2011 年 度 子どもの性的虐待に対する初期対応研修の実施 事業報告書 特定非営利活動法人 日本子どもの虐待防止民間ネットワーク 目 次 1 はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2 事業の実際・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 3 事 業 の 成 果 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 18 1 はじめに 子 ど も の 虐 待 は 全 国 の 児 童 相 談 所 が 認 知 し て い る 件 数 だ け で も 2009 年 度 44,221 件 、 性 的 虐 待 1,350 件 で 全 体 の 3.05% 、 2010 年 度 55,154 件 、 性 的 虐 待 1349 件 全 体 の 2.44% と な っ て い ま す 。こ の 数 字 は 性 的 虐 待 が 少 な い の で は な く 、ま だ 見 つ か ら な い 現 実 が あ る か ら で す 。子 ど も の 虐 待 対 策 が 進 ん で い る 欧米では周りから見つけやすい身体的虐待やネグレクトが早くから見つかり、 性 的 虐 待 に つ い て は 虐 待 対 策 が 進 む に つ れ て 、よ り 多 く 発 見 さ れ る よ う に な り ます。 わ が 国 の 子 ど も の 虐 待 対 策 は 2000 年 の 児 童 虐 待 防 止 法 の 制 定 か ら 、官 民 あ げ て 取 り 組 ん で い ま す 。し か し 、性 的 虐 待 の 発 見 数 は そ れ ほ ど 多 く あ り ま せ ん 。 こ れ は 、わ が 国 の 子 ど も 虐 待 対 策 が 身 体 的 虐 待 や ネ グ レ ク ト 中 心 で あ り 、性 的 虐待にまで行き着いていない現状があるからだといえます。 日 本 子 ど も の 虐 待 防 止 民 間 ネ ッ ト ワ ー ク は 、 2008 年 か ら ア メ リ カ の 民 間 虐 待 防 止 団 体 コ ー ナ ー ハ ウ ス と 連 携 し 、性 的 虐 待 対 応 の 手 法 を 学 ぶ RIFCR 研 修 会 を 行 っ て い ま す 。し か し 、ア メ リ カ か ら 講 師 を 招 聘 し 英 語 で の 研 修 で は お 金 も時間もかかってしまいます。 そ こ で 、日 本 財 団 の 助 成 を 得 て 日 本 人 講 師 を 養 成 し 、そ の 日 本 人 講 師 が 国 内 各地で性的虐待対応初期面接の研修会を行う事業を実施することになりまし た。 日 本 財 団 か ら の 助 成 が 決 定 し た 後 に 、 3 月 11 日 東 日 本 大 震 災 に 見 舞 わ れ ま し た 。さ ら に 東 京 電 力 福 島 原 子 力 発 電 所 の 事 故 が 発 生 し 、放 射 能 漏 れ が 起 き て し ま い ま し た 。こ の こ と で 、日 本 に 渡 航 す る こ と を 心 配 す る 海 外 の 方 が 多 く な り 、ア メ リ カ コ ー ナ ー ハ ウ ス と の 交 渉 も な か な か 決 ま ら な い 状 態 が 続 き ま し た 。 幸 い 、夏 ご ろ に は 来 日 が 決 ま り 、本 事 業 が ス タ ー ト で き る こ と と な り 、そ の 後 は か な り き つ い 日 程 と な り ま し た が 、予 定 通 り 事 業 を 行 う こ と が で き ま し た 。 1 2 事業の実際 (1) 日本人トレーナーの養成の準備 RIFCR 日 本 人 ト レ ー ナ ー 養 成 講 座 は 、 民 間 ネ ッ ト の 参 加 団 体 を 対 象 に し て 、 10 月 に 実 施 さ れ る 研 修 を CMPN の ChildFirst Japan が 担 当 し て い た だきました。 そ の 前 に 、 ChildFirst Japan が RIFCR ト レ ー ナ ー と し て 認 定 を 受 け る 必 要があり、9 月 1 日~6 日までの 6 日間、缶詰状態で、コーナーハウスから 派 遣 さ れ て き た ジ ュ リ ー さ ん の 研 修 を 受 け ま し た 。9 月 1 日 と 2 日 は ジ ュ リ ー さ ん の 講 義 を 聴 き 、3 日 か ら 6 日 ま で は 、毎 日 、ト レ ー ナ ー 候 補 者 が RIFCR (リフカー)研修の講義を担当し、参加者の前で実地訓練しました。 (2)日本人トレーナー養成講座 前 期 会場:名古屋市中区丸の内:アレックスビル会議室 日本人講師名 山 田 不 二 子・高 岡 昂 太・甲 斐 英 幸・櫻 井 具 子・鈴 木 浩 之・溝 口 史 剛・小 圷 淳子・工藤久美子 参 加 者 : 廣 川 真 美 ( 宮 崎 )・ 草 間 真 由 美 ( 新 潟 )・ 松 岡 典 子 ( 三 重 ) 斉 藤 美 紀 ( 愛 知 )・ 今 西 洋 子 ( 愛 知 )・ 早 川 真 理 ( 愛 知 ) 井上光子(愛知) 講義日程と講師 10 月 1 日 講 師 : 山 田 ・ 甲 斐 ・ 溝 口 ・ 工 藤 ・ : 9 時 ~ 18 時 内容:子どもは性虐待をどのように経験するか 虐待を打ち明けるプロセス 日本の児童保護制度 リフカー面接の前にすべきこと リフカーの演習ロールプレイの説明 リフカーの演習1 リフカーの演習2 リフカーの後にすべきこと ご質問をどうぞ 以上の内容をこの後5日間に2回繰り返し、受講者が実施しました。 毎 日 21 時 近 く ま で 検 討 し ま し た 。 10 月 2 日 講 師 : 山 田 ・ 甲 斐 ・ 工 藤 ・ 小 圷 : 9 時 ~ 18 時 10 月 9 日 講 師 : 山 田 ・ 鈴 木 ・ 工 藤 ・ 小 圷 ・ 甲 斐 : 9 時 ~ 20 時 30 分 10 月 10 日 講 師 : 山 田 ・ 櫻 井 ・ 工 藤 ・ 甲 斐 ・ 小 圷 : 9 時 ~ 20 時 30 分 10 月 15 日 講 師 : 山 田 ・ 高 岡 ・ 甲 斐 ・ 鈴 木 : 9 時 ~ 20 時 30 分 10 月 16 日 講 師 : 山 田 ・ 高 岡 ・ 甲 斐 ・ 工 藤 : 9 時 ~ 20 時 30 分 後 期 2 11 月 8 日 ア メ リ カ よ り コ ー ナ ー ハ ウ ス ジ ュ リ ー さ ん 来 日 通訳:5名 後 期 の 研 修 は 、受 講 者 が 自 分 の 担 当 部 分 を 実 際 の 聴 衆 の 前 で 行 い 、コ ー ナ ーハウスのジュリーさんの点検を受けるという方法で行いました。 11 月 10 日 ~ 13 日 ま で の 4 日 間 で 受 講 生 は 2 回 の 練 習 を 行 い 、 講 師 か ら のチェックを受けました。 受講生の実施後に以下の評価表で講師から点検を受けました。 ○オリエンテーション Welcome and Overview 講 義 実 施 者 Lecturer: 内 容 Content は い Yes い い え No 1 自 己 紹 介 を 行 っ た か Introduced him/herself 2 参 加 者 が 自 己 紹 介 す る 機 会 を 設 け た か Had participants introduce 3 themselves マ ニ ュ ア ル と ア ジ ェ ン ダ の 概 要 説 明 を 行 っ た か Briefly reviewed manuals 4 and agenda RIFCR の 設 立 経 緯 と 内 容 に つ き 概 説 し た か Briefly introduced foundation for/content of training 5 ロ ー ル プ レ イ に つ き 概 説 し た か Explained role play exercises 6 “ 子 ど も が 第 一 の 法 則 ” に つ い て 話 題 に し た か Discussed Child First Doctrine フ ィ ー ド バ ッ ク Feedback: *肯定的フィードバック *建設的フィードバック ○ 子どもは性虐待をどのように経験するか How Children Experience Sexual Abuse 講 義 実 施 者 Lecturer: 内 容 Content は い Yes い い え No 1.性 虐 待 の 定 義 に つ き 述 べ た か Defined child sexual abuse 2.性 虐 待 の 力 動 に つ き 説 明 し 、そ れ を 理 解 す る こ と の 重 要 性 に つ き 説 明 し た か Explained what child sexual abuse dynamics are and the importance of understanding dynamics 3.各 々 の 力 動( 例 : 性 虐 待 順 応 症 候 群 、心 的 外 傷 に よ る 性 発 達 の ゆ が み )に つ き 、 説 明 を 行 っ た か Identified different dynamics of abuse (i.e. Child Sexual Abuse Accommodation Syndrome by Summit and Traumagenic Model by Finkelhor & Browne) 3 4. 性 虐 待 の 可 能 性 を 示 す イ ン デ ィ ケ ー タ ー に つ き 説 明 し た か Identified possible indicators of abuse 5.