病院実習レポート 北井 悠一朗 0600-17-9933 実習期間 :8 月 14 日∼9

病院実習レポート
北井
0600-17-9933
:8 月 14 日∼9 月 4 日
実習期間
実習先
悠一朗
:
(i)
Columbia University, College of Physicians and Surgeons,
Department of Surgery Division of Cardiothoracic Surgery
177 Fort Washington Avenue
MHB 7-435
New York, NY 10032-3713
Telephone 212-305-0423
Fax 212-342-1602
Host
:
Yoshifumi Naka, MD, PHD
Associate Professor of Surgery
Director, Cardiac Transplantation and Mechanical Circulatory
Support Programs
(ii)
THE CHILDREN’S HOSPITAL OF PHILADELPHIA (CHOP)
34th Street and Civic Center Boulevard, Philadelphia, Pennsylvania
19104-4399
Telephone 215-590-1190
せっかくアメリカまで行くのだからということで、去年コロンビア大学の実習
に参加していた藤本先輩の勧めで 2 日間だけですが、CHOP の見学にも行って
きました。
今回のアメリカの病院見学を紹介してくださった武田先生、コロンビア大学の
中先生、高山先生、田畑先生、合田先生、CHOP の中西先生、西崎先生、色々
と本当にありがとうございました。
1. 病院実習をするための手続き
・コロンビア大学
病院実習をする際の誓約書 2 枚
ワクチン接種に関する証明書 1 枚
ワクチンは学校の抗体価検診で、麻疹の抗体価が足りなかったことが分かり、
学校でワクチンを打ってもらうことができました。B 型肝炎はまだワクチンを
打っていなかったので、町の個人病院に予約をし、2 回目の段階まで打ってもら
いました。ワクチン接種に関する証明書は、大学の時計台の前にある学生課で
100 円で書いてもらえます。
・CHOP
病院実習をする際の誓約書 7 枚
在学証明書 1 通
Curriculum Vitae 1 通
Health Insurance 1 通
推薦書 1 通(本当は 3 通必要みたいです)
パスポートのコピー1 通
推薦書はアメリカの場合は 3 枚提出するのが一般的らしく、できれば日本の先
生で構わないので 3 人に書いてもらうように書いてありました。ただ、これに
気づいたのが遅く、自主研で通っていた研究室の先生お1人に書いてもらって
送っただけなのですが、それでオーケーとのことでした。Curriculum Vitae は
英語版の履歴書のことですが、ネットで書き方などを調べて自分で書きました。
Health Insurance とは、通常の観光がメインの海外旅行などでも入る保険の証
明書のコピーのことです。
2. 航空券、ホテル
航空券はネットで格安航空券で検索して取りました。8 月に行く人は、混む時期
なので、できるだけ早い時期に取っておくべきだと思います。5 月に航空券を探
し始めたのですが、非常に苦労しました。
NEW YORK で泊まったホテルは M NEW YORK というアパートメントホテル
です。このホテルはネットで直接予約しました。地球の歩き方にも載っていま
す。マンハッタンのミッドタウンにあり、交通の便も良い立地条件です。宿泊
費は 1 日大体 8000 円ほどだったと思います。NEW YORK では 2~3 万払って
もごく普通のホテルしか泊まれないので、そこそこ良い値段だと思います。向
こうに行ってから知ったのですが、日本人の人が普段 NEW YORK で借りて生
活しているアパートを、その方が日本に帰ってきている間に低価格で貸してい
ただけるという方法もあるようです。ニューヨークに住んでいる日本人専門の
ホームページを日本からでも見ることができるらしく、そこに載っているよう
です。
PHILADELPHIA で泊まったホテルは BEST WESTERN CENTER CITY
HOTEL という地球の歩き方にも載っているホテルなのですが、駅からも少し遠
く、CHOP からも遠いため、もっと良いところがあるかもしれません。このホ
テルは河原町三条にある JTB に行き、取ってもらいました。
3. ニューヨークからフィラデルフィアの行き方
地球の歩き方にはニューヨークからフィラデルフィアの行き方としてはアムト
ラックという鉄道しか確か載っていないのですが、バスの方が圧倒的に安く乗
り換えもいらず楽なのでお勧めです。僕の乗ったバスは Grey Hound Bus とい
うバス会社のもので Port Authority Bus Terminal というところから出ていま
す。確か往復で 50 ドルだったと思います。もっと安くあげたいという人はニュ
ーヨークとフィラデルフィアのチャイナタウン同士を結ぶバスが往復 20 ドル
で出ているのだそうです。
4. 実習内容
コロンビア大学では、心臓外科を中心に見学しました。アメリカ人に話しかけ
るのは初め緊張するかもしれませんが、旅の恥はかき捨てだと思って、アメリ
カ人の医師や看護師の方に自己紹介をしたり、今どのような内容の手術をして
いるかを質問するなど、積極的に話しかけることをお勧めします。アメリカ人
はフレンドリーな人が多いので、たいていは親切に何をしているかなど教えて
くれるはずです。脳外科や呼吸器外科などは中先生の管轄外になりますが、そ
の時に手術をしている先生に、日本から来た学生だと自己紹介して頼めば見学
させてくれるはずです。
CHOP は小児に関する様々な専門分野のある PHILADELPHIA のとても大きな
小児病院です。CHOP では 2 日間の見学となったのですが、1 日目は中西先生
が専門としていらっしゃる発達行動小児科の外来を見学させていただきました。
英語での子供へのカウンセリングが何時間も続き、ほんの少しは理解できても、
なかなか全体を理解することはできませんでした。2 日目は西崎先生に ICU の
見学をさせていただきました。とても急がしく未熟児や、嚢胞線維症で肺移植
後に感染症になった子供、達の管理に忙しく部屋を回っておられました。日本
人の先生なのに 1 対 1 でもずっと英語で話して下さり、結局は 1 度も日本語を
交わさなかったのには非常に驚きました。
コロンビア大学も CHOP も基本的に月∼金のみ病院実習なので、休日はニュー
ヨーク市内にある美術館や博物館に行ったり、循環器内科からの紹介でデトロ
イトに病院実習に行っていた友達と合流してメジャーリーグの観戦に行ったり
しました。
日本の先生方がアメリカで働く上で、メリットだと思っていること、その反面
大変だと思っていることが分かりました。ひとりで外国に行ったのも初めてで、
アメリカ人と話す度胸もつきましたし、アメリカで働く先生方の気持ちも分か
り、非常に良い経験ができたと思います。武田先生、そしてアメリカで僕の相
手をして下さった先生方、本当にありがとうございました。