第8回稲美町総合計画審議会議事録

第8回稲美町総合計画審議会議事録
1
日 時
平成23年3月22日(火)19 時 30 分~
2
場 所
いきがい創造センター2階ホール
3
出席者
委
員 田端会長、植田副会長、前山委員、大西委員、鳴瀧委員、丸山委員、白石委員、
武仲委員、井上委員、大野委員、野瀬委員、佐竹委員
行 政 橋本博嘉、小林富士子、大竹正、繁田泰造、
事務局 大山弘明、増田秀樹、中山哲郎、小西優子
4
会議の概要
1.開会
2.会長あいさつ
3.審議事項
(1)総合計画基本計画 第4章及び第5章(原案)について
(2)総合計画基本計画(原案修正)について
4.その他
5.閉会
5
会議録
【1.開会】
【2.会長のあいさつ】
〔会
長〕
今回の東北の大地震においては、皆様もテレビなどをご覧になって、早く駆け付
けて何かしたいと思っておられる方や、早速、義援金などをされている方も多いの
ではないかと思います。今回、自衛隊の投入は比較的早かったですが、その他の国
の調整機能が全く働かなかった中で、地方自治体はよくやったと思います。
例えば、広域連合は、兵庫県は宮城県、京都と滋賀が福島県、大阪府が岩手県を
支援すると早々に決めて、現地に入りました。こういった形で国に頼らずに自治体
が調整をしたということは、おそらく戦後史上初めてで、広域連合は何をすべきか
ということを示したのではないでしょうか。今後、市町レベルでも、同じようなこ
とが行われるようになってくるのではないかと思います。
また、民間企業の対応も素晴らしく早かったです。どうすれば命を救えるかとい
う発想のもとにいち早く動き、寄付金集めなどでも、もう 270 億くらい集まったと
聞いています。福島の問題もあるため、政府の調整が機能していない中で、民間や
地方自治体が支えていこうとする動きは、とてもすごいことだと思います。
このような事態に直面し、例えば、我々が防災計画を考える際には、これまでは
市役所等は大丈夫だということを前提でつくっていましたが、そうではない場合も
1
想定して体制を考える必要があるのではないかということも、今回、感じました。
同時に、同じことが起きた場合、自分は何をすべきなのかということを、皆さん
も感じられたのではないかと思います。自助・共助・公助と言われていますが、今
回、自助・共助が極めて重要だということがよく分かりました。それは災害の時だ
けに発揮されるものではありませんし、また、そういうことが日常化してないと、
災害時に発揮されないものだと思います。今後、いろいろな計画を考えていく上で、
そういった考え方、方針、方向性というものが大事だと感じています。
【3.審議事項】
(1)総合計画基本計画 第4章及び第5章(原案)について
〔会 長〕
本日は、前回に続き、第4章の 15 番と 16 番の意見から始めます。事務局より説
明をお願いします。
〔事務局〕
15 番の「市」の提案については、5月のふれあいまつりにおいても万葉のみせを
実施し、大池まつりではフリーマーケットなども実施しております。
16 番の「道の駅」のご意見については、稲美町は現在も収穫された野菜などを販
売できる場があり、町内のみならず町外の方々にも利用されています。B級グルメ
については、商工会と連携し開拓に取り組み町内に浸透させてから広めていきたい
と考えております。
〔会
長〕
市のようなもので人を集めるという意見は、観光というより、町民の交流という
イメージなのですか。
〔委
員〕
町内の方々の交流にもなると思いますし、外からも来てもらって、交流人口が増
えればいいと思っています。
また、そこで高齢者や子育て中の若いお母さんの作品などを市で売るなどすれば、
経済活動に参加できるということで活性化すると思いますし、手作りのぬくもりは
今の若い人なども好きなので、外からもたくさん来てもらえるのではないかと思い
ます。
〔会
長〕
地域ビジネスのようなものも含め、住民交流だけではなく、もう少し広い地域で
の交流をイメージされた、②と③の中間的なご意見だと思います。
ご意見としては、
「道の駅」という言葉をどこかに入れてほしいということでしょ
うか。
〔委 員〕
私は予算のことなど分からないのですが、今後 10 年の計画ですので、広い駐車場
のある道の駅を造って、そこで、数量限定など売り方も工夫すれば、人もお金も集
められるのではないかと考えました。