性 虐 待 の 衝 撃 に つ き 説 明 し 、な ぜ 個 々 の 子 ど も の 状 況 に よ っ て 異 な る の か に つ い て 説 明 し た か ? Discussed the impact of abuse and reasons why this may be different for children depending on their circumstances フ ィ ー ド バ ッ ク Feedback: *肯定的フィードバック *建設的フィードバック ○ 虐待を打ち明けるプロセス The Process of Telling About Child Sexual Abuse 講 義 実 施 者 Lecturer: 内 容 Content は い Yes い い え No 1. 偶 発 的 開 示 と 意 図 的 開 示 に つ き 説 明 し た か Discussed accidental and purposeful disclosures 2.5 つ の 開 示 の ス テ ー ジ に つ い て 説 明 を し た か Discussed five possible stages of disclosure 3 た め ら い が ち と い う 段 階 の 開 示 に つ き 説 明 し 、そ の 段 階 で の 開 示 の 例 に つ き 説明したか Discussed characteristics of tentative disclosure and possible qualifiers heard in tentative disclosure フ ィ ー ド バ ッ ク Feedback: *肯定的フィードバック *建設的フィードバック ○ 性的発達 Children’s Sexual Development 講 義 実 施 者 Lecturer: 内 容 Content は い Yes い い え No 1.セ ク シ ャ リ テ ィ ー の 定 義 を 説 明 し た か Define sexuality 2. 子 ど も の 性 的 発 達 に つ い て 説 明 し た か Discuss children ’ s sexual development 3. 標 準 的 な 性 的 発 達 に つ き 説 明 し た か Discuss normative sexual development 4.懸 念 さ れ る 行 動 に つ い て 説 明 し た か Discuss concerning behaviors 5.子 ど も に 懸 念 さ れ る 行 動 を 認 め た 際 に ど の よ う に 評 価 し た ら よ い か 説 明 し た か Discussed assessment of sexual behavior between children フ ィ ー ド バ ッ ク Feedback: *肯定的フィードバック *建設的フィードバック 4 ○日本の児童保護制度 Child Protection System of Japan 講 義 実 施 者 Lecturer: 内 容 Content は い Yes い い え No 1.日 本 の 子 ど も 虐 待 ・ ネ グ レ ク ト の 認 識 の 経 緯 に つ き 説 明 し た か Discussed the recognition of child abuse and neglect in Japan 2.関 連 法 規 に つ き 説 明 し た か Discussed relevant laws 3. 児 童 相 談 所 の 役 割 と 権 限 に つ き 説 明 し た か Explained the role and authority of Child Guidance Centers 4. 子 ど も 虐 待 の 発 見 ・ 通 告 ・ 調 査 の 流 れ に つ き 説 明 し た か Explained the process for identifying, notifying, investigation of child abuse 5. 被 虐 待 児 を 保 護 す る た め の 流 れ に つ き 説 明 し た か Explained steps that may occur to protect abused children フ ィ ー ド バ ッ ク Feedback: *肯定的フィードバック *建設的フィードバック ○ リ フ カ ー RIFCR: 面 接 の 前 に す べ き こ と A Pre-assessment Process 講 義 実 施 者 Lecturer: 内 容 Content は い Yes い い え No 1.司 法 面 接 も 含 め た 、 子 ど も 虐 待 の 通 告 後 の 流 れ に つ き 説 明 し た か Discuss the process child abuse reports follow including the forensic intervie 2.子 ど も の た め に 働 く 専 門 職 の 役 割 に つ き 説 明 し た か Discuss the role of professionals who work with children 3.