
豊、相星二三夫、
石 井 博 美 の 9名 に よ り 発 議 す る も の で あ り ま す 。
よろしく御審議の上、御賛同していただきますようよろしくお願い申し上げます。
〇議長(石井博美)
質疑に入ります。御質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 こ こ で お 諮 り い た し ま す 。 意 見 書 案 第 1号 は 委 員 会 付
託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 あ り ま せ ん の で 、 意 見 書 案 第 1号 は 委 員 会 付 託 を 省 略 す る こ と に 決
定しました。討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
討論を終わります。採決に入ります。本件は原案のとおり決定することに
御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 意 見 書 案 第 1号 は 原 案 の と お り 可 決
されました。
△
〇議長(石井博美)
日 程 第 20
公共下水道特別委員会報告について
次 は 、 日 程 第 20、 公 共 下 水 道 特 別 委 員 会 報 告 に つ い て を 議 題 と い た し ま す 。
公共下水道特別委員長から報告を行いたいとの申出があります。お諮りいたします。委員長か
らの申出を承認したいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御異議なしと認めます。したがって、委員長からの申出は承認することに
決定しました。公共下水道特別委員長の報告を許可します。
[髙倉正文公共下水道特別委員長登壇]
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〇公共下水道特別委員長(髙倉正文)
公共下水道特別委員会の報告を申し上げます。
本 特 別 委 員 会 は 、 平 成 20年 9月 議 会 に お い て 議 長 を 除 く 26名 の 議 員 で 構 成 し 、 加 世 田 市 街 地
の水害対策及び汚水対策に関する公共下水道計画の内容や処理方式及び終末処理場の計画につ
い て 調 査 研 究 す る こ と を 目 的 と し て 設 置 さ れ ま し た 。 こ れ ま で 9回 の 委 員 会 を 開 催 し 、 委 員 会
で出された意見等、ここに調査研究の結果を報告します。
計画区域での説明会及び本委員会並びに市民の意見などを総合的に判断すると、次のような
ことが集約できる。
1.雨水対策については、災害防止及び安心・安全な生活環境を整備する観点から、可能な限
り速やかに実現されることが望まれる。
2.汚水対策については、衛生面・環境対策・計画区域の将来を考えると、その必要性は理解
するものの、受益者負担・使用料への不安などが先行し、市民に十分理解されているとは思
われない。
3.本市の厳しい財政状況について、市民から危惧の声が多数出されている。
以上のことを勘案し、市としては下記事項について市民の理解を求めるよう努力すべきであ
る。
記
1 . 受 益 者 負 担 金 に つ い て は 、 事 業 費 の 5パ ー セ ン ト と い う 基 準 、 算 定 方 法 の 在 り 方 に つ い て 、
さらに検討を進め、住民の理解が得られるように努力すること。そのために住民代表を含む
審議会での議論が不可欠であり、審議会の早期設置が必要である。審議会の状況については、
住民の理解が得られるよう、十分な審議と報告を行うこと。
2.多額の財政負担を伴う事業であることから、市民の理解が得られるよう十分配慮すること。
3.雨水対策については、過去再三水害に見舞われた地区であり、市民の安心・安全確保のた
め努力するとともに、雨水・災害対策並びに流末対策を全市的に講じていくこと。
4.下流域へ生活雑排水が流れていること、対象地区内でも生活雑排水による悪臭などの影響
が出ていることなど、市の将来を考えても環境・衛生対策は必要不可欠である。本対象地区
の対策をしっかり講じること。
以上、公共下水道特別委員会の報告を終わります。
〇議長(石井博美)
本 特 別 委 員 会 は 議 長 を 除 く 全 議 員 26人 を も っ て 構 成 す る 公 共 下 水 道 特 別 委
員会でしたので、質疑を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御異議なしと認めます。したがって、質疑は省略することに決定しました。
公共下水道特別委員会報告については以上で終わります。
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△
〇議長(石井博美)
日 程 第 21
議員派遣について
次 は 、 日 程 第 21、 議 員 派 遣 に つ い て を 議 題 と い た し ま す 。 お 諮 り い た し ま
す。お手元に配付の議員派遣一覧表のとおり議員を派遣したいと思いますが、御異議ありませ
んか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御異議なしと認めます。したがって、議員派遣一覧表のとおり議員を派遣
することに決定しました。
△
〇議長(石井博美)
日 程 第 22
閉会中の継続審査について
次 は 、 日 程 第 22、 閉 会 中 の 継 続 審 査 に つ い て を 議 題 と い た し ま す 。 お 手 元
に配付の申出書のとおり、総務委員長、文教厚生委員長及び産業建設委員長から閉会中の継続
審 査 の 申 出 が あ り ま す 。 お 諮 り い た し ま す 。 3委 員 長 か ら の 申 出 の と お り 閉 会 中 の 継 続 審 査 と
することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御異議なしと認めます。したがって、委員長からの申出のとおり閉会中の
継続審査とすることに決定しました。
△
〇議長(石井博美)
日 程 第 23
閉会中の継続調査について
次 は 、 日 程 第 23、 閉 会 中 の 継 続 調 査 に つ い て を 議 題 と い た し ま す 。 お 手 元
に配付の申出書のとおり、議会運営委員長から閉会中の継続調査の申出があります。お諮りい
たします。議会運営委員長からの申出のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ありませ
んか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(石井博美)
御異議なしと認めます。したがって、委員長からの申出のとおり閉会中の
継続調査とすることに決定しました。
以上で本定例会に付議されました案件はすべて議了いたしました。
ここで市長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。
[川野信男市長登壇]
〇市長(川野信男)
坊津町草野岳周辺における風力発電事業について御報告を申し上げます。
電 源 開 発 株 式 会 社 が 草 野 岳 周 辺 で 風 力 発 電 を 事 業 化 す る と の 申 出 が あ り 、 平 成 19年 12月 定 例
会 に お き ま し て 御 報 告 を 申 し 上 げ た わ け で ご ざ い ま す が 、 平 成 21年 6月 22日 に 当 地 域 で の 事 業
化は困難であり、事業を断念するとの申出がありました。事業断念の主な理由は、風力発電を
連 結 す る た め 、 枕 崎 の 九 州 電 力 枕 崎 変 電 所 を 改 造 す る 必 要 が あ り 、 そ の 改 造 費 用 が 15億 円 程 度
と見込まれており、その費用を負担するとした場合に採算が取れず、事業実施が困難であると
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のことでありました。
以上で報告を終わります。
〇議長(石井博美)
こ れ を も ち ま し て 平 成 21年 第 5回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 を 閉 会 い た し ま す 。
閉
会
午前10時53分
地 方 自 治 法 第 123条 第 2項 の 規 定 に よ り 、 こ こ に 署 名 す る 。
南さつま市議会議長
石
井
博
美
南さつま市議会議員
平
石
一
善
南さつま市議会議員
若
松
正
伸
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