〔会
長〕
道の駅を整備するということを書くのは難しいと思いますので、例えば③で、交
2
流拠点という言葉は使ってはいかがでしょうか。固定的な建物ではなく、市のよう
な形で月に1回テントを張るという方法もあると思います。
〔事務局〕
道の駅については、過去に、グリーツーリズム拠点施設ということで、稲美町の
農業の活性化と観光の両面の考え方から、計画が挙がって進んでいたのですが、途
中で見直しということになり、いったん中断して、現在は検討中という状態です。
そのため明確に書くことはできず、ここでは少しあいまいな表現にしています。
〔会
長〕
そのような事情があるということですが、先ほど言ったように、建物を建てる必
要はないので、テントとか仮設のものでも考えられるのではないかと思います。
グリーンツーリズムについても、これから考えていかなければならないと思いま
すが、ご意見はありませんか。
〔委
員〕
JAのほうで、天満大池に大型店舗の直売所を建てる計画があると聞いています
ので、そこに稲美町も参加できないかと考えています。道の駅というものを建てる
のではなくて、直売所の中のスペースという形でもいいのではないかと思います。
〔会 長〕
今あるスペースを活用した拠点づくりということですね。
〔委
そうです。町でできないのであれば、例えばJAなどの、そういう取り組みに加
員〕
えてもらう方法もあると思います。
〔会
長〕
ここに拠点形成と書くと、町が主導的にやるように見えますが、そうではない方
法もあるというご意見でした。民間が道の駅のようなものを造るのはとてもいいこ
とだと思っています。
「道の駅」というのは国土交通省の言葉なので、勝手に使うこ
とはできませんし、拠点形成という言葉にしても、ここに書けば行政主導にならざ
るを得ないので、書きにくいということだと思います。
〔事務局〕
JAについては、道の駅構想の中で直売部分を担うという形で計画をしていまし
た。道の駅というのは国交省のメニューで、国道として扱われるものです。稲美町
の場合は県道ですが、特別に認めてもらうよう県が国に掛け合って、予算まで取っ
てきてくれていたのですが、それを中断する形になっており、もう一度というのは
非常に厳しいものがあります。そういった経緯があるため、JAが直売所だけでも
と考えられているようですが、まだ建設地を含め具体的には決まっていないので、
この中でそのことに言及することはできないと思います。
〔会
長〕
行政としては、道の駅とか拠点という言葉は書きにくいということなので、ここ
に書かれている「グリーンツーリズムの展開に努める」という中に、広く含まれて
いるというイメージにしたいということだと思います。いかがでしょうか。
(異議なし)
3
〔会 長〕
観光や交流について、ほかにご意見があればお願いします。
〔副会長〕
稲美町の観光資源は農業だけではないと思います。③には「豊かな自然を活用し」
とも書いてありますので、ため池などの言葉も入れたほうがいいのではないかと思
います。
〔会 長〕
ため池や疎水など、もう少し具体的に書いてはどうかというご意見です。
〔事務局〕
検討させていただきます。
〔副会長〕
稲美町のイメージは池と田園くらいしかないので、池を外してしまってはもった
いないと思います。
〔会 長〕
具体的に書いたほうがいいかもしれません。
②については、ここでは「住民の交流活動」というふうに限っていますが、住民
だけに限らず、もう少し広くとらえてもいいのではないかというご意見が出されま
した。これについてはいかがでしょうか。
〔事務局〕
今現在、ふれあいまつりの中での交流的な部分としては、町民の方及び各種団体
の参加に加え、もう一つ、東播磨のツーリズムの関係で「踊っこまつり」というも
のもしていただいています。そういうところに参加をしていただいて、いろいろな
所の皆様との情報の交換等をしていただいているので、そういうことは今後も進め
たいと考えております。
〔会
長〕
今の「住民の交流活動の促進」という表現では、町内会活動と同じような意味合
いになってしまうので、
「交流人口拡大に努めます」といったような表現のほうがい
いかもしれません。そうすれば、外部の方の稲美町への訪問を増やすというイメー
ジが出てくるのではないかと思うので、少し検討していただきたいと思います。
それでは、ほかにご質問がなければ、第5章に移りたいと思います。