リ フ カ ー を い つ 使 う の か に つ き 説 明 し た か Discuss when RIFCR is use 4.リ フ カ ー の 各 ス テ ッ プ に つ き 説 明 し 、そ れ ぞ れ ど の よ う に な さ れ る か を 説 明 し た か Explain each step of RIFCR and how it is performed 5.“ 子 ど も 第 一 の 法 則 ”に つ き 説 明 し 、参 加 者 と そ の 法 則 が ど の よ う に 関 与 し て い る か に つ き 説 明 し た Mention the Child First Doctrine and how it relates to the students’ role 6. セ ル フ ケ ア や 、 そ の 他 リ フ カ ー 後 に な す べ き 方 策 に つ い て 説 明 し た か Discuss self-care and other follow up strategies 7.参 加 者 が リ フ カ ー 演 習 を 行 う 際 に フ ァ シ リ テ ー ト し 、演 習 後 に デ ィ ス カ ッ シ ョ ン を 行 っ た か Facilitated students’ practicing of RIFCR and follow-up discussion of role-play exercise フ ィ ー ド バ ッ ク Feedback: *肯定的フィードバック *建設的フィードバック 5 リフカー日本人トレーナー養成講座案内 性的虐待初期対応(RIFCR)トレーナー養成講座ご案内 日 本 子 ど も の 虐 待 防 止 民 間 ネ ッ ト ワ ー ク で は 、日 本 財 団 か ら の 助 成 を 得 て 、日 本 で 初 め て ア メ リ カ コ ー ナ ー ハ ウ ス と 提 携 し て 「 性 的 虐 待 初 期 対 応 ( RIFCR) ト レ ー ナ ー 養 成 講 座 を 開 講 い た し ま す 。こ の 養 成 講 座 で 認 定 を 受 け た 方 は 今 後 国 内 で の 性 的 虐 待 初 期 対 応 ( RIFCR) 研 修 会 の 講 師 と し て 活 動 す る こ と が で き ま す 。 1 2 3 基礎資格:過去に開催されたリフカー研修を受講済みであること。 参 加 費 : 全 日 程 20,000 円 日 程 ( 午 前 9 時 か ら 午 後 6 時 ま で 、 10 月 1 日 は 午 前 8 時 30 分 集 合 ) ① 日 本 人 講 師 (ChildFirst Japan)に よ る 研 修 日 時 : 10 月 1 日 ( 土 ) 2 日 ( 日 ) 9 日 ( 日 ) 10 日 ( 月 ) 15 日 ( 土 ) 16 日 ( 日 ) ② ア メ リ カ 人 講 師 (CornerHouse)に よ る 研 修 ※ 通 訳 付 き 日 時 : 11 月 10( 木 ) 11 日 ( 金 ) 12 日 ( 土 ) 13 日 ( 日 ) 4 会場:愛知県名古屋市中区丸の内アレックスビル会議室 5 その他:トレーナー認定には全日程を受講することが条件となります。 遅 刻・早 退 も 認 め ら れ ま せ ん が 、事 情 に よ っ て は ご 相 談 に 応 じ ま す 。 6 申し込みは裏面の用紙に記入してください。 同じ内容をメールでお送りいただいても構いません。 7 問合せ先:日本子どもの虐待防止民間ネットワーク事務局 〒 460-0002 愛 知 県 名 古 屋 市 中 区 丸 の 内 1-4-4-404 ℡ : 052-232-2880 FAX:052-232-2882 [email protected] (3)リフカー研修会の実施 ① リフカー研修 愛知会場 ○ 実 施 日 時 : 2012 年 2 月 27 日 ・3 月 6 日 ○ 会 場 :ウ イ ル 愛 知 ( 名 古 屋 市 ) ○ 参 加 人 数 : 54 名 ○講義内容に対する参加者の評価 □子どもはどのように性虐待を経験するのかの講義は有用であった。 ・強く同意 19名 6 ・同意 25名 ・中立 9名 ・不同意 0名 ・強く不同意 0名 □子どもは性虐待をどのように打ち明けるのか講義は有用であった。 ・強く同意 29名 ・同意 17名 ・中立 7名 ・不同意 0名 ・強く不同意 0名 □子どもの性的発達の講義は有用であった。 ・強く同意 18名 ・同意 22名 ・中立 8名 ・不同意 0名 ・強く不同意 0名 □日本の児童保護制度の講義は有用であった。 ・強く同意 18名 ・同意 18名 ・中立 13名 ・不同意 0名 ・強く不同意 0名 □RIFCRの講義は有用であった。 ・強く同意 28名 ・同意 18名 ・中立 7名 ・不同意 0名 ・強く不同意 0名 □ビデオサンプルはコース内容の理解に役に立った。 ・強く同意 24名 ・同意 16名 ・中立 10名 ・不同意 1名 ・強く不同意 0名 □ロールプレイをやってみることは有用であった。 ・強く同意 27名 ・同意 17名 ・中立 0名 ・不同意 0名 ・強く不同意 0名 7 □受講していない人にこのコースの受講を勧めたい。 ・YES 46名 ・NO 0名 □全体を通じ、このコースは ・最高であった 2名 ・極めて優れていた 17名 ・優れていた 21名 ・普通であった 4名 ・あまり良くなかった 0名 ○その他の参加者の感想 ・知っている=使える、ではありませんが、受講して良かったです。 ・ 自 分 の 役 割 を 自 覚 し て 、 RIFCR を 使 え る よ う し し た い と 思 う 。 ・通告義務のある人には、皆さんに受けてもらいたいです。頑張ってください。 ・ビデオサンプルの事例2は受容的な雰囲気が伝わらなかったように思います。 ・ロールプレイはとても難しかったが、これからも練習してみます。 ・子どもを取り巻く歪んだ性の社会環境についても認識できると良いと思う。 ・ロールプレイはもっとたくさんしたかったです。 ・性虐待について本なども読んで、もっと勉強したいと思いました。 ・子ども第一の主張に賛同、勉強になりました。 ・ロールプレイは難しかったです。 ・ありがとうございました。お疲れ様でした。 ・子どもが思春期のパターンも、難しいと思うので練習したかった。 ・ロ ー ル プ レ イ 後 の パ ー ト ナ ー と の デ ィ ス カ ッ シ ョ ン の 時 間 が も っ と 欲 し か っ た です。 ・子どもが話せない理由について良く理解できました。 ・正常な性的行動と懸念される行動の違いが理解できた。 ・性 虐 待 に 関 す る こ と 、子 ど も に 関 す る こ と 、そ の 両 面 か ら の 準 備 と 心 配 り が 必 要であることがよく理解できた。 ・RIFCRを使うには練習を重ねる必要があると思いました。 ・性虐待について整理ができ、RIFCRについて学ぶことができた。 ・RIFCRが日本の社会状況にもっとフィットしていけばいいと思います。 ・法律を知ることはとても大切だと思います。 ・ピースの一つが別のピースとつながる、この信頼関係が大切だと思う。 ○リフカー研修会チラシ 8 性虐待初期対応(RIFCR)研修会ご案内 日本子どもの虐待防止民間ネットワークでは、日本財団からの助成を得て、アメリカコ ー ナ ー ハ ウ ス と 提 携 し て 「 性 虐 待 初 期 対 応 ( RIFCR)」 研 修 会 を 開 講 い た し ま す 。 性虐待を受けたのではないかと思 われる子どもから話を聴くことを大人はためらいがちで す が 、子 ど も た ち を 性 虐 待 か ら 守 る た め に は 絶 対 に 欠 か せ な い ス テ ッ プ で す 。性 虐 待 の 被 害 児 を 守 る た め に 彼 ら か ら 何 を ど の よ う に 聴 く べ き な の か 、ま た 、児 童 相 談 所 に 通 告 後 実 施 さ れ る 調 査 面 接 で 彼 ら に 被 害 事 実 の 詳 細 を 語 っ て も ら う た め に は 、最 初 の 聴 き 取 り の 際 、ど ん な こ と に 気 を つ け な け れ ば な ら な い の か を 知 っ て も ら う の が RIFCR 研 修 で す 。 2012 年 か ら ア メ リ カ コ ー ナ ー ハ ウ ス 認 定 日 本 人 講 師 陣 が 実 施 い た し ま す 。 ぜひともご参加下さい! ☆プログラムの内容☆ ・子どもは性虐待をどのように経験するのか ・虐待を打ち明けるプロセス ・子どもの性的発達 ・日本の児童保護制度 ・ RIFCR( リ フ カ ー ) プ ロ ト コ ル 1 日時 2012 年 2 月 27 日 ( 月 )・ 3 月 6 日 ( 火 ) の い ず れ か 1 日 9 時 15 分 か ら ~ 18 時 15 分 2 会場:ウィルあいち 昼食休憩 1 時間、途中休憩あり 愛知県女性総合センター 名古屋市東区上竪杉町1番地 地下鉄「市役所」駅 2 番 出 口 よ り 東 へ 徒 歩 約 10 分 3 参 加 費 : 5000 円 ( 当 日 受 付 に て お 支 払 い く だ さ い ) 4 定 5 申し込みは裏面の用紙に記入してください。同じ内容をメールでお送りいただいても 員 : 各 日 と も 40 名 先着順 構いません。 6 問合せ先:日本子どもの虐待防止民間ネットワーク事務局 〒 460-0002 ② 愛 知 県 名 古 屋 市 中 区 丸 の 内 1-4-4-404 リフカー研修 三重会場1 ○ 日 時 : 2012 年 3 月 9 日 ( 金 ) ○会場:津市勤労福祉会館 ○ 参 加 人 数 : 36 名 ○講義内容に対する参加者の評価 ○参加者の職種 児 童 相 談 所 職 員 14 名 医 療 関 係 者 (助 産 師 ・ 看 護 師 ) 9 名 養護施設職員 4 名 養護教諭 2 名 9 保健師 その他 1名 5名 1.