祈りの友 第 144 号 - 日本CEF(日本児童福音伝道協会)

祈りの友
第 144 号
2015年7月
祈りについて
リース・カウフマン
CEFの働きにとってぜひとも必要な
要素がふたつあります。それは神さまのみ
ことばへの絶対的な従順と祈りです。この
ふたつの要素が限度一杯に(完全に)適用
されるなら、成果は私たちが願うところ、
思うところのすべてを越えてかなえられま
す。
このふたつの要素の第一番目は、それが
一番目に来なければなりませんが、神さま
のみことばへの絶対的な従順です。これを
ただ単なる決まり文句のように思うという
意味ではありません。むしろ私たちはひと
りひとり、毎日神さまのみことばを一生懸
命に学び、私たちの心がご聖霊の導きに敏
感であるようにすべきであるという意味で
す。これはクリスチャン生活に自動的に起
こることではありません。それは懸命な努
力を必要とします。マタイ 5:6 は「義に飢
え渇く者は幸いです。その人たちは満ち足
りるから。
」
と言っています。
私たちが、
今、
そして将来、祈りの主題について言うすべ
てはこの根拠、神さまのみことばへの絶対
的な従順に基づいています。霊的力は霊に
ついての神さまの法則への従順に応じて信
者に与えられます。私たちは勝利を求めた
り獲得したりしません。それらは従順な生
活の副産物です。
二番目の要素は祈りです。エディンバラ
で、D・L・ムーディが子どもの集会でお
話しした中で、
「祈りとは何ですか。
」と質
問しました。驚いたことに子どもたちの手
がたくさん上がりました。ムーディが小さ
な男の子を指名すると、彼は「祈りは私た
ちの願いを神さまのみこころに沿って、キ
リストの御名によって、罪を告白して、神
さまのあわれみに感謝して、神さまに祈り
をささげることです。
」と答えました。明ら
かに子どもたちは祈りについてよく教えら
れていました。ある程度は、私たちは皆、
祈り方を知っており、私たちの働きについ
て何を祈ったらいいかを知っています。け
れども私たちは祈っているでしょうか。私
たちは子どもたちの救いとCEFの働き
のためにきのう祈りにどれくらい時間を
取りましたか。
私たちは子どもたちに教えるすばらし
い教材を持っていることで知られています。
しかしながら、私たちは肉の武器は弱いこ
とを覚えなければなりません。私たちの働
きの永続的成果はご聖霊の働きに完全に頼
ることであり、ご聖霊の力が祈りを通して
私たちの努力の成果を生み出します。
神さまが私たちの源です。このことを覚
えることはぜひとも必要です。私たちは神
さまを見上げ、神さまに頼り、神さまに期
待し、神さまに信頼します。神さまが私た
ちに備えてくださる方です。そして神さま
は、私たちのものにならないのは、私たち
が願わないからですと言っておられます。
人類に知られている最大の力は祈りの力
です。ヨハネ 15:7,8 でイエスさまはこう
言っておられます。
「あなたがたがわたしに
とどまり、わたしのことばがあなたがたに
とどまるなら、何でもあなたがたのほしい
ものを求めなさい。そうすれば、あなたが
たのためにそれがかなえられます。あなた
がたが多くの実を結び、わたしの弟子とな
ることによって、わたしの父は栄光をお受
けになるのです。
」
讃美歌の作詞者、ジョセフ・スクライヴ
ェンは「いつくしみふかき」の中で次のこ
とを熟考しています。
「ああ、何という平安を私たちは
しばしば失っていることか。
ああ、何と必要のない苦痛を
私たちは我慢していることか。
私たちが祈りですべてを神さまに
持っていかないために。
」
(英文)
ロバート・ホールは「信仰による祈りは
偉大な主が与える宇宙で唯一の力である。
祈りは主権者の治療法である。
」
と言ってい
ます。
祈りには力があるだけでなく、祈りには
主観的な価値があります。あなたや私が一
日中神さまとお話しするときを持つなら、
私たちに神さまの臨在を絶えず気づかせま
す。神さまを恐れることは神さまの臨在に
絶えず気づいていることだと言われていま
す。聖書は神さまを恐れることは知恵、知
識、理解の始めであると言っています。理
解力のある人は卓越した人です。あなたや
私が神さまの臨在にもっと気づくようにさ
せることはすべて、子どもたちにキリスト
を伝える私たちの働きにとって非常に貴重
です。一日中神さまにお話することがこの
ことを成し遂げるのであれば、神さまにす
べてのことについて私たちは毎日一日中神
さまの御坐の前で祈る習慣を育てる必要が
あります。
私はかつて、デピュテーションのために
アメリカ合衆国の中西部を旅行している宣
教師に会ったことがあります。彼の一番の
必要と願いは毎日、彼のために祈ってくれ
る 10 人を見つけることだと彼は私に言い
ました。もしこれが成し遂げられれば、ほ
かに何の必要もなく、彼の働きには守りと
力が与えられるのです。何という目標でし
ょう。
けれども 10 人の忠実な祈りの戦士を
見つけることは何と難しい仕事でしょう!
私たちはCEFで忠実な経済的支援者を得
ることも難しいことを知っています。この
ことに関してE・M・バウンズは言ってい
ます。
「50 人の支援者に対してわずかひと
りの熱心に祈る人が見つかるだろう。
」
疑いなく(正しく)
、私たちの第 1 の祈り
は私たちの個人的な霊的必要に向けられる
べきです。神さまはまず私たち自身の生活
に働かなければなりません。このことをす
るために、私たちの弱さがどこにあるかを
決めるために神さまのみことばの光の中で
神さまの前で私たちの心を調べ、それから
毎日主と詳細にわたりこれらの領域につい
て話し合わなければなりません。次のよう
な領域を考慮されたらいかがでしょうか。
 自我への勝利と人への愛の増加
 失われた子どもたちへのさらに
大きな重荷
 罪を憎み、敬虔さを渇望する
 みことばへのより大きな喜びと
みことばを実行し続ける力
 神さまへの愛と献身の増加
リスト(一覧表)はまだまだ続きます。
ご聖霊がどの領域について祈るべきかを導
いてくださいます。このような願いを神さ
まが拒まれると思いますか。へブル 4:16
は「ですから、私たちは、あわれみを受け、
また恵みをいただいて、おりにかなった助
けを受けるために、大胆に恵みの御座に近
づこうではありませんか。
」
と言っています。
私は「あなたはきのう、祈りにどれくら
い時間を取りましたか。
」と質問しました。
二番目の質問です。
「あなたは今日、どれ
くらい祈りに時間を取りますか。
」
(CEF会長)
聖句は日本聖書刊行会の新改訳聖書を使用しました。
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