ここの参画と協働の推進というのは、これからの地域行政やまちづくりにおいて、
最も重要な部分ですので、少し細かく見ていきたいと思います。
まず、89~90 ページの1-1について、1番のご意見に対して、事務局より説明
をお願いします。
〔事務局〕
協働に関しては、もっとも重要なことと考えています。89 ページの「現状と課題」
にも記載していますとおり、住民自らでサービスを提供するといった新しい公共の
形が求められているところです。この辺りが「役割分担」のことではないかと考え
ます。
しかしながら、その実現に向けては、ご指摘のとおり時間のかかることであり、
一定のプロセスが必要です。まずは、施策の展開で記載しておりますとおり、①の
4
「情報提供・情報共有の推進」により、住民と行政が共通認識と信頼関係の構築が
必要です。第2段階として、②の「住民の参画の機会の確保」により、まちづくり
に色々な形で参画をしていただきます。この①、②については、いくら行政が情報
提供や参画の機会を設けても、住民の皆さんの協力がなくては実現しません。そう
いった意味では、まちづくりに関心を持ち、参画することが住民の役割といえるの
ではないかと思います。そして、その成果の一つとして「新しい公共」があると考
えます。
しかしながら、総合計画で声高に住民の役割分担をお示しすることは難しく、今
回の総合計画では、どのページを開いても各施策ごとに「自助・共助の取り組み」
として、住民や家庭、地域等における行動指針をお示しすることで、あらゆる分野
において身近で取り組みやすい役割分担の形としています。
〔会 長〕
ご意見は、90 ページの書き方は、情報提供・情報共有や参画の機会の確保という
ことで、行政主体で住民に参画を促すようなイメージに感じるので、そうではなく、
住民自らが主体的に活動して、それに行政を巻き込んでいくという、住民側のスタ
ンスで書いたほうがいいのではないかという、ご指摘ではないかと推察します。
〔委
員〕
そのとおりです。憲法や社会福祉法の中でも、地域のことを考えていく主体とし
て、住民というものが一番第一に出てきていますので、ここでも、行政はその調整
役といった書き方にしたほうがいいのではないかと考えました。
〔会 長〕
行政と住民の協働のイメージの一例として、
「参加のはしご」という言葉がありま
すが、ここで書かれている情報共有・情報提供の推進というのは、参加のはしごの
一番最初の段階です。そういうことも確かに必要ですが、10 年後を考えるのであれ
ば、もう少し上を狙ってもいいのではないかということを言われているのではない
でしょうか。②には「参画の機会の確保」という言葉が入っていますが、実際に参
画して一緒に活動をするのだということや、そのための役割分担など、参加のはし
ごのさらに上の段階についても、ある程度書いておいたほうがいいのではないかと
いうことだと思います。
〔事務局〕
住民の参画の形はまだ定着しておらず、今後5年、10 年で変わっていくだろうと
考えています。その中で、協働はさらに幅広く拡大されるだろうと思われますが、
今の時点では、
「参画の機会の確保」が行政の役割だと考え、このような書き方をし
ています。その後に、協働による事業をつくっていくというのが、行政の役割だと
思っています。
〔会
長〕
行政としては、あまり明確に書くことは難しいと思いますが、せっかくそこまで
書くのであれば、もう一段階上を狙って、例えば③として、協働のやり方を住民と
一緒に探りながら、導入可能なものについては導入していくというような表現を入
れることはできないでしょうか。今回の震災も契機になって、今後 10 年はいろいろ
な意味で大きな変化があると思います。そのときに第3、第4を狙っていく足掛か
5
りとしても、もう少し触れておいたほうがいいのではないかと思います。
〔事務局〕
少し検討させていただきます。
〔会
稲美町の皆さんは、それぞれかなり考えられていると思うので、チャンスはある
長〕
と思います。
では次に、2番の意見に対する説明をお願いします。
〔委 員〕
この質問は、89、90 ページではなく、96 ページの「地域交流の推進」について出
したものです。
〔事務局〕
このご意見については、情報提供、情報共有のほうに入ると考えて、こちらで答
えさせていただきます。
住民への行政情報等の伝達手段としては、町広報、ホームページ、BANBAN
