2学期が始まりました―平穏無事に感謝

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平成26年9月1日
9月号
NO 5
流山市立西深井小学校
校長
大橋 哲也
2学期が始まりました―平穏無事に感謝
大橋 哲也
久しぶりに子ども達の元気な顔が学校に戻ってきました。大きな事故もなく、平穏無
事に第2学期を迎えられたことを喜ぶとともに、感謝の念を持ちます。広島市を襲った
強大な土砂災害をはじめ、水難事故(松戸市の小学1年生も貯水池で水死しました)など
で尊い命を失ったという痛ましいニュースが、この夏も度々聞かれました。
「もし、被災
地が西深井地区だったら…、事故の犠牲者が本校の子どもや保護者だったら…今日の始
業式をどんな気持ちで迎えただろうか。」そう考えただけで胸が押しつぶされそうになり
ます。改めて、「命の尊さ」や「安全安心への備え」という観点で教育活動を振り返り、
充実させていきたいと思います。
8月21日全校登校日に、私は子ども達に四つ質問しました。
①友達や先生に話してみたくなるような学校ではできない体験をしたか。
②「早寝・早起き・朝ご飯」規則正しい生活をしているか。
③お盆などで、久しぶりに会う親戚の方にきちんと挨拶ができたか。
④夏休みの宿題は、終わったか。
四つの質問で、一番手が上がらなかったのは、④夏休みの宿題でした。小言は言わず、
「まだ夏休みは10日もあるよ。」と励ましました。夏休み後半の生活振りはいかがだっ
たでしょうか?
2学期は、運動会をはじめ体験を重視した教育活動が多数計画されています。これら
の教育活動を通し、子どもの活動性(やる気)は鍛えられ、たくましさや思いやりを深め
ていきます。この時期の子どもにとって重要な活動性(やる気)は、規則正しい生活から
生まれると言われます。
「早寝・早起き・朝ご飯」を子どもの健やかな成長・発達の基本
として、ご家庭でもご一考をお願いします。
9月11日(木)10:45~12:00 に、
「公益財団法人ニューフィルハーモニーオーケス
トラ千葉」の演奏によるスクールコンサートを、本校体育館で行います。プロによる本
格的なオーケストラ演奏を鑑賞できるよい機会であり、音楽を通して子どもたちの豊か
な情操を育てる一助となるのではないかと考えます。せっかくの機会ですので、保護者
や地域の方々にも、是非ご観賞いただき、素晴らしい一時を共に過ごしたいと思います。
スクールコンサートのご案内をお持ちの方は、9月5日(金)までに申込書をご提出
ください。案内をお持ちでない方は、電話連絡でも構いません。たくさんの方々のお越
しをお待ちしています。
月
火
水
木
金
5
避難訓練
夏休み作品展
10
小・中あいさつ
運動
4
集金日
夏休み作品展
外国語活動 5.6 年
11
スクールコン
サート
16
17
福祉体験 4 年
18
校内研究会
23
秋分の日
24
25
修学旅行 6 年
(26 日まで)
1
始業式
集団下校
下校 11:05
8
委員会
2
特別日課
下校 11:55
3
平常日課
発育測定
9
15
敬老の日
22
運動会練習開
始
29
外国語活動 5.6 年
12
修学旅行説明会
すくすく教室
外国語活動・読
み聞かせ 5.6 年
19
外国語活動 5.6 年
読み聞かせ 1.2 年
すくすく教室
26
読み聞かせ 3.4 年
すくすく教室
土
日
6
PTA運営委員
会
市内科学作品展
13
7
市内科学作品展
20
東葛教育展
21
東葛教育展
27
中学校体育祭
28
14
30
授業参観・懇談
会
全国学力・学習状況調査の過去の結果から、学力と学習・生活環境は大いに関連性が
あり、「学力は家庭学習で向上する」ということがわかってきました。小学校の学習は、
将来児童が社会へ出るための基礎となる大切なものです。学校で学力向上に取り組んで
