平成 27 年度 神戸税関との意見交換会 2015/11/13 会場:(一社)神戸貿易協会 会議室 今年度も神戸税関と(一社)神戸貿易協会との意見交換会を 実施致しました。神戸税関業務部から 6 名の方にご来会頂き、 (一社)神戸貿易協会から 26 社 35 名の方にご参加頂きました。 神戸税関との意見交換会 平成 27 年度 神戸税関との意見交換会 会場:(一社)神戸貿易協会 会議室 1.開会挨拶 本会副会長 長田 庄太郎氏、神戸税関業務部長 吉田 宏信氏より開会挨拶を頂きました。 2.神戸税関の業務等の説明 (1) 申告官署の自由化等について Ⅰ 申告官署の自由化・通関業制度に関する研究会 ポイント Ⅱ 申告官署の自由化・通関業制度に関する研究会 意見募集について Ⅲ 申告官署の自由化・通関業制度に関する研究会 とりまとめ Ⅳ 輸出入申告官署の自由化等について Ⅴ 輸出入申告官署の自由化等について(資料編) 《説明》 業務部統括審査官 沖田 芳樹 氏 (2) 品目分類を巡る話題 Ⅰ IGBT デバイス・ハイブリッドカーの分類問題 Ⅱ 事前教示制度をご活用ください 《説明》業務部首席関税鑑査官 山下 義彦 氏 当日の資料につきましては、各資料タイトルをクリックして確認頂けます 1 神戸税関との意見交換会 (3) AEO 制度について Ⅰ AEO 制度について (相互承認の効果や現状、特定輸出申告、AEO 認定までのプロセス等) 《説明》業務部認定事業者管理官 福田 利博 氏 (4) EPA を巡る状況について Ⅰ EPA を巡る状況について (EPA の進捗状況、日本の貿易総額割合、TPP 協定 原産地規則) 《説明》 業務部原産地調査官 宗本 文明 氏 3.意見交換会 Ⅰ 事前質問への回答 Ⅱ 意見交換会(質疑応答) 〈進行〉(一社)神戸貿易協会副会長(輸出入部会長) 船越 照平 氏 4.閉会挨拶 長田 庄太郎氏より閉会の挨拶を頂き、今後とも定期的開催を約し散会致しました。 (次ページから意見交換会での質問と回答を掲載しています) 2 神戸税関との意見交換会 意見交換会での質問と回答 Q 新商品の通関に関して質問がある場合、海貨業者に尋ねたりしております。ヤフー知恵袋などで検索 する事もありますが信頼性はありません。税関のウェブサイトで質問できる場があれば助かるのですが A 新商品の HS コードの関係であれば、関税鑑査部門にメールまたは電話で質問をお願い致します。 通関手続き全般でしたら、税関 HP のカスタムズアンサーに問合せ頂くか、税関相談官にご相談下さい。 -------------------------------------------------------------------------------------------------Q 区2、3書類で電子送信したものについて、申告状況がわかるようにして欲しい。例えば、申告照会画面 で、税関担当者の名前が分るなど。 A 申告状況の件につきましては、検討が行われまれたが、システムでの対応はできないとの結論に至ったと 聞いております。また税関の担当者については、ご面倒ですが個別に税関にお問合せ下さい。その部門で あれば申告番号さえ言って頂ければすぐにわかるようになっております。 Q 時間外の申告について、特通がない官署で申告、審査中に時間外申請した場合、特通へ変更するための 官署の訂正できないか? A 輸出入とも輸入については予備申告中も含めシステム的な申告官署の訂正はできない仕様となっていま す。当初の申告先で申告撤回の手続きを経て、本関の特通部門へ申告を願います。また申告関係書類 (MSX 業務を利用した提出も含め)改めて特通宛てに申告して頂く事になります -------------------------------------------------------------------------------------------------- Q 通常、開被検査を受ける際は、影が映った等、理由を明確に受け検査対応を行っていますが、最近は特に 理由を述べられず、X線検査後に開被検査の指示を受けることが多々あります。状況を見ているとX線検 査を行う当初から開被検査を実施する方向であったように感じます。検査にあたり異議は特にありません が、急な指示は実務上スケジュールを急遽変更する必要があり、検査立会担当者と時間の確保が困難にな ります。X線検査確定の時から開被検査指示を受けておればスムーズな対応ができますので、柔軟な指 示・対応をお願いしたい。 A 貨物検査の実施については、申告内容も含め総合的に税関で判断しております。大型X線検査で開被検査 する必要があれば検査させて頂いておりますが、ご指摘頂いておりますように、時間・経費等についてご 負担をお願いする事があり、税関としても過度の負担にならないよう考えております、ただ国民の安全・ 安心の部分を含めると、税関のやるべき検査についてはしっかりとやらせて頂きたいと考えております。 3 神戸税関との意見交換会 Q 私の会社もX線検査から開被検査になりました。結果は何もなかったのですが、税関からは「問題ありま せんでした」という連絡だけでした。何故検査になり、何がおかしかったのかを教えて貰えない為に、今 後、自分達で検査にならないような対処もできない為、結果的にモヤモヤが残る状況になっています。 A 行政官署には説明責任という部分もありますし、お気持ちも理解できます。ですが検査になった時に何が あったからこうだという事を説明する事によって弊害が出てくる場合もございます。ただ対応において素 気なく受取られたのであれば、それについては考えなければと思います。ただX線検査を受けた後に、こ ういった理由で開被しますという説明は致しかねる事を何卒ご理解下さい。 -------------------------------------------------------------------------------------------------Q 真珠の展示会において、昨年 200 万円以上の高額取引が 100 件以上あった。その場で持って帰りたいとい う海外バイヤーの方が多数おり、その際は乙仲業者にポートアイランドの出張所まで通関に走って頂い た。そういった場合、会場に臨時の税関出張所を設けて頂く事は現状可能でしょうか? A 既にご相談頂いている内容かと思われますが、現行の制度では不可能だと思われます。ただそういったご 要望がある中でどういったふうにやっていけば対応できるのかについては現在検討しております。 A 追加で回答させて頂きますと、現状として輸出貨物の航空機への搭載確認が十分にできない場合や消費税 の輸出戻し税の関係などもございますので、まずはそちらをしっかとして頂く上でも、通関業者を介して 申告して頂く事をお願い致します。 -------------------------------------------------------------------------------------------------Q 申告官署自由化の検査立会いについてですが、例えば倉庫の担当者であっても通関の従業者登録をすれ ば意見の陳述や主張が可能との事ですが、それをすると従業者登録が激増しませんか、または検査の為の 従業者登録を設けるのでしょうか? A.今までと同様の従業者登録になります。実際は通関業の営業所の方に兼務する形で登録を行います。登録 には管轄する税関に事前に従業者登録の届出を行って頂く必要があります。 -------------------------------------------------------------------------------------------------Q AEOを所得していますが、使っている立場からすると非常に制限があり、一部メーカーの物を輸出する 際には非常にメリットはあるが、その他多くの取り扱いについては適用されない。AEO業者のメリット をもう少し広げていただくと魅力的だが、現状は余りメリットが感じられない。 A.そのご意見については他事業者様からも伺っております。メリットという言葉が適切かはわかりませんが 現在、我々も他部署と相談の上で検討はしております。 (以上) 4
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