テレビ、有線放送などがあります。町広報は全戸配布をしておりますが、その他の
手段については、各家庭の環境等により違いがあります。
一般的に高齢者については、若い世代と比べて情報を入手する手段等に差がある
と考えられますので、そういったことからも、年代に応じた幅広いメディアを活用
しながら、分かりやすく、受け取りやすい情報環境整備に努めていきたいと思って
います。
〔会
長〕
デジタルディバイドと言われている情報格差を無くすのが行政の務めです。今は
ネットが普及していますが、高齢者等については、ネットの情報を解釈して教える
人が必ず必要になります。現在のようにインターネットが普及する前に、一時期、
アメリカでデジタルディバイドの解消策として、ネット端末をどこの家からも何百
メートル以内に置いておくようなことをしましたが、そういうハードではなくて、
地域コミュニティを使った解消策を考えられているということでしょうか。
〔事務局〕
今回の震災では、避難所などで張り紙による伝達も行われています。究極の伝達
方法というのはそういうことだと思いますが、現状としては、デジタルの情報が整
っており、ましてや 10 年先ということであれば、簡単に使えるような端末もいろい
ろ出てくると考えられますので、そういうとも含めて、こういう表現にしています。
〔会 長〕
フランスでは、1970 年代後半くらいに、ミニテルという電話回線を使った情報通
信網が整備されました。それを使えば劇場の予約などもできるのですが、それが簡
単で非常に便利だったために、90 年代になって、世界的にネットが普及したときに
も、フランスではネットが普及しなかったのです。そういったことからも、ネット
にこだわらず、使いやすい道具を提供するというのも、一つの考え方だと思います。
96 ページに書かれている大学等との連携という部分は、ハードに頼るだけではな
く、人的な資源を利用して、ネットを使える方が使えない方をフォローするという
ことで解決方法の1つだと思いますし、また、先ほど大山部長が言われた、コミュ
6
ニティにもかかわる話ではないかと思います。
92 ページに書かれているのは、新しい機器の部分とコミュニティという両面の力
を使って、デジタルデバイドを解消していくというイメージではないかと思います。
ほかにご意見がなければ、次に、3番についての説明をお願いします。
〔事務局〕
第2項の表題について、
「住民協働によるコミュニティ活動の促進」という文章が
おかしかったので、
「コミュニティ活動の促進」とし、基本方針の文章表現も訂正し
ています。
〔会 長〕
これは委員会の意見ではなく、事務局からの提案ということですか。
〔事務局〕
そうです。
〔会
コミュニティ活動の中に住民協働も含まれるということで、文章を整理されたと
長〕
いうことですが、いかがですか。
(異議なし)
〔会 長〕
では、第2項は「コミュニティ活動の促進」と修正させていただきます。
この項目について、ほかにご意見はありませんか。自治会の話が出ていますが、
副会長からご意見はありませんか。
〔副会長〕
今、自治会は維持することさえ大変な状況になっているので、コミュニティ活動
の促進といっても、どのように促進するのか疑問に思っています。また、基本方針
に「住民主体の地域交流を促進するとともに」とありますが、これは町内の交流で
しょうか、あるいは他地域との交流でしょうか。自治会としては、他地域の自治会
との交流はほとんどないというのが現状です。
〔会 長〕
県民交流広場事業などは、ほかの自治会と一緒にやっているのではないですか。
〔副会長〕
そうですが、実際には自分の所の自治会を維持するだけで大変で、とてもそうい
うことまではできないというのが現状です。
〔事務局〕
コミュニティ活動の中には、自治会活動、校区まちづくり活動、町をまとめた中
での活動、東播磨という大きいくくりの中で活動など様々な形があります。その中
でも一番基本となるのはやはり自治会であると、皆さんも認識されていると思いま
す。自治会だけで活動されていると、活動がある程度固まってしまうといったこと
もあると思いますので、校区まちづくり活動など、いろいろな活動を参考にされて
はいかがかと思います。
〔会
長〕
核家族化などによる住民の減少ということもあって、なかなか昼間に活動ができ
7
ず、自治会そのものがやせ細っているというのが現状だと思います。その中で、こ