子どもはどのように性虐待を経験するのかの講義は有用であった 人数 強く 同意 5 4 3 2 強く不同意 1 17 名 15 名 2名 0名 0名 無回答 2.子どもは性虐待をどのように打ち明けるかの講義は有用であった 人数 強く 同意 5 17 名 4 ⇔ 3 2 強く不同意 1 14 名 3名 0名 0名 無回答 3.子どもの性的発達の講義は有用であった 人数 強く 同意 5 13 名 4 ⇔ 3 17 名 3名 無回答 2 強く不同意 1 0名 0名 1 無回答 4.日本の保護制度の講義は有用であった 人数 強く 同意 5 10 名 4 ⇔ 3 2 強く不同意 1 17 名 6名 1名 0名 2 強く不同意 1 2名 0名 5 . RIFCR の 講 義 は 有 用 で あ っ た 人数 強く 同意 5 4 ⇔ 3 19 名 10 名 3名 無回答 10 6.ビデオサンプルはコースの内容の理解に役に立った 人数 強く 同意 5 22 名 4 ⇔ 3 7名 1名 無回答 2 強く不同意 1 1名 0名 3 無回答 1名 7.ロールプレイを見ることは有用であった 人数 強く 同意 5 20 名 4 ⇔ 3 2 強く不同意 1 10 名 3名 0名 0名 8.このコースは受講していないものに受講を勧めたい 人数 YES 31 名 NO 0名 無回答 3名 9.全体を通じてこのコースは 人数 最 高 で あった 極 め て 優 れ て いた 優 れ て いた 普通で あった あまり良く なかった 無回答 4名 16 名 10 名 2名 0名 2名 ○自由記述 ・こ ど も を 第 1 に 考 え る こ と を 原 則 に 自 分 た ち も 聞 い て い く こ と に 有 用 で あ っ た と 思 い ま す 。現 実 的 に RIFCR と 司 法 面 接 が で き る よ う に 関 係 機 関 と 話 し 合 っ ていきたいです。 ・実 情 と ま だ ま だ あ っ て い な い と 感 じ る が 、役 割 分 担 を し て い く 必 要 性 は 感 じ る 。 ありがとうございました。 ・興 味 深 い 内 容 で よ か っ た 、一 日 で は し ん ど い の で 、で き れ ば 2 日 の カ リ キ ュ ラ ムでゆっくりやりたいと思った。 ・午後の部の質問への答えが不明確でかえってややこしくなった ・ な ぜ 性 虐 待 が 起 こ っ て し ま う の か を 今 後 学 び た い と 思 い ま し た 。 RIFCR の 役 11 割だけを自分が対応すればよいのか悩んでしまった。 ・児 童 相 談 所 の み な さ ん が 頑 張 っ て 見 え る と 思 い ま す が 、さ ら に 司 法 面 接 の ス キ ルを国全体で上げていかなければならないと思いました。 ・講 師 が ど な た も し ゅ っ と し て 恰 好 よ か っ た 同 じ 働 く 女 性 と し て エ ン パ ワ メ ン と された。 ・子どもと関わる全ての人がどうかかわるかですね、ありがとうございました。 ・と て も 勉 強 に な り ま し た 。受 講 し て よ か っ た で す 。本 当 に あ り が と う ご ざ い ま した。 ・児相の職員としてはもやもやしたものが残りました。 ・大 切 な こ と は 何 度 も 繰 り 返 し 言 っ て い た の で 覚 え る こ と が で き ま し た 。た め に なった。 ・児 相 職 員 と し て 体 制 の 組 み 方 (司 法 面 接 )も 含 め 考 え る べ き 問 題 と 宿 題 を も ら っ た 思 い で す 、 そ こ を 埋 め て Excellent に な る か と 思 い ま す ・ 繰 り 返 し ロ ー ル プ レ イ を し な い と 身 に つ か な い と 思 い ま し た 。・ ③ リフカー研修 三重会場2 ○ 日 時 : 2012 年 3 月 10 日 ( 土 ) ○会場:桑名市大山田コミュニティプラザ ○ 参 加 人 数 : 36 名 ○講義内容に対する参加者の評価 ○参加者の職種 ・ 家 庭 児 童 相 談 室 相 談 員 12 名 ・ 医 療 従 事 者 (医 師 ・ 助 産 師 ・ 看 護 師 ) 8 名 ・児童相談所職員 4 名 ・学校関係者・養護教諭 3 名 ・保健師 2 名 12 ・保育士 ・その他 2名 3名 1.子どもはどのように性虐待を経験するのかの講義は有用であった 人数 強く 同意 5 4 3 2 強く不同意 1 13 名 19 名 4名 0名 0名 無回答 2.子どもは性虐待をどのように打ち明けるかの講義は有用であった 人数 強く 同意 5 14 名 4 ⇔ 3 2 強く不同意 1 20 名 2名 0名 0名 無回答 3.子どもの性的発達の講義は有用であった 人数 強く 同意 5 9名 4 ⇔ 3 21 名 6名 無回答 2 強く不同意 1 0名 0名 1 無回答 4.