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京都議定書の改正と第2約束期間について

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京都議定書改正及び決定案の採択について
気候変動に関するドーハ会議 報告会
2013年1月11日
FoE Japan顧問
小野寺ゆうり
この活動は(株)セディナの地球にやさしいカード((財)緑に地球防衛基金)と地球環境基金の助成を受けて実施されています
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7年間の交渉を終えた作業部会
Ship
Jumpers??
2005
2007
2009
2011
2012
2015
京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する 特別作業部会(AWG-KP)
... 2020
第二約束期間 条約の下での長期的協力の行動のための
特別作業部会(AWG-LCA)
強化された行動のためのダーバン・
プラットフォーム特別作業部会
(ADP)
モントリオール
バリ
コペンハーゲン
カンクン
第1回 議定書締
約国会合
ドーハ
(仏)
第8回 議定書締
約国会合
第1期米オバマ政権
第2期米オバマ政権 (∼2016)
2
第二約束期間へのコミットメント
参加の意思表示を行いQERLO算出を提出した先進国
EU(27ヶ国) オーストラリア ノルウェー スイス リヒテンシュタイン
モナコ公国
QERLO提出済みだが第二約束期間改正案批准を見送ると見られる国
ベラルーシ(白ロシア) ウクライナ カザフスタン
第二約束期間不参加国
日本 ロシア ニュージーランド カナダ(加は議定書を離脱)
3
ドーハへ向けた未解決課題
• 低い先進国の緩和削減目標
• 約束期間の長さ(5/8年)
• 提出された先進国目標のQERLO排出枠への変換
• 第一約束期間からの繰越排出枠の扱い
• 京都メカニズムへの参加適格性
• 改正案発効
2013年以降
日本がCDMを継続で
きるかどうかの関連で
注目された
の期間の法的措置
• 運用面での約束期間移行の継続性の確保
4
採択された改正案及び決定(CMP/L.9)
新ガス
三フッ化窒素(NF3)の追加(京都議定書附属書A)
期間
第二約束期間は2013年1月1日より2020年12月31日 (para.4)
改正の暫定適用
締約国は改正が発効する 、暫定的に効力を持たせる事が出来る。暫定適用を行わない場合、国内法に準拠し改正内容を実施する(para.
5-6)
▶採択はされたがコミットメントを有する締約国が迅速に批准するかは分からない。発効(締約国の3/4批准)できない可能性も。
緩和野心
附属書Bに記載された先進国の(第二約束期間の)削減量は90年比で2013­2020年ー18%(3条para.1 bis)。
先進国は全体で2020年に90年比で25­40%削減に近づける様2014年 にそれぞれの目標の見直しを行うことができる。 コミット
メントを有する締約国は2014年4月 に自国目標の野心強化の意見提出を行い、 同年の最初の会合の閣僚級ラウンドテーブルで検討、第
9回締約国会合で検討する為の報告を準備する(para.7-11)
適応支援
CDM削減クレジットの2%を途上国の締約国での適応を支援することとする(para.20)。第二約束期間の排出量取引(AAU)と共同実施
(ERU)の2%を適応基金に編入する(para.21)
余剰排出枠の繰越
第二約束期間に削減義務を有する先進国の締約国は削減クレジット(ERU, CER)を排出枠の2.5% 繰越すことが出来る(para.23,
24(a))。繰越余剰排出枠は同国の第二約束期間義務達成に用いることが出来る(para.24(b), 25)。第二約束期間の排出枠を有する締約国で
第一約束期間の余剰排出枠を有する場合、同期排出枠の2%相当 を他の第二約束期間参加締約国から獲得出来る(para.26)
▶クレジット (ERU、CER) の繰越は2.5% のみ。繰越排出枠(AAU)は自国の第二約束期間目標達成に使えるが、他国から獲得分は第一
約束期間排出枠の2%相当 に限られる
▶第二約束期間不参加締約国保有のものを含め第一約束期間からの余剰排出枠・クレジットは抹消された訳ではなく先送り。ポスト
2020枠組の交渉や条約の下での新市場メカニズムの議論で浮上する可能性が高い
第一約束期間の最初の3年間の平均排出量の8倍を上回る差の排出枠は無効とする(3条para.7 ter)
▶第二約束期間中生み出されるホットエアー(余剰排出枠)を強制的に抑制
京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する特別作業部会(AWG-KP)はその使命を達成し終了するものとする(para.30)
第一約束期間の余剰排出枠を第二約束期間の目標達成に用いない旨の政治宣言(Annex II):
オーストラリア、EU27ヶ国、日本、リヒテンシュタイン、モナコ、ノルーウェー、スイス
5
京都メカニズム参加資格
• 締約国の先進国は既存及び新規CDMプロジェクトを継続・参加出来るが、削減クレジット(CER)の移転と獲
得は第二約束期間にコミットする締約国に限る(para.13)
➡ 日本は第一約束期間後もCDMプロジェクトに継続、参加出来るが、そこから生み出されるクレジッ
ト(CER)を他に売ることは出来ず、他国から買うことも出来ない。
➡ 公的資金でCERを買い上げざるを得ない可能性が高いが、第二約束期間の目標を持たない限り使い
道は無い
• 第二約束期間改正を批准し且つ排出枠を有する締約国のみが削減クレジット(CER)を排出削減義務達成に用い
ることができる(para.14)
• 第二約束期間削減義務を負う締約国間でのみ排出枠及び京都メカニズムクレジット(AAU, CER, ERU, RMU)
の第二約束期間中の移転と獲得ができる(para.15(a))
➡ 京都メカニズム市場から事実上閉め出された日本
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左上:会議期間中週末に行われたNGOによる市内行進
右上:会議場内でのプロテストアクションの例
右下:議定書改正案が採択された瞬間
Some Moments
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有り難うございました
FoE Japan 顧問
小野寺ゆうり
www.foejapan.org
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