こに3つの施策が掲げられていますが、ここで大切なのは、つなぎ直しをするとい
うことだと思います。
自治会がやせ細ってきている中で交流をするためには、ボランティアや社協、大
学に支援をしてもらうことが必要です。その部分のつなぎがあってはじめて、①の、
地域コミュニティ活動の中でボランティア団体の活動の支援をするという意味が出
てくるのです。そこが基本方針の中に明確に書かれていないので、なぜコミュニテ
ィ助成制度の活用の次にボランティア団体が出てくるのかが分からないのです。
②、③についても同様で、そこと自治会とをどうつないでいくのかという説明が
ないために、また自治会の負担が増えるのではないかという心配だけが出てくるの
ではないでしょうか。
考え方として、つなぎ直し、またはセーフティネットの張り直しという言い方も
ありますが、地域の持っている様々な資源や環境の関係性を再構築していくという
ことが、これからは重要だと思います。今までは、ボランティアというとボランテ
ィア団体だけでやっていましたが、今後はほかのところと連携して、足りない部分
を補っていくということが必要なのです。
自治会が中心となって、老人会、婦人会、子ども会があるという形に戻すことは
もう難しいと思うので、今ある資源をつなぎ替えて活用するということで、つなぎ
直しとか、関係の再構築という言葉を入れるなどして、その辺りのイメージをもう
少し具体的に基本方針に書き込まれれば、この3つの施策が明確になるのではない
かと思います。
そのつなぐという辺りでご苦労されていると思いますが、ご意見はありませんか。
〔委
員〕
私たち民生委員も、社協とも一層つなげていきたいと考えていますし、自治会と
もつながっていこうとしています。今までは民生委員は自治会の会合には出ていな
かったのですが、去年の9月から参加させていただいています。
〔会 長〕
何かそういう新しい形をつくっていかなければいけないのだと思います。
〔委 員〕
社協では、ちょうど今、策定計画をつくっているところですが、一番のネックは、
やはり地域の中での人と人のつながりが薄れているということで、それをネットワ
ークでつないでいこうという計画になっています。この計画を進めるためには、社
協だけではなく、自治会も民生委員も行政も入っていただいて、一緒につながって
進めていかないと意味がないと考えています。こういうことが、おそらく会長が言
われる、関係性の再構築とかつなぎ直しということではないかと思います。
〔会
長〕
基本方針の中にそういう言葉が入ればと思います。それがあってはじめて、この
3つの施策の意味がでてくるので、そういう方向で考えていただきたいと思います。
そこを考えていかないと地域がもたないというのが現状だと思います。
では、この1-2については、表題の「住民協働による」を削除して「コミュニ
ティ活動の促進」とし、その意味としては、単に「頑張りましょう」ではなく、関
8
係性のつなぎ直しをしながらコミュニティ活動を促進するということであって、自
治会に全部の負担をかけるというものではないということで、確認させていただき
たいと思います。
次に、92 ページの第2節の「自立した行財政運営の実現」に関して4番の意見を
いただいていますので、それに対する説明をお願いします。
〔事務局〕
職員の人材育成については、研修、組織、人事などの諸制度をそれぞれ有効に機
能させる必要がありますが、中でも職員研修については「職場研修」と、研修所等
が行う「職場外研修」に取り組んでいるところです。平成 18 年度には、職務に対す
る意識改革と能力開発及び向上を目的に、町内企業に3カ月間の派遣研修を実施し
たのですが、思ったほどの効果は上がらなかったので、今後は、高度の政策形成能
力や行政管理能力、専門的な知識を習得できる自治大学校等(JAIM・JAMP)への研
修で人材育成を行いたいと考えています。
ご質問の民間組織との人事交流や出向については、現在行う予定はありません。
外部人材の活用については、新卒者だけでなく民間経験者も受験できるように年齢
枠を広げ、多様な人材の確保に努めるとともに、住民協同のもと、住民の方を臨時
職員としたり、専門知識のある方を嘱託職員として採用し、職場の活性化を図って
おります。
〔委 員〕
社協との人事交流などは考えられていませんか。
〔事務局〕