日本の保護制度の講義は有用であった 強く 同意 5 人数 6名 4 ⇔ 3 2 強く不同意 1 15 名 15 名 0名 0名 2 強く不同意 1 0名 0名 5 . RIFCR の 講 義 は 有 用 で あ っ た 人数 強く 同意 5 4 ⇔ 3 19 名 16 名 1名 無回答 6.ビデオサンプルはコースの内容の理解に役に立った 13 人数 強く 同意 5 5名 4 ⇔ 3 21 名 10 名 無回答 2 強く不同意 1 0名 0名 0 無回答 0 7.ロールプレイを見ることは有用であった 人数 強く 同意 5 16 名 4 ⇔ 3 2 強く不同意 1 17 名 3名 0名 0名 8.このコースは受講していないものに受講を勧めたい 人数 YES 36 名 NO 0名 無回答 0名 9.全体を通じてこのコースは 人数 最 高 で あった 極 め て 優 れ て いた 優 れ て いた 普通で あった あまり良く なかった 無回答 3名 22 名 8名 2名 0名 1名 ○自由記述 自由に発言できる雰囲気でシェアできることも多かったし、専門的知識のな い人にも理解しやすいプログラムだと思います。 現場で事例を積み上げてほしい、プロトコルと現実をもう少しわかりやすく つなげて説明してほしかった。ともかく聞いてくださりありがとうございま す。 ロールプレイをしてみて難しさが分かった。講師の先生方の熱意は十分伝わ りました。おやつもありがとうございました。 自信をもってやれるようになるには、まだ心配です。 このような研修は初めてで疲れましたが有意義な研修でした。学校の先生に 多くこの研修を受けていただきたいと思いました。 改めて子どもに話を聞くことのむずかしさを感じましたが講義はとても有意 14 義でした。 ロールプレイは勉強になりました。また朝から、ロールプレイのための導入 をしてくださり、やりやすかったです。ありがとうございました。一度だけ でなく、何回か体験して身に着けたいです。 ロールプレイはみるのとやるのでは違いものと実感しました。職場に帰って 復習できたらと思います。ありがとうございました。 初めての研修でとても有意義でした、法的制度についてもう少し勉強できた らと思いました。 目的を明解にして面接を是非身に着け、支援の中で効果的に使っていきたい です、熱の入った講義をありがとうございました。ロールプレイのあとのふ りかえりにもう少し時間があったら深めることができたと思います。 RIFCR を す べ て の 例 に 適 宜 使 え る の は 難 し い と お も い ま し た 。失 言 を 恐 れ て しまう。 性虐待はデリケートなことだと深く認識しました。虐待を受けた子供の心理 が想像とは違う方向にあるのだと勉強でしました。むずかしさも含め勉強が できました。本当にありがとうございました。 仕事の中ではさらに踏み込んでいることが多いので段階によって使えるのか と思いました。 ④ リフカー研修 宮崎会場 ○ 実 施 日 時 : 2012 年 3 月 11 日 ○会場:宮崎市内 ○参加人数:35名 ○講義内容に対する参加者の評価 □子どもはどのように性虐待を経験するのかの講義は有用であった。 ・強く同意 19名 ・同意 14名 ・中立 2名 15 ・不同意 0名 ・強く不同意 0名 □子どもは性虐待をどのように打ち明けるのか講義は有用であった。 ・強く同意 20名 ・同意 14名 ・中立 1名 ・不同意 0名 ・強く不同意 0名 □子どもの性的発達の講義は有用であった。 ・強く同意 20名 ・同意 13名 ・中立 2名 ・不同意 0名 ・強く不同意 0名 □日本の児童保護制度の講義は有用であった。 ・強く同意 23名 ・同意 12名 ・中立 0名 ・不同意 0名 ・強く不同意 0名 □RIFCRの講義は有用であった。 ・強く同意 23名 ・同意 9名 ・中立 3名 ・不同意 0名 ・強く不同意 0名 □ビデオサンプルはコース内容の理解に役に立った。 ・強く同意 16名 ・同意 12名 ・中立 4名 ・不同意 2名 ・強く不同意 0名 □ロールプレイをやってみることは有用であった。 ・強く同意 26名 ・同意 7名 ・中立 0名 ・不同意 1名 ・強く不同意 0名 □受講していない人にこのコースの受講を勧めたい。 ・YES 34名 16 ・NO 1名 □全体を通じ、このコースは ・最高であった 9名 ・極めて優れていた 17名 ・優れていた 7名 ・普通であった 2名 ・あまり良くなかった 0名 ○その他の参加者の感想 ・宮崎で開催してくださったことに感謝します。ありがとうございました。 ・ロールプレイをもう少しやってみたかったです。 ・ロールプレイをやってみて体感的に理論が理解できた。 ・ビデオサンプルの事例2は受容的な雰囲気が伝わらなかったように思います。 ・ロールプレイは非常に勉強になり、先生の助言もとても参考になりました。 ・ロ ー ル プ レ イ を や っ て み て 子 ど も の 気 持 ち が よ く 分 か っ た 。菊 川 の 気 持 ち も 難 しかった。 ・子 ど も に 対 し て の 言 葉 か け 、聴 き 方 の 難 し さ を 感 じ た 。も っ と 研 修 を 受 け た い と強く感じた。ありがとうございました。 ・日 本 の 児 童 保 護 制 度 に つ い て 、知 識 と し て 持 っ て い る の と 持 た な い の で は 大 き な違いがあると感じています。 ・RIFCRの講義については、なれてなくて???頭の中でいっぱいでした。 ・ロールプレイは難しかったです。 ・感謝 ・資料内の日本語が馴染みのない和訳が多かった。もう少し分かりやすい日本 語・・? ・子どもが性被害を打ち明けていくプロセスは、もっと早く知っておきたかっ た・・・と思うくらい勉強になった。忘れず、活かしていきたい。 ・私 た ち 現 場 も 頑 張 り ま す 。頑 張 っ て い ま す 。児 相 も 国 も 頑 張 っ て 欲 し い 。切 に 願います。 ・今 ま で 、ね ほ り は ほ り 聞 い て し ま っ て い た な ぁ・・と 反 省 で し た 。自 分 の 責 務 を理解できました。 ・ビデオサンプルは実際の様子のイメージが抱きやすくなった。 ・こ の 研 修 は 、子 ど も に 関 わ る 全 て の 人 に 知 っ て 、学 ん で 、身 に つ け て 欲 し い と 思いました。 ・研 修 は 勉 強 に な り ま し た 。復 習 し て 現 場 で 使 い ま す 。使 え る よ う に 、常 に < 子 ども第一>でいたいと思います。 ・ロ ー ル プ レ イ で 言 葉 が な か な か 出 て こ な か っ た の で す が 、他 の 方 の ロ ー ル プ レ イを見て、やってはダメなことがとてもよく分かりました。 ・疑わしいことは、迷わず通告しなければならないと改めて思いました。 ・ロールプレイは沢山したかったです。ありがとうございました。 17 3 事業の成果 日 本 財 団 か ら 助 成 を 得 て 実 施 し た「 子 ど も の 性 的 虐 待 に 対 す る 初 期 対 応 研 修 の 実 施 事 業 」は 、東 日 本 大 震 災 の 影 響 で ス タ ー ト が 遅 れ た ま し た が 、目 標 で あ った 1 アメリカの虐待防止民間団体コーナーハウスが開発した性的虐待初回 面 接 技 法「 RIFCR」の ト レ ー ナ ー 養 成 講 座 を 実 施 し 、で き る だ け 多 く の 日 本 人トレーナーを輩出させる。 2 養 成 さ れ た ト レ ー ナ ー が 全 国 数 か 所 で「 性 的 虐 待 初 期 面 接 技 法 」の 研 修 会 を 実 施 し 、子 ど も の 身 近 に い る 、保 育 士 、学 校 教 員 、学 童 保 育 指 導 員 、警 察官などに技法の習得をしていただく。 上記の内容を何とか実施することができました。 我 が 国 で の 、子 ど も の 性 虐 待 に 対 す る 対 応 は ま だ ま だ 遅 れ て お り 、私 た ち 民 間 団 体 の 取 り 組 み だ け だ は 不 十 分 な こ と は 十 分 承 知 し て い ま す 。し か し 、私 た ち が 少 し で も こ の リ フ カ ー 研 修 を 実 施 す る こ と で 、子 ど も た ち が 性 的 虐 待 の 被 害 を 受 け た 時 、救 わ れ る 可 能 性 が 増 す の で あ れ ば 、私 た ち の 取 り 組 み は 子 ど も たちにとって必要なものといえます。 今 回 の 事 業 で 、す で に チ ル ド レ ン フ ァ ー ス ト ジ ャ パ ン の ト レ ー ナ ー 8 名 と 合 わ せ て 、15 名 の 日 本 人 ト レ ー ナ ー が 誕 生 し ま し た 。2012 年 度 は 全 国 各 地 で の リフカー研修を実施する予定で、各地で準備を進めているところです。 今 回 の 事 業 に ご 支 援 い た だ い た 日 本 財 団 、ご 協 力 い た だ い た 、ア メ リ カ コ ー ナ ー ハ ウ ス 、チ ル ド レ ン フ ァ ー ス ト ジ ャ パ ン の み な さ ま に 心 よ り 感 謝 い た し ま す。 日本財団助成事業 2011 年 度 子どもの性的虐待に対する初期対応研修の実施事業報告書 2012 年 3 月 29 日 発 行 発 行 者 :特 定 非 営 利 活 動 法 人 日 本 子 ど も の 虐 待 防 止 民 間 ネ ッ ト ワ ー ク 〒 460-0002 愛 知 県 名 古 屋 市 中 区 丸 の 内 1-4-4-404 ℡ : 052-232-2880 FAX:052-232-2882 E-mail:[email protected] http://www.jcapnet.jp/ 18
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