平成 27 年 3 月 11 日 企画チーム 佐藤昌男 けやき倶楽部・会員による「発表講演会」と「懇親会」の報告 1.日 時:平成 27 年 3 月 11 日(水)13:30 ~ 15:30(懇親会 16:00 ~ 17:30) 2.テーマ:「犯罪に関するはなし」 3.会 場:千葉大学(西千葉キャンパス)人文社会科学系統研究棟 2 階マルチメディア会議室 4.参加者:69 名(懇親会:62 名) 5.発表者:野村京生会員 6.発表者のコメント(抜粋) : 日本は、犯罪率の国際比率で上位にランクされ、治安が良いとされています。治安の要素は何か、 誰が判断するのか、考えるべきことです。警察を離れて20数年になりますが、治安を乱す要素である 犯罪については、関心なしと言えば嘘になります。犯罪に関与しないで済むことが一番でしょう。関与 した経験のない方が、 「隣の花は美しい」の感覚で尋ねられるのかも知れません。犯罪とは何か、犯罪予 防の方策、発生した犯罪の捜査について、考えていることについて述べたいと思います。 挨拶する生田会長 講演中の野村会員 発表レジュメ: 1、はじめに 2、犯罪とは 3、犯罪はどの位発生しているの ①犯罪情勢 ②諸外国との比較 4、安全と安心について 5、刑罰とは ①意義 ②刑事手続 ③刑罰の効果は 6、捜査 ①捜査手続 ②捜査上の問題点 7、犯罪者が狙うのは ①犯罪者学 ②犯罪者心理 ③犯罪者の狙い目 8、被害者の扱い ①被害者学 ②被害者支援策 ③ストックホルム症候群 9、犯罪を予防するには ①犯罪予防理論の潮流 ②割れ窓理論 ③防犯環境設計 ④防犯カメラ ⑤地域安全マップ ⑥ゲーテッド・コミュニティ 10、犯行を予測できるの ①犯罪プロファイリング ②データマイニング 11、おわりに ところで、4 年前の会員発表会の最中に東日本大震災が発生し、それに続いて懇親会の最中も大きな余 震がありました。その後の混乱は皆さんもご承知の通りです。その記憶を忘れず、早期の復興を祈念し て、今回は犠牲者に対する黙とうから始まりました。 野村会員は警察に勤務されていましたので、豊富な経験をもとにわかりやすく犯罪の話をされました。 けやき倶楽部の中でも大きな声の人として知られており、発表もその通りのものでした。犯罪の話は具 体的で分かりやすく、防犯対策に大いに役立ったと思います。 質問に応える野村会員 各家庭の防犯対策は犯罪者の心理分析から対 策を立てるというお話は聴衆のみなさんの関 心を呼びました。 町の防犯も、住んでいる町の道路事情などに より、犯罪の起こりやすい場所が割り出せる という話は非常に参考になったと思います。 講演会後の懇親会は生協食堂フードコート1で開催され、62 名の会員が参加されました。 軽食とビール、酒、焼酎またはお茶など飲みながら、会員同士が交流を深めました。
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