社協との人事交流については、役場が現職を補助団体に送り込むことは違法とな
るため、そういう形の交流は難しいです。
〔委
員〕
では、社外取締役のような形で、上部の方にアドバイザーとして来ていただくと
いうことはできないのですか。
〔会
長〕
民間企業の方からの登用ということだと思います。例えば一部では、副知事を3
日間引き抜くというようなことをやっている所もあります。
〔副会長〕
94 ページの③の、職員のコンプライアンスやコスト意識の改革というのは当然の
ことだと思います。コスト意識とは、公共事業のコストということだと思いますが、
安ければいいというものではありません。今回の地震でよく分かったように、多少
高くても、やはりしっかりしたものを造るということが必要だと思います。
〔会 長〕
適切なコストというご意見でした。
人事交流について、幹部級を民間から登用するということは、実際には可能なの
ですか。
〔事務局〕
副町長辺りを民間から公募するというような先進的な所もありますが、稲美町で
は今のところは考えていません。こういう各種の委員会の中で、外部の皆さんのい
9
ろいろな意見を聞かせていただいて、それを行政に取り込んでいるということも、
そういうことの一つだと考えています。
コスト意識については、我々は常に費用対効果ということを意識しておく必要が
あるという意味で、このように書いています。
〔会 長〕
コスト意識については、今の説明で副会長も納得いただけると思います。
人材育成については、育成だけではなくて人材登用ということもあるのではない
かというご意見ですが、イノベーティブな行政を目指すならば、確かに人材の引き
抜きなども可能性があると思うので、例えば「職員の意識改革、人材育成及び登用」
などとすることはできないでしょうか。そこまで書くのは難しいとは思いますが、
少し検討していただければと思います。
〔委 員〕
私がかつて勤めていた所では、30 代半ばくらいの他企業に勤めている方を登用し
ていました。
〔会
長〕
そういうケースもあるということです。先進的に、育成、登用くらいのところま
で考えてみてもいいのではないかと思います。
ほかに何かありませんか。
では次に、96 ページの②についての、5番の意見に対する説明をお願いします。
〔事務局〕
有線放送については、今は「各種メディア」の中に含めていますが、BANBA
Nテレビの加入者は 1,800 件余りで 16%であるのに対し、有線放送は 3,400 件で
29%の加入がありますので、有線放送についても明記してもいいと思います。
〔副会長〕
確かに有線放送は昔からずっとあるものですが、農村部が中心であり、新興地で
は有線放送がある家はほとんどありません。したがって、有線放送とあえて書く必
要はないと思います。
〔会
長〕
①の広域連携については、ここでは消防、保健、医療、環境と、今の広域行政に
かかわる部分が明記されていますが、ほかにも、例えば交通問題なども広域で考え
て、明石市の Taco バスを稲美町まで伸ばしてもらうというような議論も出てきても
いいのではないかと思っていました。広域行政という観点から、何かご意見はあり
ませんか。
今、現状で、広域でやっているのは、消防と救急医療ですか。
〔事務局〕
ここに書いています消防、保健、医療で、環境については播磨町とやっています。
〔会 長〕
医療というのは病院ですか。
〔事務局〕
夜間急病センターと休日当番です。
10
〔会 長〕
ほかにも、広域で考えたほうがいいというものはありませんか。
あまり広くすると、今度は合併という意見が出てやりにくい部分もあると思いま
すが、観光、産業、交通などは、本来もう少し広域で考えてもいいと思っています。
例えば、交通については、稲美町だけでコミュニティバスを走らせると赤字になり
ますが、近隣市のコミュニティバスとうまくネットワークを組んで少しずつ進出し
てもらうという方法もあると思います。
〔事務局〕
県のほうが、先日、エリアをまたがったコミュニティバスの提言をしていました
が、道路運送法の関係で難しいようです。
〔会
長〕
例えば、稲美町を通って明石に行ってもらうということでも、誘致できる理由に
なるのではないでしょうか。また、現在は、稲美町は稲美町エリアだけ、神戸市は
神戸市エリアだけしかバスを走らせられませんが、例えば稲美町が神戸市のバス事