いくと同時に、学校と家庭が連携することで、学習内容がより確かに定着し、学力が伸
びていくと考えます。家庭学習によって、次のような教育的効果が期待できます。
① 学習内容の定着・・・家庭で復習することにより、習熟・定着を図る。
② 脳の活性化・・・脳も手足の筋肉と同じように、毎日繰り返し使うことで活発に働く。
③ 学ぶ習慣をつける・・・毎日続けることにより、自ら進んで学ぶ習慣が身につきます。
④ がまん強さ・根気・集中力をつける・・・テレビやゲームなどの誘惑に打ち勝つことにより、
養うことができる。家族の協力が大切になる。
⑤ 家族のふれあい・・・家族のふれあいの機会が増えることは、子どもの精神の安定につなが
り、心身も頭脳も健やかに育つ。
落ち着いて学習に取り組めるよい季節となりましたので、学校でも子どもたちの状況
を見ながら少しずつ取り入れていきたいと考えています。
*運動部・・・ミニバスケットボール技術講習会に参加しました。男子は全勝するという素
晴らしい成績を修めました。女子は残念ながら全敗でしたが、最後までゲームをあきら
めない闘志や仲間への声掛けに成長を感じました。秋の大会が楽しみです。
*吹奏楽部・・・美原納涼祭で演奏をしました。たくさんの保護者や地域の方々が見守る中、
4曲を披露しました。日頃の練習の成果を発揮し、自信を持って発表しました。
の言葉初めて使ったね」「その言葉いいね」「それってどんな意味なの?」など話しかけ
てください。親子のコミュニケーションが増えたり、より知的になったり、逆に気づか
されることも非常に多いですよ
そもそも、子どもは「知らないことを知りたい」という欲求や、好奇心を持っていてそ
の気持ちは年齢が下がるほど強くなっていると思います。学校では辞書の指導を小学 3
年生からしますが、子どもの成長を考えると、もっと早い時期から辞書に触れられない
ことはとってももったいないことです。
「辞書引き」学習の目的は、子どもが「問う」
「知りたい」を自分で満たせるように成長
すること。自分の力で、新しい言葉と出会うことによって言葉を磨いていく・成長して
いく姿を具体的に見れるのがとても感動的で、逆に気づかされることも多いですよ。
「辞
書引き」学習が多くの子どもたちの向学心、好奇心に役立つ勉強法となるだけではなく、
親子のコミュニケーションも増えるよいきっかけとなることを望みます。
(1)「知りたい」が刺激され、学ぶ楽しみを知ることができる。
子どもにとっては、いわば“言葉との楽しい遊び”。調べた言葉にふせんを貼っていくと
いう遊び感覚で取り組むことで、そのうち別の言葉への興味を刺激され、いつのまにか
夢中になってページをめくるようになります。また、それを人に教えようとすることで
学ぶ楽しみを知っていくのです。
(2)物事に疑問を持ち、自ら解決する力をつけられる。
新しい言葉と出会うことで「これは何だろう?」と疑問に思い、調べるようになります。
疑問に思ったら調べる癖がつくことは、自ら問題を解決する力の獲得ともいえます。こ
れは、生きていくうえでとても大切な力です。
(3)言葉との出会いが、新しい世界の扉を開いていく。
辞書には、必ずしも子どもが求める答えが載っているとは限りません。ところが、これ
は子どもに新しい疑問を抱かせるきっかけにもなります。知らない言葉に出会っては調
べるという行動を通して、子どもは新しい世界の扉を開いていくのです。
(4)正しく豊かな語彙力を身につけることで、
相手の立場にたって物事を考えられるようになる。
「辞書引き」学習をやっていると、表現力やことばの密度が変わってきます。意識して
ことばを使うようになるので、より伝わるように相手の立場にたってことばを選んだり、
工夫をするようになります。
(5)親子のコミュニケーションが増える。
言葉を通して子どもの成長・発達を実感できます。言葉の使い方が変わってきたら、
「そ