業に対して少し税金を投入する代わりに、バスを稲美町まで伸ばしてもらうという
ような発想があってもいいと思います。
そのような形で、ほかにも広域でできることはあるのではないかと思います。
〔事務局〕
バスは一番実現の可能性があると思います。
〔会
今あるものだけではなくて、今後考えられるものについて、広域で考えられるも
長〕
のは考えていくという議論はあっていいと思います。
〔事務局〕
観光については、県民局がかなり力を入れて、加古川、稲美、明石の交流運動を
しています。
〔会
長〕
例えば、広域で交通を考えるということになれば、稲美町の税金を神戸市バスな
どに投入するという可能性もあるので、他市町への税金投入の理由付けとしても、
広域の可能性のあるものについては検討するということを。ここに書いておいたほ
うがいいのではないかと思います。
〔事務局〕
産業については、先ほどの観光の中で地域連携ということで書いていますので、
そちらでクリアできていると思います。
〔会
長〕
せっかく広域という部分があるので、新しい広域の部分も含めて、少し広くとら
えたほうがいいと思います。
(2)総合計画基本構想(原案修正)について
〔会 長〕
次に、今日のもう一つの議題の、
「総合計画基本構想(原案修正)について」に移
ります。まず説明をしていただいてから、皆さんの意見を伺いたいと思います。時
間がないので、修正箇所を中心に説明をお願いします。
11
(構想修正案を説明)
〔会 長〕
今の説明について、ご質問やご意見があればお願いします。
〔委
今回の修正案は、前回のものに比べて、非常に見やすくなったと思います。原案
員〕
のほうでは、文言を一つ一つ目で追っていかなければならず、初めて見るとかなり
苦痛な印象があったのですが、修正案では図もうまく使われていて、視覚的に入り
やすく、非常にいい感じを受けました。
〔委 員〕
よくできていますし、見やすくなっていると思います。
〔委 員〕
一言一句、よく見ていただいて、修正していただいていると思います。
〔委
4点目の目標人口について、今までの2次、3次というまちづくりの中で目標が
員〕
達成できてないことから、3万 5,000 という数字は少しハードルが高いのではない
かと感じますが、実際にこういう形で実現すればいいとは思います。
〔委
員〕
皆さんの意見がうまくまとまっているし、先ほど言われたように、見やすく、目
に優しいという印象があります。本当にうまくまとまっていると思います。
〔委
員〕
サブタイトルがいいと思います。また、今まで私たちが話し合った言葉がキーワ
ードとして入っているので、参加できたという実感があって、とてもうれしいです。
〔会
長〕
皆さん、おおむね褒めていただきましたが、家に帰ってもう一度読んでいただく
と、おかしいと気付くところもあるかもしれません。もう一回議論できる時間はあ
るのですか。
〔事務局〕
次回の日程の連絡と一緒に、意見を書いていただくシートを送らせていただきま
すので、ご意見等があればお願いしたいと思います。
〔会
長〕
特に大事なのは、基本理念のスローガンの部分だと思いますが、今回、サブタイ
トルを加えるということで、少し盛り込みすぎではないかという気もします。皆さ
んの意見を踏まえて、キーワードとして入れ込んだということですが、気付かれた
ことがあれば、ぜひお寄せいただきたいと思います。
【4.その他】
〔事務局〕
次回の審議会は4月 18 日から4月 22 日の間に開催したいと思っています。
5月に、その修正案を基に議会のほうへ報告をし、その後パブリックコメントを
実施する予定です。その後、皆さんで再度ご審議をいただいて、まとめるという形
12
にしたいと考えています。
23 年度については、
審議会を3回開催する予定ですので、
よろしくお願いいたします。
【5.閉 会】
〔副会長〕
今日も長時間、ご苦労さまでした。修正案も出され、内容がだんだん濃くなって、
いいものになってきたと思います。
この総合計画ができた次の段階として、1年に1回でも、評価をする場を持つこ
とができればと思っています。そういう場で意見を言わせていただく形で、参画さ
せていただければと思っていますので、よろしくお願いいたします。
〔会
長〕
お忙しいところ本当にありがとうございました。今年度はこれで終わりとなりま
す。本当にお世話になりました。また、4月以降、よろしくお願いいたします。
(終了)
13